吉本新喜劇の女優で、アイドルグループ・吉本坂46のメンバーとしても活躍している小寺真理(28)。“可愛すぎる新喜劇女優”と呼ばれるほどのルックスを誇り、吉本坂46の1stシングル個別CD売上では1位に。吉本坂46の活動を通じて大阪から全国区へと、知名度拡大中だ。吉本坂では若手中心のユニット・REDに所属し、2ndシングルでレインボーの池田直人とともにWセンターに抜てき。さらに、2ndシングルで行われたユニット別CD売り上げ対決によってREDが表題曲を担当する3rdシングル「不能ではいられない」(12月25日発売)でも、池田とともにWセンターを務める。昨年12月の吉本坂46デビューから1年、小寺自身はどのような手応えを感じているのか本人を直撃。新喜劇と吉本坂の相乗効果や、今後の目標についても話を聞いた。――吉本坂46のデビューから1年を振り返ってみていかがですか?吉本坂46に入ってから、グラビアやドラマなど、今までとは全然違う仕事をさせてもらっています。また、私はこれまで大阪でずっと仕事をしていて、吉本坂46に入ってからココリコの遠藤(章造)さんとか極楽とんぼの山本(圭壱)さんとかテレビで見ていたスターとご一緒させてもらっている感じがしています。同じ事務所だけど会う機会がなかったので。今はほかの現場で吉本坂46のメンバーに会うとすごくほっとしますし、吉本坂46の後に新喜劇に戻るとすごく大事な場所に思えて、両方とも大きな存在やなということに気付くことができました。――1stシングルの個別CD売上で見事1位に。そうなんです。奇跡が起きました(笑)――1位になったときはどう思いましたか?手売りを頑張ったり大変だったので泣けるのかなと思ったら、2位の池田君が号泣しながらすごくいいことを話して、私言うことないなって(笑)。でもあの対決はなかなかしんどかったです。握手会は人数の違いがあってもはっきりわからないんですけど、これはしっかり順位が出るのでドキドキしました。――1位になったことで意識の変化などありましたか?「あの人が1位なんだよね」って周りの人が言ってくれるので、1位としてちゃんとしないといけないんだなと思うようになりました。――新喜劇と吉本坂46の両立は大変では?私はダンスが一番苦手で、新喜劇の公演終わって夜10時半くらいから朝5時までダンス練習して、朝の9時45分から新喜劇の公演に出るとか、ミュージックビデオの前は死にそうになるんですけど、努力をすることが苦ではなくなりました。芸人ってあんまり頑張っている姿やしんどい姿を見せないし、新喜劇は前日に稽古するくらいなのでそういうところを見せないんですけど、吉本坂はファンの方が裏側も興味を持ってくれているので、私たちも「こんなにやっているからこれができあがっているんだよ」っていうのも見てもらいたいと思っています。――両方に所属しているという相乗効果は感じていますか?吉本新喜劇のエンディングで吉本坂の楽曲を流してくれたりとか、アイドルの役があったら「小寺ちゃんにしよう」ってやらせてもらったりということはありますね。――吉本坂でファンになった方が新喜劇を見に行くということもあると思いますが、そういった手応えは?そういう方もいますね。新喜劇はいつも拍手が多いんですけど、たまに「まりこり~ん!」って声をかけてくれたり、名前を書いたうちわを持ってくれていたり、吉本坂の感じで応援してくれる方がいます(笑)――まさに架け橋ですね。そうですね! どちらかをきっかけで好きになってくれて、両方とも好きになってくれるというのはすごくうれしいです。――グラビアやドラマなど、いろいろな挑戦をされていますが、ご自身の目標を教えてください。NHKの朝ドラに出たい! これまで6作くらいずっと朝ドラのオーディション受けていて、落ちているんです。最終まで残ったこともあったんですけど。新喜劇のメンバーで出ている人もいますし、自分も出られたらいいなと目標にしています。――吉本坂46での目標は?やはり紅白に出たいというのが大きな目標です。それまでにMステとかにも出たいですし、一つ一つ叶えていけたらなと思います。■プロフィール小寺真理1991年8月31日生まれ。大阪府出身。2010年、NSC大阪校 女性タレントコース卒業後、吉本発ガールズユニット・つぼみに参加。2014年に同ユニットを卒業し、吉本新喜劇メンバーとしてデビュー。整った顔立ちから“かわいすぎる吉本新喜劇女優”として知名度を上げていく。2018年、吉本坂46第1期生オーディションを経て、同グループの創立メンバーに選出。1stシングル個別CD売上では1位に輝き、2ndシングルで所属するユニット・REDのWセンターに抜てき。RED初の表題曲となる3rdシングル「不能ではいられない」(2019年12月25日発売)でも、前作に引き続いて池田直人とともにWセンターを務める。
2019年12月27日●若者たちに「車の楽しさ」を伝えたい映画顔負けのカー・アクションが繰り広げられることが魅力のAmazonプライム・ビデオのバラエティシリーズ『戦闘車』。11月13日にDVDが発売されたシーズン2では、ダウンタウンの浜田雅功とナインティナインの矢部浩之がそれぞれチームを結成し、重量級の車両をぶつけ合い、危険を顧みぬチャレンジ精神を見せている。そんな本番組で圧巻の技術を見せているのが、プロレーシングドライバーの脇阪寿一だ。プロレーサーとして感じる番組の魅力や、浜田雅功との関係から出演を決めた経緯について語ってもらった。――シーズン1から引き続きの出演ですが、シーズン2では演出やルールを含めて、シーズン1から変化している点が好評です。演者としては、どんな点がシーズン2では面白くなったと感じていますか?基本的に、僕はレーシングドライバーなんですね。レースって、勢いで車を運転するイメージを大半の方々が持たれていると思いますが、僕の感覚ではレースは詰将棋。一個一個を頭の中で考えながら、車を安全にゴールまで導くという作業をしています。そういった意味では、今回は運転しているテクニックだけではなく、運転しながらいろいろ考えて戦略的に詰めていく競技として楽しめました。普段レースをやっているときの能力と技術を、より示せたのかなと思っています。――セットの規模がすごくて、改めて驚きました。僕はテレビの番組のことはそんなにわからないんですけど、出演されている方々が、ロケ現場に入って、とにかく驚いていました。「ハリウッドか!」みたいなことをおっしゃっていましたね。そこそこ年齢がいかれている方は「昔のテレビみたいだ!」と言って、ものすごく喜んでいました。――今回の競技は、サッカー、棒倒し、カーリング、横転グランプリ、連結レースというラインナップでした。ドライバーとしての脇阪さんは、どんな面に難しさを感じていましたか?やばいのは埃です。いくら水を撒いても埃がどんどん出てきて、僕らはいいですけど、よう大御所の方々…(笑)。それこそ、口の中ジャリジャリになってやっているんですよ。それぞれ世代は違いますけど、子どもの頃に戻って服が汚れることも気にせずに、大の大人が車を使ってこれだけ楽しく遊んでいる。仕事で遊べるという非現実空間がすごいと思いました。基本は、車ってぶつけたらダメなんですよ。僕らレーサーも、車はぶつかることがあっても、ぶつけることはないんです。こんなことをこの規模でバカ真面目にやってしまうという(笑)。本当にすごいことを経験させてもらったなと思います。――確かにレーサーは基本的に車をぶつけないように心掛けるのだと思います。そういう意味では、真逆のことを要求されるのが『戦闘車』ですよね。脇阪さんはシーズン1から出演されていますが、オファーを初めて受けたときはどう感じましたか? 正直、抵抗はありましたか?バリバリ抵抗ありますよ(笑)。でも、昔から『ジャンクSPORTS』で浜田さんに本当にお世話になっているんですね。モータースポーツを盛り上げるのに、あれだけ影響力があった番組で、本当に面白おかしく、おいしく使っていただいて。正直に言うと、土屋さん、亜久里さん、織戸学さんには、僕がオファーしました。織戸さんは二つ返事で「ありがとー!」と飛びつきました(笑)。織戸さんはこういうの好きなんですよ。織戸さんはアウトローで、好き勝手やるところにファンがついているんです。――土屋さんと鈴木さんは、どうやって口説き落としたんですか?土屋さんと亜久里さんはNOだったんですけど、テレビ業界が変わってきて、浜田さんが一つのチャレンジとしてやられているという話をしたときに「そういうことなら俺たちも協力するよ」と参加してくださいました。浜田さんがおられたので。僕たちは今までお世話になった部分を、いくら自分たちのイメージが多少悪くなったところで、これは「お返し」したいなということで、参加させていただいたんです。やっぱり現場でも、浜田さんが亜久里さんと土屋さんに対してきちっと配慮いただいて。2日間ロケをしたんですけど、初日が終わったら、亜久里さんも土屋さんもニコニコ笑っていました。その日の晩に、レーシングドライバー4人でご飯を食べたんですけど、「寿一、本当に楽しい番組に呼んでくれて、ありがとう」という形になりました。――浜田さんに対する「恩返し」の思いが強かったと。「恩返し」という思いも強かったですし、ちょっと形は違えど、若者やいろいろな方々に、車の楽しさ、素晴らしさを伝えたい。子どもたちの車離れとか言われてますけど、その層の人たちに見ていただける、車を意識してもらう一つのきっかけにもなる。いろいろなリスクはあるんですけど、いい番組を作りたい、車で楽しいことをしたいという、究極的な思惑は同じなので。そういう部分では、本当に感謝しながら参加させてもらいました。●吉本所属も浜田のひと言がきっかけ――浜田さんはこわごわながらも果敢にチャレンジされていましたが、同じチームの大将として、どう映っていましたか?シーズン1よりも、シーズン2の方が出てたでしょ(笑)? 最初はそんなに出ないと思っていたんですけど、出ていかれるのを見ながら、「あ、今回は出ることを前提に来られてるんや」というのがわかり始めて(笑)。現場でも、びっくりしていました。――大将の後ろ姿、いかがでしたか?僕としてはサッカーで、浜田さんが点数を取ると盛り上がるなと。サッカーは、ぶつけなくても、車でドリブルする、パスを出すという運転技術を示せる格好の場所なので、自分の運転技術を駆使しながら、浜田さんに「ごっつぁんゴール」的なパスを出しているつもりの場面は何回かあるんです。でも、ゴールは生まれていないんですね(笑)。浜田さんからすれば「パスが悪い」と言われるんですけど、パスが悪かったのか、浜田さんがちょっとやったのか、それはDVDで確かめていただければ(笑)。――脇阪さんは2004年から吉本所属ですが、そのきっかけも浜田さんだったんですよね?