ストレートプレイやドラマ、映画を舞台に活躍してきた劇団EXILEの小野塚勇人。2021年には『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』でミュージカルに初挑戦し、今年は『結 -MUSUBI-』でノンバーバル(セリフがなく身体だけで表現するスタイル)舞台に臨んだりと、表現の幅を広げている印象だ。「今はなんでもやって、自分のキャパシティをどんどん広げる時期」と語る彼は、『INTERVIEW』をきっかけに苦手意識があったミュージカルにも前向きに取り組んでいる。6月17日から始まるミュージカル『シデレウス』で演じるのは、若きドイツの数学者・ケプラーだ。「彼に比べたら小さいですけど……」と苦笑しながら語ってくれた、小野塚勇人の信念とは──。経験豊富な石井一彰、ファンだった石川由依との3人芝居が楽しみ──韓国で生まれたミュージカル『シデレウス』が日本で初めて上演されます。ケプラーを演じる小野塚さんですが、韓国公演の映像をご覧になった印象は?小野塚「歴史上の人物が出てくるので、どちらかというと重苦しいお話なのかな?と思っていましたが、かなり明るい印象を受けました。世界の常識とされている事柄に疑問を抱き、「自分が正しい」という信念を貫く、まっすぐで純粋な人たちの話だなと思いました。──舞台美術も幻想的で、引き込まれそうですね。小野塚宇宙にいるような空間にも見えますし、すごく素敵でした。『シデレウス』の舞台って、手紙のやり取りをセリフや歌で表現しているので、実際に対面してお芝居するシーンがほとんどないんですよね。それでも、別々の空間にいるようには見えない……例えば、地動説を証明するシーンなんかは別々の場所で実験を重ねているんですが、まるで一緒にやっているかのように見えますし。ともすると地味に見えてしまう実験の描写ですが、とてもキレイに、ダイナミックに描かれているなと感じました。──対面してお芝居はしないけれど、舞台上には一緒に立ってセリフを掛け合うというのは難しそうな気もします。小野塚そうですね。正面を向いてお芝居することが増えるので、お客様を飽きさせないように、目線や仕草といった細部にもキャラクターの色を出していけたらいいなと思いました。ただやっぱり僕はミュージカルの経験も少ないし、ストレートプレイで相手と対面して会話することが多かったので、難しそうだなとは思っています。田尾下(哲)さんの演出をしっかり理解して、自分なりの表現ができたらいいなと思っています。──本作は3人芝居構成で4チームの編成となりますが、小野塚さんは“オリオン公演”でガリレオ・ガリレイ役の石井一彰さん、マリア役の石川由依さんとの共演です。小野塚RAMPAGEのRIKUが出ていたので観に行った『天使について〜堕落天使編〜』で、一方的に石井さんを拝見しましたが……それも田尾下さんの演出で、とても素敵な作品だったんです。そのときの石井さんの印象からも、今回のガリレオとケプラーの年齢差や関係性がいい感じで作れるんじゃないかなと思いました。石井さんの胸をお借りして、一緒にいいお芝居を作っていけたらと思います。石川さんは『進撃の巨人』のミカサ役のイメージが強くて……僕はアニメや声優さんが好きなので、完全にファンですね(笑)。普段はアニメを通して聞いている石川さんの声ですが、実際にご本人と一緒にミュージカルの舞台に立つ機会をいただけて、すごく楽しみです。──他のチームの顔ぶれも多彩ですね。小野塚僕と同じくケプラー役を演じる吉田広大さんとは、歌稽古をご一緒したんですが……軽く歌っただけでも「すごく歌が上手な方なんだな」と分かるくらいでしたから。稽古が始まったら(※取材時は稽古前)別のチームの方たちとも一緒になることがあると思うので、みなさんから多くのことを吸収できるんじゃないかなと楽しみです。普段お会いする機会がないミュージカル俳優さんやアーティストさんとご一緒させていただけることは貴重な機会なので、たくさん勉強させていただきたいと思います。僕もこれまでの経験を生かして表現に向き合いたいと思っていますので、みなさんとどんなふうに噛み合うのか楽しみですね。“天才=変わり者”ではなく“天才=自分の信じることにまっすぐ突き進んでいる人”──若きドイツの数学者・ケプラーを演じるにあたり、どこから役をひも解いていけそうですか?小野塚ガリレオとケプラー、それぞれが天才なんですが、「じゃあ、天才に共通しているものってなんだろう?」と考えたんです。それってきっと、純粋さだったり、「知りたい」と思う無邪気な好奇心だと思っていて……子どもが「なんで?」って言うのと一緒なんですよね。大人になると「みんなそれが常識だって言うし」とか「分からないけど、みんなが言ってるからいいんじゃない?」と周りに迎合しがちですが、その中で「いや、それって絶対おかしいですよ」とか「俺は違うと思うから、覆します」と言える人も稀にいる。そういう人たちが天才だと思うんです。現代でもそうですけど、彼らに対する批判は多いですし、ケプラーの時代だとさらに宗教的な背景もあって、自らの信念を貫き通すことが命に関わることだってある。──それでも志を曲げずに突き進むのが、ガリレオとケプラーです。小野塚純粋に真実を求めて「絶対にこっちの方が正しいんだ」と証明しようとする。そこに打ち込むエネルギーが、役を演じるうえでの取っかかりになりそうな気がしています。傍から見たら天才って変わっていると思うんですが、“変わり者”を演じるというよりも“自分の信じることに熱量を注いで、まっすぐ突き進んでいる人”という感じですかね。そこを意識して演じたら、自ずと本作の意図にも結びつくと思います。──小野塚さんご自身の中には、そういったケプラーに通ずるものはありますか?小野塚薄れていってますね(苦笑)。「まあいいか」と思うこともあるし……でも、「これだけは絶対に違うよな」と思うこともあります。例えば「とりあえずやってみましょう」と言われたときに「“とりあえず”ってなんですか?」と思ってしまうし、「なぜそうなるのか、意図があるなら教えていただきたいです」と言うようにしています。ふわっとしたままだと気持ちが動かないので、そのままやったとしても良いものができないと思うんです。だから、そういった場合はかなり戦いますね……って、ケプラーに比べたら全然小さいことですけど(笑)。──“これまでの人生”という視点で振り返って、ケプラーのように周囲からなんと言われようと、ご自身の信念を曲げずになにかを決断してきた経験などはありますか?小野塚信念を曲げないというか、反対されたからこそ挑戦しようと思ったことはあります。まさに、この業界に入るときの話なんですけど……高校で部活をすぐに辞めて、フラフラしていたんです。そのときにEXILEが好きだったので「俺、EXILEになるわ」って言ったら、友達に「なんだそれ?」と反対されて。あのとき「そうか。頑張って行ってこい」とかって送り出されていたら……きっと途中で心が折れていたと思うんですけど、反対されたからこそ、「結果を出さないといけない」っていう思いがどこかにあったんでしょうね。それに、中途半端に部活を辞めてしまったので、それに代わるエネルギーがないとつまらなかった。サッカーから逃げてしまった自分だから、次は辞めずに逃げずに、納得いくまで続けたいと思って……何度も事務所のオーディションに落ちましたが、それでもギリギリでなんとか所属が決まって、今俳優として10年近く続けることができているのも、あのとき反対されたのがきっかけだったと思っています。キャラクターとして生き、音色としてセリフを届けるミュージカル俳優のすごさ”──小野塚さんは以前「これまでミュージカルに対して苦手意識を抱いていた」とおっしゃっていましたが、2021年に『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』で初めてミュージカルに出演されましたね。小野塚当たり前にできていたことがコロナ禍でできなくなったときに、「苦手意識を持っているものに、このまま目を背けていくのは嫌だな」と思ったんです。自分が勝手に苦手意識を持っているだけかもしれないし、実際にやってみないと分からないだろうと挑戦したのが『INTERVIEW』でした。出演したことでミュージカルに対する意識は確実に変わりましたし、作品を観に行くようにもなりました。──ミュージカルを観る視点も変わった?小野塚それは多分にあります。「自分がここに立ったらどんな表現をするだろう?」とかって考えている自分に気づいて、「あ、俺今ミュージカルをやる視点で舞台を観ていたな」と思ったり(笑)。『INTERVIEW』でミュージカルに触れたことで、「自分はどういうミュージカルが好きで、どういうミュージカルを苦手としているんだろう?」と考えるようになりました。それって映画を観たり、ストレートプレイの舞台を観に行くときと同じ視点なんですよね。むしろ「なんでミュージカルだけは、こんなに苦手意識を持っていたんだろう?」と不思議なくらい、自分でもよく分からない頑固さがあった。それに気づけたことは大きいです。──たしかに、ミュージカルとひと言で言ってもスタイルはさまざまです。小野塚韓国のミュージカルはストレートプレイに近い描写があるので入りやすいなと思いますし、「これこそがみんながイメージするミュージカル」みたいな舞台も世界観が振りきっていて、凄みを感じます。『レ・ミゼラブル』などはセリフというより歌だけで2時間半のストーリーを展開していくので……とんでもない作品だと思います。ただ歌っているだけだと、2時間半もお客様を釘づけにすることはできない。その難しさというのが今の僕には分かりますから、圧倒されるし、尊敬しかないです。──「ただ歌っているだけ」ではないとは?小野塚歌っているんだけど、歌っているように見えないほど自然と物語の中に溶け込んでいるのが一番の理想だと思うんですけど、それができるってものすごく高度な技術や表現力が必要なんですよね。ミュージカル俳優のみなさんはそれができてしまう……「うわ、めっちゃ歌うまい!」と思うんですけど、それって単に技術として歌が上手というわけじゃなくて、きちんとそのキャラクターとして生きていて、音色としてセリフを届けている。もちろん、表情や立ち居振る舞いも大きな要素ではありますが、歌だけでもキャラクターの心情が十分伝わってくるんです。それがいかに難しいことかは、僕自身もレッスンする中で痛感していますし、本当に繊細で奥深い表現だなと思います。──本作の公演の後に、ミュージカル『DOROTHY〜オズの魔法使い〜』の出演も控えています。ミュージカルの奥深さに向き合う期間になりそうですね。小野塚そうですね。『DOROTHY』のようなファンタジー作品をやったことがなかったので、また新たな挑戦になると思います。『シデレウス』と『DOROTHY』を経て、自分の表現がどのように変わるのか、どんな気持ちになっているのか、僕自身も楽しみです。──映像作品やストレートプレイだけでなく、ミュージカルやノンバーバルにも挑戦され活動の幅を広げている中で、今現在の表現者としての目標は?小野塚すべてをコンプリートできる俳優になりたいと思っています。ミュージカル俳優、2.5次元俳優、映画俳優とかってカテゴライズされがちですが、そういった垣根がない、全部できる俳優になれたら強いんじゃないかと思うんです。自分をどうブランディングしていくかを考えたときに……僕自身、自分がどういった人物なのか、どのカテゴライズにハマるのかって今はまだ分かっていなくて。それだったら、まずは全部やってみたい。そこから向き・不向きが分かってくるんじゃないかと思っています。だから、今は目標というよりは……なんでもやって、自分のキャパシティをどんどん広げる時期なんじゃないかと思っています。僕がいろんなことに挑戦するのを、どこかで誰かが見ているかもしれない。そこから繋がっていくことだってあるかもしれない。僕は元々歌手を目指していましたが、それが今は役者として活動していて……でも、歌をやっていたことがミュージカルに繋がったりもしますから。きっと10年前の自分だったら、今の状況をまったく想像していなかったと思いますが、自分がいろいろと挑戦することでどこかで繋がることもあるかもしれないということを感じています。──『シデレウス』が繋ぐ縁も、この先訪れるかもしれませんね。小野塚そうであったら嬉しいです。『INTERVIEW』は自分と妹の間の、すごく閉ざされた世界で生まれた物語でしたが、『シデレウス』は世界の常識をひっくり返すような壮大な物語になっています。それでも、なにかに打ち込む力だったり、なにかを変えるためのエネルギーは今の時代にも通ずるところがあると思うんです。いろんな手段で個人の表現ができる時代になってきた今、挑戦したいなにかがある人の背中を押すような作品になったらいいなと思っていますし、観てくださる方が前向きになるような、明るく希望に満ちた物語でもあるので、多くの方にご覧になっていただきたいと思います。取材・文:とみたまい撮影:川野結李歌『ミュージカル『シデレウス』公演日時:2022年6月17日(金)~6月30日(木)会場:自由劇場ぴあアプリでは小野塚勇人さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを 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2022年05月27日「劇団こどもSET」は、劇団スーパー・エキセントリック・シアターが昨年10月・11月サンシャイン劇場にて上演した第59回本公演「太秦ラプソディ~看板女優と七人の名無し~」を、座長・三宅裕司直接演出のもと2022年8月24日(水)~26日(金)、スクエア荏原ひらつかホール(東京都品川区)にて上演いたします。本作は太秦映画村を舞台に、斬られ役の大部屋俳優たちの悲喜こもごもを描いた物語です。作中には時代劇の撮影、日常の稽古、自分たちの撮影所を守ろうとする場面など多くの殺陣シーンが盛り込まれています。子供たちは1年をかけ、基礎から殺陣を学びました。大人に負けない迫力とスピード、子供たちが魅せる華やかな立ち廻りは必見です!小学1年生から中学3年生の総勢36名がお送りする真夏の大舞台!子供だからこそ表現できる殺陣の迫力、コメディーの笑い、大部屋俳優たちの人情、夢溢れる大団円をぜひ劇場でご覧ください!!太秦ラプソディ~看板女優と七人の名無し~【劇団こどもSETとは】「劇団こどもSET」は、劇団スーパー・エキセントリック・シアターが未来のエンタメ界を担う新たな才能を発掘すべく、小中学生を対象に三宅裕司所属事務所であるアミューズ全面協力のもと、2018年に創立。同年の旗揚げ公演では大成功をおさめ、第2回・第3回公演も大盛況のうちに幕を閉じました。劇団SETのコンセプトである「ミュージカル・アクション・コメディー」をこども達に余すことなく継承し、こども達用に書かれた作品ではなく、これまで劇団SETの俳優たちが演じてきた本公演を、毎年こども達だけで上演していきます。【劇団こどもSET出演実績】■舞台新橋演舞場進出5周年記念・熱海五郎一座「船上のカナリアは陽気な不協和音~Don't stop singing~」ミュージカル「忍たま乱太郎」第11弾 忍たま 恐怖のきもだめし「夫婦漫才」■テレビCX「ノンストップ!」CX「Live News it!」TX「池上彰の世界情勢一触即発SP」キッズステーション「晴れ時々モンスト」■映画「レンタルファミリー」■CM丸美屋食品 釜めしの素「味方」編■ラジオニッポン放送「三宅裕司 サンデーヒットパラダイス」ニッポン放送「大橋未歩 金曜ブラボー」■雑誌・新聞読売ジュニアプレス読売KODOMO新聞月刊「灯台」■VP学研ホールディングス 教材用VP■イベント・その他第5回春日野音楽祭 特別奉納オープニングダンス「手をつなごう・手を洗おう」ラサール石井と劇団こどもSET「老人と子供のポルカ2020」【ストーリー】時代劇が衰退する中、自分の居場所を守るために奮闘する斬られ役の無名俳優たち。そして、そんな彼らを支援する一人の若手女優。降りかかる数々の困難に立ち向かう中、一人の無名俳優に千載一遇のチャンスが訪れ、人気俳優の仲間入りを果たす。彼は自身の主演最新作の相手役に支えてくれた女優を指名するが、彼女は若年性アルツハイマーに冒されていた。最高のチャンスに訪れた最大のピンチ。しかし、彼らはこの危機を乗り越えるべくある作戦を実行する。果たしてその結末は・・・。太秦ラプソディ~看板女優と七人の名無し~ 2【公演詳細】丸美屋食品Presents 劇団こどもSET第4回公演ミュージカル・アクション・コメディー「太秦ラプソディ~看板女優と七人の名無し~」脚本:吉高寿男演出:三宅裕司出演:劇団こどもSET<劇場>スクエア荏原 ひらつかホール〒142-0063 東京都品川区荏原4-5-28東急目黒線 武蔵小山駅 徒歩10分東急池上線 戸越銀座駅・荏原中延駅 徒歩10分都営浅草線 戸越駅(A3出口) 徒歩12分<日程>2022年8月24日(水)~26日(金)・8月24日(水) 17時・8月25日(木) 13時・17時・8月26日(金) 13時・17時※開場は開演の30分前。4歳以下入場不可/車椅子のお客様は、事前にご連絡ください。※情勢を鑑みて時間などは変更となる可能性がございます。ご了承ください。<料金>大人:前売4,000円/当日4,300円子供:前売2,000円/当日2,300円※価格は税込です。※子供券(5歳~中学3年生)の方は、当日年齢を確認できる物をご提示頂く場合がございます。<チケット一般発売>2022年5月29日(日)10時<チケット取扱い>〇チケットぴあTEL:0570-02-9999(Pコード:512-486) 〇イープラス 〇品川文化振興事業団(6月21日(火)より)販売窓口 9:00~スクエア荏原、メイプルカルチャーセンター〇美術館(販売日翌日以降 10:00~)〇電話予約 10:00~文化企画係 TEL:03-5755-2064※電話予約では、座席の選択はできません/土日を除く17時まで〇インターネット 9:00~ ※翌日以降、24時間受付〇賛助会員先行予約 6月13日(月)~17日(金)TEL:03-5755-2064<主催>劇団スーパー・エキセントリック・シアター<共催>公益財団法人品川文化振興事業団<協賛>丸美屋食品工業株式会社<企画・制作>株式会社スーパーエキセントリックシアター株式会社アミューズ【お問い合わせ】SETインフォメーション:03-6433-1669(平日11:00~18:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月27日EXILEが、本日5月26日に開催するアリーナツアー『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”』のファイナル公演終了直後にオンラインでスペシャル生放送を行うことが決定した。生放送は2部構成になっており、21時15分より行われる1部は『「BE THE ONE」公開直前SP〜』と題して5月27日にリリースされる新曲「BE THE ONE」について、そして21時20分からの2部は、NEW EXILEとして駆け抜けた今回のツアーを振り返り、7月から新たに開催するドームツアー『EXILE LIVE TOUR 2022 “POWER OF WISH”』への意気込みが語られる「ハイタッチよりカンパイ!SP」を予定している。なお1部はYouTubeとLDHの動画配信サービス「CL」内で無料配信される。<番組情報>EXILE『RED PHOENIXツアー完走記念生放送 〜「BE THE ONE」公開直前SP〜』5月26日(木) 21:15頃スタート予定※開始時刻は変更になる可能性がございますYouTube: ※無料生放送:『RED PHOENIXツアー完走記念生放送 〜ハイタッチよりカンパイ!SP〜』5月26日(木) 21:20頃スタート予定※開始時刻は変更になる可能性がございますCLプレミアム / プレミアムPLUS 会員限定生放送:
2022年05月26日劇団四季による創作ミュージカルのひとつの到達点、と思えたのが『バケモノの子』だった。主題、美術、舞台転換、俳優のメイキャップ、そして映像……。つまり、総合力で楽しませるエンタテインメント作品だ。とにかく対立、対比、対照化が徹底している。舞台はバケモノが棲む世界の渋天街と東京の渋谷。どちらも現代である。その対比。第1幕は渋天街でバケモノたちを束ねる宗師の演説から始まる。ふたつの世界を行きつ戻りつして進むのだが、主に、装置が時計回りになると渋谷、その反対回りでは渋天街に変わる。転換がスピーディでスムーズなので飽きさせない。100年に一度、宗師が交代するため後継者を選ぶ。候補の熊徹と猪王山も対照的だ。9歳から始まる主人公・蓮が弟子入りして九太と名付けられるが、その父親代わりが熊徹、対する猪王山にはふたりの男児がおり、長男・一郎彦が第2幕で明らかになる出生の秘密があった。子供世代がともに「自分とは何か?」と問い掛けている。「自分を発見する」「共に成長する」という作品の主題が対照化によって明確になった。一番の見せ場であり驚きが対決場面だ。第1幕では熊徹と猪王山の激闘アクション。剣を振る中でライオンに似た顔、龍のような胴体のパペット2体と一緒に闘う。赤が熊徹、黄が猪王山。ともに3人遣いなのはまるで文楽の人形遣いではないか。撮影:阿部章仁第2幕では巨大な白鯨が宙を飛ぶ。こちらは6人遣い。色々な形に分裂し、また元の形になる。よく訓練された俳優たちの操作は、『キャッツ』で人気の夜行列車の場面や『美女と野獣』といった一連のミュージカル作品で蓄積された劇団のお家芸と言えよう。第1幕が物語世界の解説といった要素が濃く、第2幕が俄然、面白くなった。蓮(九太)の成長、一郎彦の謎解き、宗師の後継者の決着。「信じよう、心の声を」。17歳になった蓮が歌う姿は胸が熱くなった。高橋知伽江の脚本・歌詞、青木豪の演出による多彩・多様で映像が重なるスピーディな新作ミュージカルは、上演を重ねる中で、より密度を増すだろう。そしてー。地球という星には人間世界だけではなく、様々な生き物の世界が存在するのだ、と再認識するのである。プロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には「名優の食卓」(演劇出版社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。
2022年05月25日6月23日(木)~6月26日(日)まで中目黒キンケロ・シアターにて上演される、劇団EXILEの小澤雄太と八木将康がタッグを組んだプロジェクト「OZAYASU」による舞台『丸裸刑事』(まるはだか でか)に日替わりで出演するゲストが発表された。そして各回の本編終了後に、アフタートークが実施されることも決定。チケット先行販売が5月25日より受付開始される。2022年1月に小澤雄太と八木将康がタッグを組み結成されたプロジェクト「OZAYASU」。プロジェクト第一弾として「OZAYASU」自身が演出、出演する舞台『丸裸刑事』は、容疑者役として多彩なゲストを迎え、ふたりの刑事が取調室にて容疑者に自供をさせるやりとりをコメディタッチで描く物語。刑事ドラマに出てくる様な熱血刑事に憧れを持つ単細胞だが情に熱い西川(ジョー / 小澤)と、国際犯罪を調査する機関ICPOから突如派遣されてやってきたエリートで冷徹な東山(リッキー / 八木)の刑事ふたりは突如バディを組むことになる。ふたりは窃盗容疑の取り調べを開始するが……そこにはある理由が。不貞腐れている感情は徐々に揺さぶられ本音が炙り出されていく。凸凹コンビが巻き起こす予測不能の取り調べは、脱線につぐ脱線で容疑者を巻き込みあらぬ方向へ。そして遂にはただの窃盗容疑のはずが世界を巻き込む国際犯罪にまで発展。もう何が何だかわからないこの事件の真相とは。そしてふたりの真の目的はいかに……?このたび、本作に日替わりで登場するゲストが発表。EXILE NAOTO(EXILE/三代目J SOUL BROTHERS)ほか、FANTASTICS from EXILE TRIBEから瀬口黎弥・木村慧人、重留真波、山口乃々華、平川結月、櫻井佑樹が出演する。また、各回の本編終了後に、アフタートークも実施する。即興芝居のシーンもあり、毎公演違ったストーリーが楽しめるほか、徐々に明かされていく刑事ふたりの素性、過去など、本人たちのプライベートさえも、事件の真相と共に丸裸にされていく。身近に感じられる距離感で迫力のある芝居を送るエンタテインメントとなっている。【公演概要】舞台『丸裸刑事』企画・プロデュース:OZAYASU(小澤雄太 / 八木将康)脚本:中路貴之出演:OZAYASU(小澤雄太 / 八木将康)ゲスト出演:EXILE NAOTO(EXILE / 三代目J SOUL BROTHERS)、瀬口黎弥(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、木村慧人(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、重留真波、山口乃々華、平川結月、櫻井佑樹日程 / 開催会場:6月23日(木)~6月26日(日) 全8回 中目黒 キンケロ・シアターチケット料金:7.800円(全席指定・税込・来場者限定プレゼント付き)※プレゼント内容は後日発表※未就学児入場不可※ticketbookリセールサービス:無しチケット発売・EXILE TRIBE FAMILY先行、CLプレミアムPLUS先行、EXILE chプレミアム・ EXILE ch先行各種mobile先行、EXILE TRIBE CARD先行2022年5月25日(水)15:00~5月29日(日) 23:00受付・6月1日(水)当落発表・ローソンチケット先行、ticketbook先行2022年6月2日(水)15:00~6月5日(日)23:00受付・6月8日(水)当落発表・一般販売2022年6月12日(日)~公式サイト: 公式アカウント:ozayasu.com
2022年05月20日EXILEが、6月27日に発売する初のソロツアー写真集『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021“RED PHOENIX LIVE PHOTO BOOK』の表紙を公開した。写真集は、現在開催中の全国アリーナツアー『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021 "RED PHOENIX"』の模様を収めた1冊で、躍動感溢れるパフォーマンスシーンを余すことなく詰め込み、一人ひとりのカットをメインとした構成となっている。また写真集の発売を記念した生配信番組『EXILE LIVE PHOTO BOOK発売記念 スペシャル生配信』が、5月21日に行われることが発表された。生配信には橘ケンチ、EXILE TETSUYA、EXILE NESMITH、岩田剛典が出演し、写真集の見どころやツアーの秘話、そして夏から開催予定のATSUSHIが限定復活するドームツアー『EXILE LIVE TOUR 2022“POWER OF WISH”』への意気込みが語られるほか、全メンバーの裏表紙が初解禁される予定だ。<書籍情報>『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021“RED PHOENIX”LIVE PHOTO BOOK』2022年6月27日(月) 発売※@Loppi・HMV・&L& / EXILE TRIBE STATION限定販売『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021“RED PHOENIX”LIVE PHOTO BOOK』ロゴ仕様:4C P48 / A4・並製・平綴じ価格:ALL ver.22,000円(税込)(三方背ケース付) / ソロ ver.2,200円(税込)<配信情報>『EXILE LIVE PHOTO BOOK発売記念 スペシャル生配信』5月21日(土) 13:45~配信プラットフォーム&L&(アンドランド)で配信開始(約45分)※視聴無料出演:橘ケンチ / EXILE TETSUYA / EXILE NESMITH / 岩田剛典配信URL:<ツアー情報>EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH"7月6日(水) 福岡・福岡PayPayドーム7月13日(水) 東京・東京ドーム7月14日(木) 東京・東京ドーム7月29日(金) 大阪・京セラドーム大阪7月30日(土) 大阪・京セラドーム大阪7月31日(日) 大阪・京セラドーム大阪8月11日(木・祝) 埼玉・ベルーナドーム8月13日(土) 埼玉・ベルーナドーム8月14日(日) 埼玉・ベルーナドーム8月19日(金) 大阪・京セラドーム大阪8月20日(土) 大阪・京セラドーム大阪8月21日(日) 大阪・京セラドーム大阪8月27日(土) 福岡・福岡PayPayドーム8月28日(日) 福岡・福岡PayPayドーム9月3日(土) 愛知・バンテリンドーム ナゴヤ9月4日(日) 愛知・バンテリンドーム ナゴヤ詳細はこちら
2022年05月17日4月30日、劇団四季の最新作『バケモノの子』が、東京・竹芝のJR東日本四季劇場[秋]で開幕した。製作費や公演期間など様々な点で、劇団史上最大規模のオリジナル作品となる。原作は、15年公開の細田守監督による同名アニメーション映画で、脚本・歌詞を高橋知伽江、演出は青木豪が手がけている。まず気づいたのは、劇団四季は決してアニメ映画の忠実な再現を目指したのではないということだ。『美女と野獣』『ライオンキング』など、ディズニーミュージカルの上演で培ったノウハウを生かしながらも、四季オリジナルの作品であることが随所に窺える。アニメと同じオーヴァーチュア「祝祭」が流れ、幕が開くと、そこはバケモノたちが暮らす渋天街。この渋谷の街のすぐ裏側にある異界に、母親を亡くした9歳の少年蓮が迷い込む。折しも渋天街では、10万のバケモノを束ねる宗師(増山美保)が、9年後、100年に一度巡ってくる機会に神へ転生することを宣言し、跡目候補には、多くの弟子たちに慕われる猪王山(芝清道)と、乱暴者で弟子が居つかない熊徹(伊藤潤一郎)の名が挙がっていた。両者の対決では、“ビーストモード”と呼ばれる3人でパペットを操る仕掛けが用いられ、身体を大きく見せるのも面白い。宗師から弟子を取るように言われた熊徹は、蓮を九太と呼び、弟子にする。「修行」のナンバーでは、熊徹の仲間の百秋坊(味方隆司)や多々良(韓盛治)に加え、近所の世話好きの女性たちや、街の八百屋や肉屋、魚屋などが材料を持ち寄り、蓮に洗濯や掃除、料理のし方を教えていくが、アニメには街の人々は出て来ない。蓮が渋天街に受け入れられていく様子を歌とダンスで見せる、ミュージカルならではのシーンだ。もうひとりの“バケモノの子”こうして熊徹をはじめ、周囲に支えられて成長していく蓮(大鹿礼生)に対し、高橋の脚本は、自分の出自に疑問を持ち、孤独を深めていく猪王山の長男一郎彦(笠松哲朗)を、もうひとりの“バケモノの子”として大きく膨らませることで、父と子の絆という作品のテーマをより鮮明にした。これには二重盆を使ってふたつの空間を同時に見せる演出も生きている。熊徹と稽古を続けるうち、蓮は見違えるほど逞しくなり、熊徹も、独りよがりだった戦い方が洗練され、“父親”の自覚さえ生まれてくる。これは“父と子”ふたりの成長物語でもあるのだ。2幕冒頭、17歳になった蓮が戻った渋谷の街は、2018年のハロウィンの夜。このシーンもアニメにはなく、人間がバケモノに仮装して騒ぐ横を、バケモノの世界から来た蓮が戸惑いながら歩く様子は、皮肉な取り合わせに映る。蓮が人間界との境を通る際に使われる、松澤延拓による映像が効果的だ。蓮は楓(柴本優澄美)という女子高生と知り合い、音信不通だった実父とも再会。熊徹との“親子関係”にも変化が見える中、跡目を決める試合の日がやって来る。物語もクライマックスを迎え、意外な展開で新たに起こった壮絶な戦いに、蓮や楓も巻き込まれていく。このシーンは、トビー・オリエのデザインによるパペットと、映像を駆使して表現され、栗原直樹が付けた鮮やかな擬闘も観応えがある。最後に熊徹や蓮が歌う、富貴晴美作曲のミュージカルナンバー「胸の中の剣」と、「バケモノの子」が感動的だ。取材・文:原田順子
2022年05月12日劇団かかし座(代表:後藤圭)主催、劇団かかし座『三枚のおふだ』『かぐや姫』が2022年7月2日 (土) ~2022年7月3日 (日)に関内ホール大ホール(神奈川県横浜市)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ KAKASHIZA 70th Anniversary 第1弾ワクワク・ドキドキ・大笑い!?「三枚のおふだ」美しくも切ない、日本で最初の物語「かぐや姫」劇団かかし座は本年7月に創立70周年を迎えるにあたり、記念企画第一弾として影絵劇の二本立て公演を開催します。演目は、恐ろしい山姥と小僧さんのスリリングな追いかけっこや山姥と和尚さんの対決をユーモラスかつ驚きの影絵表現で魅せる『三枚のおふだ』、一般公演としては10年ぶりの上演となる『かぐや姫』の、日本人が愛する昔話の二本立てです。キャストは変わらず、両作品を同日にマチネとソワレで上演する、一般公演としては珍しいスタイルで上演致します。『三枚のおふだ』恐ろしいけれど、歌って踊るユニークな山姥とかわいい小僧さんの、生身の俳優と影絵人形を駆使して表現するスリリングな追いかけっこ。和尚さんと山姥の対決を変幻自在の手影絵表現で描くなど、俳優と影絵の一体感で魅せる影絵劇です。『かぐや姫』ユーモラスな狂言と美しい影絵の融合で紡ぐ、日本最古の物語。実に10年ぶりとなる一般公演での上演です。狂言様式を取り入れたお芝居とかかし座が70年培ってきた影絵の手法をふんだんに使った、笑いと驚きに満ちた影絵劇!繊細な影絵人形の表現と、優しく、切ない音楽が融合した美しいクライマックスにもご注目ください。劇団かかし座1952年創立。今年2022年に70周年を迎える、日本で一番最初に誕生した現代影絵劇団。生身の俳優のドラマチックな歌と演技とダンスが美しい影絵と融合した、唯一無二の影絵劇(シャドウ・ファンタジー)公演から、独自のレイヤーアートによる影絵作品の制作等、影絵に関する総合的な活動を多角的に展開。また、人間の素手と身体の一部で100種以上の動植物等のモチーフを表現する手影絵(ハンド・シャドウ)パフォーマンスは、現在までに世界24カ国で絶賛され、様々なメディアやミュージックビデオやコンサートへの出演、音楽LIVE等のアーティストへの指導・監修も行う等、活動の幅を広げています。公演概要劇団かかし座『三枚のおふだ』『かぐや姫』公演期間:2022年7月2日 (土) ~2022年7月3日 (日)会場:関内ホール大ホール(神奈川県横浜市中区住吉町4丁目42-1)■出演者飯田周一 / 西垣勝 / 櫻本なつみ / 西出早織■スタッフ脚本・演出:太宰久夫音楽:石川洋光舞台美術:方勝照明プラン:菊地芳子照明オペレート:伊藤豪俊(伊藤舞台照明)音響プラン&音響オペレート:都藤守(SoundMethod)衣装:中矢恵子大道具製作:イトウ舞台工房影絵美術監修:後藤圭影絵美術製作:劇団かかし座美術部・小田純治(designBee)2Dデジタルエフェクト:とうたいよう宣伝美術:小田純治(designBee)制作:劇団かかし座企画営業部■公演スケジュール7月2日(土) 14:30「三枚のおふだ」/ 17:30「かぐや姫」7月3日(日) 10:30「三枚のおふだ」/ 13:30「かぐや姫」※開場は、開演の30分前※上演時間三枚のおふだ70分/かぐや姫80分■チケット料金大人:3,500円、子ども:2,000円(3歳~中学生)※2歳児以下は膝上鑑賞の場合は無料。