子育ても一段落した50歳目前のころ、これからどう生きようかと考えていた私は初めて犬を飼いました。それから2年。思ったより世話やしつけに戸惑ったりもしましたが、今ではなくてはならない存在に。私を含め家族全員、そのかわいさに癒やされまくっています。犬は癒やしの存在だというだけではなく、アラフィフの私の世界を広げてくれるものでもあったので、それについてお話ししたいと思います。癒やされるだけじゃない!私の心に変化が!犬を飼い始めて2年。犬を飼ったことによって私の生活は変わりました。かわいい仕草に癒やされてやさしい気持ちになったり、朝晩散歩するので健康的な生活を送れたり、ペットがいることで家族の会話が増えたり、ペット効果は数知れず。それだけではなく、動物を扱ったテレビ番組を見ること、散歩やしつけ教室で出合う犬と触れ合うことが楽しくて仕方なくなって、私ってこんなに動物好きだったの?という新たな発見がありました。そして、気が付けば犬に夢中になり、「もっと犬に関わりたい」「犬について学びたい」と思うようになっていました。そんなとき 、高齢の犬を飼っている同世代の友人が動物介護士の勉強をしているという話を聞きました。アラフィフで新しく何かにチャレンジしている姿に刺激を受けた私は、私もペットについて学びたいと考えるように。そして動物に関連する資格はどんなものがあるのだろうとネットで調べてみると、思ったよりたくさんの資格があったのです。50歳からの挑戦!ペット関連の資格取得へ動物関連の資格は動物看護士、動物介護士、ドッグトレーナー、トリマーなどなど。ほとんどが民間資格ですが、数え切れないほどありました。スクールに通わなければ取れない資格もあれば、通信講座で取得できる資格もあり、取得方法もさまざまです 。ペット関連の仕事に就くために取得する資格や、自分が飼っているペットとより良い関係を築くために学ぶ資格もあります。私も何か資格取得にチャレンジしたいと思いました。本当にたくさんの資格があるので迷いましたが、まずは比較的簡単に取得できそうなペットオーナー検定に挑戦することにしました。ペットオーナー検定とは、ペットと暮らす上で必要な知識や大切なことを広く学ぶことができる検定です。ネットで申し込みをすると公式テキストと受験票が送られてきました。テキストをしっかり勉強したら、期間内の好きなときに自宅でオンライン受験ができます。費用は犬コースのテキストと検定がセットになって5,500円 (税込み)と、初めて挑戦するにはお手ごろでした。勉強なんて数十年ぶりで少し不安でしたが、ペットに関する基礎的な勉強でテキストもわかりやすく、なんとか合格することができました。次は愛玩動物飼養管理士に挑戦ペットオーナー検定に合格すると、もう少し難しい資格に挑戦したくなり、ペットオーナー検定の内容をより深く学べる愛玩動物飼養管理士(あいがんどうぶつしようかんりし)の資格に挑戦することにしました。愛玩動物飼養管理士とはペットの種類や習性に応じた適正な飼育について学び、所定の試験に合格すれば、日本愛玩動物協会という公益社団法人より認定登録されます。通信講座ではありますが、費用は2級で32,000円 (税込み)とペットオーナー検定より高め 。スクーリングに行って課題を提出し会場で試験を受けるので、おこなうことが多くハードルが高くなります 。内容も動物の体の仕組みや法律、ペットの歴史など幅広く、ついていけるか心配でした。でも、地道な努力でなんとか課題を提出することができました。添削結果は正答率90%で総合評価Aランク。ホッとしましたが、気を抜かず本番の試験まで勉強あるのみです。ペットオーナー検定よりも勉強する範囲が広いので、なかなか暗記ができず苦労しますが、50歳を過ぎて何かを学ぶことは新鮮だと感じています。まとめ愛玩動物飼養管理士の試験はまだ勉強している最中で合格できるかわかりませんが、何かにチャレンジすることは脳の活性化にもつながりますし、何よりも興味のある分野について学ぶことは楽しいです。もし合格できたら、次は動物介護士の資格に挑戦したいですし、ゆくゆくは保護犬のボランティアなどにも関わりたいと考えています。それに愛犬のかわいい写真を撮るために写真も習いたいなど、夢がどんどん膨らんでいきます。一緒にいるだけでも癒やされるのに、ペットのおかげで50歳から夢を見させてもらい、自分の世界を広げられたことに感謝しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/山川 結希子(50歳)大学生二人の母。閉経間近の更年期真っ只中! 心も体も不調を日々感じまくっていますが、人生100年を見据えて、ただいま生きがいを模索しています♪
2024年02月25日友人は出産してから、おもちゃや絵本を手作りするなど丁寧な子育てを実践。子どもは自由にのびのび育てたいという方針に私も共感していました。あるとき、私が働く雑貨店に来店。買い物をしていたのですが……、あまりの光景に驚きました。 尊敬する友人が勤務先に遊びにきて…職場で出会って仲良くなった友人が出産。彼女は保育士として働いていた経験があり、子どもといろんなことに挑戦したり、ユニークな知育玩具を作ったり。良いママだなと尊敬していました。 そして、「子どもにはのびのびと自由に育ってほしい」と言い、保育園や幼稚園を何カ所も見学。私も彼女の意見に賛同し、応援していました。 しばらくして私が雑貨店で働き始めたとき、友人が3歳になる子どもを連れて遊びに来てくれました。しかし、友人に呼び止められて目にした光景はあまりにも自由過ぎて……。 子どもがお店の通路の真ん中にお会計前の本をばら撒き、地べたに座り込んで一冊ずつ読んでいたのです。友人は子どもを注意することなく、その様子をうれしそうに眺めていたことにもびっくり。 私から軽く注意をしましたが、本は購入せず……。自由な心を育てるのは大事だと思いますが、礼儀作法を身につける事も大切なのではと感じてしまいました。 ◇ ◇ ◇ 小さな子どもにマナーやルールを教えるのは大変ですが、知らないでいるとお店や人に迷惑をかけることもあり……。年齢や発達の様子をみながら子どもにもわかるように、やってはいけないことを教えていきたいですね 作画/森田家著者:山本紀香
2023年12月02日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。息子が生まれてから、優先順位は息子が一番になりましたし、気持ちにも変化がありました。子育てして変わったことは、とても多いと思います。そんな中でも今回は、私自身の服装の変化について書きます。■明るい服が好きだった20代の頃は、意識して明るい色の服を着るようにしていました。明るい色の服を着ていると、気持ちが明るくなるような気もしましたし、明るい色やキラキラした物が大好きだったのです。介護の仕事を始めたとき、服装はズボン以外は自由だったので、いろいろな服を着ていました。ただ、仕事に明るい色はあまり良くないんじゃないかと思い、控えていたのですが…。たまたま、明るい色の服を着ていた日、利用者さんが服に反応してくれました。私が働いていたのは、認知症の方を対象とした施設で、普段はあまり言葉を発さない方もいらしたのですが、その方は、私が花柄のエプロンをつけていたときに、笑顔で「満開だねぇ」と言ってくださって、それがとてもうれしかったんですね。利用者さんの刺激にもなるような気がして、家でも職場でも、ますます明るい色を身につけるようになりました。仕事を辞めて、夫のおばあちゃんの介護を始めたときも…。私は明るい色の服を着ていました。認知症のおばあちゃんは、私の顔も名前も、覚えられなかったと思います。それでも、何となく頭の片隅に“明るい色の服を着たあの子”という印象が残ればいいな…そんな風に思っていました。時はたち、息子が生まれ、幼稚園へ通うことになりました。そこで、私はふと気づくのです…。 ■周りのママさんの服装に合わせた私が息子と幼稚園へ行く機会が増えると、自然と周りのママさんに目がいきました。私は、ずっと明るい色の服を好んで着ていましたが、私だけが違うジャンルで、浮いているように思えたのです。それからは、徐々に落ち着いた色の服を買うようになりました。現在、息子は小学生ですが、学校へ行くときは特に意識して、落ち着いた色の服を選んで着ています。明るい色の服も、キラキラした物も、今でも大好きなので、きっと息子の学校へ行く機会がなくなれば、そういう服がまた増えていくかもしれないな、と思います。ちなみに…。外に着て行くことがないパジャマなどはピンクが多いです。寝るときはピンクを着ていると落ち着くんですよね。ということで、子育てして変わった服装の変化について書きました。私は息子の学校などへ行く際、落ち着いた色の服を着ている方が安心感があるので着ていますが、誰がどんな服を着ようが個人の自由だと思っています。派手な格好をしているママさんを見るとカッコイイ! と思いますし、明るい色の服を着ているママさんを見るとステキだな、と思います。人の目を気にせずにいられるなら、好きな服を着るのが一番いいですね。
