脚本家の三谷幸喜氏が15日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた「PARCO劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見」に出席。生まれ変わったPARCO劇場を饒舌トークでPRした。渋谷PARCO建て替えのため、2016年夏より休館していたPARCO劇場が、1月24日にオープンする。1月24日からのこけら落とし公演『志の輔らくご ~PARCO劇場こけら落とし~』、2月12日からの『ラヴ・レターズ ~こけら落としスペシャル~』に続き、3月13日より2021年5月上旬まで、オープニング・シリーズとして全14作品を上演。この日の会見には、オープニング・シリーズ作品のクリエイターとキャストが集結した。6月中旬から8月下旬にかけては、三谷作品『大地』、『三谷幸喜のショーガール』、三谷文楽『其礼成心中』を3作品連続上演。三谷氏はステージに登壇すると「新しくできたPARCO劇場のシステムについてお伝えしたいと思います」と切り出し、「みなさんが座っている椅子は、本番中に携帯を鳴らした瞬間、8万ボルトが流れます。それから、後方に3つレーザー銃が用意されていて、寝てしまったマスコミ関係者を狙い撃ちするように。そして、緞帳は、必要のないカーテンコールが3回以上続いたときは自動的に降りてくる」と冗談を連発して笑いを誘った。また、1作目の『大地』について、「関係者のみなさんにうれしいニュースがあります。もう本はできています」と発表。会場から拍手が起こる中、三谷氏は「頭の中に。あとは書くだけです」と続け、再び会場から笑いが。さらに、3作品の上演期間が東京オリンピック・パラリンピックとかぶっていることに言及し、「東京オリンピックと丸かぶりですけども、ぜひみなさん、スポーツに興味のない方はこちらに」と呼びかけた。オリンピックに負けないような秘策を聞かれると、「ないですね。相当敵は強大なので」と回答。続けて、「そんなときに上演しようと思ったPARCOさんには信頼を感じたので恩義に応えたい。ただ、出演者の中に、オリンピックの聖火ランナーをやるヤツもいて、そいつはちょっと許せないなと。でも頑張ります」と冗談交じりに意気込みを語った。会見には、渡辺謙、宮沢氷魚、森新太郎、石田明、吉田一輔、大泉洋、山本耕史、竜星涼、長田育恵、宮藤官九郎、河原雅彦、生瀬勝久、池田成志、古田新太、前川知大、杉原邦生、市川猿之助、天海祐希、G2も出席。司会は藤井隆が務めた。
2020年01月15日内村光良を中心に俳優や芸人、ゲストらがコントに挑戦する「LIFE!~人生に捧げるコント~」の12月25日(水)今夜放送回に、俳優の向井理と伊藤健太郎が登場。2人が内村さんらとのコントやトークで盛り上がる。朝ドラ「ゲゲゲの女房」や映画『天空の蜂』『信長協奏曲』、ドラマ「神の舌を持つ男」「きみが心に棲みついた」といった話題作に多数出演。2019年も春クールの「わたし、定時で帰ります。」でワーカホリックな主人公の元カレを演じたほか、『ザ・ファブル』では顔面に大きな傷跡を残した裏社会の男を、『引っ越し大名!』では黒幕を演じるなど大活躍した向井さん。向井さんは今回「ラッキーチャンス」と「幸せの約束」という2本のコントに出演。「ラッキーチャンス」ではラーメン店の店主役に扮し、ドラマ共演の経験もあるムロツヨシら「LIFE!」メンバーたちとの軽妙なかけあいを見せるほか、「幸せの約束」では臼田あさ美の婚約者役として、彼女の父親役を演じる内村光良と息の合った二人芝居を披露する。「仰げば尊し」や「レンタルの恋」で注目されると、昨年は『コーヒーが冷めないうちに』『覚悟はいいかそこの女子。』『ういらぶ。』などの映画に立て続けに出演。秋クールのドラマ「今日から俺は!!」で演じたヤンキー高校生役で一躍人気となり、今年も独特の世界観を持った人気コミックを映画化した『惡の華』に主演するなど着実な成長を見せた伊藤さんはコント「面白寺」に出演。そのほか「LIFE!」メンバー総出演による「白雪姫と七人の付き人」には月9「好きな人がいること」や主演作『暗黒女子』などの出演を経て「花のち晴れ~花男 Next Season~」の“メグリン”役で注目を集め、今年は伊藤さんと共演した『惡の華』も公開された女優の飯豊まりえと、『木更津キャッツアイ』や「刑事7人」など数々の作品に出演、今年は『貞子』に『HiGH&LOW THE WORST』、秋クールの「まだ結婚できない男」も好評のうちに幕を下ろした塚本高史も登場する。本番組の放送に続いて「LIFE!」メンバーと今夜のゲスト、向井さんと伊藤さんも出演するドラマ「LIFE!presents 忍べ!右左エ門 ~THE SKY ATTACK~」が12月26日(木)22時~NHK総合でオンエアとなる。昨年放送された「忍べ!右左エ門」に続く忍者アクションとなっており、元忍者の右左エ門(内村さん)がかつての忍者仲間・長次(古田新太)から、二束三文で売ってしまった高価な反物を豪商・仁兵衛(向井さん)から奪い返してほしいと頼まれ、そこから様々な思惑を抱えた者たちによる反物の取り合いが始まる…というストーリー。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は12月25日(水)今夜22時~NHK総合で放送。(笠緒)
2019年12月25日女優の広瀬すず、俳優の吉沢亮らが出演する映画『一度死んでみた』(2020年3月20日公開)の場面写真が23日、公開された。同作は、ソフトバンク「白戸家」シリーズのクリエイティブ・ディレクター澤本嘉光氏が脚本、au「三太郎」シリーズのCMディレクター浜崎慎治氏が映画初監督を務めるオリジナルコメディ作。ライバル会社の陰謀から会社を守るために「2日だけ死んじゃう薬」を飲んで仮死状態となった父・計(堤真一)のピンチを救うべく、父親嫌いの女子大生・七瀬(広瀬すず)が立ち上がる奮闘劇を描く。売れないデスメタルバンドのボーカル・七瀬を演じる広瀬をはじめ、堤真一、吉沢亮、リリー・フランキー、小澤征悦、嶋田久作、木村多江、松田翔太、西野七瀬、城田優、佐藤健、池田エライザ、志尊淳、古田新太、竹中直人、妻夫木聡など、豪華キャストが集結した。一挙11点が公開された今回の場面写真では、広瀬の熱唱シーンに加え、堤の“しゃくれ仮死顔”や計の部下・松岡を演じた吉沢の地味なメガネ姿など。計の仮死状態の時に現れる“天国の案内人”火野役のリリー、「2日だけ死んじゃう薬」を開発する研究員・藤井さん役の松田、高級キャバクラ嬢・あかね役の池田、計の葬儀会場として使用されるホテルの支配人役・妻夫木など、個性的な役柄の姿を捉えている。
2019年12月23日加藤シゲアキ主演、横溝正史によるミステリーの金字塔「金田一耕助」シリーズから名作と名高い1作をスペシャルドラマ化する「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」が12月21日(土)今夜、フジテレビ系で放送となる。昭和、平成と時代を超え何度も映画、ドラマ化され世代を超えて愛されてきた、ミステリー&ホラー小説界の巨匠・横溝正史による探偵推理小説・金田一耕助シリーズ。映画では高倉健、石坂浩二、豊川悦司らが、ドラマでは古谷一行、愛川欽也ら日本を代表する名だたる名優が演じてきた。フジテレビのスペシャルドラマ版では片岡鶴太郎、稲垣吾郎がこれまで演じてきた金田一を昨年放送の「犬神家の一族」から加藤さんが受け継ぎ、本作でも続投する。岡山と兵庫の県境にある鬼首村(おにこうべむら)。この村では由良家(ゆらけ)と仁礼家(にれけ)という2つの名家が対立していた。岡山県警の警部・磯川常次郎の依頼を受け、金田一耕助は村にある亀の湯という温泉宿を訪れる。そこの女主人である青池リカは20年前に起きた悲惨な事件によって夫の源治郎を亡くしていた。そしてその犯人、恩田幾三はいまだに行方不明だという。ある日、鬼首村出身の人気歌手、大空ゆかりが帰郷するということで村中が活気に湧くなか、リカの息子、青池歌名雄の婚約者である由良泰子が滝つぼで死んでいるのが発見される…という物語。金田一役の加藤さんを取り巻く登場人物として、磯川常次郎役には連続ドラマ(1977~1978年)やスペシャルドラマ(1983~2005年)で長きにわたり金田一を演じてきた古谷一行。鬼首村にある温泉旅館「亀の湯」の女主人・青池リカには『のみとり侍』や大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」などで知られる寺島しのぶ。リカの息子の青池歌名雄には『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』「白衣の戦士!」などの「ジャニーズWEST」小瀧望。惨劇の幕を開くキーとなる鬼首村出身の国民的人気歌手・大空ゆかりには『雪の華』などの映画や「白衣の戦士!」で小瀧さんと共演経験もある中条あやみ。そのほか大野いと、大友花恋ら注目の若手女優陣から木南晴夏、岡田義徳、有森也実、国生さゆり、渡辺大、古田新太、斉藤由貴、泉谷しげる、中尾ミエ、石橋蓮司ら日本を代表する名優まで、重厚かつ豪華な布陣で歴史的名作を改めて映像化する。土曜プレミアム「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は12月21日(土)21時15分~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2019年12月21日新垣結衣主演で2016年に火曜ドラマ枠にて放送され、物語はもちろん、主題歌「恋」やキャスト陣がこれに合わせて踊る“恋ダンス”が大きな話題となった「逃げるは恥だが役に立つ」。この度、本作が年末の12月28日&29日の2日間で一挙放送決定。ディレクターズカットが追加された特別版で放送される。海野つなみによる同名コミックを、「空飛ぶ広報室」「重版出来!」の野木亜紀子が脚本を担当しドラマ化した本作は、夫を雇用主、妻を従業員という仕事としての契約結婚をすることになった夫婦の姿を描き、新しい「結婚」の形、そして「仕事」について考えさせられると共に、個性豊かな登場人物たちとの人間関係も交え、笑って泣いてキュンとする新感覚の社会派ラブコメディー。彼氏なし、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切りにあい休職中の主人公・森山みくりを新垣さんが、みくりが父親のはからいで家事代行を務めることになる独身の会社員・津崎平匡を星野源が演じ、初共演。「就職という意味で結婚するのはどうですか?」と提案した結果、周囲には秘密にして「雇用主=夫」「従業員=妻」として結婚することになる2人。周囲にバレずに新婚生活を過ごせるのか?みくりと平匡の2人の恋愛がなかなか進展しない、“ムズキュン”ストーリーが、今回特別版で放送される。ほかにも、大谷亮平、古田新太、石田ゆり子、藤井隆、宇梶剛士、成田凌、真野恵里菜らが魅力的なキャラクターを演じ物語を盛り上げる。「逃げるは恥だが役に立つ」一挙放送は12月28日(土)9時30分~、29日(日)13時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2019年12月05日女優の広瀬すず主演の映画『一度死んでみた』(2020年3月20日公開)の追加出演者23名が2日、明らかになった。同作は、ソフトバンク「ホワイト家族」シリーズなどを手がけ数々の賞を受賞、映画『ジャッジ!』で脚本も務めた澤本のオリジナル作。大学4年生の野畑七瀬(広瀬)は、製薬会社の社長である父親の計(堤)と二人暮らしだが、ある日「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲み、会社乗っ取り計画の犯人を炙り出そうとする計が七瀬の前におばけとなって現れる。七瀬は計、そして計の会社の社員で、”ゴースト”と呼ばれている存在感の薄い松岡(吉沢)とともに事態の解決に乗り出し、思いもよらぬ展開になってしまう。計(堤)が「2日だけ死んじゃう薬」を飲み仮死状態の時に現れた“天国の案内人”火野役として、リリー・フランキー、計が社長を務める製薬会社・野畑製薬で秘書として勤める渡部役として、小澤征悦、野畑製薬のライバル会社で、計を本当に亡き者にしようと企てるワトソン製薬の社長・田辺役として、嶋田久作、計の妻でもあり七瀬(広瀬)の母親・野畑百合子役として、木村多江、野畑製薬で「2日だけ死んじゃう薬」を生み出した研究員・藤井さん役として、松田翔太が出演する。さらに計の葬儀会場として使用されるクラウンホテルの支配人役として、妻夫木聡、高級クラブのボーイ役として佐藤健、高級クラブのキャバクラ嬢・あかね役として池田エライザ、野畑製薬の社員役として、志尊淳、柄本時生、前野朋哉、清水伸、西野七瀬、計の元同僚役として、古田新太、「魂ズ」を密かに見守る音楽ディレクター・ジェームズ布袋役として大友康平、七瀬の母・百合子のお葬式で独特なお経を披露する坊主役として竹中直人、七瀬が所属するデスメタルバンド「魂ズ」を応援するオタク役として加藤諒、七瀬のアルバイト先であるラーメン屋の店主役としてでんでん、野畑製薬の警備員役として城田優、野畑製薬の掃除のおばさん役として原日出子、七瀬と松岡(吉沢)の邪魔をするワトソン製薬の手下役として新日本プロレスの真壁刀義、本間朋晃、そして宇宙飛行士役として、JAXA宇宙飛行士の野口聡一が出演する。この解禁された23名の超豪華オールスターキャストによって同作の決めポーズでもある、“デスポーズ”が一斉公開。全員役衣装で撮影されたお茶目な写真となった。
