このたび当社では、奈良交通創立80周年の8にちなみ、宇陀8山ハイキングツアーを企画し、下記のとおり開催いたします。8山のうち、大和富士と呼ばれる額井岳、神話の舞台となった伊那佐山、石仏群が残る三郎ヶ岳の3コースを、宇陀市在住の登山ガイド村上耕平氏が案内いたします。■ 【宇陀(うだ)8山(はちざん)とは】[額井岳(大和富士)、伊那佐山、三郎ヶ岳、国見山、経ヶ塚山、貝ヶ平山、鳥見山、烏ノ塒屋山]宇陀にある自然資源を活かして地域活性化の一助になればと、宇陀市在住の登山ガイド村上耕平氏が、山頂と登山口が宇陀市にあることを条件に上記8つの山を2022年に選定し、「宇陀8山」と命名されました。“宇陀8山”または“ウダハチ”と呼んでその魅力を発信されています。村上耕平氏<プロフィール>昭和45年生・宇陀市在住登山歴25年日本山岳ガイド協会認定登山ガイド人生100年時代、このまま仕事を続けるのかを悩んだ末、25年間務めた公務員を令和4年に退職。自分が大好きな登山の魅力をたくさんの方に知ってもらいたいと登山ガイドを開業している。ホームページ:サルタヒコ「山」と「街道」案内人 記1.ツアー内容(1)大和富士 額井岳と神秘の鏡池 龍王ヶ淵万葉歌人 山部赤人の墓から、山容が富士山に似ていることから「大和富士」の愛称をもつ額井岳へ。聖徳太子創建の戒長寺、風のない晴れた日には神秘的な景色を作り出す龍王ヶ淵など、絶景スポット満載のハイキングコースです。出発日 9月30日(土)行 程 大和八木駅(9時出発)=山辺三農免道路…山部赤人の墓…十八神社…額井岳…戒場山…戒長寺…龍王ヶ淵=龍穴神社…天の岩戸=美榛苑(入浴)=大和八木駅(18時帰着予定)<徒歩約8km/約4時間30分>(2)神話の地 伊那佐山と好展望の天狗岳神武天皇ゆかりの伊那佐山は登山道が整備され歩きやすく、壬申の乱で活躍した文祢麻呂の墓、沢城跡など見どころも多数のハイキングコースです。出発日 10月8日(日)行 程 大和八木駅(9時出発)=墨坂神社…船尾…井足岳…伊那佐山…天狗岩…沢城跡…文祢麻呂の墓…八滝…高井の千本杉=あきのの湯(入浴)=大和八木駅(18時帰着予定)<徒歩約9km/約4時間>(3)古刹から登る三郎ヶ岳と山腹に眠る摩崖仏群大和茶発祥の古刹 佛隆寺から歩きます。山頂からの展望が素晴らしい高城山、石仏群が残る三郎ヶ岳へ。秋の山々を存分に楽しめるハイキングコースです。出発日 11月6日(月)行 程 大和八木駅(9時出発)=佛隆寺…高城山…三郎ヶ岳…石割峠…上田口・血原橋=あきのの湯(入浴)=大和八木駅(18時帰着予定)<徒歩約8km/約5時間>2.料 金8,000円(温泉入浴・お弁当付)3.ご予約・お問合せ本社旅行センター TEL0742(20)3140( 9:00~18:00/年中無休)八木旅行センター TEL0744(22)6880(10:00~18:00/年中無休)以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月23日狩猟と林業の視点から「いのち」の多様性を考える森庄銘木産業株式会社(本社:奈良県宇陀市、代表取締役:森本定雄、以下「森庄」)は、「かりつなぎ」サービス開始に向けた狩猟体験イベントを宇陀市と4回共同開催しました。過去のイベントでは合計47名の方に参加頂きました。多くの参加者から継続的に狩猟に関する体験や学びの機会をリクエストを頂いており、今回は宇陀地域で活躍する猟師、また宇陀市農林課に協力を頂き、実際の狩猟の様子や獣害被害の現状を教えてもらい、自分にできることは何かを検討するイベントを実施しました。当日、くくり罠にて雌鹿の捕獲がありましたので、参加者に見学範囲の確認の後、アニマルトラッキング~止め刺し~解体までを行いました。本イベントでは、獣害が確認された山林でのアニマルトラッキングなどのフィールドワークと狩猟に関する座学、また解体を通して、参加者のスキル向上と理解を深めることを目指したイベントになります。また、「かりつなぎ」サービスは宇陀市の狩猟関係人口を拡大させることによって森林や林業での獣害低減を目標としています。