浅野いにおによる傑作漫画を、2章立てでアニメーション化した『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』。この度、後章のポスタービジュアルが公開された。今回のポスターは、どこか絶望を感じさせるような、真紅に染められた一枚。作中で登場する国民的キャラクター・イソベやんのTシャツを着て、楽しげなポージングをキメている門出とおんたんの背後に、こちらを見下ろすような表情の大葉圭太。ふたば、マコトらがビーチサイドを歩く平和な大学生活のカットとは裏腹に、中央には煙をあげている母艦が描かれている。人類滅亡のカウントダウンが始まる中、門出とおんたん、そして人類の運命はどうなってしまうのか。待ち受ける衝撃のクライマックスは、原作者自らが描き下ろしたオリジナルのエンディングとなっている。また先日、前章の完成披露舞台挨拶が行われ、公開に向けて大きな盛り上がりを見せている本作。その盛り上がりを受け、より後章のアニメーション作画のクオリティをアップするために、4月19日予定の後章公開日を、5月24日に変更することも決定した。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章は3月22日(金)、後章は5月24日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章 2024年3月22日より全国にて公開©浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committeeデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章 2024年5月24日より全国にて公開©浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
2024年03月18日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第11回「まどう心」が、17日に放送される。前回は、兼家(段田安則)は道長(柄本佑)たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進め始める。その頃まひろ(吉高由里子)は、家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねてみる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが…今回は、兼家(段田安則)の計画により花山天皇(本郷奏多)が退位。為時(岸谷五朗)は再び官職を失うこととなった。まひろ(吉高由里子)は左大臣家の娘・倫子(黒木華)に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家(段田安則)の決定を覆すことはできないと断られる。諦めきれないまひろは兼家に直訴するが…。一方、東三条殿では道隆(井浦新)の嫡男・伊周(三浦翔平)らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた。
2024年03月17日7月に東京・有楽町よみうりホール、大阪・SkyシアターMBSにて上演される〈ENTERTAINMENT DANCE PERFORMANCE「BOLERO -最終章-」〉のメインビジュアルが公開された。本作は、言葉では表現しきれない程に神の魅力溢れるボレロの世界観を追求したダンスドラマを作り上げることができたら、との思いから始動したダンスプロジェクトのラストを飾る公演。出演者は、ボーカル&パフォーマンスグループDIAMOND☆DOGSのリーダーで、2月にミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』に出演した東山義久と、ミュージカル『のだめカンタービレ』、フレンチロックミュージカル『赤と黒』、舞台『千と千尋の神隠し』など、話題作への出演が続く三浦宏規、元宝塚トップ娘役の蘭乃はな等、個性豊かなキャストが集結。総合演出は植木豪が務める。発表となったメインビジュアルでは、東山と三浦が神の魅力あふれるボレロの世界観を表現している。併せて、開催日時の詳細も発表。東京公演は7月18日(木) から25日(木) までの全10回、大阪公演は7月30日(火)・31日(水) の全3回となる。<公演情報>ENTERTAINMENT DANCE PERFORMANCE『BOLERO -最終章-』総合演出:植木豪共同演出:中塚皓平企画・構成:栫ヒロ音楽:la malinconica総合振付:大村俊介(SHUN)【出演】東山義久×三浦宏規蘭乃はな穴沢裕介、木村咲哉、鈴木凌平、髙橋慈生、田村允宏、⾧澤風海、中塚皓平、早川一矢、MAOTO、望月凜、山﨑感音、山野光<東京公演>7月18日(木)~25日(木) 全10公演会場:有楽町よみうりホール【チケット料金】■昼公演・千秋楽公演(税込 / 全席指定)S席:10,500円A席:6,500円SS席(前方7列以内):13,500円車椅子席:10,500円U-22:3,500円■夜公演S席:9,500円A席:5,500円SS席(前方7列以内):12,500円車椅子席:9,500円U-22:2,500円一般発売:4月20日(土) 10:00<大阪公演>7月30日(火)・31日(水) 全3公演会場:SkyシアターMBS【チケット料金】■昼公演・千秋楽公演S席:10,500円A席:6,500円SS席(前方7列以内)13,500円U-22:3,500円※車椅子スペースをご利用希望のお客様はS席をお申込みください。■夜公演S席:9,500円A席:5,500円SS席(前方7列以内):12,500円U-22:2,500円※車椅子スペースをご利用希望のお客様はS席をお申込みください。※大阪公演のチケット一般発売日は後日発表<東京・大阪公演共通>※U-22 は一般発売より販売開始、公演当日「当日引換え券受付」にて、開場時間より、年齢明記の身分証提示の上、座席指定券と交換。※未就学児童入場不可公式サイト:
2024年03月15日フレンチ【A la ferme de Shinjiro】鮨日本料理【本店加賀彌助】日本料理【いしや】中華料理【和風中華招龍亭】フレンチ【レストラン林檎とわかば】フレンチ【A la ferme de Shinjiro】金沢ワイナリー&有機農園が営む町家フレンチで加賀と能登の旬を満喫自社栽培の有機野菜や地元の旬食材を使った全9品の『Diner B』【A la ferme de Shinjiro】は兼六園・金沢城に程近い尾張町に建つ、大正期の町家をリノベーションしたフレンチレストラン。石川県産の葡萄でワイン醸造を手がける【金沢ワイナリー】直営のお店です。昼夜ともにコースのみで、自社農園で育てるオーガニック野菜や小麦、金沢港や能登の市場直送の鮮魚など、旬の地物食材にこだわった料理が堪能できます。大正建築の趣を感じる個室(2~6名用/個室利用料は別途要)風情ある町家店舗は1Fがワイナリー、2Fがレストラン。開放感と落ち着きを兼ね備えたメインダイニングと少人数用の個室があり、美しい風合いの土壁は【金沢ワイナリー】の葡萄畑が広がる河北潟・穴水・珠洲の3種の土を使って仕上げています。自社醸造のワインはもちろん、九谷焼・輪島塗などの器も料理を一層引き立ててくれます。A la ferme de Shinjiro【エリア】近江町市場【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】7000円【ディナー平均予算】13000円【アクセス】金沢駅 徒歩20分鮨日本料理【本店加賀彌助】北陸の旬の魚介を楽しむなら鮨! 金沢ならではの一品も多彩甘海老のすり身を贅沢に使用してフワフワに焼き上げた『玉』JR金沢駅東口から徒歩3分。【本店加賀彌助】は、北陸の厳選食材で丁寧につくられた料理が味わえるお店です。鮨のシャリは能登産コシヒカリ。お好みを聞いてその日のいいネタを握ってくれる『本日のおまかせ握り』や、卵と甘海老のすり身をフワフワに焼き上げた『玉』、地元で獲れた肉厚で大きいアサリのお味噌汁もオススメです。席間が広めでゆったり落ち着けるカウンター席創業60年を超える老舗らしい落ち着いた佇まい。1Fはゆったり座れる広めのカウンター席で、店主との会話も楽しめ、2Fには接待などに使える座敷(要予約・使用料は別途要)もあります。北陸の山海の幸によく合う地酒も豊富に揃い、『自家製珍味』が盛られた器は九谷焼や金沢の作家の作品。石川の味と風情をたっぷり味わえます。本店加賀彌助【エリア】金沢駅【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】7000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】金沢駅 徒歩3分日本料理【いしや】食通に愛され続ける味と空間。金沢の老舗割烹で名物と郷土料理を堪能熱した天然石で貝を焼きながら味わう名物料理『万寿貝石焼き』JR金沢駅から徒歩8分。慶応2年(1866年)創業の【いしや】は、食通たちに愛され続けてきた老舗割烹です。「治部と言えばいしや」と詠われた『治部煮』や、訪れた人のほとんどがオーダーするという名物料理『万寿貝石焼き』など、地元の食材の味わいを丹念に引き出した一品や郷土料理のコースが北陸の銘酒とともに味わえます。老舗割烹の粋を感じる和モダンなカウンター席外観も内装も、和モダンの洗練と金沢らしい日本情緒が調和。上質な落ち着きを感じさせるカウンター席をはじめ、半個室のテーブル席や堀ごたつ式の個室、宴会用の広い座敷も備えています。料理に手間隙をかけるのはもちろん、それを味わい、人と語らう空間づくりも大切に、日常を忘れるくつろぎのひと時を提供してくれます。いしや【エリア】金沢駅【ジャンル】和食【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】金沢駅 徒歩8分中華料理【和風中華招龍亭】「和」と「中」のマリアージュ、金沢ならではの和風中華を優雅に味わう「能登豚」「いしる」など、金沢の食材を取り入れた全8品の『楊貴妃コース』JR金沢駅からバスで合同庁舎前へ。観光エリアから少し離れた場所に建つ【和風中華招龍亭】は、赤褐色の壁に包まれた一軒家レストラン。こちらでは金沢の食材をふんだんに使った中華料理が会席スタイルで楽しめます。お昼には、週替わりの海の幸と山の幸をメインとした『海ランチ』『山ランチ』などのセットメニューがリーズナブルに味わえます。庭園を眺めながらゆったり食事が楽しめる広々としたダイニング中国の福建省の大地をイメージした赤褐色の外壁、四季折々の景色が楽しめる庭園など、金沢ならではの和風中華を味わう舞台にふさわしい、美しい非日常空間。庭に面した大広間(最大130名利用可能)のほかに、20名用の大円卓がある「鳳凰の間」など、個室が7部屋あり、社員旅行やサークル旅行にもオススメです。和風中華招龍亭【エリア】金沢西/寺町/有松【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】1980円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】金沢駅フレンチ【レストラン林檎とわかば】レトロでオシャレな空間で、厳選素材の本格創作フレンチをシェフが惚れ込んだ上質和牛、滋賀県「岡崎牧場」の『近江牛フィレ肉のステーキ』兼六園の西側エリア、十三間町に静かに佇む【レストラン林檎とわかば】は、レトロで落ち着いた空間で本格創作フレンチが味わえるお店です。