2019年12月02日広瀬すずがコメディ映画に初挑戦し、吉沢亮、堤真一と共演する『一度死んでみた』に、23名もの主役級超豪華オールスターキャストが集結。彼らが総登場する追加キャスト紹介動画も解禁された。まず、堤さん演じる野畑計(はかる)が「2日だけ死んじゃう薬」を飲み、仮死状態の時に現れた“天国の案内人”火野役として登場するのが、リリー・フランキー。計が社長を務める製薬会社・野畑製薬で秘書として勤める渡部役には、小澤征悦。野畑製薬のライバル会社で、計を本当に亡き者にしようと企てるワトソン製薬の社長・田辺役として、嶋田久作。計の妻でもあり、広瀬さん演じる七瀬の母親・野畑百合子役として、木村多江、野畑製薬で「2日だけ死んじゃう薬」を生み出した研究員・藤井さん役として、松田翔太が出演。さらに、計の葬儀会場として使用されるクラウンホテルの支配人役として、妻夫木聡。高級クラブのボーイ役として、佐藤健、高級クラブのキャバクラ嬢・あかね役として、池田エライザ。野畑製薬の社員役として、志尊淳、柄本時生、前野朋哉、清水伸、西野七瀬、計の元同僚役として、古田新太。七瀬が所属するデスメタルバンド「魂ズ」を密かに見守る音楽ディレクター・ジェームズ布袋役として、大友康平、七瀬の母・百合子のお葬式で独特なお経を披露する坊主役として、竹中直人、「魂ズ」を応援するオタク役として、加藤諒、七瀬のアルバイト先であるラーメン屋の店主役として、でんでん。野畑製薬の警備員役として、城田優、野畑製薬の掃除のおばさん役として、原日出子、七瀬と松岡(吉沢亮)の邪魔をするワトソン製薬の手下役として、新日本プロレスの真壁刀義、本間朋晃、そして、宇宙飛行士役としてJAXA宇宙飛行士の野口聡一が出演。この23名のキャストたちが、本作の決めポーズでもある“デスポーズ”を一挙に見せる姿は必見だ。『一度死んでみた』は2020年3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン
2019年12月02日田中圭主演の映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が近日公開。栄光の裏方を支える“テストジャンパー”主役の感動ドラマ1998年長野オリンピックにて、スキージャンプ団体が悲願の金メダルを獲得。日本中が歓喜に沸いた。この栄光には陰で支えた25人のテストジャンパーたちのがいた。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』では、その知られざるジャンパーたちの感動秘話を描いていく。“テストジャンパー”とは?そもそもテストジャンパーとは、代表選手たちの競技前に、ジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるジャンパーのこと。競技の上では重要な役割を担うが、ジャンパーたちの多くは、惜しくもオリンピックの出場が閉ざされた実力者の集まりでもある。もとは日本代表選手の西方主人公となる西方仁也も、もとはリレハンメル五輪の団体戦・代表選手として出場し、日本代表最高飛距離135mの記録を残した人物。しかし金メダル目前にして、エース原田雅彦のジャンプ失敗で金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも故障で代表落選。“裏方”のテストジャンパーとなって日本代表選手たちを支えることになる。“運命”を託されたテストジャンパーそして本番を迎えた長野五輪当日、またしても団体戦の1本目で原田がジャンプに失敗。日本は4位へと後退し、さらに猛吹雪の悪天候のため、一度競技が中断されてしまう。このまま終われば、一本目のジャンプ結果で順位が決まるという最悪な状況の中、審判たちは「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技再開する」という判断を下す。奇しくも、日本の金メダルへの道は、西方率いる25人のテストジャンパーたちへ託されたのだったー。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』キャスト主演に田中圭主人公の西方仁也役を務めるのは、「おっさんずラブ」シリーズをはじめ、『mellow(メロウ)』の公開を控える田中圭。テストジャンパーとして選手たちを支える、西方の揺れ動く内面や葛藤を力強く演じる。田中圭×土屋太鳳が夫婦にまたそんな主人公・西方の妻・幸枝役を務めるのは、『図書館戦争-THE LAST MISION-』(2015)以来、田中と共演する土屋太鳳。長野五輪の代表候補から落選、落胆する夫を笑顔で励まし、テストジャンパーの道を選ぶ際にそっと背中を押す、芯の強い女性を演じる。テストジャンパー役に、山田裕貴や眞栄田郷敦西方と共に、様々な思いを抱えて五輪に臨む25人のテストジャンパー役には、実力派キャストが勢ぞろい。聴覚障害をもつ高橋竜二役に山田裕貴、怪我を負ったことでトラウマを抱える南川崇役に眞栄田郷敦、唯一の女子高生テストジャンパーである小林賀子役に小坂菜緒(日向坂46)が抜擢。またテストジャンパーのコーチ・神崎幸一役は、古田新太が務める。長野五輪日本代表選手役そしてテストジャンパーたちと共に、悲願の優勝をかけて五輪に挑む長野五輪日本代表選手にも注目したい。リレハンメル五輪に西方とともに日本代表選手として出場した経験を持つ原田雅彦役には、『カメラを止めるな!』の濱津隆之、史上最多計8回のの落合モトキ冬季 オリンピックに出場、今なお現役選手として競技を続けているレジェンド・葛西紀明役を落合モトキが演じる。監督に飯塚健「荒川アンダーザブリッジ」を代表作にもつ映像作家の飯塚健が『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の監督を担当。来る東京オリンピックイヤーの開催前の公開について、「オリンピック国内開催の年に、オリンピックに関する映画をつくれること、たいへん光栄に思います。大逆転の金メダルの裏側には、記録に残らない戦いがありました。1メートル先も見えない吹雪の中で、バトンを繋ぐように、たすきを繋ぐように、スタートを切ったテストジャンパーたちの物語です。過酷な場所での撮影となりますが、我々チームもそのソウルを見習い、無事に着地を決めたいと思います。」と意気込みを語っている。作品詳細映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』公開日:近日公開※2021年5月7日(金)公開予定だったが延期となった。監督:飯塚健脚本:杉原憲明、鈴木謙一出演:田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒、濱津隆之、古田新太主題歌:MISIA「想いはらはらと」(Sony Music Labels)挿入歌:MAN WITH A MISSION「Perfect Clarity」(Sony Music Labels)配給:東宝
2019年12月01日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)』に出演する女優・白石加代子さんに、稽古場の様子や作品への思いを聞きました。インタビュー当日、取材前に舞台『常陸坊海尊』の稽古場を少しだけ覗かせてもらった。演出の長塚圭史さんと出演者たちが車座になって作品について意見を交わし合うなか、時に自ら質問し、若い共演者の言葉に楽しげに、そして熱心に耳を傾ける白石加代子さんの姿があった。「すごく奥が深い作品だから、みんなで膝を突き合わせて話すことが大切になってくると思うのね。とくに圭史さんは、非常に具体的で緻密な演出家で、携わる全員に共通した解釈や認識を持って稽古に臨んでほしいという考えを持っていらっしゃる方。あんなに戯曲を細かく噛み砕いてくださる演出家、なかなかいません。蜷川(幸雄)さんの現場では、稽古初日からセリフはもちろんある程度のレベルにいなきゃいけなかったけれど、圭史さんは優しいから待ってくれますし(笑)」そして、いたずらを告白するかのように、「私ひとりだけズルいのよ」と小さく笑う。じつは白石さん、舞台『常陸坊海尊』への出演は2回目。22年前にも同じ役を演じている。「当時、自分の拙さもあって掘り下げが足りなかったという思いが残った作品だったんです。少し読み違えをしていた気がしてならなくて。ただ、大変な作品だけに、もう演出しようとする方は現れないのではと思っていたら、風の便りで圭史さんが演出するかもしれないと聞いて、居ても立ってもいられなくて押しかけちゃったの(笑)。圭史さんならぜひやりたいと思ったし、他の人に役を取られちゃうのが嫌だったのね」その“読み違え”とは…。「どんなに暗いお話でも楽しいところがないとダメだと思うの。これは日本が貧しい時代の東北が舞台で、不思議な部分もあるから、取っつきにくそうに思うかもしれません。でも、その時代の人間の“性”が開けっ広げで、それがとても豊かに描かれていたりして面白いの。圭史さんととくにその話はしていないのだけれど、作品に描かれた人としての俗な部分と楽しい部分を探っていらっしゃるのがわかるし、同じ方向を向けているのが嬉しくて…。このカンパニーなら、思いもよらないエンターテインメント性が深さとともに出せるかもしれないと思っています」白石さんといえば、厳しいことで知られたあの蜷川さんから厚い信頼を受けた女優であり、古田新太さんをして“伸びていた鼻をへし折られた”と語るほどの演技派。にもかかわらず、この謙虚さに頭が下がる。「毎回、白石加代子がやったらこうなるだろうというところに近づけようとは思っているの。長くやっていれば、ある種のそういう回路はできているものだし。でも、見当がつくようなものをそのままやっているだけでは、すぐに飽きられるだろうし自分も飽きるし、それはお客様にも伝わっちゃうのね。だから、前とは違う私じゃなきゃ見つけられない道を、そのつど探していきたいと思っています。そうやって道を探りつつ生きてきたら、こんな特殊な女優になっちゃったんだけど(笑)」演じるのは“おばば”と呼ばれるいたこ。今回、どんな異界へと観客を誘ってくれるのか楽しみだ。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)』源義経を裏切った罪の意識から不老不死となり、義経の伝説を語り歩いたといわれる常陸坊海尊。都会から疎開してきた少年たちは、森の中で、その妻を自称するおばば(白石)と雪乃(中村)という美しい少女に出会うが…。12月7日(土)~12月22日(日)KAAT神奈川芸術劇場 ホール作/秋元松代演出/長塚圭史音楽/田中知之(FPM)出演/白石加代子、中村ゆり、平埜生成、尾上寛之ほかS席7500円A席5500円ほか(12月7、8日はプレビュー公演5000円ほか)*すべて税込みチケットかながわ TEL:0570・015・415(10:00~18:00)兵庫、岩手、新潟公演あり。しらいし・かよこ1941年12月9日生まれ。東京都出身。‘67年に早稲田小劇場に入団し、舞台女優として高い評価を受ける。近年はドラマ『ひよっこ』『いだてん』など映像でも活躍。※『anan』2019年12月4日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年11月27日「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“飛翔”」製作発表が、東京都内の体育館にて行われた。【チケット情報はこちら】集英社「週刊少年ジャンプ」にて連載中の古舘春一による「ハイキュー!!」を原作に、2015年から7作品が上演された演劇「ハイキュー!!」シリーズ。“飛翔”から、烏野高校の全キャストが刷新。オーディションで選出された新生鳥野が始動する。8月19日の“ハイキュー!!の日”に実施された製作発表には、日向翔陽役の醍醐虎汰朗、影山飛雄役の赤名竜之輔がキャラクタービジュアルで登壇。これまでに引き続いて演出・脚本を手がけるウォーリー木下も参加し、彼らの門出に華を添えた。