ミュージカルといえば、美しい旋律に乗せて愛や生の悦びを歌い上げるイメージ。しかし今回の舞台を企画した古田新太さんの感性を通ると、まったく違うものになるよう。なんとミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~は“汚いミュージカルをやろう”が発端。物語の軸になるのは糞尿の汲み取り業を営む家族。その彼らが軽やかに悪行を重ねていく物語というからすごい。尾上右近さんに話を聞いた。“汚いミュージカル”に意欲満々。「周りの期待を裏切っていきたい」「いまって、コンプライアンスの網目がどんどん小さくなっている時代ですよね。エンターテインメントの中でタブーを描くには、たぐい稀なる技術とセンスを持った者じゃないと容易にすり抜けられなくなっている。古田さんは、それを舞台という場所でとことんやりたいとおっしゃっていて、僕自身も以前からそこに踏み込んでみたいと思っていたので、願ったり叶ったりでした」と話すのは、古田さんと共に主演に名を連ねる歌舞伎俳優の尾上右近さん。「そもそも歌舞伎自体がアングラだったり、グロテスクな題材とかタブーに触れたりしているんでね」と、涼しげな顔を見せる。「人って怖いもの見たさというか、どこかに悪に惹かれる気持ちがある。この作品にはこれでもかっていうくらい悪者ばかりが登場するんですけれど、その悪者たちがごもっともなことを言ったりするんですよ。じゃあなぜ悪がダメなのか。そういうことを考えさせられたりもするはず。光と影とか陰と陽とか、ふたつでひとつを構成する要素は多くあるけれど、どっちも知らないとその大切さってわからないと思いますし」先月右近さんが歌舞伎座で演じた『三人吉三』に代表されるように、歌舞伎も悪役が主役の演目は数多い。「悪役は真っ当な役以上に役者の人間としてのパワーとか迫力が必要とされるんですよね。目の奥までしっかり悪に染まらないとカッコよくならないし、説得力もない。変な話、誠心誠意やらないと難しいんです」しかも今回は、歌ありダンスありのミュージカル仕立て。いきものがかりの水野良樹さんらによる楽曲は「ブラックミュージックが基調となっている」そう。「そもそも華やかなミュージカルを予想されている方はいないと思いますけれど、それでも想像を軽々と超えた感じになっていると思いますよ」右近さん自身、子役時代から身を置く歌舞伎はもとより、家業である日本の古典音楽・清元、さらに現代劇やミュージカル、テレビのバラエティと、さまざまな分野を軽やかに行き来している印象。しかし本人は「毎回テンパっていて、首の皮一枚で繋がってる感覚」とか。飄々と見えるが、「首の皮がだんだん厚くなってるだけです」と苦笑する。「新しい歌舞伎座ができた頃から、肩書より個人の力が大事だという思いが強くなりました。僕はまだまだ立場的に歌舞伎役者として踏襲、継承するものがないし、ある意味好きにやってもいいんだと思ったとき、ヒリヒリした状況に身を置く方が自分には合っている気がして(笑)。この作品もですけれど、周りの期待や想像を裏切っていきたいんです」『衛生』~リズム&バキューム~社長の良夫(古田)と息子の大(右近)が営む、し尿汲み取り業者「諸星衛生」は、金のためなら殺人も厭わないという経営方針でのし上がってきた。そんななか従業員の麻子(咲妃)が大との間に子供を授かり…。7月9日(金)~25日(日)TBS赤坂ACTシアター脚本・演出/福原充則出演/古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、石田明(NON STYLE)、村上航、佐藤真弓、ともさかりえ、六角精児ほかS席1万3500円A席1万円キョードー東京 TEL:0570・550・799大阪、福岡公演あり。おのえ・うこん1992年5月28日生まれ、東京都出身。歌舞伎俳優。清元栄寿太夫の名で歌舞伎の伴奏音楽の唄方としても舞台に立つ。昨年には『ジャージー・ボーイズ・コンサート』にも出演。カットソー¥14,300(KURO/KURO GINZA TEL:03・6274・6257)ブルゾン¥19,800(TOWN CRAFT/C.E.L STORE TEL:03・6459・3932)パンツ¥31,900(CULLUNI/SianPR TEL:03・6662・5525)※『anan』2021年7月7日号より。写真・中島慶子スタイリスト・三島和也(Tatanca)ヘア&メイク・白石義人インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月06日主演に古田新太、共演に松坂桃李を迎えた吉田恵輔監督の映画『空白』から、撮影現場から緊張と緩和が入り交じるメイキング映像が解禁された。漁師としての腕はいいが、人生に対して不器用な男・添田充(古田新太)は、ある日突然、ひとり娘の花音(伊東蒼)を失う。唯一の目撃者であるスーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)を、彼の神経がすり減るほどに追い詰め、被害者の家族である自分が加害者になるまで、周囲の人間を巻き込んでいってしまうシーンが緊張感漂う現場で日夜撮影されていた。メインのロケ地でもある愛知県蒲郡市の多大な協力もあり、無事に撮影が完了。この度解禁されたメイキング映像では、古田さんが自身の演じた充という男の人物像を淡々と的確に言葉を紡いで語っている。さらに、充の元妻・松本翔子(田畑智子)、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)といった錚々たる顔触れが、現場でぶつかり合い、異様な熱量の高さが感じられる現場を垣間見ることができる。また、古田さんのインタビューでは、この映画の見どころは「真相を暴くサスペンスではない」と語っており、本作の真意にも触れられた映像となっている。『空白』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空白 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021『空白』製作委員会
2021年06月25日俳優の古田新太が主演、松坂桃李が共演する映画『空白』(9月23日公開)のメイキング映像が25日、公開された。同作は吉田恵輔監督によるオリジナル作。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生が、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまい、父親・充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じて疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主(松坂桃李)、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。漁師としての腕はいいが人生に対して不器用な男・添田充(古田新太)が、或る日突然1人娘の花音(伊東蒼)を失い、唯一の目撃者であるスーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)の神経がすり減るほどに追い詰め、被害者の家族である自分が加害者になるまで、周囲の人間を巻き込んでいってしまうシーンが、緊張感漂う現場で日夜撮影された。メイキング映像では、充の元妻・松本翔子(田畑智子)、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)といった錚々たる顔触れが、現場でぶつかり合い、異様な熱量の高さが感じられる現場が垣間見れる。一方で、葬式のシーンで「それでは一曲聴いて下さい」とエキストラを笑わせる神対応も。本人の撮影当時のインタビューでは、この映画の見どころは「真相を暴くサスペンスではない」といった本作の見どころなどにも触れている。(C)2021『空白』製作委員会
2021年06月25日古田新太主演、松坂桃李共演の映画『空白』が、9月23日(木・祝)に公開される。この度、撮影現場よりメイキング映像が公開された。本作は、第43回日本アカデミー賞三冠を獲得した『新聞記者』『ヤクザと家族』など、意の作品を生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『ヒメアノ〜ル』『BLUE / ブルー』などの吉田恵輔が監督した、オリジナル脚本による映画作品。本作に登場するのは、漁師としての腕はいいが、人生に対して不器用な男・添田充(古田)。ある日突然ひとり娘の花音(伊東蒼)を失ったことで、唯一の目撃者であるスーパーの店長・青柳直人(松坂)の神経がすり減るほどに追い詰めてしまう。被害者の家族である自分が加害者になるまでに、周囲の人間を巻き込んでいってしまう姿が描かれていく。さらに充の元妻・松本翔子(田畑智子)、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)と、出演陣には豪華な顔触れが揃った。メイキング映像では、出演者たちが現場でぶつかり合うなど、異様な熱量の高さが垣間見れる。また、動画の中で見られる古田の撮影当時のインタビューでは、「真相を暴くサスペンスではない」といった、本作の見どころにも触れられている。『空白』9月23日(木・祝)公開
2021年06月25日古田新太がまたもオモシロ舞台を企てた! 7月に東京、大阪で、8月に福岡で幕を開ける、「ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~」だ。脚本・演出を担うのは、古田とは『いやおうなしに』(2015)以来、二度目のタッグとなる福原充則。その内容は、“悪者”だらけの“汚い”ミュージカルになるという。そこでこの問題作の首謀者・古田に、企ての詳細をじっくりと訊かせてもらった。発展途上国の日本が先進国を目指すバイタリティ――福原さんと一緒に本作の構想を立ち上げたそうですね。別の作品で一緒になったときに、ふたりでまた、別のパターンの作品でやりたいねって、あと福ちゃん(=福原)が「そのときは演出もやりたいです」って言うから、じゃあそれで企てようって話になって。せっかくなら福ちゃんに新しい戯曲と詞を書いてもらって、曲も書き下ろして、ミュージカルにしようぜってことになりました。――“汚い”ミュージカルにしたい、というのも古田さんのアイデアだと聞いています。「ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜」チラシ下ネタがやりたいというのはありました。リーダー(=河原雅彦)とか宮藤(官九郎)とはセックスの話はやっているけど、糞尿ものはやってないなと(笑)。そうしたら「バキュームカーの世界って面白いらしいですよ」という話になって、それにオイラも福ちゃんも食いつきました。昭和30年代、高度成長期前の日本って面白いんです。終戦直後はまだまだ自分たちの糞尿を畑に撒いていたんだけど、それをGHQに怒られて、汲み取り屋さんが出来て、下水道が発達していって。敗戦のショックはあるけど、そこから這い上がろうっていうバイタリティ、マンパワーも強い。機能的にはまだまだ発展途上国だけど、先進国になる!って勢いは感じるというか。海賊王よりも説得力がある。「先進国に俺はなる!」みたいな(笑)。この親子は自分たちのことしか信用していない――そもそも古田さんが汚いもの、悪いものに惹かれる理由とは?幼稚なんです。ウンコ、チ〇コ、マ〇コって言ってたら楽しい、みたいな(笑)。そういうのを嫌がる人たちもいるけど、オイラはそれを笑いたい。よく「下品」とか言うよな、人間みんなすることじゃねえかよ、と(笑)。あとこの作品には夜這いなんかも出てきますけど、かつては日本でも普通にあったこと。でもそういうのを隠蔽しようとする風潮はよくないんじゃないかな。歴史は、事実を知った上で勉強していくことが大事だと思うから。で、福ちゃんはそういったことも含めて、ポップに描くのがうまいんです。――古田さんは、息子の大とし尿汲み取り業を営みつつ、徐々にのし上がっていく良夫を演じられます。非常に打算的というか、誰とつき合えば得で、誰とつき合えば損で、みたいな考え方が出来る男だと思います。それでも良夫はちゃんと順番を踏もうとするタイプですけど、大はぶん殴った方が早いと思っているタイプ。でも大はそんな良夫に対してリスペクトがあるし、良夫も大を頼もしいと思っている。だからあの親子は、自分たちのことしか信用してないんでしょうね。――息子の大を演じるのは、歌舞伎界のプリンス・尾上右近さんです。育ちが良いし、真面目だから、なにをしても綺麗におさまるんです。セリフの語尾にしても、「お前ら」であって、「お前ぇらぁ~」にはならない。別におさめる必要はないし、真面目なことが書いてあっても、真面目に言う必要はないんだからなってことを、福ちゃんもオイラもよく言ってます。逆に見得の切り方とかは教えてもらったりしてますけどね。それは(歌舞伎の見得を切りながら)こうじゃなくて、これ(すしざんまいのポーズ)でいいんだよ、なんて教え合ったりして(笑)。かなりふたりのバディ感は出てきたと思います。COWCOWくらいのバディ感は(笑)。観客がスカッとした気分になれる作品に――ほかにも共演者には、咲妃みゆさん、NON STYLEの石田明さん、ともさかりえさん、六角精児さんなど、実力派がそろいました。ケンケン(=右近)が梨園で、ゆうみちゃん(=咲妃)がタカラジェンヌでしょ?このふたりはやっぱり背筋が伸びてますね。オイラとか六角さんは猫背だから。出自の違いがすぐバレる(笑)。インディーズとメジャーの。ゆうみちゃんと石田くんのシーンはすごくかわいくていいんです。他が下品なシーンばかりだから、このふたりのシーンが清涼剤になっていると思います(笑)。りえぼう(=ともさか)は信頼出来ます。ドッカンドッカンじゃない笑いの取り方がうまい。しかも笑いを取りにいってないように見えるのがまたうまいんです。――音楽にいきものがかりの水野良樹さんが入られているのは意外でした。福ちゃんのひどい歌詞が、いきものがかりみたいになればいいのにと思って水野に頼んだんですが、水野がこっちに寄ってきちゃった(笑)。オイラは(吉岡)聖恵が歌いそうな曲を歌いたかったのに(笑)。作品のテーマ曲がわりとブラックミュージックに寄せた感じで、六角さんとのデュエット曲はわりと壮大な感じ。なんでこのふたりでデュエットやねん!とは思うけど。今のところ福ちゃんしか喜んでないですから(笑)。――密かに楽しみにしているファンの方は多いと思いますよ。そうですか?(笑)まぁ観に来てくれたお客さんには、スカッとして帰って欲しいです。絶対にくたばらない奴らの話だから、よーし明日もまた頑張るぞ!って。そんなふうに思ってもらえたらいいですね。取材・文:野上瑠美子撮影:源賀津己ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜脚本・演出:福原充則音楽:水野良樹 (いきものがかり)/益田トッシュ振付:振付稼業air:man出演:古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、石田 明(NON STYLE) 、村上 航、佐藤真弓、ともさかりえ、六角精児他【東京公演】2021年7月9日(金)〜7月25日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年7月30日(金)〜2021年8月1日(日)会場:オリックス劇場【福岡公演】2021年8月9日(月・祝)〜2021年8月11日(水)会場:久留米シティプラザチケット情報
2021年06月22日俳優の古田新太が主演、松坂桃李が共演する映画『空白』(9月23日公開)の場面写真が18日、公開された。同作は吉田恵輔監督によるオリジナル作。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生が、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまい、父親・充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じて疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主(松坂桃李)、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。今回解禁となった場面写真は、1人娘の花音(伊東蒼)を失った父親・添田充(古田新太)が、スーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)の胸ぐらを掴んで追い詰めるシーン。さらに謝っても土下座しても許してもらえない青柳、充の元妻・松本翔子(田畑智子)の無念の叫び、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)の苦悩、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)の懺悔、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)といった錚々たる顔触れの場面写真が公開された。
