俳優の竹野内豊、仲野太賀、北大路欣也、女優の長澤まさみが出演する、アサヒビール「アサヒ ザ・リッチ」の新CM「Welcome編」が18日より放送されている。新CMは、前回から引き続き出演する竹野内、長澤、北大路の「ザ・リッチ」メンバーに新たに仲間入りした仲野が「そんなにウマいんですか?」と問いかけるところからスタートする。長澤が「もしかして、初めて?」と聞くと、「知ってはいたんですけど……他にもいろいろあるじゃないっすか」とストレートに返答する仲野。北大路の「まあ、初めての一杯、行きましょう!」の一声でビールを一口飲むと、そのおいしさに「これ、まじか!」と驚いた様子を見せる。それに対し、竹野内が得意げに「ようこそ」と一言をかけ、最後は 「Welcome to THE RICH 」というテロップとビールを飲む4人のカットでCMは締めくくられる。今回のCM撮影は、4人で夏の思い出やビールについて語り合うなど、和やかな雰囲気で進行。また、同じ演技の流れを何回か繰り返し別の角度から撮影する時間もあったのだが、ビールをおいしそうに飲む表情や、ビールを飲んだ後のリアクションを何度でもナチュラルにこなす4人に、制作スタッフも感心していた。
2021年06月22日菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音ら出演「コントが始まる」の7話が5月29日オンエア。神木さん演じる瞬太の元プロゲーマーらしい“サプライズ”と“不意打ちキス”、菅田さん演じる春斗の涙に多くの視聴者から反応が寄せられている。高校時代にお笑いコンビ「マクベス」を結成した高岩春斗に菅田さん。一流企業を辞めファミレスでバイトするマクベスヲタクの中浜里穂子に有村さん。春斗に誘われマクベスとなった美濃輪潤平に仲野さん。春斗と潤平の同級生でプロゲーマーからお笑いに転身した朝吹瞬太に神木さん。瞬太行きつけのスナックで働く里穂子の妹、中浜つむぎに古川さん。潤平と10年間付き合ってきた奈津美に芳根京子。また中村倫也、鈴木浩介、小野莉奈、米倉れいあ(821)らも出演する本作。春斗と潤平が高校時代に結成し、その後瞬太も合流したマクベスだが、10年を経て解散が決まる。一方マクベスの熱狂的なヲタクになった里穂子は、妹のつむぎが瞬太と知り合いだったことでマクベスの3人と親しくなっていくが、マクベスの解散を機に里穂子とつむぎも新たな人生を歩みだすことに…というのがこれまでの展開。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。引っ越し先の家具を選ぶため瞬太と共にインテリアショップに訪れたつむぎは、ソファの色について相談する。自分で決めればいいと答える瞬太につむぎは「私のこと妹みたいに思ってるんじゃないの?」と問いかける。「そうだよ」と返す瞬太に「ならお兄ちゃんの意見聞くのがそんなに重たいこと?」と怒りをみせ、その場を立ち去ってしまう…。良枝、うららから“つむぎが瞬太のことを好きだ”と指摘された瞬太は、2人で行ったゲームセンターでプレイしたぷよぷよに“メッセージ”を記す…。ゲーム機に上位得点者がイニシャルを残せる仕組みを利用して“S O F A B L A C K”というメッセージを伝える瞬太。プロゲーマーならではの“サプライズ”に視聴者からは「アーケードゲームの表示でメッセージを伝えるって何か昭和っぽくていいなあ」「つぐみがゲーム画面を見るかはカケだし、適度にロマンティストで、適度に下手くそで佳き」「アーケードゲームの表示から何から何までこんな最高に粋なサプライズあるかね」と絶賛の声が上がる。それに対しつむぎは“キスガロクモシタワ”とメッセージを返信。その後つむぎと会った瞬太は「キスが6回もしたい」と書いてるのかと思ったと話し、「そんな女いやでしょ」と笑うつむぎにキスする…「キス来るかもってわかってながらもエッて声出た」「やばい!最高すぎた!!間違いなく令和一のキス!」など、瞬太の“不意打ちキス”にも多くの反応が。一方、マクベスが解散することになり、瞬太は自分の愛車を売りに出すことを決める。春斗、潤平とともに車を洗車しながら思い出話で盛り上がる3人。すると春斗はこの車にマクベスの歴史が全部詰まってる。“4人目のマクベス”だったと号泣する…。そんな春斗の想いに「車とさよならするとき 恋人と別れる以上に辛いときある」「車とお別れする時切ねーんだよな」「いざ手放すとなると思い出とか蘇ってくるよなぁ…」といった共感の声も続々と寄せられている。(笠緒)
2021年05月30日菅田将暉主演、神木隆之介、仲野太賀がお笑いトリオを演じる「コントが始まる」の6話が5月22日放送。仲野さん演じる潤平の“告白”と恋人・奈津美の“逆サプライズ”に視聴者から感動の声と、回をまたいだ伏線回収にも絶賛の声が送られている。本作は菅田さん演じる高岩春斗、神木さん演じる朝吹瞬太、仲野さん演じる美濃輪潤平。高校時代の友人同士である彼らが組んだお笑いトリオ「マクベス」をめぐる青春群像劇。共演には廃人のようになっていたところをマクベスに救われ、彼らの“オタク”となる中浜里穂子に有村架純。里穂子を心配し彼女と同居するが、1年半を経て引っ越しを決めた妹のつむぎに古川琴音。潤平と10年間付き合ってきた現在は大企業で広報を担当している奈津美に芳根京子といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。マクベスの解散が正式に決まり潤平は実家の酒屋を継ぐ決心をする。奈津美を笑わせるためお笑いを始めた潤平は、マクベスが解散したら、大企業で働いていて自分とは不釣り合いな奈津美との関係も終わらせるべきでは、と悩んでいた。そんななかつむぎは里穂子にマクベス解散ライブのチラシを渡す。チラシが折られていることに激怒する里穂子だが…というのが今回のストーリー。10年前、奈津美を砂浜に呼び出し友人たちの協力のもと告白する潤平。その際奈津美の名前にちなんで「723」のナンバープレートの写真を“72枚”プレゼント。「本当は723枚集めようと思ったんですが、72枚しか集まりませんでした」と叫ぶ潤平に「どう喜んでいいかわかりませんが、ありがとうございます」と、告白を受け入れる奈津美…。高校時代の潤平の告白シーンに「海辺で告るシーン、最高だった」「潤平いいよね~あれだけの人が告白に協力してくれるって」「告白にあの人数が協力してくれるなんて愛されてる証拠」などの感想が。その後里穂子の部屋で餃子パーティーが行われることに。マクベスの3人ももちろん招待されるが、バイト帰りの潤平が足を洗うため風呂場を借りると、浴槽に隠れていた奈津美がウエットスーツ姿で現れ「あなたが今日の海鮮餃子に入れたいのは北海道産のほたてですか?それとも広島産の牡蠣ですか?」と問いかける。潤平が奈津美の誕生日に行おうとしてできなかったことを“サプライズ返し”する奈津美と、それに協力する春斗、瞬太、里穂子、つむぎたちに視聴者からは「奈津美ちゃんの潤平へのサプライズ素敵だったな~」「風呂桶から現れた女神さまはほんとにサプライズでしびれた」「サプライズしてくれるところ、うおおおぉぉぉ!ってなった」といった感動の声がタイムラインにあふれる。また以前里穂子の部屋に上がる際潤平が足を洗ったシーンが、今回のサプライズへの伏線となっていたことにも「潤平の足が臭いから中浜家の風呂で洗うが前の話から伏線にしていてそれを今回の奈津美が風呂に隠れていて潤平が足を洗っているところにイヤリングの件を回収するって想像もつかない」「それにしても伏線回収の見事さには毎回唸るしかない。里穂子の部屋に来て足洗うのがあのサプライズにとか、回をこえて繋がると思ってなかったよ」など絶賛の声が送られている。(笠緒)
2021年05月23日「ジャニーズWEST」重岡大毅がゴールデン・プライム帯(GP帯)の連続ドラマに初主演、ヒロインに木村文乃、共演に仲野太賀、岸井ゆきのを迎え、7月期の金曜ドラマ枠にて「#家族募集します」を放送する。本作は、それぞれに悩みや秘密を抱えるシングルファーザー&マザーたちが、ひとつ屋根の下で子育てをしながら共に過ごし“家族”になっていく姿を描く、新時代のホームドラマ。主人公の赤城俊平(重岡大毅)は、ある事情で3か月前にシングルファーザーになったばかり。5歳のひとり息子の子育てに苦戦する中、偶然再会した幼馴染の小山内蒼介(仲野太賀)がお節介な思いつきでSNSに投稿した「#家族募集します」という突飛な募集に巻き込まれてしまう。蒼介は自身が働く古びたお好み焼き屋「にじや」を立て直すため、「にじや」の2階の空き物件で共同生活をして家賃収入を得ようと考えていたのだ。そんな募集に誰も乗るわけがないと呆れる俊平だったが、「#家族募集します」のSNS投稿をきっかけに、ちょっと堅物な小学校教師のシングルマザー・桃田礼(木村文乃)と、夢を追い続ける子持ちシンガーソングライター・横瀬めいく(岸井ゆきの)と出会い、大人4人+子ども3人でひとつ屋根の下で暮らすことに。性格も価値観もバラバラな7人がどのようにして“家族”になっていくのか。新しい“家族のカタチ”の物語が始まる。脚本は、ドラマ「山田太郎ものがたり」(07)や「カンナさーん!」(17)、「向かいのバズる家族」(19)などを手掛けた俳優としても知られるマギー。オリジナル脚本で、“家族とは何か”“家族といる時間の大切さ”をハートフルに描く。GP帯連ドラ初主演で父親役に初挑戦!重岡大毅重岡さんは「ジャニーズWEST」として活躍する一方で、「知らなくていいコト」「ごめんね青春!」『溺れるナイフ』をはじめ、さまざまなドラマや映画に出演。さわやかな好青年から“クズ”なキャラクターまで見事に体現する演技力が高く評価され、2019年には第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞で新人賞を受賞するなど、今後の活躍が期待される俳優として注目されている。そんな重岡さんが、GP帯連ドラ初主演となる今作で初の父親役に挑戦。演じる赤城俊平はある事情でシングルになったばかりで、小さな絵本出版社に勤務しながら、笑顔を絶やさず明るく子育てをすることに努めている。しかし、1人での子育ては思うようにいかないことばかり。それでも正義感の強さと子どもへの愛情の深さゆえに、辛さや心細さを1人で抱え込んでしまうという繊細な役どころだ。演技力に定評のある重岡さんは、初主演ドラマで、共同生活と子育てを通じ自らも成長していくシングルファーザー役で新境地を開拓する。本作のヒロインで、俊平たちと共に暮らすことになるシングルマザー・桃田礼を演じるのは木村文乃。シリアスからコメディ、時代劇まで多彩な役柄を演じ、途切れることなく話題作への出演が続く木村さん。「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」「七人の秘書」をはじめ数々の作品で主演も務めるなど、ドラマや映画で幅広い活躍を見せている木村さんのTBSドラマ出演は「99.9-刑事専門弁護士- SEASON ll」(2018年)以来、約3年ぶり。本作ではヒロインとして、子育て経験者なら誰もが共感する悩みや葛藤に直面する等身大のシングルマザーを演じる。性格も価値観も違う人々と共に暮らす中で、徐々に変容していく姿をどのように体現するのか、期待が高まる。そして、物語のはじまりとも言える「#家族募集します」という突飛な募集をSNSに投稿し、周囲を巻き込んでいく小山内蒼介を演じるのは仲野太賀。どんな作品の世界観にもすっと溶け込み、観る者の琴線に触れる類稀なる演技力で、数々のドラマや映画で唯一無二の存在感を放つ仲野さん。『すばらしき世界』『あの頃。』など、昨年から今年にかけて9本もの映画に出演し、待機作も多数控えるいま最も旬な俳優の1人。昨年10月期の火曜ドラマ「この恋あたためますか」では、主人公を一途に想うパティシエ・新谷誠を好演し、大きな反響を呼んだ。今作では物語を大きく動かしていくことになる、お節介だが憎めない兄貴肌の蒼介を演じる。「#家族募集します」というSNS投稿を見て、6歳の息子と共に俊平たちのもとに転がり込んでくるシングルマザー・横瀬めいく役には岸井ゆきの。第39回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、その演技力が高く評価されている。そんな彼女が、本作では破天荒ながら母親としての本音を率直に代弁する役どころを熱演。シンガーソングライター役としての自身初となる歌唱シーンも披露する。性格も価値観もバラバラな男女4人+子ども3人の同居生活。血は繋がっていなくても、ひとつ屋根の下で「ただいま」と「おかえり」を繰り返し、“家族”としての絆を深めていく彼ら。“こんな家族がどこかにいてもいいんじゃないか”と思えるような、心温まるホームドラマがこの夏を彩る。主演・重岡大毅コメント主演をやらせていただくことになり、とても光栄に思っています。ジャニーズWESTのメンバーも応援してくれているので、「やったるでー!」という気持ちで頑張ります。父親役は、やってみたかったのでとてもうれしいです。僕自身も子どもが好きですし、撮影の合間もたくさんコミュニケーションを取って、早く距離を縮めていきたいと思っています。初共演の木村さん、太賀くん、岸井さん、そして子どもたちも含めた7人での“同居生活”が、どんな雰囲気になるのか。その空気を肌で感じるのを、今から楽しみにしています。このドラマは、助け合って生きていこうとする登場人物たちを応援したくなる、温かい作品だと思っています。見てくださる方にもそう思っていただけるような、心温まるホームドラマをお届けします。ぜひ、お楽しみにお待ちください。木村文乃(脚本の)マギーさんが紡ぎだすお話がとても好きなので、いつか作品に出演させていただきたいと思っていました。まさかこんなに早くその願いが叶うとは思っていなかったので、とてもうれしく思っています。重岡さん、太賀さん、岸井さん、そして子どもたちと、楽しく温かい現場にしていきたいと思います。個人的には、私が演じる礼と岸井さん演じるめいくの「常識」対「非常識」のバトルがすごく楽しみです。そんな正反対の2人が少しずつ歩み寄っていったり、ひとつ屋根の下で構築されていく4人の関係に今からわくわくしています。今の大変な状況において、疲れている方もたくさんいらっしゃると思います。毎週皆さんに温かい“おかえり”と“ただいま”を届けられるよう、素敵な作品にしていければと思っていますので応援よろしくお願いします。仲野太賀今回「#家族募集します」に出演が決まって、とてもうれしく思っています。時代が進み、世の中の様相が変わってしまったように、僕たち個人の生活にも体温を感じる事が減ってしまったように思います。その中で登場人物が抱える苦悩や、この物語のもつ温もりや優しさに共感と憧れを抱きました。僕が演じる役は、ひょんな事からシェアハウスを始める男です。なんの計画性もなく、勢いと優しさだけが取り柄のような男です。しかし、そんな無邪気さが今とても輝いて見えて、是非演じたいと思いました。ひとつ屋根の下で同じような悩みを抱え、全然違うカタチをしている家族が助け合うこのドラマで、すぐそばに誰かがいる希望を感じていただければと思います! よろしくお願いします!岸井ゆきのドラマ内で歌唱するのは初めてです。