デザイナー・山縣良和のファッションレーベル「writtenafterwards (リトゥンアフターワーズ)」の展覧会『ここに いても いいリトゥンアフターワーズ山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口』が、4月27日(土)〜6月16日(日)、アーツ前橋で開かれる。山縣良和は1980年鳥取県生まれ。2005年にロンドン芸術大学のカレッジのひとつ、セントラル・セント・マーチンズを卒業後、2007年に「装うことの愛おしさを伝える」をコンセプトとして「リトゥンアフターワーズ」を設立。既成概念を超えたファッション表現を試み、2015年に日本人としては初のLVMH Prize に ノミネートされ、2021 年には「第 39 回毎日ファッション大賞」で鯨岡阿美子賞を受賞するなど、注目を集め続けている。そのファッション自体の革新性もさることながら、ファッションを通じて私たちを取り巻く資本主義社会や歴史観への問題提起も行ってきた。例えば、3.11からの再生を祈った《The seven gods》、ファッション業界へのアイロニーを込めた《Graduate Fashion Show》、戦後と日本人の集団性をテーマにした《After Wars》、コロナ禍の都市を離れ無人島で描いた新しい人間像《Isolated Memories》など、多様な表現が見られる。リトゥンアフターワーズ《After Wars》2017山縣は同時にファッションの私塾〈coconogacco(ここのがっこう)〉を主宰し、教育面からも、一人ひとりが生きる場所や社会を見つめ、「ここ」から独自の表現を立ち上げていく学びと実験の場を創出してもいる。そんな山縣にとってこの展覧会は、美術館で初の個展となる。同展では、リトゥンアフターワーズのこれまでの歩みを紹介するとともに、山縣が考える日本社会とファッション表現の〈いま/ここ〉を新作インスタレーションで浮かび上がらせる。日々ニュースを通じて知るウクライナやガザでの戦争による悲劇、能登半島地震など、個人では消化しきれない歴史の大きなうねりを感じながら、いま自分が表現できるとてもパーソナルなことに立ち返り、今回の展覧会に挑むという。もと商業施設をミュージアムに改装したアーツ前橋の空間でどんな展示が繰り広げられるのか楽しみだ。⼭縣良和《Field Patch Work》2023 撮影:⽥附勝<開催概要>『ここに いても いい リトゥンアフターワーズ:⼭縣良和と綴るファッション表現のかすかな⽷⼝』会期:2024年4⽉27⽇(⼟)~6⽉16⽇(⽇)会場:アーツ前橋時間:10:00~18:00(⼊場は17:30まで)休館日:⽔曜料金:⼀般800 円、大学・65 歳以上600 円※5⽉5⽇(⽇・祝)は無料公式サイト:
2024年04月10日株式会社文藝春秋コミック編集部は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の巨匠・安彦良和のヒロイック・ファンタジー『マラヤ』を電子書籍として4月1日(金)に復刊します。オールカラー366ページの豪華版。マンガアプリ最大手のLINEマンガとピッコマでも同時配信されます。「完璧の城」ハルワタートは、生母エヴァを中心に老師や戦士、役女たちが集う女だけのクニ。かつて、男たちは欲望のおもむくまま戦いに明け暮れ、最終戦争を引き起こし、世界を滅亡へと導きました。それゆえ、ハルワタートでは男は災難をもたらす者として忌み嫌われ、排斥されてきました。マラヤは戦士として、侵入を繰り返す男たちを撃退してきた勇者です。その功績が認められ、次期生母に推挙されますが、マラヤは女王蜂のように生殖のためだけの存在になることを拒否、マラヤに嫉妬する同僚デボラの策略もあって、最下層の役女へと降格されてしまいます。底辺の生活にもかかわらず、前向きに生きるマラヤ。当初は対立していたイザベルら役女たちも、マラヤを慕うようになります。苛立つデボラは、マラヤに止めを刺すべく最下層を襲撃します。必死で闘うマラヤたちはハルワタートを脱出、外界へと向かいます。しかし、そこは獰猛な男たちとドラゴンがうごめく魔界でした……。異界によって引き裂かれ、憎み合う女と男。運命の戦士マラヤは、二つの性の対立を乗り越え、闇夜に光を導くことができるのか──!? 名作『ジャンヌ』、『イエス』に続く、安彦良和のオールカラー・コミック第3弾です。2022年6月3日より、安彦良和氏が監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開されます。公開に先立ち、長らく絶版状態だった傑作『マラヤ』が復刊されることで、大きな話題となることが期待されます。■書誌情報■書名:『マラヤ』販売価格:800円(税込)詳細URL: ■マンガアプリ情報LINEマンガ(全20話) ピッコマ(全20話) ■著者プロフィール■安彦良和(やすひこ・よしかず)1947年、北海道紋別郡遠軽町生まれ。弘前大学中退後、虫プロダクションを経て、フリーのアニメ作家として活躍。『勇者ライディーン』『機動戦士ガンダム』などを手掛ける。1979年、『アリオン』で漫画家デビュー。古代日本に題材をとった『ナムジ』『神武』『蚤の王』『ヤマトタケル』、明治以降の近現代史の裏面を描いた『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』、西洋史が舞台の『ジャンヌ』『イエス』『我が名はネロ』『アレクサンドロス』など著書多数。代表作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は累計1000万部を超える大ヒットとなった。最新作は「シベリア出兵」をテーマにした『乾と巽─ザバイカル戦記』。2022年6月3日、監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開予定。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月31日フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU) 2021-22年秋冬コレクションが「Rakuten Fashion Week Tokyo 2021 A/W」2日目の2021年3月16日(火)に、六本木・新国立美術館にて発表された。ブランドにとって東京コレクション初参加となる記念すべき今季は、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和が手掛ける特別なインスタレーション演出と共に幕を明けた。「必然的多様性」をテーマに“起こりうる物事に、偶然は存在しない”と力強く語るデザイナー・丸龍文人は、今シーズン現代社会に溢れる「必然的多様性」を大きなキーワードに掲げた。そのテーマを反映するように、年齢・性別・人種に囚われない様々なモデルを起用したランウェイには、6人組の人気アイドルグループ“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーたちも登場している。多彩なアウター群幅広く性質の異なる群が存在する――「多様性」本来の意味を表現するように、今季は枠組みにとらわれない様々なテイストが自由に交差している。その筆頭となるのが、秋冬の主役となるアウター群。もこもこのダウンに始まり、コーチジャケットやミドル丈のジャケット、セットアップで提案されたスーツジャケットといったピースが、次々とランウェイに顔を出していく。フレッシュなダッフルコート中でも散見されたのは、ややオーバーシルエットに仕上げたダッフルコート。ブラックやブラウンといったベーシックなカラーもあれば、ハッと目を惹く鮮やかな原色も存在する。今季のシンボリックなヘッドピースである、超ボリューミーなハットと合わせた真っ赤なピースは、まるでイギリスの“近衛兵”のよう。足元は、素肌を覗かせる踝丈のパンツに、スニーカーをセレクトしたカジュアルスタイルが基本だ。心地の良い空気を味方に様々な多様性を受け入れるかのように、今季は心地の良さが伝わる、リラクシングなシルエットが主流となった。ラフなフーディーやプルオーバーは、モデルの体躯を覆うようなビッグサイズのフォルムながら、たっぷりと落ち感のある布地のドレープが実にラグジュアリー。また自由にフォルムを調節できる、サイドのジップ付きデザインによって、レイヤードスタイルをより一層楽しむことも可能だ。大人の遊び心を詰め込んでデニムやスウェットと合わせたシンプルなシャツには、遊び心溢れるギミックを詰め込んで。バックデザインにプリーツを配したお馴染みのデザインだけでなく、フロントにナイロンポケットをドッキングさせたややスポーティーなものも登場する。さらに今季は、実際に切った”髪の毛”を再利用したヘッドピースが、衣服のポイントになっていたのも実にユニークだった。豊富なコラボレーションアイテムなおランウィには、多彩なコラボレーションも登場。フットウェアは、サブソル(SUVSOLE)やスイコック(SUICOKE)とタッグを組んだスニーカーがラインナップ。またラストに登場した、ユニークなグラフィック入りTシャツは、ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)とのコラボレーションウェアとなっている。
2021年03月19日SAGA305セイコーウオッチ株式会社は、グローバル志向の高いビジネスマンに向けたブランド<セイコー ブライツ>から、セイコーの社員アスリートである山縣亮太とコラボレートしたスペシャル限定モデルを7月17日より全国で発売いたします。希望小売価格は14万3,000円(税込)(税抜13万円)、販売数量は限定610本です。<セイコー ブライツ>は、グローバル志向が一層高まっていた2000年にビジネスマンへ向けたブランドとして誕生しました。ブランド誕生当時から商品開発のテーマに一貫して掲げてきたのは、「セイコーが誇る先端技術による、腕時計としての確かな基本性能と快適な使い心地」です。誕生以来、多くのモデルを展開してきたブライツは、世界で戦うビジネスマンの腕元をサポートし続けてまいりました。そして今回、世界を舞台に駆けまわるグローバルビジネスマンに向けて、セイコーの社員であり、世界で戦うアスリートの山縣亮太選手をイメージしたスペシャル限定モデルを発売いたします。《商品特徴》■レーンに立ち、スターティングブロックにスタンバイした山縣選手をモチーフにしたスペシャルデザイン・山縣選手が得意とするスタートダッシュ、その姿から、ダイヤルには“集中力を高める色”と言われるネイビー色を採用しました。また、ダイヤル中央には山縣選手の種目である短距離のストレートトラックをイメージしたストライプパターンを施し、ゴールまで一直線に続く戦いのフィールドを表現しています。・スポーツ大会におけるセイコーの象徴である「スポーツタイミングイエロー」をモチーフに、クロノグラフに関連する秒針、分針のサブダイヤル12時位置略字に金の差し色を施しています。