2021年06月18日6月18日公開の映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』公開直前トークイベントが9日、都内で行われ、主演の田中圭が出席した。1998年の長野オリンピック、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体で大逆転の金メダルを獲得して日本に感動を与えた日本代表の選手たち。本作は、その栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を、主演の田中圭ほか、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太など豪華キャストで映画化。4人の代表選手と25人のテストジャンパー、それを支える家族や関係者たちの想いを知った時、誰もが心を打たれるヒューマンドラマを描く。昨年6月、今年5月と2度の公開延期を経て、ようやく公開を間近に控えた本作。主演の田中は「この作品は2度公開延期になってしまったので、まずはほっとしています」と安堵の表情を見せ、「ほっとしているんですが、まだどこかでもう1回延期になるんじゃないのかなと思ってしまうぐらい色々あった作品ですが、ようやく皆さんにお話を知っていただけてうれしいです」と公開が待ち遠しい様子。「6月18日は岡田准一くんの『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』と公開日が重なりますが、感動したかったりパワーが欲しい時は『ヒノマルソウル』を見てていただけたらと思います」とアピールした。イベント中には電話を繋いで声のみの出演となった古田新太とともに、共演者にまつわるエピソードを披露。「キャストの中で最も隠れソウルだった人は?」という質問に「小坂菜緒」と回答した田中は「最初は大丈夫かな? と思うぐらいのところから最終的に圧倒されるぐらいまでのお芝居をしてくださった菜緒ちゃんの熱いものが分かりました。普段は大人しく見せないんですけど、(熱いソウルが)ダダ漏れているのは菜緒ちゃんでしたね」と小坂を絶賛。また、何度も共演している土屋太鳳には新たな発見があったそうで、「太鳳ちゃんが『圭さん一緒に行きます?』と言ってくれたので一緒に(ヒット祈願の)ご祈祷に行きました。太鳳ちゃんは自分の関わった作品に行ける時はちゃんと行ってヒット祈願をしているんですよ。人知れず一人で行っていることにビックリしました。作品への愛や思いがすごくある子ですね」と明かしていた。映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は、6月18日より全国公開。
2021年06月10日今春、東京・大阪にて上演された劇団☆新感線の舞台、Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』のディレイビューイング(ライブビューイングの録画上映)開催が決定した。『月影花之丞大逆転』は、1996年、2003 年に上演された『花の紅天狗』のスピンオフ作品を座付き作家の中島かずきが書き下ろし、かつて木野花が演じた爆発的なテンションの月影花之丞が再び登場する、新感線らしく笑いにあふれる作品。主演を務めたのは、劇団の看板俳優・古田新太。共演に、本作が劇団☆新感線には5度目の出演となる阿部サダヲ、初参加の浜中文一、西野七瀬というフレッシュな二人に加えて、劇団員からは河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、そして安定の村木仁。月影花之丞はもちろん木野花が演じた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出により、大阪公演は残念ながら公演途中で休演となってしまったが、いのうえひでのり演出の王道、歌あり、笑いあり、強烈キャラ満載の、楽しくスカッと元気になれる作品を全国に届けるべく、50館以上の映画館でディレイビューイングを開催する。ディレイビューイングでは、突然の千穐楽となった4月26日(月)の公演より、大阪公演での演出変更シーンや、カーテンコール、ご挨拶などを15分程度にまとめた“おまけ映像”も本編上映後に楽しめる。また、会場ではオリジナル公演グッズである『Yeah郎くんペンライト』を用いて、観客と舞台が一体となって作品を盛り上げていたことから、この興奮をディレイビューイングでも体験できるよう、映画館でも『Yeah郎くんペンライト』を使用して鑑賞できることが決定した。ぜひ、貴重な映像とともにペンライトを使用したYellow/新感線『月影花之丞大逆転』ディレイビューイングを楽しんでほしい。【ディレイビューイング概要】2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』ディレイビューイング上映内容:本編の上映後に、大阪千秋楽(4月26日(月)公演より)の様子を“おまけ映像”として上映予定。上映時間:約145分 本編映像(125分)+おまけ映像(15分〜20分ほど)日時:2021年6月24日(木) 各劇場1~2回上映(予定)会場:新宿バルト9他、全国映画館50館以上にて上映(予定)※最新の上映館情報は公式サイトをご参照ください。※上映回数や上映時間は各劇場によって異なります。各劇場 HP、または各劇場へ直接お問い合わせください。※大阪府では条例により16歳未満の方で保護者同伴でない場合、終映が19:00を過ぎるためご入場いただけません。チケット料金:3,800円(全席指定・税込み)販売:各上映館公式サイト・窓口にて公式サイト:
2021年06月08日古田新太と尾上右近のW主演ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜が2021年7〜8月、東京・大阪・福岡にて上演される。古田新太と福原充則の「汚いミュージカルをやろう」という発案から始まった本作。福原が、自身初となるミュージカル作品を書き下ろす。排泄物を肥料として扱う業者一家の悪行三昧を、ポップかつグロテスクに、それでもあっけらかんと、音楽に乗せて描いていく異色のミュージカルになるという。本作で、古田と尾上が演じる親子のライバル業者・瀬田好恵役を演じるのは、ミュージカル初挑戦のともさかりえ。どんな作品になりそうか、そして、このコロナ禍でどんなことを感じたのか。語ってもらった。福原さんの「大丈夫です」を信じて――出演にあたってはどんな気持ちですか?すごく後悔しています(笑)。――それはミュージカルが初めてだからですか?私はミュージカルファンなので、絶対に、その神聖な場所だけは踏み入れてはいけないと思っていたんですね。それなのに、どうして引き受けたんだろうと、稽古の開始直前に自問自答を繰り返しています。――それでも出演を決められたのは?(本作で脚本・演出を務める)福原(充則)さんの『俺節』(2017)が大好きで。劇場で大感動したんです。こんな素敵な作品を作る人といつかご一緒してみたいなと、密かに憧れていた方だったので、今回、脚本・演出が福原さんと聞いて「え!!」と目が輝いたんですけど、ミュージカルと聞いて、「え〜」と思って(笑)。お声がけいただいたのは嬉しかったんですけど、本当に役割が果たせるのかな、簡単にお引き受けしていいものなのかと悩んでいたんです。それで、福原さんとお話させていただく機会を作ってもらって、何か具体的なお話が聞けるかなと思ったんですけど、福原さんがとにかく「大丈夫です」としか言わない(笑)。まぁ、でも、福原さんが「大丈夫です」というのなら、大丈夫なのかなと、自分の中で都合よく前向きに解釈をしました。「何かダメだったら、福原さんのせいにしよう!」って(笑)。それぐらい開き直らないと、歌があるということは、自分の中でなかなかハードルが高いことだったので。正直、あまり思い出さないように過ごしてきたんですよ、だいぶ先の話だと思っていたので。そうしたら、こうやって取材を受けたり、台本をもらったりして、どうやらこれは現実らしい、と。最近受け止め始めているところです。――あらすじを読んでも、なかなか斬新なストーリーですが、ともさかさんが脚本をお読みになった時の印象は?私が最初にお話しいただいたときは、福原さんと、古田(新太)さんのお話ししか聞いていなかったんですが、でもこのふたりが組むということは、多分普通の芝居ではないんだろうなということは思っていて(笑)。おふたりが組んでいらっしゃった『いやおうなしに』(2015)も大好きだったので、なんとなくの方向性は想像していて、きっと一筋縄ではいかないお芝居になるんだろうなと思っていたんですよ。それで脚本を読んだら、1ページ目から笑ってしまって。悪い人ばかりが次から次へと出てくるんですけど、それぞれ「悪い」方向性が違って、面白いんです。「ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜」チラシ出ている役者さんが格好いい役者さんばかりなので、きっと格好いい舞台になるんだろうな、劇場でこのチラシを見たら、観に行きたいと絶対思うな、とも思って。そこに参加させていただけるのは、ありがたいですよね。――ともさかさんは2曲ほど歌うご予定があるそうですね。まさに今日楽曲をもらったんですけど、私の役のテーマ曲が1曲と、みんなで歌う曲が1曲あります。結構歌うなと思っています(笑)――今の段階で、演じられる瀬田好恵(せた・よしえ)役についてはどう捉えていますか?本当にいろいろな悪い人が出てくる中で、多分私が演じるキャラクターは、「あ、いい人出てきた」と思うような、人当たりが一瞬いいんですよ。やさしい口調で、人当たりがいい感じだけど、すごくひどいことを言っている、みたいな。いろいろなアプローチがあると思うんですけど、一瞬善人のように見えて、悪い人。私はそういう役回りなのかなぁと想像しています。稽古前に台本が全部ある!(笑)――そもそもこの公演が始まったのは「汚いミュージカルをやろう」という発想だそうですが、その点、ミュージカルファンとしてはどう思いますか?面白いですよね、やっぱり。よくこんなこと思いつくなぁと思います(笑)。『俺節』を観たときも思ったんですけど、福原さんの中では、劇中で音楽を使ったり、歌を取り入れたりすることが、すごく重要なんでしょうね。私がミュージカルが好きな理由も、楽曲にすごく惹かれるから。メロディに乗せて心情を吐露されると感動が倍増するし、メロディの威力を感じるんです。今回はまだ自分が関わる楽曲しか聴いていないですけど、みなさんそれぞれいろいろなタイプの曲を歌われると思うので、それもすごい楽しみですね。多分普通のミュージカルではないんだろうなと思いつつ(笑)、どんな舞台になるのか、楽しみです。――共演者の方とのエピソードや期待していることはありますか?古田さんと六角(精児)さんは以前舞台でご一緒したことがあるんですけど、その他のみなさんは初めてです。どうなるんですかねぇ。私はそんなに舞台経験ないんですけど、稽古前に台本が全部あるという現場をあまりやったことがなくて。だいたい稽古初日は全くゴールが見えないところからスタートするんですよ(笑)。それはそれで面白くて、私は好きなんですけどね。今回は台本がすでに全部あるので、自分なりに「この方はこんな風にセリフを言うのかな」とか「古田さんってこういうセリフ似合うよな」とか(笑)、自分なりに妄想しながら読んでいます。早くみなさんが動いていらっしゃるところを見たいですね。――ともさかさんは、事前に役を作っていくタイプですか?稽古場で作っていくタイプですか?時と場合によるんですけど、そもそも稽古初日に台本5枚しかないというシチュエーションだと、予測が立たないじゃないですか(笑)。なので、何かプランニングをしてやるというよりは、その瞬間瞬間、与えられたものの中で、自分なりにイメージ膨らませながらやっていった結果、全然違うところがゴールだったという経験が結構あるんですよね。今回は、逆に緊張しますよ。台本がもう全部あるんだもの(笑)。事前に準備する時間が与えられているので、いろいろと想像を膨らませてはいます。でも、福原さんの演出を受けるのが初めてですし、私がなんとなく想像している方向性と、福原さんが想像していることが果たして一致するのかどうか。答え合わせがこれから始まるわけですよね。「全然違った!」ということもあるので、その辺も含めて楽しんでいけたらいいなと思います。先輩たちの背中を追いかけて――ドラマや映画でご活躍される一方、舞台にも出演されています。ご自身の中では、何か違いはありますか、それとも通ずるものがありますか?やはり別物だなと思います。もちろん演じるという意味においては同じものですけど、映像はあくまで編集されたもの。編集の力によって、よく見せていただいたりとか、違う魔法がかかったりするけど、舞台のあのライブ感は、映像をずっとやってきた身としては、全く別物というか、本当に特別だなと思うんですよね。舞台は今その瞬間の自分がまるごと試される場だと思います。古田さんはじめ、先輩たちを見ていると、本当に当たり前のように舞台に立っていらっしゃるけど、それがいかに難しいことなのか。自分が舞台に関わるお仕事をする度に、反省の連続ですよ。でも、格好いい先輩の背中を見ながらお仕事ができるのは幸せなことなので、そこは存分に力を借りながら楽しんでやりたいですね。――このコロナ禍で演劇界は多大な影響を受けました。ともさかさんご自身はこのコロナ禍で、どんなことを感じていらっしゃったのでしょう?去年の春頃は私も完全に仕事がストップして、再開の目処がついていなかったんですよね。役者は役やセリフを与えてもらって、初めて成立する仕事。もちろん、その中でできることもあるという方もいらっしゃると思いますが、役者の本質としてはすべてが断たれたなとその当時思っていて。舞台の公演なんてできるのかな、ずっと稽古してきたものが、全く日の目を浴びないなんて、そんな絶望ないよなと思って。だから、この作品も本当にやれるのかなと去年は正直思っていました。誰にも分からないじゃないですか、明日どうなるかなんて。でも、久しぶりに劇場に行って、ミュージカルを観る機会があったんです。高校の同級生でもある水樹奈々ちゃんが帝国劇場で主演していた『ビューティフル』。それを観た時に、やっぱり生はいいなぁ、この感動は配信では絶対に味わえないものだなぁと改めて思ったんですよね。もちろん今の環境下で配信などの選択肢があると思いますけど、生で、客席でみんなで感動を共有してというあの感覚は、やっぱり唯一無二のものだなぁと思いました。私にとって、コロナ禍ではこれが初めての舞台出演です。無事にみんなで元気に最後まで乗り切れたら。それだけを今は祈っています。――コロナ禍で、仕事でもプライベートでも変わったことありますか?大したことではないのですが、去年の自粛期間中に、Instagramでインスタライブをやり始めました。マメにやっているわけではないのですが、こういうタイミングだからこそ、全く演じていない素の自分みたいなものを見てもらってもいいのかなと思って。それで、やったらすごく楽しくて! やっぱり私たちの仕事って、何か演じている姿を見てもらう仕事じゃないですか。取材でも、作品を通しての話がメインだから、なかなか自分のことを語る場がありそうでなかったりする。それをリアルタイムでみんなでシェアできるのは面白いなと思いましたね。――最後に、公演を楽しみにされているお客様に一言お願いします!いわゆるザ・ミュージカルを想像して来てくださるお客様は、ちょっとざわざわするかもしれないです(笑)。けど、本当にカッコいい人たちばかり登場しますし、この福原さんの唯一無二の世界観をぜひ劇場で一緒に共有できたら嬉しいです。この生の面白さは観ていただかないと絶対伝わらない。ぜひ気軽に観に来てくださったら嬉しいです。取材・文:五月女菜穂撮影:藤田亜弓ヘアメイク:伴まどかスタイリスト:斉藤くみワンピース¥39,600/デ•プレ シューズ¥25,300/トゥモローランド イヤーカフ¥35,200•リング¥25,300/ブランイリス エストネーション六本木ヒルズ店(ブランイリス)お客様お問い合わせ先:デ•プレ/0120-983-533・トゥモローランド/0120-983-511・ブランイリス エストネーション六本木ヒルズ店/0120-503-971公演情報ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜脚本・演出:福原充則音楽:水野良樹 (いきものがかり)/益田トッシュ出演:古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、石田 明(NON STYLE) 、村上 航、佐藤真弓、ともさかりえ、六角精児他【東京公演】2021年7月9日(金)〜7月25日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年7月30日(金)〜2021年8月1日(日)会場:オリックス劇場【福岡公演】2021年8月9日(月・祝)〜2021年8月11日(水)会場:久留米シティプラザ★5月29日(土)10:00より東京公演チケット一般発売開始!
