麻丘めぐみさん(64)といえば、誰もが認める、70年代初頭の日本のアイドル創成期を築いた“アイドル第一期生”のひとり。『わたしの彼は左きき』などヒット曲を連発し、72年のレコード大賞では、並みいるライバルをおさえて最優秀新人賞を受賞する活躍ぶりだったが、わずか6年の活動の末、結婚とともに芸能界を引退。直後に、1女のママになっていた。そんな麻丘さんが、この1月末、実に29年ぶりの新曲『フォーエバー・スマイル』をリリースすることが決定。「どれだけヒットしても、うれしいと思えなかったし、自分に自信が持てなかった」と、めまぐるしかったアイドル時代を振り返って語った麻丘さん。トップアイドルが経験した波乱の人生をたどりたい。麻丘さんの芸能界入りは、幼稚園の頃から劇団で活動していた姉が繋いだ縁きっかけだった。本人の希望というよりも、生活のため、そして家族のために始めたという。ところが、72年にデビュー曲の『芽ばえ』が大ヒット。続けて『わたしの彼は左きき』で50万枚の特大ヒットを記録し、紅白歌合戦の出場も果たす。「周囲の大人たちは喜んでいましたが、私が授賞式で思ったのは『この賞を姉がもらっていたら、どんなに母が、家族が喜んだろう』ということでした。(当時の)アイドルは、トイレにもいかないと言われていた時代。取材もトークはなしで、撮影のみ。記事は、編集部がアイドルっぽく作ってくれるんです」苦笑する麻丘さん。しかし昭和アイドルを取り巻く狂騒ぶりは、笑い事では済まないことも多かった。「男の人と口をきいてはいけない、一人で出歩いてはいけない、などは序の口。男性アイドルは、ちょうど新規御三家の時代。五郎さんや秀樹さんと共演後、彼らのファンの女のコたちから、テレビ局に入るときに、頭にチューインガムを付けられたことも一度や二度じゃありません。いまだにトラウマで、セーラー服の集団を見るとウッとなるっていうか(笑)」警察沙汰のこんな事件も。「念願のお風呂付きの家に引っ越してすぐの時でした。2階の自分の部屋で目覚めたら、目の前に見知らぬ男の人の顔があって。ワーッと叫んだら彼は逃げたんですが、結局捕まった。しかし、事情聴取では、警察側から『あなたの評判も、ファンである彼の将来もあるから穏便に』と言われて、被害届も出せなかった。私の心の傷はどうなるのと思いながら、芸能人はつらいなぁと痛感していました。でも、それよりつらかったのは、やっと自分の力で買った家から引っ越さねばならなかったことです」追い討ちをかけるように、3メートルの高さの舞台セットから転落し、半年間の休業を余儀なくされる事故も起きてしまう。「まず舞台監督がダーッと駆け寄ってきて、倒れている私に『歌えー、出ろー』と。腕などの骨折がわかって救急病院に運ばれたあとも、3回目の公演には『車いすで出ろ』と言われて、痛み止めを打って車いすで歌いました」どうやったら、このアイドル生活から抜け出せるか。気づけばそんなことばかり考えるようになっていた麻丘さんは、22歳でテレビ局ディレクターと結婚して引退した。『アイドルである前に、人として、女性としての生活をしたいよね』と、よく南沙織(65)や浅田美代子(63)ら“スカウト組”と話していたという、麻丘さん。引退後、出産と離婚を経て、そして娘の養育のためにも芸能界復帰を果たした彼女だが、人生を振り返ってこう語った。「私たちの年齢になると、死と隣り合わせで生きているわけです。ようやく、これからの生き方が見えてきました」もう十分に頑張ったんだから、あとは無理せず、自分らしく楽しめばいいと気づいたと言う、現在の麻丘さん。29年ぶりの新曲には、語りきれないほどの思いが詰まっている。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日麻丘めぐみさん(64)といえば、誰もが認める、70年代初頭の日本のアイドル創成期を築いた“アイドル第一期生”のひとり。『わたしの彼は左きき』などヒット曲を連発し、72年のレコード大賞では、並みいるライバルをおさえて最優秀新人賞を受賞する活躍ぶりだったが、わずか6年の活動の末、結婚とともに芸能界を引退。直後に、1女のママになっていた。そんな麻丘さんが、この1月末、実に29年ぶりの新曲『フォーエバー・スマイル』をリリースすることが決定。「どれだけヒットしても、うれしいと思えなかったし、自分に自信が持てなかった」と、めまぐるしかったアイドル時代を振り返って語った麻丘さん。トップアイドルが経験した波乱の人生をたどりたい。麻丘さんの芸能界との縁は、4歳年上の姉・明美さんがきっかけだった。「姉が幼稚園の頃から劇団で活動していて、母はつきっきりでした。私も同行するうちに、『ちょうど妹さんの年ごろの子を探していたんだ』という話になったんです」3歳にして初舞台。その後、小5のとき、姉の演歌での本格デビューを目指して母娘3人で上京。「アパートにお風呂がないのが子供ながらにショックで。姉の着物代などにもお金がかかり生活は楽ではなくて、いつもおかずはじゃがいもでした」麻丘さんが中学生になって『週刊セブンティーン』などでモデルを始めたきっかけも、「お金を稼いで風呂付きの部屋に引っ越したい」という一念からだった。そんな彼女が堀越学園高等学校に通っていたとき、大きな転機が訪れる。「姉が、いくらレコード会社を代わっても、芸名を変えても売れない。家で泣いていて、母と私で慰めることもありましたね。そのうち、姉が所属していたビクターで、私のレコード吹込みの話が持ち上がるんです。お偉いさんがやってきて、『カコ、これはやるしかないんだから』と。そのとき私は思うんです。これを断れば、もう姉もレコードを出せなくなるんじゃないか、って。どうせ売れっこないんだしと思って、1枚だけのつもりで承諾するんです」ところが、デビュー曲の『芽ばえ』が、いきなり40万枚の大ヒットで、またたく間にトップアイドルに。およそ1年後には『わたしの彼は左きき』が、デビュー曲を超える50万枚の特大ヒット。「周囲の大人たちは喜んでましたが、私は『この賞を姉がもらっていたら、どんなに母が喜んだろう』ということでした」そんな思いを抱えながらも人気絶頂だったアイドル時代を過ごし、麻丘さんはわずか6年で引退。結婚、出産、そして離婚を経た頃には、麻丘さんは50歳。同じころ、母親の政子さんは体調を崩し、故郷の大分に帰っていった。「認知症も出始めて、一昨年秋には、お世話になっていた老人施設で脳梗塞を起こして車椅子生活に。施設長の女性に、『母が私のことをわかるうちに、ここで「左きき」を歌っていいですか』。そうお願いして、許していただきました」施設のレクリエーションの時間、サプライズミニコンサートで、政子さんは麻丘さんの歌を最前列で聴いていた。「私が歌い始めると、認知症になりかけていた母が一緒に歌うんですよ、『左きき』を。もう車椅子から前のめりになっちゃって。母は、その半年後の昨夏、亡くなりました。あとで娘から、『おばあちゃんは、家でいつもママの出てるテレビをかぶりつきで見ていたよ。一緒に歌って、踊って、人にも“うちの娘はすごいのよ”って自慢していたよ』と聞かされて、本当に驚くんです。というのも、子役の頃から私、一度も母に褒められたことがなくって。ああ、母も私と一緒に必死で生きていたんだと。それを知って、やっと自分に自信を持てたというか、歌も楽しんで歌えるようになりました」アイドル時代から45年。ときには「大ヒットしたことがアンラッキー」と語った『わたしの彼は左きき』が、ようやく自分の「友達」となった瞬間だった。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日グラビアアイドルの春菜めぐみが5月1日、東京・浅草橋の東京Lilyで最新イメージDVD『Aircon House』(発売中 4,298円税込 発売元:エアーコントロール)の発売記念イベントを行った。レースクイーン時代には2010年にテレビ東京系『やりすぎコージー』の9代目やりすぎガールに選ばれ、2015年以降はグラビアに活動の場を移し、DVDをリリースする度に好セールスを記録するなど、グラドルファンのハートをがっしりと掴んでいる。11枚目となる同DVDは、昨年12月に山梨・河口湖と都内で撮影。春菜ら4人のグラドルが過ごすシェアハウスでの一コマを捉えながらも、看護師に扮した春菜が彼氏とのシーンでセクシーシーンに挑戦するなど、セクシーな春菜が見られる1枚となっている。グラドル仲間の西村ケリーに借りたという水着を重ね着して登場した春菜は「今回は4人の女の子が出てきて、私はナースの設定です。私を含めた4人の女の子がシェアハウスに住んでいて、彼氏がそれぞれいるんですが、彼氏とのストーリーが展開します。グラビアでは新しいドラマ仕立てのDVDですね」と最新作を紹介した。