新ドラマ「ブルーモーメント」の挿入歌が、主演・山下智久が作詞を手掛けた「Perfect Storm」に決定した。本作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)の奮闘物語。挿入歌「Perfect Storm」は、山下さんが本作の世界観をイメージし、天気や自然に関するワードを盛り込みながら書き上げた力強い歌詞と、臨場感あふれるスピーディーな展開の楽曲が本編映像とリンクし、ドラマの世界に没頭できる一曲に仕上がっている。ゲストボーカルには、韓国の5人組グループ「TOMORROW X TOGETHER」のTAEHYUN(テヒョン)を迎えたことも明らかに。本楽曲は、“feat. TAEHYUN of TOMORROW X TOGETHER”として、ボーカルコラボレーションとなる。コメント◆山下智久ドラマが気象学を通して人を救うストーリーになるので、天気に関するワードや、自然にまつわるワードをたくさん取り入れるようにしました。どんなに暗い雲で覆われていても、その上には光があるという希望も込めました。そういう思いもみなさんに受け取っていただけたらうれしいです。そして、ドラマとこの楽曲がいい相乗効果を生めばいいなと思っています。そして、今回TAEHYUNさんとコラボさせていただきます。まだ直接お会いしてはいないんですけれど、グループとしてもすごく勢いがあって才能があふれる方たちだと思うので、今回、一緒にやらせていただくことはとてもエキサイティングなことだなと思っています。この楽曲が、ドラマをより輝かせるものになればという思いで、心を込めて歌いました。TAEHYUNさんとのコラボという、貴重な機会をいただいて出来上がった楽曲と共に、ぜひドラマを楽しんでいただけたらうれしいです。◆TAEHYUN(TOMORROW X TOGETHER)山下さんが日本で、アーティストとしても俳優としても、とても有名な方だと存じ上げていたので、山下さんが主人公として出演されるドラマの収録曲で、デュエットで参加できることになり本当にうれしく思いました。この楽曲は、嵐が吹き荒れても高く上れば青空に届くように、生きていく中でどんな逆境があっても乗り越えようという強い意志を表現した曲。一生懸命歌ったので、ぜひ、放送を楽しみにしていてください!「ブルーモーメント」は4月24日より毎週水曜日22時~フジテレビ系にて放送(※初回15分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日「コーラスライン」の作詞家であるエド・クレバンの成功と挫折、そして取り巻く登場人物たちの感動の実話を描いた、ブロードウェイミュージカル「クラスアクト」。2024年5月30日東京・サンシャイン劇場を皮切りに、全国を巡るツアーの日程が決定しました!(※一部後日発表)1970年代のニューヨークエンターテイメントの原点を描き出した意欲作である本作の主人公エド役の筧利夫、エドのよき理解者ソフィ役の紫吹淳、ミュージカルワークショップの同級生ルーシー役の高橋由美子、「コーラスライン」の作曲家マーヴィン役の吉田要士、エドがエンターテインメントを学んだミュージカルワークショップの教師リーマン先生役のブラザートムなど実力派揃いのキャスト陣から、「コーラスライン」の誕生秘話である本作の上演に向けてコメントが到着!【コメント】エド役/筧利夫コーラスラインの作詞をしたエド・クレバンが創った名曲の数々で贈る最高級ミュージカル。何と美男美女しか出てきません。至極のルックスと歌声に果たして貴殿の体力は何曲目まで持ち堪えられるのか?トータル何ステージ観れば気が済むのか?もしかすると最後の方は新たな出演者になってしまっているのか?あらゆる可能性を秘めたあなぶきエンタテインメント/ナッポス・ユナイテッド超特大スペシャル!2024、語りたい話題は「A CLASS ACT」で決定です。ソフィ役/紫吹淳筧さんの演じるエドを支える一番の良き理解者であるソフィとしてどう息づかせる事が出来るのか…私にとってこれからの課題でもあります。あのコーラスラインを手掛けたエドの実話なのでリアル感も大切にしながらエドの気持ちになってハラハラ・ドキドキ楽しんで頂きたいと思います。私自身もとても楽しくもあり又とても難しいお役なのでご観劇下さる皆様のお力をお借りして素敵な作品になります事を願っております。皆様にお目にかかれます日を楽しみに劇場でお待ちしております。ルーシー役/高橋由美子「コーラスライン」のアナザーストーリーが、この「クラスアクト」。ミュージカル好きなら一度は耳にしたことがある、有名なナンバーを歌って踊るらしく(ちょっとビビってますが)、今からワクワクしています!全国の皆さまにお会いできるのも楽しみです!エドに負けないくらいの情熱で、素敵なミュージカルになるように全身全霊で臨みます。ぜひ劇場に遊びに来てください。マーヴィン役/吉田要士二幕の中盤、まさに皆さんがよくご存知のミュージカル「コーラスライン」を創作するシーンで、作曲家マーヴィン・ハムリッシュとして登場いたします。聴き馴染みのあるミュージカルナンバーをお楽しみください。素敵なキャストの皆さまと一緒に「クラスアクト」に出演させていただけること、そして全国の皆様にご覧いただけますこと、今からとっても楽しみです。ブロードウェイ らしい ミュージカルを体験しに、ぜひとも劇場へお越しください!リーマン先生役/ブラザートム何が楽しみって色んなところに行けるのよ こんなミュージカル初めてどうしても東名阪になりがちな エンタメ業界だけど今回は違うのよ たくさんの場所に行って 「A CLASS ACT」たのしんでもらえるのよそれだけでワクワク夜の街で僕に会ったら 是非感想聞かせてくださいさて 台本音楽 覚えないと★公演オリジナル動画到着!!本公演のオリジナル動画が完成しました。一足早くブロードウェイミュージカル「クラスアクト」の世界をお楽しみください!公演は5月30日から東京・サンシャイン劇場で開幕。その後、全国で8月3日まで上演いたします。公演日程は公式サイト( )にてご確認ください。夢を持って生きることと友情の素晴らしさを謳った、人間賛歌のミュージカルをお楽しみに‼<STORY>1988年2月のブロードウェイ、シューバート劇場で「コーラスライン」の作詞をしたエド・クレバンのお別れ会が行われている。しかし集まった友人達は次第に、変わり者だった彼の悪口を言い始める。エドの最初の恋人であり、一番の理解者である医者のソフィが彼の真実の姿を語り出し、物語は始まる。エドが大学生の頃、精神病院に入院していた時、音楽をつくることによって心が安らいだ。この体験とソフィの存在が心の支えになり、彼は作曲家への道を志すようになった。レコード会社のプロデューサーとして働きながら、ミュージカルのクリエイターとしての夢をかなえる為に日々努力を重ね、ついに世界的大ヒットとなる「コーラスライン」の作詞家として大成功を収めた。しかし彼の本心は作詞よりも作曲を手掛けたかったので、今一つ釈然としない日々を送っていた。ある日、彼はソフィから自分が不治の病に侵されていることを宣告された。そして作曲家としての夢を掴む前にこの世を去ることに…エドのお別れ会で友人達は、彼からそれぞれに贈られたお別れのメッセージを受け取り、エドの死後にはじめて彼の真心、真実の姿を知るのであった。【公演概要】タイトル:ブロードウェイミュージカル「クラスアクト」作曲・作詞:エドワード・クレバン脚本:リンダ・クライン、ロニー・プライスオリジナル・ブロードウェイ版演出:ロニー・プライス<日本版スタッフ>日本語台本(訳詞含)・演出:西田直木振付:川崎悦子音楽監督:宮﨑誠<キャスト>エド:筧利夫ソフィ:紫吹淳ルーシー:高橋由美子マーヴィン:吉田要士リーマン先生:ブラザートムフェリシア:松岡美桔モナ:星野真衣ボビー:広田勇二チャーリー:平山トオルマイケル:吉田潔ダンサー:市川由希<東京公演>日程:5月30日(木)〜6月2日(日)5公演会場:サンシャイン劇場チケット料金:S席11,000円A席9,000円(全席指定/税込/未就学児入場不可)一般発売日:3月30日(土)AM10:00〜プレイガイド■チケットぴあ(https: //w.pia.jp/t/aclassact/)Pコード:525-170■ローソンチケット( Lコード:34073■イープラス( 2024年5月30日サンシャイン劇場(東京)を皮切りに全国ツアー開催!!詳細は公式サイトにてご確認ください。公式サイト: 版権コーディネート:東宝ミュージック主催・製作:あなぶきエンタテインメント、ナッポス・ユナイテッド 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月06日手掛けた楽曲はおおよそ2700曲。47年のキャリアを通じて誰もが知るヒットチューンを数多く世に送り出してきた稀代の作詞家・森雪之丞。彼にはもうひとつの顔がある。メロディのないところで純粋に言葉を紡ぐ詩人としての活動だ。70歳のバースデーに上梓する自選詩集『感情の配線』は、彼がこれまで発表してきた数々の詩の中から選りすぐった作品集。ときに囁くように、ときにアジテートするように、遊び心満載に言葉と戯れる姿をそのまま活写したような彼の詩から感じるのは、人間本来の赤裸々な心のありようだ。どうして我々は言葉を話すのか、言葉の役割とは何か――、この最も刺激的な問いをめぐる森雪之丞との対話。無意味さみたいなものを繰り返すことが生きることなんじゃないかなって感じたんです――今回上梓される自選詩集『感情の配線』は、30年のあいだに創作した、いわゆる歌詞ではない詩のなかから自選した作品集です。この「30年」というのにはどのような意味があるのですか?それは単純な話なんですけど、発売になる1月で僕が70歳になるので、ちょっと気合を入れようと思って(笑)。――なるほど(笑)。これまでいろんなジャンルで言葉に携わって作品を発表して来たんですけど、詩が一番届きにくいジャンルだと思うんですよね。楽曲の歌詞なんかは親近感があるというか、自然に口ずさんだりするものだと思うんですよ。でも詩になると、とたんに遠くなってしまう。あるいは距離感が分からなくなってしまう。詩というものを書き始めてからの30年で5冊しか詩集を出してはいないですし、それだけ難しさを理解しているつもりなんですけど、だからこそ70歳になって気合を入れる意味で一番届きにくい詩からやろうと思いました。――まさに私はこれまであまり詩というものに触れて来なかったんですけど、この『感情の配線』を読ませていただき、とても新鮮な驚きと楽しみがありました。おっしゃられたように、確かに詩というものはエンタテインメントという観点で言えば中心にはないものかもしれません。ですが例えば心の奥まで届くことのできる遅くて強いビートのように、ずっと残り続ける感触がありました。それはとてもうれしい感想ですね。――改めて自選されてみて、それぞれの詩から共通しているものがあるとすれば何だと思われましたか?長いタームで書いてきたので、テーマも方法も作品によって違うんですけど、主題と遊びのバランスというのは常に意識してきたことだと思いますね。今回の詩集に収録した「SOKOに居た」という作品では、〈居た〉という言葉が意味を変えながら点在しています。例えば〈イタチゴッコ〉〈痛み〉〈伊丹〉〈ライター〉というふうに。これらの言葉のひとつずつをピンで留めていくと自分の顔が浮かんでくるような作品になっています。それと自分がこの30年で書いてきたことは同じで、自分もそのときそのときでピンを刺すように作品を発表してきて、それらをつなげると70歳の自分の姿になるんですよね。――今のお話を伺って、タイトルの『感情の配線』という言葉のイメージがより明確になったような気がします。感情にしても、何かの出来事にしても、一色だけのものっていうのはないと思うんですよ。「すげえ楽しかった」のなかにも、もしかしたら「ちょっと嫌だった」部分というのはあるかもしれない。そうしたいろんなものをつなげて、つまりは配線をしてひとつの感情が作られるのだとしたら、詩を書くことは感情の配線をすることにとても近いなと思います。ちなみにカバーの絵は娘が16歳のときに描いたものなんですけど、この絵を見たときに、いったい何を作っているんだろう?って思ったんですよ。まったく意味のないものを作っているのかもしれないと。でも人間の行為ってそういうものだよなって思うんですよね。もちろん、こうなりたいとかああなりたいっていう希望はありながらも、たいていの人はそれが何になるのか分からないけど積み上げたりつなげたりしている。そうやって無意味さみたいなものを繰り返すことが生きることなんじゃないかなって感じたんです。実際に描いた娘がどういうつもりなのかは分からないんですけど(笑)。誰にも託さずに自分自身の言葉で書いたらどうなるんだろう――森さんは当然ながら作詞家として広く知られているのですが、メロディのないところで言葉を紡ぐ行為、つまり詩を書くことの発端は何だったのでしょうか?音楽の言葉からの影響が強くあるというのはキャリアの最初から今に至っても変わりません。キング・クリムゾンのピート・シンフィールド(※キング・クリムゾンのオリジナルメンバーで、作詞とライブ時の照明を担当した)の「エピタフ」に描かれた黙示録というか予言とでも言えるような壮大な世界観とか、デヴィッド・ボウイの韻を踏んだ遊びとか、そういうものから大きな影響を受けました。作詞の場合、素晴らしいアーティストと出会えたことによって僕もとっても豊かになれるんですけど、前提としてそのアーティストの心を通して声にならないと僕の言葉は意味をなさないんですよね。だから“託す”ということが大きいんです。例えば今回の詩集に収められたような言葉を誰に託せるかと言うとそれはできないんですよね。氷室(京介)だから、布袋(寅泰)だから、彼らの心を通して意味のある言葉を書く――それが作詞なんです。じゃあ誰にも託さずに自分自身の言葉で書いたらどうなるんだろう、そう思ったのが詩を書くことの発端です。あともうひとつは、ライブをやることの意味をすごく感じていた時期があったんです。90年代の初頭くらいですね。自分の言葉をポエトリー・リーディングとして、世間ではまだあまり行われていなかったタイミングだったけれど、やってみたいという意志が詩を書くという行為に向かわせたというのもありますね。まずは自分に託すべき言葉はあるのか?ということの模索から入って、託すべき言葉があったとして、それをどうやって語るか、そしてさらにライブで表現できるか、ということでしたね。――一方で、メロディをある種の制約として捉えるなら、制約があるからこそ自由が得られるという側面はあると思います。