加賀野菜などの地元食材を中心に、滋賀県「岡崎牧場」の近江牛、フランス直輸入のキノコなど、厳選素材を活かしたシェフ渾身の料理の数々。デザートはゲストの目の前で仕上げる『目の前モンブラン』が必食です。和と洋の趣が調和した、大人デートにもよく似合う空間レトロな看板と林檎の木がデザインされたディスプレイが目印の、上品な風情漂う外観。店内は木のぬくもりを活かしたシンプルでオシャレな空間で、オープンキッチンのカウンター席とテーブル席のほかに完全個室も備えています。シェフ自ら探し求めた昭和の洋食器や古伊万里の皿も懐かしい空間に馴染み、食の楽しみを深めてくれます。レストラン林檎とわかば【エリア】香林坊/片町【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】金沢駅※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2024年03月02日奥平大兼が、第47回創作テレビドラマ大賞受賞作『ケの日のケケケ』に出演することが発表され、併せて出演コメントが公開された。本作は27歳の俊英脚本家・森野マッシュのデビュー作で、“感覚過敏”の一人の高校生の少女が仲間とともに自分の居場所づくりをしようとする姿を通してすべての「生きづらさ」を感じる人々に勇気を届ける物語。主人公のあまね役はテレビドラマ初主演の當真あみ。奥平はあまねの理解者・琥太郎を演じる。そのほか、尾野真千子、岡山天音、山田キヌヲ、板橋駿谷が出演。演出は『エンジェルフライト』『外事警察』の堀切園健太郎(NHKエンタープライズ)、音楽はRyu Matsuyamaが担当する。『ケの日のケケケ』は、3月26日(火) 22時よりNHK総合・BSプレミアム4Kにて放送予定。■進藤琥太郎役・奥平大兼 コメント『ケの日のケケケ』で進藤琥太郎を演じました、奥平大兼です。琥太郎という役柄について、個人的に最初の方は理解するのに時間がかかった記憶があるのですが、その中で役柄に歩み寄っていくのが楽しかったです。當真あみさんとは少し前にドラマで共演して以来で、今回も不思議な関係値だったので、作品に入る前にどのように演じるか楽しみにしていました。撮影させていただいた学校がとても綺麗な風景で、季節的に秋というのもあり、気持ちがすごく落ち着いた状態で撮影出来ました。また、この作品ならではのゆったりした空気感がとても居心地良かったです。この作品に出てくる子たちは、みんな自分の中のやりたいことや、正しいと信じているものに正面からぶつかって、頑張っている子たちだと思います。 そんなみんなの姿と、この作品に流れている独特な空気もぜひ感じながら見て頂きたいなと思います。■主演・片瀬あまね役・當真あみ コメント『ケの日のケケケ』で片瀬あまねを演じました、當真あみです。私が演じたあまねは光や音に敏感で、食べられる物と食べられない物などがある感覚過敏の女の子です。感覚過敏とは何か、あまねはどんな世界で生きているのかを知る必要があり、感覚過敏を知っていく中で自分にとって普通だと思っていた事が全くそうでは無いという事に気付かされました。個人差があり、人それぞれな感覚。どうにもならないことばかりでも自分が自分でいられるよう努力するあまねの姿とともに、感覚過敏について観る方に知っていただけると嬉しいです。■作・森野マッシュ コメントはじめまして、森野マッシュです。こうしてみなさまにご挨拶できるのも、大賞をいただけたからこそ。嬉しすぎるからもう一度、はじめまして!『ケの日のケケケ』は、私が思う愛おしい人たちをたっぷり詰め込んだお話です。希望を探そうとすることすらしんどくて、上どころか前すら向けないし、歩くとか絶対無理。そういう日々の中で観ても辛くならない作品を目指して書きました。どうか、楽しんでいただけますように!■制作統括・落合将 コメント創作テレビドラマ大賞、今年の受賞作は、「刃のような」作品だと私は捉えています。令和世代の森野さんのデビュー作は、一読して痛烈に従来の昭和的価値観に疑問を投げかけているように感じました。「人は等しくみな平等」「頑張れば夢は叶う」「話をすれば理解しあえる」「家族も夫婦も皆仲良く、それが幸福」と高度経済成長期の昭和がアナウンスしてきた言葉たちは令和の今、大きく綻んで、格差社会の中で収入も二極化し、家族も持てない恋愛もできない、そんな単身者世帯だらけ、が令和の日本の現実となっています。『ケの日のケケケ』は一人の高校生の今を描くことで、昭和的な価値観のゆるやかな強制を風刺して、「人間はそんなに単純なものではない」「無神経で理不尽な現実から、自らの強い意志で距離をとって、命がけで守るべきものがある」というような、悲鳴に近い叫び声を若き作者があげている気がしました。私たちが生きている日常での現実の人と人との生のぶつかり合いには、とても複雑な情報性と深い魂のやりとりの世界が隠されている。そして人間は、不条理な「けもの」を内面に飼っている単純化できない生き物である。私はそういう世界を描いて、戦後の日本の社会が人々にあてはめようとしてきたつまらない価値観に反逆したい、という静かな怒りが、無意識かもしれませんが、令和世代の森野さんのこの台本からは聞こえてくる気が私はしました。27歳の俊英作家の全く「新しい」透明な叫び声に、このドラマに触れることで、耳をすませていただけたら。■演出・堀切園健太郎 コメント若者の生きづらさはいつの時代にもあるが、あまりにも繊細なその配慮のあり様に舌を巻く。しかし、描かれる世界はまさに社会の縮図だ。多様性が叫ばれ過度な優しさが求められる時代に、どの視点でこの物語を捉えるかで自分の立場を見透かされる。悩み、苦しみ、傷ついた主人公が自らの手で居場所を勝ち取ろうとする姿は、若者だけでなく大人へのメッセージだ。デリケートな題材を真面目で誠実なだけの描写に留めず、物語として昇華させている点はこの脚本の大きな魅力である。実際の当事者から話を聞きながら、この難役を繊細かつ前向きに、時にコミカルに演じてくれた當真さんは、今の彼女にしか演じられない魅力に溢れている。<番組情報>創作テレビドラマ大賞『ケの日のケケケ』3月26日(火) 22:00~ NHK総合・BSプレミアム4K作:森野マッシュ音楽:Ryu Matsuyama演出:堀切園健太郎(NHK エンタープライズ)■出演當真あみ奥平大兼小宮山莉渚望月歩中井友望伊礼姫奈/岡山天音山田キヌヲ板橋駿谷尾野真千子
2024年02月19日安田章大主演による舞台、PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』のメインキャストとチラシビジュアルが公開された。本作は、緻密な人間描写と卓越した発想力で、ジャンルにとらわれず常に演劇界の第一線を走り続けている青木豪が、明治黎明期を舞台に新たに書き下ろす爽快エンターテインメント。とある浮世絵師とそれを取り巻く人々が、ひょんなことから事件に巻き込まれ珍道中に繰り出す様を青木特有の作風で描く。今回発表されたのは、昨年宝塚歌劇団を退団したばかりで今後の活躍が期待される元トップ娘役の潤花、2月2日に発表された第31回読売演劇大賞で最優秀女優賞を受賞した池谷のぶえ、子役時代から培われた演技力で映像作品や舞台に精力的に出演する落合モトキ、劇団イキウメに所属し数々の作品で一筋縄ではいかない複雑な役どころを見事に体現する大窪人衛、劇団☆新感線作品に多数出演しコメディとシリアスの振り幅を自在に使い分ける村木仁、俳優だけでなくアクション監督としても活躍する南誉士広、劇団青年座に所属し内外の舞台を中心にその演技力を磨く三浦拓真と、クセの強い実力派俳優陣が顔を揃えた。さらに、滲み出る愛嬌と味のある芝居でパルコ・プロデュース公演に幾度となく登場する市川しんぺー、9歳の初舞台以降、舞台のみならず、映画・ドラマにて時代劇から現代劇まで幅広い話題作に多数出演する中村梅雀と、物語の土台をしっかり支えてくれるベテラン俳優も結集した。<メインキャストコメント>■潤花昨年宝塚歌劇団を退団して初めての舞台出演になるので、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。在団中に何度か経験があるのですが、お久しぶりの和物作品に挑戦させていただきます。素敵なお衣裳と鬘、お化粧で撮影していただいて、私自身演じるミツという役がさらにどんな役になるかとワクワクとドキドキでたまりません。これから演出の青木豪さん、主演の安田章大さんをはじめとする沢山の方々と化学反応をしていけるように、心を込めて努めてまいります。■池谷のぶえ今回作・演出の青木豪さんとご一緒するのは、『おにぎり』という演劇ユニットで、戯曲をお願いさせていただいて以来15年ぶりです。そのユニット仲間である仁さん、しんぺーさんとも、まさかこんな形で久しぶりにご一緒できるとは思っていませんでした。そして、舞台俳優さんとしても本当に尊敬している安田さんと初めてご一緒させていただくのも、とても楽しみです。はじめましての方がほとんどなので緊張しますが、みなさんと作品創りをしていくことでどんな化学反応が起こるのか、とても楽しみにしております。■落合モトキPARCO劇場はいつも観に行くところであるんですけど、舞台に立つのは初めてなので、すごくいい経験をさせてもらうなという感じがあって、主演の安田さんはそのPARCO劇場でゴッホの作品をやっているのを観させていただきました。何か男にモテる男だなっていうような感じと印象があります。かっこいいのに芝居もできるんだ!いつか一緒にお芝居できたらいいなと思っていたので、今回すごく楽しみです。まだキャストの皆さんにも会っていないし、はじめましてな人たちばかりなんですけど、稽古をして舞台に立つというのは勿論、仲の良さやチームワーク、何かいろいろなところで新しいものを見つけていけたらいいなと思っているので、皆さんもぜひ劇場で生のお芝居を楽しんでいただければなと思います。■大窪人衛事務所の先輩の池田成志さんや今回共演させていただく市川しんぺーさん池谷のぶえさんは、よくPARCO劇場の客席からそのお姿を見ていたので、おそれ多くもありますが、精一杯全力で楽しみたいと思います。僕個人としては初めての時代物ですので頑張りたいと思います。個人的にとてもうれしかったのが、のぶえさんとしんぺーさん、仁さん、青木豪さんが昔やられていた『おにぎり』というユニットが僕めちゃくちゃ好きだったので、その方々が揃い踏みの舞台にご一緒できると本当に思っていなかったので、とてもうれしく思います。■村木仁青木豪先生の作品は、5、6 本ぐらい出させていただいているんですけれども、演出は今回2回目です。まだ台本は読んでいない状況なんですけど、痛快時代劇のどんなところが『痛快』か、すごくこれから台本をもらうのを楽しみにしています。そして、どんな演出をされるのか楽しみです。■南誉士広今回、この作品に参加させていただくに当たりまして、とても本当に光栄な気持ちでいっぱいです。すごいキャストの方々と肩を並べてお芝居できるということを大変嬉しく思います。作演の青木さんとはそうですね3年前ぐらいですかね。男たちが裸で歌い踊るという作品でご一緒させていただきまして、本当に役者人それぞれを本当に見てくださっているという、その役者のスペシャリティーをすごく限界まで引き出してくださる演出家さんだなと思っておりました。今回もトコトン引き出していただけるように楽しくリラックスして力を抜いて稽古に臨みたいと思います。そして観劇くださるお客様に素敵な作品を届けられますように、この素敵な作品の歯車の一部になりますように、一生懸命頑張りたいと思います。■三浦拓真出演が決まりまして、とてもとても楽しみにしています。