菅官房長官(70)は11月13日の記者会見で、公職選挙法や政治資金規正法に抵触する疑いが指摘されている「桜を見る会」について、来年の開催を中止にすると発表した。安倍首相(65)は同日、記者団に対し「私の判断で中止することにした」と述べている。中止決定後も「桜を見る会」をめぐり数々の疑問が噴出するなか、14日に《【櫻を見る会中止】があまりに早いので安倍総理に(珍しく)電話で真意を確認した》とツイートしたのは、文芸評論家の小川榮太郎氏(52)。安倍首相と親交が深く、『約束の日 ―安倍晋三試論―』(幻冬舎)といった著書もある。’18年9月には月刊誌『新潮45』への寄稿で「同性愛は全くの性的嗜好」「痴漢が女性を触る権利も社会は保障するべきではないのか」などと記述し、批判を浴びた人物でもある。小川氏は一連のツイートのなかで、安倍首相とのやり取りを公開。首相が吐露した「桜を見る会」中止をめぐる”本音”が明らかとなっている。《こんなにすぐに中止すれば、また「疑惑は深まった」とやられるんじゃありませんかと私が聞くと総理は大要次のように答えた。「それはそうだけど、こんな状況では参加者が委縮してしまうから……。ブログから何から追跡されて嫌がらせされたりが続くわけだからさ」》さらに、小川氏の質問に安倍首相が答えたやり取りが続く。《「しかしそれでも判断が早すぎたのでは?」「予算執行の決断をしなければならないから今判断する必要がある」》15日の会見で安倍首相は「基準が曖昧ではないか、プロセスが不透明ではないか、というご指摘がありました」と、桜を見る会の中止は招待基準の見直しが理由だと説明していた。安倍首相を擁護する意図があったと思われる小川氏のツイートだが、会見での説明とかけ離れた首相の発言に、Twitter上では批判が相次いでいる。《税金の不適切な使途と公職選挙法違反について指摘する事が「嫌がらせ」だと?》《何の功労で呼ばれたのか問われても答えられない人達に、肩身の狭い思いをさせてるのは安倍晋三さんですよね。とことん恥ずかしい…》《違法行為が疑われる行動に対する国会による追及を、安倍は「嫌がらせ」って言ったんだな。これ重要な証言になるね》
2019年11月16日《桜を見る会が中止に。おそらく「国民感情」への配慮。時の権力者が催す宴には「なぜあいつが呼ばれた」になりがち。全ては国民感情次第ということなのでしょう。でも大手メディアからも沢山招待されて皆さん楽しんできたんですよ。今わかったことではない。総数や予算は今後検討課題になるでしょう》国際政治学者の三浦瑠麗氏(39)がそんなツイートをしたのは、11月14日の午後0時35分のこと。13日に発表された内閣総理大臣主催「桜を見る会」の中止。三浦氏によると、会が中止になったのは、「なぜあいつが呼ばれた」という国民感情が原因なのだという。いま、この国際政治学者の分析に異を唱える声が相次いでいる。《政治家、特に安倍さんが選挙活動の一環として我々の税金遣っている事が問題になっている。 国民感情なんて情緒的な表現は的外れ》《法令遵守と公金の使途適正を求める議論を、個人の嫉妬心の問題だとすり替える言い方に見えます》「桜を見る会」は“各界で功績や功労のあった方々を、各省庁からの意見を踏まえて、内閣官房と内閣府で最終的に取りまとめて招待する”ことになっている。だが実際は安倍晋三首相(65)をはじめとした与党議員たちが、多数の後援会関係者を招いて私物化していたことが明らかになった。三浦氏に言わせると、本来の趣旨に反した招待客の人選や“私物化”に異議を唱えることも“感情”ということなのか。さらにこんな批判も。《問題は総数や予算ではなく公職選挙法違反や公金横領です》安倍首相が会の前日に都内のホテルで後援会関係者850人と「前夜祭」を行っていた問題では、当日の会費が5,000円だったのに対して実際にかかった金額は1人あたり1万円以上だったとの疑惑も持たれている。仮にその差額を税金や安倍首相のポケットマネーで補填していた場合、公職選挙法に抵触する可能性がある。こういった問題に触れず、中止の理由を「国民感情への配慮」で済ましてしまう三浦氏の意見に多くの人が疑念を持っているのだ。ちなみに、三浦氏も「桜を見る会」の参加者だ。《総理主催の桜を見る会にて。新宿御苑の八重咲きの桜はまだまだ綺麗でした。》今年の4月に三浦氏は、こんなコメントとともに桜の前で娘と映る写真をツイートしている。だがそのツイートを紹介しながら、こんなコメントをする人も。《“一般人がお呼ばれしている私たちに嫉妬している”とおっしゃりたい訳ですね?なぜ矮小化するのかと思ったらご招待受けてたんじゃないですか》安倍政権の有識者会議の一員を務めるなど、国際政治学者としての“功績や功労”をお持ちの三浦氏。だが、その意見に賛同する人は少なかったようだ。
2019年11月15日11月4日に自身のブログで再婚を報告し、世間を驚かせたのはタレント・菊池桃子(51)だった。菊池は’95年にプロゴルファーの西川哲(51)と結婚し、2児をもうけたものの、17年後の’12年に離婚を公表している。「離婚の原因は、夫が浮気を繰り返し、家庭を顧みなかったことだと報じられています。菊池は夫婦生活に懲り、周囲には『2人の子供たちもいるし、もう結婚は考えていない』と語っていたそうです」(芸能関係者)そんな菊池に再び、結婚を決断させたのが、経済産業省政策局長の新原浩朗氏(60)だったのだ。アイドル時代のかわいらしさをいまも保っている人気タレントと、エリート官僚の出会いは、’15年に発足した安倍晋三首相の私的諮問機関「一億総活躍国民会議」。当時、菊池が民間議員に選ばれたことが話題になったが、新原氏は会議を運営する立場にいたのだ。東京大学経済学部を卒業し、元通商産業省に入省、その後もエリートコースを歩んできた新原氏だが、なぜか60歳まで結婚することはなかった。新原氏の両親は埼玉県内の一戸建てに住んでおり、父が90歳、母が89歳だという。実は菊池にとって新原さんとの再婚は、介護問題に直面することも意味していたのだ。前出の芸能関係者は言う。「菊池の実父は60歳という若さで逝去しています。彼女の長女は乳児期に脳梗塞を発症し、後遺症として左手足にまひが残りました。芸能界の仕事に、娘のリハビリにと忙しい菊池を助けてくれたのが実母だったそうです。雑誌のインタビューでは、“明るい性格の母に、子供たちも私も応援してもらった”と感謝の思いも語っていました。そんな実母も高齢になりつつあります。一部週刊誌では足の具合もよくないそうで、菊池が介護しているとも報じられています。今後彼女は、実母と義父母の“W介護”の問題を抱えることになるのです」W介護を覚悟しても60歳初婚男性への嫁入りを決めた菊池。今回の結婚について、夫婦問題研究家で『岡野あつこの離婚相談救急隊』代表の岡野あつこさんは言う。「すでに30年ほど結婚や離婚の相談を受けていますが、いわゆる“熟年結婚”はこの20年で3〜4倍に増えているように感じます。寿命も延び、“人生100年時代”ともいわれるようになりましたから、たとえば50歳で死別したり離婚したりしたとしても、あと50年もあるわけです。子育てもある程度ひと段落している状態であれば、“若いときとは違った結婚生活を”という気持ちの余裕も生まれます。菊池さんの長男は23歳、長女は18歳。ちょうど、そういった心境を迎えていたのかもしれません」また恋愛ジャーナリスト・おおしまりえさんは次のように語る。「結婚経験のない男性は、年齢が上がってくるほど、“性格に問題があるのではないか”と、思われてしまいがちです。しかし実は50代60代のシニア婚活の場では、未婚は決して不利な条件ではないのです。逆に“未婚男性=資産がしっかりある人”として人気を集めるケースもあります。50代以降で婚活をしている女性たちに理由を聞くと、『経済的な不安を感じているから』といった回答も多いのです。ですから未婚男性たちは、“経済的な安心感を持たせてくれる人”として、モテることもあります」ちなみに経済産業省の局長ともなれば年収は1,800万円以上にもなるという。まさに新原さんは“経済的に安心感を持たせてくれる人”なのだ。おおしまさんが続ける。「確かに高齢の男女の恋愛や結婚には、宿命的に“介護問題”がつきまといます。しかし経済的に豊かであれば、施設に入れたり、専属ヘルパーさんをつけたりすることもでき、介護負担を軽減することもできます。高齢の男女が結婚する場合、あらかじめ介護問題や財産分与の問題については話し合っているケースも多いのです。最後になりますが、恋愛や結婚に失敗すると、逆のタイプの相手を次に選ぶこともよくあります。菊池さんの元のご主人は、スポーツマンで女性にもモテたそうですが、だからこそ菊池さんは“逆のタイプ”である新原さんに惹かれたのかもしれませんね」では当事者である新原氏自身は、今後の菊池との生活について、どのようなビジョンを持っているのか?本誌は東京都心のマンションで生活している新原氏に直撃取材を試みた。――新原さん、菊池さんとのご結婚おめでとうございます。すでに菊池さんとは、同居されているのでしょうか?「いえいえ、彼女はまだ別のところに住んでいます」――お父さまは90歳、お母さまは89歳ですが、今後の介護問題などについても、菊池さんとお話しになっているのでしょうか?「そうですね。以前から母の面倒は(介護・福祉関係者に)見てもらっています。見てもらっているというか、ケアしてもらっているということですね」次期事務次官の最有力候補ともいわれている新原氏。“菊池が見込んだ男”だけあって、万事抜かりはない、ということのようだ。
2019年11月14日「菊池桃子さんとは、これまで3回ほどお会いしました。3カ月ほど前に東京都内で食事をして、息子から“この人と結婚するから”と、紹介されたのです。本当に驚きましたよ」と語るのは、新原浩朗氏(60)の父だった。《この度、暦の佳(よ)き日に合わせ、今年に入ってから交際をさせていただいてきた一般の男性と、入籍をいたしましたことをご報告申し上げます。お付き合いの間、何かと臆病な私を応援してくれていたのは長男と長女で、いま共に喜んでくれていることを感謝しています。》11月4日に自身のブログで再婚を報告し、世間を驚かせたのはタレント・菊池桃子(51)だった。菊池は’95年にプロゴルファーの西川哲(51)と結婚し、2児をもうけたものの、17年後の’12年に離婚を公表している。「離婚の原因は、夫が浮気を繰り返し、家庭を顧みなかったことだと報じられています。菊池は夫婦生活に懲り、周囲には『2人の子供たちもいるし、もう結婚は考えていない』と語っていたそうです」(芸能関係者)そんな菊池に再び、結婚を決断させたのが、経済産業省政策局長の新原浩朗氏だった。アイドル時代のかわいらしさをいまも保っている人気タレントと、エリート官僚の出会いは、’15年に発足した安倍晋三首相の私的諮問機関「一億総活躍国民会議」。当時、菊池が民間議員に選ばれたことが話題になったが、新原氏は会議を運営する立場にいたのだ。新原氏は菅直人元首相の首相秘書官を務めていたこともある。当時の新原氏を知る民主党の元関係者は言う。「あのころ彼は50代になったばかり。博識でアイデアマンですが、“きっと女性にはモテないだろうな”と、思っていました。あまり身だしなみに気をつかうタイプでもなく、とにかく話が長い(笑)。自分が関心を持っているテーマのことを、相手が聞いていようがいまいがおかまいなしに、延々としゃべっているのです。菊池桃子さんが新原さんのどこに引かれたのかはわかりかねます。でも、きっと菊池さんは新原さんの話をずっと聞いてくれて、新原さんは彼女のそんなところを好きになったのだと思います」東京大学経済学部を卒業し、元通商産業省に入省、その後もエリートコースを歩んできた新原氏だが、なぜか60歳まで結婚することはなかった。