阿部寛とミムラ、2人の年齢差は19。だがスクリーンの中で2人は、全く年齢による遠慮や気兼ねを感じさせない太陽のように明るく、やさしく、そしてエネルギーにあふれた夫婦の姿を見事に演じている。沖縄で若者たちのために、私財を投じて無料の音楽スタジオを設立し、2009年にがんで亡くなった仲宗根陽さん。子供たちに正面から向き合い、全力でぶつかっていった彼の姿を描いた本作で、2人はどのような思いで夫婦を演じたのか?役柄に込めた思いを語ってもらった。熱演ではなく、憑依?「台本のセリフを超えたい」(阿部さん)実在の人物を演じるにあたって阿部さん、ミムラさんを驚かせ、そして悩ませたのが陽さんという人物のスケールの大きさ。「事実は小説より奇なり」とい言葉を体現したような彼の生き方を阿部さんは「2時間で収まるサイズじゃない」と評し、ミムラさんも「普通の人が5年に1回あるかないかっていうエピソードを週に1回体験してる」と頷く。阿部さんは陽さんの魅力として彼が持つ“眼差し”を挙げてこう語る。「生前の陽さんのインタビューと、若者たちのライヴを見守っている姿を映した映像が残ってるんですが、そのときの様子がいまも目に焼きついて離れない。仁王のようにも菩薩のようにも見える、何とも言えない人間を超越したような目をしてるんです。この目が人を惹きつけるんだな、僕にはこの目はできないと感服しました。演じる上ではとにかくぶれずにやりきろうという気持ちでした。自分がこの人とこの人の家族を守らなければとも思いましたし、この人が伝えたかったことは何なのか?考えに考え抜いてやらなければという意地もありました」。当初は台本に描かれた陽さんをシンプルに力強く演じようと考えていたという阿部さん。彼の家族や周囲の人々への取材を通じて感じた思いは「見えない部分で出していければ」と考えていたそうだが、撮影が進む中である思いが阿部さんの心に染みこんでいく――。「後半に差し掛かって『もっと、もっと』と思う中で『台本のセリフを超えたい』と考えるようになりましたね。それにはもう“乗っける”しかないのかな、と。“何か”が乗っかって入って来てくれないかなという思いで、陽さんのお墓参りに行ったりもしました。特に最後、陽さんが亡くなるシーンは誠心誠意やりたいという一心でした」。この陽さんを支える妻とはどんな女性なのか?ミムラさんはまず「対等にケンカができる関係」を念頭に置いて妻の美智子をイメージしていったという。「これだけのエネルギーとエピソードを持っている人の奥さんということで、同じだけのエネルギーがなければきっと横にはいられなかっただろうと。だから彼を止めるシーンではしっかりと止められなくてはいけないと思ったんです」。あえて陽さんの奥さんに話を聞くのではなく、阿部さんが演じる陽の姿から美智子というキャラクター、そして夫婦の関係性を作り上げていった。「絶対にただ優しいだけの人ではないとは分かるんですが、なかなか想像がつかなくて…。『無理だ』と行き詰まったときに、阿部さんに頼ろうって思ったんです(笑)。私は陽さんについて、エネルギーだけでなく『おれは動かんぞ』という確固たる信念が風貌からも感じられる人をイメージしてたんです。だから阿部さんが陽役って聞いて、ピッタリだと思いました。それで、阿部さんに肩を借りる形で2人の関係性を築いていきました。陽さんのやろうとしていることも、問題も全部分かってて『あなた、これどうすんの!?』ってハードルを出せればと。実際に奥さんに聞いたら、おふたりはよくケンカをされてたそうで、周りも『あの夫婦のケンカはすごいよ』っておっしゃってたそうなんです(笑)」。若き日をふり返れば「かっこつけても無駄なんだって思えた」(ミムラさん)映画の中で2人は若者たちを導く立場にあるわけだが、もちろんかつては、劇中の若者たちの側の立場で青春を過ごし、進むべき道を模索していたのだ。映画を観ると、陽さんのような人がそばにいてくれたらと思わずにいられないが、2人にも若い頃、周囲の大人が自分に向き合い、掛けてくれた言葉に人生を大きな影響を受けたという経験があるという。阿部さんは俳優としての自らを確立する過程でのある忘れられない経験を明かしてくれた。「僕は『メンズノンノ』という雑誌が世の注目を集めたことで、苦労せずにこの世界に入ったんです。しばらくして自分には俳優として何の実力もないってことに気づいたんですが、どういう手段を取ったらいいかさえも分からずにいました。そんなとき、あるカメラマンさんから『自分の身は自分で守らなくちゃダメだよ』と言われたんです。その意味は何だろう?って考えたとき、他人がどうこう言っても、役を演じる上で自分の感性でその役を守らなければ他に守ってくれる人はいないんだっていう考えに至った。そこから役作りをすることが徐々にではありますが楽しくなっていきました。それから、つか(こうへい)先生に声を掛けてもらったときも、半ば強制的にオーディションに参加させられたんですが、自分の中には『飛び込みたい』という意識も『行きたくない』って気持ちもあったんです。そうしたら、つか先生が僕の芝居にならない芝居を見て『おぉ、いいな』と褒めてくれた。たとえ嘘でもその瞬間にモヤモヤしたものが消えていきました。信じてくれる大人がいるということは、すごく大きなことだなと、それによって越えられるハードルはいくつもある。今回の陽さんと重なる部分がありました」。ミムラさんも「私も自らこの世界に入ったわけではなくて」と苦笑を浮かべつつ若かりし頃に思いをはせる。「あるCMが決まって、『勉強して来い!』って送り込まれたんですが、いま考えてもあのときの自分は、中途半端で自分本位でダメダメで、迷惑のかけ倒しでした(苦笑)。自分でも『向いてない』って思いながらやってたんですが、打ち上げの席である技術スタッフの方が『おれたちは現場の人間だから、(キャストが)悩んだり、一生懸命やったりというのを全て見てるよ』と言ってくださったんです。そのとき、私は『怖い』って思っちゃったんです。私の失態や見栄を張ってるのとか全部見抜かれてるんだって。優しい言葉で力みを取ってくれたんですが、私には逆に聞こえていた時期があって(笑)、でもこの人たちの前でかっこつけても無駄なんだって思えた。いま思うと両方の意味で取っていて良かった、余計に心に響いたな、と思います。事細かに説明された言葉じゃなくて、実感のこもったひと言を、時間が経って実感できることがあるんです」。本作だけでなく、『奇跡』、『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』など、阿部さんは若者たちを導こうとする役柄を演じることが多くなっているようにも思えるが…。阿部さんなりに若い世代に何かを伝えたいという思いがあるのでは?「若い俳優は周りに多いですが、とはいえ彼らは同じ職場でプロとして同じ舞台に立ってる。困ったことがあれば支えようとは思ってます。たまに一緒に食事に行ったら、昔、自分が経験したことをお節介で話しますがそれを受信するかどうかは彼ら次第。もうすでにプロですから、僕としては彼らの邪魔をしないように、より光り輝かせてやりたいとは思ってます」。2人の若者たちへの本物の思いをスクリーンを通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待
2011年09月27日少しずつ秋の気配が深まってきましたが、この9月、10月から異動や転職で新天地での仕事を始めるという人も多いのでは?子供の頃、新学期や転校先での新しいクラスにドキドキさせられたものだが、大人になってもそれは同じ。部署の雰囲気は?と緊張してしまうもの。特にサラリーマンにとって重要なのは上司!上司のタイプによって新天地で仕事のやり方が180度変わってしまうなんてことも…。そこでランキング企画「シネマカフェゴコロランキング5」では、男優、女優を対象に“理想の上司”をテーマにランキングを実施。その結果を大発表!女性からの圧倒的な支持を集め、栄えある理想の上司No.1に輝いたのは藤木直人。2シーズンにわたって放送された、綾瀬はるか主演の人気ドラマ「ホタルノヒカリ」(日本テレビ)の“ぶちょお”をイメージして理想の上司と考えた人がかなりの割合でいるよう。「あんな上司が会社にいたら、毎日出勤が楽しいと思います。まさに理想的です」(20代・男性)、「大人で誠実なのに、キュートな部分も持ち合わせています。実際、高野ぶちょおが上司なら、無我夢中で仕事します(笑)」(40代・女性)など温かく、そして時に厳しく部下に接する藤木“ぶちょお”を推す声が多く寄せられた。ちなみに「ホタルノヒカリ」だけでなく榮倉奈々主演の「泣かないと決めた日」(フジテレビ)で藤木さんが演じた、一見クールで厳しいが実は思いやりにあふれた統括マネージャーの姿を理想とする人も。どちらにも共通しているのは厳しさと優しさをきちんと使い分け、部下思いである点。世の管理職のみなさま、ドラマをぜひ参考に!続いて2位にランクインしたのは堤真一。映画が今年完結した『SP』はもちろん、働く男を演じることが多い堤さんだが、その背中に憧れる部下が多数!「スラリとした立ち姿や厳しい表情に似合う低い声などいわゆるデキる上司の要素を持ってますが、そんな“見た目”だけじゃなく、大人の男性として背負うべき何かをしっかり表現できる説得力ある演技力も理想的上司だなぁと思います」(50代・男性)など男性からの支持が高かったのが特徴と言える。キリリと引き締まった表情で働く姿を見ると「この人の下で仕事がしたい!」と思うのも納得。3位には唯一の女性。ドラマ「BOSS」や「離婚弁護士」(ともにフジテレビ)で働くカッコいい女性像を見事にを体現した天海祐希が入った。「後輩のことをよく見てくれそうだし、厳しい中にも愛をもって接してくれそうだから」(30代・女性)、「あれだけ分かりやすく仕事の指示ができて、注意してほめて、切り替えができる上司だと仕事のやりがいが持てそう。尊敬できる上司の理想です」(50代・男性)との声が。続く4位には「よく話を聞いて的確に判断してくれそう」(40代・男性)、「頼りになりそう」(30代・女性)と多くの支持を集めた渡辺謙。『沈まぬ太陽』を始め、正義感と信念を持って仕事をする姿が多くの人の心に強い印象を残しており、働く男の理想と言えそう。来年公開される小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の帰還を描いた『はやぶさ遥かなる帰還』では、責任者であるプロジェクト・マネージャー役を演じており、読者から寄せられたイメージ通りの姿を見せてくれそう。そして5位にはまもなく『天国からのエール』が公開となる阿部寛がランクイン。こちらの作品では若者たちを導く、父親のような存在を演じているが、その姿勢や言動は普通の会社で部下たちを相手にしても同じように通じるものばかり。以前、大河ドラマ「天地人」で上杉謙信を演じたときの姿が理想の上司像として強く印象に残っているという人も多いようで男女の隔たりなく高い支持を集めた。さてあなたは誰の背中に付いていく?そして実際に上司の立場にあるあなたは誰をモデルにして頼られる上司を目指す――?あなたの理想の上司は?1位:藤木直人2位:堤真一3位:天海祐希4位:渡辺謙5位:阿部寛次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは「駆け引きが上手そうな俳優」。こちらも是非、応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会シャンハイ 2011年8月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 TWC Asian Film Fund, LLC. All rights reserved.薔薇とサムライ 2011年6月25日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2011, VILLAGE INC.SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム ホタルノヒカリ 2012年、全国にて公開予定© 映画「ホタルノヒカリ」製作委員会■関連記事:阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」『SP』出演陣再集結!松尾諭が岡田准一のクランクアップでの大号泣の思い出明かす渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!
