3月公開の映画『曇天に笑う』に出演する福士蒼汰、古川雄輝、桐山漣が、2月28日(水)、撮影時のお礼と卒業生へはなむけの言葉を直接贈るた3月公開の映画『曇天に笑う』に出演する福士蒼汰、古川雄輝、桐山漣が、2月28日(水)、撮影時のお礼と卒業生へはなむけの言葉を直接贈るため延暦寺学園 比叡山高等学校をサプライズで訪れイベントを行った。曇天三兄弟の長男・曇天火を演じる福士さん、「犲」のチームリーダー・安倍蒼世役の古川さん、天火の親友・金城白子役の桐山さんの3人は、今回ロケ地である日吉大社での撮影時に協力した比叡山高等学校にて、撮影時のお礼と卒業生へはなむけの言葉を直接贈るため、卒業式の予行練習中の卒業生約400人の前にサプライズ登場。すると、突然現れた3人を目の前にした卒業生たちは大熱狂!本イベント前には日吉大社・東本宮にて大ヒット祈願も行われ、福士さんは「約1年半ぶりに行ったんですけど、みなさんはよく行きますか?」と問うと、「よく行くー!」との返答が。また3月1日に卒業を迎える生徒たちへ、主演の福士さんは「僕が生きていくうえで大事だと思うのは、『気付き』だなあと思う。その気づくためには、アンテナを張ることが大事で、いろんな情報をキャッチしていくことが出来ると、『気付く』ということからよりいい人生になっていくと思います。そして、どんどん進んでいくことも大切。迷ったら進んでいくことで、より良い人生になると思います。頑張って下さい」とエール。古川さんも、「僕が大切だと思っていることは、自分から行動することだと思っています。これからいろいろと流されちゃう瞬間もあると思うんですけれども、自分から積極的に行動して、自分の目標に向かって頑張って下さい」と言葉を贈り、桐山さんは「学生時代の友だちって、いくつになっても友だちだし、仲間だし、卒業してバラバラになっていくけど、ここで出会った友だちは大切にしてほしいと思います。親や先生が言ったから、その道に進むんじゃなく、自分が何をしたいか、何を思うからこの道に進むのかを大切にしてほしいと思います」と熱い想いを伝えていた。ほかにも、福士さんからの「この3人と一緒に写真でも撮りますか」という提案で、3人とジャンケンをして最後まで勝ち抜いた1人と写真を撮ったり、約400名の卒業生をバックにフォトセッションを行ったりと、学生には驚きと喜びでいっぱいのイベントに。最後には福士さんが「みなさんはこの映画の広報係です。みんなでこの映画を広めるために、頑張ってほしいと思います。そして、明日卒業するということで、今日やった練習を忘れずに、良い明日を迎えてください。卒業おめでとうございます」と締めくくった。『曇天に笑う』は3月21日(水・祝)より全国にて公開。め延暦寺学園 比叡山高等学校をサプライズで訪れイベントを行った。曇天三兄弟の長男・曇天火を演じる福士さん、「犲」のチームリーダー・安倍蒼世役の古川さん、天火の親友・金城白子役の桐山さんの3人は、今回ロケ地である日吉大社での撮影時に協力した比叡山高等学校にて、撮影時のお礼と卒業生へはなむけの言葉を直接贈るため、卒業式の予行練習中の卒業生約400人の前にサプライズ登場。すると、突然現れた3人を目の前にした卒業生たちは大熱狂!本イベント前には日吉大社・東本宮にて大ヒット祈願も行われ、福士さんは「約1年半ぶりに行ったんですけど、みなさんはよく行きますか?」と問うと、「よく行くー!」との返答が。また3月1日に卒業を迎える生徒たちへ、主演の福士さんは「僕が生きていくうえで大事だと思うのは、『気付き』だなあと思う。その気づくためには、アンテナを張ることが大事で、いろんな情報をキャッチしていくことが出来ると、『気付く』ということからよりいい人生になっていくと思います。そして、どんどん進んでいくことも大切。迷ったら進んでいくことで、より良い人生になると思います。頑張って下さい」とエール。古川さんも、「僕が大切だと思っていることは、自分から行動することだと思っています。これからいろいろと流されちゃう瞬間もあると思うんですけれども、自分から積極的に行動して、自分の目標に向かって頑張って下さい」と言葉を贈り、桐山さんは「学生時代の友だちって、いくつになっても友だちだし、仲間だし、卒業してバラバラになっていくけど、ここで出会った友だちは大切にしてほしいと思います。親や先生が言ったから、その道に進むんじゃなく、自分が何をしたいか、何を思うからこの道に進むのかを大切にしてほしいと思います」と熱い想いを伝えていた。ほかにも、福士さんからの「この3人と一緒に写真でも撮りますか」という提案で、3人とジャンケンをして最後まで勝ち抜いた1人と写真を撮ったり、約400名の卒業生をバックにフォトセッションを行ったりと、学生には驚きと喜びでいっぱいのイベントに。最後には福士さんが「みなさんはこの映画の広報係です。みんなでこの映画を広めるために、頑張ってほしいと思います。そして、明日卒業するということで、今日やった練習を忘れずに、良い明日を迎えてください。卒業おめでとうございます」と締めくくった。『曇天に笑う』は3月21日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:曇天に笑う 2018年3月21日より全国にて公開©︎映画『曇天に笑う』製作委員会 ©︎唐々煙/マックガーデン
2018年03月01日《突然のことではありましたが、私は2月21日の深夜 千葉への車中で覚悟はできていました。病室で対面した時 大杉に“しばしのさようなら”をしなければいけない現実に立ちつくしました》 2月23日にコメントを発表した大杉弘美さん(64)。弘美さんは、2月21日に急性心不全で逝去した大杉漣さん(享年66)の所属事務所『ZACCO』の代表取締役であり、45年もの歳月をともにした妻である。出会ったときは大杉さんが21歳、弘美さんが19歳。なれそめについて彼は、本誌のインタビューで語っている。 《自由劇場の養成所に通う女優さんだったんですけどね。デートなんて何もないですよ。(でも関係ができた後に)少しずつ好きになっていくという過程がやっぱりあるんですよね》(’00年8月15日号) 当時は音楽関係のアルバイトをしていたという彼が、劇団『転形劇場』に入ったのが22歳のとき。だが弘美さんは、それと入れ違いに女優への道をあきらめたという。4畳半のアパートで長年同棲生活を続けたが、ある日、大杉さんには相談もなく弘美さんが入籍してしまった。 《同棲というか、グダグダ過ごしている時期が9年ぐらいあったのですが、その時、彼女は妊娠していました。それで、妊娠して子供が生まれるというので、ある日、家に帰ったら「籍入れたから」と、言われたんです。今でも忘れないですけどね。「それってサ、合意のもと?」と思いましたけどね》(本誌’00年8月15日号) ちなみに弘美さんが入籍を“無断で”決意したのは、区役所から出産一時金をもらい生まれてくる子供との新生活に備えるためだったという。だが大杉さんはそのうちの5万円を「スーツを買いたいから」と言って持ち出し、パチンコでスッてしまったという……。 そんなことが続き、いつしか弘美さんにはまったく頭が上がらなくなっていった大杉さん。バラエティ番組では夫婦関係についてこんな風に表現している。 「(夫婦喧嘩になったときは)しばし沈黙があったら、僕のほうが『ごめんな』って言ってます」 ドラマ、舞台、映画、あらゆる場所で無数の名演を見せてきた大杉さんは、家庭でも妻を主役に立てる“名脇役”だったようだ。自宅は東京都内にあり、近所の住民たちはしばしば大杉さんの気さくさや夫婦の仲睦まじさを目撃している。 「うちの庭の水道が壊れてしまったとき、大杉さんの奥さんが『あら、どうしたの?』と伝ってくれてね。うまくいかなかったので奥さんが『ちょっと待ってて。いま家に大杉がいるから呼んでくるね』と。大杉さんが水道を見て『(部品の)サイズが合ってないんだよ。よし、ちょっと買ってくるから待っててね』と、そのまま自転車で部品を買いに行ってくれたんです。有名な俳優さんなのに、本当に気さくで優しい人でした」(近所の住人) 60歳を過ぎてからの大杉さんの夢は「サッカー観戦をしながら夫婦でヨーロッパを回ること」だったという。その夢は叶えられなかったが、演じぬき、そして妻を愛しぬいた生涯だった。
