シェイクスピアは『マクベス』で「きれいは汚い、汚いはきれい」と語らせているが、モリエールの『守銭奴』はさしずめ「喜劇は悲劇、悲劇は喜劇」とでも例えようか。主人公の金満家アルパゴンは金に汚く、自分勝手なエゴイスト、傍迷惑な老人だ。言ってしまえば唾棄(だき)すべき人物だろう。だが、それを演じた佐々木蔵之介。終景で、愛すべき老人に変身させていた。初景の登場から笑ってしまった。開幕直後、下手から出たハゲ頭の佐々木は杖を突き、腰を曲げ、上手に歩み込んだ。何とも早い速度。たったそれだけの瞬間芸なのにクスクスときた。何者だ、この男は。何を考えているのだ、と思わせるのが巧い。執事ヴァレール(加治将樹)を怒鳴り散らして命ずれば、息子クレアント(竹内將人)の失敗を毒づき、娘エリーズ(大西礼芳)には意に添わない結婚相手を押し付ける。憎味を効かせて、毒味も入っている台詞と演技。しゃべりは早口で、いかにも肉食系の元気なハゲおやじに思える。やはり金持ちのアンセルムを演じた壌晴彦との腹の探り合い、騙し合いの芝居が、ともに押すところは押し、引くべきは引いて痛快。大切な金を盗まれた場面から彼の本領発揮である。狂ったように叫び、床を這いずり回り、倒れ込む。犯人探しのため、マスクを着けて客席通路まで乗り出した独り言。金、イコール全てを失った男の哀れな姿、狂気の主人公。そして最終景である。盗まれた宝箱が戻り、まるで幼い子供のように抱き締める。最後はひとり、後ろ向きで舞台奥へと、ゆっくり歩みを進めた。金しか頼むものはない孤独な老人。底の方の悲しみを出した憂愁味だ。はるか昔、354年前に初演された作品である。ところで、金持ちほど財産を増やし、貧乏人は小金を使うのは古今東西、不変のようだ。あ~あ、人間という生き物は……。(11月24日初見)<公演情報>『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』2022年11月23日(水・祝)~2022年12月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス2022年12月15日(木)会場:宮城・えずこホール(仙南芸術文化センター)大ホール2023年1月6日(金)~9日(月・祝)会場:大阪・森ノ宮ピロティホール2023年1月14日(土)会場:高知・高知県立県民文化ホールオレンジホールプロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には『名優の食卓』(演劇出版社)、『歌舞伎役者 市川雷蔵 のらりくらりと生きて』(中央公論新社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。
2022年12月08日2023年1・2月に上演される『喜劇 老後の資金がありません』の取材会が行われ、キャストの渡辺えりと室井滋が登壇した。垣谷美雨が2015年に刊行した小説『老後の資金がありません』を、マギーの脚色・演出で舞台化した本作は、2021年に渡辺と高畑淳子のW主演で上演された。再演となる今回は渡辺が主人公の主婦・後藤篤子役を続投し、篤子の友人である神田サツキ役として室井が新たにキャスティング。老後の資金問題が次々と降りかかる平凡な主婦たちの生活を軸に、笑いと涙と希望の物語が歌や踊りを交えながらハートフルに描かれる。「コロナ禍の上演だったにもかかわらずカーテンコールが5、6回続き、お客さまに勇気を与える作品として印象が残ったのか、すぐ再演の声がかかりました」と初演を振り返った渡辺。初参加の室井は、舞台への出演が8年ぶり。音楽劇ということもあって故郷・富山のオペラ歌手に歌を習っていることを明かすも「まだ(歌唱力は)さっぱり。がんばります!」と意気込んだ。互いの印象を尋ねられると、渡辺は室井について「感受性が鋭くセンスを感じるような、おもしろい変化球を投げる方。私はストレートに演技するタイプだから、漫才コンビのように楽しくやれるのでは」と期待を込める。室井は「えりさんは『私に任せて!』という一面もありますが、実際はかわいらしい方。演出家でもいらっしゃるから修行のつもりでご一緒できれば」と渡辺に信頼を寄せた。自身の演じる主人公・後藤篤子について、渡辺は「日本に生きる主婦の最大公約数みたいな人物。管理していたお金が冠婚葬祭で300万円まで減ってしまい、実は見栄っ張りでおっちょこちょいな性格だったことに気づきます」と紹介する。その篤子に節約術を授けるパン屋の神田サツキを、室井は「商売あがったりで貧しくても義母に大変なことがあっても、旦那さん命。ささやかな幸せを守るためなら、意外と悪に手を染めちゃう人物にも思えて」と分析。これを聞いた渡辺は「家族を愛するがゆえに悪になっちゃうのは新しい解釈だね。おもしろい!」と室井に向き直り、「初演をご覧になったお客さんも『肩を寄せ合って仲睦まじく暮らしているサツキ一家の方が幸せそう』『篤子の家はちゃんとしているけど冷え切っている』とおっしゃるの。各家庭の対比が出たらおもしろそうだね!」と目を輝かせながらアイディアを口にした。キャストは他に羽場裕一、長谷川稀世、原嘉孝、多岐川華子、一色采子、明星真由美、松本幸大(ジャニーズJr.)、宇梶剛士らが名を連ねる。公演は2023年1月14日(土)~28日(土)に、京都・南座にて。その後、2月1日(水)~19日(日)に、東京・新橋演舞場と巡演する。取材・文:岡山朋代
2022年11月30日●「舞台には真実があるんだな」評価してくれたファンに感謝吉本興業110周年を迎えた2022年に、吉本新喜劇の初のゼネラルマネージャー(GM)に就任した間寛平が打ち出した「吉本新喜劇座員総選挙」。約2カ月に渡る投票によって集められた票数は77万184票。その中から3万9,405票を集め、見事1位に輝いたのが「いぃよぉ~」のギャグで人気のアキだ。1位になった瞬間「やっとスタートラインに立てた」という思いが胸に去来したというアキが素直な胸の内を語った。間寛平がGMに就任し打ち出した「吉本新喜劇座員総選挙」。上位30名が10月10日に大阪・なんばグランド花月で開催される「吉本新喜劇まつり」(チケット完売/オンライン配信あり)に出演するという試みだ。スタート当初はさまざまな意見が飛び交ったという。アキは「新喜劇っていろいろな笑いで構成されていますよね。オープニングで、1人で持っていかなければいけない若手もいれば、急に暴れまわる人間もいる。いろいろな役目を担った野球チームみたいな集まりなので、それを1つのベクトルで順位を決めるということに異議を唱える人もいました」と企画が上がったときの内輪の反響を明かす。それでもアキは「寛平師匠が言っているように、お祭りでいい。ワイワイ盛り上がって30位に入れなくてもいいし、不正してもいい。それを全部笑いに変えるようなお祭りなんだ」と理解を示すと、一方で「こういうものが見たいんだ」という新喜劇へのリアルな期待の表れでもあるという認識を持っていたという。そんななか、見事アキは中間発表から1位の座を守った。会見の席では得票してくれた年齢層など分析された結果が発表され、いろいろなことが頭のなかを巡ったというが「パッと浮かんだのが『これでようやくスタートラインに立てた』という思いなんです」と胸の内を吐露する。その真意についてアキは「びっくりされるかもしれませんが、2014年に大阪の新喜劇に入団させてもらってから8年、毎週昼間にやっている新喜劇のテレビ放送に、ほとんど出たことなかった」と語ると「僕は8年間、ほぼ劇場と営業でやってきた。だからまさか自分が1位になるなんて夢にも思っていませんでした」と本当に驚いたという。しかし一方で「舞台には真実があるんだな」としみじみ語ると、しっかりと劇場に足を運んで自分の笑いを評価してくれたファンに感謝する。「僕は1つの舞台を大切にやってきました。人によっては一生に一度の観劇かもしれない。特に子供はいまゲームやらなんやら遊ぶことなんていっぱいあるじゃないですか。そんななか、貴重な時間を割いて新喜劇に来てくださった人には、本当にぎっしりと詰め込んだものを見せたいと思ってやっていました」。○■間寛平GM就任で180度変化「風通しがよくなりました」総選挙一つとっても、寛平がGMになったことで、新喜劇は「180度変わりましたね」とアキは断言する。「とにかく、偏った体制というか、しがらみみたいなものを排除して風通しがよくなりました。僕としては、すっちーと一緒にやることで化学反応が起こるかもしれませんし、小籔(千豊)くんともなんかやりたいという思いもあります。アキ曰く「やっぱり面白い奴、才能のある奴が残っていく。新喜劇でも絶対そうならないとあかんと思っていますし、お笑いというのは本来ピュアなものでなければいけない。そこには忖度などはあってはならない。そういう部分は寛平師匠がGMになってからはとてもフラットになった気がします」と変化を述べる。さらにアキは「僕もいろいろ悔しさはありましたが、それを恨みに変えるのではなく、自分自身の学びとして変換していくことで成長させてもらった」と振り返ると「だからこそ、今回こうして1位に選んでいただけたことで、スタートラインに立てたと思っているし、いろいろな人とコラボしていって、60年間人々に愛されてきた新喜劇という歴史を汚すことなく受け継いでいきたいと思っているんです」と熱い思いを語る。●座長公演に意気込み「伝統を意識しつつも、新しいものを」今回の総選挙の1位を記念して11月29日~12月5日まで、大阪・なんばグランド花月にて座長公演を行うことも発表された。アキは「僕自身が、新喜劇全体をどうのこうのというのはおこがましいですし、そんな考えは一切ないんです」と前置きすると「東京の劇場ルミネtheよしもとでの10年間を含め、ずっとやってきていることなのですが、新喜劇のなかにちょっとした泣きやダンス、殺陣、そして音楽要素などを入れて、総合的なエンターテインメントとしてしっかり見せる。観終わったあと、笑いはもちろんですが、なにか生きるうえで大切にしなければいけないことが、ジワっと感じられるような……そんな“アキ色”を出していきたいです」と意気込みを語る。さらに今後の吉本新喜劇についてアキは「自分が求めているのは、常に見たことがないもの、新しいもの」と語ると「台本のない新喜劇や無観客でやることも批判はありましたが、行動することで何かが変わるんです」と持論を展開。自身の座長公演も「しっかりと伝統を意識しつつも、新しいものを提示していきたい」と意気込む。○■世の中が落ちついたら再び水玉れっぷう隊としての活動も吉本新喜劇の未来を担うキーマンのアキだが、お笑いコンビ「水玉れっぷう隊」というコンビの一員でもある。「僕らはルミネtheよしもとがオープンするときに、大阪から東京に移ったのですが、最初は『水玉れっぷう隊』として漫才やコントをしながら、今田耕司さんや東野幸治さん、木村祐一さんらが座長を務める新喜劇に出させてもらったんです。そのうちに、だんだんと舞台の面白さを実感して、その流れで2014年に吉本新喜劇に入団させてもらいました」。吉本新喜劇に入団することは「転職するようなもの」と語ったアキ。これまでのキャリアもゼロから再スタートするような感覚だったという。そんななか「水玉れっぷう隊」は解散するという前提だった。「でも会社に話したら『別に仲が悪いわけではないのなら、解散という言葉を使わずにいればいい』というアドバイスをいただいたので、お言葉に甘えて残させてもらったという感じなんです」。コロナ禍になる前は、それぞれ違う道に進んだ「水玉れっぷう隊」も、相方のケンとは、月に一回程度トークライブを開催していたという。「完全に違う道に進んでいるからこそ、すごく化学反応があって面白いんですよね」と語ると、また世の中が落ち着いたら「2人でやっていきたいですね」とファンにとってはうれしい言葉を残してくれた。アキがこれまでライフワークとして行ってきた「Joy! Joy! エンタメ新喜劇」。今回の座長公演では「これまで積み重ねてきたことをしっかり踏襲しつつ、きっと期待に応えられるようなものにしていきたいです」と抱負を語ってくれた。■アキ1969年8月22日生まれ、大阪府出身。高校卒業後、東映太秦に所属し、スタントマンとして活動。1992年より吉本興業に所属し、ケンとお笑いコンビ・水玉れっぷう隊を結成。そして、2014年に吉本新喜劇に入団。アキのみ大阪所属となるが、その後もコンビを継続している。