製作発表は「ハイキュー!!」を連載している集英社、週刊少年ジャンプ・中野博之編集長による激励でスタート。その後、前回シリーズで日向を演じた須賀健太からの応援コメント映像がサプライズとして流された。映像には、劇団☆新感線「いのうえ歌舞伎《亞》alternative『けむりの軍団』」で須賀と共演中で「ハイキュー!!」ファンの古田新太、池田成志の姿も。須賀は「どんな“新生烏野”が飛び出すのか楽しみにしています!」とメッセージを贈る。さらにサプライズは続き、会場には原作者・古舘の描いたモノクロ原画が。サブタイトル〝飛翔?と大きく冠されたイラストを受け取った醍醐と赤名は「うわぁ、カッコいい!」と大喜び。ウォーリーも「感動しました」と続き、本作の構想を「ぶつかり合いを経て春高出場への覚悟を固めていく“人間ドラマ”に仕上げる」と紹介した。須賀から役を引き継ぐ思いを問われた醍醐は「偉大な先輩の真似ではなく、自分のフィルターを通した日向翔陽を“1から始める”つもりでリアルに演じたい」と意気込む。赤名は、自身の演じる影山を「ひとりの男として尊敬する」としつつ、「初の2.5次元舞台だからこそ伝えられるものがあると思ってがんばります」と強い気持ちをにじませた。それを受けたウォーリーは「本作から登場する“託す”という言葉になぞらえて、信頼関係を育んで相手に“託す”面白さを感じてもらえたら、きっと素敵な“頂”の景色が見られるんじゃないかと思います」と新キャストを鼓舞し、製作発表を締めくくった。公演は11月1日(金)から4日(月・休)まで、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて。さらに大阪・宮城と巡演したのち、12月に再び東京へ凱旋する。チケットぴあでは、9月3日(火)11時より先行抽選を受け付ける。取材・文:岡山朋代(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会
2019年08月21日3年ぶりとなる劇場版最新作『ONE PIECE STAMPEDE』の公開を記念して、フジテレビでは8月10日(土)今夜の「土曜プレミアム」枠で、劇場版の前作となる『ONE PIECE FILM GOLD』をオンエアする。1997年から週刊少年ジャンプ誌で連載が開始された「ONE PIECE」は、その後TVアニメ化されこちらも大ヒット作に。2000年からは劇場版の公開も始まり、10作目の『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』では原作者の尾田栄一郎が製作総指揮を務めストーリーなども手掛ける。2012年公開の『ONE PIECE FILM Z』では鈴木おさむを脚本に迎え60億を超える興収を記録するなど、その人気は加速。そして2016年、3年半ぶりに公開されたのが本作となる。“海賊王”を目指して新世界を旅するルフィたち麦わらの一味が訪れたのは、政府公認の独立国家、グラン・テゾーロ。世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪たちが集うその世界最大のエンターテインメントシティは、世界政府すら手を出すことのできない“絶対聖域”だった。そこでルフィたちの前に現れたのは、その国の支配者である黄金帝ギルド・テゾーロ。海賊、海軍、そして世界政府ですら容易く金の力で動かすテゾーロの底知れぬ野望が動き出し、いま、新世界の勢力図が塗り替えられようとしていた――。本作でも原作者の尾田氏が総合プロデューサーを担当。ゲスト声優としてナミと過去の因縁があるという謎の歌姫“カリーナ”役に満島ひかり、全てをすり抜ける「ヌケヌケの実」の能力者・タナカさんに濱田岳、VIPをアテンドするコンシェルジュにして触れた相手の運気を下げるバカラに菜々緒、ルフィたちと街に居合わせる伝説のギャンブラー、レイズ・マックスに北大路欣也といった面々をはじめ、竹中直人、古田新太、小栗旬、成田凌、西野七瀬、三吉彩花ら豪華俳優陣が集結。そこにケンドーコバヤシ、コロッケ、「コロコロチキチキペッパーズ」ナダル、コロッケ、三村マサカズら芸人勢も加わり作品を彩る。そして3年ぶりの劇場版最新作となる『ONE PIECE STAMPEDE』が現在絶賛公開中。こちらは世界一の海賊の祭典「海賊万博」に招待されたルフィたち麦わらの一味がお宝争奪戦を繰り広げるという物語で、ユースケ・サンタマリア、指原莉乃、山里亮太、竹中直人らがゲスト声優として出演するのも見どころだ。土曜プレミアム『ONE PIECE FILM GOLD』は8月10日(土)今夜21時~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年08月10日発売から25年以上経った今でもなお、愛され続けているゲーム『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のストーリーを原案とした、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が本日より公開。山崎貴が総監督・脚本を担当し、『ドラゴンクエスト』シリーズ初のフル3DCGアニメーション映画化されたものだ。1986年に第1作が発売されて以来、現在シリーズ累計の出荷・ダウンロード販売本数が7800万本を突破している、日本を代表する国民的RPG『ドラゴンクエスト』。現在までに、80を超えるシリーズ作品が発表されている中で『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は、“親子3代にわたって魔王を倒す”、“結婚相手を選ぶ”等、大河ドラマのような人生を体感できる作品なのだ。ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すべく、少年リュカは父パパスと旅を続けていた。その道中、ついにゲマと遭遇し、魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げる。それから10年。故郷に戻ったリュカは“天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる”というパパスの日記を発見する。父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅に出るのだ。立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、ふたりの女性をめぐる究極の選択。果たして冒険の先に待ち受けるものとはなんなのか。本作は、監督に八木竜一と花房真、原作・監修に“ドラゴンクエストの生みの親”である堀井雄二。さらに音楽は、ゲームの人気を支えてきたすぎやまこういちの楽曲が使用される。総監督を務める山崎といえば、菅田将暉が主演し、戦艦大和と天才数学者の姿を描いた監督作『アルキメデスの大戦』が現在公開中。VFX技術によって圧巻のスケールで描かれた大和の姿が大きな見どころの作品だが、今作『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』でもその手腕ぶりが発揮されている。主人公・リュカ役の声優を務めるのは佐藤健。このところ映画にTVドラマにと、アクティブな活躍をみせる彼だが、本作にて、初のアニメ映画主演を務めることになった。そして、リュカを取り巻くキャラクターを演じる声優陣は、ふたりのヒロインに有村架純、波瑠。さらに、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、古田新太、松尾スズキ、山寺宏一、井浦新、賀来千香子、吉田鋼太郎といった、超豪華な面々が集結している。映画だからこそ実現した『ドラゴンクエスト』の新たな物語を、この夏ぜひスクリーンで体験して欲しい。『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』公開中関連楽曲を聴く()
2019年08月02日彼はいったい、いつ休んでいるのだろうか…そう思わずにはいられないほど、人気作に立て続けに出演している中村倫也さん。ただ、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、悩み続けた日々も。足踏み状態から前進するための、中村さん流の突破口の見つけ方。中村倫也さんの快進撃が止まらない。昨年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で演じた、ゆるふわ男子・マアくんで幅広い女性の心を捉え、昨年のYahoo!検索大賞を俳優部門で受賞。今年に入ってからも、主演した舞台『クラッシャー女中』のチケットが即完売。オーディションで選ばれ吹き替えを担当した映画『アラジン』は、観客動員記録を伸ばし続けている。しかし、以前のインタビューでは、自ら「デビューして10年くらいは売れなかった」と語っていたりも。そんな中村さんが思うブレイクスルーポイントとはどこだったのだろう。「自分のなかで、ここだって言えるような具体的なものはないんです。ただ、もともと頭でっかちなタイプで、20代前半の頃は悩んでは立ち止まり、悩んでは立ち止まりを繰り返していました。考えて考えて結論を出して動いてみるんだけどダメで、また考えてって。堂々巡りでしたね」当時のそんな中村さんを受け止めてくれていたのは、古田新太さんや堤真一さんといった、舞台や映像など、さまざまな現場を渡り歩いてきた実力派の先輩俳優たち。「相談というより、『聞いてくださいよ~』っていう会話の流れで、その時にあれこれ思っていることを一方的に投げていた感じです。僕が実際にそうなんですけれど、後輩とかから『相談があるんです』ってストレートに来られた場合、スーパー真面目に聞かなきゃいけなくなるじゃないですか。たとえば先輩方に聞いてもらって、向こうから『アホか』っていう反応が返ってくれば、この感覚はアホなのかって気づけるんですけれど、真剣に相談されたら、きっとそうは返せないですよね。先輩たちからはよく、『そんなことは、まだ考えなくっていいんだよ』って言われてましたね」具体的にどんな話を?と尋ねると「日本の少子化とか、政治経済とか」と、いったんはぐらかしてから、少し間を置いて、「表現者としての感覚の話ですよ。しょうもないんで、具体的には言わないですけれど…(笑)」と。中村さんの前に立ちはだかる大きな壁となっていたのは、プライドと自意識。その突破口は、「自分の才能のなさを認めること」だった。「自分には他の人とは違う何かがあるはずだって、子供っぽい思いと馬鹿な野心と夢を持っていたんです。でも、いくらやっても全然注目されないわけですから、自分でも薄々は気づくんです。自分が本当に“持っている人”だとしたら、最初っから周りが放っておかなかったってことは。でも、認めるのが怖くて、そんなはずはないって必死に思い込もうとしていたんですよね。だって、認めたら身にまとっている鎧がなくなって、裸の自分が晒されてしまうから。でも、認めないと先に進めないんだって20代後半に気づいてからは、ダメな自分とちゃんと向き合って呑み込んで、咀嚼して栄養にしていまがあるんです」何でもないことのように、さらりとした口調で語るけれど、その心境に至るまでの過程では、回り道もしながら苦しんだよう。「しばらくは、自分から目を背けるために、飲み会とかに行っていたんです。でも、いつまでもこうしていても意味がないし、きっちりと落とし前をつけないことには前に進めないって肚を決めて、目の前に机をガンッて置いて、自分と対話する時間を設けたんです。それこそ、1週間くらいはろくに外にも出ずに、暗い部屋にずっと籠もって自分と向き合っていた気がします。すごく体力がいる作業だったし、鎧を脱ぎ捨てた姿に馴染むまでには、しばらくぎこちなさもありましたけれど、楽にはなりましたよね」そこからは、どんな仕事に対しても、これまでのキャリアや実績に驕ることも寄りかかることもなく、毎回、真っさらな姿勢で臨むようにしてきた。自分の心構えが変わると、自然と周りから向けられる視線も変化してきたそう。「僕が幼稚園の時に友達と砂の山を作って遊んでいたら、その友達のお兄ちゃんが来て、『もっと大きい山を作ろうよ』って、僕らが作った砂の山を足で踏んだんです。なんでそんなことするんだろうって思ったけれど、小さな山を一回踏んで、広い土台を作って、その上に砂を積んでいったら、すごく大きな山ができた。それと似てる気がするんですよね。若い頃にいろいろ試行錯誤をしながら積んだ山を、一回踏んで潰して、再スタートじゃないけれど、そこからまた積み直している感じ。もしかしたら、またどこかで一回踏み潰さなきゃいけない時期がくるのかもしれませんけど(笑)」なかむら・ともや1986年12月24日生まれ。東京都出身。