2年に一度開催されるスポーツクライミングの世界選手権がスタート。見どころをプロクライマーの尾川とも子さんに伺った。IFSC クライミング 世界選手権 2023 ベルン大会様々な技術を使って人工の壁を登っていくスポーツクライミングは、スピード、リード、ボルダーの3種目からなる。ロープをつけ、1対1で15mの高さの壁をどれだけ速く登れるかを競うスピードは「その名の通り速い人が勝ち」。12m以上の壁を制限時間内にどの高さまで登れるか争うリードは「持久力がものをいう競技です」。クライミングジムなどでなじみのある“ボルダリング”は、ボルダーという種目名だ。「4~5mの壁に数種の課題(セッティングされたルート)があり、技を駆使しながらゴールを目指します。リードとボルダーはホールド(突起物)の位置が試合ごとに変わり、ボルダーの決勝では、競技前に登り方を選手同士で話し合う作戦タイムがあるのも特徴的です」成長著しい若手が群雄割拠する日本からは総勢21人が出場。尾川さんが推すのは、16歳の安楽宙斗(あんらく・そらと)選手だ。「今季初参戦したボルダーのワールドカップで年間総合優勝を果たしています。また、東京オリンピック4位・楢崎智亜(ならさき・ともあ)選手の弟・明智(めいち)選手は、海外選手に劣らない高身長で遠い手順もすんなりこなす。今シーズンはかなり体を作り込み、一気にパリ五輪代表候補として名をあげました」女子の筆頭は19歳の森秋彩(もり・あい)選手。「リードが得意で、4月のボルダー&リードジャパンカップを制し早々に世界選手権の内定を決めたパリ五輪代表に最も近い選手。もう一人、松藤藍夢(まつふじ・あのん)選手は次世代の女子ボルダーを担う存在。パワフルで体を大きく動かす動きが得意で、キレとスピード感、しなやかさがあります」今回はパリ五輪の正式種目となる複合(ボルダー&リード)も開催され、スピードとともに上位選手は五輪の内定が出る点でも注目が。観戦はテレビのほか、動画配信でも。「ジャンプしたり、コウモリみたいに逆さにぶら下がったり。テレビ番組の『SASUKE』を見る感じに近いかもしれません。一つ一つの技の凄さ、ダイナミックな動き、選手の身体能力に驚きつつ気軽に見てほしいですね」安楽宙斗選手高校2年生にしてベテラン勢を押しのけ活躍。「スピード感と体の身軽さは特筆すべきものが。また親指が強く、ホールドに指を固定する保持力の強さも凄い」森 秋彩選手「150cm台と身長は低いですが、安楽選手同様、保持の強さが際立っている。指先の強さを感じさせる登りを見てほしいですね」。アップになった時の手元に注目。尾川とも子さん日本人女性初のプロクライマーとして活躍。クライミングの指導を行うほか、スポーツクライミング解説者として今回の世界選手権でも解説を担当する。IFSC クライミング 世界選手権 2023 ベルン大会【日程】開催中~8月12日(土)【会場】スイス・ベルン「ポストファイナンス・アリーナ」で開催。決勝はNHK総合、J SPORTSで放送予定。IFSCのYouTubeチャンネルの中継もあり。※『anan』2023年8月9日号より。写真・YUTAKA/アフロスポーツ(by anan編集部)
2023年08月02日コナミスポーツクラブはこのほど、ボルダリング施設をコナミスポーツクラブ 池袋(東京都豊島区)に開設した。東京五輪が開催される2020年に向け、人々のスポーツへの関心が高まっている。そこで同社は、東京五輪の正式種目に採用されるなど注目が高まっている「スポーツクライミング」に着目。「新たなスポーツを体験したい」「筋力の向上や運動不足の解消でクライミングを始めたい」といったニーズに応えるため、コナミスポーツクラブ内にクライミング施設を開設する。初導入となる「コナミスポーツクラブ 池袋」では、ロープを使わず4m前後の高さの人工壁を登るボルダリングを楽しむことができるという。総合型スポーツクラブのノウハウを活かし、特定の部位・筋肉のトレーニングに効果的なルート設定も行う。また、専用シューズや用具のレンタルのほか、無料の「初心者クリニック(事前予約制)」を随時開催するなど、初心者や未経験者のクライミングデビューをサポートするとのこと。仲間と気兼ねなく楽しみたいという人には、ウォール一面の貸し切り(4名以上、事前予約制)がおすすめとのこと。コナミスポーツクラブの浴室やパウダールーム、ロッカーなどの施設も利用できる。今回、「クライミング事業」を開始するにあたり、日本人女性初のプロフリークライマー・尾川とも子さんがコナミスポーツクラブ クライミングアドバイザーに就任することが決定した。池袋店への導入にあたり、尾川さんはクライミングを安全に楽しむためのサポート方法など、さまざまなアドバイスを行ったという。なお池袋店でのオープンを皮切りに、今後は全国の施設に順次拡大予定とのこと。
2017年04月21日アディダスジャパンは、より多くの女性たちのライフスタイルに、スポーツを取り入れてさらに楽しんでほしいという「all in for #mygirls -攻めろ、女子。-」をコンセプトに、ウィメンズキャンペーンを2013年3月21日(木)からスタートした。アディダスは、史上初となる女性を主役にしたブランドキャンペーンを3月21日(木)を開催。このウィメンズキャンペーンを記念したイベントを開催し、”女子がもっとスポーツを楽しむ会「女ス会」”の提案と、各スポーツアパレルファッションショーを披露した。ゲストには女優の武井咲をはじめ、 ロンドンオリピック女子マラソンの尾崎好美選手、女子世界初の最高難度ボルダーグレドに成功した尾川とも子選手、神村エリカ選手、奥原希望選手、そして一般の攻め女11名が「女ス会」の代表メンバーとして登場した。武井咲は、「普段から、女子同士でビーチヨガをやったり、スポーツウェアにヒールなど、女子ならではのスタイルでスポーツ観戦したりと女ス会を楽しんでいます。仕事では、やったことがないことに挑戦するなど、基本的に攻めてます!」と自身も”攻め女子”だということを公言。ファッションショーでは、アディダス バイ ステラ・マッカートニーをはじめ、ネオ レーベル、オリジナルスなど計25種類のコーディネートを紹介した。コーディネートをプロデュースしたスタイリストの野崎美穂は、「今シーズンの注目カラーであるイエローをたくさん取り入れました。また、ちょっと冒険して柄と柄を組み合わせるのも今年っぽいポイントです。アディダスのスポーツスタイルは、機能性だけでなくアディダス バイ ステラ・マッカートニーのようにデザイン性に優れたものが沢山あります。どんなスポーツにチャレンジするかや、コーディネートを選ぶ楽しみも、“攻め女”な女性たちに味わっていただきたいと思います。」とコメントした。【お問い合わせ先】アディダスグループお客様窓口TEL:0120-810-654 (土日祝除く、9:30~18:00)元の記事を読む
2013年03月21日