公益財団法人川崎市文化財団主催、『第129回川崎市定期能』が2023年8月5日 (土)に川崎能楽堂(神奈川県川崎市川崎区日進町1-37)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月26日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて6月26日(月)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ Twitter 川崎能楽堂が1986年4月に開館して以来、35年以上にわたり続く川崎市定期能。「日本の伝統芸能の伝承」を目的として、主に年3回の割合で開催しています。一般的な能楽堂に比べ、川崎能楽堂は148席とコンパクトな空間のため、舞台を間近で鑑賞することができ、演者の息遣いまで感じられるとご好評をいただいています。【第1部】12:30開場13:00開演狂言「瓜盗人」野村太一郎(和泉流)能「経正 替之型」鵜澤久(観世流銕仙会)【第2部】15:30開場16:00開演狂言「水汲」野村裕基(和泉流)能「竹生島」観世銕之丞(観世流銕仙会)~川崎能楽堂の見所(客席)について~*川崎能楽堂には、能舞台の屋根、白洲がありません。*C列、E列は前の列より一段高くなっています。*中正面席の前には目付柱(舞台上から高さ約150cm)があります。定期能をより楽しむための事前講座日時:2023年7月29日(土曜)会場:川崎能楽堂講師:鵜澤久(観世流銕仙会・シテ方)、宮崎眞帆(法政大学能楽研究所兼任所員、コロンビア大学院生)定員:148名(先着順)料金:無料*第129回川崎市定期能チケットご購入者が対象となります。*受講をご希望の方は、川崎能楽堂(TEL:044-222-7995)へお電話、またはGoogleフォーム( )よりお申し込みください。公演概要『第129回川崎市定期能』公演日:2023年8月5日 (土)会場:川崎能楽堂(神奈川県川崎市川崎区日進町1-37)■公演スケジュール【第1部】8月5日(土)12:30開場、13:00開演、14:20終演予定【第2部】8月5日(土)15:30開場、16:00開演、17:50終演予定■出演者【第1部】狂言「瓜盗人」野村太一郎、野村裕基 /能「経正 替之型」鵜澤久、大日方寛、藤田貴寛、飯冨孔明、大倉慶乃助 他【第2部】狂言「水汲」野村裕基、内藤連/能「竹生島」観世銕之丞、鵜澤光、大日方寛、野口能弘、中村修一、藤田貴寛、飯冨孔明、大倉慶乃助、小寺真佐人 他■チケット料金正面席:4,500円脇正面・中正面席:4,000円U25(脇正面・中正面席のみ):3,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月26日川崎市宮前区を拠点に「本を捨てないで」を愛言葉として、古本、古書の買取をトータルサポートする有限会社東京書房(神奈川県川崎市宮前区、代表取締役社長:和田 達弘、以下 古本買取の東京書房)は、クラブパートナーとしてサポートする株式会社川崎フロンターレ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:吉田 明宏、以下 川崎フロンターレ)が配布する2023年度算数ドリルパートナーになりました。■古本買取の東京書房「クラブパートナー契約」のお知らせ」URL: 2022年度算数ドリル実践学習の様子 (C)KAWASAKI FRONTALE算数ドリル (C)KAWASAKI FRONTALE川崎フロンターレ算数ドリルは、2009年に川崎市中原区にある川崎市立下丸子小学校の小学6年生を対象に配布されたのが始まりです。今では川崎市内すべての市立小学校と特別支援学校に通う約1万2千人の小学6年生に配布され、授業にも使用されるほど算数教育に根付いたものとなっています。古本買取の東京書房は、古本・古書の買取を通じて地域の皆様との信頼関係を築きながら「読書のまち・かわさき」の発展と共に歩みを進め、かわさきSDGsの目標の1つである「青少年の健全育成」や「地域のスポーツ振興」に積極的に取り組んでおります。「本を捨てないで!」を愛言葉に、「あなたの読み終えた本が誰かの大切な1冊になる」をモットーとして、知識の泉としての本の価値を伝えていく中で、教育的価値の高い川崎フロンターレの算数ドリル事業に深く賛同し協賛させていただきました。今後も、地域と関わりながら様々な活動を行っている川崎フロンターレを、クラブパートナーとして応援してまいります。「楽しみながら算数を!」川崎フロンターレ算数ドリルを通して、子どもたちの明るい未来を応援いたします。■会社概要商号 : 古本買取の東京書房運営会社: 有限会社東京書房代表者 : 代表取締役 和田 達弘所在地 : 〒216-0033 神奈川県川崎市宮前区宮崎3-9-11-1F設立 : 1948年4月事業内容: 古本古書の買取販売・骨董リサイクル品の買取・販売資本金 : 300万円URL : 東京書房スタッフと川崎フロンターレマスコットふろん太くん (C)KAWASAKI FRONTALE古本買取の東京書房 ロゴ川崎フロンターレ ロゴ【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】古本買取の東京書房TEL : 0120-054-646お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月17日声馬チャンネル実行委員会は、声優による川崎競馬実況バラエティ番組『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』の第17回ライブ配信を2023年5月18日(木)に番組公式YouTubeチャンネルにて配信いたします。第17回は5月18日(木)配信!▼『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』とはMCに競馬好きとして知られる声優『相羽あいな』さんを迎え、川崎競馬場全面協力のもと「噛んでよし!」「叫んでよし!」がテーマの新鮮・斬新・大胆な競馬YouTube番組です。ゲストには様々な声優さんをお招きし、『声優×競馬』の映像によるエンターテインメント性を重視した特別なプログラムになっています。前回のライブ配信アーカイブはこちら 第1回生配信の模様を読売新聞オンライン様に密着レポートしていただきました。 ▼第17回ライブ配信<2023年5月18日(木)>第17回のゲストには、『BanG Dream!(白金燐子役)』、『D4DJ First Mix(渡月麗役)』にてご活躍されている声優・志崎樺音さんをお迎えして、ここでしか聞けない声優による新鮮、斬新、大胆な“生”実況&映像を視聴者の皆様にお届けします。また、後日チャンネル内にて、ライブ配信後に収録した動画を配信予定となっております。ゲスト:志崎樺音さん◆『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』YouTube公式チャンネル ◆『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』公式Twitter (番組推奨ハッシュタグ:#セイバーch)番組では、現在メールを募集中です!番組の感想、パーソナリティ・ゲストへのメッセージ、競馬や川崎競馬場のエピソードやアドバイスなど自由にお送りください。◆投稿フォーム ▼番組コラボビール「声馬ビール」も販売!第17回ライブ配信が実施される<2023年5月18日(木)>には、川崎競馬場内にて番組MCの相羽あいなさんが「味」「色」「商品ロゴ」を監修したオリジナルクラフトビール「声馬ビール」も発売いたします。声馬ビールは数量限定販売!◆商品情報商品価格:800円(税込)販売時間:開門~11R結果確定まで販売場所:川崎競馬場内 2号スタンド1階 ロジータビール売店※当日限定・数量限定販売となっております※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満のお客様、お車でお越しのお客様への販売はお断りしております。監修の様子はこちら!【相羽あいな監修中!】「声馬ビール」制作ミーティング【声馬チャンネル】 【番組情報】番組タイトル:『声馬チャンネル』(読み方:セイバーチャンネル)配信日 :2023年5月18日(木) 夕方頃配信予定サポート :株式会社よみうりランド 川崎競馬事業部協力 :楽天競馬運営 :声馬チャンネル実行委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月11日声馬チャンネル実行委員会は、声優による川崎競馬実況バラエティ番組『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』の第16回ライブ配信を2023年4月6日(木)に番組公式YouTubeチャンネルにて配信いたします。第16回は4月6日(木)配信!▼『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』とはMCに競馬好きとして知られる声優『相羽あいな』さんを迎え、川崎競馬場全面協力のもと「噛んでよし!」「叫んでよし!」がテーマの新鮮・斬新・大胆な競馬YouTube番組です。ゲストには様々な声優さんをお招きし、『声優×競馬』の映像によるエンターテインメント性を重視した特別なプログラムになっています。前回のライブ配信アーカイブはこちら! 第1回生配信の模様を読売新聞オンライン様に密着レポートしていただきました!! ▼第16回ライブ配信<2023年4月6日(木)>第16回のゲストには、『ラブライブ!サンシャイン!!(鹿角理亞役)』、『ウマ娘 プリティーダービー(ケイエスミラクル役)』の他、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト(星見純那役)』でMCの相羽あいなさんと共演したこともある声優・佐藤日向さんをお迎えして、ここでしか聞けない声優による新鮮、斬新、大胆な‘生’実況&映像を視聴者の皆様にお届けします!また、後日チャンネル内にて、ライブ配信後に収録した動画を配信予定となっております。乞うご期待下さい!ゲスト:佐藤日向さん◆『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』YouTube公式チャンネル ◆『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』公式Twitter (番組推奨ハッシュタグ:#セイバーch)番組では、現在メールを募集中です!番組の感想、パーソナリティ・ゲストへのメッセージ、競馬や川崎競馬場のエピソードやアドバイスなど自由にお送り下さい!◆投稿フォーム ▼番組コラボビール「声馬ビール」も販売!第16回ライブ配信<2023年4月6日(木)>には、川崎競馬場内にて番組MCの相羽あいなさんが「味」・「色」・「商品ロゴ」を監修したオリジナルクラフトビール「声馬ビール」も発売しております。声馬ビールは数量限定販売!◆商品情報商品価格:800円(税込)販売時間:開門~11R結果確定まで販売場所:川崎競馬場内 2号スタンド1階 ロジータビール売店※当日限定・数量限定販売となっております※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満のお客様、お車でお越しのお客様への販売はお断りしております。監修の様子はこちら!【相羽あいな監修中!】「声馬ビール」制作ミーティング【声馬チャンネル】 【番組情報】番組タイトル:『声馬チャンネル』(読み方:セイバーチャンネル)配信日 :2023年4月6日(木) 夕方頃配信予定サポート :株式会社よみうりランド 川崎競馬事業部協力 :楽天競馬運営 :声馬チャンネル実行委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月24日川崎駅前の複合商業施設「ラ チッタデッラ」(神奈川県川崎市川崎区小川町/運営:株式会社 チッタ エンタテイメント/代表者:美須アレッサンドロ)は、首都圏最大級の沖縄フェスティバル「はいさいFESTA」を2023年5月3日(水・祝)~7日(日)、ラ チッタデッラ 他 JR川崎駅東口エリアにて開催します。本イベントは今年で記念すべき20回目の実施となります。当イベントでの「エイサー」実施風景■第20回を迎える沖縄県外最大級規模のフェスティバル「はいさいFESTA」とは大正8年頃、現在の川崎競馬場の場所にあった紡績工場に就職するため、沖縄県から沢山の男女が川崎市内に移り住み、その後、大正13年に「川崎沖縄県人会」が発足してから来年で100年になります。その間、同会の尽力もあって、川崎には沖縄の伝統文化がしっかりと根付き継承され、特に「ラ チッタデッラ」のある川崎市川崎区周辺は、随所で本場の沖縄文化に触れることができる、全国でも大変珍しい地域となっています。そんな地域特性を生かし“近場で体験できる本物の沖縄文化”をテーマに、2004年「はいさいFESTA」は誕生しました。主催したのは、昭和初期から川崎駅前を拠点に様々なエンターテイメントを提供してきた“チッタグループ”が運営する複合商業施設「ラ チッタデッラ」と、同施設が加盟する商店街です。初開催時、会場は「ラ チッタデッラ」周辺に限定され、来場数は4日間で1万人程度でした。しかしその後は、2000年頃から巻き起こった“沖縄ブーム”にも後押しされ、回を重ねる毎に規模拡大を続け、コロナ禍前の2019年においては会場はJR川崎駅東口全体に広がり、来場数は5日間で約25万人に及ぶなど、首都圏屈指の巨大イベントへと成長しました。そして今年、3年以上に亘ったコロナ禍からようやく脱却の兆しが見え、人々が安心してお祭りを楽しめる日常が戻りつつある中で、「はいさいFESTA」は記念すべき第20回を迎えます。これまでの経験と実績、そして初回から今日まで深めてきた沖縄との絆を最大限生かし進化した「はいさいFESTA」にどうぞご期待下さい。当時の「富士瓦斯紡績」で働く 沖縄出身の女性工員たち沖縄の守り神「石敢當」が川崎駅前に!かつて沖縄を襲った甚大な台風被害に 対する川崎市からの義援金の返礼として沖縄から贈られたもの。 沖縄と川崎の絆の象徴。「はいさいFESTA」これまでの足跡 ~主な出演者たち~はいさいFESTA 過去開催風景【はいさいFESTA 2023 開催概要】≪メインイベント&フェアのラインアップ≫■大人気の飲食屋台・物産展約75店舗以上(※現在2023.2.16時点)が出店予定。定番から人気のバラエティー豊かなメニューをご用意!沖縄そば_イメージ■はいさいの華、エイサー迫力のある演舞で、会場を盛り上げます。イベント期間中は日替わりで登場予定!エイサー_イメージ■観覧無料の野外フリーライブ新旧沖縄ポップスから伝統の民謡、三線、演舞まで沖縄に縁があるアーティストが大集結!■音楽祭「クラブチッタ」にて行われる、大沖縄音楽祭。多彩なアーティストが登場して、沖縄ミュージックやトークショーで会場を盛り上げます。音楽祭_イメージ■沖縄フェア in チッタ産地からの新鮮食材を使用した「久米島フェア」や沖縄ならではの食材&スパイシーな調味料でご提供する「激辛フェア」、そのほかにも、豪華賞品が当たる抽選キャンペーン等を開催します。and more…!※上記イベント及びフェア詳細に関しては現在内容調整中のため、都合により変更の場合がございます。主催 :チネチッタ通り商店街振興組合/株式会社 チッタ エンタテイメント後援 :一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー/川崎市/一般財団法人川崎沖縄県人会/沖縄県協賛 :有限会社比嘉酒造/オリオンビール株式会社協力 :株式会社沖縄県物産公社/株式会社琉球エージェント企画制作:株式会社 チッタ エンタテイメント【「ラ チッタデッラ」】2002年開業。イタリアのヒルタウン(丘の上の街)をモチーフに作られた「ラ チッタデッラ」は、首都圏最大級のシネコン「チネチッタ」と大型ライブホール「クラブチッタ」を中心に、ショップ&レストランや、美容・リラクセーション、ウェディングなどの サービスが集まる、バラエティーに富むエンタテイメントが特徴の街です。ラ チッタデッラ_施設全体■公式HP: 他、SNSにて新着情報を随時更新 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月28日声馬チャンネル実行委員会は、声優による川崎競馬実況バラエティ番組『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』の第15回ライブ配信を2023年3月1日(水)に番組公式YouTubeチャンネルにて配信いたします。第15回は3月1日(水)配信!▼『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』とはMCに競馬好きとして知られる声優『相羽あいな』さんを迎え、川崎競馬場全面協力のもと「噛んでよし!」「叫んでよし!」がテーマの新鮮・斬新・大胆な競馬YouTube番組です。ゲストには様々な声優さんをお招きし、『声優×競馬』の映像によるエンターテインメント性を重視した特別なプログラムになっています。前回の配信ダイジェストはこちら!【第14回 生配信ダイジェスト映像】声馬チャンネル【ゲスト:相良茉優】 ライブ配信のアーカイブはこちら! 第1回目の生配信の模様を読売新聞オンライン様に密着レポートして頂きました!! ▼第15回ライブ配信<2023年3月1日(水)>第15回のゲストには、『アイドルマスター シンデレラガールズ(二宮飛鳥役)』、『EDENS ZERO(ホムラ・コウゲツ役)』、など、声優として数々の作品で活躍されている青木志貴さんをお迎えして、ここでしか聞けない声優による新鮮、斬新、大胆な“生”実況&映像を視聴者の皆様にお届けします!また、後日チャンネル内にて、ライブ配信後に収録した動画を配信予定となっております。乞うご期待下さい!