鳥羽周作シェフのレストラン「sio」グループの公式サイトが6日までに更新され、イタリアンの「o/sio」で、3月24日にイベント『ナチュラルワインとパスタと鳥羽周作』開催が発表された。東京・丸の内にある同店は、イタリアンと炭火焼きのお肉とナチュラルワインが楽しめる。イベントのロゴには「TOBA」のアルファベットが「sio」や開催日時とともにあしらわれた。「その日限りのパスタやアラカルトメニュー、貴重なナチュラルワインをご用意いたします」とし、「o/sioオリジナルスウェットやステッカーの販売も」とグッズ販売も予告。店舗公式X(旧ツイッター)では「ワインひたすら飲みながらその日限りのパスタ10皿以上アラカルトで食べたいだけ食べる!」とアピールしている。料金は「最初の1杯+オリジナルステッカー付き入場料2,000円+1杯ワインオーダー(1名様2杯分)」。フードは「スペシャルアラカルトメニュー当日限りのパスタ10品前後」。ランチタイム午前11時~午後2時、ディナータイム午後4時~11時。鳥羽シェフは自身のXで6日、「スウェット販売やら色々やります自分がパスタガンガン作ります是非いらして下さい」と呼びかけた。
2024年03月06日俳優の村井良大が20日、東宝ミュージカル『この世界の片隅に』(5月9日上演)の製作発表記者会見に出席し、海宝直人とWキャストで挑む北條周作役に意気込みを語った。こうの史代氏の同名漫画を原作とする本作は、太平洋戦争下の広島・呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、それゆえにいっそう生きることの美しさが胸に迫る作品。2度にわたるアニメーション映画化、実写ドラマ化もされた不朽の物語を、ミュージカルとして新たに伝える。日生劇場での開幕後に全国ツアーを展開し、作中の舞台である広島・呉市の呉信用金庫ホールで大千穐楽を迎える。昆夏美と大原櫻子がWキャストで主人公・浦野すず役を務め、海宝と村井は、すずが嫁ぐ北條周作役。村井は「ミュージカルとして一体どんな作品になるのか。僕らもワクワクしております。最後までがんばりたいと思います」と意気込んだ。役どころについては「演じるにあたっていろいろと調べましたが、原作を読んでいると少しトボケているというか、周りからは暗いと言われるようなキャラクター」「一家の大黒柱として引っ張っていくというより、純粋にすずさんと一緒に生きていくことを本当に大切にしながら、毎日を実感している人間だなと思う」と分析し、「すごく愛らしくて、憎めないキャラクター」と語った。現在はセリフをヒントにしながら役作りを行っている最中だというが、「この作品に出られるとなったときに第一に思ったのが、和服の作品でよかったということ」と吐露。共演者たちを見やり「皆様はドレスとかがお似合いになる雰囲気ですが、僕はスーツとかタキシードが全然似合わないんです。でも、和服ならこの素晴らしいメンバーの中でも大丈夫なんじゃないかと…」と笑い、「日本発のオリジナルミュージカルですから、日本を代表するような作品に仕上げられるよう、みんなで力を合わせてがんばりたい」と伝えた。会見では、Wキャストを務める“相棒”の印象を問われる場面もあり、村井は海宝に向けて「自分が疑問に思ったことを独り言のようにつぶやくと、海宝くんが『あ、それはこうだよ』とすぐに教えてくれる。なので、ミュージカルのことなら何でも知っている人という印象です」と語る。一方の海宝は「本当にお芝居に真摯な方だなっていう印象がすごく強い」と言いつつ、「ただ、役者仲間の人からは『昔はすごく尖っていたんだよ』という話を聞きました(笑)」と暴露し、会場の笑いも誘っていた。村井はWキャストで演じることについて、冗談っぽく笑いながら「劇場の客席から楽曲が聴ける」というメリットも挙げた。全編を彩る音楽は、2014年の渡米からミュージカル音楽作家として10年ぶりに再始動するアンジェラ・アキが手がけるが、村井は「初めて聴いたとき、とにかく純粋だなと思いました。本当にこの作品にぴったりな曲がいきなり目の前に現れたので、正直なところ、もう完成形が見えちゃった」と振り返り、「曲の力ってすごいなと改めて思いましたし、アンジェラさんの奏でるこの優しい旋律と歌を早く劇場で聴きたいと思ったんです」と心境を告白。「劇場で聴きたいな…でも無理か…いや、Wキャストだから聴けるわ!と(笑)。よかったです。それくらい本当に素敵な曲」と絶賛し、最後に改めて「この作品が持っているメッセージを皆様にしっかりと届けたいと思います」と決意を固めた。会見にはこのほか、すずと周作と三角関係になる白木リン役の平野綾と桜井玲香、周作の姉・黒村径子役の音月桂、脚本・演出を務める上田一豪氏が登壇し、出演への意気込みや自身の役どころについて語った。
2024年02月21日俳優の海宝直人が20日、東宝ミュージカル『この世界の片隅に』(5月9日上演)の製作発表記者会見に出席し、村井良大とWキャストで挑む北條周作役に意気込みを語った。こうの史代氏の同名漫画を原作とする本作は、太平洋戦争下の広島・呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、それゆえにいっそう生きることの美しさが胸に迫る作品。2度にわたるアニメーション映画化、実写ドラマ化もされた不朽の物語を、ミュージカルとして新たに伝える。日生劇場での開幕後に全国ツアーを展開し、作中の舞台である広島・呉市の呉信用金庫ホールで大千穐楽を迎える。昆夏美と大原櫻子がWキャストで主人公・浦野すず役を務め、海宝と村井は、すずが嫁ぐ北條周作役。海宝は「とにかく作品の力が素晴らしいです。それを今回、素晴らしいキャストの皆さん、素晴らしいクリエイターの皆さんとともにミュージカルとして作っていけることが本当に幸せで、光栄なことだなと思っております」と喜んだ。作品については「周作に限らず、すべてのキャラクターがどこかかわいらしい。その上で真に迫る、実在感のあるキャラクターたちだなと思っています」とし、自身が演じる周作は「真面目で愚直な男。すずさんと同じく不器用なところもすごくあって、その人間臭さに共感できる魅力的なキャラクターだなと思います」と分析。そして「ミュージカルでは実際に生身で演じるわけですから、その実在感や生々しさ、そして作品全体の世界観がどういう風に立ち上がっていくんだろうかと、今からすごく楽しみです」と期待を寄せた。Wキャストを務める“相棒”の印象を問われると、村井から「自分が疑問に思ったことを独り言のようにつぶやくと、海宝くんが『あ、それはこうだよ』とすぐに教えてくれる。なので、ミュージカルのことなら何でも知っている人という印象です」と投げかけられた。海宝は「そんなことないですよ…」と恐縮しながら、村井について「本当にお芝居に真摯な方だなっていう印象がすごく強い」と言い、「ただ、役者仲間の人からは『昔はすごく尖っていたんだよ』という話を聞きました(笑)」と暴露。この言葉を受け、村井は「あ、僕って丸くなったんだ…(笑)」と笑いつつ「そう言っていた人の名前、あとで教えてください」と、何でも答えてくれる相棒に向けて新たな“疑問”を投げかけ、会場の笑いを誘った。続けて海宝は「そういうお話からも、芝居に対する思いがすごく強い方なんだなと感じていて。だから今回同じ役で、しかもWキャストだからこそ、客席から演じている姿を見られることがすごく楽しみです。たくさん刺激をいただけるんだろうなと思っています」と伝えた。最後に「とても愛されている原作をミュージカルにしていくことはすごく価値のあることだなと思っています」とし、日生劇場での上演後に待つ全国公演についても「そんな価値のある作品を全国の皆さんにお届けできるのはとても幸せなこと。楽しみに待っていていただきたいです」と呼びかけた。会見にはこのほか、すずと周作と三角関係になる白木リン役の平野綾と桜井玲香、周作の姉・黒村径子役の音月桂、脚本・演出を務める上田一豪氏が登壇し、出演への意気込みや自身の役どころについて語った。
2024年02月21日長野県でも屈指の人気スキー場である、栂池高原スキー場。鳥羽周作シェフ(45)がメニューを監修する古民家レストラン「NAGANO」は、このスキー場から車で5分ほどの距離にある。2月上旬の日曜日、「NAGANO」の屋根には雪が積もっていた――。「昨年6月に広末涼子(43)とのダブル不倫を報じられた鳥羽シェフですが、2月11日に『サンデー・ジャポン』(TBS系)にVTR出演し、話題を集めました。騒動後初のメディア出演となり、再始動を本格化させているようです。ハワイのレストランからコラボのオファーがあったため、現在は日本とハワイを行き来する生活を送っているそうです。番組では『いろいろあったんで心機一転。求められているところで一生懸命やりたいと思って。だいぶしっかりやりたいと思います』と、語っていました」(芸能関係者)ハワイ以外にも「ロサンゼルスの方でもお仕事を頂いております」と語り、国外での活動に力を入れているようだが、古民家レストランは活気にあふれているとは言い難かった。記者がレストランのそばに近づくと、ホール係の従業員が店から現れた。「いらっしゃいませ!」――すみません、特に予約もしていませんので。「予約してなくても大丈夫ですよ。今日のランチはお客さんが1組いらっしゃるだけですので、すぐに入れます」昨年7月1日のオープン直前に、ダブル不倫が報じられ、思わぬ形で脚光を浴びた「NAGANO」。ランチでは3000円の鮭定食、ディナーでは地域の食材をふんだんに使用した20000円からのコースメニューを愉しむことができる。以前、飲食関係者は本誌の取材にこう話していた。「NAGANOは公共交通機関で訪れるのが難しく、気軽に訪れられるような場所にはありません。だからこそ、企業からのコラボ依頼も絶えない売れっ子料理人である鳥羽シェフのブランド力は、開店直後の店を盛り上げるのに不可欠だったのではないでしょうか。不倫騒動がなかったら、“鳥羽シェフが手掛けた”というブランドは、長野の山奥までわざわざ顧客に足を運ばせるのに十分な理由になっていたと思います」だが不倫騒動で鳥羽シェフの露出も激減していたため、そのブランド力も低下を否めないようだ。ホール係に「鳥羽シェフは、こちらにはこないのですか?」と聞くと、「冬の間は来ないですね。お客さんも少なくて暇なんです」と話してくれた。『サンデー・ジャポン』放送後、あらためて「NAGANO」に取材をすると、担当者が次のように答えた。「営業のために(鳥羽シェフとは)連絡を取っていますが、冬の間はほかの仕事が忙しいですからね。(NAGANOの)営業は現地スタッフに任されてます」鳥羽シェフがハワイで再起をはかるいっぽうで、古民家レストランは厳しい冬と闘っていた。
