次に地球で見られるのは5千年後といわれている、『ネオワイズ彗星』。2020年3月に発見された新彗星であるネオワイズ彗星は、7月現在、見頃を迎えています。ネット上にはネオワイズ彗星を撮影した写真が数多く投稿されており、中でも、KenKen(@KenKenPhoto)さんが撮影した2枚が、映画『君の名は。』のようだと話題に。雨天が続く中、奇跡的にとらえたネオワイズ彗星をご覧ください。なんとか撮れたネオワイズ彗星が思ってた以上に『君の名は。』でした昨日も天気微妙でしたが、雨続きで今までもこの先もチャンスがなさそうだったのでトライしました!次は5000年後!?(愛媛県大洲市・昨晩撮影) #ネオワイズ彗星 #NEOWISE #C2020F3 #彗星 #東京カメラ部 pic.twitter.com/C7TCdQAsMj — KenKen (@KenKenPhoto) July 17, 2020 愛媛県大洲市にある綱掛岩の後ろを流れる、ネオワイズ彗星。まるで物語が始まるかのような、はたまたクライマックスを迎えるかのような、ドラマティックな瞬間です。【ネットの声】・シチュエーションが、とっても感動的です!・現実の光景とは思えないぐらい素敵。・想像以上に『君の名は。』で心を奪われた…。国立天文台によると、ネオワイズ彗星は、7月後半では夕方の北西の低い空に見えるようになるとのこと。前述した通り、ネオワイズ彗星が次に見られるのは5千年後のため、ぜひこの機会にあなたも7月の夜空を見上げてみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年07月18日一部の映画館で上映が再開したことをうけ、興行通信社が約1か月ぶりに動員ランキングを発表した。5月16日、17日の全国映画動員ランキングは、千眼美子が霊能者として悩みを解決していく新作映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密−The Real Exorcist−』が第1位になった。2位以下には新旧作品が並ぶ異例の結果になった。2位は『天気の子』、3位は公開19週目の『パラサイト 半地下の家族』、4位は公開9週目の『一度死んでみた』が入った。旧作品では『君の名は。』が5位に、『シン・ゴジラ』が6位に並んでいる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『心霊喫茶「エクストラ」の秘密−The Real Exorcist−』2位『天気の子』3位『パラサイト 半地下の家族』4位『一度死んでみた』5位『君の名は。』6位『シン・ゴジラ』7位『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』8位『弥生、三月-君を愛した30年-』9位『AKIRA IMAX版』10位『ミッドサマー』
2020年05月18日新海誠最新作『天気の子』が、1月15日に北米1019館で公開を迎え、25日までの10日間の成績は、7.2億円と好スタートを切ったことが分かった。日本では、昨年7月19日に全国359館448スクリーンで公開初日を迎えた本作。通常の上映に加え、ファンからの熱い声援に応える形で4D版上映も行われ、観客動員数は1000万人を突破、興行収入は140.5億円を記録、2019年でNo.1の興行収入となった。海外では、前作『君の名は。』の公開規模を上回る140の国と地域で公開。今回の北米スタートでは、第3位の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を抑え、初登場2位を記録(第1位は『1917』)、初日2日間で興行収入3億円を突破。その後、公開規模は400館ほどに縮小したものの、『君の名は。』の勢いを超え好成績。ロッテントマトでは観客スコア95%フレッシュを獲得している。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2020年01月27日アニメ&ドラマ化もされた「精霊の守り人」シリーズで知られる上橋菜穂子による「鹿の王」のアニメ映画化のスタッフ情報が明らかになった。またイメージカットビジュアルも到着した。強大な帝国にのまれていく故郷を守るために戦う戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を助け、育てることに。一方、移住民だけが罹るとうわさされる病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。感染から生き残った男と、命を救うため奔走する医師。過酷な運命に立ち向かう人々の“絆”の物語――。上橋氏の新たな代表作「鹿の王」は、2015年の本屋大賞を受賞し、シリーズ累計190万部を突破した話題作。強大な帝国が支配する世界で、謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”。その病から多くの命を救おうと、奔走する医術師。父と娘の絆、そして運命的な出会い。壮大な世界観の中に、緻密な医療サスペンスと感動のストーリーが組み込まれた冒険小説となっている。3月に「Production I.G」がアニメ映画として製作を発表すると、原作ファンやアニメファンから多くの反響があった本作。そんな中今回、新たな製作スタッフが発表された。監督を務めるのは、『もののけ姫』の作画監督に大抜擢後、『千と千尋の神隠し』や『君の名は。』の作画監督を担当した安藤雅司。今回初の監督を務めるほか、キャラクターデザイン、作画監督も担う。そして、共同監督として『千と千尋の神隠し』では監督助手、『伏 鉄砲娘の捕物帳』で映画初監督を務めた宮地昌幸が安藤監督と共に映画を作り上げていくほか、「ハイキュー!!」シリーズや「僕だけがいない街」の岸本卓が脚本を担当、豪華スタッフが集結した。『鹿の王』は2020年9月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年12月10日大ヒット公開中の新海誠監督最新作『天気の子』が、インドでのプレミア上映が実施され、新海監督が現地入り。その様子のレポートが届けられた。全国359館448スクリーンで公開されるやいなや、運命に立ち向かう少年少女の姿、新海監督が世界へ投げかけるセンセーショナルなメッセージ、そして圧倒的な映像美と心震わす音楽が紡ぎ出す“新海ワールド”が話題となり、幅広い世代が劇場に殺到。前作『君の名は。』と同様に、2回、3回と劇場に詰めかけるリピーターが続出し、日本中を席巻している。公開前から140の国と地域での配給が決定し、トロント国際映画祭への正式出品、さらに米アカデミー賞の日本代表に選出されるなど、世界中から大きな注目と期待を集めているのが本作だ。インドでは、ムンバイ、デリーをはじめとする全国30都市で、10月11日(金)から公開されることが決定(配給会社:Vkaao/興行会社:PVR Cinemas)。日本映画がインドの劇場で一般公開されること自体が異例であり、過去にインドで一般公開された作品は、『万引き家族』『ドラゴンボール超 ブロリー』の2作品のみだ。『天気の子』は日本のオリジナルアニメ映画として、初の一般公開となる。インドでは『君の名は。』が人気を博し、今年の2月にインターネット上で『天気の子』のインド公開を求める署名活動が起こり、5万人を超えるファンの署名が集まった。その声が新海監督本人や東宝の海外配給担当者、現地配給会社買い付け担当者の耳に届き、署名活動に応える形で公開が決定。人口13億人を超えるインドは、年間映画製作本数(約2000本)と年間映画観客動員数(約20億人)が世界1位。さらに映画市場は年間24億ドルを超える、正真正銘の“映画大国”だ。多くのインド人が娯楽として映画を愛し、物語だけでなく歌と踊りを楽しむインド映画、通称ボリウッドは、世界の映画産業を牽引している。初のインド訪問となる新海監督は、9月27日(現地時間)に実施されたインドプレミアに合わせて現地入り。上映を前に「インド上映は現地の若者たちによる署名活動のおかげで実現しました。インドの若者たちが日本の映画から何を得てくれるか、彼らの反応を楽しみにしています」と期待を膨らませていた。プレミア上映会場となったのは、インドの首都・ニューデリーにあり、いま1番人気のショッピングモールにある劇場“サケットセレクトシティウォークPVRcinema”だ。インド7都市で開催される“インド日本映画祭”の開幕も兼ねており、当日は全席招待、劇場内の複数スクリーンでインドファン合計約1000人が『天気の子』を鑑賞した。当日は場内満席の大盛況で、「shinkai!shinkai!」というコールが響き、異様な熱気が場内を包み込む中、上映前の舞台挨拶に登場した新海監督は、待ちわびたファンたちの大喝采と歓迎の拍手で迎えらた。興奮と歓声がやまない中、監督は「皆さんの署名活動のおかげでインドに来ることができて、心から幸せです。本当にありがとう。インドという日本からとても離れた国で、文化も異なり、さまざまな価値観を持つ皆さんに、『天気の子』をどんなふうに楽しんでいただけるのか、心から楽しみにして来ました。皆さんの心の中に、少しでもこの映画が何かを残すことができたら、とても幸せに思います。どうか映画を楽しんでください」と語った。翌日は、インド上映のきっかけとなった、『天気の子』のインド公開を求める署名活動を始めた、現地の男子高校生Divishth Pancholi(パンチョーリ)君と新海監督がご対面。歓迎の花束を渡す感無量のpancholi君に新海監督は、「署名活動をしてくれて本当にありがとう!」と感謝を伝え、『天気の子』の感想や、将来の夢など、監督がpancholi君を質問責めに。最後は、いつか東京で再会し、監督自ら映画の舞台を案内することを約束した。対面を終えた新海監督は、「パンチョーリ君の熱意と行動力によって、この先日本とインドのアニメ―ション映画の形が少し変わるかもしれないし、日本の映画産業の形が少し変わるかもしれない。心から凄いことだと思います」と語った。インドプレミアを終えた新海監督の感想は下記。■新海誠監督インドの観客の熱量に、本当に驚きました。国民性のようなものかもしれませんが、インドの観客は、全力で「自分はとにかく楽しむんだ!」という非常に前のめりの姿勢で映画を観ているのが印象的でした。あんなふうに映画を観ながら笑って泣いて、僕の名前を呼び大歓迎をしてくれて、一緒に鑑賞していて逆に感動をもらいました。映画を作っていて良かったと思わせてもらえるような瞬間を、インドでいただけたような気がします。日本のアニメーション映画がインドで劇場公開されることはほとんどないことですが、今回それがひとりの若者の署名から実現しました。これをきっかけに、アニメ―ション映画の形が少し変わるかもしれないし、日本の映画産業の形が少し変わるかもしれない。パンチョーリ君の熱意と行動力がまさに“世界の形を変えてしまう”ようで、心から凄いことだと思います。『天気の子』全国公開中