ゲスト:青木志貴さん◆『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』YouTube公式チャンネル ◆『声馬チャンネル(セイバーチャンネル)@川崎競馬場』公式Twitter (番組推奨ハッシュタグ:#セイバーch)番組では、現在メールを募集中です!番組の感想、パーソナリティ・ゲストへのメッセージ、競馬や川崎競馬場のエピソードやアドバイスなど自由にお送り下さい!◆投稿フォーム ▼番組コラボビール「声馬ビール」も販売!第15回ライブ配信<2023年3月1日(水)>には、川崎競馬場内にて番組MCの相羽あいなさんが「味」・「色」・「商品ロゴ」を監修したオリジナルクラフトビール「声馬ビール」も発売しております。声馬ビールは数量限定販売!◆商品情報商品価格:800円(税込)販売時間:開門~11R結果確定まで販売場所:川崎競馬場内 2号スタンド1階 ロジータビール売店※当日限定・数量限定販売となっております※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満のお客様、お車でお越しのお客様への販売はお断りしております。監修の様子はこちら!【相羽あいな監修中!】「声馬ビール」制作ミーティング【声馬チャンネル】 【番組情報】番組タイトル:『声馬チャンネル』(読み方:セイバーチャンネル)配信日 :2023年3月1日(水) 15:50~予定サポート :株式会社よみうりランド 川崎競馬事業部協力 :楽天競馬運営 :声馬チャンネル実行委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月28日公益財団法人川崎市文化財団主催、『第128回川崎市定期能』が2023年3月11日(土)に川崎能楽堂(神奈川県川崎市川崎区日進町1-37)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2月6日(月)より発売中です。カンフェティにて2月6日(月)よりチケット発売開始 公式ホームページ 公式Twitter(@kbunkazaidan) 川崎能楽堂が1986年4月に開館して以来、35年以上にわたり続く川崎市定期能。「日本の伝統芸能の伝承」を目的として、主に年3回の割合で開催しています。 一般的な能楽堂に比べ、川崎能楽堂は148席とコンパクトな空間のため、舞台を間近で鑑賞することができ、演者の息遣いまで感じられるとご好評をいただいています。~川崎能楽堂の見所(客席)について~*川崎能楽堂には、能舞台の屋根、白洲がありません。*C列、E列は前の列より一段高くなっています。*中正面席の前には目付柱(舞台上から高さ約90cm)があります。番組【第1部】12:30開場/13:00開演狂言「饅頭」山本則孝、山本凜太郎能「源氏供養」観世恭秀、殿田謙吉、御厨誠吾、鵜澤洋太郎、柿原弘和、藤田貴寛 他【第2部】15:30開場/16:00開演狂言「千鳥」山本泰太郎、山本凜太郎、山本則孝能「鵜飼」田邉哲久、岡本房雄、則久英志、御厨誠吾、山本凜太郎、鵜澤洋太郎、柿原弘和、小寺真佐人、藤田貴寛 他◎定期能をより楽しむための事前講座日時:2023年3月4日(土)13:00~14:30会場:川崎能楽堂講師:田邉哲久(観世流・シテ方)、岡本房雄(観世流・シテ方)定員:148名(先着順)料金:無料*第128回川崎市定期能チケットご購入者が対象となります。*受講をご希望の方は、川崎能楽堂(TEL:044-222-7995)へお電話またはGoogleフォーム 公演概要『第128回川崎市定期能』公演日時:2023年3月11日 (土)【第1部】12:30開場/13:00開演【第2部】15:30開場/16:00開演会場:川崎能楽堂(神奈川県川崎市川崎区日進町1-37)■チケット料金正面席:4,500円脇正面・中正面席:4,000円U25(脇正面・中正面席のみ):3,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月08日株式会社スリムビューティハウス(所在地:東京都港区、代表取締役:西坂 才子)は、2023年1月18日、神奈川県川崎市・川崎駅前のサービス特化型商業施設「MEFULL川崎」に、スリムビューティハウス川崎店をグランドオープンいたしました。ホームページ : スリムビューティハウス川崎店: スリムビューティハウス川崎店 フロント■「MEFULL川崎」2023年1月新築「MEFULL川崎」最上階12階。JR線「川崎」駅より徒歩3分・京浜急行線「京急川崎」駅より徒歩2分。野村不動産グループが手掛ける「健康・学び・くらし」に特化した全く新しいサービス特化型商業施設。クリニックやヘアサロンなどサービス業種が主役のテナント構成となっており、「モノ消費からコト消費」へという時代のニーズに沿った、野村不動産グループ一押しの物件となります。MEFULL川崎 ビル外観■光を意識したインテリアホワイトを基調とした開放感ある空間の中に、スリムビューティハウスのコーポレートカラーである高級感ある赤い家具を配置しています。明るく清潔感のあるフロントを抜けると完全個室のトリートメントルームが6部屋。完全個室となり、自分だけの空間でリラックスして施術を受けることができます。さらに、パウダールーム・シャワールームも完備しており施術後の身支度にお使いいただけます。スリムビューティハウス川崎店 パウダールーム■店舗所在地〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町10番地1 MEFULL川崎12階スリムビューティハウス川崎店(JR線「川崎」駅 北口東より徒歩3分)■スリムビューティハウス 会社紹介スリムビューティハウスは2022年創業42周年を迎え、全国に約60店舗以上のエステサロンを運営。東洋医学をベースとしたオリエンタルエステティックを提供し、外見のキレイだけでなく内側から健康美になるサポートを実施。温感・巡りに注力した「SLIM骨盤ダイエット」はすでに50万人以上のお客様がご体感。※集計期間:2007年3月1日~2022年2月28日 体験者数50万6,742人また、外部機関や医師と共同研究を行い、世界中の学会で発表を行う。2015年には、ハーバード大学公衆衛生大学院日米未病プロジェクトチーム首席研究員 天野 暁先生と「抗加齢・抗酸化ストレスへの影響」について共同研究を実施、医学誌に掲載される。近年は、テレビ通販、靴など異業種とのライセンス事業を展開。「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」を2年連続受賞。2021年には、健康経営宣言を実施。東日本大震災時における、被災地でのチャリティエステや寄付による支援活動が認められ、2012年「紺綬褒章」拝受。2021年、一般社団法人日本SDGs協会より3つの『SDGs事業認定証』の発行を受けた。◆ご体験予約はこちらまで 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月27日純烈が、2023年1月1日(日) 0時より実施する川崎フロンターレとのコラボ企画『純烈・超プレミア LIVE in 蒲田温泉』の模様を生配信することが決定した。今回のコラボ企画は、今年クラブ創設26周年を迎えたサッカーJリーグ・川崎フロンターレが、「26(風呂)イヤーをお風呂から盛り上げたい!」という想いから、川崎市・大田区の銭湯68カ所が参加。純烈ライブを目玉特典としたスタンプラリーが実施された。純烈ライブは50席限定、しかもライブ実施時間が年明け深夜にも関わらず、応募総数が1,000通を超えるという想定外の事態が起きたことで、急遽生配信される運びとなった。ライブは紅白歌合戦の会場から純烈がそのまま移動し、新メンバーの岩永洋昭が初めて純烈としてステージに立つという、タイトルに偽りなしの超プレミアもの。また深夜実施ということもあり、1月11日(水) までアーカイブ配信される予定だ。企画協力者の川崎浴場組合連合会副会長・星野義孝は「新生純烈のパワーで新しい年の幕開けに相応しいLiveになるようサポートします!」と意気込み、純烈のリーダー酒井一圭は「マジで、ポロリあるかもよ!?」とコメントしている。<配信情報>純烈・超プレミア LIVE in 蒲田温泉生配信:2023年1月1日(日) 0:00~3:30(予定)チケット販売期間:2023年1月10日(火) 20:00までアーカイブ期間:2023年1月11日(水) 3:30まで(予定)【配信予定内容】■0:00〜「紅白歌合戦終了直後の純烈をお迎え!?」紅白歌合戦が行われるのは東京渋谷。「超・プレミアライブ」の会場となるのは東京大田区の蒲田温泉。彼らは果たしてどのような手段で深夜の大移動を行うのか。移動の間も生中継を敢行!紅白直後のメンバーたちの生の声も余す事なく配信■2:00〜「超・プレミアライブ」in蒲田温泉スタート“ある手段”で無事に到着した純烈メンバーをお迎えするのは激戦を勝ち抜いた強運すぎる50名のお客様。見どころ満載のプレミアライブ!・岩永洋昭が加わった“新生純烈”の一曲目とは!?・フロンターレサポーター必見!あの選手やあの選手も登場!?・配信ライブでしか手に入らない超・プレミアなプレゼントも!関連リンク川崎フロンターレ 公式サイト:純烈 オフィシャルサイト:
2022年12月19日『BAYCAMP 202302』が、2023年2月4日に川崎 CLUB CITTA’+ATTICで開催されることが決定した。『BAYCAMP』はBAYCAMP実行委員会が主催するオールナイトロックイベント。チケットはオフィシャル先着先行を11月17日まで受付中で、期間内は割引料金でチケットを購入することができる。なお出演アーティストなど詳細は後日発表される。■BAYCAMP実行委員会 青木勉(ATFIELD inc.)コメント昨年に引き続き、冬のBAYCAMPの正式開催が、決定いたしました!今年の夏の野外開催は叶いませんでしたが。今年こそは。10周年のリベンジができたらと思います。まずは、冬のBAYCAMPでオールナイトで騒ぎましょう!!今年のラインナップをお楽しみに!本日より、先着にて恒例のオフィシャル先着先行割チケットを発売いたします。何卒よろしくお願いいたします!<公演情報>BAYCAMP 2023022023年2月4日(土) 川崎 CLUB CITTA’+ATTICOPEN14:00 / START15:00 / CLOSE5:00(予定)【チケット料金】前売:4,800円(税込)オフィシャル先着先行割:3,900円(税込)※ドリンク代別途必要■オフィシャル先着先行割受付期間:11月17日(木) 23:59まで■一般発売:12月10日(土) 10:00~※オールナイト公演となりますので、18歳未満入場不可。入場時にIDチェックを行います。顔写真付き身分証をご提示いただきます。(パスポート・運転免許証・学生証など)お問い合わせ:エイティーフィールドTEL:03-5712-5227(平日12:00-19:00)イベント公式Twitter:
2022年11月14日ラゾーナ川崎プラザのクリスマスイベント「ラゾーナ ワンダフル クリスマス(LAZONA WONDERFUL CHRISTMAS)」が、2022年11月18日(金)から12月25日(日)までの期間で開催される。また、同期間中、ラゾーナ川崎プラザ初のディズニーコレクション「ハッピー ウィンター コレクション(HAPPY WINTER COLLECTION)」も開催する。ラゾーナ川崎プラザに“サンタハウス”が出現ラゾーナ川崎プラザは、2022年クリスマスイベント「ラゾーナ ワンダフル クリスマス」を開催。期間中、ルーファ広場には可愛らしいポップなサンタハウスが出現し、ラゾーナでのクリスマスを彩る。サンタハウスの前には、踏んで音を奏でるステップフロアなど、子どもも楽しめる仕掛けを用意。フォトスポットとしても利用できるほか、館内にはクリスマスツリーも設置。さらに、ラゾーナ川崎プラザ初となるディズニーコレクション「ハッピー ウィンター コレクション」の実施に伴い、館内の至る所にミッキー&フレンズの装飾を施し、よりクリスマスムードを盛り上げる。ラゾーナ川崎プラザ初のディズニーコレクション「ハッピー ウィンター コレクション」では、冬に活躍するアイテムが多数登場。ミッキー&ミニーの仲間たちをはじめ、ディズニー公式の動画配信サービス・ディズニープラスの作品に出てくるキャラクターを用いて制作されたアパレルウェア・グッズ・サービスなどを展開する。たとえば、グローバルワーク(GLOBAL WORK)からは、ミッキー&ミニーが目元を手で隠した姿がプリントされたスウェットなど、グラニフ(graniph)からは、ナイトメア―・ビフォア・クリスマスのキャラクタージャック・スケリントンや関連モチーフを全面にあしらったトップスなどがラインナップする。ディズニープラス期間限定ストアも館内2階には、「ディズニープラス ポップアップストア by PONEYCOMB」が出店。ミッキー&フレンズだけでなく、「PIXAR」「MARVEL」「STAR WARS」などのキャラクターをモチーフとしたアイテムが多数展開される。ディズニーファン必見のここでしか手に入らないラゾーナ限定商品も用意する。また、対象商品購入でゲットできるステッカーを2枚集めて、ディズニープラス期間限定ショップも持っていくとオリジナルグッズなどが当たる抽選会を実施するなど、充実した内容になっている。【詳細】ラゾーナ川崎プラザ「ラゾーナ ワンダフル クリスマス」開催期間:2022年11月18日(金)~12月25日(日)場所:ラゾーナ川崎プラザ住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1■「ハッピー ウィンター コレクション」対象店舗:グローバルワーク、グラニフ、Zoff(ゾフ)ほか※販売期間は店舗によって異なる。詳細は各店舗に問い合わせ。※売り切れや販売終了の場合あり。■限定デザインのショッピングバッグ&ステッカープレゼント期間中、対象店舗にて対象商品もしくはディズニー関連商品購入で、限定ステッカーとショッピングバッグをプレゼント。※ステッカーは全6種。※いずれも無くなり次第終了。※ステッカーはランダムで配布。柄は選択不可。■ディズニープラス期間限定ストア by PONEYCOMB出店場所:2階 ナノ・ユニバース前※売り切れや販売終了の場合あり。■抽選でディズニープラスオリジナルグッズなどをプレゼント対象商品購入で、対象店舗でもらったステッカー2枚を集めてディズニープラス期間限定ストアに持っていくと、ディズニープラス配信中作品のオリジナルグッズなどが当たる抽選会を実施。賞品例:・『ライオン・キング』オリジナルノート・『トイ・ストーリー4』オリジナルノート&ステッカー・『バズ・ライトイヤー』オリジナルバックパック・『私ときどきレッサーパンダ』オリジナルノート&ステッカー■ディズニープラス会員にはオリジナルノベルティプレゼント日時:12月10日(土)・11日(日)・24日(土)・25日(日)場所:2階 ルーファ広場引換時間:10:00~21:00※装飾はイメージ。実際とは異なる。
2022年11月04日完全無人のプライベート空間でセルフ脱毛10月16日、完全無人の脱毛サロン「ハイジ」の川崎東口店がオープンした。店舗はJR川崎駅東口より徒歩7分、京急川崎駅より徒歩10分の場所にある。年中無休の24時間営業であり、利用できるのは10歳以上で、未成年の場合は親権者の同意書が必要。また、中学生以下は親権者のペア入室が必須となる。お得なオープニングキャンペーンを実施中脱毛サロンに通い続けるとなると、予算が気になる。また、スタッフから新たなプランの勧誘や、セールスがあるのではないかと心配にもなる。「ハイジ」は無人のセルフ脱毛サロンであるため、そのような心配は無用で、スマートロックやSECOMのセキュリティにより、安心して脱毛できる。また、背中などの自分で脱毛しづらい部位の場合、ペアでの利用もおすすめ。脱毛器はオリジナルのハイブリッド業務用脱毛器を採用。従来のクリニックやエステサロンで採用されていたIPL脱毛と、現在、多くのエステサロンで採用されているSHR脱毛のいいとこ取りをしたHHR方式である。入会金・更新料はいつでも0円で、現在、5,000円(税込)の月額料金で通い放題(1回60分1日1回まで・12か月以上契約必須)のオープニングキャンペーンを実施中。初回に1度のみ利用できる「1人でお試し体験」「ペアでお試し体験」の格安プランも用意されている。場所: 神奈川県川崎市川崎区小川町17-14 アリウス406JR 川崎駅 東口より徒歩7分京急 川崎駅より徒歩10分店舗前に有料パーキングあり(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※川崎東口店 - セルフ脱毛サロン ハイジ - 通い放題 - 24時間営業 - セルフだから安い
