2017年3月下旬、エキサイト社内の「エキサイトカフェ」にて、「ウーマンエキサイト ママリーダーズ」による第一回座談会が開催されました!昨秋に発足した、ウーマンエキサイトのママ読者モデル、通称“ママリーダーズ”。働き方や目指す方向は皆それぞれですが、ママとして充実した日々を送りたいという思いは皆共通。今回はスペシャルゲストとして、エッセイストの紫原明子さんも迎えての初座談会となりました。■有名店のおしゃれなケータリングで気分も上々!初の座談会にケータリングを届けてくれたのは、昨年青山に移転オープンしたオーガニックレストラン、navarre(ナヴァー)tokyo。アメリカ・ポートランドの実力派レストランで、契約農家から仕入れた旬の野菜を使ったメニューや、自然派・オーガニックワインが大人気。ウーマンエキサイト 「WEラブ赤ちゃん」プロジェクト の賛同店舗でもあります。座談会に最適なひと口サイズのメルバトーストやフリッタータ、ポークパテなどに加えて、人気のチョコレートケーキも。Bottega baciのオーガニックソーダも添えられ、うららかな日和に、おしゃれなケータリングで気分も上々。彩りが目にもうれしい、華やかな雰囲気のなかでママ会がスタートしました。■家事・育児の分担はどうしてる? たっぷりと情報交換 お互いの自己紹介の後、早速ママたちの関心の高いテーマについて意見が交わされました。家事の効率化、旦那さんの協力度、お子さんの習い事や休日の過ごし方、などなど。畳まなくて済む洗濯物の干し方に感嘆の声が広がったり、旦那さんへの家事の上手な頼み方に感心してメモを走らせる人がいたり。「夫がホワイトボードに“ヘビロテしてほしいメニュー”を書いてくるんです(笑)」なんて話が飛び出す瞬間もありました。仕事と育児の両立については、おじいちゃん育児に助けられているという人もいれば、区の託児サポートやタスカジといったサービスを利用している人も。習い事の話題では、お子さんがまだ小さい方も、先輩ママたちが何にどう取り組んでいるか興味津々の様子でした。■子どもたちは人気知育おもちゃ「マグ・フォーマー」に挑戦ママと一緒に遊びに来てくれた、1歳~14歳の子どもたちも元気いっぱい。靴を脱いで遊べるキッズルームのおもちゃで遊んだり、黒板やホワイトボードにお絵かきをしたり、追いかけっこをしあったり。世界65カ国で人気のボーネルンドの知育おもちゃ「マグ・フォーマー」も大活躍! 子どもたちも大いに交流を深めていました。■編集部セレクトのおみやげを紹介 写真撮影中もおしゃべりが尽きず、大いに盛り上がった座談会ですが、最後は編集部セレクトのおみやげを渡してのお開きとなりました。各企業・ショップ様にご協力いただいた、イチオシのキッズ&ママアイテムばかり。8点すべてをご紹介します!▼edit JAPAN「有機フリーカ(フリーケ)」栄養価が高く、ダイエット食にも最適と話題のスーパーフード。フライパン調理でリゾット風にもできるし、炊飯器調理をすれば、玄米や雑穀に近い味わいも楽しめます。有機JAS認証のオーガニック商品であり、フェアトレード商品です。 edit JAPAN 雑誌編集者だった堺あゆみさんが、幼い子どもたちを育てながら起業。「国内外で見つけた『ワクワク・ドキドキ』『気持ちいい・心地いい』のモノ・コトを編集して共有することで、私もまわりも世界もHappyになる」をコンセプトに、様々な商品を紹介している。Article: 「家族旅行の思い出に包まれる家 堺あゆみさん家のインテリア」 ▼ボーネルンド「Volley ソフトソーサー」幼児でも投げることができる、安全なスポンジ製のフリスビー。厚みがあるので持ちやすく、柔らかいので当たっても痛くなく、室内でも安心して遊ぶことができます。半分に折って畳んでもすぐに元通りになるため、持ち運びにも便利!▼ボーネルンド「かんてんネンドStudio 4色セット 白/赤/黄/青 」防腐剤、保存剤は一切含まず、アレルギーの心配が少ない「寒天」を使用した同社オリジナルのねんど。他の色と混ぜて色を作ることもでき、子どもでも扱いやすい質感で乾きにくいため、自分のペースで思い通りの造形が楽しめます。 ボーネルンド 1977年創業以来、あそび場づくりから玩具の輸入・開発・販売まで、「あそび」に特化した事業に取り組む。4月17日(月)よりオープン予定の「あそびのせかい タカシマヤ ゲートタワーモール店」を加えた全国90の店舗にて、約3,000点ものあそび道具やベビー用品を扱っている。Article: 「ボーネルンドに取材! 子どもの成長とあそび場づくり」 ▼BROOK'S「かんたん ぬか美人」乾燥させた熟成の“粉末ぬか”により、簡単ぬか漬けを実現させた製品。水と野菜を入れて軽くもむだけで、90分後には本格的なぬか漬けが楽しめます。1回使いきりで匂いも気にならず、思い立ったときのプラス1品おかずにも最適! BROOK’S 世界の名産地からコーヒーの直輸入を行う。自社で一貫して加工・開発・販売を行うことで高品質・低価格を実現させている、1968年創立のコーヒー通販のリーディングカンパニー。▼maruman「図案スケッチブック One Day(B6サイズ)」発売から約60年を迎えるお馴染みの『図案シリーズスケッチブック』から生まれた、親子向けスケッチブック。テーマに沿ったシンプルな図形やモチーフが印刷されており、親子で想像力を広げながら楽しいお絵かきができます。 maruman スケッチブック、ノートブック、バインダー、 ルーズリーフ等の製造販売や画材用品の輸入販売におけるリーディング企業。1920年の創業以来、ロングセラー製品やヒット製品を多数生み出している。▼大塚食品「こどものためのボンカレー」おなじみのボンカレーから発売中の、国産野菜が10種類入ったまろやかで優しい甘口チキンカレー。保存料・着色料・香料・化学調味料すべて不使用で、お子さんにも安心です! 大塚食品 1968年に世界初の市販用レトルト食品として「ボンカレー」を発売以来、時代に先駆けた製品開発に取り組み、「美味・安全・安心・健康」をテーマに、食品・飲料の分野で事業展開をしている。▼西友「TREE HUT アイランドキウイ シュガースクラブ」粒状のシュガーが傷んだ皮膚を除去し、お肌をしっとりとなめらかにしてくれる、トロピカルな香りのシュガースクラブ。水分補給効果がある「オメガ3」「αリノレン酸」を豊富に含んだキウイ果実エキスを配合しています。 TREE HUT アメリカ発の高品質ナチュラル派ブランド。認定有機シアバターを使用したボディバターやシュガースクラブはアメリカでマーケットシェアNo.1を獲得し、日本でも人気上昇中! 国内では、現在西友のみで販売している。▼P&G「パンテーン インテンシブ ヴィタミルク 毛先まで傷んだ髪用」アットコスメの口コミランキングで部門1位も獲得した“洗い流さないトリートメント”。お風呂あがりのぬれた髪にもみ込むだけで有用成分が髪の分子レベルまで瞬間浸透し、ダメージ補修効果が持続。寝ぐせフリーの、毛先までダメージを忘れたようなツヤはずむ髪へ。 P&G 約180カ国で展開する、世界最大の日用消費財メーカー。「パンパース」「アリエール」「ファブリーズ」「パンテーン」「SK-II」など世界じゅうで愛されているブランドがそろう。座談会の内容は、別レポートで詳しくご紹介します。さまざまな個性を持ったママリーダーズの皆さん同士の交流も深まった、今回の座談会。第二回もお楽しみに!
