ドキュメンタリー『マダム・ベーある脱北ブローカーの告白』で世界に衝撃を与えたユン・ジェホ監督が、脱北者の女性がソウルでボクシングと出会い、人生の再起をはかる姿を描いた『ファイター、北からの挑戦者』。この度、本作の予告編が完成、場面写真が解禁となった。解禁となった予告編は、「韓国人は私たちを脱北者と呼ぶ――。血も涙もない人のように扱われています。北の人間というだけで」という主人公リ・ジナ(イム・ソンミ)のセリフから始まる。食堂で働く彼女は、共に脱北しながらも中国に残してきた父親のため、さらに金を稼ぐべく清掃の仕事を掛け持ちしようと、館長(オ・グァンノク)とトレーナーのテス(ペク・ソビン)が切り盛りするボクシングジムへと向かう。そこでリングに上がり館長とスパーリングする女性を目にしたジナは、ボクシングの魅力に目覚め、その才能を開花させていく――。やがて映像には、父親とジナを棄てて脱北した母との確執や、トレーナーのテスとの淡い恋模様も盛り込まれ、ジナが抱え続ける苦悩とともに、新たな人生をスタートさせた彼女の背中からほのかに希望も感じられる仕上がりに。併せて解禁となった場面写真では、強い表情でリングに上がるジナの姿などが切り取られている。『ファイター、北からの挑戦者』は11月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファイター、北からの挑戦者 2021年11月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Haegrimm Pictures All Rights Reserved
2021年09月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「熱海土砂災害」です。突発的な災害に備えるため、住む地域を見直そう。7月、熱海市伊豆山地区にて大規模な土石流が発生し、約130棟の建物が被害に遭い、多くの死者と行方不明者を出しました。現地に行ってみると、典型的な土石流とは明らかに様子が違いました。これまでの現場では大岩や根から折れた木などが流れてきて、土は粘り気のある泥状でした。ところが今回は、土を踏むと膝まで埋まってしまうサラサラのシャーベット状で、足が掬われそうになりました。専門家の調査では、「盛り土」により造成された山が崩壊し、そのまま土砂となって流れていたことが判明。この場所の、度を越した盛り土問題は県も把握しており、業者に対して指導をしていたにもかかわらず、対策が取られていなかったことが問題になっています。土石流を引き起こしたのは短時間の集中豪雨。熱海市の72時間降水量は、過去最大量の1.3倍にあたる500mm以上だったことが分かりました。明らかに気象が変わってきているため、防災基準の見直しは必須でしょう。国土交通省は大規模盛土造成地の徹底調査を行っており、全国で5万1306か所存在していると昨年3月に発表していました。しかし、自治体に対し国が安全対策の必要性を伝えても、自治体には、民間業者に販売権利を撤回する権限はありません。また、この背景には、都市近郊に人口が集中し、土地のないところに土地を造成して住宅を増やさねばならないという近年の宅地開発の流れも深く関係しています。やはり自分の身は自分で守るしかないと思います。山や川が近い、液状化が起きるかもしれないなど、自分の住む地域に災害の可能性を少しでも感じているのならば、何らかの対策を検討する必要があります。熱海の土砂崩れの第一報は、公的機関の発表より前に住民のグループラインによって、「あそこが危ないらしい」と連絡が回ったそうです。集中豪雨はすさまじい雨音のため、広報車の避難アナウンスもほとんど聞こえなくなります。予期せぬ大規模災害を即座に察知するには、地域住民の連携による防災発信が大切になります。これからは、“地方創生と防災”が、住みやすさの大きなキーワードになると思います。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年8月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年08月24日歌手の後藤真希が、ポップスピアニスト・ハラミちゃんとのコラボ企画第2弾として「飾りじゃないのよ涙は」のカバー動画を、5日20時にYouTube公式チャンネル『ゴマキのギルド』で公開した。7月28日には、コラボ企画第1弾として『ゴマキのギルド』で人気ゲーム『モンスターハンターライズ』(カプコン)の挿入歌「カムラ祓え(はらえ)歌」を、ハラミちゃんの公式YouTubeチャンネル『ハラミちゃん〈harami_piano〉』で後藤のデビューシングル「LOVEマシーン」を公開。視聴者から「歌声がキレイすぎる」「高音も低音も出るのすごい」とコメントが寄せられ、動画内ではハラミちゃんが「低い音から高い音まで出る方なんだということにびっくりしましたし、生で聴いているとアルファ波のようなものが出ているのか気持ちよくなっちゃって」と後藤の歌声を絶賛していた。第2弾として新たに配信するのは、これまでも多くのアーティストにカバーされてきた中森明菜の人気歌謡曲「飾りじゃないのよ涙は」。後藤が色気のある低音ボイスで力強く歌い上げ、ハラミちゃんがダイナミックで躍動感のある音色を楽しそうにピアノで奏でている。あわせて『ハラミちゃん〈harami_piano〉』ではモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」を配信する。
2021年08月05日歌手の後藤真希が、10年ぶりとなる有観客ソロライブ「後藤真希LIVE 2021(仮)」を11月28日に大阪・ビルボードライブ大阪で、12月5日に神奈川・ビルボードライブ横浜で開催することが5日、分かった。公式YouTubeチャンネル『ゴマキのギルド』での「歌ってみた動画」が反響を呼んでいる後藤。中でも「LiSA-『炎』/ 後藤真希が歌ってみた(homura)」は再生回数560万回を超え、「ぜひ生でごっちんの歌聞きたい!」「もっと歌ってほしい!」などのコメントが寄せられていた。今回のライブでは自身の楽曲に加え、カバー曲披露の可能性も。チケット販売についての詳細情報は公式SNS等で後日発表となるが、公式ファンコミュニティサイトOPENREC.tv「GoTo channel」会員には先行販売が行われる予定だ。
2021年08月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「育休法改正」です。現場の声を反映。男性が取得しやすい制度に。改正育児・介護休業法が成立し、2022年より施行されることになりました。この改正の大きなポイントは、「男性が育児休業を取りやすくするように定めた」ということです。これまでの男性の育休取得率は7.48%、1割にも達していませんでした。さらに、取得した人のうち、7割が取った期間が1週間以内。もっと長期に、必要なときに分割して何度でも取れるようにと、現場のお父さんお母さんの声が改正案には反映されました。これは大きな前進だと思います。現在、孤立してしまうお母さんの産後うつの問題が深刻です。また、僕も経験がありますが、働く男性にしてみたら、いったん長期間休んで前線を離脱してしまったら、元のポストに戻れないのではないかという怖さもあります。さらに、休めば残業代が減ってしまいます。そういう経済的理由からも育休は取りにくいものでした。改正後は新たに出産日から8週間の間に4週間の育休を取れ、子供が1歳になるまでに女性は2回、男性は最大4回に分けて取得することが可能になります。さらに、育休取得日の半分を上限に仕事をすることも認められます。給付金は育休開始時賃金の67%が支給され、厚生年金など社会保険料が免除されるため、実質、収入の8割程度が保障されることになります。これまでは正社員だけの制度でしたが、改正法では、働いて1年未満の非正規雇用でも育休を取れるように変更されました。ある調査で男性の5人に1人が、育休を取らなかった理由を「職場が育休制度を取りづらい雰囲気だったから」と答えています。「取っていいと思っているのか?」と上司に言われ、申請できなかったという例も聞きました。そんな職場の空気を是正するため、育休取得対象の男性に、会社は制度の説明をし、取得の意向を確認をすることが義務化されることになりました。日本は有給休暇も取得率が極端に低い。けれども休みを取りやすい会社のほうが生産性が高いという数字も出ています。休むことで仕事のパフォーマンスも向上します。子供の有無にかかわらず、休みが取りやすい職場に変わっていくことを期待したいですね。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年8月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年08月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「LGBT法案」です。LGBTと一括りではなく個別の課題解決を。与野党合意で進められていた、性的少数派をめぐる「理解増進法案」は自民党内の強い反対を受け、今国会での提出を断念しました。オリンピック憲章では、いかなる差別も認めず、ジェンダー平等を謳っています。オリンピック開催国でありながら、この法案が成案できないというのは恥ずかしい状況だと思います。