ティーエイチ プロダクツ(th products)と、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナー坂部三樹郎が監修するフットウェアブランド・グラウンズ(grounds)のコラボレーションシューズが、ティーエイチ プロダクツ取扱店舗ほかにて発売される。レザーアッパーのプレーントゥ&サンダルティーエイチ プロダクツとのコラボレーションシューズは、宝石を彷彿とさせる透明な球体で作られた厚底クリアソールを特徴とする、グラウンズの「ジュエリー」がベース。アッパーにクラシカルなレザーを組み合わせた、プレーントゥとサンダルの2型を用意する。「ジュエリー」を踏襲した厚底ソールは、それぞれの球体が足の動きに合わせて柔らかく動くよう設計されており、独特の歩き心地とグリップ感を実現。また、クッション性にも優れ、ふわりと浮いているような感覚を提供してくれる。カラーは、いずれのモデルともブラックとグレーの2色を用意する。詳細ティーエイチ プロダクツ x グラウンズ取扱店舗:ティーエイチ プロダクツ取扱店舗、ティーエイチ プロダクツ オンラインストア展開アイテム:ティーエイチ x グラウンズ 01 42,900円、ティーエイチ x グラウンズ 03 42,900円カラー:グレー、ブラック
2022年03月20日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)は、イラストレーター・フォクシー イラストレーションズ(foxy illustrations)とのコラボレーションスニーカーを発表。2021年5月21日(金)から5月23日(金)まで東京・渋谷SOCIAL TOKYOで開催される期間限定ショップほかで受注発売する。ミキオサカベ×フォクシー イラストレーションズのスニーカー坂部三樹郎とシュエ・ジェンファンによる、ファッションブランド・ミキオサカベは、国内外で高い人気を誇るフォクシー イラストレーションズとコラボレーションして、ロマンティックなデザインのスニーカーをデザイン。チェリーモチーフ“ぷっくりソール”スニーカーベースモデルは、ミキオサカベの中でも人気の高い“ぷっくりソール”のスニーカー「ジュエリー(JEWELRY)」で、今回はアッパー部分に、フォクシー イラストレーションズの書き下ろしイラストを刺繍であしらった。キュートなルックスのガールイラストに、“おいしそうな”チェリーのモチーフをミックス。上品なホワイトのアッパーに、ピンクソールを合わせたモデルと、ツヤっと光るオーロラソールの2タイプを展開する。なお、これらのスニーカーは、渋谷SOCIAL TOKYOで開催される期間限定ショップにて展開。初日の5月21日(金)には、フォクシー イラストレーションズが来店し、サイン会も行う予定だ。【詳細】ミキオサカベ×フォクシー イラストレーションズ発売日:2021年5月21日(金)受注発売・オーロラソール31,900円(税込)・ピンクソール31,900円(税込)取扱店舗:・期間限定ショップ期間:2021年5月21日(金)~5月23日(金)・ミキオサカベ公式オンラインストア期間:5月21日(金)14:00~5月30日(日) 24:00<期間限定ショップ詳細>日時:5月21日(金)14:00~20:00※18:00~20:00 来店/サイン会5月22日(土)12:00 ~ 20:005月23日(日)12:00 ~ 18:00場所:SOCIAL TOKYO住所:東京都渋谷区渋谷1-22-5 1F
2021年05月13日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の 2021-22年秋冬コレクションが「Rakuten Fashion Week Tokyo 2021 A/W」1日目の2021年3月15日(月)にワールド北青山ビルで発表された。“初心”に戻る気持ちで“独特な空間を誰もが手に入る物で作るというズレを表現したかった”と語る坂部三樹郎が用意したのは、床や階段をシルバーのシートで敷き詰めた、シンプルながらも異質な空間。そんな会場でまず最初に披露したのは、学生時代によく作っていたというジャケットアイテムだ。“未曾有の出来事によって世の中の価値観が変わっていく中で、初心に戻る気持ちでデザインした”という。スペンサージャケットはラペルに淡いピンクをのせ、テーラードジャケットには赤いチェック柄を採用するなど、クリーンな印象を残しながらもフェミニンなムードもプラスした。ファッションにプロダクトを取り込むまた、“流行によって変化していくファッションに、大きな変化を好まないプロダクトアイテムを取り込む方法を模索したい”という坂部三樹郎の想いを象徴するアイテムも散見された。その好例となるのが、機能性を追求するプロダクトアイテムで用いられることが多い、ビニール素材を用いたアイテムだ。花柄のビニール素材で仕立てられたワンピースは、随所に草花の刺繍やオーロラ色に輝くスパンコールが施され繊細な印象に仕上がっている。また、機能性を重視して作られることが多いウエストポーチも多彩なデザインで展開された。中に入れるものによって形が変わりそうなエアリーなバッグや、立体的なポケットを複数配した遊び心溢れるバッグなど、コーディネートの主役になりそうなユニークなアイテムが揃う。“ぷっくり”ソールのレザーブーツやメッシュスニーカーまた、坂部三樹郎が監修するフットウェアブランド・グラウンズ(grounds)とのコラボレーションシューズも多数ラインナップ。透明の球体で構築されたぷっくりしたソールにレザーやメッシュ素材を組み合わせたブーツやサンダル、スニーカーが披露された。中でもスニーカーは、アッパーとソールの間にネオンカラーのラインを差し込んだ、ポップなデザインが印象的だ。ドラマチックなワンピースカラーパレットは、淡いピンクやライトブルー、イエローといったパステルカラーに加えて、シックなブラックも織り交ぜた。オールブラックのワンピースやパンツは、ハリのある生地を用いてドレープを効かせたり、フリルをあしらったりなど、ロマンチックなディテールを落とし込むことで、シンプルで終わらないドラマチックなピースへと昇華させている。
2021年03月19日グラウンズ(grounds)より2021年春夏シーズンの新作スニーカーコレクション「ハイウェイ(HIGHWAY)」が登場。2021年1月28日(木)よりオープンする渋谷・ソーシャル トーキョー(SOCIAL TOKYO)の期間限定ストアでの発売を皮切りに、デスティネーション トーキョー、阪急うめだ本店、伊勢丹新宿メンズ館で開催する期間限定ストアにて販売される。“夜のハイウェイ”をイメージした新作立体ソールスニーカーミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナー坂部三樹郎監修のフットウェアブランド・グラウンズの新作スニーカーコレクション「ハイウェイ」は、その名の通り“夜のハイウェイ”から着想。人工的な光に照らされた夜の明るい空と、地面を伸びるアスファルトやコンクリートなどのイメージを、スニーカーのデザインに落とし込んだ。グラウンズのスニーカーの象徴的な立体ソールに合わせたのは、ネイビーやバーガンディーを中心に、ネオンやイエローといったカラーたち。夜の空を思わせるようなビジュアルに仕上げている。中でも人気のスニーカー「ジュエリー(JEWELRY)」は全7種の新作が登場。アッパーとソールのトーンを統一したベーシックなモデルから、パーツごとにコントラストが効いたモデルまで、豊富なバリエーションで展開する。【詳細】グラウンズ 2021年春夏コレクション「ハイウェイ」価格帯:27,500円(税込)~<期間限定ストア詳細>・ソーシャル トーキョー期間:2021年1月28日(木)~2月3日(水)時間:12:00~20:00住所:東京都渋谷区渋谷1-22-5内容:2021年春夏シーズン新作コレクションの販売、モデル・emmaコラボレーションアイテムの試着予約会・デスティネーション トーキョー期間:1月29日(金)~2月15日(月)住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト地下2階内容:2021年春夏シーズン新作コレクションの販売、それ以外の新作&定番商品の販売・阪急うめだ本店 4階期間:2月10日(水)~2月23日(火)住所:大阪府大阪市北区角田町8-7内容:2021年春夏シーズン新作コレクションの販売、それ以外の新作&定番商品の販売・伊勢丹新宿メンズ館 B1階 紳士靴期間:2月24日(水)~3月9日(火)住所:東京都新宿区新宿3-14-1内容:2021年春夏シーズン新作コレクションの販売、それ以外の新作&定番商品の販売