出演しているドラマ『凪(なぎ)のお暇(いとま)』は、毎週金曜夜10時から、TBS系にて放送中。中村さんは、主人公・凪(黒木華さん)の謎の隣人・安良城ゴンを演じている。ブルゾン¥32,000シャツ¥25,000パンツ¥29,000(以上CULLNI/Sian PR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年7月31日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・戸倉祥仁(holy.)ヘア&メイク・Emiy取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月28日ムロツヨシと古田新太がW主演、田中圭も出演するドラマ24「Iターン」。7月27日深夜の第3話のラストでは借金に苦しむ狛江に田中さん演じる竜崎が“ある提案”をするのだが、その際の「低音ボイス」に視聴者がメロメロになっている模様だ。「侠飯」「すじぼり」などの作品が多数映像化されている人気小説家・福澤徹三の同名小説をドラマ化した本作。中堅広告代理店・宣告社に勤める45歳の狛江光雄をムロさんが、狛江が赴任した地方都市・阿修羅市を牛耳る二大ヤクザのうちのひとつ「岩切組」の組長・岩切猛を古田さんが演じW主演。そんな「岩切組」とは犬猿の仲の「竜崎組」組長でサラ金「ドラゴンファイナンス」の社長でもある竜崎剣司には田中さん。岩切も世話になっているスナックのママ・麗香には黒木瞳。狛江の部下として営業マン・柳直樹には渡辺大知、事務の吉村美月には鈴木愛理、また岩切組の組員・桜井勇一に毎熊克哉、竜崎組の組員・神野晃に般若といった面々が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。本社とのテレビ電話で上司から責められた狛江だが、事務の美月から2人きりでの食事に誘われ浮かれ気分で帰宅すると、そこには岩切の姿が。岩切は狛江が営業をかけている百貨店の情報を知っており、もう1度接待してみろと告げる。再び深町(木下隆行)に頭を下げ接待の場を設けた狛江。2軒目に麗香のスナックに連れていくと、麗香から謎の薬を渡される。それを深町の酒に混ぜると泥酔し倒れ込んでしまう深町。すると桜井らが現れて深町を連れ去る。その翌朝、狛江が深町のもとを訪れると大量の案件を受注することに成功。しかしそれは岩切が仕組んだ罠で……というストーリー。岩切に迷惑料の返済のためキックバックを寄こせと脅され、どんどん悪の道に染まっていく狛江。そんな狛江を使い岩切組をつぶそうと企む竜崎は借金の建て替えを提案する。“ワルの優しさ”を見せる竜崎の甘い低音ボイスにSNSでは「竜崎さんの低音を聴くと横隔膜の辺りがザワザワする」「大人の色気がたまらん 話し方がゆっくりで貫禄がある!!」「たっぷりの間と色っぽい低音 地獄が待っているとしか思えない」「竜崎さんの囁きボイス配信してくれないかな」などの反応が続々。次週はいよいよ狛江を巡る(?)岩切と竜崎の争いが本格化しそうな予感。ムロさん、古田さん、田中さんが織りなす“怖すぎる”三角関係から目が離せない。(笠緒)
2019年07月27日ドラマ『Iターン』にて、古田新太さんとW主演を務めるムロツヨシさんにお話を聞きました。「古田さん演じる岩切組長とここから新しい関係性が築かれます」ムロツヨシさんと古田新太さんという多芸多才な俳優ふたりのW主演が話題のドラマ『Iターン』。ムロさん演じる広告代理店勤務の狛江が、閉鎖目前の弱小地方支店に転勤となる。しかし赴任早々、多額の借金を背負ってしまった上、古田さん演じるヤクザの組長の舎弟を務める羽目になり…。サラリーマンとヤクザの二重生活を強いられることになった男の、ハードな日々を笑いを交えて描いた作品だ。「僕がまだバイト漬けの日々だった頃に観た舞台に野田秀樹さんの『キル』という作品があって、その芝居に爆笑して、いつかあんなふうになりたい、共演したいと思っていたのが古田さんだったんです。その人といまW主演させていただけている状況が、本当にありがたいです」その古田さんから、以前に舞台で自分が殴られるところを見て、「普通は痛々しいのにムロの場合は笑える、これはひとつの才能だって褒められたことがある」という。それで今回は自ら監督に、1話に1回は古田さんに殴られるシーンを作ってください、とお願いしたのだそう。「古田さんほど人の芝居に合わせようとしてくれる方って、なかなかいないと思うんです。僕が何かを思いついてやると、すぐ理解して合わせてくれるし、いくつかのパターンのうち、どの芝居が面白いかを迷って相談すると、即答で返してくれる。どうしたら面白くなるかをしっかり考えていらっしゃる方だから、自分も迷ってばかりいられないと」もうひとつ、今作で楽しみにしていたことがある。それは、多くの国際映画祭で高い評価を受ける内田英治さんが監督を務めるということ。「内田さんの撮る映像には、かつての伊丹十三監督の映画を思わせるような雰囲気があります。いい年をした男が周りに振り回されていく姿は、滑稽で笑えるんですけれど、そこから彼が自分を変えていかなきゃいけないと気づいて変化していく様子は、ヒューマンドラマとしての面白さもあって。リアリティのない話なのに、どこかリアリティを感じさせるのは、監督の手腕なんだと思います」笑いを交えながらも、その淡々とした語り口からは、作品も自分自身も俯瞰で眺める冷静な素顔がのぞく。「25~26歳の時、この世界で生き残るために考え方を変えたんですよね。“ムロツヨシ”という役者を分析して、得意なところをより強固にする方法や弱点を強みに変える方法を考えて、自分を構築し直したんです。その作業はいまも続けていて、3年後に喜んでいられるよう、客観的な視点は忘れないようにしています」ドラマはここから新たな展開へ。「さらに狛江が追い込まれますが、その先に、古田さん演じる岩切組長との新しい関係性が生まれますので、楽しみにしていただきたいです」『Iターン』最果ての街に左遷された狛江(ムロツヨシ)は、岩切組の組長(古田新太)の舎弟になることに。さらに、岩切組と対立する竜崎組の組長(田中圭)にも弱みを握られ…。毎週金曜深夜0時12分~、テレビ東京系にて放送。©「Iターン」製作委員会ムロツヨシ1976年1月23日生まれ、神奈川県出身。主演舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』が、7月28日まで新国立劇場 中劇場にて上演中。出演映画『ダンスウィズミー』が8月16日に公開。コート¥38,000パンツ¥20,000雪駄¥6,500(以上BLUE BLUE JAPAN/OKURA TEL:03・3461・8511)中に着たTシャツ¥6,000(HELLY HANSEN/へリーハンセン原宿店 TEL:03・6418・9669)※『anan』2019年7月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・森川雅代(FACTORY1994)ヘア&メイク・灯(ROOSTER)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月20日ムロツヨシ主演で日本で最も不幸なサラリーマンの物語を描くテレビ東京系ドラマ24「Iターン」。その第2話が7月20日オンエア。岩切が飼っているチワワ“昌三”のキュートさと、スナックのママ役で登場した黒木瞳の迫力ある博多弁に大きな注目が集まっている。左遷同然の人事で“修羅の街”阿修羅市にやってきた中堅広告代理店社員・狛江光雄をムロさんが演じ主演。阿修羅市を牛耳る二大ヤクザのうちのひとつ「岩切組」の組長・岩切猛を古田新太が演じ、岩切と犬猿の仲の「竜崎組」組長でサラ金「ドラゴンファイナンス」社長も務める竜崎剣司に田中圭。狛江が支店長を務める宣告社阿修羅支店の営業マン・柳直樹には渡辺大知、事務の吉村美月に鈴木愛理といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。阿修羅市にやってきた狛江は挨拶に向かった先のサラ金「ドラゴンファイナンス」で竜崎から新規案件を獲得するが、下請けのオンボロ印刷所に見下すような態度を取ったばかりにわざと誤植したチラシを納品され「竜崎組」「岩切組」双方から借金を背負わされ、岩切組の舎弟にされてしまう。本社の上司・高峰(相島一之)から大手百貨店の広告を受注しろという命令を受けた狛江が、部長の深町(木下隆行)を訪ね接待のチャンスを得るが、連れて行かれたのは高級すし店。しかも空気を読まない柳の行動で深町は機嫌を損ねる。さらに岩切からは組の当番を命じられ会社員とヤクザの多忙な二重生活が始まる。電話番では名乗らない相手に怒鳴られ、岩切のペットのチワワ「昌三」の散歩では、昌三が駆けだしてあわやという事態。さらに美人ママ・麗香(黒木瞳)が経営するスナックのケツ持ちをする羽目に…というのが今回のおはなし。今回から岩切が溺愛する“昌三”が登場。「昌三さんがかわいくてたまらん…!」「昌三さんにばかり目が行ってしまう…可愛すぎるって罪」など昌三に注目する視聴者が続出。また「バチバチ九州弁の夜の女黒木瞳さま美しかった」「肌年齢で戦う黒木瞳強い...!」など、バリバリの博多弁でインパクトある演技をみせた黒木さんにも大きな注目が集まっている模様だ。(笠緒)
2019年07月20日劇団☆新感線の旗揚げ39周年を記念した“サンキュー公演”、いのうえ歌舞伎《亞》alternative『けむりの軍団』が、7月15日、東京・赤坂ACTシアターで開幕した。脚本を手がけるのは、2016年の『乱鶯』以来2度目の参加となる倉持裕。【チケット情報はこちら】かつて軍配士として目良家と戦いながら、現在は浪人となり、賭場通いの日々を過ごしている真中十兵衛。そこでテラ銭泥棒の濡れ衣を着せられた十兵衛は、人質の子分を助けたければ、真犯人である美山輝親を5日のうちに連れ戻してくるよう命じられる。一方、目良家に正室として嫁ぐも、厚見家との同盟を反故にされ、家臣の雨森源七と共に城から逃げ出した紗々姫。そしてある木賃宿で十兵衛、輝親、紗々姫と源七が顔を合わせることになり…。3年ぶりに赤坂ACTシアターに帰って来た新感線。その内容は、ザ・エンタテインメントな王道時代劇だった。物語の柱となるのは、十兵衛、輝親、紗々姫らの厚見家と、嵐蔵院を中心とする目良家、さらに残照が住職を務める夭願寺の3つの勢力。それぞれの思惑が入り乱れ、裏切り、裏切られ、といった怒涛の展開を見せていく。その構成力、江戸弁を多用した小気味いいセリフ運びはさすが倉持。約3時間(休憩20分込み)という新感線にしては短めの上演時間も相まって、ラストまで一気に駆け抜ける。主役の十兵衛を演じるのは、劇団の看板俳優である古田新太。飄々とした態度で笑いを誘い、粋なカッコよさで場をかっさらう。キレ者の策士という役どころは、やはり古田にピタリと合う。しかもその古田とバディを組むのは、新感線への参加はなんと13作目となる池田成志。古田とはまさにあうんの呼吸で笑いを生み出し、しかも演じる輝親は口八丁で戦乱の世を生き抜いてきたという男。その軽みとクドさは池田ならでは。さらにド迫力の殺陣シーンも満載の本作。そこはやはり目良家の侍大将・飛沢莉佐衛門役の早乙女太一が一歩も二歩も抜き出る。しかも冷徹とも言えるほどクールな役どころが多かった早乙女だが、今回はそれにユーモアと人間臭さが加わり、これまでにない一面を見せる。さらに紗々姫役の清野菜名、源七役の須賀健太も、高い運動能力を存分に発揮。見ごたえたっぷりの殺陣シーンへと繋がった。劇団員がほぼ全員出演し、それぞれのキャラクターが丁寧に、かつ個性的に描かれているのも新感線ファンにとっては嬉しいポイント。サービス精神たっぷりの、まさに“サンキュー公演”にふさわしい一作だ。取材・文:野上瑠美子
2019年07月16日ムロツヨシ、古田新太、田中圭らの出演で贈るテレビ東京系ドラマ24枠「Iターン」が7月12日深夜放送開始。インテリヤクザを演じた田中さんに「悪圭、良かった」「色気がハンパない」などの声が殺到。“#こわい圭”タグまで登場する盛り上がりをみせている。本作でムロさんが演じるのは中堅広告代理店・宣告社に勤める45歳の狛江光雄。狛江が左遷同然の人事で赴任した阿修羅市を牛耳る二大ヤクザのうちのひとつ「岩切組」の組長・岩切猛に古田さん。岩切とは犬猿の仲の「竜崎組」組長でサラ金「ドラゴンファイナンス」の社長でもある竜崎剣司に田中さん。宣告社阿修羅支店のやる気がなく定時退社が当たり前の営業マン・柳直樹には渡辺大知。事務の吉村美月には鈴木愛理といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。狛江は左遷同然の人事で本社から地方の支社に単身赴任することになる。赴任先の“阿修羅市”は文字通りヤクザが牛耳る“修羅の街”で、社員2名の貧弱支店の支店長になった狛江は早速挨拶回りに向かうが、挨拶に向かった先のサラ金「ドラゴンファイナンス」は明らかに“ヤバめ”な雰囲気。社長の竜崎から新規案件を獲得するも、下請けの印刷屋を足蹴にしたばかりに「竜崎組」「岩切組」双方から借金を背負わされ、さらに岩切組の舎弟にされてしまう…というのが1話のストーリー。SNS上では田中さん演じる竜崎が現れた瞬間から「キターたつざきさんキター最初からこえー!!!」「か、、かっこいいよ、、田中圭」「竜崎の色気がハンパない」など、田中さんの“極道”ぶりに(いい意味で)震えあがる視聴者が続出。さらに田中さんの登場に合わせてムロさんが「田中圭でてきた、こわい圭でてきたっ、」とツイート。するとこれに呼応するように“#こわい圭”なるタグが発生。「興奮しすぎて寝られないよ#こわい圭」「来週も #こわい圭 見られそうで楽しみ」「こわい圭くん、どちゃくそカッコよくてしびれた」など“こわい圭”というタグやワードを入れたツイートが続々タイムラインを流れるように。田中さんの新たな魅力に多くの視聴者の興奮が収まらない様子だ。(笠緒)
