雑誌などさまざまな媒体で取り上げられている人気ファブリックショップ「ieno textile」の森永さんに 編集部員の部屋を劇的に模様替えしてもらうこの企画。前回を見逃している方は、こちらの記事をどうぞ。今回は、グレーなどくすんだ色合いやホワイトを基調としたクラシカルな雰囲気の”シャビーシックテイスト”に仕上げてもらいました。ファブリックだけだから、力仕事は一切不要!か弱い(?)女子でもすぐ真似できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!シャビーシックテイストに変身BeforePhoto by 木村武司ベッドとソファが置かれたワンルームは、何だか殺風景!?「色味は意識されているようですが、テイストが定まっていませんね。テイストをしっかり決め、それにマッチしたカーテンとベッドスプレッドに替えれば、統一感のある空間になりますよ。面積の広い床に何も敷かれていないことも殺風景な原因の元!」(森永さん)AfterPhoto by 木村武司今回のテイスト”シャビーシック”にすべく、カーテンとベッドスプレッドをチェンジし、新たにラグとクッションを加えました。たったこれだけでこの変わりよう!「テイストを決めたら、それを表現する色を2〜3色決めましょう。今回はアイボリーとグレーを基調にし、色のトーンを寒色系にそろえて統一感を出しました」(森永さん)クラシカルな色をチョイス【カーテン】Photo by 木村武司カーテンは、微妙に色の違うリネンの縦糸と横糸を使って深みのある色合いに仕上げているものをチョイス。シンプルなものだからこそ、素材感などにこだわったものを選ぶと、空間に上質さが加わるのだとか。手前にクラシカルなブルーグレー、奥にアイボリーを掛け、コントラストをつけて。カーテンを2色使うときは、ファッションのコーディネートのように選ぶのがおすすめです。「カーテンとして加工していないファブリックを窓の大きさに合わせて折り、留めているだけなので、手軽に模様替えできますよ。テーブルクロスや壁のタペストリーとして使ってもいいですね」(森永さん)カーテンとして使ったファブリック/グレー FR7034プランBLGY(18,800円)アイボリー FR7042フレカラーIV(9,800円)淡いブルーが効いたものを【ベッドスプレッド】Photo by 木村武司カーテンと同系色のホワイトベースのベッドスプレッドを選び、リンクさせて統一感を出したのがポイント。「これが無地だと地味すぎますし、逆に色の主張が強すぎるものを選ぶと全体のバランスが崩れて×。そのため、ブルーの面積が狭いストライプ柄をチョイスし、ほどよいアクセントをつくりました。淡いブルーは、シャビーな雰囲気にぴったりです」(森永さん)ベッドスプレッドとして使ったファブリック/1019BL231フール(14,800円)季節感と女性らしさを意識【ラグ】Photo by 木村武司ラグは高級感のあるウールで起毛タイプを選び、秋冬らしいあたたかみを出しました。季節感を簡単に出せるのもファブリックアイテムならではですね。「ほかのアイテムがシンプルなので、ラグは柄のあるものを入れて変化をつけました。銀糸とタッセルが女性らしさを出してくれますよ」(森永さん)ラグ/2067002-302マラケシュ(65,000円)ほかのアイテムと合った色・素材感を選んで【クッション】Photo by 木村武司無地のクッションの色は、カーテンとベッドリネンとリンクさせて。さらに、カーテンと同じリネン素材にしたのも統一感を出す技なのだとか。手前のクッションは、「ieno textile」デザイナー・南村弾さんが撮影した写真をデジタルプリントしたもの。自然素材の麻に発色よくプリントしたものは珍しいのだそう。クッションカバー/無地 FR7034プラン(各色3,800円)、プリント 1020007-009パリー(6,800円)夏もそろそろ終わり、秋ももうすぐそこ!ファブリックを使って、気軽に模様替えしてみてはいかがでしょう。今回紹介した商品を取り扱っているお店については、こちら。