勝手なお話で恐縮ですが、9月は私にとってヨーロッパ月間です。1週間フランス出張にでかけ、間髪あけずにオーストリア・ドイツ・チェコ巡りのちょっと遅い夏季休暇を2週間。そんなわけで、頭の中もすっかり欧州風。コラムも、この秋に気になるヨーロッパ映画を特集することにしました。といっても、並べてみたら全部がフランス作品に。さすがは文化・芸術の国ですね。まずは、『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督最新作『ミックマック』。タイトルになっているのは、“いたずら”という意味を持つ言葉。主人公は、父を戦争で亡くし、自分はある発砲事件で被弾し、頭に流れ弾が残ったままになってしまったビデオ・レンタルショップの店員・バジル。怪我をきっかけに全てを失ってしまった彼が出会うのが、廃品を回収してはユニークなモノに改造していく創造性豊かな人々です。そんな暮らしの中で、バジルはふとしたことからある目的を見出すのですが…。その目的を達成するために繰り出されるのが愉快ないたずらの数々というわけです。平和を願うピュアな心と、『アメリ』で見せた遊びゴゴロがたくさん詰まったこの作品。物語はシンプルなのですが、ディテールと小道具・大道具、独特の映像美という映画言語を巧みに使用して、作品を大きく大きく膨らませていくのです。特に面白いのが、相変わらずキャラが激しく立った面白顔の登場人物と、奇妙な改造品の数々。温かみがあって、どこか懐かしい美術や色彩にもジュネらしさがいっぱい。舞台は現代のパリですが、『アメリ』、『ロング・エンゲージメント』でアカデミー賞ノミネート、セザール賞受賞を果たしている美術監督アリーヌ・ボネットと共に、実にヨーロッパらしいレトロテイストの作品を創り上げてくれました。実は、『ミックマック』のように、ちょっとした計画を実行しようとするあるグループを描いているのが、同じフランス作品の『プチ・ニコラ』。この作品に登場するのは、打って変わってとてもかわいい小学生たち。主人公は優しいパパとママと暮らしているニコラです。両親に愛されて幸せに暮らしているニコラですが、想像力が少々豊か過ぎ。母親が妊娠したと思い込み、弟ができることの恐怖におののきます。そこで仲間たちとある計画を練り、実行しようと試みるのです。繰り広げるのは、的外れな計画に、ピントのずれた行動ばかり。その様子はキュートで滑稽。シャツにニットのベスト、そして半ズボンのいたずらっ子たちが、スクリーン狭しと暴れまわるのです。原作はフランスで50年間愛されてきたというルネ・ゴシニ作、ジャン=ジャック・サンペが描く国民的絵本「プチ・ニコラ」。子供らしい空想力と純真さにあふれた世界観に思わずにっこりしてしまいます。さらに、ニコラの視点で描写される大人たちのユニークなこと。絵本が原作だから子供向け映画などと決めつけないで、おしゃれでユーモアあふれる『プチ・ニコラ』の世界を存分に味わってみてください。実は、昨年からフランスでは、本作公開にあわせて、様々な記念アイテムが発売されたそう。「プチ・バトー」からはニコラが劇中で着ていたパジャマや子供たちが身体測定の際に着ていたブリーフが、「ベルナルド」からはリモージュ焼きのテーブルウエアが、「クレールフォンテーヌ」からは筆記道具やペーパーのバッグが、それぞれキュートなニコラの絵つきで、日本でも発売されています。さすがはフランス。劇中の子供たちや、インテリア、大人のファッションもとびきり素敵。舞台となった1960年代のテイストは、きっと観る人の目も心もワクワクさせてくれるはずです。ところで、この作品の中で気になったことがもうひとつ。それは朝食のシーンです。実は、つい数日前にフランス出張から帰ってきたのですが、そのときに体験したフランスの一般的な朝食というものをここでも見ることができました。宿泊は、大きなホテルではなく“Chambre d’hotes”(シャンブルドット)が多かったのですが、これは一般家庭の一部などをゲストルームにしている家庭的な宿のこと。イギリスならばB&Bといった感じの宿泊施設で、たいていは朝食がついています。そこで出されるのは、表面がぱりぱりのバゲットとコンフィチュールにカフェオレ、たまにフランスの一般家庭ではごちそうだというクロワッサンがついていることも…というメニュー。こう書くと随分質素な感じもしますが、パンがとても美味しいので、マダムお手製のフレッシュなコンフィチュール、香ばしいコーヒーがあればもうそれだけで大変豊かな朝の食事となるのです。