2004年に映画化され、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した市川拓司のベストセラー小説を韓国で映画化した『Be With You ~いま、会いにゆきます』が、2019年春に日本公開されることが決定。初映像となる特報とティザービジュアルが解禁となった。■ストーリー夫ウジン(ソ・ジソブ)に、“雨の降る日に、また戻ってくる”との約束を残して、この世を去った妻のスア(ソン・イェジン)。その1年後、彼女は梅雨が始まったある日、この世を去る前と変わらない姿でウジンの前に現れる。だが、スアは記憶をなくしており、ウジンが誰なのかさえ覚えていない。ウジンは自身のことを覚えていなくても、彼女が傍にいるという事実だけで幸せを感じる。その一方で、スアは覚えていない彼との思い出の話が気になっていく。やがて、スアは再会したウジンとの初めての出会い、初恋、初デート、様々な初めての幸せの瞬間の思い出を分かち合い、2人は再び恋に落ちるのだが…。■ヒロインは『私の頭の中の消しゴム』のソン・イェジンいまもなお、日本における韓国映画の歴代興行ランキング1位(興行通信社調べ)を誇る『私の頭の中の消しゴム』のソン・イェジンがヒロインを務め、14年ぶりの恋愛映画に挑戦したことで話題を呼んだ本作。韓国版ならではの要素やオリジナルエピソードも盛り込まれ、本国では公開からわずか15日で動員200万人を突破し、韓国における恋愛映画では最速記録を打ち立てた。また、ヒロインと再び恋に落ちるウジン役には、『映画は映画だ』やドラマ「ごめん、愛してる」「オー・マイ・ビーナス」など、多くのドラマや映画に主演し、日本でも人気を集める実力派俳優ソ・ジソブが初の父親役に挑戦。その鍛え上げられた肉体美を封印し、親しみやすい笑顔で優しい父親像を作り出し、新たな魅力を開花させている。■雨の日の再会…切なくも温かい感情を呼び起こす初映像この度解禁となった特報映像は、雨の日に、1年前に亡くなったはずのスアとウジンが再会する場面から始まる。全ての記憶を失った状態で現れたスアに、ウジンは2人の出会いの瞬間や、幸せな日々について話し始める。失っていた思い出を呼び戻し、ウジンと再び恋に落ちるスア。そんなスアとの現在が大切で幸せなウジンの姿は、切なく温かい感情を呼び起こし、涙を誘う映像となっている。また、併せて解禁されたビジュアルでは、スアとウジンがキスを交わす姿が。「僕たちは、再び恋に落ちた」というキャッチコピーが添えられており、切なくも心温まる純愛映画を予感させる。日本でも、『私の頭の中の消しゴム』を超える“いまあい”ブームが再び巻き起こることになりそうだ。『Be With You ~いま、会いにゆきます』は2019年春、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月12日平成中村座 十一月大歌舞伎〈十八世中村勘三郎七回忌追善〉が11月1日(木)に初日を迎える。今回平成中村座が設営されるのは、おなじみの浅草寺境内。役者の名前を染め抜いた何本もの幟がはためき、中村屋の紋〈角切銀杏〉の櫓を掲げた入り口をくぐると、大提灯と中村座オリジナルの三色の定式幕が目に入る。平土間の席には座布団が並び、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたかのようで、一気に芝居心が刺激される。歌舞伎座や国立劇場とはまた違った客席と舞台の一体感がいい。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させたい」。故・十八世中村勘三郎のそんな長年の夢が、2000年に平成中村座として実現。以来、大坂、名古屋、そしてNYやベルリンと、各地で大勢の人々を魅了してきた。「父が19歳の時に唐十郎さんのテント芝居を観て、”こういう小屋を作りたい”と夢を抱き、かなったのがこの平成中村座です。日本国内だけではなく海外へも行かせていただきました。そして”もっといろいろなことができそうだ”ということが確信に変わったときに、父が逝ってしまった。その父の夢を僕らが引き継ぎました。先輩後輩皆さんのお力を借りて、これからも続けていきたいと思います」と中村勘九郎は製作発表で語っていた。今回の演目は昼の部が、血で血を洗う源平争乱にあって颯爽と生き抜いた武将を描く『源平布引滝 実盛物語』、長い晒を使った力強くあでやかな舞踊『近江のお兼』、だましだまされ化かし合いの物語『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。夜の部は、出演者一同によるにぎやかな『弥栄芝居賑』、十七世/十八世中村屋のために書き下ろされた舞踊劇『舞鶴五條橋』、大星由良之助の本心とお軽平右衛門兄妹の情が響き合う『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』。亡き父に代わり奮闘する中村勘九郎と中村七之助、そして盟友中村扇雀に、中村芝翫。中村屋ゆかりの演目と顔ぶれで、秋の浅草を満喫したい。11月26日(月)まで。文: 五十川晶子
2018年11月01日トム・ハーディが主演を務め、悪の魅力あふれるダークヒーローとして新たに誕生するマーベル最新作『ヴェノム』が11月2日(金)に日本公開。10月22日(月)夕刻、そのジャパンプレミアが行われ、ヴェノムの日本語吹き替え版声優を務めた中村獅童、トム演じる主人公エディの吹き替えを務めた人気声優の諏訪部順一、そしてミシェル・ウィリアムズ演じるアン役の中川翔子ら豪華吹き替え版キャストが集結、さらには日本語吹き替え版主題歌を手掛ける「UVERworld」も駆け付けた。10月3日より世界各国で公開されるや驚異的な大ヒットを記録し、世界中に『ヴェノム』旋風を巻き起こしている本作。待望の日本公開に先立ち六本木ヒルズアリーナで行われたジャパンプレミア・ブラックカーペットイベントには、巨大なヴェノムを乗せた大型トラックの前に、まずは諏訪部さんと中川さんの2人が登壇。かねてよりマーベル作品の大ファンだと公言している中川さんは、「トム・ハーディの彼女役です、最高です!」と喜びのコメント。すると、2人に遅れて舞台に近づく影が!? 圧倒的な“悪”として君臨するヴェノム!?ざわつく会場を背に颯爽と舞台に登場したのは、ヴェノムの声を低音のイケボで担当した獅童さん。特製ヴェノムスーツに身を包み、ヴェノムの半顔マスクをつけた獅童さんは、「13時30分から支度してます」とヴェノムへ変身することに並々ならぬ気合があった様子。さらに「なかなか温かいです」とヴェノムスーツの快適さをコメントし、会場の笑いを誘った。■中村獅童、大好きなスパイダーマンの宿敵に「責任とプレッシャー」会場に広がる驚きと興奮のなか、スパイダーマン好きとして知られる獅童さんは、その最大の宿敵である“ヴェノム”の声優に抜擢されたことに「最大の宿敵ですからね、責任とプレッシャーをすごく感じました」と語るも、「スパイダーマンが大好きなので、少しでも関われたのが嬉しい。微力ながらも力になれたらという気持ちで精一杯やらせて頂きました」と半端ない気合の入り方。また、マーベル映画初主演を飾った諏訪部さんは、エディとヴェノムの一体化=中村獅童との一体化について「たまらないですね。非常にいいバディ、という感じのヴェノムとエディになっています。劇中でも獅童さんともそういう表現ができたと思っています」と獅童さんとのコンビネーションの良さをアピールした。さらに、アンの声優のオファーを受けた際はリアルに万歳をしたという中川さんは、本作への意気込みを「顔が浮かばないよう、没頭できるように、何度も何度も納得いくまで監督にビシバシやって頂くよう頑張りました」と熱く語った。■中川翔子が「女子のみなさんにオススメしたい」ポイントは?そんな本作の出来上がりを獅童さんは「めちゃくちゃ面白いですよ。大きなスクリーンで体感してもらいたい」、諏訪部さんも「怖い部分もありますが、男女問わずホラーが苦手という方でもみんなで楽しめる映画に出来上がっています」と絶賛のコメント。さらに、中川さんは「マーベル映画を気になっているけど、観ていない女子のみなさんにもおススメしたい!トム・ハーディの色気、中村さん諏訪部さんお2人の掛け合い、そしてヒロインのアンもすごくぶっ飛んでます!」と本作のおススメポイントを紹介。さらに獅童さん演じるヴェノムの悪役っぷりを「こんな人に寄生されたら正気ではいられないんじゃないか」と語っていた。■UVERworld「大好きなマーベルの作品」に熱い思い興奮も落ち着き、和やかな雰囲気でイベントが進むなか、司会の「スペシャルゲストが駆け付けてくれました」のひと言で登場したのは、本作の日本語吹き替え版主題歌を担当した「UVERworld」。再び会場のボルテージが上昇するなか、本作がハリウッド映画への初めての楽曲提供となったことについて、ボーカルのTAKUYA∞が「みんな驚いて、すごく嬉しかったですし、大好きなマーベルの作品ですから気合を入れて話し合って取り組みました」と熱くコメント。また、「ヴェノムの世界感を崩さないよう、自分たちないものを出していけるように想いを込めて作りました」と、ヴェノムの世界観にマッチした本楽曲を作成した想いを述べた。会場大興奮の中、ブラックカーペットに繰り出した日本人キャスト達は終始黄色い声援を浴び、その見た目で大きな注目の的となった獅童さんもメディア取材やファンとの交流を楽しんでいた。ブラックカーペットから舞台上に戻ってきた中川さんが「レッドでもグリーンでもなくてブラック!カーペットまでがヴェノムの“悪”に染まる日がくるなんて、最高ですね!」と興奮気味に語ると、獅童さんも「マーベル史上最も残虐な“悪”な存在です。1つのボディに2つのキャラクターが宿るダークヒーロー。皆さんぜひ映画館で作品を楽しんでください!」と本作の魅力をPR。イベントの最後を締めくくったのは、観客とのコール&レスポンス。練習中、「みなさま、ご唱和ください!1,2…」とアントニオ猪木のモノマネで会場を温めた獅童さんが、「俺たちは!」と大きな声で呼びかけると、会場は拳を高く上げながら「ヴェノムだ!」と声を揃えて応戦。これに続いて獅童さんが「ヴェノムトラック、始動!」と叫ぶと、「UVERworld」が手掛ける本作の主題歌「GOOD and EVIL」が流れ出し、巨大なヴェノムを乗せたトラックがゆっくりと“始動”!“獅童”とかけた合図でトラックを見送ると、大盛り上がりのイベントは幕を閉じた。『ヴェノム』は11月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL
