KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』が、2023年11月29日(水) にKAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>で初日を迎えた。アントン・チェーホフ『三人姉妹』の翻案を通して、日韓の歴史を見つめる本作。3年ぶりの再演となる今回は、翻案・脚本をソン・ギウン、演出を多田淳之介が務めるほか、伊東沙保、李そじん、亀島一徳、原田つむぎ、アン・タジョン、夏目慎也、佐藤誓、大竹直、田中佑弥、波佐谷聡、松﨑義邦、イ・ソンウォン、佐山和泉、鄭亜美といったキャストが出演する。ソンは本作について「韓国では、日本のことを“近くて遠い国”とよく言います。私が台本を書いたこの物語は、演出家の多田さんと14名の俳優、大勢のスタッフの皆さんの丁寧でありながらスマートなお仕事により“遠くても近い話”になっていると思います」とコメント。また多田は「日常から離れ少し足を止めて歴史を見ることは、1910年から続く時間、2023年現在のウクライナやパレスチナの状況、そしてこれからの私たちの未来を想像するために大切なことだと思います」と語り、「2009年から続けているソン・ギウンさんとの創作は、近年は日韓の歴史を扱う事が多いですが、私たちの世代の日韓演劇交流の未来を作ろうと意気投合して始まりました。ソンさんも、韓国の俳優、スタッフたちも、もちろん日本のチームも、日本の観客との出会いを楽しみにしています。ぜひ劇場で一緒に未来を想像してもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。『外地の三人姉妹』は、12月10日(日) まで同所で上演される。■翻案・脚本:ソン・ギウン コメント全文初日が無事に開けて、感慨無量です。3年前、初演の際は新型コロナウイルスの影響で、ソウルからここKAAT 神奈川芸術劇場まで来ることが出来ませんでした。再演にあたって、ついに本物の『外地の三人姉妹』を拝見することができました。韓国では、日本のことを「近くて遠い国」とよく言います。私が台本を書いたこの物語は、演出家の多田さんと14名の俳優、大勢のスタッフの皆さんの丁寧でありながらスマートなお仕事により「遠くても近い話」になっていると思います。国際間の合作のお芝居はいつも奇跡的に実現されます。この奇跡的な舞台をどうか近く、深く楽しめることを祈っております。■演出:多田淳之介 コメント全文無事に3年ぶりの再演の幕が開きました。今作のアントン・チェーホフ『三人姉妹』の日帝朝鮮時代への翻案は、遠くロシアの物語を驚くほどに身近に、自分ごとに感じさせてくれます。日常から離れ少し足を止めて歴史を見ることは、1910年から続く時間、2023年現在のウクライナやパレスチナの状況、そしてこれからの私たちの未来を想像するために大切なことだと思います。2009年から続けているソン・ギウンさんとの創作は、近年は日韓の歴史を扱う事が多いですが、私たちの世代の日韓演劇交流の未来を作ろうと意気投合して始まりました。ソンさんも、韓国の俳優、スタッフたちも、もちろん日本のチームも、日本の観客との出会いを楽しみにしています。ぜひ劇場で一緒に未来を想像してもらえたら嬉しいです。撮影:宮川舞子<公演情報>KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』原作:アントン・チェーホフ『三人姉妹』翻案・脚本:ソン・ギウン演出:多田淳之介出演:伊東沙保 李そじん 亀島一徳 原田つむぎ アン・タジョン 夏目慎也佐藤誓 大竹直 田中佑弥 波佐谷聡 松﨑義邦イ・ソンウォン 佐山和泉 鄭亜美2023年11月29日(水)~12月10日(日) KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>チケット情報:公式サイト:
2023年11月30日チェーホフの『三人姉妹』を大胆に翻案し、日本の植民地支配下にある朝鮮に暮らす人々の物語として描く『外地の三人姉妹』が2020年の初演に続き、KAAT 神奈川芸術劇場にて再演される。演出を務める多田淳之介が本作への思いを語った。初演はコロナ禍のさなかの2020年の12月。韓国側スタッフの来日もかなわぬ中、それでも国際共同製作を実現させたことは演劇関係者を大いに勇気づけると共に、作品そのものも大きな反響を呼んだ。3年を経ての再演となるが、多田は「いずれ韓国でも上演したい」という思いを胸に、初演時以上に日本側と韓国側での視点や受け止め方の違いにより注視しながら制作を進めているという。「主役は三姉妹であり、彼女たちが時代に翻弄される姿を描いていますが、一方で彼女たちも支配者側の人間で、“加害者”という側面を持っていて、その陰には支配される側の人間がいるわけです。再演では特に、一家の長男・晃の妻となる朝鮮人の仙玉や朝鮮人の父と日本人の母を持つ軍人・智泰らの存在がよりフォーカスされるようにブラッシュアップしました。特に仙玉は原作ではナターシャという女性で、悪妻の見本のような描かれ方をしていますが、その翻案として、非常に面白い描き方になっていると思います」ソン・ギウンと組んでのチェーホフの翻案は『かもめ』に続き2作目、日本の植民地時代を描くのは3作目となる。「例えば原爆について一般化して語ることに被害者や関わりのある人が複雑な思いを抱くように、近い歴史だからこそ、加害者側から一般化して語るのが非常に難しいセンシティブなテーマ」と断りつつ、それでも本作を送り出す意義をこう語る。「ひとつの出来事に対し、日本人と韓国人で受け止め方が全く違うことがあるということは、すごく大事な現実だと思っています。日本にいると、どうしても周りに同化してしまいがちですが、 互いの“違い”をどう受け容れていくかというのがこれからの時代、問われる。特に最近、加害やハラスメント防止への動きも活発になり、無意識の加害について考えることはすごく重要だと思います」演出面では、音楽にも現代の日韓交流の要素を取り入れ、切り離された“過去”の物語としてではなく、現代と地続きの物語として描くことを意識しているという。「不安定な時代を懸命に生きる人々の物語であり、いまの時代と重なる部分も多いと思いますロシア帝政末期から我々の歴史に置き換えたことで、チェーホフの古典をより身近に感じ、その魅力を知ってもらえる機会になると思います」取材・文:黒豆直樹
2023年11月27日2023年11月20日、アイドルグループ『AKB48』『HKT48』の元メンバーである多田愛佳さんと、プロ野球チーム『千葉ロッテマリーンズ』に所属する山口航輝選手が、結婚したことを発表しました。2人は、それぞれのInstagramで『いつもお世話になっているみなさま』に向け、コメントを発表しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 山口航輝(@5yamaguchi1)がシェアした投稿 報告の中には「何気ない日常に、こんなにたくさんの幸せがあることを気付かせてくれました」という言葉が。このひと言からも、2人がお互いを大切に想い合っていることが伝わってきますね。また、画像の2枚目には千葉ロッテマリーンズの本拠地である、千葉県千葉市のZOZOマリンスタジアムで撮影した2人の写真も投稿されています。SNSでは多田さんの愛称である『らぶたん』がトレンド入りするほか、ファンからたくさんの祝福の声が寄せられました。・おめでとうございます!お似合いすぎて、こっちまで幸せな気持ちになりました!・なんて嬉しい報告。末永くお幸せに!・「何気ない日常に~」というコメントが素敵。いい言葉ですね。なお多田さんは、2022年から芸能活動を休止しており、今後も復帰の予定はないとのこと。今後は山口選手の活躍を通して、一番近くで支える多田さんの存在を感じることになりそうですね。ご結婚、本当におめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2023年11月20日成井豊の代表作『嵐になるまで待って』が、7年ぶり、6度目の上演を決定。そこで共に初参加となる波多野役の多田直人と広瀬教授役の粟根まこと、さらに演出も担う成井に話を訊いた。初演から30年。公演を重ねる理由を成井に訊ねると、「もちろん自信がありますし、なにより普遍性がある。これは自分の生ある限り、繰り返し上演していきたいと思っているんです」と目を輝かせる。さらにふたりのキャスティングは成井の強いプッシュで実現したとのことで、「波多野というのはとても神経質な、そして狂気に繋がる男。これを多田がやってくれたら面白いんじゃないかと。広瀬教授は語り手であり、いわば説明役。それを粟根さんが物語ることによって、ともすると陰惨にも思えるこの事件を、温かく、さらに楽しく伝えてくれるんじゃないかと思ったんです」と、その意図を語る。波多野はろう者の姉・雪絵を守り続けてきた作曲家。自身の役どころについて多田は、「ずっと出たいと思っていた作品で、中でも興味を引かれていたのは波多野でした。彼は成井さんの作品の中では珍しく、自分の大事なものを守るためならば、人を傷つけることも厭わない人物」と分析し、「かなりハードルの高い役だと思うので、ちゃんと足腰を鍛えつつ、しっかり飛び越せるよう稽古に臨みたいと思います」と意気込む。そんな波多野のある能力を探ることになるのが、粟根演じる精神科医の広瀬教授。粟根は「出演者でありながら観客でもあり、説明もしながら傍観者でもある、というややこしい役柄。そこはうまく流れに乗れれば」と現段階の構想を明かす。続けて「ただずっと西川(浩幸)さんが演じてこられた役なので、台本に独特の西川小ボケがあって…」と笑いつつ、「それをどう取り入れるのか、あるいは取り入れないのか。今から楽しみです」と期待を膨らませる。また本作に欠かせないのが“手話”の存在で、多田、粟根は手話の台詞も多い。成井は「手話と接する、手話の現状を認識する、つまりは“手話を忘れない”ということです」と、本作の再演を続ける理由のひとつに手話も挙げる。さらに粟根は「ミュージカルにおける音楽はあくまで一要素ですが、切っても切り離せない一要素。『嵐になるまで待って』における手話はそういう存在だと思いますし、本作に関わる全員が手話への統一した見解を持っておく、というのは、非常にいい取り組みだと思います」と、作品への想いを新たにしていた。公演は7月22日(土)~30日(日)サンシャイン劇場にて。取材・文:野上瑠美子
