2023年11月2日、日本オリンピック委員会(JOC)は、会長である山下泰裕さんが転倒し、頸椎を損傷したことを明らかにしました。産経ニュースによると、山下会長は、プライベートでの行動中に負傷し、現在は手術を受けて入院しているとのことです。1984年に開催された『ロサンゼルスオリンピック』にて、柔道男子無差別級で金メダルを獲得した山下会長。2019年6月にJOCの会長に就任し、3期目でした。山下会長の復帰の時期は未定で、当面は三屋裕子副会長が職務を代行するとのことです。突然の発表に、ネット上では「心配…」「びっくりです」「どうか安静になさってください」などの声が上がっています。山下会長の、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2023年11月02日歳月を経て熟成されていくワインのように、人も年齢を重ねるごとに深みを帯びていく。山下智久もまたあらゆるボーダーを打ち破り、常に自己ベストを更新し続ける存在のひとりだ。そんな挑戦者・山下智久のキャリアにおいて大きなマイルストーンとなったのが、自身初の海外主演ドラマHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』。総額160億円にも及ぶ遺産をめぐり、熾烈なワインテスト対決に挑むワイン評論家・遠峰一青を演じている。日仏米共同製作というグローバルな環境に身を置き、常に新たな可能性を切り開き続ける山下にとって、遠峰一青として生きた日々はどんな時間となったのだろうか。一青は普通の人間。だから、やりすぎてしまうんです世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェが遺した至高のワイン。その相続権を懸けて火花を散らすのが、彼の実娘カミーユと弟子の一青だ。長く絶縁状態にあった父に複雑な感情を抱き、喜怒哀楽をはっきりと見せるカミーユに対し、一青は寡黙で胸の内が読みきれない。その対照的なキャラクターが、ドラマに奥行きをもたらしている。2人の主人公の対照性を山下はどのように捉えて演じていたのだろうか。「一青のライバルでもあるカミーユは味覚、嗅覚、センスが常人離れしています。そんなカミーユと比べると、一青は普通の人間。僕は彼のことを“ワインのことしか考えられず、やりすぎてしまう人間”と考えていました。カミーユのような特殊な能力を持っていない代わりに、一青は味覚や嗅覚を最大限に研ぎ澄ます必要性があるという話になりました」天才ではなく、凡人。大企業の御曹司という誰もが羨む出自にある一青を、恵まれたエリートではなく、努力の人とした。『神の雫/Drops of God』は、カミーユが父との因縁を乗り越える物語であると同時に、一青が定められたレールから脱し、自らの生き方を掴む物語でもあった。「そのため、監督と話し合って、役づくりのために身体をかなり絞りました。普段の食事はほぼ同じ食材で自炊して、カロリー制限をする生活を送ったことで6〜7キロ痩せました。痩せると飢餓状態になり、味や香りにとても敏感になり、一青の状態を擬似体験できました。勉強のために週に1度はフランスの本場のワインを飲みにレストランに行っていたのですが、そのときの食事は驚くほどの美味しさでした」みんなで“遠峰一青”像をつくっていきました着々と国際派の道を歩む山下にとって、初の海外ドラマ出演となったのがHuluオリジナル『THE HEAD』。山下は一青の内面を表現するため、様々なパターンを演じてみて、時にはアメリカ人のアクティングコーチの意見も参考にしながら演技を作り上げていった。「アクティングコーチとのシーンの解析においては、まず『いまどういう環境にあるか』『一青の頭の中に何があるのか』を紐解いていき、それを幅を持たせて表現に落とし込んでいきます。たとえば『愛してる』というセリフがあったとして、心からそう思っているパターンと、本当は『殺したい』と思いながら言ってみるパターンといったように、いろいろとトライしながら調整していきました」日本でもアクティングコーチの存在はあるが、あまりスポットを当てられることはない。だが、素晴らしいアスリートの陰に必ず素晴らしいコーチの存在があるように、優れた演技の下支えに指導者がいるのもまた必然のこと。芝居は決してひとりでつくり上げるものではない。共同作業によってキャラクターに広がりが増すことを山下も実感している。「他にも、一青のキャラクターづくりには一緒に取り組みましたよ。一青は見る人によって、アングルによって見え方がいろいろと変わってくる、複雑な人間だと考えていて。僕自身も演じながら、ワインのような彼の複雑さを表現していきました。アクティングコーチだけではなく、監督や脚本家とも話し合いながら、みんなで“遠峰一青”像をつくっていきました。撮影中にもセリフがよく変わっていったので、一青は生きていたなぁと思います」本作への出演がきっかけで、すっかりワインにハマったという山下。果てのない俳優業と同様、どうやらワインの道もまた相当な“沼”のようだ。「有難いことに友人にワイン好きがいたので、ワイン仲間を紹介してもらったり、いいワインを一緒に飲ませてもらったりと、本当にこの作品を通して得るものが大きかったです。勉強のために、フランスはもちろん、カリフォルニアのワイナリーのものも飲みました。僕はあまり物欲がなくて、お金を使うところがないので、この機会に『これは自分への投資だから』と思い切りました。一体いくら使ったのかは自分でもわかりません(笑)」独立したことで、人と人との繋がりの大事さを感じられた祖父や母親の敷くレールに反発するように自分の道を探る一青。安全な道が用意されているのに、あえて孤高の道を行くその生き方に山下はどのような想いを抱いたのだろうか。「どちらかというと僕も、一青のように社交的なタイプではないところは似ている気がしました。今回のドラマには、“いい湿度と環境で保存することでワインの味が変わるように、人も変われる”というメッセージも実は込められています。一青の生き方を通じて、自分の心と外の世界を隔てているものを削ぎ落としていく作業の大切さというのも感じてもらえたら嬉しいです」山下もまた長いキャリアの中で、いくつもの人生の決断を下してきた。「大きな決断をしたことで言うと、まずは大学受験を決めたとき。このまま仕事がいつまでできるかわからない将来の不安もありましたし、挑戦せずにやらないで後悔することが一番怖かったんです。後で後悔しないためにも、進学しようと決めて受験しました。そのおかげで、芸能界以外の友人たちとも出会えたのもよかったです」もうひとつの決断は、2020年。独立を果たし、未知なるフィールドへ飛び出した。「独立して初めてわかる大変なことの方が多かった気もしますが、それでも手探りながらもスタッフや応援してくれている方々のおかげで進めています。改めて、人と人との繋がりの大事さを感じることができました」挑戦は、リスクを伴う。だが、一歩踏み出したからこそ得るものもあれば、見えるものも変わる。“人も変われる”が『神の雫/Drops of God』のメッセージであるならば、それを最も体現しているのが山下智久の生き方なのかもしれない。一方、変わり続ける山下智久の中で、どんなに時間が流れても、どんなに環境が変わっても、ずっと変わらない想いがある。「僕がいつも思っていることは、新しい景色が見たいということ。応援してくれているファンの皆様と夢を見続けていきたいということだけなんです。そのために、無限の可能性を求めています」山下智久を挑戦へと駆り立てるのは、彼を信じ、ずっと支え続けるファンの存在。これまで一緒に見てきたいくつもの夢が、自分の心と外の世界を隔てているものを削ぎ落とし、新たな道へ突き進む原動力となってきた。だから、山下智久はこれからも止まらない。熱い声援を背中で感じながら、次なるチャプターへと突き進んでいく。取材・文:横川良明撮影:奥田耕平ヘアメイク:竹山直実スタイリング:櫻井賢之[casico]オールインワン¥59,400、 ニット¥53,900/ギャルリー・ヴィー(ギャルリー・ヴィー 丸の内店☎03-5224-8677) ネックレス¥83,600/ノブイケグチ(ノブイケグチ☎03-6438-9036)、その他スタイリスト私物<作品情報>Huluオリジナル 「神の雫/Drops of God」Huluで全8話独占配信中原作:亜樹直オキモト・シュウ「神の雫」(モーニングKC/講談社)製作総指揮:クラウス・ジマーマン監督:オデット・ラスキン脚本:コック・ダン・トラン出演:山下智久、フルール・ジェフリエ他制作:ダイナミック・テレビジョン制作協力:アドライン・エンターテイメント(C)Hulu Japan
2023年11月01日《台詞と戦ってる》10月16日、公式SNSでベッドに横になり台本を指さす動画を投稿した山下智久(38)。連日、ドラマ『正直不動産2』(NHK総合)の撮影中だ。本誌は9月下旬、神奈川県内の高層マンション近くで、同作のロケにのぞむ笑顔の山下を目撃していた。テレビ局関係者はこう語る。「現役の、いわゆるジャニーズタレントたちへのオファーが明らかに減少するなか、3年前に退所していた山下さんの存在感は日に日に増しています。1年半前に放送された『正直不動産』が好評だったため、続編とスペシャルドラマの撮影が並行して行われています。来年1月から放送予定です」そんな山下に届くオファーは、日本のテレビドラマだけではなかったようだ。「山下さんはジャニーズを退所した3年前から海外志向を強めています。実際、ハリウッド映画『マン・フロム・トロント』や日米共同制作ドラマ『TOKYO VICE』に出演しています。また、現在は動画配信サービス『Hulu』のオリジナルドキュメンタリー作品『挑戦者・山下智久』に出演中です。同社の親会社はディズニーで山下さんの映像作品を将来撮影する布石なのではないかともいわれています」(映像関係者)また、外資系のファッションブランドからのイベント出演オファーも相次いでいるという。「山下さんのインスタフォロワー数は現在、約525万人で絶大な影響力があります。そのため、海外の高級ブランドが実施する日本でのイベントに山下さんが呼ばれることが多いそうです。1回の出演料は、トップクラスの500万円だと聞いています」(広告代理店関係者)さらに歌手としても、海外で注目を浴びているという。「今夏に行われた5年ぶりとなるソロツアーのチケットは即日完売でした。中国やアメリカなど、世界各地からライブへの出演依頼が届いているといいます。退所後、山下さんの事務所はしばらく家族経営だったのですが、最近敏腕マネージャーが復帰したそうです。コロナ禍で休止していた海外進出をいよいよ本格的に再始動させるのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)古巣が混迷を極めるなか、俳優に歌手、タレントとして、いまや辞めジャニ最強の座についた山下。自分に“正直”になった結果なのだろうかーー。
2023年10月27日俳優で歌手の山下智久に迫ったドキュメンタリー番組『挑戦者・山下智久』の日本編が11月4日より、Huluで独占配信される。○■山下智久にとって未知の世界で活躍するゲストと対談も「韓国編」「音楽編」「日本編」と3つのテーマで挑戦し続ける山下を紐解く同作。「韓国編」では、観光地をめぐり、韓国グルメでエネルギーをチャージ。韓国最後の夜は、同志であり友人となったイ・デフィと互いの未来に思いを馳せた。「音楽編」では、5年ぶりとなる全国ツアーに密着。その舞台裏には人知れぬ苦難と、挑戦の日々が。悩み抜き、辿り着いたステージでの姿は、多くの人々の記憶に残る素晴らしいものとなった。待望の「日本編」では、さまざまなプロフェッショナルとの交流を通して山下の素顔に迫っていく。俳優・山下智久を探るために、『神の雫』の原作者、亜樹直氏との対談や、フランス大使公邸で行われたイベントに密着した様子も。山下が『神の雫』を演じた時の思い、苦労、見どころを語る。また、山下にとって未知の世界で活躍するゲストにも会いに行くことに。アートの世界で活躍するオーガスト・ビレラと、声優の世界で活躍する土屋神葉との対談も。○■リリー・フランキーと神楽坂ロケを敢行そして、第9話、第10話では、プライベートでも親交があり、山下が「友達を超えて、今やファミリー」と語るリリー・フランキーとの神楽坂ロケを敢行。山下は「プライベートで会う時と同じくらい、自然体でロケを楽しむことができました」とロケを振り返った。リリーは「挑戦しているだけでも価値があるのに、しっかりと成果や評価を得て、多くの人に伝わっている ことが素晴らしい」と、山下の仕事ぶりに太鼓判を押した。さらに、山下は自身が挑戦するきっかけとなったリリーの言葉を明らかに。「僕は20代前半でリリーさんに出会って、『自分がルーキーでいられる場所に身を置いたほうがいい』というアドバイスがすごく心に残っているんです。その言葉があったからこそ、なるべくやったことのないこと・やったことのないジャンル の仕事も含めて挑戦することができたんだと思います」と語り、リリーへの感謝の気持ちを表した。2 人の神楽坂ロケの様子を収めた第9話、10話は11月18日、25日に配信される。また、山下が主演を務めるHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』の第7話が本日20日より、Huluで独占配信されている。山下、リリーのコメント全文は以下の通り。○■山下智久コメント全文いつもリリーさんとプライベートで会う時と同じくらい、自然体で楽しむことができました。僕は20代前半でリリーさんに出会って、「自分がルーキーでいられる場所に身を置いたほうがいい」というアドバイスがすごく心に残っているんです。その言葉があったからこそ、なるべくやったことのないこと・やったことのないジャンルの仕事も含めて挑戦することができたんだと思います。振り返ってみると、今見えている世界も、このリリーさんからのアドバイスのおかげ。過去も含めて、今に繋がっているなと思いました。僕にとってリリーさんは、ファミリーな感覚がすごくある方です。最初に出会った時には、リリーさんは僕のことを「友達」って言ってくださったんです。まず先輩が後輩に対してそんな風に言って接してくださることに、すごく温かみを感じていました。そこから年月を経て、今は友達を超えて、ファミリーのような感覚で一緒に過ごしています。○■リリー・フランキーコメント全文普段会う時は夜にバーや僕の家でお酒を飲むことが多いので、昼間に2人で神楽坂を歩くことは、ほぼあり得ないことなんです。昼間は僕は寝ていて、智久はトレーニングしているから、明るいうちに会うことは滅多になくて。だから、今回番組でこういった機会をいただけてうれしいです。ここ何年かは彼にしかできない仕事の仕方を提案していて、たくましくなったなと思います。他の人がやったことのないことをやるのってなかなか難しいこと。挑戦しているだけでも価値があるのに、しっかりと成果や評価を得て、多くの人に伝わっていることが素晴らしいと思います。また、なんといっても、彼の魅力は性格ですよね。今まで出会った中で一番家族想いな人。ちなみに僕の実の家族とも会う仲ですよ(笑)。
