映画『エゴイスト』(2月10日公開)の外国特派員協会記者会見が10日に都内で行われ、宮沢氷魚、松永大司監督が登場した。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。松永監督は「僕のデビュー作がドキュメンタリー映画(『ピュ〜ぴる』)なんですけど、トランスジェンダーの友達を10年間撮っていました。それが公開されたのは2011年で、色々な国の映画祭に招待してもらいました。10年以上前ですが、LGBTQ+を取り囲む環境というのが圧倒的に日本と違うものと違っていたことにすごく驚かされました」と振り返る。さらに「現在2023年になって、日本において以前より理解や言葉というものが多くの人に浸透していると思います。それでも、先日うちの国の首相の『同性婚を認めると社会が変わる』という言葉や、元秘書官の方も同性愛者に対することが同性愛者に対して『目に入れたくない』とか『隣に住みたくない』とか差別的な発言をしている現状がある。そういう誤解だったり言葉が大きな差別を産むと思っています」と監督。同作については「この『エゴイスト』はLGBTQ+に対しての定義や理解を深く求めることが、大きな目的ではありません。それでもこの映画を観た方が考えてもらうきっかけになってもらったらいいなと思うのが、この作品の一つの大きな理由です」と語る。「なので、マスコミ用のプレスにも、僕らのチームで監修入れてもらいながら現時点での用語解説を入れて配っていて、メディアの人になるべく正確に言葉を伝えてもらうことも大きな意味だと思っています」と説明した。宮沢は海外記者からの質問に対して流暢な英語で応じ、同作の出演に対しては「2度ほど打診いただき、動機となったのが個人的な友人との体験でした。15年来の付き合いでゲイなんです。彼と知り合ってからというもの、ずっと心地よく過ごせる自分の居場所を探しているんじゃないかと感じていました。この映画を作ることを通して少しでも何かできたんじゃないかという気持ちでおります」と経緯を明かす。また、松永監督も触れていた荒井勝喜元首相秘書官による、同性婚をめぐる差別的な発言についての意見を求められると「あまり政治的発言は表に述べてはこなかったんですけど、この1件で感じたことは、今回たくさんの人が声を上げて失言に対しての意見や行動をする姿が見れた。日本の今までの歴史を考えても、とても大きなステップアップだと思っています」と答える。「日本は前進はしているけど他国に比べて遅れをとっているところがたくさんあると思います。そんな中、世論というか、皆様がたくさん声を上げたということで、日本の未来に希望が見えると思います。とても悲しい出来事ではあるんですけど、それによって前向きな皆様の意思の強さが見えたと思うので、そこにもっと注目が集まってもいいんじゃないかなと思っています」と意見を述べた。
2023年02月06日ムロツヨシ主演で人気野球漫画をドラマ化する連続ドラマW-30「ドラフトキング」に、宮沢氷魚が出演。役柄同様に自身も“元球児”である宮沢さんが新米スカウト・神木良輔を演じる。原作は、プロ野球チームの凄腕スカウトを主人公とした物語。宮沢さんのドラマ出演はNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」以来となる。宮沢さんが演じる神木は、高卒で横浜ベイゴールズにドラフト会議3位指名で入団したものの、プロでは全く通用せず、引退後はスカウトに転身。元プロ選手ならではの視点から誠実に選手と向き合い、ときには寄り添う新人スカウトマン。高校時代、ムロさん演じる主人公・郷原眼力(ごうはら・オーラ)から入団前に「ウチの球団がもしキミを指名しても、プロに行くな。キミは絶対に通用しない」と断言された過去を持つ。その郷原とは、いまやスカウト部の先輩・後輩の関係。散々振り回されながらも、ときには行動を共にするバディとして、懸命に喰らいついていく。競争の激しいスカウトの世界において、ひたむきに成長していく、という役どころ。劇中で自由奔放な郷原に対して、思わず発せられる神木の驚きや嘆きといった“心の声”にも注目だ。宮沢さん自身も元球児だったため「野球を題材とした作品に出演できることは本当に喜ばしい」と話し、「原作が素晴らしいので、ファンの方々の期待にしっかりと応えたい」とやる気に満ちたコメント。さらに「ムロさんとは初共演だったんですが、野球好きだと聞いていたのでお会いするのが楽しみでした」と語っている。一見、華やかで熱いスポーツの世界には、一般には知られることのない“裏側”がある。単に才能を見抜くだけではなく、選手たちの人生に寄り添い、彼らの葛藤や苦悩を分かち合うのもスカウトの務めだ。次回は、横浜ベイゴールズの個性豊かなスカウト部メンバーをはじめとしたメインキャスト情報が解禁されるという。連続ドラマW-30「ドラフトキング」は4月8日より毎週土曜22時~WOWOWにて放送・配信スタート(全10話)。第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】(text:cinemacafe.net)
2023年01月31日ムロツヨシが主演を務める連続ドラマW-30『ドラフトキング』に宮沢氷魚が出演することが発表された。原作は、『ベー革』『野球部に花束を』をはじめ、数々の人気作を生み出してきた漫画家・クロマツテツロウによる同名漫画で、今回宮沢が演じるのはプロ野球チーム「横浜ベイゴールズ」の新米スカウト・神木良輔。神木は高卒で横浜ベイゴールズにドラフト3位指名で入団したものの、プロでは全く通用せず、引退後はスカウトに転身。元プロ選手ならではの視点から誠実に選手と向き合い、時には寄り添う新人スカウトマンで、高校時代に主人公・郷原眼力(ごうはら・オーラ/ムロツヨシ)から入団前に「ウチの球団がもしキミを指名しても、プロに行くな。キミは絶対に通用しない」と断言された過去を持つ。その郷原とは、今やスカウト部の先輩・後輩の関係。散々振り回されながらも、時には行動を共にするバディとして、懸命に喰らいついていき、競争の激しいスカウトの世界において、ひたむきに成長していく役柄だ。また劇中で自由奔放な郷原に対して思わず発せられる神木の驚きや嘆きといった“心の声”にも注目してほしい。宮沢は自身も元球児だったため、「野球を題材とした作品に出演できることは本当に喜ばしい」と話し、「原作が素晴らしいので、ファンの方々の期待にしっかりと応えたい」とやる気に満ちあふれたコメントを寄せている。なお『ドラフトキング』は4月8日(土) よりWOWOWで放送・配信される。宮沢氷魚 コメント全文■オファーを受けた際の心境や出演が決まった際の心境元球児として、野球を題材とした作品に出演できることは本当に喜ばしいことで、お話を聞いたときは率直に嬉しかったです。『ドラフトキング』は原作が素晴らしいので、ファンの方々の期待にしっかりと応えたいと思いました。ムロさんとは初共演だったんですが、野球好きだと聞いていたのでお会いするのが楽しみでした。■演じた神木良輔というキャラクターの魅力についてプロ野球選手としては結果が残せなかった分、スカウトマンとしては一花を咲かせたいと奮闘する青年です。よく空回りをして迷惑をかけることもありますが、すぐに立ち直って頑張っています。そんな一生懸命さが神木の魅力だと思います。■視聴者へのメッセージ『ドラフトキング』は、普段なかなか注目されない裏方、スカウトマンにスポットライトを当てた素晴らしいドラマです。野球好きはもちろん、野球にあまり詳しくない方でも楽しんで頂けると思います。ぜひ野球の面白さを堪能して頂きたいです。<番組情報>連続ドラマW-30『ドラフトキング』4月8日(土) 22:00~WOWOWで放送・配信(全10話)原作:『ドラフトキング』クロマツテツロウ(集英社『グランドジャンプ』連載)監督:山本透(第1~2話、第5~10話)、吉川祐太(第3~4話)脚本:鈴木謙一音楽:櫻井美希出演:ムロツヨシ 宮沢氷魚ほか特設サイト:
2023年01月31日主演・鈴木亮平、共演・宮沢氷魚で、先日アジア・フィルム・アワードにて主演男優賞・助演男優賞・衣装デザイン賞の3部門でのノミネートが発表された『エゴイスト』。1月19日にテアトル新宿にてプレミア上映会が行われ、主演の鈴木さん、共演の宮沢さん、阿川佐和子、ドリアン・ロロブリジーダ、監督の松永大司が登壇した。ステージに登壇した鈴木さんは「いろんな意味で美しい映画ができました。ドキュメンタリータッチなんですけど、本当にすべての場面、色も美しくて。僕たち二人が一緒にいる空間に、ずっと一緒にいたいなと思うような映画になっていると思います」と挨拶すると、宮沢さんも「この作品を撮ったのは一昨年の夏ごろでしたが、ようやく観てもらえるということで。今日の日を楽しみにしていました。とにかく美しくて、グッとくる作品なので、ひとりでも多くの人に観てもらいたい」と続けた。松永監督は「今日は久しぶりにみんなと顔を合わせて、あらためていいチームで映画を作れたんだなと思いました。昨年の東京国際映画祭でお披露目した時にもいろんな方に観てもらいましたが、その後にアジア・フィルム・アワードの3部門でノミネートされることになったというのが本当にうれしくて。なぜ選ばれたのかというのも、映画を観ていただけたら分かると思います」と自負すると、会場からは祝福の拍手が送られた。鈴木亮平「これはやるべきご縁じゃないかなと」そんな本作に鈴木さんが出演した決め手は何なのか。「とにかく原作が素晴らしくて。おこがましいですが、原作を書かれた高山(真)さん、そして劇中の浩輔がちょっと自分に似ているなと思ったんです。作者の方と共通点があるということで、これはやるべきご縁じゃないかなと。それが決め手でした」と語る鈴木さん。「書かれている小説に、自分を客観的に見ている自分の心情とか、なぜ自分がこういうことをするのかということが事細かに書かれているんですが、それが、心の声が使えない映画になった時にどういうものになるんだろうという興味・好奇心がありました」と付け加えた。対する宮沢さんも「『エゴイスト』の話をいただいた時に台本と原作を読んで、なんて美しい物語なんだろうと思って。もし自分が関わることで、ひとりでも多くの人にこの作品が届くのであれば、絶対に出たい」とコメント。この日を迎え、「夢のような瞬間です」としみじみ付け加えた。監督がオファーした阿川佐和子「演出のひとつひとつが面白くて」一方、龍太(宮沢さん)の母親役として出演した阿川さんは、「すてきな方だと思っていた」と語る松永監督たっての希望でオファーされたという。「わたしは演技の経験がものすごく少ないんですが、監督とプロデューサーからお話をいただいて、面談した時に監督がカッコよくて。プロデューサーもセンス良さそうなすてきな人だなと思って」と打ち明け、「わたしは一緒に仕事をするのは、この人と一緒に仕事をしたら面白そうだなということで決めていて。まだイエスとも言っていないのに、髪を伸ばした方がいいですかね、とかやる気満々でしたね」と笑いながらふり返る。だが後々、阿川さんが監督について調ると『ハナレイ・ベイ』の監督だと知ったという。「(同作主演の)吉田羊さんから厳しい監督だったと伺っていたので。ドキドキしながら現場に行ったんですが、実際には鮮度の高さを感じたというか。こうやってものを作っていくのか。こうやって演者の心を開いていくのかとか、演出のひとつひとつが面白くて。楽しく過ごしました」と笑顔で語った。原作者・高山真と交流のあったドリアン「本当に濃密な時を過ごしました」そして本作が映画初出演となるドリアンさんだが、実は原作者・高山真と交流があったという。「彼は2020年に亡くなっているんですけど、亡くなるまでの3年間は本当に濃密な時を過ごしました。