国内外の美術館や映画祭で30年以上、作品の展示や上映をしてきた大木裕之。その表現は、映像制作、ライブ上映、インスタレーション、ドローイングやペインティングなど多岐にわたる。こうした大木の活動の全貌をとらえることができる個展『アブストラクト権化』が、ANOMALYで3月16日 (土)から4月13日 (土)まで開催される。東京大学工学部建築学科出身の大木が、同展を「建築的に作っていく」と宣言したことから、ギャラリーの空間には映像作品を建築的に配置。つまりそれは、映像作品と、展示構成や空間といった建築の関係性を意識することであり、さらに作品同士の関係性、鑑賞者との関係性、時間との関係性など、さまざまな関係性を建築的に思考することでもある。同展では、大木による全10作品の映像作品を見ることができる。展覧会と同じタイトルが付けられた《アブストラクト権化》(2023–2024)は、ロンドン、上海、東京の三つの巨大都市の映像から成る、初公開の最新作だ。ほかにも、北海道松前町で1989年からライフワークのように撮影、制作しているシリーズの最新作《松前君の映画2024》(2024)、昨年の恵比寿映像祭でのコミッション・プロジェクトで、東出昌大を主演に起用した《meta dramatic》(2023–2024)の最新バージョン、さらに1990年代の初期フィルム作品《色目》などが、一堂に並ぶ。《meta dramatic》(2023−2024) ©︎Hiroyuki Okiこのような映像作品だけでなく、建築物としての立体作品《黒庵》や、手掛けたドローイングなども展示。また同時に、大木はアクションやパフォーマンスを行いながら、展示空間やその構成をアップデートさせていく。大木にとって、そうしたアップデートや変化こそが、建築的な行為だという。そして、同展を見る人ひとりひとりが、展示「空間」や作品に出てくる「空間」と、見る「時間」や作品の中の「時間」を意識的に行き来しつつ、大木裕之ワールドを全身で味わうことができる展覧会となることだろう。<開催概要>大木裕之『アブストラクト権化』会期:2024年3月16日(土)~4月13日(土)会場:ANOMALY時間:12:00~18:00休廊日:日月祝公式サイト:
2024年03月15日【ロバート・馬場裕之氏推薦! 】村井裕一郎 著『ビジネスエリートが知っている教養としての発酵』2024年1月16日刊行株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は村井裕一郎 著『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』 を2024年1月16日(火)に刊行いたします。ビジネスシーンや社交の場で役立つ発酵の知識が満載日本を代表する技術であり文化である発酵。和食に使われる、醤油、みりん、酒、味噌、酢など、その多くが発酵食品です。最近では、「麹」の世界カンファレンスの約88%が海外参加者であったりと、発酵は世界からも注目を集めています。本書では発酵とはそもそも何なのか、発酵の歴史や種類、知っているとビジネスパーソンとして一目おかれる知識などを、室町時代から600年続く種麹メーカーの29代当主が、図解や写真つきでわかりやすく伝えます。※以下、本書より一部抜粋編集読めば発酵について語れるようになる! 600年続く種麹メーカー29代当主が教える発酵の知識今、世界が発酵に注目している海外でも広がる、発酵を活かした料理食文化の分野だけに留まらず、様々な分野でグローバルなレベルで注目を集めている発酵。例えば、食の最先端技術であるフードテック分野では、発酵はすでに大きな潮流となっています。代表的な事例は、「代替タンパク質」の分野です。現在、地球全体の人口がまだまだ増えると予想される中で、人類がタンパク質を動物を中心に摂取し続けることが、環境への負荷になると問題になっています。そのため、肉や魚に代わる代替タンパク質に注目が集まっており、2030年にはその市場規模は3兆円を超えるとも。その代替タンパク質をつくる方法の1つとして、発酵に注目が集まっているのです。知れば日本文化を自信を持って紹介できる!発酵の基礎知識実は、厳密な定義があるわけではない!━「発酵」と「醸造」の違い━発酵によく似た言葉に「醸造」があります。「発酵」は英語で言うとfermentation(ファーメンテーション)、「醸造」は英語で言うとbrewing(ブリューイング)です。英語に直したとき、「醸造」は動詞からきた名詞であることを示す「ing」が付いています。このことから、「醸造」は人間の関与度が高いニュアンスを持つことがうかがえます。「発酵」か「醸造」かは、人間がどこまで微生物が物質を変えていくプロセスをコントロールしたいかによって用語を使い分けているとも言えるでしょう。醤油、味噌、ワインetc...日本と世界の発酵食品の多様性を楽しむ料理に合わせた醤油の選び方料理に合わせた醤油の選び方薄い醤油ほどしょっぱさ、濃い醤油ほどうま味がそれぞれ強くなる傾向があり、例えば白醤油は野菜や白身魚のムニエル、だし巻き卵などによく合います。一方、濃い醤油は、肉料理や生魚など味が濃かったり、香りの強いものと合わせると良いでしょう。真ん中の濃口醤油は万能タイプと言えます。★本書では他にも、清酒の選び方、麹の歴史、焼酎の地域性、海外の発酵ビジネス、東洋と西洋の発酵食品の原料の違いなどを紹介おうちごはんが楽しくなる!発酵を生活に取り入れる方法味噌汁が最も美味しい温度とは?結論から言えば、味噌汁が最も美味しくなる、香りがしっかり立つのは75度前後です。食べるときに75度前後にするには95度程度で火を止めると、お椀によそって食べるときにちょうど75度前後になります。味噌汁を加熱して表面が少しぐらっと揺らぎ始めた沸騰する直前のタイミングが95度です。米麹のつくり方も掲載書籍情報表紙タイトル:ビジネスエリートが知っている教養としての発酵著者:村井裕一郎ページ数:224ページ価格:1,650円(10%税込)発行日:2024年1月16日ISBN:978-4-86667-649-4書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次第1章なぜ今、ビジネスパーソンが発酵を知るべきなのか第2章発酵の基礎知識第3章発酵の歴史と日本の発酵食品第4章世界と日本の発酵第5章ビジネスパーソンが知っておきたい日本の発酵業界について第6章発酵を生活に取り入れる付録麹のつくり方著者プロフィール村井裕一郎(むらい・ゆういちろう)著者:村井裕一郎株式会社糀屋三左衛門 代表取締役社長・第二十九代当主株式会社ビオック代表取締役社長1979年、愛知県豊橋市生まれ。2002年に慶應義塾大学経済学部、2004年に慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年にアメリカのサンダーバードグローバル国際経営大学院にて国際経営学修士(MBA)取得。 その後、室町時代の創業以来、種麹を作ってきた家業である株式会社糀屋三左衛門、またその研究開発企業である株式会社ビオックに入社。以来、得意先である味噌、醤油、清酒、焼酎などの醸造メーカーと関わり「発酵」のプロとして家業に携わる。 2016年に家業を継ぎ第二十九代当主に就任。各種セミナーや執筆など、麹、発酵の魅力を発信する活動にも力を入れる。2022年には京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域修了(芸術修士)。2023年より公益財団法人日本醸造協会 理事。その他、2019年公益社団法人豊橋青年会議所理事長、豊橋市男女共同 参画審議会委員など地域社会活動の役職も多数務める。【報道関係各位】『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月05日《渡辺裕之さん急死なぜ…》《渡辺裕之さん縊死の謎》《渡辺裕之さん急死の謎何が…》渡辺裕之さん(享年66)の逝去が発表された翌日の5月6日、スポーツ紙やタブロイド紙のタイトルは、「謎」「なぜ」といった言葉ばかりだった。きっと誰よりも「なぜ?」という言葉を自分に問いかけ続けているのは、妻・原日出子(62)に違いない。「5月3日、自宅のトレーニングルームで倒れている渡辺さんをご家族が発見したそうです。渡辺さんの所属事務所は死因を『縊死』(首が絞まって命を落とすこと)と発表しました。また原さんの所属事務所は、《あまりの突然の出来事に、弊社・原日出子は呆然自失としており……》といったコメントを出しています」(芸能関係者)2時間ドラマで恋人役を演じたことをきっかけに交際を始めた原と渡辺さん。「’94年に結婚するまで4年の交際期間を要しています。