2019年07月13日●後輩を「養いたい」という感覚が芽生える1980年代に連載されていた人気コミック『ここはグリーン・ウッド』の舞台化が、話題を呼んでいる。全寮制の名門男子高校「緑都学園」を舞台に、4人の男子たちを中心にした物語が繰り広げられる。SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』が発表されると、Twitterではトレンド入りとなり、注目度の高さをうかがわせた。主人公でありいろいろと不運な少年・蓮川一也(小西成弥)、誰もが女子と間違ってしまう如月瞬(大平峻也)など個性的なキャラクターが登場するが、今回は同作の中でも2大”初恋ハンター”として名高い寮長・池田光流役の長妻怜央、生徒会長・手塚忍役の影山達也にインタビュー。忍役の影山には、生徒役の中でも年上のポジションで考えることや、盟友・須賀健太への思いについても話を聞いた。○■原作ファンプレッシャーに「ありがたい」――『ここはグリーン・ウッド』は私の周囲でも人気の作品なんですが、影山さんはもともとご存知だったんですか?お話をいただいたときに、速攻調べて原作を読んだので、すごく新鮮な気持ちで読むことができました。僕はあまり少女漫画を読むのが得意じゃなくて……バトル漫画は視覚で読み進められるけど、少女漫画は深いモノローグがあったり、文字も多いと思っていたんです。でも『グリーン・ウッド』を読み進めると、最初は学園もののドタバタコメディだと思っていたのに、キャラクターのバックボーンがあるからこその発言だったというのがわかって、どんどん作品にはまっていきました。お芝居でも、含みを持たせた表現ができたらいいなと思っています。――ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」のときとはまた違う感覚でしょうか?全然違います! 今回は会話劇が基盤になっていると思うので、テンポよく掛け合っていかないと、と思っています。実は生徒役の中で僕が一番年が上なんです。少し前までは、後輩をかわいがる感覚があまりわからなかったんですけど、『グリーン・ウッド』の稽古に入って、後輩に「かわいらしい」とか、「養っていきたい」みたいな感情が……。――養うんですか!?「おいしいもの食べな〜」みたいな(笑)。そういう気持ちになってきて、いっしょにお芝居を作るのが楽しいです。相方のながつ(長妻怜央)も若いし、2人の関係でも作品の幅を出していかないといけないと思っているので、コミュニケーションをとっていきたいです。――やっぱり忍先輩と光流先輩は非常に人気ですし、原作ファンの期待度も高いのかな? と思います。プレッシャーは、ありがたいです。そういう声も多くいただいているので、頑張らないといけない、と思います。――忍先輩はけっこう複雑なキャラクターかとも思うのですが、どう演じようされているんですか?僕もそう思っていたんですが、舞台を見てくださる方にも、原作を読んだ時のキャラクターの印象のまま、見ていただけると良いのかなと思っています。原作を読み進めれば、「こう考えていたのかな」とわかるので、お客様にも同じような体験をしていただければと思っていて。原作を知ってる方でも、初めて見る方でも、両方楽しんでいただけるように作っていけたらと思います。――稽古の際にすごく話し合われているというお話も伺いました。ディスカッションをして、バックボーンや設定を話し合っています。ほさかさんは初めましてなんですけど、大枠の設計図があって、さらに各々持ち寄ってシーンを作っていくという感じで、すごく楽しいです。ほさかさんのおっしゃることを聞いてても、「そうだ!」と思うことが勉強になって、刺激的ですね。●小西・大平・長妻の印象、そして須賀健太への思い――メインとなる、小西さん、大平さん、長妻さんはどんな印象ですか?ながつは、本当に初対面でした。感受性も豊かですし、実は頭がいいんじゃないかな? と思います。シーンを作っていく中でディスカッションをしていても、「ああ、いいな」と思うくらい読み込んでいるんです。あとはとにかく明るいので、助けられています。成弥くんも初めましてなんですけど、出演している舞台は何回も観たことがあります。初めて会ったときは、彼が人見知りなので、全然目が合わなくて(笑)。でも家が近かったりと共通点があるので、ごはんに誘おうと思ってます!峻也は10代から知っているので、改めて「すごく大人っぽくなったな」と思います。稽古終わりにごはんを食べに行ったりもするので、「こんな感じだったっけ!?」とびっくりしてます(笑)。でも、かわいらしいまんまだなと思います。――男子寮を描いた作品に、共感されたりするんですか?僕も18歳のときに3~4ヶ月、寮にいたことがあるので、当時のことを思い出します。先輩がよくしてくれたこともありましたし、いたずらを企んでたりもしました。トイレやシャワーも共同でしたし、ユニークな方もいました。例えば、すごく体格がよくて強面で柔道も強いけど、実は毎朝ベッドメイクに15分くらいかけてる方、とか(笑)。寮の中の人間模様やつきあい方は、今回の舞台でも見どころだと思うので、ぜひ楽しんでいただければと思います。――影山さんもいろいろな作品に出られて、どんどん大きな役につながっているのかな、と思いました。あんまり実感はないんです。地道にやってくタイプなので、一歩一歩、レベルアップできるように、お客様に楽しんでいただけるように、頑張って……どの作品もみなさんが楽しんでくれると良いなと思いながら毎回努力しています。今回もまたチャレンジとして、光流と一緒に頑張っていきたい。お客さんを引き込む側に行けたらいいなと思います。○■座長として責任を感じてみたい――役者としては、どのような方向性を目指しているんですか?最近はクールな役が多いんですが、やっぱり主役になるようなキャラクターを演じたい、と思っています。経験として、舞台に頭として立つ責任を感じてみたい。チャレンジしてみたいです。――ちなみに、今までに心に残ってる座長というと、どなたを思い浮かべますか?どのカンパニーでもあるけれど、やっぱり、(「ハイキュー!!」の)須賀健太です。年下ですけど、考えてることが2〜3個、上を行ってるというか……。最近も会ったんですが、彼自身は、すごく子供っぽいんです(笑)。でもお芝居では圧倒されますし、今も劇団☆新感線(いのうえ歌舞伎《亜》alternative『けむりの軍団』)で古田新太さんと稽古している姿に、「すごいな」と。健太に負けないようにやらないと、と思っています。――今回『グリーン・ウッド』で相方となる長妻さんとの関係性は、須賀さんとまた違う関係になりますか?けっこう、違うかもしれないですね。健太と僕は、互いに「こうするから」と行動で見せながら作っていった感覚でした。ながつとはまた別の感覚で、事前にたくさん相談しあって作り上げたらいいな、と思っています。役のバックボーンも含めて相談していけたら、より緻密な演劇ができるんじゃないかと思っています。――アクションやダンスなどのない、会話劇よりの作品になるのでしょうか?そこは……楽しみにしていてください(笑)。無限の可能性がある舞台だと思っていただければ! ドタバタの中にも色々なエンタメ要素があるかもしれないです! 気軽に、学校に行くみたいな感じで遊びに来ていただければと思います。■影山達也1992年7月12日生まれ、静岡県出身。2013年に『Blood Heaven〜第七天国 Sad Wings』で舞台デビューし、以来『ちっちゃな英雄』(16)、『プリンス・オブ・ストライドTHE LIVE STAGE』シリーズ(16〜18)などに出演。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 ではメインキャラクターの影山飛雄を演じ、話題となる。近年は『GANTZ:L』-ACT&ACTION STAGE-(18)、『どろろ』『信長の野望•大志 夢幻 ~本能寺の変~』(19)に出演し、9月には舞台『DARKNESSHEELS~THELIVE~』上演を控えている。 ヘアメイク:伊熊美砂
2019年07月10日ポケモン映画シリーズ最新作『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の公開を記念して、『ポケモン』映画20作目として2017年に公開された『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』が7月6日(土)にテレビ放送される。番組の最後には最新作の情報も紹介される。あなたは知っていますか?ふたりの出会いを――。いまや最高のパートナーとして知られるサトシとピカチュウだがその出会いはサイアクだった!サトシの言うことを聞かないピカチュウと、ピカチュウと仲良くなりたいサトシ。ふたりは本当のパートナーになることができるのか?マサラタウンを旅立つ日、空を飛ぶホウオウを見上げたふたりは誓った。「いつか一緒に、あいつに会いに行こうぜ!」光輝く虹色の羽根に導かれ、いま、ふたりの冒険が始まる。自分に懐かないピカチュウを相手に手を焼くサトシが、冒険を続ける中で徐々にピカチュウとの絆を深め、やがて本当のパートナーになっていくという、『ポケモン』の原点ともいえるサトシとピカチュウの出会いを描く本作は、1997年4月1日に放送されたテレビアニメ第1話「ポケモン!きみにきめた!」を再度描きつつも、1話のラストで空を飛ぶ伝説のポケモン・ホウオウを見つけたサトシとピカチュウが誓った「いつか、あいつに会いに行こうぜ!」という“約束の続き”が完全オリジナルストーリーで描かれている。サトシ役でお馴染み松本梨香をはじめ、出演する『Diner ダイナー』が大ヒット中の本郷奏多、バラエティでも活躍する佐藤栞里、ブラッド・ピット、マイケル・キートンなどの吹き替えや本シリーズにも多数出演している山寺宏一、「俺のスカート、どこ行った?」も話題となった古田新太、本シリーズの劇場版に数多く出演する中川翔子らが声優として出演。またエンディングを飾る主題歌「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」を2003年公開の『七夜の願い星 ジラーチ』以来14年ぶりに林明日香が歌唱したことも話題となった。なお、シリーズ最新作となる『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は7月12日(金)より全国東宝系にて公開。ポケモン映画シリーズ第1作目をフル3DCGで描く同作で“進化”し続けるポケモンワールドの最新映像を体感して欲しい。『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は7月6日(土)12時30分~テレビ東京で放送。(笠緒)■関連作品:劇場版ポケットモンスター キミにきめた! 2017年7月15日より全国東宝系にて公開© Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku © Pokemon © 2017 ピカチュウプロジェクト