2022年10月23日上位陣によるサバイバルマッチである。『明治安田生命J1リーグ』第27節にて3位・鹿島アントラーズと4位・川崎フロンターレが激突する。首位を走る横浜F・マリノスは24試合を戦い14勝6分4敗・勝点48。鹿島は2試合消化ゲームが多く12勝8分6敗・勝点44、川崎Fは1試合少ない13勝4分6敗・勝点43。残り10試合前後、優勝戦線は最後までもつれそうだが、ここで首位との差を詰めたいところ。なぜなら今節、横浜FMの試合はない。しかも、公式戦4連敗中である。横浜FMは7月30日『明治安田J1』第23節・鹿島との天王山を2-0で制するも、8月3日『JリーグYBCルヴァンカップ』プライムステージ準々決勝第1戦でサンフレッチェ広島に1-3。7日・第24節・川崎F戦では試合終了間際にCBジェジエウに決勝弾を決められて1-2で屈すると、10日の『ルヴァンカップ』第2戦も序盤に退場者を出し1-2で準々決勝敗退、18日『AFCチャンピオンズリーグ2022』ラウンド16ではヴィッセル神戸に2-3で敗れ去ったのだった。負のスパイラルに陥ったライバルにプレッシャーを掛けるなら今だ。逆に川崎Fは横浜FM戦での劇的勝利で浮上のキッカケを掴んだ。『ルヴァンカップ』準々決勝こそ第1戦1-1、第2戦2-2とアウェイゴールの差でセレッソ大阪に敗退を余儀なくされたが、8月13日の第25節は、台風の影響で試合は中止。予期せぬ休養を得てリフレッシュした川崎Fは20日に行われた第26節・アビスパ福岡戦でゴールラッシュを見せた。7分インサイドハーフ脇坂泰斗の縦パスに右SB山根視来が反応し、ゴール前へボールを供給、走り込んだ左ウイングのマルシーニョが合わせて先制。22分に同点にされるも、45分右ウイング家長昭博のクロスをCFレアンドロ・ダミアンが頭で落とし、マルシーニョが沈め前半の内に2-1とした。64分には家長の中へ切り込んでのクロスをマルシーニョがヘディングシュートでハットトリックをマーク。73分には途中出場の遠野大弥がPKを獲得、相手CBが退場となり、家長がPKを落ち着いて決めて4-1と勝負あり。8月10日の『ルヴァンカップ』C大阪戦での2ゴールに続いて2戦5発を叩き込み、来日1年を経ていよいよ本領を発揮し出したマルシーニョは試合後「(ハットトリックは)プロとしては初めて。ゴールという結果を出してチームの力になり、勝ちという結果にも結びついたのでとてもうれしい。ここから先は1試合ずつ決勝戦のつもりで戦わないといけない。次はホームゲームだが、またビッグクラブとの対戦なので、集中して自分たちの目標に向けて最大限の力で戦っていきたい」と喜びを表しつつ、次を睨んだ。8月25日にはメディア対応を実施。福岡戦で圧倒的なスキルを披露し、1ゴール1アシストと活躍した家長は「まだまだ」と口にした。「まだまだゲームはコントロールできていないと思う。勝った負けたで周りの目をごまかせるけど、ゲームの進め方や質は僕らの求めるものにまだまだ足りていない。チームとして個人としてももっともっと余裕を持って臨みたいし、それは永遠のテーマとしてやっていかなければならない。(マルシーニョについて)変わらずにやり続けているからじゃないですか。結果が出ても、出なくても、彼はやり続けてきた。それが結果に出ているのでは。(鹿島戦に向けて) 変わらず勝ちにいきたい。残り試合も少ないし、一戦一戦大事に勝ちにいきたい。鹿島は対戦するのが嫌なチーム。フィジカルが強く、常に対戦していても威圧感を感じるチーム」左SB橘田健人も同日のオンライン取材に出席。鹿島戦へ向けて意気込みを語った。「鹿島も上位のチーム。ここで勢いに乗るために圧倒したい。強い相手を倒すことで順位も上がるし、自信も付く。ここでさらに勢いに乗る意味でも勝たなければならない相手だと思っている。相性の良さはあまり感じていない。どの試合もどっちが勝つがわからない試合になっている。細かいところで最後勝っているので、細かいところを意識して勝っていきたい。(細かいところとは)ちょっとでも相手より多く走ることや球際で負けないこと。そこはこだわりたい。一人ひとりの戦うところが大事になると思うので、個人として絶対負けないようにしたい。一人ひとりが個のところで勝っていけば、自分たちのペースになると思う。(マルシーニョについて) マルシーニョを生かすためにも1対1の勝負を仕掛けやすい状況をつくろうとしてきた。そこで自分が上がっていって2対1でやれればもっとやりやすいと思うので、自分が使われたり、自分が上がっていったりしていきたい。ゴール前にいいタイミングで顔を出ているし、最近は決め切っているので自信が付いていると思う」鹿島にはリーグ戦での直接対決で20勝8分9敗と勝ち越し。直近13試合で9勝4分と川崎Fが圧倒しているが、鬼木達監督にも「相性のいい相手」という認識はなかった。「単純に自分たちより上位にいるチーム。自分たちは勝ち続けるしか優勝はない。一戦必勝で、どのゲームもビッグマーチになる。上位にいるチームを叩いて進んでいくだけ。優勝を目指していくには常に上位で戦っている鹿島は超えていかないといけない。常に勝つための最善の準備をしているだけ。相性がいいと思ったことがないし、いつも苦しい状況の中最後勝ちを拾っただけだと思っている。鹿島と戦う時は気持ちで同じスタートラインに立つことが大事。そこで一歩でも引いたら、自分たちのゲームに持ってこれないと思う。どれだけ強気で臨めるのか。(岩政大樹監督について)やっぱりいろんな知識もあるんだろうなと思うし、コメントを聞いていてもそういうコメントがあるので、相手をしっかり分析してくるイメージがある。ゲームに対して狙いを持ってやっているという感じを受ける」一方の鹿島は第25節・福岡戦、岩政新監督の船出を2-0の勝利で飾り、5試合勝ちなしの悪い流れを断ったが、指揮官交代ですべてが好転するほど甘くはない。8月21日・第26節・湘南ベルマーレ戦はインテンシティで後塵を拝し、相手に主導権を握られる苦しい展開の59分、途中出場のエヴェラウドの2試合連続コールで先制。しかし、15分後にCKから同点弾を許す。湘南にSBの背後のスペースを徹底的に突かれた鹿島は勝点1を持ち帰るのがやっと。劣勢でも内容が悪くても、勝点3を手繰り寄せる勝負強さはまだ取り戻せていないようだ。果たして、川崎Fが首位に勝点2差に迫り横浜FMへプレッシャーを掛けるのか、鹿島が鬼門を打破してV戦線に踏みとどまるのか。『明治安田J1』第27節・川崎F×鹿島は8月27日(土)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて残りわずか。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年08月26日3連覇へ望みを繋げる劇的なゴールを決めた3日後、3年ぶりのタイトルへの望みを断たれた。川崎フロンターレはわずか3日の間にホーム・等々力陸上競技場で後半アディショナルタイム、ラストワンプレーにおいて天国と地獄を味わった。8月7日『明治安田生命J1リーグ』第24節・横浜F・マリノス戦90+9分にCBジェジエウヘディングシュートを叩き込み2-1とし、10日『JリーグYBCルヴァンカップ』プライムステージ準々決勝第2戦・セレッソ大阪の90+6分に途中出場の山田寛人にヘッド弾を叩き込まれて2-2に追い付かれた。2ゲーム消化ゲームが少ない中、リーグ戦で首位横浜FMに勝点8差の4位に付けた川崎Fは、合計スコア3-3ながらアウェイゴールの差で『ルヴァンカップ』準々決勝敗退を余儀なくされたのだ。C大阪戦で2ゴールを決めてヒーローになるはずだったマルシーニョは試合後「選手・関係者全員が今日の結果にとても残念に思っている。レフェリーの笛が鳴るまで集中しなければ、こういうことは起きてしまう。そこが少し足りなかった」と悔しさを露わにした。と同時に「ただJリーグのタイトルの可能性は残っているので、いつまでも下を向いていても仕方ない。過ぎたことを悲しんでいても仕方ない。とにかく切り替えて、下を向かずにリーグ戦に向けてやっていきたい」と前を向いた。さらにマルシーニョは新型コロナウイルス陽性者が続出した中での連戦の難しさを認めた。「4試合連続で何人か長い時間出ていた。残念だが、疲労が出てしまったというのは正直ある。ただ疲労感は出てしまったが、ピッチに入った選手たちは精一杯できることを最後までやったと思うし、この試合でいつまでも落ち込んでいても仕方ない」試合翌日にはメディア対応を実施。鬼木達監督は改めて『ルヴァンカップ』敗退を振り返った。「負けてはいけないゲームだったので、そのことを選手たちには伝えた。ゲームの終わらせ方、そこに至るまで急にサッカーが変わってしまうのはおかしい。失点してからの戦い方を考えないといけない。改めて時間の使い方をどこで何をすべきか伝えた。今回はカップ戦だったので、これをJリーグに生かさないと意味がない。似たようなシチュエーションはすぐ出てくるかもしれないし、終盤に出てくるかもしれない。とにかく『この経験を生かそう、選手自身に見つめ直してほしい』と厳し目に伝えた」指揮官は自身のマネージメントも反省した。「十分なスコアがあったし、あの時間帯、相手としてはボールを奪えず、回収してもすぐ奪われるのが一番いや。それを自分たちからボールを渡してしまったので、非常にもったいない。それは自分たちでコントロールできるところ。昨年の『ルヴァンカップ』の反省もあり、その前からずっとずっと言い続けていること。ただ、自分もわかっているだろうで済ますのではなく、何度も何度も言い続けていくことが改めて重要だと思った。交代選手は決して守備のために出したわけではない。ずっと押し上げて敵陣でサッカーがしたかった。そこが単発の攻撃になりすぎた。相手に簡単にボールを渡しすぎたし、その回数が多すぎた」40分橘田健人の縦パスをチャナティップがはたきレアンドロ・ダミアンがシュート、そのこぼれ球をマルシーニョが詰めた先制点、53分マルシーニョのドリブル突破からダミアンとのワンツーを受けシュートにつなげた追加点を評価した。「あの得点は狙い通りと言うか、素晴らしい得点。『ボックス内で慌てずに相手を見てやってほしい』と今回のゲームで伝えていた。ボールを動かしてチャナのところで差し込んで、こぼれ球に詰めていくところなど、まさにそう。ああいうものが増えていけば。2点目もカウンターっぽいが、あれもあわてずに相手を見たふたり(ダミアンとマルシーニョ)のコンビネーションだと思う」鬼木監督は第25節・京都サンガF.C.戦に向けて、切り替えが大切だと語った。「京都は粘り強く、我慢強さがある。昨日のゲームもマリノスに勝った後にどういう姿勢を見せられるか、自分たちの真価を問われていると伝えた。立ち上がりから内容は見せることができたが、結果が付いてこなかった。次は大会が変わる。ネガティブ感はいらない。頭を切り替えて送り出したい」ひとつタイトルへの道が断たれてからの切り替えが難しいことも理解している。それでも乗り越えなければならないと鬼木監督は言う。「リバウンドメンタリティは簡単ではない。でも本気でタイトルが取りたかったら感じないといけないし、感じられると思う。そういう時は疲れも関係なくなるというのも、自分たちは経験してきたこと。ただその経験で勝てるほど甘くはない。今のメンバーでひとつになって、全員でどういう形であれ勝つしかない」同じく8月11日、登里享平とチャナティップもメディア対応に出席。次のようにコメントした。登里「昨日はミスが多かったので改善しないといけないし、コンディションも上げていかないといけないし。『ACL』『天皇杯』『ルヴァンカップ』も敗退してしまって、リーグしかないので、そこは絶対に取りにいかないといけない。次の試合が大事になってくるので、しっかり次に向けてやっていきたい。やっていて、いつボールをもらいにくるのか。ボールに全部かかわりにいくべきなのか、全部にかかわりすぎなのか。この連戦だし、夏場だし、タイミングやサポート、距離感など改善しないといけないし、自分はSBで全体が見える位置なのでコントロールしないといけない。(京都戦に向けて)メンタルが重要になってくる。敗退して反省することも大事、でも連戦なので開き直って切り替えることも必要。優勝していく気持ちも示さないといけない。負けた後が大事。大会が変わっても、連敗しないことが大事。京都は走るチーム、すごくタフなゲームになると思うが、走るところ、メンタルなところでしっかり上回って勝ちたい」チャナティップ「準決勝に進出できなかったのは残念で、悲しい気持ちでいっぱいだが、リーグ戦が残っている。3連覇への気持ちが強いので、リーグ戦を取りにいかないといけない。(インサイドハーフでの起用について)監督に与えられた仕事はどのポジションでも自分の力を見せていかないといけない。今は最初よりだいぶできるようになったが、今後の課題は体力の部分。フロンターレのサッカーはかなりパワーを要するサッカー。インサイドハーフは攻撃も守備もかなりパワーを使う。もっと強度を高めないと攻撃の手助けもできないし、みんなの守備の負担も増えてしまう。もっとパワーを増やしていきたい。(京都戦に向けて)京都はパワーを持っている。いっぱい走って、プレーが速いし、アグレッシブ。自分たちは落ち着いて丁寧に確実にチャンスをモノにしていかないと勝つのは難しくなる」6勝8分10敗・勝点26の13位の京都はここ5試合で勝利なし。7月30日のリーグ再開から週イチのゲームだが、コロナ陽性者が複数出てコンディション面で苦しんだ。第24節・柏レイソル戦は7分に早いリスタートから幸先よく先制するも前半の内にオウンゴールで同点、試合終了間際に逆転ゴールを許した。第23節・ガンバ大阪戦は数的不利ながら、驚異的な粘りで90+7分に大前元紀のPKで1-1に追い付き勝点1を手繰り寄せた京都だが、前節では粘り切れなかった。試合後、曺貴裁監督は「率直に非常に悔しい気持ちでいる。これはすべて現実なので、受け止めなければいけない。サッカーの神様から厳しい現実を突きつけられた。今日の試合から勝点1ないし3を取るために、自分たちなりに工夫をしながら残りの試合に向かっていきたい」と現状を見つめた。リーグ戦の直接対決の通算成績を見ると、川崎Fが7勝4敗とリードするが、ファン・サポーターにとって2か月半前の第16節の印象が強いだろう。15分バックパスを拾ったダミアンがGK上福元直人との1対1になるも決め切れず、38分ダミアンのパスから小林悠がシュートを放つもオフサイドとなる。後半に入っても川崎Fペースは変わらず。そんな中迎えた60分荻原拓也が左サイドを深く切り込んでクロスを放つと左SB佐々木旭が痛恨のオウンゴール、先制点を献上する。さらに京都は5分後にピーター・ウタカが決定的なシュートを放つも、今度は佐々木が頭でボールをはじいた。追い駆ける川崎Fは攻撃陣を投入するも人数を割いてブロックを敷く京都の守備を崩せず、このまま試合終了。川崎Fにとって悔しい連敗、京都にとってはしてやったりの展開で7試合ぶりに白星を飾ったのだった。果たして、川崎Fが過密日程の疲労と『ルヴァンカップ』敗退のショックを跳ね除けて第16節の借りを返すのか、それとも京都が日程の利を生かして6試合ぶりの勝利でシーズンダブルをやってのけるか。『明治安田J1』第25節・川崎F×京都は8月13日(土)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年08月12日下馬評は横浜F・マリノス絶対有利である。『明治安田生命J1リーグ』第24節・川崎フロンターレ×横浜FMはアウェイチームを推す声が圧倒的だ。首位を走る横浜FMは14勝6分3敗・勝点48、ここ9試合負けなしである。2試合消化ゲームが少ない川崎Fは11勝4分6敗・勝点37の5位。直近8試合を2勝2分4敗と負け越している。そして先週、川崎Fは新型コロナウイルス感染症の陽性者が続出した。7月30日に行われた『明治安田生命J1リーグ』第23節・浦和レッズ戦ではGK3人がベンチ入りする登録メンバー16人で試合を強行した。意地を見せるも、結果は1-3。GK4人体制で何とか18人を揃えた8月3日の『JリーグYBCルヴァンカップ』プライムステージ準々決勝・セレッソ大阪戦は試合終了間際に同点とされて1-1。『明治安田J1』第23節からフィールドプレイヤーを総入れ替えし『ルヴァンカップ』準々決勝第1戦に臨んだ横浜FMとはコンディションに雲泥の差がある。それでも川崎F率いる鬼木達監督は「一番自信を持って送り出せるくらいの状況だと思っている」とキッパリ。決して強がりではない。8月5日のメディア対応で指揮官は手応えを感じていた。「全員の気持ちをひとつにして戦うこと。やり方とか、色んな云々あるが、気持ちと気持ちのぶつかり合いだと思っている。浦和、セレッソと戦い、その思いが強くなった。マリノス戦は色んなイレギュラーな状況があるが、すごく期待ができる状況だと思っている。一番自信を持って送り出せるくらいの状況だと思っている。あとやるしかない。選手一人ひとりの気持ちを感じるし、疲労で言うとマリノスと比べると全然苦しい状況だが、そこではない。人が成長する瞬間、チームが成長する瞬間はこういうものだと言えるゲームをしたい。選手たちには自分たちの限界を超えるゲームをしていってほしい」鬼木監督は根性論を持ち出しているわけでもなく、現実から目を背けているわけでもない。「『ルヴァンカップ』で全員でやれることをやって、結果的に最後失点して引き分けになってしまったが、全員で意思統一すればこういう風にできるんだと思った。選手たちは最後引き分けでショックを受けていたが、自分はいいものを見せてもらったと思っている。マリノス戦へのいい準備になっている。いい準備をしていいゲームに臨めるのではと感じている」C大阪戦で選手たちの覚悟が見られたと言う。「一番は覚悟の部分。浦和戦が終わって覚悟が足りないと感じたので、覚悟と言うかやるべきことがハッキリしてきたと言うか、より貪欲に求めていくことでチームが変わっていくと感じた。前線は新しい選手、(特定指定選手の山田)新が入って、みんなが意思統一すればああいうゲームはできる。勝つために何が今必要か全員が考えて戦えたゲームだと思う。徹底してやれたと思う。やり続ける強さと言うか、マリノスにはこうやるということを共有してやれればいいゲームができると思うし、自分たちの力で勝利というものを取りたい」監督は大一番に向けてメンタルの大事さをたびたび口にした。「気持ちの部分。大一番だと思っているし、大きなポイントになることは間違いない。このゲームに勝ったからと言って優勝が決まるわけではないし、負けたからと言って優勝がなくなるわけではないが、大きな分岐点になるので意識して大一番に臨みたい」さらに次節は相手の出方を伺うのではなく、自分たち次第だとコメントした。「マリノスは変わらず自分たちのサッカーをやり続けているので、そこの力強さがある。ただこのゲームは自分たち次第だと思っている。自分たちがいかにアグレシップに自分たちのサッカーをやるかにかかっていると思う」CB谷口彰悟主将も自分たちフォーカスの姿勢に同意する。「マリノスを見ていて、いい空気でやれているんだろうなとすごく伝わる。色んな選手を替えながら勝っているので、いい流れなんだろうなと伝わる。しっかり力があって、今乗っているチームを相手にするのは簡単ではない。頭でわかっていても上回られてしまう。そこでひとつ受けないことが大事かなと思っている。彼らのことを怖がって受けてしまうとどんどん彼らが乗ってくる。彼らもフロンターレのサッカーの嫌なところはある。