新原氏の両親は埼玉県内の一戸建てに住んでいる。本誌は新原氏の半生について両親を取材。90歳になるという父は次のように語った。「私が転勤族でしたから、子供のころは息子もいろいろな場所で暮らしました。どこに住んでいても勉強だけはしっかりする子供でしたね。通産省に入ってからは、アメリカのミシガン大学にも留学しましたが、ハーバード大学でも学んでいたことがあるのです。結婚しなかった理由ですか?職場の先輩などにも『結婚しないのか』とか、さんざん言われていました。でも本人にその気がなかったですし、縁もなかったということでしょうか。何度か縁談話もありましたが、まとまりませんでしたね。ただ、先方から断られたことは一度もなかったと思います。菊池さんには、もう大きなお子さんが2人いらっしゃるそうですが、今回ばかりは息子が結婚する気になったようです。いいご縁に恵まれて、親としてはうれしい限りですよ」新原氏は2人にとって“一人息子”だという。89歳の母が言葉を継いだ。「私たちも間違ったことや人に迷惑をかけることさえしなければ、自分の好きなように人生を歩めばいいと、考えていました。趣味はクラシック音楽鑑賞と鉄道旅行。休みのときは、いろいろな場所に(電車に乗って)行っていました。息子の仕事ぶりや趣味を楽しんでいる姿を見るのが、私たちの喜びでもありました」母は少し話しづらそうにしていたが、舌がんの手術を受けたばかりなのだという。90歳と89歳、近所の人々のなかにも、高齢の2人の生活を心配している者がいた。――ゆくゆくは息子さん夫妻といっしょに暮らしたり、介護を受けたりといったことも考えていますか?「さあ、それはどうなるでしょうか。(菊池さんは)お仕事も持っていますし、お子さんたちもまだ学校に通っていると伺っています。当分は私たち夫婦でどうにかやっていこうと思っています」(新原氏の父)
2019年11月14日《まさに#二階からガソリン》《#二階からガソリンうますぎて草》こんなハッシュタグが生まれたのは11月12日のこと。「各界で功績、功労のあった方々」を招待することになっている総理大臣主催の「桜を見る会」に、安倍晋三首相(65)をはじめとした自民党議員たちが、多数の後援会関係者を招いていた問題。安倍首相が「(功労のある)自治会やPTAの役員方が後援会員と重複することもある」「招待者の取りまとめなどには関与していない」と必死に火消しをするなか、油を注いだのが自民党の二階俊博幹事長(80)だ。「誰でも議員は、選挙区のみなさんに、機会あるごとに、呼びかけて、ご参加いただくということに配慮するのは、当然のことじゃないか」「(与党議員に割り当てられた招待枠が)あったって別にいい。何か問題があるか」そう12日の幹事長会見で言い放ったのだ。“各界の功績のある人を呼んでいる”“招待客は内閣府が取りまとめている”という政府の言い訳を一瞬で無に帰す“ぶっちゃけ”発言。てっきり安倍政権に見切りをつけ、反旗を翻したのかと思いきや、本人にはそんなつもりはないようだ。記者会見ではその後、政権の政策を推進していく姿勢を見せている。おそらく無自覚なまま火に油を注いでいる二階氏だが、近年この“ガソリンぶっかけ癖”に安倍政権は苦しめられているのだ。「子どもを産まないほうが幸せに(生活を)送れるんじゃないかと、勝手なことを考えてね」’18年、6月26日、東京都内で行われた講演での二階氏の「生まない幸せは勝手」発言。じつは前月の5月には、自民党の加藤寛治衆院議員(73)が「新郎新婦は必ず3人以上の子供を産んでほしい」と発言。多様な家族のあり方を否定していると、批判を浴びたばかり。この二階氏の失言報道とともに、鎮火しつつあった加藤氏の発言も蒸し返されることになるのだった。さらに同講演ではこんな発言も……。「『今晩、飯を炊くのにお米が用意できない』という家は日本にはないんです」6月8日に映画『万引き家族』が公開され、世はまさに貧困問題に焦点が集まっている真っ只中。「子ども食堂」などの存在も広く認知されつつあるなか、“日本には食事に困るような貧困層はいない”という二階氏の発言は“現実知らず”との批判を当然受けた。さらに極めつけは10月12日に本州に上陸し、およそ100名にものぼる死者・行方不明者を出した台風19号に関する発言だ。巨大台風の甚大な被害の全容が明らかになりつつあり、政府の事前の準備が不十分だったのではないかとの声が高まっていた13日午後。台風対策のために開かれた自民党の緊急役員会で二階氏はこう言い放った。「予測されて色々言われていたことから比べると、まずまずで収まったという感じ」当然、非難が殺到。15日には二階氏は謝罪し、発言を撤回することになるが、のちに「言葉尻を捉えてうんぬんしても災害復旧は始まらない」と開き直るような発言をしている。二階氏は自らの失言で、鎮火しつつあった問題やこれからまさに燃え上がろうとしている問題に何度もガソリンを注ぎ続けてきた。だが、安倍政権はそのたびに二階氏を擁護している。派閥の領袖として党内では絶大な権力を誇り、抜群の政局観で幹事長として安倍政権を支える二階氏。自民党内で数少ない安倍首相も頭が上がらない相手とも言われ、誰も面と向かってたしなめる者がいないだけに、二階氏の“ガソリンぶっかけ癖”は治りそうもない。
2019年11月13日《この件は内閣府のルールに則って、招待された人が出席したまでです。しかしながら番組での二人の母への発言は許しがたい侮辱発言だと思います。厳重に抗議します!》そう気色ばんだのは、自由民主党の三原じゅん子衆院議員(55)だ。安倍晋三首相をはじめとした自民党議員たちが、関係者を慰労する場として総理大臣主催の「桜を見る会」を私物化していたのではないかという批判を集めている問題。11月12日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時~)でもこの問題を取り上げたが、そこで紹介されたのが三原議員の2014年4月18日付けのブログの一文だった。《「桜を見る会」に出席してまいりました今年は母や叔母たちも参加し喜んでおりました》「外交団、国会議員、都道府県知事、議長を始め、各界において功績、功労のあった方々を、各府省庁からの意見等を踏まえ幅広く招待」(大塚幸寛内閣府大臣官房長)というのが「桜を見る会」の建前。三原議員の母や叔母が参加していたことに疑問を呈したのが、番組のコメンテーターたちだ。ジャーナリストの青木理氏が「どういう功労があるんだろう」言うと、コメンテーターの玉川徹氏は「お母さんにどういう功労があるの」と同調した。それに対して三原議員は、冒頭のように「番組での二人の母への発言は許しがたい侮辱発言」と怒りを表明。ツイートの返信欄で“招待の対象者の条件に当てはまっているかどうか、という話ではないか?”と指摘されると、三原氏は《内閣府のルールに則り招待されたまでです》と反論。だが、どのようにルールに則っているのかは、明らかにはしなかった。11月4日には《政権を握っているのは総理大臣だけですよ》と、議院内閣制をとっている日本ではありえない見解をツイートして、顰蹙を買った三原議員。また、国会議員に初当選した2010年には、配偶者を公設秘書にすることが禁じられているにも関わらず、11歳年下の“恋人”を公設秘書にしていることが報じられ、批判を浴びた(2016年に三原氏は24歳年下の別の秘書と結婚)。かねてから独特の法解釈を重ねてきただけに、三原議員のいう“ルール”というものがどういうものなのかは気になるところだ。
2019年11月12日河井克行議員(56)が10月31日、法務大臣を辞任したと発表された。今月25日に菅原一秀議員(57)が経済産業大臣を辞任したばかり。12年12月に第二次安倍内閣が発足してから10人目の閣僚辞任に「任命責任」を問う声が上がっている。31日発売の週刊文春によると、河井議員の妻である河井案里議員(46)陣営がウグイス嬢に公職選挙法施行令で上限額として定められた日当1万5,000円の倍にあたる3万円を報酬として支払っていたという。同誌は河井議員の元公設秘書の関与も指摘している。各メディアによると31日、安倍晋三首相(65)に辞表を提出した河井議員は「今回の一件は私も妻も全くあずかり知らない」と疑惑を否定。しかし「調査を行う間、法務行政への信頼は停止してしまう。妻と相談し、一晩じっくり考え、今朝決断した」と辞任の理由を説明した。また同日、河井議員の辞任について安倍首相は「河井氏を法相に任命したのは私だ。こうした結果となり、その責任を痛感している。国民の皆様に深く、心からおわびを申し上げたい」と陳謝。さらに相次ぐ閣僚の辞任について「厳しい批判があること真摯に受け止めなければならない。国民の信頼を回復して、しっかりと行政を前に進めていくことにおいて責任を果たしていきたい」と述べたという。安倍首相の「任命責任を果たす」という言葉は空疎なものとして響いているのかもしれない。Twitterでは「任命責任」がトレンド入りを果たしたが、厳しい声が上がっている。《安倍総理の「任命責任は私にあります」という言葉、あらためて軽いと痛感します。どこに責任があるのでしょうか?》《任命責任って他から指摘されたならわかるけどさ。自分で責任あるって言い出してなにもしないどころか反省すらしない(そもそも責任者が諸悪の根元みたいなもの)ってどう解釈したらいい》《責任をとるためではなく説明責任から逃れるために辞任し、首相が「私の任命責任です」と言いながら何もしないという流れ。2回続けばこれが安倍内閣の基本姿勢なのは明らかだけど、典型的な「うやむやにする」やり方で、再発防止や問題解決能力のない国づくりがすすんでいる》いっぽう《例えばどうとれば良いのか?》《どうしたら果たすことになるのか。トップが辞任?やり通す?》と「任命責任を取るとはどういう意味か」といった声も上がっている。国会会議録検索システムで検索すると、第二次安倍内閣になってから首相による「任命責任」という文言は33の会議で記録されている。そのうち具体的な「責任の取り方」については24回記録されているが、おおむね以下のような口調だ。例えば安倍首相は14年10月、当時も閣僚の辞任が相次いでいたために衆議院本会議で柿沢未途議員から「みずからの任命責任についてお認めになられていますが、責任というのは、何らかの責任をとるときに口にする言葉です」「任命責任をどうとられますか。お伺いします」と訊ねられた際、こう返答している。「経済の再生を初め、内外の課題が山積する中、行政に、政治に遅滞をもたらすことのないよう、今後さらに緊張感を持って政権運営に当たってまいります。二年前の総選挙で国民の皆様からいただいた負託にしっかりと応えるため、政治を力強く前に進め、国民への責任を果たしていく決意であります」また16年2月には、衆議院予算委員会でこうも述べている。「閣僚の任命責任は私にあるわけであります。その責任は、究極的には、しっかりと政策を前に進めていくことによって果たされるべきものだと考えています」つまり安倍首相の“任命責任の取り方”は「政治を前に進めること」となるが、それが「力強く」「しっかりと」進められたものなのかは未来にならないとわからない。そのため日本共産党のTwitterアカウントから31日に《責任を「痛感」するばかりで、決して責任を取ることがないのはなぜなのか?》と指摘されているが、首相にとっては意に介さない意見なのかもしれない。
