演撃Style-T企画(代表:渡久地雅斗)主催、演撃Style-T企画 第2回公演『恋がしたい』が2023年6月8日 (木) ~2023年6月11日 (日)にアトリエ銘苅ベース(沖縄県那覇市字銘苅 203 番地)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter(@ESTK__) 近い将来、沖縄の演劇界を牽引していくことになるであろう若手世代同士の交流、情報共有は非常に大切だと考える。そこで第1回公演に続き、若手演劇人を出演者やスタッフに起用し同世代同士の交流の場にする。今回は、過去にも上演をしたことがある「恋がしたい」(脚本 渡久地雅斗)に脚色をし、新演出での上演に挑戦。更に、渡久地雅斗演出では初となるダブルキャストでキャスティングを行い、4名×2チームでの上演に挑戦する。【あらすじ】ゾンビのリツは人間の女の子に出会う。しかもタイプ。かなりときめいたリツであるが、上手くしゃべれないし、ゾンビだし、怖がらせるかもしれない。そこで友達ゾンビのエマに相談をする。エマはゾンビなのに喋るのが上手かった。それからエマによる「人間っぽい喋り方」レッスンが始まる。演撃Style-T企画沖縄を拠点に俳優・脚本演出家として活動する渡久地雅斗による演劇ユニット。新たな演劇スタイルの追求、新たな「演撃」の創造を目的として活動する。さらに、当ユニット主催の企画では、県内外で活動する演劇人や演劇以外の分野で活動をするアーティストを起用。協働作業の中で得た情報、知識、経験などを今後それぞれの活動で活かし、レベルアップを狙う。公演概要演撃Style-T企画 第2回公演『恋がしたい』公演期間:2023年6月8日 (木) ~2023年6月11日 (日)会場:アトリエ銘苅ベース(沖縄県那覇市字銘苅 203 番地)■出演者★Aキャスト上地広季/みりみりか/金城萌仁香/渡久地雅斗★Bキャスト大城和希(TEAMいるかんと。)/伊集まりな(TEAMいるかんと。)/仲間千尋(演撃戦隊ジャスプレッソ)/渡久地雅斗■スタッフ脚本・演出:渡久地雅斗舞台監督:福島一嘉照明:福島一嘉音響:渡嘉敷直貴(劇団O.Z.E)演出助手:垣花拓俊(演撃戦隊ジャスプレッソ)制作:照屋愛/保良祐依子■公演スケジュール6月8日(木) 20時開演【A】6月9日(金) 20時開演【B】6月10日(土) 13時開演【A】/17時開演【B】6月11日(日) 13時開演【A】/17時開演【B】※開場は、開演の30分前です。■チケット料金前売:2,500円当日:3,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月05日●亡き祖父母へ「あの家を残してくれて本当にありがとう」「今のままでは、役なんて演じられない」桜井ユキは言う、あの時に「否定」されなければ今の自分はいないと。演出家・石丸ちさ子氏からの厳しい言葉は、今も桜井の中で金言として生き続けている。近年は『だから私は推しました』(19・NHK)、『G線上のあなたと私』(19・TBS系)、『アンサング・シンデレラ』(20・フジ系)など出演作が途絶えず、最近でも日本テレビ系ドラマ『真犯人フラグ』が放送されるたびに怪演ぶりが話題になる彼女だが、女優としては遅咲きの部類に入る。役者業をスタートしたのは、24歳の頃だった。2月に34歳になった桜井は今年、芸能活動10周年の節目を迎えた。今月22日には、記念すべき1st写真集を発売。「純潔」の花言葉を持つ「Lis blanc(リス・ブロン)」をタイトルに付けた。「ルーツをたどるような一冊」にしたかったという同作。何者でもない自分が、人を演じることとは。そして、亡き祖父母が大分の家を通じて与えてくれた「不思議な時間」とは。桜井と共に、現在に至るまでの軌跡を追った。○■地元での撮影を希望した理由――10周年の節目となる一冊です。写真集は以前から出したいと思われていたんですか?いえ、自分が写真集を出すなんて想像もしていなかったことです。昨年、スターダストプロモーションに所属してこのお話をいただいて「写真集を出すなら今だ」と。「今の自分を写真に残したい」と思うタイミングとも重なって、出させていただくことになりました。写真集をどうやって作っていくのか分からなかったのですが、自らを振り返ってルーツをたどるような一冊になればいいなと思って、地元での撮影を希望しました。――出生の地である大分と、青春時代を過ごした福岡での撮影。日本家屋のカットも素敵ですね。実は祖父母の家なんです。2人とも他界しており、大分の九重にあるその家には誰も住んでいないのですが、今もそのままの状態で残されています。近所にお墓があって、両親が里帰りしたときに家のメンテナンスをしてくれているので、家屋から庭までとてもきれいです。祖父母がもともと「孫のために」と建てた家。もっと小さくて古かったんですけど、私が小学校低学年ぐらいのときに「孫が大きくなったら、ここにみんなで集まって欲しい」と建て替えてくれました。何かしら形に残せたらと考えていたのですが、まさか写真集に使っていただけるなんて夢にも思っていなかったので、おじいちゃん、おばあちゃんもビックリしていると思います(笑)。――きっと喜んでいらっしゃるでしょうね。それまでは、桜井さんにとってどのような場所だったんですか?実家は福岡で、上京してから大分に行くのは少し時間がかかってしまうので、あまり帰れなかったのですが、お墓参りのついでに少し寄る程度でした。小学校に上がるまではそこで生活をしていて、福岡に引っ越してからは長期の休みや年末年始にみんなで過ごすのが定番になっていました。写真には写っていないのですが、家の前に畑があって、「今日あれ食べるから大根とってきて」「しそとってきて」と頼まれるような生活で。あとは薪風呂なので、裏庭で薪割りもしていました。おじいちゃん、いっぱい斧を持ってたなぁ(笑)。今思うと……当時は当たり前でしたが、二度と経験できないであろう自給自足の生活。すごく貴重な時間ですね。○■祖父母が与えてくれた“不思議な時間”――現在のご活躍を知ると、きっと驚かれるでしょうね。亡くなる前から芸能には携わってはいましたが、今みたいにテレビに出させていただく機会はなかったので、残念ながら出演作を見せることはできなかったですね。だからこそ、思い出の家をこんなにきれいな写真の中に残してもらえたのは、本当に感謝です。背景のコップや食器は小道具ではなくて、本当に私が幼い頃に使っていたもの。おばあちゃんはすごくものを丁寧に扱う人だったので、今でもきれいに使えるものばかりなんです。幼少期に暮らしていた空間とそこまで変わっていないので、帰ると不思議な気持ちになるんですよね。