■これまでのあらすじ新米パパの大和は、妻の激しい依存と束縛に苦しんでいた。どこにいても妻に逐一連絡しなければならず、さらにGPSで監視される日々。反論すれば異性関係を疑われ、二度と子どもには会わせないと脅されるため、娘のために言いなりになるしかなかった。そうして諦めていたある日、妻のスマホに届いたメッセージから、大和は妻に疑問を抱き始める。探偵を雇い、自宅に仕込まれた盗撮用カメラと妻の不貞の証拠映像を発見して妻に突きつける。泣き叫んでいた妻だったが、証拠により離婚が成立し、親権は大和が持つことになった。しかし職場に大和が妻から娘を奪い連れ去ったという元妻からのDMが流れ、会社で浮いてしまう大和。さらに娘を保育園に迎えに行くと、元妻が待ち伏せしており…。なぜ絵美がここにいるのか、さっぱりわかりませんでした。実家の場所は知っているとはいえ、保育園が決まったのは数週間前。もちろん教えてなんていません。しかし、絵美はそこで当然のように笑っていました。まだ結婚しているかのように。笑ったかと思えば怒り、泣き叫ぶ絵美を、桜に見せないように俺は必死でした。桜は、もちろん絵美のことは覚えているでしょう。きっと恋しいでしょう。でもこんな姿は…見せちゃいけないと思ったのです。これまで俺がはっきりとした態度を取ってこなかったから、元妻は諦めがつかないのかもしれない。そう思った俺は、はっきりと今後関わりたくないことを告げました。すると絵美は…。次回に続く 「依存する妻から逃げ出したい」(全18話)は21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています
2023年12月16日■これまでのあらすじ妻に依存され息苦しい日々を送る新米パパの大和。仕事中も妻に逐一報告をしないと離婚すると脅されるが子どもの親権を取られるのを恐れて言いなりになるしかなかった。ある日妻のスマホのプレビュー表示を見て妻を疑うようになった大和は、探偵を雇った。探偵は家じゅうに仕込まれた盗撮用カメラと、妻の不貞の証拠映像を発見。証拠を突き付けられた妻は大和に対する異常な執着心を露わにし、大和とずっと一緒にいられず寂しいからほかの男と会っていたと言うのだった。まだ幼いとはいえ、娘に言い争う両親の姿を目の前で見せてしまったこと。そしてきっと…母親の狂気の瞬間を以前から見ていただろうこと…それに気付けなかったこと。俺は一生悔やむと思います。如月さんの正論に何も言えなかった絵美は、彼女が出て行ってからも逆上して叫び続けていました。追いかけようとする絵美を必死で止めながら、義両親に連絡し、経緯を説明しました。絵美は義両親との仲があまり良くなかったためこれまで連絡はしてきませんでしたが、今回は事情が違います。 証拠の写真と映像を見せながら離婚について話すと、「申し訳なかった」と謝ってくれました。彼女がどこかの男と使っていたベッドに眠る気にはならず、俺は桜を連れて実家に帰りました。離婚も成立し、もう絵美に会うこともなく平和な毎日になったと思っていたある日…事態は一変したのです。次回に続く 「依存する妻から逃げ出したい」(全18話)は21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています
2023年12月14日■これまでのあらすじ新米パパの大和は、妻の過剰な束縛に疲れ切っていた。職場復帰に猛反対し、会社の女性と話すことも疑われるようになり、反論すると今度は「DVだ」と泣き出してしまうのだ。意にそぐわないと娘を盾にして脅してくる妻に、娘と離れたくない夫は途方に暮れていた。スマホの検索履歴、閲覧履歴に通話相手まですべてチェックされ、ランチの写真でさえ勝手に妻のスマホに共有されている。反論も許されず、娘と離れたくなければ妻の言うことを聞くしかない現状。さらに、勝手に盗聴アプリを仕掛けて監視している絵美に、大和は通院を勧める。すると絵美は混乱し、ベランダへ駆け出してしまい―…!夫の行動を制限し、束縛し続ける妻。夫はいつまで耐えることができるのか。妻と娘と、また平穏な毎日を過ごすことはできるのだろうか…。 ベランダに出る絵美を止めたとき…彼女はとても嬉しそうでした。「生きていてほしいんだよね?」「私が大事ってことだよね?」と何度も確かめられて…。俺は妻がとても大事でした。愛していたし、感謝もしていた。家事や育児の負担を絵美だけに押し付けることもなかった…と思っています。だから、絵美のこの現状も、何とか治してあげたい、寄り添ってあげたいと思っていました。でも…。毎日何を言っても信じてもらえず、逐一報告させられ、友人にも気軽に連絡も取れない毎日に、頭がおかしくなりそうでした。それでも娘と離れるよりはと、耐え続けました。…だけどもう、絵美のことを大事に思う気持ちよりも、恐怖心のほうが大きくなってしまっていたのです。それでも、自分が耐えることが娘のためだと思って過ごしていたのですが…ある疑惑が出てきてしまうのです。次回に続く!(全18話)※この漫画は実話を元に編集しています
2023年12月08日■これまでのあらすじ新米パパの大和は、妻の過剰な束縛に疲れ切っていた。「会社に行ってほしくない」と職場復帰に反対したかと思えば、会社の女性と話すことも疑われるようになり…。反論すると今度は「DVだ」と泣き出し、娘を盾にして「出ていく。二度と娘には会わせない」と脅してくるため大和は途方に暮れていた。スマホの検索履歴、閲覧履歴に通話相手まですべてチェックされ、あらぬ誤解で声を荒げては夫を責めてくる妻。その行為について謝ることもない妻に、大和はどうしていいかわからなくなっていた。さらに、会社で女性上司と話していると、まるでそれを見ているかのように「その女と話さないで」とメッセージが届き…。夫の行動を制限し、人間関係をせばめて束縛し続ける妻。娘と離れたくない一心で耐えていた夫だが、いつまでこの生活は続くのか。妻は「安心させてくれないあなたが悪い」という主張。いったいどうしたら平穏な毎日に戻れるのだろうか。谷口さんには、ちょうど束縛のひどい彼氏がいる友人がいるそうで…同様に知らないアプリを入れられていたことから、今回のことに気がついたとのこと。たしかに谷口さんの言葉で気がついたけれど、こんなことまでする絵美は明らかにおかしい。俺の言葉は全く聞き入れてくれない妻に、カウンセリングや適切な治療が必要なのではないかと思いました。俺と一緒にいてそこまで不安になってしまうのなら、一度離れたほうがいい。娘にとってもよくないし、何をしでかすかわからない…。そう告げると…妻は叫びだし、そして…窓に向かって走り出したのです。次回に続く (全18話)!※この漫画は実話を元に編集しています
2023年12月07日■これまでのあらすじ新米パパの大和は、妻の過剰な束縛に疲弊していた。職場復帰の日に「会社に行ってほしくない」と突然怒りだしたことを発端に、会社の女性と話すことも疑われるようになっていたのだった。あまりのひどさに苦言を呈すると、今度は「DVだ」と泣き出してしまい…大和は途方に暮れていた。そして今度は大和のスマホを勝手にチェックし、検索履歴に残っていた「夜のお店」に行ったのだと決めつけて「汚らわしい」と罵り出して…。LINEや通話履歴もチェックしていた妻は、大和がそういう行為をしたと決めつけて譲らない。さらに「娘には二度と会わせない」と家を出ていこうとする。絵美の誤解を解くために大和が思いついたのは…?夫の女性関係、行動を制限し、違和感を責め立てる妻。娘と離れたくない一心で耐える夫だったが、その心は疲弊するばかり。逃げ出したいけど逃げ出せない、夫が取った行動は…。完全なる言いがかり。完全に絵美の誤解でした。でも、一言も謝ってはくれませんでした。むしろ、そんな紛らわしいことをした俺が悪いかのような言い方で…。その後からは普段の絵美に戻ったのですが、俺の心は晴れませんでした。これからも、ワケの分からない言い分で言い合いになるたびに、妻は娘を盾にして俺から謝罪を引き出そうとするのでしょうか。しかし、絵美の言い分を認めてしまえば、きっと俺はよその女性と関係を持った人間になってしまい、さらに絵美に責め立てられるはず。でも否定したところで、納得してはくれません。俺は娘と離れたくない。一体、どうすれば…。そうして悩む日々に届いたメッセージ…俺は背筋が凍りつきました。次回に続く !(全18話)※この漫画は実話を元に編集しています