2014年のソチオリンピックでは、ロシア政府が同性愛を認めないとLGBT運動を弾圧したため、各国の首脳は抗議の意を示し、開会式の参加をボイコットしました(日本は参加していました)。自民党内でも、稲田朋美議員をはじめ、LGBT当事者と対話を重ねてきた議員はなんとか成案させようと与党幹部に詰め寄りましたが、「家族観が壊れる」など、ベテラン議員からのクレームがついて進みませんでした。もともと野党は、ヘイトスピーチや、同性愛者という理由で入居を拒否されたり、社内で差別を受けたりすることを禁止する「差別解消法案」を提出していました。それに対して自民党はLGBTの人々の実情をまず知ってもらおうと「理解増進法案」を進めていました。結局、自民党案を修正する形で与野党合意したのですが、「差別は許されない」という文言に対して、与党内の保守派が「権利を与えることで、権利を極度に主張されると訴訟が起こり、かえって分断を生む。何をもって差別とするかを定義づけないかぎり法案は認められない」と強硬姿勢を崩さず、国会提出も叶わなかったのです。たとえ法律ができたとしても、差別感情を持つ人の意識が一変するわけではありません。理解を深めるためには、対話や交流の場を増やすことが肝要なのだと思います。残念なのは、この制度を決める国会議員の中に、公表しているLGBT当事者がほとんどいないということです。議員の多様性のなさにも問題があると言わざるを得ません。最初からLGBT法案に賛成か反対か、という二択から始めるのではなく、もっと小さな主語で、性別の問題で困っているさんの課題に対処するには、どんな方法があるのか。具体策を一つずつ見出すことが、状況改善の糸口になるのかもしれません。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年7月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年07月17日Dear Life -Ethical×Fitness-がオープン2021年7月1日、北品川にエシカル・オーガニックを中心としたセレクトショップとフィットネス設備を併設したDear Life -Ethical×Fitness-がオープンしました。同施設ではアクティブワーカーの癒やしの場を目指し、セレクトショップでは、コスメ・フード・プロテイン・日用品を展開しながら、フィットネス設備による運動のサポート、酸素カプセルによる休養のサポートを行っています。トレーニングついでにエシカル消費Dear Life -Ethical×Fitness-は、「地球にやさしい」「身体的、精神的な豊かさをサポート」「ご縁とつながりを大事に」の3つをテーマとし、日々の健康・美容に役立つだけでなく、持続可能な社会の実現を目的とした「エシカル消費」にも配慮した施設です。セレクトショップでは、プロテインやダイエットをサポート食品の「QOL」、米糠関連商品を展開する「おこめぶらん」、アクティブオーガニックコスメの「Be」など、サステナブルな商品開発でも知られる人気ブランドの商品を取り扱っています。(画像はプレスリリースより)【参考】※Dear Life -Ethical × Fitness-
2021年07月15日繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”が――。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。子役として俳優人生をスタートし、今も映画やドラマに引っ張りだこの山本耕史。そんな絶好調の山本は“北関東への移住”という大きな決断を人知れずくだしていた。15年に結婚した妻と始めた田舎生活に隠された家族への愛とは――(以下、2021年3月9日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「山本さんは現在、2つの自宅を行き来しているそうです。仕事のときには東京のマンションで寝泊まりするそうですが、堀北さんと2人のお子さんが住んでいるのは北関東。1年ほど前から“2拠点生活”を送っているといいます」(芸能関係者)親友・香取慎吾(44)と共演するドラマ『アノニマス』(テレビ東京系)も好調な山本耕史(44)。収録の合間に、親しい関係者にそう話していたという。15年に結婚した妻・堀北真希(32)との間に16年に第1子、19年に第2子が誕生。一家は都内の高級マンションで暮らしていたが、昨年から山本は、妻と2人の子供たちが暮らす地方と、東京との往復生活を送っているというのだ。山本の知人によれば、芸能界から退いている堀北も北関東での育児生活を気に入っているそう。「夫妻の間では、しつけなどの育児ルールは奥さんが基本的に決めているそうです。真希さんはかねてから、できるだけ芸能界とは離れた環境で、なおかつ自然豊かな場所でのびのびと子育てをしたいと思っていたと聞いています。山本さんも真希さんも東京出身ですから、自然に囲まれた暮らしに憧れもあったようですね」40歳で第1子を授かった山本。2年前の雑誌のインタビューで、こう語っている。《家族ができて、あらゆることに対して価値観が変わりましたね。(略)たとえば少し前までは朝まで飲んで、次の日現場で完璧でいられることがカッコイイと思ってた。実際、自分もやってましたしね。でも今はそんなこと全然カッコイイと思わないんですよ。僕は今、守るべきものがあるほうが人は強いと思えて。自分のためだけだと、何に対しても怠けられてしまう。でも、守るべきものがあるとそうはいかない。そして、それが強さだと》(『STORY』19年2月号)■山本の理想の父親像は「自分の父親」前出・山本の知人によれば、一家が北関東に引っ越したのは「田舎暮らし」だけが理由ではないという。「実は山本さんのお父さんが、リタイア後、そのエリアに移り住んだのだそうです。お母さんはいまも山本さんの事務所の社長、また、お兄さんも彼のマネージャーで多忙なため、東京で暮らしているんです。現在お父さんは80代半ばで高齢ということもあり、山本さんは真希さんと相談して近くに住むことを決めたといいます」山本はWEBのインタビューで、「理想の父親像は自分の父親」だと断言している。《毎日時間通りに帰って来て、遊んでくれた父は、一番の遊び相手でした。僕は、職業柄、毎日はできないけれど、できることがあれば極力やりたいし、今は何よりも子育てが楽しい!家族で触れ合う時間をこれからも大切にしていきたいですね》(『FQ JAPAN』19年11月14日付)仕事以外のときは北関東へ帰り妻、子供、そして父と触れ合う時間を大事にしているのだろう。だが、まだまだ“新米パパ”の山本は、子育てに関してわからないことがあると“パパの先輩”に相談しているという。「大河ドラマ『真田丸』で一緒だった堺雅人さんとは、よく子育てトークをしているようです。堺さんの家も子供2人で、上の子が、山本さんの子より1歳上。だから保育園のこととか、わからないことが出てくると堺さんに聞き、丁寧なアドバイスをもらっているそうです」(テレビ局関係者)前出の芸能関係者は言う。「山本さんは『上の(4歳の)子が義務教育に入るまでは、この生活を続けようかな』とも話していました。その後の生活については検討中だそうです」結婚当時は「交際0日婚」と話題になった山本。だが、一家の育児方針は非常に計画的なようだ。
2021年06月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「温室効果ガス46%削減」です。環境の問題だけではなく、経済の生き残り策 。4月に気候変動サミットが開かれ、各国が温室効果ガスの削減目標を表明しました。日本は2030年度までに2013年度比で46%削減するという新たな目標を掲げ、「50%の高みに向けて挑戦を続ける」と発表。それまでの目標値は26%削減でしたから、一気に引き上げた形になります。ところが、環境問題に熱心に取り組む若い人たちが、その数字では足りないと、経産省前でハンガーストライキを行いました。パリ協定では、世界の気温上昇を産業革命前と比べて1.5°Cに抑えることを目標に定めています。そこまで効果を出すには日本は62%の削減が必要だと訴えたのです。ちなみに他国の目標値は、アメリカは2005年比で50~52%削減。EUは1990年比で55%以上減。イギリスは1990年比で78%以上減です。アメリカのバイデン大統領は、オバマ政権で謳われた、温暖化防止と経済格差是正の両方を行う経済刺激策「グリーン・ニューディール」をさらに強化し、「クリーンエネルギー/持続可能インフラ計画」に4年間で総額2兆ドルを投入すると公約で掲げました。中国は、公害により健康被害が多く出たことを機に、環境対策に積極的になり、2030年までの温室効果ガス削減目標は2005年比で65%以上削減。また、2035年の新車販売でガソリン車をゼロに。電気自動車を中心に省エネ・新エネルギー車の割合を5割にし、残りの5割もすべてハイブリッド車にすると昨年秋に発表しました。欧米や中国の削減目標値が高いのは、環境対策がこれからの経済の主戦場になると踏んでいるからです。欧米の大手企業は、石炭や火力による電力に依存する企業とは取引しないと公言していますから、日本も再生可能エネルギーの比率を上げるなどの対処をしないと、このままでは世界の経済市場から日本の企業は排除されてしまいます。環境対策は、地球を守るというイデオロギー的なものから、産業の生き残り策に大きく変わったんですね。