食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディング・カンパニーである、日本テトラパック株式会社は、料理研究家で防災士の島本美由紀先生にご協力いただき、家庭によくある食料品とローリングストックを日常に取り入れるのに便利なロングライフ紙パックでつくる簡単ローリングストック料理レシピを考案しました。ここ数年、防災意識の高まりや環境に配慮した食品ロス削減の考えから、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足す、「ローリングストック」という考え方が広がってきています。さらに最近では「ローリングストック」を“防災のための特別な方法”と意識するのではなく、当たり前のこととして日常的に「ローリングストック」を取り入れている方も多くなってきています。ローリングストックイメージ■新生活のバタバタが落ち着くGWの連休前はキッチンまわりを見直すタイミング新生活がスタートしてあっという間にひと月が経とうとしています。しばらくバタバタしていたという方も少し落ち着いてキッチンまわりを見直してみる絶好のタイミングです。2024年は新年早々、能登半島地震もあったため防災意識が高くなったという方も多いのではないでしょうか。報道を見て早速、防災食を購入したという方も少なくないかもしれません。しかし毎日忙しい日々を送っていると、年始に購入したばかりの防災食でも消費期限を忘れてしまいがちです。2023年の5月には震度5弱以上の地震が6回発生しました。昨今の日本ではいつ自分が自然災害の当事者になってもおかしくありません。ローリングストックを防災のためではなく、当たり前に日常にあるように普段から取り入れていくことが重要です。GWを前に一度キッチンまわりを見直してみませんか。■料理研究家・防災士【島本美由紀先生がおススメ!日常に取り入れるローリングストック】島本美由紀先生災害用に食品を備蓄していると気付いたら期限切れということが増えてきます。災害のために食品を買うのではなく、日常使いできるものをストックして使いながら回していくのが大切です。■ローリングストック向きの食品は?(1) 家庭でよく使われ、家族が好きなものであること「家庭でよく食べられるもの、かつ家族が好きなもの」というのは大切なポイントです。普段食べない物は、非常時にもなかなか手が伸びないものです。(2) 常温・長期保存できるものであること常温・長期保存ができて、かつ家族でよく食べられるものをストックしておけば、買い物が面倒な時に利用するなど様々なシーンで役立ちます。(3) 栄養補完できるものであること本格的な「防災食」は、主食・主菜になるものが多く、手軽で「お腹を膨らませる」ことを目的としていることが多いです。それだけでは主食系ばかりで、栄養バランスが崩れてしまう可能性があります。■防災食のトレンドも変化防災食といえばひと昔前は食品を乾燥させたカンパンなどが代表的なイメージでしたが、その後、普段から食べなれている缶詰やインスタント食品が主流になってきました。ただ缶詰やインスタント食品は主食や・主菜になるものが多いので、最近では常温で長期保存ができるロングライフ紙パックの食品が栄養補完もできて、災害時だけでなく、家事もラクになるので、ローリングストックにぴったりのアイテムとして人気が高くなってきています。ロングライフ紙パックの製品例◆冷凍保存した食品も上手に活用ほかにもサンドイッチやイチゴやりんごなどを普段から冷凍保存しておくのもローリングストックにおすすめ!取り出して数時間置いておけばそのまま食べることができるので包丁や火を使う必要もありません。冷凍保存しているものを普段から少しずつ食べながら足りなくなったら補充しましょう。■ローリングストックを日常に!【家庭によくある食材とロングライフ紙パックの食材で作る簡単レシピ】●ホームパーティーやワインのおともに最適「フムス(ひよこ豆のペースト)」フムス(ひよこ豆のペースト)<材料(作りやすい分量)>フムス(ひよこ豆のペースト)の材料ひよこ豆の水煮 1パック(380g)オリーブオイル 大さじ1パセリ(みじん切り) 適量パプリカパウダー 適量クミンパウダー 適量好きなパン 適量[材料A]プレーンヨーグルト 大さじ3ねりごま(白) 大さじ1と1/2オリーブオイル 大さじ1と1/2レモン汁 大さじ1/2塩・おろしにんにく 各小さじ1/3<作り方>(1) フードプロセッサーに煮汁を切ったひよこ豆とAを入れ、なめらかになるまで撹拌する。(2) 器に(1)を平に盛り、スプーンでくぼみを作ったら、オリーブオイルを流し入れる。(3) パセリ、パプリカパウダー、クミンパウダーを振り、パンを添える。●休日のちょっと遅めの朝食にぴったり「パンDEグラタン」パンDEグラタン<材料(1人分)>パンDEグラタンの材料食パン(6枚切り) 1枚牛乳 150mlコーンクリームスープの素 1袋ピザ用チーズ 20gドライパセリ 適宜<作り方>(1) 食パンは6等分に切る。(2) 鍋で牛乳を温め、コーンクリームスープの素を加えよく混ぜる。(3) 耐熱皿に(1)を並べて(2)を注ぎ、ピザ用チーズを乗せる。(4) トースター(1000w)で、焼き色がつくまで5分ほど加熱し、あればドライパセリを振る。●簡単ナゲットで晩ごはん!豆腐でかさまし&節約「豆腐のナゲット」豆腐のナゲット<材料(作りやすい分量)>豆腐のナゲットの材料絹豆腐 1パック(250g)鶏ひき肉 250gケチャップ 適量[材料A]片栗粉 大さじ2マヨネーズ 大さじ2顆粒コンソメ 小さじ2おろしにんにく 少々<作り方>(1) 豆腐はペーパーで包んで軽く水気を切る。(2) ボウルに(1)と鶏ひき肉、Aを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。(3) スプーン2本を使って(2)をひと口大に丸め、170度の油で表面がきつね色になるまで3~4分ほど揚げる。■島本美由紀 先生(料理研究家・防災士)島本美由紀先生 2旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、誰もがマネできるカンタンで楽しい暮らしのアイデアを提案。防災士や食品ロス削減アドバイザーとしても活動し、ラク家事アドバイザー、食品保存&冷蔵庫収納アドバイザーなどの肩書を持つ。令和3年消費者庁主催の食品ロス削減推進大賞審査において、審査委員長賞を受賞。親しみのある明るい人柄で、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍。絵本「食品ロス『もったいない』をみんなで考える」の監修ほか「もしもに備える!おうち備蓄と防災のアイデア帖」など著書多数。■ロングライフ紙パックが保存料不使用で常温・長期保存が可能な秘密保存料を使わずにそんなに長期間保存できるはずがない、ペットボトルよりも保存性が落ちるのではないか、超高温で減菌することで味や栄養面が落ちるのではないかと思うかもしれませんがロングライフ紙パックはそんなことはありません。ロングライフ紙パックは、(1)超高温で瞬間滅菌し、(2)減菌した紙容器に、(3)無菌状態で充填します。劣化の原因となる菌や酸素、光のない環境、食品が変質しない充填技術で製造し、さらに劣化を防ぐ6層構造の紙容器によって保存料を使わずに、味や栄養面を損なうことなく常温で長期保存が可能になるのです。ロングライフ紙パックが保存料不使用で常温・長期保存が可能な秘密<超高温&瞬間滅菌!>超高温瞬間滅菌(UHT)により、中身の食品や飲料を滅菌し、急速に冷却。熱による食品・飲料の劣化を最小限にとどめ、食材本来の色、風味、栄養を壊しません。「殺菌」とは、病原菌など有害菌を死滅させて食品衛生上安全なものにすることであり、「減菌」とは、すべての微生物を死滅させて無菌にすることである。したがって、殺菌乳の場合には、無害とはいえ菌が残存しているため冷温で7~10日程度の保存性しかないが、減菌乳の場合には、常温でも長期保存できる。※※…調理科学 Vol.19 No.2(1986) 原文ママ引用<完全に無菌の環境下で食材・飲料を充填>アセプティック技術(無菌充填技術)を用いて、完全に無菌の環境下で充填を行うことで、食品の変質の原因となる細菌・カビ・酵母など有害な微生物が容器の中に混入しません。また、チルド製品の場合、容器に食品・飲料を詰める際に空気に触れてしまいますが、アセプティック容器は充填しながら容器を形成する(液面下充填)ため、充填の際に酸素が入らず、食品・飲料の酸化を抑制します。<実は6層構造!>ロングライフ紙パックは、実は6層構造になっています。アルミ箔など気密性の高い包材を含む6つの層が、中身の食品・飲料の酸化の原因になる酸素と光を遮断して、風味が損なわれないように守っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月10日2023年10月27日(金)にプラネタリウム天空(東京・押上)にて『LIVE in the DARK w/畠山美由紀×藤本一馬 -夜の庭-』の開催が決定しました。畠山美由紀、藤本一馬にとって初のプラネタリウムライブとなる本公演では、チェリスト・伊藤ハルトシをサポートに迎え一夜限りの特別なセットリストをお届けします。畠山美由紀×藤本一馬が『LIVE in the DARK』のステージに初登場Port of Notesのボーカリストであり、唯一無二のシンガーソングライターとして業界内外より絶大な支持を集める畠山美由紀、そしてorange pekoeのギタリスト/コンポーザーである藤本一馬が、満を持してプラネタリウムのステージに登場します。昨年、畠山と藤本が共同で制作/発表したアルバム「夜の庭」は、畠山の生まれ故郷である気仙沼の実家の庭から満天の星々を眺めた原体験を元に制作されており、このアルバムの楽曲の新たな表現の場として、そして体験の場としてプラネタリウムでのライブが決定しました。本公演では畠山美由紀(Vo.)、藤本一馬(Gt.)に加え、伊藤ハルトシ(Vc.)をサポートに迎え、アルバムの楽曲を中心にした、一夜限りの特別なセットリストを披露する予定です。▼特設サイト 『LIVE in the DARK』とはプラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時をぜひ。●チケット販売に関して●■ticket board先行受付(抽選)期間:2023年7月29日(土)10時~8月13日(日)23時59分※本先行受付はticket boardにご登録いただければどなた様でもご応募いただけます ■一般販売(先着)期間:2023年8月26日(土)10時~※予定枚数に達し次第受付を終了します ※ticket board先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください。※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です。※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい。●『LIVE in the DARK w/畠山美由紀×藤本一馬 -夜の庭-』公演概要●出演:畠山美由紀(Vo.)/藤本一馬(Gt.)/伊藤ハルトシ(Vc.)日程:2023年10月27日(金)時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)料金:一般シート:7,000円(税込) / 三日月シート:16,000円(税込) ※2名掛け/各公演3席限定会場:コニカミノルタプラネタリウム天空 in東京スカイツリータウン(R)【イベントに関する注意事項】※本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます。※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております。※本イベントは時節に応じた感染症防止対策を徹底して実施いたします※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません●畠山美由紀(ハタケヤマミユキ) プロフィール●ダブルフェイマス、ポートオブノーツを経て2001年にメジャーソロデビュー。心揺さぶる深く暖かい歌声はデビュー以来、松任谷由実、松本隆、冨田ラボ、キリンジ、セルジオ・メンデス、グラミー受賞者のジェシー・ハリス、オノ・ヨーコ、八代亜紀、等々国内外のアーティストとの数多くの共作・共演を果たしている。また、ソングライターとしてもその高い芸術性を評価されており、演歌からポップス、JAZZ、ボサノバまで幅広いジャンルをこよなく愛し歌いこなすシンガー・ソングライターである。