国の天然記念物に指定されている、秋田県原産の大型犬『秋田犬』。秋田県大館市にある『秋田犬会館』には、秋田犬の歴史など詳しい資料が展示された博物館と保存会の事務所が併設されています。時折この場所には、秋田犬の子犬が遊びに来ることもあるとのこと。『秋田犬会館』が秋田犬の写真をTwitterに投稿し、話題になっています。2022年10月19日に公開されたのは、子犬の寝落ち写真。職員が思わず言葉を失ってしまったという、愛らしすぎる寝姿が、こちらです。尊すぎて言葉を失う職員たち pic.twitter.com/qnLog66ePn — あきほ@秋田犬会館 (@akitainuho) October 19, 2022 ぬいぐるみが落ちているみたい…!たくさん遊んで『電池切れ』してしまったのか、子犬は寝そべった状態ですやすやと眠っています。モフモフの毛とちょこんとした脚やしっぽがなんともいえず、かわいいですね!正面から撮った子犬の写真もご覧ください。おてて pic.twitter.com/ZdF60u2N7b — あきほ@秋田犬会館 (@akitainuho) October 19, 2022 白い前脚に顔をうずめて、気持ちよさそう…。寝顔もまさに天使ですね!ネット上には、職員と同様に語彙力を奪われ、言葉にならない声を上げる人が相次ぎました。・はぅぅ!これは無言で悶えてしまいます!・ひゃあ!かわいいが落ちている!モコモコのルームシューズみたい。・くっ!なんだこれは…癒しでしかない。・あわわわ!尊すぎます!この床になりたいです。キュートな子犬の寝落ち写真は、画面を通して多くの人のハートを打ち抜きました![文・構成/grape編集部]
2022年10月21日京セラ株式会社のグループ会社である京セラドキュメントソリューションズ株式会社(社長:安藤 博教)は、6月4日(土)に開催された大阪市旭区にある淀川の城北ワンド※の保全活動に参加しましたのでお知らせします。当日は、大阪工業大学、大阪産業大学や、周辺の企業、市民など総勢30名を超える参加者が、城北ワンドの清掃活動や外来魚の駆除を行いました。この保全活動は、毎年4月~11月の期間に月2回、大阪平野を貫流する淀川に生息する国の天然記念物イタセンパラの生息地である淀川の自然の再生を目的に、淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク「イタセンネット」が主催し実施しています。本年度から、当社の社員からボランティアを募り参加しました。今回の活動に参加したメンバーは河原の遊歩道の清掃を行うとともに、イタセンパラの稚魚を傷つけないように水際から離れた位置で網引きをし、外来種の駆除を行うなど淀川の生物多様性保全に貢献いたしました。活動の最後には、採取したブルーギルなどの外来種やナマズやオイカワなどの在来種の紹介を行い、城北ワンドの生態系への理解を深めました。なお、在来種については活動後、リリースしました。今後も当社は月1回の予定で本活動に参加してまいります。保全活動に参加した当社のボランティアメンバー清掃活動の様子生物の多様性がもたらすさまざまな恵みにより、私たちのいのちや暮らしは支えられています。これからも持続的にこれらの恵みを享受するためには、私たちの事業活動において生物多様性に与える影響を調査し、それらの負の原因を取り除いていかなければなりません。当社は「共に生きる(LIVING TOGETHER)」を全ての企業活動の基本におき、2012年より生物多様性保全活動を環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management System)の活動の一つとして取り組んでいます。今後も生物多様性保全への取り組み継続してまいります。※淀川ではかつて航路維持のために護岸から本流に突き出した構造物(水制工)が建設されたが、それがもとになってできた池のような地形。本流とはいつもつながっているものや水が増えたときだけつながるものがある。「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(イタセンネット)」淀川の生物多様性を目指して市民、専門家、行政機関が連携して2011年に発足して以来、外来種の駆除や清掃活動などの生態系の保全再生活動を淀川の城北、庭窪のワンド群で定期的に行っている。その他、シンポジウムなどの参加、開催などの情報の共有・発信活動などを続けている。淀川では2013年秋にイタセンパラの放流が行われたが、翌年から稚魚の成長が確認され野生復帰が進むとともに在来魚種も増加している。現在、40以上の企業、市民団体、大学・高校・研究組織、行政機関がこの活動に参加している。※ ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月30日青森県八戸市では、蕪島が天然記念物に指定されてから100周年を記念して、2022年6月18日に記念シンポジウムを開催いたします。