俳優・阿部サダヲが主演を務める、TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(毎週金曜後10:00)の第8話が15日に放送され、ラストに超大物ゲストが登場した。第8話の終盤、令和へタイムスリップしたムッチ先輩(磯村勇斗)が喫茶店で発見したのは、58歳になった小泉今日子。1986年当時から活躍する大スターの姿にムッチ先輩が「キョンキョンですか?」と驚きながら聞くと、本人は「…はい」と困惑気味に答える。そこに市郎(阿部サダヲ)もやってくる。ムッチ先輩が「あのおばさん、キョンキョンなのにキョンキョンじゃない!」と目を丸くすると、市郎も「本当だ!キョンキョンなのにキョンキョンじゃない!」と驚く。2人が昭和からタイムスリップしてきたことなど知らない小泉は「何なんですか、さっきから失礼過ぎる!」とご立腹の様子だったが、市郎が「本物、可愛いね~!」と素直に褒めると、まんざらでもない表情を浮かべていた。これまでポスターや名前などで何度か登場してきたが、満を持しての“本人登場”となった。「初回から放送を楽しんでいます」という小泉は「私のポスターが重要な場面で使われていてドキドキしました。8話では喫茶スキャンダルでなんと市郎さんやムッチ先輩と遭遇出来ました!あの日からずっと頭の中でマッチ先輩の『情熱熱風せれなーで』がリピートされています。誰か止めて下さい」とコメントを寄せた。宮藤官九郎氏が書き下ろす、意識低い系タイムスリップコメディー。1986年から2024年の現代へタイムスリップした“昭和のおじさん”小川市郎(阿部)が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくストーリー。
2024年03月15日「50代になってからはお酒を飲みに行くこともなくなりました。孤独死しそうで心配です」歌手で俳優の小泉今日子(58)が、2月27日、深夜番組『紙とさまぁ〜ず』(テレビ東京系)に、そうコメントを寄せて話題を呼んだ。「孤独死リスクが高いのは高齢者と思いがちですが、これまで依頼があった孤独死物件の清掃依頼は、50〜60代が非常に多いです」そう明かすのは、孤独死現場などの特殊清掃を請け負うマインドカンパニー合同会社の代表、鷹田了さん。「高齢者なら周りも気にしてくれますが、50〜60代の場合、〈自分はまだ大丈夫〉と過信しているからではないでしょうか」(鷹田さん)加えて、孤独死には、男女別のこんな特徴もあるという。「男性のほうが孤独死リスクは高いですが、社会とのつながりが希薄な方は女性であっても安心はできません」実際に、日本少額短期保険協会が実施した2022年の調査では、賃貸住居内で亡くなった孤独死の男女別割合は、女性より男性のほうが多いが、59歳未満で孤独死した女性の割合は、43・3%と高い。また、女性の孤独死の約50%が65歳未満となっている。■助けを求めて玄関先で倒れている人が多い鷹田さんは、孤独死現場で目にした過酷な光景を、こう語る。「死因の多くは、男女共通で心筋梗塞や脳梗塞などの突然死です。苦しくなって誰かに助けを求めに行こうとしたのか、玄関先で力尽きて倒れている方が多い。土間に頭を打ちつけて流血し、その血が玄関ドアの隙間から流れ出て、ご近所の方が気づかれるというケースもありました」悲惨なのは、浴室での突然死。「浴室は暖かいですから、すぐにご遺体が腐乱して、どろどろになってしまいます。近所からものすごい腐乱臭がすると通報されて、発見に至るというケースも少なくありません」孤独死の4割が3日以内に発見される一方で、15日以上経過して発見される割合も3割を超える。こうした孤独死リスクにさらされているのは、「単身者だけではない」と警鐘を鳴らすのは、司法書士で、『あなたが独りで倒れて困ること30』(ポプラ新書)などの著書もある太田垣章子さん。こう続ける。「夫や妻がいても、夫婦同時に死ねませんから、いずれどちらかが“おひとり様”になります」国勢調査のデータでは、孤独死予備軍となりかねない単身世帯や夫婦のみ世帯が2020年で6割近くまで増加している。「少子高齢化の日本は、“総おひとり様”社会です。50代から“もしも”に備えることが大切です」(太田垣さん)■“孤独死”を防ぐためにいまから備えることでは、将来、孤独死しないために、どう備えればよいのだろうか。【1】近隣コミュニティに参加して近所づきあいを強化しておく太田垣さんは、「近所づきあいを深めておくことが大事」と、こうアドバイスする。「仕事をしているうちは、無断欠勤したら会社の誰かが訪ねてきてくれますが、問題は、リタイア後。社会とのつながりがなくなれば、独居で倒れたとき気づかれません」そうならないためには、現役時代からボランティアや習い事など、地域コミュニティとのつながりを深めておくことが必要だ。【2】無料アプリを利用「まずはスマホの無料アプリなどを活用してみましょう」とすすめてくれたのは、前出の鷹田さん。「緊急支援アプリ“MySOS”の場合、“救援依頼”ボタンを押すと、事前に登録した緊急連絡先等に一斉に連絡がいく仕組みになっています」健康診断の結果や、かかりつけ医などをアプリに登録しておくこともできるので、万が一の場合はスムーズに医療につながりやすい。「LINEにも、友だち登録することで利用できる見守りサービスがあります」(鷹田さん)無料なのは、NPO法人エンリッチが提供する見守りサービスだ。あらかじめ設定した間隔で送られてくる安否確認LINEに応答しない状態が一定時間続くと、サービス提供元から本人に直接電話が入る。本人が応答しない場合、事前登録しておいた緊急連絡先に連絡が行く仕組み。「孤立しないためには、緊急連絡先に登録している家族や友人などとは、定期的に連絡を取り合うことも大切です」(鷹田さん)■見守り・訪問サービスなどを上手に活用する【3】訪問サービスを利用50代でも持病があって不安が大きいという場合は、手軽に備えられる訪問サービスがおすすめ。ヤマト運輸が提供する見守り・訪問サービスの場合、電球を“ハローライト”に交換するだけで、定めた時間にスイッチのオンオフが確認できない場合に家族などに通知がいく。依頼に応じて宅配スタッフが自宅訪問してくれる。(利用料は月額1千78円(税込み))「こうした見守り・訪問サービスは郵便局のほか、一部の自治体でも行っているので興味のある方は確認してみましょう」(鷹田さん)【4】Appleウォッチを利用Appleウォッチを活用するのもいい。Appleウォッチには、着用者が転倒した場合に、そのことを察知して手首をたたいたり警告音を発したりする機能がある。転倒者の動作が1分間認められない場合は、あらかじめ設定した緊急連絡先に通報してくれる。「倒れてからなるべく早く発見されれば、そのぶん救命率も上がります」(鷹田さん)【5】任意後見人を指定しておくただし、こうしたサービスを利用しても「“落とし穴”がある」と。前出の太田垣さん。「日本は、その人に何かあった場合に対応できるのは家族や親族、正式に権限が与えられた人だけ。緊急連絡先を友人等にしている場合、倒れて運ばれても入院手続きや延命治療の有無など、重要事項が決定できません。家族や親族と疎遠の方は、あらかじめ公証役場で“任意後見人”を指定して、いざというときに困らないようにしておきましょう」一億総おひとり様社会で孤独死しないために、今から備えよう!
2024年03月15日俳優・歌手の小泉今日子が、TBSラジオで4月から新番組『サステバ』のパーソナリティーを務めることが決まった。初回放送は4月6日午後7時30分から。前身の『スナックSDGs』からアップデート。サステナブルなニュースや話題を一方的に伝えるだけでなく、大上段に構えず、リスナーひとりひとりからの身近な悩みや取り組みから理解を深め、解決することを目指す。リアルイベントや活動も予定する。小泉のほか、社会実業家の大石英司氏、上村彩子アナウンサーが出演す。番組公式サイトや公式SNSには、笠原鉄平氏の作品『集いの習慣』を公式ビジュアルとして使する。■小泉今日子コメント私たちの未来は、私たちで作るもの。 より良い未来像をみんなで一緒に考える時間を作れればと思っています。 とてもワクワクしています!■大石英司コメント大きな社会課題がテーマというよりも、一人一人に寄り添うこと、一つ一つに想いを馳せることを大切にした「場」でありたいと考えています。 小泉今日子さん、上村彩子さん、リスナーのみなさんと力を合わせ、『スナックSDGs』でご縁のあった多くの方に力を借りながら、社会を一歩でもアップデートする実装を生み出せるよう、全力で取り組みます!■上村彩子コメントより良い未来を目指していくうえで、小泉今日子さんという最強の仲間が加わってくださることに、とてもワクワクしています。 未来のことを考えて実際にアクションを起こしている方々のお話を聴いて、私自身も多くの刺激を受けてきました。 みなさんの暮らしや勉強、仕事につながる情報がきっとあるはずです。 難しく捉えられがちな「SDGs」や「サステナブル」という言葉ですが、このラジオを通して身近に感じていただけたらうれしいです。
2024年03月12日「華やかな芸能の世界で長く生きてきたので日常も華やかだと思われがちですが仕事以外はずっと家にこもっています。外食なんて年に3回くらい。旅行も行きません」2月27日放送の『紙とさまぁ〜ず』(テレビ東京系)で、こう答えたのは小泉今日子(58)。ゲスト本人の出演はないものの、事前に答えてもらったアンケート回答をもとに、お笑いコンビ・さまぁ〜ずがトークを繰り広げる本番組。小泉といえば、80年代を代表するトップアイドル。いっぽう最近では、「バラエティ番組には絶対出たくない」「確定申告バカらしい」といった私見が話題に。そんななか、意外な“私生活”を明かしたのだ。さまぁ〜ずから寄せられた「世間のイメージとのギャップは?」との質問に、「世間からは派手だと思われてるけど、実際は地味です」と回答した小泉。続けて、冒頭のように質素な暮らしぶりを打ち明けていた。さらに、こうも漏らしたのだ。「50代になってからはお酒を飲みに行くこともなくなりました。こんなことでよいのでしょうか?孤独死しそうで心配です」小泉の“独り身”を想起させるような言葉に、ネットでは《お一人になられたのでしょうか》《例の彼氏はどうしたのかな?》と心配する声が上がっていた。小泉には、公私ともに支え合うパートナーの豊原功補(58)がいたはずだが……。「小泉さんは’18年2月、前所属事務所からの独立を発表。その際に豊原さんについて《同じ夢を追う同士》としつつ、《一部の週刊誌などで報道されている通り恋愛関係でもあります》と公表しました。同時に豊原さんも記者会見を開き、自らの妻子とは別居状態にあることを告白。小泉さんとの不倫関係を認めていました」(芸能関係者)’18年6月には2年間の女優休業を宣言し、プロデューサー業に専念してきた小泉。同年10月に上演された舞台『またここか』では、仲良さげにロビーで肩を並べて挨拶していた。■献身的に豊原を支えてきたが、2人の間には次第に“隙間風”が吹くように……公然と愛を育んできた2人だが、小泉は豊原を献身的に支えてきた。「豊原さんは不倫公表によって、テレビ出演が激減しました。収入の大部分は小泉さんの『明後日』から支払われていた演出料や出演料で、いわば小泉さんが捻出したお金。その収入からお子さんの養育費などを払っていたため、豊原さんも金銭的に苦しかったそうです。小泉さんはそんな彼をサポートしようと、所有していた評価額3億円と言われた自宅マンションを売却。豪邸を手放してまで当面の活動資金を調達し、豊原さんの創作を支えていきたいと考えていたようです」(舞台関係者)だが次第に2人の間には、“すきま風”が吹くようになったという。本誌は’19年5月中旬、豊原が出演する舞台稽古が行われていた都内のスタジオで小泉を目撃。段ボールの運び出しや機材の搬入など、1人で裏方業務に奮闘していた。稽古が終わると小泉と豊原は老舗焼き肉店へ移動し、食事後の会計時は当然のように小泉が財布を出していた。しかし2人は、別々のマンションに帰っていったのだった。「この頃、豊原さんは小泉さんと同居していたマンションを出て、近くに部屋を借りたといいます。豊原さんが奥さんと離婚成立したのは’20年3月頃だそうですが、小泉さんとはすぐに再婚とはなりませんでした。同年2月に豊原さんや舞台関係者で小泉さんの誕生会が開かれましたが、この時も小泉さんは1人で帰宅していました。トーク番組で『孤独死しそう』と話していましたが、すでに破局している可能性もあるかもしれません」(前出・舞台関係者)小泉がプロデュースし、豊原が出演した舞台『青空は後悔の証し』が上演された’22年5月。この時も小泉と豊原は別々に劇場に現れ、バラバラに帰宅していった。現在は外食もほぼしなくなり、「孤独死しそう」と漏らした小泉。豊原との関係は果たして――。