小さなカフェから教会、オーチャードホール等のホールコンサート、武道館ライブ、スタジアムでの国歌斉唱、オーケストラとのコンサート、各種のフェス出演などを多数行う。みやぎ絆大使。気仙沼大使。FM横浜Travel’n Light のラジオDJとしても活躍中。HP: ●藤本一馬(フジモトカズマ) プロフィール●1998年ヴォーカルのナガシマトモコとのデュオ”orange pekoe”を結成し幅広い支持を得、国内はもとよりアジア各国や北米でも活動を展開。2011年からソロ名義での活動が本格化し、ギタリスト、コンポーザーとしてインストゥメンタル音楽を中心にこれまで4枚のリーダー作品(2011年<SUN DANCE>[BounDEE by SSNW]、2012年<Dialogues>[NRT]、2014年<My Native Land>[KING RECORDS]、2016年<FLOW>[SPIRAL RECORDS])をリリース。近年は林正樹(pf)、西嶋徹(cb)、福盛進也(dr)との"藤本一馬カルテット”を始動。また最新録音としては2021年ジャズグループ”Remboato”のメンバーとして<星を漕ぐもの>[nagalu]、2022年に畠山美由紀(vo)との双頭名義でのコラボ作品<夜の庭>[NRT/Rambling RECORDS]、2023年1月"林正樹 Group"のメンバーとして<Blur the border>[S/N Alliance]、2023年5月に伊藤志宏(p)とのデュオ名義作品<風の旅立ち>など。その他、国内外の様々な音楽家とのコラボレーション、プロジェクトへの参加、レコーディングや楽曲提供などボーダーレスに活動を展開。自己の内面を投影したメロディアスなオリジナル楽曲、リリカルなギター演奏のアプローチ、ときに野生的なダイナミズムまで、その音楽性は高い評価を獲得している。●株式会社HERE.(ヒア)●代表土井昌徳。プロジェクションマッピングやVR360°ドームパノラマ映像の制作に特化した少数精鋭のビジュアルデザインスタジオ。プロジェクションマッピングでは、百貨店の常設やホテル、アーティストのライブ等、大規模案件の実績も多数。時代を捉えた演出と高い技術に裏付けられた良質なコンテンツ提供に定評がある。また、次世代のVR ドームシアター向け素材販売サイト「Shout!360」も運営、動画制作に役立つTipsも連載中。【Shout!360詳細 www.shout360.xyz】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月24日1980年代から2000年代にかけて、ファッション・イラストレーションの世界で大活躍するも、2013年に病により亡くなった森本美由紀。没後10年にあたり、原画総数約190点と多くの資料を展観する回顧展が、4月1日(土)から6月25日(日)まで、東京・文京区の弥生美術館で開催される。岡山県津山市に生まれ、地元の高校を卒業後に上京。日本のファッション・イラストレーターの草分け的存在である長沢節が運営するセツ・モードセミナーで学び、在学中にイラストレーターとしてデビューした森本は、1980年代には『Olive』や『an・an』『mc Sister』などの雑誌にイラストを描き、若い女性の感性を生かしたおしゃれな画風で人気を博した。だが、1990 年代には大胆に画風を変える。筆と墨を使ったそのモノクロームのドローイングスタイルは、1950〰60 年代の『VOGUE』のスタイル画家のイラストに影響を受けたもの。それをさらにスタイリッシュな画風に昇華させ、森本ならではの独自の画風を築き上げたのである。同展では、初期の1980年代のカラフルな作品から、墨を使ったドローイングへと移行する過程を原画で丁寧にたどっていく。とりわけ、1990年代に墨で一気に描き上げたスタイル画は、森本の真骨頂と言われるものだ。デジタルでイラストを描くことが主流になった今、森本の一発勝負のアートワークはさらにいっそう注目を集めるに違いない。また、津山にあった森本のアトリエから発見された資料も初めて展示され、作家の心の軌跡を感じることもできるほか、活動の幅を広げた2000年代に手がけた広告や商品展開の仕事も紹介される。「私の考えるファッション・イラストレーションは、女の子が服を着ておしゃれをしている絵を描くことで、女の子のなりたいイメージを具現化したもの。服そのものを見せる絵ではありません」と語っていたという森本。そうした森本のおしゃれに対する想いのエッセンスが、多数の作品と資料からヴィヴィッドに感じられる展覧会だ。なお、全会場で撮影が可能なこともうれしいところ。<開催情報>『伝説のファッション・イラストレーター森本美由紀展』会期:2023年4月1日(土)~6月25日(日)会場:弥生美術館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般1,000円、大高900円、中小500円公式サイト:
2023年03月16日企画展「伝説のファッション・イラストレーター森本美由紀展」が、東京の弥生美術館にて、2023年4月1日(土)から6月25日(日)まで開催される。森本美由紀、創作の軌跡森本美由紀は、少女雑誌『Olive』や『mc Sister』などでイラストを描き、ピチカート・ファイヴをはじめとする「渋谷系」音楽との競演も果たしたファッション・イラストレーターだ。筆と墨を用い、無駄のない線で一気に描き上げたスタイル画には、「女の子のなりたいイメージ」が具現化されている。企画展「伝説のファッション・イラストレーター森本美由紀展」は、総数193点の原画や多数の資料とともに、森本美由紀の創作を紹介する展覧会。筆と墨による洗練されたイラスト画ばかりでなく、森本を象徴するこのドローイングスタイルへと至るまでの変遷にも光をあてる。1959年岡山に生まれた森本は、上京後、1979年にセツ・モードセミナーに入学し、日本のファッション・イラストレーターの先駆者・長沢節(ながさわ せつ)のもとに学んだ。在学中にフリーランスのイラストレーターとしてデビューし、80年代は『Olive』や『an・an』、『mc Sister』などにイラストを描いて人気を博している。90年代に入ると、それまでのカラフルな作品から画風を変えて、50〜60年代の『VOGUE』のスタイル画からの影響のもと、筆と墨を用いる洗練されたドローイングスタイルを確立。その作品は他分野のクリエイターをも触発し、渋谷系音楽のCDにも作品が数多く起用されている。さらに2000年代には、松屋銀座の広告やユニクロ(UNIQLO)の商品展開にも携わるなど、幅広い仕事を手がけるも、2013年にこの世を去った。森本の没後10年を経て開催される本展では、カラフルな作品から筆と墨を使ったドローイングへと移行する、80年代の軌跡を原画とともに紹介。また、アトリエから新たに発見された資料も初公開する。展覧会概要企画展「伝説のファッション・イラストレーター森本美由紀展」会期:2023年4月1日(土)〜6月25日(日)会場:弥生美術館 1〜2階住所:東京都文京区弥生2-4-3開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(5月1日(月)は開館)入館料:一般 1,000円、高校・大学生 900円、小学・中学生 500円※竹久夢二美術館とあわせての料金※カラー作品は会期中に展示替えあり(前期 4月1日(土)〜5月14日(日) / 後期 5月16日(火)〜6月25日(日))※会期、休館日、開館時間は変更となる場合あり(最新情報については美術館ホームページにて確認のこと)【問い合わせ先】弥生美術館TEL:03-3812-0012
2023年02月12日「本来は言葉にできないものを言葉にしてみよう、という試みだったのかなと思っています」と、島本理生さん。新作『憐憫』の主人公は10代から俳優と活動してきた沙良。27歳となり行き詰まりを感じている折、バーで柏木という男と出会う。彼を見た瞬間に心にあふれたのは“憐憫”だった――。どうしようもなく共鳴しあう男女の不思議な関係とその行方。「住む世界も人間関係も経験も全然違う二人が、相手の人格も一切知らない状態で会った瞬間から精神的に惹かれあうイメージがありました」彼らは逢瀬を重ねていく。「周囲が見たら二人の関係は“恋愛”かもしれないけれど、本人たちの気持ちは違う。相手の中にある、自分と同じ弱さに共鳴しているというか」弱さというものは、乗り越えたほうがよいとされがちだが、「果たして本当に要らないものなのかなと思うんです。それが一切なくなったら効率性だけ重視した現代人ができる気がして。私は人を書く時、弱い部分まで掘り下げたい。なので今回はそれを否定するのでなく、お互いに大事にして共鳴しあう関係を書きたかったです」理解の足りないマネージャーや沙良の成長を望まない夫に疲弊する生活のなか、柏木と共有する時間は沙良に安息をもたらす。しかし柏木は失踪願望を吐露するような、どこか危うげなところもあって…。沙良を俳優という職業にしたのは、「10代の頃は単純に、テレビに出る仕事って華やかだなと思っていたんです。実際にそういう人に会ったり自分が人前に出るようになって、誰もに知られて四六時中見られているのは、すごい緊張感だと気づきました。そういう世界で戦っている女の人を書きたかった。沙良や彼女の周囲にいる、自分の名前で活躍する女性たちの強さや、いい意味での傲慢さは書いていて楽しかったです」ただ、沙良は子役時代からの紆余曲折を引きずっている様子だ。「若い頃の成功には、本人の努力以外に周囲の期待や協力など過剰なエネルギーもあったと思う。沙良のように大人と子供の境がないままにここまで来てしまった人は、もう一度、自分の意志で納得して成功することが必要じゃないのかと思いました」積み重ねていく時間のなかで、沙良が見つけるものは何か。濃密な心の軌跡をぜひ、ご堪能あれ。島本理生『憐憫』10代から子役として活動、最近は目立つ仕事がない27歳の沙良。日常に倦むなか、偶然出会った一人の男に抱いた感情は、憐憫だった。朝日新聞出版1540円しまもと・りお2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞。’03年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、’15年『Red』で島清恋愛文学賞、’18年『ファーストラヴ』で直木賞を受賞。撮影=朝日新聞出版写真映像部(高野楓菜)※『anan』2022年12月14日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2022年12月11日4月中旬の夕方、都内の商業施設でハンチング帽を被った眼鏡の男性と本を探していたのは松田美由紀(60)。髪の毛をお団子状にしていて、ナチュラルメイクだった。そんな素の姿で一緒に買い物するということは、親しい仲間だろうか。昨年10月に還暦を迎えた松田。女優・歌手・写真家など多彩な活動の傍ら、長男・松田龍平(38)、二男・松田翔太(36)らが所属する芸能事務所の代表も務め多忙な日々を送っている。昨年11月には夫・松田優作の三十三回忌法要も執り行われた。昨秋のインタビューで、松田は今の心理状態をこう語っていた。《自分が60代に突入するとは……。いよいよ人生の下り坂に向かう扉が開いてしまうのだと思うと、この数ヵ月、落ち込みました。実は私にとって50代も決してよいものではなかったので、これからもっとひどい状態になっていったらと、不安を感じていたのです。節目という意味でいえば、11月に迎える夫・松田優作の三十三回忌もそうです。長い時間が経ちましたが、今も一緒に暮らしているような気さえします。》(『婦人公論.jp』2021年10月21日)だが、60代を迎え、心境に変化が生まれたようだ。松田の知人はこう語る。「三十三回忌がひとつの契機になったのかもしれません。最近の松田さんはライブなど音楽活動にも積極的です。また、洋品店を営んでいたお母さまを題材とした長編映画を撮りたいとも話しています。お母さまは57歳で亡くなったのですが、ご自身も同じ年齢で心筋梗塞を患い、生死の境をさまよったこともあり、お母さまのことをよく思い出すようになったそうです。いま、脚本を書いている最中だといいます」冒頭の目撃した男性は、実は古くから一家と交流のある松田の隣人だという。「脚本作りやライブのことなど、松田さんの表現活動に関して、客観的な意見を聞いているのではないでしょうか」(前出の知人)同一人物と思しき男性は、別の場所でも見かけられていた。「3年前の秋、三宿にある有名人御用達のカフェバーで松田さん含め3人が楽しそうに飲んでいるところを見たことがあります。松田さんの隣にはハンチングを被った眼鏡の男性がいました」(常連客)エネルギッシュな創作活動源の一つは、友好的なご近所付き合いにあった!?