青木豪さんの演出を受けるのは、今回が2回目で、役者が持ってくるものをすごく楽しんで演出をつけてくれる方で、また役者と一緒にそのシーンや役や芝居について一緒に考えてくれる演出家さんです。試行錯誤して稽古場ではいろんなことが起きるので、すごく生き生きとした現場になるように、精一杯楽しんで一生懸命務めさせていただきたいと思います。■市川しんぺー作・演出の青木豪さんは、人間の内面に迫るような作品を書かれるので、すごくワクワクしていますし、今回は時代劇ということで、人間の業とかそういうところまで探っていくんじゃないかなと思っています。演出も役者の性質に沿ってくれるような内面から作り上げるような演出をなさるので、すごくワクワク期待しています。魅力的な共演者の方がいっぱいいるんですけれども、村木仁さんと池谷のぶえさんというのが以前『おにぎり』というユニットを今も開店休業中みたいな感じなんですけれども、やっていまして、その3人が揃うということもちょっと奇跡的だなと思って楽しみにしております。■中村梅雀ここのところ私は初めてづくしで、今回のステージも役柄といい、時代といい、共演者の皆様、すべてが初めてです。もちろん、作・演出の青木さんとも初めてで、楽しみでしようがないです。68(歳)になって初めてづくしって本当に私は幸せだなと思います。体力もぐいぐいアップしているので、期待に応えて千秋楽まで突っ走ります。<公演情報>PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』『あのよこのよ』ビジュアル作・演出:青木豪出演:安田章大潤花池谷のぶえ落合モトキ大窪人衛村木仁南誉士広三浦拓真市川しんぺー中村梅雀 ほか【東京公演】4月8日(月)〜29日(月・祝)会場:PARCO 劇場チケット発売日:3月2日(土)チケット料金:12,000円(税込・全席指定・未就学児入場不可)【大阪公演】5月3日(金・祝)~10日(金)会場:東大阪市文化創造館Dream House 大ホールチケット発売日:4月7日(日)チケット料金:S席 12,000円 / A席 9,800円(税込・全席指定・未就学児入場不可)チケットはこちら:()公式サイト:
2024年02月16日映画『箱男』が2024年に公開される。主演は永瀬正敏。監督は石井岳龍。安部公房の長編小説『箱男』を映画化映画『箱男』は、日本を代表する作家・安部公房が1973年に発表した小説『箱男』を映画化した作品。『箱男』は世界20数か国で翻訳され、未だに熱狂的な読者を持つ、安部公房の代表作のひとつだ。頭からダンボールを被り、都市を徘徊する“箱男”を描いたこの物語は、人間が“自己の存在証明を放棄”した先にあるものを問う難解なテーマのため、映像化は困難であると言われていた。監督は石井岳龍そんな中、安部公房本人が直接映画化を託した人物が、1980年『狂い咲きサンダーロード』で衝撃的なデビューを飾って以来、常にジャパン・インディ・シネマの最前線を駆け抜けてきた鬼才・石井岳龍だった。1997年の時点で映画製作が決定していたが、クランクイン前日、不運にも撮影が頓挫。幻の企画となっていた。27年越し、待望の映画化それから27年の月日が経ち、奇しくも安部公房の生誕100年にあたる2024年、石井岳龍は遂に『箱男』の映画化を実現。主演には27年前と同じ永瀬正敏を迎え、同じく27年前に出演予定だった佐藤浩市、さらに世界的な活躍を遂げる浅野忠信といった俳優陣が集結。数百人にのぼるオーディションから抜擢された白本彩奈も加わり、映画『箱男』が完成した。なお、映画『箱男』は、第74回ベルリン国際映画祭に正式招待され、ワールドプレミアを迎える。主人公・わたし...永瀬正敏カメラマン。街で偶然目にした“箱男”に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、“箱男”を目指すことに。ニセ医者...浅野忠信“箱男”の存在を乗っ取ろうとするニセ医者。軍医...佐藤浩市“箱男”を完全犯罪に利用しようと企む軍医。謎の女・葉子...白本彩奈わたしを誘惑する謎の女。箱男を付け狙うワッペン乞食…渋川清彦“わたし”の取り調べを行う刑事…中村優子上司の刑事…川瀬陽太箱男が都市を覗く本編映像と共に、第74回ベルリン国際映画祭での監督・キャスト陣の姿をとらえたダイジェスト映像が到着。映像は物語の導入部分ともいえるものとなっており、「蔑まれるのはお前たち。こっちは何でもお見通し。」というナレーションと共に、段ボールに開けられた小窓から都市を一方的に眺める箱男の姿が映し出される。映画『箱男』あらすじ“箱男”とは、人間が望む最終形態。すべてから完全に解き放たれた存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、のぞき窓から一方的に世界を覗いて徘徊する“箱男”に魅せられたカメラマンのわたしは、自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、遂にその一歩を踏み出す。しかし、本物の“箱男”になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。わたしをつけ狙い“箱男”の存在を乗っ取ろうとするニセ医者や、“箱男”を完全犯罪に利用しようと企む軍医 、さらにわたしを誘惑する謎の女・葉子が現れ、わたしを惑わせる。果たしてわたしは、本物の“箱男”になれるのか......。【作品詳細】映画『箱男』公開時期:2024年監督:石井岳龍脚本:いながききよたか、石井岳龍原作:安部公房「箱男」(新潮社)出演:永瀬正敏、浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市、渋川清彦、中村優子、川瀬陽太配給:ハピネットファントム・スタジオ
2024年01月18日デビュー作の映画『MOTHER マザー』(2020年)で日本アカデミー賞など新人賞を総なめにし、その後、数々の映画やドラマで活躍している奥平大兼。ディズニープラス「スター」で12月20日より独占配信される日本発オリジナルファンタジー・アドベンチャー『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』では中島セナとW主演を務めた。奥平にインタビューし、本作の魅力や俳優業への思いなど話を聞いた。○想像力を用いて主人公を演じた『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』本作は、実写で描く現実世界「横須賀」と、アニメで描くドラゴンが棲む異世界「ウーパナンタ」の2つの世界が舞台。横須賀に住む空想好きな高校生・ナギ役を中島、ウーパナンタからやって来た落ちこぼれのドラゴン乗りの少年・タイム役を奥平が演じ、ナギの親友・ソン役をエマニエル由人、タイムが憧れるドラゴン乗りの英雄・アクタ役を新田真剣佑、謎のコンビニ店員・柴田/スペース役を森田剛が演じている。実写とアニメで2つの世界を描く本作において、奥平は想像力が求められたと振り返る。「CGが使われている作品なので、(タイムの相棒であるドラゴンの)ガフィンがいるものとして仮定しながら、タイムとナギとソンとガフィンという3人と1匹でお芝居をしないといけないというのは難しかったです。想像しながら演じるというのは、普段のお芝居とは違う脳を使うので」そして、「日本でこういう作品を作ること自体すごく珍しいことで、今後もなかなかできることではないと思うので、あまり難しく考えずに楽しんでほしいなと。アクションもあるし、画もきれいで、それを楽しんでいただくだけでもすごく魅力が詰まっている作品だと思います」と本作の魅力をアピール。「タイムから見習うところもあり、こういう子もいいんだなと思えるキャラクターなので、そういうところも見ていただきたいです」と語った。演じたタイムについては「すごく正直で素直な子」と紹介する。「見境なく人を信じる。人を全員平等に見ている子で、その感覚だと現代社会では生きていけないというか、どうしても人によって変わってくるところを、フラットに見られるのはすごいなと。違う世界の子なので、自分とはあまりにも似てないなと思いました」○「いつまでも甘えられる立場じゃない」年下の俳優が多い現場で実感デビューから3年。今の俳優業への思いを尋ねると、「今できるお芝居を大事にしたい」という思いが芽生えたと明かす。「どうしてかわかりませんが、以前出演した作品を見ると、今の自分と感覚が違うなと思ったんです。その当時も自分の感覚を信じて全力でやっているはずなので、1年前と今の自分の感覚が違うと思った時に、今の感覚で今しかできないお芝居をすることが大事なんだなと。あと5、6年したら高校生役もできなくなると思いますし、そういう意味でも、今できるお芝居を大事にしていきたいなと、今年を通じて思いました」今年9月20日に20歳を迎えたが、あまり変化は感じてないという。「お酒を飲むようになったぐらいで、あまり自分の中で変化はないです。正式に大人という類に入り、大人になったんだなというのは少しありますが、子供のままがいいなという思いもあります(笑)」今年7月期には日本テレビ系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でキーパーソン・星崎透を演じ注目を集めたが、年下の俳優が多く出演していた本作で芽生えた思いがあったという。「あんなに年下の子が多い現場は初めてで、だんだん年下の子が増えてくるんだなと感じ、いつまでも甘えられる立場じゃないなと思いました。若い世代の役者の一員としていさせていただいていますが、これから同世代の役者たちと切磋琢磨していけたらいいなと思います」○俳優業の楽しさは「年々増しています」俳優としてやっていく覚悟が固まった転機を尋ねると、「僕はデビュー作がそうでした」と『MOTHER マザー』を挙げた。「あの時に初めてお芝居して、公開まで1年あったのですが、その1年間ずっとお芝居したくて。公開されやっとデビューした時に、ありがたいことにいろんなお仕事をいただき、俳優としてやっていきたいという思いはその時から変わっていません」デビュー作にして演じる面白さを実感するも、「100%まだ味わえていない」と感じたそうで、「もっと楽しむ要素がたくさんあるんだろうなと思い、俳優って面白そうだな、やってみたいなと思いました」と振り返る。そして、作品を重ねるたびに俳優業の楽しさは増しているという。「年々増しています。もちろん大変なことも増えますが、作品で出会う人たちが好きで、演者さんもそうですが、監督やスタッフさんも全員好きなので、そういう方々ともう一度お会いできるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と笑顔で語った。■奥平大兼2003年9月20日生まれ、東京都出身。映画『MOTHER マザー』(20)で長澤まさみ演じる秋子の息子・周平役としてデビュー。同作にて第44回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の新人賞を総なめにした。主な出演作に映画『マイスモールランド』(22)、『あつい胸さわぎ』(23)、『ヴィレッジ』(23)、『君は放課後インソムニア』(23)、ドラマ『恋する母たち』(20/TBS)、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(23/日本テレビ)など。主演映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が2024年3月8日に公開予定。スタイリスト:伊藤省吾(sitor)ヘアメイク:速水昭仁(CHUUNi Inc.)