2023年10月20日山下智久(38)が「アリーナツアー2023-Sweet Vision-」のラストとなる横浜・ぴあアリーナMM公演を開催。5年ぶりとなるライブでファンサMAXの山P、終始汗だくのセクシーステージにファンも熱狂!そんなライブの模様をリポート♪「5年ぶりですね、心の底から楽しみにしていたし、すごく会いたかったぜ!」オープニングからハイテンションな山Pに、ファンも「会いたかった~」と大絶叫。『抱いてセニョリータ』から最新シングル『Beautiful World』などを熱唱した。合間のMCでは「マジで熱いね。みんなの熱気がこうさせたんだからね」と汗だくの顔を見せたり、「ちょっと脱いじゃおうかな」とジャケットを脱いで大歓声を受けたり。「待たせた分、100倍返しするよ」の言葉どおり、ファンへ指さしや「いちばん後ろでペンライト振ってくれてるのも感じてるよ」と、隅々までの気配りも。自身が出演したドラマ『今際の国のアリス』の話を切り出すと会場はザワザワ。「なんでざわめく!?」と笑い、「裸一貫、ゼロからやるぞ、という気持ちで挑みました」と振り返った。「次はこんなに待たせないからね。I LOVE YOU」と投げキッスでライブを終えたが、「COOLな彼もいいけど、明るくなってますます素敵」とファンたちも興奮冷めやらぬ様子だった。
2023年09月21日Huluオリジナル『神の雫/Drops of God』(9月15日配信スタート 毎週金曜配信 全8話)配信を記念し、原作の作画担当であるオキモト・シュウ氏が山下智久とフルール・ジェフリエを描いたオリジナルイラストが15日、公開された。○■山下智久の海外ドラマ初主演作原作・亜樹直氏、作画・オキモト・シュウ氏による漫画『神の雫』(講談社)を実写化した同作。ドラマ版は原作と異なり、山下演じるワイン評論家・遠峰一青を主人公にストーリーが展開する。遠峰の師であり、ワイン学の権威でもあるアレクサンドル・レジェの残した膨大なワインコレクションを巡って、アレクサンドルの一人娘・カミーユ(フルール・ジェフリエ)と宿命の対決を繰り広げる。なお同作は、山下の海外ドラマ初主演作となる。○■オキモト・ シュウ氏描き下ろしオリジナルイラスト公開また、本日は『神の雫/Drops of God』の配信開始を記念して、原作漫画『神の雫』の作画を担当するオキモト・ シュウ氏が描き下ろしたオリジナルイラストも公開。オキモト氏が丹念に描いたのは主演・山下と、カミーユ役のフルール・ジェフリエの2ショット。オキモト氏は「イラスト制作のお話をいただいたとき、かなりの圧を感じました。山下さんを描くのって本当に難しい……。だからこそ、イラストでは到底表現できなかったお二人の素晴らしい演技をぜひ! ドラマで堪能していただきたいです。よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。○■山下智久、日本人キャストの通訳もさらに、17日(16:25〜)には、特別番組『海外ドラマ初主演 密着2年 俳優・山下智久の挑戦』(日本テレビ)が放送される。この番組では『神の雫/Drops of God』で海外ドラマ初主演を果たした山下に⻑期密着。さかのぼること2年前、フランスで始まったドラマ撮影での真剣な様子はもちろん、ヨーロ ッパ最大規模のドラマイベント「Series Mania」にも堂々参加し、会場に押し寄せた海外のファンと気さくに交流する山下も、つぶさに追っていく。撮影現場ではほかの日本人キャストの通訳も担いながら、真摯に撮影に挑んだ山下。特別番組では一切妥協することなく、常に高みを目指す山下の姿を捉えながら、その胸の内にも迫っていくことに。国際派俳優として躍進する山下にとって海外挑戦の原点となった“幼少期の体験”、そして「壁はある方が面白い」と決して満足しない山下が抱く“未来への思い”も明らかに。
2023年09月15日2000年代にワインブームを日本で再燃させた伝説的漫画「神の雫」が、国際連続ドラマのHuluオリジナル「神の雫/Drops of God」として、9月15日(金)よりHuluで独占配信される。原作の主人公・神咲雫をフランス人女性カミーユに置き換えるという大胆なアレンジがなされた本ドラマでは、もうひとりの主人公・一流ワイン評論家の遠峰一青との、カミーユの父の遺産をかけたワインバトルが華やかに展開される。フランス、日本、イタリアと国を横断して描かれる国際ドラマならではのスケール感が、独特な世界観に没入させてくれる。そして、要となる遠峰一青を演じるのが山下智久だ。これまでいくつもの国内外の作品に携わった山下さんだが、海外ドラマでは初主演を飾ることになった。2021年8月にフランスでクランクインし、その後、各国へ渡りながら約10か月に及ぶ撮影を実施した山下さんは、充実の表情でインタビューに応えてくれた。人気の高い原作の実写映像化へ臨むための高い意識からはじまり、役を深めるための手段、さらにガストロノミー(美食学)の世界を描いた本作にかけ、山下さんの最近の「美食」事情まで、多面的にいまの山下さんを見つめる。国際色豊かな現場「本当にいいチーム」――国内外で人気の高い「神の雫」を国際連続ドラマ化し、山下さんは海外ドラマ初主演となりました。オファーがきたときは、どのような気持ちになりましたか?うれしかった部分もありますし、実写化するときは原作のファンの方がたくさんいらっしゃるので、そういう意味ではプレッシャーと緊張感もすごくありました。ただ、ドラマの脚本を読んだとき「これは漫画『神の雫』のDNAを持った別の作品だ」と理解したんです。そこからは原作へのリスペクトは忘れないようにしつつも、脚本の世界観に忠実に掘り下げていこう、と意識が向くようになりました。――国際色豊かな現場は、多言語が飛び交うような感じでしたか?現場はすごく和気あいあいとしていましたね。監督はイスラエルの方ですけど英語はほぼネイティブに近い感じなので、基本は英語でやりとりしていました。監督からは、演技についてがっつり指導をされる感じではなく、「今、一青はこういう状況でこういう感じだと思うんだけど、それでやってみてもらっていいかな?」という感じで進めていっていました。脚本家の方も何人かいらっしゃって、本当に皆さん、毎日練りに練って考えに考えて真剣に取り組んでいる熱があるんです。それがどんどんこっちにも伝わってきて。だからこそ、ぎりぎりまでセリフが変わる現場でもありました。一青が生きていた感じがすごくありましたし、新鮮な環境だったので、僕もとにかく楽しもうと思ってやっていましたね。監督もすべての時間をここに費やしてくださっていたし、本当にいいチームでした。――ワインがもうひとりの主人公とも言えるストーリーですが、山下さんは本作きっかけでお好きになったとか?そうなんです。作品がきっかけで勉強して好きになりました。いろいろなワインをピンからキリまでちゃんと飲んでおかないと、と思ったので、もう…いくら使ったんだろう、って感じです(笑)。――コストのかかる役作りでもあったんですね(笑)。飲んでみて発見はありましたか?ありがたいことに、ものすごく高いワインも飲ませてもらったりしたんです。もともとは「高い=おいしくて当たり前」という気持ちがあったんですけど、作り手さんの気持ちや思いを感じながら飲むと、より深みが出るものだとわかりました。一方で、安くてもめちゃくちゃおいしいワインもいっぱいあるんですよね。自分の好みは、飲んでいくうちにわかっていったので、その感覚はちょっとアートに近いかなと思いました。アートも見ていくうちに自分の好みが見えてくるじゃないですか。その背景も含めてロマンや哲学があったりするので、大人の趣味にはいいかもしれない、という発見もありましたね。アクティングコーチは「自分ひとりで考えるよりも幅が広がる」――ワインの知識を深めていくこと以外で、役作りでされたことはありましたか?一青のライバルとなるカミーユは、人並み外れた味覚や嗅覚があるという特殊な能力を持っているんです。なので、監督と「一青は味覚、嗅覚を最大限研ぎ澄ますことをするべきだよ」という話になりました。痩せると飢餓状態になるから、味や香りにすごい敏感になるんですよね。だから、カロリーをほぼ摂らないようにして、めちゃくちゃ痩せました。何事もやるとなったらいろいろなものが見えなくなって、やりすぎてしまうタイプなので死にそうになりましたけど(笑)。命がけでした。あとは今回、役を深めるために、アメリカ人のアクティングコーチの方に指導をお願いしました。――アクティングコーチとは、どのような役割なんですか?簡単に説明すると、役者に演技指導を行う専門家です。台本を送って、そのシーンをコーチに解析してもらう、という形なんです。コーチの視点で「この部分はこういった心情だから、ちょっとこんな雰囲気でやってみて」と提案をしてもらえるです。例えば、「“愛している”という言葉を“殺したい”という気持ちで言ってみて」とか。自分の演技の幅をすごく広げてくれる存在なんです。チューニングしていく過程は、やっていてすごく面白かったですね。――アクティングコーチをつけるのは、今回が初めてで?同じくHuluオリジナル「THE HEAD」をやったときに、現場にアクティングコーチが来てくれていました。それが初めての経験でした。自分ひとりで考えるよりも幅が広がるから、大事なことだなと思います。――日本だと、まだあまり浸透していない文化でもありますよね。そうかもしれません。日本にもおそらくアクティングコーチはいらっしゃるとは思うんですけど、まだあまり定着していない感じですよね。僕がまだ出会えていないだけかもしれないけど…。演技の広がり、深みが出てくると思うので、すごくいい文化だと思っています。ライバルに年齢は関係なし「勝手に闘志を燃やしています」――カミーユと遠峰はライバルに当たりますが、山下さんにとって“ライバル”に当たる存在はいますか?ライバルは、その都度、その都度やっぱりいっぱいいます。ライバル的な存在がいると、自分がより強くなるとは思います。「負けないぞ」という気持ちはすごい大事だと思うんです。ライバルがいてくれるのは、ある意味すごく幸せなことだなと思いますね。――どんなときに「ライバルかも」と相手を意識するんですか?昔は年代が近い、同年代の人をライバルというふうに思うことが多かったかな。けど、今は年齢は関係ないです。自分がなりたいと思っている存在に近いようなことをしている人に対しては、まだまだ全然追いつけていないという気持ちで、勝手に闘志を燃やしています。――ライバルに奮起することもそうですし、ほかにも山下さんがご自身でステップアップを実感するために意識していることは何でしょう?自分を高めていくこと、自分の感覚をグローバルスタンダードに持っていくのは、すごく大事だと思っています。自分の知識や経験が増えたりすると、波長が合う人が変わってくるじゃないですか。そうやってどんどん高め合っていく作業が、たぶん一番近道なのかなと思います。日本の方でも、海外の方でも、一流の人たちの話を見たり、聞いたり、読んだりして、自分の感覚値を上げていく作業をしています。やっぱり内を広げていかないといけないな、とすごく感じているんですよね。これまで外に外に意識が向いていたんだけど、今はどちらかと言うと自分の内の質量を、どんどん大きくしていきたいなと思っています。――最後に、最近の山下さんについてもいくつか教えてください。カミーユは父との「ふたりだけの場所」を持っていましたが、山下さんにとっての特別な場所、落ち着けるような場所はどこになりますか?僕は海が好きですね。海は定期的に見に行きたくなるんです。国内でも海外でも、どこというわけじゃないんですけど。やっぱり広がりとあの音を聴いたり感じたりすると、すごい心が楽になるから。ヒーリング効果があるのかなあと思いますね。直近だと、近いのでお台場近辺の海を見ました。――ありがとうございます。本作の世界観・ガストロノミー(美食学)にかけて、最近、山下さんが感じた「美食」エピソードを知りたいです。ええー、何だろうな?この間、コンサートで名古屋に行って、ひつまぶしを食べたらすごくおいしかった(笑)。――食はツアーの楽しみでもありますよね。ちなみに、自作の美食レシピもありますか?美食というほどでもないし、最近全然やっていないですけど好きなレシピはあります!鶏ひき肉と玉ねぎを塩コショウで炒めて、それをご飯の上にのっけて、卵かけごはんにするというやつ。玉ねぎと一緒に炒めるとくさりにくいですし、冷蔵庫に入れておくと食べたいときに食べられるのでいいですよ。たんぱく質もしっかり摂れるし、安いし、簡単だし、お気に入りのレシピです。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)
