2024年2月現在、SNSで議論を呼んでいる、『マルハラ』という言葉。マルハラとは、『マルハラスメント』の略称で、中高年層が「はい」や「了解」などの言葉の最後に句点を付けて、若者にメールやメッセージアプリで送ることを指します。送られてくる文章の文末に句点が付くことに対し、相手の感情が分からず、恐怖心を抱く若者が増えたことにより生まれた言葉のよう。『マルハラ』という言葉が世間に知れ渡るとともに、「句点を多用するのは『おばさん構文』」とネット上で話題になり、複数のメディアが取り上げました。俵万智の『金言』に絶賛の声同月8日、短歌『サラダ記念日』で有名な、歌人の俵万智さんがX(Twitter)を更新。マルハラや『おばさん構文』にまつわる話題を目にしていた、俵さんは、「そっと置いておきますね」と、自身が詠んだ一首を投稿しました。句点を打つのも、おばさん構文と聞いて…この一首をそっと置いておきますね〜優しさにひとつ気がつく ✕でなく○で必ず終わる日本語— 俵万智 (@tawara_machi) February 8, 2024 「✕でなく、○で必ず終わる日本語」と、句点を指すような一首を詠んだのです。きっと俵さんは、『マルハラ』と呼ぶほど、句点を恐れる若者に、恐怖の対象ではないことを優しい表現で伝えたかったのでしょう。また、言葉のプロでもある俵さんは、この一首を通して、文章の文末に『。』を付ける美しさや、年齢と句点は関係がないことも伝えたかったのかもしれません。『金言』とも呼べる、俵さんの心に響く一首に、絶賛と感動の声が寄せられています。・『おじさん構文』『おばさん構文』と揶揄(やゆ)する文化。優しい世界になってほしい。・最高です。日本語の優しさを伝えてくれて、ありがとうございます。・句点が怖いと思う人たちに、ぜひ読んでほしい。・言葉を生業にする人は違うなあ。感動しました。・ギスギスした気持ちを解きほぐしてくれる、素敵な言葉…。言葉の使い方は、時代によって変わりゆくもの。手軽にやり取りができるメッセージアプリの普及によって、句点が除かれたやり取りが増えてはいるものの、美しい日本語で物事を表現する大切さは、どれだけ時が経っても変わらないはずです。俵万智さんが歌で詠んだように、句点を『マル』だと思えば、苦手意識を克服できるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2024年02月08日尾上松緑が主演を務める新作歌舞伎『俵星玄蕃』『荒川十太夫』が、2023年12月から2024年1月にかけて2カ月連続で歌舞伎座にて上演されることが決定した。今回の2作では、江戸時代に起きた「赤穂事件」をもとにした物語が描かれる。12月に上演される『俵星玄蕃』は、赤穂義士たちが素性を隠して、虎視眈々と吉良邸討入りの準備をしている中で出会う槍の使い手・俵星玄蕃を主人公にした作品。赤穂義士の杉野十平次との心の交流が描かれ、討入り前夜から当日の物語が展開される。浪曲では三波春夫のものが有名だが、今回は講談の人間国宝である神田松鯉に脚本協力を仰ぎ、昨年好評を博した松緑主演・西森英行演出・竹柴潤一脚本のトリオにより、新たな舞台が誕生する。そして来年1月に上演される『荒川十太夫』は、松鯉の口演による『赤穂義士外伝』をもとにした作品で、昨年10月に歌舞伎座で初演。討ち入り後の後日談として、高田馬場の決闘で有名な赤穂義士のひとり、堀部安兵衛の切腹の際に介錯をつとめた下級武士の荒川十太夫の苦悩と、武士としての覚悟が情感豊かに描き出される。■尾上松緑 コメント御機嫌宜しゅう御座居ます、尾上松緑ですこの度、東京歌舞伎座に於きまして、今年の十二月に『俵星玄蕃』、来年一月に『荒川十太夫』と、講談から起こしました新作歌舞伎を二ヶ月連続で上演します事が決定致しました昨年、初演致しました『荒川十太夫』は賞を頂いたりと、お客さんもとても喜んで下さっていた手応えは有りましたが再演が叶い、友人であり尊敬している神田伯山先生との約束が一つ果たせた事、嬉しく思いますまた、伯山先生から御縁を繋いで頂き台本協力等、様々なお教え、御力添えを賜っている神田松鯉先生には言葉では言い尽くせ無い感謝の念で一杯です今年十二月に初演予定の書き下ろし「俵星玄蕃」は忠臣蔵事件の討ち入り前夜から当日そして、来年一月再演予定の『荒川十太夫』は討ち入り後の顛末を物語った作品となります「俵星」は原作をベースにしながら、より歌舞伎味を強く「荒川」は前回の台本を手直ししながらも、講談ベースをより色濃く二作品の毛色の違いを出して行けたらと計画中です話は続いておりますので二夜連続ドラマとして観て頂ければ幸いと思っております二作品共、脚本竹柴潤一さん、演出西森英行さんと、何でも言い合える仲間と再び手を組める事も心強く存じています御好評頂ければ、今後も年一本位のペースで古典歌舞伎に準じた新作歌舞伎を発表出来ればいいなとも胸の内に願っておりますまた、個人的には私は再来月の歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」にて、片岡仁左衛門の兄さんが松浦鎮信公を演じられます「松浦の太鼓」で赤穂浪士の一人である大高源吾を勤めさせて頂きますこの芝居もまた討ち入り当夜を描いた作品で御座居まして、続けて観ても話に矛盾は御座居ません或る意味、忠臣蔵三夜連続ドラマを観る様な感覚でお楽しみ下さると私もより嬉しいです共演者、スタッフ、松竹株式会社と共に、また新たにお客さんに喜んで貰え、再演を望まれる作品となる様に努力致しますどうか応援の程を宜しくお願い致します■神田松鯉 コメント嬉しいニュースが二ツ届いた。第一は、講談「俵星玄蕃」の歌舞伎化である。飲兵衛で槍の名人俵星と赤穂義士杉野十平次の物語は、かつて歌にまでなった名作。第二は、昨年秋に初演された『荒川十太夫』が、早くも来年の正月歌舞伎座で再演されるという。快挙である。こうして講談を次々と歌舞伎化して下さる尾上松緑丈には只々感謝をするばかりだ。真ッ直でいて懐が深く、豪放と細心を併せもつ松緑丈の舞台に今から胸を躍らせている。■西森英行(演出)コメント『俵星玄蕃』・『荒川十太夫』、歌舞伎座二ヶ月連続上演。この挑戦的かつ意欲的な興行に、演出として参加させて頂けることを、心より光栄に思います。『荒川十太夫』は、緻密な心理劇の構造を俳優の皆さんと共有し、古典劇現代劇の技法を融合させ、あたかも古くから上演を重ねてきたかのような歌舞伎作品として昇華させることを考え続けて作り上げました。『俵星玄蕃』では、人として生きる誇りとは何か、根源的な問いを抱える俵星玄蕃の心模様を縦糸に、重層的な対話劇と活劇を織り合わせ、新たな人間ドラマを描く歌舞伎作品として、醸成していきたいと考えています。赤穂事件により、その人生が色濃く浮き彫りになった俵星玄蕃と荒川十太夫。二人の男、二つの物語から浮かび上がるのは、時代が変われど、現代を生きる私たちにも受け継がれている「日本人のこころ」。講談の世界で、声とことばで聴くものの心を震わせ続けてきた物語、古から受け継がれる「こころ」を、優れた歌舞伎俳優さんの肉体を通して、現代に甦らせたいと思っています。尾上松緑さんは、若かりし頃から一意専心、歌舞伎への、伝統への深い思いを青い炎のように胸の内にたぎらせ続けてきました。俵星玄蕃、荒川十太夫、二人の人物を通して、松緑さんの達人の居合の如き魂の一閃を、目撃して頂きたいと思っています。<公演情報>令和5(2023)年12月歌舞伎座『俵星玄蕃』2023年12月 東京・歌舞伎座で上演令和6(2024)年1月歌舞伎座『荒川十太夫』2024年1月 東京・歌舞伎座で上演
