三井不動産株式会社は7月10日、横浜市のみなとみらい21地区にある横浜三井ビルディング2階に「原鉄道模型博物館」を開設する。世界的に著名な鉄道模型製作・収集家である原信太郎氏のコレクションから、選りすぐりの鉄道模型約1,000両を展示、一番ゲージの室内ジオラマとして、世界最大級(約310平方メートル)のジオラマにて一部を走行させる。戦前の朝鮮半島を走っていた金剛山電気鉄道の車両や、パリからイスタンブールを結んだ「オリエント急行」の車両など、貴重な模型の数々が展示されるとのこと。また、原氏が収集した多数の一番切符のレプリカ、珍しいアンティーク鉄道玩具のコレクションの展示や、浜の街並みを表現したジオラマの設置なども行い、鉄道の魅力と楽しさを体感してもらう。なお、7月10日のオープン初日以降、7月16日までは特別予約日とし、イープラスによる事前チケット購入者のみの入館とする。開館時間は11:00~18:00、休館日は毎週火曜日(祝日の場合は翌日、7月17日は開館)。入館料は大人1,000円、中学・高校生700円、小人(4歳以上)500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日劇場版“クレヨンしんちゃん”20周年記念作品『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』が4月14日に全国330スクリーンで封切られた。その前日の4月13日、東京・新宿バルト9で「しんちゃんナイト」と銘打ったオールナイト上映会が開催され、最新作に加えて、ファンによる人気投票「バカデミー賞2012」で見事1位に輝いた『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001)を上映。深夜にも関わらず、約250人の観客で場内は満員御礼状態だった。その他の写真この日は原恵一監督、増井壮一監督、父・野原ひろし役の藤原啓治が登壇し、トークショーを実施。ファンはもちろん、批評家からも熱烈な評価を獲得した『オトナ帝国』を手掛けた原監督は「いいものになりそうという気持ちがあったが、同時に『失敗したな、これでクビになっちゃう』という自覚も(笑)」。監督として同シリーズ6作に参加し、「しんちゃんから離れて作った作品にも、“しんちゃんのおかげ”で作れた部分がたくさん。キャリアの中で特別な時間ですね」としんみり。この日、観客と一緒にスクリーンで同作を観たといい「久しぶりだけど、自分でもテンポが良くてびっくり。改めて(『しんちゃん』が)自由な場だと再確認した」と思い入れを語った。一方、最新作『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』のメガホンをとった増井監督は、今回がシリーズ2作目の“ルーキー”にして、20周年記念作の大役を果たした。「20年といえば、赤ちゃんが成人する時間。ファンとスタッフが歴史を積み上げたシリーズなので、逆にあれこれ考えず、僕なりにハッピーで楽しい節目を迎えられれば」と気負いなし。“しんちゃん”の魅力は「他の作品では絶対触れ合うことができない、開放的なキャラクター。作る側の僕等も自然とテンションがあがる」という。ひろしを演じ続けて20年の藤原にとっては、声優キャリアをほぼ一緒に歩んだ作品だけに、思いも格別で「声優として、なかなかない幸せ。ひろしを演じながら生まれたいろんな表情が、別の作品でも役立っている」。ただ、ファンから「(ひろしみたいに)足が臭いんですか?」と聞かれることもしばしばで、「僕はいたって無臭ですから!」とアピールする場面もあった。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』は、しんちゃんこと永遠の5歳児・野原しんのすけが、ささいなケンカをきっかけに「オラ、妹なんていらないゾ!」と口走ったことから、ひまわりが宇宙にある“ヒマワリ星”のプリンセスとして迎えられ…。野原一家が家族の絆と全宇宙の存亡をかけた大騒動に巻き込まれる姿が描かれる。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』全国公開中