2023年09月12日俳優で歌手の山下智久が3日、神奈川・ぴあアリーナMMにて『TOMOHISA YAMASHITA ARENA TOUR 2023-Sweet Vision-』の横浜公演を行い、全22曲を熱唱。5年ぶりとなるライブツアーに熱い思いを語った。8月11日の愛知県からスタートした今回のライブツアー。名古屋、神戸、横浜の3都市で全7公演を行い、この日が千秋楽となった。黒のハットを被ってステージに登場した山下。「Anima」、「A Million Suns」、そして山下が主演したドラマ『クロサギ』の主題歌である「抱いてセニョリータ」を立て続けに歌うと「5年ぶりとなるツアー。心から楽しみにしていました。今日は一生忘れられない思い出を作るぞ!」と挨拶。続いて、懐かしい曲から最新の曲までバラエティーに富んだ楽曲を披露する山下。「YourStep」ではキッズダンサーを従えて楽しいダンスを披露すると、「Party don’t Stop」では、ダンサーたちと華麗なステップで会場を盛り上げ、エンターテイナーぶりを発揮する。中盤のMCでは、会場の至るところから「山P~」という歓声に応えると、それぞれ反応し「今日はたくさんファンサしていきます」と宣言し「5年ぶりのツアーになりますが、待っていてくれてありがとう」と感謝を述べる。続けて山下は「早くツアーをやりたかったのですが、コロナ禍や海外に行くことが重なって時間が経ってしまいました」と説明すると「待たせたぶん、100倍返しするぞ!」と意気込んだ。さらに山下は「最近いろいろな友人に会っているんですよ」と切り出すと「この前、(NEWSの)加藤シゲアキと飯を食って久々にいろいろ話したんです。時間が経ってしまっていましたが、青春時代を一緒に過ごした仲間だったので、あっという間に当時に戻れるんです」とうれしそうに語り、「NEWSは(結成)20年ですよ。すごくないですか? アルバムも出ているので、僕ともども、引き続きよろしくお願いします」とファンに呼びかけていた。また、同じくNEWSの小山慶一郎にも連絡を取ったことを明かすと「この間、久々にLINEをしました。コンサートを観に来てくれるって言ってくれて。僕も(NEWSのコンサートを)観に行こうと思います」と発言。その後客席に向かって「小山、ありがとうね」と手を振り、この日小山が訪れていることをさりげなく伝えると、ファンからは悲鳴に近い歓声が上がっていた。「本当に最近よく会うんだよね」と山下は繰り返すと「まっすー(増田貴久)や亀(亀梨和也)とか、(菊池)風磨とか」と述べると、会場からは名前が挙がるたびに驚きの声が。山下は「友達だから。驚くことじゃないよね」と笑うと「風磨は全裸だから、親近感が沸くんだよね」と、山下がNetflixシリーズ『今際の国のアリス』で全裸シーンが話題になったことに触れて、会場の笑いを誘っていた。9月1日で、芸能生活27年となった山下。「本当にいろいろなことを経験させていただきました。すべての出会いに感謝です」としみじみ語ると、続いては山下が主演を務めたドラマ『プロポーズ大作戦』の主題歌「明日晴れるかな」と、『コードブルー』の主題歌「HANABI」をカバーするなど、バラエティーに富んだセットリストでファンを魅了していた。山下は「27年という時間が過ぎましたが、1日も当たり前だと思ったことはありません。常に与えてもらったと思って、チャンスを生かせるように進んでいきたいです」と今後のさらなる飛躍を誓うと、ステージの隅から隅まで足を運び、ファンに感謝を述べる。最後に山下は「次はこんなに待たせません。すぐ会いましょう!」と宣言していた。
2023年09月04日山下智久演じる嘘のつけない不動産営業マン・永瀬財地と、福原遥演じるカスタマーファースト命の月下咲良の名コンビが活躍するシリーズ第2弾「正直不動産2」の放送が決定した。本シリーズは、タワーマンション購入、家賃滞納、ワンルーム投資の落とし穴、狭小住宅など、いま知っておきたい不動産情報はもちろん、働く人々に明日への活力を与える痛快ビジネスコメディードラマ。「いい家と出会いたい」と願う視聴者の夢を、嘘がつけなくなった「正直不動産・永瀬財地」が再び守る。今回の続編では、永瀬を“ライアー”に導いたかつての上司で、最強の不動産営業マンがライバル・ミネルヴァ不動産に入社、登坂不動産に牙をむく。永瀬と月下は、Z世代の取扱注意の後輩や、一癖も二癖もある同僚たちと逆境に立ち向かい、「お客様が一番幸せになれる家」を命がけで提供し、さらにパワーアップしたあの“風”とともに、街の安寧を取り戻していく。「皆様のご声援のおかげでまた永瀬として皆様にお会いできる機会をいただけたこと、感謝いたします」と今回の制作決定を喜んだ山下さんは、「共演者の皆様はじめスタッフさんと力を合わせて、皆様に楽しんでいただける作品となるよう全力で取り組んでいきます。『正直不動産 2』をどうぞよろしくお願いいたします」と意気込む。福原さんは「今から大好きな正直不動産チームの皆様と撮影できることが、楽しみで仕方ありません!少し成長した月下も楽しんでいただければと思います!またまたパワーアップした『正直不動産 2』を楽しみに待っていただけたら嬉しいです!」と呼びかけている。「正直不動産2」は2024年1月9日より毎週火曜日22時~総合テレビ&BSP4Kにて放送(全10話)。「正直不動産スペシャル」は2024年1月3日(水)21時~総合テレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月03日Huluオリジナル「挑戦者・山下智久」が、本日8月31日(木)より配信がスタートした。同番組では、「韓国」「音楽」「日本」と、3つのテーマで挑戦し続ける山下さんを紐解いていく。第1話では、本人の希望により、韓国でロケを敢行した。韓国料理が大好きという山下さんが「行ってみたかった」というお店で、韓国料理からエネルギーをチャージする一方で、なぜ韓国にやってきたのか。そして、いま思うこととは?今後のビジョンを本音で語る。長期密着となる番組は、これまで見せたことのない素顔、知られざる苦悩、そして挑戦を続ける山下さんを、全10話にたっぷり詰め込んでいる。番組タイトルを聞き、「正直そんなにハードル上げて大丈夫?と思いました(笑)」と話すも、「挑戦する気持ちは忘れないように常に心掛けています」とコメント。ロケ先・韓国については、「友人もたくさんいますし、韓国料理も大好きなので、訪問先として韓国を選びました。先日、映画のプロモーションで韓国に来たのですが、もうちょっと長くいたかったな…という気持ちもあって。韓国に着いたばかりでまだどこにも行ってないので、今回は美味しいお店に行きたいし、色々な場所を回りたいと思います」と意気込みも語っていた。そして「ハードルを上げずにゆるく観てほしい」と言い、「僕自身も初めての経験なのでわからないことだらけですが、皆さんに楽しんでいただければと思います。きっと新しい景色が見られると思うので、是非ご覧ください!」と呼びかけている。▼Huluオリジナル「挑戦者・山下智久」(全10話)配信情報8月31日(木)韓国編(第1話)9月7日(木)韓国編(第2話)9月14日(木)韓国編(第3話)9月16日(土)音楽編9月21日(木)韓国編(第4話)9月28日(木)韓国編(第5話)※以降、配信日未定(シネマカフェ編集部)
2023年08月31日モデルで女優の岡本あずさが、俳優の山下智久が主演を務めるHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』(9月15日よりHuluで独占配信 全8話)に出演することが30日、明らかになった。○■岡本あずさ&山下智久の対談動画も原作・亜樹直氏、作画・オキモト・シュウ氏による漫画『神の雫』(講談社)を実写化した同作。ドラマ版は原作と異なり、山下演じるワイン評論家・遠峰一青を主人公にストーリーが展開する。遠峰の師であり、ワイン学の権威でもあるアレクサンドル・レジェの残した膨大なワインコレクションを巡って、アレクサンドルの一人娘・カミーユ(フルール・ジェフリエ)と宿命の対決を繰り広げる。山下の海外ドラマ初主演作としても話題の同作だが、この度新たな日本人キャスト情報が解禁。岡本あずさの出演が発表された。岡本が演じるのは、一青に自らの内面と向き合うきっかけを与える敏腕ジャーナリスト・片瀬百合香。原作には登場しない新キャラクターで、『神の雫/Drops of God』のストーリー展開において、重要なカギを握る人物でもある。また、本日30日より、Huluの『神の雫/Drops of God』ページ内で、山下と岡本の対談インタビュー映像も公開されている。○■岡本あずさ コメント私が演じる百合香は一見、頭も良くて、クールで気が強い面もあるのですが、一青と距離が縮まってからはちょっとユーモアもあって、なかなか面白い子だなと思います。お芝居でもいろんな顔を見せていきたいと思いながら、演じました。山下さんは本当に頼れるお兄さんという感じ。私は英語が全くできないので、現場で通訳さんが間に合わない時など、監督の指示を全部通訳してくださって……本当にずっと頼りっぱなしです。ありがとうございます! 今回、山下さんは役のために体を絞っていらっしゃったのですが、そんな山下さんのストイックさが、命を顧みずワインを追求し続ける原作の一青と本当に重なるところがあるなと思いながら、いつも見ていました。劇中では回を重ねるごとに、一青と百合香の関係性もどんどん変わっていくので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
2023年08月30日KADOKAWAから11月1日、山下幸輝さんの2024年カレンダー『1 Week Challenge』が発売されます。山下幸輝さんは、SNS総フォロワー数160万人超の人気急上昇中の若手俳優。今回発売する同商品は、マンスリータイプのカレンダーで、山下さんの「かわいい」「かっこいい」姿をを月替わりで楽しめます。年間通して山下さんと一緒の時を過ごす気分を楽しめるようにと、季節感に合わせたさまざまなシチュエーションでの撮影にチャレンジ。初めての浴衣撮影ショットにも注目です。山下さんによると、俳優の仕事をしていると、日にちや曜日の感覚がなくなりグルーヴ感が落ち着いてしまうこともあるのだそう。そこで山下さんが実践しているのは、「まずは改めて1週間という括りでその1日を始めること」。「土日はoff、月曜日から仕事が始まり、水曜日は好きな番組があったり、木曜日はなんか憂うつ……笑。そんな感じでパンピーな気持ちやフレッシュな気持ちを忘れたくないという思いでタイトルを決めさせていただきました。みなさんの1年間を、1週間を、1日をこのカレンダーでちょっとでも同じ気持ちを共有しながら応援できたらうれしいです」とコメントしています。2024年は山下さんと一緒により楽しい毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。■書誌情報書誌名:山下幸輝2024年カレンダー 『1 Week Challenge』撮影:吉澤健太発売日:2023年11月1日定価:3,080円仕様:壁掛け・297mm×297mmページ数:24ページ(フォルサ)
2023年08月30日山下智久海外ドラマ初主演作「神の雫/Drops of God」よりメインビジュアルと本予告映像が解禁された。世界中で愛され、ワインブームに火を付けた大人気漫画「神の雫」(作・亜樹直画・オキモト・シュウ/講談社)をドラマ化した本作は、フランスと日本を舞台に日仏英の多言語で展開される国際連続ドラマ。原作漫画の中心を担う男性キャラクター=神咲雫をフランス人女性・カミーユに置き換えると同時に、山下智久が演じる聡明なワイン評論家・遠峰一青を“新たな主人公”に設定。“ワインに運命を翻弄される男女”を軸に、“時代と国境を越えた華麗で芳醇な人間模様”を壮大かつ細やかに描き出す。この度解禁されたのは、世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェが遺した総額160億円にも及ぶ“世界最大のワインコレクション”の相続権をめぐり、国境を越えたワインテスト対決に挑んでいくアレクサンドルの弟子・一青と、アレクサンドルの一人娘・カミーユの対立構造に焦点を当てたメインビジュアル。物語のキーアイテムとなるワインが注がれたグラスと、キャッチコピー「その一滴が、運命を変える。」を挟み、背中合わせに凛と立つ2人の姿が印象的だ。“ワインに人生をかけた男”=一青と、“ワインに運命を狂わされた女”=カミーユ、両者の淀みなき真っ直ぐな眼差しからは、背水の陣の覚悟がひしひしと伝わって来る。さらによくよく目を凝らして見ると、ワイングラスの中には東京とフランス、それぞれをイメージした風景も。国境を越えた男女の対決はもちろん、彼らの一族をも巻き込んだ壮大なストーリーも予感させる、まさに物語に直結したメインビジュアルとなっている。併せて本予告映像も解禁。「僕は自分の生きる道を見つけたと思ってる。それがワインなんだ」という主人公・一青の不退転のセリフを柱に据えながら、国際連続ドラマならではの独自展開を予感させる象徴的な場面を抽出。本作はフランス・イタリア・日本など世界各国で約10か月の長期間に及び撮影されたが、本予告映像もその国際色あふれる美しくスタイリッシュな映像の中に、まるで棘のように心に刺さるスリリングな展開を忍ばせながら、見る者の目を惹きつけていく。すでに海外では配信が開始され、映画批評サイトRotten Tomatoesでは100%という異例の高評価を獲得している本作(2023年8月23日時点)。ほかにもBBCをはじめとした海外メディアより絶賛コメントが寄せられており、本編への期待がますます高まる予告映像となっている。Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」は9月15日(金)よりHuluにて独占配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月23日俳優で歌手の山下智久に迫ったドキュメンタリー番組『挑戦者・山下智久』(全10話)が31日より、Huluで独占配信される。○■山下智久、韓国へ番組では「韓国」「音楽」「日本」と3つのテーマで山下をひもとく。第1話では、本人の希望により、韓国でのロケを敢行。韓国料理が大好きな山下が「行ってみたかった」という店で韓国料理からエネルギーをチャージするなど楽しむ一方で、なぜ、「韓国」にやってきたのか。そして、彼が「今」思うことなど、今後のビジョンを本音で語る。○■山下智久コメント『挑戦者・山下智久』というタイトルを聞いた時、正直そんなにハードル上げて大丈夫? と思いました (笑)。いざタイトルとして掲げられると少し弱気になってしまいますが、挑戦する気持ちは忘れないように常に心掛けています。韓国には友人もたくさんいますし、韓国料理も大好きなので、訪問先として韓国を選びました。先日、映画のプロモーションで韓国に来たのですが、もうちょっと⻑くいたかったな……という気持ちもあって。韓国に着いたばかりでまだどこにも行ってないので、今回はおいしいお店に行きたいし、色々な場所を回りたいと思います。色々な分野で頑張っている人が世界中にいると思うので、番組を通じてたくさんの方にお会いして、色々なお話を聞いてみたいです。視聴者の皆さんにはハードルを上げずにゆるく観てほしいです。僕自身も初めての経験なのでわからないことだらけですが、皆さんに楽しんでいただければと思います。きっと新しい景色が見られると思うので、是非ご覧ください!