2018年02月28日2月25日、北野武(71)が審査委員長を務める「第27回東京スポーツ映画大賞」授賞式が開催された。21日に亡くなった大杉漣さん(享年66)は「アウトレイジ 最終章」で助演男優賞を受賞した。 北野は大杉さんをはじめ同作に出演した4人の俳優を助演男優賞に選び、「映画を支えている人たち。本当にすごい役者さん」と労いの言葉をかけた。さらに「漣さんは、今日はいらっしゃらないけど……」と大杉さんにも触れ、バイプレイヤーの偉大さを改めて語った。 「主演ではないけれどみなさんすごい。このメンバーのお陰で主役が生きた。みなさん素晴らしくてありがたかった」 大杉さんは16年3月、スポーツ紙のインタビューに“バイプレイヤー魂”を語っている。 「極悪人だろうが、オカマちゃんだろうが、『蜜のあわれ』の金魚を擬人化して愛してしまう老作家だろうが、仕事のオファーを頂いて、『やります』っていう自分を、実は愛おしいと思っています」 同インタビューで、大杉さんはどんな役柄でも「喜んで演じる」と語っていた。99年に公開された映画「オーディション」で、体が不自由な年齢不詳の男を演じたときのこと。体に汚しのメークをして撮影を待ち、暗くて寒い倉庫に何時間も待たされた大杉さん。やっと監督に出番を告げられたものの、“麻袋の中にうずくまって”呻くだけの役だった。それでも大杉さんは笑って回想した。 「(観たひとに)『あれ大杉さんでしょ』と言われて、うれしかった」 大杉さんにとって最後の出演作となり、“バイプレイヤー”という言葉を広めたドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」(テレビ東京)は当初の予定通り、残りの2話を放送することが23日決定した。遺族や共演者らの理解が得られ、何よりファンからの要望が多く寄せられたためという。 大杉さんの“バイプレイヤー魂”を最後まで見届けたい。
2018年02月26日女優の杏が25日、東京・八重洲ブックセンター本店で行われたJ-WAVE『BOOK BAR』(毎週土曜 22:00~22:54)の書籍発売記念公開収録イベントに、大倉眞一郎とともに登場した。J-WAVE『BOOK BAR』の書籍発売記念公開収録イベントに登場した杏、大倉眞一郎(左から)2008年に番組がスタートしてから10年間、同番組のナビゲーターを務めている杏と大倉眞一郎。彼女たちが番組内で紹介してきた1,000冊以上の作品の中から、50冊を厳選してまとめた 『BOOK BAR お好みの本、あります。』(1,500円税抜き 新潮社刊)が2月27日に発売される。この日は同書の発売を記念した公開収録が行われ、リスナー60人の前で杏と大倉が登場。同番組の歩みやオススメの本についてなどを語った。収録後には報道陣向けの会見が行われ、同番組としては初めての公開収録に杏は「10年間ラジオをやってきましたが、こうしてイベントをするのは初めてでした。リスナーの皆さんとお会いする機会も初めてですごく楽しかったし、もうちょっと話したかったと思うぐらい楽しい時間となりました」と笑顔を見せた。同番組から生まれた書籍『BOOK BAR お好みの本、あります。』については「最近は"活字離れ"という言葉も聞かれますが、やっぱり本って読んだら損は絶対にないと思います。この本を読めば、どんな方でも1冊は必ず引っ掛かるものがあると思いますので、まずは読んでいただいて本との出会いを紡いでいただけたらと思います」とアピールした。第3子出産後初めて公の場に登場した杏。「今は紙を持っていると破られちゃうので、破られないものを混ぜていかないと読書のペースが保てません。色々と工夫が必要ですね。どうしても親が持っているモノを1回は手に持ってみたいという感じがあるみたいです」と母親の顔を見せた。また、2016年に公開された初めての主演映画『オケ老人!』で、共演した左とん平さんが24日、心不全で死去。「まだ実感がないです」と信じられないようで、「すごく可愛がってくださって、映画の中では皆さんと和気あいあいとさせていただきました。リラックスしたムードを作っていただきましたね」と在りし日の思い出話も。また、日本テレビ系『花咲舞が黙ってない』で親子役として共演した大杉漣さんの話題となり、「報道で知りました。一回親子役をやるとえも言われぬ親しみがあるので、まだ受け入れられないですね」と衝撃を隠しきれない様子だった。
2018年02月26日女優の長澤まさみが、ビートたけしが審査委員長を務める「第27回東京スポーツ映画大賞」で主演女優賞を受賞し25日、都内ホテルで行われた授賞式に出席した。『散歩する侵略者』で受賞した長澤。たけしから「長澤さんは、はじめはアイドルっぽくなかった? 今は演技ばっかり言われて女優の演技を評価されているけど、最初のころはタレントみたいな感じだったよね」と変化を指摘されると、「そうですね。変わってきたなと思うところはある気がします」と話した。そして、「このたびは本当に素敵な賞をいただき光栄です。ありがとうございます」と感謝し、「まだまだはじめの頃と変わらないなと思う反面、やらなくちゃという思いでやってきているところがある。自信を持って私がやったんだと言えるようになる日がくるのかわかりませんけど、とにかく過去を振り返らず、前に進むことを続けていけたらなと思います」と力強く語った。「第27回東京スポーツ映画大賞」受賞者作品賞:『アウトレイジ 最終章』監督賞:北野武監督(『アウトレイジ 最終章』)主演男優賞:西田敏行、塩見三省(アウトレイジ 最終章』)主演女優賞:長澤まさみ(『散歩する侵略者』)助演男優賞:大杉漣、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、金田時男(『アウトレイジ 最終章』)助演女優賞:広瀬すず、斉藤由貴(『三度目の殺人』)新人賞:金田時男(『アウトレイジ 最終章』)外国作品賞:『ラ・ラ・ランド』「第18回ビートたけしのエンターテイメント賞」受賞者日本芸能大賞:明石家さんま、綾小路きみまろ、島田洋七日本芸能賞:ブルゾンちえみ、かまいたち、とろサーモン、ゆりやんレトリィバァ特別賞:葉加瀬太郎功労賞:小室哲哉、葛西紀明話題賞:元横綱日馬富士&貴ノ岩、豊田真由子元衆院議員、元SMAPの稲垣吾郎・香取慎吾、草なぎ剛
2018年02月26日女優の広瀬すずが、ビートたけしが審査委員長を務める「第27回東京スポーツ映画大賞」で助演女優賞を受賞し25日、都内ホテルで行われた授賞式に出席した。広瀬すず『三度目の殺人』で受賞した広瀬は、美背中や胸元をあらわにしたドレスで登場。同映画賞での受賞は今回で3度目となり、司会のガダルカナル・タカが「この映画祭の常連っていうことになってしまいますが大丈夫ですか?」と心配するも、広瀬は「力不足だなと思うことがあるなかでこの賞をいただけてすごく励みになります。また作品の少しでも力になれるように頑張ります。ありがとうございます」と感謝した。斉藤由貴も助演女優賞を受賞したが、スケジュールの都合で欠席し、是枝裕和監督が代理で出席。たけしは、表彰状を読み上げる際に「あなたの不倫のあげく、パンツをかぶって・・・」などと斉藤の不倫報道をいじり倒し、ステージに立っていた広瀬はどういう表情をしていいのかわからないという様子でその暴走ぶりを見ていた。「第27回東京スポーツ映画大賞」受賞者作品賞:『アウトレイジ 最終章』監督賞:北野武監督(『アウトレイジ 最終章』)主演男優賞:西田敏行、塩見三省(アウトレイジ 最終章』)主演女優賞:長澤まさみ(『散歩する侵略者』)助演男優賞:大杉漣、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、金田時男(『アウトレイジ 最終章』)助演女優賞:広瀬すず、斉藤由貴(『三度目の殺人』)新人賞:金田時男(『アウトレイジ 最終章』)外国作品賞:『ラ・ラ・ランド』「第18回ビートたけしのエンターテイメント賞」受賞者日本芸能大賞:明石家さんま、綾小路きみまろ、島田洋七日本芸能賞:ブルゾンちえみ、かまいたち、とろサーモン、ゆりやんレトリィバァ特別賞:葉加瀬太郎功労賞:小室哲哉、葛西紀明話題賞:元横綱日馬富士&貴ノ岩、豊田真由子元衆院議員、元SMAPの稲垣吾郎・香取慎吾、草なぎ剛
