2月28日より2週間限定でイベント上映されるアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』のマスコミ会見が24日、都内で行われた。2月28日~3月13日に全国13館にてイベント上映が行われる本作は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー、アニメーションディレクターの安彦良和氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語が全4話構成で描かれる。この日の会見には、アルテイシア・ソム・ダイクン役の潘めぐみ、シャア・アズナブルのモノマネでおなじみのぬまっち、そしてジオン軍から派遣されたモビルスーツFBC(船橋市)‐274A(赤い)、"赤いふなっしー"が登場した。潘めぐみは「36年間愛され続けているガンダムシリーズに、役つきでは初めて参加させていただいて光栄の極みです」と感慨深げな表情を浮かべ、印象的なシーンとして、アルテイシアの母であるアストライアとの別れのシーンを挙げる。また、キャスバル役の田中真弓とは小さい頃に偶然すれ違ったことがあるらしく「その出会いの瞬間からこの共演が運命づけられていたのかも」とアフレコで話していたという。ちなみに、潘めぐみの母親は『機動戦士ガンダム』ララァ・スン役の潘恵子。本作は、2人で一緒に鑑賞し、その時の様子を「アストライアの気持ちになったと言っていました。見終わったあとに、(母の)頬に一筋に光があったのを見て、私ももらい泣きをしそうになりました」と母とのエピソードを明かした。「ブッシャー・アズナブルなっしー」とあいさつした特別ゲストの"赤いふなっしー"はいつもの3倍の動き&テンションで、これにはMCのぬまっちも潘めぐみも驚愕。自身のフォルムを「ファーストガンダムが好きだったから、ズゴックを思い出すなしな」と解説した"赤いふなっしー"は、「最初に作ったガンプラはアッガイ」と語るなど、ガンダム好きなところが見え隠れ。ガンプラはパテやプラ板を駆使して「可動域を広げたなっしー」「腕が伸びるようにしたなっしー」と、中々のマニアっぷりを披露していた。さらに、ガンプラを作っていた"幼梨時代"について「梨の妖精界と現代の世界では時空の歪みがあるなっしー」と説明すると、潘めぐみは「(ふなっしーは)ニュータイプだ!」とすかさずフォロー。さらに、シャアのモビルスーツのように"3倍"速く動くのは大変では? と問われると「トレーニングのために船橋から逆立ちで歩いてきたなっしー」と逆立ちを披露する場面も。結局は「ガンダム世代だから。ガンダム世代とか言うな! なっしー!」としぶしぶ認めていた。そして、潘めぐみは「世界が変わったり、時代が移っても変わらない人の思いがあるんだと、ガンダムの始まりの物語を観て思いました。ぜひご覧になって何か感じていただけたらうれしいです」と語り、ふなっしーも「みんなも劇場に観に来てなっしー! ふなっしーも見に行くなっしー! よろしくなっしー!!」と本作をアピールしていた。
2015年02月24日バンダイビジュアルは、Blu-ray&DVDの購入者に向けた新サービスとして、スマートフォンやタブレット端末へダウンロード方式による映像視聴サービス「BANDAI VISUAL+」(バンダイビジュアルプラス)を、4月24日よりスタートすることを発表した。「BANDAI VISUAL+」は、同社より発売される対象商品に封入された専用シリアルコードを指定のホームページに登録することで、モバイル端末(Android、iOS端末を予定)に、購入した商品の映像をダウンロード視聴ができるようになる有料サービス。映像データを端末に保存できるため、従来のストリーミングに比べて電波状況などの制限を受けにくく、さまざまな環境下で安定した視聴を何度も楽しむことができるという。対象商品の第1弾は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ』Blu-ray Disc Collector’s Edition初回限定版、Blu-ray通常版、DVDの3商品。商品発売日と同日の2015年4月24日よりサービスがスタートする。本作は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦良和氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店刊)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語を全4話構成で描いていく。また、本サービス開始を記念して、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ』商品に封入される専用シリアルコードをキャンペーン期間中(4月24日~7月23日予定)に登録すると、本編映像が無料でダウンロード、視聴できるキャンペーンも実施する。(C)創通・サンライズ