AIや再生可能エネルギーなど、あらゆるテクノロジーを駆使し、環境に負荷をかけない産業政策を、国が本格的にとる必要があるのではないかと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年6月16日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年06月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「出入国管理法改正案」です。難民は犯罪者ではない。廃案後も対応是正を求める。日本の入国管理のあり方が国際的に問題視されています。まず、難民認定率が1.2%(2020年)と、とても低い。さらに、難民申請を却下された外国人が、入国管理の施設に長期間収容されていることも問題になっています。家族と引き離され、無期限勾留のような状況で、体調を崩してもきちんとした手当てが受けられません。扱いが非人道的ではないかと、国連からも再三勧告を受けていました。今国会では出入国管理法の改正が審議されました。改正案には、難民認定手続き中は強制送還が停止されるという規定を3回目以降の申請には適用せず、本国に送還できるという変更が含まれていました。しかし、内戦や封建的な軍政から命からがら逃れてきた人を母国に送り返せば、その人は殺されてしまうかもしれません。改悪案だと、多くの人が反対の声をあげ、3月に名古屋入管施設に収容中だったスリランカ人女性が死亡し、その管理状況が問題視されたことも受け、与党は今国会での審議を断念しました。難民申請をしている人が本当に難民なのかを判定するのは確かに難しいです。パスポートはもとより、その人を証明するものがないからです。けれども、難民=犯罪者ではありません。ただ、入管庁は麻薬カルテルの一味や武装集団を入国させないよう水際を守るのが仕事ですから、入管庁の中で難民審査を行うこと自体に無理があると思います。たとえば、難民局を作り、難民なのか、虚偽の申請をする偽装難民なのかを審査できる体制を整える必要があるのではないでしょうか。日本は難民申請を厳しくする一方で、特定技能制度など、外国人労働者を受け入れる規制緩和はしてきています。労働力のためには門を開き、助けを求める人には閉ざすというのは矛盾しています。欧米には多民族、多文化の土壌があり、移民を国力に反映させる術を持っています。その点、日本は多様性を受け入れるのが不得意なんですね。廃案になっても難民に対する日本の対応は問題が残っています。もしも日本が戦争状態になり、自分が国を逃れ難民になったとしたら?と想像力を働かせて考えてみてほしいです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年6月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年06月05日タレントの堀ちえみが6月1日、都内で行われたGEヘルスケア・ジャパン「ポケットエコー Vscan Air 新製品記者発表会」に出席した。グローバルヘルスケアカンパニーのGEヘルスケア・ジャパンは、ポケットサイズの超音波診断装置「Vscan (ヴィースキャン)」の最新モデル「Vscan Air(ヴィースキャン エアー)」を発売。その記者会見に口腔がんや食道がんを患って闘病生活を送り、現在も治療中の堀ちえみが登壇して病気の早期発見の大切さを説いた。これまでの経緯について堀は「2019年に口腔がんを患い、ステージ4という告知を受けました、2019年2月に手術をし、悪性の部分を取り除いた結果、舌の6割以上を取って太ももの一部を移植しました。首にも転移(食道がん)していて、エコーに命を助けていただいたと言っても過言ではありません」と説明。手術から2年3カ月が経過した現在は通院のほかにボイストレーニングやリハビリに取り組んでいるそうで、「通院は耳鼻科と口腔外科、それぞれ3カ月に1回は受診しています。経過観察で検査をし、食道がんも経過観察で半年に1回は胃カメラを飲んで再発の有無を診ていただいております。リハビリはコロナ禍なので1カ月に1回、ボイストレーニングは1週間に1回、リモートで先生に2時間ご指導していただいております」と明かしつつ、「コロナも怖いですけど、がんも進行してしまうと非常に恐ろしい病気。そちらの方も対策をちゃんとしながら検査を受けて早期発見できるようにしています。今は全然元気で、喋り方が後遺症として残ってしまいましたが、職業柄話せるように毎日最低でも15分はリハビリとボイトレをやるように心掛けています」と将来を見据えていた。堀は来年3月にデビュー40周年を迎える。「コロナ禍ということもあって事前に決められないもどかしさはありますが、歌の方は変わらず1曲でも多く歌って皆さんにご心配をお掛けした分、安心していただけるように頑張りたいと思っています」と40周年記念コンサートに意欲を見せ、ファンの前で歌うことを「一つの目標にして頑張ります。そこは実現させます!」と力強く宣言。「喋り方も含めて以前と変わってしまった部分で最初は命が助かったけどこの先どうやって生きていこうかと思ったところからスタートしました」と改めてこれまでを振り返り、「落ちるところまで落ちたから後は楽しみしかありません。今はそういう気持ちです。辛いことがありましたけど、皆さんのお陰で生かせて頂いております。瞬間瞬間が楽しいと思えますし、今は大変な世の中ですが、辛い方に目を向けるのではなく、楽しいことや素晴らしいモノに目を向けて過ごす方が同じ生きていくのであればそっちの方がお得かなと思っています」と前向きだった。
2021年06月02日漫画家のセモトちかさんによる、不倫を描いた漫画『サレタガワのブルー』。漫画配信アプリ『マンガMee』で上位を獲得するなど、人気を見せています。そんな『サレタガワのブルー』がテレビドラマ化決定!発表にはネット上でも歓喜の声が上がりました。主人公・田川暢役を演じるのは俳優の犬飼貴丈さん。またW主演で、田川藍子役を演じるのは、2021年3月にアイドルグループ『乃木坂46』を卒業した堀未央奈さんです。2人のポスタービジュアルを、原作者のセモトちかさんが描いたオリジナルイラストも公開されています。『サレタガワのブルー』は、愛妻家のイケメン夫が、妻に不倫をされることから始まる新感覚不倫エンターテインメント作品。主人公・田川暢(たがわのぶる)はイケメン、デザイナーで高収入、愛妻家の誰もが羨むイイ夫。大好きな妻・藍子(あいこ)に尽くし、家事に仕事に努力を惜しまない。藍子も家事一切を仕切ってくれる暢に優しく、ラブラブな2人。一見幸せそうな夫婦生活を送っていた暢だが、ある事実を目の当たりにする。彼が見たのは職場の上司との不倫を全力で楽しんでいる藍子の姿だった…。「まさか藍子さんが…そんなはずはない…」優しく可愛らしい藍子が自分を裏切るはずがない。だがそんな願いは届かなかった…修羅場を迎え、自分の欲望に忠実に生きる藍子に、復讐を決意する暢。「いい女はね、自分の望みは確実に全部叶えるの」暢に、史上最凶の不倫妻を裁くことはできるのか!?ドラマイズム「サレタガワのブルー」ーより引用原作者の、セモトちかさんは「田川暢役の犬飼貴丈さんはまさに思い描いていたご本人だった」と、配役が決まった時には驚きと感動で声が出たといいます。また、堀未央奈さんについても、「撮影現場でプロ根性を見た」と絶賛。ドラマ『サレタガワのブルー』は、TBS・MBSで同年7月13日の深夜から放送です![文・構成/grape編集部]
2021年05月22日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「Z世代」です。世界中で抱える問題。解決の鍵となるZ世代。バブル世代と氷河期世代は「X世代」、‘80~‘90年代半ばに生まれたゆとり世代は「Y世代」、‘90年代半ば~2010年代初めに生まれた若者たちは「Z世代」と呼ばれています。Z世代に注目が集まるきっかけとなったのは、人権運動家のマララ・ユスフザイさんや環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんの登場でしょう。ティーンエイジャーが、人権や地球環境が脅かされている窮状をSNSを通じて訴え、それらを守ろうとするアクションは世界で同時多発的に起こりました。そうして、経済至上主義とは別の新しい幸福の価値観を広げていきました。日本のZ世代は、小学生~中高生の多感な時期に東日本大震災や原発事故を体験しています。義務教育課程で環境や人権、SDGsについて学び、働き方は会社員ベースから、フリーランスベースに移行しつつあります。国や集団に属さずに、強い個として生き抜く新自由主義者がフィーチャーされた時代を経て、人々は戦いに疲れてしまいました。さらに自然災害が頻繁に起こり、景気は回復せず、格差は広がるばかり。個人の力ではどうしようもない状況に陥っています。そんな背景のもと、多様な個が足りない部分を補填し合い、困難を共に乗り越えようとする「コミュニタリアニズム(共同体主義)」がZ世代に広がっていきました。社会環境は目まぐるしく変化しています。人権や環境部門に積極的でない企業は投資の対象にならなくなり、SDGsというゴールを目指さねばなりませんが、大人たちは策がなく困っています。以前、ベンチャー企業と大手企業をマッチングさせる取り組みを取材したとき、大企業の社員はZ世代の新しい感性や価値観をサービスに取り入れようと、熱心に若い起業家たちの意見を聞いていました。