女優として、ドラマや映画、CMと大活躍の夏帆さんの日々を癒すのは、愛する猫さまでした。凛とした美しい顔立ちに、ふさふさの毛並み、まるで白い靴下を履いたような小さなあんよ…。ノルウェージャンフォレストキャットのもちこさんが夏帆さんの家にやってきたのは、1年と少し前のこと。「ずっと猫と暮らす生活に憧れていたんです。それで、ノルウェージャン専門のブリーダーさんのところで何匹か見せてもらいました。他の猫ちゃんは抱っこすると怖がって逃げてしまうのに、もちこだけはギュッと私に抱きついてきたんです。すぐに『この子だな』と決めました」物怖じしない性格で、順応性の高さは人(猫)一倍だそう。確かに、撮影前は緊張で動けないほどだったのが、気づけば意気揚々とスタジオ内を闊歩。リラックスした表情で日向ぼっこをするまでに!「家でも、ぱっと見るとお腹を出して寝ているんです。あと最近は、私が髪をブラッシングしていると、自分もしてほしいのかすり寄ってきたり。その姿が本当にかわいくて…」昨年の秋には、同じノルウェージャンの女の子・こむぎさんを迎え入れ、より家の中が賑やかに。「こむぎはもちこが大好きみたい。いつも2匹でじゃれあって遊んでいます。ずっと見ていても飽きないし、日々癒されています。猫たちのおかげで生活が豊かになりました」かほ1991年6月30日生まれ、東京都出身。5/22~26に5夜連続で放送されるドラマスペシャル『白い巨塔』(テレビ朝日系)に出演。もちこノルウェージャンフォレストキャット。流れる水を見るのが趣味。シャツ¥49,000デニム¥29,000(共にアンスクリア/アマン TEL:03・6805・0527)サンダル¥120,000(ジャコメッティ/ブラミンク TEL:03・5774・9899)※『anan』2019年5月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・清水奈緒美ヘア&メイク・石川奈緒記取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年05月14日白目芸でおなじみのお笑いコンビ、ピスタチオの伊地知大樹さん。なんでも10年ほど前、歌舞伎町のホストクラブで人気No.1としてブイブイ言わせていたとのことで、女心を読み解くのはお手のもの!?悩める乙女の声に答えてもらいました。悩み:ワンナイトの後初対面は飲み会で、「かわいいね」とかぐいぐいだった彼。その後、毎日のようにLINEが来たり、夜中に「話したくて」と電話が来たりするうちに私も楽しくなって、3回目に会った時にベッドイン。以降、彼からの連絡がぱったりなくなりました。私は付き合いたいんですけど、彼の気持ちは?好きにさせる勢いで挑むべし。「人にもよるとは思うけど、数をこなしたいだけの男もいますからね。そういう男はワンナイトのために、好みでもない女の子にぐいぐいいけます。ただ、体の関係から本気の恋を見つけるパターンもあるので彼の気持ちはなんとも言えませんが、僕が気になるのは、この相談者さんのスタンスが受け身すぎってこと。付き合っていない段階の恋愛は自分本位でOK。自分の気持ちが一番で、相手がどう思っているかは二の次でいいんです。付き合いたいなら自分から連絡するべき。“好きになってもらえるかな”ではなく、“好きにさせる”くらいのマインドで!」悩み:過去の恋を引きずり…10年ほど付き合った彼と別れてから、なかなか新たな恋ができません。最近、好意を寄せてくれる人が現れたのですが、元カレと同じ職業で、会話をしていると思い出してしまいます。この恋、進んだら自分も相手も傷つけることになってしまいますか?大切なのは過去ではなく今。「10年も付き合っていたのなら、忘れられないのも思い出しちゃうのも、しょうがない。そこは問題ないので、まずはマイナス面より、どう楽しくするかっていうことを考えたほうがいいと思いますよ。何よりお悩みを読んでいると、相談者さんは好意を寄せてくれている人のことが好きなのでは?『相手を傷つけてしまうかも』というところに彼を思いやる気持ちが表れていて、それはきっと恋心が芽生えているから。ちなみに元カレと同じ職業っていうのは、彼らが繋がっている可能性もあるので事前に言っておくのがいいと思います。彼が気にしないなら付き合ってみては!」悩み:モテる彼に疑心暗鬼にこれまでで一番モテる彼と付き合っています。男女ともに人気があるのでお誘いも多く、飲みに行くことはしょっちゅう。行き先は言ってくれるけど、「女子にアプローチされていないかな」など心配で…。こんな自分が嫌だと思いつつ変えられず、彼に本音を伝えたら重たいですか?自由な場所に男は戻りたがる。「僕も心配性なので、この気持ちわかります。でも、24時間ずっと一緒にいるのは実質的にムリだし、浮気なんて飲み会じゃなくて仕事に行ったフリしてでもできますからね。するか、しないかの分かれ目って、そこに“したい気持ち”があるかどうかだと思います。心配だということを彼に伝えて縛るようなことをすると、窮屈になって、むしろ浮気はしたくなりますよね。そうじゃなくて『行っておいで』って気持ちよく言われたほうが、男は戻ってきたくなるもの。さらに、『じゃあ私も飲みに行こうかな』なんて言われると、逆に心配になって、早く帰りたくなったりしますよ」ピスタチオ・伊地知大樹さんいじち・ひろきお笑い芸人。澤慎一朗さんとコンビで活動。白目芸がトレードマーク。恋愛お悩み相談イベントは「元No.1 ホスト嵐」のツイッターでチェック。@hostarashi※『anan』2019年5月22日号より。写真・小笠原真紀取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年05月14日轢き逃げ事件をモチーフに、加害者と被害者家族、真相を追う刑事たちの群像劇を描いた映画『轢き逃げ―最高の最悪な日―』。毎熊克哉さんは新米刑事・前田俊を演じている。人のプランに乗っかったほうが面白くなることを知った。「ただ事件を解決するような作品ではないので、最初からあえて刑事を演じないようにしようとは思っていました。仕事というより、正義感の強いひとりの男が、人生で偶然出合ってしまった事件と向き合っているような雰囲気が出せればいいなと」作品の監督・脚本を手がけているのは、劇中にも被害者の父親・時山光央役で登場する俳優の水谷豊さん。「それまで水谷さんにお会いしたことがなかったので、キャスティングしていただいた時は本当にびっくりしました。水谷さんはこれまでチャーミングな役を演じられることが多かったと思うんですけど、前田俊という男には、どこか似たような可愛らしさが漂っていて。自分の短い俳優人生の中で、ここまでチャーミングな役をやることがなかったので、演じることも、水谷さんがどんな演出をされるのかも楽しみでした」実際に現場では、水谷さんによる細やかな演出があったそう。「僕はボロが出やすい人間なのですが(笑)、そういうマヌケな部分をうまいこと水谷さんに引き出していただいて、役に反映できたような気がします。役者にしかわからない微妙なニュアンスも、“くまかっちゃん、こうさ、こんな感じだよ!”と、実際に演じてみせていただくことが多くて。監督が水谷さんではなかったら、普通に自分で考えて動いていたと思うんですけど、人のプランに乗っかったほうが面白い場合もあるということを初めて知りました」監督の強い要望で、今作は日本映画初となるドルビーシネマ対応に。最先端の映像技術とリアルな音響で、作品に臨場感をもたらしている。「描かれているのは普通の日常。誰もが巻き込まれてしまう可能性を孕んだ事件だからこそ、台本を読んだ時からとてもいやな感じがしたんです。その生々しさがドルビーシネマならではの映像や音で後押しされていて。完成した作品を観た時は、ただただ人の恐ろしさを感じました」『轢き逃げ―最高の最悪な日―』結婚式を控えた青年が車で女性を轢き殺し、親友と逃げてしまう。娘の死を受け入れられない両親は…。監督・脚本・出演/水谷豊出演/中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、岸部一徳ほか5月10日公開。(C)2019映画「轢き逃げ」製作委員会まいぐま・かつや1987年3月28日生まれ、広島県出身。俳優。主演舞台『後家安とその妹』が5月25日よりスタート。主演映画『いざなぎ暮れた。』も年内公開予定。※『anan』2019年5月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・西村佳苗子(WEST FURIE)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年05月14日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「校歌」です。みんなで一緒に歌を歌うと気持ちがひとつになれる。まあ、そんな簡単に人はひとつにはなれんやろ!という本音もありつつ、でも、やはり高校野球で校歌斉唱をしている場面を見たりなんかすると胸にグッとこみ上げるものがあります。僕、甲子園は毎年見ているので、智辯学園和歌山高等学校の校歌は完璧に歌えます。もちろん、自分の出身小学校、中学校の校歌も覚えていますし、高校の校歌も今でも歌えます。僕の出身高校は公立だけど新設校だったので、新しいことへのチャレンジを前面に出すタイプの学校でした。校歌もちょっと斬新でサビが英語詞だったんです。当時はそれがすごく恥ずかしくて。ほかのみんなも同じだったようで、朝礼で全校生徒で歌っていてもサビになるとぐっと声量が下がっちゃうんですよね。いちばんええとこやのに、みんなちょっと口ごもる。サビが英語って、なんかええやん!と今なら言えるんですが、現役の子たちはどうなんやろ。恥ずかしがらずに歌えているのかな。気になります。でも、そういう新しい感覚の校歌が今、増えているみたいです。それこそ2011年夏と2017年春に甲子園に出場したときに話題になった、愛知県の至学館高等学校の校歌「夢追人」とか。まるでJポップのような歌詞、メロディです。そういう校歌らしくない校歌が流行るというのも今の時代っぽいですよね。それはそれでいいと思いますが、僕はいわゆるベタな校歌がやっぱり好き。校歌を卒業生やその土地にゆかりのあるミュージシャンが作るというのもよく聞く話ですが、もし僕の出身校からオファーがきたら前向きに考えたいところです。そのときは作るとしたらやはりゴリゴリのトラディショナルな校歌にしたい。EDM入れてノリノリの校歌とか作って、サビ前で校長が「飛べー!」とかいうのも面白いかもしれませんが、僕は意外と伝統を重んじるタイプです。それに、校歌を歌うのなんて、本当に学生時代だけのことですから。校歌というジャンルを歌える時代に、きっちり歌っておくのもええ経験やと思います。大人になってからは本当に歌いませんから。以前に、同じ中学出身のヤバTのこやまくんと「中学のときの校歌を思い出すインスタライブ」をしたことがあって、そこで歌ったくらいかな。同窓会でみんなで肩組んで歌うとか、まだそういうのもちょっと恥ずくてできないですね。おかざき・たいいく6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。5/27には、マイナビBLITZ赤坂で公開リハーサルも開催!※『anan』2019年5月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年05月11日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「コラボ」です。MONKEY MAJIKがいろいろなアーティストとコラボするアルバム『COLLABORATED』に僕も「留学生」という楽曲で参加させていただきました。現在、YouTubeで350万回再生くらいいっていて、話題になっています。そもそもは、MONKEY MAJIKのプラント兄弟とNHKの連続テレビ小説『まんぷく』で共演させていただいたことがきっかけ。そこで意気投合して一緒にやろうとオファーをいただき、実現しました。彼らは当然、英語ネイティブ。それと、僕の英語風日本語を組み合わせたら面白いんじゃないかという発想で生まれたのがこの楽曲です。究極の空耳ソングで、それぞれの特色を生かしたこれぞコラボという意味のある作品に仕上がっています。曲作りの土台はMONKEY MAJIKが用意してくれたので、僕はそこに乗って楽しむだけ。すごく充実した環境で制作できました。今回のコラボをきっかけに気づいたんですけど、僕ってコラボ映えするんですよね。岡崎体育を単体で見たときのミュージシャン力って著しく乏しい。でも、誰かと組んだときその相手を際立たせる力がすごくあるんじゃないかという、僕の新しい才能に気づきました。僕といるとみんな“映え”ちゃうんです。それは昨年から、うすうす気づいていたんですよ。w‐-inds.とツーマンライブをやった際に、アーティスト写真を撮ったんですよね。あの3人の中に僕が入るとw-inds.の美しさが映えること、映えること!自分が芋虫かと思いました。…って、そこまで卑下することはないんですけど、でも、僕ってすごいワンポイントになれるみたいなんです。ちょっとバンドに差し色ほしいな、とか、甘いスイカに塩振りたいわ、みたいなときに、ぜひ岡崎体育とのコラボをご検討ください。また、一方で僕が主体で誰かを招いてコラボをしてみたいという気持ちも強まりました。今の僕の目標は、さいたまスーパーアリーナにたった一人で立つことなので、そこまでは一人でがんばるつもりですが、たまアリが終わったら、より自由に音楽を追求しようと思っています。だから、コラボもアリなんじゃないかなと。一応、構想があって「フィーチャリング」って曲だそうかなって。歌姫的な人を招いてフィーチャリングするんですけど、歌姫が歌おうとすると僕が邪魔して延々ラップとかして、歌姫まったく歌えへんって曲。みなさん、聴きたいですか?『COLLABORATED』MONKEY MAJIK英語詞はラブソングとして成立していて空耳部分も日本人留学生の心情とマッチする、相当練りこんだ高度な仕上がり。僕のラップ部分にも空耳で“モンキーマジック”と聞こえる仕掛けが。繰り返し聴いてほしい。おかざき・たいいく6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。5/27には、マイナビBLITZ赤坂で公開リハーサルも開催!※『anan』2019年5月1日‐8日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年04月29日舞台で目を引く187cmの長身と、声量の豊かさと音域の幅広さ、深みのある歌声で、いまミュージカル界から注目を集めている東啓介さん。その東さんが挑むのは、偶然飛行機で隣り合わせたことから始まる恋を描いたNew Musical『Color of Life(カラー オブ ライフ)』。「誰しも日常に、見知らぬ人と言葉を交わすことってありますよね。その何気ない出会いが意図せずいい方向へと繋がっていく、出会いの奇跡を描いた物語です。小さな心の動きが大事な作品だけに、お芝居ではリアリティが必要ですけれど、ミュージカルとして心情を拡大して見せる必要もあり、これまでのミュージカルとは違う難しさを感じています」脚本・作詞・演出は、これまでも何度か舞台を共にしている石丸さち子さん。初演はなんとニューヨーク。石丸さんが現地で制作し、自らオフ・オフ・ブロードウェイの国際演劇祭に参加して高く評価された作品だ。「つねに上を目指し、稽古場で役者をかき立ててリアルな感情を引き出してくれる演出家さんです。今回はさち子さんの思い入れの強い作品だけに、新しい自分を見せたいですね」近年はグランドミュージカルなどでも活躍している東さんだけど、以前は「歌うのが嫌いだった」そう。