ニコラの家の食卓にも、まさに私が体験した、そんな典型的な朝のメニューが乗っていました。大手のホテルでは、朝食と言えばビュッフェ形式で、目移りするほどのメニューが供されるところもありますが、美味しいパンがあったので今回はそれだけでも十分幸せでした。さすがは、パンを主食としている国。私たちの国にやってきた旅行者も、日本での炊きたての朝ごはんに、こんな幸せを感じてくれていたら嬉しいなと思います。さて、最後にご紹介するのもフランス映画。『約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語』です。至極のワインを造るために人生をかける葡萄農夫のソブランと、彼をとりまく女性たち、そして彼にワイン造りの真髄を伝える天使の物語です。ワイン造りとは、自然を相手にするとても過酷な仕事です。まじめにコツコツと働かなければ、素晴らしい実りは期待できません。でも、この仕事の最も過酷な部分は、まじめに働いたとしても良い結果が得られるとは限らないということです。労働は、良質なワインができる可能性を高めることでしかありません。あとは、天気や運といった人間では手の出せない部分の比重がとても大きいのです。今回のフランス出張では、映画の舞台となったブルゴーニュ地方のワイン産地をめぐってきたのですが、そのことを生産者たちの口からも直接知らされました。毎日のようにお天気を気にし、自分たちがぶどうのためにできることを常に考えています。もちろん、どうしようもできないことについても。人間ができることと、自然にしかできないことの積み重ねによって生まれるワイン。だからこそ、この作品にはそんな神秘的な部分を象徴するかのように、天使が登場するのではないでしょうか。天使・ザスを演じるのは、ギャスパー・ウリエル。美しすぎる天使に、うっとりしつつも、このロマンティックで神秘な存在こそが、フランスにおけるワイン造りの奇跡を体現しているのではないかと気づいた私。生産者たちは、自分の努力だけでは偉大なワインができないことを知っています。気候、テロワール、そして人間。それらが上手く関わることでしか、偉大なワインは生まれない。そして、その組み合わせを考えることができるのは神のみ。何百年も続くワイン造りの中で、彼らには自然や偶然に謙虚になることを学んでいるような気さえしました。ワイン造りに奇跡は欠かせないのだと。そんなちょっとロマンティックな発想が、ワインを、そしてフランスを特別なものにしているような気がするのですが、いかがでしょう。『約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語』を観ると、そんな気がしてくるはずですよ。ヨーロッパ映画と称しておきながら、結局はフランス一色になってしまった今回のコラムですが、それぞれに特徴のある作品のラインナップになりました。偶然ではありますが、フランス映画の懐の広さを感じる、ちょうど良い機会になってくれれば幸いです。(text:June Makiguchi)■関連作品:ミックマック 2010年9月4日より恵比寿ガーデンシネマにて先行、9月18日より全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMAプチ・ニコラ 2010年10月9日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開© 2009 Fidelite Films - IMAV Editions - Wild Bunch - M6 Films - Mandarin Films - Scope Pictures - Fidelite Studios約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語 2010年10月23日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開© 2009Ascension Film Kortex Acajou Films■関連記事:ワインに隠された愛、悲愁、天使の助言『約束の葡萄畑』試写会に10組20名様ご招待とびきりしあわせになれる?『プチ・ニコラ』試写会に5組10名様をご招待『アメリ』監督新作『ミックマック』の7人は黒澤明の影響?7人登場の本編映像到着『ミックマック』は『アメリ』+男ゴコロ?鬼才のいたずらに男女とも高得点!エスパー伊東秘技に失敗で小森純とのキスおあずけ