2018年10月23日11月2日公開の映画『ヴェノム』のジャパンプレミアイベントが22日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、日本語吹き替えを担当した中村獅童、諏訪部順一、中川翔子、日本語吹替版主題歌を手掛けたロックバンドのUVERwordが登場した。スパイダーマン最大の宿敵であり、マーベル作品史上最も残虐な悪でもあるヴェノムの物語を圧倒的なスケールで描いた本作。日本での公開を間近に控えたこの日は、ヴェノムの日本語吹替版声優を務めた中村獅童、トム・ハーディ演じる主人公エディの吹替を担当した人気声優の諏訪部順一、そしてミシェル・ウィリアムズ演じるヒロイン・アンの日本語を吹き込んだ中川翔子らが登壇し、ジャパンプレミアムが行われた。一際目立つヴェノムスーツに身を包んで登場した中村は「今日は昼間から支度をしてましたから気合が入っています」とすっかりヴェノムになりきったようで、その姿を控室にいた0歳の息子に見せたといい「どんな反応をするかと思ったら全くいつも通りでした」と苦笑い。そんな親子の光景を目の当たりにした中川は「この姿で『よしよし』とあやしていて、すさまじかったです」と明かしつつ、「悪としての存在感がすごいですよね。エレベーターで真後ろがヴェノムスーツの獅童さんだったので、死ぬかと思いました」と客席を笑わせた。中村はヴェノムを、中川はヒロイン・アンという重要なキャラクターの日本語をそれぞれ担当している。『スパイダーマン』が大好きだという中村は「嬉しかったですけど、ヴェノムはスパイダーマンの最大の宿敵ですから、責任感もあってプレッシャーを感じました」と正直な胸の内を明かすも「『スパイダーマン』が大好きなので、この作品に関わることが出来て微力ながら精一杯やらせてもらいました」とやりきった様子。マーベル作品初挑戦となった中川は「ヒロインのオファーをいただいた時はリアルに万歳しました」とオファーされた時は嬉しさを爆発したそうで、「芸能人が吹き替えするのは許せない気持ちでいっぱいなんですが、皆さんがナチュラルに没頭できるように、納得いくまで頑張りました」と胸を張った。映画『ヴェノム』は、11月2日より全国公開。
2018年10月23日10月22日(月)今夜の日本テレビ系「人生を変える1分間の深イイ話」は、「名門一家は本当に幸せなのかSP」と題し歌舞伎俳優の中村獅童一家に密着するほか、水泳界のエリート一家も登場。また女優・倉科カナがゲスト出演する。歌舞伎俳優としてだけでなく『デスノート』シリーズのリューク役や映画『振り子』『日本で一番悪い奴ら』「トットてれび」などにも出演、映画やドラマの世界でも活躍。来年度の大河「いだてん~東京オリムピック噺~」への出演も決定している中村さん。今回番組では中村さん一家に密着。都内の一等地にある寺子屋と書かれた中村家や、妻の沙織さんに息子の陽喜君も登場。中村さんの歌舞伎人生を賭けた大舞台の裏側まで紹介。自分の失敗や後悔を恥ずかしがらず堂々と話す中村さんが本番組だけに語った本音にも注目。そのほか、水泳・飛び込みのトップアスリート・金戸凛の一家にもカメラが密着する。一方スタジオには連続テレビ小説「ウェルかめ」や「ファーストクラス」「残念な夫。」など数多くの作品で実績を積み上げ、山田涼介と桐谷健太演じる兄弟の間で揺れるヒロインを熱演した月9「カインとアベル」や、三浦翔平、大谷亮平らと共演、“ドロキュン”ドラマとして話題を呼んだ「奪い愛、冬」、将棋の世界を舞台にした『3月のライオン』などで改めて大きく注目される倉科さんが登場する。中村さんといえば大のスパイダーマンフリークとして知られ『アメイジング・スパイダーマン2』では、スパイダーマンと対峙するエレクトロの吹き替えも務めているが、同作に登場するダークヒーローを映画化、11月2日(金)より全国にて公開される『ヴェノム』でも吹き替えを担当する。敏腕記者・エディ・ブロックが地球外生命体“シンビオート”と接触、両者が融合して“ヴェノム”へと変貌を遂げる…という本作。中村さんは“シンビオート”の声を担当。また諏訪部順一、中川翔子らも声優を担当する。倉科さんは主演最新作となる『あいあい傘』が10月26日(金)より公開。逢いたいのにずっと逢えずにいた父と娘の愛にあふれた5日間の物語を描く作品となり倉科さんのほか、市原隼人、立川談春、原田知世らが共演する。「人生を変える1分間の深イイ話」は10月22日(月)今夜21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2018年10月22日マーベル・コミックで高い人気を誇る強烈なビジュアルのキャラクター、ヴェノムが登場するトム・ハーディ主演映画『ヴェノム』。この度、本作の日本語吹き替えキャストの中村獅童&諏訪部順一による、バイノーラル収録したイヤホン必須の本編映像が到着した。到着した映像は、中村さんが声をあてる凶悪なシンビオート“ヴェノム”と、諏訪部さんが声をあてるヴェノムに寄生される敏腕記者エディ・ブロック(トム・ハーディ)との間で起こる、主導権争いの幕開けとなる場面。初めて自分が宿してしまったヴェノムと面と向かって対峙したエディは、「オレはヴェノムお前は俺のものだ」とヴェノムに言われる。そしてヴェノムは、エディと対峙するライフ財団の社長カールトン・ドレイクが持つロケットへ向かうのに協力をすれば生かしてやると取引を持ち掛ける…。ヴェノムは自らは身体を持たないものの、寄生が適合すれば、取り憑かれた人間は超人的な腕力や敏捷性を得るが、その変わりに凶暴化させられてしまう謎の生命体。目的をエディと共有することで、より強大な力を手に入れようというのだ。次第にシンクロしていくエディとヴェノムの声を担当した諏訪部さんと中村さんの右、左と交互に織りなすイケボをぜひこちらから堪能してみて。『ヴェノム』は11月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL
2018年10月22日累計300万部を超えるベストセラー絵本『あらしのよるに』が新作歌舞伎に!嵐の中で出会う狼・がぶと山羊・めい。“喰う”“喰われる”という関係を超えて、2匹は秘密の友達になるが…。初演は2015年、京都・南座。翌年、東京・歌舞伎座で再演され、どちらも大盛況。そしていよいよ11月に博多座で初お目見え。開幕を前に、がぶを演じる中村獅童と、めいを演じる尾上松也が公演に対する思いを語った。【チケット情報はこちら】「初演の時は、全館学生さんのみの観劇という日を作ってもらったんですよ。興味なかったら寝ちゃうかも…という思いもあったし、ひとつのチャレンジですよね。そしたら終わった時にうわーっと盛り上がって、女子学生さんがキャーキャー言ってくれて(笑)。思わず松也とふたりで握手したくらい。それからSNS等で盛り上がって、南座の札止めにつながったんですよね。本当にありがたかったです」と、笑顔で語る中村獅童。この演目は4歳以上から入場可能とあって、お子様連れでの観劇も目立つのだそう。「お子様の反応が素直で、大きな声で笑ってくださったりすると僕らは本当に嬉しくて。自分もそうなんですけど、小さい時に母と観た映画だったり演劇だったりを今も覚えていて。今回観てくれた子どもたちが大人になった時に、また歌舞伎を観てみようかなという気持ちになってくれたりしたら本当に嬉しいし、この芝居を作った甲斐がありますね」と続けた。尾上松也も、獅童と共に今回が3度めの出演。「最初に獅童さんから、この役に、と声をかけてもらった時は、僕自身メディアに少しずつ出始めたかなって時だったので。新作でしかもこんな大きな役になる事が、本当に嬉しかった。責任も感じましたし、このお芝居を自分の力で良いものにしていきたい、という気持ちを強く持ちましたね。だから精一杯頑張りもしたのですが、新作というものは不安も結構あるんです。だけど不思議と“この作品は皆様に愛される作品になる”という確信めいたものがありました。実際に大賑わいになって本当に嬉しかったですね」と笑顔で語る。義太夫や長唄といった歌舞伎の伝統的な表現方法をきっちり使いながら、絵本に描かれる“友情”や“信じる力”といった普遍的なメッセージがきちんと伝わる作り。和服でありながら動物に見える斬新な衣裳や、「食いてーなー」など、それぞれの心情を表現するわかりやすい歌詞等、堅苦しくないなかで歌舞伎の様式美を体感できるのが本作の魅力だろう。「絵本も大変なロングセラーだけど、歌舞伎も後世に残る作品にしたい」と言う松也に、「“中村獅童のライフワーク”にしたい作品。そして僕が芝居中で良く言うセリフ“そうでやんす!”が流行ると嬉しいかも(笑)」と獅童。それぞれの思いが11月の博多座を熱く盛り上げてくれそうだ。11月3日(土・祝)から27日(火)まで福岡・博多座で上演。チケットは発売中。
2018年10月22日ジャポニズム2018! 日仏友好160年を記念し、今年の7月からフランスではたくさんの日本文化を大規模かつ総合的に紹介するイベントが開催されています。この記念すべき年に日本人の一人としてパリに居ることがなんだかとても嬉しく、喜びを実感しています。 先日、その公式企画のひとつ、松竹大歌舞伎を鑑賞してきました。日本に居た頃は、観に行きたいなあと思いながらも忙しさを口実に一度も観に行ったことがなかった歌舞伎。パリに来て、大学の授業の一環でオペラやバレエを鑑賞する機会が多々あり、クラシックの魅力を再確認しました。この地で歌舞伎が観れたらいいなあと長年心の片隅で思っていたこと本当に叶ったので、私としては喜びもひとしおでした! 由緒ある劇場で14年ぶりの公演 公演会場に選ばれたのは、Théâtre National de Chaillot(国立シャイヨー劇場)。場所はトロカデロのすぐ近くで、劇場のカフェから見える夜のエッフェル塔は格別なんです! シャイヨー劇場は、ダンス、またはダンスにまつわる公演をメインにプログラムしている国立の劇場で、現在の施設は1937年のパリ万博に合わせて建設されました。そして約10年後には、劇場の大ホールにて世界人権宣言が発表されるなど、歴史にも名を残す劇場なのです。そんな由緒ある地で、日本の歌舞伎が上演されるのは、14年ぶり2度目! 今回松竹大歌舞伎の主演を務めたのは、中村獅童さんと中村七之助さん。上演された演目は「色彩間苅豆 かさね」そして歌舞伎の十八番「鳴神」。 前者の「かさね」は、男女のすれ違いに深い因果関係が絡んだ物語。台詞ではなくて三味線と唄がメインで進行していくもの。非常にゆったりとしたテンポで、間合いの美学と言いますか、多くを語らず、空気で魅せると言った感じでした。日本人の私でも唄のことばが難しかったので、ストーリーを感じながら、主演のお二人の世界に身を委ねながら鑑賞しました。 もう一方の「鳴神」は、台詞で進行していくので、分かりやすく、またちょっと喜劇の要素もあり楽しめました。後半は特にダイナミックな演出と共に見せ場が続いて、初心者の私にも理解しすくとても面白かったです。フランス人には翻訳のオーディオガイドが提供されており、コミカルな場面では皆さん結構笑われていて、この作品はフランス人にも受けが良かったように見えました。 獅童さんのよくとおる声と立ち回りの美しさ、そして力強い演技。それから、七之助さんの女方の所作は、女性の私から見てもうっとりするほど綺麗で品があって奥ゆかしくて、日頃の自分の動作を恥じたくなるような瞬間が幾度とあり、見ていて勉強になりました。ジェンダーレスと言われる現代に生きていて、性別を超えて人間としての魅力を問う良さがありますが、古典を見ながら、男らしさ女らしさというものもあって良いのだなと思いました。芸に身を一心に捧げてきたお二人の姿は舞台の上でとても輝いていて、多くのフランス人の観客を魅了したことと思います。 日本を離れて生活するようになってから、日本の文化、特に伝統芸能に興味を抱くようになりました。ジャポニスムは約8ヶ月間に渡って行われ、期間中はたくさんの日本文化がパリで紹介されるので、思う存分楽しみたいと思います!