2024年02月29日小泉今日子(58)の発言が波紋を呼んでいる。1月17日に『文春オンライン』で配信された有働由美子(54)との対談記事で、バラエティ番組について「絶対出たくない」「くだらないから」と言い切ったのだ。小泉といえば、2018年に所属事務所から独立。現在は2015年に設立した制作会社『明後日』の代表取締役として活動中だ。そんな彼女から飛び出した歯に衣着せぬ発言に対しては批判の声もあるいっぽう、好意的な反応も聞こえてきている。「さすがはキョンキョンですね。確かに、今のバラエティは昔に比べたら“くだらない”と自認している業界人もたくさんいます。これまで小泉さんは芸能界を代表するスターとして、言いたいことが言えず我慢してきた面も多くあったのでしょう。しかし独立して自由になったからこそ、言えなかった不満を伝えられるようになった。本当にテレビが好きだからこその厳しいエールだったのだと思います」(テレビ局関係者)実際、小泉は『文春オンライン』での発言の真意について1月27日放送のラジオ番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』(J-WAVE)で「本当にテレビが大好きだったの」としつつも「くだらないって言っちゃったのは、(バラエティ番組が)アップデートができていないままだから」と語っている。そんな「バラエティがくだらない」と言い放った小泉が現在、ドハマりしている場所があるという。それは、小劇場だ。「小泉さんが社長を務める制作会社『明後日』は舞台や映像、音楽、出版など、エンターテインメント作品をプロデュースする会社です。なかでも舞台での女優発掘には並々ならぬ思い入れを持っており、自ら小劇場に何度も足を運んで舞台を観てまわっているんです。そこで芸能事務所に所属していない芝居上手のフリーの女優たちを発掘。さらにその後も彼女たちを小泉さんがプロデュースする舞台にキャスティングしたりと、精力的に活動を続けています。実際に小泉さんの発掘した高野ゆらこさんが演じた『明後日』プロデュース舞台『ピエタ』は、演劇関係者からも称賛の声が止みませんでした。小泉さんは過去に舞台上で一度でも共演したことのある小劇場系の女優さんの芝居も、欠かさず観に行かれているそうです。そんな日々アップデートするキョンキョンにとって、昔のムードのまま押し通そうとするテレビ局やバラエティがつまらなく映るのは無理ないのかもしれませんね。主戦場を移したからこそ、くだらないと発言したとしても『もう怖くない』という境地なのでしょう」(舞台関係者)
2024年02月19日1月27日に放送されたラジオ番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』(J-WAVE)に、女優で歌手の小泉今日子(57)が出演。音楽評論家の近田春夫氏(72)とともに、テレビ局の“アップデート”について語った。小泉は「文藝春秋」2月号での有働由美子アナ(54)との対談のなかで、テレビのバラエティ番組出演について《絶対出たくないですね》《くだらないから》と発言。また、昔のバラエティ番組との比較について質問されると、《たぶん、昔と同じだからマズいんじゃないですかね。世の中がガラッと変わっていっているのに、昔のムードのまま押し通そうとしている。テレビ局は変わらないとマズいよね、と思っています》と語り、波紋を呼んでいた。ラジオ番組の中で、一連の発言について、原稿チェックの際にもあえて修正しなかったと明かした上で、真意についてこう語った。「私、本当にテレビが大好きだったの。テレビさえ与えとけばいいみたいなテレビっ子で。ドラマも全部みてたし、バラエティ番組、お笑いも見てたからこそ言ってるんですよね。大好きだからこそ、パンって背中を叩くじゃないけど、そういう気分で。一日中寄席に行って見たり、漫才、落語も見て大好きなうえで言ってるっていうことをわかってほしいなって思う」続けて、ダウンタウン・松本人志(60)の性加害疑惑や旧ジャニーズ事務所の問題に触れ、近田氏が「いろんなことが古臭すぎるよね」と発言。これを受け小泉は「私、くだらないって言っちゃったのは、アップデートができていないままだから」と、バラエティ番組の作り方についても疑問を抱いていると発言。そして、こう続けた。「どんどん生活が苦しくなっていってるのに、例えば俳優さんとかがゲストに来て、クイズに正解したら、その人が霜降りの牛肉もらえるとか。何言ってんの?って。そういうのがわかんなくなっちゃって。その人、お金持ちじゃん、牛肉もらわなくていいじゃんって。その人があげてもいいくらいに思ったりだとか、くっだらないって思うのはそういうところなんですよ」立川志らく(60)からも疑問視されるなど、ネット上では批判も多かった「文藝春秋」での“くだらない”発言。しかし、ラジオ番組で明かされた“真意”を受けて、今回は賛同する声が相次ぐことに。《わかるわ。金持ちが豪華賞品もらってるの見ても何も楽しくない》《芸能界にいてこの感覚を持っているのは貴重だなー見ている側もここまで敏感ではないと思う》《高額所得者にさらに賞金をあげたり、逆に罰ゲームで出費をさせたり(出演料の増額で相殺しているに決まっていると自分は思っている)見てて全然面白くない。難問を次々と答える芸能人には尊敬の念を抱くが、視聴者の称賛が人気商売の芸能人にとっての最大の賞なのでは》
2024年02月03日《キョンキョンがバラエティはくだらないから出演しないと言った。はっきり物事を言うその姿はかっこいい》《でもね、『くだらないから出演しない』は看過出来ない。そのくだらない世界に命をかけている人も沢山いる》1月19日、Xにこう綴ったのは落語家の立川志らく(60)。17日に「文春オンライン」が配信した小泉今日子(57)と有働由美子(54)の対談記事で、有働の《最近はテレビのバラエティ番組で全然お見かけしませんね》という投げかけに、小泉は《絶対出たくないですね》《くだらないから》と返答。さらに有働が《小泉さんが昔、出ていた頃のバラエティと何が違いますか?》と聞くと、小泉は《たぶん、昔と同じだからマズいんじゃないですかね。世の中がガラッと変わっていっているのに、昔のムードのまま押し通そうとしている。テレビ局は変わらないとマズいよね、と思っています》と答えた。すると志らくは19日、Xで約740字にわたって、小泉が「バラエティ番組はくだらない」と否定したことについて持論を展開。冒頭のように切り出し、さらにこう述べて小泉の持論を批判した。《ザコシが水曜日のダウンタウンで「ずっとお笑い芸人をやっていたいから。絶対手放したくない」と発言して視聴者の感動を得た。くだらないと言ったらあんなくだらない芸はないけど、私は大好きだし、その生き方に多くの人は感動した》■「干されても叩かれても言いたいことを言えばいい」そんななか、志らくの発言を疑問視したお笑い芸人が――。それはウーマンラッシュアワーの村本大輔(43)。村本は同日、志らくの小泉に対する持論を紹介したニュース記事を引用し、Xにこう投稿した。《きょんきょんが言ったバラエティくだらないってのは芸人個人の芸の話ではなくて、芸能界や政治家たちの異常な問題にコメディでふれずに、芸能人のプライベート密着VTRとか身内いじりばかりのすごく内輪的なバラエティの話なんじゃないの?個人の芸の話にすり替えちゃダメよ》実は、村本はその前日にも志らくを批判している。というのも16日、志らくは自身のYouTubeチャンネルで、松本人志(60)の性加害報道について言及。「この間ね、『ワイドナショー』を観ていたら、オズワルドの伊藤君か。松本人志さんのことが大好きだと。今は松本さんのことを思いやるだけでもNGのような、そういう空気だって、声を絞り出すような感じでコメントしてました。本当にそういう雰囲気ですよね」と、松本について発言することがはばかられる雰囲気に苦言を呈していた。さらに自身についても「『松本人志さんを信じて待ってます』と(Xで)つぶやいた。そしたら、『セカンドレイプ』だって(声が上がった)」と振り返っていた。すると村本は18日、志らくの発言をまとめたニュース記事を参照して、その考えをXでこう揶揄した。《松本さんを想うだけでNGな感じ?干されても叩かれても言いたいことを言えばいい、表に出てるやつが賛否あるものに触れることは火傷もセットだろ。談志さんのお弟子さんてこんなにも女々しいのね、あ男々しいのね》二日連続で志らくに苦言を呈した村本。直接対決もありえる?
2024年01月19日昨年12月25日の夜、東京・墨田区にあるわずか49席しかないミニシアターの前に小泉今日子(57)の姿があった。寒空の下、詰めかけたファンたちのサイン攻めに快く応じていた小泉。東京の下町に突如現れた元トップアイドルに、通りがかりの地元民たちも驚き、足を止めていた。小泉はこの夜、ミニシアター「Stranger(ストレンジャー)」で上映された映画『風花』の一日限りのトークイベントに登壇していた。「映画は『セーラー服と機関銃』などの代表作で知られる故・相米慎二監督による’01年公開のロードムービー。小泉さんは三十過ぎの風俗嬢役を演じています。’15年に会社を設立して今でこそプロデューサー業にまい進する小泉さんですが、この作品ではあくまで出演者の一人でした。20年以上も前の出演作の再上映のために、本人がミニシアターに駆けつけるのはかなり稀なことでしょうね」(映画関係者)クリスマスの夜に小泉がわざわざミニシアターを訪れた理由はなんだったのだろうか。本誌はStrangerの代表を務める岡村忠征さんに話を聞いた。「当館で相米慎二監督の特集をすることになり、遺作となった『風花』に出演していた小泉さんにぜひご登壇いただきたいと思い、個人事務所の問い合わせフォームから依頼のメールを送ったんです。すると、『相米さんの特集ということでしたら是非お願いします』というメールの返信が小泉さんからあり、驚きました。その後の日程や当日の駐車場の位置までご本人と直接やり取りさせていただきました」イベントでは上映後に小泉が登壇して客席に向かって話をするアフタートークが行われ、通常のチケット代のみで誰でも参加できたという。「チケットは発売開始から10分で予約が埋まってしまう最速記録。当館が始まって以来のビッグゲストでした。それまで小泉さんというとタレントやアイドルというイメージが強かったのですが、当日は相米監督の演出方法などをご自身の言葉で丁寧に説明されていて、『相米監督について語り継いでいきたい』という使命感みたいなものを感じましたね。映画を見慣れているお客さんたちからも『今や映画人なんだな』という声が上がっていました」動画配信サービス全盛の昨今、全国のミニシアターはコロナ禍の影響から立ち直れず経営難にあえいでいる。東京の東エリア唯一のミニシアターとして、’22年に岡村さんがオープンさせたStrangerも黒字化できない状況が続いており、2月1日より新会社に経営が引き継がれることが決まっているという。街の小さな映画館を絶やしたくないと願う“映画人”小泉の想いはどう紡がれてゆくのだろうか――。
2024年01月17日能登半島地震を受けての小泉進次郎衆院議員(42)の行動に賞賛が集まっている。1月7日、小泉議員は自身のInstagramを更新。能登半島地震の被災地に向けた募金活動を行ったことを報告した。小泉議員は《こどもも高校生も大人もお年寄りも、皆さまありがとうございました。能登半島にご親戚・友人・知人がいるという方が多くいらっしゃいました》とコメント。さらに、《「募金をやってくれてありがとう」と何人からも声をかけて頂きましたが、支援をしたくても何をしたらいいかわからない、居ても立っても居られないという想いを持つ方々がいかに多いか、肌で感じる時間でした》と、多くの人が被災地の現状に心を痛めていると感じたと明かした。募金は、日本赤十字社を通じて、全額が被災地支援に使用されるという。この行動がSNS上で拡散すると、賞賛の声が集まることに。《アピール目的かもしれないけど、それでも顔が知れ渡っている人が自分にできる場所でできることをやっているそれが今、最良の行動ですよね》《小泉進次郎の株が上がっていくのすごいよな、汚染水を浄化して流した海で楽しそうにサーフィンしたかと思ったら、地震で現地に行かずにある意味広告塔に近い自分が募金活動って。現地に行くだけよりよっぽどお金動かせそう》《進次郎、地元人気すごいから立って募金やってたら割と入れてくとおもう》現地を直接訪れなくとも、被災地支援をすることはできるのだ。
2024年01月08日上田ケンジと小泉今日子による音楽ユニット・黒猫同盟が2024年2月22日(木) にリリースするセカンドアルバム『ムーランルージュの黒猫』の詳細が発表された。「猫の日」でもある2月22日に発売となる本作は、2023年に行われた初の全国ツアーで会場限定販売されたCDに収められた「チーズの船」「私のおうちの絵猫さん」のニューミックスバージョンや、爆風スランプ「東の島にブタがいたVol.3」を猫に置き換えカバーした「東の島にネコがいた」など、黒猫の目線を通して見つめた今の世の中を音楽で描いた全10曲が収録される。ジャケットは、2003年福岡生まれ20歳の画家・奥村門土が手がけている。また、本作のアナログ盤が3月20日(水) にリリースされることが決定した。<リリース情報>黒猫同盟 2ndアルバム『ムーランルージュの黒猫』CD:2024年2月22日(木) リリースアナログ盤:2024年3月20日(水) リリース黒猫同盟『ムーランルージュの黒猫』ジャケット●CD:3,500円(税込)【収録内容】1. Talking Cat+2. ネコロノーム3. チーズの船4. 東の島にネコがいたVol.35. ムーランルージュの黒猫6. 私のおうちの絵描さん7. ウンザリーネ8. チーズの湖畔9. HOME TOWN10. 愛しのマリンバ●アナログ盤:4,500円(税込)【収録内容】■Side A1. Talking Cat+2. ネコロノーム3. チーズの船4. 東の島にネコがいたVol.35. ムーランルージュの黒猫■Side B1. 私のおうちの絵描さん2. ウンザリーネ3. チーズの湖畔4. HOME TOWN5. 愛しのマリンバ<ツアー情報>黒猫同盟TOUR 2024 めざせ!モンマルトル2024年3月21日(木) 京都・京都磔磔 ~磔磔50周年記念ライブ~2024年3月22日(金) 京都・京都磔磔 ~磔磔50周年記念ライブ~2024年3月24日(日) 宮城・誰も知らない劇場2024年3月28日(木) 長崎・長崎県美術館 エントランスロビー2024年3月30日(土) 福岡・大濠公園能楽堂2024年3月31日(日) 熊本・熊本B.9 V12024年4月9日(火) 長野・上田映劇2024年4月13日(土) 東京・ビルボードライブ東京2024年4月14日(日) 栃木・HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-22024年4月18日(木) 愛知・ボトムライン2024年4月19日(金) 大阪・味園ユニバース2024年4月20日(土) 広島・広島ゲバントホール2024年4月25日(木) 北海道・ペニーレーン24【Musician】黒猫同盟(上田ケンジと小泉今日子)akkin(Guitar)奥野真哉(Keyboard)チケット情報:()関連リンク公式サイト:::::
