AKB48の小栗有以が、2月28日発売の写真週刊誌『FLASH』(光文社刊)の表紙と巻頭グラビアページに登場している。AKB48の中心メンバーとしてグループを牽引している小栗有以が、表紙と巻頭7ページにわたって爽やかなグラビアを披露。撮影後のインタビューで「可愛い部分も出しつつ、大人っぽい雰囲気も表現できていたらうれしいです」と語るなど、21歳を迎えたことで新たな一面も出せたという小栗。ほか、グループへの決意やまだまだ子供だと思う部分についても言及するなど、今の彼女を知ることができる内容となっている。ほか、同誌では、2月14日発売の『FLASH』に掲載されて読者の圧倒的な支持を得た北向珠夕の緊急アンコールグラビアを、昨年放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)で話題を集めた安藤京香のセクシーショットを掲載。また、昨年の「世界で最も美しい顔100人」で36位にランクインしたAKB48の行天優莉奈が裏表紙に登場している。なお、会員制サイト「FLASH Prime」では、高画質メイキング動画と未公開カットが随時公開中。
2023年02月28日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で圧倒的な存在感を見せた俳優・小栗旬が魅せるシェイクスピア演劇、『ジョン王』が上演されている(東京公演:Bunkamuraシアターコクーンにて1月22日まで、埼玉公演:埼玉会館 大ホールにて2月17日~2月24日)。同作は1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズの最後を飾る作品となる。2017年12月、シリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎が演出する『アテネのタイモン』でシリーズが再開され、2019年2月に『ヘンリー五世』、2020年2月に『ヘンリー八世』を上演し、『ジョン王』が、完結目前の第36弾として2020年6月に上演予定であったが、緊急事態宣言の影響で敢え無く中止に。2021年5月に上演された第37弾『終わりよければすべてよし』でいったんのシリーズ完結を迎えたが、『ジョン王』を上演しないことにはシリーズは終われないという吉田の強い想いから、改めて上演が決定した。小栗が演じるのは、生命力とユーモアにあふれ世の中をシニカルに見つめる若者“私生児”。16年ぶりにシリーズに復帰で、本作がシリーズ4作品目の出演となる。東京公演ではタイトルロールの“ジョン王”役に吉原光夫、演出も兼ねる吉田鋼太郎がジョン王と敵対する“フランス王”役で出演する中で、小栗が何を感じているのか、話を聞いた。○■『鎌倉殿の13人』が終わってすぐ稽古に――大河ドラマの撮影が終わってすぐ『ジョン王』の稽古に入られたとのことで、率直にどういう気持ちで臨まれていたんですか?全然、やりたくなかったです(笑)。でもやるしかないから頑張っています。もちろん上演を渇望していたところだったんですけど、やっぱり『鎌倉殿の13人』の撮影が終わって2週間ぐらいで稽古開始だったので、さすがにきついなあ! と。もうちょっと、ぼ〜っとしてたかったんです。1週間ぐらいしかゆっくりできず、次の週からすぐに準備を始めなきゃいけなかったので、どうしても「もうセリフを覚えたくない……」という気持ちはありました。――ちなみに今の髪型は役に関係あるのでしょうか?2年間ずっと黒髪で伸ばしていたので、イメチェンしたかっただけです(笑)――『鎌倉殿の13人』もシェイクスピア劇に近いと言われていましたが、共通するものは感じましたか?たしかに三谷さんがシェイクスピア劇と重なる部分があるとおっしゃってました。例えば実朝と和田義盛の関係が『ヘンリー四世』のハル王子とフォルスタッフみたいだということとか。どこかでシェイクスピア劇の中での人物像を、鎌倉に置き換えられていると思うんです。でも言葉も全然違うし、演じる方としては、とにかくシェイクスピアは基本的にセリフが長いんだと実感しています(笑)――たしかに、戯曲を読み込むのも一苦労ですよね。ただそこは演出の鋼太郎さんが素晴らしい読み解き方をされていて、鋼太郎さんの説明によって自分たちの中でも輪郭が見えてくるんです。セリフを覚えながら台本を読んでた時には「これ、なんなんだろう」と思っていたような箇所が、減っています。ある意味、もしコロナで中止にならず2年前にこの公演をやっていたら、こういう読み解き方とか受け取り方って、僕らもたぶんしなかっただろうなと思うんです。やっぱりコロナというもので、1度中止になり、そこから自国ではないにしろ戦争というものを身近に感じているわけで、改めて思うのは『ジョン王』は戦争をテーマにした物語だということです。正直そのまま読んでいくと、物語に対してどうしてこうなるんだ、と思うところもあるんですが、演じてみると思った以上に群像劇のようにみんなに見せ場があって、常軌を逸した状況の中で人間らしさみたいなものが浮き彫りになってくる。自分は演じる“私生児”というキャラクターにある種の客観性も持たせながら話を進めていって、客席と作品の世界をつなぐ存在みたいな感じだと思っています。作品を通して、結局戦争ってあまりに人の人生を変えるものなんだということを、お客さんに近い形で受け取ってもらえるようになっているのではないかと思っています。ここまでエネルギーのある芝居は、最近なかなかないんじゃないかなと思うんですよね。例えるとすると、”ラーメン二郎”みたいなことだと思います。コッテリ味に全部のせ、みたいな感じなのにもう1度食べたいと思わせるみたいな。○■「勉強」は客に見せる手前の段階――小栗さんは蜷川幸雄さんから「古典をやろう」と言われたことがあったそうですが、実際に俳優としてシェイクスピアのような古典演劇をやる意義は、どのようなところにあると思いますか?古典って、何百年経っても作品が残り、それでいて今でも必ず上演されていると思うと、やっぱりすごいパワーを持っているんですよね。結局、数百年前から人間ってさして変わらないんじゃん! みたいな。新作が生まれても、結局どこかで古典を踏襲していたり、オマージュであるということがつきまとう世の中で、原点に還ると思うと面白いですし、特にシェイクスピアってとにかくしゃべらなきゃいけない、しゃべって人を面白がらせる戯曲なので、なかなか現代劇では同じようなものはないと思うんです。それを楽しんでできるのは、本当にやる意義があることだなと思います。――若手の俳優の方も「挑戦したい」と言うこともあるかと思いますが、そこについてはどう思われますか?それはもう……やりたい人だけやればいいと思います。今やお芝居の形も、やれることも、本当にいろんな方向がありますからね。わざわざ無理して古典をやる必要もないと思うし。僕が昔から非常に思ってることは、ある時から、若い子たちがみんな舞台に出ることを「勉強」みたいに言ってるんじゃないか、と。いやいや、お客さんがいる時点で勉強なんかしてる場合じゃないよ、と思っている自分もいるんです。――確かに! 小栗さん自身はそういう感覚はないまま挑まれていたのでしょうか?僕はいつのまにか蜷川塾みたいなところに入って、勉強したくもないのに無理矢理勉強させられたみたいなところがあったのかもしれません(笑)。本当にノウハウも教えてもらったし、今となったら財産でありがたいことだなと思っています。でもどうしてそういうことになるのかというと、結局現代に生きる僕たちが、あまりに演劇に対する素養がなさすぎるというか、素地がないというか、そういう状況だから、どうしても「勉強します」という環境になっちゃうんだろうな、と。もちろん学ぶ場所は探せばどこにでもあって、舞台で学ぶこともたくさんありますけど、でもやっぱり「学ぶ」って、お客さんに見せる手前の段階だと思うんです。だから演劇を学びの場だと思ってるなら、違うんだぞ! といつでも考えてはいます。――一方で、客席で観る方としてもあまり素養がないのかも…と感じてしまうこともありますが…。でも、観た方はどんな風に受け取ってもいいと思うんですよね。別に何かを知ってなければいけないとか、ない。単純に観た人にとって面白いか、面白くないかで判断すればいいだけだと思うんです。だからたとえば時代背景とか、この表現にある種のオマージュがあるとか、時代に対するアンチテーゼなんだとか、そういう意図は作ってる側が意識するだけでよくて。観て面白いと思ったら、違う枝葉が生まれて興味が広がっていくと思うので、そこを楽しんでもらえればいいと思います。今は演劇もいろんな視聴方法がある状況で、全てはお客さんに委ねられていて、僕たち作り手はそこに迎合するしかない環境の中にいるんです。でも演劇ってやっぱり足を運んでもらって、一緒に空間を共有するということが素晴らしい体験だと僕は思っています。演じる僕らもそうですけど、集まったお客さんのエネルギーがすごいパワーをもってくるし、僕たちはそれを上回るパワーでいなきゃいけないと思っているんです。だから、その気持ちをしっかり受け取って帰ってもらったらうれしいです。■小栗旬1982年12月26日生まれ、東京都出身。98年、ドラマ『GTO』で連続ドラマレギュラーデビュー。03年、蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』に初出演し、以降は蜷川作品の常連となる。主な出演作はドラマ『花より男子』シリーズ(05~07年)、『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(07年)、『信長協奏曲』(14年)、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(17年)、『日本沈没-希望のひと-』(21年)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年)、映画『クローズZERO』シリーズ(07/09年)、『銀魂』シリーズ(17/18年)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、『罪の声』(20年)、『キャラクター』(21年)など。
2023年01月12日大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主演した小栗旬が、年末放送の「第73回NHK紅白歌合戦」にゲスト出演することが分かった。今月18日に最終回を迎え、北条義時の衝撃の最期が話題となった「鎌倉殿の13人」。そんな本作で、1年に渡って主人公・北条義時を演じた小栗さんが、今回の紅白に登場。司会を務める大泉洋は、物語前半で源頼朝を演じ、その冷徹なキャラクターが話題に。その大泉さんと共に、小栗さんが本作への思いを語る。また番組では、脚本・三谷幸喜からスペシャルメッセージも放送される。「第73回NHK紅白歌合戦」は12月31日(土)19時20分~NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1にて放送。(cinemacafe.net)
2022年12月27日吉田鋼太郎による演出、小栗旬の主演舞台、彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』が、最終舞台稽古を終え本日12月26日(月) にBunkamuraシアターコクーンにて初日を迎える。1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。その芸術監督を引き継いだ吉田鋼太郎によって、シリーズ真の完結を迎える作品となる『ジョン王』。上演される機会が非常に少なく“幻の歴史劇”と呼ばれるほどの本作を、今の日本の観客にいかに届けるべきか腐心したという吉田がテーマと捉えたのは、本作が全編にわたり描いている“国と国との戦争”。本来であれば2020年6月に上演される予定であった『ジョン王』は世界を襲った災厄により延期となり、奇しくも“戦争”が強く意識されることになった2022年の年末に開幕するという偶然を必然と捉え、本作の演出構想を一変させたという。今秋に再演されたシリーズ第36弾の『ヘンリー八世』とは全く異なる世界観を演出し、吉田の演出手腕の幅広さと、強いメッセージを感じる作品となった。主役となる私生児役を演じるのは、主演を勤め上げたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が最終回を迎えたばかりの小栗旬。本日26日、舞台の初日が自身40歳の誕生日となった小栗は、10代から舞台に立ち続けた彼だからこその多彩な表現で、一人の青年が出生の真実を知り王族となって戦争に足を踏み入れていく様子を演じる。1993年に吉田鋼太郎も演じたこの役はシェイクスピア作品の見せ場である独白が多い難役だが、小栗は16年ぶりのシリーズ参加というブランクを感じさせない緩急のあるセリフ回しで言葉を的確に客席へ届ける。セリフだけでなく、殺陣や、とある演出でも観客を魅了し物語へ引き込んでいく。左より)小栗旬、吉原光夫ジョン王役の吉原光夫は本作がシェイクスピア作品初挑戦となるが、ミュージカルで培った華々しい存在感がタイトルロールにぴたりとはまるだけでなく、こまやかな芝居が人間的魅力にあふれ、一国の主の傲慢と虚勢と弱さをあぶりだしていく。左より)中村京蔵、吉原光夫吉田はフランス王役としても出演。シェイクスピアの言葉ひとつひとつを真に理解しようと心を砕き口にするそのセリフからは、観客が受け取るべき真実が見えてくる。