乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が7日、自身のブログを更新し、家族に放ったひと言を反省する思いをつづった。麻央は「眠れない夜のひとりごと」というタイトルで更新し、家族が麻央の食欲や痛みについて心配し、いろいろ提案してくれたときに「私の身体は私が一番わかってるから」と言ってしまったことを告白。「うん。そうだよね!」と優しく返されたというが、「病室で ひとりになり、家族にとっては悲しい一言だったのではないかと、、、私も寂しい気分になってきました。ごめんね」と反省した。そして、「『苦しい、痛い、疲れた』と家族の前で、口に出して言ってしまう時があります。病気の本人は許されるけれど、支えている家族は、『苦しい、疲れた』と言えない空気があるかもしれません」と麻央。「私がいないところで、皆で言い合ってくれていたらよいな、、、と思う時があります」と打ち明けた。さらに、「病人と、看病する家族の立場を越えてお互い、ちょっと疲れたねと、泣いて抱き合うこともありだと」とし、「私は、母と一度そんなふうに抱き合って泣いたことがあるので、思います。母は前よりとても痩せていました。でも、弱っている私でも、母を抱きしめてあげられました」と回顧。「私が ごめん と思うほどきっと家族は笑顔になるし。闘病が特別でなく、日常にならないと解決しないのかもしれません」と記し、「そんなことは望んでいませんが」と加えた。
2017年01月08日体調不良で休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が3日、自身のブログを更新。乳がん闘病中の妹・小林麻央の長男、勸玄くんの優しさに感動したエピソードを披露した。麻耶は「任務 完了!」というタイトルで更新し、「姪っ子甥っ子と会って病院に来ました」と報告。勸玄くんから「まやちゃん!これ、まおちゃんに渡して~」と託されたという飴の写真をアップし、「カンカン!ちゃんと、届けたよ~」とつづった。そして、「実は、最初は、2つの飴だったのですが、家を出るとき、玄関で『待ってー!もう一個持っていって』と、合計3個も」と1つ追加で渡されたことを明かし、「入院中のママを少しでも元気付けようと大事な飴をプレゼントするカンカン。優しい気持ちにぐっときました」と打ち明けた。
2017年01月04日女優の長谷川京子が、本日12月26日(月)放送の「となりのシムラ#6」に初登場することが分かった。「となりのシムラ」は、志村けんが“座長”を務めるコント番組。志村さん演じる“どこにでもいそうな普通のおじさん”が、笑いと感動を巻き起こす大人のコメディーで、従来の志村さんのコントとは異なり、ドラマスタイルとなったコントが好評を得ている。これまで山本美月や笛木優子、吉田羊、染谷将太、中村蒼ら豪華キャストたちが出演してきた本番組だが、今回初登場するのは、今年は「臨床犯罪学者 火村英生の推理」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」「ふれなばおちん」など様々な作品で活躍した長谷川さん。今回彼女は「飲まない人」のコント内で女性社員役として、「一杯だけ」のコントではバーの女性客を演じるという。志村さんとの共演に長谷川さんは、「まさかご一緒させてもらえる日が来るとは思いもしなかったので、とても嬉しかったです」と喜び、「志村さんから出て来るアドリブの数々に、そして子どもの頃から聞き慣れているギャグが出る度に思わず叫んでしまいました。また、ご一緒させてもらいたいです」と大興奮の様子。先日、自身のインスタグラムにも志村さんとの2ショット写真がアップされ、ファンからは「ステキ」「放送楽しみにしてます」「絵になる2ショット」などコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。長谷川さんのほかにも、原日出子、小林聡美、野間口徹、波瑠、浜野謙太、萩原聖人、川栄李奈らも参加する。「となりのシムラ#6」は12月26日(月)22時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月26日体調不良で休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が24日、自身のブログを公開。妹で乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央のお見舞いに訪れたことを報告した。麻耶は「"乾杯" with 妹」というタイトルで更新し、「今日は、妹が大好きなケーキを届けに病院に行ってきました」と報告。「しかーし痛恨のミス。サンタさんの帽子を忘れていってしまいました。『メリークリスマス』と、低めの声で!帽子をかぶって病室に入りたかったのに...」と残念がった。そして、「でもとっても喜んでくれて笑顔も見られて幸せな時間を過ごせました!」とつづった麻耶。「やぁと言ってハグをして帰ってきましたドラマ逃げ恥のみくりちゃんの真似です」と、20日に最終回を迎えたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で新垣結衣演じた森山みくり風のハグをしたことを明かした。麻央も同日、ブログで「私のサンタが来てくれました」と麻耶の訪問を報告し、2ショット写真を公開。「しかし、サンタの帽子を忘れて、落ち込んでいる。帽子なくても、私にはサンタにしか見えないよ」とつづっていた。
2016年12月25日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が24日、自身のブログを更新。クリスマスイヴにお見舞いに訪れた姉でフリーアナウンサー・小林麻耶との2ショット写真を公開した。麻央はこの日、「クリスマスイヴ」というタイトルで更新。「今日は特別に、、、ケーキが食べたいな。きっと、あの人がもってきてくれる予感私のサンタさん」と"サンタ"が訪れてくれることを期待した。その後、「乾杯」というタイトルで更新し、シャンパングラスを手にした麻耶との2ショット写真を添えて「私のサンタが来てくれました」と報告。「しかし、サンタの帽子を忘れて、落ち込んでいる。帽子なくても、私にはサンタにしか見えないよ」とつづった。さらに、クリスマスケーキの写真もアップし、「あー久しぶりに 酔っちゃおっと。主治医の先生がブログ見ませんように。、、、という人になってみたい」とおちゃめにコメント。「もちろんノンアルコールです」と付け加えた。
2016年12月25日体調不良で休業中のフリーアナウンサー・小林麻耶が20日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妹・小林麻央について「入院してくれてよかった」とつづった。麻耶は、入院していることを報告した麻央の投稿をリブログ。「自宅にいたい気持ちも充分すぎるほど、分かる。けど、けど、今回は...入院を選択してくれて良かった」と安心した気持ちを明かした。そして、「『今は、がんばる時ではないよ。医療の力を借りて、回復させよう』という先生のお言葉、優しいお気持ちに妹の心が動かされました」と説明。「頼ろう、頼ろう。力を借りよう。今回の自分の学びです!!」と記した。また、「今夜は、TBSドラマ『逃げ恥』最終回だー!!」と、新垣結衣主演の人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の最終回を楽しみにしている心境もつづった。