2024年02月13日今年6月に広末涼子(43)とのW不倫が報じられ、世間を騒がせた人気シェフ・鳥羽周作氏(45)。12月6日、自身のInstagramストーリーを更新し、劇的にイメチェンした姿を公開した。鳥羽シェフはsio株式会社の木田翼シェフの投稿を引用するかたちで、金髪ヘアを披露。鳥羽シェフは机に向かい、何か思案している様子だった。投稿には木田シェフによる「攻めます!」との意気込みや「金髪いい感じ。」との感想もつづられていた。木田シェフは同日Xで同じ写真をアップし《最近わりとHotel’sにいます》と、鳥羽シェフの近況も紹介。《輝いております》ともコメントしており、身近な人からの攻め攻めヘアへの評判はいいようだ。このことはすぐにネットニュースに。騒動から半年となるが、いまだ世間では不倫騒動が尾を引いているようで、驚きとともに、厳しい声が相次いだ。《変えるのなら『見た目』より料理に向き合う姿勢だとか社会人としての態度だと思う。調理用具の使い方や食材を扱う順番、衛生面の取り組み。奥さんや子供との関係は今どうなっているのか…とかね》《何を攻めるの? また、広末さんにトライするの?》《せっかくみんなそんなことなんて忘れかけていたのに、出てきたことでまた世間の感情論を煽る結果に、、、》《見た目でなくて中身を激変しないと先行き怪しい感じなのでは…》
2023年12月07日元夫のキャンドル・ジュン氏(49)と離婚し、互いに別々の道を歩むこととなった広末涼子(43)。だが不倫相手である鳥羽周作氏(45)は、いまだくすぶっているようだ――。8月10日の「文春オンライン」では、鳥羽氏が7月1日にオープンさせた長野県小谷村の古民家レストラン「NAGANO」で働く様子を写真付きで報じた。広末との行方が気になるところだが、鳥羽氏は文春の直撃に「あれから一度もお会いしていません」と明かしたという。「鳥羽さんは騒動後、家族と暮らしていた自宅には戻っておらず、奥さんとの離婚協議も進んでいないと聞きました。埼玉県内にある自宅マンションでは、奥さんが一人で息子2人の面倒を見ているそうです」(週刊誌記者)“宙ぶらりん”状態の鳥羽氏だが、広末とのW不倫騒動をめぐってはメディアを通じた“主張”も波紋を呼んだ。6月29日発売の「週刊文春」で仕事の窮状を語るいっぽう、「広末さんに本気です」と熱を上げていた鳥羽氏。いっぽう「NAGANO」のオープン日に訪れた東スポの記者には、過去の暴行・不倫疑惑が報じられたジュン氏に“逆ギレ”も。自らの不貞行為を正当化するかのように、次のように述べていた。《火遊びだったらすいませんでしたってなるけど、彼女も離婚したくて、助けてあげるって感じだったら別に謝罪する必要ないじゃん》《マジでああいうやつは抹殺された方がいいですよ、ホント。俺の方がまだ純愛でまともじゃないすか》「ジュンさんは6月18日に行った記者会見で、広末さんの不倫が報じられる少し前に『離婚してほしい』と彼女から切り出されたと明かしていました。広末さんはジュンさんとの離婚を、かねて望んでいたようです」(芸能関係者)鳥羽氏は悩む広末を助けたつもりだったのかもしれないが、その代償は大きくのしかかった。6月14日にW不倫を認める謝罪文を発表した後、提携していた企業からは次々と契約解除されることに。不定期で出演していた『きょうの料理』(NHK)は事実上の降板となり、調理専門校レコールバンタンの「調理&フードブランドプロデュース学部」の学部長も退任。7月5日には、鳥羽氏に密着したドキュメンタリー映画『sio/100年続く、店のはじまり』の上映と配信の中止が発表された。■広末が解放感に溢れるいっぽう、失うものばかりの鳥羽氏いっぽう離婚後の広末といえば、解放感に満ち溢れているようだ。広末が43歳の誕生日を迎えた7月18日、彼女は同世代の友人数人を自宅に招いて9時間にわたってパーティを開いていた。翌19日には、母親を伴ってショッピングやマッサージに出かける広末を目撃。カフェでドリンクをテークアウトし、スマホで自撮り撮影する一幕も。母親と笑顔で会話を楽しむなど、充実した時間を過ごしている様子だった。「広末さんは無期限謹慎中ですが、女優復帰を望んでいるようです。地元・高知県を舞台にした主演映画の製作が中断しましたが、『この作品は絶対にやりたい』と意気込んでいるとか。もし女優復帰となれば、鳥羽さんの存在はデメリットとなるでしょう。子供3人の親権を持つことになりましたし、さすがに不倫相手と関係を継続させることはないのでは」(前出・芸能関係者)いっぽうジュン氏の約6000文字にわたる離婚報告文には、鳥羽氏の“不誠実対応”が明かされていた。「ジュンさんの代理人弁護士による報告文で、鳥羽さんからは『謝罪の意思が感じられない』と綴られていました。それでもトラブルの早期解決を図り、鳥羽さんに対して慰謝料請求をしないと明かしていました。陽気なキャラクターと確かな料理の腕で知名度を上げた鳥羽さんですが、頑なにジュンさんに詫びない姿勢はイメージダウンとなっています。鳥羽さんが広末さんと関係を深めていったのは、今年3月下旬ごろからだといいます。しかし結果的に、鳥羽さんが彼女の離婚を後押しした形に。短期間で燃え上がった恋だったようですが、鳥羽さん自身は失うものばかりでした」(前出・芸能関係者)哀れにも見える鳥羽氏の“末路”に、ネット上では冷ややかな声が上がっている。《夢見た勘違い間男さん、哀れだな笑》《振り回された子供達が一番の被害者》《なんてイタイ結末。舞い上がり過ぎたし、マスコミ対応間違ったし。いろいろとイタすぎました》
2023年08月11日“泥沼化”している、広末涼子(42)と、人気シェフ鳥羽周作氏(45)のW不倫。6月14日には、広末と鳥羽氏の熱い交換日記の文面が露呈。当人たちも不倫の事実を認め、広末さんは無期限の謹慎処分となり、このまま事態は時間とともに収束するかと思われた。しかし、6月18日に夫であるキャンドル・ジュン氏(49)が、独断で記者会見を決行。会見でキャンドル氏は広末を「最高の妻」と持ち上げる一方で、精神的に不安定になることがあることや、過去にも不倫疑惑があったことを明かし、記者達を驚愕させた。その行動力が評価される一方で、広末に会見することは伝えていなかったという。妻の心理としては、自分の知らぬところでプライベートが露呈させられる状態は、容認できるものではないだろう。その証拠に、6月22日に配信された「文春オンライン」では、広末本人が「週刊文春」の取材に応じ、事務所と夫への不信感を顕にしている。会見で、キャンドル氏は広末から離婚を要求されたことを明らかにしていた。また、一部には鳥羽氏との再婚を望んでいるという報道も存在する。はたして今後、広末はキャンドル氏と離婚に至るのか?そして鳥羽氏と再婚の道に進む可能性はあるのだろうか?恋愛ジャーナリストでコラムニストのおおしまりえさんは「夫婦の意見が食い違っている以上、離婚する可能性は高まっていると思う。ただ、鳥羽さんとの再婚も絶望的ではないでしょうか」と分析する。泥沼の三角関係の行方を聞いた。■広末涼子に再婚の可能性はあるのか?週刊文春の記事によると、広末さんと鳥羽さんは双方離婚し、再婚する気満々だったようです。その熱量は不倫が露呈してからも変わらずのようですが、現状ここまでコトが大きくなった以上、再婚は難しいのではないかと考えます。ただのW不倫だったスクープが、夫の会見といったいわば“反対勢力”の生の声が世間一般にも届いたことで、バッシングの熱が相当高まってしまったからです。夫がプライベートの内情を明かしたことで、広末さん達は“不倫当事者”から“家族を傷つける加害者感”が強まってしまいました。こうなると、たとえキャンドル氏と離婚できたとしても即再婚といった行動は取りにくくなります。また、強引に再婚を進めたとしても、それはすなわち、芸能界引退とセットくらいの大きな代償を払うことになりそうです。また現在、双方CMやスポンサー解除による違約金の発生や業務自粛など、経済的な負担も高まっているといわれています。これは芸能人に限ったことではありませんが、人間は経済的な余裕がなくなると、100年の恋も覚めるケースがゴマンとあります。鳥羽さんはシェフですが、いわばタレントシェフの一面もあった人物。双方の金銭ダメージはネガティブな気持ちの変化を生み出すに十分すぎる材料です。■広末涼子のパートナー、一体どっちに?キャンドル氏と鳥羽氏、一体どちらが広末さんにとってベストパートナーとなりうるのでしょう。報道を見る多くの人が、今まで広末さんのメンタルや行動を受け止めてきた夫であるキャンドル氏に軍配を上げるようです。ただ個人的にはどんなに包容力や人間力があろうとも、無断でプライベートを外部に漏らす相手は信頼できないのではないかと考えます。今までは適任だったかもしれないですが、あの会見があった以上、パートナーシップの回復は絶望的ではないでしょうか(キャンドル氏は修復を望んでいますが)。かといって、鳥羽氏が適任かといえば、その点も懐疑的にならざるを得ません。今回の報道で、広末さんには精神的に脆い部分があることが分かったわけですが、そんな彼女を受け止めるために、揺るがない精神力や包容力は必要でしょう。不倫報道後、逃げの姿勢を取り続けている鳥羽氏では、彼女を今後、良いときも悪い時も支えられるのかは疑問です。毎週新事実が明らかになる今回の不倫報道。決着がどう着くのか全くもって読めませんが、どうか平和に解決しますように。(文:おおしまりえ)
2023年06月23日広末涼子(42)とW不倫したミシュラン一つ星レストラン「sio」オーナーシェフ鳥羽周作氏(45)が支払う代償は、大きいようだ。6月14日に鳥羽氏が不倫関係を認めると、15日には’21年から務めていた埼玉県戸田市の「とだPR大使」を退任すること発表された。19日には、六甲バターが鳥羽シェフと結んでいた大阪・関西万博に向けたメニュー開発等の契約を解除したことを公表。さらに20日には、コーポレートシェフとして鳥羽氏を起用していたバイオテクノロジー企業のユーグレナが、契約を解除した。6月14日にTwitterで発表された謝罪文で、《今後は、改めてゼロから料理に向き合いたいと思います。自分が一番世の中にできることは何かと考えましたが、やっぱり料理しかありませんでした》と語り、料理人として再起を図る鳥羽氏だが、不倫の余波は思わぬところにも。’20年10月に、子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア『kufura』のYouTubeチャンネルで公開された鳥羽氏が豚のしょうが焼きと千切りキャベツを作るレシピ動画が注目を集めている。問題となっているのは『【 #おうちでsio 】「 絶品 しょうが焼き 」の隠し味はあの果物…! ミシュランシェフ の 直伝レシピ kufura 』という動画の冒頭。「料理するときにすごい効率のいいやり方があって、切るものは全部一回で終わらすみたいな感じで、切って全部用意しておくと、あれやってまたあれやって、また切ってみたいにならないんで、全部切りものは先にやるみたいな感じでやるのが僕的にはおすすめなんで」と言って、先に食材を切ることが効率よく料理するコツだと鳥羽氏は話していた。実際に鳥羽氏は料理工程の最初に豚肉をカット。使っていたまな板と包丁をタオルで拭くと、続けて玉ねぎを切る際に注意する点を語りながら切っていった。さらに同じまな板と包丁を使ってキャベツを千切りしていた。「動画のコメント欄では、自分で食べる豚のしょうが焼きと千切りキャベツとは言え、生の豚肉を調理する際に使った手と包丁とまな板を洗わずに、加熱せずに食べるキャベツを千切りしたことを、問題視する声があがっています。真似した人が食中毒を起こしかねないとの指摘もありました。鳥羽さん本人のYouTubeチャンネルのものでない2年半以上前の動画ですので、今回の騒動がなければ注目を集めることはなかったでしょう」(芸能関係者)SNS上では、問題となっている豚のしょうが焼きレシピ動画に対して、《今だからこそ炎上する》《わざわざ粗探しに行ってるのか…暇な人もいるもんだな》と些末なことと指摘する声もあがる一方で、批判する意見も多数みられた。《ミシュラン、一流シェフとして失格レベル》《これは家でもやらないな笑笑》《素人でも料理する人なら無意識に避けるパターン》