2021年05月29日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代に影響を与えられた映画の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、「’80年代」を振り返ってみましょうーー。「私にとって“忘れられない’80年代”といえば、高校時代に映画館で見た『フラッシュダンス』(’83年)。あの作品に出合わなかったら芸能界に飛び込む勇気は持てなかったし、いまの自分はなかったって思うんです」そう話すのは、女優の羽野晶紀さん(52)。映画館で見た『フラッシュダンス』は大きな一歩を踏み出すきっかけとなったという。物語はダンサーを夢見る18歳の女性が主役。養成所のオーディションにチャレンジしたいが、バレエ経験がないために臆してしまう。だが、さまざまな人との出会いと別れのなかで成長し、オーディションに臨むというもの。「当時、住んでいた宇治から河原町まで、京阪電車で30分くらいかけて映画を見に行っていました。その途中の駅にジャズダンス教室の看板があるのは、いつも電車の窓から見ていたのですが、あるとき、『フラッシュダンス』の影響もあって、“私も習ってみたいな”って思ったんです。でも何だか恥ずかしくて、親にも友達にも内緒でバレエ用品を売っている『チャコット』に行って、ダンスシューズと、映画の主人公そっくりの黒のレオタードを買いました。そして体験教室にーー。おっかなびっくりでしたが、実際にチャレンジしてみると、すごく楽しくて『来週から来ます』ってレッスンに通うことにしました。月謝は6,000円くらいだったかな」さすがに親に黙っているわけにはいかないので、「絶対にお父さんには言わないで」と母親にだけ告白。「洋楽のヒット曲に先生が振りをつけてくれて踊るのですが、それがすごく楽しくて、MTVがはやっていたこともあって、洋楽もダンスも大好きになりました」学校でも、渡り廊下の窓ガラスに自分の姿を映し、ダンスの振りを練習した。「バンドを組んでボーカルもやりました。SHOW-YAやレベッカ、男子のメンバーとアルフィーを歌ったり」ダンスと歌に明け暮れた高校時代。卒業後、大阪芸術大学のミュージカルコースに進学したことで、さらなる転機と巡り合う。「劇団に所属していた先輩から学食で『公演でダンサーが必要だから参加しないか』と毎日のように誘われたんです。でも、劇団のお芝居は見たことがなくて。アングラっぽいイメージがあるじゃないですか。あまり興味がなくて断っていたんだけど、さすがに毎日ずっと断り続けるのも無理ってなって、1回だけのつもりで見学に行ったんです」それが、古田新太らが所属する「劇団☆新感線」との出合いとなった。「大音量でヘビメタやハードロックを流し、お芝居をしながら踊りを取り入れるのが特徴。“アレ?想像していた演劇じゃなくて、ハードロックで踊るの?”と。だから初舞台はダンサーだったんです。そのうちセリフがもらえて、MTV世代だから、ロックで踊るのがめちゃくちゃ楽しくて、“ああ、自分のやりたいことって、ここにあったんだ”って、のめり込みました」間もなく、劇団の公演を見に来たテレビ局の関係者から、バラエティ番組のオファーが舞い込み、仕事が次々と決まっていった。忙しくなり、大学にはほとんど行けず、2回生のときに中退。そのまま芸能界に進むことに。「テレビの仕事、劇団☆新感線、ダンスや歌との出合い、ジャズダンス教室への入会……遡っていくと、芸能界に続く道の原点に『フラッシュダンス』があるんです」「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月24日父に千葉真一さん、兄に新田真剣佑さんを持つという芸能一家に生まれ、ロサンゼルスで育った眞栄田郷敦さん。役者デビューしてわずか2年で、社会現象を巻き起こした話題のドラマに次々に出演するなど、その勢いは止まりません!新たな出演作である映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』では、長野オリンピック・スキージャンプラージヒル団体で、日本初の金メダルの獲得のために命懸けで戦った、テストジャンパーを演じています。中高時代はサックスのプロを目指していました。――ところで、寒いのは苦手ではないというのが意外で。眞栄田さんはLAのビーチで生まれ育ったようなイメージがあるのですが…?眞栄田:あはは(笑)。両方好きです。子供の頃は毎年、冬は家族でカナダにスキーをしに行き、夏はLAのビーチで遊んだりもしました。――やはり華やかな幼少期なんですね。どんなお子さんでしたか。眞栄田:ずっと兄の真似をしてる子でした。お兄ちゃんが言ったこと、やりたいこと、お店で頼んだものまで全部。お兄ちゃんにすごい憧れがあったんだと思います。でも、ケンカもすごくよくしましたけど。あとはめちゃくちゃよく食べて、よく泣いて、すごくたくさん寝る子だったらしい。小学校の時は空手に打ち込みつつ、アメリカはストリートのスポーツが盛んだったから、バスケやスケボーをやったりも。中学入学とともに日本に移り京都に住んだのですが、そこから本格的にサックスを始めました。――サックスはプロ級の腕前だと聞きました。眞栄田:プロを目指していたのは本当です。アメリカにいる時にバンド演奏の授業があって、そこで2年間ぐらいサックスをかじったんですね。だから日本の中学に“部活”というのがあると聞き、それならサックスを続けてみようということで吹奏楽部に入部して。ちなみに最初はテナーサックスから入り、バリトンサックスに替え、中2の時にプロを目指そうと決めてアルトサックスにしたんですが。その時すでに東京藝術大学に入りたいと思っていて。高校はプロを目指せるコースのある岡山の学校に決めて、吹奏楽部で部長を務めながら大学受験のために頑張っていたんだけど受験に落ちちゃった。その当時は結構強気だったから、もう一回受ける気はなくて。とんがっていたんですよ…はい。――とんがった眞栄田さんも見てみたいです(笑)。眞栄田:あはは(笑)。そういえば、この前ふと思い出した父からの言葉があって。それが「わからないことはどんどん質問をしなさい」だった。聞いて怒る人はいないからって。「やるならてっぺんを目指してとことんやれ。嫌なら辞めろ」というのもよく言われた言葉。――かなりハードルの高い言葉ですよね。でもお父さまが言うから説得力があるというか。眞栄田:父は現在、元気な82歳。いまだにやりたいことが尽きないし、常に夢を抱いてる超人です。まあてっぺんを取れっていうより、てっぺんを取るぐらいの努力をしろ、ということですよね。小さい頃から言われてきたので、それが僕の軸としてあります。だからサックスを頑張れたところもあります。――サックスのプロを諦めて、すぐに役者に?眞栄田:大学受験には失敗したんですが、いったん上京しようと思って東京に来た時にちょうど、映画『ちはやふる-結び-』をやっていて、そこで初めて兄の映画を映画館で観たんです。実は子供の頃に映画を観たり映画館に行ったという記憶がほとんどなければ、父からも観せられたなんてこともなくて。僕が中学で日本に来た時に兄はアメリカに残ったので、6年ぐらい会っていなかったんですね。だから兄の姿をスクリーンで見た時に「ああ、これが兄貴か」って不思議な感じでした。同時に別人に見えて、いろんな人物を演じる役者ってすげーって素直に思ったんです。ちょうど映画『小さな恋のうた』への出演の話をいただき、やってみようと思いました。父から役者の道を勧められたことは一度もなかったんですが、役者になると言ったらすごく喜んでくれて。兄は「やれば?でも大変だぜ」みたいな反応だったと思います。――自分で役者に向いていると思いますか?眞栄田:思わないです。いつか“向いてる”って言える日が来るのでしょうか…。デビューして間もないのに次々に役をいただけるのはもちろんありがたいと思いながら、父の言葉じゃないけど、上を目指してまだまだ磨いていかないとなって。実力をつけていかないと。――アメリカと日本、どんなところに違いを感じていますか?眞栄田:まず日本に来てびっくりしたのが、学校の先生が進路や将来に向けての生き方をすごく熱心にケアしてくれること。日本の先生たちは素晴らしいなって感動したし、いろんなことを僕に教えてくれたのですごく感謝しています。特に中学時代の恩師に出会っていなければ今の僕はいないと言えるぐらい。その先生とは今でも仲が良くて京都に帰ると必ず会いに行きますし、先生の家で先生の家族とごはんを食べたりします。高校時代の担任は書道家でもあり、今でもよくごはんに行ったりしますね。僕の芸術のライバルだと思っています。高校時代は寮生活だったというのもあって、先生方にすごくお世話になりました。――すごい、そんな生徒は滅多にいないと思いますよ。眞栄田:そうなんですか?知らなかった(笑)。まあ僕は結構生意気だったので、気にかけてくれたんでしょうね。それにもともと、師匠を大事にしたいという思いが幼少期から強くあるんですよね。だから空手の先生もサックスを教えてくれた先生たちも、これからも大事にしたいと思っています。ちなみに、アメリカの女性と比べて日本の女性はすごく素朴でいいとも思いました。京都に住んでいたので、方言も好き。驚いたり喜んだりと、感性が豊かで、感情を素直に出せる女性は素敵だなって思っちゃう。結婚するなら、僕は日本の女性がいいですね。――これからの人生、どう生きていきたいですか?眞栄田:好きなこと以外はやりたくない性格で。だからその時どきでやりたいと思ったことを、叶えられるような環境を30歳ぐらいまでに整えたいですね。それは役者の仕事に限らず。あと、最近、知り合いとか同級生が結婚したり、子供が生まれたりしているのを見ると羨ましい!昔から結婚願望は強い方なんですが、子供も可愛くて好きだから、僕も早く結婚して子供が欲しいです。まえだ・ごうどん2000年1月9日生まれ、米・ロサンゼルス出身。現在放送中のドラマ『レンアイ漫画家』で、フジテレビの連ドラに初出演。また二階堂藤悟を演じている同番組のスピンオフドラマ『レンアイ格闘家』(FOD)では、主演を務めている。ほかにも出演映画『東京リベンジャーズ』が7月9日公開予定。スポーツジャケット¥158,000パンツ¥118,000(共にメゾンマルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0800・000・0261)1998年長野オリンピック・スキージャンプラージヒル団体で悲願の金メダルを手にしたスキージャンプチームだが、そこには陰で支える25人のテストジャンパーたちが起こした奇跡があった。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は公開中。出演:田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、小坂菜緒(日向坂46)/濱津隆之、古田新太ほか。※『anan』2021年5月19日号より。写真・斎藤大嗣スタイリスト・MASAYA(ADDICT_CASE)ヘア&メイク・Misu(ADDICT_CASE)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年05月15日19歳で映画『小さな恋のうた』でスクリーンデビューすると、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』や『私の家政夫ナギサさん』等、話題作に出演し、たちまち注目の役者となった眞栄田郷敦さん。ロサンゼルスで生まれ育ち、父に千葉真一さん、兄に新田真剣佑さんを持つという華やかなプロフィールも知られている。そんな眞栄田さんの、新たな出演作は映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』。長野オリンピック・スキージャンプラージヒル団体で、日本初の金メダルの獲得のために命懸けで戦った、テストジャンパーたちの物語だ。――テストジャンパーの存在が広く知られるようになったのが’98年の長野オリンピックでしたが、眞栄田さんはご存じでしたか?眞栄田:当時はまだ生まれていなくて。このお話をいただき、台本を読んだ時に日本選手団がどういう流れで金メダルを獲り、その裏側で何があったのかを知りました。初めて、テストジャンパーという人たちの存在を知り、胸が熱くなりました。僕が演じる南川は、代表候補に選ばれるほど実力のあるジャンパーなので、代表から外れてテストジャンパーの一員になった最初の頃は、怪我のトラウマを受け入れられずに鼻につく態度ばかり。イヤなやつという印象ですが、それが後半では心を入れ替えていくんです。――感情表現の切り替えがなかなか難しい役柄ですね。眞栄田:そうですね。前半と後半では差をつけたかった。最初は人の目を見ずに、余裕ぶって顎が上がっている感じ。誰かと話す時にも片側重心で何かにもたれているスタイルでしたが、後半は目の色を変えて、真っすぐに人を見るように意識しました。でも多かれ少なかれ、誰もが自分を良く見せよう、大きく見せようと思った経験はあると思っていて。そういう意味で南川は人間味があって、感情移入しやすい人物だと思います。――眞栄田さんもそういう経験はあったのでしょうか。眞栄田:やっぱり中高生の時は…(笑)。自分をカッコよく見せるために髪の毛をセットし始めたり、ファッションに興味を持ち始めてアクセサリーなどもつけだしたり、そういう時期がありました。恥ずかしいですね(笑)。でも高校を卒業してから、無理に飾っても仕方がない、肩の力を抜いてそのまま過ごせばいいと気づきました。南川とは方向性は全然違うんですが、でも弱い部分を隠そうとする、そんな気持ちに共感はできましたね。――雪が降り積もる極寒の地での撮影。俳優としては、集中力をキープするのが大変だったのでは?眞栄田:確かに寒かったですが、寒いのは苦手ではないんですよね。それに現場に日替わりでお味噌汁やスープを用意していただけたので、それを飲んで体を温めていました。みんなで、近くのジンギスカン屋によく行ったりもして、楽しい思い出も多い現場で。(田中)圭さんも山田(裕貴)さんも初共演だったんですが、お二人がガンガンきてくれたので人見知りの僕としてはとても助かりました。いろんな場面で引っ張ってくれたなぁと思っています。