2023年12月05日■これまでのあらすじ新米パパの大和は、職場復帰の日から変貌してしまった妻に困惑していた。「会社に行ってほしくない」と怒りだし、さらに大和の1日の行動をすべて把握したがるようになったのだ。しかしそれも一時のことで、すぐに穏やかな妻に戻ることもあった。ある日、何気なく職場の女性を話をした大和。すると妻は「その人あなたのこと好きなんじゃない?:と言い出し、突然暴言を吐き始める。耐えかねた大和が声を大きくして注意すると、今度は「DVだ」と泣き出してしまう…。少しでも違和感があれば夫を責め立て、娘を連れて出ていくと離婚をちらつかせるようになった妻。娘と離れたくない夫は妻に従うしかなく、過剰な束縛に疲弊していく。夫はこのしがらみから抜け出すことは出来るのか…。このとき俺は豹変してしまった絵美を心配する気持ちの方が大きかったのです。そのため、産後の妻の心が不安定になる原因や、対処法などをたくさん検索していました。また昔のような幸せな家族に戻れるように。昔の妻に戻ってもらうために、自分ができることは何かと…。その流れでたまたま指が触れた広告が、まさかこんなことになるなんて…。絵美はひどい誤解をしているようでした。たまたま開いてしまった「そういう店」に、俺が行っていたと思っていたのです。娘に指一本触れさせてくれず、「不潔」「汚い」と罵声を浴びせられました。昨日は残業で遅くなってしまったこともあって、紐づいてしまったのかもしれませんが…なぜ、俺のスマホの履歴を知っているんだ…?次回に続く !(全18話)※この漫画は実話を元に編集しています
2023年12月03日■これまでのあらすじ新米パパの大和には悩みがあった。半年間育休を取り、娘の成長を妻の絵美とともに見守り、幸せな時間を過ごしていた大和。しかし職場復帰するころに、妻が豹変してしまったのだ。妻は大和の1日の行動…ランチの内容に至るまで逐一行動を把握したがるようになり、そこに納得いく答えを返せないと、激しく責めたて「出ていく」と言ってきて…。娘と離れ離れになりたくない夫は何も言えない。妻の過剰な束縛に、逃げ出したいけれど逃げ出せない、夫の苦悩は続いていく…。育休中は、夫婦で家事も育児も分担して、娘の成長を毎日眺めて…本当に幸せそのものでした。絵美は元々少しヤキモチ焼きではあるものの、愛情深くて心の優しい女性でした。以前会社の人間関係がうまくいかずに退職してからは専業主婦として家を支えてくれていました。そうして毎日24時間一緒にいた反動でしょうか…。職場復帰に向けて会社の人とオンラインで話していても、そこに女性がいると絵美はヤキモチを焼いていたようでした。でも距離感が近いわけでもないし、もちろん何もありません。仕事だしわかってくれると思っていたのですが…。次回に続く!(全18話)※この漫画は実話を元に編集しています
2023年12月01日特集上映企画「小津安二郎:モダン・ストーリーズ selected by ル・シネマ」が、2023年12月8日(金)から12月14日(木)までBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて開催される。小津安二郎生誕120年、12作品を特集上映映画監督・小津安二郎の生誕120年と没後60年にあたる2023年は、世界三大映画祭への『長屋紳士録 4K デジタル修復版 』『父ありき 4K デジタル修復版』の出品や、第36回東京国際映画祭での小津安二郎特集など、様々な場所であらためて小津安二郎に再フォーカス。人生の中で湧き上がる様々な感情を映し出す、小津安二郎の映画は今なお世界中から注目を集めている。特集上映企画「小津安二郎:モダン・ストーリーズ selected by ル・シネマ」では、小津映画のトーキー作品の中から、「いま、観てほしい小津作品」をテーマに12作品をセレクト。小津の名を聞いて誰もが連想する「家族ドラマ」だけでなく、多種多様な主題の名作を上映する。『 長屋紳士録』『父ありき』『東京物語』など名作をセレクト会期中は、戦時下で製作され、笠智衆の初主演作でもある映画『父ありき』や、父とはぐれた子供と長屋の住人達による人情喜劇『長屋紳士録』、夫婦の苦しみとそれを乗り越える姿を描く『風の中の牝雞』の4Kデジタル修復版を上映する他、 寄る辺なき孤独が夜闇にゆれる異色の傑作『東京暮色』、母娘の関係性を繊細に描く『秋日和』なども4Kデジタル修復版で目にすることができる。この他、『東京物語』や『晩春』『秋刀魚の味』など、必見の名作も上映。“いまだから観たい”と思える作品の数々と一度に出会えるチャンスとなっている。【詳細】「小津安二郎:モダン・ストーリーズ selected by ル・シネマ」上映期間:2023年12月8日(金)~12月14日(木)展開場所:Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下住所:東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ 7F&9F※タイムテーブルは決定次第発表上映作品:父ありき 4K デジタル修復版、長屋紳士録 4K デジタル修復版、風の中の牝雞 4K デジタル修復版、晩春 4K デジタル修復版、麥秋 4K デジタル修復版、東京物語 4K デジタル修復版、早春 4K デジタル修復版、東京暮色 4K デジタル修復版、彼岸花 デジタル修復版、お早よう デジタル修復版、秋日和 デジタル修復版、秋刀魚の味 デジタル修復版
2023年11月10日日本を代表する映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念し、初期サイレント映画6作品を、気鋭の映画監督6人がオムニバスドラマとして現代リメイクする『連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~』。そのうち、第三話にあたる『非常線の女』が10月31日、第36回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ日比谷でプレミア上映され、松本優作監督、出演する前田敦子と高良健吾が舞台挨拶に立った。1933年公開の『非常線の女』は、当時29歳の小津が監督した和製ノワール。田中絹代演じる昼と夜の顔を持つ情婦が、不良ボクサーと暗黒街で生きる姿が描かれた。カラーかつトーキー(発声)で蘇るリメイク版では、前田が昼は歯科助手として働き、夜は恋人らと悪事を働くミステリアスな女性・時子役、高良が時子の恋人で荒々しさと繊細さをあわせ持った元ボクサー・拓実役を務めている。撮影期間は7日間という制約があったといい、前田は「濃密な撮影で、幸福度は高かったんですけど、あまり記憶が(笑)」と苦笑いし、高良も「僕も記憶なくて」と思わず同意。それでも、豊富な共演経験があるだけに、「これまでも共演者の皆さんが、高良さんに惚れる姿を見てきた。先輩として尊敬していますが、(恋人役なので)少しこっ恥ずかしかった」(前田)、「絶大の信頼感と安心感があって、心を許せる俳優さん」(高良)と全幅の信頼を寄せあっていた。また、高良は「プライベートで3年くらいボクシングをやっていたので、やっと仕事に活きたなと思えて、うれしいです」と話していた。