2022年05月08日広島ホームテレビ(所在地:広島県広島市代表取締役社長:三吉 吉三)は、主催で2022年5月14日(土)「島本須美/麻衣/角野隼斗/菊池亮太による歌とピアノのスペシャルコンサートsings ジブリ」を広島上野学園ホールで開催いたします。ショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリスト、MBSテレビ「情熱大陸」登場で話題の角野隼斗(かてぃん)と、YouTubeピアノ界随一の実力者、菊池亮太による新鮮なピアノアレンジをお贈りいたします。“ナウシカ” “クラリス”を初め「となりのトトロ」では“お母さん”を演じた声優、島本須美。久石譲を父に持ち、歌が持つ力を広めるため精力的に活動中の麻衣。ジブリにゆかりのある2人によるナビゲートと歌唱とともにお楽しみください。公演概要公演名:島本須美/麻衣/角野隼斗/菊池亮太による歌とピアノのスペシャルコンサート「sings ジブリ」日時:2022年5月14日(土) 14:00開演 (13:00開場)会場:広島上野学園ホール料金:一般:5,800円小学生:3,800円(就学児~12歳)※未就学児童の方のご入場はお断りさせていただきます。〔チケット情報〕-------------------------------------------------------------------------------★先行発売①3月1日(火)10:00~3月7日(月)18:00■チケットぴあ ■ローソンチケット ②3月3日(木)10:00~3月8日(火)18:00■イープラス -------------------------------------------------------------------------------★一般発売3月11日(金)20:00~■イープラス ■チケットぴあ(Pコード:212-203)・WEB受付: ・店頭販売:セブン-イレブン「マルチコピー機」■ローソンチケット(Lコード:61762)・WEB受付: ・店頭販売:ローソン・ミニストップ店内「Loppi」-------------------------------------------------------------------------------主催:広島ホームテレビ企画・制作:イープラス協力:e+music※新型コロナウイルス感染拡大予防のための業種別ガイドラインを踏まえた内容にて販売いたします。※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しは致しません。チケットご購入の際はご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願い致します。▼イベントページはこちら! : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さん、この4人の直木賞作家とのコラボ企画を始動させたYOASOBI。4つの短編小説を一冊にまとめた書籍『はじめての』が発売され、これらを原作とする楽曲を順次発表していく。まさに「小説を音楽にするユニット」としての真骨頂とも呼べる企画に、Ayaseさんもikuraさんも純粋に楽しんで取り組んでいる様子です。――これまでも「小説を音楽にするユニット」として活動されてきましたが、お二人は今回の企画にどんなやりがいを感じていますか。Ayase:今回は名だたる作家さんたちに、お力を貸していただいているというのもあって、今まで以上に原作に触れてくれるリスナーも増えるんじゃないかと思っています。まさにYOASOBIの神髄みたいな企画なので、この一年をかけて、あらためて皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです。ikura:私も今回の企画のお話を聞いた時から、どんな作品を書いていただけるんだろうってワクワク、楽しみにしていました。――では、お二人が4作の短編を読んで感じたことは?Ayase:当たり前すぎて言うのも憚られますが、どの作品も本当にめちゃくちゃ面白かった。“はじめての”というテーマで皆さん全然異なる世界観で表現されて、それぞれのゴールに向かっていく。初めて読んだ時の鮮度を落とさないよう、最初に読み終えて感じたことはメモに書き留めました。どの曲も一番最初に感じたことをもとに音楽を作っていきます。ikura:どの作品も読み終えた時に、私は経験していないのに、心の奥底に潜んでいた自分の経験を呼び起こしてもらったような感覚がして。すごく神秘的な体験でした。私も、いつも小説を読む時のワクワク感から始まって、読み終えた後の余韻まで純粋に楽しみました。その後に「この感動を歌でも伝えなきゃ」って気持ちに切り替わりました。――第一弾となる楽曲「ミスター」は島本理生の短編小説「私だけの所有者」をもとに書き下ろされました。アンドロイドと所有者による切ない物語ですが、Ayaseさんが音楽に落とし込みたいと思った部分は?Ayase:「ミスター」に関しては、白のイメージがあって、曲調の話をざっくりすると、ちょっと’80年代のシティポップっぽいものになっています。僕は小説を読む時に常に映像として登場人物や背景を思い浮かべるんですが、「私だけの所有者」はすごく懐かしい色褪せ方をしている世界観だなと思ったので。アンドロイドの無機質さと、近未来のSF感を出したくて音を選んでいきました。――切ない物語ですが、ポップで口ずさみやすい曲調になりました。Ayase:はい。原作はわりとメッセージ性のある話だと思うし、アンドロイドと他の登場人物との関係性や事件は、時代を風刺している気も。そういうシリアスな原作を読んだ時には、僕はどちらかというとポップな曲が思い浮かぶんです。シリアスさを内に秘めたままポップな感じを出すと、アンドロイドの感情にリンクするなと。――ではikuraさんは「ミスター」を聴いて、どんなふうに歌と向き合いましたか。ikura:私がアンドロイドの気持ちになった時、すごく悲しかったんです。心の中が温かくなったつもりでも、芯の部分は機械だから、やっぱり冷たい。そこに儚さや切なさを感じて。ただ感情的に歌えばいいわけではなくて、どこかに陰や闇の部分を声色でも出せたらなと。そのバランスは意識しました。レコーディングの時は、主人公であるアンドロイドのあの子だったらどんなふうに歌うかなって考えたら、“降りてきた”感じがして。――アンドロイドまで“降ろせる”ってすごい技術ですよね。ikura:確かに、初めての経験でした(笑)。――私がこの短編小説集『はじめての』を読んで感じたのは、作家さんたちそれぞれの世界観で描かれながら、どこか通じているものがある気がしたんです。それはYOSOBIが持っているYOASOBIらしさや表現世界が、少なからず作家さんにもインスパイアを与えたのではないかと思ったんですが。Ayase:それは僕はあんまり感じなかったですね。そもそもYOASOBIらしさみたいなものを意識したことがないです。常に良い作品を作ろう、楽しくやろうってことしか考えてなくて。その結果、人それぞれでYOASOBIらしさみたいなものを感じてもらえたらと思います。『はじめての』¥1,760(水鈴社)。島本理生「私だけの所有者」を原作にした第一弾楽曲「ミスター」配信中。他楽曲も順次配信予定。3月23日には初のライブ映像作品集『THE FILM』がリリースされる。【完全生産限定盤(2BD+特製バインダー+ライブ写真集)】¥10,000(ソニー・ミュージックエンタテインメント)ヨアソビ右・Ayase(コンポーザー)と左・ikura(ボーカル)からなる「小説を音楽にするユニット」。2019年に公開した「夜に駆ける」が大ヒット。’21年に初のCD『THEBOOK』をリリース。同年、初の有観客ライブ「NICE TOMEET YOU」を日本武道館で2日間開催するなど勢いはとどまるところを知らない。Ayaseさん・ニット¥105,600パンツ¥87,450(共にKIDILL×rurumu/Sakas PR TEL:03・6447・2762)靴¥19,800(PG/PRAYGROUND TEL:03・5738・1872)ネックレス¥15,400(JieDa TEL:03・6427・8464)ikuraさん・シャツ¥28,600パンツ¥27,500(共にPHEENY TEL:03・6407・8503)ベスト¥23,100(F/CE.(R)/F/CE. Flagship Store Tokyo TEL:03・6452・5867)靴¥39,600(MANA/コンコルディア TEL:03・5829・6611)ピアス¥26,400(LEVENS/Comcode Showroom TEL:03・6804・3108)※『anan』2022年2月23日号より。写真・澤田健太スタイリスト・藤本大輔(tas)ヘア&メイク・YOUCAインタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2022年02月20日時間・空間と光にこだわったインスタレーション作品を得意とする彫刻家・横溝美由紀の個展『Landscape やわらかな地平のその先に』が、2021年12月10日(金)よりポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。横溝は、多摩美術大学彫刻科卒業後、間もない頃からギャラリーだけでなく、水戸芸術館や埼玉県立近代美術館、 東京都現代美術館など数多くの美術館で、展示場所の特性を活かした大型のインスタレーションを発表してきた。そんな横溝が近年取り組んでいるのが、油彩をほどこした糸を無数に弾くことにより生み出されるキャンバス作品のシリーズだ。弾かれた無数の糸がまるで織物のように縦に横に重なり合って生まれる平面作品は、目には見えない行為や時間などの集積を感じさせる。同展では、新作を含むキャンバス作品11点と煉瓦を模してセロハンテープとプラスチックシートを用いて作り出した箱4,000個から構成される半透明の彫刻のインスタレーション≪aero sculpture≫を展示する。横溝による、やわらかな地平のその先の景色を眺めてみたい。展示風景≪untitled 2020」MARUEIDO JAPAN≫2020年 Photo:加藤健KATO ken≪green≫1999年【開催概要】横溝美由紀『Landscape やわらかな地平のその先に』会場:ポーラ ミュージアム アネックス会期:2021年12月10日(金)~2022年1月30日(日)時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)休館日: 12月29日(水)~1月4日(火)●公式サイト:
2021年12月09日直木賞作家・島本理生の小説『よだかの片想い』が実写映画化。2022年9月16日(金)に新宿武蔵野館ほか全国で公開される。直木賞作家・島本理生の小説『よだかの片想い』実写映画化2018年に『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞を受賞し、これまでに『ナラタージュ』『Red』などの著作が映画化されてきた作家・島本理生。そんな島本の作品の中でも傑作恋愛小説と評される『よだかの片想い』が実写映画化する。主演に『ゾッキ』など出演の女優・松井玲奈主演・前田アイコ役を務めるのは、映画『今日も嫌がらせ弁当』『ゾッキ』などに出演した松井玲奈。小説家としても活動し、読書好きで知られる松井が大ファンを公言する島本作品のメインキャラクターを務める。また、アイコの思い人となる飛坂逢太役には中島歩が抜擢。第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『偶然と想像』や、第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出された『サタデー・フィクション』など出演作の公開が控える注目の俳優だ。前田アイコ役:松井玲奈理系女子大生の前田アイコ。顔にアザがあり、幼い頃よりからかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びには消極的になっていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題に。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで、監督の飛坂逢太と会う。飛坂逢太役:中島歩アイコの本を原作とする映画の監督。仕事第一で女性にも不自由しないタイプ。映画制作にあたりアイコと関わりを持ち、アイコの思い人となる。まりえ:織田梨沙アイコの幼馴染。アイコが登場する本の出版社で働く編集者。ミュウ先輩:藤井美菜アイコの大学院の先輩。いつも明るくアイコと自然に接し、さりげなく気にかけて恋愛相談にも乗ってくれるお姉さん的存在。原田:青木柚アイコの事を慕う後輩。安達:三宅弘城アイコを優しく見守る大学院の研究室の教授。城崎美和:手島実優アイコの本の映画化にあたり、その作品の主演を務めることになる女優。飛坂との間に“ある関係”がある。監督に新鋭・安川有果、脚本に城定秀夫また、監督としてメガホンを取るのは、第25回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞した新鋭・安川有果。脚本は『愛がなんだ』『街の上で』などを手掛けた今泉力哉監督とのコラボレーション企画映画などを展開する城定秀夫が担当した。映画プロジェクト“ノット・ヒロイン・ムービーズ”第2弾として制作なお、本作は映画プロジェクト“ノット・ヒロイン・ムービーズ”第2弾として制作。“ノット・ヒロイン・ムービーズ”は、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けてきたメ~テレと制作会社ダブが手を組み、新進女優と次世代監督によって「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」を映画化するプロジェクトとなっている。主題歌は音楽家・角銅真実「夜だか」主題歌は、音楽家の角銅真実による「夜だか」。その静謐なピアノ音と、濁りのない透き通った歌声が物語を彩る。作品情報映画『よだかの片想い』公開日:2022年9月16日(金)出演:松井玲奈、中島歩、藤井美菜、織田梨沙、青木柚、手島実優、池田良、中澤梓佐、三宅弘城監督:安川有果脚本:城定秀夫原作:島本理生『よだかの片想い』(集英社文庫刊)主題歌:角銅真実「夜だか」(ユニバーサル ミュージック)<映画『よだかの片想い』あらすじ>物語の主人公は、理系女子大生の前田アイコ。彼女の顔の左側にはアザがある。幼い頃から、からかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びはあきらめていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで、監督の飛坂逢太と会う。話をするうちに彼の人柄に惹かれ、作品にも感動するアイコ。飛坂への片想いを自覚してから、不器用に距離を縮めていくが、相手は仕事が第一で、女性にも不自由しないタイプ。アイコは飛坂への想いを募らせながら、自分のコンプレックスとも正面から向き合うことになる。