2023年06月23日6月14日にW不倫関係を認め、それぞれ謝罪コメントを発表した広末涼子(42)とフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)。広末は事務所から「無期限謹慎処分」を言い渡されているが、本誌の取材によりまた新たにその“暴走ぶり”が明らかになった。7日に「文春オンライン」でホテル密会が報じられ、一度は不倫を否定していた広末。だが14日朝には一転して報道内容を認め、謝罪コメントを発表。その同日夕方には再び「文春オンライン」で、複数枚にわたる手書きの”恋文”や交換日記の存在が明かされたのだ。その赤裸々な内容もさることながら、わざわざ紙に書き残すという手段をとっていることからも広末の鳥羽氏に向けた強い愛情がうかがえる。そんな広末の“暴走ぶり”は、2人の間だけで完結していたわけではなかったという。広末の知人は本誌にこう語る。「実は広末さん、周りの人にも鳥羽さんのことを猛プッシュしていたんです。そのときは単純の人気レストランのシェフを尊敬しているんだなとしか思っていなかったのですが……。今考えると絶句してしまいます。そういう関係って、普通は隠したいものじゃないですか。なのにわざわざ周囲に宣伝するなんて、よっぽど歯止めが効かなくなっていたということなんでしょうね」もともと2人の出会いは、21年1月に鳥羽氏が連載していた雑誌『BARFOUT!』で対談企画が組まれたことだった。当時、鳥羽氏は自身のTwitterで《広末涼子さんの映像作品も音楽も全部大好きです!》《正直 やばかったです 最高でした》 《完全に我を失いました》とつぶやき、周囲に向けて“推しっぷり”を発信していた。「しかし、その後はむしろ広末さんのほうが積極的に鳥羽氏のことを推していました。今年4月にドキュメンタリー映画『sio100年続く、店のはじまり』が公開された際もコメントを寄せるなど、今思えば堂々と彼のことをPRしていたのです」(芸能記者)同作のHPでは、各界の署名人たちからの絶賛コメントが掲載されている。その最初の1人として、広末はこんなメッセージを寄せていた。《大切なのは、ハングリー精神かサービス精神か?正しいのは、性善説か性悪説か?“ひとのために“頑張れる人が何より強い。日本が美味しい笑顔で溢れている原点を垣間見ました。世界に誇れる“おいしい“に、きっとあなたも立ち会えます。女優 広末涼子》「今年5月には『FLASH』で、広末さんと鳥羽さんのツーショット写真が掲載されました。このときは人気シェフを送迎してあげる神対応として紹介されており、不倫については触れられていませんでした。ただ注目を集めたことは変わりないわけで、このとき冷静な判断ができていれば『これ以上はもう危ない』として終わらせることもできたはずです。しかし2人はその後も交際を続け、関係が公のものとなってしまいました」(前出・芸能記者)今回、マネージャーのInstagramを通じて《この度は、私、広末涼子の軽率な行動により、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを深く、心よりお詫び申し上げます》と謝罪していた広末。確かに、周囲の目をはばからず不倫相手を猛プッシュする“暴走ぶり”は「軽率」というほかない。
2023年06月16日既婚者同士での不倫、いわゆる『ダブル不倫』が報じられた、俳優の広末涼子さんとシェフの鳥羽周作さんの、手書きの手紙や交換日記が流出した一件が、物議をかもしています。2023年6月15日に放送されたラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)に出演した、お笑いコンビ『おぎやはぎ』の小木博明さんは、今回の流出に関して「集団いじめ」と苦言を呈しました。広末涼子のW不倫、手紙流出に小木博明が苦言番組冒頭で、広末さんと鳥羽さんのW不倫について触れた『おぎやはぎ』の2人。また、広末さんと鳥羽さんがお互いに対する気持ちを赤裸々につづった、交換日記のようなノートが流出した件について、小木さんは自身が交換日記をしていた世代であることを交え、「プライバシーの侵害」と憤りの声をあげました。俺、交換日記を散々やってきた世代だしさ。交換日記の重みを知っている世代としていわせてもらうと、これ(交換日記)を出されちゃうと、プライバシーに関わってくるよ。(プライバシーの)侵害ですよ。おぎやはぎのメガネびいきーより引用不倫そのものについては、広末さんも鳥羽さんも立場上、仕事への影響もあり、多少なりとも批判が出てしまうのは避けられないことでしょう。しかし、プライバシーを第三者に暴かれ、世間に公にされたことには、広末さんと鳥羽さんに対して同情の声も目立ちます。小木さんは、実際に自分が交換日記をしていたからこそ、つづられている内容が極めて私的なものであり、他人には見られたくない内容であることを理解しているようで、さらにこうも続けました。これ(交換日記)を発表するってことは、もう集団いじめだよ。だからこれさ、大人たちがみんないじめてるとしか思えないよね、団体で、集団で。俺はこれに関しては、いじめに加担しないようにしようと思って。おぎやはぎのメガネびいきーより引用流出の一件を『集団いじめ』に例えた小木さんの意見に共感の声も多く「やりすぎなように思う」「さすがにかわいそう」といった声も。芸能人の不倫や不祥事が報じられることは、珍しくありません。しかし、報道のバランスやどこまで報じるかの線引きは、変わりつつあるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年06月16日2023年6月に、一部週刊誌で既婚者同士の『ダブル不倫』疑惑が報じられた、フレンチレストランのオーナーシェフである鳥羽周作さんと、俳優の広末涼子さん。当初は鳥羽さんが否定のコメントをしていましたが、同月14日に両名ともSNSを更新し、不倫の事実を認める文章を公開しました。鳥羽さんは、Twitterで各関係者はもちろん、自身の家族に対しては「夫として、父として、本当に愚かな姿を見せました」と謝罪。さらに、当初、不倫の事実を否定したことに対しても「自分の弱さ、そして何よりずるさが出た結果」とつづっています。その上で、信用を取り戻せるよう努力しつつ、改めてゼロから料理に向き合っていく姿勢を示しました。また、広末さんは自筆の謝罪コメントをInstagramで公開しています。コメントの中で、鳥羽さんの家族やファンなどへの謝罪の気持ちをつづりました。この度は、私、広末涼子の軽率な行動により、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを深く、心よりお詫び申し上げます。一部、週刊誌で報じられているとおり、鳥羽様との関係は記事のとおりです。鳥羽様のご家族に悲しい思いをさせてしまったこと、辛い気持ちにさせてしまったことを何よりも申し訳なく思っています。私自身の家族、3人のこどもたちには、膝をつき合わせ直接、「ごめんなさい」をしました。彼らは未熟な母親である私を、理解し認めてくれました。また、今回の一件により、これまで応援してくださった大切なファンの皆さまをがっかりさせてしまったことも、この場でお詫びさせてください。みなさま、本当にほんとうにごめんなさい。私の憧れだった女優業を汚してしまった事実と、鳥羽様のご家族を傷つけてしまった罪を心に刻み、これからの人生を考えてゆきたいと思います。hirosue_staffーより引用同日、所属事務所である有限会社フラームは、不倫について「インスタグラムに発表させていただきました本人のコメントの通り」として、広末さんを無期限謹慎処分にしたことをウェブサイトで発表しました。事務所としましては、事態の重さに鑑み、広末涼子を無期限謹慎処分とすることにしました。現在進行中の作品に関しては、関係者の方々にご迷惑をおかけしないよう誠心誠意対応させていただきます。有限会社フラームーより引用2023年には、連続テレビ小説『らんまん』(NHK)や、同年5月19日公開の映画『最後まで行く』などに出演している広末さん。不倫の影響がどこまでおよぶのか、また信用回復に向けた今後の活動について、人々の注目が集まっています。[文・構成/grape編集部]
2023年06月14日ミシュラン1つ星のフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏が14日、自身のツイッターを更新。一部週刊誌で報じられた女優・広末涼子とのW不倫を認め、謝罪した。鳥羽氏は、「報道された内容は、概ねその通りです」と認め、「多くの方にご迷惑をかける行為だと頭では理解していながら、相手のご家族や自分の家族、周りの皆様にどういうことが起こるのかを想像できないまま、僕は冷静な判断を欠く行動をしました」とコメント。「すべては、僕の弱さ、社会に身を置くひとりの人間としての未熟さに原因があります。ご迷惑をおかけしたすべての方々に心よりお詫びいたします。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。続けて、「広末さんのご家族や関係者の皆様、お店のお客様やクライアント様、スタッフなど、多くの方に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。今後、心を尽くし、誠意が伝わるまで、お詫びをしてまいります」とし、「そして、自分の家族には、夫として、父として、本当に愚かな姿を見せました。今後家族に対して、できるかぎりの償いをしていきます」とつづった。さらに、「今後は、改めてゼロから料理に向き合いたいと思います。自分が一番世の中にできることは何かと考えましたが、やっぱり料理しかありませんでした。少しずつでも、失った信用を取り戻せるよう、努力を重ねてまいります」と記した。○■鳥羽周作氏コメント全文皆様この度は、私の軽率な行動によって世間をお騒がせしており、誠に申し訳ございません。