2023年08月11日MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社の取扱いブランドである、シャンパン メゾン モエ・エ・シャンドンは、フレンズ オブ ザ ハウスに俳優・歌手である山下智久が就任することを発表しました。Courtesy of MHD世界中で愛され続けるシャンパン メゾン モエ・エ・シャンドンは、1743 年の創業以来、セレブレーションや人生の忘れられない瞬間に寄り添い、人々を魅了してきました。モエ・エ・シャンドンがセレブレーションの国際的シンボルとなる道筋をつくったジャン・レミー・モエは「シャンパンの魔法を世界中に」届けたいという夢を次世代へと語り継ぎ、今日まで受け継いできました。最も象徴的なモエ・エ・シャンドンのフラグシップ・シャンパン「モエ アンペリアル」は、誕生以来、世界的なセレブレーションのシンボルとしての地位を確立してきました。Courtesy of MHDテニスやゴルフ、F1などのスポーツの表彰式でのシャンパンファイト、国際映画祭のレッドカーペット、シャンパンタワーなど、日常の友人たちとの楽しいひとときから一生に一度の行事まで、人生における大切な瞬間にモエ・エ・シャンドンが華を添えてきました。今後、フレンズ オブ ザ ハウスの山下智久さんとともに、セレブレーションの国際的シンボルであるモエ・エ・シャンドンの世界観を届けます。Courtesy of MHD山下智久さんコメント「この度、モエ・エ・シャンドンのフレンズ オブ ザ ハウスに就任することができ、大変光栄に思っております。今回は、フランスのシャンパーニュ地方にある創業280年という由緒あるメゾンにもお伺いし、モエ・エ・シャンドンの格式や伝統に触れることが出来ました。またその地位を確立されてからも妥協せず、常に改革しつつ、品質へのこだわりを追求し続けてきていることに、深く感銘を受けました。このような役目にお声をかけていただいたこと、大変感謝すると同時に、伝統を守りながらも多くの人々に愛され続けてきた魅力を、フレンズの1人として、これからの時代に繋げていくことが出来たら幸いです。」3世紀継承されるサヴォア・フェール(職人の匠)モエ・エ・シャンドンのワイン造りは何世紀もの間受け継がれ、代々の醸造家が自らの知恵と感性の両方を活かし完成させてきたサヴォア・フェール(職人の匠)の集大成です。最新テクノロジーと昔ながらの伝統を受け継ぎ、一定のスタイルによって愛され続ける味わいを備えた、唯一無二のシャンパンです。モエ・エ・シャンドンの醸造家たちは、シャンパーニュのテロワールが生み出す類いまれなブドウに対して常に敬意を払っています。Courtesy of MHDシャンパーニュ地方最大の敷地面積を誇る広大なブドウ畑1,150ヘクタール(東京ドーム245個分)もの白亜質の豊かな土壌、その50%はグラン・クリュ(特級畑)、そして25%はプルミエ・クリュ(1級畑)と格付けされています。また、気候変動に立ち向かうための生物多様性プログラム「Natura Nostra(ナチュラ・ノストラ)」を通して、シャンパーニュ地方のリーダーとして、自然に寄り添い、地域社会とともに土壌の再生や現地の動植物の育成に取り組んでいます。山下さんはその偉大なテロワールに触れ、モエ・エ・シャンドンが最も大切にしている“自然との絆を”体感しました。Courtesy of MHDシャンパーニュ地方最大級となる28kmに渡る地下セラーまるで迷路のように入り組んだ28kmに渡るモエ・エ・シャンドンのセラーは、石灰質の土壌の地下10~30mに位置し、温度は年間を通して10~12℃に保たれ、理想的な環境です。山下さんは、歴代のセラーマスターたちが長年受け継いできたシャンパン造りの神秘に触れ、通常は公開していない特別なセラーも視察しました。Courtesy of MHDシャンパーニュ地方エペルネの中心地に位置するモエ・エ・シャンドンのメゾン今では多くのシャンパーニュメゾンが建ち並ぶ、エペルネの町の中心からのびる目抜き通り、アヴェニュー・ド・シャンパーニュに最初に建てられたのは、モエ・エ・シャンドン メゾンでした。この日山下さんが最初に訪れたのは、レジダンス・デュ・トリアノン。エペルネの市長も務めた3代目当主、ジャン・レミー・モエが建てた邸宅には、広い庭園とオランジェリー(迎賓館)があります。山下さんは広い庭園とブドウ畑に囲まれた丘の上のシャトーにも訪れ、シャトー・ド・サランと言われるメゾンのホスピタリティを象徴するゲストハウス(迎賓館)に滞在しました。Courtesy of MHDプロフィール山下 智久 Tomohisa Yamashita1985年4月9日、千葉県出身。1996年より芸能活動をスタート。近年では日本国内にとどまらず、海外の作品にも積極的に参加し、グローバルに活動の場を広げている。2023年4月~「神の雫(Drops of God)」Apple TVで配信スタート、9月~Huluにて配信スタート。2023年6月~「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる」がPrime Video で独占配信中。また、その主題歌「I See You」を収録したニューアルバムを7月19日にリリース。夏にはライブツアーも開催する。 MOET & CHANDON モエ・エ・シャンドンについてCourtesy of MHD世界中で愛され続けるシャンパン メゾン モエ・エ・シャンドンは、1743年の創業以来、セレブレーションや人生の忘れられない瞬間に寄り添い、人々を魅了してきました。モエ・エ・シャンドンは、国王ルイ15世当時のフランス宮廷の御用達ワインとして親しまれ、かのポンパドゥール夫人は、”飲んだあと女性をより美しくしてくれるのはシャンパンだけ”と断言しました。またロシア皇帝アレキサンドル1世、フランス国王シャルル10世などもメゾンを寵愛し、特にナポレオン1世と当時の当主ジャン・レミーとの間には深い友情があり、メゾンのフラッグシップ・シャンパン「モエ アンペリアル」は、ナポレオン1世への敬意を表し『アンペリアル(皇帝)』と名付けられました。モエ・エ・シャンドンは、シャンパーニュ地方最大の作付面積を有し、上質なブドウ、長年培ってきたシャンパン造りのノウハウ、そして近代的な設備を活かし、1743年の創業以来約3世紀もの間、代々の醸造家が完成させてきたサヴォア・フェール(職人の匠)を受け継いでいます。また、サステナブルプログラム「ナチュラ・ノストラ」 を通じてシャンパーニュ地方の生物多様性の保護に努めており、2009年からは慈善活動プログラム「Toast for a Cause」も行っています。代表的なモエ アンペリアルから希少なグラン ヴィンテージ コレクション、また爽やかなアイス アンペリアルや優しい味わいのネクター アンペリアルとそれぞれの個性はどれも親しみやすく、幅広い味わいはあらゆるシーンでお楽しみいただけるシャンパンとして世界中の人々を魅了し続けています。モエ・エ・シャンドン公式サイト公式LINEアカウント:: : モエ ヘネシー ディアジオ Sustainability/CSRに関してはこちら:
2023年08月03日「このアルバムでは今の僕が感じる心地よさみたいなものを表現してみました。すべての現実はビジョンを思い浮かべるところから始まって未来につながっていくんだと思っています。聴いてくれた人が素敵なビジョンを思い描けるきっかけになればうれしいですね」そう語るのは、7月19日に5年ぶりのニューアルバム『Sweet Vision』をリリースした山下智久(38)。主演映画『SEE HEAR LOVE』がアジアでも大ヒット、海外ドラマにも出演し、グローバルに活躍中だ。アルバム収録曲『Beautiful World』は、アジアチャートNo.1を獲得している。「ありがたいです。映画のプロモーションで韓国や台湾などに行きましたが、各所で歓迎していただいてモチベーションもグッと上がりました」8月からスタートするコンサートツアー(アリーナツアー『Sweet Vision』は8月11日愛知・ポートメッセなごやから、9月3日神奈川・ぴあアリーナMMまで3都市6公演開催)も5年ぶりの開催となる。「5年って長いようであっという間でした。大変なこともありましたけどたくさん学ぶことができた、意味のある充実した時間だったと思います。何より待っていてくれたファンの皆さんに感謝なので、一緒に濃密な時間を過ごしたいと思います」リハーサルなどで多忙な毎日だが、この夏にやりたいことは?「海が好きなのでドライブに行ったり、バーベキューをしたり、リラックスできることをしたいですね」5年前も同じ質問をして「バーベキュー」という言葉が返ってきたことを伝えると、こんな答えが。「バーベキューはね、一生やっていたい(笑)。楽しいから」かつての仕事仲間たちが、新たなチャレンジをしていることについて聞いてみると……。「今はすべての人が自由に生きていく時代になっていますよね。自分の心が反応することを自由にやっていく時代。僕はずっと自分の心に正直に、というキーワードで生きてきたし、これからもそうしていくと思います」自身のSweet Visionは、心のままに真っすぐに描かれているようだ。
2023年07月29日●「明るいビジョンを描く手助けになるような音楽を」俳優で歌手の山下智久が、5年ぶりとなるニューアルバム『Sweet Vision』を7月19日にリリース。8月11日より3都市6公演のアリーナツアーを開催する。2020年10月末で前事務所を退所し独立後、海外にも活躍の場を広げ進化を続けているが、今の音楽活動に対する思いとは――。ニューアルバムに込めた思いや、久しぶりのライブへの意気込み、俳優業と歌手活動の両立などについて話を聞いた。ニューアルバム『Sweet Vision』は、リード曲「Sweet Vision」、主演映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』の主題歌「I See You」に加え、アジア各国で配信ストアチャート1位を記録した「Beautiful World」、Huluオリジナル『THE HEAD Season2』エンディング・テーマ「Dancing in a Dream」など、多くの話題を呼んだ楽曲を収録している。山下は同アルバムに、明るい未来を描いていく力になってほしいという思いを込めたという。「自分の人生を振り返ってみても、頭に浮かぶビジョンがすべての現実を作り出していくことにつながっていると思っていて。僕自身5年後、10年後の自分を常に思い浮かべながら行動しているのですが、応援してくださっている方やアルバムを聴いてくださった方が未来の明るいビジョンを描ける手助けになるような音楽を届けられたらという思いで制作しました」山下が作詞を手掛けたリード曲「Sweet Vision」も、明るい未来を描いていきたいと感じさせる楽曲に。「僕の理想を込めつつ、リアルも混ぜつつ、なるべく強く希望を抱ける自分でいたいという気持ちがあります。そして、未来が変わると過去が変わると思っているので、常に前に進んでいく力は忘れたくないという思いも込めています」そして、「自分が心地いいと思う音楽」を作って届けたいという思いが強くなっていると語る。「今の時代、流行はあってないようなものだなと。海外では昔のシティ・ポップがすごく取り上げられていたり、国によっても反応する曲が違ったり、もちろん世代によっても違うし、より正解がないという感覚があるので、シンプルに今の自分が心地いいと感じるものを意識しています。今の自分がほしいもの、それが僕の中でキーワードになっています」また、コロナ禍で音楽の力を改めて感じたという。「コロナ禍で音楽に励まされる瞬間を自分自身も体感できました。僕も含めて孤独な時期を過ごした人が多いと思うので、そういう背中を押してくれる音楽という存在が、前より自分の中では大きくなったような気がします」そして、「ポジティブなほうが今の自分に合っている。暗い世の中だったので、少しでも光のほうを意識していけたら」と自身の音楽性について言及。音楽の幅を広げていきたいという思いもあり、本作でも新しい挑戦があった。「バラード系は今まであまりやってこなかったので新しさがあるかなと。『I See You』は今までの自分の楽曲になかった曲だと思います」と言い、「可能性はできるだけ広げていきたい」と今後も自身の魅力を広げていきたいと語る。●俳優業と音楽活動「2つがあってバランスが取れている」音楽活動も俳優業も行っている山下。ドラマや映画の撮影期間中は俳優業に専念しているが、楽曲制作やレコーディングなど音楽活動を再開すると一気にスイッチが入るそうで、同時に進めていくことは難しいという。「撮影などがあるとそのことしか考えられなくなり、器用にできないです。理想は、23年は音楽だけ、24年は演技だけのほうが気持ち的には楽ですが、なかなかそうはいかないので。年齢を重ねてより同時進行は難しくなりました。一個一個掘り下げて、深さを出していかないといけないので、両方やるというのは不可能に近いです」二刀流だからこそ、出演作の楽曲を自分が担当することもあるが、「ありがたい名誉なことだなと思います」と喜びを語る。そして、俳優業と歌手活動の並行は難しくてもやはりどちらも欠かせない大切なものだという。「ずっと昔から音楽にも演技にも関わらせてもらっていて、その2つがあってバランスが取れているような気がするので、楽しみながらやらせていただいています。相乗効果もあると思います。音楽をやっていることで意識が広がっていて、役を作ることにもいい影響を与えていると思うので、両方やれていることはすごくプラスだと感じています」今後も二刀流で? と確認すると、「二刀流を極めていきたいです」とにっこり。そのバランスについては「流れに身を任せている」と言い、「自分が楽しいな、わくわくするなと思うことをその瞬間にやりたいという気持ちが強いので」と話した。今回のアルバムリリースは、コンサートのタイミングにあわせて決めた。「コンサートをいつできるかとずっと狙っていて、それがこのタイミングになったので、その前にアルバムをリリースしたいなと。アルバムを聴いてもらってみんなで盛り上がりたいと思いこのタイミングになりました」ライブは8月11日・12日に愛知、8月15日・16日兵庫、9月2日・3日に神奈川で開催する。「皆さんにとって長い期間、思い出に残るようなコンサートにしたいと思っています。楽しいとか切ないとか、感情の波を作れるような、いろんな場面が作れるようなものにしたいなと。その幅が広い方が面白いと思うので、高低差をつけてやっていきたいと思います」そして、5年前との自分との違いもにじみ出てくると予想する。「どういうところに新しさが出せるのか色々考えていますが、5年前の僕とは違うので、それをいい表現に変えられたらいいなと。楽しんでもらいたいという気持ちのもとで、いろんなものを一緒に発散して、心をクリアにできるようなコンサートにしたいです」コロナ禍でオンラインライブも開催したが、有観客のライブは5年ぶり。「声をからしてほしいです。日常で声をからすことはなかなかないと思うので、みんなの情熱をぶつけてくれたらうれしいなと。みんなで一緒に盛り上げていけたらいいなと思っています」と心待ちにしている。■山下智久1985年4月9日生まれ、千葉県出身。High Hope Entertainment所属。1996年より芸能活動開始。俳優として数々のドラマや映画の主演を務めるほか、音楽活動も精力的に行っている。主な代表作にドラマ『野ブタ。をプロデュース』(05)、『クロサギ』(06)、『コードブルー ‐ドクターヘリ緊急救命』シリーズ、映画『あしたのジョー』(11)、『近キョリ恋愛』(14)など。『THE HEAD』(20)で海外ドラマ初出演を果たし、ハリウッド映画『マン・フロム・トロント』(22)に出演、今年9月に配信される『神の雫/Drops of God』で海外ドラマ初主演を務める。昨年はドラマ『正直不動産』も話題を呼び、2023年度冬に『正直不動産スペシャル』も放送予定。現在、主演映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』がPrime Videoにて配信中、ディレクターズカット版が劇場公開中。歌手としては、5年ぶりとなるニューアルバム『Sweet Vision』を7月19日にリリース。8月11日より3都市6公演のアリーナツアーを開催する。