座席を使用する場合は有料。(全席指定・税込)【カンフェティ限定】大人:3,500円 → カンフェティ席2,500円!(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月09日EXILEが、4月26日にアリーナツアー『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021 "RED PHOENIX"』の大阪での追加公演1日目となる大阪城ホール公演を開催。本公演内で7月6日よりドームツアー『EXILE LIVE TOUR 2022 “POWER OF WISH”』を行うことを発表した。ライブ前に行われた取材で、折り返しを迎えたアリーナツアーについて「観てもらった皆さまには、進化したEXILEのエネルギーを感じていただけているのではないか」と語ったEXILE AKIRA。その言葉通り、圧巻のオープニング映像でライブは開幕した。登場したのはドラムを叩くEXILE SHOKICHI、ギターを演奏するEXILE NESMITH、DJ白濱亜嵐、そしてステージタワーの頂上にはEXILE TAKAHIRO。ツアータイトルにもなっている「RED PHOENIX」を1曲目に演奏し、迫りくる気概を感じさせるパフォーマンスで会場を高揚の渦に包み込んだ。「DOWN TOWN TOKYO」では立体的なセットと椅子を使ったパフォーマンスを披露。360度に展開されたスクリーンにステージセット内部でのパフォーマンスも映すことで、鮮やかに光るステージを肉眼でも映像でも楽しませた。中央に設置されたステージを生かしたステージングや多彩な曲の繋ぎだけでなく、TAKAHIROのソロボーカルと関口メンディーのラップでリズムを際立てた「アガパンサス」や、SHOKICHIが温かい低音ボーカルで会場を包み、AKIRAとTETSUYAがパフォーマンスする「HEMERA」など、少人数でのパフォーマンスも含めバラエティ豊かなセットリストで観客を魅了した。取材では、これまで行った公演について「まだまだマスクをしながら大声を出せないルールがある中で、ファンの皆さんに喜んでいただき、幸せそうな笑顔を見せてもらって感謝しています」と語ったSHOKICHI。「改めて音楽っていいな、ライブっていいなと感じました」と喜びを噛みしめていたが、その言葉通りステージ上ではメンバーの柔らかい表情も見ることができた。クラップによって会場を幸福感でいっぱいにし、オーディエンスとEXILEが一体となった「YELLOW HAPPINESS」では、メンバーがステージ上で自撮り棒を持ち、和気あいあいと撮った映像がスクリーンに投影されるなど和やかな雰囲気。その直後には白濱亜嵐がDJとなってメドレーを披露し、会場を一瞬にしてダンスフロアに変えるなど、様々な盛り上げ方で観客を虜にする。アンコールでも盛り上がりを高め続けたEXILE。AKIRAを先頭にしたフォーメーションから「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」で会場全体を熱気で覆う。さらにアンコール中、映像で夏のドームツアーの開催を発表。加えてEXILE ATSUSHIのツアー限定復活がアナウンスされると、客席からは歓喜のどよめきが巻き起こった。興奮のうちに映像が終わると、なんとステージにはATSUSHIがサプライズ登場。2020年2月、『EXILE PARFECT LIVE2001→2020』での最後のステージ以来、約2年ぶりにEXILEのこのステージに。ファンの反応に「すごく奮い立たせられた」と話し、歓声と拍手に包まれるなか、何度もファンへの感謝を伝える。「ファンの皆さまが喜んでくださることを届けることが、LDHエンタテインメントであり、EXILEのエンタテインメントの根幹である」と説明を加えながら、限定復活までの経緯を語った。「卒業した者として戻ることが許されるのか」と一抹の不安を口にしつつ、「でも感謝の気持ちを届けたい、ファンに喜んでもらいたい」と話し、「戻っても大丈夫でしょうか?」と問いかける。会場内には大きく、止まない拍手が鳴り響いた。その後ATSUSHIからサプライズが。「願い」をアカペラで歌唱。ワンフレーズではあったが純白で繊細な歌声を届けた。メンバーがステージに再登場すると、TAKAHIROとATSUSHIが抱擁を交わす。AKIRAが「もらい泣きしました。改めて僕自身、EXILEが大好きなんだなって」と口にし、「今日一番の盛り上がりだったね」とTAKAHIRO。熱狂のままにステージの幕が閉じた。15人で手を取り合い、自分達なりの“パワー”を届けていきたい取材にて、「2020年2月26日、緊急事態宣言によって『EXILE PERFECT LIVE 2001→2020』の大阪公演が中止になってから時が止まってしまって。そんな大阪という場所でドームツアーを発表して、ATSUSHIさんと一緒にスタートできるのは感慨深いです」と語ったAKIRA。ツアーへの意気込みについて、こう続けた。「今まで『TOWER OF WISH 〜願いの塔〜』と『STAR OF WISH』という“願い”というテーマのツアーをやっていて、いろんなことがある大変な状況下でも、ボクたちのパワーが、みなさんに届くようにと願いの力『POWER OF WISH』というタイトルにさせていただきました。ファンの皆さまにとにかく20周年を楽しんでいただきたいという思いがあったので、すごくメモリアルなものになると思います。今一度、これまでのEXILEを歌って語ってきたATSUSHIさんと一緒に、15人のEXILEを届けられたらと思います」TAKAHIROは「コロナ禍という大きな影が訪れ、ファンの皆さんに見せられなかったEXILEの姿…止まってしまった時間をファンの皆さんと取り戻すべく、今一度15人で手を取り合い、覚悟と共に、ファンの皆さんに自分達なりの“パワー”を届けていきたいと思います。」とコメント。ツアーに向けては「僕たちがEXILEに抱く“想い”があるように皆さんにとってもEXILEに対していろいろな想いがあると思います。そして今回のツアーについても、様々な意見をいただくと思います。ただ、この20年間、どんなときも変わらずあることは、ファンの皆さんのおかげで僕たちが存在してることと、そんな皆さんの幸せを常に願っているという僕たちの気持ちです。必ず皆さんに喜んでもらえるEXILEでいれるよう、精一杯の努力を尽くします。そして明るい未来に向けて…エンタテインメントの力を信じて、全ての想いを歌に乗せて、“EXILE魂”を示していけたらと思います。」とファンへのメッセージとEXILEへの想いを熱く語った。EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH" 開催決定<ツアー情報>EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH"『EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH"』ビジュアル7月6日(水) 福岡・福岡PayPayドーム7月13日(水) 東京・東京ドーム7月14日(木) 東京・東京ドーム7月29日(金) 大阪・京セラドーム大阪7月30日(土) 大阪・京セラドーム大阪7月31日(日) 大阪・京セラドーム大阪8月11日(木・祝) 埼玉・ベルーナドーム8月13日(土) 埼玉・ベルーナドーム8月14日(日) 埼玉・ベルーナドーム8月19日(金) 大阪・京セラドーム大阪8月20日(土) 大阪・京セラドーム大阪8月21日(日) 大阪・京セラドーム大阪8月27日(土) 福岡・福岡PayPayドーム8月28日(日) 福岡・福岡PayPayドーム9月3日(土) 愛知・バンテリンドーム ナゴヤ9月4日(日) 愛知・バンテリンドーム ナゴヤ詳細はこちら
2022年04月27日多くの名作を上演し、専用劇場を持ち、多くのロングラン公演を行っている劇団四季。『キャッツ』はそんな劇団四季が今のような上演形態をとった先駆けの作品だ。初演となる1983年、テント式の仮設劇場で、日本初のロングラン公演を行った。これは演劇界に衝撃をもたらし、当時、誰もが想像しえなかった1年間もの長きにわたって上演するという偉業を達成した。実はその功績の一助を担ったのがチケットぴあ。ロングラン公演を実現させるためには、コンピューターでチケットを売るシステムが必要だと、劇団四季より開発中のシステムを使わせてほしいとぴあに依頼があったという。その要望に応え、当初は『キャッツ』専用のシステムとしてスタート、10万枚のチケットを3日半で売り切った。『キャッツ』は、それ以降、絶えることなく上演し続け、国内通算公演回数は10,800回、観客動員数は1,060万人以上(2022年3月末時点)を数える。そんな重要な名作でもある『キャッツ』だが、名古屋公演はなんと21年ぶり。待ちに待った!と言う人も多いはずだ。そんな『キャッツ』の魅力、そしてコロナ禍ならではのエンタテインメントが持つ力について、ランペルティーザ役の長谷川彩乃、ランパスキャット役の政所和行、劇団四季の吉田智誉樹社長に話を聞いた。長谷川彩乃(ランペルティーザ)撮影:重松美佐政所和行(ランパスキャット)撮影:荒井 健長谷川「コロナ禍によって、友達と普通にしゃべり、ご飯に行くことができなくなり、今まで当たり前だと思ってたことが、当たり前じゃなかったんだと感じたんです。それを感じる中で、グリザベラが歌う『メモリー』の、当たり前だった華やかな世界が今はなくなり、でも明日へ向かって生きたいという歌詞が、自分とすごく重なったんです。いろんなシーンで素晴らしい歌詞があるので、よく聴いてもらえたら嬉しいです」政所「『キャッツ』は猫たちの生きざまを描いていますが、そこを通して見えてくるのは自分たち自身の生きざま。自分がどう生きてるかをすごく感じる作品です。舞台を生で観ることで、自分が進む原動力になるきっかけの作品だと思います」吉田社長「我々がジャンル分けされるライブエンタテインメントというのは、本当に不自由なものなのです。観せる側が集まって稽古し、観る側はわざわざ足を運ぶ。新型コロナの感染拡大によって、我々もどうあるべきか、本当に悩みました。それでもやはり同じ場所に集まり、俳優と同じ空間の中にいることで心を動かすことができる。これは一種の同時性だと思います。そして、『キャッツ』のようなロングラン公演でも同じ舞台はないという一回性。お客様が感じる不自由さの中で、同時性と一回性が重なった瞬間にもたらす力はとてつもなく大きいと思います」劇団四季『キャッツ』名古屋公演は、7月18日(月・祝)に、名古屋四季劇場にて開幕する。そして、『キャッツ』と縁の深く、エンタテインメントを応援し続けてきた「ぴあ」も今年で50周年を迎える。今回、『キャッツ』名古屋公演の1日を〈ぴあ創業50周年記念〉として開催することが決定した。ぜひとも不朽の名作『キャッツ』の世界に足を運んでほしい。劇団四季『キャッツ』舞台写真撮影:山之上雅信公演情報ぴあ創業50周年記念劇団四季ミュージカル『キャッツ』▼8月5日(金) 13:30名古屋四季劇場S1席-11000円 S席大人-11000円 S席子ども-5500円 A1席大人-8800円 A1席子ども-4400円 A2席大人-8800円 A2席子ども-4400円 B席-6600円 C席-3300円※公演当日3歳以上有料、2歳以下入場不可。子どもは公演当日3歳~小学校6年生以下対象。※劇場内は常時マスク着用必須。未着用の場合、ご入場をお断りする場合があります。急遽公演中止の可能性があります。ご来場前に劇団四季HPをご確認ください。また、劇団四季「連絡先登録フォーム」へ登録お願いします。【ご来場の皆様へ 衛生対策ご協力のお願い】劇団四季[TEL]0570-008-110一般発売:4月23日(土)Pコード:512-026★いち早プレリザーブ受付期間:4月17日(日)11:00~4月22日(金)11:00★その他の開催日のチケットはこちらからご購入ください。▼7月18日(月・祝)~ロングラン上演名古屋四季劇場S1席-9900~12100円 S席大人-9900~12100円 S席子ども-4950~6050円 A1席大人-8250~9350円 A1席子ども-4125~4675円A2席大人-8250~9350円 A2子ども-4125~4675円 B席-6050~7150円 C席-2750~3850円※公演当日3歳以上有料、2歳以下入場不可。子どもは公演当日3歳~小学校6年生以下対象。
2022年04月21日Jr.EXILEと劇団EXILEによるパズルゲームアプリ『Kitchen Kingdom Blast』が4月25日(月)にリリースされる。本ゲームは、LDHの動画配信サービス「CL」にて配信され熱い料理バトルが話題となったJr.EXILE、劇団EXILEによる『Kitchen Kingdom』をパズルの世界に落とし込んだ新感覚パズルゲーム。ゲームではJr.EXILEと劇団EXILEの総勢47名が参加し、約1000枚以上の完全撮り下ろしの写真や動画はもちろん、平沼紀久はじめ『HiGH&LOW』シリーズで脚本を務めたスタッフ陣が書き下ろしたオリジナルストーリーも楽しめる。さらに居酒屋えぐざいるでおなじみのオリジナルキャラクターが今回初めて音に合わせてダンスを踊るなどJr.EXILEと劇団EXILEの魅力が凝縮された内容だ。すでにApp Store、Google Playで事前登録キャンペーンもスタート。事前登録者数に応じてサービス開始時に受け取れる各種アプリ内アイテムなど様々なスペシャル特典が用意されている。なお事前登録者数に応じてサービス開始時に受け取れる事前登録キャンペーンも受付中。各種アプリ内アイテムなど様々なスペシャル得点も用意されている。詳細はアプリ公式WEBサイトを確認してほしい。■リリース情報『Kitchen Kingdom Blast』4月25日(月)配信開始利用料金:基本プレイ無料、アイテム課金制<事前登録キャンペーン>3月13日(日)〜4月25日(月)リリース前まで事前登録方法:App Store,Google Playでの事前登録、『Kitchen Kingdom Blast』公式SNSアカウント(Twitter、Instagram、LINE)のフォロー及び友だち追加。App Storeで事前登録: Playストアで事前登録:公式サイト:
2022年04月13日劇団EXILEの小澤雄太と八木将康がタッグを組んだプロジェクト「OZAYASU」による舞台『丸裸刑事』(まるはだか でか)が6月23日(木)~6月26日(日)まで中目黒キンケロ・シアターにて上演することが決定した。同時に「OZAYASU」TikTok公式アカウントも開設された。2022年1月に小澤雄太と八木将康がタッグを組み結成されたプロジェクト「OZAYASU」。プロジェクト第一弾として「OZAYASU」自身が演出、出演する舞台『丸裸刑事』は、容疑者役として多彩なゲストを迎え、ふたりの刑事が取調室にて容疑者に自供をさせるやりとりをコメディタッチで描く物語。刑事ドラマに出てくる様な熱血刑事に憧れを持つ単細胞だが情に熱い西川(ジョー / 小澤)と、国際犯罪を調査する機関ICPOから突如派遣されてやってきたエリートで冷徹な東山(リッキー / 八木)の刑事ふたりは突如バディを組むことになる。ふたりは窃盗容疑の取り調べを開始するが……そこにはある理由が。不貞腐れている感情は徐々に揺さぶられ本音が炙り出されていく。凸凹コンビが巻き起こす予測不能の取り調べは、脱線につぐ脱線で容疑者を巻き込みあらぬ方向へ。そして遂にはただの窃盗容疑のはずが世界を巻き込む国際犯罪にまで発展。もう何が何だかわからないこの事件の真相とは。そしてふたりの真の目的はいかに…?即興芝居のシーンもあり、毎公演違ったストーリーが楽しめるほか、徐々に明かされていく刑事ふたりの素性、過去など、本人たちのプライベートさえも、事件の真相と共に丸裸にされていく。身近に感じられる距離感で迫力のある芝居を送るエンタテインメントとなっている。さらに新たに開設された公式TikTokでは、白のタンクトップに黒のスーツパンツという姿で小澤と八木が登場。刑事さながらのライトで取り調べする演出や、コメディ感のある八木の演出も盛り込まれ、ラストは「TikTok始動」という形で締めくくられた。今後、動画は随時更新予定。【公演概要】舞台『丸裸刑事』企画・プロデュース:OZAYASU(小澤雄太 / 八木将康)脚本:中路貴之出演:OZAYASU(小澤雄太 / 八木将康)・ゲスト(※後日発表)日程 / 開催会場:6月23日(木)~6月26日(日) 全8回 中目黒 キンケロ・シアター※チケットの詳細については後日発表公式サイト: 公式アカウント:ozayasu.com