2015年02月23日2月28日より2週間限定でイベント上映されるアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』の入場者プレゼントと全国7カ所で開催される舞台あいさつの詳細が発表された。入場者プレゼントは、安彦良和総監督の「描き下ろしミニ色紙」で、2月28日からの第1弾は「キャスバル&シャア」、3月7日からの第2弾には「アルテイシア&セイラ」を用意。ともに数量限定で、なくなり次第終了となる。そして全国7カ所で行われる舞台あいさつは3日間にわたって実施。2月28日はシャア・アズナブル役の池田秀一、キャスバル・レム・ダイクン役の田中真弓、アルテイシア・ソム・ダイクン役の潘めぐみ、安彦良和総監督、3月7日、8日には田中真弓、潘めぐみ、今西隆志監督が登壇する。2月28日は、東京・新宿ピカデリー(計2回)、シネマサンシャイン池袋、埼玉・MOVIXさいたま。 3月7日は愛知・ミッドランドスクエアシネマ(計2回)、京都・MOVIX京都(計2回)、3月8日は大阪・大阪ステーションシティシネマ(計2回)、なんばバークスシネマ(計2回)が予定されている。チケットの購入方法と舞台あいさつの時間帯については、各劇場および公式サイトまで。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店刊)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語を全4話構成で描いていく。監督に『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の今西隆志氏、メカニカルデザインに『機動戦士ガンダムUC』などで知られるカトキハジメ氏、総作画監督に『ダンボール戦機』の西村博之氏をはじめとする豪華スタッフが集結し、宇宙世紀の隠された歴史に挑む。(C)創通・サンライズ
2015年02月18日2月28日より2週間限定でイベント上映されるアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』のプレミア上映会が15日、東京・日比谷公会堂で行われた。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦良和氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語が全4話構成で描かれる。この日のプレミア上映会には、総監督の安彦氏に加え、キャスバル・レム・ダイクン役の田中真弓、アルテイシア・ソム・ダイクン役の潘めぐみ、シャア・アズナブル役の池田秀一が出席し、トークショーも実施された。総監督として25年ぶりにアニメーションの現場に復帰した安彦氏は、「やっとここまで来ました。大変長い道のりでした。20年間漫画をやっていて、皮肉なことに満足のいく作品はなかった」と前置きしながら、完成した『青い瞳のキャスバル』について「しかし今回、自分の身の丈以上の作品ができ、とても満足しています」と感慨深げ。「分厚いスタッフを用意していただいたことにとても感謝しております」とスタッフ陣にも感謝を伝えた。アニメ『機動戦士ガンダム』を基本軸に置きながら、シャア・アズナブルやセイラ・マスの過去を描いたエピソードの追加、設定の見直し、ストーリーにも安彦氏ならではのアレンジが加えられた本作。自身が描いた漫画は、新たなファースト・ガンダムとしても人気を博していたが、安彦氏は「今回の作品が、ガンダムにとってひとつのスタンダードになればいいなと思っています。新たなガンダムの歴史がここで始まるということで、報われれば、かつてガンダムに携わっていた僕としても幸せに思います」と笑顔を見せ、「ガンダムを知らない、知らなかった、まだ知らない人達が、この作品を通して知っていただけたら感無量です」と作品に込めた想いを明かした。キャスバルが成長したシャア・アズナブルの声を続投する池田は「皆さまにお会いすることができて、いささか興奮して震えが止まりません。世界最速ということで"通常の3倍"の速さでプレミア上映会を行っています」とシャアらしく会場を盛り上げる。そして「今日は歴史的な第一歩です。青い瞳のキャスバルと、赤い惑星のシャア・アズナブル。これから、皆さんと一緒に堪能していきたいと思います。またしばらくお付き合いただけけたら、これほど幸せなことはありません。これからの『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に期待してください」と力を込めた。シャアの幼少期キャスバル・レム・ダイクンを演じる田中は、ガンダムシリーズに初出演。「シャアという人物がどういう風にできあがってきたのか、起源を皆さんと一緒に楽しみたいと思っています」と期待を寄せながら、「正直、ガンダムという作品をあまり知っていなかったのですが、私のようにガンダムを知らない方たちにも、この作品を通してガンダム知ってもらいたいです」と、ガンダムシリーズの裾野を広げる作品になることを望んだ。そして、『機動戦士ガンダム』でララァ・スン役の潘恵子を母に持つ潘めぐみは「母も私くらいの年齢でガンダムに携わりました。それから36年の間に私が産まれ、今こうして参加できたことは本当に幸せです。足の震えが止まりません」と感無量の様子。自身が演じたセイラの幼少期・アルテイシアについては「大人たちに囲まれる子供で、感情を素直に表現し、観客の気持ちを代弁してくれていたように思います。なので、演じたというよりは素直な気持ちで思いのままにやらせていただきました」と語っていた。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』は、2月28日より2週間限定でイベント上映され、同日より先行有料配信も開始。「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』Blu-ray Disc Collector’s Edition」(初回限定版)は、イベント上映の行われる劇場13館にて2015年2月28日より先行発売、バンダイビジュアルクラブでは4月24日に発売される(受注期間は2014年12月4日~2015年3月23日23:59)。(C)創通・サンライズ
