「『そういうのウケないよ』って言われると、やりたくなるんですよね(笑)」――。ドラマ「リーガルハイ」シリーズに「デート~恋とはどんなものかしら~」、映画では『ALWAYS 三丁目の夕日』、『探偵はBARにいる』といずれも第3弾まで制作されるほどの人気シリーズの脚本を担当。現在の日本のドラマ、映画界で「この人の本なら見たい」と思わせる数少ない、名前で客を呼べる脚本家である古沢良太(こさわ・りょうた)は、“逆マーケティング”の男を自負する。そんな彼が最新映画『ミックス。』で題材にしたのは、卓球の男女混合(ミックス)ダブルス。新垣結衣、瑛太らを迎え、それぞれに心に傷を抱え、街の小さな卓球クラブに集った者たちが、卓球を通じて再生していく姿を描き出す。古沢さん自身、以前より卓球が好きだったそう。「男女とも一流選手でも見た目が筋骨隆々ってわけでもなく、俳優さんも扮しやすい。屋内競技なので撮影にも向いているし、モチーフとしてやってみたいとかねがね思っていた」という。卓球をテーマにした作品と言えば松本大洋の漫画を原作に宮藤官九郎脚本、窪塚洋介、ARATA(現・井浦新)らが出演し、ムーブメントを巻き起こした『ピンポン』が真っ先に思い浮かぶが「あの作品がすごくよかったので、やるならほかの切り口がないと意味がない。そんなとき、男女混合ダブルスを見て、これはラブコメのための競技だ! 『ラブコメにしてください』と言われているような気がした」と天の啓示(?)を受けて、映画のモチーフにすることに。「リーガルハイ」にも出演している、いまをときめく新垣結衣の出演も早い段階で決まった。余談だが、新垣さんの出演が決まったのは社会現象を起こしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の放送以前のこと。卓球も近年、トップ選手の活躍もあり、人気が高まっているが、本作の企画が動き出したのは、そんなブームよりずっと前のこと。「『逃げ恥』があり、卓球もメダルを獲ったり(※2016年のリオ五輪で水谷隼が個人銅メダル、男子団体で銀、女子団体で銅メダル、2017年の世界選手権では、石川佳純&吉村真晴ペアが男女混合ダブルスで48年ぶり金メダルを獲得!)、ブームに乗った感、勝ち馬に乗った感が満載ですけど、先にやってると言いたい(苦笑)!まあ、ありがたいですけどね(笑)。取材で中国選手が『チョレイ』って掛け声を口にするのを聞いて、これは面白い!流行らせようと思ったら(張本智和選手が口にすることで多くの人に知られ)、とっくに流行ってて…(笑)」。物語は人気卓球選手と交際するも浮気され、傷心で田舎に戻った多満子と元ボクサーだが妻と娘に見捨てられた萩原の恋を軸に展開。“ロマンティック・コメディ”と銘打つが、少女漫画原作でもなく、オリジナル脚本による30代の女優、俳優をメインに据えたロマコメという時点で、いまの日本映画にはなかなかない企画である。「僕自身は、自分がとにかく作ってみたいものを面白いと思う気持ちに忠実に描くことを大事にしてるし、あまり『いまの映画界で…』ということは考えてない。でも、こういうタイプのロマンティック・コメディがいま、あまりないのは確かですね。だからやりたくなるのかな(笑)?僕はだいたい、“逆マーケティング”なんですよ。『そんなのウケない』って言われると、やりたくなる(笑)」。本作を執筆する上で念頭にあった作品、影響を受けた作品として挙げたのは『恋人たちの予感』『ブリジット・ジョーンズの日記』、そして『ロッキー』。「やっぱり時代じゃなく、普遍的に誰もが好きなものを作りたい。だからそういう作品に影響を受けてるんですね」。“コメディ”を謳う以上、笑いは必須であるわけだが、古沢さん自身は「笑いは基本的にそこまで意識していない」とのこと。「会話のやりとりの中でクスッとできれば一番いい。まず多満子と萩原という、心にちょっと傷を負った2人がペアを組んで目標に向かう中で再生していく――そこが感動的になれば…ということを一番大事にして書きました。特に今回は普通の人々の話。普通の人が生活をしていて、真剣にやり合う姿ややりとりがちょっとクスッとできたらいい。自然にセリフを書きつつ『自然と筆が滑る』くらいの感じでクスッと笑いが生まれるのがいい」。この「思わずクスリ」を支えているのが豪華すぎる個性派の脇役の存在!広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁といった物語に深く関わるメインどころの俳優陣は言うに及ばず「え?このシーンのためだけにこの人を!?」と驚くようなキャスティングが施されている。「プロデューサーがどんどんすごいキャストをはめ始めて…。『このキャラ、もうちょっと見せ場があると、○○さんが出演いけそうなんだけど』って(笑)」。もうひとつ余談を。多満子らの行きつけの中華料理屋の中国人の店員を蒼井優、料理人を森崎博之が演じているが、この2人は古沢さんの設定によると夫婦ではない(公式サイトの紹介でも苗字が異なる!)。だが、森崎さんは撮影中、ずっと夫婦だと思い込んでおり、撮影が終わって真相(?)を知り、ショックを受けていたとか…。「あの2人を(完成した映画で)観たときはやっぱり面白かったです。あの役を蒼井優が『やりたい』と言っていると聞いて『マジすか!?』って。『蒼井優がこんなのやるの?』と思いました。ただの中華屋の店員を…。それで、ちょっとセリフを増やしたりもしたんですが、想像以上というか、こんな役にこんなに作りこんでくるのか!さすが蒼井優!スゲーなって。ものすごい爪痕を残してました(笑)」。「笑いあり、感動あり」という聞きなれた言葉が、決して大げさではなく、ドラマ、キャラクター、笑いがまさにミックスされ、極上のエンターテインメントとなっている本作。ゼロから本作を書き上げた、稀代の人気脚本家に、自身の脚本家としての強みを尋ねると「周りの方は『セリフのやり取りがうまい』とか言ってくださりますが、自分ではあまりそこを考えたことがなくて…」と先ほどの笑いについての問答と同じ、そっけない言葉が返ってきた。「ただ、書くのが好きで、脚本のことを考えて頭の中で『こんなやりとりがあったら面白いな…』とかつらつらと妄想するのが好きなんです。その時間をいくらでも持てるし、それが好きでこの仕事をしている、それが一番の強みじゃないかと。たくさん書いて、いろんな意見をもらって書き直して…それが楽しいんです」。原点にあるのは最初に担当した連続ドラマ。「プロデューサーがとにかく厳しくて、何度も手直しが入った。そこに耐えて強くなりました(笑)。その後、あれほどつらい現場はまだ出会ってないので、楽な精神状態でいられるんですかね。あとは『みんなに楽しんでほしい』って気持ちが強いんですよ。ひとりでも『わかんない』『つまんない』と思う人がいるなら、そこは何とか修正しようって思う。そこは性格ですね」。元々、漫画家志望だったということもあってか、脚本執筆の際には「映像をイメージして、スケッチブックに画を描く」とのこと。あくまでそれは自身の脚本のためのもので「誰にも見せない」というが、そこまで映像をイメージするのであれば、脚本のみならず、監督・演出をしてみたいという気持ちもあるのでは?そう問うと「以前より、そういう気持ちは芽生えてるけど、まだ『やろう』と思えないですね。まだ脚本家でやれることがあるはず」と語った。これは単なる謙虚さで発せられた言葉ではない。「オリジナル脚本で僕が書くということで集まってくれる人たちがいて、背負うべきものが重くなってる部分も感じます。脚本家として、もうちょっと役割、受け持つものを広げていきたいと模索中です。もう少し、企画全体に責任を持つやり方があるんじゃないか?どういう形になるのかわかんないけど、物語をゼロから生み出した人間としての責任を模索していきたい。以前は映画とかドラマ、雑誌など“メディア”が強大な力を持っていて、その中で仕事をしてきたけど、そうしたメディアの力が分散、縮小していく中で、クリエイターの力が大切になってくるんじゃないかと。クリエイターが主導して、何かを生み出すことが必要になるんじゃないかと思っています」。「いまのTVでは、規制などでできないことも増えているのでは?」との問いに「そんなの何もないですよ。ただ、やる力がないだけです」と笑う。流行を追うのではなく、時代に逆らう発想が、新たな時代の物語を切り拓いていく。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:ミックス。 2017年秋 全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン
2017年10月19日10月21日公開の映画『ミックス。』の「恋のミックス(男女混合)。大集合!イベント」が18日、都内で行われ、新垣結衣、瑛太、ガールズスリーピースバンド・SHISHAMOの宮崎朝子、松岡彩、吉川美冴貴が出席した。新垣結衣&瑛太のダブル主演でおくる本作は、脚本家・古沢良太のオリジナル作品で、不器用で欠点だらけの登場人物たちが、卓球の男女混合ダブルス(ミックス)を通じて小さな奇跡を起こす、恋と人生の再生物語。そんな本作の公開を間近に控えたこの日は、"恋のミックス。大集合!イベント"と題して、男子校&女子校の現役高校生100人を招いてのイベントが行われた。イベント前に主題歌を歌うSHISHAMOの3人が、生演奏で劇中歌「サボテン」と主題歌「ほら、笑っている」を披露。その後に新垣が演じるヒロイン・多満子をめぐって元カレの江島(瀬戸康史)と萩原(瑛太)が一触即発となるシーンの話題となり、新垣が「今回はラブストーリーでもあり、男女としてもペアなんですけど、卓球のペアでもあります。多満子として萩原は男女としても頼れる存在で、スゴくいいバランスで好きな関係でした」と好印象の様子で、「萩原と江島どちらを選ぶ?」という問いに「萩原でしょ! 萩原は懐が大きいというか、受け止めてくれるような人なので、やっぱ萩原の方がいいかな」と回答。役柄とはいえ新垣から選ばれた瑛太は「嬉しい? そりゃ~そうですよ(笑)」と満面の笑みを浮かべた。イベントの後半にはキャスト陣が高校生たちの恋愛相談に答える企画も行われ、初めて好きな人が出来たという男子高生が「どうやったら好きな気持ちを伝えられますか?」という質問に、瑛太は「普通に『好きです。付き合ってください』というのが一番良いと思いますよ。勇気がなかったら全部噛んで言うとか。女の子に興味がなかったとしても、あなたに興味を抱くと思います」とアドバイス。それを受けた男子高校生が壇上に上がって新垣を相手に噛みながら自分の気持ちを伝えると、新垣は「すごく可愛らしい。意外と噛むのイケるかも! 頑張れって言いたくなる感じがわかるし、良いかもしれないですね」と同意し、「本当に好きな人が答えを出しますから、頑張ってください!」と男子高生の背中を押していた。映画『ミックス。』は、10月21日より全国公開。
2017年10月19日映画『ミックス。』の公開直前イベントが10月18日(水)、都内で行われ、主演の新垣結衣と瑛太が出席。イベントに駆け付けた恋に悩む男子高校生に、大人目線で恋愛アドバイスを送った。恋と仕事に破れた元天才卓球少女の多満子(新垣さん)と落ちぶれた元プロボクサーの萩原(瑛太さん)。人生の崖っぷちに立たされた2人が、卓球の男女混合(ミックス)ダブルスへの出場を通して、奇跡の一発逆転を狙う姿をコミカルに描いた。新垣さんが出演したドラマ「リーガルハイ」の人気脚本家・古沢良太がオリジナル脚本を手掛ける。客席の男子生徒が「男子校に通っているので、女子とうまくしゃべれない」と悩みを打ち明けると、瑛太さんは「僕も男子校だったから(気持ちは)わかります」と共感。そして、「女子高の前で倒れるとか?絶対に声をかけられるはず」と画期的なアドバイスを披露したが、これには新垣さんは「えっ、『何だこの人?』って思って、スルーしちゃう」とダメ出ししていた。そんな新垣さんは「シャイな男子、悪いようには思わない」とエール。急きょ、その男子生徒が新垣さん相手に“告白の練習”をすることになり、新垣さんは「私が告白相手でいいんですか?」と恐縮しきり。男子生徒が勇気を振り絞って、告白すると「すごくかわいらしい。いいと思います!」と太鼓判を押していた。映画の公開を目前に控え、瑛太さんは「絶好のデートムービー。好きな人と一緒に見に行って、見終わった後に告白するんですよ!」と力説。新垣さんは「好きな人もいいですけど、家族や友だちとも一緒に観てもられば」とアピールしていた。『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミックス。 2017年秋 全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン
2017年10月18日脚本家・古沢良太が描く、“卓球”を舞台にした新垣結衣×瑛太W主演映画『ミックス。』が10月21日(土)より公開。この度、本作の公開を記念して、同じく古沢氏が脚本を手掛けた『エイプリルフールズ』が、公開日と同日の土曜プレミアム枠にて放送されることが決定した。舞台は、東京らしき大都会。時は、2015年4月1日エイプリルフール。1年に一度だけ嘘をついていい日。その日、街は嘘があふれ、笑いが絶えない…はずだった。なにげなくついた嘘がウソを呼び、あちらこちらで大騒動が勃発!街は緊張と混乱に包み込まれる。果たして、嘘の中に隠されていた真実、そしてその先にあるものとは…!?本作は、“脚本・古沢良太×監督・石川淳一”の大ヒットドラマシリーズ「リーガルハイ」コンビが贈る、愛と感動と爆笑の嘘つきエンターテインメント。7つの“嘘”を巡って繰り広げられるドタバタ劇のアンサンブルストーリーとなっており、キャストには豪華俳優陣が27人ズラリ!戸田恵梨香や松坂桃李をはじめ、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、菜々緒、戸次重幸、宍戸美和公、大和田伸也、寺島進、高橋努、浜辺美波、山口紗弥加、滝藤賢一、千葉真一、高嶋政伸、りりィ、岡田将生、生瀬勝久、小池栄子、千葉雅子、窪田正孝、矢野聖人、浦上晟周、木南晴夏、古田新太、富司純子、里見浩太朗が出演している。土曜プレミアム映画『エイプリルフールズ』は10月21日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:エイプリルフールズ 2015年4月1日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン
2017年10月17日脚本家・古沢良太が描く、“卓球”を舞台にした映画『ミックス。』にW主演する新垣結衣と瑛太が、大阪を訪れ“笑いの殿堂”と名高い吉本新喜劇を訪問、サプライズ出演をしたことが分かった。この日吉本新喜劇を訪れた2人は、まず酒井藍座長と池乃めだか師匠に挨拶。新垣さんに関しては演者として舞台に立つのも初、そして新喜劇の舞台にはもちろん初登壇となる2人は緊張した様子。今回舞台の役柄の設定上、酒井座長は新垣さん、瑛太さん友達ということで、「ゆいちゃん、えいちゃんって呼んでいい?」と前のめり気味に提案され、恐る恐る頷くも「引いてます?」と即座にツッコミ、控室は開演前から笑いに包まれていた。ついにきた本番では、お馴染みの新喜劇メンバーが壇上に現れ、700席満席の会場は早くも笑いの渦に。旅館を舞台に酒井座長演じる仲居のありえない接客態度が会場の笑いを誘い、その仲居が旅館の未来を案じる中で温泉卓球を提案。そこで、設備を充実させるために卓球に詳しい友達がいるということで紹介されて登場したのが、新垣さんと瑛太さん!2人が登場すると、すぐさま悲鳴に近い歓声に包まれ、新喜劇メンバーが「静かに!」と言わないと舞台が進行しないほど。そして、「卓球の実力を見せて」と酒井座長が2人に卓球ラケットを持ってくるも、瑛太さんが「ボールがないですやん!」本読みではなかったなぜかカタコトの関西弁を披露。すかさず新垣さんも「ボールここにありますやん!」とツッコむと、酒井座長も鉄板ネタ「そうそう私が卓球のボールだけど、ラケットがこんな大きくないとね…て、私人間ですねん」とノリツッコミし、またしても会場は笑いに。その後、結局酒井座長がボールになりラリーも展開。まためだか師匠が登場すると、舞台中心まで来るも見えているはずの師匠に登壇者全員誰も気づかずウロウロと探す、という鉄板ネタなども披露されていた。舞台終了後、新垣さんは「一瞬でしたがとても楽しかったです。お客さんが喜んでくれて本当によかったなと思います」とホッとした様子。また「酒井藍座長と、めだか師匠たちと本番前に本読みをしたのですが、優しく受け入れていただいてサポートしてくださいました」とコメント。瑛太さんは、舞台で出たアドリブについて「つい舞い上がってしまって。それで笑いがとれてよかったです。その喜びを噛みしめています」と結果に大満足の様子。また、本番中やらかしてしまったことがあるそうで、「めだか師匠の足を踏んでしまいました。ちょっと謝る機会がなかったのでこの場を借りてお詫び申し上げます」と謝罪のコメントを寄せた。一方、めだか師匠は「新垣さんと久しぶりに共演をして、懐かしさと改めて月日が経つのは早いなと感じました」と語り、酒井座長も「本当に瑛太さんが死ぬほど格好良くて、新垣さんが死ぬほど可愛かったです。お2人ともノリノリでやって下さって、会場のお客さんもバカバカウケていて毎日出て欲しいです」と喜びの感想を述べていた。『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミックス。 2017年秋 全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン
2017年10月04日10月21日公開の映画『ミックス。』試写会イベントが2日、都内で行われ、新垣結衣、卓球選手の石川佳純選手と吉村真晴選手、石川淳一監督ら出席した。新垣結衣&瑛太のダブル主演でおくる本作は、気鋭の脚本家・古沢良太のオリジナル作品で、不器用で欠点だらけの登場人物たちが、卓球の男女混合ダブルス(ミックス)を通じて小さな奇跡を起こす、恋と人生の再生物語。そんな本作の試写会イベントに、主演の新垣結衣らが登壇した。試写会前の舞台あいさつに登場した新垣は、卓球を題材にした本作のオファー時を「卓球を題材にしている作品はそんなに多くないし、それにコメディーでラブストーリーということで、どうなるのか想像もつきませんでした」と当時の心境を吐露するも、「なるほどな! という仕上がりになっています。楽しみにして下さい」と作品の出来には自信。劇中で演じた富田多満子は、卓球選手として福原愛をモデルにしたそうだが、「資料をいただいてDVDを見たり動画を検索したりしました」と役作りに努力を惜しまなかった新垣に対して、卓球指導の川口陽陽氏は「実業団の選手がプレーしているようなプレーでしたね」と賞賛していた。舞台あいさつの途中から、本作にも出演している石川佳純選手と吉村真晴選手も登壇。石川は「まさか映画に出演するとは思っていなかったので、すごく楽しい経験でした」と笑顔を見せ、撮影の合間には新垣から話しかけられたそうで「休憩中に優しく話しかけてくれました。本当に夢みたいな時間で楽しい経験でした」と新垣の気配りに感謝。そんな新垣の卓球評価を「試合中のプレーはフォームがすごく綺麗で格好良かったですよ。すごくリーチが長いので羨ましいと思いました」と絶賛すると、それを横で聞いていた新垣は「初めてプロの評価を聞いたのでドキドキしたんですが、よかった(笑)」と石川のお墨付きに安堵した表情を見せていた。映画『ミックス。』は、10月21日より全国公開。
2017年10月03日「リーガルハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」のヒットメーカー・古沢良太と、新垣結衣や瑛太らオールスターキャストで贈る、奇跡のロマンティックコメディー映画『ミックス。』。この度、リオオリンピックで活躍した卓球選手たちが本作に出演していたことが分かった。今回出演が発表されたのは、水谷隼、石川佳純、吉村真晴、伊藤美誠、浜本由惟、木造勇人の6名。新垣さん演じる多満子や瑛太さん演じる萩原久らが所属する、フラワー卓球クラブが出場する全日本卓球選手権神奈川地区大会にて、メンバーである夫婦ペア落合元信(遠藤憲一)&落合美佳(田中美佐子)と対戦するのが、木造選手&伊藤選手のペア。世界ランク93位ながらも平成27・28年度の全日本卓球選手権ジュニアの部で連覇、そして先日行われたインターハイではシングルス・ダブルス・団体優勝という三冠を達成した次世代の期待のホープ木造選手と、リオ五輪での活躍が記憶に新しい伊藤選手。相模原第一高校の東聖哉、田所いろは役で強豪卓球選手として立ちはだかる。また、同じくフラワー卓球クラブの吉岡弥生(広末涼子)&佐々木優馬(佐野勇斗)ペアの前に立ちはだかるのは、先日の世界卓球で石川選手とミックスペアを組み、見事金メダルを獲得を獲得した吉村選手と、2015年には全日本卓球選手権にてベスト8、またジュニア部門では優勝という実績の持つ浜本選手のペア。こちらも強豪ミックスペアとして横浜学園大学の徳島竜司、松田萌絵という役で出演する。そして、新垣さん演じる多満子と瀬戸康史演じる江島の2人が訪れる江島の壮行会となるパーティー会場には、リオ五輪にも出演した水谷選手と石川選手が本人役で出演!なお、2人にはセリフもあり、多満子との演技シーンにも要注目だ。初めての映画の撮影にオリンピックよりも非常に緊張したと話す水谷選手は、「僕自身の持っている力は全部出せたと思います。何回も何回も同じシーンを撮影するのが本当に大変だなと感じました」とやり切ったと話し、新垣さんについては「思っていた通りとても綺麗な方」とコメント。一方、オリンピックと同じくらい緊張したと言う石川選手は、「普段観ているワンシーンっていうか何秒っていうところを色んな角度から何回も撮り直すんだっていうのを目の当たりにして初めてわかりました」と今回の撮影をふり返り、新垣さんについては「撮影の休憩時間にお話しさせてもらったとき、すごく優しくて、元々ファンだったのですがさらに好きになりました」と印象を語った。また新垣さんは、「水谷選手、石川選手お2人とも撮影を楽しんでくださったみたいですごく嬉しかったです。練習の合間を縫って参加してくれただけでも嬉しかったですし、たくさん現場でお話して頂いて、こういう卓球を題材にした映画がつくられるっていうこともすごく喜んでくださって。本当に試合中のプレッシャーとか、そういうのを全部抱えて挑んでいるすごい人たちなんだということを忘れてしまいそうなくらいフランクな、身近な雰囲気のお2人でした。すごくお話しやすかったです」と2人との撮影をふり返った。『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミックス。 2017年秋 全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン
2017年08月17日大泉洋と松田龍平が演じる、“探偵”と“相棒”のコンビの人気シリーズ第3弾『探偵はBARにいる3』。このほど、本作の“依頼者”北川景子をはじめ、前田敦子、リリー・フランキーも登場する特報映像がWEB初解禁。まさかの展開を迎えていることが分かった。アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”(大泉さん)の活躍を描く本作。今回の依頼は、探偵の相棒・高田(松田さん)が持ち込んだ人探し。失踪した女子大生について調べていくうちに、探偵たちはモデル事務所の美人オーナー・マリに出会い、謎に包まれたマリに翻弄されていく。探偵たちはまたもや大きな事件に巻き込まれていき…。東直己による「ススキノ探偵」シリーズを実写化する本作は、脚本を前2作に引き続き、「相棒」シリーズをはじめ、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや「リーガル・ハイ」などの古沢良太が担当、今回、監督は「サラリーマンNEO」『疾風ロンド』の吉田照幸が務める。このたびの映像では、お馴染みの「最高」のコンビ、探偵と高田に加え、彼らを翻弄していく依頼者マリ(北川さん)、そして先日、新たにゲストキャストとして発表された、冷酷非道な裏社会の住人・北条(リリー・フランキー)と売春組織に所属する疾走した女子大生(前田敦子)も登場。「最悪」依頼者に、とんでもない「最難関」の事件の予感がヒシヒシ…。高田のアクションもある中、映像の最後には、探偵から高田へ「お前はクビだ…」という衝撃のひと言が。まさか、コンビを解消してしまうのか?それで事件を解決することができるのか?これからの展開も見逃せない映像となっている。さらに本作では、「探偵」シリーズには欠かせないススキノの仲間たち、田口トモロヲ、松重豊、マギー、安藤玉恵、篠井英介、片桐竜次が続投し、さらにはヒロイン・マリの過去を知る元・伝説のコールガール、モンロー役の鈴木砂羽も出演する。新たなメンバーも加わったシリーズ第3作に、引き続き注目していて。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月30日映画『探偵はBARにいる3』が、2017年12月1日(金)より全国ロードショー。探偵×その相棒、史上最大の危機に東直己の推理小説「ススキノ探偵シリーズ」を原作とした映画『探偵はBARにいる』。大泉洋が演じる“探偵”と、松田龍平の演じる“相棒”が、アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に繰り広げる予測不能な探偵映画シリーズだ。前作『探偵はBARにいる2』より4年を経て実現した今作では、探偵の相棒・高田が持ち込んだ人探しの話からストーリーが始まる。失踪した女子大生を調べているうちに、探偵たちは北川景子演じるモデル事務所の美人オーナー・マリと出会い、彼女に翻弄されるうちに、さらに大きな事件へと巻き込まれていく。豪華キャスト大泉洋×松田龍平に加え、北川景子、リリー・フランキー主人公の大泉洋、相棒の松田龍平、キーパーソンを演じる北川景子に加え、冷酷非道な裏社会の住人・北条役はリリー・フランキー、売春組織に所属する失踪した女子大生役は前田敦子が務めるなど、主要キャストには豪華な俳優陣が揃っている。志尊淳、これまでのイメージとは一転した“最強の男”北城の用心棒である波留(はる)役を志尊淳が演じる。『帝一の國』など、最近の公開作やドラマで演じているキャラクターから一転、探偵・高田が思わず弱腰になるほどの強さを持つという“最強の男”として登場する。大泉洋にインタビュー大泉洋の出身地でもある北海道が舞台となったシリーズ3作目。本作とどのように向き合っていったのか話を聞いた。『探偵はBARにいる3』では脚本についても、少し関わられたとお伺いしました。『探偵はBARにいる3』はオリジナル脚本で、原作にない部分もあって、イチからのモノ作りでした。僕は、主演ということもあり、プロット(話の筋書き)の段階から読ませていただけるので、一番厳しい観客の目線で客観的な感想を僕なりに言わせていただいたという感じ。その中から脚本家やプロデューサーも同意したところは直していったんです。作品恒例のひどい目に合うシーンへの意見は足しましたか?さすがにそれはないですね(笑)。そこまでのMじゃないので。でも撮影は大変だろうけど面白いならやるしかないと思うタイプなので、拷問シーンに直して欲しいと言ったことはないですね。今度から直してもらおう(笑)。他の作品でもこのように脚本に関わられることはあるのでしょうか。脚本に関わるというか、単純に思ったことや疑問は言わせいただくことが多いです。あくまで一意見として。それでもし作品が良くなるならその方が良いと思うので。例えば、「僕はこう思うんだけど、どうかな?」という意見に対して、プロデューサーさんも「そちらの方がいいですね」とうなずいてくれれば、作品がより良いものになるでしょうし。違うと思えばそれでも全然構いません。あくまで一意見なんです。特に、僕にとって探偵シリーズは、ほかの作品とちょっと違うのかなという気はしていて、『探偵はBARにいる3』では、プロデューサーさんと脚本家さんともずいぶんとやり取りをして、完成まで至りました。どのように違うのでしょうか。僕の役者としてのステップを大きく1段あげてくれた作品ですから。思い入れはあります。それに北海道で撮るということもあり、勝手に背負っているものがあるような気がしていました。やっぱり北海道は大泉さんにとって特別ですか。そうですね。常に北海道がPRできることや、恩返しできることに喜びを感じているとは思います。これまでのシリーズ作品を経ても少し変わりましたか。いい意味で大人な物語だなあと。前作はもう少しヤンチャな感じだったし、アクションも多かったですが、『探偵はBARにいる3』はより大人が楽しめる作品になったなあと思いました。探偵の発する言葉にしても年をとってきたからか含蓄がでてきたというか。でも、今までの「探偵」シリーズらしく、笑えるシーンもある。高田とのやりとりも笑えるし、ラストのシーンも……。ラスト、エンドクレジット後に大事なシーンがありますね。僕自身も、脚本にあった最後のシーンがなくなっていて、映画を見た時「あれ?最後のシーンってカットされちゃったのかな。」と思いました。実はクレジット表記が終わってからが面白い。あっちゃん(前田敦子)は、試写会のとき最後まで見ないで帰っちゃったらしいんですよね。だから、最後のシーンがあることを知って「えー!そんなシーンあったんですかー!」と言って驚いてました(笑)。クレジット前に帰りたくなっちゃうんだけど、ぜひ最後まで見てほしいですね。あれは見ないともったいない(笑)。でも、見ずに帰った人たちがその事実を知って、もう一度見に来てもらうというのも嬉しいですね(笑)。大泉洋プロフィール1973年4月3日生まれ、北海道出身。北海道発の深夜番組「水曜どうでしょう」(HTB/96~)でブレイク。演劇ユニット“TEAM NACS”に所属。シリーズ1作目『探偵はBARにいる』(11)では日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞、第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。主な映画出演作に『アフタースクール』(08)、『しあわせのパン』(12)、『清州会議』(13)、『晴天の霹靂』(14)、『駆込み女と駆出し男』(15)、『アイアムアヒーロー』(16)、『東京喰種 トーキョーグール』(17)など。18年には“TEAM NACS”本公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を控えている。ストーリー【探偵】×【その相棒】、【最高のコンビ】が迎える【最大の危機】。悲しくも激しい最後の事件】が始まった。なじみのクラブで、いつも通りのバカ騒ぎをする探偵(大泉洋)のもとに舞い込んだ依頼。依頼主は高田(松田龍平)の後輩=原田(前原滉)で、突然失踪した恋人の麗子(前田敦子)を探してほしいというもの。暇つぶしにと軽い気持ちで依頼を受けた探偵は、麗子が“ピュアハート”というモデル事務所を装った風俗店でアルバイトしていたことを知る。そしてその店のオーナーと名乗る美女=岬マリ(北川景子)と偶然すれ違い、かすかな既視感を覚える探偵。ほどなくマリが、屈強な男たちを引き連れて探偵と高田の前に現れる。店を嗅ぎまわっていたことがばれ、ボコボコにされる2人。これまで無敗を誇る高田ですら、波留(志尊淳)という青年を前に完敗し、事態は一気にただならぬ様相を呈する。それでも懲りずに調べを続ける探偵は、昔なじみのヤクザの相田(松重豊)や、新聞記者の松尾(田口トモロヲ)というおなじみのメンバーから、“ピュアハート”のバックには、札幌経済界で頭角を現している北城グループの社長=北城(リリー・フランキー)という黒幕がいることを聞き出す。マリは北城の愛人だった。そこでマリと以前に会っていたことを、ようやく思い出す探偵。なじみの元娼婦・モンロー(鈴木砂羽)がかわいがっていた、今にも倒れそうに震えていた若い女性の姿――。「あれか…?あれが、マリか…?」不審に思いながらも、マリの巧妙な罠に落ちる探偵は、北城のサディスティックな拷問を受け文字通り死にかける…が、高田と共になんとかピンチを切り抜け生還。しかし今度はマリ共々、北城に追われるハメに。そんな探偵にマリはある依頼をする。それはマリのすべてをかけた切なすぎる依頼。そして、探偵と高田の“別れ”の時が近付いていた――。詳細『探偵はBARにいる3』公開日:2017年12月1日(金)全国ロードショー監督:吉田照幸脚本:古沢良太キャスト:大泉洋、松田龍平、北川景子、前田敦子、鈴木砂羽、リリー・フランキー、田口トモロヲ、志尊淳、マギー、安藤玉恵、正名僕蔵、篠井英介、松重豊、野間口徹、坂田聡、土平ドンペイ、斎藤歩、前原滉、天山広吉、片桐竜次
2017年06月26日大泉洋&松田龍平コンビが活躍する『探偵はBARにいる』シリーズ。この度、ヒロインを北川景子が演じることで話題の最新作『探偵はBARにいる3』の公開日が12月1日(金)の“映画の日”決定し、新たにリリー・フランキー、前田敦子の出演が明らかになった。本作は、北海道生まれの作家・東直己のハードボイルド小説「ススキノ探偵」シリーズの実写化第3弾。アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”の活躍を描いたストーリーだ。監督は「サラリーマンNEO」『疾風ロンド』の吉田照幸が、脚本は前2作と同様に古沢良太が担当する。今回の依頼は、大泉さん演じる探偵の相棒・高田(松田さん)が持ち込んだ人探し。失踪した女子大生について調べていくうちに、探偵たちはモデル事務所の美人オーナー・マリ(北川さん)に出会い、謎に包まれたマリに翻弄され、次第に探偵たちは大きな事件に巻き込まれていく…。事件の裏に隠されたマリの悲しすぎる真相とは?近づいている探偵と高田の別れとは…?そして今回新たに、冷酷非道な裏社会の住人・北城役にリリーさん、売春組織に所属する失踪した女子大生・麗子役に前田さんが決定。『そして父になる』では優しい父親役、『SCOOP!』では怪演が記憶に新しいリリーさんが今回演じるのは、大泉さん演じる探偵の前に立ちはだかるシリーズ史上最狂の敵。慈善活動に積極的で、札幌経済界のホープ・北城グループの社長として知られているが、その裏の顔は札幌で一番下品なヤクザ・花岡組と関わりがある、恐喝、売春、密貿易まで何でもやる裏社会の住人。目的を達成するためなら容赦をしない男で、異常なまでにサディスティック。自分の仕事の邪魔をしたものは、限界までいたぶり、制裁するような異常さで今回探偵たちを追い詰めていくという役どころだ。「あの人気シリーズにまさか呼んでもらえるとは…」と今回の出演決定時の心境を話すリリーさんは、「クランクイン前から大泉さんや龍平くんとご一緒できるのをすごく楽しみにしていました。実は『探偵はBARにる2』のとき、公式フォトブックのカメラマンをやらないかというお話をいただいたのですが、そのときはスケジュールが合わずできなかったんです。だからなおさら今回呼んでいただけてよかったです」と告白。また劇中では北川さんの髪を掴むシーンがあったそうだが、「そこはさすがに全力ではいけないので、かわりに大泉さんへのビンタはガチンコで当てることに決めて撮影に挑みました」と話し、「北城はこれまでの探偵シリーズの中でも特に悪い役なので、ヤバさやキモさがうまく出せてればいいですね」とコメントした。また『イニシエーション・ラブ』『モヒカン故郷に帰る』など話題作へ出演する前田さんが演じるのは、北城の売春組織に所属している謎の女子大生。探偵のもとに舞い込んできた人探しの依頼の対象人物で、彼女の失踪をきっかけに探偵たちがとんでもない事件に巻き込まれていく。前2作どちらも映画館で観賞し、本作のファンだと話す前田さんは、「現場がとても楽しみでした。撮影中も生の探偵と高田が目の前にいるので、初めて感じるような楽しさでした。お仕事ですけど自分へのご褒美のようでした」と目を輝かせ、自身の役どころについては「一体何を考えているのかわからない、誰にも捕まえられない不思議な生き物みたいな女の子。演じていてとても楽しかったです。今作の中で、いい意味で浮いた存在になれればいいなと思っています」と語っている。さらにこの2人に加え、「探偵」シリーズには欠かせないススキノの仲間たち、田口トモロヲ、松重豊、マギー、安藤玉恵、篠井英介、片桐竜次。