2023年11月26日息子が生まれてもうすぐ8年。私の子育て歴も早いものなのか、やっこらなのかもうすぐ8年になる。そんな8年。子育てをする中で私が「ああ…産前とは変わったなぁ…」と大きく感じること。それは…我が子が生まれる前は姪や友人の知り合いの子どもに交友関係の愚痴をこぼされたら、共感して「もう遊ばなくてよくない?」と迷いなく返していた。我が子が産まれてもこの感じで愚痴に付き合うに違いない、と思っていたのだが…「責任&公平の精神」が母になった己に芽生えた。その精神が芽生えたきっかけは息子が1~2歳くらいの頃である。息子は児童館や支援センターなどに行くとまぁ同世代の子におもちゃを真っ先に取られる子で。それに対しては「これが外の世界というもの」と何も思わなかったのだけれど、相手のお母さんが何度も何度も謝っている姿になんとも心が「ギュウゥゥゥ…」となった。何度も「だめ!!」と言い聞かせているんだろうな、でもまだ我慢したり相手の気持ちを考えたりする心は育ち途中だよな…、その発展途上の我が子をサポートするのは親だもんな…、子が外の世界に出ていくとまた一層育児が大変になるのか…と勝手によそのお母さんの心境を妄想していた。(本当に勝手)そして息子が成長した2~3歳頃。なんと! あんなにどこへいっても真っ先におもちゃを奪われていた息子が、今度は相手の子のおもちゃを奪う側になったではないか…!どういうこと!?何があった!?突如起きた息子の変化。このときは本当に本当に毎日悩んでいた。でもこの息子も奪う側に回るという期があったからこそ、私は我が子が被害者にもなるし加害者にもなる、という現実を心に刻めたのである。しかしこのときはまだ息子の人間関係が私の監視下ではぐくまれていたとき。息子が幼稚園へ行き出してからの時間は私の監視外である。子の成長につれて、我が子の人間関係はどんどん親の知らないところで広がっていく。なので幼稚園に入ってから小学校現在、もうひとつ気をつけ始めたことがある。女の子を育てたことがないので女子の人間関係はちょっと自信がないのですが、小学生低学年男子は今のところ日によって人間関係が良好だったり不調だったりバラつきがあるみたい。(我が家だけ?)「昨日はなかよく遊べたけど、今日はささいなことでしょっちゅうぶつかっちゃった!」とか。母も息子から1日の報告があるとそれに一喜一憂したくなりつい「こうしたほうがいいんじゃない?」と交友関係を円滑にするためおせっかいを焼きたくなるのだが、話は聞いても母の私情は持ち込まないようにしている。でも私も人間である。どうしても息子からの話で意見を言いたかったり疑問があったりした場合は、息子の人間関係に絶対関係ない人にぼやいている。息子全く関係ない私の友人とか。(いつもありがとうございます)とにかく息子の人間関係に、母の私情を息子に聞かせない! 悟られない! 話さない!!とはいえもし息子にアドバイスを求められたり、助けを求められたりしたときはどうしたらいいんだろう?子育てをしてもうひとつ変わったことがある。本を読むようになった。小説はオムニバス形式の物語だと登場人物の絡みからそれぞれの感情が見えたり、「この場面でこの人はこう思ってたのか!」なんて現実世界では絶対に見えない他人の腹の内が見えたり。そうすると自分が今対面している人にも当たり前に感情があり、問題が起きたとしたらそこまでにはいろいろな経緯があると想像できる。自分にはない考えや感情を学べ、視野を広げる訓練になっております。あとは憧れの人の自叙伝。現実に生きている人の考えや出来事をダイレクトに感じられるので、自分がこれからどう生きたいかとか、息子にこんな気持ちを学んでほしいなっていう教科書になります。自己啓発本は自分がせっかちな性格ですぐに「やってみたい!」ってなっちゃうから、私にはあまり向いておらず。すぐ実践する方法よりポジティブに頭に蓄えられるほうがいいな、ってことで私は自叙伝派です。読書が苦手な方は小説の代わりにドラマでもいいし、自叙伝の代わりに「この人素敵だな」って人が話しているユー●ューブなど動画でもいいと思う。私も言葉のチョイスや考え方が好きで見ている方がいらっしゃいます。と、子育てをして変わったことをまとめると「人と接するときに想像力をふくらませるようになった」だろうか。産前はいかにできてなかったか、思い知らされますね。私の人生まだ長いので、今学べて本当によかった。息子が生まれてもうすぐ8年、子育てを通じて私自身も育てられているなぁと思う。
2023年11月05日わが家の子どもたちはそれぞれ3学年ずつ歳が離れているので、子育ての悩みも子どもによってバラバラです。「悩みが尽きないのは、私が子育てが下手なせいかも……」と自己嫌悪する日も。実母に相談しても「子育てはそういうもの」と突き放されて、余計に落ち込んでいました。そんな中、こども園の先生と次男についての面談があったのですが……。 止まらなくなった私は…小3の長男が1歳のときからお世話になっているこども園。現在は5歳の次男と、2歳の長女が通っています。長男が年長のときに精神的に不安定な時期があり、よく話を聞いてもらっていた先生が、現在の次男の担任です。ベテランの女性の先生で、長男が2歳児クラスのときの担任でもありました。 「今日は次男くんについての面談だけど、長男くん、長女ちゃんの話も聞くからね」と言ってくれたので、お言葉に甘えることに。 話の内容は、「次男が家では落ち着いて椅子に座っていられないが、園では大丈夫か」という話から始まり、長男がお友だちや先生とうまく関われない日があることも聞いてもらいました。 話しているうちに止まらなくなってしまった私が「子育てが下手なのかなって思う日があるんです」と言うと、先生が私の手を握ってくれました。 先生は、私の目を見て、「子育てにじょうずも下手もないよ。子どもたちはいつも園で元気に過ごしてるから大丈夫。自信持って」と言ってくれたのです。 遠方に住んでいる実母に相談して突き放されてしまったこともあり、しっかり悩みを聞いてもらえたことに安心した私。先生も感極まってしまったようで、しばらく2人で泣きながら手を握り合っていました。 誰にも肯定してもらえない、褒めてもらえないと感じていた私の子育て。それでも、毎日元気に過ごしている子どもを通じて、見ていてくれる人もいるんだと思えました。大変だと感じる日もたくさんありますが、自信を持って頑張っていきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:安藤 はるか
2023年10月22日子育てにはいろいろな方法があり、時代や家庭によって良いとされることやそうでないことがありますよね。今回は、私が第1子を妊娠・出産し、子育てをする中で習慣にしておいてよかったことを紹介します。子育てについて夫と情報を共有する初めて出産をしたとき、私も夫も子育て初心者でした。私の場合は妊娠中に妊娠や出産、子育てに関する情報を本やインターネットで調べたり、先輩ママから話を聞いたりしていました。一方、夫はあまり自分から情報を収集しないタイプ。そのため、妊娠中から妊娠や出産、子育てに必要になりそうな情報についてはSNSで記事を送ったり、直接伝えたりして情報を共有していました。娘が生まれてからは、娘の様子や娘に対する自分の対応をなるべく頻繁に伝えることで、一緒にいる時間は少ないけれど子育てについてお互いの意見を言い合えるようになりました。 実家の母とも子育てについて話し合う私の中でかなり苦戦したのが、実家の母との子育てに対する考え方のすり合わせです。母には母の考え方があるけれど、私が娘を産んだときとは時代が異なります。湯冷ましをあげる・あげないから始まり、娘に対するしつけの仕方など、時にはかなりキツイ言い争いになることもありました。けれど、何かあったときに頼りにする人でしたし、何度も私自身の子育てに対する考え方を伝えていくうちに 「あなたの考え方があるんでしょう」 と見守ってくれるようになりました。 友だちと子育てに対する考え方を伝え合う子どもを育てていくうちに知り合った友だちとも、子育てに対する考え方を伝え合うようにしています。そうすることで、一緒に子どもを遊ばせたときにそれぞれの家庭で大切にすることを尊重することができるからです。また 「娘は慣れない友だちには少し攻撃的である」といったことや、「子ども同士の喧嘩はできる限り見守りたいと考えている」といったことを伝えることで、子ども同士が喧嘩になってもトラブルになることなく親同士で見守ることができています。 子育てに対する考え方や方法がいろいろある中で、自分なりの考えについて周りの人に伝えることを習慣にしたところ、周りの人たちの協力を得やすくなって子育てがしやすくなりました。娘は今4歳。これからも周りの人たちと意思疎通を図りながら楽しく子育てをしていきたいです。 イラスト/ののぱ監修/助産師 松田玲子著者:ライター 吉川麻和
2023年10月06日皆さんは、義家族との付き合いで悩みはありますか?今回は、義家族に衝撃を受けたエピソードを紹介します。自分の子育てに自信がある義母義母は子育てに自信を持っている人で、自分の子どもの自慢話をすると話が止まらなくなります。夫の実家と私たち家族が住んでる家はとても近いため、毎日行き来していました。孫をかわいがってくれることは、とてもありがたいのですが…。義母の意見を押し付けてくる…しかし、義母と会うたびに「私は子育てで失敗したことがない」「私のすることを真似すれば大丈夫」「〇〇をしなさい」「△△はしたらダメ」と、自分のルールを押し付けてくることが多いのです。私から話すことに対し、まったく理解してくれないので困っています。(40代/女性)適度な距離感で…自分の子育てに自信があるからこそ、嫁にも教えたいのかもしれませんが…。価値観を押し付けすぎず、嫁の意見も尊重してほしいところでしょう。適度な距離感で、義家族とお付き合いできるといいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年09月25日現在50代の私。子どもが生まれてから約20年たつものの、これまでずっと仕事に家事に子育てにと忙しい日々が続いており、肉体的にも精神的にも疲労がどんどん蓄積してきてお疲れ気味に……。そんなとき、北欧の人たちが毎日の生活を充実した気持ちで送るためにおこなっている「ヒュッゲ」という習慣を知り、自分も生活に取り入れてみました。★関連記事:「最近老けた」「疲れが取れない」は肉の食べ方が原因の一つ!? 疲労回復・老化防止に効く肉料理とは洗髪中、椅子から転げ落ちるほど疲れ切った日々結婚するまでは平日は遅い時間まで仕事に追われ、休日は全力で遊んでいたので体を休める暇がない日々を送っていました。結婚して子どもが生まれてからは、子どもの慢性疾患もあり、夜は子どもと一緒に数時間ごとに起きる日々。子どもが少し成長すると、スポーツ少年団に兄弟で入ったため、休日は早朝から夕方まで同行してお手伝いをし、平日のフルタイム勤務の疲れを癒やす間もありませんでした。なんだかんだで忙しい毎日は今も続き、夜になるとどっと疲れが出て、浴室で洗髪している途中でとてつもない睡魔に襲われ、椅子から転げ落ちるなんてこともしばしば。