2011年09月26日映画『僕たちは世界を変えることができない。』が9月23日(金・祝)、公開を迎え、都内劇場で行われた舞台挨拶に向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝が登壇した。満員の観客のスタンディングオベーションとこの日は欠席した深作健太監督からのメッセージに向井さんは感激し、言葉をつまらせる一幕も。「グッときちゃいました」と思いを明かした。実話に基づき、偶然目にしたパンフレットがきっかけでカンボジアに学校を建てるための活動を開始した学生たちの奮闘、青春を瑞々しく描き出した本作。エンドロールが終わると、劇場は拍手で包まれ、観客は総立ちに。そこに向井さんら4人が登場すると割れんばかりの大歓声がわき起こった。めったに見られない映画館でのスタンディングオベーションに向井さんも驚いた様子。「想像していませんでした。多くの人の心に届いてほしいという思いでしたので嬉しいです」と笑顔を見せた。松坂さんもこの光景に「鳥肌が立った」と語り、「この映画に出られて本当に良かったと心から思います」とホッとした表情を見せた。深作監督は新作の撮影でマレーシアにいるため、舞台挨拶は欠席したが、代わりに事前に録音された生声のメッセージが流された。キャスト一人一人に対しての思いが込められたメッセージに会場は深い感動に包まれた。特に「いままでに見たことのない熱さとリーダーとしての責任感を見せてくれた」と讃えられた向井さんは、マイクを手に絶句。「僕たちは前に立たせてもらう仕事をしてますが、カメラの後ろにはもっと多くのスタッフがいる」と言葉をつまらせながら仲間たちへの感謝を口にした。松坂さんも「監督に『おつかれさまでした』と言ってもらえて、この作品が僕にとって代表作なんだという思いがわいてきた。またみなさんと一緒に仕事ができるように頑張りたいと思います」と思いを語った。柄本さんも「深作監督の作品が好きだったので声を掛けていただいたとき、すぐに『やりたい』と言った」と明かし、改めて監督への感謝の思いを語った。窪田さんも「監督の声を聞いて、向こう(カンボジア)で辛かったことや4人でワイワイやったこと、歌ったことなどが鮮明に甦ってきました。“運命”という言葉で片付けてはいけないけど、縁のようなものを感じます」と語った。向井さんは「俳優部部長」(深作監督)として「よくやってこれたな、と思います。みんな真面目で、誰にも負けないくらい(作品に)向き合ってきた」とここにはいないキャストも含め、改めて苦楽を共にした仲間たちをねぎらった。『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は全国にて公開中。『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理インタビュー引き算の演技で魅せた“ヒーローじゃない主人公”向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2011年09月24日笑顔は人を幸せにする──向井理が初主演を果たした映画『僕たちは世界を変えることができない。』には、そんな人の心を豊かにする笑顔が詰まっている。原作は現役医師である葉田甲太氏が大学生だった2005年に、カンボジアに小学校を建てるための募金プロジェクトを立ち上げ、実際に小学校を建てるまでの体験記を綴った「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」。向井理は甲太(コータ)という役柄を通じて何を感じたのか?「命を削って作った作品」だと1つひとつ言葉を選びながらカンボジアロケを懐かしむ表情はただただ優しく、何かを伝えたいという直向きな情熱に満ちていた。台本も原作も読まずにカンボジアへ。その理由は…向井さんがカンボジアを訪れるのは2度目となる。1度目はデビュー間もない頃、テレビ番組「世界ウルルン滞在記」の畑作りを手伝うための旅だった。そして今回は、主人公コータを演じるためにカンボジアへ。「ドキュメンタリータッチで撮りたい」という深作健太監督の意向に応えるべく、向井さんは、コータとして彼の素を見せることを意識したという。演技し過ぎない演技、足し算ではなく引き算の演技、それは決して簡単なものではなかったはず。「簡単ではないですよね。普通のことをしながら(何かを)伝えるということは確かに難しくて…。コータはヒーローのようなキャラクターではないので、力技での芝居はしたくなかったんです。その方が簡単ではあるんですけど、そうしたくない作品でした。また、カンボジアでの撮影は敢えて台本を読まないようにしたんです。原作を読んで感情が固定しないようにと思って、原作も読まずにいました。というのは、シェムリアップ州立病院のエイズ病棟、ツールスレン博物館、キリング・フィールド…今日はどこに行って撮影するのかということは分かっているけれど、そこで何があるのかは撮ってみないと分からないんです。(原作者が実際にお世話になった)観光ガイドのブティさんがどんな説明をしてくれるのかは、その場じゃないと分からない。だから事前に知識は必要ないなと。初めて目にするから湧き出てくる感情もある、その時のリアクションを大切にしたいと思ったんですよね。ちゃんと感情が自由に動くように、変に身構えないように、セリフをセリフっぽく言わないということを心がけていました」。そんな真摯な役の取り組み方で、向井さんはコータの感情を生々しく演じきった。これは向井理本人のリアクションなんじゃないか?と勘違いさせるほどのリアルさがあるが、そこにたどり着くためには、きっと陰ながらの努力があったはず。けれど、その努力も葛藤も苦しさも役者として当たり前のことだと捉えている、それが向井理がデビュー当初から貫いている姿勢。実に真面目でプロフェッショナルだ。カンボジアのロケでは、長回しでスタートからカットまで4時間! という撮影もあり、撮影時間はトータルで200時間にも及んだという。つねにカメラを向けられるなか、向井さんを含め、学生サークル“そらまめプロジェクト”の主要メンバーを演じる、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝の4人それぞれが自分たちの演じるキャラクターを通して感じたカンボジアとは一体どんなものだったのだろうか。4人をガイドするブティさんの話から、カンボジアを知ることができたと語る。「ブティさんの話を聞いていると、その情景が浮かんでくるんです。聞いているだけでつらいのに、ガイドという仕事とはいえ、自分のつらい経験を話してくれたのは嬉しかったですね。幼少の頃、ポル・ポト政権時代に政府の弾圧で父親を殺されたこと、自分は学校にいけなかったけれど、自分の2人の子供には学校に行ってほしくてガイドとして頑張っていることを、サラッと言えるのが凄い。それが僕の感じたカンボジアという国、人に対する印象ですね。強い国だなと。人として、カンボジアに行くことができて、本当に良かった」。観客もまた、コータたちを通じて切なさや悲しさを味わい、強く生きるカンボジアの人々の姿から何かを感じ取ることだろう。子供たちの笑顔が活力へ変わる幸せとは何か?自分はいま幸せなのか?と深く考えさせられるきっかけとなるのが、カンボジアの子どもたちの笑顔だ。「あの笑顔はすごい力ですよね。あの笑顔がこの作品の大切な要素だった」と顔をほころばせ、映画の核心に迫っていく。「カンボジア特有ですよね。日本人はカンボジアに対して、地雷、ポル・ポト政権、アンコールワット…勝手な偏見を持っていて、発展途上の国として見ている。僕もそうなんですけどね。そういう中にあの笑顔がある、だから笑顔が凄いと思うのかもしれない。彼らは日常的にあの土地で暮らしていて、朝が来て夜が来て、それが普通なのに。でも、そうではない人たちは、自分と照らし合わせて考えると(自分が)情けなくなって、あの笑顔に癒されるだけでなく、何か突き刺さるんですよね。コータたちは紆余曲折あって小学校を建てますけど、建てただけではダメだとも思っている。それでも、子供たちのあの笑顔があることで着地できたのかなと。撮影中、小学校1〜2年の子供たちと一緒に遊んでもらったんです。楽しいと笑ってくれる、遊んでいると笑ってくれる。役柄としてだけれど、この子供たちのために学校を建てるんだ! と思うと、すごく力になった。この子たちのために頑張れると思いました」。映画のラスト、小学校開校式のコータのスピーチのセリフには台本にはない言葉が添えられ、感動的なワンシーンとなった。「誰かのために何かをする喜びというのは、きっと自分のために何かをする喜びよりも強い」というのは劇中のコータのセリフ。誰かのために一生懸命になる素晴らしさを再確認させてくれる言葉のひとつだが、コータを演じながら向井さん自身もそんな熱い感情を抱いたのだろうか。最後にもう一度、向井理の心の中をのぞいてみたく、問いかけてみた。「正直、自分が出ている映画でそういうことを感じるのって難しいんですよね。客観的に見れないというか。撮影後、完成した映画を観ても、200時間の9割を知っているので、ああいうシーンがあったなとか、あのシーンカットされたなとか、自分の芝居にダメ出ししたりしてしまう(笑)。でも、映画の撮影ではあるけれど、自分たちで体験したこと、感じたこと、心に刺さったことが、もしかしたら映画を観ている人以上にあるのかもしれない。それをどれだけ純粋に届けられるのかが、今回の撮影のテーマだったと思うんです。たくさんのメッセージを詰め込んだつもりです。観て下さった方それぞれに感じるものがあったら嬉しいですね」。僕たちは世界を変えることができない──かもしれないが、コータとして向井さんが笑顔になれたように、笑顔が人を幸せにすると気づけること、それはきっと世界を変える小さな一歩、そう信じたい。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー 松坂桃李インタビュー:: 原作者・葉田甲太×峯田和伸インタビューcoming soon!■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入
2011年09月21日まもなく公開となる『天国からのエール』試写会が9月20日(火)に都内で行われ、阿部寛とミムラ、桜庭ななみが舞台挨拶を行った。ゲストとして映画の舞台となった沖縄出身でボクシングの元世界チャンピオンである具志堅用高も出席し、沖縄の思い出話に花を咲かせた。沖縄で弁当屋を営むかたわら、学生のために無料の音楽スタジオを設立し、一昨年にがんで亡くなった男性の実話を描き出す。阿部さんは、沖縄でのロケを通じてモデルとなった仲宗根陽さんになりきっていったことを告白。「(沖縄で)発見したことがたくさんありました。スタジオは高校から10メートルくらいのところにあって、スタジオの生徒たちや陸上部や野球部の部員たちの姿が見えるんです。仲宗根さんがそれを見て、若者を応援したいという気持ちになったのがよく分かりました。現場で仲宗根さんの新しい面を知り、自分の中の仲宗根さんを撮影を通じて成長させていきました」とふり返った。阿部さん演じる陽の妻を演じたミムラさんも「発見したことや改めて考えさせられたことが多い映画でした」と述懐。「(仲宗根さんの)奥様が現場を温かく見守ってくださり、そのまなざしを通じて仲宗根さんがどういう人だったか知ることができました」と語る。具志堅さんは「最後は泣きました。生徒への指導も素晴らしいし、沖縄の子の性格をよくつかんでいる」と映画を絶賛。特にミムラさんについて「沖縄のお母さんの雰囲気が出てましたよ。頑張り屋で強いんです」と手放しでほめたたえた。桜庭さんはそんな具志堅さんを「ニイニイ(=陽)に似てる」とニッコリ。ミムラも「眼差しの優しさが似てる」と語り、阿部さんも「沖縄の人が持っている独特の目の真っ直ぐさ、佇まいが(陽さんと)重なります」とうなづいた。これに具志堅さんは「ニイニイはカッコいいよぉー」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。この日は映画にちなんで沖縄のお弁当が用意され、阿部さんと具志堅さんはエプロンをつけて再登場。具志堅さんは弁当に舌鼓を打ち、得意の「ちょっちゅね」を連発し、登壇陣や観客を喜ばせた。『天国からのエール』は10月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待阿部寛、実在の人物を演じたプレッシャーと感謝の思いを声を詰まらせながら吐露阿部寛、髪型&衣裳も“本物”を徹底『天国からのエール』ポスター完成
2011年09月20日10月から放送されるBSプレミアム「世界遺産 時を刻む」の番組ナビゲーターに、俳優の向井理が起用されることになり9月16日(金)、NHK放送センターで会見を行った。現在、900以上ある世界遺産を「塔」「お祭り」「木々」「庭園」といったテーマで切り取り、紹介する番組で、向井さんも「既存の番組とは違った、新しいアプローチで世界遺産に迫っている」と早速アピール。幼稚園の頃ギリシャ旅行をし、世界遺産であるパルテノン神殿を見学。「まだ子供でしたが、ずいぶん汚いところだなって思いました(笑)。本当にあちこちボロボロで…。長い歴史がある証拠だと思うんですけど」と笑いを交え、思い出話を披露した。毎回、世界遺産はもちろんのこと、そのルーツや歴史的背景、世界遺産と共に暮らす人々の息づかいを伝える同番組。「地元の人との触れ合いも紹介されるので、温かく土臭い番組の雰囲気をナビゲーターとして伝えていければ」と気合十分の向井さん。すでに番組スタッフとも「作り手としていいチームワークができている」そうで、自身の海外ロケ参加にも意欲満々。ちなみに向井さんが、いまもっとも行ってみたいのはスペインだといい「サッカーや料理が大好きなので、ぜひ一度は」と瞳を輝かせた。会見にはNHKエンタープライズの須磨章プロデューサー(世界遺産プロジェクト事務局長)も出席し、「好奇心旺盛で、歴史や建物に興味がある向井さんに番組のナビゲーターをお願いした」と起用理由を明かした。第1回は塔をテーマに、スペイン最西端に2,000年間そびえる灯台「ヘラクレスの塔」にスポットを当て、いまも古代ローマ建築の面影を残す内壁のヒミツや、長年塔を管理する灯台守のペドロさんの日常も紹介する。NHK BSプレミアム「世界遺産 時を刻む」は10月7日(金)から毎週金曜、21:00から放送(全15回)。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待