2023年09月20日ながおか・若者・しごと機構(新潟県長岡市)は、「米百俵デジタルコンテスト2022」(略称:米100DC)を開催し、2022年9月1日より募集を開始します。米100DC2022ロゴ本コンテストは、新型コロナウイルス感染症の影響で生活様式が変化し不安を感じる若い世代に、これからの時代を前向きに、世界は明るくワクワクするものであると感じて欲しいと2020年に始まりました。ユニークな発想を持つ若者がチャレンジできる環境、先端技術を取り入れた現代の学びの場を提供することで、若い才能を発掘し、支援するもので、今年で3回目の開催となります。募集するのは、子どもの遊び、学び、暮らしを豊かにするデジタルプロダクト(アプリ・IoTデバイス)のアイデアです。1次審査、2次審査を経て、長岡市内の小学生による投票でグランプリを決定します。■過去グランプリ受賞作品の紹介・2020年度(第1回):「なぞなぞソープ」(古沢 菜月さん/長岡造形大学)コロナ禍で重要性が再認識された手洗いを楽しくするプロダクト。ソープディスペンサーをプッシュするとなぞなぞが出題され、手洗いに最低限必要とされている30秒後に答えを教えてくれます。小学生からは「手をいつもより長く洗えそう」「大好きななぞなぞをしながらみんなで楽しく手洗いができそう」と、支持を集めました。2020年度グランプリ作品「なぞなぞソープ」・2021年度(第2回):「Ohanashi(おはなし)」(栗川 詩加さん(崇城大学)、岩永 菖さん(同)、木村 真琴さん(同))誰かに話を聞いてもらいたいという思いを叶えてくれるトークロボットのアイデア。「心のもやもやを話すことで、自分の感情の天気が晴れになるから」「自分の気持ちを他人に話せないときでもOhanashiなら自分の気持ちをわかってくれると思うし、辛いときもポジティブに物事を考えることができるから」と小学生から高い評価を得ました。2021年度グランプリ作品「Ohanashi(おはなし)」●米100DC公式サイト ・2021年度の受賞作品一覧: ・2020年度の受賞作品一覧: ■長岡市内の小学校へ「課題解決型」授業を提供米100DCでは、応募資格年齢に満たない若者(小学生)に対する教育活動も行なっています。第1回開催時より、長岡市の小学生が米100DCに関わる取り組みとして、「ひみつ道具」のアイデア募集や、グランプリを決定するWEB投票への参加を促しています。今年も米100DCをテーマに、タブレットを活用した特別授業を行いました。児童が、自ら課題を発見し、解決するアイデアを発想する手法を学ぶことで、デジタルプロダクト・テクノロジーへの関心や創造のきっかけをつくっています。■募集概要・応募資格創造性を持ち、デジタル領域に関心のある若者(1998年4月2日~2010年4月1日生まれの者)※居住地、職業(学生、社会人)を問いません。※個人またはグループ(最大5人)。・募集期間2022年9月1日(木)~11月1日(火)17時・募集内容子どもの遊び、学び、暮らしを豊かにするデジタルプロダクトのアイデアを以下の2つの区分から募集します。1. スマートフォン・タブレットなどで動作するアプリ2. IoTデバイス※アプリ、IoTデバイスはプロトタイプや作動するものがなくてもかまいません。アイデアだけでも応募できます。・応募方法WEBからオンライン応募。以下の「作品名」「説明文」「動画」等が必要です。●作品名(15字まで)●説明文1. 誰のためのデジタルプロダクトか(45字まで)2. 遊び、学び、暮らしをどう楽しくするか(140字まで)3. デジタルでどう実現するか(図解画像1点)●動画(90秒以内)アプリ、IoTデバイスのデモ動画またはプレゼン動画■審査<1次審査>すべての応募作品の中から、審査員が以下の基準で審査した総合得点上位の作品が1次審査を通過します。1次審査通過作品には、12月に約1ヶ月間の作品ブラッシュアップ期間が与えられ、審査員からのフィードバックを参考にして作品名、説明文、動画を作り直して再提出することができます。・子どもたちの遊び、学び、暮らしを楽しくする・表現力に光るものがある・技術的に光るものがる・サービスとして光るものがある<2次審査>ブラッシュアップされた1次審査通過作品の中から、長岡市の小学生・審査員・特別審査員が選びます。長岡市内の小学生がWEB投票を行い、グランプリを決定します。特別賞として審査員が選ぶ表現賞、技術賞、持続可能性賞と、長岡公務員・情報ビジネス専門学校が選ぶ中・高校生賞、長岡市長が選ぶ長岡市長賞を各決定します。・小学生が自分で使ってみたいと思う(人気投票1位:グランプリ)・表現力が優れている(表現賞)・技術的に優れている(技術賞)・長く愛されるサービスになりうる(持続可能性賞)・高校生以下の応募者の作品で内容が優れている(中・高校生賞)・新たな一歩を応援する(長岡市長賞)<表彰>グランプリ(1作品) Grand Prize 30万円表現賞(1作品) Expression Prize 8万円技術賞(1作品) Tech Prize 8万円持続可能性賞(1作品) Sustainability Prize 8万円中・高校生賞(1作品) Junior High and High School Students Prize 8万円長岡市長賞(1作品) The Nagaoka Mayor's Prize 8万円※特別賞は他の賞と重複して選ばれることがあります。※中・高校生賞は高校3年生以下・高校相当年齢以下の応募者を対象に選ばれます(グループの場合は全員が高校3年生以下・高校相当年齢以下であること)。デジタル領域に関心を持ち、行動する10代を強く支援していきます。<審査員>市原 えつこ(メディアアーティスト)高瀬 章充(Socialups株式会社 代表取締役社長)改田 哲也(風の企画事務所 代表/長岡技術科学大学 アイデア開発道場 道場長)<特別審査員>長岡公務員・情報ビジネス専門学校長岡市長■開催の背景米百俵デジタルコンテスト(米100DC)の「米百俵」は、幕末から明治初期の長岡藩の歴史に由来します。北越戊辰戦争に敗れた長岡藩。見舞いとして送られた百俵の米を、長岡藩大参事の小林虎三郎が「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と説き、売ったお金を学校教育(国漢学校)に充てます。国漢学校はその後多くの人材を育て、日本の発展に貢献しました。この、苦しいときでも未来を見据え行動する「米百俵の精神」は長岡の人々に受け継がれ、まちづくりの指針や理念として今日まで大切にされています。特に2018年からは、長岡市として「長岡版イノベーション」を推進し、市政のあらゆる分野に先端技術や新たな発想を取り入れて、人材育成と未来への投資を行う「新しい米百俵」の実現に向けて取り組んでいます。米100DCはこの取り組みの一環として、学生や若者が起業しやすい環境の創出、「楽しむ」から「学ぶ」そして「仕事」につながるコンテンツの提供、長岡の未来を支える産業人材の育成を目指し、2020年から開催しています。2023年には、長岡が誇る歴史と文化を継承し、新たな人づくり・産業振興を支える拠点「ミライエ長岡」もオープンします。