「カラオケが苦手で、行っても歌わずに聞いているだけっていうタイプでした。でも、高校生の時に、学校の授業の一環で観たミュージカル『レ・ミゼラブル』の、最初の歌を聴いた瞬間、作品にのめり込んでしまったんです。その後に、この世界に入り、仕事を始めてみんなで作品を作り上げる楽しさに目覚めて、そこからもっと歌を磨きたいと思うようになりました」いまは歌に加え、あらためて芝居の大切さを実感しているという。「ミュージカルって、どんな大曲でも、綺麗に歌い上げるだけではダメなんですよね。昨年、三島由紀夫さんの『命売ります』という作品をやって、芝居…役作りって何だろうってあらためて考えるようになっています。今回の作品は、そんないまの僕が出合うべくして出合った作品かもしれない。役として気持ちのこもった歌を届けられたらと思います」この秋には念願だった帝国劇場の舞台に立つことも決まっている。「よっしゃー!っていう気持ちと同時に、もっと自分を磨かなきゃって、引き締まる気持ちもあります」『Color of Life』震災を機に創作の手が止まってしまった画家の和也(東)は、ニューヨークに旅に出る。その機内で、たまたま席が隣り合わせたレイチェル(青野)と意気投合し、彼女の部屋で暮らし始める。5月1日(水)~27日(月)DDD青山クロスシアター脚本・作詞・演出/石丸さち子作曲・編曲/伊藤靖浩出演/東啓介、青野紗穂全席指定8000円*税込みチケットぴあインフォメーション TEL:0570・02・9111ひがし・けいすけ1995年7月14日生まれ、東京都出身。7月には「中村雅俊45thアニバーサリー公演」、11月にはミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』に出演予定。※『anan』2019年5月1日-8日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・谷口祐人インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年04月28日NHKよるドラ第2弾、『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』で初主演に抜擢された金子大地さん。原作は小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』。僕と純の共通点は人を好きになるところ。「原作を読んだとき、LGBTの世界観や価値観、悩みなどに深く切り込んだ内容だったので題材も役どころも難しい、というのが第一印象。でも、だからこそやりがいがあるんじゃないかな、とも思いました」金子さんが演じるのは、同性愛者であることを周囲に隠して暮らす、18歳の高校生・安藤純。腐女子の同級生・三浦紗枝(藤野涼子)がある日、書店でボーイズラブの漫画を購入するところに遭遇し、二人は少しずつ接近していくという物語だ。「いつもお芝居をするときは、役作りというよりもその役と自分を繋げるような、しっくりくるラインを見つける作業から入るんです。そのために共通点を探したりするんですが、僕と純が確実に通じ合えるのは“人を好きになる”ということ。相手が異性なのか同性なのかでもちろん違うと思いますが、僕としては、人を好きになるという根本的な気持ちは変わらない。一方で、動物の世界ではオス同士の性行為が多いと聞いて、本能的にそういうことが起こるのであれば、じゃあ世間で言われている“普通”とか、自分が思っている“普通”って何?という疑問は大きくなるばかり。考えるほど、わからなくなっちゃいますけどね」まず世の中のマイノリティの人たちの心に響いてほしい、と金子さん。「だけど重い気持ちではなく“うっかり”気楽に見てほしいです(笑)」『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』ゲイであることを隠して生活する純だが、“異性を愛し、子供を作って家庭を築く”という“普通の幸せ”にも憧れる同級生の腐女子・三浦さんと交際を始めるが…。4月20日(土)スタート、NHK総合23:30~23:59(全8回)。かねこ・だいち1996年9月26日生まれ、北海道出身の俳優。ドラマ『おっさんずラブ』などの話題作に出演。出演映画『劇場版 おっさんずラブ』が8月23日公開、『殺さない彼と死なない彼女』が秋公開予定。※『anan』2019年4月24日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年04月20日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「アンコール」です。本来アンコールって公演が終わった後、客席からの拍手や歓声が鳴りやまずに、その声に演者が応える形で行われるもの。あらかじめ用意せずその場の空気感で行われるのが自然やと思うんです。でも、現在の日本のライブシーンにおいては、アンコールはやらなあかん感じになっていますよね。アーティストもセットリストを考えるときにそれを含めて曲の構成を考えている。これ、ヤラセもいいところです。いつからこうなってしまったのでしょう。「このシステム、始めたの誰なん?」と聞きたい。そうは言いつつも僕もセットリストを考える際には、必ずアンコールまで考えてしまいます。6月に予定している、さいたまスーパーアリーナの公演では、ダブルアンコールまで考えていますよ。ええ、もうここで先に言っておきます。たまアリのダブルアンコールで僕は「Explain」をやります!ライブの冒頭でアンコールの曲数を発表してしまうのは、僕がよくやるパフォーマンス。これも形骸化したアンコール文化への僕なりのアンチテーゼなんだと思います。もちろん、日本のミュージシャンの中にはアンコールしませんと宣言している方々もいらっしゃいますし、海外のミュージシャンは会場入り口に「本日アンコールはございません。あらかじめご了承ください」と貼り紙をすることもあるそうです。そういうスタイルもありと思いますが、僕は僕のライブらしいアンコールのやり方を模索していきたい。もうひとつ気になるのは、アーティストがはけた後の「アンコール!」という定型化したコール。あれももっといろいろバリエーションがあると面白いですよね。以前、SEKAI NO OWARIのライブに参加させていただいたとき、アンコールの際にファンのみなさんが「スターライトパレード」のサビをループして歌っていた。あれはなかなか痺れましたね。でもみんなが歌える歌ならいいですが、うっかりB面曲のようなあまりメジャーでない曲を歌いだしたらどうするのでしょう…。客席は演者に出てきてほしくてコールする。それを逆手にとって「早く出てこないなら」を口火にみんなで「帰る!」「帰る!」とコールするのはどうでしょう?僕が「待って帰らんといて~」って出てくるんです。「曲用意してんねん。照明もかっこいいの作ってるから!」って。これ、かなりハピネスな空間になりそうです。次のライブでみなさんぜひ!おかざき・たいいくオリジナルサードアルバム『SAITAMA』発売中。6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。※『anan』2019年4月24日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年04月20日連続テレビ小説『まんぷく』で、ヒロインの姪・タカを14歳の頃から演じ、その演技のあまりの違和感のなさに、大きな話題を呼んだ岸井ゆきのさん。シンプルに、手の届く範囲の大切なものを大事にしたい。じつはご本人は現在27歳。最新映画『愛がなんだ』では、自身と同世代、28歳のテルコを演じている。好きになったマモル(成田凌)のために、仕事も私生活もなげうっていくテルコの姿はイタくて笑ってしまうほどにリアルだ。――テルコは、どう見てもマモルにとって“都合のいい女”。それをわかっていながら、それでもマモちゃんを追いかけるテルちゃんを演じるのはいかがでしたか?単純にそこまで誰かを一途に思えるのって、羨ましいなと思います。私自身はできるだけ荷物を少なくしたい人で、だから友達も少ないんですが、それゆえに、いま手にしてるものは、どれも捨てられないものばかりなんです。でもテルコは、普通は理性が働いてどこかでブレーキをかけるところを、マモちゃんが好きっていう想いだけで、なりふり構わず突き進んでいくじゃないですか。私は恋愛にのめり込むタイプではないので、撮影前には、どう自分とすり合わせて演じたらいいかを考えていたんです。でも、撮影に入ってみたら、これまで演じてきた役のなかでも、テルコはすごく肌馴染みがいいというか…。いろんなことを考えずとも、テルちゃんでいられる感じがあったんです。やる前には理解できずにいたテルコの気持ちも、現場に入って成田君と合わせると、自然と思考がテルコになっていって、ずっとやっていたいと思ったくらい。もしかしたら根底の思考は似てるのかな…(わずかな間を置いて)いやー、でもやっぱり電話が来るまで待ってるとか、無理!だけど、憎めないし、この先の人生も知りたいと思うようなキャラクターですよね。――はたから見ていると、自分のことを大事にしてくれないマモちゃんのために献身的になるテルコがイタくて仕方なかったですが、演じる側は楽しかったんですか?はい。…でも一応、傷つくには傷つくんですよ。テルコが勝手にマモちゃんの家の食器を洗ったり洗濯したりして嫌がられるシーンがありますけど、そんな言い方するんだ…って。マモちゃんの家で一夜を過ごして、次の日の朝になると「俺、仕事だから(部屋を)出てくんない?」って冷たく言ってくるくせに、コーヒーを淹れておいたからって出してきたりして。何それ?って(笑)。現場で、私と監督、成田君と監督が話し合うことはあっても、私と成田君はほとんど話をしなかったんです。お互いに、その場の空気感を感じ取りながらやっていました。あのシーンは楽しかったけど、すごく傷ついた気持ちになって。それは相談して出てくるものじゃなく、お互いを繊細に感じ取りながら演じたからこそ出てきた感情で、それが楽しかったんです。――だからリアルなんですね。原作を読んで思ったのは、テルちゃんって、マモちゃんに対して本音の手前の言葉で話しているんです。だからわかり合えないし、そういう小さな積み重ねが、結果的にマモちゃんを遠ざけている感じがしたんです。役とは違うけれど、岸井ゆきのと成田凌がお互いを知っちゃうと、画面にその空気感が出ちゃう気がして。だから現場では、テルちゃんがマモちゃんを見ているように、離れたところからずっと成田君を見てました。ほぼストーカーみたいな感じです(笑)。普段の自分は、仕事とプライベートとで切り替えるようにしているんですけど、撮影がすごくタイトで、家に帰る時間が少なかったこともあって、切り替えずにオンのまま走りきった方がいいと思って、撮影中の2週間は、ずっとテルちゃんでいたんです。確かに、シーンによっては傷つくこともあったけれど、基本、マモちゃんが好きっていう気持ちにネガティブな要素はないんで、最後までずっと元気でした。きしい・ゆきの1992年2月11日生まれ。神奈川県出身。2009年にデビューし、’15年の舞台『気づかいルーシー』、’16年のドラマ『真田丸』などで注目を集め、’17年に『おじいちゃん、死んじゃったって。』で映画初主演を果たす。近作のNHK連続テレビ小説『まんぷく』のタカ役も話題に。夏には出演映画『いちごの唄』の公開も控えている。岸井さんと成田凌さんが出演している映画『愛がなんだ』は、角田光代さんの小説が原作。猫背でひょろひょろのマモちゃん(成田)に恋に落ちたテルコ(岸井)。その瞬間から、彼から電話があると仕事そっちのけで、食事に誘われればさっさと退社。しかし、マモちゃんは、そんなテルコのことが好きじゃなく…。監督・脚本は今泉力哉さん。4月19日全国公開。※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・岡本純子(アフェリア)ヘア&メイク・星野加奈子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年04月16日ノンフィクション作品『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)のモデルである、小林さやかさん。後輩たちへのエールをこめて小学生時代から現在に至るまで、経験をどうプラスに変えてきたのか、教えてくれました。小学生時代なんだか自分が好きになれない。私の人生、こんなはずじゃない!「でも必ず自分は幸せになれる」根拠のない自己肯定感を持っていた。小学生の時の私は、とにかく自分が嫌いだった。得意なことなんて何もないし、今みたいに人と上手に喋ることもできないから、友だちともうまく付き合えなかった。「なんでこんなに楽しくないんだろう…」と思いながら、毎日を過ごしていたけれど、そんな私にああちゃんはいつもこう声をかけてくれた。「あなたは世界一幸せになれる子なのよ」って。その言葉をまるで呪文みたいに、毎日言うものだから、私も私で「うん、そんな気がする!」って途中から自然と思いはじめてきて(笑)。おかげで、「自分のことは嫌い」だけど、「私は必ず幸せになれる」「もっと楽しい人生を送れるはずだ」という自己肯定感だけは持つことができた。だからこそ私は、この状況を少しでもいい方向に変えるために行動を起こすことにした。その最初の一歩が、“中学受験”。なぜなら、いきなり明日からクラスの人気者になることはできなくても、私のことを知っている人がいない場所に行けば、全部リセットできるはずだと思ったから。この頃から勉強は大嫌いだったけれど、“自分の人生を変える”という明確な目標があったおかげで、最後まで頑張ることができた。これが、私の人生で最初の成功体験。中学生時代真面目に授業を聞いたことはない。大人はみんな腐っている!それでも毎日は楽しかった。お母さんという存在にも憧れた。無事に中学受験という壁を乗り越えた私は、念願のキャラ変に成功。見違えるほどに明るい性格になり、クラスの人気者の一員に。しかも、私の選んだ中学は、推薦をもらえばエスカレーターで高校と大学にも行けるというイケてる特典つきの学校だったので、中学受験を終えた私はすっかり勉強を“卒業”した気になっていた(笑)。中学3年の夏を過ぎる頃には、毎日のように街に繰り出し、夜まで(ときには朝まで)遊び、見た目もどんどん派手にバージョンアップ。もちろん授業なんてまともに聞いたことはなくて、当然のように先生たちにも目をつけられる存在に。いま振り返ると本当に申し訳ない話だけど、当時は「大人はみんな腐っている」と思っていたから、ああちゃん以外に信じられる大人なんて一人もいなかった。それでも楽しく毎日を過ごすことができたのは、やっぱり友だちのことが大好きだったからだと思う。それに、将来の夢とか憧れの職業なんて考えたこともなかったけれど、「早くああちゃんみたいなお母さんになりたい!」とは思っていて、漠然と自分の将来の姿を想像して満足することもできていた。高校に入学して、坪田先生に出会うまでは。高校生時代塾に通う気なんかさらさらない。大学は行かずに、働こう。出会ってしまった!一生の恩師と、ワクワクする夢。なんとか高校に進学した私だけど、大学に行く気なんて最初からなくて。「卒業したら働いて、早く結婚して、お母さんになる」とずっと思っていたから、ましてや「塾に通う」なんて発想は1ミリもなかった。坪田先生に出会ったのだって、弟の代わりにたまたま近所にあった塾の面接に行かされただけ。最初はまったくの偶然だった。当時、個人塾の一講師だった坪田先生に出会った瞬間のことはよく覚えていて、「こんな大人になりたい」って、自分の世界が一気に広がるのを感じた。高2にして小4レベルの学力しかなかった私が「慶應を受験してみない?」