行政×民間企業×奈良県立国際高等学校における「グローバル探究Ⅱ」の一環奈良県立国際高校は学校設定科目「グローバル探究Ⅱ」において、持続可能な社会を作るために様々な視点から高校生が考え、行動する探究活動を実施しております。クラスを解体し、生徒一人一人の興味関心に応じて、6つのゼミを設定し、取り組んでいます。その中の「いのちの輝きを未来に伝える」というゼミがあり、「害獣と呼ばれる野生動物のいのち」をテーマに取り組むグループがあります。奈良県の鳥獣被害の状況や、県の施策・取り組みの現状を学び、問題解決に向けて自分たちにできることを実践したいと考えている生徒さんを対象としています。その生徒さんから直接コンタクトを受け、本イベントの実施に至りました。当日の実施内容日時 4月24日日曜日「たかぎふるさと館」集合解散住所 奈良県宇陀市榛原高井612時間8:45~14:30実施内容アニマルトラッキング止め刺し見学解体見学獣害についての座学林業についての座学振り返り日常ではできない貴重な経験振り返りの時間では「日常では体験できない機会を与えてくれた宇陀市の皆さんありがとうございました。止め刺しの瞬間は、言葉が出ず、感じたことのない感情が胸の中にありました。」「最初は解体の時に内臓などを直視できなかったが、いのちと向き合うと気持ちの整理がついてからはずっと見ることができました。」などの感想が、参加者1人ずつシェアされました。また最後に宇陀市地域おこし協力隊(鳥獣害対策担当)である清末さんが、「自分にできる関わり方を見つけて行動していってください」とエールを送りました。解体を見学する高校生の様子森庄の考えるサスティナビリティLocal WELLbeing~地域で自然と共に生きる健康的な幸福を~奈良県・三重県を拠点に事業を展開する地元企業として、前向きな変化・成長と社会的価値を生み出し、地域社会の発展に貢献するための取り組みを行っています。「地方創生」や「地域活性」という言葉にとらわれない地域に根ざした、その地域ならではの豊かさを、地域の人々と共に耕し、世の中を元気にする豊かな「循環」をつくり出していきます。森庄銘木産業株式会社奈良県宇陀市を拠点に「森と暮らしを繋ぐ」をテーマに、地域課題解決へ向けた取り組みをおこなっています。創業1927年、林業事業を中心に木材販売、木質空間の企画提案、インテリア販売を行っています。 かりつなぎサービスとは「かりつなぎ」サービスは、今まで狩猟になじみの薄かった方に狩猟を体験してもらい狩猟を始めたい方と獣害に悩む林業家・農家とを将来的につなぐことを目指すサービスです。地域の狩猟関係人口を増やし、獣害を低減することが最終的な目標です。これまでの聞き取り・アンケート調査で、狩猟を始める際に狩猟技術の実地経験を積む機会を得にくいことや、狩猟場所の確保、狩猟道具を揃えるのが大変といった課題を抱えている人が多く見つかりました。そうした課題を解決し、地域住民や地域で働く人たちが狩猟に参加できる環境を提供します。学校との共同イベントや、食育を通した企業研修などの実施も行っておりますので、ご興味ありましたらお問い合わせください。宇陀市ってどんなところ奈良の北東部、「大和高原」と呼ばれる高原地帯に宇陀市はあります。「宇陀」という名称は、『古事記』『日本書紀』にも記載が見られ、神武伝承の舞台としても知られています。城下町から商家町へと発展した歴史と文化が残る重要伝統的建造物群保存地区「宇陀松山」や、女人高野として知られる「室生寺」などが、観光地として特に有名です。寒さが厳しい一方、夏は涼しく過ごしやすく、気候風土を活かした農業が盛ん。近年では薬草を活用したまちづくりが行われています。「榛原駅」周辺に開発された住宅地や、榛原・菟田野地区の農村地、室生地区の山間地、大宇陀地区の町家など、様々な暮らし方を選ぶことができ、暮らしそのものも愉しむことができる街です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月10日狩猟と林業の視点から「いのち」の多様性を考える森庄銘木産業株式会社(本社:奈良県宇陀市、代表取締役:森本定雄、以下「森庄」)は、「かりつなぎ」サービス開始に向けた狩猟体験イベントを宇陀市と3回共同開催しました。