2021年01月17日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナー・坂部三樹郎が手掛けるフットウェアブランド・グラウンズ(grounds)が、モデルのemmaとコラボレーションしたユニセックスシューズを発表。2021年1月28日(木)から2月3日(水)までに、東京・渋谷「SOCIAL TOKYO」にオープンする期間限定ショップで試着予約会を開催する。モデル・emmaとコラボレーション"ぷっくり"と膨らむアウトソールが特徴的な、グラウンズの人気スニーカー「ジュエリー(JEWELRY)」。球体のソールは、足の動きに合わせて柔らかく動くように作られており、フワフワと浮いているような独特な歩き心地とグリップ感がある。サッカーシューズが着想源そんな「ジュエリー」が、モデルとして活躍するemmaとコラボレーション。サッカー好きのemmaが、サッカーシューズからインスパイアされたデザインを考案した。球体のソールには、「ジュエリー」では珍しいマットブラックを採用。また、アッパーもブラックで統一し、シンプルな印象に仕上げた。シューレースは、ブラックに加えてホワイトも付属するので、コーディネートに合わせて自由に変えられる。21年春夏コレクションの販売もまた、期間限定ショップでは、2021年春夏の新作「ハイウェイコレクション」の販売も行う。新作が一同に揃う、貴重な機会になりそうだ。【詳細】JEWELRY × emma価格:29,700円(税込)サイズ:22cm~30cm※靴紐は白・黒1つずつ入っている■期間限定ショップ(試着予約会)期間:2021年1月28日(木)~2月3日(水)時間:12:00~20:00(初日は16:00開始、最終日は15:00終了)会場:SOCIAL TOKYO住所:東京都渋谷区渋谷1-22-5※「グラウンズ」公式オンラインストアでも、2021年1月28日(木)12:00~2月25日(木)18:00まで予約可能
2020年12月28日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2021年春夏コレクションが、2020年10月17日(土)東京・渋谷ミヤシタパークで発表された。“足元”から作るコレクションの形ここ数シーズン、デザイナー坂部三樹郎は“足元”の虜だ。2018年からは、DMM.makeとコラボレーションのもと、スニーカーブランド「ギディーアップ(GIDDY UP)」をスタートさせ、3Dプリントを使用した“ぷくぷく”ソールのスニーカーを展開。2020年春夏には、スニーカーを基軸としたコレクションをランウェイショーで発表した。足元への興味・関心は色褪せることなく、今季へと繋ぐ。キーワードは「歩くという行為の進化とファッションの関係性」。ショーピースは全て“足元”を起点にデザインされ、スニーカーの延長線上に繋がる形で洋服を作り上げたという。ファッションの視点から見ると、この製作アプローチは意外性でユニーク。というのも通常洋服は、胸から上、顔周りに目がいくようにデザインされている。しかし、ミキオサカベが理想としたのは、足元に意識を集め、そこから上へ上へと視線を上げていく動線。こういったアプローチからも、坂部三樹郎の探求心が“足元”に集中していることを感じられる。“乙女心をくすぐる”機能性ウェアウェアは、スポーティー・アウトドアといったエッセンスを取り入れ、機能的に仕上げた。新素材を使ったタイトなレギンスパンツや(ちょうど大雨だったショー当日にもベストマッチだった)フーディジャケット、雨よけの付いたシャツワンピースなど。小花柄や大きな襟でロマンティックに仕上げたワンピース群も、ロゴ入りの白ソックスと組み合わせることで、快活な印象にまとめられている。白ソックスは圧倒的な存在感で、足元に重点をもっていきたい坂部の望みを具現化させている。淡い色彩とフェミニンなディテールが生む“高揚感”「機能性、ウェアラブルなものを追求したファッションが増えてきたけど、本当にそれで人は幸せになったのだろうか…」とショー終わりに話した、坂部三樹郎のアイデアは、ハッピーなデザインに反映された。最新コレクションは機能性という“今のニーズ”に即しながらも、袖を通すだけで高揚感を味わえる要素に溢れている。カラーパレットは、ピュアなホワイトや淡いピンク、ライトグリーン、シトラスイエローなど、乙女心をくすぐるラインナップ。そこにホログラムのスパンコールやふわり舞うフェザーなどの装飾や、ランダムなギャザー、ボリュームたっぷりのフリルといったディテールがのれば、フェミニンさはより高まり、装うことの楽しさを教えてくれる。
2020年10月20日渋谷・原宿エリアのショップが参加するファッションイベント「シブヤ・ハラジュク・ファッション・フェスティバル(SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL)」が2020年10月17日(土)から開催される。10月17日(土)は渋谷・宮下公園で「シブハラファッションショー」が、10月18日(日)からは「シブヤ・ファミリーセール」が開かれる。4本のファッションショーを無料で観覧年に2回、東京ファッションウィークの期間中に実施されてきた、無料で参加できるファッションのお祭り「シブヤ・ハラジュク・ファッション・フェスティバル」。2020年の「シブヤ・ハラジュク・ファッション・フェスティバル」では、無料で観覧できる「シブハラファッションショー」を渋谷・宮下公園で開催する。りゅうちぇるがプロデュースするショータレントの「りゅうちぇる」がプロデュースする「SHIBUHARA USED FASHION SHOW produced by RYUCHELL」は、原宿のショップ店員だった彼が初めてプロデュースするファッションショーだ。ミキオサカベやパーミニットのショーも世界的なデザイナーを輩出する名門校・アントワープ王立美術アカデミーのファッション科を主席で卒業した坂部三樹郎と「ジェニー ファックス(Jenny Fax)」のデザイナーであるシュエ・ジェンファンが立ち上げたブランド「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」のファッションショーも開催される。また、2016年に半澤慶樹が立ち上げたブランド「パーミニット(PERMINUTE)」のファッションショーも行われる。さらに、坂部三樹郎が学長を務める専門学校「me.」の生徒による、初めてのファッションショー「me school AREA 3.0」も。 若手クリエイターが作品を通して伝えるのは、新時代を生きるためのクリエーションと、これからのファッションの在り方だ。スタイリストによるスタイリング販売2020年10月18日(日)からは、渋谷区公認ECモール「シブヤ・ファミリーセール」がローンチされる。渋谷区に本社・ショップを持つ企業や、渋谷区を拠点に活動するブランド・デザイナーが出店する「シブヤ・ファミリーセール」。このECモールでは、プロのスタイリストによるショップを横断したスタイリングでの販売や、渋谷を数字で表現したスペシャルプライス「428円」での販売も行われる。詳細イベント「シブヤ・ハラジュク・ファッション・フェスティバル」開催期間:2020年10月17日(土)~イベント内容:<シブハラファッションショー>開催日:2020年10月17日(土)入場料:無料開催場所:渋谷区立宮下公園住所:東京都渋谷区渋谷1-26-5 MIYASHITA PARK 屋上階タイムテーブル:11:00~ 「SHIBUHARA USED FASHION SHOW produced by RYUCHELL」11:30~ 「me school AREA 3.0」15:00~ 「ミキオサカベ」18:30~ 「パーミニット」※「TOKYO FASHION FILM」にてライブストリーミングもされる<シブヤ・ファミリーセール>(ECモール)ローンチ日:2020年10月18日(日)出店者:渋谷区内のセレクトショップ、ブランド、企業など
2020年10月17日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナー坂部三樹郎監修のフットウェアブランド・グラウンズ(grounds)とティー エイチ(th)のコラボレーションによるスニーカーが登場。2020年9月21日(月)から27日(日)までの期間、原宿・ギャラリー202(GALLERY202)で開催する期間限定ストアにて予約を受け付ける。7月には最上もがとコラボレーションを実施し話題になったグラウンズ。今回は、タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)のデザイナー・堀内太郎が手掛けるブランド、ティー エイチとタッグを組む。なお、グラウンズのシューズにおいて、素材にレザーを採用するのは今回が初。カラーはオールブラックにすることでシックなムードに仕上げた。また、本コラボレーションシューズの予約を受け付ける期間限定ストアでは、グラウンズの新作シューズの予約も可能。サンプルセールも同時に開催予定なので、気になる人は是非会場に足を運んでみて。【詳細】グラウンズ×ティー エイチ コラボレーションスニーカー価格:39,000円+税<期間限定ストア>期間:2020年9月21日(月)~27日(日)時間:11:00~20:00(初日のみ16:00オープン)会場:ギャラリー202住所:東京都渋谷区神宮前5-17-24 キャットストリートビルディング2階■グラウンズ新作シューズ価格例:35,000円+税~37,000円+税