2010年09月29日キャスト陣の揃っての来日に続いて、先週末よりついに劇場公開された『バイオハザードIV アフターライフ』。主演のミラ・ジョヴォヴィッチと共演のウェントワース・ミラーの撮影現場での貴重なインタビュー映像が到着した。大人気ゲームを原作に世界的なヒットを記録し、ついに4作を数えるまでに至った本シリーズ。この最新作では、原作ゲームの生まれた地である日本が物語の舞台に!冒頭、渋谷のスクランブル交差点が映し出され、アンデッドと呼ばれるゾンビたちが街を破壊し、人々を襲う。ミラ演じるアリスは、刑務所に隠れて暮らす人々を救うべく、再び壮絶な戦いに身を投じる。今回到着した動画インタビューでミラは「アリスにもストーリーにも愛着を感じる」、「脚本を読むたびに毎度ワクワクする」と本シリーズへの強い思い入れを明かし、「アリスはある意味、私の家族の一員」とまで言い切っている。さらに、激しいアクションシーンやそのためのトレーニングにも言及。その過酷さの一方で、ミラの話しぶりから、いかに彼女がこの役を演じることを楽しんでいるかが伝わってくる。「プリズン・ブレイク」でおなじみのウェントワースは本作でシリーズ初参戦!アリ・ラーター演じるクレアの兄・クリスを演じている。インタビューでウェントワースは8年にわたってシリーズを重ねてきたことの凄さを改めて強調。「いまでこそハリウッド中で真似されているけど、このの世界観は昔からこの作品がずっと描き続けてきたこと」とその魅力を語っている。ミラのアクションがどのように進化し、3Dによってそのような衝撃を与えてくれるのか?ウェントワースという“スパイス”が果たしてどのように作用しているのか?『バイオハザードIV アフターライフ』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ミラ・ジョヴォヴィッチ、『バイオハザード』シリーズは「『12』まで続けるわ!」ミラ・ジョヴォヴィッチ、共演のウェントワース・ミラーを「ボコボコにした(笑)」小森純、恐怖のメイクで渋谷に登場もゾンビ姿のスタッフを見て「マジ無理!」と絶叫
2010年09月13日オドレイ・トトゥを世界的な人気女優へと押し上げた『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督最新作『ミックマック』。主人公の“復讐”を助ける個性豊かな7人の登場人物の存在と彼らが仕掛ける“ミックマック(=いたずら)”が大きな見どころとなっているが、ジュネ監督は自身の映画作りおける重要な存在として、黒澤明監督の存在を挙げ、この“7人”という人数も名作『七人の侍』に由来するものだと公式に認めた。発砲事件に巻き込まれた主人公が、銃弾の製造会社と、父の命を奪った地雷を作った兵器会社に復讐のため、ユニークな仲間たちと共に様々ないたずらを仕掛ける、という本作。映画公開前、監督は本作を作るにあたって『トイ・ストーリー』や『ミッション・インポッシブル』を参考にしたと明かしていたが、自身の映画作りにおける黒澤明監督の存在にも言及。「わりと突飛なキャラクターをたくさん考えたのですが、最終的に7人にしようと決めました。なぜなら“7”というのはマジカルナンバーで、『白雪姫』も“7人”の小人ですし、『七人の侍』も“7人”なので、“7”という数字が非常に良いと思ったからです。特に黒澤明さんは常に僕の映画作りにおいてお手本になっています。それは『映画のどのシーンを切り取っても、それが1枚の絵画のような美しさを保たなければならない』というようなことを仰っていたのですが、それが僕にとって印象的な言葉で、ある種、僕自身の映画作りの哲学になっています」とその影響の大きさを語っている。今回、この個性的な仲間たちが主人公のバジルと出会うシーンの本編の映像が到着!まさに絵画のごとく、細部まで作りこまれた映像、そしてそれぞれタイプの違う“特技”を持つ7人のキャラクターたち。日本が誇る巨匠の影響を受けた作品としてじっくり見ると、感慨深い。『ミックマック』は恵比寿ガーデンシネマにて先行公開中。9月18日(土)より全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ミックマック 2010年9月4日より恵比寿ガーデンシネマにて先行、9月18日より全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMA■関連記事:『ミックマック』は『アメリ』+男ゴコロ?鬼才のいたずらに男女とも高得点!エスパー伊東秘技に失敗で小森純とのキスおあずけ『アメリ』監督が仕掛けるイタズラ大作戦!『ミックマック』カップル限定独占試写会に20組40名様ご招待『アメリ』監督最新作『ミックマック』は『トイ・ストーリー3』の実写版?【シネマモード】2010年 映画ファッションのいままでとこれから