2016年12月21日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が20日、自身のブログを更新し、入院中であることを明かした。麻央は「体力回復に向けて」というタイトルで更新し、「入院中」と報告。「本当は自宅にいたかったので、気力で復活させようとしてきたのですが、『今は、がんばる時ではないよ。医療の力を借りて、回復させよう。』と主治医の先生に言われ、ここ最近の踏ん張りを一度、休止することにしました」と説明した。そして、「入院しようと何度か言われても『負けてたまるかー』と謎のひとり勝負を続け、そして今になり、あっけなく入院。またやってしまいました。頑固」と反省するようにコメント。「自分を思い知らされることばかりです」とつづった。
2016年12月20日体調不良で休業中のフリーアナウンサー・小林麻耶が17日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妹・小林麻央について「偉いなぁ」「多くのことを学ばせてもらっています」とつづった。麻耶は自身の今年の漢字を「生」とし、「生きている!生きる!について向き合った一年でした」と説明。「愛する人が今、生きていることがどれほど有難いことなのか...大事に大切にしていきたいと思っています」と記した。そして、「自分自身は五月に心身ともにダウンし何もできなくなり、、、たくさんの気づきがありました」と回顧。「自分を生きる当分は、これしか、ないですね休養中、とことん練習します」と宣言した。さらに、「今年の一文字」と題した麻央のブログも紹介し、「本当によく頑張っています。偉いなぁ。その姿勢から多くのことを学ばせてもらっています。ありがとう」と締めくくった。
2016年12月18日フリーアナウンサーの小林麻耶が16日、8日ぶりに自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妹・小林麻央を心配しすぎてしまうという思いをつづった。麻耶は「お久しぶりです!!」というタイトルで更新。「『心配ではなく、信頼だよ』健康に戻る!妹を信頼することが大事。と、アドバイスを頂き、なるほど!と、思ったものの...妹を前にすると心配しすぎてしまうアタシです」と打ち明けた。そして、「なので、、子供たちの信じる力から学ばせてもらっています」と続け、麻央の長女・麗禾ちゃんと長男・勸玄くんと一緒にお絵描きなどを楽しんだことを報告。「この日はサンタクロースや雪だるま、クリスマスツリーを作れてクリスマス気分を楽しめました!」とコメントした。さらに、「今日は金曜日...TBSドラマ『砂の塔』だーーー!誰だぁーー?!犯人!!毎日、妹と予想していました」と麻央との日々についてつづった。妹の麻央は15日に更新したブログで、「ブログが久しぶりになってしまいました。だいぶ弱ってしまい、すみません」と体調が悪かったことをを明かし、「昨夜は姉が一晩中私の背中をさすってくれました。本当に優しい手。みんなみんなありがとう」と麻耶への感謝の思いを伝えていた。
2016年12月17日乳がん闘病中の小林麻央が14日、自身のブログを更新。子供たちの後ろ姿の写真を見て「泣いてしまった」と明かした。「何度も」というタイトルで更新した麻央は、長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんが手をつないで歩く後ろ姿の写真を公開。「この後ろ姿が送られてきて、泣いてしまった」と打ち明け、「弱気になっているのでなんとかしなくては!と思います」と記した。そして、「ずっと強くはいられないもの。繰り返し、繰り返し。何度も乗り越えたいと思います」と決意を新たにし、「博多にいるパパのもとへ向かった子供たちのうれしい気持ちに今、本当に救われます」とつづった。夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵もこの日、自身のもとへ向かっている2人の写真をブログで公開。「待ち遠しいです」などとコメントしていた。
2016年11月14日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が4日、自身のブログを更新。「『生きたい』のではなく、『生きる!』のでした」とつづった。3日のブログで「強烈に、想いました。生きたい。もっともっと思い出をつくりたい」と強い思いを明かしていた麻央。この日は、「生きる」というタイトルで更新し、「皆様、メッセージありがとうございます」と感謝し、「『生きたい』ではなく『生きる』と思って下さいという言葉を見て、心が晴れました」と伝えた。そして麻央は、「『生きたい』のではなく、『生きる!』のでした」とあらためて記し、「『~したい』だといつまでも、そうなれるよう未来を追いかけ続けなくてはいけないですものね。それは疲れます。もう『生きる』道を選んで、既に歩いてると思うと、自信が湧きます」と2つの言葉の違いを述べ、「大丈夫!」と自分に言い聞かせるようにつづった。
2016年11月04日フリーアナウンサーの小林麻耶が26日、自身のブログを更新。母親とランチを楽しんだことを明かし、外食できる喜びをつづった。麻耶は、料理の写真を添えて「母とランチしましたー」と報告し、「食後は、季節のパフェ」と、パフェの写真もアップ。「食べ物UPが多いのですが..ちょっと前までは外で何かを食べることも出来なかったし、人がたくさんいるお店にも行けなかったから、外食できることが本当に嬉しいんです」と説明し、「その喜びから、ブログに投稿しています!幸せの感度が上がっていいコトばかり」とうれしい気持ちを記した。この投稿に、「麻耶ちゃん、外で食事できるようになってよかったですね」「麻耶ちゃんが、快方に向かっていて、とても嬉しいです」「無事にランチ出来て良かったですね一歩一歩、克服ですね」「美味しいものじゃんじゃん食べてじゃんじゃん元気になって下さい!」などと、麻耶が回復傾向にあることを喜ぶ声や応援メッセージが多数寄せられている。
2016年10月26日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が24日、自身のブログを更新し、「へこたれません!」とあたためて前向きな思いをつづった。麻央は、義理の母・堀越希実子さんの著書『成田屋の食卓』の表紙の写真を掲載。「母の本。『私が伝統を伝える相手は麻央ちゃん』という母の言葉があった」と明かし、「まだ何も受け継げていないまま病気になり、闘病で時が過ぎていくことを悔しく思う」と複雑な思いを吐露した。そして、「ある人曰く、『このくらいでへこたれる嫁ではないだろう』と父は天国から優しく言っているそうだ」と、2013年に亡くなった12代目市川団十郎さんの励ましについても記し、「へこたれません!やるべきことが、たくさんあります!」と前を向いた。