2023年06月19日6月から7月にかけて、岩井秀人主宰のハイバイが多田淳之介原案の『再生』を上演することを発表した。『再生』は多田率いる東京デスロックにて初演され、2015年にはKAATにて“快快×岩井秀人版”として上演。今回の公演では東京芸術劇場シアターイースト、三重県文化会館、山口情報芸術センターYCAMの3会場にて“ハイバイ版”として再上演する。キャストは、俳優、ダンサー、モデル、さまざまな分野から、20代から40代の唯一無二の肉体とパフォーマンスをもつ出演者がオーディションで集結した。<公演情報>ハイバイ『再生』演出:岩井秀人原案:多田淳之介(東京デスロック)出演:日下七海、小宮海里、田中音江、つぐみ、徳永伸光、南川泰規、乗松薫、八木光太郎、山本直寛(50音順)■東京公演6月1日(木)~6月11日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト■三重公演7月1日(土)~7月2日(日) 三重県文化会館 小ホール■山口公演7月8日(土)~7月9日(日) 山口情報芸術センターYCAM Bスタジオチケット一般発売:4月15日(土) 予定
2023年03月07日アーティストやプロ雀士など幅広く活躍している元KAT-TUNの田口淳之介(36)。11月29日には37回目の誕生日を迎え、直前には“月1ライブ”も予定されている。しかし、プライベートでは大きな変化があったようだ。長年交際している小嶺麗奈(42)と、同棲を解消したというのだ。2人が同棲を解消したと報じられるのはこれで2度目。最初に報じられたのは昨年6月だった。「大げんかの末に小嶺さんが同棲先を飛び出し、熊本の実家に戻ったと一部週刊誌で報じられました。原因はファンが離れることを恐れて結婚に踏み切らない田口さんに、小嶺さんが業を煮やしたといいます」(芸能関係者)だが今年3月、本誌は“復縁”した2人が家賃13万円ほどの1LDKマンションで同棲を再開させていたことを報じた。当時、コインパーキングに止めた車から引っ越し用の段ボールを2つ抱えて現れた田口に続いて、家具量販店のビニール袋を抱えて出てきた小嶺を目撃。2人の関係は良好にも思えたが……。11月21日に公開された『FRIDAY DIGITAL』の記事によると、本誌が報じた“同棲再開”から数カ月後に再び同棲を解消していたというのだ。交際が続いているかどうかは触れられていないが、田口は都内の高級マンションで1人暮らしをしているという。19年5月に大麻取締法違反容疑で逮捕され、同年10月に懲役6カ月・執行猶予2年の判決を受けた田口。同じ罪で逮捕された小嶺と出廷した初公判では、「これからもいっしょに交際を続けていきたい」と告白。そして小嶺も「交際を続けるなら、結婚したいと思っています」と語り、二人三脚での更生を誓った。「2人の交際発覚は07年。16年3月末にジャニーズ事務所を退所後、再起に励む田口さんをサポートしてきたのは小嶺さんでした。田口さんは逮捕後、『彼女に唆されたことはない』と一貫してかばい続けたことも。判決後も小嶺さんは、音楽活動やゲーム実況など新しいことにチャレンジする田口さんを支えてきました」(前出・芸能関係者)判決が下された直後の19年11月、本誌に登場した田口は小嶺についてこう語っていた。「13年も一緒にいると、もはや結婚しているような感覚ですね。彼女はだれに対しても優しく、そして男気のある人です。その分、抱えるものも大きくなっちゃうんでしょうけど、僕にはそれがとてもカッコよく見えるんです。芸能人はこうあるべきという彼女のスタンスには、影響を受けました。『人前に立つなら普段から鍛えていなきゃダメ』『常に100%でファンに向き合わないと』と、教えてくれたのは彼女です」さらに「公判が始まる直前、僕は彼女に『そばにいてほしい』と伝えたんです」とも明かし、「もう書類(婚姻届け)を出すタイミングだけの問題です」と“結婚秒読み”をほのめかしていた。あれから3年の月日が流れるも、一進一退を繰り返す2人の関係。もはや“長すぎた春”なのだろうか。
2022年11月21日バックオフィスに特化したサービスを提供する株式会社エヌ・ジェイ・ハイ・テック(所在地:大阪市中央区、代表取締役:吉田 啓二)は、税理士 多田 雄司 氏・藤曲 武美 氏 監修の『令和4年度版 法人税申告の実務全書』を2022年11月9日より発売いたします。『令和4年度版 法人税申告の実務全書』■『令和4年度版 法人税申告の実務全書』とは税理士 多田 雄司 氏・藤曲 武美 氏 監修、令和4年度の改正に対応した法人税申告事務の手引書。申告・納税をする立場から法人税実務の基本と要点、申告書の書き方までをわかりやすく解説しています。日常の経理・税務処理の要点から決算調整の仕方、申告書の書き方まで豊富な設例を中心にキメ細かな内容を収録。修正申告の仕方や消費税との関連処理に加え、中小企業の交際費定額基準の引き上げ等、実務に影響が大きい改正内容を網羅しています。発行 : 日本実業出版社発売日: 2022年11月9日定価 : 5,720円(税込)URL : ※書店ではお求めになることができません■本書の特長・申告する側の立場で解説している「節税のポイント」!本書は申告の仕方についてだけ説明するのではなく、類書にはない「節税のポイント」など、“申告する側”の立場に立って解説しています。・「処理の要点」でポイントをつかめます!各項目ごとに「処理の要点」で注意ポイントを記載。忙しいときでもポイントをつかみ、処理を間違えないよう配慮しています。・「税務調査のポイントと証拠資料」も丁寧に解説!各項目ごとに「税務調査で目をつけられやすいポイント」と、それに対応するために用意すべき「証拠資料」の揃え方も解説しています。・「修正申告」の処理や「消費税との関連処理」にも対応!「修正申告」が生じた場合の処理も図表を交えて解説しています。さらには、「消費税との関連処理」にまで踏み込んだ編集をしています。・ 「付録」に豊富な申告書の記載例やチェックリストも掲載!巻末の付録に実際の記載例を設け、具体的な申告書作成の仕方を示しています。さらに、申告書の作成チャートやチェックリストで記入時の見落としがないようにしています。■主な目次第1章 決算と申告第2章 営業収益の計上第3章 売上原価等の計算第4章 利益の額・損失の額の計算第5章 減価償却資産の償却費の処理第6章 特別償却・割増償却第7章 繰延資産の償却費の処理第8章 営業費用の処理第9章 営業外損益・特別損益の処理第10章 引当金、準備金の処理第11章 圧縮記帳の処理第12章 国際税制第13章 リース取引の処理第14章 借地権等の処理第15章 企業組織再編税制第16章 欠損金の繰越しと繰戻しの処理第17章 税額の計算第18章 申告・納付手続き第19章 グループ通算制度第20章 消費税の申告付録■監修者紹介多田 雄司 氏(ただ ゆうじ)兵庫県生まれ。昭和53年税理士登録。現在、日本税務会計学会顧問、東京税理士会会員相談室委員、租税訴訟学会理事。主な著書に『消費税なんでもチェックリスト』(日本法令)、『入門 税金のすべてがわかる実務事典』(日本法令)、『土地譲渡益重課制度』(中央経済社)などがある。藤曲 武美 氏(ふじまがり たけみ)神奈川県生まれ。昭和63年税理士登録。現在、日本税務会計学会長、東京税理士会会員相談室委員、租税訴訟学会理事。主な著書に『新訂・税の基礎』(経済法令研究会)、『法人税実務の新基軸 寄附金』(税務経理協会)、『収益認識の税務』(中央経済社)などがある。■会社概要所在地 : 大阪市中央区安土町3-3-9 田村駒ビル5F設立年 : 1988年資本金 : 4,000万円事業内容: 雑誌・書籍などの出版物の販売/企業経営、産業・経済、教育、文化、技術などに関する情報処理・伝達機器およびそのソフトウェアの販売並びにレンタル/Webサイト企画・運営URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月31日元KAT-TUNの田口淳之介が、7日(23:00~)に配信されるABEMAのバラエティ番組『迷えるとんぼちゃん』#3に出演する。同番組は、極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が、毎回登場するゲストと本音でぶつかるお悩み相談バラエティ。7日に配信される#3は、2019年の逮捕騒動後の活動休止を経て、今年3月に麻雀プロテストに合格した田口が登場。復帰後、初のバラエティ出演を果たす。極楽とんぼの2人は、久々の再会となった田口の人生年表を見ながら「アイドル時代のメンバーと連絡を取り合ってる?」「またグループに戻りたい?」と本音を深掘り。一方で田口も「調子に乗ってました」「グループの中で個性が埋もれているコンプレックスがあった」と自身のこれまでの活動を振り返った。また、「報道陣の前で土下座をした時の心境は?」「結婚はするの?」など、過去の騒動や噂にも直球で質問をぶつけ、田口の秘められていた本音を引き出した。
2022年04月06日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)の2022年秋冬コレクションが、2022年3月15日(火)に発表された。“ふかふか”布団が敷き詰められたランウェイ今シーズンのコレクションを紐解く鍵は、ブランド名の頭文字を取った「NAP」というワード。ネグレクトアダルトペイシェンツの略称になぞらえて「TAKE the NAP」というシーズンテーマを掲げた。“「NAP」を着る”、あるいは“うたた寝をする”というダブル・ミーニングを持たせているようにも感じられる。このコンセプトが示す通り、ランウェイ一面に敷き詰められていたのはふかふかの布団。フロントロウはなんと“ベッド”で、招かれたゲストはこのベッドに寝転びながらステージを眺めるという遊び心あふれる演出を施した。パンク&ストリートウェアを“パジャマ”風にドリーミーな音楽と共に、布団を素足で踏みしめるモデルたちが披露するのは、ルームウェア風のルック。アイテム1つ取ってみればパンクやストリートの要素が強いのだが、スタイリングの妙で、あらゆるアイテムが“部屋着”のように見えてくるから面白い。ボンテージジャケット&パンツやケミカルウォッシュのデニムは、上下を揃えたセットアップで、パジャマ風に。時折り差し込まれるコミカルなキャラTシャツが、プライベート空間で纏う部屋着の趣を加速させる。ヒョウ柄のジップアップパーカーには、サイドラインの入ったジャージボトムを組み合わせ、気怠いムードで。オーバーサイズのフーディーはバサッと被り、ワンピース風に着こなしている。おなじみ“カップ焼きそば”は二人羽織で毎回“麺”類が登場することでおなじみのネグレクトアダルトペイシェンツのファッションショーだが、今回もカップ焼きそばが登場。ブランドロゴを配したリラクシングなスウェットワンピースを纏い、二人羽織で麺を頬張るのは、ASPの双子メンバー、マチルダー・ツインズとウォンカー・ツインズだ。彼女たちは、自分の部屋から寝起きのままランウェイにふらっとやってきてしまったかのようなフリーダムな雰囲気を放っていた。なお、モデルにはその他にも、アユニ・D、リンリン、ナ前ナ以など、渡辺淳之介が代表を務めるWACKのメンバーらが起用されている。