2018年02月26日俳優の松重豊が、ビートたけしが審査委員長を務める「第27回東京スポーツ映画大賞」で助演男優賞を受賞し25日、都内ホテルで行われた授賞式に出席。21日に急性心不全のため66歳で急死した俳優の大杉漣さんを悼んだ。今年の助演男優賞は、北野武監督作品『アウトレイジ 最終章』に出演した大杉漣さん、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、金田時男の5人。たけしは「みなさんすごい。どうせならみんな表彰しちゃおうって。みんな本当にすばらしくてありがたかった」と5人の演技を称え、「漣さんは今日は残念ながらいらっしゃらないけど」と残念がった。テレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』でも大杉さんと共演しており、大杉さんの最期を看取った松重は「僕が映画デビューしたときに大杉漣さんに映画の楽しさを教えていただき、北野映画に僕も出演することができて、『こんな晴れやかな場所に一緒に立てるんですね』という喜びをつい4日前に千葉の海で話した」と大杉さんとの会話を明かした。そして、「本当に残念ですけど、湿っぽいことは嫌いな漣さんなので、前を向いていきたい」と話し、「こういう機会をいただき、ありがとうございます」と感謝。「漣さん、これからも日本の映画を、僕たちを見守ってください」と天国の大杉さんに向かってメッセージを送った。大森は「この賞を大杉漣さんと一緒にとれたことを誇りにして生きていこうと思います」と語り、ピエール瀧は「いただきました!」と天に向けてトロフィーを掲げた。『アウトレイジ 最終章』で主演男優賞を受賞した西田敏行と塩見三省も大杉さんを追悼。西田は「戦友を失いました。とっても辛いですけど、あんなに突然いってしまうというのは大杉漣さんらしいなと思っています。人間の死は寿命だと思うようにしないと納得できないので寿命なんだと思います」などと語り、塩見は「大杉! 俺はこんな体になったけど、もうちょっとやってみるよ。ありがとう」と呼びかけた。
2018年02月26日北野武(71)が2月24日、自身が司会を務める「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)に生出演。「キタノ映画」を支えた大杉漣さん(享年66)の“早すぎる死”について初めて口を開いた。 番組では、大杉さんの特集を組んだ。冒頭では、昨年10月に「ぴったんこカン・カン」(同局)で北野と大杉さんが共演した模様を放映。北野が「浅草キッド」を歌う横で大杉さんがギターを伴奏する様子が流れると、北野は何度も目頭を押さえた。 北野が大杉さんの訃報を受けたのは「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)の収録を終えた直後だったという。 「マネージャーが『大杉漣さんがお亡くなりになりました』って俺に言うのよ。『お亡くなりになりました』はわかる。『誰が(亡くなったのか)?』。大杉漣さんはこれほど知っているのに、真っ白でわからないの。『誰?大杉漣さん?』って言ってるの」 北野は、93年に公開された映画「ソナチネ」に大杉さんを起用した経緯についても明かした。オーディションに遅れてきた大杉さんを数秒見ただけで採用した北野。「勘なんだけど、この人を使うべきだと思った」と当時の心境を語った。そして撮影が始まると、ヤクザ役の大杉さんの演技に魅了されたという。 「『全部アドリブでやって』とお願いしたら、自分でセリフを作っちゃって。それがうまくて延々やれるの」 「HANA-BI」を始め10本もの映画に大杉さんを起用した。北野は「どんな役でもやってくれた」と感謝したが、悔しそうな顔も見せた。 「いくら監督だと威張っていても、役者が支えてくれているものだとよく分かったけど、だけど早いよね」 大杉さんが最後に出演した映画も“キタノ映画”である「アウトレイジ 最終章」。北野は大杉さんの同作での役柄と、役者人生に思いを馳せた。 「申し訳ないけど死ぬ役なんだよね。すごい変な言い方だけど、俺が生かして俺が殺したみたいな妙な気になって。悲しいけど、申し訳ないなって思ってさ……」 Twitterでは北野の、大杉さんへの思いに胸を打たれた視聴者からの声が上がっている。 ≪北野武さんの大杉漣さんに対する涙に打たれてしまったな≫≪北野監督「見抜いた」「見出した」というよりは「惚れた」という感じなんですね≫≪“名匠”北野武さんと“名優”大杉漣さんの間に生まれた友情……ひしひしと伝わって来る≫ 最後まで、北野は大杉さんの死を受け入れられない様子だった。 「(今ごろ)何してるんだろう…」
2018年02月25日お笑いタレントの明石家さんまが、25日に放送されたMBSラジオの番組『ヤングタウン土曜日』(毎週土曜22:00~)で、21日に急性心不全のため66歳で急死した俳優の大杉漣さんとの思い出を語った。さんまは「漣さんが突然亡くなられたんで、俺もかなりショックを受けている」と吐露。「バラエティ番組でしか共演したことないんですけど、サッカー番組で」と共演を振り返り、大杉さんのサッカークラブ「鰯クラブ」についてチーム名の意味を聞いたら「鰯は弱いけど味がある」と説明されたと話した。そして、「突然のことで、どういうコメントをしていいかわかんないくらいショックです」とまだ受け止められていない様子。「みんなに優しくて嫌いな人はいなかったなー。役者さんにもモテたしね。男の役者にも。そういう人でしたよ」と人柄を伝え、「ご冥福をお祈りいたします」と偲んだ。
2018年02月25日2月21日未明に66歳で急逝した俳優の大杉漣さん。亡くなる直前の19日、NHK総合「NHKスペシャル メルトダウンFile07 AI徹底分析 原発事故全記録(仮)」(3月17日放送)の収録に臨んでいたことを各スポーツ紙が報じた。 同番組は2011年3月の東日本大震災で発生した東京電力福島第一原子力発電所事故を独自取材し、専門家による科学的検証を重ねてきたシリーズの第7弾。大杉さんは11年12月に第1弾が放送されたシリーズ第1弾からレギュラーとして出演中。当時の現場の状況を再現したドラマで、13年7月に亡くなった同所の吉田昌郎所長役を演じている。 「このシリーズは大杉さんにとってライフワークのような作品だったんです。多忙ななかでも出演を快諾してくださったのですが、出演を決めた背景には写真家のご長男の活動が大きく影響を与えたようです」(NHK関係者) 大杉さんの長男は、訃報を受け報道陣に対応した写真家の大杉隼平さん(35)。東日本大震災後、全国で写真展を開催。被災地の惨状を伝えるとともに、その後も復興支援活動を盛んに行ってきた。 11年6月に写真展を開催した際のインタビューによると準備期間が短く大変だったというが、父・漣さんが写真用の額を手作りで制作してくれたと明かしていた。 大杉さんが同シリーズ出演を決断した背景には、親子の深い絆があったようだ。
2018年02月23日元AKB48で女優の渡辺麻友が23日、東京・乃木坂の国立新美術館で行われた「プレミアムフライデー」PRイベントに出席。21日に急性心不全のため66歳で亡くなった俳優・大杉漣さんへの思いを語った。渡辺麻友渡辺は「2回共演させていただいた。一度目はAKB48のドラマで、私が生徒役で大杉さんが先生の役で2人でお芝居するシーンがたくさんあったんですけど、すごく親切にしてくださった」と、2013年の日本テレビ系ドラマ『So long!』での共演を回顧。そして、「私が涙を流すシーンで、まだ演技も慣れてなくてなかなか泣くというお芝居ができなくて、『まゆゆのペースで大丈夫だからね』ってすごく優しくしてくださった。なんて優しい方なんだろうと思った」と大杉さんとのやりとりを明かした。また、「そのあと、CMでも共演させていただいて、そのときも『まゆゆ久しぶり』って声をかけてくださって、本当に親切にしていただいた」とCM共演時のエピソードも語り、「言葉にならない・・・悲しい気持ちでいっぱいです」と胸中と吐露した。