2019年07月05日「主人公の田中広は、天然パーマのアフロヘアという強烈な見た目ですが、真面目。田中の不器用がゆえに滑稽に見える部分は、顔芸などでわざとふざけるよりも、大真面目に田中をやることが笑いにつながるのかなあと思いました。実は、僕自身も天パですし、恋愛に奥手なところとか、田中には共感しかない(笑)。男って、女性に対してこんなことを思っているんだというのを女性に知ってほしいですね」金髪パーマの高校生役を演じた『今日から俺は!!』でいい感じにブレーク。イケメン俳優のなかでも、はっちゃけた演技でメキメキ頭角を現す賀来賢人(30)が、新作ドラマ『アフロ田中』(WOWOW・7月5日〔金〕深夜0時スタート)ではアフロヘアに挑戦!ドラマについて、芝居についてなど、語ってくれました。■コメディの芝居が好きな理由は……「コメディの芝居が好きなのは難しいからだと思います。きっかけは、22歳のころに出た福田雄一さんの舞台。自分の芝居はお客さんにまったくウケないのに、共演の先輩たちはドッカンドッカン笑いを取っていた。それがものすごく悔しくて、そこからです。少しずつスキルを身につけて、だんだんウケるようになって、お客さんの笑い声が快感に」(賀来・以下同)■7月に30歳になりました「ようやく大人と同じステージに立てるという気持ちです。20代は、若いってだけで見下されるのが嫌で、早く大人になりたかった。今後、まだやったことのないことにチャレンジしていきたいと思います。ワイルドな役もやってみたいし、等身大のラブストーリーももっとできたらいいですね。この部分、ぜひ太字で書いてください!(笑)」■いつか先輩たちよりウケてやる!「池田成志さん、古田新太さんなどの先輩方にはたくさんダメ出しされました。でも、教えていただいたとおりにやるとお客さんにウケるので、すごいなあと思いつつ、同時に、『いつか、この人たちよりウケてやる!』って心の中で誓いました(笑)。すごく手ごわいですが、かなわない相手と同じ土俵に立って闘うほうがワクワクしますしね」
2019年07月05日WOWOWの連続ドラマ『アフロ田中』で、アフロヘアの主人公・田中広を演じた賀来賢人さんに、見どころや撮影現場での様子を伺いました。「ピュアな田中を真面目に演じれば面白くなると思えたんです」「ドラマの撮影の最中は、街でアフロの方を見かけると、つい目で追っちゃってましたよね。なかなかいないだけに仲間意識を感じて(笑)」そう語るのは、WOWOWの連続ドラマ『アフロ田中』で、アフロヘアの主人公・田中広を演じた賀来賢人さん。賀来さんといえば、昨年の秋クールに放送されたドラマ『今日から俺は!!』での金髪ヤンキー・三橋役も話題になったばかりだ。「漫画原作を実写化するからには、そこに意味がなきゃいけないと思っています。もともと原作のファンがいて、その方々のイメージが出来上がっているものだけに、イメージにいい塩梅で寄り添いながら、原作とはまた別の面白さを出せるかが重要な気がして。台本を読んだ時、生身の人間がやることで、田中や登場人物たちの感情がよりリアルに伝わる気がしたし、田中のピュアさを真面目に演じれば面白くなるんじゃないかって思えたんですよね」原作は、田中の高校時代から始まり、中退や就職、結婚まで続く長いシリーズ。今回のドラマでは、東京のトンネル工事会社に入社したばかりの彼の、同僚たちとの情けなくも賑やかな日々と恋模様とが描かれる。「世の中のほとんどの男子が、田中みたいな時期を経てきているんじゃないかと思うんですよね。女の子と付き合いたいけれど、なかなか出会いがなく悶々として、男同士でああでもないこうでもないとしゃべって。僕も男子校だったんで共感する部分が多くて、演じながらも心の中で頑張れって田中を応援してました」撮影現場は、「学生時代の部活みたいな雰囲気でした」と笑う。「気づけば撮影中、同僚役の松尾諭さんと小澤征悦さんと僕と白石隼也くんの4人でしょっちゅう一緒にいて、ペチャクチャしゃべっていました。松尾さんと小澤さんが現場を引っ張ってくださって、僕と隼ちゃんが末っ子みたいな感じで、ずっとキャッキャしてましたね(笑)」バカバカしいことに真剣に悩み、時に大きく空回り。そんな情けないけれど真っすぐな田中の姿が可愛らしくて大笑いできるコメディだ。「面白くやろうというより、いかに真面目に一生懸命に想いを込めて動くかを大事に演じました。それが一番面白さが伝わると思ったんです」近年、コメディ俳優として注目される存在になっている賀来さん。「福田(雄一)さんの存在が大きいですね。シリアスもコメディも、どっちつかずでいた僕に、『とりあえずコメディを極めてみろ』って言ってくださったんです。確かにその時、周りに笑いに軸足を置いている同世代があまりいなかったので、これを強みにしようと決めて、コメディ推しでやってきての今、です。福田さん以外にも、舞台で共演した池田成志さんや古田新太さんに相当鍛えられましたね。『つまんねー』から始まって、もっとこうしろとアドバイスされ実践するうち、少しずつ感覚がわかってきた感じ。先輩方から教えていただいた技と盗んだ技のストックに助けられています」『アフロ田中』会社の先輩の鈴木(小澤)は、田中の入社祝いに合コンをセッティングするが…。監督/石田雄介原作/のりつけ雅春出演/賀来賢人、小澤征悦、夏帆ほか7月5日(金)から毎週金曜0:00~WOWOWプライムにて放送。©のりつけ雅春/小学館©2019 WOWOWかく・けんと1989年7月3日生まれ。東京都出身。7月5日開幕の舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』に出演。10月11日には『最高の人生の見つけ方』、来年には『AI崩壊』と、出演映画の公開が控えている。※『anan』2019年7月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・坂上真一(白山事務所)ヘア&メイク・HORI(BE NATURAL)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月04日80年代を駆け抜けた“放送禁止のパイオニア”村西とおると仲間たちの青春と熱狂を描いた山田孝之主演のNetflix「全裸監督」から、ヒロインを演じる森田望智の場面写真とメイキング写真がシネマカフェに到着した。本作で森田さんが演じる恵美は、厳格な母のもとで本来の自分を押し込めていた女子大生が“性の開拓者”へと変貌を遂げていくという難しい役どころ。母からの抑圧と、殻を破って妖しく美しく花開いていく姿を神がかった熱演で表現し、スタッフ・キャストの度肝を抜いた。2011年のデビュー以来、数々の映画やドラマ、CMで活躍してきた森田さん。中でも日比谷シャンテ30周年を記念したCM「日比谷シャンテ 30周年 歌うように生きよう篇」は記憶に新しく、日比谷シャンテらしくミュージカル風に構成されたCMの中で、特技のフィギュアスケートやクラシックバレエを活かしたしなやかなダンスと歌声を披露し、大きな話題となった。また、テレビ東京系列で「勇者ヨシヒコ」シリーズ、「孤独のグルメ」シリーズなど、数々の名作ドラマを生み出してきたドラマ24の枠で放送されるムロツヨシと古田新太のダブル主演ドラマ「Iターン」へも、スナックのホステス・めぐみ役で出演することが決定しており、注目度は日に日に増している。本作の総監督を務めた武正晴監督は、彼女をヒロインに大抜擢した理由を「村西が恵美に出逢ったように、新人を発掘し出逢いたかった」と語る。さらに、「マグマの様な情熱とスポンジの様な探究心と好奇心。彼女の出現には、日本中が恐らく度肝を抜かれるだろう。世界が彼女に喝采を送る日が近づいていると、信じて疑わない」と最大級の賛辞を送った。アダルト業界で真剣に自身の道を切り拓いた若者たちを熱く描いた本格エンターテインメント。果たして、彼女はどのように恵美を演じきったのか。Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」は8月8日(木)よりNetflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年06月22日古田新太演じるゲイで女装家の高校教師・原田のぶおが繰り広げる学園エンターテインメントドラマ「俺のスカート、どこ行った?」。先日、最終回のクライマックスである卒業式シーンの撮影が行われ、生徒役たちがクランクアップを迎えた。「ダイバーシティ」宣言を掲げた私立・豪林館学園高校を舞台にした本作。この日、2年3組の教室セットの黒板には、原田含むクラス全員の似顔絵がずらり(これは実際に生徒役全員で描いたもの)。撮影を終えると、全員がスタッフにひとりずつ名前を呼ばれ、古田さんから花束を受け取り、同じくクラックアップを迎えた副担任・田中みちる役の桐山漣も見守る中、壇上でスピーチすることに。劇中での「卒業式」に続いて、さながら「俺スカ」撮影からの“もうひとつの卒業式”が始まった。撮影での感想やお礼を語りながら、涙する出演者も多数。若林役の長尾謙杜(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)は「俺スカロス」という表現で撮影への名残惜しさを表現。東条役の道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)はひとりだけ翌日も撮影が残っていたため、セットの裏では握手攻めに。最後に名前を呼ばれた永瀬廉(King & Prince)は、明智役としてクラスを引っ張ってきた存在らしく、凛とした表情で挨拶し“卒業式”を締めくくった。永瀬廉(King & Prince)「とても楽しい青春を送れました」みなさん、三ヶ月間本当にお世話になりました。学園ものは初めてで、古田さん、桐山さんはもちろん、スタッフさん、そしてクラスのみなさんと三ヶ月間、とても楽しい青春を送れました。もっと人として、そしてお芝居のスキルも上げて、またみなさんとご一緒できたらって思っています。三ヶ月間、本当にお疲れ様でした! ありがとうございました!道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)「本当に楽しかった現場」みなさん、三ヶ月ありがとうございました! 学園ものは初めてだったので、クラスの子達とどう馴染めるかということは気になっていたんですが、みなさん温かく迎えてくれて本当に楽しかった現場でした。またみなさんとご一緒できるように頑張りますので、よろしくお願いします。ありがとうございました!長尾謙杜(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)「これから『俺スカロス』が始まる」お疲れ様でした! 初めての連ドラで不安が多かったんですが、いざ来てみればすごく温かい現場で本当に楽しかったです。スタッフのみなさんも、ありがとうございました。これから「俺スカロス」が始まると思うんですが、それに耐えて頑張りたいと思います。「なにわ男子」というグループでこれからもやっていくので、「なにわ男子」というワードを見たら、頭の片隅でもいいので、「あっ、あいつら頑張ってんねんな」と思ってもらえれば嬉しいです。ありがとうございました!最後は、全員揃って記念写真の撮影。撮影が終わっても教室に残り各々会話を楽しんだり、写真を撮りあったりと和やかな雰囲気に包まれた。そして翌日、主演の古田さんもラストシーンを撮り終わりクランクアップ!花束と2年3組の生徒たちからの寄せ書きを受け取ると、「ありがとうございました。お疲れ様でした」とにこやかに挨拶した。「1クール非常に楽しく過ごさせていただきました。初めて学園モノで生徒たちのことをかわいいと思いました笑。35年やってきて初めてです笑。今度打ち上げでみんなと美味しいお酒を飲みたいと思いますけど、オイラは今日から美味しいお酒を飲みます笑。お疲れ様でした!」「俺のスカート、どこ行った?」最終回は6月22日(土)22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月21日「パルコ(PARCO)劇場」が、2020年3月13日(金)、渋谷パルコ内8階にオープン。長く愛されてきた「パルコ劇場」が生まれ変わる渋谷パルコ建替えに伴い、2016年夏一旦休館した「パルコ劇場」。旧パルコ劇場は、 2016年までの43年間でプロデュース公演の先駆けとして約1200作品を上演し、多くの顧客、クリエイター、そして俳優たちに愛されてきた。生まれ変わった新生「パルコ劇場」は、長きにわたって培ってきたスピリットを受け継ぎ、創造性を刺激する新たな空間へ。458席から636席に客席数を増やし、舞台空間も大きく拡張。 636席はすべてS席のプレミアムシアターとなる。オールS席のプレミアムシアターへテーマは、「人生が変わる瞬間に出逢おう。オールS席のプレミアムシアター。 」渋谷パルコの7階から9階にかけて開かれ、よりダイナミックな演出が可能になった。また、旧劇場の舞台と客席の距離感を継承した、舞台と観客が一体感のある空間も魅力。ワンスロープ・オールS席のプレミアムシアターを実現した。なお、こけら落し公演として、オープンに先駆けて2020年1月下旬から2月まで『志の輔らくご in PARCO』と『ラヴ・レターズ』が上演された。オープニングシリーズ14作品を上演グランドオープン以降の作品をオープニングシリーズとし、 2021年5月上旬まで14作品を上演する。「ピサロ」(主演:渡辺謙)2020年3月13日(金)から4月20日(月)まで、オープニングシリーズの1作目を飾るのは「ピサロ」。