青森県八戸市鮫町にある陸続きの小さな島「蕪島」。地元の人々に昔から愛され続ける蕪島は、「ウミネコの繁殖地」として国の天然記念物に指定されています。暖かい時期になると、人々だけでなく、たくさんのウミネコで賑わう様子は蕪島名物。約1.8ha余りの蕪島が約3万羽のウミネコで埋め尽くされます。2022年は、蕪島が天然記念物に指定されてから100周年という記念すべき年です。記念ポストの設置やシンポジウムの開催など、100周年記念イベントで八戸市はお祝いムード一色。そんな、人々にもウミネコにも愛される蕪島はどんなところなのか。読むと訪れてみたくなること間違いなし。蕪島の魅力を紹介します。蕪島【糞に当たると会運証明書!?蕪島にそびえたつ蕪嶋神社】蕪島の頂上まで伸びる長い階段を上ると、「蕪嶋神社」が姿を現します。2015年に火災による消失という悲劇に見舞われましたが、多くの人々からの支援により2019年に復活を遂げました。蕪嶋神社のある蕪島の斜面はウミネコの繁殖地となっており、6月頃になると、愛らしいひな鳥の姿を間近に見ることができる国内でも珍しい場所です。蕪嶋神社ウミネコとひな鳥ウミネコの家ともいえる蕪嶋神社では、一風変わった証明書を発行しています。蕪島を飛び交うウミネコに糞をかけられた人への『会運証明書』です。糞を避けるための傘貸し出しも行っていますが、万が一、糞に当たってしまった強運の持ち主は記念に発行してもらうのも一興です。会運証明書(表)会運証明書(裏)※傘の貸出について貸出場所:蕪嶋神社鳥居付近料金 :無料※「会運証明書」について期間 :通年 午前9時から午後4時まで場所 :蕪嶋神社社務所条件 :ウミネコの糞に当った方(傘に当った場合は含みません)料金 :無料発行方法:社務所にお申し出ください。【海水浴にバーベキュー!夏は蕪島海水浴場へ!】■蕪島海水浴場夏になると蕪島海水浴場はたくさんの海水浴客でにぎわいます。シャワー完備のトイレやお弁当を広げられるデッキも設置されており、気軽に海水浴を楽しむことができます。蕪島海水浴場横に設置されたデッキ■蕪島プロムナード公園蕪島海水浴場に隣接する蕪島プロムナード公園には、バーベキュー用のデッキやトイレ、水飲み場等が設置されています。海と蕪島を一望できる絶好の場所でバーベキューを堪能することができます。蕪島プロムナード公園【遊びや観光のひと休みに...蕪島周辺施設を紹介!】■蕪島休憩所蕪島の目の前にある蕪島休憩所は、蕪島の四季や歴史、ウミネコ、蕪島周辺の見所、みちのく潮風トレイル等の展示を行っており、蕪島について学べる場所として多くの人々が足を運んでいます。螺旋階段上の天窓や自然観察スペースの小窓などは、蕪島を中からじっくり観察できるスポットです。蕪島休憩所■蕪島物産販売施設「かぶーにゃ」海水浴やバーベキューを楽しんだ後は、お土産購入はいかがでしょうか。2020年5月にオープンした蕪島物産販売施設「かぶーにゃ」では、缶詰やお菓子、グッズ、地元野菜などの特産品を販売しています。鯖ご飯や浜鍋、そばなどの飲食メニュー(店内飲食可)や、名物の藻塩ソフトクリームなどの八戸のグルメを味わうこともできます。かぶーにゃ 外観かぶーにゃ 店内【2022年は蕪島ウミネコ繁殖地指定100周年!】八戸市では、蕪島ウミネコ繁殖地の天然記念物指定100周年を記念した各種事業を実施しており、6月18日には「ウミネコと蕪島」をテーマにしたシンポジウムを開催します。■記念シンポジウム・開催日時 : 2022年6月18日(土)12時30分~16時20分(開場12時)・参加費 : 無料(要予約:先着100名)・参加予約 : 電話(平日8時15分~17時)またはWeb申込(リンク先: )・開催場所 : 八戸市水産科学館マリエント5階展望ホール・所在地 : 青森県八戸市大字鮫町字下松苗場14-33・お問い合わせ: 八戸市教育委員会 社会教育課電話 0178-43-9465メール 八戸市公式HPお問い合わせフォーム(リンク先: )【おんでやんせ蕪島!】紹介したスポットは蕪島のほんの一部で、他にもたくさんの魅力にあふれ、多くの人々に愛され続けている場所です。この夏は八戸を訪れ、ひと夏の楽しい思い出を蕪島で作ってみてはいかがでしょうか?蕪島とウミネコ【施設概要】下記施設に車でお越しの際は蕪島駐車場を御利用ください。■蕪島(蕪嶋神社)所在地 :青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2アクセス:自動車 八戸駅から30分、八戸自動車道八戸ICから25分鉄道 JR八戸線鮫駅から徒歩15分バス 種差海岸遊覧バスうみねこ号「蕪島海浜公園」下車■蕪島海水浴場所在地 :蕪島(蕪嶋神社) 横営業時間:7月中旬~8月下旬頃※詳細は八戸市公式HPをご確認ください。