ドラマ仕立てではあるものの、アドリブもあったそうで、「アドリブで彼氏とイチャイチャするシーンがあるんです。そういうのは初めてで相手もいらっしゃいましたから、それをアドリブで15分話しながらイチャイチャするのはすごく恥ずかしかったですね(笑)」と赤面。気になるセクシーなシーンは「普通では考えられない階段で脱ぐシーンは、私服から下着になります。露出度も高いと思いますよ」とあげながら、「温泉のシーンはバスタオル1枚で身体を隠しました。このシーンはニップレスをつけてないので、もしかしたらチラっと見えるかもしれません。よ~く見てくださいね(笑)」とアピールした。令和になった5月1日にイベントが行われ、この日は同じグラドル仲間の葉加瀬マイが例和婚を発表。「葉加マイちゃんはお友だちなので、すごくおめでたいですよ~。平成から令和になっておめでたいことが重なったので、友だちとしてすごくうれしいです」と喜び、自身の結婚については「私はDVDを通して恋愛しています。ファンの方が恋人です(笑)」と優等生発言。「皆さんがDVDを買っていただけなくなったらしようかな。密着してくれるようにイチャイチャするのが好きなので、よくスキンシップを取ってくれる人が良いかな。見た目は全然気にしません。外見より中身です」と話していた。
2019年05月04日ミュージカル『メリー・ポピンズ』の公開舞台稽古が23日、東京・東急シアターオーブで行われ、濱田めぐみ、平原綾香、大貫勇輔、柿澤勇人が登場、オリジナル演出のサー・リチャード・エア、日本プロダクション演出のジェームズ・パウエル、振付のジェフリー・ガラットとともに取材に応じた。同作は、パメラ・トラバースの小説をもとに1964年、ジュリー・アンドリュース主演で世界的大ヒットを記録したディズニー映画『メリー・ポピンズ』を、『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』などのサー・キャメロンマッキントッシュがプロデュースし2004年にミュージカル化。今回が日本初演となる。ロンドンのバンクス家にやってきたナニーのメリー・ポピンズと家族の物語を描く。出演者陣は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」「チム・チム・チェリー(リプライズ)」「ステップ・イン・タイム(リプライズ)〜ハウス」の3曲を披露。サー・リチャード・エアは「素晴らしいと思います。ステージ上で日本語で見ることでとても感動しています」と熱く語り、パウエルは「オーディションで見たところから、役者さんたちの成長が信じられない位素晴らしい」と、日本キャストを讃えた。多くの歌・ダンスパフォーマンスとともに、傘で空を飛ぶメリーの姿も見所となっているが、世界各国で上演されている中でも今回の日本版はフライング距離、対空時間で「世界最長」だという。現在プレビュー公演を行っているが、メリー役の平原は「空を飛ぶ時にお客さんがすごく幸せそうな顔で。一番楽しみで、一番幸せな瞬間ですね」と語った。濱田も「通常、舞台と客席は分かれているじゃないですか。その中の登場人物が客席の方に入ってくるというのは、立体的に思えて。舞台上で動いているキャラクターが、実際にこっちに来るワクワク感はすごかったですね」と自身が観た時の感想も交えてアピール。さらに平原は「バート(大貫、柿澤)の逆さ吊りタップは本当にかっこいいので、本当に会場で、この機会を観ていただけたらと思います」と語りかけた。和気藹々とした雰囲気のキャスト陣だが、平原は最初、プレビュー公演のパートナーである柿澤に「あなたとはうまくやれない気がする」と話していたという。平原は「彼がとっても人見知り。最初の出会いが微妙な雰囲気で、私のこと嫌いなんだなと思った」というが、柿澤は「嬉しかったのが、プレビュー公演に入って『まさかカッキーに救われるとは思わなかったわ』と言ってくれた」と明かす。平原は「まさかあの出会いから一変、落ち込んでる時に『大丈夫?』と話しかけてくれるのがカッキーだと思わなかった」としみじみと感謝していた。一方の濱田は大貫について「非常に楽というか、ストレスが全くない。似てるんですかね、さっぱりした感じが。普通に仲良くやれている感じです」と語り、大貫も頷く。平原が「こっちがギクシャクしてるみたい!」とつっこみ、柿澤も「本番が始まったら(組み合わせを)シャッフルしますし、いろんな化学反応があると思う」と今後に期待を寄せた。東京公演は東急シアターオーブにて25日〜5月7日(プレビュー公演:3月18日〜24日)、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月19日〜6月5日。
2018年03月23日大阪・北浜にあるセレクトショップ「ニューピュアプラス(NEW PURE +)」の地下スペース「チカノアキチ(Chika No Akichi)」にて、ミュージシャンのアートワークやフライヤーを手がけるイラストレーター・牛尾友美と、刺繍やコラージュなどを手がける永添めぐみの二人展「NICE TO MATE YOU」が、3月4日まで開催中。主に音楽イベントのフライヤーを手がける牛尾友美。これまでにバンド、ハイハワユー?(Hi,how are you?) の音源のアートワークやグッズ、ロンリーの『YAMIYO』、neco眠るの『Typical』、aapsの『Chilly Morning』のジャケットなどを担当してきた。本展では、新作のドローイングやペイント、スケボーのデッキテープ、そして自身が初めて大きなキャンバスにトライし描いた米ヒップホップアーティストのビズマーキー(Biz Markie)『Just A Friend』のMVのワンシーンをモチーフにした作品も見ることができる。一方、永添めぐみはアパレルメーカーでデザイナーの経験を経て2017年デンマークのskalsデザイン学校へ留学。刺繍、ニッティング、樹織りなどの手工芸を学び帰国後、現在は洋服だけでなく、刺繍やコラージュなど様々な手法で作品制作を行っている。今回は、デンマーク時代のポートフォリオ、またヨーロッパを旅した際に収めたフォトグラフ、時間を持て余したバス旅の途中で刺繍を入れたワンピースなど記憶を辿るこれまでの制作から、ビーズ刺繍とグローブのタペストリー、ランジェリーのモビールなど本展のために新たに手がけた多くの作品がお披露目されている。そのほかにも、牛尾友美のグラフィックロゴに永添めぐみの刺繍を施したTシャツなどコラボレーションアイテムや、牛尾の“MATE”刺繍パーカー、永添の“NICE TO MATE YOU”のオリジナルタグを付けたミニバッグなどの販売も行っている(展示作品も購入可)。実は二人は11年来の親友である。今回の展覧会では、そんな二人がそれぞれ自身にしかない独自の表現方法でアーティストとして初めて一緒に作り上げた唯一無二の世界観を体感できる。――「はじめまして my mate!」2015年2月14日に北浜にオープンした「NEW PURE +」は、元は1995年1月から南船場にオープンしていた店主・大井秀人のショップ「PURE +」。惜しまれながらの閉店から6年振りに大井さんが名を改め再オープンさせたNEW PURE +の1階は常設ショップとして、ポト(POTTO)、ケイスケカンダ(keisuke kanda)、フタツククリ(FUTATSUKUKURI)、マグマ(magma)などを取り扱う。ギャラリーやエキシビジョンショップとして機能するフリーな場、地下の「Chika No Akichi」では、これまでに片岡メリヤス、谷口正造、DAISAKなども展示を行っている。そして次回は、3月10日から25日まで“オミキン”の愛称で親しまれているハンドメイドの巾着バッグブランド「オミール・ザ・キンチャク(omeal the kinchaku)」のエキシビジョンショップ「in the yard」が開催される。「はかられて生まれたその巾着ははからずともこの場所で、君と一緒に、どこまでも」をコンセプトに、このイベントでは作者が心ときめいた布たちを集めて組み合わせ、紐、フリンジ、装飾、大きさ、形、配色など、毎回大人気の一点モノのを中心とした巾着を展示販売する。日常からパーティーまで幅広いシーンで愛用できる、独特な世界観の巾着バッグに出会えるチャンス。【イベント情報】NICE TO MATE YOU会期:2月23日〜 3月4日会場:NEW PURE + / 地下スペース Chika No Akichi住所:大阪市中央区淡路町1-1-4時間:12:00〜19:00omeal the kinchaku exhibition shop「in the yard」会期:3月10日〜25日会場:NEW PURE + / 地下スペース Chika No Akichi住所:大阪市中央区淡路町1-1-4時間:12:00〜19:00