2022年10月07日お笑いコンビ・アインシュタインが18日、日本最大級のお笑いフェス「LIVE STAND 22-23 OSAKA」(大阪城ホール、COOL JAPAN PARK OSAKA)に出演した。大阪公演最終日の2日目、大阪城ホールで行われた吉本新喜劇のステージ「LIVESTAND新喜劇もLaughにいこう」に出演したアインシュタイン。“尖っているやんちゃなヤツ”と紹介されて登場し、河井ゆずるは「尖ってるやろがい!」とにらみを利かせ、すっちーが「めちゃめちゃ尖ってるって、顎のことですか」と笑うと、稲田直樹のドアップがスクリーンに映し出された。そして、吉田裕から「あいつらをビビらせてくれ!」と言われると、稲田がドヤ顔で自身のブサイクエピソードを連発。「ブサイクランキング、俺1位。りんたろー。が2位で3万票。俺、16万票。そんな票、とったことあるー!?」と言うと、会場から拍手が起こった。その後、2人はすっちーと吉田の名物ギャグ「乳首ドリル」に挑戦。稲田は顎、頭、顔をつつかれ、「顎やめろ、顎やめろ、人より尖がっていて三日月みたいになっているとこ、あーごー!」などと叫んで爆笑を誘う。河井は「乳首ドリルすな! ドリルすな! すな、すな……」というおなじみのやりとりに挑み、すっちーがなかなか次に進まず「すな」の繰り返しに疲れつつ、ラストの「ドリルせんのかーい!」までしっかり決めて会場を沸かせた。出演後に、同ステージに出演した、EXIT、酒井藍とともに報道陣の取材に応じた2人。河井は「僕ら出ていったらウケさせてもらえるような状態に新喜劇の皆さんにしていただいているので、すごい楽しかったです」と振り返り、稲田も「すごく光栄でした」と語った。2007年から2010年まで行われた大型お笑いフェス「LIVE STAND」が、今年12年ぶりに開催。8月19日~21日に幕張メッセで東京公演が行われ、9月17日・18日に大阪で開催。来年1月14日・15日には福岡で開催される。
2022年09月19日●競争することで「若い子の目の色が変わってきた」今年2月、吉本新喜劇のゼネラルマネージャー(GM)に就任した間寛平。そこから約半年経過したが、どんな活動を行い吉本新喜劇にどんな変化が生じてきているのだろうか――率直な胸の内を聞いた。○■総選挙で確信「面白い奴はきっと売れる」吉本新喜劇GM就任会見で寛平は「必ず大スターを作ります」と宣言。数々の改革案を提示した。そのなかでも大きな話題となったのが「吉本新喜劇座員総選挙」を行い、上位30名が「吉本新喜劇まつり2022」に出演するという試みだ。「総選挙はすごく盛り上がっていただいていますね。すでに30万票ぐらい投票がありますよね(7月末時点)。僕の順位がちょっと(中間発表で7位)……なのは残念ですが(笑)。でも新しい劇場を作ってもらって、若い子らもネタをやる場も増えてきたのはいいことだと思います」寛平GMの誕生から半年。これまでおっとりとしていた若手にとっても、総選挙という場ではっきりと順位が出ることで、意識も変わってきたという。「もともと出番がなかった若い子たちのなかには、面白いネタをたくさん作れる子はいる。でもやっぱり今の子らは競争意識がない。僕らのときは『絶対座長になってやる! 売れてやる!』みたいな思いが強い奴らばかりだったんだけれどね。だからまず僕がすべきだったのは『頑張らんとあかん』と気持ちに火をつけること。実際若い子の目の色が変わってきたなと感じています。まだまだ僕に直接相談することは難しいかもしれませんが、マネージャーには若手からたくさん相談が寄せられているそうです。確実に変わってきていますよ」大がかりな総選挙を行ったことで見えてきたこともたくさんあった。最も強く感じたのが「面白い」ということの尊さ。「現在の順位を見ていて感じたのは、アキ、辻本(茂雄)、すっちー、内場(勝則)と上位にいるのはみんな面白い奴ら。面白い奴はきっと売れるっていうのは確信しました」○■「ほかの芸人には負けん!」という気持ちから変化寛平自身、GMという大役を担いながらも、芸人として舞台に立つ。いわゆるプレイングマネージャー的な立場だが、芸人としての心持ちに変化はあるのだろうか――。「大きく変わりました。これまでは舞台に立つときは『絶対ほかの芸人には負けん!』と強気で臨んでいたのですが、いまは劇場で笑いが起こっていたらめちゃくちゃうれしいんですよ。やっぱり新喜劇全体を見るようになってから、以前は『こいつ腹立つなー』なんて思っていた奴も、みんなかわいく見える。早く売れてほしいとか、仕事が多くなったらいいなってね」自身の順位(中間発表で7位)についても「まったく気にならない」と笑い飛ばした寛平だったが、そこには複雑な心境も見え隠れする。「正直な胸の内を明かせば、ちょっとは気になりますよね。(寛平の息子でありミュージシャンの)慎太郎がライブやったりすると『ファンに(投票を)入れとってくれって言っといてくれ』なんて言ったりね(笑)。なんかちょっとガツガツしてきたかな。でもやっぱりアキや辻本とか上位のメンバーは面白いから。負けたくないのは川畑(泰史)とかかな(笑)」吉本新喜劇のGMという大役。寛平自身は、まさに青天の霹靂だったという。「本当に社長はようこんなこと考えましたよね。なんで僕をこんな立場にしたんだろうなって。僕は本当になにも考えない人間。『いくつになっても甘えん坊』ってわけわからんことやっているのが好きな人間ですからね。自分でも似合わんことやっているなと思っています」●新喜劇は“大阪の宝”「若い人に受け継いでいってほしい」○■「とにかく売れてほしい」賞レースへの参加も呼びかけ慣れない仕事で毎日がしんどいことばかりだという寛平。それでも自分に期待をしてくれるという吉本興業の思いは意気に感じている。「僕なんて本当に会社に迷惑かけまくっていましたからね。横山やすしさんという芸人さんご存じだと思いますが、あの人も破天荒な人でしたが、僕も争うぐらいひどかった(笑)。それぐらい無茶苦茶やっていたのに、吉本興業には大事にしてもらった。ここで恩返ししなければという気持ちでいっぱいなんです」寛平いわく「面白い子はいっぱいいる」という。だからこそ「とにかく売れてほしい」と切に願っている。そのためにはどんな道を通っても構わないという。「若い子には、『キングオブコント』でも『R-1グランプリ』でも、どんどん出てみたらいいと話しています。そこで売れたら新喜劇にも良い相乗効果が生まれるだろうしね。でも『新喜劇のために頼むぞ!』とは言っていますが、もし『キングオブコント』で決勝に行ったり優勝して、新喜劇じゃない道に進みたいと言ったら、それはそれでいいと思っているんです。やっぱり悔いが残らない人生にしてもらいたいですからね」“新喜劇愛”を通り越して“人間愛”にまで発展している寛平。それでもやっぱり吉本新喜劇の未来には大きな期待を持っている。「僕は新喜劇って大阪の宝だと思っているんです。60年以上ずっとやってきて、テレビを含めれば何億人という人が観てきたと思うんです。こんなすごい劇団があるんだから、やっぱり若い人に受け継いでいってほしいという思いはあります。僕も吉本入って53年になりますが、当時の先輩は皆さん亡くなってしまった。もういま新喜劇で残っている先輩は、やなぎ浩二や池乃めだか、末成映薫ぐらいかな。僕もゆくゆくは死ぬだろうし、歴史は続いていってほしいですよね」○■“第二の明石家さんま”は無理だけど「面白い人間を」また「大スターを作りたい」と話していた真意について問うと、ある大物芸人の名前を挙げる。「社長から『頼んだ』と言われたとき、僕は第二の明石家さんまを作ろうと思ったんです。舞台上でも、舞台を降りてもキャーキャー言われる存在をね。でもすぐに無理だとわかりました。あんな男は絶対に出てこない。やっぱり特別ですよね。さんまちゃんを目指そうとした瞬間、ほとんどの人間はつぶれてしまう。それだけ特別な存在ですね」明石家さんまのようなスターは無理でも、この半年間のGM経験で実感したのは「面白かったら売れていく」ということ。だからこそ「面白い人間を作らなければいけない」と使命感に燃えていた。■間寛平1949年7月20日生まれ、高知県宿毛市出身。1970年に吉本新喜劇に入団し研究生となる。1974に吉本新喜劇の座長に昇格。「アヘアヘ」「ア~メ~マ~」「かい~の」などヒットギャグを続々と放ち、関西で絶大な人気を獲得する。1989年に退団し、東京進出。2008年12月~2011年1月、ヨットとマラソンによる地球一周「アースマラソン」を完走。2013年より「淀川寛平マラソン」を開催。2022年2月に吉本新喜劇GMに就任。■吉本新喜劇座員総選挙10月10日に大阪・なんばグランド花月で開催される「吉本新喜劇まつり」に出場する座員を決める総選挙。一般7500円、小学生以下3500円、オンライン2000円。一般投票で選ばれた上位30人がまつりに参加できる。投票は8月23日23時59分まで。
2022年08月13日日頃は花園近鉄ライナーズへご声援を賜り誠にありがとうございます。9月3日(土)、吉本新喜劇セカンドシアターにて開催される「ラグビー新喜劇 inセカンドシアター」に、花園近鉄ライナーズからタウファ統悦普及担当、野中翔平選手、横井隼選手、人羅奎太郎選手が出演しますのでお知らせいたします。チケットは好評発売中です。ぜひご観覧ください。日時:9月3日(土)19:00開演開催場所:吉本新喜劇セカンドシアター(イエスシアター)料金:大人3000円/高校生以下2000円(全席指定)出演:吉本興業タックルながい。、木尾モデル、なにわスワンキーズ小島ラテほか花園近鉄ライナーズタウファ統悦、野中翔平、横井隼、人羅奎太郎NTTドコモレッドハリケーンズ藤田達成、杉下暢、光井勇人、小泉将PEARLS(女子ラグビー)出演者未定 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月12日9頭身を誇るタレント・椿奈々(つばきなな)が吉本興業に所属することが7日、発表された。椿奈々は約3,000人の応募があった「美少女図鑑アワード2019」で竹石渉監督賞を受賞。9頭身スタイルをいかしたコスプレイヤーとしても活動している。高知から、お笑いの本場・大阪吉本興業に所属し、お笑いも俳優もできるマルチなタレントを目指して挑戦していく。『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』にも挑戦するという。椿は、7日21時よりYouTubeの吉本興業チャンネルにて生配信された「9頭身タレント『椿奈々』吉本所属記念!ガチスタイル対決!!」に生出演。吉本興業所属を報告するとともに、お笑いコンビ・紅しょうとスタイル測定を行った。■椿奈々プロフィール生年月日:1996年7月7日(26歳)出身:高知県身長:173cm趣味:コスプレ特技:ダンス
2022年07月07日千葉県にある「幕張の浜」で、イオンモールが主催する「幕張の浜 ビーチクリーン活動 」が開催され、吉本芸人軍団やアーティスト、プロサーファーなどがゴミ拾いを実施。笑いとともに行われた、エコなイベントをレポートします!幕張でビーチクリーン活動!(C)吉本興業7月2日に千葉市美浜区の「幕張の浜」で、イオンモール幕張新都心主催「幕張の浜 ビーチクリーン活動」 が開催されました。西川のりおさんや、千原せいじさん、ぼる塾さんなどの吉本芸人軍団をはじめ、千葉県出身で子どものころから何度も「幕張の浜」へ来ているという、歌謡曲歌手の新浜レオンさん、プロサーファー、地域住民、イオン従業員など約200人が、浜辺のゴミ拾いを通じて、海洋プラスティック問題について学び、体験しました。ぼる塾・きりやはるかは半ズボンでやる気満々!(C)吉本興業ぼる塾の3人は、砂浜を前にして、やる気満々の様子。特に、きりやはるかさんは動きやすい半ズボンで参加し「なんでみんな長ズボンなんですか。汚れますよ」と、メンバーに喝を入れる場面も。一方、相方のあんりさんは「田辺さんがきれいですから、今日は海もきれいになると思います」と自信ありげに宣言。これに、田辺さんがお決まりの「まあねー」で返し、集まった参加者を笑わせました。千原せいじさんが語る、ガーナ人からの伝言!(C)吉本興業去年に続いて2年連続の参加となった千原せいじさんは「海洋プラゴミとは関係ないかもしれんけど…」と前置きしつつ、「ガーナは開発途上国だから、日本や欧米がたくさんの洋服や靴や鍋なんかを送ってくると。でも、それは新品じゃなくて中古で、ほとんど使えないものらしいんですよ。自分にとってのゴミは、発展途上国の人にとってもゴミ。ええことしているように見えて、実は全然いいことでないこともあるんやって、びっくりしました。ゴミを燃やすエネルギーがガーナの負担になっているって、ガーナの人から言うといてくれって頼まれたから、今言うときます」と、ガーナでロケをした時に現地の人から言われたという話を真面目な表情で語るシーンもありました。また、普段から身の回りの清掃に力を入れているという、西川のりおさんは「こういうゴミも温暖化に関係があるんでしょうね」と環境問題に思いをめぐらした様子。「お笑いは人の気持ちを熱くするけど、涼しくするならゴミ問題をやらないかんね。若手芸人でも整理整頓しないやつが多いから、ものの片づけ方を教えなきゃね」と一つ一つのゴミを丁寧に拾いながら、力強く語っていました。最後には、新浜レオンさんが、ゴミ拾いの感想について「ぼる塾さんと一緒にゴミ拾いをして絆が深まった」と報告すると、あんりさんが「田辺さんが、ゴミを拾いながらずっとレオン君の後をついて行ってた」とストーカー行為を報告。田辺さんが「占い師に夏に出会うって言われてたんですけど、今日だなと思いました」と語りだし、会場を大笑いさせ、「幕張の浜 ビーチクリーン活動」は無事に終了。20分間に及ぶビーチクリーン活動により、10袋に及ぶゴミ袋が集まりました。ゴミを減らすためにできることを考えるきっかけに!昨年に引き続き、2回目の開催となった「幕張の浜 ビーチクリーン活動」は、世界の海に1億5000万トン漂っているといわれる「海洋プラスチックゴミ」について、参加者一人一人が考えることを目的に開催。個人でできることは大きくないかもしれないけれども、少しでも自分たちができることを考えるきっかけになったようです。文・三谷真美