2018年10月20日六本木歌舞伎第三弾「羅生門」が、来年2月22日(金)のEXシアター六本木を皮切りに、大阪、札幌にて上演されることが決定。市川海老蔵と「V6」三宅健が共演する。「六本木歌舞伎」は、2015年2月、脚本:宮藤官九郎×演出:三池崇史、海老蔵さんと中村獅童共演で「地球投五郎宇宙荒事」がスタート。昨年はリリー・フランキーが新解釈で描き出した「座頭市」を三池氏演出で第二弾が上演。海老蔵さんに加え、寺島しのぶが参戦したことも話題に。そして来年上演される第三弾は、芥川龍之介の代表作「羅生門」。引き続き三池氏が演出を担当し、出演は海老蔵さんと、歌舞伎初出演となる三宅さんに決定。海老蔵さんは「人間のエゴイズムを描いた名作を、歌舞伎という舞台でいかに表現するのか。今からとても楽しみにしています」と期待を寄せ、三宅さんは「海老蔵さん、三池監督、憧れのお二人とお仕事をご一緒させていただけることを大変光栄に思います。悪と正義の存在理由。三池監督が描く羅生門の世界を追求できる喜びを噛み締めています」と心境を明かす。一方、演出を手掛ける三池氏は「芥川龍之介も驚嘆!歓喜!やっぱ歌舞伎は面白い!が私のテーマです」と言い、「芥川龍之介×市川海老蔵×三宅健!何かが起きぬワケが無い。六本木歌舞伎、ここに極まる!」と熱いコメントを寄せている。なお、本公演のチケットは、11月17日(土)10時より一般発売がスタートする。六本木歌舞伎 第三弾「羅生門」は2019年2月22日(金)~3月10日(日)EXシアター六本木、3月13日(水)~3月17日(日)オリックス劇場、3月21日(木・祝)~3月24日(日)わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)にて上演。(cinemacafe.net)
2018年09月19日歌舞伎役者の市川海老蔵が主演する六本木歌舞伎 第3弾『羅生門』が上演されることが17日、わかった。V6の三宅健が共演、三池崇史が演出を務める。2015年に海老蔵と中村獅童の共演、宮藤官九郎脚本、三池崇史演出により上演された『地球投五郎宇宙荒事』から始まった六本木歌舞伎。2017年には寺島しのぶ出演、リリー・フランキーが新解釈で描き出した第2弾『座頭市』が上演され、今回が第3弾となる。芥川龍之介の代表作『羅生門』を、第1弾から引き続き三池が演出し、歌舞伎初出演となる三宅が挑戦。生きるための悪という人間のエゴイズムを見せていく。東京公演はEXシアター六本木にて2019年2月22日~3月10日、大阪公演はオリックス劇場にて3月13日〜17日、札幌公演はわくわくホリデーホール(札幌市民ホール)にて3月21日〜24日。○市川海老蔵コメント今回で3回目となります、六本木歌舞伎。芥川龍之介の『羅生門』に、三池監督、三宅健さんと共にチャレンジします。人間のエゴイズムを描いた名作を、歌舞伎という舞台でいかに表現するのか。今からとても楽しみにしています。日本各地で自然災害で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りいたします。○三宅健コメント海老蔵さん、三池監督、憧れのお2人とお仕事をご一緒させていただけることを大変光栄に思います。悪と正義の存在理由。三池監督が描く羅生門の世界を追求できる喜びを噛み締めています。各地での度重なる災害に胸が痛みます。皆さんの日常が一日も早く戻りますよう心よりお祈り申し上げます。○三池崇史コメント芥川龍之介も驚嘆! 歓喜! やっぱ歌舞伎は面白い! が私のテーマです。芥川龍之介×市川海老蔵×三宅健! 何かが起きぬワケが無い。六本木歌舞伎、ここに極まる!
2018年09月17日9月5日の正午過ぎ、都内の神社である結婚式が執り行われていた。神社の職員やスーツを着た関係者が境内を見回る物々しい雰囲気のなか、現れたのは松田翔太(33)・秋元梢(31)夫妻だ。松田は紋付き袴の凜々しい姿で、隣に立つ秋元は美しい白無垢姿。二人は嬉しそうな笑みを浮かべながらも、少し緊張している様子だったという。「境内には外国人観光客と参拝客が数人いるだけでひっそりとしていたのですが、突然のビッグカップル登場に皆さん騒然としていました。厳戒態勢だったのでちらっとしか見られませんでしたが、2人ともとても幸せそうでした」(居合わせた参拝客)台風21号の縦断から一夜明けたこの日、空は青々と晴れ渡っていた――。伝説の名優・松田優作(享年40)を父に持つ松田と、「ウルフ」の愛称で親しまれた先代九重親方(享年61元横綱・千代の富士)を父に持つ秋元。“最強の2世カップル”とあって、披露宴は驚くほどの超豪華ぶり!宴が行われたのは東京・日比谷にある帝国ホテル。実に、5百人以上が出席したという。「芸能界、スポーツ、ファッション業界などの様々な著名人が顔をそろえました。司会を務めたのは芸人の小藪千豊さん(45)。彼が座席を回っての友人挨拶では、北島康介さん(35)や寺島進さん(54)、佐藤浩市さん(57)、佐野史郎さん(63)、夏木マリさん(66)、などがお祝いのコメントをしていました」(ホテル関係者)そんな出席者たちの中でも大きな注目を浴びたのは、05年に放送されたドラマ『花より男子』(TBS系)で松田と共演した嵐の松本潤(35)、小栗旬(35)、阿部力(36)ら『F4』の面々。この日の“再集結”には、会場も沸いた。「松本さんは『おめでとうございます!』と2人を祝福。小栗さんも『花男のときからずっと見てきたけど、本当に立派な役者になった!』と絶賛していました。席次の組み合わせが面白くて、F4のテーブルには瑛太さん(35)や木村カエラさん(33)、永山絢斗さん(29)らが。川谷絵音さん(29)のいるテーブルにはBUMP OF CHICKENの藤原基央さん(39)や米津玄師さん(27)がいっしょ。綾野剛さん(36)と同じテーブルには浅野忠信さん(44)や中村獅童さん(45)、市原隼人さん(31)らが同席していました。北島康介さんと吉田秀彦さん(49)が向かい合うスポーツ選手枠のテーブルもありました」(前出・ホテル関係者)さらに、豪華ミュージシャンによる歌のサプライズも!「松田さんとCMで共演した桐谷健太さん(38)が『海の声』を熱唱。その他にもAIさん(36)が『Story』を、RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さん(33)が『告白』を熱唱。フェスでも見られないような超豪華ライブに、秋元さんも目を潤ませていました」(披露宴出席者)二度と見られない豪華メンバーが集まった今回の挙式。“平成最後の大披露宴”と語り継がれることだろう――。
2018年09月11日「スパイダーマン」シリーズに登場するダークヒーローを映画化する『ヴェノム』の日本語吹き替えキャストに中村獅童が決定し、スパイダーマンの宿敵を演じることが明らかになった。さらに、中川翔子、声優の諏訪部順一も参加する。■スパイダーマンフリークの中村獅童が、宿敵・ヴェノムに!中村獅童といえば、大のスパイダーマンフリークとして知られ、たびたびスパイダーマンスーツ姿を披露してきた。『アメイジング・スパイダーマン2』では、スパイダーマンと対峙するエレクトロを演じており、マーベル作品で吹き替えを務めるのは、これが2度目。今回は、トム・ハーディ演じる敏腕記者エディ・ブロックと接触したことから、彼と融合して“ヴェノム”へと変貌を遂げる、地球外生命体“シンビオート”の声を担当し、再び、スパイダーマンの敵役を演じることになる。そんな中村さんは、「『スパイダーマン』作品に縁深い僕が今度は、スパイダーマンの宿敵を演じる!ということで…また一歩憧れのスパイダーマンに近づけると、とても興奮しています」と、その喜びが手に取るように伝わるコメントを寄せ、「諏訪部さん演じるエディを僕の最恐の力で悪に染めていきますので、ぜひその“最悪”ぶりに期待してください!」と、すでに意気込み十分。■中村獅童×諏訪部順一の強力タッグによる「WE ARE VENOM」一方、シンビオートと融合するエディ・ブロック(トム)の声を担当するのは、アニメ「ユーリ!!! on ICE」のヴィクトル役、「テニスの王子様」の跡部景吾役で知られる、人気声優の諏訪部順一。「ヴェノムは、マーベルが誇る数々のヴィランの中でも非常に人気の高いキャラクター。その彼の単独主演映画と聞いただけでワクワクものだったのですが、まさか日本語吹替版に関わらせて頂けるとは!動悸がおさまりません。中村獅童さんとのタッグでお届けする最高に魅力的な「俺たち」に御期待下さい」と、こちらも興奮のコメントを寄せている。諏訪部さん演じる正義感溢れるエディと、中村さん演じる最も残虐な悪の存在シンビオートが融合し、どんな化学変化が生まれるのか。「WE ARE VENOM(俺たちはヴェノムだ)」の決め台詞に期待が高まる。■マーベル通の中川翔子も参戦!さらに、エディの彼女、アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)の声には、マーベル作品への造詣も深い中川翔子。「マーベル作品は心の底から血湧き肉躍る面白さが保証されている世界!今まで感じてきた興奮に恩返しの気持ちで自分の経験値を込めて頑張りたいです」と、全力で臨むことを明言。これまでにも数々の作品で声優を経験している彼女らしく、「“最悪”の彼女はどういう人物なのか、本編を見るのをいちファンとしても楽しみにしています。皆さんが作品に没頭できるように、気合いを入れてアン・ウェイングを演じたいです」と語っている。なお、これらの日本人声優キャストが登壇予定のジャパンプレミアが日本公開に先駆けて開催される予定。個性豊かなキャラクターたちがどう演じられるのか、ぜひ注目を。『ヴェノム』は11月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL
2018年09月06日「中村屋」は、大阪・天満の天神橋筋商店街にあるコロッケ屋さんです。 この道40年のお店が生み出す、親しみやすい味が大人気。 「コロッケ」以外にも「ハムカツ」や「ミンチカツ」など、「中村屋」でぜひとも味わいたい絶品メニューをご紹介します。約40年の歴史を持つ「中村屋」食べ歩きで楽しめる揚げ物メニューが人気天神橋筋商店街のアーケードを入ってすぐのところにある「中村屋」は、約40年もの間、地元住民から親しまれてきたお店です。 人気の「コロッケ」以外にもバラエティ豊かなメニューをお手頃価格で取りそろえています。「中村屋」の揚げ物メニューは片手で食べられるので、食べ歩きで楽しむのが主流です。 昔なつかしい、ほっこりした味わいは、多くの人に愛されています。テレビや雑誌などでも紹介される人気ぶりこれまでに「中村屋」はテレビや雑誌などのメディアで多く紹介されてきました。関西地方で放送されている人気番組「ごぶごぶ」では、司会のダウンタウン・浜田雅功さんのお気に入り店としてたびたび登場しています。さらに、2018年4月には大阪を訪れていた安倍晋三首相ご本人が直接来店し、コロッケを購入したサプライズもあったそう。地元住民はもちろん、著名人にも評判のお店であることがわかります。1日で5,000個売れる「コロッケ」特にリーズナブルな「コロッケ」(70円)は「中村屋」の看板商品です。 年代や性別を問わず人気が高く、多いときには100人以上の行列ができたり、1日で5,000個売れることもあるそうです。ほどよく混ぜ込んだ牛肉は主張しすぎず、ジャガイモのホクホク感が堪能できる一品です。 ラードを使い、サクッとした食感に揚げています。 少し甘さを感じられる味わいなので、ごはんのおかずとしてだけでなく、おやつにもぴったり。食べ歩きしたいことを伝えれば、揚げたてのコロッケを小袋に入れてくれます。 冷めてもおいしくいただける点も大きな魅力で、テイクアウト用のパックに入れてもらっている人も多く見られます。若い世代に人気の「ハムカツ」若い世代から支持されている「ハムカツ」(70円)も人気です。 凝縮された旨みのあるハムを揚げた、一度口にすればやみつきになること間違いなしの一品です。ビールや焼酎などで晩酌を楽しむ大人の方にもおすすめです。 家族や友人とのホームパーティーでおみやげに持っていっても喜ばれるでしょう。お肉の旨みたっぷりの「ミンチカツ」ボリューム感のある揚げ物を食べたいときには「ミンチカツ」(120円)がおすすめです。 食べ盛りの子どもや学生も大満足の食べ応えです。 ひき肉の旨みがたっぷりと詰まったジューシーなおいしさが魅力で、脂っこくなくて食べやすく、サクサクと食べられます。そのままでもおいしくいただけますが、パンに挟んでアレンジしてみるのもおすすめです。 トマトやレタスなどのフレッシュな野菜と合わせれば、贅沢なサンドイッチが出来上がりますよ。大人気「中村屋」の穴場な時間帯「中村屋」は、長い行列ができることでも有名です。お昼や夕方は、OLやサラリーマン、主婦といったお客さんが大勢集まり、瞬く間に行列ができてしまいます。混雑を避けたいなら、夏場は14:00~15:00頃が狙い目です。 スケジュールに余裕がある場合は、ピークの時間帯から少しずらして足を運ぶのがおすすめですよ。昔なつかしい「中村屋」のコロッケを片手に散歩しよう「中村屋」の昔なつかしい味わいのコロッケを片手に、天神橋筋商店街をぶらぶらとお散歩してみてはいかがでしょうか。 街中で楽しむ食べ歩きでは、店内での食事とはまた違ったおいしさが感じられるはずですよ。スポット情報スポット名:中村屋住所:大阪市北区天神橋2丁目3-21電話番号:06-6351-2949
2018年09月04日八月納涼歌舞伎が開幕。初日に先駆けて、一部演目の舞台稽古が公開された。【チケット情報はコチラ】中でも第一部の『心中月夜星野屋』は、上方落語『星野屋』をもとに小佐田定雄が脚本を書いた注目の新作。元芸者のおたか(中村七之助)は青物問屋の照蔵(市川中車)に囲われているが、照蔵から、相場で失敗したとして別れ話を切り出され、思わず心中の約束をしてしまう。実際には死ぬ気などさらさらないおたかは母・お熊(中村獅童)の入れ知恵で、照蔵だけ橋の下に身投げさせるが……。照蔵は芝居好きの旦那という設定ゆえ、様々な歌舞伎の型が取り入れられ、文字通り芝居っ気たっぷり。おたかと照蔵の、狐と狸の化かし合いさながらの演技合戦も見もの。また、照蔵のおたかへの愛想づかしは、青物問屋だけに「きゅうり」や「ねぎ」などの名が次々飛び出す“野菜づくし”。落語のサゲとはまた違う、歌舞伎ならではの幕切れにも注目だ。このほか、第二部からは、中村扇雀扮する俳諧師・宝井其角が中村歌昇扮する船頭の漕ぐ舟に乗って隅田川で遊び、坂東彌十郎扮する大尽らと交流したり、雨乞いの句を詠んで見事に雨を降らせたりと、夏らしさあふれる『雨乞其角』、第三部からは、松本幸四郎の源五兵衛と中村七之助の小万と中村獅童の三五郎の愛憎劇に四谷怪談や忠臣蔵の要素が絡む『盟三五大切』が披露された。囲み会見では、扇雀が「新しい作品、珍しい作品も目白押しで面白いお芝居が並んでおりますので、ぜひ、足を運んで納涼気分になっていただきたい」、彌十郎が「皆で一丸となり、猛暑が涼しくなるくらいの“熱さ”で頑張ります」と爽やかに意気込んだところで、幸四郎が「一部二部三部の全てに出させていただきます。オジサン達に負けずに我々“若手”も頑張ります!」と笑いを誘い、市川猿之助が「『東海道中膝栗毛』をまたやりますが、今回は初めて幸四郎、猿之助のふたつの名前で弥次さん喜多さんができることを嬉しく思っています」と笑顔を見せた。また、獅童は「納涼歌舞伎といえば(中村)勘三郎のお兄さん、(坂東)三津五郎のお兄さんがお作りになり、歌舞伎ブームを巻き起こした公演。我々も負けずに全身全霊で勤めたい」、七之助は「一部二部三部ともに違ったかたちの良い狂言立てになったと思っておりますので、ぜひ会場に足をお運びください」、中車は「『東海道中膝栗毛』で初めて早替りを致します。人がいないので早替りをと言われ、蓋を開けてみると舞台が大渋滞するくらい人がいました(笑)」。市川右團次は「納涼歌舞伎は一昨年初めて出させていただき、まだまだ新参者。長い歴史の納涼歌舞伎を支えてこられた先輩方の足を引っ張らないように頑張ります」と、それぞれ思いを語った。公演は8月27日(月)まで、東京・歌舞伎座にて。取材・文:高橋彩子
2018年08月13日俳優の役所広司主演で現在公開中の映画『孤狼の血』の続編が東映にて製作されることが25日、明らかになった。同作は第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説を実写映画化。昭和63年を舞台に、広島の刑事・日岡秀一(松坂桃李)と、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾(役所)が担当した、金融会社社員失踪事件の捜査から、対立する暴力団組同士の抗争が激化していく。役所をはじめ、松坂桃李、真木よう子、中村倫也、中村獅童、竹野内豊、音尾琢真、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介など日本を代表する豪華キャストが集結し、「新たな東映やくざ映画の金字塔」と言われ、映画公開前から業界内で話題に。公開後も多くの賞賛を受け、続編に向けて撮影スタッフ・キャストの調整に入っていることが明らかになった。続編の物語のベースとなるのは、原作の続編でもある『凶犬の眼』(KADOKAWA刊)。東映としては映画『孤狼の血』のスタッフ・キャストの続投を熱望しているという。代表取締役社長 多田憲之氏は「『孤狼の血』は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します」と宣言した。○役所広司コメント続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています。今後、色んな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?○柚月裕子コメント「荒磯に波」の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです。持てる力すべてを注ぎ込んでくださった 東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚を、再び期待しております。