――そういえば、役作りで20kg近くの減量をされたとか…。眞栄田:その前に出演していたドラマ『ノーサイド・ゲーム』で85kgまで体重を増やしたのもあったので……。って、この映画を撮影したの、ずいぶん前のことのように感じる。公開の1年延期を経て、ようやくみなさんに観ていただけるのがうれしいですね。まえだ・ごうどん2000年1月9日生まれ、米・ロサンゼルス出身。現在放送中のドラマ『レンアイ漫画家』で、フジテレビの連ドラに初出演。また二階堂藤悟を演じている同番組のスピンオフドラマ『レンアイ格闘家』(FOD)では、主演を務めている。ほかにも出演映画『東京リベンジャーズ』が7月9日公開予定。スポーツジャケット¥158,000パンツ¥118,000(共にメゾンマルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0800・000・0261)1998年長野オリンピック・スキージャンプラージヒル団体で悲願の金メダルを手にしたスキージャンプチームだが、そこには陰で支える25人のテストジャンパーたちが起こした奇跡があった。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は公開中。出演:田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、小坂菜緒(日向坂46)/濱津隆之、古田新太ほか。※『anan』2021年5月19日号より。写真・斎藤大嗣スタイリスト・MASAYA(ADDICT_CASE)ヘア&メイク・Misu(ADDICT_CASE)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年05月14日キスシーンはスポーツ感覚でやっていました(笑)年齢を重ねるほど、艶が増し、深みをたたえていくのが、“いい男”の条件だとしたら、俳優・桐山漣もまた“いい男”のひとりだろう。2006年の俳優デビュー以降、着々と経験を積み上げ、気づけばいろんなドラマでその顔を見る存在に。今年に入ってからも『青きヴァンパイアの悩み』『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』と出演作が続き、5月13日より放送開始のMBSドラマ特区『ラブファントム』では、容姿端麗のエリートホテルマン・長谷慧役で主演を務める。「毎回極甘Kiss満載の溺愛ラブストーリー!」というキャッチコピーに違わず、作中ではさまざまなキスシーンが登場する。「台本を開くと、1話につき2~3回くらいはキスシーンが出てきます。このソーシャルディスタンスの時代に攻めたドラマだなと思いました(笑)。特に印象的だったのはお姫様抱っこをしながらのキスシーン。あとは、冷蔵庫ドンなんていうのもありましたね」横顔の美しさ、危うげなまなざし、指先の角度など、男の色気がたっぷり堪能できるキスシーン。その裏側には、監督の並々ならぬこだわりがあった。見た目のケアにはそれほどこだわりはありません「はじめは僕の方でもどんなふうにしようかなと考えていたんですけど、現場に入ったら監督の中でしっかりイメージが固まっていて。首から上だけのマネキンを持ってきて、ここのキスはこういうふうにやってくださいと細かく指導をしてもらいました。なので、どっちかと言うと、ダンスの振りに近い感じですね。僕もスポーツ的な感覚でやっていました(笑)」その完璧さから「怪人」とも呼ばれる長谷。“完璧彼氏”の長谷を体現することは、桐山にとっても容易ではなかった。「僕自身は隙だらけの人間なので、演じるにはハードルが高いなと。特に今回の作品は原作があるので、原作ファンの方からするといろんなイメージがあると思うんですね。その中でも誠心誠意を尽くして役と向き合いたいというのが僕の想い。なので、まずは所作を美しくしたいなと思って。ホテルマンの所作を勉強するためにいろんな動画をチェックして、お辞儀の角度とか、立っているときの姿勢とか、そんなところに気を配りながら演じていました」ちなみに、長谷は38歳という年齢を感じさせない“美魔男”キャラ。桐山漣も36歳には見えない容姿だが、意外にも見た目のケアに関してはそれほどこだわりがないのだそう。「美容液と乳液の違いがよくわからないレベルです(笑)。だから、ずっと化粧水と乳液だけ塗って寝るという感じだったんですけど、別の作品の役づくりのために念入りにケアをするようになりました。毎日パックをしたり、見たこともないクリームを塗ったり(笑)」クールに見えて、わりと庶民的。その親しみやすさも、桐山漣の魅力のひとつだ。「パックは大容量のものを買って。ついてるピンセットでつまんで貼るんですけど、余ったのは手に塗っています(笑)。そういうことをやっている自分はなんだかちょっと新鮮ですね。はじめは面倒くさいなと思っていたんですけど、やればやっただけ効果があるんだっていうことがわかって、ちょっと楽しくなったり。これを毎日きちんとされている女性はすごいなと改めて尊敬するようにもなりました」キャリアを重ねるにつれて感謝の気持ちがより大きくなった『仮面ライダーW』で知名度を高め、以降、数々のドラマや映画に出演してきた桐山。近年は『これは経費で落ちません!』『いいね!光源氏くん』『おじさんはカワイイものがお好き。』など良作での好演が目立ち、俳優としてネクストフェーズへ突入しつつある。だが、本人の胸にあるのは、満足や慢心ではなく、感謝の気持ちだ。「たくさんの俳優がいる中から選んでいただいて初めて成立するのが役者という仕事です。そう実感しているからこそ、選んでいただけることへの感謝は強いし、選んでいただいたからにはきちんと結果を出さなきゃという気持ちがありますね」特に「キャリアを重ねるにつれて、感謝の気持ちがより大きくなった」と言う。「デビューしたての頃はまだ20代前半で正直ツンツンしているときもありました。そういう時期を経て今の僕がいる。たとえばこんなふうに取材をしていただくことも含めて、仕事は人との出会いで成り立っているもの。だから、1回1回の出会いに対し、ちゃんとありがとうございますという気持ちを伝えたいと考えるようになりましたし、100の期待に対し120、130、あるいはそれ以上の結果でお返しするというスタンスで、ひとつひとつの仕事と向き合うようにしています」よく友達から「その話、前も聞いた」って言われています(笑)ここ数年は特にコメディでの演技が光っている。転機は、『俺のスカート、どこ行った?』。主演の古田新太からは大きな影響を受けた。「新太さんから言われて覚えているのが、『練習をするな』という言葉です。最初に聞いたときは、どういうことだろうと思ったんです。練習をしないって、それだけ聞いたらダメなことじゃないですか。でも改めてその言葉を噛み砕くうちに、きっと真新しい気持ちでやることが大事なんだって意味じゃないかなと考えるようになりました」真新しい気持ちでやる。それは、俳優としていくつもの現場に立つ中で感じたことだ。「たとえば本番前のテストが良かったりすると、どうしても本番でもテストでやったことをなぞってしまいそうになるんですね。だけど、そうやってテストをなぞったときほど、テストの方が面白かったのにということになる。どんなにテストが良くても、本番でまた新鮮な気持ちで臨まないと、いいものは生まれない。そういうことを新太さんはおっしゃっていたんじゃないかなと思います。だから、コメディにしても、そうじゃない作品にしても、常に本番では真新しい気持ちでやる。特にコメディなら隙あらばアドリブを入れるチャンスをうかがったり。そこは貪欲にやっています」目指すのは、振り幅の広さ。どんな役でも硬軟自在に演じる俳優像を思い描いている。「僕自身、クールだったり、冷たそうというイメージを持たれることが多いので、コメディをやることで役者としての幅を広げられたのかなと。だから、『俺のスカート、どこ行った?』しかり、『探偵が早すぎる』しかり、あの時期の僕をコメディに引っ張ってくださった方たちには感謝の気持ちがあります。今回の長谷という役も、今までにやったことのないようなキャラクター。新しいタイプの役を任せてもらえることがありがたいですね」そう何度も感謝の言葉を口にする姿に、今、桐山漣が多くの作品で求められる理由の一端を見た気がした。大人の色気と、謙虚で誠実な姿勢。その両方を内包しているから、桐山漣は “いい男”なのだ。最後に、「僕自身は隙だらけ」と言う桐山の「隙」はどこか聞いてみた。「物忘れが激しいところですね(笑)。仕事に行くときも、よく携帯を忘れて家を出ちゃうし。あ、やばい忘れたと思って取りに帰ったら、今度は手に持っていた車のキーを置いて出ることも(笑)。そのたびに、『俺はいったい何をやってるんだ…』ってなるんですけど、なかなか治らないんですよね。友達に同じ話をして、『その話、前も聞いた』って言われることもしょっちゅうだし。仕事に関しては違うスイッチが入るのか、台詞を覚えるのも全然平気なんですけど、プライベートはまったくダメ。脳トレが必要だなと思っているので、何かいい方法があったら教えてください(笑)」そう恥ずかしそうに頬をかくところもギャップ満載。その魅力にまた多くの人が心を掴まれていくことだろう。30代半ばを迎え、ここからが桐山漣の黄金期。あらゆる経験を糧に、桐山漣はますます“いい男”に進化していく。※桐山漣の「漣」はさんずいへんに連が正式表記桐山漣さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=7408aa27-e7e4-46ac-852f-1b39a0746903&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/岩田えり、取材・文/横川良明
2021年05月13日古田新太主演、現代の罪と偽り、そして赦しを映し出すヒューマンサスペンス『空白』の特報映像と追加キャストが公開された。映像では、中学生の花音をスーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)が全速力で追いかけるシーンから始まる。そして、追いつかれそうになった瞬間に車道に飛び出し、青柳は驚き唖然とする。一方、父・充(古田さん)は霊安室で娘の死に慟哭し、暴走がスタートする。また新たに、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶの出演が明らかに。田畑さんが充の元妻松本翔子。藤原さんが漁師である充の弟子・野木龍馬。趣里さんが充の娘・花音の中学校の担任教師・今井若菜。充の娘・花音役は、『湯を沸かすほど熱い愛』で第31回高崎映画祭で最優秀新人女優賞を受賞した伊東さん。花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑を片岡さん。青柳が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子を寺島さんが演じる。加えて、本作のキービジュアルも到着。「父、暴走。」のコピーと充の顔が全面に映し出されたビジュアル、青柳の横顔と、追う者&追われる者のインパクトある一枚に。さらにチラシは、2人の顔が両面見開きとなり、中面は花音の後ろ姿と「はじまりは、娘の万引き未遂だった――。」の文字で構成されている。『空白』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:空白 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021『空白』製作委員会
2021年04月27日俳優の古田新太が主演、松坂桃李が共演する映画『空白』(9月23日公開)の追加キャストが26日、明らかになり、キービジュアル・特報も公開された。同作は吉田恵輔監督によるオリジナル作。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生が、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまい、父親・充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じて疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主(松坂桃李)、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。充の元妻の松本翔子役に田畑智子、漁師である充の弟子・野木龍馬役に藤原季節、が演じるのは、充の娘・花音の中学校の担任教師・今井若菜役に趣里、充の娘・花音役に伊東蒼、花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑役に片岡礼子、青柳直人が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子役に寺島しのぶが決定。実力派俳優から、新しい才能が眩しい若手まで、多面的な輝きで魅了する共演者が揃った。キービジュアルは、「父、暴走。」のコピーと、古田の顔が全面に映し出されたビジュアルと、視線が何かを物語っている松坂桃李の横顔。追う者と、追われる者のインパクトあるビジュアルとなっている。さらに、チラシは、古田新太と松坂桃李の顔が両面見開きとなり、中面は、添田充の娘・花音の後ろ姿と、「はじまりは、娘の万引き未遂だったー。」の文字で構成された。特報は、中学生の花音を、スーパーアオヤギの店長・青柳直人が自動ドアをすり抜け全速力で追いかけるシーンから始まる。追いつかれそうになった瞬間に車道に飛び出す花音、驚き唖然とする青柳。霊安室で娘の死に慟哭する父・添田充。「娘を失った父はモンスターになる」というナレーションと共に、充の暴走が始まる。青柳の胸ぐらを掴み、怒鳴り、罵倒し、後を追いかけ空き缶を投げつけ追い詰め、泣いても土下座しても逃げられない。ラストは、汽笛音、白波、かもめが物語の広がりを予感させ、「のみこまれるか、のみこむか」のコピーと花音の制服の後姿が映る。