2022年07月06日星野源の楽曲「喜劇」を、DJ・ジャジー・ジェフとカイディ・テイタムがリミックスした「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」が、2022年6月27日(月)に配信リリース。星野源「喜劇」をDJ・ジャジー・ジェフ、カイディ・テイタムと共にリミックス星野源の「喜劇」は、TVアニメ『SPY×FAMILY』のエンディング主題歌として書き下ろしたもの。4月8日(金)にリリースすると、Spotifyグローバル・バイラルチャートにランクイン。その後も各国のバイラルチャートで上位を記録するなど、国外でも注目を集めている。そんな星野源の楽曲「喜劇」を、80年代から今もなお活躍し、ヒップホップ史に名を刻むDJ・ジャジー・ジェフと、UKジャズ/ハウス/クロスオーバーシーンの重鎮プロデューサー カイディ・テイタムがリミックス。DJ・ジャジー・ジェフが「喜劇」を気に入ったことがきっかけにプロジェクトが立ち上がり、星野源も共に、新しい魅力をまとったリミックスバージョン「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」を作り上げた。【詳細】星野源 新曲「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」配信日:2022年6月27日(月)
2022年06月30日星野源が、「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」を本日6月27日にリリースした。今作は、4月にリリースされTVアニメ『SPY×FAMILY』エンディング主題歌に起用されている「喜劇」を、ヒップホップ史に名を刻むレジェンドDJ・ジャジー・ジェフとUKジャズ、ハウス、クロスオーバーシーンの重鎮であるプロデューサー・カイディ・テイタムがリミックスした楽曲。アメリカのSpotifyバイラルソングチャート最高5位を記録するなど話題となっていた同曲を、ジャジー・ジェフが気に入ったことをきっかけにプロジェクトが発足し、カイディ・テイタム、星野とともにまったく新しい魅力の詰まった「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」を創り上げた。<配信情報>「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」配信中「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」配信ジャケット配信リンク:「喜劇(feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」Official Audio星野源「喜劇」配信中※アニメ『SPY×FAMILY』エンディング主題歌星野源「喜劇」ジャケット配信リンク:星野源「喜劇」MV関連リンク星野源 オフィシャルサイト星野源 オフィシャルInstagram星野源 オフィシャルTwitter星野源 YouTube オフィシャルチャンネル星野源TikTok公式アカウント
2022年06月27日●「哲夫と出会って落ち着きを取り戻した」吉本新喜劇の座長であり、個人でもさまざまな番組に出演、バンド・ジェニーハイのメンバーとしても活躍している小籔千豊。切れ味鋭いツッコミを武器にいつも冷静にトークを展開する小籔だが、落ち着いて舞台や収録に挑めるようになったのは、笑い飯・哲夫の仏教本の影響が大きいという。「哲夫と出会って落ち着きを取り戻しました」と感謝する小籔に、約30年という芸能生活での自身の変化や、現在の活動、そして今後について話を聞いた。『人志松本のすべらない話』で全国区の知名度を獲得した小籔は、バラエティのみならず情報番組のコメンテーターも任される存在に。MCを務めたBSスカパー! の社会派ドキュメントバラエティ『BAZOOKA!!!』(2011~2019年)では、上祐史浩氏や村西とおる氏ら強烈なゲストともトークを繰り広げた。「上祐(史浩)さんと生放送でお話したり、ロックンローラーの内田裕也さんに怒られたりしたこともあり、根性もついたのかなと。いろんなゲストの方に鍛えられたと思います」と小籔にとっても印象深く特別な番組である『BAZOOKA!!!』は、今月よりABEMAで約3年ぶりに復活し、引き続き小籔がMCとして出演している(毎週土曜23:00~)。どんなゲスト相手でも物怖じせず対峙する小籔だが、トーク力や対応力は来年で30周年を迎える長い芸能生活の中で培われてきたものだ。「最初の頃は今田(耕司)・東野(幸治)と絡むときは自分でも何を言っているのかわからない発言をしたり、ウケもせずスベリもせず、『は?』みたいな顔をされたことも全然ありました」と若手時代を振り返りつつ、「今田さんとはプライベートでも可愛がってもらえるようになってなんとか落ち着けるようになりましたが、いまだにふとした瞬間に緊張しますし、ダウンタウンさんも優しくしていただいていますが、ふとしたときに緊張はします」以前は思い通りにいかないと落ち込み、うまくやろうと気負って緊張してしまうこともあったが、意識の変化によって落ち着いて本番に臨めるようになったという。「仏教の本で、人生なんてうまいこといかないことがほとんどで、思い通りにいかないのが世の中だというのを読んだり、イチローが15打席連続ノーヒットしているのを見て、俺なんか50打席連続三振するやろうと。年間トータル2割7分ぐらいになっていたらいいなと思ってから落ち着けるようになりました」特に影響を受けた本が、笑い飯・哲夫の『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』。「これを読んだときに開眼し、そこから一時期むちゃくちゃ読むようになって、哲夫にいろいろ聞くように。だから仏教の先生は笑い飯の哲夫です(笑)。哲夫と出会って落ち着きを取り戻しました」と明かす。「人が幸せに生きるための知恵を仏さんが教えてくれていて、僕の中ではほぼ怒りが収まります。3日もずっと腹立つということがなくなりました」と心の安定を手に入れた小籔。「みんなメイクやファッションの方法は雑誌で読むのに、人生の本は読まない。生きることに悩んでいる人がいたら、ぜひ笑い飯・哲夫の本を読んでもらいたいです(笑)」とおすすめした。●ジェニーハイと『フォートナイト』にやりがい最近特にやりがいを感じていることを尋ねると、「日々のお笑いのお仕事ももちろん」と前置きした上で、ジェニーハイの活動を挙げた。「前できなかったことができるようになったときにコツコツやらなあかんねんなと。川谷P(川谷絵音)から最近はダメ出しよりお褒めの言葉が増えてきてやりがいを感じています」ジェニーハイは今年、初の全国ツアーを開催、また、吉岡里帆主演映画『ハケンアニメ!』の主題歌を担当するなど活躍している。『BAZOOKA!!!』で誕生したバンドであり、小籔は、ジェニーハイをはじめとする番組ゆかりの人たちが出演する『BAZOOKA!!!』フェスを開催したいと話した。もう一つ小籔が力を入れているのが、ゲーム『フォートナイト』だ。2020年2月に開設したゲーム実況チャンネル「フォートナイト下手くそおじさん」で精力的に配信を行い、息子とともに大会にも参加。「1年で2,000時間、2年で4,000時間YouTubeで配信し、だいぶうまくなりました。2年前とは雲泥の差です」と胸を張ると、「アジア1桁ランクになって、親子大会で完全優勝が目標です」と力を込めた。また、『フォートナイト』について「先輩たちが切り開いたゲーム配信というジャンルにおっさんの芸人が土足で入り込んでいるようなことなので、生半可な気持ちではいけない。先輩YouTuber並びに『フォートナイト』好きのリスナーの方々に、小籔は片手間で『フォートナイト』をやっているのではなく、本気やなと思ってもらうというのを念頭に置いてやっています」との思いも語った。●家族の生活費捻出が第一理想の老後も語る現在48歳の小籔。年齢を重ねて仕事との向き合いなど何か変化はあったか尋ねると、「新喜劇に関しては、もうすぐ座長を辞めるというのもありますが、後輩座長も面白く、僕があまりしゃしゃり出てもと思ったので、ここ数年は少し引き気味に。それに伴って今後の老後を考えたときに、多くを求めがちだった若い頃とは違って多くを求めず、今もらっている仕事をやって誰かの役に立てばええかなぐらいな感じでやっています」と答えた。また、「65歳までお金を稼いで家族に渡すことが目標」だと言い、「家族が生活できるというのことを第一条件で動いているので、この世界が無理になったら芸人を辞めて、なんとか65歳までは生活費を捻出したい。嫁はんと同い年なんですけど、65歳ぐらいまで稼げば家族が不自由なく暮らせるかなと。今12歳の下の息子が30歳くらいになって、多少嫁はんに金渡すだろうし」と見据えている。65歳までに必要な生活費を稼いだ後の生活については、「嫁はんと年に1回か2回くらい有馬温泉や沖縄に行ける財力があって、お金を稼がなければいけないというプレッシャーから解放されてただただ食っちゃ寝したい(笑)」と理想の老後を思い描いている。とはいえ、バンドやゲームへの熱が冷めることもなさそう。「60歳になったときにドラム上手やなって周りに言われたらいいなと思っているので、ジェニーハイは続けていきたいんですけど、ジェニーハイ以外もやっていけたら。ゲームも『フォートナイト』がずっとあれば65歳でもやっていると思います」芸人の仕事についても「お仕事をいただけるんやったらある程度までしたい。65歳になってもYouTubeとかニコニコ動画とかありそうなので、そういうのをやっていくことになるんですかね。年寄りになって面白い話ができるのかわかりませんけど(笑)」と、年齢で区切ることなく活動を続けていきそうだ。■小籔千豊1973年9月11日生まれ、大阪府出身。大阪NSC(吉本総合芸能学院)12期生。2001年に吉本新喜劇に入団し、2005年に約4年という異例の早さで座長に就任。吉本新喜劇を全国区にしたいと、2011年に東京に進出。さまざまなバラエティ番組で活躍し、バンド・ジェニーハイのドラムとしても活動。今年1月、吉本新喜劇の座長を8月の公演をもって勇退すると発表した。
2022年06月26日福留瞬(CandyBoy)のほか、松浦景子(吉本新喜劇)、黒色すみれなど多彩な出演者が決定Colorpointe(主宰:Hink)による『シュガーポットサーカス』が2022年8月24日(水)~8月28日(日)にザ・ポケット(東京都中野区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月10日(金)10:00より発売中です。カンフェティにてチケット発売中 ミュージカル特設HP ColorpointeHP 「バレエの常識は、増える。」と謳い、持って生まれた骨格や身長に囚われることなく、トゥシューズの魔法を独自の音楽やエンターテインメントに昇華。日本のみならず海外からも注目を集めている新感覚バレエファンタジー『Colorpointe(カラーポワント)』のミュージカル公演が今夏、再演決定!!初演の福留瞬(CandyBoy)や黒色すみれに加え、バレエ界でも人気爆発中の松浦景子(吉本新喜劇)、独特なライブ演出が人気の『電影と少年CQ』ルアン、そしてオーディションで発掘したトゥシューズを履き踊る『トゥシューズ男子』こと浦上雅仁など、新たなキャストが加わり期待が高まる本公演。主宰であり、脚本/演出のHinkは「私たちは常々、エンターテインメントは単なる娯楽ではなく『救い』であると信じています。コロナ禍を経て、より物語の深みが出せる気がする。ステージを愛するすべての人に捧げます。」と話す。幻想的でありながら、現実逃避ではない「シュガーポットサーカス」の世界観。この社会を生き抜くための「救い」となるエンターテイメントを魅せてくれるのが楽しみだ。【イントロダクション】時は 2058 年。地球から遠く離れた星にある、女だらけのサーカス団。 全てのショーは女だけのものになったこの世界で、カノンは晴れてサーカス団の一員に!心を持ったバレリーナ人形や、ステージに憧れる仕立て屋、風変わりな支配人。そこに待ち受けるのは新しい出会いと、この世界の影「シュガー」について。クリーピーな音楽とトゥシューズの音色に乗せて、Colorpointeがお送りする新感覚バレエミュージカル!Colorpointeとは?2011 年 1 月結成。振付・演出・作詞など総合プロデュースを行うHink率いる、トゥシューズを履いたバレエエンターテインメントカンパニー。敷居の高いイメージのあるクラシックバレエと、彼女達の生み出す「もうひとつの世界」を描いたオルタナティブミュージックを融合。