2021年09月24日『ファーストラヴ』『ナラタージュ』『Red』などの著作が映画化されてきた作家・島本理生の傑作恋愛小説「よだかの片想い」(集英社文庫刊)を、松井玲奈主演、中島歩共演で映画化することが決定。2022年に公開される。物語の主人公は、理系女子大生の前田アイコ。彼女の顔の左側にはアザがある。幼い頃から、からかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びはあきらめていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで監督の飛坂逢太と会う。話をするうちに彼の人柄に惹かれ、作品にも感動するアイコ。飛坂への片想いを自覚してから、不器用に距離を縮めていくが、相手は仕事が第一で、女性にも不自由しないタイプ。アイコは飛坂への想いを募らせながら、自分のコンプレックスとも正面から向き合うことになる…。主演を務めるのは、映画『はらはらなのか。』(17/酒井麻衣監督)、『今日も嫌がらせ弁当』(19/塚本連平監督)、『ゾッキ』(21/竹中直人監督)などに出演し、今年11月には主演映画『幕が下りたら会いましょう』(21/前田聖来監督)が控える松井玲奈。小説家としても活躍し、読書好きとしても知られる松井さんは、かねてより島本理生作品の大ファンを公言しており、本作の原作は松井さん自身が初めて接した島本作品でもある。もし実写化する際は是が非でもヒロインのアイコ役をやりたいと、熱望し続けていたという。また、アイコが想いを寄せる飛坂役には、2015年に公開された初主演映画『グッド・ストライプス』(岨手由貴子監督)で第7回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞し、第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『偶然と想像』(21/濱口竜介監督)や、第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出され、コン・リーやオダギリジョーらと共演する『サタデー・フィクション』(公開未定/ロウ・イエ監督)などの出演作の公開が控える中島歩。本作のメガホンをとるのは、長編映画監督デビュー作の『Dressing Up』(12)が第7回大阪アジアン映画祭にて上映された後、2013年の第14回TAMA NEW WAVEのグランプリを受賞、2015年に全国で劇場公開され、第25回日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞を受賞した新鋭・安川有果。さらには、『性の劇薬』『アルプススタンドのはしの方』(ともに20)の2作品で第42回ヨコハマ映画祭監督賞を受賞し、今年6月には『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督とのコラボレーション企画として、互いに脚本を提供し合ってR15+指定のラブストーリーとなる劇場映画を監督する企画「L/R15(えるあーるじゅうご)」を発表するなど、脚本家としても精力的に活動する城定秀夫が今作の脚本を手掛けた。制作は、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』と近年、話題作を多数手掛けてきたメ~テレと、制作会社ダブ。本作は新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not)HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの映画『わたし達はおとな』に続く第2弾公開作品として制作された。松井玲奈『よだかの片想い』は私にとって特別な一冊です。描かれる恋愛模様に心奪われた日から、いつかアイコを演じたいと強く思い、そして今回その夢が叶いました。敬愛する島本理生さんの、中でも特に思い入れの強い作品。その世界を生きることができるなんて、こんなにも嬉しいことはありません。皆さんにご覧いただける日が来ることが、今から楽しみです。中島歩安川監督と松井さんとは会ったその日から率直に話し合える風通しの良い関係でした。それぞれが恋愛観を持ち寄り作品に織り込んでいった、気恥ずかしくも創造的な撮影でした。皆様にご覧いただける日が楽しみです。安川有果監督「まだ映画にできるか分からないが、感想を聞かせてください」とプロデューサーから薦めていただき、顔のアザによって生まれる不思議な関係性を描いた小説『よだかの片想い』を初めて読みました。私がこれまで読んできた島本さんの小説とは雰囲気の違うライトな読み口が新鮮で、偏った美の価値観が蔓延する社会でアザごと自分を肯定したいと願う主人公アイコの魅力に心を捕まれ、読み終える頃には「他の監督の手に渡ってほしくない」と強く感じていました。松井さんは、この役を熱望されていただけあって頼もしく、映画全体を引っ張ってくれました。シーンの相談の為に待機場所を訪ねると、びっしりと付箋のついた小説を読み込んでいた姿が今も目に焼き付いています。その覚悟と熱量で「島本作品の主人公を演じる」夢を叶えた松井さんの姿には幾度となく刺激を受けましたし、アイコに魂を吹き込んでくれた松井さんの魅力がそのままこの映画の魅力であると自信を持って言いたいです。中島さんはユニークな方で、特に印象に残っているのは、撮影が終わってしばらくしてからアフレコにお越しいただいたときに、あるシーンの自分の演技を見て「この人モテてきた人ですね」と仰ったことです。その時は「(撮影時じゃなく)今?」と思いましたが、後になって、意識すると演技に影響が出るからわざと忘れていたんだな、と気がつきました。撮影の時にも準備してきたものを忘れることを意識的にされていた印象があり、安心できないところに身を投げ出す勇敢さに、俳優の凄さを垣間見た気がしました。このお二人の間にしか生まれない素敵な瞬間を見つめることのできた撮影は、とても幸福な時間でした。粘り強く何度も脚本を書き直してくださった城定さん、まだ発表されていない素敵なキャストの皆さん、支えてくださった優秀なスタッフの皆さんにも、この場を借りてお礼を言いたいです。皆で作った映画が少しでも誰かの心に残るものになっているなら、こんなに幸せなことはありません。お届けできる日が今から待ち遠しいです。『よだかの片想い』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月21日コロナ禍で迎えた夏。物語、そして自分と向き合う大学院生の心の軌跡。島本理生さんによる、新作『星のように離れて雨のように散った』をご紹介します。「コロナ禍で遠くへ行けないなか、心の旅に出るような物語が書きたいと思いました」と、島本理生さん。新作『星のように離れて雨のように散った』の主人公は、日本文学科の大学院生の女性、春。創作による修士論文と、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の副論文にとりかかっている。『銀河~』は何度も改稿を重ねられた未完の作品。春はその改稿の意味や作中に込められた宗教観について掘り下げていく。「『銀河鉄道の夜』は一回、文学的にも宗教的にもちゃんと読み解きたいと思っていました。なぜみんな、あの未完の物語にあそこまで惹かれるのか知りたかったんです」というように、作中にもそのポイントが盛り込まれ興味深い。また、春がなぜ、この作品にそこまで惹かれるのか、という点も大きな鍵。さらに、社会人の恋人、亜紀からプロポーズされても素直に喜べずにいるが、そうしたことには、幼い頃に父親が失踪したことの影響もある様子。そんな彼女は、行動が限られるなかで、大学院の仲間と率直に語り合うようになっていく。「恋愛関係ではない相手との対話を通して、自分を知る話という軸は考えていました。ゼミでのディスカッションに慣れている人たちなので、本質に踏み込んでも冷静に対話できる流れにできたかなと思います」今回は、無自覚に書いたことが後で意味を持つこともあったという。たとえば院の仲間、売野さんの春の服装についての指摘には、読者もはっとするはず。「途中で、そういえば主人公って服装に安定感がないなと気づいて、物語に取り込みました。“なんでこんなこと書いたんだろう”と思うことも、つきつめると潜在意識でちゃんと繋がっていたんだな、と発見することが多かったです」また、春はさまざまな場面で「気持ち悪い」と口にするが、それは意識的に書いたことだという。「女の人がよくそう口にするのは防衛本能だったりしますが、男の人は全否定されたと感じる。でも、その言葉でしか表現できないことってある。その正体は何なのか、考えてみたかったんです」アルバイト先の年上の男性小説家、吉沢もまた彼女にさまざまな示唆をくれる存在だ。「私も5~6歳の頃に父親が失踪したんです。もう両親は離婚していたので、はっきり知ったのは二十歳くらいでしたが、やはり肉親が自分の人生から突然消えるのはショッキングで。いなくなるとはどういうことか、春の父親と同世代の吉沢さんに語らせることで消化できないかと思いました。書いてみて、自分の中で決着がついた感覚があります」吉沢に「もっと自分に同情しなさい」と言われる春。彼女のように、自己評価の低い若い人は多い。「自分は頑張っていないと思う若い人に限って、すごく努力している。私自身も、若い時はどんなに働いても自分は頑張っていない気がして悩みました。でもある時、自分を大事な女友達に置き換えて考えたら、“え、すごく大変な状況だ”って気づいて。いきなり自分を見つめるのは難しいけれど、身近な人に置き換えると突然分かるんですね。今回、主人公のことも、大事な女の子として同情したり共感したりしながら書きました」沁み入り、突き刺さる言葉がちりばめられた本作。あなたもこの本を通して、自分や、自分の人間関係で見えてくるものがあるはず。『星のように離れて雨のように散った』コロナ禍の夏。大学院生の春は、社会人の恋人からプロポーズされるが喜べない。行動が限られるなか、論文の準備を進め、院の仲間と交流を深める彼女は自分の内面、そして過去と向き合っていく。文藝春秋1540円しまもと・りお2001年『シルエット』で群像新人文学賞優秀作、’03年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、’15年『Red』で島清恋愛文学賞、’18年『ファーストラヴ』で直木賞を受賞。※『anan』2021年9月1日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2021年08月29日「梅雨の期間が長引けば、雨量が増え、日照時間が短くなる。すると野菜が順調に育たず、価格の高騰につながります。今年は全国的に早い梅雨入りが発表されたことで、早くも野菜の値上がりが懸念されているのです」そう語るのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さん。日常的に使う野菜の値上がりは、家計を直撃する。だが、梅雨が長引けば長引くほど、野菜の価格の高騰はまぬがれない。自治体のさまざまなデータを基に、住みやすさや災害リスクなどの分析・評価をおこなっている、住環境コンサルタントの堀越謙一さんは、以下のように分析する。「今年は、近畿地方では観測史上もっとも早く梅雨入りが確認されました。過去にさかのぼって、近畿地方の梅雨が長引いた年を調べてみると、九州を中心に河川の氾濫や土砂崩れなどの水害が発生しているケースが多く見られます。これは、同地域の野菜の“不作”に直結しています」過去20年、近畿地方で長い梅雨(8月以降の梅雨明け)は3回あったというがーー。「まずは直近の’20年。梅雨時期の降水量は平年比174%でした。長梅雨で寒冷前線が停滞したため、九州・中部地方が記録的な豪雨に見舞われ、時間あたりの降水量は各地で過去最大を記録しました。’09年は中国・九州北部豪雨が発生。激甚災害に指定することが閣議決定されたほどです。そして’03年は、九州地方や西日本にかけての広い地域で、200ミリ以上の大雨を記録。これらすべての年で、水害地域における不作により、夏場に野菜が高騰しているというデータがあります」梅雨の影響は早くも出はじめている、と前出の柏木さんは語る。「東京では、5月中旬に比べ、下旬のきゅうりの販売価格が2倍近くにまで上がっています」また、5月におけるレタスとブロッコリーも、卸売価格の推移を見てみると、中旬から下旬にかけて、急激に値上がりしている。長梅雨が懸念される今夏、野菜価格の動向はぜひ注視したいところ。柏木さんに、主な野菜の現在の価格動向と、過去のデータを基に今後の予測を立ててもらった。【なす】「全国的に5月20日ごろから卸売価格が上昇しています。東京でも卸値がキロあたり372円(5月20日)が456円(同27日)と、20%以上値上がり。生産地である高知県の天候不良が原因と思われ、平年並みに落ち着くことが期待されますが、昨年8月は、卸値が平年の2倍近くまで上昇した日もありました」(柏木さん)【じゃがいも】「産地である北海道の貯蔵量が減り、九州の鹿児島では昨年の豪雨で生育が遅れたことなどから、じゃがいも(ばれいしょ)は5月の小売価格が平均より1.4倍ほど高くなっています。昨年も、小売値が平年比の1.5倍前後まで上昇していますので、長梅雨の影響も心配されるところです」(柏木さん)仮に長梅雨となれば、こうした野菜が高騰していくため、準備が必要だと柏木さんは続ける。「安い野菜を見つけたら、買っておくこと。日もちさせるために、ピクルスや漬け物にするのもいいでしょう。工場で生産するため、天候に左右されず価格が安定している、もやしやきのこなどの食材を利用することもおすすめです」次にまとめたのは、野菜を長持ちさせるための冷凍保存術。教えてくれたのは、『野菜のおいしい冷凍・解凍』(毎日新聞出版)などの著書がある、料理研究家でラク家事アドバイザーの島本美由紀さんだ。急激な高騰への対抗策として、いまのうちに知っておこう。【きゅうり】「薄い輪切りにして塩少々でもみ、水を絞りましょう。保存期間の目安は1カ月。丸ごと冷凍しても、5分ほど常温に戻しておくと、普通に千切りやすりおろしにできるので、冷やし中華にのせるのもよいですよ」(島本さん・以下同)【ブロッコリー】「常温保存に比べて、冷凍によってβカロテンが増すというデータも。房は小さく切り分けて、保存袋に入れれば、保存期間は1カ月ほど。茎も皮をむいて薄切りにしておくと便利。スープの具材にする場合は、解凍せずに調理できます」【レタス】「洗ったレタスを、ひと口大にちぎって、キッチンペーパーなどで水分を取り、保存袋へ。1カ月ほど保存できますが、生食はおすすめできません。スープや炒め物に入れるなど、加熱して食べてください」【ねぎ】「白い部分は小口切り、斜め切りなどにして保存袋に入れましょう。青い部分はラップに包んで。どちらも1カ月ほど保存ができます。薬味の小口切りのねぎは、凍ったまま味噌汁に入れてもOKです」また、スーパーなどで販売されている冷凍野菜は価格が安定しているそう。生野菜ではなく、そちらを選ぶのも手だろう。
2021年06月16日直木賞作家・島本理生の小説を、夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗らを迎え、三島有紀子監督が映画化した『Red』。この度、本作のBlu-ray&DVDが10月2日(金)にリリースされることが決定した。「ファーストラヴ」で第159回直木三十五賞を受賞し、現代女性の恋や生きづらさを様々な作品で表現してきた島本氏。女性からの圧倒的な支持を得てきた島本氏が2014年に発表したのが「Red」。倫理を越えた描写で新境地を開いた本作は、あまりにも衝撃的な内容で賛否両論が起きた。そんな話題作を映像化したのは、『繕い裁つ人』『幼な子われらに生まれ』などを手掛けた三島監督。キャストには実力派俳優が集結し、主人公・村主塔子役には夏帆さんを迎え、かつて愛した男との再会で心も身体も解放していき、自由に美しくなっていく女性を繊細かつ大胆に演じている。また、かつて愛した男・鞍田役には妻夫木さん。塔子に好意を寄せる小鷹役は、「知らなくていいコト」の尾高役が大きな話題となった柄本さん。そして、塔子の夫・真役は間宮さんが演じた。ほかにも、片岡礼子、酒向芳、山本郁子、浅野和之、余貴美子らが脇を固めている。今回三島監督は“男と女”に焦点を定め、心と身体の繋がりを通して一人の女性の生き方を見つめ、不器用な大人たちの恋愛感情を、肉迫した臨場感のある映像でつぶさに追いかけた。原作とは異なるラスト、主人公の“選択”にも注目だ。なお、今回のリリースではBlu-rayに封入特典としてリーフレットが付いてくるほか、メイキングやイベント集などが映像特典として収録される予定だ。『Red』Blu-ray&DVDは10月2日(金)リリース、同日DVDレンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:Red 2020年2月21日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2020『Red』製作委員会