長岡版イノベーションについて(長岡市WEB>市政>計画・事業>長岡版イノベーションの推進) ミライエ長岡について <主催>ながおか・若者・しごと機構<共催>長岡市<協力>長岡技術科学大学/長岡造形大学/長岡公務員・情報ビジネス専門学校<後援>長岡市教育委員会/長岡大学/長岡崇徳大学/長岡工業高等専門学校/クレアヘアモード専門学校/晴陵リハビリテーション学院/晴麗看護学校/長岡介護福祉専門学校あゆみ/長岡こども・医療・介護専門学校/長岡こども福祉カレッジ/長岡崇徳福祉専門学校/長岡赤十字看護専門学校/長岡美容専門学校/新潟県厚生連中央看護専門学校/日本ビジネス公務員専門学校/北陸食育フードカレッジ/北陸福祉保育専門学院/悠久山栄養調理専門学校/長岡商工会議所/長岡地域商工会連合/大光銀行/第四北越銀行/長岡信用金庫/新潟縣信用組合/株式会社日本政策金融公庫/長岡公共職業安定所/NCT/FMながおか80.7/新潟日報社/BSN新潟放送/NST新潟総合テレビ/TeNYテレビ新潟/UX新潟テレビ21(順不同)<企画>デザイントーク株式会社■ながおか・若者・しごと機構について「長岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進役として、長岡市内の4大学1高専15専門学校、金融、産業、行政の29機関で設立された組織です。「若者のアイデア実現」「若者同士の交流創出」「若者が学ぶ・働く魅力創出」を主な役割としています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月01日野外音楽フェス「長岡 米百俵フェス 2022 ~花火と食と音楽と~」が、新潟県・長岡市の東山ファミリーランドで開催される。日程は2022年10月7日(金)・8日(土)・9日(日)の3日間。野外音楽フェス「長岡 米百俵フェス」花火や食も2018年よりスタートした「長岡 米百俵フェス ~花火と食と音楽と~」は、人気アーティストによる音楽ライブ、長岡が誇る「長岡花火」、自然豊かな土地で育てられた美味しい食べ物を一挙に楽しむことができる野外フェス。2021年は屋内開催となったが、2022年は2年ぶりに、キャンプエリアを完備した東山ファミリーランドに帰ってくる。注目の出演者、Awesome City Clubや石崎ひゅーい注目の出演アーティストは、映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソング「勿忘」で注目を集め、2022年3月に最新アルバム『Get Set』をリリースしたAwesome City Club(オーサムシティクラブ)や、内藤剛志主演ドラマ『警視庁・捜査一課長 season6』の主題歌「花束」を担当する石崎ひゅーいなど。ドラマ『最愛』や『やんごとなき一族』で俳優としても活躍する松下洸平も参戦する。出演アーティスト一覧■10月7日(金)出演者大橋彩香/JUNNA/鈴木愛理/Bitter & Sweet/降幡 愛/Little Glee Monster■10月8日(土)出演者Awesome City Club/海援隊/ゴスペラーズ/佐藤ひらり/TUBE/日向坂 46/ファーストサマーウイカ/南こうせつ■10月9日(日)出演者ASKA/石崎ひゅーい/竹原ピストル/手越祐也/ナオト・インティライミ/ひなた/松浦航大/松下洸平/マーティ・フリードマン/wacci※最終出演者情報。開催概要野外音楽フェス「長岡 米百俵フェス 2022 ~花火と食と音楽と~」日程:・2022年10月7日(金) 開場15:00/開演16:00・10月8日(土)・9日(日) 開場9:30/開演11:00場所:東山ファミリーランド住所:新潟県長岡市栖吉町3300番地チケット情報チケット価格:・3日通し券 一般21,000円/中高生取り扱い無し・1日券 10月7日(金) 一般7,000円/中高生取り扱い無し、10月8日(土)・9日(日) 一般9,000円/中高生4,500円・1日券 ペア割 10月7日(金) 一般13,000/中高生取り扱いなし、10月8日(土)・9日(日) 一般17,000円/中高生8,000円※ペア割で入場の際は、同行者と一緒に入場。ペア割は1名の利用で2日間にわたっての利用はできない。チケット販売サイト:ぴあ※1公演、1申し込みにつき、最大6枚まで申し込み可能。※小学生以下は成人同伴に限り入場無料。1歳以上〜小学生までは、成人(18歳以上)同伴者1名につき、子供2名の入場が可能。※1歳未満の子供は入場不可。※チケット詳細は公式サイト(を確認。【問い合わせ先】キョードー北陸チケットセンターTEL:025-245-5100
2022年06月30日ながおか・若者・しごと機構(新潟県・長岡市)は、2021年9月1日より全国の若者を対象に開催した「米百俵デジタルコンテスト2021」(略称:米100DC)の受賞者ならびに受賞作品を決定しました。米100DC2021ロゴ初開催となった昨年度に引き続き、子どもの遊び、学び、暮らしを豊かにするデジタルプロダクト(アプリ・IoTデバイス)のアイデアを募集しました。全国から83作品の応募があり、1次、2次審査を経て、長岡市内小学生の投票によるグランプリと、審査員による特別賞を決定し、2022年3月1日のオンライン表彰式にて発表しました。グランプリは、誰かに話を聞いてもらいたいという思いを叶えてくれるトークロボットのアイデア「Ohanashi」(おはなし)を提案した、栗川 詩加さん(崇城大学)、岩永 菖さん(同)、木村 真琴さん(同)が受賞。投票した小学生からは「心のもやもやを話すことで、自分の感情の天気が晴れになるから」(4年生)「コロナ禍の中、話があまりできない人もいるからいいと思った」(4年生)「自分の気持ちを他人に話せないときでもOhanashiなら自分の気持ちをわかってくれると思うし、辛いときもポジティブに物事を考えることができるから」(5年生)と、幅広い支持を集めました。オンライン表彰式には、5作品の制作者と審査員が参加し行われました。グランプリ受賞者には新潟県産杉にロゴを刻印したトロフィーと副賞、記念品として「米百俵」にちなみ長岡産のお米が贈呈されました。以下に、受賞した5作品をお知らせします。なお、米100DC特設サイトでは、全受賞作品の応募動画、講評など詳細を公開しています。ぜひご覧ください。米100DC特設サイト オンライン表彰式の様子■審査結果<グランプリ>「Ohanashi」栗川 詩加(崇城大学)/岩永 菖(同)/木村 真琴(同)<表現賞/技術賞>「けずログ」友田 七海(東京理科大学)<持続可能性賞>「おみカジ」佐藤 峻哉(トライデントコンピュータ専門学校)/児玉 龍哉(同)/鈴木 文也(同)<長岡造形大学賞>「はかーる君」中倉 拓哉(長岡工業高等専門学校)/清水 日菜子(同)/藤本 清太郎(同)<長岡市長賞>「かんかん図漢」Masako Okumura(女子美術大学)/于瑶(同)※賞についてグランプリ :小学生が自分で使ってみたいと思う長岡市内の3小学校で「デザイン思考」特別授業を実施。小学生が受賞候補作の評価と投票を行い、グランプリを決定。(長岡市立阪之上小学校4年生、長岡市立上組小学校5年生、新潟大学附属長岡小学校4~6年生 計298人)表現賞 :表現力が優れている技術賞 :技術的に優れている持続可能性賞 :長く愛されるサービスになりうる長岡造形大学賞:高校生以下の応募者の作品で内容が優れている長岡市長賞 :地域の課題を解決しうる■グランプリ作品紹介グランプリ作品「Ohanashi」作品名:Ohanashi作者 :栗川 詩加(崇城大学)/岩永 菖(同)/木村 真琴(同)「Ohanashi(おはなし)」は、誰かに話を聞いてもらいたいという思いを叶えてくれるトークロボットです。話しかけた内容によって、花の色や表情が変わります。