2019年09月30日RADWIMPSは、映画『天気の子』主題歌5曲のフルヴァージョンを収録した「天気の子 complete version」を、2019年11月27日(水)にリリースする。社会現象を引き起こした映画『君の名は。』の新海誠監督による新作アニメーション映画『天気の子』。興行収入100億円を超え、更なる快進撃を続ける本作の全ての音楽を担当しているのが、前作『君の名は。』と同じくRADWIMPSだ。今回は映画『天気の子』主題歌5曲の音源をフルヴァージョンで収録。大盛況のうちに幕を閉じたRADWIMPSの横浜アリーナ公演にて初披露された「グランドエスケープ feat.三浦透子」をはじめ、これまで“Movie edit (劇中サイズ))”で発表されていた楽曲の全容が本作で明らかになる。なお、新海誠監督が映画『天気の子』の本編映像を編集し、監督自らが新たに描き下ろしたカットも使用している「グランドエスケープ feat.三浦透子」のミュージックビデオが、10月26日(土)21:00にYouTubeでプレミア公開された。同内容は、「天気の子 complete version」にも収録される。完全生産限定BOXには、主題歌5曲の英語歌唱ヴァージョンと、新海誠監督が映画『天気の子』を編集し新たに制作した「グランドエスケープ feat.三浦透子」のミュージックビデオも収録。これに加え、RADWIMPSの撮り下ろしカットや、映画『天気の子』場面カットで構成されたスペシャルアートブックが付属する豪華な内容となっている。また、映画『天気の子』のヒットを記念して、2016年の発売当時に即完売したアルバム「君の名は。」初回限定盤の復刻発売が決定。12月には、「天気の子」のアナログ盤の発売も予定されている。【作品情報】RADWIMPS「天気の子 complete version」発売日:2019年11月27日(水)■完全生産限定BOX(CD+DVD+ARTBOOK) ※スペシャルボックス仕様価格:7,500円+税・CD収録内容「グランドエスケープ feat.三浦透子」を含む映画『天気の子』主題歌5曲のフルサイズ音源、及び『天気の子』主題歌の英語歌唱ヴァージョンを収録。※7/19リリースのアルバム「天気の子」の楽曲は収録されていない。・DVD収録内容新海誠監督が映画『天気の子』の映像を編集し新たに制作した「グランドエスケープ feat.三浦透子」のミュージックビデオと、「愛にできることはまだあるかい」MVを収録。・アートブックRADWIMPSの撮り下ろしカットと映画『天気の子』の場面カットで構成されたスペシャルアートブック付属(180mm×202mm)。■通常盤(CDのみ)価格:1,800円+税・CD収録内容「グランドエスケープ feat.三浦透子」を含む映画『天気の子』主題歌5曲のフルサイズ音源を収録。※7/19リリースのアルバム「天気の子」の楽曲は収録されていない。※『天気の子』主題歌の英語歌唱ヴァージョンは通常盤には収録されていない。「君の名は。」初回限定盤(CD+DVD+BOOK) 復刻発売発売日:発売日:2019年11月27日(水)価格:6,400円+税
2019年09月12日新海誠監督作の『天気の子』が、2020年2月9日に開催される、第92回アカデミー賞授賞式の「国際長編映画賞」ノミネート候補作品の日本代表に選ばれた。「The Hollywood Reporter」が報じた。今後、ノミネート入りを目指す。「国際長編映画賞」は、今年までは「外国語映画賞」という名称だったが、グローバルな映画製作コミュニティにおいて「外国」という言葉を使うのが時代遅れであるとの理由で、来年から変更になった。新海誠監督作は、『君の名は。』が第89回アカデミー賞授賞式の「長編アニメ賞」でノミネート候補に挙がったことがある。今回はアニメ、ドキュメンタリー映画も参加可能な「国際長編映画賞」でのエントリーで、日本のアニメがこの部門でノミネート候補となったのは、宮崎駿監督の『もののけ姫』以来だという。北米では『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』などのジブリ作品や『海獣の子供』など、数多くの日本の作品を配給してきた「GKIDS」が配給を担当する。『天気の子』は9月にトロント国際映画祭の「スペシャル・プレゼンテーション部門」に出品されることも決定している。(Hiromi Kaku)■関連作品:君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年08月27日8月22日、アニメ映画「天気の子」の興行収入が100億円を突破したと報じられた。観客動員数は750万人を記録しているという。日本映画史上、興行収入が100億円を超えた作品は「千と千尋の神隠し」や「南極物語」などの10作のみ。2016年に大ヒットした新海誠監督(46)の作品「君の名は。」も100億円を達成しており、「天気の子」はそれに次ぐ日本映画の大台突破。近年では、2作品連続で新海作品となる。「君の名は。」と同じく緻密な作画の予告映像、そして人気ロックバンドRADWIMPSが再び劇中歌を作成するなど公開前から話題となっていた同作。7月19日に公開されてからも勢いは止まらず、1カ月あまりのハイスピードで100億円突破の快挙を成し遂げた。この朗報に、SNSでは次々と祝福の声が上がっている。《おめでとうございます!100億超えると思ってた!》《(ヒロインの)陽菜さんの誕生日にこんなことが起きるなんてミラクルだね》《もう一回観に行きたい。150億にも期待》映画ファンの盛り上がりを受け、新海監督はツイッターで「映画を支えてくれたスタッフの皆と、映画を観てくださった750万人の方々に心から感謝いたします」と、喜びをあらわに。RADWIMPSのメンバー、野田洋次郎(34)は感謝とともに「引き続き『天気の子』をよろしくお願いします!」とコメントした。同作はロングラン上映が予想される大人気映画で、コラボカフェや舞台挨拶などのイベントもまだまだ開催中だ。興行収入のさらなる伸びに期待が隠せない!
2019年08月22日新海誠監督の最新作『天気の子』が、公開から34日間で観客動員750万人、興行収入100億円を突破したことが分かった。7月19日(金)に全国359館448スクリーンで公開されるやいなや、運命に立ち向かう少年少女の姿、新海監督が世界へ投げかけたセンセーショナルなメッセージ、そして圧倒的な映像美と「RADWIMPS」による心震わす音楽が紡ぎ出す“新海ワールド”に、幅広い世代が劇場に殺到。初日からわずか3日間で興行収入16.4億を突破し、『君の名は。』対比128.6%を記録する大ヒットスタートを切っていた。『君の名は。』同様に2回、3回と劇場に詰めかけるリピーターが続出し、性別・年齢を問わず真夏の日本列島を席巻。公開から1か月経った現在でもその勢いは衰えず、驚異的なスピードで動員を伸ばしてきた中、8月21日(水)までの34日間で観客動員751万9,350人、興行収入100億7334万4,500円を記録。日本映画で興収100億を突破したのは、同じく新海監督の『君の名は。』(’16年)以来3年ぶり。今年2019年の日本映画興行収入No.1を獲得しており、歴代日本映画興行収入ランキングトップ10入りも果たしている(※興行通信社調べ)また、世界からも注目を集めており、公開前から140の国と地域での配給が決定していたが、第44回トロント国際映画際への出品に続いて、さらに超異例となるインド公開が決定するなど、『天気の子』前線は日本を越え、世界中に広がっている。『天気の子』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年08月22日新海誠監督最新作『天気の子』が、週末映画ランキングで3週連続1位を獲得し(※8月5日現在/興行通信社調べ)、本日8月5日(月)にも18日間で観客動員440万人、興行収入60億円を突破することが判明。新たに「RADWIMPS」による主題歌「大丈夫(Movie edit)」を使用した、心を震わす胸熱シーンを紡いだ特別映像が解禁となった。7月19日(金)に全国359館448スクリーンで公開されるやいなや、運命に立ち向かう少年少女の姿、新海監督が世界へ投げかけたセンセーショナルなメッセージ、そして圧倒的な映像美と心震わす音楽が紡ぎ出す“新海ワールド”が話題となり、初日3日間で興行収入16.4億を突破し、『君の名は。』対比128.6%を記録するなど、大ヒットスタートをきった本作。『君の名は。』同様に2回、3回と劇場に詰めかけるリピーターが続出し、性別・年齢を問わず真夏の日本列島を席巻中。公開から3週経ってもその勢いは衰えず、驚異的なスピードで動員を伸ばし、初日から8月4日(日)までの17日間で動員433万6,897人、興収59億846万6,600円を記録。8月5日(月)に観客動員440万人、興行収入60億円を突破する見込みという。