原さんには離婚経験があり、前の夫との間に娘がいたことも理由の1つだったようです。ただ結婚に至ったのも、その長女が渡辺さんのことを『パパと呼びたい』と、言ってくれたことが2人の背中を押したからだそうです」(前出・芸能関係者)結婚後は、どちらかが仕事に出かけるときはハグとキスを欠かすことがなく、芸能界でも有名なおしどり夫婦となっていた。渡辺さんとは30年以上の交流がある元俳優の松下晋司さんはこう語る。「阿佐谷の店(※松下さんが経営するイタリアン『松下雄二屋』)に渡辺さんがよく来てくれました。あるとき『ちょっと高いワインを』と買われたのですが、原さんがワインがお好きで、家族旅行のディナーで飲んだそうです。後でそのときの家族写真を送ってくれて、『原も大喜びしてくれたよ』なんて言っていました。10年ほど前に、自宅のホームパーティに呼ばれたことがありました。あのご夫妻はドラマやCMでも共演しているけれど、自宅でもそのまま仲がよくて。原さんは料理が得意で、プロの私から見てもすごい腕前でしたね」そんな夫妻にも危機が訪れたことがあった。原が44歳のころから更年期障害に苦しむことになったのだ。彼女自身は、地獄のような日々についてこう語っている。《夜中には震えて目が覚め、朝まで眠れないことがたびたび。常に手足が氷のように冷たくなっていました。そんな状態が3年も続き、このまま死ぬんじゃないか、もう女優はできない……。そう思って、ようやく重い腰を上げて婦人科を受診しました》(「美ST ONLINE」’21年8月14日付)彼女に症状を告白されたとき、渡辺さんは家事に不慣れながらも奮起した。《原因がわかってからは僕に何ができるだろう、と。そっと見守りながらも、なるべく悟られないように彼女の負担を減らしていきました。洗い物や掃除、ゴミ出し、あとは子供を送るのも率先してやりましたね》(『Hanada』’18年5月号)渡辺さんのサポートもあり、原は徐々に回復していったという。■渡辺さんは「思うような演技ができない」と苦悩3人の孫にも恵まれ、’19年には無事に銀婚式を迎えた。だが今度は、CMでの「ファイト一発!」の掛け声でもおなじみの、渡辺さんの快活さに陰りが見えるようになる。「ドラマや映画へもコンスタントに出演していたのですが、本人はコロナ禍の影響に悩んでいました。渡辺さんは役を作り込むタイプの俳優でしたから、スケジュールが変更になったり、登場シーンが減ったりすることでペースを乱されてしまったのかもしれません。 『思うような演技ができない』と、苦悩を漏らすようになったのです」(テレビ局関係者)そんな渡辺さんにとって妻の存在は救いだった。彼は’21年5月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、こう話している。「(仕事がなくて)本当に落ち込んでいました。そのときは努めて元気にしている妻に影響されて助けられました」渡辺さんは“完璧主義”なだけに、人より悩んでしまったのだろうか。前出の松下さんは、「サイン1枚書くのにも、自分で毛筆を用意して、30分もかけて絵を描くように仕上げるんです。何をするにも“いいかげん”にはできない。私が『そんなに完璧にしなくても、いまの(演技で)最高じゃないですか』などと言っても、絶対に納得しませんでした。趣味のゴルフにしても、3年ほど前に肩を痛めて、スコアも飛距離も伸びなかったそうなので、楽しめなかったのかもしれません」コロナ禍に加えて、66歳という年齢の影響もあったのではないか、と語るのは精神科医の香山リカさん。「一般的に言えば、60代後半は初老期のうつ症状が出やすい年齢でもあります。特に渡辺さんは、明るくタフなイメージを保ち続けていた俳優さんでした。トレーニングルームで発見されたとのことですが、肉体を維持したいという気持ちもあったでしょう。それが70歳へ近づいていくうち、理想とする若々しさと、現実の自分の体力とのギャップを感じ、苦しまれていたのかもしれません」かねてインタビューなどで、「いつか2人だけで行きあたりばったりの旅をしたい」と、語っていた原と渡辺さん。特に原は昨年の夕刊紙のインタビューでも、日本国内や海外への旅の希望を明かしていた。子供たちも手が離れ、コロナ禍も収束した後の旅行は、かつて自分を救ってくれた夫への恩返しの意味もあったのか。だが、その機会は渡辺さんの逝去により、失われてしまった。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2022年05月10日《あまりに突然の出来事に、弊社・原日出子は呆然自失としており、現在、皆様に何かお答えできる状況にございません》5月5日、俳優の渡辺裕之さん(享年66)が亡くなったことを渡辺さんの所属事務所が公表した。そして、妻・原日出子(62)の所属事務所も冒頭のようにコメントを発表。《心の整理がつきましたところで、改めて皆様にコメントを出させて頂きます》と続けた。94年に結婚して以来、芸能界きってのおしどり夫婦として知られた2人。出会いのきっかけとなったのは32年前の90年、列島縦断事件シリーズ『倉敷発夜行殺人列車』(テレビ東京系)での共演だった。「恋人役での共演で、当時渡辺さんは36歳、原さんは32歳。一緒に撮影現場の倉敷へと新幹線で移動する際、渡辺さんは原さんに『寝てるかもしれないけど気にしないで』と言ったそうです。『話しかけるなということ?』と原さんは渡辺さんに対し当初は良いイメージを持たなかったとか。ですが、いざ新幹線に乗り込むと倉敷に着くまでずっと渡辺さんが話しかけてくるので驚き、距離を縮めたそうです」(ドラマ関係者)以降、急接近した2人は1994年に結婚。原は子連れでの再婚だったが、渡辺さんは実子のように可愛がってきたという。また、2人の間にはプライベートだけでなく役者同士としても確かな絆があった。2009年には短編映画『雪の花』に夫婦役で主演。今年1月に公開された映画『ポプラン』でも夫婦役で共演したばかりだった。「『ポプラン』は『カメラを止めるな!』で有名な上田慎一郎監督の作品。渡辺さんが『カメラを止めるな!』の大ファンだったといい、その影響を受けた原さんも上田監督からのオファーを快諾。『久々の夫婦共演』と大喜びしていたそうです。上田監督は『長年連れ添ったご夫婦でしか演じられなかった』と2人の演技を絶賛していました」(映画関係者)上田監督は自身のTwitterで《活気溢れる真摯な方でした。誠実な方でした。いつも全力の方でした》と渡辺さんの死を悼んだ。渡辺さんと4度目の共演を果たすことができなかった原。彼女の喪失感は計り知れない。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時〜午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時〜午後9時/毎月10日・午前8時〜翌日午前8時)
2022年05月06日俳優の渡辺裕之さんが5月3日、自宅で亡くなった。66歳だった。所属事務所の公式サイトには「あまりに突然の出来事に、ご家族もスタッフも驚きと悲しみに呆然としております」と綴られている。’82年に出演した『リポビタンD』のCMで人気を博した渡辺さん。同年の映画『オン・ザ・ロード』で主演に抜擢され、俳優として本格的に活動を始めた。以降、数多くの映画やドラマ、舞台に出演。また’07年の映画『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』では、シリーズ史上最高齢となる51歳で仮面ライダーを演じて話題を呼んだ。そんな渡辺さんの妻は、同じく俳優である原日出子(62)。2人が結婚したのは’93年のこと。初婚の渡辺さんのいっぽうで、原は一人娘を連れての再婚だった。「’90年にドラマで共演した2人は意気投合。そして、渡辺さんが猛アプローチをしたそうです。渡辺さんは、原さんのことを『自分の家族に似ている』と感じていたそうで安心感がパートナーとしての決め手だったといいます。また渡辺さんは、原さんの娘さんとも仲良しに。そのため原さんも安心して再婚を決めたそうです」(スポーツ紙記者)結婚後の2人は“おしどり夫婦”としてたびたび話題となり、’09年12月にテレビ朝日で放映された短編映画『雪の花』では夫婦役を演じたことも。また原は’20年11月、Instagramに渡辺さんとの恋人時代のツーショット写真をアップ。そして渡辺さんも昨年12月、原と腕を組みながら寄り添う姿をInstagramに投稿していた。「2人は朝起きてすぐ、夫婦でラジオ体操をするのが日課だったそうです。また幾つになってもスキンシップを欠かさなかった渡辺さんは、『ずっと円満な夫婦でいたいので』と語っていました」(前出・スポーツ紙記者)原は40代半ばに差し掛かった頃、更年期障害に悩まされることに。