例えばこのメロディだからこそこの言葉が出てきたとか。今回の詩集に収められた図形詩は、まさにそうした自由を得るための作詞家でもある森さんならではの発想なのではと思いました。おっしゃる通りですね。僕らより上の世代の作詞家の方は先に詞を書いて、そこに後から作曲家の方がメロディをつけるというやり方が主流だったんですけど、僕らの時代はいかにビートに言葉を乗せるかということが大事だったので、先にメロディがあった方がやりやすかったんです。いわゆる曲先というやつですね。同じように、和歌でも俳句でも字数が決まっていますよね。それが制約となって、けれどそのなかで自分の表したいことが言葉で表現できたときにものすごく自由を感じられますよね、不思議なことに。図形詩というのは文芸誌「すばる」で4年ほど連載していたもので、制約として課したのはどんな図形であっても縦書きで右から読めなきゃいけないということと一行の文字切れをきちんとしなければいけないということ。そしてもうひとつ重要なのは、図形の意味と言葉の意味とがどこかでリンクしていなければいけないということです。――私が好きなのは「年齢」という作品で、これは〈17〉と〈71〉という数字が対置してあり、その数字を図形としてその形に沿って詩が書かれているというものです。それぞれの数字はもちろん年齢を表すのですが、パッと見の言葉だけを拾い上げると、〈71〉の方がより明るいイメージがします。一方で〈17〉はどこか鬱屈している。けれど、〈17〉の方に眩しいくらいの希望を感じるんですよね。それはやはり、この図形からのイメージと反転した二つの数字が対置してあるからこそ想起されるものだと思います。ありがとうございます。これを書いたのはおそらく50代だったと思うのですが、まさか本当に自分が70歳になるとはっていう感じですね(笑)。――制約ということで言えば、もうひとつの異なるタイプのものとして戯曲詩が収められています。これはどのような試みになるのでしょうか?鴻上尚史さんの舞台でミュージカルを作ってほしいというふうに誘われて、それまでも何本かミュージカルはやってたんですけど、そのときに自分はまだ舞台の世界でやれることがあるぞって思えたんですよね。もちろん鴻上さんがうまく招いてくれたからだと思うんですけど。そこから約20年舞台の世界に携わらせていただき、オリジナルでミュージカルも5本ほど作ってきました。詩というものはキャストがないじゃないですか、厳密に言えば。登場人物はいるんですけど、誰が読んでいるかは分からない。そこで配役をきちんと当てることでひとつの制約を作り出して戯曲詩というものを創作しました。収められているものは出来た時期がバラバラのものなんですが、連作としてまとめることでひとつの物語として今回収録しました。どうして僕らはここにいるのかなっていうことを考えると、まだ何も言えていないからなんじゃないかと――森さんの詩には、〈天使〉がよく登場します。これはどのようなモチーフとしてあるものなのでしょうか?天使は本当にいるかどうかは分からないけど、いると思うと楽しいじゃないですか(笑)。ちょっと救われるというか。天使にだっていろいろいると思いますしね。僕が「バンビーナ」(布袋寅泰に提供した歌詞)で書いたようなセクシーな天使もいれば、映画『ベルリン・天使の詩』(ヴィム・ヴェンダース監督作)に出てくるスーツを着て憂鬱な顔をした初老の天使もいるだろうし。見守ってくれる存在がいるっていうことで自分の心のなかで何かが始まる。安心できたり優しくなれたり。だから天使というのは僕にとってひとつの魔法みたいなものですかね。――天使がいるかもしれないって信じる力そのものが詩を書くという行為に近しいものなのかなと感じました。その通りだと思います。そういうふうに思えることが無常に溢れた世の中で自分を勇気づける秘訣なのかなという気がしますね。――萩原朔太郎には「猫町」など〈猫〉が多く登場しますが、やはり詩にとってそのような存在は大切なものなんですね。何か自分にとってシンボリックなものがあるというのは、それ自体が居場所になるのかもしれないですね。1997年に『天使のいた惑星』というポエトリー・リーディング・アルバムを布袋くんがプロデュースしてくれて出したんですけど、その頃が一番天使まくってたときですね(笑)。――「天使まくる」っていいですね(笑)。普段話している言葉はもちろんですけど、歌詞における言葉と詩における言葉も違うと思うのですが、その差異をどのように捉えていますか?自分の好きな言葉をいかに使うかっていうところは変わらないと思うんです。ただ――これは先ほどお話ししたことと逆の意味になるんですけど――メロディという制約があるから自由になるという反面、だからこそ削ぎ落とさなくてはならない言葉というのが歌詞の場合にはあるんです。けれど自由詩の場合は、歌詞では削ぎ落とさざるを得なかった言葉も使えるということはありますね。「腐らない果実」という詩には、プールから上がって滴り落ちる雫が象形文字みたいに見えるんだけど、それが太陽の熱ですぐに蒸発してしまうっていう情景を描いた一節があるんです。――〈こぼれ落ちる雫は足元で永遠の在処を告げる象形文字に変わり解読しかけては太陽に盗まれる〉という一節ですね。はい。でもこれって歌詞では必要な言葉が多すぎて表現できないんですよ。夏の太陽は強烈だから、雫もすぐに乾いてしまうっていうことの奥に本当はもっと知りたいこと、大切な感情が隠されている。それはやはり繊細に語れる詩の言葉だからこそ表現できることなんですよね。そこには一瞬で消えてしまうことの儚さがあって、それを感じ取ることで世界は豊かになるんです。――言葉というのは、もちろん一般的な通年としての意味はコミュニケーションする上で大切なんですけど、より豊かに生きようとすれば、それだけではどうにも事足りないというのが真実なんでしょうね。言葉には的確に伝えなければいけないツールとしての役割はありますよね。何曜日の何時何分にどこそこで、というふうに。けれども、言葉は感性で楽しめるという側面もあって、神が与えてくれたとても大事なおもちゃなんだなって思うんですよね。そしてそういった側面があるから人間同士はお互いのことを理解しあえるんじゃないかなと思いますね。――まだまだ言葉では言い表せないものがたくさんあるということは救いなのかもしれませんね。そうですね。これだけずっと言葉を生業にしてきたんですけど、やっぱりまだまだ言い表せていないなって思うことは常ですからね。「二月の文学」という詩にそういう思いを込めました。どうして僕らはここにいるのかなっていうことを考えると、まだ何も言えていないからなんじゃないかと。――〈言葉にならなかったものをもう一度言葉にしようとして私はまだここにいるのだろう〉という一節の〈もう一度〉というところにものすごく詩というか文学というか人間そのものを感じました。一方で「目を醒ませここからが夢だ」という作品では、こう言います。〈キーボードを叩いて世界中にばら撒いた「FUCK!」の文字は無邪気な精神科医に「たすけて」と翻訳された〉。本当に何かを伝えるというのは命がけというか難しいことだというのが迫ってきます。人間の限界と言ったら言い過ぎなのかもしれないけど、それも含めて人間だという儚さを感じますね。SNSが普及して、ある意味ではみんな前よりも言葉には日常的に触れるようになったにもかかわらず、言葉だけが一人歩きしてしまうような場面が増えましたよね。まるで坂道を転がっていくように言葉が過剰な意味だけを持ってしまうというか。詩というのは、ちょっとしたお薬のように心にスーッと染み渡っていくものなんですよ――現実が過酷だからこそ森さんの詩で表現される“諧謔とエロス”が大きな意味をもってきますよね。この“諧謔とエロス”というのは森さんがよく言われることですが、ご自身の詩におけるテーマのようなものとしてあるのですか?“諧謔とエロス”というのは僕の言葉ではないんですけど、エロスというのは赤裸々な人間の生き方ということですよね。それと大事なのが諧謔で、せっかく言葉というおもちゃを神様が与えてくれたのだから、それを使って楽しめたら、またひとつ生きる意味があるのかなと思えるんです。それと今回は“グルーヴ”という言葉も入れたんです。歌詞の場合はわかりやすくグルーヴが必要になってくるんですけど、メロディやビートがないところでいかにビートを出していくのかというのは自分の挑戦だと思って書いています。最近ボブ・ディランの初来日公演となった78年の武道館でのライブがリミックスされて発売になったんですけど(『コンプリート武道館』)、それを手に入れて久しぶりに中川五郎さんが訳した歌詞を見ながら聴いていたんです。「風に吹かれて」も収録されていて、言わずと知れた名曲ですけど、How many〜で疑問を投げかけながら、Before〜で具体的に言及するという形をとって、それでグルーヴを出しているんですよね。そのオリジナルの型の持ち方が改めてすごいなと思いました。――ジョン・レノンの「イマジン」もそうかもしれませんね。ああ、そうですね。あれもひとつの型を積んでいきながら内容を膨らませていく歌詞になっていますよね。――「瞳を閉じて青空を見ろ」という詩では、人間の様々な行動や世界の情景を刹那に、かつ巨視的な視点で捉えつつ、〈大切な事はたったひとつ二人が生まれる前からたったひとつ〉というリフレインに収斂されます。これもまたひとつの型がグルーヴを作っている詩ですが、ここで描かれている刹那こそがエロスなのだと感じました。「風に吹かれて」も「イマジン」もそうですけど、人間はずっと人間同士が争わないことを願っているのに、いつまで経ってもそれは実現しませんよね。大昔から。本当に人間は変わらない。なぜなんだろうって虚しくもなったりするんですけど、でもだから刹那しかないんですよね。刹那は人それぞれ違いますから。「瞳を閉じて青空を見ろ」はもうずいぶん前に書いたものですけど、人間の変わらなさという無常と人それぞれのもつ刹那の両方を書きたかったんだと思います。――詩集の最後に「生きる、あなたに泣いてほしくて」という作品が収録されています。これは書き下ろしになるんですか?これは原型があるもので、「Act Against Aids」というイベントで神木(隆之介)と吉高(由里子)と(三浦)春馬で読んでくれたものなんですよ。『絶望を愛した38の症例』という2003 年に出した詩集に収録したものを今回大幅に改訂しました。「好きだ」っていう気持ちの表し方はいろいろあるけれども、「好きだ」って気持ちは愚かな人間なのでずっとは続かないじゃないですか。そのことも踏まえて――そうならない意志を込めて――じゃあ本当に「好きだ」という気持ちをどういう言葉に表したらいいのかなと思ったんですよね。ギリギリ恥ずかしいけど相手に言いたい言葉としたら〈死んだ時あなたに泣いてほしくて〉ということかなと思いました。ある意味自分のなかでは一番新しい表現を入れた作品にはなっていると思います。――その言葉がすべてを受け止めてくれるような気がします。最初の話に戻って言えば、詩というのは確かに即効性はないかもしれないけれど、きちんと読めば心の大事なところに仕舞われて、長い期間をかけて楽しめるものだと感じました。詩の魅力ってたくさんあるんですけど、言葉にならないものを抱えているときに読めば、ちょっとしたお薬のように心にスーッと染み渡っていくものなんですよ。はたして僕の詩がいいお薬かどうかはわからないですけど(笑)。――長く愛用したいと思います(笑)。そうだったらうれしいですね。Text:谷岡正浩Photo:吉田圭子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<書籍情報>森雪之丞自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日) 発売価格:2,500円(税別)■収録内容森雪之丞自身がこれまでに発売した詩集から厳選、図形詩、戯曲詩の初の書籍収録■目次詩 I 14篇図形詩 10篇詩Ⅱ 13篇戯曲詩『夢と旅の図式』5篇による連作詩詩Ⅲ「生きる、あなたに泣いてほしくて」図形詩より抜粋「腐らない果実」抜粋Amazon.co.jp 購入リンク: 購入リンク(先着でサイン入りをお届け):■森雪之丞自選詩集『感情の配線』発売記念イベント代官山蔦屋書店スペシャルSeason.1森雪之丞トーク&リーディング日時:1月25日(木) 19:00~会場:代官山蔦屋書店イベントスペース出演者:森雪之丞(著者)朗読ゲスト:猪塚健太、牧野由依、礒部花凛森雪之丞自選詩集『感情の配線』特設ページ:森雪之丞 公式サイト:
2024年01月14日「コーラスライン」の作詞家であるエド・クレバンの成功と挫折、そして取り巻く登場人物たちの感動の実話を描いた、ブロードウェイミュージカル「クラスアクト」を2024年5月30日東京・サンシャイン劇場を皮切りに、全国公演が決定しました!1970年代のニューヨークエンターテイメントの原点を描き出した意欲作である本作の主人公エドには、「ミスサイゴン」で3年間エンジニア役を務めた筧利夫を迎えました。そしてエドのよき理解者ソフィに、元宝塚歌劇団トップスターで舞台のみならずテレビでも活躍する紫吹淳、「レ・ミゼラブル」「モーツァルト!」などにメインキャストとして出演する高橋由美子、「屋根の上のヴァイオリン弾き」「メリーポピンズ」などで絶大な存在感を誇るバブルガムブラザーズのブラザートム、「サウンドオブミュージック」のマックスや「フットルース」のウィラードなど、本場ロンドンで学んだ歌唱力や個性的な演技力を活かした役で高い評価を受けている吉田要士をはじめ、ミュージカル界で活躍する実力派が結集し、名作「コーラスライン」の誕生秘話を描き出します!夢を持って生きることと友情の素晴らしさを謳った、人間賛歌のミュージカルをお楽しみに‼<STORY>1988年2月のブロードウェイ、シューバート劇場で「コーラスライン」の作詞をしたエド・クレバンのお別れ会が行われている。しかし集まった友人達は次第に、変わり者だった彼の悪口を言い始める。エドの最初の恋人であり、一番の理解者である医者のソフィが彼の真実の姿を語り出し、物語は始まる。エドが大学生の頃、精神病院に入院していた時、音楽をつくることによって心が安らいだ。この体験とソフィの存在が心の支えになり、彼は作曲家への道を志すようになった。レコード会社のプロデューサーとして働きながら、ミュージカルのクリエイターとしての夢をかなえる為に日々努力を重ね、ついに世界的大ヒットとなる「コーラスライン」の作詞家として大成功を収めた。しかし彼の本心は作詞よりも作曲を手掛けたかったので、今一つ釈然としない日々を送っていた。ある日、彼はソフィから自分が不治の病に侵されていることを宣告された。そして作曲家としての夢を掴む前にこの世を去ることに…エドのお別れ会で友人達は、彼からそれぞれに贈られたお別れのメッセージを受け取り、エドの死後にはじめて彼の真心、真実の姿を知るのであった。【公演概要】タイトル:ブロードウェイミュージカル「クラスアクト」作曲・作詞:エド・クレバン脚本:リンダ・クライン、ロニー・プライスオリジナル・ブロードウェイ版演出:ロニー・プライス<日本版スタッフ>日本語台本(訳詞含)・演出:西田直木振付:川崎悦子音楽監督:宮﨑誠<キャスト>エド:筧利夫ソフィ:紫吹淳ルーシー:高橋由美子マーヴィン:吉田要士リーマン先生:ブラザートムフェリシア:松岡美桔モナ:星野真衣ボビー:宮野怜雄奈チャーリー:平山トオルマイケル:吉田潔ダンサー:市川由希公式サイト: 版権コーディネート:東宝ミュージック製作:ナッポスユナイテッド、あなぶきエンタテインメント2024年5月30日サンシャイン劇場を皮切りに全国公演決定!!詳細は後日発表します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月16日ステージ上手にはピアノ、下手にはソファー。ロレンツ・ハート(林翔太)の家で、彼はリチャード・ロジャース(寺西拓人)のメロディーに歌詞をつけ歌い出す。のちに大ヒットする「Manhattan」が生まれた瞬間だ。ふたりがブロードウェイで、ラジオで、ハリウッドで、数々のヒット曲を生み出す様子が小気味よいテンポで描かれていく。ロジャースはドロシー(壮一帆)に、ハートはペギー(凰稀かなめ)に、想いを寄せる。しかし、ふたりの恋は明暗が分かれる。ロジャースはドロシーと結ばれ、ハートの想いはペギーに拒まれたのだ。その切なさは、第一幕ラストの「My Romance」、第二幕ラストの「Blue Moon」で、ふたりのハーモニーとなって観る者の胸を打つ。2018年の初演から、大幅にブラッシュアップされた今回の公演。前回ロジャースを演じた林が今回はハートを、前回は4役を演じた寺西拓人がロジャースを演じ、これまで彼らが共演を重ねてきたなかで培ったコンビネーションで、魅力的なロジャース&ハートとなっていた。林はいたずらっ子な少年のような笑顔で、天才肌のハートを表現。その一方、「Why Can’t I?」で報われない恋の苦しさも十二分に表現してみせた。寺西も伸びやかな歌声で、まっすぐなロジャースの心情を届ける。ふたりがブロードウェイに戻ることを決めて歌う「I Gotta Get Back To New York」などで、彼らの歌声の魅力が存分に伝わってきた。ふたりを取り巻く人々は、上演台本・訳詞・演出を手がける玉野和紀はじめ、凰稀かなめ、壮一帆、藤岡正明、中河内雅貴らが複数の役柄を演じ分ける。藤岡のパワフルな歌声、中河内の艶やかな歌とダンス、そしてパフォーマンスはもちろん美しさも目を惹きつける凰稀・壮と、ゲネプロ終了後の取材会で「ミュージカル・モンスター」と林・寺西が称えた魅力が満載。非常に充実したステージだ。中でも、ラジオ番組でのドタバタとした展開、ハリウッドでのせわしない撮影所の模様と、コミカルさもロマンチックさもあるステージングは、キャストの歌とダンスの魅力が十二分に発揮されたシーンだったように感じる。ロジャース&ハートのコンビの終わりと共に幕は下りるが、とても温かなものが心に残る素敵なエンディングだった。東京公演は有楽町よみうりホールにて、10月18日(水)まで。取材・文:金井まゆみ
2023年10月10日小学6年生から作詞を始め、愛聴する洋楽の和訳を読むことが好きだというアーティストのaoさん。言葉と感情のインプットの仕方、そして現在17歳のaoさんにとっての“言葉のチカラ”とは?小学6年生の時、歌手になるためのオーディションを受け、今の事務所に入ったaoさん。まもなく作詞・作曲を始めた。3曲目にできた「kekka」の歌詞には「仲間とバラバラになっても繋げてくれるのは言葉Let’s say I’m not scary私を変えてくれる言葉」というフレーズがある。初めて“言葉のチカラ”を感じた出来事を詞に反映したという。「当時小学校高学年だったんですが、学校で女の子同士のいざこざが起きて、言葉が持つ攻撃力を人生で初めて感じたんです。当事者それぞれが言うことが違ったり、陰口が聞こえてきたり。それで真実を言葉にすることで自分にとって良い方向に導かれるんじゃないかなと思って書いた歌詞です。結局そのいざこざは解決に向かったので、『自分の言葉で発信することは大事なんだな』ということを知りました」ストレートで等身大の歌詞は、幼い頃から愛聴する洋楽の影響が大きい。「和訳を読むことが好きなんです。日本語詞と比べて和訳はストレートなので影響されていると思います。最初は小学校の漢字ノートに詞を書いていて、高校生になって『you too』の歌詞のモチーフになったお兄さんから『音楽活動頑張ってね』という思いを込めて誕生日にプレゼントしてもらったノートに書くようになりました。そのシリーズのノートは5冊目に突入しています。楽しいことも悲しいことも怒りも、感情が高ぶった時にノートにバーッて言葉を書きます。毎週日曜日に一週間で感じたことをまとめて書いていた時期もありました。言葉にすることで自分の気持ちとちゃんと向き合える。作詞は自分の気持ちを整理する時間でもあります」遊び心を持ってメロディに言葉を乗せられるように。音の響きに導かれるように英語詞と日本語詞が自然と混在していた歌詞が特徴的だったが、変化が起きている。「1年ほど前にリリースした『リップル』くらいから日本語中心の歌詞を書くよう意識し始めました。音で楽しむというよりは、言葉で伝える大切さや面白みに興味が出てきました。作詞を始めてから5年ぐらい経ちますが、やっと遊び心を持ってメロディに言葉を乗せられるようになってきた気がしています。以前は『このワードを使いたいな』と思ったら瞬間的に歌詞に取り入れることが多くて、一曲にまとめる時に大幅に書き直すことも珍しくなかったのに、最近は直すことが少なくなりました。パナソニックさんのCMに書き下ろした『Unveil‐Reborn』の歌詞は、自分の中から出てきた言葉をそのまま詞にしていったら一曲できた。どんどん作詞が楽しくなってきています」高校生になったことも作詞に影響しているそうだ。「中学生の頃は、人間関係に対する自分の痛みをわかってほしいという気持ちが強くて負のエネルギーで歌詞を書くことが多かったんですが、高校生になって環境が変わったことで、いろいろなことを客観視できるようになりました。俯瞰して、過去の自分の感情や『こんなことを思っている人がいるかもしれない』といったことを考えられるようになった。高校生活がすごく楽しくて、金髪にもなりました(笑)」リスナーからの反応が一番のモチベーション。幼い頃から読書が好きで、本から言葉のインスピレーションを受けることも多い。愛読書として挙げたのは辻村深月さんの『かがみの孤城』と、R・J・パラシオさんの『365日のWONDER ブラウン先生の格言ノート』。「『かがみの孤城』は小さい頃に、祖母が贈ってくれました。心が繊細な人たちがいろいろな時代から集まってくるというストーリーなんですが、音楽活動を始めてから読み直した時に、私の活動に似ているなと思いました。広い世界にポンッと放った曲をいろいろな場所から、いろいろな思いを持った人たちが聴いてくれる。そう感じたことでより好きな本になりました。『格言ノート』には365個の格言が載っていて、読みながら『今日はこの格言をモットーに生きてみよう』と思って過ごしていました。本を読むことで新しい単語がインプットされますね。ただ、感情のインプットは映画の影響が一番大きいと思います。最近観た映画でぐっときたのはNetflixで観た『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』です」リスナーから歌詞についての反応を直接もらうことがままある。とても嬉しそうに、こんなエピソードを教えてくれた。「今年『ENCORE』という楽曲をリリースした時に、曲を聴いてくれた方がすごく長い文章をDMで送ってくれたんです。『私はすごい歌手に出合えた』とか『想像できない曲を聴かせてくれた』ということが書かれていて、『共感してくれた人がいた。この曲を作って本当によかった』と強く思いました。リスナーの方から反応をいただけることが音楽活動の一番のモチベーションですね」アオ2021年、15歳の時に「Tag」でメジャーデビュー。’22年、Spotifyが選ぶ活躍を期待する次世代アーティスト「RADAR:Early Noise 2022」に選出。最新作はCMソングとしてオンエア中の「ENCORE」。現在放映中のハーゲンダッツとパナソニックのCMソングも担当している。ビスチェ¥23,100カーディガン¥60,500(共にフミエタナカ/ドール TEL:03・4361・8240)スカート¥15,900(デシグアル/デシグアル 東京 銀座中央通り TEL:03・6264・5431)コインネックレス¥3,200チェーンネックレス¥2,900ピアス¥2,500(以上ショーキー)左手中指のリング(2個セットリング)¥33,000(共にタジリ)ブーツはスタイリスト私物※『anan』2023年10月11日号より。写真・Nae.Jayスタイリスト・岡本さなみヘア&メイク・灯(ROOSTER)取材、文・小松香里撮影協力・スタジオ バスティーユ(by anan編集部)
2023年10月06日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、『ヒプノシスマイク』伊弉冉一二三による歌唱曲「ポジティブ my life」の作詞を手がけたことが4日、明らかになった。「ポジティブ my life」は8月23日に発売が決定しているヒプノシスマイク初の2タイトル同時発売EP『The Block Party -HOMIEs-』と『The Block Party -HOODs-』から、『The Block Party -HOODs-』に収録される伊弉冉一二三による歌唱曲。同EPはソロやディビジョンの垣根を超えた歌唱キャラクター組み合わせに発売前から注目が集まっており、今回の「ポジティブ my life」は作詞を宮田が手がけ、作曲・編曲を音楽クリエイターギルドバンドの月蝕會議が手がけた。
2023年08月04日yama(ヤマ)の新曲「返光(Movie Edition)」が、2023年7月12日(水)に配信リリース。映画『スイート・マイホーム』の主題歌となる。作詞・作曲はクリープハイプの尾崎世界観。yama×尾崎世界観の新曲「変光」映画主題歌に2023年は、テレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第2期オープニング主題歌「slash」をリリースしたことで話題のyama。そんなyamaの新曲「返光(Movie Edition)」は、どこか狂気と懐かしさを孕んだ世界観の中に、切なさをひそませた珠玉のバラードだ。作詞・作曲を手掛けたのは、クリープハイプの尾崎世界観。奇妙でおどろおどろしいトラックに、yamaの優しい歌声をのせた1曲となっている。なお、新曲「返光(Movie Edition)」は、齋藤工が監督、窪田正孝が主演を務める映画『スイート・マイホーム』の主題歌となる。<yamaコメント>今回の主題歌「返光(Movie Edition)」は作詞・作曲は尾崎世界観さんにお願いしました。優しげでノスタルジックなメロディですが、歌詞はじわじわと追い詰められるような不穏さと狂気性がある楽曲です。バラードですが、ただ優しく表現するというよりは人間臭さを徐々に強くしながら感情の波を調節しました。映画でも人間の怖さや執念深さ、あたたかな場所が脅かされていく過程が描かれており、ラストは何とも言えない気持ちになりました。今回の主題歌で少しでも「スイート・マイホーム」の余韻を感じていただけたら嬉しいです。【詳細】yama 新曲「返光(Movie Edition)」配信日:2023年7月12日(水)※映画『スイート・マイホーム』の主題歌。
2023年07月15日中森明菜、チェッカーズ、菊池桃子などに数々のヒット曲を提供し、スターを輝かせ、時代を変えた。初めはコピーライターとして、しだいに作詞家として頭角を現した彼は、曲の中で「人間の本質を描きたい」と語る。多くのアーティストたち、そして妻が創造力を高めてくれた。40周年コンサートを控えた72歳のいまも、ペンが止まることはない。令和の時代に新たな一曲を紡いでいく。■チェッカーズとの出会い「ヤマハのライトミュージックコンテストで賞を取った、チェッカーズっていうバンドがデビューするんだけど」売野のもとに新たな仕事が舞い込んだ。作業にとりかかったのは、ちょうど映画『アメリカン・グラフィティ』から着想を得た、稲垣潤一が歌う『夏のクラクション』を書き終えたときだった。「映画には実在するウルフマン・ジャックというラジオDJが登場するんですが、それで『ミッドナイトDJ』というワードがふっと思い浮かんできて“おもしろいな”と。1時間45分ほどで書き上げた作品が『涙のリクエスト』だったんです」『ギザギザハートの子守唄』や『涙のリクエスト』『哀しくてジェラシー』などが候補となり、どの曲をデビュー曲にするのかが話し合われたという。「『涙のリクエスト』はデビュー曲には弱い、『ギザギザハート』くらいアクが強いほうがいいんじゃないかということに。じつはボクも『ギザギザハート』には詞をつけたんだけど、康珍化さんの書いた歌詞のインパクトにはとてもかなわなかったんですね」だが『ギザギザハートの子守唄』のセールスは期待どおりには伸びなかった。だからこそ、チェッカーズのメンバーにとって、2曲目となる『涙のリクエスト』にかける気持ちは強かったという。レコード会社のディレクターの結婚式会場のロビーで、チェッカーズの鶴久政治と武内享、藤井尚之と顔を合わせたとき、鶴久が話しかけてきたという。「売野さん、次の『涙のリクエスト』は売れますか?」「売れるよ」「ボク、売れなかったら、久留米に帰って八百屋やらなくちゃいけないんですよ」「八百屋もいいんじゃないの、おもしろいじゃない」「いやですよ、チェッカーズのほうが千倍いいですよ」「そりゃそうだよね、大丈夫、売れるから。ビートルズだって『Love Me Do』で全然売れなかったじゃない。次の『Please Please Me』で売れたんだよ」「そうっすよね。でもビートルズなんて、話がデカすぎです」「ちょっと待てよって。中森明菜だって、2枚目の『少女A』で売れただろ。俺たちがやるとそうなるから期待してて」その言葉どおり『涙のリクエスト』が爆発的にヒットすると、『ギザギザハートの子守唄』、3枚目のシングル『哀しくてジェラシー』の3曲が同時に『ザ・ベストテン』にランクインした。