2018年03月01日娘さんの物があふれている!というお悩みを抱えている、子育て中の安めぐみさん。ざっくばらんなトークで話題の収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー・吉川永里子さんが、安さんのお悩みを解決。片づけに大切な吉川さん流ルールに、安さんもまるで受講生のように聞き入りうなずきまくり。これを読めば、頭もお部屋もスッキリすること間違いなし!の対談です。実は“整理”と“整頓”は別ものだった!?吉川永里子さん(以下、吉川さん):安さんは、娘さんの物の収納にお悩みとのことですよね?安めぐみさん(以下、安さん):そうなんです。特におもちゃの収納に困っています。私、お掃除はするのですが、収納があまり上手じゃないタイプみたいで。吉川さん:そういう方、実はとても多いんですよ。掃除と収納は違いますから。収納は立体的に考えること。女性は“3D”が苦手ともいわれますよね。整理整頓とひと言でいいますが、「整理」と「整頓」は別もの。整理は不必要な物を区別して取り除く行為で、整頓は物を元にあった場所へ戻す行為です。整理で物の数は減りますが、整頓では数は変わりません。安さん:なるほど!そういうことだったんですね。ちょっと驚き。選択肢が多い子どものこれからの人生のために。選び、判断する力を養いたい吉川さん:私は、個人のお客さまのお宅へ片づけに行ったりもしていますが、その家を熟知していれば掃除や整頓はできるのですが、整理はできません。家族が全員そこにいて、その物を所有している本人がいればいいのですが、いつもそういうわけでないので。旦那さまがいないのに、旦那さまの物を整理、処分するのはトラブルの元。お子さんだって同じです。安さん:やはり、子どもの物も親が処分してはいけないですよね?先日、おまけにいただいた小さなプラスティック製のおもちゃが壊れたので、捨ててしまったんです。そうしたら、翌日「あれ、どこに行っちゃったの?」と聞かれ、困ってしまいました。まだ2歳半なのに、ちゃんと意思があるんだなぁって。結果、また同じおまけをもらいに行ったのですが(笑)。吉川さん:そうです、そうです!子どもの物も、勝手に処分はしてはいけないです。親から見ればゴミでも、子どもにとっては宝物ということはよくあります。小さくても、これは遊んでるか遊んでいないかってきちんと聞いて、遊ばないなら“さようなら”するということを、覚えさせることが大切。そうじゃないと、捨てる判断のできない大人になってしまいます。安さん:捨てられない大人には、なって欲しくないですね。吉川さん:ですよね。結局、必要か不必要か、処分すべきかしないべきかというのは、「判断する」という行為を学ぶことなんです。子どもも、これからの人生、選択しなくてはいけない場面がたくさんやってきます。自分で選んで判断していかなくてはなりません。だから、小さなときから判断する練習を積んでおいた方がいいのです。安さん:なるほど。吉川さん:うちの息子たちは、2、3歳のころからおもちゃの管理は自分たちでやらせています。スペースを決めて、それ以上にならないように自分で決めさせます。例えば、クリスマス前には自分のおもちゃ箱からいったん全部出し、持っているものすべてを把握してから、もう遊んでいないおもちゃを自分で選んでいます。「スペースを作らないと、サンタさんが新しいおもちゃ、持ってこれないよ」って。まだ幸いサンタ制度が通っているんで(笑)。安さん:全体を把握してから、本人に管理を任せる、決めさせるということが大切なんですね。うちの娘もだんだん自分の意思がでてきたところなので、吉川さんのお話はとても勉強になります。片づけにおいて、その物の価値は“今”にある。過去ではない!吉川さん:女の子は成長が早いから、娘さんのお年なら、もう選ぶことができると思いますよ。あとね、よくお客さまのところで起こることの一つなのですが、「これは高かったから」という理由で使っていないのに処分できないおもちゃがある。安さん:確かに、親目線ではそうなりますね。吉川さん:でもそれは子どもの判断ではなく、親の判断ですよね。親の気持ちを乗っけてはいけません。しかも「高かった」というのは、価値が過去にあります。その物は今は使われていません。ということは、今現在の価値でいうと、とても低い。片づけにおいて、その物の価値を決めるのは“今”です。過去ではないんです。安さん:そうですね。実は今、子育てのことで頭がいっぱいだったので、なんだかヒントがいっぱいのお話でとてもためになります。吉川さん:物は、その人の暮らしを作っているチームです。例えば服を整理するときに考えて欲しいことは、派手なデザインの柄もの、着回せる定番、困ったときの黒アイテム……といろいろありますよね。でも派手な、“フォワード”ばかりとか、黒ばかりのキーパーだらけでも困るわけじゃないですか。守りも攻めもいないと。「攻めていてもゴールはガラ空きですよー!」な状態になっちゃいます(笑)。役に立つメンバーをそろえられるいい監督になること。そうすればきちんと物の管理ができるようになると思います。安さん:確かにそうですね。そのお話、フォワードばかり集めがちな主人にも伝えたいと思います(笑)。(インテリア編につづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!【吉川永里子(よしかわえりこ)】収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー。Room&me代表。片づけが苦手だった過去を活かしながら、「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、メディアでのアドバイスをはじめ、講演、セミナー、ワークショップ、ラジオ出演などもこなす。そのテンポよく楽しい話術で人気を集めている。個人宅への出張片づけも積極的に行い、これまでに10,000人以上の片づけをレクチャーしている。『著書30日間片づけプログラム』など多数。収納スタイリスト吉川永里子オフィシャルブログ●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)
2017年10月03日前回のインタビューに引き続き、LIMIAのCMに出演中の安めぐみさんのスペシャルトーク。インテリアにはご主人のセンスが詰め込まれているというご自宅ですが、小さな娘さんもいる空間。お掃除や整理整頓へのこだわり、工夫はあるのでしょうか?ママならではのお悩みも飛び出しました。やはり、おもちゃ収納が一番の課題!——お住まいに関して、お悩みはありますか?安めぐみさん(以下、安さん):やはり、娘はまだ小さいですし、どうしても娘の物があふれてしまっています。——おもちゃがどうにも収納しきれない!というお母さんの声は本当によく聞きます。安さん:ですよね〜。おもちゃの収納は本当に悩みどころです!今、娘はアンパンマンが大好きで。娘のことがかわいいと思うのは当然なので、主人も私もいろいろ買ってきてしまいますし、その中にはとても大きなものもあって。自宅が“プチ”アンパンマンミュージアムのようになっています(笑)。主人とは、物は与えすぎてはいけないよねと話していて、理解してくれたようで、買ってくることは減ってきているのですが。——実際、どのようにおもちゃを収納しているのですか?安さん:布生地のおもちゃ箱をいくつか購入して、そこにしまっているのですが、底の方に何が入っているのかわからなくなってしまって。私自身、何があるのかを認識できていない状態なんです。スッキリと、なおかつわかりやすい方法はないかと考え中です。——数が多いとわからなくなってしまうものですよね……。安さん:私は“きれい好き”だと思っているのですが、それってたぶん、掃除や衛生面なんですよね。実は、収納があまり上手じゃないみたいです(笑)。——収納は捨てることから始まるといいますよね。安さん:捨てるのは、結構できる方だと思います。自分の物はすぐに判断してなくすことができるんですが、主人は物が多いタイプでして。使わない物は屋根裏にしまうようにしているんですが、やはり、思うようには片づかないですよね。——こそっと捨てたりとか、しないですか?安さん:それはしたことがないです!それがもし自分の物だったらショックですし、家族といえど人の物は勝手に捨てることはできないですよね。——そうですね。勝手に捨てるのはケンカの元かもしれません。安さん:ただ、私、あまり怒ったり、ケンカもしないんですよ。主人も怒ったりしないので、ケンカにはならないのかな。(勝手に捨てたことがないので)わからないけど(笑)。ママあるある! 自分の収納を子ども用にしたら自分のスペースがなくなって……——逆に今、お住まいに必要だと思っているアイテムはありますか?安さん:私が使っていた洋服用の棚を、今、娘の洋服入れにしてしまったので、私の洋服を入れるところがないんです!いくら捨てることができる私でも、実際、入れるところが足りてない状態。自分用の収納が欲しいですね。それと、ちょうど壁掛けの時計が壊れてしまい、時間が見られなくて困っているので購入したいと思っています。連載第4回は、安さんの収納に関するお悩みを解決。今話題の収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー・吉川永里子さんが登場。解決策を伝授します!(つづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)【特集・安めぐみさん】LIMIA(リミア)のCMに出演中。撮影の裏話を聞かせてください!【特集・安めぐみさん】家族と暮らすマイホーム(前編)——笑顔の絶えないインテリア