2017年04月12日わが家では、車の中のDJ権を誰が握るかの争奪戦が、かなり頻繁に勃発する。うちの車のスピーカーは決して特別良いものでもないが、何しろスマホと繋げるので、好きな音楽を流すことができる。狭い閉鎖空間、大都会東京を駆け抜ける車の中でお気に入りの曲をかけるのは、かなり気分が良いのだ。DJ明子、DJモー(長男)、DJ夢見(長女)。それぞれにはそれぞれの得意とする分野があり、モーはEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージックの略だそう。パリピの音楽である)、夢見はアニソンとボカロ、そして明子はチャゲアスと玉置浩二を専門としている。あるとき、夜の首都高速に乗った私たちの車の音楽の権利を握っていたのはモーであった。後部座席から、例によってゴリゴリのダンスミュージックを流し、ドンドコドンドコ、曲がマックスに盛り上がるのと同時にモーが言う。「さあ、母さん。カーチェイスを始めよう」始めんわアホ、と。そんな感じの毎日を過ごしている。……この連載、基本的には育児にまつわる話を書くということで始まったものの、気がつくと結構子どもたちが育っていた。まだまだ指導するべきことはあるものの、子どもたちとの現在の関係は、育てる者と育てられる者というよりは、どちらかといえばシェアハウスの住人同士のような、並列の関係になりつつある。(シェアハウスに住んだことはないけれど)。だから、最近彼らとの日常を通して得る気付きもまた、子育ての気づきというよりは、人間関係の中で生じる気づきに近いことが多い。だけど、この連載を始めるきっかけを作ってくれた、ウーマンエキサイトの編集者、石上さんは現在2歳の子を持つママで、せっかく声をかけてくれたのだから、できれば彼女が今知りたいことや、彼女が今直面している子育ての救いとなるようなことを、ほんのわずかでも書けたらいいなと思う。そこで、最近はずっと子どもたちが小さかった頃のことをあれこれ思い出そうと、写真を見返したり、子どもたちに聞いてみたりなどしているのだが、これがどうして、自分でもびっくりするほど当時のことが思い出せない。トイストーリーのおもちゃは処分するとき心が痛んだなあとか、断片的な記憶はあるものの、当時私がどういうことに悩んでいて、そこからどういう気づきを得ていたかという肝心なことが、なぜだか全然思い出せないのだ。一体どうしてこんなにもすっかり忘れてしまったんだろうなあと考えていると、ふと思わぬ可能性が頭をよぎった。……もしかしたら、思い出したくないのかも、と。不思議なことに、そういう風に思い至った瞬間、急に一つ、思い出したことがあった。18歳で妊娠し、19歳で出産した私は、「やっぱり若いお母さんだからね」と世間に白い目で見られたくなかった。出産が誤った選択だったと思われたくなかった。そのためにも、ちゃんと子育てしなきゃいけないと、何となくいつも、大きなプレッシャーを感じていた。ちゃんと、という漠とした言葉がまた非常に厄介で、何を持って「ちゃんと」と言えるのか全く明確じゃない。だからせめてもの気持ちで“私は常識的な人間です”と、必要以上に社会に示そうとしていたのだが、そのせいで、本当ならもう少し余裕をもっていたっていいところで、子どもたちの言動を、過剰に制していたこともあったような気がする。これらのことを思い出した途端、当時、日常的に抱えていた緊張感や孤独、強がりたい気持ちが急激に蘇って、うっ、と胸が苦しくなった。記憶の奥に眠っていたもの、蓋をしておきたかったものは、どうもこれだったのだ。今では、周囲に年下のママも沢山いるし、私が年相応に老けたことによって、子どもの一人や二人いても好奇の目で見られたりもしなくなった。ましてやそれなりに子どもたちが育って、それぞれちょっと変わったところはあるけど、他人に挨拶ができたり、思いやりをもって接したりできることを、彼ら自身が示してくれるようになった。そうやって子どもたちが個人として社会との関わり合いを深めていくことで、親である私は徐々に、勝手に背負いこんだ妙な重圧から解放されていった。だから、すっかり忘れてしまっていたけれど、電車やバスの中で、泣いている赤ん坊を一生懸命あやすお母さんに、つい、大丈夫ですよ、と声をかけたくなるのは、やっぱりそこに無意識に、かつての自分を投影してしまっていたからだったのだろう。私は若くして母になったことを負い目に感じていたけれど、そうでなかったとしても、親になることに真摯に向き合う上では、きっと誰もが、嫌が応にも、自分の弱さ、未熟さを突きつけられることがあるだろう。自分が親になるのにふさわしい人間か、世の中の善悪、正誤を子どもに提示できるだけの人間か。自分が自分を疑うほど、社会もまた同じような目で自分を見つめているような気持ちになる。結局、子どもを産んだ当時から今に至るまで、私の精神的なあり様は何も変わっていような気がするけど、それでもなんとか15年間は、親でい続けることができた。そんな今、昔の私にかけてあげたい言葉は、こうだ。“大丈夫。社会はあなたが思うほど、あなたが親としてふさわしい人間かどうかを見定めようとはしていない。”たとえ自分が自分を信じられなくても、社会の方は、案外、そんなに冷たくない。たくさんの見知らぬ人が、子どもを大切に思ってくれる。未熟な親に、暖かく手を貸してくれる。冷たいように見えるとすれば、社会にいる多くの人は、その思いを伝える方法を持っていないだけなのだ。(WEラブ赤ちゃんステッカーもそのために発案したものだ。)自分が信じられなくても、本当は暖かい社会を信じて、頼って、やっていけばいい。“あなたの子どもはそうやって、不器用なあなたと、優しい社会に守られながら、気の利いたことが言える程度にはちゃんと育つよ、だから、大丈夫”緊張感でいっぱいだった昔の私に、今、そんな風に伝えてあげられたらな、と思うのだ。イラスト:片岡泉