2023年12月22日2023年11月23日、自民党の衆議院議員、小泉進次郎さんが自身のInstagramを更新。父親で元政治家の小泉純一郎さんの写真を公開したところ、反響が寄せられました。同月20日に、妻でフリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの間に第2子が生まれた、進次郎さん。投稿には、生まれたばかりの孫娘を抱く、純一郎さんを撮った1枚とともに、こんなコメントを寄せていました。長男が産まれたばかりの時と同様、相変わらず抱っこはぎこちなかったですが、親父の嬉しそうな顔を見ることができて嬉しかったです。これからは孫パワー2倍。ますます元気な「じいじ」でいてほしいものです。shinjiro.koizumiーより引用 この投稿をInstagramで見る 小泉進次郎(@shinjiro.koizumi)がシェアした投稿 愛おしそうに孫娘を見つめている、純一郎さんは、すっかり『じいじ』の顔をしていますね!かつて首相として国をリードしてきた純一郎さんの姿を思い出すと、そのギャップに驚かされるのではないでしょうか。投稿には「目尻が下がりっぱなしだったのでは。素敵な1枚ですね」「お孫さんにメロメロなじいじの姿、グッとくる」「幸せがいっぱいですね!おすそ分けをありがとう」などの声が寄せられていました。2023年現在、81歳になる純一郎さん。かわいい孫たちから元気をたくさんもらえそうですね![文・構成/grape編集部]
2023年11月24日上田ケンジと小泉今日子による音楽ユニット・黒猫同盟が、2ndアルバム『ムーランルージュの黒猫』を2024年2月22日(木) にリリースすることが決定した。2021年に結成された黒猫同盟は、これまでにアルバム1枚とBlu-ray / DVD1枚を発売。2ndアルバムの詳細は追ってアナウンスされる。また、全国ツアー『黒猫同盟TOUR 2024 めざせ!モンマルトル』の開催が決定。ツアーは2024年3月21日(木)・22日(金) の京都磔磔50周年記念ライブ2本を皮切りに、4月25日(木) の札幌ペニーレーン24まで全国12都市で13公演が行われる。ライブには黒猫同盟のほか、バンドメンバーとしてakkin(Guitar)、奥野真哉(Keyboard)が参加する。<リリース情報>黒猫同盟 2ndアルバム『ムーランルージュの黒猫』2024年2月22日(木) リリース※詳細は後日発表<ツアー情報>黒猫同盟TOUR 2024 めざせ!モンマルトル2024年3月21日(木) 京都・京都磔磔 ~磔磔50周年記念ライブ~2024年3月22日(金) 京都・京都磔磔 ~磔磔50周年記念ライブ~2024年3月24日(日) 宮城・誰も知らない劇場2024年3月28日(木) 長崎・長崎県美術館 エントランスロビー2024年3月30日(土) 福岡・大濠公園能楽堂2024年3月31日(日) 熊本・熊本B.9 V12024年4月9日(火) 長野・上田映劇2024年4月13日(土) 東京・ビルボードライブ東京2024年4月14日(日) 栃木・HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-22024年4月18日(木) 愛知・ボトムライン2024年4月19日(金) 大阪・味園ユニバース2024年4月20日(土) 広島・広島ゲバントホール2024年4月25日(木) 北海道・ペニーレーン24【Musician】黒猫同盟(上田ケンジと小泉今日子)akkin(Guitar)奥野真哉(Keyboard)関連リンク公式サイト:::::
2023年11月03日小泉今日子が、過去のMusic Videoおよびライブ映像16本をYouTubeで公開した。今回公開となったのは、「女性上位万歳」「For My Life」「サボテン」といった1980年代後半から1990年にかけて発表したMV、そして2022年3月21日に中野サンプラザで行われた『小泉今日子 TOUR 2022 KKPP(Kyoko Koizumi Pop Party)』東京公演より「Fade Out」「なんてったってアイドル」「月ひとしずく」「T字路」のライブ映像、さらに秘蔵映像として「キスを止めないで」の1988年ライブ映像と「魔女」の1990年ライブ映像の計16本。小泉は、1980年代後半から1990年代前半の楽曲にスポットを当てたクラブツアー『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』を11月から12月にかけて全国11都市で開催する。『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』チケット情報はこちら()■小泉今日子 YouTube:<リリース情報>小泉今日子『ウルトラ・アルティメット・マスターピース・エクセレント・エクスクルーシブ・ベストクオリティ・シュプリーム・パーフェクト・ネバーエンディング・オーサム・ラグジュアリー7inch BOX「Miss ドーナツ」』9月20日(水) VICTOR ONLINE STORE限定販売7inch BOX『Miss ドーナツ』7inch BOX『Miss ドーナツ』展開図500セット限定:44,000円(税込)アナログ7インチ21枚組 全42曲収録【収録曲】※印=初アナログEP化曲Disc 01:私の16才 / 素敵なラブリーボーイDisc 02:ひとり街角 / 春風の誘惑Disc 03:まっ赤な女の子 / 半分少女Disc 04:艶姿ナミダ娘 / 渚のはいから人魚Disc 05:迷宮のアンドローラ / ヤマトナデシコ七変化Disc 06:The Stardust Memory / 常夏娘Disc 07:魔女 / なんてったってアイドルDisc 08:100%男女交際 / 夜明けのMEWDisc 09:木枯しに抱かれて / 水のルージュDisc 10:Smile Again / キスを止めないでDisc 11:Good Morning-Call / 短篇 夏のタイムマシーン※Disc 12:快盗ルビイ / Fade Out (short version)Disc 13:学園天国 / 見逃してくれよ!※Disc 14:La La La... ※ / 丘を越えて※Disc 15:あなたに会えてよかった※ / 自分を見つめて※Disc 16:1992年、夏※ / 優しい雨※Disc 17:My Sweet Home ※ / 月ひとしずく※Disc 18:BEAUTIFUL GIRLS※ / オトコのコ オンナのコ※Disc 19:Nobody can, but you※ / for my life※Disc 20:潮騒のメモリー※ / T字路※Disc 21:この涙の谷間※ / やつらの足音のバラード※詳細はこちら:<ツアー情報>小泉今日子 TOUR 2023『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』11月3日(金・祝) 北海道・Zepp Sapporoopen 16:00 / start 17:0011月5日(日) 宮城・仙台PITopen 16:00 / start 17:0011月12日(日) 東京・Zepp DiverCity TOKYOopen 16:00 / start 17:0011月18日(土) 静岡・LIVE ROXY SHIZUOKAopen 17:00 / start 18:0011月19日(日) 愛知・Zepp Nagoyaopen 16:00 / start 17:0011月22日(水) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOMopen 18:00 / start 19:0011月23日(木・祝) 香川・高松festhalleopen 16:00 / start 17:0011月25日(土) 大阪・Zepp Namba (OSAKA)open 17:00 / start 18:0011月26日(日) 広島・広島クラブクアトロopen 16:00 / start 17:0012月2日(土) 福岡・Zepp Fukuokaopen 17:00 / start 18:0012月3日(日) 熊本・B.9 V1open 16:00 / start 17:00Vocal:小泉今日子Bass&Band Master:上田ケンジGuitar:akkinDrums:小関純匡Keyboard:渡辺シュンスケChorus:加藤いづみチケット情報:()詳細はこちら:関連リンクInstagram::::配信一覧:
2023年09月15日大島真寿美の同名小説を舞台化した、asatte produce『ピエタ』が、7月27日(木)、東京・本多劇場で開幕。そのゲネプロの模様をレポートする。舞台は18世紀のヴェネツィア。ピエタ慈善院に仕えるエミーリアのもと、かつての音楽の師で、作曲家のヴィヴァルディの訃報が届く。そして同じくピエタで彼に学んだヴェロニカのもとを訪ねたエミーリアは、ある探し物を頼まれて……。本作のプロデューサーであり、エミーリア役として出演もしている小泉今日子念願の企画がついに実現。五線譜をイメージさせる、曲線の美しいセット。向島ゆり子が音楽監督を務める、生演奏の心地よい音色。そして白ベースの衣裳をまとった、8人の女性の演者たち。幕開けに広がるその静謐で清らかな空気に、観る者は一瞬にして『ピエタ』という作品世界へと引き込まれていく。物語の始まりは1枚の楽譜。貴族の未亡人であるヴェロニカは、かつてその裏面に詩を書き綴ったヴィヴァルディの楽譜を探して欲しいと、幼馴染のエミーリアに依頼する。その楽譜探しがエミーリアにもたらしたのは、決して懐かしい人との再会だけではない。思いもよらないコルティジャーナ(=高級娼婦)・クラウディアとの出会い。そして常にその影には、ヴィヴァルディの存在が。1枚の楽譜探しの旅は、いつの間にかヴィヴァルディの足跡を辿る旅へ。そしてヴィヴァルディという糸は、エミーリアからクラウディア、さらにヴェロニカをも結びつけ、そこに不思議な友情を芽生えさせていく。エミーリア役の小泉は、全体を繋ぐ抑えた演技の中、愛する者への邂逅シーンで見せた切ない表情が印象的。ヴェロニカ役の石田ひかりは、凛とした佇まいが貴族そのものだが、意外な友情で結ばれたクラウディアとのやり取りは、まるでおしゃべりを楽しむ少女のよう。クラウディア役の峯村リエは、スッとした立ち姿と落ち着いた声に、経験豊富なコルティジャーナとしての知性を滲ませた。またプリマドンナのジロー嬢役の橋本朗子とヴィヴァルディの愛弟子アンナ・マリーナ役の会田桃子は、それぞれ現役のソプラノ歌手とヴァイオリニスト。劇中の歌唱や演奏はもちろんふたりが担い、そこに演奏者ふたりの音が重なる。これは、ヴィヴァルディの音楽に引き寄せられた女性たちの物語。そこに生の音楽は欠かすことが出来ず、作品を何倍にも豊かに、美しく彩っていた。そして本作はこんな台詞で幕を閉じる。「娘たち、よりよく生きよ」と。それは18世紀から届いた、現代を生きる“娘たち”への優しい応援歌に思えた。取材・文:野上瑠美子
2023年07月31日「この小説を何かの形で立体的に見せられたら。そう思ったことが、舞台を制作する会社を立ち上げようと思ったきっかけでもあったんですよね」と、小泉今日子さん。そこまで小泉さんを駆り立てたのが、大島真寿美さんの小説『ピエタ』だ。18世紀イタリアの作曲家・ヴィヴァルディが、一時期、ベネチアの孤児を養育するピエタ慈善院で、少女たちに音楽指導をおこなっていたという史実をもとに創作された物語。渾身の舞台化が実現。「原作を読んで本当に泣けてしまった」「ピエタで育ったエミーリアという女性がヴィヴァルディの訃報を受け取ったことをきっかけに、いろんな女性たちが出会っていくんです。いつしかシスターフッド(同じ目的で集まった女性たちの連帯)的な動きをしていきますが、そこが素敵だなと思ったんですよね。今は40代50代になっているけれど、少女時代に見た綺麗なものや美しい記憶が、ここまで彼女たちの支えになってきていて、自分もそうだなと思ったら、本当に泣けてしまって」そこから舞台化に向けて動き出した小泉さんは、交渉からスタッフの手配までプロデューサーとして奔走。貴族の娘のヴェロニカ役に石田ひかりさんを、そして自身はエミーリア役で俳優として出演も担うことに。「石田さんって、なんともいえないお嬢様感を持っている方なんですよね。以前、朗読劇に出ていただいたとき、終演後に『私もお手伝いしようと思って来たんです』ってバッグから軍手を出して…。じつは本物の貴族って、こういう感じじゃないかと思ったんですよね。エミーリアに関しては、当初は私が演じるつもりじゃなかったんです。でも、本来は2020年に上演するはずだったのがコロナで中止になって。再度企画を立ち上げたときに自分がやってみようかなって。私、映像作品もそうですが、ちょっとスケバン感がある役ばっかり来るんです。自分を律してピエタの中で生きてきたエミーリアみたいな役は、自分で与えないとやれない気がして、そういうのもできるぞ、と(笑)。