(リンク先: )■蕪島休憩所所在地 :蕪島(蕪嶋神社) 前営業時間:(4月から11月まで)午前9時から午後5時まで(12月から3月まで)午前9時から午後4時まで休館日 :12月29日から1月3日まで■蕪島プロムナード公園所在地 :青森県八戸市大字鮫町字下松苗場営業時間:通年※バーベキューについて・利用時間:(4月から11月まで)午前9時から午後5時まで(12月から3月まで)午前9時から午後4時まで・利用料金:無料・注意事項:VISIT HACHINOHEの専用ページをご確認ください。(リンク先: )■蕪島物産販売施設「かぶーにゃ」所在地 :青森県八戸市大字鮫町字鮫86番地1営業時間 :(4月から11月まで)午前9時から午後5時まで(12月から3月まで)午前9時から午後4時まで定休日 :毎週火曜日(10月から3月)、12月29日~1月3日お問い合わせ:0178-38-5228■八戸市水産科学館マリエント所在地 : 青森県八戸市大字鮫町字下松苗場14-33開館時間 : (9月から6月まで)午前9時から午後5時まで(7月から8月まで)午前9時から午後6時まで休館日 : 年中無休お問い合わせ: 0178-33-7800駐車場 : バス7台、乗用車80台公式HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月23日ブレーカーが落ちるなど、さまざまな被害が発生するため厄介な落雷。時には偶然の産物で、観光地を普段は見られない光景に変えてしまうこともあるようです。山口大学の洞穴研究会(@yamadaidouketsu)は、Twitterに1本の動画を投稿。落雷被害の結果が話題となり、瞬く間に拡散されました。山口県美祢市にある秋吉台国定公園には、特別天然記念物の大鍾乳洞『秋芳洞(あきよしどう)』があります。ある日、研究会が秋芳洞を訪れると、白色のライトが落雷の影響で壊れていて…。観光洞窟として有名な秋芳洞。いつもは白の照明ですが、落雷の影響で照明が壊れ、なんだかライブ会場のような雰囲気に… pic.twitter.com/x7kSAqgopV — 山口大学洞穴研究会 (@yamadaidouketsu) September 13, 2021 赤や青など、カラフルに点滅する照明。訪れた人の気分を上げるために、あえて設定したのかと思えるほど派手なライトアップですね!動画には「こういう演出じゃないの!?」という声のほか、さまざまなコメントが寄せられました。・鍾乳洞フェスが始まった。・フロアを湧かせようぜ!・音響がよく響きそう。誰かDJを呼んで!・バブリーな鍾乳洞ですね。お立ち台がありそう。・鍾乳洞内にある、マリア観音も踊り出しそうだね。照明が修理されたら、もう現地では見られない光景。ですが、いつまでも動画で残り続けることでしょう。2021年9月15日現在、秋芳洞の観光コースは、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染予防対策を取りながら営業中とのこと。ですが、緊急事態宣言が発令中の2021年8月30日~9月26日の期間中は、新規団体予約や県外からの客の利用は自粛をお願いしています。秋芳洞に興味を持った人は、行きたい想いをぐっとこらえ、コロナウイルスの流行が落ち着いてから予定を立てるといいでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年09月15日映画『望み』(10月9日公開)舞台挨拶中継付き完成披露試写会が27日、都内で行われ、主演の堤真一、共演の石田ゆり子、岡田健史、メガホンをとった堤幸彦監督が登壇した。本作は、累計発行部数20万部超えの同名サスペンス小説を堤監督にとって映画化。一級建築士の石川一登(堤)は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美(石田)や子供たちと幸せな毎日を送っていた。その日常は、ある日突然一変する。高校生の息子(岡田)が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か? 豪華キャスト陣による、刺激的でサスペンスフルな演技合戦にも期待が高まる作品となっている。初めて台本を読んだ際の心境を聞かれた堤は「いいお話ではあるけど、とにかく難しいと思ったので、最初はお断りしようと思ったんです」と打ち明けて堤監督を驚かせ、「現場に入ってからは、発している言葉と体の状態のズレが大きい役だったので、バランスが崩れやすくて本当に辛かったです」と回顧。そのため、撮影以外は楽しく過ごそうと思い、たくさん雑談をしたそうで、石田は「撮影以外の堤さんはずっと薪ストーブがいかに素晴らしいかという話をされていていました」と明かし、「私、薪ストーブが今ほしいです」と笑顔混じりで語った。また、今回、夫婦役を演じた堤と石田は、もし本当の夫婦だったらお互いに望むことはあるか尋ねられると、堤は「何にもないです」と言いつつも、「多分、1日に2、3回は面白いことをやってくれると思うので、それだけは期待しています。ちょっとトンチンカンなところがあるので」とニヤリ。これに石田は「何にもないなんて嘘です。