2011年09月16日スクリーンの中での役柄のイメージとは裏腹にこの男、かなりシャイらしい。「どちらかというと内向的。決して人を引っ張るタイプではないですね」とちょっぴり申し訳なさそうに笑うのは松坂桃李。来春にかけての半年足らずの間に、声優としての出演も含め4本の映画が公開を控える。まもなく公開となる『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』では、カンボジアに学校を建てるべく奮闘する学生ボランティアのリーダーのひとりを演じている。カンボジアでのロケも行われた本作を通じて松坂さんは何を感じたのか――?できない自分を受け入れる――「その繰り返しでここまで来た」現在も都内で医師として働く男性の医学生時代の実話を映画化した本作。松坂さんは、向井理演じる主人公・甲太に誘われ、ボランティアに参加する青年・本田を演じている。いかにもイマドキの大学生といった容貌でクラブでも気軽に女の子に話しかける彼は一見、チャラチャラしたタイプ。だがその内には、本当に熱くなれるものを探したいという情熱が秘められていた。「大学生の役ということで、自分が大学に通っていた頃を思い返して、自分の周りにもこういうヤツがいたな、と思い出しながら役を作っていきましたね。僕自身、大学の頃は熱くなれるものがなくて、この映画のように何か情熱をかけるものがあったら、と後悔するような思いもあるんです。本田はああ見えて実はすごく真面目な男。行動力もあるし、人の心の垣根を軽く超えていける。リーダーシップもあって、僕とは正反対のタイプです。演じる上で苦労したというより『いいな、こういうヤツ』という羨ましく思うような気持ちでした」。とここで冒頭のやり取りへ。ついつい役柄から、松坂さんに明るくみんなを引っ張るリーダー像を想像してしまうところだが…。なんせシンケンジャーのレッドまで演じていたのだから。「いや、それは本当にたまたま役柄がそうだっただけで(笑)。負けず嫌いな性格ですが、人を引っ張っていくタイプではないですね。人との関係を作っていくのもちょっとずつ時間をかけて。本田みたいに軽々とは飛び越えられない。今回の映画の登場人物で言うなら甲太かな。誰かに引っ張ってもらいたい……ってそう言うのもどうなんだって感じですが(笑)」。本田と甲太を中心に学校建設のための資金集めに奔走するが、やがて少しずつ歯車が噛み合わなくなり、活動は空中分解寸前に陥る。そんなとき、甲太が本田に言う「自分を受け入れる」というセリフは印象的だ。松坂さんも「僕自身、その繰り返しでここまで来た」とうなづく。「成功してきたのも自分だし、失敗したのも自分。いまの段階の自分というのを認めて、受け入れなければ上に上がることはできないんですよね。それは俳優という仕事をする中で分かってきましたね。いまの自分にはこれしかできない。それを一度受け入れて、じゃあどうしたらいいのかと考えることが大切なんだな、と」。「何色にでも染まれるように真っ白でいたい」向井さんや柄本佑、窪田正孝らと共に訪れたカンボジアでの撮影について「向井さんは本当に兄貴みたいな人で、みんなで飯食いに行ったり、酒飲んだり、ワイワイと楽しかった」とふり返る。一方でカンボジアの歴史や現状に触れ、劇中の甲太たちと同様に考えさせられる部分も。「そこは本田や甲太たちと同じで衝撃を受けました。現実を目の当たりにして、TVや教科書で知るよりも強い衝撃を…。自分で行って、知って、それだけでもこの映画に参加して良かったと思えたし、行動すること、知ることの大切さを改めて感じました」。「いまは、この仕事が僕にとって本田の言う“熱いもの”になった」と松坂さん。この1年ほどで次々と話題の作品に出演するが、自身の変化を尋ねると「興味のアンテナは増えましたね。成長は…自分の目からは何とも…」と笑うが、目指す俳優像を尋ねるとこんな答えが。「真っ白でいたいです、何色にでも染まるように。自分の色を持つことも大事ですが、作品ごとに自分を変えていくことも必要だと思う。それで自分の表現が変わっていったら面白いな、と思います。やったことのない役全てやりたいです」。素顔は照れ屋な22歳。スクリーンでは今後も意外な顔を見せてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)stylist:鈴木のり子(090-3965-2228)衣装協力:ato AOYAMA (03-5474-1748)『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー 向井理インタビューcoming soon!:: 原作者・葉田甲太×峯田和伸インタビューcoming soon!■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待
2011年09月16日向井理の主演映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』の試写会が9月13日(火)、東京・有楽町の日本外国特派員協会にて行われ、上映後の質疑応答に向井さんが登壇。英語を交えながら外国人記者からの質問に答えた。150万円を集めてカンボジアに小学校を建設した医学生の実話を映画化した本作。TV番組での経験をきっかけにカンボジアを「第二の故郷」と公言する向井さんの初主演映画であり、実際にカンボジアでの撮影も行われた。「俳優業を始めてまだわずか5年です」と驚きをもって紹介された向井さん。詰めかけた外国人記者に向けて「Do you think about this film?(映画はいかがでしたか?)」と問いかけると、会場からは温かい拍手が沸き起こった。さらに向井さんは流暢な英語で「この映画は実話を基にした物語で、いかにしてカンボジアに学校を作るかということを描いてますが、大きなメッセージとして努力、思いやりといったことを掲げています」と語りかけた。この作品を通じての“変化”を尋ねられると「ボランティアに対する見方が変わりました。自己満足でいいものなんだと分かりました。子供たちの笑顔に象徴されるように、自分が何かすることで、物質的なものではなく笑顔という精神的なものを得ている。お互いのやり取り、キャッチボールの中にあるもので、『やらせていただいている』と感じました」と語った。近藤プロデューサーは、向井さんのキャスティングに関して「ベストではなくオンリー」と語るが、向井さんは「僕が選んだのではなく、映画に選んでいただいているという気持ち」と説明。流暢な英語を操る向井さんに対し、記者からは海外作品のオファーが来たら?という質問も出たが「もしもオファーがあっても、時間の余裕がないとやれないと思っています。(オファーは)なきにしもあらずですが…やるにしてももっと英語をできるようにならないと。ただ、世界に目を向けるのは大事だと思っています。タイミングが合えば」と慎重ながらも意欲を示した。さらに、カンボジアを訪れて何を感じたかを尋ねられると、実際に訪れた、ポル・ポト政権時代の虐殺の跡地であるキリング・フィールド、収容所博物館となっているツールスレン博物館、そしてエイズ病棟の存在とそこで撮影されたシーンに触れ「台本のあのシーンには全くセリフがなく、ガイドさんに自分が聞きたいことを聞いて、テストもなく、すぐ本番で撮影しました。この映画に自分の素は出ていないですが、あのシーンだけは甲太というキャラクターを通して素を見せています。ショックなどという一言では言い表せない。人が実際に生きて、ここで殺されたという事実があって。ツールスレンで、ひとりでしゃがんで空を見上げるシーンがありましたが、実際に三十数年前に同じことをし、同じ光景を見ていたんだなと思い、人間の恐ろしさや、もしかしたら自分が殺す側になっていたかもしれないという危うさなどを感じました」と真摯に自らの思いを伝えた。最後の挨拶では、ワイヤレスマイクが使えずに、やむなく机の上に置かれた巨大なマイクを手で抱えてしゃべるというハプニングもあったが、「こういうマイクで話すこともまずないと思います。初めてのことは好きなので、こういうマイクにもどんどん挑戦していきたい(笑)」とユーモアたっぷりに語り、会場を笑いに包み、外国人記者たちのハートをガッチリとつかんだ様子。そして、新作の撮影でマレーシアにいるために欠席となった深作健太監督の「日本人の撮った映画ですが、カンボジアを通じて日本を映したい」というメッセージを紹介し映画をアピール。再び会場は大きな拍手に包まれた。『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は9月23日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!癒し系?頼れる系?親友にしたい俳優ランキング三浦春馬と天海祐希が1位に!
2011年09月13日来年のNHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で主演の堀北真希の家族や周囲の人々を演じる共演陣8人が発表!父親を高橋克実、母親を南果歩、姉をミムラ、兄を小出恵介が演じるほか、幼なじみとして若手人気俳優の松坂桃李が出演することも明らかに。9月13日(火)、NHK放送センターで堀北さんらが会見を行った。86作目となる「梅ちゃん先生」の舞台は終戦直後の東京・蒲田。大学病院に勤める父を持ち、優秀な姉と兄の下でコンプレックスを持って育ってきた梅子(堀北さん)が、町医者となって地域の人々に向き合い、成長していく姿を描く。一家の父・建造役の高橋さんは「昭和20年あたりから物語が始まるということで、当時のいまとは違う親子の関係が出せれば」と語る。これまで演じたことのない厳格な父親ということで「プロデューサーからは『笑いは一切なく、ハードルが高い』と言われました。『もしハードル越えられなかったら?』と聞いたら『入院してもらうかも』って(笑)。堀北さんの足を引っ張らないように頑張ります!」と戦々恐々。おおらかな母親・芳子を演じる南さんは東日本大震災発生後、たびたび現地入りしたそうで「みなさんと話すと『ドラマが見たい』とよく言われた。だからいま一番出たいドラマが朝ドラだった」と明かした。ミムラさんは「現実では末っ子なので長女がうまくできるか不安ですが、家族のみなさんに支えていただいて頑張りたい。今日、真希ちゃんに初めて会って『かわいい!守ってあげたい』とお姉ちゃんエンジンがかかりました」と気合十分。小出さんは逆に男兄弟の中で育ち、姉や妹に憧れていたそう。初共演の堀北さんを「凛としてて姿勢も良い」と絶賛。「僕は『自分探しの旅に出る』ということになっているそうで、2週目でいきなり家を飛び出るといううわさもあるんですが、(堀北さんと)関わりたい、家族ドラマに出たいです」と少しでも長い共演を願っていた。梅子の祖母・正枝役には倍賞美津子。「家族、お隣さんと会えて嬉しいです。最年長だと思いますので体力つけておかなきゃと思っています」と語った。また、建造の弟で、梅子に影響を与えるおじの立花陽造を鶴見辰吾が演じる。堀北さんとはドラマ「アタシんちの男子」(フジテレビ)に続いての共演で、前回はギャンブル狂の父親役を演じたが、本作では「闇市で一発当てようとするお調子者」(鶴見さん)ということで「今度もダメなおじさんですが何とかサポートしたい」と語っていた。下村家の隣で町工場を経営する安岡家の家長・幸吉を演じるのは片岡鶴太郎。息子の信郎は梅子の幼なじみということで、2人が結婚する可能性も?片岡さんは堀北さんを「ザ・朝ドラ。朝ドラのために生まれてきた」とクランクイン前にもかかわらず絶賛。「息子をよろしくお願いします。ぜひ、親戚になりたい」とノリノリだった。朝ドラ初出演の松坂さんはそんな“父”を尻目に「当時の人たちの力強さを演じられたら」と真摯に語り、同い年の堀北さんについては「同い年とは思えないくらい落ち着いてる。足を引っ張らないようにしたい」と緊張気味に語っていた。「梅ちゃん先生」は11月クランクイン予定。放送は2012年4月2日(月)よりNHKにて放送開始。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズスイッチを押すとき 2011年9月17日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開© 2011山田悠介/「スイッチを押すとき」製作委員会家族X 2011年9月、ユーロスペースほか全国順次公開© PFFパートナーズ天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年、全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!