2018年05月25日日本を代表する俳優・役所広司が主演を務める『孤狼の血』が5月12日より公開された。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う生き様を描く本作の情報をおさらい!■原作は“警察小説 ×『仁義なき戦い』”と称された柚月裕子のベストセラー2015年に発売され、瞬く間にベストセラーとなった柚月裕子の小説「孤狼の血」。醜悪なテーマを正統派のサスペンスに仕上げた「臨床真理」でデビューを飾り、同作で 「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。上川隆也主演でドラマ化もされた「検事の本懐」では第15回大藪春彦賞を受賞するなど、丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、いま最も注目されるミステリー作家・柚月氏。その中でも「孤狼の血」は暴力団組織間の激しい抗争を描いている故、“警察小説 ×『仁義なき戦い』”と称され、「第69回日本推理作家協会賞」受賞、「本の雑誌が選ぶ2015年度ベスト10」第2位、「このミステリーがすごい!」(2016年度版)第3位、さらに「第154回直木賞」にノミネートされるなど高い評価を受けている。映画化発表会見に登壇した柚月氏は「『仁義なき戦い』なくしてこの小説はありえなかった」と『仁義なき』シリーズを送り出した東映での映画化に感慨深げに語り、「活字でなくては成り立たないミステリーの部分、難しい表現が実現するのか?」と期待を口にしていた。監督を務めるのは『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』と犯罪や警察内部の腐敗を扱った作品を送り出してきた白石和彌。「R15+」指定をつけ、「変なコンプライアンスを気にしたり、自主規制をせず、やれることを逃げずにやる」と誓いを立てていた監督。本作はコンプライアンスを過度に重視する日本の映像業界と現代社会に対する新たなる挑戦となった。■あらすじ物語の舞台は、昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一は、暴力団との癒着をうわさされる刑事・大上章吾とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化し――。■気になるキャストは?常軌を逸した捜査を行なう主人公・大上章吾役の役所広司と、大上とコンビを組む日岡秀一役の松坂桃李を始め、クラブのママ・高木里佳子に真木よう子、県警の監察官・嵯峨大輔に滝藤賢一、下部には所轄の刑事・土井秀雄に田口トモロヲ、暴力団・五十子会の組長・五十子正平に石橋蓮司、暴力団「尾谷組」の若頭・一之瀬守孝に江口洋介らが集結。そのほか、安芸新聞の記者・高坂隆文に中村獅童、全日本祖國救済同盟の代表・瀧井銀次にピエール瀧、加古村組の構成員・吉田滋に音尾琢真、尾谷組の構成員・永川恭二に中村倫也、暴力団五十子会若頭・野崎康介に竹野内豊が演じる。■警察じゃけん、何してもええんじゃ――血湧き肉踊る予告編役所広司演じる大上の衝撃的なセリフから、耳にこびりつく怒号と銃声…。吼え、叫び、抗う。日本が誇る豪華キャストによる魂と魂のぶつかり合い!命を賭けた男たちの熱き戦いが幕を開け、生き残るのは誰なのか。正義とは何なのか。喰うか喰われるかの世界で生きる男たちが描かれている。■アングラな世界を生きる男たちは情熱的で色気さえ感じる…「“血湧き肉踊る”映画」というコピーが表すように、怒号や銃声などが飛び交い、荒々しさが際立つ本作。映画公開決定から役所さん始め様々なビジュアルが公開されてきた。それぞれのキャラクターが内に秘めた静かな想いや、自身を奮い立たせているかのような真っすぐな視線…そんなビジュアルには“男の色気”さえも感じるのだ。■松坂桃李、劇中で役所広司が使用する“あるもの”を貰って大興奮!劇中では、役所さんが演じる大上刑事のzippoライターが登場するそうで、松坂さんは「今回、この作品で、役所さんのライターがあるのですが、それをもらったのです」とタキシードのポケットからzippoライターを取り出した。「まだ観ていない方はどういうことかはわからないと思うのですが、きっと観終わったときには、『うわあ、うらやましい』と思うような濃厚な関係性の中でやらせてもらえたことは僕の中では宝物でした」と役所さんとの共演に歓喜!それを受け、役所さんも「今回はほとんど一緒のシーンが多かったので楽しかったです。共演者として頼もしい俳優さんで、素晴らしい俳優さんだと思いました」と共演を振り返りながら、松坂さんを絶賛した。■ヒットすれば続編も?白石監督が語る先日行われた外国特派員協会会見では原作者・柚月氏と白石監督が参加。原作は3部作という点について、続編があるとしたら白石監督に監督してほしいか?という問いに柚月氏は「もちろんです」と即答。その言葉に白石監督も「柚月先生がこの原作を書いてくださったからこそこの映画ができましたし、『孤狼の血』がヒットしてくれれば是非続編も撮影したいと思います!」と話していた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会
2018年05月12日5月10日(木)今夜のTBS系「モニタリング」は2時間スペシャルで放送。俳優の松坂桃李、女優の吉田羊といった豪華ゲストに加え、DAIGOと平野レミの“モニタリングクッキング”、もえのあずきら爆食三姉妹の北海道ロケなどをお届けする。戦隊ヒーロー出身、昨年は『キセキ -あの日のソビト-』や『不能犯』に主演し、連続テレビ小説「わろてんか」にも出演、先日公開された『娼年』では“娼夫”役を熱演。いまや実力派俳優として高い評価を受け、夏の日曜劇場「この世界の片隅に」への出演も決定している松坂さんは今回京都へ向かい、着物屋に店員として潜入するなど様々なロケを繰り広げる。小劇場での活動から『20世紀少年<第2章> 最後の希望』や大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」、連続テレビ小説「純と愛」などで注目され、2014年にドラマ「HERO」に抜擢されたことから一躍ブレイク。『ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞するなど超人気女優となった吉田さんは今回、井戸田潤とゲーム対決。実は井戸田さんは「吉田さんに勝ってはいけない」と言われており…果たして井戸田さんはどうするのか?放送をお楽しみに。今夜のゲスト、松坂さんの映画最新作『孤狼の血』は、昭和63年の広島を舞台に松坂さん演じる日岡秀一が、役所広司演じる暴力団との癒着をうわさされる刑事・大上章吾とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当するなかで“血湧き肉踊る”物語が繰り広げられていく。滝藤賢一、真木よう子、江口洋介、竹野内豊、中村獅童ら豪華キャストの競演も見ものだ。吉田さんの映画最新作となる『ラブ×ドック』は、遺伝子レベルで恋愛を操作するクリニック「ラブドック」を舞台にして、吉田さん演じる仕事は完璧だけど恋愛は失敗続きな剛田飛鳥が、恋に仕事に友情に奮闘するストーリー。野村周平、玉木宏、吉田鋼太郎といった面々が吉田さんの“恋のお相手”として共演。『孤狼の血』は5月12日(土)より公開。『ラブ×ドック』は5月11日(金)より公開。「モニタリング」は5月10日(木)20時~TBS系で放送。(笠緒)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会ラブ×ドック 2018年5月11日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開©2017 『ラブ×ドック』製作委員会
2018年05月10日米人気モデルのベラ・ハディッドが4月9日(月)、TAG Heuer 銀座 ブティック(東京)にて、オープニングセレモニーに、歌舞伎俳優の中村獅童とともに出席した。スイスの高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」のグローバルオフィシャルアンバサダーを務めるベラは、ボディラインあらわな超ミニワンピ姿でブティックに登場し、ファンから大声援を浴びた。「東京に来られて大変、嬉しく思います。東京が一番好きな街になりました。この美しい時計をして、すばらしいブティックのオープニングに立ちあえることを本当に光栄に思います」と喜びを言葉にし、鏡開きにチャレンジした。■ベラ、オフで東京を散策アジアに3週間滞在するそうだが、ベラは、東京でのここまでの滞在を「オフの日もありましたので、色々と街を探索することができました」とふり返った。「たくさんショッピングをして、美味しいものを食べようと思って、かなり色々と歩き回りました」とも。「あまりにも好き過ぎて、もしかしたら、来年、引っ越してくるかもしれません」と軽快なトークで東京への愛を炸裂。■中村獅童との対面に感激「光栄に思っています」そんなベラは、中村さんとは初対面といい、「日本の文化を知りたいと思っていますし、このように中村獅童さんとお仕事でご一緒できたことにワクワクしていますし、光栄に思っています」と声を弾ませた。銀座には歌舞伎座もあり、中村さんは「みなさんにも、外国の方にも、歌舞伎を観に来てもらいたいなと思います」と思いを告げ、「観に来てください」と声を掛けると、ベラは「こうなると歌舞伎を観に行かないといけないと思っていますので、観に行きたいです」、「みんな、歌舞伎を観に行きましょう!」と笑顔を弾けさせた。■気になるファッションは?ベラは、袴姿の中村さんとは対照的なファッションとなってしまったが、「服については、思ったよりも(スカートが)短かったのですが、今日は大事なのはお洋服ではなくて時計なので大丈夫だと思います」と茶目っ気たっぷりに笑顔を見せていた。(竹内みちまろ)