常に時間に追われる日々の中で自分の時間がなかなか取れず、体だけではなく心にも疲れが蓄積している感じがしました。子どもが生まれてから20年がたちましたが、周りを見渡してみても世のお母さんたちはみんな同じように忙しい毎日を過ごしているから仕方がないと思っていました。そんなときふと見たのが、テレビで紹介されていた「ヒュッゲ」という北欧の習慣だったのです。ヒュッゲとはヒュッゲとは北欧の習慣で、好きな物に囲まれ、ほっと癒やされる居心地の良い時間を過ごすための工夫をすることや、そのときに感じられる幸福感そのもののことを言うそうです。例えばキャンドルや間接照明、木や革といった自然の材料をインテリアに取り入れたり、フレグランスや好きな食べ物などの匂いに包まれたりといったことでヒュッゲを感じるのだそう。そういった工夫によって、ゆったりと気持ちを落ち着かせ、暖かく心地の良い雰囲気を作り、ほっこりとした気分を感じられるようにしているということでした。私は、北欧のフィンランドではこのようなヒュッゲという時間を家族や友人と過ごすことを大切にしているので、日々心が満たされ、世界幸福度ランキングでも常に上位にいるのかもしれないと思いました。生活にヒュッゲを取り入れ心に栄養これまで仕事、主婦、母親業という膨大な量のタスクをこなすことに必死の毎日でしたが、仕事は好きだし、子どもたちの成長を見ることができるのは私の喜びでした。だから何の疑問も持たず長い間その生活スタイルで来てしまいましたが、視野を広げてみるといろいろな人生の楽しみ方があるのだと改めて感じました。疲れが抜けにくくなっているのも感じていたので、自分でもヒュッゲを取り入れてみようと思いました。私が実際におこなっているのは、1日のうち30分で良いから自分だけのためのヒュッゲの時間を作ることです。まずヒュッゲを楽しむ部屋を決めて、間接照明を3つ新たに購入しました。光の揺らぎを感じられるタイプや、その日の気分で光量を調節できるタイプの照明を選びました。そして、その部屋で昼ならアロマやコーヒーの香りを楽しみ、夜なら程良い明るさの照明に包まれて好きなジャズを聴きながらお酒を楽しんでいます。好きな物に囲まれて過ごすひとときはとてもリラックスでき、自分の心に栄養を与えているような感じがします。まとめ今までは寝る間際までバタバタと仕事や家事などをして、そのまま眠りにつくことが多かったのですが、就寝前などにヒュッゲの時間を持つようになってからは、気持ちがほぐれて心穏やかに眠れるようになった気がします。ヒュッゲというすてきな習慣を定着させて、豊かな時間を過ごす暮らしを目指していきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/hikky (50歳)4人家族で暮らすアラフィフ女子です。50代に突入し、少し自分のための時間もできて、これからまだまだ更なるパワーUPを目指します。
2023年08月27日私の夫は仕事が忙しいながらも、0歳と3歳の子育てに協力的でした。しかし、私は夫に対して大きな不満が1つあったのです。それは……。 忙しくても、育児に協力的な夫私の夫はいつも仕事が忙しく、毎朝出勤するのは7時過ぎ。そして帰宅するのは23時ごろと、長時間勤務が当たり前の職場に勤めています。 それでも、夫には「仕事が忙しくても、育児をしなければいけない」という気持ちがあるよう。休みの日は子どもを遊びに連れて行ったり、お風呂に一緒に入ったりと、自分ができる範囲で育児を担ってくれていました。 そのため、なかなか育児ができないことは私も重々承知しています。けれども、私にはどうしても許せない不満があって……。 夫の許せない行動私の不満は、平日の朝、夫が自分の支度だけを済ませて出勤してしまうことです。 育児中の朝は、やることがたくさんあります。例えば、子どものおむつ替えや着替え、自分と子どもの朝食を用意し、子どもにごはんを食べさせる。そして、食器の片付け、荷物の準備と自分の身支度など……。自分のことに加えて、子どものお世話をしなければならず、やることに追われて私は毎朝大忙しでした。 一方で夫は、自分の分だけさっさと済ませてあとは知らんぷり。そんな夫を横目に、私は「なんでいつも私だけが子どもの世話をしなくてはいけないんだろう」「せめて、下の子のおむつ替えだけでも手伝ってくれてもいいのに」「自分の用意だけして外に出られる夫がうらやましい」と常々思っていました。 夫がまさかの!しかし、ある朝のこと、夫が下の子のおむつ替えを済ませてくれていたのです。驚いた私が「どうして今朝はおむつを替えてくれたの?」と尋ねたところ、夫曰く「上の子に、お父さんおむつ替えてって言われたんだ」とのことでした。おそらく私が夫に頼む姿を見て、上の子は夫におむつ替えを頼んだのでしょう。 以前、夫に対して「せめて、出勤前に下の子のおむつを替えてほしい」と何回も懇願したものの、そのときは聞き入れてもらうことができませんでした。 しかし、子どもに頼まれると、さすがに夫もやらざるを得ないと思ったようです。同じことであっても、「誰が言うか」は家庭内でも重要なんだなと感じた出来事でした。 今回の一件以降、夫はもう少し育児の時間を増やさなくてはいけないと思ったようです。今では、朝から下の子のおむつを自主的に替えたり、子どもたちの朝ごはんを用意したりと、夫は自分ができることを少しずつ増やしてくれるようになりました。これから夫に協力してほしいことは、子どもに言ってもらおうかなとも思った経験でした。 著者/nanoka22作画/ちゃこ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2023年08月15日私には2歳年上の姉がいて、3人のママです。先に結婚・出産した姉は、私にとって子育ての大先輩! ママ友や実母とは違う距離感でなんでも話せる姉は、私にとってとても心強い存在です。なんでも気軽に子育て相談姉とは昔から仲が良く、大学時代は実家を出て2人で暮らしていた時期もありました。そんな関係の姉に、育児で困ったことがあればすぐに相談! 特に息子が生まれて間もないころに「舌小帯短縮症(※)」と診断されたとき、甥っ子も同じ症状だったことを姉が言っていたのを思い出し、すぐに連絡。適切なアドバイスをくれたのは、とてもありがたかったです。 時には私の話を親身に聞いてくれ、実母やママ友に話しづらいことも相談できて、助かっています。 (※)舌小帯短縮症:舌の裏側にある膜状の組織(舌小帯)が、舌の先から歯茎に伸びているために舌の動きが制限される先天性の異常 定期的に届くAnezon便!男の子2人、女の子1人のママである姉は、Amazon便ならぬ、「Anezon便」(姉いわく、“アネゾン便”と言うらしい)を定期的に送ってくれます。中身は甥っ子、姪っ子たちがサイズアウトした服や、卒業したおもちゃ、絵本などです。 姉の良いところは「趣味に合わなかったり、子どもがいらないって言ったりしたものは、ぜーんぜん気にせず捨ててね~! いくつかでも使ってくれたらうれしい!」と言ってくれるところ。 よく会うママ友にお下がりの服をもらうと、うれしい反面、「着せなきゃ」というプレッシャーも……。姉の言葉は大変ありがたく、服の趣味も合うので、もらったものはたくさん使っています。 子どもが小さいと悩みも多く、受け止めてくれる姉は私にとって、本当に神的存在です。今は姉に頼りっぱなしですが、子どもがもう少し大きくなったら、子ども抜きで姉と会ってゆっくり話がしたいなと思っています。 イラスト/ななぎ著者:林 ゆり
2023年07月17日子どもがお風呂に入りたがらなかったら?(※画像は高岡早紀さんオフィシャルブログより)高岡早紀さんは1996年、24歳のときに俳優の保阪尚希さんと結婚し、1998年に第一子となる長男、2000年に第二子となる次男を出産。その後保阪さんとは離婚しましたが、2010年に当時のパートナーとの間に第三子となる長女が誕生しています。YouTubeチャンネルでは家族との旅行や晩ごはん、美容法など高岡さんの素顔が見られると好評。今回は視聴者から寄せられた子育ての悩みに回答する動画が公開されました。まず、高岡家の子育てルールは?という質問に、「とくにルールは設けていないが、基本的なコミュニケーションは大切にしている」と答えた高岡さん。気分が優れないときであっても、朝起きたら「おはよう」、何かしてもらったら「ありがとう」、「ごめんなさい」、「行ってきます」もちゃんと相手の目を見て言うなど、「そういう基本的なコミュニケーションでお互いのコンディションがわかる」と明かしました。また、悩んでいる親御さんも多い「子どものゲームとYouTubeへの考え方」については、高岡さんは「意外とYouTubeなどSNSに反対ではない」そう。「私たちが子どもだったときと時代が違う」として、「娘はYouTubeでメイク方法やファッションの情報を得たりしているし、息子は料理動画を見て料理をしたりしてくれる」と、子どもたちとYouTubeとの付き合い方を肯定。YouTubeは高岡さんが「そこまで教えられない」という部分をフォローしてくれるような存在だといい、「そんな切り方あるんだ。そんな調味料の使い方あるんだと、息子がやってくれることで、私が逆にそれで知ったりもする」と、親子のコミュニケーションにもつながっているようです。いつも穏やかな空気が流れている高岡さんだけに、「どんなことで子どもを叱る?」という質問は気になるところですが、YouTubeの撮影スタッフに「私が叱ってるところそんなに見たことなくない?」と尋ねると「ないですね、確かに……」と返ってくるほどで、基本的に叱るような場面はあまりないようです。前述のように挨拶に関しては小さい頃から必ずするよう言ってきたものの、「個人を尊重してるから、勉強にしてもどんなことにしても本人が良ければそれでいい」と、柔らかな口調ながらも、潔いコメント。「たとえばお風呂に入りたがらないとか、子どもだとよくあったりするけど、見た目とか臭いとか他人に言われることが嫌じゃなかったらそれでもいい。でも、他人に言われるのが気になるなら気をつけたらいい」「勉強も自分がそれでよければいいし、嫌だったら一生懸命やればいい。自分がどうしたいかが大事」というのが、高岡さんの考え方のようです。ただし、「イライラして子どもにあたってしまうことはある?」という質問には、思い当たる節もあると反省。出産後も女優としてのキャリアを途切れさせることなく活躍している高岡さんですが、お子さんたちがまだ小さかった頃、なるべく子どもが起きている時間は仕事のことを考えないようにしていたものの、常にお母さんモード全開というわけにもいかず「たまに考えちゃうときがある。そういうときに子どもが『ねぇねぇ』って言ってきたりするとイライラしちゃって『ちょっと今じゃない!』って言っちゃったり」したことも。ただし、そういうときはすぐに反省して子どもたちに「私が悪かった」とちゃんと謝るようにしていると話しました。✅高岡早紀さん「男の子って基本すごく寂しがり屋」地方ロケ先からあえて息子たちに電話をしないようにしていた理由