2011年09月13日寺山修司の作品を蜷川幸雄が演出する舞台『あゝ、荒野』の制作発表会見が9月7日都内で行われた。会見には主演の松本潤と、小出恵介、勝村政信、黒木華、そして演出の蜷川が登壇した。『あゝ、荒野』は、1966年に出版された寺山の長編小説だが、今回はこの小説を初めて戯曲化しての舞台上演となる。物語は架空の昭和の街「新宿」を舞台に、そこで出会ったふたりの青年<新宿新次>(松本)と<バリカン>(小出)が、正反対のタイプながらもそれぞれ心に闇を抱え、ボクシングを通して友情を結んでいくもの。寺山ならではの美学や思想がふんだんに盛り込まれた刺激的な作品。蜷川は「寺山さんとは同じ歳なんですけれど、亡くなった後に、こうやって寺山さんの作品を立て続けにやる演出家になるとは思っていなかった」と話し、出演する4人の俳優と面白いステージを作りたいと意欲を見せた。5年ぶりの舞台となる松本は「寺山さんの日本語は綺麗で凶暴な文字が沢山書かれていて、この世界をどう表現するか、これから稽古でいろんな事を考えながら過ごしていきたい」と早くもテラヤマワールドに嵌っている様子。松本と同じ歳の小出も「寺山さんの言葉を自分が人に伝える事が出来るのかと緊張しています。舞台は記録に残らないので、見た人の記憶に痛烈に焼き付けられるようにしたい」と意気込みを見せた。また、ボクサー役のふたりはボクシング・ジムで体を作っていると明かし、小出が体の引き締まり具合を風呂上りにオイルを塗って確かめていると話すと、松本がすかさず「(オイルを落とす為に)また風呂入るの?」とパンチのきいたツッコミで返すなど息もピッタリ。ふたりのボクサーに自分の夢を重ねる<片目のコーチ>役の勝村は「舞台でボクシングを戦うなんていうことをどう成立させたらいいのか全くわかりません。過大な評価や期待をせずに、上手くいったらあいつら凄かったぐらいで。ダメだった時は蜷川さんが倒れますんで。もしかしたら遺作になるかもしれません」と蜷川に詫びのポーズを入れつつ、年齢をネタにする場面も。反対に若い黒木からは「私は平成生まれなので、昭和を教えて下さい」と世代の違う勝村へのお願いがあったりと、終始賑やかで笑いに包まれた会見だった。公演は10月29日(土)から11月6日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて上演。その後、11月13日(日)から12月2日(金)まで東京・青山劇場にて上演される。チケットは9月11日(日)より電話での抽選販売を受付。チケットぴあでは9月23日(金・祝)より電話での先着販売を実施。
2011年09月08日『リアル鬼ごっこ』の原作者・山田悠介の小説「スイッチを押すとき」が小出恵介と水沢エレナ主演で映画化されることが決定した。ベストセラーとなった「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫刊)に代表される、現実離れした奇想天外な世界観と、そこで奮闘する等身大の若者たちが魅力となり、若い層を中心に多大な支持を集める山田悠介。そんな彼のもうひとつの代表作であり、刊行5日で増刷され、その後、ドラマ化、舞台化もされた「スイッチを押すとき」が映画化!多発する自殺の原因を究明するための国家プロジェクトの“実験材料”として、自殺装置のスイッチを持たされた10歳の子供たち。彼らは監禁され、自殺に至る過程を観察されるのだが、耐え切れずに多くの子供たちがスイッチを押していく。そんな中で、6人の子供たちが7年もの間、生き続けていた。だが、彼らが胸に抱く“ささやかな希望”は、謎めいた監視員・南が赴任してきたことで徐々に揺れ動かされ…。生きることを選ぼうとする若者たち。その一人一人のまさに命懸けの選択が観る者の心に突き刺さる。2006年に放送されたTVドラマ版で、成宮寛貴が演じた主人公の南を演じるのは、『ROOKIES −卒業−』に『風が強く吹いている』ほか、最近では大人気TVドラマ「JIN−仁−」(TBS)など話題作への出演が続く小出恵介。「山田悠介さんの世界観や南洋平という複雑なキャラクターを具現化する作業は非常に難しかったですが、とにかく思い切って演じさせていただきました。切なく孤独極まる洋平が、6人の子供達と出会い、人間を取り戻す、人間になっていくというお話です。寄り添うように見ていただければと思います」と作品への思いを明かす。小出さんと共に主演を張るのは、ドラマ「恋空」(TBS)主演をはじめ、「美丘-君がいた日々-」(日本テレビ)、「東京少女」(BS-TBS)などで鮮烈な存在感を放った水沢エレナ。小出さんとは「JIN-仁-」、『風が強く吹いている』に続いての共演となる。「この作品に携わり、いままで『当たり前に生きていたこと』が当たり前ではない。一日一日をもっと大切に生きよう、と考えるようになりました。この映画を観ていただいた方にも、自分の将来や大切な家族のことを改めて考えるきっかけになればと思います」と本作が持つメッセージを語る。2人に加えて佐野和真、真司郎(AAA)、阪本奨悟、太賀、菅野莉央、福士誠治、鈴木砂羽、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦とフレッシュな顔ぶれと実力派のベテランが共演陣に名を連ねる。切なさと衝撃のヒューマンサスペンス『スイッチを押すとき』は9月17日(土)新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。■関連作品:スイッチを押すとき 2011年9月17日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開© 2011山田悠介/「スイッチを押すとき」製作委員会
2011年07月15日映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』の完成披露試写会が5月3日(火・祝)都内で開催され、竹野内豊に、水川あさみ、山里亮太(南海キャンディーズ)、柄本明、本田隆一監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。劇作家、小説家として活躍する前田司郎の小説を映画化した本作。新婚でありながらも倦怠期を迎えたカップルが、ひょんなことから新婚旅行として“地獄ツアー”に出発し、思わぬ珍道中を経験することになる。コメディ初挑戦となった夫・信義(=ノブ)役の竹野内さんは「素の僕が(信義に)似ていると水川さんにはよく言われましたが、全然、そんなことありません!僕の方がもっとかっこよくてしっかりしています」と前もって宣言した……が、水川さんはそんな言葉を気にすることなく「ノブによく似た竹野内さんと夫婦で旅行ができて楽しい経験になりました」とニンマリ。水川さんは先日、俳優の小出恵介との熱愛が報じられたが、本作では熱愛どころか新婚、しかも倦怠期の夫婦を演じることに…。劇中の信義と咲の夫婦について「理想的な夫婦。倦怠期から始まるけど、互いの良いところも悪いところも知っている。視点や目線を変えることで相手の良いところが見えてくるんですね。恋の始まりとは違った、安定した楽しさがある」と意味深(?)に羨望の気持ちを語った。山里さんは舞台挨拶中、再三にわたって「役者として来ています!」と“俳優”山里亮太を強調するも、なぜか客席からは失笑が。挙句に隣の水川さんから「今日、ここに来なくてもいいんじゃないかと…」、「何でいるんだろうと思った」などと言われるなど散々の舞台挨拶となった。『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』は5月14日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:大木家のたのしい旅行新婚地獄篇 2011年5月14日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 映画「大木家のたのしい旅行新婚地獄篇」製作委員会■関連記事:竹野内豊、水川あさみ登壇『大木家のたのしい旅行』完成披露試写会に15組30名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第13回)逆境に強そうな戦う俳優は?竹野内豊、初コメディで“新妻”水川あさみと地獄旅行へ出発!?
2011年05月03日役所広司と小栗旬が、『南極料理人』の沖田修一監督最新作『キツツキと雨』(仮題)で初共演を果たすことが明らかになった。オリジナル脚本による本作の舞台はある山村。ここに突然、映画の撮影隊がやってくる。迷惑を顧みずに我が物顔で撮影を行い、村人を巻き込んでいく撮影隊に村は戸惑い気味…。きこりの克彦は、ひょんなことから無理矢理撮影を手伝わされることに。一方、新人監督の幸一は、気が弱く撮影隊をまとめきれずパニック寸前。そんな中、克彦は徐々に映画の面白さに引きこまれ、生き生きと活躍し始め、幸一は克彦と接する中で成長を遂げていく。60歳のきこりと25歳の新人監督の触れ合いをきっかけに、村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していくのだが…。主人公の克彦を役所さんが、そして気弱な新人監督・幸一に小栗さんが扮する。それぞれの世代を代表する演技派の2人がどのようなコラボレーションを見せるのか?映画の撮影模様が描かれるが、役所さんは一昨年、『ガマの油』で、そして小栗さんは昨年『シュアリー・サムデイ』で、念願の監督デビューを果たしている。特に監督役の小栗さんが実体験をも交えながら(?)どのような監督ぶりを見せてくれるのか、楽しみなところ。今回の発表に際し、役所さんは「大震災の後、日本中が必死になって復興しようとしている中、この映画のスタッフ、キャストはみな、こんなときに映画を作っていてよいのだろうか?という思いでいたと思います。しかし、虚構の世界を作る仕事を持つ我々にできることは、この作品をお客さまに観ていただき、心からこぼれる笑顔を引き出すこと。その日を夢見て沖田監督の下、みなで頑張っています」という力強いメッセージを寄せてくれた。初共演となる小栗さんについては「小栗さんは、キャリアも長いし、舞台でも鍛えた安定感と柔軟性は素晴らしいです。今回は、軟弱な新人監督役をユーモアを交えて演じていてとても魅力的です」と絶賛する。一方の小栗さんは「『南極料理人』がとても好きな作品だったので、その沖田組に参加することができて嬉しいです。素敵な作品をお届けできるよう、スタッフ、キャストと力を合わせて頑張ります」と意気込む。役所さんとの共演については「以前から一度、役所さんのいる現場を見てみたいと思っていましたが、ついに共演することができ、毎日楽しい日々を過ごしています」と喜びを語りつつ、「ですが、自分にとっては新しいチャレンジ、最近いただいていなかったような役なので、毎日試行錯誤の日々です」とも。『南極料理人』で一躍、注目を集めた沖田監督。今回の新作での役所さんの起用については「いつか一緒に仕事をしてみたい俳優さんでしたが、実現したのは夢のようです。武骨な林業家の克彦という役柄に、役所さんはイメージがぴったりだと思います」とコメント。小栗さんについては「映画や舞台、テレビで演技を拝見していて、今回の作品では悩める映画監督という繊細な役柄を演じていただきたいと思った」と起用の理由を語り「役所さんも小栗さんも、映画が大好きなんだな、と感じました。そういう方々と楽しみながら一緒に映画を作っていきたいと思います」と完成に向けて意気込みを語った。共演陣には、『南極料理人』に続いての沖田作品出演となる高良健吾に、臼田あさ美、伊武雅刀、山崎努と個性あふれる面々が名を連ねる。ちなみに、小栗さんと高良さんは、舞台「時計じかけのオレンジ」で共演を果たしたばかり。若き実力派2人のスクリーンでの共演にも期待が集まる。映画の中の“映画”の行方はいかに?3月の終わりに撮影が開始され、岐阜にて撮影中の『キツツキと雨』(仮題)。4月下旬にクランクアップし、7月に完成。年内に全国の劇場にて公開を予定。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会ガマの油 2009年6月6日より全国にて公開© 2008「ガマの油」製作委員会南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開キツツキと雨(仮題) 2011年、全国にて公開予定■関連記事:全国のビデオショップ店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」創設1位は『サマーウォーズ』堺雅人、未婚にして「家事を積極的に手伝ってくれそう俳優」ランキング1位に君臨!日韓“花沢類”ツーショット実現!小栗旬、韓国でキム・ヒョンジュンと対談小栗旬が初訪韓空港に200人舞台挨拶に650人殺到小出恵介らが突如、“監督”小栗旬を胴上げ!