2015年02月16日ドワンゴとカラーが共同で進める短編アニメーション企画「日本アニメ(ーター)見本市」の作品群を鑑賞する企画「『日本アニメ(ーター)見本市』勝手に鑑賞会」が、2月13日に動画サービス「ニコニコ生放送」にて放送される。番組には、人気アイドルグループ「でんぱ組.inc」の夢眠ねむ、成瀬瑛美に加え、批評誌『PLANETS』編集長の宇野常寛、KADOKAWA代表取締役専務の井上伸一郎が出演。「日本アニメ(ーター)見本市」の配信作品を鑑賞し、各作品の感想や日本アニメについて議論していくという。鑑賞作品は、第2話「HILL CLIMB GIRL」、第5話「安彦良和・板野一郎 原撮集」(本作のみ番組での放映はなし)、第6話「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2か月ペット不可」、第7話「until You come to me.」、第9話「電光超人グリッドマン」、第11話「POWER PLANT No.33」の全6作品。詳細は番組ページまで。番組名:「『日本アニメ(ーター)見本市』勝手に鑑賞会」放送日:2月13日(金)放送時間:21:00~22:30出演者:夢眠ねむ(でんぱ組.inc)、成瀬瑛美(でんぱ組.inc)、宇野常寛(評論家/「PLANETS」編集長)、井上伸一郎(KADOKAWA代表取締役専務)鑑賞作品:第2話「HILL CLIMB GIRL」、第5話「安彦良和・板野一郎 原撮集」(ニコ生での放映はなし)、第6話「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2か月ペット不可」、第7話「until You come to me.」、第9話「電光超人グリッドマン」、第11話「POWER PLANT No.33」番組ページはこちら
2015年02月13日2015年2月28日より2週間限定でイベント上映されるアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』を一足早く観賞できる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 起源の啓示 青い瞳のキャスバル プレミア上映会」が、2015年2月15日に東京・日比谷公会堂で開催される。「プレミア上映会」では、本編の先行上映に加え、総監督の安彦良和氏、キャスバル・レム・ダイクン役の田中真弓、アルテイシア・ソム・ダイクン役の潘めぐみ、シャア・アズナブル役の池田秀一が登壇するトークショーも実施(入場者プレゼント付き)。イベントのチケットは現在「イープラス」にて特別先行予約を受け付けており、締切は12月24日23:59。申し込みは一人4枚まで(申込多数の場合は抽選)で、チケット価格は3,888円。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店刊)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語を全4話構成で描いていく。監督に『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の今西隆志氏、メカニカルデザインに『機動戦士ガンダムUC』などで知られるカトキハジメ氏、総作画監督に『ダンボール戦機』の西村博之氏をはじめとする豪華スタッフが集結し、宇宙世紀の隠された歴史に挑む。なお、「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』Blu-ray Disc Collector’s Edition」(初回限定版)は、イベント上映の行われる劇場13館にて2015年2月28日より先行発売、バンダイビジュアルクラブでは4月24日に発売される(受注期間は2014年12月4日~2015年3月23日23:59)。(C)創通・サンライズ
2014年12月17日ドワンゴとカラーが日本アニメーションの可能性を探るために進める共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」の作品群を紹介する番組「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第5回放送が、12月8日にニコニコ生放送にて放送された。番組には、12月5日に「日本アニメ(ーター)見本市」の公式サイトにて公開された第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』を構成・編集した庵野秀明氏と、監修を担当したアニメ特撮評論家の氷川竜介氏が出演。 本作は、『機動戦士ガンダム』の原画を撮影した映像と完成品を比較するという"原撮集"という、これまで発表されてきた「日本アニメ(ーター)見本市」作品とはテイストの異なる内容となっている。制作のきっかけは「氷川さんが言い出しっぺ」と庵野氏が切り出す。「安彦良和さんの原画がすばらしい」という2人の世間話が盛り上がり、そこから庵野氏自身が編集した書籍『安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」』が発行され、今回の原撮集はその映像版だという。番組では、『機動戦士ガンダム』本放送当時に発売された、安彦氏が表紙を手がけた『アニメージュ』なども公開され、安彦氏にまつわる思い出話が語られていった。「安彦良和さんのアニメーターとしての原点であるガンダムの原画、その魅力を今のファンに伝えたかったのです」と熱く語る氷川氏。