じつはエミーリアは、物語の中心にいるので主人公のようであるけれど、物語を案内していく役割だからやれるかなっていうのが本音なんですが」ほかにも峯村リエさん、広岡由里子さん、伊勢志摩さんといった、小劇場界の個性溢れる面々が揃った。「グッとくる顔ぶれですよね。今回のリベンジ公演のために、みなさんが再びスケジュールを空けてくださったことに感激でした」本作は音楽も物語の重要な要素に。「音楽の船に運ばれるようにエミーリアが人に出会っていく物語ですから、音楽は必須だと思い生演奏にこだわりました。音楽の持つ力で、現代と18世紀のベネチアが地続きになればと思っています」アーティストや俳優として、ずっと第一線で活躍してきた小泉さんが、自ら車を運転し裏方仕事に従事し、開演前や終演後には、プロデューサーとしてロビーにも立つ。そこまで魅了された演劇の魅力とは?「20代の頃、演出家の久世光彦(てるひこ)さんのドラマによく呼んでいただいていたんですが、その現場が本当に楽しかったんです。なかでも、柄本明さんとか蟹江敬三さんのような小劇場出身の方々が圧倒的に面白くて、きっと演劇という場所にその答えがあると思ってしまったんですね。それで30代になったら舞台をやろうと思っていたら岸谷五朗さん演出の公演に呼ばれて、そこでアンサンブルの人たちと一緒に柔軟体操したり、発声練習したり基礎からやらせてもらったら、まるで部活みたいで楽しくて。でも、その後すぐ参加した岩松了さんの舞台では、話している会話の内容とはまったく違うことを考えているという芝居を要求されたんです。たとえば頭でクラゲのことを考えながら、全然関係ないセリフをしゃべってるとか。何これ!?超面白いんですけど、って衝撃を受けました。しかも演劇に携わっている人たちって、本当に純粋に演劇が好きでやっている人ばかりで、それを見ているのが幸せなんですよ。こういう人たちと一緒にものを作ることによって、自分が知り得ることはきっとあるし、一緒にもう少し光が当たる場所に行けたらと思うんですよね」asatte produce『ピエタ』ピエタ慈善院で育ち、そこで働くエミーリア(小泉)は、かつて共にヴィヴァルディに師事した貴族の娘・ヴェロニカ(石田)から、少女時代に詩を書いた楽譜の行方を捜してほしいと依頼を受けるが…。7月27日(木)~8月6日(日)下北沢・本多劇場原作/大島真寿美『ピエタ』(ポプラ社)脚本・演出/ペヤンヌマキ音楽監督/向島ゆり子プロデューサー/小泉今日子出演/小泉今日子、石田ひかり、峯村リエ、広岡由里子、伊勢志摩、橋本朗子、高野ゆらこ、向島ゆり子、会田桃子、江藤直子一般8500円ほかMitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00)愛知、富山、岐阜公演あり。こいずみ・きょうこ1966年2月4日生まれ、神奈川県出身。’82年に歌手としてデビュー。その後、俳優にも活動の幅を広げ、ドラマ、映画、舞台と多岐にわたり出演。2015年に舞台制作の会社を設立し、プロデュース業にも力を入れている。ワンピース¥46,200ベスト¥63,800(共にハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239)※『anan』2023年8月2日号より。写真・中島慶子スタイリスト・木村舞子ヘア&メイク・岩田美香(mod’s hair)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年07月30日小泉今日子が、11月より全国11都市で『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』と題したクラブツアーを開催することを発表した。2022年に小泉のデビュー40周年を記念し開かれた31年ぶりの全国ホールツアー『KKPP (Kyoko Koizumi Pop Party) 』。本ツアーは、その『KKPP』に続く第2弾のツアーとなっており、タイトル通り1980年代後半から1990年代前半の楽曲にスポットを当てた公演となる。併せて、スチャダラパープロデュースによる初のアナログ7インチBOX『Miss ドーナツ』が、9月20日(水) リリースされることも決定した。本作は、小泉の盟友でもあるスチャダラパーが「自分たちが本当に欲しいキョンキョンのアナログBOXを作る!」というコンセプトのもと、企画、選曲、タイトル、デザインまで完全プロデュース。タイトルは、『ウルトラ・アルティメット・マスターピース・エクセレント・エクスクルーシブ・ベストクオリティ・シュプリーム・パーフェクト・ネバーエンディング・オーサム・ラグジュアリー7inch BOX「Miss ドーナツ」』と名付けられた。スチャダラパー選曲の全42曲の中には、デビュー曲「私の16才」から「T字路」まですべてのシングル曲を網羅。現在入手困難となっている初期のアナログ7インチや「Fade Out (short version) 」などの貴重な音源に加え、「短編 夏のタイムマシーン」も初音源化。さらにCDシングル時代の「見逃してくれよ!」以降のシングル曲が待望の初アナログ化される。スチャダラパー全曲解説掲載のブックレット封入、そして河村康輔のアートディレクションによる今作は、ビクターオンラインストアでのシリアルナンバー入り500セット限定販売となる。■スチャダラパー コメント小泉さんとの余談からはじまった7inch BOXがこの度、本当に発売されることになりました!ファン目線で「こんなのがあったら欲しい!」を色々とお手伝いさせて頂きました。そして、まさかの河村(康輔)くんデザインが実現して、その名の通り、ファンの皆様に自信を持ってお届けできるBOXに仕上がったと思います!お手元に届くのをお楽しみに!ご注文よろしくお願い致します!<ツアー情報>小泉今日子 TOUR 2023『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』ロゴ11月3日(金・祝) 北海道・Zepp Sapporoopen 16:00 / start 17:0011月5日(日) 宮城・仙台PITopen 16:00 / start 17:0011月12日(日) 東京・Zepp DiverCity TOKYOopen 16:00 / start 17:0011月18日(土) 静岡・LIVE ROXY SHIZUOKAopen 17:00 / start 18:0011月19日(日) 愛知・Zepp Nagoyaopen 16:00 / start 17:0011月22日(水) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOMopen 18:00 / start 19:0011月23日(木・祝) 香川・高松festhalleopen 16:00 / start 17:0011月25日(土) 大阪・Zepp Namba (OSAKA)open 17:00 / start 18:0011月26日(日) 広島・広島クラブクアトロopen 16:00 / start 17:0012月2日(土) 福岡・Zepp Fukuokaopen 17:00 / start 18:0012月3日(日) 熊本・B.9 V1open 16:00 / start 17:00Vocal:小泉今日子Bass&Band Master:上田ケンジGuitar:akkinDrums:小関純匡Keyboard:渡辺シュンスケChorus:加藤いづみ詳細はこちら:<リリース情報>小泉今日子『ウルトラ・アルティメット・マスターピース・エクセレント・エクスクルーシブ・ベストクオリティ・シュプリーム・パーフェクト・ネバーエンディング・オーサム・ラグジュアリー7inch BOX「Miss ドーナツ」』9月20日(水) VICTOR ONLINE STORE限定販売7inch BOX『Miss ドーナツ』7inch BOX『Miss ドーナツ』展開図500セット限定:44,000円(税込)アナログ7インチ21枚組 全42曲収録【収録曲】※印=初アナログEP化曲Disc 01:私の16才 / 素敵なラブリーボーイDisc 02:ひとり街角 / 春風の誘惑Disc 03:まっ赤な女の子 / 半分少女Disc 04:艶姿ナミダ娘 / 渚のはいから人魚Disc 05:迷宮のアンドローラ / ヤマトナデシコ七変化Disc 06:The Stardust Memory / 常夏娘Disc 07:魔女 / なんてったってアイドルDisc 08:100%男女交際 / 夜明けのMEWDisc 09:木枯しに抱かれて / 水のルージュDisc 10:Smile Again / キスを止めないでDisc 11:Good Morning-Call / 短篇 夏のタイムマシーン※Disc 12:快盗ルビイ / Fade Out (short version)Disc 13:学園天国 / 見逃してくれよ!※Disc 14:La La La... ※ / 丘を越えて※Disc 15:あなたに会えてよかった※ / 自分を見つめて※Disc 16:1992年、夏※ / 優しい雨※Disc 17:My Sweet Home ※ / 月ひとしずく※Disc 18:BEAUTIFUL GIRLS※ / オトコのコ オンナのコ※Disc 19:Nobody can, but you※ / for my life※Disc 20:潮騒のメモリー※ / T字路※Disc 21:この涙の谷間※ / やつらの足音のバラード※詳細はこちら:関連リンクInstagram::::配信一覧:
2023年07月24日プロデューサー・小泉今日子が大島真寿美の小説『ピエタ』に惚れ込み、舞台化を切望。当初は2020年上演を予定していたがコロナ禍のため延期となり、その年の秋にリーディングの形で公演を行った。それから3年、いよいよ小泉の念願の舞台『ピエタ』が実現する。18世紀のヴェネツィア、孤児を養育する“ピエタ慈善院”で、作曲家ヴィヴァルディが少女たちの音楽教育を担っていた史実をもとに描かれた、大人になったヴィヴァルディの教え子たちと彼に縁のある女性たちが織りなす物語。脚本・演出を手掛けるペヤンヌマキのもと、小泉や石田ひかり、峯村リエほか個性輝く実力キャストが揃って、ヴァイオリンの生演奏とともに「優しい舞台」を立ち上げようとしている。スタートしたばかりの稽古場で、石田とペヤンヌが『ピエタ』への思いを語った。脚本の当て書きとヴィヴァルディにとっての譜面の共通点──本来2020年に上演予定だった作品で、プロデューサーの小泉さんから企画を持ちかけられたのはそれ以前ということですね。大島真寿美さんの原作小説にもその時に初めて出会ったのでしょうか。最初に読んだ印象はいかがでしたか?石田はい、2019年に企画書をいただいた時に、小泉さんから「舞台化をずっと望んでいた作品」と伺いました。あの有名なヴィヴァルディに関するお話、それも史実に基づいていることにまず驚いて、小説を読みました。私はヴェネツィアに行ったことはありませんが、まるでヴェネツィアの景色がわ〜っと目の前に広がったように感じましたし、ヴィヴァルディに関わった、さまざまな運命を背負った女性たちの生きざま、そして終盤のドラマチックな展開に本当に感動しました。舞台化するという前提で読んだので、どうやってやるんだろう!? とワクワクしたと同時に、とても重圧を感じて。小泉さんの熱い思いを聞いていたからこそ、大変なことになった! と思いました(笑)。ペヤンヌ私も2019年に、小泉さんから「ずっと舞台にしたいと思っている小説があるんだけど」と渡されて、その時に初めて読みました。18世紀ヴェネツィアの、ヴィヴァルディを取り巻く女性たちの話……と、あらすじだけだと自分とはすごく遠い世界の話なのかなと思って読み始めたのですが、登場する女性たちそれぞれに共感出来る部分があって。あの『四季』で有名なヴィヴァルディが、ピエタという孤児院で少女たちに音楽を教えていたという史実、しかも、そのヴィヴァルディ先生が少女たちに当てて曲を書いていたことが驚きでしたね。ヴァイオリンに秀でた子には、その子の技量に合った曲を即興で当て書きをしていたり。私も普段は脚本を書く時、キャスティングが決まってから俳優さんたちに当て書きをするので、そこはすごく似ているなと。ラブレターのような気持ちで俳優さんに当てて書いているので、ヴィヴァルディ先生にとっても譜面は少女たちへのラブレターだったんだなと思いました。石田さんが演じるヴェロニカはその譜面をずっと探しているのですが、最後の展開は私も感動しましたね。──小説を読んで、これは舞台に出来る!と。ペヤンヌいや〜、難易度高いなと思いました(笑)。ヴェネツィアの街、水路を渡るゴンドラとか、どうやって表現するんだろうと。石田まず、ヴァイオリンが大きなポイントですよね。弾くのかな?誰が弾くんだろう!? と思って(笑)。ペヤンヌそう、舞台化と聞いた時に、ヴァイオリンの生演奏というのはやっぱり、小泉さんと共通して考えたことですね。その時に私、ちょうど向島ゆり子さん(本作の音楽監督。演奏者として出演)とお仕事をご一緒していたので、すぐに向島さんの顔が思い浮かびました(笑)。石田そうだったんですね!それは運命ですね。女性たちの身分を越えた絆に焦点を当てたい──上演台本を作成する際に、どのようなことを意識されたのでしょうか。ペヤンヌ女性たちそれぞれのキャラクターと関係性、ここに焦点を当てることを第一に考えました。ヴェネツィアの街を具体的に表出するのは相当大変なことなので、そこは演劇ならではの表現で、抽象的に見せて、どの世界にも、もしかしたら今の私たちにも通じる物語として見せられたらなと。女性たちの身分を越えた絆に焦点を当てたい、その思いがありました。石田厚みのある、読み応えのある小説を台本にまとめるのは本当に大変な作業だったと思うんですよね。