また、「10秒より先の世界しか見ていない」という山縣選手の思いから、クロノグラフの目盛りは0秒~9.99秒までを黄色でハイライトしています。・山縣選手の所属する「TEAM SEIKO」の本拠地である「東京」の都市コード「TYO」をセイコーのスポーツタイミングのイエローでハイライトしました。・陸上競技はタイム計測が必須であることから、最適なクロノグラフキャリバー8B92を採用しました。・直筆サイン入りのメッセージカードを同梱したスペシャルパッケージで、山縣選手の誕生日である6月10日に合わせた610個の数量限定で、裏ぶたには限定モデルの証である「LIMITED EDITION」の文字と本人のサインが表記されており、特別感をより一層醸成しています。<セイコー ブライツ>は、本質を見極める感覚を持つグローバル志向の高いビジネスマンに向けたブランドです。セイコーが誇る先進技術と匠の技により、使うほどに満足感の高まる確かな性能、快適な使い心地、さらに、シンプルで洗練されたデザインが、自分らしいスタイルを大切にする方の個性を引き出します。ブランド名“BRIGHTZ”は、BRIGHT(聡明で輝いている)と、Z(追求、ありつづけいている)を組み合わせた造語です。山縣亮太2015年セイコー入社2016年には4×100mリレーの第1走者として当時のアジア記録の樹立に貢献。個人では2018年の日本選手権100mで優勝を果たし、2017年、2018年には日本歴代4位タイとなる10.00をマークした。《商品仕様》<セイコー ブライツ> 山縣亮太 スペシャル限定モデル品番 SAGA305 希望小売価格 14万3,000円(税込)(税抜13万円) ケース・ブレスレット チタン(ブラック硬質コーティング) ダイヤルカラー ネイビー 販売数量 610本 発売予定日 7月17日(金)【商品仕様】ガラス素材:サファイアガラス(スーパークリア コーティング(※1))防水性能:日常生活用強化防水(10気圧防水)ケースサイズ:[外径]43.2mm(ボタン・りゅうず含まず)[厚さ]11.3mmその他:ねじロック式りゅうずアフターサービス:メーカー保証 保証期間1年間【ムーブメント仕様】電波修正機能つきクオーツムーブメント キャリバー 8B92時間精度:平均月差±15秒(5℃~35℃において腕につけた場合)受信機能:電波修正機能(日本(2局)・中国・アメリカ・ドイツから発信される標準電波を受信)自動受信機能強制受信機能受信結果表示機能受信レベル表示機能その他機能:ソーラー充電機能パワーセーブ機能(フル充電時より約2年間駆動)フルオートカレンダー機能(2099年12月31日まで)ワールドタイム機能(25タイムゾーン、26都市)ストップウオッチ機能(1/5秒計測、60分計)針位置自動修正機能(※1)スーパークリア コーティング光の反射を99%以上抑制する透明被膜を、ガラスの表裏両面に施したセイコー独自の無反射コーティング処理です。太陽光や照明がまぶしい環境下でも、ガラスの存在を意識させません。また、表面の防汚膜により汚れがついても簡単に拭き取ることができます。セイコーウオッチ(株)の公式Webサイトアドレス<セイコー ブライツ>の公式Webサイトアドレス企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月06日パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)では、世界第一線で活躍する国内外のアーティスト12組が共演するグループ展「Wanderlust」を2020年1月6日まで開催する。渋谷パルコの4階に名称新たにオープンしたパルコミュージアムトーキョー。そのオープニング企画展第2弾となる「Wanderlust」では、ミュージアムの新たなスタートに、世界第一線で活躍する国内外の総勢12組のアーティストが共演。新生渋谷パルコの新たなスタートに際して、「旅行熱・旅立ちへの衝動・放浪癖」などの意味をもつ「ワンダーラスト(Wanderlust)」をタイトルに、「未来を恐れずに新たなスタートを切る」というメッセージが込められた企画展だ。各参加アーティストやブランドが、タイトルテーマに沿った新作や国内未発表作品等を一挙に展示する。参加アーティストは、「東京2020公式アートポスター」制作アーティストに決まった写真家の蜷川実花の他、写真家のヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)、アートディレクターのテセウス・チャン(Theseus Chan)や井上嗣也、デザインスタジオのグルーヴィジョンズ(groovisions)、アーティストの田名網敬一や日比野克彦、アンリアレイジ(ANREALAGE)デザイナーの森永邦彦、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)デザイナーの山縣良和、イラストレーターの山口はるみ、アーティストのKOHHこと千葉雄喜、“現在美術家”の宇川直宏。なお、パルコミュージアムトーキョーでは、2020年3月中旬までのオープニング企画として、世界的フルスタック集団、Rhizomatiksが、Perfumeと共に作り上げてきた舞台演出やアートワークの裏側までみせる企画展「Rhizomatiks inspired by Perfume 2020」、写真家・奥山由之とフラワークリイエイター篠崎恵美(edenworks)による企画展「flowers」、約7年ぶりとなる「レゴ®ブロックで作った世界遺産展」が予定されている。【展覧会情報】Wanderlust会期:12月20日〜2020年1月6日会場:渋谷パルコ4階 PARCO MUSEUM TOKYO時間:10:00~21:00(入場は閉場の30分前まで) ※最終日は18:00まで休館日:2020年1月1日料金:一般500円、学生300円、小学生以下無料
2019年12月27日「YXMR FASHION RESEARCH / やくしまるえつこ衣裳展」が、2019年12月・2020年1月・2月の各月で12日間ずつ、東京・六本木ヒルズ森タワー52階・東京カルチャーリサーチにて開催される。やくしまるえつこのオリジナル衣装に焦点アーティスト兼プロデューサーとして「相対性理論」など数々のプロジェクトを主宰し、一貫してインディペンデントでの活動を続ける音楽家・やくしまるえつこ。ポップミュージックからエクスペリメンタルミュージック、ライブハウスから美術館、文芸誌での連載からセーラームーンの主題歌、そして映画音楽やアイドルへの楽曲提供まで、その活躍の幅はただ広いだけでなく、数多くの世界が重層的・多角的・領域横断的に絡み合った唯一無二のものとなっている。本展では、その音楽やアートと同様に注目度が高く、やくしまるの世界観を構築する重要な役割を担っているファッションに着目。国内外の第一線で活躍するファッションデザイナーたちが、彼女の世界観・コンセプトに基づき、本人と綿密なやり取りを重ねながら制作してきたオリジナル衣装の数々が展示される。ファセッタズム・リトゥンアフターワーズ・シナ スイエンの3ブランドによる衣装展示この中でフィーチャーするのは、やくしまるに様々なオリジナル衣装を提供してきたファッションブランド。これまでに数多くのコラボレーションを行っており、長年に渡って親交を深めている落合宏理率いるファセッタズム、ファッションの世界のみならずアート界からも高い評価を得る山縣良和のリトゥンアフターワーズ、繊細で鮮やかな刺繍を用いた衣装を得意とする有本ゆみこのシナ スイエンの3つだ。ファセッタズムからは、2016年の日本道公演「八角形」やフジロックなどで着用された衣装、リトゥンアフターワーズからは、アーティストビジュアルでも着用している巨大な黒いマントなど、ある種儀式的なライブの世界観を表現した衣装、そしてシナ スイエンからは、やくしまるがライブアルバム「調べる相対性理論」のジャケットでもドローイングとして描いた、華やかで緻密な刺繍が施された衣装が、ブランド毎に会期を分けて展示される。開催概要「YXMR FASHION RESEARCH / やくしまるえつこ衣裳展」#1 FACETASM / 2019年12月11日(水)〜12月22日(日)#2 writtenafterwards / 2020年1月15日(水)〜1月26日(日)#3 SINA SUIEN / 2020年2月15日(土)〜2月26日(水)会場:六本木ヒルズ森タワー52階・東京カルチャーリサーチ時間:10:00〜22:00(入場は閉場の30分前まで)料金:無料 ※展望台・森美術館の入館料が必要
2019年12月12日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)のデザイナー・山縣良和による初の絵本「ぼくは0てん」が、全国書店にて発売される。常にサプライズの絶えない手法で、数々の作品を世に送り出しているリトゥンアフターワーズのファッションデザイナーの山縣良和。鳥取で生まれ、ロンドンのセントマーチンズ在学中からアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)やジョン ガリアーノ(John Galliano)で経験を積み、2005年に卒業。そして、2年後の2007年にはリトゥンアフターワーズを立ち上げた。妖怪の世界や戦時中の女性などをテーマに、これまで10年強にわたってユーモアあふれるコレクションを発表し続けている。「ぼくは0てん」は、そんな山縣良和が、故郷の鳥取へと帰る深夜バスの中でふと思いついた物語。2009年秋冬コレクション「graduate fashion show」のイメージソースにもなったストーリーだ。勉強もできず自信の持てなかった子供時代を過ごし、やがてイギリスへと飛び立っていった自身の半生を重ね、“レッテル貼り”や“他人の評価”から自由になって、自分の得意なことを見つけ出していくストーリーを、愛らしい「てんすう」たちのキャラクターで描いた。【詳細】ぼくは0てん発売日:2019年12月5日(木)より順次取り扱い:全国書店※取り扱い・発売日は書店によって異なる。価格:1,600円+税