僕は関西で生まれ育ってますから、学校から帰ってテレビをつけると吉本新喜劇をやっていたし、「勉強できなかったら吉本しかないぞ」とか、面白いことを言ったら「吉本に入れ」とか、何かにつけて吉本芸人さん、新喜劇の方々、吉本に例えられていた環境でした。レースの世界で生き始めて、東京に出てきて、いろいろな事務所に声をかけていただいたんですけど「事務所に所属して何するのかな?」みたいなところが僕の中にあったので、お断りをしていたんです。その中で、浜田さんにご縁をいただいて。「吉本に入れ」って言われたときに、子どものときの生まれ育った環境などがありますし、なんて言ってもあの『4時ですよーだ』のダウンタウンが目の前にいるわけなので(笑)。そういう意味で「分かりました」って、二つ返事で吉本に入らせていただいたんです。――そういう流れだったんですね。ところで今後、シーズン3制作の可能性もあると思うのですが、やってみたいゲームのアイデアはありますか?RV車(レクリエーション用の車両)を使って、非現実的なところを走破したいです。中東やアフリカって、ランドクルーザーにみんな乗るんですよ。なんでランドクルーザーかっていうと、命を守るためなんです。例えば、砂漠で走っていて、車が壊れる、車が進まなくなる、イコール…――死ぬということ?そうなんです! 僕もRVやダート車の方はあまり知らないんですけど、専門家に乗せてもらったら、びっくりする崖を登りますし、びっくりするところを下りてくるんです。その車が一番イキイキするところなんですよ。そこでのエキサイティングな部分や衝撃は、僕はもう体感済みなので。それをいろいろな方々にご自身の運転で味わってほしい。車って、慣らされたアスファルトとか、そういうところしか走れないイメージをみんな持っていますけど、きちっとした車に装備を付けたら、えぐいことができるので、そこをみんなにやってもらいたいなと思います。どこまで到達できるか選手権みたいな、クロスカントリーをしてみたいですね。■プロフィール脇阪寿一1972年7月29日生まれ。奈良県奈良市出身。自動車レース「SUPER GT」や、その前身である「全日本GT選手権」での活躍から、人呼んで「ミスターGT」。現在はTOYOTA GAZOO Racing アンバサダー、SUPER GT Team LeMans 監督などを務めているほか、イベントプロデューサーとしても活動中。2004年に吉本興業所属となり、芸能活動も行っている。
2019年12月07日龍神の化身の少女と堅物(カタブツ)小学生、ふたりの微笑ましく愛らしい交流を描いた漫画『龍神かごめちゃん』。著者・松尾あきさんに話を聞きました。龍神の化身の少女と、堅物(カタブツ)小学生。ラブリーなボーイミーツガール物語。主人公の殿田勘九郎は、奔放な姉の三菜とふたり暮らし。姉の素行不良の反動か、小学生にして<真面目に堅実に正しく生きて…立派な大人になるんや>と自分に誓うようなきまじめ小学生だ。ある日、瀬田川にかかる唐橋の下で見知らぬ少女に出会う。<わらわなぁかごめって言うねん>と自己紹介した少女は、実は自分は呪いで少女に姿を変えられた龍神の化身で、行くところもないという。行きがかり上、勘九郎は和服姿の黒髪の少女を家に居候させることになり…。ふたりの微笑ましく愛らしい交流を描く『龍神かごめちゃん』、その著者が、松尾あきさん。「ネームがなかなか通らなかったころ、親しいアシスタント仲間に『地元の何かで描いてみたら』と勧められたんです。通っていた高校の近くにあった唐橋は滋賀の名所でもあり、僕自身もなじみ深い場所。それをモチーフにしようと調べているうちに龍神伝説を知り、今回のような設定が浮かびました」人間界の暮らしや事情に明るくないかごめちゃんだが、ウインナーが気に入ったり、フラッシュモブに挑戦したり。もっとも、天然すぎて周囲とズレることも。それを、持ち前の正義感と優しさでフォローするのが勘九郎。関西弁でのふたりの掛け合いが、可笑しいやら愛らしいやら。「『ケロロ軍曹』や『うる星やつら』『じゃりン子チエ』など、読んできた作品に感化された部分がにじんでいるなとは感じます。僕自身、大きなスペクタクルより、日常のささやかな人間関係のマンガが好きなんですよね。ギャグに関しては、小さい頃から見ていた吉本新喜劇の影響が、潜在的にあるかもしれません」描きたいのは、ほのぼの可愛いだけではない世界だという。「たとえば人物の表情も、喜怒哀楽を豊かに、人間くささや愛嬌を前面に出す意識で描いています。その方が、ここぞというときに思い切り可愛くしたアップなども生きてくると思うので」川の水を口からダバダバ吐き出したり、人を宙に浮かせたり、神がかった異能も発揮。龍神たるかごめちゃんは、いつかもとの姿に戻って川に帰っていくのだろうか。まだ松尾さん自身も結末は曖昧だというが、しばらくはかごめちゃんと勘九郎の可愛い丁々発止を楽しみたい。松尾あき『龍神かごめちゃん』 1日本の名橋の一つ、滋賀県「瀬田の唐橋」。龍神伝説のある瀬田川の橋の下で、可愛い龍神と出会った小学生の勘九郎。姉とかごめちゃんとの同居生活が始まる。秋田書店600円©松尾あき(秋田書店)2019まつお・あきマンガ家。滋賀県出身。京都造形芸術大学在学中の2016年、「週刊少年チャンピオン フレッシュまんが賞」佳作となり、デビュー。『別冊少年チャンピオン』で本作を連載中。※『anan』2019年11月27日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年11月26日フィギュアスケート選手で女優の本田望結が22日、大阪・梅田に23日よりオープンする期間限定の屋外アイススケートリンク「ウメダ☆アイスリンク つるんつるん」(グランフロント大阪・うめきた広場)のリンク開きセレモニーで“初滑り”を行った。赤と黒の衣装で登場した本田は、軽快な曲「Hand Clap」でスケーティングを披露。スピンやジャンプなどを織り交ぜながら、楽しげな表情でリンクを駆け回る本田の熱演に、集まった観客から手拍子が起こっていた。今年で6年目を迎える「つるんつるん」の初滑りを、6回連続で務めている本田は「最初は小学4年生。(当時より)身長が30cmぐらい伸びました」と成長を報告。「梅田はスケートのウエアを買いによく来るところ。そこでみなさんに(演技を)見ていただくのは不思議な感じですが、外で滑ることはあまりないので、すごく気持ちよかったです!」と感想を話し、「いつも私が滑っているところと変わらないぐらい滑りやすいリンク。みなさんにも本格的な滑りを楽しんでいただけると思います」と笑顔でPRした。フィギュアと女優の二足のわらじを履く本田だが、フィギュアでは今年の全日本ジュニア選手権への出場を逃すなど「練習の成果を見せることができなかった」と無念の結果に。一時は両立に「迷いがあった」というが、テレビ番組で共演中の吉本新喜劇座長・小籔千豊から「地球上に望結ちゃんがひとりでも、絶対にふたつのことをやってる。周りの声を気にせずに、自分のやりたいことをやったらいい」と励まされたことを告白。「来年2月の『全日本中学生スケート大会』はすごく大事な試合。12月にはドラマの撮影もありますが、みなさんに認めていただけるように、振り返りながらも立ち止まらず、前に進んでいきたい」と力を込めた。
2019年11月23日東京二期会のオペレッタ《天国と地獄》(オッフェンバック)が11月21日(木)に幕を開ける。本番を翌週に控えた稽古場では、ピアノ伴奏による通し稽古が行なわれていた(11月12日・東京都内のリハーサル・スタジオで)。【チケット情報はこちら】これ、めちゃくちゃ面白い。誤解を恐れずにいうなら、同じオペレッタでも、《こうもり》や《メリー・ウィドウ》のような、こじゃれた喜劇ではない。体を張った全力勝負の吉本新喜劇の世界。出演者全員が迷いなく振り切った演技と歌で笑わせにかかるからたまらない。これをしかめっ面で見ることができるのはよほどの精神力の持ち主にちがいない。その証拠に、すでに細部までネタを知っているはずの制作スタッフや出番を待つ歌手たちを含めて、稽古場にいる全員が、つねに笑顔がデフォルトになっていた。日本語上演が効いていて、笑いの反応速度がちがう。そのうえ歌唱部分には日本語字幕も出るから、予習なしで聴いてもまったく問題なく理解できる。(でもじつは日本語の歌詞もとても聴きやすい。)セリフ部分には、ラグビーW杯の日本チームの活躍で流行語になった「ワン・チーム」など、直前まで台本に改訂を加えているからこその時事ネタも組み込まれている。かなり楽しい。公演はWキャストで、この日は初日・3日目のキャストによる通し稽古。ヒロインのユリディスに愛もも胡。神々を虜にする色気と高音の鮮やかな超絶技巧は魅力たっぷり。持ち前の甘いテノールに、今回ばかりは相当な暑苦しさも全開の又吉秀樹のオルフェ。あらわな下心のもと、輝かしいバリトンの美声が最高神としての威厳を示す大川博。そして超高いテンションの上原正敏のプルートが、このプロダクションの喜劇の性格を象徴していた。芸達者たちが多士済々。1858年にパリで初演された『天国と地獄』(地獄のオルフェ)は、グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』(1762年)のパロディ。原作はギリシャ神話で、17世紀初めのオペラ誕生期から、何十人もの作曲家がオペラ化してきた人気の題材だ。オッフェンバックはこれを徹底的に茶化して喜劇に作り変え、命がけの美しい夫婦愛は、倦怠期の夫婦の化かしあいにすり替わった。地獄の王プルートと浮気して、全能の神ジュピターの誘惑にもなびく多情な妻ユリディス(エウリディーチェのフランス語よみ)。彼女を救いに行くオルフェも、世論に負けてしぶしぶ地獄へやってきただけなので、「いとしさのあまり彼女を振り向いて地獄へ逆戻り」という有名な結末も、彼にとっては願ったり叶ったりの大喜びでめでたしめでたしという具合。でも、実際の世の中は案外こんなものかもと思わせる風刺に満ちている。東京二期会の《天国と地獄》は11月21日(木)から24日(日)まで東京・日比谷の日生劇場で全4公演。指揮:大植英次。演出:鵜山仁。オーケストラは東京フィルハーモニー。理屈抜きにオペラを楽しむ絶好の機会。取材・文:宮本明
