秩父鉄道株式会社(本社:埼玉県熊谷市、代表取締役社長:牧野 英伸)では、ひろせ野鳥の森駅から徒歩15分の当社の車両基地「広瀬川原車両基地」にて、SLパレオエクスプレス運行35周年記念「わくわく鉄道フェスタ2023」を2023年5月20日(土)に開催いたします。当イベントは、今年で18回を迎え、「広瀬川原車両基地」では4年ぶりの開催です。秩父鉄道をご利用のお客様や沿線にお住まいの地域住民の方をはじめ、お越しになるみなさまが鉄道に親しんでいただくイベントとして、開催するものです。秩父鉄道の様々な車両展示や鉄道体験イベントを実施いたします。詳細は下記のとおりです。過去の同イベントの様子 イメージ【わくわく鉄道フェスタ2023 概要】(1)開催日時 2023年5月20日(土)10:00~15:00(2)会場 広瀬川原車両基地所在地:埼玉県熊谷市大麻生(3)交通 秩父鉄道 ひろせ野鳥の森駅より徒歩15分※イベント当日は臨時直通列車を運行いたします。臨時列車の時刻は秩父鉄道ホームページにて5月上旬頃ご案内いたします。※臨時直通列車ご利用の場合、交通系ICカードはご利用いただけません。臨時列車をご利用の際は、お客様が乗車になる駅から、ひろせ野鳥の森駅までの乗車券をお買い求めください。※寄居・長瀞・秩父方面から臨時直通列車をご利用のお客様は、熊谷駅までお越しいただき、一旦改札口を出まして熊谷駅からひろせ野鳥の森駅までの乗車券を別途お買い求めください。※イベント会場には駐車場はございませんので、電車でご来場ください。【イベント内容】(1)車両等展示 ※当日の車両運用により、展示車両が急きょ変更になる場合があります。○SLパレオエクスプレス(運転台見学)○電気機関車○電車(7000系・5000系)○マルチプルタイタンパー(新型)○モーターカー○保線・電気設備展示〇はたらく車大集合警察車両(熊谷警察署)、消防車両(熊谷消防署)、自衛隊車両(自衛隊埼玉地方協力本部)、秩父鉄道観光バス電車展示 イメージ電気機関車展示 イメージモーターカー イメージ保線・電気設備展示 イメージ(2)鉄道体験イベント※整理券制のイベントは、当日「体験イベント受付」にて整理券を配布します。○電車運転台記念撮影会(整理券制・小学生以下のお子さまを含む親子対象)○ATカート乗車体験(整理券制・小学生対象)○ディーゼル機関車運転席乗車体験(整理券制・小学生以下のお子さま対象)○電気機関車打音検査体験○トラバーサー乗車体験○お子様向け鉄道員なりきり撮影会★制帽と制服を着用し、記念撮影ができます。○6000系台車ブレーキ体験ディーゼル機関車運転席乗車体験 イメージATカート乗車体験 イメージ(3)ステージイベント、キャラクター登場○鉄道ものまね芸人 立川真司ライブ○徳永ゆうき 鉄道トーク&ライブ○ものまね芸人 まっちゃまライブ○鉄道各社駅長紹介○埼玉ご当地ヒーローズ ヒーローショー○秩父鉄道沿線キャラクター登場※ステージイベントのタイムスケジュールは、わくわく鉄道フェスタ専用サイトで公開します。鉄道ものまね芸人 立川真司演歌歌手 徳永ゆうきものまね芸人 まっちゃま(4)会場内周遊企画・募集企画○わくわく鉄道フェスタ2023クイズラリー★会場内を巡りながらクイズに答えよう!クイズに正解すると「オリジナルSLクリアうちわ」をプレゼントします。○秩父鉄道公式Instagram&Twitter投稿キャンペーン★秩父鉄道公式InstagramまたはTwitterのアカウントフォローとわくわく鉄道フェスタ2023に関する投稿で「オリジナルSLマロントート」をプレゼント!○集めよう!秩父鉄道カード★体験イベント参加者や秩父鉄道ブースにてご購入の方へ秩父鉄道の電車や設備等についてのカードを差し上げます。○SLパレオエクスプレス運行35周年記念スタンプラリー★イベント限定スタンプを設置します。○秩父鉄道駅スタンプ「広瀬川原車両基地」を設置します。オリジナルSLクリアうちわ イメージオリジナルSLマロントート イメージ秩父鉄道カード イメージイベント限定スタンプ イメージ(5)イベント限定発売品・各社出展○乗車券類、オリジナルグッズの販売○鉄道関連品の販売(当日整理券制)※整理券の配布方法につきましては、わくわく鉄道フェスタ専用サイトで公開します。○鉄道各社・鉄道関連会社グッズ販売○秩父鉄道沿線ゆかりの飲食物(わくわくグルメマルシェ)、物産品の販売【西武鉄道×秩父鉄道 #鉄道むすめ巡り2023コラボグッズの販売について】秩父鉄道では、直通運転を行っている西武鉄道株式会社とのコラボレーションとして、両社が参加している株式会社トミーテック主催の#鉄道むすめ巡り2023のグッズを2023年5月20日(土)のわくわく鉄道フェスタ2023の会場で特別販売いたします。※鉄道むすめは、「鉄道職場で働く」をモチーフに、トミーテックが展開しているオリジナルのキャラクターコンテンツです。A4クリアファイル(みしゃ×みなの) 秩父鉄道Ver.イメージアクリルキーホルダー(みしゃ×みなの) 秩父鉄道Ver.イメージA4クリアファイル(みしゃ×みなの) 西武鉄道Ver.イメージアクリルキーホルダー(みしゃ×みなの) 西武鉄道Ver.イメージ(1)販売商品 ・鉄道むすめ A4クリアファイル(みしゃ×みなの) 西武鉄道Ver. 550円(税込)・鉄道むすめ A4クリアファイル(みしゃ×みなの) 秩父鉄道Ver. 550円(税込)・鉄道むすめ アクリルキーホルダー(みしゃ×みなの) 西武鉄道Ver. 800円(税込)・鉄道むすめ アクリルキーホルダー(みしゃ×みなの) 秩父鉄道Ver. 800円(税込)(2)商品に関するお問合せ≪各商品の秩父鉄道Ver.≫株式会社秩鉄商事 TEL:048-525-2283(平日9:00~17:00)≪各商品の西武鉄道Ver.≫西武鉄道お客さまセンターTEL:04-2996-2888(全日9:00~17:00(12/30~1/3を除く))※音声ガイダンスのご案内により、メニューをお選びください。(3)その他・#鉄道むすめ巡り2023では、ラリースポットとして秩父鉄道 ふかや花園駅・長瀞駅(桜沢みなの)、西武鉄道のラリースポットは、上井草駅・椎名町駅(井草しいな)、上石神井駅・所沢駅(神井みしゃ)、本川越駅・西武球場前駅(川越いぶき)に二次元コードを設置しております。詳しくは特設サイトをご覧ください。#鉄道むすめ巡り2023特設サイト: ・西武鉄道Ver. A4クリアファイルおよびアクリルキーホルダーのわくわく鉄道フェスタ2023後の販売に関しては、5月中旬に西武鉄道WEBサイトでお知らせいたします。※当イベントに関する詳細は、秩父鉄道ホームページ内のわくわく鉄道フェスタ2023専用サイトにてご案内いたします。わくわく鉄道フェスタ2023専用サイト: ※急きょイベント内容が変更・中止等になる場合があります。◇このイベントに関するお問合せ秩父鉄道株式会社 グループ観光統括部TEL:048-523-3313(平日9:00~17:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月25日子役の川原瑛都が5日、都内で行われたディズニー実写映画『ピノキオ』の配信直前イベントに登壇した。ディズニーを象徴する名曲「星に願いを(When You Wish Upon a Star)」を生んだ名作アニメーション『ピノキオ』を実写映画化した本作は、9月8日よりDisney+(ディズニープラス)独占で日米同時配信される。イベントには、日本語吹き替えを務めたピノキオ役の川原瑛都、ジミニー・クリケット役の山本耕史、ブルー・フェアリー役の妃海風、正直ジョン役の村田秀亮が登壇した。川原は、一歩踏み出して叶えたい願いを聞かれると、「僕、趣味が読書なんですけど、いろんな本を読んでいたら自分でもお話を考えて書いてみたいって思ったんです。でもちょっと考えてみたけれど、これって本当に面白いのかなって自信がなかったので今まで書いたことがなかったんです。なので一歩踏み出して書いてみたいです」と執筆に意欲。村田は「素晴らしいですね。9歳ですか」と感嘆していた。イベントでは、名曲「星に願いを」を4人で生歌唱。川原は「すっごいメロディーも素敵で楽しかったです。僕、前から素敵な曲だなって思っていたんですけど、今回改めて歌ってみて、寂しいなって思っている人に寄り添ってくれる素敵な歌だなって感じました」と語った。
2022年09月05日トム・ハンクス主演の実写映画『ピノキオ』より、吹き替え版の予告編が到着。ピノキオの声を子役の川原瑛都、ジミニー・クリケットの声は山本耕史が務めることが分かった。公開された映像では、嘘をついて鼻が伸びてしまったピノキオに、「妖精の魔法みたいだね。天狗も真っ青だな」と返す、ピノキオとジミニーのユニークな掛け合いが登場。ほかにも、命が宿ったピノキオの可愛らしい姿や、学校に通う中で出会うキャラクターたちなど、ファンタジックな世界が広がっている。ピノキオ声を務める川原さんは、「コタローは一人暮らし」やド「未来への10カウント」に出演した子役。ピノキオ役に決まり、「とても嬉しかったです」と喜び、「アニメーションじゃないピノキオはどうやって撮影したのか考えるだけでもワクワクして、本番の日が待ちきれなかったです!」と明かす。そんな川原さんは、本作で名曲「星に願いを(When You Wish Upon a Star)」の歌唱も担当している。また、ピノキオに善悪を教えるコオロギのジミニー役の山本さんは、「『ピノキオ』は本当に昔から有名なので知っていたのですが、記憶が古いか見た時が若すぎたのか、ストーリーを全部は把握できていなかったんです。改めてジミニー・クリケットのことを調べ、ピノキオと冒険をともにするキャラクターだと気付いたときは、この大役に挑戦できるきっかけを与えてくれたことがとても嬉しかったです」と喜びを語った。『ピノキオ』は9月8日(木)よりディズニープラスにて独占配信開始。(cinemacafe.net)
2022年08月27日現在放送中の連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香が、窪田正孝主演の次期連続テレビ小説「エール」のスタジオを訪れ、バトンタッチセレモニーが行われた。今回セレモニーが行われたセットは、1936年5月、夫婦となった裕一と音が暮らしている東京の一軒家の中庭。窪田さんは役衣装で登場した。今週、ついに最終回を迎える「スカーレット」。川原喜美子を演じた戸田さんは「まだ放送が続いているので、いまだに撮影が終わった感覚がないんですけれど、本当にかけがえのない、ぜいたくな時間を過ごせたんだなと改めて思います」とまだクランクアップした実感がない様子。残りの放送については「スカーレットも最終週をむかえておりますが、川原家のみんなが“生きる”ということにどういう風に向き合っているか、日常のいとおしさというものが皆さんに伝わったらいいなと思います」と話した。一方、音楽と共に生きた夫婦の物語を描き出す「エール」で、作曲家・古山裕一を演じる主演の窪田さんは「ヒロインの(二階堂)ふみちゃんといつも二人三脚で演じています。感情の起伏があるシーンなど、さまざまな場面がありますが、お互いに励まし合って、撮影をしています。新しいキャストの皆さんも増えてきて、どんどん新しい風を吹き込んでくださるので、現場はすごく楽しいです」と撮影の様子を明かす。また「作品を通して福島のすばらしさを全国の皆さんに知っていただきたいですし、物語では音楽を通して、音との夫婦関係や裕一に関わる人たちとの人間模様も見どころです」とアピールし、「幅広い世代の方に見ていただけたらうれしいです」と呼びかけた。さらに、今回も恒例のプレゼント交換を実施。ドラマゆかりの品として、戸田さんからはスカーレットの舞台である滋賀県信楽の特産品、信楽焼のオリジナル夫婦茶碗を、窪田さんからは福島県川俣産のスカーレット色のシルクのスカーフが贈られた。プレゼントを受け取った窪田さんは「すてきな信楽焼をいただいたので、さっそく(二階堂)ふみちゃんと一緒にお米を食べるシーンで使わせていただこうと思います。ありがとうございます」と喜び、戸田さんも「温かみも感じますし、やはり産地のものはいいなと思います。ちゃんと身につけて、一緒に生活したいと思います」とコメント。最後には戸田さんから窪田さんへバトンパスも行われ、セレモニーは幕を閉じた。連続テレビ小説「スカーレット」は3月28日(土)まで放送。連続テレビ小説「エール」は3月30日(月)より8時~NHK総合ほかにて放送開始。(cinemacafe.net)
