「KAT-TUN」亀梨和也が事故物件に住む芸人に扮する映画『事故物件 恐い間取り』より、瀬戸康史の場面写真がシネマカフェに到着した。“事故物件住みます芸人”として活動する松原タニシの実体験による著書を『リング』などの中田秀夫監督が映画化する本作。主演の亀梨さんのほか、奈緒、江口のりこ、加藤諒、木下ほうか、MEGUMIら豪華俳優陣が出演している。瀬戸さんが本作で演じているのは、主人公・ヤマメ(亀梨さん)の元相方で放送作家の中井大佐。ヤマメが住み始めた事故物件に同行したことがきっかけで、様々な怪奇現象に巻き込まれていく役どころだ。そんな中井のシーンを切り取った今回の場面写真。1枚目は、スマホを手にする中井の背景に、不気味な赤い服の女性が…。そして2枚目には、暗闇の中、目を見開いて何かに脅えている姿が切り取られている。中井は一体、何に脅えているのか…その正体が気になるカットとなっている。『事故物件 恐い間取り』は8月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:事故物件 恐い間取り 2020年8月28日より全国にて公開©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
2020年07月29日千葉雄大主演『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』のBlu-ray&DVDが、10月14日(水)にリリース。これに先駆け、千葉さん、白石麻衣、中田秀夫監督からコメントが到着した。今回リリースされる中でも、Blu-ray(豪華版、通常版)には、3人によるオーディオコメンタリーを収録。公開後、久しぶりに集まった3人が、本編を観ながら撮影秘話や裏話を語る貴重な音声特典だ。この収録が行われた日、本編を鑑賞し撮影当日をふり返った3人。前作で事件解決に導いた刑事・加賀谷役を演じ、今作では主演を務めた千葉さんは、「DVDやブルーレイでは、気になるシーンや台詞を何度でも見返し、映画の色々な見方ができます。さらにこの作品は犯人を知ったうえで最初から見返すと、また違った楽しみ方ができると思います」とディスクでの楽しみ方を語る。そして「中田監督、白石さんと収録したオーディオコメンタリーでは、今だから明かせる撮影の裏エピソードからプライベートな話まで、2時間語り尽くしました!こちらもご期待ください」とアピール。加賀谷の恋人・美乃里を演じた白石さんも「DVDやブルーレイでも、絶対見てほしい!何回見ても面白い作品です」と話し、「私自身、見直すことで新しい発見がたくさんありました。いろいろ伏線が張り巡らされているので、映画館でご覧頂いた方は、真実を知ったうえで、各キャラクターの細かい表情などに注目してもう一度見て欲しいです」と見どころを語る。さらに「オーディオコメンタリーでは、私も知らなかった『衝撃の事実』が監督と千葉さんから明かされています!私たちも初めて映画を見るお客さんのようにリアクションをたくさん取っているので、一緒に映画を見ている気分を味わって頂けると思います」とコメントしている。中田監督は「本作は非常に重層的なストーリーになっています。主人公とヒロインの繊細なやり取り、彼等を取り巻くキャラクターがそれぞれに秘めた思惑、さらに前作から続く親子関係の変化など、映画館でご覧頂いた方は、人間ドラマの部分に注目してもう1回観てほしいです。また、『フードを被った男』は撮影でこだわった部分の一つです。『このフードの人物は演じているのは誰か?』の正解を探しながら見ると、さらに楽しんで頂けると思います」と話している。(cinemacafe.net)■関連作品:スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 2020年2月21日より全国東宝系にて公開©2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
2020年07月22日映画『事故物件 恐い間取り』(8月28日公開)の完成記念イベントが21日に都内で行われ、亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、中田秀夫監督、松原タニシ(リモートでの中継参加)が登場した。同作は芸人・松原タニシによる同名のベストセラーノンフィクションを映画化。前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる"事故物件"に転々と住んでいるタニシの実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨)が様々な怪奇現象に遭遇していく様子を描く。通常、映画が完成した喜びなどを語る最初のあいさつで、木下は「ほうか道」とポーズ。「YouTuberとなりました、木下ほうかです。開設して1カ月が経つんですが、全然人気なくて、登録数が2,000人にも満たないので、ぜひ皆さんの力をお借りできれば」と自身のチャンネルの宣伝を行い、周囲は総ツッコミとなる。イベントでは原作者でもある松原タニシが住んでいる部屋からの中継も行われたが、最後の最後に木下が「僕の後輩で、売れない芸人がいて、事故物件に住んでるんですよ。その彼に映像を撮ってもらったので、それを私のYouTubeで流します」とまたも宣伝。もはや「さすがです」と笑うしかない亀梨だったが、木下は「本当にすごかったので、見てください」とマイペースにアピールしていた。
2020年07月21日亀梨和也(KAT-TUN)が7月21日、都内で行われた主演作『事故物件 恐い間取り』の完成報告イベントに出席した。自身にとって、初めて主演を務めた本格ホラー映画。「この夏の皆さんのエンタメとして、自信をもってお届けできる作品」だと胸を張った。テレビ出演と引き換えに、事故物件に住めと無茶ぶりされた売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨)が、かつて殺人事件があったワケあり物件に入居し、奇怪な体験をする。「事故物件住みます芸人」として、転々と事故物件に住みわたる芸人・松原タニシの実体験を記したノンフィクションを映画化した。劇中では亀梨が売れない芸人として“スベる”シーンもあり、「何をやっても(お客さんに)響かない。これはホラーだなと(笑)。ありがたいことに、今までの芸能生活でそういう経験はなかったので、ラッキーだったんだなと思った」と笑いを誘い、「頑張っているけど、空回っている感を追求した」と役作りを振り返った。イベントには亀梨に加えて、共演する奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、中田秀夫監督(『スマホを落としただけなのに』)が出席。主人公をそばで見守るヘアメイク担当を演じた奈緒は、撮影中、亀梨から焼き肉弁当の差し入れがあったと明かし「あのご恩は忘れません」と感謝しきり。「親しみやすい空気を出してくださり、最初から緊張せずにお話できた」と話していた。一方、亀梨の“相方”役で共演した瀬戸は「お笑いコンビという役どころなのか、初めての共演という感じがしなかった」。この発言に、初共演の亀梨も「そう、なんか不思議」と大いにうなずいた。ただ、ふたりで披露したコントシーンは「カットされた」(瀬戸)そうで、中田監督は「完成度が高すぎて……。売れない芸人なのに、面白くなり過ぎて」とカットした理由を説明し、恐縮していた。その中田監督といえば、Jホラーの旗手として数々の作品を手がけるが、「同じことを繰り返してはいけないと思い、新しい方向性を見つけたいなと。かなり挑戦的な、具体的にはアメリカンなテイストを目指した」と新境地に強い手応えを示していた。取材・文=内田 涼『事故物件 恐い間取り』8月28日(金)公開
2020年07月21日映画『事故物件 恐い間取り』(8月28日公開)の完成記念イベントが21日に都内で行われ、亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、中田秀夫監督、松原タニシ(リモートでの中継参加)が登場した。同作は芸人・松原タニシによる同名のベストセラーノンフィクションを映画化。前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる"事故物件"に転々と住んでいるタニシの実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨)が様々な怪奇現象に遭遇していく様子を描く。売れない芸人役の亀梨は関西弁にも挑戦し、「どうやったら空回り感が出るかをしっかりと打ち合わせた」という。相方役の瀬戸は「めちゃくちゃコントのシーンがあるんです。めちゃくちゃ稽古したんですよ。でも、大部分がカットされたそうです」と苦笑し、中田監督は「2人ともすごいうまいんですよ。完成度が高い。面白くなりすぎるとおかしい」と弁解。亀梨は「ステージでああいう目線を浴びるということがあまりなく来た自分は、すごくラッキーだったんだな」と芸能生活を振り返り、「何やっても響かないって、1番怖かった」としみじみとした。ヒロインの奈緒は「亀梨さんが親しみやすい空気を最初から出してくださってて、緊張せずに現場に入れましたし、本当にお優しくて」と感謝。撮影が大変だった日に、先に帰った亀梨が奈緒の好物のタン塩の焼肉弁当を差し入れたエピソードを披露する。亀梨が「ぜひ皆さん1面で」とアピールすると、木下が「交際してますね」とジョークを飛ばし、亀梨は「変な感じになりますから!」と木下につっこんでいた。イベントでは、松原タニシの自宅ともリモート中継を実施。松原が撮影に来ると怪奇現象が起きると語っていた亀梨は、「事務所NGなんですけど」とスタッフの方を見て確認を取るふりをしつつ、松原の自宅の様子を興味深く見守る。松原が「目が合った人のもとへ行ってしまう」という人形の「みゆき」と「菊姫」を紹介すると、その場の電気が消え、キャスト陣は騒然となる。再び明かりがつくと人形が目の前に現れ、瀬戸は「ちょっと何これ! いたずらが悪質だな〜」とぼやく。恐怖演出となったが、奈緒が「同じような人形を昔から大事にしています。枕元において一緒に寝ていた」と明かしたため、亀梨は松原に「こっちは全然怖い空気なくなりました」と報告していた。
2020年07月21日8月29日(土)スタートの“オトナの土ドラ”シリーズ第29弾は、ジャパニーズホラーのレジェンド・中田秀夫が演出する「恐怖新聞」に決定。連続ドラマ初主演の白石聖、キーパーソン役で黒木瞳が出演する。本作は、『リング』で世界中を震撼させた中田監督が、70年代にオカルトブームの火付け役となったつのだじろうによるオカルトマンガの金字塔「恐怖新聞」をドラマ化。「オトナの土ドラ」シリーズ初のホラー作品となる。京都市内の大学に通う女子大生・小野田詩弦は、念願の一人暮らしを始めた途端に、恐怖新聞が届くように。最初はイタズラだと思っていたが、次々と新聞に書かれた通りの事件が起こってしまう。そしてこの恐怖新聞は、1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まるのだ――。そんな次々と身に降りかかる不条理な恐怖の中で、自身が存在していることへの不安と向き合うことになる詩弦を演じるのは、「I"s」「絶対正義」などに出演する白石さん。「オファーをいただいた時は、素直にすごく嬉しかったです。ただ、連続ドラマ初の主演で、ホラー作品も初めてなので不安もあります」と話し、「台本を読んだ印象は、つのだじろうさんの原作とはまた違う新しい『恐怖新聞』に仕上がっていて」とまた新たな形になっていると明かす。また「見どころはたくさんありますが、詩弦が『自分が存在している意味は何だろう』と葛藤しながら成長していく姿もその1つです」とアピールし、「最終的には共感してもらえるような、目が覚めるようなお芝居ができればと思っています。そして『毎週怖いけどなんか見ちゃうんだよなぁ』と言われるような作品にしていきたいです」と意気込んでいる。さらに本作に深みを与えるのが、詩弦の母・歌子役の黒木さん。陽気で前向きだが、その実は正義感に熱く、不条理なことは許せない性格。恐怖新聞の存在を知ることにより、独自の思惑で動き出すことに…。「今回で中田監督とご一緒させていただくのは4作目になるので、もう台本を開く前にOKを出しました(笑)」と監督に厚い信頼を寄せる黒木さんは、「私の演じる母親の歌子は、たぶん一筋縄ではいかないお母さんなんだろうなと思います(笑)。最初の印象はよくつかめなかったのですが、『ここはどういう意味なんだろう?』というたくさんの謎をひとつずつ謎解きしていくと、私の歌子という役が浮かび上がってきたという感じです。きっとご覧になる視聴者の方も、『なんだろうこのお母さん?』という風に思っていただくと、より面白くなると思いますので、いろいろ想像しながら役を広げている最中です」とコメントしている。なお、シリーズ構成は小説家・乙一。猟奇的でグロテスクな作品から物悲しく感動的な作品まで、幅広く手掛ける乙一さんが、未だかつて誰も体験したことがない驚愕の展開の波状攻撃で、視る人を感情のジェットコースターに導き入れる。「恐怖新聞」8月29日(土)~10月10日(土)23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全7回予定)。(cinemacafe.net)