みんなが自信を持って戦えられれば、結果は残せると自分は思っているので、あとは信じていい準備をしたい」谷口は『EAFF E-1 サッカー選手権 2022』決勝大会をともに戦い、横浜FMの選手たちの良さを再確認した。「マリノスの選手はやっぱり、動きが止まらない。常に動きながら、背後とか相手の嫌なところ嫌なところを常に狙うところが習慣化していると一緒にトレーニングして素直に感じた。一緒にやった選手もたくさん出ると思うが、気持ちよくやらせるわけにはいかない。こっちも意思を持って戦いたい」コンディションの差は十分理解している。「コンディションがしんどいのはもちろん、万全とは言えないが、次は大一番。モチベーションは高い。体はきついかもしれないが、頭とか試合への準備はしっかりできていると思う。コンディションの差は頭に入っている。受けてしまうと、マリノスの良さがどんどん出てくると思うので、簡単に受けないのが大事。自分たちのストロングを出さないとイケイケでやられてしまうと思うので、こっちが先制パンチを当てられるようなゲームをしたい」強い横浜FMに勝つことで乗っていけるとキャプテンは言う。「マリノスは今首位を快走しているチームなので、まず直接対決で勝って少しでも差を縮めたいし、そういうチームに勝てれば自分たちも乗っていける要素になる。もちろん、まだまだ優勝は諦めていないし、ここで叩いて乗っていこうという思いは強いので、そういう試合をしたい」GKチョン・ソンリョンは横浜FMのスピーディな攻撃を警戒する。「首位を走っている本当に強いチーム。一人ひとりいい選手が揃っていてスピードがある。カウンターのスピードもある。強いマリノスとの試合に向けて、いい準備をしていきたい。GKとしていいカバーをすることや試合に入る前にコミュニケーションを取るなど、GKとしてできることの最善を尽くすだけ。戦術としてマリノスはGKとDFの間にクロスを入れてくるので、それを簡単にやらせてはいけない。相手も色々と手を尽くしてくると思うが、最善の準備、最善の努力をしていくだけ」ソンリョンは浦和戦、C大阪戦でのクロスからの失点を反省した。「浦和戦の後もコミュニケーションを取って改善しつつある。後ろが耐えていればいい道が開けると思う」守護神はチームがひとつになることの重要性を力説した。「試合に出る選手、出ない選手、競技場に来られない選手、すべてがひとつになって試合に臨んでいる。(C大阪戦後の)切り替えもできている。選手も徐々に帰って来ている。コーチ、スタッフもひとつになって戦っている。1日1日いい準備ができている。こういう苦しい状況でも全員の力を出し切って、監督の指示のもと、監督は選手を信じ、選手は監督を信じ、すべて出し切ることが大事だと思う。1試合1試合少し戦い方が変わることもあるが、コーチ陣が練りに練っている戦術を信じ、1試合1試合最善を尽くしていくだけ」一方横浜FMの不安材料は皆無だ。第21節・C大阪戦、第22節・サガン鳥栖戦と2試合連続2-2に終わったが、2位鹿島アントラーズとの首位攻防戦に快勝し、嫌な流れは断ち切った。37分相手GKのキックを岩田智輝が跳ね返すと、エウベルがアンデルソン・ロペスとのパス交換から一気にゴールを陥れた。51分にはFKの跳ね返りを岩田がそのままミドルシュート、DFに当たり追加点となった。17本ものシュートの雨を降らした横浜FMに対して、鹿島のシュートはわずか2本。2-0で鹿島から16年ぶりとなるシーズンダブルをやってのけた。3日前の『E-1』韓国戦で右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負った宮市亮へのメッセージ入りユニフォームを着て入場した選手たちは試合後、再び背番号17のユニフォームを着て宮市を迎え入れるなど、雰囲気はすこぶるいい。8月3日・サンフレッチェ広島との『ルヴァンカップ』準々決勝初戦は1-3で落としたが、前記の通り先発10人を入れ替えて疲労の蓄積はなし。流れは完全に横浜FMにある。リーグ戦の通算成績は川崎Fが16勝7分14敗とリード。昨季まで3勝1分の4試合負けなしだったが、第2節は2-4。57分にエウベルの打点の高いヘディングシュートから58分・仲川輝人、64分・エウベルと7分間での怒涛の3ゴールは強烈に印象に残っていることだろう。試合後、ケヴィン・マスカット監督は「(2-2に終わった開幕戦の)C大阪戦のあと、『結果は大事だ』と言ったが、もっと大事なのは内容。自分たちのパフォーマンスをピッチで表現できれば、どのチームも止められない。内容があって、結果も付いてくると考えている」と胸を張った。果たして、川崎Fはリーグ戦でもカップ戦でも望みをつなぐことがでるのか、それともこのまま後退を余儀なくされてしまうのか。『明治安田J1』第24節・川崎F×横浜FMは8月7日(日)・等々力陸上競技場、『ルヴァンカップ』準々決勝第2戦・川崎F×C大阪は8月10日(水)・等々力にてキックオフ。横浜FM戦のチケットは予定枚数終了、C大阪のチケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて発売中。横浜FM戦の模様はDAZN、C大阪戦の模様はフジテレビONEにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年08月06日舞台、ドラマ、バラエティ番組などマルチに活躍している川崎真夜さん。もともとは、ジャニーズ事務所に所属するアイドルで、14歳の時には『ラブ・ショック』でレコードデビューを果たしています。そんな川崎さんも2022年で59歳に。60歳も目前の川崎さんですが、その姿は、年齢を感じさせない若々しいオーラであふれていました。同年7月24日には、身長180cmを超える抜群のスタイルが際立つショットをInstagramで公開し、多くの反響を呼んでいます。 この投稿をInstagramで見る 川﨑麻世 MAYO KAWASAKI(@mayokawasaki)がシェアした投稿 フォーマルなスーツに身を包んだ川崎さんは、とても59歳には見えません。大人の魅力を感じる一方、どこか若々しさも残る現在の川崎さんの姿を、絶賛する声が目立ちます。・スタイルのよさが際立ってる。・これで60歳手前だなんて信じられん。・イケメンは年齢を重ねてもイケメンなんだな。さすが芸能界の第一線で活躍してきた川崎さん。そのオーラはいつまでも変わらないようです![文・構成/grape編集部]
2022年07月28日川崎市内全域をジャズで彩る「かわさきジャズ」の秋が今年も開催される。7月11日(月)、ミューザ川崎内でメディア発表会が行なわれ、主催の川崎市・福田紀彦市長らが出席した。2015年に始まったかわさきジャズは今年で8回目。「ジャズは橋を架ける」を合言葉に、人や地域、時代や価値観をつなぐコンセプトは、「分断の時代」と言われる現代にこそ必要なものだろう。柱となるのは3つの「BRIDGE」。【MUSIC BRIDGE】7会場での11公演のホールライブが中心。目玉は大西順子がカルテットとオーケストラを率いる、ミューザ川崎シンフォニーホールでの公演[11月13日(日)]。大西自身も「ミューザでやるなら何をやろう」と、目下張り切って構想中という。熱いサルサのオルケスタ・デ・ラ・ルス[10月30日(日)]、カリスマ菊地成孔が手兵ペペ・トルメント・アスカラールを率いる公演[11月3日(木・祝)]も見逃せない。【PEOPLE BRIDGE】カフェや街角など、街のすべてがかわさきジャズのステージ。好評の川崎競馬ジャズナイト[9月16日(金)]や話題の工場夜景が楽しめるジャズクルーズ[10月15日(土)29日(土)]はもちろん、新たに岡本太郎美術館でのライブも[10月15日(土)]。公募ミュージシャンによるイベントもあり。われと思わん方は公式サイトへ。【FUTURE BRIDGE】新たな注目が東京交響楽団とのコラボによる「かわさきBRIDGEオーケストラ」。障害の有無もジャンルも超えたインクルーシブなワークショップだ。草壁悟朗・かわさきジャズ実行委員長の話「コロナ禍の中での開催は、心の中でブレーキを踏むような感覚もあったが、昨年も1万4千人の方にご来場いただき、川崎の秋の定番として定着していることを感じている。今年も、コアなジャズ・ファンからさまざまな年代のみなさんに楽しんでいただけるプログラムを用意した」福田紀彦・川崎市長の話「川崎は多様性のある、文化のるつぼのような街。ジャズが最も合う。小学生のためのワークショプのあるジャズ・フェスティバルは少ないし、競馬場でのジャズナイトやジャズクルーズ、岡本太郎美術館とのコラボなど、橋を架けまくっている。コロナ禍でも止まらない進化にワクワクしている」「かわさきジャズ2022」は9月16日(金)から11月23日(水・祝)まで。プログラム詳細は公式サイトへ。(宮本明)
2022年07月13日第7波の入り口かと懸念される中、川崎フロンターレも新型コロナウイルス感染症に振り回れさている。サガン鳥栖に複数の陽性者が出て、7月4日夜に『明治安田生命J1リーグ』第20節の中止が決定。試合延期を受けて悪い流れを断ち切ろうと準備を進めていた7日昼に鬼木達監督が濃厚接触者に判定されたのだった。ここ最近、川崎Fは負のスパイラルに陥っていた。6月18日『明治安田J1』第17節・北海道コンサドーレ札幌戦では4年ぶりの連敗&10年ぶりの3試合連続無得点のうっ憤を晴らす5-2の大勝劇をやってのけた。頼れるベテランアタッカーの家長昭博と小林悠がそれぞれ2ゴールをマークし、後半戦へ向けていいリスタートとなったと思われたが、22日の『天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会』では3回戦で早くも敗退。J2の東京ヴェルディに0-1のアップセットを許した。気持ちを切り替えて臨んだはずの25日の第18節・ジュビロ磐田戦では前半から相手を圧倒。先制点は33分、CB谷口彰悟の狙い澄ました浮き球のパスを、ゴール前に侵入した右SB山根視来がズバリ。ゴールラッシュの幕開けかと思いきや、チャンスは作れどゴールは遠い。逆に85分、磐田のセットプレーで追い付かれた。同点弾を喫する3分前にCFレアンドロ・ダミアンとMFジョアン・シミッチを投入し、セットプレー対策を施していたにもかかわらず、手痛い1-1に終わった。7月2日の第19節・セレッソ大阪戦もキックオフとともに川崎Fが主導権を握り、決定機を連発。チャンスをなかなかゴールに結びつけられなかったが、36分MF脇坂泰斗のCKを谷口がヘディング一閃。しかし59分にFKからヘッドで同点にされると、試合はヒートアップ。互いに好機を作るスリリングな展開に。そして試合終了間際の92分、またもやセットプレーからヘディングを決められて1-2、『JリーグYBCルヴァンカップ』プライムステージ準々決勝で当たるC大阪にダブルを食らったのだ。7月5日・鳥栖戦の中止を受けて、2週連続となる週1の試合となった川崎Fは有意義に時間を使うことができたのか。7月7日・メディア対応でレアンドロ・ダミアンが前向きなコメントを発した。「チームにとって時間が空いたので、休養と次の準備の時間に充てられたのはよかった。ここ最近はここ数年のようなチームの形を出せていなかったので、確認作業に費やすことができた。ただ今季もまだタイトル争いをしている状態。ここでチームとして成長していきたい」得点力不足を指摘される今季のチームだが、ダミアンは攻守両面での改善の必要性を説く。「ゴールに注目されているが、今季は失点数も多くなっている。攻撃と守備を分けて考えるのではなく、トータルで両面改善していかないといけない。複数得点にフォーカスして自分たちにプレッシャーを掛けても仕方ない。チームとして細かいところをすり合わせてやっていきたい」川崎Fらしいサッカーは徐々にできつつあると言う。「サッカーのスタイルを取り戻しつつあると思う。しっかりボールを保持して試合を進める形ができている。ボールをしっかり握ることで自分たちのチャンスも作ることにつながっている。大きく言えば自分たちのスタイルでプレーできているが、細かいところで勝点を落としている」リーグ戦は3試合連続で途中出場だが、ダミアンはチームに貢献することだけを考える。「ピッチに入った時には100%チームの力になろうと思っている。攻撃だけではなく、守備でも前からプレッシャーを掛けてチームに貢献したいと思っている。ベンチにいることで試合状況も把握できる」自身もここまで3ゴールとストレスが溜まるシーズンを送っているが、昨季得点王は我慢強く継続していくことが大事だと口にした。「ゴールが遠のいている時期に何をするか。守備での貢献も必要だし、ゴールができなくてもアシストができるかもしれない。ゴールができない時期も辛抱強く、やり続けることが必要」第18節に戦線復帰したユーティリティプレーヤー塚川孝輝はゴール前でのダイナミックさが足りないと指摘した。「腰をケガしていた時に、中へ飛び込んでいく枚数や勢い、ダイナミックさがあればいいなと感じていた。ダイナミックさが出れば、相手も怖いと思う。中へ入っていくプレーは自分も得意なので、試合に出られれば出していきたい。ダミアンとか悠さんがいる中、2列目の選手が入っていけば、相手も見失うだろうし、相手に待ち構えられても点と点で合わせれば、ゴールできると思う」慣れない左SBからも飛び込んでいくつもりである。「左SBから飛び込むのは有利だと思う。磐田戦でもアキ(家長)さんのクロスからしっかり入って行ってヘディングすればチャンスだった。相手が目に入って、引いてしまった。もう一回気合いを入れ直して、次は飛び込んでいきたい」自身の役割を勝ち切るためのタスクの遂行だと塚川は理解している。「自分がメンバーに入っているということは勝ち切るための戦術、そのタスクが求められていると思う。そういう意味で磐田戦は勝っている状態で入って、結局引き分けに終わった。次チャンスが来た時に結果を出せるようアピールしていきたい。交代選手で出ていく以上、強度を出していかないといけないし、仲間の分も走らないといけない。ただ途中で入るのは難しい。相手のペースだと、なおさら難しい。ベンチで試合をしっかり見て、試合に入る準備をしていきたい」7月4日にもメディア対応は実施された。家長と並ぶ4得点でチーム最多ゴールのマルシーニョと、ここ3試合左SBとして先発している橘田健人はこのように意気込みを述べた。マルシーニョ「今なかなか難しい状況だが、そもそも簡単なゲームは1試合もない。とにかく自分たちがやっていくことに目を向けないといけない。次も難しいゲームになるだろう。どのチームもフロンターレと当たる時は強い気持ちで向かって来る。次はホームゲーム。ホームの後押しを受けてゴールをしたい。ゴールも1点だけではなく、追加点が重要になってくると思う。ピッチに入った時、チームに貢献できるようにいつも考えている。いつ呼ばれても自分のやるべきことをやれる準備をしている。ピッチに入れば走ること、マークすることは求められている。その中でゴール、アシストを望まれていると思う」橘田「(C大阪戦は)先制できたが、後半セットプレーでやられてしまった。セットプレーのところは一人ひとりが責任感を持ってやるということと、もっと早い時間に追加点を取れていたら違った展開になっていたと思うので、追加点を取らないといけない。チャンスも何回か作っていて、以前よりチャンスは増えているので、そこを決め切ること。さらにチャンスを作ること。個人的にもチームとしても複数得点はこだわっているので、もっとゴール前に行く人数や質のところを向上させないといけない。個人としてもゴール前へ行く、そこでの質は課題だと思っているので、まず前へ行く回数をどんどん増やしていきたい」7月4日のオンライン取材には鬼木監督も登場。「一番はやり続けること。内容は少しずつ向上している。ただ結果が付いてきていないので、そこは求めていかないといけない。悲観はしていないが、やり続ける我慢強さと、向上しているからいいというわけではないという両面がある。チャンスの時に決め切ること、チャンス自体を増やすことはこれからもやり続けたい。追加点にもっと貪欲にやっていかないといけない」課題であるセットプレーからの失点についてどう修正するのか。「セットプレーに関しては毎試合前必ずやっているので、その都度修正を図ってきた。その中、磐田戦に続き、C大阪戦でも失点した。もったいないファウルからのセットプレーだった。一瞬でも隙を見せたり、疎かにするとやられてしまう。みんな頭ではどこが危ないかわかっている。もう一度チームで共有していかないといけない。ただ意識しすぎると体が動かなかったりする。誰が止めに行くのか、どれが取りに行くのか。共有したい」指揮官はゴールを奪うために主導権を握らなければならないと改めて言う。「主導権を取るということが重要だと思う。自分たちがボールを握れば攻撃回数を増やしていける。ただボールを持つことで攻撃に迫力がなくなったら意味がない。相手が嫌がるサッカー、相手が怖がるサッカーをしていかないといけない。サッカーはスコアで動くと思う。主導権を握るため、攻撃の回数を増やすため、チャンスを増やすためにボールを握る。ボールを握ることが目的ではない、あくまで手段。ボールを握ることで満足する、ボールを握ることで油断があったりしたのかもしれない」鬼木監督はゴールの予感を感じている。「得点はチームで作り上げるものだと思っているので、FW陣だけというわけではない。でもFW、前線の選手が得点することでチームが勢い付く。そのためにはFWがゴールの近くでプレーする時間を増やしていくことが大事。それは徐々に近付いているのかなとも思う。FWに加えて両サイドの選手、インサイドハーフもゴールできるようにと思っている。徐々に回数は増えてきていると思っている」一方、ガンバ大阪は9連戦の7試合目。6月26日・第18節では札幌に0-1のスコア以上の完敗を喫したが、29日・第15節・サンフレッチェ広島戦では耐える時間が多いながらも、効果的な攻撃から立て続けにゴールを奪い、最後まで集中したディフェンスを見せて2-0。続く7月2日・第19節・浦和レッズ戦は速攻と遅攻を使い分けた多彩な攻撃で圧倒するも得点は33分、鮮やかなカウンターからの齊藤未月のゴールにとどまる。そして試合終了間際に痛恨のPK献上、1-1で勝点2を失った。6日の第20節・湘南ベルマーレ戦では前半は湘南、後半はG大阪のペース。