4月23日に行われた東京都世田谷区の区長選で当選した、無所属の保坂展人区長(67)。しかし現在、保坂区長のツイートがネットで話題となっている。保坂区長は区長選では自民と維新が推薦した無所属新人の内藤勇耶氏(29)との一騎打ちを制し、見事4選を果たした。実はその前日、Twitterにこう投稿していた。《前から住みやすかった世田谷が、保坂さんの12年で益々住みやすくなった。このまま、しっかり仕事を続けてほしい》保坂区長が自身のことを《保坂さん》といい、自らにエールを送るーー。そんな“自分アゲ”な投稿に、Twitterでは《自作自演》《自画自賛》《自分自身を「保坂さん」ってwww》といった声が上がっている。実はこのツイートは保坂区長を応援するアカウントの投稿を引用して行われたもので、その引用元の投稿には松尾貴史(62)と保坂区長が握手するような写真もアップされている。そこで、本誌は保坂区長の事務所に“自分アゲツイート”について「投稿の意図は」などの質問表をメールで送った。すると、その直前に保坂区長はTwitterを更新し、こう綴った。《4月22日のツイートで「前から住みやすかった世田谷が、保坂さんの12年で益々住みやすくなった。このまま、しっかり仕事を続けてほしい」というセリフは引用リツイートした写真の松尾貴史さんのものです。「松尾さんのお話は」「松尾貴史談」と付け加えれば良かったと思っています》《「保坂のぶとサポーターズ」は事務所でスタッフが運営し、「保坂展人」は私自身が管理しています。サポーターズの松尾さんの記事を紹介して、挨拶された内容を紹介しましたが、説明不足だったようです。選挙期間中は更新、コメントが公選法で禁止されていて、昨日は修正出来ませんでした》またその後、事務所の担当者から本誌に《ご連絡ありがとうございました。先ほど本人がお詫び・修正のツイートをいたしました。ご確認いただければ幸いです》という回答があった。
2023年04月24日ムシラセ(代表:保坂萌)主催、『瞬きと閃光』が2022年11月30日 (水) ~2022年12月4日 (日)にシアター風姿花伝(東京都新宿区中落合2-1-10)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月26日(水)12:00より発売開始です。カンフェティにて10月26日(水)12:00よりチケット発売開始 公式ホームページ Twitter(@mushirase_tw) ムシラセ最新作『瞬きと閃光』カンフェティ独占発売開始!【おはなし】わたしたちの部室には、ずっとまえからおばけがでるらしい。コンテストの時期が近くなってくると大きいカメラをぶらさげて、じっと座っているのが「見える人」にはみえるらしい。そんなオカルト現象、写真に映らないなら話題にもならないから、興味ない。だいたい顧問はやる気がないし、部員は減ってるし、今年こそ入賞できないと私の写真家の夢がどうにもならないよ。つまんないことを気にしている場合じゃないのにさっきから、もじゃもじゃ頭の大人の女の人が、私に話しかけてくる。その人は、ちょっと昔の大きなカメラを持っていて、座ってるけど、床から二センチくらい浮いている。しっかりみえているはずなのに、わたしのカメラでは、うつらない。ちょっとまってよ、あんただれ?なんでそこにいるかわかってないおばけと、写真部の女子高生と、職員室の先生たちの、みえるとみえないと、写真と、夢のお話。ムシラセとは2008年結成。作・演出・舞台写真家の保坂萌が主宰するプロデュースユニット。団体名は「虫の知らせ」から。写真のような一枚絵の美しさを追求するビジュアライズと、今を生きる人々の切なさとおかしさを切り抜く作風が特徴。観終わった後、日々が楽しくなる気持ちが少しでも続くような作品作りを目指しています。2019年佐藤辰海演劇祭「つやつやのやつ」優勝。【脚本・演出:保坂萌(ほさかめぐみ)】演出家・劇作家・舞台写真家。