あの場に帰ると……ただの私、素の自分に戻れるというか。そこでの撮影は、すごく不思議な時間が流れていました。祖父母の「みんなで集まってね!」という願いの通り、実際にみんな集まっています。姉は旦那さんと一緒に帰って、両親を交えてバーベキューをしたり。そういう使い方もできているので、あの家を残してくれて本当にありがとうと伝えたいです。――今後も憩いの場所になりそうですね。写真集では、福岡の名物・屋台のシーンなどありました。福岡編はどのようなコンセプトで撮影されたのですか?父の仕事の関係で福岡を転々としていたのですが、高校生の時には久留米に住んでいて、よく大名(福岡市中央区)にも通っていました。その思い出がすごく残っていたので久留米で撮影することも考えたのですが、生まれ育った場所としての大分・九重と重なってしまうと思って。大名に繰り出していた頃の少し成長した私。それを思い出すためにも、久しぶりに歩いてみました。当時とはだいぶ変わっていたのですが、すごく懐かしかったですね。●あの人に出会わなければ「今の自分は確実にいません」――19歳の頃、福岡から上京されたそうですね。上京というか、“瞬殺”で福岡に帰ってしまったので(笑)。その後、お芝居を始めるきっかけとなるマネージャーさんと出会いました。「東京に来て一緒に仕事をしよう」と誘われて上京したものの、「東京嫌い!」「こんなところに住んで仕事なんて無理!」とすぐに帰ってしまいました。初めての一人暮らしに慣れなくて……。芸能のお仕事もずっとやりたいとは思っていたのですが、精神が追いつかなかったんです。その後、22~23歳ぐらいのときに再び声をかけていただいて、年齢的にも今がラストチャンスだと思って再び上京しました。お芝居のことを何もやったことがなかったので、そこから2年ぐらいワークショップに通って演技の勉強をして、24歳からようやくお芝居の仕事をいただけるようになりました。――福岡に戻って再び上京するまでの3~4年ぐらいの間、焦りや将来への不安は当然ありますよね。それが全くなかったんですよ(笑)。なんとなく「いつか行く」と予感していた一方で、今行っても通用しないだろうなとも感じていました。「どうせいつか行くから大丈夫」という変な安心感のようなものもあって(笑)。22~23歳ごろにマネージャーさんとたまたま連絡を取ったときに、直感ですよね。「あ、これが最後だ」って。いろいろとスタートが遅いくせに、焦りが全くなかったんですよね(笑)。ただ、本当に焦ったのは上京してから。何にもできない自分に絶望したんです。○■忘れられない言葉「あなたは本当に女優になったのね」――役者の世界に飛び込んで、大きな壁があったわけですね。マネージャーさんにお芝居を初めて見てもらったときに、「ひどすぎて表に出せない」と言われて。それで初めて焦りました(笑)。それまでは根拠のない自信がずっとあって……。――周囲の反応はいかがでした? たとえば、ご両親からめちゃくちゃ心配されていたとか。小学生の頃から「将来は女優さんになる」と言っていて、福岡の芸能事務所にも自分で応募して勝手に面接を受けたりしていたんですけど、ある日それが親にバレて「高校卒業するまで我慢しなさい!」と叱られました。私としては、東京は「いつか行く場所」。だから、親からの心配の声もそこまで深くは受けとめていなかったような気がします。ここ最近、お仕事をいただけるようになって……3年ぐらい前ですかね。ある日、親が「幼い頃に夢はあっても、きっと別の仕事に就くんだろうなと思っていたけど……あなたは本当に女優になったのね」とボソッと(笑)。私にとって忘れられない言葉であると同時に、芸能界に詳しくはない親にも、ようやく出演作が届くようになったんだと実感した瞬間でもありました。――そこに至るまでには「本当の苦しみ」が待っていたんですよね。当時の自分には、演技力なんて全くなくて。蜷川幸雄さんの演出助手を務められていた石丸さち子さんのワークショップに最初にお世話になったのですが、すごく厳しい方で「今のままでは、役なんて演じられない」とハッキリと言われて。20代前半の私は、少し世渡り上手みたいになって、自分の見せ方とかを変に意識してしまっていた時期でもあって。それがすごく嘘くさかったんでしょうね。石丸先生に「あなたの底も見えなければ、誰と話してもヘラヘラしているようでは誰も演じられない」と人間性やお芝居も否定されて……あぁ、思い出してきた……本当に絶望でした(笑)! 24歳で意気揚々とスタートしたのは良いものの、そこまであった根拠のない自信が見事に打ち砕かれました。――耳を塞ぎたくなりますが、長い目で見るとすごく貴重なアドバイスですよね。今はとても感謝しています。でも、他の稽古も含めて本当に苦しいことばかりでした。自分をさらけ出すというか、「どう見られるか」のスイッチを外すことをひたすらやって、すごく苦しい時間ではありましたけど、石丸先生に会っていなかったら、今の自分は確実にいません。一度、誰かに心を折られることは大事なんだということを、身をもって知りました。一度折られると、問題点がクリアになるんですよね。石丸先生との出会いとあの時間にはとても感謝しています。○■ある役者の教え「おごったら終わり」を胸に――それだけつらいのに、なぜ乗り越えられたと思いますか?悔しかったんですよね。ただ、「あなたにはできない」と断言されたことも悔しかったのですが、少しだけ希望も見えたというか。その頃、日常を楽しく過ごしているようで、「本当の私ってこんなんだっけ」と悩んでいた時期でもあったので、一度それを見抜いてもらえたという感じもあって、苦しい反面、ちょっとうれしかった。だから、乗り越えられたわけでもなくて、「この人のところにいたら、私ってどう変わっていけるのかな」という楽しみも芽生えたというか。そこには悔しさも混ざっていて、「行きたくない……」と思いながらいつも稽古場に通っていました(笑)。そのほかにも、並行して別のワークショップに通っていました。そこでも精神的につらいこともあったのですが、アプローチの仕方が違ったので、ここでも「何かが変わるかも」という期待があって。ただ、恥ずかしいことをいっぱいさせられるんですよ。例えば、「掃除機になって」と言われて口で吸い込むような仕草を見せると、「そんなの浅い!」とバッサリ。「掃除機はゴミを吸ったらどういう気持ちになるの!」と。自分の価値観とか、「こうあるべき」みたいな考えって、何の役にも立たないとそのときに知りました。「もう、どうにでもして!」という気持ちで、その2カ所に通い詰めていたのを覚えています。――そんな苦労の末、最近ではCMでお見掛けする機会も多くなりました。