これまでは若者の意見といえば、流行物やギャル語など、トレンドとして取り上げられる程度でした。しかし、今後は、デジタルネイティブのZ世代から新しい知見を学び、大人は資本やマーケットを若者に提供するなど、ウィンウィンの関係を築く必要があると思います。互いに協力しなければ乗り越えられそうにない問題が世界に山積みなのです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年5月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年05月21日5月19日にそれぞれ所属事務所を通じて結婚を発表した新垣結衣(32)と星野源(40)。2人は連名で、「私たち、星野源と新垣結衣は、このたび結婚する運びとなりました事をご報告させていただきます」と報告。続けて「これからも互いに支え合い豊かな時間を積み重ねていけたらと思っております。未熟な二人ではございますが、温かく見守っていただけますと幸いです」と未来への展望を綴っていた。’16年に放送され大ヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で初共演した2人。所属事務所によると、’21年1月放送の『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)の撮影で再会したことをきっかけに、結婚を前提に交際をスタートしたという。超人気俳優同士の結婚とあって、一時Twitterトレンドで世界1位に。《ガッキーと星野源の結婚報道ビックリしすぎて声出た》と驚きつつも、結婚を祝福する声が続出した。日本中がお祝いムードのなか、“まさかの余波”が懸念されているという。ある経済誌ライターは語る。「実は人気女優の結婚が発表されたすぐ後に、日経平均株価の終値が前日と比べて大幅に下落する事例がここ数年で何度も起きているのです」過去の事例を調べてみると、’15年に堀北真希(32)が山本耕史(44)と結婚した際は895円、’16年の北川景子(34)とDAIGO(43)は419円と確かに下落している。そして、さらなる“結婚ショック”が起こりうる可能性もあるという。「昨年10月に石原さとみさん(34)が結婚を発表した当日は、東京証券取引所でシステム障害が発生し、終日取引が停止する事態に……。厳密には結婚発表の前にシステム障害が起きたので、直接的な影響はないようですが、ネット上では“石原ショック”で東証が停止したと話題になりました。新垣さんと星野源さんの結婚情報が発表されたのは、16時すぎ。東証の取引が終了する時刻が、15時なので、新垣さんの結婚による影響は明日わかります」(前出・経済誌ライター)こうした現象から、“新垣ショック”を予想する声も。《明日は日経平均暴落だな。新垣結衣ショック来る》《明日の東京市場は新垣ショックで荒れそうだな……》にわかに信じがたい話ではあるが、大物女優の結婚は日本経済をも動かすということなのだろうか。果たして、本日の株価の行く末はーー。
2021年05月19日「これ以上は耐えられなかったのでしょう。彼は暮らしていた所属事務所の寮から突如、引っ越して出ていってしまったそうです」(芸能関係者)“彼”とは俳優・岡田健史(22)のことである。現在、大河ドラマ『青天を衝け』にも出演中で、若手のなかでもずぬけた存在だ。今年3月の日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞。だが、彼が寮を飛び出したのは、この受賞の数日後のことだったという――。芸能関係者はさらに打ち明ける。「実はいま、岡田さんは所属事務所との契約解除を求めて裁判所に申し立てをしています。原因は、事務所社長との間にできた溝です」岡田の俳優としてのキャリアは、ここまで順風満帆だった。「’18年に19歳でドラマ『中学聖日記』(TBS系)で主人公の相手役に大抜擢されました。1千人規模のオーディションを勝ち抜いての、鮮烈なデビューでしたね。それから現在まで、ドラマや映画に立て続けにキャスティングされています」(テレビ誌ライター)芸能界に入るきっかけは現事務所のスカウトだ。中1の学校帰りに声をかけられ当時は断ったものの、高校卒業後に現事務所に所属。「所属事務所のスウィートパワーはスカウト力で有名。全国各地に社員が赴き、逸材を探し出し、俳優にならないかと口説き落とす。その手法で、かつて所属していた堀北真希(32)や、現在も所属する黒木メイサ(32)、桐谷美玲(31)らを発掘してきたのです」(前出・テレビ誌ライター)■不満爆発の引き金は社長の“セクハラ&モラハラ”報道事務所を率いる女性社長は、デビューから大役をつかんだ岡田に期待をかけていたようだ。2人の仲はなぜこじれたのか。「所属当初は問題がなかったのですが、岡田さんが徐々に社長に不信感を募らせるようになっていたのです。原因の一つは、事務所の社員の入れ替わりが激しいこと。昨年だけでも10名以上が退職したそうです。自身のマネージャーを含め、周囲のスタッフが次々辞めていくことに違和感を持っていたようです」(前出・芸能関係者)自身の出演作品の選ばれ方にも納得できない部分があったようだ。「昨年の秋、岡田さんは、単発ドラマの『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系)に出演していますが、それは事務所が持ってきた急な仕事。『急に決まって役作りができない。やりたくない』と言いだして、大変だったと聞きました」(テレビ局関係者)たまっていた不満が爆発する引き金になったのは、今春の『週刊文春』の報道だったという。「3月18日号で、社長による所属タレントへのセクハラが報じられました。これについて事務所は否定しています。さらに週刊文春は5月6日・13日号でも、社長から社員へのモラハラがあったことを追及しています」(スポーツ紙記者)3月の報道直後から、岡田は顕著に社長と距離を置き始めた。「社長は所属タレントたちに対して報道は事実ではないと説明したようなのですが、岡田さんだけは“会いたくない”とかたくなに社長の話を聞くことはなかったそうです」(前出・芸能関係者)■現場ではマネージャーと口すら利かず…冒頭の“事務所寮退去事件”は、“文春砲”から1カ月もしないうちのできごとだったという。「彼は現在、ドラマ『桜の塔』(テレビ朝日系)に出演中で撮影のまっただなか。でも寮を飛び出した後は、事務所の送迎を拒否。現場に自力で行っており、マネージャーとは現場で合流してもほとんど口を利かないようです」(前出・芸能関係者)寮退去からしばらくして、岡田と社長は一度、対面したという。「岡田さんはその場に弁護士を連れていきました。事務所との契約期間は、2年弱ほど残っていましたが、契約解除を求めたのです。事務所側としては、大きな案件を含めて先まで彼の仕事が決まっていたこともあり、事務所にとどまるよう慰留した。折り合いがつかず、岡田さん側が裁判所に契約解除の“仮処分”を求める申し立てをしたそうです」(前出・芸能関係者)デイライト法律事務所の木曽賢也弁護士によると、「仮処分は結論が出るまでに平均3カ月ほどで、通常の裁判より早期に解決するメリットがあります。また、裁判は基本的には公開するものですが、仮処分の申し立ての場合は非公開。ただ、仮処分でたとえ契約解除が認められたとしても、事務所側が争えば、本案訴訟(本訴)で覆る可能性もあります」仮処分の申し立ては代理人の弁護士のみの出頭でも進めることができるというが、4月末、岡田本人が裁判所に出頭したという。「具体的な事実関係を聞かれたりするので、本人が説明したほうが早いというメリットはあります。また“どうしても訴えたいことがある”として本人が出頭する場合もあります」(前出・木曽弁護士)■岡田の“暴走”を指摘する声も事情を知る岡田の知人は、彼の心情をこう代弁する。「本来は悩むタイプではないのですが、彼なりにずっと我慢していてつらい部分があったようです」一方で「事務所側に同情する」と話す制作関係者の声もある。「数々の作品に出演できているのは、事務所の力によるところも大きいはず。“今の知名度は自分の実力のおかげ”と考えて裁判に至っているなら“暴走”と捉えられても仕方ないと、私は思います」前出の知人は「頑固で、一度こうと決めたら譲らない」と岡田の性格を評したうえで、次のようにフォローする。「よく言えば硬派。真面目がゆえに、“間違っている”“許せない”と思ったら、まっすぐその方向に向かってしまう。それが場合によっては、自分の考えにこだわり、人の意見を受け入れない人間だと思われる部分はあるのかもしれませんが、まっすぐで芯の強いコなんです」仮処分の結論は5月中には出るという。「事務所側は、岡田さんの契約解除の申し立ては退けられる可能性が高いだろうと、考えているようです」(前出・制作関係者)5月12日に22歳の誕生日を迎えたばかりの岡田。裁判所はどんな結論を下すのだろうか――。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米中外交」です。体制の違いにより対立が顕著に。注視が必要です。アメリカの外交政策を、国際協調から「アメリカ第一主義」に大きく方向転換したトランプ前大統領。バイデン大統領は2月の演説で、「アメリカは戻ってきた」と世界に向けてメッセージを発し、再び協調体制に戻すこと、失われた同盟関係を修復することを宣言しました。問題は対中国です。就任前には「弱腰になるのでは?」