2022年03月12日LDHが仕掛ける新しい格闘エンターテインメント「POUND STORM(パウンドストーム)」の記者会見が3日、都内で行われ、EXILE SHOKICHI(EXILE/EXILE THE SECOND)、白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)、武知海青(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)らが出席した。4月24日に東京・両国国技館にて開催される「POUND STORM」は、総合格闘技の試合とLDHアーティストによるライブを融合した新しいスタイルの格闘エンターテインメント。全10試合前後の総合格闘技の試合を実施予定のほか、2021年8月にスタートした『LDH FIGHTER BATTLE AUDITION II』とその様子を追いかけた密着番組『格闘DREAMERS SEASON:2』(ABEMA)が連動し、最終選考となる数試合も組み込まれる。また、GENERATIONS、THE RAMPAGE、PKCZも参戦し、ライブパフォーマンスで盛り上げる。SHOKICHIは「初のことなのですごいワクワクしています」と期待感を膨らませ、「MIYAVIさんとともに『FIGHT CLUB』という曲で華を添えられたらなという思いでパフォーマンスさせていただきたい」と当日のパフォーマンスに言及した。『格闘DREAMERS』に出演し、オーディションを見守ってきた白濱は「ずっとそばで見ていた選手たちと同じステージに立てるのはすごくうれしいですし、このイベントはLDHだからこそできる新たなエンターテインメントの形だと思うので、あくまでも主役は選手の皆さんでありながら、僕自身もPKCZとGENERATIONSという立場で、音楽でしっかり華を添えたい」とコメント。同じくオーディションを見守ってきた武知も「自分自身もオーディション出身者で、オーディションを経て夢を叶え、夢を追いかけている立場なので、夢を持った素晴らしい皆さんの力になれるように頑張りたいなという気持ちでいっぱいです。イベントでは、THE RAMPAGEとして出演させていただきますので、選手の皆さんを熱い気持ちにできるように頑張りたい」と意気込みを語った。会見には、発起人であるEXILE HIRO、LDH martial artsを牽引する高谷裕之、岡見勇信、出場選手の中村倫也、宇佐美正パトリックも出席した。
2022年03月03日約2年ぶりとなるEXILEの単独全国ツアー『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”』の初日公演が、2月26日にサンドーム福井にて開催。今年元日に発売された最新アルバム『PHOENIX』収録曲を含めた25曲を超えるセットリストにより、新体制となった“NEW EXILE”のライブエンタテインメントの本格始動が示されるステージとなった。今回、EXILEが選んだアリーナツアーには、深い意味が込められていた。EXILEとしては13年ぶりのアリーナツアーの開催であると共に、コロナ禍で失われてしまったファンの皆さんとの時間を取り戻すという意味合いが込められツアータイトルに“2021”の文字をあえて残す形でタイトルを決めた。現在の彼らを象徴する楽曲でもある「RED PHOENIX」からライブは始まった。センターステージの高台から響き渡るEXILE SHOKICHIのドラムとEXILE NESMITHのギター、DJ卓に立つDJ ALAN(白濱亜嵐)という、MVさながらのセットでメンバーが登場すると、客席はフラッグや拍手で熱狂を返した。炎がステージを囲む中、羽があしらわれた衣装を身に纏った熱く激しいパフォーマンスが展開され、モニターに映し出されたEXILE TAKAHIROの姿には燃える両翼が重ねられていた。LDHの新たなライブエンタテインメント配信ライブ『LIVE×ONLINE』や『EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021“RISING SUN TO THE WORLD”』ドームツアー開催など、少しずつ着実に積み重ねてきたこの2年間を想起させつつも、さらにアップデートされた演出により、前進し続けるEXILEの意志が表現された一曲だった。当日の取材にて、EXILE AKIRA、TAKAHIRO 、SHOKICHIの3人は初日公演についての意気込みをこう語っていた。「緊急事態宣言が発出され、京セラドームのライブが中止となったのが2020年の2月26日。狙ったわけではないのですが、ちょうど2年後の今日、2月26日に走り出せるということを感慨深く思います。降雪による交通の影響に関してはファンの皆さんも心配されたかと思いますが、福井県のボランティア団体の方を始め、サンドーム周辺の地域の方々が総出で雪かきをして下さったと伺いました。そのようなご支援をいただきながら僕たちEXILEが今、こうしてライブツアーを開催する事ができるという事に身が引き締まり、皆さんのご期待に応えられるよう、NEW EXILEのエンタテインメントを精一杯届けたいという想いでいっぱいです」(AKIRA)「この2年の間にATSUSHIさんの勇退もあり、EXILEとしては成長しなければならないターニングポイントが訪れました。思いを込めたアルバムを引っ提げて、音楽を直接届けられる喜びを感じながら一公演ずつ大切に、一人ひとりに想いを届ける気持ちで歌を歌っていきたいです」(TAKAHIRO)「コロナ禍以降、EXILEでの単独ライブを何度も計画してきたんですが、延期・中止を繰り返して過ごしてきました。正直挫けそうになった時もありましたが、ファンの皆さんの応援だったり、メンバー同士で支え合ったり、LDH全体で鼓舞し合ってこの2年間を繋ぎ合わせてきました。ここ福井で、EXILEの単独ツアーをスタートできることに感動しています。EXILEの底力や、気合いを届けられるように全力で頑張りたいと思っております」(SHOKICHI)また、取材では昨年末の頭部打撲の治療に専念するため、惜しくもツアー不参加となったパフォーマー・小林直己のことも語られた。「ライブの途中に直己さんからのメッセージというか、14人全員でEXILEの思いを届けることを示すシーンも作ってありますので、ぜひ注目していただきたいと思います」(SHOKICHI)「リハーサルでも外から演出を見て、直己の視点からアドバイスをくれたりしていたので、14人一丸となってこのエンタテインメントを作ってきたという思いがあります。僕らが代弁する形にはなりますが、ぜひお越しいただいて、直己の魂を感じてもらえたら嬉しいなと思います」(AKIRA)また今回のライブでは、最新アルバム『PHOENIX』から多くの楽曲が初披露された。「DOWN TOWN TOKYO」では近未来の世界観と共に変幻自在の躍動を見せ、TAKAHIROの歌に関口メンディーがラップで加わる「アガパンサス」では世界と佐藤大樹の2人がしっとりと儚い恋心を表現。SHOKICHIが歌う「HEMERA」では、AKIRAとTETSUYAが生命力を感じさせる身体表現で魅せた。今回のツアーの演出面での見どころについて、3人はこう答えていた。「この2年間は、LDHエンタテインメントの表現に関して新たに得た部分も多く、映像を駆使した『LIVE×ONLINE』や、声を出せない中での新しい盛り上げ方や楽曲の表現についてはすごく勉強になりました。今回のツアーはその集大成といいますか、EXILEらしい“おもてなし精神”が散りばめられています」(AKIRA)「アルバムに基づいたコンセプチュアルな内容でありつつ、どこかでEXILEの歴史も感じていただけたらいいなと思いセットリストを考えました。あえてオマージュした過去衣裳を着ていたり、以前からずっと応援して下さっているファンの方からすれば“エモい”部分が所々にあるかと思います」(TAKAHIRO)「フォーメーションが今までの比じゃないほど入り乱れています。会場全体、全てを120%温められるようにフォーメーションチェンジをしているので、より一体感を作り出せるライブになっているかと思います」(SHOKICHI)20年という歴史を重ねてきたEXILE。変化と進化を遂げ、EXILE魂を継承するメンバーが本ツアーの初日、この場所から新たなEXILEの歴史が刻まれていくことを確信できる、堂々たる幕開けであった。写真:REALY(RAW Climb)/ Tomoya Tany Taniguchi / Toru Shiozaki
2022年02月27日EXILE / EXILE THE SECONDの橘ケンチが福井市食のPR大使として監修に携わった『三里浜オリーブオイル 〈橘〉』が3月1日(火)19:00より抽選販売されることが決定した。パフォーマーとしてはもちろん、日本酒をライフワークとしながらここ数年様々な活動を通して日本文化への造詣を深める中で、福井市の日本酒や食の魅力とも邂逅した橘。2021年3月に福井市食のPR大使に就任して以来、都市圏における食フェアのプロデュースや農産物及び大好きな地酒の紹介など様々な機会を通して発信を行ってきた。そんな福井市の食が持つ底力に気づきを得ていく過程で出会った福井市産のオリーブは、福井市北部の三里浜砂丘地で三里浜オリーブ生産組合が管理運営するオリーブ農園・三里浜オリーブ カルメリーナにおいて、2017年に園芸振興と地域活性化を図るための植樹をもって始まった新規プロジェクトの中で収穫されたもの。橘は2020年に地元生産者からの応援要請を受けて自身初となるオリーブの手摘みを経験。さらに〈想いをつなぐ〉ことを意図して現役農家と若い世代の代表、県立福井農林高校生活科学科の生徒たちの架け橋を担うことで取組に参加した。その後、新政酒造にデザイナーとして在籍していた石田敬太郎にデザインを依頼する形でパッケージを監修、石田氏の手により今作のために生み出された福井カモフラ総柄を施した越前和紙製ラッピングペーパーを採用するなど随所にオリジナリティを投影して、出来上がったのがこの『三里浜オリーブオイル 〈橘〉』である。「多くの人たちにお届けすることは叶いませんでしたが、〈想いが形となった〉事実を伝えられることにも意味がある」という橘の言葉通り、『三里浜オリーブオイル 〈橘〉』は収穫量の兼ね合いもあり、限定30本が、3月1日(火)19:00から3月6日(日)23:59までの受付による抽選販売となる。また、〈想い〉の表現のひとつとして橘が参加して以降の動画も作成されており、福井市産直ECサイト『ふくいさん』では映像から福井市三里浜に息づく、〈想い〉の一端に触れることができる。商品の発売に先駆け、2月26日(土)発売の『月刊EXILE』4月号にはアイテムに関する情報が掲載される。また、『月刊EXILE』4月号の中では、LDH JAPAN制作監修による『ふくいとそば。The Leaflet』vol.2の配布日が2022年3月4日(金)となったことも明かされている。さらに2月25日(金)配信のYouTube番組『EXILE橘ケンチのSAKE JAPAN』では『三里浜オリーブオイル 〈橘〉』を使ったお手軽おつまみによるペアリング企画も実施されている。そして、2月26日(土)、2月27日(日)にはサンドーム福井2デイズから『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”』がスタートする。【橘ケンチ(EXILE / EXILE THE SECOND)コメント】地元の方々の夢を乗せたオリーブが『三里浜オリーブオイル 〈橘〉』としてひとつの実を結びました。今年度の取組に関わらせていただくにあたり心がけたのは、〈想いをつなぐ〉ということ。自身初のオリーブの手摘を経て、現役の農家さんと若い世代=県立福井農林高校生活科学科のみなさんの架け橋を担わせていただきました。デザインは、新政酒造さんで初のコラボ酒を造らせていただいた時に在籍されていた石田敬太郎さんが担当。日本酒を起点に出会ってきたいくつかの縁が重なって、ボトルに集約されたように感じて個人的にも大切な1本となりました。収穫量の兼ね合いで抽選販売による限定30本になっており多くをお届けすることは叶いませんでしたが、〈想いが形となった〉事実をお披露目できたことにも意味があると信じています。また、僕が携わらせていただいて以降の動画も作成しており、福井市三里浜に胎動する多くのみなさんの〈想い〉の一端に触れてみていただきたいと思っています。【『三里浜オリーブオイル 〈橘〉』情報】商品名:『三里浜オリーブオイル 〈橘〉』(福井市産オリーブオイル)商品内容:1本135g(150ml)+リーフレット1冊+オリジナル福井総柄包装紙の特製ボックス仕様予定価格:5,550円(税込)(本体4,800円(税込)+送料750円(税込))予定販売本数:限定30本予定販売先:福井市産直ECサイト『ふくいさん』(公式HP) 販売方法:抽選販売予定抽選受付期間:3月1日(火)19:00~3月6日(日)23:59予定連動企画:『ふくいとそば。』Instagramキャンペーンにてプレゼント企画あり※価格や販売時期及び販売方法等変更の可能性がありますので予めご了承ください※販売に関する詳細は『ふくいさん』公式HP等をご覧ください【ふくい嶺北連携中枢都市圏事業『ふくいとそば。』情報】『ふくいとそば。The Leaflet』(A4 / 見開4ページ / 計4回発行予定)展開時期:(vol.2)2022年3月4日(金)配布開始予定展開備考:(vol.1)配布済 / (vol.3)2022年11月配布予定 / (vol.4)2023年3月配布予定設置場所:福井嶺北圏域内交通機関 / 観光案内所 / 他企画:ふくい嶺北連携中枢都市圏事業『ふくいとそば。』キャンペーン企画実施期間:2022年2月11日(金祝)~2022年3月21 日(月祝)予定企画応募方法:下記『ふくいとそば。』キャンペーン公式Instagramを参照ください公式HP: 公式Instagram: ※配布開始の時期は場所により多少前後する可能性がありますので予めご了承ください※配布期間は予告なく終了及び変更になる場合がありますので予めご了承ください※キャンペーンの詳細及び期間は予告なく変更になる可能性がありますので予めご了承ください【EXILEツアー情報】『EXILE 20th ANNIVERSARY EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”』公演詳細: 【『月刊EXILE』最新号発売情報】『月刊EXILE』4月号(2022年2月26日発売 / 毎月27日発売)公式HP:
2022年02月25日昨年20周年を迎え、今年の元旦には新体制初のアルバムを発売したEXILE。その名も『PHOENIX』=不死鳥。新たなフェーズに突入した彼らに、それぞれの現在地と未来を語ってもらった。ここでは、TAKAHIROさん、NAOTOさん、小林直己さん、佐藤大樹さん、黒木啓司さんによるインタビューをお届けします。――3年半ぶり、また14人体制になって初のオリジナルアルバム『PHOENIX』が、デビュー20周年イヤーに発売されました。TAKAHIRO:この14人のメンバーで今のEXILEらしさをどう表現するか。昨年1月に「RED PHOENIX」をリリースした時から模索してきましたが、このアルバムはその集大成のような作品になっていると思います。これまでのEXILEらしさを保ちつつ、でもどちらかというと攻めた曲が多いんです。NAOTO:とくに「RED PHOENIX」と「PARADOX」は、今のEXILEじゃなかったらチャレンジしていない曲ですよね。“NEW EXILE POP”…なんてジャンルはないんですけど、自分の中ではそう表現したいくらい斬新なダンスチューン。アルバム全体を通しても、SHOKICHIや亜嵐が楽曲を作ることによって、新しい音楽性も入ってきています。黒木啓司:目に見える部分の新しさに関しては、SHOKICHIがドラムを叩いたり、亜嵐がDJをやったり、ネスがギターを弾いたり。あとはボーカルが踊って、パフォーマーのフォーメーションが変わるっていう見せ方も以前にはなかったことですし、今の14人だからこそできることだと思います。佐藤大樹:去年の配信ライブでは、TAKAHIROさんのソロ曲を、その曲に合うメンバーで踊るとか、新しい試みをしましたよね。ダンスのフォーメーションもそうですけど、これまでやってこなかったようなことにも躊躇なくチャレンジできるのが、今のEXILEかなと思います。NAOTO:そういう新しさと、これまでのEXILEらしさとのバランスも、このアルバムは絶妙。例えば、TAKAHIROくんの「STAY WITH ME」や、ネッさん作詞の「Freedom」は、EXILEの第一章を彷彿とさせるような曲調でありながらも、よく聴くと今のEXILEにしか歌えない曲になっている。小林直己:EXILEは、これまでのメンバーの思いであったり、応援してくださっているみなさんの思いであったり、いろんな思いの積み重ねで今がある。その繋がりの“今”を切り取ったのが、このアルバムだと思っていて。それを受け取ってくださったみなさんとライブをすることによって、さらにその先の未来が見えてくると思うんです。――2月26日からは、アルバムのタイトルを冠したツアーが予定されていますね。TAKAHIRO:まずは無事に開催できることを目標に、安心して来ていただけるような環境をしっかり整えるとともに、パフォーマンスのクオリティも上げて、ファンのみなさんと一緒に最高のライブを作り上げたいと思います。とにかく今のEXILEの表情や魅力を曲に乗せて、みなさんにお届けしたいですね。黒木:アルバムでは新しさを表現していますが、ライブでは第一章から今に至るまでの曲もやるので、20年分のEXILEを感じてもらえるんじゃないかな。いろんな層の方に、幅広い角度で楽しんでもらえると嬉しいですね。――EXILEは長い活動歴の中でメンバーや人数の変化を経てきました。