2011年04月12日多くの映画ファンに惜しまれつつ、閉館が決まったミニシアターの雄・渋谷シネセゾンにて2月23日(水)、同館で大ヒットを記録した青春映画『リンダ リンダ リンダ』がクロージング特別上映された。上映前にはメガホンをとった山下敦弘監督がトークショーに登壇し、当時の思い出をはじめ、妻夫木聡&松山ケンイチ共演の最新作『マイ・バック・ページ』について語った。『リンダ リンダ リンダ』は学園祭を前に空中分解寸前だった女子高生バンドが、ペ・ドゥナ演じる韓国人留学生をメインボーカルに招き入れ、人気バンド「ザ・ブルーハーツ」のカバーに挑む青春ストーリー。当時の山下監督にとっては、初のメジャー規模での映画製作で「ブルーハーツに特別思い入れがあったわけではないし、いまの女子高生がブルーハーツを歌って面白くなるのかな…って、気持ち的には乗らなかった」。そんな後ろ向きな(?)山下監督の背中を押したのは、先輩にあたる熊切和嘉監督からの「でも仕事来てないんでしょ?断る理由もないじゃん。俺なら撮るけど」という言葉だったのだとか。一方、山下監督も映画『ほえる犬は噛まない』で主演を務めたペ・ドゥナに興味があったといい、「ダメ元でプロデューサーに話をしたら、意外や意外『それいいですね』って。ちょうど『子猫をお願い』のプロモーションで彼女が来日すると聞いて、慌てて会いに行きました」と舞台裏を披露。「急きょ主人公を韓国人に書き換えたが、ブルーハーツを日本人が歌うと“意味”がついちゃうし、結果的にすごく良かったですね」とペ・ドゥナの起用が、作品作りの大きな原動力になったと語った。キャストの大半はオーディションで決定。バンドメンバーには前田亜季、香椎由宇、関根史織(Base Ball Bear)が選ばれた。先日、香椎さんは第一子となる男児を出産したが、「いまやお母さんですもんね。当時は18歳で、何というか暗かった(笑)。物静かで独特な雰囲気が印象的でした」と山下監督もしみじみした表情だ。さらに同作にはブレイク前の松山ケンイチや小出恵介も出演。「まさかあんなに有名になるとは」とキャスティングした山下監督本人も驚きを隠せない様子だった。ちなみにオーディションには当時は無名に近かった木村カエラや『パッチギ!』に出演したばかりの沢尻エリカの姿もあり、「沢尻エリカは『10代でこのオーラかよ』って感じで、ものすごく怖かった」そうだ。そんな山下監督が、約3年ぶりにメガホンに取った最新作が『マイ・バック・ページ』だ。原作は映画評論をはじめ幅広い分野で活躍する川本三郎が、ジャーナリスト時代に経験した日々を綴った衝撃の同名ノンフィクション。理想に燃え、新聞社が発行する週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木さん)と、左翼活動家・梅山(松山さん)との出会いを軸に、反戦運動や全共闘運動に揺れた70年代の“熱”を活写する。「2人とも基本的には真面目」と主演俳優を語る山下監督。しかしタイプは対照的だといい「妻夫木くんは撮影前から役を作りこんでくれた。シナリオにもぎっしり書き込みがありますね。松山くんは『リンダ リンダ リンダ』以来、久しぶりだったけど、臨機応変で現場で役を作る柔軟性がある」。注目の初共演が生み出す化学反応も『マイ・バック・ページ』の大きな見どころとなりそうだ。『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木×松ケン共演映画主題歌で真心ブラザーズと奥田民生がB・ディラン名曲をカバー妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…妻夫木&松ケンが初共演ベトナム、全共闘の激動の時代を疾走!
2011年02月24日前作「女たちは二度遊ぶ」が大好評だったBeeTV×行定勲監督のタッグ第2弾「パーティーは終わった」の配信を記念し、2月8日(火)、東京プリンスホテルで「妄想パーティー」と題されたプレミアムイベントが開催された。男性5人との妄想にふけるヒロインが主人公の本作。この日は、仲里依紗をはじめ、成宮寛貴、高岡蒼甫、林遣都、小出恵介らがGUCCIの衣装に身を包み、エレガントに登壇、メガホンを取った行定監督とともに本作の魅力をアピールした。友人に誘われ、パーティーにやって来た漫画家の十朱(とあけ)。美人だが、忙しく恋をする暇がない彼女は、目の前を通り過ぎる5人の美しい男たちに胸の鼓動を高鳴らせ、いつしか目を閉じ彼らとの妄想にふけていく。仲さんが十朱を演じ、「染められたい」(成宮さん主演)、「捨てたい」(永山絢斗主演)、「殺されたい」(高岡さん主演)、「抱きしめたい」(林さん主演)、「後悔したい?」(小出さん主演)という5つのエピソードで構成される。脚本を手掛けるのは、行定作品には欠かせない気鋭の脚本家、伊藤ちひろ。成宮さんは売れない画家を演じ、「ずっと黙って絵を描き続ける僕を、仲さんがストイックに支える切ない話」。仲さんとはドラマで共演経験があるため、今回も息ぴったりでアドリブの応酬もあったのだとか。絵の具を使ったラブシーンもあると気になる(?)発言も飛び出した。高岡さんは劇中で、仲さん相手に剣刺しのマジックを披露し、ヒヤヒヤした様子。そして仲さんの印象はズバリ「かわいかったです」。林さんは記憶を失い、ヒロインと一緒に暮らす青年役。「僕は拾われ、閉じ込められ、束縛される男です(笑)」と笑いを誘う一方、「同世代として、仲さんの体力は大丈夫かなと心配だったが、ものすごくタフ」とコメント。2人は映画『ちーちゃんは悠久の向こう』で共演しており、仲さんも「この2〜3年ですっかり男らしくなって、びっくり」と久々の再会に驚きを隠せなかったそうだ。そして、小出さんが演じるのはなんとドラキュラ役!「白塗りで里依紗ちゃんと一緒に踊りました。濃厚なダンスで楽しかったですよ。短い撮影期間だったけど、やっぱり行定監督の現場は刺激的。5番目のエピソードで、最後に笑っていただければ」とアピールした。そんなイケメンたちとの“妄想共演”に、仲さんは「(来場した)みなさんには申し訳ない気持ち。でも毎回違う女の子を演じるのは、やっぱり楽しかったですね。どの恋愛も素敵。ハッピーエンドは少ないですけど…」と切ないラブロマンだと匂わせた。ちなみに“ドラキュラ”小出さんは「立ち振る舞いが王子というかセレブというか…ヨン様にしか見えなくて」とのこと。行定監督は女性ファンからの大歓声を聞いて「このキャスティングで間違いなかった」と勝利宣言。5人のイケメンを揃えた上で「お互い刺激し合える女優さんがいい」という理由で仲さんを起用したと語った。また、携帯での配信については「スタッフもクオリティーも普段の映画とまったく変わらない。逆に(劇場映画と違い)制約がなく、短編映画を5つ作れた感じ」と胸を張り、「携帯というパーソナルなスクリーンで向き合ってもらえれば、すごく楽しめる作品」とアピールした。なお、この日出席を予定していた永山さんは体調不良で急遽欠席した。「パーティーは終わった」は現在配信中。「パーティーは終わった」配信:毎週月曜、木曜(週2回)各話約5分、プロローグ+全30話エピソード1「染められたい」(全6話)配信中エピソード2「捨てたい」(全6話)2月21日(月)配信開始エピソード3「殺されたい」(全6話)3月14日(月)配信開始エピソード4「抱きしめたい」(全6話)4月4日(月)配信開始エピソード5「後悔したい?」(全6話)4月25日(月)配信開始公式サイト:
2011年02月08日清純な少女にセクシー&ダークなヒロイン、女子高生から先生まで新たな作品ごとに華麗な…いや、過激な“変身”を遂げる仲里依紗が、行定勲と初タッグ!2月より携帯放送局BeeTVにて配信中のドラマ「パーティーは終わった」で、妄想を暴走させて成宮寛貴、永山絢斗、高岡蒼甫、林遣都に小出恵介という5人のイケメンたちと恋に落ちるヒロインのマンガ家・十朱(とあけ)を演じている。女性キャストを魅力的に描くことにかけては右に出る者はいない行定作品で、錚々たる共演陣を相手に彼女はどのような輝きを見せてくれるのか?早速、仲さん、行定監督に話を聞いた。――“妄想”と“仲里依紗”という組み合わせは絶妙ですが…。仲:妄想と私?やだ、私って妄想してると思われてんのかなぁ(笑)?確かに妄想好きですよ…というか大好きです!映画観て「あれがこうなったら…」とか「あの人が実は」って勝手に想像を膨らませて話したりするのもすごく好きです。そういう意味では十朱に似てるかも。友人に誘われたパーティーに渋々、参加した十朱。会場で偶然目が合ったイケメン男子とのめくるめく恋の物語が彼女の妄想の中で展開していく。――5つの全く異なる“妄想”の物語ということで、尽くすタイプの女から殺される願望を持った女まで、各話で十朱が見せる表情は全く異なります。どういうイメージで十朱を演じられたんですか?仲:私が勝手に、それこそ妄想で考えているマンガ家のイメージでやりました。根がやや暗めで変な人…という(笑)。一見、「このひと、大丈夫かな?」と思われそうな感じでちょっとやさぐれてて…。でも、そう考えると私と結構似てるかも(苦笑)。私もパーティーとか好きじゃないし。――行定監督は前回、吉田修一さんの原作を映像化した「女たちは二度遊ぶ」がBeeTVで大きな反響を呼びましたが、今回はオリジナル脚本ですね。行定:調子に乗ったBeeTVが「今度は“男たち”で行きたいですね」とか言うわけですよ!続編やればいいのに(笑)。じゃあっていう風で、ひとりの女性マンガ家の妄想の中で生かされるいろんなパターンの“彼”で。映画にせよ何にせよ、やっぱりオリジナルが面白いんですよ。友達の外国人の映画監督と話してても「何で日本人はオリジナルでやんないの?」っていつも言われるんですよ。もっと好きに物語を作ればいいじゃないかって。だから今回、もう次はないかもしれないけど(笑)、好き勝手にやってやろうって。――監督はずっと仲さんと仕事をしたかったということですが…。行定:この人は…何でしょうね?前から謎でしたね。いろんな作品見たけど毎回違うんですよね。この顔が好きでしたね、表情が…。仲:ロバみたいな(笑)?行定:…(笑)。すごく綺麗な顔なんだけど、あえて綺麗にしてない感じ。すごく無防備な表情がしっかりと映ってて。『ハルフウェイ』に出てる仲里依紗を見て「何なんだ?彼女のこの自由度は?」って思ったんです。彼女が走るシーンを見て「この姿、無防備すぎるぞ。大丈夫か?仲里依紗」って会ったこともないのに、いち観客として思った。実際やってみたら…監督、共演者が望む女優なんですよ。その意味で天才ですね。それは、今回、共演した男優陣もみんな分かっていると思う。成宮くんは僕よりも仲さんとの付き合い長いけど、同じこと言っていた。「俺を受け止めてくれる」って。――個人的には仲さんが永山さん演じる恋人との関係を一方的に切ろうとする「捨てたい」と記憶喪失の林さんを思い切り束縛する「抱きしめたい」が女の残酷さ、怖さが出ていて強烈でした。仲さんはこの十朱の心理って理解できますか?仲:(即答で)できます!だってすごく楽しかったんですよ、演じてて(笑)。最初は「捨てたい」が一番難しそうだなと思ってました。しかも相手が永山さんと聞いて、「あの永山さんが、泣きながら女にすがる男?」って感じで全く想像できなかったんです。でも、実際やってみたらもう、目の前にいるのは永山さんじゃなくてムサシ(※永山さんの役名)なんですよ。もう、彼の発するひと言、ひと言にイライラして「何だこいつは?」って気持ちがわき出てくるんです。笑顔がまた憎たらしくて!踏みつけてやりたいって思いましたもん。永山さんがすごいですね、この「捨てたい」に関しては。途中のシーンではムカついて、捨てたいって感じなんですけど、いざ別れる瞬間になるとすごく寂しく切なかったです。この恋愛が私の理想かも、と思いました。いなくなると寂しいというのが(笑)。だから、ムサシみたいな仏のような人がいいかな。――その仏のような人に残酷な反応するのが楽しい?仲:楽しいと言うよりもまずイライラするんですよ。相手に対してもそうだし、そこに振り回されてる自分に対しても。でもやっぱり好きで、それを楽しんでるのかな(笑)。――「抱きしめたい」は真逆で相手を何が何でも自分のものにしたいという女性で、これはこれで怖いですが。仲:この十朱は、「怖いな」って思いながら演じてましたね。でも、そういう人って結構いるのかも…一種の母性本能なんですかね?演じながら「こういう女にはなりたくない」て思ってました。自分が追いかけるというのは、負けた気がするんですよね。私は結構、負けず嫌いなのでそういう意味でもこの十朱が一番共感できなかったです。――では、もし仲さんの妄想で「パーティーは終わった」の第6話を作るとしたら…。仲:執事をしてほしいですね、男性に(笑)。行定:尽くしてほしいのね?仲:もう全てにおいて尽くして、尽くして、尽くしまくる男!行定:じゃあ次は「尽くされたい」で(笑)。仲:大満足です(笑)!BeeTV「パーティーは終わった」公式サイト:■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会■関連記事:ドSから尽くす女に束縛女…仲里依紗の過激“妄想”5段階変化の画像が到着!仲里依紗が妄想の中で成宮寛貴、林遣都ら5人のイケメンとヤバい恋に落ちる?『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?ゼブラクイーン×『時かけ』仲里依紗、正反対の2役のコラボポスター完成仲里依紗初海外映画祭「カムサハムニダ」に大歓声「サイコーだ」