左より)吉原光夫、吉田鋼太郎約400年前に描かれた本作と現代を結びつける構造を加え、かつて若者がメッセージを込めて歌ったフォークソングが流れる、吉田の用意した演劇的な仕掛けに観客は心を揺さぶられてエンディングを迎えるだろう。左より)玉置玲央、吉田鋼太郎高橋 努真ん中より)植本純米、白石隼也上演時間は1幕80分、休憩20分、2幕80分の3時間予定。公演は12月26日(月)~1月22日(日) まで渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて上演。その後1月26日(木)~29日(日) 愛知・御園座、2月3日(金)~12日(日) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、2月17日(金)~24日(金) 埼玉・埼玉会館にて上演される。<コメント>■吉田鋼太郎いよいよ彩の国シェイクスピア・シリーズ最後の作品『ジョン王』が開幕いたします。主演に小栗旬くん、ジョン王役に吉原光夫さんを迎え、非常に中身の濃い作品となっております。また、滅多に上演されることのないレアな作品でもあります。この機会をお見逃しなく。様々な衝撃を、色々な想いを、皆さんの胸に送り込むことが出来るのではないかと思っております。ぜひ楽しみにしていらしてください。今回はリラックス・パフォーマンスという新しい試みも行います。芝居の中身はいつも通りに、幅広く、色々な方に観ていただけたら幸いです。色々なサポートも用意されているようなので、ぜひ利用してみてください。■小栗旬今ゲネプロを終えて、なんと口にしていいかまだまとまらないけれど、とにかく高カロリーな芝居です。「何を見せられているんだろう」と戸惑う瞬間もあるかもしれません。僕たちはとことん真面目に、今あるこの世界の中で『ジョン王』という物語を上演したらどうなるだろう、どうすべきだろう、と皆で向き合って創った作品なので楽しんでもらえたら嬉しいです。また、今回はリラックス・パフォーマンス公演もあります。初めての試みで、俳優陣にとってもどんなことになるのかドキドキする部分もありますが、普段は演劇を観に行くことに躊躇してしまう方々にも、気楽に一つの娯楽として楽しんでいただける機会になれば、とても良いことだなと思っています。リラックス・パフォーマンス公演詳細:<公演情報>彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』公演ビジュアル【スタッフ】作:W.シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)【キャスト】小栗旬 / 吉原光夫中村京蔵 / 玉置玲央 / 白石隼也 / 高橋努 / 植本純米間宮啓行 / 廣田高志 / 塚本幸男 / 飯田邦博 / 坪内守 / 水口テツ / 鈴木彰紀 / 堀源起 / 阿部丈二 / 山本直寛 / 續木淳平 / 大西達之介 / 松本こうせい / 酒井禅功・佐藤 凌(Wキャスト) / 五味川竜馬吉田鋼太郎<東京公演>期間:2022年12月26日(月)~2023年1月22日(日)会場:Bunkamuraシアターコクーン<愛知公演>期間:2023年1月26日(木)~29日(日)会場:御園座問い合わせ:御園座TEL:052-222-8222(平日10:00~18:00)<大阪公演>期間:2023年2月3日(金)~12日(日)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティお問合せ:梅田芸術劇場TEL:06-6377-3888(10:00~18:00)<埼玉公演>期間:2023年2月17日(金)~24日(金)会場:埼玉会館お問い合わせ:SAFチケットセンターTEL:0570-064-939(月曜・埼玉会館休館日を除く10:00~17:00)※本公演にジョン王役で出演を予定されていた横田栄司さんは、心身の不調のため降板されることとなりました。東京公演におきまして同役は、吉原光夫さんが出演、埼玉・愛知・大阪公演については、同役を吉田鋼太郎さんが務め、東京公演で吉田さんが演じるフランス王役として、新たに櫻井章喜さんが出演。関連リンクホリプロステージ 公式HP:「彩の国シェイクスピア・シリーズ」公式Twitter:
2022年12月26日先日最終回を迎えた「鎌倉殿の13人」と、来年放送予定の「どうする家康」、それぞれで主演を務める小栗旬と松本潤が、大河ドラマについて語り合うスペシャル対談が実現。12月25日(日)20時に両公式サイトにて公開されることが分かった。「鎌倉殿の13人」で北条義時を演じた小栗さんが、いまだからこそ話せる感想、「どうする家康」で徳川家康を演じる松本さんが、放送を直前に控えた心境など、旧知の関係だからこそ、率直に語り合える2人。最終話に家康役で登場した松本さん。その舞台裏を含め、主演を演じる上での役への向き合い方、プレッシャー、チームとの関係づくり、そして大河ドラマの魅力について語られる。今回、そんな飾り気のないトークを無人カメラで撮影。映像は20分程度となっている。大河ドラマ「どうする家康」は2023年1月8日(日)より放送開始(初回15分拡大)。※総合テレビ日曜日20時/BSプレミアム・BS4K日曜日18時(cinemacafe.net)
2022年12月24日「撮影を終えた小栗さんは『これまでの作品で経験してきたこととは違う感覚。まだまだ続けていきたい気持ちと、終わってホッとする気持ちが両方ある』と感慨深げに話していました」(制作関係者)大河ドラマ『鎌倉殿の13人』最終回は鎌倉市内で出演者が集結するグランドフィナーレイベントが行われるほどの盛り上がりをーー。1年5カ月にわたり北条義時役を演じた主演・小栗旬(39)本人も“鎌倉殿ロス”に陥るほど、今回の大河は彼にとって“理想の職場”だったようだ。「小栗さんは三谷幸喜さんが作り上げた『鎌倉殿』の登場人物たちを愛しており、彼らの魅力を最大限に生かすためにはどうすればいいかを常に考えていました」そう話すのはNHK関係者だ。「たとえば、源実朝が暗殺される鶴岡八幡宮の大階段のセットは、局内のスタジオで組まれたものです。小栗さんは大掛かりなセットに感嘆し、スタッフの気合に応えようと、自分の出番がないシーンでもリハーサルに立ち会っていました。実朝役の柿澤勇人さん、源仲章役の生田斗真さん、公暁役の寛一郎さんの動き方にアイデアを出していました。仲章、実朝の死に際をどうするかまで話し合いに一緒に参加して、座長として現場を引っ張ったのです」クランクアップから約1カ月、複数メディアのインタビューで小栗はこんな本音を口にしている。「どんなにしんどかったとしても、やはり今の日本の環境で、どこを探してもここまでの長期間ノンストップで一人の人物を演じられる機会はないですからね。今回ある種の成功体験というものをさせてもらいました。またいつか大河ドラマの主演をもう一回やりたいと思っています」前出のNHK関係者によれば、小栗が大河再主演を意識するようになったシーンがあるという。「最終回の一つ前の放送で、朝廷から討伐の宣旨の対象となった義時が満足げな笑みを浮かべて《平相国清盛、源九郎判官義経、征夷大将軍源頼朝と並んだのです。北条四郎の小倅が。面白き人生でございました》と語る場面があります。小栗さんの頭には後鳥羽上皇(尾上松也)とともに後白河法皇(西田敏行)の顔が浮かんでいたはずです」■小栗が頼った大河界の“レジェンドたち”西田敏行(75)は過去、大河ドラマ14作品に出演しており、『翔ぶが如く』『八代将軍吉宗』『葵徳川三代』の3作では主役を演じている。前出の制作関係者はこう語る。「西田さんは50年以上のキャリアがありながら『挑戦をやめれば役者は終わり』だと常に意欲的。『新・平家物語』(72年)では北条義時役を演じていたこともあり、『鎌倉殿』での共演の際、小栗さんは義時役について意見を伺いに行ったそうです」大河のレジェンドから触発されたところは大きかったはずだ。「『鎌倉殿』の撮影の前半戦では、西田さんをはじめ、松平健さん、佐藤浩市さん、草笛光子さんなどベテランが多く、シーンによっては小栗さんが最年少になることもありました。大先輩たちの熱演を見て『毎日が勉強です』と話すことも多かったと聞きます。しかし、大泉洋さん演じる頼朝が亡くなって義時が“闇落ち”する後半戦では、座長として若い出演者たちを鼓舞する頼もしい姿がよく見られるようになりました」(前出・制作関係者)小栗の成長の背景には、心強い味方がいたようだ。「公私ともに仲がいい渡辺謙さんに、折に触れて相談していたようです。小栗さんはハリウッド映画初出演となった『ゴジラvsコング』(21年)では、同シリーズ前2作で渡辺さんが演じた芹沢猪四郎博士の息子役を演じました。その際、クランクイン前に渡辺さんと一緒に食事してアドバイスを求めたそうです。渡辺さんに『いつもどおり、やってくれればいいんだよ』と言われ、気が楽になったと聞きました。大河ドラマでも、小栗さんは出演8作目となりますが、初の主演。渡辺さんは『独眼竜政宗』と『炎立つ』の2作で主演しており、座長としての立ち振舞い方を聞いていたそうです」(芸能関係者)『鎌倉殿』のクランクアップ時、小栗はこう語っていた。「この作品に参加できたことで、ある意味で演じるということを超えて、人間を表現するということがわかった気がしました。この1年5カ月で、RPGで言えば8レベルぐらい上がった感じ。使えなかった魔法が2つぐらい増えたような……」12月26日には不惑を迎える。40代を見据えた小栗の新たなる野望とは――。「小栗さんは『俳優のための労働組合を作りたい』と提言するなど、若手俳優たちを牽引するリーダーシップを発揮してきました。また近い将来、自らの所属事務所社長から、その座を“禅譲”される予定だともいわれています。これまで大河の主役を複数回経験した俳優たちのデータを見てみると、主演は4~5年ごとが多い。小栗さんも5年後には再登板の可能性が十分あると思います。大河主演と事務所社長という前代未聞の重責を担うということもあるかもしれません」(前出・NHK関係者)2度目の主演で、小栗が演じたい役柄はあるのだろうか。「小栗さんは誰もが知る歴史的人物より、できれば今回の義時のように、まだあまり一般には知られていない歴史上の人物で主役を演じたいそうです。『まだ色のついていない人物のほうが芝居していて楽しいから』と聞きました」(前出・NHK関係者)同じ義時を演じた西田の背中を追って、小栗は2度目、3度目の大河主演を目指すーー。
2022年12月19日演出家・蜷川幸雄さんのもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、蜷川さん没後は俳優・吉田鋼太郎さんが引き継いだ「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。その第36弾『ジョン王』が2020年に小栗旬さん主演で上演される予定だったものの、緊急事態宣言の影響であえなく中止に。しかし「この作品を上演しないことにはシリーズは終われない」という吉田さんの強い想いから上演が決定。ついに12月26日から開幕する。吉田鋼太郎×小栗 旬吉田鋼太郎:そもそもこのシリーズは、世界的演出家である蜷川さんが、彩の国さいたま芸術劇場ができた時に、お客さんを呼べる楽しい企画をやろう、シェイクスピアがいいんじゃないか?と始めたもの。シェイクスピアはお芝居好きの人にはなじみがあるけれど、一般の方には「難しいんじゃないか?」と敬遠されがちで。小栗旬:僕も最初に本として『ジョン王』を読んだ時、正直「つまんねえ!本当にこれをやるの?」って思いましたもん。吉田:だよね(笑)。でも不思議と役者が演じると、ワクワクドキドキして、笑える、泣ける、いい芝居になるんだよね。小栗:シェイクスピア作品は、読むのと演じるのとで印象がガラッと変わる。とくに『ジョン王』は時代にリンクしているところが多々あります。なかにはまだ理解が追いつかないところもあるけど…。吉田:たしかに『ジョン王』は読むだけでは絵が浮かびづらい作品だと思う。言葉も難しいし、16世紀のイギリス人が書いた、日本とはまったく異なる時代の文化や風習の中での話。でも小栗くんが言った通り、役者が演じると「こんなことができるんだ」と面白さが湧き上がってくる。僕が最初にシェイクスピアに感じた驚きは、まさにそこなんだよね。小栗:『ジョン王』は、ほぼ全編戦争をしている話ですが、今年ロシアのウクライナ侵攻が起きたことで、僕らにとっても戦争が絵空事ではなく、身近になってきた。その中で、戦争が生む悲しさや人の想いが、この舞台からはストレートに伝わるんじゃないかなと思います。吉田:僕はね、本当に久しぶりに小栗と舞台がやれるってことで、すごく楽しみだったんだよ。稽古場でどんな面白い芝居をしてくれるんだろう?という期待以前に、毎日会えるのがとにかくうれしい!演劇を作る現場で毎日小栗の顔が見られる。それがうれしいんです。小栗:ハハハ。吉田:今は立ち稽古が始まったばかりなので、小栗はまだ本領を発揮していない。でも、その片鱗が時々垣間見えるんだよ。やっぱりこの人はまっすぐな人だなと。小栗:そうですか?吉田:そう。小栗は演劇に対してもそう、人生に対してもそうだし、言ってみれば自分に対して正直なんだと思う。小栗:えーーーー。吉田:最初に一緒に芝居したのが、蜷川さん演出の『お気に召すまま』だったんだけど、その頃小栗は21歳ぐらいだったよね。初めて対峙した時「世の中にこんな純粋な青年がいるんだ。自分はなんでこんなに汚れてしまったんだろう」と、本当に涙が出たんだよ。小栗:マジですか?吉田:でもね、今もその頃の小栗が時々見えるよ。