さらにはヒロイン・マリの過去を知る元・伝説のコールガール、モンロー役の鈴木砂羽。そのほか、正名僕蔵、野間口徹、坂田聡、土平ドンペイ、斎藤歩、前原滉、天山広吉の出演も決定した。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月23日石川佳純・吉村真晴ペアが48年ぶりの世界卓球金メダルを獲得したことでも話題を集める“男女混合ダブルス”を題材に、新垣結衣と瑛太のW主演で描く新感覚ロマンティックコメディ『ミックス。』。本作に、モデルで女優の中村アンが“黒髪おかっぱ”のまるで別人のような姿で出演していることが判明、吉田鋼太郎とペアを組むことが分かった。母のスパルタ教育により、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された28歳独身・多満子(新垣結衣)。母の死後、普通に青春を過ごし、普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。ついにバラ色の人生が! と思った矢先、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。人生のどん底に落ち、逃げるように田舎に戻った多満子。亡き母が経営していた卓球クラブの再建と、打倒“江島・愛莉”ペアを目標に、ケガで引退した元日本ランカーのプロボクサーの新入部員・萩原(瑛太)と混合ペアを組むことに!日本卓球界に久々の金メダルをもたらしたことでも注目を集める男女混合ダブルス(=ミックス)。本作では、「ラブ」「スポーツ」「コメディ」という3つのジャンルを、脚本家・古沢良太と監督・石川淳一という「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」を手掛けたコンビにより表現。不器用でどこか欠点だらけの登場人物たちが卓球を通じて小さな“奇跡”を起こし、恋と人生の再生に進む姿が描かれていく。そんな本作に参戦することになった中村さん。モデルとして、エムオン・エンタテインメント「and GIRL」と集英社「BAILA」でレギュラーモデル、集英社「MAQUIA」では連載を務め、年間20冊以上の雑誌で表紙に掲載される人気者。近年では「女性が憧れる芸能人の体型ランキング」で1位に選ばれるなど、その体型維持やライフワークが支持され多くの女性ターゲット商品のCMでも知られる。現在は、日曜劇場「小さな巨人」に横沢亜美役で出演中で、 2015年10月クールの「5→9~私に恋したお坊さん~」(CX)から始まりTBS「家族ノカタチ」、KTV「お義父さんと呼ばせて」、NTV「世界一難しい恋」、CX「営業部長 吉良奈津子」、NTV「レンタル救世主」、 CX「突然ですが、明日結婚します」そしてTBS「小さな巨人」と7期連続で各キー局の連続ドラマに出演しており、女優としても大活躍中。「私は警察官の役で、上司役の吉田鋼太郎さんとペアを組み、新垣結衣さん・瑛太さんのペアと戦います。黒髪のおかっぱ姿で出演していて、普段の私とは違う姿を見せることができたと思います」と中村さん。「笑いあり、涙あり、恋愛あり、気がついていないだけで大切な人は意外と近くにいる!? と思わせてくれる素敵なロマンティックコメディです。是非、劇場で観ていただきたいです」と、期待が高まるコメントを寄せている。『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミックス。 2017年秋 全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン
2017年06月05日映画『ミックス。』が2017年10月21日(土)に公開される。「卓球」をテーマに恋と人生を描くコメディー『ミックス。』は、「卓球」をテーマにしたロマンティックコメディー。失恋して職も失った元天才卓球少女のOLと、かつて日本ランカーだったが夢と家族を失った元プロボクサー、そして不器用でどこか欠点だらけの登場人物たちが、卓球の男女混合ダブルス(=ミックス)を通じて小さな“奇跡”を起こす、恋と人生の再生物語だ。新垣結衣、瑛太W主演W主演となるのは、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で社会現象を巻き起こした女優・新垣結衣と、『64-ロクヨン-』『殿、利息でござる!』などへ出演してきた俳優・瑛太。そのほか脇を固めるのは、広末涼子、真木よう子、蒼井優、瀬戸康史、永野芽郁、斎藤司(トレンディエンジェル)、吉田鋼太郎、生瀬勝久、遠藤憲一、小日向文世ら豪華キャストとなっている。脚本は、テレビドラマ「リーガルハイ」「デート 〜恋とはどんなものかしら〜」を手がけた古沢良太が担当。そして監督は石川淳一が務めた。予告では、多満子(新垣結衣)が萩原(瑛太)と男女混合ダブルスペア=「ミックス」を結成し、卓球を通して人生に向き合う様子が、コメディ満載、そして豪華キャスト陣と共に描かれている。また、コメディタッチで絶叫する新垣結衣も切り取られており、彼女の新境地も垣間見える。水谷隼、石川佳純ら卓球選手も出演本物の卓球選手が出演したリアルな卓球シーンにも注目だ。木造勇人&伊藤美誠ペア、吉村真晴&浜本由惟ペア、そして水谷隼&石川佳純ペアと、卓球界の第一線で活躍する選手が勢揃いした。撮影を終えて、水谷は「非常に緊張した、オリンピックとどちらが緊張するかと言えば、圧倒的に映画」、石川は「すごく楽しい経験ができました」とコメント。試合の時とは異なる、演技に取り組む各選手の表情が見所となっている。ストーリー母のスパルタ教育により、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された28歳独身・多満子(新垣結衣)。母の死後、普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。しかし、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。逃げるように田舎に戻った多満子だったが、亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、自分の青春を捧げた活気のある練習風景はそこにはなかった。クラブの部員もダイエット目的の中年夫婦や、ケガで引退した元日本ランカーのプロボクサーながら、妻の上司を不倫相手と勘違いして暴力事件を起こし、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原(瑛太)など、全く期待が持てない面々。そこでクラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を決意。多満子は萩原とミックスを組むものの、全く反りが合わずケンカばかり。しかし、そんな二人の関係にも、やがて変化が訪れていく―。詳細映画『ミックス。』公開日:2017年10月21日(土)脚本:古沢良太監督:石川淳一出演:新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁、佐野勇斗、森崎博之、蒼井優、山口紗弥加、久間田琳加、鈴木福、谷花音、平澤宏々路、斎藤司(トレンディエンジェル)、真木よう子、吉田鋼太郎、生瀬勝久、田中美佐子、遠藤憲一、小日向文世(C)2017『ミックス。』製作委員会
2017年05月28日女優の新垣結衣と、俳優の瑛太がW主演を務める映画『ミックス。』(10月21日公開)の特報映像、およびポスタービジュアルが25日、公開された。同作は、脚本家・古沢良太によるオリジナル作品で、古沢が脚本を手がけたドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』『リーガル・ハイ』シリーズの石川淳一監督がメガホンをとる。新垣は、恋と仕事に敗れた元天才卓球少女のアラサーOL・富田多満子を演じ、瑛太は夢に敗れて家族も失った元プロボクサー・萩原久を演じる。2人が男女混合ペアの卓球競技”ミックス”で全国大会に挑戦することとなる。ポスターは、卓球ラケットを挟んで微笑む元天才少女・多満子(新垣)と、元プロボクサー・萩原(瑛太)の複雑な表情が対照的に配置されており、物語を想像させるビジュアルになっている。特報映像は彼氏の浮気現場に遭遇してしまった新垣の叫びから始まり、卓球シーンもお披露目となった。男女混合ダブルスペア=ミックスを結成した2人が試合を通して人生と向き合う様が、豪華キャスト陣のコミカルな演技とともに描かれる映像に。また、特報のラストでは新垣のコメディエンヌとしての新境地とも言えるコミカルな演技を見せている。
2017年05月25日新垣結衣と瑛太のW主演で贈る、新感覚ロマンティックコメディ映画『ミックス。』。主演の2人をはじめ、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁、蒼井優ら豪華キャストが出演する本作から、この度、特報映像とポスタービジュアルが到着した。母のスパルタ教育により、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された28歳独身・多満子(新垣結衣)。母の死後、普通に青春を過ごし、普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。ついにバラ色の人生が…と思った矢先、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。人生のどん底に落ち、逃げるように田舎に戻った多満子だったが、亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、自分の青春を捧げた活気のある練習風景はそこにはなかった。クラブの部員も、暇を持て余した元ヤンキーのセレブ妻、ダイエット目的の中年夫婦、オタクの引きこもり高校生、さらにケガで引退した元日本ランカーのプロボクサーながら、妻の上司を不倫相手と勘違いして暴力事件を起こし、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原(瑛太)など、全く期待が持てない面々だった。しかし、江島と愛莉の幸せそうな姿を見た多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を決意。部員たちは戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始。多満子は萩原とミックスを組むものの、全く反りが合わずケンカばかり。しかし、そんな二人の関係にも、やがて変化が訪れていく――。「リーガルハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」などを世に送り出してきたヒットメーカー・古沢良太が手掛ける本作は、不器用でどこか欠点だらけの登場人物たちが、卓球の男女混合ダブルス(=ミックス)を通じて小さな“奇跡”を起こす、恋と人生の再生物語。元天才卓球少女のアラサーOL・富田多満子役に新垣さん、元プロボクサー・萩原久役に瑛太さんが演じるほか、広末さん、瀬戸さん、永野さん、斎藤司(トレンディエンジェル)、蒼井さん、真木よう子、吉田鋼太郎、生瀬勝久、遠藤憲一、小日向文世ら若手からベテランまで豪華なキャストが顔を揃えている。このほど公開されたポスタービジュアルは、卓球のラケットを挟んで微笑む新垣さんと瑛太さん表情が印象的な1枚。「偶然の出会い(ミックス)が、わたしの人生を変えた…。」というコピーも添えられ、2人が卓球を通して、どのように“ミックス”されるのかを想像させるビジュアルとなっている。また同時に公開された特報映像では、失恋して職も失った多満子が、落ちぶれた元ボクサーの萩原とミックスを結成し、卓球を通して人生に向き合う様がコメディ満載に描かれている。映像内では、豪華キャスト陣たちも映し出され、さらにラストでは新垣さんの新境地も垣間見える。『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミックス。 2017年秋 全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン
2017年05月25日映画『ミックス。』が、2017年秋に全国の劇場で公開される。本作は、破天荒な拝金主義の弁護士が織りなす法廷劇を描いたドラマ「リーガル・ハイ」を手がけた脚本家・古沢良太と監督・石川淳一が贈るロマンティックコメディ。恋と仕事に敗れた元天才卓球少女のOLと、夢と家族を失い挫折した元プロボクサーを主人公に、どこか不器用で欠点だらけの登場人物たちが“卓球”を通じて起こす小さな奇跡が描かれる。本作の主人公、元天才卓球少女のアラサーOL・富田多満子を演じるのは、総合視聴率は33.1%を叩きだした大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で主演を務めた新垣結衣。「逃げ恥」後初となる主演映画に、「リーガル・ハイ」の強力タッグで挑む。そしてもう一人の主役、元プロボクサーで日本ランカーだったものの夢破れ、家族も失った萩原久には『64 –ロクヨン-』、『殿、利息でござる!』など話題作への出演が絶えない実力派俳優・瑛太。劇中では男女混合ペアの卓球競技、“ミックス”で卓球の全国大会に挑戦する。そのほか、満子の亡き母が創設した「フラワー卓球クラブ」の部員には、広末涼子、遠藤憲一、田中美佐子、佐野勇斗。そのほか真木ようこ、小日向文世、瀬戸康史、永野芽郁、蒼井優、森崎博之(TEAM NACS)、吉田鋼太郎、生瀬勝久、斎藤司(トレンディエンジェル)ら豪華キャストが出演する。【作品情報】『ミックス。』公開時期:2017年秋 全国東宝系公開脚本:古沢良太監督:石川淳一主演:新垣結衣、瑛太(C)2017 フジテレビジョン【あらすじ】母のスパルタ教育により、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された28歳独身・多満子(新垣結衣)。母の死後、普通に青春を過ごし、普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。ついにバラ色の人生が!と思った矢先、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。人生のどん底に落ち、逃げるように田舎に戻った多満子だったが、亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、自分の青春を捧げた活気のある練習風景はそこにはなかった。クラブの部員も、暇を持て余した元ヤンキーのセレブ妻、ダイエット目的の中年夫婦、オタクの引きこもり高校生、さらにケガで引退した元日本ランカーのプロボクサーながら、妻の上司を不倫相手と勘違いして暴力事件を起こし、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原(瑛太)など、全く期待が持てない面々だった。しかし、江島と愛莉の幸せそうな姿を見た多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を決意。部員たちは戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始する。多満子は萩原とミックスを組むものの、全く反りが合わずケンカばかり。しかし、そんな二人の関係にも、やがて変化が訪れていく―。果たして、フラワー卓球クラブは奇跡の全日本選手権出場を叶えることができるのか?そして、がけっぷちアラサー女子・多満子の恋の行方は!?
2017年02月13日女優の新垣結衣と、俳優の瑛太が映画『ミックス。』(2017年秋公開)でW主演を務めることが10日、わかった。同作は、脚本家・古沢良太によるオリジナル作品で、古沢が脚本を手がけたドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』『リーガル・ハイ』シリーズの石川淳一監督がメガホンをとる。新垣は、恋と仕事に敗れた元天才卓球少女のアラサーOL・富田多満子を演じ、瑛太は夢に敗れて家族も失った元プロボクサー・萩原久を演じる。2人が男女混合ペアの卓球競技”ミックス”で全国大会に挑戦することとなる。石川監督をはじめとした『リーガル・ハイ』スタッフとの再タッグを「すごく楽しみにしていました」という新垣は、同作を「“元気になれる、背中を押されるお話”」と説明する。ペアとなる瑛太は「自分の世界を持っている方」という印象だったが、「実際に二人ミックスペアを組んで球を打ち返すという練習をしたときに、瑛太さんが『いける気がする!』と大きい声でその場を盛り上げようとしてくださって」とエピソードを披露した。そして、瑛太に対し「作品に対する熱意がすごくある人なんだ」と新たな印象を抱いたことを語った。卓球未経験者の新垣は「プロの方とは持ち方も構え方も打つ方向もすべて違うなと今は思います」と現状を語りながら、「身体に馴染むように繰り返し繰り返し練習するしかないと思っています」と、競技への取り組みについて意気込んだ。一方、瑛太は「新垣さんは僕の中で”ガッキー”というイメージがすごく強くて、最初”ガッキー”と呼べばいいのか”新垣さん”と呼べばいいのかわからなかったので、”ガッサン”みたいな風に呼んでしまって」と振り返る。卓球練習時の熱い掛け声については「その照れ隠しで練習中『これはいけるぞ!』と声を出して誤魔化したというか(笑)」と意外な裏側を明かした。また、今回は2人の恋愛シーンも見所となるが、瑛太は「壁ドンどころじゃないんですよ。もうドンっていう感じなんですよね」と意味深な発言。「ちょっと勇気を出して撮影に臨みたいと思います」と今後の撮影への気持ちを表した。脚本家の古沢は同作について「一年以上かけてコツコツ脚本を書きました」と語り、石川監督は「大人の青春熱血ヒューマンロマンティックコメディ」と表現。さらに、広末涼子、遠藤憲一、田中美佐子、佐野勇斗、瀬戸康史、永野芽郁、蒼井優、森崎博之(TEAM NACS)、吉田鋼太郎、生瀬勝久、山口紗弥加、斎藤司(トレンディエンジェル)、久間田琳加、鈴木福、谷花音、真木よう子、小日向文世と豪華な俳優陣が集結する。
2017年02月10日「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」などで知られる注目の脚本家・古沢良太が手掛ける最新作『ミックス。』が今秋公開されることが決定。主演に新垣結衣と瑛太を迎え、新感覚ロマンティックコメディを繰り広げる。母のスパルタ教育により、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された28歳独身・多満子(新垣結衣)。母の死後、普通に青春を過ごし、普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。ついにバラ色の人生が…と思った矢先、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。人生のどん底に落ち、逃げるように田舎に戻った多満子だったが、亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、自分の青春を捧げた活気のある練習風景はそこにはなかった。クラブの部員も、暇を持て余した元ヤンキーのセレブ妻、ダイエット目的の中年夫婦、オタクの引きこもり高校生、さらにケガで引退した元日本ランカーのプロボクサーながら、妻の上司を不倫相手と勘違いして暴力事件を起こし、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原(瑛太)など、全く期待が持てない面々だった。しかし、江島と愛莉の幸せそうな姿を見た多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を決意。部員たちは戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始。多満子は萩原とミックスを組むものの、全く反りが合わずケンカばかり。しかし、そんな二人の関係にも、やがて変化が訪れていく――。日本のみならず世界中が注目する脚本家・古沢氏が今回描くのは、恋と仕事に敗れた元天才卓球少女のOLと、かつて日本ランカーだったが夢と家族を失い挫折した元プロボクサー、そして不器用でどこか欠点だらけの登場人物たちが卓球を通じて小さな“奇跡”を起こす、恋と人生、そして再生の物語。ラブ、スポーツ、コメディという3つのジャンルを、古沢氏と『エイプリルフールズ』の石川淳一監督が至極のエンターテインメントとして創り上げる。主人公の恋と仕事に破れた元天才卓球少女のアラサーOL・富田多満子を演じるのは、社会現象にもなった大ヒット作「逃げるは恥だが役に立つ」で主演を務めた新垣さん。そしてもう一人の主役、元プロボクサーで日本ランカーだったものの夢破れ、家族も失った萩原久には、『64 -ロクヨン-』『土竜の唄 香港狂騒曲』など話題作への出演続く瑛太さんが演じる。実は今回初共演でもある2人は、ともに卓球未経験。しかし、持ち前の運動神経の良さでその腕前は日を追うごとに上達。日々猛練習を重ね役作りに励んでおり、劇中では男女混合ペアの卓球競技、“ミックス”で卓球の全国大会に挑戦する。「元気になれる、背中を押されるお話」と本作について話す新垣さん。「元天才卓球少女で、いまは“普通の結婚をして普通の幸せを手に入れたい”と必死になっているアラサーの女性ですが、失恋をきっかけに卓球をまた始めることになり前に進んでいくというキャラクター」と自身の役柄を説明し、「瑛太さん演じるハギと卓球がきっかけで出会って、2人の関係がどうなっていくのかもこの作品の見どころになると思います」とアピール。一方瑛太さんは、「僕は元プロボクサーの役で、ある出来事をきっかけに挫折してしまって、失った家庭を取り戻すために卓球をはじめる変質者です…変質者扱いされる役です(笑)」と言い、「卓球映画といえば日本なら『ピンポン』、韓国映画なら『ハナ~奇跡の46日間』という素晴らしい映画がありますが、そういった作品を上回る作品にしたいと思っています」と意気込みを語った。またお互いについて新垣さんは、「すごく自分の世界を持っている方という印象があったのですが、はじめて卓球の練習でお会いして、実際に2人ミックスペアを組んで球を打ち返すという練習をしたときに、瑛太さんが『いける気がする!』と大きい声でその場を盛り上げようとしてくださって、作品に対する熱意がすごくある人なんだと思いました」と印象を話し、瑛太さんは「僕の中で“ガッキー”というイメージがすごく強くて、最初『ガッキー』と呼べばいいのか『新垣さん』と呼べばいいのかわからなかったので、『ガッサン』みたいな風に呼んでしまって、その照れ隠しで練習中『これはいけるぞ!』と声を出して誤魔化したというか(笑)」と以外にも緊張していたと明かした。さらに瑛太さんは、「新垣さんとの恋愛シーンはいまもすごくドキドキしていますが、壁ドンどころじゃないんですよ。もうドンっていう感じなんですよね。壁なんて使わない。ちょっと勇気を出して撮影に臨みたいと思います」と一体どんなシーンが繰り広げられるのか気になるコメントを寄せた。主演の2人のほかにも、多満子の亡き母が創設した「フラワー卓球クラブ」の部員に広末涼子、遠藤憲一、田中美佐子、佐野勇斗。多満子と軽い気持ちで付き合い、すぐほかの女に乗り換えてしまう卓球界のイケメンスター選手・江島晃彦役に瀬戸康史、その江島が乗り換えた卓球界の若きアイドル選手に永野芽郁、多満子の母役に真木よう子、父役に小日向文世。さらに蒼井優、森崎博之(TEAM NACS)、吉田鋼太郎、生瀬勝久、山口紗弥加、斎藤司(トレンディエンジェル)、久間田琳加、鈴木福、谷花音が出演する。『ミックス。』は秋、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月10日森崎博之をリーダーに、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真とドラマに映画に大活躍中の俳優からなる演劇ユニット「TEAM NACS」が、今年で結成20周年を迎えるにあたり、ファンへ感謝を伝えるべくスペシャルイベントを開催することが決定。