2018年04月09日新作ミュージカルは“歌舞伎”に挑戦!2018年3月10日(土)からサンリオピューロランドにて、松竹監修の元、新しいステージが誕生します。ピューロランド内メルヘンシアターにて、“歌舞伎”を取り入れた新作ミュージカル「KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座の桃太郎~」が上演されます。ハローキティをはじめとするお馴染みのサンリオキャラクターたちが、華やかな歌舞伎の新衣装を身にまとい、見得や大立ち回りなど歌舞伎の演技を披露する姿は必見です。「桃太郎」を題材に、誰もが楽しめる作品物語は日本人なら誰もがご存知の昔話「桃太郎」を題材に、子供から大人まで、そして歌舞伎を見たことがない人でもわかりやすく楽しめる作品となっています。鬼役はバッドばつ丸、鬼に立ち向かう正義の武者をシナモロール、ポムポムプリン、ディアダニエルが演じます。あらすじ鬼との戦いに三人は悪戦苦闘するも、ハローキティ演じる桃太郎が登場することで無事に劇中劇は幕を閉じます。しかし公演後、花火を散らして劇場が停電。明かりが戻ると目の前には誰も知らない鬼が。突如現れた鬼に劇場裏は大パニック!果たしてこの鬼の正体は?ぜひ劇場でお確かめください。中村獅童など豪華ゲストにも注目!本作には、声の出演として中村獅童さん、映像出演として坂東巳之助さんも参加。また、脚本・演出に「スーパー歌舞伎」を手がけてきた横内謙介さん、歌舞伎の演技指導に市川笑三郎さんが起用され、本格的な仕上がりになっています。KAWAII×歌舞伎。参加型スペクタルショーを楽しんで!「みんな仲良く」をテーマに描かれるストーリーに加え、歌舞伎の演出と臨場感あふれるプロジェクションマッピングというピューロランド初の試みで挑む今作品。サンリオキャラクターたちの“カワイイ”と、歌舞伎という日本の伝統的な“和”を融合させた、今までにない参加型スペクタクルショーを楽しんで!スポット情報スポット名:サンリオピューロランド住所:〒206-8588 東京都多摩市落合1-31電話番号:042-339-1111
2018年03月25日松岡茉優(23)が3月19日、東京・新橋演舞場で上演中の舞台「江戸は燃えているか」の昼公演中に体調不良を訴えた。当日の夜公演は急遽、同舞台の作・演出を手掛けた三谷幸喜(56)が代役を務めた。 松岡は昼公演本編を最後まで演じきったが、終了後のカーテンコールには不参加。その後は病院で点滴治療を受け、休養のために帰宅した。翌日20日には復帰し、謝罪の言葉と共に「今は体も回復してきましたので、残り8公演、精いっぱい頑張ります」とコメントした。 19日の夜、三谷は開演前に「松岡さんの具合がよくありません。(代役の)人が見当たらないので、代わりに私がやります」と自ら代役を務めることになった経緯を説明。本来なら松岡は、中村獅童(45)演じる勝海舟の長女役。本番で三谷は台本を片手に“黒子姿”で舞台に立った。台本を読みながらとはいえ、アドリブも交えて演技した三谷。始終、笑いの絶えない場内だったという。 Twitterでは、三谷のアドリブ出演/アドリブ演技に絶賛の声が上がっている。 ≪暗い状況の中で笑いを起こせるのは流石喜劇に生きてる三谷さんですね≫≪アドリブも面白いし、お客さんがゲラゲラ笑ってる≫≪三谷幸喜さん含めみんなでやりきった姿に感動した≫ 苦しい状況をアドリブで好転させた三谷だが、以前も“アドリブ”で人助けをしたことがあるようだ。そして助けられたのは、音楽家・矢野顕子(63)だ。 その日、矢野は本番前におにぎりを「がっついた」せいで「腹をこわした」という。公演が始まってすぐ、吐き気を催した矢野は咄嗟に舞台袖に走ったそうだ。そのとき共演の清水ミチコ(58)に見つけられ、観客席からステージに上げられた三谷。矢野曰く「爆笑の内に」その場を繋いでくれたそうだ。 矢野は今回の三谷の“アドリブ”劇を知り、上記の思い出を自身のTwitterに投稿。≪あの恩は忘れません!≫と結んでいる。またいつか、三谷の“アドリブ”は観れるだろうか?
2018年03月22日中村屋一門による恒例の巡業公演が、今年は春に開催。『中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018』として、全国12か所を回る。そこで勘九郎、七之助の父・十八代目中村勘三郎に、「3人目の倅」として目をかけられてきた中村鶴松に話を聞く。中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018 チケット情報「日ごろ歌舞伎を観る機会の少ない地方のお客さまにも歌舞伎に親しんでもらいたい」との趣旨のもと、2005年から毎年行われている巡業公演。鶴松は、地方ならではの触れ合いや食事を楽しみにしつつ、実は最も重責を感じる公演でもあるという。「普段あまり歌舞伎を観ない分、地方のお客さまにとってはその1回が本当に大事だと思います。そこで歌舞伎って難しいな、面白くないなと思われてしまったら、二度と足を運んでいただけないかもしれませんから。それだけに1回1回、本当に気が抜けないですね」今回予定されている演目は、『鶴亀』、『浦島』、『枕獅子』の3作品。「『鶴亀』はおめでたい踊りです。本興行ではなかなか出来ない、お弟子さんだけの演目ということで、今みんな必死に稽古に取り組んでいます。『浦島』は青年から老人への早変わりが見どころ。勘九郎さんがどう演じ分けるかにも注目していただきたいです。勘九郎さんと七之助さんの踊りの違いは、もちろん立役と女形の違いはありますが、勘九郎さんが非常にダイナミックで体のすべてに神経を行き渡らせるような感じだとすれば、七之助さんはしなやかで流れるような感じ。『枕獅子』では、傾城(=遊女)演じる七之助さんの美しい踊りを堪能していただけると思います。また僕は久しぶりの禿(=少女)役なので、どうすればかわいく見えるか(笑)、日々研究しているところです」鶴松にとって憧れの存在である勘九郎と七之助。『芸談』では、そんなふたりの素顔、仲のよさを垣間見ることが出来る。「歌舞伎役者の赤裸々なトークを聞くことってあまりないと思いますし、またお兄さんたちが話上手ですからね。これは貴重な機会になるのではないかなと。公演によってはお弟子さんに一発芸をやらせることもありますし(笑)。えっ、僕ですか!?いやいや、絶対出ないですよ!」中村屋ならではの、アットホームな雰囲気も魅力の本公演。どの演目も観やすく、歌舞伎初心者にもおすすめの内容だ。「とりあえず観てもらわないと始まらないですからね。歌舞伎ってどんなものか。まず一歩足を踏み入れて、あの迫力、感動を体験して欲しいなと思います」公演は3/17(土)の埼玉公演を皮切りに、東京、北海道、青森、山形、福島、鳥取、島根、岡山、広島、大分、神奈川と各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年03月13日三谷幸喜さんの新作舞台PARCO Production『江戸は燃えているか』は、勝海舟と西郷隆盛を軸に江戸城無血開城を描いた幕末群像喜劇。中村獅童さん、松岡昌宏さん、田中圭さんら豪華俳優陣が揃うなか、とりわけ気になるキャストがひとり…。最高の喜劇のために、神様が巡り会わせた最後のピース!?三谷:じつは、ストーリーを作る前に、構想を元にキャスティングを進めていたんです。ただ、いまの座組みでほぼ決定という時になっても、単なる感覚的なものですが、何かが足りていない気がしていて…。そんな時に『天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋』という番組で飯尾さんとご一緒させていただいて、最後のピースは飯尾さんだったんだ、とものすごく腑に落ちたんです。飯尾:僕は藤井隆君と仲が良くて、彼が出た三谷さんの舞台も拝見していたんです。だから嬉しい半面、自分で大丈夫かなという気持ちもあって、真っ先に藤井君に相談しました。三谷:ご一緒する前から、飯尾さんの“メガネ残し”のギャグは使わせていただいていて、すばらしい発明だと思っていたんです。番組では、僕らのシーンには台本が一切なかったんですが、僕がひと言発すると、それを何倍にもして返してくださって…。飯尾:いや、三谷さんが素っ頓狂なことばかりおっしゃるから…。三谷:“春日部”とかですか?飯尾:そう(笑)。そういう絶妙な地名を出すんですもん。三谷:僕は、前もってセリフを考えておいたんですけど、その場であんなに面白くリアクションを返せるかといったらできませんよ。このオフビートな雰囲気は普通の時代劇には出てこない感じなので、今回、そこをより強調したいと思っているんですよね。2幕なんてもう飯尾さんショーになってます。実際、稽古初日に初めて読み合わせをしたんですが、これが面白くてですねぇ…。飯尾:それは、途中で三谷さんの演出が入ったからです。いつもの自分の感じでセリフを読んでいたら、登場は、“18時5分頃の北大路欣也さん”でやってくれと言われて。三谷:最初は北大路欣也さん風なんだけど徐々にメッキが剥がれていく、そのグラデーションを表現してほしいってお願いしたんですよね。飯尾:普段僕は3分とか5分のネタをやってるので考えたことがなかったんですけど、確かに長い1本のお芝居になった時、そっちのほうが断然面白いんですよね。三谷:そうしたら飯尾さん、声まで低くなってましたよね。モノマネしろとは言ってないのに(笑)。飯尾:でも、具体的に説明してくださってすごくわかりやすかったです。その日、何だか稽古が終わっても興奮が収まらなくて、ひと駅ぶん歩いて帰っちゃったくらいです。三谷:今回のキャスティングは、これまで舞台ではほぼご一緒したことのない方々ばかりなんです。いつもの方々とやると、読み合わせの段階で、僕が思い描くものに近い形になるんですが、あの日の読み合わせは、僕が想像していたものとは、ほぼかけ離れてました(笑)。でもそれが新鮮だったんです。もちろんそこから僕のほうに近づける部分もあるけど、僕が役者さんからいただく部分もあると思ってて。