『エゴイスト』の原作が出たのは、彼と会うずっと前なんですけど、その時からこの原作を読んでいて。すてきな作品だなとずっと思っていたんです。だからこの小説が映画化されるとご連絡をいただいて、絶対に出ますと申し上げました」とふり返った。鈴木さんも「ドリアンさんとは長い付き合いになりましたね」と言い、「原作者の高山さんはどのような人だったのかということをお伺いするような、ヒアリングの会を開いていただいた時に初めてお会いしたので。ここの場所に一緒に立てるのが光栄です」としみじみと語った。宮沢氷魚、“浩輔さん”に「引っ張ってもらった」また、そんな鈴木さんについて恋人役を演じた宮沢さんは「不思議なもので、現場にいるときは(鈴木)亮平さんという感じではなくて、そこに浩輔さんが常にいたんです」と言う。「それは支度をしている時も、お昼休憩の時も常に、僕は中村龍太という人物でそこにいて。(鈴木さんは)浩輔さんとしている。だからその関係性というか、信頼関係ができていたので、もちろん亮平さんに助けていただいたところもたくさんあるんですけど、僕は浩輔さんに救われた、引っ張ってもらったという感覚の方が強いかもしれないですね」と語る。鈴木さんは、「松永さんの今回の映画の演出方法がけっこう特殊で。台本にないことをしゃべってもいいし、しゃべらなくてもいいし。けっこう自由というか、こういう気持ちでここに向かってくれれば、浩輔なりのやり方でいいと言われた」とふり返ると、「だからお互いがお互いを俳優として見ないというか。龍太は龍太だし、浩輔は浩輔として見ているという関係性が必要だったので。だから最近です。氷魚くんを氷魚くんとして見られるようになったのは」と打ち明けた。この日のキャスト陣からは口々に松永監督の演出が特殊だったというコメントが飛び出したが、実際にキャスト陣の自然な表情を捉えるため、時にはキャストにサプライズで違うセリフを投げかけて、素の表情を引き出したり、待機時間中にそっとカメラを回したりしたこともあったそう。松永監督は「ドリアンや阿川さんらも含め、自分であるということを持っている方たちを(役として)どうやったら僕たちが引き出せるか、ということを考えながら映画を撮っていたように思います」とその意図について明かした。そんな本作について、「この作品の中には、日常のささいなしあわせがたくさん詰まっていて。僕はこの作品を観たときに、心から温かいものを感じて。なんてしあわせな気持ちなんだろうと思いました。この作品を通してあらためて愛とは何か、愛とはエゴなのかと考えるきっかけになると思います。ぜひ一人でも多くの人に観てもらえたら」と語る宮沢さん。すると鈴木さんも、「本当に僕にとっても大切な作品です。できあがるまでにいろんなことがありました。この映画は、最初に『エゴイスト』というタイトルが出て、最後に『エゴイスト』というタイトルが出て終わります。その時に、最初に感じたエゴイストという言葉の印象と、最後に感じた印象が変わっていたとしたら、皆さんに何かしらの影響を与えられたのではないかなと思っています」と観客に向けメッセージ。そして「もし何かを感じましたら、ぜひまわりの方に話してください。今はSNSがありますので、僕たちも見ています。『エゴイスト』だけに、僕たちも“エゴサーチ”をしますんで」と笑顔で付け加えていた。なお、アジア・フィルム・アワードノミネートを記念し、急きょテアトル新宿にて2月4日(土)、2月5日(日)に先行上映が発表された。『エゴイスト』は2月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2023年01月20日俳優の古田新太、宮沢氷魚、女優の伊藤沙莉、江口のりこが、6月5日から東京・THEATER MILANO-Zaで上演される舞台 COCOON PRODUCTION 2023『パラサイト』に出演することが20日、わかった。脚本・演出家の鄭義信氏が台本と演出を担当し、映画を手掛けたポン・ジュノ監督、鄭氏の両名と親交が深い李鳳宇プロデューサーの企画のもと実現した同作。今回、物語の中心となる、地上にありながら地下のように一日中陽がささないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家のキャストが発表。一家の主・金田文平役を古田が務めるほか、身分を偽造し、高台の豪邸に住む永井家の家庭教師としてアルバイトを始める文平の息子・順平を宮沢、同じく永井家にアートセラピー教師として取り入る順平の妹・美妃を伊藤、美妃に続いて家政婦として雇われる文平の妻・福子を江口が演じる。コメントは以下の通り。■古田新太“日本のソン・ガンホ”と呼ばれることも多いオイラが、ついに彼と同じ役を演じる日が来ました。とはいえガンホさんが1個下ですから、本来“韓国の古田新太”と言われてしかるべきじゃないかと! でも彼のファンでもあるので、稽古前に映画を見直して完コピしようかな? と目論んでいます(笑)。そして、これまでもオファーをいただきながら、スケジュールが合わずなかなかご一緒できなかった鄭義信さんの作品に、やっと出演が叶います。鄭さんらしい、分厚い人間ドラマになるんじゃないでしょうか。同時代を生きてきたインディーズ出身の演劇人たち、そして才能豊かな若手が揃う座組みを、鄭さんが料理する舞台、どうぞ期待値マックスで足をお運びください。■宮沢氷魚今回、世界的ヒットを果たした『パラサイト』の舞台に出演させて頂けることをとても光栄に思います。個人的に大好きな映画であり、新劇場でどのように舞台化をするのか楽しみで仕方がありません。鄭さんの作品は映画『焼肉ドラゴン』、舞台『僕は歌う、青空とコーラと君のために』をはじめいくつか拝見しましたがどれも傑作で、鄭さんに演出して頂けることを楽しみにしています。世界情勢が不安定で、格差がどんどん開いていく今だからこそ、この作品を届ける意義があると信じています。一人でも多くの方にこの作品を観て頂きたいです。■伊藤沙莉映画館でもテレビでもサブスクでも、何度も見た大好きな映画、そしてファンの方も多い作品の舞台化に参加できる喜びと緊張で震えています。たくましく懸命に生きる人間を、アツく優しく描く鄭さんの舞台に初めて出演したのは、私がまだ20歳そこそこの時でした。この挑戦的な舞台で再びご一緒できることにも運命を感じています。さらに素晴らしい共演者揃いですから、これは面白いものになる予感しかしません! あの世界をどう生のステージで表現するのか、まだ全く想像できていませんが、皆様の期待を裏切らない、そしていい意味で裏切る作品になれば……と思います。ぜひ劇場に確かめにいらしてください。■江口のりこ自分が若手時代に出演した、ドラマ『すみれの花咲く頃』(2007)や映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』(2010)といった、映像作品の脚本を手掛けていた鄭さんと初めて舞台でご一緒できることが、まずはとても嬉しいです。座組みには古田さんという頼れるアニキがいますし、何があっても大丈夫という大いなる安心感! キャスティングを眺めていると、ふと「(夫役を演じる)古田さんと私から、果たして宮沢氷魚さんが生まれるのか?」と疑問もわきますが(笑)、映像で共演経験もある宮沢さんが、この役をどう演じられるのかも楽しみの1つです。とにかく頑張りますので、ぜひ観にいらしてください。
2023年01月20日古田新太、宮沢氷魚、伊藤沙莉、江口のりこが、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』を日本で舞台化するCOCOON PRODUCTION 2023「パラサイト」にて高台の豪邸に“寄生する”一家を演じることが発表された。社会問題化している「格差社会」というテーマを描きながらも、所々に散りばめられた緻密な「伏線」や「テーマ性」が話題を呼び、サスペンス、ブラックコメディ、ヒューマンドラマなどの“ジャンルを超えた傑作”として世界各国で称賛の嵐を巻き起こした『パラサイト 半地下の家族』。日本版舞台化の台本・演出は映画『愛を乞うひと』『焼肉ドラゴン』、舞台「泣くロミオと怒るジュリエット」などを手掛け、舞台・映画と幅広く活躍しそのパワーを遺憾なく発揮する脚本・演出家である鄭義信が務める。90年代の関西――。家内手工業の靴作りで生計を立て、地上にありながら地下のように1日中陽がささないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家。物語の中心となるそんな金田一家の主・金田文平には、ドラマ・映画・舞台・ラジオなど様々なジャンルで活躍する個性派俳優、古田新太が決定。古田新太身分を偽造し、高台の豪邸に住む永井家の家庭教師としてアルバイトを始める文平の息子・順平を、数々の話題作に出演し俳優として着実にキャリアを積む宮沢氷魚。宮沢氷魚同じく永井家にアートセラピー教師として取り入る順平の妹・美妃には、子役時代から安定感のある演技力に定評がありシリアスからコメディまでこなす伊藤沙莉。伊藤沙莉美妃に続いて、永井家に家政婦として雇われる文平の妻・福子には、多くの作品で唯一無二の存在感を放つ江口のりこと、個性と実力を兼ね備えた魅力的なキャストの共演が実現した。江口のりこ金田家キャスト陣からコメント到着古田新太“日本のソン・ガンホ”と呼ばれることも多いオイラが、ついに彼と同じ役を演じる日が来ました。とはいえガンホさんが一個下ですから、本来“韓国の古田新太”と言われてしかるべきじゃないかと! でも彼のファンでもあるので、稽古前に映画を見直して完コピしようかな? と目論んでいます(笑)。そして、これまでもオファーをいただきながら、スケジュールが合わずなかなかご一緒できなかった鄭義信さんの作品に、やっと出演が叶います。鄭さんらしい、分厚い人間ドラマになるんじゃないでしょうか。同時代を生きてきたインディーズ出身の演劇人たち、そして才能豊かな若手が揃う座組みを、鄭さんが料理する舞台、どうぞ期待値マックスで足をお運びください。宮沢氷魚今回、世界的ヒットを果たした『パラサイト』の舞台に出演させて頂けることをとても光栄に思います。個人的に大好きな映画であり、新劇場でどのように舞台化をするのか楽しみで仕方がありません。鄭さんの作品は映画『焼肉ドラゴン』、舞台「僕は歌う、青空とコーラと君のために」をはじめいくつか拝見しましたがどれも傑作で、鄭さんに演出して頂けることを楽しみにしています。世界情勢が不安定で、格差がどんどん開いていく今だからこそ、この作品を届ける意義があると信じています。一人でも多くの方にこの作品を観て頂きたいです。伊藤沙莉映画館でもテレビでもサブスクでも、何度も見た大好きな映画、そしてファンの方も多い作品の舞台化に参加できる喜びと緊張で震えています。たくましく懸命に生きる人間を、アツく優しく描く鄭さんの舞台に初めて出演したのは、私がまだ20歳そこそこの時でした。この挑戦的な舞台で再びご一緒できることにも運命を感じています。さらに素晴らしい共演者揃いですから、これは面白いものになる予感しかしません!あの世界をどう生のステージで表現するのか、まだ全く想像できていませんが、皆様の期待を裏切らない、そしていい意味で裏切る作品になれば……と思います。ぜひ劇場に確かめにいらしてください。江口のりこ自分が若手時代に出演した、ドラマ「すみれの花咲く頃」(2007)や映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』(2010)といった、映像作品の脚本を手掛けていた鄭さんと初めて舞台でご一緒できることが、まずはとても嬉しいです。座組みには古田さんという頼れるアニキがいますし、何があっても大丈夫という大いなる安心感!キャスティングを眺めていると、ふと「(夫役を演じる)古田さんと私から、果たして宮沢氷魚さんが生まれるのか?」と疑問もわきますが(笑)、映像で共演経験もある宮沢さんが、この役をどう演じられるのかも楽しみの一つです。とにかく頑張りますので、ぜひ観にいらしてください。COCOON PRODUCTION 2023「パラサイト」【東京公演】は6月5日(月)~7月2日(日)THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)にて、【大阪公演】7月7日(金)~17日(月・祝)大阪・新歌舞伎座にて上演。(text:cinemacafe.net)
