今 敏監督による長編アニメーション映画『パーフェクトブルー』4Kリマスター版が、2023年9月15日(金)より全国51館にて期間限定で劇場上映される。今 敏の長編アニメーション映画『パーフェクトブルー』日本を代表するアニメ監督のひとりとして、『千年女優』や『パプリカ』など、寡作ながら国内外で高く評価される名作アニメーションを世に送り出した今 敏。その初監督作品として知られる『パーフェクトブルー』は、人気絶頂のアイドルグループを突如脱退し女優への転身をはかった霧越未麻を主人公に、彼女の周りで起こる様々な事件を描いたサイコサスペンスドラマだ。公開25周年を記念して再び劇場上映今回は『パーフェクトブルー』の公開25周年と、今作品のアニメーション制作を手がけるスタジオ「マッドハウス」の50周年を記念して、全国51館での劇場公開が決定。8月26日(土)から27(日)に開催されるマッドハウス50周年記念上映イベントでのお披露目に続く、『パーフェクトブルー』初の4Kリマスター版での上映となる。女優への転身をはかったものの、その思惑とは裏腹に、過激なグラビアやTVドラマの仕事が舞い込んでくる未麻。周囲の急激な変化に困惑する彼女の周りでは様々な事件が起こる。次第に現実と虚構の区別がつかなくなっていく彼女が、物語の最後に迎える結末とは。名監督・今 敏のデビュー作にして出世作でもある本作、この機会に劇場の大スクリーンで鑑賞してみてはいかがだろう。映画『パーフェクトブルー』あらすじ人気絶頂のアイドルグループを突如脱退し女優への転身をはかった霧越未麻。ところが、彼女の思惑とは裏腹に過激なグラビアやTVドラマへの仕事が舞い込んでくる。周囲の急激な変化に困惑する未麻。そんな折り、彼女の仕事の関係者が犠牲者となった殺人事件が多発する。そして、ファンからは「裏切り者」のメッセージが...。追い詰められた彼女の前に今度は“もうひとりの未麻”が現れる。自分は狂ってしまったのか?これは夢なのだろうか?連続殺人犯は自分なのか?次第に現実と虚構の区別がつかなくなっていく未麻。果たして彼女の見た“もう一人の自分”の正体とは一体...。上映情報映画『パーフェクトブルー』4Kリマスター版公開日:2023年9月15日(金)より期間限定上映公開劇場:全国51館※劇場により、公開日・上映期間が異なる。※一部の劇場では2Kでの上映となる。※来場者特典としてポストカードを数量限定で配布。1人1回の鑑賞につき1点を配布。先着・数量限定のため、配布期間内でもなくなり次第終了。監督:今 敏原作:竹内義和脚本:村井さだゆき出演:岩男潤子、松本梨香、辻 親八、大倉正章、古川恵実子、新山志保レイティング:R15+<劇場>■9月15日(金)〜9月21日(木)[北海道]札幌シネマフロンティア[宮城]MOVIX仙台[福島]まちポレいわき[埼玉]MOVIXさいたま[千葉]キネマ旬報シアター(※9/16〜1週間)[東京]新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷[神奈川]小田原コロナシネマワールド、イオンシネマ港北ニュータウン、kino cinema 横浜みなとみらい[石川]金沢コロナシネマワールド[福井]福井コロナシネマワールド[岐阜]イオンシネマ各務原、大垣コロナシネマワールド[愛知]ミッドランドスクエア シネマ、MOVIX三好、センチュリーシネマ、中川コロナシネマワールド、豊川コロナシネマワールド、安城コロナシネマワールド、小牧コロナシネマワールド[京都]MOVIX京都[大阪]なんばパークスシネマ[兵庫]塚口サンサン劇場、kino cinema神戸国際[広島]福山コロナシネマワールド[福岡]中洲大洋映画劇場、小倉コロナシネマワールド[熊本]熊本ピカデリー■9月22日(金)〜9月28日(木)[群馬]イオンシネマ高崎[埼玉]イオンシネマ大井[千葉]イオンシネマ市川妙典[東京]イオンシネマ板橋、イオンシネマ日の出、109シネマズ木場[神奈川]イオンシネマ新百合ヶ丘、イオンシネマ海老名、イオンシネマ座間、イオンシネマ茅ヶ崎、109シネマズ川崎[長野]イオンシネマ松本[愛知]イオンシネマ大高、イオンシネマ岡崎[三重]109シネマズ四日市[大阪]イオンシネマ シアタス心斎橋[兵庫]109シネマズHAT神戸[岡山]イオンシネマ岡山[広島]イオンシネマ広島西風新都[香川]イオンシネマ宇多津[福岡]イオンシネマ大野城※チケット販売は各劇場にて。※価格は1,600円均一(各種サービスデーや他の割引サービスは利用不可)。©1997MADHOUSE
2023年08月26日ひとり出版社・風鯨社から駒沢敏器の長編小説『ボイジャーに伝えて』を2022年7月22日に出版します。『ボイジャーに伝えて』表紙カバー+帯『ボイジャーに伝えて』背表紙カバー+帯<作家 駒沢敏器について>駒沢敏器は、ルポルタージュやトラベローグ、小説を中心に、音楽、建築、料理とジャンルを超えて執筆をしていた作家です。数多くの著作や翻訳を残し、いまでも多くのファンに愛されています。例えば1994年に出版した『伝説のハワイ』は、のちに英訳されハワイ大学の教科書にも使用されるなど、物事の本質や裏面を見抜く鋭い文章で今もなお読む人を魅了し続けています。【プロフィール】1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳家に。主な著書は、小説に『人生は彼女の腹筋』(小学館)、『夜はもう明けている』(角川書店)、ノンフィクションに『語るに足る、ささやかな人生』(NHK出版/小学館文庫)、『地球を抱いて眠る』(NTT出版/小学館文庫)、『アメリカのパイを買って帰ろう』(日本経済新聞出版)、翻訳に『空から光が降りてくる』(著:ジェイ・マキナニー/講談社)、『魔空の森 ヘックスウッド』(著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/小学館)、『スカルダガリー』(著:デレク・ランディ/小学館)など。2012年逝去。<「ボイジャーに伝えて」について>今作「ボイジャーに伝えて」は、2005年7月~2007年6月の2年間、小学館の小説雑誌「きらら」にて連載されていた小説です。連載終了後、単行本化のための編集のさなかに駒沢さんが逝去したことにより、そのままお蔵入りとなっていたものです。この小説の主人公は、世界中の自然音を録音しながら音の向こうの世界を見出そうとする公平と、レコーディングスタジオで働く恭子。2人が出会ったことにより、物語が始まります。~風にゆれる稲穂を山形で録音しているときに、田んぼの持ち主が面白いことを言いました。「山の神が風になって、稲穂のなかで遊んでいる」と言うのです。僕が探しているものは、もしかしたらそのようなものかもしれません。自然の音に宿っている何か。それを知ることができれば、僕は日本を実感できるのかもしれません。~(本文より)セント・ギガ(実在したフィールドレコーディングを中心にしたラジオ局)に感銘を受けて自然音を採取し録音作品を作り始めた公平は、見えない音の向こう側にある世界を見出そうと日本を旅し、沖縄にたどり着きます。その旅路の中で恭子という女性と出会う。2人はお互いの存在を通して、それぞれが自分自身のあり方について真摯に模索し続けるという物語です。『ボイジャーに伝えて』は、世界中を巡りながら紀行文を書いてきた駒沢さんの抱えていたテーマや思想が、フィクションという形で展開された小説なのです。見えない世界を旅する。そのための自然をもっと理解すること。主人公公平が大切なことを今教えてくれる。~「死を、いま生きている対極に置くんじゃなくて、いのちをいのちたらしめているものとして、自分の中に親密に取りこんで、その死との関係性のなかで生きることが、人生を充実させるように思ったんだ。」~~「きみがいて、いつかそこへ僕は戻る。そういうことを頭に置かないで、録音の旅ができるだろうか。自分のしていることを伝える相手がいないまま、それでも何かをすることは可能だろうか。不在がもたらしてくれる何かがあるとしたらそれだ、と僕は思う。」~(本文より)<今回の出版について>風鯨社は、女性ひとりで始めたばかりの小さな出版社です。駒沢敏器さんのファンだった私は、連載「ボイジャーに伝えて」を毎号楽しみに読んでいて、単行本化を心待ちにしていました。しかしその日がこないまま、駒沢さんは亡くなられてしまいました。ずっと「あの作品が読みたい」と思っていたところ、ご縁で駒沢さんのご親友の平田公一さんと知り合うことができ15年ぶりに読んだ作品は、あの時からまったく色あせることなく、むしろあの時よりももっと鮮明に、心の中に飛び込んできました。「あぁ、あの人に読んでほしい、この人にも読んでほしい」と知人友人の顔が次々と浮かび、この作品をこのまま眠らせておくのはもったいない。今読むべきメッセージもふんだんに込められている。なんとか世に出せないだろうかと動き出したところ、駒沢さんが作家を志すきっかけとなった冊子「Morgen Rote」を一緒に発行していた平田さんから、当時の担当編集者 稲垣伸寿さんを紹介していただき、このたびの出版となりました。没後10年、「人生は彼女の腹筋」の装丁も手がけた鈴木成一デザイン室に今回も装丁をしていただき、仮フランス装の素晴らしい装丁で『ボイジャーに伝えて』は書籍として出来上がりました。私は、ひとりの読者として、ずっと読みたかった本がついに手元に現れた喜びで胸がいっぱいです。<風鯨社>2020年5月、代表鈴木が出版業界未経験のままひとりで始めた出版社。2021年12月に1冊目となる『自分らしさを見つけるための手相の本』を出版。『ボイジャーに伝えて』は2冊目となる。2022年8月に神奈川・小田原に書店「南十字」開業予定。風鯨社HP : 風鯨社Twitter : 南十字(書店)twitter: <Morgen Rote>駒沢敏器が高校時代に仲間たちと発行し始めたミニコミ雑誌。同じ市内在住の片岡義男さんのポストに毎号投函していたことから片岡さんと知り合い、彼の紹介でスイッチ・パブリッシングに入社したことから、駒沢敏器の創作人生が始まりました。駒沢さんが逝去した際に仲間たちが作成し、数多くの関係者が寄稿した追悼特別号は、Morgen Roteウェブサイトから読むことができます。 <書籍情報>【ボイジャーに伝えて】著 :駒沢敏器定価 :2,530円(税込)四六判/仮フランス装/全448ページ装丁 :鈴木成一デザイン室/装画:朝光ワカコISBN :978-4-9911568-1-6発売予定日:2022年7月22日※書籍詳細情報(版元ドットコム) 駒沢敏器という作家が残した最後の長編小説『ボイジャーに伝えて』を通して、彼の見ていた深淵で静謐な世界に、ぜひ出会っていただけたらと思います。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月01日〜大井×Shionが辿る。兼田敏と保科洋、盟友の旅路〜日本で最も長い歴史と伝統を誇る交響吹奏楽団のOsaka Shion Wind Orchestraを有する公益社団法人大阪市音楽団(本社:大阪市住之江区/理事長:石井徹哉)は、2022年10月10日(月・祝)に京都コンサートホール 大ホールにて、「第5回京都定期演奏会」を開催いたします。毎年ご好評いただく京都定期演奏会。今回は日本の吹奏楽を黎明期から支えてきた作曲家であり、お互いの追悼の音楽を書くまでに至った盟友である、兼田敏と保科洋を取り上げます。惜しまれつつも早逝し、今年で没後20年となった兼田敏の作品からは、永遠の金字塔「パッサカリア」や最晩年の「バラードV」を。そして、今なお精力的に作曲活動に勤しみ、交響曲・オペラと八面六臂の活躍を続ける保科洋の作品からは、大阪市音楽団が委嘱初演した「交響曲」の26年ぶりの改訂初演と、代表作「風紋」、「復興」をラインナップしました。この両者の世界観を、保科から大きな信頼を受ける指揮者、大井剛史がOsaka Shion Wind Orchestraと初共演でお届けします。チケットの一般発売は2022年7月19日(火)10時からです。皆様のご来場を心よりお待ちしております。