前田と高良が生み出す空気感について、松本監督は「時子と拓実は(物語が始まる)ずっと前から付き合ってきた年月があるので、お二人のもともとの関係性が、役に活きている」と感謝の意。小津監督が『非常線の女』を撮ったのと同じ29歳のタイミングで、今回のオファーを受け「自分なんかでいいのかと思ったが、何かご縁なのかなと。小津作品をリメイクさせていただけるのは、一生にないチャンス」を振り返った。公開から90年を経た『非常線の女』だが、「描かれているテーマ性は、今につながる普遍的なもの。まっとうな世界で生きようとする男女が、もがき苦しむ姿を描いた」と令和の世に、リメイクする意義を強調していた。全6話の『連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~』は、WOWOWプライムで11月12日(日) に放送・配信スタート。『非常線の女』に加えて、本企画では『出来ごころ』(監督:城定秀夫)、『生れてはみたけれど』(吉田康弘監督)、『淑女と髯』(前田弘二監督)、『東京の女』(工藤梨穂監督)、『青春の夢いまいづこ』(近藤啓介監督)が現代リメイクされている。取材・文=内田涼
2023年10月31日小津安二郎生誕120年記念として放送・配信されるWOWOW連続ドラマW「OZU~小津安二郎が描いた物語~」の最終話にて、中川大志が主演、「ああ、ラブホテル ~秘密~」などを手掛ける近藤啓介監督で1932年に公開された『青春の夢いまいづこ』がリメイクされることになった。「小津調」と称される独特かつ唯一無二の映像世界で没後60年となるいまもなお、国内外問わず高い評価を受け続ける映画監督・小津安二郎。生誕から120年を迎えたことを記念し、若かりしころに監督した初期サイレント映画群を、今回オムニバスドラマ形式で現代リメイク。これまで第1話「出来ごころ」を田中圭主演、第2話「生れてはみたけれど」を柄本佑主演、第3話「非常線の女」を前田敦子主演、第4話「淑女と髯」を成田凌主演、第5話「東京の女」を石橋静河主演で描いてきたが、この度、最終話のタイトル、スタッフ、キャストが明らかに。最終話でリメイクするのは、1932年に公開された『青春の夢いまいづこ』。かつての学友でありながら、若社長と社員になった2人の青年の友情を描く。世間の荒波に揉まれる社会人のほろ苦い側面にも迫っていく。脚本・監督を務めるのは、若手監督・近藤啓介。小津監督が本作を監督した当時とほぼ同じ年齢の近藤監督が、現代の青春劇を描く。中川大志文武両道で何でも完璧にこなす主人公・堀野役を演じるのは、今作がWOWOWオリジナルドラマの初主演となる中川大志。世代の近い近藤監督と小津作品に挑む。堀野は、同じ大学の親友の斎木といつも一緒に過ごしていたが、父親の死をきっかけに帰省。斎木と離れ、遺されたホテルを継ぎ社長になる。堀野の親友でお調子者の斎木役は渡辺大知が演じる。大学を卒業した斎木はある日偶然再会した堀野に誘われて、堀野の会社で働き始める。環境や立場が変わったことで、かつては親友だった2人の関係性に変化が生じていく。堀野と斎木の大学時代の友人で、良き理解者のカナ役には成海璃子。カナの一言で、堀野はある事実を知ることに。また、堀野の父親の代からホテル経営を支える松野役には、池内博之。堀野からの信頼も厚く、斎木の教育係になる。成海璃子このほかにも、カナの友人・由紀役を坂ノ上茜。堀野の大学の友人・島崎役の森優作と熊田役の大朏岳優。社長となった堀野の運転手・毛利役を芹澤興人。堀野の側近・山下役を篠原篤が演じることが決定した。コメント到着<主演:中川大志>日本が世界に誇る小津安二郎監督の作品を、現代のクリエイターと役者達が、どう解釈して、新たな形で、今のお客様に届けられるのか、興味深いチャレンジだと感じました。演じさせていただいた堀野という男は、とても器用で、スマートで、だけど孤独で、とても不器用な人間でもありました。彼はとってもチャーミングで、僕自身大好きなキャラクターになりました。世代の近い近藤監督と、ディスカッションしながら進めていった現場は濃密で、青春な時間でした。他の作品も含めて、それぞれがどんなカラーに仕上がるのか、とても楽しみです。<脚本・監督:近藤啓介>調子に乗るな。教養もへったくれもない若造が。と言う声がこだました。「すんません」と謝ろうとしたら、もう1人の「やってごらんよ楽しいぞ?」という声が聞こえてきて、もう一度作品を見てみました。『青春の夢~』に映っていたのは楽しそうに映画で遊ぶ自由さ。嬉しくなった僕は気づけば脚本を書いていました。原作が持つ「友情」という普遍的なテーマと物語を現代に置き換えて、僕も思いっきり遊ばせて頂きました。勝手なことしてすみません。楽しかったです。いつかお会いできたときには乾杯しましょう。連続ドラマW「OZU ~小津安二郎が描いた物語~」は11月12日より毎週日曜日22時~WOWOWプライム/WOWOW4Kにて放送、WOWOWオンデマンドにて各月の初回放送終了後同月放送分を一挙配信(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年10月17日10月23日(月) より開催される第36回東京国際映画祭の上映プログラム『小津安二郎生誕120年記念企画“SHOULDERS OF GIANTS”』にて、ヴィム・ヴェンダース監督が小津監督の魅力を語るインタビュー映像「ヴェンダース、小津を語る」と、小津安二郎生誕120年メッセージムービー「SHOULDERS OF GIANTS~普遍」が上映されることが決定した。「ヴェンダース、小津を語る」は約8分の映像になっており、なぜ小津にここまで惹かれるのか?極めて日本的と言われる物語がなぜ世界で受け入れられたのか?かつて小津の足跡を追ったドキュメンタリー『東京画』を作ったドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、小津との出会いの衝撃とその影響の大きさを自身の言葉で語る2023年ベルリンでのインタビュー(世界初公開)となる。ヴィム・ヴェンダースの『PERFECT DAYS』で脚本・製作を担当した高崎卓馬が監督を務めた。「SHOULDERS OF GIANTS~普遍」は1分45秒の映像で、東京国際映画祭で上映される小津安二郎作品の中から選ばれたシーンで構成されたメッセージムービーになっている。ナレーションは、今年カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した俳優・役所広司、演出は映像作家・辻川幸一郎、音楽はovallが担当した。それぞれ本編は小津作品の先付けとして上映されるほか、公式YouTubeチャンネルにてショートバージョンが公開される。「SHOULDERS OF GIANTS~普遍」また、小津安二郎監督生誕120年記念プロジェクトとして、生誕120年メインビジュアルや第76回カンヌ国際映画祭で好評を博した『長屋紳士録』海外向けポスターにあしらわれた小津安二郎監督の肖像ロゴに加え、『東京物語』をはじめとする7作品の代表的な場面を描いたアーティストの長場雄によるアートワークを使った東京国際映画祭とのオリジナルコラボグッズの販売も決定。小津安二郎生誕120年記念×TIFFのステッカー3種(各500円、税込)とリングノート2種(各1,000円、税込)の全5種となっている。東京国際映画祭の上映会場、JR有楽町駅前チケットセンター、東京国際映画祭オンラインショップ「TIFF SHOP」にて販売される。『東京物語』ステッカーArtwork: Yu Nagaba(C)SHOCHIKU CO., LTD.『東京暮色』リングノートArtwork: Yu Nagaba(C)SHOCHIKU CO., LTD.<イベント情報>第36回東京国際映画祭開催期間:10月23日(月)~11月1日(水)会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区公式サイト:
2023年10月16日映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念したBlu-ray BOX『5 FILMS of OZU 永遠なる小津の世界』が、12月20日(水) に500ボックス限定で発売されることが決定した。今回のボックスには、サイレント映画の傑作と高く評価されている『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』、小津作品には珍しい和製ギャング映画『非常線の女』(サイレント)、戦時下で撮影された、小津作品の常連・笠智衆の初の主演作『父ありき』、戦後第1作、大船撮影所の名優たちが再集結し描いた人情喜劇『長屋紳士録』、戦後の日本が抱える厳しい現実に焦点を当て、苦悩する女性の姿を描き、小津監督の作品の中でもひときわ異彩を放つ『風の中の牝雞』といった、いずれも初のBlu-ray化となる5作品を収録。なお収録作品は4Kデジタル修復版となる。中でも、公開当時のオリジナル版は本編尺が94分と記録に残る『父ありき』は、戦後占領期に再公開される際、GHQの検閲で多くのシーンがカットされ、松竹に残る原版尺は87分と短いものだった。今回、ロシアで発見され国立映画アーカイブが保管しているプリントと松竹に残る原版を比較し、欠落している個所を組み合わせることで、本編尺92分という1942年公開時のオリジナル版に限りなく近い状態での修復が実現。同窓会の場で、笠智衆が演じる父・周平が詩吟を見事に吟じるシーン、そしてラストシーンの背景に流れる楽曲「海ゆかば」など、今までは観ることができなくなっていたシーンを楽しむことができる。<リリース情報>小津安二郎生誕120年記念Blu-ray BOX『5 FILMS of OZU 永遠なる小津の世界』12月20日(水) リリース価格:28,600円(税込)※500BOX限定小津安二郎生誕120年記念Blu-ray BOX『5 FILMS of OZU 永遠なる小津の世界』カバー立体画像【収録作品】『大人の見る繪本 生れてはみたけれど デジタル修復版』(サイレント)『非常線の女 デジタル修復版』(サイレント)『父ありき デジタル修復版』『長屋紳士録 デジタル修復版』『風の中の牝雞 デジタル修復版』
2023年10月06日第36回東京国際映画祭が、10月23日(月) から11月1日(水) に開催される。このたび、目玉企画として実施される映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念した特集上映とイベントの詳細が発表された。2023年は小津の生誕120年、没後60年にあたる。今回の特集上映は、新たにデジタル修復した多くの作品が初公開されるほか、国立映画アーカイブでの小津安二郎監督週間(10月24日(火) ~29日(日))のフィルム上映と合わせるとほぼ全ての小津作品が網羅される大々的な内容となる。また、世界的に活躍する映画監督を招き、それぞれの視点から小津を考える国際シンポジウム「SHOULDERS OF GIANTS」を10月27日(金) に三越劇場で開催する。シンポジウムは、冒頭にヴィム・ヴェンダースによる小津へのオマージュ(讃辞)に続き、『お早よう デジタル修復版』を上映。その後、黒沢清、ジャ・ジャンクー、ケリー・ライカートといった映画監督が登壇し、小津作品をめぐるトークセッションが行われる。そのほか、この1年の日本映画を対象に特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する「Nippon Cinema Now」部門では、デビューから100本以上の作品を手がけ、昨年だけでも『愛なのに』『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』『夜、鳥たちが啼く』などの話題作が立て続けに公開された城定秀夫監督を特集。さらに、昨年までのジャパニーズ・アニメーション部門は、アニメーション部門として今年からコンセプトも新たに再スタート。まずひとつめの柱は「ビジョンの交差点」と題して海外での話題作も取り上げ、国内の最新作と合わせて9作品を上映。レトロスペクティブは「海外映画祭と監督」というテーマで、海外映画祭で賞に輝いた監督の作品を3作品上映する。各企画の詳細は東京国際映画祭の公式サイトでチェックを。<イベント情報>第36回東京国際映画祭開催期間:10月23日(月)~11月1日(水)会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区公式サイト:
2023年09月20日ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)と松竹がコラボレーション。映画監督・小津安二郎の生誕120周年を記念したアイテムが、2023年9月20日(水)より、ビームス ジャパン新宿、渋谷、京都などで発売される。映画監督・小津安二郎の生誕120周年記念アイテム映画監督・小津安二郎の生誕120周年を記念したビームス ジャパンと松竹のコラボレーション企画。2023年7月に好評を博した第1弾に続き、第2弾となる今回は、小津安二郎にゆかりのある三重県松阪市や長野県茅野市などの特産品にフォーカス。現代のライフスタイルに馴染むビームス ジャパンならではのエッセンスを加えたアイテムが揃う。松坂木綿使用したアートワーク入りバッグ注目は、小津安二郎が青春時代を過ごした三重県松阪市の銘品「松坂木綿」を使用したバッグ類。繊細な濃淡と独自の風合いが特徴の生地に、アーティスト・長場雄が描き下ろしたアートワークをあしらったトートバッグやミニショルダーなどが揃う。2種類のデザインで展開されるトートバッグは、収納力に優れたサイズが魅力的。またミニショルダーは、スマートフォンを収納サイズ感に仕上げているほか、映画館でスマートフォンの光が目立たないよう深めのサイズにするなど、コラボレーションならではの工夫もポイントになっている。“赤いやかん”をイメージした「月兎印」の琺瑯ポットまた、小津安二郎初のカラー作品『彼岸花』で存在感を放った“赤いやかん”も登場。伝統的な国産琺瑯メーカー「月兎印」による「琺瑯ポット」で展開される。デザインは作中のやかんをイメージしつつも、つまみを黒にアレンジ。やかん裏にはアニバーサリーロゴの焼き印があしらわれている。作品に出てくる食べ物がキーホルダーに作品に出てくる“食べ物”を細部まで忠実に再現した、「サンプル工房」によるキーホルダーも見逃せない。『麥秋』に登場するショートケーキや、小津安二郎が愛した食べ物のひとつである『蓬莱屋』のとんかつ、『生まれてはみたけれど』に登場する雀の卵と、作品を思い起こさせるようなアイテムが揃う。すべてのキーホルダーに、小津安二郎のアイコンである“ピケ帽”を型取ったチャームが付属しているのも嬉しい。ハットや座卓、夫婦茶碗など、象徴的なアイテムが続々このほか、小津安二郎のアイコンともいえる白いピケ帽を再現したハットや、『乾三郎』の代表作である「天童木工」のスギ材を使用した座卓、『お茶漬の味』に出てくるお茶碗にインスピレーションを得た夫婦茶碗など、伝統工芸の魅力と作品の世界観を味わえるアイテムが揃う。詳細ビームス ジャパン×松竹発売日:2023年9月20日(水)取扱店舗:ビームス ジャパン(新宿、渋谷、京都)、ビームス公式オンラインショップアイテム例:・<サンプル工房>キーホルダー ショートケーキ 2,200円、とんかつ 1,760円、雀の卵 1,430円・<月兎印>スリムポット 5.500円・夫婦茶碗 大 2,420円、小 2,200円・ピケ帽 9,900円・松坂木綿トートバッグ 12,100円、ミニショルダー 6,600円、ポーチ 3,520円