2023年07月19日●アイドル時代からブレない闘争心「負けないぞと…」俳優で歌手の山下智久が、5年ぶりとなるニューアルバム『Sweet Vision』を7月19日にリリース。8月11日より3都市6公演のアリーナツアーを開催する。2020年10月末で前事務所を退所し独立後、海外でも活躍の場を広げ進化を続けている山下にインタビューし、自身の原動力や海外への思い、今後の活動などについて話を聞いた。山下は、ニューアルバム『Sweet Vision』に込めた思いを「応援してくださっている方やアルバムを聴いてくださった方が未来の明るいビジョンを描ける手助けになるような音楽を届けられたらという思いで制作しました」と説明。同アルバムを引っ提げ開催する5年ぶりの有観客ライブを心から楽しみにしているようで、「声をからしてほしいです。日常で声をからすことはなかなかないと思うので、みんなの情熱をぶつけてくれたらうれしい」と期待している。俳優業と音楽活動は「その2つがあってバランスが取れている」と感じているそうで、「二刀流を極めていきたいです」とほほ笑む。また、アイドル時代に培ったものが今の歌手活動の根底になっていると言い、「ベースは変わらないと思います」と発言。変わらず持ち続けているものを尋ねると、「『負けないぞ』と。まだまだ満足できないという感情はなかなか消えないですね。前に進もうという気持ちを絶やさない強さはずっと意識しているかもしれません」とブレない闘争心を明かした。そして、「自分の中ではずっと限界を超えている」と告白。自身の希望でありながら海外での挑戦は大変だと言い、「日本でももちろん厳しいですが、自分の母国語が通用しない環境やカルチャーが違うところに行くと、さらに厳しさが増し、過酷な場所であることは間違いないので」と話した。壁にぶち当たることがあっても、「応援してくれているみんなの顔が出てくるともう1回立ち上がろうと、皆さんの声が大きな力になっています。自分のためだったらもうとっくに倒れていると思います」と、ファンへの思いが原動力になっている。海外での活動も歌手としてプラスに。Huluオリジナル『THE HEAD Season2』エンディング・テーマ「Dancing in a Dream」と主演映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』の主題歌「I See You」はまさにそうで、「海外の人との出会いが導いてくれた楽曲です」と話した。海外でさまざまな人と出会ったことで、外国人という意識が薄れ同じ人間だと感じるようになってきたという変化も明かした。「『結局人間だな』みたいな(笑)。どこに行ってもいろんな多様な人たちがいるので、外国人というボーダーラインが自分の中でどんどん薄くなっているというか、日本の方に接する気持ちと全く変わらなくなってきました。各国に友人ができて、同じ国でも合う人と合わない人がいるので、結局みんな人だなと。何が正解というのもないので、僕は僕が正解だと思っている。そういうことを自然と教えてもらっています」そして、海外での活動は必然だったと言い、「環境が、自然に自分の進む方角を決めてくれたような気がします」としみじみ。「おばあちゃんのお姉さんがアメリカの人と結婚して、そのお孫さんが僕よりちょっと上ぐらいなんですけど、子供のときに夏休みによく遊びに来ていて、カルチャーの違いを感じていました。また、仕事で外国に行って雑誌の撮影をさせてもらったり、そういうことが積み重なって今に至っています」また、「旅が好きで、自分の住んでいるベースからいろんなところに行きたいという性質なんです」と言い、いろいろな出会いが心を豊かにしてくれるとその大切さを語る。「家になかなかいられなくて、1日1回は外に出ないとダメなんです。1日家にいるときって風邪をひいているときぐらい(笑)。外からの刺激は大事だと思っているので、常に刺激を入れるようにしています」●「世界中を旅していろんな感覚を吸収していきたい」今後については「自分のキャリアを質のいい形で構築していきたい」とのこと。「音楽に関しても映画やドラマに関しても、まず自分の視野を広げていく。そういう意味で僕はすごく旅が好きなので、世界中いろいろ旅していろんな感覚を吸収していきたいなと。そうやっていくうちに、今の自分に合う人に出会うんですよね。まず自分を成長させて自分の感覚を広げていくことを続けていけば、しっかりしたキャリアを作り上げていけると信じています」音楽活動に関しては「コンサートが開催できるポジションにはいたい」と、コンサートが音楽活動において大きなやりがいになっている。「人生はイベントがないとつまらないじゃないですか。ライブをやるというのは、今年の夏休みはあれするぞという感覚のイベントで、楽しい熱い瞬間をみんなで分かち合って、また次のコンサートまで頑張ろうみたいな。お祭りを楽しむ感覚です」ファンへの思いが原動力になっていると明かした山下だが、SNSを通じてファンの声を受け取っているという。「SNSという場所ができて、よりコミュニケーションが取りやすくなった時代だなと思いますし、直接メッセージをいただけるのは励みになるし活力になります。あとはシンプルに『こんなとこ行ったよ』『こんなことしたよ』というのをお知らせしたいなと。『こんなとこあるんだ』とか知ってもらうきっかけになったり、そういう場所になればいいなと思っています」山下が憧れの人と公言していた滝沢秀明氏とのSNS上での絡みも話題になったが、「SNSは垣根がないですよね。もはや国境さえ僕はないと思っているぐらいなので」と交流を楽しんでいる。最後にファンに向けて「初めての経験になりましたが、自分でアルバムを制作して届ける、その過程を経験させていただき、すごく思い入れの深い作品になりました。『Sweet Vision』という通り、すべての現実は頭の中で思い浮かべることから始まると思っているので、このアルバムを通して、みんなが希望あるビジョンを思い浮かべる、そんなお手伝いができたらなという気持ちで作りました。ぜひ聴いてください」とメッセージを送った。■山下智久1985年4月9日生まれ、千葉県出身。High Hope Entertainment所属。1996年より芸能活動開始。俳優として数々のドラマや映画の主演を務めるほか、音楽活動も精力的に行っている。主な代表作にドラマ『野ブタ。をプロデュース』(05)、『クロサギ』(06)、『コードブルー ‐ドクターヘリ緊急救命』シリーズ、映画『あしたのジョー』(11)、『近キョリ恋愛』(14)など。『THE HEAD』(20)で海外ドラマ初出演を果たし、ハリウッド映画『マン・フロム・トロント』(22)に出演、今年9月に配信される『神の雫/Drops of God』で海外ドラマ初主演を務める。昨年はドラマ『正直不動産』も話題を呼び、2023年度冬に『正直不動産スペシャル』も放送予定。現在、主演映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』がPrime Videoにて配信中、ディレクターズカット版が劇場公開中。歌手としては、5年ぶりとなるニューアルバム『Sweet Vision』を7月19日にリリース。8月11日より3都市6公演のアリーナツアーを開催する。
2023年07月18日●「今日を全力で生きよう」という気持ちが強く俳優の山下智久が、映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』(Prime Videoにて独占配信中、ディレクターズカット版7月7日より劇場公開)で視覚障がい者という難役に挑んだ。本作に参加したことで人生において何が大切か改めて考え、「もっと情熱的に生きよう」と意識するように。また、近年海外で活動する中でも変化がある一方、「予定調和を裏切りたい」という思いは昔から変わらないという。活躍の場を広げている山下の進化と、変わらぬモットーに迫った。本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治(山下)と、彼を支える生まれつき聴覚障がいを持つ女性・響(新木優子)の切なくも温かいラブストーリー。『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が手掛けた。山下は真治を演じるにあたってまず、「目が見えるところから見えなくなる絶望」をどう表現するかなど、彼の心情を大切に。視覚障がい者の感覚や気持ちを知るために、自宅で目隠しをして過ごすこともあったという。「目隠しをして過ごしたことで、耳での情報などにも気づけるようになりましたし、普段どれだけ視覚に頼っているのか改めて気づきました。テクニカルな部分では手の表現を取り入れました。怪我したらいけないので手のひらはあまり使わないらしく、まずは手の甲で触ることを意識しました」王道ラブストーリーを演じるのは、2017年の『ボク、運命の人です。』以来約6年ぶり。「若い頃は受け取りやすい情報だけで判断していましたが、大人になるにつれて裏の感情も考えられるように。目が見えないけれど人を愛するという難しい役でしたが、今の年齢だから表現できるものがあるのかなと思いました」新木とは、劇場版『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』以来約5年ぶりの共演。今回は相手役ということで距離が近くなり、新木の作品に対する強い思いをより感じたという。「以前から努力家な方だと思っていましたが、今回さらに、役を作るために時間をまっすぐ費やす強さを持っている方だなと思いました。彼女の強い思いを現場ですごく感じ、リスペクトしています」そして、本作に参加したことで「今日を全力で生きよう」という気持ちが強くなったと明かす。「人生いつ何が起こるかわからないので、大切な人たちに自分の気持ちをしっかり伝えていこうと思いましたし、もっと情熱的に生きようと思いました。大人になるにつれて自分を型にはめないといけない瞬間があり、自分を抑えて生きてきたような気がしますが、殻を破って情熱を開放していきたいなと。そういうエネルギーをいただいた気がします」作品作りに関しても、妥協したくないという思いが増したという。「自分がこういう決断をしたほうがみんな楽かなと思って妥協することもありましたが、作りたいものに対して妥協せずに進む強さをもう少し表に出してもいいのかなと思いました」また、イ・ジェハン監督と韓国の撮影チームとの仕事は、「カルチャーを取っ払って、本質について共有する感覚があった」と言い、「作品の中で『魂』という言葉も出てくるのですが、思いやり、愛、情熱は世界共通のもの。だからこそこの作品も、日本だけではなく、違う国の方たちにも届くのではないかなと思います」と話した。●昔から変わらぬ思い「いい意味で裏切りたい」本作で改めて俳優業の醍醐味も感じたという。「違う人間を作り上げてそれになりきる作業は、いつまで経っても興味深いなと感じていますし、人間を学ばせてもらっている気がしています。皆さんと議論していく中で自分の視野が広がる感覚も楽しくて、それも作品を作る魅力の一つだと思います」そういった醍醐味は、最近より感じるようになってきているという。「いろんな役を演じ、役を作る上でのアプローチ方法がどんどん出てきて、これやってみよう、あれやってみようと挑戦する楽しさを感じています。また、そういった計算ではなく、現場でその瞬間に生まれるものがあると知ってより楽しくなりました」山下は以前、バラエティ番組に出演した際、大ヒットドラマ『野ブタ。をプロデュース』で演じた彰のチャラいキャラについて、当初は優等生キャラだったものの、本番で監督の要望とは真逆のことをして生まれたと明かしていた。当時“イヤイヤ期”だったため違うことをやったという山下だが、「いい意味で裏切りたいという気持ちはずっと変わっていない」と言い、「天邪鬼なところがあって、子供の頃から予定調和的なのが好きではありませんでした。役も、自分の生き方も、予定調和にならないようにしている気がします」と自己分析。予定調和を壊すことで想像を超えるものを生み出し、多くの人たちを楽しませたいと考えている。「こんな役やらないだろうという役に挑戦するなど、グッドサプライズを届けたいという気持ちは常にあります。そのほうが見ていて飽きないと思いますし、俳優の話だけでなくすべてにおいて、いい意味で裏切っていきたいと思います」最近、予定調和を裏切るような挑戦をして、新しいものが生まれたエピソードを尋ねると、7月19日にリリースするニューアルバム『Sweet Vision』で経験したと明かした。「普段ならやらないような曲をやりたくなって、歌ってみたら意外と歌いやすくて、もしかしたら自分の声にこういう曲も合っているのかなと。そういう風に自分のイメージとは違うものにも挑戦していこうと思います」●海外への思いと進出後の変化「肩の力が抜けた」『THE HEAD』(2020)で海外ドラマ初出演を果たし、海外でも着実に活躍の場を広げている山下。全編英語の役を演じたり、海外での取材会で通訳なしで対応したり、勉強を重ねてきた英語を存分に生かしている。海外に対する興味は、子供の頃にすでに芽生えていたという。「同じ年齢くらいのアメリカ人の親戚が夏休みによく遊びに来ていて、土足で家に入ってくるなどカルチャーの違いに衝撃を受け、いつか自分も違うカルチャーを見てみたいと興味を持つようになりました」そして、芸能界に入って海外のエンターテインメントにも触れる中で、より具体的に海外で活動したいと考えるように。「新しい世界を見たい」という好奇心はずっと続いている。ワールドワイドに活躍する中で変わったことを尋ねると、「肩の力が抜けた」と告白。「それまでは気を遣いすぎていて、いい意味でも悪い意味でも型にはまっていた自分がいましたが、とらわれなくていいと思うようになりました」と語る。はっきりと本音を言う外国人と接する中で、力を抜けるようになっていったのだという。「日本だと『疲れてないですか?』と聞かれたときに、少し疲れていてもみんな『疲れてないです』と答えますが、外国人は『疲れた』『疲れているけどやるしかない』と正直に答える。そういう姿を見て、肩肘張らずリラックスできるようになってきたのかなと思います」本作の主人公・真治は視力を失うことで人生のどん底を味わう。山下にとっての“どん底”経験を尋ねると、「挫折はいっぱいありますよ。数えきれないです」と言い、「ずっと男性社会で生きてきたので競争が激しく、大変な挫折を何度も経験しながら、立ち上がるたびに強くなっていると思います」とたくましい。その強さはマイケル・ジョーダンの生き様から影響を受けているようだ。「NBAで一番成功した人はマイケル・ジョーダンですが、実は一番失敗した人もマイケル・ジョーダン。それだけ一番シュートを打った人が成功に近いということで、挫折しても何回でも立ち上がると成功に近づくという哲学を教えてもらった気がしていて。失敗は成功するための試練だと思うようにしています」●内に秘めた熱さを表に出して「もっと情熱的に」現在38歳の山下。今後どのようになっていきたいか尋ねると、「自分に素直に情熱的に生きていこうと思います。内に秘めた熱さはずっと持っていたタイプだと思いますが、それをもっと表に出していきたい」と回答。