2020年09月20日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナー坂部三樹郎監修のフットウェアブランド「グラウンズ(grounds)」から、元でんぱ組.incの最上もがとのコラボレーションシューズが登場。2020年7月23日(木)から順次、東京・大阪・名古屋で開催される限定ストアにて、予約受付をスタートする。最上もがのアイコンカラー“紫”×パンジーの刺繍入り“ぷっくり”と膨らむ特徴的なアウトソールで人気を集めるグラウンズの定番スニーカーが、最上もがとのコラボレーションによって、特別仕様にアップデート。最上の“お気に入りカラー”だという紫で染め上げたアッパーには、可憐なパンジーの花をポイントに刺繍。またタグには「moga」の文字デザインを施した、コラボレーションならではのスペシャルなデザインに仕上げている。スタイリッシュなハイカットデザインさらにコラボレーションスニーカーは、踝丈まで伸びるややハイカットなデザインで、スタイリッシュな表情に仕上げているのもポイント。お馴染みのボリューミーなアウトソールには、アスファルトに馴染むミネラルカラー×メタリックな輝きを投じたことで、“宙に浮いている”かのようにみえる、フューチャリスティックなムードをプラスしている。20年秋冬コレクションの販売&サンプルセールも!なお各エリアの限定ストアでは、同スニーカーの試着予約会と共に、2020年秋冬コレクション「METROPOLIS」の即売会も開催。さらにサンプルセールも同時開催となるため、気になる人は是非早めに会場を訪れてみてはいかがだろう。詳細グラウンズ×最上もが価格:29,700円(税込)サイズ:22cm~30cm発売スケジュール/地域:<東京>期間:2020年7月23日(木)~29日(水)時間:11:00~20:00(初日17:00 オープン/最終日17:00クローズ)会場:表参道 ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前 4-12-10 表参道ヒルズ同潤館 3F<大阪>期間:8月8日(土)~10日(月)時間:11:00~19:00(最終日16:00クローズ)会場:Gallery&Space PARADE住所:大阪府大阪市中央区南船場 4-9-14 第一丸米ビル 2F 205<名古屋>期間:8月29日(土)~30日(日)時間:11:00~19:00(初日15:00オープン)会場:クリマ・ギャラリー住所:愛知県名古屋市中区栄 3-25-39 サカエサウススクエア 3F
2020年07月19日株式会社FOOLSが運営するフットウエアブランド「グラウンズ(grounds)」は、キャットストリート沿いGALLERY202にて6月27日(土)から7月5日(日)までポップアップストアを開催致します。新作「ボーテックス(VORTEX)」の先行予約販売や、「ジュエリー(JEWELRY)」の新色の販売、「ジュエリー(JEWELRY)」の22cm・23cmの販売、サンプルセールを行います。VORTEX IMAGEポップアップストア概要期間:6月27日(土) – 7月5日(日)時間:12:00 - 20:00場所:GALLERY202 東京都渋谷区神宮前5-17-24 CAT STREET BUILDING 2F(カンナビス隣)VORTEX BLACK CANVAS1. 新作「ボーテックス(VORTEX)」の先着60名限定での予約販売「ボーテックス」のサイズサンプルをご用意いたしますオンラインストアにて、同時予約販売を行います価格:2万4,000円(税抜)JEWELRY X3 BLUE2. 新色「ジュエリー トリプルブルー(JEWELRY X3 BLUE)」の販売サイズは、24cmから30cmまでご用意いたします価格:2万8,000円(税抜)3.「ジュエリー(JEWELRY)」シリーズの22cm・23cm(一部)含む2020s/sシーズンアイテムの販売4.サンプルセール過去シーズンアイテムのサンプルを販売します新型コロナウイルス感染防止対策としてポップアップにご来場の皆様に、マスク着用および手指消毒のお願いを致します。また、入場制限を実施する可能性がございますので、予めご了承願います。VORTEX BLACK CANVAS新作「ボーテックス(VORTEX)」について月を半分にカットしたような丸みのあるクリアソールが特徴の新シリーズです。一見、シンプルに見えるソールですが、地面とアウトソールの接点を極限まで減らしており、地面との接地面が見えないデザインになっています。加えて、ソールの材料を可能な限り柔らかくすることで、見た目だけでなく、感覚的にも浮いているような錯覚をおこす、今までにない履き心地となっております。フットウエアブランド「グラウンズ(grounds)」について「グラウンズ」は”LEAP GRAVITY”を掲げ、「人間と重力(地球)の関係に変化をもたらすこと」「人間と重力(地球)の接点であるアウトソールと地面を中心とした人間像作り」をコンセプトとし、ソールの形状が特徴的なブランドです。過去には、2019s/sパリコレクションに参加し、5カ国、22店舗で販売しています。「グラウンズ」公式オンラインストアURL:「グラウンズ」公式インスタグラムURL:株式会社FOOLSについて2019年3月に設立。「ファッションブランドのあり方を未来へと前進させる」というミッションを掲げ、業界に改革を促し顧客に新しい選択肢を提案し続けるフットウエアブランドを企画運営しています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月25日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE) 2020春夏コレクションが、2019年10月18日(金)高田馬場・ゲーセンミカドで開催された。レトロな雰囲気漂うゲームセンターを舞台に久しぶりのショー開催となるミキオサカベが、会場に選んだのは高田馬場駅から徒歩五分圏内に位置するゲームセンター。ひっそりと佇む店舗に一歩足を踏み入れると、そこには昭和の空気漂うレトロなゲーム機がずらりと並んでいる。懐かしさ溢れるその空間には、ショーを一目見ようと駆け付けたファッショニスタたちでひしめき合う、なんとも不思議な光景が広がっていた。“シューズ”が主役ショーの合図と共に、その古びたゲームセンターは、たちまちランウェイへと姿を変えた。「今季はシューズを主役にした」とデザイナーの坂部三樹郎が語るように、まず観客たちの目に飛び込んでくるのは、超厚底ソールのスニーカーやスポーツサンダル。クリア素材で仕上げたソールは、落ち着いたトーンのアッパーとは異なる、ピンクやブルーといったブライトカラーを採用したことで、よりその存在感が引き立てられている。淡いトーンで染まったコレクション視線を足元から上へとずらしてみる。コレクション全体は、ホワイトカラーを中心に、シアーなテクニカル素材で仕上げた、ドレスやアウター、パンツなどが登場する。服の色味を押さえた分、そこに“かわいい”要素として取り入れられたのは小花模様。ブルーやオレンジ、イエローといった、あくまで淡い色彩の花々が、パンツやビスチェの上で可憐に咲き誇っている。ディテールで作るユニークなフォルム洋服1つ1つのシルエットは、無駄のないすっきりとしたラインが多い。一見ボリューミーに見えるジップ付きブルゾンも、よく目を凝らしてみると、その独特なフォルムのほとんどが“ジップ付きポケット”であることに気付かされる。前身頃、スリーブなど至るところにあしらわれたそのポケットは、ジップを開いてみたり、あえて袖をまくって潰すことで、より自由な姿へと変形していく。こだわりのディテール無駄な装飾を押さえたシンプルなワードローブも、ディテールに一捻り。白のドレスは、まるでランジェリーを纏って見えるかのようなカッティングを施しているのが面白い。またシャツ地でふんわりと仕上げたプルオーバーは、蛍光色のピンクやグリーンのドローコードをアクセントにあしらって、スポーティーなテイストをプラスしていた。
2019年10月21日資生堂トップヘアメイクアップアーティスト・計良宏文氏による展覧会「MAY I START?計良宏文の越境するヘアメイク」が埼玉県立近代美術館にて開催されます。ヘアメイクアップアーティストによる、日本初の公立美術館での展覧会。ヘアメイク。一見、裏方仕事のようにも思えるけど、タレントやモデルを輝かせるには絶対に欠かせない、クリエイティブの最前線だ。そんな重要な役割を担う、資生堂トップヘアメイクアップアーティスト・計良宏文氏による展覧会がスタート。“ヘアメイクアップアーティスト”の展覧会が公立美術館で開催されるのは、日本では初めて。宣伝広告の過去作品から、ファッションデザイナー・坂部三樹郎氏とのインスタレーションまで、幅広く展示。ファッション好きなら見逃せない。美容専門誌『IZANAGI』で発表された作品。『IZANAGI』 2015年4月号。華道家であり写真家の勅使河原城一氏とのコラボレーション作品。計良宏文×勅使河原城一≪Flowers≫ 2019年。MIKIO SAKABEのコレクションのヘアメイクを担当。MIKIO SAKABE 2018年春夏コレクション。「MAY I START?計良宏文の越境するヘアメイク」埼玉県立近代美術館埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1開催中~9月1日(日)10 時~17時30分(入室は17時まで)月曜休館(8/12は開館)一般1100円ほかTEL:048・824・0111(代表)けら・ひろふみ1971 年生まれ。資生堂トップヘアメイクアップアーティスト。ヘアケアブランド『TSUBAKI』の宣伝広告のほか、パリコレクションなどで幅広く活躍。現代美術とのコラボレーションも多数発表。※『anan』2019年8月7日号より。(by anan編集部)