今回脚本を担当されるマギーさんに、歌もギターも出来るよね! と言われてからずっと開いた口が塞がらないまま、ギターコードを練習しているところです。母親役の経験もまだ少なく、挑戦ばかりの役柄ですがすてきな共演者の方々、スタッフの方々と話し合いながら、時に甘えながら、破天荒で率直な横瀬めいくを演じたいと思います。偶然に集まった3組の親子が、“ただいま”と“おかえり”を繰り返すことで、自分の居場所を見つけ、安心して“行ってきます”が言えるような家族を、視聴者の皆さまとも一緒に育めたらうれしいです。金曜ドラマ「#家族募集します」は7月、毎週金曜22時~TBS系にて放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2021年05月16日菅田将暉、有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介という世代を代表する俳優が集結し、話題を呼んでいる日本テレビ系土曜ドラマ「コントが始まる」。この度、木村文乃が仲野さん演じる潤平の姉役で、第6話から登場することが分かった。本作では菅田さん、神木さん、仲野さんの3人が、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じる。そんな芸人の3人がネタ作りにいつも集うファミレスのウェイトレスを有村さん、有村さんの妹役を古川さんが演じている。同じ93年生まれの菅田さん、有村さん、仲野さん、神木さんは実年齢でもある20代後半の役柄。「俺の話は長い」で向田邦子賞を受賞した金子茂樹が描くオリジナル脚本で、20代後半の5人が織りなす青春群像ドラマだ。今回、木村さんが演じるのは仲野さん演じる潤平の姉・美濃輪弓子役。美濃輪家は、長女の弓子と長男の潤平の2人姉弟で、実家は日本酒を豊富に取り扱っている酒屋を経営。潤平は「マクベス」解散後は、実家の酒屋業を引き継ぐつもりだったが、潤平がぐずぐずしている間に、長女の弓子と弓子の夫・光洋(みつひろ)が酒屋を引き継ぐと表明。「マクベス」を辞めた後は酒屋になると思っていた潤平は、内心気が気ではない。姉の弓子は、28歳の潤平がいまだに、普通の職歴がないことを心配している。弟想いの姉・弓子と、家業、結婚、「マクベス」と様々な点で帰路に立たされている弟の潤平。美濃輪姉弟のこれからに注目だ。木村さんは金子茂樹作品では、2017年4月期ドラマ「ボク運命の人です。」以来、4年ぶりの出演となる。「コントが始まる」は毎週土曜22時~日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月15日2021年4月から放送がスタートした、テレビドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)。夢と現実の間で揺れ動く若者たちの群像劇を描いた作品です。作中で、売れないお笑いトリオの役として出演している、俳優の菅田将暉さんと仲野太賀さん、神木隆之介さん。1993年生まれの同世代である3人が、ぶつかり合うように見せる演技も注目を集めています。同年5月14日に放送された情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)では、菅田さんと仲野さんと神木さんの3人による対談が実現。お互いへの印象や、仕事に対する想いなどを語りました。仕事で悩んでいた神木隆之介に、母親が告げた言葉対談が進む中で、神木さんは仕事で悩んでいた時期があったことを明かします。神木さんといえば、子役として第一線で着実にキャリアを積んできた俳優の1人です。神木さんは「25歳までは、俳優業しかないと思っていた」と、悩んでいた当時のエピソードを語りました。25までは、これ(俳優業)しかないのかなと思ってた。バイトもしたことないから。映画とかも、「ヒットしなかったら辞める覚悟でね」って外からいわれたのが、すごいカチンときちゃって。分かってるし、こっちもそうだし、わざわざそれを俺にいわなくてもいいじゃんって。逆に「ヒットさせるために俺は芝居をやるの?ヒットさせる芝居って何?」みたいな。俺、このままこんな危機感で、ずっとやんなきゃいけないの?そんなの全然楽しくない。芝居は好きだけど、楽しくない。って思った時に、親に「あんたは1人の息子だから、この職業は関係なく、笑って楽しく暮らしていってくれればそれでいい」っていわれたのが、楽になって。ZIP!ーより引用周囲からのプレッシャーに押しつぶされそうになっていた神木さんを救ったのは、母親からいわれた「職業は関係なく、あなたが楽しく暮らせたらいい」という言葉でした。その後、神木さんは歌などさまざまなジャンルにチャレンジする同世代の菅田さんの姿を見て、俳優業にとどまらない活動を意識するようになったそうです。番組の視聴者からは、神木さんが語ったエピソードに対し、次のようなコメントが寄せられています。・素敵なお母さんだなあ。・神木くんのお母さんがかけた言葉に、涙が出た。・子を持つ親として、神木くんのお母さんの言葉に激しくうなずいた。迷いが生じていた神木さんにとって、母親の告げたひと言は、今後の人生を支える道しるべのようなものだったことでしょう。子供の心情に寄り添う母親の行動に、多くの人が心を動かされました。[文・構成/grape編集部]
2021年05月15日菅田将暉ほか、世代を代表する有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介というキャスト陣が集結した「コントが始まる」。タイトルの通り、毎話ドラマのトップシーンを菅田さん&仲野さん&神木さんが組むお笑いトリオ「マクベス」のコントから始まり、そして、そのコントが残りの物語の重要な伏線として繋がるという異例の構成であることが注目を集めている。先週は第2話の最後のコントシーンが大きな話題となった。潤平(仲野太賀)と瞬太(神木隆之介)がコント「屋上」に入れた渾身のアドリブには、「ラスト30秒で涙腺崩壊!」「2話も大号泣…」「潤平のアドリブに嗚咽して泣いた」「仲間って最高!」「若いころを思い出して泣いた」などと、クライマックスシーンは大反響となり、2週連続トレンド1位を記録している。そして今回は、今週5月1日土曜日に放送される、新たな「マクベス」の場面写真が公開となった。それは、「マクベス」がいまから4年前に春斗(菅田将暉)の兄・俊春(毎熊克哉)の結婚式で披露した、その名もズバリ「結婚式」というショートコントの場面写真。2人の新郎と1人の新婦。春斗と潤平の2人が新郎役を務め、瞬太が白いドレスをまとった新婦を演じている。金髪のウィッグにティアラ、白い手袋、ひまわりの花を両手で抱えているのが印象的。なお、このコントは、いつものように番組冒頭で披露するコントではなく、春斗の回想シーンに登場するショートコント。結婚式会場で披露するショートコントとは、一体?第3話あらすじまずは、コント「奇跡の水」から。明転した舞台に現れたのは兄弟を演じる春斗と潤平、そして謎の男を演じる瞬太。誰が見ても怪しさ全開の水を崇拝する兄とそれを説得する弟をテーマにした、マクベスのとりとめのないコントの“前フリ”が始まる――。1年半前、廃人寸前になっている姉・里穂子(有村架純)を自宅で見つけて以来、転がり込んで生活を共にしているつぐみ(古川琴音)。彼女の最近の心配は、誰も知らない売れないお笑いトリオ「マクベス」にどっぷりとハマった里穂子が、彼らの解散発表以来ため息ばかりついていること。一方、春斗が気にかけているのは、完璧人間だった兄・俊春のこと。非の打ち所のない順風満帆の人生を歩んできた兄だが、突然人生に挫折。いまでは実家の部屋に引きこもっている。自分が好きな道に進めたのは、しっかり者の兄がいてくれたから。春斗は自分も兄を追い込んでしまった一端を担っていると感じていた…。問題を抱える2つのきょうだい関係。交わるはずのない2組の関係性にはある一つの「秘められた共通性」が存在していた。孤独に陥りやすい現代にだからこそ届けられる想いが詰まった第3話。危うい兄弟・姉妹の話は、またしても想像を超えた笑顔あふれるクライマックスへとつながっていく。「コントが始まる」は毎週土曜22時~日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年04月28日現在放送中のドラマ「コントが始まる」に出演中の有村架純と仲野太賀、また「BiSH」アイナ・ジ・エンドが出演する新CMが4月29日(木)より放映スタートすることが分かった。新CMは、有村さん演じるマンガ原作担当・花と、アイナさん演じるマンガ作画担当・雨、仲野さん演じるプロデューサー・カラスの3人が、雨の中で運命的な出会いを果たす、物語の始まりを予感させるストーリー。それぞれのキャラクターをセリフなしの表情や動作で表現する表現力に注目だ。4月29日(木)放映の第1話は、花と雨の2人の出会いを描いており、着ぐるみのアルバイト中、スマホから突如聞こえてきた雨の歌と「ワタシハ…ココニ…イマス」というメッセージに掻き立てられ、全力で駆け出す花。たどり着いた先で、踊りながらペイントアートを描いている雨と出会う…。続く、5月3日(月)放映の第2話は、縦スクロールフルカラーマンガを一緒に作り上げていく仲間を求めている様子のカラスが「これを俺と一緒に作る運命にあるやつが、どこかにきっといるはず」と心の中でつぶやいた瞬間、着ぐるみ姿で走り去る花を目撃し、呆然と見つめる…というもの。なお、CM内の楽曲はアイナさん初となるCM用に書き下ろしたオリジナル楽曲。アイナさんが花の心情に寄り添い、CMの世界観を表現。本楽曲「ワタシハココニイマス for 雨」は、4月30日(金)にリリース予定だ。ピッコマ新TVCM「アメハナカラス」篇第1話(60秒、30秒)は4月29日(木)関東・関西・中部エリアにて放映。「アメハナカラス」篇第2話(30秒、15秒)は5月3日(月)関東・関西・中部エリアにて放映。(cinemacafe.net)
2021年04月27日同じ1993年生まれの菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀の3人が、お笑い芸人トリオ“マクベス”を演じるドラマ『コントが始まる』が、4月17日からスタート。個々に際立つ個性を放ちながら、三位一体となって挑む群像劇に、新境地を期待する声が続出!金子茂樹オリジナル脚本のドラマ『コントが始まる』。春斗役の菅田さん、瞬太役の神木さん、潤平役の仲野さんが売れない芸人トリオを演じる。20代後半世代を代表する俳優が集まるだけあって、共演者同士の関係性も見逃せない。そこで、クランクイン直前の3人にお互いの印象を聞いてみると、早くも息はぴったりのよう。太賀は住宅街も走れるトラック。菅田:二人に対する僕の印象は、太賀は“繊細なキジン”で、神木隆之介は“キジン”かな。神木:“キジン”はどの漢字よ。3人:あははは(笑)。菅田:隆(之介)は“奇しくも人”の方。そして太賀は“鬼の人”。太賀とは付き合いが長いけど、積んでるエンジンがすごくでっかいのに繊細な人だとずっと思ってるんだよね。たとえるなら、住宅街の細い道も走れるトラック。小回りも大回りも利くんだよね。神木:うん、下道も行けるようなトラックね。隆はハイな職人気質で陽の力が一番強い。菅田:隆はテスラモーターズの車で、自動運転もできる。今回初共演なんだけど、それまでは職人気質で物静かなイメージがあったのね。でも会ってみたらこの3人の中で一番、陽の力が強い。職人気質でローなタイプはよくいるけどハイなのは珍しい。仲野:なるほどな、わかるわ。もう一人のストック将暉がいる。仲野:将暉の印象は、あえて言うなら“スタミナお化け”。信じられないぐらいのスタミナで芸能界を駆け抜けてるし、そのパワーは他者の追随を許さないほど。スタミナ切れを見たことがないし。菅田:オレ、今日切れてるよ。仲野&神木:あははは。仲野:芝居では、もう一人のストック将暉がいるわけよ。超忙しいのにハイパフォーマンス連発できるのは、やっぱり普通じゃない。菅田:ギリギリの綱渡りよ…。隆は28歳でも芸歴30年でしょ?(笑)仲野:そして隆は…“キジン”です。神木:おい、“奇しくも人”か“鬼”なのか、どっちか言ってよ!(笑)菅田:あははは。そう、同世代でまだこの刺激くるんだ、って。仲野:イカれたヤツまだいたわって感じ。この距離感で接するのは初だから鮮度がエグいわ。見たこともない“奇しくも人”。今年28歳だけど、芸歴は30年?(笑)神木:年齢超えてるし!(笑)菅田:芸歴の方が長いんだ!仲野:ほとんどの俳優は自分で選んで仕事をしてるけど、隆は物心ついた時からこの世界にいて、辿ってきた道が違う。俳優の人生なんて保証はないしギャンブルだともいえるのに、隆はそのさらに上で、自分のことをある種おもちゃとして楽しんでいる感があって。神木:ちなみに僕、2歳の時におもちゃのCMでデビューしたけど。菅田&仲野:すげーな!(笑)神木:将暉は僕にとっての“勇者”だね。テレビで見ていて、同世代で常に新しいチャレンジをしている、唯一の人だと思ってた。菅田:神木隆之介に「テレビで見てた」と言われる日が来るなんて。将暉は道を作ったすごい勇者なんだよね。神木:ちょうど僕が、このまま芝居だけやって死んでいくのかな、でも何か挑戦して失敗したらどうしよう…って悩んでいる時期に、曲を出してたり役者以外の活動に一歩踏み出しているのを見て、あ、壁を取っ払ってくれた仲間がいたんだ、って。たとえば僕がこれから曲を出すなんてことになってもすでに道を作ってくれたから、活動しやすいわけ。そういう意味でも、すごい勇者!太賀はタンク的な役割。絶対に崩れない。神木:太賀はゲームでいうところの“タンク”(防御力の高いキャラ)。敵の攻撃を引きつけて俺がひたすら耐えるから、その間にみんなが攻撃してやっつけてくれ!っていう体力がある。タンクが崩れたら仲間が全滅するという、一番重要な立場でもあるんだよね。菅田そんな安心感あるよね。神木:絶対に崩れない。仲野:そうやって信頼を置いてもらえると、僕が今までやってきたことは間違いじゃなかったのかなって思えて、すごい嬉しい。菅田:タンクのレベルが高すぎて、ほかはもう仕事せずに勝っちゃう。神木:もうタンクだけでいいんじゃない?っていうね(笑)。芝居で何をやっても受けてくれて、そしてちゃんと返してくれる。安心という言葉が似合うね。役を通して同世代の悩みを晴らしたい。菅田:群像劇って、演じる人たちによって話の見え方が全然変わってくるけど、どんなやりとりであれ、まずはこの“キジン”2人と楽しくやっていけたらいい。神木:僕は群像劇は初めてなのでワクワクしてる。僕らも周りもそうだけど、20代後半って、現実に対して思い通りにいかないことも多くて、悩みやジレンマを抱えている同級生が多いじゃない?でもそんな悩みとか葛藤を、役を通して晴らせればいいな、と。仲野:ボディブローのように、じわじわと効いていくといいね。神木:学生の時、楽しい時間や場所が好きだったけど、人を笑わせるのは難しいって思ったんだよね。菅田:難しいし、笑わせる人に憧れたよね。神木:そうそう。で、僕には無理だって挫折したの。でも、じゃあ笑われればいいんだ、って思ってバカなことばかりやってきた。菅田:わかる!でもその選択をできたのは大人。笑われるかっこよさに気づくの早くない?仲野:コントを演じる道のりにおいての正解はわからないけど、笑ってもらえるかどうかのゴールは決まっている。