2012年04月16日「サザンオールスターズ」の“原坊”こと原由子が来年公開のアニメーション映画『ももへの手紙』で自身5年ぶりの映画主題歌を担当することが明らかになった。原さんが作詞作曲を手掛けた主題歌には夫の桑田佳祐もコーラスで参加。瀬戸内の島を舞台に綴られる家族の愛の物語に夫婦で彩りを加える!監督デビュー作『人狼 JIN-ROH』がベルリン国際映画祭に出品された俊英・沖浦啓之の7年ぶりの新作となる本作。作画監督を『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』の安藤雅司が務めるほか『AKIRA』の井上俊之に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の本田雄、『サマーウォーズ』の青山浩行、さらに美術監督に『魔女の宅急便』の大野広司と、日本の長編アニメーションを支えてきた才能が集結。仲たがいしたまま死別した父への思いを抱える少女・ももが、母と移住した瀬戸内の島で成長していく姿を通して家族の愛が描き出される。原さんは本作のために主題歌「ウルワシマホロバ〜美しき場所〜」を書き下ろした。“マホロバ”とは「美しい場所、住みやすい場所」を意味する古語で、アコースティック中心のアレンジと原さんの透き通るような歌声が映画の舞台となる瀬戸内の美しい自然を思い起こさせる。原さんにとって映画の主題歌は『リトル・レッドレシピ泥棒は誰だ!?』の際の楽曲「大好き!ハッピーエンド」以来5年ぶり。その間にサザンの活動休止に夫・桑田佳祐の食道がんによる休養と復帰などもあり、自身は昨年6月にソロ楽曲やサザンの楽曲などあらゆる曲からセレクトしたベストアルバム「ハラッド」をリリース。翌7月には19年ぶりとなるワンマンライヴを鎌倉で行ったが、今回、1年ぶりに“原坊”が本格的に活動を開始する。原さんは「小さい頃からアニメが大好きですので、『ももへの手紙』に音楽で参加させて頂けたことはとっても嬉しく光栄です。この映画への熱い想いを語って下さった監督にも感動しましたし、監督のお気持ちに寄り添えるよう心がけたつもりです。お父さんを想うももちゃんの気持ちに、私自身の大切な人、そして美しい故郷への想いをプラスして、心を込めて歌いました。とても素敵な映画ですので、どうぞお楽しみに」とコメント。ギターの斎藤誠にベースの角田俊介、ドラムの鎌田清など長年活動を共にしてきた面々はもちろん、桑田佳祐もコーラスとして参戦!夫婦で優しい想いを歌い上げる。『ももへの手紙』は2012年GW、全国にて公開。■関連作品:ももへの手紙 2012年G.W、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011『ももへの手紙』製作委員会
2011年07月11日麻生久美子は不思議な声で笑う。ゲラゲラでもカラカラでもなく…いったい、どんな擬音語で形容すればいいのか?“音楽”と言うと大げさだが、楽器の音色のような不思議な笑い声は優しく耳にしみこんでくる。だが皮肉なことに、初めてボイスキャストを務めたアニメーション映画『カラフル』で、彼女が演じた主人公・真の母親役は、楽しそうな笑い声を響かせるという役どころではない。ちょっぴり残念な気もするが、実は、この役こそが原恵一監督の手による本作の魅力を端的に表しているのかもしれない――。監督は彼女に何を求めたのか?DVD&ブルーレイ発売を機に改めて麻生さんに話を聞いた。希望の中にも残酷さがある原作品「そういうところに惹かれてるんでしょうね」意外と言うべきだろう。本作が麻生さんにとって声優初挑戦となる。素直に“意外”という言葉を伝えると「本当ですかぁ?」とまた笑いながら、嬉しそうに続ける。「やりたい気持ちはずっとありましたよ。すごく、すごくやりたくて、勝手に練習してて、でもオファーはゼロで…(苦笑)。きっと、特徴がありすぎて使いづらいんだろうな、と思ってました。元々アニメは子供の頃から大好きで『クリィミーマミ』(※『魔法の天使クリィミーマミ』)は特に印象に残ってます。クリィミーマミってアイドル歌手じゃないですか。私の夢もアイドル歌手になることだったので、うらやましくて、うらやましくて『いいなぁ…。私も変身したい!』って」。横に控えるマネージャーから「アニメのキャラに嫉妬するってどうなの?」とツッコミを受けつつ、熱い思いを語る麻生さん。今回、ようやく念願かなったわけだが、初めて彼女に声優としてのオファーを出したのが原監督ということも半ば、運命である。劇場版の『クレヨンしんちゃん』で原作品に出会って以来の大ファン、いや、“ファン”という以上に複雑な思いを抱いていた。「最初に観たのは劇場版の『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』なんですけど、大人たちが変わっていくところとかがすごく怖くて。妙に生々しくて、『しんちゃん』でこんなことするんだ!って驚きました。次に『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を観たときも何だか気になってしょうがなかった。