成安造形大学ファッションデザインコースにて舞台衣装を学び、2008 年演劇プロデュースユニットムシラセを立ち上げ。並行してスポーツカメラ マンを経て舞台写真家として活動。ムシラセ全作品の作演出、2013 年アニメーション監督森本晃司との共同制作「羊人間 012」共同脚本・演出の他、外部演出、日本アカデミー賞脚本賞受賞・詩森ろば主宰 serialnumber のメインビジュアル、舞台写真担当等、分野を超えて様々なアーティストと幅広く創作している。2019 年佐藤辰海演劇祭・ムシラセ『つやつやのやつ』にて優勝。公演概要ムシラセ『瞬きと閃光』公演期間:2022年11月30日 (水) ~2022年12月4日 (日)会場:シアター風姿花伝(東京都新宿区中落合2-1-10)■出演者工藤さや小口ふみか辻響平(かわいいコンビニ店員飯田さん)輝蕗元水颯香中野亜美加藤彩土本燈子菊池美里つかてつお渡辺実希松尾太稀土橋銘菓・柴奏花(ダブルキャスト)■スタッフ脚本・演出・写真 保坂萌演出助手平井隆也(吉祥寺 GORILLA)舞台監督 西山みのり舞台美術 袴田長武照明 保坂美沙(C.A.T)音響 星知輝楽曲 Renn Saito宣伝美術 藤尾勘太郎宣伝ヘアメイク 上野小百合制作 小泉美乃(合同会社soyokaze)■公演スケジュール11月30日 19:00 柴12月01日 19:00 柴12月02日 14:00/19:00 柴/土12月03日 14:00/19:00 土/柴12月04日 13:00/17:00 土/土※開場は、開演の30分前■チケット料金一般前売:4,000円当日:4,300円写真アルバム付きチケット 10000 円(L版手差し40カット・キャスト別)(全席指定・税込)【写真アルバム付きチケットについて】※選択キャストにより内容が異なります。キャストの写真・キャスト自身がフィルムで撮影した写真を写真家の保坂萌が編集・構成したアルバムです。選択キャスト以外を写した写真も入ります。※アルバムは終演後会場でお渡しします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月27日この面積で暮らせるのか保坂邸は約19㎡。建築面積ではなく延床でだ。これはさすがにとてつもなく狭いのではないか、そう思って訪れたが、室内を拝見してまず最初に「意外と大きい」と感じた。たぶん、この印象は上に大きく抜けた吹き抜けから受けたものだろう。この吹き抜けがなかったら「大きい」という印象はなかったに違いない。建築家である保坂さんでさえ、この床面積ではたして住むことができるのかとの思いをずっと抱きつつ設計を進めていたくらいなのだ。「この大きさのものは設計したことがないので実績がない。不安でしょうがなかった」という保坂さん。実は当初、2階建てでの設計を考えていたという。通勤を考えて購入した土地は横浜に建てた前の家と敷地の大きさもプロポーションも似ていた。当然ながら同じ2階建てで考えていたが、ある日、要望を出してほしいと伝えていた妻のめぐみさんからの話で変更することに。グリーンが狭い空間に潤いをもたらす。椅子の下も収納スペースに使っている。道路から室内を見る。窓の部分も収納に活用。棚はコンクリートに付けた凹みに載せているだけ。平屋でつくる「そのときちょうど読んでいた江戸時代の生活の本の話をしたんです。当時は家族4人で4畳半でも決して狭くないという生活をしていて、それがここでは2部屋以上取れる。それくらいの広さだと考えたらまったく狭くないと思ったのでその話だけをしました。そしたら保坂に“わかった”って言われて、“えーっ、わかったの?”って思ったんですけれど、そのあとは何を聞かれるわけでもなく、しばらくして出てきたが平屋の案でした」平屋案に至ったのには横浜の家とは異なる敷地条件もかかわっていた。