飯尾:確かに皆さん上手な方ですけど、何よりやっぱり台本が面白いですよね。あれだけの方が出ていて、僕だけじゃなく、どの役にも均等にカレーのルーがかかってるというか、全員に見せ場があるんですよ。三谷:…そういう面白フレーズは、ストックされているんですか。飯尾:ストックは…してないです。三谷:そもそもこの作品は、伊東四朗さんとの話の最中に思いついたんです。伊東さんが出演していた『コメディー お江戸でござる』という番組をもし自分が書かせてもらうなら、という仮定の中で出てきたもので。だから構想20年なんです。飯尾:20年ですか…ワインだったら相当ですよね。三谷:だから、そういうフレーズ、ですよ(笑)。飯尾:逆に、もしこの台本が落ちていたら、僕が拾って自分たちのネタにしたいくらいです。だって、畳み掛けるように笑いが入ってくるんですもん。僕もコントの台本を書いたりしますけど、7~8ページ程度のものですからね。三谷さんの台本は、前のほうにいくつも張られた伏線が、何十ページも後になって回収されたりしていて、すごいなぁって。三谷:ここ最近、年齢的なこともあって、笑いだけに特化したお芝居というのをあまりやっていなかったんですよね。ちょっと原点に返って久々にやってみたいと思っています。そう思うと、やっぱりあの時、僕が飯尾さんに辿り着くまで、神様が待っていてくれたような気がします。飯尾:神様なんて…(困惑)。三谷:もう、飯尾さんは台本通りやらなくていいですから。自由に自分の言葉でやっちゃってください。新政府軍が江戸へ進撃を開始する中、幕府軍の勝(中村獅童)と新政府軍の西郷の会談が決まった。喧嘩っ早い勝を案じた勝家の面々は、西郷をニセの勝と会わせることを思いつく。3月3日(土)~26日(月)東銀座・新橋演舞場作・演出/三谷幸喜出演/中村獅童、松岡昌宏、松岡茉優、高田聖子、八木亜希子、飯尾和樹、磯山さやか、妃海風、中村蝶紫、吉田ボイス、藤本隆宏、田中圭一等席1万3000円~3階B席3000円ほか*すべて税込みパルコステージTEL:03・3477・5858 みたに・こうき学生時代に結成した劇団・東京サンシャインボーイズで注目を集める。近年は映画監督としても活躍。4~5月には舞台『酒と涙とジキルとハイド』の再演も控えている。いいお・かずきお笑いコンビ・ずんとして活動する傍ら、独自のギャグでバラエティ番組などで活躍。現在放送中のドラマ『アンナチュラル』では、臨床検査技師を演じている。※『anan』2018年3月7日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・立身 恵(三谷さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月06日三谷幸喜氏の新作舞台『江戸は燃えているか』(3月3日~26日)の初日前会見&公開フォトコールが2日、東京・新橋演舞場で行われ、ミュージカルシーンがお披露目された。同作は、三谷幸喜氏が書き下ろした幕末群像喜劇。江戸城明け渡しの交渉のため、勝海舟と西郷隆盛が江戸で会談をすることになるが、喧嘩っ早い勝が西郷と会談したら戦が始まってしまうと心配した勝家の人々は、庭師の平次に勝のフリをさせ、和平交渉をしてしまおうとするが――という物語だ。会見&フォトコールには、作・演出の三谷氏、勝海舟役の中村獅童、勝の"替え玉"となる庭師・平次役の松岡昌宏、勝の娘・ゆめ役の松岡茉優、さらに、高田聖子、八木亜希子、飯尾和樹、磯山さやか、妃海風、中村蝶紫、吉田ボイス、藤本隆宏、田中圭が参加した。そして、平次(松岡昌宏)が勝のフリをさせられるくだりや、勝の妻・たみ(八木)が勝(中村)に平次と家を出ていくと告げるシーン、平次が勝家の女優・いと(磯山)の唇を奪うシーンなどを公開。また、勝の妹・順(妃海)を中心にキャスト全員で踊るミュージカルシーンもお披露目された。ミュージカルシーンでは、栗コーダーカルテットが手掛けた楽曲に合わせて、キャストが歌とダンスを披露。三谷氏は「最初は歌うつもりじゃなかったんですけど、とてもいい曲がたくさんできてきて、歌える人がいっぱいいるということがわかりまして」と明かし、「メインボーカルは妃海さん。ステージングもお願いしました」と説明した。また、「みんな本気で歌ってるんですけど、若干1名どうしても歌がうまく歌えないということで、1人だけ口パクの人がいます」と告白。すぐに「口パクは飯尾さんです」と暴露し、笑いを誘った。
2018年03月02日TOKIOの松岡昌宏、歌舞伎俳優の中村獅童、女優の松岡茉優らが2日、東京・新橋演舞場で行われた舞台『江戸は燃えているか』(3月3日開幕)の初日前会見に出席。松岡(昌)が松岡(茉)をいじり、笑いが起こる場面があった。同作は、三谷幸喜が書き下ろした幕末群像喜劇。江戸城明け渡しの交渉のため、勝海舟と西郷隆盛が江戸で会談をすることになるが、喧嘩っ早い勝が西郷と会談したら戦が始まってしまうと心配した勝家の人々は、庭師の平次に勝のフリをさせ、和平交渉をしてしまおうとするが――という物語だ。松岡(昌)は「いろんなジャンルの方がいらっしゃるので、存在感、セリフの言い方、笑いの間、みんな違う。それが一緒になるからこそおもしろい」と見どころを語り、「うちの姫、松岡茉優が天真爛漫。その良さがゆめという役に出ていると思う」とアピール。松岡(茉)が「大変恐縮ではございますが…」と言うと、松岡(昌)は「うそつけ!」とツッコみ、会場から笑いが起こった。また、松岡(茉)が「三谷さんに言いたいことが一つあったんです! ここ初舞台立たせていただくことになったので、花道を歩きたかったです」と花道を歩く場面がないことを残念がると、三谷氏と松岡(昌)が「今、じゃあ」「ムービーの人たちが待ってるんじゃない!?」と歩かせようとし、松岡(茉)は「今は歩かないです!」と拒否。再び会場から笑いが起こった。さらに、中村と松岡(昌)の共通点の話題になった場面でも、松岡(昌)のいじりが炸裂。勝の妹の夫・村上俊五郎役の田中圭が「机がきれい」と明かすと、松岡(昌)は「俺がきれいなんじゃなくて松岡茉優が汚い」と暴露し、松岡(茉)は「違う!」と反論した上で、「お二人とも声をかけてくれる。舞台をたくさん知ってらっしゃるから気にかけてくれる。優しい兄貴が2人いる感じ」と2人に感謝した。勝海舟役の中村は「見どころは全部。笑っていただきたい。セットが本物かって思うくらいリアルで、見る場所によって見え方が違うと思うので、一度とは言わず、二度、三度見ていただきたい」とアピール。また、「稽古中に我が家で鍋をさせてもらって、そこでみなさん仲良くなって」と自宅で共演者と鍋パーティーを行ったことを明かし、「初日始まってから松岡さんのおうちで鍋をやるのでそれが楽しみ」と、松岡(昌)の家でもやる計画があると話した。会見には、松岡(昌)、中村、松岡(茉)、田中、三谷氏のほか、八木亜希子、高田聖子、藤本隆宏、中村蝶紫、磯山さやか、飯尾和樹、妃海風、吉田ボイスが出席した。
2018年03月02日TOKIOの松岡昌宏、歌舞伎俳優の中村獅童、女優の松岡茉優らが2日、東京・新橋演舞場で行われた舞台『江戸は燃えているか』(3月3日開幕)の初日前会見に出席した。同作は、三谷幸喜氏が書き下ろした幕末群像喜劇。江戸城明け渡しの交渉のため、勝海舟と西郷隆盛が江戸で会談をすることになるが、喧嘩っ早い勝が西郷と会談したら戦が始まってしまうと心配した勝家の人々は、庭師の平次に勝のフリをさせ、和平交渉をしてしまおうとするが――という物語だ。会見では、勝海舟役の中村と、勝の"替え玉"となる庭師・平次役の松岡(昌)の共通点の話になり、勝の妻・たみ役の八木亜希子は「獅童さんと松岡さんが似ている。お二人とも脚がきれい。そこも見られると思います」と2人の美脚を見どころとして紹介。勝家の女中頭・かね役の高田聖子は「肌がきれい」と話した。勝の妹の夫・村上俊五郎役の田中圭が「机がきれい」と明かすと、松岡(昌)は「俺がきれいなんじゃなくて松岡茉優が汚い」と松岡(茉)をいじり、会場から笑いが。松岡(茉)は「違う!」と反論した上で、「お二人とも声をかけてくれる。舞台をたくさん知ってらっしゃるから気にかけてくれる。優しい兄貴が2人いる感じ」と明かした。また、三谷氏は「僕から演出の注文をしても絶対にできないって言わないし、瞬時に考えて論理的にやってくれる。本当にやりやすい」と演出家の目線で2人の共通点を語った。会見には、松岡(昌)、中村、松岡(茉)、八木、高田、田中、三谷氏のほか、藤本隆宏、中村蝶紫、磯山さやか、飯尾和樹、妃海風、吉田ボイスが出席した。
2018年03月02日“警察小説×『仁義なき戦い』”と評される柚月裕子の小説を、役所広司主演で映画化する『孤狼の血』。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う生き様を描く本作から、この度本予告映像が公開された。なお、この映像は3月1日(木)より順次劇場掛けを予定している。今回公開された予告編では、役所さん演じる大上章吾から衝撃的なセリフが飛び出し、怒号や銃声などが響きわたる。さらに、松坂桃李演じる日岡秀一をはじめ、江口洋介、石橋蓮司、真木よう子、滝藤賢一、中村獅童など豪華キャストたちの姿も確認できる。本作は、昨今コンプライアンスを過度に重視する日本の映像業界と現代社会に対する新たなる挑戦であり、数々の衝撃作を世に送り出してきた東映が放つ超衝撃作。今回の映像からもその衝撃が伺える。『孤狼の血』は5月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会
