株式会社文藝春秋コミック編集部は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の巨匠・安彦良和のヒロイック・ファンタジー『マラヤ』を電子書籍として4月1日(金)に復刊します。オールカラー366ページの豪華版。マンガアプリ最大手のLINEマンガとピッコマでも同時配信されます。「完璧の城」ハルワタートは、生母エヴァを中心に老師や戦士、役女たちが集う女だけのクニ。かつて、男たちは欲望のおもむくまま戦いに明け暮れ、最終戦争を引き起こし、世界を滅亡へと導きました。それゆえ、ハルワタートでは男は災難をもたらす者として忌み嫌われ、排斥されてきました。マラヤは戦士として、侵入を繰り返す男たちを撃退してきた勇者です。その功績が認められ、次期生母に推挙されますが、マラヤは女王蜂のように生殖のためだけの存在になることを拒否、マラヤに嫉妬する同僚デボラの策略もあって、最下層の役女へと降格されてしまいます。底辺の生活にもかかわらず、前向きに生きるマラヤ。当初は対立していたイザベルら役女たちも、マラヤを慕うようになります。苛立つデボラは、マラヤに止めを刺すべく最下層を襲撃します。必死で闘うマラヤたちはハルワタートを脱出、外界へと向かいます。しかし、そこは獰猛な男たちとドラゴンがうごめく魔界でした……。異界によって引き裂かれ、憎み合う女と男。運命の戦士マラヤは、二つの性の対立を乗り越え、闇夜に光を導くことができるのか──!? 名作『ジャンヌ』、『イエス』に続く、安彦良和のオールカラー・コミック第3弾です。2022年6月3日より、安彦良和氏が監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開されます。公開に先立ち、長らく絶版状態だった傑作『マラヤ』が復刊されることで、大きな話題となることが期待されます。■書誌情報■書名:『マラヤ』販売価格:800円(税込)詳細URL: ■マンガアプリ情報LINEマンガ(全20話) ピッコマ(全20話) ■著者プロフィール■安彦良和(やすひこ・よしかず)1947年、北海道紋別郡遠軽町生まれ。弘前大学中退後、虫プロダクションを経て、フリーのアニメ作家として活躍。『勇者ライディーン』『機動戦士ガンダム』などを手掛ける。1979年、『アリオン』で漫画家デビュー。古代日本に題材をとった『ナムジ』『神武』『蚤の王』『ヤマトタケル』、明治以降の近現代史の裏面を描いた『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』、西洋史が舞台の『ジャンヌ』『イエス』『我が名はネロ』『アレクサンドロス』など著書多数。代表作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は累計1000万部を超える大ヒットとなった。最新作は「シベリア出兵」をテーマにした『乾と巽─ザバイカル戦記』。2022年6月3日、監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開予定。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月31日今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターであり、漫画家の安彦良和氏が、ジュンク堂書店・池袋本店とのコラボレーション企画として「安彦良和書店」を4月11日から開店することが明らかになった。当日13:00からは、オープニングセレモニーが行われる。ジュンク堂書店が実施している本企画は、作家本人が店長となり、自身が影響を受けた本などを漫画、絵本、文学書までジャンルを問わず販売。過去には詩人の谷川俊太郎や小説家の柴田元幸らが店長を務め、今回で二十一代目。会場となる7階特設会場では、現在新刊書店で流通している安彦氏の書籍をすべてそろえ、多岐にわたる選書と合わせて合計700冊ほどが並ぶという。さらに、会場には4月11日14:00~17日の期間に、描き下ろしの自画像の原画を展示するほか、アニメ化も果たした、"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去を描いた漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(KADOKAWA)や、現在『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の『天の血脈』の複製原画を常時展示する予定。また、本とともに飾られる描き下ろしの手書きPOPは現在50枚以上を予定しており、こちらも大きな見どころとなっている。このイベントの様子は漫画誌『月刊ガンダムエース』(KADOKAWA)でも随時特集されるという。安彦氏は今回のイベントに当って、「こんにちは、安彦です。読書人でもなんでもない僕が、今回、何故か本屋さんをやることになりました。お店は七階の特設会場にあります。漫画本や絵本、ちょっと堅苦しい本、問題な本等、いろいろそろえました。それらは僕がものを考えたり、仕事をしたりするのを助けてくれた本達です。その他に『これから読もう』と思っている本なんかもあります。皆さんに手をとっていただくと本達も喜ぶと思います。どうぞ、よろしく」と直筆のコメントを寄せている。なお、開店当日には14:00から4階喫茶にて安彦氏によるトークイベントも予定。参加は要予約で定員は40名。参加費は1,000円。電話もしくはジュンク堂 池袋本店1階サービスカウンターで受け付けるという。