2018年02月23日2月21日、急性心不全で亡くなった大杉漣さん(享年66)。大杉さんが亡くなった当日、大杉さんが出演するドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(テレビ東京系)の公式サイトで“バイプレイヤーズ一同”からのコメントが掲載された。 「余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。『バイプレイヤーズ』という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません」 亡くなる前日、同ドラマの収録に参加していた大杉さん。午後9時ごろまで撮影を行い、後に“バイプレイヤーズ”らと食事をとった。その後ホテルの自室に戻り、激しい腹痛を訴えたという。大杉さんを介抱し、タクシーで病院まで連れて行ったのは松重豊(55)だった。 2人の出会いは、92年に公開された松重の映画デビュー作。それから30年近い付き合いだという。松重は大杉さんのチャレンジ精神を見ならい俳優人生を歩んできたと今月5日、スポーツ紙の紙上にて明かしている。 「27歳の時、僕は大杉さんの背中を見て、映像の中で生きる俳優の在り方を学びました」 そんな後輩について大杉さんも「いいライバルというんじゃいないですけど刺激しあえる」と08年、テレビ出演した際に語っている。 「お酒なんかも最後まできちっと付き合ってくれて。なんか最後の別れの時までその瞬間までちゃんといてくれるやつ。本当にいいやつなんですよ」 松重の俳優人生を、大杉さんは天国から見守ってくれることだろう。
2018年02月23日俳優で武道家の藤岡弘、が23日放送のTBS系情報番組『ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)にVTR出演し、21日に亡くなった俳優・大杉漣さんへの思いを語った。2016年公開の映画『仮面ライダー1号』で大杉さんと共演した藤岡は、21日に訃報を聞き、「たまらなかったですね。一晩中寝られなかったですね」と悲痛な思いを明かした。同映画で大杉さんは、藤岡演じる本郷猛/仮面ライダー1号と戦う地獄大使役として出演。番組では、戦いに敗れそうになった地獄大使が「待て本郷、俺と戦ってくれ」と呼び止め、本郷猛が「体をいたわれ地獄大使」と返すと、「待て、頼む。待ってくれ本郷」と叫ぶシーンが紹介された。藤岡は「お互い見つめながら、『俺と戦ってくれ』と言った切ない哀願と『体をいたわれ地獄大使』と言ったあのシーンのあの言葉は、私の中でも一生忘れることができない」とそのシーンを振り返り、「いやーつらいね、つらい。あまりにも早すぎるね。この映像界にとっての大きな損失ですね。映画界にとっても」と早すぎる死を惜しんだ。また、「非常にきさくでね。あの強面の顔とは裏腹に、本当に人間くさい、心優しい温かい心の、とても深い方でしたね」と語り、「スタッフに差し入れでお芋をいただいて、みんなで焼いて食べた。非常に思いやりのある方で本当に楽しい撮影でした」と大杉さんの人柄が伝わるエピソードを語った。
2018年02月23日お笑い芸人のブルゾンちえみが22日、自身のインスタグラムとツイッターを更新し、21日に急性心不全のため急死した俳優の大杉漣さんへの思いをつづった。ブルゾンちえみのインスタグラムより日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』の人気コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!」で大杉さんと共演していたブルゾン。インスタグラムでは、大杉さんと渡辺直美との3ショットをアップし、「会ったり、お話ししたり、いつ、突然できなくなるかわからないんだな、と実感しました」とつづり、「大杉さん、いつも、優しくしてくださって本当に、ありがとうございます」と感謝の思いを記した。また、ツイッターでは、大杉さんとwith Bことブリリアンとの4ショットを公開し、「大杉さんのニュースに、驚きしかなく、現実のような気がしません」と心境を告白。「ぐるナイのコーナーに初めて参加させて頂いた時から、新参者の私たちに、いつも、いつも、優しく声をかけてくださっていました」と振り返り、「嘘のような気持ちですが大杉さん、本当に、本当に、ありがとうございます直接お伝えしたかったです」と悼んだ。
2018年02月23日お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、22日深夜に放送されたニッポン放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜深夜1:00~)に出演し、日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』で共演しながら、今月21日に急逝した大杉漣さんを悼んだ。この日の放送は、いつも通りの雰囲気でトークしていた岡村だったが、番組のエンディングで「皆さんご存知やと思いますけど、大杉漣がさん亡くなりまして、本当に突然のことでしたので、ホンマに信じられないような気持ちなんですけど」と切り出した。続けて、「気をすごいつかわれる方でしたし、今日も僕がしんみり放送なんかしてたら『そんなのちょっとやめてよ~』って言わはるような方でしたので、最後の最後になってしまったんですけど、本当に天国でちょっとゆっくりしていただきたいなという思いです」と、エンディングで大杉さんのことを語ることになった真意を説明。自身は芸人同士として、大杉さんは役者と監督して接するビートたけし(北野武)の話題になることが多かったといい、「僕がたけしさんの書いた(小説)『アナログ』にサインもらってたんです』って話をしたら、『僕もサインもらおうかな』と言って、次の週にすごくうれしそうに『岡村くん、僕もサインもらったんだよ』って言って」と、エピソードを振り返った。そして、「映画の話とかもしていただいて、ぼくらみたいな若い人間でも同じように目線下げていただいて、気をつかっていただいて、本当にありがたかったなと思います。最後になりましたけど、本当に心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。大杉さんは、『ぐるナイ』の看板コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!」に、昨年1月からレギュラーメンバーとして出演。22日は、大杉さん最後の参加となった「ゴチ」が放送され、大杉さんが最下位で16万5200円を自腹で支払うという結果だった。
2018年02月23日歌手で女優の知英(24)が22日、インスタグラムを通じ、前日に亡くなった俳優・大杉漣さん(享年66)への思いをつづった。知英は大杉さんとのツーショット写真をアップし、「今でも信じられません…」とショックを隠しきれない様子。1月27日に最終回を迎えた主演ドラマ『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』(東海テレビ・フジテレビ系)で共演したばかりだった。「誰よりも温かく広い心で見守って下さいました」とつづる通り、写真の大杉さんは柔和な笑みを浮かべている。2人は愛猫家としても知られ、「ドラマの撮影合間で野菜を買って来てスタッフの皆さんと私の為に漬物を作ってくださったり、ネコの話で盛り上がったり、韓国の作品の話だったり」と在りし日の面影を偲ぶ。大杉さんへのメッセージを、「沢山の思い出ありがとうございます。大杉さん、優しい方、会いたいです。本当に感謝しています」と結ぶ知英。ファンからは、共感や悲しみの声が寄せられている。JIYOUNG✖️JYさん(@kkangjji_)がシェアした投稿 - 2月 21, 2018 at 8:04午後 PST