「もちろん売れる歌を書いたって自信はあったけど、それ以上に反響がすごい。ライブを見た芹澤さんから電話がかかってきて『すごいことになってるよ。みんなペンライト振っちゃってさ、感動したよ。あれ、やばいかもね』って驚いていました」藤井フミヤも、こう振り返る。「売野さんの歌詞の世界観がそのまま“ちょっとヤンチャで、ナイーブで、ハートブレークな少年たち”というチェッカーズのイメージを作り上げたと思います」’86年に発表した『Say Yes!』を歌った菊池桃子は、こう述懐する。「当時、同世代に向けた応援メッセージという気持ちで歌っていました。ずいぶん大人になった’23年のいま歌っても、歌詞が心に寄り添うので、売野先生の普遍性のある創造力に感謝しています」アーティストたちをも魅了した売野は’86年、’87年に2年連続で、作詞家としてのレコード売上げ枚数1位を記録したのだった。表舞台では華やかな活躍をしていた売野だが、一方では家族と向き合っていた。「プライベートはあまり見せたくないんですよね」と、前置きして、売野は少しずつ語り始めた。「妻はすごく楽しくて明るい人。料理がうまくて、ボクはほとんど外食はせず、家で食べていたんですね。その妻が、子供が生まれて1〜2年たってから、パニックになると感情を抑えられなくなったりした時期があるんです。人間って、ふだんは遠慮して言わないことも多いものですが、パニック状態となると、虚飾が一つもなく、むき出しの感情をぶつけられるんです」それは言葉のナイフや棘となって、売野の心を傷つけたこともあったという。「ともかく耳を塞いでその場を凌ぎたいと、嵐が去るのを待つような感覚になったりしました。でも、作詞家である以上、人間の本質を描きたいって思うものですよね。深いところまで考える回路っていうんですかね、それがないと、いい詞は書けない。ボクはのほほんと育って、おおらかで明るい性格。人間の陰の部分を考えることってなかったんですね。そういった意味で、妻はボクを人間として成長させてくれたと思います」親しい知人のなかには「なんで離婚しないの」「売野さんって仏様みたいな人だね」と言われることもあったというが、離婚を考えたことはなかった。その理由を聞くと、うーんと少し考えながら、照れくさそうに、こう語るのだった。「まあ好きなんだと思うんですよ。プラス、マイナスを含めて、根源的に好きな人なんですよ。ふだんは明るくて、笑ってばかりいる人です。でも、ちょっと浮世離れしていて興味深い。具体的に彼女のことを書いた詞はないんですけど、ボクの創作活動に精神的にも寄り添ってくれた、コーチみたいな存在なんですよね」売野が出会い、大事に思っていた人がすべて、作詞家として成長させてくれたのだった。■「こんなに仕事をするの!?」というほどハイペースで創作を続けている「本やCDの解説の原稿の締切りが5月末にあったんですが、じつはまだ終わっていなくて、大幅に遅れているんですよ。朝7時くらいから、夜の9時、10時まで、ずっと自宅にこもっています。さすがに自分でも“こんなに仕事をするの!?”って驚いているんです」6月中旬に行われた取材では、疲れた様子を見せず、いつものように飄々としていた。’15年には心臓病で倒れ1カ月ほど入院したこともあるので、健康には気をつけているという。「睡眠を取らないと調子が悪いから、睡眠時間を取るように。食べ物は、なるべくオーガニックのものを食べて添加物は取らない。週に2回、筋トレのためにジムに行く日は外食ですが、オーガニック野菜を使うお店に行くようにしています」健康に留意して、万全の体調で仕事に臨む。7月15日には、作詞家デビュー40周年を記念したライブが控えているのだ。「40周年は’21年なんですけど、コロナ禍だったのでイベントは延期していたんです。でもボクは、“いつか元に戻るだろうから”って、延期することにためらいはなく、あたふたすることもありませんでした」これも自然体で流れに身を任せる売野らしい考え方。そしてようやく実現に漕ぎ着けたコンサートには、藤井フミヤ、山本達彦、稲垣潤一、荻野目洋子など、これまでに出会ったアーティストが20組も出演してくれる。「3時間半を超えるようなコンサートになりそうです。すべてみなさんが知っているようなヒット曲ばかりだから、盛り上がりますよ。ボクも客席で聴きたいくらいです」売野が紡いできた詞が、時代を超えて、再び人々の心に響き渡るーー。
2023年07月02日「このスタジオで、一人籠って曲や詞を作ることもあります」東京・恵比寿駅に近い地下の音楽スタジオでそう話した女性は、作詞作曲家の岡嶋かな多さん(38)。手がけたアーティストは安室奈美恵やSnow ManからBTSまでと幅広く、オリコン1位は通算120回以上。売れっ子の彼女だが、そのプロフィールは「異色」と言えるかもしれない。中学卒業後、高校には行かず音楽業界に飛び込んだ。1月に出版されたばかりの著書『夢の叶え方はひとつじゃない』(PHP研究所)の副題にも「私は、中卒作詞作曲家」とある。当時の夢は、自身が表舞台に立つシンガー・ソングライター。現在の「裏方」の仕事には葛藤を抱いていたと、本人も打ち明けた。そして今、彼女はこう言い切る。「これが、私の天職です!」その思いに至るまでの、物語にあふれた道のりを語ってもらった。■苦悩を抱えきれないときはワーッと泣いて曲を作って歌って、弱い自分を成仏させた84年(昭和59年)7月7日、青森県黒石市で生まれた岡嶋さん。「父は製造業のエンジニアで、母は専業主婦、4つ年下の弟がいます。3歳のとき、父親の仕事の関係でアメリカへ行きました。おてんばでしたね。バービー人形もおままごともありましたが、私は家の裏にある川でザリガニを捕ってるほうが好き。『女の子らしく』と言われるのがイヤで、スカートもはきたくなかった」通った現地の小学校には、さまざまな国籍の生徒がいた。「肌の色が違うのが当たり前。この社会では、努力と強い気持ちが大切だとアメリカで学びました」8歳で帰国して、都内で暮らし始めた途端に、ある違和感に襲われたという。「町の至る所にブロック塀があって、圧迫感を覚えたんです。学校も、正直、窮屈でしたね。音楽の時間にリコーダーを吹くときも、なんで、みんなそろえて同じように吹かなきゃならないの、と」その音楽も、「けっして得意でも好きでもなかった」と言う。「音楽の楽しさを知るのは、小5のとき。担任が音楽の女性教師で、クラスの生徒一人一人にオリジナルソングを作ってくれたんです。『曲って自由に作れるんだ』と目覚めたきっかけでした」次の気づきは、中1の1学期終わりごろ。「期末試験明けに友人とカラオケへ行って、ラストに私が大好きだったミスチルの『Tomorrow Never Knows』を歌ったんです。そしたら友達が口々に『かな多、うまくない?』と言ってくれ、涙ぐんでるコもいて。あっ、私の歌は人を楽しませることができるのかな、って」一方では、活発さも健在。バドミントン部では部長もつとめ、都大会へ出場したことも。初めて曲を作ったのは、中3だった。「まず図書館で『指3本ですぐピアノが弾ける』という教則本を借りて自己流で始め、その後、父に初めておねだりして録音機能のついたキーボードを買いました。作った曲をカセットテープに吹き込んで、友達にプレゼントしたり。テーマは愛と受験でした(笑)」音楽で少しずつ変わっていく自分に気づいて、ハッとする。「10代の私は、自分に未来なんてないと思っていました」それから彼女は、今の自分を知ってもらうためにもと、アメリカ時代のつらい体験を話してくれた。「ある大人から、卑劣な行為を受けていました。誰にも打ち明けられず、帰国後も自分はこの世界の汚物で、早く消えてしまうべきだと思い続けてました」音楽との出合いを、彼女は「成仏」という言葉で表現した。「深い苦悩や葛藤を抱えきれないときはワーッと泣いて、詞を書いて、曲を作って、歌って。そうやって弱い自分を成仏させていった。ずっと生きる価値を感じられなかった私にとって、唯一の希望をくれたのが音楽でした」そして15歳にして、思うだけでなく行動するところが、彼女らしさなのだろう。「音楽の道へ進もうと決めているのに、なんで高校へ行かなきゃいけないの」相談した父親は、「わかった。ただし、やるなら勝ち戦しかするなよ」と、背中を押してくれた。こうして中学を出て、自ら新聞広告で見つけた音楽専門スクールへ。「目標は、17歳で武道館!」しかし、思い描いていたようにスカウトされてデビューといった出来事は起こる気配もなく、新たな苦悩に満ちた日々が始まった。■この歌詞を書くために今までの苦しみや悲しみがあった。もはや、表も裏もない!「焦りまくってました。同世代のSPEEDがデビューと同時にブレークして、最年少メンバーは同い年。宇多田ヒカルさん、安室奈美恵さんたちもみな10代でヒット連発でしたから、私はすでに手遅れ、という思いでした。曲を作り、バンド活動を始めても先は見えず、私の人生はどうなるんだろうと不安で、ピアノに突っ伏して泣いていました」18歳からは渋谷のCDショップでアルバイトを始め、気づけば20歳になっていた。「いちばん葛藤していた時期です。私は相変わらずバイトしながら、中華屋のダクトからの煙の匂いをおかずに塩にぎりを食べる日々。一方、同級生は、そろそろ就職活動を始めていたり。もう私は、戻るに戻れない。この世界に骨を埋めるしかないんだとの覚悟、というより開き直りでしたね」ただ、音楽で食べていきたいとの思いだけは消えなかった。「好きなのはR&Bで、『日本のジェームス・ブラウンになるぞ』って。反骨精神にシンパシィを感じてたのかも」このころ、一つの転機が音楽スクールの先輩を通じて訪れる。作曲家の作った歌をレコード会社などに提案するときにシンガーの役割をする“仮歌”の仕事だった。「同時に、歌詞を考える“仮詞”もセットで依頼されるようになるんですが1曲2千円のギャラは往復の交通費などで消えました。その仮詞が少しずつ評価され、そのまま正式な詞として採用されたり、バックボーカルの仕事などが入るようになるんです」どんな仕事も貪欲に引き受けていくなかで、作詞作曲やボーカルディレクション(レコーディング監督)は途切れずに依頼が舞い込むことに気づく。「そこが、自分の得意分野なんだろうなと。やがて楽曲コンペの話も舞い込むようになり、多いときで年間500曲くらい、コンペの歌詞を書いていました」その努力が報われ、ついに作詞家デビューを果たすのは21歳のとき。Soweluの『to YOU』。寒い冬の朝、思いがけないかたちで自分の作品と出合った。「バイトに入ろうと、渋谷の、あのスクランブル交差点に立っていたら、職場の店舗フロントの大画面に自分の作品がドーンと流れ始めたんです。その場で体中が震え、音楽を生業にする醍醐味を“知っちゃった”という感覚でしたね。ただ、その後も3年くらい生活は大変で、バイトも続けました」朝から夕方までCDショップで働き、それからレコーディングスタジオに向かい仮歌の仕事。明け方近くに帰宅してコンペの歌詞を書いて、またバイトへ。「そこに、週末は路上ライブ。エナジードリンク飲みながら、乗り切りました(笑)」やがて徐々に仕事も増え、’09年の安室奈美恵のアルバムに歌詞が採用されたのを機に、業界でも彼女の名前が少しずつ知れ渡っていく。しかし、本人は「まだジレンマを抱えていた」というのだ。「15歳からプライドを持ってバンド活動で表に出ようとしながらうまくいかず、でも一方で裏方の作詞作曲家として求められている自分がいて……」そんな歯がゆい思いを抱えているさなか、ポップス大国・スウェーデンの音楽事務所から声がかかる。現地の作曲家たちと組んで曲作りをする“コライト”の誘いだった。「初めての土地、初めてのチームで曲を作る。明け方までみんなで仕事をして、それからクラブで踊ったり、人生でこんなに楽しいことって本当にあるのか、って」そんな刺激的な日々を8日間、過ごすなかで知る。「歌うことがアーチストになるすべてと思っていましたが、私には作ることそれ自体が楽しいんだと。雷に打たれたような衝撃でした」2年後、バンドを解散して、スウェーデンの音楽事務所と正式に契約を交わし、海外での活動もスタート。そして再びのスウェーデン滞在中、一本の電話が。「安室奈美恵さんとクリスタル・ケイさんのコラボ曲のコンペに参加しませんか」ちょうど一時帰国直前の超多忙なさなかだった。しかし、日本に着くまでの10時間、機内でPCを開き、「この歌詞が誰かの背中を押せばいい」との思いを込めて一心不乱に歌詞を書き続けた。その数日後、「岡嶋さんの歌詞に決まりました」それが、’15年9月発売の『REVOLUTION』。「ああ、報われた。今までの悲しみや苦しみは、この歌詞を書くためにあったんじゃないかと」同年12月に行われた安室奈美恵の全国ツアーの東京公演では、クリスタル・ケイが共演し、その観客席に岡嶋さんもいた。「涙が止まりませんでした。自分の抱えていた濁った塊のような思いが、プロフェッショナルなアーチストさんによって、こんな美しい形でみんなに届くんだと。コロナ前で、観客のみなさんの地鳴りのような歓声とも相まって、これを境に、もう表とか裏とかいう迷いは、私の中からすっかり消えていました」そして、確信する。「作詞作曲こそ、私の天命にして天職。これを全力でやらないで、私は何をやるんだ」【後編】BTS、Snow Manなどを手掛ける作詞作曲家で二児の母「キャンピングカーで子育て」する岡嶋かな多さんへ続く