2021年04月27日主演・古田新太、共演・松坂桃李の映画『空白』の公開日が、9月23日(木・祝)に決定。合わせて追加キャスト、キービジュアル、特報映像が発表となった。本作は、第43 回日本アカデミー賞三冠を獲得した『新聞記者』や、現実の祖父母殺人事件にインスパイアされた『MOTHER マザー』、『ヤクザと家族』など、意欲的で挑戦的なテーマの作品を次々と生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『ヒメアノ〜ル』、『愛しのアイリーン』『BLUE/ブルー』など衝撃とともにその才能を見せつけた田恵輔がタッグを組み、現代の“罪”、“偽り”、そして“赦し”を映し出す田監督・オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンスだ。物語は、中学生の万引き未遂から始まる。中学生の少女がスーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれて死亡してしまった。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化していく。劇団☆新感線の看板役者である古田が、観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親・添田充役を担当。本作は古田にとって、7年ぶりの主演作となる。さらに、土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長・青柳直人に、『新聞記者』でアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた松坂。本作が初共演となる古田と松坂の息もつかせない圧巻の競演に期待してほしい。さらにこの度、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、そして寺島しのぶの出演が決定。『さんかく』以来の田組参加となる田畑は古田演じる充の元妻・松本翔子、注目の若手株・藤原は漁師である充の弟子・野木龍馬、趣里は充の娘・花音の中学校の担任教師・今井若菜、伊東は充の娘・花音、片岡は花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑、寺島は松坂演じる青柳が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子を演じる。実力派から、新しい才能が眩しい若手まで、多面的な輝きで魅了する共演者が揃った。また、キービジュアルと特報も合わせて公開に。キービジュアルには、「父、暴走。」のコピーと古田の顔が全面に映し出されたビジュアル、視線が何かを物語っている松坂の横顔が映し出され、追う者と追われる者のインパクトあるビジュアルとなっている。さらに、チラシは、古田と松坂の顔が両面見開きとなり、中面は伊東演じる充の娘・花音の後ろ姿と、「はじまりは、娘の万引き未遂だったー。」の文字で構成された印象的なチラシとなった。さらに特報は、中学生の花音を、スーパーアオヤギの店長・青柳が自動ドアをすり抜け全速力で追いかけるシーンから始まる。追いつかれそうになった瞬間に車道に飛び出す花音、驚き唖然とする青柳。そして霊安室で娘の死に慟哭する父・充。「娘を失った父はモンスターになる」というナレーションとともに、充の暴走が始まる。青柳の胸ぐらを掴み、怒鳴り、罵倒し、後を追いかけ空き缶を投げつけ追い詰める充。泣いても土下座しても逃げられない。ラストは、汽笛音、白波、かもめが物語の広がりを予感させ、「のみこまれるか、のみこむか」のコピーに花音の制服の後姿が印象的だ。娘を思う父親の暴走の先には何が待ち受けているのか。映画『空白』が9月23日(木・祝)に公開となる。映画『空白』特報映像映画『空白』9月23日(木・祝)より公開
2021年04月27日先日、上演決定が発表されたミュ ージカル『衛生』のチラシビジュアル、W主演を務める古田新太・尾上右近による映像コメント、30秒のCM映像が公開された。本作は、古田と脚本・演出を手がける福原充則による「汚いミュージカルをやろう」という構想から始まったミュージカル。 W主演を務める古田と尾上演じる親子が汲み取り業者・諸星衛生を「利益を出すためなら殺人もいとわない」という方針で経営し、のし上がっていく様を描く。登場人物が全員悪者=「善人不在」という欲望にまみれているが、彼らが行う悪行の限りを見るうちにかえって清々しい気持ちを味わえる異色の物語だ。今回公開されたチラシビジュアルは悪者たちが一堂に会し「善人不在。」という言葉通りの表情を見せている。主演の古田と尾上のほか、共演には元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆ、近年つかこうへい作品などで俳優としても注目を集めるNONSTYLEの石田明、映画・ドラマ・舞台と、活躍の場を広げ続けるともさかりえ、福原作品『その夜明け、嘘。』『俺節』に出演した六角精児らが「“汚い”ミュージカル」の住人として参加。音楽を「いきものがかり」の水野良樹と益田トッシュが手がけ、透明感のある旋律が悪行を積み重ねる家族の横暴ぶりを彩る。本日4月19日(月) 12:00〜25(日) 23:59までオフィシャルホームページにて先行予約を受付中。ぜひ善人不在の世界一“汚い”ミュージカル『衛生』に期待してほしい。ミュージカル『衛生』 古田新太・尾上右近(W主演)映像コメント&CM映像【公演概要】ミュージカル『衛生』リズム&バキューム東京公演:2021年7月9日(金)〜25日(日)TBS赤坂 ACTシアター大阪公演:2021年7月30日(金)〜8月1日(日)オリックス劇場福岡公演:2021年8月9日(月)〜11日(水)久留米シティプラザ脚本・演出:福原充則 / 音楽:水野良樹(いきものがかり)、益田トッシュ出演:古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、石田明(NON STYLE) 、村上航、佐藤真弓、ともさかりえ、六角精児オフィシャルホームページ先行:4月19(月) 12:00〜4月25日(日) 23:59詳細:
2021年04月19日東京公演を経て、2年ぶりの大阪公演となる劇団☆新感線の舞台が4月14日に開幕。月影花之丞が率いる劇団の稽古場を舞台に、さまざまな劇団員の思惑が交錯する中、本番初日へ激しい稽古が繰り広げられるというバックステージものだ。『花の紅天狗』から18年、木野花が強烈キャラを見せつけた月影先生が復活。古田新太曰く、「前回をものすごく濃縮した、歌あり踊りありのおポンチもの」で、今回はアクションシーンも登場する。「すごく貫禄があってキャリアを積んでると思われている劇団の新人」を演じる古田と、「保険の外交員で契約を取りたくて劇団に入り、だんだん芝居が楽しくなっていく」という役柄の阿部サダヲが来阪。開幕直前に、笑い満載の東京公演の感想と大阪公演への意気込みを語った。2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』チケット情報「本役は劇団員ですけど、7割が劇中劇」(古田)なので、さまざまな作品の役を演じることになり「楽屋には帰れないぐらい」(阿部)。ミュージカルなど新旧取り混ぜた多くの作品のオマージュが詰め込まれ「何の作品だかよくわからなくなってる状態(笑)、全部のオマージュがわかる人はいないと思う」(古田)。古い新感線ファンには「あ~、そのセリフ言っちゃうんだ、みたいな。東京では拍手喝采だった」(古田)というシーンも。出演者が11人だけの今回は、新感線メンバーもいつも以上に活躍する。「なにも考えなくても観られるおもしろさなので、ずっと待ってた新感線ファンの方は喜べると思う。本当におもしろいですよ」とうれしそうな阿部。おもしろネタは日々増し「リピーターの方が、こんなに変わってるなんてズルい、もう1回観とこうって(笑)」(古田)と、何度観ても楽しめる舞台に。なかでも特筆すべきは木野花。初共演の阿部は「ビックリしました。同じ人かなって思うぐらい、毎日違う(笑)。あそこまで突っ走れるなんて尊敬します。それに古田さんが対応してくれて、すっごく楽しい」。ネタものの怖さは演じる側が笑いに慣れてしまうことだが、「木野先輩のおかげで新鮮な気持ちを失わずにやれてます(笑)」(古田)。また今回はペンライトを振って応援する参加が可能だ。「東京では徐々にペンライトの数が増えて、千穐楽では一体感があって感動的でした。大阪でもぜひそれを味わいたいと思います」(阿部)。コロナ対策を万全に練り、大阪公演へ。「おいらたちはお客さんのマスクの下の顔は、にぃ~ってしてると思ってやっています。きっと元気になれる作品だと思うので、皆さんも勇気を持って、にぃ~ってしに来ていただきたいです。お楽しみに!」(古田)。公演は4月14日(水)から5月10日(月)まで、大阪・オリックス劇場にて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2021年04月14日古田新太と尾上右近をW主演に迎えたミュージカル『衛生』が今年7月〜8月、東京・TBS赤坂ACTシアター、大阪・オリックス劇場、福岡・久留米シティプラザにて上演されることが決定した。「世界一汚いミュージカルをやろう」。古田が出演し、福原充則が脚本を手がけた舞台『いやおうなしに』の上演がきっかけで、そんな企画がスタート。そこから約6年の歳月を経て、ミュージカル『衛生』が全国3カ所で上演されることになった。本作は2018年に『あたらしいエクスプロージョン』で岸田國士戯曲賞を受賞し、連続ドラマ『あなたの番です』の全話を執筆した福原充則による新作書き下ろし作品。福原は初となるミュージカル作品の舞台化で、全ナンバーの作詞も担当。排泄物を肥料として扱う業者一家の悪行三昧を、ポップかつグロテスクに、それでもどこかあっけらかんと、音楽に乗せて描いていく。主演は、演劇界きってのスターで本作の構想にも関わった古田と、歌舞伎俳優であり、唄い手として清元栄寿太夫を襲名した尾上。ふたりは汲み取り業を契機に、事業を拡大する「諸星衛生」の経営者親子を演じる。また、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆが対照的な二役に挑戦。また近年、つかこうへい作品などで俳優としても注目を集めるNON STYLEの石田明、映画・ドラマ・舞台と、活躍の場を広げ続けるともさかりえ、福原作品『その夜明け、嘘 。』『俺 節』に出演した六角精児も「“汚い”ミュージカル」の住人として加わる。音楽を担当するのは、「いきものがかり」の水野良樹と益田トッシュに決定。透明感のある旋律が、悪行を積み重ねる家族の横暴ぶりといかに重なり合うのか、いよいよ期待が高まる。悪者たちの過剰な自己主張、常人の理解を超えた悪行の限りを目撃するうちに、かえってすがすがしい気分となり、やがて客席は逆説的な爽快さに包み込まれること間違いなしのミュージカル『衛生』。最新の情報は公式ホームページで順次更新されるので、そちらをチェックしてほしい。■脚本・演出:福原充則「最近、どうにも悪い大人がカッコ悪い」と思っていまして。子供の頃を振り返ると、敵のボス、大魔王、悪代官、怪人…、みんな、カッコ良かったですよ。〝ザ・悪い大人〟の政治家もね、庶民を牛耳るだけの人間力があったように思います。大人になってわかったことは、小者に搾取されるとほんとみじめな気分になるということ。悪い人にはどうか輝いていて欲しい。高校野球で、地方予選一回戦で負けた相手が最終的に甲子園で優勝までしてくれたら、少し救われるじゃないですか。相手が強かったんだ。俺が弱かったんじゃないって。少しずれた例えかしら…。とにかく今回は、こういう人達になら負けてもいいかなっていう、強くて魅力的な悪い奴らを、音楽に乗せて、みなさまの脳天にむかって唐竹割りしながらお届けできたら、と思っています!■音楽:水野良樹(いきものがかり)台本を読み“始めて”「えらい仕事を引き受けてしまった!」と思いました。台本を読み“終えて”「…。すごい仕事を引き受けてしまった…。」と思いました。この作品を通る前と、通った後とで。心のなかにうごめく感情の密度の違い。台本の文字からさえもモクモクと立ち込める、咳き込むくらい濃い、悪と欲望の煙。それらに飲み込まれて、舞台が終わったあと僕らは何に呆れるでしょうか。結局、生きることを肯定するためなら、悪も正義も、違いはないんじゃないか。悪も正義も、汚いものも美しいものも、本音も取り繕いも、すべてが混濁して混ざり込んでいるような、まさしく人間らしい主題曲をつくろうと思っています。■音楽:益田トッシュすみません、「悪」に実は凄く興味があるんです。ちゃんと安全な所に帰って来られるのに、毎日悪と共に創造活動が出来るなんてとてもワクワクします。今回のストーリー&キャラクターの中に存在する底なしのエネルギー、ほとばしる感情、ダイナミックなカオス感、それらすべてと自分の作るサウンドがひとつになることの喜び!音楽がみなさまの感情の引き金となり、何かを感じて頂ければ嬉しいです。Rhythm and Vacuumって、これはとんでもないことになりそうですね!■主演:古田新太人間というか、動物なら必ずしてしまう糞尿。それをお金儲けにしようとする人々。それを楽しいミュージカルにできないか。できるかできないかはこれからだ。できるかな、できないかな。■主演:尾上右近僕は「歌舞伎界のプリンス」とメディアで紹介して頂く機会が多くございます。実際は黒さや品のなさが内在した一人の人間です。今回のお役を通して自分の中の闇や毒をここぞとばかりに曝け出し、元来の歌舞伎にもある、ダークな内容やタブーにどんどん触れ、観る人の心に突き刺さるよう、本当の歌舞伎役者スピリッツに則ってこのお芝居にチャレンジさせていただきたいと思います!■キャスト:咲妃みゆ未開の地に踏み出すような高揚感に包まれています。台本を読ませて頂く中で、個性豊かな登場人物たちの破茶滅茶な思考に私個人としましては共感しづらい瞬間が多々ありましたが、何故か最後には“直向きな人々の勇ましい姿”が印象に残りました。不思議なパワーに満ち溢れた作品だと感じます。演じさせて頂く2役は私にとって相当な新境地ですが、苦戦することすらも楽しむ覚悟で務めさせて頂きます! どうぞ宜しくお願い致します。