2018年02月22日俳優の大杉漣さん(享年66)が2月21日に急性心不全で急逝したことを受け、日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』のコーナー「グルメチキンレースゴチになります!」共演者から追悼のメッセージが届いている。 同番組のコーナーに2017年からレギュラーメンバーとして出演していた大杉さん。ナインティナインと渡辺直美(30)は、所属事務所を通じて連名で追悼のコメントを発表した。 ナインティナインは「突然の事で正直まだ受け止められていません。まだ信じられませんが…本当に残念です」とコメントし、「ぐるナイでの大杉さんの包み込む優しさ、沢山の気遣いに感謝しかありません。本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」と感謝の気持ちを伝えた。 また大杉さんとともに昨年1月よりレギュラー出演している渡辺直美は「私みたいな若手芸人にも気さくにいつもお話ししてくださったり、あだ名で呼び合おうと緊張する私たちに提案してくださったり、とても優しい大先輩でした」とエピソードを明かし、「突然の事で正直まだ受け止められていません。ご一緒にお仕事出来て光栄です」とコメントした。 約2年間、同番組で共演していたTOKIOの国分太一(43)は22日に自身がMCを務めるTBS系情報番組『ビビット』に出演。「いまだちょっと信じられないですね」としたうえで、「元気なあの笑顔が忘れられないので、本当かな?と今も思ってしまいますね」と驚きを隠しきれない様子で語った。 そんな今夜放送の『ぐるぐるナインティナイン』2時間スペシャルは予定通り放送。突然の訃報にTwitterでは「大杉漣さん亡くなってめちゃくちゃ悲しい」「大杉漣さんの訃報を思い出しては落ち込むだけの一日だった」「大杉漣さん急死か。 素敵な人で普通に好きな俳優さんだった あまりに急でショックがでかい」「大杉漣さんの御冥福を心よりお祈り致します。本当に残念でなりません…」などコメントが相次いでいる。
2018年02月22日2月22日は猫の日だが、その前日急性心不全で亡くなった大杉漣さん(享年66)は大の猫好きだった。 猫の日を記念したドラマ「猫とコワモテ2(にゃん)」に主演する田中要次(54)は、大杉さんとよく猫の話をしたという。22日に同ドラマの取材に応じた田中は、大杉さんの話を振られると「翌日なのであれですが、すみません」と言葉に詰まった。 「トラちゃん(大杉さんの愛猫)のことを話したり、先週もお会いしたばかりだったので……」 同じく“猫好き”である石田ゆり子(48)も22日、自身のインスタグラムで大杉さんを偲んだ。 「蓮さんがトラちゃんを家族に迎え入れてすぐの頃ドラマの撮影で久々にご一緒し子猫のトラちゃんの可愛さにメロメロな溶けそうな笑顔を見せていた蓮さん(原文ママ)」 そして、「心の整理がつきません」と心境を吐露した。 大杉さんはもともと犬派だったが、2008年に公開された映画「ネコナデ」に出演することで猫の魅力に開眼したそうだ。同作の撮影をするうちに“共演者”のメス猫“トラ”に情が移ってしまったと昨年3月、スポーツ紙のインタビューで明かしている。 「クランクアップのとき、トラが僕の顔をじっと見るんですよ。そうしたらね、涙がポロポロ出てきちゃって…。『この子を譲ってください』と、動物プロダクションの方と家族に頼み込んだんです」 公式ブログ「大杉漣の風トラ便り」では、トラに夢中な様子を頻繁に投稿していた大杉さん。6日に受けた“猫好き”ぶりを語るインタビューの見出しは、「人生に寄り添う相棒。生まれ変わっても、一緒に」だ。そして、猫との“これから”についても話していた。 「なんでもない時間に幸せを感じながら、これからも寅子とともに生きていきたいです」 18日に投稿された、最後の「風トラ便り」にも大杉さんとトラの日常が記されている。トラが大杉さんを見上げる様子を撮り、「こんな顔でぼくを見ますご飯にして欲しいのだと思いますわかったよ!」と綴られていた。
2018年02月22日2月21日に急性心不全で亡くなった大杉漣さん(66)。大杉さんといえば、北野武(71)が監督を務める「キタノ映画」の常連だった。 初めてのタッグは93年の映画「ソナチネ」。同作のオーディションはわずか2秒だったという。というのも、大杉さんがオーディションの時間を1時間間違えてしまったためだ。しかし「使ってみないとわからない」と思い、北野は起用に踏み切る。 09年のインタビューで、当時を回想した北野。大杉さんのキャスティングは「成功だった」と明かしている。 「最初はそんなに出番もなかったんですけど、撮ってるうちに『この人いいな』って思って、『漣さん、悪いけど、もうちょっと出て』って言って」 あまり現場では多く言葉を交わすことはなかったというが、北野は大杉さんのことを高く評価していた。キタノ映画は一発撮りが基本。緊張感もあり、リアリティが出る。そういったシチュエーションのなかでも大杉さんにはほとんどNGがないと昨年10月のインタビューで、北野は語っている。 「キレイにセリフが言えなくても、そういう芝居に見える。実際に人がしゃべるとき、全部はっきりした言葉で、きっちり話すことなんてないし」 どんな姿であっても樣になる、大杉さんのその独特の存在感に北野は惹かれていたようだ。 しかし大杉さんの存在感に“光を当てた”のは北野だった。大杉さんは亡くなる直前、22日のインタビューで「ソナチネ」当時を回想している。同作は脚本もなく、ただ「突っ立ってて」と言われただけ。「何もせずただそこにいることは難しい」と痛感したようだが、過去にいた劇団ではそういった「沈黙」での表現を鍛えられていた。 「若い日の経験を映画で生かせた。役者としての今後に明かりが見えました」 訃報を受けた北野の様子を東国原英夫(60)は「全ての動きが止まっていた」とTwitterで表現している。その心痛は、計り知れない。
2018年02月22日昨日2月21日に66歳で亡くなった俳優・大杉漣さんがレギュラー出演していた「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」において、本日22日は変わらず放送することが明らかになった。今年1月より、「Sexy Zone」中島健人と女優・橋本環奈を新メンバーに迎え、「ゴチ19」がスタートしている本番組。大杉さんは、2017年スタートの「ゴチ18」から渡辺直美と共にレギュラー参戦した。今夜の放送は「ゴチにクビメンバー大集合SP」と題し、過去レギュラーだった出川哲朗と船越英一郎、さらにあの女優&俳優が参戦し、いまが旬の最高級和食バトルで自腹奪還を目指す!もし1位なら過去の自腹総額300万超を一括返金だが…?「ぐるぐるナインティナイン」は2月22日(木)19時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年02月22日元AKB48で女優の川栄李奈が22日、東京・日本青年館ホールで行われた舞台『東京03 FROLIC A HOLIC 2018「何が格好いいのか、まだ分からない。」』の公開ゲネプロ後に取材に応じ、21日に急性心不全のため急死した俳優の大杉漣さんへの思いを語った。川栄李奈川栄は、初主演映画『恋のしずく』(今秋公開)で大杉漣さんと共演。突然の訃報に「びっくりしました。去年、映画で初めてご一緒させていただいて、まだ映画が完成していないので、初日を一緒に迎えたかったという気持ちが大きい」と打ち明け、「初主演ですごく緊張もしていたし、不安だったんですけど、優しく話しかけていただいて、本当に温かい方だった」と話した。22~25日まで同所で上演される同公演は、お笑いトリオ・東京03とお笑い作家・オークラによる"悪ふざけ公演"。約3年ぶりの上演となる今回は、おぎやはぎ、浜野謙太、ジェントル久保田らレギュラー出演者陣に加え、22日はドランクドラゴンの塚地武雅と川栄李奈、23日はバナナマンとももいろクローバーZの玉井詩織、24日はバカリズムと千葉雄大、25日はアンタッチャブルの山崎弘也と飯豊まりえがゲスト出演する。