ピーター・シェーファーの壮大な歴史劇「ピサロ」は、1985年、旧パルコ劇場でテレンス・ナップ演出、山崎努主演で上演されていた。今回は、35年前、本戯曲でインカ王アタワルパを演じた渡辺謙がピサロ役を演じ、ウィル・タケットが演出を担当する。「佐渡島他吉の生涯」(主演:佐々木蔵之介)2020年5月に上演される「佐渡島他吉の生涯」は、織田作之助の小説「わが町」原作として1959年に初演された庶民の大河ドラマの傑作。明治、大正、昭和を生き抜いた庶民の大河ドラマを、俊英・森新太郎の演出で骨太に感動的に描く。名優・森繁久彌のあたり役・他吉は、佐々木蔵之介が務める。三谷幸喜 3作品連続公演2020年の6月からは、三谷幸喜作品を3作連続で公演。その第1作となるのが、大泉洋を主演に迎える「大地」。三谷流俳優論を説く。そして7月からは「三谷幸喜のショーガール」を公演。川平慈英やシルビア・グラブらが、パルコ劇場伝説のステージ、福田陽一郎の「ショーガール」のDNAを受け継いだ新しいステージを披露する。連続3作品、最後を飾るのは「其礼成心中」だ。舞台は元禄十六年の大阪。心中流行の曾根崎・天神の森を舞台に繰り広げられる三谷幸喜の笑いと涙に溢れた人情喜劇が綴られる。その後の作品も豪華出演者を迎えたラインナップ。■2020年9月「ゲルニカ」作:長田育恵演出:栗山民也■2020年10月「ねずみの三銃士 最新作(タイトル未定)」作:宮藤官九郎演出:河原雅彦出演:生瀬勝久、池田成志、古田新太 ほか■2020年11月 前川知大 作・演出作品作・演出:前川知大■2020年12月「チョコレートドーナツ」作:トラビス・ファイン脚本:谷賢一演出:宮本亞門■2021年1月「志の輔らくご in PARCO 2021」出演:立川志の輔■2021年1月「ラヴ・レターズ」作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎■2021年2~3月「藪原検校」作:井上ひさし演出:杉原邦生出演:市川猿之助 ほか■2021年3~4月「レディ・マクベス(仮題)」作:ジュード・クリスチャン演出:ウィル・タケット出演:天海祐希 ほか■2021年4~5月 中井貴一 主演作品演出:G2出演:中井貴一 ほか【詳細】パルコ劇場開業日:2020年3月13日(金)住所:東京都渋谷区宇田川町15-1※渋谷パルコは2019年11月22日(金)にグランドオープン。■ピサロ払い戻しに関して公演は催行予定だが、会期中の全公演を対象に、体調への懸念等の理由により来場を控える人に向けてチケットの払い戻しを行う。<チケットぴあでの購入者>払戻受付期間:3月16日(月)10:00~4月30日(木)23:59※チケットぴあ店舗にて引取りの場合、営業時間は店舗により異なる。※公式URLより払戻方法を確認。問い合わせ先:チケットぴあ 0570-02-9111(オペレーター対応 10:00~18:00)<ローソンチケットでの購入者>払戻受付期間:3月16日(月)10:00~4月30日(木)23:59※公式URLより払戻方法を確認。問い合わせきさ:ローソンチケット 0570-00-0777(10:00~18:00)<イープラスでの購入者>払戻受付期間:3月16日(月)10:00~4月30日(木)23:59※公式URLより払戻方法を確認。問い合わせ先:イープラスお客様サポート <パルステ!チケットでの購入者>・コンビニ引取の場合:チケットぴあの案内を確認。・スマホ引取の場合:チケットぴあ払戻受付期間内に「information2@pia.co.jp」までメールタイトルを「パルステ!スマホチケット『ピサロ』払い戻し希望」とし、本文に(1)ご購入者氏名、(2)チケット引換番号、(3)公演日時、(4)座席番号、(5)払い戻し金の「郵便振替払出証書」を郵送する先の希望住所・電話番号を明記のうえ連絡。※記載内容に不備・確認事項がある場合、電話にて確認する場合あり。<出演者ファンクラブでの購入者>各ファンクラブへ問い合わせ。宮沢氷魚先行受付の人は、チケットぴあの案内を参照。<上記プレイガイド等以外の販売所(カード会社・生協など)での購入者>購入元へ問い合わせの上、払戻しの詳細を確認。
2019年06月21日「ドラゴンクエストV天空の花嫁」のストーリーを原案に、シリーズ初のフル3DCGアニメーションで映画化する『ドラゴンクエストユア・ストーリー』から、主人公・リュカ役の佐藤健を始め、豪華ボイスキャストが登場する最新の予告と本ポスターが解禁。早くも“花嫁論争”が巻き起こっている。魔物に攫われた母・マーサ(CV:賀来千香子)を探す旅に出た幼き頃のリュカと父・パパス(CV:山田孝之)。今回解禁となった予告は、リュカの目の前で最愛の父・パパスがゲマ(CV:吉田鋼太郎)により命を奪われる衝撃的なシーンからスタート。青年になり、パパスの意思を継いで魔界の門を封じるために“天空のつるぎ”と“勇者”を探す旅に出たリュカが、運命のヒロインであるビアンカ(CV:有村架純)・フローラ(CV:波瑠)とそれぞれ出会うシーンも!2人の女性をめぐる究極の選択は気になるばかり。ゲマや三つ目のモンスター・ブオーン(CV:古田新太)とのバトルシーンはもちろん、リュカが石化されるシーンなど、いままでヴェールに包まれていたストーリーの片鱗が遂に明らかにされる見逃せない予告映像となっている。『ドラゴンクエストユア・ストーリー』は8月2日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラゴンクエストユア・ストーリー 2019年8月2日より全国東宝系にて公開©2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会 ©1992 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
2019年06月19日佐藤健をはじめ、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之ら豪華俳優陣がボイスキャストを務める映画『ドラゴンクエストユア・ストーリー』。この度、出演だけが発表されていた古田新太と吉田鋼太郎、井浦新の役名が明らかになった。古田さんと吉田さん、井浦さんが声を担当するのは、佐藤さんが声を務めるリュカと刃を交える魔物たち。フローラが住む町・サラボナの平和を脅かしている3つ目の巨大モンスター“ブオーン”を古田さん。母・マーサをさらい、父・パパスの命を奪い、幼き頃からリュカを苦しめている宿敵“ゲマ”を吉田さん。そして、全てが謎に包まれている最恐の魔王“ミルドラース”を井浦さんが演じる。さらに、役名が明らかになった3人が「まさか自分が登場人物になれるとは」「言葉で表しきれないほどの幸せ」と本作参加への喜びを語るコメントが到着。そしてパパスの想いを受け、冒険に出発したリュカが対峙する「キラーマシン」「キングスライム」「メタルスライム」…モンスターのビジュアルも公開された。古田新太/ブオーンそいつが現れたのは大学の時だった。4回生の先輩の部屋にしか、それは無かった。ファミコンだ、そしてソフトは当然「ドラゴンクエスト」だ。何せそこにしかないものだから、みんな入り浸った。何人もが来て、勝手にプレイしてセーブしていく。「ふっかつのじゅもん」だ。みんながメモに書いて壁に貼っていく。無数の「ふっかつのじゅもん」がびっしりと貼られた壁、すぐにどれが自分のかわからなくなった。今でもおいらたちは栄養ドリンクのことを「聖水」と呼んでいる。吉田鋼太郎/ゲマドラゴンクエストの思い出と言えば、やはり初期の作品ですね。復活の呪文の一文字の写し間違いで復活できなかった辛さは筆舌に尽くしがたいです。ドラゴンクエストとは青年時代からの長い付き合いで、まさか自分が登場人物になれるとは思っていなかったので、今作へ参加することが出来て幸せです。重要なボスキャラ・ゲマ役なのでプレッシャーが凄かったです。今でもああすれば良かった、こうすれば良かったと後悔しきりです。井浦新/ミルドラース小学生の頃、DQIから始まった大冒険。シリーズを重ねるごとに毎回魅了されてきました。高3の時に夢中になってプレイしたDQVの世界を下敷きにし、つくられたこの作品に、参加させていただき、自分の声が吹き込まれたキャラクターが動き出すなんて、直撃世代としては言葉で表しきれないほどの幸せを感じています。ユア・ストーリーが、DQの真骨頂である勇気と好奇心を、どのような表現で魅せてくれるのか、演じたキャラクターはいったいどんな仕上がりになっているのか、DQファンのひとりとして映画館で楽しみたいと思っています。『ドラゴンクエストユア・ストーリー』は8月2日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドラゴンクエストユア・ストーリー 2019年8月2日より全国東宝系にて公開©2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会 ©1992 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
2019年06月07日6月1日に放送されたドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)の第7話。そこでの板尾創路(55)の演技が話題となっている。《本当に板尾さんのこと嫌いになりそうでした》《演技がうますぎて本気で腹立ちました》《役にはまりすぎてて本当いらいらする》などなど、板尾の悪役ぶりに感情的になる視聴者が続出しているのだ。ドラマで板尾は永瀬廉(20)に暴力をふるい続ける父親役を演じ、永瀬や主演の古田新太(53)とボクシング対決も披露。板尾が永瀬を殴る迫真の演技に《痛々しくて泣きそうになりました》《もうやめてーっ!》《明智くんが殴られるの見るのがホント辛かった》と永瀬をかばう声も出るほどだった。このように悪役として注目されている板尾。芸人出身だが、現在は俳優としても数多くのドラマや映画で活躍している。過去に出演したドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジテレビ系)や「雲霧仁左衛門3」(NHK BS)、「グッド・ドクター」(フジテレビ系)でも悪役や殺人犯役を演じた。今回はボクシングというアクションも披露したが、過去に映画「電人ザボーガー」で特撮アクションにも挑戦している。さらに板尾は「板尾創路の脱獄王」やピース又吉(39)が原作の「火花」で映画監督として活躍の場を広げている。今年9月21日から大阪で開催予定の「関西演劇祭」ではフェスティバル・ディレクターにも就任した。今や演技の分野でひっぱりだこの板尾。ドラマ放送後には《今時の若い俳優さんはみんな演技が上手いね》とTwitterに投稿。そんな謙虚な彼に《板尾さんが引き上げて下さったからこそ》《勉強させていただきました》と敬意を表す声も寄せられた。
2019年06月04日「実に面白い」の名セリフを生み出した「ガリレオ」シリーズで、俳優としても評価を高めた福山雅治が、4月にスタートした日曜劇場「集団左遷!!」では衝撃ともいえる激変ぶりを見せている。第1話が放送されると「福山雅治の顔芸フルスロットル」「顔芸フルで頑張る福山氏は新鮮」とSNSが湧く事態に。また、「白衣の戦士!」で“元ヤンの新米ナース”という役柄に挑み、連続ドラマ初主演を果たしているのは8等身モデルで女優の中条あやみ。“元ヤン”らしく(?)メンチを切り、コロコロと表情が変わる中条さんもかつてない姿!さらに、古田新太演じるゲイで女装家の高校教師が繰り広げる学園エンターテインメントドラマ「俺のスカート、どこ行った?」は、芸達者な古田さんを筆頭にジャニーズ期待の若手や個性派俳優が集結する中、表情筋をフル活用している人が…!!今期ドラマを盛り上げる顔芸フルスロットル作品に迫った。福山雅治が顔芸&全力疾走、土下座まで!小説「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(ともに江波戸哲夫)を原作にした本作。これまで「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」といったヒットドラマを多数生み出してきた日曜劇場だが、福山さんは同枠初出演にして初主演、TBSのドラマ出演にいたっては1998年の「めぐり逢い」以来、実に21年ぶり。さらに、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で岩崎弥太郎を演じた香川照之と9年ぶりの共演とあって、幅広い層からの注目を集め、4月21日放送の初回スペシャルでは平均視聴率13.8%、瞬間最高視聴率15.3%を記録した(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。