2020年05月21日新作『夜 は お し ま い』について、著者・島本理生さんにお話を聞きました。なぜ傷つき、なぜ罪悪感を抱くのか。苦しむ女性たちが訪れる先は…。「キリスト教と恋愛小説は親和性があると思っていて。神様の愛と人間の恋愛は違うといっても同じ“愛”がキーワード。特に、傷ついている若い女の子は恋愛に見せかけて自分だけの神様を探しているところがあると思うんです」島本理生さんの新作『夜 は お し ま い』は、傷を抱えた女性たちそれぞれの事情と、金井という神父との交流を描く連作集。第1話は、ミスコンに出て劣等感を強め、怪しげな男と交際する女子大生の話。「自分が若かった頃を振り返ると、外部からのジャッジで自己評価が揺らぐことが多かった気がします。それに、自分の探しているものがなさそうな場所にこそ見つけられたら満たされる、という幻想もあって。だからこの主人公も自分が愛されていないと気づいているのに相手から離れられない。自分を大事にするという感覚が後回しになっている」第2話では愛人業の女性が、交際相手から思わぬ提案を受ける。「書き終えた直後はハードな性描写が多くていかがなものかと心配してましたが、時間をおいて読み返した時、人の心がこんなに簡単に反転して上下関係も二転三転する、その危うさを書きたかったんだと気がつきました」女性は、みな、どこか罪悪感めいた気持ちを抱いている。「日本には、自分を優先してはいけないという感覚が根強くある。したくないことをした揚げ句、より罪悪感を抱く方向に行くというループにはまってしまう」女性たちはみな金井神父のもとを訪れ、対話を重ねる。「少しずつ対話が旧約聖書的なものから新約聖書的なものになり、本質へ向かっていくようにしました。最終的に憤りや理不尽さを手放し、赦されている感覚になってもらえたらと思います」違う視野が開けてくる本作。若い読者へのアドバイスをお願いすると、「年齢を重ねるほど、男性より女性に助けられる瞬間が絶対にある。若いうちから同性の友人を大事にしてほしいですね。あとは、“ないところに愛を探しても何もない”。期待させるだけで、無理に探さなきゃいけない関係には本当に何もない。それは自分の経験からも言い続けていきたいです」島本理生『夜 は お し ま い』ミスコンで傷ついた女子大生、お金のために愛人業を続ける女性…。自分を見失う彼女たちが訪ねる一人の神父。彼もまた秘密を抱えていた。講談社1400円しまもと・りお1983年生まれ。2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。‘18年『ファーストラヴ』で直木賞受賞。長編『Red』が映画化、来年2月21日に公開に。※『anan』2019年12月18日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年12月13日島本理生の小説「ファーストラヴ」を特集ドラマ化することが決定。真木よう子を主演に、共演には上白石萌歌や黒木瞳を迎えることも分かった。公認心理師の由紀は、出版社から話題の「美人女子大生の父親刺殺事件」のルポの執筆依頼を受ける。殺人犯・環菜は「動機は見つけてください」と警察に言ったことで、波紋を呼んだ事件だ。環菜の国選弁護人で、由紀の義弟でもある迦葉からも協力を請われて、由紀は環菜と面会し、カウンセリングのような形で環菜の家族に何があったのかを突き止めようとする。真相を探る中、明らかになる環菜と殺された父親、さらには母・昭菜とのゆがんだ親子関係。環菜の心に触れることは、由紀自身の過去と向き合う作業でもあった。そして、環菜はついに「初恋」について語り始め、そして明らかになる環菜の“うそ”の本当の理由――。昨年、第159回直木賞を受賞した「ファーストラヴ」。2021年には堤幸彦監督×主演・北川景子の初タッグで映画化も決定している。そんな話題作を「あなたのことはそれほど」「きみが心に棲みついた」の吉澤智子が脚本を担当し特集ドラマ化。主演の真木さんが演じるのは、公認心理師の主人公・由紀。父親を殺した女子大生のルポを書くために、彼女と向き合うことに。2人のやりとりを中心に繊細な女性心理を巧みに描き、目に見えづらい“心の闇”を臨床心理の視点から紐解いていく。真木さんは、今回のオファーを受けた理由について「何か、この主人公、由紀になってみたい思いが強かったから」とコメント。さらに「それが何なのかは、撮影が始まってから答えが出ると思います」といまはまだ漠然としていると話している。そして、共演者も併せて発表。父親を殺した女子大生・環菜役には、「義母と娘のブルース」『羊と鋼の森』に出演、adieuとして歌手活動も本格化させた上白石萌歌。弁護士・迦葉役を『スウィングガールズ』の平岡祐太。環菜の母・昭菜役を「TWO WEEKS」での黒幕・早穂子役も話題となった黒木瞳が演じる。特集ドラマ「ファーストラヴ」は2020年2月22日(土)21時~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年11月29日島本理生の小説を原作とする映画『ファーストラヴ』が、2021年2月11日(木・祝)に公開される。島本理生の直木賞作品を映画化――「動機はそちらで見つけてください」原作は、アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺する、という衝撃的な導入で始まる島本理生のサスペンス・ミステリー小説『ファーストラヴ』。タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは発売されるや多くの話題を呼び、第159回直木賞を受賞。また累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなった作品だ。物語は、その衝撃的な事件の容疑者である女子大生を担当することとなった公認心理師が、彼女の供述に翻弄されながらも、その心理へと迫っていくことで進行していく。面会を重ねるごとに、リンクする自分と女子大生の共通点。なぜ彼女は父親を殺したのか? 真犯人はほかにいるのか? 甘いタイトルからは予想できない、衝撃のラストとは──。登場人物/キャスト主演に北川景子主演は、映画『スマホを落としただけなのに』でも主役を務めた北川景子。女子大生による謎めいた殺人事件の真相へと迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を演じる。今回は原作のキャラクター設定に合わせ、デビュー後初となるショートヘアで姿を見せた。豪華キャスト集結複雑に絡み合う登場人物たちの関係性にも注目だ。キャストには、『人数の町』『水曜日が消えた』で主演を務めた中村倫也をはじめ、窪塚洋介、木村佳乃、高岡早紀ら、豪華な顔ぶれが集う。庵野迦葉(中村倫也)由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士。聖山環菜(芳根京子)由紀と迦葉が向かい合う父親殺しの容疑者。アナウンサーを志す聡明な娘だった彼女に一体何があったのか?演じるのは、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した芳根京子。真壁我聞(窪塚洋介)由紀の夫であり、迦葉の兄、二人のよき理解者でカメラマンをしている。聖山昭菜(木村佳乃)容疑者の女子大生の母親であり、彼女の人生に最も長く深い影響を与えてきた人物。聖山那雄人(板尾創路)容疑者の女子大生の父親。画家として美大で教鞭をとるも娘・環菜の凶刃に倒れる。早苗(高岡早紀)女子大生へと近づいていく主人公・由紀の母親。小泉裕二(石田法嗣)幼き日に家出した環菜を助け、彼女の過去を知る男。賀川洋一(清原翔)大学入学後、環菜と恋愛関係にあった元恋人。写真週刊誌から交際当時の環菜の様子について取材を受ける。主題歌「ファーストラヴ」Uruが書き下ろし主題歌を担当したのは、女性シンガー・Uru。“これ以外のタイトルが見つからないほどに映画に心を重ねた”と語る彼女の言葉通り、映画同様「ファーストラヴ」と名付けた楽曲は、本作のために制作された、特別な想いが詰まった一曲だ。「悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です。」とコメントを寄せている。またUruは、映画の挿入歌「無機質」も手掛けている。ストーリー川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください。」容疑者・聖山環菜(ひじりやま・かんな)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(まかべ・ゆき)は、夫・真壁我聞(まかべがもん)の弟で弁護士の庵野迦葉(あんのかしょう)とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる--。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。詳細『ファーストラヴ』公開日:2021年2月11日(木・祝)監督:堤幸彦脚本:浅野妙子出演:北川景子、中村倫也、芳根京子、板尾創路、石田法嗣、清原翔、高岡早紀、木村佳乃、窪塚洋介原作:島本理生『ファーストラヴ』(文藝春秋刊)配給:KADOKAWA■ムビチケ情報発売日:2020年11月13日(金)販売場所:全国の上映劇場(一部劇場を除く)価格:1,500円(税込)特典:オリジナル・ポストカードセット(5枚組)
2019年11月10日島本理生の小説「ファーストラヴ」が、堤幸彦監督×主演・北川景子の初タッグで映画化されることが決定した。ストーリーアナウンサー志望の女子大生が、面接試験を途中で放棄し、その足で向かった父親の勤務先で父親を刺殺した。「動機はそちらで見つけてください」―容疑者である美人女子大生・聖山環菜のその挑発的な言葉は、マスコミを大いに賑わせた。彼女のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀は、二転三転する環菜の供述に翻弄されながらも、面会や手紙のやりとりを重ねていく。さらに彼女に関係する人々について調査していく中で、やがて由紀は環菜にどこか過去の自分と似たものを感じ始める。そして自身もまた、心の奥底にしまった<ある記憶>と向き合うことになるのだった…。事件の真相が明かされるとき、甘やかなタイトルからは予測できない衝撃のラストが待ち受ける――。島本理生の直木賞受賞サスペンス、衝撃の映画化!原作は、「動機はそちらで見つけてください」アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本氏の“稀代の問題作”「ファーストラヴ」。予測不能な結末と、“ファーストラヴ”というタイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは、2018年に発表されると大きな話題となり、第159回直木賞を受賞。その後も重版を繰り返し、累計発行部数は12万部を超えるベストセラーとなっている。北川景子がデビュー後初のショートヘア姿に今作の主演を務めるのは、「家売るオンナ」シリーズや『スマホを落としただけなのに』などに出演、現在『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』が公開中の北川景子。演じるのは、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀。ミステリアスな容疑者に翻弄されながらも、彼女の心理を解明していくうち、由紀自身が心の奥底にしまい込んでいたある記憶も暴かれていくという、複雑な役どころを体当たりで演じる。由紀を演じるにあたり、原作のキャラクター設定に合わせ、北川さん自らの発案で髪の毛を30cm以上カットし、2003年のデビュー後初のショートヘアになって撮影に挑んでいる。美容室で自ら最初にはさみを入れたという北川さんは「別人になれた気がします。髪を切ったことで、由紀というキャラクターにちゃんとなれた」と語っており、そんな北川さん演じる由紀のキャラクター写真も公開された。「今だからこそやるべき作品」演じるキャラクターについて北川さんは「由紀は公認心理師として活躍し、幸せな家庭を築いている、とても恵まれた女性ですが、ある日女子大生・聖山環菜が起こした父親殺害事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼されたことをきっかけに事件に、環菜に、翻弄されていきます。次第に環菜と自分の過去が重なっていく。少しずつ事件に侵食されていき、押し殺していた気持ちが蘇り、本当の自分と向き合わなくてはならなくなる。築き上げてきた現在の生活が崩れてゆく。その様子を丁寧に演じたいと思います」と説明。さらに「原作・脚本を読みながらも胸が苦しかったのですが、今だからこそやるべき作品だと思いました」と語る北川さん。「人は皆、大なり小なりそれぞれが問題を抱えていたり、心に傷を負っているものですが、それがいつの日か救われたり、乗り越えられる日が来るのかもしれないと思わせてくれました。そして胸がえぐられるような場面もあるのにも関わらず、原作を読み終えたとき、心の澱を洗い流せたような、清々しく前を向けたような気持ちになりました。私はあの気持ちが忘れられなくて、映画をご覧になる方々にも同じ想いになっていただける作品にしたいです」と意気込んでいる。監督は堤幸彦、北川景子と初タッグ監督には、『TRICK』『SPEC』シリーズ、『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』などを手掛けるヒットメーカーの堤幸彦。今回、北川さんと初タッグを組み、独特の映像センスでエンターテイメント超大作として昇華させる。映画化するにあたり「原作を読んだとき細やかに描かれた作中の人びとの葛藤と『救い』を、映像作品にすることが私の力量で可能なのかかなり思い悩んだ」と明かす堤監督。しかし、「奇跡的なキャスティングと的を射る脚本、気心知れたスタッフによってそれは“目に見えるシーン”となっている!そして私が挑んだことのない領域に日々押し上げられている!毎日モニターとにらめっこして、立ち止まり悩みながらなのだが、なんともそれは幸福な仕事なのだ。その成果を一日も早く皆様に届けたい。ご期待ください!」と手応えを語っている。また「堤監督はずっとご一緒したかった方」と話す北川さんは、「お声をかけていただき本当に嬉しかったです。堤監督はいつも明るく、的確に導いてくださいます。監督は昨日撮った映像を次の日に見せてくださったり、時代はこんなにも進んでいるのか、と感じました!繊細な作品ですが堤組の現場がカラっとした雰囲気なのでとても助けていただいています」と実際に撮影に入ってからの様子を明かしている。なお脚本は、「八日目の蝉」『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が担当する。『ファーストラヴ』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年11月07日P&Gの新たな吸水ケアブランド「ウィスパー」のTV-CM「ウィスパーうすさら誕生 荒木美由紀」篇が、10月26日から全国で放映されている。「ウィスパー」は日本では1986年から2018年3月まで親しまれた生理用品のブランドだったが、この度、新たな吸水ケアブランドの立ち上げにあたり、多くの人に親しまれている「ウィスパー」をブランド名に改めて採用した。「ウィスパー」の新TV-CMには、約25年前も生理用品「ウィスパー」のCMに登場した荒木美由紀さんを起用。50代を迎えた荒木さんが、大人の魅力を携えておよそ25年ぶりに「ウィスパー」の広告に“帰って”きた。日本女性のパートナーになるべく誕生したUI(尿もれ)専用ケア製品「ウィスパーうすさら」は、その名の通り「吸水しても“うすくてさらさら”」の特長を持つほか、紫を貴重とした花モチーフのデザインで、上質感がありだれでも手に取りやすい。荒木さんは「新製品は着けた感じもぜんぜん違和感なく、自然な感じで装着できました。デザインも斬新。普通に持っていても恥ずかしくありません。かわいらしく上品で、同世代の方々にも本当に勧められるデザインです」とコメントした。新製品「ウィスパーうすさら」応募者全員が“もらえる”キャンペーン吸水ケアブランド「ウィスパー」は、誰にでも起こりうるUI(尿もれ)と向き合う日本の女性を支えるブランド。UI(尿もれ)のきっかけや経験し始める時期、その現象の頻度や継続状況は人によってさまざまだ。製品ラインナップの第一弾として、吸水ナプキン・パッド・パンツの3タイプの「ウィスパーうすさら」と、吸水ライナー「ウィスパー1枚2役Wガード」が2019年10月下旬より発売される。■吸水しても“うすくてさらさら”だから気づかれない■『超スピード消臭技術』で、においを元から中和・抑制するから安心できる■女性らしい上質感のあるパッケージデザインで誰でも手にとりやすい3つの特徴で女性に寄り添い、支えるウィスパーを試せるキャンペーンも、2019年10月28日から2020年2月10日まで開催される。簡単にWEBから応募でき、応募者全員が新製品を貰えるので、UI(尿もれ)に悩んでいる人はぜひ応募してみよう。20代でも約6割が経験しているUI(尿もれ)。なかなか人に相談しづらい悩みだが、おしゃれで手に取りやすい吸水ケア用品があれば安心だ。「ウィスパー」で不安や心配を減らし、元気に毎日を過ごそう。【参考】※公式サイト※キャンペーンサイト
2019年10月29日《まさかまさかの、突然死ぬかも知れなかった、、、。》9月24日、自身のフェイスブックにこうつづったのは、故・松田優作さんの妻で女優の松田美由紀(57)。心筋梗塞を発症して救急搬送されていたことを、この日、所属事務所が発表したのだ。緊急手術には、長男の松田龍平(36)、次男の松田翔太(34)ら、家族総出によるサポートがあったという。《家族の愛が助けてくれました。龍くんは、夜中の手術にずっと手を握って付き合ってくれ、翔は、家族写真を持ってきて、ずっと話してくれ、ゆう姫は泣き出すし、姉の真実ちゃんは、舞台の稽古なのに、何回も来てくれて励ましてくれて》長女で歌手の松田ゆう姫(30)、そして姉の熊谷真実(59)まで病院に駆けつけ、懸命に看病してくれたという。「実は美由紀さんは、ご自身や龍平さん、翔太さんが所属する芸能事務所の社長も務めています。翔太さんはもともと別の事務所でデビューしたのですが、5年前に移籍しました。そのころ美由紀さんは『私が生きているうちに、この子たちがしたい仕事で食べていけるように土台を作ってあげたい』と語っていました。2人の息子の活躍の陰には、母である美由紀さんの尽力があるのです」(芸能プロ関係者)幸い命に別状はなく、無事に手術を終えた美由紀は、27日に退院。本人は《普段から身体は気をつけている》とつづっていたが、それでも57歳で心筋梗塞を発症してしまったのはなぜなのだろうか。ツカザキ病院循環器内科主任部長の楠山貴教さんに聞いた。「女性の心筋梗塞は、50代後半から増え始める印象です。女性ホルモンのエストロゲンが、閉経を境に減少することが一因だといわれています。抗動脈硬化作用があるエストロゲンが減少し、それによって心筋梗塞のリスクも高まるのです」美由紀は《突然、自宅で倒れて、、救急車も早く到着し、緊急でカテーテル手術になり助かりました!!》とつづっていたが、楠山さんによると、発症から数分間の処置が生死を左右するという。「症状としては、冷や汗や吐き気を伴う胸の痛みが特徴的です。倒れるほどの胸の痛みがあれば、すぐに救急車を呼んでください。意識を失った場合、救急車到着までの7~8分間、そばにいる人に胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしてもらえれば、脳や心臓を保護できる可能性が格段に高まります」家族のため、これからの人生のため――。更年期の女性は、突然の心筋梗塞に気をつけて!