過去のイベントでは合計40名の方に参加頂きました。多くの参加者から継続的に狩猟に関する体験や学びの機会をリクエストを頂いており、今回は宇陀地域で活躍する猟師、また宇陀市農林課に協力を頂き、実際の狩猟の様子や獣害被害の現状を教えてもらい、自分にできることは何かを検討するイベントになります。本イベントでは、獣害が確認された山林でのアニマルトラッキングなどのフィールドワークと狩猟に関する座学、また解体を通して、参加者のスキル向上と理解を深めることを目指したイベントになります。また、「かりつなぎ」サービスは宇陀市の狩猟関係人口を拡大させることによって森林や林業での獣害低減を目標としています。行政×民間企業×奈良県立国際高等学校における「グローバル探究Ⅱ」の一環奈良県立国際高校は学校設定科目「グローバル探究Ⅱ」において、持続可能な社会を作るために様々な視点から高校生が考え、行動する探究活動を実施しております。クラスを解体し、生徒一人一人の興味関心に応じて、6つのゼミを設定し、取り組んでいます。その中の「いのちの輝きを未来に伝える」というゼミがあり、「害獣と呼ばれる野生動物のいのち」をテーマに取り組むグループがあります。奈良県の鳥獣被害の状況や、県の施策・取り組みの現状を学び、問題解決に向けて自分たちにできることを実践したいと考えている生徒さんを対象としています。その生徒さんから直接コンタクトを受け、本イベントの実施に至りました。当日のスケジュール日時 4月24日日曜日「たかぎふるさと館」集合解散住所 奈良県宇陀市榛原高井612時間8:45~14:30頃森庄の考えるサスティナビリティLocal WELLbeing~地域で自然と共に生きる健康的な幸福を~奈良県・三重県を拠点に事業を展開する地元企業として、前向きな変化・成長と社会的価値を生み出し、地域社会の発展に貢献するための取り組みを行っています。「地方創生」や「地域活性」という言葉にとらわれない地域に根ざした、その地域ならではの豊かさを、地域の人々と共に耕し、世の中を元気にする豊かな「循環」をつくり出していきます。森庄銘木産業株式会社奈良県宇陀市を拠点に「森と暮らしを繋ぐ」をテーマに、地域課題解決へ向けた取り組みをおこなっています。創業1927年、林業事業を中心に木材販売、木質空間の企画提案、インテリア販売を行っています。 かりつなぎサービスとは「かりつなぎ」サービスは、今まで狩猟になじみの薄かった方に狩猟を体験してもらい狩猟を始めたい方と獣害に悩む林業家・農家とを将来的につなぐことを目指すサービスです。地域の狩猟関係人口を増やし、獣害を低減することが最終的な目標です。これまでの聞き取り・アンケート調査で、狩猟を始める際に狩猟技術の実地経験を積む機会を得にくいことや、狩猟場所の確保、狩猟道具を揃えるのが大変といった課題を抱えている人が多く見つかりました。そうした課題を解決し、地域住民や地域で働く人たちが狩猟に参加できる環境を提供します。宇陀市ってどんなところ奈良の北東部、「大和高原」と呼ばれる高原地帯に宇陀市はあります。「宇陀」という名称は、『古事記』『日本書紀』にも記載が見られ、神武伝承の舞台としても知られています。城下町から商家町へと発展した歴史と文化が残る重要伝統的建造物群保存地区「宇陀松山」や、女人高野として知られる「室生寺」などが、観光地として特に有名です。寒さが厳しい一方、夏は涼しく過ごしやすく、気候風土を活かした農業が盛ん。近年では薬草を活用したまちづくりが行われています。「榛原駅」周辺に開発された住宅地や、榛原・菟田野地区の農村地、室生地区の山間地、大宇陀地区の町家など、様々な暮らし方が選べます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月10日●日本の市場に対する3つのコミットメントセールスフォース・ドットコムは12月4日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京および、東京・虎ノ門の虎ノ門ヒルズフォーラムにおいて、クラウドコンピューティングイベント「Salesforce World Tour Tokyo」を開催した。