そこをめがけて突き進むしかないよね。俳優が面白いことやってるっていうより、芸人がコントをやっているお芝居になればいいなって思うんだよね。神木:とりあえず、ぶちかましていきたいね!『コントが始まる』結成10年である決断を迫られている、売れないお笑いトリオ“マクベス”。一方で、会社を辞めて、妹のつむぎ(古川琴音)と同居しながらファミレスでウェイトレスをしている里穂子(有村架純)。5人を軸に、“最後の青春”にもがく涙と笑いの青春群像劇。『コントが始まる』は4/17(土)22:00、日本テレビ系で放送スタート。すだ・まさき1993年2月21日生まれ、大阪府出身。今年は、主演映画『キャラクター』『キネマの神様』『CUBE』の3本が公開を控えている。ドラマ『君と世界が終わる日に』では自身が歌う「星を仰ぐ」が主題歌に採用されて話題に。かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。5月28日から公開予定の映画『100日間生きたワニ』では、主人公・ワニの声を務める。公式YouTubeチャンネル「リュウチューブ」では、毎週様々なコンテンツを配信中。なかの・たいが1993年2月7日生まれ、東京都出身。昨年は『静かな雨』『生きちゃった』『泣く子はいねぇが』の3本の主演作含め、7本の出演映画が公開。また、「坂元裕二 朗読劇2021」(上演中~4/25・東京公演)に出演。※『anan』2021年4月21日号より。写真・嶌原佑矢(TRIVAL)スタイリスト・猪塚慶太(菅田さん)百瀬 豪(神木さん)石井 大(仲野さん)ヘア&メイク・AZUMA(菅田さん)MIZUHO(ビタミンズ/神木さん)高橋将氣(仲野さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年04月20日菅田将暉が主演を務め、世代を代表する有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介という豪華なキャスト陣が大集結し、注目を集める新土曜ドラマ「コントが始まる」。この度、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じる菅田さん、神木さん、仲野さんの高校時代の場面写真が解禁された。今作は、タイトルの通り、毎話ドラマのトップシーンをお笑いトリオ「マクベス」のコントから始まり、この冒頭のコントが残りの物語の重要な伏線として繋がる、という異例の構成であることが見どころ。この度、初解禁された場面写真では、菅田さん演じる高岩春斗(たかいわ・はると)、神木さん演じる朝吹瞬太(あさぶき・しゅんた)、仲野さん演じる美濃輪潤平(みのわ・じゅんぺい)が緑東高校の同級生だったころの姿が…。3人で過ごす時間も多く仲が良かった彼ら。高3の文化祭でコントを披露した春斗と潤平の一方で、瞬太はあるものすごい能力を持っており、まさに文化祭のヒーローで女子生徒に囲まれていた。卒業が迫る中、春斗は大学に進学せずコント芸人になろうと潤平を誘う。人生を左右する決断を迫られた潤平の答えは?それを聞いていた瞬太は、いつ、どんなきっかけで「マクベス」入りしたのか?その裏には希望、絶望、相反する様々な感情の葛藤、があったらしい。第1話では、このドラマの重要な鍵を握る「マクベス」結成の秘密が明らかとなる!第1話売れないお笑いトリオ「マクベス」でツッコミを担当する春斗(菅田将暉)は結成10年を前に、ある決断を迫られていた。一方、1年半前に訳あって会社を辞めた里穂子(有村架純)は、いまでは妹のつむぎ(古川琴音)と同居しながらファミレスでウェイトレスをしているフリーター。常連客の「マクベス」の3人、春斗・瞬太(神木隆之介)・潤平(仲野太賀)がネタ作りに励む姿を見るうちに、隠れファンとして活動を追うようになっていた。しかし、初めてマクベスのライブを訪れた里穂子を待っていたのは、トリオ解散という重大発表!呆然と帰路についた里穂子は、突然春斗から声をかけられて…。失敗が許されない世の中で、“大失敗”の人生を送る若者たち。この出会いが、彼らの人生に灯る新たな希望の始まりだった…。「コントが始まる」は4月17日より毎週(土)22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年04月14日4月17日(土)スタートの日本テレビ系新土曜ドラマ「コントが始まる」より、菅田将暉、仲野太賀、神木隆之介が演じるお笑いトリオ「マクベス」の場面写真が初公開された。本作はタイトルの通り、毎話、ドラマのトップシーンが、春斗(菅田さん)、潤平(仲野さん)、瞬太(神木さん)からなる売れないお笑いトリオ「マクベス」のコントから始まり、これが残りの物語の重要な伏線として繋がるという構成になっている。記念すべき初回放送の冒頭で披露されるコントは、春斗は水のトラブルの業者・池山を、潤平と瞬太の2人はラーメン屋さんという設定の「水のトラブル」。ラーメン屋にとんでもないトラブルが起き、池山がそこに呼び寄せられるところからコントはスタートする。そんな第1話では、隠れファンとして「マクベス」の活動を追うようになっていた里穂子(有村架純)が、初めて彼らのライブを訪れるが、そこでトリオ解散が発表されてしまう。しかし、そこで突然春斗から声をかけられ…という、彼らの人生に灯る新たな希望の始まりが描かれる。「コントが始まる」は4月17日(土)22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年04月08日春の訪れと共に、もう間もなく新ドラマがスタート。次のクールは、待望の続編から新感覚コント、王道のラブストーリーと幅広いジャンルの展開に期待が高まっています。今日はドラマニアな筆者おすすめの注目作品をまとめてピックアップ!ご紹介していきましょう。笑いあり、涙あり――実力派が顔を揃えるオリジナルドラマがスタート4月クールは、豪華キャストを迎えてのオリジナルドラマが続々登場。土曜10時枠には、異色の枠組みで構成される「コントが始まる」の放送が決定しています。いまをトキメク実力派俳優の菅田将暉さん×仲野太賀さん×神木隆之介さんが演じるのは、売れないトリオ芸人。彼らのファンになるファミレス店員・里穂子役に有村架純さん、妹・つむぎ役に古川琴音さんと、若手の白熱した演技対決に注目が集まる本作。彼らが行き着く果てにある“幸せ”とは…?毎話トリオのコントから始まるという異色の群像劇、とても楽しみですね。また、水曜10時枠にはオリジナル脚本のラブコメ「恋はDeepに」が登場。海を愛する魚オタクの海洋学者(石原さとみ)と、ロンドン帰りのツンデレ御曹司(綾野剛)。巨大マリンリゾートの開発をめぐり出会う2人の運命の恋――しかし、彼女には大きな秘密があり…。未だかつてない禁断のラブストーリーが幕を開けます。さらに、金曜10時枠では北川景子さんを主演に迎え「リコカツ」の放送が決定。交際期間ゼロで結婚した主人公・咲とその旦那・紘一(永山瑛太)の、離婚に向けた活動=リコカツを進めていく過程を描いていくといいます。正反対の家庭環境で育った2人の生活習慣や価値観の違いが少しずつ浮彫になっていき…。共感を呼ぶ一作となりそうです。懐かしのあの作品が令和に再始動!話題の原作も続々ドラマ化決定次クール大きな期待を集めているのが、日曜9時枠での放送が決定した「ドラゴン桜」シーズン2です。三田紀房さんの同名漫画を原作に、阿部寛さん主演で2005年に放送された同作の続編。舞台となるのは、10年後の龍山高校――弁護士・桜木建二が去った後、下降の一途をたどっていた同校の窮地を、再び桜木が救う姿を描いていきます。受験制度の改革に注目が集まる令和の時代に、一体どう切り込んでいくのでしょうか。気になる生徒役には、「King & Prince」の高橋海人さんをはじめ、平手友梨奈さん、加藤清史郎さん、鈴鹿央士さん、志田彩良さん、細田佳央太さん、南沙良さんら令和を彩るフレッシュなキャストが顔を揃えています。また、月曜9時枠では、竹野内豊さんを主演に迎え「イチケイのカラス」を放送。浅見理都さんの同名漫画を原作に、刑事裁判官の人間くさく温かみのある活躍を描いた本作。竹野内さん演じるみちおは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部=通称・イチケイの刑事裁判官で、元弁護士という異色の経歴の持ち主。彼の仕事スタイルを理解できず反発する坂間を黒木華さんが、ニコニコと癒し系のベテラン裁判官を小日向文世さんが演じるとあって、コミカルでシュールな演技対決、その化学反応がとても楽しみですね。さらに、木曜10時枠には「レンアイ漫画家」がやってきます。同名コミックスを原作に、鈴木亮平さん演じる恋愛下手な少女漫画家・刈部清一郎と、ダメ男ホイホイこと崖っぷちアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)の不思議な契約関係を描いたハートフルラブコメディー。漫画のネタのために疑似恋愛をスタートさせる2人――いつしか互いの存在が気になり出して…!?気になる恋の行方を見守っていきましょう。以上、いかがでしたか?4月スタートの新ドラマ、是非チェックしてみてくださいね。(text:Yuki Watanabe)
2021年04月01日全国各地で桜の開花が観測されたうららかな朝。ブラウンのジャケットをはおり、満面の笑みで撮影に臨んでいるのは菅田将暉(28)。3月中旬のこの日、関東近郊の廃校では4月開始の連続ドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)の撮影が行われていた。「菅田さんや仲野太賀さん(28)らが売れない3人組のお笑いトリオを演じる青春群像劇で、この日は、母校でコントを披露するシーンを撮影していたそうです」(テレビ局関係者)本作で’19年放送の『3年A組』(日本テレビ系)以来、2年ぶりに連ドラ主演を務める菅田。かつてないほど多忙な日々に追われているという。「本作の撮影は3月上旬から開始しましたが、菅田さんはその直前まで別の映像作品の撮影をしていました。また本作終了後にすぐ、来年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)の撮影が始まると聞いています」(前出・テレビ局関係者)そんな菅田には“心の支え”となっている女性の存在が。共演者の有村架純(28)だ。菅田と有村といえば、大ヒット公開中の映画『花束みたいな恋をした』で恋人役を演じており、あまりに自然な演技から観客の一部で《本当に付き合っているのでは?》という声もあがるほどだ。しかし実際は、ともに支え合ってきた“同志”のようだ。■「会うたびに励ましてくれる」「CMや映画での共演も多く、同じ関西出身なので、現場での息もぴったり。『花束』の撮影時は、長年付き合う恋人役ということで、休憩中にお互いのプライベートなことも話して、距離を縮めたそうです」(ドラマ制作関係者)同い年の2人だが、有村が“姉”として菅田を温かく見守っているようだ。「’16年の映画『何者』で共演した際、菅田さんはあまりの多忙さから終始ピリピリしたオーラを放っていたといいます。しかし、有村さんはそんな菅田さんに常に優しく接していたそうです。『花束』のイベントでも菅田さんは『会うたびに励ましてくれる。姉ちゃんかも』と話していました」(映画関係者)『花束みたいな恋をした』に続き、『コントが始まる』でも共演している有村。インタビューで菅田についてこう評している。《菅田くんは人に接する時、いつもその人のすべてを認め、受け入れてくれるんです》(1月30日「MOVIE WALKER PRESS」)“相思相愛の姉”とともに菅田の新たな代表作が始まる――。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月01日毎話、1本のショートコントから幕を開ける、金子茂樹オリジナル脚本の青春群像劇「コントが始まる」に出演する菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀の3名がこのほどクランクインしたことが分かった。併せて、本作の初回放送日が4月17日(土)に決定したことも明らかになった。まずは男性キャストからクランクインした本作。菅田さん、神木さん、仲野さんが演じるのは、売れないお笑いトリオ「マクベス」を組む、高岩春斗、朝吹瞬太、美濃輪潤平。初日の舞台となったのは、彼らが参加したお笑いTV番組のオーディション。ネタを披露するも、無表情のディレクターから「本当にこれ、面白いと思ってやってるの?」と酷評され、意気消沈したままテレビ局を去る3人。瞬太は、気分転換に塩ラーメンを食べにいかないかと2人を誘うが、春斗と潤平は辛辣なコメントにショックを受け、ラーメンどころではない。しかし、瞬太の提案通りにラーメン屋に向かうのだった――という場面。前日から気温が10度以上も下がり、この日はかなり寒い一日となった。その日の収録を全て終えた主演の菅田さんは、自身が主題歌「星を仰ぐ」を担当するドラマ「君と世界が終わる日に」のインスタライブに参加。竹内涼真から新ドラマについて聞かれた菅田さんは「“帝一の國”以来の群像劇なので、とてもワクワクしてます」と心境を明かしていた。なお、彼らを見守るファミレスの店員・中浜里穂子役の有村架純、スナックで働く中浜つむぎ役の古川琴音もまもなくクランクイン予定だという。日本テレビ系4月期土曜ドラマ「コントが始まる」は4月17日より毎週土曜日22時~放送。(cinemacafe.net)
2021年03月11日Eテレの法廷ドラマシリーズ「昔話法廷」の最終章、「『桃太郎』裁判」の放送が決定。天海祐希、佐藤浩市、仲野太賀、仲里依紗らが出演することが分かった。「昔話法廷」は、昔話の登場人物を現代の法で裁く、若い世代をターゲットにした教育番組。検察官、弁護人、被告人、証人のやりとりを一人の裁判員の目線で描くワンシチュエーションの法廷ドラマだ。2015年からスタートし、「三匹のこぶた」「カチカチ山」「浦島太郎」など、これまで10本を制作。最終章は「桃太郎」を現在放送中の「天国と地獄~サイコな2人~」を担当する森下佳子脚本で新たに描く。今回の被告人は、仲野さん演じる桃太郎。鬼ヶ島に押し入り、持っていた刀で鬼たちを殺傷。財産を奪った強盗殺人の罪に問われる。証人には、仲さん演じる殺された鬼の妻をはじめ、桃太郎のおばあさん、桃太郎と一緒に鬼を襲った犬が出廷。桃から生まれた桃太郎は何者か、鬼はなぜ鬼ヶ島に住んでいるのか、昔話の空白部分に大胆な解釈を加え、昔話のその後をドラマに。ほかにも、天海さんが検察官、佐藤さんが弁護人、白石加代子が桃太郎のおばあさん、恒松祐里が裁判員として登場する。なお、「昔話法廷」スペシャルウィークとして、最終章の放送を前に関連番組や過去作を連日放送していく。キャストコメント●天海祐希「昔話法廷」の“桃太郎”編に出演し、桃太郎と一騎打ち、弁護人と丁々発止を続ける検察官の役を全力で演じました。大人がみてももちろん面白いですし、お子さんたちには楽しんでいただくと同時に、いろいろな問題を考えていただける作品になると思います。この法廷劇がどなたかとの会話の糧になれたらとてもありがたく、幸せに思います。●佐藤浩市奇想天外な発想の中で物語が進みながら、語られていることは、今の社会でも通じることです。そういう意味では、「犬と会話をする」というありえない設定であっても「リアリズム」をもって伝えられるように見せなければいけない。だからこその役者の真剣みが問われるわけで、そこに嘘があってはいけないと思って演じました。●仲野太賀今はネットやテレビといったメディアの力がすごく強いので、自分で考えるという思考が停止してしまうことがあると思います。でも本当は、自分の価値観で考えて判断するべき局面も多いですよね。子どもたちがこのドラマを見たら、きっとよくわからない気持ちになると思いますが、その「よくわからない」というのはすごく大切なことですし、その上で自分自身の答えを出してみてほしいと思います。●仲里依紗本来の「桃太郎」には、私が演じた「鬼の妻」は出てこないと思うんです。でも桃太郎に退治された鬼にも家族がいて、生活があったんだという発想を子どもたちに抱いてもらって、そこからいろいろな立場の人の気持ちを想像してもらえると嬉しいですね。子どもたちが学校の授業やご家庭で見た時に、この作品について楽しくディスカッションし、いろいろな意見が出る場になることを願っています。「昔話法廷~『桃太郎』裁判~」は3月29日(月)9時~Eテレにて放送。(cinemacafe.net)