2023年07月06日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。息子も小学2年生になり、自分でできることが増え、ずいぶん楽になりました。過去を思い返してみると、息子が生まれる前から、私は子育てについての思い込みがたくさんあったように思います。ということで今回は、子育ての思い込みから解放されたことについて書いていきますね。息子を妊娠したときのことです。私には理想の育児がありました。■子どもが生まれて産後うつに子どもには優しく穏やかな気持ちで接し、楽しく育児をしていこうと決めていました。子どもを産み、育てるなんて並大抵のことではありません。子どもを育てることに責任も感じていました。失敗することは許されない、と自分にプレッシャーをかけていました。不安になることもありましたが、前向きに考えることは得意だったので、きっと何とかなる、と根拠のない自信がありました。しかし、現実はそんなに甘いものではありません。妊娠中も、精神的に不安定になることは多々ありました。しかし、子どもが生まれ、一層不安定になってしまったのです。完全に、産後うつだったと思います。不安なことがあると、夜な夜なネットで検索ばかりしていました。息子が夜中にたびたび起きるので、ただでさえ睡眠時間が減っていたのに、さらに睡眠時間は減りました。息子と2人で家で過ごしている間は気が張っていて、何とか過ごしていましたが、週末、家族が全員休みの日がくると、絶望的な気持ちになりました。 ■育児に失敗も完璧もないそんなことを思っては、ひとりで泣いていました。何度も出て行こうと思いましたが、それを思いとどまったのはやはり息子と離れたくなかったからです。母親の資格がないと思いながら、息子の母親でいたいと強く思いました。罪悪感でいっぱいになりながらも、明日からは、優しく穏やかな気持ちで笑顔で過ごそうと誓う…その繰り返しでした。私の精神状態などお構いなしに、息子はどんどん成長していきました。だんだん手がかからなくなり、楽になっていき、私の気持ちは時間が解決してくれました。私は、親が子どもを育てるものだと思っていました。ですが、実際には私や夫だけで育てることなんて、とてもできませんでした。家族だけでなく、今まで出会ったすべての人から、息子はたくさんの影響を受けて育ってきました。親には子どもを育てていく責任があり、完璧に育てなければいけない、失敗は許されない、そう思い込んでいましたが、そもそも子育てに、完璧も、失敗なんてものもなかったのです。親ですら、完璧ではないのに、完璧な人間など存在しないのに、完璧を求めること自体が間違っていたのです。子育てに”失敗”も”成功”もありません。そんなことを考えるのは、子どもに対して失礼なことです。失敗と思うのも、成功と思うのも、個人の価値観の問題であって、どちらが正しいなんてありません。時にはイライラしてしまったり、怒ってしまうこともあるけれど、愛情を持って育てていれば、子どもは勝手に大きくなっていきます。私は成長していく息子を見て、思い込みから解放されました。これからも、息子は出会っていく人たちから、たくさんの影響を受けて育っていくでしょう。息子がこれからの人生で何を感じ、何を選択していくのか、それが楽しみで仕方がありません。
2023年06月27日■前回のあらすじ新興住宅地でお隣同士として暮らす3人の母親は、同じ保育園に子どもを通わせていた。義母と同居する葵は良い母親でいたいという気持ちが強く一生懸命育児をしているが、義母から口出しされることが悩みの種で…。 >>1話目を見る 【葵side story】お義母さんに育児について口を出されると、より自分できちんとやらなきゃという気持ちが強くなってしまいます。その結果、やらなければいけないことが増えてしまい、結果的に焦ってイライラしてしまうことがあって…。お義母さんには頼らず、母親である自分がしっかり育児をすることが大事。そう思っている私ですが、夫には父親として育児に参加してほしいと思っています。だけど夫は母親にその役割を担わせようとしていてモヤモヤする日々。しかもお隣の緑さんは、全部自分で頑張ろうとする私に対してマウントするかのような発言を連発。周囲から見た私の子育て方針ってそんなにおかしいの…!?次回に続く(全23話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ まりお
2023年05月21日幼稚園のお迎えの時間にいつも寝てしまう次男と三男……寝ている子どもたちを抱っこし、長男を迎えに行くのはとても大変です。実家から離れ、孤独に子育てをしている私に声をかけてくれたのはママ友の両親でした……。 いつも助けてくれるのは私には3人の未就学児の子どもがいます。長男は幼稚園に通っているので次男と三男を連れての送迎になるのですが、子ども3人を車に乗せ、園に着いたら車から降ろし、また乗せて......これが本当に大仕事。 そんなときにいつも助けてくれるママ友のご両親。ママ友が仕事のため、代わりにお孫さんのお迎えに来ているのですが、やさしいご両親で、いつも私を助けてくれます。長男の幼稚園のお迎えに行ったとき園に着くと後部座席で眠る次男と三男を見て「わしが子どもたちの様子を見ておくからお兄ちゃん(長男)の迎えに行っておいで」と、車の側で子どもたちを安全に見守ってくれるのです。 ママ友のご両親にお礼を伝えると「大したことじゃない。暇だからやってるだけよ」と言ってくれます。ママ友のご両親はささいな手助けをしていると思われているようですが、私にとっては本当にありがたく、頭が上がりません。 送迎時以外では、私が体調を崩したとき「困ったときは子どもたちを預かるから、そのときは遠慮なく言ってね」と声をかけてくれます。両親が遠くに離れて暮らしているため、孤独な子育てに苦しむときもありましたが、ママ友のご両親のおかげで救われました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 人に頼ることが苦手な私は、困ったときも無理をしながら子育てをしていました。しかし、ママ友のご両親と出会い「大変なときは誰かに助けを求めてみよう」と思えるようになりました。ママ友のご両親から受けた御恩をこの先も忘れずに過ごしていきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:はやきゆうこ
2023年04月29日神経質で負けずぎらいな4歳の息子。そんな息子の言動が理解できずに悩んでいるときにママ友と子育て講話に行くことに。そこで出会った講師からの言葉に、私は衝撃を受けます。講師が教えてくれた目からウロコの考え方でした。 理解しがたい息子の見方が180°変わった! 神経質で負けずぎらいな4歳の息子は、納得いかないことがあると長くて1時間くらい泣き続けます。そこで、育児本を買ってきて私なりに対処法を探すことに。育児本には「子どもの言うことを肯定しよう」とあったので、「これだ!」と期待を膨らませる私がいました。 ある日、友だちの影響を受けて、自宅の前でなわとびの練習をすることに…。しかしうまく跳べず、「できない」と息子は泣いていました。「今だ!」と思い、「頑張っているね。大丈夫だよ!跳べるようになるから、またにしようか?」と声をかけるも、負けずぎらいの息子には逆効果。息子は「やめない!」と言って泣き続け、やめようとはしないのです。もう何が正解かわからず、息子を理解してあげられない自分がイヤになりました。 ある日、ママ友から子育て講話に誘われて行くことに。その講師の方は「男の子を育てている方、子どもはカブトムシと思って接してくださいね」と言うのです。続けて「カブトムシの思考なんてわからないでしょ?わからないことを考え続けてもしょうがないんです。だって理解できないんだから」とも……。その言葉に私は衝撃が走りました! その日以降「男の子はカブトムシ」は私にとって、魔法の言葉になったのです。息子の行動に困惑しても「息子はカブトムシ!」と思い出すだけで、気持ちがラクになりました。息子の行動が理解できなくても、神経質な息子への対応が面倒だとしても、「全部ひっくるめて子育てを楽しもう。子どもが納得するまでとことん付き合えるママになろう」と思えるようになりました。 作画/CHIHIRO著者:杉山藍