2019年10月03日映画『Red』が、2020年2月21日(金)に全国ロードショー。夏帆×妻夫木聡が共演。直木賞作家・島本理生の“問題作”が映画化原作は、直木賞作家・島本理生による同名小説。主人公は、平凡な結婚に可愛い娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子。しかし10年ぶりに元恋人・鞍田秋彦に再会したことで、塔子の生活は徐々に歯車が狂いだす。「君は、変わっていないな――。」塔子の心の隙間に悪魔のように入り込む鞍田。そして抑えられない気持ち…。そして運命は予想もしない方向へ走り出す――。キャスト夏帆×妻夫木聡が“禁断”の仲に主人公の塔子役には、『海街diary』『伊藤くん A to E』の夏帆が抜擢。鞍田と再会を果たしたことで、心も身体も開放し、自由に美しくなっていく女性を繊細かつ大胆に演じる。また危うい魅力を纏う塔子の元恋人役・鞍田秋彦を担当するのは、『パラダイス・ネクスト』『乱反射』と映画の出演が絶えない妻夫木聡。40を前にした妻夫木が、憂い帯びた色気を放つ、“秘密”を抱えた男を、圧倒的な存在感で魅せていく。塔子を囲む“男たち”に、柄本佑や間宮祥太また主人公・塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳役には『アルキメデスの大戦』の柄本佑。塔子の夫・村主真役に主演映画『殺さない彼と死なない彼女』の公開を控える間宮祥太朗がそれぞれ担当。1人の女性とタイプの違う魅力的な男たちがくり広げる大人のラブストーリーの行方は如何にー。さらに、片岡礼子、酒向 芳、山本郁子、浅野和之、余貴美子とベテラン俳優陣が集結し、二人の恋愛を盛り上げる。監督は、三島有紀子監督を務めるのは、『幼な子われらに生まれ』で知られる三島有紀子。「人はいつも、自分の内側に潜んでいるものを目覚めさせてくれる誰かを探し求めているのではないか。そんな男と女を描いてみたいと思っていた。ずっと。大好きな、夏帆さんと妻夫木聡さんで。だから、2人をどこまでも知りたくて、自分自身も素直にぶつけて、2人を愛し抜いて作り上げた映画になりました。」とコメントを寄せている。【詳細】映画『Red』公開日:2020年2月21日(金)新宿バルト 9 他全国ロードショー出演:夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗、片岡礼子、酒向 芳、山本郁子/浅野和之、余 貴美子監督:三島有紀子原作:島本理生『Red』(中公文庫)脚本:池田千尋 三島有紀子企画・製作幹事・配給:日活
2019年09月28日毎週金曜フジテレビ系で放送されている「ダウンタウンなう」の7月12日(金)今夜放送回に、女優の松田美由紀とフリーアナウンサーの宇垣美里がゲスト出演。「本音でハシゴ酒」企画で2人が浜田雅功、松本人志、坂上忍の3人と語り合う。浜田さんと松本さんと坂上さんの3人が豪華ゲストたちとお酒を飲みながら本音で語り合う「本音でハシゴ酒」。今夜1人目のゲストは『金田一耕助の冒険』で映画デビューするとヨコハマ映画祭最優秀新人賞を獲得。最近では『ちはやふる』シリーズや『ホットロード』「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」などの作品に出演している松田さん。「太陽にほえろ!」や『探偵物語』『ブラック・レイン』などで知られる故・松田優作の妻で、俳優として活躍する松田龍平、松田翔太と音楽アーティスト・ゆう姫の3人の母でもあり、女優だけでなく写真家、シャンソン歌手としても活躍する松田さんは、ドラマ「探偵物語」で出会ったという優作さんとの撮影裏話やデートの思い出、結婚生活を語るほか、松田家の独特すぎる子育て方法といった“最強の芸能一家”松田家の実態を明かす。またミスキャンパス同志社グランプリに輝き2014年TBSに入社。「ひるおび!」や「サンデージャポン」に出演したほか、「ヤングジャンプ」「週刊プレイボーイ」といった雑誌ではグラビアにも挑戦。マンガやアニメが好きということで「サンデージャポン」レポーター時代にはコスプレ姿も披露。これがネットで大きな反響を呼んだ宇垣さんもゲスト出演。そんな宇垣さんはTBS入社のきっかけから、週刊誌で報じられた“コーヒーぶちまけ事件”の真相までを告白。浜田さんが「すごいな!お前」と驚いた当時の宇垣さんのエピソードにも注目だ。9月20日(金)には『見えない目撃者』の公開を控える松田さん、先日発売した1stフォトブック「風をたべる」も好評のなか、11月22日(金)~24日(日)の3日間、幕張メッセにて開催される「東京コミックコンベンション2019」で広報部長を務めることも決まった宇垣さんをゲストに迎える「ダウンタウンなう」は7月12日(金)21時55分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年07月12日中学生の頃から小説を書き始め10代でデビュー、現代女性の恋や生きづらさをさまざまな作品で表してきた作家、島本理生さん。昨年はエンタメに振り切った『ファーストラヴ』で見事直木賞を受賞した。新たな年を迎え、感じていることは。――2018年は直木賞受賞という大きな出来事がありましたが、受賞後、何か変化はありましたか。受賞した後はしばらくラジオやテレビといった人前に出る仕事が多くて、執筆がストップしていました。でも久々に新しい小説を書き始めたら、主人公の女性像が前とちょっと違うなと感じて。今までは「不安定で繊細なところが特徴の女性を書く」と言われていたし、自分でも読み返した時にそう感じていましたが、今書いている女性は一回り強くなっているというか、大人の女性としての輪郭が濃くなったと感じたんです。――ご自身がそうなったから?そうだと思います。自分の人生全体を考えた時はあまり賞って意識していなかったのですが、受賞してみて、これは自分の人生の方向性を左右することなんだなと思いました。もしもっと若い時に大きな賞をいただいていたら書くものも変わっていたかもしれません。作家であることは自分の軸なので、私生活も違ったと思います。もし、あのタイミングで受賞していたら、その後あの人と恋愛していなかっただろうな…とか(笑)。――あはは。島本さんは作家の佐藤友哉さんと結婚して離婚して、再婚されていますよね。そうした出来事も作家という軸があっての判断だったのでしょうか。最初に結婚した時は、『ナラタージュ』が話題になったことで急に仕事が忙しくなって、いろんなことが自分一人では背負いきれなくなっていたんです。その救いを私生活に求めたんですね。それで結婚すればすべて解決するかと思ったら、まったくそんなことはありませんでした(笑)。結局、自分で背負わなくてはいけないものは、他の人だって背負えないんですよね。それに、最初に結婚した20代前半の頃は、愛情とはまた別に、性別が違うと理解しあえない部分だってあるということも分かってなかった。それで、理解されないのは相手の愛情が足りないと思ってしまっていたんです。――逆に、自分は相手を理解していると思っていました?若さゆえの万能感で、そう思い込んでいましたね(笑)。それだけ純粋だったのかもしれないけれど、一方で自分に余裕がなくて、相手に求めるものが多かった。結婚って、基本的には1回きりで、しかも、何も予習できないですよね。みんな、なんてスリリングなことをしているんだろうって思います。離婚して数年経って、自分が作家であることをあそこまで理解してくれる人は他にいないと実感して、同じ相手と再婚しました。2回目は1回目の反省を振り返りながらしたような気がします。――人生の軸が作家であることが再婚の決断にも繋がったんですね。人生の軸がまったくブレない。私は本を読むことで救われてきましたし、デビュー後は書くことに助けられてきたなと思います。何かに傷ついたりショックを受けた時も、書くことで気持ちが整理されたし、そこに共感してくれる読者がいることにも、ものすごく助けられています。――理解ある夫もいてお子さんもいて、直木賞も受賞して。今、とても充実しているように思えます。受賞直後は嬉しくて、目の前の忙しさに追われていましたが、受賞してからちょっと時間が経つと、今度は「新しいものを生み出してない」という空虚感や焦りが出てきました。何も書いていない時はいつも「このまま何も浮かばず何も書けなかったらどうしよう」と思います。受賞後一段落してからは、「次の話はどうしよう」ということばかり考えていました。どんなに依頼やテーマの提案があっても、自分の中で書きたいという衝動がないと何も浮かばないんです。だから、書きたいという衝動がある時が幸せですね。――中学生の時から小説を発表し始めた島本さんですが、スランプや、「書きたくない」と感じたことはなかったのですか。20代の頃、自分の技術が足りなかったり、仕事の多さをコントロールできないストレスがあって、書いても書いてもしっくりこない時がありました。小説の最後の一行が全然決まらない、とか。あの時は一番きつかったですね。――それをどうやって乗り切ったのでしょうか。サイン会で、読者の方々にはっきりと「次はこういう小説が読みたい」と言われたんですよね。それは暗に「最近書いているものはちょっと違う」という意味だなと思って。その時は、「もっと人と人が響きあう小説が読みたい」と言われて、「ああ、そういうものが求められているのか、それを書こう」と思いました。自発的な衝動がないと書けないと言いつつ、そんなふうに自分の小説に今何が欠けているか、何を書いていないかに人に気づかせてもらって、新しい衝動が生まれたりしますね。しまもと・りお1983年生まれ、東京都出身。’98年に『鳩よ!』掌編小説コンクール第2期当選、年間MVP獲得。2001年に「シルエット」で群像新人文学賞の優秀作を受賞し、デビュー。’03年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、『Red』で’14年度島清恋愛文学賞受賞。’05年発表の『ナラタージュ』は映画化され、累計70万部超のヒット。最新作『あなたの愛人の名前は』(集英社)は連作短編集。一人の女性が密やかな欲望を満たすためにある治療院を訪れる「足跡」、飼い猫の視点で語られる「蛇猫奇譚」、同棲相手とは別の男性と逢瀬を重ねる女性の視点で綴る「あなたは知らない」と、相手の男性の視点から描く「俺だけが知らない」など、大人の密かな思いを描く6編を収録。※『anan』2019年1月16日号より。写真・女鹿成二インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年01月12日今年、直木賞受賞作『ファーストラヴ』が話題となった作家・島本理生さんに、運命が動いた瞬間、自身のターニングポイントについてお聞きしました。17歳で作家デビュー、若い女性を中心に幅広い支持を得、今年は『ファーストラヴ』で見事直木賞を受賞した島本理生さん。――人生の分岐点で、自分で選択をしてきた、という自覚はありますか?はい。子どもの頃から集団行動が苦手で、小説を書く時間だけが楽しくて。作家になると決めてから、そのための努力は常に必死でやってきたと思います。――作家になりたいと思ったのはいつ?小学校高学年の文集には将来の夢に「作家」と書いていました。中学生で投稿を始めて、15歳の時に短編の賞をもらい、「書く力があるかもしれない」と思えました。今思えば、それが一つ目の転機でした。――目標は立てるタイプ?その都度、先のことを考えますね。たとえば20歳で野間文芸新人賞を受賞した『リトル・バイ・リトル』は「もっと広く読まれる」ことを目標に、意図的に幅広い年齢層の人物が登場する家族の話にしました。『アンダスタンド・メイビー』を発表した時は、もう自分一人の人生で書けるものは全部書き終えたと感じたので、「次は子どもだ!」と(笑)。そして育児休暇後に、「次は大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と決めて書いたのが『Red』でした。これで島清恋愛文学賞を受賞した時は本当に嬉しかったですね。――でも、そこで満足はしなかった、と。前は賞をもらうとそこで一旦安心してしまっていたので、新たに目標を持たないと駄目だ、と思って。変わらないといけないと思うことを手帳に何十項目も書き出して、実行したんです。たとえば「人前でうまく喋れるようになろう」と話し方教室や表情教室に通ったり、「外見も作風に近づけよう」とヘアメイクを習ったり。他ジャンルの人とも積極的な交流を心がけました。映像化も目標のひとつでした。『ナラタージュ』の映像化が決まった時は「ここから波に乗るぞ!」