2017年01月24日現在小学5年生、11歳の娘は、かつて私にこんな風に言った。「ママ、言っとくけど私、腐ってないから。ただ漫画の世界が好きなだけで、腐ってはいない。腐女子とオタクはまた違うから」ところがその数ヶ月後、娘の主張にはわずかな変化の兆しが。「正直ちょっと腐りかけてる……。ヒロインにがっかりさせられる度に、そんなことなら主人公はヒロインじゃなくてこっちのキャラとくっつけばいいじゃん、なんて考えちゃうし、それがたまたま男同士だったりする。……でも、まだかろうじて腐ってない、腐りかけだけど腐りきってない!」聞いてもいないのにこういうことを言ってくるということは、もうだいぶ方向性が固まってきたな、と感じていると、ついに先日、観念した様子で娘が言った。「ママ、もう認める。私、腐った。腐ってる。腐女子になった。カップリングを想像せずにはいられない!」念のために説明しておくと、ここで言うカップリングとは文字通りカップルになる二人という意味で、加えて説明すると腐女子とは、カップルが男性同士である可能性も排除せず、またときにはそちらの方を重視しながら、縦横無尽に想像力を働かせて物語を読み進める読者だ。……そうか。ついにそのときが来たかと、深く感じ入るものがあった。11年前、初めて産院で娘と対面したあの時には、まさかこうなろうとは思いもしなかった。家庭の事情で計画出産となり、本来の予定日より2週間ほど早く生まれることとなった娘。“え、いきなり何? まだお腹のなかにいたいよ~”と、言わんばかりの眠そうな顔をしてこの世に出てきた赤ちゃんが、今やこうして立派に、自立した腐女子としての一歩を歩みだしている。先日、美味しそうなサンドイッチがずらりと並んだ、雑誌のサンドイッチ特集を見ているとふと、これは何かに似ているぞ、と思った。そしてすぐに、そうだ、『からすのパンやさん』だ、と思い至った。『からすのパンやさん』は、子ども達がまだ小さかったころに大好きだった絵本で、連日、子ども達にせまがれ繰り返し読んでいた。ハイライトは何と言っても、美味しそうなパンの絵が何十種類も勢ぞろいする場面。「どれが食べたい?」「うーん、これ!」「はい、どーぞ」「あーむ」って感じで、絵本からパンをつまんで子どもの口元に持っていくと、子供は絶対に口を開けて、あーむ、と見えないパンを頬張るのだ。長男のときも、長女のときも、同じことをした。と同時に私もまた子供のころ、実の母にそんな風に、かすみのパンを食べさせてもらっていた。不思議なことに大人になった今でも、あーむ、と食べたその瞬間、わずかに、パンの味を感じられるような気がする。思えばそんな風に古き良き絵本と、見えないパンとで育まれた想像力が、少なくとも娘の中ではしかと芽を出し、今や漫画の登場人物から、自由なカップルを延々と妄想させる、熱いエネルギーの源となっている。母親になってから14年あまり。子育てはこれからも延々と続くのだろうけれど、一方で、日々自分の世界を広げていく子ども達を前に、過去に埋めたタイムカプセルを思いがけず掘り返して、あ、そういえばこんなものが入っていたな、なんて改めて思い起こす。そういうことが、このところ増えてきたように感じられるのだ。* * *遅ればせながらみなさん初めまして。今日からここ、ウーマンエキサイトにて、わが家の生活を綴る連載を始めることとなりました。紫原明子と申します。簡単に自己紹介をすると私は、エッセイを書くのと、週2回くらいIT企業で働くのを生業としている34歳シングルマザーで、腐女子を自覚した娘の上にはもう一人、19歳のときに産んだ、現在中学3年生の長男がいます。ここに加えて4年前に六本木からやってきたもともとは毛並みのいい犬1匹とで、築50年の古アパートに暮らしています。本連載を始めるにあたりタイトルを思案していたころ、娘から「“私の娘がこんなに腐女子になるわけがない”はどう?もしくは“とある腐女子の……”」とさまざまな提案を受けたもののそれらは全て却下し、編集の石上さんと相談した上で「新米ママ歴14年、紫原明子の家族日記」という現在のタイトルに決まりました。1週間に1度の更新です。これから、どうぞよろしくお願いいたします。イラスト:ハイジ
2016年11月15日角田明子の写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が、7月30日から8月14日まで東京・南青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店GALLERY MUVEILにて開催される。同展は、角田明子がライフワークとして訪れた旅先での出会いをZINEとしてまとめた冊子シリーズ『レーゲンボーゲン(REGENBOGEN)』をもとに開催されるもの。同作では、今までにラトビア、エストニア、メキシコ、スウェーデン、デンマークと続き、角田ならではのやさしい光と色彩で世界の魅力を表現してきた。この春刊行したシリーズ初のアジア号タイ・チェンマイ編では、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らし、無数のコムローイ(ランタン)が空に舞うイーペン祭(ロイクラトン)の幻想的で美しい夜など、タイの“北方のバラ”とも言われる美しい古都・チェンマイの魅力溢れる情景が紹介されている。同展では、角田明子が旅先で出会った魅力あふれる世界のグランマ(おばあちゃん)たちの写真によるミニ展示コーナーも登場。また、角田明子がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設としてスタートしたBan Rom Saiで作られた雑貨や、ミュベールのミューズでもあるグランマチャームの限定商品の販売も行われる。その他、8月4日には角田明子とNPO法人バーンロムサイジャパン代表である名取美穂による、“チェンマイ”をテーマにしたトークイベントも開催される予定だ。【イベント情報】「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」会場:GALLERY MUVEIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山地下1階会期:7月30日~8月14日時間:11:30~20:00