一部報道のあった広末涼子さんとの件についてお詫びをさせてください。まず、報道された内容は、概ねその通りです。多くの方にご迷惑をかける行為だと頭では理解していながら、相手のご家族や自分の家族、周りの皆様にどういうことが起こるのかを想像できないまま、僕は冷静な判断を欠く行動をしました。すべては、僕の弱さ、社会に身を置くひとりの人間としての未熟さに原因があります。ご迷惑をおかけしたすべての方々に心よりお詫びいたします。誠に申し訳ございませんでした。広末さんのご家族や関係者の皆様、お店のお客様やクライアント様、スタッフなど、多くの方に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。今後、心を尽くし、誠意が伝わるまで、お詫びをしてまいります。そして、自分の家族には、夫として、父として、本当に愚かな姿を見せました。今後家族に対して、できるかぎりの償いをしていきます。もうひとつ、皆様にお詫びしなくてはいけないことがあります。最初に報道があったときに、不倫の事実はない、と嘘をついたことです。知らない番号からかかってきた電話に出たところ、記事に掲載されていた通りの内容の質問をされ、事実に反する受け答えをしてしまいました。自分の弱さ、そして何よりずるさが出た結果です。深く反省しています。今後は、改めてゼロから料理に向き合いたいと思います。自分が一番世の中にできることは何かと考えましたが、やっぱり料理しかありませんでした。少しずつでも、失った信用を取り戻せるよう、努力を重ねてまいります。最後に、お願いができる立場でないことは重々承知しておりますが、幼い子供や妻など、家族への取材や接触はお控えいただけますよう、取材関係者の方々のご配慮をお願い申し上げます。2023年6月14日鳥羽周作
2023年06月14日ミシュラン一つ星3年連続獲得レストラン「sio(シオ)」のシェフ・鳥羽周作監修の「ふつうのケチャップ」を活用した「ケチャップが主役のホットドッグ」が東京・表参道にあるレストラン・ホテルズ(Hotel’s)にて期間限定で提供される。ミシュラン一つ星「sio」⿃⽻シェフ監修のケチャップ鳥羽周作監修のもと「最高のおいしいを、世の中のふつうにしていきたい」という想いから誕生した「ふつうの」シリーズから、2021年に販売された「ふつうのマヨネーズ」に続く第二弾「ふつうのケチャップ」が登場。生トマトを4時間煮込んで作る「ふつうのケチャップ」最大の特徴は、トマトペーストを一切使用せずに生のトマトを弱火で4時間煮込む独自の製法だ。にんにくやたまねぎなどで味を整えることでケチャップならではの味の主張をあえて抑え、みそ汁やカレーなど普段ケチャップを使わない料理にも万能に活用できる調味料を完成させた。「ふつうのケチャップ」使用の期間限定ホットドッグそんな「ふつうのケチャップ」とベストセラー「ふつうのマヨネーズ」を使用した「ケチャップが主役のホットドッグ」が、表参道にオープンしたsioの新業態「ホテルズ」に期間限定で登場。ケチャップの味そのものを楽しめるシンプルな味付けをベースに粒マスタードやピクルス、赤玉ねぎをアクセントに使用し、最後まで飽きずに食べ続けられる逸品に仕上げた。【詳細】「ケチャップが主役のホットドッグ」提供期間:2022年8月5日(金)〜8月12日(金)※8月8日(月)は店休日。提供場所:ホテルズ住所:東京都港区北青山3丁目4-3 ののあおやま2階価格:1,000円※1日20食限定での提供。※電話での予約が可能。※テイクアウトのみでの販売。テラス席や店舗前の公園を利用できるが、店内利用は不可能。【予約・問い合わせ先】ホテルズTEL:03-6804-5699
2022年08月11日ミシュランシェフの鳥羽周作とロッテがコラボレーション。鳥羽が手掛ける代々木上原のレストラン「sio(シオ)」と、表参道のレストラン「ホテルズ( Hotel’s)」の各店にて、それぞれ異なる限定メニューが展開される。期間は2022年1月13日(木)から25日(火)まで。ロッテの新作クラフトチョコを使用今回のコラボレーションは、カカオ豆の生産から製造までを手掛けたロッテの新作クラフトチョコレート「DO Cacao chocolate」の発売を記念して実現したもの。「DO Cacao chocolate」の新作のひとつである「カカオ70」を使用し、その強いレーズン香を持つフルーティーなカカオの風味を、鳥羽周作が手掛ける人気レストランのコース料理と融合させているのが特徴だ。シオ限定「鯖とカカオ」3年連続で"ミシュラン1つ星”を獲得している代々木上原の名店「sio」で味わえるのは、過去に当店で提供した「鯖とクレープ」をアレンジしたメニュー「鯖とカカオ」。泡やクレープ、中の具にも「DO Cacao chocolate」を使用したことで、あらゆる角度から芳醇なカカオの風味を堪能できる。リンゴジャムやバナナの甘味、ナッツや玉ねぎなど、意外性のある具材のマリアージュにも注目だ。ホテルズ限定「鳩とカカオ」一方「シオ」の新業態のレストランとして話題を集める「ホテルズ」では、店のスペシャリテ「鳩と雑穀米」を特別にアレンジした「鳩とカカオ」を提供。一面を覆うトレビスの下には、絶妙な火入れがほどこされた鳩、イチジク、雑穀米、「DO Cacao chocolate」をバランスよく組み合わせているのが特徴だ。それぞれが持つ旨味・苦味・甘味が絶妙に絡み合う、新感覚の食体験を楽しんでほしい。カカオの香る食前酒もなおロッテの新作「DO Cacao chocolate」は、カカオの無限の可能性への挑戦するプロジェクト「DO Cacao Project」から生まれたもの。コース料理以外にも、「DO Cacao Project」の一環で誕生したカカオ入りの新アルコール飲料「カカオ&ホップ」が食前酒として提供されるほか、食後には「DO Cacao chocolate」のサンプリングをコーヒーと楽しめるなど、コラボレーションならではの特別なサービスが用意されている。【詳細】鳥羽周作×ロッテのコラボレーションメニュー期間:2022年1月13日(木)~25日(火)・sio住所:東京都渋谷区上原1丁目35−3コラボレーション料理:「鯖とカカオ」 ※ランチ/ディナーの全てのコースで提供。・ホテルズ住所:東京都港区北青山3丁目4-3 ののあおやま2階コラボレーション料理:「鳩とカカオ」※ランチはスペシャルコースでの提供、ディナーは全てのコースで提供。
2022年01月14日松竹株式会社メディア事業本部の藤井宏美と、ユーロスペース支配人の北條誠人がオンライン・コミュニティ「ミニシアタークラブ」で対談を行った。「ミニシアタークラブ」はミニシアターや映画好きのためのコミュニティ。そこにユーロスペースで特集上映されている「篠田正浩監督生誕90年祭『夜叉ケ池』への道モダニズムポップアートそしてニッポン」の企画者である藤井がゲストとして出演し、今回の対談に至ったのだという。現在上映中の『夜叉ヶ池』の話から特集上映に対する考え方などで盛り上がったトークセッションを以下にレポートする。――藤井の業務内容について。藤井:松竹のメディア事業部という部署に所属しています。劇場公開後のパッケージ、配信、TV、海外などいわゆる2次利用と言われるものの権利窓口を扱う部署です。その中で私は知財事業室というところにいるのですが、松竹の過去の作品をいかに多くの人に見ていただくかを考えて企画、推進していく仕事をしています。――特集上映開催までの経緯。藤井:篠田正浩監督と坂東玉三郎さんが登壇された初日舞台挨拶でもおっしゃってたんですが、昨年7月に、お二人が再会された時に、今の人たちにもう一度『夜叉ヶ池』を見てもらいたいですね、というお話になりその翌日には松竹に連絡をいただきました。『夜叉ヶ池』を多くの方に見ていただくには、現存のフィルムの状態やフィルム映写機がない劇場も多いことを考慮して4Kデジタルリマスター版を制作しようということになりました。デジタル化にあたってはいろんな方法があるんですが『夜叉ヶ池』ではフィルムの1コマ1コマを4Kでスキャンしリマスターしました。さらにそこから2次利用の素材も劇場上映用素材も作り、さらに篠田監督は海外でも非常に人気が高いので海外の映画祭でもかけられないか、など動き始めました。初日の舞台挨拶は北條さんに司会もしていただき本当に好評でした。北條:客層も幅広くて、盛況でした。※ユーロスペースでの『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター』の上映は4Kデジタル上映マスター版をもとにした2K上映。――リマスターについて。北條:リマスターされる作品の条件というか基準などは何かあるんでしょうか?藤井:リマスターは、公開当時(の上映プリント)の状況を復元することなので、監修についていただける方、例えば当時を知るキャメラマンの方などに立ち会っていただけるかどうか、ということも重要な要素です。例えば小津監督作品でも『東京物語』からやったんですが、当時撮影助手でつかれていた川又昂キャメラマンに見ていただきました。あと『青春残酷物語』や『砂の器』なども。――特集上映の面白さとは。北條:篠田監督が今年90歳ということで、そのお祝いになるような企画ができないか?とはじめにお話をいただきました。その時、篠田監督の作品本数は非常に多いのでどうセレクトしていこうか?ということが頭をよぎりました。(笑)結果的に企画コンセプトとしては落ち着いたのは『夜叉ヶ池』に至るまでの10本を篠田監督に選んでいただくということで、上映作品を決定しました。司会:ユーロスペースの特集上映のジャンルを見るとかなり幅広く、バラエティーに富んでいると思うんですが狙いはあるんでしょうか?今年ですとイスラーム映画祭、相米慎二監督特集、タルコフスキー特集など。北條:日本映画に関して言いますと、全ての世代に向けて満遍なく、というのを意識しております。藤井:私たちは過去の作品や監督、俳優に新しいお客さんが出会って欲しいと思っているので、いろんな年代の客層がいらっしゃるユーロスペースさんは本当にありがたいです。『夜叉ヶ池』は玉三郎さんのファンと特撮ファンという要素があるので、まずは北條さんにご相談しました。――次の企画について。北條:次は小津120周年ですか?藤井:そうですね、2022年頃から準備に入ります。『周年』の企画というのは企画を立てやすいんですが、それ以外の企画も考えていきたいです。例えば、今を生きている私たちに考えるきっかけを与えてくれるような作品や監督、人物に焦点をあてたような。■配信情報ミニシアタークラブ対談「藤井宏美(松竹株式会社)×北條誠人(ユーロスペース支配人)」対談動画は、ミニシアタークラブに入会後、閲覧可能。■上映情報「篠田正浩監督生誕90年祭『夜叉ケ池』への道モダニズムポップアートそしてニッポン」7月30日(金)まで上映劇場:ユーロスペーストークショー7月17日(土)13:00回の上映後ゲスト:樋口真嗣(映画監督)聞き手:樋口尚文(映画評論家 / 映画監督)※オンライントークになる場合もあり。