2022年03月18日「田中とはもう全然連絡とってないですね……」都内の路上でこう語ったのは田口淳之介(36)。5日に日本プロ麻雀協会のプロテストに合格したことを発表した田口。19年5月に大麻取締法違反容疑で逮捕され、懲役6カ月・執行猶予2年の判決を受けて以降は、音楽活動を再開し、再起に向けてひたむきな日々を送ってきた。しかし、そんななかかつてKAT-TUNで活動をともにした田中聖容疑者(36)がまたしても逮捕されたのだ。「田中容疑者は名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持していたとして、2月24日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕。’17年の大麻取締法違反容疑に続き2度目の逮捕となり、その後の尿検査では覚醒剤の陽性反応も出たそうです」(芸能関係者)’13年にジャニーズ事務所を解雇されて以降は歌手、YouTuberなどマルチに活動してきた田中容疑者だが、その実情は厳しかったようだ。「『金が必要』が口癖で、女性に貢いでもらうだけでなく、弟・彪さんのライブにゲストとして出演した際は、物販で田中容疑者との2ショット撮影権を1万円で販売していたそうです」(前出・芸能関係者)そんなかつての仲間に何を思うのか。3月上旬、本誌が田口を訪ねると、冒頭のように“絶縁”を告白したのだ。田中は田口からの告白をどう受け止めるのだろうか――。
2022年03月08日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)は、2022年春夏コレクションを2021年8月31日(火)渋谷ヒカリエで発表した。「作りたかった洋服」を“音楽”のアイデアで作るショー後のインタビューで「作りたかった洋服を作った」と話す今シーズンのテーマは「ベーシック コレクション(BASiC COLLECTiON)」。デザイナー渡辺と切っても切り離せない“音楽”をはじめ、彼自身のルーツに目を向けながら、毎日が楽しくなるような日常着=ベーシックウェアをデザインする。クラシックの巨匠の「バンドT」があったなら…印象的だったのは、モーツァルトやバッハ、ベートーヴェンといった音楽家たちのモチーフTシャツやスウェットだ。ピアノを嗜んできた渡辺は「音楽家のバンドTがあったなら…」とチャーミングな発想のもと“巨匠たち”のTシャツやスウェットをデザイン。きっと誰もが音楽室や学校の教科書で一度は見たことのある、音楽家たちの肖像画をイラストタッチで描き、ロックバンドKISSの白塗り化粧(コープス・ペイント)さながらの大胆なメイクを施して、ポップにアップデートした。フェイスモチーフの下には「猛津アルト」「バツ葉」「米藤勉」と“当て字”で名前を記し、Tシャツやスウェットの前身頃に大胆にのせた。合わせたジャケットやシャツ、ショートパンツは、どれも毎日使いしやすい気軽さを持ち合わせながらも、カラフルなチェック柄やジップのデコレーションなどをプラスして、パンキッシュにまとめている。スマートに着たブラックジャケット&スリムパンツのセットアップも、レオパード柄を同色であしらって、パンキッシュな強さをプラス。ネグレクトアダルトペイシェンツのロゴは「NAP」「N」など様々な形になり、くるぶし位置や胸元、アームラインなどにあしらわれ、バンドグッズのような統一感を発揮する。“おなじみ”麺演出&モデルのBiSH再びネグレクトアダルトペイシェンツ“おなじみの”麺演出は、今季もカップ焼きそばで実施。ぷわ~と会場に広がる香ばしいソースの匂いとともに、焼きそばを頬張りながらモデルが闊歩する姿は“リアルショー”ならではの面白さがある。今季は、ロックバンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のミュージックビデオをインスピレーションに光で会場を装飾。スクエア型に整えたランウェイに光を灯して、牢獄や檻を表現したという。なお、ランウェイにはBiSHのメンバーがモデルとして再登場し、今季もキャットウォークを披露した。
2021年09月03日本田翼主演、町田啓太、山本舞香、神尾楓珠ら共演のスペシャルドラマ「嘘から始まる恋」が6月27日オンエア。町田さん演じる淳之介の「俺は俺と付き合いたい」というセリフに“パワーワード”の声が殺到、本田さんの役どころにも共感する投稿が集まっている。SNSで話題となった「アプリで恋する20の条件」に続き、本田さんと新城毅彦監督がタッグを組んで、ちょっと訳ありな“嘘”を抱えた4人の男女を描く本作。10年付き合い婚約していた元カレから婚約破棄され、青森から上京してくる葛西莉子を本田さんが演じ、大手商社勤務で、ルックスはいいが上から目線で口が悪いナルシシストの鴨下淳之介に町田啓太。東京在住の自称カリスマショップ店員で、上京した莉子を部屋に住まわせる篠原友里に山本舞香。ナンパ上手なイケメンカフェ店員だが、実は法学部出身で弁護士資格も持つ泉晴彦に神尾楓珠。莉子の元カレ、正史には「Da-iCE」のパフォーマー・岩岡徹といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。10年付き合った彼氏に嘘をつかれ婚約破棄された莉子は、自分を幸せにしてくれる人を見つけるため青森から東京へとやって来る。従姉妹でカリスマショップ店員をしている友里宅に転がり込んだ莉子は、出会いのために銀座のナンパスポットに連れてきてもらう。すると子犬系男子・泉晴彦が話しかけてくる。「すみません、3分だけいいですか?僕の先輩が声をかけてこいってうるさくて……」という晴彦の誘いに応じた2人は、晴彦の先輩だという淳之介と出会う。しばらくすると友里と晴彦が姿を消し「ハズレ押し付けやがって」という淳之介のつぶやきを聞いた莉子は「はぁ!?誰がハズレよ」と怒り…2人は最悪の出会いをしてしまう。それから時が経ち、新しい出会いを求め「オンライン人狼ゲーム」に参加した莉子は淳之介と再会。その後デートを重ねるようになるが関係は進展せず、淳之介の自宅に呼ばれた莉子は彼がシンガポールに行くことを知り、また嘘をつかれたと怒ってしまう…というストーリーが展開。莉子を自宅に招き手料理を振る舞う淳之介が、料理のおいしさに感激する莉子の反応を見て放った「俺は俺と付き合いたい」というセリフに「俺は俺と付き合いたい。」そうでしょうとも」「俺は俺と付き合いたい」が2021年名言大賞で頭から離れない」「私の中の名言集に追加いたしました」などの声が殺到。また「町田さんに「俺は俺と付き合いたい」というパワーワードを言わせたこのドラマは偉い」「俺は俺と付き合いたいよ」てセリフを言わせた脚本に、拍手を送っている」といった声も。「1時間ドラマで終わらせるには勿体無いような設定」「本田さんと町田さんのコメディ調の演技すごく波長が合っていてもっと見たくなりました」など“連ドラ化”を希望する声も数多く投稿されている。(笠緒)
2021年06月28日3月31日(水)リリースとなる田口淳之介のEP『Stay True』。アーティストとしての覚醒を迎えたと言い切れる表題曲は、何より自ら書いたリリックのリアリティーと表現の深さが印象的だ。“あの時”感じた深い孤独や不安、そして希望……2年を経てようやく表現することができた歌の中にある真実をインタビューで明かす。――まずはサウンドに関してお訊きします。メロディメイクを水彩画Pさん、サウンドメイクがS-NAさんということで、田口さんのソロワークスにおけるここ最近の道のりを総括したようなクリエーターとの共作となりましたね。もともと僕が復帰したのが2019年11月だったんですけど、その時の一発目の楽曲『Voices』がS-NAくんのトラックメイキングだったんです。それ以降も彼とはたくさん曲を作ってきました。で、水彩画Pさんとは昨年6月に『ジュウゴノシンゾウ』っていうアルバムを出したときに、すごくウマがあったというか、もう一回やりたいなって思ったんです。だから僕の中ではすごく自然に彼らとの共作という形になりました。――R&Bとシティポップとギターロックの中間という独特な雰囲気を持った曲ですね。うんうん、たしかに。もともとS-NAくんはヒップホップがベースで、EDMとかも得意だし、今っぽいトラックを作る人ですね。かたや水彩画Pさんは今回ギターも弾いてくれているんですけど、キャッチ―なメロディラインをクリエイトするのがすごくうまい。だから全体として、R&Bまですかしてないし(笑)、メロディーも歌いやすいと思うので、誰もが好きになってくれそうな曲に仕上がったかなって思います。たくさんの方に聴いてもらって、そして歌ってもらいたいですね。――そして今回の新曲『Stay True』は何と言っても田口さんがリリックを書かれていることが、その内容も含めて最大のフックだと思います。これまではあんまり自分の気持ちをリリックに乗せたことがなかったんですよね。でも今回はちょっと曝け出してみようかなって気持ちで書いてみました。――なぜこのタイミングでそう思われたのですか?コロナ禍で世の中も大きく変わっていったことも含めて、この数年間、自分の中でも大きく変わった部分もあって。またここから生まれ変わって行くんだっていう部分を表現したかったというのはありましたね。