そんな中、今いるメンバーの“ここが強み”というところを教えてもらえますか?黒木:それはやっぱり、大樹とか若い世代がいることです。佐藤:え、そんなそんな!TAKAHIRO:タイキは「大きい器」と書いてタイキだから。佐藤:字が少し違います(笑)。タイキのキは樹木の樹です。小林:でも大樹が強みっていうのは本当ですよね。EXILEへの愛情が深いから、大樹にならEXILEを任せられるって思います。佐藤:めちゃくちゃ嬉しいです…。僕はもともとEXILEの大ファンで、加入した時から今でもずっと、いつか絶対にリーダーになりたいと思っているので。先輩一同:お~!NAOTO:阻止したい(笑)。佐藤:しないでください!(汗)――あとみなさん、EXILEとして過ごしてきた中で最も衝撃的だった出来事は?TAKAHIRO:今、大樹がリーダーをやりたいって言ったことですかね。NAOTO:すべて上書きされるくらいのインパクト(笑)。TAKAHIRO:あとは何だろう。ファンのみなさんと作ったことでいうと、2010年のスタジアムライブかな。夜になってみなさんがペンライトを点けた時の、あの見たこともないような美しい光景は今でも忘れられません。黒木:僕たちがオープニングで登場した時の、地響きのような8万人の歓声もすごかった。TAKAHIRO:ただ、ライブを観に来ていた(関口)メンディーは、途中で寝ちゃったという。黒木:ペンライトが綺麗すぎてって(笑)。それも衝撃だから!――では最後に、ちょっと気が早いのですが、30周年に向けての目標があったら教えてください。TAKAHIRO:確かにだいぶ気が早いですね…。でも僕は、どんな形であれ、EXILE TAKAHIROとして歌を歌い続けていきたいなと思います。NAOTO:僕も一生EXILEでいたいです。10年後も最前線でパフォーマンスをしているかはわかりませんが、これまでの知識と経験をもって、EXILEに貢献することはできると思うので。佐藤:僕はスタジアムライブの経験がないので、EXILEとしてそのステージに一度は立ってみたいと思います。あとは、先輩方みたいに親に家を買ってあげるとか、親孝行をするのが目標です。TAKAHIRO:まだ仕送りしてもらっているんだもんね。佐藤:デビューしてから1回もしてもらったことないです!(笑)写真右下から反時計まわりに、タカヒロ1984年12月8日生まれ、長崎県出身。ボーカル。2006年、EXILEに加入。EXILEの楽曲をソロでセルフカバーする“EXILE RESPECT”の「I Believe」が配信中。ナオト1983年8月30日生まれ、埼玉県出身。パフォーマー。2009年、EXILEに加入。’10年より、三代目 J SOUL BROTHERSのリーダーを小林直己と兼任。’21年、映画『ダンシング・マリー』に主演。俳優業、アパレル業など多方面で活躍。こばやし・なおき1984年11月10日生まれ、千葉県出身。パフォーマー。2009年、EXILEに加入。’10年より、三代目 J SOUL BROTHERSリーダー兼パフォーマーとして活動。俳優としても活躍。’21年、初のエッセイ本『選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった』を上梓。さとう・たいき1995年1月25日生まれ、埼玉県出身。パフォーマー。2014年、EXILEに加入。’17年、FANTASTICSの活動も開始し、世界と共にリーダーを務める。映画やドラマなど俳優としても活躍。くろき・けいじ1980年1月21日生まれ、宮崎県出身。パフォーマー。2007年、二代目 J Soul Brothersのメンバーとして活動を開始。2009年、EXILEに加入。現在は、EXILE THE SECONDとの兼任。エグザイル2001年初代メンバーによって始動、現在14名で構成されるダンス&ボーカルグループ。ニューアルバム『PHOENIX』が発売中。2月26日より全国ライブツアーがスタート。※『anan』2022年2月23日号より。写真・森山将人(TRIVAL)取材、文・菅野綾子保手濱奈美(by anan編集部)
2022年02月19日LDH JAPANに所属する劇団EXILEの小澤雄太と八木将康がタッグを組んだプロジェクト「OZAYASU」が始動することが25日、発表された。「OZAYASU」とは、小澤雄太×八木将康がタッグを組み、劇団EXILEとしてこれまでの経験や2人の個性を活かし、芝居を軸に様々なエンタテインメントに挑戦。今後舞台から映像までの企画・プロデュースと幅広く挑戦していくプロジェクトだ。第1弾として、OZAYASU自身が企画・プロデュース・出演する舞台『丸裸刑事』(マルデカ)が現在企画中。2人の刑事が、ゲストを迎えて歌ありダンスありのコメディ演劇となっている。詳細については随時発表予定。2人がコメントを寄せた。○■小澤雄太新しい挑戦に気合が入っています!!!SNSを通して様々な発信をして皆様に楽しんで頂きたいと思っています!初めてのことで日々勉強かと思いますが、八木将康と二人三脚でドキドキワクワクする作品を作っていきたいです!!どうぞお楽しみに!!○■八木将康初めての試みとなるこのプロジェクトにはこれまで劇団EXILEで培ってきた経験、知識、自分の持っている全てを注入していきます。いつも応援してくださる皆様には必ず楽しんで頂けるプロジェクトとなっていますので、僕達の行く末をどうか最後まで見守ってください。そして楽しみにしていてください。この作品を皆さんにお届けできる日を楽しみにしています。
2022年01月25日名画に隠された恐怖の背景を解説した、中野京子のベストセラー美術書『怖い絵』。テレビシリーズとなり、2017年には東京と兵庫で『怖い絵』展が開催され、来場者が68万人を超える大人気となった。そして今回は、人気放送作家で『怖い絵』ファンの鈴木おさむが作・演出、中野京子の監修により舞台化が決定。歌舞伎俳優でドラマなどでも活躍する尾上松也が謎多き絵画コレクター役で主演する、ダークヒーロー・ミステリーだ。『怖い絵』をもとに繰り広げる作品に、比嘉愛未、寺脇康文らと共に出演する佐藤寛太(劇団EXILE)と崎山つばさが、稽古を1か月後に控えて意気込みを語った。舞台「怖い絵」チケット情報『怖い絵』に秘められた恐怖の物語が、その事件の真の姿を浮かび上がらせ、男は罪深き人たちに復讐の代行を行っていく…。登場人物5名はみな、過去に闇を抱える人間たちだ。絵描きを目指す男の役に挑むのは、映画『軍艦少年』で主演を務め、ドラマでも活躍目覚ましい佐藤。刑事を演じる崎山は、鈴木の前作舞台に出演予定だったがコロナ禍で中止、今回の再オファーに「豪華なキャストの方たちと舞台づくりができることがすごく楽しみ」と喜ぶ。舞台セット内には、物語に合わせて厳選された『怖い絵』が何作も登場し、物語と連動していく。美しい絵画の裏にある殺人や陰謀、歴史の残酷な運命に翻弄される人々…。観客は舞台を観ると同時に、絵画鑑賞をしながらその真の意味を考えるという新感覚のエンタテインメントになる模様。脚本はまだできあがっていないが「展覧会に行ったことのある方も満足できるような内容になると思う」と佐藤。崎山は「劇場空間が美術館のような感じで、お芝居を観に来られたお客様が扉を開けて入った時、そこに緊張の糸が張っているようなイメージがあって。作品とどう結び付けて、その世界観に連れて行くのか、期待をうまく裏切るのか。劇場の空気も含めて『怖い絵』を浴びてほしい」。稽古が楽しみだと話す佐藤は「舞台経験が少ないので、作品を一緒に作ったり、先輩たちからいろんなことを学んだりできるのが楽しみです。稽古で学んだことをどれだけ出せて磨いていけるか、自分が成長できるだけ成長したい。そして、お客様に『観に来た価値があった』と思っていただける作品になるよう、全力で頑張りたいと思っています」と語る。3月の東京公演を経て大阪で上演する事に対し、崎山は「『怖い絵』は東京でいろんな形を巡って関西に行くと思うので、同じ作品でも東京とはまた違った雰囲気で観ていただけるんじゃないかなと思います。よりよいものを関西に持って行きます!」と関西公演に向けての想いを馳せた。公演は3月4日(金)から21日(月・祝)まで東京・よみうり大手町ホール、3月24日(木)から27日(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。チケットは1月22日(土)一般発売開始。取材・文:高橋晴代
2022年01月21日EXILE / EXILE THE SECONDの橘ケンチがホストを務める番組『EXILE NUDE』が1月14日(金)より、Huluで独占配信スタートする。パフォーマーとしてはもちろん、日本酒をライフワークとしながら、様々な活動を通して造詣を深めてきた橘ケンチ。「現代の日本酒の味わい深さを始め、日本各地の文化の拠点となっている酒蔵さんの魅力を多くの方に知ってほしい」というの彼の思いが形になったのが本番組だ。『EXILE NUDE』は、先輩後輩を問わず愛されキャラとしてLDHグループの中核を担う橘が案内人となり、毎回EXILE TRIBEメンバーをゲストに日本各地を旅しながら「食 / 日本酒 / サウナ」でおもてなしする旅番組。日常から離れた旅先だからこそ聞くことができる必見の熱いトークに注目となる。記念すべき1人目のゲストは、橘と同様EXILE / EXILE THE SECONDのメンバーであり、サウナ好きという共通点を持つEXILE SHOKICHI。初回の訪問場所となった福井を舞台に、福井市食のPR大使を務める橘と縁のある飲食店で食と日本酒に舌鼓を打ちつつ、人気のサウナ施設で汗を流しながら本音を披露。お互いに質問を出し合う「nude question」コーナーでは、橘ケンチがどうしても聞きたかったという質問にSHOKICHIから意外な答えが…。長年の活動の中で心を通わせ合ってきた2人が見せる、文字通り心も体も裸となる=まさに『EXILE NUDE』な内容で福井を思う存分楽しみ尽くす。また、次回第3話(1月21日(金)独占配信)及び第4話(2月4日(金)独占配信)のゲストには、EXILEのパフォーマー及び三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのリーダー兼パフォーマーであるEXILE NAOTOの出演が決定。EXILE NAOTOも好きな街として挙げる福岡で濃厚な旅を展開する。さらに配信スタートを記念して、2022年1月16日(日)13:45から日本テレビ(関東ローカル)にて特別番組の放送も決定、橘ケンチ×EXILE SHOKICHIによる名シーンを交えて第1&2話の見どころが紹介される予定だ。<橘ケンチ・コメント>「この番組は毎回EXILE TRIBEのメンバーを迎え、全国の美味しい料理やお酒、そして何と言ってもサウナを存分に堪能する中で身も心もNUDEになってもらい、お互いの本音を語り合うような番組にしたいと思っています。また、みなさんにも日本中の魅力を知っていただいて旅をしたくなるような番組にもしたいと思っています。第1&2話ゲストであるSHOKICHIとは15年以上のつき合いとなりますが、今回の旅を通じて改めて音楽に対するこだわりについて知ることができました。あと、何と言っても食事の際のリアクションには非常に驚きました(笑)。今回の旅、NUDE満足度は200%に仕上がっておりますのでぜひご覧ください。<EXILE SHOKICHI・コメント>まずは福井県という素敵な地に連れてきていただいてありがとうございます。旅を通じていろんな方とお話をする中で、ケンチさんが人と人とのつながりを凄く大事にしていると感じることがたくさんあり、本当に改めて尊敬しました。番組ではサウナに長い時間入りましたが、僕はサウナが大好きなのでプライベートでも頻繁に入っております(笑)!サウナは身も心も解く力があると思っています。福井県はとてもいい場所だったので、また次回ロケをすることがあっても福井県に行きたいです。最後になりますが、『EXILE NUDE』はここでしか感じられないものを観られる貴重な旅番組だと思いますので、ぜひ多くのみなさんに楽しんでいただきたいです。■配信情報『EXILE NUDE』全12話(予定)第1・2話:1月14日(金)独占配信第1・2話ゲスト:EXILE SHOKICHI(EXILE / EXILE THE SECOND)第3話:1月21日(金)独占配信予定第4話:2月4日(金)独占配信予定第3・4話ゲスト:EXILE NAOTO(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)配信プラットフォーム:Hulu詳細: ※配信日他詳細は変更の可能性あり。■番組情報『EXILE NUDE』1月16日(日)13:45~日本テレビで放送※放送日他詳細は変更の可能性あり。
2022年01月11日有限会社劇団俳優座(代表:東京都港区)主催による、劇団俳優座『カミノヒダリテ』が2022年1月7日 (金) ~2022年1月16日 (日)に劇団俳優座5階稽古場(東京都港区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ アメリカの劇作家R・アスキンズによって書かれた本作は、2011年と2014年にオフブロードウェイ、2015年にブロードウェイにて上演され、5つのトニー賞にノミネートされた作品です。来日公演として2019年に中野ポケットにて上演されましたが、日本語では本邦初演となっております。本作のテーマは「自分自身との対峙」。人と人のつながりの中で、何を善とし、悪とするのか…俳優座の次世代を担う若手俳優を中心に挑む意欲作。【あらすじ】テキサス州、サイプレスの教会の地下室。一年前に夫を亡くしたマージェリーは教会の勧めで週に一度パペット劇のクラスを開いていた。そこに通うのは気弱な息子のジェイソン。友達のいないジェイソンは普段からパペットのタイロンが話し相手だ。ある日、マージェリーは牧師にパペット劇の発表を催促され、息子に出演を迫ると親子の間に亀裂が入る。その翌晩、ジェイソンの左手のタイロンが、生きているかのように、そして何やら…悪魔的に…喋りはじめる。悪魔という存在を介し、「信仰」の本質を問うブラックコメディー。劇団俳優座1944年の創立以来、劇団俳優座は創立メンバーである千田是也、東野英治郎らが掲げた「汝は人間である、常にそのことを自覚して忘れるな」という理念を胸に、人間を多角的に見つめ、生きる為の不条理を深く掘り下げながら、俳優の肉体を通して「人間は何者か」という命題に向き合い、日々演劇創造と普及に取り組んできました。以来77年にわたり、時代の息吹を体現した新しい作家・演出家・作品を積極的に取り入れ、広範囲にわたる仕事を続けています。常に高い理想をかかげ演劇の正道を歩み続け、舞台演劇制作を中心に活動しています。演劇制作で生みだされた古典・翻訳劇・現代劇多数あります。長年の貴重な伝統を引き継ぐとともに、その中に積極的に新しい血を導入して自己改革を計ってきました。近年では、これまで行われてきた大・中劇場での上演にとどまらず、六本木の稽古場を小劇場空間としたスタジオ公演やラボ公演、海外演劇祭への参加作品を創作するなど、多様化する演劇界においても老舗劇団の暖簾だけに頼らず、活動範囲を拡げています。公演概要劇団俳優座『カミノヒダリテ』公演期間:2022年1月7日 (金) ~2022年1月16日 (日)会場:劇団俳優座5階稽古場(東京都港区六本木4-9-2 5F)■出演者渡辺聡 / 福原まゆみ / 小泉将臣 / 森山智寛 / 後藤佑里奈■スタッフ作: ロバート・アスキンス翻訳・演出: 田中壮太郎美術: 竹邊奈津子照明: 桜井真澄音響: 木内拓衣装: 吉原顕乃舞台監督: 宮下卓演出助手: 和田沙緒理制作: 劇団俳優座演劇制作部■公演スケジュール1月7日(金)19:001月8日(土)14:00/19:00★1月9日(日)14:00★1月10日(月)14:001月11日(火)19:001月12日(水)14:001月13日(木)14:00/19:00◆1月14日(金)14:001月15日(土)14:00◎1月16日(日)14:00★=アフタートーク◆=プレトーク◎=バックステージイベント※開場は、開演の45分前■チケット料金一般:5,500円→☆カンフェティ席:4,500円!シニア席(65歳以上):5,000円学生:3,850円ハンディキャップ:3,330円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月22日●EXILE楽曲カバーに喜び「魂を受け継ぎながら僕たちの良さを」EXILEデビュー20周年を記念し、Jr.EXILEの4組がEXILEへの思いをつなぐトリビュートシングルが12月に4週連続で発売。BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEに、この「EXILE TRIBUTE」企画への思いや、EXILEへの思いを聞いた。12月1日にTHE RAMPAGE、12月8日にBALLISTIK BOYZ、12月15日にFANTASTICS、12月22日にGENERATIONSと、4週にわたって発売。EXILEへのリスペクトを込めて各グループ4曲ずつ、合計16曲のEXILEカバー楽曲を収録。EXILE魂を継承した4組が、EXILEの長い歴史を表現する。「BALLISTIK BOYZ FROM EXILE」には、「Touch The Sky」、「FIREWORKS」、「THE NEXT DOOR」、「Heads or Tails」の4曲を収録。