2019年12月09日渋谷パルコ内「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」にて、グループ展「ワンダーラスト(Wanderlust)」が、2019年12月20日(金)から2020年1月6日(月)まで開催される。国内外を代表するアーティストのグループ展「ワンダーラスト」は、大友克洋による『AKIRA』の展覧会「AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」に続くオープニング企画第2弾。世界の第一線で活躍する国内外のアーティスト12組が参加し、新作や国内未発表作品などを公開するタイトルに掲げた“Wanderlust”とは、旅行熱や旅立ちへの衝動、あるいは放浪癖といった意味をもつ言葉。渋谷パルコの新たなスタートに掛けて、“未来を恐れず新たなスタートを切る”というメッセージを込めた。参加アーティストには、映画『Diner ダイナー』の監督を務め、東京2020五輪の公式アートポスター制作も手掛ける蜷川実花、カラフルなサイケデリックアートで知られる田名網敬一、写真家のヴィヴィアン・サッセンやアートディレクターのテセウス・チャンらが名を連ねる。またファッション界からは、アンリアレイジ(ANREALAGE)デザイナーの森永邦彦や、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和らが参加。さらに、グラフィックから映像、文筆まで手掛ける宇川直宏や、ラッパー/ミュージシャンの枠を超えたアーティスト活動を続ける「KOHH」こと千葉雄喜などジャンルに囚われず活躍するアーティストも加えて、“Wanderlust”な世界観を繰り広げる。第3弾〜第5弾企画も発表「ワンダーラスト」に続くオープニング企画も続々と発表。第3弾として、世界的エンジニア集団「Rhizomatiks」が、テクノポップユニットPerfumeとともに作りあげてきた舞台演出に迫る企画展「Rhizomatiks inspired by Perfume 2020」を、また第4弾として写真家・奥山由之とフラワークリイエイター篠崎恵美(エデンワークス)による企画展「flowers」を開催する。さらに約7年ぶりとなる「レゴブロックで作った世界遺産展 」が第5弾として予定されている。展覧会概要グループ展「ワンダーラスト」期間:2019年12月20日(金)~2020年1月6日(月) ※2020年1月1日(水)は休館時間:10:00〜21:00(最終日は18:00閉場 ) ※入場は閉場の30分前まで場所:渋谷パルコ 4F パルコミュージアムトーキョー住所:東京都渋谷区宇田川町15-1入場料:一般 500円、学生 300円、小学生以下 無料 ※各種入場割引あり■オープニング企画展・第3弾「Rhizomatiks inspired by Perfume 2020」会期:2020年1月11日(土)〜1月27日(月)場所:渋谷パルコ 4F パルコミュージアムトーキョー入場料:あり・第4弾「奥山由之×edenworksExhibition “flowers”」会期:2020年1月31日(金)〜2月16日(日)場所:渋谷パルコ 4F パルコミュージアムトーキョー入場料:あり・第5弾「“PIECE OF PEACE「レゴブロック」で作った世界遺産展 PART-4”」会期:2020年2月22日(土)〜3月15日(日)場所:渋谷パルコ 4F パルコミュージアムトーキョー、池袋パルコ 本館7F パルコ ファクトリー入場料:あり
2019年12月06日現代美術家・⽇⽐野克彦が総合プロデュースを担当し、ファッションデザイナー・⼭縣良和をディレクターとして迎える、スペシャルアートイベント「ウエノイエス2019 “フローティングノマド”(UENOYES2019 “FLOATING NOMAD”)」が、上野恩賜公園 竹の台広場(噴⽔広場)にて11月9日と10日の2日間開催される。「ウエノイエス(UENOYES)」は、上野公園とその周辺地域を舞台に、社会包摂をテーマにした⽂化芸術事業。世界に向けて上野の魅⼒を発信している。「ウエノイエス2019」は、その一環として、日比野克彦総合プロデュースのもと、昨年に続いて開催される2日間限りのスペシャルアートイベント。テーマは“FLOATING NOMAD(=浮遊遊動⺠)”。上野恩賜公園というオープンな空間へ、多様な国や地域から集まった様々な⽴場の⼈々がまるで遊動⺠のように思い思いの装いで集い、表現や⾏動を通じてダイバーシティを表わし、交流や学びの場を形づくるインクルーシブなアートイベントとなっていく様⼦をイメージしている。会場のランドマークおよびワークショップスペースとなる「段ボールオブジェ・サイト」を、⽇⽐野監修・総指揮の下、東京藝術⼤学のDOORプロジェクト受講⽣と、⼭縣が主宰するファッション私塾「ここのがっこう(coconogacco)」の混成チームが中⼼となって制作・設置。また、奈良を起点に北京〜ウルムチ〜ペルセポリス〜パルミラを経てトルコまでを辿った篠⼭紀信による「シルクロード」写真展や、ライブストリーミングスタジオ「DOMMUNE」がこの2⽇間限り集結し、独⾃のスペシャルプログラム等を配信する「DOMMUNE UENOYES」、フランス⼈写真家のシャルル・フレジェによる写真展等、テーマに沿ったコンテンツを展開予定。特に、11月9日の17時から噴⽔池を会場としたファッションショー形式で発表する⼭縣のレーベル・リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の最新コレクションは、今回のイベントならではの演出内容となり、⾒どころの一つ。同ブランドの2年ぶりとなるファッションショーでは、昨年から発表を継続している“現代の魔⼥”をテーマにした三部作の集⼤成となるコレクションを披露する。会場となる上野恩賜公園の⽵の台広場の噴⽔では、様々な装いの⼈々が、さながら浮遊遊動⺠のように⽴ち現れ、テーマを体現するインクルーシブなファッションショーを繰り広げる。【イベント情報】ウエノイエス2019 “フローティングノマド”(UENOYES2019 “FLOATING NOMAD”)会期:11⽉9⽇、10⽇会場:上野恩賜公園 ⽵の台広場(噴⽔広場)時間:11:00〜18:00 ※⼀部プログラムは開始時間が異なる参加無料※⼀部プログラムは整理券配布となる場合あり。⾬天・荒天の場合は開催変更・中⽌。都合によりプログラム内容は変更となる場合あり
2019年10月29日東京都庭園美術館では『アジアのイメージ:日本美術の「東洋憧憬」』が、2020年1月13日(月・祝)まで開催されている。1910年〜60年頃、日本の知識人、美術愛好家、美術作家たちがアジアの古典美術に憧れた時期があった。朝鮮半島や中国では鉄道敷設、革命、発掘調査などによって、大量の古美術品が出土。日本に流入したそれらのアジア古美術を初めて目にした芸術家たちは、その「新しい」古美術の力強さや美しさに魅了されたという。同展は、こうした背景のもとに生み出された工芸品や絵画と、その発想の源となった古美術品など約100点を、3章構成で紹介する。第1章「アジアへの再帰」では、絵画に現れたアジアのイメージに注目。杉山寧による雲岡石窟の優しく微笑む石仏画や、安井曾太郎などによるチャイナドレスをまとった婦人画をはじめ、岸田劉生、前田青邨、バーナード・リーチによる静物画が並ぶ。第2章「古典復興」では、アジア古美術に影響を受けた工芸品を取り上げる。古代中国の青銅器である鳥型祭器からインスパイアされた香取秀眞の《鳩香炉》、李朝の白磁に描かれた即興性ある絵柄に心打たれた河井寛次郎、唐三彩において自然に流れ落ちる釉薬の美しさに魅了された石黒宗麿の陶芸など、古美術がもっている即興性や自然性をあえて意識的につくりだすことで完成させた作品が紹介される。こうしたアジアの憧憬は、1960年代ごろに表舞台からフェードアウトしたというが、今を生きるアーティストたちにアジアはどのように映るのだろうか。展覧会の最後を飾る第3章「幻想のアジア」では、3名の現代作家がアジアのイメージを表現。古代青銅器の地紋から着想を得て伝説上の霊獣を描いた岡村桂三郎の絵画作品、アジアを大きく意識した田中信行による漆芸のオブジェ、70年代の日米繊維交渉をテーマにした山縣良和によるデザインを発表する。作家たちによるアジアへの憧れと尊敬、そして新たな創造力を、多様な作品から感じとってほしい。【開催情報】『アジアのイメージ:日本美術の「東洋憧憬」』2020年1月13日(月・祝)まで東京都庭園美術館にて開催【関連リンク】 東京都庭園美術館()《染付魚藻文壺》 元時代14世紀東京国立博物館所蔵Image:TNM Image Archives《白釉鉄絵束蓮文瓶》 金時代東京国立博物館所蔵Image:TNM Image Archives《鴟鴞尊》 商後期泉屋博古館所蔵※会期後半(12月12日)より展示香取秀眞《鳩香炉》 1949年千葉県立美術館所蔵飯塚琅玕齋《花籃》 1936年頃 斎藤正光氏所蔵 (c)T.MINAMOTO安井曾太郎《金蓉》 1934年 東京国立近代美術館所蔵
2019年10月25日Rakuten Fashion Week TOKYOにて、日本とアフリカカルチャーの交流プロジェクト「FACE.A-J(Fashion And Culture Exchange. Africa-Japan/フェイス.エージェー)」が、2019年10月16日(水)に開催された。「FACE.A-J」とは「FACE.A-J」は日本とアフリカのクリエイティブ・マーケットを繋げるための架け橋となる新プロジェクト。ファウンダーのブッキー・アデジョビと清子ウンバコが、今回のプロジェクトディレクターであるユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)上級顧問の栗野宏文に「アフリカファッションと東京ファッションを交流させたい」と依頼したことからスタートしたという。「“アフリカは貧しい国”というイメージを払拭し、アフリカにも素晴らしいクリエーションやそれを生み出すクリエーターたちがたくさんいるということを、日本人に知ってほしい」という想いのもとプロジェクト企画は発展。ファッションだけに留まらず文化的交流を促進することで、日本がアフリカの平和や発展に貢献していくこと、そして互いのクリエーションを刺激し合うことを目指す。初開催となる今回は、日本ブランドとしてサルバム(sulvam)、ワタル トミナガ(Wataru Tominaga)、コヨーテ(COYOTE)が参加し、アフリカブランドとしてテベ・マググ(Thebe Magugu/南アフリカ)、ケネス・イゼ(KENNETHIZE/ナイジェリア)、アニャンゴ・ムピンカ(Anyango Mpinga/ケニア)が参加した。サルバムサルバムは、「FACE.A-J」でのクリエーション発表にあたって民謡クルセイダーズ(MINYO CRUSADERS)とタッグを組んだ。民謡クルセイダーズは、日本民謡とラテンリズムを掛け合わせて演奏するライブバンドだ。そんな彼らが身に着けたのは、切りっぱなしのヘムや解れのディテールを取り入れたサルバムらしいにひねりのあるクラシックスタイル。その中に、淡くて明るいカラーリングと、時折和の文化が混ざり合う。そして今回のため、アフリカンクリエイティブにリスペクトを示したチェック柄のジャケットを作成した。日本にはない独特のカラフルな色彩で描かれるチェック柄と、片側に施したフリンジ状のディテールは、ケネス・イゼが用いていたデザインを参考にしたものだ。これはサルバムのデザイナーである藤田自身の希望から生まれたクリエーションの交流だった。コヨーテコヨーテの今コレクションは、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和がスタートしたファッションデザイン教室「ここのがっこう」の若手クリエイターたちによる初めてのクリエーションだ。