演じるのは、50歳を目前にして廃店が決まっている三友銀行蒲田支店の支店長に赴任した片岡洋。バンカーの役も初めてながら、クールで論理的な“湯川先生”とは至極対照的な、感情が顔に出てしまうエネルギッシュで熱い男。情に厚く、それ故に脆さや弱さも覗かせる、新境地に臨んでいる。第1話から、「皆さんは頑張らなくていい」と廃店候補の支店長たちに言い渡す、腹に一物ありそうな常務・横山(三上博史)のやり方に納得できず、土下座までして蒲田支店を立て直すと啖呵を切ったものの、その後、大口融資が決まりそうになるたびに本部から横やりが入り、蒲田支店は再三ピンチを迎えることに。「支店長、事件です!」刑事ドラマ好きな片岡もこりごりするほど、本部スパイ騒動や地面師詐欺などトラブルが起きっぱなし。そのたびに片岡は熱血刑事ばりに、全力疾走で現場へと繰り出していく。目をむき、八の字眉となり、真摯にトラブルに対処していく片岡。これほどまでに「頑張る」を連呼する男を福山さんが演じることは確かに新鮮。だが、こうした“熱さ”は日曜劇場の醍醐味であり、演出・脚本は「ROOKIES」の平川雄一朗&いずみ吉紘コンビとくれば、納得だろう。一方、香川さんが演じるのは蒲田支店の副支店長・真山徹。どんなピンチのさなかにもきっちり“定時で帰る”、一見掴みどころがない男。だが、第3話で福山さん演じる片岡の無謀ともいえる頑張りが蒲田支店存続のためとわかると、片岡がタジタジになるほど冷静かつ論理的に状況を見極め、頼もしい味方となっていく。この点も従来のイメージとは真逆だが、片岡にほだされ、額のしわが次第に緩んでいく香川さん演じる真山の様子も必見だ。2人とも妻(八木亜希子、西田尚美)思いという共通点もある。そのほかの行員も揃いも揃って個性的な人物ばかりだが、神木隆之介演じる、飲み会には“極力参加しない”イマドキの若手行員・滝川晃司はすっかり蒲田支店に馴染み、第5話に続いて第6話でも勇ましいタックルを披露!井之脇海演じる、マジメだがドジな平正樹も変幻自在の頼りなさげな八の字眉がキリッとすることも増えてきた。そして先日の第6話では、廃店を阻止すべく一丸となって突き進んできた蒲田支店の面々に、ついにジャッジが下った。福山さんが言う「“上手くない頑張り方”に不思議な愛おしさを感じました」の言葉のとおり、不器用でも銀行員としての矜持がみなぎる彼らの面構えは、すでに愛おしくてたまらない。第7話あらすじ蒲田支店の廃店により、本部の融資部へ異動した片岡(福山雅治)。落ち着く間もなく、全国展開する総合百貨店・マルハシホールディングスのダニエル・バックCEOが会社資金102億円を私的流用した疑いで東京地検特捜部に逮捕される、という衝撃的なニュースが飛び込んでくる。金融庁の立ち入り検査を控えて大わらわの中、横山専務(三上博史)がマルハシ再建の緊急プランを提案。それは、ダニエルの解任及び米王手ウィルマンズとの合併解消、そして丸橋雄一郎会長(本田博太郎)を再び社長に就任させるというものだった。だがそんな折、日本橋支店の副支店長に就任した真山(香川照之)のもとに「ダニエルは丸橋会長にはめられた」という告発メールが届く。果たしてメールは事実なのか。片岡は上司である融資担当の隅田常務(別所哲也)に相談し、自ら調査に乗り出そうとするが…。中条あやみ、カメラ目線の顔芸がキュートすぎ!明るく元気で天真爛漫だが、失敗ばかりの型破りな“元ヤン”新米ナース・立花はるかを中条さん、結婚退職を目指して婚活するも、岐路に立たされる34歳の“がけっぷち”ナース・三原夏美を水川あさみが演じるオリジナルの痛快コメディ「白衣の戦士!」。病院という命の現場で患者たちと向き合い、日々奮闘する彼女たちナースは、確かに白衣の天使というより“戦士”そのものだ。フェミニンで可憐なイメージのある中条さんが、白目をむき出し、大声を張り上げ、かつてない顔芸で、ドジッ子だが思いやりに溢れた新人ナースを熱演。失敗したら素直に謝るが、褒められればすぐにデレ顔で有頂天に。“元ヤン”だけに納得できない理不尽さを目の当たりにし、カチンとくればキレる!そんなときにはなぜかカメラ目線で本音が炸裂、患者にも先輩ナースたちにもいえない思いの丈のあれこれをこちらに訴えかけてくるのが楽しい。怒り顔も、得意顔も、これまでに見たことのない表情豊かな中条さんには魅了されっぱなし。ナースあるあるが話題の“ヘイヘイナース”を、プライベートでも仲良しという後輩ヤンキー・七海役の富田望生と披露する動画もキュート。また、先輩ナースを演じる水川さんも負けてない。はるかの指導係であることからイライラが尽きない上、バツイチ師長・本城(沢村一樹)と婚活中に知り合った商社マン・里中(田中幸太朗)との恋に揺れ、多彩な表情を見せている。病棟のナースステーションにも小瀧望(ジャニーズWEST)演じる爽やかで優秀なナース・斎藤光をはじめ、片瀬那奈、鈴木紗理奈、さらに外科医役の安田顕とひとクセあるキャラがずらり。コメディテイストではあるものの、そこは命の現場。元看護師で末期がんの女性・加奈(財前直見)が登場する第3話などは目頭が熱くなるシーンも。第3話といえば、小瀧さん演じる斎藤との“事故チュー未遂”以来、彼を意識するようになったはるか。前回第6話ではなんと2人のキスシーンが!「大事な話がある」と斎藤を呼び出し、勇気を出して「あたしのことどう思ってんの?」と聞くが、鈍い斎藤はピントの外れた答えばかり。しびれを切らしたように、はるかからキスをしてしまう!中条さんは「最終回に向けて、はるかと斎藤の関係がここからどうなっていくのか、私も楽しみです」と期待を込めて明かしているが…。第7話あらすじ斎藤(小瀧望)に告白するつもりが、酔った勢いでキスしてしまったはるか(中条あやみ)。だが、キスをした記憶がないはるかに、斎藤はドギマギするばかり。斎藤の様子が普段と違うことに気づいたはるかは、自分が“何かした”のではないかと探ろうとする。そんな中、小学生の社会科見学が四季総合病院にやってきて、はるかと夏美(水川あさみ)が案内を担当することに。ひときわやんちゃな男の子・佑輔(五十嵐陽向)に手を焼くが、その佑輔は同僚の貴子(鈴木紗理奈)の一人息子だった!しかも、貴子の母・昌子(大島蓉子)が階段から落ちて入院したことから、はるかは佑輔を一晩預かることになる。佑輔の世話をしていくうちに、女手一つで仕事と子育てを両立させている貴子の苦労を知るはるか。その夜、夏美もやってきて思いがけず恋バナトークに花が咲くが…。古田新太の“おつかレインボー”が流行語になる!?“ダイバーシティ宣言”を掲げた私立・豪林館学園高校に赴任する、ゲイで女装家、52歳の国語教師・原田のぶおが、歯に衣着せぬ“原田節”とハンパない行動力で、現在の教育現場と教室で本音を隠す生徒たちに大切なことを伝えていく新感覚の学園ドラマ。女装は「慣れてます」という古田さんが、破天荒だが、人間味あふれるニュータイプの先生を体現する。頻繁にずれるおかっぱのカツラに、つけまつげまでバッチリメイクの原田のぶおは、かつてはゲイバーを経営していたが校長(いとうせいこう)の誘いで教師になったとか。その辺りの詳しいいきさつは、いまのところ謎に包まれている。第1話では赴任早々、ゲイや女装家の区別もつかず、見た目を笑う生徒たちに「他人をばかにして笑うほうがブス」「その決めつけがお前を大人になってから苦しめる」などと一喝し、「LGBTとは?」の授業までも。“おつかれさま”とLGBTの象徴である“レインボー”を組み合わせた「おつかレインボー」が挨拶代わり。生徒たちのために奮闘するあまり、「スカート汚れちゃったじゃないのよ」と身なりを気にするところも愛らしい。生徒を叱るときにはドスを利かせた声で、細い目がいっそう細くなってマジギレする一方、生徒が少しでも成長を見せれば「いいんじゃない」とニコニコ。職業体験の第4話では、まさかの土下座もしてみせた。また、永瀬廉(King & Prince)や道枝駿佑・長尾謙杜(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)らネクスト注目株の生徒たちはもちろんのこと、職員室の教師陣も超個性的。物理の古賀先生(荒川良々)、体育の庄司先生(大倉孝二)、英語の広田先生(シソンヌ・じろう)らクセがすごい面々の中にあって、最も視聴者に近い目線から原田のぶおの言動を見守り、その“授業”に翻弄されまくっているのが、桐山漣演じる2年3組の副担任の田中先生。ドラマ「デイジー・ラック」や『L・DK』『曇天に笑う』、最新映画『貞子』などのクールで物憂げなイメージが台無しとも思えるほど、桐山さんの困り顔やシュン顔のリアクションは見もの。気になっている養護教諭・佐川先生(大西礼芳)の指輪に気づくと、「カレ氏ですか?」と声が思わず裏返ってしまう始末。ヘタレで、胃薬が手放せないようなシーンもあり、田中先生の自己変革ものぶおが後押しするのか?そして、教師2年目にして心がやさぐれた白石麻衣演じる里見先生は、第6話では親に反論できないまま見合いし、結婚式当日を迎えてしまうことに。のぶおがひと肌脱ぐ…のではなく、なぜか自らもウエディング姿となって里見先生の背中を押した。のぶおに出会ったことで変わっていく彼女からも目が離せない。「おじさんの女装家がズケズケ言うのを見てゲラゲラ笑うと言うドラマになれば、若い人たちも楽しめるドラマになるんじゃないか」とドラマ開始時に語っていた古田さんだが、父親(板尾創路)との不和を抱える永瀬さん演じる明智を除いて、2年3組の生徒たちはのぶおを慕うようになっている。明智vsのぶおにも、ひと波乱が待ち受けていそうだ。第7話あらすじ明智(永瀬廉)が退学届を提出した。寺尾校長(いとうせいこう)、長井(松下奈緒)、原田(古田新太)は明智と話し合うが、辞めたい理由を尋ねても明智は答えない。長井は明智の父・純一(板尾創路)を訪ねる。純一は長井に、明智が自分に借金をしており、働いて返して貰うために明智には学校を辞めさせると言い放つ。原田に頼まれ東条(道枝駿佑)、若林(長尾謙杜)たちは、アルバイト先に明智を迎えに行き、指定された場所へ向かうが…。銀行で、病院で、学校で、それぞれ繰り広げられるコミカルだけどアツい! 顔芸合戦の後半戦に注目だ。(text:Reiko Uehara)
2019年05月29日『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』といった唯一無二のコメディ映画を輩出してきた矢口史靖監督が贈る最新作『ダンスウィズミー』から、探偵役を演じるムロツヨシの劇中写真がシネマカフェに到着した。今回到着した劇中写真に映し出されているのは、“興信所のこズルい探偵”渡辺義雄役のムロツヨシ。いままで彼が演じることの多かった明るいキャラクターとは違い、本作では淡々と仕事をこなす少し冷たいキャラクターを演じる。音楽が聞こえるとミュージカルスターのように歌い踊り出すカラダになってしまった主人公・静香(三吉彩花)が、その原因を探るために依頼するのが興信所の渡辺。必死でお願いする静香に対し話半分で電卓をたたき、依頼料を突き付けるシーンでは、そのドライすぎる対応に静香が可哀想に見えてくるほど。さらには、お金を儲けるために強い者に従ったり、他人を出し抜いたりと色々策を練るが、ただその行動のどれもが非常に人間味に溢れており、ムロさんの絶妙な演技によってさらに魅力いっぱいなキャラクターになっている。ムロさんといえば、出演作に「今日から俺は!!」や『50回目のファーストキス』などがあり、2019年も7月5日より上演の舞台「恋のヴェネチア狂騒曲」や、7月よりテレビ東京系にて放送される古田新太とW主演のテレビドラマ「Iターン」など、話題作に出演し続ける大人気俳優。絶妙な間合いで笑いをとる役どころを目にする機会が多い彼だが、戸田恵梨香と恋人役で共演し、若年性アルツハイマー病と闘う彼女を支える元小説家という役どころを演じた「大恋愛~僕を忘れる君と」では、視聴者の涙を誘うなど演技力も折り紙付き。そんなムロさんの印象について、本作の監督を務める矢口史靖監督は、「日用品のテレビコマーシャルに夫役として出演されていたムロさんを見かけたときに、とても自然な演技もできる方なのだなと思いました」と語り、幅広い演技への期待感があったことを明かしている。その期待通り、渡辺のキャラクターはいい意味でどんどん崩壊していく。冷たい性格かと思いきや、静香のピンチに登場したり、探偵らしくゴミ箱を漁ったり、尾行をしたりと大忙し。しまいには、ミュージカルシーンでノリノリダンスや、まさかの美声まで披露する。これまでも多くの俳優や女優から新たな魅力を見出してきた矢口監督が引き出した、ムロさんの新たな一面を発見できる本作。その姿は是非スクリーンで確かめてみて。『ダンスウィズミー』は8月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンスウィズミー 2019年8月16日より全国にて公開Ⓒ2019映画「ダンスウィズミー」製作委員会
2019年05月27日