「決定的に違うのは南北に7階建てのマンションが立っている点で、2階建てにすると床と天井の高さが近くてトップライトを開けると空よりもマンションが見えている印象が強くなってしまうんです」(保坂さん)奥にベッドが置いてありそのまた奥の外部にバスタブがある。間にキッチンがあるため、手前のテーブルのところで夜遅くまで起きていても奥で寝ている人には気にならないという。左右の壁の間の寸法はいちばん広いところで2425mm。キッチン側から道路側を見る。キッチンと奥のスペースの間には段差が設けられている。キッチンに並ぶものには料理好きのめぐみさんのこだわりが感じられる。オーディオ関係は前の家の時よりも大きなものに取り替えた。レコードはちょうどその幅の分凹ませたコンクリートの壁に立てかけられている。ポジティブに考えるとはいえ床面積は横浜の家と比べほぼ半分。「前の家でもすごくコンパクトな生活だなと思っていたのにその半分になる。ふとんのサイズは半分にならないし椅子だって半分の大きさにはならない」。しかもめぐみさんからは大きなベッドがほしい、冷蔵庫を大きくしたいという要望も出ていた。自身もオーディオ関係を大きなものに取り替えたいと思っていた。いずれの要望も厳しい敷地条件とは逆方向を向くもの。さらに、トップライトからの採光のシミュレーションをしてみると11月から2月の半ばくらいまでまったく直射光が入らないことが分かったという。しかし狭さに関しては読んでいた本から、「“やってみればできるかもね”ってポジティブになれた」し、光に関しても「北欧でも直射日光がまったく当たらない季節があるので、ある意味冬は北欧のような生活ができる」というふうにポジティブな方向に頭を切り替えた。「冬は直射光が入らないんですが、トップライトから天空光が柔らかく入るのでそれを楽しむ空間にしようと。夏は燦燦と光が入るので北欧から南国までの光の変化を楽しめるというコンセプトで行こうということになりました」天井を見上げる。トップライトは2つの円弧からできている。ぶら下がっているコンクリートの壁は南からの光を反射させてベッド上の天井を照らす。トップライトからの光が時間ごとに違う場所に光の筋をつくり出す。ベッド側から天井を見る。狭くてもなんでもある内部の設計コンセプトも狭さゆえに向かう方向とは逆の方向で基本方針を立てた。「面積からするとヴィジュアル的にも生活的にもいろいろとそぎ落とす方向に行きかねないところで古代ローマのハドリアヌス帝などが大事にしていた〈学問、入浴、演劇、音楽、美食」という5つの要素を、こういう小さな家でも大事にできるようにしよう」と。こうして露天風呂も加わった保坂邸。保坂さんは冒頭にも書いたように実際に住み始めるまで不安でしょうがなかったというが、すべて杞憂に終わりお2人とも充実した日々を過ごしているようだ。「すべてがここにあるという感じがしています。前の家ではモノをなるべくもたない生活を楽しんでいたんですが、ここではほしいものはなんでもあってそれを楽しむ生活をしている感じがします」とめぐみさん。めぐみさんは「都会で露天風呂をつくっても入らないのでは」と思ったがとても快適で2人とも毎日入っているという。大きめのシャワールームが風呂の隣のスペースにつくられている。キッチン側から奥を見る。狭いためトイレとシャワールーム以外は扉をつくらないという方針のもと、コンクリートの仕切りの間のスペースをクローゼットとしている。保坂さんもこう話す。「日本でも戦前までは多くの人が狭くても豊かに住んでいましたが、現代はそうした生活とは完全に一回切れて住宅事情というのができていて脈々と受け継がれてきたものが途絶えている気がします。でも実際にこの狭いスペースで自分が生活をしてみると、このぐらいでも住めるというかむしろ楽しく暮らせる。そして、生活で大事にしているものをすべて入れ込んでいるから密度も濃い感じがしますね」住み始めて、狭くても楽しく豊かに過ごせるだけでなく、さらにまったく予想だにしなかった楽しみも生まれているという。