2023年02月26日Snow ManやKing&Prince、安室奈美恵らに加え、BTS、NiziUなど、グローバルな活躍が続いている。そんな彼女は中学卒業後、15歳にして音楽業界に飛び込んだ。バンド活動を通し、自らが歌うことを夢としてきたが、作詞の仕事をするうちに天職だと悟り、今も作詞作曲道を驀進中だ。’17年、作詞作曲を手がけた三浦大知の『EXCITE』で日本レコード大賞優秀作品賞受賞、同じくBTS『Crystal Snow』が17カ国で1位に。翌’18年にはボーカルディレクションを担当した安室奈美恵のベストアルバム『Finally』がダブルミリオンヒット。そして’20年、CDが売れないと嘆かれるなか、作詞したSnow Manの『KISSIN’ MY LIPS』がミリオンセラーに。多忙な毎日となっていたが、20代の間は、私生活で結婚や子供を持つことへの願望はまったくなかったとふり返る。■ただ生きていてくれるだけでいい。子供たちのおかげで初めてそう思えた「家族を持って幸せな人生は私には無理だし、似合わないと思って、世間に牙を?いているような状態で過ごしてきました。プライベートという言葉はなく、スタジオで息を引き取る覚悟でいました」そんな岡嶋さんが33歳のときに出会ったのが、澤田さんだった。「コピーライティングの勉強会を通じて参加した飲み会に、彼がいたんです。2人とも旅行好きで、付き合い始めてすぐに黒部峡谷へ行きました。それが現地に着いた途端の大雨や大雪で、普通ならテンションもダダ下がりの状況でも、彼といると何もかもが笑いに変わって、最後は『めちゃ、楽しかったね』で帰宅できた。そんなことが何度もあり、彼と一緒なら、この先の人生のどんなしんどいことも楽しく乗り越えていけるだろうなと思えたんです」’18年7月に結婚し、翌年に妊娠がわかったときには、改めてキャリアについて考えた。「この業界にも、子供を産んだことで第一線をゆるやかに離れていく先輩方もいました。ただ、私に母親になったら仕事を減らすという選択肢は絶対になかったんです。お産のときもギリギリまで仕事の納品をしてから産院へ向かい、分娩台の上から仕事仲間に、『出産はしますが、すぐに戻りますので』とラインしてました」36歳になる直前に、長男のルイ君(2)を出産。その2週間後には、職場復帰を果たしていた。「最初は出産ハイといいますか、育児と仕事をどちらも100パーセントで両方合わせて200パーセントでやろう、できると奮闘していました」しかし、そうした生活が3カ月ほど続いたある夜、子供の寝かしつけの合間に歌詞を書いている自分にハタと気づく。「私、何やってるんだろう、って。それからですね、母親になったことで人に甘えることも初めて覚えて、受けられない仕事もあると納得もできて。そんなことのすべてが勉強になるんだと知るんです」保育園の送り迎えも、なるべく母親の自分がと意気込んでいたが、「今は、ほとんど夫に任せきり(笑)。代わりに日曜は、家族の日に決めて、絶対に仕事は入れないし、携帯も見ません」夫の澤田さんは、長男の誕生をきっかけに、PR会社役員の職を辞してフリーランスに。「僕自身、妻の妊娠中から、子育てが女性だけのものとは思っていなくて。料理もまったくしませんでしたが、離乳食などもかな多に教わって作るようになりました。そもそも、今の世の中から必要とされている彼女の活躍を、特等席で見たいと思ってプロポーズしていたわけですから」’21年4月には、澤田さんの発案で、キャンピングカーによる“移動型子育て”がスタート。「彼女は今後、子供の世話で、家庭と保育園というふうに、どんどん行動範囲が狭まるのではないかと感じて。もともと旅好き、新しいもの好きですから、それではクリエーターとして圧倒的にインプットが不足すると思ったんです。だったら家が動けばいいじゃん、って(笑)。実際に3週間かけ家族で北海道一周などもしましたが、そのうちに第2子の妊娠がわかって、一時中断が続いてます」次男のルカ君(0)の誕生は、’22年4月。岡嶋さんは、「『子供ができて作品は変わりましたか』と、よく質問されます。私はアーティストの方たちが描きたい世界観を形にしているので、私自身がそこに100パーセント投影されることはないです。ただ、子供を持って新しく見えてきた世界は確実にあるし、これまでにない覚悟もできました」自分でも、思いがけない変化だったという。 「とてもシンプルに、すべてのものに対して、愛おしさを覚えるようになりました。愛が、より深まったように感じます。『ただ生きていてくれるだけでいい』と、そう思えたのは子供たちのおかげです」■どこかで誰かが喜んでくれるから私は仕事を続けられる。チャレンジは終わらない「朝6時には子供たちに起こされて、朝食を取りつつ遊び相手もしてたら、もう保育園の時間。その間も、ずっと息子たちはママの取り合いをしてて(笑)。9時半ごろ仕事開始で、作詞や曲のテーマを考えるなどクリエーティブな作業に没頭します。午後はレコーディングなどで人と会ってると、すぐに保育園のお迎え。22時までは家族の時間を過ごして、0時過ぎまでディレクターさんらと電話やメールでやりとりしたり……」その後も夜泣きの対応で、冒頭のスタジオでの発言のとおり、ここ数年「毎日寝不足」という慌ただしさが続いている。だが、家庭といういつでも戻れる場所を得て、岡嶋さんの音楽の夢はさらに広がっている。「コロナ禍も落ち着いてきて、今後はヨーロッパでの活動を広げたい。ユーロビジョン・ソング・コンテストってご存じですか。今年からは、そこへ作家としてチャレンジしていきたいと考えています」アバや最近ではマネスキンなどが優勝者として知られる同コンテストは、アーティストにとっては世界的飛躍の登竜門ともなるだけに、岡嶋さんのさらなる国境を超えた活躍に期待がかかる。もちろん、その活動を最も近くで見守るのは家族だ。「ルイは、このスタジオへ連れてきたこともあります。少しずつ私の仕事もわかってきたみたいで、『またママのおしごといきたい』とか、テレビを見て『ママがいる』と喜んだりで、それは素直にうれしいですね」音楽には、涙を笑顔にする力があることを、誰よりも岡嶋さん自身が知っている。「私の仕事は、どこかで喜んでいる人がいるから頑張れるんだと思うんです。無人島に一人いたら、きっと私は曲を作っていません」この2月には、キャンピングカーでの移動型子育てを再開するプランもあると、インタビューの最後にもまた、夫婦で顔を見合わせて笑った。
2023年02月26日宮川大聖が、自身で作詞・作曲を務めた最新シングル『ユートピア』を12月21日(水) にリリースすることを発表した。リード曲「ユートピア」は爽やかで疾走感のあるメロディーの中に、どこか切なさを感じる歌詞が印象的な楽曲。“苦い過去やしがらみに囚われず、今この瞬間に身を委ねながらそれぞれの描く理想郷(ユートピア)を目指す本当の意味を探す”というメッセージが込められた、渾身の一曲となっている。カップリング曲はアルバム『ファンタジア』でもタッグを組んだMisumi、そしてMori Zentaroが再び集結し、宮川と共作した楽曲がType-A、Type-Bにそれぞれ1曲ずつ収録される。なお、シングル発売に先駆け、11月11日(金) に「ユートピア」の先行配信が開始される。宮川大聖は、11月19日(土) から始まる全国ツアーに合わせ各地でリリースイベントを開催することも決定している。<配信情報>「ユートピア」2022年11月11日(金) 先行配信<リリース情報>『ユートピア』2022年12月21日(水) リリース購入リンク:●Type-A【CD Only】1,650円(税込)『ユートピア』Type-Aジャケット【収録曲】1. ユートピア2. タイトル未定3. ユートピア(instrumental)4. タイトル未定(instrumental)●Type-B【CD Only】1,650円(税込)『ユートピア』Type-Bジャケット【収録曲】1. ユートピア2. タイトル未定3. ユートピア(instrumental)4. タイトル未定(instrumental)※Type-A / Type-Bの2・4曲目は別楽曲となります。【リリースイベント】11月20日(日) 12:00~ タワーレコード仙台パルコ店(宮城)11月26日(土) 12:00~ JR博多シティ3Fスタジオテラス(福岡)12月4日(日) 12:00~ タワーレコード札幌パルコ店(北海道)12月16日(金) 18:30~ タワーレコード名古屋近鉄パッセ店屋上イベントスペース(愛知)12月19日(月) 18:30~ タワーレコード梅田NU茶屋町店(大阪)12月21日(水) 18:30~ HMV&BOOKS SHIBUYA5Fイベントスペース(東京)【特典会】「特典会参加券」の枚数に応じて下記の特典会にご参加いただけます。「特典会参加券」1枚:本人が特典を直接お渡しいたします。「特典会参加券」2枚:本人が特典にその場でサインを入れお渡しします。「特典会参加券」3枚:本人が特典にその場でサインを入れお渡しし、軽いトークもお楽しみいただけます。※シングル『ユートピア』を同時に2枚予約して頂くと「特典会参加券」を1枚お渡しさせて頂きます。(Type-A / Type-Bの制限はございません)※サインに宛名、日付をお入れすることはできません。※特典会参加時は常時マスクを着用の上ご参加下さい。※本人とお客様の間に飛沫防止のパーテーションを設けさせていただきます。パーテーションを超え、本人に触れる等の行為はご遠慮ください。例:Type-A / Type-Bを1枚ずつ→「特典会参加券」1枚、「特典会整理番号券」1枚お渡しType-Aを2枚→「特典会参加券」1枚、「特典会整理番号券」1枚お渡しType-Aを3枚 / Type-Bを1枚→「特典会参加券」2枚、「特典会整理番号券」1枚お渡し※商品の数に限りがございます。なくなり次第「特典会参加券」の配付は終了させていただきます。※本特典会でご予約頂いた商品には特典はお付けできません。※お支払い方法は現金のみです。クレジットカード / 電子マネー / ポイントカード / 各種クーポンはご利用いただけません。■注意事項※特典会に参加するには、小学生以上お1人様1枚、「特典会参加券」が必要となります。※「特典会参加券」の再発行はいかなる場合も致しません。※「特典会参加券」の譲渡・転売は禁止させていただきます。※特典会はお並びのお客様の列が途切れ次第終了となります。※特典会参加時は常時マスクを着用の上ご参加下さい。※本人とお客様の間に飛沫防止のパーテーションを設けさせていただきます。パーテーションを超え、本人に触れる等の行為はご遠慮ください。※諸事情により、内容等の変更・イベント中止となる場合がございます。※当日の事故・混乱防止のため、イベントでは様々な制限を設けさせていただくことがございます。※イベント中の録音・録画、写真撮影などの行為は禁止とさせていただきます。※当日、会場周辺での座り込みや集会、飲酒・暴力行為等の他のお客様への迷惑行為は禁止とさせて頂きます。※会場内における貴重品管理は各自でお願い致します。※会場内・外で係員の指示及び注意事項に従わずに生じた事故や、盗難等、主催者は一切責任を負いません。※深夜・早朝・開店前からの待機行為は一切禁止とさせて頂きます。※災害、トラブルやアーティストの都合により、やむをえずイベントの内容を予告なく変更、または中止する場合がございます。※交通費・宿泊費等はお客様のご負担となります。またイベントの中止・延期の場合も、交通費・宿泊費などの補償は致しません。※イベント当日、マスコミ・メディアの取材・撮影等によりカメラが入る可能性がございます。お客様が映りこむ可能性がございます。※店内での飲食は禁止となっております。※ゴミは各自お持ち帰り頂きます様ご協力の程よろしくお願い致します。※以上の注意事項に反する行為が見受けられた場合、当日施設内でスタッフの指示に従って頂けない場合は、イベント自体を中止もしくはイベントへの参加をお断りさせて頂く場合がございます。【先着購入者特典】■Amazon.co.jp:メガジャケ■楽天ブックス:クリアポーチ(Type-A・Type-B同時購入特典)■セブンネット:アクリルカラビナ(Type-A・Type-B同時購入特典)■メーカー特典 / 応援店:ジャケットステッカー(Type-B柄 / 50mm角サイズ)※特典ナシのカートもございますのでご注意ください。※一部取扱いのない店舗もございます。※応援店については後日発表致します。※特典はなくなり次第終了とさせていただきます。※特典の有無に関するお問い合わせは直接各店舗へご確認下さい。<ツアー情報>『宮川大聖 LIVE TOUR 2022 「Contrast」』11月19日(土) SENDAI GIGS(宮城)11月27日(日) Zepp Fukuoka(福岡)12月3日(土) Zepp Sapporo(北海道)12月10日(土) Zepp Haneda(TOKYO)(東京)12月12日(月) EX THEATER ROPPONNGI(東京)12月17日(土) Zepp Nagoya(愛知)12月18日(日) Zepp Osaka Bayside(大阪)チケットはこちら:オフィシャルファンクラブ「secret blue」はこちら:宮川大聖 関連リンクオフィシャルHP::(スタッフ)::::
2022年10月28日anoが、クリープハイプの尾崎世界観が作詞作曲を手がけた新曲「普変」を10月12日に配信リリースすることが決定した。anoは、タレント、女優、モデルとマルチに活躍する「あの」が、2020年9月にスタートさせたソロプロジェクト。先日、TVアニメ『チェンソーマン』のエンディングテーマの1曲として、新曲「ちゅ、多様性。」が大抜擢され話題を呼んだ。あのと尾崎世界観は、ラジオ番組『尾崎世界観の悩みの羽』での対談や、読むクリープハイプ、あの初写真集でのコメント寄稿など、これまで親交のあったふたりだが、音楽でのコラボーレーションは今回が初。尾崎世界観唯一無二のメロディラインに、「普通じゃないことが普通」というano自身が学生生活や社会の感覚に馴染めず苦しんだ過去を通して、同じ悩みを抱える人へ捧ぐ応援歌になっている。<リリース情報>ano「普変」10月12日(水) 配信リリースano「普変」ジャケット関連リンクオフィシャルサイト::::
2022年10月03日グローバルボーイズグループ・JO1が25日、都内で「JO1 2ND ALBUM『KIZUNA』リリース記念イベント」を開催。河野純喜が、作詞を担当した『KIZUNA』収録曲「Touch!」に込めた思いを語った。2019年12月にオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者の投票で選ばれた11人(豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨)で結成されたJO1。河野は「自分の名前がクレジットに乗るのが信じられないというか、すごいうれしかったですね。『Touch!』のインスト聴いてすごい好きだなと思って、書きたいなと。聴いた瞬間、ライブで盛り上がる曲だなと思って、絶対ライブでやります!」と喜びをあらわ。「今はタッチできないけど、いつかJAM(JO1のファン)の皆さんとタッチできたらいいなという思いも込めて作りました」と説明した。メンバーも、河野の歌詞を「素晴らしい」と称賛。河野が「出来上がって、碧海と翔也が『純喜くんが書きました?』って」と、金城と木全が気づいたことを明かすと、木全は「気づきました! 純喜くんらしさが出ていて」と話していた。イベントでは、『KIZUNA』がオリコンデイリーアルバムランキング1位を獲得したことが発表され、メンバーは歓喜。さらに、初となるアリーナツアー「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’」が今年9月に開催されることがメンバーにもサプライズで発表され、感極まって涙するメンバーの姿も見られた。(C)LAPONE ENTERTAINMENT