夫である渡辺さんも当時、気を揉んでいたようだ。「原さんは、突然ひどい息切れなどの症状に悩まされました。しかし『重大な病気では』と思い、1年近く病院に行けなかったそうです。見かねた渡辺さんは『病院に行きなさい』と強く訴えました。その言葉に後押しされて受診した結果、更年期障害であると判明したそうです」(医療関係者)症状と悪戦苦闘する原の苦しみを和らげたのも、渡辺さんだった。「原さんは更年期障害と診断されたものの、どうしても渡辺さんに伝えることができなかったそうです。そのため3年もの間、うつ状態に。渡辺さんに理不尽なイライラをぶつけることもあったといいます。しかし、周囲の勧めもあり病名を打ち明けることにしました。すると、渡辺さんはすぐに理解してくれたそうです。そのことが症状改善のキッカケだったと原さんはいい、『夫は本当にいい人』とも語っていました」(前出・医療関係者)30年近くに渡り、寄り添ってきた2人。原の心痛は計り知れない。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時〜午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時〜午後9時/毎月10日・午前8時〜翌日午前8時)
2022年05月06日2022年5月5日、テレビドラマ『愛の嵐』『華の嵐』『夏の嵐』(フジテレビ系)などで知られる、俳優の渡辺裕之さんが亡くなったことを、所属事務所が発表しました。66歳でした。事務所の発表によると、渡辺さんは同月3日に、自宅で亡くなっているところを発見されたといいます。5月3日(火)昼頃に、ご家族により発見されました。あまりに突然の出来事に、ご家族もスタッフも驚きと悲しみに呆然としております。マスコミの皆様におかれましては、ご親族の深い悲しみにご配慮頂きますよう切にお願い申し上げます。尚、葬儀に関しましてはご家族との相談の上、密葬というかたちで執り行わせて頂きます。株式会社ワイケーエージェントーより引用テレビドラマはもちろん、大正製薬株式会社の栄養ドリンク『リポビタンD』のCMに出演するなど、幅広い場で活躍していた渡辺さん。突然の死に「一体なぜ」「驚きと悲しみで何も言葉が出ない」といった声があがっています。渡辺裕之さんのご冥福をお祈りいたします。また、ニュースを読んでつらい気持ちになった人は、厚生労働省が行っている電話相談を頼ってください。厚生労働省[文・構成/grape編集部]
2022年05月05日株式会社あさ出版(代表取締役:佐藤和夫、所在地:東京都豊島区)は井上裕之 著『人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方』を2021年10月18日(月)に刊行いたします。お金に不安がない人は稼ぎ方以上に、使い方が上手である豊かな人生を手に入れたいと願うすべての人へ。累計130万部の著者が、自身の経験を振り返り教える「幸せなお金持ち」になるための本当のお金との付き合い方。お金に対して「漠然とした不安」があるのは、お金の本質がわかっていないからです。どんなにお金を稼いでも人生のバランスが取れていないと人は幸せにはなれません。本書は仕事、人間関係、健康、貢献、お金のバランスを整えることで循環させ、一生お金に困らない幸せな人生を送るためのお金との付き合い方を紹介していきます。本書より一部抜粋要約「お金の不安がない人」の共通点「お金を正しく使う」とは、「自分の価値を高めてくれるものに使う」ことです。「お金の不安がない人」は、主に、次の「5つ」にお金を使っています。・健康(食事、睡眠、運動 など)・教育(キャリアアップ、スキルアップ、社員教育 など)・貢献(社会貢献や、人の役に立つこと など)・感謝(お礼の気持ち、大切な人への贈り物 など)・経験(今までやったことのないこと、新しいチャレンジ など)この5つにお金を使うと、「自己成長」を促す「良い人間関係」を築くことができるため、結果的に「使った以上のお金が入ってくる」ようになります。金融資産ではなく、「体験資産」を貯めるコーネル大学の心理学教授トーマス・ギロビッチ博士は、「人の幸せはモノではなく体験から生じる」と結論づけています。「気に入った商品を購入しても、それが日常生活の一部になるにつれて、満足度は自然に落ちていきます。しかし、旅行で得られた素晴らしい体験や思い出は、長い間記憶に残り、その記憶は人を幸せにしてくれます」(参照:エキサイトニュース・大紀元時報日本/ 2019年4月23日配信)。人生の豊かさとは、「いくらお金を持っているか」で決まるのではなく、「何をしてきたのか」「どんな体験をしてきたのか」で決まるのではないでしょうか。お金の量より、体験の量です。貯めるべきは、金融資産ではなく、「体験資産」です。体験を通して感じたこと、学んだことこそ、その人を成長させる最良の資産になります。投資リスクを下げる7つのポイント資産運用の経験が少ない人が、突然、大きな資金を投資をすると、必ず失敗します。もしあなたが「投資でお金を稼ぎたい」というのであれば、次の「7つ」のポイントを理解しておきましょう。① すぐに結果を求めない。② 十分に知識を増やす(投資のプロに負けないほど、勉強する)。③ 特定の投資家やアナリスト、ブロガーを信奉しない(さまざまな情報やデータに基づいて総合的な判断をする)。自身でよく考え、自身の判断のもと、自己責任で投資する。④「10%変動したら売却する」などのルールを決めて、守る。⑤ 投資の目的をはっきりさせる(稼げるだけ稼ぐでは、いつか大損する)。⑥ 生活費には絶対に手をつけない。⑦ リスク分散を心がける(投資する対象や投資する時間も分散する)。なかでも大事なのは②です。これを読んで「ムリだな」と思う人は投資でお金を稼ごうとするのはおすすめできません。書籍概要タイトル:人生を自由にしてくれる本当のお金の使い方ページ数:200ページ 著者:井上裕之価格:1,540円(10%税込)発刊日:2021年10月18日ISBN:978-4-86667-315-8【目次】はじめに第1章あなたは、何のためにお金を使いますか?第2章お金は「循環」させて増やしていく第3章人生をより自由にしてくれるお金の使い方第4章「お金に困らない人」の考え方おわりに書籍紹介ページ : 表紙【著者プロフィール】井上 裕之/いのうえ ひろゆきいのうえ歯科医院理事長。歯学博士、経営学博士、東京医科歯科大学非常勤講師を含め国内外7 つの大学で役職を務める。世界初のジョセフ・マーフィー・トラスト公認グランドマスター。1963 年北海道生まれ。東京歯科大学大学院修了後、「医師として世界レベルの医療を提供したい」という思いのもと、ニューヨーク大学をはじめペンシルベニア大学、イエテボリ大学などで研鑽を積み、故郷の帯広で開業。その技術は国内外から高く評価されている。情報番組「未来世紀ジパング」にて、最新医療・スピード治療に全国から患者が殺到する様子が取り上げられる。本業の傍ら、世界中の自己啓発や、経営プログラム、能力開発を徹底的に学び、ジョセフ・マーフィー博士の「潜在意識」と、経営学の権威ピーター・ドラッカー博士の「ミッション」を統合させた成功哲学を提唱。「価値ある生き方」を伝える講演家として全国を飛び回っている。著書は累計発行部数130 万部を突破。 実話から生まれたデビュー作『自分で奇跡を起こす方法』(フォレスト出版)は、テレビ番組「奇跡体験! アンビリバボー」で紹介され、大きな反響を呼ぶ。ベストセラー『「学び」を「お金」に変える技術』(かんき出版)、『本物の気づかい』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。【報道関係各位】『人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月11日まとふ(matohu)の2020年秋冬コレクションが発表された。自然、手仕事、そして循環──2019年春夏よりプロジェクト「手のひらの旅」を継続するまとふは、2020年春夏に引き続き“藍染”に着目。徳島・上勝町に細々と続く藍染の現場を訪れたデザイナーの堀畑裕之と関口真希子は、自然のリズムに寄り添い、何百年と受け継がれる知恵と技術にふれる。今季のテーマは「循環する命」──藍染の更なる可能性を探ることで、身近な資源を継承しつつ活かす“サスティナブル”の本来の意味を問いかけた。秋冬の“藍染”の表現藍染というと、綿や麻といった素材のために春夏のイメージが先行する。今季のまとふはそうした藍染を、ウールやカシミヤ、シルクなど藍染の難しい秋冬の素材へと用いた。すっきりとしたフォルムのスーツには、ウールの糸を藍染して織りあげたツイードを使用。