2020年07月21日本田翼、新田真剣佑、柄本時生、早乙女太一らが出演する、リモートでの会話を中心に繰り広げられるリアルタイムミステリー「リモートで殺される」より、本編映像と高校生時代のビジュアルが公開された。企画・原案を秋元康、監督を中田秀夫が務める本作は、緊急事態宣言による自粛期間中に高校時代の同級生たち6人がリモートで集まることから物語は始まる。そして同級生のひとり、古郡一馬が行方不明になり、さらに、高校時代に屋上から転落死した同級生・田村由美子の死の真相を探るうちにリアルタイムで起こる連続殺人に巻き込まれていくというあらすじ。今回到着したPRスポットでは、本作の本編映像を見ることができる。さらに合わせて公開されたのは、出演者が揃う高校生時代のビジュアル。撮られたこの日は、高校時代のシーンの撮影を行うため、本田さん、新田さん、柄本さん、早乙女さん、そして前野朋哉、齋藤飛鳥、前田敦子と出演者全員が高校時代の制服を着用し、集結。制服姿で教室のセットに集まった出演者たちは「学生時代、どの辺りの席だった?」「廊下側だったな~」などと、懐かしい学生時代のエピソードで盛り上がり、和気あいあいと撮影は行われたそうだ。なお、放送終了直後からは、新たな撮影シーンを加え、リモート画面の向こう側で起きた事件の詳細を描く“殺人の裏側編”が「Hulu」にて配信されることも決定した。スペシャルドラマ「リモートで殺される」は7月26日(日)22時30分~日本テレビにて放送。※放送終了直後からHuluで“殺人の裏側編”を配信(cinemacafe.net)
2020年07月17日本田翼、新田真剣佑、柄本時生、早乙女太一、前野朋哉、齋藤飛鳥、前田敦子ら若手実力派キャストが集結し、秋元康が企画・原案、中田秀夫監督で贈るリアルタイムミステリードラマ「リモートで殺される」が7月26日(日)に放送されることが決定した。本作は、リモートでの会話を中心に繰り広げられるリアルタイムミステリー。緊急事態宣言による自粛期間の最中、野島絵里(本田翼)、野村優作(新田真剣佑)、藤原太(柄本時生)、井上透(早乙女太一)、北川淳二(前野朋哉)、松園佳代子(前田敦子)、高校時代の同級生6人がリモートで集まることから始まる。朝、藤原太の元に「“古郡一馬”くん知っていますよね? 最近、連絡がなかったか?」と、刑事が2人訪ねてきたという。ほかにも、実家に地元の警察が来たという仲間もいて…。高校時代の友人・古郡一馬が「どうやら、何かやったらしい」という話。高校卒業以来、誰とも会っていないと思われていた古郡だったが、「先週会った」と言う者や、元恋人の野島絵里も「最近、時々会っていた」と言う。古郡は、高校時代に自殺した田村由美子(齋藤飛鳥)が死んだとき、「僕たち以外に誰か屋上にいた」と話したという。その時、ニュースで「火事が起き、古郡一馬の部屋から出火し、焼死体が出た」と流れる。古郡一馬は死んだのか!?と、その中の一人の玄関のチャイムが鳴った。「えっ?誰……?」リモート画面の向こう側で一体何が起きているのか!?“古郡一馬”の行方は?高校時代の“田村由美子”は本当に自殺なのか?登場人物たちがその真相を探るうちに連続殺人に巻き込まれていく。また、本スペシャルの放送終了直後から動画配信サイト「Hulu」では、新たな撮影シーンを加え、リモート画面の向こう側で起きた事件の詳細を描く”殺人の裏側編”を配信する。本田翼/野島絵里職業:WEBデザイナー趣味:ビーズネックレス作り。ステイホーム中はジグソーパズルにハマる台本を読ませていただいて、いま世の中で多くの方が行っている「リモート」に、サスペンスが絡み合っていて、日常の中に起こるかもしれない非日常的な出来事の設定がとても興味深いと思いました。物語のなかでは描かない伏線になる裏設定がたくさんあり、随所に散らばってますのでドラマを観ながら見付けて頂きたいです。緊急事態宣言あけのドラマ撮影はこれが初めてですが、個性豊かな同世代のキャストのみなさんとの撮影になり楽しみです。新しい時代が来ていると感じる今、ピタッとはまるドラマになっているので是非ご覧いただけたらと思います。宜しくお願いします。新田真剣佑/野村優作職業:ゲーム会社(SE)趣味:天体観測、ゲーム、音楽、ギター今回は、本読みから本編に使う映像を撮ったり、はじめての試みでの撮影が多いのでどのような環境で撮影をするのかとても楽しみにしています。初めてご一緒する前野さん、前田さん、齋藤さん、再共演となる本田さん、そしてプライベートでお世話になっている柄本さん、早乙女さんとの共演なので本読みからとても楽しい現場です。皆さんに楽しんでいただけるよう、全力で頑張ります。柄本時生/藤原太職業:マンガ喫茶店員趣味:鉄道マニア中田秀夫監督とご一緒できるというのが嬉しいです。あまり聞いたことのない演出なので、楽しんで演じさせて頂きたいと思います。(共演者の方は)仕事でご一緒してる方が結構多いので、現場の空気を感じながら、楽しめればと思います。リモートのサスペンスのドラマというのは思い切ったことをするなと思いました。なかなか見ないものになると思うので、頑張りたいです。早乙女太一/井上透職業:大手自動車メーカー趣味:熱帯魚、自動車、デッサンリモートドラマもミステリーも初めてなので、参加できて嬉しく思います。僕が初めて見たホラー映画が子供の頃に見た『リング』でした。その監督とご一緒できて光栄です。本読みもリモートで行った為、今までにない取り組み方で、会話の仕方や空気感に手こずりましたが、出来る限り頑張りたいと思います。共演者の時生くんとはしょっちゅう遊ぶ友達なのですが、久し振りに仕事の現場で一緒になるので、とても楽しみです。新たな試みだらけですが、精一杯取り組みたいと思います。前野朋哉/北川淳二職業:建設会社勤務趣味:DIY、車好き同郷である中田監督との現場はとても楽しみです!台本はとてもスリリングでした。緊急事態宣言後の世界が描かれておりタイムリーですし、撮り方や、演出など、中田監督がどう表現されていくかも見所だと思います。共演者の中では僕が一番歳上なので、できるだけフレッシュに挑みたいですっ! 目の前で起こる様々な出来事に皆さんが驚いたり、閃いたり、恐怖を感じたり……、楽しんで貰えるよう、こちらも楽しんで撮影したいです! 是非ご期待下さい!前田敦子/松園佳代子職業:化粧品会社の研究者趣味:猫写真猫を飼っている中田監督をはじめとする皆さんと新たな挑戦ができる事が楽しみですし、秋元先生とご一緒させていただくのも久しぶりなので、参加させていただけたことが嬉しいです。新しいぞくぞく感を味わっていただける予感がします。リモートでの会話劇になるため、それぞれ1人ずつの撮影が大半なので、キャストの皆さんと集まる貴重な1日が楽しみでもあります。ミステリーの世界を楽しんでいただけるよう精一杯努めさせていただきたいです。齋藤飛鳥/田村由美子学生時代に屋上から転落死した同級生。自殺とみられていたが……趣味:ピアノ、バレエこれまでは乃木坂46のメンバーと一緒に出演するドラマが多かったのですが、今回の「リモートで殺される」はメンバーがいないので、とても緊張しています。中田監督の作品も観ていましたし、(中田監督作品に出演した)メンバーの白石麻衣から監督のお話も聞いていたのでお会いするのが楽しみでした! 共演者の方も本田翼さん、前田敦子さんをはじめ皆さんフランクに接して下さり、温かい現場でとても安心しています。私が演じる田村由美子は、今までに演じたことのない役柄ですが、あまり構えすぎず、ナチュラルに演じられたら良いなと思っております!スペシャルドラマ「リモートで殺される」は7月26日(日)22時30分~日本テレビ系にて放送。※放送終了直後から「Hulu」にて、新たな撮影シーンを加え、リモート画面の向こう側で起きた事件の詳細を描く”殺人の裏側編”を配信。(text:cinemacafe.net)
2020年07月05日事故物件に住み続けている芸人・松原タニシの実体験による著書を、主演・亀梨和也、新しいホラー映画の巨匠・中田秀夫監督のタッグで映画化した『事故物件 恐い間取り』。この度、亀梨さん演じるヤマメの場面写真が公開された。本作は松原さんの実話をベースに、プロデューサー(木下ほうか)からの無茶振りで芸人・ヤマメが事故物件に住むところから始まる。今回新たに到着した場面写真は、ヤマメが住む事故物件1軒目でのワンシーン。以前、一人暮らしの女性が殺されたというその部屋で、ひとりで部屋にカメラをセッティングするヤマメの元に、プロデューサー・松尾から電話が入る。ヤマメの部屋の様子が気になった松尾。しかし、電話の向こうのヤマメに奇妙な違和感を感じる…。事故物件の恐怖が迫りくる、戦慄の場面写真となっている。『事故物件 恐い間取り』は8月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:事故物件 恐い間取り 2020年8月28日より全国にて公開©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
2020年06月06日8月28日(金)より全国公開となる、亀梨和也主演作『事故物件 恐い間取り』。この度、豪華なキャスト18名が一挙発表、ティザービジュアルと特報映像も公開された。殺人、自殺、火災による死亡事故などがあった“いわくつき”の部屋、それが“事故物件”。そんな事故物件に住み続けているひとりの芸人がいる。彼の名は松原タニシ。“事故物件住みます芸人”として活動する松原の実体験による著書『恐すぎて部屋に入れない』を映画化したのが本作だ。物語は、松原の実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメがプロデューサーから「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むところから始まる。一軒目の部屋で撮影された映像の中には白い“何か”が映っていたり、音声が乱れたり……。番組は盛り上がり、ネタ欲しさに事故物件を転々としていくヤマメを待つ“最恐”の事故物件とは……?主演の亀梨を囲むのは、豪華な面々。ヤマメを密かに応援するメイクアシスタント・小坂梓役を奈緒が演じ、お笑いコンビ・ジョナサンズでヤマメの相方の中井大佐役を瀬戸康史が演じる。その他にも、ヤマメに事故物件に住むことを提案する制作会社プロデューサー・松尾を木下ほうか、ヤマメに事故物件を紹介する不動産屋・横水を江口のりこ、梓のヘアメイクの先輩・カオリをMEGUMI、制作会社AP・下中を真魚、番組の放送作家・熊谷を瀧川英次、人気お笑いコンビ・“肉戦車”を加藤諒と坂口涼太郎、ヤマメのマネージャー・佐々木を中田クルミ、ベテラン女芸人・ヒミコをバービー、定食屋店主を宇野祥平、怪しい宮司・伊崎を高田純次、心霊研究家・篠崎を小手伸也が演じる。さらに有野晋哉、濱口優、団長安田、クロちゃんをはじめとした松竹芸能の芸人が多数出演。個性豊かなキャストが集結している。また音楽は、『コンフィデンスマンJP』などを手がけたfox capture planが務めることに決定。監督を務めるのは、『リング』で日本映画界のホラーブームを牽引し、『スマホを落としただけなのに』の大ヒットも記憶に新しいホラー映画界の巨匠・中田秀夫だ。公開されたティザービジュアルでは、部屋の中でカメラを回していたヤマメ(亀梨)が“あるモノ”を見つけてしまい、恐怖におののく姿とともに“殺人・自殺・火災による死亡事故等があったいわくつきの部屋に1人の芸人が住んでみた、実話。”という本作を表したコピーが全面に入った、インパクト大のものとなっている。さらに公開された特報では、芸人のヤマメが事故物件に住むきっかけとなったシーンから、いかにも“何か”が出てきそうないわくつきの部屋・“事故物件”に住み始め、初日の夜を迎える様子が描かれている。部屋にカメラをセッティングし、撮影を進めるとそこに映っていたものとは……?恐怖を煽る仕上がりだ。『事故物件恐い間取り』8月28日(金)より全国公開