この大ヒットを記念し、「RADWIMPS」の主題歌のひとつ「大丈夫(Movie edit)」を使用した特別映像が解禁。これまで、全5曲の主題歌のうち「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子」が使用されてきたが、この度、初めてファンの間では神曲と名高い「大丈夫(Movie edit)」が本編映像と共に登場。「RADWIMPS」野田洋次郎が最初に脚本を読んだ段階で「愛にできることはまだあるかい」と一緒に書き上げた楽曲で、劇中でも重要な場面で流れるものとなっている。『天気の子』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年08月05日前作『君の名は。』から3年ぶりとなる、大ヒット公開中の新海誠監督最新作『天気の子』。この度、大ヒットを記念し、RADWIMPSの主題歌のひとつ『大丈夫(Movie edit)』を使用した特別映像が新たに公開された。本作は、7月19日に全国359館448スクリーンで公開されるやいなや、運命に立ち向かう少年少女の姿、新海監督が世界へ投げかけたセンセーショナルなメッセージ、そして圧倒的な映像美と心震わせる音楽が紡ぎ出す“新海ワールド”が話題となり、幅広い世代が劇場に殺到。初日からわずか3日間で興行収入16.4億を突破し、『君の名は。』対比128.6パーセントを記録するなど、またしても新たな金字塔を打ち立てることが期待できる大ヒットスタートをきった。連日さまざまなメディアで取り上げられ、『君の名は。』と同様に2回、3回と劇場に詰めかけるリピーターが続出し、年齢、性別を問わず、真夏の日本列島を席巻する『天気の子』。公開から3週経ってもその勢いは衰えず、週末映画ランキングでV3を達成し(※8月5日現在/興行通信社調べ)、驚異的なスピードで動員を伸ばしているのだ。そして、ついに公開から本日8月5日までの18日間で、観客動員440万人、興行収入60億円を突破する見込みとなっている。まさしく今夏No.1、そしてアニメーション史に刻まれる1本となった。公開された特別映像は先に述べたように、RADWIMPSの主題歌のひとつ『大丈夫(Movie edit)』を使用したもの。公開後初出しとなる、8月9日(金)から新たに全国の劇場で流れる後報だ。これまで、全5曲の主題歌のうち『愛にできることはまだあるかい』『グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子』が使用されてきたが、この度初めて、ファンの間では神曲と名高い『大丈夫(Movie edit)』が本編映像とともに登場。野田洋次郎が最初に脚本を読んだ段階で「愛にできることはまだあるかい」と一緒に書き上げた楽曲で、劇中でも重要な場面で流れる。この映像は、帆高(醍醐虎汰朗)、陽菜(森七菜)、須賀(小栗旬)たちの熱い叫びが、『大丈夫(Movie edit)』の音楽・歌詞とシンクロして心を打つ、夏らしい疾走感溢れるものに仕上がっており、既に映画を鑑賞した方が見ても感動がよみがえる。何度でもまた観たくなる『天気の子』の世界と描かれるメッセージ。この夏、新海監督が世界へ贈る最高のエンタテインメントを、劇場で目に焼き付けて欲しい。『天気の子』全国公開中
2019年08月05日前作『君の名は。』からの怒涛の3年を経て、さまざまな思いを詰め込んだ新作映画『天気の子』が完成。「良いことも悪いこともありました」。そう語る新海誠監督の想いを聞きました。日本国内のみならず、世界をも感動させた映画『君の名は。』。国内で1900万人以上が観たというその事実は、新海誠さんの中でもかなり大きな出来事だったよう。「正直ちょっと、桁の違う観客との出会いでした。最初は、熱狂の中にいて幸せだったんです。でも観客数が増えるに従って、面白かったという声と同じくらい…いや、それ以上に批判のほうが耳に入るようになって。有識者がメディアであれこれ書いているのも読みましたし、それこそ外で飲んでいるときに批判的な声が聞こえてくることもあった。もちろん皆さんお金を払って観ているわけですから批判する権利はあります。ただ、想像もしていなかった視点からの批判や、映画によって傷ついてしまった人からの意見というのは、予想もできていませんでした」そんな経験の中で、次の映画をどのようなものにするかを思案していたとき、考えた選択肢は2つあったそう。一つは『君の名は。』を観て怒った人たちが怒らない映画にする。もう一つは逆に、彼らがもっと怒るような映画にする。新海さんが選択したのは、後者でした。「人はたぶん、どうでもいいことには怒りませんよね。もし僕の中に何か作家性のようなものがあるとしたら、そこに彼らを怒らせた何かがあるんだろう、と。ならばそこをもっと追求したいと思い、『天気の子』の制作に取り掛かりました。まあ僕は、あまのじゃくなのかもしれません(笑)」その思いの延長線上に見つけたのが、10代の、『君の名は。』の瀧と三葉と同じくらい若い主人公とヒロインでした。「もともと僕はアニメーションをはじめとするエンタメは、悩める10代の人のためのメディアだと思っていて。なので、思春期の人たちが共感できる同世代のキャラクターを出すことは、僕の作品作りの前提条件の一つです。それから『君の名は。』に関して批判を浴びたとき、僕は“社会”から何かを言われたような気持ちになっていたんですが、ただよく考えれば“社会”というのは概念であり、いろいろ言っているのは、その中の個々人なんですよね。SNSなんかを見ていても、毎日誰かがどこかで揉めていて。人はそれを眺めて娯楽として消費している場合もあるし、正義感から立ち向かうこともあるだろうけれど、でもそれもある種の消費の形であって。そういう状況を見ていると、人間って、随分と原始的な生き物であり、同時に社会ってなんて窮屈なんだと改めて感じさせられて。そのときに、この、僕が感じている社会に対する憂鬱や憂慮を物ともせず、軽々と乗り越えて別の場所に走っていく、そんな人たちを描きたいと思いました。そしてそれはきっと、“今”を一生懸命生きている10代の若者たちだろうと。そこから帆高と陽菜という二人が生まれました」『天気の子』の舞台は、数か月も雨が降り続けている東京。劇中の須賀のセリフを借りるなら、〈狂った天気〉の世界。’16年あたりから、昔に比べて天候が変わってきたと思うことが増えた、と監督は語ります。「僕は今まで作品の中で、日本の季節の移り変わりとして、あるいは情緒的な表現として雨を描いてきましたが、でもどうもここのところ雨は情緒的なものではなく、備えるもの、準備をしなければならないものに変わってきた実感があって。“今年の夏は大変に暑くなります。命に関わるかもしれないので、気をつけて”とか、“命に関わる寒波が来ます”とか、よく聞くようになりましたよね。たぶん僕だけじゃなくて、たくさんの人が気候変化を実感しているのでは、と思ったとき、これをエンターテインメントの形にして何かが言えるのではないかと考えたことが、天気をテーマにしようと思ったきっかけです。’11年の震災以降、穏やかな時代は一度途切れてしまったのかもしれない、という気持ちもあります。その中で、映画監督という立場の自分が何ができるのか。その矜持もあります」今作で描かれるのは、雨に濡れて色が変わっていく東京の風景と、晴れ女という役割を担った天野陽菜の“祈り”で晴れていく、雨上がりの空。雨の東京は切なさとやるせなさ、晴れた空には清々しさが溢れていて、どちらも違う美しさがあり、胸が打たれます。「僕自身が雨が好きか…?大好きなわけではないですが、部屋で一人で雨の音を聞いたりするのは好きです。水たまりに雨が落ちて広がる波紋も好きだし、雨が塗り替えていく街の色も結構好き。あ、あと雨の日の夜って、特に人を内省的にさせますよね。普段考えないようなことを考えたり、ちょっといいことが思い浮かんだり…。孤独と雨って、意外と相性がいいのかもしれません。でも、“天気が狂ってるね”と言うのは、“その前の天気”を知っている世代の人間であり、今しか知らない10代の人たちにとっては、正直きっと、別にどうでもいいんだと思うんです。そういう人を描くことで、たぶん僕自身もスッとできると思ったし、僕が思う窮屈さの背中を笑って蹴飛ばしてくれるような気がしたんですよね」しんかい・まこと1973年生まれ、長野県出身。’02年、個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。’16年に公開された『君の名は。』で、国内外で数々の映画賞を受賞。『天気の子』家出少年の帆高と、天気を操り、晴れにできる不思議な能力を持つ少女・陽菜が、東京の歌舞伎町で出会う。天気の調和が狂っていく時代の中で、運命に翻弄される少年と少女が生き方を“選択”する、切なく美しい愛の物語。全国東宝系で公開中。©2019「天気の子」製作委員会※『anan』2019年8月7日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2019年08月03日『君の名は。』の新海誠監督の最新作『天気の子』が公開されている。本作は雨が降り続く東京の街で出会った家出少年の帆高と、祈ることでほんの少しの間だけ天気を晴れにすることのできる少女・陽菜の物語を描いているが、新海監督は「この映画では帆高たちに憂鬱や窮屈さを飛び越えてほしかった」という。本作で彼らはどんな困難に出会い、どうやってそれを飛び越えていくのだろうか?新海監督はほぼ独力で制作した短編『ほしのこえ』で2002年に監督デビューを果たし、そこから着実にファンを増やしてきた。2016年に公開された前作『君の名は。』で新海監督はそれまでとは比較にならないほどの数の観客に出会ったが、自分が創作を始めた頃と現在では「自分の考える観客像は少しずつ変わってきている」という。「SNSの存在は大きいです。『君の名は。』以前と現在では、世の中の成り立ちや透明度のようなものが違っていて、SNSによって世界が異様に透明なものに見えてきてしまっている。