2020年03月24日「新しい地図」の稲垣吾郎(46)が3月18日、「スカーレット」と題して約2カ月ぶりにブログを更新。稲垣はNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)の長男・武志(伊藤健太郎)の主治医・大崎茂義を演じている。そんな稲垣に、新たなファンが急増しているようだ。《ドラマ「スカーレット」ご好評いただいております。大崎医師役を演じさせていただき、改めて朝ドラの影響力というものを実感》と切り出した稲垣は、続けて《クリーニング屋さんで一緒に順番待ちをしていた近所のおばちゃん(恐らく?)に、「大崎先生、いつも観てるわよ、武志やきみちゃんをしっかり支えてあげてね」》との声をかけられたと明かした。稲垣が“朝ドラ”に出演するのは89年の『青春家族』(NHK)で阿川大地役を演じて以来、31年ぶり。SMAPとしてCDデビューする前のことだった。稲垣はそのことにも触れ、《自分を取り囲む世界はガラリと変わり、いつのまにか「大地君」という人物でこの世に認知されていることへの不安や違和感。。》と吐露。続けて《しかしそれが別の人格を行き来できる密かな愉しみに変わり演じる喜びを覚え、生涯の生業にすることを心に誓い今に続いている》と綴った。「『青春家族』はSMAP全員でオーディションを受け、稲垣さんが合格。稲垣さんは同作品で俳優デビューを果たし、“一人の役者”として評価されたことが大きく影響しているそうです。グループ解散後は『新しい地図』を結成し、SNSや動画など新たな分野にも挑戦。そのなかで実感した変化は、ファンから“生の声”が届くことだそうです。また稲垣さんは、『再び朝ドラに!』という目標を抱いていました。これまでと異なる環境下で実現させたことで、『自分のイメージをアップデートしたい』と意気込んでいました」(テレビ局関係者)そんな稲垣のブログには、600件以上ものコメントが寄せられている。《今までとは全然違う層の方たちに吾郎さんの魅力が届いているようで、朝ドラすごいな~と、ただのファンも感じています》《人生初のドラマが朝ドラ『青春家族』で新しい地図を広げて初のドラマが『スカーレット』で!縁を感じますね》《約30年の時を経て、オーバーラップする朝ドラの吾郎さん。これからの役者人生も素敵なものになりますように》数多く寄せられるエールに、稲垣自身も変化を実感しているだろうーー。
2020年03月19日3月6日放送のNHK「あさイチ」に連続テレビ小説「スカーレット」でヒロイン・喜美子を演じる戸田恵梨香がゲスト出演。同作で共演した「TKO」木本武宏もサプライズ登場し、撮影の思い出などをふり返った。「スカーレット」の喜美子と違う雰囲気のヘアメイクで登場した戸田さんに「いつも髪をまとめてすっぴんっぽい喜美子ともまた違う雰囲気」など驚きの声が上がる。続いて同作で共演した“新しい地図”の稲垣吾郎や、喜美子の元夫・十代田八郎役の松下洸平がVTR出演。松下さんが、戸田さんと2人だけの出演となった12月18日放送回での初キスシーンについて「戸田さんが照れていて、僕が緊張しててはいけないと思って頑張った」と振り返ると、戸田さんは「この時、どう考えても顔が八郎じゃなく松下洸平だった」と松下さんが“素”の表情を見せていたと回想。「そんな感じに来るんだ。八郎ってそんな顔するんだとびっくりした」と驚いたことを語る。この戸田さんのコメントに「わたしもうっすらそう思ってました」などの反応も。また松下さんから戸田さんへの“プレゼント”として、昨年8月の戸田さんの誕生日を祝って松下さんが粘土で作った陶器のケーキがスタジオに登場。8月の段階では粘土の状態だったものに絵付けもして焼いて仕上げたということで、戸田さんによれば8月の段階で陶芸の先生に焼いてくださいとお願いしたが、その後音沙汰がなく、粘土の段階で終わりになったと勝手に思っていたそう。さらに雄太郎こと信楽太郎役の木本さんが劇中歌「さいなら」を歌いながらサプライズ登場。戸田さんの真後ろに立ってフルコーラスで歌唱する木本さんに、戸田さんも驚きの表情を浮かべつつ一緒に口ずさむ。その後は木本さんも加わり「スカーレット」をふり返っていくトークを展開。「さいなら」では初めてのボイストレーニングを経験したという木本さんに、戸田さんも「紅白目指しましょう」と“エール”。もし紅白出場が実現した場合、戸田さんは「いくら止められても」絶対共演するとコメント。視聴者からも「NHKさん、是非今年の紅白歌合戦で信楽太郎with川原喜美子をお願いします」「あわよくば紅白も出て!」など、紅白での喜美子&雄太郎の共演を望む声が上がっていた。(笠緒)
2020年03月06日「戸田さんは『朝ドラ独特の雰囲気って緊張すると思うけど、リラックスして演じてね』と後輩女優・黒島結菜さん(22)の緊張をやさしくほぐしてあげていました」(番組関係者)視聴率絶好調の朝の連ドラ『スカーレット』。女性陶芸家・川原喜美子を演じるヒロイン・戸田恵梨香(31)は、共演者へのフォローも欠かさないという。「戸田さんはもともと地元が神戸なので、沖縄出身の黒島さんに、それらしく聞こえる関西弁と、下手に聞こえる関西弁の違いを丁寧に教えていましたね。黒島さんが前室にひとりでいると『こっちおいで~』と共演者の輪の中に率先して入れてあげたりしていました」(前出・番組関係者)喜美子に弟子入りする三津を演じた黒島は、喜美子の夫・八郎(松下洸平)へ“禁断の思い”を寄せる役を演じた。「この朝ドラのモチーフとされる実在の女性陶芸家は、夫の不倫に悩み、離婚を選びました。その不倫相手が弟子だったということもあり、『八郎は美津とどうなるの!?』と視聴者をハラハラさせました」(テレビ誌記者)まさに世の中は東出昌大(32)の不倫報道で一色だった時期だけに、気になっていた視聴者は少なくなかったようだ。劇中では、三津が川原家を去り、不倫は回避された。「近年の芸能界で不倫騒動が相次いでいることもあり、NHKが配慮してストーリーを変更したのでは、という噂もあったようですが、そういう意図はありません。もともと脚本の水橋先生は、揺れ動く女性の心情を描くのが得意な方なので、不倫シーンをあえて削除したわけではないです」(前出・番組関係者)「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月05日戸田恵梨香主演で焼き物の里、滋賀県・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家の波乱万丈な人生を描くNHK連続テレビ小説「スカーレット」。物語が後半を迎える中、“陶芸家の妻”ではなく、一陶芸家としての道を本格的に歩もうとする喜美子の環境が大きなうねりを見せた14~17週について、戸田さんからコメントが到着した。ヒロイン・川原喜美子を演じる戸田さんはもちろん、“腐れ縁”の幼なじみを演じる大島優子や林遣都らの好演、Twitterで「#八郎沼」なるハッシュタグを生み出した松下洸平演じる八郎とのやりとり、2月上旬からは伊藤健太郎、3月上旬からは稲垣吾郎が登場するなど、様々な話題を振りまいている本作。これまでをふり返って、特に「フカ先生(深野心仙役・イッセー尾形)とのシーンは忘れられないぐらい、自分にとって宝物」と戸田さん。「ずっとフカ先生との時間が続けばいいのになぁと、願わずにはいられませんでした」と自らも語るように、第14週以降、喜美子にとっても、彼女を見守る視聴者にとっても“しんどい”展開続きとなっている。新進陶芸家の夫を支えるも「愛情が本物だからこそ、しんどい」31歳になった喜美子は、陶芸展で金賞を受賞し新進気鋭の陶芸家として名の知れるようになった夫・八郎(松下洸平)を懸命に支えている。そんな中で、信作(林遣都)からは「いまの喜美子は喜美子じゃない」と言われてしまうのだ。「ハチさん(八郎)のことをただひたすら支えたい、フォローしたいという思いがから回ってしまうのが14週でした。ハチさんもそんな喜美子の思いを受け止めているんだけれど、それもハチさんにとっては苦しい…。ふたりの思いがどんどんと絡まっていく様が、演じていてけっこう苦しかった」と戸田さん。「いつも“ふたりとも間違ってない”というのが、しんどいんです」と語り、「喜美子と八郎の愛情が本物だからこそ、しんどいことってあるんだなと、この作品を通して知りました」と、夫婦だからこその試練だと明かす。そんなふうにギクシャクし始めた夫婦の間に、まさしく新しい風のように舞い込んできたのが、明るくて賑やかな松永三津(黒島結菜)。東京の美大を卒業後、全国の焼き物の産地を訪ね歩き、陶芸を勉強したくても女性であることから方々で断られてきた三津を、喜美子は八郎にも好影響を与えると考え、弟子として受け入れる。三津(黒島結菜)は「いなくちゃいけない存在だった」第15週での喜美子は、八郎が作品作りに悩む中、絵付け小皿の大量注文を受け、久しぶりにものづくりに対して燃える気持ちを思い出していく姿が印象的。「喜美子のこの姿がみたかった」と、戸田さん自身も熱くふり返っている。「ハチさんのことも支えたい、でも同時に、絵付け小皿もがんばりたいっていう2つの欲が同時に生まれて、どうバランスをとればいいのか喜美子はわからなかったけど、ハチさんが背中を押してくれました。だから、ハチさんのことは三津(黒島結菜)にまかせる、と喜美子が決断できたのだと思います」と言い、「喜美子と八郎がそれぞれ陶芸家として大きく一歩進んだ」週だと明かす。しかし、それをきっかけに三津の八郎に対する気持ちがふくれあがっていくことになり、視聴者をヤキモキさせることに…。戸田さんは、「いままで積み上げてきたハチさんとの関係、愛情や絆というものに自信があるから、『ここは口出ししなくてもいい』と判断する。それは『妻の強さ』かなあと思いました」と言う。「陶芸の師匠と弟子としても、女の意地っていうのがあるのかなと思いました。三津がもっと恋愛の駆け引きを仕掛けてくる子だったら、ハチさんがもうクビにしているはず」といたって冷静だ。「ちょこちょこっと三津から出るヒントになるような言葉をもらって、実際に作品をつくっていけるようになるから、やっぱり三津はふたりにとっていなくちゃいけない存在だったんだと思うんです」。「急に人が変わったようになる」喜美子を見かねた照子(大島優子)が…そんな中、喜美子は昔から大切にしている信楽焼のカケラの色合いを再現してみたい思いにかられ、八郎の後押しもあって昔ながらの薪で焼く穴窯を始めることに。しかし、そうそう簡単にはいかず、失敗が続いたことで大金を無駄にしてしまう。16~17週にかけての喜美子について、「穴窯を作ると決め、成功を目指し没入していくころから、急に喜美子の人が変わったようになるんです」と戸田さんは解説する。「今まではお金を大事に、家族のために一生懸命やってきた人が、家族がだめになってもやり続けるっていう狂気に似た熱意を持ちはじめるんです。ほんとうに自分がやりたいことと出会ったときって、いままで自分が積み上げてきたものもなかったことになるくらい、そっちに突き進んでしまうんだなと。天才になる人の片りんをみた気がしました」と、一度決めたら突き進む喜美子のキャラクターに思いを寄せる。また、16週では喜美子の家に照子(大島優子)と信作が集まり、夜通し語り合うシーンも注目を集めた。「この三人がそろうと、やっぱりこれこれ!という感覚になるんです。これが欲しかった!という感じ。一番落ち着くし、楽しいし、喜美子の人生の真ん中にあるのがこのふたり」と分析していた戸田さんだが、17週になると、窯だきに使うお金のことで意見が食い違った八郎が息子・武志を連れて家を出てしまい、心配した照子が喜美子に会いに来る。「第17週100回(1月30日)の放送で、照子が喜美子のもとにきて、『目え、覚ませ』と言ったとき、喜美子は『ひとりもええなあ』と返しました。このセリフが、17週まで演じてきた中で一番印象に残ったセリフです」と戸田さん。子どものころは頑固な父・常治に、結婚してからは夫の八郎に、「やりたいことがあるのでお願いします」と一度ことわりを入れてから物事を決めてきた喜美子だったが、窯だきにこだわり続けることで家族が離れ、皮肉にも“自由”を手に入れることになった。「一番衝撃的で、台本を読んだときに涙がとまりませんでした。『ひとりもええなあ』というのは、今までの自分の人生を全部否定するような言葉じゃないですか。今まで、ずっと誰かのために生きてきて、それが喜美子の幸せでもあって、心の支えでもあったのに…。こんな重い言葉があるのだと、鳥肌がたちました」。陶芸と家族、2つの大切なものを同時に手に入れることは、やはり難しいのか。こうなると、喜美子の前に節目節目に現れては“熱い気持ち”を思い出させてくれる芸術家・ジョージ富士川(西川貴教)の口癖「自由は不自由やで!」という言葉も、いっそう効いてくる。喜美子の陶芸人生はいま、かつてない局面を迎えているところだ。連続テレビ小説「スカーレット」は3月28日まで、月~土曜日午前8時~NHK総合ほかにて放送中(全150回)。(text:cinemacafe.net)