2019年11月01日「このたびは、私どもの“先輩”が大変恥ずかしいことで……」「まことに恐縮です。“後輩”が本当に失礼なまねを……」名門女子校・聖心女子学院の一部の卒業生たちの間で、こんな自嘲的な挨拶が交わされているという。彼女たちが“先輩”もしくは“後輩”と呼んでいるのは、安倍晋三首相夫人の安倍昭恵さん(57)のことだ。聖心女子学院初等科・中等科・高等科を経て、聖心女子専門学校を卒業し、首相夫人となった昭恵さんは、聖心女子学院のOGたちにとって“誇れる同窓生”だった。だが森友学園問題以降、その“支持率”がダウンし、10月22日で、さらに急落したという。OGの1人は次のように語る。「『即位礼正殿の儀』をテレビ中継で見ていて、昭恵さんの姿が映るたび、顔から火が出る思いでした。ほかの方たちが着物やロングドレスをお召しなのに、昭恵さんは座るとひざも丸出しになって……。ご本人がどうお考えであれ、明らかに場違いに見えました」「即位礼正殿の儀」で昭恵さんが着た白のひざ丈ドレスは「土偶」「ハンドベル」など、さまざまな表現で揶揄された。「即位礼正殿の儀」に注目していたという国会議員の妻は言う。「即位礼正殿の儀は、日本においてはこれ以上のものはない、最高位の儀式です。皇族方が十二単や束帯など、古式ゆかしいご装束で儀式に臨まれているのに、首相夫人である昭恵さんの服装からは、招いてくださった天皇皇后両陛下への敬意が感じられませんでした」ちなみに「即位礼正殿の儀」の女性のドレスコードは《ロングドレス、デイドレス、白襟紋付又はこれらに相当するもの》と、なっていた。ファッション評論家の石原裕子さんは言う。「ドレスコードを拝見する限り、昭恵さんの装いは問題ないと思います。素材もよく、個性的ないいドレスでした。ドレスのおかげで昭恵さんの存在も際立っていたと思います。ただ、ガラス張りのいちばん前の席で、お座りになるとひざが見えてしまったことは残念でした。せめてひざ下の長さのものでしたらよかったのですが。昭恵さんは少し体も絞られたのか脚もおきれいでした。その脚が映えるドレスをお召しになりたかったのでしょうね」インターネット上でも炎上し、昭恵さん自身も「朝から着物を着ればよかった」と反省していたという。しかし夜の「饗宴の儀」での和装もけっして“合格点”には達していないようだ。「昭恵さんは控えめな色合いの訪問着でいらっしゃいましたが、安倍首相は燕尾服にホワイトタイの正装。やはり昭恵さんもご主人にあわせて、色留め袖、それも五つ紋のものがふさわしかったと思います」(前出・石原さん)それにしても首相夫人の周囲には、ファッションについてアドバイスをする人間はいないのだろうか?昭恵さんの昔からの知人は言う。「昭恵さんは、よくも悪くも“わが道を行く”人なのです。『私はこう思うの』『私がいいと思ったから』という言い方をよくしています。他人からのアドバイスを素直に聞くタイプではありませんし、ファッションについてもそれは同じだと思います。昭恵さんは肩やデコルテにはあまり自信がないようで、そのあたりがあらわになる服装はあまり着ません。ただ『デコルテは見せられないけれど脚は見せられるの』と、言っていたこともありましたから、美脚にはかなり自信を持っているようです」この知人が語ったように、確かに昭恵さんのファッションを振り返ると、ワンピースやスカートも、ひざ上やひざ丈のものが多い。ただ車から降りる際、手を上げる際、ときには風にあおられて“見えすぎ”になってしまうことも多々あるようだ。「『即位礼正殿の儀』で万歳をしていたときにも、太ももがあらわになっていました」(前出・国会議員の妻)さすがの昭恵さんも今回の炎上を機に、ファッションの見直しをはかるのか。それともあくまでも“わが道を行く”のか……。
2019年10月29日菅原一秀議員が(57)が10月25日、安倍晋三首相(65)に経済産業相を辞任すると伝えた。国会議員秘書給与法や公職選挙法に抵触するような疑惑が報じられている菅原議員。しかし報道について「国会で説明する」と話した直後の辞任表明に、非難する声が後を絶たない。菅原議員は週刊文春10月17日号で自身の秘書に対し「うちの事務所の事情分かるでしょ。寄附してくださいよ。領収書も出すから」などと話し、給与を事務所に上納するよう要求した疑いがあると報じられた。国会議員秘書給与法では「何人も、議員秘書に対して(略)寄附を勧誘し、又は要求してはならない」と定められており、抵触する恐れがあるという。さらに菅原議員が過去にメロンを選挙区内の有権者に贈っていたという疑惑も、お礼状やリストなども掲載された上で同誌10月24日号で報じられた。一連の報道に対し菅原議員は11日の衆院予算委員会で「秘書に対して寄付の勧誘、要求といったことはございません」と返答。さらに15日には「有権者にメロンやカニを配ったのか」という質問に「いま確認している」などと応じていた。そういった報道の続くなか、17日にある町会の元会長の通夜が営まれた。そこに菅原氏の公設秘書が参列し、公職選挙法によって禁じられているにも関わらず香典を持参していたと23日に文春オンラインが報じた。同サイトは公設秘書が香典を手渡す瞬間の写真も掲載している。すると24日、各メディアによると菅原議員は記者団に「明日、国会で説明する」と経産省で表明。そのため立憲民主党・安住淳国対委員長(57)は同日、自民党・森山裕国対委員長(74)と会談。菅原氏に翌日の衆院経産委で説明責任を果たすよう求めていた。しかし25日、菅原氏は突然辞表を提出した。その理由について「私の問題に関して国会が停滞する、法案審議ができないということは私の本意ではありません」などと説明。「任期途中で経済産業大臣の職を辞することは慚愧(ざんき)に堪えない思い出ありますが、この点、おわびを申し上げたいと思います」と陳謝し、「事実関係をよく確認いたしまして説明責任を果たしていきたい」とコメントした。しかし、会見自体は4分弱で終了。秘書が香典を出したことは認めたものの、詳細については語らなかったという。「国会で説明する」としながらも、結局は詳細について語ることなく「国会が停滞するということは私の本意ではない」などと話し辞表を提出した菅原議員。24日には、自身の大臣就任時にブログで「政治の師であり、人生の師」とも表現した菅義偉官房長官(70)が「菅原氏自身が必要な説明をすべきだ」と記者会見で述べていたが――。その説明責任を果たさない姿にネットでは非難の声が上がっている。《大臣辞めて終わりじゃないから この疑惑は、一国会議員としての問題 まず説明責任をして、議員辞職》《説明しないで辞任は絶対やめてほしい。国民が疑問に思ってることの一つだからそれだけは避けてほしい》第2次安倍政権以降、閣僚の辞任は今回で9人目となる。甘利明議員(70)、稲田朋美議員(60)、小渕優子議員(45)といった元大臣らと同じく、菅原議員も大臣を「辞任」したものの議員を「辞職」したわけではない。「菅原議員は16年にも週刊文春で疑惑が報じられています。当時27歳だったある女性に『女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない』『子どもを産んだら女じゃない』といった女性蔑視の発言をしたというのです。さらにその女性とは衆院議員運営委員会に『政治経済事情視察』と嘘をついてハワイ旅行に出かけていたとも伝えられました。菅原議員は『本人が公衆の前に出てくれば冷静に判明できます』『出てきて下さい。そのA子さん』などと回答していました」(全国紙の記者)問題や疑惑の絶えない菅原議員には、当初から大臣への起用を疑問視する声が上がっていた。各メディアによると25日に安倍首相は菅原議員の辞任について「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対して、国民の皆様に深くおわび申し上げます」と話し、後任に梶山弘志議員(64)を登用すると発表したという。しかし「任命責任」というフレーズに、こんな声が上がっている。《「任命責任は私に」って何度繰り返してるんだ。その責任を一度でも取ったことがあるのか》《「任命責任は私にある(が、責任をとるとは言っていない)」問題。政策や姿勢で示して行く、みたいな「未来志向」な責任の取り方(逃れ方)がよくされる。これ、宿題忘れたけど、明日の宿題はやるつもりです、って小学生が言い訳して通用する?》《菅原一秀さんの任命責任は総理大臣にあるし、当選責任は有権者にある。物をもらった人もいればもらってない人もいるけど、もらった人がいてこそ菅原一秀さんの当選はある。このように有権者のレベルがちゃんと反映されている》
2019年10月25日女優・樹木希林さん(享年75)が遺した愛用品に、じっと眼差しを注いでいたのは、安倍晋三首相夫人の安倍昭恵さん(57)。10月15日、昭恵さんが百貨店・西武池袋の別館をお忍びで訪問する姿を本誌はキャッチした。この日は、西武ギャラリーで開催されていた「樹木希林遊びをせんとや生まれけむ展・完全版」の最終日。「夕方で、かなり混みあっていたのですが、気が付いたら昭恵夫人が来場していて驚きました。展覧会の関係者らしき男性や女性も来ていて、その人たちから展示物の説明を熱心に聞いていましたね」(会場にいた女性)沖縄県の辺野古で米軍基地建設反対運動を激励するなど、反体制を貫いた名女優と首相夫人の取り合わせは意外に思えるが、ある映画関係者は言う。「2人を結び付けたのは、希林さんが主演した『あん』(’15年公開)です。希林さんは、元ハンセン病患者であんこ作りの名人という老女を演じました。いっぽう昭恵夫人は以前からハンセン病啓発活動に関心を示しており、’07年には香川県にあるハンセン病療養所を訪問しています。’15年5月に行われた『あん』のプレミアム試写会にも昭恵夫人は招待されており、映画観賞後に、出演者らと歓談したのです」昭恵さんは希林さんの演技に感動したばかりでなく、その人柄にも引かれたのだという。前出の映画関係者が続ける。「昭恵夫人は特に希林さんと長い時間をかけて話し合っていました。そして希林さんのことを“人の悲しみに深く寄り添うことができる女性”と、尊敬の念を覚えたそうです。お2人は、今後も偏見を受け続けてきたハンセン病の元患者さんのために尽くすことを約束し合ったのです」昭恵さんは映画『あん』を安倍首相にもすすめ、夫妻で観賞したという。しかし、その後は森友学園問題なども噴出、また希林さんが’18年9月に他界したこともあり、再会の機会はなかった。「台風19号の被害が明らかになっていくなか、展覧会を訪れるのは昭恵夫人にとっても、ためらいを覚えることだったに違いありません。それでもあえて来場したのは、希林さんへ追悼の思いをどうしても表したかったからなのでしょう」(前出・映画関係者)展覧会では、希林さん手作りのブランケットをそっと撫でていた昭恵さん。その胸に去来していたのは、希林さんと交わした約束だったのだろうか。