常に誰かが消費されている。それは政治家もそうだし、有名人もそうですし、一般の人も含めてそうですよね。僕自身もそういう対象になり得ることもあるだろうし。こんなにも息苦しい世界で現在の10代、20代の人は暮らしているのかと思うし、僕自身も苦しくなるような窮屈さを感じている。その時に、その窮屈さを飛び越えてしまうような少年少女を描きたいと思ったんです」家出してひとりで東京にやってきた帆高と、幼い弟とふたりで東京で暮らしている陽菜は居場所がなく、必死に生きているだけなのに少しずつ追いつめられていく。劇中では“天気”がモチーフになっているが、これも新海監督が感じたことを表現する上で重要な役割を果たしている。「子供の頃から温暖化が起きる、気候変動があるんだと繰り返し言われていて、僕は人間は何とかするんだろう、自分が大人になる頃には何とかなっているんだろうなと思っていたんです。でもここ数年で、はっきりと気候の変動期に入っている気がする。結局は止められなかったし、結局は変えられなかった、結局は何もしなかった。そして結局、本当に変わってしまった。その原因の一端には確実に自分たちの日常の生活があるんだけど、気候変動の話は大きすぎて、個人でできることは、ほとんど無に等しい。何かやりようはあるのかもしれないですけど、割と無力感の方が先に立つんですよね」しかし、本作の主人公たちは誰かが犠牲になってしまう現実や、物事を変えられない無力感に飲み込まれたり、大人の諦めや憂鬱に追随したりすることなく、全力で進んでいく。「これは無責任かもしれないですけど、この映画では帆高たちに憂鬱や窮屈さを飛び越えてほしかったんです。そこには僕たちの憂鬱を彼らに押し付けたくないという気持ちもあります。ただ同時に、自分と関係のないところで変わったのではなくて、自分がやったんだと感じる主人公でいてほしかった。その上で、大人の憂鬱と関係のないところで若い子には健やかに生きてほしい気持ちがある。だから、自分にはできないことを帆高たちには背負わせてしまっている感覚があるんですけど、そういう映画を世の中に出すことで、見えてくる風景があると思ったんです」『天気の子』の主人公たちは物語を通して何を引き受け、どんな風に憂鬱や窮屈さを飛び越えるのだろうか?そして彼らの跳躍を目にする観客に見えてくる景色は一体、どんなものだろうか?監督が「王道とは少し違うところで、見終わった後に意見が分かれる」と語る本作はこの夏、大きな話題を呼びそうだ。『天気の子』公開中
2019年08月01日7月19日(金)より公開中の新海誠監督最新作『天気の子』が、第44回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品決定した。前作『君の名は。』は社会現象を巻き起こし、いま最も世界から注目を集めるアニメーション監督・新海誠。そんな新海監督の『君の名は。』から3年ぶりとなる新作『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語を描いている。公開前から140の国と地域での配給が決定するなど、世界中から大きな注目を集める本作は、日本では初日からわずか3日間で興行収入16億を突破し、『君の名は。』(興収250.3億円)対比で128.6%を記録と好スタートを切った。そんな中、ついに本作が世界へ!出品が決定したトロント国際映画祭は、ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ規模の来場者数32万人を集める、北米最大の映画祭。米アカデミー賞の前哨戦として広く知られ、近年では最高賞となる観客賞を受賞した『ラ・ラ・ランド』『グリーンブック』などが米アカデミー賞を受賞している。今回『天気の子』が選出されたのは、昨年『万引き家族』も出品された、世界を代表する映画作家の作品を集めた「スペシャル・プレゼンテーション部門」。最高賞・観客賞の選考対象だ。なお、これまで北野武監督の『座頭市』が観客賞を受賞しているが、本映画祭にアニメーション作品が選出されるのは稀。邦画としてはジブリ作品以来。日本では好成績でスタートしたこともあり、世界中の期待がさらに高まったようだ。『天気の子』は全国東宝系にて公開中。「第44回トロント国際映画祭」は9月5日(木)~9月15日(日)開催。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年07月24日「わたしはかわいい顔をしていないし、かわいい振る舞いもできない……あ~あ、もっとかわいく生まれてきたかった」とあなたが思っていても、じつは彼は、あなたのことをかわいいと思っていたりします。なぜなら、男って、見慣れたらかわいいと思うからです。見慣れないうちは「え?」と思っても、見慣れたら「この子、かわいいじゃん」と思うんです。見慣れてもかわいいと思わない女子は、自分で自分のことを「どうせわたしは」と卑下している女子に限られます。というのが、男子が言う「かわいい女子」の定義なわけですが、ほかにも定義はあります。以下にご紹介しましょう!■ 自分が過去になくした「もう半分の自分」を彼女に見れば「かわいい」と思うたとえば、お勉強ばかりしてきた男子が、自分とは真逆のヤンチャな女子のことをかわいいと思うケースがあります。彼に好みの女子のタイプを聞くと、ヤンチャとはほど遠いお嬢様系の女子を挙げるのに、彼は実際にはヤンチャな女子のことをかわいいと思う。これはなぜか?彼が過去に(たとえば幼少期に)、じつはヤンチャな性格を持っていたからです。がしかし、彼は小学校受験をきっかけにヤンチャな性格を捨てて(捨てることを親に強制され)、超マジメになった。つまり、ヤンチャな女子とは、彼にとって「過去になくしてしまったもうひとりの自分」なわけです。■ 男子はルックス以外のところで「かわいい」を判断しているこのようなことは、たとえば新海誠監督の作品に描かれています(『君の名は。』とか)。新海監督の映画に出てくる男女は、自分が過去になくした自分に敏感です。だから相手に、過去の自分を投影するタイプの恋愛を繰り広げます。過去になくした自分とは、ひとりではありません。複数人います。先の例でいえば、彼はヤンチャな自分を過去になくしました。同時に、受験競争の荒波にもまれているうちに、他者にやさしくする自分をなくしました。また、他人の目を気にせず行動できる潔さをなくしてきました。男子は、見た目のかわいさだけではなく、女子の内面も見ていて、そこに自分が過去になくした自分を見つけられたら、その女子のことをかわいいと思って好きになるのです。過去の自分とは、自分のことだから、だから彼はかわいいと思うのです。■ 「ルックスがかわいい」は「かわいいね。それで?」ということなので、ルックスがかわいい女子や、女子っぽい洋服を着てかわいい女子は、男からすれば「うん、たしかに君はかわいいね、で、それで?」としか、じつは思っていないということです。ルックスや洋服など目に見えるところをかわいくして、それで意中の彼と付き合えたという女子は、じつは目に見えるところをかわいくしたというのは、ひとつのきっかけに過ぎないということを知っておくべきです。そのきっかけが理由で、彼はあなたに興味をもち、ゆえに、あなたの内面に「なくしてしまったもうひとりの自分」を彼が見た、ということなのです。■ おわりに男が思う「かわいい女子」とは、過去になくしてしまったもうひとりの自分のことである、という説を、じつは昔からここで紹介したいと思っていました。が、それをどう書けばいいかわからず、また、そういうことを書いても誰も共感してくれないどころか、「まったく理解できない」と言われかねないなと思っていました。がしかし、新海作品がこれだけヒットしているのだから(とくに『君の名は。』)、過去になくした自分を恋愛対象に投影する恋愛のスタイルは、多くの人がじつは心のどこかで理解しているのではないかと思い、勇気を出してご紹介した次第です。男子がいう「かわいい」は、「僕が過去になくしたもうひとりの僕が、君の中に見える」という意味なのです。(ひとみしょう/作家)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月24日世界から最も注目を集めるアニメーション監督・新海誠の最新作『天気の子』が、7月19日(金)よりついに公開。初日3日間で『君の名は。』対比128.6%となる16億円超えの興行成績を記録したことが分かった。興収250.3億円を記録した前作『君の名は。』から3年ぶりの最新作となる本作。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語が描かれる。約2,000人が参加したオーディションから選ばれた主人公・帆高役の醍醐虎汰朗とヒロイン・陽菜役の森七菜のフレッシュなコンビ、さらに小栗旬、本田翼、吉柳咲良、倍賞千恵子、平泉成、梶裕貴などの豪華キャスト陣が集結。音楽は、『君の名は。』で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞し、今回再タッグが実現した「RADWIMPS」。今作では新進気鋭の女性ボーカリスト・三浦透子も参加し、「愛にできることはまだあるかい」など5曲の主題歌と26曲の劇伴が作品を彩る。全国448スクリーンにて公開され、7月19日(金)~21(日)までの初日3日間で115万9020人を動員、16億4380万9400円の興収を記録。『君の名は。』対比128.6%となる興収成績となっている。東宝が行ったパソコンと携帯を使ったweb初日アンケート結果によると、年齢別客層は20代が33.7%、ティーンが25.5%、30代が13.1%、40代が12.2%となり、若い世代が圧倒的多数(ティーン52.4%、20代35.3%)だった『君の名は。』に比べ、年齢層が広がっていることが伺える。鑑賞動機(複数回答可)としては「新海誠監督作品だから」が49.4%、「『君の名は。』