2022年05月25日シンガーソングライターの冨岡愛が28日、優里が作詞・作曲を手がけた楽曲「ラプンツェル」を配信リリースする。昨年6月にライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて開催され、シンガーソングライターの優里が審査員を務めた「ネクストブレイクシンガー発掘オーディション」において、総勢3,000名以上の参加者の中から1位に選出された冨岡。優里の作詞・作曲によるオリジナル楽曲配信の権利を獲得していた。そしてこの度、優里の作詞・作曲による楽曲「ラプンツェル」が完成し、28日に配信リリースされることが決定。楽曲配信後は、優里の公式YouTubeチャンネル『優里ちゃんねる』でも同作が披露される予定だ。○■冨岡愛コメントこのオーディションを通じて優里さんに素敵な楽曲を提供していただけることになり、とても良い刺激になりました。応援してくださった皆様にとても感謝しております。これからも自分の夢であるシンガーソングライターを目指し弾き語っていくので、聴いていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。
2022年04月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「作詞」です。最近、作詞に対しての考え方が変わってきたように思います。過去にもこの連載で作詞について話をしていますが、そのときは、歌詞は譜割りに合っていればよくて、内容そのものについては二の次で、わりとどうでもいいと言っていました。今はもう少し、“言葉”や“意味”に比重があるような楽曲が増えてきていると思います。長く活動をしていると、コード進行や曲調などがどうしても限られてきてしまう。その中で差別化や自分のオリジナリティを際立たせるためには、もっと岡崎体育らしい歌詞を作らないといけないんだ、と意識が変わってきました。そのきっかけのひとつに、ミュージシャンで作詞家としても活躍されている、いしわたり淳治さんに僕の「ニニニニニ」という楽曲を褒めてもらったことがあります。これはNHKのドラマ『いいね!光源氏くん』の主題歌で、短歌をテーマに書いた曲です。短歌は“5・7・5・7・7”のリズムで作ることが基本ですが、恋をしたら31音も選んでいられない、“好き”の二文字だけで精一杯という歌です。この表現をいしわたりさんに褒めていただいて、それがとてもうれしかったんです。僕自身も、自分らしい発想の歌詞でいい曲にまとめることができたと思えた一曲。岡崎体育らしさを、曲やアレンジではなく、まず歌詞で出せるんだということに気づいた曲だと思います。日本語は言葉の表現が本当に豊かです。感謝の気持ちを表したいと思っただけでもいろんな言葉がある。それをどんなボキャブラリーや発想で歌詞にするかで、個性が出るのだと思います。たとえば10個歌詞があったとしても、一目で「これは岡崎体育が書いたやろ」とわかるような歌詞をこれからもどんどん書いていきたいと思っています。僕らしくといってもパターンはいろいろあります。たとえばポケモンの主題歌の歌詞を書くときと、自分のアルバムの5~6曲目の歌詞を書くときでは全然テンションが違う。メッセージソングやバラードなどは、先ほど話した意味や内容に重きをおいて書きます。でも最近の曲だと、「Okazaki Little Opera」などは過去曲に近い考え方で、言葉の羅列で気持ちよくメロディやリズムに合うもので、ボーカルもひとつの楽器として捉えているような楽曲です。過去のやり方もひとつの手法だと思うので、この2つをうまく使いこなせるアーティストでいたいですね。おかざきたいいくEテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(土曜21:00~)に出演中。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年4月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年04月16日シンガーソングライター・ギタリストの斎藤誠が、1月26日にリリースした最新アルバム『BIG LOVE』より桑田佳祐が作詞した「涙のMidnight Soul」のMusic Videoを公開した。『BIG LOVE』は、斎藤にとって前作から8年ぶりの、かつデビューから間もなく迎える40年分の抱えきれない愛を一気に注ぎ込んだアルバム。配信リリースが主流になったこの時代に「これが最後の1枚になってもいい」という覚悟を持ってアルバム形態にこだわったのは、自身が憧れた60年代後半以降のアメリカンポップロックと、ライヴに足を運んでくれたファンへの恩返しには「これ以外はない」と確信したからだという。斎藤はサザンオールスターズや桑田のソロ活動でサポートギタリストを務めているが、桑田とはそれ以前に同じ大学の先輩後輩の間柄でもある。そこで長い音楽活動で禁断としてきた大先輩への作詞依頼をダメ元で敢行し、アルバムに懸ける思いを意気に感じた桑田が快諾。そこから生まれた楽曲が「涙のMidnight Soul」となる。斎藤は「音源を送ってすぐに返ってきたメールそのものが歌詞だった」と振り返っている。今回のMVは斎藤が待ち望んだライヴシーンが際立つ映像となっており、斎藤誠オールフレンズと呼ぶべき日本を代表するミュージシャンたち(成田昭彦、深町栄、片山敦夫、角田俊介、河村“カースケ”智康、柳沢二三男)がバックバンドとして参加している。なおこのメンバーたちは、5月29日に名古屋 BOTTOM LINEで行われる『斎藤誠のBIG LOVE大作戦』にも出演する。斎藤誠「涙のMidnight Soul」MV<リリース情報>斎藤誠 13thアルバム『BIG LOVE』Now On Sale斎藤誠『BIG LOVE』ジャケット●CD+LIVE DVD+Tシャツ(数量限定生産盤):6,800円(税込)●CD+LIVE DVD:4,800円(税込)●CD:3,300円(税込)CD購入リンク:配信リンク:<ライヴ情報>斎藤誠のBIG LOVEハーモニー5月5日(木・祝) 横浜THUMBS UP5月28日(土) 名古屋 BL cafe『斎藤誠のBIG LOVEハーモニー』告知画像出演:斎藤誠 / 柳沢二三男 / Tiger斎藤誠のBIG LOVE大作戦5月29日(日) 名古屋 BOTTOM LINE『斎藤誠のBIG LOVE大作戦』告知画像出演:斎藤誠 / 成田昭彦 / 深町栄 / 片山敦夫 / 角田俊介 / 河村“カースケ”智康 / 柳沢二三男関連リンクレーベルオフィシャルサイト:オフィシャルサイト:::
2022年04月04日お笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴が、TVアニメ『BABY-HAMITANG』の主題歌(劇中歌)「LUCKY」の作詞を担当していることが発表された。『BABY-HAMITANG』は、国際社会共通の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)を題材とした、子供から大人まで楽しめる社会派かつコミカルなアニメ。赤ちゃんのキャラクターである主人公ベイビーハミタンが、17個の目標の中から地球温暖化や食品ロス、ジェンダー問題などをピックアップし、その問題点や解決方法を提示していく。また、主人公ベイビーハミタンの声優をシンガーの遥海が初挑戦することでも話題となった。主題歌「LUCKY」は、ベイビーハミタンが問題を解決する際に流れるキャッチーな歌詞とメロディーが耳に残る楽曲。芸人ならではの視点で書くコミカルかつ希望を与える歌詞を主題歌にしたいという制作陣の思いから、よしもと発のアイドル「つぼみ」(現・つぼみ大革命)の1期生で同グループ楽曲の作詞を担当したこともある福田にオファーし、今回のコラボが実現した。なお、福田がアニメの主題歌の作詞をするのは今回が初めてとなる。■福田麻貴 コメント今回のお話を頂いてまず初めに「何で私なんだろう?」という想いがありましたが、「つぼみ⼤⾰命」というよしもとの後輩のグループに歌詞を書いたこともあり作詞が楽しいと思っていたので、嬉しいという想いが⼀番大きかったです。「LUCKY」の歌詞の聴きどころは韻を踏むところ、リズムがすごく良いところがあって、そこはお⼦さんに意味わからんけど楽しいっていう感じで捉えてもらったら嬉しいなっていうのと、お⺟さん世代や私と同世代の「頑張っている⼥性」にも響いたら嬉しいなと思いました。昨⽇と今⽇で何も変わってなくても⾃分の⾒⽅次第でスパイシーだと思っていたらハッピーだったというように景⾊が変えられると思うので、これを聞いてそういう気持ちになってくれたら嬉しいです。<アニメ情報>TVアニメ『BABY-HAMITANG』(ベイビーハミタン)『BABY-HAMITANG』メインビジュアル2022年1月12日(水) 19:26~19:30 TOKYO MXにて放送開始毎週水曜日同時刻放送全6話+リピート放送+ダイジェスト=計13回放送毎話放送後、アーカイブをYouTube上にアップ番組HP:公式Twitter:関連リンク3時のヒロイン オフィシャルHP時のヒロイン オフィシャルYOUTUBE福田麻貴 オフィシャルInstagram福田麻貴 オフィシャルTwitter
2022年01月11日半世紀という大きな節目である作詞活動50周年を迎えた松本 隆。50周年のオフィシャルプロジェクトの集大成と言えるコンサート「風街オデッセイ2021」が、11月5日(金)・6日(土)の2日間にわたって開催される。会場は、ザ・ビートルズの初来日から55年を迎えた音楽の聖地・日本武道館。松本 隆は1969年にロックバンド「はっぴいえんど」を結成し、ドラムと作詞を担当。“日本語ロック”の先駆者的存在として日本の音楽シーンに新たな道を切り拓き、「はっぴいえんど」解散後は作詞に専念。2000曲を超える歌詞を提供し、誰もが知るヒット曲を数え切れないほど生み出している。出演者の発表第一弾で豪華なアーティストたちが名前を連ねたが、続いて第二弾も発表された。「第一夜」に出演するのは太田裕美、そして「第二夜」にはハナレグミの出演が決定、予定演奏曲目についても「木綿のハンカチーフ」、「眠りの森」が新たに発表された。チケットについても、好評につき2日間通し券を含めソールドアウトしていたが、今回新たに第二次販売を急遽決定、注釈付きステージサイドバック席も新たに追加することとなった。10月13日(水)12時からプレイガイド抽選先行が開始される。これがチケットを確保する最終チャンスになるかもしれない。松本 隆の「歌詞」を羅針盤にして船に乗り込み、スペシャルな冒険旅行(オデッセイ)を楽しんでもらいたい。~松本 隆 作詞活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト!~風街オデッセイ2021◆『第一夜』:2021年11月5日(金)@日本武道館【出演】はっぴいえんど<以下50音順>アグネス・チャン / イモ欽トリオ / 太田裕美[NEW] / 大橋純子 / 亀田誠治 / 川崎鷹也 /斉藤由貴 / C-C-B / 鈴木瑛美子 / 鈴木慶一 / 鈴木 茂 / 曽我部恵一 / 林 立夫 / 早見 優細野晴臣 / 松本 隆 / 武藤彩未 / 森口博子 / 安田成美 / 山下久美子 / 横山 剣and more…※各日で出演者が異なります。※都合により出演者が変更になる場合がございます。※本公演は特定のアーティストがメインとなるイベントではございません。予め御了承下さい。【風街ばんど】井上 鑑(音楽監督・Keyboards)/ 中西康晴(Keyboards)/ 土方隆行(Guitar) / 今 剛(Guitar)吉川忠英(A.Guitar)/ 髙水健司(Bass)/ 山木秀夫(Drums) / 三沢またろう(Percussion)高尾直樹・佐々木久美・藤田真由美(Chorus)/ 中野勇介(Trumpet)/ 村田陽一(trombone)竹野昌邦(Saxophone)/ 金原千恵子(violin)/ 栄田嘉彦(violin)/ 古川原裕仁(viola)/ 笠原あやの(cello)※都合により出演者が変更になる場合がございます。予め御了承下さい。【予定演奏曲目 / 全曲作詞:松本 隆】Woman“Wの悲劇”より / 風の谷のナウシカ / 君は天然色 / シンプル・ラブ赤道小町ドキッ / 卒業 / 夏色のおもいで / ハイスクールララバイポケットいっぱいの秘密 / 木綿のハンカチーフ[NEW] / 誘惑光線・クラッ!夢色のスプーン / リップスティック / ルビーの指環 / Romanticが止まらないand more…※50音順。※各日で演奏曲目が異なります。※都合により曲目が変更になる場合がございます。予め御了承下さい。◆『第二夜』:2021年11月6日(土)@日本武道館【出演】はっぴいえんど<以下50音順>安部恭弘 / 伊藤銀次 / 稲垣潤一 / EPO / クミコ / 小坂 忠 / さかいゆう /杉 真理 / 鈴木慶一 / 鈴木 茂 / 冨田ラボ・冨田恵一 / 中川翔子 /中島 愛 / 畠山美由紀 / ハナレグミ[NEW] / 林 立夫 / 藤井 隆 / 星屑スキャット /細野晴臣 / 堀込泰行 / 松本 隆 / 南 佳孝 / 吉田美奈子※各日で出演者が異なります。※都合により出演者が変更になる場合がございます。※本公演は特定のアーティストがメインとなるイベントではございません。予め御了承下さい。【風街ばんど】井上 鑑(音楽監督・Keyboards)/ 中西康晴(Keyboards)/ 土方隆行(Guitar)/ 今 剛(Guitar)吉川忠英(A.Guitar)/ 髙水健司(Bass)/ 山木秀夫(Drums)/ 三沢またろう(Percussion)高尾直樹・佐々木久美・藤田真由美(Chorus)/ 中野勇介(Trumpet)/ 村田陽一(trombone)竹野昌邦(Saxophone)/ 金原千恵子(violin)/ 栄田嘉彦(violin)/ 古川原裕仁(viola)/ 笠原あやの(cello)※都合により出演者が変更になる場合がございます。予め御了承下さい。【予定演奏曲目 / 全曲作詞:松本 隆】A面で恋をして / CAFE FLAMINGO / ガラスの林檎 / 綺麗ア・ラ・モード罌粟 / しらけちまうぜ / SWEET MEMORIES / 砂の女 /スローなブギにしてくれ(I want you) / 星間飛行 / September /代官山エレジー / てぃーんず ぶるーす / Do You Feel Me / 眠りの森[NEW]バチェラー・ガール / フローズン・ダイキリ / ミッドナイト・トレインand more…※50音順。