2020年05月26日映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)の公開初日舞台挨拶が21日に都内で行われ、千葉雄大、白石麻衣、成田凌、中田秀夫監督、北川景子、田中圭が登場した。同作は、志駕晃のデビュー作で、北川景子主演による実写映画(18)が興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録した『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』を実写化。前作の連続殺人事件が幕を閉じてから数カ月後、同じ事件現場から新たな身元不明の死体が発見され、真相を探るため刑事・加賀谷(千葉)は、かつて自分が逮捕した連続殺人鬼・浦野(成田凌)のもとへ行く。作品名にかけて「絶対に落としたくないもの」を聞かれた千葉は、「やっぱり、北川さんから受け継いだバトンですかね。尊敬する北川さんから受け継いで、一緒に宣伝とかもさせていただいて、お芝居はもちろんですけど、お客様に届けるまでの背中が本当に尊敬できたので、そのバトンを落とさず、この作品もみなさんにお届けできたらいいなと思ってやってました」と語る。すると、会場に「その気持ち、届きました。初日おめでとうございます」(北川)、「雄大、おつかれ」(田中)、「真面目だね、相変わらず」(北川)と北川&田中の声が響き、キャスト陣も驚き。完全にサプライズで登場した2人に会場からも歓声が上がる。驚いて涙を見せる千葉に、田中が「泣いてる!」と指摘すると、千葉は「泣いてない泣いてない泣いてない」と否定するも、涙を拭う。北川は「勘がいいから気付いてるんじゃないかって話をしてたけど、気付いてなかったね」と目を潤ませ、千葉が「本当にびっくりしましたし、すごい大好きなお二人なので、本当に嬉しいです」と感謝すると、成田が千葉にハンカチを差し出す。また白石も「北川さんが撮影時すごく優しくしてくださったので……」と声をつまらせ、「改めて嬉しいです」と涙。千葉が成田から貸してもらったハンカチを差し出し、ハンカチのリレーとなっていた。クランクイン時や、同作を観た時にも千葉にメールを送っていたという北川。「前作も加賀谷の話だなと思っていたんです。私たちが主演だったかもしれないけど、加賀谷のバックグラウンドがキーになっていた。パート2でそれが明かされていくのがすごく面白かったし、人間的な部分が見られたのがよかったって、真面目に送りました」と明かすと、田中から千葉に「泣け、泣け」と茶々が入る。千葉は「やりづらいなあ!」と苦笑しつつ、「実は圭さんからも連絡をいただいて、いつもはなんかくだらないものしかこないんですけど、すごく感想をくださった」と語った。また、ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』では恋模様を繰り広げていた田中と千葉。今作での千葉と成田のタッグについて思うところがあったのか? という質問に、田中が「本当に2人の対比とかバランスが面白かったので、そこに対してはそんな思わなかったんですけど……」と答えると、千葉は「嫉妬したやろ!」とにやり。田中は「ぜんっぜんしない!!」と否定していた。
2020年02月21日社会現象をも巻き起こしたあの大ヒット作『スマホを落としただけなのに』待望のシリーズ第2弾、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が本日より公開。千葉雄大演じる“過去にトラウマを持つ”刑事と凶悪犯の対決が見どころの作品だ。前作は、2018年11月に公開され、興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録。主演に北川景子、共演に千葉雄大、成田凌、田中圭ら最旬キャストを迎え、恋人が落としたスマホをきっかけに、やがて命を狙われることになるヒロインの恐怖と隠された過去が暴かれるという幾重にも謎が重なったミステリーだった。多くの方が一度は経験したことがあるであろう、“スマホを落とす”という行為がきっかけなだけに、“誰にでも起こりうる身近にある恐怖”として、“スマホ世代”を中心に共感を集めたのだ。そんな作品の続編である今作は、前作に登場した千葉演じるトラウマを抱えた刑事・加賀谷が解決したはずの連続殺人事件から数カ月後、同じ現場から新たな死体が発見されるというショッキングな内容から物語は始まる。真相を探るため、加賀谷は彼が逮捕した獄中の連続殺人鬼・浦野(成田凌)と再び対面することになる。浦野によって明かされる新たなネット上の闇の存在。そこにはネタバレ厳禁な驚愕の事実が隠されている……。今作で主役となるのは千葉。彼の演じる加賀谷の“個人の問題”は、前作では解決されておらず、それが本作ではクローズアップされることになる。千葉の主役として作品を率いる力、俳優としての引き出しの数に驚かされることは間違いない。そして、獄中の“連続殺人鬼”・浦野を演じるのは、前作での怪演が話題を呼んだ成田だ。出演作が次々と公開され、初主演作『カツベン!』の好演も記憶に新しい成田。前作に引き続き今作でも、彼のさらなる進化を垣間見ることができるだろう。ヒロインには、所属するアイドルグループ・乃木坂46の卒業も決定している白石麻衣。本作では、恐怖にさらされる“ごく普通”の女性を、繊細かつ大胆に演じ上げている。今後、俳優活動を活発化させるのかは不明だが、その布石としては十分な仕事をしているといえるだろう。そして脇を固めるのは、鈴木拡樹、音尾琢真、田中哲司、江口のりこ、奈緒、今田美桜、原田泰造、井浦新ら豪華な面々。さらには、北川景子&田中圭コンビも特別出演している。メガホンを取るのは、前作に引き続き、名匠・中田秀夫。些細なことで日常が崩れていくネット社会の恐怖に加え、続編以上のスケールの大きさで描かれる警察組織を巻き込んだサイバー犯罪を、名匠に相応しい恐怖演出で仕上げている。ネタバレ厳禁なだけあって、これ以上本作に踏み込むことははばかられる……。この文章を書くにあたってネットを開いているいま、ひょっとして私も狙われているのでは……?思わずそんなことすら考えてしまう、“誰にでも起こりうる身近にある恐怖”を、ぜひ劇場で目撃して欲しい。『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』本日より公開
2020年02月21日映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)の完成披露試写会が29日に都内で行われ、千葉雄大、白石麻衣、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、中田秀夫監督が登場した。同作は、志駕晃のデビュー作で、北川景子主演による実写映画(18)が興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録した『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』を実写化。前作の連続殺人事件が幕を閉じてから数カ月後、同じ事件現場から新たな身元不明の死体が発見され、真相を探るため刑事・加賀谷(千葉)は、かつて自分が逮捕した連続殺人鬼・浦野(成田凌)のもとへ行く。ヒロイン・美乃里を演じた白石は、「先日、グループからの卒業を発表させてもらって」と、3月25日の乃木坂46からの卒業に触れる。「ちょうど去年の夏頃、撮影していた時期に卒業のことも悩んでいて、でもこの作品にかける思いが強かったので、この作品には全力の力で全部出し切っていこうと思って。撮り終わったときに卒業とつながるものがあって、『今かな』と思って卒業を発表させてもらった」と振り返る。「この作品でたくさん勉強にもなったし、成長にもつながったので、この作品に出会えて嬉しく思っています」と感謝の気持ちを表した。恋人役の千葉は、白石について「まっすぐな姿勢が同じ役者としてかっこいいなと思いましたし、宣伝活動とかも一緒にやらせていただいていて、白石さんと一緒だからできることはたくさんあるなと思って、力になるなと支えられているような思いです」と絶賛。「同じシーンがなかった」という成田は、「2人のシーンを観に行って、覚悟をものすごく感じましたし、白石さんが軸として強い女性でいないと成り立たないので、強さをすごく感じて、感動しました」と撮影を振り返った。
2020年01月29日映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)の完成披露試写会が29日に都内で行われ、千葉雄大、白石麻衣、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、中田秀夫監督が登場した。同作は、志駕晃のデビュー作で、北川景子主演による実写映画(18)が興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録した『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』を実写化。前作の連続殺人事件が幕を閉じてから数カ月後、同じ事件現場から新たな身元不明の死体が発見され、真相を探るため刑事・加賀谷(千葉)は、かつて自分が逮捕した連続殺人鬼・浦野(成田凌)のもとへ行く。主演の千葉が「まさかの、という感じでびっくりしましたし、前作に続いて監督・キャストと新たな作品を作れるんだという喜びがありました。キャストにも白石さん、鈴木さん、井浦さん、素敵なメンバーで……」と挨拶を始めると、会場はざわざわ。名前を呼ばれなかった成田に、千葉は「違う、この人は前にやってるからさ」と苦笑し、「新しいキャストのみなさんともお芝居できて嬉しく思いました」と振り返った。今作では新たな犯人・Mが登場するということで、イベントでは男性キャストが「自分こそが犯人だ」とプレゼンし、白石が一番プレゼンを頑張ったキャストを判定することに。トップバッターの成田は千葉に左胸を触らせ、千葉は「鼓動が早いです」と緊張を報告する。成田はステージ上を動きながら「僕、1で言いました。『ぜ〜んぶ、僕です!』と言いました。今回の題名『囚われの殺人鬼』つまり、僕です!!」と目を見開きながら叫んだ。「動けばいいっていうもんじゃないから。動かないとやってらんなかったんだろうな」と、成田の様子を落ち着いて評した井浦は、「どう考えても僕。犯人だからオファーを受けてるという前提があって参加してるんです」とリアルな語り口で翻弄する。「ポスターに出ないようにしたかったけど、出てしまった」「フードをかぶっているのも僕が撮っています」と淡々とプレゼンし、「本当のことをそのまま言っただけです」とにやりとした。続く鈴木はいい発声で「役のことを知っていただくと、皆さんに納得していただけると思います」と、加賀谷(千葉)と立ち上げた会社の社長で、美乃里(白石)と働いていることから「もし僕が美乃里ちゃんを奪いと思っているのだとすれば? そしてもう一つ、会社の屋台骨となっている加賀谷くんのソフトの権利も奪いたい、そう思ってるとしたら、動機は十分じゃないですか?」と説得力抜群のプレゼンを披露。最後の千葉は「まあ、みなさんね、がんばってらっしゃいましたけど、お疲れ様でしたって感じでしたね」と上ずった大声で入り、会場も驚き。「主演が犯人、新しくないですか?」「あのフード(の写真)、かわいらしい輪郭のフォルム、僕しかいないじゃないですか」「役を降りても、誰よりも二面性があるのは、僕です!」と成田のモノマネを交えながらのプレゼンに会場も笑いに包まれる。最終的には白石が「一言目の声の出方が良かった」と千葉を選び、千葉は「正直、自分でもびっくりしました。何年やってんだって。もうすぐ10年なんですけど、失礼しました」と苦笑していた。