2017年10月02日LIMIAのCMにご出演いただいた安めぐみさん。連載2回目では、タレントとしてはもちろん、妻として母としても活躍している安さんのスペシャルインタビューをお届けします。今回は、建てられてからもうすぐ2年になるというご自宅についてお話くださいました。ご主人の東貴博さんのセンス満載という噂のご自宅ですが、さて住み心地やいかに?ご自宅のインテリアは、ご主人こだわりのゴールド使いがポイントに——ご自宅について教えてください。インテリアはどのような感じですか?安めぐみさん(以下、安さん):我が家は、主人の好みがちょっと強いインテリアなのですが(笑)。ポイントにゴールドが使われていたり、シャンデリアがあったり、キラキラしていたりと“王子様系”でしょうか……。——(一同笑)プリンステイスト!でも、ゴールド使いはトレンドでもありますよね。安さん:玄関を入ってすぐ目の前がゴールドの壁なんです。ゴールド自体は運気があがる色ですよね。ただ、私としてはピカピカしすぎかなって……(笑)。インテリア好きの主人にはこだわりがあるようで、ドアは淡いトーンなのに、ドアノブだけ金になっていたりします。お気に入りはリビングの白いソファとキッズソファ——安さんは、どのようなインテリアがお好きですか?安さん:基本、白が好きです。白をベースにした、やさしいナチュラルな感じがいいですね。我が家の外観は真っ白なので、主人的にはそこに私の好みを取り入れてくれているのかも?インテリアに関しては、好きな人の好きなものなので、まぁいいかなと(笑)。——あまり気にしない安さんとこだわりのある東さん。バランスがいいと言えるかもしれませんね。ご自宅で、安さんのお気に入りスペースはどちらですか?安さん:そうですね。リビングのソファは白で、私の好きなクッションを置かせてもらっているのでくつろげる場所です。あと、娘用のキッズソファがあるのですが、産まれる前に主人と一緒に購入したんです。娘がいつか座ることを想像しながら選んだもので、娘もとても気に入ってくれているので、私も大好きなものの一つです。——キッチンはいかがでしょうか。安さん:キッチンは私のテリトリーで、白を基調としたシンプルな空間。リビングを見渡せるようになっています。私が使いやすいようにしてくれたので、とても気に入っています。——ご自宅のインテリアに関して、大切にしているポイントはありますか?安さん:私自身はシンプルが好きですし、スッキリするように気をつけています。主人好みのテイストの強いものもありますし(笑)、バランスを考えて、ゴテゴテとならないように。——今、こんなインテリアにしたいなと想像しているスペースはありますか?安さん:娘の成長にあわせて子ども部屋をかわいくしていきたいですね。今、娘は同じ寝室に寝ているのですが、実は壁紙が薄ムラサキで。さらに小さく王冠柄が入っているんです。——王冠!まさに王子系ですね(笑)。それは輸入壁紙なのか、東さんがどこで入手されたのかが気になります。安さん:私としては、なんでムラサキに王冠?と不思議で(笑)。子ども部屋は娘の好みも取り入れながらかわいらしくしたいですね。でも、主人にも考えがあるかもしれないので相談しながら作っていければと思います。第3回目は、ご自宅の整理整頓について。子育て中のママ、誰しもが悩むあの収納問題について、リアルに語っていただきます。(つづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)【特集・安めぐみさん】LIMIA(リミア)のCMに出演中。撮影の裏話を聞かせてください!
2017年10月01日LIMIA(リミア)のCMで、思わず笑ってしまうコミカルな夫婦の掛け合いを演じてくれた安めぐみさん。私生活でも、クスッと笑ってしまうような出来事がご家庭内に盛りだくさんだと言います。そんな安めぐみさんに、CMのことから、プライベートでのインテリアや整理整頓のことまでを語っていただく連載のスタート!第1回はCM撮影のお話から。舞台裏のエピソードも教えてくださいました。LIMIAのCM撮影を終えて——LIMIAのCM撮影はいかがでしたか?インテリア好きのご夫婦の設定でしたね。安めぐみさん(以下、安さん):旦那さん役の平原テツさんがとてもすてきな方で、撮影はやりやすかったですね。とても楽しい現場でした。——本当のご夫婦のようにとても息のあった演技でした!安さん:ありがとうございます。平原さんがDIYの合間にゴリラを真似するバージョンでは、キメのゴリラ顔が本当にお上手で笑ってしまいました(笑)。きちんと練習されたんだろうなと思えるキレのある動きに感動しました!——安さんのペンキ塗りも、お上手でした。安さん:よかったです!ペンキもリアルに塗らせてもらえて面白かったです。DIYはセンスが大事ですが、大胆さも必要なんだなと実感しました。今までDIYはそんなにやったことがなかったのですが、とても楽しかったので、これからいろいろと作ってみたいと思いました。——CMを撮る中で、難しかったパートはありますか?安さん:タオルを、まるでホテルのようにきれいにたたむバージョンでは、旦那さんがタオルの美しさにほれぼれするんですね。それに嫉妬して「私もキレイって言って!」とおねだりするシーンがちょっと恥ずかしかったです。——そこは、監督のこだわりパートだったようです(笑)。安さん:そうだったんですね。何回か撮り直していただいたのですが、だんだん恥ずかしさが増していきました……(笑)。CMと私生活、こんな部分が似ています——CMのストーリーの中で、私生活と似ているなと感じた部分はありますか?安さん:子どもの家具などが届いたりすると、2人で一生懸命に説明書を見ながら組み立てたりしています。なので、一緒にやるということは、いつもの生活と同じ感覚でした。私たち夫婦も、私が説明書を読んで実際に手を動かすのは主人なので、その分担も似ています。主人は説明書を読まずに、どんどん進めていくタイプなので意外と間違ってしまうところがあったり。それを私が「違うよ、そこ!」などと説明書と照らし合わせる感じです。——説明書を読まずにできるということは、ご主人の東貴博さんは器用なのですね。安さん:そうかもしれませんね。ただ、どちらかというと私生活では、私が変なことを言って主人がクスクスっと笑うという感じで。その役割はCMとは逆かもしれませんね。——「ゴリラ」「ペンキ」「タオルバージョン」と3パターンを撮影しましたが、どれがお好きですか?安さん:一番を決めるのは、とても難しいですね。全部楽しかったので……。そうですね……、やっぱり「ゴリラ」が好きです(笑)。掛け合いがとてもナチュラルな感じで夫婦らしい雰囲気が出ていて、とても心地がよかったです。——ところで安さんもLIMIAのアプリをダウンロードして見ていただいているとのことですが、いかがですか?安さん:そうなんです。気になるコンテンツが満載で、とても役に立っています!ピックアップされている記事をひとつひとつ読んでいて、すっかり育児の合間のお楽しみになっています。連載2回目は、安さんスペシャルインタビュー前編。噂のご自宅、そのインテリアについて、お話いただきます。お楽しみに!(つづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)【特集・安めぐみさん】家族と暮らすマイホーム(前編)——笑顔の絶えないインテリア【特集・安めぐみさん】家族と暮らすマイホーム(後編)——パパと娘、私の物をどう整理する?