歌とバレエと物語を紡いでいくスタイルで独自の世界を描く。その活動は定期公演に始まり、脚本から手掛けたミュージカルの上演、他アーティストへの振付提供、演出構成、ダンサーとしても活躍する変幻自在のエンターテイメント集団。おとぎ話の世界に迷い込んだようなそのパフォーマンスは「観る音楽」と謳われている。国内公演の他、タイやシンガポール、アメリカなど海外でのジャパンカルチャーイベントにも多数出演し、国内外から注目されている。【公式HP】 【Twitter】 公演概要Colorpointe『シュガーポットサーカス』公演期間:2022年8月24日(水)~8月28日(日)会場:ザ・ポケット(東京都中野区中野3丁目22-8)■出演者Colorpointe福留瞬(Candy Boy)松浦景子(吉本新喜劇)ルアン(電影と少年CQ)好岡瞳春乃ひめか池松由希菜田中亜美妹尾真衣如月まい大和亜也川島美紗住吉奈美浦上雅仁すばる未来中澤駿巽imustat小口奈穂久保田優香迫田明愛米内理紗(DanceCompanyMKMDC)黒色すみれ■スタッフ脚本/演出/振付 : Hink舞台監督 申大樹(深海洋燈)舞台美術 村上 薫音響 加藤一博 (minimumanti) / 竹下亮照明 泉次雄(RISE)音楽 ナカムラタカノリ(ジャミーメロー) fryadlus エンドウ.(GEEKS)■公演スケジュール全8回公演8/24(水) 19:008/25(木) 13:30/19:008/26(金) 13:30/19:008/27(土) 13:30/19:008/28(日) 14:00■チケット料金SS席:7,800 円S席:5800 円A席:(U-25適応エリア)4,800円 / U-25 3,800円(全席指定・税込)※U-25チケットをお買い求めの方は、受付にて身分証提示。(小学生不要)※未就学児入場不可※開場は開演の30分前となります。※車椅子でお越しの方は、事前にお知らせください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月14日吉本興業は13日、博多華丸・大吉、中川家、海原やすよ ともこ、タカアンドトシ、千鳥、かまいたちを筆頭に総勢1000人を超える吉本芸人が大集結するお笑いフェス「LIVE STAND 22-23」の開催を発表した。「LIVE STAND」は2007年から2010年に開催していたお笑いフェス。12年ぶりの開催となる今回は「LIVE STAND 22-23」と題し、8月19日~21日に千葉・幕張メッセ、9月17日・18日に大阪城ホールほか、年明け1月14日・15日には福岡・マリンメッセ福岡A館と、3都市で開催する。吉本興業が110年間ずっと大切にしてきたのは生のお笑い。芸人の熱量、劇場が揺れるほどの笑い声、なんでもありのワクワク感。そんな生のお笑いを東京・大阪・福岡の三都市の会場に詰め込む。大小様々なステージはもちろん、バラエティに富んだ飲食ブース、大人から子どもまで楽しめるワークショップなど、たくさんの体験を用意。オールスタンディングだからこそ、自分で自由に好きなステージを組み合わせ、自分だけの「LIVE STAND22-23」を楽しめる。また、今回は、この「LIVE STAND 22-23」を盛り上げるべく、博多華丸・大吉、中川家、海原やすよ ともこ、タカアンドトシ、千鳥、かまいたちの6組がライブスタンジャーとして立ち上がった。本日より「LIVE STAND 22-23」の公式Instagram・公式Twitterを開設し、SNSでも様々な最新情報を発信していく。チケットは6月13日19時より、FANY IDプレミアムメンバー・FANY IDメンバー先行で早割3日間通しチケットの先行受付を開始する。
2022年06月13日お笑いコンビ・マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)らが31日、都内で行われた「エニタイムフィットネス×クリスタルジム(吉本興業)業務提携PRイベント」に登壇した。24時間営業・国内店舗数No.1フィットネスジムのエニタイムフィットネスと、野田クリスタル発案のクリスタルジム(吉本興業)が、6月1日より業務提携を開始。新型コロナウイルスによる社会生活の変化によって心や体のバランスを崩している人も多い中、「『お笑い×筋トレ』で日本を元気に!」をテーマに、さまざまな施策を通じて人々のメンタルヘルスの回復と健全な社会の回復を目指していく。エニタイムフィットネスを運営するFast Fitness Japanの代表取締役社長・土屋敦之氏は、クリスタルジムの魅力について「コミュニケーション能力が高い方が非常に多い。そういった方たちが接客されるジムは、日本で一番居心地のいい接客をするジムだと思います。そこに関してはたぶんほかのジムには真似できないと思います」と語った。『M-1グランプリ』優勝後に吉本興業の社長に直談判してクリスタルジムを実現させた野田。仕事としてどんどん広がっていることに、「気持ちがいいです」と喜んだ。また、「今、吉本興業にいろんなマッチョや体を鍛えているヤツが入っていて、マッチョの新しい就職先になっている。クリスタルジムができて、吉本全体がどんどんマッチョになっていくんじゃないかと。松本(人志)さんというてっぺんのマッチョがいますから、どんどんみんなそれに近づいて、どんどん健康になっていくんじゃないですかね」と手応え。吉本にどれくらいマッチョ芸人がいるか聞かれると、「半分以上じゃないですかね」と答えて笑いを誘い、相方の村上が「そんなにいねーよ。どういう目をしているんだ。マッチョのラインが低すぎる」とツッコミ。野田は「この前ツイッターでクリスタルジムに3カ月間通ってくれないかと募集したところ、芸人たちから大量の電話が来まして、みんなこんなにも体を鍛えたかったのかと。クリスタルジムを作ってよかった」と話した。今回の業務提携によって、高校生無料利用制度「HIGH SCHOOL PASS」(保護者がエニタイムフィットネスメンバーであることが条件)のアンバサダーに、クリスタルジムを代表し、マヂカルラブリーの野田、ミルクボーイが就任。また、全国エニタイムフィットネス店舗にて、クリスタルジムメンバーによる出張トレーニングイベントや、エニタイムフィットネスが実施する社会貢献活動にクリスタルジムメンバーが参加することなども予定している。この日のイベントには、クリスタルジムメンバーのレイザーラモンHG、おばたのお兄さん、Everybody、しんたろーら、そしてミルクボーイもリモートで参加した。
2022年05月31日大阪を拠点に活動する吉本新喜劇とNMB48が、“爆笑必至の本気ミュージカル”で競演する──。ありそうでなかった本プロジェクト『ぐれいてすと な 笑まん』では、吉本新喜劇の座長・川畑泰史による脚本を、ブロードウェイ・ミュージカルの演出・振付も手がけ、高い評価と人気を得ている玉野和紀がミュージカル用の上演台本にアレンジ。玉野が演出・振付も手がけ、音楽にはシンガーソングライターとして活躍しながら、著名なアーティストに楽曲を提供し、近年は様々な舞台音楽も担当する森大輔を、美術には2.5次元の大型作品など多数の人気作品を担当していることで知られる秋山光洋を起用するなど異種コラボレーションが繰り広げられる。中でもミュージカル初挑戦のメンバーが多いNMB48はマイクを手放し、舞台で戦力になれるアイドルとして成長できるかどうか──。新喜劇の座員からもよい刺激を受けている現在進行形の想いを、川上千尋・小嶋花梨・渋谷凪咲・上西怜の4人に尋ねた。私たちの個性が反映されている役どころにご注目──物語の舞台は「大阪によく似た国・なんば」で、笑うことで感染してしまう「アホナウイルス」が蔓延している世の中だとか。そこで人気を二分しているお笑い集団・新喜劇とアイドルグループ・NMBの交流が描かれるとお聞きしています。リアルにも通じる設定だと思いますが、皆さんはどんな役を演じるのですか?川上私は看護師の役をもらいました。劇中、新喜劇座長の川畑さんがとある事件で昏睡状態に陥ってしまうんですけど……目覚めた先で川畑さんをお世話するっていう。ナースの皆さんに抱く清楚なイメージを体現していきたいですね。小嶋秘書を演じます。私はNMB48のキャプテンをしていることもあって、しっかり者ってイメージがあるのかな。でもどこか普段はメンバーからいじられる立場でもあるので、川畑さんはそんな部分を秘書に乗せてくださった気がします。渋谷私の役には自分が反映されているなって思う。小嶋凪咲さんの言いそうなことがセリフになっていますよね。渋谷普段からボケボケなんですけど、実は正義感の強いところがあって。そういう、自分の中にある性格が演じるキャラクターに表れている気がします。だから大きな声で正義感を発揮するセリフを言うのが気持ちよくて。ストレス発散というか、稽古のたびに快感を覚えてきました。一同快感までいくんや(笑)上西川畑さんって私たちのことをよく見ていますよね。その上で役を振ってくださるのが伝わってきました。私の役もそう。初めて会う人に「真面目だね」と言われることが多いので、そういう性格がキャラクターの言動に表れている気がします。渋谷今回は新喜劇とNMBのステージって側面もあるんですよね。ファンの皆さんが楽しめるように、私たちらしく輝ける機会を川畑さんが設けてくださって。コラボレーションしても、ちゃんとお互いのよさが発揮できるようにつくってくださっていることに感謝しています。マイク慣れした歌声から脱皮できたのは「客席の最後列に届けたい」という気持ち──稽古の密着動画を拝見すると、玉野さんや音楽と歌唱指導を手がける森さんから「マイク慣れしていて声量がない」と指摘されていました。その後、小嶋さんは「お腹から歌うこと、力を入れる場所がわかってきた」とおっしゃっていて手応えをつかんでいらしたようですが……皆さんそれぞれ、どうやって乗り越えていかれたのでしょうか?川上いつもの肺呼吸を腹式に変えるのが難しかったです。でもある日、遠くに立った森先生が「僕に届けるように歌って」とおっしゃって。そのレッスンを繰り返すうちに、「客席の最後列にまで届けたい気持ちがあれば大きい声は出るんだ」って実感できました。上西私はそのレッスン以来、劇場公演に対する意識が変わりました。マイク越しじゃない、お腹から出す声をファンの皆さんに届けたいと感じるようになって。そうしたら、玉野さんからも全体に向けて「少しずつ声が大きくなってきたね」って褒めていただけるようになって嬉しかったです。左から、小嶋花梨、上西怜小嶋「大きな声を出すの恥ずかしい」とか「自分にはできない」みたいな気持ちがあるだけで、絶対に声って出ないんですよね。だから羞恥心や自信のなさが無くなった瞬間に、まず声を精一杯出してみるんです。出し方が合っているかわからないし、100%正解ではないかもしれないけど……少しずつ「あ、声ってこうやって出していくんだ」ってコツがどんどん掴めてきて。それで「あ、いま少しずつお腹が使えるようになってきてる!」って感覚になる。渋谷そうそう! 声が通るようになると、バラエティにめっちゃ活かせるんですよ。コロナ禍での番組収録はアクリル板があったり、タレントさん同士の距離も離れていて。私、少し前まで声が細くて小さかったから、端っこから喋ろうとしてもMCの方に気づいてもらえないことが多かったんですね。でも最近は「あの、私!」って声が通って、エピソードトークできる機会が増えました。左から、渋谷凪咲、川上千尋──特に渋谷さんは、森さんとの個人レッスンで地声よりだいぶ芯のある歌声を披露していらっしゃいましたよね。動画で拝見して。渋谷もともとキレイにかわいく歌おうと、守りに入っていたんですね。でも森さんから「その自意識はいったん横に置いて、お腹からしっかり声を出して届けよう」とご指導いただいて歌ったら……動画でお聞かせしたような歌声になりました。私からすると、あの声は乱れているから「歌声的によくないんかな?」「キレイじゃない」と感じて不安だったんですけど……森さんから「その声がいい」というお言葉を頂戴して。いま少しずつ自信に変えている最中です。楽しい雰囲気を伝播させる吉本新喜劇パワー──密着動画には、新喜劇の皆さんが加わったことで稽古が一気に加速する様子が映し出されていました。新喜劇の皆さんから、どんな刺激を受けていらっしゃいますか?上西歌もセリフ声の大きさもエネルギーも、新喜劇の皆さんはすべて圧倒的で。中でも特にすごいと思ったのは「雰囲気づくり」です。いてくださるだけで、その場が大らかな空気になるんですよね。座長の川畑さんとダンスでペアになることが多いんですけど、私が間違えても「リードできない僕が悪いんです」って。ペアの相手を責めることなく、笑いに変えてくださる姿がカッコいいなって。接するうちに、自然と自分の殻が破れるようになりました。渋谷殻を破るには、その場を心の底から楽しむことが大切ですよね。森田まりこさんの隣で歌稽古した時、楽しい曲調では体を揺らしてノリノリで歌ってはって。「おもしろいことはどこかな?」「おもしろいことはここかな?」って歌詞があるんですけど、「ここかな?」のところで脇の下を指差してて!川上新喜劇の笑い!