北海道・札幌を皮切りに全国11都市を巡る。いま、「日本一チケットが取れない演劇ユニット」といわれる「TEAM NACS」。メンバーの森崎さん、安田さん、戸次さん、大泉さん、音尾さんは、みな北海学園大学演劇研究会の出身。ちなみに「NACS」という名は、「North Actors Club Special」の略称となっているが、先に決まっていた「NACS」という名前に意味を付けようとして半ばこじつけられたネーミングだという。1996年に初演「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁」で幕を開けてから、公演を重ねる度に確実に動員数を増やし、2004年の「LOOSER~失い続けてしまうアルバム」にて初の東京公演を敢行。以降「COMPOSER~響き続ける旋律の調べ」(2005年)、「HONOR~守り続けた痛みと共に」(2007年)とさらに動員数を増やし、大泉さんが作・演出を手がけた「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」(2009年)では、全国6都市64ステージを駆け抜け、53,000人を動員。2012年には森崎さんが5年ぶりの演出となる「WARRIOR~唄い続ける侍ロマン」を全国18都市で開催し70,000人を動員した。さらに2015年には、「NACS」史上初めて外部から脚本・古沢良太、演出・マギーを迎えた公演「悪童」を全国8都市で開催し、大千秋楽では初のライブ・ビューイングも開催。合わせて90,000人動員という記録を打ち立て、ますます「日本一チケットが取れない演劇ユニット」として確固たる人気を築く。そして今年、「TEAM NACS」が結成20周年=“二十歳”を迎えるアニバーサリー・イヤーに突入。これまでを振り返り、「TEAM NACS」メンバーがファンへ感謝を伝えるべく、「TEAM NACS XX(twenty)」と題したスペシャルイベントを開催する。11月4日(金)の札幌・わくわくホリデーホールでのイベント開催を皮切りに、11月7日(月)函館公演(函館市民会館)、11月10日(木)大阪公演(オリックス劇場)、11月12日(土)福岡公演(福岡サンパレス)、11月13日(日)名古屋公演(日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール)、11月15日(火)高松公演(サンポートホール高松)、11月17日(木)仙台公演(仙台サンプラザホール)、11月19日(土)広島公演(上野学園ホール)、11月22日(火)長野公演(ホクト文化ホール)11月23日(水・祝)金沢公演(北陸電力会館 本多の森ホール)、そして11月24日(木)東京公演(昭和女子大学 人見記念講堂)と全国11都市で開催予定だ。「TEAM NACS」としては、昨年、スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』に5人揃って声優出演を果たしたほか、現在も各メンバーが映画にドラマに活躍中。安田さんは黒木華主演ドラマ「重版出来!」に出演中。戸次さんは土曜ドラマ24「昼のセント酒」にて主演。大泉さんは、長澤まさみ、有村架純らと共演した主演作『アイアムアヒーロー』が公開中。音尾さんは、中谷美紀&藤木直人出演で話題の「私結婚できないんじゃなくて しないんです」に出演。森崎さんは「Let’s天才てれびくん」(NHK Eテレ)などに出演。二十歳を迎えた「TEAM NACS」の今後にも期待が高まる。「TEAM NACS XX(twenty)」は11月4日(金)札幌・わくわくホリデーホールから開催。(text:cinemacafe.net)
2016年06月06日データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」は31日、脚本家別に集計した満足度データを発表。2012年4月期から16年1月期の地上波連続ドラマを対象とした結果、フジテレビ系『リーガルハイ』などを手がけた古沢良太氏がトップだった。テレビウォッチャーは、関東1都6県3,000人を対象に実施しているもので、満足度は5点満点で評価。脚本家別1位となった古沢氏の対象作品は『リーガルハイ』(12・13年)、『デート~恋とはどんなものかしら~』(15年、いずれもフジテレビ系)で、これらの平均満足度は3.967に達し、同社が高満足度と位置付ける3.7以上を大きく上回った。次いで2位は、ヒットメーカーの宮藤官九郎氏。この5年弱で地上波の連ドラは『あまちゃん』(13年・NHK)、『ごめんね青春』(14年・TBS系)と2本にとどまるが、古沢氏に僅差で迫る3.956を記録した(現在放送中の日本テレビ系『ゆとりですがなにか』は対象期間外)。3位には、『HERO』(14年・フジ系)、『DOCTORS』シリーズ(13・15年テレビ朝日系) の福田靖氏。今クールではテレ朝系『グッドパートナー 無敵の弁護士』を担当しているが、こちらも第6話まで平均3.82と、高い数値で推移している。○脚本家別満足度トップ10●「テレビウォッチャー」調査概要・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
2016年05月31日俳優の佐藤健と鈴木亮平が10日、都内ホテルで行われた「第24回橋田賞」の授賞式に出席し、受賞の喜びを語った。2人は、TBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』での演技を認められ、橋田賞を受賞。ドラマ自体も、「夢を掴み取るために試練に立ち向かう主人公と、それを支える者たちの愛の物語は、多くの視聴者の共感と感動を呼んだ」と評価され、同賞を受賞した。主人公・秋山篤蔵を演じた佐藤は「このような素敵な賞をいただいて大変光栄です」と感激。「『天皇の料理番』という作品に出演できたことを大変うれしく思います。と共に、今後も見てくださる方々の心に深く残り続ける作品作りを目指して、精進していきたいと思っています」と語った。篤蔵の兄を演じた鈴木も「主役を演じた佐藤健と一緒にこのような賞をいただけてうれしい限り」と喜びを表現。「僕の役は自分の夢をあきらめて弟に夢を託すという役で、弟に対して手紙を書くシーンが多かったのですが、手紙の中での『夢に向かって努力して苦しめることは幸せなことなのだ』というセリフが今でも忘れられない。苦しいことがあるたびにそのセリフを思い出します」と言い、「自分の中でとても大切な作品になっています」と感慨深げに話した。「『天皇の料理番』だけは見ていた」という脚本家・橋田壽賀子氏は、佐藤に対し、「若い時から年寄りまで一生懸命なさっていたのがすごい好感が持てて、ファンになりました」と告白。鈴木に対しても、「役のためにお痩せになったんですって? そんなこと私できない。なんて真面目な人が世の中にいるんだろうと感動した」と同ドラマのために20キロ減量した役者魂をたたえた。脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。今回、橋田賞は、『天皇の料理番』、佐藤、鈴木のほか、『あさが来た』(NHK)、脚本家の大森美香氏、古沢良太氏、女優の岸本加世子、新人賞は女優の吉田羊、特別賞は女優の三田佳子が受賞し、大賞は該当者なしだった。
2016年05月10日女優の小芝風花が10日、都内ホテルで行われた「第24回橋田賞」の授賞式に出席。橋田賞を受賞したNHK連続テレビ小説『あさが来た』の代表として、受賞の喜びを語った。『あさが来た』は、実業家であり女子教育にも尽力したヒロイン・あさを丁寧かつ魅力的に描き、「多くの視聴者の関心を集めた」と評価され、橋田賞を受賞。あさの娘・千代を演じた小芝は「お母ちゃんじゃなくてごめんなさい。娘の千代ですいません。波瑠さんじゃなくてごめんなさい」と謙虚にあいさつした上で、「台本をもらうたびにワクワクしていたので、素敵な賞をいただけて本当にうれしく思っています。これからも頑張ります」と述べた。同ドラマのオリジナル脚本を手掛けた大森美香氏も同賞を受賞。「スタッフ、キャストのみなさんと共に、日本の朝を明るくする話をどうにか毎日届けたいという気持ちで書かせていただきました」と思いを伝え、「スタッフ、キャストのみなさん全員と一緒にいただけた賞だと思っています。うれしくて今も胸がドキドキしています」と喜びを爆発させた。脚本家・橋田壽賀子氏が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。今回、橋田賞は、『あさが来た』、大森氏のほか、『天皇の料理番』(TBS)、俳優の佐藤健、鈴木亮平、女優の岸本加世子、脚本家の古沢良太氏、新人賞は女優の吉田羊、特別賞は女優の三田佳子が受賞し、大賞は該当者なしだった。
2016年05月10日狂言師の野村萬斎が4月29日(金・祝)、都内で行われた主演作『スキャナー記憶のカケラをよむ男』の初日舞台挨拶に登壇。本作で初の現代劇に出演し「今後、もっとやりたいですね」と再チャレンジに意欲を燃やした。“残留思念”と呼ばれる人間の記憶や感情を読み取る(=スキャン)特殊能力をもった元漫才師の主人公・仙石和彦(萬斎さん)が、元相方とともに連続殺人事件に挑む異色ミステリー。「探偵はBARにいる」「リーガル・ハイ」などで知られる人気脚本家・古沢良太が書き下ろした。上映後の舞台挨拶に立った萬斎さんは、「腰、抜けましたか?」と結末のドンデン返しに思わずドヤ顔。「誰にも予測できない、摩訶不思議な作品」とアピールし、「厚着でアスファルトの上に手を置いたりするから、火傷しちゃうかもと思った」と真夏に行われたロケをふり返った。舞台挨拶には萬斎さんをはじめ、共演する安田章大、杉咲花、ちすん、金子修介監督が登壇。エリート刑事役の安田さんは、「すごく変態的な役で(笑)、こんな機会もないと演じられない」と新境地(?)で手応えたっぷり。そんな安田さんと対峙するシーンがある杉咲さんは「怖かったけど、笑っちゃった」とはにかんだ。また、ちすんさんは「夏の撮影だったので、セミの鳴き声をやむのを待つ“セミ待ち”の時間があった」と話していた。大型連休の初日を迎え、金子監督は「ほかの作品には負けたくない。例えば、カルタやゾンビ、ゴキブリとか」と同時期公開の『ちはやふる -下の句-』『アイアムアヒーロー』『テラフォーマーズ』をライバル視。 安田さんは「ゴールデンウィークの思い出は、家族で動物園に行き、草っぱらでおにぎりを食べたこと」。“草っぱら”という独特な表現に、登壇者&ファンは大受けだった。『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日狂言師・野村萬斎の主演映画『スキャナー記憶のカケラをよむ男』(4月29日公開)の初日舞台挨拶が29日に行われ、映画に出演する野村、安田章大(関ジャニ∞)、杉咲花、ちすん、金子修介監督が登場した。同作は『リーガル・ハイ』、『ALWAYS 三丁目の夕日』などの脚本で知られるヒットメーカー・古沢良太のオリジナル作品。人の持ち物から残留思念を読み取ることができる超能力者・仙石和彦を萬斎が演じ、仙石の漫才師時代の相方・丸山竜司を宮迫博之(雨上がり決死隊)、2人にある事件の解決を依頼する女子高生を杉咲、エリート刑事を安田、行方不明になった女性を木村文江が演じる。元漫才師という役柄に、萬斎は「相方(宮迫)がプロなので、乗らせていただきました」と役作りについて話し、安田も「家ですね毛を剃って臨みました」と裏側を明かした。思念を読み取るという設定にちなんだ、「自分の思念が強く残っている場所は?」という質問に対しては、「稽古場」(萬斎)、「かき氷屋さん」(杉咲)、「家のソファ」(ちすん)、「映画館」(金子監督)と、それぞれ自分の思いが残っている場所をあげた。安田は、所属するグループ・関ジャニ∞の駆け出し時代に触れ、「1台しかなかった時のマネージャー車」を選択した。仕事現場に行くまで、マネージャーが各メンバーの家を回ってピックアップしていたため「1番最初の人は劇場に着くまでに2時間車に乗っている」といった状況。「その時にちっちゃく縮こまってた自分が出てきそうな気がしますね」と、当時の苦労を語った。そして「遠足みたいな感じ」と懐かしそうに振り返りつつ、「ありがたい。今が! 感謝しています」と頭を下げていた。