2021年07月16日レストランを通し「幸せの分母を増やす」料理はそのための一つのツール。迷ったらそこに立ち返り、いろんなカタチで人を、社会を、幸せにしていきたいJリーグの練習生を辞めて教員になり、32歳で料理人の世界へ飛び込んだという、異色の経歴を持つ鳥羽周作シェフ。【DIRITTO】や【Florilege】などで修行を積み、2016年【Gris】のシェフに就任。その2年後、店を買い取る形で、【sio】をオープン。オーナーシェフを務めるかたわら、自社を立ち上げ、料理人を取り巻く環境を良くし、可能性を広げたいと動き出した。【sio】のオーナーシェフ、鳥羽周作さんそのためにまず力を入れたのはチームづくり。料理は自分がつくらなくても調理場にいるメンバーがきっちりつくれるよう指導し、現場の外から俯瞰した目線で、自身が“食を通して人を幸せにできているか”を考え続けてきた。さまざまなクリエイターとつくった楽しさ、おいしさ、心地よさがリピーターを呼び、2019年にはミシュラン一つ星を獲得。2019年10月には「理想の食堂」をカタチにした【o/sio】を、12月には「純洋食とスイーツ」をテーマにした【パーラー大箸】を監修。代々木上原にある【sio】料理は若手に任せ、チームをまとめる鳥羽シェフ順風満帆に見えたその時に襲ってきた新型コロナウイルス。新店舗のための借金もあり目の前が真っ暗になったという。「でも、僕らができることはこの状況下でも食で幸せにすること」。滾たぎるエネルギーでピンチをチャンスにした鳥羽シェフに話を聞いた。オープン当初からのスペシャリテ『馬肉/ビーツ/プラム』コロナ禍でチーム一丸となり、乗り切ることで開けた視界――コロナ禍においてさまざまな取り組みをし、結果、売り上げが前年比増になったそうですね。鳥羽周作さん(以下、鳥羽):最終的に前年より良い数字で着地できましたが、4月はお客さまも激減し、実はかなり厳しかったんです。――そうなんですか?鳥羽:はい。でもこうした状況でも、会社の経営方針「幸せの分母を増やす」に従い、「店が潰れてもいいから料理人としてできることをする」と宣言した僕に、チームがついてきてくれた。結果、スピード感を持っていろいろ挑戦できたことが、コロナ禍でも増収増益につながりました。――その一つが、Twitterでのレシピ公開ですね。鳥羽:レストランにお客さまが来られないなら「幸せの分母を増やす」ために家でもできる僕らの料理のレシピを伝え、家で【sio】を感じてもらおう。そう思って3月30日、2号店の【o/sio】の唐揚のレシピをTwitterで公開しました。Twitterで拡散後、その反響の大きさからnoteでもより詳細な情報を発信鳥羽:「#おうちでsio」と名付けたレシピ投稿は、誰もが好きな料理に絞って、アップし続けました。レシピは嫁さんに試作してもらい、上手にできたものだけを公開。家で簡単においしくできる再現性にはこだわりました。Twitterでは書ききれないポイントはレシピと合わせてnoteにまとめました。SNSを通じてお客さまが求めることに応えていたら、6000人のTwitterフォロワーが1カ月で4万人になったんです。――でも、無料でのレシピ提供は直接ビジネスにつながらないのでは?鳥羽:コロナ前後では、料理人のあり方は確実に変わりました。前は対面で喜ばせることが主流でした。でも、コロナ後は、お店に来てくれる人だけがお客さまではないことに僕らは気がついた。僕たちが店以外で発信する“体験”を受け取った人が感じてくれた幸せは、実店舗に行ってみたいという原動力になる。目先のお金にはならないけれど、未来のお金につながるんです。だからレストラン体験をいろんなカタチで‟広げる”、‟伝える”ことは大事にしています。フォカッチャは【ル・ルソール】に特注店名を冠したスペシャリテのデザート『sio』――Twitter、インスタグラム、noteとSNSもうまく連携して運営していますね。鳥羽:周りに、経営者やクリエイターの友人も多いので時代に合わせたSNSの使い方は意識しています。若手も自主的に動画制作や、noteの記事を担当していますよ。うちで働く子は料理人の技術と初歩的なITの知識、両方が必要です。SNSはマーケティングというより、‟おいしい料理”を伝える技術。以前は対面で伝えていたことが、今はSNSが加わり幅が広がったのだと思います。――テイクアウトの『バインミー』もヒットしました。鳥羽:僕たちは1,000円のバインミーにレストランの凄さを詰めた。すると生産が追い付かないほど売れる日が続いたのです。これはマーケティングではなく、‟おいしいから”ヒットしたと自負しています。やはり料理人として‟おいしい”はすべての基本。それが実現したのは、若手に店を任せられたことが大きかったですね。テイクアウト用に生み出された『バインミー』は大ヒット――テイクアウトの商品開発に専念できたことがヒットの理由だと。鳥羽:レストランの料理をそのままテイクアウトにしてもおいしくない。だからテイクアウトに合う料理を研究しました。途中から発売した【sio】の世界を自宅で楽しんでもらう『sio贅沢弁当』は研究の集大成です。時間がたってもおいしさをいかにキープするか。水分を出さない、味うつりしない、持続する彩りの美しさ。3週間家にこもって追求しました。日頃から若手に現場を任せ、自分がいなくても営業できる状況をつくっていたので実現したことです。『sio贅沢弁当』。14種類の小さな料理に鳥羽シェフの技術を結集――レシピで【sio】を知り、バインミーを買いに来て、贅沢弁当を知って食べ、今度はお店に行きたい!と新規顧客の循環ができた。鳥羽:まさにそうです。「幸せの分母を増やす」ことを広げた結果、新たな循環が生まれ、予約がいつも以上に入るようになりました。目指すのは、料理界のキング・オブ・ポップ――「幸せの分母を増やす」がやはり基本なんですね。グラフィックデザイナーの水野学さんから「くまモン」は版権フリーだと聞き、料理で幸せの分母を増やせば利益は自然とついてくると気がついた。もう一つ、水野さんから「かっこいいデザインは誰でもできる。でも、みんなが好きな〝ポップ0が最高なんだ」と聞いた時、ピンときた。僕は、料理界のキング・オブ・ポップになる!と、その時に思いました。――丸の内の【o/sio】は、〝ポップな店0の具現化ですか?鳥羽:そうですね。ナポリタンや唐揚げといった誰もが好きなメニューをポップに料理しています。将来的には全国展開もしたい。「幸せの分母を増やす」最終形はファミレスです。「丸の内ブリックスクエア」内にある【osio(オシオ)】誰もが気軽に楽しめるナポリタンや、ランチにはカレーも提供――ファミレス!楽しそうです。鳥羽:ファミレスをやるためには、来年仲間のシェフ3人とやる店で二つ星を取り、その後N.Y.に行って、世界で評価されるガストロノミーをやり、帰国してファミレス経営という青写真があります。来年1月オープン予定の店は新しい日本料理=〝民芸0がテーマ。ジャンルを超えた〝おいしい0今の時代の日本料理を提案する予定です。sio【エリア】代々木上原【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】9000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】代々木上原駅 徒歩2分
2020年08月11日文:北條誠人(ユーロスペース支配人)今日は6月1日月曜日。「非常事態宣言」をうけての4月8日から53日間続いた休館がようやく終わり、いよいよ上映再開です。2月中旬からお客さんが徐々に減ってきていましたから、私たちは3か月半の期間を新型コロナウイルスと戦ってきたことになります。そしてこの戦いはまだしばらくつづきそうです。それぞれの映画館が上映再開にあたっては何を上映しようかと思いを込めて考えていると思いますが、ユーロスペースの再開第一弾はアキ・カウリスマキ監督の『希望のかなた』を35mmフィルムで上映します。シリアで生きはぐれた妹をお兄さんがヘルシンキの人たちの力を借りて再会する物語。ほんとうに普通の人が困っている人を助けるというだけのことがなんと心に沁み込むことかと今、あらためて思います。今回のフィルムはロードショウの時に全国のミニシアター15館でリレーのように廻して上映をしてもらったもの。こんな機会がなければスクリーンで再会することもなかったでしょう。もう片方のスクリーンは『ようこそ、革命シネマへ』。スーダンでは1989年に軍事政権が発足してから映画産業も映画館もなくなってしまいました。それから35年、年をとった4人の映画人が閉館している映画館をなんとか復活させようとがんばる、まさに上映再開へのすがたをとらえたドキュメンタリー映画。いずれもまず観ていただきたい映画として選びました。今回のコロナ禍をミニシアターで経験して考えたこと、感じたことはさまざまにありますが、一番の驚きは、多くのかたからのミニシアターへの思いです。「ミニシアター・エイド基金」のクライドファンディング、「Save the Cinema ミニシアターを救おう!」の署名と参加していただいた方々にはお礼のことばしかありません。それだけではなく直接に間接に映画館に応援のことばや支援をいただき、その量と熱さが本当に自分たちに向けられているのかと疑いたくなるくらいでした。この疑問は、今から思えば恥ずかしい限りです。仕事に対して無自覚でありすぎました。ミニシアター・エイド、仮設の映画館、Save the Cinema……"若い力"ともに、ミニシアターのルネサンスを!ここ数年、私たちミニシアターを取り巻く環境は決して恵まれていたものではないと思っていました。その環境は若い人のミニシアター離れやシネコンとの競争、デジタル化による作品の膨大な増加が問題点としてまず挙げられますが、そこで働いている者がこの状況を変えていくための方策をきちんと持っていたり、今後の将来的なヴィジョンを説明できるかといえばまったく心もとない状況が、新型コロナウィルスの感染拡大まで続いていました。果たして自分たちの仕事はどう見られているのか。社会から置いていかれている小さな産業になってしまっていないか。そんな疑問を心の片隅に追いやって仕事を続けてきていたのかもしれません。好きな映画を上映できていればいいと。ですから、今回の多くのかたからのミニシアターへの応援は、私たちの今までの仕事の見直しを嫌でも強いてきます。「ミニシアター・エイド基金」や「仮設の映画館」が若い映画監督や配給会社のメンバーなどによってすぐに立ち上がって進んでいったこと。「Save the Cinema」の運営に若い世代の人たちが参加してくれていること。もしクラウドファンディングや署名に若い人たちが参加してくれていれば、ミニシアターのこれからは若い文化にもなっていくのではないかと期待しています。私が今回のことで一番学んだことはこの“若い力”。そして一緒に動いていく“協同の力”。これがなければ、たぶん全国のミニシアターは生き残ることはできなかったでしょう。多くのかたがたからの応援の声を帆にいっぱい受けて、今日からの上映再開の海に漕ぎ出していきます。はたしてその海はどんな海なのかはまったく予想ができませんが、これからは私たちの海図を作りながら進んでいくことになります。先日、友人が「コロナが落ち着いたらミニシアターのルネサンスがきますよ」と声をかけてくれました。中世のペスト大流行のあとにルネサンス文化が花開いたことをふと思いだしましたが、この友人の船出への手向けのことばを全国のミニシアターと共有したいと思います。競争の時代ではなく共同の時代がきました。北條誠人(撮影:平辻哲也連載『発信する!映画館』から)プロフィール北條誠人(ほうじょう・まさと)1961年、静岡県清水市(現静岡市)生まれ。大学在学中から映画の自主上映に携わり、1985年、ユーロスペースに入社、1987年から支配人を務める。全国各地域の映画・映像文化を担う組織で構成する、一般社団法人コミュニティシネマセンター理事。SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」呼びかけ人のひとり。