「Ohanashi」との会話に“花を咲かせる”ことで、コミュニケーション力も育てます。<審査講評>過去10年間、人間の負の感情は怒り・心配・悲しみと全て増加しているといわれる。これは日本だけでなくグローバルに起きていることだ。「Ohanashi」は、そのような負の感情を一度吐き出し、ニュートラルにとらえるきっかけを与えるプロダクトだと感じる。AIを活用したサービスは多く、BERTやGPT-3に代表されるような話の内容を理解して文を作成する自然言語処理に関する研究も盛んだ。また、話し方から感情を読み取ることも同様に行われている。しかし、「Ohanashi」を評価した小学生の意見を読むと、感情を分析してアクションを起こして欲しいのではなく、ただ話を聞いてうんうんと相槌をうってくれる、やさしい話し相手を求めているようだ。子どもたちの「話をきいてもらいたい」という強いニーズをとらえ、かわいらしいプロダクトに昇華させたアイデアが光った作品だ。<受賞者コメント>制作にあたり、米100DCのWEBで公開されていた小学生アンケート「ひみつ道具のアイデア」を参考に、多くの子が抱える課題を解決するものをつくりたいと取り組みました。子どもにとって親しみやすいビジュアル、わかりやすい表現を心がけたので、小学生投票で評価されたことがとても嬉しいです!制作中は、チームとして3人の得意分野をどう生かして完成させるか、チーム活動の勉強にもなりました。大学では、デザインの視点から、地域課題を解決する表現を学んでいます。今回の経験を、来年度の卒業制作にも役立てたいです。■全体講評審査員:佐藤 ねじ(アートディレクター/プランナー)審査では、どこか一部分で突き抜けているアイデアに魅力を感じた。サービスとしての必要性は大事だが、作者のつくりたいという気持ち、エネルギーも重視したい。ニッチでもいいから、自分の立場だからこそ発見できる課題やアイデアを大切にしてほしい。小利口になりすぎず、失敗を恐れず、アイデアをどんどんかたちにしていくことが重要だと思う。小学生によるグランプリ投票では、子どもたちのとても新鮮なインサイト(潜在的なニーズ)を得た気がした。大人の視点とは違うアプローチで評価され、グランプリが選ばれるのは、米100DCの大きな特長だ。子どもによる子どものための作品を選ぶコンテストとして、驚きと面白さを感じる体験になった。審査員:矢野 昌平(長岡工業高等専門学校 電気電子システム工学科 研究推進 教授)どの応募作品からも、ものをつくりたいという気持ちが感じられて面白かった。何をつくるかを考える際に、自分の感じる課題だけでなく、家族、友達など周りの人が困っていることから課題を探すことにも挑戦してほしい。自分の持っている技術で、周りの人の課題が解決できるかもしれない。グランプリ作品は、カウンセラーのようなロボットだと感じた。投票した小学生は4~6年生で多感な時期にあたり、複雑で不安定な気持ちのフォローが求められた結果だろう。自分自身、子どもの話を聞いてあげなければと再認識させられたし、低学年だとどういう反応になるのかにも興味が湧いた。技術的には、AIアシスタントを搭載するスピーカーやSiriなどと似ているが、子どもたちは応答(音楽の再生、疑問の検索等)を期待するより、「話を聞いてほしい」という課題の解決を求めていた。AIの技術を使った新しいサービスの可能性を感じられる作品だった。審査員:平野 未来(株式会社シナモン 代表取締役社長CEO)グランプリ作品は、機械に話しかけるところを想像できず実現性が低いのではないかと思っていたが、小学生の評価を読むと、むしろ機械に話しかけることをポジティブにとらえているコメントさえあった。時代と共に感覚が変わっているのであり、プロダクトをつくるときは自分の感覚を信じすぎない方が良いということに改めて気づかされた。今は昔に比べて圧倒的に簡単にプロトタイプをつくることができる。たくさん挑戦する中で見えてくる世界が必ずあるので、失敗をおそれずに前に進んでほしい。自分自身を振り返っても、プログラミングを覚えたばかりの10代の頃には、荒削りなものをつくってはリリースしていた。成功するサービスを作り出せる確率は低く、難しいが、ものをつくりたいという気持ちを大事に!若い人には、どんどんチャレンジしていって欲しい。特別審査員:公立大学法人 長岡造形大学ターゲットや利用シーン、機能をピンポイントに絞った作品が多い印象で、たくさんの楽しい提案を見ることができた。絞った分とても尖った提案になったように思う。応募から1次審査を通過すると、ブラッシュアップ期間が設けられるのが米100DCのおもしろい仕組みで、これにより2次審査の段階で大きく変化する作品がある。これは勢いでの制作ではなく冷却期間を経て、アドバイスを受け改めて作品について考えることで、本当に必要な人や機能や効果などについて考えることができた結果ではないだろうか。プレゼン動画は1次審査で90秒、2次審査で2分以内という厳しい制限があり、本当に難しいと思うが、使い方や機能の説明が中心にならず、その提案で得られる魅力的な体験や、作品によってどんなシアワセな未来がもたらされるのかということが伝えられると、より魅力的な提案にできると思う。特別審査員:磯田 達伸(長岡市長)本コンテストに、全国から多数の応募があったことはうれしく思う。また、応募したみなさんが、アイデアを考え抜き、かたちにしてくださったことで、未来を担う長岡の子どもたちにワクワクする気持ちや夢、希望を与えてくださったことに感謝したい。「おもしろい」「新しい」ことへのチャレンジが新しい価値を創造する。長岡市は、長岡で暮らしながら首都圏の企業にリモートワークで勤めることができる「NAGAOKAワーカー」をはじめ、多様な働き方を後押しする制度や、起業・創業の補助金制度など、若者がやりたいことにチャレンジできる環境を整えている。このコンテストをご縁に、長岡に興味を持ち、「長岡で何かやってみよう」と思っていただきたい。■コンテスト概要ながおか・若者・しごと機構が、「長岡版イノベーション」を推進し、人材育成と未来への投資を行う「新しい米百俵」の実現に取り組む長岡市と共催で、2020年度から開催するコンテスト。長引くコロナ禍でも、ユニークな発想を持つ若者がチャレンジできる環境、先端技術を取り入れた現代の学びの場を提供することで、若い才能を発掘し、支援することを目指す。2021年度は、新たな試みとして、市内の3小学校で「デザイン思考」を使った特別授業を実施。2回の授業(※)を通して「デザイン思考」を体験した小学生298人が、グランプリを決定するオンライン投票に参加した。※7月にインタビューを通して小学生がほしい「ひみつ道具」のアイデアを考える「共感」の授業、1月に「Yes And話法」を使って受賞候補作について意見を出し合う「評価」の授業を行った。主催:ながおか・若者・しごと機構共催:長岡市<募集内容>子どもの遊び、学び、暮らしを豊かにするデジタルプロダクト(アプリまたはIoTデバイス)のアイデア※応募者の参考となるよう、ユーザーである子どもたちが欲しい「ひみつ道具のアイデア」を長岡市内の小学生から公募し、集まった356件のアイデアと、「デザイン思考」特別授業に参加した小学生のアイデア340件をWEBで公開。