2020年02月01日元SMAPの稲垣吾郎が、女優の戸田恵梨香がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『スカーレット』(毎週月~土曜8:00~)に医師役で出演することが22日、明らかになった。同作は、焼き物の里である滋賀・信楽の女性陶芸家・川原喜美子が、ものを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく姿を描く物語。稲垣は、喜美子が病院で知り合う医師・大崎茂義を演じる。大崎は、息子の武志が病気になった際の主治医。穏やかで親しみやすく、武志と、その母・喜美子を精神的にも支えていく。稲垣は「連続テレビ小説への出演は1989年の『青春家族』に出演して以来、約30年ぶりとなりますので大変感慨深いものがあります。喜美子と息子・武志の支えとなる医師をしっかり演じていきたいと思います」と意気込み。制作統括の内田ゆき氏は「ヒロイン・喜美子にとって、息子の病気というこれまでにない苦難に、ともに立ち向かってくれる医師は、物語終盤のとても大切な役どころです。医師としての信頼とともに、少し型破りなところも感じさせる個性的な人物。柔らかさと強さをもって演じていただければ、と大いに期待しております」と語っている。
2020年01月22日「すみません、一緒に写真撮っていただけませんか?」七五三参りの親子連れが行き交う大阪・住吉大社の境内で、参拝者の1人の女性からこんな声がかかった。記念写真を請われたのは、色鮮やかな黄八丈をさらりと着こなしたベテラン女優だった。「最近ね、こういうこと、すっごい増えましてん。道歩いてたら『大久保さんですよね?写真撮ってもいいですか?』って、よう言われて。『写真はいいですけど、私は大久保ではありません。大久保という役をやってる三林と申します』って答えんねんけどね」こう言って朗らかに声を上げて笑うのは女優・三林京子さん(68)。NHK連続テレビ小説『スカーレット』で、戸田恵梨香演じる主人公・川原喜美子が女中として働いた下宿屋「荒木荘」。ここで、彼女の指南役として登場する古株の元女中・大久保のぶ子を演じている。文楽の人間国宝・二代目桐竹勘十郎を父に持ち、往年の名女優・山田五十鈴に師事。同じく人間国宝で「上方落語中興の祖」と称された三代目桂米朝に、女性として初めて弟子入りし「桂すずめ」という名を許され高座デビューも。加えて日本舞踊、清元、三味線、鳴物、狂言、フラメンコ……と、武芸百般、いや“芸事百般のつわもの”、それが三林さんだ。もちろん、女優としても半世紀近いキャリアを誇る。連続テレビ小説には’85年の「いちばん太鼓」から今作まで、じつに8作品に出演。これは、役名のついた出演者としては歴代最多タイ記録だ。今年5月、『スカーレット』の出演者発表で、三林さんはこんなふうに意気込みを語っていた。「3時代(昭和、平成、令和)、8本もの連続テレビ小説に出していただける感謝の気持ちを込めて!しっかりと喜美子ちゃんを仕込みたいと思います」言葉どおり、大久保さんは登場するなり、ときにイケズなほど容赦なく喜美子を鍛えた。一見、女中業とは無関係な大量のストッキングの修繕まで押し付けられ、反発した喜美子は「オオクボォ、とやー」と、大久保さんに見立てた枕を投げ飛ばし鬱憤を晴らした。ところが、翌週になると大久保さんのおちゃめな面がチラホラと。10月24日放送回では、くだんのストッキングが安月給の喜美子のための内職だったことが判明。その心遣いにネット上には「泣ける」「最高」などの声があふれ、「大久保さん」がツイッタートレンドの1位に。物語の舞台が滋賀・信楽に戻り、彼女の出番が減ると「大久保ロス」なる言葉まで現れた。「じつは登場1週目にも、もうちょっと優しい感じのところが台本にはあったんです。でも、最初は視聴者に『この、クソババア!』って思われたほうが面白いと思って。ええ人とはわからないようにしてもろたんです」してやったりの笑みを浮かべる三林さんは一言、こう付け足した。「でも大久保さんは、ほぼ素の私やねん」昨年まで11年間、大阪芸術大学短期大学部で舞台芸術を教える教授も務めていた。「ドラマを見た、かつての学生たちは『まさに三林先生です』って言うて笑ってましたわ。たしかに、指導とはいえ私、もうボロクソ言うてましたもの。きっとあの子ら、『ミツバヤシィ〜』言うて、枕に当たり散らしてたんと違う?(笑)」『スカーレット』の制作統括・内田ゆきさんは、こう話す。「三林さんは柔らかななかにも凛としたものをお持ちの方。そういった点を期待して、大久保役に起用させていただきました。でも、ここまで視聴者の方から愛されるキャラクターになるとは……そこは正直、想定外。うれしい誤算です」彼女もまた、三林さんに大久保さん的な要素を感じ取っている。「現場でもドラマの内容について、決して甘いことはおっしゃらない。でも、そこも含めていろいろと、とっても頼りにしています。現場のスタッフも皆、三林さんのことが大好きですが、目の前に来られると背筋が伸びる……まさに、先生って感じです」(内田さん)三林さんの先生ぶりは、過去の連続テレビ小説の現場でも、いかんなく発揮されていた。「今回の戸田さんは違いますけど、連続テレビ小説の主役って、新人が多いでしょ。ま、誰とは言いませんけど、そういうなかにいてたんですよ。アホが(笑)」三林さんによれば、その新人は撮影当初、不慣れなスタジオに入るたびに、共演者やスタッフに「よろしくお願いします!」と深々と何度も頭を下げていた。ところが放送開始1週間で態度が急変。「放送始まると急に顔が売れて、チヤホヤされたり『サインください』とか、なるんでしょ。そうなると急に、いっぱしの女優気取りになって。人の顔もよう見んと『おはようございま〜す』なんてふざけた挨拶しだしたんですよ」そんな、馬鹿なまねをする後輩を見れば、黙っていられないのが三林さん。「いまの挨拶、何なの?あんたは自分が変わったと、偉なったと思うてるかもしらんけど、私と最初に会って『よろしくお願いします』と頭下げてたころのあんたと、なんも変わってへん。誰もあんたが変わったなんて思うてへんで」縮み上がる新人女優の姿が目に浮かぶようだ。「その点、喜美子ちゃんは、戸田さんはすごい。いつ会っても、ずっと新人みたいやねん。あの人ぐらいキャリアあったら当然、少しぐらいは女優気取り、ありますやん。それが、そのにおいもそぶりもまったくない。これは、すごいことや。戸田さん、私に言うてはりましたからね。『世の中、錯覚してる人が多すぎません?』って。私は、ああこの人はようわかってる人や、そう思いましたよ」
2019年11月25日NHK連続テレビ小説『スカーレット』で、戸田恵梨香演じる主人公・川原喜美子が女中として働いた下宿屋「荒木荘」。ここで、彼女の指南役として登場する古株の元女中・大久保のぶ子を演じている、女優の三林京子さん(68)。文楽の人間国宝・二代目桐竹勘十郎を父に持ち、往年の名女優・山田五十鈴に師事。同じく人間国宝で「上方落語中興の祖」と称された三代目桂米朝に、女性として初めて弟子入りし「桂すずめ」という名を許され高座デビューも。加えて日本舞踊、清元、三味線、鳴物、狂言、フラメンコ……と、武芸百般、いや“芸事百般のつわもの”、それが三林さんだ。もちろん、女優としても半世紀近いキャリアを誇る。連続テレビ小説には’85年の「いちばん太鼓」から今作まで、じつに8作品に出演。これは、役名のついた出演者としては歴代最多タイ記録だ。三林さんは’51年、大阪・住吉大社の真向かいにある産院で産声を上げた。当時、父は文楽の興行を一手に取り仕切っていた松竹から離れ、師匠の二代目桐竹紋十郎らと自主公演に活路を見いだそうとしていた。だが、家族と多くの弟子を養うため、家計はいつも火の車だった。「家中の物、質屋に入れてました。桜井さんっていう質屋さんが家に来ると、お弟子さんたちが押入れ勝手に開けて質草になりそうなもの、探すんです。『これ当分いらんやろ』言うて。すると母が『ちょっと、それあかん』と止めたり。私は子どもでしたから、質屋さんなんて知らんけど、桜井のおっちゃんが来はったら、お鍋が食べられたから。『今日はごちそうや』と喜んでました(笑)」三林さんは父の勧めで小学4年からNHKの大阪放送児童劇団に入団。一方、中学1年の夏休みに、歌舞伎の若手役者の自主公演を手伝う機会にも恵まれた。ここで、芝居の面白さに改めて目覚めた。「やっぱり文楽と違って、生の人間がやる面白さに引かれたんですかね。私が魅力を感じたのは演者ではなくて裏方のほう」業界に知己の多い父に相談。しかし、父の返事は冷たかった。「女にできる裏方仕事なんて、あらへんで」たしかに、歌舞伎公演の手伝いのときも、舞台の上はもちろん、舞台裏も男性ばかり。女性は三林さん、ただ一人だった。「いまでこそ、劇場もテレビ局も、女性スタッフは大勢いてますけど、当時は本当にいてはらへんかったから。女の人にはでけへん仕事なんかな、と。それこそ、スカーレットの喜美子ちゃんみたいに『女やけど、私これやりたい!』って気持ちにもなれんかった」こうして当初、しかたなしに選んだ道が「女優」だった。「『ほな、芝居やりたい』と言ったら、父が『誰かに弟子入りするんやったらええ』と。そして『誰がええ?』と聞かれて、私は『山田五十鈴がええ』と。子どものくせにほんま、偉そうにね(笑)」東京で暮らす名女優のもとへ、父と頭を下げに行くと「私は弟子をとりません、でも遊びにいらっしゃい」と言ってもらえた。児童劇団を卒団した中学2年から高校卒業まで、学校の長い休みのたびに東京に通い、住み込みで山田の付き人見習いに精を出した。高校卒業間近、山田が勧めた東宝の新人養成所に入る準備を進めていたところ、三林さんは思わぬ僥倖を得る。現代演劇の礎を築いた一人とうたわれた演出家・菊田一夫に見いだされたのだ。「養成所で芝居は上達しない、客前で恥をかくのがいちばんの勉強」彼のこの言葉に背中を押され、‘70年、下積みを経験せぬまま舞台『女坂』でデビュー。そして’75年。女優・三林京子として初のテレビドラマに。それがNHKの大河ドラマ『元禄太平記』だった。「間者・おとき」を好演し、ゴールデン・アロー賞放送新人賞も獲得したーー。「米朝師匠とはね、だいぶ古いですよ。私が物心ついたころ、父に手を引かれて師匠の楽屋にうかがったりして。『米朝のおっちゃん』呼んでましたからね」以来、公私にわたって親交があった米朝一門が総出演する芝居が、京都の南座で上演され、三林さんも助演することに。’97年の夏のことだった。「落語家の皆さんは内弟子時代に日舞や長唄、鳴物を稽古して、舞台で芝居もする。それなのに女優の私が落語がでけへんのは悔しい、そう思ったんです。それで、思い切って師匠に『落語を教えてほしい』と頼み込んだんです」すると米朝は、おもむろにこう言った。