やはり本作が自身に与えた影響はとても大きいようだ。そして、「一つ一つの出会いを大切にしていきたい」と続け、企画・プロデュースへの意欲も見せた。「先のことは予知できないので、だからこそ一つ一つの出会いを大切にしていくしかないのかなと。作品との出会いもそうですし、本を読んでこれを実写化したいと思うような出会いがあるかもしれないですし、自分で企画をして0から作っていく作業もしていきたいなと思っています」山下は本作の主題歌「I See You」も担当している。「映画の撮影が終わったあとに制作にとりかかったので、役のDNAが意識的にも無意識的にも入っていて、歌詞も深く、熱い情熱を感じました。映画同様、そういう思いが詰まった楽曲で、僕なりの情熱を込めました」そして、「英語詞ですが、“僕の血液に君が流れている”という表現がすごく情熱的だなと思い、僕の中で強く残っています。どうせ愛するならそれぐらい情熱的に愛するのがロマンチックだなと思いました」さらに、「人生1回しかないですし、当たり前がいつ当たり前じゃなくなるかわからないという経験を僕らはここ数年でしてきた。そういうタイミングだからこそ、もっと情熱的に自分にも人にも素直に生きていこうと思えたので、このタイミングでこの映画に出会えたのも運命だなと思います」としみじみ。最後にファンに向けて、「いつも応援していただきありがとうございます。『SEE HEAR LOVE』は日本チームと韓国チームが心を一つにして、たっぷり情熱を注いで作り上げたラブストーリーです。作品を見た後に、大切な人に連絡したくなるような温かい作品になっていますので、世代問わず見ていただきたいです」とメッセージを送った。■山下智久1985年4月9日生まれ、千葉県出身。1996年より芸能活動開始。俳優として数々のドラマや映画の主演を務めるほか、アーティストとして音楽活動も精力的に行い、活躍の場を海外にも広げている。主な代表作にドラマ『野ブタ。をプロデュース』(05)、『クロサギ』(06)、『コードブルー ‐ドクターヘリ緊急救命』シリーズ、映画『あしたのジョー』(11)、『近キョリ恋愛』(14)など。『THE HEAD』(20)で海外ドラマ初出演を果たし、ハリウッド映画『マン・フロム・トロント』(22)に出演、今年9月に配信される『神の雫/Drops of God』で海外ドラマ初主演を務める。昨年はドラマ『正直不動産』も話題を呼び、2023年度冬に『正直不動産スペシャル』も放送予定。High Hope Entertainment 所属。
2023年07月09日俳優の山下智久と女優の新木優子が7日、都内で行われた映画『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』劇場公開初日舞台挨拶に、深水元基、イ・ジェハン監督とともに登壇した。本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治(山下智久)と、彼を支える生まれつき聴覚障害を持つ女性・響(新木優子)の切なくも温かいラブストーリー。『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が手掛けた。七夕ということでキャスト陣は浴衣姿で登場。山下は「先週までアジアを回らせてもらったんですけど、帰ってきて浴衣を着て、日本に帰ってきたなという気持ちがして、僕自身も着る機会がないので、七夕の日に浴衣を着えていることをとてもうれしく思っています」と喜んだ。新木も「着る機会がなかったので、こういうイベントで、しかも七夕の日に着物を着て作品とともに舞台挨拶ができることがうれしいですし、忘れられない1日になるなと思いました。すごくうれしいです」とにっこり。深水は「普段プライベートで着ることはないんですけど、時代劇とかでしか着ないので、七夕の日に着付けしていただいたので、今日はみんなにいっぱい写真を撮ってもらいたいなと思います」とお茶目にコメントした。キャスト陣の浴衣姿を見て、イ・ジェハン監督は「私も着てみたいと思います。韓国に帰る前に1着買いたいと思います」と話していた。映画『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』は、Prime Videoで独占配信中、7月7日よりディレクターズ版劇場公開。
2023年07月07日山下智久主演、Prime Videoにて独占配信中の『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』のディレクターズカット版が7月7日(金)より全国の劇場にて公開された。『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が手掛ける本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治(山下智久)と、それを支える生まれつき聴覚障がいを持つ女性・響(新木優子)の切なくも温かい愛に溢れた物語。山下さん、新木さんを支えるキャストには、ヒロイン・響に片想いする社長・植村大輔に高杉真宙。山下さん演じる漫画家のアシスタントで、彼に想いを寄せる中村沙織に山本舞香。医療サポートタクシーの強面運転手で、実は真治の漫画「ONLY FOR YOU」のファンである菅原哲也役に深水元基。響と親しくなるジャズカフェのオーナーで、実は高杉さん演じる社長の秘書である遠山恵役に山口紗弥加。真治が描く漫画の出版社の社長役に菅原大吉。そして真治の唯一の家族で、破天荒でありながら孫に深い愛を注ぐ祖母・泉本多恵役に夏木マリと、多彩な顔ぶれが勢ぞろい。7月7日より公開される劇場版では、配信とは異なるディレクターズカット版となっており、特別映像が本編の最後に用意されている。また、入場者特典は全9種類のポストカード3枚セットが配布される(※ランダム配布・数量限定)。『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』はPrime Videoにて配信中。ディレクターズカット版は全国の劇場にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してるディレクターズカット版 2023年7月7日より公開©2023「SHL」partners
2023年07月07日山下智久の海外ドラマ初主演作「神の雫/Drops of God」より、ティザービジュアルが到着した。世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェが亡くなった。パリで暮らす彼の娘カミーユと、彼に師事していた遠峰一青は弁護士に呼び出され、彼の遺言を聞く。それは、ワインに関する3つのテストの勝者どちらかに、総額1670億円にも及ぶ世界最大のワインコレクションを含む莫大な遺産を譲るという驚くべきものだった――。本作は、ワインブームに火を付けた伝説的大人気漫画「神の雫」(作・亜樹直画・オキモト・シュウ/講談社)のドラマ化。世界随一のグローバルテレビジョンスタジオ「レジェンダリー・テレビジョン」(アメリカ)と、高品質なテレビ番組を世界中の視聴者に届ける独立系製作配給会社「ダイナミック・テレビジョン」(アメリカ)、フランス国営放送局グループの「フランス・テレヴィジオン」、そして「Hulu Japan」の4社が共同製作を行った日仏米共同製作の国際連続ドラマだ。原作漫画で物語の中心となっている“神咲雫”という男性キャラクターは、今作ではフランス人女性・カミーユに置き換えられ、主人公は山下さんが演じる聡明なワイン評論家・遠峰一青として大胆アレンジした。フランスと日本を舞台にした本作は、フランス・イタリア・日本など、世界各国で約10か月の長期間に及び撮影。日仏英の多言語で展開される。今回完成したティザービジュアルは、アレクサンドル・レジェ(スタンレー・ヴェベール)の一人娘で、彼が遺した遺産をかけて一青と闘うことになるカミーユ(フルール・ジェフリエ)が、一青とフランスの雄大なブドウ畑に佇んでいる姿が写し出されている。家業を継ぐことに抵抗を覚え、自らワインの道を選んだ“ワインに人生をかけた男”一青と、過去のトラウマから一切ワインを受け付けない体質だが、父親譲りの人並外れた味覚や嗅覚を持つ“ワインに運命を狂わされた女”カミーユ。総額1670億円にも及ぶ、世界最大のワインコレクションをかけた2人の対決に注目だ。Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」は9月15日(金)よりHuluにて独占配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月03日山下智久が主演を務める映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』がPrime Videoにて独占配信中。映画『私の頭の中の消しゴム』で広く名前を知られるイ・ジェハン監督が演出を手掛け、山下が約6年ぶりに本格的なラブストーリーの主人公を演じることでも注目を集めている本作。山下が扮する泉本真治は漫画家という職業で、ようやく自分の作品が世に認めれる兆しが見えた矢先に聴覚障害を発症してしまう。人生に絶望し、自らその命を絶つことも考えるが、そんな彼を支えるのが生まれつき耳の聞こえない新木優子が演じる相田響。視覚と聴覚に障害がありながらも心を通わせていく二人の姿が、イ・ジェハン監督の緻密で繊細な演出の下で描かれる。視覚障害という身体的ハンディキャップに加え、さまざまな局面で難しい心理表現が求められる真治というキャラクター。山下はどのように役と向き合ったのか、また本作の主題歌「I See You」を歌う彼が、音楽活動に対する想いも語ってくれた。「想像しきれないぐらいのショックはあるんじゃないか」──本作に対してはどのようなアプローチから入りましたか。シンプルに目隠しをして生活してみるとか、アクティングコーチに相談して技術的なアプローチ法を試してみるとか、視覚障害の方の役が出てくる作品を観るとかもしましたけど、一番はやはり監督と話し合うことだったと思います。今回、衣装合わせを3回くらいしたんですけど、今までで一番じゃないかと思うくらいいろんなパターンを試して。そのくらい、監督はディテールまでこだわる方で、監督の視点からは明確なものが見えているんだろうなと感じました。監督のスポットに入るまで、衣装に限らず何に対してもそういうプロセスを繰り返していたような気がします。それから、実際に視覚障害がある方とお会いする機会も設けていただきました。生まれつき見えない方もいれば、真治のように途中から見えなくなってしまった方もいて、お話をさせていただいても、まるで見えているように感じる方もいれば、そうでもない方もいて、人によってさまざまな状況があることを改めて感じました。──真治の心情を理解する上でヒントとなったことは?やはり視覚障害がある方から実際に聞いたお話はキャラクターを作っていく上ですごくヒントになりました。その方も視覚を失ったときは自分から命を絶ってしまおうかと思うぐらいの絶望を味わったそうです。ただそれでももう一度立ち上がろうと思えたのは、家族の支えだったと聞いて。「やっぱり人なんだな」ということをすごく感じました。『SEE HEAR LOVE』 (C)2023「SHL」partners──もし自分が視覚を失ったとしたら……。怖いですね。自分の家の中でさえ目隠しをしたら何がどこにあるか全くわからなかったので、想像しきれないぐらいのショックはあるんじゃないかと思います。それだけ視覚に頼って生きているってことで……。この作品では視覚を失ったことで気付けることや、感じるものがあるということを一つのテーマとしているのですが、やっぱり想像するとすごく怖いです。──視覚を失ってしまう真治という役を通して、ご自身の中で感じたことはありますか。周りにいてくれる人の大切さをより実感しました。目隠しをして外を歩くこともやってみたんですけど、ホントに周りの人がかけてくれる声だけが頼りというか、こんなにも聞くことに集中したことはないと感じました。そういう意味で、視覚があるときとは全く違う神経を使うんだろうなって。見えない方は相手の声のトーンで嘘をついているとかの感情がわかるらしいんですけど、その感覚も少しわかりました。監督業に興味?「修行を積んだらやってみたい」──イ・ジェハン監督との作品作りではどんなことを感じましたか。監督の作品のファンでもありましたし、一言では言い表せないんですけど、ご一緒させてもらって僕が気づいたのは、小さいものが小さくないんだなと。例えば、小物一つ撮るときも明確に撮りたいものがあって、テイクを何度も重ねるんです。僕はテレビドラマの現場で育ってきたので、小物は本当に小物扱いというか(笑)。けど監督の場合は小さいものをすごく大きく捉えていて、小物が主役のこともある。そのぐらいディテールが持つ影響力を知っている方なんだと思います。それは小物に限らず、僕らの表情を撮るときも、カメラアングルや光、使うレンズ、そういうすべてのところに反映されています。(イ・ジェハン監督の代表作の一つ)『私の頭の中の消しゴム』(2004年公開)は、僕が高校生のときの映画なんですけど、今回、改めて観直してみると、当時は気づけなかったことに気づけることもあって。レイヤーって言うんですかね、一つのシーンの中に何層ものレイヤーが重なっていて、それが見えてくるんです。今回撮影をしている時も、レイヤーをすごく意識されているんだと感じました。キャラクターの感情とか、そのときの状況とか、それこそカメラアングルとか、レンズとか、そういうこだわりが何層もあるから、時が経っても色あせないものになるんじゃないかと思いました。あとはトラブルがあったときの対処法が素晴らしかったです。トラブル自体を活かすこともあれば、発想を全く変えることもあるのですが、マイナスをプラスに持っていける人。もちろん悩まれるし、時間もかけられますけど、そこはすごい特技なんじゃないかと思いました。──演出で印象に残っていることはありますか。たくさんあります。毎日が楽しかったです。自分が思っていたことと真逆のことを言われてハッとすることもあったんですけど、正反対のようで実は近いというか。長所と短所が同じところにあるような、うまく言葉で説明できないんですけど、そういう気づきが随所で味わえました。──具体的な動きとかではなく、心情的なところを演出されるんですね。もしかしたら人によって違うのかもしれないですけど、僕にはそういう演出方法でした。監督からは「最低でも5テイクはやりたい」と言われていて、良くても悪くても5テイクは撮るんです。だからその中から1つを選んで繋げていくことを考えると、壮大なパズルというか、工程が何百、何千ってあるので、監督っていう仕事のすごさをのぞかせてもらった気がします。役者のコンディションとか、声のトーンとか、表情も数えきれないほどあるので、それが上手くバチっとハマるって奇跡的なことだと思うんです。さらにそこに前後のシーンとのバランスとかもあるし、ちょっと今の自分にはできないと思いました。──“今”とおっしゃいましたが、監督業にも興味が?修行を積んだらやってみたいです。5年後とかなら(笑)。主題歌には「意識的にも無意識的にも役としての魂のようなものが注げた」──これまでもラブストーリーの主人公をいくつも演じられてきましたが、30代になって変化を感じる部分はありますか。20代の頃と比べるとちょっと(キャラクターが)現実的になったのかもしれないです。若いときは先が見えていなくて、「その瞬間を全力で」という感じだったんですけど、今は、現在だけじゃなくて5年後、10年後まで視野に入れながら相手を見ている気がします。──響役の新木優子さんとの共演はいかがでしたか。