2019年07月31日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!毎年人気の「アートアクアリウム」が今年も開幕、資生堂ヘアメイクアップアーティストの計良宏文による展覧会を開催、下北沢のカレーを食べ比べて王座を決定etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! ◆令和元年の「アートアクアリウム」は東京・日本橋と熊本で開催! 計2万匹の金魚が舞い踊る(東京 〜9/23・熊本 11/2〜1/13)累計945万人を動員し、毎年人気の「アートアクアリウム」。美しい水槽の中を、日本の美の一つともいえる金魚を中心とした観賞魚が優雅に舞い泳ぐ。◆資生堂ヘアメイクアップアーティストの計良宏文による展覧会が開催、坂部三樹郎との新作映像作品も(7/6〜9/1)資生堂トップヘアメイクアップアーティストの計良 宏文(けら ひろふみ)の、日本では初となるヘアメイクアップアーティストによる展覧会を開催。計良宏文×勅使河原城一《Flowers》 2019年◆フェンディのポップアップを伊勢丹メンズで開催。新作バッグ「バゲット フォー メン」の先行販売も(〜7/16)「フェンディ ライブラリー」をテーマに、2019-20年秋冬メンズコレクションのレディ・トゥ・ウェアのほか、新作バッグの先行販売やイベント限定のバッグが揃う。◆エスティ ローダーが新宿伊勢丹でポップアップ、限定のセットやリップキャップのカスタマイズも(〜7/9)“あなただけにカスタマイズしたリップスティック”をテーマに、限定のプリントキャップや、新作リップスティックの先行発売、限定メークアップセットなどがラインアップする。◆資生堂パーラー、選りすぐりのフルーツを使用したパフェが楽しめる「2019 真夏のパフェフェア」開催(〜8/25)銀座本店 サロン・ド・カフェにて開催される「2019 真夏のパフェフェア」では、2期に分けて旬にこだわったフルーツをメインにしたパフェが堪能できる。◆カレーの街、下北沢のカレー店40店が参加! 「下北沢カレー王座決定戦2019」開催(〜7/15)カレーの街、下北沢にある40店舗の至高カレーを食べ比べて、下北沢のカレー王座を決定するイベント「下北沢カレー王座決定戦2019」を開催。
2019年07月05日資生堂トップヘアメイクアップアーティストの計良 宏文(けら ひろふみ)による展覧会、「May I Start? 計良宏文の越境するヘアメイク」が 7月6日から9月1日まで、埼玉県立近代美術館にて開催される。『IZANAGI』 2015年4月号本展は、日本では初となる、ヘアメイクアップアーティストによる展覧会。計良は、広告宣伝やパリコレクションといったファッションショー等を通じて培ってきたヘアメイクアップの技術とセンスを現代美術等とのコラボレーションにも展開し、表現の幅を広げてきた。ヘアメイクの既成概念を超え、さまざまな領域のアーティストと共同制作した作品群が埼玉県立近代美術館に認められ、この度、展覧会を開催することとなった。パリコレクション、東京コレクションなどのファッションショーのバックステージや、シーズンルック、カタログなどのヘアメイクを通じて、数多くのブランドの表現を支えてきた計良。展覧会では、これまでの宣伝広告から、ヘアメイクの枠を超える多様なコラボレーションまで、自身のクリエーションの全貌を紹介する他、本展一番のみどころとなる、ファッションデザイナー・坂部三樹郎との協働による大規模な新作映像インスタレーションも発表。MIKIO SAKABE 2018年春夏コレクション坂部三樹郎とのコラボレーションによる本展のための新作映像インスタレーション『FACE』では、計良がヘアメイクを、坂部が衣裳のスタイリングを担当し、「ひとりの女性の顔が、ヘアメイクの力で多彩な女性像に変化するさま」を約40台のディスプレイで表現。自由な創造力と卓越した技術によって、ヘアメイクの力と可能性を示す試みだ。また、計良が携わった国内外の数多くのブランドの中から「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ソマルタ(SOMARTA)」「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」「リミ フゥ(LIMI feu)」の5ブランドとの仕事を、ウィッグやヘッドピース、制作時の資料類を加えて紹介するコーナーも。これらからは、ヘアメイクの視点から考察する現在のファッションを垣間見ることができる。Shiseido Professional Beauty Congress 2019他にも、森村泰昌が手掛ける作品のヘアメイクを初めて担当したり、文楽人形のかしら(頭部)を制作し、人形遣い・勘緑の公演に提供したり、華道家・写真家の勅使河原城一とともに共作に取り組んだりと、ファッションに限らず、さまざまなジャンルのクリエイターとの協働により、ヘアメイクの概念を刷新する活動を展開している計良のクリエイションを一堂に見ることのできる貴重な機会となっている。計良宏文×勅使河原城一《Flowers》 2019年会期中には、トークショーやヘアメイクイベントなどの催しも企画している。詳細は、埼玉県立近代美術館のオフィシャルサイト()から。【展覧会情報】「May I Start? 計良宏文の越境するヘアメイク」会期:7月6日~9月1日(月曜休館、7月15日・8月12日は開館)会場:埼玉県立近代美術館住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1時間:10:00~17:30(展示室への入室は17:00まで)料金:一般 1100円、大高生 880円URL:
2019年06月04日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナー坂部三樹郎が「DMM.make」とコラボレーションし、新ブランド「ギディーアップ(GIDDY UP)」をスタート。デビューコレクションが、フランス・パリで2018年9月25日(火)にランウェイショー形式で発表された。3Dプリンターで仕上げた、クリアソールスニーカー登場「ギディーアップ」は、坂部三樹郎がディレクターを務め、ブランドを監修。3Dプリンター技術を提供する「DMM.make」とともに開発したアイテムを展開する。デビューコレクションに先駆け公開されたスニーカーは、3Dプリンターならではの立体感のあるクリアソールが特徴で、そのユニークなビジュアルから話題を呼んだ。会場には、来場者を迎えるウェルカムボードのようにこのスニーカーが並べられ、ショーが始まる前に実際に手にとってみることができる体験型の仕掛けが用意されていた。クリア素材のスリムフィットウェアウェアはメンズ&ウィメンズをミックスして紹介。いずれもこのスニーカーを纏っている。ソールの透明感とリンクするように、シースルー素材を使ったウェアが多い。ジャンプスーツやスリムなパンツは、ラップのように肌に張り付いたスリムフィットな印象。その“ぴちぴち”の細いパンツの中に、カラーパンツまたはライナーを透かして見せているルックもある。パテントレザーとコットン、またカラフルなテープを格子状に並べて仕上げた、超ミニ丈のスカートには、3Dプリンターで仕上げたマグネットクリップを規則的に並べている。また、トップスやグローブ、バッグなどは、鳥の形にくり抜かれた厚手のラバー素材が起用されていて、高い技術力を感じさせた。こだわりのテーラードをMIX3Dシリーズと肩を並べて登場した坂部三樹郎によるアパレルウェアは、テーラードが中心。ロングジャケットにクロップドパンツを合わせたセットアップスタイルが多く、フラップポケットの内側に鮮やかな色を差すなど、ディテールへのこだわりが感じられた。
2018年09月29日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナーである坂部三樹郎と「DMM.make」がコラボレーションし、新ブランド「ギディーアップ(GIDDY UP)」を立ち上げる。「ギディーアップ」では、坂部三樹郎はディレクターを務め、ブランドを監修。3Dプリンター技術を提供する「DMM.make」とともに、3Dプリンターを使って開発したシューズやアパレル小物を展開。加えて、通常のウェアも取り揃える。ファーストシーズンのラインナップは、2019年春夏パリコレクション期間中に発表する予定だ。「ギディーアップ」というブランド名は、英語で⾺を⾛らせたり、スピードアップさせる時に使う慣⽤句に由来。ファッションのあり方を未来へと加速させ、未来のファッションのモデルケースを探るという意味合いが込められている。坂部三樹郎と「DMM.make」の感性や知識を共有し、“ファッションテック”をより現実的なものにしていく。【詳細】新ブランドギディーアップ(GIDDY UP)アイテム発表時期:2019年春夏パリコレクション期間中展開アイテム:ウェア、シューズ、小物