公演概要日時:2022年10月10日(月・祝) 開場14:00/開演15:00指揮:大井 剛史吹奏楽:Osaka Shion Wind Orchestra会場:京都コンサートホール 大ホール(京都市左京区下鴨半木町1番地の26)プログラム:■ 兼田 敏:嗚呼!■ 兼田 敏:吹奏楽のためのパッサカリア■ 兼田 敏:吹奏楽のための交響的音頭■ 兼田 敏:吹奏楽のためのバラードⅤ■ 保科 洋:風紋(原典版)■ 保科 洋:交響曲 第1番※改訂初演■ 保科 洋:復興※やむを得ぬ事情により、出演者、曲目等が変更になる場合がございます。予めご了承ください。公演の詳細はこちら : 新型コロナウイルス感染防止の対応についてはこちら : チケット■ 料金:S席5,000円、A席4,000円、B席3,000円※全席指定・消費税込※学生割引(各席種1,000円引き)は、Shionチケットセンターのみでの販売となります。※就学前のお子様のご入場はご遠慮ください。■先行発売:6月27日(月)10:00より「がんばれ!Shion応援団 プレミアム応援団」会員限定で最速先行販売開始■一般発売:7月19日(火)10:00〜■プレイガイド:・Shionチケットセンターフリーコール:0800-919-5508(土・日・祝を除く10:00〜17:30)・Shionオンラインチケット ・チケットぴあ 【Pコード:219-933】・ローソンチケット 【Lコード:52084】・イープラス ・京都コンサートホールTEL:075-711-3231(10:00〜17:00/休館日第1・第3月曜日※休日の場合は翌平日)・ロームシアター京都TEL:075-746-3201(10:00〜19:00/年中無休※臨時休館日除く)主催・お問い合わせ主催:公益社団法人 大阪市音楽団助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会後援:京都市、京都府吹奏楽連盟、大阪市教育委員会お問い合わせ:公益社団法人 大阪市音楽団大阪市住之江区緑木1-4-138フリーコール 0800-919-5508(土・日・祝を除く10:00~17:30)出演者プロフィール指揮:大井 剛史©︎K.Miura1974年生まれ。17歳より指揮法を松尾葉子氏に師事。若杉弘、岩城宏之、レヴァイン、マズア、ジェルメッティ、カラプチェフスキーの各氏から指導を受ける。 東京藝術大学指揮科を卒業後、1999年同大学院指揮専攻修了。1996年安宅賞受賞。2000~01年、仙台フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者として研鑽を積み、2007~09年、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団にて研修。 2008年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで第2位入賞。 2009~16年までニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(現・千葉交響楽団)常任指揮者、2009~13年山形交響楽団指揮者、2013~17年同正指揮者を歴任。現在、東京佼成ウインドオーケストラ正指揮者。このほかほとんどの国内主要オーケストラを指揮し、多彩なレパートリーと誠実な指揮でいずれも高い評価を得ている。 新進作曲家の現代作品や、吹奏楽、オペラ、バレエ、など幅広い分野で意欲的に活動している。 東京藝術大学音楽学部器楽科非常勤講師(吹奏楽)。尚美ミュージックカレッジ専門学校客員教授。吹奏楽:Osaka Shion Wind Orchestra©︎飯島 隆1923年(大正12年)に誕生以来「Shion(しおん)」の愛称で親しまれている交響吹奏楽団。 2015年3月に「大阪市音楽団」より「Osaka Shion Wind Orchestra」と改称。クラシックからポピュラーまで誰もが楽しめるコンサートを展開し、各都市での演奏会や吹奏楽講習会、CD録音など、幅広い活動を通して音楽文化の向上と発展のために力を注いでいる。 これまでに3度の大阪文化祭賞、日本民間放送連盟賞、日本吹奏楽アカデミー賞演奏部門賞、大阪芸術賞、なにわ大賞を受賞。現在、音楽監督に宮川彬良、芸術顧問に秋山和慶が就任している。★Shion公式WEBサイトはこちら【ホームページ】 【Twitter】 【Instagram】 【Facebook】 【Youtube】 ★「がんばれ!Shion応援団」応援団員募集中! ★ふるさと寄付金でShionを応援してください! ★ポスター・チラシ設置店大募集! 本リリースに関するお問い合わせ公益社団法人 大阪市音楽団〒559-0022 大阪市住之江区緑木1-4-138フリーコール:0800-919-5508(土・日・祝を除く10:00~17:30)広報担当:吉本 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月13日細田守監督が再びインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生をヒロインにしたアニメーション映画『竜とそばかすの姫』の新ビジュアルが完成した。成田凌、染谷将太、玉城ティナ、森川智之、津田健次郎、宮野真守ら魅力的なキャストたちが発表されている本作。未だ発表されていない主人公・すずとベル、そして竜の声優キャストに注目が集まる中、今回公開されたビジュアルでは、そんな歌姫ベルと竜の姿が描かれている。これまで、主人公が少しずつ成長する様子と、入道雲の雄大な姿を重ね合わせることで、「夏休みに冒険をして、一皮むけ、成長する」というテーマを象徴的に表現してきた細田監督。今回のビジュアルでは、入道雲が浮かぶ青空から一転、満点の星空の元、見つめあうベルと竜がロマンティックに写し出されている。なおこのビジュアルは、ポスターとして6月上旬より映画館に掲示される。さらに、世界のクリエイターだけでなく、日本屈指のクリエイターたちが本作に集結していることも判明。仮想世界<U>の世界でみんなから恐れられている竜のデザインは、書籍の装画なども手掛ける秋屋蜻一が担当。数あるデザイナーの中から、細田監督直々に選んだ新しい才能で、その竜のキャラクターデザインも今回公開された。ほかにも、東映動画所属時代に細田監督の師匠であり、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』以降、細田作品のメインスタッフとして全ての作品に参加している山下高明が、<U>の世界の作画監督を。同じくほぼ全ての細田作品に原画や作画で携わっている青山浩行が、現実世界の作画監督とキャラクターデザイン。今敏監督の全作品で美術監督を担当した池信孝が美術監督。『サマーウォーズ』で<OZ>の美術デザインを担当した上條安里が美術設定(プロダクションデザイン)。<OZ>の世界とアバターのCGを制作指揮した堀部亮がCGディレクター。同じく『サマーウォーズ』でCGを担当した下澤洋平もCGディレクターとして名を連ねる。『竜とそばかすの姫』は7月16日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年05月21日12月に入ると、世間はあっという間にクリスマスムード一色。クリスマスには家で映画を見るのも乙なものです。季節を感じられるクリスマス映画の中でも、『一味違う』クリスマス映画をご紹介します。アクション、パニック、コメディまで!多彩なクリスマス映画の世界『ダイ・ハード』まずは、『世界一運の悪い男』の聖夜の死闘を描いたアクション映画の金字塔、1988年公開の『ダイ・ハード』です。物語は、ブルース・ウィリス演じる刑事のジョン・マクレーンが、ケンカ中の妻と仲直りするため、クリスマス・イブに妻が勤める高層ビル『ナカトミ・プラザ』を訪れたことで幕を開けます。聖夜のパーティーは、武装したテロリスト集団がビルを占拠したことで一変。人質の命は期せずしてビルにいたマクレーンの手に託されてしまいます。主演に、まだまだ駆け出しだった頃のブルース・ウィリスを抜擢した本作。当時のハリウッドアクションは、マッチョなスターが暴れまわる豪快さが売りでしたが、本作は冴えない刑事が機転と根性で絶体絶命の危機を乗り越える新鮮な展開で、その緊迫感あふれる演出は世界中を魅了しました。シリーズ化もされた大ヒットアクションゆえに忘れられがちですが、本作は随所にクリスマスムードを漂わせており、家族でハラハラドキドキ観るのにもってこいのクリスマスムービーです。果たしてジョン・マクレーンは、聖夜に人質たちの命を救う奇跡を起こせるのでしょうか…結末はぜひその目で確かめてみてください。『グレムリン』次は、巨匠スティーヴン・スピルバーグが制作総指揮を務めた、1984年公開のモンスターコメディ映画『グレムリン』です。物語は、発明家をしているランダル・ペルツァーが、クリスマスに息子へのプレゼントとして、フワフワの生き物『モグワイ』を購入したことから始まります。水に濡らさない、日光に当てない、真夜中過ぎにご飯を与えない…この3つのルールを期せずして破ってしまったことで、クリスマスの夜は阿鼻叫喚の大パニックに陥ってしまうのでした。1980年代アドベンチャー映画の巨匠であったジョー・ダンテ監督が贈るブラックジョーク満載の本作。モグワイが凶悪に変身した姿である『グレムリン』たちの邪悪な悪戯にハラハラするものの、彼らが心底楽しそうで思わず笑ってしまう不思議なさじ加減が、絶妙の味わいをもたらしています。『グレムリン』は、本国ではもちろんのこと日本でも大ヒットを記録。主人公の相棒である心優しきモグワイ『ギズモ』のキュートさはブームとなりました。家族や恋人と笑って楽しめる、ピリッとジョークの効いたおすすめクリスマス映画です。『ジングル・オール・ザ・ウェイ』次は、爆笑クリスマスコメディに、筋肉スターのレジェンド、アーノルド・シュワルツェネッガーが融合した1996年公開の快作、『ジングル・オール・ザ・ウェイ』です。クリスマス前夜、アメリカ中の子供たちはプレゼントに人気特撮番組『ターボマン』のおもちゃを待ち望んでいました。しかし、アーノルド・シュワルツェネッガー演じる、会社社長のハワード・ラングストンは日々の忙しさに追われ、息子ジェイミーのプレゼントであるターボマン人形を買いそびれていたことに気付きます。こうしてハワード・ラングストンは数少ない在庫を奪い合う、地獄のクリスマスバトルに身を投じることになるのでした。世界的アクションスターの『シュワちゃん』ことアーノルド・シュワルツェネッガーが、あえてお得意のバトルを封印してコメディに挑んだ本作。ベタベタのギャグ演出と、それを上回るシュワちゃんの大迫力の顔芸には、思わず爆笑してしまうはずです。しかしそこは世界のシュワちゃん。終盤にはなぜか謎のサンタ集団とドタバタ筋肉バトルが繰り広げたり、ジェットパックで空を飛んだりと、アクション展開も用意されています。ドタバタの最後にはほっこり温かい気持ちになる、見どころ満点のクリスマスムービーです。『P2』「世間が浮かれていようと自分は孤独に仕事だ…」なんて恨み節を吐きたくなる人もクリスマスにはいることでしょう。そんな人におすすめなのが、アメリカで2007年に公開されたスリラー映画『P2』です。クリスマス・イブの夜、明かりも消され始めた高層ビルのオフィスで、1人残業に勤しんでいた女性アンジェラ。帰ろうとするも、地下2階に停めていた車は動かず、警備員のトムに助けを求めます。しかし、トムは突如として彼女を拘束。なんとトムの正体は狂気のストーカー!アンジェラは出口のないビルで恐怖の一夜を過ごすことになってしまいます…。主演のレイチェル・ニコルズの美しさもさることながら、サイコストーカー役を演じる、イケメン俳優ウェス・ベントリーの怪演は、一度見たら忘れられないこと請け合いです。危機に次ぐ危機の連続でエンドロールまで一瞬も気が抜けない展開は「お見事」のひと言。本作からは、『つらいクリスマスになっても挫けぬ強さ』が学べますし、何より「アンジェラの恐怖に比べたら、自分の今年のクリスマスは絶対マシだ…」と平和に感謝したくなるはずです。『東京ゴッドファーザーズ』最後は、「つらい日常にもクリスマスはひとさじの奇跡と幸福をもたらしてくれるかも」と温かい気持ちになれる、2003年公開のアニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』です。物語は、新宿の公園で細々暮らすホームレスの中年男性ギン、元・ドラァグクイーンのハナ、家出女子高生のミユキの3人が、雪が降り注ぐクリスマスの夜にゴミの山から偶然赤ん坊を見つけたことから始まります。『清子』と名付けたその子の親を探しに旅立った3人は、予想もしてなかった大トラブルと聖夜の奇跡を体験することになるのでした。2010年に46歳の若さで逝去してしまった、天才アニメ監督の今敏(こん・さとし)さん。本作は彼の長編3作目になります。主演の3人組の声には名優の江守徹、芸人の梅垣義明、元女優の岡本綾が抜擢され、生き生きとした名演を見せています。本作はひねりが効きつつも見やすい脚本や、全編を彩る緻密な書き込みが観る者の心を掴み、観賞後は、『第76回 アカデミー賞』長編アニメーション部門にノミネートされたのも納得の感動を与えてくれるはずです。ストレートなラブストーリーやファミリームービーだけがクリスマス映画の華ではありません。今年は趣向を変えてこういう作品を観てみるのもいいものですよ![文・構成/grape編集部]