2023年01月20日モデル・俳優の宮沢氷魚のファースト写真集「Next Journey」より、カバー&中面ビジュアルカットが到着した。2015年10月号よりファッション誌「メンズノンノ」のモデルとして誌面デビューし、2017年にドラマ「コウノドリ」で俳優デビュー。連続テレビ小説「ちむどんどん」への出演も話題となった宮沢さん。そして3月をもって、「メンズノンノ」の専属モデルを卒業する宮沢さんが、“モデル活動の集大成”として届けるのが、今回の初の写真集。気心の知れた「メンズノンノ」のスタッフと、沖縄と京都の2都市で計6日間、まるで旅をしているかのようなムードで行われた今回の撮影。京都では着物姿を披露したり、沖縄では無邪気に海で波と戯れたり、1万枚を超えるカットの中から厳選し、「どれもベストショット!」と本人も語る魅力的な写真が数多く収録。ファースト写真集について宮沢さんは、「自分の今のキャリアは、メンズノンノモデルから本格的にスタートしました。この7年間、たくさんの場所に行き、多くの人に出会い、自分にとってそれはずっと旅を続けていたような、とても尊い経験です」とこれまでをふり返り、「30歳という年齢を前に、今が次のステップに進むべきタイミングと考え、『次なる旅、次なる冒険を始める』という意味をこめて、この写真集のタイトルを『Next Journey』にしました」と思いを語っている。なお、1月21日(土)には、事前申し込み制のオンラインサイン会も行われる。宮沢氷魚 ファースト写真集「Next Journey」は1月20日(金)発売。(cinemacafe.net)
2023年01月11日鈴木亮平と宮沢氷魚が恋人役を演じ、第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された映画『エゴイスト』から、ふたりの愛に満ちた本予告と本ビジュアルが解禁となった。東京国際映画祭にていち早く鑑賞した観客からは、「言葉も無用なほど純愛に満ち溢れた傑作」「この映画の記憶を反芻しそうだ」「キャスティングがぴったり」「すべてよかった。文句がつけられない」「惹かれ合うこと、求め合うことの美しさが投影されていた」「あの世界の中に永遠に、い続けたかった」など、キャスト陣たちの演技や、本作の世界観に好感触の声が続出している。この度解禁となった本予告では、ハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きているファッション誌編集者の浩輔(鈴木亮平)と、シングルマザーである母(阿川佐和子)を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)が出会い、惹かれ合う姿が映し出される。息子がゲイであると知らずに「お前もそろそろいい歳なんだし。いい人いないのか」と悪気なく言ってくる父親(柄本明)の言葉をかわしつつも、龍太の実家を初めて訪れる時には「恋人の親に会うとか無いから」と不安や緊張でいっぱいになる浩輔。普段は年上の恋人として余裕を見せる浩輔の頼りない姿に「いつも通りで大丈夫だから。恋人だなんて言うわけないでしょ」と優しく背中を押す龍太。14歳で母を失い、未だ亡き母を思慕する浩輔にとって、時に龍太の母も交えながら和やかな満ち足りた時間を重ねていくことは幸せそのものだった。しかし、ドライブに出かける約束をしていたある日、龍太は姿を現さず、浩輔の元に1本の電話がかかってくる…。終盤に畳み掛けられていく幸せに満ちた2人の姿から一転、「僕は愛が何なのかよくわからないです」という浩輔が絞り出す弱々しいつぶやきで、予告は幕を閉じている。また本ビジュアルは、浩輔と龍太がベッドでキスを交わすシーンを切り取ったもの。鮮烈な愛を体現した鈴木さんと宮沢さんの姿のほか、タイトル『エゴイスト』が示す意味のヒントを表した「愛は身勝手。」というストレートでシンプルなキャッチコピーが目を引くものとなった。『エゴイスト』は2023年2月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年12月20日俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『エゴイスト』の予告映像・本ビジュアルが20日に公開された。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。予告ではまるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きているファッション誌編集者の浩輔が、シングルマザーである母(阿川佐和子)を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合う様子が収められる。息子がゲイであることを知らずに「お前もそろそろいい歳なんだし。いい人いないのか」と悪気なく言ってくる父親(柄本明)の言葉をかわしつつも、龍太の実家を初めて訪れる時には「恋人の親に会うとか無いから」と不安や緊張でいっぱいになる浩輔と、普段は年上の恋人として余裕を見せる浩輔の頼りない姿に「いつも通りで大丈夫だから。恋人だなんて言うわけないでしょ」と優しく背中を押す龍太。14歳で母を失い、未だ亡き母を思慕する浩輔にとって、時に龍太の母も交えながら和やかな満ち足りた時間を重ねていくことは幸せそのものだった。しかし、ドライブに出かける約束をしていたある日、龍太は姿を現さず、浩輔の元に一本の電話がかかってくる。幸せに満ちた2人の姿から一転、「僕は愛が何なのかよくわからないです」という浩輔が絞り出す弱々しいつぶやきで予告は幕を閉じる。本ビジュアルは、浩輔と龍太がベッドでキスを交わすシーンを切り取ったものとなった。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年12月20日鈴木亮平と宮沢氷魚が恋人役で共演する映画『エゴイスト』が2023年2月10日(金)に公開される。この度、ふたりの愛に満ちた予告映像と本ビジュアルが解禁された。愛と毒のある切り口で数々の名コラムを世に送り出してきた高山真の自伝的同名小説を、『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などの松永大司監督が映画化。『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞し、Netflix映画『シティーハンター』への主演も話題の鈴木亮平が主人公の浩輔を、その恋人となる龍太を『レジェンド&バタフライ』やNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』など話題作への出演が続く宮沢氷魚が演じ、鮮烈な愛を体現している。さらに浩輔の父親役で柄本明、龍太の母親役で阿川佐和子が出演する。先日開催された第35回東京国際映画祭で、コンペティション部門に選出された本作。いち早く映画祭で観た観客からは「言葉も無用なほど純愛に満ち溢れた傑作」「この映画の記憶を反芻しそうだ」「キャスティングがぴったり」「惹かれ合うこと、求め合うことの美しさが投影されていた」などのコメントが寄せられ、公開前から注目を集めている。この度、それらの魅力がたっぷり詰め込まれた予告映像と本ビジュアルが解禁された。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きているファッション誌編集者の浩輔(鈴木)。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母(阿川)を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢)。ふたりは惹かれ合い、恋人になるまで時間はかからなかった。「お前もそろそろいい歳なんだし。いい人いないのか」と、息子がゲイであることを知らずに言う父親(柄本)の言葉をかわしつつ、龍太の実家を初めて訪れる際には「恋人の親に会うとか無いから」と不安になる浩輔。普段は年上の恋人として余裕を見せる浩輔の頼りない姿に「いつも通りで大丈夫だから。恋人だなんて言うわけないでしょ」と優しく背中を押す龍太。14歳で母を失い、未だ亡き母を思慕する浩輔にとって、ときに龍太の母も交えながら和やかな時間を重ねていくことは幸せそのものだった。しかし、ドライブに出かける約束をしていたある日、龍太は姿を現さず、浩輔のもとに1本の電話がかかってくる……。予告にはふたりの幸せに満ちた姿が次々と映し出されるも、終盤には一転、浩輔は「僕は愛が何なのかよくわからないです」と弱々しくつぶやく。この切ない言葉は何を意味しているのか?あわせて公開された本ビジュアルは、浩輔と龍太がベッドでキスを交わすシーンを切り取ったもの。タイトル『エゴイスト』が示す意味のヒントにもなっている「愛は身勝手。」というストレートなキャッチコピーも目を引く仕上がりとなっている。映画『エゴイスト』本予告『エゴイスト』2023年2月10日(金)公開レイティング:R15+© 高山真/小学館© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年12月20日女優の宮沢りえさんが、otona MUSE 2023年1月号の撮影カットを公開し、その写真が大人の色気が漂っていると話題になっています。美脚に細ウエスト!雰囲気の異なる2枚の写真を投稿 この投稿をInstagramで見る RIE MIYAZAWA(@riemiyazawa0406_official)がシェアした投稿 1枚目はタイツの上にレギンスを重ね、ピンヒールを合わせたかっこいいモノトーンスタイルの宮沢さんが。大きな襟元と袖を通さないスタイルのオーバーシャツに身を包み、ボトムはぴったりめなコーデでサイズ感のメリハリがおしゃれ!さらに透けタイツからのぞく脚も美しく、クールな存在感を放っています。2枚目は、Tシャツ、レザー、スラックスと異なる素材を組み合わせており、ラフとかっちりを掛け合わせた普段ではあまりやらないような珍しいミックススタイル。素材の違いを目立たせすぎないモノクロ仕様で撮影されており、絵画のような世界観。くびれのあるきれいなウエストにも注目です!本人も「はぁ、楽しぃ時間だった。」とコメントするほど満足度の高い撮影だったそうこの投稿には「ファッションへの愛情とリスペクトが詰まった服を、皆んなで選んで、どういう世界観に着地するか、それぞれが、それぞれの想いを重ね、持ってる引き出しをあけていく。。。子供の頃、外国のファッション雑誌をワクワクしながら立ち読みしていた、夢みたいなものが、叶う時間だなぁ。」という宮沢さんのつぶやきも添えられており、かなり納得のいく撮影だったご様子。そんなモデルとしても大活躍されている宮沢さんのハイセンスなショットに今後も期待です!あわせて読みたい🌈板野友美さんが夫との2ショット公開「凄まじい美男美女」「お似合い」と反響