と思って。20代の頃、自分の経験値が足りなくて波をつかみきれなかった。それで、次こそは、と取材や直しを何度も重ねて仕上げたのが、直木賞を受賞した『ファーストラヴ』でした。――現在、目標としていることは?これまでは気後れして海外の仕事を断っていましたが、今年から受けよう、と英会話教室に通い、初めて韓国のシンポジウムに参加しました。叶わないこともあるけれど、願うことで始まることもたくさんある。そう思って先を考えています。島本理生さんの運命が動いた瞬間年表15歳:「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクールで受賞。プロの編集者に認められ、作家になろうという夢は単なる思い込みでないと実感できた。17歳:「シルエット」が第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。本を刊行するもあまり話題にならなかったため、「売れるものを書こう」と決意。21歳:短期間で一気に書き上げた『生まれる森』が第130回芥川龍之介賞候補になる。結果は選外で、「もっと大きな話を書かなくては」と思い『ナラタージュ』に着手。22歳:『ナラタージュ』が発売後すぐに重版する大ヒットとなる。一気に忙しくなったがそれに自分が追いつけず、ここから苦しい時期が続くことに。27歳:『アンダスタンド・メイビー』で第145回直木三十五賞候補に。力を入れた作品だったが選外で、落胆。ただ、今の自分が書けることは書き切ったと感じた。27歳~28歳:産休を取り、一時世間から離れる。次第に「子どもも産んだし、大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と思うように。31歳:『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。←ターニングポイント「若手作家」を卒業し、新たな代表作を出すつもりで書いたので、受賞は嬉しかった!32歳:『夏の裁断』が第153回芥川龍之介賞候補に。結果は選外。だがこれで、純文学は卒業し、エンタメ小説を書いていこうと決心がついた。35歳:『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞受賞。波に乗っかる気持ちで、照準を合わせて書いた作品だったので、受賞にほっと一安心。しまもと・りお1983年生まれ、東京都出身。作家。’01年「シルエット」でデビュー。’17年『ナラタージュ』が映像化。今年、『ファーストラヴ』で初の直木賞受賞。※『anan』2018年12月12日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・イワタユイナインタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年12月08日さまざまな経験と卓越した感性を持つ方々が、そっと語る、官能の本質とは?今回は、作家・島本理生さんに投げかけてみました。台風のように訪れる、官能をつかむ悦び。つかみどころのない異性との、不安定な関係に官能的なものを感じて、惹かれていたころがあります。友達に紹介しても「いい人だね」「お似合いだよね」と応援してもらえない危険なタイプ。作家としての好奇心もあったのかもしれないです。彼が次に何を言うか、何をするかがわからなくて、ハラハラすればするほど、気持ちを持っていかれていましたね。ところが、自分も年齢や経験を重ねてくると、何を考えてるかわからない人って、案外何も考えていないのかもとわかってきた(笑)。若いころは刺激だけでドキドキできても、軸がない人の魅力はだんだん頭打ちになるように思います。いつまで経っても心がぶつかり合わないとしたら、不安定な関係は、ただ不安を煽るだけで、何かが深まる気がしません。がっぷり組み合う関係性の中でこそ、深くなっていく官能もあると思うようになってからは、もっと、骨のある男性に惹かれるようになりました。若さが削られていくにつれ、見た目や体つきが色っぽいというよりも、その人自身が生きてきた積み重ねがモノをいうからでしょうね。たとえば、学生時代、同じ教室にいたときには、みな似たようなただの男の子だったのに、社会人になって再会すると、いい色気が出てくる男性がいます。仕事や家庭など社会的な責任を持つ年齢になれば、成熟していかざるを得ないわけだけど、それが垣間見える瞬間は官能のアンテナを刺激されます。物語の中の有名な美男子といえば光源氏ですが、助川幸逸郎さんの『光源氏になってはいけない』という解説本の中に、象徴的なエピソードがあります。若き日の光源氏は、それはもう輝くような美しさだったんですよね。ある宴会に出たときも、あえて普段着に近い、気張りすぎない服装で現れ、逆にその生まれの良さや美しさでまわりを圧倒します。一方、源氏と仲がいいけれどライバルのような関係でもあった頭中将は源氏に比べればパッとしなかった。ところが十年以上経って二人が祝いの席に出てみると、年齢相応の貫禄を身につけた頭中将のほうが魅力的に書かれているというのです。というのも、光源氏は相変わらず若いころの自分を引きずっていて、悪い意味で青年にしか見えないんですね。いまこの瞬間に対して、しっかりと向き合って生きようとしていると、たぶん自分の年齢に合わせた魅力にシフトしていける。そういう人には成熟した色気も自然と備わってくるのかな、と感じます。官能というのは、台風みたいなものかもしれません。突然訪れるときもあれば、待てどもまったく来ないこともある。いざやって来たときは、家の中でじっとしていれば避けることができるけれど、それに身を任せるかは自分次第。楽しく戯れられる台風なのか、出ていったら取り返しがつかないほど大変なことになる台風なのかは、ドアを開ける前に多少なりとも見分けたいですよね。一つ気を付けたいのは、せっかく煮詰まった官能の瞬間を散らかしてしまうことでしょうか。「自分には色気がない」と悩む女性の中には、照れくささや緊張から、ばーっと一方的にしゃべったり、茶化したりしてしまう人が多いように感じます。色気を扱うのが得意な人に共通するのは、沈黙の使い方が上手いということ。黙るべきときに黙る。次のステップへ促すべきときに促す。いま何を言うかより、いま何を言わないかの取捨選択が上手い人は、官能とは何かをも知っているように思います。しまもと・りお作家。2005年刊行の『ナラタージュ』で恋愛小説の旗手に。‘15年、『Red』で島清恋愛文学賞を受賞。最新刊は『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』(幻冬舎)。※『anan』2018年3月14日号より。文・三浦天紗子(C)TwilightShow(by anan編集部)
2018年03月07日家事をラクにするにはどうしたらいいのだろう? 少しでも多く貯金するには? いつの時代も、主婦はこうして頭をひねってきたような気がします。料理研究家であり、ラク家事アドバイザーの島本美由紀さん最新著書「ひと目でわかる! 冷蔵庫で保存・作りおき事典」は、冷蔵庫の正しい使い方を通して家事や家計の負担をカットするメソッドが紹介されています。島本さんによると、冷蔵庫は家事の中心であり、使い方を変えるだけで家事が変わるといいます。彼女自身も、冷蔵庫の片づけに意識的に取り組みようになってからキッチン仕事がぐっと減り、物事がいい方向に動き出したと実感しているそうです。今回は、毎日の家事をもっと楽しくラクにしたい思っている方に、本著から冷蔵庫保存を効率よく使ったお金と家事をうまくまわす方法を紹介します。 ■買い過ぎ防止! 買い物前の5つの準備みなさんは、何も考えず買い物に行き、「今日の晩ごはん、何にしよう?」なんて悩みながらスーパーマーケットをウロウロしていませんか? 結果、時間のかかる買い物になってしまい、余計なものまで買ってしまう…なんてことに。「食材を使い切れない」「ついつい買い過ぎてしまう」などのムダを省けば冷蔵庫もすっきり片付き、食費も減らせます。島本さんが本著で提案するムダな買い物をしないためのポイントは5つ。1. 買い物前に在庫をチェックする2. 在庫を確認しながら献立を考える3. 食べきれる量だけ買う4. お腹と気分を満たしておく5. 買い物リストを持っていく意識を変えて賢く買い物するための準備をすることで、ムダを確実に減らすことができそうです。 ■無理なく食費を繰り越す法則食費のコントロールで、毎月必ず貯蓄を増やすことができる法則も紹介されています。それは「月5週制」というアイデア。食費の予算を月単位ではなく週単位、それも1ヶ月を5週と設定するのがポイントです。1ヶ月は28日~31日なので、月4週で週単位の食費を設定すると予算内で収まっても、ほとんどの月で繰り越しはゼロになってしまいます。でも、あらかじめ月5週で考えて、週ごとに予算内でやり繰りすれば、毎月必ず繰り越しがでるというカラクリです。もちろん週単位の予算は4週のものより低くなりますが、これが買い過ぎ防止にもなるというのです! なかなか食費を削れない方には、無理なく貯蓄ができる目からウロコの法則ではないでしょうか? ■平日の家事がぐっとラクになる“半調理保存”さて、毎日仕事や育児に追われる主婦にとって、調理は一番負担が大きいといっても過言ではないと思います。大切な家族のからだを作る食事。手を抜くことはできませんが、週末の買い物後、ほんのひと手間加えて保存するだけで、平日の調理時間が短くすむおかず貯蓄になるんです。その「ほんのひと手間」=「半調理保存」とは、ゆでて冷蔵すること。半調理保存しておくことで、平日の作業がぐんとラクに、そして時短になるというメリットがあります。たとえばブロッコリー。時間のない朝の温サラダとして、お弁当に少し隙間ができてしまった時におひたしやごま和えなどにして入れたり、パスタの仕上げやメイン料理に彩りを添えたりと、保存期間の5~6日でさまざまなおかずにアレンジしながら使うことができます。また、お肉や卵の半調理保存も便利。ゆで鶏を保存しておけば、メイン料理として「ゆで鶏の香味ソースがけ」や「冷やし中華」、前菜として「バンバンジー」など、一度の調理で何品もの時短レシピに早変わりします。「冷蔵庫は使う人の暮らし方を映し出す鏡のようなもの」と島本さん。家計や家事の効率がアップする冷蔵庫を作ることは、自分にとって使いやすく気持ちのいい冷蔵庫にするということなのではないでしょうか。たとえば、物がいっぱいに詰め込まれた冷蔵庫のスペースを半分あけると、年間電気使用料金は約960円も節約できるとか。さらに、季節ごとに温度設定を変えると節電効果がアップ。夏は「中」、冬は「弱」にすることで年間約1360円の節約になるそうです。※節電効果は、冷蔵庫の種類・容量によって異なります。こまめに掃除と整理整頓しながらメンテナンスしていくことで、冷蔵庫は心地よい素敵な相棒になってくれるはずです。参考図書: 「ひと目でわかる! 冷蔵庫で保存・作りおき事典」 島本美由紀/著 講談社家事の「ラク」を追究してきた著者がたどり着いた、究極の冷蔵庫活用法を徹底解説。気になる食品保存のテクニックから、「作りおき」のコツまで、冷蔵庫活用で家事の手間や無駄遣いを徹底排除する秘訣を伝授する一冊。島本美由紀(しまもと・みゆき)料理研究家。ラク家事アドバイザー。冷蔵庫と食品保存のスペシャリストとして調理の時短テクニックや、整理収納アドバイザーの資格を生かした片づけ方法など実用的なアイデアが好評を得て、テレビや雑誌を中心に幅広く活躍中。『冷蔵庫超片づけ術』(双葉社)、『おもわず自慢したくなる料理のラクワザ333』(河出書房新社)、『冷蔵庫を片づけると時間とお金が10倍になる!』(講談社+α文庫)、『ひと目でわかる食品保存事典 簡単! 長持ち! 節約!』(講談社)など、著書多数。