新木さんとは以前、共演(『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ)したこともあってよく知っていたし、たくさんサポートをしていただきました。すごく集中して撮影をしていたので、現場がピリッとすることもあったんですけど、そういうときに場を和ませてくれたり。新木さんじゃなきゃ成り立たないところも多かったので、とても感謝しています。『SEE HEAR LOVE』 (C)2023「SHL」partners──山下さんが歌う主題歌「I See You」についても教えてください。映画の世界観ととてもマッチした楽曲ですね。歌詞を何度も変更して、レコーディングも何度もやって、すごく時間をかけました。歌詞に映画の中に出てくる詩のエッセンスを入れているんですけど、その詩はもともとドイツ語で書かれたものだったんですね。そしたら映画のスタッフさんにドイツ育ちで、ドイツ語がネイティブな日本人の方がいたんです。監督はもともとドイツ語を英語に訳したものから理解していたらしいんですけど、ドイツ語のニュアンスをそのまま伝えることができる方がいたことで、歌詞もそのニュアンスに合わせて微妙にマイナーチェンジをしました。ドイツ語がネイティブの方って珍しいので、そこでもすごく恵まれているなと思いました。それから、ミュージック・ビデオは映画と同じカメラマンさんに撮っていただいたので、本当に映画の遺伝子を持った曲になったと思います。作曲は韓国のプロデューサーさんなんですけど、作詞にも別の韓国の方が参加していたり、いろんなエッセンスが詰まっています。映画の撮影後に楽曲制作を行ったので、意識的にも無意識的にも役としての魂のようなものが注げたのではないかと思います。──改めて、完成作を観たときの感想を聞かせてください。自分が出ている作品を観ることって結構しんどいんです(苦笑)。自分のことが気になって客観的に観られないなんですけど、今回に関してはなぜかお客さんとして観ることができました。なんで今回は感情移入ができたのか自分でもよくはわからないんですけど、この作品の世界観のおかげなのかなと。先ほどお話したさまざまなレイヤーが没入させてくれたのかなと思います。それから、先ほど話したように何百、何千というパターンがあるものを、決まった時間の中に収めなくてはいけないので、監督はすごく大変だったんだろうなと感じました。現場でも全然寝ていなかったんですけど、編集も寝ずにしてくださったんだと思います。「このシーンを切って、ここを使うことにしたんだ」というところもあって、撮影時とは少し違う部分もあるんですけど、バランスを考えた上で一番きれいにまとまっていて、これでより良くなったんだと思えました。(本作は)映画館での公開も決まったので、大きなスクリーンで観ていただけるとまた一味違うとも思うんです。映画館バージョンは時間も少し長くなっているので、ぜひ映画館でも観ていただきたいです。5年後に聴いても色あせないものを作りたい──真治は自分の漫画なのに周囲の思惑から自分の思うような作品を書くことができないジレンマに苦しみます。どんな仕事でもあるとは思いますが、特にエンターテインメントのお仕事は自分の理想通りにすべてが進むことはほぼないですよね。理想と納得の狭間で、どこかにラインを引くことになると思うのですが、山下さんの中にその基準のようなものはありますか。難しいですね。全部に当てはまるものでもなかったりするのですごく難しいな。それに納得すらできていないこともありますから(苦笑)。例えば、この作品に関しても自分ができる枠の中では100%というか、100%を超えるものはやったけれど、それでももっと時間があったらなとか、もっと製作費があったらなとか、望めば望むだけキリがない。もう仕方のないことなんですよね。だからそのときの、その状況で自分が100%以上のものを出せたということで、どこかで納得しているのだと思います。ただいつも満足はできていないです。満足ができないから次にまたやりたいというところにつながっているのかもしれないし。もし満足をしてしまったら止めてしまうのかもしれない。満足したことがないからちょっとわからないけど(笑)。──そのような中でも、音楽活動の方がご自身の意志も反映しやすく、理想に近づけることも多いのかな?とも思うのですが。そうですね。けどそれもまた難しいですね(苦笑)。自分の理想からはまだまだ遠いところもあるし、「もっと時間があったら」とか、欲が捨てきれない。欲を捨てたら終わりなのかもしれないけど。──一つ作品を作ると、さらにまたその上の段階が見えてくるような?一つ何かが出来上がった瞬間に、僕自身はもう次に向かっているんです。だから今の段階で聴くと「これで大丈夫だろう」と思う曲も、半年後に聴いたら「こうすれば良かった」ってなる可能性が高い。だからそんな中でも、10曲のうち1曲とかでもいいから、5年後に聴いても色あせないものを作りたいという想いはあります。そういう欲求で作り続けているというのもあるかもしれないです。今回のアルバム(『Sweet Vision』7月19日発売)に関して言うと、コロナ禍もあってずっとライブができていなかったのが、久々にツアー(『TOMOHISA YAMASHITA ARENA TOUR 2023 -Sweet Vision-』8月より3カ所6公演開催)ができることになったので、そこにめがけて作れたのは良かったなと思っています。ただそれも、アルバムが出来たからツアーをやる方が理想の流れではあって(苦笑)。次はそうできたらいいなって思っています。──理想は尽きないですね。そうですね(笑)。けど今回のようにツアーのために急いでつくらないといけないという想いがあったから、全力を注げた可能性もあるので、ホント、正解はわからないんですけどね。それぞれの収録曲に関しては、ライブに向けて作ったものもありますし、以前から作っていたものもあります。──特に締切がないときに作る曲は、どんなふうに生まれるのですか。仕事に余裕があるときにプロデューサーさんの家に行って一緒に制作をしておいたものを使ったり、自分からプロデューサーさんに「こんな曲がやりたい」というのを言葉で想いを伝えて、それを形にしてもらったり、あとはデモを聴いて「これがいい!」っていうケースもあるし、いろいろありますね。──「こんな曲がやりたい」とか、「これがいい!」というのはご自身のモードですか? それとも流行りやシーンの流れなども汲むのでしょうか。今の自分のモードです。どんなものが流行っているかとかはわかっていますけど、変わるのも早いし、そういうことを気にしていたら自分に迷いが生じてしまうので。それに人それぞれ好きな音楽は違いますから、僕は自分にハマるもの、自分のフィルターを通して生み出すことが合っているのかなと思っています。写真撮影中、ご自身でセレクトした音楽をかけていた山下さん。洋楽だったので普段から洋楽を聴くことが多いのかとお尋ねすると、「洋楽も邦楽も聴きますよ」とのお返事で、サブスクのプレイリストなどを利用してジャンルにとらわれずに音楽に触れているそうです。映画はもちろんですが、ラストに流れる山下さんの歌声がとても心に響きます。エンドロールが終わるまでじっくり楽しめる作品です。文=瀧本幸恵撮影=コザイリサヘア&メイク=北一騎(Permanent)スタイリスト=百瀬豪<作品情報>『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』Prime Videoにて独占配信中ディレクターズカット版:7月7日(金) より劇場公開オフィシャルサイト:『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』予告映像
2023年07月01日山下智久主演、Prime Videoにて独占配信中の『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』のアジア地域を巡るプロモーションツアーがスタート。6月22日には、山下さん、新木優子がイ・ジェハン監督、原作者のNASTY CATとともに韓国・ソウル市内の映画館MEGABOX COEXで行われた舞台挨拶に登壇。また、本作のディレクターズカット版が7月7日(金)より日本で劇場公開されることも決定した。上映後の舞台挨拶となり、映画の感動に浸る観客の熱気に満ちていた会場には、「Only For You」とつづった手作りのステッカーを持参して応援するファンも多く見受けられ、山下さんと新木さんが姿を現すと大歓声が沸き起こった。2人が指ハートをファンに送り、会場は終始、興奮しきり。山下さんは韓国語で「皆さんにお会いできてうれしいです」と挨拶し、「今日はお忙しい中、来てくださって本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。新木さんも「皆さんにとてもお会いしたかったです」と韓国語と挨拶、「監督と一緒に韓国の舞台挨拶に来られてうれしいです。今日は少しの時間ですが、皆さんとこの映画のことをたくさん共有できたらいいなと思っています」と笑顔を見せた。「皆さんの感想がとても気になります」と会場を見渡したイ・ジェハン監督は、「本作は日本と韓国合作のグローバルな映画です。言語が異なっても、一緒にこうやって立っていることが感動的です」と日本から駆けつけた山下さんと新木さんとの登壇に感激しきり。原作者のNASTY CATも、「本日お越しいただいた皆さん、そして日本からはるばるお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございます」と感謝を述べた。イ・ジェハン監督「目まぐるしい世の中で、この美しい作品を作ることができてよかった」本作で山下さんが演じたのは、視覚を失ってしまう漫画家・真治。一方の新木さんは生まれつき耳が聞こえない響を演じている。役作りについて話が及ぶと、山下さんは「実際に目の不自由な方にお会いして、いろいろとインタビューをさせていただきました。また自宅では、目隠しをして時間を過ごしてみました。家の中だけとはいえ、すごく恐怖を感じました」と回想。「そういった準備を積み重ねつつ、監督からアドバイスをいただきながら、少しずつこの役を探求していきました」と明かす。新木さんは「どうすればいいんだろうなと考えたときに、水の中に潜るということが、音を遮断できる唯一の方法だと考えて。お風呂の中に潜って、何も聞こえないという時間を体験する練習をしました」と試行錯誤を重ねたとい、「この役を通して学ぶことがたくさんありました」と特別な経験をしたと語った。また「2人の愛の表現のシーンに感動した」という司会者は、イ・ジェハン監督と原作の出会いについて質問。イ・ジェハン監督は「“原作が私を見つけてくれた”と感じています。この原作を読んでいると、私の感情的な部分と重なる部分が多く、『私の頭の中の消しゴム』とも重なる部分がありました。原作の先生も『私の頭の中の消しゴム』が好きだと伺いました」と運命的な出会いだったとコメント。「原作を読んで、良いシーンをスクリーンショットしましたが、同時に原作の有名なシーンをただ映像にするだけが映画ではないと感じています。どうやったら魂を注ぎ込めるのか、どうしたら観客に届けることができるのか、俳優や日本のスタッフ、韓国のスタッフと共有しながら撮影をしたいと思っていました。コロナ禍という大変な時期に撮影をしましたが、多くの困難なことがある、目まぐるしい世の中で、この美しい作品を作ることができてよかったと思っています」と充実感をにじませた。そして原作者のNASTY CATは「すべてのシーンが原作より美しく描かれていて感心しました。特に、響が真治の家に行って、掃除をしながら足の甲を指先で触れるシーンは、初めて2人の距離が縮まる場面で、その関係性が始まったことがよくわかるシーンになっていました」とお気に入りのシーンをあげながら、「監督が苦心して作り上げてくれたことがわかりとてもうれしかったです」とイ・ジェハン監督に敬意を表した。山下智久「監督の情熱をわけていただいた。毎日現場に行くのがすごく楽しみでした」そんなイ・ジェハン監督のもと撮影に臨んだ山下さんと新木さんは、本作の撮影を通して「たくさんのことを学んだ」と口を揃えた。山下さんが「現場でもそうですが、現場に入る前にも、いろいろなことを学びました。今までいろいろな作品に携わってきましたが、今回が一番、衣装合わせを多くした作品です」と話すと、イ・ジェハン監督も思わず大笑い。山下さんは「1日では足りずに、何日かにわけて衣装合わせをしました。そういったことからも、監督のこの作品に対するこだわり、監督の情熱をわけていただいた。毎日現場に行くのがすごく楽しみでした」とふり返り、「真治が前に向かって歩き出そうとする情熱や監督の情熱、現場の情熱が、僕らにも伝わっていた。この作品には僕らの魂がこもっている。ぜひ皆さんに受け取ってもらいたいと思います」と力を込める。そして「たくさんのレイヤーがある作品なので、今日観た気持ちと、次に観た気持ち、10年後に観た気持ち、それぞれ変わって、皆さんに何度も届くような作品になっていると思います。また観ていただけたらうれしいです」と熱っぽくアピールした。新木優子が好きな「真治と響を象徴している」シーンとは新木さんは「目が見えない、耳が聞こえない2人が、どのようにコミュニケーションを取るのかを、3人ですごく話し合いました」と現場でのディスカッションを述懐。「原作の中ではあまり描かれていない、2人の過ごし方や、2人だけの合図みたいなものを、いろいろと考える時間がすごく楽しくて。特に印象に残っているのが、家の前で(真治と響が)お別れをするシーンです。目の前で手を振っても真治は目が見えないので、手を握ってバイバイをする。あのジェスチャーは(真治と響の)2人を象徴しているなと思いますし、あのシーンを一緒に作り上げている時間がとても思い出に残っています」と懐かしむように語る。さらに「現場では、スタッフの皆さんが話す韓国語が飛び交っていて。その中でいっぱい勉強をしました。一番よく聞いて、思い出に残っている韓国語は『最後にもう一回だけ(撮りましょう)』『お腹空きすぎて死にそう』です」と粘りながら撮影した日々を楽しそうに明かし、会場の笑いを誘っていた。最後の挨拶では、NASTY CATが「この場を借りて、この作品を手伝ってくれたお母さん、響のモデルとなった私の奥さん、そしてはるばる日本からきていただだいた皆さんにお礼を伝えたいです。ありがとうございました」とコメント。イ・ジェハン監督が「この映画は、6月9日にPrime Videoで配信されて、いまだにPrime Videoの映画ランキングで1位になっています。俳優、スタッフ含めて、劇場公開まで良い結果になるように頑張りたいです。そして、言語が異なる韓国での上映も調整中だと聞いています。またぜひ劇場でご覧いただけたらうれしいです」とメッセージを送った。山下さんは「今の世の中、デジタルで何でもできてしまって、誰かの声が聞こえて、抱きしめられるということを、当たり前にできなくなっている時代になってきているのかなと思います」と思いを巡らせながら、「僕はこの作品を通して、自分が直接会える人がいることに感謝を忘れずに、一度の人生、この映画のように情熱的に生きてみたいなと思いました。僕らの熱を受け取っていただけたらうれしいと思います」と語っていた。ディレクターズカット版が7月7日(金)より劇場公開&入場者特典解禁この度、配信とは異なるディレクターズカット版が劇場公開されることが決定。劇場でしか観ることができない特別映像が本編の最後に用意されている。入場者特典は全9種類のポストカード3枚セット(※ランダム配布・数量限定)。さらに、6月23日からはティザービジュアルとキービジュアル禁、2種の特別前売り券が明らかに。そして、公開初日の7月7日には、キャスト・監督による舞台挨拶と、ライブビューイングも決定している。