と言われたところで正直ピンとはこなかったけれど、「慶應って嵐の櫻井翔くんがいるところ?面白そう!」と軽いノリで決められたのは、そこに自分をワクワクさせる新しい世界が想像できたから。もちろん受験を決めてからの1年半は誰よりも机に向かって勉強した。短期間で偏差値を40近く上げて大学に受かったことはよく“奇跡”って言われるけれど、私はそうは思わない。これは奇跡なんかじゃなくて、ああちゃんや坪田先生をはじめ、周りの大人たちが私を変えてくれた結果なんだって、そんなふうに今も思ってる。大学生時代バイト先での皿洗いにうんざり。さらには初めての大失恋。「ご縁を大切に。人と出会っておいで」その言葉が、人生を大きく変える。東京での憧れのキャンパスライフ。上京前、坪田先生からは「君は人が大好きだから、いっぱいの人と出会っておいで。必ずそのご縁が君の人生を大きく変えるターニングポイントになるだろう」と言ってもらった。その言葉どおり、4年間の大学生活ではたくさん友人を作った。それから、人生初の大失恋も経験。深夜に泣きながら名古屋にいる母に電話をしたら、なんと数時間後には駆けつけてくれた。ああちゃんは、私の彼へ感謝の気持ちを綴った手紙を書いてきていた。その内容を読んだ時、離れて暮らす母からの深い愛情を知って、私は再び前を向くことができたんだ。もう一つの大きな転機が、アルバイトをはじめたこと。偶然見つけた居酒屋で働くことになったのだけど、初日の皿洗いが本当にキツくて…(泣)。「絶対にすぐやめてやる!」と思っていたものの、店長に懇願されて1週間だけ延長することに。そこから気づけば2年半。初日では気づけなかった魅力がその店にはいっぱいあって、私は働くことの楽しさ、サービス業の素晴らしさをそのバイトを通じて知ることになった。出会いも別れも含めて、「ご縁を大切にする」。坪田先生のこの言葉は、今も私の胸の中に大切にしまってある。社会人、そして現在大好きな仕事にピリオドを打つ。結婚、離婚も経験し…。離婚はネガティブな選択じゃない!新たに見つけた、教育学への道。大学卒業後は、ウェディングプランナーの仕事に就いた。人と出会うことが大好きな私にとってこの職業はまさに天職だったけれど、社会人になってから5年後、自分の結婚を機にピリオドを打つことに。私には「世界一幸せな家庭を築きたい」という目標があったから、決断に迷いなんてなかった。しかも私が結婚したのは、あの居酒屋の店長さんだ(!)。そして結婚と同じくらいのタイミングで、坪田先生の著書『ビリギャル』が出版。ありがたいことに、その影響で私自身にも講演の依頼が少しずつ来るようになり、改めて“教育”への関心も生まれてきた。そして、今の私。坪田先生に“ビリギャル”として選んでもらった使命を果たすため、この春から大学院に入学して教育学を勉強中。大好きだった旦那さんとは去年離婚してしまったけれど、私はこの離婚をお互いが自分らしく生きるためのポジティブな選択だと思ってる。振り返れば逆境だらけの人生だけど、その都度いろいろな人との出会いに支えられてきた。5年後、10年後、自分がどうなっているかはわからない。けれど、これからは後輩たちにとって私がそんな存在になれるよう、キラキラの種をまいていきたいと思う。こばやし・さやか1988年生まれ。愛知県出身。現在は講演活動やイベント企画運営などを積極的に行う。著書『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』(小社刊)が発売中。『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』大学受験、家族、恋愛、アルバイト、就職、転職、結婚、離婚…。累計120万部のベストセラーのモデルとなった“ビリギャル”本人が、波瀾万丈の約30年間を初めて自分の言葉で綴った、涙と笑いのドキュメント。小社刊1400円※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年04月14日2015年に映画化までされて話題となった“ビリギャル”こと、小林さやかさんが、自身の半生を振り返った自叙伝的著書を出版!つねに前を向き、自らの意思で決断し、高みを目指し続けてきた彼女が、バージョンアップするためのバトンを後輩たちへと繋ぎます。カメラの前で微笑む一人の女性、小林さやかさん31歳。実はこの方、2013年に書籍化されて大ベストセラーとなったノンフィクション作品『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)のモデルである人物=“ビリギャル”ご本人。慶応義塾大学を卒業後はウェディングプランナーの仕事を経てフリーに。現在は、全国を飛び回って教育にまつわる講演活動にも積極的に取り組んでいる。「私はもともと頭が良かったわけでもないし、“ビリギャル”は奇跡の物語でもなんでもない。ただ、その時にそばで私を信じてくれた人たちによって、自分の人生の拓き方を教えられただけなんです」小林さんの人生を変えた2人の人。それが、母親である“ああちゃん”と、『ビリギャル』の著者であり、恩師の坪田信貴さんだ。「ああちゃんが娘である私をずっと信じ抜いてくれたから、私は自分で考え、自分で決める力を身につけられたし、坪田先生に出会って、『ああいう大人になりたい』という夢も持てた。やっぱり、周りにいる大人たちで子どもの人生は大きく変わると思うから、私も自分の経験を伝えることで、周りの大人や後輩たちが“キラッキラの自分”になるための手助けがしたいなって思いました」出会う相手や、経験する出来事を含め、“ほんの小さなことで人生はすぐ変わる”。それは、小林さんが人生を通して学んだこと。「楽しいことに出合ったら、じっとしていられないのが私(笑)。たとえ失敗しても、何かの変化を起こすことはできるはずだから、行動するのをためらわないでほしい。迷ったら、その時自分がワクワクするほうを選ぶ。これからも、私はそう走っていきたいです」こばやし・さやか1988年生まれ。愛知県出身。現在は講演活動やイベント企画運営などを積極的に行う。著書『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』(小社刊)が発売中。『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』大学受験、家族、恋愛、アルバイト、就職、転職、結婚、離婚…。累計120万部のベストセラーのモデルとなった“ビリギャル”本人が、波瀾万丈の約30年間を初めて自分の言葉で綴った、涙と笑いのドキュメント。小社刊1400円※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年04月14日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「EDM」です。EDMとは“Electronic Dance Music”の略です。シンセサイザーやサンプラーなどを使った電子音楽の中でも、フロアの人々を踊らせる高揚感のあるダンスミュージックを総称してそう呼びますね。ここ数年で、日本でもEDMという概念が広く普及しましたが、欧米ではすでにひとつの音楽市場として確立しています。ベルギーの「Tomorrowland」、アメリカ・マイアミの「Ultra Music Festival」などのフェスは10数万人規模の動員がある。なので、世界にはEDMのDJで、ばちくそ稼いでいる人たちがたくさんいます。僕と同い年のドイツ出身のDJ、Zedd(ゼッド)なんて17億円の豪邸に住んでいるとか。ネットでお宅拝見の動画を見たんですが、家の中にジムもプールもある上に、トイレットペーパー置くだけのコストコルームなんちゅう部屋まで持っている。日本ではEDMのDJ一本でそこまで稼いでいる人はまだいないと思いますが、音楽ジャンルとしてはこれからも盛り上がっていくと思います。では、僕がEDMのクラブやフェスに足繁く通っているかというとそんなことはありません。そういうところはパリピっぽい人が多いので正直、苦手です。基本、ひとり家で聴いています。自室のロフトベッドの上をDJブースに見立てて、YouTubeにあるEDMメドレーをヘッドホンで聴きながら、DJのマイクパフォーマンスを真似してひとりでぶち上がってます。EDMのDJは、選曲はもちろんですが“さあここから盛り上がりますよ!”というフックとなるポイントでうまく煽ることが重要。限られた拍数、小節の中で自分の言いたいことをお客さんにどのように伝えるのか。そのテクニックを海外のDJたちからかなり学んでいると思います。日本って、ライブでみんな同じ動きをしてません?なんか右手だけ挙げてればいいか、みたいな。僕はそれが残念で。自分の好きな動きでノればいい、人真似なんてしなくていいはず。だからライブでは、EDMを使った楽曲を採用するんです。それは、単純にみんなに踊ってほしいから。4つ打ちのビートに陽気なサウンド乗せたら、直感的にダンスしたくなるはずです。EDMには、シャイな日本人特有の恥ずかしさを取り払って、己を解放してくれるパワーがある。僕のライブでは、自由に好き勝手に踊ってみてほしいですね(人に迷惑かけない範囲で…)。おかざき・たいいくオリジナルサードアルバム『SAITAMA』発売中。6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年04月13日「おはようございます!」。明るくそう言って、はじけるような笑顔でスタジオに現れたアン ミカさん。全身から溢れるハッピーなオーラは、現場の空気を瞬時に変えてしまうほど。テレビで見かける姿もいつだって元気いっぱいなアンさんですが、その底抜けの明るさは“いつ、どうやって”身につけたのか、気になるところ。アン ミカさんに幸福体質に導く、ポジティブ脳のつくり方を教えていただきました。ネガティブな人ほど、ポジティブ脳の才能を持っています「幼い頃の私は、自分に自信がなくてコンプレックスだらけでした。5人きょうだいの3番目として生まれたのですが、一人だけ小柄で太っていましたし、さらにケガをしたことが原因で、笑うと唇がめくれ上がる後遺症が残ってしまったんです。人一倍ネガティブだった私を、明るい方向に導いてくれたのは両親です。特に母は『人と話をする時は、姿勢よく、相手の目を見て、口角を上げなさい』と、いつも教えてくれていました。最初は辛かったですが、練習を重ねることでだんだん笑顔が上手に作れるようになり、気持ちまでポジティブに。その結果が、今の私です。母の教えは他にも数えきれないほどあるのですが、その一つ一つを胸に留めて、今も普段の生活で実践するようにしています」ネガティブな出来事をいかにプラスに変換するか。それが、自分を幸せにするためには必要という。「決して裕福ではない家庭で育ち、傍から見れば辛い出来事もたくさん経験してきましたが、それでも私が自分を“幸せ”だと思えるのは、“ポジティブ脳”を育てることができたからです。それに、自分に負の感情があることを自覚している人は、他人の苦しみや悲しみにも敏感に気づくことができます。その才能を生かせば、いくらでも人生を前向きに歩むことができるはず。今からでも遅くはありません。まずは“自分を知る”ことからはじめてみてください」アン ミカモデル、タレント。テレビやラジオへの出演以外にも、エッセイ執筆や講演会などで幅広く活動。最新著書『アン ミカ流 ポジティブ脳の作り方 365 日毎日幸せに過ごすために』(宝島社)が好評発売中。トップス¥20,000スカート¥50,000(共にボス/ヒューゴ ボス ジャパン TEL:03・5774・7670)ピアス¥1,110,000ネックレス¥890,000ブレスレット¥720,000(以上ブルガリ/ブルガリジャパン TEL:03・6362・0100)靴¥119,000(クリスチャン ルブタン/クリスチャンルブタン ジャパン TEL:03・6804・2855)※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・加藤万紀子ヘア&メイク・今野真樹インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年04月13日30代に入り、男としての色気に磨きがかかる高良健吾さん。最新主演作『多十郎殉愛記』は、高良さんが初の本格的な“ちゃんばら”に挑んだ娯楽時代劇です。「もっとも苦労したのは、殺陣(たて)です。長い稽古を経て、体に染み込ませることができるのは、殺陣のいくつかの基本的な型のみ。本番でどのような殺陣をやるのかは、撮影前の20~30分間で覚えなければなりません。しかも殺陣を完璧に覚えることよりも、真剣勝負の、命のやり取りに見えることのほうが重要。殺陣は、練習を重ねるだけでは対応できないところに難しさを感じました」本作のメガホンをとったのは、映画『木枯し紋次郎』『新・極道の妻たち』などで知られる、映画界のレジェンド・中島貞夫監督。「僕は以前から中島監督の作品と時代劇が好きで。本作は監督が20年ぶりに撮る最後の長編映画と聞き、ぜひ出演したいと思いました。作品に対する想いは人それぞれだと思いますが、演じるなら想いが強い人がやったほうがいいだろうと。僕はこの役に必要な勉強をして演じられる、だから僕に(オファーが)来てほしい、と願いました。撮影に入ると、監督は役者たちに厳しい言葉をぶつけることはなくて。言葉も多くありませんでしたが、監督が現場へ入ってきた瞬間に身が引き締まりました。監督に『いいね』と褒められると、僕たちは“よし、またやるぞ!”という気持ちになります。監督の立ち居振る舞いには、映画作りに何十年もの月日を費やしてきたすごみやかっこよさが表れていました。監督がもっとも輝く瞬間に立ち会えたことを光栄に思っています」剣豪・多十郎が、愛する者たちを守るため、大人数の役人たちに立ち向かっていく姿は圧巻です。特に、クライマックスの大立ち回りの中、寺島進さん演じる最強の敵・抜刀隊隊長の溝口と対峙するシーンは、手に汗握るほどスリリング。「寺島さんと殺陣に関する打ち合わせは行いませんでした。その緊張感が、本当の命のやり取りに見える秘訣かもしれません。本作で展開されるのは、体勢が崩れた泥くさい殺陣。いうなれば溝口はラスボスですから、もっと長くて派手な殺陣をやってもおかしくはない。しかし、監督から『剣の達人は数手で終わる』と言われて納得しました。監督が思い描く時代劇は、シンプルでいさぎよくてかっこいいなと思います。僕が溝口との一騎打ちで心掛けたのは、楽しそうに演じること。多十郎が生き生きと戦う姿に、命の輝きを感じていただけたら嬉しいです」愛する者たちのために命懸けの戦いに挑む、多十郎。高良さんもその生きざまに魅了されたひとり。「多十郎が刀を抜いた理由は、愛する人たちを安全な場所へ逃がすため。大人数を斬ることが目的ではありません。自分の命を捧げる、究極の愛。それを実行できるところが多十郎の強さだと思いました」高良さんの色気溢れる演技も本作の魅力。アンアン読者に注目してほしい見どころを聞くと、こんなお茶目な答えが返ってきました。「アンアン読者の方は、セクシーなものに惹かれると聞きました。僕が演じる多十郎がセクシーに見えるとしたら、それはふんどしのおかげです。監督は、ふんどしの長さ、見え方、色に対し、こだわりを持っていました。多十郎のふんどしにも注目して観ていただきたいですね(笑)」『多十郎殉愛記』舞台は幕末の京都。剣の強さを持て余す脱藩浪人・清川多十郎が、愛する者たちを守るため、命を懸けて戦う姿を描く。監督/中島貞夫出演/高良健吾、多部未華子、木村了ほか4月12日(金)より全国公開。©「多十郎殉愛記」製作委員会こうら・けんご1987年11月12日生まれ、熊本県出身。日本アカデミー賞、ブルーリボン賞を受賞した演技派。今夏には主演作『アンダー・ユア・ベッド』も公開。ストライプシャツ¥30,000プルオーバーシャツ¥18,000パンツ¥32,000(以上KAZUYUKI KUMAGAI/アタッチメント 代官山本店 TEL:03・3770・5090)※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・渡辺慎也(Koa Hole inc)ヘア&メイク・森田康平インタビュー、文・田嶋真理(by anan編集部)