2021年03月01日菅田将暉、有村架純、仲野太賀、神木隆之介という同世代に、注目の次世代・古川琴音という豪華キャスト陣で贈る新土曜ドラマ「コントが始まる」。今回は、ドラマ「この恋あたためますか」や映画『泣く子はいねぇが』『すばらしき世界』『あの頃。』などで幅広い活躍を見せる仲野さんが、クランクイン前に現在の心境を語ってくれた。本ドラマで菅田さん、神木さん、仲野さんの3人は、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じる。そんな芸人の3人がネタ作りにいつも集うファミレスのウェイトレス役に有村さん、その妹役に古川さん。同い年生まれの4人が実年齢と同じ「28歳」の役を演じる点も見どころだ。2月7日に28歳を迎えたことに「20代もあっという間だったなという感じがします」と仲野さん。「“アラサー”という言葉がすごく遠く感じていたんですけど、気付いたら目の前に来てるんだなっていう、驚きでもありますし、楽しみでもありますね。なんか大人になったんだなっていう」と言いながら、「ここからどんどん変わっていく」ことが「楽しみ」と語る。しかも、今回は同じ93年生まれの、いずれも出演作の途切れない人気実力派が顔を揃えた。「(菅田)将暉は、昔から知っている友人でもありますし、全速力で芸能界を駆け抜けている逞しい仲間だと思っています。プライベートでも付き合いがあるので、今回こうやって連続ドラマで思いっきり共演できるのはすごく嬉しい」と仲野さん。「共演回数で言ったらそこまでは多くないんです。こうやってメジャーなところで一緒にやれるっていうのは感慨深さもありますし、楽しみですね。今回も将暉が『一緒にやろう』って声かけてくれたっていうのもあるんで、同い年でもあり20代後半で、ちゃんと青春物語を一緒に残すっていう事にドラマがある」と、期待しかない様子だ。一方、有村さんとは意外にも「実は共演経験がない」とか。「いつかご一緒したいなってずーっと思っていたので、こういうタイミングで共演できるのはすごく嬉しい」と語り、「同じ世代でも頭一つ抜けているというか、背負っているものが大きい、なんていうか、器のでかさみたいなものを感じます」と尊敬を込めて明かす。神木さんについても、初共演は映画『桐島、部活やめるってよ』だが、「面と向き合って芝居をするというのが今まで殆どない」と言う。「なんかこう、僕とも違うし、将暉とも違うし、今後3人の化学反応がすごく楽しみなんですよね。ようやく面と向かって芝居ができるな!っていう喜びがありますね」と嬉しそう。また、「この恋あたためますか」も記憶に新しい古川さんについては「実は縁があって、共演する事がとても多い」そう。「ほんとにもう、汚れがないというか、その中で彼女にしかない醸し出すオーラもあるし。唯一無二の存在です。誰とも被らない、“古川琴音”っていう色がすごく強い気がします」と太鼓判を押す。20代後半、若者と呼ぶにはギリギリすぎる彼らの青春群像劇。その化学反応に期待が高まる。土曜ドラマ「コントが始まる」は4月、土曜日22時~日本テレビ系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2021年02月26日松坂桃李や仲野太賀らがハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)のアイドルにのめり込む青年たちを演じる『あの頃。』が、ついに2月19日(金)より公開。この度、いまも多くのファンに愛される「モーニング娘。」の神曲「恋ING」を演奏しながら熱唱するシーンを収めた場面写真が解禁された。今回到着したのは、松坂さん演じる主人公・劔樹人らハロプロをこよなく愛するバンド「恋愛研究会。」のメンバーが、「モーニング娘。」の名曲「恋ING(こいアイエヌジー)」を演奏し熱唱するシーンや、石川梨華のパネルを囲んで集合するカットなどを収めた新場面写真。「恋ING」は20枚目のシングル「Go Girl ~恋のヴィクトリー~」のカップリング曲として収録されており、ファンだけでなく歴代のメンバーからの人気も高く、ソロコンサートなどでも歌い継がれてきた名曲。劇中を彩るハロプロの楽曲の数々の中で、唯一3回登場している。中でも松坂さん演じる劔や、仲野さん演じるコズミンら「恋愛研究会。」のメンバーが熱唱するシーンは、“1回目と2回目でそれぞれ感じ方が変わる”と話題になっている。映画を観たファンからは、「『恋ING』が流れて涙が込み上げてきた」「泣いたーーーー!めっちゃよかったーー!! 帰り道みんな『恋ING』聴いてるはず」といった感想が上がっており、涙を誘う名シーンとの呼び声も高い。また、「モー娘。」OGである保田圭も「夢中になれるってすばらしい。ハロプロは、素敵な仲間に支えられてるなぁ。『恋ING』聴いたら、また泣いちゃう」とコメントを寄せており、飯窪春菜も「懐かしさに泣けて親近感に笑って、最後まであたたかさに包まれる映画です。そして私は『恋ING』に弱い」と語っているほど。松坂さんや仲野さん、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウら「恋愛研究会。」メンバーが練習を積み重ねた楽器演奏と歌唱シーンは本作の大きな見どころとなっているが、真剣に歌い上げる彼らの姿と共に歌詞にも注目してみてほしい。『あの頃。』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あの頃。 2021年2月19日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020『あの頃。』製作委員会
2021年02月21日2021年2月19日に全国公開される『あの頃。』(監督/今泉力哉)は、漫画家であり、音楽プロデューサーであり、ベーシストである劒樹人(つるぎ・みきと)さんの、自伝コミックエッセイが原作だ。目的もなく鬱々とした日々を送っていたツルギ青年が、ひょんなことからハロープロジェクトに出会い、仲間と共にディープなハロヲタ活動を繰り広げる。遅く来た青春を夢中で楽しむ彼らの時は永遠のようで、実はアイドルの寿命と同じくらい儚く、次第にそれぞれの未来に歩いていくようになる……。鑑賞後はきっと多くの人が、懐かしさと可笑しみと、少しの胸の痛みを感じるこの映画。主演の松坂桃李さんと、仲野太賀さんに、作品の魅力や撮影エピソードについてお話を伺った。オタク仲間は「ありのままの自分でいられる場所」――原作を読んだときの、率直な感想を教えてください。松坂桃李さん(以下、松坂)今はたくさんの人が、アイドルオタクに対して免疫があります。たくさんのアイドルの方がいらっしゃいますから。でもこの映画の時代、2000年代初頭当時はそれほどでもなかったから、アイドルオタクとそうじゃない人は、すごく遠かったんじゃないかと思います。――確かに今はいろんなアイドルがいて、アイドルオタクには女の子もいますね。昔は「特殊な人」というイメージでしたけど。松坂そんな時代にも関わらず、好きなものを仲間と共有できた彼らには、少しの共感と羨ましさを持ちました。自分の中で元気をもらえる場所、ありのままでいられる居場所があるのはいいですよね。――鬱々としていた松坂さん演じるツルギ青年が、ハロプロに夢中になることで元気になり、仲間を作り、行動していく様は、すごい勢いでした。それにしても、普段はファンから夢中になられる側ですが、逆の立場を演じることへの特別な難しさはありましたか?松坂僕自身もBUMP OF CHICKENのファンなので、そういう好きなことに対する気持ちや、向かい方っていうことに、共感する部分は多々ありました。だから「こういう役なのか」という抵抗みたいなものは感じなかったですね。――確かに、ファンを持つ身の芸能人の方でも、誰かのファンであるのは自然です。松坂それにアイドルと役者って微妙に畑が違うんですよ。アイドルはファンの方々に応援してもらって、イベントやライブで応えるという形が取れます。でも我々はファンの方々に、直接お会いする機会が極端に少ないんです。――そうなると、却って客観的に演じられそうですね。それにしても、俳優さんはカッコよくあることが基本のお仕事だと思うのですが、こんなにどうしようもないなあと思わせる登場人物たちを、魅力的に演じられた秘密を教えてください。松坂実際のご本人が魅力的だからというのが、大きいと思います。特に太賀が演じた、ツルギ青年の仲間の1人であるコズミンは、周りの方に話を聞くとすごい悪口ばかり出てくるんですけど、その悪口を言っている顔が皆さん本当に楽しそうで。――「あいつ酷いよな」って笑いながら言う感じ、想像つきます。松坂本気120%みたいな悪口じゃなくて、愛情とかイジリが混ざった悪口なんですよね。そこにコズミンの魅力がギュッと詰まっている、みたいな。いつまでたっても話題に事欠かない人なんです。――仲野さん、本当に熱演でした。仲野太賀さん(以下、仲野)コズミンはどうあがいても良いヤツになりえないというか……器が小さいし、面倒くさいし、口も悪い。けれども、どこか憎み切れない人です。その謎はどこにあるんだろうと考えながら、彼を演じました。――めちゃくちゃな人なのに、最後は悔しいけどちょっと好きになりました。仲野この映画は最終的にはヒューマンドラマですから、見た後にホロッとできることが前提としてあったんです。だからこそ自分も、芝居を振り切れました。あと桃李くんが言ったように、とにかく周りが「結局、コズミンって面白いヤツだな」って愛情を注いでいるから、愛おしいキャラになれたんじゃないかな。コズミンを観たらファンの方は愕然とするかも(笑)――お2人のオーラの消し方というか、アイドルオタクのリアルさが醸し出される演技が、とにかく圧倒的で。松坂現場に原作者の劒樹人さんが何度もいらしてくれて、仲間たちとのエピソードを話してくださったんです。当時の雰囲気をリアルに想像することができました。仲野僕はコズミンの気持ちに共感できたことが、根本になっています。彼はすごくコンプレックスがある反面、すごく自信もあって、その2つの感情が入り混じってヘンテコな形になっているんです。――確かに彼の自己評価と周りに対する態度に、歪さを感じました。仲野彼の小ささとか、マウントの取り方とか、自分からかけ離れているようで、実はそうでもない気がします。僕も自信がないときはあるし、器が小さいなって反省することもある。そういうところを手掛かりに、よりコズミンに近づけるようにしました。――昨年11月にドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)で、壁ドンをして話題になった仲野さんですが、ふり幅が大きい。松坂いやもう、話題でしたよね~。仲野新しいファンの方々は、コズミンを見て愕然とするでしょうね(笑)――お2人とも、映画の中でお気に入りのシーンや、思い入れの深いシーンはありますか?松坂僕と太賀の、ラストシーンの直前のシーンです。太賀とは初日の撮影だったので、「おお、太賀久しぶり!元気だった?」「元気でした」と挨拶したくらいで始まってしまって。まだ他の出演者と一緒にお芝居がやれていない中、どういう距離感でどういう温度感で演じるっていうことを、探ることもできない。しかももうすぐ日が沈んでしまうということで、バタバタと撮りました。今思えば、あの緊張感が良かったのかもしれないですが、太賀と「大丈夫かな?」と不安になりながら帰りました。仲野そうだ、その日「ご飯行きませんか?」ってなりましたね。松坂結果として、試写を見たらいいシーンになっていたから、「良かった~」ってホッとしました!――仲野さんはいかがですか?仲野僕はみんなでバンドを始めるライブシーンですね。モーニング娘。の「恋ING」を歌いました。おじさんみんなで、部活のノリで休みの時間に、何度も歌の練習をしたんですよ。松坂1人が歌い始めると、みんなが歌ったりね。仲野何度も何度も歌って、練習しましたね。それが思い出深いです。自分たちのリアルな「あの頃。」を振り返って――私はこの映画を見た後に、苦笑いしながら胸が痛くなりました。仲間たちと若さに任せて滅茶苦茶な行動が出来た、自分が何者か分からない同士で笑い合えた、私の「あの頃。」を思い出してしまったんです。お2人のそれぞれの「あの頃。」の思い出があれば、教えてください。松坂今、思い出すと学生時代は、色々なことがあって青春だったなとしか……。この映画絡みで言えば、僕は松浦亜弥さんと同じ中学校に通っていたんですね。僕が1年生のときに、彼女が3年生で。僕の中では「同じ中学校に松浦亜弥がいたんだぜ!」って誇れるくらいの思い出で。――まだ何者でもなかった松坂少年の、青春の1ページ。松坂「Yeah!めっちゃホリディ」が流れていた頃で、毎日のようにサインくださいとかあって。僕はその時は何も考えず、「これが芸能人か、キラキラしているなあ~」って思っていました。その自分がまさか、先輩のファンの役を演じるとは、運命的なものを感じますね。――仲野さんは若い年齢で事務所に入っていますが、気恥ずかしくなるような「あの頃。」はありましたか?仲野もちろん、気恥ずかしくなることを高校時代は平気でやっていましたね。僕は部活もやらずにいつも友達と一緒にいたんですが、その頃なぜか胴上げが仲間内で流行っていて。――胴上げ!?仲野渋谷のセンター街とかで、意味もなく胴上げし合うんですよ。それが楽しくて楽しくて。でもある日、友達に胴上げされているときに、事務所のマネージャーが通りすがって、バッチリ目が合ってしまいました。「え?仲野くん?」って口をあんぐり開けていらっしゃいましたね。後日、事務所に呼ばれたら、案の定胴上げ禁止令が(笑)――無駄なパワーがあふれて仕方なかったことが、伝わるエピソードです。仲野10代の僕の事務所での印象は、何しでかすか分からないから、悪かったと思います。もう今は胴上げをしたくてもできないですけど(笑)――ちょっとシリアスな話になってしまうのですが。新型コロナウィルスの流行で、約1年も大きなリスクとストレスを皆で抱えている今、「エンターティメントの力」についても、この映画を見ながら考えてしまいました。仲野僕自身、発信している側だけど、受け取っている自分も確かにいます。僕はエンタメの力強さに、コロナ自粛期間中に本当に救われました。ネットフリックスを見たり、これまで撮った作品を見返したり、音楽を聴いたり。それだけで毎日の気持ちが晴れました。――ツルギ青年が、コズミンが、人生を充実させて行動するのも、アイドル=エンタメの持つ力なんですよね。自粛期間中、それをすごくリアルに感じられました。仲野ものすごいファン活動をしない人でも、嫌なことがあったらエンタメの力を借りて「よし、明日も頑張っていこう」って気持ちになれるし、自分の逃げ場じゃないけど、助けになってくれる。だから、派手に見えるけど実はいいことばかりじゃないこの役者という仕事も、捨てたものではないと、自粛期間中に思えました。モノづくりをする人間として、責任をもって面白いもの、素敵なものを作れるようになりたいです。――この映画は、コロナ前に撮影したんですよね?松坂まだ「コロナで仕事ができなくなるかも」という状態ですらなかった。だから今までの撮影の空気感の中で演じられたので、結果として撮影そのものが「あの頃。」みたいな感じになってしまいました。――コロナで改めて見つかったこともあれば、戻れない日々も自覚させられて、なんだかこの映画そのもののようで切ないです。お2人とも、今日は貴重なお話をありがとうございました!松坂桃李さん、仲野太賀さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=a28983be-f6fc-41ca-a055-c062f61df425&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/木村直軌、取材・文/中尾巴
