古民家の佇まいをそのままに、侘びた風情が魅力地場の野菜とそれに合う魚や肉を用いた、健康的な料理未知との遭遇のような、個性あふれる逸品もぜひ古民家の佇まいをそのままに、侘びた風情が魅力「京に田舎あり」と感じさせてくれる、趣たっぷりの外観はモダンで落ち着いた印象京都市営地下鉄烏丸線「北山」駅から徒歩で12分ほど。生垣に囲まれ、外の喧そうから隔絶された築約80年の古民家を利用したのが【京 上賀茂 御料理秋山】です。その佇まいは郷愁を誘い、「このお店を目的に京都旅行を計画しよう」。そんな価値を見出すのにふさわしい一軒として親しまれています。プライベート感に包まれた囲炉裏の間。これから始まる美食の時間に胸が高鳴りますまずは囲炉裏のある待合へ。これから席を共にする方たちとお茶を飲みながらホッとひと息、全員がそろったところでカウンター席へ移動します。12席のカウンター越しの調理場は黒の塗り壁になっていて、モダンで落ち着いた印象。夜は再び待合にて、最後に店主の秋山さんの点前で抹茶とお菓子をいただきます。地場の野菜とそれに合う魚や肉を用いた、健康的な料理主に京都近郊の食材を用い、野菜は店主自ら毎朝収穫。その日ごと、季節ごとにメニューが変わる秋山さんは、地場の野菜とそれに合う魚や肉を用いた健康的な料理をモットーに仕入れにより献立を考え、素材同士やだし・ソースと料理との組み合わせなど、時に伝統的に、時に自由に、独自の味わいを提供しています。デザートの前におくどさん(かまど)で炊かれる土鍋ご飯は香ばしいおこげがたまらない、お店の名物です。唯一無二の味わいの中から、お店オススメのメニュー3つをご紹介します!鹿肉に対する概念が変わり、そのおいしさを再発見させてくれる『美山の鹿の炭火焼』濃厚な旨みをもちながら、あっさりとした肉質が特徴の美山産鹿肉を香ばしい一皿で表現した『美山の鹿の炭火焼』。新鮮なお肉の間に「奈良漬け」を挟んだのは、食感の違いを楽しんでほしいという店主の遊び心。鹿肉はちょっと苦手という人はその概念が変わり、もともと好きだった人にも味の新発見がある、彩り豊かな逸品です。店主の目利きと技で、四季折々の魚の旨みを最大限に引き出す『お造り』新鮮な魚介を、主に熟成させることで旨みと甘味ののった状態で提供する『お造り』。シンプルに魚そのものの旨みを味わうのはもちろん、締める、炙るなどのさりげない匠の技が光ります。店主オススメの日本酒をゆっくりいただきながら、兵庫・明石から直送される旬の恵みを心ゆくまでどうぞ。香り豊かに旬のタチウオを味わいつくす『太刀魚の酢洗いりんご酢がけ』旬を迎えたタチウオの身は塩と酢で締め、柚子、ルッコラ、水菜でさっぱりと和えました。となりに添えられたのは、炭火焼きの香りをまとったタチウオの皮と、滋味深い中骨でとった特製のスープ。旬の恵みをあますことなく堪能できます。未知との遭遇のような、個性あふれる逸品もぜひお粥というよりスープ。まるで未知との遭遇のような『黒米のお粥』はリピーターに愛される一品夜の定番となっているのが『黒米のお粥』。黒米をすり潰しペースト状にした中にシャキシャキとした長芋、もちもちの生麩などが入っています。お米の風味がやさしく口に広がっていきます。「お米というよりスープ!?」と、これを楽しみに足を運ぶ常連さんも多いお店自慢の一品です。サプライズを織り交ぜながらの京料理、そしてカウンター越しに見える料理人の包丁さばきを堪能。時に店主・秋山さんの軽妙なトークで楽しませながら、高級感と寛ぎを併せ持つ【京 上賀茂 御料理秋山】。家族で過ごすひとときや大切な接待など、さまざまなシーンにフィットする名店です。料理人プロフィール:秋山 直浩さん1971年大阪生まれ。幼少の頃の食品アレルギーをきっかけに、自然と料理への関心を高め、高校卒業後に辻調理師専門学校へ。【京都吉兆】【花吉兆】で13年間腕を磨き、「お客様と顔を合わせ、話をしながら料理をしたい」との思いから2006年に独立。 “京都らしい、自分らしい料理”を提供することを大切にしている。京上賀茂御料理秋山【エリア】上賀茂/北山【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】5500円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】北山駅 徒歩12分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年06月17日出町柳【京料理下鴨福助】祇園四条【京都祇園「天ぷら八坂圓堂」】祇園四条【京都円山天正】烏丸【京都肉割烹 和蔵義】京都河原町【田ごと本店】出町柳【京料理下鴨福助】週末は老舗料亭でランチ。心に刻まれる華やかな会席料理が楽しめます見事な彫刻を施した座卓がある、趣きある和室。自信を持って大切な方をお招きできます出町柳駅から近く、鴨川の散策を楽しんだ後のランチにオススメ。縁を大切にしたい席にふさわしい一皿を生みだす老舗料亭です。季節の素材をふんだんに使った華やかなお料理は、たくさんの京都のグルメや旅のお客様を喜ばせてきました。店内は、京都画壇の絵画や屏風が飾られ、訪れる人たちの目を楽しませています。季節のおいしさを膳に奏でるお昼の会席料理『北山-KITAYAMA-』7,700円(税込)老舗料亭らしく味はもちろん、見た目の美しさも群を抜いているお料理の数々。それは現在の三代目が包丁や砥石に対する造詣が深く「綺麗な仕事」にこだわっているからです。例えば吸い物も、具材の断面を美しさ、口当たりのよさ、両方を追求。お昼のコースも、見た目に華やかな逸品が大切な方とのひとときを彩ります。京料理下鴨福助【エリア】銀閣寺/北白川/出町柳【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】10000円祇園四条【京都祇園「天ぷら八坂圓堂」】週末ランチは、名店、八坂圓堂の京風天ぷらをコースで満喫デートや接待にぴったりの個室、少人数用のお座敷カウンターもあります明治にお茶屋として創業した歴史を誇る【八坂圓堂】は、五重塔を正面に望む八坂通りにあります。お茶屋の風情をそのまま残す建物の暖簾をくぐり、打水された石畳の路地を通って店内に入ると、外の喧騒とは別世界。名店の贅沢な空間で、日々の忙しさを忘れてゆっくりと京都のひとときを楽しめます。季節の贅に衣を着せて、旬の食材を味わえる『お昼の天ぷらコース 「葵」“AOI”』6,050円(税込)京野菜や旬の魚介など、京都ならではの食材を、熟練職人が一瞬の妙技で揚げる絶品の天ぷら。お昼のコースにも素材にこだわる想いが伝わってくる多彩なメニューがそろっています。四季の風景を感じられるお庭を眺めながらいただくお料理は、大切な人のつながりをいっそう深めてくれるはずです。京都祇園「天ぷら八坂圓堂」【エリア】祇園【ジャンル】和食【ランチ平均予算】8500円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】祇園四条駅 徒歩10分祇園四条【京都円山天正】週末はちょっと贅沢なランチ、精肉店直営の創作焼肉をコースで楽しむヒノキやスギなど、木の温もりを活かした和風建築。店内も落ち着いた印象でくつろげます京都市東山「円山公園」内に佇む大人の隠れ家【京都円山天正】。お部屋の窓から庭園の様子を眺めることもできます。精肉店直営ならではのこだわりのコースを楽しめるのが魅力。最高クラスの黒毛和種「京都肉」をメイン食材に迎え、京野菜など季節の彩りを織り交ぜた創作焼肉のコースをいただけます。綺麗なサシの入った脂の旨みを味わえる『京都肉まぶし ロース肉』3,190円(税込)京野菜など季節の彩りを織り交ぜた創作焼肉のコースがそろっています。生食肉取り扱い認定を受けているため、コースでは『ユッケ』『牛刺し』『タン刺し』といった逸品を味わうことも。上質なお肉がリーズナブルにいただけるお昼のコースも好評です。「京都肉」を味わい尽くすお昼の名物『京都肉まぶし』もまた注目の逸品です。京都円山天正【エリア】祇園【ジャンル】焼肉【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】祇園四条駅 徒歩3分烏丸【京都肉割烹 和蔵義】風情溢れる町屋で、奥深い味わいの「近江牛」ランチでくつろぎのひととき臨場感たっぷりの調理風景を間近に見られる。シックなカウンターはデートの思い出にもなる特等席です。滋賀近江に本店を構える【日本料理ひょうたんや】が、地下鉄四条線の近くにオープンした肉割烹が【和蔵義】です。店内は京都の町屋をリノベーションした、風情溢れる空間。味わい深い「近江牛」を贅沢にいただけるので週末のランチにもピッタリ。肉割烹やしゃぶしゃぶなど、メニューも充実しています。ランチ限定近江牛割烹に海鮮のついたコース『割烹特上ランチ』11,000円(税込)日本三大和牛のひとつである「近江牛」は赤身と脂身のバランス良く、奥深い味わいが特長。近江八幡より仕入れた上質な和牛を、京野菜と共に調理。料理に合わせたワインや日本酒とともに堪能できます。ランチは、近江牛の割烹ランチを中心に、海鮮がついたコース、しゃぶしゃぶのコースなどが選べます。京都肉割烹 和蔵義【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】和食【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】烏丸駅 徒歩4分京都河原町【田ごと本店】四条通りの老舗京料理店で、贅と粋を尽くした会席料理に舌鼓店内は風情に満ちた和空間、季節に合わせて替わる掛け軸や生花が飾られ、おもてなしの心を感じます四条通りに佇む、創業144年の老舗京料理店【田ごと本店】。暖簾をくぐり、石畳の通路を進むと、しっとりと落ち着いた雰囲気の上質な空間が広がります。店内には掛け軸、生花など随所で季節が表現されており、月日の流れによって表情が変わる坪庭も印象的。料理とお店の雰囲気、両方で四季の移ろいを感じられます。有名な光悦の信楽の水指を写したお弁当『光悦水指弁当』3,520円(税込)京料理の真髄“季節感”を大切にした京会席。四季の京野菜や、旬の魚介をふんだんに使った逸品料理の数々が楽しめます。有田焼や信楽焼など、こだわりの器も必見。ランチは、有名な美術家、本阿弥光悦氏の水指を写した弁当箱に、季節の食材が詰め込まれた『光悦水指弁当』が人気。四季折々の味覚を存分に満喫できます。田ごと本店【エリア】四条河原町周辺/寺町【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】3300円【ディナー平均予算】6600円【アクセス】京都河原町駅 徒歩1分
2021年06月14日烏丸【京洋食まつもと】北山【ルルソンキボア】京都市役所前【ワインと和食みくり】烏丸御池【閏】祇園四条【ケンゾーエステイトワイナリー祇園店】烏丸【京洋食まつもと】心地よい和の空間で、季節の京食材をふんだんに使ったランチを味わう清潔感のある洗練された空間オフィスが並ぶ烏丸駅近くにあり、ゆっくりとランチを楽しみたい方に人気の【京洋食まつもと】。京都肉や京野菜をはじめ、季節の京食材をふんだんに使った絶品料理の数々を堪能できます。落ち着いた個室は、週末のデートや大切な商談にぴったり。柔らかく味わい深いお肉に感動『黒毛和牛 京都肉 サーロインステーキ』 100g~3,300円~ここに来たら外せないランチが『黒毛和牛 京都肉 サーロインステーキ』柔らかい肉の旨みが味わえ、贅沢な気分になります。また京都産黒毛和牛と京の都もち豚を使用した『大人のハンバーグ』も、人気メニュー。京都の魅力溢れる料理を味わいながら会話も弾みます。京洋食まつもと【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】烏丸駅 徒歩8分北山【ルルソンキボア】リラックスした雰囲気の店内で、本格フレンチのランチを堪能アンティークなインテリアがセンスよく配置された大人の雰囲気の店内おしゃれなお店が多い北山駅周辺に、ひときわセンスの良さが光るフレンチレストラン。ヨーロッパのアンティークな置き物等がセンスよく配置された素敵な雰囲気の中で、本格派フレンチのランチがいただけます。店名の【ルルソンキボア】は「酔いどれ子熊」という意味。いつも50~60種類のワインがストックされています。季節のスープやジューシーな肉料理が人気『ランチEコース』5,800円ランチは、予算に合わせて選べる5つのコースがあり、お魚メインのコースも、 お肉メインのコースも、ワインとの相性の良いメニューになっています。また『お誕生日・記念日コース』もあり、家族や友人と、特別な日を祝うランチにもぴったりです。ルルソンキボア【エリア】上賀茂/北山【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】5500円【アクセス】北山駅 徒歩10分京都市役所前【ワインと和食みくり】有名ソムリエのワインと京料理で、優雅なランチタイム週末ゆっくり「和食×ワイン」ランチを楽しめる、心地よい和モダン空間京都市役所近くのアクセスのいい場所にある、大人の隠れ家【ワインと和食 みくり】は、ワインと京料理のペアリングが楽しめるのが魅力。ワインは、フランスシャンパーニュ騎士団・オフィシエの称号を持つソムリエ・西別當選氏がセレクト。お料理は祇園街で腕を振るった料理人・宮脇雅也氏が手がける豊富なメニューがそろっています。吟味した素材と京料理の技に納得『おまかせランチコース(全8品)』8,800円国内名門ホテルで長年活躍してきたオーナーソムリエ・西別當氏と、祇園街で修業を積んだ料理長・宮脇氏が創造する多彩なメニューは、地元グルメや旅のお客様に定評があります。特に、選りすぐりの素材と、料理人の技を堪能できるコースは、大切なランチタイムをより贅沢にしてくれます。