出演作も増えている現状について、客観的にどのように思われますか?私の中では、全然何も変わりません。家でテレビを見ていてCMやドラマを目にしても「あ、出てる」とは思うことはありますが、劇的に自分の感覚や周りが変わったかと言われると全然そんなこともなくて。出させていただく機会が増えれば増えるほど、私は自分のネジを何度も締め直しています。ある役者の先輩が、「おごったら終わりだよ」といつもおっしゃっていました。その言葉を胸に、きちんと締まっているか確認するように常に心がけています。だから、昔と今では何も変わりません。これからもネジを締め続けて、いろいろな作品と出会っていければと思います。■桜井ユキ1987年2月10日、大分県生まれ。福岡県出身。映画『寄生獣』(14)、『新宿スワン』(15)、『極道大戦争』(15)、『リアル鬼ごっこ』(15)などの後、2016年のフジテレビ月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で連続ドラマに初出演。2017年公開の『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリーピング ビューティ-』で映画初主演を務め、その後も数々のドラマや映画に出演した。現在放送中の日本テレビ系ドラマ『真犯人フラグ』での怪演も話題になっている。
2021年12月30日エディ・マーフィ主演のコメディ映画『星の王子ニューヨークへ行く 2』より、公式トレーラーとポスタービジュアルが到着。吹き替えキャストも明らかになった。本作は、緑豊かな王国ザムンダで新たに戴冠した国王アキーム(エディ・マーフィ)と彼の親友セミ(アセニオ・ホール)が、30年以上の時を経て、前作の舞台でもあるニューヨークのクイーンズとザムンダを舞台に全く新しい陽気な物語を繰り広げる。到着した公式トレーラーでは、お馴染みキャラクターに加え、新たなメンバーも登場し、ユーモアたっぷりのシーンを覗くことができる。また、本作の吹き替えには、エディ・マーフィといえばこの人、山寺宏一がアキーム王子などを担当するほか、アキーム王子の親友として1作目からお馴染みのセミ(アセニオ・ホール)などを高木渉、今作初登場となるイジー将軍(ウェズリー・スナイプス)を江原正士、息子のラヴェル(ジャーメイン・ファウラー)を武内駿輔。ほかにも、勝部演之、斉藤貴美子、乃村健次、永宝千晶、種市桃子、深見梨加、麦人、茶風林が参加している。そして本作の配信に向けて、シリーズ1作目となる『星の王子ニューヨークへ行く』が4月30日(金)までPrime Videoにて配信中だ。『星の王子ニューヨークへ行く 2』は3月5日(金)Amazon Prime Videoにて独占配信開始予定。(cinemacafe.net)
2021年02月05日テレビ朝日とABEMAの共同制作によるドラマ「M愛すべき人がいて」は、俳優陣の怪演やそれを引き出す脚本・演出の妙に注目が集まっているが、物語の鍵となるのは主題歌「M」をはじめとする平成の歌姫・浜崎あゆみの数々の名曲たち。90年代、激動の音楽業界をふり返りながら、音楽プロデューサー「マックス・マサ」の言葉に背中を押されて生まれた各曲から、そこに秘められた主人公・アユの過去が明かされる点も大きな見どころとなっている。第1話アユ、マサとの運命的な出会い…2001年の渋谷スクランブル交差点、「Boys & Girls」「SEASONS」、そして「M」のMVが大型ヴィジョンを占拠している場面から始まる第1話。その頃、海を見つめるアユ(安斉かれん)は、「ファンが待っています」とマネージャー・野島(河北麻友子)から声をかけられる――。歌姫になる前、かつてのアユが初めてマサ(三浦翔平)と出会ったのは六本木のディスコ「ベルファイン」。コースターに書いた電話番号を渡されたアユは、マサからの7回目の電話で初めて2人で会う約束をする。【appears】初めての電話は 受話器を持つ手が震えていた【appears】7回目の電話で 今から会おうよってこれは、ABEMAで配信中の「第1話:【伊集院光と古市憲寿】副音声リミックスver.」でも“エイベックス通”古市さんが指摘したように、11thシングル「appears」に登場する歌詞そのまま。本作に散りばめられたフィクションやオマージュの中に、リアルが存在することを暗示するシーンだ。また、マサから女優やタレントよりも歌手になったほうが良いと言われたアユは、「目の前の人に伝えろ。目の前の人を震わせるんだ」とのマサの言葉を胸に刻む。続くシーンでは、数万人を前にしたライブでタイトル曲「M」を歌うアユが、このときのマサの言葉を思い出し…。【M】今日もきっとこの街のどこかで出会って目が合ったふたり 激しく幕が開けてくマサの前で歌うことを重ねるうち、「歌うことがだんだん好きになってきました」と言うアユ。それを聞いたマサが「お前が歌っている姿はずっと見ていられる」と微笑む。【M】今日もまたこの街のどこかで別れの道 選ぶふたり 静かに幕を下ろしたそんな2人に重なるのが、今後の運命を匂わせるような対照的な歌詞なのもポイント。第2話アユは“ダイヤの原石” …輝きだすことはできるのか!?「アユをうちにください」、当時アユが所属していた中谷プロ社長(高橋克典)に対するマサの土下座から幕を開ける第2話。「アユはダイヤ…。アユはダイヤになる。ダイヤになる!」と力強く宣言するアユに、マサはニューヨークで最高のトレーニングを受けることを薦める。「俺を信じろ」というマサの言葉に決意を新たにするアユを映し出したドラマのタイトルバックに重なるのは、日本レコード大賞を2連覇した28thシングル「Voyage」。【Voyage】僕達は幸せになるため この旅路を行くんだ…だが、ニューヨークで待っていたのは、その強烈キャラでSNSを席巻したボイストレーナーの天馬(水野美紀)。コテンパンにダメ出しされ、自信を失いつつあったアユのもとに、突然ニューヨークに現れたマサと再会したことで自信を取り戻す(しかも、アユが手を離した赤い風船をハイジャンプしてキャッチ!)。【Fly high】離れられずにいたよずっと見慣れてる景色があったからその後、一念発起したアユの猛レッスンの中で流れるのは、13thシングル「Fly high」。誰かのことを思って歌うことの大切さに気づいたアユは、ついに天馬先生から合格をもらう。天馬トレーナーの名セリフ「イノシシをやれるくらいのパンチで!」が飛び出すのもこのシーン。帰国後の合宿では、アユを妬む眼帯の秘書・礼香(田中みな実)にそそのかされた理沙(久保田紗友)や真理(傳彩夏)らライバルからの壮絶な嫌がらせを受けるも、マサに励まされたアユは見事デビュー決定!