2019年04月10日小柄な体つきと童顔であどけなく見えるかと思えば、役柄の違う別作品ではふとした憂いの表情に大人の女性を感じさせる岸井ゆきのさん。最新映画『愛がなんだ』では男性を一途に思う、“都合のいい女”テルコを演じました。映画のこと、仕事観などについてお話を聞きました。――岸井さん自身は、テルコみたいな一途な恋愛に憧れます?憧れません。だって、恋愛のために仕事もなくして、友達もひとりしかいないなんて、そんなの…嫌です…。私は恋愛より、まず仕事が楽しくなきゃ嫌なんです。そもそも仕事をしてないニートの私なんて、好きになってくれる人、いないと思うんです。――わからないじゃないですか!?結局、私自身が、働いてない自分が嫌っていうのもあるんだと思います。ちょっとワーカホリックなところがあるんで、時間があったらすぐバイトに行っちゃうし。――えっバイト?さすがにいまじゃないですよね?行っちゃいますよ、いまも。時間があればですけどね。いまは寿司屋で、その前が焼き肉屋、さらにその前がフランス料理店で、ずっと皿洗いです。寿司屋には、おせちを毎年作りに行っていて、それをやらないと年を越した気持ちにならないくらい。最高です。――なんでまた…。リフレッシュですかね。同じ作業を無言でずっとやっていると無心になれて心が落ち着くんです。しかも、お店の人はみんないい人だし、私がトロたく好きだって知っているんで、すぐに巻いてくれるし。ドラマとかに全然出てない頃からそこでバイトしているんですが、当時もいまも、大将と夜一緒に店を出ると、「写真週刊誌に撮られたらどうしよう」って言ってくるんです。そういう変わらないところもいいですね。映画や演劇を観ることは、仕事とは別の娯楽です。――どんどん忙しくなっていますし、オフの日は休みたいって思ったりされないのかな、と。もちろん仕事ではあるけれど、自分の気持ちとしては半分オフなんです。そこで10代の頃から修業している弟子の子が頑張っているのを見ると、私も頑張ろうって励まされます。じつは最初にフランス料理店に入った時は、単にこの仕事をしながらやれるバイトを探していただけだったんですけど、皿洗いの合間に、自分から言って、そら豆やパールオニオンを剥かせてもらうようになったりしているうちに、そのことが楽しくなってしまったんですよね。その店は閉店してしまったんですが、当時の仲間とはいまも繋がっていて、美味しいフレンチがあると、みんなで一緒に行ったりするんですよ。――さっき、「できるだけ荷物を少なくしたい人」だとおっしゃっていましたが、それは少ないけれど大切なもののひとつなんですね。なんて言えばいいのかな…一時期、好きか嫌いかわからないのに、あれもこれもってなっていた時期があるんです。もともと友達が少ないんですけれど、オフを有意義に過ごしたくて、いろいろな人とお茶しに行ったりしていたんですね。でも、可愛い食べ物にそんなに興味もないし、お金もかかるし…。必死にバイトしてるのに、休みを取って、お金を使って、話をするより、そら豆やパールオニオンを剥けるようになった方が、私にはよっぽど楽しくて有意義な時間だって気づいたんです。そもそも、“友達は多い方がいい”とは限らないし、友達と会わない日は、ひとりで映画を観てればいいやって。結果的に、すごくシンプルになって、自分の手の届く範囲の大切な仲間を大事にしようって考えるようになりました。――他に、これだけは捨てられないものってありますか?観ること、ですね。演劇と映画は心の支えです。――興味を持つようになったのは、女優という職業だからですか?舞台は、もともとお母さんが好きで、子供の頃からミュージカルとかを観せてもらっていたんです。映画が本格的に好きになったのは高校生の時。レンタルしてきて、ずーっと家で観てました。だから、私にとって仕事とは別の娯楽なんですよね。勉強というより、ただ好きなだけ。よく役者さんと話していると、映画を観ながら撮り方が気になっちゃったりするそうなんですが、全っ然考えたことないんです。邦画は、知り合いが出てるとさすがに気になるけれど、観るのはもともと洋画が多いんですよね。舞台に関しては、知り合いが立っていても、全然別の世界として観れちゃいます。――いい作品って、観ると大きく心が動かされるぶん疲労もするじゃないですか。お仕事でも心を動かさなければいけないわけですし、疲れてもういいや、と思ってしまうことないですか?確かに気持ちを持っていかれることは多いですけど、その疲労感ごと好きなんです。しかも、いっつもひとりで観に行っちゃうから、いつまでも引きずって、ここらへん(と言いながら頭上を指す)で、私と私がずっと会話しています。――いい作品を観て、自分がやりたかったとか、悔しいなって思うこととかもありますか?観ている最中にはないですね。でもそれは、面白いものばっかり観ているからかもしれません。たまに物語に入れない時があって、そういう時、私がこの現場に入ったらどうなるだろうって頭をかすめることはありますけれど…。たぶん私、目の前で生きている人を見るのが好きなんです。ライブに行くのも好きなんですけど、ステージだけじゃなく、そこに来ているお客さんを見るのも好きだったりするんです。――お客さんに観られる側に回っている時もあるわけですけれど…。舞台に立っている時は、役に集中していて、客席を全然見ていないんです。もちろん、客席の反応や空気はダイレクトに伝わってきますが、そこも含めて作品の世界のように思っていて、物語に埋没することに集中してるんです。だから、カーテンコールで電気がつくと毎回びっくりしています(笑)きしい・ゆきの1992年2月11日生まれ。神奈川県出身。2009年にデビューし、’15年の舞台『気づかいルーシー』、’16年のドラマ『真田丸』などで注目を集め、’17年に『おじいちゃん、死んじゃったって。』で映画初主演を果たす。近作のNHK連続テレビ小説『まんぷく』のタカ役も話題に。夏には出演映画『いちごの唄』の公開も控えている。岸井さんと成田凌さんが出演している映画『愛がなんだ』は、角田光代さんの小説が原作。猫背でひょろひょろのマモちゃん(成田)に恋に落ちたテルコ(岸井)。その瞬間から、彼から電話があると仕事そっちのけで、食事に誘われればさっさと退社。しかし、マモちゃんは、そんなテルコのことが好きじゃなく…。監督・脚本は今泉力哉さん。4月19日全国公開。※『anan』2019年4月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・岡本純子(アフェリア)ヘア&メイク・星野加奈子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年04月10日“朝風水”で気持ちのいい一日を。風水師・愛新覚羅ゆうはんさんによると、毎朝続けることで、「自分」と自分を取り巻く「環境」の気が巡りだし、幸運を呼び込むことができるそうです。その習慣とは、STEP1窓を開けて、新しい気を取り込む。STEP2鏡を通して自分自身を観察する。STEP3太陽のエネルギーを吸収した食物を摂る。今回は、“STEP3”のやり方を教わりましょう。陽のパワーフードで、元気をチャージする。“天”の恵み=太陽(陽)のエネルギーを食物から直接吸収する。「太陽の光を浴び、エネルギーをたくさん吸った食物を積極的に摂るといいでしょう。陽の気を取り込めて、食べると元気が湧いてきます。できれば気を高めてくれる赤など色が濃く、木の実のように地上で育った野菜やフルーツを選んで。表皮にいちばん太陽のエネルギーが詰まっているので、リンゴやイチゴ、さくらんぼ、トマトなど、皮ごと食べられるものがおすすめです。フレッシュな野菜やフルーツを用意できないときは、ドライフルーツでも構いません」これに加えて、下記の2つを実践するとさらに気持ちのいい日に(1)毎朝、白湯を飲み、体を覚醒させる。白湯は体を目覚めさせるのと同時に、整えてくれる飲み物。「朝1杯飲めば、体が浄化されます。水は陰の飲み物ですが、火で加熱することで陽の要素がプラスされます。体温ほどに冷まして飲むと浸透力が高まります」(2)午前中に、1ついいことをする。外出後、なるべく早い時間に行う。「いつも当たり前にしていたことが、実は相手からすごく喜ばれていたということも。その気づきを得られると運気が上がります。負担になると逆効果なので、気軽にできることを」愛新覚羅ゆうはんさん風水師、占い師、開運ライフスタイルアドバイザー。中国で生まれ、清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。著書に『神様とやるすごい運トレ』(日本文芸社)、最新刊『腸開運』(飛鳥新社)など。※『anan』2019年4月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美イラスト・トシダナルホ取材、文・高橋瑞穂撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2019年04月08日2017年1月のデビュー以来、“悪夢”をコンセプトに掲げ、メタルロックサウンドをベースに歌い、踊るというK-POP界でも異色のガールズ・グループ、Dreamcatcher。重厚感のあるサウンドと、それに負けない高い歌唱力とパフォーマンス力、そしてストーリー性のあるMVが世界的に受け入れられ、デビューから5か月という速さでアジア、ヨーロッパ、南米をまわるワールドツアーを開催するまでに成長。昨年11月には「What-Japanese ver.-」でとうとう日本デビュー!そして3月13日に、「PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-」をリリースしたDreamcatcherのみなさんにグループの魅力について語ってもらいました。写真・小笠原真紀(スチール)、千葉 諭(ムービー) 文・尹 秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 96左から、シヨン、ガヒョン、ハンドン、スア、ジユ、ユヒョン、ダミ--「PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-」で日本2枚目のシングルリリースとなります。こちらはどんな曲ですか?ジユ 「PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-」は現代人の孤独を表現した曲なんです。Dreamcatcherのコンセプトでもある悪夢から抜け出すというモチーフがこの曲には込められています。スア 現代人が抱えているストレスや憂鬱な感情を晴らすためにも、私たちの「PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-」を聴いて、少しでもストレス解消になれば、と願っています!--この曲は韓国でも大ヒットしましたが、レコーディングをした時や韓国で活動していた時のエピソードはありますか?スア この曲は、レコーディングをしてた時から、私たち自身でもより期待できる曲でしたし、私たちの成長が実感できた曲でもあります。韓国の音楽番組では1位候補にも選ばれて、惜しくも1位にはなれなかったのですが、それでも私たちの成長が感じられる貴重な機会でしたね。次の活動に期待が持てる曲になりました。ジユ 合間に「ヘイ!」って言うパートがあって、これは実際にステージで歌う時にもやるんですけど、某音楽番組に出演した時、1人のマイクの音声だけ放送に乗っちゃったんですね。しかもその声がすごくドスの効いた声で(笑)。ファンの方も「あの声は誰!?」ってザワついてたんですが、実はいまだに誰の声だかわからないんですよ。とりあえず、私ではないですよ(笑)。スア 私でもない! ユヒョンじゃないかなあ。ジユ 私はダミだと思う!シヨン ガヒョンじゃない? 本人も「私じゃないかな」って言ってたし。ガヒョン えー、でもやっぱり私じゃないかも。ジユ じゃあこれは永遠の謎っていうことで(笑)。シヨン そのパートはレコーディングの時に、普通にやったらおもしろくないからって1人7回ずつそれぞれ違った声を出したんですけど、それもおもしろかったですね。ジユ リーダー、サブボーカル 1994年5月17日生まれ、167㎝、B型 担当悪夢・誰かに追われる夢--Dreamcatcherといえば悪夢をキャッチするというコンセプトが独特ですが、みなさんはこのコンセプトは気に入っていますか?ユヒョン 最初に悪夢というコンセプトを聞いた時は、いったいどんなふうにやればいいんだろう?って正直悩みました。でも、やってみたらすごく楽しくて(笑)。こんな変わったコンセプトを持つアイドルは他にはいないので、目立っていいなと思ってます。これまで私は進んでロックを聴いてきたほうではないんですが、活動を続けるうちに、ロックが大好きになりました!シヨン 私は最初にこのコンセプトを聞いた時から、私たちにピッタリだなって思いました! 個人的にも無表情が好きなので、このコンセプトの魅力をわかってくれる人はきっといるはずだって思ってましたね。スア 悪夢というコンセプトとメタル・ミュージックは相性がいいなと感じますね。それに、私たちの表情も悪夢というコンセプトのおかげでよりカッコよく、よりシックに、より怖く(笑)出せたんじゃないかと思います。そういえば私たちのMVは怖くてあんまり観たくないという人がいるんですけど、そういう言葉を聞くとちょっとうれしくなっちゃいます(笑)。ジユ それに、今回の「PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-」は曲調はロックですけど今までよりキャッチーで、今までDreamcatcherのことを知らなかった人にまで届く曲になったと思います。Dreamcatcherの基本はロックだけど、いろいろな音楽をみなさんにお届けできるんだっていうことを証明できたと思います。ユヒョン リードボーカル 1997年1月7日生まれ、168㎝、O型、担当悪夢・見知らぬ場所を彷徨う夢--Dreamcatcherといえばギターリフが印象的な美しいメロディも特徴的だと思いますが、グループとしての魅力は何だと思いますか?ガヒョン DreamcatcherはDreamcatcherであるだけでカッコいい! 友だちからも、「あなたのいるグループ、何でもできるし上手だよね」って言われたんですけど、そういうグループだって思われていること自体がすごくうれしいし、自信になりました!ユヒョン 楽曲的には基本的にロックなので、力強いボーカルとサウンドが魅力ですね。ジユ ファンの方の好奇心を刺激できているといいな、と自分たちでは思っています! たとえば私たちのMVはストーリー性を重視しているのですが、どんなストーリーなのか考えながら観ていただくと、知らないうちにDreamcatcherマニアになっているはずです(笑)。楽曲面でも、実はロックだけではなくいろいろなジャンルの音楽をやっているので、きっと気に入っていただける曲があるんじゃないかなと。ダミ みんなが勉強熱心なところもいいところだと思ってます。今いる場所に満足せず、やりたいことを練習して、新しいことに挑戦していく姿は同じメンバーから見てもカッコいい!