「はじめにな、『叩き』というものをするねん」叩きとは見台を張り扇と小拍子でリズムよく叩きながらまくしたてる、上方落語の前座噺のこと。「これが難しい。よう叩けたと思うたら口が回らんし、うまいことしゃべれたと思うたら叩けてない。皆は10代でやるから覚えられますけど、当時私はもう47歳で(苦笑)。それで、親しかった(桂)ざこば兄ちゃんに相談したら『そらあ、ちゃあちゃん(米朝のこと)、根を上げさせようとしてんねん』と。それ聞いて『なにくそ!』と、必死に覚えましたよ」どうにかこうにか習得し、米朝に披露すると、目を丸くして驚き、こう褒めてくれた。「よう覚えたなぁ、40過ぎのおばはんができるもんやないで」これで、まずはその直後に催された一門会への出演を許された。「ほかの皆さんが落語の枕に私をネタにして。『落語家やりたい、言うてはりまんねん』『皆さんで名前、考えたっとくなはれ』と」上演後、客席から集められたアンケート用紙に、三林さんの名前候補があまた、書き込まれていた。「打ち上げの席で、それを読み上げられて。『桂餅肌、桂餅つき……なんや、餅がつくんが多いな』と。私は『誰が餅や!』と突っ込みましたけど(笑)。そしたら、米朝師匠がボソッと言わはったんです。『すずめはどうかな?』って。それ聞いた皆の顔色が変わりはって。あとで知ったんですけど、『すずめを襲名したい』言うて許されんかった弟子が何人もいたそうです。『米朝の米を食うゲンのええ鳥や、みごと、米食うてみい』いうぐらい、ええ名前なんですって」女性の弟子を一切とらないことで知られた師匠が「すずめ」を持ち出したことで、弟子たちは「まさか、ちゃあちゃん、本気やで」となったのだ。「師匠が帰りはって、残った皆さんと飲みに行った席で、ざこば兄ちゃんから『女なんて、絶対あかん!』言われて。私も悔しいから『絶対、ちゃんとやります!』って、そらもうけんか腰の言い合いに」すると、ざこばは同席した兄弟弟子全員に、こう聞いた。「こいつ、妹弟子と認めるやつ、立ってくれ」やおら、全員が立ち上がった。「いやあ、うれしかったですよ。ほなら、ざこば兄ちゃんも『よし、わかった。そしたら手打ちにしたる』って言うてくれはって」米朝はそのやり取りを聞いて「ざこばが、そない言うたんやったら大丈夫やな」と話したという。「師匠は『落語はあんたの本業にも役立つやろ。弟子として認めます』と、弟子入りを許してくれました。でも、兄弟子たちには、よう嫌み言われました。『これまでかわいらしい女学生とかいっぱい来ても全部断ってきたのに、なんで今さら、あいつやねん』って(笑)」男性中心の焼き物の世界に果敢に飛び込んでいく『スカーレット』の喜美子と、どこか重なり合う三林さんの姿。思えば、父が極めた文楽も、憧れた芝居の裏方も、女性であることを理由に足を踏み入れることすら許されなかった。いざ、桂すずめとして高座に上がるようになると、噺の途中で頭が真っ白になるという、女優ではありえなかった恐ろしい失敗も経験した。それでも「落語は座布団1枚の宇宙」と楽しそうに話す。「自分一人で、座布団の上、お扇子と手拭いだけを使って表現する。それだけでお客さんをくぎ付けにせなあかん。こんなしんどくて、怖いことない。でも、できたら、こんなすごいこともないから」本業でもないのに、そこまで真剣に取り組むのにはわけがあった。「私が芝居始めても、父からは何のアドバイスもナシ。ただ1つ、言われたのが『好きなことせい。ただ、まっすぐ行ったら面白うない。できるだけ寄り道、回り道したほうがええ』と。その言葉は私の耳にずっと残っていて。どうせ寄り道するなら徹底的にせな面白うない、そう思ってるんです」助言を守り、先述のとおり多くの芸事に真剣に向き合ってきた。「落語の稽古、怖かったですよ。だって、たばこくわえて苦虫かみ潰したような顔した米朝師匠の前で、落語せなあかんのですよ。しびれますよ。でもね、その師匠の顔が一瞬でもフッとゆるんだら『やった!』と思います。それぐらい真剣にやらな、あかんのです」本気で向かい合う師弟の間に、瞬間的に流れる柔らかな空気ーー。これ、まさに大久保さんと喜美子、そのものではないか。「そうなんですよ。まして喜美子ちゃんなんて、安いとはいえ給金もろうてたでしょ、大久保さん、もっと怖くてええぐらいや(笑)」
2019年11月25日10月末の深夜1時過ぎ、大阪市内の大衆的な居酒屋から笑顔で出てきた戸田恵梨香(31)。黒の帽子に黒のジャケット、ジーンズというリラックスした格好だ。戸田の後から店を出てきたイケメン男性がひときわ、目を引いた。戸田は現在、NHK連続テレビ小説『スカーレット』でヒロイン・川原喜美子を演じている。「スタートから1カ月が過ぎ、11月13日放送の第39話は視聴率20.3%と絶好調です。戸田さんは、戦後の男性ばかりの陶芸界に飛び込み、信楽焼の陶芸家として歩み始める力強い女性を熱演中です。秋スタートの朝ドラは大阪制作のため、戸田さんは今春から生活の拠点を大阪に移してるんです」(テレビ誌記者)戸田と楽しげに話していたイケメン男性は、『スカーレット』に今週から登場する十代田八郎役の松下洸平(32)だ。戸田演じる喜美子が働いている丸熊陶業で出会う陶工という役柄だ。「戸田さんとは初共演になります。松下さんはもともとシンガー・ソングライターとして’08年にデビュー。翌年から役者としても舞台やドラマに出ていますが、今回の朝ドラが彼の出世作になりそうです」(NHK関係者)この夜、戸田と松下以外に3人の男性スタッフがいた。朝ドラの撮影を終えて楽しく松下らと食卓を囲んだ戸田は終始、にこやかな表情を浮かべていた。最後のスタッフが出てきても、名残り惜しそうに路上で談笑が続く。やがて、迎えの車に乗り込んだ戸田は、みんなに手を振って去っていった。戸田を見送った4人の男性陣は、歩きだす。途中で3人と別れた松下は、1人で宿泊先のホテルへ帰っていった。撮影後に共演者やスタッフと食事に行くことはよくあるが、戸田と松下は収録現場でもかなり親密だという。「芸歴こそ戸田さんのほうが長いですが、2人は同世代。休憩中も一緒にいることが多いですね。スタジオの前の役者さんの待機場所は、出演者やスタッフの暗黙の了解で、一部が主演の方のみのスペースになっているんです。そこにはスタッフやほかのキャストも気を使って立ち入りません。ですが、松下さんだけはそこに入り、戸田さんの隣で談笑して、肩をもんであげたりしています。それだけ戸田さんも心を許している証拠だと思いますが、周りは驚いていましたね」(番組関係者)まだ『スカーレット』に登場したばかりの松下だが、公式ガイドブック『スカーレットPart1』(NHK出版)のインタビューで《喜美子役の戸田恵梨香さんは非常に聡明な方で、芝居への取り組み方もすごく勉強になります。物事を理論立てて整理しつつも、感情を軸として演じている。僕も刺激を受けながら、楽しく共演しています》と語っている。「8月の戸田さんの誕生日には、松下さんが作品にちなみ粘土で作ったカラフルな花で飾ったケーキをプレゼント。松下さんはSNSにその写真をアップし、《焼いて絵付けしたら食べれるかもしれない。僕と陶芸指導の先生で作りました》とつづっていましたね」(前出・番組関係者)『スカーレット』での共演者との関係について戸田は「モデルプレス」の取材でこう語っている。《撮影の中でも出会いと別れがあって、嬉しい瞬間、寂しい瞬間がある。「この人がずっと現場にいてくれたらいいのに」と思うくらい、楽しいコミュニケーションが生まれる瞬間もあります》「これまで綾野剛さん、成田凌さんなど、共演者との交際報道が出た戸田さんですが、なぜかお相手はその後ブレークするといったイメージがあります。ムロツヨシさんとも昨秋の『大恋愛』の現場では本当に仲がよかったですね。収録本番以外でも、ムロさんを愛する役になりきっているんですよ。戸田さんの女優魂が突出している証しだと思います」(ドラマ関係者)今作の『スカーレット』の撮影現場でも戸田と松下にまつわる“ハプニング”があったという。「10月上旬に、戸田さんに顔の炎症が発生し、撮影が休みになるアクシデントが発生したんです。実は、その2日ほど前に、松下さんも同じ症状になって収録を休んでいたんです。ほかの出演者もスタッフもその症状は出ず、タイミングがほぼ一緒だっただけに『2人に何があったの?』なんて噂が出たほどです。NHK大阪制作の6年前の朝ドラ『ごちそうさん』で共演した杏さん(33)と東出昌大さん(31)は共演から約2年で結婚しました。ですから、スタッフもお2人のことがつい気になってしまうんです」(前出・番組関係者)ドラマでも私生活でも今後の戸田と松下の関係から目が離せない。
2019年11月20日「ここに展示してるんは、ぜ〜んぶ穴窯で焼いたもの。でも、同じ土、窯で焼いてても、それぞれたき方が違うから……、ほら、見て。色も光沢もみな、全然違うやろ」記者に向かって解説を続けるうちに、口調はどんどん熱を帯びていった。粛然とした会場に、まくし立てるように話す神山清子さん(83)の関西弁が、響き渡っていたーー。8月末。滋賀県草津市の「草津クレアホール」では陶芸家の神山清子さんと長男・賢一さんによる親子展が開催されていた。御年83歳の神山さんは、女性陶芸家の草分け。日本六古窯に数えられる“焼き物の郷”信楽で本格的に作陶を始めたのは、もう半世紀以上も前のことだ。自宅に「穴窯」と呼ばれる半地上式の窯を築き、釉薬を使うことなく光沢ある陶器を焼き上げる古の製法『信楽自然釉』を復活させた。現在放送中のNHK連続テレビ小説『スカーレット』も、信楽を舞台に、男性中心の焼き物の世界で、女性陶芸家が自らの道を切り開いていく物語。戸田恵梨香演じる主人公・川原喜美子の人物像、そのヒントになったといわれているのが、神山さんだ。神山さんは’36年、長崎県佐世保市に生まれた。3人きょうだいの長姉だった。小学校に通うようになってすぐ、大きな転機が訪れた。「父親は炭鉱の現場監督やった。一方では、あの時代に戦争反対っていう人。常々、一緒に働いてた朝鮮の人たちをかばってた。しまいには重労働に耐えかねて脱走を図った朝鮮の人を助けようとして、警察に目をつけられてしまって。父は、私らを連れて逃げ出した」同胞をかばってくれた恩人を、朝鮮の人たちは大切に扱った。逃亡先の村々で、彼らに助けられながら、神山さんたち家族は、遠く滋賀県にまでたどり着いた。それは終戦の前年、’44年9月だった。「最初は県内の日野、次いで信楽に住むようになったんやけど。どこでも朝鮮の人たちにはようしてもらった。私らが生き延びてこられたんは、あの人らがご飯に呼んでくれて、布団やら何やら、みんなそろえてくれたおかげや」幼いころから絵を描くのが好きだった。そして、信楽には焼き物に絵を描く「絵付け」という仕事があった。神山さんは中学卒業後、ある絵付け師のもとで、基礎を学び、’54年、陶器製造会社に「絵付け工」として就職した。「当時の焼き物業界は、完全な男社会。絵付け工にも女なんていてへん。就職はしたものの、はなから『あかん、できるわけない』と決めつけられ、いじめられもした」1年ほどが過ぎ、社内でもやっと腕前が正当に評価されるようになったころ、絵を褒めてくれる男性が現れた。1つ上の先輩だった。2人は交際を始め、やがて結婚。神山さん21歳のときだ。ほどなく1男1女の子宝にも恵まれる。貧乏暇なしの暮らしぶり、それでも十分幸せだった。神山さんが就職した当時、信楽の陶器産業は隆盛を極めていた。戦争で鉄や金物が不足した影響もあって、陶器はさまざまな場面で重宝された。とくに暖房器具の火鉢は飛ぶように売れ、最盛期、信楽は全国シェア8割を占めた。「ところがや、石油ストーブや、家電製品が普及し始めると、火鉢の売れ行きは急にストップや」火鉢の絵付けが主な仕事だった神山さんは、およそ10年勤めた会社をあっさりと辞めた。そして、次に自分が何をすべきか、必死になって考えた。いま、信楽焼にないものは何かを。「食器やと思った。焼き物の町なのに皆、九谷焼の食器を使ったりしてた。それであるとき、子どもが泥だんご作って遊んでるのを見てて『これや!』と思いついてん」土のだんごをいくつも並べるようにして、大皿に仕立てた。できあがったのは素朴な味わいの「小紋様皿」。