Salesforce World Tourは、クラウド、ソーシャル、モバイルの世界において、企業がSalesforce Customer Success Platformを活用することで、アプリケーション、データ、顧客データをひとつにつなぐ環境を実現している状況を、事例などを含めて紹介。セールスフォース・ドットコムの役員およびスペシャルゲストによる基調講演、業界に特化した30以上のブレイクアウトセッション、最先端テクノロジーのライブデモなどが行われた。事前登録者は8,500人以上、ライブストリーミングでの参加者数は30万人に達したという。午前10時から2時間を超えて行われた基調講演には、米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEO、セールスフォース・ドットコム日本法人 代表取締役会長兼CEOの小出伸一氏が登壇。「WELCOME TO THE CUSTOMER SUCCESS PLATFORM~新しいカタチで顧客とつながる」をテーマに、最新動向や同社の取り組みについて説明した。小出会長兼CEOは、「今年10月に、米サンフランシスコで開催したDreamforce 2014は、ICT産業で最大のプライベートイベントとなった。その熱気、活気、エネルギーを東京でも体験してもらいたいと考え、今回のイベントを開催した」と説明。また、「セールスフォース・ドットコムは、今年、創業15年目を迎えた。ここまでこれたのは、ここにいるみなさんのおかげである」と切り出した。そして、セースルフォース・ドットコムが、社員の就業時間の1%、製品の1%、株式の1%をボランティア活動に費やす1:1:1モデルを行っていることを示しながら、日本における支援先NPOが500団体に達し、2014年における従業員によるボランティア活動時間が1万時間を超えたことを紹介。ゲストで登壇した国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏は、「セールスフォース・ドットコムのツールは、寄付活動のために使用している。年に一度、300人が参加する大きなイベントを開催しているが、ここにも活用している。今後は、子供の人権保護活動に力を注ぎたい」と語った。小出会長は、日本の市場に対する3つのコミットメントとして、「イノベーション」、「信頼」、「IT企業への投資」をあげた。「イノベーション」としては、「セールスフォース・ドットコムには、パイオニアとして、新たな市場を開拓していく役割がある。そのために新たな製品や新たな機能を拡充してきた。このほど、Anlytics Cloudを発表したが、これは、従来のBIのように、専門性の高い人が難しいツールを使うのではなく、いつでも、どこでも、誰でもが分析できるクラウドサービスとして提供したものである。また、Salesforce 1 Lightningは、モバイル、ウェアラブルが指数関数的に増加するなかで、それぞれにアプリを作り込むのではなく、部品を組み合わせることでアプリを開発することができるものになる」とした。「信頼」については、「当社の経営方針のひとつに『信頼』がある。2010年12月に国内初のデータセンターを開設し、信頼性の高いサービスを日本のユーザーに提供してきた。顧客の数が増加したこともあり、このほど、国内で2番目となるデータセンターを開設する。2つのデータセンターが完成することで、日本国内だけでバックアップできるジャパン・バックアップオプションを選択できるようになる」とした。そして、「IT企業への投資」においては、「会社の成長だけでなく、我々には日本のクラウドマーケットを発展させる役割がある。将来有望なITベンチャー企業に投資をしてきたが、このほど2社にITベンチャー企業へ新たな投資を行うことで、Salesforce Venturesによる投資案件は国内20社目となった。