シヨン 私は、ギャップ萌えがあるところがDreamcatcherの魅力だと思います! こうしてインタビューをしていただくといつも、ステージで観ている時とは違って明るくて元気だねって言われるんですよ(笑)。ステージの上に立っている時と普段の性格の違いもまた私たちのおもしろさだと思いますね。ジユ それに、メンバーが家族みたいに仲がいいところも!シヨン 女子校の学生たちみたいだよねって言われることが多いですね。素が出すぎてる(笑)。ハンドン 普段はみんなかわいいと思います(笑)。特にシヨンお姉さんはステージでは怖いくらい目力が強いのに、普段はかわいいし、ギャグも言うし。それにみんなよく食べるし、よくしゃべりますね。ダミ 私はジユお姉さんですね。ステージでは完璧主義者だけど、ステージ以外では意外に抜けてるんですよ(笑)。それに普段はラクな格好が多いです。こう見えて一番の大食いでもあります。ジユ とりあえず好き嫌いせず何でも食べます!スア みんな、食べたことがないものでも臆さずチャレンジしますね。海外でもよく食べるし、残さずきれいに食べます(笑)。ジユ 昨日は天丼を食べたんですけど、すごくおいしかった! でもたくさん食べ過ぎたら太っちゃいそう。シヨン メインボーカル 1995年10月1日生まれ、166㎝、A型、担当悪夢・狭い場所に閉じ込められる夢--昨日は日本で久しぶりのイベントでしたが、いかがでしたか?ジユ 久しぶりに日本のファンのみなさんにお会いしたんですが、いつ会ってもみなさん優しくて、会うたびに幸せな気持ちにしてくださってありがとうございます!--いよいよ日本での人気も実感されているころだと思いますが、印象的なエピソードは?ガヒョン 以前、大阪でショッピングをしたことがあるんですけど、ファンの方に声をかけられて、その時に日本でも私たちのことを知っている人がいるんだ!って驚きました。ダミ 私は昨日、車を待っている時にファンの方が私たちのことに気づいてくれて、手を振ってくれたのが印象的でした。シヨン それに、今回はオリコンチャート8位になったんですよ! 初めてオリコン10位圏内に入ったんですけど、ファンの方の応援を力強く感じましたし、これからもっともっとがんばらなきゃいけないなって思いました!スア タワーレコードさんにサインをしに行ったんですが、私たちのアルバムがすべて売り切れていたんです! その時に人気を実感しました、ヨロレリヒー! あっ、この「ヨロレリヒー」もちゃんと記事に書いてくださいね!スア メインダンサー、サブボーカル、リードラッパー 1994年8月10日生まれ、162㎝、O型、担当悪夢・体が動かせなくなる夢--ちゃんと書きますね(笑)。日本で楽しみにしていることは何ですか?ジユ やっぱり食べ物ですね! 日本のごはんは盛り付けもきれいだし、お弁当も具だくさんなので、いつも楽しみです!ダミ 私も食べ物なんですけど、コンビニの食べ物が大好き! いつもコンビニに行くと新製品をチェックしてしまいます。昨日はとりあえず2つ買ってみたんですけど、どっちもおいしかったです。ユヒョンお姉さんは新しい食べ物はあんまり食べないほうなのに、私が食べているものを奪って食べていました(笑)。ユヒョン たぶん砂肝の何かだと思うんですけど、めっちゃおいしかった!ジユ ひとつ聞きたいんですけど、日本の人もコンビニってよく行くんですか?--行く人は毎日でも行くと思いますよ。ジユ じゃあ韓国と同じですね!ガヒョン サブボーカル 1999年2月3日生まれ、160㎝、AB型、担当悪夢・高いところから落ちる夢--ただ、韓国ではラーメンを調理する場所があったり、コンビニの中で食べる席があることが多かったりしますが、日本だとそういうお店はあんまりないですね。シヨン でも日本のコンビニの食べ物は本当においしいですよね! あっ、私は日本語をしゃべるのも楽しみです。日本語が大好きなので、日本で会話をすると、やっぱり上達が早い気がします。--今回、日本で覚えた日本語は何ですか?シヨン えーっと、何だったかな。忘れちゃった……(日本語)。あっ、となり! 隣という言葉です。ダミ メインラッパー 1997年3月7日生まれ、163㎝、A型、担当悪夢・傷を負う夢--ステージではいつも強めメイクのみなさんですが、普段はどんなメイクが好きですか? この春、挑戦してみたいメイクはありますか?ジユ 私はチークが好きなんですけど、日本で有名なイガリメイクをいろいろなカラーでやってみたいです。パープルとか、いいんじゃないかな!ハンドン 私はメイクにすごく興味があるんですけど、この春に外せないのはやっぱりパールですね!ガヒョン ハンドン姉さんは春だけじゃなくていつもパールじゃない!(笑)ハンドン そうそう(笑)。パール感のあるメイクこそ気合の証ですよね。それにチークも大事。カラーは、コーラルが好きです。ガヒョン 私はピーチピンクが好きですね。さわやかに見えるし、自分の顔にも合ってると思います。自然な感じを狙ってます。スア 最近はマット系からまたグロッシーなリップに流行が戻ってきた気がするんですよね。ジユ リップケアも、リップバームからリッププランパーが流行です。唇がプルプルになるんですよ!ガヒョン リッププランパーの上からグロッシーなリップを塗るのが好きなんですけど、ステージではできないんですよね。髪の毛がくっついちゃうから(苦笑)。ダミ 私は大丈夫だけどね(笑)。私はあんまりメイクに興味がないので、普段はすっぴんが多いんですけど、それでもリップが乾燥するのがいやなのでリップバームは欠かさないです。最近、日本でファンの方にいただいたハニーリップがすごく気に入って、さらに追加でインターネット注文してしまいました(笑)。ユヒョン 私は春だから桜のシールをつけてみたいです!ハンドン サブボーカル 1996年3月26日生まれ、165㎝、O型、担当悪夢・誰かに見られている夢--オフの日はどう過ごすことが多いですか?ダミ 最近は作曲をはじめたので、ひとりで練習室でピアノを弾いたりしています。スア 素晴らしい!ジユ 私はお休みの日には家族と過ごすことが多いですね。ごはんを食べたり、足湯に行ったり。家族と一緒においしいものを食べに行くことが多いですね! また食べる話になっちゃった(笑)。シヨン 今は、春でしょ? だから山に登りたいです。天気もいいのでテラスカフェでコーヒーでも飲んでのんびりしたいですね。スア また山登りの話ししてる!ジユ 前も山登りの話をしてたけど、結局まだ行ってないんだね(笑)。シヨン だって誰も一緒に行ってくれないんだもん!ガヒョン 私はお休みの日はゆっくり起きたいですね。たっぷり寝て、それからマッサージに行ったり、友だちと遊びにでかけたり。おいしいものも食べたいし、遊園地も行きたいし。日本ではまだ遊園地に行ったことがないんですよ、目の前のホテルに泊まったことはあるんですけど。ユヒョン お休みの日は、ベッドから動きたくないですね。あたたかいベッドの中で映画を観るのが最高!ハンドン 私は休みの日は毎回、中華を食べに行きます。友だちと一緒のことがほとんどだけど、どうしても食べたい時はひとりでも行っちゃいます(笑)。ガヒョン ハンドンお姉さんが一番、休みの日を満喫してるよね。いつも私が起きる頃にはいない(笑)。ハンドン せっかくのお休みなんだから、楽しまなきゃ!スア まとまったお休みがあったら旅行に行きたいですね! でもたぶん、旅行したいなーと思いながら、ベッドから出られないと思います(笑)。--最後に、Dreamcatcherをまだ聴いたことのない読者のみなさんに、Dreamcatcherのいいところをアピールしてください!ジユ みなさん、本当に損してますよ! 人生の半分を浪費しています! Dreamcatcherの曲を聴いてないだなんて(笑)。今からでも遅くないので、ぜひ一度聴いてみてください。人生が変わっちゃうかも!?DreamcatcherのQ&A動画はこちらから!Information
2019年04月08日開運のために何をすればいい?朝は、はずせない絶好のタイミングで、特に「天・地・人」の3方向からのアプローチが吉を招くと風水師・愛新覚羅ゆうはんさんはいいます。毎朝行いたい3つの習慣は、STEP1窓を開けて、新しい気を取り込む。STEP2鏡を通して自分自身を観察する。STEP3太陽のエネルギーを吸収した食物を摂る。今回は“STEP2”について詳しくお聞きしました。心との繋がりが強化され、自分自身の気が整う。自分の内面を整えるために有効なのが鏡。「鏡は、自分の調子を測るバロメーターです。1分でいいので鏡の中の自分を見つめる時間を作りましょう。素の自分を知るためには、化粧前がベスト。肌の変化やチャームポイント、コンプレックスなどを観察することで、外見とともに心も見直すことができます。また、『今日もがんばろう』などと、鏡の中の自分にメッセージを送れば、内面との繋がりが強化されます。もし疲れが顔に出ていたら残業を控えるなど、その日の対策を立てるためにも、朝の習慣にするのがおすすめです」ここをチェックして内面を知る。(1)目の周り「くすみは血流の滞り、目の下のクマは肝臓や腎臓など内臓が疲れているサインです」(2)小鼻の周り「鼻の真ん中や小鼻の周りが赤いのは、疲労が溜まり、免疫力がダウンしている証拠」(3)口の周り「大人ニキビはストレスからくるもの。他人から噂されているときは、顎に出ます」愛新覚羅ゆうはんさん風水師、占い師、開運ライフスタイルアドバイザー。中国で生まれ、清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。著書に『神様とやるすごい運トレ』(日本文芸社)、最新刊『腸開運』(飛鳥新社)など。※『anan』2019年4月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美取材、文・高橋瑞穂撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2019年04月07日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「京都」です。京都出身のミュージシャンといえば、くるりと10-FEETがまず思いつきます。それぞれ日本を代表するトップランナーであり、ジャンルは違えどシーンを引っ張っている存在です。この先輩方が全国区で活躍し、京都に帰ってきてフェスを開催するなどしてくれたおかげで、京都で音楽をやってみたいと思う若者の流れができたと思います。くるりや、10-FEETの系譜を継いだバンドがめちゃくちゃ増えたんじゃないでしょうか。かくいう僕も、くるりのギターロックや日常を切り取った詩の世界観に影響を受けているし、ヤバT(ヤバイTシャツ屋さん)のこやまくんも10-FEETがいたからこそ、ああいうバンドスタイルになっているのでは、と思います。京都でバンドやろうという人たちはどんな人かというと、基本的に“アー写が笑ってない”感じです。なんていうんやろ、張りきって前へ前へ出るというより、ちょっと後ろに立って腕組んで見てるような、常に半歩引いているような印象。プライドが高いわけじゃないんですけど、あまり自分に無理しない。はんなり上品に佇んでいるほうが京都っぽい。そんなちょっと“雅”なイメージです。…って、僕えらそうに語っていますけど「お前が京都を語るな」と言われそうで今びくびくしています。だって、僕は京都の人らに「宇治の人やろ?(笑)」と言われます。京都は、この洛中・洛外の意識がとんでもなく強いんです。伝統や歴史が残る街だからこそ、京都の人はどこか閉鎖的で排他的なのかもしれません。京都在住のミュージシャンにもそんなヒエラルキーがあるように感じてしまい、僕自身は京都市内よりどちらかというと奈良が好きで、そちらばかりに行っていました。奈良はライブハウスもミュージシャン人口も少ないので、ライブをやるとなるとオールジャンル、誰でも大歓迎。なんでもアリのゆるさと壁のない感じが僕は好きでした。とはいえ京都は有名な神社仏閣もあるし、おしゃれなスポットもあるし、クラブもライブハウスも充実しているので遊びに行くのはおすすめです。一乗寺界隈はラーメン店の激戦区。どこ入ってもうまいラーメン食べられるのでぜひ行ってみてほしい。あと名物と言っていい“鴨川等間隔”もぜひ一度見てほしいですね。三条から四条あたりの鴨川の河川敷に、僕の歌そのままにカップルが並んで座っているのは必見です。おかざき・たいいくオリジナルサードアルバム『SAITAMA』発売中。6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。※『anan』2019年4月10日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年04月06日朝は、運を良い方向へと導く絶好のタイミング。特に「天・地・人」の3方向からのアプローチが吉を招くとされています。そこで、毎朝行いたい3つの習慣を風水師・愛新覚羅ゆうはんさんに教えていただきました!毎日の行動で運気を上げるには、一日の始まりであり、太陽(陽)のエネルギーに満ちた朝の時間を上手に活用しよう。意識するポイントはこの3つ。「1つ目は環境を整えるという意味の“地”。部屋に良い気を取り込みます。次は“人”。自分の内面を整えます。3つ目は“天”。陽のエネルギーを得られる行動を起こしましょう」と、風水師の愛新覚羅ゆうはんさん。これら“天・地・人”は密接に関係しているため、どれが欠けても運は開かないという。「実践すれば、自分の内側と、それを取り巻く環境の両方の気が巡りだします。続けることで、運が勢いを増していきます」気を付けたいのはバランス。風水には“中庸”という考えが基本にあり、何ごとも片方に偏らないのが良いとされている。「陰と陽、火と水など対極にある要素も五分五分が理想的です。なので、雨の陰の気も風水では受け入れ、毎朝の習慣は天候にかかわらず行うことが大切。逆に、満点は目指さなくていいので、できない日があってもOK。無理のない範囲で続けることが、より良い流れを生みます」まとめると、STEP1窓を開けて、新しい気を取り込む。STEP2鏡を通して自分自身を観察する。STEP3太陽のエネルギーを吸収した食物を摂る。それでは、“STEP1”の方法を詳しく見ていきましょう。朝の光と風が住空間の運気を整える。良い気は外から入ってくる。窓を開け、新鮮な空気とともに新しい気を呼び込む。「風水では朝日や午前中の日差しは陽のエネルギーが強く、明るい光に満ちた部屋には良い気があふれていると考えます。夜の間に澱んだ空気や、寝ている人が吐き出した悪い気を入れ替える意味でも朝の換気は不可欠。家も生き物として考え、呼吸をさせてあげるつもりで1日1回は外気を取り込みましょう。換気扇を24時間稼働させておくだけでもOK。また、しとしと降る雨は浄化の意味があるので、雨粒が入らない程度なら窓を開けて換気を」気の巡りを整えるポイント!(1)風通しが良くないときは、人工的に空気を循環させる。窓から取り込むのが難しいときは、家電を活用。「扇風機や空気清浄機などで風の循環を作っても気は巡ります。また、湿気は風水ではいちばん悪いとされているもの。人工的でもいいので風を通し、澱んだ空気や湿気を飛ばすことを習慣に」(2)水場のドアはきっちり閉めて出かける。トイレやお風呂、洗面所などの水場は、澱んだ悪い気が溜まりやすい場所。「ドアは気の通り道。きっちり閉めずに開けたままにしておくと、部屋中に悪い気が流れ出てしまいます。部屋を休ませる意味でも、お出かけ前にちゃんと閉めること」愛新覚羅ゆうはんさん風水師、占い師、開運ライフスタイルアドバイザー。中国で生まれ、清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。著書に『神様とやるすごい運トレ』(日本文芸社)、最新刊『腸開運』(飛鳥新社)など。