2018年02月22日俳優の大杉漣さんが、2月21日未明に66歳で急逝した。その夜は、出演中の「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(テレビ東京系)の放送日。ドラマは遺族や事務所、キャスト陣の意向もあり予定通りに放送された。いつも通りに竹原ピストルの歌に見送られるエンディング時、「大杉漣さんが、本日急逝されました。心よりご冥福をお祈りします。」との追悼テロップが流れ、「まだ信じられない」「涙が止まらない」「『バイプレイヤーズ』のネタっていって…」と改めて悲しみの声が上がっていた。報道によれば、大杉さんが体調不良を訴えたのは本ドラマの撮影後の食事中。松重豊に付き添われながら病院に向かい、そのまま21日午前3時53分、松重さんや遠藤憲一、田口トモロヲ、光石研ら共演者や、テレビ関係者、家族に見守られながら旅立ったという。大作からインディペンデント、学生の自主製作映画まで数多くの作品に出演し、「300の顔を持つ男」と呼ばれてあらゆる役柄をこなしてきた名バイプレーヤーの人生は、“名バイプレーヤー・大杉漣”その人を演じている最中に幕を下ろした。『ソナチネ』で注目され、北野武作品の常連に大杉さんは1951年9月27日生まれ、徳島県出身。1974年から88年まで、“沈黙劇”で知られる「転形劇場」で活動しながら、78年にピンク映画『呪縛いけにえ』で映画デビュー。その後もピンク映画やVシネマなどへ出演を続けていたが鳴かず飛ばずで、北野武監督作品『ソナチネ』(93)にオーディションで出演が決まった際には、撮影を終えたら俳優をやめるつもりだったという。しかし、その『ソナチネ』の暴力団幹部役は注目を浴び、以後『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『監督・ばんざい!』ほか、昨年は『アウトレイジ 最終章』にも出演、北野監督作品の常連となった。タレントの東国原英夫は21日夜、Twitterで「大杉漣さん急死の報が飛び込んで来た。(中略)師匠も全ての動きが止まっていた」とコメント、突然の訃報を聞いたビートたけしの様子を綴っていた。「300の顔を持つ」多彩な演技で魅了映画では『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』『ゼブラーマン』などの三池崇史監督作をはじめ、黒沢清監督『LOFT ロフト』、塚本晋也監督『悪夢探偵』、園子温監督『エクステ』、SABU監督『ポストマン・ブルース』、崔洋一監督『犬、走る DOG RACE』など、日本映画界が誇る監督の作品に多数出演。また、藤岡弘、が主演を務めた『仮面ライダー1号』(16)では、『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』に続いて、地獄大使を喜々として演じる姿も印象的だった。2016年には名優チェ・ミンシクと共演した韓国映画『隻眼の虎』も日本公開されるなど、海外作品にも意欲的に出演し、『蜜のあわれ』では“金魚”二階堂ふみと妖艶な世界を創りあげていたことも記憶に新しい。テレビでは、連続ドラマはもちろんのこと、「土曜ワイド劇場」などのサスペンスものに出演多数、「世にも奇妙な物語」ではシリーズ最多出演者であったという。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や大河ドラマ「義経」ほか、「相棒」シリーズなど国民的ドラマともいえる作品には、必ずその顔があった。北野作品での強面ヤクザやタクシー運転手から、警視庁幹部や公安、生真面目なサラリーマン、気の弱いお父さん、狂気に満ちたサイコなキャラクターまで、演じてきた役柄は数知れず。大杉さんは真の意味であらゆる役柄をこなせる、屈指の名優であった。まさに、“バイプレイヤーズ”たちのトップを走り続けたリーダー、その人だった。親しみあふれる人柄。愛猫家・サッカー好きの一面もその一方、近年は「バイプレイヤーズ」をはじめ、旅バラエティ「大杉漣の漣ぽっ」、「ぐるぐるナインティナイン」の食コーナー「ゴチになります」レギュラー出演などで披露される、大杉さんの温かい人柄、飾らないお茶目な一面、そしてストイックな芝居への姿勢などもファンから愛された。出身地・徳島ヴォルティスの熱心なサポーターであり、無類のサッカー好きとしても有名。そして、2月18日までアップされていたブログには、大杉さんの愛猫・トラちゃん、愛犬・風ちゃんにデレデレな様子も。トラちゃんこと寅子は、大杉さん演じるリストラを断行する厳しい人事部長が子猫をこっそり始める物語『劇場版 ネコナデ』(08)で共演したスコティッシュ・フォールドを、撮影後に自ら引き取り、家族として迎え入れたのだ。最近では、記録的大ヒットとなった『シン・ゴジラ』での内閣総理大臣・大河内清次役がハマリ役だった大杉さん。ゴジラの上陸にアタフタ、右往左往しながらも、記者会見ではビシッと決め(?)、その日和見で不甲斐のない、でも憎めないキャラは“実際いそうな”政治家の姿そのものだった。21日放送の「バイプレイヤーズ」3話のシークレットゲストは、奇しくも『シン・ゴジラ』で大河内首相の後を引き継いだ臨時代理、農水省大臣・里見祐介役の平泉成だったことにもTwitterでは多くのファンが沸いていた。日本中から愛されながら、演じることに捧げたその人生のラストを“大杉漣”役で締めくくったことは役者冥利につきると、もしかしたらご本人も天国で思われているかもしれない。心よりご冥福をお祈りいたします。(text:cinemacafe.net)
2018年02月22日俳優・大杉漣さんが2月21日、急性心不全で亡くなった。66歳だった。 名バイプレイヤーとして、数多くの作品で存在感を示してきた大杉さん。44年にわたる俳優人生の始まりは劇団「転形劇場」だった。 特殊なメソッドの舞台をやる劇団で、セリフなしに演じる<沈黙劇>は世間で高く評価されていた。 その後、Vシネマやピンク映画などへ活躍の場を広げていく。98年、北野監督『HANA-BI』、崔 洋一監督『犬、走る DOG RACE』で助演男優賞を受賞。一躍注目を集めた。 この会見で、記者から「これで下積みが終わりますね」と声をかけられたという大杉さん。このときのエピソードを、女性自身2014年6月17日号のインタビューで次のように語っていた。 「言わずにはいられなかった。『僕自身、今までやってきたことを、下積みと思ったことは一度もありません。僕は、そのときに、それがやりたかったんです。だから僕は、一生、下積みます!』って。その気持ちは、今でも変わりません。何が上で、何がしたという感覚が、僕にはないんです。脚本が面白いと思えば、どんな現場にも駆けつけたい。60歳を過ぎても、いい意味でのフットワークというか、さまよえる精神というものを、自分の中につねに持っていたい」 フットワーク軽く、硬軟さまざまな役を自在に演じ分けていた。大杉さんは<現場>に抱く思いをこう語っている。 「基本的に自分の考え方とか見方というものは、現場というフィルターを通すことによって感じたものの影響が大きかったと思います。そういう意味で、自分は<現場者>で、現場は僕がいちばんいたい場所ですし、さらに言えば『現場が僕の生きる場所』。その気持ちは今でも変わりません」 その言葉通り、亡くなった前日にもドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』(テレビ東京系)の撮影に臨んでいたという。 共演していた遠藤憲一(56)、田口トモロヲ(60)、松重豊(55)、光石研(56)の4人は以下のようにコメントを寄せている。 「最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います。お疲れ様でした。どうか、安らかにお休みください」
2018年02月22日女優の橋本環奈が21日、自身のTwitterで、俳優・大杉漣さんの急死を悔やんだ。橋本環奈橋本は「大杉漣さん、本当にお世話になりました。突然の事でびっくりしています。いつも優しく温かく接して下さる漣さんに会えないと思うと、本当に寂しいです。心からの感謝と共にご冥福をお祈りします」と、早すぎる死を悔やんだ。橋本は、日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』の看板コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!」に、ともにレギュラーメンバーとして出演。大杉さんは昨年からメンバーだったが、橋本は今年加わったばかりで、短い期間の共演となった。