これだけの日本の企業に対して投資している企業はない」と述べ、「我々は、過去15年間に渡り、イノベーションを作り上げ、新たな市場を作り、お客様の成長と成功を支援してきた。これからの15年、これからの100年も経営方針は変わらない。あくまでもお客様のビジネスの成功にために全社をあげて取り組んでいく」と述べた。●いまがデータ革命の元年米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEOは、登壇するとすぐに「感謝の意を表したい」として、前社長であり、現相談役の宇陀栄次氏のもとに歩み寄り、「10年前に、日本法人の最初のCEOを誰にするかということを考えて、宇陀さんと面接した。当時は日本にデータセンターを持つということは考えもしなかった。政府が大きな顧客になるとも考えていなかった。日本の社会にも貢献した。宇陀さんには本当に感謝している。すばらしい会社を作り、顧客とすばらしい関係を作った」と語った。宇陀氏は、「長年お世話になりました。今年末でセールスフォース・ドットコムを退任する。この会社はまだまだ伸びる。最初は33人の会社だったが、これが600人の会社になった。売上高も50倍になっている。だが、自分がやってきた10年間と、これからの10年間ではまったく違う会社になるだろう。400メートルリレーも第1走者が走り続けると負けてしまう。次の時代に相応しい人にやってもらいたいと考え、長年をかけて小出氏と川原氏を誘った。クラウドは後ろから読むとドウラク。これまではクラウドに取り組んできたが、これからは道楽に勤しみたい」と語り、会場を沸かせた。続けて、ベニオフ氏は、「日本が米国以外では最も好きな国である。今回も京都に行き、日本庭園で瞑想をしてきた」と今回の来日の様子について語ったあと、「いま我々が置かれている環境は変化が大きい。そして変化は避けられない。みなさんの変化に対応できるようにお手伝いしたい。これほどデータが存在した時代はない。10年先には、いまがデータ革命の元年といわれるようになるだろう。過去2年間で生成されたデータが世の中の全データの90%を占めている。この時代は始まったばかりである。そうしたなかで、いかに速く対応できるのか、判断できるのか、動くことができるのかということを無視していては成功がない。10年前に、日本で初めてクラウドコンピューティングの話をしたときには、聞いている人は5人ほどしかいなかった。しかし、いまはクラウドが最も速く成長している。そしてソーシャルによって、コンシューマと企業が密接に関係するようになった。また、モバイルによってこれまでにはなかったコンピューティングの姿が見られるようになった」と述べた。そして、クラウド、モバイル、ソーシャル、データという4つの革命が起こっていることを示しながら、「この4つの革命によって、みなさんのビジネスがどう変わっていくかのか、そして、本当に変わる用意ができているのかということを考えてほしい」とし、米国のUberの事例を紹介。「タクシーを使いたいときに、スマホからすぐに呼び出すことができる。いまや世界最大のタクシー会社になった。過去のタクシー会社は古いものになり、次世代のタクシー会社はソフトウェアの会社だともいえる。これは100%クラウドで、100%ソーシャル、100%モバイルの会社であり、データサイエンスを活用しているからである。コカ・コーラも、クラウドとモバイルを活用しているクラウドカンパニーであり、セールスフォース・ドットコムも、これをやってきたから成長している。そして、これから登場する自律運転する自動車も、クラウド、モバイル、ソーシャル、データサイエンスによって生まれてくる」などとした。さらに、「ソーシャル、モバイル、データサイエンスのことを最も知っている専門家は誰か。それはお客様である。お客様が最も深い知識を持っている。だからこそお客様に軸足を置かなくてはならない。だが、顧客と企業の間にギャップがあるのが問題である。これを解決するためにはモバイルを使い、新たな方法で顧客とつながっていくことである。