2010年09月05日あの『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『ミックマック』がいよいよ公開となる。とある男と彼を助ける個性的な仲間たちが仕掛ける、ユーモアたっぷりの復讐を描いた本作。シネマカフェでは公開に先駆けてカップルを対象にした試写会を実施したが、ここで得られたアンケートの興味深い結果を大発表!全体の満足度として、ほぼ8割近くの参加者から「とても満足した」、「満足した」という結果が得られたが、この結果について語る上で特筆すべきは参加者のほとんどがジュネ監督の『アメリ』を観たことがある、という点。オドレイ・トトゥを世界的な人気女優にした『アメリ』が大好き!という人は20代から30代の女性にかなり多いが、同監督の最新作であるこの『ミックマック』は『アメリ』好きに人から観ても楽しめる作品と言えそう。具体的な感想でも「『アメリ』の監督らしい、色鮮やかな映像が観られました!復讐とはいってもドロドロしたものではなくクスッとできるので、明るい雰囲気でよかったです」(20代・女性)、「映像、音楽、衣裳etc…色使いの明度が好みだった」(20代・女性)といった声が多く寄せられた。また、今回のカップル試写会ということで、男性の視点での本作の感想を見てみると、『アメリ』以上に男性も楽しめる、という意見が目立つ。『アメリ』が女性の熱狂的な支持を受ける一方で、“恋愛”を物語の軸にしていることもあってか、男性の中には敬遠する声もあるのは事実。だが、この『ミックマック』に関してはユーモアたっぷりの“いたずら”を主軸に物語が進むこともあってか、男性からの支持も高い。「『アメリ』より政治的なメッセージも入っていて男性でも楽しめると思う」(30代・女性)という意見もあり、また、クスリと笑える各シーンに関して「カップルで、パートナーと共通して好きなシーンはありましたか?」という質問に対してほとんどのカップルが「もちろんあった」と回答。「男女共に楽しめる映画だと思う?」という項目にも、ほぼ全ての人が「はい」と太鼓判を押している。気に入ったいたずらシーンについての回答は千差万別。こちらは実際に映画館で確かめるべし!きっとあなたのお気に入りが見つかるはず。『アメリ』のテイストをしっかりと残しつつ、男ゴコロもくすぐる…『アメリ』公開から9年、鬼才が仕掛ける“いたずら”をカップルで堪能してみては?『ミックマック』は9月4日(土)より恵比寿ガーデンシネマにて先行、9月18日より全国にて公開。■関連作品:ミックマック 2010年9月4日より恵比寿ガーデンシネマにて先行、9月18日より全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMA■関連記事:エスパー伊東秘技に失敗で小森純とのキスおあずけ『アメリ』監督が仕掛けるイタズラ大作戦!『ミックマック』カップル限定独占試写会に20組40名様ご招待『アメリ』監督最新作『ミックマック』は『トイ・ストーリー3』の実写版?【シネマモード】2010年 映画ファッションのいままでとこれからジェーン・バーキン仏語は「セルジュの腕の中で学んだ」フランス映画祭開幕
2010年09月03日『バイオハザードIV アフターライフ』の来日記者会見が9月3日(金)、都内ホテルで行われ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウェントワース・ミラー、アリ・ラーターの3人が出席した。公式の来日は6度目、プライベートも含め「14歳の頃から何度も日本を訪れていて、日本が大好き!」というミラ。本作は渋谷のスクランブル交差点が物語の始まりの場所となるが「日本を破壊してるわよ!」といたずらっぽく笑う。監督のポール・アンダーソンとの挙式後初めてタッグを組んだ作品となったが「この映画の撮影は本当に楽しいの。まるで遊園地に来た子供のような気持ちで、モンスターから逃げ回ったり爆発があったり、ワイヤーで吊るされたり。ドラマ作品ではなく、こんなに楽しい作品で一緒の時間を過ごせるのは楽しいことだし、良い関係だと思う」とニッコリ。共演のウェントワースは、劇中、代表作の「プリズン・ブレイク」同様に牢獄に閉じ込められるシーンがあるが「あのシーンは脚本に最初からあったんだけど、僕も最初に読んだときは笑ってしまったよ。