『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』はPrime Videoにて配信中。ディレクターズカット版は7月7日(金)より劇場公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月23日山下智久初の海外ドラマ作品となった、全世界90か国が震撼した極限の心理サバイバル・スリラー「THE HEAD」Season1の地上波初放送が決定した。2020年6月から世界公開された本作は、辺境の地にある南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫る、震撼の極限心理サバイバル・スリラー。また来週には、メインキャストの一人として福士蒼汰が出演するSeason2の配信が控えている。先日発表された、6月10日(土)の特番「福士蒼汰と楽しもう!シーズン2配信記念海外ドラマ『THE HEAD』の魅力」放送終了後、同日深夜より、Season1全6話を計6日間にわたり放送。最終話は、Season2の配信がスタートとなる6月17日(土)に放送されるため、Season1の衝撃の結末を楽しんだあと、その続きである“真犯人の因縁の物語”をそのまま配信で楽しめる。主要キャストの一人として出演した山下さんは、今回の放送に関して「『THE HEAD』は海外ドラマへの初チャレンジ作品だったので、自分にとっても色々良い経験をさせてもらいましたし、すごく心に残っている大切な作品です。それがこうして地上波でも沢山の人に届けられることはとても嬉しいです」と喜びのコメント。そして、改めて撮影当時をふり返り「大変なことももちろん沢山ありましたが、それと同じぐらい、ためになることや勉強になることもありましたし、楽しい時間でした」と語る。最後に「『THE HEAD』を観て良い意味でひんやりとして、梅雨のジメジメを吹き飛ばしてもらえたらなと思います。ぜひスリル満点のこの作品を楽しんでもらえたら嬉しいです」と視聴者に向けてメッセージを寄せている。「THE HEAD」Season1は6月10日(土)26時25分~日本テレビにて放送開始。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2は6月17日(土)より独占配信。(cinemacafe.net)
2023年06月07日『私の頭の中の消しゴム』『サヨナライツカ』のイ・ジェハン監督が主演に山下智久、ヒロインに新木優子を迎えた映画『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』がPrime Videoにて6月9日(金)より独占配信。その配信直前イベントが6月5日(月)、新宿のルミネゼロで行われた。映画の世界観を再現した会場にはレッドカーペットが敷き詰められ、イ・ジェハン監督、山下さん、新木さん、山本舞香、山口紗弥加が熱気の中、次々とレッドカーペットを歩き、会場を華やかに彩った。ステージに立った山下さんは「キャスト、監督、スタッフと力を合わせて、心をこめてつくった作品を観ていただけること、うれしく思っております」とあいさつ。そして新木さんも「こういった配信の作品をスクリーンで観ていただく機会は少ないと思うんですが、観ていただく前に少しでもこの作品の雰囲気を味わっていただければ」と続けた。本作で視覚を失ってしまう漫画家・真治を演じる山下さんは「監督からその都度、ご指導をいただいたので、それで本当に化学反応が起きたのではないか」と自負。真治の役づくりについて「視覚障がいの方にインタビューをさせていただいたり、自分の家で目隠しをしてみて過ごしてみたり。そういう物理的なことで役づくりさせていただきました」と言う。さらにイ・ジェハン監督とのタッグについて、「監督の情熱を分けていただいた感じがありましたし、現場にも熱があった。そんな現場に関われたことは、僕のひとつの大きな経験になりましたし、関わってくれたすべての皆さんに感謝したいと思います」とふり返った。一方、生まれつき耳が聞こえない響を演じた新木さんは、「ろう者の役ということで、わたしにとってはすべて初めての経験でした」と話し、「手話の先生と研究しました。すごく大変でしたが、やりがいがあって、達成感もあって。貴重な経験を過ごさせていただきました」と述懐。さらに劇中ではピアノを披露していることについて「わたしは小学生の時にちょっと弾いていたくらいの経験しかなかったので。今回、一曲弾いてほしいと言われたときには本当にビックリして。本当にやらなきゃと思って。家にピアノを借りて、半年近く。毎日2時間以上欠かさず練習をして。なんとか披露できるくらいにはなったので。そこもぜひ注目していただければ」と笑顔。「俳優を続けていく上で大切にしたいものをたくさんいただきました」と感じたという。2人の共演は、2018年の『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命』以来、5年ぶり。「前回、共演させていただいた時は、役としては距離があったので、見えてなかった部分があったんですけど、今回は手話だったりピアノだったり。本当にそこに時間を費やしてまっすぐ役を作ってくださった。そういう努力家な部分がより強く見えてきましたね」と切り出した山下さん。「撮影は大変だったので、ピリッとする瞬間もありましたが、そこに新木さんがくると場が和んで華やかになる。そんな瞬間を見せていただいて、僕も助けられたなと思います」とコメント。それを受けた新木さんも「そう言っていただいて光栄ですし、最初に共演した時はまだまだ新人という気持ちだったので。まさかこうやって同じ視点に立ってお芝居をする日が来るなんて。本当に光栄でした」と晴れやかな表情。さらに「山下さんが本当に変わらずそこにいてくださったというか。5年前に共演した時から人に対して緊張感を与えないというか。スタッフさんにも、共演者の皆さんにも分け隔てなく気を遣って。そこにいてくださる姿にみんな助けられたし、わたしも助けられました。本当にありがとうございます」と、再共演となった山下さんへの感謝を語った。撮影現場で印象に残ったこととして「1月2月に撮影をしたので、現場が寒かったのでご飯の時間になると笑顔になったなという印象があります」とふり返った新木さん。その言葉に「現場では“おなかがすいた”という言葉を一番言っていたかもね」とイ・ジェハン監督は語り、「あったかいご飯で言うと、山下さんがラーメンや、いろんなもののケータリングで差し入れしてくれたんです。すごくおいしかったです。ありがとうございます」と明かす山本さん。「韓国チームの皆さんがラーメンを食べたいと言っていたといううわさを聞いたので」と返した山下さんも、「韓国チームと日本チームで、言葉の壁はありましたけど、でも言葉の壁を越えていいものをつくりたいという結束力がすごく生まれていた現場だったので。いい経験をさせていただきましたし、日々学びが多かったです」と改めてコメント。そんな日本の俳優陣と組み、「運がいいことに今回組んだ俳優さんは本当にすばらしい人ばかりだった」とイ・ジェハン監督は満足げな表情を見せる。「皆さん、自分の役柄についてちゃんと準備をする姿勢がある」と話し、「一緒に同じ芸術作品をつくっているなと感じさせてくれました。そして何より演じるにあたってちゃんと基本ができているなと思いました」と日本の俳優陣を称賛していた。『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』は6月9日(金)よりPrime Videoにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2023年06月06日俳優の山下智久が5日、都内で行われた映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』(Prime Videoにて6月9日より独占配信)の配信直前イベントに、新木優子、山本舞香、山口紗弥加、イ・ジェハン監督とともに登壇した。本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治(山下智久)と、彼を支える生まれつき聴覚障害を持つ女性・響(新木優子)の切なくも温かいラブストーリー。『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が手掛けた。山下は「真治は目が見えるところから見えなくなってしまうという絶望を表現することも大事だと思いましたし、技術的に目が見えない風に、どうしたらそこに説得力が生まれるのか考えました」と述べ、「実際に耳に障害がある方にインタビューさせてもらったり、自分の家で目隠しして数時間過ごしてみたり、そういう物理的なことも役作りとしてやらせていただきました」と明かした。主題歌「I See You」も担当した山下。「非常に光栄なことだなと思っています。すごくプレッシャーもあったんですけど、『SEE HEAR LOVE』の遺伝子をそのまま受け継いだような楽曲になっているので、そこに自分が携われたこと、うれしく思っています」と語った。さらに、本作について「魂という言葉が出てきます。僕たちの中の中にある魂みたいなもの……ここで誰かを愛すという、本当に熱くて深くて情熱的な作品に仕上がっていると思います。昨今、デジタルでいろんなことができてしまう時代になっていますが、自分の中にもともと備わっていた情熱みたいなものを呼び起こしてくれた作品になっていると思います」と紹介。「見終わったあとに皆さんの大切な人に連絡したくなるような作品になっていると思いますので、僕らの思い、魂を受けとっていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。
2023年06月05日女優の山本舞香が5日、都内で行われた映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』(Prime Videoにて6月9日より独占配信)の配信直前イベントに、主演の山下智久をはじめ、新木優子、山口紗弥加、イ・ジェハン監督とともに登壇した。本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治(山下智久)と、彼を支える生まれつき聴覚障害を持つ女性・響(新木優子)の切なくも温かいラブストーリー。『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が手掛けた。山下演じる漫画家のアシスタントで、彼に思いを寄せる中村沙織を演じた山本は、「目が見えているときも一緒にいるし、見えなくなってからもアシスタントとして支えているので、『本当に見えてないの!? 見えてないってどういう感じなの!?』って理解ができない沙織の心情もちょっとずつ出せているのかなと思っています」と述べ、「本当に山下さん演じる真治を大切に思っている役柄です」と説明した。山本はまた、「山下さんがラーメンの差し入れを入れてくださったり、いろんなケータリングの差し入れをいれてくださって、すっごくおいしかったです! ありがとうございました。本当においしかったラーメン」と山下に感謝。新木も「本当においしかった」と笑顔を見せた。山下が「ちょっと噂で、韓国チームのスタッフさんが『ラーメンは食べたい』というのを聞いたので」とラーメンの差し入れをした理由を説明すると、山本は「すごいですよね、やっぱり山下さんって」と山下の座長ぶりに感嘆。そして山下は「韓国チームと日本チームと言葉の壁はもちろんありましたけど、言葉の壁を越えていいものを作りたいという結束力がすごく生まれていた現場だったので、いい経験をさせていただきました。日々学びが多かったです」と語っていた。
2023年06月05日俳優の山下智久と女優の新木優子が5日、都内で行われた映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』(Prime Videoにて6月9日より独占配信)の配信直前イベントに登壇。5年ぶりに共演した感想を語った。本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治(山下智久)と、彼を支える生まれつき聴覚障害を持つ女性・響(新木優子)の切なくも温かいラブストーリー。『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が手掛けた。山下と新木は、劇場版『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』以来、5年ぶりの共演。山下は「前回共演させていただいたときは役としても距離があったので見えてない部分もあったと思いますが、今回より近くで共演させてもらって、手話やピアノだったり、そこに真っすぐ時間を費やして役を作る努力家な部分がより強く見えてきたのでリスペクトを抱きました」と述べ、「大変な撮影だったのでピリッとしている瞬間もありましたが、新木さんが来てくれると場が和んで華やかになる、そういう瞬間を見せていただいて、僕も助けられたなと思います」と語った。新木は「そう言っていただけてすごく光栄です。最初に共演させていただいたときは、まだまだ新人な気持ちだったので、まさかこうやって同じ視点に立ってお芝居をする日が来るなんて本当に光栄でした」とほほ笑み、「山下さんが変わらずそこにいてくださったというか、5年前に一緒に共演させていただいた当時から、人に対して緊張感を与えない、誰に対しても分け隔てなく気を使っていてくださる姿にみんな助けられていましたし、私はすごく助けられていました」と感謝していた。イベントには、山本舞香、山口紗弥加、イ・ジェハン監督も出席した。
2023年06月05日「目が見えないことをどう表現するのか……役づくりも苦労しましたし、演じていてもとても大変でしたが、だからこそチャレンジのしがいがありました」そう話すのは、最新主演映画『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』(6月9日、Prime Videoにて独占配信開始)で次第に目が見えなくなる漫画家・泉本真治を演じた山下智久(38)。視覚障害者の話を聞いたり、目隠しをして日常生活を送ったりとさまざまな方法で役をつかんでいった。「いちばん意識したことは、手の動きです。目が見えないと本当に音だけが頼りで、匂いや感触というものに敏感になることを実感して、この作品のテーマでもある“何かを失えば何かを得る”とは真理を突いているなあと思いました」約6年ぶりとなるラブストーリーは、生まれつき聴覚障害のある相田響(新木優子)とのせつなくも温かい愛にあふれた物語だ。「真治が彼女に引かれたのは、目が見えなくても感じられるほどの大きくて深い愛があったからだと思います。自分のことよりも相手のことを大切に思えるってすごく素敵だし、そんな女性がいたら心が動かされますよ」30代の恋愛は、20代とは違うとも。「若いときはドキドキした気持ちのほうが勝っていたけれど、大人になると、人としてきちんとした土台があって、知識も経験も豊富かどうかを重要視するようになりました。人生において、好きな人と時間を共有したいと思えばそれは本物だと思います」高校時代に映画『私の頭の中の消しゴム』を見て以来、ファンだったイ・ジェハン監督とタッグを組んだ本作。「いい意味で文化の壁を越えられた」と語る山下に今後の展望を聞いた。「国、場所を問わず、いろんな方と仕事をしていきたいという思いは変わらないですね。いい作品、いい役にめぐり合えたとき、ちゃんとその役と向き合えるように自分を高めておくということは続けていきたいと思います」
2023年06月04日