「ieno textile」Photo by ieno textile“「なんかいい感じ」を共有してくれる人の元へ、気持ちのいい「家のテキスタイル」を伝え届ける布の専門店”をコンセプトに、インテリアファブリックをトータルコーディネートできるショップです。メインデザイナーは、ヨーロッパ最大のホームテキスタイル展示会「ハイムテキスタイル」のトレンドセッターも務める南村弾さん。ベルギーやトルコ、インドなど、生地生産で有名な国の職人の手で丁寧につくられたハイクオリティなアイテムがそろいます。【ieno textile 代官山 本店】住所東京都渋谷区猿楽町30-3 A2F電話番号03-5784-1657営業時間11:00〜19:00定休日水曜日 (トップ画像:木村武司)※すべて税抜き価格です。
2016年09月07日インテリアを劇的におしゃれにするために必要なアイテムは何でしょう。ソファやキャビネットなどの大型家具?それとも、人気の雑貨?答えは、”ファブリック”です。カーテンや、ラグなど面積の広いものを取り入れれば、部屋のイメージを大きく変えることができるのです。「理論的にはそうかもしれないけど、ファブリックだけでそんなに変わるの!?」と疑う方も少なくないはず。そこで、雑誌などさまざまな媒体で取り上げられている人気ショップ「ieno textile」の森永さんに、編集部員の部屋をコーディネートしてもらいました。ファブリックを変えるだけだから、大きな家具の配置変えなどの力仕事は一切なし!手軽に“最愛ルーム”をゲットできるはずですよ。ガーリーテイストに変身!BeforePhoto by 木村武司ベッドとソファが置かれたワンルーム、一見そつなくまとめているように見えますが……。「カーテンとベッドスプレッドをブルーで統一しているものの、テイストが定まっておらず、アクセント不足で寒々しい雰囲気ですね。面積の広い床に何も置かれていないのがもったいない!」(森永さん)AfterPhoto by 木村武司カーテンとベッドスプレッドを変え、アクセントとしてラグとクッションを加えただけで、この変わりよう!30代女子にも人気の高い”ガーリーテイスト”にコーディネートしてもらいました。インテリアを組み立てる際、まず決めるのは、北欧、モダン、クラシックなどのテイスト。自分好みのテイストさえ固まれば、それを表現するために使う色が絞れてきます。今回コーディネートしてもらった”ガーリーテイスト”は、パープル、レッドで女性らしさを表現。「ビギナーさんは、まず主役となる色を決め、それを軸にしてマッチする色を1〜2色挿し色に持ってくるとイメージ通りにしやすいですよ。今回のように暖色など、トーンをそろえるのがまとまり感を出す秘訣です」(森永さん)3色使いがポイント【カーテン】Photo by 木村武司カーテンは、3色のファブリックを使用したのがポイントです。これが、窓全体をレッドだけで覆ってしまうと、派手すぎて、ほかのアイテムの存在感が薄れてしまいます。落ち着いた色合いのグレー、パープルを加えることでレッドの派手さを調整する作用があるのだとか。また、カーテンとして加工されていないファブリックをカーテンクリップで留めているだけだから、模様替えが気軽にできるのもポイント。「カーテンとして使わなくなったら、テーブルクロスやベッドスプレッドとして使うのもおすすめですよ。引っ越しをしたとしても、窓の高さに合わせて折るだけだから、買い替えの必要もなし」(森永さん)カーテンとして使用したファブリック/ FR7042フレカラー (各色9,800円)カーテンとのバランスを考えて【ベッドスプレッド】Photo by 木村武司カーテンに色をたくさん使用したため、ベッドスプレッドはホワイトにして、バランスをとります。銀糸がアクセントになっているものを選び、大人の女性らしさをさりげなくアピール。ベッドスプレッドとして使用したファブリック/1804WT244ピュア(11,800円)スパイシーなアイテムで空間を引き締めて【ラグ】Photo by 木村武司カーテンなど全体的に甘めのアイテムでそろえたため、ラグは モロッコ調の柄を選び、スパイスを利かせます。