2016年10月24日休養中のフリーアナウンサーの小林麻耶が18日、自身のブログを更新。乳がん闘病中の妹・小林麻央がブログで、祈りの効果が科学的にも証明されているとつづったことを受け、「私のおかげ、大きいっぽい」とユーモアを交えてアピールした。麻央は17日にブログで、お見舞いとして送られてきた千羽鶴の写真を公開し、「祈りの効果は科学的にも証明されているそうです」「祈ってもらっていることを本人が知らなくても、その効果は表れるそうです」と、祈りの効果をつづっていた。これを受け、麻耶は「妹のブログを読み祈りの効果が科学的に証明されていると知りました」と伝え、「私は毎日!カナリ強めに妹のことを祈ってきたので...私のおかげ、大きいっぽい」とお茶目にアピールした。そして、「一方、私自身への祈りはすっかり抜けていましたが」と打ち明けるも、「大丈夫だよ焦らずにねと声をかけてくださったり元気になりますように笑顔をまた見られますようにと思ってくださるここの皆様が優しいので...安心ですいつもありがとうございます!」とファンの優しさに感謝した。
2016年10月18日休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が17日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妹・小林麻央への思いをつづった。麻耶は「写真を整理していたら2014年10月17日のスポーツ紙が!」と、2年前に2人で出演したイベントについて掲載しているスポーツ紙の紙面を紹介。「2014年10月21日に妹の病気の告知だったのでこの時は...検査結果待ちだったんですよね」と振り返った。そして、「妹がいると安心感があって仕事現場でも家にいるようなリラックス感があったのを思い出しました」と打ち明け、「写真を見ると、私、相当楽しそう!!」と2年前の自分を見ての感想を記した。さらに、「どんなに怖くても...辛くても苦しくても...1秒でも笑顔になれる瞬間を選べる自分でありたいです。笑えるって、強いと思うから」とつづった麻耶。最後に、「また、いつの日か共演したいな」と麻央との再共演を願った。
2016年10月17日休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が10日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妹・小林麻央の子供たちの運動会に行ったことを報告した。麻央もこの日、ブログで運動会に行ったことを報告。麻耶はその投稿をリブログし、「運動会、私も行ってまいりました」と伝え、「妹が行けて、本当に本当によかった。目標達成」と喜んだ。そして、「私は去年に引き続きカメラマンand応援団として参加してきました」と説明し、「もうすでに全身筋肉痛。気合いの入れすぎかな?!」と、筋肉痛になるほど奮闘したという。また、「姪っ子が運動会終わったあとに『ママ、応援に来てくれてありがとう』と、妹をギュッと抱きしめていて涙をこらえることができませんでした」と麻央と娘の麗禾ちゃんのやりとりに涙したことも明かした。最後に、「幼稚園の先生方お母様、お父様方ありがとうございました!!」と感謝の言葉を記した。
2016年10月11日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が6日、自身のブログを更新し、励ましの声に感謝した。麻央は「元気」というタイトルで更新し、「皆さまから頂きました励ましのお言葉、御気持ち、治療に関する情報、読み返すたびに、力が湧きます。本当に、ありがとうございます」と感謝。「おひとりおひとりに御礼ができず心苦しいですが、必ず元気になります!」と誓った。そして、「何をもって元気かは正直分からないですが、前を向いて進み、気づいたとき忙しい日々の中にいられたら、私は、もう元気!なのかもしれません」とし、「子供達と、バタバタできる日々!!」と前を向く麻央。「病気が治る=元気とは限らないですもんね」という言葉で締めた。この日は「食べる」というタイトルでもブログ。「術後3日目に初めて、水と、バニラアイスを口にしたとき、その後、果物入りヨーグルト→ひじきおにぎり、、、と、食べられるようになったときの『安堵』は忘れられません」と打ち明け、「『食べられる』って本当に有り難いです」としみじみつづった。
2016年10月06日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が22日、自身のブログを更新し、「人生に『たられば』は無し」とつづった。麻央は「たられば は無し」というエントリーで、「癌の告知を受けて、それを受け入れたとき、ほっとした自分もいた」と乳がんの告知を受けたときの心境を告白。「その1年半の間はとにかく身体が怠くて怠くて1日1日が精一杯だったのだ」と続け、「『癌になるくらいの身体だったんだ』と思ったとき、その間の自分を初めて分かってあげられて、受け入れられて、どこか、ほっとしたのだった」と説明した。そして、「今思えば、もっと前から癌にならないように努力できたことがあったかもしれない。主人が私の身体のためにしてくれていた助言にも、もっと耳を傾ければよかった」と後悔してしまうことがあるとしながらも、「でも、決して何かに怠けていたわけではない。あれがあの時の私なりの精一杯だった」と麻央。「だから、人生に『たられば』は無し」と自分に言い聞かせるように記し、「それでも、思ってしまうものだけれど」と加えた。
2016年09月22日デビューは中学2年生。すでにキャリアは37年になるのに、小林聡美さんは、インタビューのなかで何度も「自分は女優に向いていない」と口にした。誰もが認める素晴らしい女優でありながら、まるで女優っぽくない、その不思議な魅力はどこにあるんだろう。――今回、舞台『あの大鴉(おおがらす)、さえも』に出演されます。6年ぶりの舞台出演をお決めになったのは、どういったことからでしょうか?小林:私のなかでは、舞台というジャンルが自分から一番遠い領域で、苦手意識があるんです。そういうなかで、共演者が片桐はいりさんだったり、出演者が3名だけっていう少なさだったり、前回の舞台『ハーパー・リーガン』で振付を担当されていた小野寺(修二)さんが、戯曲を演出されるというところに興味が湧いたというのもあります。少人数というところで、面白いことになるんじゃないかという予感がありまして。――小野寺さんは、マイムをベースにした新しい舞台を作られています。小林さんはどこに面白さを感じているんですか?小林:彼自身の世界が明確にあって、毎回、個性的で面白いものを見せてくださるんです。セリフは少なくても、ステージはとても饒舌。これまで何度か舞台を拝見していますが、出演者の方々はすごく動くじゃないですか。