<応募者>創造性を持ち、デジタル領域に関心のある若者(平成9(1997)年4月2日~平成21(2009)年4月1日生まれの個人またはグループ)<コンテストの経過>・7月 長岡市内の3小学校で、第1回「デザイン思考」特別授業を実施(長岡市立阪之上小学校4年生、長岡市立上組小学校5年生、新潟大学附属長岡小学校4~6年生 計約300人)・9月1日~11月1日 作品募集(全国から83作品の応募)・11月 審査員の1次審査により受賞候補作を選定・12月6日~1月5日 審査員の講評等により、制作者が作品をブラッシュアップ・1月~2月 第2回「デザイン思考」特別授業を行い、小学生による受賞候補作の評価と投票でグランプリを決定。審査員、特別審査員の2次審査により特別賞を決定■ながおか・若者・しごと機構について新潟県「長岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進役として、長岡市内の4大学1高専15専門学校、金融、産業、行政の29機関で設立された組織です。「若者のアイデアを実現」「若者同士の交流創出」「若者が学ぶ・働く魅力創出」を主な役割としています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月02日ながおか・若者・しごと機構(新潟県・長岡市)は、「米百俵デジタルコンテスト2021」(略称:米100DC)を開催し、2021年9月1日より募集を開始します。米100DC2021ロゴ本コンテストは、新型コロナウイルス感染症の影響で生活様式が変化し不安を感じる若い世代に、これからの時代を前向きに、世界は明るくワクワクするものであると感じて欲しいと2020年に始まりました。ユニークな発想を持つ若者がチャレンジできる環境、先端技術を取り入れた現代の学びの場を提供することで、若い才能を発掘し、支援するものです。募集するのは、子どもの遊び、学び、暮らしを豊かにするデジタルプロダクト(アプリ・IoTデバイス)のアイデアです。1次審査、2次審査を経て、長岡市内の小学生による投票でグランプリを決定します。■高校生以下からの応募作品を審査対象とした特別賞を新設2021年から、特別賞として、高校生以下からの応募作品のみが受賞できる「長岡造形大学賞」を新設しました。デジタル領域に関心を持ち、行動する10代を強く支援していきます。■長岡市内の小学校へ「課題解決型」授業を提供米100DCでは、応募資格年齢に満たない若者(小学生)に対する教育活動も行なっています。第1回開催時より、長岡市の小学生が米100DCに関わる取り組みとして、「ひみつ道具」のアイデア募集や、グランプリを決定するWEB投票への参加を促しています。2021年はさらに、米100DCをテーマに、タブレットを活用した特別授業を市内の小学校3校で行いました。児童が、自ら課題を発見し、解決するアイデアを発想する手法を学ぶことで、デジタルプロダクト・テクノロジーへの関心や創造のきっかけをつくっています。●米100DC公式サイト ■開催の背景米百俵デジタルコンテスト(米100DC)の「米百俵」は、幕末から明治初期の長岡藩の歴史に由来します。北越戊辰戦争に敗れた長岡藩。見舞いとして送られた百俵の米を、長岡藩大参事の小林虎三郎が「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と説き、売ったお金を学校教育(国漢学校)に充てます。国漢学校はその後多くの人材を育て、日本の発展に貢献しました。この、苦しいときでも未来を見据え行動する「米百俵の精神」は長岡の人々に受け継がれ、まちづくりの指針や理念として今日まで大切にされています。特に2018年からは、長岡市として「長岡版イノベーション」を推進し、市政のあらゆる分野に先端技術や新たな発想を取り入れて、人材育成と未来への投資を行う「新しい米百俵」の実現に向けて取り組んでいます。米100DCはこの取り組みの一環として、学生や若者が起業しやすい環境の創出、「楽しむ」から「学ぶ」そして「仕事」につながるコンテンツの提供、長岡の未来を支える産業人材の育成を目指し、2020年から開催されています。長岡版イノベーションについて(長岡市WEB>市政>計画・事業>長岡版イノベーションの推進) ■募集概要・応募資格創造性を持ち、デジタル領域に関心のある若者(1997年4月2日~2009年4月1日生まれの者)※居住地、職業(学生、社会人)を問いません。※個人またはグループ(最大5人)。・募集期間2021年9月1日(水)~11月1日(月)17時・募集内容子どもの遊び、学び、暮らしを豊かにするデジタルプロダクトのアイデアを以下の2つの区分から募集します。1. スマートフォン・タブレットなどで動作するアプリ2. IoTデバイス※アプリ、IoTデバイスはプロトタイプや作動するものがなくてもかまいません。アイデアだけでも応募できます。・応募方法WEBからオンライン応募。以下の「作品名」「説明文」「動画」等が必要です。●作品名(15字まで)●説明文1.誰のためのデジタルプロダクトか(45字まで)2.遊び、学び、暮らしをどう楽しくするか(140字まで)3.デジタルでどう実現するか(図解画像1点)●動画(90秒以内)アプリ、IoTデバイスのデモ動画またはプレゼン動画<主催>ながおか・若者・しごと機構<共催>長岡市/長岡造形大学<後援>長岡市教育委員会/長岡技術科学大学/長岡大学/長岡崇徳大学/長岡工業高等専門学校/クレアヘアモード専門学校/晴陵リハビリテーション学院/晴麗看護学校/長岡介護福祉専門学校あゆみ/長岡公務員・情報ビジネス専門学校/長岡こども・医療・介護専門学校/長岡崇徳福祉専門学校/長岡赤十字看護専門学校/長岡美容専門学校/新潟県厚生連中央看護専門学校/日本ビジネス公務員専門学校/北陸食育フードカレッジ/北陸福祉保育専門学院/悠久山栄養調理専門学校/長岡商工会議所/長岡地域商工会連合/大光銀行/第四北越銀行/長岡信用金庫/新潟縣信用組合/株式会社 日本政策金融公庫/長岡公共職業安定所/NCT/FMながおか80.7/新潟日報社/BSN新潟放送/NST新潟総合テレビ/TeNYテレビ新潟/UX新潟テレビ21(順不同)<企画>デザイントーク■審査<1次審査>すべての応募作品の中から、審査員が以下の基準で審査した総合得点上位の作品が1次審査を通過します。1次審査通過作品には、12月に約1ヶ月間の作品ブラッシュアップ期間が与えられ、審査員からのフィードバックを参考にして作品名、説明文、動画を作り直して再提出することができます。・子どもたちの遊び、学び、暮らしを楽しくする・表現力に光るものがある・技術的に光るものがある・サービスとして光るものがある<2次審査>ブラッシュアップされた1次審査通過作品の中から、長岡市の小学生・審査員・特別審査員が選びます。長岡市内の小学生がWEB投票を行い、グランプリを決定します・小学生が自分で使ってみたいと思う(人気投票1位:グランプリ)・表現力が優れている(表現賞)・技術的に優れている(技術賞)・長く愛されるサービスになりうる(持続可能性賞)・高校生以下の応募者の作品で内容が優れている(長岡造形大学賞)・地域の課題を解決しうる(長岡市長賞)<表彰>グランプリ(1作品)Grand Prize 30万円表現賞(1作品)Expression Prize 8万円技術賞(1作品)Tech Prize 8万円持続可能性賞(1作品)Sustainability Prize 8万円長岡造形大学賞(1作品)The Nagaoka Institute of Design Prize 8万円長岡市長賞(1作品)The Nagaoka Mayor's Prize 8万円※特別賞は他の賞と重複して選ばれることがあります。