2017年08月25日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。健康のためにも美容のためにも、しっかりと取りたい野菜。陽気がよくなり、店頭に並ぶ野菜の顔ぶれが増え、値段もお手頃になってくるとワクワクしますね。でも、調子に乗って大量に買って帰ると冷蔵庫に入りきらない!かといって、室内放置だとすぐに傷んでしまいます。そこで今回は、野菜をおいしく長持ちさせる便利な6つのコツをまとめてご紹介します。●(1)新聞にくるんで冷暗所売られている野菜たちは、裸のままかビニールにくるまれています。それをそのままの状態で保存すると日持ちしません。芋の仲間のほか、根野菜の人参・大根・レンコン・タマネギ・にんにく・ゴボウなど、高温時以外はナス・白菜も、新聞紙にくるんで日射しや電灯の明かりが届かず風通しのよい場所 に保存することで、長持ちします。●(2)ペーパータオルでくるんで密封冷蔵庫ホウレン草・キャベツ・レタス・小松菜・水菜などの葉物野菜、エンドウ豆やインゲンなどの豆類、オクラ・ピーマン・アスパラなどは傷みが早いので、すぐに使うつもりでも冷蔵庫保存がおすすめ。そのとき、鮮度を保つためにしたいひと手間がペーパータオルでくるむこと。野菜から出る余分な水分を吸い取りつつ適度な湿度を保ち、傷みを防ぎます。ペーパータオルでくるんだら、ラップかジップバッグに入れておきましょう。根っこ野菜の仲間も使い残しは同じ方法で。また、できるだけ立てて保存 しておくと、さらに賞味期限を延ばせます。●(3)使いやすく下ごしらえして小分け冷凍冷蔵庫よりももっと長持ちさせられるのが冷凍庫。ただ、多くの場合冷凍庫はスペースが限られているので、野菜を丸ごと保存するのには向いていません。そこでひと手間。使いやすく下ごしらえをしてから小分け冷凍するのがおすすめです。たとえばにんにくやしょうが。スライスしたりみじん切りにしたりしてから、1回分の量をラップでくるみ 、それをジップバッグに入れて保存します。葉物野菜やオクラ・アスパラ・ブロッコリーなども少し固めに塩ゆでし、食べやすいサイズに切ってから同じくラップ&バッグ。きゅうりの輪切りやもやし・ピーマン・ネギの小分け冷凍保存もおすすめです。生の場合も、湯がいたり火を通したりした場合も、水気をしっかりと切ること がおいしく保存するコツです。●(4)漬け込んで常温保存野菜を漬け込むといえば、塩や醤油・味噌・糠を思い浮かべますが、それ以外に油や酢も活用しましょう。にんにくやしょうが、唐辛子などは、オリーブ油に漬け込んでおくと常温で保存が可能 なうえ、パスタなどの調理にとってもおいしく便利です。また、ニンジン・きゅうり・ピーマン・ミニトマトなどは酢漬けにすればピクルスに。食べるときにハチミツや砂糖、塩などで味付けするとおいしいおつまみに大変身です。●(5)組み合わせで芽吹きを予防ジャガイモの芽に含まれるソラニンという物質は、体に悪影響を与えるといわれています。でも、ちょっと明るい場所に置いておくとすぐに芽が出てきてしまいますね。これを防いでくれるのが“リンゴ”。ジャガイモを保存するとき、新聞紙にくるんだあと1個のリンゴと一緒にビニール袋の中に入れておけば、芽吹きもソラニンの増殖も抑えられます。反対に、固いアボカドを熟れさせる のもリンゴの得意技。一緒にビニールに入れておけば早く食べごろに。●(6)干して長持ち&栄養プラスきのこ類は常温だと黒くなり、冷蔵庫だと水っぽくなってしまう困りもの。早く使わなくちゃと焦らされる食品ですね。このきのこたち、半日干しにすることで余計な水分が抜けて、代わりに栄養素が増えます 。もちろん、日持ちもよくなるのでおすすめ。しいたけやしめじのほか、スライスしたエリンギなども干してみましょう。●まとめとしてほかにも、ネギや里芋など、泥付きで売られている野菜は泥を落とさない方が長持ちします。さらに、庭先やプランターなどの土の中に埋めておけばもっと長持ちします。ネギは植えて育ててもいいですね。新鮮に食べたい野菜ですが、使い切れないことも多く、傷んでしまって捨てざるを得ないことも少なくありません。それを防ぐためにも、ちょっとのひと手間と保存方法の工夫で、おいしくたくさんの野菜を食卓にのぼらせたいですね。【参考文献】・『食品の保存テク 便利帳』村田容常・監修・『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀・著●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年06月25日島本和彦原作の伝説の漫画「炎の転校生」が、今回「Netflix」にて「炎の転校生 REBORN」として新たにドラマ化されることが決定。主演には、「ジャニーズWEST」のメンバー全員を迎え、今冬、世界190か国で一挙配信される。かつて「炎の転校生」と呼ばれた一人の男がいた…。その名は「滝沢昇」。伝説の男・滝沢が時を経て校長となり、ある目的のため設立させた謎のエリート校「種火学園」。そこに現れた7人の転校生。偶然にも7人全員、下の名前が「駆(カケル)」だった。彼らには全国の問題がある学校に転校生として忍び込み、学校を内部から改善する極秘ミッションが与えられる。No.1「炎の転校生」を目指し、7人の駆たちの熱血学園バトルが始まる――!原作は、1982年のデビューから燃えるような作品を常に描き続け、2015年に自らの自伝的漫画「アオイホノオ」で第60回小学館漫画賞を受賞した島本氏の「炎の転校生」。「週刊少年サンデー」(小学館)にて1983年から1985年まで全118話にわたり連載された人気漫画だ。今回主演を務めるのは、今年デビュー3周年を迎える、関西出身というノリの良さで抜群な掛け合いを見せ、テレビ、舞台、映画など、それぞれの分野で幅広い人気を集めている「ジャニーズWEST」。メンバーの重岡大毅は、「メンバー7人全員でドラマに出演させて頂けることがいまから楽しみです!このドラマをきっかけに『ジャニーズWEST』というグループ名もまだ知らない方に知って頂くいいチャンスだと思います。力を合わせて、フレッシュな僕たちのパワー溢れる作品をたくさんの方に届けたいです!」と喜び、桐山照史と神山智洋は「ジャニーズWESTだからこそ出せる空気感や、コミカルな所を皆さんに楽しんで頂けるように頑張ります」(桐山さん)、「普段の仲の良さや楽しい空気感が活きるよう一致団結して面白く、楽しく、素晴らしい作品にしたい」(神山さん)と意気込み。まさに炎の如く、やる気メラメラだと気合十分に話す中間淳太は、「原作の世界に皆様を誘えるよう“笑い”に力を注いでいきたいと思っています。頂いたチャンスを活かして新たな一歩を踏み出せるように7人で力を合わせて頑張ります!」と熱く語り、小瀧望は「原作のファンの方にも喜んで頂けるように絶対にいい作品にしたいという気合い十分です」とコメント。また、彼らを演出し監督を務めるのは、数々の人気バラエティ番組を手掛け、近年は『デトロイト・メタル・シティ』『神様はバリにいる』など、映画監督としても活躍する李闘士男。初主演ドラマ「アゲイン!!」で李監督と仕事したという藤井流星は、「またこの作品でご一緒させて頂けることが嬉しいです。監督も僕達も関西出身なので、見て頂く皆様に沢山笑ってもらうことはもちろん、初めて見るような新しいドラマになるよう精一杯頑張ります!」と話し、濱田崇裕も「李監督も僕たちジャニーズWESTも関西の出身なので、関西の笑い×熱血ギャグ漫画『炎の転校生』=大爆笑熱血ドラマとなるようにプレッシャーと緊張でいっぱいですが、それよりも楽しみの方が勝っているので、思い切りぶつかっていきたい」と語っている。そして原作者の島本氏は、「私が好んで作る作品は、熱くて激しくて、バカバカしくて思いっきり笑えて、けれど品があり真面目な切なさがあり作品を堪能した後には無性に元気が出るもの…というのを常に目指しています。今回はそこを踏まえつつ、むしろ原作漫画から飛び出して自由にやってくださいとお任せしました。ジャニーズWEST主演ということで、ハチャメチャな元気でカッコいいものにお洒落感がプラスされたものを私も期待しております?」と期待を寄せている。Netflixオリジナルドラマ「炎の転校生 REBORN」は2017年冬、Netflixにて全世界一挙配信開始予定(全8話)。(cinemacafe.net)
2017年03月25日こんにちは!ライターのNANARUKAです。いよいよ今年もあとわずか。大掃除の計画は立っていますか?年末ギリギリで慌てたりやり残したりすることがないよう、今から日々こまめな掃除と片付けをコツコツと進めたいものですね。今回は、年末年始に起こりがちなイレギュラー食材の保存を見越して、早めにしておきたい冷蔵庫の整理方法を3ステップでご紹介します。●ステップ1:まずは基本食材を戻す場所、定位置を決める!調味料、肉・魚類、乳製品、加工品など、常時ストックしてある食材には指定席を設けましょう。「いつも気付くとゴチャゴチャしている」という人は、透明ケースなどに「肉」「ハム・チーズ」など、入れるべき食材名をはっきりと書き込んで分類を徹底します。ジャムやバターをカゴにまとめて“朝ごはんセット”としたり、納豆やお漬け物などを“和食セット”としてひとつのカゴにまとめておくと、そのまま食卓にも出せる ので便利。戻す場所を決めることで行方不明を防ぎ、使い残しや食べ残しをなくすことができます。●ステップ2:奥まで見渡せるスペーシングを考える!奥に余裕があるとどんどん詰め込んでしまいがちですが、保存容器を前後で並べたり幾段にも積んで保存したりするのはできるだけ避けましょう。たとえば、「物は庫内の両サイドに寄せて中央を空けておく」「どの段も前半分は空けておく」「突然ケーキの差し入れがあっても大丈夫なように一角空けておく」など、ルールを決めてスペースを作っておけば、隅々を見渡せて出し入れもスムーズ に。奥まで見渡せない最上段は、ビンやペットボトルを寝かせて収納したり、卵や牛乳を買い足した際の一時保管スペースにしたりするというのも手です。●ステップ3:最後に、本当に活用できる便利グッズを探る!分類用にボックスやケースを使う場合、あまりに深すぎるものは中身が見えなくなり、かえって使い残したり食べ残したりしてしまいがちになります。また、滅多に使わない物を最上段に収納したものの、手が届かないので結局そのままノータッチという状況になってしまうなら、そこで使うのは半透明の取っ手付きカゴ が正解。このように、便利グッズなどを使う場合は用途に適した高さや機能をしっかり見極めましょう。野菜室が乱雑になりがちなら、突っ張り棒で仕切って葉物野菜を立てたり、かけらになった残り野菜だけを投げ込めるボックスを用意したりしておくと良いでしょう。----------今すぐ冷蔵庫チェックに走りたくなる3ステップ、いかがでしたか?日々何度も開け閉めする場所 だからこそ、つねに整理された空間でありたいもの。パンパンに詰め込まれた冷蔵庫では、「あれを食べなきゃ」「これも早く使わなきゃ」と、頭も心もパンパンになってしまいます。余裕ある収納ならお掃除ラクラク、使い切った達成感で清々しさもアップ!ますますバタつきがちになる年末へ向けて、まずは手始めに冷蔵庫整理してみませんか?【参考文献】・『トクする冷蔵庫スッキリ活用術252』島本美由紀・監修●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年12月10日森本美由紀の初の展覧会「ファッション・イラストレーター 森本美由紀 展 ーカジュアルからモードまでー スタイル画を描いた30年の軌跡」が、9月27日まで弥生美術館にて開催中だ。森本美由紀は、日本のファッション・イラストレーションの第一人者・長沢節に師事し、19歳でデビュー。『mc Sister』、『Olive』、『25ans』、『VOGUE』などの雑誌でファッショナブルなスタイル画を手掛けて人気を博し、近年まで第一線で活躍した。90年代には、音楽グループ「ピチカート・ファイヴ」とのコラボレーションから“渋谷系”ブームのアイコンともなり、00年代には気鋭のアートディレクター達とのコラボレーションにも精力的に取り組み様々な作品を発表した。本展では、13年に54歳の若さで急逝した森本が、出生の地・岡山県津山のアトリエに保存していた原画など約500点を一挙公開。初公開となる原画や、「ユニクロ(UNIQLO)」Tシャツ、松屋銀座の広告などアートディレクター達とのコラボレーション作品も紹介し、デビュー期から近年まで、30年にわたる森本の活動の軌跡をたどる。会期中には、イラストレーターの穂積和夫をゲストに迎えたギャラリー・トーク(8月9日)、森本と所縁のあるゲストらを迎えたトークショー「森本美由紀ナイト!」(8月29日、9月5日)、ゲリラ開催のギャラリー・トーク「午後3時のゲリラ・トーク」などのイベントが多数開催される予定だ。【イベント情報】「ファッション・イラストレーター 森本美由紀 展ーカジュアルからモードまでー スタイル画を描いた30年の軌跡」会 場:弥生美術館住 所:東京都文京区弥生2-4-3会 期:9月27日まで時 間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(※ただし7月20日・9月21日は開館)、7月21日入場料:一般900円、大・高生800円、中・小生400円
2015年07月13日