今回は、参加クリエイターひとりひとりが考える「東京からみたアフリカ」「アフリカからみた東京」を寄せ集めて、まるでオブジェのような作品を作りあげた。意識したのはサステナブル。さらに、その上で“みんなでつくるひとつのカオス”をイメージしたという。独特な色彩のあチェック柄や自由に咲く花々、大地の色合いはアフリカのイメージからだろう。一方で、ほんのり見えるストリートカルチャーなどは東京らしさのあらわれだ。ワタル トミナガ大胆なプリントを得意とするワタル トミナガは、アフリカンカルチャーからのインスピレーションを得たことで、よりカラフルでダイナミックなプリントを完成させた。鮮やかなフラワーモチーフや、現代アートのようなグラフィック、波打つユニークなチェック柄など、個性的な柄と柄を融合させてワンルックを完成させた。ファウンダーの2人は、アフリカはとても広い国で、アフリカンカルチャーをひとくちに表すのは難しいと話す。そして、アフリカでは日本と同じように“個人のポリシー”を持ってファッションを楽しむ人たちが増えているとも。インターネットが普及し、クリエーションの交流も今までより盛んに行えるようになった今、ヨーロッパやアメリカ、そして日本のファッションが輸入されていると同時に、あえてアフリカンのプリミティブな部分に立ち返ったファッションも、脚光を浴びているようだ。そんな中「FACE.A-J」では、海外でファッションを学び翼を広げつつも、メイド・イン・アフリカを大切にする3つのファッションブランドを集めた。テベ・マググテベ・マググは、2019年度のLVMH プライズでグランプリを獲得した南アフリカ・ヨハネスブルクを拠点とするウィメンズブランド。「FACE.A-J」では唯一、ランウェイ形式で発表した。モダンなジャケット、コート、シャツ、ワンピースなどをメインに提案し、ディテールにはプリーツやスリット、カッティング、レース、グラフィックプリントを加えることで洗練された印象を醸しながらも、奥行きのある大胆なカラーやファブリックでアフリカンな部分を香らせた。ケネス・イゼケネス・イゼは、2019年度のLVMH プライズにノミネートされたアフリカ人デザイナーの1人。彼は服の製作にあたって、日本のシルクの織物を採用したという。さらにイギリスをはじめとする世界の糸を混合させ色鮮やかな色彩のワードローブを生み出した。さらに織物を採用した理由として、環境への配慮もあったと、ケネス・イゼは語る。アフリカではまだまだ停電が多く、停電が復活する際には排気ガスが何度も生ずる。しかし、電気を用いない織機であればその心配はない。自然にあふれる大地に恵まれたアフリカに住む彼らしい発想から生まれた地球に優しい服は、着る者にとって気分を高揚させてくれるようなカラーリングで提案されている。アニャンゴ・ムピンカケニア出身のアニャンゴ・ムピンカが提案したのは、クラシックをベースに、アレンジを効かせたワンピースを中心とするウィメンズファッション。特にメインで用いたのは、フォーマルストライプのテキスタイルで、自由に動くフリルやラッフル、クレイジーパターンを施して愉快な1着に仕上げた。ショーの中では音楽にあわせて自由に踊るモデルたちが身に着けることで、そのディテールがより強調されている。また、ストライプ以外に登場した、フラワーやボタニカルのモチーフは、エネルギッシュでパワー漲る印象で、アフリカらしさを表現している。Kadara Enyeasi会場には、ファッション以外にも絵画が披露されており、Kadara Enyeasiが参加した。彼はナイジェリアのラゴス在住の芸術写真家。今回は、日本やアフリカの風景を想起させるアートを織り交ぜたコラージュ作品を披露した。翌週にはアフリカでも開催「FACE.A-J」は、場所を変え翌週にナイジェリアのラゴスでも開催される。なお、ラゴスのイベントは、アフリカで最も有力なファッションプラットフォームであるラゴス・ファッションウィークおよび、アフリカ最高峰のセレクトショップ「ALARA」とコラボレーションにより実現する。
2019年10月20日展覧会「アジアのイメージ 日本美術の『東洋憧憬』」が、東京都庭園美術館にて2019年10月12日(土)から2020年1月13日(月・祝)まで開催される。日本の芸術家たちの憧れとなった「アジアの古美術」展覧会「アジアのイメージ 日本美術の『東洋憧憬』」では、アジアの古典美術に焦点を当てる。20世紀に大量に出土し、日本に流入してきたアジアの古美術の力強さや美しさは、戦前・戦後の日本の芸術家たちに影響を与え、新たな美意識を呼び起こした。会場には、古美術品と、そこから着想を得た1910年代から1960年代までの工芸品や絵画が集結。さらに、現代作家が本展のために制作した新作も登場。約100点に上る作品を通じて、戦前・戦後当時の日本の作家たちによるアジアへの憧れと尊敬、新たな創作のエネルギーを感じ取れる内容となっている。チャイナドレスやアルカイックスマイルの仏像「チャイナドレス」は、近代中国が西洋のドレスと「西洋が求める中国イメージ」を合体させて作った服飾文化。西洋が自らに求めるイメージを逆手にとった中国の発想を理解した上で、日本の画家はチャイナドレスをまとった女性を描いた。西洋とアジア、アジアと日本の関係性が見て取れる。また、杉山寧が中国を訪れて描いた、優しく微笑む「アルカイック・スマイル」の仏像にも注目だ。古代中国の青銅器から着想を得た陶器など古代中国の青銅器である、鳥型祭器からインスパイアされた香取秀眞の《鳩香炉》 は、翼の渦巻き模様やふっくらした胸が古代の鳥を思わせる一方、愛嬌ある表情とつややかな質感、大きな足が、ユニークかつ現代的な魅力を放つ。その他、河井寛次郎や石黒宗麿といった作家が、古美術の即興性や自然性に影響を受けて制作した陶器作品が登場する。山縣良和のインスタレーションなど現代作家も現代作家が表現する「アジアのイメージ」も紹介。リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)のデザイナー、山縣良和は、70年代の西洋とアジアの経済的対立構造を思わせる、「日米繊維交渉」をテーマにしたインスタレーションを展開する。その他、画家の岡村桂三郎が、古代青銅器の地紋から着想を得て描いた伝説上の霊獣の絵画や、漆芸家の田中信行が、アジアからの文脈を踏まえて制作した漆のオブジェなども展示される。【詳細】アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」会期:2019年10月12日(土)〜2020年1月13日(月・祝)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)※11月22日(金)、23日(土・祝)、29日(金)、30日(土)、12月6日(金)、7日(土)は夜間開館のため20:00まで(入館は19:30まで)休館日:毎月第2・第4水曜日、年末年始(12月28日〜1月4日)会場:東京都庭園美術館 本館・新館ギャラリー1、2住所:東京都港区白金台5-21-9入館料:一般 1,000(800)円、大学生(専修・各種専門学校含む) 800(640)円、中学生・高校生および65歳以上 500(400)円※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者とその介護者1名は無料(手帳の提示が必要)※教育活動として教師の引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前の申請が必要)※毎月第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上は無料※前売券はイープラス、もしくはファミリーマートのファミポート端末にて発売■ギャラリートーク ※当日有効の本展チケットが必要「幻想のアジア:自作を語る」会場:東京都庭園美術館 新館展示室内日時:2019年11月22日(金) 18:30 岡村桂三郎(画家)2019年11月29日(金) 18:30 山縣良和(デザイナー)2019年12月6日(金) 18:30 田中信行(漆芸家)※参加料は無料。※詳細については、公式ウェブサイト等に記載。
2019年09月23日アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)は、2019-20年秋冬ウィメンズ&メンズコレクションを発表した。“雲上花”を咲かせる双子の物語ブランド設立10周年を迎える今シーズンのテーマは“雲上花(mogamibana)”。ブランド名・アシードンクラウドの由来となった、デザイナー・玉井健太郎が子供のころに初めて創作した絵本「くもにのったたね」の続きを描く。物語の主人公は、雲の上で花を咲かせる双子。世界中をまわり、様々な職業の人々に出会った経験を糧に花を育て、“雲上花”が咲くころになると、知恵を与えてくれた人たちの家に花を落としていく――。物語を通して感謝・愛情の意を表す、アニバーサリーイヤーならではのコレクションが展開される。雲から街へ落ちていく花の刺繍象徴的な“花”のモチーフは、色々な表現方法でウェアに落とし込まれている。白地にネイビーのチェックを施した爽やかなワンピースの裾には、雲から街へ花が落ちていく様を表現した刺繍が施されている。アートワークのプリント&背守りの花刺繍さらに、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和が描いた花のアートワークをプリントに落とし込んだブラウスや、邪念を避ける“背守り”の花刺繍を配したヘリンボーンのコート、袖に白い糸で小花を刺繍したブラックのシャツワンピース、金属で作ったオナモミのブローチも登場。いずれのウェアも、手をかけて咲いた花のごとく、作り手による創造の痕跡を感じられる仕上がりとなっている。連なる家のキルティングアウター&スカートゆったりとしたシルエットに仕立てたキルティングのダッフルコートやトグルジャケット、ロングスカートは、よく見ると細かいステッチが連なる家々を描いている。空気を含むような造形とソフトな手触り、穏やかな色味に家の模様が調和し、温かみのある空気感を漂わせている。親子で手をつなぐ「ファザーズコート」復刻また、10周年を記念して、ポケットで親子が手をつなぐことができる「ファザーズコート」を復刻。内側のポケットが父親用、外側のポケットが子供用と、服を通じて家族の愛情を感じられる仕様になっている。さらに、新たに「マザーズコート」も登場。海軍ダッフルコートをベースに、子供が寒がってコートに潜り込んでも顔を出せるような仕様に仕上げている。