2022年12月07日俳優・宮沢氷魚が、来年1月20日(金)に初の写真集を発売することが決定。そして、3月をもって雑誌「メンズノンノ」のモデルを卒業する。1994年4月24日生まれ、第30回メンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、2015年10月号よりメンズノンノモデルとして誌面デビュー。近年では、初主演映画『his』や連続テレビ小説「ちむどんどん」などに出演。7年間同誌の専属モデルとして誌面を盛り上げてきた宮沢さんにとって、今回発売される1st写真集は、その集大成であり、メモリアルな1冊に仕上がっている。撮影は、沖縄と京都で6日間に及び敢行。メンズノンノのスタッフが集結し、1万枚を超えるシャッターが切られた。京都では、東福寺や旧三井家下鴨別邸などの貴重な歴史的建造物で撮影をしたほか、鴨川を背景に、思わずスタッフから感嘆のため息がこぼれた着物姿。沖縄での撮影は、子どものようにはしゃいで海で波と戯れたり、アイスを片手に古民家の周りを散歩したり、得意の三線を披露したりと、これまで見たことのないような素の表情をたくさん見せている。また、両都市ともに夜の街へ繰り出した大人の顔や、グルメを楽しむ様子なども収録し、まるで一緒に旅をしているような臨場感たっぷりの写真集となっている。発売に関して宮沢さんは「仕事というよりはみんなで旅行をしたような感覚で、素の自分の表情を沢山引き出していただきました」と撮影をふり返り、「全てがベストショットの連続です」と自信を見せる。また「28歳の今の自分のすべてが凝縮されていると言っても過言ではなく、10年後、20年後に見返しても、『あぁ、すごくイキイキしているな』と自分自身がエネルギーをもらえるような、心から素敵な1冊になっていると思います。メンズノンノで経験したことがすべて詰まった集大成となる写真集、ぜひご覧ください」と呼びかけた。さらに発売に先駆けて、写真集未収録のアザーカットも公開された。宮沢氷魚 1st写真集「タイトル未定」は2023年1月20日(金)発売。(cinemacafe.net)
2022年11月21日11月上旬の午後9時ごろ、都内の一軒家から親しげに談笑しながら出てきたのは、女優の黒島結菜(25)と俳優の宮沢氷魚(28)だ。NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、夫婦役を演じていた2人が訪れていたのは女優・杏(36)の自宅だった。今年8月にフランスに移住した杏だが、1カ月ほど帰国していたのだ。11月10日に配信が開始された公式YouTubeの動画で、杏はこう語っている。「日本では今回、映画の撮影をしていて」「この最中に子供が誕生日を迎えたので、パーティーをしてお祝いをしました」今回、宮沢と黒島を目撃したのは、その誕生日会だった。「杏さんには6歳の双子の女の子と、5歳の長男がいます。その長男の誕生祝いだったといいます。杏さんと黒島さんは’16年公開の映画『オケ老人!』で初共演しそれ以来、親交を深めているそうです。杏さんのYouTubeに出演した際に黒島さんは『杏さんは東京に来ていちばん長い友人』と話していました。宮沢さんも’19年のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)で杏さんと共演してから交流が続いているそうです。杏さんと宮沢さんは、オタク気質なところや、モデルから俳優に転身したこと、芸能人の親を持つことなど共通点が多く、すぐに打ち解けたそうです。お子さんたちが宮沢さんと黒島さんにすごく懐いていることもあり、今回呼ばれたのだとか。杏さんの知人の家族なども参加していて、久しぶりの再会に大変盛り上がったといいます」(杏の知人)『ちむどんどん』の最終回から1カ月半。思わぬところで“暢子夫妻”再集結が実現していたーー。
2022年11月15日「杏さんのお子さんの誕生日会には、杏さんの知人家族などのほかに『ちむどんどん』(NHK)で夫婦役を務めていた宮沢さんと黒島さんが訪れていたようです。お2人とも杏さんと仲がよく、お子さんたちにも懐かれているため誘われたと聞いています」(映像制作関係者)11月上旬、杏(36)の自宅で開かれた子供の誕生日会から宮沢氷魚(28)と黒島結菜(25)が帰宅する姿を本誌は目撃した。杏と黒島は’16年公開の映画『オケ老人!』で初共演して以来、親交を深め、杏のYouTubeに黒島が出演するほどの関係だ。一方、杏と宮沢が初共演したのは’19年のドラマ『偽装不倫』。「杏さん主演の同作で恋人役を宮沢さんが演じたことがきっかけで、現在まで交流が続いています。犬好きなところなど共通点が多くてすぐに意気投合したのだとか。’17年に俳優デビューした宮沢さんは、わずか2年で杏さんの相手役に抜擢されました。当時のインタビューでは『正直、ドッキリかと思いました』と語っています。そんなこともあり、宮沢さんは、楽しかった作品として、よく『偽装不倫』を挙げるそうです」(芸能関係者)撮影現場で意気込む宮沢を杏は「先輩としてサポートしていた」と前出の映像制作関係者は言う。「杏さんは大役に硬くなっていた宮沢さんを終始、気にかけていたそうです。それ以来、宮沢さんは杏さんのことを俳優として尊敬しているといいます。実直に演技に臨む姿勢がよかったのか、杏さんは周囲に宮沢さんのことを、『ピュアでいいコよ。かわいい』と言っていたこともあったのだとか。またあるとき、理想のタイプとして仕事関係者が彼の名前を挙げると、『わかる~』と同意していたと聞いています」’20年1月19日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で宮沢は、「ラブストーリーで共演者のことを好きになるか?」という問いに、「好きになっちゃうほうですね」と即答。さらに『偽装不倫』ではどうだったのか聞かれ、「(杏さんを好きに)なりました、もちろん」と語るほど役にのめりこんでいた。■6月にシャネルのイベントで再会今年の6月には、イベント「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de Mode」で、モデルとして杏と宮沢は“再共演”。お互いの公式インスタグラムには、そのときの様子が投稿されている。「朝ドラ『ごちそうさん』でヒロインを務めた杏さんに、黒島さんと宮沢さんはそれぞれアドバイスをもらっていたといいます。2人は『結菜ちゃん』『氷魚くん』と呼びあっていて、この朝ドラが初共演と思えないほど。黒島さんは仲よくなるのには少し時間がかかるタイプだそうですが、杏さんの存在も手伝って、すぐに打ち解けたのだとか」(前出・映像制作関係者)朝ドラでも杏に助けられた宮沢。彼女への思いは深まっていったようだと前出の芸能関係者は明かす。「多忙を極める宮沢さんですが、実は今年の9月にフランスを訪れようと考えていたそうなんです。長期休みはもちろん取れないので、できて2泊だと思っていたとか。残念ながら仕事の都合で実現しなかったといいます。9月は杏さんにとってフランスに移住した直後で、心細かったタイミングでしょう。少しでも助けになればと考えていたのではないでしょうか」実は宮沢は今年7月放送のテレビ番組『ガブリエル・シャネルの秘密』(日本テレビ系)で、パリへの憧れを明かしている。「僕、(パリに)行ったことがないから行きたいんですよ!本当に行きたいと思います」この発言には、「杏がいるから」という想いが隠されていたのだろうかーー。宮沢の“追っかけ心”はまだ健在だと前出の芸能関係者は言う。「弾丸旅行であっても杏さんの住むパリにどうしても行きたがっているといいます。都合さえつけば、12月から1月にかけてのオフに1泊でもいいので訪れたいと思っているようです」宮沢は’21年1月に『VoCE』の公式サイトで“憧れる女性”を、《決断力のある人。僕が優柔不断なので、しっかり決められる方だと尊敬します。年齢にはこだわらないのですが、リードしてくれる女性となると年上かもしれないですね》と語っている。パリで“ちむどんどん”新章は始まるのかーー。
2022年11月15日連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演、2023年には映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』『エゴイスト』が公開される宮沢氷魚の2023年カレンダーが発売されることが決定した。今年は、昨年までの日めくりカレンダーとは異なり、初のポスターカレンダーと卓上カレンダーの2種を展開。撮影にあたっては、モデル・宮沢氷魚として着こなす華麗な衣装を身に纏い、衣装と佇まいで魅せるカレンダーに。日常感を味わえるような日めくりカレンダーとはまた異なる、クールな宮沢さんのカットが満載となっている。ポスターカレンダーは、通常のタンザック製本ではなく、スクラム製本で仕上げることで、ファッショナブルなタブロイド紙のようにページをめくる感覚で楽しめる。また、タンザック製本をされていないことで、1枚1枚の紙を取り出しやすく、保存も考慮されている。卓上カレンダーは今回、デザイナーとしてアートディレクターの上西祐理を迎え、カレンダーでありながら写真集のような楽しみ方も。そのために、カレンダーの文字が入ったページと写真のページをあえて分けることで、文字のページをめくると、違う表情の宮沢さんが登場するような仕掛け。また、B6サイズでリング製本をされたカレンダーは、3箇所を取り外し可能なリング留めに。そのため、お気に入りカットをカレンダー本体から取り外し、単独で使うことや、好きなページとカレンダーページを組み替えることで、オリジナルカレンダーとして使用することも可能。宮沢さんは「今年はファッションに特化し厳選された写真からカレンダーをデザインしました」と語り、「2023年に29歳を迎えることもあり、20代ラストの年に改めて自分の原点でもある『ファッションモデル』として何かを作りたい想いがありました」と明かす。「その想いに素敵なクリエイターが集まってくださりました。Suzuki Chikashiさん、Demi Demuさん、Yoshida Taroさん、Uenishi Yuriさんが力を貸して下さり、本当に素敵なカレンダーが完成しました。皆さんにも喜んで頂けると嬉しいです」と、コメントした。「宮沢氷魚2023年カレンダー」セットは価格:9,500円(税込/送料別)。ポスターカレンダー(通常版)は価格:4,750円(税込/送料別)卓上カレンダー(通常版)は価格:4,750円(税込/送料別)※いずれも受注販売期間は11月10日(木)19:00~11月21日(月)23:59まで。(text:cinemacafe.net)