私、台本を何度読んでも必ず涙が出るんですよ。ここに出てくる詩の一節、「むすめたち、よりよく生きよ」という言葉がとても胸に響いて。リーディング公演の時も私ちょっと涙が出ていたと思うんですけど、本当に、何度読んでも心が震えました。──稽古場で今、どんな感触を得ていますか?石田私にとって本当に憧れの先輩方ばかり、芸達者な皆さんとプロの音楽家の方に囲まれて、学びの多い時間になるなということはもう3年前から思っていて。正直なところ、この時期が来るのが怖かったのもありました。このメンバーですから、すごく楽しみだけれど、怖い。でも始まってみたら、もうやるしかない! と思っていますし(笑)、本当に学びの多い日々です。asatte produce『ピエタ』より、上段左から)小泉今日子、石田ひかり、峯村リエ中段左から)広岡由里子、伊勢志摩、橋本朗子、高野ゆらこ下段左から)向島ゆり子、会田桃子、江藤直子ペヤンヌ最初の読み合わせで、ベストキャスティングだな!って思いましたね。机の上で想像しながら書いていたものをキャストの皆さんの声で実際に聞くと、急に魂がこもったように感じて。石田そうですね。物語が立体的になる、登場人物がグワ〜ッと動き出す感じがすごくいいですよね。私は笑いが起こるところが、自分が思っていたよりもっと面白く感じました。やっぱり音楽の力って本当に大きいですよね。生の迫力、訴えて来るものがあって。音楽やセット、衣裳やメイクなど、いろんな力が合わさって一気に盛り上がっていく感じが総合芸術の良さだなとあらためて感じます。──ヴェロニカは、ヴィヴァルディに師事するためにピエタに通っていた貴族の娘です。先に行われた小泉さんと峯村リエさんの対談で、おふたりが石田さんのことを「貴族だ」とお話しされていましたね。石田あれは、もう〜!(一同笑)ペヤンヌ「本物の貴族だ」って言ってましたよ(笑)。石田私も「言っておいたから!」って言われました。台詞にもあるんですよ。「あの子は生まれながらの貴族」とか……、すごく出づらいんですけど(笑)。ペヤンヌリーディング公演の時にもう、「あっ、貴族だわ」って思いましたよ。気品があるんですよね。石田もうやめてください〜!お姉様方にいじられて、楽しいです(笑)。──石田さんは、ヴェロニカをどんな人物と捉え、立ち上げようと考えていらっしゃいますか?石田最初は私、わりと深刻な感じで台本を読んでいたんですけど、小泉さんやペヤンヌさんから「もうちょっとカラッとしていいんじゃないか」とアドバイスをいただいて。それは私にはなかった発想でしたね。ヴェロニカは貴族であってもいろんな事情を抱えて生きている、その中で、私は“孤独”を強く感じ過ぎていたのかもしれなくて。もちろん根っこには孤独を大事に残しつつ、表面的にはもうちょっと明るく振る舞ってもいいのでは……と言われて、そうだったかもしれないなと。稽古のなかで、いろんなことを試してやってみたいなと思っているところです。ペヤンヌ石田さんの演じるヴェロニカは、貴族のおっとりした雰囲気を感じさせながら、そこに芯の強さがあるんですよね。その部分をギャップとして後半に上手く引き出せたら、とても素敵なヴェロニカが現れるなと。石田さんって、本当に純粋な人だなと思うんですよ。石田そんなことないですよ〜。ペヤンヌえ、腹黒かったりもするんですか(笑)?石田ハハハ、そういうところもありますよ。ペヤンヌでも、真っ直ぐだなあと思って。真っ直ぐさは、なかなか持ちたくても持てない。だから憧れますね。石田私は、稽古場でペヤンヌさんが絶対に愛想笑いをしないところがすごいなと思っていて……。(一同笑)ペヤンヌ本当ですか!?笑っている気がするけど……笑っているって気づかれないのか(笑)。石田ようするに自然体だと思うんですよ。私自身が愛想笑いをしてしまうタイプだからかも。その場を取り繕うために、よく聞こえないのに笑っちゃったり、四方八方についいい顔をしてしまったり。ペヤンヌさんが真顔で「ああ〜そうですか〜」って(物真似に一同笑)いうところ、淡々としてフラットな感じがして素敵だなって思うんです。そうありたいなって。ペヤンヌハハハ、感情が分かりづらいって人によく言われるんですよ。結構、乗って笑っているつもりでも、地味だから気づかれない(笑)。心ではニンマリしているんです。「よりよく生きよ」というメッセージにこめられたもの──プロデューサーであり、エミーリア役で出演もされる小泉さんからは、やはり今、稽古場で並々ならぬ熱意を感じていらっしゃいますか?石田まだ一回だけしか立ち稽古をしていないのに、「音楽のタイミングが早かった」とか「この台詞はちゃんとお客さんに向けたほうがいいんじゃない?」とか、すごく冷静に全体を俯瞰して、おっしゃってくださいますね。しかも小泉さんと私、一緒のシーンで、ですよ。私なんてまだ自分の台詞に必死になっている段階なのに、小泉さんはすべてが見えているんだな、本当にすごいなと思います。ペヤンヌステージに立って「こう動くほうがいい」とか瞬時に感覚で分かる、その判断の素早さに、どれだけ場数を踏んで来たんだ!?って驚きが(笑)。私も毎日、勉強させてもらっています。石田だけど、やっぱり演出はペヤンヌさんなので、「もう任せるけど、これもあるんじゃない?」って気を配った言い方をされるところも素晴らしいですね。──この『ピエタ』の物語は、読み手によってさまざまに受け止めるものがあると思いますが、おふたりはどんなことを感じ取っていらっしゃいますか?石田私は、それぞれの登場人物に愛を感じるんですよね。愛に溢れて生きた女性たちの物語だなと。ヴェロニカは、ピエタで育ったエミーリアやほかの女の子たちとは生き方が違うけれど、なんとかつながりを持ちたい、ヴィヴァルディ先生にも振り向いてほしいと願った。そうやって一生懸命つながりを保とうとするところはすごく切ないなと思うし、そのつながりが愛なんだなと。ペヤンヌやっぱり「よりよく生きよ」という言葉、これに尽きると思います。いろんな境遇の人がいて、側から見たら幸せに思われる方も、美しい方も、才能を持った方も、その人なりに自分の境遇を憐れんでいたり、人知れずコンプレックスを持っていたり。でもその境遇なりにベストというか、よりよく生きていこうよ、といったメッセージがあって。またそれぞれ、誰かの存在が誰かの希望になっていたりする、そういうつながりも素敵だなと思うんです。40代になって日々、友達とのつながりを本当にありがたく感じているので。その感覚は『ピエタ』の世界に通じるなと思いますね。──観客もまた“つながり”を実感する、そんな心に沁みる演劇体験になりそうです。ペヤンヌあまり先に希望が持てない今の時代ですけど、一筋の希望になるような、ご覧になった方がそういう気持ちになれるような舞台を作りたいと思っています。石田3年間、待ってくださっていた方もいっぱいいらっしゃると思うので、キャスト、スタッフ一丸となって、優しい舞台をお届けしたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。取材・文=上野紀子撮影=荒川潤ヘアメイク(石田ひかり)=神戸春美<公演情報>asatte produce『ピエタ』原作:大島真寿美(ポプラ社)【東京公演】7月27日(木)~8月6日(日)会場:本多劇場【愛知公演】8月9日(水)・10日(木)会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール【富山公演】8月19日(土)・20日(日)会場:オーバード・ホール 中ホール【岐阜公演】8月26日(土)会場:ぎふ清流文化プラザ長良川ホール公演公式サイト:
2023年07月17日定期的に飛び出す有名人のスキャンダル。なかでもとりわけ大きく世間を騒がすニュースといえば不倫報道ではないだろうか。男女問わず毎年誰かしらが報じられるも、不倫をする有名人は今も後をたたない。不倫により致命的なイメージダウンを招き、CM契約や番組降板といった大きな代償を支払った有名人は数え切れない。しかし、中にはそこから這い上がり、再起した人も。そこで今回、過去に不倫が報じられた人の中から「応援したい女性有名人」「応援したくない女性有名人」に関するアンケートを行った。ここでは、「応援したい女性有名人」の結果を公開する。応援したい部門で3位に選ばれたのは、女優の鈴木杏樹(53)。2020年2月に俳優の喜多村緑郎との不倫を「週刊文春」に報じられ、その後レギュラーを務めていたラジオ番組を降板することに。清純派女優として知られた鈴木だけに、女優の仕事も激減したが、昨年2月からNetflixで全世界配信されたドラマ『金魚妻』で復帰を果たし、昨年8月には星野源がホストを務める人気番組『おげんさんといっしょ』(NHK)にも出演し歌声を披露していた。そんな鈴木について、アンケートでは《とても、反省している様子が、伝わってきたので、いい女優さんなので、がんばってほしいと、わたしは、思う》《報道された当初から、きちんと対応して反省の姿勢をしめしていた。》と報道後にレギュラーを務めるラジオ番組で謝罪したことを評価する声が。また元のイメージから《優しい雰囲気が好きだったから》《根本は悪くない人だと思う》とエールを送る人も。続いて2位は、小泉今日子(57)。かねて妻子ある俳優・豊原功補(57)との交際が報じられていた小泉だが、2018年2月に長年所属した事務所からの独立と同時に豊原との関係を公表。自ら不倫を認めて以降は、株式会社明後日の社長としても豊原を公私ともに支えることに。デビュー40周年となる昨年は31年ぶりのホールツアーを敢行し、今年7月には主演舞台も控えるなど、自身も歌手や女優としても精力的に活動している。“キョンキョン”の愛称で親しまれ、デビュー当初から圧倒的な人気を誇った小泉についてアンケートでは、《自分らしさを持っていて表裏なさそうだから》《批判もあるでしょうが、キョンキョンは自己流を貫きそう》と他人に流されない姿勢を評価する声が。そして、Twitterでも政治的なイシューに臆せず言及することから《社会問題への関心を伝えてくれる芸能人だから》という声もあった。そして、鈴木と小泉をおさえて1位に選ばれたのはベッキー(39)。屈託のない明るいキャラクターから圧倒的な好感度を誇り、テレビやCMに引っ張りだこだったベッキーだが、2016年1月に「週刊文春」にロックバンド「ゲスの極み乙女」などで活躍するミュージシャンの川谷絵音(34)との不倫を報じられてしまう。レギュラー番組やCMを軒並み降板することとなり、人気者から一転してどん底に。2016年5月にテレビ復帰を果たして以降は、もともとの高いタレント力を活かしてNetflixの配信番組でMCを務めるなどマルチに活動。ここ数年は女優としても活躍し、『これは経費で落ちません!』(NHK・2018年)、『大病院占拠』(日本テレビ系・2023年)といった話題ドラマにも出演している。そんなベッキーについて、《真面目だし頑張ってるから》《妙にいい人ぶってないところが、他の人たちよりましに感じます》と不倫後も、自身の過ちを認めた上で精力的に活動する姿を評価する声が。さらに《不倫のあと自分のことが好きだった人としっかり恋愛をして結婚したこら》と、2019年1月に元プロ野球選手の片岡治大氏と結婚、その後2人の子供を出産したことを祝福する人もいた。いっぽう、同時に実施した「応援したくない女性有名人」編でも2位にランクインしていたベッキー。好き嫌いがはっきりわかれるということなのだろうか。1位から5位までの結果はこちら。1位ベッキー…104票2位小泉今日子…68票3位鈴木杏樹…57票4位斉藤由貴…49票5位矢口真里…33票【調査概要】実施期間:23年5月5日から23年5月8日調査対象:20歳以上の男女500人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年05月20日フルラ(FURLA)から、アーティスト・小泉遼(Ryo Koizumi)とのコラボレーションによる新作コレクションが登場。2023年3月15日(水)から3月28日(火)まで伊勢丹新宿店メンズ館 B1で、3月22日(水)から3月28日(火)まで阪急メンズ大阪1階で開催される限定ストアなどで販売される。“カリグラフィー”入りのレザーアイテムを展開日本を中心に活動するカリグラフィーアーティスト・小泉遼。カリグラフィーアートとは、文字を美しく見せる手法である「カリグラフィ」を発展させ、文字をアーティスティックにデザインしてメッセージを伝えるアートだ。フルラから登場するのは、そんな小泉遼のカリグラフィーアートを落とし込んだコラボレーションコレクション。柔らかなカーキをベースにしたバッグやスモールレザーグッズに、鮮やかなイエローやグリーン、ブルー、ホワイトで、さまざまなワードのカリグラフィーアートを躍るように描いているのが特徴だ。バッグやレザー小物など4種アイテム中でも注目は、十分な収納力を備え、普段使いにも旅行やアウトドアでも活躍してくれそうなバックパック。フルラが得意とする高品質なレザーと、テクニカルな異素材をミックスしたこだわりの仕上がりとなっている。またトートバッグは、前面にマグネットフラップポケットをアクセントに配して。小物の出し入れにも便利な機能的なデザインが魅力的だ。異素材組み合わせた上質レザーで機能性と実用性を備えたレザー小物も見逃せない。イエローのカリグラフィーのコントラストが目を引くスマートフォンフォルダーは、ハンドフリースタイルで使用できるストラップ付きで。ほかにもジップアラウンド式のロングウォレットが揃う。限定ストアでは定番「GIOVE」と別売りハンドルもそのほか、伊勢丹新宿店メンズ館 B1と阪急メンズ大阪1階で開催される限定ストアでは、これらのアイテムに加え、取り外し可能なハンドル定番トートバッグ「GIOVE」と、5パターンの異なる別売りのハンドルを販売する。詳細フルラ×小泉遼 コラボレーション レザーグッズ価格:・B-MAN COSMO M バックパック 95,700円・B-MAN ENEA L トート 82,500円・E-MAN COSMO PHONE HOLDER 23,100円・P-MAN PROJECT XL ZIP AROUND WALLET 35,200円<限定ストア展開アイテム例>・MAN GIOVE HANDLES PATCH 17,600円・MAN GIOVE HANDLES STUDS 22,000円※付け替えハンドルのみの価格。バッグ本体は別売り■伊勢丹新宿メンズ館 限定ストア期間:2023年3月15日(水)~3月28日(火)会場:伊勢丹新宿店メンズ館 B1住所:東京都新宿区新宿3-14-1TEL:03-3352-1111(大代表)■阪急メンズ大阪 限定ストア期間:3月22日(水)~3月28日(火)会場:阪急メンズ大阪1階住所:大阪府大阪市北区角田町7-10TEL:06-6361-1381 (大代表)