2019年09月03日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)は、2019-20年秋冬コレクションを発表した。魔女狩りと反転魔女のための衣服を製作した前シーズンの「For witches」に続き、魔女に焦点を当てた今季。「Who is the witches ? Who are the witch」と題したコレクションのキーワードとなるのは、「魔女裁判」と「反転」だ。例えば、タロットカードの“吊された男”が向きによっては処刑されているようにも、のんきに踊っているようにも見えるように、物事を「反転」させることで、相対する概念が実は背中合わせであることが浮き彫りになる。だから、「魔女裁判」によって、集団の一義的な価値観の中で「魔女」だと吊るし上げられたとしても、価値観が揺らぎ、反転すればその事実も覆されるのだ。概念はいつでも“反転”するこのコレクションでデザイナー・山縣良和が提示するのは、加害者と被害者、傍観者と当事者、光と影、白と黒、美と醜、男と女など、相対するもの同士の概念の危うさ。いつでも反転しうる、不安定さをはっきりと示した上で、価値観に縛られない、新たな人間性と異次元の空間を模索していく。少女/老婆コレクションを彩るのは、二面性を象徴する白と黒。ふんわりとしたボリューム感のある袖に仕立てたコートや、丸いフォルムで後ろが開く形のケープ、複雑な切り替えを施し、様々な着方ができるケープ、ギャザーを寄せた付け衿などは、1着1着の構造の複雑性もアーティスティックだが、組み合わせて着用することで、より一層現実から浮遊したような、幻想的なムードが強調される。ギャザーやフリルを多用したコートやドレスは、その柔らかさから無垢で清らかな少女性を思わせるが、それと同時に、布地を重ね、寄せ集めてうねるような形に仕立てられているようにも見え、長い時の流れを身にまとう老婆の存在も想起させる。キルティングやホールガーメントも素材は、艶やかなシルク、優雅な植物柄の和紙、温かみを感じるコットンとヘンプのキルティング地などを使用。また、フロッキー模様のドレスや、極端に大きなチャイナボタンのコート、ホールガーメントのニット、サイドのリボンを結んで履くパンツ等、有機的で血の通ったクリエーションが見て取れた。
2019年05月05日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)が、2019年春夏コレクションを発表。"魔女"をテーマとした連作をスタート戦前、戦中、戦後の女性たちにインスパイアされた2017年春夏・秋冬、そして2018年春夏シーズンの一連のストーリーに区切りをつけ、今季から連作で取り組むテーマは「For witches」。デザイナーの山縣良和は「"いつの時代も社会は魔女性を必要とする"という考え方に基づき、社会構造や歴史、そして魔女性を持った女性と向き合いながら、現代に生きる魔女のために衣服を創りたいと思い制作をスタートさせた」と綴っている。山縣が幼い頃から想像力を掻き立てられる存在だったという"魔女"。歴史を紐解くと、負の要素を内包する魔女、物語の世界にのみ存在する魔女など様々なものが存在するが、山縣が生み出すピースには、女性の生き方が大きく変容した近現代を生きる魔女の、不思議なオーラや謎めいた魅力を映し出していくという。魔女の服といえばダークな印象を抱きがちだが、2019年春夏コレクションには、魔女の結婚をイメージしたという真っ白なピースが並ぶ。一際目を惹くのは渦を巻いたようなデザインの模様を大胆に配した、ボリューミーなケープ。模様の一部がカットされており、そこから腕を出して着用する。また、エリザベスカラーに着想を得た贅沢なプリーツの襟や、まるでジレのような長い付け襟など、シンプルなワンピースなどに重ねて多様なスタイルを楽しめるアイテムも充実している。山縣による魔女のイラスト入りTシャツもベーシックラインのリトゥン バイには、ホワイトのTシャツやスウェットを用意。Tシャツには「For witches」のロゴや、山縣による魔女のイラストが配されている。展示受注会を開催なお、これらのアイテムは2018年7月21日(土)・22日(日)に東京・品川で開催されるリトゥンアフターワーズおよびリトゥン バイの2019年春夏展示受注会で先行して手に入れることができる。同会場では、近代の結婚制度や家庭生活の中に入り込んだ魔女のプライベート空間を創造した、山縣によるインスタレーションおよびアート作品も展示・販売される。【詳細】リトゥンアフターワーズ 2019年春夏コレクション「For Witches」展開時期:2019年1月頃(予定)■展示受注会&インスタレーションの展示・販売開催日:2018年7月21日(土)~7月22日(日)会場:URANO(東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F)
2018年07月22日この週末からいよいよ始まったゴールデンウィーク、今年は何をして過ごす?2018年上半期も新規商業ビルやセレクトショップ、カフェレストランなど様々な業態のお店がオープン。GWお出かけまとめの前回「親子で遊べるアートスポット6選」に続いて今回は、都内の新名所全5ヶ所をまとめました!2週間限定のルイ・ヴィトン大型ポップアップストア◆ルイ・ヴィトンの大型ポップアップストアが渋谷のGAP跡地にオープン! (〜5/6)公園通りの元GAP渋谷店一棟の1、2階スペースをそのままルイ・ヴィトンの世界へ変貌させたこのポップアップストアは期間限定オープンを疑うほど大型で、掲げられたモノグラムの巨大なサインボードが一際存在感を放っている。1階は、日本限定、ポップアップストア限定含む2018年秋冬メンズ・プレコレクションのアイテムを販売。2階は、田名網敬一、テセウス・チャン、山縣良和、安野谷昌穂がデザインしたルイ・ヴィトンのギフティングコレクションから生まれた「ヴィヴィエンヌ」フィギュアの展示と、モーションディスプレイを用いたデジタルインスタレーションで遊べるアートスペース。今しか体感できない渋谷の新名所へ訪れてみてはいかがだろう?新スポットで舌鼓!◆世界の朝食が食べられるレストランの2号店が原宿に! 世界各国の朝ごはんを楽しめることで人気のカフェレストラン「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」。外苑前にある一店舗目に続く二店舗目が原宿にオープンした。外苑前店の3倍の広さの店内には、40席のテーブル席と12席のカウンター席が設けられ、オープン時はイギリス、台湾、メキシコ、アメリカ、スイス、スコットランドと全6ヶ国のレギュラーメニューと、4月から9月の期間限定でスイスの朝ごはんも味わえる。味覚から世界の文化に触れる特別な体験を!◆世界初、イートイン併設のル・ショコラ・アラン・デュカスの工房アラン・デュカスのチョコレート専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」が4パリ以外では初めての出店となる東京工房が、日本橋にオープンした。工房と物販、イートインスペースからなる特別な構成のこのショップ。工房の様子を垣間見ながら、じっくりショコラを堪能しよう。日比谷の新たなランドマークへGO◆東京ミッドタウン日比谷のおすすめスポットをまとめて紹介!3月29日にオープンした大型商業施設、東京ミッドタウン日比谷。地下鉄日比谷駅、有楽町駅、銀座駅の、3つの駅に直結するアクセスの良さ、地下1階から7階の商業エリアに映画館(TOHOシネマズ日比谷)、コスメの大柄セレクトショップ(イセタン ミラー メイク&コスメティクス)、大人なフードコート(ヒビヤ フード ホール)に昼から飲める居酒屋(一角)、ヘルシーなカフェ(スリー / スリー リバイブキッチン)などの飲食、コワーキングカフェなど、独特な新業態店舗のラインアップが特徴。広々した屋上、日比谷という立地もあり、程よく刺激を受けながらも自由に、落ち着いたひと時が過ごせそう。→東京ミッドタウン日比谷、店舗のラインアップを見る。→豊富な店舗をそろえたグルメゾーンを見る。→HALCAとYUCALIがナビゲートする、イセタン ミラーを見る。◆まるで小さな街のような複合型ショップ「ヒビヤ セントラル マーケット」がオープン東京ミッドタウン日比谷の3階にオープンした「ヒビヤ セントラル マーケット」は、小さな街のように様々なショップが入居するこれまでにない新型の複合型店舗。ディレクションを手がけたクリエイティブディレクターの南貴之さん。「Library」と名付けられた南さんのバイイングによるショップを囲むように、デッドストックのヴィンテージフレームが並ぶ眼鏡店「CONVEX」、神宮店に続く二号店となる「Graphpaper」、「理容 ヒビヤ」、「メゾンサンカントサンク(MAISON CINQUANTECINQ)」などをオープンさせた丸山智博が手がける昼も夜も楽しめる居酒屋・定食「一角」、書籍雑誌・珈琲・雑貨を扱う「有隣堂 / AND COFFEE ROASTERS / FreshService」、ギャラリー&イベントスペース「Tent gallery」が並ぶ。ぐるりと巡れば、見知らぬ土地の市場を訪れたような感覚に。→→ゴールデンウィーク中開催のイベント情報をもっと見る。
2018年04月27日今週の気になるトピックスをまとめてチェック!FASHION HEADLINE読者の関心を集めたアクセスランキングBEST5を発表。1.ジルスチュアートの限定誕生石リップグロス、5月&6月に発売される新作は...?2.プラダ、新宿伊勢丹で2つのポップアップを同時開催! 世界先行発売のシューズも登場3.ルイ・ヴィトンが渋谷に大型ポップアップストアをオープン! 山縣良和、田名網敬一らによる「ヴィヴィエンヌ」のフィギュアを展示4.ユニクロ×JW アンダーソンコラボ第2弾となる2018春夏アイテムがいよいよ発売に5.千葉県最大級のパンフェスタ開催! 総勢53店舗のパン屋が集結、富士製パン「ようかんぱん」などご当地パン