2020年06月01日「どうせ私なんて…」こんな言葉で自分に呪いをかけていませんか?自分をダメだなんて決めつけないで!あなたにも、映画の中のヒロインのような輝く魅力が眠っているんです。この連載では、様々な映画のヒロインをピックアップし、「ダーリン完全マニュアル」を監修と共にyoutube『アガチャンネル』を開設するフォーチュン・ナビゲーター阿雅佐が、12星座別の「ヒロイン度」を分析します。さらに、あなたを映画のヒロインのように輝かせるセルフプロデュースのポイントも伝授します!■第30回北條すず『この世界の片隅に』『この世界の片隅に』監督:片渕須直声の出演: のん、細谷佳正公開:2016年今回取り上げるのは、2016年に異例のロングランヒットを記録し、昨年12月に長尺版が公開された『この世界の片隅に』の北條すずです。◎気になるストーリーは?舞台は1944(昭和19)年の広島。18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へとお嫁に行くことに。夫の北條周作とその両親のため、すずは慣れない家事に奮闘する日々。そんな北條家に義姉・径子、姪・晴美も加わり、家族6人の生活が始まります。徐々に配給物資も減り貧しくなりますが、すずは工夫をこらして前向きに毎日のくらしを積み重ねていくのです。1945(昭和20)年、戦争が激しくなるにつれ、呉は、空を埋め尽くすほどの艦載機による空襲にさらされ、すずの生活も過酷な状況へと変わっていき……◎北條すずってどんな女性?・おっとりしていてどこかあどけない雰囲気の持ち主・不器用でどこか危なっかしい・周囲の人に対して優しく、嫌味や苦言も素直に受け止める・ユーモア精神があり、生活の知恵をよく知っている・様々な人の事情と感情を受け止め、きちんと人と向き合っていく優しく素直なすずに癒される人は多いでしょう。そんなあたたかい魅力があなたにも眠っているでしょうか? 12星座別に紐解いてみましょう。■牡羊座北條すず度40%牡羊座は正義感の強いリーダータイプ。黒いものを白とは言えないタチなので、戦時中、かつ男尊女卑思想の強いこの時代では息苦しい思いをしたことでしょう。お姑さんとバトりそうになったり、事情を隠し持った夫を問い詰めたくなったりするのをグッとこらえるのは辛かったかも。持ち前の前向きさで苦しい時代を生き抜く姿勢はすずと似ています。【セルフプロデュースのポイント】この世は、様々な人たちの思惑が複雑に交錯しているのだとイメージしてみる■牡牛座北條すず度60%牡牛座は12星座イチの和み系。おっとりしていて少女のような魅力は、すずと通じるところがありますね。生活を大事にする牡牛座にとって、最優先なのは「食べていくこと」。細やかな感情の機微よりも、食料の確保に気力と体力を使ったことでしょう。苦しいときも楽しみを見つけていこうというユーモア精神はすずと似ています。【セルフプロデュースのポイント】人の気持ちを思いやる習慣をつける■双子座北條すず度65%双子座は機転が効いてコミュ上手。周囲の人たちの立場や気持ちを自分なりに理解し、状況に応じてうまくやっていこうとします。意外とデリケートなところがあるため、リアルな感情のぶつかり合いに消耗させられるケースも。その場合、すずにとっての「絵」のように、好きなことや趣味を大切にすると乗り切るためのきっかけになるかもしれません。【セルフプロデュースのポイント】辛い状況はゲームのクエストだと考えてみる■蟹座北條すず度50%蟹座は家族を大切にするタイプ。好きな相手にではなく“家に嫁ぐ”という考え方は、(異議はあったとしても)比較的蟹座には受け入れやすいでしょう。大事なものを守るためだと思えば周囲の嫌味や苦言も受け止めますが、神経が細やかなため傷つくことも少なくなさそう。切ない風情や繊細なすずの表情は、蟹座に近しい部分も。【セルフプロデュースのポイント】誰もが切ない何かを心に抱えているのだと思いやる■獅子座北條すず度25%獅子座は誇り高くまっすぐなタイプ。あの時代は仕方ないとはいえ、自分を殺して周囲のために尽くす生き方を辛く感じそう。不本意な嫌味や苦言は、一度は我慢するものの、あまり続くようだとストレートに言い返すでしょう。そのため衝突が起きたとしても、自分は間違っていないと考えます。夫の心が自分にない(のかも)と知れば離婚を考えるかもしれません。【セルフプロデュースのポイント】不本意な状況を、どうすればポジティブに活用できるか考えてみる■乙女座北條すず度35%乙女座は集中力があって合理的なタイプ。夫の心が自分にあるかないかは(寂しいけれど)重要な問題ではないでしょう。夫として機能していてくれさえすれば、乙女座は使命感で自分を奮い立たせることができるのです。今の時代なら、夫に依存せず特技を生かして仕事を持つことを考えそう。課題を分散させつつルーティンを回していくことは、乙女座にとって今を生き抜く手立てでもあります。【セルフプロデュースのポイント】様々な人と広く浅く触れ合い、いろんな可能性を探ってみる■天秤座北條すず度90%天秤座は人との関係性から自分を見出していくタイプ。原作者、こうの史代先生は天秤座。自分一人の意志で自由に生きることができなかった時代、人との触れ合いを軸にすずが生き方を模索する様子をイキイキと描いています。嫌味や苦言を受け入れつつ、ユーモアと機転で生活のシーンを切り抜けていく様は確かに天秤座的。辛い状況にあっても、少しでも上を向いて前に進もうとする姿勢もなるほどと思わせます。【セルフプロデュースのポイント】それぞれのシーンで自分を輝かせる術をイメージする■蠍座北條すず度55%蠍座はおおらかな笑顔の奥に芯の強さを秘めたタイプ。このような非常時にあっては、底力を大いに発揮します。すずのようにホワンとした柔らかいところは(あまり)ないし、嫌味や苦言には相応の仕返しをすることも。一方ユーモア精神旺盛なところはすずと似ていて、生活の知恵もよく知っています。波乱の人生をバイタリティでサバイバルする力は12星座中でもトップクラスでしょう。【セルフプロデュースのポイント】人は未熟で失敗の多い生き物だと理解する■射手座北條すず度95%こうの史代先生は天秤座なのに、射手座のほうがすず度が高いのには理由があります。それは、先生の「月」が射手座にあるから。占星術において太陽は社会性の、月は情緒の象徴です。すずは周囲から見ると天秤座的だけど、その感情は射手座に近いと読むわけです。射手座の女性は、すず同様、物事をポジティブに捉えて夢を描くタイプ。辛い出来事があっても(良い意味で)忘れることで、明日への活力を絶やさず燃やし続けます。周囲の嫌味を根に持たず、「そういうこともある」で流せるのも射手座の美徳です。【セルフプロデュースのポイント】どんな状況でも夢を持つ■山羊座北條すず度45%山羊座は我慢強い努力家タイプ。この時代に生きていれば、どんなに辛い状況でも愚痴一つこぼさず頑張ったことでしょう。すずのようにホワンとしたところはありませんが、“家”のお嫁さんとして十分に尽くします。夫の心が他の女性にあろうがなかろうが、役割を果たす責任感はさすが。周囲の嫌味や苦言には、やんわり言い返す芯の強さを持っています。【セルフプロデュースのポイント】人当たりを柔らかくすることを心がけ、周囲を引き込む作戦をとってみる■水瓶座北條すず度30%水瓶座はクールな個人主義者。この時代では普通のこととは言え、家に尽くす人生には抵抗を感じるでしょう。ユーモア精神で苦しいことも軽やかにかわすのはすず同様。不本意な嫌味や苦言はすずのように素直に受け止めず、意図的に無視しそう。趣味を通じて仲間を作り、家族より密に関わるようになる可能性も。【セルフプロデュースのポイント】生活を楽しむコツを探してみる■魚座北條すず度70%ほんわかとした雰囲気で愛され上手。そんな魚座は、すずに通じる部分が少なくありません。不器用でどこか危なっかしいところ、大人になってからもそこはかとなく少女のような風情を宿しているところ。周囲の人に優しいところもそうですね。すずよりハートが繊細なため、周囲の嫌味や苦言にはかなり消耗させられそう。夫の心が自分にないと感じると、他の男性と関係を結んでしまうかもしれません。【セルフプロデュースのポイント】周囲の人たちの欠点や間違いを“個性”と考えてみる--------------------------あなたも北條すずのような女性になれる? まずは「セルフプロデュースのポイント」を試してみて! 隠れたあなたの魅力を輝かせてみましょう☆■監修者紹介阿雅佐-agatha-(あがさ)古今東西の占いと心理学を駆使し、迷える子羊たちをナビするフォーチュン・ナビゲーター。会った人が皆幸せになるという風評から、幸運配達人の異名を取る。交友関係は多岐に渡り、有名人の“駆け込み寺”としても知られる。NTV「スッキリ!!」、CX「新堂本兄弟」、TX「スカ☆J」他テレビ出演多数。多数の著書をはじめ、「PASH!」「anan」「JUNON」などの雑誌記事・Webコンテンツを執筆する恋占いのエキスパート。テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中。今までに鑑定した人数はのべ1万人に及ぶ。また、小説『魔女たちの占いゲーム』(イースト・プレス)、『モデル♡マジック』(学研教育出版)を上梓するなど、作家としても活動している。■阿雅佐著『おそ松さん占い』TVアニメ『おそ松さん』公式ファンブック「われら松野家6兄弟!」を発行したPASH!編集部より、『おそ松さん』の占い本を発売♪阿雅佐の完全書下ろしによる本格占い本です。メインの占い以外にも、『おそ松さん』式心理テストや行動心理学コラムなども充実。早くも話題沸騰中!