2016年07月27日角田明子写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が開催。2016年7月30日(土)から8月14日(日)まで南青山にあるミュベール(MUVEIL)のコンセプトショップ、ギャラリー ミュベールにて行われる。フリーランスのフォトグラファーとして広告、雑誌や書籍、CDジャケット、写真展開催など、さまざまな分野で活躍する角田明子。彼女が2012年から刊行しているZINE「レーゲンボーゲン」は、彼女が訪れたエストニア、メキシコ、スウェーデンなど、世界各国での出会いを記録しているシリーズだ。本展ではタイ・チェンマイを舞台に、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らしや、無数のランタンが空に舞うイーペン祭の幻想的で美しい夜など、美しいチェンマイの魅力を紹介する。彼女ならではのやさしい光と色彩があふれる作品に映し出されるチェンマイ人々や街並みは、あたたかくゆったりとした空気感に包まれている。さらに同展では、彼女が世界各地で出会った素敵なおばあちゃんを捉えた、グランマたちの写真のミニ展示コーナーも登場。会場では角田がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設、Ban Rom Saiで作られた雑貨や、ミューベルのグランマチャームも限定販売される。また、8月4日には角田とNPO法人バーンロムサイジャパン代表、名取美穂による、「チェンマイ」をテーマにトークイベントも開催。【開催概要】REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai会期:2016年7月30日(土)~8月14日(日)開催時間:11:30~20:00会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山 B1F■角田明子・名取美穂 トークイベント開催日:2016年8月4日(木)開催時間:18:30~【問い合わせ先】TEL:03-6427-2162
2016年07月26日東京・品川の「原美術館」にて、2014 年秋の「開館35周年記念 原美術館コレクション展」以来となる全館を使ったコレクション展示「みんな、うちのコレクションです」が、8月21日(日)まで開催中だ。「原美術館」は、もともと個人邸宅として 1938年に建てられたもので、西洋モダニスム建築を取り入れ、中庭を包みこむように緩やかな円弧を描いた空間デザインが特徴的。居間や寝室であったスペースは企画ごとに展示を入れ替えるギャラリーに変わった一方、浴室や洗面所などのユーティリティースペースは、アーティストに依頼してユニークな常設展示作品に生まれ変わっているほか、建物の中以外の、敷地内の庭にも、野外の常設作品が点在している。大規模な美術館とは一風異なり、作品と同時に、美術を鑑賞体験する“場”そのものも味わえる場所だ。1979年の創立以来収集してきたコレクションは、国内外の多彩な現代アーティストの絵画・彫刻・写真・映像作品など、現在約1,000点にのぼる。その中から、横尾忠則、加藤泉、クリスト&ジャンヌ=クロード、ウィリアム ケントリッジをはじめとする絵画・彫刻・ドローイング・映像作品を展示。今回は、中国を代表するアーティストであると同時に、積極的な社会活動でも知られる艾未未(アイ・ウェイウェイ)の貴重な初期作品や、日本から帰化してブラジル美術界の巨匠となり、昨年惜しくも亡くなったトミエオオタケ(大竹富江)の絵画も展示される予定だ。原美術館では、増築した多目的ホールや中庭を利用して多彩なイベントも随時開催されており、会期中には、8月13日(土)、14(日)に「トヨダ ヒトシ 映像日記・スライドショー」が行われる。また、日曜日と祝日には、同館学芸員による展示解説も行われる。展示解説は、14:30から約30分間で予約は不要。(text:cinemacafe.net)
2016年06月30日このステッカーへの思い始まりはある日の午前中。とあるコーヒーショップでの出来事でした。私を含む多くのノマドワーカーや、テキストを広げて勉強中の学生、おしゃべりに花を咲かせる女性達など、多くのお客さんで賑わっていた店内。私の向かいの席には、赤ちゃん連れのママさんが座っていました。赤ちゃんは最初のうちぐっすりと眠っていましたが、途中目が覚めると、途端に元気よく泣き始めました。もともと、がやがやとしていた店内に、多少赤ちゃんの泣き声が響いたところで個人的には全く気にならなかったけれど、それでもお母さんは周囲にとても気を使って、一刻も早く泣き止ませようと、懸命に赤ちゃんをあやします。そんな様子にふと、昔の自分のことを思い出しました。私の子どもは、今では14歳と10歳、もう随分手も掛からなくなったものの、2人が赤ちゃんだったころにはやっぱり、目の前にいるお母さんと同じように、周りの人に迷惑をかけてはいけないと、いつも努めて気を張っていました。それでも一度、ショッピングモールのレストランで子どもが大きな声を出してしまい「うるさい、出て行け」と近くのテーブルのおじいさんに怒鳴られたことがありました。気をつけていたはずなのに迷惑をかけてしまった、そんな親としての不甲斐なさがこみ上げてくるのと同時に、子どもはそんなにも社会のお荷物なのだろうかという気持ちと、子を守る者として、決して社会に甘えてはいけないのだという心細さと、色々な感情が入り混じって、つい涙が出てしまいました。目の前のお母さんも、当時の私と少なからず似た気持ちを抱えているのだと思うと、赤ちゃんの泣き声は全く気になりませんよ、大丈夫ですよ、という気持ちを何とか少しでも伝えなければと思いました。それで、赤ちゃんに向かって笑いかけたり、私の出来得る最大限の温かい眼差しを送ったりもしてみたけれど、一方で、他人からの熱い視線というのは、ともすれば「うるさくてじろじろ見ているのかも」といった、真逆の意味にも捉えられかねず、そうなると余計にお母さんを追い詰めてしまうかもしれません。せめて、「可愛いですね」なんて気さくに声を掛けてあげられるといいのだけれど、なかなかそこまでの勇気が出せず……。もっと気軽に、「大丈夫ですよ」の気持ちを伝えられる方法があればいいのにと、強く思いました。メッセージを気軽に届けたかったそんなときふと目に入ったのが、目の前で“どや”と言わんばかりに意識高く広げられていた私のノートパソコンです。仕事をしている風を装おってその実、TwitterとFacebookしか開かれていませんでした。IT業界では昔から、広報の一環として、企業やサービス名のロゴのステッカーをお客さんに配る習慣があり、受け取った人の多くは、それらステッカーを、ノートパソコンの天板やスマートフォンの背面に貼ります。