2021年02月17日2月もさまざまな話題作の公開が控えていますが、そのなかでもオススメの映画は、シカゴ国際映画祭で観客賞と最優秀演技賞の2冠に輝いた『すばらしき世界』。日本が誇る名優・役所広司さんと国内外で高く評価されている西川美和監督が初タッグを組んだことでも注目を集めている作品です。そこで、本作の魅力について、こちらの方々にお話をうかがってきました。仲野太賀さん&長澤まさみさん【映画、ときどき私】 vol. 356劇中で仲野さんが演じたのは、罪を償って刑務所から出たばかりの男・三上に取材と称して近づいていくテレビマンの津乃田。そして、取材対象として三上におもしろさを感じ、言葉巧みに津乃田をそそのかすやり手プロデューサーの吉澤を長澤さんが演じています。今回は、本作の現場を通してお二人が得たものやお互いに対する思いについて、語っていただきました。―まずは、この物語のどのあたりに惹かれたのかを教えてください。仲野さん脚本を最初に読んだとき、セリフも展開もすばらしい作品だなと思いました。西川監督の作品は、いつも人間がいかに複雑で、矛盾を抱えているかという多面的な描き方をされていますよね。それを今回も感じましたし、いまの僕たちが日常生活で身につまされることもテーマにしているので、それをこのタイミングで西川監督が撮るということにものすごく意義があると思いました。長澤さん私も生きているなかで時代の移り変わりというのを感じていますが、そのなかですごく疑問に思っていたのは、時代の流れに合わせて人が変化していくことがはたして常識なのか、正義なのか、ということ。この作品にはそういうことが詰まっているので、すごくいい作品だなと思いました。それでいて、登場人物たちが持つ人間味がすごくリアル。そういったところにも心を動かされましたが、取ってつけたような価値観ではないので、そのあたりも共感できたところです。作品を観終わったあとにはちゃんと問いが生まれますし、満たされて温かい気持ちにもなりました。それくらい自分のなかに残る作品になったという印象です。意識したのは、観客と映画の“橋渡し”になること―仲野さんは撮影前に監督といろいろディスカッションをされたそうですが、どのようなことを意識して演じられたのでしょうか?仲野さんお話をいただいたときから西川監督に言われていたのは、「津乃田は一番共感性の高い役だから、観客とこの映画の“橋渡し”になってほしい」ということ。僕が求められていたのは、津乃田に寄り添いながら、三上と観客に向き合い、そのうえで俗っぽさを出すことでした。三上がいろいろな表情を見せてくれるので、津乃田としてそれにどうリアクションしていくのか、という部分は大事にしたところです。―監督が長澤さんにオファーした理由について、「きれいな女優さんはヒール役を受け入れるのに時間がかかるが、いまの長澤さんならこれくらいの悪役は跳ね返してくれると思ったから」とコメントされています。ご自身ではそういう感覚はありましたか?長澤さん吉澤のように自分の性を仕事でうまく使うというのも、ひとつの知恵かもしれませんが、彼女の根本にあるのは「一番いいネタを持っていこう」という熱意。なので、あえて悪く演じるのではなく、とにかく仕事にまっとうしている人ということを意識しました。あとは、監督に求められていることに応えたいという気持ちが強かったですね。現場でも細かく足したり引いたりする提案をしてくださったので、それがおもしろくて、監督がおっしゃる通りにがんばろうという思いで現場に挑みました。太賀くんの表情がステキすぎて、いまでも忘れられない―仲野さんは、「あと15回くらい津乃田を演じたい」とおっしゃっていると聞きました。それほど今回の現場が充実していたということだと思いますが、西川組の魅力はどのようなところですか?仲野さんワンシーンを撮ることの丁寧さも、一日一日を過ごすことの丁寧さもそうですけど、西川組は時間の流れ方が全然違うんですよね。それは監督がものすごく時間をかけて入念な準備をしていて、それでいざ撮影という感じなので、スタッフのみなさんもそれをわかったうえで現場に入っているからだと思います。それくらい作り込みの丁寧さが違うのかなと。今回は撮影監督の笠松則通さんをはじめ、これまで日本映画をずっと支えてきた超一流の方々ばかりがそろっていたので、僕にとっては“日本映画の聖域”のような現場でもありました。そこにいられるだけで幸せだったので、あと15回とは言いましたが、正直あと30回は演じたいですね(笑)。長澤さん私が太賀くんをすごいなと思ったのは、三上が若者のことを叱って喧嘩になるシーンの撮影が終わったあと。現場と支度場所が遠かったこともあって、車が来るのを待ってたんですけど、そのときにすごくうれしそうに達成感に満ちあふれた顔をしていたんです。それを見て、「本当に映画を愛している人なんだな」と思いましたし、「これから映画界を担っていく人になるんだな」とも感じました。太賀くんは今回もちゃんと現場の一員になっていましたけど、それは太賀くんがしっかり努力してそこに追いついているから。そういうたたずまいが本当にステキだなと思って、ずっと見ていました。少年のようでも大人のようでもあるその表情があまりにもよかったので、いまでも忘れられません。西川監督からは、俳優に対する深い愛情を感じられた―その様子を長澤さんに見られていたことはご存じでしたか?仲野さん全然自覚はなかったですけど、喜びと充実感が出ちゃってたんですね(笑)。おそらくそれは、スタッフやキャストのみなさんがこれまで自分が影響を受けてきた憧れの方々だったので、その場所に自分が携われている喜びもあったんだと思います。長澤さんあんな顔、本当にいままで見たことなかったよ。仲野さんそうですか(笑)?でも、そういうふうにいられたのも、やっぱり西川組のすごさかなと。なぜなら僕の肌感として、“自分の居場所”をみなさんがちゃんと作ってくださっていたからです。「ここにいていいんだよ」と託してくださっているというか、受け入れてくださっている懐の深さみたいなものを現場で感じることができました。―では、長澤さんにとっての西川組とは?長澤さん西川監督は自分の作品に出ている俳優に対して、とても深い愛情を持ってくださるので、すごく大切にされている感じがあってうれしかったです。もちろん、がんばらなくちゃという責任もありましたが、そういう監督の愛をいただけたのも、西川監督の現場の好きなところでした。長澤さんは、心が温かくて尊敬できる人―お二人はこれまでも共演経験がありますが、お互いのことをどのように思っているのかを教えてください。長澤さん私は太賀くんに信頼しかないですね。仲野さんうれしいですね(照)。長澤さん本当に、年下の俳優さんで一番信頼している人なので、一緒にお芝居するのも楽しいし、太賀くんの作品を観るのも楽しみなんですよ。だから、「太賀くん、どんどんいっちゃってー!」って感じです(笑)。今回、西川監督も陰で「太賀くん、いいよね」とずっと言ってましたから。太賀くんは本当にそれくらい愛される人なんですよ。以前一緒に共演した佐藤二朗さんも、山田孝之くんも同じことを言っていましたが、太賀くんを嫌いになる先輩俳優はいないと思います。仲野さんいやー、本当にうれしいです!長澤さんやっぱり人間性もいいんだと思います。仕事ができるのは、見ての通りみんなわかってますからね。本当にいい子なんですよ。仲野さんありがとうございます!僕が長澤さんと初めてちゃんとお芝居をさせてもらったのは、映画『50回目のファーストキス』での姉弟役だったんですけど、最初に対面したときに、絶大な懐の深さみたいなのを感じたんですよね。「おっ!弟が来たな!」みたいな。長澤さんちょっと、それじゃあ、おっさんみたいじゃない?仲野さん(笑)。でも、本当にそんなふうに受け入れてくれたのがすごく印象深くて。それは言葉とか態度とかではなく、心をバンッと開いてくれた感じがしたんですよね。それ以来、ご一緒させていただくことも続いているので、ご縁もある方だなと。長澤さんが僕のことを肯定してくださっているのが伝わってくるので、僕も年上の女優さんのなかで一番信頼しています。距離も近いと勝手に感じていますが、長澤まさみさんといえば超トップランナーでもありますから、そういう尊敬もありながらどこまで心の温かい人なんだろうと思って、いつも感謝しかありません。長澤さんありがとう!役所さんの姿から、学ぶことはたくさんあった―では、主演の役所広司さんとご一緒されてみて、役者として、人として感じた役所さんの魅力やすごさを目の当たりにした瞬間があれば、教えてください。仲野さん役所さんを語るには、まず僕自身が持ち合わせている言葉では足りなすぎるんですよね。それくらい偉大な方だと思っています。日本映画の大黒柱でもあるので、偉大すぎて恐れ多かったです。今回、役所さんが演じられた三上のなかには、喜びも悲しみも怒りも寂しさも全部入っていて、それがいくつも重なっている魅力的な人物でしたが、役所さんが演じることによって、人間の奥深さや複雑さが表現されていると感じられました。本当に役所さんは底知れないというか、僕にとっては背中が大きすぎる方です。長澤さん大半の人は役所さんに緊張してしまうと思うんですけど、それは決して役所さんが威圧的ということではなくて、私たちが勝手に役所さんにたじろいでしまうだけなんですよね。役所さんは若手にもすごく気を遣ってくださったので、私も緊張感に負けないようにがんばらなきゃと思いながら向き合いました。それでもやっぱり緊張してしまう自分がいて、そういう葛藤が生まれてしまう難しさはあったと思います。でも、役を体現されている先輩の姿を見て、教えられることはたくさんありました。学びをくださるとても優しい先輩でもあるので、次に共演させていただくときは緊張せずにのびのびとできたらいいなと思っています。私は数日しかご一緒できませんでしたが、その空気を味わえただけでもよかったですし、役所さんの現場でのあり方はシンプルで、向き合い方も画面に出るものだと改めて気づかされました。自分を見つめ直すことで、幸せの価値が変わった―この作品を撮影していた2年ほど前と現在とでは、世界も一変してしまいましたが、お二人が考える“すばらしき世界”に必要なものは何だと思いますか?仲野さんそもそも僕は欲深い人間なので、「あれがほしい」「これがほしい」「もっとこうありたい」と言っては自分の首を絞めたり、人に当たってしまったりすることが普通にありました。でも、自分の生活を一回見直したときに、「僕は自分が思っている以上にモノを持っているぞ」と。そのときにこの世界がすばらしいと言えるほどのものが、実は身の回りにはけっこうあるんだということに気づかされました。―こういう状況に陥ったからこそ、そう考えるようになったということですか?仲野さんコロナだけではなくて、いろいろな映画を観ても気づいたことですね。そう思うようになってからは、「いまあるモノにもっと幸せの価値を見いだせたらいいな」と考えています。モノでも人でも何でもいいと思いますが、そうしたほうがいまの時代は幸せになれるんじゃないかなと思うようになりました。それはこの映画で描かれていることにも通じていますが、自分のことを見つめ直すと、意外とそこには“すばらしき世界”があるんじゃないかなと。それまでは新しいことやもっとすごいことをしたいと必死になっていましたけど、その歩みが一回止まったときに、「いや、待てよ。いまだって十分に幸せじゃないか」という気づきを得られたんだと思います。それもあって、最近は身近なところに目を向けてみようというマインドになってきている気がしますね。一生懸命がんばって生きることほど楽しいことはない―長澤さんも心境の変化はありましたか?長澤さん私も「満たされていることはみんな知っていたのに、忘れていたんだな」ということに気づかされることはたくさんありました。あと、これは年々感じていることですが、「真剣に一生懸命がんばって生きることほど楽しいことはない」ということですね。ただ、私は器用なほうではないので、いつも必死なんですけど、それをこれからも続けていきたいですし、感情的な部分を大事にしていきたいです。今回の現場で役所さんや太賀くんを見て思ったことでもありますが、自分が決めたことに対して一生懸命向き合って、チャレンジ精神を持って前に進んでいる人は魅力的ですから。手を抜くことは簡単にできますけど、私はその先にある自分の感情というか、値のつかないものに対する欲が高まっているので、そうやって自分の可能性を伸ばしていきたいなと思います。インタビューを終えてみて……。相手への信頼感と尊敬、そして仲の良さがこちらにも伝わってくる仲野さんと長澤さん。若手のなかでもいまや日本映画界に欠かせない存在であるお二人から語られるお話は、どれも興味深いものばかりで引き込まれてしまいました。そんなお二人が愛した現場で生まれた傑作をみなさんもぜひ映画館でご覧ください。魂が震え、込み上げる感情を抑えられない実在した男をモデルに、社会が抱える不寛容さや生きるとは何かに迫っている本作。葛藤を抱え、生きづらさを覚えている人も多い現代だからこそ、不器用ながらもまっすぐ生きようとする三上とそんな男を囲む人々の姿には誰もが大きく心を揺さぶられるはず。自分にとっての“すばらしき世界”を知り、さまざまな問いと向き合うためにも、まさにいま観るべき1本です。写真・北尾渉(仲野太賀・長澤まさみ)取材、文・志村昌美仲野太賀 スタイリスト:石井大/ヘアメイク:高橋将氣長澤まさみ スタイリスト:Makiko Gibson Miura /ヘアメイク:小澤麻衣(mod’s hair)Outfit credits ストライプシャツ¥32,000、ジャンプスーツ¥49,000 MEIMEIJ(エスケーシー 06-6245-3171)ブレスレット¥33,000、リング¥16,000(共にFLYNK/WORLD STYLING 03-6804-1554)シューズ ¥79,000(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス 0570-016600)ストーリー下町の片隅にひとりで暮らしている三上は、強面で短気だが、まっすぐで優しく、困っている人を放っておけない男だった。人生の大半を刑務所で過ごしてきた元殺人犯でもある三上は、13年ぶりに出所。社会のレールから外れながらも、何とかまっとうに生きようと悪戦苦闘していた。そんな三上を番組のネタにしようと近づいてきたのは、若手テレビマンの津乃田とプロデューサーの吉澤。ところが、三上の壮絶な過去と現在の姿を追ううちに、津乃田は思いがけないものを目撃してしまうことに……。心に訴えかける予告編はこちら!作品情報『すばらしき世界』2 月 11 日(木・祝)全国公開配給:ワーナー・ブラザース映画©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会写真・北尾渉(仲野太賀・長澤まさみ)