その一方で“大人になって世間の垢や汚さを身につけた小栗くん”も見たいんだよね。だからこの芝居で、その両方を引き出したいな。小栗:ぜひ引き出してください(笑)。吉田:それにしても大河ドラマの撮影が終わった途端、すぐにこの芝居の稽古が始まったけど、少しは息抜きできたの?小栗:大河のクランクアップ後、この稽古が始まるまではゴルフに行くなどして息抜きができました。鋼太郎さんは息抜きしていますか?吉田:ちょっと前までは、家で娘と遊んだり、お風呂入ったり、寝かしつけをするのが息抜きだったんだけど、1歳8か月はすごい!ものすごいエネルギーで家中を駆け回っているので、稽古中の今は息抜きにはなかなかならないかな。気分転換にはなるけどね(笑)。小栗:それにしても舞台が久しぶりすぎて、最初の数日は蜷川さんとやっていた稽古場の雰囲気を感じながら、舞台で演じるってどんな感じだっけ?という思いでした。今日あたり(立ち稽古4日目)から何も考えずに動いていた舞台の感覚を思い出し、流した汗の気持ちよさがあったな、こういう稽古場だったなと。吉田:シェイクスピアの作品は、パワーが必須。ト書きに「ここで人が泣く」とあるとしたら、それはどこまで悲しいのかを考え、ふだん生活の中で「ああ、悲しい」と思う100倍ぐらいの悲しさを俳優が演じてくれないと成立しない。想像の100倍の悲しみ、喜び、怒りが舞台の上で巻き起こる。そしてそれを作るのが、演出家の仕事だと思っています。小栗:そこが読んでいた時と、演じる時の違いであり、面白さなんですよね。僕ら役者が作ろうとしている世界と、鋼太郎さんが目指す世界が、どういうふうに合致していくのか楽しみでもあります。鋼太郎さんが言うように、役者に熱量がないとシェイクスピアは面白くない。リアルに演じたら、お客さんが寝ちゃうんじゃないかと思う(笑)。12世紀という時代では、今と比べて人の命が軽い。頭が少しおかしくならないとそんな感覚になれないということが、僕ら俳優の熱量を通して伝わってこそ、お客さんに衝撃を与えられるんじゃないかと思います。吉田:そもそもジョン王という人自体がヒーローでなく、イギリスの歴史上あまり評判のいい人物ではないからね。領地を奪われるわ、国民に重税を課して反発されるわ、とにかく評判が悪い。でも逆に捉えれば、嫌なものを嫌と言っちゃうような人間らしい人。そこに面白さがある。そして台本に書いてあるわけじゃないけど、その王のことを小栗が演じる私生児が好きになる展開がある。ジョン王が死んだことを私生児が嘆き悲しむシーンがあり、やはりジョン王のことが好きだったんじゃないかと推理できる。そう理解することで、この芝居がもっと面白くなるんじゃないかと思うんです。ダメな人が出てきて、その人を好いてくれる人がいる。この作品はそのふたりで回っていて、そこがとても興味深く、そこをキーにして毎日演出をしているつもり。小栗:僕も私生児という役がどんどん面白くなっています。地主から突然王族になり、虐げられて生きてきたのに、無知なまま戦争に巻き込まれ、次第にその戦争が楽しくて仕方なくなっていく。今まで渇望していた“自分”という立ち位置も手に入れ、気がついたら自国であるイングランドを守ろう、最後までフランスに抗おうともがく。知らないところで和睦が結ばれようとしているのに、ジョン王に「我が軍はどうやっていけばいいのか」と相談するやりとりもあり、リチャード獅子心王の息子として血気みなぎる血筋も感じさせる。オールメール(出演者が全員男性)の面白さもありますよね。吉田:猛烈な気性の3人の女性の役を男性にしたことによって激しい注文ができる。そこがメリットだね。小栗:稽古場も部活みたいだし(笑)。吉田:そうだね(笑)。そしてもうひとつ、これは私生児のGrowing up storyでもあるということ。一見ひねた印象に思われがちな私生児は、実はとてもまっすぐな男。私生児という立場を覆そうと強靭なパワーで「ひょっとして俺はこんなことができる?」と好奇心であらゆることをやり、時に壁にぶち当たり、いろいろ学んでいく。そのパワーを見るのが楽しみでもある。この芝居を観に来た人は、鎌倉殿の小栗くんじゃない、まったく違う小栗くんが観られます。そして小栗旬ってこんなにすごい役者なの?と思うはず。小栗:この芝居には、エネルギーに満ち、大きな声に満ちた男たちの集団ショーみたいな面白さがあります。吉田:いやいや、いつもと比べたらそうでもないんだよ。みんな、抑制を持った、いい大きな声を出している芝居だよ(笑)。小栗:僕はほぼ叫び気味でセリフを言ってますよ(笑)。でも人間には底知れぬパワーがあると感じられるから、いろいろ悩み多き時代、元気が欲しい人にはとくに観に来てほしい作品です。吉田:今まで日本での上演はかなり少なく、今後の上演も未定の作品。観逃したら損をする、幻の舞台になると思います。全37戯曲の上演達成を目指したプロジェクト「彩の国シェイクスピア・シリーズ」とは?彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督・蜷川幸雄さんのもとで、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指して1998年にスタートし、次々と話題作を発表。蜷川さんの没後、2017年12月に、シリーズ2代目芸術監督に吉田さんが就任して、『アテネのタイモン』(写真・右)を演出・主演で手掛け、その後完全上演を引き継いだ。吉田さんと小栗さんは、2006年にイギリスで上演した『タイタス・アンドロニカス』でも共演している(写真・左)。左・第13弾『タイタス・アンドロニカス』(2006年の公演より)右・第33弾『アテネのタイモン』(2017年の公演より)『ジョン王』イングランド王ジョンのもとへ、先王リチャード1世の私生児を名乗る男が現れ、時を同じく、フランス王が「王位を幼きアーサーに譲り、領地を引き渡せ」と要求。英仏の戦いと権力者の思惑が入り乱れて…。12月26日(月)~2023年1月22日(日)東京・Bunkamuraシアターコクーン2月17日(金)~24日(金)埼玉・埼玉会館 大ホール作/W・シェイクスピア翻訳/松岡和子上演台本・演出/吉田鋼太郎出演/小栗旬、吉原光夫(東京公演のみ)、中村京蔵、玉置玲央、白石隼也、高橋努、植本純米、吉田鋼太郎ほかホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949愛知、大阪公演あり。おぐり・しゅん(写真・右)1982年生まれ。TVドラマ、映画、舞台と活躍の幅は多岐にわたる。2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公・北条義時役が記憶に新しい。シェイクスピア・シリーズには16年ぶりの出演となる。トップス¥41,800パンツ¥41,800(共にJOHN SMEDLEY/Lea mills agency TEL:03・5784・1238)その他はスタイリスト私物ア・シリーズには16年ぶりの出演となる。よしだ・こうたろう(写真・左)1959年生まれ。大学在学中にシェイクスピア公演『十二夜』で初舞台。’97年に演出家・栗田芳宏と劇団AUNを旗揚げ。数多くのシェイクスピア作品に出演、演出も。2014年芸術選奨演劇部門文部科学大臣賞を受賞。ブルゾン¥181,500(JOSEPH/オンワード樫山お客様相談室 TEL:03・5476・5811)メガネは本人私物その他はスタイリスト私物※『anan』2022年12月21日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・臼井 崇(THYMON Inc./小栗さん)尾関寛子(吉田さん)ヘア&メイク・みち子(SUNVALLEY/小栗さん)吉田美幸(吉田さん)取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2022年12月16日俳優の小栗旬と星野源が出演する映画『罪の声』(20)が、dTVで配信開始した。実際にあった昭和最大の未解決事件をモチーフに描いた、塩田武士氏の同名小説を映画化した同作。新聞記者の阿久津(小栗)は、時効となっているこの未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、取材を重ねる毎日を過ごしていた。一方で、京都でテーラーを営む曽根(星野)は、家族3人で幸せに暮らしていたが、ある日、父の遺品の中に古いカセットテープを見つける。そこに吹き込まれていた自身の声が、未解決の大事件「ギンガ・萬堂事件」で犯人グループが身代金の受け渡しに使用した脅迫テープと全く同じ声だということに気づく。やがて2人は出会い、大きな決断をすることになる。異色のバディを組む阿久津と曽根を演じたのは、同作が初共演となる小栗と星野。それぞれ関西弁を話すキャラクターに扮し、息の合った掛け合いを披露している。また共演には、松重豊、古館寛治、市川実日子、橋本じゅんら実力派キャストが顔をそろえている。そして、同作の脚本を手掛けたのは、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、『アンナチュラル』(同)の野木亜紀子氏。緻密な原作を丁寧に紐解き、再構築したシナリオで、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。
2022年12月03日現在放送中の小栗旬主演大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、12月18日(日)に最終回を迎えることが明らかに。さらに、トークスペシャル番組が放送されることも決定した。北条義時は父を乗り越え、鎌倉幕府の二代執権に就任し、いよいよ政子と共に政治の実権を握ることに。物語は日本中世史の大きな謎、三代将軍・源実朝の死、そして江戸幕府まで続く強固な武家政権樹立を決定づけた北条義時と朝廷との戦い「承久の乱」を描く最終章に入っていく。そんな物語をより楽しんでもらうため、スペシャル番組では小栗さん、小池栄子、坂口健太郎、坂東彌十郎、佐藤二朗を迎え、これまでのドラマを裏話満載の爆笑トークでふり返るとともに、クライマックスの見どころを紹介する。「『鎌倉殿の13人』応援感謝!ウラ話トークSP~そしてクライマックスへ~」は10月9日(日)20時~NHK総合、18時~BSプレミアム・BS4Kにて放送。※大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第39回は10月16日(日)放送大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回(第48回)は12月18日(日)20時~NHK総合にて放送予定。※15分拡大版(「鎌倉殿の13人」紀行を含む)18時~(BSプレミアム・BS4K)(cinemacafe.net)
2022年09月22日泰時「そこまでして北条の世を作りたいのですか」 義時「当たり前だ!」 義時(小栗旬)が腹をくくる。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第31回「諦めの悪い男」(脚本:三谷幸喜演出:保坂慶太)では、比企能員(佐藤二朗)が消えた。北条家的には大きくポイントを稼げたことだろうが、視聴者的には大きな損失。これでもう『鎌倉殿』で佐藤二朗の演技を観ることはできないのが残念だ。鎌倉殿・頼家(金子大地)が倒れ、次の鎌倉殿を狙って北条家と比企家の争いが激化。鎌倉殿候補の図が親切でわかりやすかった。それによって北条と比企のみならず三浦義村(山本耕史)も権力争いの俎上に上がってきたのがわかる。悪びれず頼朝の書付を何枚も捏造する、調子の良さ。「俺はどっちの側でもない。俺は俺だ」と八田知家(市原隼人)のクールさが印象的。男たちだけでなく、女たちもひそかに張り合っている。頼家を丈夫に生んであげられなかったと責任を感じる政子(小池栄子)に、乳母の道(堀内敬子)が「私です」と自分の育て方を悔いる。もちろん政子に悪いという責任感からとは思うが、育てる機会があまりなかったことを残念に思っている実の母の前では言い方を考えないといけない。そのときの政子の複雑な顔。こういう微妙な感情のあやが積もり積もって悲劇を呼んでしまうのだなあと、常に他者への思いやりを持つことの大事さを感じた1場面だった。そうこうしていると、鎌倉殿候補である全成(新納慎也)の息子が殺され、比企の手によるものと感じた北条家はいきり立つ。昔は権力を手にするためには、邪魔になる者は一族郎党滅ぼしてしまうことが当たり前だった。なんて殺伐としているのだろう。政子に一幡を殺さないでと頼まれても、こっそり泰時に、戦になったらまっさきに殺せと命じる。比企と戦をすることもこのときもう織り込み済みだ。「思えば頼朝様は正しかった。敵を容赦せず、常に先に仕掛けた」と頼朝のやり方を踏襲していこうとする義時。どんどん非情になっていく義時のおもしろさは、頼朝に仕えていたときはその非情さに困惑していたが、徐々に頼朝に影響されて、いまや、腹をくくっているところ。残酷なことをしているとわかっていながら、最適な選択をし、それを確実にやり遂げる、職能の高い人物なのである。人間が感情を抑制していく、ある種マシーンのようになっていく様子が興味深い。小栗旬の表情が徐々にかちっと固くなっているのが見てとれる。義時の妻・比奈(堀田真由)に実家・比企家を探りに向かわせる。どう考えても、比企だって用心するように思うのだが、それはともかく、こういう状況に胸を痛める泰時(坂口健太郎)の純粋さに、「人は変わるものそれでいいのではないですか」と比奈は微笑むだけ。