例によって私のノートパソコンにもたくさんのステッカーが貼られていたわけですが、ここにもし「私は赤ちゃんが大好きですよ」「赤ちゃんが泣いても全然気にならないですよ」といったメッセージが明示されたステッカーが、さりげなく貼られていたとしたら。そしてそれが、向かいに座っているお母さんの目に入ったとしたら。ほんの少しでも、目の前のお母さんの焦りや不安を軽減してあげられるのではないかと思いました。そこで、ちょうどそのころご縁あって交流を持たせていただいていた、エキサイトママ(現:ウーマンエキサイト)編集部の皆さんに「こういうステッカーを作りませんか?」と、図々しくもFacebookを通じて呼びかけてみました。個人でひっそりとやってもいいけれど、どうせなら同じような思いを持つ周りの人と一緒になって、より多くの人が使えるものになるといいなと思ったのです。すると、編集部の方からは、なんとその日のうちに「作ります!」という力強いお返事をいただき、このたびこうして、“泣いてもいいよ!”ステッカーとして実現することとなったのです。うるさいと感じる人がいるのも当然のことレストランや電車の中など、公共の場での赤ちゃんの泣き声に関する話題は、日々さまざまな角度から取り沙汰され、何かと物議を醸します。私自身は、どちらかと言えば赤ちゃんの泣き声が好きな方です。うっ、うっ、とぐずっているところから、来るぞ来るぞ、という前触れを経て、ついにオギャーっと声を張り上げた瞬間、赤ちゃん特有の、強く、瑞々しい生命力が勢い良く放たれたように感じて「おめでとう!」と声をかけてあげたいような気持ちになります。けれども、赤ちゃんの泣き声をうるさいと感じる人もいます。人によって感じ方が違うのは当然のことで、どちらが良いとか悪いとかいう話ではありません。だからステッカーを作った目的も、赤ちゃんの泣き声をうるさいと思う人に、うるさいと思わないでください、と伝えることではありません。そうではなくて、赤ちゃんが泣いても気にならないと思っている人の声を、今よりもう少しだけ、可視化することにあるのです。このところメディアでは、保育園の新設や運営に伴う騒音の問題が相次いで報じられています。中には、騒音を理由の一つとして、近隣住人達との調整がつかず、保育園の新設計画そのものが中止されたという事例もありました。このニュースは、国会でも取り上げられた「保育園落ちた、日本死ね」のブログ記事とともに、この国で新たに子どもを産み育てることへの困難さを、改めて強く印象付けました。ところが、これを受けて先日、毎日新聞が「近所に保育園ができることを迷惑だと思うか」と尋ねる全国世論調査を行ったところ、結果は意外なものでした。「迷惑だと思わない」と解答した人が全体の86%と大多数を占め、「迷惑だと思う」と答えた人は全体の6%に過ぎなかったのです。 毎日新聞:近所の保育園「迷惑と思わない」86% ポジティブな声を表に出そうステッカーを作る上で、「赤ちゃんの泣き声を許容するのは当然のこと、そもそもそんなステッカーを作る必要がないのでは?」といった声も聞かれました。もしそうであれば、それは何より理想的なことで、素晴らしいことだと思います。けれども現実には、ポジティブな大勢の人の声というのはなかなか表に出にくく、ともすればネガティブな少数の人の声に、容易にかき消されてしまいかねません。そしてそんな中で、多くの良識あるお父さんやお母さんは、他人に決して迷惑をかけてはいけないと、周囲に過剰に気を配りながら、片身の狭い思いを抱えています。少子高齢化が深刻な今日の日本において、親が、社会を信用して子育てできる環境を周囲からサポートすることは、必ずしも子を持つ親にだけに意味のあることではありません。ここで産み育てても大丈夫なのだという空気を作っていくことで、これから親になるかもしれない人達の背中を、少なからず後押しすることだってできると思うのです。今回この“泣いてもいいよ!”ステッカーを手に入れた方は、ぜひスマートフォンなど、よく公共の場で取り出すものに貼ってください。そして、泣いている赤ちゃんと、不安そうなお父さん、お母さんを見かけたら、さながら水戸黄門になったような気持ちでステッカーを颯爽と掲げ、「大丈夫ですよ」「赤ちゃんの泣き声は気になりませんよ」といったポジティブな気持ちを示してあげてください。お父さんやお母さんが、子育てを通して世の中の人の暖かさに触れれば触れるほど、赤ちゃんもきっと、世界により大きな希望を持って育つことができるのだろうと、私は思うのです。最後に改めて、私の発案に賛同し、情熱を持ってプロジェクトを実現してくださったウーマンエキサイト編集部の皆さん、そして最高のイラストを添えてくださったイラストレーターの栗生ゑゐこさん、本当にありがとうございました。紫原明子
2016年04月27日フォトグラファー・角田明子による写真展「ノルウェーのサンタさんを訪ねて」が、12月15日から25日まで東京・青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店GALLERY MUVEILにて開催される。角田明子は「穏やかで優しい時間と希望の光」をテーマに、広告や雑誌、CDジャケットなどを手掛けるフォトグラファー。プライベートワークとして、サンタクロースを撮り続けている。同展では、そんな角田明子が昨年、友人のサンタクロースを訪ねたノルウェーでの旅の様子を写した数々の作品を出展。ノルウェー語でユーレニッセン(Juleniss=妖精)と呼ばれるサンタクロースは、小柄な姿で農家の納屋に住むとされており、家や土地の守り神として国民から愛されている。今回は、角田明子がそんなユーレニッセンたちから教わったクリスマスの過ごし方や、旅で出会ったノルウェーの美しい情景を紹介。なお、写真の展示に合わせて、写真集やグッズの販売も行われる。また、12月11日から25日まで、大阪では異文化体験スペース・SAAにて、「サンタさん in OSAKA」を開催。真夏のコペンハーゲンで行われた「世界のサンタクロース会議」にて撮影した写真を始めとしたサンタクロースの様々な写真が展示される。【イベント情報】「ノルウェーのサンタさんを訪ねて」会場:GALLERY MUVEIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 地下1階会期:12月15日~25日角田明子写真展「サンタさん in OSAKA」会場:SAA住所:大阪市西区江戸堀1-16-32 E-BUILDING 1階会期:12月11日~25日休館日:日曜日入場無料