「これは10年以上前から思っていたことですが、安彦氏の線のままで動いたものって誰も見たことがないんじゃないかと。トレスされていない、机の上で描かれた安彦原画がそのまま動いている映像を見たかったのです」と熱弁すると、庵野氏も「漫画家、イラストレーターとしての安彦良和さんの絵は充分に評価されているけど、アニメーターとしての安彦良和さんは世にあまり出てないのでなんとかして出したいと」と補足。さらに「アニメーションは動いてなんぼ。止め絵で安彦さんの絵を見る機会はまだあるけど、原画が動いているところはなかなかない。動いているところを出しておきたかったのです」と、原撮集制作のきっかけを力説した。本企画は5月頃から本格的にスタートしたが、原画を発掘して復元する作業には苦労が伴い、氷川氏は前田真宏監督から"アニメ考古学"と言われたという。そして、庵野氏の師匠のひとりとしても知られるアニメーター・板野一郎氏の話題に移り、庵野氏から「最初に会ったときに見た板野さんの原画がこれまたすばらしくて、この人と仕事をしたいと思いました」という当時のエピソードが語られた。本来、アニメ制作が終わってフィルムになると原画は破棄されてしまうらしく、「今回、現存する板野さんの原画は全部入れられた」と庵野氏はうれしそう。「原画集の作業中、別作品のカット袋に入れたガンダムの原画が捨てられかけたことがあったんです。制作の人がたまたま見つけて、『これ、ガンダムじゃないですか!』って(笑)」という出来事もあったという。板野氏の魅力は「フォルムとタイミングで魅せる人なんです」という庵野氏。「モビルスーツの動きなどは安彦さんをトレスしてるところがあるけど、爆発のフォルムはほぼ無視している。安彦さんもすごくいいんだけど、板野さんの爆発はさらに洗練されているんです」と絶賛。「最初の師匠が板野さんでよかったと思います。がんばっているんだけど、なかなかあの境地には達しない。超えようと思ったけど、超えられない人ですね」と板野氏への想いを口にした。また、番組では原撮集で使われた原画の現物を披露しながら、作画技法といった専門的な話も。「富野(由悠季)さんのコンテを安彦さんが描くことでさらに素晴らしいものになるんです」と語る庵野氏は、「『ガンダム』が成功したのは安彦さんと板野さん、2人の存在が大きいと思います」と両氏の功績を称えた。ほかにも、これまで原画集に収録されていなかった貴重な原画も登場し、視聴者を驚かせた。アニメ特撮研究家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナーでは、"安全フレーム"をテーマについて講釈。安全フレームとは、本来の撮影フレームのさらに内側にあるひとまわり小さく四隅が丸いフレームのことを言い、当時は曲面のブラウン管TV受像器が主流で、映る範囲がまちまちだったため、どのTVでも共通に映る範囲として"安全フレーム"が設定されていたという。氷川氏は「安彦さんのカットは撮影フレームと安全フレームの両方でレイアウトが成り立っている。その職人技に注目してほしいです」と力説し、「通常は安全フレームを映像として見る機会はないため、今回の原撮集ならではの見どころとなっています」と語る。すると庵野氏も「『エヴァ』のアスカのパンチラ(TVシリーズ第八話)は安全フレームの外だったんです。危ないものは安全フレームの外に。安全フレームの正しい使い方です(笑)」と、安全フレームのエピソードを披露した。番組の最後には、庵野氏と氷川氏に対してさまざまな質問が投げかけられた。「お二人の出会いは?」という質問に対して氷川氏は、「『マクロス劇場版』の直後だから、84年の業界の飲み会でしたね」と回答。お互いの印象について尋ねると、氷川氏は「もちろん、すごいアニメーターとしてですよ」と答え、庵野氏は「ヤマト・アソシエイション(氷川氏主宰の『宇宙戦艦ヤマト』ファンクラブ)のすごい人」と返答した。その上で庵野氏はアニメの歴史の重大さに触れ、「未来を探るにしても、まず過去を知っておかないと。今回、この原撮集を作ったのもそういうことがあるんです」と今作の制作意図を明かし、「作品の歴史もあれば、人の歴史もあるので。未来しか見ずに古いものを何でも切り捨てていくのは、あまりよくない観念」とし、「昔のものでも良いものはあるし、今のものでも悪いものはあります」と持論を述べた。続いて、「クリエイターになるのに大切なことは?」という質問に対して、両氏は「センスと観察力」と回答。「その中でバランスが取れる人と、何かに特化する人と、そこに個性が出ます。ほかに経験値も必要」と庵野氏は語る。「人間は想像力もあるけど、その前に経験とか観察とか何かきっかけがないとそこに至らない。一部の天才を除いて、イメージにはきっかけが必要なんです」と作品作りに大切なことを明かしてくれた。最後に「庵野氏にとってアニメとは?」と投げかけると、庵野氏は「想像(イマジネーション)と技術(テクノロジー)」と回答。「イメージを作品にするには技術がいるんですよ。想像と技術、アニメには両方必要なんです」とコメントした。さらに「アニメは第三者が見ないと作品として成り立っていないので」と切り出して、日本アニメ(ーター)見本市第3回作品『ME!ME!ME!』が、日本よりも米国での視聴数が多いことを明かした。「やはりアニメは世界に通用するな」と実感したといい、「この企画については商売抜きでやっているので、それ以外の結果を残したい」と意気込みを語った。また、12月12日には第6弾作品『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』が「日本アニメ(ーター)見本市」の公式サイトで公開。