泰時「そこまでして北条の世を作りたいのですか」義時「当たり前だ!」 もはや義時には北条の世を作ることしか頭にない。走り出したからはもう止められないという感じ。そのためには父・時政(坂東彌十郎)を担がないとならない。まだ完全には腹をくくれていない義時に代わり、能員と話に行く時政。このときの2人の腹のさぐりあいのような会話は見応えがあった。大人の男、渋い2人の表情をたっぷり見せる保坂慶太演出。保坂氏は俳優の熱量を大事にする演出家なのだ。ラストの義時が歩くシーンもぐっと迫るものがあった。脚本や俳優の能力を正しく見せてくれる信頼の演出家。時政に呼び出され危険も顧みず1人で出向く能員。ここでその前の2人の会話が効いてくる。時政のさりげない言葉によっておそらく能員は、自分の勘はわりと正しく、時政はそれなりに自分を認めていると思ったのではないか。前述した政子と道も然り、かすかなジャブが人間の心に影響を意外に及ぼすものなのだ。能員を討つ気満々の北条家。「坂東武者ってのはな勝つためならなんでもする。名前に傷がつくくらい屁でもねえさ」とにやりとする時政が清々しい。事前に義村に根回ししていた能員だが、比奈の暗躍によって裏切られる。ことごとく、予測が外れる能員。残念。ここで注目したいのは、能員は丸腰で来て、北条を信じているように見せて、直垂の下に甲冑を一応身につけているという、やっぱり姑息な人物だということだ。「その思い切りの悪さがわしらの命運を分けたんだ」と時政。確かに、何かと姑息で、プライドばかり高いのが比企家で、対して北条家はなりふりかまわない。「そのおぞましい悪名は永劫消えまいぞ」なんて呪詛を吐く能員に対し、義時は淡々としている。彼の一幡への対処も、淡々としているから余計に悲痛に感じる。行方知れずということにしていると政子に言うのは、八重と頼朝の子・千鶴丸のときのようだ。北条に比企館を攻められたとき、夫に代わって「兵を整え、迎え撃て」と毅然と命じる道がかっこいい。けれど、争いはただただ虚しい。物語としては、ずしりと手応えがあって面白く、闘いの虚しさと物語の面白さが絡み合って得も言われぬ快楽になっている。(C)NHK
2022年08月21日小栗旬が主演を務める舞台、彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』の東京公演スケジュールとチケット情報が発表された。1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、国内外に次々と話題作を発表してきた同シリーズ。2017年12月、シリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎が演出する『アテネのタイモン』でシリーズが再開され、2019年2月に『ヘンリー五世』、2020年2月に『ヘンリー八世』を上演。『ジョン王』は、完結目前の第36弾として2020年6月に上演予定だったが、緊急事態宣言の影響で中止に。2021年5月に上演された第37弾『終わりよければすべてよし』でいったんシリーズ完結を迎えたが、『ジョン王』を上演しないことにはシリーズは終われないという吉田の強い想いから、改めて本作の上演が決定した。東京公演は12月26日(月) から2023年1月22日(日) までBunkamuraシアターコクーンにて上演。チケットは、最速抽選先行の受付が8月15日(月) よりスタートする。<公演情報>彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』公演ビジュアル【スタッフ】作:W.シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)【キャスト】小栗旬 / 横田栄司中村京蔵 / 玉置玲央 / 白石隼也 / 高橋努 / 植本純米間宮啓行 / 廣田高志 / 塚本幸男 / 飯田邦博 / 坪内守 / 水口テツ / 鈴木彰紀 / 堀源起 / 阿部丈二 / 山本直寛 / 續木淳平 / 大西達之介 / 松本こうせい吉田鋼太郎<東京公演>期間:2022年12月26日(月)~2023年1月22日(日)会場:Bunkamuraシアターコクーン【チケット料金】S席:11,000円A席:9,000円コクーンシート:6,500円Yシート:2,000円※全席指定・税込※Yシートは20歳以下対象・当日引換券・要証明書・10月3日より枚数限定発売■注意事項※コクーンシートは、特にご覧になりづらいお席となります。※未就学児入場不可。※やむを得えない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。※車いすでご来場予定のお客様は、あらかじめS席のご観劇券(チケット)をご購入の上、座席番号をホリプロチケットセンター(03-3490-4949)までお早めにご連絡ください。(受付はご観劇日前日まで)。ご観劇日当日、係員が車いすスペースまでご案内いたします。また、車いすスペースには限りがございますため、ご購入のお座席でご観劇いただく場合もございます。尚、車いすスペースの空き状況につきましては、ホリプロチケットセンターにてご案内しておりますので、チケットご購入前にお問い合わせください。※やむを得えない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。【発売スケジュール】■ホリプロステージ プレミアム会員抽選先行:8月15日(月) 12:00~21日(日) 23:59先着先行:9月10日(土) 10:00~9月26日(月) 23:59■ホリプロステージ無料会員先着先行:9月10日(土) 11:00~9月26日(月) 23:59■一般発売9月28日(水) 11:00■ Yシート(20歳以下限定)10月3日(月) 17:00~10月9日(日) 23:59詳細はこちら:【来場特典】2023年最初の公演にご来場の皆様全員にオリジナルのニューイヤーカードをプレゼント。対象日程:1月3日(火) 17:30特典:オリジナルニューイヤーカード【ホリプロステージ会員限定貸切公演】対象日程:1月8日(日) 12:30アフタートーク付き(登壇者:吉田鋼太郎 / 小栗旬 / 横田栄司)来場者全員プレゼント:ステッカー詳細はこちら:劇場HP<愛知公演>期間:2023年1月会場:御園座問い合わせ:御園座TEL:052-222-8222(平日10:00~18:00)<埼玉公演>期間:2023年2月会場:埼玉会館お問い合わせ:彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)※2023年2月大阪公演あり※本公演にジョン王役で出演を予定されていた横田栄司さんは、心身の不調のため降板されることとなりました。東京公演におきまして同役は、吉原光夫さんが出演、埼玉・愛知・大阪公演については、同役を吉田鋼太郎さんが務め、東京公演で吉田さんが演じるフランス王役として、新たに櫻井章喜さんが出演。関連リンクホリプロステージ 公式HP:「彩の国シェイクスピア・シリーズ」公式Twitter:
2022年08月09日7月27日、小栗旬(39)と山田優(38)夫妻に第4子が誕生していたことを『NEWSポストセブン』が報じた。4人目の子供が生まれたのは今年の春だという。昨秋のドラマ『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)で主演を務め、現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)で主人公・北条義時を演じるなど、大作への起用が続く小栗。いっぽう主婦業のかたわら’21年に個人事務所を設立し、モデル業にも精を出す山田。本誌は、多忙な日々を送る2人の“パパママぶり”をこれまで目撃してきた。結婚してから2年半後の’14年10月に第1子となる長女が誕生した2人。そして’16年9月、山田がInstagramを通して《2人目を授かりました》と報告。その1ヵ月後となる同年10月下旬の朝、本誌は山田の姿を目撃している。長女をインターナショナルスクールに送り届けた山田。彼女が乗っていたのは、電動アシスト自転車。それも国産のママチャリタイプで、2人の子供が乗れるものだった。「インターナショナルスクールでは、セレブさを重視して高級外車に乗るママも多いのですが、実用性を考えると断然自転車。山田さんの家の周りには入り組んだ路地もあるので、自転車のほうが便利な場合もありますし、小回りが利くので近所のスーパーに行くときも楽ちんです」(近所の住民)■“1日ママ休業”をプレゼント、子供と公園遊び…小栗の献身パパぶり本誌は’19年7月5日にも、山田を目撃。そして山田の横には、実母の姿が。母と会話する山田の表情はどこかリラックスした様子だった。実はこの日は、山田にとって35回目の誕生日だった。そこで小栗は、仕事に育児に大忙しの山田に“1日ママ休業”をプレゼントしたという。「小栗さんは前年から年明けにかけてハリウッド映画出演に向けて大忙しでした。撮影だけでなく、現地との交渉や語学学習のために何度も渡米していたため、お子さんのことは日本にいる山田さんと彼女のお母さんに任せきりなっていたといいます。ちょうど仕事がひと段落したとき、山田さんの誕生日が。そこでお返しの意味を込めて、小栗さんは自宅で一日中、子供の世話を引き受けることにしたそうです」(芸能関係者)その後、一家は、ハリウッド進出のため一時LAに移住していた’20年4月に現地で第3子が誕生。新しい家族が増えた後も小栗の家族への献身は続いた。大河の撮影でも忙しい今年5月下旬、小栗は子供たちと一緒に公園で遊んでいた。公園に居合わせた男性はその良きパパぶりを本誌にこう明かしている。「私たちが鉄棒でトレーニングしていたら、小さな子供がやってきました。お子さんが鉄棒で遊び始めたところ、背の高いパパが追いかけてきて『順番を守らなきゃダメだよ』と優しく諭していました。『どうぞ使ってください』と鉄棒を譲ると、パパは『すみません。ありがとうございます』と丁寧に頭を下げてくれました。『すごく感じがいいな』と思い、顔をよく見ると小栗旬さんでした」またこの日、第3子を抱っこした小栗が第2子と競走して遊ぶ姿もあった。公園遊びの後、小栗は手慣れた様子で2人の子供を前後のチャイルドシートに乗せた。そして自転車を漕いで、愛する妻の待つ自宅に颯爽と戻っていった――。多忙ながらも支え合いながら、愛する我が子達を育ててきた2人。4人目の育児も愛にあふれていることだろう。
2022年07月28日俳優の小栗旬が13日、都内で行われたTVS REGZAのテレビ「レグザ」シリーズ新CM発表会に出席した。TVS REGZAは、最高峰モデルのタイムシフトマシン4K有機ELレグザ「X9900Lシリーズ」、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「Z875Lシリーズ」などを発売。それに伴い、新CM『レグザの化身篇』が6月24日から全国で放映を開始し、ブランドキャラクターに起用された小栗旬が新生レグザの化身として登場するなど、「人間は何をリアルに感じるか」という問いに対する答えを視覚的に描き出す内容となっている。昨年に続いて同商品のブランドキャラクターに選ばれた小栗は「うれしいことだと思っています。新レグザはとてつもないエンジンを開発したと聞きましたので、今回また出演させていただくことは非常に楽しみでした」と起用されたことを喜び、「レグザの持つ技術など色んなモノに対するリスペクトが非常に現場で情熱みたいなモノを感じながら、一つ一つ丁寧にワンカットワンカット撮影しました」とやり切った様子。続けて「荒野にいるところから始まり、どんどん世界観が広がっていくモノを表現していきました。自分には見えてない世界を撮影しましたが、出来上がったモノを見て"なるほどな"というところがいっぱいありました」とCMの出来には満足げで、「この素晴らしい映像がたくさんの方に伝わって欲しいと思います」とアピールした。CMの撮影はもちろん、演技で意識していることにも言及した小栗は「僕らの仕事でリアルというモノを出すことは非常に難しいですね。どこまでリアルかわかりませんが、役として生きるみたいなモノを大切にしています」とコメント。その小栗は現在、NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主人公の北条義時を演じている。「今は作っている作品を楽しみにしてくださっている方がいるということが自分の原動力になっていると思います。そういう方がいてくれることが大きな原動力です」と放送を楽しみにしている視聴者の存在が励みだという。また、同商品は3年ぶりに全面刷新となったが、それにちなみ、「3年前と比べて進化したところは?」という質問に、「ほとんどないですけどね(笑)」と苦笑いも「なるべく退化しないように進化し続けられる自分でいたら良いなとは思います」と答えていた。