2015年12月15日ハースト婦人画報社の『エル・ジャポン』が、20代後半から40代の働く女性をメインターゲットにしたイベント、第2回「Women in Society(ウーマン・イン・ソサイエティー)」。前編の1/2に引き続き、同誌発行人の森明子氏、エル コンテンツ部編集長の坂井佳奈子氏に、女性が生き生きと働く為に必要なことや環境についてWトークします。■女性は“トップを目指す”べき?――一般的には、管理職に就くと、男性的なリーダーシップを発揮するよう求められます。管理職に就いた女性は、どのようにリーダーシップをとるべきでしょうか。また、リーダーシップの形に変化はあるでしょうか。森:細やかな気遣いができる女性としての面と、会社が管理職に求めるクールな面を、分けて考えることができないと、辛くなるでしょうね。私も、スタッフが泣きながら相談を持ちかけてきた時など、「いいよ」って言ってあげたい自分と、「そんなことしたら組織が成り立たない」と思う自分とがいるんです。管理職になったら、こういった悩みに何度も直面すると思います。坂井:やっぱり部下のコントロールと、会社のミッション遂行との間で、闘わなきゃいけない部分っていうのがあると思うんです。自分に与えられたミッションにどう応えていくかというところを、クリアにフィードバックしていかないと、すべてが破たんしてしまう。そこをきちんとやっていくべきじゃないかなって思いますね。――様々な葛藤を乗り越えられて管理職となられたおふたりですが、今回のイベントの登壇者の方々が掲げているメッセージのひとつ「トップを目指そう!」についてお話いただけますか。森:例えば若い編集希望の方とお話すると、皆さんよく「ナンバーワンは嫌だけどナンバーツーまでならOK」とおっしゃるんですよ。坂井:ワークライフバランスに重きをおくなら、そういう働き方もありますよね。森:そう。ただ私は、一回は上を目指した方がいいと思います。達成感と苦労の多さは比例するんですよね。苦労しないで達成感だけ得ることは難しい。ワーキングウーマンとして、自分がこれと決めた仕事を極めていくことって、すごく大事だと思うんです。悩み葛藤しながらも成長することが出来れば、より豊かな人生になるんじゃないかな、と。坂井:実は、私が一番就きたかった仕事は、ファッションディレクターだったんです。ですから組織のトップというよりも、職務でのトップになって、色々なことにチャレンジすることを目標にしていたんです。編集長職に就いて仕事の幅はすごく広がりました。仲間と共に目標を一つずつ達成していく時、何とも言えない達成感を感じています。森:人間って目標のレベルより上には行けないんです。例えば、課長になることを目標にしていたら社長になったって人、あまりいないのではないでしょうか。だからやっぱり目標は高く持っておいて、何かチャンスが巡ってきた時に「やってみます」って言える自分でいられるのは素敵なことだと思います。日本人は謙遜しがちですが、遠慮ばかりが美徳ではないですよ。■ワーキングウーマンが生き生きと働ける環境とは――女性が働きやすい環境を構築するために、なにを目指すべきでしょうか。森:女性は、男性とは異なり、妻や母の立場になることもありますし、身体の変化も男性に比べて大きい。定年までのロングスパンでみた時、女性に対して「常に100パーセントのあなたでなければいらない」と組織が言ってしまったら、そこで終わりだと思うんです。ある程度、長い目で人材を活用していこうと考え、組織は1年や2年の短期間において結果や成果を求めないということですかね。逆に女性の方も、自身が活躍できない時期に、組織が金銭的負担などを軽減できるように、ライフワークバランスの制度などを活用して、両者が上手く話しあえるようになれば、色々な働き方が可能になってくると思います。坂井:「エル」には“Open your Appetite!(好奇心いっぱいに生きて!)”というコンセプトがあります。「エル」は、女性たち一人ひとりが生きたい人生を送るためのバイブル的な面もあるんです。一人の人間の生き方という問題は、今はちっちゃなものかもしれませんが、それが大きくなれば、社会全体が変わるかもしれないと思いますね。――では最後に、女性たちが、社会からロングスパンで求められる「輝く人財」になるために、アドバイスをお願いします。森:まずは、自分がやれることは全力でやる、出し惜しみをしない、っていうこと。手を抜いて仕事をしたら、人は伸びていかないし、評価もされないと思うんです。会社全体の目標を意識したら、やるべき未着手の仕事があるはずです。それを全力でやれって言いたいですね。全力で頑張っていれば、いつか「100パーセントを出せない」時期が訪れても、周りがきっと応援してくれます。力を出し惜しみしていると、そういうときにバシッてツケが廻ってくるんです。それって分かっちゃうことだから。坂井:さらに、自分が何をやりたいのか、何が好きなのかを見つけていかなきゃいけないと思いますね。求められる人材になるためには、志高く、全身全霊でぶつかっていけるものを知っている女性でいたいですね。--このインタビューを最初から読む。
2015年06月11日ハースト婦人画報社が発行する『エル・ジャポン』が、20代後半から40代の働く女性をメインターゲットにしたイベント、第2回「Women in Society(ウーマン・イン・ソサイエティー)」を、6月13日に開催する。開催に先駆け、同誌発行人の森明子氏、エル コンテンツ部編集長の坂井佳奈子氏にお話をうかがった。■「ウーマン・イン・ソサイエティー」が目指すもの――昨年開催された第1回イベントを踏まえ、第2回「ウーマン・イン・ソサイエティー」が掲げる目標とは何でしょうか。森 明子氏(以下 森):私も坂井も今回からの参加となりますので、第1回の反響を聴いたところをお伝えすると、皆さんとても真剣に、情報収集の意欲を持っていらしているということですね。今年はその点をより発展させていくこと、そして「エル・ジャポン」のミッションである「常に女性に寄り添い、彼女たちの人生が豊かになるように応援する」ことにフォーカス出来ればと思っています。坂井 佳奈子氏(以下 坂井):本イベントは、フランスでは4年前からスタートしています。