ワインと和食みくり【エリア】四条河原町周辺/寺町【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】12000円【アクセス】京都市役所前駅 徒歩7分烏丸御池【閏】イタリア料理とワインを堪能しながら、優しい空間に包まれランチタイムテーブルごとの距離が広く、ゆったりした空間で楽しむランチは格別です観光名所の二条城近くに位置する【閏】は、築100年を超える町家造りの一軒家。大きな梁、板張りの床や木の天井など、重厚でモダンな店内は、古き良き時代の流れを息づかせつつ現代風にアレンジされていて、くつろぎたい週末のランチデートにぴったりの空間。スタッフの温かいおもてなしにも満足できるお店です。内容はおまかせ、前菜、パスタ、メイン料理、デザート4種、カフェまで、贅沢に楽しめる『ランチコース』3,800円※写真はパスタランチのイメージです。ピッツアはナポリで人気の『モンタラーナ』という揚げピッツアスタイル。外側はサクッ!中はモチッ!と2つの食感が楽しめます。また、自家製の生麺を使用した「パスタ」は、素材の持つ香りを活かして作るソースが格別。イタリアの食材の素晴らしさや料理環境に影響を受けたシェフならではの多彩なメニューを堪能できます。閏【エリア】二条城【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】烏丸御池駅 徒歩7分祇園四条【ケンゾーエステイトワイナリー祇園店】週末ランチは、祇園の情緒あふれるレストランで、極上イタリアン大人のランチデートには、距離感が縮まるカウンター席もオススメ。壁際にずらりと並ぶワインボトルが壮観京都の四条通りから一本路地裏に入った一角に佇むレストラン。目立つ看板はなく、暖簾に記された「KE」の文字が目印です。実業家・辻本憲三氏が、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーで立ち上げたワイナリー「ケンゾーエステイト」の直営店として2015年にオープン。ワインとの相性を追求したお料理が楽しめます。前菜、パスタ、メインディッシュ、デザートに、白ワイン「asatsuyu あさつゆ」が1グラス(60ml)付いた『あさつゆランチ』4,300円料理のメニューは、イタリア各地で製菓と料理の実績を積んできたシェフ渾身の傑作揃い。ランチも、京都の食材を活かし、和とイタリアンの要素を融合させた逸品ばかり。ワインとの絶妙なマリアージュを堪能できる、週末のランチデートにぴったりのコースです。ケンゾーエステイトワイナリー祇園店【エリア】祇園【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】祇園四条駅 徒歩3分
2021年06月05日世界の食通を唸らせてきたシェフが腕をふるうレストラングローバルな感性と日本の食材が生み出す独創的な料理シェフが厳選した食材を惜しげもなく重ね合わせる世界の食通を唸らせてきたシェフが腕をふるうレストラン京都らしい風情ある建物に、白い暖簾がかかる祇園のメインストリートに、京都らしいお茶屋風の外観が美しいお店があります。看板はなく、暖簾には「山地陽介」の文字。自らのフルネームを冠したネーミングに潔さを感じるレストランです。中に入ってみるとお茶屋風の外観からは一転。モダンで明るい空間が広がる店内にはオープンキッチンがあり、オーナーシェフの山地陽介さんが腕を振るっています。2015年にオープンして一年足らずで、京都のフランス料理店として確固たる人気を獲得しています。心地いい時間を過ごせるナチュラルな空間最も旬な食材を使って作られる四季折々の料理。その根底にあるのは、山地シェフが10年以上を過ごしたフランスのトップレベルのガストロノミー。【ポール・ボキューズ】や【アラン・デュカス】、【ジョエル・ロブション】などの名店で重要なポジションを任された経験や磨かれた技術は言うまでもありません。さらに世界各国のシェフたちと交流し、それぞれの故郷の味を教え合ったことで様々な引き出しを持つことができたことは山地シェフの人生そのものだそうです。そこに日本の優秀な食材、新たな境地を開拓する独創性が加わって表現される料理が、フーディーズたちから注目を集めているのです。グローバルな感性と日本の食材が生み出す独創的な料理そんな同店で食べていただきたい3品がこちら。『京丹後・間人蟹 / 淡路島・由良の紫雲丹 / フランス産フォアグラのコンフィ』素材が化学反応を起こし、皿の上で新たな魅力を放ち始めるまずは『京丹後・間人蟹 / 淡路島・由良の紫雲丹 / フランス産フォアグラのコンフィ』。まるでパリのグランメゾンで食事をしているかのような錯覚に陥るフランス産フォアグラのコンフィです。黒い器に映えるカニやウニの色鮮やかさに思わず感嘆の声が上がります。フォアグラは、口の中でとろけるねっとりとした食感と濃厚なコクと旨みが持ち味。味と香りが瞬間的に七変化し深く心と記憶に残ります。『伊勢志摩産・活伊勢海老 /パルミジャーノレッジャーノ』伊勢海老の上にパルミジャーノレッジャーノがたっぷり『伊勢志摩産・活伊勢海老 /パルミジャーノレッジャーノ』は、最高級の伊勢志摩産の活伊勢海老をパスタに見立て、温度玉子にお客様の目の前でパルミジャーノレッジャーノをたっぷりと乗せた一皿。プリプリとした海老の弾力はパスタのように心地よく、合わせたチーズと卵が口の中でとても旨みのある一体感を奏でて、熱々できたてのカルボナーラへと変化していく不思議な感覚を味わえます。『熟成肉の中勢以さんの神戸牛カイノミ / 淡路島産フルーツ玉葱 / ソース・ドルチェフォルテ』料理が美しく映える器など、細部にも「ここにしかないもの」ばかりさらに食通の方々が人生の最後にこれを食べたいと思わず呟いてしまう至極の一皿が『熟成肉の中勢以さんの神戸牛カイノミ / 淡路島産フルーツ玉葱 / ソース・ドルチェフォルテ』。肉料理は「中勢以」の熟成仔牛のロース肉で、噛むほどに上品な旨みと風味が広がって悶絶!さらに鮮やかなイエローのソース・ドルチェフォルテのまろやかなアクセントを添えます。シェフが厳選した食材を惜しげもなく重ね合わせるオープンキッチンで腕をふるう山地シェフ食材は必ず現地まで足を運び、密に連絡を取り合い仕入れています。また最もおいしい状態でたべていただきたいからと、その日の食材をその日のうちに最高の状態で使い切るのも流儀。そのエスプリはデザートまで続いていきます。店名にあえて「フランス料理」と掲げず、自分自身の料理を表現していく【山地陽介】。現在ランチコースは8,250円、11,000円、16,500円、22,000円(いずれも税込、別途サービス料5%)、ディナーコースは11,000円、16,500円、22,000円、33,000円(いずれも税込、別途サービス料10%)があり、リクエストに応じて予算に合わせた特別コースも可能。これまでの経験や出会いから学んだ様々な引き出しを駆使した、グローバルな世界観が感じられる同店で、美食に酔いしれる時間をどうぞ。料理人プロフィール:山地陽介さん1977年大阪府生まれ。01年に渡仏、ポール・ボキューズ学院を卒業。【アラン・デュカス】【アストランス】等にて腕を磨く。一時帰国し【ベージュ・アランデュカス】【ブノワ東京】等を経て再渡仏。【オテル・ル・ロワイヤル・リヨン】総料理長兼料飲部部長、【ラトリエ・ド・ジョエル・ロビュション・パリ】エグゼクティブ副料理長、【ロフィス・パリ】エグゼクティブ・シェフを務めた後、帰国。2015年6月【山地陽介】をオープン。山地陽介【エリア】祇園【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】15000円【ディナー平均予算】25000円【アクセス】祇園四条駅 徒歩5分
2021年06月04日祇園で味わう、絶品の江戸前寿司伝統の技で、旬のネタを最高の握りに絶妙な塩梅を利かせたつまみを日本酒とともに祇園で味わう、絶品の江戸前寿司祇園のメインストリートに佇む【鮨まつもと】祇園の風情が漂う石畳の小路で、白地に「鮨」の粋な暖簾を掲げる【鮨まつもと】。扉を開けると、中は木の温もりと和の趣が心地よい空間。洗練されたシンプルなカウンターと、2人がけのテーブル席で構成されています。特等席はもちろん、主人の松本大典さんの仕事を間近で見られるカウンター席です。町家の引き戸を開ければ、京都らしさを感じる大人のための空間ご主人の松本大典さんは、東京・新橋の【鮨しみず】で腕を磨いたのち、京の魅力に惹かれてこの地に独立。シャリは赤酢と塩を利かせた伝統の江戸前スタイル。魚介は築地市場や明石から直送される新鮮なもの。また魚介のおいしさを引き立てる塩や醤油などの食材も各地から厳選したものを使用しています。「可能な限りその日最高のものをお出しする」という松本さんの目に適う良質なものばかりです。伝統の技で、旬のネタを最高の握りに使うのはもちろん天然のみ。魚介のおいしさを引き出す丁寧な工夫が随所に同店で提供するのは江戸前寿司のみの『おまかせにぎり』17,600円(税込)、寿司のほかに、刺身三種盛り、時々の旬の食材のつまみを付けた『つまみとにぎり』20,900円(税込)の2コース。「可能な限り最高のものを」と、煮る、炙る、一塩、漬けなど、技法を凝らした丁寧な仕事で、旬のネタを最高のにぎりへと昇華させた正統派江戸前の伝統の技が随所に光ります。『江戸前寿司』コースのイメージ築地を中心に仕入れたネタには、昆布〆や酢〆、漬け、煮るなどの江戸前ならではの“仕事”を施します。『おまかせにぎり』は17貫前後。昆布〆で繊細な風味をまとったタイ、まろやかな脂の風味とシャリの酸味の相性が心地いいマグロなど、どれも丁寧な仕事により見事に引き出されたおいしさを堪能することができます。噛むほどに旨みが広がる煮穴子またにぎりの最後に登場する煮穴子は、産地にこだわらずいいものを仕入れて、酒やみりん、醤油で20~30分間煮ます。ふわとろの食感ながら、旨みを損ねず、しっかりと味のついたちょうどいい塩梅。絶妙な塩梅を利かせたつまみを日本酒とともに『つまみとにぎりコース』より「刺身三種盛り」の一例『つまみとにぎりコース』は、その日厳選の「刺身三種盛り」からスタート。白身、貝、明石の蛸が基本。たとえば鯛は一塩にして一日置くなど絶妙の塩梅です。また塩で2~3日ねかせて旨みを凝縮した甘鯛など、その日おすすめの素材で、つまみの一皿もご用意致します。春は本鯛の稚魚・春子(かすご)や光り物、初夏にかけては鮑などが旬を迎えます。見た目も美しく、どのネタも妥協を許さぬ丁寧な仕事をされていて本当に素晴らしいの一言。さらに同店で飲める日本酒は、京都伏見の老舗酒蔵・松本酒造の辛口純米酒「澤屋まつもと」。特約店限定ブランドとして地酒ファンの注目を浴びている逸品で、後味のキレが良く鮨との相性は抜群。京都らしい風情を醸し出す空間で、寿司とお酒を味わう至福の時を過ごしてみませんか。料理人プロフィール:松本大典さん1974年、神奈川県生まれ。父が地魚料理の店、親戚が寿司屋を営み、幼い頃から魚介料理に触れて育つ。自らは技を極める“職人”に憧れ、寿司職人の道へ。親戚の寿司店から銀座の名店、そして新橋の【鮨しみず】で修業。2006年に独立。店舗探しの折、たまたまの縁で訪れた京都・祇園の風情に惚れ込み、「京都に江戸前寿司を広めたい」との志を胸に店を構える。今では海外にもファンのいる京都を代表する寿司屋の一軒に成長。鮨まつもと【エリア】祇園【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】9000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】祇園四条駅 徒歩5分
2021年06月02日京の粋が凝縮された数寄屋造りの佇まい華美に走らず、素材の持ち味を引き立てる伝統の技国内外のVIPにも対応。安心できる細やかな心遣い京の粋が凝縮された数寄屋造りの佇まい洛中にあり、京都らしさを感じさせる素晴らしいロケーション京都の中心、洛中にありながら都会の喧噪を忘れさせる静かな佇まい。周囲には、歴史ある町家や旅館が建ち並び、京都らしさを感じさせる素晴らしいロケーションです。白い暖簾の先には石畳が続き、部屋はその奥に広がります。竹や杉、檜などを用いた風情豊かな数寄屋造りは、京の粋が凝縮された贅沢な空間になっています。4つの客室はすべて個室。接待や晴れやかな席など、さまざまなシーンに対応します部屋数は贅沢に4部屋のみ。2~4名の掘り炬燵の茶室と2~10名の2部屋。25名まで利用できる大広間の座敷には椅子テーブルを配置しています。すべて個室となっていて、気兼ねなくゆったりと寛げます。清潔感と明るさのある純和風の空間は晴れやかな席にもぴったりで、祝宴や結納、結婚披露宴にもオススメです。華美に走らず、素材の持ち味を引き立てる伝統の技【一子相伝なかむら】の料理は、食材へのこだわりにあり。産地や銘柄に左右されることなく吟味した、納得のいく食材との対話から生まれます。また盛付けの器もご馳走の一部であり、料理との一体感を見事に表現。研ぎ澄まされた感性がすべての料理に息づています。ここからは懐石料理の中の一例をご紹介します。『八寸』彩り、香り、味わいで季節の移ろいを表現した『八寸』『八寸』は酒の肴に合う海の物、山の物を少しずつ色鮮やかに盛付けた一品です。【一子相伝なかむら】では、およそ12品の旬の食材を贅沢に使用し、季節の移ろいを表現。見た目、味、食感、香りのすべてでお楽しみいただける料理になっています。『ぐじの酒焼き』100年以上の歴史を受け継ぐ名代の『ぐじの酒焼き』ぐじ(甘鯛)の旨みを存分に引き出した人気料理。吟味した最高のぐじに塩をして一晩寝かせ、その上に酒をふって皮は香ばしく身は柔らかく焼き上げます。締めには残った皮と骨にだしを注ぎ、汁として最後までぐじの美味しさを楽しめます。『白味噌雑煮』出汁も調味料も使わず、シンプルで奥深い味わいは絶品です【一子相伝なかむら】の名物メニューの一つ。店の井戸水と辛子を加えた白味噌だけの汁に、香ばしい丸餅を入れたシンプルな一品です。調味料や出汁を一切使わずに表現した、奥深い濃厚な味わいには驚くばかり。一年を通してご賞味いただけます。国内外のVIPにも対応。安心できる細やかな心遣い清潔感あふれる純和風の空間は、晴れやかな席にぴったり国内外のVIPをもてなす店として、その場その場にふさわしい接客に長けています。純和風の清潔感のある空間は、晴れやかな席にもぴったり。大広間には金屏風もあり結婚披露宴も行えます。また、芸舞妓さんを呼ぶことも可能で、接待や会食など、どなたをお連れしても胸を張れるお店です。先代より「一子相伝」で伝えられてきたものとは、秘伝の調理法だけではありません。言葉だけでは教わることのできない料理やお客様への謙虚な姿勢、一期一会の心意気なども含まれています。大切な人を胸を張ってお連れできる名店です。料理人プロフィール:中村元計さん六代目。大学卒業後、天龍寺専門道場で雲水修行。後、24歳で生家に入り、父より一子相伝の味を伝授。料理を科学することで作り出す独自の味わいは、国内外から高い評価を得る。日本料理アカデミー会員として和食の海外普及にも尽力。おいしさをの研究の為、京都大学修士課程にて栄養化学を学び、龍谷大学にて博士号(食農科学)習得。一子相伝なかむら【エリア】四条河原町周辺/寺町【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】19000円【ディナー平均予算】25000円【アクセス】京都市役所駅 徒歩3分