2022年06月13日広々とした公園に、うれしそうな声が響く。遊んでいたのは、小栗旬(39)と、その子供たち。本誌が東京都内で小栗を目撃したのは5月下旬の夕方だった。「私たちが鉄棒でトレーニングしていたら、男の子がやってきて、その鉄棒で遊び始めたんです。すると背の高いパパらしき男性が追いかけてきて、『順番を守らなきゃダメだよ』と、優しく諭していました。私が『どうぞ使ってください』と、鉄棒を譲ると、『すみません、ありがとうございます』と、パパが丁寧に頭を下げてくれたのです。すごく感じがよかったので、顔を見直すと、小栗旬さんでした」(公園に居合わせた男性)平日だったが、仕事が早く終わったため、子供たちを連れてきたのだろうか。小栗が第3子を抱っこして、第2子と競走する姿もほほ笑ましかった。現在、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、主役・北条義時を演じている小栗。極力カツラを使わず、地毛で演じることをモットーとしており、義時を演じるにあたっても、クランクイン前から、ほとんど散髪していないという。この日は長く伸びていた髪を後頭部で“ちょんまげ”のように束ねていたが、子供たちと疾走するたびに、束ねた髪がピョコピョコと揺れていた――。「5月29日に放送された第21話で、新垣結衣演じる八重が悲劇的な死を迎えました。その忘れ形見が金剛(のちの北条頼時、さらに改名して泰時)ですが、『鎌倉殿』の後半では、義時と頼時の父子関係も見どころの一つとなります」(テレビ局関係者)頼時役の坂口健太郎(30)はインタビューで次のように意気込みを語っている。《頼時は父・義時の背中を追いかけて成長しただろうから、小栗旬さんの芝居をまねる瞬間があってもおもしろいかな、などと……》(『NHK大河ドラマ・ガイド鎌倉殿の13人後編』(NHK出版)より)6月5日放送の第22話では、義時が子供たちの世話を焼くシーンもあった。今後も“父の演技”を見せていく小栗だが、私生活でも3児の教育や育児には熱心だという。「’17年に放映されたバラエティ番組で小栗さんは、可能なときは子供たちの送迎をしているというイクメンぶりを明かしました。その際、『いろんな自分との葛藤ですよね。子供と向き合うのは』と、しみじみと語っています」(前出・テレビ局関係者)子供たちと真剣に向き合うようにしているのは、彼自身の少年時代の思いとも関係があるようだ。小栗の仕事関係者によれば、「’19年に出演したトーク番組で、『自分ができなかったことが本当に多いから、どうしても子供には早いうちにできるようになってほしいって思っちゃうんだよね』と、言っています。彼は子供たちの英語教育にも熱心なのですが、“できなかったこと”の一つが英語なのかもしれませんね。また彼の父はオペラの舞台監督です。忙しくしていて、幼いころにあまり遊んでもらった記憶がない、と言っていました。だからこそ自分は、できるだけ時間を作って子供たちの相手をしているのでしょう」公園で遊んだ後、手慣れた様子で2人の子供を前後のチャイルドシートに乗せた小栗。自転車をこいで、帰路につく姿からも彼の“全力ぶり”が伝わってきた。
2022年06月10日アイドルグループ・AKB48の小栗有以が14日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022 SPRING/SUMMER」に出演した。小栗は、「dazzlin」のステージに出演し、花柄のノースリーブワンピース姿でほっそりとした二の腕を披露。キュートな笑顔を見せながらランウェイを歩き、先端ではハットに手を添えて決めポーズ。夏らしい装いで観客を魅了した。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催を延期しており、2019年9月以来2年半ぶりの開催となる。今回のテーマは、“女の子はきらきら輝き続ける”という思いを込めて「STAY GOLD ~Keep on girls story~」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開した。撮影:蔦野裕
2022年05月15日5月3日、小栗旬(39)が『プロフェッショナル仕事の流儀』(NHK)に出演。そこで、密着取材を行ったディレクターへの小栗の“神対応”が話題を呼んでいる。『プロフェッショナル』は毎回ある仕事のプロフェッショナルに密着するドキュメンタリー番組。この日の放送では、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に北条義時役で主演する小栗の素顔に迫った。20年12月から始まった長期の密着取材。大河スタッフとの会議やクランクインなど順調に撮影へと向かっていくなか、21年7月のある日、密着していたディレクターの妻が明日出産だと小栗は知ることに。すると、「帰りなよ」と自身の密着から離れ、出産に立ち会うようディレクターに促した。しかし明日は『鎌倉殿』第1話の1シーン目の撮影という重要な局面。ディレクターは「家庭のことでロケの機会を逸する(という)ことが、いい(ドキュメンタリー)作品を作っていない(ことになる)のでは」と心中を吐露。そこで小栗は、「わかるよ、その気持ちは」「自分もどっちかというと、そういうふうに思うタイプ」とディレクターの心中を気遣いつつ、「かといって、全力で家族と向き合って(いる)素晴らしい俳優がいないかといったらそうでもない」と出産立ち会いを勧めた。さらに、その後、小栗の妻・山田優(37)からも電話が。山田もディレクターの状況を知り、「絶対そっちがいいと思う。超いい経験になるんじゃない?出産より(大事な)ドラマはないから大丈夫」とディレクターに語りかけたのだ。小栗夫妻からの説得の甲斐もあり、ディレクターは出産立ち会いのため一度密着取材から離れることを決断。ディレクターが不在の間は小栗のマネージャーがカメラを回す様子が放送された。ディレクターの“仕事を全うしたい”という気持ちを汲み取りつつ、一生に一度しかない子供の誕生に立ち会うことを勧めた小栗。そんな小栗の気遣いに視聴者からは賞賛の声が相次いだ。《ドキュメンタリーのスタッフに、自分の撮影より奥さんの出産に立ち会えと説く小栗旬さん素晴らしいです》《小栗旬の株も上がったけど山田優の株が天井まで上がりました》《この対応がまさに人間としてプロフェッショナル。人に寄り添うことのできる人ですよね》
2022年05月04日「まずはここを目標に動いていた物語。今後の展開を期待して」4月22日に開かれた『鎌倉殿』の取材会で、壇ノ浦の戦いについてこう語ったのは小栗旬(39)。8度目の大河出演で主演の座をつかんだ小栗だが、北条義時を演じるにあたって血のにじむような努力をしてきたという。「小栗さんは左利きですが、これまで主に時代劇などで右利きを演じることもしばしば。撮影の少し前から右利きに矯正して準備するのがお決まりだったといいます。しかし、約1年という長期間の撮影に臨むには、今まで以上に右利きに慣れる必要があります。そこで撮影が始まる1年以上前から利き手矯正に取り組み、今では右手で魚をさばけるほどになったといいます」(ドラマ関係者)大河主演のために“左手”を封印した小栗。我慢しているものがもう一つあるようだ。「映画『銀魂』で地毛を銀髪に染めたように、小栗さんは役作りとして、極力カツラを使わず地毛を生かすことが多いといいます。義時を演じるにあたり、クランクイン前からほとんど散髪していないそうです」(前出・ドラマ関係者)本誌も3月11日、第45回日本アカデミー賞の受賞式にプレゼンターとして登壇する直前、会場となったホテルのフロント前でゴワゴワの長髪を無造作に頭の後ろで束ねた小栗の姿を目撃している。小栗はそんな長髪を生かして、現場に“奉仕”しているという。「あまりにも伸びたことで、『結んでないときは落ち武者みたいだね』と冗談まじりに話すスタッフもいたとか。そのことを小耳にはさんだ小栗さんは、自らスタッフの元へ行き、『落ち武者みたいでしょ?』と自虐して、笑いを誘い、スタッフを盛り上げているそうです。また最近、バラエティ番組で小栗さん自らギャグを披露して、共演者を驚かせたこともあります。座長がリラックスした姿を周囲に見せることで、現場の士気を高めようという思いがあるのでしょう。佐藤浩市さん(61)も、現場での小栗さんについて先日放送された『土曜スタジオパーク』(NHK)で、『いい座長になった』と絶賛していました」(前出・ドラマ関係者)
2022年04月30日2022年4月7日、ジュエリーブランドのCartier(カルティエ)が、京都府京都市にある『京都市京セラ美術館』で、希少なハイジュエリーを集めたイベント『シジエム サンス パル カルティエ』を開幕しました。プレビューイベントには、俳優の夏木マリさんや、小栗旬さんなど、数々の有名人が招待されています。夏木マリの白い着物姿に「かっこよすぎ」「美しい」夏木さんは、同月8日に自身のインスタグラムを更新。同イベントに白い着物と、美しいジュエリーを身にまとった姿で参加した様子を投稿しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る mari natsuki(@mari_natsuki)がシェアした投稿 写真の7枚目では、夫でパーカッション奏者の斉藤ノヴさんとのツーショットを公開しました。また、会場で俳優の小栗旬さんとも会えた夏木さん。小栗さんとのツーショットも投稿しています。 この投稿をInstagramで見る mari natsuki(@mari_natsuki)がシェアした投稿 同イベントで、「久しぶりにみんなと会えた」と、芸能界の友人たちとの再会を喜んだ、夏木さん。美しい写真の数々に、ファンからは歓喜の声が上がりました。・なんて美しいんでしょうか。本当に、憧れの存在です!・ご夫婦でのツーショットも素敵!かっこよすぎます。こんな風に年齢を重ねていきたい。・着物姿が粋ですね。こんな風にかっこよく着こなせるのは、夏木さん以外にいないと思う。・夏木さんの全身ももちろん美しいのですが、手の美しさに驚きました。まったく年齢を感じさせない。夏木さんの投稿を見て、彼女のように、かっこよく美しくあり続けたいと思った人は多いようです。[文・構成/grape編集部]
2022年04月14日キル フェ ボン(Qu’il fait bon)から、クラフトぶどうブランド「極旬」とのコラボレーションによる新作タルト「『極旬ぶどう』“裏旬 巨峰”と“ル ガール”クリームチーズのタルト」が登場。2022年4月11日(月)より、キル フェ ボン グランメゾン銀座にて1週間程度の期間限定で発売される。キル フェ ボン グランメゾン銀座で「裏旬 巨峰」の限定タルト日本の山梨県で「表旬」、季節が真逆のニュージーランドで「裏旬」と、地球の両極でそれぞれの旬の季節に生産しているぶどうブランド「極旬」。今回のコラボレーションでは、ぶどうが“今”旬のニュージーランドで生産された「裏旬 巨峰」をふんだんに使った限定タルトが、グランメゾン銀座店限定でラインナップに加わる。季節が真逆のニュージーランドで育った“旬”のぶどうをふんだんにタルトベースにフランス・ブルターニュ産「ル ガール」のナチュラルクリームチーズを加えたカスタードクリームを重ね、ニュージーランドで太陽の光を浴びて育ったぶどうを溢れんばかりにトッピング。締まった果肉にたっぷりの果汁、芳醇な香り・酸味・甘みが口に広がる「裏旬」と、チーズのコクが加わったカスタードクリームの絶妙なハーモニーが楽しめる一品となっている。「裏旬」が育てられているニュージーランドのホークス・ベイ地区は、山梨県よりもさらに日照時間が⻑く、さらに降雨量も少ないというぶどうの生産適地。豊かな香りと甘みが広がる元祖大玉ぶどうのジューシーな味わいを、日本の旬からひと足もふた足も先に堪能してみてはいかがだろう。商品情報「『極旬ぶどう』“裏旬 巨峰”と“ル ガール”クリームチーズのタルト」発売期間:2022年4月11日(月)〜 1週間程度※なくなり次第終了。販売店舗:キル フェ ボン グランメゾン銀座限定価格:ピース 1,490円/ホール(25cm) 14,904円
2022年04月08日小栗旬(39)が源頼朝を支える主役・北条義時役を演じる今回の大河ドラマ。民放では主演のギャラが最も高いのが一般的だが、NHKには独自のギャラ相場が。「現在の人気や実力で出演料が決められる民放ドラマとは異なり、NHKの出演料は主にキャリアとNHKへのこれまでの貢献度で定められており、ランク分けされているのです」(制作関係者)源義経を演じる菅田将暉(29)の登場により視聴率も上昇中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。出演俳優たちの意外な“ギャラ事情”について、次のように続ける。「もともとNHKの出演料は民放と比較して2〜3割低いです。民放のゴールデン、プライム帯のドラマ主演なら1話につき100万円以上となりますが、NHKでは日曜20時の大河ドラマでもその半分以下ということもあります。人気以上に過去の実績が重視されるので、主演より出演料の高い脇役がいることも珍しくありません」(前出・制作関係者)主要キャストの今作のギャラに関して、複数の関係者からの証言をもとに調査すると、トップに輝いたのは、後白河法皇役の怪演が話題の西田敏行(74)の70万円(1話あたり)だった。NHK関係者は、西田の“絶大な貢献度”をこう語る。「西田さんは、今作含め13作もの大河ドラマに出演。『翔ぶが如く』『八代将軍吉宗』『葵 徳川三代』では3度の主演を果たし、『西郷どん』でも語りを務めました。そのほかにも連続テレビ小説『瞳』やドラマ『ジイジ〜孫といた夏〜』『坂の上の雲』など、NHKドラマへの出演歴は多数あります。ドラマ以外にも歌手として4度『紅白歌合戦』に出場。豪華キャストのなかでも西田さんはキャリアもNHKへの貢献度も群を抜いています。70万円は民放と比べれば安いでしょうが、NHKではVIP待遇なのです」■小栗は民放主演なら150万円以上だが…2位は平清盛役の松平健(68)で60万円。『草燃える』『元禄繚乱』『利家とまつ』『義経』など、大河ドラマ7作に出演している。「’17年には同局ドラマ『PTAグランパ!』