前半の内に得点した湘南に対して、G大阪は57分にFWパトリック、MF奥野耕平、左SB藤春廣輝を投入するとゴールへの圧力を高めるも1点が遠かった。80分には数的有利となるも最後までゴールネットを揺らすことはできずに0-1。試合によってパフォーマンスの波が激しいG大阪は5勝6分9敗・勝点21の15位と下位から抜け出せずにいる。リーグ戦の通算対戦成績では14勝7分14敗と全くの五分。だが直近5試合の成績では4勝1分と川崎Fが相性の良さを見せ付けている。果たして、川崎Fが悪い流れを断ち切るのか、強行軍のG大阪が日程のビハインドを跳ね返すのか。『明治安田J1』第21節・川崎F×G大阪は7月9日(土)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年07月08日川崎鷹也の最新カバーEP『白』が、2022年9月14日(水)にCD発売される。川崎鷹也“全曲カバー”の最新EP『白』川崎鷹也は、代表曲「魔法の絨毯」が総ストリーミング回数が1億7千万回を突破した人気シンガーソングライター。2021年には初のメジャーアルバム『カレンダー』をリリース、2022年もドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』主題歌を手掛けるなど、その勢いは止まることを知らない。そんな川崎鷹也の最新EP『白』は、カバー曲のみを収録した“カバーシリーズ”第1弾のCD作品。“大切な人との想い出を繋ぐ歌”をテーマにセレクトされた5曲が収録されており、『白』というタイトルには「まっさらなパレットに、大切な人との出会いで色を重ねていく」という意味が込められている。気になる楽曲には、美空ひばりの「愛燦燦」、エレファントカシマシの「悲しみの果て」、竹内まりやの「元気を出して」、HYの「366日」、玉置浩二の「メロディー」など往年の名曲がラインナップ。祖母・恩人・親友などとの想い出を呼び起こす、川崎にとって大切な曲が選定された。なお、最新EP『白』は、音楽プロデューサー・武部聡志が全曲アレンジを担当。原曲へのリスペクトを残しつつも川崎の持ち味を引き出した、絶妙なアレンジが魅力となっている。最新EP『白』の短編ティザー映像もまた、カバーEP『白』の全曲短編ティザー映像も公開。EP発売に先駆けて、カバーだからこそ発揮される川崎鷹也の新たな一面を楽しむことができる。<川崎鷹也コメント>僕を知ってくださっている方は、“なぜ今カバーEP?”って驚くと思います。でもそれで良くて、いい意味でファンの皆様を裏切り続けたいと思っています。このタイミングでのカバー作品は、僕にしかできない挑戦だと思っているし、年代に囚われず、自分の心から好きな曲を選曲させて頂きました。この作品は、一切ギターを弾かず、歌心を存分に込めました。是非シンガー川崎鷹也にも注目してくれたら嬉しいです!そして、全曲のアレンジを武部聡志さんにしていただきました!キャリアも、地位も、名誉も関係なく、同じミュージシャンとして、そして同じ音楽好きとしてディスカッションしながら一つの作品を共に作り上げることができたこと、光栄に思います。とても幸せでした。愛で溢れたこの作品が、すべての人に届きますように。【詳細】川崎鷹也 最新EP『白』CD発売日:2022年9月14日(水)・通常盤(CDのみ) 2,200円・初回限定盤(CD+Blu-ray) 2,750円<収録曲>1.「愛燦燦」(美空ひばり)/作詞・作曲:小椋佳2.「悲しみの果て」(エレファントカシマシ)/ 作詞・作曲:宮本浩次3.「元気を出して」(竹内まりや)/ 作詞・作曲:竹内まりや4.「366日」(HY)/ 作詞・作曲:IZUMI NAKASONE5.「メロディー」(玉置浩二)/ 作詞・作曲:玉置浩二
2022年07月04日JR川崎駅直結の大型商業施設「三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ」にて、2022年夏セール「ラゾーナ バーゲン」が開催される。期間は2022年7月1日(金)から7月10日(日)まで。"最大70%OFF"の22年夏セール「三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ」は、ファッション、グルメ、映画館、スポーツジムなどの専門店で構成された大型商業施設。2022年夏の「ラゾーナ バーゲン」では、人気アパレルブランドをはじめ、雑貨、インテリア、グルメなどの店舗にて、最大70%OFFのセールを実施する。ディーゼルやラコステなど人気ブランドが参加参加ブランドは、ディーゼル(DIESEL)やラコステ(LACOSTE)、アディダス(adidas)など。ビームス(BEAMS)、RHC ロンハーマン(RHC Ron Herman)、アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)、ナノ・ユニバース(nano・universe)など、人気セレクトショップも多数参加する。アクタスやコスメキッチン(Cosme Kitchen)など、インテリアやコスメショップにも注目だ。また、2F共用部には、一部店舗によるバーゲン・クリアランス特設会場を設置。セール品を豊富に取り揃える。【詳細】三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ「ラゾーナ バーゲン」期間:2022年7月1日(金)~7月10日(日)場所:三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1オフ率:最大70%OFF【問い合わせ先】TEL:044-874-8000(代表)
2022年06月27日じめじめした梅雨シーズンのお悩みのひとつは、雨に濡れたサッカー用具や洗濯物をいかに早く乾かすか、ではないですか。「翌朝になってもスパイクが乾かず、濡れたスパイクで試合に出場しなくてはならなかった」という経験がある方も多いのでは。そこで、川崎フロンターレで長年ホペイロ(用具係)を努める伊藤 浩之さんに、梅雨どきの洗濯方法と用具メンテナンス方法を伺いました。子どもが気持ちよくサッカーをするために心得たいノウハウが満載です。(取材・文:小林博子)選手たちの商売道具であるユニフォームやスパイクは、ホペイロさんの手によって管理されている©KAWASAKI FRONTALE<<前編:川崎フロンターレも実践!ユニフォームの"においと汚れ"をすっきり落とす「洗濯」のコツ■洗濯の基本をおさらい前編では、天候にかかわらずユニフォームやソックスなどの衣類をすっきり洗う洗濯方法を、川崎フロンターレのやり方にそって伺いました。おさらいをすると、・洗濯洗剤や柔軟剤は市販のものでOK!規定量を守る・一度に洗う衣類の量は洗濯槽の8割まで・40度のお湯で洗うとベター・パワフルコースなど、汚れ落ちに特化したコースを活用する・脱水後はすぐ干す。衣類は5cm以上の間隔をあけるなどが大切なポイントです。■川崎フロンターレでは常に「部屋干し」また、前回の記事でわかるように、フロンターレには「乾燥室」があり、ユニフォームをはじめスパイクなどもすべて部屋干し。施設の都合上そうである事情はありつつも、必ずしも外に干すのがベストとはいいきれないようです。紫外線の殺菌や消臭効果はもちろん期待したいところですが、紫外線は同時に衣類を傷める要因のひとつでもあります。それよりも衣類の乾燥に大切なのは「風」。フロンターレの乾燥室は風が循環する仕組みを施し、しっかり乾かしていると伊藤さんは言います。なお、スパイクなどもこの乾燥室で乾かしているそう。雨の日でもしっかり乾くこの部屋があれば無敵ですが、家庭には当然ありません。プロクラブのような施設がない家庭でできる梅雨の乾燥対策を伺ったのでご紹介します。■子どもにもできる、スパイクの基本の手入れ法長年選手をサポートしてきた伊藤さんは、用具を大事にすることはプレーにもつながるといいます。©KAWASAKI FRONTALEスパイクは濡れているかどうかにかかわらず、脱いだ後はその日のうちに汚れや芝、泥などを毎回落としておくのがベターです。人工芝やゴムチップなども丁寧に取り除きましょう。これは子どもでも自分でできることなので、習慣化できるといいですね。サッカー場などに芝やチップを飛ばす「エアクリーナー」が設置されている場合は、それも活用すると良いでしょう。最近では、空気で埃や繊維を飛ばす「エアダスター」と呼ばれる商品も市販されているのでそういったものを活用するのも手です。「用具を大切にすることはプレーにも良い結果につながります」と、伊藤さん。クラブ創設当時からホペイロを20年以上勤め、その間多くの選手を見てきました。そんな伊藤さんのお言葉に重みを感じます。サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」■雨で濡れたスパイクを早く乾かす方法スパイクが雨などで濡れてしまい、翌日も試合で履く予定というケースは梅雨どきに頭を悩ませる困りごとのひとつです。少しでも早くすっきりと乾かす方法はあるのでしょうか。伊藤さんに伺うと、そのコツは「アイテム使い」にあるようです。スパイクを早く乾かす便利アイテムをご紹介します。その1)靴乾燥機(シュードライヤー)家電量販店などで、靴専用の乾燥機が販売されているのをご存じでしょうか。さまざまなメーカーのものがあり、靴2足をさしてスイッチを入れるというもの。「ヘアドライヤーでいいのでは」と思いがちかもしれませんが、靴乾燥機は出る温風の温度が低めで靴を傷めないところがおすすめの理由だそうです。また、靴をさしてスイッチを入れるだけでいいので、手間がかかりません。消臭タイプのものや、パパの革靴にも使えるモードがあるものなど、機能はいろいろで、販売価格は3,000円前後となっています。その2)靴用の乾燥剤スポーツメーカーなどから販売され、吸湿剤が入っているバッグ状のものがあります。靴の中にいれておくことで、靴の乾燥を早めるのだそう。昔ながらの「新聞紙を詰めておく」という方法に近い手法ですが、吸湿剤がパワフルに湿気を吸い取ってくれるので新聞紙より時短になります。吸湿剤の他に消臭剤が入っているものも。販売価格は500円~1500円程度が目安で、繰り返し使えます。複数個使って靴の中に詰めることで素早く乾くのだそう。子どもでも簡単にできるので、スパイク管理を自分で体験することで、物を大事にすることを身につけさせるのにもお勧めです。その3)コインランドリー最近ではコインランドリーに靴専用の乾燥機が置いてあるところもあります。業務用でスピーディーに乾きますので、近くにある場合は利用するのも手です。■さらに早く乾かすためのひと手間とは?靴乾燥機やシューズドライヤーを使うとき、さらにひと手間加えることで乾くスピードをアップさせることができます。すぐにできる2つのコツを教えてもらいました。その1)水分を吸い取ってから乾燥させる濡れたスパイクやシューズは、雑巾やキッチンペーパーなどで水分をある程度吸い取ってから乾燥させるといいそうです。衣類のように脱水機にかけられないシューズ類にはこの方法がてきめんに効果を発揮してくれるそうですよ。その2)中敷は外して乾かす中敷を外すのも早く乾かすためにできることの一つなのだとか。外したら軽く洗ってから干すことで汚れやニオイ対策にもなるそうです。■子どもが思いっきりサッカーを楽しむサポートをサカイクで提唱している「サカイク10箇条」では、「子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えよう」を1項目目に掲げています。私たち親にできることは、それをサポートすること。「洗濯」もその一つといえます。もちろん、スパイクの日々の手入れや洗濯の手伝いなどは積極的に自分でやってもらうことも大切ですが、特に雨が続く時期の洗濯は難易度が高めなので、大人がノウハウを駆使してサポートしてあげるのがよさそう。最近では洗浄力の高い洗剤もたくさんありますし、濡れた靴を乾かす便利なアイテムも販売されているので、そういったものも使って親御さんも負担になりすぎないようにしてほしいものです。そして、子どもにはすっきり清潔な用具を身につけて、気持ちよくサッカーを楽しんでもらいたいですね。サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
2022年06月17日練習着などの洗濯は、サッカーを楽しむ子どものために親ができるサポートのひとつです。たくさん汗をかいてしっかり汚してきた洗濯物は、次に着る時に気持ちよく身につけてもらいたいですね。そこで、Jリーグ川崎フロンターレでホペイロとして活躍する伊藤浩之さんに、ユニフォームやスパイクの洗濯や手入れのコツを伺いました。前半では一般的な洗濯術について、後半ではこれからの季節に気になる梅雨時の洗濯についてご紹介します。(取材・文:小林博子)選手たちのユニフォームやスパイクはホペイロの伊藤さんが準備している©KAWASAKI FRONTALE■サッカー選手を支える「ホペイロ」とはどんな仕事?今回お話を伺った伊藤 浩之さんの職種は「ホペイロ」。ホペイロはポルトガル語で、日本語に訳すと「用具係」です。仕事内容は主にユニフォームやスパイクなど試合時に身につける用具の管理や準備、メンテナンスなどを行うことで、選手がサッカーをスムーズにするために重要な役割を担うポジションです。ちなみに、今回お話をうかがった伊藤さんは1997年のクラブ発足時からホペイロを努める最古参スタッフの一人だそう。近年の川崎フロンターレの躍進を支えています。今回洗濯術を教えてくれたフロンターレのホペイロ、伊藤浩之さん©KAWASAKI FRONTALE■プロクラブの洗濯方法は家庭でも再現可能なことばかり!川崎フロンターレで実践している洗濯方法は、聞いてみると家庭でもできることばかりでした。まずは基本の洗濯方法をおさえましょう。その1)仕分けと部分洗い数多くの選手の衣類を洗濯するため、まずは色柄物と白物、そしてアイテム別に分けます。その際に1つずつ検品し、目立つ汚れがあった場合は事前に部分的につまみ洗いをしておきます。その2)使う洗剤は3種類洗濯機に衣類を投入後、洗剤を入れます。3種類の内訳は・液体洗濯洗剤・液体酸素系漂白剤・柔軟剤(消臭タイプ)です。3種類は業務用の特別なものではなく、ドラッグストアで販売しているごく一般的な商品だそうです。酸素系漂白剤は黄ばみ予防やニオイ対策のために使うと教えてくれました。なお、柔軟剤は衣類の「着心地・履き心地」を良くするために必要なもの。とくにソックスは柔軟剤を使うと使わないとでは大きく差が出てしまうとのことです。ユニフォームもソックスも汗をたっぷり吸収するため、消臭タイプであることもポイントのひとつ。汗による雑菌の繁殖を抑える効果も期待できます。その3)「汚れ強め」コースで洗濯川崎フロンターレで使用する洗濯機は業務用のもの。さまざまなコースがある中で普段使っているのは「汚れ落ちコース」です。家庭用洗濯機にも多彩なコース設定がありますが、同様のコースに該当する「汚れが強めな衣類を洗濯するコース(例:パワフルコース)」を選ぶとよいでしょう。その4)「乾燥室」に干す川崎フロンターレでは、クラブハウスをリニューアル後に「乾燥室」が設けられました。それまでは家庭と同じように外干しをしていたそうです。乾燥室では常に空気が循環する空調が設置され、衣類に風が当たるようになっています。これを家庭で再現するなら、浴室乾燥または部屋干しで扇風機やサーキュレーターの風を当てるという方法だそうです。■しっかり洗い、すっきり乾くためのコツご紹介した4つのフローは、ごく一般的な洗濯方法となんら変わりがないことがわかりますね。そのフローの中にちりばめられたちょっとしたコツがあるそうです。その1)洗剤類は表示通りの量を厳守汚れやニオイがひどいときに、洗剤類をたくさん入れてしまうことはありませんか?それはNG!洗剤を使いすぎると衣類に成分が残って衣類を傷めてしまったり、かえってニオイの原因になってしまったりと、いいことはありません。「適正量」を守りましょう。その2)40度以上のお湯で洗うフロンターレの洗濯機はお湯で洗うことができ、設定温度は40度。その理由は、雑菌は40度以上で死滅するからだそうです。家庭用の洗濯機の中には温水が使用可能な物もありますが、まだまだ少数派かもしれません。温水洗浄ができない場合は、予洗い時にお湯でつけおき洗いをすることでも応用できます。その3)洗濯槽に入れる衣類は「8割まで」洗濯槽にぎゅうぎゅうに入れて洗濯機をまわしてしまうと、汚れ落ちが悪くなってしまいます。入れる衣類の量は洗濯槽の半分〜8割までを目安にします。その4)すぐ干す!脱水までできたら、なるべく早く干すのが重要。濡れたまま洗濯機の中に放置する時間が長くなると、雑菌が繁殖してニオイやカビの原因になってしまうからです。その5)5cm以上あけて干す乾きを少しでも早くするためのコツは、衣類同士の干す間隔を開けること。フロンターレの乾燥室では「5cm以上」にしているそうです。サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」■家庭の"ホペイロ業"も楽しんで!今回はプロが行う洗濯方法をご紹介しました。もしかしたら「目からウロコ」という特別なノウハウはなかったかもしれません。言い換えると、みなさんが普段行っている洗濯が、プロサッカーチームで行われているホペイロさんたちのお仕事の一部とほぼ同じということですね。子どもたちがサッカーを楽しむために、家庭での洗濯や用具のメンテナンスはとても大切なこと。それを担う親御さんは、子どもの専属ホペイロです。選手の活躍を支える大切な役割です。後編では、雨の日の洗濯&用具メンテナンスのノウハウを伊藤さんに伺いました。梅雨シーズン真っ只中の今こそ必読です。サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