2017年09月30日劇団四季在団中は数多の作品でヒロインを務め、退団して活動再開後もたった4年で、今や日本ミュージカル界を代表する存在となった濱田めぐみ。彼女の芸能活動20周年を記念して、ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』が上演中だ。新国立劇場小劇場という客席400の濃密な空間で繰り広げられるのは、なんとソロ・ミュージカル。しかも『キャッツ』『オペラ座の怪人』の作曲で知られる巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーの手による、約40年前に初演された作品というから注目だ。ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』チケット情報舞台はニューヨーク。スーツケースををぶらさげてロンドンからやってきたエマ(濱田)は、デザイナーと幸せな恋愛というふたつの夢を描いて胸を膨らませていた。ところが頼りにしていたニューヨークの恋人に裏切られ、女友達の家に転がり込むはめに。次にエマが恋したのは、大金持ちの映画プロデューサー。彼と共にロサンゼルスに移り住んだエマは、自分のスケッチを見てもらおうと意気込むが、恋人に軽くあしらわれてしまう。その後、自立を目指して再びニューヨークに戻ったエマだったが、年下の恋人との穏やかな時間も、やがて……。舞台奥から客席の前まで敷かれた白い"道"と、左右に同じく真っ白な布が天井から垂れ下がっているほかは、いくつかのトランクが置かれているだけのステージ。そこに登場した濱田も、最初は白いTシャツにショートパンツ姿だ。だが冒頭、シンプルな夢を抱いて都会に出てきたエマの歌声は、出会いと別れを繰り返して少しずつ陰影を増してゆく。弾けるような笑顔の少女が、挫折と現実を知った女性の横顔を見せるようになる。くるくると変わる表情や細やかな仕草で魅せる濱田を堪能するにつれ、セットなどの要素をギリギリまで削ぎ落としたスタッフの意図がわかるような気がした(演出/市川洋二郎、舞台美術/伊藤雅子)。楽曲は、当時の全英チャートにも入り、イギリスでは今も有名な曲だという「放っておいてよ」や、セリフをそのまま音に乗せたような「言わせて」など、どれもロイド=ウェバーならではのキャッチーなポップスばかり。一方で変拍子が多く、歌い手泣かせと言われる彼の曲だが、緩急自在に歌いこなして観客をグイグイと引き込むあたりは濱田の真骨頂。また舞台の白い壁面に映し出される映像は水彩画や軽いスケッチで、物語をさりげなく支えて印象に残った(映像/上田大樹)。「この何処にでもいるような女性の人生を描くことができるのは、類稀なる才能を持った女優だけ」(Whatsonstage.com)といわれる本作を、70分ノンストップで演じきる濱田。その言葉を見事に体現した彼女に、改めて感じ入る1本となった。公演は6月26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2016年06月14日その類い稀な歌唱力でミュージカル界に圧倒的存在感を示す濱田めぐみが、ソロ・ミュージカルという新たな舞台に挑戦する。日本初演となるアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』だ。開幕直前、通し稽古に臨む濱田に、話を聞いた。ミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』チケット情報「音楽劇とも、普通のミュージカルとも違う、これ“カテゴリー何?”って思いました(笑)。ミュージカルって普通、相手とのお芝居があって、それが膨らんで歌になって、というものなのに──」。しかし、舞台に現れるのは濱田ひとり。彼女の歌と演技で綴られる、約70分間の舞台だ。「覚えることだらけ、記憶力の限界を見ましたね。それに、“ひとり芝居”なら、自分のテンポでしゃべることができるけれど、ひとりミュージカルに“自分のテンポ”は、ない。浸ったりしていたら、次の曲のイントロが始まっちゃう(笑)!」。実力派の濱田にとっても、この作品は大きなチャレンジだったよう。主人公エマは、デザイナーとして成功することを夢見て、英国からニューヨークへとやってきた女性。スケッチブックを手に、夢と希望を胸に旅立つも、この街に着いたまさにその夜、恋人にほかの女性がいることが発覚し──。幾度も恋に破れ、ボロボロに傷付きながら、新しい恋に心ときめかせ、夢を追いかける彼女の姿は実に清々しく、美しい。「ロイド=ウェバーさんの音楽って、えぐるんですよ、心を」とも。デビュー20周年を迎えた濱田のキャリアを語るうえで、『キャッツ』『オペラ座の怪人』をはじめ、数多の傑作を手がけたロイド=ウェバーの音楽は欠かせない。が、「ここでこういうメロディ使うのかっ(笑)!?」と戸惑うこともしばしば。不誠実な恋人を罵ったり、信じ難い現実に困惑したり、と感情をむき出しにするナンバーは、あまりにも真に迫り、胸を締めつける。かと思えば、新たな愛の喜びを叙情たっぷりに歌い上げ、涙を誘う。濱田の歌唱の多彩な魅力が、見事に発揮される作品といえるだろう。「エマほどの勇気と元気は私にはない、かな(笑)。でも、皆さんが今までに経験なさってきた恋愛の痛みが、必ずどこかにあるはず。“ああ、こういう時が私にもあったな”と感じていただけることが、何かしらあると思います」サラ・ブライトマンはじめ、数々の名女優たちが演じてきたという珠玉のソロ・ミュージカル。濱田だからこその熱演に、大いに期待したい。公演は6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年06月09日濱田めぐみの活動20周年を飾るソロ・ミュージカル『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』が、6月の公演に先がけ制作発表会を開催。報道陣のほか、130名のオーディエンスが招待された。『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』チケット情報本作は『CATS』や『オペラ座の怪人』で知られる巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの作曲で、1979年にロンドンで初演され、現在も世界各国で上演されるソロ・ミュージカル。サラ・ブライトマンらが演じており、日本ではこれが初上演となる。濱田は、主人公・エマの設定「デザイナー志望でニューヨークに出てきたイギリスの女の子」をイメージした衣裳で登場。本編で1曲目に歌われる『放っておいてよ』と、『一通目の手紙』を、本番同様、江草啓太のピアノ伴奏で披露した。トークには、本作の演出を担当する市川洋二郎も登壇。日本、イギリス、アメリカで活躍中の市川は、濱田が所属していた「劇団四季」からの付き合い。本作のストーリーについて市川は「ひとりの女性・エマの自立を描く物語。夢と希望を胸にニューヨークに出てきた彼女が、さまざまな喜びと悲しみに遭遇しながら、人間として少しずつ成長していきます。そのエマの旅路を観客の皆様と辿る中で、生きるとは何か、人間が自分の足で立つとはどういうことなのか、考えていけたら」と解説。70分で25曲を歌唱する本作。ソロ・ミュージカルへの挑戦について濱田は「難しいです。一瞬たりとも気が抜けないことは、ソロ・ミュージカル以外ないと思う」と苦労を語った。エマというキャラクターについては「彼女が持っている夢を諦めないという信念や情熱、バイタリティーは、自分が今まで20年間やってこれた核心の部分とすごく似ている」と共通点を語る。「ひとり芝居の醍醐味として、舞台上に他の人間が出てこないという点はすごく大切だなと僕は考えていて。舞台の転換もやる濱田めぐみっていうのはなかなか新しいと思います」(市川)と、舞台上のことは全て濱田が行うことも明らかに。その後も、互いの印象などを語り合った。最後にはタイトル曲『サヨナラは日曜日に』を披露。「自分の中に持っている一番純粋な部分、夢を持っている情熱の部分、いろいろな部分をさらけ出して、誠心誠意、心を込めて、エマという女性と共に生き、皆さんと共に素敵な旅を毎公演したいと思います」(濱田)と挨拶した。