で主演。『紅白』にも2回出場し、『マツケンサンバII』を披露しています。俳優業以外でもNHKに貢献している西田さんと松平さんは、今作では別格のギャラですね。お2人とも過去の大河ドラマで北条義時役を演じている“先輩”でもあります。ただし、出演料が高額のため、登場回数が限られる役になります」(前出・NHK関係者)主演の小栗旬(39)は50万円で意外にも3位タイ。今回で8度目の大河出演となる小栗だが、前出の制作関係者はこう語る。「小栗さんが民放ドラマに主演すると150万円前後になります。民放の3分の1の出演料ですが、実は小栗さんはこれまでNHKドラマでの主演経験がないため、主演でもこのクラスに留まるのです」丹後局役の鈴木京香(53)と、上総広常役の佐藤浩市(61)は小栗と同率3位。両者ともに脚本の三谷幸喜(60)から信頼が厚い役者だと、前出の制作関係者は言う。「三谷さんが脚本を務めた『新選組!』で浩市さんは芹沢鴨役、京香さんはその愛人であるお梅役を演じました。京香さんは『真田丸』にも出演していて、三谷大河は今回で皆勤賞です。京香さんは朝ドラ『君の名は』(’91〜’92年)のヒロインを演じ、大反響を呼んだ主演連ドラ『セカンドバージン』(’10年)は映画化までされました。女優のなかではトップクラスの貢献度です」佐藤もNHKとの縁は深い。「俳優デビュー作が、ドラマ『続・続 事件 月の景色』(’80年)の主演でした。大河ドラマでは『新選組!』以外にも『翔ぶが如く』で坂本竜馬役、『炎立つ』で源義家役を演じました。’05年の土曜ドラマ『クライマーズ・ハイ』では主演の新聞記者役が評価され、第32回放送文化基金賞出演者賞を受賞しています」(前出・制作関係者)そして今作では息子・寛一郎(25)との“親子共演”も話題だ。「大河初出演となる寛一郎さんは源頼朝の孫・公暁という重要な役どころ。NHKの信頼度の高さがうかがえます」(前出・制作関係者)■民放で主演を張る、大泉洋・宮沢りえらは40万円クラス征夷大将軍・源頼朝役の大泉洋(48)と義時の継母・りく役の宮沢りえ(48)が40万円で続く。2年連続で『紅白』の司会を務めるなど、NHKへの貢献度は十分のように思える大泉。前出のNHK関係者によると、「NHKドラマでの主演経験がない」というのが40万円に留まる理由のようだ。30万円クラスが小池栄子(41)、中村獅童(49)、山本耕史(45)、新垣結衣(33)。新垣は頼朝の最初の妻で周囲の権力闘争に翻弄される八重を好演し話題だが……。「新垣さんがNHKのドラマに出演したのは『絆〜走れ奇跡の子馬〜』(’17年)のみ。人気も知名度も抜群の女優さんですが、NHKでの実績はあまりないのです。新垣さんの起用は三谷さんの“鶴の一声”で決まりました。民放の主演ドラマなら最低でも150万円以上なので、NHKでのギャラが最も乖離しているキャストといえるでしょう」(前出・制作関係者)現在、フジテレビ「月9」の『ミステリと言う勿れ』に主演中の菅田将暉(29)、昨秋『SUPER RICH』(フジテレビ系)でプライムタイムの初主演を果たした江口のりこ(41)は、同局の現在の貢献度では20万円クラスだという。ちなみに、ナレーションを担当する長澤まさみ(34)のギャラは10万円前後とのこと。「女優としての大河出演であれば30万円クラス。今作では声のみの出演なので格安です。それでも出演を快諾したのは、やはり三谷さんからの“ご指名”だったからだそうです」(前出・NHK関係者)民放ドラマと比べると“破格の安さ”ともいえる大河ドラマの出演料。それでも人気俳優たちがそろい踏みするのはなぜか。プロダクション関係者は次のように語る。「NHKのドラマは出演料は安価でも制作費が潤沢なので、作品のクオリティが高い。大河ドラマのような豪華なセットや多様なロケは、もう民放では難しいでしょう。それゆえ、役者さんの満足度も高く、“ギャラは問わない”と言い切る大御所の方もいます。また、大河ドラマや朝ドラは民放ドラマに比べ視聴者の年齢層が高く、若い役者さんたちにとっては、これまで認知されていなかった層にも名前を覚えてもらえるというメリットもあります。そうして知名度が上がれば、映画やCMへの出演につながります。事務所サイドとしては、NHKの作品に出演することは“稼ぐ”ためではなく“箔を付ける”ためと考えているのです」ますますの盛り上がりを見せる『鎌倉殿』。今作で実績を積み、ギャラ大将軍・西田を脅かす役者がいずれ登場するかもーー。
2022年03月20日「小栗さんは大河の撮影で多忙を極めていますが、体調を崩すこともなく座長として常に現場をもり立てているそうです。家では、山田さんが小栗さんの身体を気遣い、栄養バランスの取れた食事を出していることも小栗さんの支えになっているといいます」(テレビ局関係者)小栗旬(39)と山田優(37)が12年3月14日に婚姻届を提出してから今年で10年。結婚当時、小栗はすでに屈指の売れっ子俳優だったが、今では放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で主役を務めるまでに。また、昨年公開の映画『ゴジラVSコング』でハリウッドデビューし、日本を代表する俳優の1人となった。94年に子役デビューし、着実にキャリアを積み重ねてきた小栗。面倒見のいい性格で知られ、綾野剛(40)や菅田将暉(29)など小栗を慕う同業者は後をたたない。そのいっぽう、“血気盛んな”な一面も。「蜷川幸雄さんの舞台『ムサシ』で藤原竜也さん(39)と共演した際は、連日、二人で演技論を交わしたとか。また、合コンでは『お前の演技のここが気に入らない!』と藤原さんと喧嘩することもしばしばあったそうです(笑)。また、20代前半の尖っていた頃は、ドラマに出演するアイドルに対して『片手間にやりやがって…』と思っていたこともあったといいます」(芸能関係者)そんな小栗をそばで支えてきたのが妻の山田だ。小栗は昨年12月に出演した『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で、司会の中居正広(49)から29歳で結婚したことについて「ちょっと早かったと思う?」と聞かれた際、「半分、半分かなぁ…」と冗談まじりに苦笑。しかし、「確実に言えるのは、独身のままいたら、もうここにいないと思う。めちゃくちゃ、やっちゃって……」と語り、こう続けたのだ。「自分にはそういう(家族という)ブレーキがあることが今現在もいられる(要因)」「(独身のままだったら)いろんな人に迷惑をかけて、違う状況になっていたのではないか」本誌はそんな2人が手を取り合いながら支え合う姿を家族になる前から目撃してきた。結婚1年前の11年9月、都内で行われた小栗の主演舞台の初日公演を観劇していた山田。終演後には、初日打ち上げを行う小栗と合流することに。打ち上げが終わったのが深夜3時過ぎということもあって、小栗はかなりへべれけな様子。タクシーを探すべく、雨が降りしきる都内の路上に2人で出るも、上機嫌な小栗は山田にべったり。そして、傘を指しながら時折後ろから山田をハグするなどラブラブな様子だった。都内のレストランで小栗の誕生日を祝うパーティが開催されていた18年12月26日。松本潤(38)や山田孝之(38)といった錚々たる顔ぶれが揃うなか、そこには当然、山田の姿も。2人がレストランへ向かう道中、手慣れた様子でベビーカーを押す小栗の姿を目撃。育児も任せっきりにすることなく、きちんと分担している様子だった。山田の支えを糧に芸能界の“天下人”となった小栗。その勢いは今後もずっと続きそうだ――。
2022年03月14日「2月20日に小田原で行われた大河のトークショーで、共演者の佐藤B作さんが小栗さんを『芝居が完璧。セリフも全て頭の中に入っていて、台本を撮影現場に持ってきているところをみたことがない』と絶賛していました」(芸能関係者)NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演を務めている小栗旬(39)。好スタートを切った同作は、2月20日の放送回から源義経役で菅田将暉(29)が登場した。「小栗さんは菅田さんの出演が決定した際に喜んだみたいですよ。過去に5度共演しており、気心の知れた仲ですからね」(前出・芸能関係者)そんな2人の初対面は’10年のドラマ『獣医ドリトル』(TBS系)。その際、菅田は小栗に救われたという。「当時アイドル路線に悩んでいた菅田さんは、憧れの小栗さんに相談。『キラキラできるうちに、一度そういった経験もしておいたほうがいいよ』と、小栗さんからアドバイスされたと言っていました。思い詰めていた菅田さんはこれを聞いて心が楽になったといいます」(前出・芸能関係者)その後も、映画『銀魂』や『キャラクター』などで共演を重ねた2人は親交を深めていく。「コロナ禍前まで菅田さんは小栗さんの自宅によく招かれていたようです。小栗家の家族旅行に同行したこともあったとか。小栗さんにとって菅田さんは、かわいい“弟”のような存在だと言っていました」(前出・芸能関係者)菅田は“兄”小栗の背中を追い続けていると芸能関係者は明かす。「’17年に菅田さんが『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)のパーソナリティに就任したのは、小栗さんが過去に務めていたことが大きかったのだとか。また小栗さんのハリウッドでの経験を聞いて、“いつかは自分も”と胸に刻んでいるみたいですよ。監督業にも挑戦してみたい菅田さんは、映画の監督経験がある小栗さんに、監督の心得を教えてもらったと聞いています」いっぽうの小栗も、頭角を現した菅田を頼りにしているようだ。「大河の主演オファーが来た際に小栗さんは、菅田さんに逆に相談。『ハリウッド作品の計画も進んでいるんだけど、将暉ならどっちを選ぶ?』と聞いたのだそうです」(映像制作関係者)大河かLAかーー。悩む小栗に、菅田が“神返答”を。「菅田さんは自分がでしゃばる場面ではないと考え、『小栗さんのなかに答えがあるのでは』と答えたようです。菅田さんへの相談を通して小栗さんも、自分の考えを整理できたみたいですよ。迷いなく今回の大河ドラマを選んだといいます」(前出・映像制作関係者)重大な岐路で頼った“小栗殿の1人”は弟・菅田将暉だったーー。
2022年03月02日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK・日曜20時~)も大評判の小栗旬(39)。そんな彼のキャリアは早20年超!花ざかりだった若手イケメン時代から、俳優兄弟を束ねるボスキャラになるまでを本誌秘蔵写真で振り返り、記者たちが語りつくします。題して、「小栗旬が日本エンタメ界のBIGBOSSになるまで」――。■20代のころから同世代を引っ張ってきた記者A:主人公・北条義時役で主演を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は好調なスタートを切りましたね。記者B:日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』の官僚役もよかったし、小栗旬の新しい時代がきてる!って感じがします。記者C:20代のころって、イケメン俳優枠でしたよね?記者B:『花より男子』(’05年)や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(’07年)でジャニーズアイドルに並ぶ人気でしたよ。記者A:私は当時、花男の花沢類にすごくハマっちゃって(笑)。20年近くたったけれど、小栗旬の出演作でいまだにナンバーワンかもしれない。記者B:爽やか路線が続くと思っていたら、『クローズZERO』(’07年)では不良高校生役。記者C:同シリーズには、山田孝之や綾野剛など、その後スターになった俳優がたくさん出ていましたね。小栗旬って、当時から同世代を引っ張っていたイメージがあります。記者B:確かに、小栗旬が初めて監督した映画『シュアリー・サムデイ』(’10年)には、まだ売れてなかった鈴木亮平が出ていたし。記者A:綾野剛が『コウノドリ』(’15年)で主演したとき、小栗旬がゲスト出演したんですよ。仲間が売れた後も応援している印象があります。■『天地人』石田三成役は生き方もイケメン記者C:30歳のころは、フジテレビ系の月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』や映画『宇宙兄弟』(ともに’12年)など主演作品が目白押しでしたよ。記者B:大河ドラマ『八重の桜』(’13年)で吉田松陰を演じたのもそのころですよ。大河でいえば、『天地人』(’09年)の石田三成役が印象的でした。見た目だけではなく、生き方もイケメン!って感じで。記者A:男っぽい硬派な役が多いですよね。アクションが注目されたドラマ『CRISIS公安機動捜査隊特捜班』(’17年)や、映画『ミュージアム』(’16年)の刑事役もタフな男で、スーツ姿もキマってたなあ。記者B:ここまで見てくると、恋愛作品が見当たらないですね。奥さん(山田優と’12年に入籍)に止められているのかなあ(笑)。記者C:今後期待するのは、大人のラブストーリーですか!『愛の不時着』のような、アクションもあるせつない恋愛ドラマが見てみたいです。記者A:ハリウッドデビュー作『ゴジラvsコング』(’21年)があまり話題にならなかったし、このまま日本で活躍してほしいなあ。記者B:所属事務所の社長になる話もありますよ。日本のエンタメ界を背負っていく人になりそうですね。