「甘いテイストのものばかりではなく、辛口なアイテムも組み合わせることで、雰囲気を引き締めました。ファッションのコーディネートの考え方と似ているかもしれませんね」(森永さん)また、フローリングの色が暗い場合は、明るめのラグを選ぶなど、反対の色味を選ぶようにしましょう。同系色で選んでしまうと、ラグがフローリングに馴染んでしまい、存在感が半減してしまいますよ。ラグ/15s4249PT2-325PT2(19,800円)複数の色柄の組み合わせで賑やかに【クッション】Photo by 木村武司クッションは、ソファの印象を変えるのに役立つアイテム。ほかのアイテムと同色・柄のものをチョイスすると空間に馴染みやすいですよ。柄と無地のものを組み合わせると賑やかになって◎。写真手前右のクッションは、「ieno textile」デザイナー・南村弾さんが撮影した写真をデジタルプリントしたもの。 自然素材の麻に発色よくプリントしたものは珍しいのだとか。クッションカバー/右上から時計回りで、7042REIV003フレカラー(5,000円)、0027-005ピンクウォール(7,800円)、15S4249PT2-005PT2(9,200円)、1804WT005ピュア(5,600円)。クッションは別売り。カーテンは透け感のある麻、ラグはボリューム感のあるインド綿を使った重厚感のあるものにするなど……ファブリックを選ぶときは素材にもこだわると、部屋が上質な雰囲気になるのだとか。あなたも、ファブリックを使った模様替え作戦を実行してみてはいかがでしょうか?今回紹介した商品を取り扱っているお店については、こちら。「ieno textile」Photo by ieno textile“「なんかいい感じ」を共有してくれる人の元へ、気持ちのいい「家のテキスタイル」を伝え届ける布の専門店”をコンセプトに、インテリアファブリックをトータルコーディネートできるショップです。メインデザイナーは、ヨーロッパ最大のホームテキスタイル展示会「ハイムテキスタイル」のトレンドセッターも務める南村弾さん。ベルギーやトルコ、インドなど、生地生産で有名な国の職人の手で丁寧に作られたハイクオリティなアイテムがそろいます。【ieno textile 代官山 本店】住所東京都渋谷区猿楽町30-3 A2F電話番号03-5784-1657営業時間11:00〜19:00定休日水曜日
2016年08月24日国際見本市の主催・運営を行うメッセフランクフルトは、デザイン家具の見本市「インテリアライフスタイル」を6日から8日にかけて東京ビッグサイトで開催した。「インテリアライフスタイル」は、国内外の最新インテリア情報を発信するための見本市。著名なインテリアデザイナーである青木昭夫氏、小柴大樹氏、南村弾氏、本間美紀氏が企画をプロデュース。今回は22回目の開催となり、昨年は東日本大震災の影響で海外出展者が減少したものの、今年は652社(国内480社・海外172社/前回521社)が出展するなど、大幅な盛り返しを見せている。鳴海製陶社は、エコをコンセプトにした新しい食器を公開。OSORO(オソロ)と呼ばれるこの器は、陶磁に牛の骨灰を混ぜ込むことで、料理を引き立てる美しい乳白色に仕上がっている。特徴的なのは、器同士を重ねることで、ラップを使わずに料理を保存できるという点。間にシリコンカバーを挟むことによって、食器同士のズレを防ぎ、香りと風味を閉じ込める。価格は未定。同イベントでは、OSOROシリーズと、オーガニックレストランのLUCA DELI(ルカデリ)がコラボ。有機野菜を使った本格イタリアンを楽しむことができ、OSOROの皿を使ったトマトバジルのフェットチーネやオーガニック野菜ピザなどの多彩なメニューで参加者を魅了した。ニューアンド社は、シリコン製の柔らかいランチョンマットを公開。700円前後の手ごろな価格で、食器が滑りにくくなっているため、小さい子供や高齢者がいる家庭に人気とのこと。人体に有害なものは含まれておらず、食品医薬品局(FDA)の審査にも合格。