2023年09月02日小津安二郎生誕120年 × 三越創業350周年特別企画中井貴惠『音語り | 東京物語 ~小津安二郎映画を聞く~』が2023年10月26日 (木)に三越劇場(東京都中央区日本橋室町1-4-1日本橋三越本店本館6階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて8月21日(月)10:00より発売中です。カンフェティにてチケット発売中 小津安二郎生誕120年 × 三越創業350周年特別企画中井貴惠「音語り | 東京物語 〜小津安二郎映画を聞く〜」中井貴惠が2009年からスタートした、小津映画を朗読公演にするという大胆なアプローチ。ピアニスト松本峰明の演奏とともに上演する公演を『音語り』と名付けて上演しています。「音語り」とは小津安二郎監督は、誰もが知る世界的な映画監督である以前に、中井貴惠にとっては両親の仲人でもあり、幼い頃から可愛がられた思い出の方でもありました。2007年、その監督の命日に行われる『小津会』の場で、「何か監督のエッセイのようなものを読んでみたい」と言う中井に、元松竹・小津組のプロデューサーで、やはり幼い頃から親交のあった、山内静夫さんが「映画の台本を読んだらいいじゃないか」と提案し、映画台本を朗読台本に潤色。中井貴惠が出演者だけでなくト書きまでも含めた何役をも1人で語るという全く新しいスタイルを確立。それに松本峰明が映像的な演奏を加えるという形の『音語り』を完成させました。2008年に初演を迎えた「晩春」以降、「秋日和」「東京物語」「お早よう」「秋刀魚の味」「麦秋」の6本を制作。北鎌倉・円覚寺(鎌倉芸術祭)、蓼科高原映画祭、小津安二郎生誕120年記念映画祭 in 三重、古石場文化センターなどの他、全国各地で上演し好評を得ています。小津安二郎小津安二郎監督生誕120年の今年、松竹株式会社、創業350周年を迎えた三越、監督が多感な時期を過ごし、三越の創業者三井高利との所縁も深い三重県松阪市との特別企画として「音語り | 東京物語 〜小津安二郎映画を聞く〜」を開催いたします。公演を開催できることを出演者・スタッフ一同、心から感謝いたします。上演作品:『東京物語』*映画の上映はありません~あらすじ~終戦から8 年を経た夏、尾道に暮らす周吉と妻のとみは、子供たちが暮らす東京に向けて旅立つ。久しぶりの再会を楽しみに出かけた夫婦であったが、子供達もそれぞれの暮らしに精一杯で、思うように面倒をみる事が出来ない。そんな中、戦死した次男昌二の妻紀子だけが、親身になって二人の面倒をみるのだった。一抹の寂しさを感じながらも、子供達の自立した姿に満足気な表情で尾道への帰途に就く老夫婦。その数日後、母とみの危篤を知らせる電報が届き、急ぎ尾道に駆け付けた子供達と紀子に見送られてとみは亡くなる。葬儀の後すぐに母の形見分けの話をし、そそくさと帰っていく兄や姉の姿に末娘の京子は憤るが、そんな京子に紀子は、それぞれの暮らしがあるのだと静かに諭す。皆が帰ってしまった後、周吉は妻に先立たれた寂しさを、ひとりかみしめるのであった。公演概要小津安二郎生誕120年 × 三越創業350周年特別企画中井貴惠『音語り | 東京物語 ~小津安二郎映画を聞く~』公演日時:2023年10月26日 (木)14:30 開場/15:00 開演(16:45 終演予定)会場:三越劇場(東京都中央区日本橋室町1-4-1日本橋三越本店本館6階)■出演者中井貴惠(朗読)松本峰明(ピアノ)■チケット料金全席指定:5,000円(税込)共催:松竹(株)、三重県松阪市、(株)三越伊勢丹特別協力:東京国際映画祭協力:オフィス小津、オフィス中井、サイト&アート・デジタルアーカイブス制作:(株)オンザフィールド中井貴惠公式サイト オンザフィールドWebShop 三越劇場0120-03-9345(10:00〜18:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月22日ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)と松竹がコラボレーション。映画監督・小津安二郎の生誕120周年を記念したアイテムが、2023年7月14日(金)より、ビームス ジャパン新宿、渋谷、京都などで発売される。映画監督・小津安二郎の生誕120周年記念アイテムビームス ジャパンと松竹がタッグを組み、映画監督・小津安二郎の生誕120周年を記念したコラボレーション企画が実現。第1弾として、アーティスト・長場雄による描きおろしのアートワークをベースにしたTシャツ・トートバッグ・ソックスを展開する。Tシャツの首元付けた特別ネームや、各アイテムに付属する小津安二郎の名言入り下げ札など、コラボレーションならではの仕上がりに注目だ。目玉となるのは、『東京物語』『秋刀魚の味』『お早よう』など、小津安二郎が監督した映画の名場面をデザインに落とし込んだTシャツ&トートバッグ。いずれもフロントに大胆にグラフィックを配しているのが特徴で、コーディネートの主役として活躍しそうだ。シンプルな線画で小津安二郎をプリントしたTシャツとトートバッグも見逃せない。Tシャツは、ブラック・レッド・ホワイト、一方のトートバッグはチャコールグレー・オフホワイト・レッドと、カラーはそれぞれ3色ずつ用意している。このほか、小津安二郎のアイコンであるピケ帽の刺繍を施した可愛らしいソックスも販売。足袋仕様となっているのも、こだわりのポイントだ。【詳細】ビームス ジャパン×松竹発売日:2023年7月14日(金)取扱店舗:ビームス ジャパン(新宿、渋谷、京都)、ビームス公式オンラインショップアイテム例:・120th ANNIVERSARY OZU YASUJIRO Tシャツ 5,500円・120th ANNIVERSARY OZU YASUJIRO トートバッグ 4,400円・120th ANNIVERSARY OZU YASUJIRO トートバッグ RED 4,620円・ピケ帽刺繍 和紙足袋ソックス 2,970円・『東京物語』Tシャツ 5,500円・『東京物語』トートバッグ 4,400円・『お早よう』Tシャツ 5,500円・『お早よう』トートバッグ 4,400円・『秋刀魚の味』Tシャツ 5,500円・『秋刀魚の味』トートバッグ 4,400円
2023年07月07日世界中にファンを持つ映画監督・小津安二郎が2023年12月12日に生誕120年を迎えることを記念し、アーティストの長場雄(ながば・ゆう)とコラボすることが決定。数々の名作の名場面が長場さん独特のタッチのアートワークで再現される。日本の人と心を独自の作風のなかに捉え続けた小津安二郎。「永遠に通じるものこそ常に新しい」の言葉通り、小津作品はいまも常に観るものの心に新しい刺激や感動を与え続け、国内外の多くのファンから熱い支持を受けている。小津安二郎監督松竹では小津安二郎生誕120年を記念し、昨年12月12日に発表された生誕120年メインビジュアルや、第76回カンヌ国際映画祭で好評を博した『長屋紳士録』海外向けポスターにあしらわれた小津安二郎監督の肖像ロゴに加え、『東京物語』をはじめとする7作品の代表的な場面が、長場さんによりアートワークとして作成された。さらに、小津安二郎生誕120年記念プロジェクト特別映像も解禁。小津作品の数々の名場面と長場さんのアートワークで構成された映像は、「永遠に通じるものこそ常に新しい」の言葉通り世界中の映画ファンにも届く映像となっている。本アートワークは、アパレルなど、近日中の商品化発表が予定されている。(シネマカフェ編集部)