「引っ越してガラス戸のすぐ向こうを人が通るなんてまったくイメージもできなかったし、想像すると少し怖い感覚すらあって窓を開けられないんじゃないかとも思っていました。でも今はふつうに窓も開けていて、そうすると話しかけてくる人がいたり中には“家の中を見せて”っていう人もいるんです」(めぐみさん)。そうしたコミュニケーションが楽しく近所の方ともつながりができたという。前の家とはまた異なる楽しみを何重にも感じながら暮らしているお2人の話の端々から暮らしの充実ぶりがうかがえた。窓の上には旅行先で購入した小物などが置かれていた。コーナー部分も本の収納スペースに。反対側のコーナーにも同様に本が置かれている。コンクリート壁にいくつかニッチをつくって収納スペースにしている。奥は保坂さんがよく使うペンのペン挿し。左のコンクリートの段差はハンコや付箋などの小物を置くためにつくられたもの。家の前の道路も保坂邸の敷地。ここを近所の人たちが通勤や買い物などで通り、室内のお2人に声をかけてくる人もいるという。玄関は右の側面につくられている。保坂邸設計保坂猛建築都市設計事務所所在地東京都文京区構造RC造規模地上1階延床面積18.84㎡
2020年03月23日公共の場で泣いている赤ちゃんを優しく見守り、子育てしやすい社会を目指す「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」。新たに2019年6月3日より世田谷区で「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」が始動します。都内自治体初となる今回の取り組み。背景にあったのは、近年の虐待事件をはじめ、さまざまな痛ましい事件を重く受け止めた世田谷区の、「育児で孤立しがちなママ・パパたちにもっと手を差し伸べたい」という強い願いでした。そこでウーマンエキサイトは、保坂展人区長にプロジェクトを始めるにあたっての今のお気持ちや世田谷区の現状、目指す未来についてお話を伺いました。今回は、ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバーで、世田谷区在住 4児のママでもあるasacoさんと夫の政治さんを迎え、子育て世代からのリアルな声を交えた対談インタビューをお届けします。■泣き声やベビーカー問題。親の本音は?保坂区長:出先で(飲食店などで)困ることはやはり多いですか?asacoさん(以下、asaco):赤ちゃんと2人で外出したときに、バスや電車、お店などでギャン泣きされたときは周りの視線がとても気になって、毎度惨めな気持ちになります。泣き声以外にもスペースの問題でベビーカーがダメだったり…。政治さん(以下、政治):わが家は子どもが4人いるので、わりと大きめな店じゃないとなかなか入りにくいんですよね。保坂区長:ベビーカーで電車に乗って不便を感じたりは?政治:混雑しているときはやはり躊躇(ちゅうちょ)しますね。人によって対応は違いますし、嫌な顔をする人はもちろんいます。逆に手伝ってくださる方もいますが、それぞれ皆さん感じ方が違うな…というのが思うところですね。ウーマンエキサイトでも子育て中のママ・パパ(4,975人)を対象にアンケート調査(*)を実施したところ、「赤ちゃんとの外出に不安を感じたことはありますか?」の問いに「ある」と答えた割合は86.6%にも及びました。それほど多くのママ・パパたちが外出先などで周囲の視線が気になり、心理的負担を抱えてしまうのが現状なのです。(*ウーマンエキサイト×まちcomi調べ)■子どもの声は騒音? 地域で変わるべき「今」保坂区長:世田谷区は、今まで比較的高齢者が多い地域で、10年前までは子育て世帯は減っていたんです。