2019年10月23日「今回の被災状況を踏まえて延期する方向で検討している」台風19号で被災した宮城県内を視察した安倍晋三首相が、神妙な面持ちでそう語ったのは10月17日のことだった。10月22日に予定されていた天皇陛下即位の祝うパレード「祝賀御列の儀」。首相自ら、その延期について言及したのだ。わずか2日前の15日、菅義偉官房長官が「祝賀御列の儀などの準備については淡々と進めていきたい」と明言したばかり。まさに急転直下の延期決定だった。10月12日から13日にかけて東日本を縦断した台風19号。その猛威は、未曽有の被害をもたらした。河川の堤防決壊は100カ所以上。住宅への浸水が17都県で計4万棟近く。死者80人を超え、現在も行方不明者の捜索が続いている。官房長官の記者会見と同じ15日、宮内庁の西村泰彦次長も会見を行っている。その場で、天皇陛下と雅子さまのお見舞いのお気持ちが次のように公表された。「天皇皇后両陛下には、台風19号による大雨災害で多数の方々が犠牲となり、また、依然として多くの方の安否が不明であること、数多くの方々が被災されていることに大変心を痛めておられます」被災地の状況に心を痛め、お気持ちを表明された両陛下。「淡々と進める」という菅官房長官の発言とは明らかな温度差があった。政府が突然方針を転換してパレード延期に踏み切ったのはなぜなのか。政治部記者はこう語る。「安倍首相が、パレードの延期を検討中だと被災地視察の直後に明かしたのは、首相自身の決断であるように印象づける演出にも感じます。しかし、延期決定の背景には天皇皇后両陛下のご意向があるとみて間違いないでしょう」祝賀パレードは閣議決定で国事行為とされており、実施についての決定権は政府にある。「もちろん両陛下が政治判断に関与することはできません。しかし両陛下は、宮内庁に対してパレードは延期すべきだと訴えられたのでしょう。宮内庁と内閣府は即位の礼に向けて密に連絡を取り合っています。両陛下のお気持ちは、宮内庁を通じて政府に伝わっていたはずです。両陛下のご意向がなければ、政府は菅官房長官の言葉どおり“淡々と”パレードの準備を進め続けていたに違いありません」(前出・政治部記者)雅子さまの胸には、大規模災害にまつわる苦悩の記憶が今も色濃く残っているはずだと語るのは、ベテランの皇室ジャーナリスト。「’95年1月17日に阪神・淡路大震災が発生しました。天皇陛下と雅子さまは、その3日後の20日に中東3カ国を訪問されることが決まっていたのです。非常に長い間、各国間で準備を整えてきた国際親善のご公務を中止にすることはできませんでした」ご出発前日の記者会見で、雅子さまは表情を曇らせ、声を震わせながらおっしゃった。《国内でこういうことが起きている時期に国を離れるということは、大変忍びないという言葉がよろしいのでしょうか、そういう気持ちでございます》阪神・淡路大震災という大災害の直後に外国へ向かわれる葛藤を吐露された両陛下。しかし、その会見の直後から宮内庁の電話がひっきりなしに鳴り響くことになる。「なぜこの時期に」「中止すべき」という抗議の電話が殺到したのだ。ご出発会見で陛下は、こうもお話しになっている。《皇族の仕事として国際親善もまた大きな仕事であり、以前から計画され、向こうの首長あるいは王族の方々に心をこめていろいろ準備して頂き、ご招待におこたえする意味でも、こういう状況ではありますけれども、親善訪問に努めてまいりたい》中東ご訪問中も震災の被害は拡大し、両陛下は大使館から送られてくる新聞のコピーを隅々まで読まれ、被災地を案じられていた。「しかし現地で友好親善に努めようとされるほど、両陛下は笑顔をお見せにならなくてはいけませんでした。結局、予定を2日間繰り上げて日本に帰国されたのですが、お心が引き裂かれるような海外ご訪問となってしまったのです。24年前の“大震災の悔恨”が、今回のパレード“延期の訴え”にも秘められていたのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
2019年10月22日私立恵比寿中学・安本彩花(21)が10月18日、休養を発表した。その理由について「心身ともに不安定な状態が続いてるため」としており、ファンからは気遣う声が上がっている。今年、結成10周年を迎えたエビ中。グループの公式サイトで安本は「10周年という大事な時期にみなさんをたくさん心配させてしまって本当にごめんなさい」と陳謝し、「エビ中10年!楽しい♪アニバーサリーな一年にしたかったのに、あとちょっとだったのに…」と悔しさを滲ませた。しかし「これから私がエビ中として活動していく為の少しの休憩タイムだと思って前向きな気持ちで元気になることに専念します!!」と明かし、こう結んでいる。「またステージでみなさんに会える日までわがままですが待っていてください」ネットでは休養を発表した安本に、エールが上がっている。《結成10年は大事な年だけど、エビ中はここで完結じゃないし、これからのエビ中に絶対必要な人だから、しっかり休んでまた元気な姿見せてほしい》《この子達のパフォーマンスを見たことあるけど、想像している以上に動きが大きかったり、体力の消耗が激しいんだろうなと思った。体調不良で辞めてしまうアイドルも少なくない中、10周年とはいえ「休む」という選択肢は最良かと》《あやちゃんお大事に無理しないでね!》私立恵比寿中学はアニバーサリーイヤーというだけでなく、メジャー3rdシングルの表題曲「梅」が令和にちなんで注目を集めたばかりだ。令和の由来は「万葉集」に書かれた梅花の歌。そして4月に安倍晋三首相(65)が明かした令和に込められた願いと歌詞の内容がシンクロするために「梅」は新元号の発表直後から大きな話題を呼んだ。今年5月、本誌に登場したエビ中。その際に安本は「梅」が注目を集めたことについて「こういう由来だから年齢層の高い方からも反響があって。50~60代の方たちから『令和アイドルって呼ばれてるんでしょ?』って声をかけてもらうことも増えたんです」と喜びを語っていた。さらに「最近アイドルブームが落ち着いてきたのかなって思うことがあって。だから次の時代は私達がアイドル人気にまた火をつけたい!」と意気込み、「紅白に出たいです!『梅』をきっかけに、エビ中には素敵な曲が本当にたくさんあることを知ってほしいんです」とこれからの野望についても明かしていた。その悔しさを胸に、ひとまずの休憩となりそうだ。
2019年10月20日自民党の二階俊博幹事長(80)は10月15日、自身が台風19号の被害を「まずまずに収まった」と発言したことについて「表現が不適切だった」と釈明。しかし「被災者に誤解を与えたとすれば」と前置きしており、火に油を注ぐ形となっている。二階幹事長は13日、台風被害について「予測されていたことから比べると、(被害は)まずまずに収まったという感じだが、相当の被害が広範に及んでいる」と発言。当時18人もの方々が亡くなったことなどが報じられていたため、ネットでは《たとえ亡くなった人の数が少なかったとしても、1人1人の命は重いのだから。大事な人を失った人々の痛みを感じてほしい》《亡くなった方が未だに増えている状態ですよ。ご遺族や被災された方の前で同じことを言えますか?》といった声が上がった。各メディアによると15日の昼、撤回の是非を問われた二階氏は「撤回するもしないもない。極めて大きな災害だ。災害復旧に全力を注ぐ」と述べた。しかし夕方には「被災された皆さまに誤解を与えたとすれば表現が不適切であったと考えております」と釈明。訂正や撤回について訊ねられると「不適切であったと言っているわけですから、それはその表現を続けて重ねて、発言しようと言っていることではないでしょ?それでいいんじゃないですか」と話したという。「誤解を与えたとすれば」と前置きをした二階幹事長に、ネットでは否定的な声が上がっている。《「まずまず」のどこをどうやったら誤解するんだ。二階幹事長の「まずまず」は、みんな正確に理解できたはず。「誤解を与えたとすれば」との条件をつけるということは、不適切だとも思わないし、撤回する気持ちもさらさらないと言ったのと同じ》《要は聞き手が「誤解」したのが悪いという、いつもの責任転嫁論法》《私達は誤解なんかしていない》また「まずまず」発言の当時、《その場で批判する人、いなかったんだろうか?とすれば、自民党かなりの問題だと思います》《こういう人を幹事長に据えてる自民党も、内部から批判の声があがらないとしたら完全に終わってるね》と自民党についても厳しい声が上がっていた。しかし菅義偉官房長官(70)は14日に「与党幹部の発言一つ一つに政府の立場でコメントは控えたい」と記者会見で話し、安倍晋三首相(65)は15日に「発言を承知していないので、コメントは控えたい」と予算委員会で発言している。
2019年10月16日――朝5時ごろ、目を覚ました恵俊彰(54)はテレビをつけると、チャンネルをニュース番組にあわせ、一般紙2紙とスポーツ紙1紙に目を通す。気になるニュースがあったら、いつの間にか起きていた妻(52)に声をかける。「ねぇ、この事件ってどう思う」4人の子どもの通学の準備に忙しい妻は、しばし手を止めて、夫の質問に答えてくれる。8時過ぎにはTBSに入り、10時25分から始まる『ひるおび!』の放送に備える。もう、こんな生活を10年続けてきた。「これほど長く情報番組のMCを任せてもらえたのも、妻のおかげでしょうね」「ひるおび!」放送後の打ち合わせを終えて、本誌のインタビューに応じた恵は、相好を崩してそう断言する。いまでこそ、午前の部(11時〜11時55分)と午後の部(11時55分〜13時55分)を合わせた平均視聴率で7年半連続トップを誇る『ひるおび!』。しかし、番組開始当初は波乱含みだった――。「当時、日本のお昼の番組といえば『笑っていいとも!』(フジテレビ系)でしたから、裏番組を引き受けるというのは、玉砕覚悟の“赤紙”を受け取る気持ちでした」迷いはあったが、芸能界の先輩たちが背中を押してくれた。「関口宏さんからは『なんか面白そうだと思うことは、やったほうがいい』、島田紳助さんからは『(低迷していた)横浜ベイスターズの監督をやるようなもん。だけど、監督をやっているということで目立つのは、得やないか』と言ってくれました(笑)」第1回の放送では、安倍晋三官房副長官(当時)を大物ゲストとして引っ張り出したが、視聴率はわずか3%。その後も2〜3%と低迷が続いた。大きな転機は’11年の東日本大震災の報道だ。ドラマやバラエティ番組は自粛されたが、報道を扱う『ひるおび!』は通常どおり続いた。「未曾有の大惨事に自分がどう向き合って生放送をやればいいのか迷いがあったんです。それで妻に『どんな顔してテレビに出ればいいんだろう?』と話したら、『お願いだから、日本中の不幸を背負ったみたいな顔をしてテレビに出るのはやめてね』って言ってくれたんです。それで“あっ”と気づいた。特別な感情ではなく、今、起きていることを、とにかくちゃんと伝えることが仕事なんだと」恵の真摯な姿に、視聴者が信頼を寄せ、徐々に視聴率が上がっていった。これまでも妻の一言に助けられることがあったという。「僕はサラリーマン経験がなく、芸能界しか知らない偏った人間です。だから、世の中の人が何に興味があるのか、どう思うのか、わからなくなるときがある。たとえば、誰かと誰かが対立しているようなニュースがありますよね。そのときに、奥さんに『どちらのほうが悪い人だと思う?』って聞くようにしている。妻は、僕にとって“世の中を映す鏡”なんです」