2023年04月25日初めての子育て。私は妊娠中からたくさん育児書やネットの情報を読みあさり、「こんな母親になりたい!」という理想像を自分の中に作り上げていました。その結果、子育てがつらくなりノイローゼ気味に……。夫が買ってきてくれた子育てアイテムで救われたお話です。 全部自分でしようとしていた私私には「こういう母親になりたい」という理想像がありました。例えば、おしゃぶりは歯に良くないから使わないでおこう、赤ちゃんの健康のために離乳食は絶対に手作りにすべき……などです。 赤ちゃんにとって良くないなんて根拠のないものもありますが、当時の自分はなぜか「母親たるものラクしようなんて考えてはいけない。赤ちゃんのためにならないから」という考えがあり、子育てをラクにしてくれるアイテムを使おうという気はまったくありませんでした。 夫が子育て便利グッズを買ってきた!実際に子育てが始まると、私の場合まったく育児書通りにはいきませんでした。抱っこで寝かしつけるのに2時間かかったり、育児に時間がとられて家事とじょうずに両立できなかったり、自分が思い描いていた理想の母親像とはかけ離れた自分の姿にイライラすることもしょっちゅうでした。そんなイライラしている私をみかねて、娘が生後4カ月になったころ、夫が子育てをラクにしてくれるさまざまなアイテムを買ってきてくれました。 おしゃぶりや電動ゆりかごベッド、市販の離乳食など、私が絶対に使わないで子育てをしたいと思っていた物ばかり。最初は「絶対に使わない!」と突っぱねていた私でしたが、夫に「ママがイライラしているほうが子どもにとって良くない」と説得され、いくつか使ってみることにしました。 子育てをラクにするアイテムを使ったらまず使ってみたのは電動ゆりかごベッドです。これは私の娘には合っていたようで、抱っこの寝かしつけと違いすんなりと眠りについてくれました。寝かしつけは大きな悩みの種だったので、正直とてもうれしかったです。 寝かしつけがラクになった分、余裕をもって娘に接することができるようになっている自分に気づきました。それがきっかけで、少しずつですが子育て用の便利アイテムを使うようになりました。 便利アイテムを使うようになってから育児が数段ラクになり、つらかった育児を楽しめるようになりました。一生に何度もない子育てですから、最初から頼れる物は頼って楽しめばよかったな……と少し後悔しています。これからもラクをするのは恥という考えを捨て、楽しく子育てができる工夫をしていきたいと思っています。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2023年02月21日以前は子育てをしていく上での母親としてのスタンスが確立できずにブレてしまい、子どもへの接し方に自信がなかった私。子育てに迷いつつも時間に追われる日々の中、これから長く続く子育てをより良いものにできるように今やらなければと、意を決してあることを勉強することにしました。それは……。 自覚していた母親としての立ち位置のブレ私には現在8歳と3歳の子どもがいます。上の子が幼稚園のころ、下の子がまだ小さく手がかかる状態だったこともあり、身心共にいっぱいいっぱいの子育てをしていました。毎日子育てのストレスを感じ、上の子が自分の思うように動いてくれないと感情的に怒鳴りつけてしまうこともしばしば。 そうかと思えばできるだけ子どもの要望に応えようと甘やかし過ぎているような対応をしてしまうこともあり、かなり子どもへの接し方がブレていました。自分のスタンスのブレを実感し、このままでは自分にも子どもにもよくないと感じ、少しでも自分の子育てを改善できればと「コーチング」の勉強を始めました。 意を決して始めたコーチングの勉強「コーチング」とは、自分が相手の上位に立ち何かを教える「ティーチング」とは違い、さまざまなコミュニケーションを通して相手の自発的なやる気や行動を引き出すアプローチ方法。子育ての現場やスポーツ選手の育成などに取り入れられています。 これまで折に触れて子どもとの接し方が書かれた育児書などは読んでいましたが、本を読むくらいではなかなか実践できませんでした。そこで、資格がとりたいわけではありませんでしたが、通信教育の資格取得講座を受講して少し本格的な勉強を始めたのです。 コーチングの基本理念に触れて最初は半信半疑で始めた勉強でしたが、コーチングを学ぶうちに少しずつ自分の中に変化が現れました。コーチングの心構えの大きな基本の柱は、相手の話をじっくり聞く「傾聴」、相手のことを否定せず受け入れる「承認」、相手に考えさせる「質問」の3点。 コーチである自分は決して上からではなく、子どもと対等の立場で相手のサポート役に徹するのが原則です。そして子どもの可能性を信じ、子どもをできる人として扱うことが大切。勉強を始めてみて、これまでの自分がいかに子どもを上から押さえつけようとする、子どもの成長を削ぐようなやり方をしていたかを実感しました。 勉強し始めて変わった子どもとの接し方このコーチングの基本理念を常に頭に置くようにしたことで、徐々にですが自分の、子どもとの接し方が変わってきました。それまで何度言っても言うことを聞いてくれないと子どもの能力を悲観してしまうこともありましたが、「できるはず」と子どもを尊重して接することができるようになったのです。 忙しいと上から制したり、子どもの言い分を聞かずに軽くあしらってしまうこともなくなりました。一時はあまり良くないと感じていた子どもとの関係性も、改善することができてきていると感じています。自分の立ち位置が固められたことで、子育てに迷いがなくなってきたことが本当にうれしいです。 日々の隙間時間で少しずつ少しずつ進めている勉強なので受講期間も大幅に延長してしまっていますが、コーチングの勉強を始めたことはとてもよかったと感じています。まだコーチングの最終目的である「相手の能力をひきだす」などができるまでには至っていませんが、これからも楽しい子育てのために勉強を続けていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:澤崎 凪1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。その他、アパレル、地域情報関連記事も執筆中。
2023年02月06日こんにちは、くもやあきこです。今回は“ママ友”のお話!新しいコミュニティが始まるときって、ドキドキしますよね。そんなときに、少しでも楽しいことあるといいなと思えるように書きました。■世間のママ友のイメージは…■しかし私の場合は…まぁ役員やったら、また気持ちの変化あるかもしれないけど、あくまで今のところの私です。なんかよく見たら、日常が女子中高生と同じですね…!次回は「どうやって新しいコミュニティに慣れていくか」の個人的な見解です!次回に続く「ママ友って?」(全5話)は12時更新!
2022年12月25日引っ越しをしたばかりでママ友がいなかった私でしたが、子育て支援センターであるママ友と仲良くなりました。ですが、ママ友の目的が宗教への勧誘だったと知り、私はショックで落ち込むことに。伝えにくいこととはいえ、嫌なことはきちんと嫌だと相手に伝えようと思った私の体験談です。「無料の子育てサロンに遊びにこない?」ある日、ママ友が1枚のチラシを取り出して言いました。「子育て中のママの気分転換になればって気持ちで、個人の方が毎月開催しているの。ちょっとしたお話とヨガのレッスンが受けられるよ。私も毎月参加しているんだけれど、同じように悩んでいるママともっと出会えるよ!」。 ママ友の話を聞いた私は、同じ月齢の子どもを持つママと気軽に情報交換ができるのはありがたいなと思い、ママ友に紹介された子育てサロンに遊びに行きました。 参加しているママたちの顔が無表情にまずは、ヨガ講師による子どもと一緒にできる軽いヨガレッスンがありました。数分間でしたが体を動かせたことは楽しかったのです。しかし、そのあとサロン主催者が登場すると、その場の空気が一気に変わり、参加者たちの顔が無表情に……。 還暦ほどの年齢の女性が、災害が起こる理由について語り出し、「偉大な先生がいる」と語尾が強くなり、「暗示をかけられているのか?」と勘違いしそうになるほどでした。話の内容から宗教だと気がついた私は、「とにかく、ここから帰らなければ」と強く思いました。 とにかく、興味が一切ないことを伝える恐怖を感じた私は、「体調が悪くなった」と言い、すぐに帰りました。そのあとママ友からは何度も電話がかかってきました。「すごくいいお話だったでしょ? 来月も一緒に参加しよう」とママ友は言うのですが、宗教勧誘と言わずに誘い出されたことに対し、私は不信感を抱いてしまいました。 「あなたのことはいい人だと思うけど、私は宗教には興味がないから誘わないでほしい」ときっぱり伝えました。それでもママ友からの勧誘は続き、「あぁ、この人とはわかり合えない」と、私は残念な気持ちになりました。 宗教の勧誘をされてからは、ママ友と2人で会うことはなくなりました。しつこく何度も子育てサロンに誘われたため、ママ友とは距離を置くと決めたからです。定期的に電話もかかってきましたが、電話に出ないようにしていると、そのうち連絡はこなくなりました。関係を絶つと決めたことは間違っていないと、今でも思っています。 著者:西垣かおり7歳女児のママ。元転勤族の妻で、子どもは1人だが、3度の保活経験あり。縁もゆかりもない街で戸惑いながらも、初めての子育てを楽しんだエピソード中心に執筆中。