2019年11月20日吉本興業は30日、京都市からの受託事業として所属するお笑いコンビ・ミキがツイッターで同市について発信したことについて、「ステルスマーケティングには当たらないものと考えております」との見解を発表した。同社は、京都国際映画祭と関連して、2017年度(伝統産業の日2018のPR)、2018年度(京都市重要施策のPR)に京都市から委託を受けてPR業務を実施。このうち2018年度において、京都市重要施策のPRとしてミキがツイッターで発信。2018年10月6日、同月10日に、2人のツイッターにおいて、京都市営地下鉄、ふるさと納税、コラボポスター等のPRツイートをそれぞれ2回ずつ発信した。この際、ハッシュタグとして「#京都市盛り上げ隊、#京都国際映画祭2018、#コラボポスター、#京都市営地下鉄若しくは#京都市ふるさと納税」と明記したという。このSNS発信がステマに当たると報じられたことについて、同社は「京都市との連携を示すタグ表示及びその活動の周知により、今回のツイートが京都市のためのプロモーション業務であるということは世間一般にご理解いただけるものと考えております」との見解を示した。また、このSNSによるPR業務の対価について、「一般にインフルエンサーマーケティングの費用は、1フォロワーあたり1ツイート3~8円程度が相場であるところ、当時のミキのフォロワー数は昴生113,605人、亜生が213,018人であり、それぞれ2回ずつのツイートをいたしました。2人合計で30万以上のフォロワーに対して2回ツイートしたと考えても、本件の100万円という対価が全く高額なものではなかったことが理解いただけるものと考えております」と説明。そして、「当社としては上記のとおり今回のSNS発信はステルスマーケティングには当たらないものと考えております」と見解を表明。その上で、「世間の皆様に対しより誤解のない方法でのプロモーションの在り方については常に考慮して実施してまいります」とした。
2019年10月30日濱田岳、水川あさみ、新津ちせが家族を演じる『喜劇 愛妻物語』。この度、新ビジュアルとともに、新たに夏帆、大久保佳代子、ふせえり、光石研の出演が明らかになった。安藤サクラ主演の『百円の恋』で日本アカデミー賞をはじめ数々の脚本賞を受賞した足立紳が、自身初の自伝的小説を原作に自らメガホンをとって映画化した本作。うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計をささえる妻を通して描かれる、笑い泣き必至の人情派夫婦活劇となっている。そんな本作で、豪太(濱田さん)とチカ(水川さん)の大学時代の共通の友人である由美役に、『海街diary』や『ブルーアワーにぶっ飛ばす』など、その透明感のある演技で数々の映画賞を受賞してきた夏帆。豪太が働いていたスーパーマーケットの同僚・吾妻役には、お笑いコンビ「オアシズ」としてだけでなく、ドラマや映画にも出演し活躍の幅を広げる大久保佳代子。豪太とチカが取材に訪れる“ものすごい速さでうどんを打つ女子高生”の母親役には、朝ドラ「半分、青い。」「時効警察はじめました」など話題作には欠かせない女優・ふせえり。その夫役には様々な役柄をこなす名バイプレイヤー・光石研が扮し、作品に厚みを加えている。なお、本作は10月28日(月)~11月5日(火)に開催される第32回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されており、注目を集めている。『喜劇 愛妻物語』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:喜劇 愛妻物語 2020年全国にて公開予定©2019『喜劇 愛妻物語』製作委員会
2019年10月25日タレントの西川きよしが18日、京都市内を中心に開催中の「京都国際映画祭2019」(~21日)で行われた「SDGs花月~漫才・落語に新喜劇~」に、「SDGs-1グランプリ」の審査員として登場。イベント後に囲み取材に応じ、同グランプリで優勝したお笑いコンビ・EXITについて語った。「SDGs花月」は、国連が定める「持続可能な開発目標=SDGs」を笑いを通じて伝えるイベント。第1部では、笑福亭鶴笑、かまいたち、アキナ、EXIT、ゆりやんレトリィバァの5組が即興でSDGsが定める17の目標をネタに盛り込み、誰が一番うまくメッセージを伝えることができたかを競う「SDGs-1グランプリ」を開催した。5組はそれぞれ、17の目標のうち2つを盛り込んだ即興ネタに挑戦。EXITは、「飢餓をゼロに」、「質の高い教育をみんなに」の2つを取り入れ、さらに詐欺撲滅も訴える内容に。おなじみのチャラ男キャラも炸裂させて会場を沸かせた。審査には、桂文枝、西川きよしに加え、会場の中から選ばれた観客も参加し、その“お客さん審査員”のプッシュもありEXITが優勝。西川は「僕は17項目を上手にバランスよく使ったのは鶴笑さんだと思いました」と言うも、「(EXITも)頑張っていた」と評価した。また、EXITについて「報道でも読ませていただいたり、そういう意味でもう1回スタートに戻って頑張ろうっていうのは伝わってきます」と再出発の決意を感じたと言い、「男同士のコンビの友情ってすごい」と、2人の絆にも感動しているようだった。EXITは、今月4日に放送されたTBS系『爆報!THE フライデーSP』に出演し、9月発売の週刊誌で兼近の過去の逮捕歴が報じられた件について、兼近本人が真相を赤裸々告白。コンビとしての再出発、そして2人の絆に注目が集まっていた。囲み取材には、吉本新喜劇の川畑泰史、すっちー、酒井藍も参加した。
2019年10月18日お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が、11日深夜に放送されたラジオ番組『三四郎のオールナイトニッポン』(ニッポン放送/毎週金曜 25:00~)で、吉本芸人への恨み節を漏らした。小宮浩信から「若い頃はすごいキャーキャー言われてましたよね? かわいい、キモかわいいって」と聞かれ、田中は「そういう感じで売っていこうとしていたら、吉本芸人、クソ吉本芸人どもに『気持ち悪いだけじゃん』みたいな。関西系の吉本芸人に『ただキモイだけやん』って。それをあらゆる番組で言われて、引きずり降ろされたんだよ」と恨み節。続けて「芸能界の高みの位置にいたのに、俺は。ヨン様(ペヨンジュン)の絶頂期と、CM本数9本で並んでたのに、そこから引きずり降ろされた」と振り返り、「アイツら、人の人生をめちゃくちゃにしたの。俺はそこから泥水の中を泳ぐ能力をつけるしかなかった」と話した。さらに相田周二から「その影響がなかったら、今頃どのポジションにいると思います?」と問われると、田中は「山ちゃん(山里亮太)になってるよ、蒼井優ちゃんは俺と結婚してるし、おそらく」と言い、「ヨン様と同じぐらいの人気を誇ってたから。それは女優の人も近寄ってくるよ」と持論を述べていた。
2019年10月13日映画『家族はつらいよ』の山田洋次監督と松竹新喜劇が初タッグ、脚本・演出助手に新喜劇で作・演出の経験があるわかぎゑふを迎え、大阪弁でおくる『大阪の 家族はつらいよ』の誕生だ。『家族はつらいよ』は、昨年1月に劇団新派により東京で舞台化、今年9月には大阪松竹座でも上演し、2か月後の11月に松竹新喜劇版が初お目見えする。大阪・谷町六丁目の平田家を舞台に、長男家族と次男と三世代暮らしの周造と富子夫婦に離婚騒動が持ち上がり…という物語のなか、現代の大阪の家族をユーモラスに描く。また、今回は2本立ての特別公演で、劇団の人気演目のひとつ『舞妓はんと若旦那』も上演。祇園の舞妓と薬問屋の跡取り息子の恋愛模様を描く物語を、劇団の若手3人が初役で挑む挑戦の舞台だ。『大阪の 家族はつらいよ』で、平田家の当主・周造を演じる松竹新喜劇劇団代表・渋谷天外と、次男・庄太役の藤山扇治郎の2人が、11月公演の意気込みを語った。「松竹新喜劇 錦秋特別公演」チケット情報「山田洋次監督に、うちの劇団を演出していただけると聞いて、夢のようです」と天外。映画『家族はつらいよ』に警官役で出演した扇治郎は、今回がわかぎとの初仕事だ。「こういう機会をいただけて、ほんとにありがたいです。でもセリフの量、多いですよね…」。大阪人はよくしゃべる。当然、セリフ量も会話のスピードも新派を超える。「映画がヒットし、新派でもやった。それを大阪の我々がどう料理するか。どうやって膨らまして、お客さんに感動していただけるか、それが私たちの使命。実演で人間のオーラを感じていただきたいですね」。そう意気込む天外だが、物語に自らが私生活で体験した出来事が重なり、身につまされるよう。「男の人が観たら、同じように身につまされて、気付かされるところが山ほどあると思います」。熟年離婚というテーマを入れ、家族の在り方を見せる芝居。扇治郎は「いい作品を残していけるような役者になりたい」と先を見据える。天外が「あと3回は再演したいなぁ。それに監督が続編書いてくれたらうれしいのに」と語れば、扇治郎も「『役者はつらいよ』とか『会社はつらいよ』とか」と重ね、「『私はつらいよ』もね(笑)」と会場の笑いを誘う天外。昔、天外も出演した、松竹新喜劇の名作『舞妓はんと若旦那』にも注目を。「植栗(芳樹)くんが、どれだけいいとこの若旦那の色気を出してくれるか、(成瀬)綾乃ちゃんはどこまで舞妓の可愛らしさを出してくれるか、(渋谷)天笑くんは若い大工のスッとした二枚目をどう演じ切ってくれるか。楽しみです。若手たちの芝居を観てやってください」。公演は11月13日(水)から24日(日)まで、大阪松竹座にて上演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2019年10月04日「第32回東京国際映画祭」主要部門の中で映画祭の顔となる“コンペティション部門”に、『喜劇 愛妻物語』と『ばるぼら』が出品決定した。今回のコンペティション部門は、2019年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界115の国と地域、応募作品1,804本の中から、厳正な審査を経た作品を上映。ここに選ばれた『喜劇 愛妻物語』は、『百円の恋』の足立紳監督が、自身初の自伝的小説「喜劇 愛妻物語」を原作に、自ら脚本・監督を務め映画化。うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計を支える妻を通して描かれる夫婦賛歌となっている。出演には、濱田岳、水川あさみ、新津ちせら。そして『ばるぼら』は、手塚治虫が70年代に発表していた禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した同名問題作を、手塚治虫生誕90周年を記念して初映像化。監督は、手塚治虫の実子・手塚眞。稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河らが出演している。また、今回のコンペティション出品を受けて、2作品の監督から「参加できることを光栄に思います」などといった喜びのコメントも到着した。