2022年06月13日スコアレスドローの中に川崎フロンターレの強さを垣間見た。『明治安田生命J1リーグ』第14節・サガン鳥栖戦は試合内容で押されたものの、勝者のメンタリティを発揮したのだった。5月21日、第11節・ヴィッセル神戸戦から中2日のアウェイ2連戦に際し、鬼木達監督は先発5人を入れ替えて臨んだ。CFに知念慶、左ウイングに小林悠、インサイドハーフは瀬古樹と小塚和季、アンカーにジョアン・シミッチと攻撃陣にフレッシュなメンバーを並べた。だが、2日前の『JリーグYBCルヴァンカップ』からフィールドプレーヤー10人総入れ替えの鳥栖が運動量で勝りペースを握る。GKパク・イルギュを含めたビルドアップに前線からのプレスがハマらないと見れば、川崎Fは前半の内に4-3-3から4-4-2に変更。小塚に代えてマルシーニョを投入すると、後半開始からはさらに4-2-3-1にチェンジ。ベンチも何とか主導権を握ろうと策を講じた。結局鳥栖のペースは変わらず、82分にはCB谷口彰悟がVAR、オンフィールドレビューを経て、一発退場となるも、川崎Fは慌てず騒がず。鬼木達監督も抗議するのではなく、次の手を打っていった。MF脇坂泰斗の交代を準備していたが、DF山村和也を入れて、引き分け狙い……ではなく、勝点3を取りにいった。守備はしっかり安定させるが、いける時はいく。シンプルにカウンターでゴール前に迫ったのだった。試合はこのまま0-0に終わったが、山村は監督から守備だけではなく、攻撃面での支持を受けたことを5月23日のメディア対応で明かした。「あと少しの時間だったのでまず失点しないことを意識して入った。鬼さんからは攻撃でいける時は積極的に前にボールを出すように言われたので、それは意識しながらできた。勢いのあるチームで、90分通して仕掛けてくるチームだったので、そこをうまく対処することができた。攻撃でも(レアンドロ・)ダミアンとか前の選手にボールを出せたと思う」山村は5試合連続無失点に手応えを語りつつ、いかに攻撃につなげるか修正点を口にした。「守備に関してはみんながサボらず献身的にやっている結果だと思うのでそこは継続して、いい守備からいい攻撃につなげていきたい。相手も対策をしてきて人数をかけてきているが、幅を使ったり、逆に狭いところを突いたりとか、いい判断を後ろからしていきたい。相手を見ながらどうするかはチームとして考えている。質だったり立ち位置だったり、もっと相手をズラしながら決定機を作っていければ。やはり自分たちのサッカーを信じて、いい準備をしてボールを保持していい守備からいい攻撃へつなぐことが大事だと思う」移籍後リーグ戦初出場ながら、インサイドハーフにボランチ、トップ下とポジションを変える適応力を見せた瀬古は次のように鳥栖戦を振り返った。「自分としては最後ぐらいのチャンスだととらえていた。最初のインサイドハーフはゲームも落ち着いていなかったので課題もあったが、ボランチに入ってからはゲームも落ち着いて、ある程度ゲームをコントロールできたと思う。トップ下では相手をかく乱させるという意識で臨んだが、最後の質の部分、精度を上げていかないとこういう拮抗した試合で勝ち切れない。自分の特徴として、どこのポジションでも迷わずできた。SBやトップ下もやったことがあるので、鳥栖戦でも迷わずできた」厳しいポジション争いを望んでやって来たと言う。「フロンターレに来ると決めた時から激しい競争があるのはわかっていて、そこに身を置きたかった。違うチーム(横浜FC)だが、J1で2年間やってきたので、試合に出られないもどかしさはあるが、腐ることなく本当にポジティブに考えていた。厳しい競争をしたくてここに来たので、いつチャンスが来てもいいように準備してきた。ここの集団は日本のトップだと思う。日々の練習から質の高さを実感している。もっと得点に絡んでいったり、チームを助ける働きができればと思っている」オンライン取材には鬼木監督も登場、鳥栖戦での攻撃の課題を挙げた。「動き出しのところを見られるのかどうかが大きい。悠がいい動き出しで相手を外しているシーンが何度かあったので、見えていてほかの選択をしたのか、そもそも見えてなかったのか。崩しのところは質になってくるので、質を求めていかないといけない。質が追い付いてきたら、同じ絵を見られると思う。そこを言い続けながらやっていきたい」谷口のファウルがVARになった時にはふたつの策を同時進行で進めていた。「ヤス(脇坂泰斗)を入れようとしたタイミングでああなって。なので、ふたりに指示を出していた。イエローならヤスにこう、レッドならヤマ(山村)にこうというように。VARになった時点でだいたい(判定は)変わるものなので、正直思うところはあるが、考えても仕方ない。自分たちが判定を下させるわけではないので、むしろ次にやることに頭を切り替えてやっていた。選手もうまく切り替えてやってくれた」山村投入は守りを固めるためではないと言及した。「(山村投入は)守りではない。守ったら、やられる。前線に強い人(ダミアン)がいて、速い人(マルシーニョ)がいるのだから、そこを生かすことを考えないと。ヤマには2トップ気味になってもいいと伝えた。選手たちに全部が全部伝わるわけではないが、引き分けではいけないんだ、勝ちにいかないといけないんだという姿勢が見られたのはうれしい。どんなに厳しい状況でも、どんなにリスクがあっても、それがリスクではなくチャンスだという肌感覚がある」指揮官は初先発の瀬古をこう評価した。「『ACL』でいいパフォーマンス、いい姿勢を見せてくれていた。その前から良くなっていた。ただタイミング的に使える機会がなかった。帰国後もメンバー外になってもモチベーションを落とさずにトレーニングで姿勢を見せてくれ、どこかで使いたいなと思っていた。連戦と言うこともあり、技術的にも精神的にも準備はできていると思った。普通サブからスタートかもしれないが、僕の場合は迷いなく、メンバー外からスタートもある。どんどん成長してきている。対人の強度は来た時よりも良くなっている。もともと受けるタイミングもいいし、ゲームの中で自分の意図を声で伝えられるのも強み。もちろんまだまだやらないといけないものもあるが」次節でも鬼木監督は高い要求をしていくとコメントした。「今首位にいるが、失うものはないぐらいの気持ちで、勝つために何が必要かを前面に出していければと思う。勝つためには得点を取らないといけない。そこにフォーカスしたい。アグレッシブにいきながら、観てくれる人にワクワクしてほしい。そういうアプローチを自分から選手にしていきたい」鬼木監督は目の前の試合にフォーカスを当てながら、しっかりと長く険しいリーグ戦終盤を見据えていた。「『ACL』で最後自力(突破)があるのかないのかという状態だったが、今は自力で優勝へ持っていける状況にいる。まだまだ先は長いが、勝点3を目指す。(『プレミアリーグ 2021-22』最終節で優勝が決まった)リバプールとマンCではないが、勝点や得失点が響いてくるかもしれない。あれはすごすぎたが、勝点を最後にこだわろうとしても、できるわけではない。勝点1の重みは先でも後でも変わらない。今からこだわってやっていきたい」9勝3分2敗・勝点30の首位に立つ川崎Fに対して、次節の相手湘南ベルマーレは2勝4分8敗・勝点10の17位。それでも前節はヴィッセル神戸との“裏天王山”を2-1で制し、遅ればせながら今季ホーム初勝利をマークした。殊勲の2得点を叩き出したFW町野修斗は「また次が大事、川崎は去年逆転で負けている相手なので、しっかり借りを返したいと思う」と次戦を睨んだ。リーグ戦の対戦成績を振り返ると、川崎Fの18勝8分6敗の勝ち越し。J1に限ってみると9勝5分2敗、川崎Fは2015年8月以来10戦負けなしである。果たして、川崎Fが神奈川ダービーで再び白星街道を走るのか、湘南が下馬評を覆し今季初の連勝を飾るのか。『明治安田J1』第15節・川崎F×湘南は5月25日(水)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年05月24日いかに切り替えるか。川崎フロンターレは難しい試合に臨むことになる。周知の通り川崎Fは『AFCチャンピオンズリーグ2022』グループステージで敗退となった。今年こそと強い覚悟で挑んだ『ACL』でノックアウトステージにすら進めなかったショックは計り知れない。4月15日から30日にかけて、蒸し暑いマレーシアで中2日の6連戦を戦ったフィジカル面でのダメージの蓄積も相当なものである。しかも帰国後も隔離を余儀なくされた。スタッフを含めた60名超のマレーシア遠征参加メンバー全員が3回のワクチン接種を終えていなかったため、帰国後の隔離が必要となったのだ。一行は5月1日に帰国。翌日から3日間、ホテル近くの練習場でトレーニングを積む間隔離生活を強いられた。コーチングスタッフ、選手たちが自宅へ帰ったのは5月5日に日付が変わってから。麻生グラウンドで練習ができたのは同日午後、試合2日前である。『ACL』グループI第6節から『明治安田生命J1リーグ』第12節まで、1週間空いているが、川崎Fは心身ともに追い込まれている。それにしても『ACL』には縁がない。ホームの利があるジョホール・ダルル・タクジム(JDT)、昨季ラウンド16で敗れた蔚山現代FCという3強がひしめくグループIを3勝2分1敗・勝点11で戦い抜きながら、他グループとの兼ね合いで決勝トーナメントに進めないとは不運のひと言で片付けられない。レギュレーションで決まっていたことではあるが、さぞやモヤモヤが残ることだろう。確かに蔚山との第2ラウンドではデコボコのピッチコンディションの中、相手はシンプルに縦に速い攻撃を仕掛けにミスも重なり2-3で力負けした。だが、首位突破したJDTにはスコアレスドローの3日後、キッチリ修正し5-0と快勝している。そもそも対戦相手の異なる他グループと勝点を争うのはナンセンスである。昨季もレギュレーションに泣かされた。グループステージで6戦6勝27得点3失点と全体トップの好成績を収めた川崎Fだが、ラウンド16では蔚山とのアウェイ一発勝負を強いられた。延長を含めて120分でスコアレスの死闘はPKによって決着を見たのだった。『ACL』での川崎Fはつくづく運に見離されている。5月3日、チームはメディア対応を実施。指揮官と主将、エースは不平不満を言わず、『ACL』敗退にしっかり向き合おうとしていた。4月30日・広州FC戦後、「1位を目指していた中での2位。すごく残念に思うし、いろいろなレギュレーションがある中で1位にならないと突破は難しいと思っていた。そういう意味では自分の力不足を感じている」と自らを責めた鬼木達監督は3日の時を経てこう語った。「自分の力不足については試合直後と変わらないし、時間を置いて思ったのはもっともっと力を付けないといけないということ。自分自身がもっともっと力を付けないとチームも力を発揮できない。切り替えではなく、自分と向き合っているし、スイッチが入っている。チームに高い要求をして進んでいきたい」監督は引き分けに終わった蔚山、JDTとの初戦を反省した。「グループステージを考えた時に初戦のところ。ビハインドからあの状況(後半アディショナルタイム)で追い付いたのはポジティブに考えていいが、ライバルになりそうな蔚山、ジョホールとの初戦もそうだが、もっとエネルギーをかけて何が何でも勝つんだという風に自分がもっと持っていかないといけなかった。もっと得点のところにエネルギーをかけないといけなかった」ボールを握り、ゲームを支配し、ゴールを狙い続ける自分たちのサッカーだけではなく、アジアを勝ち抜くためのスタイルの必要性を問われると、鬼木監督はやんわり否定した。「ずっと言われているが、それぞれの思いがあっていいと思う。自分もいろいろ経験した中、アジア仕様の戦い方をしたこともある。すべては自分たちのサッカーで戦おうとは思っていないし、グループステージの中で使い分けてもいいが、蔚山戦も最初のチャンス(6分相手DFのバスミスを拾ったレアンドロ・ダミアンの決定機)を決めていれば別の結果になっていたと思う。基本的には個人、チームの強みを出して戦うべきだと思う」さらにデコボコのピッチでもキッチリ止めて、蹴る技術、完全アウェイの中でも動じないメンタルの追求を口にした。「やらないといけないことが多い。アジア制覇のためではなく、今のチームは力を付けていかないといけない。自分たちのサッカーをするためにどんな状況でも出せる技術、2年ぶりの完全アウェイでやったがメンタル面もそう。自分たちのサッカーというときれいにつないできれいに得点するというイメージが強いかもしれないが、自分の中では違う。グラウンドの状況にかかわらず、しっかり蹴れる、止められる技術が必要。あと自分たちのサッカーが必要な場合と必要ではない場合を共有させる、研ぎ澄まさせる、使い分けて出せるようになれば。あの試合日程、あのグラウンド状況で蹴り合ったり、セカンドボールの取り合いをする方が厳しいと思う。それよりも自分たちの武器を出した方が勝つ可能性は高まると思っている」第5節・蔚山戦では20分の左SB佐々木旭のバックパス、47分のアンカー橘田健人のパスミスが失点に直結したが、監督は「ミスをした後が大事だ」と口にした。「大事なのはミスをしても自信を持ってプレーし続けられるかどうか。『次の試合がんばろう』ではなく、ミスを忘れてその90分間で自信を持ってピッチに立ち続けられるか。これをきっかけに伸びていかないといけない。難しいですよ。でも若手、ベテランに関係なく、やらないといけない。ただ選手は責任を取ることはできないと思っている。選手には『責任感を持ってプレーしなければいけないが、責任は持てないし持たなくていい」と言っている」CB谷口彰悟主将もミス自体は問題視していなかった。「ミスが失点につながったが、そこに関しては何とも思わないと言うか、僕もミスをして失点につながることもあるので。ミスに関しては気にしない。その後の対応のところ。取られた後の対応で防げるシーンだったと思うので、ミスをした後の対応が気になる。ミスをしっかりカバーすることに目を向けていくべきだと思うし、チームとしてこだわっていきたい。ミスの原因は何か。消極的になったり、自信をなくしてしまったり、そういう風にしてほしくない。難しいのは理解しているが、失敗を繰り返してみんなで協力して前向きにサッカーできるよう働きかけをしていきたい」谷口もアジア仕様の戦い方については考えを異にした。「そこが難しいところでアジア仕様のサッカーはどうすればいいのか。自分たちのサッカーをした方が強いと思うし、監督、スタッフを信じて臨まないといけない。僕はプランの問題ではなく、判断の問題だと思っている。相手がロングボールをどんどん蹴ってきたらまず競り合いに勝つ、セカンドボールを拾えるところに詰めていないといけない」チームとして、個人として『ACL』で宿題を与えられた。「国際試合は得点がリーグ戦以上に重くのしかかることがあるので、個人としてもチームとしてももっともっとこだわっていかないといけない。いい流れの中で失点してしまうと重くのしかかってくる。『ACL』だからと考えずにリーグ戦でも起こり得ることなので、もう一度大事にして戦っていきたい。(個人としても)課題は多く出た。自分が防げていれば問題ないシーンもあったので、キャプテンだからではなくひとりの選手として、ピッチに立つ以上高いレベルでやらなければいけない。もう一度しっかり取り組んでいかないといけない」谷口は敗因を不公平なレギュレーションには求めなかった。「もうちょっと改善した方がいいという思いはあるが、それは僕らが言うことではない。ほかのチームも同じ条件でやっているので、そこをどうこう言うつもりはない。自分たちの力がないから敗退してしまった。そこに目を向けないといけないし、重く大きく受け止めないといけない。結果は出てしまったので、次に生かしていかないといけないと、今は取り組んでいるところ。移動の疲れも感じるが、自分たちが変わっていかないといけない。もっと強くなっていかないといけないと思いが帰国してからのトレーニングでも見て取れているので、直近のリーグ戦でぶつけていきたい」CFレアンドロ・ダミアンは『ACL』での手応えをコメントした。「いい試合はできたと思っている。1敗したが、内容的にはいいゲームをこなすことができたと思っている。しかし、その1敗が次に進めない要因になってしまった。ジョホールには1勝1分で負けていないので、やるべきことはできた。ただ引き分けで勝点2失ったことと、蔚山には2-3で負けてしまった。この2点が今回の敗退になってしまった。1敗しかしていないが、今季のルールで突破できなかったのは残念で仕方がない。次のJリーグに向けて全員が気持ちを切り替えて向かっている」『ACL』での教訓を受け、『明治安田J1』でのゴールを誓った。「『ACL』を忘れずに、そこで学んだことを残り3大会で生かしていきたい。(第5節・蔚山戦で)2ゴールしたが、自分の中ではもっとゴールできたという気持ちがある。2ゴール目も引き分けに向けたゴールなのでうれしく思う。今回の大会で大きなことを学んだ。同じことを繰り返してはいけない。今後このようなことが起きないように、日々のトレーニングから意識していかないといけないし、次の試合から表現していきたい」悔しさ、教訓、そしてモヤモヤをぶつける相手は清水エスパルスである。公式戦ここ14試合負けなしの11勝3分と相性のいい相手である。川崎Fが6勝2分2敗・勝点20の2位ならば、清水は2勝6分3敗・勝点12の12位だ。だが清水は前節、大勝を収めた。4試合連続ドローで迎えた5月3日『明治安田生命J1リーグ』第11節・湘南ベルマーレ戦でFW鈴木唯が3ゴールに絡んで4-1で快勝した。32分から7分間で3得点を強奪したゴールラッシュは見事だった。日本平に乗り込む川崎Fはフィジカル面、メンタル面のダメージをどれだけ払しょくできているのか。『ACL』前にMF大島僚太、期間中にMFチャナティップ、左SB登里享平が戦線離脱するなど三重苦となって襲い掛かる。果たして、川崎Fがどんな次なる一歩を踏み出すのか。『明治安田J1』第12節・清水×川崎FはIAIスタジアム日本平にてキックオフ。チケットはパルチケ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZN、静岡放送にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年05月06日次が重要である。グループIで首位に立った川崎フロンターレが蔚山現代FC(韓国)との第2ラウンドに臨むのだ。『AFCチャンピオンズリーグ2022』第4節ではそれまで1位だったジョホール・ダルル・タクジムFC(JDT/マレーシア)に大勝。