2015年03月18日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』(構成・編集:庵野秀明)の本編が12月5日、公式サイトで公開された。『安彦良和・板野一郎原撮集』は、その名の通り、今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターの安彦良和氏、板野一郎氏の原撮集。両氏が手がけた『機動戦士ガンダム』の原画を、庵野氏が構成・編集し、原画と実際のアニメーションを比較する形で映像化している。庵野氏は兼ねてから、安彦氏、板野氏の原画の重要性、そして動撮の素晴らしさを説いており、2013年7月に行われた「機動戦士ガンダムの誕生とアニメーター安彦良和展」のトークショーにおいて「動撮という、アニメと違って色が乗ってない動画があるんですよ。これが素晴らしい。色をつけると迫力が半減するんです。動きとタイミングだけ、という必要な情報しかそこにないのが気持ちいい。線だけで構成されているものが気持ちいいとは普通わからない」と述懐。同年5月には、庵野氏自身が編集した『安彦良和アニメーション原画集 機動戦士ガンダム』も発売している。今回の『安彦良和・板野一郎原撮集』は、主に1981年より公開された『機動戦士ガンダム』の劇場版三部作の新作カットを中心に構成。原画と実際のアニメーションを比較するこれまでにない映像に仕上がり、両氏の原画のクオリティの高さを改めて示す同時に、劇伴も相俟って『機動戦士ガンダム』の軌跡を今一度追う作品となっている。劇場版三部作において安彦氏は、全カットにレイアウトとラフ原画を提供。その人肌を感じさせる柔らかな作画は、ガンダム人気をさらに押し上げた。そして、当時の制作現場では、まだルーキーだった板野氏が動画から原画に昇格。やがてメカ作画に革新をもたらす萌芽を示し始めていた。庵野氏は、この両氏の仕事に絶大な影響を受け、アニメーターとしての第一歩を踏み出すことになる。アニメーターからアニメーターへと受け継がれ、発展していった「原画」の力。本作は、その原点を「オリジナル原画を映像作品にする」ことによって確認し、アニメ業界にも多大なる影響を与えた両氏の功績を称えつつ、後世に「アニメーションのすばらしさ」として伝えるため、庵野氏が企画したという。また、12月8日22:00~23:00には動画サービス「ニコニコ生放送」にて「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回が放送。庵野氏が出演し、『安彦良和・板野一郎原撮集』に込めた思いが語られるという。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回放送日時:2014年12月8日(月)22:00~23:00(予定)番組URLはこちら出演者:庵野秀明「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。(C)創通・サンライズ
2014年12月05日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』(構成・編集:庵野秀明)の予告映像が公式サイトで公開された。『安彦良和・板野一郎原撮集』は、その名の通り、今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターの安彦良和氏、板野一郎氏の原撮集となる。安彦氏を師と仰ぐ板野氏は、"板野サーカス"と呼ばれる誘導ミサイルの変態的な軌道や機動メカの高速運動などの独自の演出手法を編み出したことで知られ、安彦氏は言わずと知れた『機動戦士ガンダム』 のキャラクターデザインおよび作画監督を担当したアニメ界の巨匠。両氏は例えば、2015年2月28日から全国13館にて2週間限定でイベント上映される『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』にも、共に名を連ねている。(総監督:安彦氏、演出:板野氏)今回の作品は、視聴者のみならず、現在のアニメ業界にも多大なる影響を与えた両氏の功績を称え、その原画を映像作品として後世に残すべく第5弾作品として企画されたという。