2023年03月16日2023年1月10日、1児の父親であり、衆議院議員の小泉進次郎さんが自身のInstagramを更新。同月8日に、元首相であり、父親の小泉純一郎さんが81歳の誕生日を迎え、進次郎さんは息子さんとともにお祝いしたそうです。Instagramには、進次郎さんと純一郎さんのツーショットが投稿されています。孫から花束を受け取った、純一郎さんは…。 この投稿をInstagramで見る 小泉進次郎(@shinjiro.koizumi)がシェアした投稿 昨日は父の誕生日でした。息子から花束をプレゼントしたらこの表情…。孫パワーにはかないません。これからも元気でいて欲しいものです。shinjiro.koizumiーより引用目じりを下げ、デレデレの表情はまさに『じぃじ』の顔です!進次郎さんの「孫パワーにはかないません」という言葉にうなずけますね。元気そうな純一郎さんの姿に、ネットからは多くのコメントが寄せられました。・純一郎さん、今はどう過ごされてるんだろうと思っていたので、元気な姿を見れて嬉しい。・元首相でも、現議員でも普通の生活があるということが写真から伝わってきて、なんかいいですね。・純一郎さん、孫の前ではじぃじの顔になっていて和みました。孫パワーにはあらがえませんね。純一郎さんのおじいちゃんらしい表情に、多くの人が和んだようです。[文・構成/grape編集部]
2023年01月11日来年放送予定の竜星涼が主演する人間再生ドラマ「スタンドUPスタート」に小泉孝太郎が出演することが分かった。本作は、「“資産は人なり”。資産を手放す投資家はいない!」という理念を持つ投資会社「サンシャインファンド」社長・三星大陽(竜星さん)が、自称:人間投資家として、仕事での失敗や挫折をしてしまった人、将来の夢を諦めてしまった人、様々な事情を抱えた人々と出会い、「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、再び生きる希望を取り戻させていく物語。フジテレビ系連続ドラマへの出演は約7年ぶりとなる小泉さんが演じるのは、大陽の兄・大海。幼い頃から経営に関する帝王学を学び、若くして家業である財閥系企業の三ツ星重工株式会社の代表取締役社長を務める。頭脳明晰で常に冷静かつ理路整然としている大海は、会社のためなら心ない判断を下すこともあり、内外問わず敵を作りやすい。大海と大陽では、真逆の立場で考え方も異なるが故に、対立してしまうことも。竜星さんとは初共演となる小泉さんは「何も先入観を持たずに、自分のかわいい弟だと思って現場でお会いしたいです。作品の中では、それが表面的に分かりやすい仲の良い兄弟関係ではないですが、竜星くんと兄である僕との“兄弟の絆”の形を、作品を通してしっかり築いていきたいと思っています」と意気込む。役柄については「僕が演じる大企業の社長の人柄、兄としての立ち居振る舞いは多くの視聴者に好かれないタイプかもしれません。ただ、そこに彼の人生観や、弟を思う兄の気持ちが込められているのだろうか、という視点も含め見て頂けるように、そして、大きな看板を背負っているとても冷静でクールな兄を演じきりたいと思います。また、竜星くんとの兄弟関係も大切に演じたいと思っています」とコメント。竜星さんは小泉さんについて「テレビなどで拝見する姿はとても紳士的で、芯がぶれない男らしさがある印象です。冷静さと情熱の両方を持つ三星大海にはピッタリなキャスティングだと思いました。(僕は)実際には兄弟がいない身として、血の“繋がり”というものをいつもどこかで欲していました。この作品で小泉さんと兄弟になれることを今から楽しみにしています」と話している。「スタンドUPスタート」は2023年1月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年11月09日本日9月9日に東京・シアタートラムで開幕したモチロンプロデュース『阿修羅のごとく』の舞台写真と全キャストのコメントが到着した。『阿修羅のごとく』は、数々の話題作ドラマを生み出した昭和を代表する脚本家で、今なお多くのファンを持つ向田邦子の代表作。演出は人間の内面を丁寧かつ大胆に表現する演出家・木野花、脚色は劇作家・演出家の倉持裕が担当する。出演者は、女優・歌手だけでなくプロデューサーを務めるなど、幅広く創作活動を続けている小泉今日子、数々の映画やドラマに出演し、多くの著書も執筆している小林聡美、映画監督や舞台演出家など、多くのクリエイターから信頼を得ており、その巧みな演技で人々を魅了する安藤玉恵、女優だけでなく自身で写真集を企画するなどクリエイティブセンスにたける夏帆のほか、男性キャストとして岩井秀人、山崎一が名を連ねている。それぞれの四姉妹の恋人や夫、不倫相手の2役を演じ分けるのも見どころのひとつとなっている。また、9月14日18時公演の模様がライブ配信されることが決定した。■演出:木野花 コメント「阿修羅のごとく」を舞台化することのプレッシャーを励みに変えて、向田邦子という作家の底知れない怖さと愛情に向き合い、ひたすらに、ガムシャラに稽古してきました。合言葉は「小劇場のごとく」。稽古が進むにつれ、やはり今回はベストキャストだという確信が湧いてきて励みになりました。頼もしいスタッフに助けられ、美術、照明、音学総動員で、演劇ならではの「阿修羅のごとく」が出来そうだと、喜ぶ間もなくもう初日なんですね。あっという間でした。どうか皆さまも、あっという間の「阿修羅のごとく」を楽しんで頂けたら幸いです。■小泉今日子 コメント木野花さんの演出のもと、濃密な稽古を重ねた日々。健全な精神状態を維持しながら学生時代の部活を思い出させる疲労感は爽快でもありました。関わるキャスト、スタッフの意見をちゃんと聞き、良いところは取り入れてくれる演出家とプロデューサー!真摯に、でも楽しみながら役に取り組む俳優陣!素敵な夏の日々でした。そして、私たちの、私たちにしか出来ない『阿修羅のごとく』を作り上げたと思ってます。どうぞお楽しみに!■小林聡美 コメントそれぞれの役者が、それぞれの修羅場をかかえつつも、『阿修羅のごとく』は喜劇だった?と思えるほど、笑った稽古場でした。小泉さんの可憐さと度胸、安藤さんの聖と俗、夏帆さんのど根性と純情、岩井さんの葡萄と肉体改造、山崎さんの柔軟な宇宙。そして木野さんの演劇魂!もう、私の頭は爆発だ!そんな我々のおりなす家族の修羅場を、東西南北から眺め、たんと楽しんでいだだけたら嬉しいです。■安藤玉恵 コメント脚本が書かれた時代が、セリフではっきりと浮かび上がる、昭和の後半、東京。でもなぜだか言葉遣いに違和感がなく、セリフを発するのが心地よいと感じていました。その時代における男女の価値観を話し合ったり、細かく返し稽古を重ねて、私も三女滝子を見つけることができた、と言いたいところですが…どうかな。臨場感と熱量がいっぱいの、舞台「阿修羅のごとく」楽しみになさってください。■夏帆 コメント1ヶ月の稽古期間で、心も身体もどんどん鍛えられ、稽古前の自分と比べると、なんだかとても強くなれた気がしています。大試合に向けて、木野さんのパワフルな演出を受けながら、お姉さまたちになんとか食らいつこうと必死に走ってきました。なんにしても、この4姉妹はとても強いです。その強さに飲み込まれぬよう、日々体当たりでぶつかっていきたいと思っております。がんばります!■岩井秀人 コメント「阿修羅のごとく」、いよいよ本番です。引きこもりから「俳優になりたい」とスタートし、何十年か経ち、こうして「生まれながらに俳優」な人たちと過ごさせてもらえる時間は、本当に幸福なものでした。木野さんの演出も、ものすごく知的なのに感情と野性に溢れていて、それでいてやって実際見せてもらうと毎回、稽古場が笑いに包まれました。稽古場で笑っていた時間はもちろん、一転して木野さんや小泉さん、山崎さんが場面場面に考察したことを聞き、静かにみんなで考えていた時間、「もっとやりすぎてみて」って言われてやりすぎた小林さんをみんなでみていた時間、木野さんが笑い方を教えようと近づき、夏帆ちゃんはコロナを気にして距離をとっているうちに、「はっはっはー!」言いながら二人で舞台の周りを半周ぐらい歩いていた時間、安藤さんが木野さんのやってみせた通りに演じて怒られていた時間、そういった豊かな時間の数々が、舞台上に上手く乗り切ることを祈っております。我々も楽しみますので、ぜひ皆様にも、お楽しみいただければと思います。■山崎一 コメント早替わりを含めて衣装替えが十数回!いや〜、何十年ぶりでしょうこんな舞台!笑老体に鞭打って頑張るのみです!どうぞ、袖で着替える役者の格闘も、想像して楽しんでみて下さい!笑撮影:阿部章仁<公演情報>モチロンプロデュース『阿修羅のごとく』東京公演:9月9日(金)~10月2日(日) シアタートラム兵庫公演:10月8日(土)~10月10日(月・祝) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール作:向田邦子脚色:倉持裕演出:木野花出演:小泉今日子小林聡美安藤玉恵夏帆・岩井秀人山崎一【ライブ配信情報】配信日時:9月14日(水)18:00~アーカイブ配信:9月18日(日) 23:59までチケット料金:4,000円(税込)販売期間:9月18日(日) 20:00購入リンク:【視聴についてのお問い合わせ】電話:017-718-3572(平日 10:00-18:00)メール: event@linkst.jp(mailto:event@linkst.jp)※公演日当日の問合せ対応は該当公演(土日祝含む)の終演後1時間程度で終了とさせていただきます。公式サイト:
2022年09月09日「投票率が上がって、少なくとも半分以上、70%、80%ぐらいまで投票率が上がった時にどんな結果が出るのかを見たいと思う。どんな世の中にするかっていうのは自ずとその時に答えが出るんだと思うんですよね」7月10日に投開票が行われる参議院選挙。約5割という低い日本の投票率が取り沙汰されるなか、投票への思いをこう語ったのは小泉今日子(56)。これは著名人らが参院選を前に投票を呼びかける「VOICE PROJECT」の一環として、6月21日に公開された動画での発言だ。’20年5月にはTwitterで「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグをつけた投稿を複数回行うなど、政治への積極的な発信も増えている小泉。いっぽうで’18年以降、地上波の連続ドラマに出演しないなど、女優業からは遠ざかっていた。しかしデビュー40周年の今年、華々しく表舞台に舞い戻ってきたのだ。「今年2月からは31年ぶりとなる全国ホールツアーを開催し、軒並みソールドアウトするなどキョンキョン人気は健在。さらに、11月24日にNetflixで全世界配信されるドラマ『First Love 初恋』に満島ひかりさん(36)演じるヒロインの母親役で出演するなど、女優としての活動も控えています。この出演は満島さんからが熱望したことで実現したものだそうで、業界内でも根強い人気を誇っています」(テレビ局関係者)歌手、女優としての活躍も目立ついっぽうで、彼女は裏方としても精力的に活動。’15年に舞台や音楽の企画制作会社として設立した「株式会社明後日」の代表取締役として、プロデュース業にも力を入れている。そんな「株式会社明後日」が直近にプロデュースした舞台が、5月から6月にかけて東京と大阪で上演された『青空は後悔の証し』。これには恋人の豊原功補(56)も出演している。小泉の力の入れようは相当なものだったようだ。「終演後は小泉さん本人がスタッフと一緒にロビーに立って、来場客に感謝を述べながらお見送り。注意事項などを伝える劇場内のアナウンスも小泉さんが行うなど、プロデューサーとして前面に立っていました」(舞台関係者)本誌も5月中旬、同舞台の稽古の際、劇場の入り口で出演者を待ってエスコートする小泉の姿を目撃している。プロデューサーとして甲斐甲斐しく働く小泉だが、やはり息抜きも大事なようだ。東京公演が行われていた5月下旬の昼下がり、劇場前の路上で、通話する小泉。穏やかな表情で電話をする小泉の右手には、加熱式たばこが。路上を歩きながら時折加熱式たばこを喫煙し、ご機嫌な様子で通話を楽しむ小泉。喫煙と電話を終えると、軽快な足取りで劇場へと戻っていった。束の間の休憩時間を楽しんだ小泉だが、加熱式たばこを吸っていたのは公道。果たして問題にならないのだろうか。劇場がある世田谷区の公式HPを見ると、「火をつけない加熱式たばこについては『喫煙による迷惑行為』の対象としておりません」との表記があったので、ひとまず条例違反ではないようだ。しかし「条例の規制対象ではありませんが、周りにいる人のことを思いやり、マナーを守って使用していただくようお願いいたします」という表記も。人の目はもう少し意識したほうがいいかも?