2021年02月09日仲野太賀、28歳。菅田将暉、神木隆之介、有村架純、吉岡里帆らとともに、「黄金世代」と呼ばれる1993年生まれの実力者たちの一角を担う彼は、いま変革の時を迎えようとしている。2020年には、主演映画『泣く子はいねぇが』をはじめ、7本の出演作が公開。テレビドラマ「あのコの夢を見たんです。」「この恋あたためますか」にも出演し、ますます活躍の幅を広げている。そんな仲野さんの2021年1本目の新作映画は、念願だったという西川美和監督との本格タッグ作『すばらしき世界』(2月11日公開)。人生の大半を刑務所で過ごした元殺人犯の三上(役所広司)が、出所後に“カタギ”として生きようと決意するも、その道のりは険しく…。仲野さんは、三上を取材する元テレビ番組制作会社勤務の津乃田に扮し、いち取材対象を超えて、三上と絆を結んでいく重要な役どころをこなしている。今回は、日本映画界に欠かせない存在へと成長した仲野さんに、単独インタビュー。作品の舞台裏はもとより、芸能界入りした2006年から現在までの彼の歩みを、共に振り返る。西川美和監督作にハマった「日本映画史上最高の瞬間」仲野さんと西川監督の“出会い”はスクリーン越しではなく、中学校の授業だったという。「国語の先生が授業中に、『ゆれる』の小説を薦めてくれたんです。40代くらいのお母さん世代の先生で、大槻ケンヂさんのエッセイを教えてくれるような方でした。先生の言葉で小説を読み始めたらすごく面白くて、その流れで映画も観て、子どもながらに感銘を受けました」。歴史に名を遺す人物は“出会いを引き寄せる力”も持ち合わせているというが、仲野さんもそんな星のもとに生まれたのだろう。「すごい先生でしたね」と恩師に感謝を述べつつ、映画『ゆれる』を観た当時を、仲野さんはこう振り返る。「まず物語の面白さに引き込まれたのですが、香川照之さんの演じた役が一面的ではないところがとても印象的でした。角度によって、全く違って見える…つまり、人間の複雑さを豊かに表している気がしたんです。そこに、西川監督が生み出すそれぞれのセリフだったり状況だったり、人間の芯をついた要素が加わって、とてもえぐられました。観ていて苦しくなったし、『映画が観る人に与えるものってこんなに複雑なんだ』と衝撃を受けたんです。同時に、人間を描く“強さ”も感じて、頭を殴られたような感覚になりましたね」。丁寧に言葉を選びながらも、口調が次第に熱を帯びてくる仲野さん。「香川さんのラストカットが衝撃で…カメラを観てふっと笑って、バンッて映画が終わるんですが、僕にとっては日本映画史上最高のラストカットなんじゃないかと思うくらい好きなんです。香川さんのあの表情を、良く練習していました(笑)」。本人は照れ笑いを浮かべるが、それほどまでに西川監督の現場は目標であり、夢の場所だったのだろう。「ゼロ年代の日本映画からは、特に影響を受けています。憧れていましたし、恋焦がれていました」という仲野さんの言葉からも、そんな思いが感じ取られる。西川監督が2010年に演出で参加したテレビドラマ「太宰治短編小説集」第3シリーズ「駆け込み訴え」 の撮影時には、マネージャーに「何が何でも出たい」と掛け合って現場に参加したとか。その際の出番はわずかだったというが、その後『ゆれる』の主演俳優だったオダギリジョーとは『南瓜とマヨネーズ』で共演し、『すばらしき世界』で西川組に本格出演を果たしたのだから、着実に夢をかなえてきた印象がある。苦悩の時期に道を照らしてくれた、岩松了の存在ただ、芸歴15年間は、決して順風満帆な道のりではなかった。ここからは、仲野さんの言葉と共に、『すばらしき世界』に至るまでを紐解いていこう。「僕はこの仕事を始めた当初から、映画俳優というものにものすごく憧れを抱いていました。自分が好きな俳優さんもそう呼ばれている方が多かったし、その想いがあったがゆえに、見向きもされない時間がとても苦しかったですね。いまは、志が高かったからだと受け止められるのですが、10代の頃はとにかく悔しくてしょうがなかったです。そんななかで、最初に手を差し伸べてくれた感覚があったのは、岩松了さんの演劇に出させていただいたとき(『シダの群れ 純情巡礼編』)。当時は、18歳くらいでした」。仲野さんの口から出てきたのは、意外な人物の名前だった。岩松さんといえば、劇作家・演出家・俳優・映画監督とフィールドを問わずに活動するマルチクリエイター。ある種専門職的な意味合いのある「映画俳優」とは、真逆のポジションではないか。「岩松さんと出会って、『自分がこだわっていた映画に対する想いは、演劇にもあるのか』と気づき、視野が広がったんです。また、僕自身も、見向きもされない期間に『自分は映画俳優にはなれない』と思ってしまって…。それは悲しくもあり、自由になれる瞬間でもありました。そこからは、ドラマや演劇含めて、媒体にこだわらずに様々な方とお仕事をさせていただくように変わっていきました。だから必ずしも映画だけが手を差し伸べてくれたわけではなく、演劇にもドラマにも自分の可能性を広げてくれた人たちがたくさんいて、とても感謝しています」。良薬は口に苦し――。かつての仲野さんが経験した“挫折”は、飛躍への起爆剤でもあったわけだ。彼は「ここ2・3年が転換期だったと思っていて、自分に手を差し伸べてくれた方々や、ご一緒したかった方々と立て続けに仕事ができるようになりました。その最たるものが『すばらしき世界』でしたね。ずっと切望して、恋焦がれていた場所に来られた気がして、本当に嬉しかったです」と顔をほころばせる。「『ゆれる』を観て、西川監督とはいつかご一緒したいと思い続けていましたし、役所広司さんは日本映画の大黒柱であり、共演するのは俳優人生において最大の目標の一つでした。そして、念願かなって現場に入り、周りを見渡すと、数々の日本映画を作ってきたスタッフの方々がたくさんいたんです。僕にとって『すばらしき世界』は、聖域のような場所でした。その中にいられた時間は、本当に楽しくて幸せでしたね」西川監督とシンクロした、入浴シーンもどかしい“我慢の時間”を乗り越えて、ついに夢の場所へと到達した仲野さん。となると気になるのは、「にもかかわらず、なぜあそこまで安定したパフォーマンスを発揮できたのか?」だ。仲野さんは『すばらしき世界』の劇中で、役所さんを相手に堂々と渡り合い、圧巻の存在感を見せつけている。焦りも不安もなく、淡々と「良い芝居」を繰り出せたのは、どうしてだろう?「10年早くここに立っていたら浮足立っていたかもしれませんが、自分は自分なりに様々な現場を踏ませていただいて、何かしら形成されたうえでこの場所に来ることができました。色々な場所に行って、多くの人と出会って…。そのすべてが、僕の自信にもなったんです。だからこそ、ようやく出会えたこの環境に対して、しっかりと自分の仕事をしたいという思いがありました」。無駄なことなど、一つもなかった。知識も経験も蓄えたからこそ、憧れの人々とがっぷり四つに組むことができたわけだ。仲野さんは「西川監督は、どこまでも寄り添ってくれました。僕が感じた疑問を自分のことのように一緒に解決してくれたし、役所さんと共演する喜びすらも、共有できたんです。伴走者のように、どこまでも一緒に走ってくれる方でした」と、西川監督の存在も大きかったと語る。「具体的に『ここをこうしてほしい』というよりは、衣装合わせでお会いした瞬間に、すべてを託していただいたような、そんな感覚がありました。『これが人に何かを“託す”ということなんだ』と、西川監督から教わったかもしれないですね。どこまでも一緒にいるし、手を差し伸べてくれるんだけど、こちらにちゃんと“責任”を渡してくれる。だから僕も、ちゃんと応えなければと思える。とてつもない“信頼”をいただいた気がしています」。仲野さんが感じた、西川監督との絆。一緒に、ものづくりをする意義。その象徴が、津乃田と三上が共に入浴するシーンだったという。「役所さん演じる三上と、津乃田がお風呂に入るシーンは、僕自身も演じるうえでとても重要だと考えていました。本作ではふたりの“距離”をすごく大切にしていて、三上と津乃田が取材対象と取材者だったのが、友人になったり見放してしまったり、関係性がころころ変わっていく。ただ、あの瞬間だけは裸一貫で、人と人として寄り添いあう。その様子が父と子のように見えればいいなと思っていたら、本番前に西川さんが『ここは息子が父を見るような気持ちで演じてほしい』と言ってくださったんです。自分の中で感じていたものと、西川さんが描きたかったものがマッチして、託された身としてはすごく嬉しかったですね」。仲野太賀の演技論:「主観」と「客観」の意識について仲野さんの語りを聞いていると、理路整然とした思考回路と、俯瞰的な視点にうならされる。ある種、演出的な目も持っている彼は、役者としての自身をどう分析しているのか?本人は「全部つながっている感覚がありますね」と前置きしたうえで、言葉を紡いでいく。「演じるうえで、『どういう風に表現したいか』『それがどう見えたほうがいいのか』――主観と、客観はすごく意識はしています。演じる際のディスカッションも、作品に合わせて姿勢を変えていますね。入念に打ち合わせてから本番を迎えるパターンと、本番でまず体験してみるパターンと、やり方は組む人それぞれで違います。やっぱり、言葉を尽くしすぎると“共通言語”がなかった場合、表現にズレが出てきてしまうんです。たとえばお互いに共通言語がなかった場合、やってみたほうが言葉以上に伝わることもあるし、言葉で言い尽くせることをやってもしょうがないという思いもあります」。言葉にならない“演技”という領域を、ここまで的確に解説できるスキルには舌を巻く。やはりこの人は、これから加速度的に、もっともっと上に行くのだろう。そんな確信を抱きつつ、最後に2021年の抱負を伺った。「時代の変わり目という大きな出来事があったからこそ、自分がここからどういう風に映画や演劇やドラマに関わっていくかは、慎重に考えたいなという気持ちにはなりました。外出自粛期間中に、改めて創作の強さを如実に感じたんですよね。自分は何を表現できるのか、何を表現したいのか、どういうものに携わっていきたいのか…より真摯に考えたい。この世界に誠実なものを作っていきたい、観る人に寄り添える何かを作りたいと思っています」。(text:SYO/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:すばらしき世界 2021年2月11日より全国にて公開©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会
2021年02月08日日本テレビ系4月期の新土曜ドラマは、菅田将暉主演の青春群像ドラマ「コントが始まる」を放送。有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音と共演者も発表された。本作は、あの頃に思い描いていた大人の自分とはまるでかけ離れた大失敗な人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その失敗をしたからこそ出会う人や出来事によって、まるで思い描きもしなかった未知の幸せと巡り合う、若者の生き様を描いた群像物語。菅田さん、神木さん、仲野さんが演じるのは、売れないお笑い芸人トリオ「マクベス」。そんな高岩春斗(菅田さん)、朝吹瞬太(神木さん)、美濃輪潤平(仲野さん)の3人がネタ作りにいつも集うファミレスのウェイトレス・中浜里穂子を有村さんが、妹・中浜つむぎを、「この恋あたためますか」に出演した古川さんが演じる。本作はタイトルの通り、毎話ドラマのトップシーンを「マクベス」のコントから始まり、この冒頭のコントが残りの53分間の物語の重要な伏線として繋がるという構成でドラマが紡がれていく。脚本は、「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹。原作はなく、オリジナル脚本となる。主演の菅田さんは「ずっと憧れていた青春群像劇。あの頃夢中になったドラマの脚本家。他にも色々、、(ニヤリ)。こんなにもそばにいて欲しい人が集まってしまい、正直浮ついてます。責任を感じています。すみませんでした。ありがとうございます。頑張ります。でもそれ以上に楽しんでいきたいというのが本音です」と心境を語っている。キャストコメント菅田将暉ドラマ「コントが始まる」同世代の猛者たちが集結して挑むオリジナル作品。ずっと憧れていた青春群像劇。あの頃夢中になったドラマの脚本家。他にも色々、、(ニヤリ)。こんなにもそばにいて欲しい人が集まってしまい、正直浮ついてます。責任を感じています。すみませんでした。ありがとうございます。頑張ります。でもそれ以上に楽しんでいきたいというのが本音です。沢山笑いたい。嫌なことも大変なことも全部フリにして笑い合いたい。話し合いたい。目を見て心を通わせて、泣くなら思いっきり泣きたい。もう何をどうしたらいいのかわからないものだらけです。でもきっと「あの時こうしていたら~」の"あの時"が今です。先の見えない日々の中、この大失敗から始まる僕らの生き様が皆さまにほんの少しのゆとりをもたらす事を願っています。どうか宜しくお願いします。有村架純生きていく中で、きっと大きな挫折や大きな失敗をして、今まで積み上げてきたモノが瓦解してしまう出来事もあるかもしれません。この作品は、人々の小さな希望の光になる、応援歌のような作品になればいいと思っていますので、是非楽しみにしていてください。神木隆之介同世代の役者が集まって、群像劇をやる経験がこれまでほとんどありませんでしたし、いまだに制服を着る役とかもありますので、リアルな自分の年齢を演じられることが今回とても楽しみです。このドラマは、同世代の方からは「もっとぶっ飛ばせ!」と思ってもらえたり、僕たちより若い世代からは、「将来こういう風になりたいな!」と思ってもらえるような、また上の世代からは「懐かしいな!」と思ってもらえるドラマになると思っています。