リード曲「Touch The Sky」は、挑発的でアグレッシブなラップアレンジで生まれ変わり、オリジナルとはまた違った、よりスピード感とエッジの効いたサウンドに仕上がっている。――トリビュートシングル「BALLISTIK BOYZ FROM EXILE」の魅力を教えてください。砂田:僕たちは4曲カバーさせていただいたのですが、誰もが知っているEXILEさんの楽曲をBALLISTIK BOYZなりにアレンジして、僕たちのスタイルで表現しているので、たくさん聴いていただきたいです。――楽曲はどのように選んだのでしょうか?日高(「高」ははしごだか):HIROさんとATSUSHIさんが、BALLISTIK BOYZはこれが合うんじゃないかということで、選んでいただきました。――「Touch The Sky」に対する思いを教えてください。奥田:僕は小学生の頃からEXILEさんを観ていて、「Touch The Sky」のミュージックビデオ(MV)も当時から見ていました。その楽曲をまさか僕たちが僕たちなりに変えて、しかもMUSIC VIDEOまで撮影できると思ってもなかったので、すごくうれしかったです。ラップも加わり、BALLISTIK BOYZらしさが出ていて、EXILEさんの魂を受け継ぎながら僕たちの良さを見せられたらと思っています。EXILEさんの当時のMVと僕たちのMVを照らし合わせて見るのも楽しいんじゃないかなと思います。――歌はラップアレンジで生まれ変わったということですが、ダンスはいかがですか?日高:オリジナルとは全然違う振り付けになっています。松井:僕たちなりの「Touch The Sky」をイメージしてみんなでダンスを作りました。EXILEさんのカラーを意識しつつ、僕たちなりの「Touch The Sky」はこうなんじゃないかなって。僕たちならではの踊り方や音の取り方を意識し、EXILEさんの原型に自分たちのカラーを混ぜ合わせました。――皆さんにとってEXILEさんはどういう存在ですか?砂田:憧れですし、夢を与えてくださった存在です。小さい頃に見て、自分もEXILEさんみたいになりたいと思ってこの道を目指した者たちの集まりだと思います。海沼:アーティストになりたいと思った最初のきっかけがEXILEさんでした。お客さんとしてライブを見たときに男としてカッコいいと思って、夢を抱くようになったので、憧れですね。同じ事務所ではあるのですが、ずっと憧れている、そんな存在です。――今もずっと刺激を受け続けていますか?砂田:そうですね。海沼:もちろんです!●深堀&奥田、“釣り仲間”佐藤大樹から釣り竿のプレゼント――最近のEXILEさんとのやりとりで印象に残っていることを教えてください。日高:事務所のジムでトレーニングしていたら (佐藤)大樹くんが来て、ゴールドジムのサウナスーツをもらいました。「サウナスーツいる?」「あ、いります」って。2着持っていたみたいで、1つくれました。ちょうどほしいなと思っていてうれしかったです。早速サウナスーツを着てランニングマシンで走ったら汗がすごかったです。本当にサウナみたいになって蒸れている感じでした。深堀:また大樹くんの話になりますが、僕と(奥田)力也と大樹くんでよく一緒に釣りに行っています。僕は7月、力也は10月が誕生日なんですけど、誕生日プレゼントとして釣り竿とリールを2人に買ってくれました。大樹くんも新しく自分のも買っていました。――釣り仲間なんですね。深堀:はい。11時から仕事がある日でも、朝5時から9時くらいまで釣りに行ったりします。――ほかの皆さんもEXILEさんとのエピソードありましたら教えてください。砂田:僕は、(黒木)啓司さんにこのネックレスをもらいました。――皆さん先輩と仲良しなんですね。砂田:LDHは先輩が後輩をすごくかわいがってくださるのでありがたいです。――今回のトリビュート企画はJr.EXILEの4組によるものですが、Jr.EXILEの活動のやりがいをどのように感じていますか?砂田:先輩と後輩という関係は変わりませんが、Jr.EXILEの「BATTLE OF TOKYO」プロジェクトはバトルがテーマですし、その時は俺らが一番かまそうぜ! という気持ちはあると思います。加納:ほかのグループとコラボレーションすることで、それぞれから刺激をもらいます。日高:また「BATTLE OF TOKYO」のライブとかやりたいです!■BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEEXILE TRIBE初のメンバー全員がマイクを持ってパフォーマンスする7人組ダンス&ボーカルグループ。米ニューヨークにて3年間パフォーマンスと語学を磨いてきた深堀未来、奥田力也、砂田将宏と、「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~」のファイナリスト日高竜太、加納嘉将、松井利樹、海沼流星による実力派。2019年5月22日にアルバム『BALLISTIK BOYZ』でメジャーデビューした。米留学した3人は英語を話すバイリンガル、海沼はブラジルのハーフでポルトガル語が堪能、松井は中国語を勉強しており、海外進出も視野に活動し、アジア諸国を巡るプロモーションツアーも経験している。
2021年12月17日EXILEが、12月16日にオンラインライブ『ABEMA×LDH ONLINE X’mas LIVE PARTY』を配信し、併せて2022年よりライブツアー『EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”』を開催することを発表した。EXILE TRIBE全6アーティストが、6日間にわたり開催する有料配信ライブ『ABEMA×LDH ONLINE X’mas LIVE PARTY』。12月16日は、デビュー20周年を迎えたEXILEが出演し、一夜限りのスペシャルライブを披露した。一足早いクリスマスパーティとして開催された、EXILEにとっての約1年ぶりの『LIVE×ONLINE』は舞い散る雪を背景に映し出しての「I Believe」から始まり、X’masバージョンの「Choo Choo TRAIN」や、「Someday」「I Wish For You」「Beautiful」など、クリスマスムードを意識した心温まる空間を演出。そして「Heavenly White」と「HOLY NIGHT」をしっとりと聴かせるEXILE TAKAHIROのソロステージを挟み、白濱亜嵐のDJプレイによるダンスショーケースや「DANCE INTO FANTASY」「PARADOX」など、寒さを吹き飛ばす激しいパフォーマンスでも視聴者を沸かせた。新旧織り交ぜたセットリストによる、メモリアルイヤーに相応しいライブショーであった。ライブの中盤、EXILE AKIRAの「特大のプレゼントを皆さんに用意してきました」という言葉とともに、2022年2月26日のサンドーム福井を皮切りに、全国7都市14公演のアリーナツアーの開催が明かされた。EXILEの単独ツアーは、2020年のドームツアー『EXILE PERFECT LIVE 2001▶2020』以来2年ぶり。また、アリーナツアーとしては2009年に全国34公演、50万人を動員した『EXILE LIVE TOUR 2009 “THE MONSTER”』以来、実に13年ぶりとなる。2021年のEXILEは、EXILE TRIBE総出演のライブツアー『EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021 “RISING SUN TO THE WORLD”』として、1月から全18公演のドームライブを開催。さまざまな感染対策を徹底しながらも、大規模な有観客ライブを復活させた。今回のツアー開催は、その成果も踏まえた新たな一歩であることに間違いない。2022年1月1日にリリースされるアルバム『PHOENIX』とともに、“NEW EXILE”としてのライブエンタテインメントがいよいよ本格始動する。その幕開けとして彼らはEXILEの存在をより深く、より身近に感じられるアリーナツアーを開催し、約2年間この報を待ち続けたファンのもとへ“会いに行く”ことを選んだ。走り続ける姿に“不死鳥”のイメージを重ねて活動してきた、新体制EXILE。新たなツアーの開催を通して、その不屈の精神と情熱がライブのステージ上で燃え上がる姿を目撃できるだろう。■EXILE AKIRA コメントファンの皆さん一人ひとりが徹底して、周りに呼びかけ合ってくれたからこそ、コロナ禍であっても安全にライブを楽しめる環境が作れたのかなと思っています。そんなLDHファンの皆さんの団結力や結束力、そして皆さんの存在を誇りに思っています。そしてコロナ禍で全国各地の方々に思うようにエンタテインメントをお届けできていなかった2年間だったので、改めてこのEXILEの名刺を丁寧に配っていく為に、各地に会場があるアリーナから丁寧に回って、ファンの皆様に感謝の気持ちとともに、今一度EXILEエンタテイメントをお届けする。そうすることで、僕たちが掲げる“日本を元気に”というテーマを隅々までお届けして、さらなる展開に繋げていきたいと思います。■EXILE TAKAHIRO コメントようやく自分達の“NEW EXILE”を感じていただける場所が見えてきました。今までも、EXILEを壊しては新しく創る、それを繰り返してきたので、今回のライブでまた希望を持っていただけるというか、ポジティブなイメージでEXILEを楽しんでいただきたい。そういうスタートになればいいなと思います。また、今までは、ありがたいことにドームでライブさせてもらうことが多く、広い会場で盛り上がるということが多かったんですけど、今回のツアーは僕らが皆さんに会いに行けるという感覚もあります。今の14人、一人ひとりが培ってきたものを、より肌で感じていただけるライブになればいいなと思います。<ライブ情報>『EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”』『EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”』ロゴ【2022年】■福井・サンドーム福井2月26日(土) 開場17:30 / 開演18:302月27日(日) 開場15:30 / 開演16:30■宮城・宮城セキスイハイムスーパーアリーナ3月5日(土) 開場16:30 / 開演17:303月6日(日) 開場14:00 / 開演15:00■埼玉・さいたまスーパーアリーナ3月15日(火) 開場17:00 / 開演18:303月16日(水) 開場17:00 / 開演18:30■新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター3月20日(日) 開場16:30 / 開演17:303月21日(月・祝) 開場14:00 / 開演15:00■広島・広島グリーンアリーナ4月16日(土) 開場16:30 / 開演17:304月17日(日) 開場14:00 / 開演15:00■大阪・大阪城ホール5月10日(火) 開場17:00 / 開演18:305月11日(水) 開場17:00 / 開演18:30■愛知・名古屋 日本ガイシホール5月17日(火) 開場17:30 / 開演18:305月18日(水) 開場17:30 / 開演18:30【チケット料金】全席指定:11,000円(税込)※6歳以上有料、5歳以下入場不可※託児所:実施なし※LDH PROTECT:対象公演詳細はこちら:<リリース情報>EXILE New Album『PHOENIX』2022年1月1日(土) リリース※2021年12月23日(木) より販売開始『PHOENIX』ジャケット●CD+DVD(スマプラ対応)価格:9,350円(税込)※封入特典:応募抽選特典アクセスシリアルコード / オリジナル・フォトブック※三方背ケース仕様※『EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021 “RISING SUN TO THE WORLD”』収録●CD+Blu-ray(スマプラ対応)価格:9,350円(税込)※封入特典:応募抽選特典アクセスシリアルコード / オリジナル・フォトブック※三方背ケース仕様※『EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021 “RISING SUN TO THE WORLD”』収録●CD+DVD(スマプラ対応)価格:6,050円(税込)※初回封入特典:応募抽選特典アクセスシリアルコード●CD+Blu-ray(スマプラ対応)価格:6,050円(税込)※初回封入特典:応募抽選特典アクセスシリアルコード●CD Only(スマプラ対応)価格:3,300円(税込)※初回封入特典:応募抽選特典アクセスシリアルコード【CD収録】※全形態共通・RED PHOENIX・PARADOX・YELLOW HAPPINESS・One Nation・HAVANA LOVE・DOWN TOWN TOKYOほか、曲順曲数未定【映像Disc収録】■Music Video・RED PHOENIX・PARADOX・HAVANA LOVEほか■『EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021 “RISING SUN TO THE WORLD”』※三方背ケース仕様のみ・RED PHOENIX・Heads or Tails・24WORLD・PARTY ALL NIGHT・ALL NIGHT LONG・Love of History・One Nation■EXILE Documentary※三方背ケース仕様のみ※収録時間未定
2021年12月17日●EXILE楽曲をカバー「想いや魂が広がるといいな」EXILEデビュー20周年を記念し、Jr.EXILEの4組がEXILEへの思いをつなぐトリビュートシングルが12月に4週連続で発売される。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬、神谷健太、浦川翔平、後藤拓磨に、この「EXILE TRIBUTE」企画への思いや、EXILEへの思いを聞いた。12月1日にTHE RAMPAGE、12月8日にBALLISTIK BOYZ、12月15日にFANTASTICS、12月22日にGENERATIONSと、4週にわたって発売。EXILEへのリスペクトを込めて各グループ4曲ずつ、合計16曲のEXILEカバー楽曲を収録。EXILE魂を継承した4組が、EXILEの長い歴史を表現する。「THE RAMPAGE FROM EXILE」には、「No Limit」、「あなたへ」、「BOW & ARROWS」、「STEP UP」の4曲を収録。リード曲「No Limit」は、16shotダンスに始まり、3ボーカルの表現力やパフォーマー13人の一糸乱れぬ間奏パフォーマンス、そして派生ラップユニット・MA55IVE THE RAMPAGEなど、THE RAMPAGEの持つ武器を集約したパフォーマンスパワーでEXILEに挑戦している。――「THE RAMPAGE FROM EXILE」への思いや魅力を教えてください。川村:EXILEさんから楽曲、想いや魂を継承させてもらって、世代を超えて今の若い人たちにも、EXILEさんの楽曲、想いや魂が広がるといいなと思っています。神谷:THE RAMPAGEらしく塗り替えているところが魅力です。EXILEさんの雰囲気を……といったカバーの概念を捨てて、新しく挑戦させていただいたので、そういったところを感じて楽しんでいただきたいです!浦川:ずっと幼い頃からEXILEさんを見て育ってきたので継承感もありつつ、ランペガナイズされた音楽とパフォーマンスが魅力かなと思います。後藤:歴史を継承しつつ、自分たちの強みも生かせた作品で、改めてダンスと歌の素晴らしさを感じてもらえるのではないかと思います!!――制作において印象に残っているエピソードを教えてください。川村:レコーディングは、ガイドボーカルを声だけで聴けたりするのですが、ATSUSHIさんとTAKAHIROさんのお声をガイドとして、聴かせてもらえて、こんな贅沢なことあるか…? と思いました(笑)神谷:久しぶりのMV撮影で、これでもか! と思うほど踊ったことです!!浦川:「No Limit」は、過去一と言っていいほどMV撮影前に踊り込みをしました。その分めちゃくちゃいい作品に仕上がっていると思います!後藤:「No Limit」はMVもかなりこだわって制作しました。踊りに関して原点回帰できたことが印象に残っています。●EXILEに感謝「EXILEさんの存在がなければ…」――EXILEさんはご自身にとってどういう存在か、EXILEさんへの思いをお聞かせください。川村:EXILEさんの存在がなければ今の僕も、この環境も何もない、本当に恩人です。絶対的に、僕の人生を変えてくださった存在です。神谷:今は生意気ながら、追いつけ追い越せの精神で、いつも追いかけさせていただいています!!浦川:永遠の憧れです。そして、自分に夢をくださった、人生を変えてくださった、唯一無二の存在です! 夢を追い始めた頃から考えるとEXILEさんのカバーをする時が来るなんて思ってもみなかったです! カバーさせていただく一曲一曲に魂を込めてパフォーマンスしたいと思います!後藤:自分に夢を与えてくれた存在にして原点です。永遠の目標であり自分自身永遠のファンです。■THE RAMPAGE from EXILE TRIBEEXILE新メンバーが決定した「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」、ボーカリストへの夢を持つ若者が集った「VOCAL BATTLE AUDITION 4」、世界の舞台での活躍を目指す若き精鋭が参加した「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」、これら3つのオーディションを通じて選ばれた16人によるダンス&ボーカルグループ。「RAMPAGE=暴れ回る」という名の通り、ステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンスが魅力だ。二度の武者修行を経て、2017年1月25日に1stシングル「Lightning」でメジャーデビュー。グループのみならず個人でも活躍しており、俳優業やバラエティ出演など精力的に活動の幅を広げている。