あとはやっぱり、自分自身に対して再認識するじゃないけど、自分でどう思っていて、で、今後どうなりたいのか、みたいなところを考えたときに自然と湧いてきた表現でしたね。――そういう気持ちになれたというのは、トラックやメロディラインからの影響もあるんですか?そう……最初は特にそういうつもりではなかったんですよ。けど、このトラックを聴いていたらなんかすごくこみ上げるものがあって、これはこういう曲にしようって途中で決めていったという感じですね。――ご自身の体験されたことをここできちんと表現として形にしておくことは何を意味しますか?世界が変わったこの1年は僕も自分と向き合った1年でもあって、過去の僕そしてこれからの僕をすごく考えた上でそういう部分は必要なのかなって思ってて。――歌詞の言葉もそうですけど、こうやって面と向き合って語られる田口さんの言葉ひとつひとつもすごく正直ですよね。本当に沢山の人の協力もあって、社会に出てからすぐ活動を始められたっていうのは自分の中でとても大きかったんです。立ち止まってしまうと忘れられてしまうんじゃないかという不安はあったんですけど、何とか自分なりにがむしゃらにやって来られました。ここ数年間でいろんな人たちに会ったり、普通にイベントに呼んでいただいたり、そういう人たちと触れ合っていると、あんまりみんななんていうんだろ……僕が過去に頑張ってきたことや失敗してしまったこととかを、もちろんわかってはいるんだろうけど、あんまり僕がそんなに意識しなくてもいいような感じでいてくれるというか。好奇の目で見られていないというか、フラットに接してくれる方が多いんですよね。だから自分自身も向き合ってくれる人へ正直になれてるんだと思います。――だからこそ、ここで一度きちんと自分の気持ちを表明しておかないといけないと感じたんですね?そうですね。自分が表現するものは何だろう?って向き合ったときに、まずは今回のリリックとか楽曲のテーマだったりという部分が自然と出てきました。――メッセージすることに対して、それまでは抵抗があったんですか?抵抗があったわけではないです。ただ、自分の表現の見せ方としてダンスであったりパフォーマンスであったり、そういう部分をフィーチャーしていくことが多かったので。ダンスミュージックって自分の中ではそこまで歌詞を掘り下げなくてもいいかなという考え方もあったので、自分ではあまりリリックを書く思考がなかったんですよね。でもいざ書いてみるとスッと出てくるので自分でもびっくりしました。もちろん直接的な表現を使ってはいないですし、感じとり方によって、あのときこんなこと思ってたのかな?みたいな、そういうフワッとした捉え方でも大丈夫なものでもあるんですけど、自分の中ではすごく芯のある想いを込めて歌詞には乗せています。――フワッと言いつつ、いきなりドキッとする言葉、シーンから始まりますけどね(笑)。たしかに(笑)。Aメロに〈磨りガラスから〉って表現があるんですけど、実際に当時過ごしていた場所は磨りガラスなんですよ。5月末とかだったんで、暑いときは窓を開けてくださいって言ったら開けてくださるし。ちょうど夕日の時間帯にすごくセンチメンタルになったりして(笑)。夢って夜に見ることが多いから暗い中じゃないですか、でもなんか自分の中でそれが全部白くぼやけるんですよ。だから〈白い夢を視る〉って表現になったりとか、やはりその場にいて経験しないと感じえないものってあるから、そういう部分はちょっと自分でしか紡ぎ出せない言葉なのかなっていうのは思いましたね。――留置期間はどんな時間でしたか?自分自身とずっと向き合っていました。2週間くらいはひとりで、携帯電話とかPCとか外部との接触はない状態だったんです。新聞とかは読めたけど……。でもその、新聞とかでも芸能欄ってあるじゃないですか、スポーツ新聞とかだったら。収監されている人の記事は全部真っ黒に塗られているんですよ。それで、新聞を見たらラテ欄が全部真っ黒だったんです。これもう全部僕だ!って。もう見事に真っ黒なんですよ。こんなに朝から晩までワイドショーってやるんだって思って。で、ペラってめくると芸能欄で、そこも片面全部真っ黒でした。――その真っ黒に塗りつぶされたものって、言わば世間の圧みたいなものだと思うんですけど、それを見てどのように感じられたんですか?そのときちょうどツアーを準備していまして、ファンのみなさんに対しての申し訳なさが何よりありましたね。そのために飛行機を手配したりホテルをとったりしてきてくれる方もいますから、それを全部キャンセルさせてしまったわけだし、お世話になる予定だった会場の関係者の方々にもそうだし、他のお仕事も白紙にしてしまったので、多くの方々へ申し訳なさが日に日に募っていました……。だからそのことばかりを考えても答えが見つからないので本を夢中で読んでましたね。1日1冊しか借りれないので朝本棚から選んで1冊とって読み始めると午前中には読み終わっちゃうんですけど。――歌詞の中に〈希望〉という言葉が出てきますが、そういう日々の中でも感じた希望は何だったんですか?そうですね。それはやっぱり仲間だったり、自分をサポートしてくれている人だったりファンのみなさんだったりとか、そういう方々が自分の生きる希望というか、自分自身を信じられる要因というか。この曲はほんと素直に自分を信じて生きて行こうっていう曲なんですけど、やっぱり何かの理由がないと自分自身を信じられないじゃないですか。だから、どんな状況でも自分を必要としたり求めてくれる人たちがいるっていうのが、自分を鼓舞してくれるものだし、前に進めてくれるものだと思います。――そこの繋がりを強く認識されたんですね。ジャニーズを辞めて5年になるんですけど、その間にもいろんな人との出会いとか別れもあったし。でも自分ひとりじゃ歩いてはこれないなって思ったんで、やっぱりそういう人たちの助けがいまだにありがたいですし、それはずっと今後もそうだと思うし。だからそういう人たちに、ちゃんとリスペクトされるような人間でいたいと思います。昔のメンバーだったり、そのとき応援してくれてたファンの方とか、今は離れてしまっていても、いろんな繋がりは記憶には残っていると思うし、その人にとっても僕にとっても自分の人生の一部にはなっていると思うので、だからそこはやはり繋がりなんですよね。あとは失敗しても立ち上がれるっていうところは伝えたいなって思っています。自分自身がそれを表現することによって、そして自分自身がまた自分の歩幅で歩き出すことによってひとつの希望になるのかなって。そうありたいなって。海外ではそういうケースはありますけど、日本では少ないと思いますし。――そうやって希望を紡ぐ中で、表現に対する信頼というのもより強くなったんじゃないですか?そうですね。やはり自分はステージに立ち続けたいと思うし、だからリリックの最後〈ここで生きていたいんだよ〉っていう〈ここ〉っていうのはまさにステージっていうことなんです。やはりエンタテインメントを子供の頃からずっとやってきているんで、こんなコロナ禍であってもエンタテインメントがなくなることはないと信じられるし、とても必要なものだという意識はより一層強くなりましたね。今年は東日本大震災から10年ですけど、僕のツイートにリプライがきてて、KAT-TUNで2012年かな、前の年震災で中止になったから2年ぶりのツアーで仙台に行ったんですけど、「あの時の思い出が忘れられません」って。そうやってずっと覚えてくれる人がいると、やはりエンタテインメントって希望を培うものなのかなって思いますね。――歌詞はそこまで苦労しなかったっておっしゃいましたけど、この2年間、何かをやっている裏側というか、数%の部分でずっとそこの気持ちというのは機動し続けていたんでしょうね。だからこの曲になるまでひとつながりだったんだろうなって感じました。それはありますし、これがまたひとつの始まりだと思います。実際、このタイミングで新しい人たちとの繋がりもできて、だから本当に、常に新しいことがスタートし続けていると思います。――『StayTrue』という言葉に込めた想いは何ですか?リリックの中に〈Stay true to my heart〉っていうフレーズがあるんですけど、やはり自分自身を信じ続けるっていうところは核としてあります。今こうやって活動を続けてきて後悔がないというか、常に今を生きている感じがあるんです。そこは自分を信じているからこそそう思えるっいうのもあるし、ここで終わりたくないっていうのが気持ちとしては大きいので(笑)。――まだ全然足りない?はい、これからです(笑)。――それこそがアーティストとしての真実ですよね、いつだって。はい。もっとやらなきゃって自分自身に思います。悔しい気持ちが常にありますね。ただ後悔と悔しさは違うと思ってるんですよ。悔しさは前に進むための原動力。後悔はただ振り返るだけなんで。反省とも違いますね。反省はめちゃくちゃしています(笑)。――(笑)。これからやりたいことは?今年の8月に主演舞台が決まったんですよ。情報解禁したばかりですけど。芝居は7、8年ぶりくらいになるので。演技の仕事をしてほしいという声はたくさんいただいていて、それが今になって形になるっていうのはすごく意味があることだと感じています。もちろん音楽が自分の中では主軸なんですけど、今後は演技の仕事とかそれ以外にも表現するということに幅を広げていきたいなっていうふうに思います。――これからいろんな表現にチャレンジしていく中で、この『Stay True』という曲が出発点として、そして帰っていく場所として刻まれるんでしょうね。そうですね。それくらい思い入れの強い曲になりました。取材・文:谷岡正浩 /写真:森好弘田口淳之介New EP 『Stay True』2021年3月31日 Release!!田口淳之介が自分の現在地や、これからの希望を込めて作詞をした表題曲『Stay True』を含む計3曲のEPを、各音楽配信サイトにてリリース。1.Stay True"MV"同時公開2.Hold Us Down3.Take You Away■オフィシャルサイト ■舞台「One Night Butterfly」【東京公演】8月12日(木)〜8月15日(日)有楽町よみうりホール【大阪公演】8月21日(土),22日(日)ABCホールキャスト:田口淳之介斉藤秀翼遊馬晃祐上仁樹こんどうようぢ阿部快征谷津翼荒一陽佐藤弘樹服部武雄岩崎良祐きたつとむ高間淳平内田裕也八神蓮席種・料金SS席(特典付き):12,000円S席(特典付き):9,500円A席:7,500円N席:6,000円⇒チケット情報はこちら