2022年06月30日俳優デビューから20周年を迎えた小泉孝太郎が、『点と線』『砂の器』など数々のベストセラー作品を世に送り出した作家・松本清張の、社会派推理小説の起点になった記念碑的作品と呼ばれる傑作ミステリーを連続ドラマ化した『連続ドラマW松本清張眼の壁』で主演を務める。演じるのは手形詐欺の真相を、強い正義感のもとに追いかける男・萩崎竜雄。真相に向かって進むも、その実直さゆえにどんどん追い込まれていく萩崎役を、さまざまなものを背負った登場人物たちに囲まれながら、「普通でいようと。色んなものをそぎ落として、色をなくすことを心がけた」と話す小泉。タイトル『眼の壁』に感じたことや、萩崎の親友・村木を演じた、実生活でも親友の上地雄輔との撮影エピソードとともに、これまでの俳優としての20年の積み重ねについて語った。「自分が萩崎の立場でも同じ行動をしていそう」――事件に巻き込まれていくサラリーマンの萩崎を演じましたが、役柄についての印象は?信頼できる男だと思いました。人を決して裏切らないし、頼られたらそれに応えようとする。もし自分の目の前にいたら、心を開いて話せるなと。愛着が沸いたし、すごく身近に感じました。実直で真面目で正義感の強い男。なおかつ、上地雄輔の演じた親友で新聞記者の村木の言葉からもわかるように、普段は外に出さないけれど、心の中にものすごくメラメラと燃える情熱を持っている。だからこそ、本当だったらひとりではできないようなことにも、突き動かされて向かっていくんだろうなと。ものすごいドライな男だったら、自分で動かず、最初に警察に通報すれば終わっちゃう話ですからね。1話も持ちませんよ(笑)。――愛着が沸いたとのことですが、小泉さんが萩崎のような立場に立たされたら、どう立ち回りそうですか?同じことをやっていそうです。“リアル上地雄輔”に頼みながら(笑)。最初に手形詐欺に遭ってしまう恩人・関野部長(甲本雅裕)への思いに加えて、絵津子(泉里香)という謎めいた女性と出会って、一目惚れまでしてしまいますし。そして絵津子に「警察には行かない」と約束してしまって、さらにややこしくなっていく。絵津子も何かを抱えていそうだし、警察に行ってしまったら彼女との関係性も崩れてしまうかもしれない。翻弄されてしまう萩崎の気持ちはよく分かります。――松本清張作品のなかでも、傑作ミステリーと言われる小説が原作です。僕は松本清張作品であることは意識せず、萩崎をごくごく普通の一般的なサラリーマンとして演じました。周囲の登場人物たちが、さまざまなことを抱えていますし、謎めいた人がたくさん出てきますから。僕は普通でいようと。色んなものをそぎ落として、色をなくすことを心がけました。視聴者の方が、萩崎目線にすっと入れるように。とにかく描き方が絶妙なんです。今回、僕はごく普通の人物を演じたわけですが、それがここまでの社会派ミステリーになっていく。結果として松本清張作品だったねとなるようにと思っていました。どんどん追い詰められて、苦しい部分が多かったですけど、演じ甲斐がありました。「親友役が上地雄輔と知って、最初は不安だったんです」(笑)――ご自身も“リアル上地雄輔”さんに相談するとのことですが、役柄同様、おふたりも親友だとか。今はプライベートではほとんど会いませんけどね。雄輔もムロツヨシもそうなんですが、プライベートではもう充分会って話しているから、「仕事で会うのが一番幸せだ」と言っています。雄輔なんて芸能界に入る前からの仲なので、お互いに全て見てきていますからね。今回、キャスティングを見たときに、最初は不安だったんです。これまでにも共演はしていますが、ここまでの関係性のものはなかったので、「あいつちゃんとやるかな」「ちゃんとセリフ覚えてくるかな」って(笑)。実際に仲がいいからこそ、作品を壊しちゃったらと心配でした。――とてもいい空気感でしたね。初めて雄輔に感謝しました(笑)。萩崎にとって、村木と一緒にいるときが、唯一ホッとできる時間なんです。セリフのやりとりじゃないところで雰囲気って出ますし。印象的だったのが、村木の部屋で、絵津子と3人でご飯を食べていて、萩崎と村木が小さめのソファに座って、横並びでお蕎麦をすすっていたんです。そのとき、いい歳したおじさんふたりが、ピタっと肌をくっつけて食べているんですよ。――確かに。よく覚えています。ピタッと太ももから腕から雄輔と僕とで密着して。演出があったわけではなく、そのことに違和感がなかったんです。ほかの役者さんだったら、もっと距離を離しますよね。僕と雄輔だから、お互いに壁に寄りかかっているみたいに楽でそのまま芝居していた。やっぱり本当の親友じゃなきゃできなかったと思いますし、内片輝監督からも「ふたりが本当の親友で救われました」と言っていただきました。「マイナスだと思っていた部分が、いつの間にかひとつの武器になっていった」――小泉さんは役者デビューから20周年ですね。ご自身の強み、武器はなんだと感じていますか?強みと言われると分かりませんが、最近嬉しかったのは、昔から知っているベテランの監督さんに「小泉くんは制服が似合うね」と言われたことです。「スーツや制服が似合う、警察、医者顔だ」と。その言葉は、20代の頃だったらあまり嬉しくなかったと思うんです。誉め言葉には受け取れなかった。でも今はすごく嬉しくて。――昔なら誉め言葉に受け取れなかったというのは。「爽やかですね」とか「好青年ですね」と言われたりするのが、決してプラスには思えない頃があったんです。どうしても反発してしまった。どうしたって僕が“個性派俳優”と呼ばれることはないですよね(笑)。でもそこに憧れていたときもあったんです。ないものねだりというのかな。僕自身は爽やかさとか、好青年ぽさは求めていなかった。でも今、「制服が似合うね」「ネクタイが似合うね」「正統派だね」と言われることが、自分への誉め言葉になった。この20年で。それでオファーをいただけるわけだし。僕が“個性派俳優”と呼ばれる枠にいたら、『眼の壁』の主演はたぶん来ていないでしょうし。だからそこが、僕の武器になったのかなと。――20年かけて武器になっていった。最初はいらないと思っていたものが、むしろマイナスだと思っていた部分が、いつの間にかひとつの武器になっていったのかな。いろんな作品や人と出会って、続けてきたからこそ分かるありがたみですね。20代の頃は本当に苦しかったけれど、毎日1歩1歩の積み重ねが、この20年という月日を作って、今の僕があるのを感じます。――最後に、『眼の壁』というタイトルを小泉さんはどう感じますか?すごく難しいですね。ドラマの最後に松本清張さんの言葉が出てくるのですが、結局人間は眼に見えている、表層的な部分だけで判断しているのだと感じさせられます。人に対しても第一印象で判断することが圧倒的に多い。僕は雄輔と親友ですけど、ひょっとしたらそこにだって眼の壁があるかもしれない。10年連れ沿った夫婦でもそうかもしれない。遮蔽しているもの(壁)がなくなるときってあるのかなと。眼の壁の奥にあるものを見抜く力、本質を見抜く、“慧眼”を問うているのかなと感じます。そしてさらに、真実には、常に眼の壁がつきまとうのかもしれないとも感じました。「その壁を超える勇気がありますか?」と問われているドラマのような気がしますね。取材・文:望月ふみ撮影:藤田亜弓『連続ドラマW松本清張眼の壁』6月19日(日)午後10:00放送・配信スタート(全5話)【放送】毎週日曜 午後10:00[第一話無料放送]WOWOWプライム/ WOWOW4K【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信:無料トライアル実施中/WOWOWオンデマンドヘアメイク:石川武スタイリスト:北村彩子衣装協力:Paul Smith/ポールスミス
2022年06月15日動物保護をテーマに2014年より毎年開催されてきた動物好きの著名人による手作りイベント「いぬねこなかまフェス」。(株式会社ミグノンプラン主催)今年も通常通り9月に開催予定ではありますが、このたび6月にウクライナの動物保護活動の支援を目的とした、オンラインチャリティーイベントの開催が決定しました。その名も「いぬねこなかまウクライナ」。2022年6月19日(日)17時より、オンラインにて開催されます。「いぬねこなかまフェス」のメンバーが中心となって緊急開催するもので、常連メンバーの小泉今日子さん、坂本美雨さんのライブパフォーマンスに加え、ウクライナの民族楽器・バンドゥーラの演奏家であるカテリーナ・グシーさん、ウクライナから避難しているチェロ奏者のラブロワ親子によるライブ演奏も行われます。また、ポーランドの獣医師もリモート出演する予定。本イベントに寄せられた小泉さん、坂本さんコメントをご紹介します。▼小泉今日子さん「ぺットを抱えて避難する人の姿をニュース映像で見た時に胸に棘のようなものが刺さりました。そして私の黒猫を抱きしめました。体温と心臓の音を感じました。等しい命を守るために出来ることがあるならと、微力ながら参加させて頂きます」 小泉今日子▼坂本美雨さん「こんなことが本当にこの時代に起こっていることが信じ難く、苦しい気持ちで数ヶ月過ごしてきました。微力でも、何か自分にできることをとにかくやるしかない。避難した人々の、故郷での暮らしがいつ戻るかはわからないけれど、少しでもホッとできる瞬間がありますように」 坂本美雨また、今回出演できない「いぬねこなかまフェス」のメンバーによるチャリティーオークションの開催も検討されているとのこと。(開催情報はチケットサイトにて随時お知らせ予定)本イベントの収益金の全額はウクライナの動物保護活動へ寄付され、今後はイベントを通じた寄付だけでなく、ウクライナの動物保護活動への継続的な支援も呼びかけていくといいます。人と動物たちが平和に暮らせる日々が戻ることを願いつつも、何もできずにもどかしい思いをしていた方、動物たちを救いたいと思っていた方、今回のライブを通じてウクライナの動物保護活動に参加してみてはいかがでしょうか。オンラインチャリティイベント 緊急開催!「いぬねこなかまウクライナ」日時:2022年6月19日(日)17時開演チケット購入: チケット料金: 3千円出演:Kateryna Gudzii、黒猫同盟(コイズミキョウコ ウエダケンジ) 、坂本美雨、スティーヴ エトウ、Tetiana Lavrova&Iana Lavrova (ウクライナより避難してる親子・チェロ奏者)、友森昭一、富樫春生、Jakub Kotowicz(ポーランドの獣医師・リモート出演)※本イベントの収益金は全額をウクライナの動物保護活動へ寄付されます主催:株式会社ミグノンプラン2007年より、いぬ、ねこ、うさぎなどの保護活動を行っているNPO法人ランコントレ・ミグノンのサポートをするために渋谷区の北参道に設立。(代表取締役:友森玲子)1階がペットサロンとグッズショップ、2階が動物病院、 3階がいぬねこのシェルター。チャリティーグッズの企画販売やチャリティーイベント、保護活動に関する広報活動なども行う。
2022年05月31日東京都世田谷区内にある小劇場の入口に立っていたのは小泉今日子(56)だった。この日は舞台稽古があり、プロデューサーとして、出演する俳優を待っていたようだ。やがて現れたのは、サングラスをかけ、ポケットに手を入れて歩く豊原功補(56)。小泉は彼を劇場に迎え入れた。今年デビュー40周年を迎えた小泉は2月から3月にかけて31年ぶりの全国ホールツアーを開催した。「’18年には、プロデューサー業に専念するために、女優業や歌手業は、しばらく休養すると発表したことも話題になりました。しかし今回の全国ホールツアーでは、変わらぬ歌声でファンたちを魅了したのです」(スポーツ紙記者)“もう一度キョンキョンとしてファンの前に!”、そんな意気込みを見せたツアーのいっぽうで、彼女は裏方としても励んでいる。「彼女がプロデューサーを務める舞台『青空は後悔の証し』が東京・大阪で6月まで公演予定です。作・演出は岩松了、出演は風間杜夫(73)、石田ひかり(49)、豊原と、小劇場では珍しい豪華布陣。終演後は、お客の見送りのために、小泉本人もスタッフといっしょにロビーに立っています。また劇場内アナウンスも彼女が担当するという力の入れようなのです」(前出・スポーツ紙記者)’18年2月に、妻子のあった豊原との恋愛関係を公表し、猛批判を受けてから4年。充実した日々を送っているように見える小泉だが、彼女を知る演劇関係者は次のように語る。「現状が彼女が目指していた理想の状況かといえば、そうとも言えないと思います。不倫公表当時、豊原の離婚が成立した後に、2人は再婚するとみられていました。昨年に豊原は離婚し、6月には財産分与としてマンションを妻に譲渡しています。それから1年がたちますが、再婚という話は聞こえてきません」本誌が目撃した日も、2人はそれぞれ劇場に現れ、バラバラに帰宅している。「また小泉が“同じ夢を追う同士”と公言している豊原の演劇界での評価もけっして高くはありません。映画『ソワレ』は豊原と小泉が2人でプロデュースしたことで話題になりましたが、興行的には成功しませんでした。また現在公演中の『青空は後悔の証し』も、豊原の演技はほとんど話題になっていません。小泉が必死になっているだけに“空回り感”が際立つのです」小泉が劇場で浮かべている満面の笑みは、“後悔は見せないという証し”なのか。