2023年12月24日映画『MOTHER マザー』の少年役をはじめ、数々の映画で存在感を示す奥平大兼さん。全身全霊で役に飛び込むような演技で作品ごとにイメージを更新する…。そんな天才俳優の素顔を写真家の表萌々花さんが捉えました。下町の路地裏を、サンダル履きでぶらぶら。日常感あふれる“撮影散歩”をリラックスモードで楽しんでくれた奥平大兼さん。「カッコつけるのは苦手だから、こういう自然な感じはすごく心地いいです」デビュー4年目にして数々の賞を受ける映画界期待の新星。そんな高評価をよそに、役作りは自問自答の繰り返しだ。「映画の撮影は1年くらいかかるので、その間ずっと『これでいいのかな』の連続。そういうときは一人で抱えず、不安や迷いも含めて一緒に作っている方々の意見をしっかり聞きます。撮影時間には限りがあるけれど、そこで妥協したら観る人に絶対伝わるから」真摯な役作りの原点は、2020年、世界的な評価を受けた映画『MOTHER マザー』。「この作品ですごく注目をしていただいて、ありがたいことに褒められることが多くなって。半面、指摘してくれる人が減ってしまった。撮影でもOKは出てもちょっと違うなと感じることもあったので、以来クランクインの際に『違うと思ったらすぐ言ってください』と、周りの方にお願いするようになりました。率直に言い合うことで、お互いにより力強い気持ちで作品にのぞめると思うから」撮影中はストイックそのもので、オフの時間も役の設定にある趣味に取り組む。「自分の趣味は、役が終わってからです。特に大好きな服作りに没頭しているときは、自分ってこういう人間だったなと思い出せる、すごく大事なリセットの時間です」服は作るのも着るのも大好き。なかでも憧れのデザイナーの一人、ジョン・ガリアーノの服作りには共感と尊敬を持っている。「無条件に彼の作る服が好き。一方で有名ブランドのディレクターとして活躍して、ブランドと自分のやりたいことを調和させることもできる。一緒に作る人の思いと自分の感覚を両方生かすことの難しさは僕も感じているから、ジャンルは違っても、それができる人は素晴らしいなと思います」そのひたむきな姿勢で難役に挑戦し続けてきた奥平さん。公開中の映画『君は放課後インソムニア』ではいつになく(?)等身大の男子高校生役で、リアルな青春を生きている。「撮影前、監督に『学生時代を思い出して若返って』って言われたんです。やってみたら昔の気持ちに戻るって難しいんですよ!でも現場で同世代キャストとキャピキャピ過ごすことで無事、青春に戻れました(笑)」いまは複数の作品を並行して撮るほど忙しい毎日。そのモチベーションはどこに?「これまでの監督や役者さんと、別の作品で再会するのが目標です。そう思えるのもいままで出会った人たちが本当にいい人たちばっかりだから!そう思うと、僕はつくづく人に恵まれて俳優をやれているんだなあ」撮影を終えて一言出演・奥平大兼「下町の路地裏を、カメラ片手に散歩気分での撮影。すごくのんびりした気持ちになりました。服装も街の空気もこのくらいのラフさが僕にとっては居心地がいい。潮風を含んだ初夏の空気に、下町のおばあちゃんちで過ごした子供の頃の夏休みを思い出して…、ふと今年は隅田川の花火が見たくなりました」おくだいら・だいけん2003年9月20日生まれ、東京都出身。好物はワイン好きのお母さんが作るアヒージョ。「お酒は飲めないけど白米に合うんです(笑)」ロングTシャツ¥27,500(ジェームス パース/ジェームス パース青山店 TEL:03・6418・0928)その他はスタイリスト私物撮影・表 萌々花「前日まで雨予報だったのが、当日は晴れ間が差す瞬間も。撮影は、奥平さんと同じ目線で撮ることを心がけました。なので、お互いに撮る人/撮られる人という意識はしていなかったと思います。等身大の19歳で気張った感じもなく、ずっと自然体で撮影に応じてくれ、自然にシャッターを切ることができました」おもて・ももか1998年生まれ、岐阜県出身。山や自然、旅先など、自分が身を置く場所やそこでの出会いで感じた心の機微を写真で切り取っている。※『anan』2023年7月19日号より。写真・表 萌々花スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・速水昭仁取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2023年07月16日俳優の奥平大兼が1日、都内で行われた映画『ヴィレッジ』(公開中)の公開御礼舞台挨拶に登壇。同作の撮影裏話を明かした。同作はスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、藤井道人氏が脚本・監督を務めるオリジナル作。夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、ゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲(黒木華)が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す。この日のイベントには奥平のほか、主演を務めた横浜流星、共演の一ノ瀬ワタルが参加。優(横浜)が透(一ノ瀬)に殴られるシーンの日がクランクインだったという奥平は、「(一ノ瀬が)めちゃくちゃ怖かった。衣装合わせで挨拶して以来、役でしか見てなかったので……」と一ノ瀬の印象を告白するが、一ノ瀬がウサギを飼っているという話を耳にして親近感がわいたそう。「あれっ、なんかかわいいなと思って、そこからゴミ処理場のメンバーとも話すようになって! みんな見た目とか劇中では怖いですけど、実際はめちゃくちゃ優しくて、すごい明るい人たちが多かったです」とギャップがあったことを明かした。作品ごとにキャラクターシートを作成することで知られる藤井監督。今作でも優はamazarashi、龍太(奥平)は舐達磨、透はYOASOBIと、それぞれのキャラクターが聴いているアーティストが設定されていた。横浜は「撮影中はずっとamazarashiを聴いていました。(奥平が)役作りとして舐達磨を聴いていたことは、一緒に取材などで聞いていたんですけど、(一ノ瀬に向けて)YOASOBI……?」と視線を送る。これに一ノ瀬が「おれはYOASOBIっすね。ずっと聴いてました! YOASOBIと韓流映画。恋愛ものが好きという設定だったので、撮影当時はずっと恋愛映画を観てたし、恋愛ソング聴いてました!」と答え、横浜は「初耳ですね!」と驚きつつも納得した表情を見せた。また、今作を観た人からの感想を読み上げるコーナーで、パトカーに乗り込むシーンを絶賛された奥平が、「台本を読んだときにいちばんここが難しいだろうなと考えていた」と打ち明ける場面も。しかし、実際の撮影では「パトカーに乗れるという嬉しさもちょっとあって(笑)。結構車内は狭いんですよ」と貴重な体験を楽しんでいたそうで、「みんなギュウギュウだから、楽しくなっちゃって『パトカー速ぇ! 乗り心地いいっすね!』とか話をしてました(笑)」と笑顔を見せていた。
2023年05月01日2023年2月14日に、パンクバンド『Hi-STANDARD』のドラマーである恒岡章さんが、51歳の若さでこの世を去りました。『Hi-STANDARD』は3人組のバンドです。メンバーである、横山健さんと難波章浩さんは今後の活動に関して、同バンドのウェブサイトにコメントを掲載しました。Hi-STANDARDの今後については二人でよく話し、続けていくことに決めました。形はどうなるかはまだわかりません、これも少しずつになるかもしれないですが、前に進んで行くことにしました。具体的なことが決まりましたら、その都度お知らせできればと思います。Hi-STANDARDーより引用また、2人は「身体はなくなりましたが、ツネちゃんの音と魂は永遠に消えません。残した音楽を聴いてもらえれば、いつでもツネちゃんはそこにいます」ともつづっています。横山さんと難波さんの、今後への決断にファンからはさまざまな声が上がりました。・続けてくれる決断をしてくれて、本当に感謝しかない。ゆっくりでいいので、待っています。・ファンの私ですら本当に受け止め難く、2人の思いは計り知れません。そんな中、前へ進んでいくと決意してくれて本当に嬉しいです。・2人が続けるという決断をしたのなら、ついて行きます!・「もう続けないかもしれない」と思っていたので、救われた気持ちです。ツネさんは、みんなの心の中でずっと輝き続けています。今後『Hi-STANDARD』がどのように活動していくのか、多くのファンが見守っています。[文・構成/grape編集部]
2023年02月24日石川県金沢市にある日本庭園『兼六園』。国の特別名勝にも指定されており、四季折々の趣ある風景を楽しめることで有名です。特に、秋は園内の木々が鮮やかな黄色や赤色に紅葉し、その美しさに圧倒される人も多いとか。mame(@daizphoto)さんは、園内で撮った紅葉の写真をTwitterに投稿。園の中心部に位置する『霞ヶ池(かすみがいけ)』で撮影された1枚は、まさに息をのむ光景です。金沢兼六園の紅葉が美しすぎてこの世のものとは思えない。 pic.twitter.com/Be8ITdy0hE — (@daizphoto) October 20, 2022 「この世のものとは思えない」星空の下で浮かび上がるのは、美しい小さな島。紅葉した木々と、後ろに見える縄で雪から枝を守る『雪吊り』をした木々が、絶妙な調和を保ち並存しています。錦に織りなす小島が池の水面に反映され、なんとも幻想的な光景ですね。投稿には、コメントが相次いでいます。・夜の兼六園がこんなに美しかったとは知りませんでした!・なんだかファンタジーの世界で突如現れた夢の島みたい。・兼六園といえば雪の風景と思っていました。紅葉も素晴らしいのですね。・この景色が実在しているなんて、素敵。行ってみたい。10~11月に見頃を迎える兼六園の紅葉。見頃時期にはライトアップも実施され、期間限定で夜間が入園無料になります。心震える風景をひと目見に、訪れてみてはいかがでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年10月28日ティファニーは、新作ハイジュエリーコレクション「ブルー ブック 2022:ボタニカ」の最終章となるコレクションを発表いたします。ティファニー アーカイブに残る主要なフローラル テーマに新たなエネルギーと生命をもたらすフォール コレクションは、ジャン・シュランバージェの代表作に加え、ウィステリアやマグノリア、オーキッドなどの花々から着想を得ています。ネックレス(タンザナイト、カーブド カルセドニー、サファイヤ、ダイヤモンド、プラチナ)本コレクションにおける「ウィステリア」のテーマは、アール・ヌーヴォー時代に人気を博したルイス・コンフォート・ティファニーのアイコニックなテーブルランプのフォルムや色彩がインスピレーション源となっています。「ブルー ブック 2022:ボタニカ」のために、ティファニーの職人たちが手彫りのカルセドニーでウィステリアの花びらの新たなイメージを紡ぎ出しました。これらの花びらの中には、ペアシェイプのファンシーサファイヤとダイヤモンドがあしらわれています。ネックレス(カーブド カルセドニー、サファイヤ、ダイヤモンド、プラチナ)「ウィステリアには、ティファニーのアーカイブに残るこの花のモチーフへのオマージュ、そしてルイス・コンフォート・ティファニーの色鮮やかなステンドグラス作品への敬意が込められています。手彫りのカルセドニーの美しい半透明な花びらが、奥深い色彩のグラデーションを奏でているのです」ヴィクトリア・ワース・レイノルズ(ティファニー チーフ ジェモロジスト 兼 ハイジュエリー部門 ヴァイス プレジデント)はこのように語っています。「マグノリア」のテーマは、この花のモチーフを現代的にアップデートしながら、手彫りのカルセドニーをはじめ、ティファニーが世界に初めて紹介したツァボライトやモルガナイトなどの“レガシー ジェムストーン”を使用して、独創的な表現を生み出しています。ティファニーの185年に及ぶ歴史の中で、マグノリアの花はジュエリーデザインやステンドグラスの窓を飾ってきました。1893年のシカゴ万国博覧会で展示され、現在はメトロポリタン美術館に収蔵されているマグノリアの花瓶も貴重な作品です。リング(ルビー、ダイヤモンド、プラチナ)「オーキッド カーブ」のテーマは、ティファニーの大切なフラワーモチーフであるオーキッドを現代的な視点で再解釈しています。オーキッド独特の有機的なシンメトリーの美しさやセンシュアルな魅力にフォーカスをし、ダイヤモンドが贅沢にあしらわれた一連のデザインが特徴的で、エレガントに波打つフォルムや類まれなジェムストーンの雫がそれを引き立てています。ブレスレット(アクアマリン、ダイヤモンド、プラチナ)ティファニーのアーカイブに残るジャン・シュランバージェの作品の中でも特に印象的なデザインが、ユニークなカラージェムストーンのコンビネーションで再解釈されています。「バード オン ア ロック」のブローチ、「ヴァイン」や「トレリス」といった伝説的なデザインが、生き生きと輝くジェムストーンに彩られて蘇り、ジャン・シュランバージェの名作に新たな個性が吹き込まれたかのようです。また、これまで新たに解釈されることのなかったフェニックスのブローチが、眩いエネルギーを解き放ちながら華麗な彩りを添えます。ジャン・シュランバージェ ヴァイン ネックレス (ルベライト、エメラルド、ダイヤモンド、プラチナ、18K イエローゴールド)@tiffanyandco#TiffanyBotanica#TiffanyBlueBook