2021年03月25日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)は、2021-22年秋冬コレクションを2021年3月18日(木)に渋谷ヒカリエにて発表した。屋外で楽しむ“レイブパーティー”今シーズンは、屋外で弾けるレイブパーティーをイメージ。ランウェイにはカラフルなライトを放つドームを設置し、フェスに向かう時のようなウインドブレーカーや、Tシャツ、パーカー、ジャージといったラフなスタイルをメインに、開放感に満ちた楽しさを表現した。現代の閉塞感を吹き飛ばすかのように、ライブで飛び跳ねる人々、自由に遊ぶ人々の楽しく賑やかな雰囲気をコレクションに投影している。愉快な着ぐるみパーカーや寝袋ドレスファーストルックには、着ぐるみのようなシルエットのヴィヴィッドなピンクのパーカーが登場。フード部分には中綿を詰め込み、ポケットには手にも持っているフィギュアを入れた愉快なルックによって、ライブならではの"ぶち上がり感"を冒頭から表現している。オールナイトパーティーに欠かせないアイテムの寝袋は、そのまま着られる“寝袋ドレス”に。中綿入りの寝袋が丸ごと身体を包み込み、着たまま歩ける仕様となっている。90年代ファッションのムード真っ赤なパーカーや緑のサスペンダーパンツ、マスタードイエローのスウェットといった原色使いのスタイルや、ジャストな丈のウォッシュドジーンズ、ややゆったりとしたパーカーの仕立て、と言った要素からは、どこか90年代ファッションの雰囲気が漂っている。グラフィックTシャツの裾はハイウエストのパンツにタックイン、首にはイエローのバンダナを巻き、足元にはエアソールのスリッパを履いてアクティブなスタイリングを提示した。ラメを配したチェック柄ジャケットや幾何学柄ブルゾンまた、きらびやかなラメを配したチェック柄ジャケットやパンツ、シャイニーなジオメトリック柄ブルゾンなど、ネオンライトを受けて光を放つウェアも目を引いた。キラキラとした光を放つブルゾンには艶やかなベルベットのパンツ、ゴールドカラーのベルト、チェーンネックレスをコーディネート。煌びやかな佇まいに、フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)とコラボレーションしたイラストTシャツで遊び心と抜け感をプラスしている。今回はざる蕎麦が登場毎回麺類が登場することでおなじみのネグレクトアダルトペイシェンツのショーだが、今回はBiSHのリンリンがざる蕎麦を持って登場。着ているのはフミト ガンリュウとコラボレーションしたTシャツだ。リンリンは2日前のフミト ガンリュウのショーに登場した時と全く同じファーの帽子とデニムを着用。まるでふらっと遊びに来たかのような佇まいで、隣で人が寝ていても気にすることなく蕎麦をすすり、フリーダムな雰囲気を演出した。
2021年03月21日2月6日(土)、大阪・SUNHALLにて田口淳之介ワンマンライブ『JUNNOSUKE TAGUCHI LIVE 2021 in Osaka』が開催される。田口淳之介 チケット情報3部制の開催となり、第1・2部は有観客ライブ、第3部は配信限定のパフォーマンスライブとなる。実に2年ぶりとなる大阪での公演!田口は「この度約2年ぶりとなる大阪でのワンマンライブを開催することになりました。ソーシャルディスタンスを保った約10曲のショートライブです。是非、至近距離で僕の歌とダンスをお楽しみください」と意気込む。第1・2部のチケットは、1月23日(土)12:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月22日(金)11:00まで先行抽選プレリザーブを受付中。第3部のチケットは、1月23日(土)10:00より一般発売開始。
2021年01月19日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)は、2021年春夏コレクションを2020年8月24日(月)に渋谷パルコの屋上「ROOFTOP PARK」にて発表した。ランウェイには、BiSHのアイナ・ジ・エンドやセントチヒロ・チッチ、リンリン、アユニ・D、BiSのチャントモンキーなどが登場した。大人になりきれなかった大人による“制服スタイル”夜風の吹き抜ける屋上。ライトアップされたランウェイに現れたのは、高校生の制服を思わせるスタイルのモデル達だ。「CONSERVATiVE COLLECTiON」と名付けられた今季、大人になりきれなかった大人のフィルターを通した“制服スタイル”の様式美を見せつつ、アナーキーな姿勢を提示した。“ギャル”系着こなしやパーカースタイル一口に“制服スタイル”といっても、そのスタイルの在り方は多様だ。カーディガンにミニスカートを組み合わせ、スクールバッグのハンドルをリュックのようにして両肩にかけた“ギャル”風の着こなしや、スカートをほとんど覆ってしまうほどのゆったりとしたオーバーサイズパーカーにリュック、大ぶりなヘッドフォンを組み合わせたカジュアルなコーディネート、超ミニ丈のスカートの下にジャージを履いたスタイルなど、どこか学生時代の記憶に心当たりのある“制服スタイル”が続々と登場した。焼きそばやタピオカを片手にちなみに、ショーで麺類が登場するのはネグレクトアダルトペイシェンツおなじみの演出だが、今回登場したのはカップ焼きそば。ブラウスの上からビッグTシャツを重ね、ふくらはぎまで覆うひざ下丈のスカートを組み合わせた、抜け感のある着崩し“制服スタイル”の緩やかな奔放さを焼きそばが引き立てていた。さらに、ギャル系のコーディネートを身に着けたモデルの手にはタピオカドリンクが。小物や手に取る食べ物まで含めた、それぞれの“制服スタイル”が、個人のキャラクターや姿勢を象徴する記号になっていることにふと気が付く。制服然とした佇まいと独自性のあるディテール1つ1つのピースを細かく見ていくと、制服を意識したデザインではあるが、パターンメイキングやディテールに独自性が見て取れる。従来パリッとした生地でジャストなフィット感に仕立てられるブレザーには風になびくようにしなやかな素材を採用し、袖口や裾にはリブの切り替えを配した。カーディガンやニットベストは、ネオングリーンやネオンピンクでヴィヴィッドにカラーリングしてエッジを効かせる。一見オーセンティックに見えるタータンチェックのパンツは、ファスナーを配してボンデージパンツに仕立て、パンクな佇まいに仕上げた。また、制服だけでなく、ジャージスタイルも登場。体操着のジャージを連想させるトラックジャケットやパンツは、サイドにロゴを並べてポップに。グラデーションカラーのソールを配した、スニーカーのようなスライドサンダルとともにスタイリッシュなジャージスタイルを提示した。制服やユニフォーム然としていながら、制服では叶えられないデザインを組み込むことで、そこはかとなく反骨精神を漂わせた。ディーゼル&GR8とコラボレーションコレクションの中で、ひときわ目を引いたのがディーゼル(DIESEL)と、セレクトショップ・GR8とのコラボレーションウェアだ。フロントや袖に大きくディーゼルロゴをあしらったスウェットや、コピーライト表記を袖ロゴに用いたカットソー、ネグレクトアダルトペイシェンツのボックスロゴをシールのように剥がしたグラフィックにディーゼルロゴを重ねたフーディーなど、遊び心に溢れたロゴアイテムが展開された。また、サブスクリプション型家具ブランド・カマルク(KAMARQ)ともコラボレーションを行っている。
2020年08月28日CA4LA(カシラ)と、BiSHなどのアイドルグループを手掛ける渡辺淳之介のネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)のコラボレーションハット第3弾が登場。2020年3月13日(金)より、CA4LAと、東京・渋谷のマルチプルマニアックスにて販売される。CA4LA×渡辺淳之介のネグレクトアダルトペイシェンツ渡辺淳之介は、BiSHやBiS、ギャングパレード(GANG PARADE)、エンパイア(EMPiRE)、豆柴の大群などの人気グループを輩出するWACKの代表を務めるアイドルプロデューサー。そんな渡辺が手掛けるファッションブランド・ネグレクトアダルトペイシェンツは、アイドルたちがランウェイに登場することでも毎シーズン注目を集めている。CA4LAのコラボレーション第3弾では、2型のキャップを用意。ブランドロゴを刺繍したツバに大きく穴を開けたモデルは、ブラックとホワイトの2色を取り揃える。個性的なデザインながら、モノトーンでまとめることでミニマルな雰囲気に仕上げた。ブルーとレッドの2色を展開するタータンチェック柄キャップは、クラウンをクロス型にデザインしたアバンギャルドなアイテム。クラウンを取り外せば、サンバイザーとしても活躍してくれる。BiSHらをビジュアルに起用なおネグレクトアダルトペイシェンツとCA4LAのコラボレーション第3弾のために撮り下ろしたビジュアルには、BiSHのセントチヒロ・チッチやリンリン、ギャングパレードの月ノウサギ、豆柴の大群のカエデ・フェニックスらを起用。購入者限定で、このビジュアルを使用したポストカード5枚セットがプレゼントされる。【詳細】ネグレクトアダルトペイシェンツ x CA4LA コラボレーションキャップ発売日:2020年3月13日(金)販売場所:CA4LA、マルチプルマニアックス(東京都渋谷区道玄坂2丁目20−0 道玄坂柳光ビル B1)・NEGLET ADULT PATiENTS x CA4LA CROSS CAP SS 16,500円(税込)カラー:ブルー、レッド・NEGLET ADULT PATiENTS x CA4LA NOBRIM CAP SS 16,500円(税込)カラー:ブラック、ホワイト【問い合わせ先】CA4LA ショールームTEL:03-5775-3433