『喜劇 愛妻物語』足立紳監督コメントこの映画に出てくる柳田夫妻は、他人から見ればなぜ一緒に居続けるのか理解に苦しむような夫婦かもしれない。別れればいいのにと思われるかもしれない。罵り合いながら無理矢理一緒に居続けているような未熟な夫婦だ。でもそんな未熟な夫婦の無理矢理な絆というのも、もしかしたら強靭な絆なのかもしれない。夫婦という一対一の面倒くさい人間関係を諦めず、しつこく幸せになることを追い求める彼らの姿は滑稽で生命力に溢れていて、映画で描きたいと思った。そして近頃の日本の社会は未熟で不完全な人たちに不寛容すぎるから、許すことはもちろんのこと、許してもらおうとすることも大切だとこの夫婦を通して描きたかった。『ばるぼら』手塚眞監督コメント第32回東京国際映画祭に参加できることを光栄に思います。手塚治虫生誕90周年に念願の作品を映画化できたのは、まさに芸術の女神(ミューズ)が微笑んでくれた奇跡です。「ばるぼら」は手塚治虫の異色作と言われていますが、ぼくにはストライク・ゾーン。一筋縄ではいかない悪魔主義的な物語は、麗しい稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの身体を張った競演にクリストファー・ドイルさんの美学が絡まり合って、魅惑的な夢に変容しました。アートとエンターテインメントの境界を揺らぎつつ、その融合を目指した映画です。耽美的な愛と狂気の寓話をどうぞ味わってください。「第32回東京国際映画祭」は10月28日(月)~11月5日(火)の期間、六本木ヒルズほかで開催。『喜劇 愛妻物語』は2020年、全国にて公開予定。『ばるぼら』は2019年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2019年、全国にて公開予定Ⓒ2019 Barbara Film Committee
2019年09月18日映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』が、2020年2月14日(金)より新宿ピカデリー他にてロードショー。太宰治の未完の遺作が「人生喜劇」に生まれ変わり映画化映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、“昭和の文豪”太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」を喜劇として生まれ変わらせた戯曲「グッドバイ」が起点。過去に舞台化され、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた作品が、『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』の成島出監督によって映画化される。“ダメ男”が愛人と別れるために“嘘夫婦”企画主人公は、文芸雑誌の編集長として働く田島周二。妻・田島静江と離れて暮らしていることをいいことに、気がつけば何人もの愛人を抱えている“ダメ男”だ。このままではいけないと、愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断なため、なかなか彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困った田島周二は、金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に、女房を演じてくれと頼み込む。男は、女と別れるため、女は、金のため。こうして、二人の“嘘夫婦”の企みがはじまった。大泉洋“ダメ男”役に主人公・田島周二役には、映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』『恋は雨上がりのように』など出演作が続き、現在ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で活躍をみせる大泉洋。脚本を読んでいるときから、作品に夢中になり、マネージャーに「面白い!ドキドキする!こういう作品に出たかった!」と連絡したと語る。“実は美人”金にがめついキヌ子は小池栄子“嘘夫婦”の妻役・永井キヌ子には、小池栄子。舞台版で同役を演じ読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した小池は、劇場版でもガサツで小汚いけれど、実は美人というパワフルなヒロインを演じ切る。田島周二を取り巻く愛人たち大泉洋演じる田島周二を取り囲む愛人役には、人気女優が集結。クールな女医・大櫛加代を水川あさみ、挿絵画家の水原ケイ子を橋本愛、儚げな花屋の青木保子を緒川たまきが担当する。木村多江が妻役、松重豊が“嘘夫婦”を企てるまた、離れて暮らす妻・田島静江を木村多江、田島を尊敬する編集部員・清川伸彦を濱田岳、“嘘夫婦”の計画を提案する作家・漆山連行役として松重豊が出演。さらに、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子が顔を並べ、70年以上の時を経て“人生喜劇映画”として生まれ変わった、太宰治の未完の遺作に命を吹き込む。成島出監督に関しては、「演出が面白く、いつも笑っていました」と大泉がコメント。W主演となる小池栄子も、「本当に映画化してくれるんだと驚き、そんな監督の熱意が嬉しく、ホントに頭が下がる思いでした。また、成島さんがコメディを撮るというのも新鮮だなとワクワクしました。」と話している。【作品情報】映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』公開日:2020年2月14日(金)出演:大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子、濱田岳、松重豊監督:成島出原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より)音楽:安川午朗脚本:奥寺佐渡子
2019年09月12日闇営業問題で、謹慎処分となっていた吉本興業所属の芸人が、今月19日をもって処分が解かれ、順次、劇場にて仕事に復帰する。処分を解かれたのは、レイザーラモンHG(43)、ガリットチュウ・福島善成(41)、天津・木村卓寛(43)、ムーディ勝山(39)ら。このうち、お笑いコンビ・2700は22日に東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われる公演に出演。また、お笑いコンビ・スリムクラブは、9月1日に埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場で開催される公演に出演することが決定した。「世間的に関心の高かった闇営業問題。扱った各局のワイドショーは軒並み視聴率がアップしたこともあり、謹慎処分を受けていた芸人たちの復帰公演には、マスコミ各社が取材に訪れることになりそうです」(ワイドショー関係者)HGは「フォー!」の掛け声で、木村は「エロ詩吟」、2700は「リズム芸」など得意の芸で一時期ブレークしただけに、復帰後、“プチバブル”が訪れそうだというのだ。「闇営業を自虐ネタにして笑いに変えることができればの話ですが、バラエティーなどのオファーが増えそうです。そこでそれ得意の芸を披露すれば一発逆転、再ブレークの可能性もあるのでは」(テレビ局関係者)また“弾ける”ことはできるのか――。
2019年08月14日吉本興業は9日、反社会的勢力との闇営業問題で謹慎処分中の所属芸人11人について、8月19日をもって謹慎処分を解くと発表した。順次、吉本運営の劇場にて仕事復帰する。処分が解かれるのは、レイザーラモンHG、ガリットチュウの福島善成、くまだまさし、ザ・パンチのパンチ浜崎、天津の木村卓寛、ムーディ勝山、スリムクラブ、ストロベビー・ディエゴ、2700の11人。吉本は「11名は謹慎処分以降、それぞれが今回の件を重大な問題として捉え猛省し、7月末からは、自らの意思により社会貢献活動を行ってまいりました。11名は活動再開後も被害防止の為の啓蒙活動等の社会貢献活動を行っていく所存です」と説明。続けて、「弊社としましては、こうした状況を勘案し、活動再開時期に関して関係各所と相談の上で上記判断を致しました」とし、「関係各位、ファンのみなさまには多大なるご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫びすると共に、二度とこのような事態が起こらないよう全社一丸となってコンプライアンス遵守の一層の強化、徹底を図ってまいります」と記した。
2019年08月09日今から約20年前、日本中のロック好きを狂喜乱舞させ、デビューからたった3年で解散したバンド、ナンバーガール。そのフロントマンだったのが、向井秀徳さん。今年の2月、ナンバーガールの再結成がアナウンスされて以来、ロック好き界隈は上を下への大騒ぎ。解散当時は29歳、現在45歳の向井さん。いったいどんな心境の変化が…?――今日はとっても暑いですが、外で撮影していても、向井さん、全然汗をかいてませんね。そうねえ、今日は蒸しとるねぇ。でもさっき風呂入ってきたから。――あ、銭湯ですか?そうそう、自転車で。渋谷区の笹塚から、板橋とか荒川とかまで。電動アシスト自転車を購入してから、行動範囲が広がったの。――電動アシスト自転車に乗る向井さん…。あまり想像が…。かといって、ロードバイクとかも全然似合わんよ(笑)。私は幹線道路とかはなるべく避けて住宅街とかを通るんだが、東京の道って坂が多いから、電動アシストの機能を発揮して。あと、袋小路にあたってどんづまるときもあるわけ。で、戻ったりして、タラタラタラタラ、住宅街を走る。そうすると、夕方時間とか、晩ごはんの支度の香りが漂ってくる。――カレーの香りとか…。そうそう。これ、ブリ煮とるな、とか。もう献立までわかる(笑)。そうやって、団地やアパートなんかを見ながら、その、いろんな人たちの営みがそこにあるんだというのを確認するわけですよ。胸キュンを感じるんだよ。ひと間とかしかなさそうなアパートを見て、この狭いひと部屋ひと部屋に、人生があるんだなって。そういう想像を働かすのが、楽しい。――胸キュン!!向井秀徳から胸キュンという言葉が出るとは…。そこで感じる胸キュンのことを、“セツナミー”って言ってるんだけど。そうそう、セツナミーを感じるわけ(笑)。――それを感じるようになったのは何歳くらいから?結構最近。アパートにセツナミーを感じるようになったのは、40代になってから。たぶん年齢だね。――そんなことを考えながら、ひとっ風呂浴びるわけですね。