2016年04月29日狂言師・野村萬斎と芸人・宮迫博之が初共演を果たす『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』。公開を間近に控えた本作のように、野村萬斎×宮迫博之にみられるような面白いバディが、過去の映画にも多く存在しているようだ。たった1人薄暗い部屋で、熱帯魚相手に日ごと繰り返す男・仙石和彦(野村萬斎)。実はこの仙石、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情)を読み取ることができるという、特殊な能力を持っていた。その能力をひょんなことから芸能事務所=峠プロダクションの社長・峠久美子(高畑淳子)に見込まれ、丸山竜司(宮迫博之)と「マイティーズ」というお笑いコンビを組まされる。一時はかなりの人気を博したものの、あえなく解散となって以来、仙石はマンションの管理人としての職を得て極力、人と会わないですむ生活を選び、一方の丸山はマイティ丸山として売れない芸人に逆戻り。「マイティーズのおふたりの力を借りたいんです。人を探してほしいんです」と突然、峠プロダクションを訪ねてきた女子高生・秋山亜美(杉咲花)。どこか思い詰めた様子の亜美の依頼は、長年慕ってきたピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)を探し出してほしいというもの。なんとか雪絵が失踪した現場の思念を読み取った仙石は、犯人と思しき謎の女の姿をとらえる。警察もあてにならないと踏んだ2人は、独自に捜査を開始することを決意する。果たして謎の女の正体とは?目的は?そして雪絵の行方は?事件の裏の裏をスキャンした仙石が見たものは、予想をはるかに超える残酷であまりにも美しい真実だった。「人間は醜い」そう心を閉ざし切っていた仙石が、ラストに流す一筋の涙の意味。人が人を想う強い気持ちが、優しく切ない奇跡を起こす── 。本作は、「相棒」シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズなどを手掛ける稀代のヒットメーカーとなった人気脚本家・古沢良太が書き下ろした、予測不能な異色の謎解きミステリー。キャストには、人間嫌いの超ネガティブな主人公・仙石を演じる萬斎さんをはじめ、かつてマイティーズとして仙石とお笑いコンビを組んでいた丸山竜司役に「雨上がり決死隊」の宮迫博之、そしてこのコンビを支えるキャスト陣には、「関ジャニ∞」安田章大、 杉咲花、木村文乃 、ちすん、 梶原善、風間杜夫、 高畑淳子が顔を揃えた。また、『デスノート』『デスノート the Last name』の金子修介監督がメガホンをとり、謎解きのミステリーとユニークなキャラクターたちが織りなすコメディを絶妙なバランス感覚で描き、一歩踏み込んだ深い人間ドラマとして本作を見事に昇華させている。映画の中心になって活躍するのは、かつて「マイティーズ」という名のもと、お笑いの地で活動していた仙石と丸山の”凸凹バディ”。真逆の性格を持ち、まさに火と油のようなふたりがどのように協力し、事件に挑んでいくのか行方が気になるところではあるが、世の中にはそんな凸凹バディの活躍する面白い物語が数多く存在する。まず、 本作の脚本を書いた古沢氏のバディ映画といえば、やはり『探偵はBARにいる』。 少し破天荒で名前のない”探偵”(大泉洋)と、なんだか頼りなく感じる相棒・高田(松田龍平)の探偵コンビは凸凹の性格ながらに続編を通して共に難事件を解決してきた。そのほかにも、『トリック』シリーズでは自称天才美人奇術師・山田(仲間由紀恵)と天才物理学者(阿部寛)のコンビ、また海外映画では、型破りな性格のJ(ウィル・スミス)と寡黙なJ(トミー・リー・ジョーンズ)主演の『メン・イン・ブラック』シリーズや、『最強のふたり』の車いすで生活している大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と彼の介護者として働く羽目になった黒人青年のドリス(オマール・シー)の友情物語などなど、 お互いをいがみ合っていた関係から”最強のバディ”へと関係が変わっていく姿に心が打たれる作品も多い。そんな歴代バディたちに負けず劣らず、 本作のコンビも几帳面で真面目な仙石と、がさつで無神経な丸山という真逆っぷり。さらに仙石役の萬斎さんは狂言師、丸山役の宮迫さんはお笑い芸人という、今まで交わることのなかった異色のコンビということも話題だ。はたして、仙石と丸山のコンビは事件の謎を解くことができるのか!?そして、古沢作品史上“最強のバディ”になれるのか。ぜひ劇場で確かめてみて。『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は4月29日(祝・金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月25日映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』が、2016年4月29日(金)より全国の劇場で公開される。現代劇初出演となる野村萬斎が演じる主人公・仙石和彦は、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を持った男。その能力を使い、マイティーズというお笑いコンビで日本中を湧かせたこともあったが、その能力の代償に精神をすり減らし、コンビを解散。以来、マンションの管理人として人目を避けた生活を送るようになってしまう。一方、仙石の相棒であり、元相方のマイティ丸山を演じるのが、数々のバラエティーに出演する傍ら、俳優としても数多くの人気ドラマ・映画で活躍する宮迫博之。とある出来事から、再会した仙石をなんとか外の世界へと引きずり出し、この二人にしかできない捜査で様々な事件に挑んでいく。脚本は、『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)共同脚本での日本アカデミー賞最優秀脚本賞に始まり、話題作となった『キサラギ』(07)、『探偵はBARにいる』シリーズ(11)(13)、『少年H』(13)など多くのヒット作を手掛ける人気脚本家・古沢良太による描き下ろしだ。そして、6年に公開され大ヒットを記録した『デスノート』、『デスノート the Last name』などを手掛け、ブリュッセル映画祭で観客賞を受賞するなど、国内だけでなく海外でも高く評価されている金子修介がメガホンを取る。予想を裏切り続ける緊迫した展開、ふたりのかみ合わない凸凹コンビが見せる笑い。狂言とお笑いという全く異なるフィールドで活躍する人気者同士が魅せる異色の謎解きミステリー、その化学反応やいかに。【作品情報】『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』公開日:2016年4月29日(金)キャスト:野村萬斎、宮迫博之、安田章大、杉咲 花、木村文乃、ちすん、梶原 善、風間杜夫、高畑淳子脚本:古沢良太音楽:池 頼広監督:金子修介© 2016「スキャナー」製作委員会
2016年04月23日●映画『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は異種格闘技戦『ALWAYS 三丁目の夕日』で鮮烈な印象を世の中に与え、『キサラギ』『相棒』『リーガルハイ』など多くの作品を生み出す、脚本家・古沢良太。古沢の最新作が映画『スキャナー記憶のカケラをよむ男』(4月29日公開)だ。狂言師・野村萬斎と、お笑い芸人・宮迫博之(雨上がり決死隊)が「元漫才コンビ」という設定で、萬斎演じる仙石和彦はものや場所に宿った人間の"残留思念"を読み取りながら事件を解決していく。現在トップクラスで活躍する脚本家の最新作についての思い、そして仕事論について話を伺った。○萬斎さんは本質的に明るい――野村萬斎さんの役は当て書きをされたそうですが、実際に出来上がった映画を見てどう思われましたか?当て書きをしたのは萬斎さんだけだったのですが、ほかの方もイメージに合った方がキャスティングされていたと思いました。というよりも、むしろあてがきをしなかった方のほうがイメージ通りで、萬斎さんの部分は、「そうやるんだ!」という意外性があったんです(笑)。萬斎さん本人は非常に明るい性格で暗い部分がないそうで、本質的に明るい部分が漏れてる感じになっていて面白かったですね。陰の人間なんだけど、パワーを感じるというような。――ほかの方、たとえば安田章大さんはいかがでしょうか。安田章大さんの演じた役は、ある種難しい役だったと思うんですが、見事に演じてくださったと思います。それは、安田さんの力だと思うんですよね。端っこにいて存在を消している部分もあれば、クローズアップされて光を放つ部分もある。彼のおかげで成り立ってるところもあるので、ありがたいと思います。この映画って萬斎さんが狂言師、宮迫さんが芸人、安田さんがアイドルで、それぞれの良いところを出してくださってて、異種格闘技戦みたいな感じですよね。実は、杉咲花さんが一番王道の俳優さんだったという。○変なキャラクターのそばにはパートナーがほしい――今回、萬斎さん演じる仙石と、宮迫さん演じる丸山は、お笑いコンビを組んでいたという間柄ですが、事件にかかわる中でバディのような関係性になりますよね。特にバディにこだわっていたわけではないんです。でも、おもしろいキャラクターを作っていくことに時間をかけていると、気が付いたらそのキャラクターが変人になっていることがあって(笑)。ちゃんとパートナーがいてつっこんであげないとキャラクターが成立しなくなることが多いので、自然とバディのような関係性になることはあります。僕も学生時代、面白いことを言ってみるんだけど、キャラクターのせいかなかなかつっこんでもらえなくて、面白さが伝わらないという経験があったんです(笑)。でも、台本だったら、ツッコミの存在を書ける。つっこんでもらえると、嫌なヤツに見えたキャラクターの誤解が解けるんですよね。それと、自分が嫌われるかもしれないということを恐れずに、好き勝手言える仲に対する憧れもあるのではないかと。――それは、古沢さんの作品では、男性同士ではなく、男女でも描かれているような気がしますね。2015年は『デート ~恋とはどんなものかしら~』のようなラブコメディなどもありましたが、どういったジャンルのお仕事がやりたいと考えていますか?ジャンルにもこだわりはなくて、なんでも書けるようになりたいと思ってるんです。やったことのないジャンルはとりあえずやってみたいし、常に変化したいという思いもあります。『デート』に関しては、ラブストーリーの連ドラは当たらないと言われていたので、当ててみたいという気持ちがありました。僕の性格的に、今こういうものが流行っているからやろうということはなくて、あまり人がやっていないものをやりたい。●「成長物語」に当てはめられたくはない○能力を誰かのために使う使命――そもそも、古沢さんが脚本家を目指そうと思ったのは何がきっかけだったんですか?実は、脚本家になろうと思ったことはありません。もともと、中学時代に漫画家になりたかったんです。ストーリーの勉強のために、脚本について書かれた本を読み始めました。コンクールに応募して、その後、連ドラの仕事をするようになって、意外と向いてるなと思って今に至ります。この『スキャナー』でも、仙石は自分で望んで残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み込む能力を手に入れたわけじゃないんですけど、能力を持ったものは、自分の幸せのためではなく、その能力を誰かのために使う使命がある。『スキャナー』って、能力を持った自分を受け入れ、自分に与えられたことを全うするという物語だとも思うんですよね。――この『スキャナー』は、記憶がテーマになっていますが、記憶をテーマにした理由はなんでしょうか。