と推測する声がありましたが、それを覆すかのようにバイデン政権は中国に強い姿勢を示しています。人種や宗教によって差別することは許さないと、新疆ウイグル自治区や香港、東南アジアに対する中国の挑発的な支配姿勢を批判。「中国の経済的虐待に立ち向かう」「人権や知的財産、グローバルガバナンスに対する中国の攻撃を押し返す」などと表現しました。中国への強硬姿勢は、トランプ時代と変わりませんが、バイデン大統領は「アメリカの国益となる場合は、中国政府と協力する用意がある」と付け加えることも忘れませんでした。しかし、米中関係は日に日に緊張感を増しています。3月に行われた米中外交トップ会談では、人権に反する中国の行為を非難したアメリカに対し、「内政に干渉する行為には断固として反対」と、中国側は強く反発しました。中国は自らを民主国家と謳いますが、民主主義の定義が私たち自由主義国とは異なり、最終決定権はすべて中国共産党にあります。バイデン大統領は、中国が民主国家に変わることを期待していたのですが、体制の違いは露わになるばかり。3月末の記者会見でバイデン大統領は「21世紀における民主主義と専制主義のどちらが機能するかの闘い」と発言し、対立を極めました。習近平国家主席は、オバマ政権のころには「G2」として、中国とアメリカで世界の秩序を作ることを呼びかけていました。ところがトランプ政権になり対立関係に。本音ではビジネス上で繋がっておきたい両国ですが、不当逮捕や弾圧が日常的に行われる国相手では安心して投資はできません。今後、たとえば台湾をめぐり、米中関係がさらに悪化した場合には、日本の米軍基地から中国にプレッシャーをかける可能性も。他人事ではいられないのです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。新しい朝の報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~8:00)が放送中。※『anan』2021年4月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年04月16日「えっ、あの2人って付き合っていたの?」。そんな驚きとともに、結婚報道に接することが増えていないだろうか。それも当然、芸能人の「秘め愛婚」が急増しているのだーー。「かつては大物芸能人の交際は、どんなに隠していても必ず噂が立つものでした。過去に2人の交際報道がありましたが、双方が強く否定したこともあり、完全に“なかった”ことになっていた。それだけに、今回の結婚は寝耳に水。まったくノーマークでした」そう語るのは、芸能レポーターの菊池真由子さん。世間を騒然とさせたお笑い芸人の有吉弘行(46)とフリーアナウンサーの夏目三久(36)の大物カップルの結婚。「自炊にハマっている」などと、有吉はことあるたびに独身生活を謳歌しているような発言をしてきたが、本誌が先週号でも報じたように、2人はおよそ3年前から同棲していたという。次を見てほしい。人知れず逢瀬を重ね、自らが結婚を報告する--。そんな「秘め愛婚」が急増している。■’15年8月22日発表:山本耕史(44)×堀北真希(32)’09年にドラマ共演で知り合い、山本が6年間アプローチ。電話番号を知った2カ月後に結婚し、世間を驚かせた。初めて外でデートしたのは結婚当日だったという。■’15年9月28日発表:福山雅治(52)×吹石一恵(38)’12年に写真誌が交際報道したが、破局報道もあり、マスコミはノーマークのなかで突然の結婚発表。今回の有吉と夏目の結婚に近い形だった。■’18年6月21日発表:玉木宏(41)×木南晴夏(35)6月21日に結婚することを事務所が認めた。6月26日に入籍。結婚のおよそ8年前に知り合い、2年前に交際を開始したという。芸能界随一のモテ男は本命を隠し通した。■’19年6月5日発表:山里亮太(44)×蒼井優(35)人目に触れない2カ月の交際を経て6月3日に入籍、5日に発表した。山里は両親や、蒼井を紹介してくれた相方の山崎静代にまで、結婚直前まで交際を伝えなかったという。■’19年6月6日発表:EXILE・AKIRA(39)×リン・チーリン(46)’11年の舞台共演をきっかけに知り合った2人。長らく友人関係だったが、’18年に交際に至ると、およそ半年間の日本と台湾の遠距離愛を実らせ、結婚発表。■’19年8月7日発表:小泉進次郎(40)×滝川クリステル(43)’18年に交際開始。この日、安倍首相(当時)に結婚と滝川の妊娠を報告し、政界を驚かせた。翌日に入籍。2人は一緒に外出したこともないほどの隠密交際だったという。■’19年8月8日発表:速水もこみち(36)×平山あや(37)’09年にネットに2人のデートの目撃情報が書き込まれたことはあったが、マスコミが交際を報じることはなかった。料理という共通の趣味で愛を育みゴールイン。■’20年10月23日発表:岡村隆史(50)×一般女性相手は有名人ではないが、世間の驚きは大きかった。“独身キャラ”を貫いてきた岡村が自身のラジオ番組で結婚を突如発表。相手は10年来交流のあった30代の女性だった。■’20年12月10日発表:松坂桃李(32)×戸田恵梨香(32)恋多き戸田が、松坂との2年間の秘め愛を成就させた。同じマンション内で、お互いの部屋を行き来していたことで芸能マスコミのマークをかわした。■’21年4月2日発表:有吉弘行(46)×夏目三久(36)’16年に交際報道があったが、両事務所の強い否定でマスコミもノーマークに。親族や友人のダチョウ倶楽部の上島竜兵にも内緒の5年にもおよぶ秘め愛を見事に完遂させた。ALL About恋愛ガイドの石田陽子さんが語る。「芸能人にとって結婚は大きな転換点です。結婚前にSNSなどで交際を示唆するような行為は“におわせ”といって嫌われますが、最後まで交際を隠して結婚したカップルはファンからも祝福され、好感度もアップする傾向にあると思います。プロ意識の高さを感じさせるからでしょうか」気になるのは「秘め愛」を成就させたカップルのその後だ。女性の生き方アドバイザーで心理学者の山脇由貴子さんはこう話す。「恋愛でも共通の敵がいると2人の結束力は強固なものになります。芸能人カップルの場合も、マスコミにバレないように秘密を共有する連帯感や緊張感が恋を大いに盛り上げていきます。秘めた交際を続けるうちに絆が強くなり、いつしか戦友のように。その信頼関係は結婚後もなかなか消えることはありません」実際に本誌は隠れた交際から解放されたカップルの仲むつまじい姿を確認している。家族仲よく歩く堀北と山本、身を寄せ合って笑う蒼井と山里。最近も写真週刊誌が、映画デートを楽しむ松坂と戸田の姿をキャッチ。秘め愛を経て「おしどり夫婦」にーー。そんな芸能カップルがこれからも増えそうだ。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月15日世間を騒然とさせたお笑い芸人の有吉弘行(46)とフリーアナウンサーの夏目三久(36)の大物カップルの結婚。「自炊にハマっている」などと、有吉はことあるたびに独身生活を謳歌しているような発言をしてきたが、本誌が先週号でも報じたように、2人はおよそ3年前から同棲していたという。「かつては大物芸能人の交際は、どんなに隠していても必ず噂が立つものでした。過去に2人の交際報道がありましたが、双方が強く否定したこともあり、完全に“なかった”ことになっていた。それだけに、今回の結婚は寝耳に水。まったくノーマークでした」と語るのは、芸能レポーターの菊池真由子さん。「山口百恵さんや松田聖子さんもそうだったように、大物芸能人のカップルといえば、マスコミの熱愛報道により交際が発覚し、大々的な婚約会見をして、派手な披露宴をしたものでした。ところが最近は、ひそかに交際を重ね、突然、FAXで結婚を報告しておしまいというパターンが増えています。恋愛や結婚は“商品”にしない。仕事とプライベートを峻別するという世の流れが、芸能界にも影響していると思います」人知れず逢瀬を重ね、自らが結婚を報告するーー。そんな「秘め愛婚」が急増している。「松坂桃李(32)と戸田恵梨香(32)との結婚は典型的な「秘め愛婚」だと菊池さんは続ける。「恋愛も開けっぴろげで、自由気ままに生きていた印象が強い戸田さんですが、松坂さんとだけは2年あまりも人知れずに交際を続けていました。人気俳優同士ですから、CMのスポンサーやテレビ局などへの根回しが終わらないうちに、交際や結婚がマスコミにスッパ抜かれたらお互いが困るという共通認識もあったのでしょう」2人が同じマンションで暮らしていたことも、誰にもバレなかった要因。芸能記者はこう語る。「最近の高級マンションはセキュリティが完璧。地下駐車場からそのままエレベーターで、内廊下を通って部屋に行けるという造りが多い。車で別々に入ってしまえば、一緒にいるところを確認することは不可能。いまの人気芸能人の多くは、こういうタイプのマンションに住んでいます。有吉さんと夏目さんが同棲しているのもそうです」外で会わなければ、誰にも目撃されることはない。「秘め愛婚」を成就させたカップルは、もちろんその点も注意は怠らない。’15年に電撃結婚した山本耕史(44)と堀北真希(32)は、初めて外でデートしたのは結婚当日だったと明かしている。「ノーマーク婚だった山里亮太さん(44)と蒼井優さん(35)は結婚会見でデートについて聞かれて、1度だけ土手を2人で歩いたと明かしていました。1度きりのデートでしかも土手……。2人を見かけても、誰も山ちゃんと蒼井優だとは思わないでしょう」(菊池さん)小泉進次郎(40)と滝川クリステル(43)は、当時の安倍晋三首相に結婚報告したときが、初めて2人一緒に外出したときという徹底した隠密交際だった。有吉と夏目も、マンションの一室でひそかに愛を育んだに違いない。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月15日芸能事務所のエイベックス・マネジメントが13日、元モーニング娘。でタレントの後藤真希が新型コロナウィルスに感染したことを報告した。同社は公式サイトを通じ、「当社所属の後藤真希が新型コロナウイルスに感染していることが判明いたしましたので、ご報告をさせていただきます」と発表。「4月11日に発熱等の症状があったため4月12日にPCR検査を実施したところ、本日4月13日に医療機関より新型コロナウイルスに感染しているとの連絡がありました」と経緯を説明した。「現在、本人は軽症ではありますが、今後も保健所、医療機関等の指導の下、治療に専念してまいります」とし、ファンや関係者に向けて「いつも応援して下さっている皆様、仕事関係者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をお掛けしますことを、心よりお詫び申し上げます」と記している。