でも、こういう作品だからこそ、ユーモラスな部分や軽いシーンが必要だと思う。『プリズン・ブレイク』を見てくれている人は、きっとあのシーンでクスリとほくそ笑んでくれるだろうね」と語った。役柄と自身の似ている部分は?という質問にミラは「朝起きて、ときどき機嫌の悪いときがあるけど、そんなときはこのポスターのアリスみたいな顔をしてるわよ」と茶目っ気たっぷりに答え「私自身、小さいときからSFやカンフーが大好きで、強い女性に憧れていたわ。このシリーズに出ることで夢がかなったわね」と嬉しそうに語った。同じ質問にアリは「19歳でハリウッドの扉を叩いたとき、気持ちは“サバイバルモード”で、『タフに生きなきゃ!』という思いだった。それはこの役柄に活かされてるかもしれないわね」とふり返った。「あなたのように強く、美しい女性になる秘訣は?」という質問にミラは「『バイオハザード』シリーズでアリスを演じることね(笑)。でも、それが以外には…私自身、このシリーズを通じてトレーニングを積み重ねて、努力すればするほど自分が良くなっていく、ということを実感してる。そして自信を持つことができればきっと美しくなるわ」と自らの経験を踏まえて語ってくれた。続編に今後も出演する?という問いにミラは「『12』、『13』までだって続けるわ!」と力強く宣言!また新作を携えて、来日してくれそうだ。『バイオハザードIV』は9月10日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ミラ・ジョヴォヴィッチ、共演のウェントワース・ミラーを「ボコボコにした(笑)」小森純、恐怖のメイクで渋谷に登場もゾンビ姿のスタッフを見て「マジ無理!」と絶叫
2010年09月03日世界的なヒットシリーズの第4弾『バイオハザードIV アフターライフ』のワールド・プレミアがシリーズを通じて初めて日本で開催され、9月2日(木)、東京・六本木ヒルズアリーナに、主演のミラ・ジョヴォヴィッチ、共演のウェントワース・ミラー、アリ・ラーター、そして本作に特別出演を果たしている中島美嘉が来場し、ファンの声援を浴びた。壇上に上がったミラは開口一番、「みなさん、こんにちは!『バイオハザード』が日本に帰ってきました!」と挨拶。アリも「東京は今回で3回目。日本のファンは、みんなエネルギーいっぱいで素晴らしい人ばかり。この映画はここにいるみんなと楽しんで作りました。みなさんもぜひ楽しんでね。アリガトウ!」と笑顔で呼びかけた。ウェントワースも「ありがとう。この映画はロケの場所もファンも国際的。東京でワールド・プレミアを開催することができて興奮してます」とニッコリ。そしてミラが「『バイオハザード』は元々、日本で生まれたゲーム。そして、この映画には私の隣にいる美嘉が出演してるのよ!!」と中島さんを紹介。これを受けて中島さんは「日本人として、ここ日本でのワールド・プレミアを開催していただいて光栄です。嬉しく思います」と笑顔で挨拶した。日本では、何と言っても「プリズン・ブレイク」のイメージが強いウェントワースだが、本作ではゲームの人気キャラクター“クリス”を熱演。感想を尋ねると「ゲームファンにどう思われるか最初は不安だった。でも監督のポール(・アンダーソン)、ミラ、アリの3人が僕を温かく迎えてくれたし、分からないことがあったときには手を差し伸べてくれた」と共演陣への感謝を口にした。これに対しミラは「私とアリでときどき彼をボコボコにしたけどね(笑)」といたずらっぽい笑みを浮かべ会場の笑いを誘った。最後に、司会者の合図で会場のファンが事前に配られたアンデッド(=ゾンビ)のイラスト入りのTシャツを顔に被って一斉にアンデッド化!ミラはこの光景に「この中で、美嘉に噛み付きたい人は?」とユーモアたっぷりのリアクションを見せ、再び会場は笑いに包まれた。『バイオハザードIV アフターライフ』は9月10日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:小森純、恐怖のメイクで渋谷に登場もゾンビ姿のスタッフを見て「マジ無理!」と絶叫