シルクのストールやカニミアのロングニットにも藍染を施し、素材の違いが生みだす藍色の多彩さを表現している。また、程よいAラインのワンピースやブランドの定番である長着、ジャケットには、ウールフラノに縫い絞りを施すことで、藍染に大胆なアクセントを。襟の裏側など随所を異素材で切り替え、素材による藍染の色の差を取り入れている。さらにピアスは、メープルの白木をグラデーションに染め上げ、軽やかな印象に仕上げた。土地の歴史と結びついた素材一方、生成りのジャケットには、上勝町ならではの素材「キノフ(KINOF)」を採用。かつてこの町では林業が盛んであったもの今や衰退し、多くの杉が放置されることとなった。そうした杉の間伐材から和紙の糸を作り、それを織りあげた「キノフ」は、柔らかく自然な風合いが魅力的だ。そしてここにも、身近な資源へとまなざしを注ぎ、それを活用する姿勢が綺麗にうつしだされている。モダンでグラフィカルな模様をのせてほかにも、岩手や山形など日本各地で織られたテキスタイルをふんだんに使用。モダンでクラフィカルな模様を、透け感のあるオパールプリントやジャカードで表現している。ワンピースのフォルムも、素材の質感と模様を活かすよう、シンプルに仕上げた。温かく深みのある色彩コレクション全体を覆うのは、秋冬の柔らかく温かみのある色合いだ。深みのある濃淡さまざまの藍色はもちろん、ベージュやマスタードイエローなど、そこに鮮やかなオレンジやターコイズブルーでアクセントを添えている。
2020年04月07日「日本の眼」というタイトルを掲げ、8年間で17回のコレクションを発表してきたまとふ(matohu)。今回、この「日本の眼」コレクションの集大成となる「matohu 日本の眼展」を1月8日より、東京・青山のスパイラルガーデンにて開催する。“最新デザインと古来の美意識の融合”によって生み出された「日本の眼」コレクションは、ファッション業界内にとどまらず、国内外で多くの評価を得てきた。本展では、様々な日本の美意識を“日本庭園”に見立てたアートインスタレーションと、それを具現化した服を組み合わせて展示する。会場では、希少な歴代長着のアーカイブスや復刻長着、和綴手製本『日本の眼』(250部限定)といった展覧会限定販売のアイテムに加え、HIGASHIYAとのコラボレーション和菓子も登場。また、まとふデザイナーの堀畑裕之と関口真希子によるトークショーや畑中正人ライブコンサートも開催。会期中イベントに関してはすべて予約必須につき、気になる人は下記のインフォメーション枠を要確認。まとふが手がけた服飾デザインから、日々の生活に気づきと豊かさをもたらすヒントを見つけに行こう。【展覧会情報】matohu 日本の眼展会期:1月8日〜22日会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)住所:東京都港区南青山5-6-23時間:11:00~20:00入場無料会期中イベント■1月11日 14:00 トークイベント matohu 堀畑裕之 & 関口真希子「日本の眼とは何か?」 *定員30名 無料■1月12日・13日 14:00 matohuデザイナーによるギャラリー・ツアー *定員各回15名 無料■1月18日 15:00 畑中正人ライブコンサート 「matohu oto」 *席数30席 無料まとふのショー音楽を作ってきた作曲家 畑中正人氏のライブコンサート■1月19日 13:00 / 14:30 / 16:00 matohu長着茶会 *定員各回12名 参加費4,000円まとふデザイナーがお茶を点て、HIGASHIYAの和菓子職人がその場で作った和菓子をいただく立礼茶会※すべて事前予約が必要。
2020年01月07日まとふ(matohu)は、展覧会「matohu 日本の眼展」を表参道のスパイラルガーデンにて2020年1月8日(水)から22日(水)まで開催する。展覧会「matohu 日本の眼展」は、まとふが8年間を通して発表してきたコレクションの集大成となるアートインスタレーション。会場では、様々な日本の美意識を“日本庭園”に見立てたアートインスタレーションと、それを具現化した服を組み合わせて展示する。さらに、展覧会に際し、希少な歴代長着のアーカイブスや復刻長着を限定販売。また、和綴手製本『日本の眼』やHIGASHIYAとのコラボレーション和菓子、オリジナルテキスタイルによる「日本の眼」ミニトートバッグ&おざぶコレクションなども販売される。会期中は、まとふのデザイナーである堀畑裕之・関口真希子によるトークイベントやギャラリー・ツアーをはじめ、まとふデザイナーが点てたお茶を、HIGASHIYAの和菓子職人がその場で作ってくれた和菓子とともに楽しむ立礼茶会「matohu長着茶会」、まとふのショー音楽を手がけた作曲家・畑中正人のライブコンサートといったイベントも開催。まとふの世界観を様々な面から体感することができそうだ。【詳細】「matohu 日本の眼展」開催期間:2020年1月8日(水)~22日(水) 11:00~20:00場所:スパイラルガーデン(スパイラル1F)住所:東京都港区南青山5-6-23※入場無料■関連イベント・トークイベント「日本の眼とは何か?」まとふ 堀畑裕之 & 関口真希子開催日時:2020年1月11日(土) 14:00 ※定員30名 無料・まとふデザイナーによるギャラリー・ツアー開催日時:1月12日(日)・13日(月・祝) 14:00 ※定員各回15名 無料・畑中正人ライブコンサート 「matohu oto」開催日時:1月18日(土) 15:00 ※席数30席 無料・matohu長着茶会開催日時:1月19日(日) 13:00 / 14:30 / 16:00 ※定員各回12名 参加費4,000円※すべてのイベントは要予約。【イベント予約・問い合わせ先】まとふ 表参道店TEL:03-6805-1597
2019年11月28日まとふ(matohu) 2019-20年秋冬コレクションが、2019年3月22日(金)に表参道ヒルズ「スペースオー」にて発表された。テーマは「雪の恵み」。「手のひらの旅」再び前シーズンに続き、映像+プレゼンテーション形式でコレクションを発表したまとふ。前回と連動したプロジェクト「手のひらの旅」は、夏の青森・津軽から冬の津軽へと舞台を移す。“冬ごもり”の時期に生まれた伝統工芸品に目を向けて会場に映し出されたのは、思わずため息がでてしまうような雪国の風景。しかし雪国の人にとって、雪とは本当に厄介なものであるらしい。デザイナーの堀畑裕之と関口真希子は、“外部”の人間であるからこそ、「近くにいると見えにくい」雪国の魅力に目を向ける。そしてその目線のまま彼らが着目したのは、この時期だからこそ生まれる伝統工芸品。外には出ることのできない“冬ごもり”の時間をたっぷりと使って完成した、伝統的な刺繍「こぎん刺」や江戸時代から続く漆塗り「津軽塗」を、今季のコレクションに使用した。ウール×ウールのこぎん刺前シーズンもこぎん刺のワードローブが登場したが、今季はウールの生地にウールでこぎん刺を施すという、温もり溢れる羽織が到着。真っ青に彩られた羽織の胸元には、美しいコントラストを描く白のこぎん刺が施されている。また着心地の良さそうな、そのふんわりとした質感は、仕上げに縮絨を丁寧にかけて実現したものだ。新雪に水が落ちた様子をイメージした「長着」ブランドのアイコニックなワードローブ「長着」からは、新雪のような純白の一着が登場。よく目を凝らすと見えてくる不思議な“窪み”は、雪の上に水がポツポツと落ちた“後”の様子を表現したという。その下には、雪の結晶をモチーフにしたポップなワンピースをレイヤードしている。雪の結晶をレースで表現したワンピースひと際会場の目を惹いたのは、総レースで仕上げた真っ白なワンピース。ワードローブを象る六角形の集合体には、異なる表情の雪の結晶があしらわれている。またレースの図形をそのまま残した裾は、手作業でカットしたというアシンメトリーなデザイン。職人ならではの温もり溢れる手仕事と、エレガントなデザインが融合した、まとふならではの一着となっている。「津軽塗」のアクセサリーまた日常ではあまり馴染みのない「津軽塗」は、スタイリングのアクセントとなるアクセサリーやボタンになって登場。モデルの耳元で煌めく「津軽塗」のピアスは、シャープな三角形のモチーフがアクセントとなるエッジなデザインだ。古き良きものを現代に蘇らせる、伝統とモダンをミックスさせたまとふの旅は、これからも続いていくようだ。