2022年12月08日フランスで3歳半と1歳5カ月の男の子を育てている私。私は長男が2歳半になるころ、初めて地域の子育てサークルに参加しました。子育てサークルが開催されている部屋の扉を開けたとき、多種多様の家族がいてびっくり! 外国に住んでいて私自身も外国人、多国籍な環境は当たり前なはずなのに私は緊張して戸惑ってしまいました。そんな中、苦手だと思っていたママが声をかけてきてくれたのですが……。 初めての育児サークル子育てサークルの部屋の扉を開けたとき、私は自分が外国人なんだということに改めて気付かされました。参加していた家族はフランス人、アフリカ人、東欧人など見た目も文化もまったく異なる人ばかりで、アジア人は私ひとり。 私は言葉も通じるのかわからず、そのサークルのスタッフの問いかけにただ答えるだけでした。そんな中、たまたま私の横に座っていたアフリカ人のママが「今日初めて? 私も最近通い出したのよ」と声をかけてくれたのです。 アフリカ人のママ今までアフリカ系の友だちはいなかったので、普段触れ合う機会も少なかった私。肌の色も言葉も違うことが、私の中でコミュニケーションの大きな壁になっていました。話しかけてくれた彼女に私は「私も初めて。こういう場所があっていいよね」と返事をしたきり、その日はサークルが終わったのです。 正直、私は彼女の見た目の違いに圧倒されて、会話が続きませんでした。家に帰った私は「せっかく話しかけてくれた唯一のママだったのに」と少し後悔も……。 今では仲良しママ友の1人次の週、同じ子育てサークルに行くと、彼女が子どもを連れて参加していました。前回のことを後悔していたため、今度は私から「お子さんはいくつ? どこに住んでいるの?」と積極的に話しかけました。すると、彼女は変わらず愛想よく答えてくれました。 それから、サークルでよく出会うようになり、その後、お互い困ったときは助け合う仲の良いママ友の1人になったのです。私は「見た目が違っても関係ない」ということを改めて学びました。 外見の違いに圧倒されて、勝手に壁を作ってしまっていた私。しかし、実際彼女と会話をしてみると「国や文化の違いなんて関係ないんだ」ということを改めて痛感しました。私にとっては初めてのママ友。これからも大事にしていきたいと思います。また、見た目で判断せず、自分から積極的に声をかけ、ママ友がさらに増えればうれしいです。 監修/助産師 REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年11月18日私は長女が1歳半のころから週に1回、公園遊びや室内遊びをおこなう子育てサークルに入っています。長女は入園と同時に卒業しましたが、現在は2歳の次女と一緒に通っています。入ったきっかけは、子どもと定期的に通う場所が近所に欲しいと思ったからです。今回は子育てサークルに入ってよかったと思うところを3点ご紹介したいと思います。※コロナ禍前の体験談です さまざまな遊びを体験をさせてあげられる私が所属しているサークルでは、ママたちが班に分かれ、その日の内容を企画します。例えばお気に入りの絵本を持ち寄って読み聞かせをしたり、公園でシャボン玉をしたり、流しそうめんをしたり、ハロウィンパーティーをしたりと、季節の行事や遊びを取り入れながらさまざまな時間を過ごします。私ひとりでは、こんなにいろいろなことを子どもに体験させてあげられません。入園前に、団体行動を体験させてあげられることはとても良いと思いました。 住んでいる地域の情報を教えてもらえる子育てサークルのメンバーは同じ地域に住む親子ばかりです。産前は仕事と家の往復で、私は地域に知り合いもいなければ地域の子育て情報も知りませんでした。 しかしサークルで子どもを公園で遊ばせている間やお弁当を食べている間に、近所のお得なお店の情報、お祭りやイベントのこと、習い事のこと、幼稚園のことなどを情報交換できます。特に上にもお子さんがいるママたちは私の知らない情報をたくさん知っているので、たくさんのことを教えてもらえてとても助かっています。 ママ友と悩みを共有できる週に1回、サークルで一緒に活動しているうちに、お互いの家を行き来できるようなママ友ができました。私は専業主婦なので、1日中、まだおしゃべりがじょうずではない子どもと2人きりで過ごすことをつらく感じるときも……。そんなときはママ友に声をかけ、一緒に家や公園で遊びました。同じ母親同士なので、夫には理解してもらえないような育児の悩みも共感してもらえます。なかには「ママ友なんていらない」という人もいますが、私はママ友の存在に助けられました。 入った当初は、育児サークルに馴染めるか不安もありました。でも、通っているうちに私も子どもも友だちと呼べる存在がだんだん増えていき、どんどん楽しくなっていきました。子どもと2人でずっと家にいると煮詰まるタイプなので、遊びに行ける居場所が近所に見つかり助かっています。4年半ほど通っていますが、幸運なことに今までママ同士のトラブルもなく、サークルに入って本当によかったと思っています。著者:小川恵子姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年10月25日娘が2歳のとき、子育てに自信がなくなっていた私。周りのママたちのキラキラ子育てを見ては、「なんで自分はできないんだろう」とため息ばかりでした。しかしあるとき、ちょっとしたことをきっかけに周りのママたちのリアルな日常を聞くことができたのです。私はとても気持ちが救われました……。 みんな余裕があっていいな娘が2歳のとき、地域の子育て支援センターに通っていました。そこでは多くのママと顔見知りになり、会えば立ち話をするように。「○○くん走るの早い!」「△△ちゃんお話じょうずになったね」などママたちと話すのは子育ての息抜きになっていました。 どのママにも余裕があり、大きな心で子どもを受け止めているように見えていました。そんなママたちを見るたびに「みんなちゃんと子育てしていてすごいなぁ……」と心の中ではため息ばかり。 私は不甲斐ないママだ2歳の娘は自分の意思がしっかり出てきて、特に家の中では自分のやりたいことを貫く姿勢が強い子でした。待ってあげられるときは良いのですが、自分に余裕がないと自分を曲げない娘と衝突してイライラ。 娘は自分の主張をしているだけなのに、八つ当たりするように「いいから言うこと聞け! 」と理不尽に怒鳴ったり、イライラをぶつけたりしていました。そのたびに、「こんな汚い言葉今まで使ったことなかったのに……」「自分のストレスを娘で発散している……不甲斐ない」ととても落ち込んでいました。 実はみんなも…ある日、支援センターで子どもを遊ばせてママ友たちと話をしているとき、私が「みんな余裕があってすごいなぁ」とぽつりと言いました。すると1人のママが、「全然! 家じゃ怒ってばっかだし! それで毎回落ち込んでるよ」と言いました。 そしてまた他のママが「うちも! ぐずられると大人げなく黙れ!とか言っちゃうよ」などママたちが「うちもそうだよ!」「うちなんかYouTubeばっかり!」と家での日常を赤裸々に話し始めたのです。みんなの子育ての生臭い部分を聞いて私は「みんなそうなの? 私だけじゃないの?」と、なんだかほっとしたような気持ちに。同じ境遇の人がたくさんいると思えただけで、ずいぶん気持ちがラクになりました。 支援センターでは周りの親子の表面的な部分しか見えておらず、勝手に「自分だけちゃんとできていない……」と落ち込んでいました。しかし、いざフタを開けてみると同じように子育てに悪戦苦闘していて、それがわかっただけでもかなり心が救われた出来事でした。 監修/助産師 REIKO著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年10月15日子育てにはいろいろな方法があり、時代や家庭によって良いとされることやそうでないことがありますよね。今回は、私が第1子を妊娠・出産し、子育てをする中で習慣にしておいてよかったことを紹介します。子育てについて夫と情報を共有する初めて出産をしたとき、私も夫も子育て初心者でした。私の場合は妊娠中に妊娠や出産、子育てに関する情報を本やインターネットで調べたり、先輩ママから話を聞いたりしていました。一方、夫はあまり自分から情報を収集しないタイプ。そのため、妊娠中から妊娠や出産、子育てに必要になりそうな情報についてはSNSで記事を送ったり、直接伝えたりして情報を共有していました。娘が生まれてからは、娘の様子や娘に対する自分の対応をなるべく頻繁に伝えることで、一緒にいる時間は少ないけれど子育てについてお互いの意見を言い合えるようになりました。 実家の母とも子育てについて話し合う私の中でかなり苦戦したのが、実家の母との子育てに対する考え方のすり合わせです。母には母の考え方があるけれど、私が娘を産んだときとは時代が異なります。湯冷ましをあげる・あげないから始まり、娘に対するしつけの仕方など、時にはかなりキツイ言い争いになることもありました。けれど、何かあったときに頼りにする人でしたし、何度も私自身の子育てに対する考え方を伝えていくうちに 「あなたの考え方があるんでしょう」 と見守ってくれるようになりました。 友だちと子育てに対する考え方を伝え合う子どもを育てていくうちに知り合った友だちとも、子育てに対する考え方を伝え合うようにしています。そうすることで、一緒に子どもを遊ばせたときにそれぞれの家庭で大切にすることを尊重することができるからです。また 「娘は慣れない友だちには少し攻撃的である」といったことや、「子ども同士の喧嘩はできる限り見守りたいと考えている」といったことを伝えることで、子ども同士が喧嘩になってもトラブルになることなく親同士で見守ることができています。 子育てに対する考え方や方法がいろいろある中で、自分なりの考えについて周りの人に伝えることを習慣にしたところ、周りの人たちの協力を得やすくなって子育てがしやすくなりました。娘は今4歳。これからも周りの人たちと意思疎通を図りながら楽しく子育てをしていきたいです。 イラスト/ののぱ監修/助産師 松田玲子著者:ライター 吉川麻和