2022年02月23日鎌倉幕府の第二代執権・北条義時役の小栗旬(39)の熱い演技ぶりで、視聴率は15%前後と、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は絶好調だ。脚本は三谷幸喜氏(60)とあって、大泉洋(48)、山本耕史(45)、梶原善(55)と、三谷作品の常連が続々と登場するが、あの“看板俳優”は一向に登場する気配がない――。「三谷さんが手がけた『古畑任三郎』『王様のレストラン』(ともにフジテレビ系)など、数多くの三谷作品に出演してきた西村まさ彦さん(61)には、SNSを中心に待望論があったのですが……ある事情があっていまだにオファーされていません」(NHK局員)その理由には、“座長”である小栗との因縁がある、と明かすのは、小栗と西村双方の知人だ。「2010年10月に、小栗さんが『獣医ドリトル』(TBS系)の主演を務めたときのことです。小栗さんが演じる敏腕獣医が、さまざまな問題を解決していくドラマで、西村さんは第1話のゲストとして出演しました」西村は、けがを負った猫の治療を懇願する子供の父親役だった。「いくつか2人が絡むシーンがあったのですが、西村さんの演技は、小栗さんにとって“独りよがり”に見えたそうなのです。年上の西村さんに面と向かっては言わなかったそうですが、『西村さんの芝居には、最終話まで悪影響が出ましたよ。演技が乱されてしまいました』と、非常に憤っていたのです」(前出・知人)タイプの違う役者同士のためか、水が合わなかったようだ。「小栗さんはスタッフを名前で呼んだり、撮影現場全体を俯瞰して見て気配りを欠かさない“座長”意識がとても強い人。一方の西村さんは、昔から独特のペースで演技を組み立てる役者です。小栗さんは西村さんの芝居に、共演俳優を生かす気持ちが欠けているように感じたのでしょう。以来、小栗さんは西村さんを“共演NG”としているのです」(2人を知る芸能関係者)2014年に『お家さん』(読売テレビ制作、日本テレビ系)で小栗と西村は名を連ねているが――。「このときの撮影では、ほとんど口も利かずに撮影を終えています」(前出・芸能関係者)西村は、三谷氏とも“確執”を抱えているという。「かつて2人は盟友の関係にありましたが、三谷さんが紹介した芸能事務所から西村さんが独立するなど、三谷さんから見て“不義理”に見えることが度重なって、彼を起用しなくなりました。2016年の『真田丸』では、事務所関係者が三谷さんに頭を下げて、西村さんは出演できたのですが、現在は2人の間を取り持っていたその関係者も去ってしまったそうです」(前出・NHK局員)“小栗&三谷殿の13人”に、西村は入れなかったようだ――。
2022年02月15日「NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第3回は16.2%、前回からも1.5%アップで、かなり好調です。主人公・北条義時を演じる小栗旬(39)は収録現場にはマスクにメッセージを書いて現れるそうで、あるときは『全部、大泉のせい』と書いていたそうです。大泉洋(48)が演じる源頼朝に登場人物たちが振り回されていくストーリー展開を、そんなメッセージで表現したわけですが、現場の和気あいあいとした雰囲気が伝わってくるエピソードですね」(テレビ局関係者)小栗と大泉の初共演は’05年放映の『救命病棟24時第3シリーズ』。それ以来、2人は公私ともに親しくなったという。大泉は大河での初座長を務める9歳年下の友人について、ドラマのガイドブックに掲載されたインタビューでこう語っている。《小栗くんは座長としてグイグイ引っ張っていくタイプではないですが、いるだけで非常に空気が柔らかくなって現場が和むんです。彼のために頑張ろうと思わせてくる人間力がすごいと改めて思いました。不意に“大泉”とか呼び捨てにしてくるんですけど、つい笑っちゃう(笑)》(『NHK2022大河ドラマ「鎌倉殿の13人」THE BOOK』(東京ニュース通信社)より)大泉はこのインタビューで“愛され力”と表現しているが、主要人物のなかでも小栗の愛され力に引きつけられているのは、彼ばかりではない。「源義経役の菅田将暉(28)は、自分のことを“小栗家の長男”と呼ぶほど小栗を慕っています。『鎌倉殿~』に関するインタビューでは“リハーサル、ドライ、テスト、本番と回を重ねるほど呼吸が合っていって、やっぱり安心感がありますね”と、小栗座長への信頼感について語っていました。いわゆる『小栗会』などと呼ばれる、彼を慕う同世代や若手俳優たちの集まりは、拡大の一途をたどっています。今後発表される『鎌倉殿~』の新キャストにも、『小栗会』メンバーがいる可能性も高いですね」(前出・テレビ局関係者)『花より男子』で共演した松本潤(38)を介して中村七之助(38)との交流が生まれたり、サッカー選手の香川真司(32)など異業種の友人たちも作ったりと、その人脈は年々広がっている。彼の人望について芸能ジャーナリストの佐々木博之さんが解説してくれた。「なぜそんなに人望が厚いのかというと、いわゆる“人間力”が高いからということなんですが、コミュニケーション能力が高く、人心掌握術に長けているからだと思います。ですから、仕事場においても共演者だけでなく、スタッフにも気配りを忘れないということでしょう。映画やドラマに携わるスタッフの人数は膨大ですが、小栗さんは全員の名前を覚え、声をかけるときは必ず名前で呼んでいるそうです。入れ替わりも多いなか、初めて見るスタッフがいると、自分からあいさつに行って、名前を覚えると聞いています。そのことは彼の視野の広さにもつながっていると思います。 彼は出演した作品を語るときにも、演者としてだけではなく、携わった人間や、観客の視点などでもコメントしています。そんな彼にリーダーシップを感じる人も多いのではないでしょうか。さらに言えば、現場スタッフへの気配りは、仕事への真摯な思いの表れでもあります。昨今はコロナ禍で以前よりは頻繁に開催できないでしょうが、飲み会では、仲間たちと熱く演技論を交わすそうです。そういった場で刺激を受けたい若手も集まってくるのでしょう。また小栗さんは嘘をつくのが苦手だそうです。目上の人に対しても、自分が言うべきだと信じる意見はきちんと言うので、ベテランからも信頼されているのです」■人脈拡大のきっかけは映画『クローズZERO』小栗は大勢の共演者たちと仲を深めてきたが、そのことについて彼自身は次のように語っていた。《僕らの仕事は、基本的に出会いと別れの連続ですからね。作品ごとに、毎回、新しい出会いがあって、撮影が終わると同時に、必ず別れの時期がくる。役者というのは、人に出会う仕事だと思うんですよ。しかも、必ずコミュニケーションのうえで成り立っている。出会った人の芝居によって、自分の芝居も変わっていくからこそ、出会いもコミュニケーションも大切にしたいんです》(『MORE』’12年3月号)実は小栗の交友範囲が広がり始めたのは、20代半ばごろ。“嫌われるヤツには嫌われてもいい”と、開き直るようになったからだという。《誰とでも思いっきり酒を飲んで、それ以来連絡が来なければ会わないし、その後も一緒に遊ぼうと声をかけてくれる人との付き合いは大事にしようと思っています。(中略)『クローズZERO』という作品が大きかったのかもしれない。『クローズ~』のあいつらとは今も集まって飲むんですよ。あいつらがほかの現場で知り合った人を次から次へと呼んだりする》(『日経エンタテインメント!』’10年12月号)いまや盟友である山田孝之とも‘07年公開の『クローズZERO』の共演以降に親しくなったという。“来るものは拒まず”、小栗のそんな包容力について仕事関係者はこう語る。「内輪の集まりで『共演NGの役者はいないのか?』と、聞かれたときに、彼は1人のベテラン俳優の名前をあげただけでした。それにしても『○○さんは、まあ大変ですよね』ぐらいで、笑いながら話していましたので、実際は“共演NG”はほぼゼロなのだと思います」多くの歴史上の人物が登場する『鎌倉殿の13人』。武人たちのリーダーシップや人脈なども描かれるが、小栗が培ってきた“人間力”も、演技や舞台裏で生かされていくことだろう。
2022年01月28日「今回の大河ドラマの脚本を務める三谷幸喜さんが小栗さんを主演に推したのは、『彼の演技は高倉健さんに通じる』と絶賛していたからなんです」(NHK関係者)9日から始まる大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)。主演の小栗旬(39)は北条義時役を演じる。「鎌倉幕府を作り上げた源頼朝のもとには、源氏の家人や京都から新天地を求めてきた貴族など、さまざまな人が集いました。彼らは自らの主という意味を込め、頼朝を『鎌倉殿』と呼びました。頼朝の死後、継承した息子・頼家を支える存在として選ばれた重臣の一人が北条義時でした。義時は勢力争いの末、初代執権となった父・時政とも対立。姉・政子と一緒に幕府の実権を掌握して第2代執権にのぼりつめます」(地元紙記者)昨年6月9日のクランクイン時に小栗は北条義時役について、こうコメントしている。《「源氏とか平家とか、そういう人たちに気を遣いながら生きていきたくないんだ」という世の中を目指す義時の気持ちを、ブレずに持って演じていきます》三谷が小栗と最初に仕事をともにしたのは今から12年前の3夜連続スペシャルドラマ『わが家の歴史』(フジテレビ系)だった。平均視聴率20.3%を記録した。三谷は20年1月8日の大河制作・主演発表会見で実際に当時の思い出をこう振り返っている。「高倉健さんの若い頃を1シーンだけやっていただいたのですが、実際小栗さんは高倉健さんと似ても似つかないんだけども、映像を見たとき健さんにしか見えなくて。この人は本当に気持ちから入っていく人なんだ、物まねとかではなく、心から高倉健を演じたから高倉健に見えたんだと感じまして、この人と一緒にまた仕事したいなと思いました。(略)この義時という人物はただ強く優しくかっこいいヒーローではなく、すごく人間的なずるい部分とか、酸いも甘いもかみ砕いた男なので、それを小栗さんにやっていただくのは楽しみです」■高倉健さんは50代になって先祖が北條篤時だと知った前出のNHK関係者は言う。「実は三谷さんが今作に関して高倉健さんの名前を出したのは、誰もが知る国民的名優だからという理由だけではありませんでした。知る人ぞ知る話ですが、高倉さん自身が鎌倉幕府の歴代執権を務めた北条氏の末裔だからなのです。歴史に詳しい三谷さんが、その事実を知らないはずがありません。頭のどこかに北条氏=高倉健さんのイメージがあったのでしょう」実は、私生活をほとんど明かさなかった高倉さんが還暦時に刊行したエッセイ『あなたに褒められたくて』(集英社)で、自らのルーツを明らかにしている一節がある。「健さんは50代になって自分の先祖が北条篤時だと知ったというのです」(映画関係者)北条篤時は小栗演じる北条義時のひ孫にあたる。「1333年、篤時は鎌倉幕府滅亡の際、14代執権の高時とともに自害しました。篤時の子供たちは周防(現在の山口県)の大内氏に仕え、その子孫が北九州で両替商『小松屋』を営み財を成し、小田姓を名乗るようになったといいます。健さんの本名は小田剛一です。ちなみに篤時の父・実時が横浜市金沢区に設けた金沢文庫は歴史的に有名。健さんが読書家だったのもうなづけます」(地元紙記者)鎌倉幕府隆盛の礎を築いた豪将・義時と、鎌倉幕府滅亡時に自害した悲劇の武将・篤時ーー。北条氏滅亡後、その霊を弔うため足利尊氏が歴代執権の屋敷跡に建立した宝戒寺の法要には高倉さんの名前でお供え物が贈られていた。「鎌倉市にあるこの屋敷を建てたのが、小栗さん演じる義時だといわれています」(前出・地元紙記者)また、同寺から歩いて数分には、3代執権・泰時が建立し、高時と篤時らが自害した“北条氏終焉の場所”という東勝寺跡の「腹切やぐら」があり、高倉さんの名が記された塔婆が立っていた。■健さんが綴った《ぼくの血が平静ではいられなくなる》生前、高倉さんは盟友の小林稔侍(80)とともに何度も現地を訪れたとエッセイに綴っている。《宝戒寺は秋の白萩、また冬の椿が美しい寺だ。その花々にも北条一門の魂が宿っている気がする》《何度訪ねても、そこではぼくの血が平静ではいられなくなるらしい》(『あなたに褒められたくて』)地元関係者は言う。「ご住職も『高倉さんはいつも背筋を伸ばして決して姿勢を崩さない、礼儀の正しいご立派な方』とお話されていました」実は5年前、そこから車で10分ほどのお寺に、高倉健さんの慰霊碑も建立されていた。「こちらのお寺も、北条氏が開祖です。高倉さんは浄土宗と深いかかわりがあり、北条氏が自分のルーツという強い自覚もあり、ご遺族が慰霊の墓碑として建てられたといいます。墓碑の高さは高倉さんと同じ180cm。ご本人の映画人生の節目となる年に段差が作られています。今も毎月のように、ご遺族やファンの方々が定期的に献花されています」(前出・地元関係者)慰霊碑の建立と同じ年、高倉さんの魂を小栗が受け継ぐ一幕もあった。「健さんの遺作『あなたへ』など、数多くの主演映画を手掛けた降旗康男監督が、“健さんに捧げる作品”として最後にメガホンをとった『追憶』(17年)にも小栗さんが起用されています」(映画関係者)テレビウオッチャーの桧山珠美氏は小栗旬と高倉さんの共通項は「男気」「人望」だと断言する。「健さんは演技力だけでなく、高級腕時計を贈ったり、達筆な手紙を送るなど、人柄でも多くの共演者やスタッフに慕われていました。一方の小栗旬も同じ事務所の田中圭はじめ、松本潤、生田斗真、尾上松也、藤原竜也など“小栗会”と呼ばれるほど人脈が広い。さらに健さんは『ブラックレイン』、小栗は『ゴジラvsコング』でハリウッド進出も果たしています」北条氏末裔の高倉さんと700年を隔てて続く歴史的な縁。小栗がどんな北条義時を演じるのか期待大!