しかし、ここ10年ほどで(子育て世帯が)増えてきたことで、例えば保育園の建設に対して、「子どもの声がうるさい」からと反対の声が一部あったり…。今まで久しく赤ちゃんの声などを聞いていなかった人たちがいて、実際に赤ちゃんの声が聞こえるようになって「いいね」と言う人もいれば、めくじらを立てるような人も一部いる。しかし、次の世代に還元しないといけないよねということで 『子ども・子育て応援都市宣言』 というものを4年前にやったんです。お店にしても、赤ちゃんが泣いても受け入れてくれるお店はあっても、見分けられない。だからこそ可視化して、さらにもうひとつ言うと、赤ちゃんに優しい街というのは評価がやっぱり高いわけです。今までは「ちょっとうちは…」というお店であっても、例えばその商店街が赤ちゃんに優しいと言われて評価が上がれば、お客さんもたくさん来る…というように、店主さんの意識も変わってくるんじゃないかなと思っています。asaco:私は地元が静岡県の浜松市なのですが、先日帰省した際、地元のお祭りである「浜松まつり」に参加して感じたのは、お祭りを通じて世代問わずたくさんの地域の方と交流が持てることの素晴らしさでした。やっぱり東京にくると親戚もいないし、この地で築いたつながりしかないから、今まで交流のなかった、特に年配の方とはつながりを持ちづらいのかなと感じています。保坂区長:そんな時はぜひ児童館をうまく使ってほしいなと思っています。児童館自体は、午前中は小さいお子さん向けの子育て講座などをやっている場合が多いですが、小学生や中学生も出入りしていて、児童館祭りという地域のお祭りを開催しているので、そこで知り合うというのもありだと思いますし。ほかにも、区内に30カ所ほど 『おでかけひろば』 というものを設置しており、保育スタッフやお手伝いのスタッフもいて、お母さん、お父さんがお子さんを連れて一緒に過ごせるスペースを用意しています。その土地に知り合いがほとんどいない人などでも、おでかけひろばで知り合いになって、イベントをやったり、参加していったり、口コミのネットワークができていったりするんです。■「そんなステッカーもあったね」と昔話になるようにー今後の取り組みを通して目指すもの、期待することは?保坂区長:WEラブ赤ちゃんプロジェクトが始まることで、子ども専用じゃない施設にステッカーをどんどん貼っていき、願わくはお子さんが子育て世代になる頃には、「そんなステッカーもあったね」と言われ、子連れでどこへでも行けるのが当たり前の社会にしたいですね。asaco:「子どもの声がうるさい!」と捉える方は、まだまだたくさんいらっしゃると思います。特に東京という地域柄、その傾向は強いのかもしれません。そんな中、都内の自治体のなかで世田谷区がいち早くこのプロジェクトに賛同したのは、区民として本当にうれしいことです。この動きをきっかけに、のびのびと子育てができる環境が、全国にどんどん広がっていくことを切に願っています。政治:WEラブ赤ちゃんプロジェクトをきっかけに、子育て世代に寛容な社会になってくれるといいなぁと思っています!▼世田谷版「泣いてもいいよ!」ステッカーの配布が始まりました!6月3日より、世田谷版「泣いてもいいよ!」ステッカーの配布が始まりました。区内の出張所、まちづくりセンター、児童館、おでかけひろば、保育園など、区の関係施設で手に取ることができます。おでかけひろばのひとつ『 古民家mamas 』に来ていたママたちにも、さっそくチラシやステッカーを手に取ってもらいました。集まったママたちに日頃のおでかけについて聞いてみると、「バスや電車に乗るときは泣かれないように万全の準備をするけれど、泣いたらやはり降りてしまう」「泣いているのを心配して若い男性が声をかけてくれた」などの声が。またこの度の「世田谷区×WEラブ赤ちゃんプロジェクト」については、「住んでいる地域で実施されるのはうれしい」「学生さんたちなどの若い世代にも広まってほしい」と期待を込めて語ってくれました。