2010年09月02日お笑いパフォーマー芸人、エスパー伊東が8月26日(木)、都内で行われた映画『ミックマック』(ジャン=ピエール・ジュネ監督)のイベントで、読者モデル出身のタレント、小森純のキスを賭けて秘技「ピッタリスプーン顔面つけ」に挑み、失敗した。本作は主人公の男が、自分の頭に残る流れ弾を造った会社と父親の命を奪った地雷を造った二大兵器会社に、ユニークな特技を持つ仲間たちと協力しミックマック(=イタズラ)を仕掛ける物語。エスパーさんが挑んだのは、劇中の登場人物が繰り出す顔面にスプーンを6個くっつける珍技。「成功したらデートで飲みに行って、チューしてくれます?」とおねだりし、小森さんから「結構、図々しいですね、2パターン?」と厳しく突っ込まれると、「じゃ、チューだけで」と男性本能(?)全開。「いいですよ、でもほっぺでいいんですよね?」とやんわり牽制されても「いや、一応パフォーマンスを芸としているので」とマウスキスを強硬オファー。「では!」と自信をのぞかせつつ制限時間15秒でスタートしたが、おでこに付けても鼻に付けてもスプーンはポロポロと落下し続け、あえなく結果0本で大失敗。小森さんはあんぐりした顔で「あー、終わったんだって感じですね」と冷ややかだった。エスパーさんは「見たら簡単そうだけど、やったら難しかった」と悔しそうに話し、「鼻はいけると思ったんですけどね」と言って再度付けると、なぜか今度はピタッと接着。最後はちょっぴり嬉しそうだった。映画『ミックマック』は9月4日(土)より恵比寿ガーデンシネマにて先行公開、9月18日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ミックマック 2010年9月4日より恵比寿ガーデンシネマにて先行、9月18日より全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMA■関連記事:『アメリ』監督が仕掛けるイタズラ大作戦!『ミックマック』カップル限定独占試写会に20組40名様ご招待『アメリ』監督最新作『ミックマック』は『トイ・ストーリー3』の実写版?【シネマモード】2010年 映画ファッションのいままでとこれからジェーン・バーキン仏語は「セルジュの腕の中で学んだ」フランス映画祭開幕
2010年08月26日ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のヒットシリーズの最新作『バイオハザードIVアフターライフ』が、日本で全世界に先駆けて公開されることが決定!公開1か月前となる8月10日(火)を「バイオ(810)の日」とし、東京・渋谷109で公開記念イベントが実施され、若い世代にカリスマ的な人気を誇るモデルでタレントの小森純が映画をイメージしたメイクで登場した。ウイルス感染によって荒廃した世界で、生き残った人間を探すために世界中を旅するアリスの旅路と戦いを描いた本作。物語の冒頭、ウィルスに感染し、“アンデッド”と呼ばれるゾンビたちがうごめく、崩壊した街として渋谷のスクランブル交差点が登場することから、この日のイベントは渋谷で開催された。顔の右半分と右腕に“アンデッド”メイクを施した小森さんは「渋谷といえば、私、小森純じゃないですか。渋谷が大変なことになると聞いて、早速渋谷を守りに来たんですが、まず最初に私が感染しちゃいましたよ」と挨拶。小森さんのメイクを見た観客からは思わず悲鳴が漏れた。イベント中、9月4日(土)、5日(日)の世界最速公開の告知ボードを持った、アンデッド姿のスタッフ20人が登場すると、小森さんは「マジ無理なんですけど…。近い!近い!本当に怖い」と絶叫。最後に「世界で最初に感染するのは渋谷です!!」と締めの言葉を言い放つやいなや、逃げるようにステージを後にした。イベント後にはアンデッド20人が渋谷の街で、世界最速上映を知らせるスポーツ紙仕様の特別号を配布。さらに、午後8時過ぎにはスクランブル交差点の街頭ビジョンが一斉にジャックされ、ミラ・ジョヴォヴィッチのメッセージの入った特別映像が放映された。『バイオハザードIVアフターライフ』は9月4日(土)、5日(日)の先行上映ののち、10日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2010年08月10日日本人の母親とカナダ人の父親を持つハーフの美少女女優アヤカ・ウィルソンが7月31日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われた、声優を務めるアニメ映画『昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜』(アミノテツロ監督)の初日舞台挨拶で、13歳のバースデイを共演する声優陣からひと足早く、祝福された。同作は、今年40周年を迎えたタツノコプロの名作アニメ「昆虫物語みなしごハッチ」を新たな設定で映画化したもので、スズメバチに襲われ生き別れになった母を探すみつばちのハッチと、虫と話せる少女・アミィ(アヤカさん)の冒険を描く物語。