私、よく撮影中に堤さんに『本当に手順を覚えない人だね』って言われ続けていたので、ちゃんとやってくれって内心思っていると思います」と勘ぐると、堤は「作業をしながらセリフを言うときに、(テストを)何回かやっても1から覚えていないんですよ。こんな人いるんだなって。天然記念物みたい人です」とコメント。石田は「私、そういうのを覚える能力がなくて、自分でもヤバいなって思うくらい忘れてしまうんですよね…。洗濯物をたたみながら喋るシーンがあるんですけど、あのシーンは大変でしたね…」と反省した。さらに、もし堤が父親だった場合、どんなことをしてほしいか質問された岡田が「これから寒くなっていくので、薪ストーブで満遍なく家を温めてほしいです」と答えると、堤は「本当に温まるのよ! ビザも作ってあげるから」とテンションを上げ、堤監督から「そんなに火力あるんですか?」と尋ねられると、堤は「すごいっすよ! 薪なんですけど暖炉とは違うんです。薪ストーブは(熱を)対流させて、火が燃えていくんだけど、もう1回燃焼させるみたいな…」と興奮気味に語り出し、周りから制止されていた。
2020年09月28日こだわりのアップルブランデー株式会社サンクゼールは、長野県飯綱町のりんごを使ったホワイトブランデー「いいづなアップルブランデー2019 Blanch ふじ&高坂りんご」を、2019年10月26日(土)より発売します。きっかけは産業発展プロジェクトサンクゼールは2017年より、飯綱町の産業発展を目指した取り組みとして、飯綱町で収穫されたりんごを使ったブランデーづくりに取り組んできました。今回はその第3弾商品。飯綱町産のふじりんごと、天然記念物の和りんご「高坂りんご」を蒸留したアップルブランデーが完成しました。高坂りんごは独特の方向と渋みが特徴。この高坂りんごと合わせることで、ふじりんごだけでは出せない深みを出すことに成功しました。アレンジを楽しもうジューシーなりんごの味わいと香りがギュッと濃縮されたブランデーは、ストレート、水割り、ロックで飲むのはもちろんのこと、コーヒーや紅茶にプラスしたり、お菓子の材料に使ったりと様々なアレンジを楽しめます。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社サンクゼールのプレスリリース※サンクゼール公式サイト
2019年10月22日森の中で遊ぶためのリュックに入った7つ道具自然の中で、快適に過ごしながらアウトドアならではの体験もいろいろと出来るのが「星のや富士」。まず、到着して渡されるリュックに入った森の7つ道具、部屋の外にはレインブーツ、中には防寒具などアウトドアで楽しむためのギアがいろいろ用意されています。森の7つ道具の中身は、オリジナルのウォーターボトル、クッション、ダウンブランケット、双眼鏡、ヘッドランプ、エリアマップに森のビスコッティというおやつ。双眼鏡は、バードウォッチング用。客室であるキャビンのキーホルダーが、バードコールという呼び子笛になっていて、それで呼んだ鳥達を探すことができます。リゾート周辺でもアクティビティがいろいろ湖に森に、自然に恵まれた「星のや富士」の周辺でもさまざまなアクティビティが楽しめます。すぐ近くの河口湖で早朝のカヌー、富士山麓の広大な森で乗馬、国の天然記念物でもある青木ヶ原樹海のネイチャーツアーなど。山麓乗馬では、場内レッスンの後、緑の小径を馬に乗って進み、雄大な景色を眺めながら、馬との一体感を楽しめます。恵まれた自然の中だからこそできるアクティビティの数々を満喫することができます。スポット情報スポット名:星のや富士住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408電話番号:0570-073-066(星のや総合予約)
2016年07月15日みなさんは、「オカヤドカリ」って知っていますか?オカヤドカリは飼育が認められている天然記念物で、「海から幸せを運んでくる」といわれている生き物なんです。のっそりとした動きをみていると、とってもいされますよ。■オカヤドカリってどんな生き物?オカヤドカリは、名前の通り海岸近くの陸で生活するヤドカリです。「ヤドカリなんか飼って楽しいの?」と思うなかれ! そのしぐさや動きはとってもかわいらしいのです。愛嬌(あいきょう)がある目と、どこかマヌケなその表情に、いつの間にか夢中になっちゃいます。オカヤドカリがひとり暮らしに向いている3つの理由を紹介します。■オカヤドカリのいいところ・雑食性でなんでも食べる!冷蔵庫のなかにある余った野菜や魚はもちろん、ご飯やパンなどの炭水化物、クッキーやビスケットのようなお菓子だって食べてくれるんです。そのため、ペット専用のご飯を買ってくる手間をかけなくても大丈夫。自分と同じものを食べてくれるなんて、なんだか愛着がわきますね。・鳴かない!当たり前ですが、オカヤドカリは鳴きません。アパート暮らしでもご近所に迷惑をかけることは、全くありません。・とっても安い!