2018年02月21日俳優の大杉漣さんが21日、急性心不全のため66歳で死去したことを受け、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が同日、自身のツイッターを更新。大杉さんが出演した映画『HANA-BI』『ソナチネ』で監督を務めたビートたけしの様子について「師匠も全ての動きが止まっていた」とつづった。ビートたけし東国原は「大杉漣さん急死の報が飛び込んで来た。本当に吃驚である」と驚きを隠せない様子。そして、「丁度、TVタックルの収録が終わったばかりで、師匠も全ての動きが止まっていた」とたけしの様子を明かし、「詳細はまだ分からないが、ご冥福をお祈り申し上げたいと思う」と追悼した。大杉さんの訃報は、所属事務所が公式サイトで発表。21日午前3時53分に亡くなったとのこと。本人、家族の意向により、葬儀は親族のみで執り行うという。
2018年02月21日俳優の大杉漣さんが21日、急性心不全のため急死したことがわかった。同日、所属事務所の公式サイトで発表された。66歳だった。大杉漣さん公式サイトによると、2月21日午前3時53分に亡くなったとのこと。本人、家族の意向により、葬儀は親族のみで執り行うという。大杉さんは、今月18日にはいつも通りブログを更新。愛猫の写真をアップして「トラこんな顔でぼくを見ますご飯にして欲しいのだと思いますわかったよ!」とつづっていた。突然の訃報に、SNS上では「嫌だ嫌だいっぱい大杉さんの演技いっぱい見たかったのに」「大好きな俳優さんでした。本当に悲しい」「大杉漣さんの件、まだ信じられない」「涙が止まらんよ...」「え!?大杉漣さん、嘘、信じたくない」「大杉漣さん悲しすぎる…嘘だと言ってくれ」などと悲しみの声が広がっている。
2018年02月21日2018年2月21日、俳優の大杉漣が急死したことが分かった。放送中の「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」公式サイトでは、遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研らバイプレイヤーズ一同から「お悔やみの言葉」が掲載。また「放送に関するお知らせ」と題して本日分の同作は予定通り放送することを発表した。1951年9月27日生まれ、66歳でこの世を去った大杉さん。1970年代に劇団活動を始め、長く下積み時代を経て北野武監督による『ソナチネ』『HANA-BI』をはじめ数多くの映画作品に出演。NHK大河ドラマ、NHK連続テレビ小説、2時間ドラマ、Vシネマ、インディーズ、ドキュメンタリーのナレーション、CMなど多岐に渡り活躍。「ぐるぐるナインティナイン」ではレギュラー出演も果たし、その人柄でバラエティー番組でも人気を博した。近年では『アウトレイジ』や『シン・ゴジラ』の総理大臣役、ドラマ「バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」などで高い知名度を誇った。今回の訃報を受け、放送中だったドラマ「バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は公式サイトにてコメントを発表。「現在、テレビ東京にて放送中のドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』にご出演頂いておりました俳優・大杉漣さんが、本日、急性心不全のため急逝されました。心よりお悔やみ申し上げます」。今後の放送については「『バイプレイヤーズ』本日2月21日(第3話)につきましては、ご遺族、事務所、キャストの皆様のご意向もあり、予定通り放送いたします。2月28日(第4話)、3月7日(第5話・最終回)の放送については現在検討中です」と明かした。また遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研の出演者連名で「余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。『バイプレイヤーズ』という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません。 しかし最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います。お疲れ様でした。どうか、安らかにお休みください。漣さん、ありがとうございました。」(原文まま)と、彼の死を悼んだ。さらに、フジテレビ系ドラマ「世にも奇妙な物語」公式Twitterでもコメントが上げられた。SNS上では多くのファンや芸能界からも悲しみの声が続々と上がっている。(text:cinemacafe.net)
2018年02月21日吉高由里子が主演を務める、阿川佐和子原作のドラマ「正義のセ」。この度、本作に安田顕、三浦翔平、生瀬勝久、広瀬アリスらが出演することが明らかに。また出演が決定した俳優陣からコメントも到着した。本作は、吉高さん演じる仕事も恋もあきらめない駆け出し検事・竹村凜々子が、周りを巻き込みながらも、まっすぐに事件に取り組み、検事として、そして女性として成長していく姿を描く、痛快お仕事ドラマ。■豪華キャスト陣、続々発表!!そして今回、本作に登場する豪華俳優陣が一挙発表!横浜地方検察庁 港南支部のメンバーには、主人公とバディを組む検察事務官・相原勉役で「TEAM NACS」の安田顕。他人にも自分にも厳しく、凜々子に何かと厳しく当たる先輩検事・大塚仁志役に、昨年放送された「僕たちがやりました」での演技が話題となった三浦翔平。同じく検事で明るい性格の関西人、徳永太一役に「ドランクドラゴン」塚地武雅。大塚の担当検察事務官・木村秀樹役に、「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」など舞台を中心活動する平埜生成。部下からの人望が厚い支部長・梅宮譲役に、「バイプレイヤーズ」シリーズの大杉漣が決定。また、竹村家にも豪華なキャストが決定。凜々子両親、父・浩市と母・芳子役を、生瀬勝久と宮崎美子。実家の豆腐屋を手伝っている凜々子の妹・温子役を広瀬アリスが演じる。■主演・吉高由里子と初共演に期待の声も!コメント到着吉高さんとは初共演だと言う安田さんは、「検察事務官として主人公に淡々と接する中で、特に面白いことをしていないところの面白味が醸し出せたらと思っております。凜々子に翻弄されつつ、正義と向き合っていく過程を、心地よい緊張感とともに、楽しんでいきます」と意気込み、同じく吉高さんとは初共演となる広瀬さんは「とてもふんわりした空気感を持ってる印象が強いです。学生の頃からテレビで観ていた憧れの方なので、いまからとても緊張しています」と吉高さんの印象を明かし、「家族団欒のシーンが多くなると思うので、ナチュラルに楽しくわちゃわちゃした家族になれるよう、また姉妹揃って愛されるように温子を演じたいと思います!」とコメント。一方、吉高さんが初めて連続ドラマにレギュラー出演したときに共演したと言う生瀬さんは、「とんでもなくワクワクしたのを覚えています。この子は、これからきっと日本のドラマ界を牽引していく女優さんになるだろうと思いました。久しぶりの共演です。楽しみ」と当時をふり返る。また吉高さんとは同い年だが、今回が初共演となる三浦さんは、「どんな凜々子を見られるか楽しみ」と話し、「吉高さん、安田さん、塚地さん、そして港南支部の皆さんと共にいいバランスを作りたいと思います」と語っている。「正義のセ」は4月期より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年02月17日今年も“おじさん”は、絶好調! 2月から始まったドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系列)を見ていると、なんだかほっこりした気持ちになります。 