まさか自分がここに入るのか?と思うと、軽く背筋が凍りますが(笑)。――この舞台に限らず、映画でもドラマでも、出演したいと思うのは、作品のどういったところを見て感じるんでしょう?小林:なんか皆がワーッて熱狂しているものって、入っていきづらいんですよね。それを掻き分けてまで見たいとは思わないんです。だから、あまり知られていないものを見てみたいし、やってみたい。…非常にマイナー志向(笑)。――出演者は少人数がいい、というのもそこから来てるわけですか。小林:そうです、そうです。――そういう志向は、もともとお持ちだったんですか?小林:多分そうだと思います。大人数のチームでやる部活とかスポーツって、どういうモチベーションで参加していいのかわからない。社交的じゃないわけじゃないんですけれど、大人数になると、なんか閉じちゃうんですよね。――10代、20代の頃の作品の印象があるからか、健康的で活発な体育会系のイメージだったので…。小林:全然体育会系ではないです。なんでもひとりでやっちゃったり、出かけちゃったりするのが好きだし、誰とも口をきかずに一日が終わることもあります(笑)。――ただ、俳優ってチームプレーが大切なお仕事ですよね。小林:だから、向いてないことを、ここまで一生懸命やってきたんだなって思います。――でも、向いてないと思いながらも続けてきたのには、何か理由があったのかなと思うのですが。小林:きっと20代って誰もがそういう時期だと思うんですが、私もその頃には、自分の可能性っていうのがもっと他にあるかもしれないって考える日々でした。仕事しながらも、居心地の悪さを感じたり。それでも、これといったタイミングがないまま、ゆっくり走り続けてきたという感じです。理由があるとしたらきっと、仕事でちゃんと責任なり役割を自分が果たせたとか、そういうことで続けてこられたのかな。自分が俳優にあまり向いていないと思いながらも仕事を続けられているのは、私で何かをやりたいとおっしゃってくれる人がいるからなんだろうなと。それはとてもありがたいことで、私だけのことじゃないんだという意識がどこかにあって、自分が嫌だから辞めようってところまでいかなかったんだと思うんですよね。――なるほど。小林:そんな人生ですわ(笑)。――でもそれも、小林さんがプロデューサーや監督、演出家のような方々の創作意欲を刺激する存在だからだと思うんです。小林:どうなんでしょうね。自分ではよくわからないんです。――例えば、それぞれの作品において、ご自身のここが求められているのかなと感じることはあるんでしょうか?小林:年代ごとにありましたよね。CMをよくやっていた頃は、元気で明るい感じを求められているんだろうなって思ったり、映画『かもめ食堂』くらいからは、自分のやりたいことをやっていく清々しい女性だったりとか。そんな匂いを感じ取ってはいます。――そういう世間的なイメージを、どう受け止めていたんでしょう?小林:まあ、自分にないわけじゃないけれど、あんなに元気で明るくないし、あんなに清々しくて凛としてないしって思いながら…。――淡々と、求められているものを演じていらっしゃる、と。小林:そうそう。この場での私の役割はそれだなーって(笑)。――よく俳優さんを評して、演技がうまいとか、ナチュラルな芝居だとか言いますが、小林さんの作品を拝見していると、そういうところとは別次元にいるような印象を受けるんです。役になりきるというより、役と小林さんとがシームレスに繋がっているような。小林:役ですか…作ってないですね。台本の通りですよ。台本に描かれた物語から、自分が感じたイメージを頭に思い浮かべてやっているというだけです。◇こばやし・さとみ1965年生まれ、東京都出身。'79年に女優デビュー。'82年に映画『転校生』で主役に抜擢され、その後、数々のドラマ、映画に出演。おもな出演作にドラマ『すいか』、映画『かもめ食堂』など。エッセイも執筆しており著書多数。近著に『読まされ図書室』(宝島社)がある。◇小林聡美さんが出演する舞台『あの大鴉、さえも』は、36年前に書かれた現代演劇史に残るナンセンス・コメディ。演出は、いま注目を集める小野寺修二さん。共演は、片桐はいりさん、藤田桃子さん。9月30日~10月20日まで東京芸術劇場シアターイーストにて上演。東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296※『anan』2016年9月21日号より。写真・内田紘倫ヘア&メイク・北 一騎(Permanent)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月18日休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が17日、自身のブログを更新し、妹・小林麻央と市川海老蔵の子供に会いに行ったことを報告した。「宝物」というタイトルで更新した麻耶は、「今日は、身体と心の調子が良かったので姪っ子甥っ子に会いに行ってきました」と報告。ちょうど長女・麗禾ちゃんと長男・勸玄くんが入浴中で、麗禾ちゃんは「まやちゃ~ん、ここに座って、足を温めて」と桶にお湯を入れてくれ、「あったかい??」と"天使の笑顔"で微笑みかけてきてくれたという。「この時点ですでに泣きそうになってしまった」というが、続いて勸玄くんが「まやちゃん、手を洗ってあげる」と石鹸をつけて洗ってくれたそうで、「もう、涙を止められないっ」と麻耶。さらに2人は、タオルで麻耶の腕とふくらはぎを拭き、うるうるしていると顔も拭いてくれたそうで、「いつの間にこんなに成長を?!優しい。優しい。優しい。こんな愛に包まれたバスタイムは奇跡だ」とつづった。その後、みんなでDVDを見て、勸玄くんは爆睡。麻耶と麗禾ちゃんは「長女同士の会話」をしたという。帰り際に麗禾ちゃんが「麻耶ちゃん、1人で寝てるんでしょ?コレ、あげる」と自分の宝物をプレゼントしてくれたことも写真付きで明かし、「ええええええええええー。涙腺、崩壊」「ううううー。おばは、幸せです」と伝えた。
2016年09月18日休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が6日、自身のブログを更新し、妹で乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央への思いをつづった。麻耶は、ブログを再開して「弱音を吐くということは恥ずかしいことでも、相手に迷惑をかけることでもなく、自分を救うことになるんだ」と気づいたと告白。「誰かに聞いて欲しいと 思いがちな私は、 ここの皆様と弱音を吐く会をしたいとふと思ってしまいました」と素直な思いを伝え、「しっかりものだったり頑張りすぎてしまう人はすっかり弱音を吐くことを忘れがちですが、良かったら、ここのコメント欄を利用して吐き出しちゃってくださいね」と呼びかけた。そして、麻央から最初のころに「家族は第二の患者」と教えてもらったという麻耶は、「そうなんだ。気をつけなくちゃ!と、思いましたが、どこかで...私は大丈夫。だって、妹は、すぐによくなるから!と、思っていました」と回顧。「あの頃の私は、病と向き合いきれてなかったのだと思います。長いたたかいになるなんて、想像もしたくなかったし、すぐよくなるって、強く信じてた」と振り返り、「でも、そんなに簡単なことではありませんでした」と記した。今はようやく、「妹の病ときちんと向き合い、自分の気持ちとも向き合えるようになってきました」と変化を明かした上で、「こんな状況なのに、姉の私より、頼り甲斐があって、しっかりしていて、いつも優しくて笑顔の妹を心から尊敬しています。まおちゃん、ありがとう」と麻央への尊敬と感謝の思いをつづった。麻耶はまた、たくさんの励ましのコメントにも感謝。「こんなにたくさんの方の愛情に触れ、祈りのパワーをいただき、妹の病もよくなる方向に行くとしか思えませんありがとうございます!!」と伝えた。