2018年04月21日今週末4月21日、22日に向けたニューなトピックスをまとめてチェック!スタートした展覧会や今週末だけのイベント、発売の限定アイテム、期間限定ショップなど...今週末は何をする?週末だけのパンのお祭り◆21日、22日は千葉県最大級のパンフェス「柏の葉パン&ビアフェスタ2018 パンの時間」へ。総勢53店舗のパン屋が集結◆22日の日曜日は「にこたまパンまつり」へ。老舗パン屋から世田谷エリアの地元パン屋まで約30店のパンを食べ尽くそう押さえておくべきアート展の開催情報◆スヌーピーミュージアム閉館前最後の展覧会...「ともだちは、みんな、ここにいる。」がいよいよ始まる。スヌーピーとチャーリー・ブラウンのエピソードを描いた最古の原画も公開にスヌーピーミュージアム最終回 「FRIENDSHIP IN PEANUTS ともだちは、みんな、ここにいる。」メインビジュアル / © Peanuts Worldwide LLC◆女優のんがアーティストとして初の個展を開催! コンセプトも展覧会タイトルも本人が考案した本展ではペイント、立体、自作衣裳などがお披露目に◆約300匹のこいのぼりが国立新美術館に泳ぐ「こいのぼりなう! 」開催中展示風景:「こいのぼりなう! 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション」国立新美術館 2018年 / 画像提供: 国立新美術館◆アンディ・ウォーホルや奈良美智、マシュー・バーニー、杉本博司、村上隆...総勢51作家の現代アートに触れられる展覧会が平塚市美術館でスタートマシュー・バーニー《Ms. グッドヤー》1995年 / © Matthew Barney◆表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京でフランスを代表するアーティスト、ベルトラン・ラヴィエの個展エスパス ルイ・ヴィトン東京でベルトラン・ラヴィエの個展「Medley」開催 / LA BOCCA SUR ZANKER 2005 © Adagp, Paris 2018話題沸騰のコラボアイテム、限定アイテムが発売に◆ユニクロ×JW アンダーソンがいよいよ発売された! みんなが狙っている注目アイテムは何?◆ルイ・ヴィトンのポップアップストアが渋谷のGAP跡地にオープン。1階は限定含めたメンズの2018年秋冬メンズ・プレコレクションを販売。2階は山縣良和ら4人のアーティストによる「ヴィヴィエンヌ」フィギュアを展示鈴木親の写真展が各地で◆鈴木親の個展「晴れた日、東京」では、花、東京の⾵景、染谷将太などのポートレート等約30点を公開鈴木親 Chikashi Suzuki 2011 C-print 28.5 x 16.0 cm / © Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA◆二子玉川のザ・ノース・フェイス スタンダードで鈴木親が撮った臼田あさ美や奥野瑛太の写真「somewhere」を展示。20日19時からは奥野も招いた鈴木によるトークショーも
2018年04月20日今週の気になるトピックスをまとめてチェック!FASHION HEADLINE読者の関心を集めたアクセスランキングBEST5を発表。1.シュプリームとリモワのコラボスーツケース登場。今週末、伊勢丹メンズで数量限定発売2.個性派カフェに注目! 日本最大級コーヒーイベント、初出店28店舗を迎え開催3.ユニクロ×JW アンダーソンコラボ第2弾、2018春夏アイテム全ラインアップ公開4.ナイキ女性チームが手がける「エア フォース 1」と「エア ジョーダン 1」を再構築した「THE 1 REIMAGINED」に新色5.ルイ・ヴィトンが渋谷にポップアップストアをオープン! 山縣良和らによる「ヴィヴィエンヌ」の大型フィギュアも展示
2018年04月14日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、2018年秋冬メンズ・プレコレクションを展開するポップアップストア「MEN’S FALL-WINTER 2018 PRECOLLECTION POP-UP STORE」を、4月20日から5月6日まで渋谷にオープンする。ⒸLOUIS VUITTON MALLETIER All rights reservedファッションやポップカルチャーの発信地であり、世界から常に注目されている東京・渋谷にオープンする本ポップアップストアでは、2018年秋冬メンズ・プレコレクションを国内先行発売する。都会的なトラベラーやアウトドアをイメージして、幅広くインスピレーションを得ている本コレクション。主役となるのは、あらゆるカテゴリーにおいて新たに再解釈された“モノグラム”。軽快さとクラシックのミックスが魅力の今シーズンのカラーパレットは、ネオンカラーやビビッドなピンク、ブルー、レッド、さらにはキャメルやフォレストグリーンといった秋を想わせるカラーを、基調となるクラシックなネイビーに合わせて生き生きとした表情に。現代のトラベラーを大胆かつ斬新に捉え、過去を振り返り、未来を見据えながら”Louis Vuitton Forever”に思いを馳せる。ポップアップストア限定アイテム「ディスカバリー・バックパック」(35万8,000円*予価)ポップアップストアは2フロアで構成。黒にイエローのモノグラム・モチーフで彩られたエントランスでは、「ギフティング」コレクションから誕生し、本コレクションにも登場するキャラクター「ヴィヴィエンヌ」のバルーンが来訪者を迎える。1階には、多彩なアイテムを国内に先駆け取りそろえ、ポップアップストア限定アイテムの「ディスカバリー・バックパック」(35万8,000円*予価)や「ポシェット・アポロ」(9万2,000円*予価)、「ダヌーブ PM」(18万8,000円*予価)も並ぶ。2階では、ユニークでアート性の高いデジタルインスタレーションなどスペシャルコンテンツを展開。世界で活躍する4人のアーティスト、田名網敬一、テセウス・チャン、山縣良和、安野谷昌穂によってデザインされた「ヴィヴィエンヌ」の大型フィギュアが、ミラーを用いた迷路のような空間に設置され、歩きながらミラーに映し出される「ヴィヴィエンヌ」を楽むことが出来る。【イベント情報】LOUIS VUITTON MEN’S FALL-WINTER 2018 PRECOLLECTION POP-UP STORE会期:4月20日〜5月6日住所:東京都渋谷区宇田川町19-3時間:11:00〜20:00
2018年04月09日パーミニット(PERMINUTE)の2018-19年秋冬コレクションが2018年3月21日(水)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。デイリーワードローブに歩み寄るパーミニットがランウェイショーを行うのは、2018年春夏コレクションに次ぐ2回目。インパクトで勝負した先シーズンの経験を踏まえ、デザイナー・半澤慶樹の中に生まれたのは、もっと日常に溶け込むような服を作りたいという想い。今シーズンは、デイリーワードローブとの距離感を縮めるようなクリエーションを心掛けた。青春のアイコンを落とし込んでアプローチの仕方は実にチャレンジング。自分が興味を抱いてこなかったテイストや縁遠い青春のアイコンを抽出することで、逆説的に世の中のリアルに歩み寄るような手法を試みたという。高校時代に嫌悪感を抱いていたケバケバしい洋服のカラーリングを、ドレスやコートに落とし込んだ。また現代の若者たちの青春を研究することによって生まれたアイデアも。インスタグラムでの自己主張をやめられない少女たちからインスピレーションを得たのは、存在感のあるピザのクッションや、特大サイズのショッパーといったアイテムたち。みんなが欲しがるゲームを素直に欲しいと言えない少年時代を過ごしたという半澤に対し、欲望に忠実な少女たちが大枚をはたいて買ったモノが、このショッパーいっぱいに詰め込まれることを思い描いた。くつろぎのあるシルエット日常に馴染むような服というコンセプトは、シルエットの生み出し方にも影響を与えている。立体的なカッティングや仕立てが生み出す独自のフォルムは、いつもよりリラックスしたムードで展開される。たとえば、ボリューミーなショルダーのワンピースは、大胆に開けた胸もとと細身のシルエットですっきりとした印象に。ディテールにも、決めすぎない、抜け感のある演出が。コートのポケットやスカートの裾には、くるりと折り返して裏地をみせるようなデザインを取り入れていた。また、今回は各産業に省エネを推奨する「SAVE THE ENERGY PROJECT」に、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和やリョウタムラカミ(RYOTAMURAKAMI)とともに参加。パーミニットは、エネルギー効率が良い最新の編み機を毎年導入している株式会社エイガールズとコラボレーションし、柔らかな風合いのニットアイテムを完成させた。
2018年03月24日リョウタムラカミ(RYOTAMURAKAMI)の2018-19年秋冬コレクションが2018年3月21日(水)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。大阪のおばちゃん×ガーリー楽しくエネルギッシュにコレクションテーマは「大阪のおばちゃん×ガーリー」。関西出身のデザイナー・村上亮太が久々に帰郷した際に見た、大阪の街並みや、商店街にいるおばちゃん達のファッションから着想を得た。それは“ヒョウ柄”や“ド派手”といった安易な記号を引用するのではなく、おばちゃん達が奔放にファッションを楽しむ空気感や、街にある看板の突出した存在感をデザインに落とし込むことでコレクションを完成させた。極端/過剰なハリボテ感目を惹くのはヘッドピースやバッグ、シューズといった小物の過剰さ。顔面に貼りつけられた平面的なボードからは髪の毛が生えており、大阪の“かに道楽”や“グリコ”の看板、“くいだおれ太郎”のようなハリボテを彷彿とさせる。バッグにも長い髪の毛をあしらい、髪の分かれ目からは顔が現れる。お化け屋敷のような作り物のホラー感を演出した。極端に高いヒールに大きいリボンをあしらったシューズも、おもちゃのようなポップさだ。また、フォルムや素材使いの極端さも目立つ。太いストライプ地を使ったジャケットはショルダーを大きくドロップさせ、袖のボリュームもダイナミックに。襟も大きく仕立て、身体性をあえて無視した造形に仕上げている。ニットは襟ぐり部分を広くとり、肩からずり落ちるようなルーズなシルエットを描く。ファンシーな表現ファンシーな世界観も大胆に表現。ビッグリボン付きのドレスには、オーバーシルエットのコートを組み合わせてボリューミーに。よく見ると細かいリボンでコートとドレスが繋がっており、一体化していることに気が付く。その他、ボトムスを半身のみで作った星柄ワンピースや、金糸とメタリック素材のスペイシーなセットアップ、水着を模したワンピースの双子コーデなど、ギラギラとしたエネルギーに満ちたルックが次々と登場する。その中で終盤に登場したクロシェの花柄ニットと、真っ白なフレアスカートのルックは、エネルギッシュな雰囲気の中で清涼剤のような可憐さが際立った。手編みで作られたニットの編地から放たれる温もりやストレートな“ガーリー”の表現に安心感や親近感を覚える。また、今回は各産業に省エネを推奨する「SAVE THE ENERGY PROJECT」に、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和やパーミニット(PERMINUTE)とともに参加。リョウタムラカミは、システムを活用してロスを減らしながらも、小ロットでクリエイティブなニットを生産する株式会社サトーとコラボレーションし、レインボーカラーのビッグプルオーバーニットや、インレイ編みの、犬と散歩しているようなニットアンサンブルを制作。初めて自動編み機を導入して作った、強い個性を放つピースが生み出された。