が好きだから」が37.2%、「映像の美しさに期待して」30.1%、「ストーリーが面白そうだったから」29.5%、「RADWIMPSが音楽を担当しているから」13.8%と続く。「映画館やDVD等で『君の名は。』を観ましたか」には95.4%が「観た」と回答しており、前作の記録的大ヒットから、新海監督の新作に期待した観客が映画館に駆けつけているようだ。また、映画レビューサイト「coco」にはすでに鑑賞した方からの声が続々と寄せられており、生活に身近な天気や“100%の晴れ女”を描いた本作のテーマに「ちょうど梅雨が長引く今年の天気にぴったりというミラクル」「今年の天候が完全に映画に味方してた」とのコメントが。「どの画も美しく、音楽との絶妙な世界観に感嘆」「相変わらず映像が美しく、音楽がよくて素晴らしい。よく知っている場所の風景が多かったのもうれしい」「生命感を吹き込んだかのような水滴の表現、スケール感や立体感も存分に感じられる映像世界が素晴らしい」「IMAXの上映に耐えられる映像も相変わらずスゴいんですが、この天候も描写するのか!という驚きも」「映像表現の到達点」など、雨や雲などの天候を繊細に表現する圧倒的な映像と「RADWIMPS」による音楽について触れる声が相次いでいる。さらに、「これは賛否が分かれると監督が言っていたのも納得!」との指摘も。「新海節フルパワー」「尋常じゃない作家性の洪水」「新海誠監督が世に送り出した究極のセカイ系映画!」「セカイ系の到達点と言っても良いのでは」「世界の内側に守りたいセカイがあった。青春映画としての正統さよ」と、壮大なスケールの風景描写の中で繰り広げられるボーイミーツガールと彼らの葛藤の描写に定評のある“新海ワールド”が大全開となっているようだ。『天気の子』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年07月22日“ぴあ”調査による2019年7月19日、20日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、『君の名は。』の新海誠監督の新作『天気の子』が第1位になった。出口調査では「『君の名は。』を観てファンになったが、その期待を超えてくるような作品だった」と話す人も。20代を中心に、小学生から80代までの観客から支持を集める結果になった。『天気の子』は、家出して東京にやってきた少年・帆高と、祈るだけで雨空を青空に変える不思議な力をもった少女・陽菜の物語。天候の調和が狂っていく時代を舞台に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択する姿が描かれる。劇場には夏休みを迎えた小・中学生も来場しており、上映後のアンケート調査では「ずっと感動して泣いてた」(10歳)、「帆高が助けに行くシーンはカッコよくて感動した」(11歳)、「泣けた。隠し要素があって見つけきれてないから何回も観て探したい」(12歳)、「ストーリーはすごく感動した。最後にもう1段階あったら……と感じたので、そう想像させるような新海監督の思惑がある映画なんだと思った」(12歳)などの感想が寄せられた。一方、大人からは「画も話もそう来たか!とビックリした。観たことのない画にワクワクした」(31歳)、「予想外の結末で最後まで目が離せなかった」(33歳)、「着眼点がおもしろくて、現実にないとは言えないところがいい。いろいろな方面から見ることで見え方も変わってくる作品」(52歳)、「観終わった後に“人との出会いは運命ではなく必然である”ということを強く感じた」(49歳)、「ふだん目にしている風景が映像になっているので、身近な出来事のように感じた」(40歳)などの声があがった。また、「登場人物は若いが、どこか今の自分にも繋がりのあるような内容に思えた」(49歳)、「アニメだから子供向けかと思いきや、大人でも楽しめる映画で、ふたりだけの世界ではなく、いろいろな人の想いが描かれていてよかった」(80代)と話す人もいた。(本ランキングは、7/19(金)、7/20(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年07月22日『君の名は。』の新海誠監督の最新アニメーション映画『天気の子』で2000人を超えるオーディション参加者の中から主人公の家出少年・帆高と天気を操るヒロイン・陽菜のボイスキャストに選ばれた醍醐虎汰朗と森七菜。興行収入250億円という途方もない数字を積み上げた『君の名は。』の次の作品とあって、周囲の期待は高まるが、10代のふたりはどのようにこの状況を受け止め、何を感じているのか?天候の調和が狂った東京で出会った、離島から家出してきた少年・帆高と、祈ることで空に晴れを呼ぶ不思議な能力を持つ・陽菜。その能力を使って、晴れを届ける仕事を始めたふたりだったが、文字通り世界を変えるほどの大きな運命に巻き込まれていくことになる。事前に試写会が行われず、詳しい物語は謎に包まれたまま。新海監督自身「賛否を呼ぶことになる」と予告する本作だが、醍醐は帆高を演じた身として「僕にとって、この物語はハッピーエンド。帆高や陽菜の目線を通して、いろんなことを感じると思うし、見終わってプラスの方向に感情が動く映画だと思います」と語る。森は「身構えなくても映画が勝手にいろんな感情に連れて行ってくれる作品」と評し、新海作品が持つ魅力をこう説明する。「風景描写とか登場人物の悩み、人間関係などがすごくリアルなんですが、そこに現代アニメの表情だったり、現実離れした大きなテーマが重なり合っていく。現実離れした出来事が自分の近くにあるように感じさせてくれる構成で、アニメであることの意味を感じさせてくれると思います。帆高と陽菜が抱える漠然としたモヤモヤは、誰もが理解できるし、彼らが出会うことでふたりも変わり、世界も変わっていく。ふたりを見て、自分も行動したら、何かが変わるんじゃないか?と思えるんです」『君の名は。』に続いてRADWIMPSが音楽を担当する。ふたりはアフレコ以前に音楽を耳にしており、役を演じる上で、確実に音楽に背中を押されたという。もともと、RADWIMPSのファンだったという醍醐は初めて本作の楽曲を聴いた時について「神だな……と思いました(笑)」と振り返る。「野田(洋次郎)さんの歌詞って『誰も端っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろう?』(『有心論』)とか常人じゃ思いつかないなと思うんです。映像との調和という点でも『君の名は。』で、新海監督の映像×RADWIMPSの音楽が気持ちよくて、僕自身、その快感にやられて何度も映画館に行きました。今回も『ここ!』という気持ちいいタイミングで歌が流れて、登場人物たちの気持ちを代弁してくれてる。『愛にできることはまだあるかい?』というフレーズはすごく強いですよね」森は、RADWIMPSの音楽に「いつも心の温度を高めてもらった」と明かす。「(アフレコが)始まる前に、いつもメロディや歌詞を思い出して挑んでいました。“怖くないわけない でも止まんない”(主題歌『グランドエスケープ』)というフレーズがすごく好きで、そのシーンは現実離れしてるんですが、歌詞が観ている方と陽菜と帆高の距離を近づけるハシゴになってくれている気がします」本作だけでなく、醍醐も森も話題作への出演が続くが、ふたりともプレッシャーに押しつぶされるどころか、まさに“怖くないわけない でも止まんない”というフレーズそのまま、期待やワクワクに満ちている。醍醐は「最初のうちはあれこれ考えた」と明かしつつ「プレッシャーと緊張感は違うんだって気づいて、自分が考える必要のないこと、考えてもしょうがないことは考えないという割り切りを覚えた」と語り、森も「次の作品になったらどうなるかわかんないけど……」と前置きしつつ「あれこれ自分から考えなくとも、周りの人から『次の新海作品のヒロインでしょ?大変そうだね』とか言われるので(苦笑)、最初のうちはいろいろ考えてたけど、次第に『自分が陽菜』だという自覚と決意が芽生えて、そういう言葉に『はい。大丈夫です』と言えるようになりました。新海さんが『陽菜は七菜ちゃん以外考えられないから』と言ってくださったのが自信になったと思います」彼らの思いを乗せた作品はどこにたどり着くのか?ほどよい緊張感と期待を抱えて、いよいよ幕が開ける。『天気の子』公開中取材・文・写真:黒豆直樹
2019年07月20日新海誠監督の最新作『天気の子』がいよいよ本日から公開になる。本作は国内興収250億円超えの大ヒットを記録した『君の名は。』に続く作品だが、新海監督はあえて同じような作品ではなく“攻め”の姿勢で新作に挑んだようで、監督によるとその結末は「王道とは少し違うところで、見終わった後に意見が分かれる」ものになるという。本作の主人公は、東京にやってきた家出少年の帆高と、祈るだけで空を少しの間だけ晴れにできる少女・陽菜。雨が続く東京の街で偶然に出会ったふたりは、想像もしなかった事件に巻き込まれ、それぞれが自身が進むべき道を選択していく。本作は新海監督とスタッフがクオリティ重視で作業を進めたため、映画の完成はギリギリになった。その結果、試写会などは開催されず、日本中の観客が本日一斉に完成した作品を鑑賞することになっている。新海監督はその作業のほぼすべてをたったひとりで手がけた『ほしのこえ』で熱狂的なファンを生み出し、次々に新作を発表する中で着実にファンを増やしていった映画作家だ。『君の名は。』はそれまでに培った技術や美学を引き継ぎながら、長編を見せきる構成にこだわって脚本が執筆され、腕ききのアニメーターたちを集めた画づくりを行うなど制作体制を強化。監督のこだわりと信念、そして大画面に映える画/音づくりが見事に融合して大ヒットを導きだした。しかし、新海監督は最新作では過去に囚われることなく“攻め”の姿勢で新たな物語を語ろうとしている。主人公のふたりの声はオーディションで新人の醍醐虎汰朗と森七菜を抜擢。前作に続いて田中将賀がキャラクターデザインを、RADWIMPSが音楽を担当しているが、スタジオジブリ出身の田村篤が新たに作画監督を手がけ、『言の葉の庭』ぶりに滝口比呂志が美術監督に就任。これまでの新海作品を手がけたメンバーと新たな才能が混ざり合う形で創作が進められたようだ。本作は一体、どんな内容なのか? 意見が分かれる結末とは? 事前に情報がほとんど公開されなかったが、逆にいえば新鮮な気持ちで作品に向き合える絶好のチャンスでもある。毎年、夏のこの時期は超大作・シリーズ作がひしめきあうが、その中で最も注目を集め、最も感想や意見が飛び交う作品になりそうだ。『天気の子』公開中