2016年09月06日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が5日、自身のブログを更新。姉で休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶への思いをつづった。「姉」というタイトルで更新した麻央は、「私の幸運のひとつは、姉の妹に生まれたことだと思っている」と書き出し、「これまで、『頼りになる姉』であろうと、精一杯がんばってくれた!」と感謝。「でも、最近、『頼りになる』に無理してこだわらず、ありのままを心がけているようだ」と変化を明かした。また、麻央の治療について一緒に医師から説明を聞いたときに、麻耶が「どうしよう。怖いよー。怖いよー。本当に怖いよー。」と麻央にしがみついてきたというエピソードを披露。「受けるのは私なので、私の方が怖いのですけど」と言ったら、「どうして分かるの?まおちゃんより、私の方が本当に怖いと思ってるかもしれないよ。こればかりは、比べられないよ」と真剣に言われたという。そんな姉について、「『本人が一番つらいのだから』というのは単純だけれど、まわりもつらいのは一緒。究極、人の不安、苦しみ、悲しみは上も下もなく、推し量れないと思う。やっぱり、その人自身のものだから。でも、それを分かりたいと思ってくれる分かろうとしてくれる存在は、本当にかけがえのない愛そのもの」と麻央。「姉は、日々私の感情に寄り添い、私以上に感じてしまっていることを知った。そんな姉をみてつい笑ってしまう心の余裕が今の私にはあるのだ」と続け、「ありがたい」という言葉で締めくくった。
2016年09月05日体調不良で休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶(37)が2日、自身のブログを更新し、励ましの声にあらためて感謝した。麻耶は、乳がん闘病中の妹・麻央が1日に新ブログを開設したのに合わせ、自身も同日、約3カ月ぶりにブログを更新。「今はまだ仕事ができる状態ではないのですが、また笑顔で働ける日が来るように、その第一歩としてブログを再開させていただきたいと思います」とブログ再開を宣言した。多くの激励コメントが寄せられ、1日夜に感謝の思いをブログで伝えていたが、2日夜に「なみだ」というタイトルで再び更新。「皆様からのたくさんのいいねたくさんのコメントにとても励まされています。今日もコメントを読むたびに涙が止まりません。ありがとうございます」とあらためて感謝の思いをつづった。そして、「大切な時間の中で、私のブログを読んでくださることコメントを残してくださること有難いことだと心から感じています」とコメント。「『涙を流せることはいいことなんだよ』『泣きたいときは泣いていいんだよ』と、声をかけてもらったことがあります」と明かした上で、「昨日も今日もたくさん泣けて、心の底に溜まっていた気持ちが浄化されていくようです。頑張ってきて良かったなぁ...そんな風に思えました。皆様のおかげです。ありがとうございます」と心境を素直に伝えた。2日に放送されたTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:54)で、前日に麻耶と1時間ほどLINEのやりとりをしたという林みなほアナウンサーが、麻耶の思いを伝えたことにも触れ、「TBSの可愛い愛する後輩林みなほアナウンサー放送、ありがとう。そしていつもいつも支えてくれてありがとう。あなたに出会えて私は幸せです」と林アナへの感謝の思いもつづった。
2016年09月03日2013年のカンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた『そして父になる』に続き、是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』に出演した真木よう子さん。その見どころを語っていただきました。「是枝組は、まだ2作品目ですけど、すごくあったかくて、やりやすいです。役者への押し付けも、プレッシャーもないし、役者が素のまま、すっと自然に役に入っていけるような世界を作ってくれるんです」『海よりもまだ深く』は、“夢見た未来とちがう今を生きる、元家族の物語”。真木さんの役どころは、阿部寛さん演じる主人公のダメ男・良多の元妻・響子。15年前に一度文学賞を取ったきりの自称作家でギャンブル好きの良多に愛想を尽かし、離婚後は11歳の息子と二人で暮らしている。サラリーマンの恋人もいる。「愛だけでは人は生きていけない、というセリフもあるように、響子は今を生きつつ、ちゃんと将来を考えた最善の決断ができる強い女性です。でも良多は確かにダメ男ですけど、共感できる部分は男女問わず、みんなきっとあると思うんですよね。私も良多に共感するところがたくさんありました。だからこそ、この作品は、誰の心にもすっと入りやすいんじゃないかと思います」良多の母、響子の義理の母にあたる淑子を演じたのは樹木希林さん。「樹木さんが何気なくおっしゃるセリフがすごく良くて。“普通の人は海よりも深く人を愛したことなんてないけど、それでも生きていくのよ”とか。そうだな、そうやって生きていくのかなと、グサッときて…」ある日、団地で気ままな一人暮らしをする淑子の家に、良多、響子、息子の真悟の3人が偶然集まり、その晩は台風のために帰れなくなる。元家族は一夜を過ごし、夜が明けて台風が去った後、再びそれぞれの生活へと戻っていく。台風の翌朝に、芝生がキレイになった団地を歩く風景は、団地の物語を撮りたいと思った是枝監督の中に最初に浮かんだものだという。ロケ地は是枝監督がかつて暮らした団地。その記憶は、真木さんにも懐かしく重なった。「是枝さんの実家があった団地と、私が子供の頃に暮らした団地がすごく似ていて、私も実家に帰ったような気持ちになりました。懐かしいな、この狭さって(笑)。響子という役は、複雑な状況におかれていて、元旦那、元旦那のお母さん、元旦那のことを否定する今の恋人など、人との距離の取り方が難しいところもありましたけど、団地という空間に助けられたような気がします」是枝監督が、脚本の最初に記した言葉は、「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」。