2018年03月24日冬休みはアートに触れに街へ出かけてみてはいかが? 日常とはひと味違う時間が流れる美術館やギャラリーに行くと、新しいインスピレーションが得られそう。都内近郊にできたニューオープンのアートスポットや、人気沸騰の展覧会をまとめてご紹介!■草間彌生美術館で語られた草間のメッセージ。「私の愛する美術館を、一生愛して」【レポート】東京の新宿区弁天町にある草間彌生美術館では2018年2月25日まで、開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」が開催中。最新絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、ミラールームや、屋上には新作のかぼちゃ立体作品「Starry Pumpkin」の展示もあり。©小田原文化財団/Odawara Art Foundation■杉本博司の集大成「江之浦測候所」がついにオープン、“世界や宇宙と自分との距離を測る場所”写真家、現代美術家の杉本博司が、私財を投じた一大プロジェクト「小田原文化財団 江之浦測候所」が、構想から施工まで20年を経て、10から一般公開をスタート。相模湾を一望する丘の上に広がる、写真作品や古美術品を展示するギャラリー棟や茶室、光学硝子舞台など複数の建築を見学することができる。■レゴがデンマーク本社に建設した「レゴハウス」で究極のレゴ体験!大人から子供まで楽しめるオモチャとして不動の人気を誇るレゴが、本社デンマークに「レゴハウス」をオープン。施設はレッド、ブルー、グリーン、イエローの4つのゾーンに分かれており、レゴで出来たロボットをプログラミングで動かせる「ロボ・ラボ」や、レゴを動かしてストップモーションムービーの撮影ができるアトラクションなどを展開する。冬休み中も見られるアート展レアンドロ・エルリッヒ《建物》2004年リノリウムにデジタルプリント、照明、鉄、木材、鏡800 x 600 x 1,200 cm展示風景:104-パリ、2011年※参考図版■レアンドロ・エルリッヒ展をレポート! “見る”ことを疑い驚きのアート体験を金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」の作家として知られるアルゼンチン出身の現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒの個展「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」が4月1日まで、六本木・森美術館で開催中。大型インスタレーションから映像まで、日本初公開作品含む、44点が展示されている。■ドラえもんと村上隆などアーティストが夢の競演! 15年ぶりに帰ってきた「THE ドラえもん展 TOKYO」【レポート】六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーでは「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」が開催中。本展は、「あなたのドラえもんをつくってください」というオファーに、村上隆、奈良美智、蜷川実花、しりあがり寿ら28組のアーティストたちが応えた作品展。国民的キャラクタードラえもんの新しい魅力に触れられるだろう。2018年に行きたいアート展■山縣良和ら7組のアーティストが“装飾の今”と向きあう、「装飾は流転する」が東京都庭園美術館で開催中(年始は1月5日〜)東京都庭園美術館では、人類と共に常に存在してきたをテーマにした展覧会「装飾は流転する 『今』と向きあう7つの方法(Decoration never dies, anyway)」が2月25日まで開催する。ヴィム・デルボワ、ニンケ・コスター、山本麻紀子、山縣良和ら7組の作品を公開する。Foggy Forest | 1992 | Showa Kinen Park, Tachikawa, Japan (Permanent Installation) / Photo: Shigeo Ogawa■霧のアーティスト中谷芙二子と科学者の父・宇吉郎による展覧会、銀座メゾンエルメスで開催銀座メゾンエルメス フォーラムでは、霧のアーティストとして国際的に活躍する中谷芙二子とその父・宇吉郎の展覧会「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展が開催中。中谷芙二子の新作『Glacial Fogfall』を始め、グリーンランドや日本各地での写真などが公開される。1970年当時の太陽の塔内部を再現■岡本太郎と「太陽の塔」を辿る! 大阪万博テーマ館のミニチュア立体化展が開催中(年始は1月5日〜)南青山の岡本太郎記念館では、企画展「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」の第1期が、2018年2月18日まで開催中。大阪万博テーマ館での岡本太郎の芸術的な展示空間を3次元で追体験できる希少な展示や、海洋堂によるジオラマ展示が行われる。デイヴィッド・シュリグリー「アーティスト」2012 アニメーション 2分24秒 Courtesy: Artist and Stephen Friedman Gallery, London■ブラックユーモアたっぷり。デイヴィッド・シュリグリーの日本初の大規模個展が水戸芸術館 現代美術ギャラリーで開催(年始は1月4日〜)イギリス人現代美術家であるデイヴィッド・シュリグリー(David Shrigley)の日本初大規模個展「ルーズ・ユア・マインド―ようこそダークなせかいへ」が、2018年1月21日まで水戸芸術館 現代美術ギャラリーにて開催中。ブラックユーモアを取り込み、ウィットに富んだドローイングの数々が公開される。A Shadow Necessary for Windows / at Palais de Tokyo, Paris, France 2002■コズミック ワンダーの特別展「COSMIC WONDER 充溢する光」が島根県立石見美術館で開催(年始は1月2日〜)島根県立石見美術館は、20周年を迎えたコズミック ワンダー(COSMIC WONDER)の活動を紹介する特別展「COSMIC WONDER 充溢する光」を2018年1月8日まで開催する。2000年から2009年にかけ、パリで発表したコレクションの中から代表的な作品を、ルックブックやコレクションを記録した写真など、貴重な資料とともに紹介する。ウジェーヌ・アジェ「日食の間」(1912年 ゼラチン・シルバー・プリント)■古きパリを記録した近代写真の父、ウジェーヌ・アジェの展覧会が東京都写真美術館で開催(年始は1月2日〜)“近代写真の父”と称されるフランスの写真家ウジェーヌ・アジェ(Eugène Atget)のスピリットを紐解く展覧会「TOP Collection アジェのインスピレーション ひきつがれる精神」が1月28日まで、東京都写真美術館にて開催される。マン・レイ、荒木経惟、森山大道ら12作家の作品、約155点が一堂に会する他、写真評論家を招いたトークイベントも開催される。ちなみに1月2日は入場無料。
2017年12月31日東京都庭園美術館では、人類と共に常に存在してきたをテーマにした展覧会「装飾は流転する 『今』と向きあう7つの方法(Decoration never dies, anyway)」を11月18日から翌2月25日まで開催している。ヴィム・デルヴォワ 『無題(タイヤ)』2007年 ©Studio Wim Delvoye, Belgium弔いの儀式や呪術的なタトゥーなどに始まり、ときに形骸化しながら、時代とともにまた新しい意味を伴い変化を繰り返し生き残ってきた装飾。本展覧会ではゴシック装飾を施したダンプカーや、様々な文化圏の模様をリミックスした絨毯、窓のたたずまいからそこに住む人の生活や性格を想像した絵画など、年齢も国籍もジャンルもバラバラなアーティストたちの多彩な作品が一同に会する。参加アーティストは、ヴィム・デルボワ(Wim Delvoye)、ニンケ・コスター(Nynke Koster)、山本麻紀子、山縣良和、髙田安規子・政子、アラヤー・ラートチャムルーンスック(Araya Rasdjarmrearnsook)、コア・ポア(Kour Pour)の7組。全く異なる時代や価値観を対峙させたり、実際には存在しない世界を思い描いたり、日常生活の中の「装飾 」を読み取ろうとしたりするアーティストたちの試みを見る時、私たちは装飾という行為が、生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくだろう。【展覧会情報】装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法会期:11月18日〜2018年2月25日 会場:東京都庭園美術館住所:東京都港区白金台5-21-9時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※11月23日〜25日は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)休館日:第2・第4水曜日および年末年始(12月27日〜2018年1月4日)料金:一般1,100(880)円 大学生(専修・各種専門学校含む)880(700)円 中高生・65歳以上550(440)円 ※( )内は団体料金
2017年12月11日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)は11月17日、東京都庭園美術館で「リトゥンアフターワーズ10周年記念コレクション“After Wars" 」を開催した。18日から2月25日まで東京都庭園美術館で開催されている展覧会「装飾は流転する」に併せて行われたもの。2018年春夏コレクションを発表した。戦後をテーマにした今シーズン。仰げば尊しや、かつてのTV番組「報道ステーション」のOP曲などが流れる中でスタート。縦と横のプリーツによってチェック状にしたピンクのアウターとチェックのシャツを着たモデルは大勢の記者たちに取り囲まれて進む。同じテクニックを使ったブルーのコートにもチェックのトップスとボトムスを組み合わせているなど、様々なチェックが使われている。軍人が着物を着たモデルをリヤカーで運ぶ演出やぼろぼろの紙とガムテープで作られたフードとチェックのパンツ、爆発を象徴するようなイエローの布とアイウエア。たくさんの焼け焦げた着物を集めたオブジェと「オバマが原爆慰霊碑に献花した花輪から着想した今秋冬コレクションで発表した、オートクチュールのシルエットと日本の素材やテクニックを共存させた赤のドレスを彷彿させる赤のコートを着た子供たち。たくさんの花輪を描いたコートなど、ここ数シーズンのコレクションと共通するデザインも目を引く。さらに、黒焦げの人形を抱きかかえて進むモデルや棺おけと遺体、熱によって溶けてしまったような半透明のドレス、千羽鶴のドレスと学生服を着た少年たち。森や山を着てしまったかのようなオブジェドレスは山と自然に囲まれて育った日本人から発想したという。コレクションとアートの境界線をなくし、時代とメッセージを発信し続けてきた10年の集大成ともいえるコレクション。「1、2年前からファッションで戦後を表現することができないかと考えていた。時代がつながっていることやファッションと時代が密接につながっていることも表現したいと思った。戦争が始まったのも群衆が装っていたのではないかと考え、日本人の精神や集団ということもピックアップした」と山縣良和。これからの10年については「これもファッションだと言ってきたが、これがファッションだと言えるようになりたい。海外でも発表したい」と話した。