オカヤドカリは、高い個体でも¥1,000~2,000くらいで買えちゃいます。猫や犬などが数万円~数十万円もすることを思うと、すごくお財布に優しいです。■飼うために必要なものそれでは、オカヤドカリを飼うために必要なものを用意しましょう。・水槽オカヤドカリが生活する空間です。運動ができるようになるべく大きなものを用意してあげてください。脱走を防ぐためと湿度管理がしやすいため、フタがついているものがベスト。ただし、空気が入れ替わらないような密閉したものはやめましょう。・ヒーターオカヤドカリはもともと、温かい地域で生活している生物。そのため寒さはNG。冬場は水槽内を温めてあげましょう。・しき砂水槽の底には砂をしいてあげます。サンゴ砂が一般的です。寒暖をさけるためや、自分の身を隠すために砂のなかに潜ります。・水飲み場オカヤドカリは陸上で生活しますが、水分補給のため水飲み場は必要です。水はできるだけ毎日取り換えましょう。オカヤドカリはけっこう力持ちなので、ひっくり返されたりしないように重さのあるものがベストです。・エサオカヤドカリ専用フードも売られていますが、雑食性なので基本的にはどんなものでも食べます。ただし、塩味や辛みのあるものはあたえないようにしましょう。・貝殻成長するので、成長にあわせた大きさの貝殻が必要となります。貝殻はペットショップや通信販売などでも購入できます。オカヤドカリが選べるように、さまざまなサイズの貝殻を用意してあげましょう。・ガジュマルの木や流木オカヤドカリは木登りが大好き。特にガジュマルの木は大のお気にいり。遊び場にもなるし、隠れ家にもなるので、ぜひ用意してあげましょう。オカヤドカリが「飼ってみたくなった!」という方は、ぜひペットショップやアクアリウム専門店に足を運んでみてください。きっと、あなたの生活をもっと豊かなものにしてくれますよ。
2016年02月13日日本料理「小熊(こぐま)」(東京都中央区銀座)は2月1日より、国の天然記念物に指定されている「見島牛(みしまうし)」を使用したメニューの提供を開始する。○入手困難な"幻の牛肉"を、肉本来の旨みを堪能できる焼き物で「見島牛」は、山口県萩市の見島で飼育されてきた西洋種の影響を受けていない日本在来牛。現存する日本在来牛は、ほかには鹿児島県のトカラ列島北端の「口之島牛(くちのしまうし)」だけで、「見島牛」は日本最古の在来牛となる。日本海の離島の厳しい自然環境の中で、古くから農耕用の役用牛として飼われており、エネルギーを筋肉中に蓄える性質を高めてきたという。それにより、色濃い赤身部分に鮮やかなサシの入った天然の霜降り肉となる。また、黒毛和種の魅力である良質な肉質は、「見島牛」のような在来種から受け継がれたものともされている。「見島牛」は1928年(昭和3年)には国の天然記念物に指定された。もともと体が小さく食用肉があまりとれない上に、天然記念物に指定されたことで出荷数も制限されており、昨年に食用として出荷されたのはわずか2~3頭のみ。非常に希少で入手困難な正に"幻の牛肉"となっている。また今回、「見島牛」とオランダ原産の"乳牛の女王"「ホルスタイン」のそれぞれの長所を生かした交配種、山口県萩市の特産品「見蘭牛」も提供する。「見島牛」「見蘭牛」ともに、繊細な肉本来の味わいと自然のコクがダイレクトに伝わる炭火焼で提供。肉の表面をやけどさせないよう、ゆっくりじっくりと火を通していく。それにより、内側までしっかり火は通っているのに、しっとりジューシーな食感に仕上がっている。味付けはシンプルに、胡椒とバリ島の塩のみで、これまでに味わったことのない、肉そのものの持つ奥深い旨みを楽しめるとのこと。さらに同店には、ワインソムリエと日本酒利酒師が常駐しており、「見島牛」「見蘭牛」に合わせた酒を紹介する。ワインは、アメリカ・カリフォルニアのナパヴァレーの「Dominus(ドミナス)」。酸味と渋味が絶妙なバランスのフルボディで、ブラックチェリーなどのエレガントな果実味が肉と相性抜群。日本酒は、「風の森ALPHA TYPE4(アルファータイプ4)」がおすすめ。微発泡感がありながら、口当たりはやさしく、爽やかなバニラ系の香りが肉の味を引き立てるという。同店のコース価格(税別・夜のみサービス料10%)は、昼・1万円(前日までに要予約)。夜・葵2万2,000円、雅3万円(希望相談可)。「見島牛」「見蘭牛」は特別料金となり、予約時にオーダーする。なお、提供できる数量に限りがあるため、予約時に問い合わせのこと。
2016年01月25日日本郵便沖縄支社はオリジナルフレーム切手セット「特別天然記念物イリオモテヤマネコ発見50年」の販売を地域限定で開始した。1セット1,300円で、1シート52円切手5枚、82円切手5枚、クリアファイル1枚がセットになっている。○野生の様々な表情が切手にイリオモテヤマネコは竹富町西表島にのみ生息する国の特別天然記念物だ。発見から50年となるのを記念して、石垣市、竹富町、与那国町の全郵便局及び、那覇中央郵便局、知念郵便局の簡易郵便局を除く合計17局で販売が開始された。また、売り上げの一部は西表野生生物保護基金に寄付される。切手にある西表島の自然のなかで生き生きと過ごすイリオモテヤマネコの姿が映し出された写真は、環境省西表野生生物保護センターから提供を受けたもの。販売を開始した7月17日には竹富町役場にて贈呈式も行われた。