2021年05月30日美しい庭園と静寂に包まれた、古き良き伝統が息づく佇まい本格的な京料理に独創的なアイデアを加えた懐石料理京料理に響く、銘酒の数々を国内外からお取り寄せ美しい庭園と静寂に包まれた、古き良き伝統が息づく佇まい都会の喧騒から離れ、しっとりと落ち着いた店内で過ごす贅沢な時間下鴨神社にほど近く、高野川のほとりにある懐石料理の老舗です。手入れの行き届いた美しい庭園をはじめ、ゆったりとした店内は見事な調度品に囲まれ、大切な人と大切な時間を過ごす場にふさわしい落ち着いた雰囲気が漂っています。「客人を想う強い気持ちこそ、おもてなしに大切」という創業以来の教えが丁寧で印象深い接客に感じられます。デートや接待、記念日など、さまざまなシーンに合わせて利用できます丁寧なおもてなしは、暖簾をくぐるところから始まります。京野菜をはじめ、季節を感じさせる料理、趣のある器と美しい盛付け、ゆったりと寛げる空間。そのすべてが調和し、唯一無二のひとときを体感させてくれます。完全個室も完備され、記念日やお祝いの席はもちろんのこと、デートや大切な人との会食にもオススメです。本格的な京料理に独創的なアイデアを加えた懐石料理京野菜をはじめとする、その土地の旬の食材をふんだんに使用した季節感あふれる料理です。「土産土法」のスタイルから生み出される料理は、伝統的でありながらもアレンジの仕方が革新的で、美しい彩りと繊細な味付けはどれも絶品。一品一品から料理人の丁寧な仕事ぶりが伝わります。ここからは懐石料理の中の一例をご紹介します。『鮑と車海老、蓮芋土佐酢ジュレ』カツオの効いた土佐酢で味わう『鮑と車海老、蓮芋土佐酢ジュレ』酒蒸しした柔らかな鮑と合わせるのは、湯通ししたプリプリの車海老とシャキシャキの蓮芋。それぞれの異なる食感が楽しめる表情豊かな一皿です。上品な酸味の土佐酢と海藻を使用したジュレが素材の持ち味を引き立てながら、全体をやさしくまとめます。『京野菜の冷やし鉢』揚げた賀茂茄子を丁寧に出汁で炊いた、味わい深い『京野菜の冷やし鉢』京の伝統野菜のひとつ賀茂茄子と、色鮮やかな緑と赤の万願寺とうがらしを合わせた冷やし鉢です。賀茂茄子の旬は夏で、果肉がしっかりとして甘味があります。万願寺とうがらしのやさしい甘さと彩りの良さが食欲をそそり、暑い季節にぴったりの冷たい炊き合わせです。『甘鯛の若狭焼き』素材の持ち味を生かす、上品で風味豊かな若狭地に漬け込んだ『甘鯛の若狭焼き』若狭の小浜で獲れた新鮮な甘鯛を酒、醤油、みりんを混ぜ合わせてつくった若狭地にじっくりと漬け込み、丁寧に炭焼きにしたものです。甘鯛が持つ素材本来の旨みを存分に引き出す絶妙な焼き加減に、料理人の熟練の技が光ります。お好みでスダチを搾ってお召し上がりください。京料理に響く、銘酒の数々を国内外からお取り寄せ繊細な料理の味を引き立てる、厳選された日本酒やワインなどが揃います【下鴨茶寮本店】は、料理の味を引き立てる日本酒にもこだわっています。ソムリエが取り寄せた品揃えは圧巻で、地元の銘酒や人気銘柄など、氷温庫を完備した清酒セラーには常時百種以上揃っています。また、日本酒以外にも京料理と相性のいいシャンパーニュやワイン、クラフトビールなども豊富にご用意しています。「土産土法」のスタイルで、一品一品心を込めてつくる料理。客人を想う強い気持ちから生まれる「おもてなし」。【下鴨茶寮本店】は、創業以来の教えを守りながら、四季折々の食材を、おいしく、美しく提供しています。接待や記念日、お祝いの席はもちろんのこと、大人の隠れ家として大切な人と訪れたい名店です。下鴨茶寮本店【エリア】銀閣寺/北白川/出町柳【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】9000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】出町柳駅 徒歩9分
2021年05月22日中国料理のエッセンスが光る独創的な日本料理現代らしい日本料理を模索し続ける料理人和食の職人が本気でラーメンを作ると…中国料理のエッセンスが光る独創的な日本料理カウンターで肉の塊を炭火で炙りはじめると、立ち昇る煙と共に甘く香ばしい香りが店内に漂う。その香りは、どことなく中国料理のような刺激に満ち溢れたもの。“いや待てよ。日本料理を食べに来たはずなのに……”。そう、こここそが今京都で話題の【日本料理 研野】です。平安神宮をはじめとした様々な寺社仏閣や美術館など、歴史とアートに彩られた街、岡崎。周辺には岡崎疎水が流れ、瑞々しい新緑の中をゆったりと散策するのも心地いい。そんな疎水のすぐ脇、落ち着きある京文化が色濃く残る街に【日本料理 研野】はオープンしました。扉を開けると、美しい和の設えが施された店内がお出迎え。カウンター8席の小さなお店ですが、清々しい白木がなんとも心地いい板場に立つのは、31歳の若き料理人、酒井研野さん。食事は17時からと20時からの二部制による一斉スタートで始まる、全12品からなるコース(1万4300円・税込)です。季節を感じさせる旬の野菜を使った先付けに続いて、二皿目として出されたのが冒頭で話したお肉の料理。火鉢の上で炙られた肉の塊から漂う煙の、中国料理のような刺激ある香りに一気に食欲がかきたてられます。「お客さん皆さん同時にこの香りを堪能していただきたくて。一堂に会して食事をしていただくことで、一緒に驚いたり喜んだりという楽しい時間を共有できたらいいなと思います」と酒井さん焼かれる肉は麹をはじめ、八丁味噌をベースとした味噌床に漬け込まれた豚肉。まさに“焼豚”そのものです。しかしながら、仕上げに振りかけられる粉山椒の爽やかな香り、添えられているわさびの辛子醤油和えや蕗の薹味噌を一緒に食べるとまぎれもなく日本料理としてしっくりときます。そこからは中国料理のエッセンスを使いながらも、着地点はしっかりと日本料理にもっていきたいという店主の想いがひしひしと伝わってきます。『焼き豚 炭火焼き』。京もち豚は、麹に漬けこまれることで柔らかくしっとりとした仕上がりに。中国料理の香りがしつつも上品な甘みや旨みは日本料理そのもの続いて出されるのがお造り。こちらは三皿で構成され、前後の2皿は旬の魚を使った王道のお造りに対し、中央の一皿に変化球が隠されています。今回出していただいたのは、端午の節句にちなんで、鯉を使ったぬた和え。なんとこちら、仕上げにカウンターで熱々に熱したオイルをかけます。“ジュー”という音と共に立ち昇る、四川山椒のこれまた刺激的な香り。ぬた和えに使う辛子の代わりに、四川山椒と唐辛子で香りづけをして熱したピーナッツオイルが使われています。『鯉のぬた和え』。わけぎと山くらげの酢味噌和えに、クラゲの頭の甘酢漬けと鯉のお造りを。コリコリ感や弾力、酸味や辛みなど様々な食感や味、香りを感じるお造り「日本料理の献立は、味のトーンが一定と言うのをお客さんから聞くことが多かったので、波があるような、料理に緩急をつけたかったんです。“お造りでもこんなにも味わいに変化をつけることができるんだ”そんな遊び心を味わってほしいです」と酒井さん。日本料理ならではの繊細な包丁さばきが必要なお造りに、中国料理のエッセンスで驚きを与えるという、まさにこの店ならではの味わいです。続くお造りはたっぷりの野菜を使った鰹のたたき。鰹の脂が、先のお造りで少しピリピリとしていた舌をゆっくりと落ち着かせていきます。そして椀物へ。「日本料理を食べに来たのだから、やっぱり出汁を味わっていただきたいです。だから椀物には一切中国料理のエッセンスは取り入れていません」。丁寧な仕事から生まれる日本料理の奥深さを味わいつつも、時折見せる中国料理のエッセンスによる驚き。その絶妙なまでの緩急のバランスがなんとも食べていて楽しい。次はどんな料理が出てくるんだろうとワクワクせずにはいられません。現代らしい日本料理を模索し続ける料理人この日本料理に中国料理のエッセンスを取り入れるのは、一体どこからたどり着いたんでしょうか?そこには“日本料理は日本人の料理でありながら、ちょっと遠い存在になりつつある”という酒井さんの想いがあります。「日本料理はよく引き算の料理と言われますが、それにはいい素材が必要で、おのずと価格も高くなってしまいます。いい食材、清らかな水がないと日本料理は作れないだけでなく、様々な角度からアプローチができる日本料理もいいんじゃないかと。世界で類を見ないほど日本人の食は多様化しているし、今までストレートで投げていた日本料理にちょっとアクセントをつけてあげると面白い変化球になる。これこそが現代らしい日本料理なのではないでしょうか」。そこで中国料理のエッセンスを取り入れつつも、あえて店名に“日本料理”と入れたのだそう。31歳の若き店主の酒井研野さん。「日本料理という枠にとらわれすぎることなく、僕たちと同世代の方も楽しめるような、そんな新しい日本料理の形を模索し続けたいです」酒井さんが日本料理の職人を志したのは、辻調理師専門学校でのこと。「はじめはフレンチやイタリアンのシェフに憧れましたが、日本料理の実習の時、普段何気に食べていたものがきちんと出汁を取るだけでこんなにもおいしくなるんだと感動があったんです。そこから自分が一生付き合っていくのは日本料理がいいんじゃないか思いました」。卒業後、日本料理ならこの店という思いで【菊乃井】に入社。本店で8年間勤務後、姉妹店の【無碍山房 Salon de Muge】のオープンと同時にその店の料理長を2年務めます。10年を期に退社し、親交のあった中国料理の名店【京、静華】へ修業に。【京、静華】に入るまでしばらく期間があったので、N.Y.の日本料理店や京都で話題のイノベーティブレストラン【LURRA°】でも研鑽を積む。N.Y.時代、使う食材はすべて築地から輸入していたそうで、そこでも“いい食材がないと日本料理は成立しないのか?”という疑問が生まれたそう「【菊乃井】に勤めていたころから【京、静華】の宮本静夫さんに誘われて、“中国の古典料理を紐解く”という勉強会に参加させてもらっていたんです。中国の古典料理には、素材を活かしたクリアな味わいだったり、素朴な味わいのものも多く、日本料理と通じるところもたくさんあり、いろんな面で感銘を受けました。そこで、自分の料理にも取り入れることができるようになれば、すごく強みにもなるし新しいアプローチの仕方や出会ったことのない味わいも出せるのではないか思ったんです」と酒井さん。【京、静華】で中国料理の基本を学ぶ中で、特に油の使い方が日本料理と異なったと言います。例えば、日本料理にも天ぷらなど揚げる技法はありますが、中国料理では、揚げた後にさらに炒めるなど調理を重ねていく。その中で如何に油を使わずに調理するか、体に負担がかからないような料理に仕上げるかという【京、静華】ならではの料理が腑に落ちたと酒井さんは語ります。スパイスの使い方、香りの立たせ方、そんな“足し算”が日本料理にあってもいいのではないか!そこから生まれたのが【日本料理 研野】が考える現代らしい日本料理の在り方でした。驚きのコースと共に味わいたいのは、酒井さんの出身地でもある青森県の銘酒『田酒』や蔵でしか買えないプレミアム酒『Houhai 純米大吟醸』。青森ならではのシードルやアップルソーダのほか、クラフトビールも多数揃います和食の職人が本気でラーメンを作ると…コース終盤に近付くと、土鍋で炊いた店主の出身地である青森県の『まっしぐら』と共に、そのお供がずらりと。「雪深い青森はお漬物文化がすごく発達してるんです。炊き立てのご飯とともにそんなおいしいごはんのお供を堪能してもらいたくて」。そして続いて〆に出されたのが、なんとラーメン!驚くままにそのスープを一口すすると、なんとも優しい味わい。まるでお味噌汁を飲んだ時のようなホッとする感覚が体中に広がります。じんわりと包み込まれるような味わいは、ラーメンでありながらも和食。これぞ和の職人が作り出したラーメンです。『しじみの手打ち麺』。スープは、丸鶏や豚、牛そして金華ハムを4時間煮込んで作った上湯スープ。麺も自家製の手延べ麺と本格的なラーメン「調味料など一切使わず、塩気も金華ハムと今回はシジミからのみ。和食の職人が本気でラーメンを作ったらどんな味わいになるんだろう?そんなことを思いながら味わってもらえたら。国民食でもあるラーメンは、もはや日本食。そんな馴染みのある味を日本料理として楽しんでいただけたらと思います」と酒井さん。見た目も華やかで可愛い『いちごパフェ』。最後まで五感を楽しませてくれる料理です水物として最後に登場したのは、あまおうを使ったパフェ。水物には、旬の果実や、シャーベットなどが出てくることが多いですが、パフェと言うのがなんとも現代的でうれしい。【無碍山房 Salon de Muge】で料理長をしていた酒井さんならではの水物です。パフェには、フレッシュなあまおうのほか、コンポートやゼリー、そしてソルベなど様々に形を変えたイチゴが味わえます。そして鮮やかな緑のよもぎのアイスクリームが、春の気分をさらに高めてくれます。最後の一皿まで、驚きと楽しさに満ち溢れた全12品のコース。あくまでもしっかりとした日本料理の味わいがベースにありながら、時折中国料理のエッセンスが変化球のように飛んでくる。“こんな日本料理もあるんだ!”大満足と共に、新しい発見に満ち溢れたひとときでした。日本料理研野【エリア】岡崎/平安神宮/南禅寺【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】神宮丸太町駅 徒歩8分