2017年12月04日pohoto : masahiro nakano東京を拠点に個展を開きアーティストとして活動するアリコーン/アリ ヤナギ(ALICORN/ALIYANAGI)が、自身の作品をプリントしたオリジナルテキスタイルを用いて制作したナイトガウンを展示&受注販売する「Ma Câline」を、11月11日〜24日まで表参道ロケット(ROCKET)にて開催。ファッションデザイナー山縣良和主催の「ここのがっこう(coconogacco)」を卒業し、ファッションブランドとコラボレーションなどをしながら、独学でアートクリエーションを学び、服飾の世界からアートの世界へ進出。アート界に進出してから絵画を中心に発表してきたアリコーン/アリ ヤナギが、以前から愛するナイトガウンをいつか制作したいという念願を叶えた。家でリラックスする自分だけの大切な時間や、恋人とのロマンチックな時間、そんな時間をさらに素敵な気分で過ごせるようにという気持ちを込めてデザインされた9着のナイトガウンガウンを発表する。会期中は、ガウンをオーダーできるほか、Tシャツ、トレーナー、絵画作品も販売予定。18日には、19:00からオープニングパーティーも開かれる。ロマンチックで、セクシーで、チャーミングなナイトガウン。1日の始まりと終わりを甘やかに過ごせる一枚を見つけてみては。【イベント情報】ALICORN/ALI YANAGI ナイトガウン展「Ma Câline」会期:11月17日~22日時間:11:00~21:00 (11月19日~20:00、22日~18:00) 会場:表参道ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F料金:入場無料
2017年11月06日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の2018年春夏コレクション「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」を発表するファッションショーが、2017年11月17日(金)より東京都庭園美術館にて開催。このショーには一般向けの招待枠が設けられる。山縣良和が手掛けるリトゥンアフターワーズは、2017年に記念すべき設立10周年を迎える。最新の2018年春夏コレクションを披露する「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」には、一般客向けの招待枠が設けられる。なお、ショーの翌日2017年11月18日(土)からは、東京都庭園美術館にて展覧会「装飾は流転する」展がスタート。展覧会では、アートの世界でも評価される山縣良和の作品が、新作を含む過去10年間のアーカイブの中から厳選して展示される。【詳細】リトゥンアフターワーズ10th Anniversary Collection “After Wars"開催日時:2017年11月17日(金) 17:30~ドアオープン/18:00~ ファッションショー会場:東京都庭園美術館住所:東京都港区白金台5-21-9応募方法:下記WEBページにて案内応募期間:11月6日(月)~11月15日(水)応募URL:※定員に達し次第、募集は締め切り。※返信にてデータインビテーションを発行。
2017年10月23日「東京ニューエイジ」が、2017年3月24日(金)にショーを開催した。「東京ニューエイジ」は、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の坂部三樹郎とリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和がプロデュースする、若手デザイナーを集めたプロジェクト。今回コレクションを発表したのは、「EMI KOYAMA」、「KOUKI SAITO」、「CINDYTIEN」、「MASAKI HIOROSE」、「未来」、「medetasy」、「monako」、そして「RIKO GOTO」の8ブランドだ。会場となったのは、渋谷・金王八幡宮。真っ暗な境内のなかでライトアップされた拝殿が光の中に浮かび上がり、都会のど真ん中にいるとは思えないような静けさを放つ。しかしそんな重厚なムードとは裏腹に、ショーは鮮やかな色彩とエネルギーに溢れていた。まさに、様々なカルチャーが混ざり合う「東京」という街を表してるよう。トップバッターは、「EMI KOYAMA」。”幽霊が服をきたら?”というユニークなテーマをもとにデザインされた真っ白なニットのロングドレスが登場。サイドをカットし、白いニット生地をひらひらと揺らせた。彫刻のような立体感を持ったドレスは、青や紫に染まった羊毛がぼんやりと浮かび上がり幻想的な模様を浮かび上がらせる。「KOUKI SAITO」は、レジャーシートをベースにした実験的な素材使いで、まるで外国のアニメーションのようなキッチュな世界観を表現。レジャーシートで作られたワンピースやブーツは、カクカクとした独特なフォルムを描く。ピンクやシルバーといったカラーも、2次元のようなを機械的なコミカルさを強調した。中には、ガムテープを使用した工作作品のようなルックも。「CINDYTIEN」は、多様な文化から生まれる多様な感情をルックに落とし込んだ。小さなブルーの花をたくさん繋げたブルーのドレスは、大胆に色を使いながらも、お花畑のように繊細で美しい。デザイナー自身が1つ1つ手編みしたというピースに目を凝らせば、素材やディテールの巧妙さに思わず息が漏れる。最後を飾る「RIKO GOTO」が表現したのは、”感情”だ。シルクのような艶のある素材のタイトなワンピースの上には、まるでオーラを纏っているようにふんわりとチュールが重ねられた。今にも動き出しそうな有機的なフォルムを描くチュールのワンピースやアクセサリーは、グリーンやピンクなどの鮮やかで優しいカラーで表され、期待に胸を躍らせるような美しく楽しい感情を想起させる。
2017年03月27日展示会・ファッションなのか!?アートなのか!?「see bag, buy bag」が表参道 ROCKETで2017年4月28日(金)から5月10日(水)までの期間、開催される。国内外で活躍するアーティスト、ファッションデザイナー、グラフィックデザイナー、ミュージシャン、モデルなどのクリエイターが透明・シースルー素材のバッグをカスタマイズ。本展では、バッグの展示と販売を行う。現代美術家の加賀美健、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)のデザイナー山縣良和、ブランディング、WEBなど多岐にわたるデザインを手掛ける「れもんらいふ」のアートディレクターの千原徹也、モデルの水原佑果 、アーティストのとんだ林蘭、音楽家の青葉市子、パスザバトン(PASS THE BATON)などを手がけてきたスマイルズの遠山正道、スタイリストの遠藤リカなど 、総勢89名が参加する。それぞれが自由にカスタマイズしたアートなバッグを一挙に鑑賞しつつ、夏にふさわしい世界にひとつだけのバッグを購入できる本展、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。【詳細】ファッションなのか!?アートなのか!?「see bag, buy bag」会期:2017年4月28日(金)〜5月10日(水)時間:11:00〜21:00※4月30日(日)、5月7日(日)は20:00まで、5月10日(水)は18:00まで。場所:表参道 ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F休館日:無休入場料:無料TEL:03-6434-9059<参加クリエイター(50音順)>愛☆まどんな、相壁琢人、青葉市子、Aquvi、an/eddy、一ノ瀬雄太、伊波英里、Violet And Claire/SiS、WALNUT、Ed TSUWAK、遠藤リカ、大胡田なつき/パスピエ、岡野弥生、越智康貴、KAE、加賀美健、CATTLEYA TOKYO、顔面占いニッパシ館、SAIKO OTAKE、最後の手段、重田なつき、死後くん、JUN OSON、skydiving magazine、spoken words project、sneeuw、せきやゆりえ、Sophie et Chocolat、groovisions、taeko ISU hagieK/NNNNY、Takako Noel、谷田浩/STOF、チーム未完成、千原徹也、遠山正道、とんだ林蘭、中田みのり、Nukeme、norahi、藤本やすし、Przemek Sobocki、holiday、堀道広、malamute、Maaya Wakasugi x Marieanne Kido、まるやまあさみ、MIKIO SAKABE、水原佑果、八木百合子/KLOKA、矢島沙夜子/KLOKA、YUIMA NAKAZATO、UCARY VALENTINE、Yoshikazu Yamagata、LY、RYOTA MURAKAM、梨凛花
2017年03月27日モデルで女優の中条あやみが25日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催中の「第24回 東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER」(以下TGC)に出演し、ウエディング風衣装で魅了した。中条は、日本発のカシミアブランド・beachme、デザイナーの山縣良和、TGCがトリプルコラボした「beachme special STAGE」に登場。TGCのビジュアルにも使用されているキャラクター「CANDY GIRL」からインスピレーションを得て、高級カシミアニットで制作した巨大なウエディング風衣装をまとい、頭には巨大なキャンディの飾りをつけ、"リアルなCANDY GIRL"に扮した。そして、松田聖子の楽曲「SWEET MEMORIES」が流れる中、優雅にランウェイを歩いて観客を魅了。先端では、手に持っていた大きなウエディングブーケを投げ入れるパフォーマンスで沸かせた。さらに、羽織を脱いで美背中を披露すると歓声が。最後にかわいらしい投げキッスもプレゼントした。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。24回目となる今回は、"Female Hero"をテーマに、ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開し、会場には約3万1,400人の観客が詰めかけた。撮影:宮川朋久
2017年03月25日