2019年03月25日まとふ(matohu)が10月16日、表参道ヒルズ 本館 B3F スペース オーで2019年春夏コレクションを発表した。シーズンコンセプトは「手のひらの旅・一 小さき衣」。これまでのようなランウェーショーではなく、プレゼンテーション形式での発表となった今シーズン。プレゼンテーションはこれまでとは逆、冒頭にデザイナーの堀畑裕之と関口真希子が登場。「今回は新しい見せ方のプレゼンテーション、新しいシリーズ『手のひらの旅』の出発点になります。手でものを作ること、手仕事の力が輝いて見えます」など、プレゼンテーションやテーマへの思いを説明することから始まった。続いて、デザイナー2人が今年の夏、青森県津軽への旅の記録映像を上映し、津軽の自然や祭、風土から、そこで生まれたブナコ、こぎん刺しを伝える研究所、七里長浜までを紹介。その後、デザイナー自身が狙いやポイントを説明しながら3人のモデルが登場。肩と腰に刺し子を使ったコートや胸と襟裏に刺し子を配したジャケットなど、刺し子を現代的に解釈し、軽くスポーティーに仕上げたデザインや、弘前の気候から生まれたこぎん刺しへのオマージュを洗練させたレースのように表現したジャケットなどを発表した。また、刺し子がどのように使われているのかや、ディテールなどを見て、触れることができるように、モデルが着用した3体に加えて、ボディに着せた20体のコレクションや「ブナコ」を使った作品なども展示した。日本の美意識が通底する新しい服の創造をコンセプトに2005年にブランドを設立。スタートから5年間10回は日本の歴史からインスパイアされた慶長の美シリーズを、2010年からは新しいテーマ日本の眼シリーズをスタートし、日本の美意識とは何かを問いかけるコレクションを続けてきたまとふ。堀畑は「ファッションショーをやめるわけではないが、時代が変わった中で、イメージが消費されるだけではないものにしたかった。日本の美意識をテーマにしてきたが、これからの5年間の『手のひらの旅』シリーズは守破離で言えば、離れ、新しいものを生み出す離の部分。服にとらわれず、いろいろなチャレンジをしていきたい」。関口は「これが終わりではない。手のひらの美は世界中にあるので、世界の土地土地に根付いた手仕事などもやっていきたい」と話している。2020年1月には表参道のスパイラルで「日本の眼」コレクションの展覧会を開催することも決定した。
2018年10月22日まとふ(matohu)の2019年春夏コレクションが、「Amazon Fashion Week TOKYO 2019 S/S」2日目の2018年10月16日(火)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。ブランド“第3章”がスタート昨シーズン、日本の美意識をコンセプトに2010年よりスタートしたシリーズ「日本の眼」が完結したまとふ。今季、新たなシリーズの開幕として発表の場に選んだのは、映像+プレゼンテーション形式という真新しい手法だ。物語の始まりは、青森・津軽オープニングを飾ったのは、大画面で映し出されたドキュメンタリー映像。「手のひらの旅」と冠した今回のプロジェクトの舞台は、青森・津軽。そこでは麻の粗い目に糸を通して、繊細な幾何学模様を描く“こぎん刺し”が、江戸時代から伝わる伝統技術として親しまれている。そしてその美しさに魅了されたデザイナーの堀畑裕之と関口真希子が、実際に刺し子が作業をする現場を訪れて、今季のコレクションとなるデザインのアイディアを膨らませていくというストーリーだ。3人のモデルによるプレゼンテーション映像が終了すると、会場に現れたのは3人のモデル。伝統を守り続ける刺子との交流を通して生まれたアイディアが、全く異なる雰囲気を持つ3パターンのクリエイションとなって視覚化される。アイコニックな「長着」にこぎん刺しを1人目のモデルが纏うのは、ブランドのアイコニックなワードローブ「長着」。羽根のように軽やかな印象を与えてくれるその素材は、試行錯誤の末に使用したというシルク素材。本来こぎん刺しには不向きなキメ細かなテキスタイルには、同じく繊細なシルク糸を通して、美しいグラデーションを描いた幾何学模様を実現させた。現代のワードローブへとアップデート続いて登場したモデルは、胸元に真っ赤なこぎん刺しをアクセントに配したジャケットを披露。本来寒さをしのぐため、裏着として使用されていたこぎん刺しであるが、無駄のないすっきりとしたシルエットや、首元をほんのりと隠す上品な襟のデザインなど、現代の要素と融合することで、洗練されたワードローブへと昇華している。こぎん刺しにオマージュを捧げて最後に現れたモデルは、こぎん刺しが彩るひし形の幾何学模様からインスピレーションを得たという、カットジャカードのジャケットを纏って登場。立体感を帯びた純白のジャカードは、まるでレースのように軽やかさを帯び、フレッシュな印象を与えてくれた。こぎん刺しをモチーフにしたニット&ワンピースもその他にも会場には、こぎん刺しをモチーフにしたニットやエレガントなワンピースなど20体のワードローブがマネキンに着せられて登場。先ほどのドキュメンタリー映像を見終わったこともあってか、“この洋服はどれほどの過程を要したのだろう”と、思わず作り手に想いを馳せながら、まじまじと眺めてしまう。日本の伝統文化や作り手との交流を大切にして生まれる、丁寧なワードローブ。ブランドが大切にしている根幹を、ひとつひとつのピースを通して感じ取ることができるコレクションとなった。
2018年10月19日造形作家・TAKAGI KAORUが、自身初の書籍『皿と血』出版記念エキシビジョンを1月15日から28日まで南青山のMINA-TO/Spiralにて開催する。TAKAGIは、粘土を一生共にする素材として立体や器を制作し、器とは「受け」「与え」そして「変化させる」ために重要な道具であるという捉え方に軸を置くことで、人自身もその条件を満たす器であり、世の中には器になり得るものが物質に限らず無数に存在することを表現してきた。初の書籍となる本著の制作は、敬愛するゲストであるサウンドアーティスト・mamoru、アーティスト・高木耕一郎、デザイナー・matohu 堀畑裕之と関口真希子、クリエイティブディレクター・岡崎純、グラフィックアーティスト・牧かほりのために皿を作るところから始まる。ゲストはその皿と2年間を共にし、「食した後の皿」から見出だした「景色」を撮影。TAKAGI自身もまたこの行為を繰り返し、その景色とともに綴られる言葉は、ゲストが新たな物語を描く源となった。留まる事無く互いを行き来し、脈々と続いていく作家とゲスト達が織りなす濃厚なコミュニケーションは陰の往復書簡とも言える。本展では、どのようにして本著ができたのか、TAKAGIの考える「皿」とは一体どういうものなのか、作家自身がある時からずっと見続けてきた目線で描かれたこの本が読者の日常にどう関わるのか。それらをより深く読み解いていく。2013年「そこにうつわがあるなら」、2015年「ご自身のお道具をお持ちですか?」、2017年「わざわざざわざわする」と題して開催された参加型のライブイベントは大きな反響を呼んだ。今回は、本著の出版記念としてオープニングライブ「まずは港の景色をつくる。そして、海に出る。」を1月15日19時から21時に開催。ライブ参加者とTAKAGIがこのイベントの為に制作した新作の器を使い「出航する為の港」を作っていく。なお、ライブイベントの参加は先着4 0名まで。見学のみの参加も可能。【イベント情報】TAKAGI KAORU『皿と血』出版記念 Exhibition会期:1月15日~1月28日会場:MINA-TO/Spiral住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル 1F時間:11:00~20:00【書籍情報】『皿と血』出版社:キンカンパブリッシングハードカバー/100ページ/B3変形、陶片付発刊:2018年価格:5,500円