で、『河童のクゥと夏休み』を観て傷つきました!『観てられない…でも観なきゃ』という感じでした。ここで普通は死なないでしょってところで残酷に死んでしまう。もう人間が嫌になって、一度、監督にお会いしたときにそれを伝えたら『僕はそうやって、作品を見た人に傷を残したいんだ』って言ってました。私がこれまでに考えていたアニメとは別のもの…希望もあるけどそこには残酷さもあって、そういうところに惹かれてるんでしょうね」。高鳴る期待の裏に隠された“怖さ”翻って本作。森絵都の人気同名小説を原作としたこの作品は、死んだはずの“ぼく”の魂が、抽選によって現世に戻るチャンスを得て、自殺しかけた少年・真にホームステイするという物語。イジメや援助交際といった社会問題を取り入れている部分はもちろんのこと、一見、家庭を大切にしているように見えて、実はフラメンコ教室の講師と不倫していた、という真の母親の描写にも“原テイスト”はたっぷりと注入されている。「やっぱり、原さんが監督するからには、原さんらしいドSな部分が描かれるんだろうと思ってましたが、完成した映画を観たら脚本のときより怖いなと感じました。真のお母さんは全編にわたっていじめられてるんですが、監督は『もっといじめてやれ』と思ってたらしいです(笑)。特に私が、うわって思ったのが、彼女の手がシーツを撫でるというシーン。あの手の動きだけで、彼女がやってきたこと全てを想像させるんですよね。実はあのシーン、最初はなかったのを監督が後から追加したそうで、やっぱりこういう生々しいところを入れてくるんだなぁって(笑)」。1日足らずのアフレコに「ワクワクというよりドキドキ」した気持ちで臨んだという麻生さん。初めてというわけではないが、母親役を演じる上で何か特別な思いはあったのだろうか?「怖いという気持ちはありますね。実際に母親なら分かるであろう感情があるかもしれないけど、自分にはそれが分からない。絶対的な愛情、揺らぐことのないものを自分は作れるのかな、と。(役を離れても)自分が母親になるということがイメージしようとしてもできないんですよ。結婚してもそこは変わらないですね。というか、いつか授かるんだろうな、とはぼんやり思ってますが、実際の想像ができないんですよ」。と言いつつ今回、母親役を演じたことで“答え”とでも言えるものが見つかったようで…。言葉を慎重に選びつつ、こんな話をしてくれた。「やりながら子供を『かわいい』って思えたんですね。その感情を持てたことはよかったな、と思います。特に今回はずっといじめられる母親で、よくそういう気持ちになれたと思いますが、不思議と真がかわいくて仕方がなかったです。それが“母親だからこそ”抱いた感情かどうか、もちろん断言はできないんですが…でも、役を離れて映画を観たとき、真がかわいいかと言えばそうは思わないんですよ」。今後、挑戦したい役柄は…奇しくも、本作の後に撮影が行われた『ロック 〜わんこの島〜』でも、麻生さんは母親役を演じており、実写における“母”麻生久美子の姿にも注目したいところ。さらに、声優としての仕事に関してさらなる熱意も。「やりたい、やりたい、やりたーい(笑)!ムチャクチャやりたいです。(今回のアフレコは)決して『楽しい』とだけ言える経験ではないですが、やっぱりアニメが好きなんでまたやりたい。人間以外のキャラクター、モンスターとかがいいですね」。自身の経験を踏まえ、「自分が変われば周りも変わる」と本作のメッセージを語る麻生さん。最後までその声は温かく、しっかりと“母性”を感じさせてくれた。(photo/text:Naoki Kurozu)『カラフル』完全生産限定版[Blu-ray+DVD]価格:7,875円(税込)『カラフル』通常版Blu-ray価格:5,250円(税込)『カラフル』通常版DVD価格:3,990円(税込)発売元:アニプレックス販売元:ソニー・ミュージックディストリビューション発売日:4月20日(水)『カラフル』公式サイトhttp:www.colorful-movie.jphttp:www.aniplex.co.jp/colorful/© 2010 森絵都 「カラフル」製作委員会■関連作品:カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会■関連記事:毎日映画コンクール授賞式稲垣吾郎、極悪人役にSMAPメンバー「地が出てるね」毎日映画コンクールタキシードの稲垣吾郎に大歓声!三池監督は銀色ジャケットで登場日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼント宮崎あおい、メガネ女子の役のアフレコ中はメガネ着用!南明奈、久々に制服で授業も先生に指され困った!
