手みやげは、自分の想いと相手の想いをつなげてくれるもの。手みやげは「正しいより、楽しい!」がモットー!と話すのはシェリロゼ代表で、「自分磨きスクール」を主宰している井垣利英(いがき・としえ)さん。想いを贈って、気持ちがつながる。手みやげ上手になる贈る側、もらう側の心得を井垣さんに教えてもらいました。【贈る人の心得】■手渡すときに、しっかり伝える。「選んだ理由」も言葉にしよう。「食べてみたらすごくおいしくて」「○○が好きと聞いて」など、その手みやげを“選んだ理由”には、“あなたに喜んでほしくてこれを選んだ”という気持ちがつまっています。遠慮せずにしっかり伝えましょう。選んだ理由からトークがはずむこともあります。ただし、「有名だから」「行列ができていたから」はNG。だからといって、必ずおいしいとか、相手の好みに合うとは限りません。自分で食べて味を確かめるのは鉄則です。■相手の好みや状況が不明なら、“定番の品”に頼るのも大事。相手の好みがわからないときは、季節のフルーツや、老舗の和菓子、美しいフラワーアレンジメントなど、手みやげの“定番”を選べば外れナシ。「○○がおいしい季節だから」「定番のお菓子だけど、限定の○○味がおいしくて!」など、選んだ理由も自信を持って伝えよう。相手の好みに合うか不安なときは、「好みがわからなかったけど、きっと喜んでくれると思って」と素直に伝えてOK。「一生懸命考えてくれたんだな」と、それだけでも相手は嬉しいはずです。【もらう人の心得】■箱を開ける、その瞬間。あなたの表情は見られています。手みやげをもらったときのリアクションは、オーバーなくらいがベスト。箱を開けるとき、相手は「気に入ってくれるかな…」とドキドキしながらあなたの反応をうかがっています。リアクションは、(1)見た目…「はじめて見た!」「包装紙もかわいい」。(2)選んでくれた理由へのコメント…「わざわざ買いに行ってくれたの!」「そんなお店があるんだね」。(3)味…「こんなの食べたことない!」「おいしい~」など、3つのポイントを押さえれば完璧です。■後日のお礼は3日以内に。相手を安心させるアクションを。もらってすぐに食べることができなかった場合は、3日以内に「食べた」報告と感想を伝えて。「食べたかな」と相手を心配させてしまうのはとっても失礼。伝えるときは、ぜひ絵ハガキを使ってみて。メールではなく絵ハガキというところに、相手は「こんなに喜んでくれたんだ」とびっくり!その分、心にしっかり残ります。字のうまい下手ではなく、想いを素直に伝えることが大事です。ハガキは届くまで時間がかかるので、アクションは早めに。◇井垣利英(いがき・としえ)さんシェリロゼ代表。マナー、話し方、プラス思考、メイクなどの「自分磨きスクール」を東京と名古屋で開催。※『anan』2016年11月2日号より。イラスト・ナカイ ミナ取材、文・齋藤春菜
2016年10月29日毎日の生活の中で、これってマナーとして大丈夫!?ということは多々あります。正解ルールを心にメモれば、違反への恐れもゼロ!リアルマナーで心の余裕を身につけましょう!『しぐさのマナーとコツ』(学習研究社)著者の井垣利英(としえ)さんに話をうかがいました。Q.<お呼ばれしたときの玄関でのマナーを教えて!>A.<コート類は脱いで入り、訪問先の方にお尻を向けずに靴を脱いで>「コートやマフラー、手袋などは玄関の前で外してチャイムを押し、コートは手に持って入るのが基本。靴は入ったままの方向で脱ぎ、上がってから膝をついて靴の向きを入り口のほうに向けて、揃えておきます。帰り際は靴を履いてから、スリッパのつま先を室内に向けて揃え、上がり口の端に置きます」Q.<トイレの使い方に特別なマナーはある?>A.<トイレットペーパーは三角折りにせずミシン目でカット>「トイレットペーパーが三角折りにされている光景を見かけますが、あれは業務用でお掃除が終わったという印。使うときはミシン目できれいにカットしましょう。洋式トイレの場合は、終わったら必ずフタを閉めて。手を洗ったら、備え付けのペーパーなどで水がはねたところを拭くのもエチケットです」◇いがき・としえ総合マナースクール(株)シェリロゼ代表、マナーコーチ。13万部突破の『しぐさのマナーとコツ』(学習研究社)など著書多数。※『anan』2016年4月13日号より。イラスト・すやまゆうか文・兵藤育子
2016年04月08日毎日の生活にこそ、こんなときどうするの!?という瞬間が。「マナーは大人になれば自然と身につくものではないので、勉強することが不可欠です」と話すのは、マナーコーチの井垣利英(としえ)さん。ただし形を暗記するだけでは、まったく意味がない。「私は、人と人の心をつなぐリボンという表現をしていますが、他者への思いやりや感謝の気持ちが、すべてのマナーのベースにあります。お互いに良い人間関係を築くためにも、ぜひマスターしておきましょう」今どきのマナーを井垣さんにお聞きしました。Q.<友人が離婚しました。どう接するのがよい?>A.<元気になれそうなお誘いを心がけて。 新しい人生を応援しましょう>「一緒にごはんを食べに行ったり、習い事に誘うなど、元気になりそうなことを提案しましょう。離婚を経て、もし一見落ち込んでいても、一日も早く前向きに進みたいはずです。『これからが楽しみだね!』『絶対にうまくいくよ!』などと笑顔でプラスの言葉を添えて励まし、応援しましょう」Q.<授かり婚の場合、お祝いを贈るタイミングは?>A.<結婚と出産をセットで祝っても。ただし出産前にベビー用品はNG!>「授かり婚など結婚と出産が近い場合は、お祝いもセットで考えてよいでしょう。ただし間違いがちなのが、贈るタイミング。ベビー用品などをプレゼントする場合は、万が一を考慮して、出産前には贈らないこと。元気に生まれてきて、少なくとも1週間経ってから贈るようにしましょう」◇いがき・としえ総合マナースクール(株)シェリロゼ代表、マナーコーチ。13万部突破の『しぐさのマナーとコツ』(学習研究社)など著書多数。※『anan』2016年4月13日号より。イラスト・すやまゆうか文・兵藤育子
2016年04月08日