2019年07月19日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」は、新海誠の監督作品『天気の子』『君の名は。』とコラボレーションした「新海誠作品コレクションUT」を、2019年7月15日(月・祝)に、国内ユニクロ大型店などで発売する。2019年7月19日(金)に公開される映画『天気の子』と、新海誠の代表作『君の名は。』に共通するテーマである“空”をカラーコンセプトに、Tシャツを展開。それぞれ同じ空を描きながら『天気の子』では“昼”を、『君の名は。』では“夕暮れ”を表現している。新海誠ならではの、こまやかなタッチのグラフィックに注目だ。『君の名は。』モデルでは、物語の鍵となる“組紐”を取り入れたデザインや、“お前は誰だ?”と書かれたメモのダイナミックなプリントなど、作品の世界観を象徴的に表すデザインを採用している。尚、Tシャツは全てメンズサイズでの展開ではあるが、ユニセックスで着用可能なデザインに仕上げられているので、男女ともに着て楽しむことができる。【詳細】ユニクロ「新海誠作品コレクションUT」発売日:2019年7月15日(月・祝)販売店舗:国内ユニクロ大型店およびオンラインストア価格:1,500円+税柄数:全7柄(天気の子 3柄/君の名は。 4柄)展開サイズ:メンズ XS-4XL ※XS, XXL-4XLはオンラインストアのみで展開
2019年07月04日新海誠監督の最新作『天気の子』の製作報告会見が7月2日、六本木・東京ミッドタウンホールAで行われ、新海監督をはじめ、2000人参加のオーディションで主演声優を勝ち取った醍醐虎汰朗と森七菜、共演する本田翼、主題歌と劇伴を担当したRADWIMPS(野田洋次郎、 桑原彰、武田祐介)、川村元気プロデューサーが出席した。新海監督にとっては、国内興収250億円超えの大ヒットを記録した『君の名は。』(2016年公開)以来の長編アニメーション。天候の調和が狂っていく時代に、東京からやって来た家出少年の帆高(醍醐)と、「祈るだけで空を晴れにできる」不思議な力を持つ少女・陽菜(森)が自らの生き方を“選択”する。今月19日に全国公開を控える本作だが、現時点でも作品は完成しておらず、新海監督は「お恥ずかしい話ですが、今もスタッフ一丸となって、全力で作業中。なかなかシビれる状況です」と進捗報告。それでも「とてもいい状態のフィルムが出来上がっている。エンターテインメント作品として、絶対に損はさせない」と自信を示し、「その上で、東宝の夏休み映画としては、王道とは少し違うところで、見終わった後に意見が分かれるかなと。いろいろな疑問を投げかける内容になっている」と謎に包まれた全ぼうを垣間見せた。この発言に『君の名は。』に続くタッグを組んだ野田は、「脚本を読ませてもらい、新海さんらしさと同時に、意外性も感じた。もうちょっとわかりやすくマスに向かうのかと思ったが、すごく攻めていて、賛否を巻き起こすんだろうなと。そこにグッと来たし、より好きになりました」と語り、「だからこそ、この作品を通して、僕が出せるものは全部出そうと決めた」と全幅の信頼を寄せていた。「まだ完成した作品を見ていないが、愛について考えさせられ、家族や友人、身近にいる人を大切にしようと気づかせてくれる作品。プレッシャーもあったが、僕にとっては人生のターニングポイントになった」(醍醐)、「新海監督の優しい言葉に包まれながらのアフレコだった。自分も新海監督の作品の歴史に参加できたのかと思うと、うれしさがこみあげる」(森)とフレッシュな主演2人は感慨しきり。本田は「アニメーションなのに、空気まで感じるのが新海監督の魅力。本当に細部までこだわり、(空気感を)醸し出しているのがすごいなと思いました」と話していた。本作は東宝初の試みとして、封切り日の7月19日午前9時から、上映全劇場359館にて初回一斉上映を実施。また、全世界140の国と地域に向けた配給も決定している。映画『天気の子』スペシャル予報()取材・文・写真:内田 涼『天気の子』7月19日(金)全国公開
2019年07月02日新海誠監督の日本映画史に残る超大ヒット作『君の名は。』が6月30日(日)今夜テレビ朝日系でオンエア。番組内では新海監督最新作『天気の子』の冒頭シーンも公開されるほか、Twitter、AbemaTVでは実況特番企画も実施される。ゲーム会社でムービー制作などを手掛けながらデジタルアニメーションを制作、ほとんどの工程を個人でこなした『ほしのこえ』が高い評価を受け、新世代のアニメクリエイターとして注目された新海監督。2016年8月に公開された本作は国内興行収入250億円を突破し、2016年の興行収入1位、さらに日本映画史上歴代2位という大記録を打ち立て、日本のみならず、台湾、香港、タイ、中国、韓国などアジア圏でも公開され、ハリウッドでは実写映画化も決定するなど歴史的作品となった。田舎暮らしの女子高校生・三葉(上白石萌音)と東京に住む男子高校生・瀧(神木隆之介)の心が時空を超えて入れ替わる。夢だと思っていた田舎と都会での暮らしが現実の出来事だと知り、最初は拒絶していた2人だがいつしかお互いの存在を意識し始める。だが2人の入れ替わりにはある秘密があった。三葉と瀧は出会うことができるのか…という物語。『ちはやふる』『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』などの上白石萌音と、俳優だけでなく『千と千尋の神隠し』など数々の人気作で声優としても活躍する神木隆之介がW主演。「RADWIMPS」の主題歌「前前前世」も感動を盛り上げてくれる。今回のオンエアでは新海監督の3年ぶりとなる最新作『天気の子』の冒頭シーンも公開。同作は離島から家出し東京にやってきた森嶋帆高が、怪しげなオカルト雑誌のライターとして働くなかで、都会の片隅で弟とふたり、明るくたくましく暮らす少女・天野陽菜と出会う。彼女には祈るだけで空を晴れにできる不思議な能力があった――という物語。舞台「弱虫ペダル」で注目された期待の新星・醍醐虎汰朗が帆高を、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」などの森七菜が陽菜を演じるほか、小栗旬、本田翼、梶裕貴、倍賞千恵子、平泉成らが声優として出演する。『天気の子』は7月19日(金)より全国東宝系にて公開。『君の名は。』は6月30日(日)21時~テレビ朝日系でオンエア。Twitter、AbemaTVでは特別番組「君の名は。ノチ天気の子実況特番」を実施。こちらは20時45分~Twitter&AbemaTV(天気の子チャンネル)にて配信。(笠緒)■関連作品:君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年06月30日大ヒット映画『君の名は。』の地上波放送にて、『天気の子』の映画冒頭シーンが初解禁されることが明らかに。同日、特番の生放送も決定した。『天気の子』の公開を記念し、再放送される『君の名は。』は、東京に住む少年・立花瀧と、山深い田舎町に住む少女・宮水三葉が入れ替わるという出来事から始まる壮大な物語を描いた大ヒット作だ。今回、この『君の名は。』TV放送で『天気の子』の映画冒頭シーンが公開されると共に、同日20時45分より特別番組「君の名は。ノチ天気の子実況特番」を生放送!「Twitter」と「AbemaTV」の共同企画となっており、『君の名は。』で声優を務めた神木隆之介と上白石萌音、そして『天気の子』のメインキャスト醍醐虎汰朗と森七菜が出演。地上波放送の『君の名は。』の内容とリアルタイムに連動しており、“オリジナル・オーディオコメンタリー”として両方を同時に楽しめる。番組出演が決定した神木さんは「すごく楽しみです!映画『天気の子』の色んなお話や、どんな方達なのかも、萌音ちゃんと一緒にどんどん探っていきたいと思います!ぜひ一緒に楽しみましょう!!」と呼びかけ、上白石さんも「なんという眼福耳福。新海ファミリーの居心地の良さを存分に味わいたいと思います。とてもとても楽しみです!」と今回の企画を喜んだ。そして『天気の子』キャストの2人も「『君の名は。』を瀧と三葉を演じたお二人と一緒に見られる日が来るとは思いませんでした。ワクワクしすぎて、遠足前の小学生みたいに前日寝られなくならないように気をつけます」(醍醐さん)、「あの『君の名は。』を、神木隆之介さんと上白石萌音さんと一緒に見られるなんて一生に一度!!今からワクワクしています」(森さん)と当日が待ち遠しいと語っている。加えて、「AbemaTV」では期間限定で「天気の子チャンネル」を開設。特別番組放送後の23時30分より、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』『星を追う子ども』と、新海誠監督作品を一挙放送する。『君の名は。』は6月30日(日)21時~テレビ朝日系にて放送。特別番組「君の名は。ノチ天気の子実況特番」は6月30日(日)20時45分~Twitter&AbemaTV(天気の子チャンネル)にて配信。『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』『星を追う子ども』は6月30日(日)23時30分~AbemaTVにて一挙放送。