【 Boys & Girls 】輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろうそれから数年、大ブレイクのきっかけとなった9thシングル「Boys & Girls」を歌うライブで、デビューを掴んだときにかかった虹が、同じように超満員の会場にもかかる――。第3話“夢見る少女”アユは、アーティストになるついにデビューを勝ち取ったアユだが、大浜社長(高嶋政伸)が出した条件は流川(白濱亜嵐)がプロデュースする理沙たちのガールズグループにアユが加わること。「グループじゃダメなんです」と突っぱねるアユに、マサもまた「俺を信じろ!」とお姫様抱っこ!2人の描く遙かな夢がついに幕を開け、2ndシングル「YOU」がタイトルバックに重なる。【YOU】春の風包まれて 遙かな夢描いて夏の雲途切れては 消えていった大浜社長からボロくそに言われても、「一緒にやっていく誰かの夢と、夢のサイズを合わせることはできないから」と自分の言葉で語り、笑顔で耐えたアユ。そんなアユに、「お前の言葉には不思議な魅力を感じる」とマサ。歌詞を書いてみることを提案されるが、理沙たちの粘着した嫌がらせもあり、アユは再び葛藤する。マサからの「ありのままを見せてくれ」というアドバイス、そして大好きな祖母(市毛良枝)からの「今のアユのうれしさとか、悲しさとか、悔しさとか、愛しさを詰めればいい。おばあちゃんはそんな歌が聴きたい」との言葉が支えとなり…。【A Song for XX】どうして泣いているの どうして迷ってるの どうして立ち止まるの ねえ教えてそれが初めてアユが書いた歌詞、「A Song for XX」。約150万枚を売り上げた1stフルアルバムのタイトル曲にして、ファンからの人気も高い1曲の始まりだった。【A Song for XX】居場所がなかった 見つからなかった 未来には期待出来るのか 分からずにそして、最愛の祖母が倒れる中でも、“自分のやるべきことを全うしよう”とデビューシングルの歌詞作成に没頭するアユ。「今の気持ちも、立っている場所も歌詞に出来る」というマサの言葉を思い出しながら、自分の気持ちを綴り始める。【poker face】いつだって泣く位 簡単だけど笑っていたいそんな素直な言葉の数々が等身大の若者の心情を代弁し、優しく背中を押す、プロの作詞家には決して出せない世界観に。これこそが、浜崎あゆみが平成の歌姫として女性たちのカリスマ的存在となっていった“理由”の1つ。【poker face】強がってたら優しささえ 忘れちゃうから素直になりたいあなたの愛が欲しいよ最後の1行は、マサへの信頼が恋心に変わったアユの気持ち。2人の恋はどうなる?大浜社長の計略でガールズグループ「Axels」にデビューの日をぶつけられたマサと流川の熾烈なプロモーション合戦が始まる。第4話以降を彩る楽曲も見逃せない。ちなみに、浜崎あゆみ公式YouTubeチャンネルには、「M」「A Song for ××」「SEASONS」のライブ歌唱がイッキ見できるコンプリート映像がアップされている。(text:cinemacafe.net)
2020年06月08日女優の水野美紀(45)が4月25日に放送されたドラマ『M愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)で、スパルタ鬼講師・天馬まゆみ役として出演。そこでの“怪演”がネット上で大きな反響を呼んでいる。ドラマは歌手・浜崎あゆみ(41)とエイベックス・松浦勝人会長(55)との交際を描いた自伝的小説が原作。放送された第2話で水野は、マサにアユのニューヨークレッスンを命じられたトレーナー・天馬まゆみとして登場した。ロングコートにベルボトム、頭に大量の羽をつけた奇抜なファッションでアユの前に現れた天馬。「ニューヨークってすごいですね!」と話しかけたアユに対し、「Be Quiet!静かにしろ!」とピシャリ。続けて「誰がSpeakしていいって言ったの?Nobody!誰も言ってない!」とジェスチャーを交えた日本語英語で、アユをたしなめた。またレッスン中に不満顔を見せたアユに対し、天馬は全速力で駆けつけてバケツ一杯の水をぶっかける。そして「今度そんな顔したらJapanに突き返すわよ!のしつけてね!」とアユを一喝。鬼講師のスパルタ指導っぷりをいかんなく発揮していた。するとネット上では水野の怪演が大きな反響をよび、リアルタイムトレンドに「水野美紀」がランクイン。天馬の衣装を投稿した水野のインスタグラムにも、多数の“いいね”や絶賛コメントが寄せられた。《水野美紀がキレッキレで、椿鬼奴姉さんにしか見えない件笑》《水野美紀さんにルー大柴やらせるなよw》《水野美紀さんの破壊力すごかった!全部持っていったよなぁ…》先週の第1話も大反響で、今回もツイッターで世界トレンド5位にランクイン。そのため3話目以降の展開・キャストの好演にも、大きな期待が寄せられていた。《M愛すべき人がいてが俄然気になってきている》《M愛すべき人がいてキャストが秀逸過ぎる。個性が強すぎる》《M愛すべき人がいてこんなにもツッコミどころ多くて、わーわー言えるドラマって最近なかったよなと。単純に面白い!》
2020年04月26日話題のドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)で、人の彼氏を横取りしたがる“尾野ちゃん”を怪演した奈緒(24)。劇中で口から噴射した緑の液体について聞くと、「あれはマウスウオッシュという設定。実際はお水に緑の着色料を混ぜたもので、現場でスタッフさんと壁打ちの練習をしてから、本番に臨みました(笑)」とはにかんだ。数々の奇行を見せた“尾野ちゃん”から一転、初主演映画『ハルカの陶』(11月30日より、ユーロスペースほかにて全国公開)で見せたのは、「備前焼」に恋した小山はるかのまっすぐな情熱だ。はるか(奈緒)は、OLを辞めて陶芸家の修(平山浩行)に弟子入り。衝突しながらも心の交流を深めてゆくーー。「初主演という喜びより、歴史ある備前焼をテーマにした作品に何も知らない私が主演で大丈夫?という不安な気持ちでした」撮影前の1カ月間、土練りやろくろ回しを経験したことで備前焼の虜に。プライベートでも、イラストやウクレレ、プロレス観戦と多趣味なだけに、一度打ち込むと情熱も人一倍強い。劇中ではるかが備前焼に注ぐまなざしを見れば、その様子は一目瞭然であろう。「私自身、興味が湧いたことに対しては、ものすごく影響を受けやすい。それがはるかのまなざしにも出ているんだと思います。でも、自分のなかから湧き出した感情は絶対、嘘にはならないので」