2018年04月28日坂部三樹郎とシュエ ジェンファンによるミキオサカベ(MIKIOSAKABE)が、「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」期間中の10月21日、渋谷ヒカリエで2018年春夏コレクションを発表した。東京コレクションの最終プログラムであったこともあり、会場にはプレス関係者から服飾関係の学生まで多くの人が集まり超満員に。開演予定時刻を30分以上過ぎ、観衆の期待が最高潮に達したところでショーが始まった。月の光のようにぼんやりと灯る巨大な球体がステージを照らす中、爆音とともに20cm近くヒールのある花魁の高下駄のようなシューズを履いた外国人モデルが登場。金髪を文金高島田風に結ったヘアスタイルに、OLの制服のような真っ赤なジャケットワンピ―スをまとい、肩には大きなスクールバックをかけている。さらに、プリーツスカートや制服のベストをベースにしたものなど、日本の“会社”や“学校”を彷彿とさせるルックが続く。「今までやってきたことの延長ではなく、全く違ったことがやりたかった。今回のテーマは“和”のミックス。最初は着物を作ろうかとも思ったけれど、それは難しくて無理で。OLっぽいものや学生スタイルのニュアンス、“かわいいカルチャー”のエッセンスなど、それぞれの和の部分を採り入れてミックスしたら調和が取れた」と、坂部はコレクションのテーマについて語った。ヨーロッパにはない日本独特のシェイプをベースに使い、彫物や壁紙をイメージしたプリントや和のヘアスタイルを組み合わせることで、時代を超えて“日本的な匂い”を感じさせるようなルックを突き詰めたという。ヨーロッパの邸宅の壁紙を思わせる小花のプリント生地を幾重にも重ねて作ったドレス、プレーンな作業着風のシャツ×パンツスタイルの足元にブリブリのピンクのレースアップシューズを合わせたルック、パンツの裾にブラウスのカフス部分を付けたルックなど、どこかに“崩し”を効かせることで、過去に見たことのあるスタイルが、新しい未来的なスタイルに“化ける”ような感覚だろうか。ラストに登場したハート形と星形のオブジェを身体に絡みつけたルックは、今の日本の“かわいいカルチャー”を表現したものだという。最後にこの印象的な2つのルックをもってショーはフィナーレを迎えた。Amazon Fashion Week TOKYOのラストを飾るにふさわしい、突き抜けた世界観と、新しいことに挑戦し続けるミキオサカベの貪欲な姿勢を示したショーとなった。
2017年10月26日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2018年春夏コレクションが渋谷ヒカリエで2017年10月21日(土)に発表された。ショースタートに当たって、2017年春夏コレクションでのデザイナーの坂部三樹郎の言葉を今一度思い返したい。「これまでは東京カルチャーに魅せられてきたが、海外で学んで見てきたものにも向き合い、今までやってこなかったことにチャレンジしたい」と語っていた坂部。今回はどのようなショーを見せてくれるのかと、超満員の会場は期待に満ち溢れていた。今季は、いろんな和をミックスしているという。正直一目見ただけでは理解しがたい。しかし、よく見てみるとうなずける部分が多いのだ。序盤で登場した、ベストをレイヤードしたようなラペルの大きなジャケットワンピースは、OLがインスピレーション。バッグはというと女子学生が持つようなスクールバッグ。髪型は花魁風。あらゆる時代の日本の女性像が交差することで、ひとつのスタイルが作りあげられている。2017年春夏シーズンで話していたことは、ヨーロッパの歴史から紐解いたバッスルスタイルのようなフォルムや、ジコ袖のドレスルックに繋がるだろう。と言っても、単にそれをそのまま入れ込めば、和の要素と衝突してしまう。だから、例えば、チュールで重ねたドレスはトレーンを引かずに片手で裾をたくし上げてみたり、ブラウスのカフスは敢えてパンツの裾に用いたり。いい意味での崩しが効いている。むしろそうであるからこそ、あらゆる女性像がうまく組み合わさり、純粋に“素敵だ”と思える。テキスタイルは、壁紙のイメージ。きれいな壁紙ではなくて、少し汚れた壁紙だ。無造作に張られたグリッターのテープがキラキラと輝いていて、でもそれが今季の洋服にとてもマッチしている。パンツやジャケットの中には、まるではがれた壁紙のように、裾が垂れてしまっているものもある。こうしたディテールで感じる茶目っ気が多くなるにつれて、いつの間にか虜になってしまっている気がする。最後に登場したハートと星のモチーフが、洋服から飛び出して絡み合った2ルックは、海外ではなく立ち戻って日本の文化の象徴。これは、現代のかわいい文化の表現のようだ。あらゆる時代をタイムスリップして、試行錯誤して戻ってきた現代の洋服は、“これが日本のかわいいだ”と言わんばかりのボリュームを誇った。今シーズンのミキオサカベは、洋服に込められているものは複雑だが、でもやっぱり単純にカワイイとか自分らしくいたいとか、そういった理由で服をきることが楽しいことなんだと、ランウェイを通じて教えてくれた。自分にとっての“カワイイ”はきっと人それぞれ。「Amazon Fashion Week TOKYO」のラストにふさわしい、ミキオサカベらしさ満載の心に響くショーだった。
2017年10月24日でんぱ組.incのメンバー・相沢梨紗が、自身のブランド「メミューズ(MEMUSE)」をスタート。2017年10月に開催される、アマゾン ファッション ウィーク東京(東京コレクション)でのコレクション発表に合わせて本格始動する。「秋葉原」の匿名性や仮想と現実の混じる独特の世界に興味を持ち、文化服装学院でファッションを学びながら秋葉原のメイドカフェで働いた経験を持つ相沢梨紗。自らイベントやライブを企画、キュレーション、スタイリング、グッズデザイン、CDジャケットのイラストも手がけるなど幅広く活動する彼女は、衣装デザインにも積極的に取り組む中で、オリジナルブランドの設立を決意したという。ブランドコンセプトは、パーソナリティーを大切にする人の「バトルドレス」。コスチュームとファッション、2次元と3次元を繋ぐひとつの方法を提案するブランドとして、纏う人の外見だけでなく、内面的な変身願望を昇華するようなスタイルを提案する。なお、ブランドチームには、ファッションブランド「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」のデザイナーである坂部三樹郎がアドバイザーとして参加。アマゾン ファッション ウィーク東京でのコレクション発表後は、セレクトショップ「WALL」にてアイテムを展開する予定だ。
2017年08月27日「東京ニューエイジ」が、2017年3月24日(金)にショーを開催した。「東京ニューエイジ」は、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の坂部三樹郎とリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和がプロデュースする、若手デザイナーを集めたプロジェクト。今回コレクションを発表したのは、「EMI KOYAMA」、「KOUKI SAITO」、「CINDYTIEN」、「MASAKI HIOROSE」、「未来」、「medetasy」、「monako」、そして「RIKO GOTO」の8ブランドだ。会場となったのは、渋谷・金王八幡宮。真っ暗な境内のなかでライトアップされた拝殿が光の中に浮かび上がり、都会のど真ん中にいるとは思えないような静けさを放つ。しかしそんな重厚なムードとは裏腹に、ショーは鮮やかな色彩とエネルギーに溢れていた。まさに、様々なカルチャーが混ざり合う「東京」という街を表してるよう。トップバッターは、「EMI KOYAMA」。”幽霊が服をきたら?”というユニークなテーマをもとにデザインされた真っ白なニットのロングドレスが登場。サイドをカットし、白いニット生地をひらひらと揺らせた。彫刻のような立体感を持ったドレスは、青や紫に染まった羊毛がぼんやりと浮かび上がり幻想的な模様を浮かび上がらせる。「KOUKI SAITO」は、レジャーシートをベースにした実験的な素材使いで、まるで外国のアニメーションのようなキッチュな世界観を表現。レジャーシートで作られたワンピースやブーツは、カクカクとした独特なフォルムを描く。ピンクやシルバーといったカラーも、2次元のようなを機械的なコミカルさを強調した。中には、ガムテープを使用した工作作品のようなルックも。「CINDYTIEN」は、多様な文化から生まれる多様な感情をルックに落とし込んだ。小さなブルーの花をたくさん繋げたブルーのドレスは、大胆に色を使いながらも、お花畑のように繊細で美しい。デザイナー自身が1つ1つ手編みしたというピースに目を凝らせば、素材やディテールの巧妙さに思わず息が漏れる。最後を飾る「RIKO GOTO」が表現したのは、”感情”だ。シルクのような艶のある素材のタイトなワンピースの上には、まるでオーラを纏っているようにふんわりとチュールが重ねられた。今にも動き出しそうな有機的なフォルムを描くチュールのワンピースやアクセサリーは、グリーンやピンクなどの鮮やかで優しいカラーで表され、期待に胸を躍らせるような美しく楽しい感情を想起させる。