2020年01月29日KAT-TUNの亀梨和也(33)が、8月28日から全国で放映される映画『事故物件恐い間取り(仮)』の主演に抜擢された。亀梨がホラー映画に出演するのは初めてのこと。監督は『リング』(’98)や『貞子』(’19)を手がけた中田秀夫氏(58)が務める。亀梨演じる売れない芸人・山野ヤマメは、先輩から「テレビに出してやるから事故物件に住め」と勧められる。テレビ出たさと家賃の安さから事故物件に住み始めたヤマメに、怪奇現象が巻き起こるというストーリーだ。原作は松竹芸能に所属する芸人・松原タニシ(38)が、18年6月に出版した『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房)。松原は12年に怪奇番組『北野誠のおまえら行くな。』(エンタメ~テレ)への出演を機に、数々の“事故物件”に居住。その恐怖体験を間取り付きでつづっている。ホラー初挑戦という亀梨だが、周囲がざわついているという。というのもスポーツ報知で亀梨が「昨年末に中田監督との顔合わせに行く時、急に移動車のエンジンがかからなくなって故障した」と告白。続けて「車を直したはずが、昨夜に車内でマネージャーから台本をもらった時に再びエンジンが止まってしまった」と明かしているからだ。Twitterでは亀梨の出演を喜ぶとともに、危惧する声も相次いでいる。《亀梨くんのエンジントラブル不思議というかただただ心配なんだけど》《主演映画決定おめでとうございますホラー映画の撮影…色々心配ですが 何事もなく無事に終了しますように》《亀梨さん、映画決まったの嬉しいけど、この人霊感あるよね?大丈夫かな。。と勝手に心配してる》「タニシさんは、自分の周囲にも怪奇現象が起きることがあると話していました。引っ越しを手伝った後輩芸人が交通事故に遭ったり、タニシさんを取材したライターにも不思議な現象が起こったりしたそうです。そうしたジンクスもあるため、心配の声が上がっているようです」(芸能関係者)来月下旬にクランクインするという亀梨。無事に撮影が進むことを祈るばかりだ――。
2020年01月21日亀梨和也主演、中田秀夫監督のタッグで、“事故物件住みます芸人”松原タニシの実体験による著書「事故物件怪談恐い間取り」が映画化決定。「色んな方に楽しんで頂ける作品にできるよう撮影に励みたい」と意気込む亀梨さんのコメントも到着した。売れない芸人・山野ヤマメは、先輩から「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた物件へと引っ越すことに。そこは普通の部屋だったのだが、撮影した映像の中には白いものが映っていたり、音声が乱れたり。ヤマメの出演した番組は盛り上がる。番組からの期待も高まり、ネタ欲しさに事故物件を転々とするヤマメは、やがて様々な怪奇現象に遭遇し「事故物件住みます芸人」として大ブレークするが――。2012年「北野誠のおまえら行くな。」(エンタメ~テレ)の企画により事故物件に住み始め、以降大阪、千葉、東京、沖縄で実際に9軒の事故物件に住んできた松原さんの体験を、それぞれ間取り付きで紹介する「事故物件怪談恐い間取り」。発売から2か月、異例の増刷14刷りとなり、「恐すぎて部屋に入れない」と話題沸騰。また、現在までにノンフィクションとしては異例の10万部を突破している。映画では、松原さんの実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメが先輩からの無茶ぶりで、殺人事件が起きた事故物件に住むところからはじまり、ネタ欲しさに事故物件を転々としていくヤマメは、やがて様々な怪奇現象に遭遇していく。そんな芸人・山野ヤマメを演じるのは、「ボク、運命の人です。」『PとJK』などに出演、「ストロベリーナイト・サーガ」の主演も話題となった亀梨さん。「ジャニーズに入って間もない頃に日本テレビの『怖い日曜日』という番組で案内役を務めた事はあったんですが、自分自身がホラー作品に出演するのは今回が初めてです。またJホラーを代表する中田監督とも初めてご一緒させて頂きますが、撮影現場の雰囲気も今からとても楽しみです」と今回ホラー初出演だと言い、「今回は芸人役にも挑戦しますが、仲良くさせて頂いている若手芸人さんも多いので、お話を聞かせてもらったり、参考にさせてもらっています。クランクインまでにライブも見に行きたいと思っています!」とコメント。また「普段自分を応援してくださっている方々にとっても初めての姿をお見せできると思いますし、ホラーファンの方々にとっても自分は初めましての存在だと思うので、色んな方に楽しんで頂ける作品にできるよう撮影に励みたいと思います」と話している。監督を務めるのは、『リング』(’98)で日本映画界のホラーブームを牽引、『スマホを落としただけなのに』も大ヒットした中田秀夫。「ホラー映画をこれだけ撮ってきた私も今回ばかりは、さすがにリアルに恐いのだが、幸い主演の亀梨和也さんが、面白いアイディアをどんどん提案してくださっていて、彼との初タッグをとても楽しみに撮影準備できている。『住んでいる部屋が恐い』という、誰しも逃げようのない恐怖と共に、亀梨さんが劇中で住む四つの部屋の、極上の『地獄巡り』を楽しんでいただきたい」と呼びかけている。『事故物件恐い間取り』(仮)は8月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月21日アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が、映画『事故物件 恐い間取り』(8月28日公開)に主演することが21日、明らかになった。同作は芸人・松原タニシによる同名のベストセラーノンフィクションを映画化。前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる"事故物件"に転々と住んでいるタニシの実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨)が様々な怪奇現象に遭遇していく様子を描く。2012年よりテレビ番組『北野誠のおまえら行くな。』(エンタメ~テレ)の企画により事故物件に住み始め、以降大阪・千葉・東京・沖縄で実際に9軒の事故物件に住んできたタニシの体験をそれぞれ間取り付きで紹介した原作は、発売から2カ月にして異例の増刷14刷りとなり、「恐すぎて部屋に入れない」と話題沸騰となった。「ペンキで塗りつぶされた鏡」 「帰宅すると勝手に空いている襖」など、間取り付きで実際に起きた怪奇現象が紹介されているからこそ、より一層リアリティのある怪談になっている。ホラー初出演となる亀梨は、売れない芸人・山野ヤマメを演じ、先輩から「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住み始める。1軒目の部屋で撮影された映像の中には白いものが映っていたり、音声が乱れたりと不穏な様子。ネタ欲しさに事故物件を転々としていくヤマメは、やがて様々な怪奇現象に遭遇し、「事故物件住みます芸人」として大ブレークするが、“最恐”の事故物件がヤマメを待つことになる。メガホンをとるのは、『リング』(98)で日本映画界のホラーブームを牽引しハリウッドへも進出、その後も数々のヒット作・話題作を生み出し、『スマホを落としただけなのに』(18)の大ヒットも記憶に新しいホラー映画の巨匠・中田秀夫。実際にタニシが体験した怪奇現象をリアルに再現し、観る方も実際に起こった出来事がよりリアルに感じられるものになる。また、主人公が怪奇現象を映そうと部屋の中に設置するビデオカメラの映像も臨場感とともにリアリティのある恐怖を増幅させる。撮影は都内近郊で行われ、1月下旬クランクインし、2月末頃クランクアップを予定している。○亀梨和也 コメントジャニーズに入って間もない頃に日本テレビの『怖い日曜日』という番組で案内役を務めた事はあったんですが、自分自身がホラー作品に出演するのは今回が初めてです。またJホラーを代表する中田監督とも初めてご一緒させて頂きますが、撮影現場の雰囲気も今からとても楽しみです。今回は芸人役にも挑戦しますが、仲良くさせて頂いている若手芸人さんも多いので、お話を聞かせてもらったり、参考にさせてもらっています。クランクインまでにライブも見に行きたいと思っています!僕自身の最近の不思議な体験は、昨年末に中田監督との顔合わせに行く時、急に移動車のエンジンがかからなくなって故障してしまったんです。直したはずなんですが、昨夜、車内でマネージャーさんから台本をもらった時にまたエンジンが止まってしまったんです! 不思議な出来事でしたが、これも撮影に向けて気を引き締めろということかなと思いました。ただ、できることなら車は変えてもらいたいですね(笑)普段自分を応援してくださっている方々にとっても初めての姿をお見せできると思いますし、ホラーファンの方々にとっても自分は初めましての存在だと思うので、色んな方に楽しんで頂ける作品にできるよう撮影に励みたいと思います。○原作者:松原タニシ コメント7年前、何の仕事もなかった一介の芸人が、テレビ番組『北野誠のおまえら行くな。』の企画で事故物件に住み始め、その経験が書籍化され、そしてまさかの映画化にまでされてしまう展開を、一体誰が想像できたでしょう。しかも主役が亀梨和也さん。そして監督が『リング』の中田秀夫監督。豪華すぎます。さて、これは単なるホラー映画ではありません。『事故物件怪談 恐い間取り』を原作として実写化されるということは、ファンタジーの世界ではなく、映画に登場する事故物件が現実にこの日本のどこかに存在するということです。果たして僕が過ごした「恐い間取り」達が、スクリーンの中でどう生まれ変わり、どんな恐怖を見せてくれるのか、非常に楽しみです。○監督:中田秀夫 コメント「事故物件に住む=前住者である亡霊との共同生活」……今作の原作者、松原タニシさんは常人なら絶対にしたくないことを仕事にしている。ホラー映画をこれだけ撮ってきた私も今回ばかりは、さすがにリアルに恐いのだが、幸い主演の亀梨和也さんが、面白いアイディアをどんどん提案してくださっていて、彼との初タッグをとても楽しみに撮影準備できている。「住んでいる部屋が恐い」という、誰しも逃げようのない恐怖と共に、亀梨さんが劇中で住む四つの部屋の、極上の「地獄巡り」を楽しんでいただきたい。
2020年01月21日『スマホを落としただけなのに』に出演した北川景子と田中圭が、続編となる『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』に特別出演していることが分かった。前作では、北川さんが他人が落としたスマホがきっかけで個人情報や人間関係全てが暴かれ、次第には命まで狙われてしまう麻美を、田中さんがその彼氏でありスマホを落としたことで麻美と共に事件に巻き込まれてしまう富田を演じた。そして今回の続編では、そんな壮絶な事件を乗り越えた2人の結婚式が実現。浦野(成田凌)を逮捕した加賀谷(千葉雄大)が恩人として彼女・美乃里(白石麻衣)と一緒に招待されており、華やかな衣装に身を包んだ幸せそうな姿が覗ける。前作に引き続き、今作もメガホンをとった中田秀夫監督は「スマホシリーズは前作も冒頭に麻美と富田の恋人同士の微笑ましいシーンを入れており、今回は彼等のその後を描きたかった」とこだわったシーンだと明かしている。また、前作が1月6日(月)21時よりTBS系にて地上波初放送されることも決定した。<キャストコメント>北川景子前作を撮影している時は、まさか続編があるとは思わずに撮影していたし、今作でまさかウエディングドレスを着られるとは思ってもいませんでした。なにより白石さんと共演できて嬉しかった。中田組の現場が懐かしいなぁと思いつつ、白石さんがいることで新しい現場という感じもして、よりパワーアップした現場になっているなと感じました。今回は続編とはいえ、千葉さん演じる加賀谷の目線で描いた物語として、前作を観ていない方も楽しめる作品になっていると思います!千葉さんと白石さんが演じる恋人同士のもどかしい関係性にも注目です。田中圭前作が終わった時に、北川さんと、我々の演じた役が、「力強く幸せになってくれたらいいねー」という話をしていたので、そこを今作で、しかも、みんなに見守られながら結婚式を挙げるという形で描けたことはとても嬉しかったです!千葉雄大前作に出演させて頂いたときは、続編があるというのは考えてなかったですし、今回主演を務めさせて頂くことになり、尚且つ、こうしてまた北川さんと田中さんとご一緒できたことがとても嬉しかったです。今作では、サスペンス要素だけではなく、加賀谷と美乃里の人間ドラマも楽しんでいただけると思います。白石麻衣共演される方々が豪華なキャストの方ばかりなので、私が出演していいのかなという不安もありましたが、前作が凄く素敵なお話しだったので、そこに負けないように一生懸命演じました。北川さんからは監督の独特の演出方法も教えていただきましたし、前作で皆さんが作ってくださった雰囲気を壊さないように、千葉さんについていって、いい映画になるように頑張りました!『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は2020年2月21日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スマホを落としただけなのに 2018年11月2日より全国にて公開Ⓒ2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 2020年2月21日より全国東宝系にて公開©2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