※各日で演奏曲目が異なります。※都合により曲目が変更になる場合がございます。予め御了承下さい■チケット料金: ※全て税込み ※未就学児入場不可 ※各公演、券種及び金額共通全席指定:¥15,0002日間通し券/全席指定:¥30,000※風街グッズ付き(グッズ内容は後日公式HPにて発表致します)・・・・・・・販売終了!<追加発表!>注釈付きステージサイドバック席:¥13,000※注釈付きステージサイドバック席は、スタンド席です。出演者・ステージ、演出が一部見えづらいお席となります。ご了承ください。追加販売決定! 10月13日(水)正午12時より販売開始!■お問合せ:DISK GARAGE 050-5533-0888(月~金12:00-15:00) ■主催:DISK GARAGE / BS朝日 / TOKYO FM / FMヨコハマ / TBSラジオ / PROMAX■特別協力:プエルタ・デル・ソル■協力:日本コロムビア■制作運営:DISK GARAGE / PROMAX■企画製作:DISK GARAGE / BS朝日 / TOKYO FM◆総合INFO:takashimatsumoto50.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月13日私立恵比寿中学、アンジュルムなどのアイドルソング、アニメソングの作詞家として活躍している児玉雨子さん。初小説集『誰にも奪われたくない/凸撃』が早くも話題だ。「誰にも奪われたくない」は、銀行勤めをしながら作曲家としてもがんばっている園田レイカと、レイカが楽曲提供したアイドルグループ「シグナルΣ(シグマ)」のメンバー佐久村真子(まこ)の関係性の変化を軸に、彼女たちの生きづらさの正体に迫る一編。「凸撃」は、YouTubeで喧嘩凸待ちを配信している〈せまみち〉こと宏通が、顔も生年月日もプロフィールで晒している未成年の〈金キング〉とのやりとりから始まる短編。どちらも、いわゆるシスターフッドやブラザーフッドとは少し違う“連帯の形”が描かれ、はっとする。「人間関係がヒリヒリしている現代において、ネットは悪しきイメージを持たれている部分もあるけれど、匿名やハンドルネームの存在だからこそ、本音が言い合えるとか、つながり癒される瞬間があるのではないかと。実名と同じ名前で活動していたとしても、仕事や社会における名前の意味は、プライベートのそれと違うはず。現実とオンラインの世界が地続きでフラットにつながっている“イマドキの人と人との距離感”のリアリティは、書いてみたいなと思っていました」「誰にも~」で、思わず首肯してしまうのは、レイカ視点で描かれるふたりの距離感の捉え方や、社会や世相を斬る鋭い観察眼。たとえば、レイカと真子との関係は、ある盗撮動画がネットにアップされることによって変わっていく。「アイドルが不祥事を起こすと『男の影響』、整形する女の子に対しては『モテたいから』というように、紋切り型で決めつけてくる。社会の文脈へのアンチテーゼというか、そこにノーを言いたかったんです」「凸撃」でも、せまみちと金キングが次第に心を寄せほっこりしていたかと思いきや…。展開もお見事。「現実は、こんな距離感に落ち着くことも多いのかなと。ただ、どういう顛末であれ手を取り合った瞬間があるのはすばらしいなと」随所にちりばめられている作詞家ならではの刺さるフレーズといい、2編をつなぐ人物を登場させるアイデアといい、鮮烈なデビュー作だ。『誰にも奪われたくない/凸撃』「編集さんとのやりとりはセッションみたいでした」と振り返る。作中曲「ジルコニアの制服」を自身で作詞作曲、YouTubeで公開中。河出書房新社1694円こだま・あめこ1993年、神奈川県生まれ。作詞家、作家。2011年、高校在学中に作詞家デビュー。アイドル曲やアニメ曲を中心に、幅広く歌詞提供。『BRUTUS』で食コラムを連載中。©Miyoko Tamai※『anan』2021年9月29日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年09月27日Eve(イブ)とヨルシカのボーカル・suis(スイ)が歌唱し、人気ボカロPぬゆり(Lanndo)が作詞・作曲を担当したコラボレーション楽曲「宇宙の季節」が配信リリースされる。配信日は2021年7月26日(月)。Eve×ヨルシカsuisが再びタッグ映画化も控えるTVアニメ「呪術廻戦」第1クールオープニングテーマ「廻廻奇譚」が人気を集めるEve。最新アルバム『盗作』がオリコン合算アルバムチャート1位を記録したヨルシカのボーカルsuis。そんな今注目の2人が歌いあげる新曲が「宇宙の季節」だ。suisとEveがタッグを組むのはロッテガーナチョコレート『Gift』のテーマソング「平行線」以来のこと。新曲ではどのようなコラボレーションで魅了してくれるのか。ファンにはぜひチェックしてもらいたい。作詞・作曲はぬゆりのソロプロジェクトLanndo新曲「宇宙の季節」の作詞・作曲を手掛けるのは、ずっと真夜中でいいのに。の「秒針を噛む」の作曲(共作)・アレンジを担当した人気ボカロPぬゆりによるソロプロジェクト・Lanndo。Lanndoでも「フラジール」「フィクサー」「命ばっかり」といった楽曲でヒットを飛ばしている人気アーティストだ。「宇宙の季節」MVも公開また、ミュージックビデオの制作にも、knock、旧ナム座、尾崎伊万里、Lyeといったスタッフが集結している。【詳細】Lanndo feat.Eve,suis(fromヨルシカ) 新曲「宇宙の季節」配信日:2021年7月26日(月)
2021年07月29日Myuk(ミューク)の新シングル「シオン」が2021年9月1日(水)にCDで発売。なお、Eve(イブ)の作詞・作曲による同シングルに収録する新曲「シオン」は7月22日(木)より先行配信がスタートする。EveがMyukの新曲「シオン」に参加Eveは代表曲「廻廻奇譚」が、ストリーミング、YouTubeともに1億回再生を突破した話題のアーティスト。「廻廻奇譚」は、映画化も控えるテレビアニメ『呪術廻戦』のオープニング主題歌として人気を集めている。そんなEveが、Myukが歌う新曲「シオン」の作詞・作曲を担当。Myukは、Eveがテレビアニメ『約束のネバーランド』シーズン2のエンディングテーマとして書き下ろした「魔法」でメジャーデビューしたアーティストだ。再びタッグを組む2人の楽曲がどのような仕上がりになるのか、注目したい。テレビアニメ『NIGHT HEAD 2041』のエンディング主題歌新曲「シオン」は、フジテレビの新テレビアニメ『NIGHT HEAD 2041』のために、Eveが書き下ろしたもの。『NIGHT HEAD 2041』は、1990年代にカルト的人気を博したドラマ「NIGHT HEAD」を、原作者・飯田譲治の脚本でアニメとして蘇らせるものだ。超能力を持つが故に苦しむ霧原直人・直也の兄弟と、彼らを追い詰めるもう一組の兄弟・黒木兄弟を描く。アニメの放送に先駆けて公開されたPVでは新曲「シオン」の一部も披露されているので、ファンはぜひチェックしてほしい。なお、楽曲のリリースにあたりEveとMyukは以下のようなコメントを寄せている。<Eve コメント>楽曲名の「シオン」は紫苑という花の名から、君を忘れない、愛の象徴という花言葉にある通りその人の心にあるものを決して忘れさせない、忘れたくない気持ちを永遠につなぐ思い草からこの作品のテーマにとてもぴったりだなと思い名づけました。Myukの素晴らしい歌声と共に、この作品に彩りを添えることができて嬉しいです。<Myuk コメント>この度、TVアニメ「NIGHT HEAD 2041」のエンディング・テーマを担当させて頂く、Myuk(ミューク)です。「シオン」というタイトルは、今回の曲を書いてくださったEveさんが名付けてくださっていて、紫色の花の名前から来ています。花言葉は、"君を忘れない”、”追憶”という意味を持っています。心に廻る想いを糧に、困難に立ち向かい、未だ見ぬ世界へと想いを繋いでいくことは、ずっと誰かを忘れないでいることと似ているように思います。本作の主人公である2組の兄弟や、聴く人の繋ぎたい想いのそばに、少しでもこの曲があればいいなと思い、紫苑の花をイメージしながら歌いました。「NIGHT HEAD 2041」の映像や物語と一緒に見ることで、この「シオン」がどう聴こえてくるのか私自身とても楽しみです。3形態のCDシングルには新曲含む他楽曲も収録また、「シオン」を表題曲とするMyukの同名シングルCDは通常盤と初回生産限定盤、期間生産限定盤の3形態で展開。CDには「シオン」のほか、テレビ番組「グータンヌーボ2」のエンディングテーマ「あふれる」、新曲「Set me free」と、「魔法」のピアノとストリングスによるアコースティックバージョンを収録する。初回生産限定盤と期間生産限定盤はいずれもDVDが付属。初回生産限定盤のDVDでは、Myukのルーツとなった楽曲をカバーするスタジオライブ企画として、絢香の「みんな空の下」、尾崎豊の「forget-me-not」の歌唱映像を収録。期間生産限定盤は、アニメによる書き下ろしイラストを使用したデジパック仕様となっており、ノンクレジットエンディングムービーなどが収録される予定だ。【詳細】Myuk 新シングル「シオン」CD発売日:2021年9月1日(水)CD価格:通常盤(CDのみ) 1,650円、初回生産限定盤(CD+DVD) 2,640円、期間生産限定盤(CD+DVD) 2,200円<収録内容>■通常盤(CDのみ)と初回生産限定盤(CD+DVD)・CD収録内容1.シオン2.あふれる3.Set me free4.魔法(Acoustic version)・DVD収録内容Myuk First Studio Cover Live1. 絢香「みんな空の下」2.尾崎豊「Forget-me-not」■期間生産限定盤(CD+DVD)・CD収録内容1.シオン2. 魔法 (Acoustic version)3. シオン (Remix)4. シオン (Anime Size)・DVD収録内容TVアニメ「NIGHT HEAD 2041」ノンクレジットエンディングムービーアニメ描き下ろしイラストデジパック仕様 / 2021年10月末まで■新曲「シオン」先行配信日:7月22日(木)作詞・作曲:Eve編曲:Numa■TVアニメ情報放送日時:2021年7月14日(水)~ 毎週水曜24:55より放送局:フジテレビ「+Ultra」ほか
2021年07月11日ファーストサマーウイカが、シンガーソングライター阿部真央作詞・作曲のデジタルシングル「カメレオン」で2月22日にソロメジャーデビューすることが決定した。ファーストサマーウイカは2013年5月にアイドルグループ「BiS」に新メンバーとして加入しメジャーデビュー。2014年7月横浜アリーナの単独公演で「BiS」が解散後、NIGO®プロデュースで「BILLIE IDLE®」を結成。2019年12月に解散するまでライブを中心に活動していた。その後はバラエティ・ドラマ・ラジオで目にはしない日はないほどの活躍を見せているが、音楽に対する愛情は人一倍強く、ニッポン放送、TOKYO FM、FM yokohamaのパーソナリティを務めていることもあり音楽に関する知識も多く併せ持っている。また、類稀なる歌唱力を持ち、テレビではカバーなどでその歌声を披露していた。デビュー曲となる「カメレオン」は、阿部真央節がふんだんに盛り込まれた激しくメロディアスが楽曲となっている。ファーストサマーウイカ コメントユニバーサルミュージックよりメジャーデビューが決定いたしました。日頃より応援してくださるファンの皆様、支えてくださるスタッフの皆様のお陰です、ありがとうございます!思えば色々な肩書きを渡り歩いてきましたが、振り返れば原点は音楽にあります。夢のひとつでもあったソロデビュー、その喜びと感謝の気持ちを原動力に、アーティストとしても様々な挑戦をしていきたいと思います。1stデジタルシングル「カメレオン」は私の敬愛する阿部真央さんが、ご自身のこと、私のことを丁寧に織り込み、愛を込めて作詞作曲してくださいました。また一味違ったファーストサマーウイカをお見せ出来ればと思います、よしなに!ティザーサイトリリース情報ファーストサマーウイカ デジタルシングル「カメレオン」2020年2月22日(月) リリース作詞・作曲:阿部真央編曲:akkin関連リンクファーストサマーウイカ 公式Twitterファーストサマーウイカ 公式Instagram
2021年01月12日MISIAの新曲「想いはらはらと」が、5月公開の映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の主題歌を担当することが決定。あわせて、MISIAと作詞作曲を手がけた川谷絵音からコメントが寄せられた。1998年の長野オリンピック、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化したのが、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』だ。キャストには『おっさんずラブ』シリーズ、ドラマ『あなたの番です』、映画『スマホを落としただけなのに』など、人気実力共に今最も旬な俳優・田中圭や、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、以後Netflixドラマ『今際の国のアリス』など注目作に出演が続く若手実力派女優の土屋太鳳ほか、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太などが集結。主題歌に起用された「想いはらはらと」は、MISIAと川谷絵音の初のコラボレーション楽曲となっている。MISIAと川谷絵音は、実は同郷(長崎生まれ)という共通点があり、川谷絵音がMISIAにギター1本で歌った同曲のデモを送ったことがきっかけで今回のコラボレーションが誕生した。2000年代最初の冬季オリンピックでもあったNHKソルトレイクシティオリンピックのテーマソングを担当したMISIAがこの主題歌を歌う、ということもドラマティック。映画だけでなく、本楽曲の使われ方にも注目したい。MISIA:コメント長野オリンピックのあのジャンプの瞬間は、私もオンタイムで見ていました。今回、映画で舞台の裏側を知ったことで、なぜ時間が経った今でも、あの瞬間が心に残っているか理由が分かった気がします。エンドロールで「想いはらはらと」が流れた時は、選手の方々の話と重なり、胸がいっぱいになりました。この曲を作詞、作曲してくださったのは、川谷絵音さん。川谷さんが作ってくださったこの歌を初めて聞いた時は、本当に雪のように、歌が降り積もってきて、それによって心が溶けてきて素直な気持ちが現れてくるようだと感じ、はらはらと涙が出ました。そしてこの歌を初めて歌った時、柔らかなメロディーと歌詞なのに、とても細やかに、また複雑に韻が踏まれていることに気づき、すごい方だなと思いました。この歌の世界観を壊すことなく、そしてこの歌を聞いた方が私と同じように、はらはらと涙をこぼすような歌を歌えていたら嬉しいです。川谷絵音:コメントMISIAさんは長崎の大先輩であり、大尊敬するミュージシャンです。そんな方に僕の弾き語りで作ったデモを送るという大汗しかかかない出来事を昨日のことのように覚えています。そしてMISIAさんの歌が入った瞬間、曲が魂を持ちました。その魂が映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の中で弾けるんです。是非それを体感して欲しい。音楽を続けていて良かった、本当に。企画プロデュース・平野隆:コメントこの映画の主人公は、オリンピックという輝かしい舞台を、裏方として必死に支えた実在の人物です。彼は、負けること、叶わないことを知り、自信を失ってしまうこともありました。でも、選ばれなかったことを知る人こそ、他人が同じ思いをした時に、笑いかけ、そっと背中を支え、押す事ができる。僕らがそんな想いで映画を作ったのと同じように、MISIAさんにも、社会の片隅にいる“舞台裏の英雄たち”への応援歌を、優しく力強く歌い上げて欲しいと思い、オファーしました。この映画はコロナ禍に突入する直前まで撮影していました。春になり公開延期が決定。そして今改めて聴くと、思い通りに行かない日々を過ごす僕たちのことさえも、そっとそっと背中を押してくれています。そんな僕らを含め、今や“コロナ禍の人々”への応援歌のようにも聞こえます。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』5月全国公開