監督を務めた前田真宏氏、原案・キャラクターデザインの本田雄氏、エンディングテーマを担当したSotte Bosseをゲストに招き、『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』の上映や作品に込めた思いや制作秘話などを解説する特別番組「日本アニメ(ーター)見本 市-同トレス-」第6回が、動画サービス「ニコニコ生放送」にて12月15日22:00から生中継される。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第6回概要放送日時:12月15日22:00~23:00(予定)出演者:前田真宏氏、本田雄氏、Sotte Bosse、氷川竜介氏(アニメ特撮研究家)、山田幸美氏(MC)番組URLはこちら「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀ヱヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。(C)2014 nihon animator mihonichi, LLP.(C)創通・サンライズ
2014年12月14日2015年2月28日より2週間限定でイベント上映されるアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』のBlu-ray&DVDが2015年4月24日に発売されることが决定した。また、合わせて劇場とバンダイビジュアルクラブ(BVC)で発売される初回限定生産版「Blu-ray Disc Collector’s Edition」の詳細も明らかになった。「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』Blu-ray Disc Collector’s Edition」(初回限定版)は、イベント上映の行われる劇場13館にて2015年2月28日より先行発売、バンダイビジュアルクラブでは4月24日に発売される(受注期間は2014年12月4日~2015年3月23日23:59)。本商品には、漫画原作・総監督を務めた安彦良和氏描き下ろしの「飾れる収納箱」と「絵コンテ集&設定資料集」が初回限定特典として同梱される。価格は10,000円(税込)。そのほか、2015年4月24日に一般発売されるBlu-rayとの共通特典には、安彦氏描き下ろし「スリーブ」や封入特典に安彦氏のコミックネームを使用した「解説書(32ページ予定)」と「特製ブックレット(12ページ予定)」、音声特典に「スタッフ・キャストオーディオコメンタリー」が用意されている。価格はBlu-rayが6,800円(税込)、特製ブックレット(12ページ予定)の特典が付属するDVDが5,800円(税込)。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店刊)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語を全4話構成で描いていく。監督に『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の今西隆志氏、メカニカルデザインに『機動戦士ガンダムUC』などで知られるカトキハジメ氏、総作画監督に『ダンボール戦機』の西村博之氏をはじめとする豪華スタッフが集結し、宇宙世紀の隠された歴史に挑む。(C)創通・サンライズ
2014年12月07日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』(構成・編集:庵野秀明)の本編が12月5日、公式サイトで公開された。『安彦良和・板野一郎原撮集』は、その名の通り、今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターの安彦良和氏、板野一郎氏の原撮集。両氏が手がけた『機動戦士ガンダム』の原画を、庵野氏が構成・編集し、原画と実際のアニメーションを比較する形で映像化している。庵野氏は兼ねてから、安彦氏、板野氏の原画の重要性、そして動撮の素晴らしさを説いており、2013年7月に行われた「機動戦士ガンダムの誕生とアニメーター安彦良和展」のトークショーにおいて「動撮という、アニメと違って色が乗ってない動画があるんですよ。これが素晴らしい。色をつけると迫力が半減するんです。動きとタイミングだけ、という必要な情報しかそこにないのが気持ちいい。線だけで構成されているものが気持ちいいとは普通わからない」と述懐。同年5月には、庵野氏自身が編集した『安彦良和アニメーション原画集 機動戦士ガンダム』も発売している。今回の『安彦良和・板野一郎原撮集』は、主に1981年より公開された『機動戦士ガンダム』の劇場版三部作の新作カットを中心に構成。原画と実際のアニメーションを比較するこれまでにない映像に仕上がり、両氏の原画のクオリティの高さを改めて示す同時に、劇伴も相俟って『機動戦士ガンダム』の軌跡を今一度追う作品となっている。劇場版三部作において安彦氏は、全カットにレイアウトとラフ原画を提供。その人肌を感じさせる柔らかな作画は、ガンダム人気をさらに押し上げた。そして、当時の制作現場では、まだルーキーだった板野氏が動画から原画に昇格。やがてメカ作画に革新をもたらす萌芽を示し始めていた。庵野氏は、この両氏の仕事に絶大な影響を受け、アニメーターとしての第一歩を踏み出すことになる。アニメーターからアニメーターへと受け継がれ、発展していった「原画」の力。本作は、その原点を「オリジナル原画を映像作品にする」ことによって確認し、アニメ業界にも多大なる影響を与えた両氏の功績を称えつつ、後世に「アニメーションのすばらしさ」として伝えるため、庵野氏が企画したという。また、12月8日22:00~23:00には動画サービス「ニコニコ生放送」にて「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回が放送。庵野氏が出演し、『安彦良和・板野一郎原撮集』に込めた思いが語られるという。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回放送日時:2014年12月8日(月)22:00~23:00(予定)番組URLはこちら出演者:庵野秀明「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。(C)創通・サンライズ