2019年12月05日ゲームデザイナー・小島秀夫の新作PlayStation(R)4用ソフトウェア「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」の発売を前に、本ゲームにも登場する俳優マッツ・ミケルセンと小島監督との対談が実現。「『DEATH STRANDING』スペシャル対談:Talk Stranding vol.1 監督と出演者 マッツ・ミケルセン」の映像が公開された。本映像は、“Talk Stranding”と題し、各界のトップランナーたちと小島監督の対談を通じて「DEATH STRANDING」の魅力を掘り下げる企画の第1弾映像。今回は“監督と出演者”という関係性にフォーカスし、「DEATH STRANDING」で謎の男・クリフを演じるマッツと小島監督が、2人で共に「DEATH STRANDING」の世界を作り上げていった過程を、貴重な撮影エピソードとともに語り尽くす。2人の交流の始まりには、マッツと何度もタッグを組んでいるデンマークの鬼才監督ニコラス・ウィンディング・レフンの存在があったことが明かされ、ほとんどゲームをプレイしないというマッツが本作の出演を快諾した理由も明らかに。映画とまったく違う撮影現場でマッツが驚いたこととは?小島監督が収録中に「さすがマッツ!」と感動したこととは?などなど、貴重なコメントが次々に飛び出す内容となっている。“北欧の至宝”とも呼ばれ、日本でも人気の実力派俳優マッツは「DEATH STRANDING」では謎の男・クリフを演じており、主人公サム・ブリッジズ役のノーマン・リーダスをはじめ、レア・セドゥ、リンゼイ・ワグナーら世界的名優たちも出演。対談企画“Talk Stranding”は vol.2以降も近日公開予定という。PlayStation(R)4用ソフトウェア「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」は11月8日(金)より発売。マッツ・ミケルセン主演『残された者-北の極地-』は11月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月25日北川景子が主人公を演じた『スマホを落としただけなのに』の続編の正式タイトルが『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』に決定。合わせて本作のヒロインがミステリー映画初出演となる「乃木坂46」白石麻衣に決定した。恋人が落としたスマホをきっかけに、やがて命を狙われることになるヒロインの恐怖と隠された過去が暴かれるという、幾重にも謎が重なったミステリーを描き、スマホ世代を中心に共感を集めた前作。第2弾となる本作は、志駕晃によるシリーズ第2弾「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」。前作で“過去にトラウマを持つ”刑事・加賀谷役の千葉雄大が主演を務め、獄中の連続殺人鬼・浦野を成田凌が続投する。そして今回新たに、本作のヒロインが決定。加賀谷の恋人で、新たな事件に巻き込まれていく松田美乃里役を、『あさひなぐ』「俺のスカート、どこ行った?」など女優として活動の幅も広げる白石さんが演じる。加賀谷とは付き合い始めて3年経つが、2人の将来について煮え切らない態度の加賀谷に不満を募らせている美乃里。以前、加賀谷も務めていたIT系の会社に勤めており、ある日突然、謎の男に狙われることになる。「前作が凄く素敵な作品だったので、私が参加すると決まった時には緊張と不安でいっぱいでした」と今回の参加について明かす白石さん。だが「千葉さんはじめキャストの皆さん、スタッフの皆さんが本当に良い方ばかりだったので楽しく撮影することができました」と良い現場だったようだ。また「中田監督からは、『今まで見せたことのないような恐怖の表情で(演じて)!』など、様々な演出をしてもらいました。私自身、誰にも見せたことのない、そして私自身も見たことのない表情を監督から引き出していただけたと思います。今まで挑戦できなかった難しいシーンも盛りだくさんだったので、今から完成した映像を観るのが楽しみです」と語っており、本作ではまた新たな白石さんの姿を目撃することができそう。なお、本作は6月12日にクランクインし、先月7月29日にクランクアップ。今回白石さんの出演発表に合わせて、白石さんの劇中写真と、白石さん、千葉さん、中田秀夫監督の3ショットを収めたクランクアップ写真が到着。クライマックスシーン後の撮影とあって、顔に傷メイクも施されている。『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は2020年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 2020年、全国東宝系にて公開予定©2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
2019年08月07日乃木坂46・白石麻衣が、千葉雄大主演の映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2020年公開)のヒロインを務めることが7日、明らかになった。同作は、志駕晃のデビュー作で、北川景子主演による実写映画(18)が興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録した『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』を実写化。前作の連続殺人事件が幕を閉じてから数カ月後、同じ事件現場から新たな身元不明の死体が発見され、真相を探るため刑事・加賀谷(千葉)は、かつて自分が逮捕した連続殺人鬼・浦野(成田凌)のもとへ行く。白石が演じるのは、加賀谷の恋人・松田美乃里。加賀谷とは付き合い始めて3年経つが、2人の将来について煮え切らない態度の加賀谷に不満を募らせている。以前、加賀谷も務めていたIT系の会社に勤めており、ある日突然、謎の男に狙われることになる。この度、クランクアップ時の写真も公開。クライマックスシーン後のため、顔に傷メイクが施されている。○白石麻衣 コメント前作が凄く素敵な作品だったので、私が参加すると決まった時には緊張と不安でいっぱいでしたが、千葉さんはじめキャストの皆さん、スタッフの皆さんが本当に良い方ばかりだったので楽しく撮影することができました。中田監督からは、「今まで見せたことのないような恐怖の表情で(演じて)!」など、様々な演出をしてもらいました。私自身、誰にも見せたことのない、そして私自身も見たことのない表情を監督から引き出していただけたと思います。今まで挑戦できなかった難しいシーンも盛りだくさんだったので、今から完成した映像を観るのが楽しみです。○中田秀夫監督 コメント撮影前、白石さんには「喜怒哀楽」の感情表現豊かなヒロインを一緒に作りましょう、とお願いしました。「クールビューティー」のイメージのある白石さんに、「キュートで熱い」女性像を演じてもらいたかったからです。彼女は自分の身を投げ打って、千葉さん演じる恋人役の加賀谷を深いトラウマから救おうとし、逆に自ら、女性としての、また生命の危機に瀕します。初めて演じるハードな場面の連続を「全身全霊=ボディ&ソウル」をぶつけて演じ切ってくださり大感謝です。ですから私も「えっ!白石麻衣が、ココまでやる!?」と観客の皆さんに「ドキリ、ゾクリ、ゴクリ」としてもらえる演出を心がけました。どうぞお楽しみに!○平野隆プロデューサー コメントクライムサスペンスのヒロインといえばハリウッド創成期から現在に至るまで“美人”であることが第一の条件だと私は思っています。前作では日本を代表する美の象徴である北川景子さんが映画を大ヒットに導いてくれました。今作が成立するかどうかは、北川さんに匹敵する美しさを持つ方を見つけ出せるのかという一点にかかっていました。様々な調査を重ね導き出された答えは私が当初想定していたまさに白石麻衣さんその方でした。白石さんは北川さん同様のクールビューティーであり、笑顔と憂いの表情の落差がとても大きな方です。彼女がいなければきっとこの作品は成立していなかっただろうと今でも思っております。
2019年08月07日モデルとして80年代から数々の雑誌で活躍し、女優としても、出演作は決して多くはないものの『リング』の貞子の母親役などで鮮烈な印象を残した雅子さん。彼女が、罹患者は10万人にひとりという希少なガンとの闘病の末、50歳の若さで亡くなったのは2015年の1月のこと。それからほぼ間を置かず、彼女の夫である大岡大介は、彼女の半生をたどるドキュメンタリー映画の製作を決意する。彼女が19歳でデビューした当時のことや、その後の活躍について知るカメラマンやモデル仲間、スタイリスト、映画やCMの共演者、映画監督など多くの関係者に取材し、4年もの歳月を経て完成したのが7月26日(金)より公開される映画『モデル 雅子 を追う旅』である。映画製作の動機は「モデル・雅子を知らな過ぎたから」「ここまでくると、ずっと彼女に向き合っていたというよりも、ある意味で一緒に生きてきたような感じですね」――。大岡監督はこの4年半の歳月をそうふり返る。大岡監督が雅子さんと結婚し、生活を共にした時間は2006年から2015年までの約9年弱。知り合う以前は、“モデル・雅子”の存在すら知らなかったし、結婚後も互いの仕事について、深く話をすることはあまりなかった。「たまに『こんなの出たよ』と自分が出ている雑誌を見せてくれたりはしたし、『仕事どう?』くらいの会話はしましたが、家での会話は、2人での生活のことが最優先でした。趣味や交友関係でも、互いの領域に踏み込むことはあまりなくて、例えば2人とも映画は好きだけど、僕はハリウッド映画とアニメが好きで、彼女が好きなのはアート系やフランス映画。『え? 『スター・ウォーズ』見たことないの? 信じらんない!』『はぁ? なんでよ?』みたいな会話を繰り広げてましたけど(笑)」彼女が亡くなって、大岡監督は初めて気づく。モデルとしての雅子さんについて、自分がほとんど何も知らないということに。「この映画を作った第一の動機は、あまりにモデル・雅子を知らな過ぎたから。恋焦がれるような気持ち、そしてなにより、彼女を忘れてはならないという思い、自分が彼女を忘れ去ってしまうことへの恐怖で動き出しました」。関係者の話から浮かび上がる雅子の姿『リング』の中田秀夫監督や雅子さんを被写体に多くの写真を撮影したカメラマンの安珠が、彼女の持つ特別な“何か”について語れば、CMで共演した高嶋政宏やモデルの藤井かほりは撮影現場や日常での彼女のプロ意識の高さを語る。