2019年10月16日安倍晋三首相(65)は10月13日、台風19号に関する関係閣僚会議で非常災害対策本部を設置すると発表した。朝日新聞によると、広い地域で甚大な被害が発生したことを踏まえて判断。さらに長野県と福島県に、情報先遣チームを派遣するとも明らかにしたという。非常災害対策本部については、台風の被害が報じられるようになっても設置されていなかった。12日には、ネットでこんな声が巡っていた。《本当にわからない、この時点で政府が災害対策本部を設置しないことを正当化できるロジックって何?なんで設置しないの?もう20時過ぎてるよ》《災害になると、首相の顔が全く見えなくなる。何故なのか?政府は何故、災害対策本部を設置しないのか?理解できない》そのため13日になって非常災害対策本部を設置したことについて、Twitterでは《なぜ、今朝になっての設置なのでしょうか?緊急事態に即応できない政府なのでしょうか?》《予定予測可能な台風なのに、この遅さ。ほとんど事後じゃん。未然対策の概念がない?》と政府の対応が「遅すぎる」と訴える声が上がっている。しかし、政府は8日時点で台風19号に対し「情報連絡室」を官邸に設置していた。NHKニュースによるとその時点で情報収集と警戒にあたっているとしている。さらに11日に安倍首相は関係閣僚に対し被害状況などの情報収集、さらに自治体などと連携した“先手先手の対策”を講じるようにと指示。くわえて防衛省は救援活動のため、1万7,000人にも及ぶ自衛隊員の即応態勢を取っていたという。そして12日、情報連絡室は官邸対策室に改組している。そもそも非常災害対策本部は災害対策基本法・第二十四条で、「非常災害が発生した場合において、当該災害の規模その他の状況により当該災害に係る災害応急対策を推進するため特別の必要があると認めるとき」に内閣総理大臣が内閣府に設置することができると記されている。また12日の首相動静も注目を集めている。首相動静には「午前8時現在、公邸。朝の来客なし」「午前中は来客なく、公邸で過ごす」などと同日の22時まで首相が一日中、公邸にいたとつづられている。そのため《安倍晋三、今日は何もしませんでした》《12日は公邸に籠りっきり…。で、「先手先手の対応」がこれだってよ》といった否定的な声が上がっていた。しかし前述のように情報連絡室・官邸対策室は官邸に設置されたものであるため、《首相は普段は私邸から官邸に通勤してるので、官邸と同じ敷地にある公邸に居たという事は、単に不測の事態に備えて待機していただけでは》《首相動静だけ見ると官邸にこもってるように見えるけど、官邸に対策本部あるだろうしそれなりに仕事してるんだと思うけどな》と推測する声も上がっている。非常災害対策本部という名ではないが、情報連絡室として情報を集めていた政府。また首相は本当にただ公邸にいただけなのかという疑問から、ネットではこんな声が上がっている。《首相官邸の危機管理センターに設置していた情報連絡室を官邸対策室に改組した。って書いてあるし自衛隊も各県より要請が有って出動してる。指示はされてると思うし、被害がある程度明確にならないとそれに対応出来ないと思うのは俺だけかね?》《公邸で各自治体から上がってきてた情報を精査していたんじゃないの? 非常災害対策本部って真っ最中にできることないで》さらに《河川の氾濫や決壊が多く、何から手をつければ良いのか難しいが人命救助が第一なのは間違いなく、自衛隊・消防・警察と情報連携して総力戦で復旧復興を目指して欲しい》《政府のしっかりした対策を望みます。担当大臣や政務官は能力のある人材が望ましいのが今回でよくわかると思います》と非常災害対策本部の「これから」に期待する声が上がっている。
2019年10月14日「今回の晴れの舞台について最初に聞かされたとき、嵐のメンバーたちの反応は、皆同じでした。『えっ、俺たちでいいの!?』と――。大きな驚きとともに『本当に光栄です』とひたすら恐縮していたそうです」(イベント関係者)嵐が、11月9日に東京・皇居前の特設舞台で行われる「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」に出席し、お祝いのパフォーマンスを披露する。櫻井翔(37)は主催者を通じて「国民に寄り添い、想いを寄せておられる陛下に、日々の感謝の思いをお伝えし、お祝いの会に少しでも華を添えられますよう、心を込めて精一杯パフォーマンスをしたいと思います」とコメントした。「国会議員や経済、スポーツなど政財界の有志が主催する祭典です。当日は天皇陛下がお言葉を述べられ、安倍晋三首相も出席する予定です」(全国紙記者)上皇さまの天皇陛下即位10年をお祝いする祭典や式典には、X JAPANのYOSHIKI、20年のときはEXILE、30年となった今年2月は三浦大知(32)が参加している。「若い人たちにも皇室の存在を印象づけようと、国民祭典には、特に若者に人気の芸能人を選んでいます」(宮内庁関係者)ではなぜ、今回は嵐だったのだろうか。「大きな理由は2つあると考えられます。まず、今までの選考基準と同じく、“時代”を象徴している話題の人物かどうかです。嵐はデビュー以来、国民的アイドルとして絶大な知名度を誇ります。来年末には活動休止してしまうという希少性も、今回の起用の大きな要因になったと考えられます」(全国紙記者)今年11月に満を持して出演する嵐。ジャニーズ事務所のグループが皇室行事でパフォーマンスをするのは、今回が初めてだ。ただ、皇室とジャニーズ事務所がまったく無関係だったかと言えば、そうではない。「メリー喜多川副社長の夫である故・藤島泰輔氏は、上皇のご学友です。彼は77年に自民党公認で参院選にも立候補しており、政治にも精通していました」(社会部記者)今年4月30日、櫻井は『news zero』(日本テレビ系)の改元特番に生出演。上皇陛下が天皇として最後のお言葉を述べられたニュースについて、「感謝の思いで胸がいっぱいになった」とコメントしている。ある皇室ジャーナリストは次のように言う。「嵐に決まったもう一つの理由は、愛子さまが“嵐ファン”だったということも大きかったのではないでしょうか」愛子さまが嵐に高い関心を示されていることは、4年前の本誌でも報じている。「当時、愛子さまは中学2年生。学校で過ごす時間も増え、お友達との話で出てくる音楽やテレビ番組についても“中2の女の子”らしく話をされていると伺いました。学内でお話しされていたのは、ジャニーズの話が多かったようです。特に相葉雅紀さんの名前がよく挙がっていたといいます。その年の春の学習院OGらによる合同演奏会でも、愛子さまは初等科OGとして参加され、チェロで嵐の『サクラ咲ケ』を披露されています。ご学友たちと楽しそうに演奏している姿が強く記憶に残っています。雅子さまも客席からご鑑賞され、笑顔で拍手を送られていました」(学習院関係者)“相葉推し”だという愛子さま。2年前には他誌でも“愛子さまと嵐”に関する報道があった。「愛子さまは、赤坂御用地内で、愛犬の散歩を登校前と下校後にするのがご日課。この数年は英語の勉強に力を注いでいますが、合間の気分転換に嵐の曲を聴くこともあるそうです。櫻井翔さんがお忍びで赤坂御用地内を訪ねていたとの報道もありましたね」(前出・皇室ジャーナリスト)昨春、愛子さまはご学友3人とともに都内のカラオケ店を訪れたことがあった。「事前に護衛の男女が安全を確認した後、4人で2時間ほど滞在されていました。嵐の曲も歌われていたようです。この数年、好きなアイドルを通じて、ご学友との距離を縮められたことで、愛子さまの世界が広がったと思います。本当に笑顔が増えましたから。今回の国民祭典での嵐の抜擢には、愛子さまも大変喜んでいらっしゃるのではないでしょうか」(皇室担当記者)当日の11月9日、愛子さまも間近で嵐のパフォーマンスをご覧になるのだろうか。前出の宮内庁関係者は言う。「天皇皇后両陛下は、上皇上皇后両陛下にならって、国民祭典に遠くの二重橋前から手を振ることになります。両陛下も愛子さまの嵐へのご関心をご存じでしょうから、もしかしてご一家3人で手を振られることになるかもしれません」大役を担う嵐にとっても、活動20周年にふさわしいメモリアル・イベントになりそうだ――。
2019年09月27日ヒットメーカー・三谷幸喜氏(58)が脚本・監督を手掛け、俳優・中井貴一(57)が首相役を熱演した映画「記憶にございません!」。13日、その公開初日舞台あいさつが都内でおこなわれ、配給元の東宝から、興行収入30億を狙える好スタートを切ったことが発表された。同映画は、史上最低の支持率を記録した総理大臣・黒田啓介(中井)が、投げられた石が頭に当たって記憶を失ったのをきっかけに、理想の政治を取り戻していく政界コメディー。8月には安倍晋三首相(64)が試写を鑑賞し話題に。三谷氏と中井らが各メディアに積極的に露出していることから好調な客足を記録した模様だ。「同作で中井さんは、自身が主演ドラマに抜てきしたことがきっかけでブレークするきっかけとなったことが知られている吉田羊(年齢非公表)さんと共演していています。実は、もう1人、中井さんを“恩人”と慕う共演者がいたんです」(映画関係者)それが、舞台あいさつに同席した、首相秘書官役の小池栄子(38)だった。「小池さんは10年ほど前に中井さんと共演したんです。当時、軸足を女優とバラエティーのどちらに置くか悩み中井さんに相談。すると、『覚悟を決めないと』とアドバイスされ女優業を選択したそうです。今やすっかり演技派女優の仲間入りを果たしましたが、中井さんの“後押し”があってこそのようです」(前出の映画関係者)さらに、中井から“金言”ももらったことを告白した若手女優もいた。「名脇役ぶりを発揮している森川葵さん(24)は昨年公開の『嘘八百』で中井さんと共演。映画のPRイベントで撮影中のエピソードとして、中井さんに“大勝負に出たオーディションに落選した”ことを報告したところ、中井さんから『良かったじゃないか。それに落ちたことで、他の良い作品に巡り会える』と言われ、森川さんは気持ちが前向きになったのだとか。いくらベテラン俳優でもなかなか言える言葉ではないでしょう」(別の映画関係者)中井への悩み相談で、人生のターニングポイントに。彼から多大なる影響を受けた共演女優たちにとって、中井の“金言の記憶”は永遠に消えることはない——。
2019年09月16日終戦から74年を迎えた8月15日、全国戦没者追悼式が日本武道館で行われた。安倍晋三首相(64)は式辞で「私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆さまの尊い犠牲の上に築かれた」と話し、「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この誓いは昭和、平成、そして令和の時代においても決して変わることはありません」と述べた。同日、カラテカ・矢部太郎(42)が終戦にちなんだ漫画を公開した。矢部はTwitterで《『大家さんと僕 これから』の「大家さんと戦争」という回です。今日是非読んでみてください》とつづり、漫画のページに飛ぶリンクを添付した。漫画で矢部は、昨年8月に亡くなったと報告した大家さんとのエピソードを回想。《大家さんとはどんな話をしていても》《気がついたら戦争の話になっています》とつづり、大家さんの疎開にちなんだエピソードや《戦争が終わったと教えてもらいました》という日のことを描いた。さらに話し終えた大家さんが《矢部さんは戦争にとられたくない》と話していたことも明かされている。矢部のツイートは1日ほどで6,000件近いリツイートと1.1万件のいいねを記録。さらにこんな声が上がっている。《大家さんが語る戦時中のお話は、さらりとしていて、いつものおしゃべりのようにも映りました。でも、老いても忘れられない記憶が、戦争という事実、切ないです》《本当に、戦争というものは悲劇しか生まないですよね 大家さんの話、終戦の日に読めて良かったです》16日、料理研究家・小林カツ代さん(享年76)のレシピサイト「KATSUYOレシピ」は「終戦記念日によせて」というタイトルで生前の小林さんの講演内容をアップしている。講演で小林さんは「私が戦争を体験したのは、まだ小さい頃のことだった」といい、「気が弱くて一人も殺せなかった」という父親が上官の命令に背いて殴られたことなどのエピソードを明かした。小林さんは「料理研究家になってよかったと思っている」と述べ、さらにこう話したという。「切った野菜のくずから芽が出てくる。スーパーでしおれていたホウレンソウが、水で洗うとみるみる精気を取り戻す。野菜だって何だって、命あるものはすべて生きたがっている。それに気づくことができた」そして「だから私は、キッチンから戦争に反対していく」と語っていたという。また本誌では今年6月、元ひめゆり学徒・島袋淑子さんを取材している。島袋さんは学友が爆弾に負傷した際について、こう回想していた。「おなかをやられて腸が飛び出していました。みー、みー、と言って水を欲しがって……。先輩が、ガーゼに浸した水をあげたら、しばらくして『天皇陛下万歳』と言って亡くなったんです」軍国少女だったという島袋さんは「私たちは、どんなことがあっても日本は勝つと教えられ、そこに疑問を持つことも許されませんでした。教育って、恐ろしいものなんです」とも話していた。そして取材をこう結んでいる。「戦前のことを思うと、私はただ国の言うことを信じていましたので、反省するんです。だからこそ、今度、平和憲法が変えられたりして戦争の準備が始まったら、そのときは、私は牢に入れられても、ダメだと言い続けます。それが、戦争を体験した者の責任です」戦争体験者は年々減少し、国民の8割以上が戦争を知らない世代ともいわれている。残された者たちこそ、その歴史を語り継いでいく必要がある。