2022年10月11日台湾を震撼させた<都市伝説>を映像化した話題の台湾ホラー『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』より本予告が解禁された。本作は、90年代に台湾全土を震撼させた<怪奇事件>を基に家族の絆を描く衝撃作。第二作『第二章 真実』は、2017年度台湾映画興行成績第一位を叩き出し、恐怖の大ヒットホラー映画として台湾全土を席巻した話題作だ。この度、二作の本予告が解禁となった。『第一章 神隠し』の予告編では、不審な影が画面を横切る様子が映し出され、悲鳴を上げる男性が登場。「あの子の名前を呼んでしまった!」と錯乱し、老婆が叫ぶシーンに続いていく。後半では「みんなで行こう。山に行って、あれに会おう」と男性の声で歌うフレーズに合わせ、物語のカギを握る山へと導かれるイージュン(アン・シュー)が映し出されると、フラッシュバックが続き、人とは思えない形相の“何か”が悲鳴を上げて終わる、インパクトのある予告編となっている。『第二章 真実』の予告編では、「あなたを見つけたリー・シューフェンです」と挨拶するリー(レイニー・ヤン)のセリフからはじまる。「なぜ山の病院にいたの?」という問いかけに「妊婦検診した病院ね」と力なく答える、傷だらけの『第一章 神隠し』の主人公イージュン(アン・シュー)。そのやり取りから、彼女が15年前に閉鎖された病院で見つかったことが明らかに。畳みかけるように少女の叫び声とともに、出産していると思われるイージュンが映し出されると、「母の愛が悪夢を呼ぶ」という意味深なテロップとともに“何か”をむさぼるように食べる女性の姿や、口いっぱいに虫が飛び出す女性、壁を這う“何か”など衝撃映像が収められた予告編となっている。『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』は9月30日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紅い服の少女 第一章 神隠し 2022年9月30日より全国にて公開©2015 The Tag-Along Co., Ltd紅い服の少女 第二章 真実 2022年9月30日より全国にて公開©2017 The Tag-Along Co., Ltd
2022年09月28日2022年8月26日、モデルの冨永愛さんが『VOGUE JAPAN WEB』で息子の章胤(あきつぐ)さんと親子共演を果たしたことをTwitterで報告しました。章胤さんが『VOGUE JAPAN WEB』に登場するのは、今回が初めて。また、短い動画も公開されており、トップモデルである冨永さんに負けず劣らずの、章胤さんのスタイルに驚く声も寄せられました。よろしくお願いいたします! — 冨永愛 Ai Tominaga (@Ai_Tominaga) August 26, 2022 冨永さんの身長は、179cm。息子である章胤さんは、冨永さんよりも身長が高く、180cmを超えているのは間違いないでしょう。公開された動画の中で、章胤さんの表情こそしっかりは分からないものの、切れ長の目は母親である冨永さんの面影を感じます。日本を代表するトップモデルの冨永さんと、息子である章胤さんの親子共演に、多くの反響が寄せられています。・冨永愛さんのDNAをしっかり感じる。かっこいい!・身長、190cmは超えているのでは…?・親子に見えない。トップモデル同士の共演って感じ。親子共演の動画が見られるのは、同月29日から。『日本一かっこいい』といっても過言ではない親子の共演は、大きな注目を集めそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年08月28日台湾映画史に残るホラー映画『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』の特別予告が解禁された。本作は、90年代に台湾全土を震撼させた<怪奇事件>を基に家族の絆を描く衝撃作。台湾全土で多くの憶測を呼んだ怪奇事件<紅い服の少女>は、無数の都市伝説を生み出し、90年代を象徴する社会現象となった。この度解禁となったのは、2作合わせた特別予告。『紅い服の少女 第一章 神隠し』『紅い服の少女 第一章 神隠し』では、防犯カメラに映る謎の失踪を遂げる老女の姿と見つかった老女が「あの子の名前を呼んでしまった!」と正気を失い、叫ぶ様が切り取られている。さらに続く映像には、主人公・イージュン(アン・シュー)に忍び寄る不穏な空気や彼女の恋人であるジーウェイ(ホアン・ハー)が虫を食べる異様な光景が映し出されている。『紅い服の少女 第二章 真実』続く『紅い服の少女 第二章 真実』の予告編では、「山には結界が張られ、その内側は奴らの縄張り」と人間ではない“なにか”の存在をほのめかすセリフからスタートし、とある女性が“なにか”とともに失踪する姿が映し出される。「結界に閉じ込められた?」と問いかけるリー(レイニー・ヤン)に、畳みかけるように“紅い服”を身にまとった少女が一瞬画面をよぎると「<事件>の真実が明かされる」の文字が続く。「18年前、遊園地で起こった事故」という意味深なセリフと合わせて、生まれたての赤ん坊が映し出されるや否や、口から虫があふれ出る異様な姿の女性と「戻って来なさい!」と叫ぶリーの姿が印象に残る衝撃的な映像となっている。『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』は9月30日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紅い服の少女 第一章 神隠し 2022年9月30日より全国にて公開©2015 The Tag-Along Co., Ltd紅い服の少女 第二章 真実 2022年9月30日より全国にて公開©2017 The Tag-Along Co., Ltd
2022年08月16日台湾で大きな話題を呼んだホラー映画『紅衣小女孩』のシリーズ2作品が邦題『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』として9月30日(金)より全国公開されることが決定した。本作は、90年代に台湾全土を震撼させた<怪奇事件>を基に、家族の絆を描く衝撃作。1998年、台湾で人気を博した心霊番組に1本の動画が投稿された。動画には、ハイキングを楽しむ普通の家族が映されていた。普段と変わらない様子ではあったが、よく見ると家族ではない、紅い服を着た少女が映り込んでいた。その数日後、家族のひとりが謎の死を遂げる…。『紅い服の少女 第一章 神隠し』台湾全土で多くの憶測を呼んだ怪奇事件<紅い服の少女>は、無数の都市伝説を生み出し、90年代を象徴する社会現象となった。その後映画化され、2017年度台湾映画興行成績第一位を叩き出し、恐怖の大ヒットホラー映画として台湾全土を再び席巻した。『返校 言葉が消えた日』(19)や『哭悲/THE SADNESS』(21)、Netflixの配信映画として日本でのランキングNo.1に輝き、シリーズ化も発表された『呪詛』(22)など台湾ホラー人気が伺える昨今。本作『第一章 神隠し』は、2015年に台湾製ホラーとして、初めて興行的大成功を収め、現在の台湾ホラーブームの原点となった。そして続編『第二章 真実』は2017年台湾映画年間興行成績1位を記録。このシリーズ2作がこの秋、一挙公開される。本作2本の監督を務めるのは『The Soul:繋がれる魂』(21)で主演のチャン・チェンに金馬奨主演男優賞をもたらした次世代ヒットメーカーのチェン・ウェイハオ。長編初監督にして本作を大ヒットさせ、現在は台湾映画界を牽引する若き才能だ。この度、日本公開に合わせて公開記念ポスターも解禁。ポスターには、肩を寄せ合うカップルの後ろを歩く、紅いワンピ―スを身にまとった少女の姿が写し出され「そこでは愛する人の名を呼んではいけない」と意味深なコピーが並ぶ。同じく解禁となる各章のキービジュアルには、『第一章 神隠し』から、 失踪事件に巻き込まれる主人公イージュン(アン・シュー)が松明を掲げる様子が切り取られ、『第二章 真実』では、必死の形相で幼いわが子を守るリー(レイニー・ヤン)とその家族の様子が写されている。『紅い服の少女 第二章 真実』『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』は9月30日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国にて一挙公開。(text:cinemacafe.net)
2022年07月28日お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、14日にABEMAの「ABEMA NEWSチャンネル」で配信された報道番組『ABEMA Prime』(毎週月~金21:00~23:00)に出演し、「お酒を飲んでいるときの本音」について持論を展開した。番組では、体質的にお酒を飲むことができるがあえて飲まない人やライフスタイルを指す「ソーバーキュリアス」を紹介。“あえて飲まない派”の兼近は、「もともと飲んでたんですけど、飲まなくなりましたね。まずいって思っちゃってたので。ずっと」と切り出し、「無理してコミュニケーションのために飲んでいた」と打ち明けた。さらに、「酒を飲んでいるときの“本音みたいなもの”は、本音じゃないと気づいて」と続ける兼近。「それは酒を飲んでいるときの言葉。真面目な仕事をするときって、酒飲んでないじゃんって思っちゃって。ちゃんとした話をするときは、酒を飲んでいない」と主張し、「お酒を飲んで無駄にする時間が多かった。酒を飲んで得したことがない。あと、みんな飲んで『飲みやすい!』って言うのがすごい嫌で。じゃあ、ちょっとまずいんじゃないかよっていつも思ってしまって」と本音を吐露していた。
2022年07月15日アイドルグループ・NMB48の安部若菜が25日、ライブ配信アプリ「17LIVE」にて実施された企画「NMB48 27thシングル選抜メンバー 個人リレー配信」に登場。自身の小説家デビューに言及した。『NAMBATTLE2(ナンバトルツー)〜がむしゃらにならな NMBちゃうやろっ!〜』のファン投票によって選ばれた、27thシングル選抜メンバー14名が日替わりで個人リレー配信を実施する同企画。25日の配信は、選抜第4位の安部若菜が担当した。配信では、Twitterのハッシュタグ「#NMB48とおしゃべり」を用いて募集した、各配信出演メンバーに対する質問に回答するコーナー「NMB48とおしゃべり~!」のなかで、安部は「小説に関する質問が多いですね」と自ら振りながら、「実は私、11月18日に小説を出版させていただくんですよ!」と報告。「すみません、白々しい入りをしてしまって(笑)」と笑いを誘った。デビュー作となる小説のタイトルは『アイドル失格』。安部は「本当に人生で初めて小説を書きまして。今も書いてる途中で、絶賛〆切に追われている最中で大パニックなんですけど(笑)」と笑顔を見せた。また、「小説を執筆するのに一番捗る場所ってありますか?」という質問には、「家で作業するのがめっちゃ苦手で……」と前置きしながら、「NMB48の劇場で書いてるかな」と回答。「わざわざ難波まで書きにいってますね。ホンマに〆切ヤバい時とか、劇場の会議室を使わせてもらったりとかしてますね」と明かした。