その一方で、彼女が出演した映画『サヨナラCOLOR』を監督した竹中直人は「顔はあんなにきれいでシャープなのに、お茶目でちょっとドンくさい雰囲気もあって…(笑)」と意外な一面を明かし、彼女が通っていたバレエ教室の先生は「超不器用ですよ」と断言する。大岡監督は、自身が出会う以前の雅子について語られる様々な言葉をどう受け止めたのか?「さばさばした性格で、飾ったところのない人だったので、彼女がモデルとしてどんな立ち振る舞いをしていたのかは想像はしていましたが、具体的にお話を聞くと、僕がなんとなく『こういう人だな』と思っていたものがどんどん裏付けられていくような感じでした。全く新しい、知らない雅子像が出てきたというよりは、いろんな人の言葉によって、ボンヤリとした幻、蜃気楼の輪郭がハッキリとしてきたような」。「不器用な部分なんかは、僕は普段からそういう部分を見てきましたので、なんならもっと知ってますよ(笑)という感じですね。彼女が亡くなってから、SNSなどを通して、ある種、彼女を崇め奉るような大ファンの方から連絡をいただいたりもしていて、でも僕に言わせれば彼女は“普通の人”でした。だから、そういう彼女のヌケサクな一面をしっかりと語ってくださる方がいたのは嬉しかったですね」。モデルとしての高いプロ意識モデル仲間や友人たちの口から、道を渡るほんの数秒、紫外線にさらされる際にも雅子さんが日傘を使用し、風呂上がりのスキンケアなどに、同じモデル仲間も驚くくらい、時間をかけていたことなどが明かされる。プロ意識の高さ――そこには、彼女の仕事に対する責任感だけでなく、誰もができるわけではないモデルという仕事に対するプライドがあった。「映画の中で、(モデルの)木村東吉さんが『モデルとは何か?』ということを語ってらっしゃいますが、雅子もまた、自分に課せられた仕事がなんなのか? ということに非常に意識的だったんだと思います」。「これは映画には出てこないですが、彼女と出会った頃のすごく印象的な言葉があって、ちょうどその頃、いわゆる“読者モデル”と言われる、ごく普通の人との境界線が曖昧なまま、いろんな活動をする人たちが出始めてきていたんです。そういうコたちが、ランウェイを歩いているのを見て、僕が何気なく『すごいよね』とポロっと口にしたら、彼女はすごく真剣な顔で『そういう人たちをモデルって呼ばないで』と言ったんです。その出来事は僕の心の中にずっとくさびとして残っていたんだなと思います。19歳でモデルを始めて、20代、30代、40代と『モデルの務めとは何なのか?』『何をもってモデルたりうるのか?』と彼女は懸命に真摯に考え続けてきたんです」希望や未来も感じた闘病生活映画では、彼女の病気、闘病生活や死についても描かれる。がんの転移が見つかり、その治療の過程で骨がもろくなり、胸椎を圧迫骨折をしたことで、モデルの命とも言える「姿勢」を取り戻すことが困難になっても、彼女は「(顔だけを撮影する)ビューティーの仕事ならやれる」と笑みを浮かべて語ったという。2人の最後の日々は、強く胸に迫るが、決して大げさな悲愴感を感じさせず、むしろ希望や未来さえ感じさせる。「彼女の姿を見て、僕自身、頑張らなきゃと勇気づけられましたね。そういう部分に関して、2人とも“そこそこの頑張り屋”であり、“まあまあのリアリスト”であり、“まあまあのロマンチスト”でもあり、その配分がいい感じで合っていたんでしょうね」。「一番大事なのは、今日一日を生きのびることであり、その積み重ね。病気があるのは事実だけど、それも含めて生活なんだと。2人とも『もう私死ぬわ…』『そんなこと言うなよ』『手を握って』みたいのは大嫌い(笑)。もっと言うと『これ、絶対に治るだろ』って疑いのない思いを抱いていました。彼女は自分の身体のことですから、どこかで『もうダメかも』とか『しんどい』という思いもあったかもしれないけど、そんなの一切出さず、深刻になり過ぎずに普通に生きることを大事にしていたように感じています」。“強さ”から“柔らかさ”を身にまとう雅子「僕にとってもひとつの発見」そして本作において語られる様々な“言葉”と同等、いやそれ以上に強いエネルギーを持っているのが、写真や映像に残る雅子さんの姿そのものである。映画のポスタービジュアルに使用されているのは、大岡監督が知り合うよりもずっと前の、20代の頃の若き日の写真。映画の中でも言及されるが、30代後半、40代と年齢を重ねていく上で、彼女がある種の“柔らかさ”を身にまとっていく一方、若い日の姿、特にその視線は何かに挑戦するような、対峙するような“強さ”を帯びている。「それは僕にとってもひとつの発見でした」と大岡監督は言う。「若い時の雅子と年齢を重ねてからの雅子。どちらも同じ人物だけど、違う…でも、間違いなく雅子――雅子の皮をむいたら出てきた雅子とでもいうのか…?(若い頃は)物語を背負っているようにも見えるけれども、でも、物語を背負えるほどには歳を重ねてもいないんですね。何なんだ? これは…と一瞬、頭が混乱するような思いに駆られました。そんな彼女が年齢と共にいろんなものを備えて、柔らかくなっていったのかな?そんなことまで気づかせ、感じさせてくれる、改めてとんでもない人だったんだなと感じました」。80年代、90年代、そして2000年代以降、社会や女性の在り方が変化していく中、モデルとして、時代を自らの肉体に映し出し、駆け抜けた雅子さん。まさに現代を生きる人々の“モデル”であり、観る者の心に強く何かを訴える。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:モデル 雅子 を追う旅 2019年7月26日~アップリンク吉祥寺にて1週間限定、全国にて順次公開。©︎2019 Masako, mon ange.
2019年07月25日前田敦子は「追いつめられ俳優」である。「追いつめられ俳優」とは追いつめられればられるほど圧倒的な力を発揮し、追いつめられる様まで最高のエンターテインメントにしてしまう俳優のことで、前田敦子のほかには藤原竜也、長谷川博己、戸田恵梨香などがいる。前田敦子はかつて、言わずとしれたAKB48のセンターとして活躍したトップアイドル。「過呼吸」になるほど自分をギリギリまで追いつめるパフォーマンスに定評があった。アイドルを卒業して俳優になってからも、監督は彼女を追いつめたいと思うのか、山下敦弘監督は『苦役列車』(12年)で土砂降りの中で追いつめ、中田秀夫監督は『クロユリ団地』(13年)で絶叫させていた。だが俳優としてキャリアを積むにつれ、アイドル時代のイメージに頼るだけではない面も出て来て、逆に追いつめる前田敦子を描いたのが黒沢清監督である。前田敦子の歌「セブンスコード」のイメージビデオ的に企画されたものが映画になった『Seventh Code』(14年)は、前田敦子演じる女が日本で会った男(鈴木亮平)をウラジオストクまで追いかける。思い込んだら一直線のちょっと危うい女性を演じているかと思ったら話はもっと壮大でのっぴきならず、男がまさに地獄まで追いつめられていく流れに。彼女のアクションが凄いのだが、冒頭のキャリーケースを引きずりながら猛ダッシュする前田敦子のパワーも見どころだ。追いつめようが追いつめられようがいずれにしても前田敦子の出る作品は体力勝負で身体的に負荷がかかるものが多い。華奢な体のどこからそんな力が湧き出てくるのか……とまばたきできないほど観客が見入ってしまうような状況をどれだけ用意できるかが監督に課されているような気さえする。それが堤幸彦監督の場合は、ちょっとひねって『イニシエーション・ラブ』(15年)にて真綿で男の首を締めるような前田敦子を描いた。とりたてて何もせずニコニコしているだけにもかかわらず強大な磁場ができあがるという前田敦子の蟻地獄的な“圧”だけを恋愛映画に取り入れたすばらしい企画であった。○非日常があっという間に収束するすごさ現在公開中の黒沢清監督作品『旅のおわり世界のはじまり』はまわりまわって追いつめられ俳優の面目躍如なところがある。中央アジアのウズベキスタンが舞台で、ドキュメンタリーというか旅に関するバラエティー番組のレポーターとして働いている主人公・葉子(前田)は海外の旅バラエティーといえば過酷なロケがつきものとばかり、体を張って様々なことにチャレンジさせられるのだ。とりわけものすごく危険そうな遊具に乗る場面を堂々とこなすところは涙なくしては見られない。誰もかばってくれず、やるしかない状況を淡々と引き受けていく葉子。もともと歌を歌いたかったのがなぜかレポーターで糊口を凌ぐしかなくて、このままでいいのかいけないのか悩んでいるところ、たまたま迷い込んだすばらしい劇場で歌ってみたことで彼女のなかで何かが動き出す。歌は前田にとって得意ジャンルであるはずだが、この映画では彼女を追いつめる。なぜなら、「愛の讃歌」という激しい愛を歌った普遍的な名曲である。エディット・ピアフが歌い、日本では越路吹雪や美輪明宏、大竹しのぶが歌っている歌だ。それを前田敦子が歌うのだ。相当精神的にも技術的にも追いつめられたはず。見た目に凄い状況ではなく静かに凄い状況で追いつめられたときどう出るか、前田敦子はこの映画でまた前進した。私はこの映画の前情報をほとんど入れずに見たので、前田敦子が首都タシケントにある由緒あるナボイ劇場というオペラ劇場で歌う場面がネタバレではなく、むしろ売りになっているらしきことを後で知った。たとえば、黒沢清監督と出演者の加瀬亮の対談の掲載された『文學界』では「闇に響いた前田敦子の歌声」というタイトルが堂々とついていた。この映画は「日本・ウズベキスタン国交樹立25周年」の記念プロジェクトで、全編ウズベキスタンロケでナボイ劇場を登場させるというのはお題だったそうだ。なるほど、そういう課題に、日本の歌姫でもあった俳優・前田敦子は生きる。この派手な部分ももちろんすばらしい。だが、絶叫マシーンに挑む表情、埃っぽい街を小走りに行く姿、ホテルでケータイの電波を探して窓を開けて風に吹かれたりホテルの屋上に上がったり、そういうほうも素敵に感じた。前田敦子はスポットライトがバーンっと当たったときよりも、その後が魅力的な稀有な人だと思うのだ。以前、私は前田敦子の笑顔の滞空時間が短いことについて書いたことがあるが、満面の笑顔や絶叫という非日常があっという間に収束して、ものすごく冷静な顔になるのが前田敦子の本当の凄さ。非日常の仮面を必死でかぶり続けることで俳優や歌手という特別なものでいられるものだという認識をさらりと破るのが前田敦子なのである。葉子は過酷なミッションを淡々とこなすと、たったひとりで食べ物を買いに遠くの繁華街に出かけていく。場所もわかりにくく言葉も不慣れで、ちょっと危険そうな目にあっても、はじめてのお使いに行く子供が誇りをもって口をへの字につぐんで弱音をはかず黙々と歩いていくような、プリミティブな強さがある。はじめてのお使いの子供を追った映像は目が離せなくて、ずっと見てしまうように、観客は葉子の行動を追いかけることで、ウズベキスタンのささやかな冒険を体験した気持ちになる。冒険が終われば、たちまちホテルで小さく丸まって座ってケータイいじって彼氏に連絡しているふつうな女の子に戻る。それはまるでわずか3分間しか変身できないウルトラマンのような、3分間の小さな魔法。前田敦子は、ふだん家でごろごろして、買った服の値札の紙の部分だけ手でちぎって、プラスチックの紐部分だけ残すような怠惰な生活を送るような(以前、前田がこういことをやると発言していたことに共感した)ふつうの人間が、ある瞬間、ものすごく劇的な追いつめられ体験をして、スターやヒーローになれる夢をひととき見せてくれる。次回作『葬式の名人』(樋口尚文監督)はシングルマザーの役だとか。どんな劇的体験を見せてくれるだろうか。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年07月23日山崎まさよし主演、映画『影踏み』が2019年11月に公開される。横山秀夫の人気ミステリー小説を実写化原作は、『64 ロクヨン』『クライマーズ・ハイ』を代表作にもつ推理小説作家・横山秀夫作の人気小説『影踏み』。警察小説の旗手である横山作品の中でも“犯罪者側”を主人公にした異色の物語で、忍びのプロ・通称「ノビ師」と言われる泥棒の目線から物語が描かれる。犯罪小説ならではの<謎解き>と、登場人物に隠された<秘密>、人間の奥深い<心理>を複雑に重ね合わせたストーリーは、やがて思いも寄らない予想外な結末へと進んでいくー。主演・山崎まさよし実写化に当たり主演に抜擢されたのは、シンガーソングライターや俳優として活躍する山崎まさよし。長編映画の主演を務めるのは、『8月のクリスマス』以来約14年ぶりとなる。そんな山崎が務める真壁修一役は、他の泥棒とは一線を画すスゴ腕のノビ師。とある事件をきっかけに、一度は逮捕された真壁が、探偵さながらに<事件>と封印された<過去>を解き明かしていく。豪華キャストが集結またそんな修一を取り巻く登場人物達には、豪華キャストが集結。修一の相棒であり弟でもある啓二役に『君の膵臓をたべたい』の北村匠海、修一と恋仲の関係にある久子役に『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の尾野真千子、またそんな久子に想いを寄せる謎の男・久能役に滝藤賢一が抜擢された。そのほか映画の中には、中尾明、大竹しのぶ、竹原ピストル といった豪華な顔ぶれが連なる。監督に篠原哲雄メガホンを握るのは、篠原哲雄監督。群馬県のとある映画祭で運命的な再会を果たした篠原監督と山崎まさよしは、すっかりと意気投合。監督作品『月とキャベツ』以来、約22年ぶりに山崎とタッグを組み、『影踏み』の実写化に踏み切った。山崎まさよしによる主題歌「影踏み」主題歌「影踏み」は、主演の山崎まさよしが書き下ろした一曲。撮影中に役を演じながら制作を始めたいうこの曲は、主人公の揺れ動く繊細な感情や、奥深い人間ドラマを連想させるミディアムバラードとなっている。【詳細】映画『影踏み』公開時期:2019年11月出演:山崎まさよし、尾野真千子、北村匠海、中村ゆり、竹原ピストル、中尾明慶、藤野涼子、下條アトム、根岸季衣、大石吾朗、高田里穂、真田麻垂美、田中要次、滝藤賢一、鶴見辰吾、大竹しのぶ原作:横山秀夫「影踏み」(祥伝社文庫)監督:篠原哲雄