自動車もカメラといったすべてのプロダクトも顧客や企業とつながっていく。顧客とのエンゲージメントを通じて、顧客売り上げが23%増加したという実績もある。エンゲージメントが効果的なのは実証されている。新たな技術を受け入れ、接続するためのビジョンを作り、顧客中心の会社、顧客中心の経営者でなくてはならない。最も重要なステイクホルダーは、株主でも、パートナーでもなく、顧客である」などと語った。そして、「カスタマーカンパニーを実現するためのツールを、セールスフォース・ドットコムは、Customer Success Platformとして提供。セールス、マーケティング、コミュニティ、アナリティクス、アプリを統合した形で構成。「これらを活用することで、みなさんがクラウドの会社、ソフトウェアの会社、データサイエンスの会社にならなくてはならない」とした。セールスフォースの最新技術を活用したユーザー事例として、GEキャピタル、損保ジャパン、コニカミノルタの3社を紹介。GEキャピタルでは、Waveを活用しながら顧客の状況を分析した上での提案を行う様子をデモストレーション。損保ジャパンでは、顧客の情報を確認しながら保険の提案を行ったり、保険加入者が怪我をした際に、モバイル端末を活用することで、迅速に現場に駆けつけることができるサービスなどに利用している様子をデモストレーションしたほか、コニカミノタルでは、医療分野において活用するモバイルアプリを、Salesforce 1 Lightningで短期間に開発した様子を紹介した。損保ジャパン日本興亜ホールディングスの櫻田謙悟グループCEO 取締役社長は、「保険ビジネスは人口の増減に影響するものである。無くなりはしないが、日本では徐々に減少していくのは明らかだ。そのなかで存続するためには、差別化が必要である。安心でありたい、安全でありたい、健康でありたいというニーズのもとに保険という製品がある。差別化の最大の鍵は人間である。だが、最もコストがかかるのは人である。その経営資源を最も効果的なところに使うことが必要だ。人の強みは、正確、速い、瞬時にその顧客を知るということである。そこにセールスフォースを活用することで差別化していく」と述べた。また、セールスフォース・ドットコムの川原均社長兼COOは、「セールスフォースは、他のプラットフォームに比べて、521%も生産性が高いといわれるが、Salesforce 1 Lightningを活用することで、さらにスピードが速く開発できる。そして、思ったようなものが、すぐに使えるようになる」と述べたほか、「データをうまく活用すれば勝ち組、うまく活用できなければ厳しい局面を迎えるという時代がやってきている。そうした時代に向けて最適なツールを用いる必要がある。多くの分析ツールは、デザインが20年前に作られたものである。ネットワーク、ソーシャル、モバイルに直結したものではない。そのため、限定された人たちだけが使うものとなっている。顧客の目の前で変化が起こっていることを考えれば、営業やマーケティング担当者をはじめとして、すべての人が活用できるものでなくてはならない。そこで発表したのがAnalytics Cloudである」と位置づけた。最後にベニオフ会長兼CEOは、「企業は顧客との橋渡しを作らなくてはならない。そして、モバイルやソーシャル、クラウドといった環境もさらに変化が起こっている。我々は、企業の変革を手伝う役割を果たしていきたい。これからもみなさんと一緒に仕事をし、すばらしい未来の世界を実現したい」と締めくくった。一方、「Salesforce World Tour Tokyo」では、マーケティング業界の最新トレンドおよびテクノロジーを紹介するマーケティングセッションや、米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長とトヨタ自動車の豊田章男社長による特別対談、プロ野球選手の上原浩治氏および川崎宗則氏による「グローバルチャレンジと社会貢献」と題したスペシャルセッションも行われた。
2014年12月05日