2022年06月28日アイドルグループ・NMB48の安部若菜、加藤夕夏、出口結菜が23日、ライブ配信アプリ「17LIVE」の企画 「NMB48の2Sトーク 〜一緒におしゃべりしよ〜」に出演した。同企画のコンセプトは「2S(ツーショット)でおしゃべり」。チームや年齢の垣根を越え、普段あまり見ることのない組み合わせの2人が、リスナーからの質問に答えながら“2人だけの”トークを繰り広げる。23日の初回配信には、安部若菜と加藤夕夏が登場。配信後半には、出口結菜をゲストに迎えた。オープニングトークで、安部が「確かに見ることのない組み合わせですね」と話すと、加藤は「ホンマに! ラジオで1回、2人で喋ったくらい」「そう思ったら緊張してきた(笑)」と笑顔を浮かべた。安部の印象について、加藤は「わかぽんは、知れば知るほどいろんな一面がいっぱい見えてくるから、謎が多くて」「全然つかみきれなくて」と前置きしながら、「この前知ってビックリしたのが、お母さんがヨガの先生」「全然知らんかった」と驚いたことを告白した。また、吉本新喜劇とNMB48がタッグを組んで実施しているミュージカル『ぐれいてすとな笑まん』の稽古中に、安部がピアノを弾けることも判明したと言い、「『あっ、ピアノもできるんや!』みたいな(笑)」「『何者!?』っていう」と回顧。それに対し、安部は「謎多き女やらせてもらってます(笑)」と茶目っ気たっぷりに自称して、笑いを誘った。
2022年05月24日声優の小野賢章が22日、都内で行われた『ホークアイ』マーベルクリスマス・トークイベントに、女優の前田敦子とともに登壇。クリスマスの予定を明かした。マーベル・スタジオによるオリジナルドラマシリーズ最新作『ホークアイ』が、毎週水曜17時にディズニー公式動画配信サービス・Disney+(ディズニープラス)で独占配信中。このたび最終話の配信を記念してマーベルクリスマス・トークイベントが開催され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)をこよなく愛する前田と、『アイアンマン』を見たときからMCUの虜になったという小野が登場した。小野は、ホークアイについて「難しい立場。スーパーヒーローでありながら家族もいて、一般市民の方たちに近いところにいるのがホークアイなのかなと。普通に暮らしている人々の気持ちもわかる。ただ、悪とは戦わないといけないというところで、ホークアイの葛藤や苦悩がドラマではじっくりと描かれていますよね」と語った。また、マーベル作品の魅力を聞かれると、「全部つながっているのがいいところ」と答え、「いろんな作品にマーベルのヒーローたちが出てきてくれるところが一番好き。作品を超えてヒーローたちが共演している。『アベンジャーズ』なんて特にヒーロー大集合で強敵に対峙していく、夢のような時間だった。『アベンジャーズ』として完結しても、その後や、周りの人たちの物語がずっとつながって続いているところにマーベル作品の魅力を感じます」と熱弁した。家族との平和なクリスマスを目前に大事件に巻き込まれ、愛する家族の元を一時離れて戦いへと挑むホークアイの姿が描かれる本作にちなみ、クリスマスについてもトーク。予定を聞かれると、「クリスマスは、買い物に行こうって約束しました。お互いにプレゼントを、“好きなものを買ってあげよう会”をしようという約束をしました」と笑顔で明かした。
2021年12月22日歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが、14日にSpotify Music+Talkで配信されたオリジナルドラマコンテンツ『そのとき、安部礼司』(毎週日曜18:00配信)で、声の演技に挑戦している。同番組は、TOKYO FMで放送中のラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~』(毎週日曜17:00~17:55)に連動して、Spotify Music+Talkで配信されているオリジナルコンテンツ。ごく平均的なサラリーマン・安部礼司が、社会の荒波に揉まれながら成長していく様子を描いている。14日からの最新回にはきゃりーが出演し、安部礼司ときゃりーが入れ替わるドタバタ劇「キミがボクで、ボクがキミで?」を含む全4本を配信予定。きゃりーが声の演技を披露する貴重な機会となっている。
2021年11月15日全世界興収737億円、大人気アクション映画シリーズの最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネーク・アイズ』。本作で、嵐影の“くのいち”に大抜擢された安部春香に注目。英国デビューの経歴を持ち、ハリウッドで注目を浴びた次世代ブレイク女優に迫った。「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つシリーズ人気No.1の漆黒の忍者ヒーロー、“スネークアイズ”を主人公にした本作。漆黒のマスクで正体を隠し、これまで謎に包まれてきた、スネークアイズ誕生の秘密が遂に明らかになる。今回、未曾有の忍者テロに立ち向かう嵐影一門の保安責任者である“くのいち”曉子を演じたのが、安部春香。安部さんは、日本での芸能活動を経ずに単身イギリスで女優活動を開始し、『クルエラ』(21)やドラマ「エメラルド・シティ」(17)などに出演、バーチャルバンドである「ゴリラズ」においてヌードルの声優も担当するなど、多彩な活動を経て、実力主義のハリウッドで大役を射止めた経歴の持ち主。本作では、ストームシャドーの腹心となる“くのいち”暁子を演じている。「クールな忍者を演じることは、あらゆる子供たちの夢でしょ?」という安部さんは、オリジナルキャラクターとなる暁子について「タフで有能な“くのいち”です。彼女の奥深くには脆さも秘めています。彼女は嵐影で生まれたわけではないから。子供の時に嵐影に引き取られ、スネークアイズのように悲しい過去を背負っています」とその生い立ちを説明する。初解禁された場面写真では、夜の街や嵐影本部で鋭い眼光で刀を手にした暁子の勇姿に圧倒される。命を救われたストームシャドーが連れてきたスネークアイズを警戒し、決して心を許さない。「彼に対してとても用心深いのです。嵐影一門の護衛は彼女にとっての全てだから」と、組織に対する絶対的な忠誠を貫く暁子が2人と肩を並べる姿が印象的だ。「スネークアイズにとても興味をそそられる。なぜなら2人は非常によく似ていると暁子は感じるから」と2人の共通点を指摘する。さらに“漆黒のコスチューム”を挟んでスネークアイズと暁子が見つめ合う2ショットも初公開となった。「映画に静かな威厳をもたらし、キャラクターに気品をもたらした」と安部さんを絶賛するプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、「彼女には穏やかな存在感があり、視覚的にも感情的にも興味深い。暁子はいずれ彼女だけで嵐影を率いることができるだろう」と全幅の信頼を寄せる。また、日本が生んだアクション監督の谷垣健治とのハードなトレーニングに挑んだ。「練習用の武器を持って家に戻ってからジムに直行、その日に学んだことを繰り返して練習していました。大変でしたが、(私にとっては)最高なハードさでした」という安部さんは、撮影開始前の2か月半前から毎日、1日4時間のトレーニングを続け、タフで有能な“くのいち”暁子を作り上げている。『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は10月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ 2021年、全国にて公開© 2021 Paramount Pictures. All Rights Reserved. Hasbro, G.I. Joe and all related characters are trademarks of Hasbro. © 2021 Hasbro. All Rights Reserved.
2021年09月20日HOUND13 Inc.は、スマートフォン向けゲーム『ハンドレッドソウル』(英語表記:Hundred Soul)において、2021年9月14日に新章となる「第11章 - 沈黙の島」がオープンしましたことをご案内いたします。「第11章 - 沈黙の島」オープン!災いに見舞われた死の島。この島には、これまで以上の強敵が待ち構えていますのでキャラクターを強化して挑みましょう!全ての敵を倒した先で明らかになる真実とは…「第11章オープン記念キャンペーン」開催中!「第11章 - 沈黙の島」のオープンを記念した「第11章オープン記念キャンペーン」が開催中です。<第11章オープン記念ログインボーナス>開催期間:9月14日(火) メンテナンス後 〜 9月28日(火) 4:59毎日異なるプレゼントが獲得できる『ログインボーナスキャンペーン』を下記期間に実施します!様々なアイテムを獲得することができますので、忘れずログインしてぜひお受け取りください!期間中にログインした累積日数でこちらの報酬を獲得できます。1日目 - ノヴァストーンチケット×1002日目 - 掃討券×243日目 - 英雄のソウル選択券×34日目 - ゴダールコイン×1,1005日目 - 名誉の証×306日目 - 英雄装備召喚チケット×507日目 - エメラルド×1,100<第11章オープン記念プレゼント>9月14日(火) メンテナンス後にこちらのアイテムがメールで送られます。・戦闘の鍵×1,100・ゴールド×1,100,000・伝説装備選択ボックス×1※9/14(火)メンテナンス以降にゲームを始められた方でも受け取り可能です。<第11章オープン記念!戦闘の鍵2倍キャンペーン!>開催期間:9月14日(火) 〜 9月28日(月)期間中に配布される戦闘の鍵、週末特別プレゼントで配布される戦闘の鍵が2倍になります。9月14日のアップデート情報新章のオープン以外にも新イベント「ハンドレッドボード」の追加などが9月14日のアップデートで行われました。アップデート内容は、こちらのお知らせをご確認ください。 ハンドレッドソウルとは?スマートフォンゲームにおいて、これまでにない圧倒的な操作感を誇る次世代スタイリッシュアクションゲームです。美しいグラフィックに彩られた世界でド派⼿に敵を倒しながら、最上級のアクションと爽快感をお楽しみください。【アプリダウンロードはこちら】 ■サービス概要タイトル :ハンドレッドソウルジャンル :次世代スタイリッシュアクション利⽤料⾦ :基本無料プレイ (アイテム課⾦制)対応端末 :iOS 10.0以上/Android 5.1以上 メモリ2MB以上公式サイト : 公式Twitter : (@hundredsoul_JP)公式YouTubeチャンネル: ※本ゲームに関しまして、株式会社FUNPLE STREAMは運⽤、及び業務サポートを⾏っております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月15日現在公開中の『るろうに剣心』シリーズ最終章2部作のうち、先に公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』が、Blu-ray&DVD化決定。10月13日(水)にリリースされる本作が、本日8月2日(月)より予約が始まった。本作は、和月伸宏の同名コミックを原作に、佐藤健主演で実写化された大人気シリーズ。『るろうに剣心』、『るろうに剣心京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』と3作累計興行収入は125億円超え、観客動員数は980万人を突破。そして、『るろうに剣心』の始まりと終わりを描き、ファンの心を揺さぶる感動アクション超大作『The Final』と『The Beginning』の最終章2部作が現在公開中となっている。明治維新後の新時代、かつて“人斬り抜刀斎”として恐れられた剣心と、最恐最悪の敵・縁との因縁の戦いが描かれた『The Final』。そこで明かされるのは、かつて剣心が斬殺した妻・巴の存在。剣心はなぜ〈不殺の誓い〉を立てたのか?なぜ妻を斬殺しなければならなかったのか?縁との戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた〈十字傷の謎〉に迫る『The Beginning』へと続いていく。公開延期を経て、4月23日に公開された『The Final』は、初日の興行収入では今年公開の実写作品においてNo.1を記録。興行収入43億円を上回り、現在も全国の劇場で大ヒット記録を更新中だ。そしてそんな本作が早くも、初回生産限定版・通常版でリリースが決定。Blu-ray・DVDの豪華版には、本編ディスクに加え、【ビジュアルコメンタリー 監督・大友啓史×主演・佐藤健×アクション監督・谷垣健治】を収録した特典DVDとブックレット、キャラクターカードが付く豪華仕様。またBlu-ray豪華版には、さらにもう1枚【「るろうに剣心」GLOBAL FAN SESSION/Making of るろうに剣心最終章 The Final】を収録した特典DVDが付く。