愛カツ編集部に寄せられた体験談を紹介します。今回は彼氏との倦怠期に悩んでいる主人公の話です。彼氏のヒトシと付き合って2年目のアズミ。けれど、最近ヒトシは忙しいのか構ってもらえない日々が続いていました。ある日、中学時代の同窓会に参加したところ、そこで先輩のユウトと再会してしまい……。まさかの人から連絡が!先輩からのお誘いその日の夜……秘密のお付き合い先輩の本気先輩のユウトと浮気をしてしまったアズミ。彼氏と別れる気はないけど、ユウトとも付き合う気はない、どっちつかずの状態が続いているようです。ユウトは本気でアズミが好きだといいますが、アズミ自身はただの浮気なのでそんな気はないようですね。このままずるずると浮気を続けてしまうのでしょうか。そうなってしまうと彼氏もユウトもかわいそうな気がしますね。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年03月29日セックスは誰からも教わらないし、誰に見せるものでもない。そもそも正解がわからない。だからこそ、思い込みや誤解、コンプレックスや不満、焦燥感などがあふれている。二村ヒトシさんは、AV監督でありながら、女性の琴線に触れる恋愛論を発信。二村さんが語る、いいセックスをするために必要なこととは。いいセックスをするためには、パートナーと“共犯関係”を築くべきだと、僕は思います。めくるめくセックスに憧れる人は多い。ですが時に女性は、愛させるため、あるいは愛してもらっていることを確認するために、セックスを使ってしまうことがあります(男性にもそういう人はいますが、もっと凡庸な“自分がモテることを証明するために、たくさん女性を口説いてただヤルだけの男”もいます)。そういう人たちは、じつはセックス以外の目的のためにセックスをしている。でも、カラダや社会的スペックや表面的な優しさをエサにして、恋愛ゲームの勝ち負けにこだわったり、モテや交際や結婚という“承認”のためにするセックスには、最良のオーガズムは訪れません。セックスが楽しいのは、セックスが“やばいこと”だからです。パートナーと密室で行う悪徳の儀式だから、最高の興奮を味わえる。でもそのことに罪悪感を抱いてはいけない。だから愛する相手との共犯意識が必要なんです。浮気や不倫を勧めてるわけじゃありませんよ(笑)。ただ、結婚したり周囲公認の恋人となって、セックスが悪いことじゃなくなると、ドキドキもなくなり、本来の甘美な背徳感が失われてしまうでしょう?世間から憧れられるキラキラなカップルが、じつはセックスレスという現象はとても多いんです。けれど、同じ一人の“愛するパートナー”と豊かなセックスをし続ける方法はあります。社会的な体面を忘れて、あなたと彼だけの個人的な、お互いが満たされるような欲望に溺れることです。男は案外、いいセックスは社会的なものではないということをわかっています。というのも僕らはオナニーするとき、自分には隠されたレイプ願望があるとか、逆にエロいお姉さんから誘惑されたいとか、興奮するオカズによって自分の欲望を具体的に知ることになるから。女性の中にもそれを知ってる人はいるけれど、「オラオラ系の男に強引にされるのがいい」とか「彼を感じまくらせてみたい」とか妄想することはあっても、そんな欲求を恥ずかしがりながらパートナーにちゃんと伝えられる女性は(とくに若い女性には)少ない。それはたぶん親から受けた「女の子は性に対して真面目じゃなきゃいけない、奥手じゃないといけない」という呪いのせい。その呪いが、女性にとっても“自分を解放できる時間”であるべきセックスを、中途半端なものにしているんです。そんな時間を持てるからこそ日常を続けていけるのに。社会の通念として、女性は受け身な性です。その分、女性は自分の欲望に向かい合わずに成長し、積極的になろうとしても、女性として許される範囲の「まともさ」を志向がちです。しかし人間がセックスに求めているのは、“無我”=個がなくなることです。あなたと私しかいない場所で、蕩(とろ)けて、いまだけの存在になる。「変性意識状態」と呼ばれる、エゴのコントロールが利かなくなるような一種のトランス状態です。どちらかが一方的に奉仕するのではなく、ふたりが溶けあって、あなたの“やりたいこと”が彼の“してほしいこと”になり、彼の欲望があなたの欲望になる。それがマッチングです。性愛の快楽は、手に手を取って共犯となり一緒に社会の外に出られるふたりにしか得られないのです。にむら・ひとし1964年、東京都生まれ。著書・共著に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(角川文庫)、『どうすれば愛しあえるの幸せな性愛のヒント』(KKベストセラーズ)ほか多数。※『anan』2018年8月15・22日号より。インタビュー、文・三浦天紗子写真・Getty Images(by anan編集部)
2018年08月19日恋人は欲しいけど、自分から動くのはちょっと…。誰かいい感じの男子が告白してきてくれないかな~。と、あなたの気持ちはこんなふうかも。そんなあなたに残念なお知らせ。実はみんなが、そう思っているんです。だからこのまま待っていても、奇跡が起こる保証は何もありません。じゃあどうすればいいか、以下で最近の恋愛事情をチェックしつつ、ちょっと考えてみましょう。事情1思い込みや幻想に毒されていませんか?だけど、いい人が周りにいなくて…。そういう声もよく耳にする。下のアンケートもそんな事情を反映した結果に。その裏には、「素敵な男性と付き合えば、彼が幸せにしてくれる」という思い込みがあるのでは、と恋愛本を数多く手がける二村ヒトシさんは指摘。「相手に幸せにしてもらおうなんて、虫のいい話。恋愛は、恋人との密な関係のなかで、自分の内面と徹底的に向き合うプロセス。