※『anan』2019年4月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美イラスト・トシダナルホ取材、文・高橋瑞穂撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2019年04月05日ドラマ『今日から俺は!!』や『アシガール』、映画『コーヒーが冷めないうちに』など作品ごとに妙に気になる存在感を発揮する伊藤健太郎さん。その不思議な魅力は、どこから来るのでしょうか。映画『ミュージアム』で役に生きることを知った。にこにこと屈託のない笑顔で取材現場に現れた伊藤健太郎さん。その人懐っこい表情に、健やかでのびのびとした人柄をのぞかせる。語る言葉は、飾らず真っすぐ。男っぽさと愛らしさとを兼ね備えた存在だ。――昨年末のドラマ『今日から俺は!!』をはじめ、日本アカデミー賞新人賞・話題賞俳優部門を受賞した映画『コーヒーが冷めないうちに』など、話題作に次々出演。周りの反響はいまどのように感じていますか?伊藤:自分自身は何ら変わりはないですが、幅広い年齢の方が僕の存在を知ってくださるようになっているのかなとは感じています。――賞という、目に見える形で評価されたことに対しては…。伊藤:自分がやってきたことを、多少なりとも認めてもらえた嬉しさはあります。これまで意識したことはなかったのですが、賞をいただいたことで、主演男優賞のあの場所にいつか立ってみたいという気持ちも芽生えましたし。ただ同時に、ここからさらに俳優として大きくなっていかなきゃというプレッシャーも大きくなりました。――そんななか次に控えているのが舞台『春のめざめ』です。演出の白井晃さんは、緻密で丁寧な稽古をされる方で知られています。伊藤:白井さんの舞台に出ると言うと、役者仲間がみんな羨ましがるんですよ。僕自身、白井さんが演出されていた舞台『バリーターク』を拝見して、その世界観に魅了されました。そういう方と一緒にやらせていただけるのは、本当に嬉しいし、実際、稽古しながら、こんなアプローチもあるんだって勉強になることが多くて楽しいです。自分ももっとブラッシュアップしていかないとって思わされます。――作品は、思春期の男女の性の目覚めや、大人たちの抑圧への反発や葛藤などを題材にしたもの。伊藤さんが演じるメルヒオールは、大人びた青年ですが、幼馴染みを妊娠させてしまう衝撃的な展開が待ち受けています。伊藤:時代背景も国も違うけれど、共感する部分は多かったです。メルヒオールは、周りが読んでいないような本を読んで、周りとは違うんだって思っている。僕も、中学生の頃、あえて誰も観てないような映画を観て、こんな映画も知ってるんだぜって優越感に浸ったりしていたんです。先生とか、大人たちの言うことに片っ端から反発したり。そのくせ心の底では認められたがっていて…面倒くさいですよね。ただ、僕の場合は、この仕事を始めていて、現場でいろいろな大人の方と出会っていたのが良かったんだと思います。大人の言うことを聞くのも大事だぞ、と少しずつ思うようになったので。――そういえば、先日、北村匠海さんがゲストの回の『A-Studio』で、北村さんが伊藤さんのことを「悔しくて泣いたりする奴」だと話していたんですが…。伊藤:あ~…(照れて困惑した様子で)なんで言っちゃうかなぁ…。――この話題、ダメでした?伊藤:あ…いやっ…えっと…(さらに照れて)その時は、彼と初めてお酒を飲んだ日で、一緒に飲んでいることが嬉しくて、しゃべっているうちに、気づいたらおしぼりがここ(目を押さえる仕草で)にあったんです。――いま、かなり話が端折られた気がしますが(笑)。伊藤:ははは(苦笑)。これ…ちょっと恥ずかしいんですけれど…(困りながら)まあ、悔しさとかって…。お芝居のこともそうですし、僕ら世代のこととか、いま置かれている状況とか、この先のこととかいろいろ話していたら、なんか…。しかも、彼は同い年で、初めて共演したのはまだ10代の頃だったのが、いま20歳を過ぎて一緒に飲んでてっていう状況もあって。――お酒の場で、熱い話をしちゃうタイプなんですか?伊藤:どうなんでしょう…ただ、若干面倒くさがられるほうかもしれません。一番の問題はお酒ですね。飲むと泣いちゃうんです。…恥ずかしいですけど(苦笑)。――ドラマ『昼顔』で俳優デビューして、順調にキャリアを積まれている印象です。それだけに、どの辺に悔しさを感じるのかなと思うのですが。伊藤:ある意味、僕は恵まれすぎているところがあると思うんです。この世界で、きちんと下積みを積んで、パッと花を咲かせた方って、やっぱり強いですよね。僕は、いまだって下積みですが、人と作品に恵まれて、主演作品までやらせていただくようになっていて…。ありがたいけれど、不安もあるんです。贅沢な悩みだと思われるかもしれないけれど、自分は甘えがちな性格なので、いつか調子に乗らないとも限らないし。――でも、『昼顔』から、堂々とした演技をされていましたよね。伊藤:よく言っていただくんですが…エラそうなんですかね(笑)。ただ、最初の頃から、緊張とかはあまりしなかったです。それが良くもあり、悪くもあるのかな。――では、これまでに緊張したとか難しかった作品はありますか。伊藤:これまでやらせていただいた作品、それぞれに難しさはありますが、自分が最も追い込まれたし、自分を追い込むことができた作品というと映画『ミュージアム』ですかね。主演の小栗(旬)さんの少年時代を演じたのですが、初めてお芝居をしていて記憶が飛んだんです。父親が死ぬというハードなシーンで、撮り終えた時、いままで感じたことがないくらい、役を引きずってしまったんです。そういう感覚が初めてで、これが役に生きるってことなのかなって思えたんです。あの感覚はいまだに覚えているし、あれは僕にとって小さな一歩だけど、大事な一歩でした。いとう・けんたろう1997年6月30日生まれ。東京都出身。モデルとして活動を始め、2014年のドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優デビュー。近作にドラマ『この恋はツミなのか!?』『必殺仕事人2019』、映画『ういらぶ。』など。6月21日に声優を務める映画『きみと、波にのれたら』、秋には主演映画『惡の華』の公開も控えている。伊藤さんが主演する舞台『春のめざめ』は、4月13日(土)~29日(月)にKAAT神奈川芸術劇場大スタジオで上演(東広島、兵庫でも公演あり)。19世紀末にドイツの劇作家、フランク・ヴェデキントによって書かれたもので、当時、センセーショナルな内容で上演禁止の処分を受けた問題作。チケットかながわ TEL:0570・015・415ジャケット¥52,000パンツ¥36,000シャツ¥30,000中に着たインナー¥16,000(以上MAISON KITSUNE/メゾン キツネ カスタマーセンターTEL:0120・667・588)靴はスタイリスト私物※『anan』2019年4月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・池田友紀(Be Glad)ヘア&メイク・伊藤ハジメ(Crollar)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年04月04日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ひとりだち」です。年度末ですね。平成最後の年度末です。入学や就職、転勤など新しい旅立ちのシーズン。この時期、引っ越しをされる方も多いのではないでしょうか。僕も正直、引っ越ししたい。いいかげん実家に居すぎやな…という思いがあります。ここでひとつ、みなさんにはっきり発信したいことがあります。僕は現在、地方の実家暮らしで自室の学習机から音楽をお届けしていますが、一生このまま実家で暮らすつもりはございません!そりゃ、これまでの活動を振り返れば、実家在住であることを堂々と宣言し、さらにはその自室をテレビの全国放送で流しているわけですから、岡崎体育=一生、実家で音楽活動するやつというイメージを持たれても仕方ないんですけど、でも僕には、いつか代官山に住んでデカイ犬を2匹飼う、という夢があるんです!東京の物件情報とか実はめっちゃ見てるんです!音楽をがんばって、その結果、稼いだお金で幸せに暮らしたい。一生、いい環境、いい精神状態で音楽を作り続けるための場所を自ら築きたい。これが僕の究極の成り上がりミュージシャンドリームです。さらに、引退後のセカンドライフは函館で暮らすというところまで自分の中で決まっています。実家の子ども部屋から発信した音楽で、さいたまスーパーアリーナの単独公演が実現できるのか、というのが岡崎体育・第1章の研究課題。で、それが今年6月についに達成を迎える。そのあとは第2章へと移行するはずなのですが、それがどういう目標になるのかは今の僕にもわからない。住む場所も、東京かもしれないし、違う土地かもしれない。でも、関西在住のバンドマンやミュージシャンも、成功するしないにかかわらず、夢を持って東京に移住する人はとても多い。これまでそういう人をたくさん見てきました。僕もどうなるかわかりません。ただ、実家は出ます。これは、せっかくだからここで断言したい。実家は出ます!…なんか正直なところ、30歳にもなってひとりで生きていく力が身についていないということがいよいよ情けなくて。ひとりで暮らして、世間並みの30歳くらいの社会人感覚や生活力を身につけたいんです。…と言ってみたものの、半年くらいでギブアップしてしまうかもしれません。そのときは、「岡崎体育、“もう、無理”。音をあげて宇治にUターン」というニュースを音楽ナタリーで出したいと思います。ださ。おかざき・たいいくオリジナルサードアルバム『SAITAMA』発売中。6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。※『anan』2019年4月3日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年03月30日“歌舞伎町の帝王”と呼ばれるカリスマホスト、ROLAND様がanan初降臨!生い立ち、仕事へのプライド、超絶ピュアな恋愛観。独創的で熱い人生哲学と意外な素顔に迫ります。デートなら死ぬほどしたけど、恋は一度もしたことがないんだ。ブロンドの髪を輝かせ、カメラの前に立つ麗人。それが“歌舞伎町の帝王”ROLANDさんだ。人気絶頂の昨年末、現役ホストを引退。強気な名言連発のトーク力と神秘的な美しさに「ローランダー」(熱狂的ファン)が目下急増中。さらに今春には初の著書も刊行、活躍の幅は広がるばかりだ。――著書『俺か、俺以外か。』は独自の哲学が凝縮された自伝ですね。生い立ちにも触れていますが、幼少期はどんな子でしたか。ROLAND:カテゴライズされることが嫌いな子供でしたね。まず小学校のクラス分け。俺は1年1組だったんですけど「1組さん、こっちに並んでください」と言われた時、俺がクラスを構成するパーツの一つだということに違和感を覚えて。先生に「俺はそういうふうに分けられるのは嫌だ」と言いました。――小学生にしてすでに“帝王”だったんですね。ROLAND:親の教育もありますね。父は独自の哲学を持つ人で常々俺に「好き嫌いをはっきり言える大人になれ」と言っていました。こだわりを持つことが大事だと。それで俺も嫌なことは嫌だと、自分の考えを貫くようになったんです。――代名詞である「名言」の数々にもその信念がにじみ出ています。独特の言語センスはどこで培われたのでしょうか。ROLAND:幼い頃から言葉の持つ力には気づいていました。今も映画や本で見た言い回しを脳にストックする習慣がありますね。例えば大好きな『007』。悪態をつきたくなるような時もユーモアで返す、ジェームズ・ボンドのジョークに宿る感性が素敵で…。それと高校までサッカーをやっていたんですけど、サッカーも指導者の言葉一つで試合の流れが変わりますよね。――元サッカー少年だそうですね。ROLAND:はい。帝京高校のサッカー部で、男子だけの寮生活でした。トーク力はそこで鍛えられましたね。体育会系は学力的には期待されてなくて(笑)、毎日の授業がバラエティ番組の収録みたいでした。勉強はできないけど頭の回転が速い奴らが多かったな。――サッカーはプロを目指していたほど打ち込まれていたとか。ROLAND:でも高校卒業時にプロの選手になれないとなって、大学に進学したんです。それでも大学卒業して、企業に就職して…と未来を想像したら、自分がテレビ画面の液晶の一粒になったような恐怖を感じて。「ここは俺のいる場所じゃねえ」と、すぐ退学しました。――でもその後の進路が、なぜホスト業界だったんでしょうか。ROLAND:わかりません。子供の頃にテレビで見たホストクラブのドキュメンタリー番組が印象にはあったけど、自然にホストという職に心が動いたんです。心って正直ですよ。天職って心が一番よく知っているとつくづく思います。――また新たな名言が!それにしても男子ばかりの寮生活からホストとは…真逆の世界ですよね。ROLAND:いや、初日はめっちゃ大変で!すぐ辞めようと思いました。というのも俺、思春期に女子と話してないんですよ。15歳から18歳まで寮生活で、女子との接点がなかった。女子って幽霊みたいな、違うカテゴリーの存在だと思ってましたから。友達が「昨日女子に会ったよ」って写真見せてくれた時、「えー、写ってるわけなくない?」とか言ってた。だから席について金髪の女性がいた時は驚いて何も話せなかったですね。――それほど女性慣れしてない人が、よくぞホストの頂点に…!ROLAND:それでも続けられたのは、サッカーで挫折した経験があったから。目指していたものになれないことが、どれだけ悔しいか知っていたから。初日で心が折れそうになった時も「お前、今あきらめたら、またあん時の気持ち味わうぞ!」って自分に言い聞かせて、翌日も出勤した。サッカーでプロになれなかった時は「俺の10年、無駄だった」と思ったけど、本気で打ち込んだからこそ、そんな気持ちを味わえた。それって財産ですよ。――ホストとして軌道に乗ったと感じたのはいつですか。ROLAND:3日目くらいで「なんだ、女の子って実在するんじゃん」って慣れてきて。そうしたら体育会系で鍛えたトーク力を発揮できた。そこで「俺は新人だけど、この中の誰よりも面白い」と思うようになって、選ばれる側であることが滑稽に思えてきたんです。だったら俺がお客様を指名する、くらいの強気なスタンスで勝負しようと。――その自信の源は?ROLAND:それは「俺だから」としか言えないんです。子供の時から根拠のない自信だけはあって。サッカーの試合で父に「勝てるのか?」って聞かれても「勝てるよ、俺だから」って答えてた。負けた時も「これは負けじゃなくて勝ちの途中だ」って言っていましたね。――とはいえ、周りからの風当たりは強かったのでは?ROLAND:それはもちろん。普通、若手ホストたちは「おすすめのキャストは誰?」と聞かれたら気を遣って先輩の名前を挙げるものなので。でも俺は「俺以外にいますか?」って答えていました。「この店に来て俺を指名しないのは、スキンヘッドでヘアトリートメントするくらい意味ないから!」って。――そこで強気なROLAND流接客が生まれたんですね。ROLAND:ホストは自分を売り込む営業職じゃないですか。強気なのは当然だと思うんです。何かを売るなら自信を持って売り込むのがマナーですよ。「俺、めちゃくちゃ面白い男です」ってプレゼンして「本当に面白いね!」って言わせてこそのプロ。もちろん自信はあっても、それを裏打ちする努力は欠かせませんけど。――自分を磨くために、どんな努力をされていますか?ROLAND:一つはボキャブラリーの収集ですね。1日1語、新しい表現を覚えるとか。あとはスタイルの維持。太るって、甘えなんで(きっぱり)。でもストイックな筋トレも食事制限も頑張れるのは「俺に嫌われたくない」という思いがあるからです。自分を好きでないと自信って持てないから。