優しいまなざしと言葉と登場人物に励まされ、観終えた後は、大人になった今を少し誇れるような気持ちになれる。完成した作品を観た真木さんは、「自分がどう映っているかなんてどうでもよくて…。こんなすごい作品に出演させてもらえて光栄だな、早くいろんな人に観てもらいたい、という気持ちがいちばんでした。心に響く名言も、笑えるシーンもたくさん。最高の映画を観ました」◇まき・ようこ1982年10月15日生まれ。千葉県出身。2013年の主演映画『さよなら渓谷』、同年『そして父になる』で、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞の2冠達成。◇原案・監督・脚本・編集/是枝裕和音楽/ハナレグミ出演/阿部寛、真木よう子、小林聡美、リリー・フランキー、池松壮亮、吉澤太陽、橋爪功、樹木希林5月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ※『anan』2016年5月25日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・三田真一(KiKi inc.)ヘア&メイク・AYA(ラ・ドンナ)インタビュー、文・今村 望
2016年05月24日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫るトーク番組「おしゃれイズム」(日本テレビ系)の5月22日(日)放送回に女優の真木よう子がゲスト出演、番組MCの上田晋也、藤木直人、森泉の3人と様々なトークを繰り広げる。小学生時代から芸能界を志望し中学卒業後には俳優養成所の「無名塾」に入塾。その後2001年に映画デビューした真木さん。2006年に「ベロニカは死ぬことにした」で映画初主演を果たすと、その後『UDON』や、ドラマから映画化もされた『SP』シリーズなどに出演。その演技力とクールな美貌で一躍脚光を浴びる存在に。その後も映画『モテキ』や『脳内ポイズンベリー』、ドラマ「問題のあるレストラン」「精霊の守り人」、そして『MOZU』シリーズなど話題作に続々出演。コメディからハード&シリアスまであらゆるタイプの役柄を演じこなす実力派として高い評価を受けた。そして2014年の第37回日本アカデミー賞では『さよなら渓谷』で最優秀主演女優賞を、『そして父になる』で最優秀助演女優賞をダブル受賞。35年ぶりの2冠という快挙を達成した。その評価は国内だけにとどまらず、『さよなら渓谷』は第35回モスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞したほか、『そして父になる』が第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞するなど世界が注目する女優へと成長を遂げた。番組では、謎多き真木さんのプライベートの姿を知るという3人の人気芸人たちが“素顔”を暴露。大の尾崎豊ファンだという真木さんが休日にカラオケで熱唱するという“名曲”を今回初披露するほか、いま、最も“お熱”だというフィギュアスケーターの羽生結弦選手についても語ってくれる。また酔っぱらうとしてしまうという意外な一面なども明かされる。そんな真木さんだが最新作『海よりもまだ深く』が5月21日から全国公開中。同作は今年3月の第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、監督賞ほか4冠を獲得した『海街diary』を手がけた是枝裕和監督作品。是枝監督がかつて実際に暮らしていた団地を舞台に、台風の夜、ダメ人生を送る中年男・良多と“元家族”が、偶然ひとつ屋根の下に集まり、夢見た未来と、少し違ういまを生きる大人たちに向けた、温かくもほろ苦い家族の物語を描く。阿部寛と樹木希林が2度目の親子役で共演するほか、小林聡美、リリー・フランキー、池松壮亮らが出演。真木さんは阿部さん演じる元夫に愛想を尽かした元嫁を演じている。「おしゃれイズム」は22日(日)22時~放送。(笠緒)
2016年05月22日阿部寛と樹木希林が親子となり、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への正式出品が決定した是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』。このほど、5月8日(日)の“母の日”を前に、叶わぬ夢ばかりを追い続ける本作の“ダメ息子”な主人公の母親を軽妙に演じた、樹木さんの場面写真が一挙に解禁。海のように深く、温かい愛にあふれた母親の姿が明らかになった。是枝監督が自らも育った団地を舞台に、“なりたかった大人”になれなかった大人たちを描く本作。“ダメ息子”にして、“ダメ夫”に“ダメパパ”の主人公・良多を、ときに可笑しく、ときに切なく、チャーミングに演じるのは、いまや国民的名優となった阿部さん。そんな良多に愛想を尽かした元妻に真木よう子。さらに、良多の姉を小林聡美が務めるほか、リリー・フランキー、池松壮亮、橋爪功ら豪華キャストが集結していることでも話題を呼んでいる。本作では、何かと苦労させられた夫を突然亡くしてからは、団地で気楽な独り暮らしを満喫し、阿部さん演じる息子・良多に「大器晩成って、時間かかり過ぎですよ」などとツッコミながらも、息子への愛は揺るがない母を演じている樹木さん。今回到着した場面写真では、良多の仕事を心配する姿や、良多から“お小遣い”として渡されたお金を嬉しそうに受け取る姿、子どものときに良多が書いた作文に目を細めながら、孫の真悟と一緒に楽しそうに読む姿、また、いまにも泣きだしそうな表情を浮かべる姿などが映し出されており、つい、自分の母親の姿を重ねてしまいそうになるものばかり。是枝監督は、脚本を書き始めたときから、母・淑子役には樹木さんしかいないと思っていたそうで、「樹木さんがOKしてくれなければ、この作品は撮らないつもりでした。」と明かす。また、阿部さんは、現場で樹木さんの存在感に助けられたと語り、「すねをかじるような息子でもかわいがる母親を演じていらっしゃいますが、撮影でも同じように助けていただきました」とふり返っている。淑子を演じて、母親として学ぶことがあったと明かす樹木さん。「今回の役を演じながら、子どものいいところもダメなところも、全部親からつながっているんだということを実感しました。思うようにはいかないですね。でも、思うようにいかなかったからペケかと言うとそうではなくて、それでも毎日を生きているのがいいんじゃないですか。思い通りにならないのが人生ですから」と、深いコメント。さらに、「観る人がここに母親の普遍性のようなものを感じてくださるとしたら、それは上手いこといったのかもしれないけど、まあ、誰がやってもセリフ通り読めばうまくいくのよ(笑)」と、樹木さん節も健在だ。台風の夜、思いがけなくひとつ屋根の下に集まった“元家族”は、母の部屋で何を語らい、何を思っていたのか…。樹木さん演じる母の表情を見比べながら、“母の日”に思いを馳せてみては?