2020年11月30日コロナ禍続く2020年10月16日に公開されるや、たちまち驚異的なヒットとなり低迷する映画館業界の福音となった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。台湾でも初日3日間の観客動員約47万人を記録するなど、世界的にも高評価を得ています。同作のように、世界でもヒットし高い評価を受けた日本のアニメ映画作品をご紹介します。世界的大ヒット作から、ハリウッドトップクリエイターに影響を及ぼした傑作まで!千と千尋の神隠しまずは、スタジオジブリ制作の映画史に残る傑作となった、2001年公開の『千と千尋の神隠し』です。物語は、10歳になり地方都市に引っ越すことになった少女・千尋が、その移動中に偶然家族とともに異世界に迷い込んでしまうところから始まります。千尋は八百万(やおよろず)の神々が来店する巨大な公衆浴場で働きながら、両親にかけられた呪いを解くためにほん走する、というのがあらすじです。日本歴代興行収入1位(2020年11月時点)に輝く空前の大ヒット作であり、全世界での興行収入も3億ドル超を記録した本作。さらに『ベルリン国際映画祭』の金熊賞、『アカデミー賞』の長編アニメーション部門を受賞するなど、賞レースでも数々の栄冠に輝いています。日本古来の土着信仰や神話のイメージを、色彩豊かかつ緻密なアニメーションで表現する手腕は、まさに匠の技です。夏木マリさんや内藤剛志さん、神木隆之介さんなど声のキャスティングの豪華さも当時話題になりました。君の名は。次は、そんな『千と千尋の神隠し』に次ぐ興行収入を記録した、2016年公開のモンスターヒット作『君の名は。』です。田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉と、東京に住む男子高生の立花瀧。時たま互いの身体が入れ替わっている夢を見ていた2人は、それが夢ではなく現実だったことに気が付きます。そして、2人の運命は予期せぬ危機を巡ってさらに交錯していくことに…というのがあらすじです。 この投稿をInstagramで見る Kimi no na wa | Your Name(@yourname_official)がシェアした投稿 新海誠監督の名を世に知らしめた傑作である本作は、その美麗なグラフィックはもちろんのこと、青春ラブストーリーの枠に収まらないファンタジーアドベンチャーの要素や、クライマックスに至っては、ハリウッド映画さながらのスリリングな展開すら見せるなど、そのテンポのよさが魅力です。 この投稿をInstagramで見る Kimi no na wa | Your Name(@yourname_official)がシェアした投稿 主演に神木隆之介さん、上白石萌音さんというフレッシュなキャスティングも大きな話題になり、日本での興行収入は250億円超。全世界での興行収入は3億ドル超を記録しています。そんな本作は、なんと現在ハリウッドでの実写リメイク企画が進行しているそうです。劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲次は、全米でも大ヒットしたシリーズ屈指の傑作と名高い、1998年公開の『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』です。幻のポケモンと呼ばれるミュウの化石を基に人間によって生み出されたポケモン・ミュウツー。自らの存在に疑問を抱き、作り出した人間に怒りを燃やすミュウツーは、とある復讐計画を立て、ポケモンマスターを目指すサトシはそれに巻き込まれていく…というのがあらすじです。「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」が公開されたのも #1998年 サトシたちのもとに届いた一通の招待状待ち受けていたのは、人間たちへの逆襲を計画するミュウツーだった...最強のポケモンは誰だ!? #成人の日 #ミュウツーイヤー #ミュウツーの逆襲 pic.twitter.com/VFWzAFnPFs — ポケモン情報局【公式】 (@poke_times) January 14, 2019 全世界で大ヒットし、一大コンテンツとなったポケットモンスターの劇場版アニメの第1作である本作。日本での興行収入は72億円超、全世界での興行収入は1億ドル超というヒットを飛ばしました。ポケモンという子供たちに人気のコンテンツでありながら、『人間のエゴへの復讐』というダークなテーマを扱っているのも見どころです。2019年にはNetflixでCG作品としてリメイクされたほか、同年公開のハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』でも、本作のストーリーをオマージュするような展開があり、話題になりました。パプリカ次は、そのミステリアスな作風と美麗な作画で世界から高い評価を受けた、2006年公開の映画『パプリカ』です。精神医療研究所でセラピストを務める千葉敦子は、夜な夜な他人の夢に入り込み、その人の心のトラウマを探り当てて癒す夢探偵『パプリカ』としての裏の顔が。彼女は、他人の夢をスキャンするマシン『DCミニ』を使った奇怪な事件に巻き込まれていく…というのがあらすじです。筒井康隆さんの同盟小説を原作に、今は亡き名アニメ監督・今敏監督がメガホンを取った本作。音楽は孤高の音色を奏でる天才ミュージシャンの平沢進さんが手がけており、世界観を力強く支えています。日本では少ない公開館数ながら8週目で1億円を突破。世界でも88万ドルを超えており、これは『ハウルの動く城』以来2年ぶりの快挙だったそうです。どこからどこまでが現実なのか、文字通り『夢を見ている』ようなミステリアスなその作風は世界でも高評価を受け、数々の映画賞を受賞し、根強いファンを獲得しました。イノセンス最後は、2004年に公開されたサイバーパンク映画『イノセンス』をご紹介します。ハリウッド実写版も公開された『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の続編。公安9課のサイボーグ刑事バトーは少女型愛玩ロボットが所有者を惨殺する事件を追う。日本アニメとして初めてカンヌ国際映画祭コンペ部門に出品された押井守監督作『イノセンス』配信中。 #ネトフリ pic.twitter.com/NT8WmELibn — Netflix Japan (@NetflixJP) April 7, 2017 脳や肉体を機械化したことが当たり前となった未来。政府直属の機関である公安9課の捜査官バトーは、少女型の愛玩用アンドロイドによる連続殺人事件を追ううちに、未来社会の闇に向き合わされることになる…というのが本作の筋です。サイバーパンクアニメの金字塔として、数多くのSF映画に影響を与えた押井守監督の1995年の映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』。その続編である本作は、CGを取り入れてより洗練された圧巻のビジュアルが魅力です。また、世界中の名著からの引用をセリフに多く組み込んでおり、哲学的な問いかけも唯一無二の世界観を作り上げています。観客を魅了するにとどまらず、ハリウッドの第一線のクリエイターにも強いインスピレーションを与えている日本のアニメ映画。これからどんな傑作が世に放たれるのか、楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2020年11月30日映画『泣きたい私は猫をかぶる』が2020年6月5日(金)の劇場公開を延期し、6月18日(木)よりNetflix全世界独占配信。『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリドによる長編アニメーション映画第2弾だ。『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリド最新作スタジオコロリドの最新作となる映画『泣きたい私は猫をかぶる』。前作『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞した新進気鋭のアニメーションスタジオのオリジナルストーリーの新作とあり、公開前から期待が高まっている。「猫に変身できる」少女が主人公主人公は、中学2年生の笹木美代。学校では“ムゲ(無限大謎人間)”というあだ名で呼ばれているちょっと変わった女の子だ。ムゲが“変わっている”のはクラスだけではない、とある日を境に「猫に変身できる」ように…。猫に変身できる不思議なお面を手にしたムゲは、猫になって好きな人へ会いにいく。“大好きな君に会える魔法”を見つけたムゲの恋、その先に待っているものとは…。ストーリー私はあなたの力になりたい。好きって言われたい―笹木美代は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる…このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、≪私≫に戻ることができなくなる――自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。登場キャラクター主人公・笹木美代(ささきみよ)クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる少女。学校でも家でもいつも明るく元気いっぱい。熱烈な恋に落ち、クラスメイトの日之出賢人に毎日果敢にアタックを続ける。不思議なお面を手にし、猫に変身できるように。ムゲ役を演じるのは、『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などスタジオジブリの長編アニメーション映画で声優を担当した、志田未来。映画、ドラマ、舞台と第一線で幅広く活躍しる志田が、自分の気持ちをまっすぐに表現する女の子を演じる。日之出賢人(ひのでけんと)ムゲの恋の相手。思っていることを全面に出せない男の子だが、意思がだんだん変わっていって、一人の少年から青年のような気持ちに移り変わっていく。もう一人の主人公日之出賢人役には、「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「東京喰種 トーキョグール」アニメシリーズの主人公・金木研 / 佐々木琲世役の実力派・花江夏樹。誰もが感じたことがきっとある、思春期独特の感情を声で表現する。猫店主主人公・ムゲを「猫」世界へと導く猫店主。物語のカギを握る。声を担当するのは山寺宏一。