2020年01月15日2016年11月12日に公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏・アヌシー国際アニメーション映画祭優秀作品賞など国内外で70以上の賞に輝き、大反響を呼んだ『この世界の片隅に』に、新たにエピソードを追加した新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。この度、主人公・すずと遊郭で働くリンを主軸にした、愛らしく切ない予告編が完成。さらに、すず役のん、リン役岩井七世のアフレコの模様とコメント映像が解禁となった。予告編では、すずが描いた“あいすくりいむ”や“ハッカ糖”、“わらび餅”などお菓子の絵について、リンと楽しそうに笑い合う場面や、満開の桜の木を背に語り合う場面など、2人のこころの交流が描かれている。さらに前作では描かれなかったものの、原作に登場する北條周作を巡るすずとリンの関係性も垣間見えるシーンが登場。ある日、周作の部屋で“最後のページの一部が切り取られたノート”を発見したすずは、ひらがなが読めないリンが「ええお客さんが書いてくれんさった」と、リンの名前と住所が書かれた“ノートの切れ端”を嬉しそうに見せてくれたことを思い出す。白い息を吐きながら、寒空の下を曇った表情で歩くすずの姿と、「周作さん、うちは何一つリンさんに敵わん気がするよ」と語るすずの声が重なり、周作を巡る3人の物語を喚起させる内容となっている。また、のんさんと岩井さんのアフレコ映像も初解禁。3年ぶりにすず役を演じた、のんさんは「時を経て、同じ役に挑むことは初めての経験だったので緊張しましたが、スタジオでは監督とリン役の岩井さんと一緒に収録することができたので、すぐにすずを思い出せた気がします。今までのすずさんと違った一面もあるので、面白かったです」と、前作との違いを語る。同じく3年ぶりにリンを演じた岩井さんは、「このような形でまた映画館で上映されるということで、本当に最良の形だと思いますし、台本と絵コンテが送られてきたときは、“やっとだ”という思いから涙が出ました」と感慨深いコメントを寄せている。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は12月20日(金)テアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:この世界の(さらにいくつもの)片隅に 2019年12月20日より全国にて公開© 2018こうの史代・双葉社 /「この世界の片隅に」製作委員会
2019年10月10日代々木上原のフレンチレストラン「グリ(Gris)」のオーナーシェフを務めた鳥羽周作が、2018年7月20日(金)、「グリ」の跡地に新レストラン「シオ(sio)」をオープンする。「グリ(Gris)」は、素材の本質を見極めた料理と、食べ手の想像を超える斬新なコース構成、そしてそれを彩るモダンな器など、ほかにはない“五感で楽しめる料理”で名を馳せるモダンフレンチレストラン。その人気は、食べログなどでも4.0以上の高評価を得るだけでなく、有名人や料理人もこぞって通うほど。そして、同店シェフを務めたのが鳥羽周作。 サッカー選手、小学校教員を経て、32歳で料理の世界に飛び込んだ異色の経歴を持つ彼は、神楽坂の「ディリット(DIRITTO)」「アーリア ディ タクボ(Aria di Tacubo)」などの有名店で経験を積み「グリ」のシェフに就任した。そして2018年7月、オーナーシェフとして自身のすべてを出し尽くしたレストラン「シオ(sio)」を心機一転オープンすることとなった。店内では、これまで鳥羽が培ってきたベースを活かしつつ、生産者の想いを大切に受け継いだコラボレーションを積極的に実践していくという。さらに、自身の料理に最も合う飲み物を再考し、フレンチとしては前代未聞のティーペアリングもスタートする。また、店舗空間はトップクリエイターとのコラボレーションによって完成している。ロゴはくまモンを手がけた「good design company」の水野学、テーブルウェアはPRODUCT DESIGN CENTERの鈴木啓太、そして店内の選曲は、サウンド・ブランディングの第一人者でもある沖野修也が担当している。なお、「シオ」は完全予約制。すでに満席の日がではじめているので気になる人は早めにチェックした方がよさそうだ。【詳細】レストラン「シオ(sio)」オープン日:2018年7月20日(金)住所:東京都渋谷区上原1-35-3予約ページ:営業時間:18:00~24:00 ※ランチ12:00~15:00 土日祝のみ価格:ディナーコース 10,000円~ / ランチコース 5,800円 / 21:00以降はアラカルト定休日:水曜定休 ※不定休
2018年07月20日作家・遠藤周作の医療ミステリー小説「真昼の悪魔」が、来年2月放送のフジテレビ系オトナの土ドラ枠にてドラマ化されることが決定。主演には女優の田中麗奈を迎え、自身初の女性医師役に挑戦する。とある教会のミサで神父は言う。「悪魔は埃に似ています。誰も気づかぬうちに、目立たずそっと忍び込み、たまっていくのです。みなさんの心の中に…」。後方の席で神父の言葉を聞いている女性・大河内葉子(田中麗奈)。その美しくも無表情な顔からは、彼女の内面がまったくうかがい知れない。一方、作家志望のとある青年・難波聖人は、腹部に猛烈な痛みを覚え、大学の山岳部のOBで面識のあった医局長の吉田誠のいる関東近郊の病院に駆け込んだ。対応するのは、白衣の医師・葉子。虫垂炎だと診断し、てきぱきと指示を出す。手術は無事に成功し、入院することになった難波は、トイレで隠れて煙草を吸っていた清掃員の芳賀明善と出会い、すぐに意気投合。そして、美しく優秀な葉子が担当医になったことにも喜ぶが、しかしそれは大いなる絶望と破滅への入り口であった。病院内で奇怪な事件・トラブルが突如相次ぐ。病室の引き出しの奥に挟まっていた不可解なメモ、認知症の老婆に対する医療事故、少女が謎のアレルギーで死の淵に、見舞いのため泊まり込んでいた母親も階段から転落、そして偽のカルテにより病状が悪化していく患者…。果たして、これらは誰かの悪意の所業なのか、それとも――?さらに、葉子のプライベートもまたある意味奇怪なものであった。度々教会の神父のもとを訪ね、懺悔室で思いを吐露。俗物である御曹司・大塚光の猛アタックに応えるも、妖しくねじれていく関係。それは、葉子自身にしか解らない深い闇、葛藤、虚しさに、もがき苦しんでいく姿だった。患者、同僚、恋人、父親…複雑に絡み合う事件と人の心。人間の本質に巣くう「悪意」とはなんなのか。誰の心にも「悪魔」が埃のようにたまっていく可能性があるのではないか。そして物語は衝撃の結末へと転がり進んでいく…。原作は、1980年に発表された遠藤氏による同名医療ミステリー小説。本作は、オトナの土ドラ第1弾として放送されたユースケ・サンタマリアや優香らが出演する「火の粉」のスタッフたちが再集結し、現代を生きる人々の“深い闇”を描いていくという。田中さん演じるのは、優秀な美人外科医・葉子。社交的で明るく、患者への接し方も親切で評判もいいが、しかし幼い頃からあらゆる出来事に対して心が動かず、無感動かつ無道徳な裏の面を持つ。苦しんでいる人を見てかわいそうと思うことはなく、罪悪感もない。ターゲットとなる人物や事象が現れると、衝動的に“悪”のスイッチが入ってしまう…という役柄だ。原作を読んで「とても面白く、最後までスリルを味わいながら一気に読む事が出来ました」と話す田中さん。「悪とは何か?という事への探究心。彼女は人と違うのかもしれない。もしくは、誰しにもある心に素直なだけなのかもしれない…私も、大河内葉子に引き寄せられた一人としてこの役を演じたいと思いました」とコメント。また東海テレビのプロデューサーは、「『空虚な心に悪魔は憑りつく』という遠藤周作氏が放つメッセージは、まさにいまの時代を生きる私たちに向けられた警告だと考えています。無関心・無感動な心を抱えている人は年々増え続け、動機が理解できず、全く情状酌量の余地のないような不愉快な事件も次々と発生しています。現代を生きる人間は、誰もが心に悪魔をため込む危険性を抱えているのです。それゆえ、この小説をいまドラマ化することは非常に意義があることだと考えています」と本作の制作意図を語り、「真冬の土曜の夜、鳥肌が立ち、背筋が凍って眠れなくなるオトナのドラマをお届けします。ご期待ください!」とメッセージを寄せている。オトナの土ドラ「真昼の悪魔」は2017年2月4日より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8回予定)。(cinemacafe.net)
2016年12月26日マーティン・スコセッシ監督映画『沈黙-サイレンス-』が、2017年1月21日(土)に全国の劇場で公開される。原作は戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」で、アカデミー賞監督のスコセッシが1988年に同小説と出会ってから28年の時を経て、ついに映画化が実現。ストーリー17世紀江戸初期、幕府による激しいキリシタン弾圧下の⻑崎で、棄教したとされる宣教師フェレイラの真実を確かめるために日本にたどり着いた若き司祭ロドリゴとガルペ。⻑崎に潜⼊した彼らが⽬撃したのは、⻑崎奉⾏による想像を絶する弾圧の現状だった。次々と犠牲になる⼈々。守るべきは⼤いなる信念か、⽬の前の弱々しい命か。⼼に迷いが⽣じた事でわかった、強いと疑わなかった⾃分⾃⾝の弱さ。追い詰められた彼の決断とはー。彼の目に映る想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で描きだす。キャストには、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーに加え、日本からも窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派俳優が出演し脇を固める。また本作は、11月29日(現地時間)に発表された、世界の映画賞レースの前哨戦となるナショナル・ボード・オブ・レビューでは「トップ10作品」に選ばれ、見事「脚色賞」に輝いた。そして、12月4日(現地時間)に発表されたLA批評家協会賞では、激しいキリシタン弾圧を推し進める井上筑後守を演じた日本人俳優、イッセー尾形が、助演男優賞の次点に選ばれている。キャスト・スタッフマーティン・スコセッシ監督1970 年代初めからアメリカ映画界の新進として注目されたマーティン・スコセッシ監督。信仰、誘惑、罪や贖罪など、道徳や宗教的な テーマを通じて、社会の暗部や人間精神の奥底をあぶり出していくのが特徴。1976年に主演 ロバート・デ・ニーロの『タクシードライバー』でカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞。2006年にレオナルド・ディカプリオ主演の『ディパーテッド』で アカデミー賞を初受賞。そんなマーティン・スコセッシは、『沈黙-サイレンス-』の描き方、また心身ともに変わる主人公に対して、次のようにコメントしている。「日本の文化やキリシタンの皆さんの勇気を損なうことないよう描いたつもりです。忠実に敬意を持って、そして共感と慈悲心を持って描こうと、力の限りを尽くしました。」「宣教師の傲慢さを一つずつ崩して行った。だから単に信者を弾圧するのではなく、リーダーにプレッシャーを与えて上から崩して行くという手法を取ったのではないか。映画の中でもロドリゴが踏絵を踏めば、彼の傲慢が崩されます。そこで彼の誤ったキリスト教の考えが覆され、自分を一度空っぽにして自分は仕える人になり、ロドリゴは真のクリスチャンになりえたのではないでしょうか」アンドリュー・ガーフィールド映画『沈黙-サイレンス-』の主演を務めるアンドリュー・ガーフィールド。本作では、宣教師フェレイラを追って日本にやってくる弟子のロドリゴを演じる。ぼろぼろの衣服を着た宣教師の場面写真が印象的だ。これまでには、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで主人公ピーター・パーカー役を務め上げ、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』、スパイク・ジョーンズ監督の『アイム・ヒア』などに出演している。イッセー尾形イッセー尾形は、キリシタン弾圧の中心人物・井上筑後守を演じきり、LA批判家協会賞《助演男優賞》次点となる。演劇活動から芸能のキャリアを始め、一人芝居の舞台から映画、ドラマ、ラジオ、ナレーション、CMまで幅広く活動。 最近では、フジテレビ『カインとアベル』、TBSドラマ『ナポレオンの村』、映画『先生と迷い猫』に出演した。窪塚洋介俳優、そして卍LINEとしてのレゲエシンガー活動も忘れられない窪塚洋介。日米のキャスト陣が肩を並べて公の場に現れたLAプレミアイベントでは、藍色調の着物で登場し、精悍な姿を披露した。『沈黙』では、宣教師二人を長崎へと導いたキチジロー役に。2000年頃は、TBSドラマ『池袋ウエストゲートパーク』や、『ロング・ラブレター~漂流教室~』、映画『ピンポン』などから、現在は舞台や映画へ俳優の活動が移ってきている。浅野忠信浅野忠信は、『沈黙』で、江戸幕府の公式の通訳者「通辞」を演じる。