2020年03月16日マンガ『レッド・ベルベット』の著者・多田由美さんに、作品に込めた思いを聞きました。絵を読み、物語の世界に浸る映画のようなマンガ体験。‘86年にデビューし、現在活躍しているマンガ家にも一目置かれている多田由美さん。現在は大学でマンガを教える側にも回っているのだが、待望の連載である『レッド・ベルベット』は、以前からのファンはもちろん、多田さんのマンガを初めて手に取る人にも、独特の体験を与えてくれるような作品となっている。「古いファンが読んで、作風が全然違うとびっくりするかなと思い、昔と差が出ないようにしたら、暗い話になってしまいました(笑)」登場するのは、アールとランディというふたりの少年。物語は映画の回想シーンのように、ケーキ店を営む幼いアールの母親が急死する場面から始まる。時が過ぎ、高校生になったアールは、母が残したケーキのレシピを集めることに執着し、幼なじみのランディは母の入院費を稼ぐべく、窃盗団と関わりを持つようになり、どんどん深みにハマっていく。「問題を抱えている人を描くのが好きなんです。一生懸命生きようとしているけど困難に立ち向かえず、言い訳をして逃げちゃうような弱い人が、なぜか放っておけないんですよね。アールとランディは、ふたりでようやくひとりの真人間になれるような関係性。どちらも自分のほうが強くて、しっかりしていると思っているのかもしれないですね」お互いのことを思いやるあまり、自分の弱さを見せられないふたりの成長が描かれていくのだが、ぜひとも注目してほしいのが、独特のマンガ体験を可能にしている、その表現力。ナレーションや擬音のような状況説明を極力排し、絵で見せることに重きを置いているのだが、ロサンゼルスという舞台設定も相まって、ノスタルジックなアメリカ映画を観ているような気分に浸ることが。「まず頭に映像が浮かぶので、カメラをコントロールする感覚でカットを考えながら、見たままを描いていくんです。構図はかなり気にしていますね。言葉に関しても語りすぎるとぼやけてしまう気がして、大事なところを目立たせるために、前後をあえて省いたりしています。伝わるかどうかギリギリだなと思いつつ、画力頼みというか、絵で頑張ったらいけるかなと必死に描いてます」物事が思うようにいかないふたりの姿は、見ていて苦しくなってしまうが、やはりそれも物語の醍醐味。「暗い始まりで、暗い途中で、暗い終わりだったら描く意味がないですよ!ただ暗いだけなのは、作品ではないような気がするんですよね」その言葉を信じて、彼らの選択を見守っていこう。多田由美『レッド・ベルベット』2犯行計画に巻き込まれるランディと、母のケーキ店を再開すべく動きだすアールの行く末は……。約15年ぶり、かつ多田さん史上最長の連載作としても話題。講談社1150円©多田由美/講談社ただ・ゆみ1986年『月刊ASUKA』でデビュー。以後短編集を多く手がけ、イラストレーターとしても活躍。現在は神戸芸術工科大学で教鞭をとる。※『anan』2020年3月4日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年02月27日KAAT神奈川芸術劇場の2020年度ラインアップ発表会が行われ、同劇場芸術監督の最終年度を迎える白井晃、2019年から参与を務める長塚圭史のほか、本年度の公演に携わるクリエイター計10人が登壇した。【チケット情報はこちら】冒頭で白井は「大きく揺らぐ過渡期の日本で“忘れられがちだが大切なこと”に着目する、社会的な題材のプログラムを前半に揃えました」とコメント。その筆頭として、白井は自身の演出作『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』、音楽家の清水恒輔が「発展しすぎた資本主義が現代に通じる」と述べた『メトロポリス 伴奏付上映会 ver.2020』、演出家・桐山知也によるリーディング公演『ポルノグラフィ』の3作品を紹介した。白井いわく、「シーズン後半はKAATの10周年企画が続きます」──。自身が1995年に青山劇場の10周年記念で演出した音楽劇『銀河鉄道の夜』、芸術監督の就任後に取り組み続けたブレヒト劇の集大成となる『コーカサスの白墨の輪』、任期ラストを飾るミヒャエル・エンデ原作のオペラ『モモ』に懸ける思いを語る。地点×KAATの第3弾企画に新作『君の庭』を書き下ろす松原俊太郎は「今回は法廷劇」と構想を明かした。谷賢一はベストセラー『サピエンス全史』に想を得た『人類史(仮)』で「ヒトの起源を探りたい」とひと言。日韓共同製作に定評のある多田淳之介は『外地の三人姉妹(仮)』でチェーホフ劇の翻案に臨む思いを「日韓の芸術交流を粛々と進める」とした。長塚は『セールスマンの死』再演に対して「新作の消費より1本をゆっくり見つめ直して」と呼びかける。岡田利規からは「ザハ・ハディドと高速増殖炉もんじゅを主人公に据えた夢幻能『未練の幽霊と怪物』をつくる」という映像コメントが到着。ギリシャ悲劇をもとにした新作現代劇(作:瀬戸山美咲)に挑戦する杉原邦生も映像コメントで「大スタジオより広いホールをどう活用するか」と思いを巡らせた。なお、野村萬斎の演出版が2018年に多数の演劇賞を獲得した『子午線の祀り』もラインアップされている。サン=テグジュペリの名著『星の王子さま』をダンス化する森山開次は「哲学的な言葉をどう身体表現で見せるか」を課題に掲げ、小野寺修二は「“わからないけど魅力的なもの”に好奇心を向けさせる作品を」としてルーツのパントマイムに立ち返る点を強調。現代美術家の冨安由真は「現実と非現実の境が曖昧になるインスタレーションを」と意気込んだ。キッズ・プログラムは2本。昨夏、山本卓卓によって上演された『二分間の冒険』は全国7会場の巡演ツアーとして復活。初の子ども向け作品に挑戦する松井周からは映像コメントが到着し、「白石加代子さん演じる認知症の老婆が子どもと記憶を探す物語」である『さいごの1つ前』が紹介された。就任当初から「事件を起こせる劇場でありたい」と目指すKAAT像を設定し、2020年度もラインアップに落とし込んだ白井。ラストイヤーの芸術監督ぶりから目が離せない。取材・文:岡山朋代
2020年02月07日人気グループ「KAT-TUN」の元メンバーで歌手の田口淳之介(33)が11月4日、音楽活動の再開を発表した。11月7日には、自社レーベル「Immortal-Records」から初の楽曲『Voices』をリリース。また12月3日には毎年恒例のファンミーティングも開催される予定。田口本人は新曲についてこうコメントをしている。《僕の新たな1歩を刻む楽曲が完成しました。協力してくれた仲間や支えてくれたスタッフに本当に感謝しています。力強い踊りで何事にも立ち向かう強さを表現しました。歌と共に僕からのメッセージを受け取って下さい》また、ファンミーティングについてはこう続けている。《そしてファンの皆さんには大変お待たせする事になりましたが、僕とファンの皆さんだけの特別な時間を用意することが出来ました。この日は皆さん一人一人と心が通じ合える様に、しっかり準備してお待ちしています。楽しみにしていてください。これからしっかり前に進んで行ける様に、努力して参ります。応援のほど何卒宜しくお願い致します》田口は10月21日、大麻を所持した罪に問われた裁判で、東京地裁から懲役6か月、執行猶予2年を言い渡されたばかり。判決から2週間のスピード復帰となった。
2019年11月04日東京地裁は10月21日、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた田口淳之介被告(33)と交際相手の小嶺麗奈被告(39)に懲役6月・執行猶予2年の判決を言い渡した。起訴状によると2人は5月22日、都内の自宅マンションで乾燥大麻約2.2gを所持。7月11日の公判で2人は起訴内容を認め、検察河側は懲役6月を求刑し即日結審となった。当初は30日に判決が言い渡されることになっていたが、検察側の申し入れで延期になっていた。そしてこの日、延期になった理由が発覚した。「検察側によると、厚労省関東信越厚生局麻薬取締部(麻取)が一部マスコミに家宅捜索の模様を記録した動画を提供していたというのです。そのため捜査過程に問題がなかったかを調べることになり、判決が延期になっていたといいます。結果的に証拠として認められ、判決公判を迎えたそうですが……」(傍聴した記者)そしてもう1つ注目されていたのが、両被告の今後だった。「交際中の男女が薬物事犯で逮捕されるとそのまま別れるケースが多いのですが、田口被告は初公判で『交際を続けて結婚したい』とまさかの“公開プロポーズ”。そのため傍聴した記者たちの間では『判決を受けて結婚宣言が飛び出すのでは』と言われていました。ただ証言台に立った両被告は今後の更生を誓いましたが、結婚についての発言はなし。今後、2人の動向に注目が集まりそうです」(前出・傍聴した記者)
2019年10月21日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手掛けるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)、Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S2日目となる2019年10月15日(火)に2020年春夏コレクションを発表した。10代の頃憧れていたファッションを模倣「ティーンエイジドリーマーズ(tEEnAgE DrEAmErs)」というテーマの通り、今シーズンは渡辺淳之介の10代の頃に憧れた音楽、ファッションなど全てを詰め込んだコレクション。“男子校出身で彼女が欲しかった、異性とイチャイチャしたかった…”そんな少年のピュアな憧れも、ペアルックの提案やカップルでのウォーキングなどでチャーミングに表現している。人気ドラマのキャラクター再登場!?新作ピースと言いながらもどれも“どこかで見た見かけたことがある”ような馴染みのあるスタイルだ。ビッグサイズのチェックシャツにホワイトのワイドパンツ、イエローのチーフを身に着けた男性は、まさに池袋ウエストゲートパークのキングの姿そのもの。“連れの”女の子もパンチの効いた濃いメイクにバンダナを巻いたロングヘア。お尻も太ももも露わにしたマイクロミニスカートにブラックのジャケットは、間違いなく“ジェシー”を再現しているようだ。今季は、中学・高校時代の渡辺青年に影響を与えたカルチャーをこういった形でコミカルに模倣した。そのファッションに憧れ、その音楽に酔いしれたカート・コバーン、マルコム・マクラーレン…彼らのエッセンスもふんだんに取り入れられている。地べたに座って食べるヤンキー再現そして渡辺青年がもう一つ憧れたのは、ヤンキー。やんちゃな悪になりたいのになりきれなかった…そんな心残りをヤンキールックで形にした。上下ジャージのスタイルや、アニマル柄のスウェットセットアップなど、地元にたまるヤンキーを想起させるウェアが展開される。ショーの最中には、地べたに座って食事する姿も。今季食べたのは、流しソーメンだった!ヤンキーが好むもの…とアイデアを膨らませたのは、漢字のモチーフだ。カート、マチルダ…など憧れの人の名を漢字で当て字にして、ジャケットのバックスタイルや、ジャージのサイドラインなど、あらゆるところにあしらった。輝くレーザー演出で約40年後の“いま”を再現飛び抜けて印象的なのは、レーザーの演出だ。オーロラのように輝きゆらめくレーザーは、デザイナー本人が歌ったという音色にあわせて色とりどりに変わり、リズムに合わせて動き出す。モデルが通ると洋服に当たって、流れ星のようにキラキラと輝くときもあった。このレーザー演出には、登場しているものは80~90年代のものでも、発表しているのは約40年後の現代だよ、とメッセージを込めたものだという。今季も仲間たちとコラボレーションを行い、丹野真人によるTシャツレーベルタンタン(TANGTANG)や、日本のハットメーカーカシラ(CA4LA)コラボレーションピースを展開。オタク文化などをモチーフに描くJUN INAGAWAのイラストもウェアに登場している。