陶芸家・神山清子のオリジナル作品、第1号だ。その後も神山さんは、子どもの泥遊びのように、心の赴くまま、手の動くまま、従前の信楽焼の枠におさまることのないユニークな作品を生み続けた。知人に勧められ、公募展に出品すると、思いがけず入選を果たす。当時、まだ珍しかった女性陶芸家として、彼女の名は全国に知れ渡った。仕事ぶりを見てみたいと、たくさんの人が訪ねてくるようにもなった。神山さん、ちょうど30歳。華々しく陶芸家の道を歩み始めた神山さんを、疎ましい思いで眺めている人たちもいた。「“女性が窯に入ると汚れる”って、よく言われててん。火に近づくことさえ、許されへんって。信楽で自分の窯を持った女性はそれまでいてへんと思う。だから私のこと、女のくせに生意気や、そう思ってた人も少なくないでしょ」男たちの“アレルギー反応”をよそに、神山さんは陶芸家として大きな夢を抱いていた。それは、効率重視の「登り窯」ではなく、古代の陶工のように、山の斜面をくりぬいた「穴窯」で、本物の信楽を作ってみたいーー。神山さんは自宅の庭に、夫とともにレンガを重ね、その上に土をかぶせた半地上式の穴窯を築いた。夢に向かって邁進するが、夫とはすれ違いの日々が増えていく。少し前に会社を辞め、陶芸家として独り立ちした夫は、芸の肥やしとばかりに、女遊びにうつつを抜かすようになった。「急にな、旦那が穴窯の周りに結界みたいな縄を張って、『生理のある女は入るな』やて。ほんで、私が展覧会に出そう思うて作ってたもの、みんな外に放り出されてた」真冬にバケツで冷水を頭からかけられたことや、鉄の棒を振り回し「殺す!」と脅されたことも。思うに、夫に巣食っていたのは嫉妬心だったのかもしれない。間もなく2人は離婚。神山さんは38歳になっていた。「結婚は失敗に終わってしまったけど、私にはまだ穴窯がある、そう思って、改めて焼き物に向き合うことにした」ある日、長男・賢一さんが古代の窯跡で陶器の破片を拾ってきた。美しい深い緑色の光沢を放つそのかけらに、釉薬は使われていなかった。「これこそが、私が作りたかった本物の信楽焼、自然釉やーー」確信した神山さんは、自然釉の研究に没頭。離婚後でお金がなくて弟子からお金を借り、子どものお年玉を使い込み、パンの耳を食べ、すべてを研究と実験につぎ込んだ。しかし、失敗続きで、何度焼いても、思うような色は出ない。「次、あかんかったら、しばらく休業して出稼ぎに行くしかない」残った全財産をはたいて薪を買い、通常なら3〜4日のところを、16日間もたき続けた。やけっぱちな気持ちもあった。一方で、重ねた失敗から、一定の温度で長期間、たき続けることが必要なのでは、そんな仮説を立ててもいた。そして迎えた窯出しの日。神山さんが目を凝らして見ると、窯の奥にキラッと光るものが見えた。「花入れに水差し、つぼ、どれもが緋色の肌に、深い光沢のある彩りが重なり宝石のように輝いてた。やっと思い描いた色、古代の信楽の色が出せた、そう思った」こうして神山さんは、誰もが認める陶芸家になったーー。朝ドラの放送開始目前ということもあってか、展覧会には多くのファンや来場者が詰めかけていた。「信楽の焼き物の代表的な色はこの緋色、炎の色や。ほんでな、この光沢のとこ、この色を出すんが、なかなか難しいねん。この色、見て。この四角いの、何色に見える?そう、光ってるやろ。それも、ただ光ってるだけ違うでしょ。いろんな色に見えるでしょ」スカーレット=緋色、炎の色。神山さんの魂の炎で、陶器は焼き上がるのだ。「夢は、本当に焼き物が好きな人に私の技を芯から教えてあげたい。あとは……そうやね、静かに、ゆっくりしたいわ」
2019年10月28日8月末。滋賀県草津市の「草津クレアホール」では陶芸家の神山清子さん(83)と長男・賢一さんによる親子展が開催されていた。「ここに展示してるんは、ぜ〜んぶ穴窯で焼いたもの。でも、同じ土、窯で焼いてても、それぞれたき方が違うから……、ほら、見て。色も光沢もみな、全然違うやろ」御年83歳の神山さんは、女性陶芸家の草分け。日本六古窯に数えられる“焼き物の郷”信楽で本格的に作陶を始めたのは、もう半世紀以上も前のことだ。自宅に「穴窯」と呼ばれる半地上式の窯を築き、釉薬を使うことなく光沢ある陶器を焼き上げる古の製法『信楽自然釉』を復活させた。現在放送中のNHK連続テレビ小説『スカーレット』も、信楽を舞台に、男性中心の焼き物の世界で、女性陶芸家が自らの道を切り開いていく物語。戸田恵梨香演じる主人公・川原喜美子の人物像、そのヒントになったといわれているのが、神山さんだ。「ああ、これは賢一くんの作品や」会場の真ん中に、少し毛色の違う作品が並んでいる一角があった。玉虫色に光り輝く茶碗を眺めながら、神山さんはしみじみと続けた。「これは賢一くんの耀変天目茶碗。どれも色がいいやろ。外国の人にすごい人気。あのまま生きてたら、いい陶芸家になったと思う。世界的な作家になったんと違うかな」母の背中を追うように、陶芸家を志した長男・賢一さん。それは、彼が29歳の誕生日を迎えた直後、’90年2月のこと。作陶中、賢一さんは突然倒れた。担ぎ込まれた病院で検査を受けた結果、医師が母親に告げた病名は、慢性骨髄性白血病だった。「もちろんショックでした。でも、予感もあって。賢一くんは年末から咳が止まらなくて、38度弱の熱も続いてた。本人は『風邪や』って地元の病院行ってたけど、全然治らん。そのうち、顔色も白くなって目に力も入らんようになって。母の友達で白血病で亡くなった人がいて、その人のことを思い出してこれ、ひょっとしたら……そんな思いがどっかにあったんです」医師は「助かるには同じ白血球の型、HLAを持つドナーからの骨髄移植しかない」と説明した。同じHLAを持つ確率はきょうだいで4分の1。残念ながら賢一さんと姉は適合しなかった。こうなると、他人から提供してもらうしかないが、その場合、適合するのは数百人〜数万人に1人……。医師は神山さんに「息子さんの余命は2年半ほど」とも告げた。その年の夏、賢一さんの知人らが「神山賢一君を救う会」を結成、ドナー探しと募金活動を開始した。さらに市民団体などが協力し、「神山賢一君支援団体連絡協議会」も発足。2つの団体は賢一さんだけにとどまらず「ほかの患者のドナーも探そう、骨髄バンクの早期実現を訴えよう」と運動を展開。その様子は連日、マスコミをにぎわすほど、大きな広がりを見せた。そして、母は息子にこう伝えた。「人は生きてる間に何を残すかや。賢一くんには陶器がある、動ける間は作れ、手伝いは私がする。それとな……たくさんの白血病の患者さんがいて皆、泣きながら闘病しとる。その人たちのためにも賢一くん、先頭切って走らんと」母子は、運動を広めるため全国でチャリティ展を開いて、各地で骨髄バンクの必要性を訴え続けた。そのかいあって、わずか4カ月で約3,000人のドナー希望者が集まった。しかし、賢一さんと適合するドナーは見つからなかった。「いまは国が負担してくれる血液検査の費用も、当時は個人負担やった。『救う会』が払えんようになって解散した後も、私が全部、作品を売ったお金で払ってた」翌’91年1月には、東京で「骨髄バンクと患者を結ぶ会」が結成され、賢一さんが会長に就任した。母子は骨髄バンク運動の先頭を走り続けたが、同年6月、賢一さんは高熱を発し再入院。診断の結果、白血病は急性に転化。残された時間はさらに少なくなっていた。「完全に適合したわけやないけど、私の妹が移植を名乗り出てくれて。これに懸けてみようと思った」10月に行われた移植手術は無事成功。賢一さんは少しずつ元気を取り戻していった。病院には賢一さんと同じ白血病の子どもたちの姿もあった。病室のベッドから無邪気に手を振る3歳や4歳の子どもたち。「賢一くん、自分のことでは泣かへんのに、その子らを見て、泣いたんや。『自分は30年も生きてこれた。でもあんな幼い子が死ぬなんてあんまりや。治ってほしい、生きてほしい』って」その年の12月、待望の知らせが届く。日本初の公的骨髄バンク「骨髄移植推進財団」が設立されたのだ。ビッグニュースに賢一さんもうれしそうで、顔色も心なしかよくなったように見えた。このぶんなら春には退院も、そんな期待を抱かせもした。しかし……。年が明けて’92年。間もなく31歳の誕生日という2月初旬に、賢一さんの白血病が再発。「泣きませんでしたよ。泣けるいうんは余裕があるってことや。私、そこで、パチンとスイッチ入れた。決めた。死を前にして、賢一くんは今、生きてる人間として、パシッとせなって。それで『親子そろって献体しよう』と提案してん。賢一くんも快諾してくれて、病室で2人で申込書にサインした」日中、信楽で作陶し、夕方には名古屋の賢一さんの病室を訪れる、そんな毎日が続いた。神山さんは息子の足を洗ってあげてから、眠りにつくまで子守歌を歌って聞かせるのが日課となった。前年暮れに発足した骨髄バンクからは、賢一さんに適合するドナーが現れたという連絡はなかった。「間に合わないのは、もうわかっててん。息子もわかってたと思う。だけど、誇りを持てることが大事やから。賢一くんな、死ぬ間際に笑ってこう言わはった。『これで、あの子たちは助かるよね』って」’92年4月21日。賢一さんは神山さんの子守歌を聞きながら、旅立っていった。31歳だったーー。賢一さんは同じ陶芸家として、母も一目おく才能の持ち主だった。「でも、男としてはどうかな。人前でニコリともせん、偏屈やった」神山さんはこう言って笑った。母子は最後の病室で、泣かないこと、言うべきことはちゃんと言っておくこと、などなどいくつか約束を交わしていたという。「とくに、私が気にしたのは恋人のこと。もし、そういう女性がいるなら、隠さず言うてくれ、伝えたいことはちゃんと伝えたるから、そう話しててんけどな……」ここまで話した神山さん。急に声のトーンを上げた。「それが今年、来てん!」驚く記者に、彼女はうれしそうにことの顛末を説明し始めた。今年春、窯場に50代後半の女性が訪ねてきた。作品の販売もしているので、神山さんは「てっきり、お客さんやと思うてた」という。「その人、賢一くんの天目茶碗をじっと眺めたと思ったら、急に泣き始めて。それも大号泣。事情を聞いたら、なんと賢一くんのこと好きで『退院したら結婚して』とプロポーズしてたんやて。賢一くんからは『余命短い僕には無理や』と断られたそうやけど。なんでも、次の朝ドラのニュースを聞いて、『居てもたってもいられなくなって』と言うてたわ。いや、驚いた。あの偏屈を『好きや』言うてくれる女の人がおったなんてなあ」こう言って、神山さんは声を上げて笑い始めた。「いや、本当びっくり。私にとっては朝ドラなんかより、こっちのがよっぽど、大ニュースや」うれしそうに笑う彼女の目に、光るものが浮かんで見えた。