<審査員>佐藤ねじ(アートディレクター/プランナー)矢野昌平(長岡工業高等専門学校 電気電子システム工学科 研究推進 教授)平野未来(株式会社シナモン 代表取締役社長CEO)<特別審査員>長岡造形大学長岡市長■ながおか・若者・しごと機構について新潟県「長岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進役として、長岡市内の4大学1高専15専門学校、金融、産業、行政の29機関で設立された組織です。「若者のアイデアを実現」「若者同士の交流創出」「若者が学ぶ・働く魅力創出」を主な役割としています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月01日4月スタートの連続ドラマW「華麗なる一族」より、また新たなキャストが発表された。これで万俵家全キャストが明らかになった。主人公・万俵大介を中井貴一が演じるほか、長男・鉄平を向井理、次男・銀平を藤ヶ谷太輔、大介の愛人・高須相子を内田有紀、大介の妻・寧子を麻生祐未が演じることは既報通り。加えて大介の3人娘、清楚で控えめな性格の長女・美馬一子役を美村里江。縁談において次第に大介や相子と対立していく次女・万俵二子役を松本穂香。好奇心旺盛な三女・万俵三子役を、『思い、思われ、ふり、ふられ』の福本莉子が演じることがこのほど明らかに。美村さんは「共演者の方々との各場面が楽しみです。あの時代ならではの衣装・メイク、また男女観も含め、立体化を目指したいと思います」と意気込み、松本さんは「身に余る思いではありますが、素晴らしい役者さん方から色んなものを吸収し、私らしい二子を演じられたらなと思っています」出演にあたって思いを明かし、「人間の底にある感情が包み隠さず描かれています。時に苦しい場面もあると思いますが、ぜひ『華麗なる一族』を、最後まで見届けて頂けたら」と視聴者へメッセージ。福本さんも「三子は万俵家の三女で、作中で唯一と言えるぐらい自由で何にも囚われていない純粋な女の子です。重厚な人間ドラマの中で、ポジティブな存在として明るく、そして何よりも楽しく華麗なる一族の一員としてこの時代を生きられたらなと思います」とコメントしている。さらに、関西財界の重鎮の令嬢で銀平との縁談を受ける・安田万樹子役を吉岡里帆、元通産大臣の娘で鉄平の妻・早苗役を、主にミュージカルのフィールドで活動する笹本玲奈、そして大蔵省に勤める一子の夫の美馬中役を要潤が演じる。吉岡さんは「手汗握る緊張感もありますが、脚本を読み進めていく手は素直で『早く続きを、どうして?それから?』と高揚感の方がうんと強く胸の高鳴りを感じました」そのストーリーに触れた印象を明かし、笹本さんは「時代背景や山崎豊子さんの原作の世界観にしっかりと馴染めるよう、早苗役を大切に深めて参ります」と意気込む。いつかは山崎作品のドラマに参加してみたいと思っていたという要さんは、今回念願が叶い「このような身に余る大役を頂けることに大変身が引き締まる思いと共に、これまでの自分の芝居をようやく褒めてあげられるのかな、と思います」と喜んだ。この6人もまた、阪神銀行を守るため、阪神銀行の更なる発展を遂げるために、大介が企てた大胆な計画により、大介の野望の歯車となり、大きく運命を狂わせていき、不気味で巨大な権力機構〈銀行〉の波に飲まれていくのだ。連続ドラマW「華麗なる一族」は2021年4月18日より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全12話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年12月21日中井貴一主演で贈るWOWOW開局30周年記念「連続ドラマW 華麗なる一族」より、中井さん扮する主人公・万俵大介を大きく切り取ったティザービジュアルが公開された。山崎豊子の名作を、連続ドラマW「沈まぬ太陽」の脚本:前川洋一、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズの西浦正記監督、「ミラー・ツインズ」の池澤辰也監督で今回映像化。大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期、富と権力獲得の手段として関西の政財界で閨閥を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、一族の繁栄と崩壊が描かれる。今回到着したティザービジュアルでは、壮大な野望の実現に突き進む主人公・万俵のインパクトのあるビジュアルを使用。ベルベットのカーテンを背景にクラシックな椅子に座る姿は、開局30周年記念にふさわしいゴージャスな仕上がりとなっている。また、側には「欲望に、限りはない。」というコピーが添えられ、壮大な野望を成し遂げるため、非情とも思える計画を練る万俵を表した。連続ドラマW「華麗なる一族」は2021年、WOWOWプライムにて放送予定(全12話)。(cinemacafe.net)
2020年10月07日1987年に初版が発行され、280万部を超える大ベストセラーとなった俵万智さんの第1歌集『サラダ記念日』。「『この味がいいね』と君が言ったから」で始まる、表題にもなっている歌『サラダ記念日』は、きっと多くの人が耳にしたことがあることでしょう。あれから33年…まさにサラダ記念日の7月6日に作者の俵さんが自身のTwitterを更新し、歌に込めた思いを説明。SNS全盛期の今だからこそ、俵さんの説明を聞くと、より一層歌に共感してしまうはずです。「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日今は「いいね」の数を競うような風潮があるけれど、これはたった一つの「いいね」で幸せになれるという歌です☺️ #サラダ記念日 — 俵万智 (@tawara_machi) July 6, 2020 SNSが普及した現代では、顔も知らない相手ともネット上でつながることができ、気軽に『いいね』がもらえます。便利な反面、その3文字が持つ意味よりも、どれだけの『いいね』が得られたかという数を気にする人が増えたのも事実。「これはたった1つの『いいね』で幸せになれるという歌です」という俵さんの説明に、はっとした人も多いはずです。【ネットの声】・ひとつの『いいね』で幸せになる…素敵な言葉です。・幾千の『いいね』より、君の『いいね』。同感です。・『サラダ記念日』、教科書に載っていたなぁ。懐かしいです…!『サラダ記念日』は、すでに多くの人を感動させてきた名作。しかし、現代だからこそ改めて分かる、歌の素晴らしさもあります。[文・構成/grape編集部]