2022年11月10日俳優の鈴木亮平と宮沢氷魚が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「コンペティション」部門に選出された映画『エゴイスト』で主演を務める鈴木と共演の宮沢は、松永大司監督とともに登場。鈴木は「今日はこの場に立てて非常に光栄です。思い返せば3年前の東京国際映画祭で監督から『亮平と一緒にやりたい企画がある』と言われて出来上がったのがこの『エゴイスト』という作品です。それに宮沢氷魚くんという非常に強力な味方を得て、ここに立てて感無量です」と感慨深げに語った。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日主演に鈴木亮平、共演に宮沢氷魚を迎え、第35回東京国際映画祭コンペティション部門への出品が決定している映画『エゴイスト』。この度、2人が演じた浩輔と龍太、各々の感情が伝わってくる新場面写真6点が解禁となった。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔(鈴木さん)。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太(宮沢さん)。この度解禁された新場面写真では、いつものハイブランドとは異なるスーツ姿の浩輔と、とても嬉しそうな龍太との1枚や、龍太の母の妙子(阿川佐和子)も含めた幸せそうな3ショットの集合写真。そして幸せな顔でお互いに手を振っているシーンなど、とてもいい関係を築いている2人ということが伝わってくる。しかし、打って変わって何かに悩み、寂しげな表情を浮かべる龍太の姿を写した場面も。龍太は何について悩み寂しげな表情を浮かべているのか。今後の2人がますます気になる場面写真が到着した。『エゴイスト』は2023年2月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年10月21日俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『エゴイスト』の場面写真が21日に公開された。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。この度解禁された新場面写真は、浩輔と龍太2人の各々の感情が伝わってくる6つのシーン。いつものハイブランドの服とは異なるスーツ姿の浩輔と、とても嬉しそうな龍太との1枚や、龍太の母の妙子(阿川佐和子)も含めた幸せそうな3ショットの集合写真。そして幸せな顔でお互いに手を振っているシーンなど、とてもいい関係を築いている2人ということが伝わってくる。さらに、打って変わって、何かに悩み、寂しげな表情を浮かべる龍太の姿を写した場面も収められた。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年10月21日アニメ―ション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』公開記念舞台挨拶が8日、都内で開催され、声優初挑戦となった俳優の宮沢氷魚をはじめ、橋本愛、蒔田彩珠、水野美紀、西岡德馬が登壇。選択をしていく物語にちなんで「最近した大きな選択」について聞かれた宮沢は、連続テレビ小説を経験して行った選択について語った。本作は、TikTokで話題を呼んだ乙野四方字の『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』という2つの小説を同時にアニメーション映画化。並行世界を行き来している世界で、宮沢演じる同じ名前を持つ2人が、それぞれの世界で一人の少女と恋をする姿を描く。一つ一つの選択が人生にとって進む道を決定していくというテーマが内在する物語。「最近した大きな決断や選択」について問われた登壇者たち。宮沢は先日まで放送されていた連続テレビ小説『ちむどんどん』に黒島結菜演じる主人公・暢子の相手役として出演していたが「先月、1年かけて撮影していた朝ドラが終わって、1年間使わなかったものを全部処分しようと決断しました」と断捨離したことを明かすと「ほとんどのものを捨ててしまい、冷蔵庫にもビール2本と調味料しか残っていません。すごくすっきりしました」と笑顔を見せる。同じく作品にちなんで「恥ずかしいことや失敗したとき、並行世界があったら逃げるか?」という質問がされると宮沢は「もちろん僕は逃げます」と即答。司会者から「逃げなさそうな感じですよね」とストイックなイメージがあることを告げられると「結構失敗とか恥ずかしいことがあると引きずってしまい、逃げて忘れたいと思っちゃうんです」と意外な一面を見せる。同じ質問に西岡が「逃げてもまた同じことをしちゃうので。逃げないでいたから今があるんですよね」と深い話を披露すると、宮沢は「西岡さんの話を聞いてその通りだなと思いました。今後は頑張りたいです」と爽やかに語っていた。また「愛する人が並行世界の人と入れ替わっても愛し続けられるか?」という質問に宮沢は「愛し続けたいです」と一途な面を見せるも「でもめちゃくちゃ怖くなっていたり、怒るようになったらちょっとダメかも。怒鳴られるが苦手なので……」と苦笑いを浮かべていた。
2022年10月08日映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』で声優を務める俳優の宮沢氷魚と女優の蒔田彩珠のコメント動画が、auスマートパスプレミアム公式YouTubeチャンネルで7日、公開された。7日に同時公開されたアニメ映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』は、2016年に発売され、累計40万部を突破した乙野四方字氏の同名小説を映画化。“並行世界”を行き来することができる世界でひとりの少年が、 それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリーだ。今回公開されたコメント動画には、2作とも主演を務めた宮沢と、『君愛』でヒロインを演じた蒔田が登場したほか、『僕愛』の主題歌「雲を恋う」を歌う須田景凪、『君愛』の主題歌「紫苑」を歌うSaucy Dogも出演し、各映画のストーリーや、 それぞれが考える作品の見どころを語っている。
2022年10月07日●自分の声のキャパシティーをもっと広げてきたい俳優の宮沢氷魚が、アニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日公開)で声優に初挑戦した。2015年に『MEN’S NON-NO』専属モデルとしてデビューし、2017年より俳優としても活動。先日最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』ではヒロインの夫を演じるなど、着実に存在感を高めているが、声優挑戦は自身にとってどんな経験になったのか。また、俳優デビューから5年での成長・変化や、今後についても話を聞いた。乙野四方字氏の小説を原作とする2つの作品は、“並行世界”を行き来することができる世界で、1人の少年がそれぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。――声優初挑戦となりましたが、オファーを受けたときの心境から教えてください。うれしさと不安と両方ありました。最初は正直、自分の声でお芝居できる自信がなかったので、どうしようと思ったのですが、台本を読んでとても面白いなと。これやりたいと思い、僕に声をかけてくださった皆様に感謝しています。――ご自身もパラレルワールドについて考えることがあり、パラレルワールドがテーマの物語に惹かれたそうですね。毎日考えているわけではないですけど、ふとした瞬間にこの世界線だけがすべてではないんだろうなと考えることがあります。この物語ではパラレルシフトが可能で、しかもオプショナルシフトという、自分が行きたいところに行けるというのはとても面白いなと。僕が生きているうちに移動できるようになる可能性もあるのではないかなと思いました。――パラレルシフトが可能になったらどうしたいですか?すごく近いところにシフトして、自分の周りの環境がどう変わっているのか、自分の日々の小さい選択の積み重ねがその瞬間の自分を作り上げていると実感できたら満足です。物語の中でも、遠いところに行くとトラブルが起こってしまうということだったので、それは起こしたくないです。――いつか声優をやってみたいという思いはあったのでしょうか?よく朝のテレビ番組で俳優さんがアニメに挑戦した公開収録の様子を見て、これは難しそうだなと。皆さん「難しい」とコメントされているので、やりたいやりたくないということ以上にできないだろうと思っていました。しかも、自分に声がかかるとは思ってなかったので。今となっては本当にやってよかったなと思います。――本作のイベントで「普段お芝居をするボリュームよりも上を目指して出さないと自分の声が画に負けてしまう」と声優の難しさを話されていましたが、面白さは感じましたか?面白さもたくさんありました。やっているときはいっぱいいっぱいで、この日できるものを出し切って帰ることしか考えられなかったですが、自分が声を乗せることによって作品がどんどん成長していく過程を見ると、自分が大きく関わっている作品になったなと感じることができましたし、改めて声の重要さを感じました。――声の重要さについてはどう感じましたか?普段の芝居だと、声や表情、動きなど、体の表現すべてで演じることができますが、今回は声だけだったので、声ですべてを表現する難しさをすごく感じました。今まで演じた作品でも声や言葉を大事にしていましたが、どこかほかの表現に甘えていた部分もあって、声だけで勝負となったときにまだ納得できない瞬間がいくつもあって、自分の声のキャパシティーをもっと広げていこうと、それに気づかせてくれた作品になりました。――声のキャパシティーを広げていくことは、普段の演技にもプラスになりますよね。そうですね。悲しいシーンは泣いたり、うれしいシーンは笑顔になったりして、だいたい気持ちが伝わりますが、声だけでどういう感情なのか、どういう物語なのか伝わるくらい極めていきたいです。●経験を重ねて芽生えた俳優としての覚悟舞台が転機に――以前から声や言葉を大事にしていたとのことですが、俳優業を始めたときからそうだったのでしょうか。舞台をやってからですね。舞台はロングランだと何十公演も毎日声を出すし、1日2回公演もあるので、声の出し方を一つでも間違えるともたないんです。テクニックでいうと発生方法……奥の人に届くかどうかは、どういう風に声を出すかが重要になってくるのですが、声優は声優で独特の声の出し方があって、求められるものも普段と違うので喉がしんどくなり、筋肉痛にもなりました。無駄な力が入っていたんだろうなと。演じるという大きな枠でいうと同じですが、普段の表現とは違う声優を経験できてよかったです。――『僕愛』と『君愛』では、1つの選択によって主人公の人生が変わります。宮沢さんは、芸能界に入ったことが一番の分岐点だと話していましたが、俳優になりたいと思ったきっかけを改めて教えてください。母がドラマ好きで家族で小さいときから見ていて、ドラマや映画が流れているのが当たり前の家だったので、自然とドラマの世界に魅力を感じました。僕が見ていた『山田太郎ものがたり』や『花ざかりの君たちへ』、『花より男子』など、キラキラした世界に入りたいと思い、入るにはどうしたらいいんだろうと考えるようになりました。――2017年にTBS系ドラマ『コウノドリ』で俳優デビューから5年経ちましたが、俳優業への思いに変化はありますか?楽しさでいうと、始めた頃のほうが楽しかったです。夢見ていた世界に入れているという喜びがあったから楽しい! という感じでしたが、いろんな作品を経験させていただき、楽しいだけではやれないんだと、自分の身を削ってでも役に近づく過程が必要だと気づき、誰かを演じることに覚悟ができました。やりがいはどんどん生まれていて、関わった作品が誰か1人でも感動を与えたり人生を変えることができていると思うと頑張ろうとすごく思います。――俳優人生における分岐点も教えてください。自分の中で分岐点になっているのが舞台で、初めて舞台をやったときも、渡辺謙さんと一緒に『ピサロ』をやったときも、ごまかしがきかないというか、自分がその瞬間やったものが皆さんに届くわけで、一つの瞬間に全部の集中力を持っていって演じるということに気づかせてくれました。どの舞台も難しくて大変に感じることも多いですが、達成感や喜びがあるから続けられています。