楠木先生ムゲや日之出の学校の担任。生徒思いのマイペースな性格。『マダガスカル』のキツネザル役で高評価を得たお笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が演じる。『泣きたい私は猫をかぶる』の演出家が大ファンという理由で、あらかじめ小木をイメージして作られたキャラクターとなっており、本人そっくりのビジュアルにも注目だ。深瀬頼子(ふかせよりこ)明るく快活な主人公・ムゲに寄り添う友人。『けいおん!』や「プリキュア」シリーズ、『響け!ユーフォニアム』といった話題作に出演し、声優ユニット・スフィアとしても活躍する寿美菜子が演じる。伊佐美正道(いさみまさみち)思春期特有の悩みに揺れ動く日之出の良き友人として行動を共にする。演じるのは、アニメに留まらず映画やドラマ、舞台でも存在感を発揮し、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主役も務める小野賢章。その他の登場人物笹木洋治:ムゲの父親(声優:千葉進歩)水谷薫:ムゲの父親の恋人(声優:川澄綾子)斎藤美紀:ムゲの実の母(声優:大原さやか)坂口智也:日之出の家が営む焼き物の工房で働く青年(声優:浪川大輔)人気クリエーターが作る“魔法のような美しい”アニメーション監督は、人気クリエーターがタッグを組む。「美少女戦士セーラームーン」シリーズ、「ケロロ軍曹」シリーズなども手掛けた佐藤順一と、スタジオジブリで『千と千尋の神隠し』に携わった新進気鋭のクリエイター柴山智隆がコラボレーションし、“まるで魔法のような美しさ”のアニメーションを届ける。脚本は岡田麿里。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』、『空の青さを知る人よ』の脚本を担当した人物だ。キャラクターの繊細な心情の描写に定評がある岡田麿里は、この「本当の自分」を見つける物語をどう描くのか。主題歌はヨルシカによる書き下ろし主題歌は、これまで一切顔出しをしていないにも関わらず、MV総再生回数が3億回を突破しているネット系ブレイクアーティスト・ヨルシカによる書き下ろし「花に亡霊」。また3月4日(水)にリリースされ、ミュージックビデオ公開から1ヶ月で再生回数300万回超えを果たした楽曲「夜行」も挿入歌として採用されている。ヨルシカは、ボーカルを務めるスイ(suis)の透き通った歌声や、まるで小説を読んでいるかのように綿密に築き上げられた世界観が人気。「2020年 ネクストブレイクランキング」の10代・20代部門でキングヌー(King Gnu)に次ぐ2位を獲得、「第34回日本ゴールドディスク大賞」でベスト5・ニューアーティストを受賞する他、『君の名は。』『天気の子』の監督・新海誠も注目しているという話題の2人組バンドとなっている。【作品情報】映画『泣きたい私は猫をかぶる』公開日:2020年6月18日(木)よりNetflix全世界独占配信※2020年6月5日(金)の公開を予定していたが延期となった。出演:志田未来、花江夏樹、寿美菜子、小野賢章、千葉進歩、川澄綾子、大原さやか、浪川大輔、小木博明、山寺宏一監督:佐藤順一、柴山智隆脚本:岡田麿里制作:スタジオコロリド企画:ツインエンジン配給:東宝映像事業部
2020年02月02日志田未来と花江夏樹が主演を務める「スタジオコロリド」長編アニメーション映画第2弾『泣きたい私は猫をかぶる』の公開が決定。特報映像とティザービジュアルも到着した。ストーリークラスで「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる、自由奔放でちょっと変わった中学2年生の笹木美代。ムゲは熱烈に想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人に毎日、果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には、誰にも言えないとっておきの秘密があった。大好きな日之出のそばにいられる唯一の方法、それは猫になって会いにいくこと。人間のときには距離を取られてしまうが、猫のときには日之出に近づける日々。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになっていく。このままずっと、彼のそばにいたい。でも、“私”に戻ることができなくなる――。「スタジオコロリド」最新作『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞した新進気鋭のアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」が贈る本作は、奔放で繊細な主人公・ムゲが、恋するクラスメイト・日之出と唯一素直に向き合える魔法と出会う、ちょっと不思議な物語。今回、「美少女戦士セーラームーン」シリーズの佐藤順一と、スタジオジブリで『千と千尋の神隠し』に携わった新進気鋭のクリエイター・柴山智隆がW監督。脚本は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の岡田麿里。キャラクターの繊細な心情の描写に定評がある岡田さんが、渾身のオリジナルストーリーで物語を鮮やかに描き出す。志田未来×花江夏樹が共演主人公のムゲこと笹木美代、猫・太郎を演じるのは、『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などスタジオジブリの長編アニメーション映画で声の出演も果たしている志田さん。もう一人の主人公・日之出賢人は、「ダイヤのA」小湊春市役や「四月は君の嘘」有馬公生役、「東京喰種トーキョーグール」金木研役など数々のキャラクターを演じてきた実力派声優の花江さんが務める。演じるキャラクターについて「本当に明るくて、まっすぐな女の子」と印象を明かした志田さんは、「今時珍しいくらい自分の気持ちを素直に出す子なので、観ていてすごく気持ちのいい子です。ただ、周囲からの愛に気づけていない幼い部分があったり、学校などで見せる外の顔と自分の部屋にいる時に見せる内の顔にギャップも見られます」と魅力を語る。花江さんは「すごく雰囲気がいい作品というか、日常をきりとっているんですけど、すごくファンタジーがあって、そこの絶妙な感じがすごく素敵」と作品の印象を話し、日之出については「日之出は思っていることを全面に出せない男の子で、将来の夢とかこれから先の未来をどう進んでいくか、まだ決めかねている。中学生らしいといえばらしいのですが、ムゲから日之出に向けられた気持ちに、なかなか気づいてあげられなかったりとか。そういう思春期真っただ中の、男の子だなと、思います」とコメントしている。「本当は――」猫にも注目の特報映像猫のお面を持って落ちていくムゲのシーンから始まる本映像。あることから猫に変身できる不思議なお面を手にしたムゲは、猫になって大好きな日之出に会いに行く。日之出の部屋に行ったり、胸に飛び込んだり、愛情を全身で表現する猫・太郎。しかし、魔法のような時間は長くは続かず…。映像美も覗ける映像となっている。クリエイター陣コメント佐藤順一監督もし猫だったらもっと楽に生きられるかもしれない。まわりにあわせて自分の心にふたをしたり元気なふりをしたり、笑顔をはりつけたりしなくていいから。うまくやれなくて波立つ心を絶えず隠して陽気にふるまう少女を志田未来さん、波立つ心を自ら押さえつける少年を花江夏樹さんが、自然さとヒリヒリした痛みが同居する二人を鮮やかに演じてくれました。柴山智隆監督「ムゲと日之出と猫たちを、煙突の立ち並ぶこの街にありありと描きたい。まだ見ぬ”となりの世界”も」佐藤監督をはじめ、信頼できるスタッフと試行錯誤しながら少しずつ積み上げていく作業は面白く、スリリングな毎日でした。ムゲたちが生きる世界と時間を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。脚本・岡田麿里佐藤監督の匠の技と、柴山監督の作品への深い愛情、スタッフひとりひとりの日々の情熱により、どこか懐かしい作品が生まれました。主人公のムゲというあだ名は、無限大謎人間の略です。謎の多い状況のなか、謎と思われているムゲの成長を、劇場でご覧いただけたら幸いです。『泣きたい私は猫をかぶる』は6月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泣きたい私は猫をかぶる 2020年6月5日より全国にて公開© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
2020年01月28日25日、アニメ界のオスカーといわれるアニー賞が開催され、「長編作品賞」など7部門で受賞した『クロース』を筆頭に、Netflix作品が19賞受賞という圧倒的な強さを見せつけた。日本の作品は、新海誠監督の『天気の子』が「長編インディペンデント作品賞」、「視覚効果賞」、「監督賞」、「脚本賞」の4部門にノミネートされていたが、惜しくも受賞ならず。「長編インディペンデント作品賞」には『天気の子』とともに、『若おかみは小学生!』(高坂希太郎監督)と『プロメア』(今石洋之監督)がノミネートされ、5本の候補作品のうち3本を日本勢が占めていたが、『失くした体』に受賞を譲った。授賞式では、「追悼」のコーナーで、昨年7月に起きた京都アニメーション放火殺人事件の犠牲者たちの名前がスクリーン上に映し出された。また、同スタジオの作品「バジャのスタジオ」の映像が流されたという。生涯功労賞にあたるウィンザー・マッケイ賞には、事前に発表されていた通り、2010年に亡くなった今敏監督が受賞。今監督の作品をプロデュースした丸山正雄氏が監督の代わりにトロフィーを受け取り、スピーチを行ったという。(Hiromi Kaku)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2020年01月27日新国立劇場の2020/2021シーズンラインアップ発表会見が1月8日に行われ、演劇部門の芸術監督の小川絵梨子、新たにバレエ・ダンス部門の芸術監督に就任する吉田都らが出席した。英国のロイヤルバレエ団で長年にわたりプリンシパルとして活躍してきた吉田監督は「(新国立劇場の)20年以上の積み重ねを大切にしつつ、新たなチャレンジをしていきたい」と意気込みを語る。就任1年目は『白鳥の湖』(新制作)で幕を開け、『くるみ割り人形』など古典作品が続くが「古典をすることで基礎の大切さ、テクニックの向上、スタミナ・筋力の強化ができる」とベース部分の底上げを図る。一方で「世界的にコンテンポラリーの比重が大きくなっていて、(古典とコンテンポラリー)両方、踊れることが求められる」とも。また「振付家の育成・発掘」も大きな課題とし「なぜロイヤルバレエ団が世界3大バレエ団と呼ばれるようになったか? 優秀な振付家を育てて素晴らしい作品を作ったから。新国立劇場から世界に発信できる作品を作りたい」と“世界”を見据えての育成を掲げる。「吉田都セレクション」と銘打った公演では、世界的に活躍する振付家デヴィッド・ドウソンがバッハのピアノコンチェルトに振り付けた『A Million Kisses to my Skin』、ピアソラのタンゴとバレエを融合させた『ファイヴ・タンゴ』などを上演する。演劇は、パリのオデオン劇場からの招聘作品で、世界的演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェ、主演に仏の国民的女優イザベル・ユペールを迎えての『ガラスの動物園』で幕を開ける。また、2009年より続いてきたシェイクスピアの歴史劇シリーズは『リチャード二世』で遂に完結を迎える。「人を思うちから」と銘打って日本で愛されてきた名作3作を届けるシリーズでは、第1弾で三好十郎作の『斬られの仙太』を上村聡史の演出によりフルオーディションで、第2弾では世界的人気を誇る故・今敏監督によるアニメーション映画を新国立劇場初登場の藤田俊太郎の演出で舞台化する『東京ゴッドファーザーズ』を、そして第3弾では小川監督自身の演出で井上ひさしの名作『キネマの天地』が上演される。小川監督は同企画について「損得とか正しいとか政治的に合っているとかじゃなく、根本に“人を思うちから”をみんなが持っているはず。それを改めて感じてもらえたら。人の“情”のお話であり、3作とも欧米では絶対に書かれない作品だと思います」と言葉に力を込めた。取材・文/黒豆直樹