うん。風呂ん中でも結構見られてるみたいで、Twitterとかで「向井がいた、水風呂でおっさんくせえうめき声を上げていた」とか書かれたり。湯船の中で、ヨガのポーズとってますから、それを見られているのかもしれん。――向井さんがヨガ!?誰に習ったちゅうわけでもないけど。なんかこう、吉本新喜劇の、アホの坂田さんみたいに手をゆっくり動かすと気持ちいいなって。自分では“ムカヨガ”って呼んでます。すっげえ血行が良くなる。――あの、そのような銭湯ライフは、ナンバーガールの再結成になにか関係はあるのでしょうか…?え?うーん…(笑)。再結成に繋がるかどうかはわかりませんが、銭湯に行く目的を持って町をうろつきまわるってことを始めて、いろんなところにこう、思いを馳せるようになってはきた。やっぱり年齢を経て、物の見方が若干ずつ、変わったりするわけですよ。そういう意味で、気持ちの変化っていうのは、当然ありますわね。もともとは、再結成するとかしたいっていう気持ちは、ある時期まで全然なかったんです。――向井さんの中で、ナンバーガールは“過去のもの”だった?そうだね。一回終わったものだし。ただ、時が経って、若い人たちから、「ナンバーガール聴いてます、大好きです」って言ってもらえる機会が増えてきて。同年代で「昔聴いてました」という人ももちろんいるんだけれども、20年近く経ってるのに、まだその、若い人に聴き継がれているのかと。まあ、すごい嬉しいわけですよ。ノスタルジーじゃなく、今現在のバンドとして聴いてもらえるっていうのは、すごく嬉しかった。でも物心ついた頃には解散していて、ライブはYouTubeでしか見たことがないっていう。じゃあ私も久々ちょっと聴いてみっかなぁと思って、YouTube見たの。「ナンバーガールライブ」って入れて(笑)。そうしたら、時が経ってるわけだから、ある意味客観的に見れるというか。もちろん若いときのものだから、ちょっと恥ずかしさみたいなものもあるんだけれども、客観的に見て、個性的で、他にあまりないバンドだな、とそう思ったね。かつ、今年の夏にライジング・サン・ロック・フェスティバルっていうフェスがあって、ナンバーガールが最初にライジング・サンに出たのが’99年なんですよ。で、これ20年目か。キリがいいなと。それで、ライジングでこうまた集まってやるとどうなるかなぁつって思ってたら、なんか楽しくなってきてね。またナンバーガールをやってみたいって思ったんですよ。で、酔っ払った勢いもありまして、他のメンバーに連絡して、「ちょっとライジング・サンでやってみないか」って話を持ちかけたんです。――45歳の向井さんが20年前に演奏している自分たちをご覧になって、何が響いたのでしょう?やっぱ、その、個性じゃないかね。この眼鏡が歌っていることに、俺は共感した(笑)。――俺って。ご自身ですから(笑)。そう、自分自身だからね。もしかしたら人によっては、20年前に自分が歌ってることが、今の自分にはちょっと届いてこないってことももちろんあるだろうけれど、でも私の場合は、全然ピンときたわけね。20年経って、それぞれがキャリアを重ねて音楽の歴史を刻んできた。その歴史を持って今ナンバーガールの音を鳴らすと、どういう音になるんだろうと。その興味があったんですね。むかい・しゅうとく1973年生まれ、佐賀県出身。バンド、ナンバーガールでメジャーデビューし’02年に解散。同年ZAZEN BOYSを、また’10年にKIMONOSを結成。椎名林檎の作品への参加や、映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で音楽を担当するなど、自身のバンド以外でも幅広く活動している。酒や居酒屋を愛する男としても知られる。ナンバーガールとして、8/16「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO」、8/18日比谷野外大音楽堂、9月に大阪、福岡、名古屋とツアーが続く。9/22に「京都音楽博覧会2019 in 梅小路公園」に出演。解散年のライブを収録した『LIVE ALBUM「感電の記憶」2002.5.19 TOUR「NUM‐HEAVYMETALLIC」日比谷野外大音楽堂』(ユニバーサル ミュージック)が発売中。なお、9月にはWOWOWで、8月の日比谷野音のライブ映像を独占放送予定。※『anan』2019年8月14日‐21日合併号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2019年08月09日吉本興業所属の芸人が、会社の知らないところで詐欺グループのパーティに参加し、ギャラを受け取っていたというヤミ営業問題は、宮迫博之さんと会社双方の記者会見が行われた後、契約解除なのか、撤回なのかも含め様々な報じられ方をしており、なかなか収束しません。私も報道で見聞きするだけの情報しかありませんが、最近は、「芸人も悪いが吉本も悪い」という流れになってきているようです。しかし、そもそも芸人に落ち度はあったのでしょうか。 ヤミ営業は禁止されていなかった?まず、ヤミ営業ですが、通常は「芸能事務所を通さない営業」、つまり、個人的に顧客と契約する営業を指すのだと思います。この場合芸能事務所にマネジメント料などは入りません。これでは、吉本興業はたまったものではないと思うのですが、ネット記事などを見ていると、吉本興業はヤミ営業を禁止していたのか、黙認していたのか、よく分かりません。そもそも、芸人との間の契約書自体存在しないようです。そうだとすると、ヤミ営業を行ったこと自体で、芸人を責めることは難しいと思われます。 反社会勢力であることを知らなかった?次に、反社会勢力との取引(芸を披露して報酬をもらうこと)ですが、これが許されないことはいうまでもありません。しかし、本件に関わった芸人の皆さんは、反社会勢力であったことを「知らなかった」と説明しています。吉本興業の調査報告もそうなっています。そうだとすると、たまたま取引した相手が反社会勢力であったことをもって、契約解除や無期限謹慎などの重い処分が妥当といえるかというと、やはり疑問です(「実際には反社会勢力であることは分かってたはず」との指摘もあるようですが、裏付けがないのでこれで処分はできません)。ただし、ヤミ営業の場合、取引相手に関する芸能事務所のチェックが入らないので、知らないうちに反社会勢力と取引してしまうという危険性はかなり高くなるように思われます。 吉本興業のコンプライアンスはどうなのか?そこで吉本興業ですが、「ヤミ営業=反社会勢力が関与する危険」が分かっているにも関わらず、ヤミ営業についての禁止を徹底していなかったことは、大手企業(政府の補助金が出る事業にも関与しているようです)に求められるべきコンプライアンス対応として問題であり、当然非難されるべきだと思います。また、契約している芸人との間で、契約書1枚すら交わしていないというのは、搾取の温床になりますから、それはそれで大問題で、立派なコンプライアンス違反です。なお、芸人との契約関係は、雇用契約ではなく、業務委託契約か請負契約に該当するのでしょうから、芸人が「給料が安い」ことをネタにするのは法的には違うように思います。 あるべき「収束」のさせ方とは?というわけで、ヤミ営業が黙認されていて、反社会勢力であることを知らなかった芸人たちが、「そんなに悪いのか?」というのが現時点での感想です。トカゲのしっぽ切りのように芸人を辞めさせ(契約を解除し)て事件を収束させるのではなく、反社会勢力の排除という観点から、吉本興業の責任を明確にし、契約書の問題等も含めコンプライアンス体制を整備することが、あるべき「収束」のさせ方ではないでしょうか。 この点に直接言及する報道は少ないように見え、何とももどかしく感じています。 *執筆者:生田康介(笠原総合法律事務所『Warm Heart, Cool Head』をモットーにお客様の正当な利益を実現するよう努力いたします。)吉本興業ヤミ営業問題~芸人はそんなに悪いのか?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。吉本興業ヤミ営業問題~芸人はそんなに悪いのか?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2019年08月08日吉本興業のタレントで結成されたアイドルユニット・吉本坂46として活動しているパンサーの尾形貴弘、はんにゃの金田哲、レインボーの池田直人にインタビュー。REDのメンバーとして活動中の池田は、選抜に入れなかった悔しさを吐露するも、今は選抜を抜かそうと燃えているという。一方、選抜入りを果たした尾形と金田は、人気急上昇中のREDに入りたいという思いを冗談交じりに告白。グループ内でも互いに刺激し合っているようだ。――尾形さんと金田さんは吉本坂46の選抜に選ばれましたが、選抜としての責任や喜びは感じていますか?尾形:めちゃめちゃうれしいですよ! 何人受けたと思っているんですか! 選ばれたのは奇跡みたいな。みんなの思いを背負っているので、めちゃくちゃ気合入ってます!金田:所属タレント6000人の中からですから、宝くじ当てるより難しいんじゃないですか!?尾形:メンバーも素晴らしくて、平均年齢39歳(笑)。最高です!――池田さんが所属するREDもすごい人気ですが、選抜への思いはあるのでしょうか?池田:選抜に選ばれなかったときはすっごい悔しかったです。同期のゆりやんレトリィバァやおばたのお兄さんは選抜だったので、すっごい悔しかったんですけど、REDというチームに入らせてもらって、REDで頑張って選抜を抜かそうという気持ちがみんな高まってきています。尾形:今、俺らはREDに入りたいっていう…。金田:全員REDに憧れちゃっている。尾形:でもそこは選抜でなんとか!金田:違う良さがありますからね!尾形:そう! 俺らは俺らで味がある。味で勝負しているから!――2ndシングル「今夜はええやん」では、金田さんのチャイナドレスの女装姿が話題になりましたね。池田:めちゃくちゃきれいですよね。尾形:あれはよかった。金田:女装に関しては池田くんがかなりすごいので、池田先輩のを勉強させてもらって。池田:いえいえ、でもやきもち焼いちゃいました。楽屋でお会いしたときに、「金田さん本気出しましたね」って話しかけたら、「まだ本気じゃないよ」って言われて焦りました(笑)――尾形さんのマッドサイエンティストなバーテンダーというキャラクターも濃いですよね。尾形:特殊メイクをしてもらって。エハラ(マサヒロ)さん演じる科学者のバーテンダーの弟子という設定なんですけど、カッコよくしてもらいました。アイドルのときはカッコよく!