2021年04月13日「山本さんは現在、2つの自宅を行き来しているそうです。仕事のときには東京のマンションで寝泊まりするそうですが、堀北さんと2人のお子さんが住んでいるのは北関東。1年ほど前から“2拠点生活”を送っているといいます」(芸能関係者)親友・香取慎吾(44)と共演するドラマ『アノニマス』(テレビ東京系)も好調な山本耕史(44)。収録の合間に、親しい関係者にそう話していたという。15年に結婚した妻・堀北真希(32)との間に16年に第1子、19年に第2子が誕生。一家は都内の高級マンションで暮らしていたが、昨年から山本は、妻と2人の子供たちが暮らす地方と、東京との往復生活を送っているというのだ。山本の知人によれば、芸能界から退いている堀北も北関東での育児生活を気に入っているそう。「夫妻の間では、しつけなどの育児ルールは奥さんが基本的に決めているそうです。真希さんはかねてから、できるだけ芸能界とは離れた環境で、なおかつ自然豊かな場所でのびのびと子育てをしたいと思っていたと聞いています。山本さんも真希さんも東京出身ですから、自然に囲まれた暮らしに憧れもあったようですね」40歳で第1子を授かった山本。2年前の雑誌のインタビューで、こう語っている。《家族ができて、あらゆることに対して価値観が変わりましたね。(略)たとえば少し前までは朝まで飲んで、次の日現場で完璧でいられることがカッコイイと思ってた。実際、自分もやってましたしね。でも今はそんなこと全然カッコイイと思わないんですよ。僕は今、守るべきものがあるほうが人は強いと思えて。自分のためだけだと、何に対しても怠けられてしまう。でも、守るべきものがあるとそうはいかない。そして、それが強さだと》(『STORY』19年2月号)■山本の理想の父親像は「自分の父親」前出・山本の知人によれば、一家が北関東に引っ越したのは「田舎暮らし」だけが理由ではないという。「実は山本さんのお父さんが、リタイア後、そのエリアに移り住んだのだそうです。お母さんはいまも山本さんの事務所の社長、また、お兄さんも彼のマネージャーで多忙なため、東京で暮らしているんです。現在お父さんは80代半ばで高齢ということもあり、山本さんは真希さんと相談して近くに住むことを決めたといいます」山本はWEBのインタビューで、「理想の父親像は自分の父親」だと断言している。《毎日時間通りに帰って来て、遊んでくれた父は、一番の遊び相手でした。僕は、職業柄、毎日はできないけれど、できることがあれば極力やりたいし、今は何よりも子育てが楽しい!家族で触れ合う時間をこれからも大切にしていきたいですね》(『FQ JAPAN』19年11月14日付)仕事以外のときは北関東へ帰り妻、子供、そして父と触れ合う時間を大事にしているのだろう。だが、まだまだ“新米パパ”の山本は、子育てに関してわからないことがあると“パパの先輩”に相談しているという。「大河ドラマ『真田丸』で一緒だった堺雅人さんとは、よく子育てトークをしているようです。堺さんの家も子供2人で、上の子が、山本さんの子より1歳上。だから保育園のこととか、わからないことが出てくると堺さんに聞き、丁寧なアドバイスをもらっているそうです」(テレビ局関係者)前出の芸能関係者は言う。「山本さんは『上の(4歳の)子が義務教育に入るまでは、この生活を続けようかな』とも話していました。その後の生活については検討中だそうです」結婚当時は「交際0日婚」と話題になった山本。だが、一家の育児方針は非常に計画的なようだ。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月22日「堀北さんは1年ほど前から2人の子供たちと一緒に北関東に移住したそうです。北関東に住む山本さんのお父さんが高齢なことと、子育てを考えて決めたといいます。山本さんは仕事がある時は都内のマンションで生活し、オフは北関東で家族と生活していると聞きました」(芸能関係者)堀北真希(32)と山本耕史(44)が1年前から北関東で始めた“田舎暮らし”。同様のライフスタイルを選択した芸能人は山本夫妻だけでない。「こうした2拠点生活は“デュアルライフ”と呼ばれます。松山ケンイチさん(35)&小雪さん(44)夫妻も、2年ほど前から、3人の子供を連れ、1年のうち半年は北日本の村で暮らしています。松山さん自ら畑でにんじんや大根、枝豆などの野菜を育てたり、近くの川でヤマメやイワナを釣って天ぷらにして食べているそうです。なにかと便利な東京から離れ、大自然で過ごす日常こそ、一家にとって大事だと考えているといいます」(テレビ局関係者)松山は2月18日号の『週刊新潮』のインタビューで「童心に返って我が子と一緒に楽しんでいます」と、一家で今のライフスタイルを満喫していると語っていた。「山本さんも親交のある松山さん、小雪さんご夫妻同様に、2人のお子さんに田舎暮らしを体験させることが、いまは重要だと確信しているようです。特に体力があり余っている上の子を高く持ち上げたり、振り回したりするなど、大自然のなかで、力を使った遊びをして喜ばせているそうです」(前出・芸能関係者)また山本の知人によれば、芸能界から退いている堀北も北関東での育児生活を気に入っているそう。「夫妻の間では、しつけなどの育児ルールは奥さんが基本的に決めているそうです。真希さんはかねてから、できるだけ芸能界とは離れた環境で、なおかつ自然豊かな場所でのびのびと子育てをしたいと思っていたと聞いています。山本さんも真希さんも東京出身ですから、自然に囲まれた暮らしに憧れもあったようですね」家族でUターンや田舎暮らしを選択する人々は増えている。関東学院大学法学部地域創生学科の牧瀬稔准教授は話す。「基本は地方に住んで、必要があるときだけ都会に戻るというスタイルは昔からありますが、そうした傾向は新型コロナの影響もあって強まったと思います。二重生活でなくても、地方で暮らすことを選択する人は増えています。オンライン診療が動きつつあり、オンライン教育も可能になりつつあるため、昔ほど地方に暮らすデメリットがなくなってきたこともあります」牧瀬准教授によれば、コロナ禍で人々の心に変化が見え始めているとも指摘する。「在宅勤務が増えたことで、多くの人の視点が『家庭』や『地域』の再発見に動きつつあります。また、私たちの志向が家庭や地域など足元に向くというのは、東日本大震災のときもそうでした。家族に目がいく『家族回帰』が起きているんです。コロナでも同じことが起きて、“親の近く”や“地元”に戻りたいという人が増えたのだと思います」「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月22日「作品内で恋愛関係にある役柄を演じた“劇中カップル”が実際に交際に至ったという報道が、昨年相次ぎました。3度目の共演となる映画『糸』(’20年)の撮影中に交際がスタートしたといわれる、菅田将暉さん(27)と小松菜奈さん(24)、日本でも大人気となった韓流ドラマ『愛の不時着』(’19年)のヒョンビンさん(38)とソン・イェジンさん(39)です」“劇中カップル”の熱愛報道に注目するのは、All About 恋愛ガイドの石田陽子さんだ。たしかに恋愛感情を抱く役柄を演じた俳優同士が引かれ合い、結婚に至ったケースは多い。「撮影中はもちろん、PRの場でも顔を合わせる機会が増えます。一緒にいる時間が長くなるほど、異性として意識する確率が高くなることを心理学用語で『単純接触効果』といいます」相性のよさが周囲にも伝わり、「付き合っているの?」と聞かれたりすることで、お互いが意識し始めることも多いという。「『愛の不時着』カップルも、’18年の映画『ザ・ネゴシエーション』で初共演し、その後すぐに熱愛説が浮上しました。海外のスーパーマーケットで買い物をしている2人の写真が投稿されたり、メイキング映像などを見たファンのあいだでは“現実でも恋人関係であるに違いない”と噂になっていました。そうしたファンの盛り上がりに、後押しされたのかもしれません」恋人同士を演じたカップルがどのように結婚に至ったのか?石田さん、芸能レポーターの菊池真由子さんにその恋愛模様を聞いた。まず、記憶に新しいビッグカップルといえば、山本美月(29)と瀬戸康史(32)だ。