『海よりもまだ深く』は5月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月07日先日、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への出品が決定した是枝裕和監督最新作『海よりもまだ深く』。この度、本作の主演を務める阿部寛が写る、一見ホラーかと見間違えてしまうような恐怖写真が到着した。笑ってしまうほどのダメ人生を更新中の中年男、良多(阿部寛)。15年前に文学賞を1度とったきりの自称作家で、いまは探偵事務所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳している。元妻の響子(真木よう子)には愛想を尽かされ、息子・真悟の養育費も満足に払えないくせに、彼女に新恋人ができたことにショックを受けている。そんな良多の頼みの綱は、団地で気楽な独り暮らしを送る母の淑子(樹木希林)だ。ある日、たまたま淑子の家に集まった良多と響子と真悟は、台風のため翌朝まで帰れなくなる。こうして、偶然取り戻した、一夜かぎりの家族の時間が始まるが――。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への出品は、『空気人形』以来、7年ぶり2度目となる是枝監督。また、カンヌ国際映画祭自体への出品は、『そして父になる』『海街diary』などに続き、本作で6作品目。そんな是枝監督が新たに送りだすのは、“なりたかった大人”になれなかった大人たちの物語。いまや国民的名優となった阿部さんが、主演として叶わぬ夢ばかり追い続ける情けない良多役を演じ、そんな良多に愛想を尽かした元妻に真木よう子、良多の人生を穏やかな眼差しで見つめる母に樹木希林、さらに、小林聡美、リリー・フランキー、池松壮亮、橋爪功ら豪華キャストが顔を揃えた。今回到着したのは、阿部さん演じる主人公・良多の顔が不気味に発光する姿が映し出された画像。実は本画像、台風の夜、トイレに起きてきた息子の真悟を夜中の公園へ誘おうと、懐中電灯の光で自らの顔を照らして待ち伏せするというコミカルなシーンでの一コマ。一見ホラー映画!? と見間違えしてしまうような恐怖画像のようだ。大ヒットとなった「下町ロケット」では、ロケットエンジン開発に熱意と情熱を持つ町工場の社長役、『エヴェレスト 神々の山峰』では、人生全てをエヴェレスト登頂に賭ける勇敢な男を演じた阿部さん。しかし、本作では15年前に文学賞を一度獲ったきりの売れない作家で、妻には愛想を尽かされ離婚。息子の養育費も満足に払えないくせに彼女に未練たっぷりという、笑ってしまうほどのダメ人生を更新中の中年男役を演じている。そんな今回のキャンティングにおいて、『歩いても 歩いても』「ゴーイング マイホーム」などで阿部さんとタッグを組んできた是枝監督は「ほかの人にお願いする発想がまったくなかった」 と明かし、「脚本を書き始めたときから、阿部さんの声を思い浮かべて書いています。ダメ男と言える良多をあそこまでダメな感じでやってくださって(笑)、本当に素晴らしかったです」と阿部さんを絶賛。一方、これほどまでのダメ男を演じたのは初めてだったという阿部さんは、今回の役は“新鮮で楽しい経験”だったと語り、「虚勢を張ったり、強がったりするけど、本当は弱いんです。いつまでも夢を追いかけている良多の甘えを、いままでにない、面白い人間味として出せたのではないかと思います」とコメントを寄せた。『海よりもまだ深く』は5月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月21日この2人、本当に共演し、あまつさえ劇中でバンドまで組んだ仲なのか?目の前の多部未華子と北村匠海の互いに遠慮がちな雰囲気にそんな疑いを持ってしまうが…。多部さん曰く「現場では撮影以外であまり会話してない(笑)」――!!そんな2人が初共演を果たしたのは、オリジナル版が日本でもヒットを記録した傑作コメディを、舞台を日本に置き換え、<a href="">『舞妓Haaaan!!!』</a>、<a href="">『謝罪の王様』</a>の水田伸生監督がリメイクした<a href="">『あやしい彼女』</a>である。73歳の毒舌おばあちゃん・カツ(倍賞美津子)が突然、20歳の姿を取り戻し、節子と名乗り、それが祖母とは知らない孫たちとバンドを結成し、若かりし頃の夢を追いかけはじめるのだが…。多部さんは出演が決まり、最初にオリジナル版のDVDを観たというが、一気に作品の魅力に引き込まれた。「普通に楽しんでしまいました(笑)。すごく感動して…。そこで良くも悪くもオリジナル版のイメージが付いてしまって、(日本版の)脚本を読みながら『オリジナル版だとこうなんだけどな…』と思ったり(笑)。すごく魅力的な作品でした。現場では、監督が空気を作ってくださって、沿うように現場にいる中で、自然といろんなものが生まれてきた感じでした」。北村さんは、本作でコメディ初挑戦!クールで落ち着いた雰囲気の北村さんだが、映画の中ではおバカな男子に徹し、笑いのセンスを発揮している。撮影に際して、オリジナル版に加えて水田監督の過去作品を観て、笑いの間やキャラクター性をつかもうとしたという。「勉強して臨みつつも不安はあったんですが、やってみて純粋に楽しかったですね。芝居の中で笑いを作るというのが僕自身、全く初めての経験で、分からないことだらけでしたが、初めてだからこそ、考えずにできた部分もあったと思います。またこういう作品をやりたいって思いましたね」。寂しさを抱えた老人が若さを取り戻して人生を謳歌しつつ、騒動を巻き起こし…とあらすじだけをなぞると、失礼ながら、ありがちな物語にも思えるが、さにあらず!主人公の節子はもちろん、北村さん演じる翼、音楽プロデューサー小林(要潤)、翼の母で雑誌編集長をしていたが、社の若返り方針の中で異動となった幸恵(小林聡美)など、様々な世代の登場人物たちの悩みや心情がつぶさに描かれており、思わず感情移入して引き込まれる。多部さんは「この引き出しの多さこそがこの作品の魅力」とうなずく。「コメディとしても面白く、音楽も素晴らしいですが、どの世代の方が観ても、誰かに自分を当てはめて楽しめるところがお得な映画です(笑)。お子さんがいる親の世代の方が見たら、また私たちとは違う感想を持たれると思います」。その意味で、北村さんが演じる翼は夢を追いかける10代の代表と言える。「翼は夢を追いかけたり、挫折したりしますが、10代が抱えるであろう、漠然とした悩みや将来への不安といったものと向き合います。僕自身、『DISH//』で音楽活動をしてきて、重なる部分は多かったですし、映画を観た同じ世代の人たちが、やっぱり夢をあきらめずに進もうと思ってもらえたら嬉しいですね」。冒頭「この国の女性は若さ至上主義――」とナレーションが流れるが、映画はそんな世の風潮に一撃を食らわせる!多部さんは現在27歳。年齢を重ねること、それに伴う変化が「楽しいですね」と笑みを浮かべる。「友達との会話が、10代のころとはまた全然違ってきているのが面白いなと思いますね。20代だから言えるのかもしれませんが、ポジティブに年齢を重ねているなと感じています」。