「コントが始まる」というタイトルを聞いて、とてもワクワクしています。コントは、必ずオチがあって、起承転結があって、ストーリーがあります。コントは必ずしもフィクションというわけではなくて、現実世界でもコントと同じようなことは沢山起きると思っています。僕の中の「何が」始まるのか、コントみたいな現実世界で何が始まるのか、楽しみにしています。仲野太賀辛いことが多い時期ということもありますが、僕たちの20代後半の世代にとっては、今は人生を振り返る時期になっている気がしています。思い描いていた未来と今はどうなのかなと。こんなはずじゃなかったという人生かもしれませんが、辛かったり苦しかったりする人生を肯定してくれるようなドラマになればと思っています。息苦しい時代の中で希望になるような、そんなドラマになればと思っています。今後この5人がどういう化学反応を起こしていくのか、どんな掛け合いをするのか、僕もとても楽しみにしています。古川琴音「始まっている」、「始まった」ではなくて、「始まる」というタイトルです。希望溢れる感じがとてもワクワクしています。今まさに明るい未来に向けて一歩踏み出そうとしている人たちのドラマなんじゃないかなと思っています。凄くもがきながら人生を進めていく5人だと思うのですが、そんな5人を思いっきり笑い飛ばしながらドラマを見て頂けたら、きっと面白くなると思います。楽しみにしていてください。日本テレビ系4月期土曜ドラマ「コントが始まる」は4月、土曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月08日映画『すばらしき世界』(2月11日公開)のプレミア上映イベントが21日に都内で行われ、役所広司、仲野太賀、長澤まさみ、西川美和監督が登場した。同作は佐木隆三の小説『身分帳』を原案とした、西川美和監督の最新作。実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、その舞台を約35年後の現代に置き換え、徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑んだ。下町の片隅で暮らす短気ですぐカッとなる三上(役所広司)は人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯。何とか再生しようと悪戦苦闘する三上に、若手テレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)がすり寄りネタにしようと目論むが、三上の過去と今を追ううちに、逆に思いもよらないものを目撃していく。シカゴ国際映画祭で役所が最優秀演技賞、作品が観客賞に輝いた同作。盾とトロフィーが届けられると、役所は「作品の力があってこそなので、できるなら切り刻んで分けたいんですけど、もったいないので僕が持っておきます」と笑顔を見せる。西川監督は「映画を撮るようになって、今回初めて1度も海外の映画祭に赴くことができませんでした。リアクションもつかみ取れなかったので、シカゴのお知らせをいただいた時も狐につままれたような気持ちで信じがたいと思ってたんですけど、海を渡ってトロフィーと盾が来てくれてよかったな」と喜びを表した。作中では長澤がプロデューサー、仲野がディレクターに扮したため、2人がレポーターとなり役所にインタビューをすることに。仲野が「撮影中大変だったこととか……」と尋ねると、役所は「それ、俺たちがいつも聞かれて困る質問じゃない!」とつっこみ、仲野は「台本にあったので……」と苦笑する。さらに仲野が「ぶっちゃけ、仲野太賀どうでしたか?」と尋ねると、役所は「出てたっけ? ああ、あの俳優さんね」とボケつつ、「彼はね、もう映画小僧ですね。映画大好き。で、カメラ大好き。素晴らしい俳優さんだと思いますよ。愛されキャラですね。なかなかやるんですよ。かわいがられるタイプの人間を普段から演じてますね」と評し、仲野は「いや〜、ずる賢いですね」と嬉しそうににしていた。長澤が「便乗して、長澤まさみは……」と尋ねると、役所は「綺麗ですよ、あの人は、ものすごく綺麗」と回答し、長澤は「ありがとうございます!」と喜ぶ。役所は「ディレクターが逃げるところを追いかけていくんですけど、ハイヒールであのスピードで走るって、すごいなと思いました。啖呵を切るシーンを観た時には、思わず『その通り』と拍手したくらいの素晴らしいシーンでした」と絶賛していた。
2021年01月21日松坂桃李ら、いま注目の俳優たちがアイドルオタクを演じる映画『あの頃。』の完成報告会が実施。松坂さんは結婚後初のイベント登壇となり、仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウ、そして今泉力哉監督が参加した。松浦亜弥に魅せられアイドルオタクとなる主人公を演じた松坂さんは、実際に松浦さんが自身の中学時代の先輩だという。それだけに「あの松浦先輩かと。僕が中1のときに3年生でして、遠くからずっと眺めていました。当時のそんな思い出が蘇ったりして、これはやるしかない!と思いました」とオファーを快諾したことを告白。そして当時の松浦さんについて「スターってこういう輝き方をするんだと、歩くたびにキラキラしたものが残り香のように残るというか、これがスターだ!と鮮明に覚えています」と羨望の眼差しだったよう。面識はないというが「当時サインをもらいに行ったけれど、『すみません、事務所が…』とやんわり断られました」と甘酸っぱい思い出を明かした。また、昨年12月に女優の戸田恵梨香と結婚した松坂さんにとって、この日が結婚後初の公の場。キャスト陣から「おめでとう!」と拍手で祝福されると、照れながら「ありがとうございます」と一礼。結婚後の心境の変化を聞かれると「健康をより一層大事にしようと思いました。健康管理を維持するためにこそ、しっかりとやっていきたいと改めて思います」と笑顔を応じた。今泉監督の演出メソッドに松坂桃李、仲野太賀が困惑!?撮影現場の様子について話が及ぶと、「みんな和気あいあい。居心地のいい時間でした」とふり返る仲野さん。松坂さんは「今泉監督は耳元でコソコソと演出をする。しかもそれは言われた本人しか知らないものなので、ドキドキ感というかお芝居の新鮮味が生まれる」と今泉監督の独特な演出スタイルを回想した。すると、仲野さんも「言われたらそれをやるしかない。でも相手も実はボソボソと耳元で言われているので、返しを用意している。それに対して驚いている僕の顔で『OK!』とカットがかかったりする」と、予定調和にならない今泉監督の撮影メソッドに目を丸くして語る。今回が映画初出演となるコカドさんは、年齢の近い山中さんや芹澤さんと行動を共にしていたとか。「3人で芹澤さんのホテルの部屋で飲もうとしたら、山中さんがすぐに寝た。その寝顔を見ながら芹澤さんが『年長者だから気を張っている部分がある』とまるで映画のワンシーンみたいなことを言っていた」と深い絆にシミジミ。しかし当の芹澤さんは「そんなこと言ってました?」と照れ隠しでとぼけて、山中さんも「夢の話ですか?」とエピソードトークを打ち消す、微笑ましい(!?)姿も。松坂桃李、“推し”「スラムダンク」映画化出演を狙う!?その後、映画の内容にちなんで最近の自分の“推し”をそれぞれ発表することに。人気漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」を推しに挙げた松坂さんは「映画化されることをご存知ですか? そのニュースを知ったときは激震が走った。僕はこの作品がきっかけで中学時代にバスケを始めました」と熱狂的ファンぶりをアピール。すかさず今泉監督から「映画化に関わろうとしているでしょ?これは仕事を取りに行っているなあ~!」と指摘されると「違います!僕が入るのはありえない!」と大慌てで否定するも「でももし、何かで関わることができるなら…」とチャンスを狙う様子を見せ会場を沸かせた。また、“推し”について仲野さんは「車」、山中さんは「ネパールカレー」、今泉監督は「卓球の石川佳純」、芹澤さんは「エッセイストの上原隆」、若葉さんは「白山眼鏡店」、コカドさんは「ベランピング」とそれぞれに回答。最後に松坂さんは「心の栄養になる作品で、甘酸っぱい青春群像劇です。好きなものを共有していたあの時間を改めて見るだけで、心の中に優しい風が通る気がする。その温かさを感じていただければ嬉しい」と、“推し”があることで生まれる心の豊かさについてコメントし、イベントを締めくくった。『あの頃。』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あの頃。 2021年2月19日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020『あの頃。』製作委員会
2021年01月19日松坂桃李、仲野太賀、若葉竜也らが出演する、ハロプロの名曲が彩る笑いと涙の青春エンターテインメント『あの頃。』より、キャラクター紹介映像とビジュアルが公開された。今回到着した映像では、「モーニング娘。」の楽曲「ザ☆ピ~ス!」に乗せて、松坂さんが演じるハロー!プロジェクトのアイドルにのめり込んでいくあやや推しの主人公・劔、仲野さん演じるミキティ推しのコズミンをはじめ、「恋愛研究会。」のメンバーが思い思いに推しを語る場面が切り取られている。また同時に公開されたビジュアルには、クセの強すぎる個性豊かな6名の姿と共に、「あややはスターなんだから、いつも松浦亜弥なのが当たり前じゃないですか。」「藤本さんのルックスは素晴らしい。」「ハロプロ以外に何がいんねん。」などと、それぞれ印象的な熱いセリフが添えられた。『あの頃。』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:あの頃。 2021年2月19日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020『あの頃。』製作委員会
2021年01月18日「ハロー!プロジェクト」への熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた自伝的青春コミックエッセイを映画化した『あの頃。』より新場面写真が公開された。今回の場面写真では、松坂桃李演じる“あやや”推しの劔をはじめ、“ミキティ”推しのコズミン(仲野太賀)、ハロプロを通して出会った仲間たち「恋愛研究会。」のメンバーが写し出されている。毎日のようにグッズに溢れた部屋に集まり、推しの魅力について語り合ったり、“ハロプロの啓蒙活動”という口実で学祭に入り込み、イベントを開催して盛り上がったりと、“あの頃”の彼らの日々が垣間見える。なお、タレント・ぱいぱいでか美、個性派女優のどんぐり、映画監督のいまおかしんじ、ミュージシャンの増子直純(「怒髪天」)、「MONO NO AWARE」、「ニーネ」といった、本作に出演している全キャストも発表された。『あの頃。』は2021年2月19日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:あの頃。 2021年2月19日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020『あの頃。』製作委員会
2021年01月05日森七菜主演、中村倫也、仲野太賀、石橋静河らの共演で描かれた「この恋あたためますか」の最終回が12月22日オンエア。中村さん演じる浅羽の橋の上でのキスとサプライズ登場からのキスの“Wキス”に視聴者から祝福の声が上がっている。本作は夢破れたコンビニアルバイトとコンビニチェーン社長による「スイーツ×ラブ」ストーリー。コンビニ「ココエブリィ」のバイトから本社でスイーツ作りをすることになった井上樹木に森さん。「ココエブリィ」社長の座を追われるも、移動販売事業を立ち上げ本社に戻ることになる浅羽拓実に中村さん。浅羽の地元の後輩で「ココエブリィ」スイーツのパティシエを担当、樹木のことが好きな新谷誠に仲野さん。浅羽と復縁したが再び別れた「ココエブリィ」スイーツ企画担当・北川里保に石橋さん。浅羽と対立していた神子亮に山本耕史。元々スイーツ課の課長だった一岡智子に市川実日子。「ココエブリィ」上目黒店の店員、李思涵に古川琴音。碓井陸斗に一ノ瀬颯。店長の上杉和也に飯塚悟志(東京03)といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。浅羽が本社に戻ることになり、そのお別れパーティーが樹木の部屋で開かれる。その後、樹木は誠を呼び出し、浅羽が好きだと伝える。その後、浅羽から「君が俺の日常の一部になってた」と改めて愛を伝えられた樹木は「私のほうが100万倍社長のこと好きだよ」と浅羽にキス。それに浅羽も“お返しキス”で答える。クリスマスを浅羽と過ごしたかった樹木だが、浅羽は25日の夕方まで海外出張。仕方なく樹木が「ココエブリィ」でイブの夜を過ごしていると、そこに急遽帰国した浅羽がサプライズ登場する。一方、その頃誠は実家の店で働いていた。そこに里保が手伝いに現れる。里保から樹木のインスタを見るよう言われ、スマホを見た誠は、自分のスイーツが載っているのを発見する…というストーリーだった。橋の上での2度のキスにイブの夜「ココエブリィ」に現れてのキス…樹木と浅羽のキスシーンに「シャッチョさんのキスかっこ良すぎませんでした!?」「浅羽っちかっこ良かったキス素敵すぎ」など、ときめく視聴者から声が続々。さらにコンビニスイーツだけをアップしてきた樹木のインスタに唯一上がった誠のスイーツと「嬉しかった、ありがとう」の言葉。恋人にはならなかったものの誠が樹木にとって大切な存在になったことが感じられるこのシーンにも「誠がキキちゃんのインスタの投稿見るシーンでぼろぼろ泣いてしまった」「まこちゃんにも是非幸せになって欲しい」の声が寄せられている。また、「新谷のための新谷のドラマやったなぁー。 太賀くんが全て持って行きましたね、涙涙で良かったです。」「恋あた観てからますます太賀の演技が楽しみになってきた」「新谷、主役?と思うほど太賀くんの存在感すごかった。」と仲野さんの演技についても絶賛の声が集まっている。(笠緒)