2021年01月07日作詞家で作家のなかにし礼さんが23日に心筋梗塞で亡くなったことを受け、歌手の氷川きよしが25日、所属事務所を通じてコメントを発表した。氷川はなかにしさんが作詞を手掛けた「櫻」「出発」などを歌っており、今年2月にリリースした「母」は、なかにしさんの作詞家としての遺作となった。突然の訃報に「まだ、信じられない気持ちです」と沈痛な思いをつづり、「なかにし先生は、すごい偉い先生なのに、私のような若い人間の話を真剣に聞いてくださり、心を汲んで、『母』という詩を書いてくださいました」と思い出を語る。さらに「今年、こんな大変な世の中で、価値観や人生観が大きく変わっていくときに、この『母』を歌わせていただくというのは、自分の根幹、原点を見つめ直すためにも、本当に意味のあることだと思いながら、今年一年、歌ってきました」と続け、「本当に偉大な先生でした。なかにし先生からいただいた『櫻』『出発』『母』は、先生からの人生のメッセージです」とコメント。最後に「なかにし先生の魂の作品をこれからも大切に歌わせていただきます。先生、どうぞ安らかに。そして、いつまでも見守っていてください」となかにしさんへメッセージを送った。なかにしさんは、大学在学中よりシャンソンの訳詩を手掛け、「知りたくないの」(64年)のヒットを機に作詞家となる。その後もヒットメーカーとして活躍を続け「今日でお別れ」(67年)、「心のこり」(75年)、「石狩挽歌」(75年)、「時には娼婦のように」(78年)、「北酒場」(82年)など、約4000曲の作品を生み出した。日本レコード大賞を3回、同作詩賞を2回、ゴールデンアロー賞など、多数の受賞歴を誇る。
2020年12月25日2020年12月23日、作詞家で作家の、なかにし礼さんが心筋梗塞のため東京都内の病院で亡くなりました。82歳でした。産経ニュースによると、なかにしさんは『北酒場』『石狩挽歌』などのヒット曲を生み出し、作家としても活動。2000年には直木賞も受賞するなど幅広い分野で活躍したといいます。昭和13年、中国黒龍江省牡丹江市生まれ。立教大学文学部仏文科在学中からシャンソンの訳詞を手がけ、菅原洋一さんが歌った「知りたくないの」のヒットを機に作詞家となる。代表作に「今日でお別れ」「石狩挽歌」「天使の誘惑」「北酒場」など。作詞を手掛けた作品は約4000曲に上り、日本の歌謡界を代表する作詞家。その後、作家活動を開始し、平成12年に「長崎ぶらぶら節」で第122回直木賞を受賞した。代表作に、旧満州からの引き揚げ体験を描いた「赤い月」「世界は俺が回してる」など。産経ニュースーより引用なかにしさんの訃報にネット上でもお悔みの声が上がっていました。・昭和の歌を楽しませてくれてありがとうございます。ご冥福をお祈りします。・向こうの世界でも、素晴らしい作品をつくれますように。・なかにしさんの歌も小説も大好きでした。よい作品をありがとうございました。・大好きな作詞家だったから、さびしいです。『そして夜があける』が一番好きだけど『石狩挽歌』も素晴らしかった。昭和を代表する数々の名曲を生み出した、なかにしさん。その功績は多くの人の心に残り続けるでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2020年12月25日松田聖子、斉藤由貴、近藤真彦、Kinki Kids……。時代を代表するアイドルたちの大ヒット曲をはじめ、数々の名曲を世に送り出した作詞家・松本隆(70)が今年、作詞家活動50周年を迎えた。その独特な世界を生み出す原動力は何か。“彼をよく知る人の証言”から迫ります。■太田裕美(65)「佇まいは、見るからに文学青年。情景。心理描写も秀逸です」「初対面のとき、開口一番『えっ、こんな若い人?』と口走ったくらい、当時の松本さんは見るからに文学青年という佇まいでした」松本隆との出会いをこう振り返るのは、多くの名曲を贈られている太田裕美。代表曲『木綿のハンカチーフ』も松本による作詞だ。「遠距離恋愛の経験はないけれど、歌詞の世界を素直に歌おうと思いました。松本さんが書いてくれた楽曲は、『エレガンス』というアルバムの収録曲である『ピッツァ・ハウス22時』や『煉瓦荘』など、とにかく情景と心理描写が秀逸です。『さらばシベリア鉄道』も作曲の大滝詠一さん(享年65)が『はじめて自分の名前がオリコンに載った』と喜んでくださったので、自分のことよりもうれしく思ったことを覚えています。私ほど松本さんから素晴らしい詞をいただいている歌手はいないのでは。これからも太田に書きたいと思っていただけるよう歌い続けていきたいです」■若松宗雄(音楽プロデューサー)「文学性の高い世界観に娯楽が加わった」「太田裕美さんに提供した詞を聴いたときから、彼のことはすごいなと思っていました。聖子にも書いてもらいたくて『アルバムでもいいので』とお願いしたのが始まりです」振り返るのはかつてCBS・ソニーレコードで松田聖子(57)を発掘した名プロデューサー・若松宗雄氏。松本隆とタッグを組み、数々の名曲を世に送り出した。「初めて出来上がった『白い貝のブローチ』を聖子が歌った瞬間、生理的な心地よさというか“快感”に近いものを感じ、やはり聖子の声質とぴたりと合う!と感嘆しました」松本の詞については、「伝説的なバンド『はっぴいえんど』で実績を重ね、松田聖子で結実・成功した」と若松氏は続ける。「松本さんは、音楽性・文学性の高いニューミュージック界の旗手。それがトップアイドルの詞を描くことで娯楽性も高まり、大きな成功を収めたのでしょう」若松氏はあのユーミン(松任谷由実・66)、でさえリテークをお願いしたこともあったが、松本には皆無だった。「方向性はすべて彼にまかせました。情景描写が秀逸で、彼の語彙力が詞の奥深さにつながっている。私は聖子には音楽性と文学性を持たせたいと思っていたのですが、それを以心伝心で感じ取ってくれました」作曲は大滝詠一、細野晴臣(72)、財津和夫(72)、松任谷由実といった才能豊かなアーティストが交代で担当。「誰も異論を唱えようのない才能あふれる仲間たちも巻き込んでくれた。大村雅朗くんというアレンジャーに恵まれたことも大きかった。今思えば、時代を代表する才能が集結していましたが、松本さんとしては、『後世に残そうと意図せずして、一時代を作った』というところではないでしょうか」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月19日時代を代表するアイドルたちの大ヒット曲をはじめ、数々の名曲を世に送り出した作詞家・松本隆(70)が今年、作詞家活動50周年を迎えた。「聖子ちゃんはCMでデビュー曲を聴いて、声だけで『いいなぁ』と感じた。薬師丸ひろ子さんは映画『野生の証明』で、父親役の高倉健さんに『お父さ〜ん』って駆け寄るシーンを見てね。マッチはドラマ『3年B組金八先生』だったな」(松本・以下同)松田聖子(57)も近藤真彦(55)も薬師丸ひろ子(55)も、彼らがデビューするや否や、その姿を見つけ、「詞を書きたい」と願った。そして「縁はないかな」と思っていても、その後、不思議とオファーが舞い込むのだという。そんな松本が「彼女のファン」と公言するのが、綾瀬はるか(34)。『マーガレット』という曲を贈り、レコーディングで初対面を果たしたときのこと。「あのときは僕が緊張してしまってあまり話せなかった。その後、対談したときも緊張していてからかわれるくらいで(笑)。彼女は天然のふりをしているけど、あれは演技で、本当はとても賢い人」もうひとり、松本がその才能にほれ込み、長年プロデュースしている歌姫がクミコ(65)。’00年以降、全作の歌詞を手がけた2枚のアルバムを制作している。「普通なら仕事を引き受けないタイミングだったけれど、彼女の実力にほれました。クミコさんみたいに45歳になって売れた人は、アイドルと違ってブームも何もないから一生歌えるんです」また、松本の歌謡界デビュー作といわれる名曲、『ポケットいっぱいの秘密』を提供したのはアグネス・チャン(64)。「彼女は跳ねるように歌うグルーブが特別で、詞を書きたいと思っていたらオファーがあった」そう当時を振り返る松本。この曲の歌詞には、実は、今話題の“縦読み”で、「あ・ぐ・ね・す」という言葉が隠れているというから、気になった方はぜひ確認してみてほしい。太田裕美の大ヒット曲『木綿のハンカチーフ』は、時代を超えて幾人ものシンガーにカバーされている名曲中の名曲。「太田さんに提供した曲はヒットしたもの以外にも、素晴らしい曲がいっぱい。特にアルバム『心が風邪をひいた日』は多くの人に聴いてほしい」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月17日嵐と米津玄師のコラボレーションが実現。米津玄師作詞・作曲による嵐の新曲「カイト」が、2020年7月29日(水)より発売される。嵐×米津玄師、夢のコラボレーションが実現へ「カイト」は、シンガーソングライターの米津玄師が作詞・作曲を務め、2020年12月31日をもって活動休止を発表している、日本を代表するポップグループの嵐が歌唱を担当するNHK2020ソング。第70回NHK紅白歌合戦で初披露された。発売は、DVDが付属する初回限定盤DVD、Blu-ray付属の初回限定盤Blu-ray、CDのみの通常盤、ファンクラブ会員限定盤の計4形態。DVDおよびBlu-rayには「カイト」のミュージックビデオとメイキング映像が収められ、通常盤CDには表題曲に加えて、天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典で嵐が奉祝曲として歌った「Journey to Harmony」とともにタイトル未定の2曲が収録される。大野智がジャケット書き下ろしジャケットは、大野智の書き下ろし絵画を採用。楽曲とともに注目したい。相葉雅紀&米津玄師からコメントなお、嵐から相葉雅紀、そして米津玄師が以下のようにコメントを寄せた。相葉雅紀(嵐)この度、僕たち嵐がNHK2020ソングを歌わせていただく事になりました。また今回米津さんとコラボレーションさせて頂いたこと、大変光栄に思っています。米津さんが作って下さったこの曲は、頑張っている人が救われるような優しさにあふれていて、歌っていてとても感動しました。この曲でオリンピック・パラリンピックをはじめ、2020年の日本全体を盛り上げられるよう心を込めて歌わせていただきます。米津玄師僕が子供の頃から変わらず活動してきた嵐の休止前ラストイヤー、その一幕に関われることをとても光栄に感じています。カイトは長く残る曲になってほしいと願いながら制作しました。どうか広く行き届きますように。「カイト」の制作風景が放送決定なお、発表後には、嵐と米津玄師のドキュメント、NHK2020ソング「カイト」の制作風景が、NHK総合 ・BS4K ・BS8K ・ラジオ第一で放送された。初めて出会った顔合わせから、嵐と米津玄師6人での対話、思いを分かち合いながら行われたレコーディング風景まで「カイト」の完成に向けた制作風景と共に、米津玄師による貴重な対話の模様をVTRで紹介した。【詳細】「カイト」リリース日:2020年7月29日(水)歌:嵐(相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔)作詞・作曲:米津玄師■初回限定盤DVDおよびBlu-ray収録内容・LPサイズ スペシャルジャケット仕様・16P特大歌詞ブックレット封入CD:01. カイトDVDおよびBlu-ray・「カイト」ビデオ・クリップ+メイキング■通常盤01. カイト02. Journey to Harmony03. タイトル未定A04. タイトル未定B05. カイト(オリジナル・カラオケ)06. タイトル未定A(オリジナル・カラオケ)07. タイトル未定B(オリジナル・カラオケ)
2019年12月21日歌手で俳優・菅田将暉の新曲で、米津玄師の作詞・作曲プロデュース「まちがいさがし」が、5月14日に配信リリースされることが23日、ニッポン放送のラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』内で発表された。2017年からソロ音楽活動を開始し、シングル「さよならエレジー」ではLINE MUSICの2018年の年間ランキング1位を獲得した菅田。同番組では、米津玄師がゲスト出演し、楽曲についてのトークで盛り上がりながら、初めてフルで流した。また、同曲はカンテレ・フジテレビ系『パーフェクトワールド』(毎週火曜21:00~)の主題歌にもなっており、オンエア時にはドラマや主題歌の関連ワードがツイッタートレンドを席巻するなど、話題を呼んでいる。
2019年04月23日