2015年08月08日●廃校を酒蔵として再生させた「学校蔵プロジェクト」周囲約262km、人口約5万9,800人、日本海・新潟沖に浮かぶ佐渡島。特別天然記念物でもあり国際保護鳥にも指定されているトキの生息地として有名だ。その佐渡島で行われているある取り組みに注目が集まっているという。廃校となった校舎を利用して酒を醸造する「学校蔵プロジェクト」である。このプロジェクトで中心的な役割を果たしている老舗の酒蔵、尾畑酒造の専務取締役・尾畑留美子さんにお話しをうかがった。「学校蔵」の舞台となっているのは、佐渡島の南西に位置する西三川地区の旧西三川小学校。かつて「日本で一番夕日がきれいな小学校」と謳われ、周辺はリンゴやスイカといった果樹農業が盛んなことで知られている。なぜ、この地区の廃校を酒蔵として利用することになったのか……尾畑さんは次のように語った。「旧西三川小学校は136年間も続いた歴史のある学校なのですが、市町村の統廃合により、2010年にその幕を閉じることになりました。この美しい学舎がこのまま朽ち果てていくのは、残念だという想いがありました。なんとかここを残したい、と考えた時、私どもは蔵元なので、お酒造りを通してここを再生しよう、と決めたのです。また次年度からは国内外の人たちが酒造りを学べる場としても活用できればと考えています」。○環境を最大限活用した醸造設備さらに尾畑さんはこうも続けた。「私たちは『四宝和醸』という社是を掲げています。これは酒造りの三大要素“米”“水”“人”に加え“佐渡の風土”という4つの“宝”の和をもって醸すという意味合いです。佐渡は特別天然記念物のトキが生息する唯一の島です。トキが住む環境を保全するため、農薬や化学肥料を減らし、『生き物を育む農法』を進めています。私どもも、島の豊かできれいな水を使い、『朱鷺(トキ)と暮らす郷づくり認証米』の酒米を積極的に使用しています。そして、もうひとつどうしても実現したかったのが、佐渡産の自然エネルギーを取り入れた酒造りでした」。尾畑さんは続ける。「環境の島・佐渡の酒造りであるからこそ、自然と共存する再生エネルギーを取り入れたいと思っていました。色々な可能性を探りましたが、太陽光発電がふさわしいと考えました。当面は酒造りに必要な電力の2割ほどの供給からスタートする予定で、徐々に増やしていきたいと思います。環境の島ならではの佐渡でしかできない酒造りに取り組んでいくつもりです」。夕日が美しい学舎で、太陽光発電という再生エネルギーを取り入れた酒造りに挑戦する同社の試みは、地域の資源を最大限に生かした新しい取り組みとして、今後ますます注目されていくことだろう。なお、この太陽光発電システムは、同じく「学校蔵プロジェクト」に参加しているソーラーフロンティアの技術が生きているという。次ページではプロジェクトを支えるテクノロジーについて紹介しよう。●雪国での運用で実証された高効率な太陽光発電システム前述したように「学校蔵プロジェクト」の電力の一部を担っているのは、ソーラーフロンティアが製造する太陽光発電システムだ。そこで同社 執行役員 知財戦略室室長であり工学博士でもある櫛屋勝巳さんに、お話しをうかがった。櫛屋さんはこのプロジェクトのメンバーである東大IRS3での客員教授も務める。櫛屋さんが真っ先に口にしたのは、実発電量の高さ。「弊社が提供する太陽電池モジュールは『CIS太陽電池』となります。この『CIS太陽電池』の最大の特徴は、温度・影の影響が少なく実発電量が多くなるということです。尾畑酒造さんの太陽光発電システムをご覧になってこられたならわかると思いますが、あのプールの周囲には樹木が茂っています。落ち葉がモジュールに落ちたとしても、比較的に安定した発電が可能です」とCIS太陽電池のメリットを語った。また、こうも付け加える。「『学校蔵プロジェクト』は、雪国である佐渡島で実施されていますが、実はソーラーフロンティアは積雪対策にも実績があるのです。というのも、2010年に新潟県新潟市において日本初の商用発電所(除電力会社)『新潟雪国型メガソーラー』を設置しました。このメガソーラーにより、雪国での最適傾斜角の検証、積雪地での最適なパネルの高さ検証、環境保全に配慮した架台建設といった、雪国ならではの課題解決に必要なノウハウを取得しています。『学校蔵プロジェクト』の太陽光発電システムでは、このメガソーラーで培ったノウハウや経験を生かしています。また、建設にあたっては佐渡島現地での資材調達を優先しました」。「実はCIS太陽電池と佐渡島は、意外なところで相性が良いのですよ(笑)。佐渡島では白壁に黒瓦の切妻屋根という建築様式が非常に多く、深みのある黒色で反射光も抑えられたCIS太陽電池は、黒瓦の屋根の上に設置しても違和感はないと思います」とも語った。