2019年08月16日安倍晋三首相(64)が8月11日に都内で映画「記憶にございません!」(9月13日公開)の試写を鑑賞し、同作の三谷幸喜監督(58)と懇談したことを各スポーツ紙が報じた。中井貴一(57)主演の同映画は、「史上最悪のダメ総理」と言われた総理大臣・黒田啓介が記憶喪失となったのをきっかけに、理想の政治を実現すべく奮闘していく政界コメディー。各紙によると安倍首相と中井は大学の先輩と後輩の間柄。今月2日に食事をした際、映画のことが話題に。そこで安倍首相が鑑賞を希望したことから、実現したという。三谷監督から映画の感想を問われた安倍首相は、「記憶にございません!」とタイトルにかけたダジャレで笑わせとのこと。また三谷監督が「ムッとしてないですか?」と恐る恐る聞くと、安倍首相は「してないですよ」と笑顔で応じたという。「15年に公開された三谷監督の前作『ギャラクシー街道』は当初注目されていたものの、公開後は『期待外れ』との声もあがっていました。それだけに、三谷監督の今作にかける意気込みは並々ならぬものがあったようです」(映画関係者)実際、完成した作品は安倍首相をうならせるほどだったようだ。「安倍首相は『1カ所、驚いたところがあった……』と本音を漏らしていたそうです。どの部分かは明かしませんでしたが、それだけ三谷さんが“核心”部分を突いていたということ。コメディーではあるものの、かなり作り込まれた作品。今回はヒットが期待できそうです」(取材した記者)
2019年08月12日自民党の小泉進次郎衆院議員(38)がフリーアナウンサーの滝川クリステル(41)が8月7日に首相官邸を訪れ、安倍晋三首相(64)に結婚を報告した。その後、2ショットで記者へ対応。滝川アナが妊娠しており、すでに安定期に入っていることを明かした。同日に小泉議員は自身のブログを更新し、滝川との結婚を報告。昨年から交際中だったことを明かし、《幸いなことに子どもも授かりました。愛する人と時を重ねる中で、自然と妊娠し結婚という流れになったことを本当に嬉しく思っています》とつづった。滝川も自身のインスタグラムで結婚を報告。《これから二人で新しく描いていく未来、山あり谷ありの未来かと思いますが(中略)明るく愛情たっぷりの家庭を築いていけたらと思っています》と心境をつづった。「この日、首相番の記者たちに『進次郎氏が首相に会いに来ること』『その後にぶら下がりの取材を受けること』が告げられていました。すると、なんと滝川アナも一緒に登場。記者たちが色めき立つなか、突然の結婚発表が行われたのです」(政治部記者)小泉氏といえば、父が言わずと知れた小泉純一郎元首相(77)。初当選時から「未来の首相候補」と言われていた。そして滝川もまた、高い人気を誇るアナウンサー。心強い伴侶を得たことで、周囲の期待はさらに高まっているという。「歴代首相での史上最年少は、初代の伊藤博文で44歳。近年では第1次内閣の時の安倍首相が52歳と若くして総理になりました。最年少記録まで進次郎氏はあと6年。もともと求心力のある政治家だったのに、滝川アナが妻となれば“鬼に金棒”。最年少記録更新が実現するかもしれません」(前出・政治部記者)滝川が“ファースレディー”となる日も、そう遠くないかも!?
2019年08月07日吉本興業と反社会的勢力の関わり疑惑について7月23日、閣僚からも批判が相次いだ。同社の事業に公費が投入されているため、説明を求める声も上がっている。宮迫博之(49)と田村亮(47)は20日、会見で振り込め詐欺グループのパーティに参加した経緯を説明した。仲介したカラテカ・入江慎也(42)は「吉本の会社を通したイベントについてくれているスポンサーなのでそこは安心です」と話していたという。この「吉本公認イベントに詐欺グループのスポンサーがついていた」という発言を受け22日、同社の岡本昭彦社長は「事実ではない」とコメント。「イベントは吉本興業の制作ではなく、都内のイベント会社が主催した」と話し、「イベントのスポンサーの1つが特殊詐欺グループのフロント企業だった」と説明。また「当該イベントを主催したイベント会社が反社会的勢力でないことは確認していたが、その先まではチェックしていなかった」と述べていた。時事通信によるとそういった一連の流れについて23日、記者会見で柴山昌彦文部科学相(53)は「文化の健全な振興の観点からもガバナンス、コンプライアンスは極めて重要だ」と批判した。また吉本興業は官民ファンドの「クールジャパン機構」から資金を拠出されているため、平井卓也科学技術担当相(61)は「コンテンツ制作者として非常に有力な企業の一つであり、法令順守の徹底や説明責任を期待せざるを得ない」と発言した。吉本興業は「クールジャパン機構」から段階的に最大100億円の出資を受けて「Laugh&Peace_Mother」を展開し、教育事業に参入すると4月に発表した。同社の大崎洋会長は宮腰光寛沖縄担当相(68)によって、沖縄における在日米軍施設・区域の跡利用を促すための施設や機能を検討する私的な有識者懇談会「基地跡地の未来に関する懇談会」の委員に任命されたばかり。安倍晋三首相(64)が4月、吉本新喜劇に出演してG20の交通規制などに協力を呼びかけたのも記憶に新しい。しかし今回の件で吉本興業は、政府と連携していい企業なのかどうかと疑問の声が上がっている。宮迫と田村は岡本社長による「会見したら全員クビ」などの「パワハラ」発言を告発。岡本社長は支払うギャラについて「会社が9、タレントが1ということはない」「5:5か6:4です」と会見で説明したが、多くのタレントたちがSNSで反論していた。さらに24日には、吉本興業が所属タレントたちと契約書を交わしていないことについて公正取引委員会・山田昭典事務総長が「契約書面が存在しないということは、競争政策の観点から問題がある」と指摘。業務の発注を口頭で行うことや取引条件を具体的に明らかにしないことは「著しく低い対価での取引要請」などを誘発する原因になり得ると話した。反社会的グループとの関わりを問われるだけでなく、所属芸人との契約についても指摘が入った吉本興業。政府からの厳しい指摘に、ネットではこんな声が上がっている。《これだけコンプラに関して煩いのに、吉本だけは例外、なんていうダブスタはあり得ないな》《どんどん調べるべき。テレビ局との株の持ち合いについても調べるべき。吉本は吉本で政府から公金が流れてる企業だからよけいに。普通の芸能事務所とは違うから》しかしこれだけのことが明るみになる前から、政府は把握できなかったのだろうかという疑問も残る。たとえば給与体系の問題については、メディアを通して芸人たちもたびたび明かしてきていた。そのため閣僚サイドにも否定的な声が上がっている。《そもそも論に疑問が湧いてくる何故吉本が教育関連で政府から税金の配分を受ける?政府はそもそもキチンと身体検査したのか?》《安倍政権は、吉本と“なかよし”だったのでは?批判する前に自らを反省すべきです》
2019年07月25日「与党が消費税10%の増税を掲げる一方、それに野党はオール反対とわかりやすい選挙でした……。この選挙結果は、格差が急激に拡大する最悪のシナリオの序章になるかもしれません」こう語るのは、経済アナリストで獨協大学経済学部教授の森永卓郎さんだ。7月21日に投開票が行われた参議院選挙で与党が多数を占めた。これにより10月から消費税は8%から10%に引き上げられることがほぼ確実となった。「安倍晋三首相は選挙中もアベノミクスによる経済成長の実績を強調していましたが、その実態は、格差を拡大させただけです」そう語るのは、立命館大学経済学部教授の松尾匡さん。社会保障や介護・教育分野などに大胆に政府支出を求める「反緊縮」を唱えてきた松尾さんが、こう続ける。「安倍政権になってから“世界でいちばん企業が活躍しやすい国”とのスローガンを掲げ、大企業に有利な政策を始めました。’90年代には5割だった法人税の税率が、’18年には3割を切るまで引き下げられました。所得税においても富裕層に対する優遇措置をおこない。’70年代に75%だった最高所得税率は、安倍政権になって45%になっています。その一方、5割を超える人が“生活が苦しい”と答えています。アベノミクスが、富裕層と庶民の格差を大きくさせてきたのは明らか。しかも、参院選の結果を受けて、これまでの政策はこれからも続くでしょう」今後、その格差が広がっていくのは確実だと森永さんはみている。「1億1,000万円以上投資可能の資産を持つ億万長者は急増し、’17年に国内に約316万人。その数は前年から9.4%も増えており、今後も増加していくことが予想されます。ところが庶民の実質賃金は累積で4%下がっています。富裕層が庶民の所得を奪う形で、いっそう、金持ちになっていくでしょう」持てる者と持たざる者の差が開いていく状況をさらに悪化させるのが、アメリカとの貿易交渉だという。元・神戸大学大学院教授で「暮らしと経済研究室」主宰の山家悠紀夫さんが語る。「再選を目指し、これから本格的に選挙戦を繰り広げるトランプ大統領としては、日米貿易交渉での成果を自国民に示したいところ。一方、トランプ大統領に参議院選挙の影響を考慮されて“参院選後にやろう”と交渉を延ばしてもらった安倍首相。勝敗はおのずと見えています」森永さんも、日米貿易交渉の見通しは暗いと警鐘を鳴らす。「昨年9月の日米首脳会談のあと、安倍首相は“ウインウインの関係を築く合意”だと自賛しましたが、実態は惨敗です。アメリカが日本から輸入する自動車に25%の関税をかけると脅され、日本はTPP(環太平洋経済連携協定)に参加する国と同じ水準まで関税を下げることを約束してしまったのです。日本は自動車を守るために、農業を生け贄に差し出すことになるでしょう。アメリカから安い農産物が入ってくるようになれば、日本の農業や畜産業は壊滅してしまいます」日米貿易交渉によってもたらされる格差は経済だけではないと松尾さんが語る。「農業が立ちゆかなくなると、地方はますます疲弊します。若者は都会を目指し、東京の一極集中が進むことに。安倍政権が頼みの綱にする東京五輪も地域格差を拡大します。東京オリンピック・パラリンピックまでは、首都圏に人も仕事も集中。東京にいると、しばらくの間は、消費増税の景気の落ち込みは感じにくいかもしれません。しかし、五輪特需の恩恵を受けられない地方経済は衰退に拍車がかかります」