2019年12月02日9月11日に放送された「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)での松本まりか(34)の怪演ぶりが話題を呼んでいる。松本は今回、外面とは裏腹に実は娘を残して4年間姿を消していたという母親役を演じた。二面性のある難役であり「義経!金入ってないですけど!」と役所に怒鳴り込む姿の迫力――。Twitterでは《松本さんのぶりっこと怒りの変わる演技力にはすごいな。って感じた》《ほんと強烈という表現があってる。ひと昔前ならサスペンスの裏女王になってもおかしくない迫力だな》《松本まりか待ってました。演技が素晴らしいのでもっとドラマ出て欲しい》と絶賛の声が上がっている。松本といえば今年1月のドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)に出演。仲里依紗(28)演じる主人公の夫の浮気相手・井筒里奈役が大評判を呼んだ。その“あざと可愛さ”を武器に暗躍する姿には、視聴者も戦々恐々。一気にその名を知らしめた。「松本さんは00年のドラマ『六番目の小夜子』(NHK教育)でデビューしましたが、その役柄もいわば周囲をかき乱す役柄。以降、幅広く活躍をしていましたが『ホリデイラブ』のハマり役で大ブレイクしました。カメレオン俳優・中村倫也さん(31)も松本さんに一目置いていて、同作で松本さんが里奈を演じるとわかった際には『絶対面白いドラマになる!』と確信したそうですよ」(テレビ局関係者)その怪演ぶりが発揮されるのはまさに“嫌われ役”。松本自身にもマイナスのイメージがついてしまいそうだが――。「彼女は『イメージはあまり気にしない』と言っており、むしろ強い印象を残すことができて嬉しいくらいだそうです。松本さんには、濡れ場に挑戦するのもいとわないほどのプロ意識がある。ほかの女優さんが避けようとする役柄をあえて買って出て、確かな演技力で存在感を発揮する。そういった女優マインドが現場でも重宝されるゆえんです」(テレビ局関係者)10月からスタートする山口紗弥加(38)の主演ドラマ「ブラックスキャンダル」(日本テレビ系)にも出演する松本。同ドラマでは山口演じる矢神亜梨沙の整形前を演じるという。年末にかけて、飛躍も一気に加速しそうだ!
2018年09月12日原作・周良貨、漫画・能田茂による大手銀行の監査役が活躍する経済漫画を、織田裕二主演でドラマ化する連続ドラマW「監査役 野崎修平」。この度、ユースケ・サンタマリア、瀧本美織、 駿河太郎、光石研ら追加キャストが発表された。■あらすじおおぞら銀行地蔵通り支店長である野崎修平(織田裕二)は、正義感と人情味あるその人柄から行員や街の人々に好かれているものの、出世コースとは程遠い行員生活を送っていた。そんなある日、支店が閉鎖されることになると知らされる。出向を覚悟していた野崎のもとに人事異動の辞令が下る。その異動内容はなんと役員昇進である監査役への就任であった。監査役になった野崎は銀行内での不正を目の当たりにし、この銀行を変えると決意する。そして銀行が抱える「究極の闇」にたどり着く。そこには、現おおぞら銀行頭取・京極雅彦(古谷一行)の影が。野崎に対抗すべく、京極が出向先から呼び戻した剛腕の行員・武田真吾(岸谷五朗)や、おおぞら銀行初の女性役員を目指す立川祥子 (松嶋菜々子)も加わり、銀行内で熾烈な戦いが繰り広げられる。やがて物語は銀行内にとどまらず、魑魅魍魎うごめく政界へも発展する。果たして、新任監査役・野崎修平は この巨大な闇に立ち向かうことができるのか?野崎の戦いが、いま始まる…。■織田裕二、ユースケ・サンタマリアとの共演に「助けられました」織田さんが銀行の“悪”を暴いていく監査役・野崎修平を演じるほか、彼に接触を図り出世への足掛かりを掴もうと目論む立川祥子を松嶋菜々子。専務・武田真吾を岸谷五朗、頭取・京極雅彦を古谷一行が演じることがすでに決定しているが、このほど新たに追加キャストが発表。ユースケ・サンタマリアが演じるのは、野崎のかつての部下で、現在は上司となる阿部龍平役。織田さんとの共演も出演を決めた一つの大きな理由だと語るユースケさんは、「『踊る大捜査線』シリーズとは全く違う物語ですが、今回の阿部役も『踊る』の真下と同じく、織田さんの後輩だけど、出世して役職的に彼を追い抜いて行くという構造で、当時を彷彿とさせる役柄なんですよね。織田さんとしっかりとお芝居ができることが、出させていただく大きな理由です」とコメント。一方織田さんは、「ユースケと『踊る大捜査線』の青島と真下という役以外で一緒にやるのは『ロケットボーイ』以来なので、久しぶりです。彼が屈折した役を見るのは初めてなので、『こんな表情をするんだ』と驚きながら演じています」とユースケさんとの共演は新鮮だと語る。また「人が良くて裏切れなさそうなユースケが阿部を演じるのは面白いですね。撮影の序盤で気心が知れたユースケと演じられたのは助けられました。2人で面白いシーンができればと思います」とコメント。これを受けて、「そう思って頂けるのは嬉しいです。僕もそういう気持ちはあります」とユースケさん。今作は『踊る大捜査線』とは違い、2人だけの芝居が多いそう。「『ユースケ成長してないな』と思われたくないので、クランクイン前は緊張しましたが、織田さんとの1シーン目を撮ってからは、緊張が一気に吹き飛びました。かなり長い期間、一つの作品に一緒に携わっていたので、携わっていた人間にしかわからない連帯感があり安心感というのはありますね」とふり返った。ドラマの見どころについては、「僕が演じる阿部は野崎さんの後輩だけど、先輩の彼より出世しているという『踊る』を彷彿とさせるスパイスとして見てもらえたらと思います。そんな僕と織田さんのシリアスながらも丁々発止のやり取りがある、粋な芝居も楽しんでいただければと思います」と話している。またユースケさんのほかにも、瀧本美織、駿河太郎、小林且弥、三浦誠己、利重剛、松尾諭、小市慢太郎、本田博太郎、勝部演之、田島令子、山本圭、甲本雅裕、西田尚美、宇梶剛士、光石研の出演が決定した。■俳優・織田裕二をこの機会に堪能!そして今作の放送にあわせて、「『連続ドラマW 監査役 野崎 修平』放送記念!俳優 織田裕二」と題して、1月14日(日)より織田裕二出演映画特集の放送&配信が決定。『踊る大捜査線』シリーズをはじめ、吉田羊と共演した『ボクの妻と結婚してください。』など9作品がラインナップ。◆「連続ドラマW 監査役 野崎修平」放送記念!