公開された予告編は、一枚のキービジュアルに山寺宏一のナレーション、そして『機動戦士ガンダム』タイトルコールのBGMが流れるという、これまでの予告とは一線を画した構成に。本作の構成・編集は庵野秀明監督が担当し、制作はスタジオカラー、製作・著作はサンライズ。12月5日に本編の公開が予定されている。また、12月8日22:00~23:00には動画サービス「ニコニコ生放送」にて「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回が放送。製作陣が『安彦良和・板野一郎原撮集』に込めた思いなどが語られるという。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回放送日時:2014年12月8日(月)22:00~23:00(予定)番組URLはこちら番組内容:「安彦良和・板野一郎原撮集」について(C)創通・サンライズ
2014年12月01日日本科学未来館は1月26日に、現在開催している企画展「THE 世界一展」の関連イベントとして、出展者の1人で、1997年に純度99.9996%の「超高純度鉄」の「溶製」に成功した東北大学金属材料研究所 元客員教授の安彦兼次氏を登壇者としたサイエンティスト・トーク「"超高純度鉄"の誕生とその未来」を開催する。同氏は「超高純度鉄」を実現して以降も、そこにクロムやニッケルを添加する技術開発などにも挑戦。極めて「割れにくく、朽ちにくく、溶接しやすい」合金の開発なども行ってきており、今回のトークイベントでは、こうした「超高純度鉄」に関する研究成果と、その実用化の可能性に関する話が行われる予定。同イベントは2014年1月26日の14:30から約1時間を予定しており、未来館の3F「サイエンスライブラリ」にて定員40名で開催される予定。参加方法は、事前申込不要で、直接会場受付にて受け付けを行う方式となっている(入館料不要)。なお、同イベントはUstream上でライフ中継も行われる予定となっている。
2014年01月23日TVアニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインを担当した安彦良和氏の原画と、モビルスーツなどのメカデザインを担当した大河原邦男氏の画稿が、年賀状イラスト素材としてWebサイト「PRINT BASE」で公開されている。本企画は、「PIXUS×GUNDAM PROJECT」の一環として、11月26日発売の漫画誌『月刊ガンダムエース』(角川書店刊)とのコラボレーションで実現。安彦氏の年賀状イラスト素材は、同誌編集部が制作した『安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」』から4点が公開されている。詳細は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』でのアムロ・レイ、シャア・アズナブル、ララァ・スン、セイラ・マス4人のカットイン、バルカンを発射するガンダム、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』からのシャアの原画、ア・バオア・クーを脱出したアムロが「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんなうれしいことはない…」と呟く印象的なシーンの原画が選出されている。そして、大河原氏の年賀状イラスト素材は、『月刊ガンダムエース』の人気連載コーナー『機動戦士ガンダムMSV-R』から3点。一年戦争末期に連邦軍が計画していたRX-78ガンダムの増加ウエポンシステムの一つで、ニュータイプのみで編成された特殊部隊への配備が予定されていた「フルアーマーガンダム(タイプB)」。地球連邦軍がコア・ファイターの汎用性の高さに注目し、火力向上および積載燃料の拡張を可能とするブースターユニットを装着した試作機「コア・ブースター プラン004」。さらにジオン公国軍初の戦闘用モビルスーツMS-05の改良版として開発に着手し、最終的にはMS-06Aとして量産され、当初はジオニック社のズム・シティ工場で生産されていた「ザクII」と、レアな画稿が公開されている。年賀状イラスト素材の公開期間は、11月26日~2014年1月15日まで。「PRINT BASE」で公開中のオリジナルシールと組み合わせることで、オリジナルの年賀状を作成することもできる。カスタマイズシールを出力しアレンジすれば、お好みメッセージを送るためのツールとして『ガンダムエース』秘蔵の素材を家庭で楽しむこともできる。なお、「PIXUS×GUNDAM PROJECT」ではそのほか13種類の年賀状素材を公開中で、今年10月よりテレビ東京系ほかにて公開中の『ガンダム』シリーズ最新作『ガンダムビルドファイターズ』の素材も用意。ほかにも「PIXUS」で誰でも制作できるガンプラ連動企画や公式サイトでスペシャルムービーの展開など、さまざまなコンテンツを展開している。(C)創通・サンライズ
2013年11月29日