2021年12月13日映画『軍艦少年』(12月10日公開)の公開記念舞台挨拶が11日に都内で行われ、佐藤寛太、加藤雅也、山口まゆ、濱田龍臣、赤井英和、大塚寧々、Yuki Saito監督が登場した。同作は累計発行部数1,200万部突破の『ギャングキング』、ヤングマガジン連載中の『セブン☆スター』などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹による青春漫画の実写映画化作。長崎・軍艦島の見える街で暮らす、地元の高校に通う海星(佐藤)と小さなラーメン屋を営む玄海(加藤雅也)。最愛の母を亡くして喧嘩ばかりの息子と幼馴染の妻を亡くして酒浸りの父は互いに反目し、いがみ合っていた。そんなある日、海星は大きな事件に巻き込まれていく。主演作の公開となったが、佐藤は所属する劇団EXILEのメンバーの反応について「誰からも来てません。しっかりニュースにしてください。先輩たちに、圧かけてください!」と訴える。Saito監督は「青柳(翔)パイセンは観ると思います。観ると言ってたので、スクリーンの公開を待ってたと思います。オンラインのリンクを送っても『スクリーンで観ます』と言ってたので!」とフォローするが、佐藤は「あと他に7人いますからね、先輩たち」と苦笑していた。また濱田は、映画『ブレイブ -群青戦記-』に出演する直前にこの作品に入っており、劇団EXILEの鈴木伸之とも共演。濱田は「(佐藤と)『次、一緒なんだ』という話をしたりして。伸之さんは観てくれるはずかな。ここもよろしければニュースにしていただいて」とアピールし、監督は「直接伝えてもらってもいいですか」とつっこんだ。親子役の佐藤と加藤は、激しい感情のぶつかり合いをワンカットで撮影したという。加藤は「元気な時の戦いと、僕がお酒におぼれている時の戦いがあるんですが、彼はちゃんと『酔ってる人に対してここまでいけないな』という手加減を芝居にしてるんですよ。最初の戦いと、手加減の芝居をちゃんとしてる。愛情のある戦い方をしてたのはすごいと思いますよ」と佐藤を絶賛。さらに「ぜひ、そういう演技を劇団EXILEのメンバーに見てもらいたいですね」と佐藤、濱田の流れに乗っかり「小澤(雄太)とか、ノブ(鈴木)とかね」と具体的に名前を出して期待する。またこの日は「作品を一文字で表すと?」という質問に、登壇者陣がそれぞれ回答。直筆フリップで発表していた。
2021年12月11日●原作との出会い“芸人の美学”が心に刺さった劇団ひとりが監督・脚本を務め、ビートたけしの自叙伝を元に映画化した『浅草キッド』。「人類の中でもっとも尊敬する人」とたけしを敬愛してやまない劇団ひとり監督にとっては、「たけしさんに憧れて芸人を目指したあの日から、この作品を撮るための準備期間だったようにも思う」と夢が叶った形だ。たけしと共演を重ねるようになりつつも、「一緒にいるけれど遠くにいるような人。どんなに近くに座っていても、たけしさんの頭の中がまったくわからないんです(笑)。たけしさんは孤高の存在であり、永遠に越えられない人」という劇団ひとり監督。たけしへの憧れがどのように自身の背中を押し続けてくれているのか――。たけしとの出会い、本作に込めた思いを明かした。本作の舞台は、昭和40年代の浅草。大学を中退し、“お笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎(大泉洋)に弟子入りしたタケシ(柳楽優弥)。彼が個性と才能に溢れる仲間たちと出会い、芸人・ビートたけしとして開花していくまでを描く青春ドラマだ。原作の大ファンだった劇団ひとり監督は、7年ほど前から自発的に脚本を書き始め、あちこちに企画を持ち込んでいたという。晴れて映像化の企画が進行することとなり「本当にうれしかった。僕はたけしさんが大好きだから」と目尻を下げるが、もちろん「プレッシャーもあった」そう。「僕らお笑い芸人にとってたけしさんは、神様みたいな人。信者も多いですからね。信者に怒られるようなものにしてはいけない」と覚悟した。原作『浅草キッド』との出会いは、「15歳くらいの頃に、家の近所の古本屋で手に取って。それで初めて読んだんです」とのこと。本の中に描かれた、お笑いの世界の裏側に一瞬にして魅了されたそうで「テレビでお笑いを見ていただけなので、その裏側なんて全然知らなくて。今みたいにいろいろな情報があるわけではないですからね。お笑い芸人になるためには、浅草に行ってストリップ劇場で修行したりするものなんだって思ったりして。なんだか泥臭くて、かっこいいなと思った」とにっこり。「昭和、浅草の芸人像ってとてもかっこいいけれど、今ああいった生き方ができるかと言えば難しいですから。僕にとってはアメコミのスーパーヒーローに近い存在なのかもしれない」と話す。芸人たちが人を笑わせている裏ではあらゆる苦労を重ねている点も、劇団ひとり監督の心に刺さった。「本書には、芸人の美学のようなものがつづられていました。特にたけしさんの師匠である深見さんというのは、美学の塊のような人。はたからみれば照れ屋で不器用だったりするんだけれど、“顔で笑って腹で泣いているのが美しい”ということを体現されているような方。芸人のそういった面って、表には見せなくていいとは思っているんです。それが芸人の仕事ですから。でもどうしても僕は、芸人だって本当は腹で泣いているんだよという姿が好きで、そういうのを見せたくなっちゃう。僕はお笑いも好きだけれど、お笑い芸人が大好きだから」と芸人への愛をにじませる。○■たけしと柳楽優弥に共通するのは“さみしげな雰囲気”タケシを柳楽優弥、彼の師匠であり“幻の浅草芸人”と呼ばれていた深見千三郎さんを大泉洋が演じている。柳楽はまばたきや首の動かし方といったたけしのクセだけではなく、若き日のたけしが持ち合わせていた情熱と危うさ、そして優しさまでを表現した。タケシ役に柳楽を抜てきした理由については、2人に共通する“さみしげな雰囲気”がポイントになったという。「たけしさんって、すごくさみしげな感じがするんです。天才がゆえに誰ともわかり合えない感じがある。バラエティに出ていてもふと一瞬、さみしげな表情を見せたりする。柳楽さんも、そういった雰囲気を持っていらっしゃると感じました。柳楽さんはどんなに笑っていてもどこかさみしげだし、たけしさんの持っている孤高の感じがぴったりだと思った。そういうものって、その人の生き方でしか表せないものなんだと思います」。また大泉演じる深見師匠は、芸人としての誇りを持ち続ける姿がかっこよくも切なく、粋で色気のある人物として登場する。劇団ひとり監督は自身の書き下ろし小説を初監督で映画化した『青天の霹靂』(2014)でも大泉を主演に迎えているが、「深見師匠はなかなかのコワモテな方だったようで、大泉さんと深見師匠のパブリックイメージとはかけ離れている。だから最初は候補じゃなかったんです。でも『青天の霹靂』を見返していたら、大泉さんの演じる深見師匠を見たくなってしまった」のだとか。「深見師匠は、原作を読んでからずっと僕の頭の中にいた存在。それよりも大泉さん演じる深見師匠のほうが、はるかにすてきでした。色気があって優しくて。本当に感謝しています」と最高のキャスティングが叶ったことを喜ぶ。●「僕にとっては、坂本龍馬よりもたけしさんのほうが上」たけし本人とも、やりとりができたという劇団ひとり監督。「本作のためにわざわざ時間をとってもらって、当時の演芸場の雰囲気や深見師匠はどんな方だったのかなど、改めて教えていただきました」と感謝。まだ完成作は見てもらっていないといい、「たけしさんは照れ屋ですからね。何と言ってもらえるかわかりませんが……。ちょっと怖いところもありますが、楽しみですね」と自身も照れ臭そうに語る。改めて、劇団ひとり監督にとってたけしとはどのような存在なのか?「両親以外では、人類の中でもっとも尊敬する人。どんな歴史上の偉人よりも尊敬しています。僕にとっては、坂本龍馬よりもたけしさんのほうが上」と楽しそうに告白。「最初は『オレたちひょうきん族』を見て面白いなと思って。あとは『北野ファンクラブ』ですね。そこで“たけしさんって面白い”から、“たけしさん、かっこいい”に変わった。面白いってかっこいいことだなと思った」と憧れを募らせ、高校生にして『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』内のコーナー「お笑い甲子園」に出場。そこから芸人として歩み始め、深夜バラエティ番組『新橋ミュージックホール』にお笑いコンビ・スープレックスとして出演したときに、生のたけしと初対面を果たした。「スタジオの脇のピアノがあって、休憩時間にたけしさんがピアノを弾いているのを遠くから見たりして。それがものすごくかっこよくて、また惚れちゃった(笑)。エレベーターから降りてくるだけでもかっこいいですから。ちょっと猫背でポケットに手を突っ込んだりしてね」とぞっこんだが、今やそのたけしと共演を重ねるまでになった。「追いかけてきた人のそばにいられるというのは不思議な感覚ですよね。でもどんなに共演させていただくようになっても、一緒にいても一緒にいる感覚がしないというか。近くに座っていても、たけしさんの頭の中がまったくわからないし、やっぱりなんだか遠くにいるんですよね。この人はどこまで行っても、誰ともわかり合えないんじゃないかという“孤高”を感じる」といつまで経っても遠い存在だという。劇団ひとり監督は、ネタを作る上でも、たけしから忘れられない言葉をもらったと続ける。「僕は、ノートを開いてそこに文字を書いてネタ作りをしていました。でもたけしさんは『縦笛を持ってきて、そこからネタができないか?』と。台本としてネタ作りをしていると、どうしても自分の経験則から生まれたネタしかできない。“まったく別のところから突拍子もないものを持ってきて、それをどうにかしようとすることで化学反応が生まれる”という考え方は、すごく刺激になりました」としみじみ。今でもたけしは自身の背中を押し続けてくれる人だと明かし、劇団ひとり監督は「ここでたけしさんならアクセルを吹かせるはず。そこでブレーキをかけてしまう自分がいると、落胆することも多い」と苦笑い。「大人になってくると、どうしても空気を読んでしまう。空気を読んでいたら、たけしさんみたいに他人の車で壁に突っ込んだりできないでしょう(笑)?今のテレビでは当時のたけしさんのようなことはできないし、そういった意味でもたけしさんは永遠に越えられない存在」だと話す。本気の悪ふざけが炸裂するバラエティ番組『ゴッドタン』など攻めた笑いに挑んでいるようにも思うが、「『ゴッドタン』でやっていることは今のテレビ的に言えばギリギリ、アウトですよね(笑)。なぜか『ゴッドタン』ならば許されている部分がある。『ゴッドタン』は存分にアクセルを吹かすことができるので、僕にとってもとても大事な場所です」と目尻を下げていた。「一番大好きで、大切なものを映像化してしまったので、多少空っぽになってしまった感じはあって。やり終わっちゃったなあって」と素直な胸の内を吐露した劇団ひとり監督。「これで悔いはないというぐらいの気持ちですが、僕はお笑いの世界に入って、お笑いにいろいろ教えてもらって、助けてもらって、ここまで来ました。たけしさんや、たけしさんの師匠のことを知ってもらえる機会を作れたことで、初めてお笑いに恩返しができたのかなと思っています」と優しい眼差しで語っていた。『浅草キッド』はNetflixにて全世界独占配信中。■劇団ひとり1977年2月2日、千葉県出身。1993年にデビュー、2000年に劇団ひとりとしてピン芸人になる。2006年には「陰日向に咲く」で小説家デビュー。2014年、自身の書き下ろし小説を映画化した『青天の霹靂』で初監督を務め、第6回TAMA映画賞・最優秀新進監督賞や、第24回東京スポーツ映画大賞の新人賞に輝く。2016年には共同脚本作品である劇場アニメ『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』が公開となるなど、お笑い芸人、作家、映画監督など幅広いジャンルで才能を発揮している。ヘアメイク:小出みさ(MIXX JUICE)スタイリスト:星野和美(MIXX JUICE)
2021年12月10日今回、ご紹介するのは、映画『軍艦少年』。大切な家族を失った親子が生きる意味を見出していく、喪失と再生を描いた物語です。最愛の母を亡くし、喧嘩に明け暮れる主人公・坂本海星を演じた、佐藤寛太さんにお話をうかがいました。【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 96「僕にとって宝物のような作品になりました」映画『軍艦少年』は、『ギャングキング』『セブンスター』などで知られるヤンキー漫画のカリスマ・柳内大樹氏による同名漫画を実写化した作品です。舞台は、長崎県にある軍艦島の見える街。最愛の母を亡くして喧嘩に明け暮れる息子・海星と妻を亡くして酒に溺れる父親・玄海は互いに反目し、いがみ合っていました。そんなある日、海星は両親が生まれた軍艦島にふたりの大切な物があることを知り、軍艦島へ行くことを決意します。気の荒い主人公・海星を演じたのは、劇団EXILEのメンバーで、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズや『いのちスケッチ』などで存在感を発揮した佐藤寛太さん。失意に沈む主人公の父親・玄海を演じたのは、国際派俳優の加藤雅也さん。そして、海星の同級生・結役に山口まゆさん、海星の友人・純役に濱田龍臣さん、海星を見守る玄海の幼なじみ・野母崎巌役に赤井英和さん、海星の母親で玄海の妻・小百合役に大塚寧々さんら、フレッシュな若手俳優とベテランの実力派俳優が脇を固めています。監督を務めたのは、テレビドラマ『おっさんずラブ』『あのときキスしておけば』のYuki Saito氏。主題歌は、1997年に結成した京都出身のロックバンド10-FEETのフロントマン、卓真さんがソロ名義初となる楽曲を書き下ろして提供しています。さらに、映画『007 スカイフォール』や『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』などに登場した軍艦島で、2015年の世界文化遺産登録後初となる映画撮影を敢行しているところにも注目です。ーーこの作品に出演が決まったときのお気持ちを教えてください。佐藤さん原作にシンパシーを感じました。この作品で演じる役は、俳優人生、そして僕個人の人生においても起点になると考え、完成した作品を観てくださる方々のもとへ届けたいと強く思いました。ーーこの作品や佐藤さんが演じた主人公・海星のどのようなところに惹かれましたか?佐藤さん海星は純粋で口下手ですが、優しくてカリスマ性があるところに魅力を感じました。この作品は、自分のまわりにいる人たちは、血のつながりに関係なく、困ったときに手を差し伸べてくれる存在なんだと気づかせてくれるんです。とても温かい作品だと思います。ーー佐藤さんは、本作の舞台となった軍艦島のある長崎県で幼少期を過ごされたそうですね。佐藤さん佐藤さん7歳まで長崎県に住んでいました。この作品のオファーをいただいたとき、長崎県でロケできることがわかり、とても嬉しかったです。僕の母親は福岡県、父親は長崎県出身なんです。以前、福岡県にフィーチャーした作品に出演したことがあったので、今回、長崎県を舞台にした作品に出演でき、親孝行ができたような気持ちになりました。ーー以前、このコラムに登場されたEXILENAOTOさんが、主演映画の撮影の際に自分でドリップしたコーヒーを毎回差し入れしていたとおっしゃっていて。佐藤さん僕もコーヒーが大好きなんです。NAOTOさんのコーヒーの差し入れ、素敵ですね。大人だなぁ。ーー佐藤さんがこの作品の座長として、心がけたことは?佐藤さん僕が作品を読んだときに感じたエネルギーを、実写化した作品にも投影したいと思いました。そのために、自分が早い段階でセリフをしっかりと頭の中に入れ、作品にかける意気込みが自分の行動を通して共演者やスタッフの方々に伝わるように心がけました。ーー本作で金髪姿を初披露されています。佐藤さんロケ中の撮影終わりに、現地の美容室で染めていただいたので、当日は2時間ぐらいしか寝ることができず、感動よりもつらい気持ちのほうが印象に残っています(笑)。中盤と終盤で僕の髪型が変わっているのですが、この作品以外のお仕事を入れずに注力していたからこそできたことなので、髪型の変化にも注目していただきたいです。ーー共演者の方々の演技で印象に残ったところを教えてください。佐藤さんみなさん、素晴らしいお芝居をされる方ばかりでしたが、僕の同世代では結役の山口まゆさんが印象に残っています。結は海星を気にかけ、ときには厳しい言葉を投げかけるという難しいシーンを胸に届くお芝居で表現されていて、素敵な女優さんだなと思いました。純役の濱田龍臣さんは、僕が俳優になる前からテレビなどで拝見している方でした。