『天気の子』は7月19日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開星を追う子ども 2011年5月、全国にて公開© Makoto Shinkai/CMMMY言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開© Makoto Shinkai/CoMix Wave Films君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年06月25日新海誠監督の『君の名は。』以来3年ぶりとなる最新作『天気の子』が7月19日(金)より公開されるのを記念して、新海監督が2007年に手掛けた『秒速5センチメートル』が6月21日(金)深夜、テレビ朝日で放送される。かつては大勢のスタッフが手作業で作画、彩色、背景美術などを制作、1枚1枚を撮影し繋ぎ合わせることで生み出されてきたアニメーションが、デジタル技術の普及とともに1人でも作成できるようになるなか、00年代に入ると個人でアニメを発表するクリエイターたちが生まれてきた。新海監督も2002年に監督・脚本・演出・作画・美術・編集などほとんどの工程を自身で行ったフルデジタルアニメーション『ほしのこえ』で第6回文化庁メディア芸術祭特別賞をはじめ様々な賞を受賞したことで大きな注目を集めるように。新海監督はその後、初の長編となる『雲のむこう、約束の場所』を発表。続いて2007年に公開されたのが本作『秒速5センチメートル』となる。『桜花抄』、『コスモナウト』、『秒速5センチメートル』からなる連作アニメーションである本作。物語は小学生のタカキとアカリが特別な想いを抱きあうも、卒業と同時にアカリの引越しにより離れ離れになってしまう。中学生になり文通を重ねる2人だが、今度はタカキも鹿児島への転校が決まる。引っ越す前にアカリに会おうと、大雪の中タカキはアカリの元へ向かうが…。時は過ぎ、種子島で高校3年生になったタカキは、同じクラスのカナエに好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。カナエにとってタカキは、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる――というもの。本作の公開から9年後の2016年に公開された『君の名は。』が興行収入250億を超えるメガヒットを記録、世界でも評価され一躍国内外から熱い視線を浴びることになった新海監督が、満を持してお届けする最新作『天気の子』が7月19日(金)から全国公開。高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高が出会った一人の少女・陽菜には不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」。少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語が描かれる。前作『君の名は。』も6月30日(日)に放送が決定するなか、本作を鑑賞することで新海ワールドのルーツをたどり、改めて『天気の子』の公開に備えてみて。『秒速5センチメートル』は6月21日(金)26時50分~テレビ朝日で放送。(笠緒)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開
2019年06月21日小栗旬、本田翼、梶裕貴らが出演することでも話題の新海誠監督最新作『天気の子』の世界最速上映が決定。また本作の公開を記念して、前作『君の名は。』が6月30日(日)に放送されることも明らかになった。『天気の子』世界最速上映!7月19日(金)に全国公開を迎える『天気の子』だが、ファンからの「早く観たい!」という声に応え、初日7月19日(金)午前0時に上映を開始する“世界最速上映”が決定!TOHOシネマズ 新宿、TOHOシネマズ 梅田にて、合計2000名様(各1000名様)がいち早く観ることがでできる。なお、本作は公開間際まで製作が行われているため、公開前の試写会などが予定されていない。そんな中の世界最速上映のチケットは争奪戦となること間違いないだろう。チケットは6月19日(水)正午~6月23日(日)23時59分まで、ローソンチケットにて抽選販売が行われる(※劇場窓口での販売はなし)。現在、鋭意制作中の新海監督は「この2年半、観客の皆さんに映画を手渡す日をただただ楽しみに、制作を続けてきました。ついに心待ちにしていた日です。『天気の子』を楽しんでいただけることを、心から願っています」とコメントしている。社会現象化! 『君の名は。』が地上波放送最新作の公開を記念して、2016年公開の大ヒット作『君の名は。』を放送。国内興行収入250億円を突破、2016年の興行収入1位、日本映画史上歴代2位という大記録を打ち立てた本作は、田舎暮らしの女子高校生・三葉(cv.上白石萌音)と東京に住む男子高校生・瀧(cv.神木隆之介)が、夢の中で互いの身体が“入れ替わる”という不思議な体験を繰り返すうち、いつしか恋に落ちていく…というストーリー。昨年1月に地上波初放送された際には、世帯視聴率17.4%、タイムシフト視聴率11.7%、総合視聴率26.3%と、総合視聴率・タイムシフト視聴率の公表開始した2016年10月以降に放送された映画ジャンルの番組の中で、過去最高の記録となった(※世帯、関東地区ビデオリサーチ調べ)。まだまだ! 6月は新海作品がずらりそして『君の名は。』放送にあたり、誰もが通り過ぎゆく日常をすくい取った連作アニメーション『秒速5センチメートル』(’07)、本格ジュブナイル・アニメーション『星を追う子ども』(’11)、入野自由&花澤香菜が出演する万葉集の一篇から始まる“孤悲(こい)”の物語『言の葉の庭』(’13)も一挙オンエアする。(cinemacafe.net)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開星を追う子ども 2011年5月、全国にて公開© Makoto Shinkai/CMMMY言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開© Makoto Shinkai/CoMix Wave Films君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年06月09日2019年4月13日、BEAST出身、現Highlightのメンバー、イ・ギグァンが東京でソロコンサート「LEE GIKWANG LIVE 2019 [I] in JAPAN」を開催!兵役まであと5日という時期に行われたメモリアルなコンサートの昼公演をレポートします。文・小泉咲子【ペンになってもいいですか!?】vol. 97豊洲PiTで行われた今回のコンサート。その特徴は、新曲がとても多かったことと、MCにたっぷり時間を割いていたこと。兵役まであと5日ということで、ギグァン自身が制作した曲と彼の思いが詰まった言葉が、ファンへの最高の贈り物になった。情熱的な真っ赤な衣装で登場したギグァンがオープニング曲に選んだのは、日本初公開となった「She’s Bad」。しなやかな肉体から繰り出される、流れるようなダンスでファンの心をがっしり掴んだ。今年発表したミニアルバムと、コンサートのタイトルにもなっている『I』からは、「Lonely」「Don’t Close Your Eyes」「Mood」「Missing You」の全4曲を披露。「入隊を控え、かっこいい姿を見せたい」と思い準備したアルバム。「全曲で作詞作曲、大部分の振付を手掛けました」と語ると、その努力を称えるかのように温かい拍手が起こった。すると「一生懸命、生きてきました」と日本語でチャーミングに返すギグァン。日本語については「独学で勉強して、軍隊から戻ってきたら違う次元のギグァンを見せる」と宣言!「やると言ったらやる男です。できないかもしれないですが、努力はしてみます」と笑わせた。クール&セクシーな「Don’t Close Your Eyes」はリード曲だけあって、ファンの掛け声もバッチリ。MV撮影前夜にお気に入りの靴を履いていこうと靴箱を開けた瞬間、腰を痛めてしまったエピソードを明かした。しかし、そこはさすがプロ。「苦痛に耐えながら、みなさんの笑顔を想いながら完成させました」今回のコンサートでは新曲もたくさん披露。新鮮なセットリストでファンを沸かせた。その多くは、デジタル配信で届けると語っていた通り、新曲のひとつ「Nothing」はコンサート後にさっそく公開された。同じく新曲の『I’m Down』は、日本のアニメ映画『君の名は。』からインスピレーションを受けたそう。「R&Bテイストの曲を作ろうとしたんですが、どこかで聴いたことのあるようなものになってしまい、普段からサントラを聴いている『君の名は。』から受けたインスピレーションを取り入れてみたら、いい感じに仕上がったんです。ポカンと穴が開いているというか、僕が感じた “空白の美” をみなさんにも感じ取ってもらえたら」イ・ギグァン名義のファーストソロアルバム『ONE』のタイトル曲、「ONE」が始まると、「君と一緒にする新しい春を待っているよ」と書かれたスローガンによるサプライズイベントが行われた。歌の途中にも関わらず、腰をかがめてじっくり見入るギグァンの顔に笑みがこぼれた。最後の挨拶でも、スローガンに使われた “春” という言葉が、とても印象的。「入隊まであと5日。急に言い出すと時間がないような気がしますね。僕が心から思うのは、みなさんとお会いする時間を持てたことが、何よりの幸せです。僕は春に生まれたので、春が好きです。日本で気分良く桜も見られ、美しい春に入隊します。こうして過ごしている大切な時間を美しい記憶として残してください」会場からは、ファンのすすり泣く声も聞かれたが、本人は柔和な笑顔のままコンサートを締めくくった。そして、4月18日、入隊したギグァン――。次に会える春がやってくるのが、今から待ち遠しい。©Around US ENTERTAINMENT CO.All Rights Reserved.