2022年05月27日小泉今日子が2月から3月にかけて開催した31年ぶりの全国ホールツアー『小泉今日子TOUR 2022 KKPP』のライブレポートとセットリストが、デビュー40周年特設サイトで公開された。小泉自身が名付けたツアータイトルの『KKPP』は“Kyoko Koizumi Pop Party”を意味し、これまで応援してくれた方々から最近興味を持ってくれた方々まで、みなさんと一緒に楽しいパーティーができたらという願いが込められている。本日公開されたライブレポートでは、田中聖太郎氏による写真と松永良平氏による文章でツアーの模様を楽しむことができる。また40周年特設サイトでは、撮りおろし写真やインタビューなどが掲載されたツアーパンフレット、各会場で売り切れが続出したNyan2パスケース、そしてクリアポーチセットなど、小泉プロデュースによるバラエティに富んだオフィシャルグッズを数量限定で販売中だ。『小泉今日子TOUR 2022 KKPP』ツアーグッズ■小泉今日子 40周年特設サイト:■『小泉今日子TOUR 2022 KKPP』セットリスト:<番組情報>WOWOW『デビュー40周年!小泉今日子特集』『ゴツプロ!「向こうの果て」小泉今日子 皆川暢二 関口アナン出演』5月22日(日) 11:45~WOWOWライブ / WOWOWオンデマンド『快盗ルビイ』5月23日(月) 22:40~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『ボクの女に手を出すな』5月24日(火) 22:45~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『グーグーだって猫である』5月25日(水) 23:00~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『毎日かあさん』5月26日(木) 22:45~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』5月27日(金) 22:45~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『贖罪 インターナショナル版』5月28日(土) 1:15~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『小泉今日子 TOUR 2022 KKPP(Kyoko Koizumi Pop Party)』5月28日(土) 19:00~WOWOWプライム / WOWOWオンデマンド詳細はこちら:関連リンク小泉今日子 オフィシャルサイト:小泉今日子 Twitter:小泉今日子 Instagram:小泉今日子 YouTube:小泉今日子 配信リンク:
2022年05月19日向田邦子の最高傑作「阿修羅のごとく」が、この秋舞台化されることが決定。物語の中心となる四人姉妹役は、小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆が務める。とある日、三女・滝子の話したいことがあるという連絡により、四姉妹が集まることに。数日前、70才を迎える父親が愛人らしき人物といるところを目撃した滝子は、興信所に父の身辺調査を依頼したのだ。四人は、母親に知られることなく父に浮気を解消してもらうための作戦を練る。そんな姉妹だが、実は自身の生活にもそれぞれ悩みを抱えていた。長女・綱子は仕事先の妻子ある男性と不倫関係、次女・巻子は夫の浮気の予感にもやもやした日々を過ごし、三女・滝子はその堅い潔癖さで男との出会いもなく、四女・咲子はボクサーの彼との不安定な生活に疲弊していた。ままならない現実をあたふたと、それぞれの業を抱えて正直に生きようとする四姉妹の闘いの日々は続く、阿修羅のごとく…。1979年のドラマ放送当時、和田勉の斬新な演出と加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンの共演で視聴者に鮮烈な印象を残し、再放送の度にファンを増やしていった名作「阿修羅のごとく」。2003年には映画リメイク、2004年、2013年には商業演劇として舞台化。今回の舞台は、向田さんのセリフをほぼそのままに、シーンと登場人物を大幅にカットし、“四姉妹のバトル”に焦点を当てた物語となっている。奔放に生きようとする長女・綱子役には、向田作品との縁が深い小泉今日子。平和に、堅実に生きようとする次女・巻子役を、主演映画『ツユクサ』が公開中の小林聡美。女らしさを秘めつつも不器用に生きる三女・滝子役を「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」の好演も記憶に新しい安藤玉恵。自由にそして必死に生きる四女・咲子役は、『海街diary』の夏帆が務める。ほかにも、三女に父親の身辺調査を依頼される探偵、恋人・勝又と四女の恋人・陣内を岩井秀人。長女の不倫相手・貞治と次女の夫・鷹男を山崎一と、それぞれ2役を演じ分ける。なお、演出は女優・木野花。脚色は『十二人の死にたい子どもたち』『アイ・アム まきもと』の脚本を手掛ける劇作家で演出家の倉持裕。劇場は、四方向に客席を設置し、ステージを囲む形で観るセンターステージ形式となっており、姉妹たちの生々しい戦いに立ち会うような臨場感ある空間作りを目指す。また合わせて公開されたビジュアルは、写真の周りに大宮エリーによる、女優たちそれぞれをイメージして描いた華やかな色彩の花の絵画とコラボ。姉妹のプリミティブな美しさと力強さを際立たせている。<キャスト・スタッフコメント>●木野花(演出)ドラマ「阿修羅のごとく」はリアルタイムで観ていました。お茶の間という枠を超えて、日常を揺さぶられた感じで衝撃でした。“阿修羅”は誰の中にも潜んでいると意識したのもその時です。ドラマの中で役者達が、一歩も引かずに火花を散らしている。その気にさせる何かがこの作品にはある。それを覗いてみたい。怖いもの知らずで今回乗ってみようと覚悟しました。そして心強いことに、この挑戦に打って付けの怖いもの知らずの顔ぶれが揃いました。一筋縄ではいかない魅力を秘めつつ癒される、最強の四人姉妹。こんな姉妹が観たかった! 遠慮なく体当たりでぶつかっていこうと思っています。何が飛び出すかしかと見届けて頂きたい。●小泉今日子大好きな向田邦子作品を舞台で演じることができるなんて!生きててよかったです。信頼している俳優たち、尊敬している演出家とともに作り上げることができるなんて!生きててよかったです。私は3人姉妹の末っ子として育ちましたが、今回は長女役。長女の立場から3人の妹たちを眺めたとき、どんな思いが心に生まれるのか。敏感に心を研ぎ澄まして稽古に臨みたいと思っています。●小林聡美もはや伝説といっていい向田邦子の「阿修羅のごとく」を、木野花さんの演出で、小泉さん、安藤さん、夏帆さんという素晴らしい俳優のかたがたと作り上げる時間を想像するだけで、気絶しそうです。40年以上前に書かれ、これまでも何度となく映画や演劇となった作品ですが、今、この世界観をどうやって表現していくことになるのか、楽しみです。●安藤玉恵「木野さんの演出で、向田作品の舞台で、阿修羅のごとく、四姉妹のお話で…」最後まで話を聞かずに「やりたいです!!」と言った記憶があります。その日から興奮しちゃって、向田さんのエッセーをめくる指にも気持ちが入ってしまっています。今まで黙っているのがツラかった(笑)。真夏の稽古、熱くなりそうです。●夏帆数年ぶりの舞台で今からとてもそわそわしています。この作品のお話をいただいたときに、これは絶対にやりたい...!と胸が高鳴って、また舞台の世界に飛び込んでみようと、覚悟を決めました。稽古に向けて、きりりとリズムカルな向田さんの言葉たちとどう向き合っていこうかと想像する日々はとても楽しいです。初舞台のときにとてもお世話になった木野花さんの演出のもと、頼もしい先輩方の背中を追いながら、精一杯がんばります。●岩井秀人ど偉い俳優さんたちと一緒に出ることになったなあと、感慨に耽っております。思えば引きこもり時代に見ていたのが「やっぱり猫が好き」でして、小林聡美さんの演技だか遊んでるんだか分からない自由すぎる挙動に目を回しておりました。やがて「俳優になってみたい」と引きこもりから脱出して30年ほど経ち、こんな場に呼ばれるとは。共演者の皆さま、軒並み「どうやってるんだか分からない」人たちばかりで、俳優フェチとしては稽古見学だけで済ませたい心持ちですが、めちゃくちゃ楽しもうと思っております。●山崎一出演が決定してとても嬉しかったですね。だって、このメンバーで向田邦子さんの「阿修羅のごとく」をやるんですよ!笑 しかも演出が木野花さんですからね。今からワクワクしてます。台本を読んで感じたのは出てくるキャラクター全員が愛おしいく感じたこと。観に来てくださるお客様もきっとそう感じてくれると思います。そうなるように、頑張ります!モチロンプロデュース「阿修羅のごとく」は9月9日(金)~10月2日(日)シアタートラムにて上演。※兵庫公演予定あり(cinemacafe.net)
2022年05月10日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、支えになった曲の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“80年代”を振り返ってみましょうーー。「当時のアイドルって“こうあるべき”という枠があったと思うのですが、そんななかでも小泉今日子さんはぶりっこすぎず、ファッションもヘアスタイルも個性的。すごくかわいいし、声も大好きで、曲を聴けば元気になれました」そう語るのは、女優の杉浦幸さん(52)。「いまだにカラオケで歌うのは、中森明菜さんの『セカンド・ラブ』や『スローモーション』(ともに’82年)、それに小泉さんの『夜明けのMEW』『木枯しに抱かれて』(ともに’86年)など。スローテンポの曲が中心です」彼女たちがいる華やかな芸能界に入ることなど、まったく考えもしていなかったが、中3のときに雑誌『Momoco』(学習研究社)のモモコクラブに応募したことで、人生が大きく変わることに。「友達に『一人じゃ嫌だから、一緒に出て』と誘われて、『いいよ、いいよ』と軽いノリで応募したのがきっかけ。読者投票で選んでもらえて、事務所からスカウトされるとすぐ、『ヤヌスの鏡』(’85〜’86年・フジテレビ系)で主演することになったんです」ドラマや映画を同時進行で撮影し、’86年1月には『悲しいな』で歌手デビュー。さらにグラビア撮影などもこなす多忙な毎日。いくつもの現場を行き来する中で、支えになってくれた曲が、小泉今日子の『夜明けのMEW』だった。「昔から、好きな1曲だけを聴き続けるタイプ。写真集の撮影でスペインに行ったときは『夜明けのMEW』ばかりでした。すごくリラックスできる曲で、移動の飛行機の中や、滞在先での撮影の合間も延々とリピート。この曲を知らなかった撮影スタッフも、帰国するころには頭の中でずっと流れるほど“洗脳”されていました(笑)」歌っているキョンキョンも憧れだったが、歌番組などで一緒になることはほとんどなかったという。「新曲をリリースするサイクルが違っていたのでしょうね。たまに現場でお見かけしても、大好きすぎて、ご挨拶以外、何もしゃべることができませんでした」ところが、夜中にレコーディングスタジオに入ったときのこと、クタクタになり、モチベーションが上げられずにいたところで、偶然にも遭遇する。「『お久しぶりです』と挨拶すると、ものすごく明るい笑顔で『夜中だけど、頑張ろうね!』って。がぜん、元気になりましたね。一言で人を元気にしちゃう姿を見て“カッコいい!こういう女性になりたい”って感激しました」そんな’80年代に抱いた思いを、現在も持ち続けている。「レギュラーのインターネットラジオ番組や生配信トークライブ、テレビ、ブログなど、いろんな場面でみなさんに元気のお裾分けができて、笑顔あふれる幸せ連鎖が起きてくれたらうれしいです。去年行う予定で延期になっている、歌手デビュー35周年のイベントも、タイミングを見て、今年は開催したいと思っています」【PROFILE】杉浦幸’69年、東京都生まれ。’85年、16歳のときにドラマ『ヤヌスの鏡』で主演デビュー。現在は女優、ラジオのパーソナリティなど幅広く活躍。毎週月曜21時から放送中のインターネットラジオ『幸&むらさーの月曜から乾杯!』はYouTubeでも配信
2022年03月06日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、支えになった曲の話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょうーー。■大人のレールには簡単に乗らないアイドル「数々の人気アイドルが輩出された花の’82年。中森明菜さんや堀ちえみさん、松本伊代さんらとともにアイドル界を盛り上げたのが、『微笑少女。君の笑顔が好きだ』のキャッチフレーズでデビューした小泉今日子さんです。ただ、意外にもデビュー曲の『私の16才』、続く『素敵なラブリーボーイ』(ともに’82年)などは、ヒットチャートでベスト10入りしませんでした」そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。キョンキョンの人気が不動のものとなったのは、髪をショートにして歌った5枚目のシングル『まっ赤な女の子』(’83年)。以降は『艶姿ナミダ娘』(’83年)、『渚のはいから人魚』(’84年)、『なんてったってアイドル』(’85年)とヒットを連発するようになる。「何を着ても、どんな髪形でも似合ってしまうのがキョンキョン。丸顔でもなく、シャープすぎず、小顔で、目、鼻、口の位置なども完璧。キョンキョンの顔をAIで分析したら、完璧な黄金比率の顔立ちだと測定されそうです(笑)。また、堂々と政治的な発言をしたり、自分で製作会社を立ち上げて独立するような“男前”な印象が強いですが、アイドル時代から、普通のアイドルのように大人のレールには簡単に乗らず、個を持っている雰囲気がありました」『100%男女交際』(’86年)など、ストレートな歌詞のアイドル路線の曲が続いた後、キョンキョンの新たな個性が光ったのが『夜明けのMEW』(’86年)。シングルレコードのジャケットに映るキョンキョンは、はつらつとした笑顔ではなく、少し物憂げで、大人びた表情だった。「しっとりとした大人の曲で、制作陣は作詞・秋元康さん、作曲・筒美京平さんという夢のような組み合わせでした。当時から、ファンならずとも『MEWって何?』という疑問の声が聞かれました。詩はさまざまな解釈がなされるものですが、“猫が甘えている声なのではないか”というのが、一般的な見方だったと思います。秋元さんの独特な世界観も魅力的な歌でした」次にリリースされた『木枯しに抱かれて』(’86年)によって、完全に“大人の小泉今日子”が誕生。’90年代に入ってからの、さらなる活躍の原動力となった。「田村正和さんと共演した『パパとなっちゃん』(’91年・TBS系)の主題歌『あなたに会えてよかった』では作詞に挑戦。いまも名曲として歌い継がれています」【PROFILE】牛窪恵’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍
2022年03月06日