昨年の日本初開催時には700名ほどの方にご参加いただきましたが、参加応募自体は1000名弱の方からいただいていました。今年はその4倍、約4000名の方が応募されていて、多くの女性が働くことに対して関心を持っていることを感じます。今年のイベントは「幸せになる働き方」をテーマとして掲げていますが、そういった関心ともリンクしているのではないでしょうか。森:若い女性たちは、よく「仕事は好き、働くことは自然なこと、でも自分が摩耗しない働き方を教えてくれるメンター的存在が欲しい」といいます。人生のナビゲーターや相談者、そういった相手と出会える場所を求めているようです。――では現在の働く女性に、メンターとの出会いの場を提供するといった意味合いもあるのですね。森:そうですね。今回は登壇者として『AERA』編集長の浜田敬子さんをお呼びしています。子育てと女性編集長職を両立なさっている浜田編集長は、30代から40代の働く女性たちにヒントを与えてくれるのではと思います。坂井:現代の女性たちは、自分自身が幸せになる働き方を目指すというステージにまで来ているんじゃないかと思います。その一番の代表例として、ソーシャライトのオリヴィア・パレルモさんを登壇者としてお呼びします。彼女の、自身の人生を自身で先導していくところに、今の女性を象徴する働き方を見ています。■女性のキャリア形成について――若い女性たちの中には、管理職を目指すことをためらう気持ちがあったり、専業主婦を希望する方が増えていたりするようですが。森:私は、子どもの頃から働くってことを当たり前のことと考えていて、働かない人生ってちょっと考えられなくって。専業主婦をしていた時期に、自分の存在価値が分からなくなってしまった経験があるので、自分が生きていく中で仕事をするということはマスト。ただ、管理職であるとか、会社のキーパーソンになるとか、高収入であるとか、そういったことにこだわりがあったわけではないんです。坂井:私も同じです。私にもふたりの子どもがおりますが、ふたり目の出産の時に、当時の勤め先を退職しました。子育てをしながら2年ほど専業主婦を経験したんですが、当時は次の勤め先の予定もありませんでしたし、子育てのために社会から孤立してしまったようで、不安な気持ちでしたね。今、子育て中の方や専業主婦の方も、私と同じようなことを感じたまま生活しているんじゃないでしょうか。森:専業主婦願望が強い人が、主婦として暮らして40代になった時、愛情を注ぎ込んだ子どもや夫が自分のコントロール下から抜け出て、それぞれ好きに人生を生きている時に、自分が犠牲者であるかのように、家族にリターンを求めるのは間違っているでしょう。でも、仕事には見返りを求められますよね。私が『エル』に入ったのは18年くらい前ですが、当時の編集部にはシングル、既婚者、離婚経験者、子どもを持つママなど、大体の属性をもったスタッフが全部揃っていたんですよ。人生の苦さ甘さを全部知った人たちが集まったところから生まれてくるものって、一段深いのかなと。広く様々な属性の人を受け入れた方が、結局は優れた組織になると思いますね。――多様性を認める寛容な組織作りが、女性の活躍する職場へと繋がっていくということでしょうか。森:そういった寛容さは、絶対必要だと思います。坂井:現在、編集部には産休中のスタッフが一人、妊婦が一人、ママは多分10人ぐらいはいると思います。様々な立場のスタッフがいる中で、管理職として気を付けなきゃいけないなと思ったのは、持ちつ持たれつ、お互いがみんなで支え合おうといった考え方を浸透させていくことです。そういった他者への気配りっていうのは、女性の方が少しだけ優れているのかな。そういった気配りできる職場ってすごく理想で、それを実現できるように、日々努力しなきゃいけないなって思うんですけどね。--続く2/2では「女性は“トップを目指す”べきか」について両氏が語る。
2015年06月11日タレントの松本明子さんは、40年以上も便秘に苦しんできたのだとか。ところが順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の指導のもとで腸をキレイにする“腸活”に挑戦したところ、劇的に改善できたのだといいます。しかも、その方法は驚くほど簡単で、お金もかからないものばかり。『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』(松本明子著、小林弘幸監修)では、そんな腸活の方法がわかりやすく解説されています。「Chapter 2 カンタン&お金もかからない腸活はじめました!」から、いくつかのポイントを引き出してみましょう。■1:朝は1杯のお水で腸を刺激する!便秘解消に向けて最初にすべきことは“朝1杯の水を飲む”こと。便秘解消法の定番でもありますが、忘れるべきでないのは、“一気飲み”がポイントだという点。なぜなら一気飲みをすると、飲みものの重みで腸が刺激され、朝ほとんど動いていない腸が活動を開始するから。なおスイッチの役割を果たすことが目的なので、一気飲みできる程度に温めても、常温でも冷たいものでもなんでもOK。水ではなくお茶や牛乳、ジュースなど種類を問わないそうです。■2:簡単ストレッチでさらに腸を刺激便を詰まらせないようにするには、食べものや飲みものによる内側からのアプローチに加え、ストレッチなどで刺激を与える外側からのアプローチも大切。この2段構えが腸を刺激し、便を肛門へ運んでくれるというわけです。ちなみにストレッチは朝に限らず、1日のうちのいつやっても腸のためになるのだといいます。朝だけにこだわらず、やりたいときにやれる分だけやればいいということ。背伸びをするだけでもからだの側面が伸びて腸への軽い刺激になりますが、さらに両手を頭上でクロスさせてからだを左右に倒すと、腸への刺激がぐっと強くなって効果的。■3:朝食に乳酸菌を食べることも大事軽度の便秘の人なら早々に、極度の便秘の人はある程度排便してから、“1日1品、善玉菌のエサとなる乳酸菌(発酵食品)を摂る”生活をスタートさせるといいとか。乳酸菌を多く含む代表的な食品は、ヨーグルト、チーズ、納豆、キムチ、お漬物、味噌などの発酵食品。松本さんの場合は、1日3食のどこで摂ってもいいというゆるい設定にしながらも、できるだけ朝食で摂るように心がけたのだといいます。また、スーパーの安売りのときにまとめ買いしておいたヨーグルトドリンクをバッグに入れて出かけ、移動中に飲むこともあるそうです。「最初は“1日1品乳酸菌”のハードルがそれなりに高いように感じましたが、いまではパズルのピースをはめ込むように、1日のどこかで食べる生活を楽しんでいます」こういう話を聞くと、気軽に取り組めばいいのだということがわかるのではないでしょうか?(文/印南敦史)【参考】※松本明子(2015)『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』アスコム