2019年10月18日進学や結婚などのライフイベントや日々の労働、食事に至るまで、「日本人」の暮らしをさまざまな「儀式」として見せた『CREMONY』(2014年)、「平和」をめぐる演説や詩をコラージュした『Peace (at any cost?)』(2015年)など、演劇の手法を使い、私たちが生きる社会を捉え直し、思考する場を仕掛けてきた東京デスロック。ここ数年は、東日本大震災後の日本とチェーホフが描いた革命前夜のロシアを二重写しにした『亡国の三人姉妹』(2016年)や同じくチェーホフの『かもめ』を下敷きに韓国の第12言語演劇スタジオと協働した『カルメギ』(2013年・2018年再演)などの戯曲上演でも、奥行きのある世界観を作り上げてきた彼らが、久々に戯曲を使わず構成のみで取組む新作『Anti Human Education』のテーマは「教育」だ。そのきっかけとなったのは、主宰で演出家の多田淳之介自身もその渦中にあるという「育児」だ。「子供が生まれたら、親としては、病気のことから社会にうまく適応するにはどうするかみたいなことまで、いろいろなことを調べるんですよね。そうすると世の中に対して疑問に思ってたことの多くが“教育”にかかわっているなぁと気がついたんです。そもそも、子育てしていて面白いのは、人間ができあがっていく過程を見られること。人がどう育つかは、周囲の環境や獲得する母語によっても変わってくる。であれば、僕自身小中高校でのワークショップをやったりもしていますし、この機会にあらためて“教育”という視点から人間について考えてみたいと思いました」とはいえ、よくある“当事者ならではの発信”にこだわっているのではない。狙いはむしろ、子育てをしている/していない、教育にかかわる/かかわらないの分断を超えるところにある。「僕自身は、子供を持つことで、より踏み込んでこういう問題について考えるようになったけど、たとえばこれからの学校教育がどうなっていくかといった問題にどのくらいの人が関心を持てるか。僕らの公演を観に来てくれる人は若い人が多いですし、同年代でも結婚していない人、お子さんのいない人は多い。ましてやこれから教え育てる側にまわる人もそう多くはないはずです。だからまずは、僕らも含め劇場に集まった人たちが、今までどういう教育を受けてきたかを入り口にしながら“人間とは何か”というテーマに行き着きたいと思っています」タイトルの「Anti Human」には、「非人間」と医学用語で「抗ヒト」のふたつの意味が込められている。クリエーションにあたって参照したのは、近代教育のバイブルとされるルソー『エミール』と、育児本、教育本、殺人事件などの資料。さらに、日替わりでゲストに迎える教育の専門家たちにも取材し、その内容をメンバー内で共有しながら、パフォーマンスの構成を練っている。「ルソーが教育を通じて変革しようとしていた不平等や格差の問題は、今の社会にも通じるものです。劇中では実際に犯罪を犯してしまった人もモチーフとして使ったりもするので、もちろん被害者の方を一番に考えて作ってはいますが、でも重要なのは、どうして彼らが犯罪を犯すに至ったのかということ、そこに感情移入したい。教育の目標は、社会を構成するための心身ともに健康な人を育成することとされていますが、実際にはそこから外れる人が出てきている。外れるということがある時点で、もうそれは非人間を生み出すシステムでしかないのではと問いたい。その上で、ゲストのお力も借りつつ、もしかしたら変えられる可能性があるんじゃないかと考えてみたいと思います。そうやって何かしらこの作品が、ヒトに効くワクチンのようになれたらいいなと」毒を含みつつ、薬にもなる。それだけに、東京デスロックの作品は、観客に強くコミットしようとする。その多くは、客席と舞台の境目を曖昧にしており、観客は嫌が応にも、俳優が発する問い、感情を間近で受け止めることになる。「どういう会場にするかは、今回もギリギリまで試行錯誤していくつもりです。回によって、教室っぽかったり、ひな壇風だったりと変えてもいいんですけど……いずれにしても、お客さんとの双方向性が持てる作品にしたいですね。家庭教育は別としても、大まかには同じ時代の教育を受けてきた者同士、共有できるものもある気がしますし」時にはそのストレートな問いかけに戸惑うこともあるだろう。想像以上に重い宿題を背負わされる居心地の悪さを感じることさえあるかもしれない。だがその違和感はきっと、次なる思考、行動へと観客を誘うはずだ。簡単には消化できないが、そのぶん効力を持つ。それが、東京デスロックの仕掛ける演劇の時間だ。東京デスロック『Anti Human Education』は、8月31日(土)から9月8日(日)まで横浜・STスポットにて上演。取材・文:鈴木理映子
2019年08月30日7月11日、東京地方裁判所で田口淳之介被告(33)と恋人・小嶺麗奈被告(39)の初公判が行われた。大麻取締法違反で逮捕・起訴されていた2人がそろって出廷するという異例の裁判。法廷でも、驚きの証言が飛び出した。隣り合って座り、ともに起訴内容について「間違いありません」と認めた2人。田口が小嶺について「これからもいっしょに交際を続けていきたい」と告白すると、小嶺も田口について「出会ったなかで、いちばんやさしい人」と語る。そして交際についても「……続けていきたいと思います」としたうえで、こう続けた。「交際を続けるなら、結婚したいと思っています」この“法廷プロポーズ”とも報じられた小嶺の発言は、大きな話題を呼んだ。いっぽう、田口も実はすでに小嶺との未来に向けて保釈後更生ライフを描き始めていた。公判直前の7月上旬、彼の姿は都内のショッピングセンターにあった。駐車場に愛車が止まると、助手席から田口が出てくる。運転していたのは、知人とおぼしき男性。しばらくすると、別の男性も合流してきた。どうやら愛車の売却相談をしていたようで、田口は車検証を合流した男性に見せている。男性は車検証をスマホで撮影すると、続いて車を品定め。その横で、彼は熱心に説明していた。そこから話し込むこと1時間。“商談”を終えると、田口はショッピングセンターに入ることなく再び車へ。そして知人の運転で走り去っていった。田口の決断について、レイ法律事務所の松下真由美弁護士はこう解説する。「車の売却相談をしていたのであれば、それは判決後の生活を見据えているのだと思います。もし執行猶予がついた場合、その期間中に車の運転で事故を起こしたら実刑になる可能性もありますからね。そうならないために車を処分することはあります」小嶺の発言を受け、けじめの決意をした田口。公判の最後、彼は今後についてこう語っていた。「たくさんの方にご迷惑をおかけしました。自分自身を律して生きていきたいです」すでに裁判は即日結審しており、判決は7月30日に言い渡されるという。田口は小嶺と身を固めることで更生し、第二の人生を正しく歩むことができるのだろうか。
2019年07月23日降り出していた雨が上がった、7月15日の夕暮れ時。都内のマンション前に、1台の自転車が止まった。乗っていたのは、田口淳之介被告(33)だ。マンションには戻らず、駐車場で荷物の出し入れをしている。そして再び自転車に乗ると、勢いよくペダルをこぎだした。キリッとしたその表情からは、再出発にかける固い決意がうかがえた――。さかのぼること4日前の7月11日、東京地方裁判所で田口と恋人・小嶺麗奈被告(39)の初公判が行われた。大麻取締法違反で逮捕・起訴されていた2人がそろって出廷するという異例の裁判。法廷でも、驚きの証言が飛び出した。隣り合って座り、ともに起訴内容について「間違いありません」と認めた2人。田口が小嶺について「これからもいっしょに交際を続けていきたい」と告白すると、小嶺も田口について「出会ったなかで、いちばんやさしい人」と語る。そして交際についても「……続けていきたいと思います」としたうえで、こう続けた。「交際を続けるなら、結婚したいと思っています」この“法廷プロポーズ”とも報じられた小嶺の発言は、大きな話題を呼んだ。「裁判では小嶺被告が20歳のとき、仕事のストレスからパニック障害と診断されたことを告白。さらに田口被告と交際後は、ファンからの嫌がらせを受けるようになっていたといいます。そして睡眠障害や摂食障害、さらにはうつ病などに悩まされていたことも明かしていました。そんな彼女のことを支え続けていたのが、田口さんでした。彼女は3年前にプロポーズを受けたとも語っています。しかし当時の彼はまだ独立したばかり。そのため、結婚するまでには至らず“内縁状態”が続いていたようです」(社会部記者)16年の独立から3年。待ち続けた小嶺は法廷で意を決し、「結婚したい」と口にしたのだ。それに対し、いまの田口はなんと答えるのだろうか。冒頭の直後、記者は彼に声をかけた。田口はこぎだしたペダルを止めると、振り返って耳を傾ける。「小嶺さんとご結婚されるおつもりでしょうか?」と問いかけた記者に、彼は迷うことなくはっきりとこう即答した。「はい、そのつもりです」ついに田口も結婚宣言!小嶺の発言を受け、けじめの決意をしたのだろう。そこで記者は「いつごろを考えているのか」と聞いてみた。だが、「詳しいことは……。今はまだ公判もすべて終わってないので控えさせていただきます。すみません……」と語るのみ。つまり、判決が出た後に入籍するつもりのようだ。そして最後は笑顔で記者に頭を下げると、マンションへと入っていった。田口の決断について、レイ法律事務所の松下真由美弁護士はこう解説する。「判決前に結婚宣言をすると、“いっしょにいると再犯につながるのでは”という人もいるでしょう。しかし私は、2人の決断が判決に影響することはないと考えています。互いに監督者としては適切といえないかもしれません。しかし裁判で問われるのは、あくまで今回の罪について。今後のことはまた別の話です。もっといえば、大麻などの事犯は入手経路を断ち切ることこそが重要なのです。だから大麻が手に入らない環境に身を置き、2人でいっしょにやり直してほしいと思います」