(笑)渋谷たしかに「脇オモロいわ!」って吹き出してしまって(笑)。本当に心から楽しむ、っていうんですかね。自分たちも一緒に楽しまないとお客さんに伝わらないなって。隣にいて、まりこさんがめっちゃ楽しんでいらっしゃるから私もつられて体を揺らしてました。人に楽しい雰囲気を伝染させる力がすごいですよね、新喜劇の方って。川上ホンマにそう。まりこさんの明るさが、ソプラノチームにまとまりをもたらしているんですよね。一方、私たちNMB48はいろんなことに真面目に取り組むんですが、シリアスになりすぎちゃうところがあって。でもそうじゃなくて、間違えてもいいから大きな声を出してみる。「何でもとりあえず楽しんでやってみる」精神を、新喜劇の方々から学んでいます。小嶋ダンスや歌を一生懸命にレッスンする姿も素敵ですよね。諸見里(大介)さんがいちばん後ろの列から大きな声で歌ってくださるんですけど……いつも「さしすせそ」が全力の「しゃししゅしぇしょ」になっちゃうんです(笑)一同いつでも吐息混じりやんな(爆笑)小嶋楽しさを伝播させる力でいうと、諸見里さんもかなりの腕をお持ちで(笑)。全力「さしすせそ」を聞いていると、こちらも自然と笑顔になっちゃうんですよね。ステージ上の私たちが全力で楽しんでいる姿は、観客の皆さんに絶対伝わるんじゃないかな。諸見里さんの立ち居振る舞いを見て、それが確信に変わりました。川上全力「さしすせそ」、客席まで聞こえるかもね(笑)上西ぜひ耳を澄ましていただけたら(笑)あたたかい団体芸で笑いを届けられたら──大阪を拠点に活動する皆さんにとって、吉本新喜劇は親しみのある存在だと思います。新喜劇の皆さんが繰り出す笑いの魅力は、どこにあると思いますか?渋谷定番になったおなじみのギャグ……たとえばすっちーさんと吉田裕さんの「乳首ドリル」みたいな鉄板ネタを、何十年も同じことをし続けて根づかせるすごさがありますよね。普通は一度やって飽きるじゃないですけど、「もういいや」って瞬間が来るじゃないですか。でも一発芸にせず、どんどんおもしろくなっていく。川上ブラッシュアップされるよね。私たちの日常会話に盛り込めるくらい、キャッチーになるというか。NMB48の卒業メンバーで4期生の山尾梨奈ちゃんっていう子がいたんですけど、身長が当時のメンバー内でいちばん低かったんです。それで彼女が繰り出す(坂本九「見上げてごらん夜の星を」のメロディで)「見ぃ下〜げて〜ごらん〜」っていうネタにみんなが乗っかって。誰にでも使えて、めっちゃオモロいみたいなネタがたくさんある。渋谷新喜劇の皆さんは主戦場が舞台なので、お客さんの反応がダイレクトにわかる。だから「これはオモロないんや」「あ、これウケんねや」みたいなのが積み重なってくるんでしょうね。それで培った鉄板ネタが大阪に根づいていく。大阪の“宝”みたいなものがたくさん生まれるのが新喜劇ですよね。もう生きる伝説というか。小嶋私は関東人(埼玉県出身)なので、新喜劇には正直あまり馴染みがなくて。大阪に行ってすぐの時は、みんなのボケている内容がわからず、「それ何?」って感じることが多かったんですよね。でも大阪で長く暮らしていると「新喜劇を知らない人生もったいない」と感じるようになりました。それくらい、本当に大阪の“宝”。みんな必ず好きな鉄板ネタがあって、すごく大切な存在なんだなって。渋谷団体芸やから「誰かがボケてみんながコケる」とか、みんなでひとつの笑いをつくるからこそ生まれる爆発力がありますよね。仲間はずれをつくらない笑いが素敵。そこが大阪のみんなに愛される理由のひとつなのかな、って。上西一人で黙々とつくる職人芸や、限られた場所でしか見られない笑いではないところも魅力ですよね。大阪というエリア全体を巻き込んで生み出す、あたたかい笑いだなって。──上西さんは本公演の制作発表で「笑いを取るのが得意ではない」「凪咲さんみたいになりたい」とおっしゃっていました。笑いのセンスをどうやって鍛えていらっしゃるんですか?上西新喜劇の皆さんとご一緒しているこの瞬間が、笑いのセンスを取り入れる最大のチャンスですよね。皆さんを拝見していると、単にボケるだけじゃなくて間の取り方や言葉の発し方次第ですべて笑いに変えられることがわかってきました。いろいろ勉強させてもらっています。渋谷この前、怜ちゃんにひとつギャグできてました。劇中で一発芸とかギャグをやる流れがあって。リハーサルの時は「カットするかな?」と思ったけど、振られたら顔を赤らめながらもしっかりやってたよね? 上西ずっと「いつ自分の番が来るか」ってドキドキしながら稽古しているんですけど……(某アルコールCMソングのメロディで)「さ〜らりとした、う〜ご〜き〜」って。一同それやわ!(爆笑)小嶋偉いですよね? 苦手意識のあったギャグちゃんとやって。川上笑いのセンス、獲得してる真っ最中ですよホント。──本番でどんなネタが繰り出されるか楽しみですね。ありがとうございました!取材・文=岡山朋代撮影=川野結李歌<公演情報>吉本新喜劇×NMB48 ミュージカル 『ぐれいてすと な 笑まん』【大阪公演】2022年5月14日(土) ~5月22日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール【東京公演】2022年5月26日(木) ~5月29日(日)会場:明治座チケット情報はこちら:
2022年05月20日吉本興業は13日、最先端のデジタルイノベーションとエンタメを融合させた、メタバース事業およびタレントアバター事業「FANY X(ファニーエックス)」をスタートすることを発表した。「NFT」や「メタバース」など、急速な進化を遂げるデジタル領域において、未来のエンターテインメントの発展のため、「FANY X」プロジェクトをスタートする。メタバース事業においては、自治体や企業とのパートナーシップのもと、クリエイターとも連携し、地方創生につながる地域メタバースのプロジェクトを進めていく。その第1弾となるのが、兵庫県北部に位置する人口2万2000人の町、養父(やぶ)市との取り組み。すでにパートナーシップを結び、地域の魅力をエンタメの力で盛り上げていくバーチャル養父市のプロジェクトを展開していく。タレントアバター事業では、メタバースを盛り上げる上で欠かせない要素であるアバターに注目し、所属芸人・タレントのアバター化を進めており、メタバース上でのイベント開催や出演、広告商材としての肖像利用など、オンライン上でタレントIP、芸人コンテンツを利用できるサービスを展開していく。また、要望にあわせてタレントが漫才コント落語などを披露したり、決まったセリフや日常会話を行うなど、現実世界で可能だったことを提案。芸人以外にも、アイドルやスポーツ選手、キャラクターやVTuberなど、ビジネスの幅を広げていく。今回のアバターの開発面でパートナーとして協力しているPocket RDのアバタリウムを使用し、現在は約70人をアバター化している。同日、都内で「FANY X」事業発表会が開催され、かまいたち、見取り図、吉本興業FANY事業本部の梁弘一氏が出席し、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、久代萌美アナウンサーがMCを担当。芸人やタレントのアバターもスクリーンでお披露目された。
2022年05月13日●ミュージカルでの歌唱は「感情が見えるように」吉本新喜劇とNMB48によるミュージカル『ぐれいてすと な 笑まん』が、5月14日に開幕する。ファン投票企画「NAMBATTLE2~愛~」で1位に輝き、27thシングルのセンターに決定した川上千尋にインタビューし、本作への意気込みや稽古でのエピソードを聞いた。――『ぐれいてすと な 笑まん』の話を聞いた時の心境をお聞かせください。ずっとミュージカルや舞台に出たいという目標を立てていたので、新喜劇の皆さんとNMB48のメンバーみんなで一つのステージを作れるというワクワク感が大きかったです。――もともと女優になりたいという思いがあって芸能界に興味を持ったのでしょうか?フィギュアスケートを習っていたときに小芝風花さんが同じリングでスケートしていて、風花さんが芸能界に入って、私も芸能界に挑戦してみようかなって思ったんです。レッスン料が必要な事務所もあるみたいだったので、無料のところを探してNMB48を受けたら受かって、芸能界に入りました。――演技の仕事に興味を持ったきっかけは?昔からドラマが好きで、舞台を見るのも好きでお母さんとよく行っていたんですけど、一度演技のワークショップに参加したときに難しくて、でも新しい世界だからすごく楽しくて。うまくなりたいという気持ちが芽生えて、女優さんになりたいと思うようになりました。――2月に上演された『ミュージカル シェイクス2022』でミュージカルに初挑戦されましたが、そのときの経験が今回生かせそうですか?そうですね。セリフを言うときに母音を使って練習していて、「ありがとう」だったら「あいあおう」って。滑舌が悪い部分も母音を使って何回か練習すると言いやすくなるんです。それを教えてもらったときに演技でもMCでも使えるなと思って、今回も意識しています。今のところ稽古で噛んでいない気がします。普段はすごい噛むんですけど(笑)――注目してほしいシーンは?まだ詳しい役やシーンなどは言えないのですが、振り付けではなく感情のまま動くということに取り組んでいて、稽古を積み重ねて、動いている感情が皆さんに見えるような歌声になればいいなと思っています。――ミュージカルということで、NMB48の公演とはまた違う緊張感がありますか?けっこう違いますね。NMB48の公演だと、だいたい3人1組とか2人1組で歌うので、隣に人がいてくれる安心感がありますが、今回は1人で歌うシーンもあって。1人のステージで間違えずに歌うという緊張感がすごいです。――歌唱力も鍛えられてNMB48の今後の活動に還元できそうですね。声が小さいってよく言われていたんですけど、地声でも声が大きくなってきていると言わたので成長は感じていただけると思います。●“何でも笑いに変える”吉本新喜劇との稽古で学び――吉本新喜劇とここまでガッツリ共演するのは今回が初めてでしょうか。今まで新喜劇に一部出演して、「乳首ドリルすな」を吉田(裕)さんとさせていただいたりしたことはありましたが、ガッツリ皆さんとお芝居するのは今回初めてです。グループとしてはこれまでも共演はありましたが。――稽古で新喜劇から刺激を受けていることはありますか?皆さんお芝居はすごくお上手で、私たちにアドバイスもしてくださっていますが、ダンスや歌に関して(末成)映薫さんは「私は覚えるのが遅いから、人の何倍も練習しないといけない」とおっしゃっていて、「こんなにダンス激しくて大丈夫?」と聞かれたときも「やります! 私も頑張りたい」って。実際に稽古でずっと練習されていて、その姿勢を学ばせていただいています。――刺激を受けるほど練習されているんですね。はい。しかも、自分がめちゃめちゃ頑張らないといけないときってピリピリしてしまうことがあると思いますが、新喜劇の皆さんはそういうのがなくて、できないことも笑いに変えたり、人のミスも笑いに変えておもしろおかしく収めていて。私も人がミスしたときに笑ってあげられるくらいの余裕を持ちたいなと思いました。――NMB48のリハーサルにもいい影響がありそうですか?NMB48は人数が多く、真面目に取り組まないと進まないという気持ちがみんなの中にあって、笑いにはいかないことが多いですが、今回の稽古で、どんなことでも楽しむという気持ちが素敵だなと思いました。みんなの士気も上がっていて、明るくなっているなと感じます。――演技の面で成長できているなと感じていることがありましたら教えてください。初めて舞台に出演したときは恥ずかしさが残っていたんですけど、今は恥じらいが少なくなりました。また、初めて演技をしたときと比べて、ただセリフを読むのではなく、感情を考えられるようになり、一歩ずつ進んでいけているなと思います。――恥じらいがなくなったきっかけは?劇団エグスプロージョンさんの舞台『ANSWER』が初めての外の舞台で、(コロナの影響で)中止になってしまったんですけど、そのときの稽古で芸人さんから影響を受けました。水玉れっぷう隊のケンさんとか恥じらいがなさすぎて(笑)。全力でやられているのを見て、大きく動いたほうが物語として成り立つし、恥じらいを捨てているほうが見ているほうも恥ずかしくないんだなと気づきました。芸人さんから学ぶことがすごく多いです。――新喜劇の皆さんも恥じらいなく演じられますよね。そうですね。(島田)珠代さんとか本当に恥じらいがなくて、目指すべきところだなと(笑)。新喜劇の皆さんからも学ばせていただき、成長できたらと思います!■川上千尋1998年12月17日生まれ、大阪府出身。2012年にNMB48「第4期生オーディション」に合格し、グループに加入。野球好きで大の阪神タイガースファン。特技は8年間続けたフィギュアスケート。2022年3月に行われたNMB48のファン投票企画「NAMBATTLE2~愛~」で1位に輝き、27thシングルで初のセンターに決定した。女優としては、ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』や、舞台『サイキック学園 ~青春超能力バトル~』、『ミュージカル シェイクス2022』などに出演。■『ぐれいてすと な 笑まん』これまで様々なコラボレーションをしてきた吉本新喜劇とNMB48がタッグを組み初のミュージカルに挑戦する。かまいたち、藤崎マーケット、見取り図らもお笑い芸人たちもゲスト出演する。大阪公演は5月14日~22日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、東京公演は5月26日~29日に明治座にて上演。