2勝2分・勝点8の1位川崎Fを2勝1分1敗・勝点7の2位JDT、3位蔚山が追う展開に変わった。それにしても、前節は見事だった。4月17日、3日前のスコアレスドローから川崎Fは6人、JDTは5人先発を入れ替えたメンバーを並べた。試合の入りはボールを丁寧に回すJDTとプレスから奪おうとする川崎Fの形でスタート。重い展開の中、突破口を開いたのはCFとして今季初先発した小林悠だった。12分、インサイドハーフ脇坂泰斗のディフェンスから小林がボールを受けるとすかさず前を向きゴールへ突き進もうとする。一瞬遅れたDFマウリシオのスライディングで倒されるも、相手DFはイエローカードを受けるとともに負傷、8分後に途中交代を余儀なくされた。14分、ペナルティボックス手前ほぼ中央の好位置でFKを得た川崎F。キッカーの脇坂がGKファリザル・マルリアスに触れられながらもゴールネットを揺らすスピーディなFKを叩き込んだのだ。背番号14が「『絶対結果を残してやる』『自分がチームを勝たせるんだ』という思いで試合に臨んだし、先制点はその強い気持ちだけで決めたようなもの」と振り返った1点でチームは本来の形を取り戻した。先制ゴールから3分後、左SB佐々木旭のパスをゴール前で受けた脇坂がワンテンポ溜めて小林へ託すと、背番号11はダイレクトで左足を振り抜く。惜しくもシュートはGKの正面を突くが、いいリズムが続く。31分、右ウイング家長昭博からの横パスを脇坂がダイレクトで縦に送ると、右SB山根視来が抜け出し、中央に折り返す。そこにゴール前に走り込んだ小林が右足を伸ばして追加点をマークした。43分には山根が家長とのワンツーで右サイドを駆け抜けるとシュート性のクロスを放った。山根の速いクロスを小林は右ボレーで叩き込んだのだった。前半の内に3ゴールを決めた川崎Fだが、後半も攻撃の手を緩めない。81分、ハーフウェイライン手前からボックス手前までドリブルで持ち込んだインサイドハーフのチャナティップから左ウイングのマルシーニョをボールが渡ると、マルシーニョは狙い澄ましたシュート一閃。88分にはマルシーニョのシュートのこぼれ球をチャナティップが押し込み、5-0。戦前、指揮官、選手たちが「覚悟を決めて臨まなければいけないゲーム」「絶対に勝たないといけない試合」と異口同音に口にした大一番で完勝を飾った。試合後、鬼木達監督は5得点を挙げた選手たちを「当然、評価できる。このスタジアムで戦うのは簡単なことではない。心と体の準備をしてくれたこと、自分たちらしいサッカーをしようという気持ちが表れたゲームでもある。これまでも得点にこだわってやってきた。それを成し遂げてくれた選手たちに感謝をしているし、誇りに思っている」と称えつつ、首位に立ったことに関しては「このグループには2位突破はないと思っている。1位だけを目指して戦いたい。残り2試合勝つことしか考えていないし、選手にもそう伝えている」と勝って兜の緒を締めた。先制点を決めた脇坂は「ようやく今シーズン初ゴールを決めることができた。やっとチームの力になれたのかなと感じている」と追い詰められていた胸中を明かした。佐々木は「最初はけっこう相手のペースだったが、ヤスくんのあの一発で試合の流れがこちらに傾いた。あの1点はすごく大きかったと思う」と思い返し、CB車屋紳太郎は「相手のプレーに対するジャッジを含め、いろいろフラストレーションが溜まる試合だった。そういう状況の中でも、みんな冷静に戦っていた。早い時間帯に先制点を取って、追加点も取って、こうしてアウェイの状況で5-0で勝てたのはチームの成長だと思っている」と手応えを口にした。JDT戦から一夜明けた4月25日、オンライン取材の機会が設けられた。2ゴールをマークした小林もまたJDT戦には並々ならぬ覚悟で臨んでいた。「真ん中の先発は初めて。真ん中で出たい気持ちはあったが、なかなかなくて、このタイミングで結果を出せないと、この先サイドになっても仕方ないと思ったので、2点取れてよかった。前回のジョホール戦も残り時間が少なかったが、すごく点が取れそうな感覚があり、『もっと長い時間出たい』とも思っていた」今季、悪い意味で大人になっていたと本人は回顧した。「いい意味で大人にならないといけないのに、自分の中で悪い意味で大人になっていた。もっと怒りとか不満をパワーに変えられるタイプなのだが、『大人だし、周りのことを考えてないといけない』と抑え込んでいた。そのへんが前半戦で試合に絡んでいなかった要因かと思う。もっとギラついたり、ゴールへの執着心につなげてきたので、もう一回抗っていかないといけない」もう一回抗おうという思いに至ったキッカケは、3月19日・サンフレッチェ広島戦の前にもらった一本の電話だと言う。「ちょっと前に(中村)憲剛さんが電話をくれて助言をもらって、自分の中で変わったというか、ゴールへの貪欲な気持ちが整理された。憲剛さんから『ベテランになって、上がいなくなって、不満やストレスを相談する相手がいなかって、それはつらいよな』と。あと『年を取ることを受け入れちゃだめだよ。ベテランだからこそ抗っていかないと。試合に出るのは簡単ではない。ギラギラしたものを出して、試合に入っただけで何かやってくれそうだぞと感じさせてくれるのが悠のよさだから』と。今までチームのことを優先して考えていた。試合に出られず、苦しい状況が続いていて、練習でアピールしないといけないが、試合に出ていないとコンディションも上がらないので、悪循環というか。ちょうどいいタイミングで電話がきて。長電話しちゃって、本当泣きそうになった」小林はJDT戦ではゾーンに入っていた。「前回のジョホール戦から自分なら決められるという感じがあった。前日に視来とかに『明日、俺決められるわ』と言っていた。そういう時はほぼ100%決められるので、その状態が今年初めてきていた」先制点につながったファウルについて、こうコメントした。「あんまりチャンスがない中、いいところにこぼれてきたので、まず内に行きたかった。相手が間に合わないのでスライディングしてきて、それで泰斗のFKになり先制点につながったし、相手の選手もケガして代わったし、そのがむしゃらさがつながったのかなと。まず守備がハマっていなかった中、中盤の選手が下がり気味になっていたので、『もっと前へ出ようよ』と声を出した直後ぐらいだった。前へ向かう姿勢、シュートへ向かう姿勢がよかったのかなと思う」自身の2点目、チームの3点目については、このように解説した。「視来のボールがすごい速くてシュートみたいなボールがきたので、弱いクロスだと強く振らないといけないが、強いクロスの勢いでいけると思ったので面を作って当てるだけだった。あとは感覚。あのボールなら当てれば左隅にいくかと思っていた。ボールの勢いを殺さずに当てることだけを考えた」小林は『ACL』にこだわっていた。「蔚山に特別な思いはないが、『ACL』 には特別な思いがある。鬼さんと何度も臨んで、昨日も責任と覚悟を持って臨んでいる。今はリーグよりも、一番ほしいタイトルになっているので、結果を残したい。(蔚山は)結構ボールをつないでくるチームなので、守備に走らされると攻撃にパワー使えなくなる。かと言って守備にパワーを使わないと取れないので、攻撃も守備もいく時いかない時をはっきりさせたい。自分がどのタイミングで出るかわからないが、今ならゴールを決める自信がすごくある。できる限り長く出してほしい。チームが勝つためには自分のゴールだと思うので、ゴールを決めたい」小林の2ゴールをアシストした山根はゴールシーンをこう解説した。「(2点目は)アキさんの横バスのイメージを持って走って、泰斗も同じ絵を描いて動いてくれたので、3人が同じ絵を持つことができた。いつも鬼さんに『GKに平行に入れろ』と言われていたので、最高のゴール。(3点目は)走りながらGKとDFの間に入れるのは難しいと思ったので、走ってくれるかなと思いつつマイナスに入れた。10回やって2回くらいしか成功しない形だが、悠さんがよく枠に飛ばしてくれた」山根は蔚山への強い気持ちを口にした。「まだ蔚山には勝てていないし、去年悔しい敗退をした。何としても勝って首位で通過したい。初戦は17時キックオフの試合だったが、一番暑くて動ける気候ではなかった。自分たちも蔚山もほぼ動けかなかったので、次は違う試合になるとも思う。試合に出れば疲れるが、この試合を勝てば変わる。今は蔚山戦へリフレッシュするのが大事。ここ2試合は芝も素晴らしいスタジアムで、22時キックオフと涼しい環境でできた。次はボールコントロールが難しい芝で、17時キックオフと暑くなるが、蔚山が相手ということで気持ちも入っている」鬼木監督もメディア対応に登場。指揮官は次のように各選手を評価した。まずは小林。「やっぱり自分の中で違いを見せられる選手だと思っている。こういう時にやってくれるのが悠。そういう思いは自分の中にある。信頼して使いやすい、『頼むね』と送り出せる選手。だから選手からの信頼も厚い」続いて脇坂。「昨日のゲームに関してはFKの一発が大きく試合を動かした。結果という意味で本人もホッとした部分があるかと思う。いろんなプレッシャーと戦ってきたと思うし、得点は僕も求めているし、本人も追い求めているところ。彼本来のプレーを取り戻したのかなと思う。今後も楽しみにしている。本当は結果が出なくても一喜一憂せずにやれれば、さらに成長できると思う」最後に家長。「違いを完全に出せる選手。そこの安心感があるからこそ、周りの選手が動き出したりできる。コンビネーションを作る意味で重要な役割を担っている。彼は前線でその役割を担っている。そういう意味では中盤でゲームをコントロールする選手を育てていくのが自分たちの役割かと思う」鬼木監督は蔚山戦へ向けて強い気持ちを発した。「ゲームブランも何もない。一戦必勝。ジョホールに勝って、次に勝たないと意味がない。蔚山にすべてをぶつける」スコアレスの延長、PK戦の末敗退を余儀なくされた昨年のラウンド16、試合終了間際に相手GKのミスを車屋が突いた1-1に持ち込んだ4月15日の第1節を経て、どんな結末を迎えるのか。『ACL2022』グループI第5節・蔚山×川崎Fは4月27日(水)・タン・スリ・ダトー・ハジ・ハッサン・ユヌススタジアムにてキックオフ。30日(土)には広州と第6節が待っている。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年04月26日やはり、アジアの戦いは一筋縄ではいかない。川崎フロンターレは『AFCチャンピオンズリーグ2022』グルーブI第3節でジョホール・ダルル・タクジムFC(JDT/マレーシア)とスコアレスドロー。3試合を終えて1勝2分のI組2位のままとなった。4月15日、蔚山現代FC(韓国)との初戦は試合終了間際に相手GKのミスを戦線復帰したDF車屋紳太郎が逃さず1-1に持ち込んだ。中2日で迎えた広州FC(中国)戦はGKチョン・ソンリョン以外のフィールドプレイヤー全員を入れ替えながら、若い相手を全く寄せ付けずに8-0。FWの知念慶と小林悠、そして車屋が2得点ずつマークするなどターンオーバーに手応えを掴んだ。一方、JDTは初戦で広州をブラジル人FWベルクソンのハットトリックなど5-0で一蹴すると、第2節には蔚山も2-1で撃破。川崎Fと蔚山の2強と思われたI組を地元のチームがリードしているのだ。4月22日の川崎F戦も決して人数を割いて引いて守って、GKの大当たりでスコアレスドローに持ち込んだわけではない。JDTはマレーシア代表選手とともに前記のベルクソンやアルゼンチン出身のFWフェルナンド・フォレスティエリ、10番レアンドロ・ベラスケス、元オーストラリア代表DFシェーン・ロウリーなど、質の高い外国人選手を並べる。川崎F相手に縦に速い攻撃とともにトライアングルを作りワンタッチでリズミカルにパスを回すなど互角の攻防を繰り広げた。もちろん、川崎Fに油断はない。前日会見の席で鬼木達監督は「地元のチームだし、難しい試合になると思う。覚悟を持って臨みたい。ここに来る前から、ジョホールは力があると認識していた。初戦の広州戦を見ても力があると感じたし、蔚山戦を見て改めて確信した。認識を変えたのではなく、我々の力を100%発揮しないと勝てない相手だと思うので、自分たちにフォーカスしてしっかり臨みたい」とコメントしていた。メンバーも第1節・蔚山戦のメンバーから右ウイングに知念を入れた布陣で臨んだ。チャンスは作った。9分、知念が最終ラインにプレッシャーをかけクリアが乱れると、左ウイングのマルシーニョがカット、ボールは知念に渡るも残念ながらオフサイドポジションだった。13分にはマルシーニョがトップ下・遠野大弥とのワンツーで抜け出しマイナスのクロスを送ると、CFレアンドロ・ダミアンがダイレクトで合わすもシュートは枠外へ。27分ボランチのジョアン・シミッチのロングパスにマルシーニョが反応、最初のパスはカットされるも跳ね返りを抑えて次は遠野へパス。遠野のシュートは枠をとらえなかったが惜しいシーンを作った。44分には遠野のパスがGKと1対1になったマルシーニョに通るも、トラップがふくらみシュートまで持ち込めず、53分の左CKはCB山村和也がヘッドでつなぐもCB谷口彰悟へは届かなった。71分シミッチのパスカットからのダミアンのロングシュートも、74分左SB佐々木旭のインターセプトからのミドルシュートもゴールマウスをとらえず。86分、途中出場の車屋、小林から知念とつなぐもオフサイドとなり、92分車屋のロングパスを小林がシュートまで持ち込んだが、またもや枠外へ飛んでいった。試合後、鬼木監督はこのようにゲームを振り返った。「まず非常にタフなゲームになった。前半でいくつかチャンスがあったので、そこで点を決めていれば違った展開になったと思うが、決められずに相手の集中力も続き、自分たちはコンディションもどんどん厳しくなっていった。後半ももう少し自分たちからアクションを起こせたら。チャンスの数をもっと増やさないといけない」引き分けという結果について、こうコメントした。「やはり勝点3を取りたかった。ただ、久しぶりの完全アウェイ、声援もあり、選手が経験したことがないような状況の中の勝点1。悔しい思いは強いが、次のゲームで勝点3を取れるように修正していきたい」JDTの印象を問われと、指揮官はこう答えた。「一人ひとりががんばり、組織としてもオーガナイズされていて崩すのは難しい。ただ、落ち着いて自分たちのサッカーを取り戻すことで、次はまた違った試合ができると思っている」選手たちも以下のように試合を振り返り、中2日での再戦を睨んだ。谷口「やはりホームチームとあって、手強い相手だと素直に感じた。ただ、自分たちがしっかりやれれば絶対に差を付けられと同時に感じた90分だった。その中で差を出すことができなかったことを反省し、修正したい。連続でもう1試合あるので、次は差を付けられるように、もう一回チームみんなで取り組んでいきたい。この会場の雰囲気も相手の特徴も掴めた。自分たちのクオリティを上げないと最後のゴール前で差を出すことができないと思うので、チームみんなで取り組んで次は勝ちたい」知念「ザ・ACLという感じでタフなゲームだった。相手が球際で厳しくきて、自分たちもそれに合わせてしまったところがあった。ビルドアップでもう少し時間を作っていいところで自分も含めてスピードを上げてしまい、そこで相手にボールを刈り取られるシーンがあった。完全アウェイの雰囲気に飲まれたところもあったかもしれないし、もう少し自分たちのペースでやれたかなという気持ちもあるが、相手もかなり厳しくきていて、これが『ACL』だなと。前半、前からプレッシャーをかけて何度かチャンスがあったが、決定機がたくさんあったわけではなく、数少ないチャンスを確実にものにしなければ勝てないと改めて感じた。3日後、また同じチームとの対戦がある。今日以上にタフなゲームになるかもしれないが、今回で相手の特徴やスタジアムの雰囲気はある程度わかったので、次は絶対勝てるように準備したい」マルシーニョ「やはり難しいゲームになった。彼らのホームスタジアムで、相手のたくさんのサポーターの素晴らしい応援があった。ただ、自分たちもできることは精一杯やって、チームとしていいゲームはできたと思っている。事前の分析で相手の背後のスペースを突く狙いがあって、試合前からチームメイトと話しながら意図したプレーはある程度出せた。ただ、ゴールが遠かった。後半、相手も修正してきてスペースを突けなくなったところもある。次節、また中2日で同じチームとの対戦だが、総力戦なので全員で準備しなければいけない。まずはゆっくり休み、改善すべき点はしっかり改善して全力で挑みたい」佐々木「相手チームのホームスタジアムで雰囲気は完全にアウェイだったが、自分たちでやるべきことを整理しながらプレーしていた。内容としてはそこまで悪くなかったが、得点が取れなかった。Jリーグでもそうだが1試合3点以上という目標を掲げているからには得点力、決定力の精度をもっともっと上げていかなければいけないと感じている。今回引き分けてしまったので、グループステージ突破のためには絶対勝つしかない。頭を切り替えて勝つことだけに集中して、次は2点、3点と取れるようにしたい」出場機会はなかったが、初めてメンバー入りしたMF永長鷹虎は「折り返しだが、まだまだ連戦が続く。今回は最後の崩しのところでなかなか決められないという展開になったが、自分は攻撃のテンポやリズムを変えられる選手だと思っているので、そういう場面で持ち味を発揮できるようにしたい。いつ呼ばれても試合で力を出せるよう準備をしていきたい」と次戦を見据えた。果たして、スコアレスの“前半90分”を経て、“後半90分”で勝点を手繰り寄せるのは川崎Fか、JDTか。JDTにはホームの追い風が吹くが、中2日の強行軍の中9人が3試合連続先発と疲労の蓄積が予想される。『ACL2022』I組第4節・川崎F×JDTは4月24日(日)・スルタン・イブラヒム・スタジアムにてキックオフ。川崎Fはその後27日(水)・蔚山、30日(土)・広州と対戦。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年04月23日いきなりの大一番である。川崎フロンターレが『AFCチャンピオンズリーグ2022』グルーブI第1節で蔚山現代FC(韓国)と対峙する。昨季ラウンド16で敗退を喫した因縁の相手と、初戦から激突するのだ。昨季も負けたわけではない。2021年9月14日・蔚山文殊フットボールスタジアムで行われた『ACL2021』ラウンド16は緊迫感張り詰めた死闘となった。