■キャスト:石田 明(NON STYLE)「衛生」で代田貞吉役をやらせていただくことになりましたNON STYLE石田です。今回、ミュージカルということで僕は怯えていました。正直、歌が得意でないので心底怯えていたんです。ですが、先日台本が届き、僕の心は軽くなりました。「思ってたミュージカルと違う!」 正直、1ページ目で笑ってしまいました。ただ笑ってしまうだけでなく、人間の本質の部分がたくさん描かれていて演じるのが楽しみです。■キャスト:ともさかりえとんでもない座組みだなと今からドキドキが止まりません。ミュージカルファンの私は、歌ありの芝居には絶対立ち入ってはいけないと心に固く誓っていたのですが…とうとう誓いを破ってしまいました。どうなるのか恐ろしくてたまりませんが、憧れの福原さん、大好きな古田さんをはじめ、すてきな皆様とご一緒できることは素直に楽しみに感じています。『衛生』の一員になれるよう、精一杯つとめさせていただきます。■キャスト:六角精児「悪役」という言葉の響きとその存在が大好きな自分にとって今回、舞台上でなんの気兼ねも無しに思う存分、汚れた悪役を表現出来る機会を与えて頂いたことは喜び以外の何物でもありません。華と実力を備えた共演者と経験豊富なスタッフが創る、優しさや癒しなぞ何処吹く風の物語は、必ずや観客を魅了し、生きる勇気と明日への清々しい希望を与えてくれる筈です。「甘口の出し物はちょっとなぁ」と仰る皆様、劇場に御来場あれ。【公演概要】ミュージカル『衛生』●東京公演開催日程:2021年7月9日(金)~25日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター主催:キョードー東京 / TBS / キューブ / ローソンチケット後援:BS-TBS / 企画製作:キョードー東京 / 主催:サンライズプロモーション大阪チケットのお問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00~18:00 土日祝10:00~18:00)●大阪公演開催日程:2021年7月30日(金)~8月1日(日)会場:オリックス劇場主催:サンライズプロモーション大阪チケットのお問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 / 日祝休業)●福岡公演開催日程:2021年8月9日(月)~11日(水)会場:久留米シティプラザ主催:RKB毎日放送チケットのお問い合わせ:キョードー西日本 0570-09-2424(11:00~17:00 / 日祝休業)料金(東京・大阪・福岡共通 / 税込・全席指定):S席 13,500円 / A席 10,000円公式ホームページ: ※記事初出時公演タイトルの漢字が間違っておりました。訂正してお詫び申し上げます。
2021年04月13日「おまっとさんでした!」な昭和味が懐かしいミドルエイジから、一周回って「新鮮~!」なヤング世代まで。老若男女の笑いのツボに応える、劇団☆新感線41周年春興行、Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』が2月26日、東京で開幕した。通常100人態勢で稼働する巨大カンパニーが、コロナ渦に発足させた新シリーズ。JR新幹線の“お医者さん”で、「見た人は幸福になる」と言われる希少な新幹線ドクターイエローにちなみ、安心・安全に配慮した少数精鋭の公演だ。2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線「月影花之丞大逆転」チケット情報劇団月影花之丞のベテラン俳優、塾頭剛太郎(古田新太)が国際的な殺し屋“イレイザー”との情報を掴んだインターポール極東支部。長官秘書の山本山本子(山本カナコ)は早速、捜査官のモスコウィッツ北見(浜中文一)に新人劇団員に扮した潜入捜査を開始するよう命じる。劇団では本公演に向けた稽古が始まっていた。月影花之丞(木野花)の指導にも次第に熱が帯び始める頃、北見はワケありの元トップ女優・水林星美(西野七瀬)、大口契約欲しさに稽古に参加する保険外交員・東影郎(阿部サダヲ)、そして塾頭や月影本人に至るまで、劇団員らの知られざる過去を知ることに……。SF任侠時代劇からダジャレ・ミュージカルまで、何でもござれな「劇団月影花之丞」の稽古場が舞台とあって、劇中では隙あらば荒唐無稽な劇中劇が展開する。河野まさと、村木よし子ら古参劇団員が率先して小ボケで弾みを付けると、古田新太、阿部サダヲも役の大小に関わらず貪欲にオモシロを追求する。主軸で舞台を運びつつ、さまざまな役に扮しては秒で舞台を駆け抜ける。時にはセットの転換まで行い、陰日向にと大活躍だ。加えて、電飾を使ったド派手な演出や胸のすく決め台詞もあり、新感線らしさも忘れない。小粒でもピリリと刺激的な公演となっている。ジャニーズきってのお笑い番長、浜中文一が“おポンチシリーズ”で劇団初登場を飾るのも打ってつけだ。美しい顔とダンスの心得はそのままに、振り切った演技で場を席巻する。その勇姿から“メメメのひと”と命名される日もそう遠くはないだろう。同じく初登場の西野七瀬は元乃木坂46の絶対的エースらしく、規格外のキュートさで翻弄する。見せ場も多く健闘ぶりが光る。そして「この人の存在に物語を書かされた!」と作家と演出家が口を揃えるインスピレーションの女神、木野花。月影花之丞としての語り口は確信と自信に満ち溢れ、その一貫したブレのなさが笑いを生み、時にオモシロを超越して胸を打つ。最後には彼女の演劇道こそが「予測不可能な時代を機嫌よく乗り切るための最善策かもしれない」とさえ思えるほど。その一言が、明日への扉を開かせる。陽気な波動を届けるために。東京公演は4月4日(日)まで東京建物ブリリアホール、大阪公演は4月14日(水)から5月10日(月)までオリックス劇場にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年03月11日現在、東京建物Brillia HALLにて上演中の劇団☆新感線の舞台、Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』のライブビューイング(生中継)開催が決定。3月20日(土・祝)に全国の映画館、約80スクリーンに登場する。本作は1996年、2003年に上演された『花の紅天狗』のスピンオフ作品を座付き作家の中島かずきが書き下ろし、かつて木野花が演じた爆発的なテンションの月影花之丞が再び登場。『月影花之丞大逆転』を上演するにあたり、劇団☆新感線は、JR新幹線を安全に走行させるために、点検や診断を行う黄色い新幹線、ドクター・イエローから着想を得て、“デキない”ことを悩むのではなく、「密にならない、短い上演時間で、新感線らしい、観たお客様が元気になる作品」を創るべく、タイトル前に“Yellow/新感線”と名付けて発進した。主演を務めるのは、劇団の看板俳優・古田新太。共演に、本作が劇団☆新感線には5度目の出演となる阿部サダヲ、初参加の浜中文一、西野七瀬というフレッシュなふたりに加えて、劇団員からは河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、そして安定の村木仁。月影花之丞はもちろん木野花が演じる。いのうえ演出の王道、歌あり、笑いあり、強烈キャラ満載の、楽しくスカッと元気になる、そんな作品を全国に届けるべく約80スクリーンの映画館でライブビューイング(生中継)を開催。現在上演中の東京建物Brillia HALLでは、オリジナル公演グッズである『Yeah郎くんペンライト』を用いて、観客と舞台が一体となって作品を盛り上げているが、この興奮をぜひライブビューイングに参加する観客も体験できるように、今回はライブビューイング会場となる映画館でも『Yeah郎くんペンライト』を使用して鑑賞できる。【ライブビューイング概要】2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』ライブビューイング日時:3月20日(土・祝)13:00 / 17:30公演※2回上映。映画館によってはどちらかの回のみの上映になります。会場:新宿バルト9他、全国映画館約80スクリーンにて上映(予定)※最新の上映館情報は公式サイトをご参照ください。チケット料金:4,600円(全席指定・税込み)販売:3月13日(土)より各上映館公式サイト・窓口にて※上演館販売の詳細は各実施館公式サイト等にてご確認ください。公式サイト: <備考>・上映会場となる映画館で公式グッズの「Yeah郎くんペンライト」を振りながらご鑑賞いただけます。※ペンライトの購入方法・使用方法等の詳細は公式サイト参照・上映館での公演パンフレットの販売を予定しております。主催:ヴィレッヂ配給:ヴィレッヂ / ティ・ジョイ【公演概要】2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線 『月影花之丞大逆転』作:中島かずき演出:いのうえひでのり出演:古田新太、阿部サダヲ / 浜中文一、西野七瀬河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ村木仁 / 木野花東京公演:2月26日(金)~4月4日(日) / 東京建物Brillia HALL大阪公演:4月14日(水)~5月10日(月) / オリックス劇場公式サイト:
2021年03月08日強烈なキャラクターと、爆発力のある笑いで2度上演され話題となった舞台『花の紅天狗』。演劇への過剰ともいえる愛と、どこまでも高いテンションで突き進む主人公・月影花之丞は、もともと演出家でもある木野花さんの存在ありきで描かれたキャラクター。18年ぶりの新作『月影花之丞大逆転』で、花之丞が大暴れします!?木野さん、そして古田新太さんにお話を伺いました。木野:私、花之丞に関しては複雑な心境です。自分がモデルだと言われても、あまりに人間離れしていてテンションが高くて、役に近づこうとすると頭が真っ白になって段取りがとぶんです。前作の初演も再演も段取りをこなしきれずに悔いが残っていたし、いのうえ(ひでのり)さんも懲りただろうと思っていたら声をかけていただいて。ありがたいけれど、あのテンションの高さと段取りをものにできるか、今度こそ正念場ですね。追いつめられてる最中です。古田:木野さんって、稽古中のテンションが高まった時の発言とかが面白いんです。昔からの知り合いだったオイラとか高田聖子が、それを面白おかしく喋ってた情報で、(中島)かずきさんとかいのうえさんのなかの木野さん像ができあがっちゃってたから(笑)。木野:本人はいたって普通ですから。古田:ずっとあんなテンションの人、いないからね。ただ初めて一緒に仕事した時に、みんながいる前で拳を突き出して「命賭けて!」って言われた時はびっくりした。さすがに命は賭けられないよ、と。木野:毎回生き返ってもらわないと。古田:でも、木野さんと昔、『真夏の夜の夢』って舞台を一緒にやった時は、台本もなくてほぼほぼエチュード(即興劇)だったりもしたし、オイラは木野さんが段取りを覚えなかろうが平気なんだけど。木野:ほかの役者さんたちは大変ですよ。私がセリフを平気でとばしたり、行くつもりのない方向に行ったりするから。でも弁解させてもらうと、ほかの芝居ではもうちょっと落ち着いてやってるのよ。劇団新感線と、いのうえさんの段取りが私を狂わせるんです(笑)。いのうえさんの段取りの量が、私の許容量を超えてしまうんですよ。頭が真っ白になって、舞台の上手(かみて)と下手(しもて)がわからなくなって立ち往生した時は、さすがに情けなかった。古田:なぁちゃん(西野七瀬)の肩を抱いて、本当は右に回って前に出てくる段取りなんだけど、どっちかわからなくなった木野さんが迷って左右に揺れだすっていう…。バグったCGみたいでした(笑)。木野:こんなふうに私の言動がどんどんオーバーに伝わっていくんだなぁ。でも、新感線が初めての浜中(文一)くんの台本が真っ白なのを見た時は、さすがにメゲましたね。あんなに段取りが多いのに書かなくても頭に入っちゃうんだねぇ…。古田:ジャニーズとか乃木坂46とかの子は、段取りを覚えるっていうことに長けてるからね。あとは、面白くできるかどうか。こっから頭のオカシい芝居になればいいな。木野:そうね。新感線は私にとっては毎回が修行の場です。細かい段取りを自分のものにして、まるで即興みたいに自由に動ける境地を目指しているけど、まだまだゴールは遠い。今度こそ、みんなと足並み揃えて、突っ走りたい!この作品にとって大事なセリフを、花之丞が結構背負っていて、私がトチったらオシマイだから、それもすごいプレッシャー。古田:すごいテンションで破壊的なことを言ってるんだけれど、よくよく聞いてみると真理を突いてる言葉だったりするんです。木野:私も口にしながら、「花之丞、いいこと言ってるぞ」と思った途端に段取りを外すから油断できないのよ。新感線の舞台って、正面切って正しいことを正しいと言うわけじゃないけど、馬鹿馬鹿しいことをやって大笑いした後、気づくと鋭い本音のようなものが心に落ちてくる作品が多いよね。でもそれはちゃんと笑いありきでやらないと見えてこないから。この脚本も役者がセリフや段取りから解放されてどんどんノッていったら、相当面白くなると思う。古田:正直、最初はパッとしない話だなと思ってたんだけど(笑)、立ち稽古が始まって木野さんとか(阿部)サダヲとかと劇団員たちが絡みだして面白くなる予感がした。木野:すごくいいと思う。古田:でも月影先生みたいな人が座長の劇団なんて嫌だけどね。木野:月影先生も嫌だと思うわよ。…でも面白がるのかもしれない。私、いのうえさんこそ月影先生なんじゃないかと思ってたりするから。古田:オイラもそう思ってる。木野:演出家って、多かれ少なかれ自分のなかに譲れないものがあって、容赦なく追い込んでくる。逆にそれがあるから演出できるんだろうね。古田:あとね、こんなご時世だけど、お客さんがいてこその演劇だなって思うわけ。去年、無観客で芝居したのよ。しかもナンセンスコメディの。その時、お客さんがいない芝居ってどれだけつまらないか実感したから。何やっても、シーン…だからね。木野:それはいい経験をしたね。古田:観て、バカだな~って笑ってくれる人がいないと成立しないんだなって。だからみんなで注意しながら笑いに来てほしいなと思う。木野:心からお待ちしています。