――舞台経験は映像作品にも生きていると感じますか?すごく生きています。お金をもらっている以上はそれに見合ったクオリティのものを提供するのは当たり前ですが、舞台はチケットが高いですし、地方から来てくださる方もいて、お金と時間をいただいているというところで、それにちゃんとお応えしないといけないという覚悟ができました。舞台以外の仕事も誰かの時間をいただいているので、無駄にはできないなと。今回の声優の仕事も、この作品をよりよくするために自分には何が求められているのか常に考えながら挑みました。――宮沢さんは優しい声がとても魅力的ですが、自分の声についてどう思っていますか?よく自分の声を褒めていただきますが、自分の思っている声と作品とかで聞く声って違いますし、「自分ってこんな声なんだ。ふ~ん」という感じです(笑)――そうだったんですね(笑)俳優さんはそういう方が多いと思いますよ。もちろん自分を向上させるために出演したものは全部見て研究していますが、自分の芝居や声に満足することはないですし、それは必要なことだと思っています。満足するのではなく、もっとこういう声を出したいとか、もっと上を目指せると思うがゆえに「ふ~ん」って思うのかなと思います。●全速力で走りつつ、自分にしかできない作品を探したい――今後はどうなっていきたいと考えているのでしょうか。今年28歳になって、もうすぐ30歳。今はまだ体力も有り余っていて、やりたい仕事もたくさんあるので、しばらくは全速力で走っていき、いろんな作品やいろんな出会いに恵まれたらいいなと思いますが、どこかで体力が落ちていく。意外と30代で来ると思うので、そのときにどうしたいかというのを最近考えています。いただいた仕事を全部やるのもかっこいいですが、自分にしかできない作品や自分がやることによってすごく生きる作品を探っていき、そういう作品にたっぷりと時間と体力をかけて挑んでみたいという気持ちもあります。それまでは若さと勢いで突っ走っていきたいと思います。――自分にしかできない作品というのは、どういうものを思い浮かべていますか?まだ見つかっていませんが、いろんなパターンを考えていて、英語を話せるので英語を使って日本や日本人の魅力を世界に伝えていくことも考えていますし、僕はクォーターなので、独特な見た目でもあるので、アンニュイな役やそういう雰囲気が求められる作品にも出演したいなと思っています。――英語を使って日本の魅力を伝えるというのは、海外の作品に出演して発信できればということでしょうか?そうですね。――最後に……「氷魚(ひお)」さんというお名前について質問させてください。どんな環境の変化でも生きていける鮎の稚魚・氷魚(ひうお)に由来し、「どんなプレッシャーや環境の変化にも対応できて突き進んでいけるように」と願いを込めて命名されたそうですが、実際にそれがご自身のモットーにもなっているのでしょうか。そうですね。この仕事は常に環境が変わり、毎日違うところに行って違う仕事をするわけですけど、対応力が必要だなと感じています。また、みんなと楽しくいいものを作っていきたいという思いや、いろんな出会いに感謝ができるからこそ続けられていると思うので、そういったことを教育してくれた両親にはすごく感謝しています。――現場ごとに対応しながらいろんなお仕事をされているわけですよね。ドラマだと3カ月ずっと一緒にいて、この前まで朝ドラをやらせていただいていましたが、朝ドラだとほぼ1年間、週6日会っていたのが、クランクアップすると会わなくなって、みんなそれぞれ違う現場で新しいファミリーができる。そこに対応しつつ、それを楽しめるかどうかだと思いますが、これからも楽しんでいけたらと思います。■宮沢氷魚(みやざわ・ひお)1994年4月24日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。2017年にドラマ『コウノドリ」で俳優デビュー。ドラマ『偽装不倫』(19)、連続テレビ小説『エール』(20)などに出演。初主演映画『his』(20)にて数々の新人賞を受賞、また、映画『騙し絵の牙』(21)では、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。先日最終回を迎えた連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演。映画『グッバイ・クルエル・ワールド』が公開中。映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』と映画『エゴイスト』が2023年公開予定。
2022年10月06日主演・鈴木亮平、共演・宮沢氷魚が紡ぐ独りよがりな愛の献身を描く『エゴイスト』が、この度、第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出決定。ティザービジュアルの解禁とともに、追加キャストとして阿川佐和子、中村優子、和田庵、柄本明の出演が明らかとなった。女手一つで龍太(宮沢氷魚)を育てた母・中村妙子役として、2008年に小説「婚約のあとで」で第十五回島清恋愛文学賞を受賞、2014年第六十二回菊池寛賞を受賞するなど執筆を中心にインタビュー、テレビ等、幅広く活躍する阿川佐和子が、浩輔(鈴木亮平)と龍太をつなぐ非常に重要な役どころで出演する。阿川佐和子(中村妙子役)浩輔が14歳の時に亡くなった母・斉藤しず子役を演じるのは、2001年、映画『火垂』で主演を務め、同年ブエノスアイレス映画祭で主演女優賞を受賞、2020年の青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞をW受賞した韓国映画『ユンヒヘ』にも出演した中村優子。中村優子(斉藤しず子役)中学時代の浩輔役を演じた和田庵は、『ミックス。』に映画初出演、映画『茜色に焼かれる』で主人公の息子役を熱演し、第95回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞などを受賞した期待の若手俳優。和田庵(中学時代の浩輔役)浩輔の父・斉藤義夫役は、1976年劇団東京乾電池を結成し座長を務め、1998年『カンゾー先生』にて第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。以降、舞台や映画、テレビドラマにも多数出演し、数々の映画賞他、2019年には旭日小綬章を受章した柄本明が演じる。柄本明(斉藤義夫役)まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。解禁となったティザービジュアルは、そんな2人を象徴する“これ以上ない幸せな瞬間”を切り取った1枚。亡き母への想いを抱えた浩輔は、母に寄り添う龍太の姿にどこか自分を重ね、溢れんばかりの愛で包むように龍太の髪を乾かす。それに応えるかのように、龍太は純粋無垢な微笑みで浩輔を見つめる。2人の澄み切った笑顔に惹きつけられるティザービジュアルとなった。さらに本作は、10月24日(月)~11月2日(水)の10日間開催される第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出。35回目を迎える東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催される。<阿川佐和子よりコメント>数少ない私の演技経験の範囲で申し上げるのは僭越ながら、この映画と、そして松永監督率いるすべてのスタッフと関われたことは、私にとってかけがえのない宝物として心に刻み込まれました。軽々には捉えにくい愛の世界を前にして、これほど素直になれ、これほど美しいと思えることは、なんと豊かで幸せなのでしょう。『エゴイスト』は2023年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年09月21日俳優の宮沢氷魚が16日、都内で行われたアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日2作同日公開)のトークイベントに出席した。乙野四方字氏の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)を原作とするこの物語は、“並行世界”を行き来することができる世界で、ひとりの少年が、それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。声優初挑戦で、違う人生を送る2人の暦を演じた宮沢。「『僕愛』と『君愛』は、選択肢が違ったらという2つの世界線。1つに選択で人は大きく変わる。あのときこっちの選択をしていなかったら、こういう仕事についていたかもしれないという、一つ一つの選択で今の僕たちになっていると思うので、そこの微妙の変化というか、あの選択をしたら人間性がこう変わっていったというところはかなり気をつけながら演じました」とアフレコで意識したことを説明した。ファンから事前に募集した質問にも回答。物語にちなんで「人生の分岐点だったなと思うこと」を聞かれると、宮沢は「このお仕事を始めたのが自分の中での一番の分岐点」と答え、「20歳、21歳くらいなんですけど、それまでアメリカの大学で環境学を勉強していたんです。だからこの仕事を選んでなかったらたぶん環境の仕事、環境汚染とか、そういうことをやっていたんじゃないかなと思うので、全然世界が違う。そこが自分の人生の一番の分岐点だったと思います」と語った。イベントには、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogも出席した。
2022年09月16日俳優の宮沢氷魚が16日、都内で行われたアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日2作同日公開)のトークイベントに出席した。乙野四方字氏の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)を原作とするこの物語は、“並行世界”を行き来することができる世界で、ひとりの少年が、それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。ふたつの世界が絡み合い交差して、お互いがお互いの世界を支え合っている。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。声優初挑戦で、違う人生を送る2人の暦を演じた宮沢は「大変でした。改めて声優さんってすごいなって思いました」と声優の難しさを実感。「自分の声が絵に負けてしまう。普段お芝居をするエネルギーというかボリュームよりもちょっと上を目指して出さないと声が後ろになってしまうので、そこの調整がすごく大変でした」と吐露しつつ、「4日か5日で2本録ったのですが、自分の中でもこういう風にやればいいんだって、どんどんわかってきて、部分的に上達しているところもあると思うので、そこも気にしながら見てほしいです」と成長を語った。また、「『僕愛』と『君愛』は、選択肢が違ったらという2つの世界線。1つに選択で人は大きく変わる。あのときこっちの選択をしていなかったら、こういう仕事についていたかもしれないという、一つ一つの選択で今の僕たちになっていると思うので、そこの微妙の変化というか、あの選択をしたら人間性がこう変わっていったというところはかなり気をつけながら演じました」とアフレコで意識したことを説明した。さらに、「この作品はとても挑戦的な作品で、2作同時公開という僕は過去に聞いたことがないとても大きなチャレンジに挑んでいる作品です。どちらも素晴らしいキャスト、主題歌・挿入歌が加わって最強の作品になっていると確信しています。どっちを先に見るかによって感じ方も違いますが、どちらもたぶん正解で、なので直観と、口コミとかもあると思いますが、ぜひ両方見ていただけたらうれしいなと思います」とアピールした。イベントには、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogも出席した。