2021年05月21日風情ある築百年の呉服屋を改装した、居心地のいい空間中華の技をさりげなく取り入れた、革新的なフレンチコースお客様の好みや料理に合うワインを豊富にラインナップ風情ある築百年の呉服屋を改装した、居心地のいい空間京都の街並に溶け込む、ひっそりとした佇まい。暖簾をくぐればおもてなしの世界が京都・烏丸御池駅から徒歩10分ほどのところにあるモダンフレンチが堪能できる【Restaurant MOTOI】。お店は築百年の呉服屋を改装した情緒豊かな空間で、四季の移ろいに映える中庭や大正ガラスなど、風情を感じさせるものは当時のまま。今昔の絶妙なバランスがとれた京都の美意識を感じさせます。デートや接待など、さまざまなシーンに合わせて利用できます店内に入ると感じるのが、贅沢なほど席間がゆったりと取られていること。デートでも、周囲を気にせず料理を楽しめます。蔵を8名まで対応できる個室としてリノベーションしているので、接待や会食でも利用できます。特別感のあるこの個室では、料理も限定のメニューになります。中華の技をさりげなく取り入れた、革新的なフレンチコースフレンチの王道を守りつつ、意表をつく斬新なメニュー展開。感度の高い食通やトップシェフからも注目を浴びるシェフの前田さんには中華とフレンチの経歴があります。コース料理全体のストーリー性を味わって欲しいという願いから、ディナーは13皿、ランチは10皿の季節感溢れる料理に、その持てる技や想いを全力で注ぎ込んでいます。ランチ(10皿)Collection de Saison 9,350円(税込)ディナー(13皿)Creation17,600円(税込)ここからはコースの中の一例をご紹介します。『アラのポワレ』魚料理の一例『アラのポワレ』シェフの得意食材の一つでアラを使った料理。食感の変化が楽しめるように皮目はパリッと香ばしく焼き、対照的に白身はレアに仕上げています。ソースはバニラのオイルに魚の出汁を泡にしてミックス。風味豊かな生の落花生のペーストとローストしたものを添えていただきます。『フォアグラナチュール』前菜の一例『フォアグラナチュール』濃厚でクリーミーなフォアグラを和のアクセントを付けて堪能できるメニューです。脂が溶けないようにゆっくりと丁寧に火を入れたフォアグラに、ゼリー状の甘い果肉が絶妙な奈良県産の代白柿と甘柿のチップスをのせ、ピューレにしたレーズンとヨーグルトのソースで仕上げています。『フランス産仔牛のロティ』肉料理の一例『フランス産仔牛のロティ』ボルドー産の仔牛をローストし、赤ワインソースとかぶの葉をピューレにしたソースで味付け。シェフが自ら摘んでくる新鮮な京都の天然クレソンを添えることで、その風味と食感が肉の旨みをさらに引き立てます。お客様の好みや料理に合うワインを豊富にラインナップお好み応じて、料理と相性のいいワインのペアリングをご案内いたしますワインはフランスを中心に、日本やカリフォルニア、スペインなどから選りすぐりの美味しいワインをご用意しています。コース料理に合わせたワイン選びはもちろんのこと、様々なゲストの好みにも対応できる、多種多様なストックが自慢です。「主(ホスト)」と「客(お客様)」が一体になる “和”を大切にした「主客一体」のおもてなしをテーマに掲げる【Restaurant MATOI】。グランメゾン的な立ち位置で、接待や会食、家族、デートなど、どのようなシーンの利用でも満足いただける料理と心に残るおもてなしが魅力の名店です。料理人プロフィール:前田 元さん高校卒業後、現リーガロイヤルホテル京都に就職。10年に亙り中華料理を極めるが、フレンチへの想いが強く渡仏。ブルゴーニュやフランシュ=コンテなどで研鑽を積み、帰国後、ホテルオークラ京都【ピトレスク】、大阪【HAJIME】などを経て、2012年【Restaurant MOTOI】をオープン。Restaurant MOTOI【エリア】四条河原町周辺/寺町【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円【アクセス】烏丸御池駅 徒歩10分
2021年05月20日アマン京都「ザ・リビング パビリオン by アマン」から、敷地内の“庭”に着想を得た「庭パフェ Zen Garden」が登場。2021年6月30日(水)までの期間限定で提供される。アマン京都の“庭”に着想を得た「庭パフェ」密かな森の庭に佇むプライベートリゾート、アマン京都。初夏を迎え、きらめく青もみじと苔が美しい森の庭を一望出来るオールデイダイニング「ザ・リビング パビリオン by アマン」が提案する「庭パフェ Zen Garden」は、様々な和食材を用いてその景色を表現した特別な和スイーツだ。風情ある禅庭の景色を表現抹茶椀の上に広がる景色は、苔を模した抹茶味のスポンジやクッキーを散りばめた石畳に、ほうじ茶のクッキーをごまの練り切りで包んだ石、サクサクのココアラングドシャで表現した木々の枝と、風情ある禅庭そのもの。パフェの中心に佇む枯山水モチーフのパンナコッタの下に隠されているのは、宇治産のオーガニック抹茶を使用した9層仕立ての抹茶ティラミス。ざっくりとスプーンを入れて口に運べば、濃厚な抹茶クリームや柚子アイス、柚子ジャムなどが織りなす多層的な味わいを、”石”や”苔”のアクセントと共に堪能出来る。アマン京都オリジナルの抹茶椀「黒寂幽玄」“庭の土台”となっているアマン京都オリジナルの抹茶椀「黒寂幽玄」は、京都の陶芸家・中村譲司が「庭パフェ Zen Garden」のために制作したもの。器が使われる空間を意識しながら作陶するという中村が、庭を散策した際に得た「幽玄」という言葉のイメージをもとに、空気や趣、流れる時間を器として具現化したこだわりの作品だ。この抹茶椀は、追加料金15,000円(税込)で実際に購入可能となっている。商品情報「庭パフェ Zen Garden」期間:〜2021年6月30日(水)価格:5,300円(税込) ※サービス料込み。場所:アマン京都「ザ・リビング パビリオン by アマン」電話予約:075-496-1335(9:00〜18:00)※事前の予約が必要。※一日の提供数に限り有り。※ランチ、ディナー、アフタヌーンティーコースのアディショナルデザートとしても注文可。※ビジターによる単品注文は、15:00または15:30の予約のみ。
2021年05月14日風情ある空間で味わう極上フレンチ食材や調理法の希望を聞いてコースをカスタマイズ丁寧な仕事を駆使し、食材の個性を活かす数寄屋建築を意識した、風情ある空間で味わう極上フレンチ【Restaurant 青いけ】があるのは、緑豊かな京都御所のすぐ近く京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅を降りて約3分。落ち着いた京都の街並みに溶け込む町家の一軒が【Restaurant 青いけ】です。料理への期待が高まるアプローチひっそりと掲げられた看板が目印の扉を開けて、京都の小路を思わせる空間へ足を踏み入れます。「うなぎの寝床」と言われる京都特有の長い奥行きを利用したカウンター席までのアプローチがあり、歩みを進めるほどに料理への期待が高まります。絶品の料理が仕上がる工程をライブで楽しめる特等席は、ケヤキをパッチワーク風に組み合わせたカウンター席。デンマークの家具メーカー「J.L.Moller」のチェアは座り心地抜群で、まさに大人の隠れ家といった雰囲気が漂います。内・外観は数寄屋建築で有名な中村外二工務店の代表・中村義明氏がプロデュース。築100年以上の建物をフルリノベーションし、ケヤキのほか、ホワイトアッシュ、チーク、スギなど多彩な天然木を使用したシンプルモダンな空間です。と、ここまで紹介して、まるで日本料理店のように思われる方もいるかと思いますが、同店で楽しめるのはフランス料理。オープンキッチンの向こう側で腕を振るうのは、オーナーシェフの青池啓行(ひろゆき)さんです。お客様とのコミュニケーションを大切にするオーナーシェフの青池さん青池さんは「京都ホテル」で研鑚を重ね、26歳でヘッドハンティングされて市内のカウンターフレンチのオープンに参画。フレンチレストラン5軒の立ち上げにも携わってきた実力派です。食材や調理法の希望を聞いてコースをカスタマイズ青池さんの料理は、メリハリの利いた味わいで見た目も鮮やかそんなシェフが腕をふるう料理の主役は、京都でとれる四季折々の野菜たち。「寒暖の差が激しい京都は、100年以上続く農家がたくさんあります。代々守られてきたミネラルが豊富な土で、生産者が愛情をもって育てた野菜の味は、まさに大地の恵みなんです」と話す青池氏。同店では、賀茂、大原、亀岡、鷹峯、伏見などで採れた野菜を使い、その味を最大限引き出した、穏やかでいて洗練されたフランス料理を提供しています。コース料理は、ランチ6,500円9,900円12,300円ディナー9,900円13,200円16,500円22,000円がありますが、どのコースもメニューが決まっていないのがこの店ならでは。「予約時に、食材や調理法などお客様の好みや希望をお聞きした上で、旬の食材を織り込みながら自由にカスタマイズしていきます」。まるで自分たちだけでのために作られたオーダーメイドのようなコースを味わえるとあっては、足を運ばずにはいられません。丁寧な仕事を駆使し、食材の個性を活かすさて、【Restaurant 青いけ】のオススメを2品ご紹介しましょう。まずは同店を訪れたら絶対食べていたただきたい、青池シェフのスペシャリテ『~冷オードブル~農園野菜のプレッセ菜園仕立て』です。『~冷オードブル~ 農園野菜のプレッセ菜園仕立て』。まるでアートのような美しい断面にうっとり目の前に供された瞬間、「わぁ!」「きれい!」と感嘆の声が必ず上がる一品。まるで、緑、黄、赤など色とりどりの草花が咲き誇る美しい野原のよう!ニンジンはソテーして甘く、ダイコンや蕪は酢漬けに、シイタケは揚げ焼き、ナスは真空調理をして食感を残し…と、そしてその1品目ごとに、煮る、蒸す、焼く、揚げるといった調理法を駆使した、プロならではの繊細かつ丁寧な仕事が施されています。野菜のみでつくられたテリーヌ。春キャベツ、ヤングコーン、ミョウガ、パプリカ、アスパラ、ニンジン、ダイコン、ナスなどを使用。ソースやドレッシングもすべて野菜で、その数トータルで25品目一口目を食べると、シャキシャキ食感、二口目は甘酸っぱさを感じ…と、いろんな食感や味を楽しむことができます。テリーヌのどの場所を口に運ぶかによって、食感や味が変化するので、最後までわくわくさせてくれる一皿です。12,300円以上のコース料理に登場しますが、9,000円のコースの場合+1,500円でオーダー可能(※だいたい2日前までに要予約)。『仔羊の背肉のロースト』。仔羊のまわりに、旬の野菜をたっぷりと続いてご紹介するのは『仔羊の背肉のロースト』。9,900円のコースの一品です。じっくりローストされた仔羊は美しいロゼ色。キメは細かく柔らかく、噛むほどに味わい深くなる赤身肉ならではの旨味を堪能できます。添えられたソースは、青森の黒ニンニクを使用したもの。黒ニンニクならではの杏を思わせる甘さに、酢で酸味を加えたソースは甘酸っぱく、仔羊の味わいにアクセントを加えてくれます。コクがあり甘酸っぱいソースは、仔羊と相性抜群お酒が欲しくなったらお店の方に相談を。ワインはグラス990円から、ボトルは9,000円から注文可能。野菜をたっぷり使った繊細なフレンチに合うものをセレクトしています。相手との距離も縮まる、極上の空間と絶品の料理どの料理も食材の持ち味を最大限に引き出すように丁寧に調理。旬の野菜で美しく彩られたひと皿からは、素材の力強さがひしひしと伝わってきます。「“restaurant”はフランス語で「回復する場所」という意味があります。その言葉通り、こちらではご提供する料理はもちろん、空間も絵画もインテリアも本物を揃えました。お食事することだけではなく、ここで過ごす時間、お客様同士や私たちスタッフとの会話など、すべてを通して居心地のよさを、感じていただけたらと思います」と青池氏は語ります。カウンター席のすぐ近くで繰り広げられる匠の技、そしてシェフとの会話を楽しみながら、舌鼓を打つ【Restaurant 青いけ】での時間は、大切な人と過ごす日をより一層特別なものにしてくれるに違いないでしょう。Restaurant青いけ【エリア】京都御所/西陣【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】丸太町駅 徒歩3分