俳優 織田裕二放送日程:1月14日(日)~18日(木)特集ラインナップ:『踊る大捜査線 THE MOVIE』『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』『県庁の星』『T.R.Y. トライ』『エンジェル 僕の歌は君の歌』『ボクの妻と結婚してください。』(WOWOWシネマにて放送)「連続ドラマW 株価暴落」(WOWOWメンバーズオンデマンドにて配信中)連続ドラマW「監査役 野崎修平」は2018年1月14日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全8話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2017年11月17日是枝裕和監督が主演に福山雅治を迎え、法廷心理サスペンスに挑んだ『三度目の殺人』。劇中で得体のしれない殺人犯役を怪演し、弁護士役を演じる福山さんのみならず、初タッグとなった是枝監督までも揺さぶった名優・役所広司について、監督からコメントが到着した。本作で、勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山さん)が担当した殺人事件の容疑者・三隅を演じる役所さん。1996年公開の大ヒット作『Shall we ダンス?』をはじめ、『眠る男』『シャブ街道』ではその年の主演男優賞を独占し、翌97年の故・今村昌平監督のカンヌパルム・ドール受賞作『うなぎ』、社会現象となった『失楽園』などで日本映画界を代表する実力派として地位を確立。『SAYURI』(’05)や『バベル』(’07)といったハリウッド映画にも立て続けに出演し、10kgの減量を成功させて挑んだ中島哲也監督の『渇き。』(’14)ではシッチェス・カタロニア国際映画祭で日本人初の最優秀男優賞を受賞するなど、世界中でその実力を見せつけている。そんな役所さんは、意外にも是枝監督作品は本作が初出演。接見のたびに供述を変え、まるで別人のような表情を見せる得体のしれない殺人犯・三隅という男を怪演しており、福山さん演じる弁護士・重盛を事件の真相の闇に呑み込んでいく。今回の豪華タッグが実現した経緯について、「役所さんとはなんとなく将来的に作品をやりたいねっていう話はしていたんですけど、去年役所さんから突然年賀状が来たんですよ。手書きで、“そろそろですね”って書いてあって(笑)。だからそろそろなのかなって。やるからには、演出家として相当覚悟がいる役者なので、本当に胸を借りるつもりで今回は入っていただきました」と、撮影現場でのインタビューでふり返っていた是枝監督。また、劇中で殺人についての供述をコロコロと変えていく役所さんの演技については「役所さんを見ていると、本当にやったんだろうなっていう瞬間と、もしかしたらやってないかもしれないっていう瞬間があって、どちらも本当にそう思うんですよね。すごいなと思って、改めて衝撃を受けました」と、福山さん演じる重盛と同様、監督自身もその演技に揺さぶられていたことを明かしている。脚本を執筆しながら撮影を進行していった是枝監督は、役所さんの圧倒的な演技に物語の結末を書き変えようかと何度も悩んだという。果たして、役所さん演じる殺人犯・三隅はなぜ殺したのか?本当に殺したのか?その結末と共に、監督までをも揺さぶる怪演っぷりをスクリーンで目撃してみて。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月04日この泥棒猫! 昨年のTBS系ドラマ『せいせいするほど、愛してる』の"捨て台詞"で視聴者を縮み上がらせた女優・木南晴夏(31)。テレビ東京系『勇者ヨシヒコ』シリーズをはじめ、数々の怪演ぶりで注目を集める木南が、歌手・一青窈の姉・一青妙のエッセイを原作とした映画『ママ、ごはんまだ?』(2月11日公開)の主演に挑んだ。演じるのは、原作者本人の一青妙。世間にイメージが浸透していない人物とどのように向き合い、表現したのか?台湾人の父と日本人の母、そしてかわいい妹。家族4人で暮らした家を取り壊す時、木箱の中にあった亡き母の台湾料理レシピ帳を手にした妙の心には、家族とのさまざまな思い出がよみがえる。今回、「怪演」「姉」「木南家の食と絆」のテーマで3回にわたってインタビュー。初回は「この泥棒猫!」の真髄に迫った。――とても心が温まる作品でした。そして、お腹が空きます(笑)。ありがとうございます。みなさん、そうおっしゃいます(笑)。今回の作品で、台湾の家庭の味に触れることができました。辻調理師専門学校さんが監修をされているので味も本格的。お母さん役の河合(美智子)さんは料理レッスンを受けられていたみたいですが、ご実家が中華料理屋さんだったらしく、こちらも本格的。もともと大きな包丁を使うのもお手の物で、レッスンが必要ないくらいの腕前でした。――娘役を演じる上でもプラスになりそうですね。そうですね。河合さんご自身も明るい方で、母役・かず枝さんそのもの。明るく周りを気遣ってくださって、すごく楽しい撮影現場でした。―― 一青妙さんとも会われたそうですね。どのようなお話をされたんですか?台湾の撮影の時にお会いしたんですが、その時はごあいさつぐらいで、ゆっくりお話しする時間がないようなバタバタな現場でした。台南は暖かい地域で、一年通して半袖に上着一枚ぐらいで過ごせる気候らしいんですが、五十年に一度の寒波と重なってしまって。みんな暖かいと思い込んで来ているので、誰も防寒着持ってきてなくて、スタッフさんも薄着で震えながら作業していました。そんな感じで、とにかくバッタバタ。私は台湾パートが少なかったので比較的、楽ではあったんですが、河合さんは大変だったみたいです。――妙さんから作品の感想は?まだ聞くことができていません……正直ちょっと、怖いですね(笑)。というのも、ご本人を演じさせていただいたんですが、妙さんはあまり表に出ていらっしゃる方ではないので、パブリックイメージが固まっていない方。映画を観ても、「妙さんっぽくない」とかそういう違和感はありませんよね? でも、妙さんご自身にはあるかもしれない。そこの感想を聞くのは、ちょっと怖いです。「自分を演じている人を見る」というのは、どういう気持ちなんだろうと。全く別物として考えてくださった方がうれしいです。そうすれば、絶対に「私っぽくない!」となりませんよね?――確かにそうですね(笑)。妙さん要素のヒントは原作ですか?そうですね。原作は読ませていただきました。ただ、「妙さんのイメージ」や「妙さんに似せて」というよりかは、原作から感じ取った「イメージ」の方を大切にしました。――昨年は『せいせいするほど、愛してる』の「この泥棒猫!」など、激しい演技が「怪演」と話題になることがありました。