そのほか、特別グッズ付きのバンドル商品、法人別のオリジナル先着購入特典も決定。初回生産限定版と共に、いずれも数に限りがあるため、早めにチェックが必要だ。『るろうに剣心 最終章 The Final』リリース概要▽『るろうに剣心最終章The Final』Blu-ray&DVD商品情報10月13日(水)発売・豪華版[初回生産限定Blu-ray]税込:8,360円・豪華版[初回生産限定DVD]税込:6,270円・通常版[Blu-ray]税込:4,180円・通常版[DVD]税込:3,190円■Blu-rayセル ■DVDセル■Blu-rayレンタル ■DVDレンタル▽『るろうに剣心最終章The Final』デジタル商品情報9月22日(水) 先行ダウンロード販売開始10月13日(水) デジタルレンタル開始■ダウンロード販売 ■デジタルレンタルセル…発売・販売元:アミューズソフトデジタル…発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントレンタル…発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント 販売元: NBC ユニバーサル・エンターテイメント『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年08月02日never young beachの安部勇磨が、6月30日にリリースしたソロアルバム『Fantasia』収録曲「おかしなことばかり(英語タイトル:Many Strange Things)」のMUSIC VIDEOを本日23時にプレミア公開する。6月30日にリリースされた同アルバムは、ポップなメロディーと日本語詞にアメリカのインディー・ミュージックの影響が組み合わさった作品で、サポートメンバーとしてキーボードに香田悠真、ドラムとギターに嘉本康平(DYGL)、ベースに市川仁也(D.A.N.)が参加している。公開されたMVには、都内にある日本独自のノスタルジックが残る団地や公園、河川敷などといったロケーションに加えアルバムジャケットでも使用された安部のホームスタジオで、2匹の愛犬と遊ぶ様子が収められている。監督はミュージシャンであり映像ディレクターのVIDEOTAPEMUSICが務めた。安部勇磨は、この夏東京と大阪で開催される『BABY Q 納涼祭』への出演が決定している。■VIDEOTAPEMUSIC コメント近所の公園に毎朝太極拳をやっているグループがいるのですが、先日思い切って見様見真似で参加してみたんです。ゆっくりと呼吸をしながらぎこちなく身体を動かす。普段は意識していなかった筋肉を意識しながら初めてする動き。手探りで自分の輪郭を想像する。知らなかった事を知り、汗をかく。シンプルだけどストレンジ。そして少し楽しくなる。それは「おかしなことばかり」を聴いた時の感覚にも共通すると思い、その瞬間このMVのアイデアが決まりました。素晴らしい音楽グループ"ogawa&tokoro"のkynan tokoro氏によるアニメーション、8mmフィルム、Hi8のカメラなどを駆使してカラフルに仕上げました。■Yuma Abe「Many Strange Things」Official MV※7月21日(水) 23:00プレミア公開<リリース情報>アルバム『Fantasia』発売中『Fantasia』ジャケット配信リンク:購入リンク:【収録曲】M1 ファンタジアM2 おまえもM3 おかしなことばかりM4 素敵な⽂化M5 さわってみたらM7 テレビジョンM8 ありがとさんM9 さよならM10 ピンと来たほうへM11 意味なんかなくてもM12 おたよりAll Music & Lyrics by 安部勇磨Yuma Abe「Omaemo」MV<ライブ情報>『BABY Q 納涼祭』【東京公演】日程:8月12日(木) .13日(金)会場:東京・恵比寿ザ・ガーデンホール【大阪場所】日程:8月26日(木) .27日(金)会場:大阪・なんばHatch詳細がこちら:関連リンクThaian Records HP Records YouTube Records Twitter Records Instagram Records Facebook
2021年07月21日現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』より、メイキング動画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』 Road To Kenshin~スペシャルエディション~が公開となった。人気漫画を原作に、超高速アクションとエモーショナルな人間ドラマが融合した娯楽作『るろうに剣心』シリーズが、映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』によって10年続いた歴史が幕を閉じる。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はシリーズの完結作であり、剣心と巴、ふたりのドラマが丁寧に描かれているという点でも、大きな注目を集めている。作品を鑑賞したファンからは「あの僅かな日々が剣心にとってどれだけ大切な日々だったかと思うと切ない」、「剣心と巴さんにそれぞれの愛の形と表現があって、切ないけどそこが一番素敵だと思った」など、ラブストーリーに感動する声が数多く見られる。7月6日時点で『The Final』の累計動員数は292万人、興行収入は41億円を突破し、2021年の興行収入1位の実写映画となっている。『The Beginning』の累計動員数は144万人、興行収入は20億円を突破し、遂に2部作合計で観客動員数は435万人を超え、興行収入も61億円を突破した。2012年公開の1作目から現在大ヒット中の『The Final』まで、10年にも及ぶ佐藤健の『るろうに剣心』との歩みを収めたメイキング映像『Road To Kenshin』。シリーズ1作目の撮影初日の様子を収めた“序章”から『The Final』まで、計12本が佐藤健公式You Tubeチャンネルにて配信されており、現在その総再生回数は、脅威の1100万回再生を越えている。今回解禁されたメイキング映像の最終回は、佐藤健が「このエピソードを描かず、人生を終えることはありえない」と語るほど『The Beginning』に思い入れが強く、大切な作品になるという確信を持って撮影に臨んだことが分かる。本作では佐藤がこれまで演じてきた剣心とはまったく異なり、人斬り時代の剣心(緋村抜刀斎時代)が描かれる。緋村抜刀斎はこれまで1作目の2シーン(鳥羽伏見の戦い、清里斬殺)を演じたのみで、まさに佐藤にとって新たな挑戦だった。抜刀斎としてのアクションは、これまでのアクションとは全く異なるため、佐藤は『The Final」の撮影の合間をぬって、『The Beginning』のためにトレーニングを行い、抜刀斎としての感覚を体に刻み込んでいった。そして臨んだ撮影初日、いきなり抜刀斎が敵を殺戮するシーン。人の心を捨てた人斬り抜刀斎としての佐藤のアクションは、これまでのシリーズとはまた違う、異様な狂気を感じる印象的な場面だ。そして続々と他のキャストたちが撮影に参加し、いよいよ『The Beginning』の撮影が本格的にスタートしていく。撮影中には、巴役の有村架純と和む場面も。佐藤がどうしても映画で描きたかったと語るのが、村上虹郎が演じる沖田総司との映画オリジナルの一騎討ちシーン。今回、佐藤はこのシーンを撮影するにあたり、何度も本人同士で村上と事前にアクション練習を積み、しっかりとした準備を行った。この抜刀斎と沖田の一騎打ちは、シリーズの新たな代表的なシーンとなった。そして、挑むクライマックスの撮影は、抜刀斎が視覚と聴覚を失い満身創痍な状態での戦い。どのようにその様子を表現するのか、試行錯誤を繰り返しながらも完成したシーンは、観るものの心を震わせる究極の場面といえるだろう。これまで、シリーズ1作目からずっと剣心の過去を背負って演じてきた佐藤が最も描きたかったと語る『The Beginning』は、最高のスタッフ、最高のキャストたちが想いを込めて完成させた最高傑作。その貴重な舞台裏を収めた本映像を見て、改めて本作を劇場で楽しんでほしい。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開中
2021年07月09日映画『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』の公開記念イベント、「『るろうに剣心最終章 The Beginning』 剣心、始まりの地へ~おかえり剣心京都凱旋舞台挨拶~」が7月3日に京都で開催された。舞台上に七夕の短冊が飾られた会場で、上映後に観客からの熱い拍手で迎え入れられ、主演の佐藤健が夏らしく浴衣姿で、またシリーズ全作品で監督を務めた大友啓史が登壇した。まずは剣心の始まりの地である京都での凱旋舞台挨拶ということで、久しぶりに会った京都のファンとライブビューイングでつながっている全国のファンに向け、佐藤が「ずっと全国を回って舞台挨拶をしたいとは思っていたのですが、なかなか叶わずでした。僕たちの第二のふるさとと言っても過言ではないくらいお世話になった場所で、なんとしてでも舞台挨拶をしたいという想いもあったので、本日来ることができてとても幸せに思っています」と、笑顔で挨拶。浴衣についてコメントを求められると、「しっくりきますね。昔は和服を着ると怖気づくような感覚があったのですが、『るろうに剣心』を通じて逆に落ち着く感じがするようになりましたと答えた。監督も「次はこれで撮りたいね」と佐藤の姿を見ながら、「京都は、始まりの地なんですよ。地に足のついた実写作品にすると考えたときに、最初に決断したのが京都で撮影するということでした。僕らの撮影のはじまり、作品のベースのはじまりでもあったので、京都にくることは悲願でした」と語った。本シリーズは、関西エリアでのロケも数多く、シリーズ全5作を通じて、関西では全34か所、半年の撮影が行われた。佐藤は「滋賀県などの撮影のときも、京都を拠点にしていました。パート1の時は家に帰らず京都のホテルにずっと泊まって、そこから色々なところに行き撮影をしていました」とシリーズのハードな撮影を振り返ると、監督も「全国を巡業するサーカス団ですよ」と笑顔で返した。1作目から今作までを振り返りながら佐藤は、「当時は、青木崇高さんや蒼井優さん、香川照之さんと京都の街をぶらついてご飯を食べたりしていましたが、何不自由なかったですね。でも2作目3作目、そして最終章の時はほとんどご飯に行ったりはしていないですね。パート1のとき毎日のように行っていたのかが不思議です」と、シリーズ10年間のエピソードを明かした。さらにこの日は、佐藤の希望で事前にTwitterにてファンからの質問を募集。舞台上で佐藤と監督が様々な質問に答えた。「七夕といえば、健さんにとっての”織姫”はいますか?」という質問に、佐藤は驚きつつも「一年に一度とはないけど、本当は会いたいけどなかなか会えない、たまに会える存在はやっぱり、剣心かな」と、10年間剣心を演じてきた佐藤ならではの回答が飛び出す。また「マイベスト剣心(演技)を選ぶならどのシーンですか?」との質問について佐藤は、『The Beginning』の終盤、「行ってくるよ、巴」と言い残し、ともに暮らした家を去るシーンを挙げた。このシーンには監督も大きく頷く。佐藤は「感情を表して涙を流すなど、いろんな演技プランがある中で、あのシーンは全く気負いがなかったんですよね。今まで演じてきた剣心という役に対するに信頼と自信があったので、絶対に大丈夫だと思っていました。こういう芝居をしたいとう欲のようなものを一切排除できていたのを覚えていて、その時思ったように演じられました」と撮影当時を振り返ると、会場からは大きな拍手が起こった。続いて、檀上の短冊について、この日のためにInstagramで募集したファンからの願いが書かれているとMCから説明があると、その一部の願い事を佐藤と監督がそれぞれ紹介。“内定いただけますように”や“真剣佑の上腕二頭筋になれますように”、“娘の成績があがりますように”、“期末テストがなくなりますように”など、ファンの個人的な願いから、シリーズに対する想いのこもった願いごとも読み上げ、ファンの想いの詰まった短冊に感慨深げだった。最後に監督は、「10年間応援していただきありがとうございます。1作目の当時は震災があったり、今回もいろんなことがあった中で、作品を映画館で上映できることがすごい幸せだってことを感じましたし、皆さんに支持していただいて最後まで作れたということにものすごい幸せを感じております」とコメント。佐藤からは、「本当にあっという間ですね。我々にとって、とても大切な京都に来れたことを非常にうれしく思っております。こういった辛い状況ではありますが、希望を見出して、前向きに、幸せに皆さん過ごしていってほしいなと願っております」と述べ、京都凱旋舞台挨拶は幕を閉じた。また、本イベントの模様はライブビューイングで全国の映画館に生配信された。『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』公開中
