人間関係がうまくいかない、コミュニケーションが苦手…といった悩みを抱えている人は少なくないでしょう。タレントの有村藍里さんもそんな女性の一人です。人見知りでなかなか人と打ち解けられない、という有村さんがこのたび、最高のコミュニケーションツールである「手相占い」を勉強することに!ときに悩みを吐露しつつ、懸命に学ぶ彼女の姿には、誰もが共感してしまうはず。占いを教えてくれるのは、メンズ占い師ユニット『not for sale.』のHoshiさんです。【第23回】アドバイスの仕方をアドバイス恋愛・仕事・人間関係……手相を用いて相談者さんのお悩みを占うときは、それぞれどの線を観ればいいのでしょうか?今回もお悩み別の「注目すべき線」を学んでいきます。■「出会い」を占うときに観る線は?Hoshi:異性との「出会い」を占う際のお話しをしましょう。例えば「長年、彼氏がいません。出会いが欲しいけど、どうしたらいいですか?」と相談された場合、どの線を観たらいいと思いますか?有村:う~ん、どれでしょう?Hoshi:このお悩みは2つの視点から占うことができます。まずは、その人がたくさんの異性と出会えるか、いろいろな異性とお付き合いできるチャンスがあるかをチェックする占い方。そのために観てほしいのは「結婚線」の本数です。結婚線Hoshi:「結婚線」は通常2~3本なのですが、恋愛の数に比例しやすい線なので、「結婚線」が多くなればなるほど、出会いや恋愛の数が増えると言えます。仮にその人の「結婚線」が1本だったとしたら、そもそも何回も恋愛をするタイプではないんです。もともと1つに絞って恋愛をする傾向にあるので、出会いがあまりなくても問題ありません。有村:そっか~、「結婚線」を観るんですね。Hoshi:そう。そして、次に観てほしいのは「金星帯」。こちらは色気や魅力がある人に出る線です。金星帯Hoshi:この線がなければ、縁が少し弱いので、出会いが少ないのは仕方ないでしょう。反対にこの線が少しあるとか、左手にだけあって右手にはない場合はポテンシャルがあります。磨けば輝くタイプってことですね。ということは、そこを意識するといいんです。出会いが欲しいなら自分をダイヤモンドの原石だと思って磨いたり、勇気を出して、色気を出すような工夫をしたりするといいと思います。有村:なるほど~。大変ですね…。Hoshi:それから「感情線」が短くて指に届いていない人は、恋愛があんまり上手じゃないタイプです。愛情や感情を表現するのが苦手な人が多くて、奥手になりやすいんですよ。だから出会いが少なくなりがちなんですよね。感情線が短いHoshi: 例えばですが、「結婚線」が1本で「感情線」が短かったら、出会い運を良くするのはすごく大変です。でもその人は、出会い運は良くないけれど結婚運はいいので、無理に出会いを探すより、お見合いをしたり、周りの人に異性を紹介してもらったりして、結婚前提のお付き合いをしたほうがいいかもしれません。そういうところを確認できれば、「出会いの可能性はあるから、ここを磨いたほうがいいよ」とか「出会いを探すより、お見合いをしたほうがいいよ」とアドバイスしてあげられます。■結婚する気がない彼氏…ここをチェックHoshi:次は結婚について考えてみましょう。よくある女性のお悩みとして「彼氏が結婚する気がないみたいなんですけど、どうすればいいですか?」というのがあります。Hoshi:これは実は、手相で占うのはとても難しいんです。彼との相性を観て、結婚に至りそうな相性なのか、または彼が今、結婚したくなる時期なのか、彼はどういう性質の人なのか、というのがわかればいいのですが、相談してくる女性の手相だけ観ても、そのへんはわからないですからね。ただ、その女性が彼の手相を観たら、多少はわかる部分もあるので、そのお話をしておきましょう。有村:お願いします。Hoshi:この相談は本当に多いですよ。有村さんの周りにも、長年付き合っているのに彼氏が結婚する気がなさそうって悩んでいる人はいませんか?有村:う~ん、いないですね。Hoshi:そうですか。それは幸せだな。僕は奥さんと交際1年半で結婚したんですけど、友だちには5年以上付き合ってるのに結婚しない人が何人かいるんです。そういう人を見て、何で結婚しないんだろう?って不思議に思っていたことがあって。結婚したがらない人は、タイプ的に2つに分かれます。「結婚願望がない人」と「結婚を決められない人」ですね。「結婚願望がない人」は自由にしていたくて、結婚なんて紙切れ1枚でしょ?とか言うタイプ。で、「結婚を決められない人」は決断力がすごく弱い人です。有村:そんな人もいるんですね?Hoshi:長く同棲してたりすると、何かきっかけがないと結婚できないんでしょうね。別に今は嫌なこともないし、お互いに上手くいってるからいいか、なんて思っているみたいですよ。僕の友だちが、まさにそんな感じでした。結局、彼女が策略を仕掛けて、上手いこと結婚に持ち込んだんですけどね(笑)。ま、その話はいいか。有村:ふふふ。Hoshi:その友だちは性格もいいし、結婚願望もないわけじゃなかったんです。むしろ前から「結婚はしたいと思ってる」と言ってたんですね。それでいて5年くらい同棲していたのですが…。本人的には、自分の収入で家族を養えるか不安で結婚に踏み切れなかったみたいです。つまり気が弱くて、決断するのが苦手なタイプ。その話を聞いて、僕は面白いなと思ったんです。単に決められないだけなんだから、決めるきっかけを与えてあげさえすれば結婚できるんだなって。有村:確かに面白いです。Hoshi:完全に結婚願望がない人の場合は厄介ですけどね。彼らを変えるのは難しいし、どうすることもできない気がします。このタイプに関しては、ポイントとなるのは「今、願望がないだけなのか」「今後もないのか」を見極めること。今ないだけなら、将来はそうではなくなる可能性が高いですからね。今後、結婚願望を持つようになるかを観るためには、左手の「感情線」を観るといいんです。有村:左手だけですか?Hoshi:はい。右手は気にしなくて大丈夫です。でも左手の「感情線」を観てください。「人差し指と中指の間」に伸びていっているかどうかをチェックします。Hoshi:左手というのはポテンシャル、将来性を表すし、「人差し指と中指」の間というのは家庭を意味するところ。だからこのような手相だったら、将来的に家庭を持ちたいと思っている証拠です。今は仕事を優先していても、何年か経ったら家庭が欲しい、結婚したいと思うようになるでしょう。本人は今は気づいていなくても、友だちが結婚したり、兄弟に子どもが産まれたりすると、家庭や子どもに興味を示すようになるかもしれません。有村:きっかけがあれば、“結婚したい人”に変わるんですね。Hoshi:そうです、そうです。一方、将来も結婚願望を持たないであろう人の「感情線」は短いですよ。短かったら本当に結婚願望がないので、お付き合いしている女性はつらいでしょうね…。あとは、左手の「知能線」も観るといいと思います。Hoshi:「知能線」が長ければ長いほど、いろんなことを考えるから決断しにくくなるんです。結婚したら上手くやっていける?奥さんと子どもを食べさせていける?って不安がよぎるわけですよ。でも短いと直感的に「よし、結婚しよう」と決めることができます。有村:何も考えない人って無責任な感じがして嫌だけど、考えすぎちゃう人も、結婚相手として見ると厳しいものがありますね…。Hoshi:そうですね。女性側が、彼の不安を取り除いてあげる必要があるかもしれません。
2018年11月30日