2022年05月12日“昭和の喜劇王”こと名優、藤山寛美。三十三回忌追善にあたり娘である藤山直美と孫の藤山扇治郎らゆかりの出演者による特別公演が大阪松竹座にお目見えする。『愛の設計図』『大阪ぎらい物語』の名作上方喜劇2本立てに加え、在りし日の姿を映像で偲ぶ『〈映像〉藤山寛美 偲面影』も上演する。「藤山寛美三十三回忌追善 喜劇特別公演」チケット情報「追善公演は今回で区切りとさせていただきます」。記者会見の冒頭、そう切り出した直美。寛美を知る世代が減り、また寛美を超える役者が出ることが何よりの追善との思いからだ。「賑やかで楽しくて、観ていただくと家族の中で会話があって、そういう舞台を私が最後に勤めさせていただきます。昭和にこんな面白い喜劇役者がいたのかと思い出していただければ」と話す。続けて孫の扇治郎は「少しでも観に来て良かったなと思っていただけるよう努力したい」と挨拶した。『大阪ぎらい物語』は船場の老舗問屋を舞台に結婚を巡る母娘の騒動を描くもの。直美は寛美が演じた役を女役に変えた娘の千代子役で主演する。「子供のようにシャープな動きが必要な役なので、ここをひとつの区切りにちゃんと弾けさせたい」とし、今後は本来の男の役に戻して継承してほしいとの願いも語った。扇治郎が『愛の設計図』で演じるのは大卒で一級建築士の資格を持つ建設作業員、間文太郎。昔気質の現場監督に厳しく指導される勤勉な青年役だ。「今の時代パワハラとかいろいろ言われますが、甘やかすだけではなく厳しくすることも大事なことで。やはり祖父も仕事に対しては厳しい方だったと思います」。3歳の時に他界した祖父との思い出は記憶にないが「作品を通して学ぶべきことが多々あります。この家に生まれてきたご縁に感謝して努力していきたい」と改めて決意を語る。直美にとっての寛美は「父親としては厳しく、俳優としては次元が違う」存在だった。「あの哀しさというのはどこからくるのかな、哀愁があるなぁって。私も60歳で亡くなった父親の年齢を超えまして、そう感じるようになりました」としみじみ振り返る。当日は「お客さんに喜んでいただくことが一番大事」と耳に残る寛美の教えを胸に、舞台に立つ。直美は「面白かったと言っていただけるよう、役者も心ひとつに精一杯努力しますのでお越しいただくことをお待ちしております。コロナの感染対策も万全の体制でお迎えさせていただきます」。扇治郎は、今回は3都市を巡る長期公演でもあり「5月、7月、10月のどれかに来ていただけるよう一回一回大事に勤めさせていただきます」とアピールした。尚、京都公演では『えくぼ』『はなのお六』に演目を変えて上演する。公演は5月3日(火・祝)から26日(木)まで大阪・大阪松竹座、7月1日(金)から25日(月)まで東京・新橋演舞場、10月1日(土)から23日(日)まで京都・南座にて。取材・文:石橋法子
2022年04月26日●吉本は「お客様を楽しませたいという気持ちが受け継がれている」落語界、そしてお笑い界を牽引し、現在は上方落語協会特別顧問を務める桂文枝。吉本興業を代表する存在として、4月2日・3日に行われた吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」では、幕開けとなる初回公演の口上を務めた文枝にインタビューし、落語界や吉本興業への思い、今後の活動について話を聞いた。「伝説の一日」の口上で、「1912年に吉本興業が始まりました。私は吉本に入って55年、ちょうど半分になります。ずっと笑いをつないできて、我々も次の世代に笑いをつないでいきたいと思います」と力強く挨拶した文枝。110年続いてきた吉本興業の強さについて、「吉本吉兵衛と吉本せいによって吉本興業が始まり、2人が育てた芸人さん……エンタツ・アチャコや初代春団治たちのお客様を楽しませたいという気持ちが我々にも受け継がれている。戦前・戦中・戦後と受け継がれ、コロナ禍でも皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちを強く持っている」と捉え、「それを僕らが次につなぎ、若い人たちがもっと若い人たちにつないでいく。そういう風にしていけば、150年、200年と続いていくと思います」と語る。「伝説の一日」は、明石家さんまやダウンタウンをはじめとする吉本芸人が総出演。所属芸人にとっても特別なイベントであり、文枝は初開催となった10年前の100周年時の「伝説の一日」を振り返り、「なかなか一緒になることがない東京の芸人と大阪の芸人が見事に勢ぞろい。イベントもさることながら、終わった後にみんなで宴会したときに吉本のすごさを感じました」としみじみ。「さんまさんが中心になってみんなで『いらっしゃ~い』をやろうと言ってくれて、みんなで『いらっしゃ~い』した写真は僕にとってすごく記念になったし、それまでやってきたことがあの一日によって伝説になったなと感じました」と述べ、10年ぶりにまた開催できて「うれしい」と喜んだ。今年の「伝説の一日」では、さんまは「さんまの駐在さん」で盛り上げ、ダウンタウンは31年ぶりとなる漫才で魅了。“初代駐在さん”の文枝も千穐楽の「駐在さん」に出演し、さんまとの息の合った掛け合いで観客を笑わせた。文枝は、さんまとダウンタウンの頼もしい活躍を「非常にうれしい」と喜びつつ、「年齢的に、もう次の人が出てきてもいいような感じがしていますし、彼らがそれを一番感じていると思います。だから、どう彼らが次の人を育てるかということだと思います」と次なる吉本のビッグスター誕生を期待する。●さんまの落語家復帰を期待「戻ってくると信じている」自身も、新たなスター発掘・育成が使命だという。文枝はかつて、『ヤングおー! おー!』と『MBSヤングタウン』にさんまを抜てきし、さんまの人気に火をつけた。「さんまさんが前説やっているのを見て面白いなと思って番組に紹介した」と振り返り、「これから僕がやることは一つ。次の若い人を育てるというのが僕の残された仕事だと思っています。特に落語家の中からスターを。それが吉本への恩返しだと……」と語る。スター不足がまさに今の落語界の課題だとし、「みんなすごく頑張っていますが、漫才に負けないパワーと才能を持った人がいない」と頭を悩ませる。「ただ、持っている人はいるかもしれないので、それを引き出していくのが僕の務めだと思っています。昔は寄席の中心は落語でしたが、今は漫才に負けている。次のさんまさん、次の(笑福亭)鶴瓶さんを見つけて世に出したい。それが今の夢です」と力を込めた。落語界の盛り上げのために、さんまに落語界に戻ってきてほしいという思いも抱き続けている。「落語界は低迷気味ですので、さんまさんがきっと戻ってくると僕は信じていますし、戻ってくるんじゃないですかね。落語家の公演にゲスト出演したりしていますし。鶴瓶さんがちゃんと落語をやり出したように、さんまさんもそのうちやると思います」と期待しつつ、「年齢的に、次の人を育てる側になっていくと思いますけど」と付け加えた。そして、「第2、第3のさんまさんが出てきてほしいなと。いい人はいるんですけど、やり方がわからないというのもある。さんまさんの努力と自己プロデュース力はなかなか真似できないですけど、彼からいろいろ学んでほしい」と話した。スター誕生には「運も大事」だという。「時代というものに推してもらわないとなかなか上にいくことができない。もちろん、本人の努力は必要不可欠ですが。常にアンテナを張って時代を捕まえて離さない。それが大事だと思います」。さらに、「独自性」も必要な要素として挙げる。「人と同じことをやっていたのではダメですから、人と違うことを考えて、人の100倍くらい努力しないと。僕らが教えられることは教えますが、それを自分のものにして、それ以上のものを作り出せるかどうかは本人次第です」。●創作落語の新作にも意欲「400作に向けて頑張っていきたい」文枝は、51年3カ月司会を務めたABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』を3月末で勇退。最終回から少し時間が経った今の気持ちを尋ねると、「ほっとしました」と安堵の表情を見せ、「病気で交代とかではなく、元気に終われてよかったなと。51年3カ月続けようとやってきたのではなくて、皆さんのおかげで続いたわけですから、本当にありがたかったなと思います」と感謝する。文枝は創作落語で落語界を牽引し、その数306作。自身の誇らしい伝説エピソードを尋ねると、「創作落語を300作ったということですかね」と胸を張る。独自の笑いを生み出していく姿勢から後輩たちにも吸収してほしいと考えているが、まだまだ自身も新たな創作落語を生み出していくつもりだ。「もっともっと面白い落語を作っていきたいと思いますし、そのためにいろいろ勉強していることもありますので、まだまだ新作を作り続けたい」と、78歳になっても創作意欲は衰えず。「これから400作に向けて頑張っていきたいと思います」と笑顔で話してくれた。■桂文枝1943年7月16日生まれ、大阪府出身。上方落語協会特別顧問。1966年に桂小文枝(故・五代目桂文枝)に入門。1967年、ラジオの深夜番組に出演し、若者に圧倒的な支持を得る。1969年にテレビの司会に抜てきされてから、数々のレギュラー番組を担当。2022年3月末で勇退したABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』では、51年3カ月司会を務めた。1981年に創作落語を定期的に発表する「落語現在派」を旗揚げし、現在までに306作を発表。これまでに二度の文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章、菊池寛賞などを受賞している。
2022年04月13日歌手で俳優・星野源の最新シングル「喜劇」が、13日発表の最新「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」にて、初週DL数2.0万DL(2万12DL)で初登場1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間4月4日~4月10日)。アニメ『SPY×FAMILY』のエンディング主題歌である同作。星野はこれで、「アイデア」「創造」「不思議」に続く、通算4作目のデジタルシングル1位獲得となった。そのほか今週の「週間デジタルシングル(単曲)ランキング」では、BIGBANGの4年1カ月ぶりとなる新曲「Still Life」が初週DL数1.2万DL(1万1,904DL)で初登場2位を獲得。続いて、Superfly「Voice」が初週DL数0.9万DL(9,396DL)で初登場3位にランクインした。
2022年04月13日星野源が、新曲「喜劇」の配信リリースを記念したプレゼントキャンペーンを行うことが決定した。同曲は4月9日よりテレビ東京系列で放送開始となるアニメ『SPY×FAMILY』のエンディング主題歌。キャンペーンでは、同曲のダウンロード購入画面のスクリーンショットか、対象ストリーミングサービスでのライブラリ追加画面のスクリーンショット、そしてLINE MUSICの指定画面を専用の応募フォームに投稿してくれた方の中から抽選で、星野が描き下ろしたイラスト入りのステッカーが抽選でプレゼントされる。星野源描き下ろしイラストステッカー(モザイク入り)また、春の訪れを告げるように乱反射する桜の花の写真が採用された、「喜劇」のジャケット写真が公開された。■星野源「喜劇」キャンペーン詳細ページ<リリース情報>星野源「喜劇」2022年4月8日(金) 配信リリース※アニメ『SPY×FAMILY』エンディング主題歌星野源「喜劇」ジャケット配信リンク:※4月8日(金) まではアーティストページに繋がります。<番組情報>アニメ『SPY×FAMILY』4月9日(土) 23:00よりテレビ東京系6局ネット他にて放送アニメ『SPY×FAMILY』キービジュアル(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会【放送情報】新潟テレビ21:4月11日(月) 25:45~テレビ静岡:4月11日(月) 26:00~ ※初回4月11日のみ26:30~東北放送:4月12日(火) 25:00~中国放送:4月13日(水) 25:25~テレビユー福島:4月22日(金) 25:55~テレビ山梨:4月24日(日) 24:50~テレビ和歌山:4月28日(木) 24:35~長野朝日放送:5月7日(土) 16:00~BSテレ東:4月10日(日) 24:35~アニメ『SPY×FAMILY』本予告番組公式HP:関連リンク星野源 オフィシャルサイト星野源 オフィシャルInstagram星野源 オフィシャルTwitter星野源 YouTube オフィシャルチャンネル星野源TikTok公式アカウント