それによって、自分が求めていることを知り、自分で自分を幸せにする道を見つける、それが正しい在り方」恋愛経験が少ない人ほど、インスタなどで他人の素敵な彼氏やおしゃれなデートを見て「恋愛ってこういうものなんだ」と鵜呑みにしやすい傾向も。「インスタは都合のいいことしかアップされません。そうしたものばかり見ていると、ついハードルが上がることに。早くそれに気づかないと、現実的な恋愛対象は売り切れます」(婚活マーケッター・臼井令子さん)ロマンティックな恋愛は、それこそコンテンツで楽しむので十分。世間一般のスペックでは測れない、自分にとっての“いい男”が必ずいると、二村さん。「最初から完成していなくていいんです。一緒にいることで、お互いに成長できる人があなたのいい男。そう心得て」事情2恋のスタンスを見直すだけで大きな効果が。上のデータは、自分から告白した人数と恋人の有無の相関を表したもの。これを見ても、行動に起こせるタイプのほうが恋を成就させているとわかる。でもいきなり告白まで目指す必要はない、と臼井さん。まずは、男性を紹介されたらあまり好みじゃなくても、異性として接する。おしゃれをして食事をする。こうした“練習”を重ねておくことが大事。「練習を積むことで恋愛力は磨かれるもの。いいなと思う人が現れたとき、その経験値が必ず生きてきます。アプローチは好意をほのめかすだけでも効果的。あなたの意思が明確にわかれば、男性から告白してくれることも」(臼井さん)2番目のデータを見ると、恋愛に積極的な人と受け身な人で、経験値に大きな差が出ることがわかる。いざというとき結果を出すためにも、練習は欠かせない。「あと、男性と出会ったとき、『付き合いたいか』より、『肌を重ねられるか』という視点で妄想してみると、男選びが頭でっかちになりすぎないと思います。心のなかで思うだけならリスクはないし、自分が“選ぶ”という感覚を養うのにも役立ちます」と、二村さん。恋に前向きになり、少し頑張ってみる、それだけできっと未来が拓けてくる!臼井令子さん経営コンサルタント&婚活マーケッター。90 日間で結婚を決めた自身の経験がベースの『次の誕生日までに結婚する!方法』(弊社刊)など。二村ヒトシさん鋭い考察が光る恋愛本も人気のAV 監督。新刊は、少女漫画が題材の『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』(KADOKAWA)。※『anan』2017年10月11日号より。イラスト・アサノマイコ文・熊坂麻美(by anan編集部)
2017年10月05日最近の恋愛事情を調べてみると、実は今は「恋が始まりにくい時代」であることが発覚!男女の考え方や本音を徹底調査しました。事情1男女ともに受け身で、恋がはじまりにくい時代。以前は20代といえば、“恋愛まっさかりのお年頃”と思われていたもの。でも最近は事情が違っている。恋をしている人のほうがむしろ少数派という印象が。「ゆとり世代を中心とした層は、のんびりしていて保守的。リスクを取りたくないので、ラクして手に入るものに限って手を伸ばすという感覚です。また、男らしさ女らしさが求められないので中性的になり、恋に発展しづらいという側面も」(婚活マーケッター・臼井令子さん)下のグラフを見てほしい。恋愛適齢期の男女を対象としているが、男性も女性も大多数が受け身。でも当然ながら、双方が待ちの姿勢では、恋ははじまらない。恋愛本を数多く手がける二村ヒトシさんは、女性が恋愛に受け身なのは、少女漫画の影響も強いと指摘。「突如現れたイケメンが自分とだけ心を通わせ、アプローチしてくる」というファンタジーが、深層心理に刻み込まれているのだという。「日本の女性は昔から、男性に選ばれることで恋愛が成立してきました。仕事で活躍する女性も、恋においては受け身になってしまう。もっと主体性を持てば、自分が望む幸せの形が見えてきます」恋に対するスタンス、この機会にちょっぴり変えてみませんか?事情2フリーが多数。でもホンネは「恋をしたい」。一番上のグラフは一昨年に行われた国の統計。交際異性がいない女性の割合は約6割にのぼり、前回に比べ10ポイントアップ。じゃあみんな、もう恋には興味がないのかというと、その下に掲載した別の調査によれば、フリーの人の実に7割は、恋人を求めているという結果が。「欲しい」のに「いない」状況に陥るのは、SNSもひとつの原因と考えられる。「いまの時代は一度でもヤバい男とデキてしまうと、SNSで拡散されたり、その男をシャットアウトしにくかったりすることが。そういったリスク管理が常に求められます。最近、二次元のときめきにハマる女性が増えているのは、コンテンツで手軽に疑似恋愛を楽しむほうがいいという発想なのでしょう」(二村さん)また、若い世代の過保護化も目立つ。やってもらうことに慣れきっているので、何もかもお膳立てしてほしいという発想に。でも、それは実はチャンスでも。「言ってみればみんなが“デートのお店を決めてくれる相手”を求めているということです。つまりその立ち位置には潜在的なニーズがものすごくあるということ。ちょっと面倒なほうを引き受ける、つまり自分が主導権を持つなら、恋の可能性はぐっと広がります」(臼井さん)臼井令子さん経営コンサルタント&婚活マーケッター。90 日間で結婚を決めた自身の経験がベースの『次の誕生日までに結婚する!方法』(弊社刊)など。二村ヒトシさん鋭い考察が光る恋愛本も人気のAV 監督。新刊は、少女漫画が題材の『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』(KADOKAWA)。※『anan』2017年10月11日号より。イラスト・アサノマイコ文・熊坂麻美(by anan編集部)
2017年10月04日