○分散型発電が地域発展に貢献櫛屋さんは、佐渡島のような地方で太陽光発電を活用することのメリットについて話してくれた。「化石燃料を利用した巨大な発電所は、ビルや家屋が密集する都市部の電力をまかなうには現在のところ必須でしょう。ですが、人口密度の低い地方、特に島しょ部で巨大な発電所を構えるのは、建設費や維持費を考えればコストが割高になってしまいます。今回の『学校蔵プロジェクト』のように、企業や家庭がそれぞれ発電を行い分散化すれば、巨大な発電所にかかるコストが低減され、そのぶん地域振興に役立てることができます。結果、地域の活性化につながるのではないかと考えます」。分散型発電を進めることで、過疎が進む地域の活性化を期待できるということだ。最後に櫛屋さんは「佐渡島は、面積的にも人口的にも、何かの取り組みを試験的に行うのに最適な規模なのです。今回の『学校蔵プロジェクト』で培ったノウハウがさまざまな地域に波及し、それぞれの特性に合ったモデルケースに姿を変えて実現されると良いですね」と、プロジェクトがもたらす効果について語り締めくくった。太陽光発電は分散型発電というモデルを通して、社会的な命題である再生可能エネルギーへの転換に加え、地域興しにもつながるということがわかった取材だった。
2014年11月28日古来より日本や中国などで愛されてきたタンチョウ。現在は天然記念物、そして絶滅危惧種に指定されており、日本では北海道でしかその姿を見ることはできない。それほど貴重なタンチョウと、いとも簡単に遭遇できるスポットがある。雪景色に覆われる季節にはなんと、ほぼ100%というハイアベレージで出会えるその場所は、道東の鶴居(つるい)村だ。タンチョウは現在、日本では北海道に、海外ではユーラシア大陸に生息している。渡り鳥であるタンチョウは、繁殖期には広大な低層湿原や海岸、河川や湖沼などに生息し、越冬期になると湿地や耕地、不凍の河川や湖沼で過ごす。江戸時代あたりまでさかのぼると、北海道だけではなく東京近辺にも生息していたらしい。大正13年(1924)には約30羽にまで減少してしまったが、近年は約1,000羽まで生息数が回復している。しかし、絶滅のおそれのある動物をリストアップした環境省の「レッドリスト」にも指定されているし、貴重な鳥であることに変わりない。日本唯一の生息地、北海道の中でもタンチョウに出会える地域は限られている。阿寒(あかん)や釧路湿原の周辺だ。とはいえ、ひと口に「阿寒や釧路湿原周辺」といっても、かなり広範囲である。しかしご安心を。ピンポイントで出会える場所があるのだ。その場所は、釧路国立公園に隣接している鶴居村だ。この鶴居村にある、その名もズバリ「鶴見台」こそ、タンチョウと出会えるスポットだ。鶴見台はタンチョウの給餌場(きゅうじじょう)のひとつ。給餌は11~3月の冬季、朝方と午後2時30分頃の2回行われるが、この時にはほぼ100%に近い確率でタンチョウを見ることができるのだ。昭和30年代、冬になると付近の小学校の教師と子どもたちが給餌していたことで、タンチョウが集まるようになった。ところが小学校は昭和49年(1974)に廃校。その後、近くに住む渡部トメさんが子どもたちの後を引き継ぎ、現在の場所で給餌を続けているという。鶴見台の周辺は主に農地や山林で、それらの場所に少しでもエサがある時期は、あまりタンチョウの姿を見ることはできない。しかし周囲が雪景色に覆われる季節ともなると、タンチョウたちはトメさんが与えてくれるエサが貴重な食料となるため、集まってくるのだ。さて、雪の季節はかなり高い確率でタンチョウを見ることができるが、寒いのはやっぱりツライ。しかし心配御無用。暖かい場所でゆっくりと観察することもできる。鶴見台のすぐ向かいにあるカフェレストラン「丹頂が見える店どれみふぁ空」には、店内からでもしっかりタンチョウを観察できるように大きな窓をしつらえてある。そこから優雅なタンチョウの姿を眺めることができるのである。冬になると全国、そして海外からも、タンチョウを見ようとかなりの数の人がこの店を訪れる。地元の食材や自家製ハーブを使ったハーブティーなど、ハイグレードなものを提供していることも人気の秘密だろう。そして店内がバリアフリーになっているのもうれしい。多目的トイレも完備しているので、高齢者や障がい者でも気軽に利用できる。タンチョウの美しさは、極寒の大地に実によく似合う。ちなみに、冬の北海道ならではの野生美を観賞できるここ鶴居村には、全国からの移住者も多い。しんしんと雪が降るこれからの季節にこの地を訪れたら、ここに移り住みたくなる気持ちが理解できるはず。●information釧路湿原国立公園連絡協議会【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日■四国犬の歴史四国犬は、日本原産の中型犬種で、国の天然記念物に指定された7犬種(現存は6犬種)の1つです。かつては土佐犬と呼ばれていましたが、四国犬をもとに闘犬として改良された別犬種の「土佐闘犬」との混同を避けるため、四国犬と改称されました。