2018年01月15日まとふ(matohu)が10月13日、東急プラザ銀座6階KIRIKO LOUNGEで2018年春夏コレクションを発表した。matohuが追及する、日本人が培ってきた美を見つける視点「日本の眼」シリーズ、16回目となる今回のテーマは「かざり」。翌日より東急プラザ銀座で始まった「日本の眼・いき」展のオープニングイベントとしてショーを行った。今回のコレクションについて「今まではどちらかというと“わび・さび”といった物静かできれいめな日本を表現してきましたが、今回は、その対極にあるど派手でエネルギッシュな部分、祭りの山車や日光東照宮の装飾に見られる勇壮華麗な日本の美意識をmatohuなりに表現しました」とデザイナーの堀畑裕之氏は語る。「かざり」の言葉の語源が「挿頭(かざし)」、草花を「髪に挿す」ことからくる点に着目し、今回のコレクションのデザインやテキスタイルに落とし込んでいったと堀畑氏が語る通り、ファーストルックから牡丹柄のワンピースが登場し、明るく鮮やかな世界観を提示した。畑中正人氏によるピアノの生演奏とともに、金や銀をポイントで使ったルックや鳥の羽柄が背中全体にプリントされたルック、きらきらと輝く鳥の羽や雲をモチーフにしたイヤリングを身に着けたルック、しめ縄や牡丹の花をモチーフにしたストローハットを被ったルックが次々と登場。型に捕らわれず大胆に色や装飾を楽しむルックの数々からは、matohuの“攻め”の姿勢がうかがえた。今回のコレクションは、バッグや帽子などの小物をオートモードヒラタの石田欧子、京都在住のアーティスト裕人礫翔、アクセサリー作家の播安芸子・長野大洋らとコラボレーションすることで、装飾的で派手な「かざり」世界観を追及することができたという。テキスタイルの制作では、2メートル60センチもある大判の生地に手描きでペイントを行うなど、作業的にもエネルギーを費やしたと、堀畑氏は振り返る。また、matohuは「生活の中で、文化として楽しんで服を着てほしい」との想いから、冊子『Ren』を刊行していくことを発表した。誌面ではイベントの告知やレポート、クリエイターとの対談などを掲載し、matohuの目指す新しいファッションコミュニティーを盛り上げるためのプラットフォームとして制作していくという。「今後はブランド発信でmatohuの活動を伝えて行きたい」とmatohuの2人は語った。
2017年10月18日まとふ(matohu)がAmazon Fashion Week TOKYO 2017 A/W期間中の3月21日、東京、港区の増上寺で2017-18年秋冬コレクションを発表した。日本の美意識を現代の目線で取り上げる「日本の眼」シリーズ、15回目を迎えるmatohuが今回取り上げたテーマは「いき」。高層ビルの中にそびえ立つ東京タワーと、400年以上前に建てられた朱色の三門が同居する景色に魅了され、デザイナーたっての希望で増上寺でのランウェイが実現したという。当日はあいにくの雨のため、予定していた増上寺敷地内の野外から、屋根のある通路へと変更され、“現代と過去が交差するような場所”というロケーションを活かしきることが叶わなかったが、matohuの2人が伝えたかった「いき」の世界観は十分に感じられた。matohuが表現した「いき」について、デザイナーの堀畑裕之氏は次のように語る。「今回は、ファッションのスタイルについて考える以前に、かっこいい生き方とはどんなものかを問い直すところから始めました。“いき”は他の言葉に言い換えられない、日本独自の言葉です。垢抜けていること、意気地があること、色気があることの3つを柱にして、服作りとスタイリングに取り組みました」。「いき」を象徴するテキスタイルとして縞(ストライプ)をあげ、「特殊な織り方で、同じ幅ではなく細くなって消えたり、時に交わったりするように織り上げ、“出会いと別れ”を表現しました」と語る。この他、雪深い竹林に伸びた青竹をモチーフにしたジャカード織りの縞柄、新潟県の五泉(ごせん)に伝わる絹の着物地に草の縞柄を使用し、素材開発にも取り組んだようだ。また「裏まさり」と呼ばれる、江戸時代に起源を持つ外から見えない内側に色を使うデザインや、レザーアイテムを取り入れることで色気を感じさせるよう工夫したという。紫や青など渋めの色彩を基調とした、ゆったりとしたラインのデザインが多かったが、どれも凛とした佇まいで、きりりと「生き」る姿勢が伺えるコレクションだった。あと数回で完結するという「日本の眼」シリーズ。伝統を掘り起こし、自分たちのスタイルで捉え直していくmatohu(堀畑裕之、関口真希子)の試みは、ますます鋭くなり、まるで1本の道を成しているような迫力を感じさせた。
2017年03月30日日本デザインコミッティーと経済産業省関東経済産業局が連携し、埼玉県秩父と栃木県足利の事業者が「銘仙」を服地として復活させるべく発足したプロジェクト「スタイル*メイセン(STYLE*MEISEN)」の展覧会が、松屋銀座7階デザインギャラリー1953にてスタートした。明治時代に生まれた銘仙は、糸にプリントした後に織る「ほぐし織」という高度な技法を使ってできる染織。大正から昭和初期にモダンな柄で一斉を風靡した着物であったが、戦後の日常着として需要がなくなった着物とともに産地が衰退し、現在は織元が数社残るのみとなっている。展覧会の開催初日にはトークショーが行われ、同プロジェクトのデザイナーとして起用されたまとふ(matohu)の堀畑裕之と関口真希子、秩父銘仙「逸見織物」の逸見恭子、足利銘仙を手がける足利市「ガチャマンラボ」の高橋仁里の4人が参加。銘仙と「スタイル*メイセン」の2つをテーマにトークを行った。高橋「足利では約20年くらい前に銘仙を作る事業者が絶えてしまいましたが、最近では洋装化を目指す取り組みが出てきています。服として使うような幅で織るために織機も変わってきているのです」逸見「秩父では、細々とではあるが途絶えることがなく続いてきました。織機なども昭和初期のものが残っています。また、現在残っているのは10社足らずだが、新しく起業し、取り組みをスタートしたところもあるります」堀畑「プロジェクトを進めるに当たって、銘仙という音を残しながら、新しいスタイルを作るという意味でブランド名を『STYLE*MEISEN』としました。英語表記にしたのは、日本だけでなく世界へ発信するためです」関口「ヨーロッパのラグジュアリーブランドの中にも銘仙に興味があるというところはあるし、イタリアでは銘仙の雰囲気をプリントで表現しているところもあるが、本当に銘仙の技術が残っているのは秩父と足利だけ。海外に出て行くことにも大きな意味があるのです」堀畑「高橋さんと食事をしたときに聞いた、銘仙をフランスに持って行った話が印象に残っています」高橋「国内がこういう状況なので、足利や桐生の事業者は海外に直接営業し始めています。プリントではなく、銘仙の本物の技術なら海外でも上手くいくのではないかと、各国を回ったが海外のメゾンからも『こんなにすごい技術があるなら、完成度を高めてどんどん持ってきてくれ』と言われました。また、その一環でもともと銘仙と同じものがあったリヨンにも行きました。そこでは、ほぐし織りの技術を機械化しようとしていましたが、実際ポリエステルではできてもシルクでははできないのです。そのため、ウズベキスタンやパキスタンから手織りの技術の高いものが入ってきているということでした」堀畑「リヨンで作られていたものはマリーアントワネットやポンパドール婦人なども愛し、ヨーロッパでも一世を風靡(ふうび)した生地。だから、銘仙も単に日本の伝統技術だから守らなければいけないという意識ではなく、世界の歴史の流れの中で位置づけ、取り上げるべきだと思います。世界中で愛されたのはかすれた生地に手のぬくもりを感じたから。プリントで再現したものとの違いはすぐに分かります」高橋「実際にできたものを見て、感慨深かったです」逸見「とても斬新で感動しました」関口「堀畑は秩父、私は足利と取り組みました。秩父は花や植物、足利は幾何が得意だったけど、無理なお願いもしたと思います」堀畑「典型的な柄から離れてオリジナルなものを作りました。まとふは着物の柄を服にすることをタブーとしていますが、今回も服地になることをイメージし、全く新しいもの、現代の人の心に響くものにしようと思って作りました」関口「普通の銘仙にはないような鮮やかな色もあります」堀畑「普通の銘仙を知っている人が見たら、『これが銘仙か』と思うぐらい、横糸などの設計も変えています。メイセンという名前ですが、全く新しいものが生まれたと思います。じっくり触ってみてほしいし、ここで着ることはできないが、鏡もあるので自分に当てて見てほしいです。また、2週間限定ですが、会場のすぐ裏にはポップアップショップもあるので着たいと思う人はオーダーすることもできます」高橋「今後もプロジェクトを継続し、関係事業者が増えて、地域が盛り上がればと期待しています」関口「もともと銘仙の手法には興味がありましたが、今回のプロジェクトで布としての可能性を探り、勉強することができました。更に発展させ、まとふでも新しい銘仙を提案したいし、それによって銘仙を知らない若い人たちが新しい素材として再発見してもらえればと思っています」堀畑「日本の伝統をそのまま続けるのは伝承。本当の伝統とは新しいものを生み出していくことだと思うし、そのためにもプロジェクトを続け、新しいメイセンを提案していきたいです」プロジェクトは始まったばかり。日本の素材が世界のトップブランドから評価される中で、今後の展開も注目を集めそうだ。なお、同展は2月21日まで、松屋銀座7階デザインギャラリー1953で開催されている。【展覧会情報】「STYLE*MEISEN展」会期:1月25日~2月21日会場:松屋銀座7階デザインギャラリー1953住所:東京都中央区銀座 3-6-1時間:10:00~20:00(2月16日は18:30まで、2月21日は20:30まで)