――パンサーとしての尾形さんとはまた違う一面を見せられていますが、向井(慧)さんと菅(良太郎)さんから吉本坂46の活動について何か言われていますか?尾形:2人はまったく興味ないみたいですね。でも実際は受けてりゃよかったなって思っていると思います。『CDTV』(TBS)とか『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ)とか出られるんだから。みんな言わないけど、うらやましがっていると思います。金田:ほぼ紅白に出たようなものですからね。尾形:間違いない、出てます!――REDの楽曲「やる気のない愛をThank you!」は、前作を超える高難易度のダンスがすごいですね。池田:今回のダンスはダンサーさんも「難しすぎる」とおっしゃっていて、相当焦りました。最初は全然そろわなくて、MVを撮っているうちにだんだんみんな上手になっていって、やっと自分たちのダンスになった感じがしました。1曲目よりみんなうまくなっていると思います。――選抜のみなさんも妖艶な振りを披露されています。尾形:俺らはどんどん振りが簡単になっています。できねーわっていう苦情があるみたいで。金田:高齢の方が多いので、ダンスの練習より柔軟の時間の方が長いんです。ケガしないように(笑)――なるほど(笑)。それぞれ吉本坂での目標も教えてください。尾形:早く芸人を卒業してアイドルになりたいなと。42歳からアイドル1本でやっていきたいです!――パンサーの活動はいいんですか!?尾形:2人をジュニアみたいにつけてやっていこうかなと。それくらいアイドルやりたいんです。あと、吉本坂で世界のフェスとか出たいですね。泡パーティーみたいなフェスで、ギャルたちが水着で盛り上がっているところで歌いたい!――金田さんと池田さんはいかがですか?金田:吉本坂のワンマンライブをやりたいです。イベントやミニライブはやっているんですけど、吉本坂だけのワンマンライブももうできるんじゃないかなと。いろんなユニットもありますし、芸人がいっぱいいるので歌以外もいろいろできると思うので、ワンマンは夢というか目標です。池田:僕はまだCMに出たことがないので、吉本坂でCMが決まってほしいです。いつかありそうだなと期待しています。■プロフィール尾形貴弘1977年4月27日生まれ、宮城県出身。東京NSC8期生。2008年6月、向井慧と菅良太郎とお笑いトリオ・パンサーを結成。“元気”担当と言われ、「サンキュー!」のフレーズで知られる。現在は吉本坂46のメンバーとしても活躍中。特技はサッカーで、仙台育英高校時代に全国ベスト16進出、大学時代も中央大学サッカー部で活躍した。金田哲1986年2月6日生まれ、愛知県出身。東京NSC10期生。2005年に川島章良とお笑いコンビ・はんにゃを結成し、2009年に「ズクダンズンブングンゲーム」でブレイク。金田は、同年の「よしもと男前ランキング」で2位に選ばれるなど、イケメン芸人としても人気に。現在は吉本坂46の選抜メンバーとして活動。映画『凛』(2019)、舞台『MOTHER~特攻の母 鳥濱トメ物語~』(2019)など俳優としても活躍中で、10月~11月に上演される舞台『どれミゼラブル!』にも出演する。池田直人1993年9月19日生まれ、大阪府吹田市出身。同じ東京NSC18期生である実方孝生(現芸名・ジャンボたかお)と2016年2月にお笑いコンビ・レインボーを結成。2018年1月1日放送の日本テレビ系『ぐるナイ おもしろ荘』で優勝し、注目を集める。池田は吉本坂46に選ばれ、ユニット・REDのメンバーとして活躍。1stシングル「泣かせてくれよ」の個別CD売上では男性トップの2位にランクインし、2ndシングルのRED曲「やる気のない愛をThank you!」では小寺真理とともにWセンターに抜てきされた。
2019年08月07日お笑いコンビ・ハイキングウォーキングが3日、北海道で開催中の「みんわらウィーク」内で行われた吉本興業と厚生労働省のコラボステージ「芸人人生会議」に登場。出演後に囲み取材に応じ、吉本興業の騒動について質問が飛ぶと「吉本はみんな辞めません」と断言した。同ステージでは、人生の終わりまでどのように過ごしたいか元気なうちに話し合いをしておくという厚生労働省がすすめる「人生会議」を、芸人が先生となってネタとトークで紹介。銀シャリ、アインシュタイン、ハイキングウォーキングが“先生”としてネタを披露し、つちふまズが進行を務めた。囲み取材には、銀シャリ、アインシュタイン、ハイキングウォーキングが参加。ハイキングウォーキングがネタの中で、「いろいろ考えていて…」「吉本辞めるんですか?」と騒動をネタにしたことから、報道陣から芸人たちに「吉本を辞めるんですか?」と質問が飛んだ。ハイキングウォーキングの鈴木Q太郎は「辞めないですよ。(ほかの仕事)ないもん。4年間だけスーパーマーケットの精肉部でやっていたので、またそっちに戻るしかないですよね。できるだけ辞めたくないです」と返答。相方の松田洋昌も「吉本はみんな辞めません!」と断言した。吉本興業と北海道による「みんわらウィーク」は、北海道が制定した8月8日の「道民笑いの日」を盛り上げ、お笑いの輪を全道に広げるイベント。4回目となる今年は、8月2日~8日の7日間、メイン会場の札幌コンベンションセンターを中心に、さまざまな企画を展開する。
2019年08月03日お笑いコンビ・次長課長の河本準一が3日、北海道で開催中の吉本興業×北海道イベント「みんわらウィーク」内で行われた「消費者庁PRステージ」に登場し、吉本興業の騒動をネタにして会場を沸かせた。札幌コンベンションセンターの屋外ステージで行われた同ステージで、進行を務めたゴールデンルーズから「消費者庁は聞いたことありますか?」と聞かれた河本は、「消費者庁は聞いたことない。岡本社長なら聞いたことあるけど」と岡本昭彦社長をネタに。さらに、「私は河本次長ですけど」と加えて笑わせた。河本は、同じ会場で行われた「『みんテレ』×『発見! タカトシランド』生放送SP in みんわらウィーク」に登場した際も、騒動をネタに。「闇営業」「これ直でいけますよね?」「岡本テープ」などと関連ワードを連発し、タカアンドトシのトシからツッコミ。2人のやりとりに会場から笑いが起こった。「みんわらウィーク」は、北海道が制定した8月8日の「道民笑いの日」を盛り上げ、お笑いの輪を全道に広げるイベント。4回目となる今年は、8月2日~8日の7日間、メイン会場の札幌コンベンションセンターを中心に、さまざまな企画を展開する。
2019年08月03日お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二と西村瑞樹が31日、都内で行われた「LINE:ディズニー ツムツム 超豪華!真夏の新ツム発表会」に出席。闇営業問題を発端とする吉本興業の騒動について言及した。現在ソニー・ミュージックアーティスツに所属しているバイきんぐだが、芸人として活動をスタートさせた初期の頃に吉本に所属。小峠は「僕らが吉本さんにお世話になったときは、底辺も底辺だった時。ライブ月1回あるかないかの時だったんで、今の方がテレビとか出させてもらっていますが、違いと言われても芸人としてのレベルが違いすぎるのでなんとも言えない」と事務所の違いは比較できないと話した。また、吉本を辞めた理由について、小峠は「契約解消とかではなくて、月1回(ライブが)あるかくらいだったんで、僕はお笑いがやれたら事務所はどこでもよかったんで、東京行こうっていって東京に行った感じです」と説明。今の事務所で契約書を交わしているか聞かれると、「契約書はないです。芸人ほとんどないと思いますよ。うちの芸人なんてだれも契約してないんじゃないの?」と答え、「小梅太夫だけじゃないですか?」と冗談交じりに補足した。さらに、レイザーラモンHGやガリットチュウ福島善成ら、闇営業問題で謹慎処分となっている吉本芸人が9月から復帰すると報じられたことについて、小峠は「良かったなと思います。ちゃんと謹慎期間を経てなんで、何の問題もなんじゃないですか」と言い、西村も「謹慎期間を経てちゃんと戻って来るのであれば一緒にお笑いやりたいなと思っています」と歓迎した。カジュアルパズルゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」において、世界中で大ヒットを記録 した映画『ボヘミアン・ラプソディ』で話題となったロックバンド・QUEENのメンバーが、8月1日より日本限定、期間限定で新ツムとして登場する。発表会では、バイきんぐの2人に加え、QUEEN好きなギタリストのマーティ・フリードマン、音楽ユニット・moumoonのYUKA、QUEENのギタリストであるブライアン・メイのギター制作を手掛けたギターデザイナー・伊集院香崇尊氏をゲストに迎え、QUEENの新ツムをお披露目された。ゲーム好きの西村が新ツムを使ったゲームを体験。また、マーティ・フリードマンとYUKAのコラボレーションによるQUEENの名曲「 We are the Champions 」の生演奏も行われた。
2019年07月31日お笑いタレントで吉本新喜劇の座長も務める小籔千豊(45)が7月30日、『ノンストップ!』(フジテレビ系)に生出演。詐欺グループへの闇営業問題から発展した吉本興業の一連の騒動について言及した。番組冒頭にMCのバナナマンの設楽統(46)から吉本騒動に対するコメントを求められ、「ビッグ番組のMCをされている大先輩とか、ツイッターでコメントしている若手とか色々いて、僕(に対して)は“おいお前、何も言えへんの?”とか“何か言わんかい”とか言うてくる人がおるんですけど……」とコメントを求める声が寄せられていると明かした小籔。「吉本がなくなっても、東京で売れているビッグタレントはビッグ事務所に移籍できると思うんですよ。漫才師の方々もセンターマイクがあれば漫才はできるので、どこかしら移籍されてもご飯は食べていけると思うんです」と持論を展開した。一方で「僕ら(新喜劇)はNGK(なんばグランド花月)という劇場があって、音響さん、照明さん、道具さん、衣装さん、靴屋さんが協力して下さってできているお笑い」と説明。「僕が何か言うて、吉本新喜劇がつぶれたってなると、一の介兄さん(島田一の介・68)、あき恵姉さん(浅香あき恵・62)とか、ベテランに胸ぐらつかまれて、“おい、お前が変なこと言うたから飯食われへんなった”とか、(池乃)めだかさん(76)に“お前がしょうもないこと言うたから新喜劇にヒビ入ったやんけ!”って言われることが怖かったので……」と自身の発言の影響を懸念していたことを語った。さらには「僕は(騒動が)沈静化するとか、世間の皆様のお怒りはどないかすればいいんですけど、新喜劇だけ何となく、存続していただいて……」と吉本新喜劇へ強い思いを神妙な面持ちで告白。また「七夕に、下の子らが早く復帰できますようにと書きましたけど……」と謹慎中の後輩芸人に対しても思いやりを見せた小籔。「あと(万一新喜劇がつぶれたら)新喜劇の人(先輩)らが(他事務所に)移籍できますようになのか、移籍せずともNGKにお客様が来てくれるようにと願ってますけど」と笑いを交えて締めくくった。するとネット上でも“舞台芸人・小籔千豊”に共感する声が多数あがっている。《小薮!エエこと言うわ!座員のこと一番に考えてるな!》《これぞ新喜劇だな。ダウンタウンの同期の内場さんとかも特に発言してないし。特に新喜劇はチームプレーだからね。》《タレント芸人と舞台芸人の差ですよ。 新喜劇に出てはる芸人さんがコメントしない理由も明快です。自分らが誰のお陰で飯食えてるのか、ちゃんと分かってるんですよ》