2017年03月27日ジェニー ファックス(Jennyfax)は、少女絵画家の高橋真琴とのコラボレーションアイテム「MACOTO WITH JENNY」を発表。2017年2月18日(土)より、ヴィレッジヴァンガード(Village Vanguard)一部店舗・ウォール(WALL)全店舗で販売する。ジェニーファックスのデザイナー、シュェ・ジェンファン(Shueh Jen-Fang)は昔から高橋真琴の作品の大ファンであったこともあり、念願叶ってのコラボレーションとなった。アイテムは、高橋真琴のアーカイブ作品からシュェ・ジェンファンが自らイラストをピックアップ。スウェット、バッグ、ペンポーチなど、ポップなアイテムがラインナップした。スウェットは、中央に高橋真琴の少女画が大きくプリントされたデザインで、カラーは白・水色・赤・黒の4色展開。なお、ヴィレッジヴァンガードのみでの販売となる。バッグ、ペンポーチは、赤のビニール素材にそれぞれ少女、猫のイラストがプリントされたレトロなアイテム。注目は、ウォール限定で販売される“WALL スペシャルセット”だ。バッグとペンポーチに加え、シュェ・ジェンファンがセレクトしたノベルティをラッピングした豪華なセットとなっている。なお、ヴィレッジヴァンガードでは、バッグ、ペンポーチは個別で販売される。■高橋真琴(たかはしまこと)1934年、大阪に生まれる。貸本漫画でデビュー後、 雑誌『少女』にカラー連載「あらしをこえて」などを発表する。以後、雑誌の表紙、口絵、挿絵を描くほか、スケッチブックや筆箱 といった文具類などで、数多くの少女画を手がける。1992年から現在まで定期的に新作個展を開催し、精力的に作品を発表している。■シュエ・ジェンファン1979 年、台湾生まれ。台湾の服飾専門高等学校で3年間服飾のテクニック全般を学んだ後、渡仏。パリの「エスモード インターナショナル パリ」にて、ファッションデザインとパターンを学んだ後、ベルギーへ。ベルギー・ブリュッセルにあるアートスクール「ラ・カンプル国立高等視覚芸術学校」でファッション科を専攻。その後、MIKIO SAKABE 立ち上げにともない、2006 年日本へ活動拠点を移し、坂部三樹郎氏と共に、デザインやパターンを手掛ける。【アイテム詳細】MACOTO WITH JENNY発売日:2017年2月18日(土)■スウェット(ヴィレッジヴァンガード限定販売)価格:7,500円(税込)サイズ:M/Lカラー:4色展開■WALL スペシャルセット(ウォール限定販売)価格:12,960円(税込)内容:バッグ、ペンポーチ、ノベルティ■バッグ価格:8,000円(税込)■ペンポーチ価格:1,800円(税込)
2017年02月14日いつの時代もファッションに活気を与えるのは新たな才能の出現だろう。今回はFASHION HEADLINEで注目する海外を舞台に大きく進展のあった3ブランド、東京を拠点にしている「東京ニューエイジ」たち5ブランドのデザイナーに加え、欧州最大のファッションコンペITSのジュエリー部門で日本人初のグランプリを受賞するなど話題のデザイナー中里周子を紹介する。今後の動向が楽しみなニューカマーリストとしても要チェック!■パリコレで魅せた“体から自由に作る”未来のオートクチュール--YUIMA NAKAZATO 中里唯馬17年秋冬オートクチュールコレクションのトップバッターでショーを開催し、日本人としては森英恵以来12年ぶりにオートクチュールコレクションに参加したYUIMA NAKAZATOのデザイナー・中里唯馬。アイスランドの自然からインスピレーションを受け、テクノロジーを駆使して作り上げられた彼のクリエイティビティーの源泉に迫る。■ミラノで喝采を浴びる唯一の日本人デザイナー「ファッションは伝統と現代、異文化と人々を繋げる手段」 --ATSUSHI NAKASHIMAデザイナー中島篤パリやロンドンといった都市と比べ、日本人デザイナーの活躍が珍しいミラノでコレクションを発表し、脚光を浴びた中島篤(ATSUSHI NAKASHIMA)。「ファッションは私にとって伝統と現代を結合させる手段。それは異なる文化と人々を繋げるもの」と語る彼が、デザイナーを目指したきっかけと、実力をつけチャンスを掴むまでのエピソードをお届けする。■弱冠27歳の超新星。パリを拠点に世界へ挑む若手デザイナー松重健太パリで活躍する若手デザイナーの中で、名実ともに注目を集めているのが松重健太によるKenta Matsushige。弱冠27歳ながらジバンシィやディオールなど名だたるメゾンで経験を積み、シャネル傘下の工房協力のもと15春夏コレクションで華々しいデビューを飾った彼に、デザイナーになった経緯やパリをベースに活動する理由、見据える未来について聞く。■【ファッションの“未来”たちに聞く】瞬く間にTwitterで2,000RTのルックが生まれた理由--デザイナー吉田圭佑--16春夏シーズンの東京コレクションで発表した「ゲーマー風」ルックがTwitterで2,000リツイート越え、パリのコレットのバイヤーも熱い視線を注いでいる、ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)のデザイナー吉田圭佑。ファッションデザイナーを目指したきっかけは「イケてるやつになりたいから」と語る彼の、創作の源泉に迫るインタビュー。■【ファッションの“未来”たちに聞く】服を選ぶのは、皆に平等に与えられる試練だと思う。デザイナー横澤琴葉-- きまぐれで、不安定だけど、レディな美しさも垣間見えるガーリールックの提案で、着実にファンを増やし続けているコトハヨコザワ(kotohayokozawa)。デザイナーである横澤琴葉は、祖母が洋裁店を営み、家にはミシンをはじめとする洋裁に必要な道具がそろう環境で育ったと語る。山縣良和、坂部三樹郎らとの出会いから、ブランド立ち上げの経緯を聞く。■【ファッションの“未来”たちに聞く】オンナノコらしさとクールが混じりあう温度感--デザイナー青木明子-- 「オンナノコらしさ」にこだわり、シーズンのテーマにもそれが色濃く反映されているファッションブランド、アキコアオキ(AKIKO AOKI)。「清く正しく美しく」が校訓のミッション系スクールで過ごした学生時代、ロンドンのセントマーチンズ校でデザインを学び、帰国後にブランドを立ち上げるまでのエピソードから、彼女の考える「オンナノコ」像に迫る。■【ファッションの“未来”たちに聞く】ルーツを辿って行き着いた“オカン”と二人三脚で作るファッション--デザイナー村上亮太-- 欧州最大のファッションコンテスト「ITS」にノミネートされて注目を集め、でんぱ組.incへの衣装提供を行うなど、多岐に渡って活躍中の気鋭のデザイナー、リョウタ ムラカミ(RYOTA MURAKAMI)の村上亮太。幼い頃、画家である母親が作った服を着ていたことからファッションに目覚めたと語る彼の、デザインと“オカン”の深い関係を探る。■【ファッションの“未来”たちに聞く】ニッポンのサラリーマンを“モードの文脈”でみせる--大月壮士-- 文化服装学院在学中に「ここのがっこう」に通い、2015年に自身の名を冠した「ソウシオオツキ」をスタート、ファッションコンテスト「LVMHプライズ」に日本人最年少でノミネーとされ、注目を集める大月壮士。日本的な色彩を用い、水引きや菊の花など和を感じさせるモチーフをテーラードに落とし込んだコレクションを展開する彼の“モード”観に迫る。■中里周子×寺澤真理「ファッション×デジタルを考えたら、宇宙に行き着いた」14年に欧州最大のファッションコンペティション「ITS」のジュエリー部門で日本人初のグランプリを受賞し、現在は東京藝術大学美術学部芸術学科博士課程に在籍中のファッションデザイナー中里周子。3016年の百貨店の姿を提案したポップアップショップを伊勢丹新宿店でオープンするにあたり、バイヤーの寺澤氏と行ったトークセッションをお送りする。
2017年01月03日誰もがこれから始まる1年へと思いを馳せる年明けの時。今こそ、じっくりと旬の人々の語る言葉を読み返してみるのはいかが?そこで、FASHION HEADLINEでは昨年行った、デザイナー、クリエーター、アイドルなどのインタビュー記事をまとめて紹介。それぞれの活動への想いや人生観などから“時代の熱”を感じることが出来そうだ。ぜひ、ご一読を。■【対談】三原康裕×乃木坂46生田絵梨花--少し大人になった彼女に似合う足し算をした乃木坂46のメンバー・生田絵梨花とブルーレーベル・クレストブリッジのコラボレーションを記念して、クリエイティブ・ディレクターの三原康裕と生田絵梨花の貴重な対談を公開。コラボレーションドレス制作の舞台裏から、アイドルとデザイナー、2つの異なる職業を結びつける意外な共通点や「似合う」の考え方まで、さまざまな話題について収録。■乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「アイドルってファッションと似てる」--1/2【INTERVIEW】乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華がリスペクトするデザイナー、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎と、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンのアトリエに潜入。「ファッションの魅力とは何なのか?」「アイドルとファッションの共通項」など、ファッション談義を繰り広げた。■ mameデザイナー・黒河内真衣子「ブランドとしての挑戦は続いている」--1/2【INTERVIEW】mameを立ち上げ5周年を迎えたファッションデザイナーの黒河内真衣子。ファッションシーンの明日を担う女性に贈られる「VOGUE JAPAN Rising Star of the Year 2015」を受賞し、ますます注目を集める彼女のビジョンを「挑戦」、「デザイナーの役割」などのキーワードから明らかにする。彼女の言葉から、mameの現在とこれからを読み解くインタビュー。■三原康裕が語る“パリからロンドンへ発表の場を移した心の内”--1/2【INTERVIEW】2017年春夏シーズンからロンドンに活動拠点を移したミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)。奇しくもイギリスEU離脱の国民投票が行われた直後、新天地ロンドンでのコレクションを発表した三原氏に、コレクションのテーマ、さらには、彼が見据えるファッションの未来について語ってもらった。現在を“アートの転換期”と語る三原氏の描く未来とは…。■二人三脚で生まれたアキラナカの“クチュールニット”に込められた技と熱量【対談】中章×早川靖子--1/2名門アントワープ王立芸術学院でファッションを学び、ニットのクリエイションに情熱を注ぐアキラナカ(AKIRA NAKA)クリエイティブディレクターの中章氏。彼の理想とするニットを形にするニット作家、アトリエ Manoaの早川靖子との出会いから始まった二人三脚での制作活動、さらにニットの新しい可能性への挑戦を語っった。■マーガレット・ハウエルが語る幼少期のクリスマス。イギリス伝統のクリスマスの過ごし方--1/2【INTERVIEW】ファッションからライフスタイルに至るまで、イギリスの伝統的な暮らしを感じさせるブランド、マーガレット・ハウエル。彼女のルーツを訪ねて、イギリス・ロンドンのアトリエで「クリスマスの過ごし方」についてのインタビューを紹介。家族のこと、ツリーの飾りつけ、プレゼント選びなど、楽しいクリスマスの光景が目に浮かぶ、温かなエピソードをお届け。