2020年12月23日《text:SYO》ついに…いや、ようやく彼の時代がやってきた。仲野太賀、27歳。間もなく芸歴15年目に突入する若き演技派は、いま大輪の花を咲かせようとしている。映画好きを中心に、「外さない俳優」として支持されてきた仲野さん。10月クールのテレビドラマ「この恋あたためますか」や「あのコの夢を見たんです。」で新たな注目を浴びる彼の魅力を、改めて深堀りしていきたい。錚々たるメンバーの中でも際立つ存在感まずは、時計の針を2007年に戻そう。この年に公開された映画『バッテリー』は、林遣都の俳優デビュー作として有名だが、野球を志すチームメイト役で仲野さんも出演しているのだ。本作では、現在のどっしりとした演技につながる安定感ある芝居を早くも披露しており、再観賞すると「おお!」と思うはず。その後、2008年の映画『那須少年記』で初主演を飾り、『さんかく』(2010)や、ドラマ「黒の女教師」(2012)に出演。この「黒の女教師」、いま観ると千葉雄大、土屋太鳳、山崎賢人、広瀬アリス、杉咲花、中条あやみといった錚々たるメンバーが生徒役を演じている。そして…2012年に公開された『桐島、部活やめるってよ』で、仲野さんは頭角を現す。神木隆之介、橋本愛、東出昌大、山本美月、松岡茉優とこちらもすさまじいキャストだが、その中でも仲野さんはキーパーソンを演じているのだ。本作は、バレー部のキャプテンだった桐島が部活を辞めたことで、学内のヒエラルキーに異変が生じる物語。仲野さんが扮したのは、桐島の抜けた穴を埋めることになった部員。自らの才能が足りないことに悩み、「何とかしようとしてこの程度なんだよ、この程度なんだよ俺は!」と絶叫する姿が痛々しく、切ない。仲野さんならではの得意技として、「人生が思い通りにいかない弱者」を演じると、他の追随を許さないほどにハマる、というものがあるが、その特長を決定づけた1本でもあろう。ブレイクを経て、成長、進化…その後、『私の男』(2014)、『あん』(2015)、ドラマ「恋仲」(2015)などに出演し、活動の幅を広げていた仲野さんに、運命的な出会いが訪れる。それが、宮藤官九郎が脚本を務め、岡田将生・松坂桃李・柳楽優弥が共演したドラマ「ゆとりですがなにか」だ。この作品の中で仲野さんは、岡田演じる先輩を振り回すトラブルメーカーの“モンスター後輩”を憎たらしいほど見事に演じ切り、ブレイクを果たす。その人気ぶりは圧倒的で、スピンオフ作品「山岸ですがなにか」まで制作された(こちらも傑作なので、未見の方はぜひ)。その後、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した『淵に立つ』(2016)が公開され、コツコツと積み上げてきた「独立系の良作・力作に出続ける」部分と、知名度が融合。2017年には、映画ファンのお気に入り作として名高い『南瓜とマヨネーズ』で、現実にもがき苦しむミュージシャン志望の若者を切々と演じ、高く評価された。ドラマから映画と派生し、ヒットした「今日から俺は!!」(2018~2020)といった大衆作品にも出れば、『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(2018)や『タロウのバカ』(2019)、『MOTHER マザー』(2020)、『生きちゃった』(2020)といった攻めた作品にも出演し続ける。2020年は、なんと7本もの出演作が公開され、完全に覚醒した印象だ。中でも、2016年の『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』で組んだ佐藤快磨監督と再び顔を合わせた主演作『泣く子はいねぇが』(2020)での彼の演技は、圧巻。泥酔したあげくに不祥事を起こし、妻子に去られてしまった男が、数年ぶりに帰郷。七転八倒しながら人間として成長していく姿を、泥臭く体現した。大人になりきれず、未熟で、それでも前に進もうともがくどうしようもない人間らしさは、仲野さんにしか出せないだろう。そして、同時期に始まったドラマ「この恋あたためますか」と「あのコの夢を見たんです。」では、全く異なる演技を披露。後者は、南海キャンディーズの山里亮太による「妄想エッセイ」の映像化で、仲野さんは赤メガネをかけ、山里を好演。さらに、劇中劇(妄想)の中で、中条あやみや森七菜といった毎話交代するヒロインと、息の合った掛け合いを見せた。仲野さんと森さんは共演作が多く、本作「この恋あたためますか」、さらにはティファニー×ゼクシィのCMでも共演(これまた泣けるのだ)。「この恋あたためますか」では、森さんが扮するヒロインをめぐって、中村倫也演じる会社の社長と恋愛バトルを繰り広げている。お菓子作りにひたむきで、ヒロインを支える実直なキャラクターは、仲野さんの新たな“進化”を感じさせる。2021年も話題作に出演、もはや“無敵”の俳優にここまでは、現在公開&放送された内容。来年も、仲野旋風は収まらないどころかさらに拡大する。まずは、2021年2月11日に公開する『すばらしき世界』。日本が世界に誇る実力派監督・西川美和の最新作で、第56回シカゴ国際映画祭で観客賞と最優秀演技賞(役所広司)の2冠に輝いた力作だ。人生の大半を刑務所で過ごした殺人犯(役所さん)が、社会復帰を目指す物語だが、本作で仲野さんは準主役に抜てきされた。主人公を取材するうち、情が移ってしまう元テレビ番組の制作者をリアルに演じており、物語の“良心”として、さらには観客と物語をつなぐポジションとしても機能している。仲野さんを追ってきた身としては、万感の思いが込み上げてくるほどのベスト・アクトだ。ぜひ公開を楽しみにお待ちいただきたい。その翌週の2月19日に公開する『あの頃。』では、重度のハロプロファンをエネルギッシュに演じており、観る者を爆笑させるだろう。口やかましく、ひねくれ者で見栄っ張りだが、その実小心者でもあるという、なんとも憎めない男を好演。ホロリと泣かせる名演も披露しており、主演の松坂桃李(「ゆとりですがなにか」コンビだ)とも好相性を見せつける。今泉力哉監督に加え、『南瓜とマヨネーズ』の冨永昌敬が脚本を手掛けている点にも注目だ。2018年に、盟友・菅田将暉のオールナイトニッポンにゲストとして登場したとき、仲野さんはこう言っていた。「『共喰い』のオーディションで、俺は芝居さえ見てもらえなかったのに(菅田)将暉は見てもらえて、あっという間に主役ですよ。(中略)一番最初のジェラシーだわ、お前に対して(笑)」と。同エピソードでは、菅田将暉と染谷将太への嫉妬に苦労したと振り返っており、雌伏のときを過ごしていたことがうかがえる。しかし、だからこそ、人気がついてきた仲野太賀はもはや無敵。この先ますます絶対的な存在になっていくであろう彼の視界は、もう曇天でも向かい風でもない。どこまでも真っ青な晴天の下を、仲野太賀はひた走っていく。(SYO)
2020年12月22日ベビーカレンダーは2020年1月から10月に生まれた81,896名の男の子を対象に『2020年の名づけトレンド』に関する調査を行いました。2020年生まれの男の子に人気の漢字ランキングTOP10を、多く名づけられていた名前実例とともにご紹介します。 週刊少年ジャンプ(集英社)の人気連載マンガで『呪術廻戦』の主人公の名前の漢字もTOP10にランクイン! これからますます注目される漢字です。1位翔2019年に引き続き、2020年も漢字ランキング首位に輝いたのは「翔」。「陽翔」「大翔」「結翔」などの名づけに用いられました。羽を大きく広げて飛び舞うような印象を受ける「翔」。名前に「翔」がつく名前は「飛翔ネーム」と呼ばれるなど、男の子に人気の止め字です。大きく羽ばたいて欲しいという願いを込めて用いてもいいですね。 2位大2019年に引き続き、2020年も漢字ランキング2位にランクインした「大」。スケールの大きさや広さを表す名前です。「大翔」「大和」「蒼大」「陽大」「大智」などの名づけに用いられました。止め字としてだけでなく、一文字めとしても使いやすい漢字で、男らしい印象を受けるようですね。 3位斗2019年の漢字ランキング4位から2020年はワンランクアップした「斗」。「湊斗」「悠斗」「陽斗」「結斗」「陸斗」「海斗」などの名づけに用いられました。年間を通じて人気の高い漢字で、北斗七星を連想させ美しく神秘的な印象を受けるようですね。 4位太2019年の漢字ランキングは3位、2020年は4位にランクインした「太」。「陽太」「奏太」「颯太」「瑛太」「太陽」などの名づけに用いられ、元気で力強いイメージを受ける漢字です。有名人では俳優の永山瑛太さん、仲野太賀さんなどの名前に用いられています。 5位陽2019年に引き続き、2020年も漢字ランキング5位にランクインした「陽」。「陽翔」「朝陽」「陽向」「陽太」「陽大」「陽斗」「陽」などの名づけに用いられました。日の当たる丘や太陽を連想させ、太陽のように明るい人になるように願って名付けてもいいですね。 6位真2019年に引き続き、2020年も漢字ランキング6位にランクインした「真」。「悠真」「颯真」「蒼真」「壮真」「涼真」などの名づけに用いられました。嘘や欠けた部分がなく充実していることを意味し、「正直で真心のある人」「包容力のある人」という印象を受けるようです。 7位人2019年に引き続き、2020年も漢字ランキング7位にランクインした「人」。「悠人」「碧人」「颯人」「健人」「湊人」などの名づけに用いられました。男の子の止め字として人気で、2020年「香水」で大ブレイクしたシンガーソングライターの瑛人さんの名前にも用いられていますね。 8位悠2019年に引き続き、2020年も漢字ランキング8位にランクインした「悠」。「悠真」「悠人」「悠斗」「悠」「悠翔」「悠生」などの名づけに用いられ、「はるか遠い」「細く長い」「のんびりとしている」様子を意味する漢字です。スケールの大きさを感じることから、落ち着いた人になることを願って名づけてもいいでしょう。 週刊少年ジャンプ(集英社)の人気連載マンガで、“ポスト鬼滅”といわれ、コミックの売り切れが続出している『呪術廻戦』。2020年10月にテレビアニメ放送が開始し、その人気にさらなる拍車をかけています。強く素直で明るい性格の主人公の名前「悠仁(ゆうじ)」にも用いられており、話題のマンガのキャラクター名が赤ちゃんの名づけに影響することもあることから、これからますます人気が上がっていきそうです。 9位蒼2019年に引き続き、2020年も漢字ランキング9位にランクインした「蒼」。「蒼」「蒼大」「蒼真」「蒼空」「蒼生」「蒼士」などの名づけに用いられました。草木が生い茂るようにすくすくと育つように願って、名づけてもいいですね。俳優の中村蒼さん、福士蒼汰さんなどの名前にも使われています。 10位一2019年の漢字ランキング11位から、2020年はワンランクアップした「一」。2020年の年間ランキング100位以内では「一颯(いぶき、いっさ)」がランクイン。「一つ」「一番目」「すべて」という意味があり、リーダーシップがある頼もしい男の子というイメージを受けるようですね。 2020年、男の子の名前に使用された漢字ランキングでは、止め字によく用いられる「翔」「斗」に加え、「大」もランクインしました。「大」は止め字に使用する際には「と」とよむことがあるため、TOP3は「と止めネーム」の人気の影響を受けた結果になったと言えるでしょう。これから男の子を出産予定の方、ぜひ参考になさってくださいね。<調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2020年1月1日(水)~2020年10月1日(木)調査件数:81,896件(男の子) 文/福島絵梨子
2020年12月20日森七菜、中村倫也、仲野太賀、石橋静河演じる4人が織りなすラブストーリー「この恋あたためますか」。その9話が12月15日オンエア。中村さん演じる浅羽と仲野さん演じる誠の“対決”と、ラストの“告白”に視聴者からも様々なコメントが送られている。コンビニエンスストア「ココエブリィ」でアルバイトをしているところを、同社の社長となった浅羽に見出され、スイーツ製作に携わることになる井上樹木を森さんが、外資系ネット通販会社から「ココエブリィ」の新社長となりスイーツ開発に注力するも神子の“反乱”で解任、移動販売事業を立ち上げる浅羽拓実を中村さんが。浅羽の地元の後輩で現在は「ココエブリィ」のスイーツ製作を担当、樹木のことが好きな新谷誠を仲野さんが、「ココエブリィ」でスイーツの企画を担当する浅羽の“元カノ”北川里保を石橋さんがそれぞれ演じる本作。また一岡智子を市川実日子、浅羽と対立する神子亮に山本耕史といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。交際を続けるかどうか“お試し期間”の終わりが迫るなか、浅羽から「日曜暇か」とメッセージを受け取る樹木。誠との約束を優先しようとする樹木だが、誠と里保と3人で食事をしているところに再び「日曜待ってる」というメッセージが届き、それを誠も見てしまう。翌日誠は浅羽のもとを訪れ「樹木ちゃんは渡さない」ときっぱり言い放つ。それに対し浅羽も「選ぶのは彼女だ」と答える。そしていよいよ樹木が誠への返事を伝える時がやってくる。「私、クリスマスは…」と樹木が言いかけたところで、浅羽が現れ「君と一緒にいるとイラつくし、疲れるし、全然自分のペースで進まないし、趣味も好みも価値観も全く噛み合わない。だけど楽しい。君がそばにいると。会社で会ってる時はわからなかった。でもいなくなってはじめて気づいた。俺には、君が必要だ」と、樹木に自分の本当の気持ちを伝える…。浅羽が現れた瞬間、絶望的な表情を見せる誠に「ききちゃんには、失わないと気づけない様な社長よりも、一途に好きでいてくれてるまこっちゃん一択」「新谷の絶望した顔って、この世の終わり顔」「まこっちゃんにも幸せになってほしいし悩ましい」などの反応が集まるなか「まこっちゃんの圧倒的な友達感なんだろうね?一緒にいると楽しいしめっちゃいい奴なのよ。でも男として見れるかっていうと…うーん」という投稿も。浅羽に対しても「あああずるいよ社長~、、そこでくるの?」「何でもうちょっと前に恋心に気づかなかったかなあああああ」など怒りにも似た反応が寄せられる一方で「不器用ながらも一生懸命に伝えようとしてるのがよかった」「絶対、新谷派だったケドさ。浅羽社長の駆けつけてからにキュンしちゃった」と、いつもはクールで上から目線な浅羽の真剣告白を評価する声も送られている。(笠緒)
2020年12月16日シカゴ国際映画祭で観客賞と最優秀演技賞の2冠の快挙を達成した西川美和監督最新作『すばらしき世界』より、場面写真とテレビマンを演じる仲野太賀のコメントが到着した。番組のネタにしようと、13年ぶりに出所し社会復帰を目指す役所広司演じる三上にすり寄るテレビマンの津乃田(仲野さん)と吉澤(長澤まさみ)は、ファインダー越しに三上の一挙一動を追い続けるのだ。今回到着した場面写真では、津乃田が三上に密着し、質問を投げかけながらカメラを回し続ける姿をはじめ、三上の人間味あふれる一面に触れ、ネタにすることをためらい始める津乃田とは異なり、密着映像を見ながら笑みを浮かべる吉澤の姿。強張った顔でカメラを回し続ける津乃田の姿も。一方、穏やかな表情で三上がスーパーマーケットの店長(六角精児)と談笑する様子や、出所当日の刑務所内の一幕も切り取られている。若手テレビマンの津乃田を演じた仲野さんは「(冒頭の津乃田は)強い意志を持って取材をしようという感じではなく、『ちょっと行ってみた』くらいの感覚です。ところが三上と出会っていく中で、どんどんその人間性に引かれ、目が離せなくなる」と演じたキャラクターについて語る。また取材対象のように、自身の出番がない日に役所さんを見学に行っていたと明かした仲野さん。「三上さんを自分の目に焼き付けておきたかったから。なるべく、三上さんを、役所さんの存在を、僕を通して津乃田の中に染み込ませたくて。三上さんに振り回される役回りだったので、三上さんの芯に触れる機会が欲しくて通っていました」と理由を話している。『すばらしき世界』は2021年2月11日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:すばらしき世界 2021年2月11日より全国にて公開©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会
2020年12月08日