2019年07月22日2015年、50歳の若さで逝去したモデル・雅子の半生を辿るドキュメンタリー『モデル 雅子 を追う旅』が、7月26日(金)よりアップリンク吉祥寺にて公開。当初1週間限定上映を予定していたが、公開前に全日程チケット完売という好評を受けて続映が決定。さらに公開初日には縁のある竹中直人の登壇も明らかになった。19歳でモデルとしてデビューして以降、誰よりも強いプロ意識を持ち、雑誌「an・an」や「装苑」など時代の最先端で活躍した雅子。役者としてもその才能を開花し、CMや映画『リング』で貞子の母・志津子を演じるなど大きな話題となった。その素顔は、映画とフランスとチョコレートが大好きで、等身大の美しさを大切にするひとりの女性だった…。本作では安珠、田村翔子、藤井かほり、高嶋政宏、中田秀夫監督、石井たまよ、竹中直人ら生前の雅子を知る人々に、夫である大岡大介氏が自らインタビューを敢行。美しさに隠された、愛すべき素顔が明かされていく。今回、公開前に全日程が完売となったことを受け、急きょ8月2日以降の続映が決定。また、初日7月26日には本作出演者であり、雅子さんが出演した映画『サヨナラCOLOR』(’05)の監督でもある竹中さんの登壇も決定。竹中さんからコメントが到着している。竹中直人「苦しくも美しくせつない映画になっているのでしょう」雅子さんとは渋谷にシネマライズがあった頃、ヴィンセント・ギャロ監督作品『ブラウンバニー』(2003)の試写会で偶然お会いしました。夜の渋谷、シネマライズには試写会に並ぶ人の行列が出来ていました。近づいて行くとそこに佇む雅子さんとしっかり目が合ったのです。お互い初対面だったのですがほんの数秒しばらく目が合ったままでした。今もあの時の雅子さんの眼差しをふと思い出します。妖艶なあの眼差しを…ご主人である大岡さんがどのような思いを抱いて雅子さんというひとりの女性を描いたのか…苦しくも美しくせつない映画になっているのでしょうね…。わたくしごときをトークイベントにお呼び下さり感謝しております。竹中直人『モデル 雅子 を追う旅』は7月26日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モデル 雅子 を追う旅 2019年7月26日~アップリンク吉祥寺にて1週間限定、全国にて順次公開。©︎2019 Masako, mon ange.
2019年07月12日次世代ホラー界の新鋭が放つ映画『ポラロイド』。世界各国で上映中止が相次いだ“呪われた”問題作は、古いポラロイドカメラに“撮られたら”死が訪れる。奇しくも現在公開中の『貞子』は、Youtubeに投稿するための動画がきっかけとなる“撮ったら”死ぬ呪い…。Youtubeとポラロイドカメラという違いこそあれ、写真や映像に“撮る”ことで呪われるという共通点をもつ2つのホラー映画が連続公開される。Jホラーの巨匠・中田秀夫監督が放つ映画『貞子』(公開中)Jホラーブームの火付け役となった『リング』(’98)で監督を務めた中田秀夫がメガホンをとった本作。「リング」シリーズに登場する貞子が、今作でも観る人を恐怖に陥れる。心理カウンセラーとして病院で働く茉優(池田エライザ)は、1人の少女を担当することになるが、次第に少女の周りでは奇妙な出来事が起こり始める。「撮ったら死ぬ」その言葉通り、Youtuberである茉優の弟・和真(清水尋也)が撮った動画に貞子が写り込んでから、弟の消息は不明に。弟を救いたいと願う茉優の願いは叶うのか…。SNS社会での出来事が現代の生活と繋がっているためか、貞子の怖さはさらに増幅。今回も観る者を恐怖に引きずり込む作品となっている。『チャイルド・プレイ』監督のもう1つのホラー『ポラロイド』(7月19日公開)本作は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のプロデューサー、ロイ・リーが製作、同日公開となる『チャイルド・プレイ』の新鋭ラーズ・クレヴバーグが監督を任された青春ホラー映画。偶然手に入れた年代物のポラロイドカメラに撮影された人が、次々と不審な死を遂げていく。連鎖する死の恐怖に脅えながらもポラロイドカメラに隠された謎に学生たちが立ち向かう。写真の中に映り込む黒い影とは…?ポラロイドカメラに隠された悲しい過去とは…?次々と明らかになるポラロイドカメラに隠された秘密に目が離せなくなるはずだ。『ポラロイド』は7月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:貞子 2019年5月24日より全国にて公開©2019「貞子」製作委員会ポラロイド 2019年7月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント ほか全国にて順次公開©2019 DPC SUB 1A1, LLC gaga.ne.jp/polaroid
2019年06月02日5月31日、オリエンタルラジオの中田敦彦(36)が、YouTubeチャンネル開設からわずか1ヵ月あまりで登録者数30万人を突破した。中田は4月19日にYouTubeチャンネルを開始。スタート当時は「中田敦彦」というチャンネル名で行われていた。「緊張せずに人前でプレゼンをするためのメンタルコントロール」から始まり、「自分の夢を家族や友人に反対されたら?」「嫌われる話し方」など、約5分程度の自己啓発系動画を毎日夜22時に更新していた。その後、チャンネル名を「中田敦彦のYouTube大学」と変更。5月に入るとスーツを着用し、「知らないと恥を書く!ざっくり爆笑ヨーロッパ史」という動画からは歴史の授業を行うスタイルに。5月17日には20万人登録をお祝いし、相方の藤森慎吾(36)をゲストにスペシャル動画を制作。動画の中で中田は10万人登録者数が増えるごとに、藤森を呼んでお祝いをしようと提案していたが、20万人突破のお祝いからわずか2週間足らずで、登録者数30万人に達した。30日にアップした「日本史第7弾江戸時代編」で30万にを突破したことからコメント欄には「祝30万登録?そして、安定の面白さ」「30万人!急上昇!あっちゃん かっくぃぃい!!!」「あっちゃん30万人おめでとう!凄いスピード!100万人もすぐ行くんだろうな~」と30万人突破を祝福するコメントが寄せられている。
2019年05月31日アイドルグループ「AKB48」の黄金時代を支えてきた前田敦子。絶対的エースとして大活躍した彼女だが、2012年に卒業、本格的に女優活動をスタートさせてからは、錚々たる映画監督たちも高く評価、女優として目覚ましい活躍を見せている。監督たちから彼女が支持される理由とは――。アイドルと女優、二足のわらじ――1991年7月10日生まれ、千葉県出身の前田さん。映画デビューは、「AKB48」在籍時に出演した『あしたの私のつくり方』(’07)。TVドラマ「マジすか学園」では、武闘派の本人役、大河ドラマ「龍馬伝」では福山雅治演じる坂本龍馬の姪・春猪役、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(’11)では初映画主演を務めるなど、女優としても着実にキャリアを積んできた。そんな女優としての前田さんを、数々の作品を生み出してきた監督が絶賛。漫才師役を演じた「君は僕だ」のMV監督を務めた犬童一心は、「演技をすることに躊躇がなく、心を開いて堂々と挑戦する」とその度胸を感じたと明かす。ハマり役! 『苦役列車』のヒロイン役また、山下敦弘監督の『苦役列車』(’12)では、原作には登場しない映画オリジナルヒロインに挑戦。垢抜けないがどこか不思議な魅力のある桜井康子を素朴な演技で見事演じ切った。まさにハマり役だったと言えるこの役について、『バクマン。』の大根仁監督も自身のTwitterで「個人的には原田知世が登場した時のようなインパクトでした。つまりは映画女優の誕生」と大絶賛。そして山下監督は、初日舞台挨拶の日に『もらとりあむタマ子』(’13)の話を持ち掛け、再タッグを組むことに。本作では、実家で自堕落に過ごすヒロインを生々しく熱演。鑑賞した女性客からは共感の声が続出した。監督たちが魅了される何か――自身初となるホラー映画で主演を務めた『クロユリ団地』(’13)。ジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫監督は沖縄国際映画祭で「前田さんは自身の繊細さや傷つきやすさを出し、リアルな感覚で演じていることを知って感銘を覚えました」と述懐。また『さよなら歌舞伎町』(’15)の廣木隆一監督は「強さと弱さの両極を持っている人。カメラが顔の近くにあっても動じない凄さがある。しかしその裏に弱い部分も持っている。中間がないところがすごく好きです」と日本外国特派員協会の記者会見にてコメント。そして松田翔太、木村文乃とメインキャストを務めた堤幸彦監督の異色のラブストーリー『イニシエーション・ラブ』(’15)。ヒロイン・マユとしてキュートな“小悪魔女子”を好演した前田さんについて、堤監督は「女優として最終兵器!心がわしづかみされます。言葉だけじゃない、“心動く”かわいさがあるんです」と前田さんがパーソナリティを務めるラジオでベタ褒めしていた。主演最新作『旅のおわり世界のはじまり』そんな前田さんの主演最新作は、日本×ウズベキスタン初の合作映画『旅のおわり世界のはじまり』。監督は、『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』の黒沢清。前田さんの黒沢監督作品への出演は、『Seventh Code』(’14)、『散歩する侵略者』(’17)に続き今作が3作目となり、初タッグを組んだMVとして制作された『Seventh Code』では、黒沢監督は「周囲の何ものにも頼らず、たったひとりでその場所に堂々と存在することのできる、日本ではめずらしいタイプの俳優」と評した。前田さんが今作で演じているのは、主人公・葉子。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターが、ウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって新しい扉を開き、成長していく姿を描いていく。本作は、プロット段階から前田さんをイメージして作られたそうで、「日本の若手俳優のなかでも文字どおりずば抜けた資質を持っている」と黒沢監督が絶賛する通り、異国に放り込まれ不安や緊張、閉塞感でいっぱいの葉子を繊細な表情で表現。黒沢監督は「誰とも交わることなく1人ぽつんとフレームに写っていても、『たしかにそこに人がいる』という感覚が画面を通して強烈に伝わってくる」とも語っており、本作ではその特性が存分に発揮されている。全編出ずっぱり、かつ劇中では名曲「愛の讃歌」の歌唱にも挑戦。主人公の感情を見事に表現したクライマックスの山頂でのアカペラは必見だ。「AKB48」メンバーとして7年間を駆け抜け、本格的に女優活動をスタートさせてから7年。アイドル時代を超える節目を迎え、昨年の俳優・勝地涼と結婚、今年3月には男児の出産を発表と、大きな変化も迎えた前田さん。2019年は『旅のおわり世界のはじまり』のほかにも、高校生役で出演している『町田くんの世界』や、シングルマザー役で主演する『葬式の名人』が公開される。母となり、また新たな一面を見せてくれそうな前田さんの今後の活躍も楽しみにしたい。『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日(金)よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:旅のおわり世界のはじまり 2019年6月14日よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019「旅のおわり、世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO
2019年05月26日映画『貞子』が本日から公開される。日本のホラー映画の代名詞的存在になった“貞子”が再びスクリーンに登場する作品で、『リング』シリーズを手がけてきた中田秀夫が監督を務めている。鈴木光司が1991年に出版した小説『リング』は発刊当初は大きな話題にならなかったが、口コミで少しずつ売れ行きを伸ばしていき、1993年に文庫化。その2年後に『リング ~事故か! 変死か! 4つの命を奪う少女の怨念~』のタイトルでテレビドラマ化された。さらにその3年後、中田秀夫が監督を、高橋洋が脚本を手がけた映画『リング』が、続編小説を映画化した『らせん』と同時公開され大ヒット。呪いのビデオを再生した1週間後にモニターから這い出てくる“山村貞子”は日本ホラー映画史に名を刻むキャラクターになった。その後、映画『リング2』が公開になり、2002年には米ドリームワークスが製作を手がけた『ザ・リング』が公開。中田監督は『ザ・リング2』でも監督を務め、日本の恐怖表現をハリウッドに持ち込み話題を呼んだ。他にも小説、映画、ドラマと“リング”の世界は広がっていき、貞子はおなじみの存在に。木村多江、仲間由紀恵、橋本愛らが貞子を演じたほか、映画のキャンペーンで貞子が野球の“始球式”に登場するなど、次第に恐怖の存在から“愛されキャラ”へと変貌している。そんな中、中田監督が14年ぶりにシリーズに帰還して手がけたのが映画『貞子』だ。本作は鈴木光司の小説『タイド』が基になっており、病院で心理カウンセラーとして働く女性が、火事で記憶をなくした少女に会ったことから想像を絶する恐怖を体験するドラマが描かれる。中田監督は本作について「私自身が“イケてる”と思うホラー表現をシンプルに、がむしゃらに追求した。同時代で観てくれた世代には、うなずいてもらえるもの、ティーンたちには、驚がくしてもらえるものを目指した」とコメント。スクリーンに貞子が現れる時、2019年の観客は“おなじみのキャラだ!”と微笑ましい気持ちになるのか? それとも何度目かの“圧倒的な恐怖”を味わうことになるのか?長年に渡って愛され続けてきたホラーアイコンの“勝負の1作”になりそうだ。
2019年05月24日■自分もすごく怖がり。でも『貞子』の人間ドラマには、素直に興味がわいた取材スタジオに入ってすぐ。こちらを見ながら、池田エライザは「よろしくお願いいたします」と、はっきり言った。5月24日公開の映画『貞子』のポスターで、こぼれ落ちそうなくらい目を見開いている彼女。同じ瞳なのに、今日まとう空気はやわらかく、親しみやすささえ感じる。日本を代表するホラー映画『貞子』。この有名シリーズでヒロインのバトンを受け継ぐことに、気負いはさほどなかったという。「もちろん、小さなころから知っている貞子の世界に入ることも、多くの素敵な方々が出演されてきた歴史に混ぜていただくのも、すごく光栄だと思いました。でもわたし、本当に怖がりなんです。地方のビジネスホテルに泊まるときなんて、なにか出てきたらイヤだから、上着でテレビを隠すほど。だから、台本をもらって読み始めるまでにも時間がかかって……最初の数分は、どうしても怖いからイヤだってごねたんですよ」そう言って、くすくすと笑う。「でも、みんながひたすら怖がっている貞子が、そもそもどういう思いから生まれた霊なのか。私の演じた茉優が弟に深い愛情を注いでいるのは、どうしてなのか。そういう人間ドラマの部分にすごく納得できてからは、作品が“単なるホラー”じゃなくなったんです。茉優ほどの絶望のどん底を味わったこともないし、ぜひそのお芝居を担ってみたい、という気持ちになれました」とはいっても、撮影はやはり、恐ろしいシーンが絶え間なく続く。怖がりなのに大丈夫だったんですか?と尋ねると、彼女はまた笑った。「いや、めちゃくちゃ怖かったですよ!貞子がテレビから出てくるシーンは、撮っているのを見ているだけでもすごく怖かった。いまも使われている病院をお借りして撮影したので、合間に病室で仮眠をとっていると、金縛りに遭っちゃったり……。撮影後にお祓いしていただいたので、もう詳しくは言えないけれど、本当にいろんな怪奇現象がありました」■ストイック。というより、力加減が調節できないタイプなだけしかし、作品で池田エライザが見せる“恐怖”は、彼女自身の怖がりや、現場の怪奇現象をしのぐほど、生々しく感じる。「私のお芝居は、これくらい目を見開いて身体を震わせて……というテクニックではなくて、自然とそうなってしまう精神状態に持っていこう、というやり方なんです。『このシーンを撮り終わる5時間後まで、絶対に泣きやまないぞ』みたいな。自分の息でさえうるさく感じるくらい、心をぴりつかせて臨む。だから目は真っ赤だし、鼻もぱんぱんに腫れて、不細工ですよ。だけど、そのくらい追い詰められていないと、台本で先を知っている状態から、悲鳴って出てこないんですよね」クライマックスの撮影では、床がびしょびしょになるほど涙を流し続けて、ラストシーンを迎えた。目を背けたくなるくらいの表情にしたかったから、と、こともなげに言う。そこまで演技に熱を入れるのは、どうしてなのだろう。「不器用だから、自分が手を抜いているってわかると、全部やめたくなっちゃうんですよね。適当にこなしてお金をいただくなんて、おかしいでしょう。自分だって高校生のとき、映画のチケットは高いなぁと思いながら頑張って買っていたし、いまだって値上げするかもしれないといわれてるのに……つくる側として、わざわざ朝早く現場に行って、中途半端なことをする意味がわからない。これ、芝居論とかじゃないんです。力加減が調節できないタイプだっていうだけ」自分のストイックさを、むしろちょっと持て余しているかのように話す。思わず感心して見つめていると「命かけますよ、生活かかってるんですから」と、おちゃめに付け加えた。■いい走馬燈をつくるために、ドキドキすることを追い求める手を抜くくらいなら、やらなくていい。そんなことを言いながら、彼女はじつに多才だ。モデルをやり、本を出し、芝居をする。来年公開の映画では、監督としてメガホンもとっているところだ。「全部楽しいし、全部好き。中途半端なものを世に出さないっていう芯のスタンスも、同じ。でも、それぞれの取り組み方は結構違いますね。例えばモデルは、その場で求められているものを考えて、ぱっと表現してみることの繰り返し。やっていることはお芝居と変わらないんだけど……そこそこキャリアを重ねてきて引き出しも増えたぶん、どこか軽やかだし、柔軟にできる気がします」たしかにカメラを向けると、彼女の表情はくるくる変わる。瞬発力が目に見えるような、勘の良さ。ちょっとした首の角度、腕の振り、指先のニュアンスに、モデルとしてのしなやかさを感じた。「監督作品についても、わりとやわらかい感じで取り組んでいます。昔より甘え上手になったのもあって、自分がいない間のことは、信頼できる誰かに託せる。そういう意味で、お芝居がいちばん不器用ですね。全部自分でやろうとして、没入しちゃう。でも、没入する感覚は『みんな! エスパーだよ』で園子温監督が教えてくれたもので、大切にしたいとも思っています」本当に、どのジャンルの仕事も好きなんだろう。一つひとつに向けた愛情が、にじんでいる。「いろんな新しいことにチャレンジするのは、たぶん、いい“走馬燈づくり”なんです。心が動くことをいっぱいやって、人生を豊かにしていきたい。物事の判断基準がそうなんだと思う。気になる話を聞くと、スケジュールを調整するとかよりも早く、心底ドキドキしたり、寝られないくらい楽しみになったりするから……そんなの、もうやるしかないじゃないですか。だから、本当にやりたい仕事なのに日程が合わなかったりすると、三日三晩泣くくらいショックを受けますね(笑)。それがたとえば映画だったら、監督に直接会って『また次、絶対によろしくお願いします』ってご挨拶することもある」■完璧じゃなくっていい。猪突猛進でいく。池田エライザは、立ち止まることなどないのかもしれない。迷いがないその姿は、美しい。「いつも自分に嘘がつけない人でありたい、って思うんです。うまくできなくても、それに葛藤したり、打開しようとしたりする姿が美しいから。たとえば、最初にSNSをはじめたときは『100%の池田エライザを見てほしい』と思っていました。でも、見てくださる方々は、未完成の姿に共感してくれるかもしれないんですよね。完璧でありたいっていうのは、きっとすごく独りよがりな美意識で……完璧じゃなくてもいいから真摯でいたいと思うようになって、人生そのものもすごく楽しくなりました」だけど、嘘をつかずに生きていくのは難しい。流されてうまくやるほうがずっと楽だし、勝手な偏見を持たれることだってある。「お芝居をやりはじめてから、自分が先入観を持たれやすいタイプだって気づきました。世の中で盛り上がっている“池田エライザ”と、家で静かに過ごしている“自分”のギャップがすごくて……『どうしたの?みんな、誰の話をしてるの?』となってしまった。でもそのとき、自分も同じことを周りにしてきたなって思ったんです。本当のことなんて何も知らないのに、外から聞いた評判でその人のことを決めつけて」人にされていやなことを、人にしたくない。シンプルだ。自分に嘘をつかないためにも、周りとはフラットに向き合いたい。そのために、彼女は日記を書いていると教えてくれた。「マイナスのことはスマホの日記に、プラスのことは紙の日記帳に、書き分けています。デジタルの日記は、言葉を変換できるのがいい。マイナスな感情にとらわれたときは、たくさんの類義語を調べて、なるべく自分のニュアンスに近い言葉を選ぶんです。『あの人が嫌い』というマイナスな気持ちが、じつは嫉妬や劣等感だった、ってわかったりするから。そうしたら次に同じような場面に出くわしたとき、今度は相手ともっと素直に向き合えるようになるんです」出来事や感情をつぶさに記録するクセがついたら、ありのままの自分が見えてきた。人とのコミュニケーションも変わり、周りに偏見を持ってしまうことも、ぐっと減った。「自分を見せて誰かと向き合うのも、前に進むのも怖いけど……やるっきゃない。その怖さがいいクリエイティブを生み出してくれるんだったら、怖いままでもいいと思うけど。たぶん、いまは自分を立ち止まらせる要因になっちゃう気がするんです。だから、しばらくはなんでも猪突猛進で、ね」最後は一音一音をゆっくりと発して、きゅっと笑顔になる。明日にはまた、私たちが思いも寄らないことをやってのけるかもしれない。池田エライザは、そんな予感をはらむ風だ。取材・Text/菅原さくらPhoto/玉村敬太ヘアメイク/豊田千恵スタイリスト/福田春美(pinko)映画『貞子』の情報5月24日(金)ロードショー出演:池田エライザ 塚本高史 清水尋也 姫嶋ひめか 桐山漣 ともさかりえ 佐藤仁美※桐山漣の漣は「さんずいに連(しんにょうの点が1つ)」が正式表記監督:中田秀夫原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫)配給:KADOKAWA公式サイト:「貞子」製作委員会
2019年05月23日