「『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(’16年)で初共演。モデルとしては’14年のファッション誌で、恋人同士という設定で共演しています」(石田さん)“友人関係”の長かった2人だが、’19年の『パーフェクトワールド』での共演をきっかけに交際に発展、翌年に結婚した。「2人とも絵が好きという共通点があって、以前、カフェデートを撮られたときも、ボックス席に対面で座って、2時間ほど、タブレットでお互いお絵かきに没頭していましたね」(菊池さん)芸能マスコミにもまったく気づかれなかったカップルが、戸田恵梨香(32)と松坂桃李(32)だ。「“ノーマーク婚”といわれていました。戸田さんは恋愛に関して堂々としており、数々の浮名が報じられてきましたが、なぜか松坂さんとの交際は、まったく情報が漏れなかったんですね。2人の共通点は、お互い20分や30分無言でいても、平気なことだそうです」(菊池さん)『Nのために』(’14年)で共演し、交際わずか1年で結婚したのは、榮倉奈々(32)と賀来賢人(31)。「共演者・スタッフ同士仲がよく、飲み会をすることも多かったようで、それがきっかけとなって交際がスタート。緊急のときに居場所を伝え合うアプリの登録が、家族でないとできなかったため、賀来さんがプロポーズしたそうです。イクメンパパで、夫婦のラブラブぶりも話題です」(菊池さん)『GTO』(’98年)で共演した松嶋菜々子(47)と反町隆史(47)、『ハングリー!』(’12年)で共演した国仲涼子(41)と向井理(39)も順調な結婚生活が伝えられている。「松嶋さん夫婦は、反町さんがドラマに出ているときは、松嶋さんが仕事をセーブするなど、子育てを上手に分担。向井さんはオフになると全ての家事をやるそう。国仲さんは『バタバタする毎日だけど、幸せいっぱい』と夫婦生活を語っています。連続ドラマの撮影現場では、共演者の待ち時間の態度、カメラが回っていないところでのスタッフとの接し方、台本を読み込んでいたりする仕事の姿勢など、人間性が垣間見えるそうです」(菊池さん)たしかに映画『大奥』(’12年)で共演した菅野美穂(43)と堺雅人(47)のケースでも。「菅野さんは結婚後、堺さんに対して『彼は真面目で、仕事に対する姿勢は素敵。そんな彼が私を選んでくれたことに幸せを感じる』と発言をされています」(菊池さん)演者としての尊敬が、恋愛感情に変わるということか。それは舞台でも例外ではない。「1週間の公演であっても、稽古も含めれば2〜3カ月もの間、顔を合わすため、恋に落ちる確率が高い現場といえます」(菊池さん)そんなカップルの代表格といっていいのが、『ハムレット』(’01年)で共演した篠原涼子(47)と市村正親(72)、『嵐が丘』(’15年)で共演した堀北真希(32)と山本耕史(44)だろう。「堀北さんファンだった山本さんは6年もかけて、アプローチしていました。そして3度目の共演の『嵐が丘』のとき、山本さんから40通の手紙を送られ、ついに堀北さんの気持ちが動いたそうです。毎日、キスシーンのある役を舞台で演じたことで、山本さんと恋愛関係になること、その先にある夫婦になることを想像しやすかったのかもしれません」(石田さん)「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月12日2020年に社会現象を巻き起こした、漫画『鬼滅の刃』。アニメ化や映画化されたこともあり、本編が完結した2021年2月現在も、幅広い世代から人気を集めています。後藤真希の『画力』に驚愕!2021年2月4日、タレントの後藤真希さんがInstagramを更新。後藤さんは、『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの中でもっとも好きだという、『伊黒小芭内(いぐろ・おばない)』を描いたそうです。ファンを驚かせた、作品をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 後藤真希(@goto_maki923)がシェアした投稿 …うますぎる!!!特徴的な髪型や目の色、常に首元に巻き付いているヘビの『鏑丸(かぶらまる)』まで、忠実に描かれています!鉛筆とボールペンを使ったのでしょうか。思わず目を奪われる画力ですね。ちなみに、後藤さんは同年1月29日にも、『鬼滅の刃』の登場キャラクターである『竈門禰豆子(かまど・ねずこ)』や『胡蝶しのぶ(こちょう・しのぶ)』の絵を描いていたようです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 後藤真希(@goto_maki923)がシェアした投稿 こちらの絵はボールペンのみで描いたとのこと。各キャラクターの特徴を見事にとらえた、素敵な作品ですね。後藤さんの絵を見た人からは、「いい意味で意外」「すごく上手」「ほかのキャラも描いてほしい」など、驚きの声が上がりました。現在2児の母親でもある、後藤さん。もしかしたら、子供にお願いされて描いた作品なのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年02月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「子供・若者白書」です。自己肯定感の低い若者たち。長所を伸ばせる社会に。内閣府が毎年国会に提出している「子供・若者白書」。2019年に発表された「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」が話題になりました。これは‘18年の冬に7か国の13~29歳の男女を対象に行われた調査で、国際競争力や結婚観、自ら切り拓く力など、日本の国力に関わる若者の実態を知ることが目的で行われました。この結果、日本の若者は他国の若者と比べて、自己肯定感が低い傾向にあることがわかりました。「自分自身に満足しているか」という問いに対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を含め、イエスと答えた若者は、日本は5割に届きません。ところがアメリカは「そう思う」が57.9%。肯定的回答を合わせると、欧米諸国はほぼ8割を超えています。「自分に長所があると感じているか」という問いには、「そう思う」と断言する日本の若者はわずか16.3%。他の6か国は日本の倍近く、さらにそれ以上の高い割合で「そう思う」と答えています。日本の若者の自己肯定感の低さは、自分は役に立たないと感じる「自己有用感」の低さが関わっているようだと内閣府は分析しています。一方で、家族に大切にされていると感じる若者は多く、海外留学や海外居住を求める割合は低い。堅実で謙虚な優しい日本の若者像が浮かび上がりました。なかでも気になったのは、「よく嘘をつくか」という問いに7割の若者が、つかないと答えている一方で、「人は信用できないと思う」という設問に肯定的回答をした割合が5割以上。これは、政府のモリカケ問題や桜を見る会の問題、ブラック企業やいじめを隠蔽しようとする学校など、社会に対する不信感の表れなのではないかと思います。「うまくいくかわからないことに意欲的に取り組むか」という設問にはイエスとノーの回答がほぼ半々でした。成功体験の有無が影響しているのかもしれません。1月11日は成人の日。若者たちがそれぞれの特性に応じて活躍できる環境を、社会として作るべきではないでしょうか。若者のみなさんには、とるに足らない人間なんていないのだから、好きなことを追求して長所を伸ばしていってほしいと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2020年1月13日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月09日歌手の後藤真希が19日、自身の公式YouTubeチャンネル「ゴマキのギルド」で、モーニング娘。時代に後輩ができた際の心境を語った。「【モッパン】韓国料理食べながらゆきりんとNGなしの質問コーナー」と題して公開された動画には、AKB48の柏木由紀も出演。モー娘。3期の後藤は、4期の辻希美、加護亜依らが加入する際、「私は絶対、4期と仲良くならない」と決めていたという。後藤は「私が3期生で入ったばっかりで半年も経ったか経たないかぐらいのときに(4期の)オーディションが行われて、『私っていったい何だったんだろう』と思った」と言い、「絶対仲良くならないからって決めてたのに、初めて会った日に即効、自分が1番最初に仲良くなっちゃって。私の意志弱い、みたいな(笑)」と述懐した。そして後藤は、「私、すごいお世話したいんだなって。辻・加護とかはすごい子どもだったから、本当にとんでもないことをいっぱいやるわけ。そういうのを母親の感じで注意したり、一緒に面白いことをやったり。後輩が入ってくると成長するなと思った」と振り返った。