2021年04月18日360度京景色が見渡せるルーフトップバーカクテルの学びの場でもあってほしい、そんな想いが込められたメインバー伝説的バーテンダーが作り出す、珠玉のジントニック360度京景色が見渡せるルーフトップバー清水寺や法観寺、八坂の塔のほど近くにある、今から80余年ほど前に建てられた清水小学校の校舎。その校舎をコンバージョンして誕生したホテルが、2020年3月に開業した【ザ・ホテル青龍 京都清水】です。アプローチを抜けると、レトロモダンな雰囲気が漂い、廊下からはどことなく懐かしい小学校の香りが漂ってきます。少しノスタルジック気分に浸りながら4階でエレベーターを降りて歩を進めると、思わず「あっ」と息をのむほど美しい光景が広がる屋上テラスに。夜景も美しいですが、景色を見渡したいときは明るい時間帯がおすすめまず目に入るのは、すぐそばにある法観寺の五重の塔、通称・八坂の塔です。下から見上げるのとは違い、真横から見るその美しい姿は本当に見とれるばかり。その奥には京都の美しい街並みが広がり、それを取り囲むように山々が連なります。その中には左大文字山の「大」の字も。さらに見渡していくと左手には京都タワーがそびえ、振り返ると清水寺と東山の峰々までも見渡すことができます。まさに360度の大絶景。京都といえども、ここまで京都らしい京都の風景を一望できるところはそうはありません。テラス中央にあるカウンターのほか、ゆったりとしたソファ席や眺めのいいハイチェアのテーブル席もありますその美しい景色ともう一つ、このバーには欠かせないもことがあります。それはなんと京都の伝説的バーテンダーと言われる、西田 稔さんをバトラーとして招いたことです。どのカクテルもこのバーでしか飲めないオリジナルレシピ。その日の気分で飲みたいものを頼むのももちろんいいですが、まずは西田さんの代名詞とも言われるジントニックを味わってみてください。バー文化が根付く京都で【K6】や【カーヴ・ド・ケイ】、【バー ケラー】などの名バーを作ってきた京都を代表するバーテンダー・西田 稔さん。そのカクテルを飲むために京都を訪れる方もいるほど、全国にファンを持つ様々なバーを作ってきた西田さんですが、ルーフトップバーは今回が初めて。メインバーでは感じることができない季節感を思う存分に出したかったと言います。「春から初夏にかけては夕日がとてもきれいに見えるんです。その夕日に合わせてロゼワインやロゼシャンパンのフェアを行ったり、太陽の光に照らされたカクテルは夜のバーとは全然色も雰囲気も異なってくる。これからは、そんな太陽や夕日を感じられる飲み物も作っていきたいです」。ルーフトップスタイルの【K36ジントニック】(1,320円・税込)。爽やかな風が吹き抜けるテラスにぴったりなカクテルです「東山の中腹に建つホテルなので、この屋上は建物の4階にあたるのですが、街中では15階から18階ぐらいの高さになります。遮るものもなく360度見渡せるのですごくいい風が吹くんです。それに、京都では西日を嫌うので、西側に窓がない建物が多い。でも、ここなら夕日の沈む西側をゆっくりと眺めることができます。京都でも数少ない珍しい場所なので、京都人も見たいと思う京都の景色が広がるんです」と西田さんがいうように、ルーフトップで最も楽しいのが、刻々と時間によって変わるその色や景色です。そんな時間をゆったりとお酒と共に味わってほしいという想いから、お酒だけでなく、料理も充実しているのがこのバーのうれしいところです。軽いおつまみとお酒を楽しむもよし、しっかりとした肉料理でディナーを楽しむもよし、さまざまな使い方で思い思いの時間を過ごすことできます。『京もち豚のローストポーク 新玉葱ロースト』(1,980円・税込)。低温で4時間ローストすることで柔らかくモチモチの食感に『生ウニとカンパーニュ』(1,650円・税込)。ホテルの敷地内にある、アラン・デュカスがプロデュースするレストラン【ブノワ 京都】で焼いたカンパーニュに、生ウニとバターをたっぷりとのせてカクテルの学びの場でもあってほしい、そんな想いが込められたメインバーこれまではルーフトップバー【K36 Rooftop】を見てきましたが、このバーのもう一つの面白い顔が、華やかなルーフトップバーとは趣も全く異なる、オーセンティックなメインバー【K36 The Bar】が存在しているということです。そこは、39年間バーテンダーとして活躍してきた西田さんの想いが詰まった、まさに集大成とでもいうべきバーです。元教室だった場所を改装して作られたメインバー。正面にはバーの顔であるカウンター、壁には教室ならではの大きな窓があり、カウンターに座って振り向いたときに見える京都の景色が印象的「ここは元々、清水小学校という学びの場。この小学校ができて150年、この鉄筋の校舎が建ってからは80余年なんです。それはカクテルの歴史とほぼ同じ。カクテルは150年ちょっと前に誕生して、アメリカで1920年に施行された禁酒令のときに急激に進化したんです。トマトジュースのふりをしてブラッディーマリーを飲んだり、オレンジジュースのふりをしてスクリュードライバーを飲んだりという風に。だからこそ、カクテルが学べる場所にしたかった」と西田さん。今回バーを作るにあたって、オリジナルカクテルはほぼ出さないようにしています。どのカクテルもオーセンティックなスタンダードカクテルと言われるものばかりですが、そのほとんどすべてのカクテルがこのホテルのバーのためだけに作られたオリジナルのレシピです。「昔の人が編み出したレシピを踏まえつつ、今この時点でどうすれば一番おいしくなるかを考えたここだけでしか飲むことができない一杯です」。【K36 The Bar】は、【K36 Rooftop】とは雰囲気を変え、同じカクテルであってもそのレシピは異なるこだわり西田さんの作り出すカクテルを眺めていて感じるのが、ひとつひとつの所作の美しさ。丁寧に作られたそのカクテルがなんとも凛々しいこと。そして穏やかな語り口。バーテンダー・西田さんが作り出すその空間がなんとも居心地がいいんです。「元小学校ですので、カクテルに馴染みのない、カクテル小学生の方も気負いすることなく来ていただきたいです。そのためにここの教科書とでもいうべき持ち帰ることのできるメニュー表も用意しています。カクテル初心者の方から上級者の方まで、また一つのカクテルを追い続けている人達までもが学びの場と思っていただけるような、そんなバーにしたいです」と朗らかな笑顔を見せる西田さんがなんとも印象的でした。右:桜餅の風味を感じさせるズブロッカを使った桜色のカクテル『春の訪れ』(1,650円・税込)、中央:バーの顔ともいうべき『K36 ジントニック』(1,650円・税込)、左:旬のイチゴとシャンパンなどで作られる『レオナルド』(3,300円・税込)メインバーに用意された持ち帰ることのできるメニュー表。カクテルひとつずつに材料や世界共通のカクテル言葉も記されています。「ここにメモをしたり、カクテル言葉と今の気分を合併せたカクテルを頼んだり、思い思いの使い方で楽しんでください」と西田さん伝説的バーテンダーが作り出す、珠玉のジントニック“バーテンダー・西田 稔と言えば、ジントニック”と言われるほど、それは西田さんにとって欠かすことのできないカクテル。ジンとトニックを合わせただけの誰にでも簡単に作れてしまう単純なカクテルではありますが、西田さんが作り出すそれは全く別の味わい、香りが漂います。ジントニックは、そのバーやバーテンダーのお酒に対する想いがいちばん現れるカクテルだと西田さんは言います。家で作るとなれば気を付ける項目はせいぜい10個程度、それがバーテンダーとしてつくるとなるとチェック項目は100個ほどにもなるそう。家で簡単に作ることもできるけど、バーにわざわざ来て飲む価値のあるカクテルがジントニック。だからこそ、そのバーでしか飲むことができない味わいになると言います。氷の大きさや使うグラス、大きさや重さまでも考えつくされたオリジナル『K36 ジントニック』(1,650円・税込)美しいカットグラスの中には大き目の氷が一つとその下にライムが一枚。きめ細やかな炭酸の泡が清々しい一杯です。「ジントニックで大切なのが清涼感。ここに今回一番重点を置きました。氷とライムで炭酸が逃げるのを極力カットし、最後の一滴まで香りと清々しさを楽しんでいただきたい」。最後の一滴までという西田さんの言葉通り、隅々にまで神経が行き届いています。グラスは旅や仕事で疲れた人でも心地よく飲める重さに、厚みも口につけた時に自然とフィットするようにオリジナルで作成。そして、そのグラスの径に合わせてカットされた、ジントニック専用の氷を使用。ジンもこのカクテルのためだけに3種類をブレンド。「季の美」と「六」という日本のジンをベースにそこにロンドンドライジンを加えることで、日本のジンのボタニカルがより豊かに華開いたと言います。「季の美」のK、「No.3ロンドン ドライジン」の3、「六」の6、3種のジンを合わせると店名の【K36】となるジンの豊かなボタニカルを弾けさせる炭酸を、最後の一滴まで残すために考案されたのが氷とライムで蓋をするスタイル。見た目に派手さはありませんが、バーテンダーの想いが隅々までつまっています。「3年後、5年後、いうならば20年後に再びこのバーを訪れてジントニックを飲んだ時、“あー帰ってきたな”と思ってもらえるような心に残る一杯を作りたい」と西田さん。ジントニックを飲みながら、ふとカウンターを振り返った時に目に飛び込んでくる京都の美しい景色は、決して忘れることのできない思い出になるはずです。そんな豊かな時の流れをこのバーは与えてくれる、そんな気がしました。K36【エリア】円山公園/高台寺/清水寺【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6000円【アクセス】清水五条駅 徒歩20分
2021年04月11日はじめまして、こんにちは。京都に住み始めてもう30年以上になる私おーまえが、日々京都で暮らす中で見たり聴いたり、感じたりするあれこれを書かせていただくことになりました。題して、「京都のちょっといいこと」です。第1回目は、京都の桜便りをお届けします。京都は、本当に桜の多い街です。都だった時代に寺社仏閣を作った際に桜を植えたことが始まりで、その後何百年も権力者の元には日本中の珍しい桜が集まり、京都はたくさんの桜が咲く街になったんだそう。そんな昔の偉い人たちのおかげで、春に街中がピンクに染まる幸せがもたらされていたとは!ありがたいですねえ。▲緑とピンクのコントラストは、今だけ楽しめる配色です。豊臣秀吉が木を全て桜にしたと言われる醍醐寺、境内に60種類400本の桜がある平野神社、また観光名所でもある哲学の道や平安神宮などなど、桜の名所と言われる場所は京都市内にたくさんありますが、誰もが自由に行くことができて、各々でのんびり桜を楽しめる名所は、鴨川に勝るところは無し!京都市内を南北に流れる鴨川は、どんなところからでも少し足を伸ばせば立ち寄れて、桜が楽しめるという手軽さも◎!それに川沿いにずらりと並んでいる中のお気にりの1本を探したりするのも楽しいです。▲北山橋から北に向かって桜がずらり。本当に今の季節は、鴨川が市民みんなの憩いの庭状態。自転車で通ういつもの通勤ルートを少し遠回りにして鴨川を下って行くと、朝からサイクリングお花見をしたりできるのも京都に住んでいて得したなあと思うことのひとつ!時間があれば、途中桜の樹の下のベンチに座って、お気に入りのパン屋さんで買ったサンドイッチを食べるモーニングお花見は、この季節だけの贅沢!▲荒神口のLANDさんのサンドイッチは、並ぶ価値ありの美味しさですよ忙しくてお花見のタイミングを逃したーというときでも、お花見が楽しめる場所があります!それが、京都市立植物園西側の半木の道に並ぶ枝垂れ桜。ソメイヨシノから1週間ほど遅れて見頃がくるこの桜は、少し濃いめのピンク色でこれまた風情があって綺麗なんです!▲写真右側が枝垂れ桜の並び。30日の時点ではまだ5分咲きくらい?そんなこんなで、見る場所や桜の品種によって、例年通りだと4月半ばごろまで京都市内は桜が楽しめます。歩いてても、自転車をこぎながらでも、バスに乗っていても、桜を目指してなくても桜が目に入ってくる鴨川沿い。思わずホワッと幸せな気分になれます。京都のちょっといいこと〜桜便り〜は、ここまで!また来月にお会いしましょう。 ■暮らしのはなし 連載:京都のちょっといいこと おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2021年04月01日哲学の道/【日本料理 藤井】平安神宮/【京都ホテルオークラ別邸京料理粟田山荘】仁和寺/【京料理 萬長】嵐山/【あらし山 遊月】醍醐寺/【鳥羽甚】哲学の道疏水沿いに全長約2kmも続く、桜のトンネルは感動的銀閣寺から若王子橋まで疏水べりに続く哲学の道は、大正時代に植えられた約300本の桜並木が美しい桜の名所。満開の時期にはまるで桜のトンネルのようで、水面を流れゆく花びらは情緒たっぷりです。哲学の道近くのオススメ店【日本料理 藤井】胡麻味噌だれで和えた鯛をのせた『ご飯、自家製しば漬け』哲学の道の近くに佇む【日本料理 藤井】は、2019年より3年連続でミシュラン1つ星として掲載された名店。“質実として、枯淡の境地”をコンセプトに、素材を活かした絶品料理を堪能できます。ランチ『ご飯、自家製しば漬け』は、市場から厳選仕入れされた鯛を使った贅沢なご飯。コースでは旬の食材を使った四季折々の逸品を提供してくれます。