『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』は、6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年05月25日「二次元コスパ」ブランドより、『この素晴らしい世界に祝福を!』の新アイテムとして、紅魔族随一の魔法使い"めぐみん"と彼女が愛する"爆裂魔法"をイメージしたTシャツとメッセンジャーバッグが登場する。■爆裂道Tシャツ爆裂魔法しか愛せない「めぐみん」の爆裂道Tシャツ。背面にキメ顔のめぐみんとおなじみの台詞がデザインされ、前面には大きく「爆裂道」の文字が配置されている。めぐみんと同じく爆裂魔法に魅せられ、共に極める道を歩む同志にオススメ!? 発売は2016年5月下旬の予定で、価格は2,900円(税別)。■爆裂魔法(エクスプロージョン)メッセンジャーバッグ最強の火力を誇る、究極の攻撃魔法「爆裂魔法(エクスプロージョン)」とその使い手、紅魔族随一の魔法使い「めぐみん」のメッセンジャーバッグ。耐久性の高い生地と大きめの容量がナイスな一品となっている。発売は2016年5月下旬の予定で、価格は4,200円(税別)。「爆裂道Tシャツ」「爆裂魔法 メッセンジャーバッグ」は、2016年4月29日(金・祝)、30日(土)に幕張メッセで開催される『ニコニコ超会議2016』および5月1日(日)に東京ビッグサイトで開催される『character1 2016』での先行販売が決定しているので、こちらもチェックしておきたい。詳細は二次元コスパの新製品情報ページや『ニコニコ超会議2016』出展情報ページにて。(C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
2016年03月22日声優としてはもちろん、DJ、歌手、作詞、エッセイ執筆など、幅広く活躍する林原めぐみのニコニコ生放送への初出演が決定。林原めぐみ「生ばなし」と銘打たれ、2016年3月18日(金)20時より90分生放送される。2015年に歌手活動25周年を迎え、記念企画をスタートさせた林原。第一弾は、メーカー13社の協力のもと幻の楽曲を集めた初期ベスト盤「タイムカプセル」を6月にリリース。続けて10月には第二弾として、累計発行部数3300万部という驚異的な記録を打ち立てた作品「3×3EYES」との連動プロジェクトシングル「サンハーラ~聖なる力~」を。そして、2016年2月には第三弾として、「スレイヤーズ」「爆裂ハンター」「らんま 1/2」など、自身の出演アニメやラジオ番組のテーマソング、劇中歌として歌唱した楽曲のうち、ほかのボーカリストや声優と共演したデュエット曲のみを集めたベスト盤アルバム『DUO』をリリースした。初のニコニコ生放送は、そんな歌手活動25周年記念の一環として放送されるスペシャル番組となっている。自身のラジオ番組が1200回を超えるなどDJとしても人気が高い林原だけに、このニコ生もしっかりチェックしておきたい。
2016年03月08日声優をはじめ、シンガー・ラジオDJ・作詞家・エッセイストとしてマルチに活躍する林原めぐみが2016年に贈る最新シングル「薄ら氷心中」。そのビジュアルが公開された。本作は2016年1月8日よりMBS、TBS、CBC、BS-TBSの"アニメイズム"枠ほかにて放送開始となるTVアニメ『昭和元禄落語心中』(原作:雲田はるこ/講談社『ITAN』連載)のオープニングテーマで、林原めぐみが演じる謎の女性キャラクター・みよ吉のイメージを楽曲やジャケットビジュアルに色濃く反映した内容となっている。また、楽曲およびアートワークの制作には音楽家・椎名林檎がプロデュースとして参加。林原めぐみ×椎名林檎の豪華タッグが贈る珠玉の1枚となる。また、それにあわせて表題曲「薄ら氷心中」の Music Videoも公開。本MVでは、映画やCM、MVなどさまざまな映像作品を手がけ多方面で活躍する気鋭の映像作家・山田智和がディレクターを務めており、MV内で登場する少女が覗くカメラのファインダーの先には、謎めいた女性を演じる林原自身も登場し、独特の仕上がりになっている。○「薄ら氷心中」Music Videoなお、2月3日に発売されるシングルCDの初回プレス分には、『昭和元禄落語心中』の原作者・雲田はるこによる描き下ろしイラストのブロマイドを封入。林原が演じるみよ吉を描いた印象的な1枚で、音楽、ビジュアル全ての面でファン注目のシングルとなる。楽曲タイアップとなっているTVアニメ『昭和元禄落語心中』は本日1月8日深夜より放送開始。孤高の天才落語家と彼を取り巻く人物たちに起こる波乱万丈な生涯を描いた濃厚な人間ドラマ、本格的な落語描写、そして豪華キャスト陣に注目が集まっている。
2016年01月08日宮野真守、水樹奈々、林原めぐみら絶大な人気を誇る声優&アニソンアーティストたちが出演した大型アニメソングイベントの模様が、この度、「アニソン奇跡の夜(仮)~KING SUPER LIVE 2015~」と題しNHK BS プレミアムにて2週連続で放送されることが決定した。さいたまスーパーアリーナにて、6月20日、21日に開催された大型アニメソングフェスティバル「KING SUPER LIVE 2015」。本イベントの出演者には、80年代から現在に至るまでのアニソンブームを牽引してきた超豪華アーティストたちが集結。“歌う声優=声優アーティスト”の先駆者であり、「名探偵コナン」灰原哀役、「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ役、「ポケットモンスター」ムサシ役など数々の代表作を持つ声優・林原さん。数々のスタジアムでライブを開催、2009年には声優初となる「NHK紅白歌合戦」に出場したアニソン界のトップアーティスト、水樹さん。「新世紀エヴァンゲリオン」OPテーマ、「残酷な天使のテーゼ」で一世を風靡した高橋洋子。「機動戦士ガンダム」OPテーマでデビューした森口博子。“王国民”と呼ばれる熱烈なファンを持ち、声優界No.1アイドルの呼び声が高い田村ゆかり。「蒼穹のファフナー」シリーズ主題歌などで知られ、海外にも活動の幅を広げる「angela」。そして、男性声優のソロ公演としては初めて日本武道館での公演を敢行、その甘いマスクと高いダンスパフォーマンス力で多くの女性ファンを虜にする声優・宮野さんも出演。現在、『ミニオンズ』や『バケモノの子』などこの夏の話題作に立て続けて出演する彼の声優としての魅力は劇場で堪能しつつ、同番組でアーティストとして魅せる宮野さんも体感してみてほしい。そのほかにも、上坂すみれ、小倉唯、小松未可子、佐藤聡美、保志総一朗、堀江由衣、ゆいかおり、喜多村英梨など、人気「アニソン」アーティストを中心にベテランから新進気鋭の若手までが一堂に会した。同番組では、アニソンが認知され始めた80年代以降のアニソンの歴史を網羅したこの豪華なコンサートの模様を、2週にわたりたっぷりと紹介。アニソン興隆を支えたアーティストによる夢の共演の興奮を、再び味わってみて。「アニソン奇跡の夜(仮)~KING SUPER LIVE 2015~」は、NHK BS プレミアムにて、9月6日(日)23時より「Vol.1」を、9月13日(日)23時より「Vol.2」を放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日伊予銀行はこのたび、結婚・子育て資金一括贈与預金「いよのめぐみ」の取扱いを開始した。2015年度税制改正により「結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」が創設されており、一定の条件のもと子どもや孫などの結婚・子育て資金を一括で贈与する場合には、受贈者一人につき1,000万円を限度(結婚資金は上限300万円)として非課税となる。このたび取扱いを開始する「いよのめぐみ」は、同非課税措置に対応した専用の普通預金で、結婚・子育て資金が必要となった際にスムーズに引き出し可能で相続税対策としても活用できる商品だという。 なお、学費や習い事など教育資金の贈与については、2013年6月から取扱いを開始した教育資金一括贈与預金「いよのかけ橋」が利用できるとしている。