2017年01月02日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)は、日本のレザー企業とタッグを組み、オリジナルレザーファッションショーを日本最大級の革と皮革関連資材のトレードショー「第95回東京レザーフェア2017-18年秋冬コレクション」で披露。同フェアは、東京・浅草にて2016年12月8日(木)と9日(金)の2日間かけて開催され、ショーは受付にて登録を行えば誰でも参加が可能だ。デザイナーの坂部三樹郎は、アントワープ王立美術アカデミーを主席で卒業後、自身のブランド「ミキオサカベ」を設立。東京カルチャーやティーンエイジャー独特の感性に目を向け、オリジナリティのある装いを提案し続けてきた。2017年は、ミキオサカベにとって10年目を迎える節目の年だ。そのアニバーサリーイヤーに、坂部は日本のレザー企業とコラボレーションすることを決めた。革一筋で築き上げてきた豊富な知識を活かし、国内のみならずヨーロッパなど海外の商品も取扱う老舗「ニッピ・フジタ」と、革加工・革漉き専門の加工業者「墨田革漉工業」とタッグを組む。念頭に置いたのは、革がもつ強く硬いという固定概念を払拭するということ。ファッションでレザーを使うとき、ライダースやジャケットなど男性的なイメージが強く、シーズンで言えば秋冬ものを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。今回のショーはその概念を崩すもの。あらゆる技法を駆使して、レザーの可能性を広げるようなワードローブを発表。2017年春夏コレクションの同型のジャケットやワンピースも、革素材を採用することで異なるニュアンスで提案されている。パンチングやカッティングの技法は、レザーとは思えぬほどの軽やかさを生み出した。シャツには薄いスエードを用いて、ミニスカートにはエナメル加工や煌びやかな型押しの加工を。リッチな黒のワンピースはヘムをランダムに見せてラグジュアリーなワンルックとして仕上げた。同じ革なのに全く別の素材に見え、それは実際に触って見なければわからないほど。シャンパンゴールドのワンピースは、革特有の硬さと滑らかさの絶妙なバランスが光る。型押しで表情豊かにみせながらポケット部分は立体的に、それでいてウエストラインは女性の曲線美を紡ぎだすものだ。ポップなカラーも相まって、レザーの数々がさらに異なるニュアンスへと導かれていく。技法もさることながら、意表を突くようなポップなスタイリングもミキオサカベらしさ満載。中にはシャツにガーターベルトのようなものをつるして、ずり落ちそうなショートパンツを留めているものがある。パンチのあるスタイルだが、肌とのレイヤードを楽しむ軽やかなレザーを散りばめることで、奇抜さの中に高級感を醸し出している。これら表現の中で、坂部は素材としてのレザーと向き合いながら、テーマを「ホラー」とした。本来は生命が宿るレザー。そう考えながら改めて向き合ったとき、普通の洋服とは異なる感覚が生まれたという。いつものショーと同じ坂部らしい奇想天外な表現はあれど、異なるのはレザーが持つ偉大な存在感である。それが坂部の手法と出会うことで、固定概念にとらわれない無限の可能性を秘めた素材へと変貌を遂げていた。【イベント詳細】「第95回東京レザーフェア2017-18 A/W Collection」坂部三樹郎によるレザーファッションショー&トークショー※オリジナルレザーファッションショーは、「第95回東京レザーフェア」内のスペシャルコンテンツとして開催。開催日時:・2016年12月8日(木) 13:00~、15:30~・9日(金) 11:00~、13:00~会場:都立産業貿易センター台東館住所:東京都台東区花川戸2-6-5入場料:無料※登録入場制、受付にて登録すれば入場可能。
2016年12月01日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2017年春夏ウィメンズコレクションが、2016年10月22日(土)渋谷のみやした こうえんで発表された。1年ぶりのランウェイショーとなる今季のファーストルックは、白いシャツとパンツのコンビ。かっちりとしたシャツ地と対比させるように、ボトムスにはスウェット地を選んでいる。足元はリボンを飾ったチャンキーヒールシューズ。素材選びや小物遊びで個性をきかせているものの、サブカルチャーやティーンズの刹那性などを説いてきたこれまでと比べると、いささか物足りなさが残る。ストライプシャツ、ジレ、ショートパンツ。カラフルなメイクやデコラティブなシューズで刺激を差しても、続くのはかなりフォーマルな装いだ。そんな観客の‟拍子抜け”を察したように、ミキオサカベの遊びが始まる。ショートパンツは、‟腰パン”とはかけ離れるほど、ウエストラインをどんと落としてユニークに。テーラードジャケットは、肩を肘近くまでドロップドさせて、さらに身幅を広く丈感を短めに整えた。テーラードジレは、まるでトレーニング用のタンクトップのようにアームラインを大胆にカッティング。構築的であるはずのフォーマルウェアが変幻自在に形を変えていく。アップデートなナンバーに転調すると、色彩たちが弾け、お祭りのようなポップなムードに。先に述べた変形フォルムに、ピンクやイエロー、グリーンといった鮮やかカラーが溶け込み、カットジャカードやレオパード柄のホログラム調の生地が交差する。また、シルエット遊びは加速度を増し、シャツは袖が2重に、プリーツスカートは原型が崩れるほどビックサイズへとリサイズされた。タックインしたシャツがはみ出すほどのマイクロミニスカートや肩パット入りのトップス、懐かしさを感じるピースがショータイムの主役のように存在感を増していく。ショー終了後のインタビューで、デザイナーの坂部三樹郎が、70~90年代異なる時代のフォルムを融合させることが今季の一番の目標だったと明かしてくれた。時の流れから考えても、はたまた融合させる技術的な面から見ても、通常は混じり合うことのないもの。それらをドッキングさせることで、新しい発見があるかもしれない。そんな好奇心が、坂部の心をくすぐったのだ。また、これまでは東京カルチャーに魅せられてきた坂部であったが、今後は今までやってこなかったことにチャレンジしていきたいという目標も語った。海外で彼が学んで見てきたもの。それらに向き合い表現していくそうだ。
2016年10月25日坂部三樹郎が手掛けるファッションブランド・ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)とシュエ・ジェンファン(Shueh Jen-Fang)が手掛けるジェニーファックス(JennyFax)による17SSコレクションの受注会が、10月29日、30日に東京・原宿の原宿 ロケット(ROCKET)にて開催される。ブランドとして一般来場者に向けた3度目の個人受注展示会となる同イベント。当日は、10月22日にみやしたこうえんで開催したミキオサカベ17SSコレクションショーにて発表したショーピースの他、ウェアラブルなものまでを展示する。また、前回も好評だったジェニーファックスのガチャガチャに加え、新しくZINEやトートバッグの即売会も実施される予定だ。【展示会情報】「mikiosakabe & JennyFax showroom 2017S/S collection“10”」会場:原宿 ロケット住所:東京都渋谷区神宮前6-9-6会期:10月29日、30日時間:12:00~20:00入場無料
2016年10月25日アキコアオキ(AKIKO AOKI)とケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)が10月28日から11月2日まで、表参道ヒルズ同潤館3階のギャラリー・表参道 ロケットにて17SSコレクションの合同展示会を開催する。前シーズンまで、坂部三樹郎、山縣良和がプロデュースする若手デザイナーを集めたプロジェクト「東京ニューエイジ」にてコレクションを発表してきたアキコアオキとケイスケヨシダは、10月22日に東京・渋谷のみやしたこうえんで開催された「ファッション ポート ニュー イースト(FASHION PORT NEW EAST)」にて、17SSコレクションを初の単独ショーで発表した。今回表参道 ロケットで開催される同イベントでは、発表されたばかりの17SSコレクションを展示し、初の受注会を行う。また、アキコアオキは同展に合わせて初のZINE『Hymne l’amour.』を限定発売。新進気鋭のアーティスト・Takako Noelが撮りおろしたアキコアオキ16-17AWコレクションのヴィジュアルが収録されている。また、今季のショーピースでコラボレーションした時澤知菜実によるチナミトキザワ(Chinami Tokizawa)のアクセサリーやグッズも販売する。ケイスケヨシダは、生まれ変わろうと"もがく”中の感情や景色を落とし込んだ最新コレクション「reborn」の受注会の他、写真家の草野庸子とのコラボレーションアイテム発表に伴ったTシャツの先行販売も行う予定だ。【展示会情報】「AKIKO AOKI & KEISUKEYOSHIDA 2017S/S COLLECTION」会場:表参道 ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 オモテサンドウヒルズ同潤館3階会期:10月28日~11月2日時間:11:00~21:00(10月30日は20:00まで、11月2日は18:00まで)入場無料会期中無休