2020年01月09日スパイダーマン映画史上最高傑作との呼び声高く、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』のブルーレイ&DVDが、8月7日(水)にリリース。これに先駆け、監督のボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンと、製作を務めたクリストファー・ミラーにインタビューを敢行、日本のアニメから大きな影響を受けたことを明かしている。CGアニメーションと手描きの手法の融合により、革新的なビジュアルで誰も観たことのないスパイダーマンの世界を誕生させた本作は、劇場公開時から日本をはじめ世界中で大絶賛の声が続出。世界で最も有名なキャラクター“スパイダーマン”の世界で、主人公マイルス・モラレスの成長や仲間との絆の全く新しい物語が描かれる。大友克洋監督『AKIRA』の要素は絶対ある本作にはアメリカ発のアニメ、クレイアニメ、日本発のアニメなど様々な要素が取り入れられているが、監督のボブは「日本のたくさんの作品からインスピレーションを受けた」と断言する。「僕たちはみんな宮崎駿のファンだと思う。僕らの作品は彼にインスパイアされているんだ。彼の作品からは、全体的な映画のトーンとビジュアルが大きく反映されたね。彼は“詩人”なんだ。だから、たくさんの要素が詰まっている彼のストーリーテリングには、僕がこれまで手がけてきた作品は、影響を受けてきたと言えるね。だから、彼のDNAは本作にも継承されていると思うよ」と、宮崎駿が本作とボブ自身に与えた影響の大きさを語る。共同監督のピーターは「多大な影響を受けた作品は、大友克洋監督の『AKIRA』だね。『AKIRA』の要素は絶対あるし、彼のスタイルは演出におけるまさにナチュラリズムだね」と語っており、日本アニメの要素が盛り込まれているのが伺える。『パプリカ』今敏監督らも参考にさらに監督たちは、アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』や『パプリカ』を手がけた今敏をはじめ、従来のアニメ製作の手法の枠を突き破り、斬新な映像を作り上げてきた日本のクリエイターたちから影響を受けているという。ボブは「様々な手法で斬新な映像を作ることは日本ではずっと前からやってきたことだけど、僕たちは今、まさに追いつこうとしているんだ。僕たちが目指している楽しみなことの一つが、スパイダーマンの新しくて面白いストーリーを新しくて斬新な映像スタイルで見せていくことなんだ。そして、僕らが参考にしている芸術的なアプローチのほとんどが日本から来ているんだ」と、日本アニメの製作手法に多大な影響を受けたことを明かしている。ペニー・パーカーのアイデアは「セーラームーン」から続いて、登場キャラクターについて、日本のメディアやファンから注目を集めているペニー・パーカーの話題に。ペニーは日本の学生服を着た女の子でロボットを操縦して戦う姿が特徴的だが、「ペニーのアイデアは、『セーラームーン』をはじめ、本当に色々な漫画やアニメから影響を受けたよ」とピーターは語る。ロドニーも「ペニーの元のアイデアとなった色々なキャラクターから僕たちのスタイルで僕たちのバージョンのペニー・パーカーを作り上げようとしたんだ」と、ペニーの誕生秘話を明かしている。スタン・リーのカメオ登場シーンは多すぎて監督もわからず!?また、監督たちは、本作の見どころの1つでもある『スパイダーマン』の生みの親スタン・リーの登場シーンについても触れた。主人公マイルスがスパイダーマンのマスクとスーツを買う店(Stan’s Merch Shop)のオーナーとしてスタンが登場するシーンはすぐにわかるが、それだけでなく、数え切れないほどスタンが本編に登場していると監督たちは口を揃える。「スタンはあらゆるニューヨークのシーンに登場していて、突如現れたり、ほんの数秒だけだったり、映画全体を通してたくさんの場面に登場している。特に、電車のシーンに多く登場しているし、他にも、マイルスとピーター・パーカーが歩道を歩きながら、ピーターが“ありがとうニューヨーク”って言うときに横を通り過ぎるのもスタンなのさ!」と解説してくれた。実際に、スタンは目で確認できる数よりもかなり多く登場しているようで、監督たちもスタンを本編に何回登場させたのか正確には分からないという。最後に、続編やスピンオフの製作もささやかれている本作の今後の展開やアイデアについても、「この映画は、“Into the Spider-Verse”って内側にってサブタイトル(原題)が付いているけど、実際は外側の話だったよね(笑)。もし、もっとスパイダーマンの内面的な部分を描いていたら、クールだったかもしれない。まあ、今後どういう展開になるか期待していてよ。(スタン・リーがスパイダーマンになった)スパイダー・スタンが登場するかもしれないしね(笑)」とファンの期待を煽るコメントも残している。『スパイダーマン:スパイダーバース』ブルーレイ&DVDは8月7日(水)発売、レンタル開始。6月26日(水)よりデジタル先行配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2019年05月14日今野敏による人気小説「任俠」シリーズより、特に根強く愛され続ける『任俠学園』が、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化される。2019年9月27日(金)より全国公開。任侠と人情を重んじる“正統派ヤクザ”が主役、人気小説「任侠」シリーズ「任俠」シリーズは、累計45万部を突破する今野敏による人気小説。善悪の基準が問われる時代、任侠と人情を重んじ、正論で攻めていく地元密着型ヤクザ“阿岐本組(あきもとぐみ)”の活躍を描いた同シリーズは、「仕事をする上でとっても勉強になる!」、「彼らと一緒に働いてみたい!」など書店員からの口コミから人気を博すようになった。そんなシリーズの中でも特に根強い支持を集めるのがる『任俠学園』。高校を舞台に繰り広げられる、⼈情コメディが幕を開ける︕『任俠学園』あらすじ困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ”阿岐本組”。組長は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組NO.2の日村は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだったー。西島秀俊と西田敏行のW主演阿岐本組員である主人公を演じるのは、西島秀俊と西田敏行。日本映画界には絶対に欠かせない2人の俳優の競演が叶った。阿岐本組ナンバー2の日村:西島秀俊西島は、『任俠学園』までに「義理と人情の任俠役を演じてみたい」と熱望し続けていたという。2018年には、『散り椿』や『人魚の眠る家』へ出演、2019年も主演作『空母いぶき』の公開を控える西島が、本作では、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、昭和過ぎる阿岐本組ナンバー2の日村を演じる。阿岐本組・阿岐本組長:西田敏行そして、西田敏行が演じるのは、西島演じる日村やその弟分たちを、振り回しながらも、そのストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長。『釣りバカ日誌』シリーズで20年以上にもわたり演じた“浜ちゃん”の陽気さに、『アウトレイジ』シリーズで日本中を震撼させた強面っぷりをも加えた、西田にしか演じられない“究極のキャラクター”は必見だ。主演を取り巻く個性派俳優そんな阿岐本組組員を迎え撃つべく集まった生徒役には、葵わかなや葉山奨之、桜井日奈子といったフレッシュな顔ぶれが揃う。無気力・無関心の“イマドキ”高校生の彼らと、情熱を燃やす阿岐本組組員とのコミカルなやりとりに注目だ。・小物感満載のチンピラ風ヤクザの稔(みのる)役…伊藤淳史・料理上手の武闘派というトリッキーな男・健一役…池田鉄洋・チャラ男風の金髪若手組員・真吉(しんきち)役…佐野和真・切れ者で頭脳派の徹(てつ)役…前田航昭和を代表するベテラン俳優勢も⽣瀬勝久、中尾彬、光⽯研、⽩⻯、⾼⽊ブー、佐藤蛾次郎といった、パワ ー全開な豪華ベテランキャスト勢も出演。ヤクザの組長から、生徒の父親役まで、様々な役柄に扮するようだ。・永神組の組⻑であり、学園の再建を兄弟分の阿岐本に押 し付けた張本⼈…中尾彬・学園の⽗⺟会代表であり、学園で⽣徒会を務める優等⽣・美咲の父親役…光⽯研・巨⼤ヤクザ 組織・隼勇会組⻑…⽩⻯・学園の校⻑…⽣瀬勝久・⾼⽊組の組⻑…⾼⽊ブー・阿岐本組馴染みのガラス⼯務店・⻄潟役…佐藤蛾次郎『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが監督監督は、「99.9 –刑事専門弁護士-」シリーズや「民王」などの人気ドラマ、そして『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが務める。原作者の今野が「主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていた」という『任俠学園』をどのように繰り広げるのか。観る機会が減った“ヤクザ”映画を、笑いあり涙ありの温かくコミカルな人間ドラマは、是非スクリーンで。東京スカパラダイスオーケストラが主題歌書き下ろし映画『任俠学園』のため、東京スカパラダイスオーケストラが新曲「ツギハギカラフル」を書き下ろし。主題歌として作品に彩りを添える。なお、東京スカパラダイスオーケストラにとってコメディー映画への書き下ろしは、初めての試みとなる。またそんな東京スカパラダイスオーケストラと、本作で阿岐本組の組長を演じる西田敏行が奇跡のコラボレーションを実現。メンバーの演奏に合わせて、西田が情熱的に歌い上げる楽曲「また逢う日まで」は、劇中の挿入歌として使用される。【詳細】任俠学園公開日:2019年9月27日(金)出演者:西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、桜井日奈子 ほか原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)脚本:酒井雅秋監督:木村ひさし企画・制作プロダクション:ROBOT幹事・配給:エイベックス・ピクチャーズ製作:映画「任俠学園」製作委員会