2019年07月30日ゆりやんレトリィバァ(28)が7月29日に放送された『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)にVTR出演。闇営業騒動に揺れる所属事務所・吉本興業の問題について訊ねられた際の回答が、ネットで話題を呼んでいる。この日の放送では、街中で急いでいる様子のゆりやんに声をかけた。騒動について「今回のこと、どう見てますか?」との質問に「私はずっと子供のときから吉本に入るのが夢で、いま吉本に入れさせていただいて……」と言い淀みながらコメント。すると泣き顔になり、うつむいて涙を拭うような仕草を見せた。しかし「すみません」の一言の後に顔を上げると、まぶたをイジった変顔を披露!その後「何の意見もない人間で申し訳ありません」と笑った。そのシーンを切り取った動画がTwitterにアップされると、1日ほどで436万回もの再生回数を記録した。またこの日の前日に放送された『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)でも騒動について回答する様子がVTRで流れたゆりやん。「お答えできるものならお答えするんですが、いま時間がなくて急いでます」「すみません」と言った後に、ヨチヨチ歩きでその場を去った。思わず「急いでないですよ!」と記者が笑いながら指摘していた。騒動にちなんで、これまでの吉本興業への不満を明かす芸人たちもいる。そんななかギャグに徹したゆりやんをTwitterでは讃える声が上がっている。《ゆりやんの武器は「鋼のハート」と言われるけど、吉本騒動の取材に対して、小学生レベルのギャグをやり通すの、もはや「玉鋼のハート」と呼ぶべきレベル。あんなんできひんやん普通!》《ゆりやんいつも真剣な質問しても大体ギャグで返してくれる子だったから 今回の件で当事者じゃない分にはめちゃめちゃ適役だな》《誰の味方もしないし会社の悪口も言わない。けどきちんと止まって取材人からも逃げない。これぞ、芸人!いきなりで本気で笑った。ゆりやん、立派》先輩芸人である中川家も30日に放送された『DAYS』(ニッポン放送)で、ゆりやんの対応を支持。剛(48)は「面白いですねえ」と話し、礼二(47)も「今後は取材受けるお笑い芸人の方も大喜利みたいになってくるんじゃないかと。僕らも2回ぐらい直撃受けたんですけど、何も面白い言葉出てこなかった」と笑った。
2019年07月30日連日報じられる吉本興業(以下吉本)の諸々の問題。もともとは宮迫博之さん(雨上がり決死隊)や田村亮さん(ロンドンブーツ1号2号)などを発端とする反社会的勢力との関係がスタートだったのに、気づけば吉本側のパワハラや芸人とのコンプライアンス問題へと発展。現在も大崎会長と岡本社長などの進退含めた会社の対応や、謹慎中の芸人の処遇について話し合いが進められています。しかし気づいたら加藤浩次さん(極楽とんぼ)や松本人志さん(ダウンダウン)、はたまた明石家さんまさんや岡村隆史さん(ナインティナイン)などが積極的にコメント。当事者意識と呼ばれる人が増え続け、事態は膨れ上がるいっぽうです。いずれ収束する問題かとは思いつつも、どこに着地するのか未だにわからないこの問題。しかし視聴者として追いかけていると、なんだか不思議な“気持ち悪さ”を覚えてしまうのです。■すり替わった問題“気持ち悪さ”を感じる理由そもそも今回の問題は「反社会的勢力との関係」と「企業としてのコンプライアンス」。この2点が論点でした。スタートは反社会的勢力との問題だったのに、宮迫さんと田村さんの会見をキッカケにしてパワハラや経営問題など吉本の体制について批判が向けられることに。しかし視聴者としては解せないと思うことも多いでしょう。だってスタート時の反社会的勢力との関係について、今やほとんど触れられていないのですから。反社会的勢力の問題に多くの芸人さんが触れないのには、それなりの事情があるのでしょう。それを飲み込むほどの勢いで企業体制について話題となるのはそれだけ吉本という会社が昔ながらの体質で動いていた会社であり、それに不満だった人や今後を憂いている人が多かった証拠。彼らからすると“今だ”ということなのでしょう。ただそのやり方はどうなのか。そもそも“家族経営”といわれるなあなあな関係性が問題とされているように松本人志さんも加藤浩次さんも、抵抗勢力のように見える人たちの言い分も最終的には“俺について来い”的なノリを感じます。そしてメディアを通じて、それぞれが誰派かを求められるこの状況。正直、吉本がいう“家族経営”と似たような空気を感じずにはいられません。芸人というのは恩義なども関係する縦社会。ですからある程度は誰を慕い、誰についていくのかは大事なのでしょう。それでもこの不確かな段階で問われる誰派なのかみたいな空気は、ただただ気持ち悪い。スクールカーストや仲良しグループのような……そんな腹の探り合いの空気を、それもテレビやニュースで連日見せられるこの状況。みなさんはどう思いますか?■誰についていくのか、ではなく、法整備は検討しないのかそもそも今大事なのは誰について行くかではなく、芸能界という特殊な業界における人材育成や管理体制をどうするかという問題でしょう。大企業とはいえ、一企業の進退を朝から晩まで延々毎日流すこの日本ってなんと平和なのでしょう。まあそんな話にコメントしている私も平和なのですが……。早くコンプライアンスの問題が解決し、圧力や忖度などのないクリーンな芸能界になることを祈りたい。切にそう思うのでした。(文・イラスト:おおしまりえ)
2019年07月30日吉本興業と反社会的勢力の関わり疑惑について7月23日、閣僚からも批判が相次いだ。同社の事業に公費が投入されているため、説明を求める声も上がっている。宮迫博之(49)と田村亮(47)は20日、会見で振り込め詐欺グループのパーティに参加した経緯を説明した。仲介したカラテカ・入江慎也(42)は「吉本の会社を通したイベントについてくれているスポンサーなのでそこは安心です」と話していたという。この「吉本公認イベントに詐欺グループのスポンサーがついていた」という発言を受け22日、同社の岡本昭彦社長は「事実ではない」とコメント。「イベントは吉本興業の制作ではなく、都内のイベント会社が主催した」と話し、「イベントのスポンサーの1つが特殊詐欺グループのフロント企業だった」と説明。また「当該イベントを主催したイベント会社が反社会的勢力でないことは確認していたが、その先まではチェックしていなかった」と述べていた。時事通信によるとそういった一連の流れについて23日、記者会見で柴山昌彦文部科学相(53)は「文化の健全な振興の観点からもガバナンス、コンプライアンスは極めて重要だ」と批判した。また吉本興業は官民ファンドの「クールジャパン機構」から資金を拠出されているため、平井卓也科学技術担当相(61)は「コンテンツ制作者として非常に有力な企業の一つであり、法令順守の徹底や説明責任を期待せざるを得ない」と発言した。吉本興業は「クールジャパン機構」から段階的に最大100億円の出資を受けて「Laugh&Peace_Mother」を展開し、教育事業に参入すると4月に発表した。同社の大崎洋会長は宮腰光寛沖縄担当相(68)によって、沖縄における在日米軍施設・区域の跡利用を促すための施設や機能を検討する私的な有識者懇談会「基地跡地の未来に関する懇談会」の委員に任命されたばかり。安倍晋三首相(64)が4月、吉本新喜劇に出演してG20の交通規制などに協力を呼びかけたのも記憶に新しい。しかし今回の件で吉本興業は、政府と連携していい企業なのかどうかと疑問の声が上がっている。宮迫と田村は岡本社長による「会見したら全員クビ」などの「パワハラ」発言を告発。岡本社長は支払うギャラについて「会社が9、タレントが1ということはない」「5:5か6:4です」と会見で説明したが、多くのタレントたちがSNSで反論していた。さらに24日には、吉本興業が所属タレントたちと契約書を交わしていないことについて公正取引委員会・山田昭典事務総長が「契約書面が存在しないということは、競争政策の観点から問題がある」と指摘。業務の発注を口頭で行うことや取引条件を具体的に明らかにしないことは「著しく低い対価での取引要請」などを誘発する原因になり得ると話した。反社会的グループとの関わりを問われるだけでなく、所属芸人との契約についても指摘が入った吉本興業。政府からの厳しい指摘に、ネットではこんな声が上がっている。《これだけコンプラに関して煩いのに、吉本だけは例外、なんていうダブスタはあり得ないな》《どんどん調べるべき。テレビ局との株の持ち合いについても調べるべき。吉本は吉本で政府から公金が流れてる企業だからよけいに。普通の芸能事務所とは違うから》しかしこれだけのことが明るみになる前から、政府は把握できなかったのだろうかという疑問も残る。たとえば給与体系の問題については、メディアを通して芸人たちもたびたび明かしてきていた。そのため閣僚サイドにも否定的な声が上がっている。《そもそも論に疑問が湧いてくる何故吉本が教育関連で政府から税金の配分を受ける?政府はそもそもキチンと身体検査したのか?》《安倍政権は、吉本と“なかよし”だったのでは?批判する前に自らを反省すべきです》