2011年04月15日65回目を迎える「毎日映画コンクール」授賞式が、2月8日(火)、神奈川県川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールにて開催。昼過ぎ、授賞式の開幕に先立って、グリーンカーペットイベントが行われ、堤真一(男優主演賞)、寺島しのぶ(女優主演賞)、稲垣吾郎(男優助演賞)ら受賞者がファンの歓声に迎えられながらカーペットを闊歩した。『孤高のメス』で男優主演賞を受賞した堤さんはノーネクタイで黒いシャツとジャケット姿で登場。握手を求めるファンに気さくに応じていた。『十三人の刺客』での狂気を帯びた演技が絶賛され、男優助演賞を受賞した稲垣さんがタキシード姿で登場すると、カーペット脇の観客から一層、大きな歓声が沸きあがった。堤さんと同じく『孤高のメス』で女優助演賞受賞となった夏川結衣は黒いドレスで笑顔で登場。スポニチグランプリ新人賞を受賞した遠藤要(『イエローキッド』)と徳永えり(『春との旅』)は少し緊張した表情。観客の歓声に「ありがとうございます」と応えていた。『十三人の刺客』で監督賞に輝いた三池崇史監督は、何とシルバーのジャケット姿で登場し、これには会場から「おぉー」っとどよめきが。いったいどこで購入したのか?これが似合うのがさすが三池監督といったところ。ほかに、田中絹代賞を受賞した江波杏子、『カラフル』でアニメーション映画賞を受賞した原恵一監督、TSUTAYA映画ファン賞に輝いた『THE LAST MESSAGE 海猿』の羽住英一郎監督、日本映画優秀賞の『春との旅』の小林政広監督らも来場した。『CATERPILLARキャタピラー』で昨年のベルリン国際映画祭の最優秀女優賞受賞の快挙に続き、本映画祭でも女優主演賞を受賞となった寺島さんはグリーンカーペット前の会見に出席。『赤目四十八瀧心中未遂』以来の女優主演賞に「7年前は会場に来ることができなかったので、今回、この舞台に立てて嬉しいです。本当に小さなところから始まった映画でした。このような伝統ある賞をいただけて自信になります」と喜びを語った。この日は最愛の夫で、フランス人アートディレクターのローラン・グナシア氏は「来たがっていたんですが、インフルエンザで寝ています」とのことだったが、「早く帰ってしゃぶしゃぶを私が作る約束なので、そのときにシャンパンでも開けようかと思います」と笑顔で語った。報道陣から「子作りは?」とストレートに問われると、「いつでもウェルカムです」と答えつつ「子作りに専念しようかと思ってた矢先に『キャタピラー』の脚本が来たんですよ(笑)。だから、こういうことはどうなるか分からないものですね。自然の成り行きに任せます」と語った。この後、同会場のホール内で授賞式が始まり、各受賞者に賞が授与される。■関連作品:カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会 春との旅 2010年5月22日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2010『春との旅』フィルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクションイエローキッド 2010年1月30日よりユーロスペースほか全国にて順次公開孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会CATERPILLARキャタピラー 2010年8月14日より公開© 若松プロダクション■関連記事:毎日映画コンクール授賞式稲垣吾郎、極悪人役にSMAPメンバー「地が出てるね」日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼント【シネマモード】2010年をふり返ってみれば…沢村一樹インタビュー初監督作に育んできた夢と初恋への思いを込めて「闇金ウシジマくん」山田孝之インタビュー「嫌われるのは結構好きですね(笑)」