2019年01月28日リリー・フランキーが主演を務め、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介ら豪華俳優陣で三島由紀夫の異色SF小説を映画化する『美しい星』。本作の劇中曲として、『千年女優』『パプリカ』や「ベルセルク」シリーズの音楽で知られるアーティスト・平沢進の名曲「金星」が提供されていることが判明。橋本さんが惹かれるミュージシャン役の注目俳優・若葉竜也とデュオの相方役の樋井明日香が歌声を披露していることが分かった。大杉重一郎(リリー・フランキー)は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係(妻・息子・娘)、悪くないはずの人生。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤!?「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」。重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。そして、息子の一雄(亀梨和也)が水星人、娘の暁子(橋本愛)が金星人として次々目覚める。それぞれの母星から使命を受け取った家族は、それぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれ、傷ついていくーー。三島文学の中でも異色のSF小説を現代設定に大胆脚色し、『紙の月』『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督がメガホンをとった本作。自分たちは宇宙人であると覚醒した平凡な家族が、「美しい星・地球」を救う使命があると信じ、それぞれに奮闘しはじめる物語。今回、その独創的世界を紡ぐ劇中曲が平沢進の「金星」に決定。平沢さんは80年代を席巻したテクノポップバンド「P-MODEL」にて活動後、2000年以降は『千年女優』(’02)『パプリカ』(’06)といった今敏監督のアニメーション作品や「ベルセルク」シリーズ、ゲーム音楽などで独自の音楽世界を提供し、熱狂的なファンを獲得。近年では「P-MODEL」がアニメ「けいおん!」の元ネタでは?という話題がネットを賑わせている。撮影中、主演のリリーさんは「リアルタイムで聴いていた」と話しており、吉田監督もまた「ぼくのものの考え方の半分くらいを作った人」と尊敬してやまないアーティストだ。そんな平沢さんの「金星」は、1989年のソロ転向時に発表した曲。その繊細でイマジナブルな歌詞と異国情緒あふれるメロディーは、劇中で大杉家の長女・暁子(橋本さん)がストリート・ミュージシャンの竹宮薫(若葉さん)に出会い、一瞬で彼に激しく惹かれるという設定に劇的な説得力を与えている。「金星」は竹宮とその相方・イズミ(樋井さん)のデュオの持ち歌という設定になっており、2人は美しい歌声と演奏を披露している。<以下、コメント>■平沢進自分が演奏し、歌った楽曲がスクリーンから流れてくるのを聞くのは慣れていますが、今回のような経験は初めてです。奇妙で得体の知れない現実感を味わいました。まるで知らない国で迷子になり、自分の庭に埋めたはずの種が知らない民家の窓辺で花咲いているのを目撃したような感じです。■吉田大八(脚本・監督)平沢進さんは、僕が高校生のころからずっと聴いてきて、ものすごく影響を受けたミュージシャンです。だから金星人の暁子が竹宮と出会うきっかけを歌と決めた瞬間、その歌は平沢さんの名曲「金星」以外にありえない!と興奮しました。大好きな曲がズバリのタイトルなんだから、それは当然そうなりますよね(笑)。そして歌詞まで勝手にシナリオに書き込んで、なんとかお許しが出るように祈ってました。ホントにそういうミーハーな理由です。(談)■橋本愛(大杉暁子役)最初にシナリオを読ませていただいた時に「金星」は監督がオリジナルで書いた曲だと思って、よくこんな絶妙な歌詞を書けるなあと思っていたら既存の楽曲で、それから平沢さんのオリジナルを聴いて、すごくはまりました。映画の冒頭でライブを観に行くシーンで、若葉さんが「金星」を歌っていて、好きな歌を生で聴けて、やっぱり音楽っていいなあって思ったのが印象に残っています。■若葉竜也(竹宮薫役)平沢進さんの「金星」という名曲を歌うというのは、相当なプレッシャーでした。平沢さんの唄う金星を何度も何度も聴き込んで、歌詞とメロディーはもちろん、ブレスのタイミング、歌詞の強弱も頭に叩き込んだ上で、竹宮として平然と、そしてサラッと歌いきりました。吉田大八監督からのチクチクとさりげないプレッシャーを感じながら、必死に食らいついた『美しい星』です。『美しい星』は5月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月28日野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭 2016」が、10月8日(土)に山梨県北杜市白州・尾白の森名水公園「べるが」で開催されます。今年のテーマは「ゆめうつつ」。短編や長編、邦画や洋画とさまざまな映画が上映されます。満天の星の下、自然に囲まれてどっぷりと映画の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。秋の夜長にぴったりのイベントですよ。追加の入場チケットもあとわずか。興味がある方は早めにチェックしてみてください。夜空と交差する森の映画祭とは?「夜空と交差する森の映画祭」は森や川、岩場などに設営された特設スクリーンで長編映画やショートフィルムを楽しむ、日本初の野外映画フェスです。2014年秋に埼玉県フォレストサンズ長瀞にて「夜空と交差する森の映画祭 2014」が初開催され、テレビやラジオ、雑誌などさまざまなメディアの注目を集めました。コンセプトは「”映画鑑賞”から”映画体験”へ」。新たな作品や人との出会い、ステージ間を移動する楽しみなど、野外フェスの醍醐味がぎゅっと詰まった今までにない映画イベントです。今年のテーマは「ゆめうつつ」!幻想的な4つのステージが登場今年のテーマは「ゆめうつつ」です。映画を流すだけではなく、映画がそこで生きているようなストーリーを会場内やステージに行く途中に散りばめ、夢(物語)と現実が入り交じる世界を表現。光や音を利用して、昨年以上にパワーアップした内容を楽しめます。メインステージは長編映画の上映や企画を行う「ゆめのうまれる場所」。メインステージのほかにも、"女性が休日に湯船に浸かりながらうとうとしてみた夢"がテーマの「お風呂のすいへいせん」や、「ぼくの押し入れ」、「みしらぬ駅」などコンセプトを設けた3つのサブステージも登場する予定です。各ステージはもちろん、その間をつなぐ通路を含めて、まるで夢の中にいるような幻想的な空間が広がります。今年は、全57作品が上映!注目の作品は?3年目となる今回は、短編作品と長編作品、合わせて全57作品がラインナップ。長編作品は少女の初恋の物語を独特の色彩美や作り込まれた映像で描く「アメリ」、宮崎あおいと高良健吾のダブル主演の作品「ソラニン」、筒井康隆原作・今敏監督のアニメ作品「パプリカ」、さらに人気急上昇中の「宅録女子」ラブリーサマーちゃんが音楽を提供し、スズキケンタが監督・脚本を務める「TOKYO INTERNET LOVE」の4作品です。3つのサブステージでは、ドラマ「お姉ちゃんは鯨」やコメディー作品の「鈴木ファイターズ」、短編アニメーションの「I CAN SEE YOU」など幅広いジャンルの短編作品が全53本も楽しめます。飲食ブースやワークショップも登場!当日のお楽しみは映画だけにとどまりません。飲食ブースにはタイ料理やタコス、カレーなど8店舗が登場します。飲食しながら映画を楽しめるのも魅力的です。さらにキャンドルやハンモックが作れる6つワークショップも企画されています。そのほかトークイベントも開催されます。秋の夜をのんびり心から満喫できるコンテンツが目白押しです。イベント詳細名称:夜空と交差する森の映画祭2016 / FOREST MOVIE FESTIVAL会場:山梨県北杜市 白州・尾白の森名水公園「べるが」住所:山梨県北杜市白州町白須8056アクセス:JR小淵沢駅からシャトルバスで約20分開催日:2016年10月8日(土)開催時間:10月8日(土)オープン15:00、上映開始18:3010月9日(日)上映終了5:00、完全閉場10:00※9日朝までのオールナイト開催入場券(追加発売):8,800円※小学生以下は無料。※入場券1枚につき1名まで入場可。※当日券の販売はなし。※エントランスにてリストバンドを装着、再入場時は腕のリストバンドを提示。(リストバンドを紛失したり破損した場合、再発行は不可)。公式サイト:
2016年09月28日オールナイト開催の野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭2016」にて、先日発表された『アメリ』に引き続き、宮崎あおい×高良健吾主演で大ヒットした『ソラニン』、「時をかける少女」の原作者・筒井康隆の小説をアニメ化した故・今敏監督の名作『パプリカ』の上映が明らかになった。長編映画やインディペンデントの短編映画など、個性豊かな作品をオールナイトで楽しめる新たな野外映画フェスとして注目を集める「夜空と交差する森の映画祭2016」。夢(物語)と現実が入り混じる“ゆめうつつ”な世界をテーマにする今回、新たに発表になった第2弾ラインナップでは、メインステージにて上映される長編作品に『アメリ』に引き続く2作品が決定。まず、浅野いにおの人気漫画を『くちびるに歌を』の三木孝浩監督が映画化した『ソラニン』(’10)は、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」による主題歌の作詞を浅野氏が担当し、漫画作品中にも登場したことで話題。宮崎さんと高良さんのW主演で贈る本作は、夢を求め、夢を追う彼らの姿が一味違う“ゆめうつつ”となるはず。2作目は、『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今監督が手がけた『パプリカ』(’06)。主人公であるパプリカ/千葉敦子の声を演じるのは、林原めぐみ。本年のテーマである“ゆめうつつ”がまさに表現された、夢と現実の世界を行き交い、交差する作品となっている。さらに、女子高生時代に「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」審査員特別賞を受賞した松本花奈監督の『僕もあの子も』、カリスマモデルのアリスムカイデが出演する千葉雛子監督の『H◎LE』など、新進気鋭の監督含むインディーズ短編映画17作品の上映も決定。また、「森の映画祭」のYouTubeチャンネルでは、3代目広報レポーターの黒川千咲季が登場する「映ガールch Vol.1」が公開中。開催地である山梨県北杜市「べるが」にて撮影を行った現地レポートで、昨年の映像も織り込みながら各ステージの世界観を紹介している。「夜空と交差する森の映画祭2016」は、山梨県北杜市白州・尾白の森名水公園「べるが」にて10月8日(土)オールナイト開催。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日日本のTVアニメ視聴者の間で、「お布施」という言葉が使われることがある。自分たちの愛好する作品を支持する意味をこめて、映像ソフト(Blu-ray、DVD)などの関連商品を買うことを指している。言ってしまえば単なる「ファンの買い物」だが、それを「お布施」と呼ぶのは、その金額によるところが大きいだろう。1クール(3カ月)ごとに40~50本ものアニメが入れ替わり「無料」で地上波放映されている一方で、ひとつの作品を支持しようとした時の金額は高くなりがちなので、それが購買行動を「お布施」と呼ばせる所以となっている。例を挙げると、近年Blu-rayでのリリースが主流で、多くの特典が付属する映像ソフトは1本およそ6,000~9,000円、放映期間によるが平均して1作品あたり全5~10本。1作品分コンプリートするとなると、「お布施」は映像ソフトだけで10万円に迫ることもある。このほかにもグッズやCD、イベントなど、すべて追いかけようと思うと大変な出費になっていくし、制作会社側の「取り分」を気にして、「円盤(映像ソフトを指すネット用語)を買うだけで良いのか」と購買行動に悩むファンすらもいる。それくらい、「好きな作品の作り手」の取り分に意識的だ。そんな状況を受けてか、アニメ専門のクラウドファンディングプラットフォーム「OFSEA.IO」の立ち上げが発表された。このプラットフォームの立ち上げ人はアニメ業界関係者ではなく、2015年に設立されたばかりのベンチャー企業の代表で、職務経歴で言えばエンジニアだ。なぜまったく異なるフィールドから、Webサービス立ち上げを決意したのだろうか。本誌では、「OFSEA.IO」運営元のeurie代表・池内孝啓氏にインタビューを実施。まだティザーサイト公開段階のため話せることは少ないとしながらも、立ち上げの目的を語っていただいた。――さっそくですが、「OFSEA.IO」立ち上げの理由を教えてください。