2022年10月03日ママ友と話していると、子育て中の「あるある!」という笑えるネタで盛り上がることが結構あります。今回は、共感してもらえなかったものも含めて、わが家の子育てあるあるをご紹介します。1.寝かしつけ後、おもちゃが動き出す子育て中のママにとって、夕方は本当に慌ただしい時間ですよね。夕食の準備や片付けをしたり、子どもをお風呂に入れたり、とにかく忙しい! やっと子どもたちを寝かしつけて、静けさに包まれたそのときです。突然、鳴り響くおもちゃの音にはとっても驚かされます。電車がガーッと走りだしたり、光りながらメロディが流れたり。「赤ちゃんが起きちゃうから早く止めなきゃ!」と焦ったら、夫を踏んづけてしまいました。 2.ママも育児用ミルクを飲んじゃう♪私は、母乳と育児用ミルクの混合栄養で子どもを育てていました。赤ちゃんの育児用ミルクをココアなどに入れると結構おいしいんですよ。そして、そのココアを飲みながら授乳していたのです。 想像してみてください、なんだか変な感じがしますよね。飲ませているのはホントに母乳なのか? これぞ混合?ってことで、ちょっと笑えます。「私もやっていた!」という方はいませんか? 3.おしりふきの使いすぎ不経済だと思いながらも、つい「おしりふき」を多用してしまいました。ふきんをキッチンからわざわざ取ってくるのが面倒になり、目の前のおしりふきでテーブル拭きを済ませてしまうんです。私は日常的に使っていました。 もったいないけれど、便利だからついやってしまうという方もいると思います。おしりふきを箱買いしていると、なおさら「たくさんあるから」と思ってしまいます。 子育て中は疲れやストレスが溜まることもありますが、ママ友と楽しくおしゃべりに花を咲かせて気分転換しています。 監修/助産師REIKOイラスト/imasaku著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2022年09月20日子どもにダウン症があること、どう伝えたらいいの!?以前コラムで、産後、無事に子どもが生まれたという出産報告をSNS上でしたあとに、きいちゃんにダウン症があることが判明し、どう周囲に赤ちゃんに障害があることを伝えたらいいのか(そもそも伝えるべきなのか)悩みに悩んだということを書きました。Upload By 星きのこ気がかりだった、ダウン症カミングアウトの周囲の反応一番気がかりだったのが、子どもに障害があることをカミングアウトしたあとの周囲の反応です。私でさえも(というか、産んだ私本人だからですが)告知を受けたとき、カナヅチで頭を殴られたようなショックを受けたので、それを聞いた周囲の反応も少なからずビックリしてショックを受けるのではないかと思いました。そして何より怖かったのは、それを聞いた人から発せられるであろう「言葉」です。もし不用意に子どもに障害があることに対して差別的な発言をされたら…?まだその当時、完全に子どもに障害があることを受け入れられていなかった私は、傷ついてしまい、とても耐えられないと思いました。当時、一番初めに子どもに障害があることを伝えたのは当然ながら家族(自分の実父や義両親)です。しかし、その反応は悲しいことに、私にとってとてもつらいものでした。実父、義両親ともに「どうして障害がある子どもを産んだんだ」「なんで分からなかったんだ」などと責め立てられ、実父にいたっては「うちの家系に障害がある子どもが生まれるはずはない」とまで、言い放ったのです…!(注:ダウン症の殆どは遺伝的なものではなく、確率的なもので、どんな人からも生まれる可能性があります。)それを聞いた私は、「この子は生まれてきてはいけなかったの…!?」と深く傷つき、まるで世界の中できいちゃんと私だけがポツンと取り残されたような気持ちになりました。Upload By 星きのこそういうことが、実の家族の間でさえもあったので、余計に周囲にカミングアウトするのが怖くなったのです。(注:今は実父と義両親ともにきいちゃんにメロメロです(苦笑)。障害があろうとなかろうとも、子どもの可愛さは祖父母の中にあった偏見も溶かしてしまったようです。)ただ、パパだけが、きいちゃんが生まれてから今までずっと一貫して、きいちゃんが生まれてきてくれたことを喜び、「きいちゃんに障害があっても生まれてきてくれてよかったし、本当に幸せ」と言い続けてくれたので、それが唯一、私の救いであり、支えになりました。そんなことがあったので、ますます周囲にカミングアウトするのが怖くなりました。でも、「子どもは健康そのもので、元気いっぱい育っています」なんて、ダウン症にくわえ、心臓疾患の合併症があるきいちゃんなのに、周囲に嘘をつくわけにはいきません。だからといって、正直に話すと引かれてしまうんじゃ…とかなり悩みました。Upload By 星きのこ毎日悩んだカミングアウト問題。その結果は…!?「言うべきか言わざるべきか、言うとしたらどの辺まで…!?」大袈裟ではなく、本当に毎日毎日、そのことばかり考え続けるくらい悩みました。そして、悩みまくってどうしたかというと……。一旦、悩みを放置することにしました(汗)。きっとどんな悩みも1年後に同じ悩みを持ち続けていないだろうと思ったのです。頑張れ!未来の私!!きっと未来の私が解決してくれる…!と…。そして、1年経った後は、見事………!!何も解決していませんでした~~~~!!!!(泣)「言うべきか言わざるべきか、言うとしたらどの辺まで…!?」と全く同じ悩みを持ったまま、いや、むしろ、1年経ってしまったので余計周囲にカミングアウトしずらくなってしまったのです…!ああ~~~バカ~~~~~!!!知ってたけど、私のバカ~~~~~~!!!過去の私、なんつーことしてくれたんだ!!!…と思ってもあとの祭り。そうしてますます「カミングアウト問題」を熟成し、こじらせてしまった私なのでした…。執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)ダウン症であろうと神経発達症(発達障害)であろうと、自分の子どもはこういう病気があり、配慮が必要だと自由に話せる世の中が理想です。特に一見してわかるような先天性障害をもって生まれてきたお子さんの親御さんは、親戚に写真を送ることをためらうことも多いでしょう。以前にもコラムでお伝えしたように、親御さんは子どもの障害に対して「否定→攻撃」を経て「適応→再起」へと心境が変化し、障害を受け入れていきます。しかし、周囲の方々は障害のある子どもを珍しい目で見てしまうことも多いです。テレパシーで相手が障害を理解してくれる人かどうか分かれば良いのですが、そんな訳にもいきません。カミングアウトの問題は、小学校に入学したあとでも考えさせられます。生徒はもちろん、教師も理解してくれるのだろうかという不安が常に親御さんには付きまとうからです。今の時代に眼鏡をかけていても誰も「それは何?」とは尋ねてきません。ダウン症や神経発達症もそれと同じように周りの方々が周知していれば問題はないのです。そのためには学校でいろいろな病気があることを教えていかなければならないと常々思っています。
2022年08月15日初めての子育てで、わからないことだらけの状態だった0〜1歳の時期。実家は遠方、夫は激務のため、ワンオペ育児だった私は頼れる相手がいませんでした。そして、心配性な私は何かあればすぐネットで検索をしては不安になり、体調も崩しがちに。そんなときに、救世主が現れたのです!わからないことは、とにかく検索待望の第1子を授かり、無事出産。そして病院を退院し、初めての育児が始まりました。赤ちゃんは泣くのが仕事と言いますが、何をしても息子が泣き止まないとき、心配性な私は「もしかしてどこか痛いのでは? それか病気かもしれない」とすぐ心配に……。息子が寝たあと、その都度スマホで泣き止まない原因を検索していました。 今考えると、そのとき息子と一緒に寝ておけばよかったのですが、眠らずにネットで検索ばかりしていました。そのころの私は夜間授乳も伴い、常に寝不足な状態でした。 体調を崩した私に夫が…そんな生活は、息子が1歳を迎えてからも続いていました。発語がなく、離乳食を拒否したり、とにかく泣き続けたりする息子を見ては、「この子はもしかしたら発達に問題があるのかも……」と不安になり、またネットで検索する毎日。どの検索結果が正しいのかわからず、さらに悩みました。 当時はワンオペ育児だったこともあり、私は体調を崩しがちになってしまいました。すると、そんな私を心配した夫が私の母親に連絡し、1カ月ほど家に来てもらうよう頼んでくれたのです。 母親の対応を見て母親は私と真逆で、良い意味で適当な性格の持ち主で、息子が離乳食をあまり食べなかったときにも「まぁ今はおっぱい飲んでるし、大丈夫大丈夫!」と特に気にせず。 そして、日中は「〇〇くん(息子)は見ているから、あなたはとにかく寝なさい」と言ってくれたので、私は久々にひとりでゆっくり寝ることができるようになりました。その後、だんだん体調が良くなってきた私は、母親のおおらかな育児方法を見ては、あんまり心配しすぎなくてもいいのかも……と思えるようになっていったのです。 息子は現在5歳になり、元気に幼稚園へ通っています。最近は育児の悩みを過剰に検索することはやめて、病気などでない限り、これもこの子なりの成長なのかなと思うようになりました。あのときヘルプに来てくれた母親と、母親を呼んでくれた夫にとても感謝しています。 監修/助産師 松田玲子著者:小野 美穂5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年08月12日義姉と同じ年齢の子どもがいる私。会うたびに、保育士の義姉と私の子育てについて比較と評価をしてくる義父に戸惑うことに……。しかし、義父の立場を理解し、気持ちを切り替えた体験談をご紹介します。初めての子育てに不安はつきものだけど…義姉は保育士として働き始めて3年ほど。決してベテランとは言えない経歴ですが、「〇〇(義姉)は育児のプロだ!」と誇らしげな義父。一方、私は一般企業に勤めており、保育・育児経験はゼロ。 そんな中、お互い子どもが同学年ということもあり、親戚の集まりでは子どもの話をする機会が増えました。最初は気に留めていなかったものの、義父が義姉と私の子育てについて比較と評価をし始めて……。会うたびに私は複雑な思いをすることが多くなりました。 子どもの前で言わないでほしい…義父の子育て比較は食事や遊び、教育などさまざまです。ある日義父が「〇〇(義姉)はチョコレートを与えていないけど、△△(私)さんは食べさせているんじゃないか~。プロはおやつを与える時期を細かく理解している!」と言ったのにはビックリ。 娘もまだ幼いのでチョコレートはまだ食べさせていないのですが、実際に私がしていないことまで憶測で言われてしまったのです。夫や私が、わが家の子育てについて義父へ伝えても、そこは記憶に残らないようです。特につらかったのは、子どもたちの前で比較と評価をされることでした……。 義父の立場になってみる義父は常に両方の家庭について把握しているわけではないので、私は気にしないように意識しました。しかし、私の気持ちはモンモンとするばかりで、義父に会うのがだんだんつらくなってきました……。これではいけないと、私自身の気持ちを整理して、義父の立場を考えてみることに。 