2019年07月25日所属する複数の芸人の闇営業問題や極楽とんぼ・加藤浩次(50)の退社騒動で揺れる吉本興業。問題は拡大し、所属芸人たちが“場外乱闘”を繰り広げる事態に発展している。友近(45)は7月23日、火曜レギュラーを務めるTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に生出演。同日午前、ダウンタウンの松本人志(55)がツイッターで《寝不足芸人がいっぱいやろな~。でもプロ根性で乗り越えましょう。私達は生まれつきオモロイ》とつづったことについてこう違和感を語ったのだ。「松本さんが(22日の岡本社長の)会見を見て、これを書いたのなら『ちょっと松本さん待ってください』と思ってしまいますね」また清水圭(58)は22日のブログで18年前に岡本社長からどう喝されたことを明かし、「あれから18年。社長になっても岡本氏はなにも変わっていませんでした」などと批判した。すると清水の後輩にあたるお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄(43)が23日、フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」に生出演。そこで「18年前の話と今の話を同じようにするのは危険な気がします」と苦言を呈した。同社が揺れる中、所属の若手芸人たちからはSNSなどで不満の声が続々。会社を批判し始めた。そんな状況を見かねたのか、お笑い芸人の大平サブロー(63)が23日にMBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」でこう怒りをみせた。加藤については「腹くくったんやと思う」と評価。いっぽう、若手芸人たちに対して「コイツらふぜいで、これを言うかという発信がいっぱいある。これこそ言わしてもらうけど、気に入らんかったら辞めろ、お前ら」と通告した。このままだと、まだまだ“場外乱闘”は拡散の一途をたどりそうだ。
2019年07月24日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光と田中裕二が、23日深夜に放送されたTBSラジオ『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜25:00~27:00)で、雨上がり決死隊の宮迫博之らによる反社会的勢力との闇営業問題を発端とする吉本興業の一連の騒動について言及した。経営陣が刷新されなければ吉本を辞めると表明している極楽とんぼの加藤浩次が、吉本興業東京本部で大崎洋会長と会談している最中に収録が行われたという今回の放送。太田は冒頭、「今、加藤が話し合ってるんだからさ、番組やってる場合じゃないよ。加藤の乱だから止めに行かなきゃいけないんだから。あそこ突入しようと思って」とこの騒動に触れた。そして、「でもすごいね、“吉本劇場”が繰り広げられて。タイタン出る幕ないな。吉本新喜劇ってこれのことかなって」と一連の吉本の騒動に圧倒されている様子。田中が「『下町ロケット』(TBS)とか見ているみたいだった」と言うと、太田も「『宮迫直樹』ってドラマを作って日曜劇場でやるべき」と提案した。さらに太田は、「こんなことテレビ界でないよ。吉本がやっていることを吉本の芸人が批判しているのをずっと見ているんだよ。吉本のすごさを思い知った。どんだけ(吉本芸人が)いるってことなんだよ。これはやっぱすげーなって思った」とコメント。田中も「ちょっとうらやましいところがある」「(吉本芸人が)どの番組にもいる」と語った。
2019年07月24日闇営業問題によって所属事務所である吉本興業から契約解消を言い渡された雨上がり決死隊の宮迫博之(49)。21日に緊急謝罪会見を行った宮迫はロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)とともに涙ながらに謝罪。さらに事務所とのやり取りのなかで「お前らテープ回してないやろな」「(会見を)やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな」「俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ」といった、“パワハラ発言”を同社の岡本社長より受けていたことを暴露していた。ビートたけし(72)や極楽とんぼの加藤浩次(50)といった芸人らは、こうした同社の姿勢を厳しく追及。ダウンタウンの松本人志(55)らの進言によって、岡本社長は22日に記者会見を行った。会見冒頭で岡本氏は「ああいう会見をさせてしまったことに関して、2人に深くお詫びします」と宮迫と亮への謝罪を表明。さらに契約解消といった処分を撤回する意向を示し、今後より一層コンプライアンスを徹底していくことを宣言していた。また、岡本社長は自身と同社の代表取締役会長である大崎洋氏(65)の給与を1年間50%減俸すると発表。“ケジメ”をつけたかのように見えたが、会見内での“ある発言”によってさらなる窮地に立たされているのだ。冒頭のパワハラ発言についての真意を聞かれた岡本社長は膠着していた打ち合わせの雰囲気を変えるべく「冗談で言った」と説明。また「クビにするぞ」と言ったことは認めるも、一連の発言は「和ませるつもりだった」と釈明したのだ。この発言には批判が殺到。ネット上では《いじめ経験者であれば「冗談のつもり」という言い訳が一番許せないはず》《これが許容されるのなら、この世にパワハラという概念が一切存在しないことになるな》《いじめっ子が言う「遊びのつもりだった」って常套句と同じじゃん》《言われた側は冗談に受け取れなければそれはパワハラなんだよ》と怒りを露わにする人が続出。さらには、吉本所属の芸人からも厳しい声があがっている。平成ノブシコブシの徳井健太(38)は《非常に残念です》。学天即の奥田修二(37)は《芸人は、本気と冗談を見分けられます。だから芸人なんやもん》とそれぞれTwitterに投稿。麒麟の田村裕(39)はTwitterに真顔の顔写真をアップするという無言の抵抗を見せていた。火中の栗を拾うどころか、火に油を注ぐ結果となった今回の会見。このまま冗談で済ますことはできないだろう――。
2019年07月23日吉本興業は18日、お笑いコンビ、ザ・パンチのパンチ浜崎が反社会的勢力と接触したとして注意をしたと、公式サイトで発表した。サイトでは、「パンチ浜崎に関しまして、弊社に対し反社会的勢力との接触に関する情報提供があったところ、パンチ浜崎本人から、『昨年、知人の別荘に遊びに行き、海水浴場の海の家で飲食した際、入れ墨の入った複数の男性からビールをご馳走になりました。その御礼を伝えた際に流れで記念撮影に応じたのですが、その後不安になりその場を離れたということがありました』との報告を受けましたので、弊社としましては、パンチ浜崎に対し、気をつけるように注意を行いましたことを報告させて頂きます」と伝えた。パンチ浜崎は、反社会的勢力のイベントに事務所を通さない闇営業で参加したとして謹慎処分を受けている。
2019年07月19日吉本興業と北海道下川町が、SDGs推進における包括連結協定のもと、オリジナル吉本新喜劇『しもかわ森喜劇』と品川庄司・品川ヒロシが監督する下川町を舞台とした新作映画の製作を決定。12日、大阪・イエスシアターで概要発表記者会見が行われた。『しもかわ森喜劇』は10月12日に公演予定。下川町の住民と作るオリジナルで、出演者、スタッフ、衣装、小道具なども共同で作成するほか、下川町役場のスタッフが2カ月半の吉本新喜劇研修をスタートさせるなど、すでに実現へ向けて進行しているという。吉本新喜劇のすっちーは、吉田裕がメインだと説明。その吉田は「下川町に活気が出るよう少しでも協力できたら」と抱負を語り、下川町の印象については「人が温かい」と話した。その後、下川町政策推進課 しもかわ森喜劇プロジェクトリーダーの佐藤将平氏が本気で新喜劇制作している証拠を見せるということで、本家2人で乳首ドリルを披露したあと、佐藤氏も挑戦。その奮闘ぶりに会場からは拍手と笑いが起こった。品川ヒロシが監督する下川町を舞台とした新作映画の紹介の場面では、品川が「空気がきれい、緑もきれい」と下川町の印象を告白。また、東京で挫折して故郷の下川町に帰ってきて、心を取り戻していく28歳の青春ストーリーであることを明かし、脚本が現在半分くらい進んでいること、撮影の3分の2は下川町で行われることなども説明。そして、「下川町の人にもなるべく出てほしいと思う」と構想を語った。そして、「地域映画といっても映画自体がおもしろくないといけない、下川町の地域映画というよりおもしろい映画を下川で撮る、それを全国の人に見ていただけるように努めていきたい」と語る品川。さらに、シンガソングライターを目指して上京したものの、地下アイドルをやることになり、それもパッとせず……という主人公であると説明し、オーディションではなく、出てほしいと思っている意中の人がいることも明かした。なお、映画公開時期、規模については明かさなかった。北海道下川町長の谷一之氏は「新喜劇、映画と、下川町にとっては驚くことばかり、これから住民の皆さんに感動、感激が広がっていくのではと大いに期待している」と語った。※写真=オフィシャル写真
2019年06月12日6月6日、吉本興業所属の芸人らが首相官邸を表敬訪問した。安倍晋三首相(64)が今年4月に吉本新喜劇へサプライズ出演したことへの“お礼”として実現した今回の訪問。各メディアによるとすっちー(47)をはじめ、吉田裕(40)や池乃めだか(75)といった吉本芸人たちが持ちネタをいくつも披露。芸人たちに負けじと安倍首相も「この前、松竹新喜劇に出させていただいて……」などとジョークを飛ばすなど、官邸は始終和やかなムードだったという。しかし、一部からは「そんなことをしている場合なのか?」といった声があがっている。というのも与党は現在、100日あまりも予算委員会の集中審議を拒み続けているのだ。集中審議とは国政で問題になっているテーマについて質疑を行うというもの。それを100日あまり拒否しながらも、官邸では芸人を歓迎した安倍首相の姿勢に批判が集まっている。立憲民主党の蓮舫議員(51)はTwitterで《もう何をしてもいい。 誰に会おうと、解散風をもてあそぼうとも、安倍総理らしいとしか見えない。 が、なぜ、予算委員会を開かないのか。 なぜ、国会には出席したくないのか》と怒りをあらわにしていた。ネット上でも批判の声が噴出している。《これもう、スキャンダルの類じゃなかろうか。衆参両院の予算委員会審議拒否している自民党総裁が公邸でお笑い芸を楽しんでいるんだよ》《お笑い芸人呼んで楽しむ暇があるなら、国会に出てこい 予算委員会の審議拒否3ヶ月って、それでも行政府の長かよ 公文書改ざん、国の経済の根幹に関わる統計データ不正、恥を知れ》《予算委員会で議論する暇はないが、吉本の芸人と戯れる暇はあるという安倍首相。ふざけるな。国会を、国民を愚弄するにもほどがある》立憲民主党・逢坂誠二議員(60)は5日、Twitterで与党とのやりとりを明かしている。与党側から審議を拒否する理由について《一般の委員会で質問できるているから十分。予算委の必要はない》と返答があったという。国民の怒りは笑えないところまできている――。
2019年06月08日