ステッカーの配布と同時に、区内の民生・児童委員などの地域の子育て支援の担い手には「泣いてもいいよ!」の缶バッジやキーホルダーを着用してもらいます。いよいよプロジェクトも本格始動。地域のみなさんと一緒に、「世田谷区×WEラブ赤ちゃんプロジェクト」を積極的に広めていきます。(取材協力:古民家mamas)「世田谷区×WEラブ赤ちゃんプロジェクト」特設サイトがOPEN! 取り組みの詳細やステッカーの配布場所、区内の子育てイベントが紹介されます。さらに6月中旬からは、「世田谷区×WEラブ赤ちゃんプロジェクト」を広げていくためのアイデア募集もはじまります!
2019年06月03日オーラルケア商品「クリニカ」やハンドソープ「キレイキレイ」などを提供するライオンが、新たなデジタルマーケティング戦略の実現に向け、ロックオンのアドエビスをコアとしたプライベートDMP(Data Management Platform)を導入した。同社は10月23日、東京都・六本木にて報道陣向けの説明会を開催し、その取り組みの詳細について説明した。○オウンドメディアと紐づくDMPを構築し、One to Oneマーケティングを目指す同社が目指す新たなデジタルマーケティングとは、生活者の行動分析による「限りなくOne to Oneに近いコミュニケーション施策」だ。同社で宣伝部 デジタルコミュニケーション推進室長を務める保坂政美氏は、生活者が情報を求めるための手段がテレビなどのマス媒体からインターネットの利用へシフトして検索エンジンなどで情報を求めるようになったことや、スマートフォンの普及によるデジタルコンテンツの増加とソーシャルメディアの成長を背景に、生活者と企業の関わり方が質的に変化したとする。「生活者による検索からの流入や、ソーシャルメディア上での共感によるシェアの拡大などといったコミュニケーションの変化に対応していかねばならない」(保坂氏)同社はこれを実現するため、新たなデジタルマーケティング戦略の軸として、「オウンドメディアの再構築」と「アーンドメディアの活用」「ペイドメディアの運用」「社外パートナーとの取り組み」の4つを掲げる。その中心となるのが、「新生活情報メディアのLidea(リディア)」と「DMP構築によるデータの一元化」だという。Lideaとは、ライオン快適生活研究所と「暮らしのマイスター」により、オーラルケアやヘルスケアなど調査・研究により創出した情報を発信する新たなオウンドメディア。これまで多くの自社Webサイトに点在していたコンテンツを集約・統合し、生活者に有益な情報を提供することで、検索エンジンからの流入やソーシャルメディアでのシェアなど、生活者とインクラクティブなコミュニケーションを実現するプラットフォームとしての役割を担う。そして、同メディアと紐づき、生活者の消費行動データの収集・分析やマーケティング施策への活用を支えるのがDMP(データマネジメントプラットフォーム)だ。○デジタルマーケティング戦略を支えるアドテクとは保坂氏によると、従来、生活者が「いつ・どんな広告を見て購買に至ったのか」や「どんな場面や方法で情報を閲覧したのか」といったデータは別々に保管されており、相関や影響度・効果がわかりにくい状態にあったという。今回のDMP導入により、Lideaやコーポレートサイト、ブランドサイトからのデータ、広告配信データ、第三者データ、店舗での購入履歴といったオフラインデータなどの情報を統合し分析。生活者が、どこでどのように情報に接触し、購買に至ったのかを理解することで、「限りなくOne to Oneに近いコミュニケーション施策」の実現を目指す。同社 宣伝部デジタルコミュニケーション推進室の中村大亮氏は、DMPにて統合化したデータに対し、BIツールを利用した生活者インサイトの可視化・分類化を行い、それに基づき、グループごとに合わせたメールマガジンの配信や、DSP(Demand-Side Platform)を用いた広告配信を行っていくと説明する。