2020年07月06日これまで幾度もドラマ、映画化されてきた人気小説「陰陽師」の「瀧夜叉姫」を佐々木蔵之介主演でドラマ化したドラマスペシャル「陰陽師」が3月29日(日)、テレビ朝日系で放送される。総発行部数全世界800万部超えの夢枕獏による原作シリーズから長編「瀧夜叉姫」を今回初めて映像化。シリーズ最強の敵・平将門との戦いを軸に平安の世に渦巻く怨念と陰謀に挑んでいく。陰陽師・安倍晴明には『空母いぶき』「シャーロック」「知らなくていいコト」と話題作が続く佐々木さん。清明の相棒となる源博雅には「リバース」や『3人の信長』などの市原隼人。市原さんは違う役柄ではあるが過去にも陰陽師作品に出演経験があり、今回再び「陰陽師」の登場人物を演じることに。物語のカギを握る如月には「レンタルの恋」や「女囚セブン」などの剛力彩芽。晴明と互角の力をもつ陰陽師でライバル的存在の蘆屋道満には『翔んで埼玉』『麻雀放浪記2020』や「あなたの番です」などで強烈な個性を放つ竹中直人。時は天徳4年――。晴明と博雅が、夜中に小野好古(川野太郎)の屋敷に白い被衣(かつぎ)をまとった女と黒覆面の男たちが押し入り、「雲居寺の浄蔵(寺田農)からの預かりもの」を捜し回ったあげく、何も盗まずに去っていったという“盗らずの盗賊”の話を肴に酒を酌み交わしていると、晴明の兄弟子にあたる賀茂保憲(橋本じゅん)がやってきて、20年前の平将門の乱の際に、手柄をあげた平貞盛(酒向芳)の顔にあるひどい瘡(かさ)は誰かに呪われたもののような気がするので、様子を見てきてほしいと頼まれる。貞盛の屋敷を訪れ、医者の祥仙(升毅)と助手の如月から説明を受けた晴明と博雅は、目の当たりにした貞盛の瘡に衝撃を受ける。晴明が額に手を当てると、その瘡の隙間から目玉が現れ…。晴明は博雅に、貞盛は何者かに乗っ取られ始めていると語る。一方、再び出現した盗賊を撃退したという俵藤太(国広富之)の武勇伝を耳にした晴明は、一連の奇妙なできごとが“ある人物”につながっていることに気づく…という物語。ドラマスペシャル「陰陽師」は3月29日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(笠緒)
2020年03月29日総発行部数が全世界で800万部を超える夢枕獏原作の大ヒット小説「陰陽師」より、長編「瀧夜叉姫」を佐々木蔵之介主演で初めて映像化、3月29日(日)に放送されることが決定。キャストも一挙発表された。主演の佐々木さんが演じるのは、陰陽師・安倍晴明。その相棒・源博雅は市原隼人に決定。役柄は異なるものの、市原さんは『陰陽師II』(’03)に出演しており、今回再び「陰陽師」の世界に帰ってくることに。2人の前にシリーズ最強の敵・平将門が立ちはだかる本作。死後20年を経て復活した将門の激しい怨念によって、都は滅亡の危機に陥り、将門の死の真相、なぜ将門は復活したのかなど、平安の世に渦巻く怨念と陰謀に挑んでいく。今回久々に会ったという佐々木さんと市原さんは「変わらずまっすぐで純粋ですね。明るくて朗らかで、晴明が一緒にいたいと感じるレアな存在の博雅役にピッタリだと思います」(佐々木さん)、「立ちふるまいも格好よくて…晴明なんですよね、そこにいるだけで。改めて“役者って素敵だな”と思わせていただける蔵之介さんの背中を、そばで見ることができてうれしかったです」(市原さん)と、まずお互いの印象を語る。「晴明と博雅はまさに“陰と陽”、そういう“バディーもの”のような感じが出せたらいいなと思っています」と意気込む佐々木さんは、「晴明は陰陽師なので、呪(しゅ)をかけるセリフが難しかったです。でもセリフと格闘するのは心地いいですよ。言葉や所作、衣装と、ある程度縛られた状況の中で格闘して、そこから生まれたものを見て皆さんが涙したり、笑ってくださる。そして、その中にある真実を見てもらう、それが一番ドラマチックだと思うんです。平安時代の誰も見たことのない優雅な衣装や雰囲気、その一方で情念から生まれる鬼のように怪奇なものも出てくる…幅広い層の皆さんに楽しんでいただけるドラマだと思います」とコメント。市原さんは「時代劇ってロマンなんです!この時代を実際に見たことのある人って誰もいないですよね?だからこそ今、作る意味があると思うんです。これまでに『陰陽師』を見たことがある方にも絶対に見ていただきたいと思いますし、現代に『陰陽師』の世界観がどう映るのか…。この作品は、見たことがない世界を見せてくれる、感じたことのない世界を感じさせてくれるエンターテインメントの根源だと思いますので、どの世代の方にも楽しんで見ていただけると思います」と本作をアピールした。また、平貞盛の屋敷を訪れた2人が出会うことになる医者・祥仙の助手・如月を剛力彩芽が演じ、久々の本格ドラマ出演。物語のカギを握るミステリアスな女性という役どころに「私が演じる如月は、とても一言では言い表せない女性です。とても落ち着いていて、けれどどこか危なげで…」と説明し、「所作や話し方など細かいところにまで気を遣えるような…そんな女性を演じられるよう意識しました。今の時代にはない衣装だったので、初めは歩くのも大変ということもありましたが…着物での所作は、背筋がピシッとするので自然と役に入れたような気もします」と語る。そして「みなさまにもタイムスリップして楽しんでもらえるような作品になっていたらうれしいです」とコメントしている。さらに、晴明と互角の力をもつ陰陽師でライバルの蘆屋道満を竹中直人、平貞盛を酒向芳が演じるほか、国広富之、寺田農、菅田俊、升毅、笛木優子、橋本じゅん、本田望結らが参加。脚本は、大河ドラマ「八重の桜」の山本むつみ。監督は『花戦さ』の篠原哲雄が務める。あらすじ時は天徳4年。陰陽師の安倍晴明(佐々木蔵之介)と友人の源博雅(市原隼人)は、“盗らずの盗賊”の話を肴に、酒を酌み交わしていた。博雅によると、夜中に小野好古(川野太郎)の屋敷に、白い被衣をまとった女と黒覆面の男たちが押し入り、「雲居寺の浄蔵(寺田農)からの預かりもの」を捜し回ったあげく、何も盗まずに去っていったという。そこに晴明の兄弟子にあたる賀茂保憲(橋本じゅん)がやってくる。保憲は、20年前の平将門の乱の際に、手柄をあげた平貞盛(酒向芳)の顔にあるひどい瘡は誰かに呪われたもののような気がするので、様子を見てきてほしいと頼みにきたのだ。貞盛の屋敷を訪れ、医者の祥仙(升毅)と助手の如月(剛力彩芽)から説明を受けた晴明と博雅は、目の当たりにした貞盛の瘡に衝撃を受ける。晴明が額に手を当てると、その瘡の隙間から目玉が現れ…。晴明は博雅に、貞盛は何者かに乗っ取られ始めていると語る。一方、再び出現した盗賊を撃退したという俵藤太(国広富之)の武勇伝を耳にした晴明は、一連の奇妙なできごとが“ある人物”につながっていることに気づく。小野好古、平貞盛、俵藤太…平将門に敵対していた者ばかり。とはいえ、将門は20年前の平将門の乱で没している。雲居寺の浄蔵から、過去に将門の首を2か月もの間焼き続けた灰を何者かに盗まれたという話を聞いた晴明は、白い被衣の女が探しているのがその灰で、将門を復活させるために必要なものだと確信する。ドラマスペシャル「陰陽師」は3月29日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年03月21日「長岡米百俵フェス~花火と食と音楽と~2019」が、2019年10月12日(土)・13日(日)の2日間、新潟・東山ファミリーランドにて開催される。「長岡米百俵フェス~花火と食と音楽と~2019」は、新潟県長岡市で開催される音楽フェス。豪華アーティストによるライブはもちろん、地元・新潟のおいしいごはんやお酒、長岡が誇る「長岡花火」など、新潟の魅力をたっぷりと体感できる内容となっている。昨年に続き2回目の開催となる2019年は、“子どもから大人まで幅広い世代が1日中楽しめるフェス”をテーマに設定。長岡の子供たちが自分の故郷に誇りをもてるよう、昨年よりスケールを大きくし、来場者を迎える。ステージを彩るアーティストは、2017年に再結成し話題を集めたキック・ザ・カン・クルー(KICK THE CAN CREW)や、映画『君の膵臓をたべたい』『十二人の死にたい子どもたち』に出演した北村匠海がボーカルを務めるディッシュ(DISH//)らが登場。さらに、つるの剛士や琴音、wacci、C&K、DUBFORCEらの出演も決定している。なお、2019年は、小さな子連れ家族でも来場しやすいよう会場内に駐車場を新設。また、オフィシャルキャンプサイトを100歳と以上に拡充する。