2018年03月01日「嵐」が旬なゲストたちを迎え、スタジオ内に設置されたアトラクションゲームで対戦するバラエティ「VS嵐」。3月1日(木)今夜は舞台「江戸は燃えているか」から中村獅童、松岡昌宏、松岡茉優、飯尾和樹、磯山さやか、田中圭らキャスト陣が参戦する。今回「嵐」が対戦するのは「トットてれび」では昭和を代表する名優・渥美清を演じ、来年度の大河「いだてん~東京オリムピック噺~」への出演も決まっている中村さんをはじめ、「家政夫のミタゾノ」シリーズや「名奉行!遠山の金四郎」などの松岡さん、『ちはやふる』シリーズや『勝手にふるえてろ』などで注目される松岡さん、お笑い芸人としてだけでなく俳優として『本能寺ホテル』や「アンナチュラル」などにも出演している飯尾さん、グラビアアイドルから女優としても活動している磯山さん、「東京タラレバ娘」や月9「民衆の敵」などの田中さん。対する「嵐」チームのプラスワンゲストには「スピードワゴン」の2人が登場する。今回、番組初登場となる松岡さんは「元気に頑張りたいと思います」と意気込み充分。その発言通りの大活躍ぶりに注目だ。「江戸は燃えているか」チームにちなみ今回は特別企画として江戸風「リアル間違い探し」も実施されるという。実際に出演者が間違い探しを演じるのだが、松岡さんが考えた間違い探しに嵐メンバーも大苦戦。そのほか番組人気アトラクションも大熱戦となった本放送をお楽しみに。この度ゲストで登場した中村さん、松岡さん、松岡さん、飯尾さん、磯山さん、田中さんらが出演する舞台「江戸は燃えているか」は、三谷幸喜が作・演出を手がけた江戸無血開城をめぐる群像喜劇。慶応四年、あらたな時代の幕開けがやってきそうな日本。しかし、あいかわらず戦火はどこかで燃えている…。もう戦さは勘弁してくれ!江戸を戦火から守るんだ!ただひたすらに、みんなの、わたしの幸せを願って、一世一代の大芝居が始まろうとしている。もう止まらない、大芝居の幕は開いた!今回ゲストチームとして出演したキャストのほか、藤本隆宏、八木亜希子、高田聖子、妃海風らバラエティに富んだ俳優陣が、歴史をつくった偉い人たちと歴史に名を残さなかった庶民たちの物語を描き出す。舞台「江戸は燃えているか」は3月3日(土)から新橋演舞場で上演。「VS嵐」は3月1日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年03月01日あの作品でお馴染み。イラストレーター「中村佑介」東京・表参道にて『謎解きはディナーのあとで』などの有名書籍のカバーでお馴染みのイラストレーター・中村佑介の作品を展示したカフェ「中村祐介ギャラリーカフェ」が2018年3月2日(金)~3月18日(日)まで「Cafe&Dining hanami」にて期間限定でオープンします。くつろぎながら数々の人気作品の世界を楽しんで店内には、中村佑介が過去に手掛けた作品の原画の数々が展示されます。小説『謎解きはディナーのあとで』や『夜は短し歩けよ乙女』などの有名書籍のカバーだけでなく、有名アーティストのCDジャケットやアニメのキャラクターデザインなど、多岐に渡る中村佑介の作品は、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。「中村佑介ギャラリーカフェ」では、そんな中村佑介の世界を、カフェでくつろぎながらゆっくりと楽しむことができます。ぜひ手に入れたい!中村佑介のイラストグッズ「中村佑介ギャラリー」では、販売が初となる「中村佑介オリジナルマスキングテープ」が販売されます。これはファンは逃さずに手に入れたいですね。他にも数多くの中村祐介グッズが取り揃えられています。ギャラリーカフェには特典がいっぱい!期間中、来店者全員に中村祐介のイラストが描かれた特製コースターがプレゼントされます。ドリンク1杯の注文につき、さらにもう1枚。特製コースターは全部で10種類です。そして、中村祐介プロデュースのVR作品「Birth YUSUKE NAKAMURA VR」を体験した人には、特製缶バッチがプレゼントされます。こちらは全9種類。その場で感想をツイッターに「#Birthを観た」を付けて投稿すると、さらにもう1個貰うことができますよ。「中村佑介ギャラリーカフェ」は、東京メトロ各線「表参道駅」のA1出口から徒歩3分のところにある「Cafe&Dining hanami」にて開催されます。イベント情報イベント名:中村佑介ギャラリーカフェ催行期間:2018年03月02日 〜 2018年03月18日住所:東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bldg 1-2F(Cafe&Dining hanami)
2018年02月28日ヒロミと「フットボールアワー」後藤輝基の2人がMCを務め、ガヤ芸人たちがゲストを“おもてなし”する日本テレビ系「ウチのガヤがすみません!」。その2月27日(火)今夜放送回に俳優の田中圭がゲスト出演。田中さんとガヤ芸人はどんな絡みを見せるのか!?10代でデビュー、様々な作品への出演で俳優としてのキャリアを積み、映画、ドラマファンの間では知る人ぞ知る存在だった田中さん。連続テレビ小説「おひさま」や『ランウェイ☆ビート』などへの出演をきっかけにその知名度が飛躍的に急上昇。昨年は「東京タラレバ娘」で大島優子の不倫相手を演じたかと思えば、その後の春クールでは「恋がヘタでも生きてます」「警視庁・捜査一課長」の2本の連ドラに同時出演。夏には「伊藤くん A to E」に、そして秋クールには月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」への出演。この1月には『伊藤くん A to E』の映画版も公開されるなど、人気作品に出ずっぱりの超人気俳優へと成長を遂げた。今回はそんな田中さんの“摩訶不思議な出来事続出SP”としてお届け。イケメンガヤ芸人が登場するほか、TV初出演の超天然キャラ芸人にMCのヒロミさんも釘付け。「藤井21」のマカロン講義では「○○しか絶対に食べられない幻の黄金マカロン」が登場。さらにガヤ芸人宅で謎の音が…“怪奇現象”発覚でスタジオ大パニック。また田中さんが「ウエスP」のテーブルクロス引きに挑戦するなど、今回もガヤ芸人たちの様々な“おもてなし”が繰り広げられる。映画やドラマに多忙な田中さんだが、なんと3月からは舞台「江戸は燃えているか」に出演。同作は三谷幸喜が作・演出を手がけ、大河ドラマ「新選組」以来の三谷作品出演となる中村獅童が勝海舟役で出演、さらに「TOKIO」松岡昌宏、松岡茉優、藤本隆宏、八木亜希子。そして初の三谷作品出演となる田中さんに加え、高田聖子、磯山さやか、飯尾和樹、妃海風らバラエティあふれるキャスト陣が集結。歴史をつくった偉い人たちと歴史に名を残さなかった庶民たちが織りなす、江戸無血開城をめぐる群像喜劇となる。舞台「江戸は燃えているか」は3月3日(土)から新橋演舞場で上演。「ウチのガヤがすみません!」は2月27日(火)23時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2018年02月27日中村勘九郎、中村七之助兄弟らによる全国巡業公演が今年も開催される。「春暁特別公演2018」と銘打ち、3月中旬の埼玉を皮切りに全国12か所を巡るふたりに、話を聞いた。春暁特別公演2018 チケット情報普段、歌舞伎の舞台を生で観ることができない全国の人たちに、歌舞伎の楽しさを届けたい、と2005年より毎年開催、兄弟ふたりが中心になってのこの巡業は、「最初の頃は不安でした。が、継続は力なり。この公演を見て歌舞伎を好きになったという方が多く、やってきて良かったなと思います」と話す勘九郎。上演演目も、初めて歌舞伎を観る人も存分に楽しめるものをと工夫を重ねてきた。今回、勘九郎が演じる「浦島」は、かの昔話の主人公の後日談。「海から戻ってきた浦島が、竜宮城での思い出を踊りで見せます。その後玉手箱を開けたらどうなるか──、皆知っていることですが(笑)、これが意外と古風な早変わりで、楽しく観ていただけると思います」(勘九郎)。いっぽう、七之助が踊るのは華やかさに満ち満ちた「枕獅子」。「『鏡獅子』の元となったとても古風な踊りです。僕が演じるのは傾城で、その切ない女心を格式高い曲調で踊ります。『鏡獅子』よりもさらに華やかなところもあり、春にぴったりですね」(七之助)。中村屋門弟らによる「鶴亀」も、春にふさわしい、おめでたい雰囲気に溢れた舞踊だ。この巡業公演ならではのお楽しみ、「芸談」の時間も。「芝居のことも、プライベートのこともざっくばらんに話すトークショーです」と勘九郎。この時間はいつもスーツ姿での登場だが──「いまだに『おおーっ!』と声があがる。あれは絶対、『着物じゃない?スーツだ!』『普通の人だ!』ということでしょう(笑)。生で観る歌舞伎は初めてという人は?と聞くと、半分以上の方が手を上げられる。まだまだ、ですね」と七之助も言葉に力を込める。質疑応答のコーナーでは、「どんなニックネームで呼べばいいか」という斬新な質問も。「屋号以外で?じゃあ何か考えてください、と返すと、『カン』と『シチ』って(笑)──」と七之助。「そんな掛け合いもできるんです」と勘九郎も楽しげだ。都市によってシャイだったり積極的だったりとか客席の雰囲気は様々だが、客席との直接の交流が生まれるかけがえのない時間といえるだろう。2019年の大河ドラマ主演を控える勘九郎だが、これを逃すと勘九郎の生の舞台はしばらくお預けとなるだけに、兄弟揃っての公演は見逃せない。公演は3月17日(土)さいたま市文化センター 大ホールから4月5日(木)鎌倉芸術館 大ホールまで全12か所で開催、チケットは発売中。取材・文加藤智子
2018年01月30日