そのほか、脚本は『ギャング・オブ・ニューヨーク』のジェイ・コックス、撮影は『ブロークバック・マウンテン』のロゴリゴ・プリエト、編集に『ディパーテッド』他でアカデミー賞3度受賞のセルマ・スクーンメイカーと、豪華スタッフも集結。ハリウッドと日本の技術・才能が融合された本作。人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で問いかける歴史大作となっている。ジャパンプレミア1月17日(火)、『沈黙−サイレンス−』 ジャパンプレミアが開催された。マーティン・スコセッシ監督のもとには、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮が揃い、作品や監督に関しての想いを述べた。キチジロー役の窪塚洋介は、「何度も日本を訪れ、この国と我々に最大の敬意を払ってくれた監督を前にしたら、大変な撮影もすべて喜びだった。今日は役者人生で最良の日」と熱い言葉で挨拶。また、浅野忠信は、「監督はいつも、精細な演技を見守ってくれた。やさしさ、一緒に映画を作る姿勢に学ぶことが多かった」と、監督への感謝を述べた。さらに、本作でハリウッドデビューとなった小松菜奈は、「撮影に参加した時は19歳。十代でとても貴重な体験が出来た。原作の「沈黙」には耳慣れない言葉もあり、難しいと感じたりもしたが、完成した映画を若い人たちが見たらどんな感想を持つのか、公開が今から楽しみ」と、同世代の若者たちに観てもらいたいと抱負を語った。作品情報映画『沈黙-サイレンス-』公開時期:2017年1月21日(土)全国ロードショー原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫)監督:マーティン・スコセッシ出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ、EXILE AKIRA、片桐はいり、高山善廣、青木崇高、遠藤かおる、井川哲也、PANTA、松永拓野、播田美保、山田将之、美知枝、伊佐山ひろ子、三島ゆたか、竹嶋康成、石坂友里、佐藤玲、累央、洞口依子、藤原季節、江藤漢斉、菅田俊、寺井文孝、大島葉子、西岡秀記、SABU、渡辺哲、田島俊弥、北岡龍貴、中村嘉葎雄、斎藤歩、黒沢あすかほか脚本:ジェイ・コックス撮影:ロドリゴ・プリエト美術:ダンテ・フェレッティ編集:セルマ・スクーンメイカー配給:KADOKAWAPhoto Credit Kerry Brown(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2016年09月09日8年ぶりのJ1制覇へ王手をかけた浦和レッズ。堅守でチームに安心感を与え、「神の領域」に達したと形容してもいいパントキックで状況を一変させる日本代表GK西川周作は、サンフレッチェ広島時代から数えて3年連続のリーグ優勝へ静かに闘志を昂(たか)ぶらせる。○J1個人記録を塗り替えるシーズン16完封敵地・横浜の夜空へ両手を大きく突き上げた次の瞬間に、浦和レッズの西川は味方の元へ笑顔で駆け寄っていった。那須大亮、槙野智章、森脇良太のDF陣との間で形成された歓喜の輪に、キャプテンの阿部勇樹、青木拓矢のボランチ陣が加わる。19歳のルーキー、MF関根貴大が後半34分にたたき込んだ値千金の先制ゴールを守りきっての完封勝利。8年ぶり2度目のJ1制覇へ王手をかける4試合ぶりの白星は同時に、J1新記録となるシーズン16度目の無失点試合となった。1993年の菊池新吉(ヴェルディ川崎)、2009年の権田修一(FC東京)、そしてサンフレッチェ広島でプレーした2013年の自分自身を超える大記録。だがそれよりも、DF陣を含めたチーム全員が体を張り続け、横浜F・マリノスの攻撃を封じ込めた90分間を西川は喜び、思いを分かち合った。「3試合続けて勝てていなかったけど、チームの方向性は全然ネガティブなものになっていなかった。失点しないことが勝利に近づくとみんなで確認していたので、本当にシビれる、楽しい試合でした」。○胸中に秘めてきた「17」と「2」の意味新天地レッズに移籍した今シーズン。西川は「17」と「2」という2つの数字を、常に意識してきた。前者はシーズン無失点試合のチーム記録であり、2008年の大分トリニータが22歳の西川とベテラン下川誠吾(現ヴィッセル神戸アカデミーコーチ)の2人を擁して樹立している。「あのときは僕が途中でけがをして、下川さんと2人で達成した。今年はその数字を目指しながら、チームメイトとの共通意識を高めてきた」。後者は「『連敗』だけはしない」という誓いだ。昨年のレッズは最後の3試合をすべて落として優勝争いから6位にまで転落した。泥沼の3連敗で献上した失点は12。守備の再建役を託された自負もある。今シーズンはここまで6敗を喫しているが、敗戦直後の試合で西川は5度完封している。守護神が零封すれば負けない。実際に黒星後の6試合で5勝1分けを刻んだ軌跡が、優勝へのマジック1を手繰り寄せた。「負けても大きく崩れないことが大事だった。すべての試合を生かしてこられたと思う」。○独自の哲学が育むチームメイトとの固い絆胸中には守護神の矜持とも言える、ある哲学を秘めている。「GKは味方のミスを帳消しにできるポジションだと思っている」。マリノス戦の前半28分。左タッチライン際で槙野からボールを奪ったMF佐藤優平が、フリーでペナルティーエリア内に侵入してきた。絶体絶命のピンチにも西川は冷静沈着だった。「角度はなかったので。いいポジションを取ることで、余裕を持って構えることができた」。佐藤の一撃をセーブした西川のプレーに救われた槙野は、持ち前の闘志をさらに増幅させる。後半25分にドリブルで侵入してきたMF齋藤学を、必死の形相で追走したシーンはその象徴だ。体を張ってシュートコースを限定させ、西川のビッグセーブを導いた。もちろん、人間である以上は西川もミスを犯す。バックパスのトラップ際を狙われ、まさかの決勝点を献上した試合もあったが、育まれてきた味方との信頼関係が28歳の守護神を強気にさせた。「逆に自身がミスをしても、変わらないプレーをしようと思えるんです」。○「炎」の川口、「氷」の楢崎との比較日本がワールドカップ初出場を果たしたフランス大会から、GKには川口能活(FC岐阜)と楢崎正剛(名古屋グランパス)が長く君臨してきた。もっとも、歴代の日本代表監督は常に物足りなさを覚えていたという。いわく「常に冷静沈着な楢崎は、味方にいい意味での刺激を与えない。川口は時にアグレッシブさの度がすぎて、味方に安心感を与えない」と。楢崎の「氷」と川口の「炎」の両方を共存させたいと望むのが川島永嗣(スタンダール・リエージュ)だとすれば、西川はどのように位置づけられるのか。「GKがどっしりと構えていれば味方も安心して、ポジティブになると思う。そういう存在感は、これからも出していきたい」。こう語る西川のスタンスは「氷」に近い部分があるが、一方でその左足には状況を「守」から「攻」へと瞬時に転換させる「炎」をも宿している。封印が解かれたのはマリノス戦の後半41分だった。マリノスのFKをキャッチした西川が、体を右に傾かせながらボールを前方に浮かせる。左足から放たれたパントキックは50m以上も前方、敵陣の右タッチライン際にいた関根の胸にワンバウンドで到達。勝利へのカウントダウンを叫んでいたレッズサポーターも、この瞬間だけは芸術的な軌道に酔った。○芸術の域に達した左足からのパントキックトリニータのユースからトップに昇格する過程で、必死に磨き上げたオリジナルの武器。利き足は右だが、猛練習の賜物(たまもの)で左足に正確無比なコントロールを搭載した。相手がジャンプしてもギリギリで届かない低空を駆け抜ける軌道は、川口も楢崎も、そして川島もまねできない。11人目のフィールドプレーヤーとなり得る左右両足の正確なキック技術と合わせて、西川自身も絶対の自信を寄せている。「低いボールのほうが相手は前に出てこられないので、獲物をとらえるように蹴っていきたい。守るだけじゃなくて、キャッチした後の攻撃が自分のよさだと思っているので」。22日にホームで行われる次節は、まるで用意されたように2位のガンバ大阪との直接対決。勝つしかないガンバは猛攻を仕掛けてくるはずで、それだけ西川のパントキックが状況を逆転させる確率も高まる。「規律を守りながらしっかりと守備から入れば、必ずチャンスが訪れて味方が決めてくれる。いろいろな条件が出そろったけれども、足をすくわれないように地に足をつけてプレーしたい」。完封すれば勝利に近づくだけでなく、心中に秘めてきた無失点試合数の目標にも到達する。個人としては3年連続の美酒となる大団円へ。真っ赤に染まる埼玉スタジアムを思い浮かべながら、西川は「炎」と「氷」を同居させるように気持ちを引き締めた。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2014年11月05日遠藤周作の名作をもとに松村禎三が作曲したオペラ『沈黙』が、2月15日に新国立劇場で開幕を迎えた。新国立劇場オペラ「沈黙」の公演情報神の存在を問い、信仰の根源を衝いた遠藤周作の歴史小説をもとに、20世紀を代表する日本人作曲家の松村禎三(1929-2007)が、13年もの歳月をかけて完成させたオペラ『沈黙』。1993年に世界初演、新たな和製オペラの誕生として大きな話題を呼び、これまでに新国立劇場などで上演が繰り返されてきた。「日本のオペラハウスにとって、日本人作曲家によるオペラ上演は不可欠」と語るのは新国立劇場オペラ芸術監督・尾高忠明。芸術監督就任1年目の昨年2月には、上演回数800回以上という和製オペラの金字塔『夕鶴』(團伊玖磨作曲)を上演したが、今回はより意欲的な演目として、以前より興味をもっていた『沈黙』を選んだという。演出を手がけるのは、オペラ初演出となる同劇場演劇芸術監督・宮田慶子。「原作は愛読していたほど思い入れのある作品。人間の心の業や、神との対峙・葛藤を扱った本作を、台本を読むように音を読んでいきたい」と意気込みを語る。指揮は、将来を嘱望される実力派指揮者で下野竜也(新国立劇場初登場)。歌手陣は日本を代表するオペラ歌手による豪華ダブルキャストが集う。オール日本人スタッフ・キャストで、日本のオペラハウスが上演する和製オペラの傑作に注目したい。新国立劇場オペラ「沈黙」は、2月19日(日)まで新国立劇場 中劇場にて開催。チケットは発売中。同期間中は、会場内ホワイエにて関連展示「『沈黙』と長崎のキリスト教文化」も開催される。
2012年02月16日3Dに初挑戦した新作『ヒューゴの不思議な発明』が全米で大ヒット中のマーティン・スコセッシ監督がラジオ番組に出演、次回作は遠藤周作原作の「沈黙」の映画化だと語った。「沈黙」は17世紀の日本にキリスト教伝道にやってきたイエズス会の宣教師たちとキリシタン弾圧が題材。1971年に篠田正浩監督が『沈黙 SILENCE』というタイトルで映画化している。スコセッシ監督は数年前から、舞台となる長崎県を資料収集のために訪れるなど、映画化の準備を進めていた。ジョー・ネスボ原作の犯罪小説「The Snowman」(原題)の映画化など、ほかにも新作の予定はあるが、スコセッシ監督はラジオ番組「Radio 5」に出演した際に「遠藤の本(の映画化を)次にやりたいと思っている。思っている、じゃない。いま、まさにいろいろな調整を進めているところだ」と語った。厳しい弾圧にあい、ついに棄教するポルトガル人の宣教師役として以前から名前が挙がっているのは、スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』(’02)でオスカー主演男優賞候補となったダニエル・デイ・ルイス。彼の出演については「わからないな。彼はいま、スティーヴと仕事をしているからね。スティーヴン・スピルバーグと」とスコセッシ監督は言葉を濁している。デイ・ルイスは現在、スピルバーグ監督の『Lincoln』(原題)で19世紀アメリカで奴隷解放を行ったリンカーン大統領を演じている。撮影前に時間をかけた入念な準備で知られるデイ・ルイスだけに、17世紀の伝道師を演じるとなれば、そのリサーチにかなりの時間はかけたいはず。スケジュールなど、調整の必要がありそうだ。ほかに本作への出演がうわさされているのは、J.J.エイブラムス監督の『スター・トレック』続編の悪役での出演を断ったばかりのベニチオ・デル・トロと、『私だけのハッピー・エンディング』のガエル・ガルシア・ベルナル。具体的な撮影スケジュールなどは明らかにされていないが、2013年公開を目指している。(text:Yuki Tominaga)© Photoshot/AFLO■関連作品:ヒューゴの不思議な発明 2012年3月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.私だけのハッピー・エンディング 2011年12月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Earthbound Films, LLC■関連記事:バラエティ番組で人気の心理学者・植木理恵、恋愛には“鍋”が効く!?J・キャメロンの称賛の声に、クロエ・G・モレッツ「『アバター』は絶品」とお返し『私だけのハッピー・エンディング』参加者全員涙を拭くティッシュ付き試写会に20組40名様ご招待
2011年12月08日