人って思いこむものじゃないですか。僕は小さいころからすごく誤解をされやすい人だったんですね。怒ってないのに怒ってると思われたり、みんなで遊園地に行っても、つまらなさそうにしてると思われたり。高校のときは肉屋でアルバイトしてたんですが、クリスマスに外で七面鳥をたたき売りをすることになって、自分もいつやるのかなと思って楽しみにしてたら、「あの子は絶対そういうの無理だから」と思われて、たたき売りができなくて寂しい思いをしたことがあるんですよ(笑)。それに「自分の記憶は正しいと思っていても、ほかの人の記憶とは違っているかもしれないし、誰かのフィルターで通した真実や正義は、その人にとっての真実や正義でしかない」と、昔から思っていたんですよ。自分自身も、自分の都合の良いように記憶をとらえてるかもしれない。でも、そこに疑いを持つことって少ないんですよね。そういうことを書きたいと思ったんです。○ダメな人の方が面白い――以前、『リーガルハイ』の記事で、古美門研介の成長を描きたいわけではないという記事を見たのですが、物語の中の成長というものをどう考えてますか。たぶん記者さんに「これは成長物語ですよね?」と聞かれたので、「そんなつもりで書いていない」と答えたんだと思います。ドラマの成長物語というと、考え方が幼かったり、人と違っていたりする人が、いろんな経験をして立派になり正しくなることを言うんだと思うんですけど、それに当てはめられるのは嫌だなと。何が正しくて何が間違っているかという定型にはめこまないことをテーマにしたドラマだったんで、そういう次元ではないと言いたかったんだと思います。――この『スキャナー』からは、成長物語ではないけれど、最後まで見ると、淡い変化みたいなものは感じます。そうですね。基本、人間ってそんなに簡単に変わらないと思ってます。それに、間違ったりダメだったりする人のほうが面白いじゃないですか。ダメなヤツも含めてみんな一緒に生きてるんだという世界のほうが好きですね。それに、この作品は、意外とラブストーリーと見ることもできると思うんです。世間一般で思うような恋ではないかもしれないけど、今、会えない人に恋をした男が、そのことで自分の心を開いていく物語だとも思います。そんな視点からも見てもらえればうれしいです。『スキャナー記憶のカケラをよむ男』残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を使い漫才コンビとして活躍していたが、精神をすり減らしマンション管理人として暮らす仙石和彦(野村萬斎)。仙石のもとにかつての相方・丸山竜司(宮迫博之)と、女子高生・秋山亜美(杉咲花)が訪れ、失踪したピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)の捜査に関わることとなる。(C)2016「スキャナー」製作委員会西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。
2016年04月21日映画<a href="">『エイプリルフールズ』</a><a href="">『探偵はBARにいる』</a>やドラマ「リーガルハイ」など、数々のヒット作品で知られる脚本家・古沢良太が書き下ろした、予測不能の謎解きミステリー<a href="">『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』</a>。本作で初めての“現代劇”主演を務める野村萬斎が、本日4月5日に50歳の誕生日を迎えることを記念し、萬斎さん演じる主人公・仙石の衝撃的な(!?)場面写真が一挙に到着した。本作で、初めて“平成の男”に挑み、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情)を読み取ることができる超能力者として、元・お笑い芸人で人間嫌いの超ネガティブ男・仙石和彦を熱演している野村さん。そんな野村さん演じる仙石と、かつてマイティーズとしてお笑いコンビを組んでいた丸山竜司を演じるのは、「雨上がり決死隊」の宮迫博之。このコンビを支えるキャスト陣も豪華で、「関ジャニ∞」の安田章大、杉咲花、木村文乃、ちすん、梶原善、そして風間杜夫、高畑淳子といった大ベテラン勢が勢揃い。残留思念を“スキャニング”しながら展開する謎解きのミステリーと、ユニークなキャラクターたちが織りなすコメディを絶妙なバランス感覚で描き、深い人間ドラマとしても見どころ満載となっている。今回到着したのは、50歳を迎えた萬斎さんの、これまでに見たことのないような衝撃のビジュアルばかり。まずは、丸山(宮迫さん)とお笑いコンビ・マイティーズを結成するにあたり、峠プロダクション・社長の峠(高畑さん)にアフロ、赤毛ロング、レインボーカラーのモノまで、様々なカツラを被せられているシーン。また、可愛いパジャマ姿で電話を掛けたり、熱帯魚に話しかけたりする姿や、女子高生の亜美(杉咲さん)に付き添われ、何やら変装(?)している姿も…。普段のクールなイメージからは想像もつかない、コミカルな一面を炸裂させている。狂言師以外に、『陰陽師』シリーズ、<a href="">『のぼうの城』</a>などで活躍してきた萬斎さんは、本作が初めての現代劇。「こんなに明るい人だとは思わなかった」と各キャストが口を揃えており、素顔はとてもチャーミング!?萬斎さん自身も、「私は根明(ネアカ)な人間なので、仙石のような根暗なキャラクターを演じることは挑戦でした」と明かしており、撮影前には“根暗”という言葉をネットで検索して役作りに努めたという驚きのエピソードもあるそう。さらに、超貴重なマイティーズの漫才シーンでは、「ネタの部分は台本もきちんとはなかったので、基本アドリブでやらせてもらいました」と、実際に漫才に挑戦したことも明かし、「宮迫さんとは狂言もお笑いも同じ“話芸”なので、テンポよくキャッチボールの面白さを感じながら、息の合った演技ができたなと思っています」と、自信を覗かせている。50歳の誕生日を迎え、いままで誰も見たことのない“新たな野村萬斎”を堪能できる本作に期待していて。『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月05日エイプリールフールの1日に様々な嘘に翻弄される人々の姿を描く映画<a href="" target="_blank">『エイプリルフールズ』</a>が、まさにエイプリルフールの4月1日(金)に地上波初放送される。映画『エイプリルフールズ』はドラマ「リーガルハイ」の脚本家で月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」や<a href="" target="_blank">『ALWAYS 三丁目の夕日』</a>シリーズなどで知られる古沢良太が<a href="" target="_blank">『キサラギ』</a>以来のオリジナル映画脚本を執筆。同じく「リーガル・ハイ」の演出を手がけた石川淳一が初監督に挑んだコメディ作品。7つの“嘘”を巡って繰り広げられるドタバタ劇のアンサンブルストーリーになっている。アンサンブルだけあってメインキャストだけでなんと27人という出演者の顔ぶれも見どころ。戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、菜々緒、戸次重幸、宍戸美和公、大和田伸也、寺島進、高橋努、浜辺美波、山口紗弥加、滝藤賢一、千葉真一、高嶋政伸、りりィ、岡田将生、生瀬勝久、小池栄子、千葉雅子、窪田正孝、矢野聖人、浦上晟周、木南晴夏、古田新太、里見浩太朗、富司純子という若手から大御所まで勢ぞろいした布陣は圧巻だ。物語は「イタリアンレストランでの大惨事」「ロイヤル夫妻の休日」「不器用な誘拐犯」「占い老婆の真実」「42年ぶり涙の生還」「僕は宇宙人」「ある大学生の行末」という7つの“嘘”を巡るストーリーが同時進行する。昨年の公開時には松坂さんがセックス依存症の医師を演じ激しいベッドシーンを演じたことも話題となり、完成披露試写会に松坂さんが登壇した際にはベッドシーンで前貼りを使用したことを明かし「前貼りを貼っているのがバレないようベストなポジションを探した」などキワドイトークで会場を沸かせた。また昨年の4月1日、エイプリルフールに全国公開された同作。初日の舞台挨拶では登壇したキャスト陣が次々と“嘘”コメントを連発、大きな話題となったのも記憶に新しい。『エイプリルフールズ』はフジテレビ系にて4月1日(金)21時30分~放送。(笠緒)■関連作品:エイプリルフールズ 2015年4月1日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン
2016年04月01日「第24回橋田賞」が3月31日に発表され、連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)、TBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』(TBS)などが受賞した。脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。『あさが来た』は、実業家であり女子教育にも尽力したヒロイン・あさを「丁寧かつ魅力的に描き多くの視聴者の関心を集めた」と評価され、同作の脚本家・大森美香氏も受賞。『天皇の料理番』は、「夢をつかみ取るために試練に立ち向かう主人公と、それを支える者たちの愛の物語は、多くの視聴者の共感と感動を呼んだ」と認められ、主人公・秋山篤蔵役の佐藤健、篤蔵の兄役の鈴木亮平も受賞となった。そのほか、『居酒屋もへじ』(TBS)などで活躍する女優の岸本加世子、『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ)などの脚本家・古沢良太氏も選ばれた。最高賞の橋田賞大賞は該当者なし。橋田賞新人賞は女優の吉田羊、橋田賞特別賞は女優の三田佳子に決定。吉田は『コウノドリ』(TBS)での演技をはじめとする2015年度の活躍、三田は長年にわたってテレビドラマに貢献してきた功績が認められた。授賞式は、5月10日に都内で行われ、受賞者には置時計と賞金100万円が贈られる。
2016年04月01日『探偵はBARにいる』「リーガル・ハイ」などで知られる人気脚本家・古沢良太が書き下ろした異色ミステリー『スキャナー記憶のカケラをよむ男』の完成披露上映会が3月27日(日)、都内で行われた。上映を前に古沢氏をはじめ、初の現代劇に挑んだ野村萬斎、共演する宮迫博之、安田章大、杉咲花、木村文乃、ちすん、高畑淳子、金子修介監督が舞台挨拶に登壇。“残留思念”と呼ばれる人間の記憶や感情を読み取る(=スキャン)特殊能力をもった元漫才師の主人公・仙石和彦が、元相方とともに連続殺人事件に挑む。萬斎さんは「才能とどう付き合うか、社会とどう向き合うか。苦しみながら生きる人間を描いたミステリー」と本作をアピール。劇中では木村さんとの恋愛模様も描かれ、「幸せでしたね。普段は男だらけですし、女優さんとの共演が映像の楽しみ」と笑みを見せた。主人公の元相方を演じる宮迫さんは「お堅い方と思ったら、僕より全然しゃべる。僕らは元漫才師という役柄でしたが、『漫才師?僕は萬斎』なんて言うから(笑)」と、芸人顔負けな萬斎さんの素顔を暴露した。「正直怖い人かと思っていたが、実際にはめっちゃ優しい」(安田さん)、「ハンバーガーを食べている姿に驚きました」(杉咲さん)、「クールで寡黙なイメージだったが、お会いすると虫眼鏡を手にした少年みたいにキラキラしていて、失礼かもしれませんが可愛らしい」(木村さん)とほかの共演者も、狂言師のイメージとのギャップに驚かされた様子。当の本人は「僕も現代人ですから、ハンバーガーは食べますよ」と苦笑いだった。映画のテーマである特殊能力に話題が及ぶと、安田さんは「エラ呼吸できるようになりたい。趣味がダイビングですし、魚に憧れかれこれ31年」と笑いを誘い、宮迫さんは「家に帰って、玄関のドアの“重さ”で嫁の機嫌が分かる」と恐妻家ぶりを披露していた。『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月28日