役によって、演じる根本の部分に違いはあるんですか?演技の激しさにおいてはあまり関係ないと思いますが……例えば漫画原作ではイメージとして強く残るものを多くの方が抱いていらっしゃるので、どちらかというと自分が感じ取るものよりも、原作に寄せていくことの方をメインに考えています。それとは逆に、原作があってもイメージが定着していない場合は、自分で感じ取ったことを優先しています。――ということは、激しい奇抜なキャラと静かで控えめなキャラ、演じる上ではどちらも同じだと?そうですね。演じている上で違いは全然ありません。『せいせい~』の場合は、私以外の部分も面白く作り込まれていました。私自身はいつもの役とそんなに変わらないつもりなんですけど、カット割りや音楽などの演出面ですごく助けられています。セリフ自体に特徴はありましたが、「自分から絶対に生まれてこない言葉」でもありました。 どれだけ怒りが爆発しようが、「泥棒猫!」とは叫ばない(笑)。それを、「さも自分の中から生まれました」みたいに、いかに印象付けられるかが勝負。そこはすごく悩みました。――その演技は、「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の助演女優賞という形で評価されることに。ありがたいですね。あの役もそうですが、ドラマ全体を異色ドラマとしてみなさんが面白がってくださったように、それが一番の正しい見方だったのかもしれませんね。そうやって観てくださって話題になったことが、結果的にあのような賞につながったのだと思います。――今回の作品でも印象的なシーンがいくつもありました。門限を破って帰って来た時、母の置き手紙ですべて見透かされていたことが分かる。食卓ではそのことに触れることなく、黙々とおかゆを食べ続けていました。監督から「3杯食べてからセリフを言ってください」と言われていたシーンです。結構多くないかな?と心配だったんですけど、本当にめちゃくちゃおいしくて(笑)。映画の出てきたご飯の中でいちばんおいしかったです。いくらでも食べられるくらい! カットかかっても、河合さんとずっと食べていました(笑)。――おいしそうでした(笑)。謝りもせず会話の糸口を探っている感じが、家族の食卓としてすごくリアルな描写だと感じました。あの意地っ張りな感じですよね(笑)。手紙を読んだ後、自分も「やってしまった」と思ってたからわざわざ外まで探しに行くわけです。戻って帰ってきたら、探していたお母さんが家にいる。そうやって、先手先手をいく母親は本当にすごいなと思います。なんでこんなに分かってしまうんでしょうね。――誰でも一度は経験がある。ですよね。私と母はあまりケンカしませんが、姉と母はすごかった(笑)。大人になって今は全然しなくなりましたけど、十代の頃は、母が家を出て行くぐらい激しいケンカもありました。妹の立場から見ていて不思議だったのが、互いに謝らなくて何も解決していないのに、翌朝になったら普通に会話しているんですよ(笑)。それがすごく不思議でした。でも、家族ってそういうものなのかもしれませんね。「この間のこと、ごめんね」とか細かく言わなくても、互いに理解しているからこそ、そのまま時が流れていく。そういうのって、決して珍しいことじゃなくて「家族あるある」なんだろうなと、今では思います。あらたまって話なんかしなくても、分かり合えるのが家族。――お兄さんもいらっしゃるんですよね? 「母VS姉」の時、お兄さんはどんな立ち位置なんですか。傍観者(笑)。いちばん遠いところにいます。姉と私のケンカには仲裁に入ってくれるんですけど、姉と母のケンカは誰も近寄れないぐらい激しいので。みんな傍観者。父はさらに遠くから見守っています(笑)。姉は、母と同じように私や兄に対しても、とにかく激しい人でした。第2回は舞台女優の姉・木南清香との関係性に迫る(2017年2月15日掲載予定)。2016年10月クールに放送されたテレビ東京系『勇者ヨシヒコと導かれし七人』での初共演で、姉はなぜ涙したのか?■プロフィール木南晴夏(きなみ・はるか)1985年8月9日生まれ。大阪府出身。2001年「第一回ホリプロ NEWSTAR AUDITION」でグランプリを受賞し、芸能界入り。堤幸彦監督作品『20世紀少年』(08年)で小泉響子役を演じ、注目を浴びる。 2013年に公開された、『百年の時計』で映画初主演。その後も、『闇金ウシジマくん Part2』(14年)、『エイプリルフールズ』(15年)、『秘密 THE TOP SECRET』(16年)などの映画に出演。これまでNHK連続テレビ小説『風のハルカ』(05年)、『てっぱん』(10年)、『マッサン』(15年)、テレビ東京系『勇者ヨシヒコ』シリーズのほか、近年では『火の粉』(フジテレビ系・16年)、『せいせいするほど、愛してる』(TBS系・16年)、『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系・17年)、などドラマに出演している。
2017年02月14日四国計測工業は10月7日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトにおいて、STEQと鹿児島大学と共同で、Ra80以上の高演色でありながら、超高輝度・大光量のLED照明を開発したと発表した。開発したLED照明は、単一面光源による照明としては、定格光束が6万3200lm~6万8000lmと世界最高クラスである。新たに開発した技術により、LEDの集積率を高めるとともに、放熱を強化して大光量・長寿命と省エネルギーを同時に達成した。具体的には、高出力COBモジュールに、高い熱伝導性を有する基板を用いることにより、LEDチップを高密度で多数配置した。これにより、マルチシャドウ(多重影)の生じない均一な強い光を遠くまで照射できる大光量の単一面光源を実現したのに加え、LEDチップから基板への放熱性を約1.8倍改善している。さらに、高出力COBから発生する大量の熱を逃がすための小型・高性能なヒートシンクを開発し、大気への放熱性を従来より約2.5倍向上させている。これらにより、高輝度・大光量照明として利用されている従来の高輝度放電ランプ(HIDランプ)照明と比較して、投光器では約53%の省電力で同等の照度を、また、高天井照明では64%の省電力で同等の照度を達成するなど、Ra80以上の高演色でありながら大幅な省エネルギーを実現している。なお、四国計測工業では、今回開発した超高輝度・大光量のLED照明器具とCOBモジュールの販売をすでに開始している。