2017年01月28日まとふ(matohu)が企画・デザインする、織物・銘仙の企画展「STYLE MEISEN」が、2017年1月25日(水)から2月21日(火)まで松屋銀座7階・デザインギャラリー1953にて開催される。「銘仙」とは大正から昭和時代にかけて一世を風靡した平織りの絹織物。横糸は1色のみだが、縦糸にさまざまな絵柄をプリントしさらに故意にずらすことで、独特なかすれが生まれる。この独特な味わいが当時の女性たちを虜に。価格もクズ繭から紡ぐ糸を用いているため安価で爆発的な人気品となった。着物人口が縮小した現在、この「銘仙」も忘れ去られようとしている。そこで本展では、まとふの堀畑裕之・関口真希子が現代への復活を試みる。和装から洋装へと発展した「銘仙」の新しい美しさを堪能してみて。【イベント詳細】第731回デザインギャラリー1953企画展「STYLE MEISEN」開催期間:2017年1月25日(水)〜2月21日(火)時間:10:00〜20:00 ※最終日20:30分閉場入場料:無料会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953住所:東京都中央区銀座3丁目6-1企画・デザイン:matohu(堀畑裕之、関口真希子)■第55回デザインサロントーク日時:1月25日(水) 17:00~18:00会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953出演:matohu(堀畑裕之、関口真希子)、秩父銘仙事業者、足利銘仙事業者参加費:無料申し込み:不要定員:着席可能20名程度※人数の多い場合は立見。※開催時間10分前より会場へ案内。
2017年01月20日まとふ(matohu)がAmazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S期間中の10月18日、スパイラルホールで2017年春夏コレクションを発表した。プレーンな照明に照らされ、白く浮かび上がったステージ。鈴のような鉄琴の音が響き渡る中、モデルが現れショーはスタートした。今回のコレクションのテーマは「うつくし」。古代の日本語で「うつくし」は美しいという意味ではなく、愛らしい、キュート、かわいいといったことを表す言葉だったという。「民藝の人形や器などかわいいものを集めるのが大好きなのですが、そういうものは、心がほぐれて優しい気持ちになりますし、人の心を慰める伴侶としてずっと存在してきたと思うのです。今回のコレクションの服も、ディティールを含めて着る人や見た人の心が和らぎ、優しい気持ちになったらいいなという願いを込めて作りました」とデザイナーの堀畑裕之氏は語る。ジャカード織のニットには、“小さきひと”の子どもの姿や、千鳥、つばめなどの柄が織り込まれ、その他にもピーナッツ柄の刺繍やドレープ、レース、タックを使い、繊細で女性らしいイメージを盛り込んだスタイルで「うつくし」を表現。藤色、山吹色、深藍色など日本の伝統色をベースに、織りやディテールで遊び心を取り入れたという。また、あえて自然なゆがみが残る仕上がりにした麦わら帽子、津軽の民芸品、下川原焼きの土人形からヒントを得た鳩のブローチなど、手の温もりが感じられる小物使いも印象的だった。ランウェイを歩むモデルの姿から目を凝らしてそれらを見つけた時、思わずこちらの顔がほころぶ。素朴で控えめな中に愛らしさをたたえているのだ。今後の展開については「『日本の目シリーズ』はあと数回で完結しようと思っています。侘び寂から今回のようなかわいらしいものまで、日本の伝統的な考え方のエッセンスを自分たちなりに消化し、現代に合う形でデザインの中に落とし込む服作りをしてきました。古いものを古いまま受け取るのではなく、新しいものに変えて行くことが大切だと思います」と回答。ブランド名の“まとふ”は、服を“纏う”と、成熟を“待とう”という意味を持つという。日本の言葉と文化に丁寧な眼差しを向け、新しい感覚を紡ぐmatohu(堀畑裕之、関口真希子)の活動に、これからも注目していきたい。
2016年11月22日ネ・ネット(Né-net)は、イラストレーターの鈴木裕之と再びコラボレーション。ネ・ネット×鈴木裕之「おとぼけPUNK」を2016年11月17日(木)より発売する。シュールでどこか脱力的、そんな個性的なイラストで注目を集める鈴木裕之。今回は、彼が描いたドラキュラをシャツをあしらった「ドラキュラタイプシャツ」や、小動物たちを散りばめた「小動物 growing up リュック」などを販売。さらに、オリジナルテキスタイルプロジェクト「ファーブリック」を迎えた、トリプルコラボレーションも実現。黒地に愛らしいキャラクターと星模様をのせドキュメントケースやペンケース、ポーチなどが展開される。また、11月5日(土)・6日(日)には、イラストレーター鈴木裕之とネ・ネットデザイナー髙島一精の来店イベントを開催。会場では、各店限定商品「おとぼけPUNKベレー帽」の販売に加え、イベント当日に限り、コラボアイテムを5,000円+税以上購入すると、「おとぼけPUNK」缶バッジがプレゼントされる企画も行われる。【アイテム詳細】ネ・ネット×鈴木裕之「おとぼけPUNK」発売日:2016年11月17日(木)※11月3日(木)~新宿ミロード/池袋サンシャインシティアルパ/HUMOR SHOP by A-net南堀江にて先行発売。取扱い店舗:全国のネ・ネットショップ■来店イベント・11/5(土) 14:00~15:00/16:00~17:00HUMOR SHOP by A-net南堀江住所:大阪府大阪市西区南堀江1-11-1TEL:06-6110-0808・11/6(日) 12:00~16:00新宿ミロード住所:東京都新宿区西新宿1-1-3新宿ミロード 3FTEL:03-3349-5653<アイテム例>・N・M・T・なんやかんやスニーカー 12,000円+税・ドラキュラタイプシャツ ロング 9,500円+税・小動物growing upリュック 16,000円+税
2016年11月03日まとふ(matohu)が2017年春夏コレクションを2016年10月18日(火)、東京・表参道で発表した。今シーズンのテーマは「うつくし」。「美しい」という意味ではなく、古語での解釈に則った「かわいい」「愛らしい」という意味合い。平安時代の『枕草子』にも「なにもなにも、小さきものは、皆うつくし」という一節が登場するほど、日本では昔からこういった美意識があったようだ。着た人・見た人が「かわいい」と感じることで、心が和らぎ、優しい気持ちになるような服作りをしたとデザイナー・堀畑裕之と関口真希子は語る。まとふのフィルターを通した「かわいい」は、少しファニーなモチーフへ落とし込まれた。無数に並ぶピーナッツや飛び回るツバメ、さらに「小さき人」とデザイナー達が名付けた、小人が踊り回るようなモチーフがジャケットやパンツ、トップスなど、あらゆるウェアに刺繍されている。また、Aラインのワンピースやスカートは、ふんわりとしたドレープやギャザーを採用することで、柔らかく甘い空気感を出した。肌が透けるレース使いのトップスも、そんな雰囲気を助長する。先シーズンも登場した「オートモード平田」の石田欧子デザイナーとのコラボレーションハット。今回は、まるで陶芸品が歪んだような、独特なフォルムが特徴で、着こなしのアクセントに取り入れられた。ここ何シーズンか、“日本の美意識”をテーマに服作りをしてきた「まとふ」。完結した暁には、大きな展覧会を開催し、これまでのウェアをまとめて見られる機会を作るそうだ。
2016年10月21日「金閣寺|銀閣寺茶箱展」が、2016年10月12日(水)から11月1日(火)まで、東京・銀座三越で開催される。昨年の千利休の茶室「待庵」茶箱展に引き続き実施される本展では、金閣寺と銀閣寺の古材を使って、多数のアーティストや作り手が現代の新しい茶箱を提案。注目は、日本のファッションブランドまとふ(matohu)が手掛ける作品だ。デザイナー堀畑と関口は、この展示のために「夕映えの茶箱」を制作。江戸時代初期の茶人、金森宗和作の茶室「夕佳亭(せっかてい)」から見える夕暮れ時の金閣寺をイメージして、古清水焼の鳳凰文様の茶碗を中心に、古作と現代の作家たちに特注した道具を組み合わせた。また、すべての道具は、まとふオリジナルテキスタイルの仕覆で包まれていて、すべての茶箱は購入することが可能だ。さらに、デザイナー堀畑と関口は、詩人で翻訳家のピーター・ジェイ・マクミランと茶箱をめぐるトークイベントを10月22日(土)に行う。なお会場には、ピーター・ジェイ・マクミランの作品、さらには塗師の赤木明登、金工の長谷川竹次郎、画家の小松美羽などが手掛けるピースも展示される予定だ。【イベント詳細】金閣寺|銀閣寺茶箱展期間:2016年10月12日(水)~11月1日(火)会場:銀座三越 7階 グローバルメッセージ住所:東京都中央区銀座4丁目6−16■トークイベント matohu 堀畑裕之 関口真希子 ×ピーター・ジェイ・マクミラン開催日時:2015年10月22日(土) 15:00 会場:銀座三越 会場内