同作と、奇しくも8月3日(はちみつの日)が誕生日という縁に因み、ハッチの顔を型どった、はちみつ入りケーキが登場。アヤカさんは「今年が私の最高の誕生日になると思います」と照れ臭そうに微笑み、ハッチの着ぐるみから勧められた、ケーキの中のハッチの鼻をフォークですくいパクリ。「美味しい!」と喜んだ。ほかに、同じく声優を務めた臼田あさ美、ココリコの田中直樹らが出席。虫たちのマドンナ的存在のてんとう虫・ピコの声を務めた臼田さんは「小さい頃、『みなしごハッチ』のアニメを見ていたので、今回出られてうれしかったです」。イモムシ・クネクネを演じた田中さんは「クネクネがクネクネしているところが気に入っています」、「みつばちとスズメバチの闘争が面白くて…」とトボケたPRを繰り返し、会場の笑いを誘っていた。『昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜 2010年7月31日より全国にて公開© 2010 タツノコプロ/映画「みつばちハッチ」製作委員会■関連記事:あのハッチが帰ってきた!『昆虫物語みつばちハッチ』ストラップを5名様プレゼントあの名作アニメが映画化!『昆虫物語みつばちハッチ』試写会に10組20名様ご招待安田成美、中村獅童、臼田あさ美らハッチ声優陣発表小森純は彼氏の存在を再び発表『みつばちハッチ』主題歌に新垣結衣初のアニメ主題歌に挑戦!美少女女優アヤカ・ウィルソン「ハチミツ大好き!」『みつばちハッチ』新キャラ抜擢
2010年07月31日名作アニメの生誕40周年記念映画『昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜』の主な声優陣が5月9日(日)、配給元の松竹より発表された。既に発表されていた主人公の少女・アミィを演じるアヤカ・ウィルソンのほか、ハッチの母でミツバチの女王を安田成美、昆虫仲間のカマキリを中村獅童、フンコロガシを小森純が演じる。前日に都内のスタジオで行われたアフレコ収録にアヤカさん、小森さん、コガネムシ役の板東英二が参加。小森さんは今回が声優初挑戦で、「マジ手汗が出た。こんなに緊張するとは思わなかった。でも言われた通り、やることはやったので80点」とユルめの自己採点。「役が男の子(オス)なんですよ。この声質だからしょうがないですけど。今後、声優の仕事は声質的に来ないと思います」と低めのハスキーボイスで自嘲的な笑い。声優の仕事は3度目のアヤカさんは「虫の世界は初めてだったのでワクワク感を楽しめました」と笑顔を見せ「ハチには怖いイメージがあったけど、今回の台本を読んで、すごい役割を負っていて地球にとって大切な存在なんだと分かりました。でもいま、数が減ってきているということなので、増やせていけたらと思います」と超優等生発言で小森さん、板東さんもビックリ。一方、小森さんは4月25日放送のTBS系情報番組「サンデージャポン」で、「彼氏ができました!」とハチミツのように(?)甘くとろけるような笑顔で発表し、「でもいま、音信不通なんです」と衝撃発言。その苦い告白について聞かれると「超ハッピーですよ。音信不通ですけど。電話すると直留守」と再び謎の告白。「友達で長く付き合っていて、完全な彼氏彼女の関係になったのは最近です」と馴れ初めをざっくり説明した。ちなみに、同じ25日付けの自身のブログで「彼氏が1,000円かけてとってくれました」と綴り、その“プレゼント”のぬいぐるみを写真で紹介している。ほかの声優陣は、ハッチを声優の齋藤彩夏、イモムシを田中直樹(ココリコ)、テントウムシを臼田あさ美、おばさんクモを柄本明。『昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜』は、母を捜すハッチと、虫と話ができる不思議な少女アミィ(アヤカ)の旅を描く物語。7月31日より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜 2010年7月31日より全国にて公開© 2010 タツノコプロ/映画「みつばちハッチ」製作委員会■関連記事:『みつばちハッチ』主題歌に新垣結衣初のアニメ主題歌に挑戦!美少女女優アヤカ・ウィルソン「ハチミツ大好き!」『みつばちハッチ』新キャラ抜擢『みつばちハッチ』ポスター解禁!鍵を握る人間の少女のビジュアルも明らかに『おくりびと』脚本家が、あの名作「みなしごハッチ」を再映画化!
2010年05月09日