さらに、新潟県のアウトドアブランド・スノーピークとタッグを組み、プレミアムグランピングも展開する予定だ。【詳細】長岡米百俵フェス~花火と食と音楽と~2019日時:2019年10月12日(土)、13日(日)時間:9:30会場、11:00開演、19:30終演花火:19:30(予定) ※雨天決行、台風などの荒天の場合は中止会場:東山ファミリーランド住所:新潟県長岡市栖吉町3300番地出演アーティスト(五十音順):KICK THE CAN CREW、琴音、C&K、DUBFORCE、つるの剛士、DISH//、中澤卓也、BIGMAMA、ひなた、横山だいすけ、wacci / 小林幸子(スペシャルゲスト)※他、10 アーティスト程度の出演が予定【チケット】発売日:2019年6月3日(月) 10:00~※長岡市民割引先行チケット・シャトルバス・駐車場・キャンプチケットは7月10日(水)~販売開始料金:・1日券 おとな8,500円(税込)、中高生4,000円(税込)、小学生以下無料・2日券 おとな16,000円(税込)、中高生7,000円(税込)、小学生以下無料・ペアチケット おとな16,000円(税込)、中高生7,000円(税込)、小学生以下無料■長岡市民割引先行チケット・1日券 おとな7,500円(税込)、中高生3,000円(税込)・エッセンシャル2日券 おとな14,000円(税込)、中高生5,500円(税込)、小学生以下無料※1歳以上~小学生までの人は、成人同伴者1名につき、子供2名の入場が可能■シャトルバス・JR長岡駅発着(往復)1,000円(税込)、悠久山公園発着(往復)500円(税込)・シャトルバス付き駐車場券 悠久山公園発着(往復)2,000円(税込)■会場内駐車場3,000円(税込)■米フェスオフィシャルキャンプサイトチケット(キャンプサイト内駐車場1台分付き)・フリーサイト30,000円(税込)・テント、マットレンタル付きサイト40,000円(税込)・手ぶらでキャンプサイト55,000円(税込)
2019年06月06日平成27年大相撲1月場所で実際に使用された土俵の砂、土、俵を使用した「大相撲土俵グッズ」が発売される。従来場所が終了すると廃棄処分となっていた土俵の土や砂を、日本相撲協会の協力を得て、その一部を回収して再利用。本物の砂、土、俵を使用した記念グッズ3点を数量限定で販売する。目玉は土俵部分に実際に使われた砂を接着して製作された「国技館土俵記念3Dミニチュア」。千秋楽後の土俵を3Dレーザーでスキャニングして土俵の表面のウネリや細かい形状も完全再現している。そのほか、勝負俵と土をあしらった「国技館勝負俵記念タテ」、土、砂、俵をお守りの中に詰めた「国技館土俵お守り」など。発売は5月24日(日)午前10時より、「チケットぴあ」Webサイトにて。
2015年05月22日祖母や祖父から、また町の人から聞いた昔話。全国的には知られていないような話でも、各地に伝わる伝説は数多く存在します。自分の生まれ故郷で、また現在住んでいる場所で伝え聞いた話について、アンケート調査を実施して皆さんに伺いました。調査期間:2011/12/09~2011/12/14アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 833件(ウェブログイン式)■決して追いこされてはいけないサイクリングロードまずは北海道からの言い伝えです。「神居古潭(カムイコタン)のサイクリングロードは、夜中になると上半身だけの妖怪が腕を使って走っている。決して追い越されてはいけない」(30歳/女性)コワイですよね。さらに、「実際にサイクリングに行って夜になっても帰ってこない兄を本気で心配したことがある。帰ってきたとき、心から安心した」(同上女性)とか。妖怪なんておとぎ話じゃないの?と思いつつ、実際に家族が帰ってこないと心配になります。お次は秋田から。「辰子伝説があります。辰子という名の娘が泉の水を飲み、龍になった。そして田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになった」(23歳/女性)秋田に限らず、水のある場所には伝説が多いのか、滋賀県の琵琶湖でも、「琵琶湖の西と東をつなぐ橋の一つ、唐橋(からはし)に巨大むかでが居座っていた。きれいな娘から『あのむかでを退治してほしい』と言われた俵藤太(たわらとうた)が矢でむかでを射抜くと死んでしまった。その娘の正体は、琵琶湖に住む青蛇だった」(29歳/女性)という伝説が寄せられました。岩手県遠野市土淵(つちぶち)地区からは「カッパ」のお話。「いたずらをするカッパが馬の足を引いて川に引きずり込んだところ、馬の飼い主に怒られて二度といたずらをしなくなった」(22歳/男性)昔、村の語り部から聞いたそうで、「カッパ淵という観光名所があり、たまにカッパのエサであるきゅうりが川に浮かんでいる」(同上男性)と。■蛇神様が来るのを待っていた新潟からは、「祖母から聞いた話ですが、祖父母の家の近くの池には蛇の神様が住んでいて、梅雨どきになると人間に幸せをくれる」(24歳/女性)というすてきな伝説が届きました。この伝説を信じて、「小さいころ、ずーっと蛇神様が来るのを待っていました。雨が降ってもそこに立って待っていたので、親からは怒られました」(同上女性)と。蛇神様、会いたいですね。続いて岐阜県「名無木(ななしぎ)」に関する話。「取り立ての厳しい名主に対して立ち上がった農民の一人が処刑された。哀れに思った農民たちが遺体を埋めると、そこから誰も名前を知らない木が生えてきた」(24歳/女性)とのことで、「小学校の授業で習い、実際に木を見に行った」(同上女性)のだそう。夢のある授業ですね。大阪府和泉市桑原町の言い伝えでは、「昔、地元に雷が鳴ると、落ちないように『くわばらくわばら』と言う」(29歳/女性)「学校の劇や本で習った」(同上女性)と言いますが、子どものころ、菅原道真の伝説に由来する「くわばらくわばら」を習った(菅原道真の領地だった「桑原」という地名が由来しており、ここは道真様の領地なので雷は落とさないでというところから)人も多いのではないでしょうか。香川県丸亀市からは、とうふ屋のお話が届きました。「大昔、お城の石垣を作っていたときのこと。そこでとうふを売っていたとうふ屋さんをだまして石垣に入れてしまったため、夜中になると『とうふ~とうふ~とうふはいらんかね~』と聞こえてくるらしい」(28歳/女性)夜はお城には近づけないですね……。福岡県筑後(ちくご)地方からは、「昔、一人の僧侶が筑後川を渡る際、渡し舟の船頭に払うお金がなかったので、近くに生えていたヨシの葉を取り、それを川に浮かべたところ、たちまち魚に変わった。この僧侶はのちの弘法大師(空海)であった」(37歳/男性)というお話。最後は沖縄の「真玉橋(まだんばし)の七光り」という伝説。「頭をお団子にし、かんざしが七光りする女性を埋めると、絶対橋が崩れることはないとの伝説。それを語った本人が七光りするかんざしをした女性だったとの話」(31歳/女性)。さらに、「おばあちゃんと母親から聞いた。沖縄県の那覇市と豊見城(とみぐすく)市を結ぶ橋で、橋を改築する際に、昔の橋がそのままの形で出てきており、遺構が豊見城市指定有形文化財になっている。この橋から伝説が広まったのではないか」(同上女性)とのことです。日本各地の知られざる伝説、いかがでしたか?旅をするときに、このようなその土地に根付く昔話を追っていけば、ガイドブックに載っていないような発見がある旅になるかもしれません。(蘭景×ユンブル)
2012年02月09日