2014年12月05日ドワンゴとカラーが日本アニメーションの可能性を探るために進める共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」の作品群を紹介する番組「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第4回放送が、12月1日にニコニコ生放送にて放送された。番組には、第4弾作品『Carnage』で監督・キャラクターデザインを務めた本間晃氏、脚本を手がけた田中隼人氏、音楽を担当した星野純一氏が出演。本作は、11月28日に「日本アニメ(ーター)見本市」の公式サイトにて公開され、バイオレンスな表現と独自のダークな世界観が大きな話題となっている。「日本アニメ(ーター)見本市」に参加することになった田中氏が、庵野秀明監督から「面白ければなんでもいいよ」と言われたことが『Carnage』制作のきっかけになったいう。そこから、"面白い作品"が作れるクリエイターとして本間監督に白羽の矢が立ち、忙しい仕事の合間を縫って2人で企画を詰めていく。本間監督は「最初は西部劇でもなくて、ぼんやりと復讐物がやりたかったんです」と語るが、その後、本間監督の描いた主人公のデザインが本作の方向性を決定づけ、制作が本格的にスタートした。本間監督と田中氏が意見を戦わせながら作り上げた本作には、さまざまな名作映画のオマージュが散りばめられているという。主人公が片腕という設定は『ジャンゴ』が元ネタになっており、各シーンやキャラクター設定にも映画ネタが仕込まれているらしい。また、通常は要所だけに施す加工処理を全カットに施し、フィルムノイズ処理をかけたことで、作品全体の雰囲気がガラリと変化したエピソードなど、さまざまな制作の裏話が語られた。音楽制作を担当した星野氏は、本間監督と田中氏の語る裏話を聞きながら「解説を聞いて、そうだったんだ!」と驚きつつ、その裏設定は「音楽制作やる前に聞きたかったな(笑)」と苦笑いする場面も。アニメ特撮研究家の氷川竜介氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナーでは、" Stain(染み)"をテーマについて講釈。本作で染みに注目したポイントとして、「復讐劇ということは、原因となったものがあって結果があるということです。染みは綺麗だったものが汚れたということで、それは前後に変化があるということ。それが復讐劇というテーマにつながっているのかなと深読みしてみました」と語ると、本間監督から「まさにその通りだと思います」と深く頷いていた。番組の最後に「あなたにとってアニメとは?」という質問がゲスト3名に向けられると、星野氏は「嘘」と回答。「嘘に魂を吹き込んだもの。アニメは究極的にフィクションで、実写では再現できないものでも形にできるのがすごさ」と持論を語る。田中氏は「LOVE(愛)」と回答。「皆さんの愛で支えられています。アニメは愛でできていると感じます」とアニメへの愛を語った。本間監督は「決して作画が全てではない」と回答。「これまでは、アニメーターとして仕事をしていたので、どうしても作画のことばかり考えがちだったが、今回、初監督・初演出を務めて、作品制作にはさまざまなセクション・スタッフが携わっていて、音・色・処理も含め各セクションが重要な役割を果たしていると感じました」とアニメは一人で作るものではないことを実感したようで「アニメーターは作画をいかによく見せることに執着しがちだけど、そこにとらわれると周りが見えなくなる傾向があることに気付かされました」と改めてアニメについて考えさせられたという。また、12月5日には第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』が「日本アニメ(ーター)見本市」の公式サイトで公開。"TVアニメ『機動戦士ガンダム』でアニメーターだった安彦良和氏と板野一郎氏の原画を映像作品として後世に残したい"として、本作を構成・編集した庵野秀明氏をゲストに招き、『安彦良和・板野一郎原撮集』に込められた思いなどを解説する特別番組「日本アニメ(ーター)見本 市-同トレス-」第5回が、動画サービス「ニコニコ生放送」にて12月8日22:00から生中継される。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回概要放送日時:12月8日22:00~23:00(予定)出演者:庵野秀明氏、氷川竜介氏(アニメ特撮研究家)、山田幸美氏(MC)番組URLはこちら「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀ヱヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。(C)2014 nihon animator mihonichi, LLP.