日本料理藤井【エリア】銀閣寺/北白川/出町柳【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】6000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】出町柳駅平安神宮庭園の池に映る紅しだれ桜が美しい朱と緑が鮮やかな社殿を取り巻く広大な神苑に、紅しだれ桜が咲き誇ることで知られている平安神宮。栖鳳池に映る八重咲きの濃い紅しだれは感動ものの美しさです。約150本が咲き競き、谷崎潤一郎の『細雪』や川端康成の『古都』の舞台にもなっています。平安神宮近くのオススメ店【京都ホテルオークラ別邸京料理粟田山荘】四季の美しさを会席料理で味わう『八寸』平安神宮より徒歩10分、京への出入り口のひとつ粟田口の、由緒正しき門跡寺院の青蓮院に隣接した会席料理店。西陣の織元の元別邸で、建物は檜材をふんだんに用いた贅沢な数寄屋造り。庭園に囲まれる数寄屋の山荘では、四季の会席料理がいただけます。また、見た目も美しい器や盛り付けにも定評があります。京都ホテルオークラ別邸京料理粟田山荘【エリア】円山公園/高台寺/清水寺【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】6000円【ディナー平均予算】18000円【アクセス】東山駅 徒歩5分仁和寺重要文化財の五重塔と御室桜がつくり上げる絶景は圧巻京都で一番の遅咲きの桜として江戸時代から親しまれている御室桜は、樹高が低いのが特徴です。中門入って左手に約200本が咲き、五重塔を背景にした眺めは京の花見の終盤を飾るのに相応しい光景。境内にはしだれ桜や普賢像桜など珍しい桜も咲きます。仁和寺近くのオススメ店【京料理 萬長】豪華な手桶に美味しいものが満載『つれづれ弁当』梅 3,200円仁和寺駅から徒歩圏内にある【京料理 萬長】では、京都名産のゆばや旬の食材を使った京料理がお手軽な価格で堪能できます。『つれづれ弁当』は、日本三大随筆「徒然草」にちなんで名づけられた料理。鎌倉時代にこの地で過ごした吉田兼好の目に映ったであろう京の四季の美しさを表現した旬の京料理を、15種類以上盛り込んだ手桶弁当です。京料理萬長【エリア】嵯峨野/太秦【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】妙心寺駅 徒歩2分嵐山嵐山の随所でさまざまな名桜が楽しめる古くから桜の名所として、王朝貴族にも愛されてきた景勝地の嵐山。川沿いに桜並木が続き、渡月橋越しに嵐山を望む景色は絵になるほど美しい眺め。嵐山のいたるところがお花見スポットとなり、様々な桜を楽しむことができます。嵐山のオススメ店【あらし山 遊月】京都の四季を五感で味わえる『会席料理』嵐山、渡月橋のたもとにある歴史を感じさせる純和風の日本家屋で、嵐山の自然を愛でながら、ゆったりとした時間を過ごせる京料理店。川辺りに面した席からは、十三参りの法輪寺さんや四季折々の山なみが望め、耳に心地良い大堰川のせせらぎが癒しを演出。会席料理は、花・雪・月の3コースがあります。あらし山遊月【エリア】嵐山【ジャンル】和食【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】3500円【アクセス】嵐山駅 徒歩5分醍醐寺秀吉が最期に見た豪華絢爛な桜が楽しめる世界遺産・総本山醍醐寺は、豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」として知られ、市内でもいち早くお花見ができるお寺として人気を集めてます。秀吉が植えた700本もの桜が咲き誇り、霊宝館のしだれ桜は見事。三宝院前や国宝の五重塔を背景に咲く花姿も感動的です。醍醐寺近くのオススメ店【鳥羽甚】名刹・醍醐寺御用達の季節の精進料理が堪能できる『鉄鉢料理』醍醐寺の麓にある【鳥羽甚】は、100有余年の伝統のある町屋づくりのお座敷で、よく手入れされた中庭を眺めながら会席料理、精進料理がいただけます。「淡處知真味(たんしょちしんみ)」という和食の基本を大切にして、手軽に食べられる『幕の内弁当・深雪膳』を始め、どの料理でも旬の味覚がたっぷり味わえます。鳥羽甚【エリア】伏見/醍醐【ジャンル】和食【ランチ平均予算】4500円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】醍醐駅 徒歩15分
2021年03月31日大切な人と特別な時間を過ごせる、京都フレンチの名店季節の移ろいを映した日替わりのフレンチコース料理とのマッチングを最優先に選出するフランスワイン大切な人と特別な時間を過ごせる、京都フレンチの名店路地の奥。京都らしさとさりげなさに心惹かれるお店があるのは、京町家が多く残る新町通の近く。【La famille Morinaga(ラ ファミーユ モリナガ)】は、大き目の路地の奥、目立った看板もなく、実にさりげなく他の町家になじんでいます。坪庭を絵画に見立てた、シンプルに食事を楽しむための空間築80年の町家を利用した内装は、柱や梁など残せるところは残し、英国のヴィンテージ家具やイメージカラーのグリーンを効果的に配した心癒されるつくり。余計な装飾のない空間から覗く坪庭は、まるで額縁に入った絵画のよう。大切な人と訪れてシンプルに食事を楽しむ、そんな特別な時間を過ごすことができるお店です。季節の移ろいを映した日替わりのフレンチコースここで楽しめる料理は日替わりのコース料理。新鮮な旬の素材を使い、その持ち味を生かし切る絶妙の火入れ、昆布だしや醤油、京野菜など和のものも取り入れ、特別感がありながらどこかホッとする味わいも魅力です。ランチ(6皿)シェフのおまかせコース 5,000円(税込)ディナー(10皿)シェフのおまかせコース 10,000円(税込)ここからはコースの中の一例をご紹介します。温かい前菜の一例『ボタン海老と白子のリゾット昆布と山葵風味』とある日の温かい前菜は、『ボタン海老と白子のリゾット昆布と山葵風味』。リゾットをラビオリ見立ての聖護院蕪に包み、昆布だし、鶏ブイヨン、薄口醤油、オリーブ油等でやさしい味に仕上げた一皿です。魚料理の一例『サワラの腹身ミキュイ炙り焼き、塩レモンと冷燻オイル』魚料理『サワラの腹身ミキュイ炙り焼き、塩レモンと冷燻オイル』は、腹身を炙りオリーブ油を塗りつつオーブンで火入れした一皿。ガラスドームで香りを閉じ込め、大原の野菜を添えています。パリッと、もっちりな食感の『手捏ね低温長時間熟成バゲット』毎日焼き立てで提供される『手捏ね低温長時間熟成バゲット』は、北海道産小麦が香ばしく、食べたら止まらなくなる、パリッともっちりな食感のバゲットです。料理とのマッチングを最優先に選出するフランスワインソムリエが選んだ“美酒”と料理のペアリング優美な盛り付けの料理とともに供されるワインは、確かな味わいと料理との相性を兼ね備えたフランスワイン。グラスワインも日替わりで3、4種類、飲み比べのできるワインセットも用意されています。ランチ、気さくな女子会、接待、記念日など、場面ごとにふさわしい接客と、優美な料理で迎え入れてくれる、素敵な時間をすごすのにぴったりの名店です。料理人プロフィール:森永正宏さん1967年、京都生まれ。京都調理師専門学校卒業後、東京の名店【シェ・ノイ】へ。名匠・井上旭氏のもとで6年間修業し1993年に渡仏。パリ、ロアンヌ、スイスなどの星付き店で腕を磨き、1997年帰国。京都、名古屋の有名レストランでシェフを歴任後、神戸北野【グランメゾン・グラシアニ】の総料理長に。2013年、【La famille Morinaga】を開店。LafamilleMorinaga【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】6500円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】烏丸駅 徒歩10分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年03月29日京都府京都市にある二条城を訪れた、ふえ(@huetrpg)さん。二条城では、2021年4月11日まで『NAKED FLOWERS 2021 ー桜ー 世界遺産・二条城』と称し、桜のライトアップやプロジェクションマッピングなどを行っているといいます。ふえさんは、イベントの中の1つである『花みくじ』を体験し、そのアイディアが素晴らしいと感じたようです。1本ずつ区切られたスペースに入っている、花。1本を取ると、花の下におみくじが付いています。おみくじは、持ち帰っても引いた場所に結び付けてきてもいいといわれていますが、誰もが結びつけたくなるような工夫がされていたのです。会場には、木の枝が用意されていました。また、花は針金が入っているため巻きつけやすくなっています。そのため、多くの人が木の枝に結びつけることで、しだいに花が咲いたように見える仕組みになっていました。このおみくじのセンスはすばらしいよな… pic.twitter.com/haKBz1o1AD — ふえ@心に若葉 (@huetrpg) March 25, 2021 ふえさんは、この『花みくじ』だけでなく、桜のプロジェクションマッピングの演出などにも感動したとのこと。会場は、新型コロナウイルス感染症の対策や配慮がしっかりとされており、「これを機にスタッフの努力と作品が多くの人の目に留まってほしい」とコメントしています。投稿には「やってみたい!」「これはすごい」「素敵すぎる!持ち帰りたくもなっちゃう…」などの声が寄せられていました。気になった人は、花みくじをひいて枝にたくさんの花を咲かせてみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2021年03月27日本格ベトナム料理をお得な日替りコースで自家製タレやハーブ使いが味の決め手にベトナムを食べ歩き、多種多様なレシピを今なお追求本格ベトナム料理をお得な日替りコースでアジアンテイストなピンクのファサードが目印。風が心地いいテラス席も地下鉄烏丸御池駅から徒歩2分。世界遺産 二条城からも徒歩圏内の【フォーンヴィエット】は、本格ベトナム料理を日替りコースでリーズナブルに提供する店です。頑丈で品質の高い、ベトナム製紫檀家具を使った、異国情緒たっぷりの店内店主の越田正勝さんの前職はデザイナー。ですが、実家が元々飲食店で、飲食店経営に自然に惹かれたそう。退職後にベトナムに旅行し、ベトナム料理のおいしさにはまったことをきっかけに、何度も現地に通い、現地のレシピを1つずつ学んで開店しました。店の奥には隠れ家のような半個室も。最大10人まで使用できる自家製タレやハーブ使いが味の決め手に日替りコースは基本、4,300円(税込)と5,400円(税込)の2種類を用意。ベトナム直送の食材や調味料、地元の旬菜などを駆使した皿が、デザートまで8~9品も登場します。5,400円のコースでは、カエルやハトなどジビエが出されることも。『青マンゴーと手羽先のヌクチャム漬け』。青マンゴーは、おやつ、おかず感覚で親しまれるポピュラーなフルーツなのだそうこちらは本日のコースのサラダ、『青マンゴーと手羽先のヌクチャム漬け』。しっとりボイルした手羽先とシャキシャキの青マンゴーを、魚、砂糖、ベトナムの唐辛子などを合わせた自家製タレ「ヌクチャム」に漬け込んだひと皿です。甘酸っぱくホットな味わいですが、タレに漬け込まれたレモングラスとライムの葉、トッピングのパクチーが爽やかで、箸が止まらなくなります。『バイ貝のココナッツミルク煮』。ベトナムでは、もっと小さな貝を大量に煮込むこともベトナムでよく食べられるという貝料理は、この日は『バイ貝のココナッツミルク煮』。まろやかで甘いココナッツミルクがバイ貝の風味を際立て、あと口に唐辛子の辛味が心地よく残るひと皿です。『牛肉とポテトの素揚げ レモングラス塩和え』。自家製の「レモングラス塩」は、ボトル970円(税込)で販売もビールのアテにもぴったりな『牛肉とポテトの素揚げ レモングラス塩和え』は、サッと素揚げした牛肉とホクホクポテトが絶妙にマッチ。牛肉からは噛むほどに肉汁が染み出します。味付けは、炒ったレモングラス、塩、唐辛子を合わせたオリジナルスパイス「レモングラス塩」。爽快な辛さと塩気が食欲を刺激します。左から、『サイゴンビール』770円(税込)、『ハノイビール』770円(税込)、もち米の焼酎『ネプモイ』G550円(税込)ベトナムのドリンクも提供しており、アルコールでは、現地で親しまれるビールやもち米焼酎がスタンバイ。ノンアルコールなら、はす茶やジャスミンティーが楽しめます。ジャスミンティーは、日本のものより香りが強いのが特長です。ベトナムを食べ歩き、多種多様なレシピを今なお追求実は南と北、そして中央で、全く食文化が異なるというベトナム。しかしながら、その基本には共通して多種多様なタレがあるのだそう。実際に食べて味と材料を確認しながら、コロナ前は年に2回、これまで50回以上も現地に赴き、自家製タレのレパートリーを増やしてきたという越田さん。「飽きっぽい性格だから、毎日違う料理を考える今のスタイルが合っている」と笑う、店主の越田さんそんな探求を続けているからこそ、仕入れにより調理法を変えて、全て異なるタレでメニューを組み立てる『日替りコース』というスタイルで提供ができるのです。【フォーンヴィエット】に訪れればこれまでの「ベトナム料理」という概念が覆る、そんな料理に出会えるお店です。ベトナム料理フォーンヴィェット【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】タイ・ベトナム料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】烏丸御池駅 徒歩2分