年齢とともにキャリアを重ねて成長されている、すごく気になる俳優さんでしたから、今回、共演させていただき、楽しかったです。ーー海星の父親を演じた加藤雅也さんとは、どのようにコミュニケーションを取りましたか?佐藤さん加藤さんとは『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズの撮影中にご飯をご一緒したことがあって。それまでは加藤さんに対してクールなイメージを抱いていましたが、公私に渡ってたくさんお話をしてくださる気さくな人柄に衝撃を受けました。『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズでは共演シーンがなかったのですが、本作では父親役が加藤さんで良かったと思いました。僕が自由に動いても加藤さんは受け止めてくださるので、胸を借りる気持ちで演じました。クランクアップの際には、ハグしていただきました。ーー本作で演じた海星は高校生です。ご自身はどのような高校生でしたか?佐藤さんほぼ毎日、僕が所属する事務所LDHのダンススクールEXPGに通っていました。楽しんでというより、ダンスがうまくならなければならないという使命感を感じながら、レッスンを受けていました。そのとき以外は、どこにでもいるような普通の高校生活を送っていました。ーー佐藤さんが劇団EXILEに加入して、今年で約6年目となります。劇団EXILEではどのような立ち位置ですか?佐藤さん末っ子として、のびのびやらせていただいています。僕が生意気なことをしても許してくれるんです。メンバーの方とふたりで遊びや食事に行くこともあります。青柳翔さんとはキャンプ、鈴木伸之さんとはサウナ、小野塚勇人さんとはキックボクシング、八木将康さんとはゴルフに行きました。劇団EXILEは、優しい先輩方ばかりなんです。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。佐藤さん僕が原作を読んだとき、たくさんのパワーと感動をもらいました。僕がどれだけ表現できているのかわかりませんが、実写化にあたり、共演者やスタッフ一同が寝る間を惜しんで良いものを作ろうと奮闘し、僕にとって宝物のような作品になりました。映画をご覧になった方々が、心に力強いものを得ることができる、期待を裏切らない作品に仕上がっていると思います。本作の人間模様や軍艦島の景色を含めて楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話佐藤さんの、気になるプライベートの過ごし方は?「昔は仕事にがむしゃらでしたが、最近は自分の時間を大事にして興味があるものに手を出す余裕が出てきました。現在は山に登ったり、キャンプをしたり、キックボクシングをしたりすることを楽しんでいます。キックボクシングは高校生の頃から習っていて、アクションの演技にも通じるものがあるので、いまや生活の一部となっています」。Information映画『軍艦少年』12月10 日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開出演:佐藤寛太、加藤雅也 / 山口まゆ、濱田龍臣 / 柾木玲弥、一ノ瀬ワタル、花沢将人、髙橋里恩、武田一馬 / 赤井英和、清水美沙 / 大塚寧々監督:Yuki Saito脚本:眞武泰徳原作:柳内大樹『軍艦少年』(講談社「ヤンマガKC」刊)配給:ハピネットファントム・スタジオ©2021『軍艦少年』製作委員会衣装協力:カーディガン ¥52,800、パンツ ¥49,500、ブーツ ¥74,800(OUR LEGACY/エドストローム オフィス03-6427-5901)そのほかのアイテムは、スタイリスト私物写真・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・平松正啓(Y’s C)ヘアメイク・KOHEY写真・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・平松正啓(Y’s C) ヘアメイク・KOHEY
2021年12月09日ダンス&ボーカルグループ・EXILEの黒木啓司が7日、都内で行われた「大川家具×黒木啓司(EXILE)プロデュースアイテムお披露目会」に出席した。家具の生産量日本一である福岡県大川市は、大川市で制作された"大川家具"のさらなるブランド強化を目的にEXILEの黒木啓司を「大川家具スペシャルアドバイザー」に起用。今年10月の就任式で「黒木の本気」マニフェストを発表し、マニフェストに掲げた「大川家具職人との新たな魅力開発」の実行して黒木がプロデュースしたアイテムが完成した。同じ九州・宮崎出身の黒木は、幼い頃から大川家具の存在を知っていたといい、「大川家具は400年以上前から始まり、職人さんの技術が素晴らしいなと思っていました。九州の人だったら大川家具は知っていて、大川市内には300社ぐらい家具の会社があるんです。一つの市で300社はすごいし、日本の家具が大川市で作られていると言っても過言ではありません」と大川家具の存在感を説明した。黒木が大川市とコラボして制作したコースターセットとガラス皿は、各種ふるさと納税ポータルサイトから申し込みできる。「大川組子とコラボして作らせていただきました。縁起の良い柄ということで僕も神社とか行くことが多いんですが、組子を使っているところがあり、こういうところからエネルギーをいただいてお茶を飲んでいただいたりすることも良いかなと思います」とアピールし、「メンバーで言ったら日本酒とか飲む橘ケンチに使ってもらいたいですね。同期だし同い年ですから。EXILE TRIBEの子たちも料理好きな子がいるのであげたいと思います」と話していた。所属するEXILEは今年で結成20周年。「決めていたスケジュールでライブができませんでした」とコロナ禍で中止になったライブに残念がるも「ファンの人に支えられた20周年としてEXILEが出発できる年でもありますし、改めて原点に帰りながら勝負の年だと思いました。HIROさんが言うEXILE魂を胸にやっていきたいと思います」と活動の再開に意欲。また、年末ということで今年を漢字一字で表してもらうと「"愛"ですかね。EXILEはたくさんの愛をもらって大きくなってきたグループだと感じるので、"愛"にさせていただきます」と明かしていた。なお、この日より「ふるさと納税返礼品」として採用されることが決定。さらに黒木のマニフェストでもある「魅力発信活動」の一環として大川家具の魅力を広めるべく、 12月8~9日の2日間限定でプロデュースアイテムを含むふるさと納税返礼品の展示イベント「大川家具ふるさと納税店」を大川家具の事業者であるモーブル 東京ショールームにて開催される。
2021年12月07日『劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート ~アンマスクド~』が12月5日、神奈川・相模女子大学グリーンホール大ホールで開幕した。劇団四季はこれまでショー作品は数々作ってきているが、“コンサート”と銘打つ公演は初めて。『キャッツ』『オペラ座の怪人』等々を生み出した稀代の作曲家、アンドリュー・ロイド=ウェバーの美しい楽曲にフォーカスした2幕構成のステージだ。『Unmasked』は2018年のロンドン・ワークショップ公演を経て2020年アメリカで開幕した作品だが、日本版は劇団四季オリジナル要素も多分に組み込まれた内容となっている。『ジーザス・クライスト=スーパースター』の序曲から始まる幕開け。劇団四季がロイド=ウェバー作品を最初に上演したのは、1973年の本作初演(当時のタイトルは『イエス・キリスト=スーパースター』)である。その後、『エビータ』『キャッツ』『オペラ座の怪人』『アスペクツ オブ ラブ』を上演、今ではロイド=ウェバー作品は劇団にとってはなくてはならない存在になっている。これらの作品からのナンバーももちろん当コンサートでは多数登場。実際に役として演じている江畑晶慧の「メモリー」(キャッツ)、谷原志音の「共にいてアルゼンチーナ」(エビータ)、飯田洋輔の「オペラ座の怪人」(オペラ座の怪人)などは、やはり「待ってました!」のワクワク感。圧巻の歌唱力で聴くものを魅了する。一方で劇団四季未上演の作品ナンバーも多数あり、中でも『オペラ座の怪人』の続編である『ラブ・ネバー・ダイ』の名曲「君の歌をもう一度」を現役ファントム俳優である飯田洋輔が歌う場面などは目新しくも、非常に聴きごたえがある。ほか今年ロンドンで開幕したばかりのロイド=ウェバーの新作ミュージカル『シンデレラ』からのナンバーも早くも登場。こちらは平田愛咲がコケティッシュに凛々しく歌いあげていた。劇中ではロイド=ウェバー本人が映像で登場、作品解説でコンサートをガイドしてくれるのも注目ポイント。ほかの作品用に作っていた楽曲がピンと来ず、あるいは依頼者からその後連絡が来なかったり(!)などの理由でこの作品のこの楽曲として生まれ変わった……というような裏話や、「素晴らしいストーリーによってまあまあの音楽を支えることはできるが、いくら音楽が素晴らしくても出来のよくないストーリーを支えることはできない」といったぶっちゃけ話もユーモアたっぷりに披露。また少し前に話題になった、生涯猫派だったロイド=ウェバーが映画『キャッツ』の出来にショックを受けて飼い始めたという愛犬モヒートも登場するサービスっぷりだ。そして劇団四季の創設者である故・浅利慶太氏とのエピソードも語り、長野オリンピックの開会式で歌われた『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』を浅利氏に捧げる一幕も。“コンサート”らしく、派手なショーシーンや、大掛かりなセットチェンジ、衣裳チェンジなどはないものの、たとえば蝋燭で『オペラ座の怪人』の荘厳な雰囲気を演出したりと、シンプルに作品の世界観を創出して魅せるのはさすが劇団四季だ。とはいえ何と言っても主眼は歌。コンサートの名にふさわしく、歌の力でロイド=ウェバー音楽の素晴らしさをとことん堪能できる作品になっている。前述のメンバーのほか、ロックナンバーを多数担った白瀬英典のパワフルな歌声、「サンセット・ブールバード」の熱唱が素晴らしかった飯田達郎、「オペラ座の怪人」のソプラノを生歌で聴かせた真瀬はるか、「レクイエム」の柔らかいソプラノからパンチのある歌まで幅広い歌声を聴かせた吉田絢香、ジーザスからラム・タム・タガーまで様々な顔を見せた山下泰明、歌とともに身体能力の高さを活かしてステージを彩った笠松哲朗と、計10人のキャストが、生バンドともに、素晴らしい楽曲たちを次々と披露。クリストファー・キー演出らしく、台詞っぽく歌を聴かせるようなところも多々あり、フェイクを利かせた歌唱をする四季俳優たちを見るのもなかなか珍しい。また、現在劇団四季で上演されている作品も、四季での上演バージョンとは少し違うアレンジで演奏されるものなどもあり、そのあたりも新鮮だった。解説映像で、「音楽は子どもたちに力を与えると信じているし、今は子どもだけでなく世界中の人たちが音楽を必要としている時代」と語ったアンドリュー・ロイド=ウェバー。その“音楽の力”を最大級に感じられる、現代のモーツァルト、アンドリュー・ロイド=ウェバーの珠玉の楽曲を隅々まで味わえるコンサート。観劇後、何かしらのパワーをもらえるに違いない。公演は2月10日(木)まで、全国12都市で開催される。取材・文・撮影:平野祥恵
2021年12月06日劇団四季が挑む、新たなショー形式のコンサート『劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバーコンサート~アンマスクド~』が、12月5日(日)、神奈川県相模原市の相模女子大学グリーンホールで開幕する。この相模原公演を皮切りに、来年2月10日まで、東京・池袋の東京建物Brillia HALL、横浜のKAAT神奈川芸術劇場をはじめ、大阪、京都、福岡、仙台、静岡、名古屋、広島、神戸、札幌と、全国12都市を巡演するツアーを行なう予定だ。劇団四季のレパートリーの中でも、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲を手がけたミュージカルは人気が高い。その巨匠ロイド=ウェバーが作曲した数々のミュージカルから、珠玉のナンバーを選りすぐって、歌とパフォーマンス、生バンドの演奏でたっぷりと聴かせてくれる贅沢な舞台が、この『アンマスクド』だ。曲の合間には、ロイド=ウェバー本人のビデオメッセージが流され、それぞれの曲について、創作秘話や裏話をウィットに富んだ語り口で披露するのも、ファンにとっては嬉しい演出だろう。『アンマスクド』は、2018年にロンドンのジ・アザーパレスでワークショップ公演が開かれ、20年にはアメリカ・ニュージャージー州のペーパーミル劇場でも公演が行なわれた。続く今回の劇団四季による日本版は、そこに新たな要素が盛り込まれ、より演劇的な面が際立ったオリジナルバージョンになると言う。11月初旬からは、演出のクリストファー・キー、音楽スーパーバイザーのマイケル・パトリック・ウォーカーが来日して、対面による本格的な稽古がスタートし、その後、装置デザインのサイモン・ウェルズも加わった。曲目は、四季が繰り返し上演している『ジーザス・クライスト=スーパースター』『エビータ』『キャッツ』『オペラ座の怪人』『アスペクツ オブ ラブ』の5作品から、それぞれ主要なナンバーが歌われるのはもちろんだが、さらに、ロイド=ウェバーが1968年に作詞家ティム・ライスと組んで発表した、記念すべきデビュー作『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』から、今年9月、ロンドンのジリアン・リン劇場で開幕した最新作『シンデレラ』まで、四季が上演していないものも含め、全15作品を彩る名曲や代表曲が、1幕、2幕を通してずらりと並ぶ。ミュージカルに詳しくなくても、一度は耳にしたことがあるメロディーがたくさん登場し、楽しい時間を過ごすことができるだろう。文:原田順子『劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバーコンサート』2021年12月5日(日)~2022年2月10日(木)会場:相模女子大学グリーンホール 大ホール、東京建物Brillia HALL、KAAT神奈川芸術劇場ほか、全国12都市で上演※本文内で紹介しているナンバーは、都合により急遽変更になる場合がございます。
2021年12月03日ダンス&ボーカルグループ・EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのNAOTOが11月30日、ライブコマースサービス「&L&(アンドランド)」グランドオープン記念記者発表会に出席した。「&L&」はタレント・アーティストなどがライブ配信で商品を紹介し、視聴者とコミュニケーションをとりながら販売するライブコマースサービス。出演者が配信を通じて、出身地のグルメやおすすめしたい商品などをエピソードや魅力を交えて伝える。同サービスのグランドオープン配信を任されたNAOTOは、「とても光栄。自分自身もライブコマースサービスを経験したかったし、配信者としてお客様に商品の魅力を伝え、自分自身も楽しくやりたい。お客様にもぜひ見て楽しんでいただいて、まずライブコマースという新しいサービスを知っていただきたい」と熱弁。「まず、皆さんと会話ができるのが楽しみ」「生配信の一番面白いところは、普段皆さんと会話する機会が無い中で、リアルタイムでコメントが来て、リアルタイムでそれに返していくことができること」と分析し、「今日も会話しながら商品の魅力を伝えたい。お伝えするのは、技術や言葉選びのセンスが必要なので、あとは、自分の腕にかかっていると思います(笑)」と笑顔を見せた。お取り寄せが大好きでグループ随一のグルメで知られるNAOTOは、「僕自身が昔から食べ歩きを7~8年やっている中でEXILEメンバーのSHOKICHIが最近食べ歩きを始めていて、よくライブ終わりにご飯を食べに行く」と明かし、「コロナの前は、二人で名古屋でのライブの後に、岐阜の山奥でジビエ料理をいただいたりした。人里離れたところにも狙って行ったり。情報交換はお互いにして、それぞれが属する食べ歩きコミュニティの情報、お互いの知らない情報などを交換し、今度どこに一緒に食べにいくかよく話している」とメンバーとの交流エピソードを披露した。今回の配信では青森にある輝輝(てるてる)の担々麺を紹介。「普段から食べているので、その魅力を皆さんに伝えながら、ただ魅力を伝えるだけでなく、新しいライブコマースのサイトを体験して楽しんでいただくことが今日の目標」と意気込みながらも、食レポの経験があまりないことから「得意か苦手かまだ分からないので、自分の中でも初体験。今日で僕の食レポがうまいかどうかわかる(笑)」と不安ものぞかせた。「三代目が昨年10周年だったのですが、10周年のライブはできず、今年に繰り越して2021年は無事できて、半分のキャパではあるが、皆さんと直接同じ空間でライブができたことは、改めて僕らにとってライブがかけがえのない存在だと気付き、皆さんに直接会えることの嬉しさを強く感じた」と今年を振り返ったNAOTO。「来年は、EXILEが20周年になる。今年は三代目の10周年を過ごして、来年はいよいよEXILEのメンバーが『ようやく俺たちの番だ!』と今とても気合いが入っている」と絶好の時機を迎えているようで、「来年の1月1日元旦のニューアルバム『PHOENIX』のリリースを皮切りに、20周年イヤーが始まるので、楽しんでいきたいと思う」と力強いコメントを残していた。
2021年12月02日