誤って子供が口に含んだとしても安全であるという。マスターズクラフト社は、和菓子や和食などの箸置きを展示。今回特に注目が集まったのは、おせち料理をモチーフにした箸置き。一見本物と見紛うばかりのクオリティで、だし巻き卵やかまぼこなどの食品を再現。30~50代に人気の商品で、価格はすべて500円前後。プレゼントとして購入する人も多いという。また、マストラッド社のシリコン製チップスメーカーも注目を集めている。「トップチップス」と呼ばれる商品で、やわらかな皿の上にレンコンやカボチャ、ニンジンやジャガイモなどをスライスしたものを乗せ、3分ほどレンジで加熱すると、オイルフリーの低カロリーな野菜チップスを楽しむことができる。イベントでは、パリッとした出来立てのじゃがいもチップスが振る舞われ、参加者を楽しませた。価格は4,935円(税込み)。三栄水栓製作所は、お風呂でエステができるシャワーヘッドを公開。自宅のシャワーをとりはずし、ネジで取り付けるだけで交換は簡単。プロのエスティシャンの監修のもと開発。通常のシャワーのほか、柔らかな霧のでる「ミスト」、勢いよく温水のでる「ピンポイント・スカルプ」といったうれしい機能つきで、本物のエステを体験しているようなバスタイムを自宅で楽しむことができる。価格は未定。メトレフランセ社は、フランスでデザインされた、シリコン素材のスチーマーを公開。耐熱温度は220℃で、電子レンジやオーブンでの使用が可能。中にホットケーキミックスなどを入れて焼くだけで、スチーマーの形に添ったブタやカエルなどのケーキを簡単に作ることができる。価格は未定。会場では、アニマル型の扇風機にも注目が集まった。スリーアップ社が開発したもので、サイズは幅24.5㎝、高さ28㎝とコンパクト。外見に加えて特徴的なのは、鼻の部分を外し、中にアロマオイルを入れることができるという点。涼しい風と、それに乗ったアロマの香りを楽しむことができる。種類はクマ、白クマ、ブタ、パンダの四種類で、価格は3,980円(税込み)。近代トレイディング社はレコード型の時計を展示。レコード盤が秒針代わりになっており、レコード世代向けの目に楽しい商品となっている。価格は13,650円(税込み)。ロフトなどで購入可能。ピーオーエス社は、あたかも布であるかのようなミニテーブルを公開。一つ一つ手作りされている作品で、価格は31,500円から。テーブルを支える支柱棒がなく、布が床に触れている面でテーブルを支える構造。デザイン性の高い、目に楽しい商品となっている。リブインコンフォート社は、女性にうれしいフレグランスランプを展示。フレグランスオイルが入ったボトルに、特殊なセラミック芯を入れ、火をつけるだけでさまざまな香りを楽しむことができる。この香りには、空気中のバクテリアを殺菌・消臭する効果もあるため、湿気の多い季節などに最適だ。人気の香りは水仙。仕事の疲れを癒やしたい女性たちに好評とのこと。ボトル価格は6,000円から。また、スキャンデックス社は、デンマーク製の1970年代のレトロなデザインライトを発表。一見バラの花びらや、波模様を表現したように見える外観だが、数学の関数曲線を表したものであるという。幅広い年齢層に愛されており、価格は25,000円から。ジェーエストレーディング社は、デコバードという野鳥の木製手彫り製品を展示。実寸大の大きさで、シジュウカラ、スズメ、ハクセキレイなどの鳥が人気とのこと。部屋の中でバードウオッチングを手軽に楽しむことができる。価格は1,800円から。株式会社かなるは、子供から大人まで楽しむことができる動物のぬいぐるみを公開。イベントでは、二メートルを超えるヘラジカの人形などが展示された。10代から60代まで、幅広く愛されているブランドで、特に人気なのは手のひらサイズのホワイトタイガーであるという。全国の直営店で購入可能。以上紹介したインテリアは、直営店やロフト、三越デパートなどで順次販売される予定。気に入った最新デザインのインテリアを楽しんでみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日