日本のアニメファンが持つクリエイターへの投げ銭に対する前向きなカルチャーと、クラウドファンディングの仕組みは相性が良いと思っていまして、少額からアニメ作品への支援ができるような仕組みを作りたいと考えたからです。――サービス名の由来は、やはりアニメへの「お布施」というネットスラングから取られているのでしょうか?はい。仰るとおりです。読みは「オフセア」で、アニメファンが使う言葉としての「お布施」から取っています。とはいえ、「お布施」という言葉が先行すると、コアなアニメファン以外には誤解を生んでしまう懸念もありましたので、Webサービスらしい字面にしました。「.IO」は近年よくWebサイトで使われるドメインで、「IN/OUT」にかけています。また、これは後付けに近いんですが、「OFSEA」を分解すると「OF SEA」になり、イルカの祖先からとった社名「eurie」とのイメージの近似も意識しました。――「お布施」というネットスラングは、TVアニメの作り手への資金還元の意志を示すものだと思うのですが、このプラットフォームでは、TVアニメの作り手が関係するプロジェクトは進行予定でしょうか?深夜アニメ、ファンが「円盤」の購買について考えているような作品のプロジェクトを公開すべく、現在アニメーション制作に関わる企業にアプローチしているところです。深夜帯に放送されているアニメは、作品のみならず制作会社自体にファンがついていることも多くありますし、コアなファンがいればいるほど、このサービスを利用してくださるのではと考えています。――ご自身の好きなアニメやクリエイターについて教えてください。うーん……たくさんありすぎて困ってしまいます(笑) そうですね、今敏監督の『パプリカ』を劇場で見た時、大きな衝撃を受けました。『イブの時間』『逆さまのパテマ』を手がけた吉浦康裕監督の作品も素敵だと思います。――同プラットフォームのターゲットにされている、深夜帯のTVアニメで好きな作品は?最近のものでは、P.A.WORKSの「SHIROBAKO」を興味深く拝見しました。「お布施」の行き先であるアニメ制作現場を舞台にした作品ですし、放映終了後もイベントを開催するなど、今も多くのファンを抱えている作品だと思います。同社が手がけること自体へのファンの期待度も高いですよね。このほか、京都アニメーションの「響け! ユーフォニアム」も好きです。――今名前の挙がったような制作会社にもアプローチをかけているのでしょうか?具体的な企業名はまだ出せる段階にないのですが、今現在活躍している会社にご協力いただけるよう動いているところです。――アプローチ先の関係企業の反応はどうでしたか?まず、クラウドファンディング自体の認知があって、どういった仕組みでプロジェクトを動かしていくのかが通じる下地があるのは助かりました。率直な反応としては、「上手く行くならやってみたい」「本当に人が(プラットフォームに)来るの?」というような声をいただきました。プロジェクト掲載の可否は、アプローチ先の約半数から前向きにご検討いただいている、というような状況です。クラウドファンディングでファンから支援を集めるということ自体が特別なことではなくなるように、これからもアプローチを続けて行きたいです。――プロジェクトの立ち上げから提案しているとのことですが、これまでもそういった企画職などを経験されてきたのでしょうか?いいえ。データ分析を行う企業「アルベルト(ALBERT)」でサービス開発からマネジメントまで経験させていただいた後、2015年に独立して起業しました。アニメ業界の関係者ではないのですが、いちファン、いちIT技術者という立場だからこそ行動を起こせることがあると思っています。――では、ゼロからアニメ業界にアプローチされているのですね。会社内プロジェクトなどではなく、独立したきっかけは何だったのでしょう?昔からテレビアニメや劇場アニメをよく見ているのですが、素晴らしい作品にであって感動したとしても、その気持ちや体験を作り手に還元できる場がほとんどないことに、1ファンとして歯がゆさを感じていたのが根底にあります。もちろん、アニメ作品に還元する手段として、すでに「『円盤』を購入する」、「映画館に足を運ぶ」などの方法はあります。しかし、製作前、また制作段階など、これらの手段に到達する前であっても、何か作り手に手渡す方法があれば、ファンとしても嬉しいし、それがクリエーターへの応援に繋がれば、よい循環を生むのではないでしょうか。日本のアニメという文化の継続発展という意味でも、現状よりもより多くのお金をスムーズに流していく仕組みづくりは必要だと考えています。起業に関しては、前職の起業マインドを大切にする社風に感化されたのは大きいですね。同社は昨年上場し、人数も在籍当初の20人から100人にまで増えるなど、会社の成長を見届けられたことも手伝って、独立を決めました。――話が戻るのですが、プロジェクトの公開ペースはどれくらいになりそうですか?アニメ制作にまつわるプロジェクトを想定しているので、いわゆるTV放送の「クール」に沿って動いていくと思います。とはいえ、作品の放映に対する支援だけをプロジェクト化するのではなく、イベントなどを含め、作品を継続的に支援できるような場にしていきたいです。過去の人気作のプロジェクトも今後進行できればと思います。――プロジェクトに対してユーザーが行う支援額はおよそどれくらいになりそうですか?各プロジェクトのオーナーの意向によるので定額にはならない想定なのですが、1,500円~数千円まで、目安として「円盤」(Blu-rayディスク)よりもやや安いくらいのほうが、支援者も抵抗なく参加できるのではと考えています。逆に、より付加価値の高い数万円~のプランを用意していただいてもよいかと想定しています。――クラウドファンディングは近年国内でも浸透してきており、大手企業が運営する日本発のプラットフォームも複数出てきています。ある程度市場が成熟してきた中で、あえて「アニメ」というピンポイントのジャンルを狙った新規プラットフォームを立ち上げた狙いは?確かに国内にもさまざまなプラットフォームがすでにあり、それぞれの「色」をお持ちです。しかし、海外から始まったクラウドファンディングのムーブメントのイメージからか、スマートウォッチなど「かっこいいモノ」への支援プロジェクトが主流だと感じています。こういった「場」では深夜アニメの支援プロジェクトが多く立ち上がるのは難しいでしょうし、先行事例に準ずるとすれば、ガジェットのような精密機器を輸送するケースを想定しないといけないので、ローンチまでに物流コストへの対策をより突き詰めていかなくてはなりません。アニメというジャンルに特化するデメリットとしては、プロジェクトの数が(他のプラットフォームと比べて)どうしても少なくなるところでしょうか。しかしながら、間口を狭めたからこそ求められる独自の機能があると思っているので、そういった方向に向かって進んでいきたいです。一例としては、制作した作品を OFSEA.IO で支援者向けに配信できる機能追加を今後搭載できないか、試行錯誤しているところです。――最後に、同プラットフォームに注目している読者へ、一言お願いいたします。アニメを観て得た感動を作り手に還元する方法は、現状、「『円盤』を買う」など限定的な方法しかないと思っています。ですが、ソフト化は放映半ば~放映後に行われるので、作品を「作っている」放映前の段階、そして放映中の作品への気持ちのやり場は整備されていません。ティザーサイト公開後、メールで「こういうのを待ってました」というコメントをいただき、大変励みになっています。ティザーサイトでも公開していますが、今年の早春からサービスを公開できればと考えています。ファンの皆さんにはこの歯がゆさを解消する「円盤」とは別の仕組みとして利用していただけたらと思います。良い作品が生まれ、良い作品を楽しめる循環を生む手助けをしていきたいです。
2016年01月25日リコーイメージングスクエア新宿にて2016年1月6日~18日、中西敏貴氏の写真展「ORDINARY」が開催される。同氏は2012年に北海道美瑛町に移住した風景写真家。「ORDINARY」では、北海道美瑛町の丘の風景を既成概念にとらわれず大胆かつ繊細に表現した作品を展示。アワガミ和紙にプリントしたカラー作品約50点で構成される。また、2016年1月初旬には風景写真出版より写真集「ORDINARY」が発売される予定だ。リコーイメージングスクエア新宿の場所は、東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1階)。同写真展の入場は無料となっている。
2015年11月18日3月4日(日)、昨年3月に発生した東日本大震災の影響がいまなお色濃く残る福島県いわき市にて、復興支援イベントとして親子愛を綴ったアニメーション映画『ももへの手紙』の特別上映が行われ、声優を務めた美山加恋と優香、沖浦啓之監督が舞台挨拶に登壇した。今敏監督の『パプリカ』や押井守監督の『イノセンス』など、これまでアニメーターとして多くの巨匠たちと共に優れたアニメ作品を手がけてきた沖浦監督が、7年の歳月をかけて完成させた本作。自然豊かで人情あふれる瀬戸内の小さな島を舞台に、主人公・もも(美山さん)が亡き父の遺した書きかけの手紙を見つけ、可愛い妖怪たちとの不思議な日々を通して家族の愛と絆の大切さに気づいていく姿を描く。この日大勢の親子連れが集まったが、優香さんは元気な子供たちの姿に「たくさんのお子さんにご来場いただけて嬉しいです」と満面の笑み。沖浦監督は、「ざっと見たところ、寝ている人もいないようでひと安心です(笑)」と挨拶し、会場を笑いで包んだ。美山さんと言えば、大ヒットドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」(’04)で草なぎ剛(SMAP)の娘役での好演で注目を浴び、天才子役の称号を欲しいままにしたひとり。現在15歳、撮影中には劇中のももと同様に、美山さんもお母さんと喧嘩してしまったそうで「ももと同じだと思いながら演じていました。最後はきちんと気持ちを伝えて仲直りしたんですけど、この作品を通して気持ちを伝えることの大切さを学びました」。アフレコでの演技については「実際に演技するのとは違って、間の取り方が難しかったです」とふり返った。本作で初めて母親役に挑戦した優香さんは「最初はすごく不安でした。小さい頃の母親って完璧で魔法使いみたいな人だと思っていたんですけど、子供の前では弱さを見せない、強い女性なんだということを感じました。近すぎる存在だからこそ言えないことやすれ違っちゃうこともありますが、気持ちを伝えないと上手くいかないときもあるんだなと教えてもらった気がします」と自身の母親への思いを重ねて演じた様子。さらに、こちらのイベントに先立ち、テレビユー福島主催で「絆あなたへの便り」なる投稿企画が行われ“一番伝えたい方へのメッセージ”が寄せられたが、その中から『ももへの手紙』賞に選ばれた方への花束の授与式も行われた。受賞メッセージが読み上げられると、優香さんは「気持ちがすごく伝わってきました。今日、お会いして元気な姿を拝見でき、本当に良かったです」と、震災から1年経たいまもなお故郷を離れて暮らさざるを得ない人々の現状を鑑み、痛切な表情を浮かべた。最後に、美山さんと優香さんは本作について「元気、感動、癒しをスーッと心に伝えてくれる作品だと思うので、それがみなさんにも伝わればいいなと思います」(美山さん)、「ひとりじゃないんだ、ということを実感できる作品です」(優香さん)とアピール。沖浦監督は「久しぶりに福島や故郷に帰ってきた人もいると聞きました。この作品を観て、喜んでもらえたらいいなと思います」と挨拶し、福島の1日も早い復興を願いエールを送った。映画『ももへの手紙』は、4月21日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:ももへの手紙 2012年4月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011『ももへの手紙』製作委員会■関連記事:原由子が5年ぶり映画主題歌桑田佳祐もコーラスで参戦!