きの・はな1974年に旗揚げした劇団青い鳥で注目を集め、退団後は俳優・演出家として活躍。ドラマ『あまちゃん』や映画『愛しのアイリーン』など映像作品でも存在感を発揮。ふるた・あらた大学在学中に劇団新感線に参加。看板俳優として人気を博す一方、数々の舞台や映像作品で活躍。4月スタートのNHK BS時代劇『小吉の女房2』に出演。2021年劇団新感線41周年春興行Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』公演本番を前に、座長・花之丞(木野)の下、劇団員たちは稽古にいそしんでいた。そんななか、劇団員の塾頭(古田)が国際的殺し屋との情報を得たインターポールの捜査官(浜中)が、潜入捜査のため入団し…。2月26日(金)~4月4日(日)池袋・東京建物 Brillia HALL作/中島かずき演出/いのうえひでのり出演/古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、木野花ほかS席1万4000円、SD席1万4000円、AD席1万1000円ほか(すべて税込み)サンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(平日12:00~15:00)4月14日(水)~5月10日(月)に大阪公演を予定。※『anan』2021年3月3日号より。写真・中島慶子取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年03月01日田中圭主演『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が、5月7日(金)に公開となる。この度、MAN WITH A MISSION『Perfect Clarity』が本作の挿入歌に決定し、メンバーのKamikaze Boyからコメントも到着した。1998年の長野オリンピック、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化したのが『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』だ。キャストには『おっさんずラブ』シリーズ、ドラマ『あなたの番です』、映画『スマホを落としただけなのに』など、人気実力共に今最も旬な俳優・田中圭や、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、以後Netflixドラマ『今際の国のアリス』など注目作に出演が続く若手実力派女優の土屋太鳳ほか、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太などが集結。MISIAと川谷絵音がコラボした『想いはらはらと』が主題歌に抜擢されたことも話題となっている。MAN WITH A MISSIONは、2月9日(ニクの日)に生誕10周年を迎えた「究極の生命体」。10周年イヤーにはバンド初のドキュメンタリー映画『MAN WITH A MISSION THE MOVIE -TRACE the HISTORY-』を公開、更にはベストアルバム3枚をリリースし、うち2枚がオリコン週間アルバムランキング1位を獲得した。挿入歌に起用された『Perfect Clarity』の作詞作曲を担当したのはKamikaze Boy(Bass,Cho)。この楽曲が劇中のクライマックスシーンを感動的に彩り、映画を大いに盛り上げるにちがいない。そして本楽曲を使用した挿入歌特別映像も解禁。競技を影ながら支える感動的なストーリーや彼らのテストジャンプに対する想いや葛藤をより一層ドラマティックに描く。実際の白馬ジャンプ台での撮影の様子や空サッツの練習風景、また、本編には 納められなかったキャストたちのオフショットも。さらに本作のムビチケ前売券が3月12日(金)に発売決定している。ムビチケカード型前売券のビジュアルには主演の田中圭が演じる西方仁也の決意に満ちた表情が印象的に描かれており、ファン必携の仕上がり。こちらをゲットして公開に備えよう。Kamikaze Boy(MAN WITH A MISSION)・コメント『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』ノ脚本ヲ読マセテ頂イタ時ニ、胸ガ熱クナリ涙ガ溢レ出テ来タノヲ今デモヨク覚エテイマス。コノ素晴ラシイ映画ヲヨリ大キナ感動ト共ニ皆サマニ届ケルタメ、心ヲ込メテコノ「Perfect Clarity」トイウ楽曲ヲ制作シマシタ。主人公ノ西方ガ新タナル人生ヘト踏ミ出ス、大キナJUMPガ、皆様ノ心ヘト届キマス様ニ。企画プロデュース平野隆コメントこの映画の主人公達は、オリンピック代表に“選ばれなかった”25人のスキージャンパーです。彼等は代表を目指し必死に努力しましたが、オリンピックにはテストジャンパーという裏方として参加することになります。しかし決戦当日、予期せぬアクシデントにより彼等は金メダル獲得へのキーマンとなっていくのです。そんな彼等のテーマソングを作りたいと思い、魂を鼓舞する楽曲ならばこの人達しかいないとオファーさせていただきました。MAN WITH A MISSIONの音楽からはいつも強いパッションを感じていたからです。『Perfect Clarity』は高らかに誇り高く、「舞台裏の英雄たち」にエールを送る熱い楽曲に仕上げていただきました。『Perfect Clarity』とともに映画のクライマックスのシーンを見て頂ければ、きっと皆さんも気づかれると思います。選ばれなかったはずの彼らが、実は“選ばれた”25人だったことに。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』5月7日(金)公開(c)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会
2021年03月01日2021年劇団☆新感線41周年春興行Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』が、本日2月26日に東京建物Brilliaホールにて開幕。初日開幕に合わせて、劇団☆新感線主宰・演出のいのうえひでのり、出演を代表して、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、木野花からコメント、そして舞台写真が到着した。劇団☆新感線は、JR新幹線を安全に走行させるために、点検や診断を行う黄色い新幹線、ドクター・イエローから着想を得て、“デキない”ことを悩むのではなく、「密にならない、短い上演時間で、新感線らしい、観たお客様が元気になる作品」を創るべく、名付けて“Yellow/新感線”として発進。今作は、新感線らしく笑いにあふれる作品にしたいという想いから、1996年と2003年に上演された『花の紅天狗』のスピンオフ作品を座付き作家の中島かずきが書き下ろし、かつて木野が演じた爆発的なテンションの月影花之丞が再び登場。いのうえ演出の王道、歌あり、笑いあり、強烈キャラ満載の、楽しくスカッと元気になる作品を届ける。主演を務めるのは、劇団の看板俳優の古田。共演に、本作が劇団☆新感線には5度目の出演となる阿部、初参加の浜中、西野というフレッシュな2人に加えて、劇団員からは河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁が参戦。月影花之丞はもちろん木野が演じる。今回の出演者は11人と少人数ではあるが、劇場を埋め尽くすべく、強烈なキャラクターたちが所狭しと走り回るとのこと。18年の時を経て、帰ってくる月影花之丞の活躍をお見逃しなく。●劇団☆新感線主宰・演出:いのうえひでのりここ数年では最少人数の公演になりましたが、その分ギュッと詰まって、2時間で満腹になるちょうどいい感じの公演だと思います。最初からそうでしたが、稽古を通して、木野さんの面白さ、すごさ、木野さんありきの芝居であることを改めて認識しました。この作品は昭和のいろいろな名作へのオマージュを散りばめているので、40代以上の方には楽しんでいただけると思います。後半の大ネタが、某家庭教師のCMの国民的アニメでもお馴染みの世界の名作に着想を得たので、若い方にはインターネットなどで予習してベーシックなところを押さえていただけたら楽しんでもらえると思います!中身はないですが演劇への熱い魂と勢いだけで面白おかしく作った作品です。閉塞感のある日々ですが、大いに笑ってしばし浮世の憂さを忘れてもらえたらと思います。【A】稽古を経ての手応え【B】稽古中の印象深いエピソード【C】本作の見どころ【D】お客様へメッセージ●古田新太【A】おいら以外のメンバーは大丈夫です。【B】木野(花)さんのテンションが無軌道すぎて素敵だった。【C】木野さんのテンションとなーちゃん(西野七瀬)の可愛さ【D】おじさんとおばさんがふざけているので、楽しみにしてください。●阿部サダヲ【A】まず着替えが大変そう(笑)でもこういう公演は久しぶりなので楽しみです!!あと、稽古中ずっとマスクしてたので、やっと役者さんの顔を見てお芝居出来るのが嬉しいです!!【B】木野さんがパニックになって何度か奇声を発してらっしゃいました。【C】新感線の公演でこれだけ役者の人数が少ない公演は珍しいですし、劇団モノなので1人何役かやって歌って踊って劇中劇も楽しめて2時間で終わる!!いいですよね!【D】観に来て頂いた方々に、笑って、元気になってもらう事を一番に考えて作られた公演だと思うので、何も考えず楽しんで頂きたいですし、楽しんで頂ける様にこっちも何も考えずに全力で演るのでよろしくお願いします!!●西野七瀬【A】共演者の皆さんとも打ち解けられてきたので、今まで積み重ねてきたことを劇場にいらっしゃったお客さんにしっかりと届けたられたらと思っています。【B】私にとって全てが初めてのことだらけで、お芝居や動き方、いただいたアドバイスや劇場の雰囲気など、一つ一つのできごと全てがとても印象深いものになっていっています。【C】たくさんありますが、タイトルにもなっている月影先生に注目しています。本番では何を発言し、どういう行動をとるのか、全員が読めないので、私自身も本番を楽しみにしています(笑)。【D】来ていただいた方に、楽しかったな来て良かったなと思ってもらえるような、笑っていただける時間になってくれたら嬉しいなと思います。【初の劇団☆新感線の感想】すごく楽しく、居心地が良く、今こうして皆さんとご一緒できていることがとても幸せです。●浜中文一【A】とても楽しい作品です。皆さんの面白いお芝居を見て僕もすごく勉強させてもらってます。【B】木野さんが唯一アドバイスをくださったのが、劇中劇で僕が演じるヤギでした。【C】阿部さん、古田さんが若い僕より運動量が多い所。木野さんのぶっ飛び具合。西野さんの器用さ、可愛いさ。僕のインターポール。【D】観ると決めたら、何も考えずぼーっと観に来てください。そしたら僕たちが楽しませます。【初の劇団☆新感線の感想】ここまでやってみたら次はフルスペックの新感線に出たいという欲が出てきました。頑張ってまた呼んでもらえるようにやりたいと思います。●木野花【A】いのうえさんの嵐のような段取りもなんとか身体に叩き込んで、みんなの集中力、テンションもどんどん上がってきて、お門違いな情熱の暴走に拍車がかかってきました。【B】みんなマイペースなんです。掛け声かけなくても、それぞれ勝手に全力投球してる感じで、最年長の私があまり年齢差を意識しないで、気楽に稽古出来た心地よい稽古場でした。【C】大逆転するのは、月影花之丞だけではありません。劇団に集まる問題ありきの役者達を、奇想天外な演劇論で次々に大逆転させる花之丞のダメ出しも見所の一つです。【D】安全、安心を第一に、なおかつ演劇の要素を最大限に駆使した、新感線らしい型破りなエンターテインメントは健在です。バカバカしいことほど全力投球、身体を張って、お待ちしております。【公演概要】「2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』」作:中島かずき / 演出:いのうえひでのり出演:古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花公式サイト: ●東京公演:2021年2月26日(金)~4月4日(日) 東京建物Brillia HALLチケット料金:S席 14,000円 / SD席 14,000円 / AD席 11,000円 / ヤングチケット2,200円(全席指定・税込)お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)●大阪公演:2021年4月14日(水)~5月10日(月) オリックス劇場チケット料金:S席 14,000円 / SD席 14,000円 / AD席 11,000円 / ヤングチケット2,200円(全席指定・税込)チケット一般発売:2021年3月7日(日) 10:00お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 / 日・祝日は休業)企画・製作:ヴィレッヂ劇団☆新感線