2019年07月25日「与党が消費税10%の増税を掲げる一方、それに野党はオール反対とわかりやすい選挙でした……。この選挙結果は、格差が急激に拡大する最悪のシナリオの序章になるかもしれません」こう語るのは、経済アナリストで獨協大学経済学部教授の森永卓郎さんだ。7月21日に投開票が行われた参議院選挙で与党が多数を占めた。これにより10月から消費税は8%から10%に引き上げられることがほぼ確実となった。「安倍晋三首相は選挙中もアベノミクスによる経済成長の実績を強調していましたが、その実態は、格差を拡大させただけです」そう語るのは、立命館大学経済学部教授の松尾匡さん。社会保障や介護・教育分野などに大胆に政府支出を求める「反緊縮」を唱えてきた松尾さんが、こう続ける。「安倍政権になってから“世界でいちばん企業が活躍しやすい国”とのスローガンを掲げ、大企業に有利な政策を始めました。’90年代には5割だった法人税の税率が、’18年には3割を切るまで引き下げられました。所得税においても富裕層に対する優遇措置をおこない。’70年代に75%だった最高所得税率は、安倍政権になって45%になっています。その一方、5割を超える人が“生活が苦しい”と答えています。アベノミクスが、富裕層と庶民の格差を大きくさせてきたのは明らか。しかも、参院選の結果を受けて、これまでの政策はこれからも続くでしょう」安倍政権の政策が景気を回復させるのならいいのだが、すでに景気悪化の兆候が出てきている。今年に入って、アベノミクスの成果といわれてきた「新規求人数」が減少。松尾さんがこう指摘する。「下落しているのは新規求人数だけではありません。’18年11月ごろからあらゆる経済指標からみても景気が後退しています。とりわけ消費意欲を示す『消費者態度指数』が9カ月連続で下落しているのが気がかりです。購買意欲が冷えているうえに、消費税の増税が追い打ちをかけることで、ますます格差が広がってしまうのです」元・神戸大学大学院教授で「暮らしと経済研究室」主宰の山家悠紀夫さんもこう語る。「所得の低い人ほど負担が重くなる消費税は、税にとって最も大切な原則である、所得に応じて税を負担する『応能負担』に反する不公平税制です。増税後は消費が落ち込み、物価が下落し、企業業績も悪化。社員の賃金が減らされるため、さらに消費が冷え込む“デフレ・スパイラル”に陥ります。そのしわ寄せは庶民にいくのです」松尾さんもこう語る。「海外の状況も悪化しています。米中貿易戦争に、イラン情勢による原油高の懸念、泥沼化する日韓関係など、世界経済が不透明なとき。これまで日本経済を支えてきた外需に期待できません。そんな状況での増税は、風邪のひきはじめに冷水に飛び込むようなもの。とくに体力の弱い商店、中小企業は、消費税が上がっても価格に転嫁できません。自腹を切るしかなくなり経営が悪化。倒産したり廃業したりするケースも増加します。それにともない、職を失う人も増えていくでしょう」今後、所得がどれだけ下落するのか山家さんに予想してもらった。「厚生労働省の『国民生活基礎調査』の世帯所得のなかでも、より実態に近い中央値を見ると、第2次安倍政権が発足してから9万円も減っているのです。これに消費増税が追い打ちをかけると、最悪のケースで世帯所得は100万円も下落してもおかしくありません。中央値とは、全体のちょうど真ん中の値。つまり半数の世帯が年収320万円以下になってしまうのです。所得が下がる世帯が多いにもかかわらず、自民党の公約を見ても格差対策と言えるものはほとんどありません」与党の勝利で、引き続き推し進められるアベノミクス。不況に入りつつあるいま、広がり続ける格差はどうなるのか。
2019年07月25日日本人の生活に欠かせないツールになりつつあるWebサービス、Twitter。アメリカのドナルド・トランプ大統領や、安倍晋三総理大臣などが利用し、ツイートがニュースになることもしばしばです。一般人でも、Twitterによる不適切発言や動画などが炎上を招き、失職や内定取り消しになるなどして、人生が変わってしまった人物もいます。 Twitterで脅迫するようなケースがそんなTwitterに端を発した犯罪も多発しています。なかでも最近増えていると言われるのが、突然「あなたの個人情報を特定しました。○○○○(名前)さんですよね。返信がなければ色んな話を晒しますよ」とダイレクトメッセージ(DM)を送るケースです。Twitter上では何名かのユーザーから被害報告が寄せられています。実際名前が当たっているか否かはわかっていませんが、自分の名前を勝手に知ろうとする、そしてそれを「バラすぞ」と脅す行為は気分の良いものではありませんよね。迷惑かつ気味の悪いこの行為ですが、「犯罪に当たるのかわからない」との声があります。真相を虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士にお伺いしました。 犯罪行為になるのか?齋藤弁護士:「個人を特定したうえ、返信がなければ『晒す』とDMを送りつける行為は脅迫罪に該当しえます。脅迫とは、意思に対する制圧を意味する行為です。これによって例えば金品を目的としているのであれば、恐喝罪にも発展し得えます」 ネット上では、「犯罪にはならないのでは」という声もあるようですが、脅迫罪などに該当する可能性もあるのですね。 どう対応すればいいのか?犯罪行為になりうることがわかりましたが、そうなると一層「どう対応すればいいのか」という疑問が湧いてきます。対応を間違えてしまうと、凶悪犯罪にも発展しかねません。虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士にその辺りを質問してみました。 Q.個人を特定することはできる?齋藤弁護士:「Twitter社への弁護士会照会をかける、などの手段はありえます。ただし、『晒すぞ』に至った経緯がどのようなものであるのかが重要です」 Q.被害にあったらどう対処すべき?齋藤弁護士:「まずは経緯を保管すること。スクショレベルでも結構です。そのうえで、対応を弁護士に相談されるほうがよろしいかと思います」 慎重に行動を自分の個人情報を第三者に知られ、「バラすぞ」と脅しをかけることは犯罪行為になりえます。しかし対応を間違えると、二次被害を受けかねません。落ち着いて証拠を集めることから始めましょう。 *取材協力弁護士: 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)「個人情報を特定した、バラすぞ」というDMが来た!対処法や犯罪の可能性を弁護士が解説はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。「個人情報を特定した、バラすぞ」というDMが来た!対処法や犯罪の可能性を弁護士が解説はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2019年07月22日7月21日の参議院議員選挙を前に、れいわ新選組の山本太郎氏(44)が注目を集めている。山本氏が演説をすると人だかりができ、その様子はSNSを中心に拡散されるのだ。20日の産経ニュースによると、立憲民主党の関係者が「枝野幸男代表の10倍以上の聴衆が集まっている」と語るほどだという。YouTubeにアップされた山本氏の演説動画を見ると、その熱量がうかがえる。Twitterでもこんな感想が上がっている。《選挙なんか行っても変わらんから適当でいいって考えやったけど、それが変わったのは山本太郎さんの演説見たから》《山本太郎の街頭演説がすごく盛り上がってる。田中角栄の演説も聴衆がすごく集まったらしいけど、こんな感じなのかな》《れいわ新撰組に大きなうねりを感じる。これだけ心に響く演説は聞いたことがなかったし、山本太郎にかけてみたいと思う。ウソやごまかしはもうたくさん》れいわ新選組の擁立する候補者が個性豊かな点も、人々を惹きつけているようだ。元拉致被害者家族会副代表の蓮池透氏(64)や元派遣社員の渡辺照子氏(60)、また難病であるALSの当事者・舩後靖彦氏(61)や脳性まひで重度障害者である木村英子氏(54)といった顔ぶれが揃っている。れいわ新選組はホームページに「政権とったらすぐやります」「今、日本に必要な緊急政策」とつづり、政策を紹介。「安い家賃の住まい」「奨学金チャラ」「最低賃金1,500円」など17個の政策が並んでいる。そのなかで特に注目を集めるのは、他の野党が10月に予定されている消費税率10%への引き上げに「反対」「凍結」といった姿勢を示すなか、「廃止」を打ち出している点だ。5月、山本氏は本誌に登場。安倍晋三首相(64)について「深刻なデフレ下で、消費税を増税するなど、経済オンチでしかありません」と揶揄。「景気が低迷している今、まず手をつけるべきは人々の生活を底上げすること。そのために、消費税廃止を目指し、まずは5%に減税すべき」と話していた。続けて山本氏は「消費税は、89年に3%で始まって以来、97年、14年の2回、上がりました。そのたびに、法人税や所得税は減税されています」と指摘する。かつて消費税が導入された89年には19兆円あった法人税の税収だが、16年には10.3兆円に。89年を基準とする法人税の減収額は累計192.5兆円にのぼる。そのいっぽうで、消費税の税収の累計は263兆円だ。「この2つの数字を比較すると、消費税収の73%が、法人税の減少分に割り当てられていると見ることができます」(山本氏)つまり、法人税の減税で足りなくなる税収を消費税で穴埋めしている形となる。山本氏は「法人税は利益に対してかかりますが、消費税は家計が赤字であっても、消費をする限り払わなければならない“罰金”です。金持ちを、もっと金持ちにするために消費税がある」と語り、こう続けていた。「税金は“ないところから取るな、あるところから取れ”が基本です。日々の生活に苦しむ人たちが犠牲になっていいわけはありません」14年4月、消費税を3%増税する際に政府は「引き上げ分は、全額、社会保障の充実と安定化に使われます」と約束した。しかし山本氏は「完全な形で“社会保障の充実”に使われたのは、3%の増税で増えた約8兆円の税収のうち16%ほどに過ぎません。残り84%の使途について、詳細を要求しても、『出しません』の一点張り。説明責任を果たす気もない」と批判。そして、こう結んでいる。「しかも、この7年で社会保障費は4兆円以上カットされています。消費税は社会保障のため?だまされてはいけません」果たして、有権者はどんな結論を出すのだろうか。
2019年07月21日われわれの生活に壊滅的なダメージを与えるという消費増税。わが国の首相は“今後10年10%より上がらない”と話すが……。本当にその言葉を信じていいの?「安倍政権において、消費税をこれ以上引き上げることはまったく考えていません」「今後10年ぐらいの間は、上げる必要はないと私は思っている」参議院選挙の公示日前日の7月3日に行われた日本記者クラブ主催の討論会。安倍晋三首相はこう語り、10月から消費税を10%に引き上げることに理解を求めた。「この状況下で“消費税を増税する”というのは“日本経済を破壊します”と言い放っているのに等しいのです。『10年間上げない』という言葉も、はたして額面どおりに受け取っていいかどうか……」そう憤るのは、京都大学大学院教授の藤井聡さんだ。6年にわたり、安倍内閣で内閣官房参与を務めたが、増税などに反対する「言論活動に注力するため」、昨年12月に参与の職を辞している。「すでに安倍政権になってから1世帯当たりの年間の平均所得は実質値で40万円も減少しました。10月の消費増税は、さらなる所得の落ち込みを招くでしょう」(藤井さん・以下同)財務省はかねてから、“御用学者”や恣意的な統計データを使い、日本の消費税率は低いと喧伝してきた。消費税10%は通過点にすぎないと財務省は考えている。だが、さすがに、“10%不況”が起これば、これ以上の増税は諦めると思うのだが……。「’97年の5%への増税直後に、日本は深刻な不況に陥り、物価がどんどん下落していく長いデフレに突入しました。ところが、財務省はデフレの原因は同時期に起こった『アジア通貨危機』のためだと言い張ったのです」タイ発の急激な通貨下落は、インドネシア、韓国をはじめアジア各国に派生。世界的不況を招いた。「しかし、通貨危機の中心となった国々はしばらくすると不況を脱し、経済はふたたび成長し始めました。貧乏になっているのは日本だけ。デフレの原因は明らかに消費税の増税にあるんです」消費税10%による不況が起きても、財務省はこの原因を消費増税のせいではなく、“世界経済の落ち込み”など、別の要因に転嫁する可能性が高い。「財務省は、今度は15%と言いだすでしょう。だから、“10%ならいいや”などと考えてはいけません」安倍首相は“10年間増税は必要ない”といったが……。4日、自民党と連立を組む公明党の山口那津男代表は、10年後に在任しているということを安倍首相自身が否定していたとして、「責任ある発言として受け止め切れない部分もある」と、10年以内のさらなる増税への含みを見せた。10年増税がないのなら、2%分の増税くらい……。そう思った瞬間、地獄の扉が開くのだ。