2011年02月03日仲里依紗が5人のイケメンたちと“妄想”の中で恋に落ちる姿を描いた異色の連作ドラマで、携帯放送局BeeTVで2月1日(火)より配信される「パーティーは終わった」。仲さんは5つに物語で、同一人物でありながらも全くタイプの異なる主人公を演じているが、その劇中のキャラクターが見事に表れた画像が解禁となった。仲さんが演じるのは、人気漫画家の十朱(とあけ)。仕事が忙しくて恋をする暇もない彼女だが、友人に誘われて気乗りしないパーティに出席する。会場の隅でシャンパンを片手にひとり佇むが、彼女の前を美しい男たちが通り過ぎてゆく。男と目が合った瞬間に彼女は妄想の世界へと入り込み、そこでは彼女の思いのままの物語が展開する。エピソード1「染められたい」では成宮寛貴演じる売れない画家を恋人に持ち、彼のために尽くす女を熱演。エピソード2の「捨てたい」(上写真)では、人気急上昇中の永山絢斗が演じる恋人を手ひどく捨てようとするという、何とももったいない役どころでドSっぷりを発揮している。永山さんがそれでもなおよりを戻そうとする泣き虫男を演じているところも注目!エピソード3の「殺されたい」の相手役は高岡蒼甫。十朱は男が運転する車に乗せてもらうことになるが、カーラジオからは銀行強盗のニュース、そして車の後ろには大きなトランクが…。男に頼まれるままに、謎の箱を森の中に埋めるのを手伝う十朱。「殺されるかも?」と思いつつ、それでもいいと胸を躍らせるのだが…。エピソード4「抱きしめたい」では林遣都が記憶喪失の美形の浮浪者を演じており、彼女は彼を家へと連れて帰り、記憶喪失をいいことに彼を“自分のもの”として束縛する。そして最終エピソード5の「後悔したい?」では小出恵介が、十朱の出席したパーティの主役である人気漫画家に。彼に声をかけられ、2人でパーティを抜け出すが、思いもよらない事態が彼女を待っていた…!5つのエピソードで服装も髪型も性格も全く違う“十朱”を演じた仲さんだが、十朱については「十朱と私は、正反対ですね(笑)。私は、恋愛に対して想像をあまりしたことがないんです(笑)」とのコメントが…。ちなみにメガホンを握った行定勲監督は「とにかく、素晴らしいの一言」と仲さんの演技を大絶賛。さて、あなたが一番見てみたいのはどの仲さん?彼女に踏みにじられたい?束縛されたい?それとも…。「パーティーは終わった」は2月1日(火)よりBeeTVにて配信開始。「パーティーは終わった」公式サイト■関連作品:ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会時をかける少女 (2010) 2010年3月13日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010■関連記事:仲里依紗が妄想の中で成宮寛貴、林遣都ら5人のイケメンとヤバい恋に落ちる?『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?ゼブラクイーン×『時かけ』仲里依紗、正反対の2役のコラボポスター完成仲里依紗初海外映画祭「カムサハムニダ」に大歓声「サイコーだ」仲里依紗『時かけ』を引っさげ訪韓決定!プチョン映画祭出品が決定
2011年01月25日映画『雷桜』完成披露プレミアイベントが8月31日(火)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、W主演の岡田将生と蒼井優が劇中で初挑戦した乗馬の腕前を披露した。作家・宇江佐真理の同名小説を原作に、江戸時代、徳川家に生まれ心に病を抱えてしまった孤独な男・斉道(岡田さん)と、赤ん坊のときに誘拐され山で育つという数奇な運命を辿ってきた娘・雷(蒼井さん)の許されない身分違いの恋を描く物語。2人は時代劇に初挑戦。2人の乗馬は今年3、4月の撮影以来。入場時はそれぞれ劇中で“共演”した馬にまたがり、岡田さんは黒鹿毛の馬、蒼井さんは白毛の馬をスムーズに乗りこなす手綱さばきを披露。フォトセッション時には2人一緒に白毛の馬にまたがってポーズを決めた。共演の小出恵介と廣木隆一監督は徒歩で後に続いた。岡田さんは「乗馬は3か月、ほかに所作、殺陣を練習した。それを優ちゃんと乗り越えた後に撮影だったので、コミュニケーションが取れたと思う」。蒼井さんが「5か月一緒にいましたもんね」と話すと、岡田さんはこの日の出席者をひとりずつ指しつつ「そう、だからここ、家族みたいで。お姉ちゃん(蒼井さん)、お兄ちゃん(小出さん)、お父さん(廣木監督)って感じ。とっても幸せでした」と無邪気な笑顔を見せた。一方、劇中同様、好きな人と結ばれてはいけない時代に恋をしたら?との司会者からの問いに、小出さんは「突っ走ると思います、斉道同様。発狂しようが何しようが…」。岡田さんは「突っ走ります…あっ、でも、掟に従いますね」と気まぐれな発言。蒼井さんは「(ダメな)理由を聞きますね」と答え、司会者から「好きな人に?」と確認されると、真っ直ぐな瞳で大きく頷いてニッコリ。魔性の女ぶり(?)をのぞかせていた。『雷桜』は10月22日(金)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第6回)ちょんまげが似合う“まげメン”俳優といえば?岡田将生、『雷桜』主題歌で蒼井優と歌手デビュー宣言?主題歌PVで再共演2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!岡田将生&蒼井優、時代劇に初挑戦!人気恋愛小説『雷桜』映画化決定
2010年08月31日先ごろ日本で公開を迎えた初監督作『シュアリー・サムデイ』を引っさげ、第14回プチョン国際ファンタスティック映画祭に出席した小栗旬。19日(月)には、多くの観客に歓声で迎えられ、話題の韓国映画『息もできない』監督・主演のヤン・イクチェンと共にティーチインに参加する様子が報じられたが、続いて俳優のキム・ヒョンジュンとの対談を行った。小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛という注目の若手俳優を迎え、サエない人生からの逆転ホームランを狙う男たちの熱い姿が描かれる本作。19日(月)に行われた舞台挨拶とティーチインでは、小栗さんが登場するや会場は黄色い声援が飛び交い大盛況だったが、続く20日(水)にはソウル市内でキム・ヒョンジュンとの対談がセッティングされた。小栗さんとヒョンジュンの共通点、それはドラマ「花より男子」で人気キャラクター、花沢類を演じていること。日本で2005年に放送が開始された「花より男子」(TBS系)で、優しくもどこかつかみどころのない花沢類を小栗さんが好演し人気に火がついたのは周知の通り。一方のヒョンジュンは、韓国で昨年放送された「花より男子〜Boys Over Flowers」で、花沢類にあたるユン・ジフを演じている。ちなみにヒョンジュンは、同じく日本の漫画を原作にドラマ化された「イタズラなKiss」にも出演しており人気はうなぎのぼり。今回、実現した日韓“花沢類”対談では、ヒョンジュンは『シュアリー・サムデイ』を「展開が早く、スピード感満載で観ていて楽しかった。主人公5人のキャラクターが際立っていて、映画として素晴らしい出来だと思う」と大絶賛。一方の小栗さんは、司会者に「もし、ヒョンジュンを起用するならどんな役で?」と尋ねられ「彼のファンが期待するのと逆の、男らしい役柄をお願いしたい」と答えた。監督と俳優、そして共演者として、いつかこの2人が組む日は来るのか?ファンにとってはその日が待ち遠しいが…。熱烈な歓迎にティーチイン、そして対談と、忙しい合間を縫ってのハードスケジュールの訪韓だったが、小栗さんにとっては実りある時間になったと言えそうだ。『シュアリー・サムデイ』は全国にて公開中。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬が初訪韓空港に200人舞台挨拶に650人殺到小出恵介らが突如、“監督”小栗旬を胴上げ!小栗旬監督&キャスト5人インタビュー江ノ島行く!『シュアリー・サムデイ』Part.2ナイナイ岡村の『シュアリー・サムデイ』出演シーンが解禁!小出恵介最初で最後の「巧 with シュアリー・スターズ」ライヴで「燃え尽きた」
2010年07月22日俳優の小栗旬が7月19日(月)、韓国を初訪問。プチョン(富川)市内で開催中の「第14回プチョン国際ファンタスティック映画祭」に出品中の初監督映画『シュアリー・サムデイ』の公式上映後に、舞台挨拶とティーチインを行った。会場のプチョン・シティーホール大ホール約650席は若い女性ファンが埋め尽くしほぼ満席。小栗監督が登場すると、客席からは黄色い大声援。「小栗旬です」と韓国語で挨拶すると、「キャー!」と悲鳴が飛び交い、「愛してます!」の日本語の声援も。韓国は「初めてです」と話すと、会場から「オオー!」と喜ぶ声が上がった。ティーチインは、『息もできない』などで日本でも人気の俳優で監督のヤン・イクチュンとの対談形式で進行。『シュアリー・サムデイ』は、高校時代に校舎爆破事件を起こした男子5人組が、3年後、ひょんなことから3億円をめぐるトラブルに巻き込まれ、ヤクザから追われるハメになる青春暴走ムービー。ヤン監督から、「感情がすっきりする映画ですね」と感想を述べられると、「エネルギーを持って生きることが大事だと思っています。(本作を出品した今年の)ゆうばり(国際ファンタスティック映画祭)で、この映画を観た韓国の方々が『日本の若者は元気があると感じた』と言って下さった。だから日本はパワーがないように見えているのかと、心配しました」と苦笑い。会場の笑いを誘った。本作を作るにあたり影響を受けた人はいる?の問いには「ガイ・リッチー監督の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』が好きで、あの人の撮るスピード感を真似した部分はあります」と回答。「でも今後はヤン・イクチュン監督の『息もできない』のような映画を撮れるようになりたい。すごく面白かったです」と続け、ヤン監督と笑い合った。通訳の女性が、会場から最後の質問を募ると、再び悲鳴が飛び交った。最後の質問者は男性で、この作品に込めた思いは?には、「いいじゃないか、失敗しても、人間だものってことですかね。彼ら(劇中の5人)は夢の途中にいるんだけど、一歩踏み出せたら見える景色も違う。それって幸せなことなんじゃないかと」と真摯な表情。「僕も夢の途中にいて、そのまま死んでしまうかもしれないけど、タイトルの『いつかきっと(シュアリー・サムデイ)』って思いながら生きれば、毎日が楽しいと思うし、そう思って力尽きたら、なかなかいい人生だったと思えると思う。だから『いつかきっと』という言葉と共に、生きていきたい」と熱く語った。こちらのイベントにはほかの監督のティーチインでは見られなかったSPも“出動”し、取材陣も倍以上で100人近く集まった。小栗監督はこの日、午後5時過ぎに金浦空港に到着。約200人のファンに出迎えられ、笑顔を振りまくなど、声援に応えていた。『シュアリー・サムデイ』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小出恵介らが突如、“監督”小栗旬を胴上げ!小栗旬監督&キャスト5人インタビュー江ノ島行く!『シュアリー・サムデイ』Part.2ナイナイ岡村の『シュアリー・サムデイ』出演シーンが解禁!小出恵介最初で最後の「巧 with シュアリー・スターズ」ライヴで「燃え尽きた」小栗旬監督&キャスト勢揃いインタビュー 撮影も青春『シュアリー・サムデイ』Part.1