2011年02月08日森絵都のベストセラー小説をアニメーションで映画化した『カラフル』が8月21日(土)に公開を迎え、声優を務めた冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、まいける、入江甚儀、中尾明慶、麻生久美子、そして原恵一監督が色とりどりの浴衣姿で舞台挨拶を行った。前世で過ちを犯した“ぼく”の魂が、再挑戦のチャンスを与えられ、自殺した少年の体に“ホームステイ”し、周囲の人間を少しずつ理解し、関係を築いていく物語で、生きることの意味を描き出す本作。小林真という少年の体に乗りうつる主人公の“ぼく”の声を演じた冨澤さんは「真は僕とは180度違うタイプの人間。気持ちを理解するのが難しかったです」と苦労を明かしつつ「僕は声が高くて、声の役は年下か動物が多かったので今回、年上で、人間の役で嬉しかったです」と笑顔を見せた。真と同じクラスの少女・唱子の声を演じた宮崎さんは、メガネをかけた唱子について「個性的でかわいい」と思い入れを語った。収録時には、わざわざメガネをかけて臨んだと明かし「彼女と同じものが見られているような気がしました」と効果はてきめん!真が憧れる少女・ひろかの声を担当した南さんは「声のお仕事は苦手なので緊張しました」と苦笑交じりに語り「難しいとは思いませんでしたが、泣くシーンは初めてで、苦労しました」とふり返った。真の母親役の麻生さんは、以前から原監督作品の大ファンということで「初の声優の仕事で不安でしたが、大ファンの原監督との仕事を逃したくないと思い、勉強させていただくつもりでやりました」とコメント。隣に立つ原監督は「僕も麻生さんの大ファンで『そのままの麻生さんでいてくれればいいです』と言いました」と“相思相愛”ぶりを見せつけた。麻生さんはさらに、作品についても「もう少し前にこの作品に出会っていたら、もうちょっと楽しい学生生活を送れたかな」という言葉で称賛を送った。この日は、真の父親役の高橋克実は不在だったが、監督は高橋さんのアフレコの思い出話を披露。「劇中、真と父親が河原でおにぎりを食べるシーンがありますが、高橋さんは収録の日、おにぎりを実際に用意してきたんです。しかも市販のものではなく、自分で作ったような感じのおにぎりでした」と明かし「この人にお願いして良かった、と思いました」と嬉しそうな表情を見せ、会場は温かい空気に包まれた。『カラフル』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会■関連記事:南明奈、久々に制服で授業も先生に指され困った!男子中学生の直球質問に宮崎あおい&麻生久美子&アッキーナら大ウケ直木賞作家・森絵都のベストセラー映画化『カラフル』試写会に50組100名様ご招待
2010年08月21日タレントの南明奈が8月10日(火)、東京・港区のスペースFS汐留で行われた、声優を務めるアニメ映画『カラフル』の中高生試写&特別授業イベントに、原恵一監督と出席した。直木賞作家、森絵都の同名小説を原作に、主人公の“ぼく”の魂が、人生をやり直すチャンスを得て自殺した中学3年生の少年・小林真の体に宿り、新たな人生経験を重ねていく姿を描く物語。南さんのほか、宮崎あおい、麻生久美子、冨澤風斗、高橋克実らが声優を務めている。映画にちなみ、都内などの中高生160人が同作を鑑賞。特別授業の講師には筑波大学大学院人文社会科学研究科の土井隆義教授が来場。土井教授は、劇中の“ぼく”が、人は単色ではなく多色であると気付いていく過程に触れ、「なぜ気付いたと思うか?」