2019年10月28日ついにスタートしたNHK連続テレビ小説「スカーレット」。第2週に入った10月10日、木曜日という週半ばながら子役キャストからバトンタッチし、戸田恵梨香がヒロイン・喜美子として本格登場した。しかも15歳の中学生役!さらに彼女とともに学ラン姿で登場し、早速SNSをザワつかせているのが、喜美子の幼なじみで、雑貨店の一人息子・大野信作を演じる林遣都だ。「おっさんずラブ」のドSな後輩・牧凌太とも、「HiGH&LOW」シリーズの達磨一家の頭・日向ともまた異なる、気弱で引っ込み思案な性格の信作を演じる林さんが、自身の故郷・滋賀県を舞台にした“朝ドラ”について語った。戦後まもなく、大阪から滋賀・信楽にやってきた絵が得意な女の子・川原喜美子が、地元の信楽焼にひかれ、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込んでいく姿を描く本作。どんなにつらいことがあっても、緋色(スカーレット)の炎のような陶芸への情熱は消えることはなく、喜美子は自らの窯を開き、独自の信楽焼を見出していく。舞台は滋賀・信楽「実家の玄関にも小さめのタヌキがあります」林さんの“朝ドラ”出演は「べっぴんさん」以来2作目。「また戻ってきたいなと思っていました。なかなか、こんなに長期にわたって人の人生を生きられるチャンスはないですし、それが“朝ドラ”のだいご味だと思うので」と林さん。しかも、「滋賀が舞台のドラマに出演するのは初めてです。お話をいただいたとき、すごくうれしかった。滋賀が舞台というだけでやりたいと思いました」と言う。「信楽焼は常にみぢかにありました。祖父の家の玄関には大きめのタヌキの置物があって、実家の玄関にも小さめのタヌキがあります。母は、僕が東京に行くたびにそのタヌキに安全祈願をしたり仕事の幸運を祈ったりしていたらしく、今回の作品に携われるのはタヌキにお願いしてきたおかげだと喜んでいます」と、地元ならではの秘話も。また、「べっぴんさん」のスタッフも多く、「自分自身の人柄を知ってくれている方がいてくれて、すごくあたたかく『おかえり』と出迎えてくれました。やっぱりそういう雰囲気が作品につながっていくと思うので、“朝ドラ”の相乗効果みたいなものがある現場が好きです。滋賀でのロケはホーム感もあり、居心地がよくリラックスできました」と語り、「もしずっと滋賀にいたら目を向けていなかったと思うんですけれど、琵琶湖ってほかにはない景色で、とても空気が美味しく、町並みも人も落ち着きます」と、“ホーム”での撮影を楽しんでいる様子だ。中学生役は「3人そろえば大丈夫でしょうと自分たちに言い聞かせました」彼が演じる大野信作は、幼少期から喜美子(戸田さん)と照子(大島優子)と共に過ごしてきたこともあり、「お姉ちゃんふたりの下にいる弟みたいな環境で育ちます。そんな幼少期のせいか、なかなか前に出るタイプではありませんし、学生時代もちょっと人とは違う雰囲気なんです。友だちもいないですし、内に秘めるものがある若者なのかなと思っています」と解説。「学生服で初登場しますが、そのときも喜美子にカバンと学校で描いた絵を持たされていますし、子分的なところから始まるんです。まだ微妙な気持ちの学生時代、将来も何も定まっていない学生役なので、演じるにあたって難しいところが出てくるのはこれからだと感じています」と語り、今後、“思わぬ変化をとげる”という役柄が自身でも楽しみにしているよう。「戸田さんと大島さんが同い年で、僕が2歳年下なんですが、中学生を演じるシーンがあって……3人そろえば大丈夫でしょうと自分たちに言い聞かせました。そこでおさななじみの絆を深められた気がします」とコメント。「3人でチーフ演出の方に、エキストラさんをリアルな中学生年齢に近づけないでください、できることなら僕たちより若干あげてくださいと冗談半分にお願いしたりしました(笑)」とも明かし、和やかな撮影現場の雰囲気も伺える。「滋賀県出身の僕が、ドラマを通じて滋賀の魅力を伝える立場のひとりになれて、うれしいですし、楽しみです。せっかく滋賀で産まれましたし、僕も信作に共感する部分があるので、自分が滋賀で生きてきたことや、家族関係、学生時代どのような過ごし方をして、どんな気持ちを抱いていたかを思い出しながら、役に重ねていけたらなと思っています」と期待を込める林さん。「本当に毎朝元気にしてくれる、愛にあふれた作品だと思うので、あたたかく見続けてください」と視聴者に向けメッセージを送っている。連続テレビ小説「スカーレット」は月~土曜8時~NHK総合ほかにて放送中(全150回)。(text:cinemacafe.net)
2019年10月11日「好きな給食はカレーです。元気な小学5年生です(笑)」そう話すのは、今週スタートしたNHK連続テレビ小説『スカーレット』でヒロイン・川原喜美子の幼少時代を演じる川島夕空ちゃん(11)。彼女自身も元気はつらつで、喜美子そのまま!3歳から子役として活動し、“朝ドラ”出演経験もあるけれど、ヒロインという大役は今回が初めて。「お母さんから『朝ドラのオーディション、受かったみたいだよ』って言われて、一緒にやったぁやったぁと言いました。あとから涙が出てきました」ドラマでの大阪ことばは方言指導によるもので夕空ちゃんは埼玉県出身。「慣れていないので難しかったです」とは語るものの、上手に大阪ことばを操るところにはびっくり。「演出さんが、喜美ちゃんのこのときの気持ちはこうなんだよって、すっごく細かいところまで丁寧に教えてくださったので、しっかり喜美ちゃんを演じられました」夕空ちゃんが『スカーレット』共演者の素顔を明かしてくれた。■戸田恵梨香(喜美子役)「最初はオーラがすごいと思ったんですけど、ずっと笑顔で話しかけてくれて。喜美ちゃんが小さいころからしている癖を2人で決めました」(夕空ちゃん・以下同)■北村一輝(父・常治役)「お父ちゃんはすっごく面白くて。私はTWICEが好きなので、TWICEのダンスを一緒に踊ったり、お題を出してイケメンボイスで答えてもらったりしました」■富田靖子(母・マツ役)「撮影で少し遅くなった日はパンを買ってきてくれてすごく優しい人でした。お父ちゃんとお母ちゃんと3人でいろいろ話せてとても楽しかったです!」そんな夕空ちゃんの夢は?「レッドカーペットを歩いてみたいって思います。日本のレッドカーペットを歩いてから、外国のレッドカーペットを目指します(笑)」来週の放送では、練習が楽しくて思い出に残ったという「柔道」のシーンが登場するそうなので、お楽しみに。「喜美ちゃんは持ち前の明るさと元気で、いろいろな困難をどんどん乗り越えていく女の子。そういう喜美ちゃんを、ぜひ皆さん、見てください!」
2019年10月06日9月30日から始まったNHK連続テレビ小説『スカーレット』。焼き物の里・信楽を舞台に、男性優位な陶芸の世界で奮闘する川原喜美子の半生を描いている。戸田はヒロインを15歳から演じており、早くも話題を呼んでいる。だが実は、彼女が15歳だったときにも“人生の転機”が訪れていた――。兵庫県神戸市に生まれ、両親と兄と妹の5人家族で育った戸田。小学生時代からすでに、モデルや子役としての活動を始めていたという。小学生にして、学校と仕事を両立させるのは大変だったはず。そんな彼女を支えていたのが父親だった。「恵梨香ちゃんのお父さんはずっと少林寺拳法をやっていて、ハキハキと話される活発な方。どちらかというとお母さんよりお父さんのほうが娘の芸能活動に積極的だったようで、しっかりサポートしていました。たとえば5年生くらいのころに学校行事で日帰りのミニキャンプがあったのですが、恵梨香ちゃんがお仕事の都合で行けませんでした。そうしたら後日、お父さんから電話があって『いっしょにキャンプへ行きませんか?』と言うんです。娘さんが仕事で友達との思い出が作れなかったことを気にしていたのでしょう。だから家族だけで行かず、同級生の子たちも誘ったのだと思います」(同級生の母親)人前でくよくよしたところを見せず、つらいことがあっても笑って吹き飛ばす強い女の子さったという戸田。だが、彼女は中学卒業を前に岐路に立たされていた。当時、彼女は同級生に「神戸に残って進学するか、それとも上京するか……」と明かしていたという。その背中を押したのも、やはり父だった。戸田の父を25年間指導し、結婚式の仲人も務めたという「少林寺拳法神戸六甲道院」の宮原照雄道院長はこう語る。「恵梨香さんのお父さんは大手保険会社のサラリーマンでしたが、仕事をしながら四段にまで昇格しました。私はこれまで2千人ほど教えてきましたが、そこまでいったのは十数人だけ。ものすごく紳士的で、そして強かった。恵梨香さんも小学生になる前までは通っていてね。厳しい練習についてくる娘に、お父さんも真剣に指導していました。われわれは青少年育成にもかかわっていて、自信と勇気を若い人に与えることが使命だと考えています。また『拳禅一如』といって、体だけでなく心も鍛えて心身を健全にしていく。そんなもっとも大事な少林寺の教えを、お父さんは娘に伝えていたのでしょう」悩んでいた娘に「女優になる夢があるなら、それに向かって自信と勇気を持ってチャレンジしなさい」とアドバイスした父。それはまさしく、少林寺の教えや使命に通じるものだった。撮影は大阪で撮影が行われており、実家に住む母親も現場を訪れているという。放送直前の会見で、戸田はこう語っている。「東京に出て15年目。母と家族のことを話したり、仕事の話を聞いてもらったり。母との時間がいとおしい時間になっています」“15歳の誓い”を胸に秘めながら、戸田は今日も朝ドラの現場へと向かう――。
2019年10月04日「今回、戸田さんが15歳の役を演じると聞きました。いっしょに中学へ通っていたあのころを思い出しますね……」と語るのは戸田恵梨香(31)の中学校時代の同級生だ。9月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説『スカーレット』。焼き物の里・信楽を舞台に、男性優位な陶芸の世界で奮闘する川原喜美子の半生を描いている。そのなかで戸田はヒロインを15歳から演じており、早くも話題を呼んでいるのだ。すでに有名女優の戸田だが、ここに至るまでは平坦な道のりではなかった。実は、彼女が15歳だったときにも“人生の転機”が訪れていた――。兵庫県神戸市に生まれ、両親と兄と妹の5人家族で育った戸田。小学生時代からすでに、モデルや子役としての活動を始めていたという。当時の彼女について、同級生の母親はこう振り返る。「小学校低学年のときに転校してきたのですが、とにかくかわいくて絵に描いたような美少女という感じ。『将来はタレントさんか女優さんになったほうがいい!』と思っていたら、本当にドラマに出たり写真集を出したりするようになっていきました。性格も言葉遣いもしっかりとしているし、男の子からも女の子からも人気があって。当時からもう、まわりの子たちとは全然違いましたね」小学校の卒業文集に書いた将来の夢は、「女優」。実際、中学生になった彼女はどんどん芸能活動を本格化させていった。そのため、学校を長期で休むこともあったという。冒頭の同級生は、当時をこう振り返る。「戸田さんはなんでも正直に話してくれる、裏表のない性格。仕事のことを隠されると嫌みなやつと思ってしまったかもしれませんが、全部オープンに話してくれるんです。海外撮影で2週間ほど休むときも事前に教えてくれましたし、発売された写真集を学校に持って来てくれたりもしました。芸能活動しているのに気取らないし、廊下で会ったときも必ず戸田さんのほうから気さくに話しかけてくれるんです。人前でくよくよしたところを見せず、つらいことがあっても、笑って吹き飛ばす。とても強い女の子でした」だが、そんな戸田が中学卒業を前に岐路に立たされていた。当時の彼女は、同級生に悩みを明かしていたという。「彼女は『神戸に残って進学するか、それとも上京するか……』とすごく迷っていました。いくら女優になるのが夢だとしても、上京したら夢がかなうという保証はありませんからね。それに、親元を離れて東京で生活するのも不安だったみたいです」(前出・戸田の同級生)立ち止まってしまった戸田。それでも戸田は最終的に決断した。「卒業直前のことでした。戸田さんがこう言ったんです。『私、東京に行く。それで絶対、大女優になってみせる!』と。迷いはもう感じられませんでした。上京してからは、どんどんテレビで見る機会が増えていって。それで、ついに朝ドラヒロインになりました。今の戸田さんが、あのころと同じ年齢を演じるんですよね。私も当時を思い出しながら、楽しみに見たいと思っています」(前出・戸田の同級生)
2019年10月04日朝の連続テレビ小説「スカーレット」(NHK総合)でヒロイン・川原喜美子の幼少期を演じる川島夕空ちゃん(11)が10月2日、「みいつけた!」(NHK Eテレ)に役柄のまま出演した。「みいつけた!」で15年3月から今年3月末まで3代目・スイちゃんを演じていた夕空ちゃん。そのサプライズは大きな反響を呼んでいる。同日の「みいつけた!」に突如、信楽焼のタヌキが現れた。スイちゃん、コッシー、サボさんの3人が戸惑っていると、夕空ちゃんはテレビの中から「おーい!スイちゃん、コッシー、サボさーん!」とキャラクターに呼びかける。驚く3人に「初めまして!ウチはきみこ、川原喜美子やでえ」と挨拶。サボさんが「あのすみません、どこかで会ったことありませんか?」と問いかけると、コッシーも「だよね、僕もそんな気がする!」と同調。しかし夕空ちゃんは「気のせい気のせい!」と笑顔で否定しながら「それよりプレゼント届いた?」と語り、信楽焼を紹介した。先月30日、「スカーレット」の公式Twitterアカウントが《幼少期のきみちゃん役、川島夕空さんへのリアクションをたくさんいただいています》と言及するほど注目を集める夕空ちゃん。ドラマのファンからも《今のとこ物語としても十分面白いけど、子役の魅力もあるよね。先代スイちゃん、いいお芝居してるよ》《スカーレットの子役、スイちゃんだったのね 孫と「みいつけた」見てたら出てきた 演技が上手いな 応援するよ》と演技力を讃える声が上がっている。そんな夕空ちゃんの“古巣カムバック”は大きな話題に。「スカーレット」の公式アカウントが今月1日にアップした「みいつけた!」での夕空ちゃんの出演シーンは、現在17.1万回もの再生回数を記録。さらに喜ぶ声が上がっている。《みいつけた スイちゃん胸熱やないかい スカーレット見てるよ!》《うわー!みいつけた!に先代のスイちゃんが!!!夕空ちゃんスカーレットがんばれー!》《またみぃつけた!に遊びに来て欲しいなぁ》