2022年09月16日9月9日(金)明日、いよいよ公開となる大森立嗣監督映画『グッバイ・クルエル・ワールド』より、事件に深く巻き込まれるラブホ従業員役で出演している宮沢氷魚のインタビュー映像が到着した。西島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が、互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団を演じる本作。彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功、それぞれの生活に戻るも、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まる。そんな彼らの事件に大きく巻き込まれていくのが、宮沢さん演じるラブホテルの従業員・矢野大輝。インタビューでは、「初めて挑戦するタイプだったので、毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです」と言い、充実した撮影だった様子。役柄については「儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました」と語る。また、ドラマデビュー作「コウノドリ」で共演し、本作ではヤクザと黒い繋がりを持つ刑事を演じている大森南朋について「大森さんにいろいろ助けてもらいました。僕も少しは成長しましたよってことを見てもらえる機会になったので、すごく嬉しかったですし、また共演できるくらい頑張ってこれたんだという自信にも繋がるので嬉しかったです」と共演をふり返っている。そして、本作のテーマについて「何のために生きるんだろうとか、何のために死ぬんだろうとか、ちゃんと考えるきっかけになる作品だと思っています。一筋の光というか、何らかの希望を持って生きていけたらいいなって。(本作は)一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています」と呼びかけた。『グッバイ・クルエル・ワールド』は9月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ・クルエル・ワールド 2022年9月9日より全国にて公開(C)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月08日9月9日(金)から公開される映画『グッバイ・クルエル・ワールド』より、宮沢氷魚のインタビュー映像が公開された。本作は、『MOTHER マザー』『日日是好日』など繊細な人物描写と映像に定評のある大森立嗣監督が、『死刑にいたる病』などの脚本を手がけた高田亮とタッグを組んで作り上げたクライム・エンタテインメント作。⻄島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が演じるのは、全員互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団。ある夜、彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。それぞれの生活に戻るメンバーだったが、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まる。宮沢氷魚演じるラブホテル従業員、大森南朋演じるヤクザと黒い繋がりを持つ刑事などを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。ラブホテルの従業員で事件に大きく巻き込まれていく矢野大輝を演じる宮沢は、本作の役柄は新しい挑戦だったようで、「毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです」とコメント。演じた矢野については、「儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました」と分析しながら演じたことを明かした。本作は、予告編などからも分かる通り多くの死も描かれる。その点については、「一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています」とメッセージを寄せた。宮沢氷魚(矢野大輝役)インタビューコメント全文Q:本作に出演してみてこの役柄は初めて挑戦するタイプだったので、毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです。Q:大森監督について監督とは、対等にお話ができて、躊躇もなく相談できたので感謝しています。同じカットを何回も撮らないのは、演じる側はやりやすいです。本番で出るその瞬間にしか生まれないものって間違いなくあると思うんです。1回で集中していかに100%に近いものにするかっていう努力をしてくださっていたので、本当に感謝しています。Q:脚本について斬新で、派手で、読んでいてすごく面白くて、これって映像化できるのかなってくらい密度の濃い作品だし。実際撮影に入ると、大森さんの演出とキャストのお芝居が脚本とすごくリンクしていて、この映像とこの脚本はこのスタッフでしか再現できないだろうなと感じました。Q:演じた矢野について儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました。Q:共演者について大森南朋さんと以前、僕のドラマデビュー作の「コウノドリ」(2017/TBS)で共演したことがあって、大森さんにいろいろ助けてもらいました。僕も少しは成長しましたよってことを見てもらえる機会になったので、すごく嬉しかったですし、また共演できるくらい頑張ってこれたんだという自信にも繋がるので嬉しかったです。Q:本作が描いているテーマについて何のために生きるんだろうとか、何のために死ぬんだろうとか、ちゃんと考えるきっかけになる作品だと思っています。一筋の光というか、何らかの希望を持って生きていけたらいいなって。(本作は)一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています。『グッバイ・クルエル・ワールド』9月9日(金) 全国公開(c)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月08日返り血を浴びれば浴びるほど、銀幕の中の彼は輝いて見えた。俳優・宮沢氷魚がまた新たにその存在をスクリーンに焼きつけた。9月9日(金) 公開の映画『グッバイ・クルエル・ワールド』で演じたのは、ラブホテルの従業員・矢野。強盗団が奪った大金をめぐり、玉城ティナ演じる風俗嬢・美流とタッグを組んで、事件の中心へと飛び込んでいく役どころだ。宮沢氷魚の演じる役は、どれも宮沢氷魚にしか出せない唯一無二の存在感がある。表現者として、彼は自分自身のことをどう捉えているのだろうか。矢野本人にとっては転落ではなかったと思う「きっと今この瞬間を生きてるという快感があったと思います。しかも、タッグを組む相手は、自分のことをいちばんわかってくれている美流。彼女と何かをなし遂げている達成感もあったはず。あのとき、矢野は今まで感じたことのないハイな状態にいたんじゃないかなという気がします」そう銃を手に粛清を果たすシーンを振り返った。平凡な日常を生きていたはずの矢野は、美流と出会ったことで、今まで知ることもなかった裏社会へと巻き込まれていく。はたから見れば転落劇。けれど、宮沢は「本人にとっては転落ではなかったと思う」と矢野の気持ちに寄り添った。「撮影現場は血のりですごいことになっていて。もちろんそれが偽物だということはわかっている。でも演じているときは、返り血も全部本物だと思っているわけじゃないですか。しかも目の前では3秒前まで生きていた人がバタバタと死んでいって。その中で自分は生きている。なんだか変な感じでした」予告編でも、返り血を浴びながら銃をぶっ放す矢野と美流の姿が鮮烈におさめられている。死とは、日常の真逆にあるもの。退屈を持て余した矢野は、それを目の当たりにすることで、初めて生に覚醒する。「ビルの屋上でパルクールをする動画をYouTubeにアップされている方がいるじゃないですか。普通の感覚で言えば、そんな危ないことできない…と感じると思うんですけど、きっとあの方たちも生死のギリギリのところに自分を追い込むことで、何か特別な快楽物質みたいなものが出ていると思うんですよ。それに近いものがあのシーンにはありました」『グッバイ・クルエル・ワールド』予告編矢野を演じる宮沢の髪は赤く染まっている。このインパクトのある髪色は、矢野を理解する上で大きな助けになったと言う。「矢野って、たぶん言葉でうまく自分を表現できない人間なんですよね。思ったことをうまく言えない分、自分の内に秘めているものを何らかの形で表に出したかった。そのひとつのメソッドとして、髪型があったのかなと。たぶん何の感情もなかったら髪を染めることすらしないと思うんです。でも、彼の中には何かに反抗したい気持ちがあった。それがあの髪型に表れているんじゃないかなと思います」変なヤツがいるみたいな目で見られた瞬間は何度もあった矢野はずっと生きる希望を感じられずにいた。どこにも自分の居場所を持てずにいた。その空洞めいた存在は、特殊なようで、どこか現代人の持つ共通の虚無感にも見えた。「僕も自分の居場所がわからないという時期は結構ありました。と言うのも、母がハーフで、僕はクオーター。小さい頃は毛も茶色いし目も茶色くて、イジメまでいかないですけど、なんか変なヤツがいるみたいな目で見られた瞬間は何度もありました。学校はインター(ナショナルスクール)だったので、学校に行ってしまえば楽だったんですけどね。一歩外に出ると、居心地の悪さはずっと感じていて。しかも、日本にいたら日本にいたでクオーター扱いされて、アメリカに行ったら今度は日本人扱いされる。結局自分は何なんだろうと思うことはありましたね」他人と違うことによって生まれる、疎外感。宮沢氷魚が、自己を受容できるようになったのは「この仕事を始めてから」と明かす。「この仕事をしていると、みんなと違うことがいいとされる。僕自身、どういう人間かわからない役とか、オーラを持ってる役でお声がけいただけることがありがたいことに多くて。それってみんなと何かが違うからだと思うんですね。人との違いが、自分のひとつの武器になった。そう実感できるようになって、ようやく肯定できるようになりました」宮沢氷魚の表現者としての武器は、間違いなく目だろう。その色素の薄い瞳は、深い湖を見ているように不思議と人の気持ちを落ち着け、人の気持ちをざわめかせる。宮沢自身は、自分の目についてどう思っているのだろうか。「気に入ってますよ。綺麗な目だなって(笑)」そう自分で言って、恥ずかしそうに笑ってから、まるで照れ隠しのようにこんなエピソードを付け加える。「大変なのが、色素が薄いと眩しいんです。外のロケでレフ板を入れると、眩しくて目が開かない(笑)。外国とか行くとみんなサングラスしてるじゃないですか。あれはね、カッコつけてるんじゃなくて、本当に目が開かないからつけてるだけなんです。