これら戦略の実現を支えるのは、ロックオンのアドエビスをコアとしたプライベートDMPのほか、フリークアウトのDSP「FreakOut」やスケールアウトのDSP、シナジーマーケティングの提供するクラウド型顧客管理システム「Synergy!」と顧客分析データ「Societas」、データアーティストのLPOツール「DLPO」、ログリーのネイティブ広告サービス「logly lift」など。こうしたツールとDMPの連携により、ユーザーの行動履歴や態度変容を分析し、広告配信やメール配信、コンテンツ配信までをシームレスに実行する統合基盤を構築したという。保坂氏は、新たなデジタルマーケティング戦略の実現に向けた、社内マーケティング部門やIT部門、Lideaのコンテンツ制作部門などの連携に関して、「われわれが所属する宣伝部デジタルコミュニケーション推進室が中心となり行っていく」と説明した。
2014年10月27日劇団四季を振り出しに、数々のミュージカルへの主演歴を持つ実力派の保坂知寿と、「テニスの王子様」を足がかりに、こちらもミュージカルで頭角を表してきたニュースター、中河内雅貴。そのふたりが、ミュージカルではなく、硬派なストレート・プレイで、愛し合う男女の役に挑む。tpt「地獄のオルフェウス」。ラストスパートの稽古場に足を運んでみた。tpt「地獄のオルフェウス」公演情報この日は、保坂と中河内だけで出会いのシーンを特別稽古するのが目的。古い倉庫を改造した稽古場は暗い。小さな床置きの照明が1灯と、防寒用ストーブの炎だけ。中河内が演じるヴァルは、30才になったのを契機として、自堕落な生活を改めようと誓った流れ者のギター弾き。寡黙だが、内に秘めた情熱と挫折と葛藤が時に爆発する。保坂扮するレイディは、耐え難い過去の体験から、故郷の町と自分の夫を憎悪する、イタリア系の女である。稽古が始まる。自分が切り盛りする雑貨店兼カフェに、深夜、男が忍び込んでいるのを知ったレイディは、強い口調で警告するが、彼が自分のギターを取りに来ただけだとわかると、少しづつ、会話の糸口がほどけてゆく。保坂知寿のレイディは、クリアな口調が心地よい。ピストルを振り回したりする、感情の起伏が激しい女性だが、運命に負けまいとする人間の凛とした気品がある。「マンマ・ミーア!」のドナ、あの女性の強さとタフさを思い出す。ヴァルの中河内雅貴は、自分を持て余す青年の未熟さが魅力。30才という設定は中河内の実年齢より上だが、ナイーヴな役は彼の持ち味にぴったり。ぶっきらぼうで抑えたセリフのトーンが、保坂知寿の歌うようなセリフとコントラストを描き出す。舞台上にある椅子やテーブルを動かしながら、岡本健一が、そのまま演技を続行させて、セリフだけを注意深く聞いている。ときおり演技を止めて、友だちのように感想を伝える。スキンシップの多い演出家だ。何かを語りかけるとき、演出家の手は必ず、役者の肩の上にある。ふたりの気持ちがひとつに結びつく、この戯曲の有名な「鳥のセリフ」。それが、シーンのラストだった。脚がなくて、一生羽ばたくしかない鳥。眠るときは、風に乗って眠る。地上に降りてくるのはたった一度、死ぬときだけ。「--あたしもそんな鳥になりたい」「俺だってそんな鳥になりたい--おおぜいいるよ、自分もそんな小鳥になりたい--腐るのはごめんだってやつは!」中河内が、翼を広げた鳥のように、両手を顔の前に広げる。その後ろには、暗い稽古場なのに、キラキラと光って見える、彼の大きな瞳。傍らで、保坂知寿のレイディが、中空に、見えないはずの小鳥を目で追っている。その目も光っている。大人の女と、大人になりきれない男。人生を賭けたふたりの愛の運命は、平坦であるはずがない。公演は、12月7日(金)から20日(木)まで、池袋の東京芸術劇場シアターウエストにて。チケットは発売中。
2012年11月30日