2023年06月22日映画監督・小津安二郎が今年12月12日(火) に生誕120周年を迎えることを記念して、アーティストの長場雄とコラボレーションすることが発表された。小津監督の数々の名作を独自のタッチでアートワークに落とし込んできた長場は、昨年12月12日に発表された生誕120年メインビジュアルや、第76回カンヌ国際映画祭で好評を博した『長屋紳士録』海外向けポスターにあしらわれた監督の肖像ロゴに加え、『東京物語』をはじめとする7作品の代表的な場面をアートワークとして作成。本アートワークは、アパレルなど近日中の商品化発表を予定している。『東京物語』Artwork: Yu Nagaba (C)SHOCHIKU CO., LTD.また、小津安二郎生誕120年記念プロジェクトの特別映像が公開された。小津作品の数々の名場面と長場のアートワークで構成された映像は、「永遠に通じるものこそ常に新しい」の言葉通り、生誕120年のいまだからこそ、世界中の映画ファンに届けたい特別な内容となっている。小津安二郎生誕120年記念プロジェクト特別映像小津安二郎 公式サイト:
2023年06月22日60の名言を手がかりに、人生を深く、豊かに味わうための珠玉の一冊。『小津安二郎老いの流儀』4月19日発売!株式会社双葉社は60の名言を手がかりに、人生を深く、豊かに味わうための珠玉の一冊『小津安二郎老いの流儀』を生誕120年の節目の年に発売した。『小津安二郎老いの流儀』の著者・米谷紳之介氏は、古き良き昭和を描いたと思われがちな巨匠を「高度経済成長の時代に、老いの孤独や切なさといった近未来のテーマに挑んだ冒険者」と見る。令和5年の現在は、まさしくその「近未来」。高齢者の増加に伴い、死亡者数は戦後最多を更新中だ。しかし、小津に暗さはない。本書に登場する珠玉の名言からは、仲間を愛し、酒を愛し、美術品を愛で、仕事に一切の妥協をしなかった「老い上手」な姿が浮かび上がってくる。「なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う、芸術のことは自分に従う。」「ぼくは人間を上から見おろすのがきらいだからね。」「贅沢と無駄使いは違う。」「品行はなおせても、品性はなおらない。」……etc.当時の役者やスタッフ等の貴重な証言を掘り起こし、名言の裏に隠された価値観を探り当てる米谷氏の筆が光る。ロマンスの噂があった原節子にまつわるドキッとするような一言も、小津の色気を感じさせて興味深い。なにより巨匠の言葉は、若さや美しさを失っても、いや失ってからが “いい顔”になれるチャンスだと気付かせてくれる。人の世のままならなさを受け入れて、初めて出せる味があるのだと。小津に「人間がいい」と絶賛された笠智衆は代表格だろう。冒頭の『東京物語』でも、その魅力は遺憾なく発揮されている。美男美女にはなれずとも、いい顔にはなれる。洒脱な小津の名言は、きっと最高の「人生の後味」を約束してくれるはずだ。書誌情報書名:小津安二郎 老いの流儀著者 : 米谷紳之介発売日:2023年4月19日発売元:双葉社定価:1,925円(税込)判型:四六判ISBN:9784575317930詳しくは… 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月20日パーソナルトレーナーの柳本絵美さん(30)は鍛え抜かれた美ボディを競う世界的な大会で第2位に輝いた実績を持ち、レースクイーンやアイドルとしても活動していた経歴を持っています。鍛え上げられた肉体美で女性らしいラインを保ちつつ、可愛らしい笑顔が魅力の絵美さん。先日、鍛え抜かれた背中を公開したところ反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!鍛え上げられた背中に視線集中!美バックショットに反響 この投稿をInstagramで見る EMILY????(柳本 絵美)(@emiyanagimoto)がシェアした投稿 「誰に負けない???もちろん、昨日の自分」と、背中がばっくり開いたボディスーツのバックショットを公開した絵美さん。引き締まった筋肉が美しい背中に、キュッとくびれたウエスト、そして上向きの形のいいヒップ。この美しすぎるバックショットに釘付けになった方も多かったのでは。コメント欄には「プリプリのお尻に、最強の背中、戦慄のくびれ」「引き締まったお尻もバッチリ!素晴らしいですね」「美尻美しいですね♡」と美しすぎるボディに絶賛のコメントが相次いで寄せられておりました。絵美さんの肉体美に憧れている女性も多く、彼女の発信する投稿に多くの注目が集まっているようです。今後の活躍からも目が離せないですね!あわせて読みたい🌈爆乳グラドルで野菜ソムリエ、柳瀬さきさん大胆ショットに「生やなパイにまさるものはない」の声
2022年12月13日2023年12月12日に映画監督・小津安二郎の生誕120年を迎える。生誕120年をちょうど1年後に控えた本日キックオフイベントが実施され、来年開催される「小津安二郎生誕120年記念企画」の詳細も発表された。日本の人と心を独自の作風の中に捉え続けた小津監督。「永遠に通じるものこそ常に新しい」の言葉通り、小津作品は今もなお、観るものの心に新しい刺激や感動を与え続け、国内外の多くのファンから熱い支持を受けている。12月1日には、英国映画協会(BFI)の発行する映画雑誌『サイト&サウンド・マガジン (Sight & Sound Magazine)』にて、世界の映画批評家たちへのアンケート調査により選定している“史上最高の映画”が発表され、小津監督の『東京物語』は世界の批評家1639人の投票によるランキング、世界の監督480人の投票によるランキングともに、日本映画最上位の4位に選ばれた。小津監督は1903年12月12日に深川(東京都江東区)で生まれ、少年期を三重県松阪市で過ごし、1923年に松竹へ入社。その後、数々の名作を生み出し、1963年12月12日、60歳の誕生日にその生涯を閉じた。ゆえに“12月12日”は、小津ファンにとって大きな意味を持つ日となっている。『晩春』本日、銀座松竹スクエア1階で行われたキックオフイベント『小津安二郎 生誕120年記念 小津マルシェと上映会』では、小津監督ゆかりの地から、産地直送の果物やお茶、お菓子などの名産品が販売され、18時30分よりスタートした『晩春』上映会では、上映前に柳亭小痴楽師匠によるトークも行われた。柳亭小痴楽師匠(撮影:橘蓮二)また「小津安二郎生誕120年記念企画」として現在、映画特集『生誕120年・映画監督 小津安二郎のまなざし!!』の放送(12月18日まで/BS松竹東急)、『小津安二郎監督生誕120年記念 パネル展示』(1月13日まで/東劇ビル1階)、ロサンゼルスで行われる写真展『60 Years + 60 Photographs: 120 Years of Yasujiro Ozu』(2023年12月12日まで)、さらに《アンダーカバー(UNDERCOVER)》と《ノンネイティブ(nonnative)》とのコレクション「OZISM – Portraits of Modern Japanese –」(発売中)といったアパレルコラボまで、さまざまな企画が開催中。ほかにも、2023年4月には小津の生涯と作品を紹介する特別展『生誕120年 没後60年 小津安二郎展』(県立神奈川近代文学館)、2023年秋頃にはバスツアー「三重県 小津監督ゆかりの地を訪ねて」も予定されるなど各地でイベントが目白押しなので、 松竹シネマクラシックス公式HP() ほか、各公式サイト等でチェックしてみてはいかがだろうか。<「小津安二郎 生誕120年記念企画」概要>◆2022年12月12日に開始する企画・小津安二郎生誕120年記念 小津マルシェと上映会・TapNovel「アニメノベルプロジェクト」募集開始(~2023年2月28日)・映画特集『生誕120年・映画監督 小津安二郎のまなざし!!』