2019年04月26日7月19日(金)より全国公開される新海誠監督の最新作『天気の子』の音楽を、RADWIMPSが担当することが決定。ベールに包まれていた本作の本篇映像、そして、主題歌のひとつであるRADWIMPSの新曲を使用した予告篇がこの度公開された。新海監督とRADWIMPSがタッグを組み、社会現象を巻き起こした『君の名は。』から3年。新作『天気の子』も前作同様に、映画の大切なシーンでRADWIMPSが書き下ろした複数のボーカル曲と、劇中音楽が使われる予定だ。本作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、不思議な力を持つ少女・陽菜。ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。再タッグで生まれた新曲のタイトルは、『愛にできることはまだあるかい』だ。新海監督はこの楽曲を受け取ったことで「これは作るべき映画になると強く思えた」と語る。公開された予告篇は、新海監督が自ら編集したもので、空や雨など、美しく繊細に描かれた新海ワールドに、RADWIMPSの詩(うた)とメロディーが彩りを加え、最新作のテーマを最大限に引き出した映像に仕上がっている。監督が今作をRADWIMPSにオファーしたのは2017年8月頃。両者は前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、前作以上に緻密で妥協のない作業が今もなお繰り返されている。あわせて、RADWIMPS、新海監督のコメントが公開された。■RADWIMPS今回、新海誠監督の『天気の子』で音楽監督を務めさせて頂きます、RADWIMPSです。2017年の夏、不意に監督から「脚本を読んでもらえませんか?」というメールを頂きました。僕は「喜んで読ませて頂きます」と返事をしました。そこから僕たちの『天気の子』の物語が始まりました。現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させて頂き、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています。新海監督は最初に仕事をした時と何も変わらず、誰よりも真っ直ぐに純粋に頑固に、時に不器用に作品と向き合っています。そして各セクションのスタッフが目下全力でそんな監督を支えています。再び新しい冒険をご一緒させて頂けることを誇りに思います。たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を観てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。ぜひ、楽しみにしていて下さい。■新海誠『君の名は。』公開からちょうど1年となる2017年8月26日に、書き上がったばかりの『天気の子』の脚本を洋次郎さんに送りました。最初は音楽オファーのつもりでもなかったのですが、この脚本から洋次郎さんの頭の中にどんな音が聴こえてくるのかを、個人的にどうしても知りたかったのです。その後『愛にできることはまだあるかい』を受け取って、「これは作るべき映画になる」と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと、洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました。RADWIMPSと再び一緒に映画を作るにあたって最初に話したのは、「お互い初めましての気持ちでやりましょう」ということと、「前回とは違うことをやりましょう」ということでした。同じことはやらず、でももっと面白いものを。一度一緒に仕事をしているからこそ、僕たちは『君の名は。』を踏まえた上で、さらに良いものを観客に届けることができるはずだと考えました。それは映画本編も同じです。前作とは違うもので、でももっと驚きと昂奮の詰まった作品にすべく、今はスタッフ全員で奮闘しています。新しい物語と音楽を、楽しみにお待ちいただければとても嬉しいです。『天気の子』7月19日(金)全国公開
2019年04月10日人気グループ「RADWIMPS」が、大ヒット映画『君の名は。』に続いて『天気の子』で再び新海誠監督とタッグを組み、全ての音楽を担当することが分かった。併せて、主題歌を使用した予告編も到着した。2017年8月頃、新海監督が「RADWIMPS」にオファーし始まったという今回。彼らは前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、また前作以上に緻密で妥協のない作業がいまもなお繰り返されているそう。そして本作も前作同様、映画の大切なシーンで「RADWIMPS」の書き下ろした複数のボーカル曲と、劇中音楽が使われる予定だ。「RADWIMPS」は「現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させて頂き、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています」と制作状況を明かし、「たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を観てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。ぜひ、楽しみにしていて下さい」とコメントを寄せている。そして今回到着した予告篇にも使用されている、主題歌の一つである彼らの新曲のタイトルは、「愛にできることはまだあるかい」。新海監督が自ら編集したこの映像では、印象的な雨のシーンをはじめ、美しく繊細な映像美が広がっている。今回「RADWIMPS」にオファーした新海監督は「『君の名は。』公開からちょうど1年となる2017年8月26日に、書き上がったばかりの『天気の子』の脚本を洋次郎さんに送りました。最初は音楽オファーのつもりでもなかったのですが、この脚本から洋次郎さんの頭の中にどんな音が聴こえてくるのかを、個人的にどうしても知りたかったのです」と言い、「その後『愛にできることはまだあるかい』を受け取って、『これは作るべき映画になる』と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと──洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました」と語っている。『天気の子』は7月19日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年04月10日アニメーション映画監督・新海誠監督のオリジナル作品全7作を上映する「新海誠監督特集 2019」が、東京・「下北沢トリウッド」で開催。期間は、2019年4月6日(土)から5月6日(月・祝)まで。今年でオープン20周年を迎える「下北沢トリウッド」は、新海誠監督が2002年に『ほしのこえ』で商業デビューを果たした場所としても知られるムービーシアター。また、そのデビュー作を今なお上映している唯一の映画館でもある。今回はそんな新海誠監督作品と馴染みの深いこの劇場で、同監督の最新作『天気の子』の公開に先駆けた、オリジナル全7作品の特集上映を実施。初期作品『彼女と彼女の猫』『ほしのこえ』から、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『君の名は。』といった近年の代表作までが大スクリーンに蘇る。さらに期間中は、全7作品を1日に一挙上映するスぺシャルな企画も。新海誠監督の軌跡を、美しいアニメーション映像と共に辿ってみてはいかがだろう。【詳細】「新海誠監督特集 2019」期間:2019年4月6日(土)~5月6日(月・祝)場所:下北沢トリウッド住所:東京都世田谷区代沢5-32-5 シェルボ下北沢2FTEL:03-3414-0433(受付:営業時間内/火曜日定休) <上映作品>『彼女と彼女の猫』(2000/5分)、『ほしのこえ』(2002/25分)、『雲のむこう、約束の場所』(2004/91分)、『秒速5センチメートル』(2007/63分)、『星を追う子ども』(2011/116分)、『言の葉の庭』(2013/46分)、『君の名は。』(2016/107分)価格:・『彼女と彼女の猫』+『ほしのこえ』一律 600円・『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』 一般・シニア 各作品1,000円/大学生以下 各作品800円・『君の名は。』 一般・シニア 1,300円/大学・専門 1,000円/高校生以下 800円※詳しいスケジュールや料金は劇場HP参照※『彼女と彼女の猫』『ほしのこえ』は続けての上映■割引情報・当日3作品以上鑑賞した人は合計金額から300円引き(別日での利用は不可、割引の併用不可)・トリウッド20周年を記念して、同い年(1999年生まれ)の20歳の人は各作品100円引き(身分証要持参)
2019年03月22日筋肉芸人のパイオニア、サバンナの八木真澄さんと、アメリカへ筋肉留学までした、なかやまきんに君。「ザ☆健康ボーイズ」の名でユニットを組む二人が、和気あいあいと、時に真面目に、筋肉談議!――おふたりが筋トレにハマったきっかけは?八木:僕は、小6の頃、肥満児やったんですよ。160cmで80kgもあったんで、ダイエットとして始めたんが最初ですね。なかやま:おにぎり食べては褒められまくった時代(笑)。八木:「よく食べるね」って。筋トレと食事制限で中2の頃には173cmで65kgまで落ちて、今の体型ベースができた感じですね。なかやま:僕は、高校のバスケ部を引退して、運動不足解消でジムに通いだしたのが始まりです。――なぜユニットを組むことに?なかやま:八木さんが土下座して頼んできたんで仕方なく…。八木:誰がやねん!違うわ(笑)。なかやま:本当は、僕がNSC生だった’99年頃、深夜番組の運動対決企画に呼んでもらったんです。その対決相手が、八木さんとレイザーラモンHGさん。八木:僕がいちばん先輩で、すでに筋肉キャラでやってて、HGは新人、きんに君は無名のマッチョなNSC生。この中ならテレビの流れ上、僕が勝つはずなんですよ。なかやま:八木さんは、その番組のレギュラーでしたしね。八木:なのに、こいつ全然、手加減せんと優勝してしまった(笑)。それ以来、交流が続いてて、結婚式の2次会の余興で組むようになり、営業もやりだして。タンクトップ&短パンで、冬の営業は過酷ですよ…。北海道の陸別町というマイナス30°Cの世界でやった時なんて、食べかけのラーメンが食品サンプルみたいに立ってましたから。暖かいって言われて入った楽屋の温度が0°C(笑)。なかやま:山形県で冬に終日ロケした時、八木さんはトレンチコート羽織ってましたよね?八木:あまりの寒さに我慢できへんくて着させてもらったら、翌年、きんに君はそのままで、僕だけが代えられた(笑)。――(笑)。ザ☆健康ボーイズのネタはどうやってできたんですか?八木:ロケバス内の遊びで、筋トレクイズをお互い出し合ってたんです。「プロテインと書いて何て読む?」「神の粉」「女神の涙といえば?」「コラーゲン」って感じで。それを一本にまとめました。――八木さんは、筋肉芸人の先駆け的存在ですよね。八木:僕が始めた25年くらい前は、鍛えてる人がほんまにいなかった。プロテイン飲んでるだけで珍しがられて、「何、飲んでんねん、ステロイドか!?」って笑いになって。当時は筋肉芸人の先駆けとしてやってましたけど、今はいっぱいいるでしょ。HG、(品川庄司の)庄司、他事務所にも小島よしお、オードリーの春日…。後輩からの突き上げがすごすぎる(笑)。なかやま:八木さん、本当に筋肉キャラやってきました?昔、一緒にトレーニングした時だって、ベンチプレスが全然胸まで下がってませんでしたよ。「ベンチプレスは110kgでやってる」って言っちゃった手前、無理やりやっただけでしたよね?八木:後輩と筋トレするからには「かまさな!」と思って。普段より5kg重たいので回数も多めにやったら、1週間筋肉痛でまともに動けんかった…。左・八木真澄(サバンナ)やぎ・ますみ1974年8月4日生まれ。京都府出身。YouTubeチャンネル「YAGI TV」やSNSで情報発信中。吉本坂46『泣かせてくれよ【八木真澄(サバンナ)盤】』が好評発売中。右・なかやまきんに君1978年9月17日生まれ。福岡県出身。「ザ・プロテイン」をプロデュース。昨年『ウケる筋トレ』を上梓した。YouTubeチャンネル「ザ・きんにくTV」や「ザ☆きんにくブログ」も好評。※『anan』2019年2月20日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年02月17日