2019年10月02日本日9月30日(月)より、連続テレビ小説第101作「スカーレット」がついに放送スタート。この度、第1話の撮影裏の模様や、“スカーレット窯”の誕生秘話が公開された。初回放送のプロローグでは、戸田恵梨香演じるヒロイン・川原喜美子が、自身の作業場で土と向き合う姿や窯から吹き出す炎と対峙する姿が描かれた。このシーンの撮影を迎えるまで、戸田さんは多忙の合間をぬって陶芸の稽古に取り組み、また制作チームは本作のために番組オリジナルの焼き物窯を造った。冒頭で陶芸に打ち込んでいたのは、物語の先に待つ女性陶芸家として独立した30代の喜美子。戸田さんはクランクインまでに約3か月間陶芸の稽古を行い、土練りの作業にはじまり、ロクロを使い小さなカップや茶碗を作る練習、絵付け、釉薬のかけ方も学び、陶芸に関する多くの工程を習得。作陶指導の担当者は、高い集中力で着実に技術を習得していく戸田さんの姿に感動する毎日だったという。戸田さんは土を練る作業について「力がなかなかついていかなくって…」「陶芸が“男の世界”と言われるのがわかりました」と実際体験してみて、実感した苦労を明かす。また、土練りの中でも粘土を片方の手で押し、もう片方の手でねじりながら回転させていく“菊練り”と呼ばれる技法には特に苦戦したそう。「男性でも菊練りの後には息切れするぐらい力がいるんですよね」と話すと、「元々の私の体重では十分ではなかったので、陶芸家としての説得力を持たせるために、体重を増やしました」と明かしている。また、プロローグにも登場した大きな焼き物窯は、今回のドラマのために制作チームが造り、番組関係者の間で“スカーレット窯”と呼ばれている。ファーストシーンでヒロインが対峙することになる窯とその中で焚かれる1200度の炎。当初は、特殊効果で再現することも考えられたが、リアリティを演出し、ヒロインのキャラクターに深みを持たせるために、本物の窯を造り、そこで火を焚くことを制作陣が決断したのだそう。ドラマの美術チームの総指揮のもと、1月から窯のデザイン案の制作がスタートし、手作り感や素朴さが伝わる形と質感を重要視し、デザインが仕上がるとそこから約2週間で完成。スカーレット窯は今後、中盤以降の重要なモチーフとして再びドラマに登場するという。そして、今回放送された第1話の撮影は、5月にスカーレット窯が造られた滋賀県某所で行われた。夜の撮影に備えて、昼から窯の中に薪をくべ火が焚かれ、陽が落ちた19時ごろ撮影がスタート。窯から炎が噴き出すシーンや、臆することなく喜美子が窯の中に薪をくべるシーンを撮影。窯の中の炎の温度は1200度となっており、本物の窯と炎と向き合った戸田さんは「窯の温度を1200度まで上げるということは聞いていましたが、実際、そこに立ってみると、もう熱すぎて。距離があっても火傷しそうになるくらい」とその熱さを説明。また一方で「窯の中を見つめていると、炎の勇ましさだったり、自分の神経が研ぎ澄まされていくのも感じて」「こんなのCGじゃ絶対に出せない、本物には勝てないなと思いました」とコメント。さらに「“ここから喜美子の世界が広がっていって、作品が飛び立っていくんだな”という未来のことも想像させてくれて、とても感慨深かったです」と窯のすごさを実感したそうだ。連続テレビ小説「スカーレット」は9月30日(月)8時~NHK総合ほかにて放送開始(全150回)。(cinemacafe.net)
2019年09月30日今月末より放送スタートとなる連続テレビ小説「スカーレット」。この度、ヒロインを演じる戸田恵梨香のビジュアルとポスタービジュアルが到着。公式サイトも開設された。101作目となる2019年後期連続テレビ小説は、「ホタルノヒカリ」などの水橋文美江が脚本を手掛ける、焼き物の里・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家の波乱万丈な物語。戸田さん演じる川原喜美子(15歳)の登場は第2週の後半からとなっているが、初回放送の冒頭で、陶芸家・川原喜美子(30代前半)が登場するという。女性陶芸家役を演じるにあたり、撮影開始まで約3か月におよぶ本格的な陶芸稽古に励んできた戸田さん。初回の作陶は吹き替えなし、戸田さん自身によって行われている。作陶に励む戸田さんのビジュアルと同時にポスタービジュアルも公開。「スカーレットの本質をシンプルに、クリアに見せること」にこだわったという戸田さんのみが写るメインポスター。そして、戸田さんを中心に彼女をとりまく登場人物たちが写し出されたキャストポスターも完成した。連続テレビ小説「スカーレット」は9月30日(月)8時~NHK総合ほかにて放送(全150回)。(cinemacafe.net)
2019年09月05日Superflyが、来月9月末より放送スタートする戸田恵梨香出演連続テレビ小説「スカーレット」の主題歌を担当することが決定した。今回主題歌に決定した楽曲は「フレア」。連続テレビ小説の主題歌を制作し歌うのは今回が初めてとなるSuperflyが、今作のために作ったオリジナルソング。はじけるようなカントリー調のリズムをベースに、Superflyらしいギターサウンドが展開しながら、シタールやジャンベといった土着的な楽器が印象的に響く、多国籍感あふれる明るくポップな楽曲となっている。また、陶芸家であるドラマの主人公が向き合う“炎”をモチーフにしており、タイトルの「フレア」には、炎(flare)と 自己表現・才能(flair)のダブルミーニングが含まれている。主題歌を担当するSuperflyは「幅広い世代の方々に聴いていただけること、物語のオープニングとして毎朝聞いていただくことを意識して、ドラマのお話にスッとバトンをつなげられるような曲にしたいと思い制作しました」と朝ドラならでは制作経緯を明かし、「主人公である陶芸家の川原喜美子が“炎”と向き合い作品を作る姿に共感し、私にとっての“炎”はものをつくること・生きていくための 好奇心や好きという気持ちを表しているものだと気付きました。その燃え上がった炎を大事に、絶やさぬように、という気持ちを歌っています」と思いを明かす。また「この曲を聴いてみなさんの中にもある“炎”を絶やさぬよう、ポジティブな炎を燃やし続けられるよう前向きな気持ちになっていただけたらうれしいです」とコメントしている。一方、本作のヒロインを務める戸田さんは「主題歌を歌われると最初に聞いたときに深く納得しました」と言い、「喜美子と同じく、Superflyの越智志帆さん自身もとてもパワフルで、元気をもらえる方です。喜美子の情熱やエネルギーは、志帆さんに通ずるところが大きいと思います。喜美子という女性を、音楽で表現するのに、最もふさわしいアーティストだと感じています」とその理由を述べる。そして「志帆さんが、創造された曲、『フレア』を聴いて、私自身も、スカーレットの世界観をより大きく膨らませてイメージすることができました」と楽曲の印象を明かし、「『恐れ入った』という感じです。みなさまにも聴いていただくのが楽しみです」と語っている。連続テレビ小説101作目となる本作は、「光とともに…~自閉症児を抱えて~」「ホタルノヒカリ」「母になる」などの水橋文美江が脚本を手掛ける、焼き物の里・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家の波乱万丈な物語。戸田さんのほかにも、北村一輝、桜庭ななみ、福田麻由子、佐藤隆太、大島優子、林遣都らが出演する。連続テレビ小説「スカーレット」は9月30日(月)よりNHKにて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月15日6月14日、戸田恵梨香(30)がインスタグラムを更新。その姿が「可愛すぎる」と話題を呼んでいる。現在、9月30日から放送予定のNHK朝ドラ「スカーレット」の撮影に挑んでいる戸田。その撮影現場での様子を投稿したが、更新は実に1カ月ぶりだ。戸田は30歳を迎えたきっかけに、過去のインスタグラムを削除するなど“断捨離”していた。そんな戸田だが、この日は3枚の撮影現場写真を投稿。映画「あの日のオルガン」の平松恵美子監督が遊びに来てくれたことを伝え、撮影衣装で満面の笑みを浮かべている。朝ドラに並々ならぬ思いを込めるのには、理由がある。戸田のデビュー作は2000年に放送された朝ドラ「オードリー」。つまり、彼女にとって「スカーレット」は2回目の朝ドラ出演なのだ。ドラマは滋賀県甲賀市の信楽町を舞台にしたオリジナルストーリー。ヒロインの川原喜美子役を演じる戸田は、15歳から50代までの幅広い年代を演じる。当然、難しい演技が要求されることになる。だが、ファンは早くも大きな期待を寄せているようだ。投稿には《久しぶりの投稿嬉しいです》《投稿待ってました!》《可愛すぎる》《安定にかわいすぎ》など、歓喜の声が殺到。また《撮影頑張ってください!》《楽しみにしてます!》《応援しています!》と応援する声も続々とあがっている。
2019年06月17日本日12月3日(月)、NHK2019年度後期の連続テレビ小説の制作・ヒロイン発表会が行われ、女優・戸田恵梨香がヒロインに、作品名は「スカーレット」になることが分かった。現在放送中の「まんぷく」、次作は広瀬すずがヒロインを務める100作目「なつぞら」の放送が決定しているNHK連続テレビ小説。101作目となる今作「スカーレット」は、“究極の働き女子”焼き物の里・信楽(しがらき)の女性陶芸家が主人公。モノを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげず生きていきていく姿を描くという。ヒロインを務めるのは、現在放送中のドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」では若年性アルツハイマーに侵された女医を演じ、ムロツヨシとのラブストーリーを展開、視聴者をざわつかせている戸田さん。2000年放送の第63作目「オードリー」以来、2回目の連続テレビ小説出演となる今作では、絵と柔道が得意な三人姉妹の長女で働き者の川原喜美子を演じることが決定。地元の信楽焼にふれて育ち、やがて男性ばかりの陶芸の世界に飛び込んで、女流陶芸家の草分けとして歩みはじめた彼女は、同業の夫と結婚ののち、自らの窯を持ち、独自の信楽焼を生み出そうと奮闘。また、2児の母となる一方で、愛情をこめて多くの弟子を育てていく。なお脚本は、「光とともに…~自閉症児を抱えて~」「ホタルノヒカリ」「母になる」などを手掛ける水橋文美江が担当する。<ストーリー>戦後まもなく、大阪から滋賀・信楽にやってきた絵が得意な女の子・川原喜美子。両親と2人の妹との暮らしは貧しく、頑張り屋の喜美子は、幼いながらも一家の働き手だった。15歳に成長した喜美子は、大阪で就職するが、数年で信楽に戻ることに。地元の信楽焼に惹かれ、男性ばかりの陶芸界に飛び込む。陶芸家・川原喜美子を目指して奮闘する毎日が始まる。そんな彼女を支えるのは、志を同じくする青年陶芸家。恋に落ち、理想のクリエイター夫婦を目指して結ばれる2人だが、結婚生活は喜美子の思惑どおりにはいかない。最愛の息子は陶芸の跡継ぎとなるも、やがて別離が。喜美子の人生は波乱万丈だが、その中で陶芸への情熱は変わらず、自らの窯を開き、独自の信楽焼を見いだす。