2015年06月08日先輩ママのタイムスケジュールから、子育てや家事を上手にこなすヒントを見つける「ママのタイムスケジュール」。 教えて! 働くママのタイムスケジュール vol.1 宮城明子さん【前編】 をご紹介しましたが、後編では午後のタイムスケジュールを見ていきましょう。■子どもに手伝ってもらいながらコミュニケーションお子さんが帰宅し始める時間帯から休む暇がないほど密な時間を過ごしています。なかなか兄弟が集まる時間を作れないように見えますが、生活の中に実践していることがあるそうです。例えば子どもたち総出で洗濯物の取り込みから畳んでクローゼットにしまうまで、一連の流れを手伝ってもらうのだそうです。お手伝いをしてもらいながら、家族のコミュニケーションの場を自然と取り入れている点が見習いたいところです。■夫婦間でのコミュニケーション夫婦間では言葉でのコミュニケーションと表現を大切にしているのだそうです。確かに言葉にせずとも理解してくれる仲が理想的ですが、男女間、夫婦間、そこまで上手くいかないところが現実です。「思っていても言葉にしなければ伝わらない! 」と胸に刻み、特に感謝と尊敬の気持ちはしっかりと言葉で伝えるようにすることがどうやら夫婦円満の秘訣なのでしょう。■自分が楽しい!と思える時間を作る宮城さんが暮らしの中でこれだけは欠かせない! ということは、「自分が楽しい!」と思える時間を作ることなのだとか。読書や習い事、友人たちとの時間など、その時々で自分にピッタリ合うリフレッシュ方法を身に付けていることが、ストレスを溜めない秘訣なのですね。「10年後、どんな自分になっていたいですか? 」との問いに、「リアルな母親の声を社会に届ける女性」と答えた宮城さん。「世界中を巻き込んで母親を支援する活動をしていきたい」とグローバルな豊富も語って下さいました。■子育て中のママへのメッセージそんな宮城さんから子育て中のママへのメッセージです。辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、どうしていいかわからない気持ち、子育てしていると必ず感じるときがあります。家から一歩外に出たらがんばらなくちゃいけないと思うママもたくさんいると思います。どうしても誰かと比べてしまい自己嫌悪になったり、イライラしていつもより子どもを強く叱って自分を責めたり。私たちママは毎日戦っている戦士!目まぐるしく頑張って自分を見失いがちな時期だからこそ自分らしく子育てしてもらいたい。人と比べない。自分らしくいる。そうすると自然と笑顔が増えていくと思います。それがあなたの子どもの明るい未来へと続くと感じています。がんばらなくてそのままの「あなた」で大丈夫! あなたの笑顔は子どもと家族と社会の笑顔に変わるはず。笑顔がたくさんある毎日を過ごしていきましょう!これからも宮城さんのたくさんのママを笑顔にしていく活動を応援しています!NPO法人自由が丘ママの会 公式ブログ 自由が丘ママの会 代表宮城明子 オフィシャルブログ
2014年08月29日「サザンオールスターズ」の“原坊”こと原由子が来年公開のアニメーション映画『ももへの手紙』で自身5年ぶりの映画主題歌を担当することが明らかになった。原さんが作詞作曲を手掛けた主題歌には夫の桑田佳祐もコーラスで参加。瀬戸内の島を舞台に綴られる家族の愛の物語に夫婦で彩りを加える!監督デビュー作『人狼 JIN-ROH』がベルリン国際映画祭に出品された俊英・沖浦啓之の7年ぶりの新作となる本作。作画監督を『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』の安藤雅司が務めるほか『AKIRA』の井上俊之に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の本田雄、『サマーウォーズ』の青山浩行、さらに美術監督に『魔女の宅急便』の大野広司と、日本の長編アニメーションを支えてきた才能が集結。仲たがいしたまま死別した父への思いを抱える少女・ももが、母と移住した瀬戸内の島で成長していく姿を通して家族の愛が描き出される。原さんは本作のために主題歌「ウルワシマホロバ〜美しき場所〜」を書き下ろした。“マホロバ”とは「美しい場所、住みやすい場所」を意味する古語で、アコースティック中心のアレンジと原さんの透き通るような歌声が映画の舞台となる瀬戸内の美しい自然を思い起こさせる。原さんにとって映画の主題歌は『リトル・レッドレシピ泥棒は誰だ!?』の際の楽曲「大好き!ハッピーエンド」以来5年ぶり。その間にサザンの活動休止に夫・桑田佳祐の食道がんによる休養と復帰などもあり、自身は昨年6月にソロ楽曲やサザンの楽曲などあらゆる曲からセレクトしたベストアルバム「ハラッド」をリリース。翌7月には19年ぶりとなるワンマンライヴを鎌倉で行ったが、今回、1年ぶりに“原坊”が本格的に活動を開始する。原さんは「小さい頃からアニメが大好きですので、『ももへの手紙』に音楽で参加させて頂けたことはとっても嬉しく光栄です。この映画への熱い想いを語って下さった監督にも感動しましたし、監督のお気持ちに寄り添えるよう心がけたつもりです。お父さんを想うももちゃんの気持ちに、私自身の大切な人、そして美しい故郷への想いをプラスして、心を込めて歌いました。とても素敵な映画ですので、どうぞお楽しみに」とコメント。ギターの斎藤誠にベースの角田俊介、ドラムの鎌田清など長年活動を共にしてきた面々はもちろん、桑田佳祐もコーラスとして参戦!夫婦で優しい想いを歌い上げる。『ももへの手紙』は2012年GW、全国にて公開。■関連作品:ももへの手紙 2012年G.W、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011『ももへの手紙』製作委員会
2011年07月11日