2021年03月21日楽しく健康的なライフスタイルを提案京阪ホールディングスのグループ会社である株式会社ビオスタイルが運営する「GOOD NATURE STATION」が、2021年3月20日から春のイベント「GOOD NATURE HARU FES(グッドネイチャー ハル フェス)」を開催します(2021年4月18日まで)。2019年12月に京都・四条河原町でオープンした「GOOD NATURE STATION」は、楽しみながら健康的で良いものを自分らしく取り入れるライフスタイルを提案する複合型商業施設。古来より京都に根付く自然を敬いながら生活に取り入れる知恵を生かしながら、体・心・地域・社会・地球にとって健康的でしあわせであることを基準に厳選した商品やサービスを提供しています。春一色に染まった館内で、春らしいお食事や宿泊を1階の「ERUTAN RESTAURANT/BAR」では、京都産減農薬いちごを使用したアフタヌーンティーセット(3500円)を販売。お皿に飾られた枝付きのいちごでプチいちご狩り体験を楽しめます。4階のカフェ・レストラン&バー「Hyssop」で販売される「季節の蓮花(風景)」は、台湾の豆花から着想を得て作ったオリジナルのデザート。香り豊かで甘酸っぱいいちごに自家製豆乳プリンとタピオカ、季節の花やフルーツをトッピングした見た目もあざやかな1品です。4階から9階の「GOOD NATURE HOTEL」では、朝食付き宿泊プラン「春色のドライフラワーに囲まれて」を提供。ピンクや白のカスミソウや、ハイブリットスターチス、スモークツリーが空間をふんわり埋めるように飾られた客室でお花見気分を楽しめます。(画像はプレスリリースより)(画像は株式会社ビオスタイルより)(画像はGOOD NATURE HOTELより)【参考】※株式会社ビオスタイル※GOOD NATURE HOTEL
2021年03月12日桃源郷…そこは夢のような光景と平和な世界が広がっているといいます。しかし、あくまでも桃源郷は物語の中や空想上のもので、実在はしない…そう思っていました。うさだだぬき(@usalica)さんが撮影した写真を見るまでは!京都で見つけた、この世の桃源郷京都市の伏見区にある『京都城南宮』。春は梅と椿の名所として有名です。そんな京都城南宮には、桃源郷と見間違うような絶景が広がっていました。梅色に染まる京都城南宮が桃源郷と聞いて行ってきましたが、聞きしに勝る美しさでした。 pic.twitter.com/wAu89Lpqbk — うさだだぬき (@usalica) March 8, 2021 満開の梅の花と地面に落ちた椿のコントラストが美しく、まるでこの空間だけゆっくりと時が流れているかのようです。もしも桃源郷が実在するとしたら、きっとこの京都城南宮のような光景が広がっているのだろうと思えるほど。幻想的な光景に、日々の喧騒を忘れてしまいそうになります。[文・構成/grape編集部]
2021年03月09日苺 Art of Strawberryアマン京都 (所在地:京都北区大北山鷲峯町) は、京都の洛北の密かな森の庭に佇むプライベートリゾートです。毎年、赤い宝石を楽しみにしているみなさまへ、ザ・リビング パビリオン by アマンから苺をご堪能いただく2つのプランをご用意しました。アートのような飴細工の大きな苺の8重層パフェ「苺 Art of Strawberry」は2021年4月中旬まで、また、和菓子に見立てた「苺と桜のアフタヌーンティー」は2021年3月1日から4月30日までお楽しみいただけます。■苺 Art of Strawberryおもわず目を引く大きな苺は、エグゼクティブペストリーシェフの松尾浩幸が率いるペストリー工房にてひとつひとつ手仕事で仕上げた繊細な飴細工です。苺に見立てた飴細工の器のふたを開けると、かくれんぼをしていた京都・上賀茂産のフレッシュ苺がひょっこりと顔をだし、やわらかな口どけの練乳のエスプーマにはじまり、甘酸っぱい苺のコンポート、ふんわり軽いジェノワーズが次々とあらわれます。上品な甘さの和三盆クリームや柚子のジュレとジャムをアクセントに、サクサクとした食感のホワイトチョコレートのコーンフレークを合わせ、8種類の味を重ねた贅沢なパフェに仕上げました。春を待ちわびる季節限定の「苺 Art of Strawberry」は、きっと心まで満たしてくれることでしょう。本物のそっくりの苺に見立てたチョコレートもご一緒にお楽しみください。苺 Art of Strawberry苺 Art of Strawberry期間: 2021年4月中旬まで料金: 4,200円 (消費税・サービス料別途)予約: 075-496-1335 (9.00am-6.00pm)ウェブ: ※2月は営業時間を変更し、土・日・月曜日のみのご提供となります。詳しくはウェブサイトにてご確認ください。※ビジターのお客さまにおける単品注文は、午後3時または午後3時半のご予約となります※一日のご提供数に限りがございますので、事前のご予約をお願いいたします※ランチ、ディナー、アフタヌーンティーコースのアディショナルデザートとしても承ります※苺の入荷状況により早期終了する場合がございます■苺と桜のアフタヌーンティー「ザ・リビング パビリオン by アマン」のアフタヌーンティーは、和菓子をモチーフとしたスイーツやセイボリーが2段のお重に上品に並び、開業以来、人気を博してきました。この春は、見た目も華やかな苺と桜のアフタヌーンティーが登場します。ぽかぽかと陽気な春の訪れを感じながら、緑豊かなアマン京都の森の庭で優雅な昼下がりをお楽しみください。苺と桜のアフタヌーンティー桜の絵が浮かび上がる桜茶からはじまり、テーブルに運ばれる重箱の1段目には、総料理長の鳥居健太郎が春の食材でつくる上品な大人の味わいのセイボリーが並びます。パリッとした食感が楽しいフォアグラと苺の最中や、旬を迎える桜海老と筍の粽、まるで宝石のような彩りのいくらとスモークサーモンのキッシュなど、プレミアムな食材で仕立てています。2段目には、エグゼクティブペストリーシェフ松尾浩幸が、ひとつひとつ丁寧に仕上げる和菓子にみたてたスイーツが詰められています。甘い香りと爽やかな酸味を楽しめる苺のオペラやチョコレートで仕立てた本物そっくりの苺のチョコレート。フレッシュな苺は、シンプルにホイップクリームと練乳でお召し上がりください。可愛らしいピンク色の桜のムースやどら焼き、そして、蕗の薹のマカロンなど、春の訪れを感じ、目にも楽しく至福なひとときは、きっと笑顔にしてくれるでしょう。フィナーレにはワゴンでお団子を焼き、抹茶を目の前でお点ていたします。20種類のティーセレクションと共にお楽しみください。お土産にひと口サイズの焼き菓子とアマン京都オリジナルの紅茶付きです。苺と桜のアフタヌーンティー期間: 2021年3月1日から4月30日まで時間: 午後3時または午後3時30分スタート料金: 平日限定 お1人さま6,800円 (消費税・サービス料別途)土日祝 お1人さま7,500円 グラススパークリングワイン付き (消費税・サービス料別途)予約: 075-496-1335 (9.00am-6.00pm)ウェブ: ※事前のご予約をお願いいたしますアマン京都について2019年11月に開業したアマン京都は、京都の北、左大文字山から続く鷹峯三山の麓に息づく、密かな森の庭に佇むプライベートリゾートです。約2万4千平方メートルの広い敷地内には、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、レストラン棟(日本料理)、天然温泉を備えるスパ棟、そして、24室からなる客室棟と2つのパビリオン棟が森の庭に溶け込むように点在しています。隠れ家のようなアマン京都のモダンな建築と、時を経てなお凛と残る庭が織り成す景観で、より奥深い古都の魅力に触れる滞在をご提供いたします。アマン京都 ザ・リビング パビリオン by アマンアマンについてアマンは、プライベートな邸宅にいるかのような心温まるもてなしと、常に小規模であること、そして美しさの際立つラグジュアリーで非日常的な体験のできるプライベートなリゾート・コレクションとして1988年に創設されました。そのコンセプトは、初のリゾートとして誕生したプーケット島のアマンプリ(平和なる場所)から、世界へと発信されていき、現在、アマンは、ブータン、カンボジア、中国、ドミニカ共和国、フランス、ギリシャ、インドネシア、インド、イタリア、日本(ニセコ2023)、ラオス、メキシコ(2021)、モンテネグロ、モロッコ、フィリピン、サウジアラビア(2023)、スリランカ、タイ(バンコク2022)、トルコ、タークス&カイコス諸島、北米(ニューヨーク2021、マイアミ2023)の22のデスティネーションにて40軒(2023年までの開業予定を含む)のリゾートを展開しています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月25日株式会社中川住研(所在地:京都府亀岡市、代表取締役:中川克之)は、空き古民家のCtoCマッチングサイト「古民家Bank」の英語版を立ち上げ、海外移築売買を2021年1月20日(水)より開始いたしました。年々深刻化する地方の空き家問題解決のためのソーシャル事業の一環として、2020年11月に開始した「古民家Bank」は日本国内が対象でした。今回始める「古民家Bank」英語版では、ご登録いただいた古民家情報が自動で英語版にも公開され、まずは米国への移築売買が可能となります(※)。今後順次、中東、欧州といった世界への発信を拡大予定です。(※)物件は現時点では京都府下限定。サイトは一部運営の翻訳等が入ります。「古民家Bank」英語版へ「古民家Bank」日本語版へ海外移築で古民家を再生。地域の空き家問題解決と伝統技術継承の新たな糸口に日本の古民家には素晴らしい伝統技術が使われているにもかかわらず、残念ながら多くが解体、廃棄されています。特に山間部には、立地上の問題で国内売却が難しく、また、長年放置されたために安価にしか売れない古民家が多数存在します。古民家には特徴的な欄間や建具、大変良質な古材が使用されていることも多く、建築方法の価値からも朽ち果てるのはもったいない状況です。そこで、海外に移築し再生させると共に、新たな販路を提供することで地域の空き家問題解決を目指します。当社は、2015年から海外移築に関するマーケティング調査を継続的に実施してきました。その中で、2018年に行ったサンフランシスコでのフィールドワークから、富裕層を中心に日本の伝統文化である古民家への需要が存在することを確認しました。しかし、現地に出回るものは模倣品が多いという実態もあり、需要はあるのに「本物の日本文化」が流通していません。通常、海外移築には、輸出の専門知識、言語問題、各種国家間のリーガルチェック、海外現地の建築環境把握、海外現地の日本建築可能な人材の確保、海外でのマーケティング技術、海外富裕層顧客の集客等の問題があります。手間・時間・協力人の観点から事業として成功するためのハードルが非常に高いものでしたが、上記の各分野で当社は協力者たちとアライアンスを既に結んでおり、継続的な事業として古民家の海外移築売買を促進し、「本物の日本文化」を現地に流通させてまいります。また、古民家再生に携わる日本伝統建築の伝統技術職人も近年激減しており、職人の後進育成も難しい状況で、の伝統技術が失われつつあります。米国では伝統技術職人の1日当りの人件費相場が日本の3~4倍ということを含め、古民家の海外販路を拡大し古民家再生件数を増やしていくことが伝統技術の継承にも繋がると考えています。<掲載古民家例>【古民家Bank」概要】英語版へ日本語版へ売りたい・買いたい方は無料会員登録が必要ですが、登録料・会費などの料金は一切かかりませんのでご安心下さい。古民家再生事業~ 古民家を100年後の未来に引き渡すという使命 ~『古民家』とは、江戸・明治・大正・昭和時代に建築された歴史的建築物と私どもは捉えています。ヨーロッパなどでは古い家を改修し、内装をリノベーションながら住み続ける文化があります。しかし、日本は比較的、新築戸建てを好む傾向があり、古民家という日本の伝統的建物が失われているように感じています。そこでは当社は、日本が誇る職人技の作品とも言える技術で、古民家を再生することで新たな価値を生み出す活動を開始。本サイトを通じて集まった物件は、①古民家売買②古民家再生③古民家活用(スペースレンタルなど)④古民家海外移築⑤古民家ワーケーション⑥古民家ゲストハウスへ繋げることで、売買のみで完結するのではない他社システムとの区別化を図っています。現在、ビジネスとして古民家海外移築をしている会社は国内にはほぼ存在しないため、海外移築の先駆けとなります。私どもはこの先100年後も残り続ける歴史的建築物を再生する、この古民家再生事業に邁進して参りたいと思います。【会社概要】会社名:株式会社中川住研所在地:京都府亀岡市千代川町千原二丁目8番24号設立:平成2年5月代表取締役:中川克之事業内容:宅地建物取引業全般(売土地・賃貸・新築・中古一戸建・売買マンション・一棟収益物件)の提案/古民家の買い取り仲介リフォーム全般・古民家を中心としたソーシャル事業「古民家Bank」運営【お客様からのお問い合わせ先】株式会社中川住研(担当:坂東)TEL:0771-25-7110(平日:9時~17時)E-mail:info@nakagawa-juken.com株式会社中川住研 HPへ企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年02月07日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は映画監督、山中瑶子さんです。「人生を楽しみ、“陽”な気持ちで映画を作りたい」と語る山中さんの素顔に迫りました。内向的な自分を、映画が外に連れ出してくれたんです。10代の終わりに撮った作品『あみこ』が国内外で評価され、以来気鋭の監督として注目を集める。