でも、日本でサングラスをしてると、友達からも『芸能人ぶって』とからかわれるので、あんまりつけないようにしてます(笑)」だが、その目が矢野の心を物語った「矢野は言葉で語らない分、表情とか佇まいが大事になってくるなとは台本を読んだときから感じていました。その中でもいちばん気をつけたのは、目。序盤は目の輝きがまったく失われた状態からスタートして、美流と出会い、変わっていく中で、どんどん目に光が帯びてくる。矢野の心が希望で満ちあふれていくのを目で表せたらというのは、ずっと意識していました」残酷な世界だからこそ、人間の希望も感じるタイトルになっている「クルエル・ワールド」とは直訳すると「残酷な世界」。この世界はクルエルでしょうか。それともワンダフルでしょうか。そう尋ねると、宮沢は「正直に言うと、ずっとクルエルだと思います」と話しはじめた。「歴史上、戦争が途絶えたことは一度もないし、今も殺人事件や銃乱射事件といった残酷なニュースが絶えない。人間というものが誕生したときから、この地球上に真の平和が訪れたことは一度もないと思うんです。いつかこの世界はワンダフルだと言える日が来てほしいと願っているけれど、残念ながらまだまだクルエルな世界は続いてくんだろうな、という気持ちではいます」映画の中でも、残酷な世界が続いていく。「どんなに頑張っても、100%報われるとは限らない。でも、幸せになりたい、報われたいという思いがあるから、そんな残酷な世界でも最後までみんな生きようとあがく。この映画で描かれている現実は、僕たちが知らない裏の世界の話ですけど、本当にこういうことが起こっているかもしれないし、これに似たようなことはきっとあるんだろうなと思います」そして、そんな残酷な物語の中にも希望はあると宮沢は想いを込める。「矢野が最後にどうなったかはわからない。でも、僕はあのシーンを演じながら、1人でもいい、どうか誰か幸せになってほしい、報われてほしいと思っていました。それって希望じゃないですか。この映画がどういう物語かなんて観る人が決めることであって、僕たちが判断することじゃないですけど、僕はそういう物語だと思っています」そして、宮沢は硝煙の匂い漂うこの残酷な現代にも、「きっと希望はある」と前を向く。「たとえばウクライナがああいう状況下になったときに、救援物資を送ったり、避難民を自分たちの国に入国させてあげたり、世界中から救いの手が届いた。起きている現実は酷ですけど、大変な状況下に置かれたときこそ生まれる人の愛情があるのも確か。そういうものを見ると、やっぱり人間にはまだ希望があるのかなと思う。自分のことだけを考えているのが人じゃない。他の人も救いたいという気持ちが人にはある。そう信じられることが、希望なのかなって」じっくりと考えながら、宮沢は祈るように言葉を紡いだ。その言葉に、宮沢氷魚という人間の持つ心の美しさが反射されているようだった。最後に「小さなことでいいです。この残酷な世界で生きててよかったと感じる瞬間はありますか」と質問を重ねると、穏やかな目元を一層柔らかくして、宮沢は答えた。「その日の終わりに、今日が終わってほしくないなって思えたとき。いいことも悪いことも含めて、今日はなんかすごくいい日だったって。明日になってほしくない、今日が終わってほしくないなって思えたときに、生きててよかったと感じます」それは、なんだか心にすっと涼やかな風が吹き込むような答えだった。その神秘性で次々と大役を射止めてきた宮沢氷魚。だがいちばんの魅力は、こうした素朴で質実な人柄なのかもしれない。取材・文:横川良明撮影:奥田耕平ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント宮沢さんのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『グッバイ・クルエル・ワールド』公式サイト:ぴあアプリをダウンロードしていただくと、アプリでしか読めないインタビューと写真が見られます。ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2)
2022年09月08日「斎藤工と宮沢氷魚のオールナイトニッポンGOLD」が9月6日(火)に放送される。9月9日(金)公開の西島秀俊主演『グッバイ・クルエル・ワールド』に出演する斎藤工と宮沢氷魚。2人でラジオ番組のパーソナリティをするのは、もちろん初めてのことで、番組では、映画撮影の裏話も含めて、たっぷり2時間語り尽くす。「今回は氷魚さんとコラボレーションということで、本当に聡明なものと、おげれつなものが混ざり合った独特な放送になったかと思います」と明かした斎藤さんは、「ラジオを一緒にすることで、今まで見えなかった氷魚さんの一面も知ることができました。音楽要素のつよい映画ですので、ラジオとの親和性も高く、映画の雰囲気をこの放送で味わっていただけるのではないかと思います」と話す。宮沢さんは「今回は斎藤工さんと2人でメインパーソナリティーということで、とても光栄な時間でした。皆さんにお聴きいただけると嬉しいです」とコメントしている。また、映画の脚本を担当した高田亮がゲストとして登場。映画に関する様々な深い話が飛び出す。さらに23時台には、サプライズゲストも登場。番組内では、罰ゲームをかけた特別対決企画も行われる。「斎藤工と宮沢氷魚のオールナイトニッポンGOLD」は9月6日(火)22時~ニッポン放送をキーステーションに全国ネットで放送。(cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ・クルエル・ワールド 2022年9月9日より全国にて公開(C)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月03日俳優の木村拓哉が主演を務める映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』(2023年1月27日公開)の出演者が2日、公開された。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。濃姫(綾瀬)の侍従・福富平太郎貞家(ふくずみへいたろうさだいえ)役を伊藤英明、濃姫の筆頭侍女・各務野(かがみの)役を中谷美紀、美濃の戦国大名で濃姫の父親・斎藤道三役を北大路欣也がそれぞれ演じ、主演級の豪華俳優陣が綾瀬濃姫の脇を固めている。織田家の家臣でありながら本能寺で謀反を起こした明智光秀には宮沢氷魚、そして織田家家臣・森可成の息子で信長の側近中の側近・森蘭丸には時代劇映画初出演となる市川染五郎が扮し、フレッシュなキャストが木村信長を支える。○伊藤英明 コメント東映70周年記念作品であり、主演の信長役が木村拓哉さん、さらに大友監督が信長の生きた時代を撮るということで、台本以上のものが必ず出来上がるだろうと楽しみでした。内容としては信長と濃姫夫婦の純愛ストーリーですが、いち歴史ファン、信長ファンとしては、どういう解釈で一つの作品になっていくのか、その過程を見たくて出番がない日でも現場に顔を出していました。私が演じた貞家は、濃姫の目付け役、お守役という役どころです。自分の中で役の中に通る筋のようなものを見つけて、演じるというよりは、現場で貞家が「生きている」という感覚を持ち楽しみながら参加させていただきました。完成した映像を観るのが待ち遠しいです。○中谷美紀 コメント各務野は綾瀬さん演じる濃姫にお仕えする立場なので、濃姫への愛情を胸に秘めていて、彼女が可愛くて仕方がない、言うことを聞かないお転婆ぶりまでもが愛おしいという気持ちで演じていました。また、以前ご一緒させていただいたこともある大友監督から、ある種、濃姫が憧れるような存在であってほしいとのご要望がありました。信長の正室の濃姫は、その立場のためささやかな日常を楽しむゆとり、普通の幸せを感じることが許されていない。各務野と濃姫、2人が得られる幸せの違いを際立たせてほしいというご依頼で、その点も大事に演じています。壮大なスケールの作品で、この中に存在させていただいただけで本当に贅沢なことだなと思い、幸せでした。○宮沢氷魚 コメントオファーをいただいたときは大変嬉しかったですが、すぐ「本当に頑張らなければ」というプレッシャーが一気に襲ってきたのを覚えています。自分がクォーターで、髪や目の色が茶色だったり、身長が184cmあったりもするので、そもそも時代劇に出られると思っていなかったので、脚本を読み込み、過去の映像作品を観て、自分なりに明智光秀についてリサーチや勉強をしました。そしてあえて自分にしか出せない明智を演じてみようという思いに至りました。ただ立っているだけなのに、何を考えているのだろうと感じるような不思議な雰囲気をまとっている、自分自身とシンクロした、自分にしかできないミステリアスな明智を作り上げてきたつもりです。○市川染五郎 コメント台本を読み、殿のため忠義を尽くして生き抜いた蘭丸の姿を純粋にかっこいいと思い、自分で演じてみたいと、お話を受けさせていただきました。木村さんとの共演シーンが多く、クランクインした日から信長の、後ろに炎が燃え盛るような気迫に圧倒されましたが、木村さんは殺陣の稽古を見てくださり、刀の持ち方のアドバイスもしていただいて勉強になりました。所作が歌舞伎と違う部分も多く難しいこともありましたが、殺陣では今回ちゃんと刀を合わせることができて、歌舞伎とはまた違った実戦感が楽しかったです。殿のために生きている蘭丸なので、殿が命令する前にすでに対応しているような頭の回転の早さが見えればいいなと思い意識して演じました。○北大路欣也 コメント戦国という滾る時代の中で、激しく美しく熱く燃える男と女の紡ぎ合い、ハラハラドキドキ興奮と感動の内に脚本を読み切りました。斎藤道三と織田信長、その運命の出逢いから道三の中で奮い立つ夢と希望、そしてその願いを濃姫に託したいという想い。そういった想いを意識してこの役を演じ、まさに男が男に惚れた、道三の一面を表現しました。自然体で受け止めて下さった、スタッフの皆様に感謝しています。1956年(昭和31年) 映画「父子鷹」でデビューさせて戴いて以来66年、先人の方々が築き上げてこられた大きな山を、今も登り続けています。「東映70周年記念」と冠がついたこの作品に出演出来た事の喜びを噛み締めております。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2022年09月02日俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『エゴイスト』の場面写真、及び特報映像が29日に公開された。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。初めて解禁された約30秒の特報映像および場面写真では、自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太という2人の幸せな時間が映し出されている。場面写真は、2人が並んでコーヒーを片手に微笑んでいる、幸せな時間を切り取ったもの。また特報映像は龍太が浩輔にキスをするシーンから始まり、龍太の髪を乾かす浩輔、龍太のことを「なんかね。ピュア」と好意を寄せる浩輔、幸せそうな笑顔で手を振る2人、手にハンドクリームを塗ってあげる浩輔と、浩輔による献身的な愛と、誰かを心から愛することを知った幸せそうな龍太の時間が映し出されている。だがそんな幸せな時間から一転、最後に浩輔の「僕は愛がなんなのかよくわからないです」というセリフを残して特報映像は終わる。タイトルが意味するものとは何なのか気になる内容となっている。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年08月29日