2014年12月04日バンダイの展開するダイキャストとABSをメイン素材とした完成品モデルシリーズ「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE」より、2015年4月に発売される『GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE RX78-02 ガンダム THE ORIGIN [Re:PACKAGE]』の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどでスタートしている。価格は15,984円(税込)。「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE」は、ダイキャストとABSをメイン素材とした完成品モデルシリーズで、複合素材の採用により、これまで以上に精密な造形・彩色を実現。以前展開されていた「GUNDAM FIX FIGURATION」シリーズの造形美と、超合金シリーズの重量感、変形合体システムの融合による高いプレイバリューを実現した新次元のガンダムモデルとなる。これまでに「RX-78 ガンダム Ver.Ka」「ユニコーンガンダム」「サイコ・ガンダムMk-II」「Zプラス」「バンシィ・ノルン」などが立体化されている。本商品は、2011年に発売された『RX78-02 ガンダム THE ORIGIN』をパッケージを変更して再発売。1,000万部の発行部数を誇る安彦良和氏の漫画作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場する「RX78-02 ガンダム」のハイエンドモデル化したもので、カトキハジメ氏がプロダクトデザインを手がけている。一年戦争の戦いの中、戦局にあわせて装備を変えていくRX78-02のドラマを商品で追体験が可能となるオプションパーツが多数付属している。セット内容はガンダム本体に加え、ビーム・ライフル2種、シールド、バズーカ×2、コアポッド、ショルダーキャノン。なお、2011年の初回生産時に付属した初回特典ブックレットは付属しないという。(C)創通・サンライズ
2014年12月03日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』(構成・編集:庵野秀明)の予告映像が公式サイトで公開された。『安彦良和・板野一郎原撮集』は、その名の通り、今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターの安彦良和氏、板野一郎氏の原撮集となる。安彦氏を師と仰ぐ板野氏は、"板野サーカス"と呼ばれる誘導ミサイルの変態的な軌道や機動メカの高速運動などの独自の演出手法を編み出したことで知られ、安彦氏は言わずと知れた『機動戦士ガンダム』 のキャラクターデザインおよび作画監督を担当したアニメ界の巨匠。両氏は例えば、2015年2月28日から全国13館にて2週間限定でイベント上映される『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』にも、共に名を連ねている。(総監督:安彦氏、演出:板野氏)今回の作品は、視聴者のみならず、現在のアニメ業界にも多大なる影響を与えた両氏の功績を称え、その原画を映像作品として後世に残すべく第5弾作品として企画されたという。公開された予告編は、一枚のキービジュアルに山寺宏一のナレーション、そして『機動戦士ガンダム』タイトルコールのBGMが流れるという、これまでの予告とは一線を画した構成に。本作の構成・編集は庵野秀明監督が担当し、制作はスタジオカラー、製作・著作はサンライズ。12月5日に本編の公開が予定されている。また、12月8日22:00~23:00には動画サービス「ニコニコ生放送」にて「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回が放送。製作陣が『安彦良和・板野一郎原撮集』に込めた思いなどが語られるという。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回放送日時:2014年12月8日(月)22:00~23:00(予定)番組URLはこちら番組内容:「安彦良和・板野一郎原撮集」について(C)創通・サンライズ
2014年12月01日安彦良和氏のコミックを原作としたアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』が2015年2月28日から全国13館にて2週間限定でイベント上映されることが決定し、合わせて声優陣が発表された。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店刊)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語を全4話構成で描いていく。監督に『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の今西隆志氏、メカニカルデザインに『機動戦士ガンダムUC』などで知られるカトキハジメ氏、総作画監督に『ダンボール戦機』の西村博之氏をはじめとする豪華スタッフが集結し、宇宙世紀の隠された歴史に挑む。