2016年10月24日村上亮太、村上千明による親子デュオブランドのリョウタ ムラカミ(RYOTA MURAKAMI)と、元CGデザイナーで靴職人の片岡弘生によるヒロキ カタオカ(HIROKI KATAOKA)の合同展示会「RYOTA MURAKAMI & HIROKI KATAOKA 2017S/S COLLECTION」が、10月21日から26日まで表参道ヒルズ同潤館3階の表参道 ロケットで開催される。新人デザイナーの登竜門として名高い欧州最大のファッションコンクール「ITS(International Talent Support)」にて14年ARTWORK FINALISTSに選出されたRYOTA MURAKAMI。現在はファッションデザイナーの坂部三樹郎と山縣良和がプロデュースする新感覚の若手ブランド集団「東京ニューエイジ」でも活躍している。HIROKI KATAOKAも、「ITS」にて15年ARTWORK AWARDの受賞経験を持つ他、CGデザイナーから靴職人に転職した異色のキャリアで注目を浴びている。同展では、RYOTA MURAKAMI初となるウィメンズコレクションを含めた最新コレクションを受注することができる他、アーカイブ作品や商品化されなかったサンプルアイテムを特別価格で販売する。HIROKI KATAOKAは、15年に発表したCharactor Deformationシリーズから、オタクカルチャーとストリートの融合に挑戦したファーストコレクション「encount」の受注会を開催する。その他、オリジナルバッグ、バルムング(BALMUNG)とコラボレーションしたシューズなどもラインアップする。【展示会情報】「RYOTA MURAKAMI & HIROKI KATAOKA 2017S/S COLLECTION」会場:表参道 ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階会期:10月21日~26日時間:11:00~21:00入場無料
2016年10月16日世界的ファッションコンテスト「ITS(International Talent Support)」の歴代ファイナリストとして残った日本人デザイナー7名にフォーカスしたイベント「ITS@TOKYO解放区 ~注目のデザイナーをインキュベーション~」が、9月27日から10月4日まで伊勢丹新宿店本館2階のセンターパーク/TOKYO解放区にて開催される。同展では、新人デザイナーの登竜門とも言える世界的ファッションコンテスト「ITS」で歴代ファイナリストとして残った日本人デザイナー7名の作品を紹介。坂部三樹郎はITSの出品作品の展示に加え、16AWの商品を販売。中里唯馬も作品「Round Shoes O」を展示する他、16AWコレクションよりホログラムシリーズの販売を行う。また、中里周子はITS受賞時のトロフィーの展示に加え、ITSでの経験と裏話を語ったラジオ番組「NN VOICE~トリエステの潮風~」を収録したオリジナルUSBを13個限定で販売。村上亮太は、かかしのようなマネキンの展示の他、得意のニット作品やおかんの絵などを販売する。その他、清水政紀による卵の表面を加工する技術を用いた「Quail Egg」の展示やアクセサリーの販売、時澤知菜実による肌に直接貼ってはがせる作品「sticky jewelry」の展示やアクセサリー&雑貨の販売、片貝葉月による様々な形をした12種類の武器「Weapons of Love」の展示などが行われる。【デザイナーアピアランス】9月27日:中里周子、清水政紀、時澤知菜実9月28日:時澤知菜実9月29日:片貝葉月10月1日:清水政紀、時澤知菜実10月2日:村上亮太、清水政紀10月4日:清水政紀、時澤知菜実※時間により不在の場合あり
2016年09月26日日本のファッションの未来を担うであろう若き才能たちに迫る連載、「ファッションの“未来”に聞く」。第2回となる今回は、コトハヨコザワ(kotohayokozawa)のデザイナーである横澤琴葉に話を聞く。2013年3月のエスモードジャポン東京校での卒業制作が話題となり、同年8月には京都の「gallery 110」にて個展を開催。卒業後、大手アパレル会社でのデザイナー活動を経て、2015年に自身の名を冠したブランドを立ち上げる。山縣良和、坂部三樹郎がプロデュースする若手デザイナーを集めたプロジェクト「東京ニューエイジ」にも抜擢。きまぐれで、不安定だけど、レディな美しさも垣間見えるガーリールックの提案で、着実にファンを増やし続けている。今回のインタビューは彼女のアトリエにて、裁断の跡が幾筋も残る机上にて行った。ーーファッションに興味を持ったのはいつ頃?実はとても早いんです。わたしが生まれる前ですが、祖母が洋裁店を営んでいて、家にはミシンをはじめとする洋裁に必要な道具が揃っていました。だから、布を切ったり、縫ったりは日常的な遊びでした。幼稚園の卒業アルバムには、ファッションデザイナーになりたいって書いたようです。高校もファッション文化科という、普通の授業と洋裁・和裁の授業が半々で受けられるところに通っていたのですが、小学校くらいからそこに入ろうって決めていました。小さいときから「コレ着なさい」って勝手に充てがわれると怒ってましたね。「わたしは自分で選ぶの!」って(笑)。自分でコーディネートした服を友達から褒められるとすごく嬉しかったです。そこで早くも人に認められることに対しての喜びは感じていました。当時からその日着る服を選ぶのにすごく時間を掛けていましたね。ーー朝から何を着ようか選ぶ時って、すごく楽しい時間である反面、面倒に思うこともありますよね?その日の気分、体調、気温や天候、その日の予定によって、選ぶ服って変わるじゃないですか。わたしにとってはそれが重要な要素の一つで、一日のはじまりに直面する試練というか。皆に平等に与えられる試練だと思っています。それをとても面倒に思う人もいれば、わたしなんかは「楽しい!」って思っちゃいます。でも大概失敗しちゃうんですよ(笑)。「あ、今日イケる」って意気揚々と飛び出していくんですけど、途中で「あれ、なんか違うな。あれ、全然よくないじゃん」ってなることが多々あります。服は上下ともまあ良いのに、「うわ、靴違うじゃん」みたいな(笑)、それで一日ブルーだったり。でも失敗してもいいんですよ。「へんてこな組み合わせだけど、今日はそのまま来てしまった、恥ずかし!」って思う感じが。ぐちゃぐちゃになっちゃう感じ。それがすごく人間臭くて、好きなんです。ーーエスモードの卒業製作も、普通の感覚からしてみれば“へんてこ”な感じだと思います(笑)。でも非常に高い評価を頂きましたね?実は、3年(エスモードの最終学年)になったときに、なんの予告もなしにデザインの先生が山縣良和さん(リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)デザイナー/「ここのがっこう」主宰)と坂部三樹郎さん(ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナー/「ここのがっこう」講師)になったんです。初めての授業で彼らに「人間に着せることをまったく考えてない」、「どういう人に着てもらいたいのかちゃんと考えてるの」という指摘を受けました。それまでそんなこと1ミリも考えたことなくて。でも、いろいろと模索していく中で、あるとき古着のくたびれたTシャツにデニムのショートパンツを履いてたときに「ああ、こういうことなのかな」って気づく瞬間がありました。つまり、自分がいつも着ているものに近い素材、近いデザインで作ればより人に歩み寄った、生々しさが表現できるかもって思ったんです。それと平行してもう一つ、アイデンティティを掘り下げる作業も同時に進めていて、昔の写真を見返したりしてたのですが、その中の一つに家族写真があったんです。12、3年前の写真の中で、父が胸に「YAMAHA」って書かれていたスウェットを着ていて、すっごくダサくて(笑)。それにピチピチのケミカルウォッシュのジーパンを合わせてて、学校とかのイベントに来ていたんですよ。めちゃくちゃ恥ずかしくて。でも、もしかしたら今の感覚だとかわいいかもって思って、「あのスウェット、自分で着たいから送ってよ」って即実家に電話して。まあ、すでに捨てられちゃってたんですけどね。その頃ちょうどアイテムとしてスウェットも流行ってたし、自分でも着たいから作ってみました。そしたらあのスウェットがメインピースみたいになってしまって、結果としては良かったなと。あの卒業制作を経て、「自分が今着ているもの、着たいもの」をメインのデザインソースに据えるようになりました。【ファッションの“未来”たちに聞く】誰もが明日着たい服を、今日作れたらいい。デザイナー横澤琴葉--2/2に続く。
2016年06月24日