2019年07月17日「安倍政権において、消費税をこれ以上引き上げることはまったく考えていません」「今後10年ぐらいの間は、上げる必要はないと私は思っている」参議院選挙の公示日前日の7月3日に行われた日本記者クラブ主催の討論会。安倍晋三首相はこう語り、10月から消費税を10%に引き上げることに理解を求めた。「この状況下で“消費税を増税する”というのは“日本経済を破壊します”と言い放っているのに等しいのです。『10年間上げない』という言葉も、はたして額面どおりに受け取っていいかどうか……」そう憤るのは、京都大学大学院教授の藤井聡さんだ。6年にわたり、安倍内閣で内閣官房参与を務めたが、増税などに反対する「言論活動に注力するため」、昨年12月に参与の職を辞している。「すでに安倍政権になってから1世帯当たりの年間の平均所得は実質値で40万円も減少しました。10月の消費増税は、さらなる所得の落ち込みを招くでしょう」消費税は所得が低い人ほど、負担が大きくなる。ファイナンシャル・プランナーの有田美津子さんが解説する。「2%の増税による消費税の負担額は、年収252万円の世帯だと約3万9,000円、年収1,183万円の世帯だと約8万2,000円増えることになります。負担額だけ見れば高所得世帯のほうが大きいんですが、収入に占める負担額の割合は、低所得世帯になるほど、高くなります。年収が252万円の世帯では負担の増加率は1.54%、一方、1,183万円の世帯では0.69%です。つまり、低所得のほうが2倍以上も負担額の割合は増えている。消費増税は、所得が低い世帯ほど家計への影響が大きいんです」だが、これはあくまでも2%の増税が家計に与える直接的な影響にすぎない。所得は増えていないのに、税負担が増えれば、当然、消費を抑えて支出を減らさざるをえないことになる。藤井さんはその影響をこう指摘する。「消費は経済成長のエンジンです。消費が冷え込めば、物価が下落し企業業績も悪化する。その結果、労働者の給与が減ってしまう。’97年に消費税が3%から5%に増税されてから、1世帯当たりの平均所得は多いときで年間20万円減り、’13年にはピーク時より135万円も減少しました」10%への増税は、5%への増税時以上の影響を日本経済に与えるという。「10%という税率だと、買い物する際に、簡単に税額を計算できます。常に、税が意識されることで、消費行動に大きなブレーキをかけてしまうのです。とりわけ女性の場合、5%から8%への3%分の増税より、10%への2%分の増税のほうが、“購買意欲”を減退させる力が4.4倍も高いという研究結果もあります」(藤井さん・以下同)さらに、最悪のタイミングの増税となる。「『働き方改革』のために、残業代が減り、所得は確実に減っています。ここ数年、日本経済を活気づけていた“オリンピック特需”も終わってしまう」世界経済が好調だったおかげで、輸出企業が収益を上げて、日本のGDPは押し上げられていたが……。「米中の貿易戦争に、原油高。世界経済の見通しは立たない状況にあります。これまで日本経済を支えていた外需が、落ち込みつつあるのです。この経済状況下での増税は自殺行為だといっていい。現在、年間の平均所得は550万円ほどですが、10%の心理的効果も相まって、短期的には50万円、長期的には最悪のケースで200万円ほども、所得が減少すると考えています」
2019年07月16日安倍晋三首相(64)が7月3日、日本記者クラブ主催の党首討論会に登場。挙手で回答する質問に返答した直後「印象操作だ」という趣旨の発言をした。Twitterでは「印象操作」がトレンド入りするほどの話題となり、「どこが印象操作なのか」と疑問の声が上がっている。今回の党首討論会には安倍首相のほかに公明党・山口那津男氏(66)や立憲民主党・枝野幸男氏(55)など7名の党首が参加した。そのなかで登壇者が質問に“イエスかノーか”を挙手で示す場面があった。安倍首相は「原発の新増設を認めない」「選択的夫婦別姓を認める」の2項目で7名中ただ1人、手を挙げなかった。また「LGBTなど性的少数者への法的権利を認める」という問いについて、挙手しないのは安倍首相と山口氏の2人だけだった。すると「単純化してショーみたいにするの、やめたほうがいいですよ」と安倍首相は話し、さらにこう持論を展開した。「政策的な議論をちゃんとしないとですね、イエスかノーかということでは政治はないですから。いまの段階で答えられなくてもただちにノーではないんですから。印象操作するのはやめたほうがいいと思いますよ」すると記者団は、こう返した。「でも安倍さんはこれまでも説明されてきたわけでしょ?説明もなしにただ手を挙げろっていったわけじゃありませんから。難しい問題を簡単に賛成反対とはなかなかいかないと、わかったじゃないですか」記者団のいうように、これまでも安倍首相は自身の考えを説明してきた。12年12月に出演したTBSの番組で「新たにつくっていく原発は、40年前の古い、事故を起こした東京電力福島第1原発とは全然違う」ために「原発の新増設」について意欲的であると示した。さらに13年5月の参議院・予算委員会では電力の安定供給などを理由に挙げ「(新増設は)ある程度時間をかけて、腰を据えて検討していく必要か゛ある」とも発言。しかし16年1月と18年1月の衆議院本会議では「現時点では想定しておりません」と慎重な姿勢も見せている。「選択的夫婦別姓」については先月30日のネット党首討論で「夫婦別姓の問題ではなくて、しっかりと経済を成長させ、みんなが活躍できる社会を作っていくことではないか」「いわば経済成長とは関わりがないというふうに考えています」と発言し、話題を呼んだばかりだ。また「LGBTなど性的少数者への法的権利」について例えば同性婚に関することでいうと、安倍首相は15年2月の参議院・本会議で「現行憲法の下では、同性カップルの婚姻の成立を認めることは想定されていない」と発言している。16年6月に自民党が制作した政策パンフレットにも憲法24条の観点から「同性婚容認は相容れません」と記されており、同パンフレットは杉田水脈議員(52)の「生産性」発言が話題になった18年8月にも自民党の公式サイトに再掲載された。党首討論会の直後、立憲民主党・蓮舫氏(51)はTwitterを更新。首相の「印象操作」発言について《これは印象操作ではなくて、公開された場でのシンプルな質問への挙手》と苦言を呈している。さらにTwitterでは「どこが印象操作なのか」と安倍首相の発言を疑問視する声が上がっている。《この流れからなんで「印象操作」になるの? 挙手をしない理由をわかりやすく説明すればいいだけの話じゃないの?》《意見に自信がないのか、恥ずかしいと思っているのか。印象操作だなんだって、なんか卑屈だな》《印象操作も何も、事実やん。この人がpmでいる限り日本語までおかしくなる。こんなんでいいの?》
2019年07月04日安倍晋三首相(64)が6月30日のネット党首討論で、選択的夫婦別姓制度について「経済成長とは関わりがない」と発言したことが物議を醸している。ネット党首討論で立憲民主党の枝野幸男代表(55)は「選択的夫婦別姓は女性の社会参画のために不可欠」と主張し、首相に見解を求めた。すると安倍首相は「いわば夫婦別姓の問題ではなくて、しっかりと経済を成長させ、みんなが活躍できる社会を作っていくことではないか」と返答。選択的夫婦別姓制度の是非については明言を避け続けた。安倍首相の一連の発言にTwitter上では《女性の権利はどうでもいいと思ってるわけ》《「経済成長」至上主義》《もはや支離滅裂》などと批判の声が殺到。一方で《反対なら、はっきりそう答えればいい》という意見も見られた。そこで自民党のホームページにある「総合政策集2019J-ファイル」をみると、やはり選択的夫婦別姓制度についての直接的な記述はない。しかし、2010年版にはこんな一文が。《民主党が導入を目指す「夫婦別姓」・「外国人地方参政権」は、わが国を根底から覆そうとする意識が働いているとしか考えられないものです》なんと自民党は9年前、選択的夫婦別姓制度は民主党が企てる国家転覆策の一つだと主張していたのだ。そもそも、この政策集では「選択的」という語が省かれていることも不正確だ。2012年版ではさすがにこの一文は改められ、2013年版からは「反対」との記述もなくなっている。
2019年07月02日6月30日に行われたネット党首討論で安倍晋三首相(64)は、選択的夫婦別姓について「経済成長とは関わりがない」と発言。Twitter上では女性を中心に批判の声が相次いでいる。立憲民主党の枝野幸男代表(55)は「女性の社会参画を妨害している大きな要因は、日本が結婚したら同じ氏を名乗ることを強制されていること」「選択的夫婦別姓は女性の社会参画のために不可欠」と主張。首相の見解を求めた。すると安倍首相は、選択的夫婦別姓の是非については答えず「いわば夫婦別姓の問題ではなくて、しっかりと経済を成長させ、みんなが活躍できる社会を作っていくことではないか」と述べた。質問に正面から答えようとしない安倍首相に対し、司会の夏野剛(54)は「今のご返答は『選択的夫婦別姓はいらない』というご返答でよろしいでしょうか」と再度見解を求める。すると安倍首相は「いわば経済成長とは関わりがないというふうに考えています」と、またも明言を避けた。Twitter上では、安倍首相の一連の発言に批判が集まっている。《経済成長の役に立たないのなら女性の権利はどうでもいいと思ってるわけですね》《選択的夫婦別姓という人権で考えないとならない問題を、「経済成長としての課題ではない」という理由でまとも対応しない人物が推進する男女共同参画社会とは》《もはや支離滅裂》また選択的夫婦別姓を求めて国を提訴している、サイボウズ社長の青野慶久氏(48)は《強制的に名前を変えさせる現行制度は、精神的苦痛、変更の手間、旧姓との使い分けコストとリスク、多額のシステム改修、国際的なブランド毀損などを生んでおり、経済的にマイナスばかり》とツイート。夫婦同姓の強制は経済的観点からも不合理であると指摘した。自民党ホームページに掲載された「総合政策集2019」「令和元年政策パンフレット」には選択的夫婦別姓についての言及は見当たらなかった。ただし6月19日、東京都議会が国に対して選択的夫婦別姓の法制化を求める請願を賛成多数で可決した際には、自民党だけが反対している。また’17年12月に内閣府が実施した世論調査では、選択的夫婦別姓への賛成が42.5%、反対が29.3%となり、賛成が大きく上回っている。
2019年07月01日