2022年04月07日吉本興業は7日、3月末でフジテレビを退社した元アナウンサーの久代萌美と4月2日よりマネジメント契約を締結したと発表した。同社は今後、アナウンサー、タレントとしての久代萌美の活動をサポートしていくという。久代は「今まで培ってきた経験を活かしながら、様々なお仕事に挑戦していきたいです。新入社員のような気持ちで頑張ります!」と意気込んでいる。
2022年04月07日お笑い芸人の間寛平が3日、大阪・なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」の千穐楽弐回目公演に出演後、報道陣の取材に応じた。大木こだまひびき、天才ピアニストとともに取材に応じた寛平。千穐楽壱回目公演では、大木こだまひびき、博多華丸・大吉とともに口上を務め、渾身の「アメマ~!」を披露したが、「すごかったよ。あんなに『アメマ』がウケることない。『アメマ』スベるねん。あんなにウケるって」と喜びを語った。寛平は今年2月に吉本新喜劇のGMに就任。「伝説の一日」のすべての新喜劇に出演し、自身のギャグもふんだんに用いて笑いを届けている。手応えを聞かれると、「僕はむちゃくちゃやっているんですけど、それを若い子が見て、こんなことをやってもいいんやっていう感覚になっていっている。みんなすごいやる気が出てきて、セカンドシアターに集中し出した。セカンドシアターを盛り上げようと、自分らも頑張らなあかんという雰囲気になってきました。若手がやる気になっているのがすごくうれしいです」と若手の変化を明かした。4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業は、日頃の感謝の気持ちを込めて、なんばグランド花月にて創業110周年特別公演「伝説の一日」を4月2日、3日に開催。110年間“笑い”を発信し続けてきた同社が、“オールよしもと”豪華ラインナップで、伝統の「笑い」と最新の「笑い」を届ける。同公演のオンライン配信チケットは4月10日まで販売(視聴は4月11日12時まで可能)。
2022年04月03日夫婦漫才コンビの宮川大助・花子が3日、大阪・なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」千穐楽壱回目公演の吉本新喜劇に出演した。2019年に血液のがんの一種である症候性多発性骨髄腫を公表した花子は、スポーツカー風に加工した車いすを乗って登場。「どうも~! ここ3年ぶりやわ~。ちょっと入院していまして、110年ということで呼んでもらいまして、1人でいいって言ったんですけどうちの夫もついてきて。うちの夫、ご存じですか? 大谷翔平です。二刀流なんですよ。畑もするし庭掃除もするし、本職は何やっているのか知らんけど」と冗談を交えて挨拶した。そして、「今日は皆さん方に会えるの楽しみだったんですよ。NGK久しぶりやわ。皆さんに会えてよかったです。楽屋でもみんなに『元気?』って言われるんですけど、『病気や』って」と話して笑いを誘う。大助や明石家のんきらが話そうとするも、花子のトークは止まらず。川畑泰史が「旦那さんにもしゃべらせてあげて」と言うも、「あんた顔デカい」と言い放ち、マシンガントークでステージを盛り上げた。4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業は、日頃の感謝の気持ちを込めて、なんばグランド花月にて創業110周年特別公演「伝説の一日」を4月2日、3日に開催。110年間“笑い”を発信し続けてきた同社が、“オールよしもと”豪華ラインナップで、伝統の「笑い」と最新の「笑い」を届ける。同公演のオンライン配信チケットは4月10日まで販売(視聴は4月11日12時まで可能)。
2022年04月03日吉本新喜劇とNMB48がタッグを組んだ新感覚ミュージカル『ぐれいてすと な 笑まん』が5月14日(土)~22日(日)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、5月26日(木)~29日(日)が東京・明治座にて開催することが決定した。すでに一次抽選先行及び特典付きチケットが販売開始されている。本作は、吉本新喜劇とNMB48が本気で挑む、歌って踊って笑って泣けるミュージカル。ブロードウェイ・ミュージカルの演出・振付を手がける玉野和紀が演出を担当する。舞台は地球とよく似た星の、大阪によく似た国「なんば」。お笑い集団の新喜劇と、アイドルグループのNMB48が共に人気を集めていたが、感染症“アホウイルス”が蔓延してしまう。はたして2組の運命は……?開催に先立ち、NMB48劇場にて、玉野をはじめ、新喜劇から座長の川畑泰史とすっちー、島田珠代、NMB48からはキャプテンの小嶋花梨、渋谷凪咲、上西怜が出席し、司会進行を藤崎マーケットが務める開催発表会見が行われた。川畑は、NMB48が大好きということもあり、「これまでNMB48とは新喜劇を何度かやらせていただいて、いつもふわふわとした気持ちで仕切らせてもらうんですが、今回はミュージカルということで一切ふわふわでけへんな、と」といつになく真剣な様子。「今回はNMBに初めて真剣な川畑を皆様に見ていただけると思います」と語った。これを受けて、渋谷は「川畑さんはいつも、すごくいやらしい目で見てくる」、小嶋も「下からなめるように見られる」としながらも、「そんな川畑さんの真剣な姿が見られるなんて楽しみです」とにっこり。また川畑は、NMB48の出演メンバーを決める際も「台本は2週間くらいで書けましたが、メンバーは1カ月かけてもよう決めませんでした。全員出てほしい」と愛にあふれる発言を。島田に「(川畑は)NMBを愛しすぎている男ですから」と言われると「愛しすぎているというか……『恋と愛のその間には』って感じですかね」とNMB48の新曲をからめて表現したが、すっちーから「ヘタ気持ち悪い」とバッサリ斬られていた。このミュージカルの見どころは3つあるそう。まずひとつ目は、「吉本新喜劇とNMBがむちゃくちゃ稽古します!」。普段、稽古期間は新喜劇が1日、NMB48は1週間ほどだそうだが『ぐれいてすと な 笑まん』では1カ月以上の稽古を予定しているとか。また、ミュージカルだけにもちろん歌うシーンがあり、「歌うことが一番恥ずかしい」というすっちーは、「歌うくらいなら裸でヌンチャク振り回すほうがましっていうくらい照れるので、ミュージカルと聞いてビビってます」と明かした。ふたつ目の見どころは、「ブロードウェイの演出も手掛ける玉野和紀氏が“なんばのエンタメ”に挑む!」。川畑は玉井の上演台本を「玉野さんの手にかかれば、毎週やっている新喜劇もミュージカルになる」と絶賛。島田は玉野とおよそ30年前にミュージカルで共演したそうで、「当時は“タップの王様”みたいな感じでした。何をやらせても天才です」とべた褒め。さらに「(末成)映薫姉さんが、玉野さんに個人的にアプローチされてカラオケでデュエットしたいと話されている」というタレコミ情報が。すると「これ、言っていいのかな……?」と島田が反応し、「実は(30年前の)ミュージカルの時に、映薫姉さん、玉野さんに恋してました!30年越しの思いをこのミュージカルにぶつけるんじゃないだろうか。そこも見ものです!」と明かす一幕も。3つめの見どころは、「『ドタバタ』や『アイドル』も余すことなく!」。新喜劇のお笑いの要素とNMB48が持つアイドルの要素の融合を、出演者たちも楽しみにしている様子。渋谷は「私たちも12年間、アイドルをやらせていただいていますが、でもまだまだがんばらなきゃいけないっていう気持ちを全員が持っています。これを機に、歌もダンスもお笑いも本気で挑んで全員が“本物”になれたら」と期待を膨らませた。小嶋も「12年もやってくると、これまでのNMBらしさを大切にしなきゃ、という気持ちが強くなりすぎて、逆に新しいことに踏み出すことができなくなっていました。この機会をいただけたことがすごくうれしい。NMBの新しい時代の第一歩になりそうです」、上西は「観に来てくださる皆さんに新しいワクワクをお届けできたらいいなと思います」と意気込んでいた。グループの魅力を知っていただけるようなパフォーマンスを学べたら会見ではさらに、この新感覚ミュージカルに挑むにあたり、アイドルの要素とギャグ要素、それぞれ足りない部分を補っていこうということで、企画コーナー「『ぐれいてすと な 笑まん』への道!」を実施。新喜劇の面々はアイドル要素として「アイドル風の自己紹介」、NMB48のメンバーは「新喜劇のギャグをミュージカル風にアレンジ」を行なった。川畑は「やすしやすやすやすやすやすし」というアイドル風自己紹介を堂々とやって見せるなど、それぞれ個性あふれる自己紹介を。かたやNMB48は、小嶋は川畑のギャグ、上西は酒井藍のギャグ、渋谷は末成映薫のギャグをミュージカル仕立てで見せ、サービス精神たっぷり。玉野が選んだMVPは、「一生懸命だったので」とNMB48の3人に贈られた。小嶋花梨上西怜最後に本作の台本を書いた川畑は、「今は世間がコロナウイルスで大変な時期なんですが、そのウイルスを経てからの、アフターコロナのお話にしたいなと思いました。でもそのあと、また未知なる“アホウイルス”というのがやってきた、と。そこで新喜劇とNMB48がどう成長するかを見てもらえたらと思います」と思いを語った。また、全17公演、しかも大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、東京公演は明治座、ともに1,000席以上のキャパシティを誇るホールということで、すっちーは「若い頃は正直、(キャパが広い劇場は)ビビっていたんですが、えらいもんで今は老眼であまり見えていないので(笑)、広かろうが狭かろうが、自分のパフォーマンスをやるだけですね」と頼もしい発言を。渋谷は「NMB48劇場でやるのと、大きなキャパでやるのでは伝え方も変わってくると思うので、そこを研究していきたいと思います。今まではファンの皆さんに見ていただくパフォーマンスですが、今回は私たちのことを知らない方もきっと見てくださると思うので、そういう方にグループの魅力を知っていただけるようなパフォーマンスを学べたらいいなと思います」と意気込んだ。渋谷凪咲【公演詳細】吉本新喜劇×NMB48 ミュージカル『ぐれいてすと な 笑まん』【大阪公演】<会場>COOL JAPAN PARK OSAKA WWホ―ル(大阪市中央区大阪城3番6号)<日程>5月14日(土)17:00開演5月15日(日)(1)12:00開演 / (2)17:00開演5月16日(月)(1)13:00開演 / (2)18:00開演5月17日(火)・18(水) 休演日5月19日(木)13:00開演5月20日(金)18:00開演5月21日(土)(1)12:00開演 / (2)17:00開演5月22日(日)12:00開演【東京公演】<会場>明治座(東京都中央区日本橋浜町2丁目31番1号)5月26日(木)(1)13:00開演 / (2)18:00開演5月27日(金)(1)13:00開演 / (2)18:00開演5月28日(土)(1)12:00開演 / (2)17:00開演5月29日(日)12:00開演【料金(税込)】●大阪公演(全席指定/税込)(1)前売り券:8,800円(2)特典付きチケット A:9,800円(3)特典付きチケット B:11,800円(4)特典付きチケット C:13,800円●東京公演(全席指定/税込)■会場観劇(1)前売り券: S席(1階・2階席)9,800円、A席(3階席)4,800円(2)特典付きチケット A:10,800円(3)特典付きチケット B:12,800円(4)特典付きチケット C:14,800円■配信チケット:3,000円※5/29(日)公演に生配信を実施。 詳細は決定次第発表いたします。【公式HP・公式SNS】HP: :@gns_musical