と問うと、会場の男子学生の1人が挙手し「たくさんの友達に出会えたら」と回答。「いい答えですね、ではなぜたくさんの友達に出会えたのでしょう?」と再び、意見を求めたが回答者なし。そこで「では南さん!」と、あてられた南さんは「たくさんの友達がいるから多色であると気がついたし、多色だからたくさんの友達ができた」と思案顔で述べた。授業終了後、南さんは「授業って久々だと楽しい」と懐かしんだが「気持ち悪くなる、っていうか、先生に指される、いまの問題分かんないから来ないでって思う気持ち悪さを久々に味わいました」と苦笑い。学生時代の成績について取材陣から聞かれると「良くないですね、1、2、1、2…って感じ」と答えた。この日は制服姿で登場。「着るのは半年ぶりくらい」と照れつつ、制服デートについて「あまりしていなかったですね。中学校の頃から仕事をしていたので、学校が終わると仕事、仕事がなくても疲れてるから帰るっていう感じだったので、もうちょっと遊べばよかったな」と話した。特別授業の感想を求められると、南さんは「カラフルな人生になるよう、がんばろうって思いました」と前向き。劇中では真と“ぼく”が好意を寄せる奔放な女子中学生・ひろかの声を務めたが、原監督から「南さん、アフレコに苦手意識があったんですよね。でもすごい良かったし、やってよかったでしょ?」とお褒めの言葉。鑑賞後の中高生から拍手がわき起こる中、「はい!」と嬉しそうな笑顔で頭を下げた。『カラフル』は8月21日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会■関連記事:男子中学生の直球質問に宮崎あおい&麻生久美子&アッキーナら大ウケ直木賞作家・森絵都のベストセラー映画化『カラフル』試写会に50組100名様ご招待
2010年08月10日原恵一の最新アニメーション映画『カラフル』の完成披露試写会が7月14日(水)、東京・世田谷区の等々力中学校で行われ、声優キャストの冨澤風斗、宮崎あおい、麻生久美子、南明奈らが出席した。大罪を犯した“ぼく”の魂が、人生に再挑戦するチャンスを得て、自殺した男子中学生・小林真(冨沢さん)の体に入り込み、人間としての修行を積んでいく物語。劇中の舞台が等々力、二子玉川とされていることから、同所で開催され、在校生約300人が同作を鑑賞した。鑑賞後の舞台挨拶で後半は、在校生の質問に応えるQ&Aコーナーが設けられた。トップバッターの男子中学生が「えっと、なんで今日、(主人公の父親の声を担当した)高橋克実さんは来ていないんですか?」と素朴な疑問をぶつけると、キャスト陣と在校生は大爆笑。司会のフジテレビ軽部真一アナウンサーも「僕が答えます。舞台の稽古中です」と言いながら大ウケ。「いい質問です。明日の『めざましテレビ』では君の質問を使います、約束します」と褒めちぎった。在校生は一様に本作を気に入った様子で、キャスト陣の発言にすかさず声援が飛ぶなど会場内は終始賑やか。麻生さんは「みなさん、明るく楽しそうでよく笑う。いい学校だなと思う。私が中学生のときは、あまり楽しくなくて、つらいことがあったりして逃げ出したいなとか、そんなことを考えていました」と苦い過去を吐露。宮崎さんは「原作(森絵都著/文春文庫刊)が元々大好きで、自分がお母さんになったら、子供に読んでほしいなと思っています」と話した。南さんは、主人公の小林真が好意を寄せる女子中学生役。軽部アナから「モテるところは同じでしょ?」と振られると、「モテ期は幼稚園の年長以降、来ていない」と苦々しい表情を浮かべ、会場の笑いを誘っていた。映画『カラフル』は8月21日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会■関連記事:直木賞作家・森絵都のベストセラー映画化『カラフル』試写会に50組100名様ご招待
2010年07月14日