「映画に興味を持ったのは高校生の時。飽き性なのに没頭できたんです。元々閉じた性格だけど、映画を作るようになったら自然と世界を広く見られるようになった。映画が外に連れ出してくれた感覚があります。海外にも出ていきたい。初めて国外の映画祭に参加した時、海外に行けて美味しいワインまで飲めて…と感動しました(笑)。文化の違う場所でも通用する、強度のある作品を作っていきたいです」家の窓辺で過ごす時間が好きです。好きすぎてカーテンを付けたくない。陽の動きを眺めたりしています。台湾で出合って以来お気に入りのスイーツ。豆花(トウファ)は見かけるたびに食べてしまいます。これは京都の『微風台南』で。昨年秋、京都に引っ越しました。家から近いのでことあるごとに鴨川へ。ぼーっとするのに最高の場所。やまなか・ようこ1997年生まれ。初監督作品『あみこ』がPFFアワード2017で観客賞受賞、ベルリン国際映画祭に史上最年少で公式招待される。他の監督作に『魚座どうし』など。※『anan』2021年1月27日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年01月24日『美しい景色の感動を写真で伝えたい』をテーマに、フォトグラファーとして活動している前山(@xxakaxxv)さんが、Twitterに投稿した写真に「貫禄がある」「力を感じる…」といった声が寄せられました。前山さんが撮影したのは、京都府宇治市にある、世界遺産の平等院鳳凰堂です。10円玉のデザインに取り上げられるのも納得な、幽玄な美しさ。そんなひと言とともに投稿された、4枚の写真をご覧ください。10円玉のデザインに取り上げられるのも納得の幽玄な美しさ。 pic.twitter.com/3BuEOo9Rpb — 前山 (@xxakaxxv) January 10, 2021 『鳳凰堂』の名は、正面から見た姿が、翼を広げた鳥のように見えること、また屋根上に1対の鳳凰が据えられていることから、そう呼ばれるようになったのだとか。鳳凰の名にふさわしい、堂々たる姿に圧倒されますね。投稿にはさまざまな声が寄せられました。・日頃、10円玉の絵柄で慣れ親しんでいるはずだけど、写真で見るとすごい。・重厚感が素晴らしい!一度、自分の目で見てみたいな。・昼間には見たことがあるのですが、夜は一層、貫禄が増すのですね!・写真がきれいすぎて、逆さにしても分からないです…。日本が世界に誇る平等院鳳凰堂の姿は、多くの人に感動を与えました。[文・構成/grape編集部]
2021年01月14日気温が下がり乾燥するため空気中の水蒸気の量も少なく、また、気流が安定しておりチリも少ない冬。空気が澄んでいることから、夏に比べると冬は空がきれいに見えるといわれています。そんな冬の季節に、青空が美しい冬景色の写真が撮影されました。撮影者は、京都の四季を多く撮影している、うさだぬ(@usalica)さん。雪化粧をほどこした、京都が誇る絶景『天橋立(あまのはしだて)』と、雲の合間に見える美しい冬の空をご覧ください。雪の降り積もった天橋立と晴れ間に見えた青空が綺麗だった。 pic.twitter.com/gcdjAfwCLz — 京柱うさだだぬき (@usalica) January 8, 2021 夏の日の突き抜けるような空も美しいですが、雪とのコントラストが映える冬の青色もまた格別。情緒あふれる天橋立が、冬の青空と相まって、より一層美しさが際立っているようにも感じます。京柱うさだぬさんがTwitterに投稿した4枚の写真は反響を呼び、「きれい」「圧巻の美しさ」と絶賛の声も。・何ともいえないくらい、きれい。・美しい日本の風景!心が洗われる。・最高。青空と雪がすがすがしい。冬は寒いため、家にこもりっきりになりがちです。しかし、外に出た際には、冬の空を見上げてみてはいかがでしょうか。きっと、そこにはあなただけが見つけられる、美しい景色が広がっているはずです。[文・構成/grape編集部]
2021年01月09日京都府長岡京市にある、柳谷観音(@youkokuji)。眼病平癒の祈願をするお寺として、平安時代から眼病に悩む人々に信仰されてきたといいます。シーズンによって変わる柳谷観音の花手水は、たびたびネット上で話題になっていました。12月25日はクリスマス。お寺には関係のない行事かと思いきや…花手水がクリスマス仕様になっていました。その写真がこちらです!聖なる花手水 おあそびver. #柳谷観音 #楊谷寺 #花手水 #粉雪ver pic.twitter.com/uWVlIzY1VO — 眼の観音さま 柳谷観音 (楊谷寺) (@youkokuji) December 23, 2020 手水には白の菊が浮かんでおり、冬を感じられますね。周りには雪だるまやトナカイ、クリスマスリースなどが飾られています。この手水は『聖なる花手水おあそびver.』なんだとか。うっすらと積もった雪が、さらなる美しさを演出してくれたようです。写真には、「素敵」「お寺でもクリスマス!」などの声が寄せられていました。冬は2週間ほど見られるという、柳谷観音の花手水。手水を通して季節を感じるのも、趣があっていいかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2020年12月24日京都市左京区にある、貴布袮総本宮・貴船神社。創建の年代は明らかになっていませんが、資料によると1300年以上前から存在しているとされています。全国に400社以上存在する貴船神社の総本社であり、縁結びの神社としても有名です。初雪で貴船神社が『朱と白の世界』に2020年12月15日、貴船町に初雪が降りました。京都の四季を撮影している、うさだぬ(@usalica)さんは、雪が積もった貴船神社をカメラで撮りTwitterに投稿。幻想的な4枚の写真に、多くのコメントやおよそ3万件の『いいね』が寄せられています。貴船神社に雪が降り積り、薄明の中で幻想的な京の雪景色が見れました。 pic.twitter.com/VapzBh8YDs — 鬼撮隊京柱うさだだぬき@ミラフォトフェス (@usalica) December 17, 2020 まるで異世界に迷い込んだかのような、朱と白の世界。本宮参道に積もった雪が多くの春日灯籠に照らされ、その白さを一層美しく見せています。見る人の心を奪う、うさだぬさんの写真は拡散され、「なんて幻想的なんだ」「美しすぎて絵かと思った」といった声が寄せられました。貴船神社が同月18日に発表した内容によると、積雪日限定で行われているライトアップは諸々の事情から本年は中止とのことです。本年の積雪日限定ライトアップは中止とさせていただきます。何卒ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。 #貴船 #貴船神社 #kifune pic.twitter.com/3LyFf87Oci — 貴船神社 (@kifunejinja) December 18, 2020 美しいライトアップをこの目で見ることができないのは残念ですが、うさだぬさんの写真を見て多くの人が感動したことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年12月18日2020年12月14日、京都府京都市にある『清水寺』にて、『今年の漢字』が発表されました。今年の漢字に選ばれたのは、『密』でした。同年1月頃、世界中で新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)がまん延。これにより、東京都の小池百合子都知事は『3密』と呼ばれる、密集、密室、密接を避けるよう提言しました。『3密』という言葉は全国に知れ渡り、同年の流行語大賞にも選ばれています。2020年の流行語大賞は『3密』に決定「厄災の中にあっても、日本語はその特性を発揮した」小池都知事の提言や、世間的に『密』を避けて生活していたため、多くの人がこの漢字を思い浮かべたのでしょう。ネット上では「当たった!」「やっぱりか」と予想が的中していた人や、「『散』ではないのか」「在宅ワークが多かったので『家』だと予想していた」との声も上がっていました。とても明るい漢字とはいえませんが、今後も一人ひとりが感染対策をし、当たり前のように『密』ができる生活に戻れるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月14日京都で写真を撮っている、ぽんぽんやま(@mt_pompon_ppy)さん。Twitter上で、京都のさまざまな場所での紅葉を紹介しています。ある日、長岡京市にある楊谷寺(ようこくじ)を訪れると、そこには日本の秋を感じられる光景が広がっていました。その写真がこちら!11/14 京都府長岡京市 楊谷寺(柳谷観音)やっぱりここのお寺に行きたかった。 pic.twitter.com/5x4pA9vgTW — ぽんぽんやまPPY@京都 (@mt_pompon_ppy) November 14, 2020 紅葉したモミジが、きれいなグラデーションになって手水鉢に浮かんでいます。さらに、ハート型になっていてとてもかわいいですね。また、色とりどりの花が浮かんでいるところも素敵です。美しい紅葉を見ながら外の空気に触れたら、心も身体もリフレッシュできそうですね。2020年11月13日時点で、楊谷寺の紅葉は3割ほどだといいます。京都の秋は、11月下旬頃まで楽しむことができるでしょう。木々の色づいた葉を見るだけでなく、このような紅葉の楽しみ方もいいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月15日京都で写真を撮影している歓喜団(@maaaaberaaaa)さんは、ある日、奇跡の絶景を写真に収めることができたといいます。それは、なんと100回通っても見られないような絶景なんだとか。「この世のものとは思えない絵画のような絶景」というこちらの写真をご覧ください!京都府某所で奇跡の絶景に出会えました。すり鉢状の地形に溜まった朝霧に、日の出直後の朝陽が射し込んでシャーが発生。100回通っても見られない人は見られないそうで、試行回数4で出会えたのは本当に幸運でした。この世のものとは思えない絵画のような絶景。本年度の最高傑作間違いなし。 #京都 #絶景 pic.twitter.com/nXvSyapEsI — 歓喜団 (@maaaaberaaaa) November 1, 2020 まるで水墨画のような、美しい朝陽と山の光景。薄くかかった霧が、光のカーテンとなって美しさを演出してくれています。歓喜団さんは、4回目の挑戦にしてこの絶景に出会えたとのこと。何とも神秘的な光景に、たくさんのコメントが寄せられていました。・歴史ある美術作品かと思ったら写真で驚いた!・感動しました。奇跡の絶景ですね。・自然が作り出す芸術って本当に素晴らしいです。天候条件が揃わないと見ることのできない奇跡の風景。日本には、まだまだ知られていない絶景がたくさんあるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月04日2020年10月19日、創業445年の香老舗「香十」は、和花と香木をモチーフにしたお香「香十いろは」を新発売する。香十店舗、オンラインショップにて販売。創業445年の香老舗「香十」(株式会社香十天薫堂代表取締役社長山田昌彦東京都中央区銀座4-9-1)は、和花と香木をモチーフにしたお香「香十いろは」12種類を発売します。香十いろはイメージ「いろは」とは物事のはじまりを意味する言葉です。香十「いろは」=はじまりが「香十いろは」で、はじめてお香を使う方にぜひ使っていただきたいという想いを込めてネーミングしました。また、ひとつひとつの文章、パッケージに香りの情景を大切にし、ユーザーの心の想い出に寄り添える世界観を作りました。香十いろは全12種類いろはのお香の種類は「風ゆれるむらさき藤WISTERIA」、「朝日に輝く薔薇のアーチROSE」、「朝露に蓮の花WATERLILLY」、「手のひらの蜜柑TANGERINE」、「檜の木漏れ日CYPRESS」、「あの曲がり角の金木犀OSMANTHUS」、「初夏の風薫る桃畑WHITEPEACH」、「春の声桜の花CHERRYBLOSSOMS」、「雪の中の水仙花NARCISSUS」、「ほっと一息の緑茶GREENTEA」、「古都のはんなり白檀SANDALWOOD」、「古寺のきりっと沈香ALOESWOOD」の全12種類。わかりやすくどこか懐かしい親しみやすい香りになっています。香十いろは香りの情景を演出するパッケージデザイン商品ページお香はスティックタイプで各30本入。価格は各900円(税抜)。今年2020年4月に発売した「おうち時間を楽しむお香」に引き続きの新発売になります。販売場所香十直営店、香十オンラインショップで販売。香十銀座本店©Sohei Oya(Nacasa&Partners)香十京都二寧坂店香十二寧坂店ではコロナ禍の状況で京都になかなか来れない方に向けて、オンラインツール「ZOOM」を使って京都旅行気分を味わっていただきながら「無料60分オンライン接客サービス」をはじめました。事前に予約サイトにで予約していただき、zoomを使って気軽におうちにいながら、京都二寧坂店のスタッフと会話や映像を楽しめめます。詳しくはこちらから香十(こうじゅう)天正年間創業(1575年)。香十は日本の香り文化の歴史の中に生まれ、継承と時代の新しい創造を行い、伝統の香十練香「黒方」をはじめ、名人といわれた高井十右衛門を商品名とするお香や和香木まで、現代に求められる香り商品の数々をお届けしています。企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年10月27日