2022年03月11日お笑い芸人の間寛平が9日、都内で吉本新喜劇GM(ゼネラルマネージャー)就任発表会見を行い、意気込みを語った。新喜劇初のGMに就任した寛平は「吉本に入って今年で52年。去年50周年+1で全国を回ろうということで東京からスタートしたんです。そのときに社長が見に来てくださって『すごく面白い』と。ちょっと前の新喜劇をやっていたら、社長が『これや』と思ったんでしょう。嫁と一緒に会社に来てくれと。それが6月なんですけど、『GMをお願いしたい。若手も育ててほしい』と言われました」と経緯を説明。MCの未知やすえが「私、入ったとき寛平さんの座長組で始まったんですけど、何も教えてもらったことがない。なので、とても驚いています」とツッコむと、寛平は「確かに。今まで育てたことはありません。弟子に来た人間もほとんど育っていません」と笑いつつ、「『なんとか頑張ってやってもらえないですか』と言われて、僕もこの年ですから引退を考えていたときだったんですよ。でも僕でも必要なのかと。これだけ言ってもらえるんだったら頑張ってみようという気になって引き受けました」と語った。そして、「去年の6月から月に2回会議をして一生懸命頑張っている。任せてください、やります! 最近はずっと新喜劇を見ています。109人いてなかなか目が届かないんですけど、座長、リーダーに聞いて一生懸命勉強しています。必ず大スターを作っていきたいと思います。頑張ります!」と力強く宣言。「もしあれだったら僕のギャグを若手にあげます。いらん言うかもわからんけど」と話し、やすえが「いらんというか、できません」と指摘すると、寛平は「こすりつけるだけ」と言って「かい~の」のギャグを披露し笑いを誘った。また、今後の展望として「109人いますから、出たい思っても出られない子がいる。劇場を作りましょう。若い子が出られるような、もう1つ劇場を作りましょう」と新劇場の構想を明かし、「漫才劇場からみんな若い子が頑張って『M-1』じゃ『キングオブコント』じゃ出ていっている。新喜劇劇場を作ってあげたほうが若手の安らぎというか……。みんないっぱい悩んでいるから、ゆっくり会話をしようと。作ります!」と語った。間寛平は1849年7月20日、高知県生まれ。1970年吉本新喜劇へ入団し研究生となる。花紀京の付き人をしながら4年後の1974年に吉本新喜劇の座長に24歳の若さで昇格。「ア~メ~マ~」「アヘアヘ」「かい~の」などのギャグで人気爆発ののち、1978年に新喜劇の座員と結婚。1989年に退団し、東京に進出した。そして、2008年12月から2011年1月、ヨットとマラソンによる地球一周「アースマラソン」を完走。2021年には芸能生活50周年+1記念ツアー「いくつになってもあまえんぼう」を開催した。会見には、座長のすっちー、酒井藍も登壇。さらに、大勢の座員たちがZOOMで参加した。
2022年02月09日アイドルグループ・吉本坂46が5日、東京・Zepp Hanedaで「吉本坂46 2nd&3rd Anniversary Live~冬眠~」を開催し、ライブ終了をもって“冬眠”という名の活動休止に入った。秋元康氏のプロデュースによる、乃木坂46、欅坂46(現・櫻坂46)に続く坂道シリーズとして2018年8月に結成された吉本坂46は、吉本興業グループに所属するタレント約6,000人の中から選ばれたメンバーで編成。年齢と性別もバラバラな異色の男女混合アイドルグループとして活動してきた。1500人の観客が駆け付けたこの日のライブでは、吉本坂46がこれまで発表してきた全楽曲をパフォーマンス。2月2日に発売した1stアルバム『That’s Life~それも人生じゃん~』に収録されている新曲「笑ってサヨナラ」、「永遠のゴールドラッシュ」、「誰を殴ればいい?」も初パフォーマンスした。また、坂道グループの楽曲、乃木坂46の「夏のFree&Easy」と櫻坂46の「サイレントマジョリティー」にも挑戦。ダンスを得意とするメンバーによるSuper Dance Showでは、圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせた。アンコールでは、間奏中も「ありがとう!」を繰り返し、最後の楽曲「笑ってサヨナラ」を歌い終えると、改めて「ありがとうございました」と感謝。そして、ステージに「吉本坂46 冬眠」と書かれたセットが登場した。トレンディエンジェルの斎藤司は「こういったご時世になってコロナの被害を受けたのは我々とNiziUぐらいじゃないかと」と笑いを交えつつ、「こうやって皆さんがまた集まってくれたことに感動しました。ありがとうございました」と感謝。「今日冬眠という形で迎えますが、もっと個々が大きくなって、またいつか目覚める日を夢見ながら。またいつか集まれたらいいなと思います」と個々の成長を誓った。新型コロナウイルス感染のため欠席した次長課長・河本準一もメッセージを寄せ、「吉本坂46としては冬眠しましたが、個々の活動は止まるわけにはいきません。それぞれがレベルを上げていつでも春を迎えられるようにこれからも邁進していきます。これからもメンバー一同、前に進んでいきますので、メンバーの応援よろしくお願いします」などと思いと伝えた。○「吉本坂46 2nd&3rd Anniversary Live~冬眠~」セットリストM1 今夜はええやんM2 泣かせてくれよM3 君の唇を離さないM4 抱いてみるかい?M5 夏のFree&Easy(乃木坂46)M6 やっとここまでM7 永遠のゴールドラッシュM8 好きになってごめんなさいM9 バーボンソーダM10 誰を殴ればいい?M11 イケメン騎士団M12 サイレントマジョリティー(櫻坂46)M13 Super Dance ShowM14 どつくより笑わせろM15 現在地M16 不能ではいられないM17 やる気のない愛をThank you!M18 STRQY SHEEPEC-1 めっけもんEC-2笑ってサヨナラ
2022年02月05日演歌歌手の市川由紀乃の特別公演が、2月5日(土)に大阪・新歌舞伎座で開幕する。自身2度目となる座長公演に向けて話を聞いた。市川由紀乃特別公演 チケット情報第一部『娘の夢は母の夢』は、大阪のとある商店街の定食屋を舞台に繰り広げられる人情喜劇。市川が定食屋で働きながら歌手を目指す京歌を演じるほか、吉本新喜劇の川畑泰史が定食屋の店主、吉田裕がクリーニング屋、浅香あき恵が京歌の母親役で出演する。幼少期から吉本新喜劇に親しんでいたという市川だが、デビュー後に大阪を訪れた際にテレビで流れる吉本新喜劇を観て、その魅力を再認識。今では「毎晩、必ず寝る前に観ている」ほどで、「まさか共演させていただけるとは、夢のようです。百戦錬磨の役者さんたちの中で、たくさん学ばせていただきます」と喜びを表す。本作で、娘が追いかける歌手の夢は、母の夢でもあった。演じる京歌は、市川自身にも重なる部分があるという。「私の母も昔、芸能の世界に憧れていたんですね。私がスカウトしていただいた後、いろんな大変な話を聞いて悩んでいたときに、“やると決めたらやりなさい!”と、叱咤して背中を押してくれたんです。母は自分が叶えられなかった夢を私に託してくれていたんだなと。その思いも胸に、今回また新歌舞伎座さんの舞台に立たせていただけることに感謝しています。ドタバタと二転三転しつつ、すごく心が温かくなるお芝居になると思います」。第二部『市川由紀乃オンステージ-如月に咲けよ、秘桜-』は、市川の歌の魅力を堪能できるステージ。自身のオリジナル曲はもちろん、昭和・平成のヒット曲の数々や、シャンソンの世界にも挑戦する。「せっかく新歌舞伎座さんでやらせていただくので、幅広いジャンルを歌わせていただきたいなと。シャンソンは越路吹雪さんの『愛の讃歌』に挑戦させていただきます。年齢を重ねることで表現が深まるジャンルではあると思いますが、今の自分が表現できる世界をお届けできたらと思います」。オリジナル曲では、2月2日(水)にリリースの新曲『都わすれ』や川畑とのデュエット曲『運命と呼ばせて』を関西で初披露する。「『都わすれ』は、私にとっては久しぶりの幸せな歌。悲恋ものであったり、道ならぬ恋の歌が続いていたので、作詞家の吉田旺先生からは“今回は微笑みながら歌ってほしい”と言われました(笑)。ステージには川畑さんにもご出演いただいて、お届けします。お客様に温かい心をお届けできればと思います」。公演は、2月5日(土)から14日(月)まで、大阪・新歌舞伎座にて。チケット発売中。取材・文:黒石悦子
2022年02月01日自身の筋肉を使ったネタでブレイクした、お笑いタレントの、なかやまきんに君。身体作りに磨きをかけ、ボディビルダーなど活躍の場を広げています。そんな、なかやまきんに君は2021年12月31日をもって、約21年間所属していた吉本興業から円満退所したことを発表しました。2022年1月25日には、YouTubeチャンネル『ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】』で退所の経緯などを語っています。なかやまきんに君は、引退をせずに「海外に挑戦する」「日本中の体脂肪を燃やす」という2つの夢を目指すといいます。10代の頃から夢だった海外進出を目指しつつ、YouTubeチャンネルへの反響を受けてオンラインフィットネスのプロジェクトも進めていくようです。動画内で『第2の筋肉人生』と語ったなかやまきんに君は、自身のステップアップについて次のように述べました。筋肉においても、ステップアップっていうのは大切です。毎回毎回同じ刺激を与えていましたら、筋肉というのは、そこで成長は止まってしまいます。ステップアップすること。それを私は『筋肉の扉』といっています。筋肉の扉は自分の筋肉で開くというふうにいっております。人からああだこうだいわれても、やりたくないものはなかなかできないものなんですけども、自ら開いた扉というのは、なかなか閉まることはないと思っています。ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】ーより引用なかやまきんに君は、吉本興業からの退所をTwitterでも報告。同月26日時点で、34万件以上の『いいね』が寄せられています。皆様へご報告です。私、なかやまきんに君は約21年間お世話になりました吉本興業を退所させて頂く事になりました。吉本興業の皆様、芸人の皆様大変お世話になりました。改めまして、ありがとうございました。文字数の関係で写真を添付させて頂きましたのでご覧下さいませ。パワーなかやまきんに君 pic.twitter.com/4vwKvStfer — なかやまきんに君 (@kinnikun0917) January 25, 2022 次のステップに進んだ、なかやまきんに君には、ファンからたくさんの応援メッセージが届きました。・さらなるご活躍を陰ながら応援しています!・なかやまきんに君の筋肉ネタが大好きです。頑張ってください。・子供の頃からずっとファンです。期待しています!・今後も一緒に筋肉を磨いていきたいです。オンラインフィットネス、ぜひよろしくお願いします。また、報告の文章を読んだ人からは「『敬具』とか『草々』とかの感覚で、文末に『パワー』って添えている点に笑う」という声も。なかやまきんに君らしい報告は、人々に踏み出す勇気と笑いを届けたようです。今後の活躍も楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2022年01月26日株式会社広島ホームテレビ(所在地:広島県広島市、代表取締役社長:三吉 吉三)は、主催で2022年3月27日(日)「HOME爆笑スペシャル吉本新喜劇&バラエティー広島公演」を広島文化学園HBGホールで開催いたします。全国で大人気の「吉本新喜劇」が広島にやってくる!座長 酒井藍を筆頭に、中川家、野性爆弾など豪華バラエティー陣が脇を固め、笑いの渦を巻き起こす!!酒井藍©YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.(吉本新喜劇出演)座長:酒井藍ノリツッコミのバリエーションを増やし、あえてツッコミをせず、そのまま雑談に繋げる変則技を持つ。振った相手や客席を巻き込み笑いが絶えない。中川家©YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.野性爆弾©YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.(バラエティー出演者)中川家、野性爆弾、とにかく明るい安村、相席スタート、コットン、藩飛礼公演概要公演名:HOME爆笑スペシャル吉本新喜劇&バラエティー広島公演公演日時:3月27日(日)昼の部13:00開演 (12:00開場)/夕の部16:30開演 (15:30開場)会場:広島文化学園HBGホール料金:S席:5,900円、A席:4,900円(指定・税込)※未就学児のご入場はご遠慮ください。※膝上鑑賞不可。出演者:【吉本新喜劇】酒井藍ほか、【バラエティー】中川家、野性爆弾、とにかく明るい安村、相席スタート、コットン、藩飛礼※出演者は予告無く変更になる場合がございます。予めご了承下さい。◇先行WEB予約2022年1月8日(土)12:00~2022年1月10日(日)23:59■ローソンチケット Lコード:61967◇一般発売2022年1月15日(土)~■ローソンチケット【Lコード:61967】・WEB受付: ■チケットぴあ【Pコード:510-275】・WEB受付: ※新型コロナウイルス感染拡大予防のための業種別ガイドラインを踏まえた内容にて販売いたします。※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しは致しません。チケットご購入の際はご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願い致します。※出演者等の変更に伴うチケット代の払い戻しは致しません。イベントページはこちら! : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月07日