鏡で贅肉のついた姿を見たら、俺は俺を嫌いになってしまう。今は自分が大好きで、自分に惚れている状態です。ローランド1992年生まれ。歌舞伎町のナンバー1ホストとして、数々の売り上げ記録を樹立。そして人気絶頂の昨年末、現役ホストを引退し、実業家に転身。卓越したボキャブラリーが生み出す“名言”にも注目が集まる。初の著書『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWA1400円)が3月11日に発売されたばかり。仕事へのプロ意識、ストイックなまでの美の追求、ポジティブで力強い人生観が自らの言葉で綴られている自伝的エッセイ。読み終わる頃には元気になり、そして誰もが「ローランダー」になってしまうこと間違いなしの一冊だ。※『anan』2019年3月27日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2019年03月23日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ベストアルバム」です。誰かのCDを買うときに最初にベストアルバムに手を出す人のことを「わかってないヤツ」と言うことがありますが、僕はそれまったく納得いきません。だって、アーティストが「これ最高によくできたのをまとめました」と言ってリリースしているんですよ。そのアルバムを聴けば、まずはそれでいいじゃないですか。僕は「とりあえずベストアルバム」推奨派です。そもそも、僕は後追いでアーティストを知ることが多かったので、いろんなアーティストのベストアルバムに助けられてきました。ベストアルバムを聴いて、彼らのヒットソングを聴く。その上で、さらに深く知りたいと思ったら気になる年代順でアルバムを買っていく。とくにヒットソングが多いアーティストだと、ベストアルバムは気軽に名曲を知ることができていいですよね。最近では、クイーンの『グレイテスト・ヒッツ』なんてめちゃくちゃ売れているんじゃないでしょうか。と、ベストアルバムを推しているものの、じゃあ自分がベストアルバムを出すかというと僕自身は出さないだろうなと思います。そもそもヒットソングが「MUSIC VIDEO」と「感情のピクセル」の2曲くらいしかない。ヒットソングといってもセールス的に当たったわけでなく、話題にまあまあなったのが2曲というくらいですから。これは、まだまだ僕はベストアルバムを出すレベルに達していないということです。デビューして3年もたってないですから、ちょっと気の早すぎる話なのかもしれません。でももし出すとしたら、ネタ曲ベストと普通の曲ベストの2枚組かな…とか想像します。あ、それか、ボツ曲を集めたベストというのもいいかもしれないです。僕は、楽曲ができたらまずオカンに聴いてもらうんです。で、オカンに「わかりにくい、やめとき」とか「サブい、やめとき」と言われたら、レコード会社に聴いてもらう前に即ボツにしています。そんな“オカンボツ曲”がかなりの数あるので、そこからあえて選曲してみたいです。オカンが選ぶ岡崎体育ベストと未発表ボツ曲ベストの2枚組なんていかがでしょうか。ライナーノートはもちろんオカンに全曲解説してもらって。なんなら全国キャンペーンも回ってもらいたいですね。ラジオにもバンバン出演してもらって。中島ヒロトさんやクリス・ペプラーさんといった名物DJの方々とのからみが、今から楽しみです。おかざき・たいいくオリジナルサードアルバム『SAITAMA』発売中。6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。※『anan』2019年3月27日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年03月21日「Produce 101 シーズン2」での活躍も記憶に新しいSamuleさん。昨年2月に日本でもデビューを果たし、早いものでこの3月20日に3枚めのシングル「ONE -Japanese Ver.-」をリリース。今年ようやく17歳になるSamuleさんにシングル「ONE -Japanese Ver.-」について語っていただきました。写真・小笠原真紀(スチール)、千葉 諭(ムービー) 文・尹 秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 94僕にとってのオンリーワンはファンSamuel(サムエル)2002年1月17日生まれ、アメリカ合衆国出身。――日本で3枚めとなるシングル「ONE -Japanese Ver.-」がいよいよ3月20日にリリースになります。特に好きなポイントは?「ONE -Japanese Ver.-」のパフォーマンスが特に気に入っています。楽しくパワフルな感じの曲なので、僕が得意とするもののひとつであるパフォーマンスを存分にお見せできるように考えました。――Samuleさんといえばダンスですもんね。あ、ありがとうございます! そう言っていただけるのは本当にうれしいですね。そのぶん、もっともっとがんばらなきゃ!ってあらためて思います。――「ONE -Japanese Ver.-」の歌詞はたったひとりのONEでもあり、2人でひとつのONEでもあると思うのですが、Samuelさんにとってのオンリーワンな存在は誰ですか? また、Samuelさん自身はファンにとってどんなオンリーワンでありたいですか?まず、僕にとってのオンリーワンはやっぱり僕のファンであるGARNETのみなさんですね。GARNETがいなかったら、僕はダメです! それくらい大事だし、僕にとっては唯一の存在です。逆に、僕もみなさんにとって唯一の存在でありたいし、信頼できるシンガーでありたいです。みなさんに、いつもいい音楽をお聴かせできる存在でありたいです。GARNETのみなさんには、いつも僕の音楽を聴いて笑顔を浮かべていてほしいんです。今はまだ僕が成長期だからか、「Samuelくん、おっきくなったね」って言われることが多いんですけどね(笑)。お母さんのようにあたたかく見守っていただいてます。――たしかに、久しぶりにお会いしたら背が伸びた気がします。そうなんですよ! 自分でもそう思います。正確に測ってはいないんですが、やっぱり伸びましたよね。前に撮った写真を見ると、自分が小さく見えてびっくりします。――ファンのみなさんもSamuelさんが成長していく姿を見守るのが楽しいでしょうね。僕もそうやって自分の成長をみなさんに見守ってもらえるのがうれしいです。2017年に「Sixteen」でデビューした時からGARNETが誕生しましたが、たとえ僕が20歳を超えて大人になっても、10代の僕の成長を見守ってくれたという想い出は変わらないです!――「ONE -Japanese Ver.-」のMV撮影中、もっとも印象的だった出来事は何ですか?MVを撮影している時、外でダンスするシーンで急に雨が降ったんですよね。当初は雨を降らせるシーンではなかったんですけど、せっかくだからということで雨を活かしたんです。そのシーンは、例えるならば軍人がトレーニングをしているようなイメージのシーンだったんですが、雨が降ったおかげでよりカッコよく、ダンスも映えるシーンになりました。――カップリング曲の「 TEENAGER (Feat. Webster B) -Japanese Ver.-」はまさに今、ティーンのSamuelさんらしい曲だと思うのですが、Samuelさんも青春の痛みを感じる時はありますか?「 TEENAGER (Feat. Webster B) -Japanese Ver.-」はいろいろな感情を込めた曲ではあるのですが、そのなかでも、悩んだり苦しんだりしている状態から抜け出そうともがいているさまを描いた歌詞なんですよ。10代ならではの痛み、苦しみ、悩みを、この曲を聴けばきっと共感していただけるんじゃないかと思います。10代といえば思春期ですが、僕にもそういう時期がありました。……あったと思います(笑)。その頃、僕がつらいと感じていたのは、どんなに練習しても自分自身に満足できなかった時。もどかしさを感じていました。もっとできるはずなのに、自分の目標に届かない時。そういう時は本当につらかったですね。でも、練習をし続けていれば、いつかはできるようになるだろうと思って耐えたんです。これは僕が歌手を目指していたからとか、僕だけの特別なことではなく、誰もが10代の頃に経験する痛みだと思うんですよね。だから今、そういう青春の痛みのさなかにいる人にはぜひこの曲を聴いてもらって、励みにしてもらえればと思います。――では逆に今、まだティーンでよかった!と思うのはどんなこと?体力!(笑) ずっと動いていられるし、バテないし、疲れないから。体中がエネルギーに満ちあふれているからか、誰としゃべっていてもおもしろいんですよね。体力とエネルギーに関してはやっぱり若さゆえの特権という感じがします(笑)。――もうひとつのカップリング「Princess」はロマンチックな歌詞ですが、女の子をプリンセスにするために、Samuelさんならどんなことをしてあげたいですか?もし1日その女の子と過ごせるなら、本物のプリンセスみたいにその子がしたいと思ったことを何でも叶えてあげたいですね。ショッピングしたいならショッピングに連れて行って、食べたいものがあればごちそうしてあげたい。女の子が望んだとおりにしてあげられる自信は、一応あるにはあるんですけど、あまりに欲張りなプリンセスだったら、ちょっと困りますね(笑)。日本でのショッピングは楽しい!――Samuelさんが日本でデビューして1年が経ちました。その間、日本で一番印象に残っている思い出は何ですか?一番の思い出はやっぱりデビューですが、最近では、日本で雑誌の取材を受ける時の写真撮影が印象的です。もともと写真は撮るのも撮られるのも好きで、自分で撮る時は人物だったり風景を撮影することが多いですね。日本に来る時は写真を撮るのも楽しみのひとつなんですよ。――今日の撮影はいかがでしたか?さっき何枚か見させていただいたんですけど、すごくカッコよかったです! 照明をとても印象的に使っているなと思いました。カッコよく撮っていただいて光栄です!――10代の頃の1年はとても貴重で長いと思うのですが、この1年で自分がもっとも成長したと思えることは何ですか?日本語でレコーディングをする時に不安がなくなりました! 初めて日本語でレコーディングした時はやっぱり慣れなくて、発音もうまくできないところが多かったけど、今では軽々とレコーディングできるようになりました。――では、いつの日かインタビューも日本語でできる日がくる……?その日が少しでも早く来るようにがんばります(笑)。――以前のインタビューでは『ドン・キホーテ』が大好きだとお話してくださったのですが、最近のお気に入りの場所は?最近、日本でドキュメンタリー番組を撮影したんですが、渋谷だったかな?(スタッフ「キャットストリートですね」) そこで見つけたリングをひと目で気に入って買ってしまいました! 僕はアクセサリーが好きなので、買う時はいつも慎重に選ぶタイプなんですけど、その日はそのお店にあるもの全部がほしい!と思うくらい気に入りました。全部買うのは無理なので(笑)、そのなかから、ひとつだけ選んで買いましたが、日本のデザインセンスが僕には合うみたいです。――Samuelさんは私服もおしゃれですよね。おしゃれかどうかは自分ではわからないですけど、服を選ぶ時はサイズ感を大事にしてますね。大きすぎず、小さすぎず、自分の体格に合った服を選ぶようにしています。僕が好きなのはストリートファッションとカジュアルですね。日本でもよく服を買いに行きますが、渋谷と原宿に行くことが多いです。――最近、韓国ではホン・ギョンミンさんとチャ・テヒョンさんのユニットにSamuelさんが参加して話題になっていました。異色の3人でしたが、活動はいかがでしたか?活動が終わった後、2人が入学祝いとしてプレイステーションVRをプレゼントしてくれたんですよ! ものすごく高いものなのに、2人の息子でもないのに、いただいてしまいました! こんなにいいものをもらってしまって、どうお返ししたらいいのやら……とちょっと戸惑っていますが、しっかり遊んでます(笑)。VRはすごいんですよ、本当に違う世界にいるみたい! なのに、ゴーグルを脱ぐとちゃんと自分の部屋なんですよね。楽しすぎて、ハマりすぎると危険だなと思っています(笑)。――日本では春といえば別れと出会いの季節ですが、Samuelさんはこの春、何と別れを告げて、何と出会いたいですか?僕は朝寝坊な自分とお別れしたいですね。朝、起きることは起きるんですけど、ちょっと遅刻癖があるんですよ(苦笑)。これが習慣になってしまったらまずいので、今のうちに遅刻癖を治して、どんなに朝が早くても時間をきちんと守れる人間になりたいです! 誰かに起こされる前に自分で起きられるようになりたいですね。今はまだ母に起こしてもらってるんですけど、あまりに起きないので、毎朝母はすごく苦労しているそうです……。――日本では雑誌『Popteen』のイケメン総選挙にエントリーしていて、びっくりしました! ずばり、自信のほどは?僕にとってはいい機会をいただいて参加することになったんですが、イケメンである自信は正直全然なくて……(苦笑)。ただ、これをきっかけに僕のことをたくさんの方に知ってもらえたらいいなと思って参加しました。でも、もし万一、この総選挙で1位になれたとしたら、それはもうすごく光栄なことですよね。たくさんの方の中から選んでいただいたわけですから。でも、まずは僕のことを知ってもらえればうれしいです!Samuelさんとananパンダのツーショット動画はこちらから!InformationSamuel 3rdSingle 「ONE-Japanese Ver.-」2019年3月20日発売