2020年12月25日歌手の後藤真希が19日、AKB48・柏木由紀の公式YouTubeチャンネル「ゆきりんワールド」にゲスト出演し、モーニング娘。時代について語った。後藤は、9月30日放送の『テレ東音楽祭 2020秋』で、柏木含むAKB48メンバーと初コラボ。センターポジションに就き、ヒット曲メドレーを披露した。「【コラボ】後藤真希さんに聞きたいこと全部聞いてみた!!」題して公開された動画で、後藤は「世間の人たちがちらほらと、『モーニング娘。の中でセンターだ』と言っているのは聞くんだけど、自分でセンターって意識したことが1回もないし、なったことも1回もないと思っていた」と説明した。柏木が「えぇ!? 絶対センターですよね?」と驚くと、後藤は「恋のダンスサイト」のジャケット写真を例に挙げ、「真ん中で笑った顔でいる気がするんだけど、たまたまあの位置があたしの位置だっただけで。別にセンターという意識はまったくなかったから、(『テレ東音楽祭 2020秋』での)AKB48さんたちとのコラボで、初めて『私、センターってやつをやるんだ』みたいになった」と語った。さらに柏木が「そのときのモーニング娘。さんって『センターが誰々』と言われなかったんですか?」と聞くと、後藤は「言われない。『ザ ピ~ス!』の時に初めて『今回は石川梨華を盛り上げたいから安倍(なつみ)と後藤、サポート頼むよ』と言われたぐらいで、そういうのない」と答えていた。
2020年12月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「脱ハンコ」です。無駄な手続きを省くのが目的。押印否定ではない。菅政権になり、書類に押印をする手続きを簡略化しようと「脱ハンコ」の動きが官民で急速に進んでいます。コロナ禍のなか、テレワークが推奨されながらも、経理部門などでは、押印のためにわざわざ出社しなければいけないというような事態になっていたことも、改革の後押しとなりました。ただ、河野太郎行政改革大臣も話していましたが、政府はすべての押印をなくそうとしているわけではありません。印鑑証明や銀行印、契約書の押印などは残ります。そもそもハンコの問題ではなく、書類申請や申し込みなど、責任を分散させるために何人もの承認印を押させるなど、煩雑だった手続きを見直すことから始まりました。契約書の押印も、実は民法上では必須ではありません。口約束でも証明さえできれば契約は成立します。ただ、たとえば裁判になったとき、「自分で判を押した」ということが本人の承認意志の有無の証明になるため、押印を求められることが常になっているのです。インターネットの登場とともに電子取引が増え、2001年には電子署名法が施行されました。しかし、電子認証の申請手続きのハードルが高く、なかなか利用されませんでした。その後、テクノロジーが発達し、民間企業の方で電子署名の仕組みが進み、2017年以降、電子契約サービス市場は急速に伸びています。2018年に約37億円程度だったのが2023年には198億円になる見込みです。コロナ禍で契約者数が増え、電子契約サービスを導入している日本の法人数は300万社前後にのぼりました。Eメールの登場で、逆に、手書きの文書が特別なものになったように、今後、印を押す行為は文化として継承されていくのではないかと思います。脱ハンコは菅政権の行政改革の「1丁目1番地」。デジタル化の一つとして進められました。安倍政権のころから提案されていた事案。代替サービスもありますし、押印の必要性は法的根拠もなく、なんとなく皆が続けていた古い産業形態だったので、おそらく誰も反対はしない。ここにメスを入れるのは、菅総理にとって、手柄を立てるのにもってこいのテーマだったんです。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月23日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月24日’20年末、人気女優の結婚が相次いでいる。12月11日には、戸田恵梨香(32)が結婚を発表。お相手は俳優の松坂桃李(32)で、突然の報告に驚きの声が上がった。さらに10月には、石原さとみ(33)の結婚発表が話題となった。お相手は大手企業に勤める一般人男性であり、こちらも“電撃婚”だった。人気女優の結婚が続いたため、ネットではこんな声が上がっている。《もう残るは深キョンのみ》《まだ綾瀬はるかがいる》《いよいよ最後の砦はガッキーですね》深田恭子(38)に綾瀬はるか(35)、そして新垣結衣(32)など、人気独身女優もいつかは結婚するのだろうか――。そんななか、「次に結婚するのは長澤まさみではないか」と囁かれているという。「ムロツヨシさん(44)と共演して親しい関係になると、“ムロさん以外の男性と結婚する”というジンクスが噂されています。これまでムロさんは戸田さんや木南晴夏さん(35)、水川あさみさん(37)といった共演女優との交際が噂されていました。しかし、その後に3人ともそれぞれ別の俳優とゴールインしたからです。長澤さんも、ムロさんと18年の映画『50回目のファーストキス』で共演しています。撮影現場では親密な様子でしたし、舞台挨拶ではムロさんが長澤さんに理想のキスを聞き出すなど意味深な場面もありました」(映画関係者)さらに、長澤には“もうひとつのジンクス”がーー。彼女は嵐・櫻井翔(38)とも共演しているのだ。櫻井もまた共演女優が次々結婚していくため、その縁結びパワーから“櫻井神社”との異名を持っている。「木南晴夏さん(35)、堀北真希さん(32)、吹石一恵さん(38)、北川景子さん(34)、宮崎あおいさん(35)など、そうそうたる面々が櫻井さんとの共演後に結婚しています。そして長澤さんも、櫻井さんと17年のドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)で共演しているのです。長澤さんは現在33歳で、戸田さんや石原さんと同年代。今のところ、目立った噂はありませんが……」(前出・映画関係者)17年9月、結婚について「すべてはタイミングじゃないですかね」と「シネマトゥデイ」のインタビューで話していた長澤。そのタイミングはもうすぐ?
2020年12月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「大阪都構想」です。大阪をきっかけに、都市のあり方の再検討が進めば。11月1日、大阪都構想についての住民投票が行われ、反対多数で否決されました。大阪都構想とは、大阪府が「都」になることではありません。大阪市を廃止して、4つの特別区として再編。東京23区のように地域ごとに行政区を割って、地域特性を生かし細やかな地域サービスを実現。広域的な行政は大阪府が行うという提案でした。これまで大阪府も大阪市も同じように権限を持ち、財源もあるため、「二重行政」となって税金の無駄遣いになっていると問題視されていました。たとえば、大阪府で高層商業ビルを建てたのに、同じようなビルを大阪市でも建てたり。あるいは、府がやろうとすることに市が反対し、プロジェクトが進まないというような事例も重なり、大阪の産業の衰退を招いたといわれてきました。それを解消しようと当時、府知事だった橋下徹さんと松井一郎さん(現在の大阪市長)が中心となり、2010年に「大阪維新の会」が立ち上がり、大阪都構想を掲げたのです。2015年に住民投票をしましたが否決。今年2度目の住民投票も再否決され、廃案になりました。大阪維新の会は新自由主義的な政党なので、競争させて無駄は省くという考え方。コストカットの側面から、行政サービスが悪くなるんじゃないか、というのが反対派の見立てでした。廃案になったものの、菅総理は「大都市制度の議論に一石を投じた」と提案については一定の評価を示しました。実際、平成の大合併により、多くの市町村の再編が行われ、同じ市のなかでも中心部は潤うが山間部は廃れるといった格差も生まれてしまいました。逆に、合併を選ばなかった村が地域特性を生かして発展していったケースも。社会的ニーズが多様化し、生活環境が変化に富むいま、暮らしや財政の基盤となる行政はもう少しミニマムにしていったほうが、隅々にまで目が届くのではないかと思います。松井市長は、その後、大阪市を残したまま区の権限を強くする8つの「総合区」を設置する条例案を来年2月に市議会に提案すると表明。大阪に限らず、これを機に地方行政のあり方を再検討する動きが進むことを望みます。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月08日歌手の後藤真希が6日に自身のYouTube公式チャンネル『ゴマキのギルド』で、「残酷な天使のテーゼ」歌唱動画を公開した。後藤は11月1日に、アニメ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌であるLiSAの「炎」歌唱動画をUP。現在290万回を超える再生数を記録するなど大きな話題になっている。今回は“後藤真希が歌ってみた”企画の第2弾となり、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングテーマで、シングル発売から25年が経った今でも国内外問わず多くの人に愛されてる高橋洋子の楽曲「残酷な天使のテーゼ」をセレクト。視聴者からは既に400件近くのコメントが寄せられており「歌がやっぱ上手い…」「ちゃんと後藤真希の歌になってるからすごい」「歌の上手さもそうだけど、声質が最高なんだな」「包容力ある歌声」と、歌唱力や透き通った歌声を褒める声から、「歌ってるときの表情がデビューの頃からずっと好き」「歌い終わった後の笑顔マジ最高」など、表情や表現力魅力についての反響も。また「超超超超良い感じの歌い方」「16ビートが身体に染み付いてるの見ると泣ける」と、ファンならではのコメントも見られた。後藤は20日、デビュー20周年を記念した初のオンラインイベントを行う。
2020年12月07日