2012年03月05日『ROCK MUSICAL BLEACH』の日番谷冬獅郎役も記憶に新しい木戸邑弥と、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で今秋ジュリエット役を務め話題を呼んだ昆夏美。このフレッシュな若手俳優が主演する舞台『有毒少年』の公開稽古が、11月15日(火)の初日に先駆け、東京・CBGKシブゲキ!!にて14日行われた。本作は元惑星ピスタチオで関西を拠点とする演劇ユニット、ピースピットの末満健一が2003年に上演した自身の代表作。今年初め、故・今敏監督のアニメ映画『千年女優』の舞台版再演も好評を博した末満が、東京の俳優と組んで自らの自信作を放つ。『有毒少年』のチケット情報はこちら舞台はティム・バートン監督の世界を彷彿とさせるような直球のファンタジー。汚染された世界で唯一人間の住める街・ヘブンズパレスでは、15年前、人の“名前”が失われ、皆が異形のものと化した。その街の地下水路に長年住み、有毒な環境でしか生きられない有毒少年(木戸)が怪盗・蝙蝠(姜暢雄)の導きで地上へと出る。様々な異形の人との出会いを経て、彼は無菌室で育てられた噂の無毒少女(昆)に、また無毒少女も有毒少年の存在を知り会いたいと願う。交わることのない孤独なふたりの出会いが、やがてこの街の隠された秘密を暴くこととなり……。末満の詩的なセリフと和田俊輔のオリジナル楽曲、多彩な照明がバランス良くマッチして、ドラマチックな世界観の中にも登場人物の心にある光と影を映し出している。また幻想的な物語ながらも、時間や物語の経過を極力人間の肉体を使って見せるのも何とも末満らしい。ダンスシーンやミュージカル風のシーンもあり、キャストは皆、大忙しなのだが、物語の核となる主演ふたりもイノセントな魅力を垣間見せた。孤独な状況下で生きてきた有毒少年役の木戸は、地上に出て人に会えることの喜びを素直に表現。また毒を持つが故に、仲良くなった人を危めてしまう切なさを体現した。一方、昆は閉じ込められて育った環境から生じる外部への衝動をまっすぐに演じ、魔女役のシルビア・グラブとのシーンでも自身の歌唱力をしっかりと見せつけた。キャストは小劇場界で活躍する俳優から主演の昆やシルビア・グラブといったミュージカル界の面々まで、バラエティに富んだ布陣も見どころ。それぞれのキャラクターに見合った怪しい役を演じているのも面白い。東京公演は11月26日(土)まで同劇場、大阪公演は11月29日(火)・30日(水)まで梅田芸術劇場シアター ドラマシティにて上演される。チケットはいずれも発売中。
2011年11月15日演劇ユニット“ピースピット”を2002年に旗揚げし、関西を拠点に活動を続ける元惑星ピスタチオの俳優・末満健一。緻密に構築されたダークファンタジーを得意とし、その劇世界は映画界の鬼才ティム・バートンにも例えられる。今敏監督の同名アニメ映画『千年女優』の舞台化(2009年初演)でも注目を集めた。その末満の自他共に認める代表作で、2003年、2010年にピースピットで上演された『有毒少年』が、木戸邑弥(ミュージカル「テニスの王子様」「ROCK MUSICAL BLEACH」)&昆夏美(現在上演中のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でジュリエット役に抜擢)というフレッシュな主役コンビを得て、満を持して東京に初上陸する。東京公演は11月15日(火)から11月26日(土)まで、今夏渋谷に新しくオープンしたCBGKシブゲキ!!での上演となる。『有毒少年』チケット情報9月某日、都内で行われた、作品の本格始動となるポスター撮影現場に潜入した。スタジオに入ると、ドライフラワーの花畑が一面に広がっていた。生気のない花の群集は、美しくもどこか恐ろしい。人工雪が絶え間なく降り積もる中、クールなメイクと真っ白な衣装に身を包んだ2人がそのセットに立つ。周りの景色とは対照的な、若いピュアネスが際立つようだ。ほぼ初対面という2人だが、顔がギリギリまで近づくキス寸前のショットも撮影された。なお役どころはそれぞれ、毒性環境でしか生きられない“有毒少年”と、生まれたときから無菌室に閉じ込められた“無毒少女”。「ずっと一人で生活してきた孤独な青年が、何かを静かに考えている途中というようなイメージを持ちながら撮影していました。今回は役作りにおいて正解がいくつもあるというか、僕自身が“有毒少年”を作っていけるのが楽しみですね」(木戸)、「“無毒少女”は何も色のついていない透明なイメージ。意図的にやろうとするのではなく、台本を読んで生まれた感情のまま素直に演じることが、そういう透明な女の子につながるのかなと思っています」(昆)と、現在の胸の内を聞かせてくれた。東京ではこの『有毒少年』がオリジナル作品の初お披露目となる末満。「自分の中にある要素を全部盛り込んだ集大成的作品なので、名刺代わりとしても一番適した公演」と自信をのぞかせる。「“毒”はいろんなものにかかっていますが、“孤独”もそのひとつ。孤独はマイナスなものとしてとらえられているけど、孤独があるから人は惹かれ合う。孤独であることをいかに受容していくかを描けたら」と語る。若い息吹がもたらされ、切なさと儚さをより増した“決定版”誕生の予感。11月、未知のダークファンタジーへの扉が開く。東京公演の後、11月29日(火)から11月30日(水)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演される。チケットは10月8日(土)より発売。東京公演はチケットぴあにて先行受付中。取材・文:武田吏都
2011年09月20日全米で10週連続で興行ランキングTOP10入りし、そのうち2週で首位を記録した『ヒックとドラゴン』。ドリームワークス作品でありつつ「ドリームワークスらしからぬ」との言葉でもって評される本作だが、それもそのはず?監督を務めたのは“あの”宇宙生物を世界的な人気者へと育て上げた『リロ&スティッチ』のディーン・デュボアとクリス・サンダースのコンビ。最新作で生み出したドラゴンのトゥースはこの夏、新たな人気キャラクターの誕生を予感させるが、彼らはこの物語、キャラクターたちをいかに作り上げたのか?2人に話を聞いた。気弱なバイキングの少年と傷ついたドラゴン。敵対する種族の彼らが少しずつ、距離を縮め、友情を育んでいく姿を描いた本作。そのドラゴンのトゥースだが、全身真っ黒で、こう言ってはなんだが、一見、そこまで観る者を惹きつけるような姿かたちではないような…。ところが、映画に中で動いている姿を見ると、これが本当にかわいいのだ。この不思議な魅力の秘密は?クリス:原作に出てくるトゥースっていうのは実は、すごく小さいんです。でも、映画ではトゥースはバイキングたちが恐れる存在であり、ヒックを乗せて飛ぶので、ある程度の大きさや、早く飛びそうなスタイルが必要でした。非常にすっきりしたデザインになったわけですが、そこに犬や猫のような“哺乳類”的な親しみを取り入れるようにしたんです。最初は非常に恐ろしい生物なんですが、徐々にペットのような愛くるしさが出てくる。それを表現したかったんです。トゥースをよく見てもらうと、耳のようなものが見えます。まあ、実際には耳ではないんですが(笑)、これを持っているのは今回登場する数あるドラゴンの中でトゥースだけ。実はこの部分が、嬉しいときは立って、何か疑っているようなときは垂れている、といった具合に感情を表すシグナルになっているんです。ディーン:トゥースの姿かたちに関しては、ブラックパンサーの写真を基に作ったりもしたんだけど、“哺乳類的”という部分に関しては瞳の表現もそうだね。攻撃的なとき、恐れているとき、リラックスしているときで瞳の細さや丸っこさが変わっていく。そういう風に親しみを持たせることは意識したんだ。2人でひとつの映画作品を生み出すというのは、どういう作業なのだろうか?例えば日本でも、漫画家の藤子不二雄など長年、コンビで活躍してきたクリエイターは存在するが…。クリス:僕らが最初に出会ったのは、『ムーラン』という映画。以来、ずっと一緒にやってきましたが、テイストも、子供時代に好きだったものは似ていて、そのままずっと子供時代を引きずっていまも同じものが好きだったりする(笑)。一緒に映画を作って、違うのはただアプローチ。例えばこの映画で、ディーンが描いたシーンは夜中にヒックの父親が、ヒックのワークショップを訪ねて来るところ。ヒックの方は、ドラゴンを飼ってるのがバレて怒っているのかと思ったら、お父さんの用件は全く別のことで、という誤解があるわけなんですが、僕はああいう描き方はできない。あれはディーンならではの非常にフレッシュな描き方だと思うんですけど、そういう違いがあるから面白い。互いに同じシーンを描いて、後で描いたものを交換して読むんですけども、その瞬間は非常に楽しい。お互いを尊重し、尊敬しているから私は、彼が「ここはこうした方がいいんじゃないか?」って言うのによく耳を傾けますし、互いに正直であり、常に新鮮なものを求めているっていうすごくいい関係だと思います。2人とも、最終的に求めているのは、エキサイティングで新鮮なものなんです。ディーン:1つのアイディアを2つのちょっと違う意見が支えていることで、すごく強くなります。2人ともストーリーがまず第一にあって、何か同意できない部分があるときは、どれだけそれに対して情熱を持っているか、ということでどちらを取るか決めます。「僕は赤がいい」、「僕はブルーがいい」って言ったとして、「じゃあどのぐらいブルーにしたいの?」と。「まあ別にいいかな…」、「じゃあ赤にしよう」とかそういう感じで決めてるんです。日本のアニメーションの影響がささやかれる本作だが、それについて尋ねると2人は「宮崎駿は僕らのヒーローなんだ」。さらに「『東京ゴッドファーザーズ』の今敏も好きな監督だよ」とも。日本通によるこれまでにないドリームワークス作品をじっくりと堪能してほしい。特集「『ヒックとドラゴン』宣伝体験記」■関連作品:ヒックとドラゴン 2010年8月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:『ヒックとドラゴン』親子試写で学生たちが奮闘!英語を絡めたイベントで大盛況デートしたい芸人No.1、オードリーの爆笑映像到着!2人が明かす理想のデートは?春日、子供にビビられるも「春日のパワーに圧倒されたのでしょう」と強気『ヒックとドラゴン』に宮崎アニメの影響大!言葉を交わさずに友情が…特別映像公開ベッキー♪#が海上でライヴ!「1時間が限界」の船酔いも、恋人の船なら大丈夫?
2010年08月08日