2021年02月26日田中圭主演『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が、5月7日(金)に公開となる。この度、長野オリンピックの金メダル獲得から23周年を迎えたことを記念して、本作の場面写真が一挙解禁された。1998年の長野オリンピック、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化したのが『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』だ。キャストには『おっさんずラブ』シリーズ、ドラマ『あなたの番です』、映画『スマホを落としただけなのに』など、人気実力共に今最も旬な俳優・田中圭や、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、以後Netflixドラマ『今際の国のアリス』など注目作に出演が続く若手実力派女優の土屋太鳳ほか、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太などが集結。MISIAと川谷絵音がコラボした『想いはらはらと』が主題歌に抜擢されたことも話題となっている。公開となった写真は長野オリンピックでの雪辱を誓うも代表から落選してしまい、テストジャンパーとして日本代表を支えた西方仁也(田中)が膝をつき悔しさに満ちた表情や、日本代表を支えることを決意しテストジャンプに臨む姿を写している。さらに西方の妻・幸枝(土屋)が夫のテストジャンプの成功を祈るように見守るシーンを切り取った一枚も初披露。また西方と同じくテストジャンパーとして日本代表を支えた聴覚障がいのある高橋竜二(山田)、25人のテストジャンパーの中で唯一の女子高校生ジャンパー小林賀子(小坂)、そして、ケガが原因でトラウマを抱えてしまった南川崇(眞栄田)といった個性豊かな登場人物も魅力だ。そんなテストジャンパーたち全員が悪天候下でテストジャンプを成功させなくてはいけない重圧の中、“ヒノマルソウル”を胸にチーム一丸となる場面や、原田雅彦(濱津)のジャンプ成功に歓喜するテストジャンパーたちの様子を収めた場面カットも公開されている。ラージヒル団体・金メダル獲得の舞台裏では一体どのようなドラマが起きていたのか、物語の全貌が気になる内容となっている。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』5月7日(金)公開
2021年02月17日劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』が2~4月に東京で、4~5月に大阪で上演される。その製作発表記者会見が行われ、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのり、出演の古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、そして木野花が登壇した。2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』チケット情報“Yellow/新感線”とは、通常は出演者スタッフと100名を超える大所帯で作品を届ける劇団☆新感線が、それが難しいコロナ禍でも「密にならない」「短い上演時間」で、劇団☆新感線らしい「観たお客様が元気になる作品」をつくるべく生まれたもの。今回は、『花の紅天狗』(’96年初演・’03年再演)のスピンオフ作品を中島かずきが書き下ろし、木野花が演じた月影花之丞が再び登場する。会見には、キャストは皆おそろいのジャージ姿で登場したが、木野だけは月影先生スタイル。独特の雰囲気を漂わせながら木野は今作について「初演、再演とやり残し感があったので、今回リベンジのつもりで稽古に臨んだのですが、毎日泣きたい気分です…」とこぼす。その理由は、いのうえ作品特有の「段取りの多さ」が原因だと明かすが、古田からは「書いてない台詞を言う」「おいらは“じいじ”という役なのに、“ばあば”と呼んでしまう(笑)」など段取り以外のエピソードもどんどん飛び出し、会場は爆笑に。「あれはキャストを楽しませようとしているんですか?」と問われた木野は「そんなつもりはないの!でも花之丞をやろうとすると木野花が崩壊していく感じが…」と弁明。しかし阿部も「木野さんには“先生”というイメージがあって、完璧に台詞を言ったり、完璧な動きができたり、すごくちゃんとした方だと思っていたのですが、今は『どういう人なんだろう』とちょっと分からなくなってきました(笑)」、初参加の浜中も「木野さんが話すだけで面白くなっちゃう」、初舞台の西野も「居心地のいい場所だと感じました」と明かすなど、木野がつくりだす空気がそのまま作品の魅力になっている模様だ。作家の中島が、前作今作と「(頭の中の)木野さんに書かされたような感じ」と話すと、木野は「私、あんなじゃないよ!」と笑うが、「いえいえドキュメンタリーですよ。昔、高田聖子から『木野花さんはこんなに面白い演出をする』と聞いて、ゲラゲラ笑いながら『それはいつか芝居にしたいね』と言ってできたのが『花の紅天狗』ですから」と花之丞誕生秘話も。演出のいのうえも「この時期に明るく笑い飛ばせる芝居はこれしかないと上演を決めました。本当に18年経ったのか?というくらい変わらない楽しい稽古場です」と話し、今こそ観たい作品になりそうだ。東京公演は2月26日(金)から4月4日(日)まで東京建物 Brillia HALL、チケット発売中。大阪公演は4月14日(水)から5月10日(月)までオリックス劇場にて上演。3月7日(日)一般発売開始。取材・文:中川實穂
2021年02月01日2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』製作発表が25日に都内で行われ、中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、木野花が登場した。同作は劇団☆新感線の41周年春公演。2003年に上演された『花の紅天狗』(初演・1996年)のスピンオフ作品として、爆発的なテンションの月影花之丞(木野花)が再び登場し笑たっぷりの作品を届ける。コロナ禍で座組みもタイトに、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花といった役者陣が揃った。同作について、古田は「何が面白いのかまだわからない状態です。混沌とした稽古場で。できあがったものがどうなるかはお楽しみ」としつつ、「木野先生が全然段取りが覚えられなくて、僕が"じいじ"という役なんですけど、じいじのことを"ばあば"と言うんです。そんな面白いことを稽古場でされたら、本番もったいない」と驚きのエピソードを披露。阿部も「こういう笑いに特化した舞台をやれるのはすごく嬉しい。稽古場で古田さんと木野さんの掛け合いが楽しくて。木野さんが"力業"という台詞を勝手に"太っ腹"と言ってた」と暴露すると、木野は「変えてない! 出てきちゃう」と訂正していた。初の新感線参加となった浜中は、「いろんな人に稽古がキツいと聞いてたんですけど、今回は全然動いていなくて、思ってたよりも楽しくやらせていただいています。古田さん阿部さんは、ドラマ『木更津キャッツアイ』の役が印象に残っていて、お二人と一緒に舞台させてもらうのは嬉しいことです」と明かす。いのうえは浜中について「『フィフティシェイズ!』という作品で、お金持ちの変態の役だったんですが、それがもう驚くほどに素晴らしくて、清潔感のある変態が、はまってたんですね。彼はこういう人なんじゃないかと思ったら、ほかの新派とかの舞台では、見るたびに印象が変わるので、演技スキルのが高いのではないか」と絶賛。「今回は古田君と阿部さんの間で翻弄されるような役なんですが、ツッコミでいじられるような役で、そこも楽しみ」と期待を寄せた。古田も「文(浜中)は、普通に芝居がうまいです。信頼できる。今はまだ稽古途中だから、これからいらないアドバイスをしていこうかなと。こんなきれいな顔をしていて、多分変態だと思いますから」とにやり。浜中が「変態じゃないですよね?」と苦笑すると、阿部は「まだ、そこまでは。机舐めたりとか、してないですもんね」と急角度から切り込み、浜中は「変態でも机は舐めないです!」とタジタジとなり、「仕事でやってたんで、僕は!」と主張する。「今回初めてツッコミ役で、普段あんまりつっこまなくて、舞台でやるツッコミの感じがわからないので、面白くできるようにしたいなと思います」と意気込んだ。撮影:田中亜紀
2021年01月25日2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』製作発表が25日に都内で行われ、中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、木野花が登場した。同作は劇団☆新感線の41周年春公演。2003年に上演された『花の紅天狗』(初演・1996年)のスピンオフ作品として、爆発的なテンションの月影花之丞(木野花)が再び登場し笑たっぷりの作品を届ける。コロナ禍で座組みもタイトに、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花といった役者陣が揃った。初舞台となる西野は「舞台稽古がどういうものなんだろうというところから未知の世界だったんですけど、すごく楽しくて居心地のいい場所だなって、昨日くらいに思いました」と告白し、登壇者陣は爆笑。「初日とかは緊張しすぎて誰の目も見れなくて、ストレッチすら緊張してたんです。ガチガチでずっと力が入っていた」と振り返り、「本番まであと1カ月くらいあるので、さらになじめるように楽しめていけたらいいなと思います」と目標を示す。稽古では「初日に『もっと声を張った方がいいよ』と言っていただいて、いのうえさんにも『もっと張って』と言っていただくので、言われないようにしなきゃなと思っています」と明かした。そんな西野に対して、木野は「この舞台が初舞台って、そういう体験をする人はいないと思うの。ここを体験すると、大抵の舞台は大丈夫だと自信がつくんじゃないかな」と励ます。「でも、まだそんな揉まれてもいないです。ここから先どんどん欲を持っていけば、もっと楽しくなるんじゃないかなと思って期待して見ています」と頼もしい言葉。古田は「まだまだ、なぁちゃん(西野)は初めてだから緊張してるんだろうなと思って、とりあえずおっきい声出しとけばいいから」とアドバイスをしていた。また古田は西野が「楽しくなってきた」と言っていた稽古について「昨日、劇団員みんなが一緒に動くシーンがあって、その時にすっげえ楽しそうだったの。一座の人たちと一緒に動いてるときの方が楽しそうなの。それは良いことだと思って見てました」と説明する。西野はカンパニーのメンバーについて「安心感がすっごくある。頼れる先輩方という感じなので、末っ子的ポジションとして、すごく楽しいです」と信頼を寄せた。一方で、木野が不得意とする段取りについては「振り付けみたい」と、飲み込みが早く、いのうえも太鼓判。西野は「1人でしゃべるところもあって、もし本番で頭が真っ白になったらどうしよう。今から不安な要素ではあります。何もかもが挑戦」と心境を表した。
2021年01月25日2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』のビジュアルが12日に公開された。同作は劇団☆新感線の41周年春公演。2003年に上演された『花の紅天狗』(初演・1996年)のスピンオフ作品として、爆発的なテンションの月影花之丞(木野花)が再び登場し笑たっぷりの作品を届ける。コロナ禍で座組みもタイトに、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花といった役者陣が揃った。ビジュアルコンセプトは「劇団月影花之丞が上演してきた人気公演のキャラクターに扮した劇団員たち」。それぞれの作品&キャラクターは劇団月影オリジナルだが、懐かしの名作やら人気の作品への愛あふれるリスペクトの数々に溢れており、同劇団は「どうか怒らずに広い心でご覧ください。(注:今作の本編に登場するとは限りません)」とコメントを寄せている。東京公演は東京建物Brillia HALLにて2月26日~4月4日、大阪公演はオリックス劇場にて4月14日~5月10日。○あらすじあの『紅天狗』から18年! 月影花之丞が帰ってきた!「すべての道は芝居に通ず!」という、劇団月影花之丞・座長 月影花之丞(木野花)の号令一下、今日もその稽古場はむせかえるような熱気に満ちていた!芝居に己をぶつけるのは、ベテランの風格あふれる塾頭剛太郎(古田新太)、ワケありの元トップ女優・水林星美(西野七瀬)、大口契約ほしさに稽古に参加する保険外交員の東影郎(阿部サダヲ)といった面々!そして、この一座に潜入しようとする一人の男が。インターポール極東支部捜査官の
2021年01月12日2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』のビジュアルが公開された。コロナ禍における新しい劇団公演を模索する中、劇団☆新感線が、「密にならない、短い上演時間で、新感線らしい、観たお客様が元気になる作品」を創るべく、Yellow/新感線として発進。JR新幹線を安全に走行させるために点検や診断を行う黄色い新幹線であり、走行の希少さから、見た人は幸福になるとも言われている、ドクター・イエローから着想を得て、コロナ禍でも劇団☆新感線を求める観客へ笑顔を届けるべく、そしていつかこれまで通りの大規模な公演ができる日に向けて、Yellow/新感線として走り出す。上演する内容は新感線らしく笑いにあふれる作品にしたいという想いから、1996年、2003年に上演された『花の紅天狗』のスピンオフ作品を座付き作家の中島かずきが急遽書き下ろした。かつて木野花が演じた爆発的なテンションの月影花之丞が再び登場し、いのうえ演出の王道、歌あり、笑いあり、強烈キャラ満載のネタもの的な、楽しくスカッと元気になる作品となっている。公開されたビジュアルは、キャスト全員の強烈な姿が切り取られている。ビジュアルコンセプトは、「劇団月影花之丞が上演してきた人気公演のキャラクターに扮した劇団員たち」。それぞれの作品&キャラクターは劇団月影オリジナルではあるが、懐かしの名作やら人気の作品への愛あふれるリスペクトの数々が散りばめられている。(注:今作の本編に登場するとは限りません)■公演2021年劇団☆新感線41周年春興行Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』作:中島かずき演出:いのうえひでのり出演:古田新太、阿部サダヲ / 浜中文一、西野七瀬河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁 / 木野花公式サイト: 東京公演:2021年2月26日(金)~4月4日(日)東京建物Brillia HALL*2021年1月7日発令の緊急事態宣言を受けて、夜公演の開演時間を変更大阪公演:2021年4月14日(水)~5月10日(月)オリックス劇場
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