2016年10月14日matohu表参道本店5周年を記念して同店では7月23日から31日まで、ゲストアーティストイベント「立原位貫 ―木版画で日本の美に触れる」展が開催される。立原位貫は、浮世絵版画の技法を独学で習得し、江戸時代に使われた紙や絵具や道具についての研究を重ね、本当の復刻、復元を行ってきた唯一の作家。夢枕獏や江國香織などの著作ともコラボレートしており、その挿画も手掛けてきた。14年にはmatohuのデザイナーである堀畑裕之と関口真希子と出会い、深い魂の交流を続けてきたが、昨年matohuでの展覧会の直前に急な病に倒れ急逝した。同展では、立原位貫の生前の意志を継ぎ、その画業の一端を紹介。日本の美意識に満ちた本物の木版画の世界をじっくり体験できる機会となっている。【イベント情報】「立原位貫 ―木版画で日本の美に触れる」展会場:matohu表参道本店住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25会期:7月23日~31日時間:11:00~20:00
2016年07月19日まとふ(matohu)表参道本店5周年を記念して、ゲストアーティストイベント「立原位貫(たちはらいぬき) ―木版画で日本の美に触れる」展が2016年7月23日(土)から31日(日)まで開催される。立原位貫は、浮世絵版画の技法を独学で習得し、江戸時代に使われた紙や絵具や道具についての研究を重ね、本当の復刻・復元を行ってきた作家だ。またオリジナルの創作版画では、詩情あふれる世界を作り上げ、夢枕獏や江國香織などの著作挿画も手掛けたことでも知られている。まとふのデザイナー、堀畑裕之と関口真希子とは2014年に出会い、交流を続けて来た。今回の展覧会は、彼の生前の意志を継ぎ、その画業の一端を紹介するものだ。花々をモチーフにした作品などが展示され、日本の美意識に満ちた本物の木版画の世界を体験できる。【詳細】matohu表参道本店5周年記念「立原位貫 ―木版画で日本の美に触れる」開催期間:2016年7月23日(土)〜31日(日)時間:11:00〜20:00場所:matohu表参道本店住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25TEL:03-6805-1597
2016年06月25日まとふ(matohu)が3月16日、ラフォーレミュージアム六本木を会場に16-17AWコレクションを発表した。スモークが焚かれた会場の中、暗闇からひっそりとモデルが現れショーは静かにスタートした。今シーズンのテーマは「おぼろ」。おぼろ月、霞、水墨画や夢幻能など古来より日本人に親しみ深い曖昧で儚いものを例に挙げ、日本人の根底にある美意識に着目をした。さらりと羽織れる長着やジャケット、ジレ、ストール、流れるように揺れる繊細なプリーツスカート、空気を孕みゆとりを十分に保った八分丈パンツなど、秋冬らしからぬ軽やかな見た目のウエアを纏い、目元まで深くハットを被ったモデル達は儚くもミステリアスな雰囲気。カラーパレットは、落ち着きのあるサンドやオフホワイト、ミモザ、ブルーグレー、サーモンピンクなどがベースとなり、スタイリングや素材加工によるグラデーションの遊びが加えられた。特に、今回のコレクションで実験的取り組みだったという素材加工では、敢えて不規則なストライプになるように歪ませたニードルパンチや、ろうけつ染作家の中井由希子に依頼し、奈良墨「古梅園」の紫墨や青墨を使って刷毛で柄を描いた素材などユニークなアイデアが提示された。その他にも、デザイナー堀畑裕之が描いた水彩画を機械へプログラミングし、9本の横糸で色彩を表現したオリジナルテキスタイルは、まるで水彩絵の具のように繊細に色が溶け合って「おぼろ」の美しさを体現するものとなった。終盤になるにつれて、ブラックや濃いブルー、パープル、カーキなど朝霧から夜霧へと移り変わる情景が目に浮かぶように深いカラーリングへと変化。一方、ぼんやりと曖昧な雰囲気の中、おぼろ月のように時折きらりと光るアクセントとなるのが大振りのボタンとブローチ。これは、今回の為にオリジナルで岩手のデザインユニット・コシェルドゥ(coshell 2)に製作を依頼したもので、原料には漆、銀、紙が用いられている。ラストで披露された、夜霧の情景に朝陽がのぼるような鮮やかなオレンジのルックが印象的だった。
2016年03月28日アミューズは、アミューズミュージアムの監修による展覧会「BORO(ぼろ)の美学 - 野良着と現代ファッション」を開催する。会期は1月23日~4月10日(4月6日を除く毎週水曜および4月4日は休館。水曜が祝日の場合は翌日休館)。開館時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)。会場は兵庫県・神戸市 アイランドセンターの「神戸ファッション美術館」。入場料は一般:500円/小中高、65歳以上:250円。同展では、"布文化と浮世絵の美術館"「アミューズミュージアム」(東京都・浅草)が管理運用する約2万点の中から、国の重要有形民俗文化財である東北の野良着-タツケ、マエダレ、長着などに見られる襤褸やこぎん刺し、菱刺しなど約100点が紹介されるとともに、ボロの美を現代のファッションに取り入れたkeisuke kanda(神田恵介)、matohu(堀畑裕之、 関口真希子)、writtenafterwards(山縣良和)、MODECO(水野浩之)のデザイナー4組による作品が展示される。同展が開催される背景として、2013年ルイ・ヴィトン、2014年アルチュザラ、2015年コム デ ギャルソンが相次いで「日本のボロ」をテーマにしたコレクションを発表するなど、近年では「BORO」として世界のファッション界・アート界で通用する言葉になっているのに加え、日本の若手デザイナーもボロを独自の解釈で取り入れた作品を多く発表していることから、神戸ファッション美術館がアミューズミュージアムに展示品の貸出および展覧会の監修を依頼したという。また、公開初日の1月23日 14:00~15:00には、神戸ファッション美術館 展示室内において、アミューズミュージアム館長・辰巳清氏とMODECO代表・水野浩行氏によるギャラリートークが開催される。このほか、関連イベントとして、2月21日 14:00~15:30(13:30開場)には、「REALKYOTO」、「REALTOKYO」発行人兼編集長の小崎哲哉氏、アミューズミュージアム館長・辰巳清氏、writtenafterwardsデザイナー・山縣良和氏による講演会「田中忠三郎とBORO(ぼろ)、そのデザイン」が開催される。会場は神戸ファッション美術館5F オルビスホール。参加希望者は、神戸ファッション美術館のWebサイトに記載されている方法で申し込む。なお、「神戸ファッション美術館」は1997年に開館した日本初の公立ファッション美術館。世界各地から服飾学、民俗学の研究者やファッション関係者が来館している。一方の「アミューズミュージアム」は、2009年の開館以来、継ぎはぎのボロ布(江戸時代後期~昭和初期の日本の農民衣)のアート性に着目した展示を行っている。
2016年01月21日matohu(まとふ)は、2013春夏コレクションをラフォーレ六本木にて発表した。デザイナーは、堀畑裕之と関口真希子。2013年春夏コレクションのコンセプトの「見立て」とは、美意識をもとに、全く違う使い方で新鮮な価値を生み出すという意味があり、もとは日本の詩歌の比喩から発展したものだが、普遍的に行われてきた想像力の産物であり、日本独自の美意識でもある。繭のような黒と白のヘッドピースで頭を覆ったモデル達が着ていたカラーは、イエローやホワイトなどの優しさや温かみを感じられるカラーと同時に、ネイビーやグレーなどのダークカラーも登場。同じカラーパレットの中でも、それぞれの色の中のトーンをずらして服と服を組み合わせ、グラデーションのように感じるスタイリングが印象的だ。水玉やボーダー、レースを使ったアイテムに、ワンピースの丈、ドレープのきいたアウターなど、シルエットにこだわったスタイルを魅せた。さらに服に合わせた大ぶりなアクセサリーでインパクトを与え、遊び心を感じさせられる。Photo:Mari Mitsuoka元の記事を読む
2012年10月17日