2015年06月30日待望の再演を迎えるアンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカル『サンセット大通り』。大女優ノーマ役と脚本家の青年ジョー役を、ともに初役で演じるのは、濱田めぐみと柿澤勇人だ。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報昨年、『オペラ座の怪人』の続編である『ラブ・ネバー・ダイ』において、ヒロインのクリスティーヌを演じた濱田。「クリスティーヌとは世代が近かったですが、ノーマは私よりも随分と年上。女優として頂点を極め、落ちぶれたノーマを演じるのは挑戦ですが、これまで培ってきたものを駆使して臨みたいですね。女性の人生の旅路を客観的に見ていただくこともできるし、彼女のプライドや、すがるものができた時の心の高鳴りに、共感していただくこともできるのではないかと思います」そのノーマの屋敷に、柿澤演じるジョーが迷い込むことから、ドラマは始まる。「ジョーは、1幕も2幕も冒頭から登場してストーリーテラー的な役割を果たす一方、生き方が二転三転する。自分が大女優であることを信じて貫き通すノーマや彼女に人生を捧げる執事のマックスとは対照的で、難しいですね。とはいえ僕自身、俳優としての願望や理想を持ちつつ、出会う作品や人によって考えが変わったりもする。ジョーと自分の共通点を手がかりに、役に入っていきたいです」ふたりの前には、ロイド=ウェバーの難曲も立ちはだかる。「私がよく演じるもう一人の作曲家、ワイルドホーンさんの曲が中・短距離走的なのに対し、ロイド=ウェバーさんの作品は長距離マラソン的。全ての曲を理解した上で『ここにこれを持って来て……』と逆算し、フレーズを繋げるとドラマティックになります」と濱田は分析。初舞台がロイド=ウェバーの『ジーザス・クライスト=スーパースター』だった柿澤も「どのミュージカルでも音程なりリズムなりをきちんとはめるだけでも大変ですし、それをお芝居として演じないといけません。さらにロイド=ウェバー作品は、登場人物の心情を歌で伝えることが多いので、歌に説得力が求められます」と表情を引き締める。稽古場での自身について、“スロースターター”と口を揃えたふたり。「役をつかむまで時間がかかるんです。モチベーションは高いのですが、やればやるほど『無理かもしれない』となる(笑)。いつも、そこを通過してから上っていきます。めぐさんの足を引っ張らないようにしないと!」(柿澤)。「『ラブ・ネバー・ダイ』でも初日にぎりぎり間に合ったようなところがあって。それでも一度スイッチが入れば、役に“憑依”していきます。柿澤くんのジョーと呼吸を合わせて、良い関係性を作りたいですね」(濱田)。じっくりと作り上げられるノーマとジョーが楽しみだ。公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。取材・文:高橋彩子
2015年02月27日『劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION』が12月27日(金)に公開を迎え、レギュラー声優陣の潘めぐみ、伊瀬茉莉也、浪川大輔、寺崎裕香が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。潘さんが共演陣、ファンへの感謝の思いで感極まって号泣する一幕もあった。原作は、財宝、賞金首に未知の生物などあらゆる希少な存在を追う“ハンター”という職業に魅せられた少年・ゴンの冒険を描く人気漫画。TVシリーズに続き、今年1月には劇場版第1弾『緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』が公開されたばかりだが、異例の年2本の劇場版公開となった。ゴン(潘さん)、キルア(伊瀬さん)、ズシ(寺崎さん)にヒソカ(浪川さん)とTVシリーズの天空闘技場編で顔を揃えた面々がこの劇場版で久々に同じ天空競技場で再集合したが、声優陣がこうして揃うのも久々。これまで、言いたくても言えなかったことは?という質問に潘さんは「『HUNTER×HUNTER』に出会って15年、TVシリーズが始まって2年。普段は役の関係性でいたりして、素直に伝えられていなかった思いがあります。本当にみんなありがとうございます!」と共演陣への感謝の思いを声を詰まらせながら吐露。すかさず、先輩の浪川さんが、スカーフ代わりに首に巻いていた『HUNTER×HUNTER』の手ぬぐいをスッと外して手渡すと客席は拍手と歓声に包まれた。潘さんは、集まった観客に対しても「こうやってみなさんにお会いできるのもみなさんのおかげ。アフレコをしているとみなさんに会う機会というのは限られてしまうんですが、感謝の気持ちでいっぱいです」と深く頭を下げた。伊瀬さんも「感謝のひと言。感慨深いです」とニッコリ。「TVシリーズを2年やって、今年2月に劇場版第1弾があって、まさか同じ年に第2弾ができるとは夢にも思ってませんでした。みなさんの応援のおかげです」と語る。今回の劇場版については「オリジナルストーリーということで舞台はどこ?と思ってたら天空競技場で、TVのときのアフレコもすごく楽しかったので、また帰ってこられるのが嬉しかった」と喜びを語る。さらに「TVではまだ見られないネテロの技やキャラクターも出てくる!」と映画ならではの見どころを明かしてくれた。ゴンたちが操る「念」能力に相反する「怨」の力が本作の大きなポイントであり、ゴンらが対峙するジェドらは怒りや悲しみなどの負の感情から発する「怨」を操る。ゴンたちが怨とどう戦うかが大きな見どころだが、寺崎さんは「潘さんも伊瀬さんもゴンの怨に対する行動が『意外だった』と言ってたのが印象に残ってます。2人ともこのシーンでは監督がOKを出しても『もう一度やらせてください』と言ってブースに残って、終わった後も2人とも泣いてました」と自身の出演シーンでないのもかかわらず、強い思い入れのあるシーンとして熱弁を奮っていた。そんな3人に、先輩の浪川さんは「こんなに大きくなるとは思わなかった(笑)。人って素晴らしいなと感じた2年でした」と冗談めかしつつその成長を称え、会場は再び笑いと拍手に包まれた。『劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))
2013年12月27日「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで知られる、北海道帯広市内にある旧広尾線・幸福駅では、今夏から、幸福駅の新キャラクター「駅神・みゆき&めぐみ」の公式オリジナルグッズを販売している。また、11月12日には、札幌や首都圏、関西圏のアニメショップでも取り扱いを開始した。同キャラクターは、NHKの番組「新日本紀行」が巻き起こした「幸福駅ブーム」が40周年を迎えるにあたり、北海道出身・在住のイラストレーター、原画家の「みけおう」氏が作成した、幸福駅と愛国駅のPRキャラクター。同地に住む「駅神様」という設定で、公式ホームページの「ブログ」を通じてPRに携わっており、”みゆき”は幸福駅周辺、”めぐみ”は愛国駅周辺を担当している。販売されているのは、”みゆき”、”めぐみ”それぞれのイラストがはいった「ミニお守り」や、幸福キップをモチーフとした「キップ型ハガキ」など。また、「幸福駅お守り」や「うちわ」など、”みゆき”と”めぐみ”が共演しているグッズもある。そのほか、一部店舗にて、同駅以外では初となる、「幸福キップ」の販売も行っているとのこと。なお、取り扱い中のショップは、札幌エリアでは「ゲーマーズ札幌店」、「アニメイト(札幌店、新千歳空港店を含む一部店舗)」、首都圏では「ボークス秋葉原(ホビー天国)」、「AKIHABARAゲーマーズ本店」、「アニメイト(秋葉原店、新宿店を含む一部店舗)」、関西圏では「ホビースクエア京都」、「ボークス大阪ショールーム」となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日幸福駅(北海道)の公式ホームページ「幸福駅発」は22日、観光PRのための新キャラクター「みゆき&めぐみ」を公開した。ブログ「みゆきの幸福日記」もスタートしている。39年前、NHKの番組『新日本紀行』で放送されたのをきっかけに、幸福駅(旧国鉄広尾線)は全国的にその名を知られるようになり、「愛国から幸福行き」のきっぷが爆発的に売れるなど、同じ広尾線の愛国駅とともに一大ブームを巻き起こした。その後、広尾線は廃線となったが、幸福駅と愛国駅は駅名の縁起の良さから観光地として存続し、現在も国内・国外を問わず多くの観光客が訪れる。