義父は親戚と疎遠だった時期があり、交流できることがうれしいのではないか。そして、義姉の職業を誇らしく思う気持ちが強いのだと思うように。また、義父なりに私へ何かしらのアドバイスをしたいのだろう……と私自身を納得させるよう努めたのです。 義父なりに私たちを心配し、孫の存在やみんなで集まって会話できる環境に喜んでいるのだ……と気持ちを整理しました。ただ、子どもたちの前で言われるのはつらいので、やんわりとかわしていくつもりです。そして、心にかけてくれているとプラスに捉え、義父の明るく楽しい性格など好きなところに目を向けていこうと思いました! 著者:佐々木詩織自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月10日子育てアプリの成長スケジュールを見て不安になる私はしのくんがお腹にいるときから、子育てアプリを使っていました。アプリでは、子どもの様子を記録する育児ノートのような機能や、子どもの生年月日を入力するだけで月齢に合った役立つ情報を得ることができます。アプリが教えてくれる赤ちゃんの成長のめやすを見ては、「何ヶ月で〇〇ができるようになるんだ」と成長を楽しみにしていました。ところが…1歳を過ぎたあたりから、アプリの成長のめやすでは「このころ、できるようになる」と書いてあるのに、しのくんはできていないことが増えてきました。このころから子育てアプリを見ると、私の心はザワザワするようになりました。Upload By keiko一歳半健診一歳半健診できっと何か引っかかると思っていた私。ドキドキして健診へ行き、先生にしのくんの言葉が遅いことを相談しました。Upload By keikoしかし、そのとき診察してくださった先生からは、「2歳までにしゃべったら大丈夫」と言われました。「そうなのか?じゃあ心配しなくても大丈夫なんだ⁉︎」と思った私。心配でしたが、とにかく2歳までは考えすぎないように過ごそうと思ったのを覚えています。Upload By keiko大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせて…。そして、見ると心がザワザワしてしまう子育てアプリは完全に見なくなりました。言葉が増えないしのくんが2歳になったばかりのころ、「パパ」だけ言えるようになりました。私たち夫婦は安心しましたが、それ以上言葉が増えることなく2歳4ヶ月になってしまいました…。そんなとき、保育園から発達に関してのご指摘がありました。扉の開け閉めが大好きで最終的にクラスから脱走する、絵本に興味なし、一人遊びが好き、長い時間集中して遊べない、などなど…。心の中にはずっと不安があり、でも大丈夫と言い聞かせて過ごしていましたが、いよいよ先生にも指摘されたので、市役所に電話して、発達検査を受けることにしました。今だから思うこと当時の私は、しのくんの言葉が遅くて心配していたくせに、見て見ぬふりをして2歳まで何もしませんでした。2歳4ヶ月のときに保育園の先生とお話しすることができて本当によかったなと思っています。保育園の先生がしのくんの発達に関して言ってくださったことが、言葉の教室や療育センターに行くきっかけになりました。でも、今でも私は「〇歳になったらこれができる」みたいなのはあえて調べず、なるべく見ないようにしています。心配なことがあったら保育園の先生や、言葉の教室、療育の先生などに聞いています。子育てする中でどうしたらいいか分からないからこそ、情報だけを見て自己判断をしたり、一人で悩んだりしないでプロに相談するのが1番安心だなと思っています。執筆/keiko(監修:鈴木先生より)知的に遅れがあるお子さんは、言葉の遅れで気づかれることが多いのですが、知的に遅れのないお子さんは神経発達症(発達障害)があっても健診ではスルーしてしまうことが多いようです。保育園のような集団生活に入ってさまざまなつまずきを指摘され、初めて医療を受診されるお子さんもいれば、様子をみるだけで経過し、小学校に入って初めてほかのお子さんとの違いを指摘されるお子さんもいます。園や学校から指摘をする場合でも、親御さんの受容次第で医療機関への受診をすすめたり、すすめなかったりするという現状があります。
2022年06月17日2歳7カ月と生後6カ月の男の子を育てている私は、最近地元の子育てサークルに参加し始めました。子育てサークルには保育士さんが1人と毎回約5家族ほどのママと子どもが2時間一緒に遊んで過ごします。いろいろな家庭がいて、子どもの性格もさまざま。私はアグレッシブなほかの子どもの様子を見ると、「息子たちに悪い影響を与えないだろうか」と不安になってしまいました……。 サークルへ行くと…来年幼稚園に入る予定の長男は超人見知り。私は社交性を身につけてほしいと思い、地元の子育てサークルに通い始めました。サークル初日、私は子どもたちのアグレッシブな姿にビックリ! おもちゃをひとり占めにする子や、走り回っていてママの言うことを一切聞かない子たち……。さらに驚いたのは、ママが子どもへ真剣に注意しないことだったのです。私は、そんなあまりの自由な環境に驚き戸惑いました。 大喜びの息子たちと私の不安それでも息子たちは、たくさんの子どもたちと同じ空間で遊べることをとても楽しんでいました。新しいおもちゃを触ったり、お絵描きをしたり、歌ったり。特に長男は、サークルに通い始めて3日で人見知りが治ったと思うくらい性格に変化が見られていたのです。 私は、その姿を見ると「サークルにきてよかった!」と思う反面、「息子たちがほかの子どもの良くない行動をまねしないかな」と不安を抱くようになっていきました。 保育士さんの言葉ある日、私は思い切って保育士さんに悩みを相談することにしました。すると保育士さんは、「ほかの子どがやっていることをお子さんが興味本位でまねるのは自然なこと。もしそれが悪い行動だったとしても、そこで絶対的な存在のママが注意すればお子さんはまねをやめます。そして、幼稚園へ行っても良いか悪いか自分で判断できるようになります」と言ってくれました。それを聞いて私は安心できたのです。 サークルを楽しんでいる息子たちと反して不安は募るばかりだった私。保育士さんの言葉を聞いて私は救われる思いでした。「自分の信じる方法で育てれば、子どもはしっかり良し悪しを判断していきますよ」と声をかけてもらい、私は勇気づけられたのです。私自身、毎日息子たちに教えてもらうことが多く、息子たちと一緒に学んでいけたらと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年04月30日私は23歳のときに子持ちのパートナーと結婚しました。今は、2人の間にも子どもがいます。当時は結婚と同時にいきなり母親になり、子育てに不慣れで情けない気持ちになることもしばしばありました。今でも、自分が産んだ子どもと、養子となったパートナーの子どもの子育てに関して葛藤したり悩んだりすることもあります。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 子持ちのパートナーとの結婚は…子持ちのパートナーとの結婚は、当時全く不安に思いませんでした。私は彼が大好きだったので、彼の子どもを育てることに対して、「一緒にやっていけば、なんとかなる!」と思っていました。今思えば、いろいろと分かっていなかったのだと思います。結婚後、3カ月ほどして妊娠が判明。このときは、はじめての妊娠でうれしい気持ちよりも自分が親になることへの不安な気持ちの方が大きかったです。すでに、パートナーの5歳の子どもの母親にはなっていたものの、自分が母親になる意識が実際にはここで芽生えたように思います。私のはじめての妊娠と、5歳の子どもの子育てがほぼ同時に始まりました。 子どものことがわからない妊娠中はつわりがありましたが、産前休業に入るまで仕事を続けました。パートナーの子どもとは、「みてみて〜!」「あそぼう!」と、友達のような関係でした。人懐っこく、人見知りがないため助かりましたが、自分の体調が優れずつらいと思うことも多かったです。 子育て経験のなかった私は、イヤイヤと泣いたり、急に機嫌が悪くなったりするパートナーの子どもを見て、「子どもってこんなに喜怒哀楽があるの?」とびっくりしたのを覚えています。また、同時に、「なんで泣いているのかも、何に怒っているかもわからない……。」と、わかってあげられない自分に情けなさを感じていました。 今も昔も意識していること出産後、私は自分で産んだ子どもと養子になったパートナーの子どもの2人の母親になりました。2人を自分の子どもとして同じように育てることについて、葛藤したり悩んだりすることはしょっちゅうでした。 2人に対して平等にすることを心がけていますが、中でも「怒る気持ち」と「許す気持ち」に差がないようにすることと、どちらにも寂しい想いをさせないことを意識しています。 月日は流れ、現在私は32歳で、パートナーの子どもは14歳になりました。結婚した当時は5歳だったので、幼い頃とは違い、しっかりとした自分の意志があるため意見がぶつかることもあります。いろいろ悩みましたが、子どもだからと何でも先回りしてサポートするのではなく、よく子どもの話を聞いて、ひとりの人間として意見を尊重するようにしています。そうすることで関係が良くなっていったように思います。 私は、はじめての子育てと妊娠が重なり多くのことで悩みました。けれど、自分の情けないような感情も含めて、ありのままの気持ちを受け入れてみたら、気持ちがラクになりました。さらに、子どもの話に耳を傾けることを意識してから、子どもが私を信頼してくれるようになったのか、ちょうど良い距離感で良い関係を築けるように。私は、子どもたちだけでなく、ママやパパも笑顔でいられる家族こそ理想のカタチだと思っています。今でも悩むこともありますが、できるだけ自分が笑顔でいられるように、ありのままの自分を受け入れて無理をしすぎず、良い親子関係を築いていきたいと思います。 著者:犬養舞子どもがいるパートナーと結婚。その後、3人を出産し、現在4児の母。フルタイムで働きながら子育てしています。
2022年04月25日