2022年01月06日「小栗さんは自分の出番がないときもわざわざスタジオに来て、共演者に挨拶するほどの気遣いを見せています」(テレビ局関係者)主演を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)の放送が間近に迫る小栗旬(38)。座長として奮闘するかたわら、主演ドラマ『日本沈没—希望のひと—』(TBS系)の最終回の平均世帯視聴率も16.6%を記録するなど、絶好調な小栗だが、今年“大きな挫折”を味わっていた。「7月公開の映画『ゴジラvsコング』でハリウッドデビューしましたが、小栗さんの出番は約2時間のなかでたった10分ほど。小栗さんも“ほろ苦デビュー”と語っていましたが、“絶対にいつか見返してやる”とリベンジを誓っているそうです」(映画関係者)俳優歴28年目を迎えても高い壁に立ち向かう小栗。そこには“亡き恩人”の存在があるという。「小栗さんは10日に出演した『中居正広の金スマスペシャル』(TBS系)で、今の事務所に誘ってくれた女性マネージャーが’04年に亡くなっていたことを告白。小栗さんがブレークする姿を見せられなかったことから、売れた今でも、“常に彼女に誇れる仕事をしよう”と心に誓っているそうです」(芸能関係者)そんな小栗と熱い絆で結ばれた盟友が。事務所黎明期からともに苦闘してきた田中圭(37)だ。「田中さんは小栗さんの数年後に事務所に入所して以来、約20年の仲。女性マネージャーが亡くなった際、事務所の所属俳優は小栗さん、田中さん、鈴之助さん(37)の3人しかおらず、事務所を解散する話もありました。それでも小栗さんが“俺らでなんとかしよう”と呼びかけ、田中さんと頑張ってきました」(前出・芸能関係者)’20年、本誌で将来的に小栗が事務所の社長になる構想があることを報じたが、小栗には就任後の夢があるという。「小栗さんは今すぐハリウッドに再挑戦する意向はなく、いずれ社長として、田中さんら所属俳優とともにハリウッドで活躍できる事務所にしたいと考えているそうです」(前出・芸能関係者)自らの“ハリウッドの夢”を封印し、小栗は事務所一丸となって夢をかなえるーー。
2021年12月27日「小栗さんを慕う俳優は若手からベテランまで数え切れません。中居正広さんも番組のなかで『30代から40代の役者はみんなすぐ小栗旬の名前を出す』と冗談まじりに語っていたほどです。とにかく面倒見がよく、演技にかける情熱も人一倍。その“熱さ”にみんな惹かれるんです」(テレビ局関係者)スタッフ、俳優仲間から絶大な支持を受ける小栗旬(39)。本日、39歳の誕生日を迎えた小栗だが、今年7月公開の映画『ゴジラVSコング』で念願だったハリウッドデビューを飾り、先日、放送された主演ドラマ『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)の最終回は世帯平均視聴率(関東地区)が16.6%を記録するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。そして、そんな小栗が次に挑むのが来年1月から放送されるNHK大河『鎌倉殿の13人』だ。NHK大河8度目の出演にして、とうとう主演の座を掴んだ小栗だが、現場にかける熱量は相当なもののようだ。「小栗さんは座長として演技はもちろん、現場にいる全員が気持ちよく仕事をできる環境づくりに心血を注いでいます。感染対策を守った上で、共演者やスタッフに声をかけ頻繁にコミュニケーションを取っています。出番がないときも、現場に赴き、共演者への挨拶も欠かさないと聞いています。またクランクイン前に現場でのセクハラやパワハラを防止するための“リスペクトトレーニング”が実施されましたが、小栗さんはこの講習に強く賛同していたそうです」(NHK関係者)ハリウッドデビューに大河主演と、名実ともに日本を代表する俳優となった小栗。そんな彼を支え続けてきたのが妻の山田優(37)だ。小栗が主演した08年放送の連ドラ『貧乏男子ボンビーメン』(日本テレビ系)での共演をきっかけに交際がスタート。2人は12年3月にめでたくゴールインした。山田は自身も女優・モデルとして活躍するかたわら、小栗に寄り添い続けていた。「山田さんは撮影で不規則な生活リズムになりがちな小栗さんを気遣い、自宅では和食中心のヘルシーな料理をふるまうなど、体調管理を徹底してサポート。小栗さんがハリウッドデビューする際も、準備段階からともに何度も渡米して現地での生活を支え、撮影が本格化すると家族揃って移住していました。また昨年6月には、アメリカで第三子を出産していたことも報じられています」(芸能関係者)これまで、本誌はそんな2人の普段は見せない貴重な“オフ”の現場を何度か目撃。18年10月、2人は夫婦水入らずで都内の高級スーパーで、「この肉超美味しそうじゃん?」と言い合いながら買い出しを楽しんでいた。2人の“密着愛”現場も目撃している。結婚する前の11年9月、小栗の主演舞台の公演初日を観劇に訪れていた山田は終演後にしゃぶしゃぶ店で行なわれていた打ち上げにも参加。深夜3時過ぎに打ち上げが終わると、酔った小栗はかなりごきげんな様子。雨が振り切るなか、人目も気にせず路上で後ろから山田をハグするなど、終始ラブラブな様子だった。来年には結婚して10年を迎える2人。先日、出演した『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の中で、山田への思いをこう語っている。「確実に言えるのは、独身のまま今日まで自分がいたら、もうここにいないと思う。めちゃくちゃやっちゃって…」山田の支えを糧に、小栗は名優への道を歩み続ける――。
2021年12月26日2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」オンライン出演者会見が17日に行われ、主人公・北条義時役の小栗旬をはじめ、共演の新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、大泉洋が出席した。演じた役と本人に近しい点、似ていない点について話が盛り上がり、菅田さんが「小栗さんは(義時と)似てる点で言えば、誰かと誰かの架け橋になっているというイメージがすごくあります。人と人をつなぐ役割が、小栗さんにはあるなって」と小栗さんと共演経験も多い菅田さんならではの視点で表現していた。小栗旬大泉さんも、小栗さんと義時の共通項について、「やさしいところ。好き勝手に見えて現場を見ていますから」と言い、「そうそう、受け止めてくれる大きさがある」(小池さん)、「周りを放っておけない感じですよね」(新垣さん)と、全員が同意。大泉さんは以前、小栗さんとゴルフに行った際、連れて行った小澤雄太(劇団EXILE)が、その後先に小栗さんの家に遊びに行ったというエピソードを披露。大泉さんは「全然俺を飛び越えて兄貴になっちゃう!」と叫んだ。笑いながら小栗さんは、「先輩に“家、来ませんか”とは言いにくいですよね。大泉には、なかなか言いにくいですよね」と、あえて呼び捨てにしフレンドリーな大泉さんとの距離感で、会見をほっこりムードにしていた。大泉洋「鎌倉殿の13人」は「新選組!」、「真田丸」に続き三谷幸喜が脚本を手掛ける2022年の大河ドラマ。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きなどが、源頼朝に全てを学び武士の世を盤石にした男・北条義時(小栗さん)を主人公に描かれる。野心とは無縁だった義時が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか、新都鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームが幕を開ける。菅田将暉三谷さん脚本による大河の出演は、大泉さんが「私は『真田丸』で経験しています」と胸を張ったが、4人は初めて。菅田さんは、「脚本はすごくコメディにもシリアスにも見える。現場の調和でどっちにもなる感じがすごく楽しいです」と興奮して答えた。小栗さんも「台本上“ここのシーンではたして必要だろうか”と思うところに面白い要素を入れてこられるのが多い。難しいなと思うことも多いですよね」と言いながら、充実の表情。新垣さんは、「大河ドラマ自体が初めての出演で、三谷さんも初めて。初めてにしては、とても理解しやすい脚本を読ませてもらっているなと感じます」と明かす。新垣結衣義時役について、小栗さんは菅田さんの演じる源義経、大泉さん演じる源頼朝に振り回される立場だと説明。「次の大河のタイトルが『どうする家康』ですけど『どうする義時』でもいけたかなって」と冗談交じりに話した小栗さん。菅田さん&大泉さんとの共演について、小栗さんは「ふたりとも底が見えないというか、一緒にいても本当は何を考えているんだろう、みたいなのが頼朝・義経には共通している。共演していてすごく楽しいです」と感想を伝える。小池栄子共演の話が続き、大泉さんが「義経さんは異常にかわいいね」と菅田さんに言うが、菅田さんからは「初日そう言っていただいた後、大泉さん“俺のほうがかわいいからな”って言った(笑)。別にそこで勝負してないし!」とやり込められる。小池さんが「でも嫉妬するくらいかわいいもんね」と大泉さんに応戦すると、大泉さんは「下手したら若干ガッキーよりかわいいんじゃないかって」と負けじと義経かわいいをアピールしていた。「鎌倉殿の13人」は2022年1月9日(日)よりスタート。(cinamacafe.net)
2021年12月17日「日本沈没ー希望のひとー」の6話が11月21日放送。国民の受け入れ先を探しオーストラリアに向かった、小栗旬演じる天海とウエンツ瑛士演じる石塚。交渉シーンでみせた2人の英語力に視聴者から「自然だった」などの反応が寄せられている。1973年刊行の小松左京による原作をベースに、登場人物もオリジナルキャラクターにして、原作でも描かれていた環境問題を“いま”に照らし合わせて鮮明に描き出す本作。盟友の常盤と和解、再び日本の危機を救うため動き出す主人公の環境省官僚・天海啓示を小栗さんが演じ、天海とともに地殻変動に巻き込まれ、母を探すため行動を共にした週刊誌記者・椎名実梨に杏。関東沈没対応を主導した天海の同期で経済産業省の常盤紘一に松山ケンイチ。関東沈没を予期した地震学者の田所雄介に香川照之。常盤が率いる日本未来推進会議のメンバーで厚生労働省の石塚平良にウエンツさん。外務省の相原美鈴に中村アン。内閣官房長官の長沼周也に杉本哲太。内閣総理大臣の東山栄一に仲村トオル。経済優先の副総理兼財務大臣・里城弦に石橋蓮司。天海と別れ避難した妻・香織には比嘉愛未。海の母・佳恵に風吹ジュン。実梨の母・椎名和子に宮崎美子といった面々が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。日本未来推進会議に天海が戻るが、東京復興計画をめぐり東山総理と里城副総理が再び対立する。関東沈没を経て東山も里城に立ち向かう覚悟を決めていたが、東山主導で未来推進会議が進めていた復興計画にストップがかかる。そんななか天海は田所に呼ばれる“日本が沈没する”と伝えられる。1億2千万人の命を救うため国民の受け入れ先を探すことになる天海たちだが…というのが今回のストーリー。移民受け入れ先を探す天海と常盤に石塚が「オーストラリアに探りを入れてみるのは」と提案する。石塚の父が農水大臣時代にオーストラリアと強い関係を築き、前首相と家族ぐるみで交流が続いているといい、天海は石塚とともにオーストラリアに赴き、前首相とコンタクトする。このシーンでの石塚を演じるウエンツさんの英語に反応が集まるとともに、天海を演じる小栗さんのセリフも含め「海外で演劇に携わってた小栗旬とウエンツだから、すっごく英語が自然だった」といった声も。一方、里城は“Dプランツ社が海外で土地を買いあさっている、Dプランツ社とつながりがある田所は詐欺師”と彼を非難。ラストで田所は逮捕されてしまう。この展開に「田所博士が海外に情報を事前に流した為、オーストラリアが日本人の移民を断ったって訳か」といったコメントのほか、「あぁそうか国外の土地ってそういうことか…出来るだけ多くの人が避難できるよう…」と、田所が独自に日本国民を救うため動いたとするコメントなど、田所の行動にも様々な解釈が集まっている。(笠緒)
2021年11月21日