放送/BS松竹東急(~12月18日)・『60 Years + 60 Photographs: 120 Years of Yasujiro Ozu』/アメリカ・ロサンゼルス Margaret Herrick Library(~2023年12月12日予定)◆2022年12月12日に開催中の企画・小津安二郎監督生誕120年記念 パネル展示/東劇ビル1階(~2023年1月13日)・企画展「俳優 笠智衆」/玉名市立歴史博物館こころピア(~2023年2月12日)・「OZISM – Portraits of Modern Japanese –」《アンダーカバー(UNDERCOVER)》と《ノンネイティブ(nonnative)》の共作コレクション、2023年1月~6月 2023年春夏メンズコレクション(ポートレートグラフィック)/アンダーカバー(UNDERCOVER)◆2023年1月以降に開催される企画(一部抜粋)・1月1日~3月19日:『サイレント映画祭2023』/チューリッヒ・1月21日~2月15日:『Tokyo-Ga – Japan’s Capital on Film』/ストックホルム(Filmhuset/The Film House)・1月:『生誕120年記念 小津安二郎監督特集(仮)』/松竹ブロードキャスティング・4月1日~5月28日:特別展「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」/県立神奈川近代文学館・5月~10月:『世界のOZUを育んだ伊勢の地と山中(講座)』/伊勢市生涯学習センター いせトピア・秋頃(予定):バスツアー「三重県 小津監督ゆかりの地を訪ねて」/三重内各地・冬(予定):『小津安二郎監督生誕120周年記念シンポジウム 小津安二郎から受け継ぐ未来(仮)』/シネマ尾道ほか
2022年12月12日映画監督・小津安二郎が2023年12月12日に生誕120周年を迎えることを記念したキックオフイベント『小津安二郎生誕120年記念小津マルシェと上映会』が、2022年12月12日(月) に東京・銀座松竹スクエア1階で開催されることが決定した。1903年12月12日に深川(東京都江東区)で生まれた小津は、少年期を三重県松阪市で過ごし、1923年に松竹へ入社。中期の作品は茅ヶ崎館(神奈川県茅ヶ崎市)で、後期の作品は蓼科高原(長野県茅野市)で執筆し、60歳の誕生日を迎えた1963年12月12日にその生涯を閉じた。小津ファンにとって大きな意味を持つ12月12日に行われる同イベントでは、全国各地の小津ゆかりの地の名産品を販売する「小津マルシェ」と、夜には『晩春』の無料上映会を実施。また『晩春』の上映前には落語家・柳亭小痴楽によるトークイベントも予定されている。<イベント情報>小津安二郎生誕120年記念小津マルシェと上映会12月12日(月) 東京・銀座松竹スクエア1階11:00~16:30:小津マルシェ18:30~20:50:映画上映会<小津マルシェ>小津監督ゆかりの地が集まり、産地直送の果物やお茶、お菓子などの名産品を販売いたします。観光情報案内もございます。各地の魅力をお楽しみください。【出店予定】東京都:中央区、江東区神奈川県:茅ケ崎市、鎌倉市長野県:茅野市三重県:松阪市、伊勢市、津市広島県:尾道市<映画上映会>トークゲスト:柳亭小痴楽上映作品:『晩春』
2022年11月28日小津安二郎監督の作品『風の中の牝雞(めんどり)』(1948年製作 / 英題:A Hen in the Wind)が、第79回「ヴェネチア国際映画祭」クラシック部門(ヴェニス・クラシックス)に選出され、ワールドプレミアを行うことが決定した。来年2023年に生誕120周年を迎える、日本を代表する映画監督・小津安二郎。その人気や評価は今なお色あせることなく、2012年のイギリスの映画雑誌「Sight&Sound」誌で世界の映画監督が選ぶ映画作品として1位に輝くなど、多くの世界中の映画人や映画ファンから高い支持を得ている。『風の中の牝雞』は小津監督の戦後2本目の作品として戦後間もない時期に製作され、戦後の日本が抱える厳しい現実に焦点を当て、苦悩する女性の姿を描いた異色作。主演の田中絹代の迫真の演技は鬼気迫り、クライマックスの階段落ちのシーンは観る者を圧倒した。小津監督の作品の中でもひときわ異彩を放つ作品であり、後期の小津調のスタイルに到達する前夜の感情がぶつかり合う描写も注目に値する一作となっている。なお本作は35mm デュープネガをフル4K(4K解像度(4096×3112)スキャン、4Kデジタル修復、4KDCP)で修復。画像修復は、近森眞史カラマンの監修のもと、イマジカにて修復作業を行った。音声修復は、35mmデュープネガから6kHz 24bitでデジタイズし、電源やカメラ、光学編集、ネガのキズや劣化等、様々な要因によるノイズ、レベルオーバーによる歪みを原因に立ち返って類推。清水和法監修のもと松竹映像センターにて修復した。小津安二郎監督の製作意図を尊重し、修復する事を主眼に作業されたという。海外から高い評価を受け『スパイの妻』で第77回「ヴェネチア国際映画祭」で銀獅子賞を受賞した黒沢清監督も、2020年の松竹映画100周年の記念サイト「100年の100選」で、本作を好きな松竹映画の1本に選ぶなど、小津監督の代表的な作品とは一線を画しながらも、多くの映画人から高く評価されてきた。ヴェニス・クラシックスは、2012年に設立されたヴェネチア国際映画祭の1部門で、過去1年に復元されたクラシック作品の中から、特に優れた作品が選出されている。今回、日本映画からは他に『殺しの烙印』(鈴木清順監督)、『神々の深き欲望』(今村昌平監督)の計3作品。今回で小津安二郎監督作品のデジタル修復版が世界3大映画祭クラシック部門へ選出されるのは、2013年「ベルリン国際映画祭」の『東京物語』以来、9作目となる。来年の生誕120周年に向け、さらに世界からの注目を集めるスタートにふさわしい素晴らしい機会となることは間違いないだろう。<これまでにデジタル修復された小津作品ワールドプレミア上映>『東京物語デジタル修復版』 1953年:2013年ベルリン国際映画祭『秋刀魚の味デジタル修復版』 1962年:2013年カンヌ国際映画祭『彼岸花デジタル修復版』1958年:2013年ヴェネチア国際映画祭『秋日和デジタル修復版』1960年:2014年ベルリン国際映画祭『お早よう デジタル修復版』1959年:2014年香港国際映画祭(インターナショナルプレミア)『晩春 4Kデジタル修復版』1949年:2015年MoMA『麦秋 4Kデジタル修復版』1951年:2016年ベルリン国際映画祭『お茶漬の味 4Kデジタル修復版』1952年:2017年ヴェネチア国際映画祭『東京暮色 4Kデジタル修復版』1957年:2018年ベルリン国際映画祭『東京物語 4Kデジタル修復版』1953年:2018年カンヌ国際映画祭■イベント情報第79回「ヴェネチア国際映画祭」クラシック映画部門(ヴェニス・クラシックス)8月31日(水)~9月10日(土) ※本作の上映日時は調整中。映画祭公式サイト:
2022年07月21日NHK連続ドラマ小説『あさが来た』のふゆ役で注目を浴びた女優の清原果耶が、TBS連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(毎週水曜24:10~)にゲスト出演することがこのほど、明らかになった。「アミューズオーディションフェス2014」で3万人を超える応募の中から頂点に輝き、芸能界デビューを果たした清原は、『あさが来た』のほか、NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』にも出演。民放連続ドラマは、今回が初出演となる。清原が演じるのは、新井浩文演じる小津翔太の娘・小津絵美。先日クランクインし、ひょんな事から前田敦子演じる主人公・毒島ゆり子と出会うシーンが撮影された。今後、ゆり子と舌戦を繰り広げるシーンも予定されているという。清原は「今回演じる絵美は、正義感の強い女の子というイメージです。お父さんのことが大好きな女の子の役なので、そのお父さんの前に現れるゆり子を圧倒できるような演技がしたいです」と意気込んでおり、「民放の連続ドラマが初めてなので、私のことを知らなかった方にも観ていただけると思うと、とても楽しみです」と期待。前田は「さわやかでかわいかったです」と清原の印象を語り、「私も14歳でデビューしたのですが、あんなにしっかりと演技できていなかったと思います」と太鼓判を押している。(C)TBS
2016年04月22日いよいよ20日に放送開始した前田敦子主演ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」。この度、本作に連続テレビ小説「あさがきた」のふゆ役で注目を集めた清原果耶のゲスト出演が決定。なお清原さんは、今回が初の民放連ドラ出演となった。新聞社に勤める毒島ゆり子(前田敦子)は、常に複数の男と関係を持つことを厭わない女。そんなゆり子は念願だった政治部への異動を告げられ、しかも与党・誠心党の幹事長・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者という、異例の大抜擢を遂げる。そんな中、ライバル社、共和新聞の小津翔太(新井浩文)に出会い、惹かれていくが、彼は既婚者だった。ゆり子には自分に課したルールがある。二股、三股を掛ける時は必ず相手に伝えることと、不倫はしないこと…。自分を戒めるゆり子だったが――。キャストには、毒島ゆり子役の前田さんをはじめ、ゆり子と恋に落ちるエリート政治記者役に新井浩文、ゆり子の長年の恋人役に渡辺大知、そのほか片岡鶴太郎、山崎銀之丞、橋爪淳などが顔を揃えている。本作が目標とするのは“深夜の昼ドラ”。今の若い女性たちが持つまさに“せきらら”な恋愛観や仕事の悩みをリアルに描き、一人の魅力的な男性と出会い、恋に落ち、壮絶な最後を迎えるまでを描くドロドロエンターテインメントだ。今回ゲスト出演することが決定したのは、連続テレビ小説「あさが来た」のふゆ役で注目を浴び、「アミューズオーディションフェス2014」で3万人を超える応募の中から頂点に輝き、「精霊の守り人」にも出演する今注目の女優・清原さん。今回彼女が演じるのは、新井さん演じる小津翔太の娘・小津絵美役。今回の出演決定に清原さんは「演じる絵美は、正義感の強い女の子というイメージです。お父さんのことが大好きな女の子の役なので、そのお父さんの前に現れるゆり子を圧倒できるような演技がしたいです」と意気込みを語り、「民放の連続ドラマが初めてなので、私のことを知らなかった方にも観て頂けると思うと、とても楽しみです」とコメントを寄せている。先日クランクインした清原さん。ひょんな事からゆり子と出会うシーンが撮影され、清原さんと対面した前田さんは、「さわやかでかわいかったです。私も14歳でデビューしたのですが、あんなにしっかりと演技できていなかったと思います」とコメントし、太鼓判を押していた。今後はゆり子と舌戦を繰り広げるシーンも予定されているという本作。ますます本作の放送が楽しみだ。「毒島ゆり子のせきらら日記」は4月20日(水)24時10分~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年04月22日長野県茅野市の蓼科高原で第15回となる「小津安二郎記念蓼科高原映画祭」が開催される。開催日時は10月27日(土)、28日(日)の2日間。上映場所は茅野市民館と新星劇場の2か所。日本映画史上、黒沢明、溝口健二と並び三大巨匠と称される小津安二郎監督は、蓼科高原を気に入り、蓼科にある山荘でシナリオライターの野田高梧とともに多くの作品を生み出した。この映画祭は、小津、野田両氏にゆかりのある蓼科高原・茅野市で「小津映画・小津のこころ」に触れるとともに、小津に続く国内外の映画の上映やさまざまなイベントをとおして、この地から21世紀の映画が生まれることを願って平成10年にスタートした。今回の上映作品は小津安二郎監督作品「父ありき」、「東京の合唱(コーラス)」。追悼・新藤兼人監督として「一枚のハガキ」、「午後の遺言状」のほか、日本映画監督協会新人賞作品、市民公募作品など13タイトル。さらに短編映画コンクールも行われる。ゲストは女優の樹木希林、川上麻衣子、映画監督の原田眞人、三島有紀子、砂田麻美、鈴木健介、活動弁士の澤登翠、近代映画協会社長兼プロデューサーの新藤次郎、共同通信社編集委員の立花珠樹各氏が出演の予定だ。なお、ゲストはやむを得ない事情により変更になる場合がある。映画上映のほか、シネマカフェ、交流パーティーなどが行われる。また、茅野市民館ロビーで新藤兼人監督写真展も企画されている。上映スケジュール、料金など詳細は蓼科高原映画祭ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月22日井上靖の自伝的小説を原田眞人監督が映画化した『わが母の記』が公開されている。本作は、原田監督が「巨匠・小津安二郎監督の作品に近づきたい」と撮り上げた作品だ。そこで、『早春』(1956年)以降の6作品で、小津組のプロデューサーを務めた山内静夫氏に作品を鑑賞していただいた。山内氏は本作をどう観たのだろうか?その他の写真本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。役所広司が作家・伊上洪作を、樹木希林が母親の八重を、宮崎あおいが三女の琴子を演じている。試写室から出て、原田監督と対面した山内氏は「監督さんのいる前だと緊張するね」と笑みを見せながら「とても爽やかな印象。映画としてどっしりしているし、そこに“人生”が描かれている」と鑑賞した直後の印象を述べる。「一家がいて、それぞれが人生を背負っている。映画は物語だけではなくて、そこに“人生”があるのがいい。みんなが色々な気持ちで生きている空気がしっかりと漂っていて、ここ最近の映画にはない日本映画を観た気がしました」。原田監督は「改めて小津安二郎監督の作品を集中して勉強して、これまで小津作品の“本当の良さ”に気づいてなかったな、と。小津さんという存在には憧れていましたが、この3年で画期的に印象が変わりました。その結果としてこの映画が出てきた」と振り返り、山内氏は「映画を観ている間は集中していたので小津作品のことは思い出すことはなかった」と語るも「主人公の作家と母の姿を観たときに小津作品のことが頭に浮かびました」という。大学で教鞭をとっている原田監督は「今の若い世代は小津監督や黒澤明監督を知らなくても、少しガイドをしてあげると、とてもいい感性をもっている。だからこそ、良い芸術をちゃんと伝えるのが僕らの世代の役割なのではないかと思うようになった」と言い、山内氏は「撮影所がなくなってしまったのが大きいですよね。かつては撮影所で映画だけではなく色々なことを先輩から学ぶことができた。映画の世界にとって撮影所がなくなったことが本当に悲しい」という。以前より原田監督は「この映画は若い人に観てもらいたいし、僕が小津さんへの愛を込めたこの映画を観てもらうことで、そのうちの何パーセントかの人が小津映画に興味をもってほしいんです。そうやって文化を継承していかないと新しいものは生まれない」と語っている。本作を公開中の劇場では、若い観客も多く足を運んでいるそうだが、彼らが本作をどのように観たのかも気になるところだ。『わが母の記』公開中
2012年05月02日