今回発表された声優陣は、シャアの幼少期キャスバル・レム・ダイクンを田中真弓、セイラの幼少期アルテイシア・ソム・ダイクンを潘めぐみが担当。ザビ家の面々は、デギン・ソド・ザビを浦山迅、ギレン・ザビを銀河万丈、サスロ・ザビを藤真秀、ドズル・ザビを三宅健太、キシリア・ザビを渡辺明乃とギレン以外はキャストを一新している。さらに、ランバ・ラルを喜山茂雄、クラウレ・ハモンを沢城みゆき、ジンバ・ラルを茶風林、アストライア・トア・ダイクンを恒松あゆみが演じ、キャスバルが成長したシャア・アズナブルは、これまでと同じく池田秀一が続投。ナレーションは、大塚明夫が担当する。同時に先行場面カットも公開されており、大型のヒートホークを構えた黒い三連星専用ザクIIの姿も公開されている。イベント上映は2015年2月28日から2週間限定で、東京都は新宿ピカデリー、シネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ日本橋の3カ所、大阪府はなんばパークスシネマ、大阪ステーションシティシネマの2カ所、神奈川県は横浜ブルク13。そのほかMOVIX柏の葉(千葉県)、MOVIXさいたま(埼玉県)、MOVIX宇都宮(栃木県)、MOVIX京都(京都府)、福岡中洲大洋(福岡県)、ミッドランドスクエアシネマ(愛知県)、札幌シネマフロンティア(北海道)と全国13館で上映。そして、同日より劇場限定Blu-rayの発売と先行有料配信も予定されている。なお、本作の90秒予告が現在スマホアプリ「ガンダムチャンネル」にて先行公開中で、11月22日9:00より、公式サイト、GUNDAM.INFO、劇場でも公開される。ジオン党&ムンゾ防衛隊ピンズセットを特典とした劇場限定前売券は、11月29日より上映劇場にて販売がスタート。さらにLoppi限定の特典付前売券では、安彦氏のインタビューを中心としたメイキング映像「機動戦士ガンダム THE ORIGIN メイキングBlu-ray Disc」(仮/5,000円/税込)が付属し、12月1日~2015年2月3日で予約受付を実施する。詳細は公式サイトまで。■第1話 青い瞳のキャスバル あらすじ宇宙世紀0068年、サイド3ムンゾ自治共和国。
2014年11月21日TVアニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインを担当した安彦良和氏の原画と、モビルスーツなどのメカデザインを担当した大河原邦男氏の画稿が、年賀状イラスト素材としてWebサイト「PRINT BASE」で公開されている。本企画は、「PIXUS×GUNDAM PROJECT」の一環として、11月26日発売の漫画誌『月刊ガンダムエース』(角川書店刊)とのコラボレーションで実現。安彦氏の年賀状イラスト素材は、同誌編集部が制作した『安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」』から4点が公開されている。詳細は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』でのアムロ・レイ、シャア・アズナブル、ララァ・スン、セイラ・マス4人のカットイン、バルカンを発射するガンダム、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』からのシャアの原画、ア・バオア・クーを脱出したアムロが「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんなうれしいことはない…」と呟く印象的なシーンの原画が選出されている。そして、大河原氏の年賀状イラスト素材は、『月刊ガンダムエース』の人気連載コーナー『機動戦士ガンダムMSV-R』から3点。一年戦争末期に連邦軍が計画していたRX-78ガンダムの増加ウエポンシステムの一つで、ニュータイプのみで編成された特殊部隊への配備が予定されていた「フルアーマーガンダム(タイプB)」。地球連邦軍がコア・ファイターの汎用性の高さに注目し、火力向上および積載燃料の拡張を可能とするブースターユニットを装着した試作機「コア・ブースター プラン004」。さらにジオン公国軍初の戦闘用モビルスーツMS-05の改良版として開発に着手し、最終的にはMS-06Aとして量産され、当初はジオニック社のズム・シティ工場で生産されていた「ザクII」と、レアな画稿が公開されている。年賀状イラスト素材の公開期間は、11月26日~2014年1月15日まで。「PRINT BASE」で公開中のオリジナルシールと組み合わせることで、オリジナルの年賀状を作成することもできる。カスタマイズシールを出力しアレンジすれば、お好みメッセージを送るためのツールとして『ガンダムエース』秘蔵の素材を家庭で楽しむこともできる。なお、「PIXUS×GUNDAM PROJECT」ではそのほか13種類の年賀状素材を公開中で、今年10月よりテレビ東京系ほかにて公開中の『ガンダム』シリーズ最新作『ガンダムビルドファイターズ』の素材も用意。ほかにも「PIXUS」で誰でも制作できるガンプラ連動企画や公式サイトでスペシャルムービーの展開など、さまざまなコンテンツを展開している。(C)創通・サンライズ
2013年11月29日