北村さんが18歳だと知ると「18歳?そのころは…何考えてたかなぁ?大学に行くべきかどうか?そんな話を友達としてたかなぁ?」と少し、懐かしそうに思いを巡らせつつ、改めて“いま”の自身の置かれた状況についてこんな思いも…。「やはり、求められる役柄も立場も変わってきますが、いま、自分にできることやしなくちゃいけないと思うことは、プライベートでの経験を積み重ねて豊かにしていくこと。いろんな人と出会い、話をして吸収する――そういうことが反映されていく仕事だと思います。自分にはまだまだ、色々なことにチャレンジする柔らかいスポンジがあると思うので、まだまだ成長できる!そう考えるとやはり、楽しいです」。北村さんは、音楽活動と俳優活動を両立しながら過ごしてきたここ数年の自らについて「1年1年で変化しているのを感じる」と語る。ギターボーカルを務める「DISH//」では単独武道館公演を成功させ、俳優としても次々と話題作に出演。今年も映画だけで、本作を含めて4本が公開される。「僕自身、昔から早く大人になりたい、もっといろんなことをやれるようになりたいって思いながらやってきました。ようやく社会人として一歩を踏み出そうとしているのが、すごく嬉しいです。俳優としても、以前は子役として誰かの幼少期を演じることが多かったんですが、最近になってそれも変化してきて、少しずつかもしれませんが、自分の中で成長を感じられるのが嬉しいし、これからどんなことが待っているのか、すごく楽しみです」。現場であまり会話を交わさなかったというのは、どうやら真実らしいが…もちろん、互いについて何も思っていなかったわけではない。北村さんは「コミカルなシーンを演じながら、多部さんの笑いを作り出す間がすごく印象深くて、引っ張っていただきつつ、勝手に勉強させてもらいました」と語るが、多部さんは照れくさそうな笑みを浮かべつつ、夢と希望に満ち溢れた“孫”についてこう語る。「目の前で見ていて、可能性のある子たちってこんなにキラキラしてるんだなぁ!って圧倒されました。バンドの仲間の同世代の子たちと一緒に話したりしている姿を見ていて本当にまぶしかったです(笑)!」。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年04月01日おばあちゃんが20歳に若返る奇想天外の映画<a href="">『あやしい彼女』</a>の初日舞台挨拶が4月1日(金)、新宿ピカデリーにて行われ、出演する多部未華子、倍賞美津子、要潤、北村匠海、志賀廣太郎、小林聡美に水田伸生監督の総勢7名がにぎやかに登壇した。『あやしい彼女』は、2014年、韓国で公開されるやいなや865万人を動員した大ヒット映画<a href="">『怪しい彼女』</a>のリメイク作。73歳の毒舌おばあちゃんが、ある日突然20歳に若返り、好きなように生きることを信条に、恋に、バンド活動にと奔走する姿を描く。主人公・大鳥節子を演じた多部さんのくるくる変わる表情がかわいいと絶賛されているが、当の本人は、「そんなにくるくる変わっている意識もしていないままですね。ちょっと分からないです~(笑)」とキョトン顔。メガホンをとった水田監督は、そんな多部さんの魅力について、「もちろんかわいいところですよね。あと皆さんそうなんですけど、芝居は呼吸というか芝居の間(ま)で成り立っているんですけど、そこが上手」と褒めちぎった。そして、4月1日はエイプリルフールということで嘘か真か、出演者にまつわるあやし~い秘密について検証する企画が実施された。要さんが未来からきたのではという検証や、多部さんの20歳の頃の写真など、さまざまな写真が公開されたが、中でも盛り上がったのが「志賀廣太郎20歳の写真がやばい説」として披露された、20歳の志賀さんの写真。当時、相当イケメンだったというふれこみがあり、みなの期待がかなり高まった後、写真が公開された。しかし…いまのままで時を戻したような写真に、小林さんは「私が思ってたイケメンと違う」、要さんは「ちょっと風が吹いていたのかな」、倍賞さんは「歌声喫茶とかにこういう人いましたよね」と、多々辛らつな声が寄せられた。志賀さんも「髪が(当時は)ふさふさで、まさかこうなるとは…」と肩を落とすと、多部さんが「でも分け目変わりませんね」とフォローの声をかけた。だが志賀さんは「救いにもなっていないけど(笑)」と自虐ネタで温かな笑いを振りまいた。『あやしい彼女』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)
2016年04月01日多部未華子が見た目20歳、中味は毒舌キャラの73歳というかつてない強烈なキャラクターに挑む年齢詐称エンターテインメント<a href="">『あやしい彼女』</a>。このほど、<a href="">『ちはやふる』</a><a href="">『ライチ☆光クラブ』</a>など話題作への出演が続く野村周平が、誰もがアッと驚く役柄で本作にカメオ出演を果たしていることが分かった。キュートな容貌と天性の歌声は裏腹に、相手構わず罵声を浴びせ、ときには説教をする大鳥節子(多部さん)。そんな“超絶あやしい”20歳の正体は、73歳のおばあちゃん・瀬山カツ(倍賞美津子)だった!戦中生まれの下町育ち、早くに夫を亡くし、女手一つで娘を育ててきた彼女は、こうなったらとことん好きなように生きてやる、と髪型も服装もチェンジ、家族も名前も捨て去って新たな人生をスタートさせる。実の娘・幸恵(小林聡美)の心配をよそに、イケメン音楽プロデューサー・小林(要潤)にスカウトされ、しがないバンドマンの孫・翼(北村匠海)と共にまさかのバンドデビュー!?長年、彼女に想いを寄せる幼なじみの次郎(志賀廣太郎)も巻き込みながら、初めて思い通りの人生を歩んでいく節子だったが…。本作は、毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳おばあちゃんが、ある日突然20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる、爆笑と感動の物語。“超絶あやしい”20歳の彼女に、周囲の人々は巻き込まれつつも、その魅力のとりこになっていく。そんな本作に、重要人物としてカメオ出演していることが明らかになった野村さん。端正な顔立ちの好青年な見た目に、いたずらっ子で男らしい性格やプロ級の腕前のスノーボードなどスポーツマンの一面も相まって、10~20代に絶大なる支持を集め、若手演技派俳優として活躍。現在は、広瀬すずや真剣佑ら最旬キャストともに大人気コミックを実写映画化した2部作の前編『ちはやふる -上の句-』がヒット中だ。野村さんは「世界で有名なこの作品に出れて誠に光栄です。撮影期間は短かったのですが、楽しい撮影ができました」と撮影をふり返り、出演への喜びを明かしている。劇場で驚きとトキメキの歓声が上がること間違いなしの野村さんの登場シーンを、楽しみにしていて。『あやしい彼女』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月29日