2019年07月23日大麻取締法違反(所持)の罪で起訴されたKAT-TUNの元メンバーで歌手の田口淳之介被告(33)と女優の小嶺麗奈被告(38)。来月11日に開かれる初公判で、同じ法廷で裁かれることを一部スポーツ紙が報じた。起訴状によると2人は5月22日、同居していた東京都世田谷区内のマンションで乾燥大麻2.2gを所持。逮捕・起訴され、今月7日に2人は勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。その際、小嶺被告は集まった報道陣に姿を見せなかった。田口被告は報道陣に対して土下座し謝罪していた。「これまで男性芸能人が愛人とともに薬物事件で逮捕された例はありましたが、公判は別々に行われていました。2人の公判が一緒に行われるのは、かなり異例といえるでしょう」(全国紙司法担当記者)同日公判となった背景には、理由があったようだ。「2人は捜査当局に必要な情報を提供するなど、 いわゆる“司法取引”に近いことをしたといわれています。というのもこれまでは2人が会えば証拠隠滅の恐れや口裏合わせの可能性があるため、公判終了後まで別々の場所で生活することが義務づけられていました。そのため法廷で“再会”したいと希望したのでしょう」(全国紙社会部記者)法廷で再会する2人。その発言に注目が集まりそうだ。
2019年06月23日田口淳之介被告(33)の土下座が話題を呼んでいる。大麻取締法違反(所持)の罪で起訴されていた田口だったが、6月7日に東京・湾岸署から保釈。スーツ姿で報道陣を前に「このたびは私が起こした事件でみなさまにご心配をおかけし、まことに申し訳ございませんでした」と謝罪した。続けて「ファンのみなさま、関係者のみなさまに多大なるご迷惑をかけてしまいました。金輪際、大麻などの違法薬物、そして犯罪に手を染めないことを、ここに誓います」と更生を誓うと、地面に頭をつけて土下座したのだ。これに対し、各メディアはこぞって土下座の模様を報道。ネット上で上がった《こわい》《笑ってしまう》などの声を取り上げたほか、バラエティ番組のように左右正面のアングルから土下座を何度も伝えるテレビ局もあった。さらにはTwitterでも《わざとらしい》《土下座は引く》《逆効果》など、非難の声も上がっていた。だが、こうした声に異を唱える人も。いっぽうでは、こんな指摘が上がり始めている。《田口の土下座まじか これが2019年の日本だとは思えないね いつからこんな国になった? いつから日本人は弱者を叩く人種になった?》《更生を誓ってマスコミに晒されながらもしっかり謝罪してるのにファンでも無く関係者でもない人がネタにするって草 イジメだわ》ぜんじろう(51)も9日、自身のTwitterでこうつぶやいている。《誰に対してしているか分からない、逆効果にもなりかねない土下座。気味が悪い、嘘くさいという反応も出てきますね。でも本人にはこれしかなかったんでしょう。僕も自分の若い頃を思い出しました。こんな土下座しなくても「やりなおせ!」と言える社会になったらなと思います》たしかに田口被告は罪を犯し、ファンの気持ちを裏切り、関係者に迷惑をかけたのだろう。だがスーツ姿で真剣に謝罪し、更生を誓い、土下座までした。そんな姿をさらに笑い、叩く今の風潮には違和感の声が上がっているようだ。
2019年06月09日大麻所持の疑いで逮捕された、KAT-TUN元メンバーで歌手の田口淳之介容疑者(33)。6月2日が勾留期限となっていたが、東京地裁が3日間の延長を認めたため、6月5日まで東京・湾岸署に勾留される予定。共に逮捕された恋人で同居人の小嶺麗奈容疑者(38)も勾留延長が決まり、同じく5日に起訴か不起訴処分が決まる見通しだ。起訴された場合、保釈請求が認められれば保釈されることに――。人気アイドルと女優の転落ぶりは日本中に激震を与えたが、今回の事件にいちばんショックを受けているのは、ほかのだれでもない田口の母親だ。「KAT-TUNのデビューが決まったとき、お母さんは涙を流して喜び、足繁くライブに通っていたそうです。彼はこつこつ貯めたお金で20代前半に実家を建て替えてあげるなど、お母さんにとって“自慢の息子”だったんです」(田口の知人)しかし小嶺と付き合い始めてから、田口と母親の間には大きな溝が――。「お母さんも含めた周囲の人たちは、小嶺さんにのめり込んでいく田口さんを心配し、2人の交際に反対していたそうです。でも、田口さんは聞く耳を持たなかった。所属事務所から“仕事と彼女どちらが大事か”と問われた際、田口さんは“彼女”と即答し、KAT-TUNからの脱退を申し入れたといいます。お母さんにはなんの相談もなく、さらには小嶺さんを正式に紹介されたことすらなかったそうです」(前出・知人)5月下旬、本誌は自宅から出てきた田口の母親を直撃した。「息子さんとは現在、連絡も取られていないそうですが?」こう問いかけたものの、母親は無言で苦渋の表情を浮かべるだけだった――。
2019年06月04日田口淳之介容疑者と元女優・小嶺麗奈容疑者(38)との交際が発覚したのは12年前の’07年9月のこと。写真週刊誌「FRIDAY」が寿司店でのデートを報じたのだ。黒い交際も噂されている小嶺と別れるように周囲は勧めたが、田口は頑として聞かなかった。「10年ほど前に田口くんを取材しました。彼のファンのために絵を描いてもらい、それを撮影することになったのです。しかし完成した絵を見て仰天しました。はじっこのほうに相合傘があって《淳之介麗奈》と書いていたのです。まったく交際を隠そうとしない様子はすがすがしかったのですが……、さすがにファンには見せられません。その部分はお願いして修整してもらいました」(田口を撮影したカメラマン)本誌は‘15年4月に2人の同棲生活をスクープしている。マンションには小嶺の母も出入りしており、3人で花見をする姿は、すでに家族のようになっていた。田口がKAT-TUN脱退の意思を公にしたのは、それから7カ月後。「デビュー10周年を目前にした大事な時期で、もちろん他のメンバーも周囲も脱退を考え直すように説得しました。しかし田口くんも『すべてを捨てても彼女と生きていきたい』という気持ちを固めていたのでしょう」(田口を知る芸能関係者)両容疑者は大麻所持についてはすでに認めているが、田口は「大麻は2人のもの」、小嶺は「自分だけのもの」と、供述している。元厚生労働省麻薬取締官の高濱良次さんは、食い違いについて次のように解説する。「私の経験では『自分1人のもの』と主張するほうが主犯格です。今回では小嶺容疑者が主犯ということですね。おそらく裁判では執行猶予がつくと思います。しかし判決後に、2人がいっしょに暮らし始めると、再び大麻に手を出してしまう危険性は高まります。別れて依存症の治療をするしかないですね」今回の逮捕によりCDなどの出荷停止、ラジオのレギュラー番組休止など影響は甚大だ。7月から9月まで21公演にも及ぶライブツアーも予定されていたが、こちらも中止となる見込み。「全会場でチケットがソールドアウトになっていたのはすごいことですが、会場費のキャンセル料、チケットの払い戻しなど損害額は7~8千万円にも及ぶと思われます。信用も失ってしまいましたし、田口容疑者がこれほどの規模のライブ活動をする日は2度とこないでしょう」(興行関係者)
2019年05月30日「私が知る田口くんは、ジャニーズ事務所のなかでも“優等生”でした。逮捕は何かの間違いではないかとも思ったのですが……」と語るのは、田口淳之介容疑者(33)を10代のころから知る芸能関係者。KAT-TUN脱退から3年2カ月、大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕という転落ぶりに田口容疑者を知る人々たちは驚きを隠さない。前出の芸能関係者は言う。「田口くんは遅刻もしないし、スタッフにもきちんと挨拶ができるコでした。テレビ局の控室で他の出演者がゲームで遊んでいるなか、1人黙々と台本を読んでいる姿も覚えています。真面目でなんでも器用にこなすのですが、 主体性にかけるところはあったと思います。だから正反対の性格の女性に惹かれたのかもしれません……」田口容疑者と同時に逮捕された元女優・小嶺麗奈容疑者(38)との交際が発覚したのは12年前の’07年9月のこと。写真週刊誌「FRIDAY」が寿司店でのデートを報じたのだ。「当時から小嶺さんは夜遊び好きで知られていました。彼女は田口さんと交際する前には元俳優と交際していたのです。彼は六本木のサパークラブを経営しており、小嶺さんも頻繁に出入りしていました。この店では大麻パーティが行われており、そのパーティをきっかけに何人もの芸能関係者が逮捕されました」(芸能プロダクション関係者)目上にも素直でメンバー内でも“いじられ役”だった田口に対し、小嶺は言いたいことはハッキリと言う“姉御肌”。中学校卒業後に熊本市から芸能活動のために上京したが、わずか4カ月で高校を中途退学している。当時16歳の彼女はスポーツ紙のインタビューでこう語っていた。《(卒業という)体裁のために(高校に)行くことはできなかった。人から何と言われようと後悔する人生はいやなんですよ》2人の交際が始まったのは、この10年後のこと。だが自分の信念を持っており世間も知っている5歳年上の恋人は、田口の目に眩しくうつったことだろう。田口は’18年にテレビ番組で脱退理由についてこう語っている。「リアルな30歳の田口淳之介っていう人生を歩きたかった」“後悔する人生はいや”という小嶺の人生哲学に影響を受けたものだろうか。「彼女は人の気持ちを読むのがとても上手。素直な田口さんを籠絡するのは難しいことではなかったでしょう」(小嶺の知人)
2019年05月30日