2010年07月20日小栗旬の初監督作品『シュアリー・サムデイ』が7月17日(土)に公開を迎え、東京・丸の内ピカデリー1にて、初回上映後に舞台挨拶が行われ、小栗監督、小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、綾野剛、ムロツヨシ、小西真奈美らが登壇。舞台挨拶後に小栗監督をキャスト陣が胴上げし、作品、そして監督・小栗旬の門出を祝った。客席後ろから小出さんらが登場すると、観客は総立ち。最後に小栗監督が姿を現すと、ひと際大きな歓声があがり、通路に人が溢れて前に進めないほどに。壇上に上がった小栗監督は、監督として迎える初日について「やっぱり違いますね。裸を見られるような気持ち」と照れくさそう。ちなみに昨夜は「朝の4時半まで竹中直人さんと飲んでた」とか。キャスト陣にも昨夜をどう過ごしたかという質問が投げられたが、実は、小栗監督からそれぞれにお礼のメールが届いたのだという。勝地さんは「ウルッときました」、綾野さんは「感動して、眠れずにひとりで泡盛を4本くらいあけてしまいました」とそれぞれの“決戦前夜”を明かしてくれた。この日は、キャスト陣からそれぞれ小栗監督にひと言ずつ、思いを込めた言葉が贈られたが、ムロさんは「心よりおめでとう。そして旬のお母さん、旬を生んでくれてありがとうございます!」となぜか結婚式風の(?)スピーチで温かい笑いと拍手を浴びた。ヒロイン役を演じた小西さんは「“男子”に囲まれてこの作品を作ることができて、私の宝物になりました」。鈴木さんは「1本撮ったからには2本目、3本目を撮らないと。次回作楽しみにしています」。さらに、小栗さんとは数々の舞台で共演し、小栗さんがぜひにと映画への出演を懇願した吉田鋼太郎が「おれをここに連れてきてくれてありがとう」と語ると、小栗さんは言葉にならないといった表情で上を向いた。そして、小出さんは「3年くらい前に酒飲みながらこの話を聞いたとき『大丈夫かな?』とか言ってたけど、まさかこんなに素晴らしい映画になるとは…。ひとえに旬の器があったから。何より、おつかれさま」と声を掛け、壇上で戦友とガッチリと抱き合い、会場は温かい拍手で包まれた。さらに、舞台挨拶終了後にはキャスト陣がサプライズで小栗監督を胴上げ!これには小栗監督も驚いたようだが仲間たちの温かい心遣いに嬉しそうな笑顔を見せていた。『シュアリー・サムデイ』は全国にて公開中。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬監督&キャスト5人インタビュー江ノ島行く!『シュアリー・サムデイ』Part.2ナイナイ岡村の『シュアリー・サムデイ』出演シーンが解禁!小出恵介最初で最後の「巧 with シュアリー・スターズ」ライヴで「燃え尽きた」小栗旬監督&キャスト勢揃いインタビュー 撮影も青春『シュアリー・サムデイ』Part.1小栗旬初監督作品『シュアリー・サムデイ』オリジナルグッズを3名様プレゼント
2010年07月17日バンド練習や撮影を通して小栗旬監督や共演者同士が絆を深めたのと同様に、5人の仲間が一丸となって何かに向かい、何かを決断する『シュアリー・サムデイ』には、憧れや共感を呼ぶ要素が詰まっている。「この映画の5人って、本当に楽しそうなんですよね」と目を細める小栗監督は、「5人に共感してほしいし、仲間っていいなとも思ってほしい。そして、“失敗を恐れないでほしい”というのが、僕がこの映画に込めたメッセージですね」と語る。そんな監督の思いの体現者となった小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛の5人の心にも、突き刺さってくるものがあったようだ。小出「“バカ”ってことじゃないですかね。バカになることって必要だし、素敵なことだなと思いました。人生の中でいろいろなことを重ねていくと、どんどんバカになりづらくなる。でも、この映画はそこに立ち返る大切さを教えてくれるし、伝える側の僕自身が、撮影を通じて持って帰ることができたメッセージでもありますね」。ムロ「最終的に彼ら5人も気づくんですが、前を向かないと何も始まらないんですよね。もしかしたら失敗して苦しむかもしれないけど、とにかく一歩踏み出さないとどこへも進めない。たぶん彼らには、これから先も何回か前を向かなくちゃいけない瞬間が訪れるはずだし、僕自身も前を向ける自分でありたいなと思います」。勝地「僕は仕事をしている自分にも置き換えられる話だという気がしたんですよね。役者の仕事って何枚も壁があるし、波もある。でも、そんなときにも腐らないでいたいなと、この映画に出会って改めて感じました。足踏みって誰もがすることだけど、そうなった人たちの背中を押してくれる作品じゃないかなと思います」。鈴木「“格好いい”ということは決して“格好よく生きること”ではないかもしれないよ、というメッセージを僕は感じましたね。彼らって、格好悪い行動ばかりしているけど、でも格好いいんです。くすぶってもがいていても、一生懸命生きること自体が格好いいんだよ、と彼らが気づかせてくれた気がします」。綾野「仲間同士で持ち得る痛みというものがあるんですよね。僕自身もみんなも普段の生活で常に揺らいでいると思うんですが、そんな中で分かち合える痛みというものがある。別に彼らは分かち合っているつもりはないんだろうけど、痛みを共有し合える仲間ってすごいなと作品を通して感じられたことに感謝しています」。『シュアリー・サムデイ』とは“いつか、きっと”の意。最後に、“いつか、きっと6人でしてみたいこと”を聞いた。ちなみに、5人が劇中でバンドを組む様を間近で見ていた小栗監督には、「“いつか、きっと”自分のバンドを組んで全国ツアーを回りたいです!デビューしたいです」という密かな野望もあるのだとか…??小栗「僕は高校時代にバンドを挫折しちゃった人間なので、野望は常に持っています!いまもです!バンドへの憧れが物語に反映されている部分もありますからね」。ムロ「そんな野望が!?初耳ですよ(笑)」。鈴木「でも、言ったら実行する男ですからね」。小栗「(笑)。さておき、6人でしたいことは旅行ですね。南の島あたりに行けたら楽しいだろうなあ…」。ムロ「僕はみんなと舞台で共演してみたいです」。小出「僕は来月、みんなと江ノ島に行きます!」小栗「来月かよ(笑)!“いつか、きっと”じゃないじゃん!」小出「そうだね(笑)。でも、絶対に行きます!ムロくんが幹事ですから」。ムロ「はい、幹事です(笑)」。勝地「僕も江ノ島って言いたいけど…。じゃあ、何十年か後、またこのメンバーで共演したいです」。鈴木「僕はみんなで宇宙に行きたいです。それが駄目なら江ノ島で」。ムロ「宇宙と江ノ島って!どれだけ差があるんだよ!」綾野「僕は小栗旬が結成するというバンドにみんなで参加したいです。それが無理なら江ノ島で(笑)」。『シュアリー・サムデイ』Interview Part.1(前半)特集special interview『シュアリー・サムデイ』(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:ナイナイ岡村の『シュアリー・サムデイ』出演シーンが解禁!小出恵介最初で最後の「巧 with シュアリー・スターズ」ライヴで「燃え尽きた」小栗旬監督&キャスト勢揃いインタビュー 撮影も青春『シュアリー・サムデイ』Part.1小栗旬初監督作品『シュアリー・サムデイ』オリジナルグッズを3名様プレゼント売り切れ御免!『シュアリー・サムデイ』キャラマグネットのガチャガチャ登場
2010年07月15日映画『シュアリー・サムデイ』に出演している岡村隆史の劇中の写真が到着!本編映像と共に併せて解禁となった。高校時代に起こした事件をきっかけに、うだつのあがらない日々を過ごす5人の男たちが、人生の一発逆転を狙って立ち上がり、奮闘する姿を描いた青春群像劇。小出恵介を筆頭に、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛が3億円と女を探して奔走するのだが、この5人に加え、監督・小栗旬の下に集った豪華共演陣も話題に。ヒロインを小西真奈美が、さらに上戸彩、井上真央、大竹しのぶに妻夫木聡、竹中直人、阿部力など主演級の俳優たちがずらりと顔を揃えている。岡村さんもそんな豪華共演陣のひとり。今回、演じているのは“やっさん”という名のホームレスと思しき男。ヤクザの亀頭(吉田鋼太郎)らの追跡を受け、5人が全力で逃走するシーンで、白髪の長髪姿で道の真ん中をリヤカーを引いて歩き、5人の逃走をアシスト(?)している。ちなみに、やっさん、このシーン以外でもあちこちで登場し、意外に重要な役割を果たしているので乞うご期待!『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集special interview『シュアリー・サムデイ』■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小出恵介最初で最後の「巧 with シュアリー・スターズ」ライヴで「燃え尽きた」小栗旬監督&キャスト勢揃いインタビュー 撮影も青春『シュアリー・サムデイ』Part.1小栗旬初監督作品『シュアリー・サムデイ』オリジナルグッズを3名様プレゼント売り切れ御免!『シュアリー・サムデイ』キャラマグネットのガチャガチャ登場小栗旬初監督作初披露に「ヤバい、初めて感じてきちゃった!」
2010年07月13日俳優・小栗旬の初監督映画『シュアリー・サムデイ』のライヴイベントが7月11日(日)、東京国際フォーラムで行われ、劇中バンド“巧 with シュアリー・スターズ”として本作の主題歌「シュアリー・サムデイ」でCDデビューした主演の小出恵介が、最初で最後として同曲を初ナマ披露した。主人公・巧を演じる小出さんと勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛が劇中で結成したバンドで、同曲は小栗監督自らオファーしたトータス松本による書き下ろし。勝地さんが舞台出演中のため欠席したが、小出さんらはエネルギッシュかつ息の合ったステージパフォーマンスを披露し、女性ファンの黄色い大声援を浴びた。歌い終わった小出さんは「緊張して泣きそうになった」と緊張感を引きずったまま。小栗監督から「緊張した?」と聞かれると「した!」と即答。「かっこよかった。よくやったよ!」と労われると、ようやくホッとしたような笑顔を見せた。メンバーのムロさんから「演奏シーンの撮影のとき、恵介が打ち合わせナシでダイヴしたら、お客さんがビックリして逃げたんですよ。今日もやるんじゃないかと思ってドキドキした」と裏話を暴露されると、広い場内を見渡しつつ「やろうかと思ったけど、ちょっと客席が遠くて」と軽妙な受け答え。会場の笑いを誘った。だがその後のトークでもうつむき加減のバンドメンバー4人の様子に、小栗さんは「今日、4人は相当緊張していたんですね。いま、みんな舞台挨拶どころじゃないって感じ、もう1点を見つめちゃって…」と温かい眼差し。小出さんが「放心状態?燃え尽きた感じ?ハハハ…」と答えるなど、4人は照れ臭そうにますますうつむいた。小出さんは締めの挨拶でも、MCの「では小西(真奈美)さん、お願いします」という振りに「はい、えっと…」とフライング。自身の番になり「僕らも大変大変って言ってましたけど、彼(小栗監督)が一番大変なのに、それを見せず呑み込んでいて、その姿にパワーをもらった」としみじみいい話をしていたが「公開は19日なんで…あっ、17日?」と“NG”2連発。まさに燃え尽きて放心状態の様子で、ファンと共演陣の温かい笑いを誘った。この日のイベントには、トータス松本さん、音楽を務める菅野よう子も出席。トータスさんは同曲のアコースティック・バージョンを初披露し、菅野さんは手嶌葵と劇中歌「Because」を披露。小栗監督は「音楽のお陰で、『シュアリー・サムデイ』が200倍良くなりました」と感激していた。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬監督&キャスト勢揃いインタビュー 撮影も青春『シュアリー・サムデイ』Part.1小栗旬初監督作品『シュアリー・サムデイ』オリジナルグッズを3名様プレゼント売り切れ御免!『シュアリー・サムデイ』キャラマグネットのガチャガチャ登場小栗旬初監督作初披露に「ヤバい、初めて感じてきちゃった!」小栗旬監督公約は「俳優のユニオン作る!」
2010年07月11日小栗旬が初監督に挑んだ『シュアリー・サムデイ』で描かれているのは、羨ましくなるほど熱い青春と友情の物語。揃って高校を退学させられて以来、ままならない毎日を送ってきた仲良し男子5人組が、ある事件を通して人生の再生を目指し始める…。そんな青春ストーリーに呼応するかのごとく、小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛といった“仲間たち”が小栗監督の下に集結。6人揃ってのインタビューは息もぴったりに互いを讃え合うところから始まった。鈴木「恵ちゃんのリーダーっぷりはすごいですよ」。ムロ「そう。あまり口数の多い人ではないけど、この人が笑うと一気にその場の楽しさが増すんです」。勝地「僕は本当に助けられましたね。自分の出番じゃないシーンでも、カメラの脇にいて支えてくれたりするんですよ」。小出「でも、ムロくんも強烈でしたよ。存在そのものが核弾頭でしたね。いるだけで明るくなるし、頼りにし過ぎてしまったかなというくらい現場の盛り上げ役を買って出てくれました」。ムロ「いやいや、小出恵介が先頭に立ってくれていたからですよ。僕が自由にできたのは」。。小出「ま、そうだよね」。一同「ははははは!」綾野「認めたよ(笑)」。ムロ「楽しませるのはみんな同じくらいできるんですけど、小出恵介は場の緊張感を高められるんです。何をするわけでもないけど、スイッチを入れられるんですよね」。小出「そう言ってもらえて嬉しいです。いや、本当に。意図していたわけではないんですけど、一緒に作っていく雰囲気は実感していましたからね。いい映画にしたいという思いがみんな、すごく高かったですし」。ムロ「あと、亮平の粘りもすごいですね。カットがかかってOKが出た後も芝居の練習をしているんですよ」。鈴木「その話はいいよ(照)!」。小栗「僕がOKを出してるのに、セットの端っこの方で台詞をずっと繰り返してるんです」。鈴木「その後、監督の所へ行き、“自分としては、いまのカットに納得がいっていないです”と伝えてしまって…」。勝地「熱いね!」小栗「僕は“分かりました”と真剣に頷きつつ、あっさり受け流しました(笑)」。作品が“青春”なら、その舞台裏も“青春”。撮影中、「俺たち、青春してるなぁ…」と感じる瞬間も多々あったという。勝地「5人でバンドを組むシーンがあるんですけど、そのバンド練習にはやっぱり青春を感じましたね」。小出「俺も同じことを言おうとした」。勝地「楽曲が出来上がってくるのがギリギリで、そのハラハラ感を共有している感覚も青春でした(笑)」。鈴木「でも、何よりもまず、同年代の人間が監督で、その人と一緒にみんなで映画を作り上げようとしているのが青春でしたね」。ムロ「撮影以外のところでも、みんないろいろ一生懸命になってたしね」。綾野「それに、撮影時期が暑い夏でしたから、それだけで青春っぽい雰囲気がありました」。ムロ「演奏面のリーダーは音楽活動経験のある綾野剛だったんですよ」。小栗「うん、バンマスだね。演奏に関しては、剛くんと“ここはどうかな?”なんて話もして。練習の時にも“みんなを引っ張ってね”みたいなお願いはしました。すごく頼れる存在でしたね」。(Part.2へ続く)Interview Part.2 coming 7/15特集 「special interview『シュアリー・サムデイ』」(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作品『シュアリー・サムデイ』オリジナルグッズを3名様プレゼント売り切れ御免!『シュアリー・サムデイ』キャラマグネットのガチャガチャ登場小栗旬初監督作初披露に「ヤバい、初めて感じてきちゃった!」小栗旬監督公約は「俳優のユニオン作る!」バカ求む!小栗旬監督作で「BACA-1グランプリ」開催最高賞は初日舞台挨拶招待