2019年03月20日配信サイトやストリーミングアプリの普及で、いつでもどこでも動画&音楽が楽しめるようになった昨今。ハイテク技術を駆使したガジェットも、ますます進化。お気に入りを見つければ、趣味時間がさらに充実するはず!映像と音を楽しむツールが進化中!動画や音楽カルチャーの盛り上がりを受け、「関連するガジェットを選ぶ楽しみが広がっている」と、オーディオ・ビジュアルライターの折原一也さん。「プライム・ビデオやネットフリックスなど定額の動画配信サービスの充実により、視聴者が増加。また、ストリーミングが進み、アップルミュージックやスポティファイなど音楽業界も進化しています。最新技術を使ったタブレットやイヤホン、スピーカーを選ぶと、より美しい映像や音を味わえます。ぜひこだわってみてください」使用率が急激にアップ!進化系ワイヤレスイヤホン。「今どきの日本人が最も多く愛用しているアイテムのひとつが、ワイヤレスイヤホン。業界で初めて発表したアップルの『エアーポッズ』が長らく人気でしたが、今は装着した時に耳から出る棒状の部分を省いた、スタイリッシュなデザインのものが増加中」【WF‐SP700N(Sony)】汗や雨に強いアクティブ系。ジムやランニング時に活躍!防滴仕様で雨や汗からイヤホンを守り、運動中でもストレスなく使用できる。外の音が少し聞こえ、ランニング中も周りの状況に気づけるアンビエントサウンド機能付きで安心。連続再生約9時間。左右各約7.6g。ソニーストア価格¥20,880(ソニー買い物相談窓口)機能もファッション性も兼備。秀逸なワイヤレスヘッドホン。「日本ではイヤホンが人気ですが、海外に行くとヘッドホンユーザーも多く、ファッションの一部として取り入れている人が目立ちます。コード内蔵ゆえ首まわりがスッキリし、ストレスなし。薄着になる春はワイヤレス需要が高まる季節なので、注目です」【RP‐HD610N(Panasonic)】雑音をシャットアウト!通勤中にぴったり。外部の騒音状態に合わせてノイズキャンセル強度を選べ、通勤中の電車の騒音などを、しっかりとシャットアウト。Googleアシスタントを搭載しておりスマホを取り出さずに音楽再生可能。連続再生約24時間。275g。オープン価格(パナソニックTEL:0120・878・982)動画好きには欠かせない!タブレットは“観る”ツールへ。「昔は“スマホの大きい版”という印象だったタブレットですが、今は配信動画を見るためのツールになってきています。映像を楽しむためであれば、1万~3万円くらいで手に入る。家のいろいろな場所で楽しんだり、飛行機に持ち込むという人が多いです」【Fire HD 8(Amazon)】高性能なのに高コスパ!手軽に買えるタブレット。高解像度の動画が楽しめる。最大10時間使用可能なバッテリーを搭載し、長時間の移動時にもぴったり。プライム会員は対象特典の映画やドラマが見放題。W128×D9.7×H214mm。369g。16GB¥8,980(Amazon.co.jp)折原一也さんオーディオ・ビジュアルライター。大画面テレビやBDレコーダーを中心としたデジタル機器全般の取材や記事の執筆を行う。「@DIME」では、「折原一也のAudio&Visual最前線」を連載している。※『anan』2019年3月20日号より。写真・小笠原真紀(モデル)多田 寛(DOUBLE ONE/商品)スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・仁村紗和取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年03月18日朝早く起きて、仕事をして、疲れて帰って…平日は家事がおろそかになってしまい、自己嫌悪。なんて生活には、もうさようなら!“時短”に最適な生活家電が揃ういま、機械に任せるのが賢いやり方。自分でやるより早くて優秀なパートナーを、暮らしのお供に。便利な時短家電で、面倒な家事がラクに。働く女性の中でいまブームとなっているのが“時短家電”。「時短家電とは、面倒な家事の手間を省いて、時間を短縮してくれる便利な家電のことです。たとえば、ロボット掃除機があればスイッチひとつで床中がきれいになるように、自分が必要以上に手間をかけなくても、それを家電がサポートしてくれるのがメリット」と、知的家事プロデューサー・本間朝子さん。「時短家電があれば、出勤前にセットしておくだけで、帰宅する頃には家事が終わっている、という夢のような生活も実現。毎日の家事ストレスが減るだけで、仕事や趣味に打ち込む時間が増え、暮らしも豊かに」と、家電+ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさんは話します。お昼寝中でも、留守中でも…ワンスイッチで、床中クリーンに!面倒な床掃除をスイッチひとつで行ってくれるロボット掃除機。「お出かけ中など、人がいない時に掃除をしたほうが、埃も舞い上がらないので効率的。特に最近は床拭き系ロボットも充実。床がピカピカになるだけで、部屋の印象もだいぶ見違えます」(本間さん)【床拭きロボット掃除機 Rollan MC‐RM10(パナソニック)】業界初の回転式ローラーを搭載。拭き取り部分に回転式ローラーを採用することで、掃除終了までモップのきれいな面を使って拭き掃除が可能に。オープン価格(パナソニックTEL:0120・878・691)【床拭きロボット ブラーバ380j(アイロボット)】水拭きもから拭きも、これ1台で。部屋の汚れに合わせて2つのモードが選べ、ホコリや髪の毛はもちろん、皮脂汚れや食べこぼしまで残さず拭き取り。¥39,000*編集部調べ(アイロボットTEL:0120・046・669)花粉ストレスにさようなら。部屋干しもこれ一つで。“洗濯物は部屋干し派”という人におすすめなのが、衣類を乾かすことだけに特化した、衣類乾燥機。「夜に干した洗濯物も、朝にはカラカラに。乾かしながら除菌もしてくれるので、部屋干し特有の生乾き臭もこれがあれば気になりません」(神原さん)【プラズマクラスター除湿機 CV‐H180‐W(シャープ)】天気の悪い日も安心!衣類を乾燥させながらプラズマクラスターイオンを放出し、生乾き臭を抑制。乾燥後のニオイ戻りも抑制することができる。オープン価格(シャープTEL:0120・078・178)あれこれ考えなくていい。洗濯機も“No think”に。AI機能を搭載したハイテク洗濯機が、ついに登場。「衣類を入れたら、AIが自動で洗剤の量を提示したり、素材に合った洗濯方法を選択してくれます。人間は、洗濯物を放り込んでスイッチを押すだけ。もうあれこれ考える必要はありません!」(本間さん)【ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラム BD‐NX120C(日立)】細かな設定もAIにお任せ!洋服の素材や汚れ具合から、洗い方や時間をAIが自動で判断。スマートフォンアプリと連動したサポート機能も充実している。オープン価格(日立TEL:0120・3121・11)本間朝子さん知的家事プロデューサー。家事を時短・省略化して無駄な時間と労力を省く「知的家事」を提案する。3月13日に新刊『本間式 置くだけ片づけ』(エクスナレッジ)が発売。神原サリーさん家電+ライフスタイルプロデューサー。家電分野を中心に雑誌コラムの執筆や商品企画、コンサルティングなど行う。著書に『サリー流「効率家事」』(宝島社)がある。※『anan』2019年3月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・仁村紗和取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年03月17日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「日野市立七生緑小学校」です。ちょうど1年前のこの連載で合唱についてお話ししました。僕は合唱が好きで、なかでも日野市立七生緑小学校の歌声が大好きなんです。彼らは、ごく普通の公立小学校の生徒であるにもかかわらず、NHK全国学校音楽コンクール〈小学校の部〉にて6年連続金賞を受賞されている、すごい合唱団なんです。いつか、彼らと一緒に仕事がしたいとずっと思っていたんですが、その念願がついに叶いました。僕が作詞・作曲を手がけた、TVアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』(テレビ東京系)の新EDテーマ「心のノート」を彼らに歌ってもらうことになったんです。参加いただけることが決まってから、日野市で行われた彼らの合唱コンサートも観に行きましたし、レコーディングにも立ち会いました。その結果わかったことは、七生緑小学校の生徒さんたちは「誰よりもプロや」ということです。これは、ソニーミュージックで20年以上音楽業界に携わっているうちのディレクターも同じことを言っていたので、間違いないと思います。彼らはレコーディングの当日までずっと先生にダメ出しをされていた。いや、ダメ出しをされるだけじゃなくて、自分たちで意見を出し合って、どう修正していくか、どうよくしていくかを徹底的に考えてきてくれた。はっきり言って合唱の素人の僕からすると、「ええやん、全然この状態でいけるやん」と思ってしまうくらい完成度は高かったんです。それでも「いや、まだここが甘いんです」と修正を重ね続けてくれた。これがプロか…と、すっかり僕が教えていただきましたね。七生緑小学校の合唱団は4年生から6年生の生徒たちで構成されています。自分が小学校高学年のときを振り返ると、これだけ高い意識を持ってひとつのことに向き合えるか?と聞かれたら、絶対できないと即答できます。でもその不可能を可能にしているのは、合唱団を指揮する後藤朋子先生の存在。彼らの徹底したプロ意識を培ったのは、後藤先生の巧みな指導力の賜物。それが6年連続の王者の歌声を育てたんだと思います。小学生たちの真っすぐでピュアな歌声って実にすばらしいです。マジで心洗われます。彼らが昨年、金賞を受賞した自由曲「ああ ひまわり」なんて、本当にレベルが高くて聴くたびにゾクゾクするほどです。もっと、合唱曲の魅力、たくさんの人に届いてほしいです!おかざき・たいいく3rdアルバム『SAITAMA』発売中。6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。※『anan』2019年3月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年03月17日イケメン御曹司と女子高生の恋愛をコミカルに描く、師走ゆきさんの人気マンガ『高嶺と花』が実写ドラマ化。主演の高杉真宙さんは最初、「この役を演じている自分の姿がまったく想像できなかった」という。「今まで出演させていただいた作品の中でも、いちばんイメージするのが難しかった役柄かもしれません。26歳と年齢設定が自分の実年齢よりも高いので、大人っぽい振るまいや、スーツをピシッと着こなしている姿にも気を配って、素敵な原作のイメージをできるだけ壊さないように努めました」高杉さんが演じる才原高嶺(さいばらたかね)は、天下の鷹羽グループの御曹司。ある日、祖父が設定した見合いの席で、姉の替え玉としてやってきた女子高生の野々村花と出会う。外見やステイタスに左右されない花の姿に高嶺は徐々に興味を持つように。罵り合いながらもお互いを想う純粋な愛が垣間見られる、ちょっぴり不器用なツンデレラブコメディだ。「口が悪くて高慢な高嶺と、10歳年上の高嶺に対していっさい物怖じしない花。そんな二人の会話のやりとりや、テンポの良さがこの作品の最大の魅力だと思います。ラブストーリーながらコミカルなギャグ要素も強いので、演じる上ではできるだけ表情を大きくして、高嶺の感情の波を表現するように心がけました」誰もが認めるハイスペックイケメンなのに、恋愛に対してどこか不器用なところも高嶺の魅力のひとつ。「『女性に対して弱い部分は見せたくない』と思う男心には共感しつつ、すこし“女々しい”というか、格好つけているのに格好つかない部分があるのも高嶺らしくて僕は好きです。何しろ、花が男らしすぎるので(笑)。ストーリーの中で何度か壁ドンのシーンが出てくるのですが、女の子に壁ドンをされたのは、さすがに初めての経験でした」共演者には花役の竹内愛紗さんをはじめ、戸塚純貴さんや伊藤あさひさんなど、フレッシュで個性豊かなキャストが揃う。「まわりがほぼ10代の役者さんだったので、不思議な気持ちでしたね。『10代も20代もそんなに変わらないだろう』と最初は思っていたのですが、意外と壁があることがわかって(笑)。彼らの中では、TikTokが流行っているみたいでした。僕もアプリの名前くらいは知っていたので、やり方を少し教えてもらったのですが、結局よくわからず、『TikTokは無理だ…』と思って断念しました(笑)。みんな見た目は僕なんかよりずっと大人っぽいのに、話をすると可愛らしくて。自分もまだ22歳ですけど、『大人になったな、僕…』とその時に思いました」1月に行われた撮影では、真冬の厳しい寒さを我慢するのがとにかく大変だった、とも。「寒いのは嫌いではないのですが、さすがに顔に出ていたかもしれません(笑)。ただ、原作だと夏のシーンだったところがドラマでは冬の設定になり、冬ならではのセリフに変わっているのも面白いところ。実は僕の好きなフレーズのひとつでもあるので、ぜひ注目してみてください」たかすぎ・まひろ1996年7月4日生まれ。福岡県出身。出演映画『映画 賭ケグルイ』が5/3(金)に公開予定。江戸川乱歩原案の映画で、主演を務める『超・少年探偵団NEO‐Beginning‐』も今年公開予定。『高嶺と花』姉の替え玉としてお見合いをすることになった野々村花は、才原高嶺の横柄な態度に怒りを抑えきれず、啖呵を切ってその場を立ち去ってしまう。破談と思われたお見合いは、やがて意外な展開に…!?3/18(月)よりFODにて配信開始。©師走ゆき/白泉社 フジテレビジョン※『anan』2019年3月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・寒河江 健ヘア&メイク・本間有香インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年03月13日モノを持ちすぎない、“ミニマリスト的暮らし”が注目を浴びる今、コンパクトなワンルームでも、すっきりした空間作りをしたいもの。最近は100円ショップでも最先端のアイデア商品が色々見つかるから、収納のポイントを押さえて、グッズを賢く利用しよう!限られたスペースを有効活用する収納を。収納における失敗で一番多いのが、使い方を想像する前にグッズを買ってしまうこと。「グッズと使い方がセットになっていないと、購入しても無駄になってしまいます。必要な形やサイズ、用途を、しっかりとイメージしてから買うことが大切です。また、縦に積み重ねられるものや入れ子にできるアイテムを選ぶことで、限られた空間を有効活用することができます」と、収納環境プランナー・すはらひろこさん。おすすめは、100円ショップで買えるグッズ。「おしゃれな『セリア』や機能的な商品が多い『キャンドゥ』など、進化を続ける100円ショップは、優秀なアイテムが豊富。最近は“A4”などとサイズ表記がされたグッズも増え、イメージしやすく便利ですよ」冷蔵庫内やクローゼット、バスルームの棚など、空間の隙間は“縦”に使う。「冷蔵庫や棚の中といった小さい空間の整理に活用したいのが、スタッキング用品。積み重ねて空間を縦に使うことで、スペースを有効利用できます。プラスチック製のものを選ぶと、濡れても安心なうえ、汚れたときにはサッと洗えるので便利。また、部屋の生活スペースをもっと広げたい人は、床置き収納にスタッキング用品を取り入れるのがおすすめ。収納グッズを横に広げるより、部屋がすっきりとした印象に仕上がります」スツールは優秀!“多用途に使えるか”も見極めのコツ。「煮る、焼く、蒸す、揚げることがひとつでできるグリルポットが便利なように、収納グッズにおいても“ひとつあれば万能”なものを選ぶことが大切です。その代表的なものが、スツール。座るのはもちろん、バッグを置いたり、見せる収納として本を積み重ねたり、コーヒーテーブルとして使うなど、さまざまな用途に使えるすぐれもの。積み重ねられるデザインを選んでおけば、使わないときにはコンパクトに片付けられます」水回りで使える&すぐに見つかる!ハンギング収納。「今は見せる収納が流行っていることもあり、水回りのタオルやふきんなどは棚に入れたりせず、クリップやS字フックなどを使って吊り下げておく、ハンギング収納がおすすめです。必要なものが早く見つけられて、すぐに使えるうえ、布ものが乾きやすいというメリットも。また、バッグやスカーフを片付けるときにも、床の場所をとらないハンギング収納は便利。吊るす場所がない人は、つっぱり棒を使うなど工夫してみて」シンプルなルックスの収納グッズは、再販率もアップします。「シンプルなデザインのものを買っておくと、たとえば、引っ越し先の家でサイズが合わないなど使えなくなって売りたいときに、買い手がつきやすいです。なかでも、空間を邪魔しない白は人気。また、特殊なデザインの収納グッズは単品の場合はかわいいけれど、並べたときに“あれ…?”となるケースも少なくありません。個性的なデザインのものがいいという人は、シンプルなものを選んで、後から自分でアレンジするのも手です」すはらひろこさん収納環境プランナー。整理収納術のスペシャリストとして、個人や企業へのコンサルティングを行っている。『シンプルに暮らす 無印良品で片づく部屋のつくり方』(エクスナレッジ)など、著書、監修書多数。※『anan』2019年3月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年03月11日