2014年10月10日「文豪を演る」というコンセプトの下、世界的にも評価の高い日本が生んだ近代文学の作家たちの短編小説を、旬の俳優陣で映像化した「BUNGO-日本文学シネマ-」がTBSおよびBS-TBSで放送される。記念すべき第1回で放送されるのは、昨年生誕100周年を迎え、著作が次々と映画化されている太宰治の短編作品「黄金風景」。主人公≒太宰を演じるのは、もの静かで落ち着いた佇まいながら、どこか心に引っかかる独特の存在感を放ち、映画にドラマにと話題作への出演が続く向井理。向井理が太宰と聞いて意外と見る向きもあるかもしれないが、短い時間の中で味のある太宰像が打ち出されており一見の価値あり!“文豪”を演じて、向井さんの胸に去来した思いは?放映開始を前に話を聞いた。何度も心中して、常に女性に依存して…など太宰に関しては一般的にもある種のイメージが付きまとうが、向井さんがこれまでに持っていた太宰のイメージは?「一度その人になりきった後で、その前に抱いていたイメージを思い出すのは…難しいですね(苦笑)。『走れメロス』や『人間失格』は以前に読んでいたんですが、当時で言う“イマドキな”文章で型破りなものを作る作家ですよね。いま読んでも決して古臭い感じがせず、“文豪”というイメージではなかったです。実際、この時代の人間でもう死んでいる作家ということを知らずに最初に読んだときは、つい最近の人のように思っていた記憶があります。人物については…語弊があるかもしれないけど、当時は太宰の中で自殺ブームですよね。彼自身、芥川龍之介を崇拝していたし、“世間”に憧れ、流されるようなところがあった。旧家の坊ちゃんに生まれたのに勘当されて、結婚して、愛人持って、それとはまた別の人と心中して…ってまあムチャクチャな人ですよね(笑)」。「黄金風景」は元々、新聞に発表された、5分くらいあれば読めてしまうような分量のごく短い小説。幼少時代のある女中の思い出と、大人になってから思わぬ形で再会し、狼狽と敗北感を感じる太宰の心情が綴られる。向井さんはどのようにこの作品における主人公・太宰に向き合い、作り上げていったのか?「まず、なるべくステレオタイプな太宰にならないようにということは考えました。決して、みんなが知っている太宰が本当の太宰とは限らない。特に、自分を主人公として書いている以上、自己分析をしている部分もあったと思うし。現場に入って何も考えずにやってみたらどうなるか?という思いもありました」。先ほどの太宰作品についての向井さんの見方ではないが、かなり現代的に感じられる描写や太宰の子供っぽい一面が強く押し出されている部分も見られるが…。「子供っぽいというのは、見方によっては人間らしく着飾らずに感情を出した部分と言えると思います。そこに惹かれる人は少なからずいたでしょうね。かっこ悪いのがかっこいい…全部さらけ出す人だから魅力的なのかとも思います」。女中の消息を人づてに聞いた太宰の口をついて出たのは「幸福か?」というひと言。そして、彼女と家族の姿を遠くから見つめながら清々しいまでの敗北感を抱く。こうした太宰の感情に対し、向井さんなりに理解は?と尋ねると「それほどまでに初恋を引きずっていた、という部分は分かる気がします」との答えが。やはり彼が抱いていたのは恋心なのだろうか?「はっきりと文字でそう書かれてはいませんが、そうだと思います。逆に、書いてしまえば薄っぺらいものになってしまう。僕も最初に読んだときはそう感じなかったんですが、実際にセリフを口にして、演じていく中でそう(=初恋)だったんだと分かってきましたね。太宰自身、書きながら自己分析をする中で理解したのかもしれませんね」。演技をふり返る中で、向井さんの口から何度となく出てきたのが「誰にも見られていないという意識で演じる」という言葉。向井さんにとって“演じる”とはどういうことなのか?「演じるとは何か?難しいですね…(苦笑)。役者をやるということはそこに尽きるんですが。あえて言うなら“リアリティをやる”ということでしょうか。時にぼそぼそと喋ったり、背中で語ったり。自分じゃない誰かを表現するには、その人になりきらなきゃいけない。その意味で、リアリティということを大切にしています」。その言葉通り、どの作品においても向井さんは役柄そのものになりきっており、登場人物の性格がそのまま向井さんに当てはまるように思えることも!では、実際の向井さんはどんな人物?「それは秘密です(笑)。僕の中では俳優の個性ってどうでもいい部分なんです。というのは作品において、アーティストは監督であって、僕自身はアーティストではなく、作品の中でどう立ち回れるかが重要なんですね。監督がいて、カメラさんがいてメイクさんがいて…という中で僕はそのうちの一人。だからこそ、僕自身は“個性”を持ち込みたくないという気持ちが強いです」。そう言われるとなおさら“素”の向井さんが気になるが…。一度社会に出てから役者の道を志すなど、そうした異色の経歴も含め周囲は想像をかき立てるが…。「先ほどの太宰の話と同じですよ。みんなが知っているその人が本当のその人とは限らない(笑)。“どう思われるか?”に合わせるつもりはありません。いまの時点で言えるのは、お芝居を中心に生きていきたいということ。周囲は変わっていくものかもしれませんが、僕自身は変わらず、自然体でやっていけたらと思います」。静かに笑みを浮かべながらも凛とした口調が印象的だった。© 日本文学シネマ製作委員会「黄金風景」優香インタビュー coming soon「魔術」塚本高史インタビュー coming soon「檸檬」佐藤隆太インタビュー coming soon「Bungo-日本文学シネマ-」<TBS>2月15日(月)25:44〜26:14「黄金風景」(太宰治)2月16日(火)25:09〜25:39「魔術」(芥川龍之介)2月17日(水)25:14〜25:44「檸檬」(梶井基次郎)2月22日(月)25:44〜26:14「冨美子の足」(谷崎潤一郎)2月23日(火)25:09〜25:39「高瀬舟」(森鴎外)2月24日(水)25:14〜25:44「グッド・バイ」(太宰治)<BS-TBS>2月20日(土)より毎週土曜放送/全6話・各話30分予定公式サイト:■関連作品:BECKベック 2010年秋、全国公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:向井理、成宮寛貴らが文豪に変身?ドラマ「Bungo」主題歌はいきものがかりに決定水嶋ヒロ&佐藤健がギターをかき鳴らし向井理は半裸金髪でベース!『BECK』最新映像三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『BECK』水嶋ヒロ、佐藤健らによる音楽フェスのライヴシーン観客役を大募集!
2010年02月12日