2010年07月08日先日開催された、映画『シュアリー・サムデイ』の完成披露試写会で会場に登場したバックパネル付きのオリジナルガチャガチャが話題を呼んでおり、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーをはじめ、今後、全国の劇場に設置されることになった。本作は、“いつかきっと”という想いを持ちながらも、平凡な毎日を繰り返していた高校生5人組が、狂言で学校爆破の騒ぎを起こしたことをきっかけに、想いを寄せる女性を誘拐され、巨額の借金を背負い、命まで狙われる危機に巻き込まれていく、というハチャメチャな物語。原案を脚本家の元に持ち込んだ俳優の小栗旬が自ら監督を務めており、小出恵介ら話題の俳優陣が出演していることでも注目を集めている。本作の、やんちゃばかりしているが、どこか憎めない個性的な登場人物たちが、なんとこのたびマグネットになって登場!先述の完成披露試写会の際に会場に設置されていたガチャガチャの中に収められている。こちらのガチャガチャは本作の公開劇場に設置されるが、中には本作のプレスシート引換券付きの“当たり”も。ガチャガチャ、当たりつきというある種の“子供っぽさ”、“やんちゃっぽさ”が、大人になれ切れずにもがく本作の登場人物たちとどこか共通する部分を感じさせる。1回300円、運を試してみては?こちらのガチャガチャ、都内の新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーにはすでに設置されており、今後、7月3日(土)より川崎チネチッタ、札幌シネマフロンティア、MOVIX京都、梅田ピカデリー、なんばパークスシネマ、神戸国際松竹にも設置される。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作初披露に「ヤバい、初めて感じてきちゃった!」小栗旬監督公約は「俳優のユニオン作る!」バカ求む!小栗旬監督作で「BACA-1グランプリ」開催最高賞は初日舞台挨拶招待小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供
2010年06月30日小栗旬が6月24日(木)、東京・豊島区のみらい館大明で行われた初監督作映画『シュアリー・サムデイ』の完成報告会見に、主演の小出恵介に勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛、そしてヒロインの小西真奈美と共に出席。監督としてのマニフェストを「俳優のユニオンを作る」と明かした。10代からの夢と9年間の構想を実現させた初メガホンの感想を「撮影中は毎日不安でした。現場で頭が真っ白になって動けなくなったりもした。だから毎日『明日、雨降らないかな…?』と思っていましたね。1日ぐらいゆっくり考えたいと」と苦笑いで語りつつも「いまは、みんなの一番いい顔を撮った!という自信がある。満足のいく映画になった」と充実感いっぱいの表情。この日が参院選の公示日であることと本作のタイトルの直訳が「いつか、きっと」であることにひっかけ、“いつか、きっ党”として今後目指したいマニュフェストについて、小栗監督は「僕の“いつか、きっと”は俳優のユニオンを作ることです。俳優陣が自分の意見を持って、自分で責任を持って活動していくという環境ができればいいと思っています」と構想を発表した。一方、小出さんは「女子高生たちがハイスクール水着になるシーンがあって、小栗監督は『俺がカメラ回す』とはりきっていた。カメラを担いだのはそこのシーンだけだった」と小栗監督の男子高生ばりの発奮ぶりを暴露し、取材陣の笑いを誘うひと幕も。小出さんは、自身のマニフェストを「小栗くんの代表作を監督すること」と宣言。小栗監督は「絶対やるよ」と快諾していた。映画『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作初披露に「ヤバい、初めて感じてきちゃった!」バカ求む!小栗旬監督作で「BACA-1グランプリ」開催最高賞は初日舞台挨拶招待小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!
2010年06月24日小栗旬の初監督作映画『シュアリー・サムデイ』の完成披露試写会が6月24日(木)、東京・新宿ピカデリーで行われ、小栗監督と主演の小出恵介、ヒロインの小西真奈美、共演の勝地涼らが舞台挨拶に立った。上映後の挨拶で満場の観客の温かい拍手に迎えられた小栗監督は、「なんかヤバいです。初めて感じてきちゃいました。みなさん、本当にありがとうございます」と感慨深い表情。やくざに追われるハメになる悪友5人組のドタバタ劇を描く本作に、「バカが最強ってことですよね」と仕上がりに自信をのぞかせた。撮影は昨年7、8月。小出さんは「暑いし、服も厚いし、基本つらかった。汗がすごくてズボンが脱げなかった。もうブルブルってめくって脱ぐ、みたいな」とジェスチャーを交えて苦労談を吐露。勝地さんも「精神的にしんどいシーンがあって、『あー…』って気分が落ち込んだ。そのとき、恵介くんが『そばにいようか?』って来てくれて、かっこいい!と思った。つらかったけど絆を感じた」とボヤキ節ながら、イイ話を打ち明けた。綾野剛も「暑かったことがつらかった」。鈴木亮平は「撮影の合間に(アイスの)ガリガリ君を食べたら、僕と綾野くんと勝地くんの3人の口にくっついたことがあったんですよ」と珍エピソードを披露。綾野さんは「狂犬ですよ、ガリガリ君は…」と苦笑いだった。対照的に小西さんは「つらいことはなかった。普段、共演者の方と仲良くなるのに時間がかかる方ですが、今回はみんな男性で、私が年上なので、構えちゃう空気感が出るとよくないと思って、顔合わせの日からいっぱい話しかけ、いままでで一番コミュニケーションをとりました」と楽しげにふり返り、「夏うたメドレーっていう遊びが現場で流行って、入れてもらったとき、仲間になれた!と思いました」とニッコリ。すかさずムロツヨシが「俺、それやってない!」と敏感に反応。会場の笑いを誘っていた。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬監督公約は「俳優のユニオン作る!」バカ求む!小栗旬監督作で「BACA-1グランプリ」開催最高賞は初日舞台挨拶招待小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!
2010年06月24日構想4年、製作に1年を費やした小栗旬の初監督作品『シュアリー・サムデイ』。昨日より、映画の内容にちなんで、小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシが演じる劇中の5人組に匹敵するバカで最強なエピソードを大募集するという「BACA-1グランプリ」なる企画がスタートした。本作は、“いつかきっと”という想いをくすぶらせつつも平凡な日々を繰り返す5人の男子高校生たちがある日、狂言で学校爆破の騒ぎを起こすが、本当に校舎を吹き飛ばしてしまい、それをきっかけに、想いを寄せる女性の誘拐され、巨額の借金を背負い、命まで狙われる危機に巻き込まれていく、というハチャメチャなストーリー。小栗さんが自ら、原案を脚本家の元に持ち込み、リアルとファンタジーを融合させたスタイリッシュな物語、アクションあり、サスペンスあり、サプライズありの青春群像エンターテイメントに仕上げた。本作の公開に先駆け、公式サイトでは「バカでもいい、格好悪くてもいい、本気ならそれでいい!」という趣旨の下、劇中の“バカ5人組”に因んで「BACA-1グランプリ」を開催!「バカは楽しい」、「バカは逃げない」、「バカは優しい」、「バカは諦めない」、「バカは熱い」の5つのテーマから1つを選んで、自身や友人の“バカネタ”を募集。投稿されたバカネタは、公式サイトに掲載されるほか、栄えあるグランプリに輝いた人は、7月17日(土)に行われる『シュアリー・サムデイ』初日舞台挨拶に招待される。そのほか、“シュアリー賞”として本作の非売品マスコミ用パンフレット、“サムデイ賞”として、同じく本作の脚本レプリカ&ステッカーがそれぞれ5名に贈られる。誇れるバカなエピソードお持ちの我こそは!という方はそのとっておきのネタを小栗監督&キャストにぶつけてみては?『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。『シュアリー・サムデイ』BACA-1グランプリ開催期間:6月8日(火)〜7月7日(水)正午BACA-1グランプリ:『シュアリー・サムデイ』初日舞台挨拶ご招待(1組2名様、7月17日・都内にて実施予定)シュアリー賞:『シュアリー・サムデイ』非売品マスコミ用パンフ(5名様)サムデイ賞:『シュアリー・サムデイ』脚本レプリカ&ステッカー(5名様)応募先:■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小出恵介始め超豪華キャスト勢揃い!『シュアリー・サムデイ』新ポスター解禁小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!勝地涼、アイスほお張り見つめるその先には?『シュアリー・サムデイ』新画像解禁!小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?
2010年06月09日映画『シュアリー・サムデイ』の、来週より全国劇場に貼り出されるポスタービジュアルが解禁となった。俳優の小栗旬が以前から温めていた企画を自らメガホンを握って映画化した本作。小出恵介を始め若手、ベテランを問わず、実力派、個性派の俳優、そしてスタッフが「小栗のためなら」と集結した。これまで公開されてきたポスターでは、小出さんを中心に、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛という主要な“男子5人”がそれぞれに感情をむき出しにした表情を浮かべているのが特徴的だったが、今回解禁となったものはさらに弾けたビジュアルに!小出さんらは険しい表情でアクションポーズをとっており勝地さんに至っては絶叫!加えて、ヒロイン役の小西真奈美に、上戸彩、竹中直人、岡村隆史といった豪華共演陣の姿もしっかりと収められている。映画の内容は、このポスターにもあるように“予測不可能なハイスピードムービー”。小出さん演じる巧と仲間たちは、モテるためにバンドに取り組むも、突然、文化祭が中止されることになり、その復活を目論んで教室を占拠!…が、なぜかハッタリのはずの爆弾が誤爆してしまい、爆破犯のレッテルを貼られ、退学、勘当、引きこもりに親の自殺と続き、何をやってもうまくいかない人生を送るハメに。そんなある日、また事件が勃発し、翌日までに3億円を用意しなくてはいけなくなり…。と、ここまで書き出しただけでもお分かりのように、かなりのハイテンションな展開。つい先日、小出さんが「巧(小出恵介)with シュアリー・スターズ」としてCDデビューすることも発表されており、公開までまだまだ話題を呼びそうだ。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小出恵介が主演映画の主題歌でCDデビュー!トータス松本が楽曲提供小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!勝地涼、アイスほお張り見つめるその先には?『シュアリー・サムデイ』新画像解禁!小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…
2010年05月28日