陶芸家として独立したものの、貧乏は相変わらず。だが、困った人を見捨てておけない彼女を、頼る者は後を絶たない。中でも、喜美子の陶芸そして人柄に惹かれて集まった若者たちを、我が子同様に愛し、見守り、育てていく。彼女がつらい状況にあるときに支えるのは、かつて助けた人たち。喜美子は陶芸の道に再び希望を見いだし、新たに絆を結んだ人たちとともに歩んでいく――。2019年度後期 連続テレビ小説「スカーレット」は2019年9月30日(月)~2020年3月、NHKにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年12月03日アイドルグループ『仮面女子』の研究生で、『スライムガール』の川原結衣さん(21)が12月5日、自身のブログにて妊娠と芸能界引退を発表したことを、『日刊スポーツ』が報じています。川原さんはブログにて、『突然なのですがこの度私の妊娠が発覚しました。わかった瞬間どうしたらいいかわからなくて、ステージだけでなく現実からも全部逃げ出して目を背けて引きこもってしまいました。やっと産もうと決めた時には体調もすぐれず、不安定な時期に入ってしまっていてステージには戻れない身体になっていました』と報告。『もうこの業界に戻ってくることは無いです』とし、応援してくれていたファンへ感謝の気持ちを述べています。なお、結婚や父親の男性についてはふれられていません。アイドルの妊娠・引退という衝撃のニュースに、ネット上ではさまざまな声があがっています。●ネット上では失望する声の一方で安堵の声も『アイドルが妊娠とは…プロ意識なさすぎ』『妊娠とか斜め上行きすぎててため息しか出ない』『自覚が足りない』『男もろくでもなさそう』『アイドルとしては最低』『アイドルという立場にあるまじき行為』などのナーバスなコメントがネット上では多くあがっていた一方で、『赤ちゃんを産むという決断をしてくれてよかったです』『命を大切にしてくれてよかった』『少子化なんだからおめでたい!ポジティブに捉えてあげたい』『10代じゃないんだし、妊娠も不思議じゃない。応援してあげたい』『21歳ならいいと思う。おめでとう』『アイドルという道を捨てて新しい命を選んだのは評価したい』など、赤ちゃんを産むという決断をした川原さんを応援する声も少なくありませんでした。アイドルが妊娠して引退という事実は衝撃的ではありますが、自分で選んだ道である以上、迷わず前向きに進んでいってほしいですね。【画像出典元リンク】・川原結衣オフィシャルブログ「焼き鮭と醤油と時々川原結衣」Powered by Ameba/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2016年12月05日1月21日、第13回目を迎える日本版「サロン・デュ・ショコラ」が開幕した。開催に先駆け、前日のプレスプレビューに姿を現したのは、モデル、女優として活躍する川原亜矢子。チョコレート好きを公言する彼女だが、原点となるショコラとの出合いは、パリに拠点を置いていた90年代にあるのだとか。――川原さんがショコラファンになったきっかけを教えてください。私は、モデルとしての夢を叶えるために、91年に、単身でパリでの生活をスタートさせました。ただ、フランスに対して強い憧れがあったわけでもなく、語学が堪能だったわけでもない私にとって、慣れない地での生活は少々寂しいものでした。そんなある日、フランスでは、ショコラが国民的に愛されている存在だと知り、ためしに1粒購入して口にしてみたんです。でも、技術を持ったパティシエが作るショコラって結構な値段がするので、まずはそこに驚いたんですけど(笑)。口にしてみたら今度はショコラが持つ不思議な魅力のトリコになったんです。口の中でやさしい甘さがほどけていくと同時に、心を支配していた緊張やストレスも解きほぐされていく感じがして。以来、いろいろなお店の味を試すのが楽しみの一つになりました。500gのアソートBOXなどはよく試しましたね。ナッツやドライフルーツを使ったチョコレートも組み合わさっていて、とても贅沢な仕様なんです。気付いたら、その1粒1粒が私に憩いを与えてくれる大切な存在になっていましたね。ここ3年くらいは、寝起きに1粒のショコラをいただくことにはまっています。私の中でのブームです(笑)。味はその日によって異なるんですけど、アーモンドやピスタチオが使われているタイプのものが好きですね。あと、オレンジピールも大好き。チョコレートは血糖値のバランスを整えてくれるので、寝覚めがよくなるのもうれしいですね。――開会式では好きなチョコレートを訊かれて「ジャン・ポール・エヴァン」と答えていらっしゃいました。はい。渡仏後、初めて食べたのがエヴァンさんのショコラでした。ですので、今日、サロン・デュ・ショコラに参加されているエヴァンさんにお会いしたときは、熱狂的ファンの心理が働いて1人で興奮してしまいました。「あなたの作るショコラが大好きなんです!」とお伝えした後に、「心臓がドキドキしてうまく想いを言葉にできません」って添えたくらい(笑)。足繁く通っていた当時のことを思い出して懐かしい気持ちでいっぱいになると同時に、お会いできたことで、エヴァンさんのショコラをより身近に感じることができるようになりました。――1日1粒のショコラ以外に、川原さんの美を育んでいるものはありますか。家族ですね。夫と愛犬と過ごす時間ほど、私に安らぎを与えてくれるものはありません。それと、運動する時間もとっても大切。モデルの仕事で左ひざを痛めたことがきっかけで、3年前くらいからパーソナルトレーナーについてもらっています。運動して筋力を高めたことで、柔軟性に磨きがかかり、日常的な動きもしなやかになってきた気がします。――更に磨きがかかり、今後の活躍も期待できそうですね。ここ3年ほどは私生活に重点を置いて暮らしてきましたが、今年からまた、女優業に復帰することにしました。近いうちに画面を通してみなさんとお会いできる日がなにより楽しみです。役者として納得できる結果を出すためにも、寝起きのショコラ習慣を続けて、心身ともに美しくあり続けたいですね。
2015年01月23日大人気刑事ドラマ『相棒』の劇場版最新作、『相棒シリーズ X DAY』で“新”相棒を演じた田中圭と川原和久が、“新”相棒として最高のシナジーを発揮したことを報告するとともに、足かけ10年以上に渡って国民的な支持を集めている同シリーズの魅力について分析をした。その他の写真劇場版第4弾の今作では、特命係と衝突する捜査一課のリーダー的存在の伊丹憲一と、シリーズ初登場のサイバー犯罪対策課捜査官の岩月彬が“新”相棒に!1人のエリート銀行マンの不審死と、その背後にチラつく金融封鎖計画“X DAY”の真相を暴くため、異色“相棒”が奔走するストーリーだ。「伊丹と所轄の刑事が協力したことは過去にもありましたが、ここまでガッツリ一緒に捜査することは初めてだったので楽しかったですね」と語る伊丹役の川原。『相棒』シリーズ初参戦の岩月役の田中も「ここまで地味なキャッチボールをする俳優同士もめずらしいですが(笑)、楽しい現場でした」と満足そうに回想する。2000年の誕生以来、ドラマは国民的シリーズと称され、劇場版、スピンオフ作品も高評化の『相棒』。まさしくモンスター・コンテンツだが、ひとりのファンとして『相棒』を楽しみ、そして新たに参戦した田中は「水谷豊さんを中心に、全員の一体感が僕には魅力的でした」と『相棒』の世界を分析する。長年『相棒』で伊丹刑事を演じている川原は、相棒の魅力を「正直よく分かってないんです(笑)」と謙遜気味に受け止めた上で、「全体のバランスがとてもいいですね。主演のおふたりとゲストの方々を主軸にし、それを囲むレギュラー陣が出過ぎず、引っ込み過ぎず存在する」とバランスの良さを指摘する。日本経済の危機や金融封鎖計画“X DAY”など、今作でも社会派のメッセージが強烈で、「ブレない脚本がとにかく面白いですよね。すごくリアル!」と田中も緻密な脚本を絶賛。そして、「あと一番強い要因は仲間意識ですかね」とも。「それに、いつも前作を超えていく覚悟みたいな。時事ネタを毎回入れて勝負していく姿勢――これも、モンスター・コンテンツになっている理由じゃないでしょうか(笑)」と人気にあぐらをかかず、挑戦を続けている姿勢が国民的支持を集めている理由でもあると分析する田中。“新”相棒が立ち向かう超絶リアルな“X DAY”。その顛末を映画館で確かめよう!『相棒シリーズ X DAY』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2013年03月29日人気ドラマ『相棒』のスピンオフ映画『相棒 X DAY』主演の川原和久が16日にオフィシャルフォトブック『相棒捜査一課・伊丹憲一』の発売を記念して、福屋書店新宿サブナード店で行われた握手会に出席した。その他の写真川原が演じる人気キャラクター・捜査一課の伊丹刑事と田中圭が演じるサイバー犯罪対策課の岩月のコンビを主人公にした映画『相棒 X DAY』。サイバー犯罪対策課がマークしてきた男が死体で発見される事件が発生し、伊丹と岩月が時にいがみ合いつつも課の違いを超えて真相を追いかける。フォトブックではこれまでの作品を通じて伊丹憲一という存在を徹底的に分析。20ページにわたる撮り下ろしショットにロングインタビュー、さらには水谷豊が伊丹について語るなど盛りだくさんの内容となっている。この日は事前に予約した100名のファンが来場し割れんばかりの大歓声で川原を迎えた。川原はひとりひとりにフォトブックを手渡し、握手を交わしたが、ファンからは映画での活躍についてのみならず「結婚おめでとうございます!」と歌舞伎役者・松本幸四郎の長女で女優の松本紀保との結婚を祝福する声も。女性が多くを占める100名ものファンの熱気に川原はやや硬い表情で緊張気味かと思いきや、本人は「だいぶ、(ほおを)緩めてるつもりでしたよ」とのこと。最初にの発売の話があったときは「『イヤイヤイヤ、勘弁して!』って感じだった(苦笑)」そうだが、自身や伊丹という役について「誤った情報やウワサが広まっているところもあるので、自分から発信することで修正されれば」と語る。ちなみにこのフォトブックについて捜査一課の仲間をはじめとする『相棒』ファミリーの面々の反応は「嘲笑です。相当バカにされました。アンケートなどもあったので『昨日は1日中、川原さんのこと考えてたよ』なんて言われました」と苦笑いを浮かべていた。映画の公開に向けての心境を尋ねると「宿題が多すぎて公開のことを考えてる暇がないです。原稿のチェックやキャンペーンで行く仙台での舞台挨拶のスケジュールを渡されたり、その日その日を片付けていく感じ。(初日に)コメントを用意してなくて慌てることになりそう」と飄々とした様子で語っていた。『相棒シリーズ X DAY』3月23日(土)全国ロードショー
2013年03月18日当面のあいだ、休養へモデルとしても、女優としても活躍する川原亜矢子。その凛とした美しさ、変わらぬ魅力は、同年代の女性をはじめ、幅広い層からの支持を集めてきた。ところが、そんな彼女が、18日、芸能活動を当面のあいだ休養することが明らかにされた。所属事務所によれば、本人から休養したいという申し出があり、それを了承したものだという。近年では、ナレーションやキャスターなどとしても活躍の場を広げていただけに、ここへきての休養は驚きだ。発表によれば、40歳の節目を機に、自分自身を見つめなおし、仕事をセーブすることを決断したのだという。引退は否定、カムバックに期待もパリコレモデルとしても活躍し、映画にドラマ、CMと駆け抜けてきた彼女。具体的な復帰時期は決まっていないということだが、あくまで休養ということで、芸能活動を完全に引退するということではないようだ。事務所も引退については否定している。突然の休養宣言ということで、体調面も心配されるところだが、所属事務所発表では元気だとのこと。またいい仕事があれば、その時は復帰したいという意思はあるそうなので、しばらくの休養はやはりさみしい思いもあるが、ここはゆっくりと休んで、今後も彼女らしく、美しく歩んでいってほしいものだ。元の記事を読む
2011年10月20日