「みゆき&めぐみ」は、来年でブーム40周年を迎えるにあたり、幸福駅と愛国駅のPRキャラクターとして制作されたもので、北海道出身・在住のイラストレーターであり原画家の「みけおう」さんがデザインした。ともに当地に住む「駅神様」という設定だ。「みゆき」は幸福駅周辺を担当する新米の駅神様で、慎重すぎる性格でおとなしく見られがち。しかし一度決めたらやり抜く芯の強さも持っている。得意の歌と癒しのチカラで、駅を訪れる人々を幸せに導く。一方、「めぐみ」は愛国駅周辺を担当する駅神様。社交的で活発な性格で、人と人を結びつけるのが大好きだが、たまに早とちりしてしまうことも。恋愛占いが得意で、人々に愛を広めていく。2人は「幸福駅発」や「みゆきの幸福日記」などを通じ、幸福駅と愛国駅のPRを行う。7月中旬より、幸福駅のお土産店にて公式グッズも発売予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日ヘルシアシリーズ、初のブレンド茶花王が4月12日から新商品として、健康ブレンド茶「ヘルシア五穀めぐみ茶」を発売することが分かった。脂肪を消費しやすくする飲料として好評の「ヘルシア」シリーズで、初のブレンド茶となる。「ヘルシア」シリーズは、2003年の「ヘルシア緑茶」登場以来、体脂肪が気になる人の健康機能性飲料として、幅広く支持されている。現在もなお人気商品だ。シリーズ商品として、多彩な展開を遂げてきたが、今回はここにブレンド茶を投入する。香ばしくて飲みやすい!食事のおともに「ヘルシア五穀めぐみ茶」は、ハト麦、とうもろこし、発芽玄米、大豆、大麦の五穀の素材感を出したブレンド茶だそうで、すっきりとした味わいと香ばしさが魅力となっている。苦みや渋みはおさえられているから、幅広い層にとって飲みやすい、美味しい味わいに仕上がっているといえるだろう。クセがなく香ばしい味わいは、さまざまな食事とも合わせやすい。生活習慣病予防のため、またダイエットのため、脂肪が気になるなら、日々の食事に採りいれてみるといいかもしれない。元の記事を読む
2012年02月06日濱田めぐみと田代万里生が主演するミュージカル『ボニー&クライド』が1月8日、東京・青山劇場で開幕した。劇団四季で活躍していた濱田はこれが退団後、初の舞台出演。初日前日に行われたインタビューで「舞台上が自分の生きる場所だとすごく思った。新しい出発、新しい風が吹いています。このスタッフとキャストと一緒に新しいスタートが切れたら、という期待感でいっぱい」と約1年ぶりの舞台復帰への思いを語った濱田が、今までにない等身大の女の子の役に挑戦している。『ボニー&クライド』チケット情報はこちら作品は、映画『俺たちに明日はない』のモデルとなったことでも知られる実在のギャング・カップル、ボニーとクライドを主人公にした物語。世界恐慌などもあり閉塞した状況下の1930年代アメリカの空気を舞台上に再現、そこに“暴走する若者たち”の姿を痛快さと悲劇的な両面から描いていく。今まで自己主張のはっきりした、自立した女性の役が多かった濱田が、恋のために道を踏み外していきながらも、ふと「ママに会いたい」と呟くような普通の女の子を熱演。一方クライドも、育ちの良い役が多かった田代が生き生きと演じ、ふたりとも新境地を見せている。強盗と殺人を繰り返しアンチ・ヒーローとされるボニーとクライドだが、思いがけず悪い方向へと転がっていってしまう運命の中、「死んだように生きたくはない」と目に見えない何かと戦っているかのようなふたりの懸命な生き方が切なく映る。昨年12月にブロードウェイでも開幕したばかりのこのミュージカル、音楽はフランク・ワイルドホーンが手がける。インパクトの強い壮大な楽曲で日本でも人気が高い作曲家だが、本作はジャジーなナンバーが多用され、今までのワイルドホーン作品とは一線を画しクールな風合いに。「日本にはなかなかない香りがする音楽がたくさんあって、アメリカらしいノリのいい曲もいっぱい。でもすごく役柄によって求められる歌の力が必要になってきます」と田代。濱田も「聴くと気持ちがいいのですが、実際歌うとなると、基本どおりに歌ってもその曲の良さが出ない。手ごわいです」と苦労を語る。だがともに抜群の歌唱力を持つふたり、迫力満点、聴き応え充分。特に濱田が後半歌う『死ぬのもそれほど悪くない』は情感たっぷりのバラードナンバーで濱田めぐみここに健在、といわんばかりの熱唱、劇場空間を圧倒していた。悲劇的なシーンでもカッコよくスウィング・ジャズ調の楽曲がかかるなど、作劇的にも面白い。また幼なじみで彼女を愛するテッド役の藤岡正明(中河内雅貴とのWキャスト)や牧師役のつのだ☆ひろ等、ふたりを取り囲むキャストも個性的で力強い歌声を響かせ、非常に充実した舞台になっている。「ストーリーはボニーとクライドの恋愛ものですが、拳銃や保安官が出てきたりとあの時代のアメリカの空気感がすごく出ている。男の子たちが昔憧れてた世界じゃないかな。たぶんイメージなさってるものよりもっとハードですよ」と濱田。公演は1月22日(日)まで。1月28日(土)・29日(日)には大阪・新歌舞伎座でも上演される。チケットはともに発売中。
2012年01月10日男性が選んだ結婚したい女性のタレントランキングNo.110月8日、安めぐみさん(29)が、かねてから交際していた東貴博さん(41)と婚約したとサンケイスポーツが報じている。グラビアアイドルの安めぐみさんは、「男性が選んだ結婚したいと思う、いいお嫁さんになりそうな女性のタレントランキング」で、2006年に1位に選ばれた「いやし系」タレント。お笑いコンビTake2の東貴博さんは、コメディアンの東八郎の次男で、「東MAX(アズマックス)」、「下町のプリンス」と呼ばれている。30歳を目前に、めでたく婚約関係者によると、12年前、テレビ番組のオーディションで、東が安をアシスタントに推したのが出会い。2007年、運命の糸に導かれたようにラジオ番組で再会し、交際がスタート。今年3月に週刊誌で「半同棲中」が報じられていたが、30歳を目前に、めでたく婚約に至った。安めぐみさんは、9月29日、<20代最後の写真集>「月刊 NEO 安めぐみ」 (イーネット・フロンティア )を出版しているが、<安めぐみさん最後の写真集>となるのかもしれない。元の記事を読む
2011年10月08日ミュージカル『ボニー&クライド』の製作発表が8月22日、都内にて行われた。劇団四季で数々のヒロインを演じた濱田めぐみが、退団後初出演することで注目の作品だ。ミュージカル「ボニー&クライド」 のチケット情報映画『俺たちに明日はない』で知られる実在したギャング・カップル、ボニーとクライドの人生をモデルに、日本でも『ジキル&ハイド』などで知られる作曲家フランク・ワイルドホーンの手によってミュージカル化された本作。2009年にカリフォルニアでトライアウトとして初演、今年12月にブロードウェイで開幕が決定している作品が、早くも1月に日本版として幕を開ける。ボニーを演じるのは、劇団四季の看板女優として数多くのミュージカル作品に出演してきた濱田めぐみ。『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』とディズニーミュージカル3作品すべてのヒロインを演じたことのある唯一の女優でもある。退団後第1作目に対する意気込みを、「自分にとってもこれはチャレンジ。今年、地球上で災害など色々なことが起こっていますが、今は全世界が一丸となって前に進むべきタイミングだと思っています。私も新しい創造に向かっての第一歩を踏み出そうと思いました」と語った。クライド役には、ミュージカル界の新星・田代万里生が扮する。今まで育ちの良い役が多かった田代は「伝説のギャングということで、自分の中に今までなかった面を一から創り上げていきたい」と意気込みを。また「念願のワイルドホーンさんの作品に出演できて嬉しい。ワイルドホーンさんの作品はたくさんありますが、きっとこの『ボニー&クライド』がベスト・ミュージカルになる」と早くも自信を見せていた。ともにミュージカル界でも抜群の歌唱力を持つふたり。この日の会見では『死ぬのもそれほど悪くない』『世界は二人を忘れない』の2曲の劇中歌をひと足早く披露したが、作曲家のフランク・ワイルドホーンも「登場人物の魂をすでに把握していらっしゃると実感しています」と絶賛、注目の公演は2012年1月8日(日)から22日(日)に東京・青山劇場にて。チケットは9月17日(土)に一般発売開始。その後大阪・新歌舞伎座での公演も決定している。
2011年08月24日