四国犬は、紀元前より日本にいた中型犬が祖先とされています。大正、昭和の初期から現在の高知県を中心とする四国山脈の山間部で、主にイノシシやクマ狩りのための狩猟犬として活躍してきた犬種です。交通の便が悪い険しい山岳地帯で飼育されていたことが功を奏し、純粋性を保つ結果となりました。産地によって「阿波」「本川」「幡多」「安芸」「宇和島」などの系統に分かれていましたが、飼育地がへき地だったことから「本川」系がもっとも純血性が高いとされています。昭和初期、洋犬の輸入が活発になり、日本犬を飼う人が減少した際に日本犬を保存しようという機運が起こりました。優秀な日本犬を求めた結果、四国の山間部から四国犬が発掘され、全国に紹介されます。1937年には国の天然記念物に指定されましたが、その当時は「土佐」と呼ばれていたことは前述の通りです。現在では家庭犬として一般家庭にも定着しましたが、その素朴で野性味を残した風貌や性格で、熱狂的なファンを有しています。■四国犬の特徴と性格四国犬は山岳地方の厳しい環境の中での過酷な狩猟に耐えてきた中型犬で、極めて頑強な体力の持ち主です。体形はバランスがとれ、高い運動能力や持久力を持っています。素朴ながら、オオカミを思わせる精強で野性味あふれる顔つきも魅力です。冬は厚い下毛が生え、夏は下毛が抜けスリムな体形となり、寒暖の変化にも柔軟に対応できます。性格は純朴で勇敢。冷静で、状況判断力にすぐれます。飼い主にはこれ以上ないほどに従順です。反面、他人にへの警戒心は強く、番犬に向いています。ただし、場合によっては攻撃性が強く出過ぎることがあり、ふとしたきっかけで他人にかみつく危険性もあるため、散歩などの際には注意が必要です。■飼うなら…忠実な性格のため、飼い主以外のしつけは受け付けない傾向が強いので、子犬の頃からのしっかりとしたトレーニングが重要です。中型犬ですが、運動量は極めて豊富なので、散歩の時間はたっぷりと確保してあげる必要があります。最低朝晩2回の散歩を心掛けましょう。被毛の手入れは日に1、2度のブラッシングで十分ですが、冬毛から夏毛への換毛期は、より入念な手入れが必要です。■画像提供元ペットショップ「COO&RIKU」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日■柴犬の歴史柴犬は、日本古来の小型犬種で、国の天然記念物に指定された犬種の1つです。日本を代表する犬種となっています。一般に「柴」は背の低い雑木を意味しますが、柴犬の名の由来には「柴の中を巧みに移動し、猟を助けた」、あるいは「毛色が枯れた柴の色に似ている」「古語で小さいを意味する」などの説があります。柴犬の起源は古く、縄文時代に大陸から日本に渡ってきた人々と、生活を共にしてきたとされます。縄文時代の遺跡からは、埋葬されたものと思われる縄文犬(縄文柴犬)の骨が多く出土しています。昔から本州の各地で飼われ、主に鳥や小動物の狩猟に利用されてきました。地域によって「信州柴」「美濃柴」「山陰柴」「川上犬」など、いくつかのグループに分かれていました。1936年、柴犬は天然記念物に指定されましたが、その後、他の犬種や洋犬などとの交配が進み、また第二次世界大戦後の食糧難や1952年の犬ジステンパー(犬がかかる感染症)などにより、純血種の柴犬の数が激減してしまいます。その後、柴犬を絶滅の危機から守ろうという運動が起こり、日本各地の異なったタイプの柴犬同士を交配させる試みが開始されます。やがてその努力は結実し、柴犬は復活を果たしました。1954年、柴犬はアメリカに渡り、1993年には公認されています。近年、海外でも大変に人気が高く、多くの愛好家が存在します。海外での呼び名も、ずばり「シバイヌ」です。■柴犬の特徴と性格天然記念物に指定された日本犬の中で、最小の犬種です。しっかりした骨格と発達した筋肉を持ち、バランスの良い、均整のとれた体形をしています。短毛で立ち耳、くるりと巻いた尾が特徴です。被毛は上毛が堅く、下毛は柔らかく密生し、雨にも負けない全天候型です。毛色は、赤、ゴマ、黒、虎、白などがあります。性格は大胆かつ勇敢ですが、飼い主や家族に対してはあくまでも従順です。忍耐強く冷静で、愛情も豊か。純粋で素直な表情も、この犬種の魅力のひとつでしょう。小型犬には珍しく無駄ぼえはしませんが、他人に対しての警戒心が強く、番犬としても優秀です。■飼うなら…家族に対する服従心が強くとても忠実ですが、やや独立心が旺盛な面もありますので、小さい頃からしっかりとしつけ、社会性を身に付けさせることが重要です。運動量が多く活発なため、毎日の散歩は不可欠です。散歩のコースに変化を持たせ、飼い主と体験を共有させることで、いっそう絆が深まるでしょう。遊びの要素を取り入れたトレーニングも有効です。■画像提供元ペットショップ「COO&RIKU」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日