昨年人気を博した本ドラマは、名脇役と呼ばれる遠藤憲一さん(56)、大杉漣さん(66)、田口トモロヲさん(60)、寺島進さん(54)、松重豊さん(55)、光石研さん(56)の6人が集まり、ただ“わちゃわちゃする”ドラマです。2月からの放送では、寺島さんをのぞく5名が無人島に集結。またしても“わちゃわちゃ”がスタートし、全国に不思議な癒しを与えています。 昨年から目にするおじさんブームは、このドラマがすべての要因ではありません。では今なぜ、ブームが起きているのでしょう。それと同時に世の一般おじさんたちは、気をつけなくてはいけません。それは「おじさんブームは、ただおじさんが愛されているわけではない」からです。この矛盾した仕組みを勘違いすると、もれなく下心全開の“残念おじさん”になってしまうと思うのです。 ■2017年のおじさんブームは『バイプレイヤーズ』だけにあらず バイプレイヤーズが注目された理由。その1つは従来のドラマとしての設定としてはあまり見ない斬新な企画であり、かつキャラの濃いおじさんたちが“わちゃわちゃ”する可愛さと面白さが高いクオリティで描かれていた点です。しかし世のおじさんブームは、彼らだけが牽引していたものではありません。実は17年には、さまざまなメディアでおじさんブームが巻き起こっていました。 たとえばグルメサイト『東京カレンダー』での人気連載『港区おじさん』が始まったのも17年3月ですし、5月にはITおじさんが若い女子に送る独特な文面を模した『おじさんLINEごっこ』なる遊びが流行りました。 またマンガ作品でも『このマンガがすごい!2016』(オトコ編)で入賞した、女子高校生が冴えないおじさんに恋をする『恋は雨上がりのように』(眉月じゅん作)や、妻に先立たれたおじさんとペットショップでの売れ残り猫との出会いをほっこり描いた『おじさんと猫』(桜井海作)が人気を博しました。 また芸能界でも天然おじさんの代表である出川哲朗さん(53)が、ここへきて人気再上昇。過去には「抱かれたくない男」の代名詞として名を馳せた男は、50代になってからモテ期を引き寄せたことになります。 ■おじさんブームは癒し系需要の波に乗れただけ? 一体なぜ、こんなにもおじさんという存在が今愛されているのか。そこには、1つのブームの衰退と関連があるように思います。 それは10年から人気に火がついた「ゆるキャラ」ブームです。ゆるキャラはもともとみうらじゅん氏(60)が提唱したもので、次の「ゆるキャラ三カ条」なる条件もきめられた由緒正しき(?)キャラクターです。 ・郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。・立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。・愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせていること。 ゆるキャラの登竜門である「ゆるキャラグランプリ」の条件をこれに加えると、「ゆるキャラで地域・社会・日本を元気にできる存在」であることが大切のようです。 過去には「ひこにゃん」「くまモン」「バリィさん」などなど、スターキャラが多く誕生したこのイベント。しかし、気づけばブームも一段落。得票数こそまだまだ勢いがあるようですが、登録キャラクター数は15年の1727体をピークに、16年1421体、17年1157体と減少を続けています。 その理由はゆるキャラの経済効果への疑問などがあるようですが、このブームと入れ替わるようにおじさんという存在への需要が高まっていると思うのです。 そもそもゆるキャラの1番の魅力は、ゆるゆるとした癒しの要素がはじまりでした。現在愛されるおじさんたちに共通していることは「おじさんなのに可愛い」という、ある種の意外性からくる癒しです。 とすると「今人気のおじさん」という存在は、ただおじさんであることに価値があるとか見た目がカッコイイから価値があるのではないということになります。それぞれが性格にあった“癒し”の要素を全面に打ち出したおじさんだからこそ、人々から愛されているのかもしれません。 ■今の時代にモテるおじさんは「下心がないからモテる」という矛盾 一般おじさんである世の普通の中年男性は、『バイプレイヤーズ』で盛り上がる女子を見て「ああいうおじさんが好きなのか」と思う人もいることでしょう。たしかにおじさん好きな女性は一定数存在します。実際モテるおじさんにもいくつかパターンはあるのですが、今のこの時代にモテるおじさんは残念ながら癒し要素をもった“キャラクターっぽいおじさん”です。 ですがそんな彼らもそうじゃないおじさんも、ブームに乗っかって下心を出したら最後。それはもう現代女性が求めるおじさんではないという矛盾が待ち受けています。 ああ悲しい、おじさんブーム。 ちなみにこれより前のオヤジブームといえば、07年の「ちょいワルおやじ」が思い出されます。この頃は、オシャレでセクシーで遊びのわかる“ギラギラ系オヤジ”がブームになりました。約10年たった今、今度は癒しオヤジのブームがきている。そう考えると、世の中イマイチ元気がないように思えるのは筆者だけでしょうか。 とはいえ『バイプレイヤーズ』を見ると「そんなリアクション、嘘だーッ!」と突っ込みつつも、ついムフフと口元が緩み最後まで視聴してしまう。それは、やっぱりおじさんの魅力にとりつかれているからかもしれません。 【参考】
2018年02月11日業界内視聴率30%ともささやかれた深夜ドラマ「バイプレイヤーズ」の新作「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」の第1話試写会・記者会見が2月5日(月)、テレビ東京にて行われ、出演する遠藤憲一、大杉漣、松重豊、光石研が本作のオープニング映像と同じ黒スーツ姿で出席した。「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は、日本の映画やドラマに欠かせない名バイプレイヤーたちが本人役で挑む、ゆるシブコメディ。バイプレイヤーズは、テレビ東京がスタートさせる朝の連続テレビ小説「しまっこさん」で共演することになる。撮影に向かうも、なぜかロケ地を間違い無人島に漂流してしまう。「萌え」の声に困惑顔前作で描かれたバイプレイヤーズのシェアハウスの様子には、視聴者から「萌え」の声も上がったが、当人たちは困惑顔。松重さんは、「聞くところによると、どうも若い女性とかが僕たちおじさんたちに萌えるって…。それぞれチャーミングなところは当然あると思うんですけど、“萌える”って言葉を使うこと自体に抵抗がある(笑)」と赤裸々に告白。しかし、本作のオープニング撮影中では、「地元の人たちが何でかキャーキャー言ってて、『俺たち、嵐に間違えられた』って言ってた(笑)」と松重さんがうれしそうに話し、「俺はニノかな、って」とそれぞれがワイワイ言い合い、息の合った「萌え」の様子を見せていた。バイプレイヤーズのグループでは“誤送信”が頻発!?以前は遠藤さんがガラケーだったそうだが、本作の撮影時よりスマホになったため、「バイプレイヤーズグループLINE」を作って交流を楽しんでいると明かしたキャスト陣。やり取りの内容について、大杉さんが「本当に何でもないお知らせがくるんですよ。“風邪ひいてないか?”とか」と最初はゆるく話していたが、「おじさんたち」ならではの間違いLINEが頻発している事実が発覚。遠藤さんが、「光石さんから紅葉の写真が送られてきたから、一応“キレイ”って送ったら、翌日“今帰りました、女房と一杯やっています”ときたの。光石さん、送り先を間違えていた(笑)」という密告をすると、大杉さんも「間違ったのは光石さんだけではなく、松重さんもとんでもない間違えのLINEをしていて…!」と記者会見ならぬ、暴露大会も始まっていた。「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinamacafe.net)
2018年02月05日