2021年07月05日never young beach(ネバーヤングビーチ)のボーカル&ギター・安部勇磨のソロアルバム『Fantasia』が、2021年6月30日(水)にCDリリース。ネバヤン・安部勇磨、初のソロアルバム『Fantasia』never young beachのボーカル&ギターとして活動し、同バンドの楽曲全ての作詞作曲を手掛ける安部勇磨。2021年はnever young beachとして、「フジロックフェスティバル ’21」「グリーンルーム ビーチ」といったフェスへの出演も決定している。そんな安部が自身初となるソロアルバム『Fantasia』をリリース。ポップなメロディーと日本語詞、アメリカのインディー・ミュージックのテイストを反映した安部らしい温かみのある楽曲を中心に、全12曲を収録する。なお、本アルバムは安部が立ち上げた音楽レーベル“タイアンレコーズ(Thaian Records)”の第1弾作品となる。収録曲のうち4曲は細野晴臣がミックスを担当収録曲のうち4曲は、安部が音楽家として最も敬愛しているアーティスト・細野晴臣がミックスを担当。そのほか、楽曲制作のサポートメンバーには、キーボード・香田悠真、ドラムとギターにDYGLの嘉本康平、ベースにはD.A.N.の市川仁也(D.A.N.)がジョイン。さらに、安部と親交のあるシンガーソングライターのデヴェンドラ・バンハートが2曲ギターで参加している。アルバム収録曲「おまえも」は先行配信なお、アルバムに収録される楽曲「おまえも」は、CDリリースに先駆けて先行配信。是非一足先に安部の新たな世界観を感じてみて。詳細安部勇磨 最新アルバム『Fantasia』CDリリース日:2021年6月30日(水)価格:2,970円※収録曲「おまえも」は、6月2日(水)より先行配信。<収録曲>1.ファンタジア2.おまえも3.おかしなことばかり4.素敵な⽂化5.さわってみたら6.風まかせ7.テレビジョン8.ありがとさん9.さよなら10.ピンと来たほうへ11.意味なんかなくても12.おたより
2021年07月03日『るろうに剣心 最終章 The Final』に続いて、シリーズの“はじまり”を描く『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開がスタートした。本作は幕末を舞台に、“人斬り抜刀斎”と呼ばれ、恐れられた男・緋村剣心(佐藤健)の知られざるドラマを描いているが、大友啓史監督は「剣心の真実はここにある」と語る。のちに新時代を迎えて剣心は“不殺(ころさず)の誓い”を立て戦うことになるが、その根底にある感情や、彼を徹底的に変えてしまった物語についてはこれまで多くは描かれなかった。本シリーズは圧倒的なアクション描写と、次々に敵をなぎ倒す剣心の姿が人気を得てきたが、この映画を観ることで観客は痛快なアクションの裏側にある深い悲しみを知ることになるだろう。これまでのすべての映画『るろうに剣心』シリーズの見え方が変わってしまうかもしれない最終章について、大友監督に話を聞いた。(以下、一部、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の内容に触れている箇所があります)幕末の時期、新しい時代を迎えるために命がけで戦った者たちがいた。そのひとりが“人斬り抜刀斎”だ。彼は人を斬ることで、誰もが平等で穏やかに暮らせる時代が来ると自分に言い聞かせ、周囲に血の雨を降らせている。そこに結婚を約束した相手を剣心に殺された女性・巴(有村架純)が復讐のために剣心に近づく。しかし、彼女は剣心と行動を共にするうちに彼の内面を知り、心に変化が訪れる。人を斬ることだけを考えて心を閉ざしていた剣心と、復讐だけを心の支えにしていた巴の距離は次第に縮まっていく。剣心と巴のエピソードは先に公開された『The Final』でも触れられているが、大友監督は『The Beginning』について「ストーリーの展開の妙や意外性ではなく、俳優がその役をどう演じたか、剣心と巴の間にどのような感情があったのか、その感情や存在がどのように変化していくのかを味わってもらいたい映画」だと語る。「巴には、幕末という時代の中で翻弄されながら悲劇を背負い、剣心に未来を託す役割をこの映画の中で担ってもらいたいという想いがありました。当時は今よりも女性に自由がなかったわけですし、結婚はお家の事情や身分が大きく影響していたことを考えると、巴は封建時代に生きた不自由な女性の象徴でも解釈できると思います。巴は幼なじみと祝言をあげることを楽しみにしていたと思うんですけど、たぶん、愛という感情を覚える前に結婚することになったと思うんです。そして、その婚姻前夜に彼女は愛するべき人を失い、魂を彷徨させる中で仇的である剣心に出会う。おそらく、その頃の彼女の生きていく支えは、愛すべき人を奪った憎むべき相手にどうやって仇を討つか、つまり憎しみ自体が彼女の生きる力になっていた。“誰かを憎んでいないと気が狂ってしまいそうで”と、彼女は日記にも書いていますね。それがどのようにして愛に転じていくのか? 劇中のセリフにも出てきますけど、まさに"憎しみと愛は表裏一体”なんですね、きっと。あの時代の女性は武家社会の中で様々な感情を押し殺して生きてきた。そして親の決められたレールに乗って結婚するはずだった。しかしレールを失い、そこではじめて巴の自我が憎しみと共に芽生える。つまり本作は、「愛」という、人生において最も大切な感情を見つける機会を失ってしまった巴が、ぼろぼろに傷つきながら愛の本質を発見していく物語でもあると思います」剣心と巴は“同じ孤独”を抱えた者映画の前半は剣心と巴が出会い、宿場で同じ屋根の下で暮らしながら少しずつお互いを認識し、理解していく過程が描かれるが、単に双方が好意を抱くような展開ではなく、自身が背負った使命、倫理観、相手に対する説明のつかない感情の間でふたりが揺れ動く瞬間が描かれる。「巴にとって剣心は“自分の夫を斬った男”ですが、毎晩どこかに出かけて戻ってきては、血で汚れた手を陰鬱な表情で洗い流している。その寂しげな背中を見ているうちに、巴は“本当にこの人は夫を斬った男なのだろうか?”と思ったかもしれない。つまり、自分の夫を奪った人間に対する復讐心と、もしかしたらそうではないかもしれないという思いが巴の中で拮抗し始め、次第に“そうではない”という気持ちが大きくなっていった。でも、自分は仇を討つために剣心に近づいたわけですから、“二夫にまみえず”という当時の倫理観でいうと、当然罪悪感も芽生えはじめる」一方の剣心も、自身の本心を押し殺して新時代のために“人斬り”を引き受けたことと、目の前にいる巴と過ごす時間に感じる安らぎの間で激しく揺れ動く。興味深いのは、映画の前半の剣心と巴は独立したふたりのキャラクターに見える瞬間もあれば、ふたりで“ひとりのキャラクター”に見える瞬間もあることだ。剣心の本心を巴が代弁し、剣心の存在が巴の内面を明らかにする。さらに大友監督は剣心と巴を単なる男女ではなく“どちらも時代の犠牲者”として描いてもいる。「ふたりはある意味で“似た者同士”だと思います。同じ孤独を抱えた者の魂が寄り添うようにして一瞬の時間を共有する。どのようにして孤独を解消していいのかまだわからない若いふたりが共に行き場を失い、孤独な魂をなぐさめあっていくうちに近づき、結ばれていく。しかし、本当の愛が芽生えていく入り口の段階でこの物語は、ふたりの関係は終わってしまうことになります」“剣心の真実はここにある”という映画をつくりたかった主演の佐藤健は、これまでの作品で新時代に自らを適応させようとする剣心を巧みに演じてきた。しかし、本作では巴の感情、周囲の状況を瞬時に受け止め、そこで生まれる感情だけを精緻に表現していく。自ら何かを仕掛けない、しかし、起こった出来事、投げかけられた感情は何も逃さない。その姿勢を大友監督は「それこそが俳優が役と向き合っていることだと思う」と力強く語る。「佐藤健は良い意味で“何もしないこと”を目指していると思うんですね。彼は『龍馬伝』で岡田以蔵を演じて“以蔵が降りてきた”と言っていました。おそらく以蔵という役が憑依していたんだと思います。でも『るろうに剣心』が始まった時には、剣心は“魅せる”キャラクターという意識があった。実在する人物ではないし、彼の好きなキャラクターでもあったから、自分の大好きなヒーローを、ファンである自分に対しても“魅せきる”ことができるのか?という演じ方、つまり観客の目を意識したアプローチだったと思います。でも作品を重ねてきて、今回思ったことは、彼の目指すものはもう“魅せる”ことではなくて、自分の中に剣心が潜んでいて、自分の中の剣心に対して嘘がつけなくなっている。だからサービスするような演技は一切してない。でも、心の小さな変化は確実にあって、演技をして誰かに提示するとかではなくて、本当の意味での“芝居”を目指そうとしている。それはつまり“芝の上に居る“ということであって。余計なことはせず、“本当のことだけを撮ってください”ということだと思います。それは巴と関わるシーンについても逐一感じますね。明治の剣心は、ある意味では“演じて”いて新しい時代に適応しようとしているわけですけど、巴のことになると演じる余裕もない状態になる。そのような時の佐藤健は本当に“何もしない”。でも僕はそれこそが俳優が役と向き合っていることだと思う。俳優の仕事は“他人の人生を生きること”なわけですから、よく考えたらすごく大変なことだと思うんです。でも、カメラが回ってしまえば、どういう芝居をするかは俳優に委ねられる。つまり、俳優のパフォーマンスには、期せずともその俳優の全人格が出てしまうものだと思っています。だから僕は、こういった作品においては俳優に対して手とり足とり演出して指示するのではなく、俳優が自分で動きながら演じる役の人生と向き合う環境をつくることが大切な仕事だと思ってきました。このやり方で俳優と真正面から向き合うことは、僕にとって監督業をしていく上での大きなモチベーションのひとつになっている。だから、佐藤健と10年間、共に仕事をする中で、彼がその境地に達したことは、俳優演出という点では、僕にとってもひとつの大きな成果だと思っています」拒絶、警戒、迷い、苦悩、安らぎ、そして愛と呼べるのかもしれない感情……佐藤健が演じる剣心と、有村架純が演じる巴は様々な想いを投げ合い、時に共鳴するようにして表現していく。しかし、物語の結末に待っているのは、剣心のその後の人生を決定的に変えてしまうほどの“悲しみ”だ。「結果として巴は剣心の中で“永遠性”を帯びた存在になったと思います。どこまでいっても実態がなく、記憶の中にいて手が届かないけれど、いつもそばにいる存在。剣心の中で巴を斬ったときの感触はきっと残り続けているわけで、それはとてつもない悲しみだと思うんです」私たちがこれまでに観てきた剣心は、めっぽう強く、穏やかで、時にコミカルな部分のある人物だった。しかし、その心の奥底には消えない傷がある。想像できないほどの悲しみがある。『The Beginning』を観た観客は、これまでのシリーズ全作の見え方が大きく変わってしまうかもしれない。「剣心は深い傷や情念を背負っていながら、それを心の奥底に沈めて、明治という新しい時代に自分を適応させようと生きてきた。そして僕も、そういった情念描きたいという思いを都度押し殺しながら、現代の観客に向けて『るろうに剣心』シリーズというアクションエンタテインメントをつくってきた想いがありました。でも最後の最後には“剣心の真実はここにある”という映画をつくりたかったんですね。もちろん、残酷さや残虐性をそのまま提示するのではなく、憎しみが愛に転じるように、その残酷さが美しさに転じていくようなものでなければならないとも思っていました。だからこの映画は、観客が剣心の悲しみの深さを思い知る映画だと思っています。でも、その悲しみの深さを知り、その非業の運命を燃やし尽くすかのように、修羅となって人を斬りまくっていた彼の人生の道のりを知ることで、やっと剣心というキャラクターを理解してもらえるのではないかと思っています」『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開中(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年06月23日