90分では決着がつかずに延長戦を終えてもスコアレス。勝敗はPKに委ねられた。PKでは川崎Fが3人失敗し、蔚山5人目のキッカーのユン・ビッガラムがGKチョン・ソンリョンの逆を突いて勝負あり。川崎Fはアジアの舞台から姿を消したのだった。川崎Fはこの試合でCB谷口彰悟、車屋紳太郎、MF大島僚太、旗手怜央を欠いた。そもそもレギュレーションが不公平だった。6戦6勝27得点3失点で『ACL』グループステージ全体でダントツトップの好成績を収めた川崎Fが、2番目の成績を残した蔚山のホームに乗り込む理不尽を受け入れなければならなかった。今季も蔚山は強い。『Kリーグ2022』では7勝2分で首位に立つ。15得点はリーグ最多で5失点はリーグ最少。横浜F・マリノスからレンタル移籍した天野純も2試合連続FK弾を決めるなど好調をキープしている。川崎Fも『2022明治安田生命J1リーグ』で1位となった。昨季までの圧倒的な力はないと言われつつ、6勝2分2敗の星を残すのはさすが。しかも、前節の勝利は大きかった。セレッソ大阪にホームゲーム25戦無敗を止められる1-4のショッキングな敗戦となった第6節、シュートの雨を降らせながら試合終了間際のゴールで1-1に持ち込むのがやっとだった第7節・ジュビロ磐田戦を受けての第8節・柏レイソル戦。スコアこそ1-0だが、悪い流れを断ち、再び自信を得る勝利となった。これまで橘田健人をアンカーに置いていた川崎Fだが、この日は橘田とジョアン・シミッチのダブルボランチを配置。守備に安定感が増し、ボランチのボール奪取から素早い攻撃へスイッチを入れた。9分、CB山村和也のボールロストからピンチを迎えるも、相手FWのシュートが枠を外れてことなきを得る。17分には右SB山根視来のクリアにCFレアンドロ・ダミアンが反応、ドリブルで持ち込みGKとの1対1からシュートを放つも、キム・スンギュの好セーブに遭う。26分にはトップ下遠野大弥の右CKの流れから左ウイング・マルシーニョがゴールネットを揺らすも、その前に山村のハンドがありVARの末ノーゴールとなった。待望の先制点は前半終了間際に生まれた。CB谷口の縦パスに遠野がワンタッチでマルシーニョを走らせると、マルシーニョは爆発的なスピードで相手を振り切り、マイナスのラストパス。お膳立てを受けたダミアンが落ち着いて右足を当ててゴールを奪ったのだ。後半立ち上がりも橘田のボール奪取から右ウイング家長昭博とダミアンのパス交換を経て家長がクロスを上げると、ゴール前の遠野が右ボレーを炸裂。しかしまたもやキム・スンギュの好守に阻まれた。64分には遠野のFKをシミッチ、谷口とつなぎ、ダミアンが押し込んだが、VARで谷口のオフサイドが判明。71分も橘田のボール奪取から遠野のミドル、81分は橘田のサイドチェンジから左ウイングに入った宮城天がサイドを深くえぐり、ゴール前に走り込んだ遠野へラストパスを送るなど、追加点とはならなかったが分厚い攻めを披露した。試合後、鬼木達監督は「とにかく『気持ちの入ったゲームをしよう』という話をした中、そういう姿勢を出してくれた。チームとしても球際のところを求め、ピッチ上で表現してくれた」と選手たちを称えた。またボランチについて「(シミッチは)トレーニングからエネルギーを感じていた選手のひとりだった。今日の試合では球際の強度が必要、ロングボールが増えてその回収も求められた。健人と一緒に、攻守にバランスを取ることを考えて起用した。彼も勝負の1試合だと思って臨んだと思うが、素晴らしいパフォーマンスだった」と言及した。今季初先発となったシミッチは「今日は少なからず勝利に貢献できたと思う。やり慣れている3人の中盤の形とは違うポジショニングになったが、自分もダブルボランチでのプレーをたくさん経験し、健人も素晴らしい能力を持った選手。何をしなければならないか集中するだけだった」と手応えを語り、キレキレのドリブルを連発したマルシーニョは「トレーニングのようにうまくできた。大弥からボールが相手の裏に出ると信じて走った。ボールが持って中を見た時にフリーでダミアンがいて、うまく決めてくれた」とゴールシーンを振り返った。4月13日、メディア対応を実施。指揮官は次のようにコメントした。「対蔚山というのもあるし、初戦の重要性もある。(蔚山への特別な思いは)それはなくてはならないものだと思う。そういう思いが個人やチームを強くすると思う。でもゲームでは冷静に、熱く冷静に戦いたい。(勝負のキーは)すべてだが、ゲームの状況を全員が把握し戦えるか、球際や切り替えのところを相手にしっかりぶつけられるか」中2日の6連戦、マレーシアでの集中開催となるが、鬼木監督は去年の経験が大きいと言う。「一回経験しているのは大きい。すべてのことが予定通りいかない。その時その時臨機応変に対応していくのが大事。1試合通してもそう、6試合全体でもその都度対応していくことが大事。この大会は集中開催なのでチームの一体感が必要だし、問われる。過密日程ということで、これまでチャンスがなかった選手に出られるチャンスがある。去年も新しい力が出てきた。今年もそういうところにこだわっていきたい」蔚山、地元のジョホール・ダルル・タクジムFC(JDT/マレーシア)、広州FC(中国)と争うグループIを難しいグループと認識した上で、「圧倒したい」と語った。「まず圧倒したいという気持ちは変わらない。でもうまくいかない場合は頭を切り替えて、勝点を考える。1点取りに行くのか、1点を守るのかチームとして統一していく必要がある。難しいグループ。去年負けている蔚山がいる。地元のチームもいる。広州に関しては情報もない。全員でゲームの状況、グループステージの状況を把握して戦っていきたい」鬼木監督は『ACL』ならではの難しさを以下のように明かした。「球際でこぼして一発強い振りで入れられるとか、何でもないところからゴールが生まれるのが『ACL』だと思う。89分集中していても一本のロングボールや一発のクロスで変わってしまう。レフリーのジャッジも自分たちで思うものと違うものが出てくる可能性もある。どんな時も隙を見せない。自分たちはしっかりその隙を突く。そういうところを研ぎ澄ましてやっていかないといけない」マレーシアの蒸し暑さも警戒する。「予想以上に蒸す。ストレッチしている時から汗が出て、その後は汗が止まらないので、6試合を考えると相当なものだなと思う。この湿度は地元のチーム以外は慣れないと思う。やっていってみないとわからない」初戦・蔚山戦の重要性を理解している。「お互いのチームにとって大きなウェートを締めると思う。最高の準備をしないといけないと思っている。お互い選手の入れ替えがある中、リーグ戦でも結果を残している。最近では天野選手がすごく調子がいいし、前線はクオリティが高いと感じる。昨年の延長のところと、個の特徴がハッキリしている。ドリブルがあったり、強さがあったり、スピードがあったり、アジアの中でもトップレベルだと思う」また敵将ホン・ミョンボ監督へのリスペクトも口にした。「尊敬している。試合の中の表情を見ても常に落ち着いている。代表とかクラブで結果を残しているので、チームのリーダーという感じがする。話す機会があった時も丁寧に話してくれて非常に紳士。日本のサッカーを知っている。だから天野君も溶け込めたと思うし、懐の深い人物だと思う」オンライン取材には橘田と大卒ルーキーの左SB佐々木旭も登場、このように意気込みを語った。橘田「今年もしっかり6連戦6連勝したい。初戦が大事、勝って勢いを付けたい。しっかり1位でグループステージを突破したい。(ダブルボランチは)アンカーの時に自分の脇を抜かれる場面もあったので、2枚になって守備面では良かったが、攻撃面で枚数が減るのでより攻撃的にいくことが課題。チームがきつい時に助けるプレーを意識してやっているので、みんながきつい時間帯にあらゆる場所に顔を出していければと思っている。最初からどんどん行こうとやっている。(蔚山戦は)リベンジするチャンスがきたので、『次は勝ってやろう』という気持ち。去年負けて悔しい思いをしたので、チームとして『絶対勝ってやろう』という雰囲気で練習している。柏戦では相手も球際が持ち味だが、そこで上回れたので、蔚山戦でも上回っていけば勝てると思う。個人としてもチームとしても球際で上回れるようやっていきたい」佐々木「海外でサッカーをやるのは初めて。すごく暑く、環境もガラリと変わったので、早く慣れてやっていきたい。暑さが一番違う。日本と同じ入り方では持たないと思うので、調整していきたい。『ACL』を経験できるというのはすごく幸せなこと。まずこの舞台に立てることに感謝し、自分の持てる力をすべて出し、この予選を突破できるようにしていきたい。相手が蔚山ではなくても初戦は大事。しっかりいい試合をして、いい結果を残し入れるようにしたい。球際のところは鬼さんからも毎日言われている。そこは変えずにやっていきたい。個人的には判断のスピードにこだわってやっていきたい」果たして、白星発進するのは川崎Fか、蔚山か。『ACL2022』I組第1節・川崎F×蔚山は4月15日(金)・タン・スリ・ダトー・ハジ・ハッサン・ユヌススタジアムにてキックオフ。川崎Fはその後18日(月)・広州FC、21日(木)・JDT、24日(日)・JDT、27日(水)・蔚山、30日(水)・広州と対戦。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年04月14日サッカーをするお子さんを持つ保護者、そして子どもたちが参加したサッカー教室イベント。第一部は名古屋グランパスや川崎フロンターレで活躍した中西哲生さんの司会による、中村憲剛さんのトークセッションが行われました。テーマは「サッカーをする子どもとの関わり方」。貴重な内容の一部を紹介します。■親は子どもの鏡指導者へのネガティブ発言は子どもにも移る憲剛さん自身、サッカーをする子を持つパパということで、サッカー選手・指導者の視点に加え、父親の立場からも話してくれました。まず、中西さんから「保護者の態度が、子どもに影響を及ぼすと思いますか?」という質問に対しては、「それは間違いないですね。親は子どもの鏡だと思います」と即答。「親が監督・コーチに対してネガティブなことを言うと、自然と子どももそうなってしまいがちです。なので、僕はネガティブな事はなるべく言わないようにしています」とスタンスを述べます。■ポジティブな声掛けの重要性お子さんが小学生の頃は「試合を見ながら、チームメイトの良いプレーを積極的に褒めていた」そうで、「そうすると、それが他の保護者にも伝わって、みんなで子どもたちの成長を見守ろうという雰囲気になっていくんですよね」と、ポジティブな声掛けの大切さを話します。中西さんからは「科学的にも、人間はネガティブなことを言うと、通常の3倍定着しやすいそうです」という話があり、「それもあって、僕が選手を指導するときには、ネガティブなことは一切言いません」と実体験を教えてくれました。「つまり、うまくいったことを定着させようと思ったら、ネガティブなことの3倍言わないといけないわけです。そのため、良かったことは何度も言います」と、ポジティブな声掛けの重要性を強調します。参加者のみなさんにも「このことを覚えておくと、子どもに対してネガティブなことを言おうとしたときに、踏みとどまることができると思います」とアドバイス。憲剛さんも「普段の3倍、褒めることを心がけましょう」と同調していました。■子どもが何考えているか聞きたいから「問いかけ」をする中村家では、お子さんに問いかけをよくするそうで、その理由を「子どもが何を考えているか、頭の中を覗きたいんです」と話します。「うまくいったプレーがあったとして、なんでうまくいったのか。それを子ども自身の言葉で聞きたいんです。子どもって、僕ら大人が思っているよりも想像性が豊かです。小学校高学年になると、会話ができてくるので、僕にとって楽しい時間です」現役引退後、時間をみつけては、お子さんのサッカーを見に行くという中村さん。試合を見ていて、プレーについて言いたくなることはあるそうですが、そこはぐっと我慢。ただし、お子さんが「あること」をしないときは、強くたしなめるそうです。「これは妻とも共有しているのですが、子どものプレーを見ていて、チームのために走らない、自分がボールを取られても奪い返さないなど、チームのために頑張ることができなかったときは注意しています」シュートを打つ、パスを出すといったプレーの向上にはトレーニングが必要ですが、チームのために頑張ることは、意識の持ち方ひとつで、すぐに実行に移すことができます。「頑張ることは、意識次第ですぐにできるようになるので、小学3年生ごろから言っていました。『自分が守備の選手だったとして、前の選手がボールを奪われたのに、取り返しに行かなかったらどう思う?』という話はよくしました」そのような対話を続けることで、お子さんのプレーは変わっていき、いまでは「行きすぎじゃない?(笑)」というほどハードワークするようになったそうです。■「怒られなかった育成年代」がプロでのプレーにいい影響を与えた中西さんは、現役時代にともにプレーした、ストイコビッチ選手とのエピソードを教えてくれました。「ストイコビッチ選手は、子どもの頃から、A、B、Cと3つのパスの選択肢を持っていたそうです。子どもの頃はパワーがなくて、パスが通らなかったこともあったけど、当時の指導者から『体が大きくなれば、そのパスは通るようになる。アイデアを持ち続けてプレーしてほしい』と言われたそうです」創造性あふれるプレーで、世界中のサポーターを魅了したストイコビッチ選手。憲剛さんは「僕にとっても、あこがれの選手のひとりでした」と話し、自身の子ども時代のエピソードを語ります。「僕が小学生時代に所属していたチームも同じで、子どもの考えを尊重してくれていました。なんでそこにパスを出したんだとか、なんでそんなプレーをするんだって、言われたことがないんです。『いまのパス面白いね。だけど通らなかったね。じゃあ、次は通るように練習しよう』。そういうチームでした」憲剛さんは「子どもの頃から、プレーのアイデアを尊重してもらったおかげで、いろんなことに挑戦しようと思ったし、人が驚くようなプレーをしたいと思って練習してきました。その過程で生まれたミスに対して、怒られなかった育成年代を過ごしてきたことは、間違いなく現役時代に生きています」と感謝を口にします。■子どもが楽しくサッカーできるかは親にかかっていると言って過言ではないそしてイベントの最後に、次のようなメッセージを送っていました。「子どもが楽しくサッカーができるかは、お父さん、お母さんにかかっていると言っても過言ではないと思います。指導者ももちろんそうですが、一日の中で一番長くいるのは保護者ですから。その中で、親と子どもで一緒に成長していくことが大切なのだと思います。僕自身、失敗と後悔を繰り返しながら、親として成長していきたいと思っています。僕も頑張ります。一緒に頑張っていきましょう」司会が旧知の中西さんだったこともあり、「普段しない話を、結構しちゃいました」と笑顔を見せる中村さん。参加者のみなさんは、ここでしか聞けない体験談やエピソードをたくさん知ることができて、大満足の様子でした。<イベントの様子>
2022年04月11日暑い夏の川崎に音楽の熱風が吹く。恒例「フェスタサマーミューザKAWASAKI2022」は7月23日(土)から8月11日(木祝)。ミューザ川崎シンフォニーホールを中心に17公演が行なわれる。3月下旬、記者発表会が開かれた。「夏、ジャーン♪」が合言葉。もちろん音楽が鳴り響く「ジャーン」であると同時に、神奈川の方言とされる終助詞の「じゃん」にかけたもの。「夏だから、やっぱりサマーミューザだよね!」と思ってもらおうという願いを込めた。いいじゃん。7月23日(土)の幕開けは今年もホスト役の東京交響楽団。音楽監督ジョナサン・ノットが「ジャズとダンス」をテーマに、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーなど20世紀音楽を多彩に。《エボニー協奏曲》では、ノットから「日本のグッドマンを探せ」と厳命が下り、目下ジャズ奏者と交渉中とか。以下、いくつかの公演をピックアップすると─。7月24日(日)は「真夏のバッハVII」にジャン=フィリップ・メルカールトが登場。ミューザのシンボルであるパイプオルガンで、バッハをたっぷり堪能するうれしい機会。7月28日(木)は大植英次が神奈川フィルと恩師バーンスタイン作品を中心に。《キャンディード組曲》を締めくくる感動的な〈Make Our Garden Grow〉は落涙必至。7月31日(日)は恒例の名物企画「イッツ・ア・ピアノワールド」。ピアニスト小川典子が子供たちに真摯に向き合う。この日の小川典子はWヘッダーでもう1公演。自身が審査委員長を務める浜松国際ピアノ・コンクールの2012年の覇者イリヤ・ラシュコフスキーと2台ピアノのデュオ。《春の祭典》ほかのロシア・プロ。8月3日(水)は新日本フィルによる生誕90年&没後20年の山本直純特集。盟友・小澤征爾とともに楽団創設にも関わったマルチ音楽家の魅力をあらためて知るチャンス。指揮は広上淳一。毎年ジャズも組み込むサマーミューザ。昨年他界したチック・コリア追善が2公演。8月4日(木)藤岡幸夫指揮東京シティ・フィルと、同6日(土)サマーナイト・ジャズ。両公演ともチックと深い親交のあったリチャード・ストルツマン(クラリネット)が出演する。8月11日(木祝)のフィナーレも東響。原田慶太楼の指揮でシェイクスピア由来の作品を軸に、岡本誠司独奏のコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲と、武満徹《3つの映画音楽》で20日間の幕を閉じる。(取材・文:宮本明)
2022年03月31日最近よく耳にする「ポジショナルプレー」ってなに?そんな人に「入門編」としておすすめなのが3月に発売された『こどもポジショナルプレー~ボールを追うサッカーから、ボールを追いかけるサッカーへ~』です。ポジショナルプレーをわかりやすい表現で解説するとともに、ポジショナルプレーが身につく練習メニューも紹介。本書にポジショナルプレーの達人として登場する中村憲剛さんも「これからはポジショナルプレーを標準装備する時代」とおすすめしています。本書の中から今回はポジショナルプレーを意識した「『+1』のビルドアップ」の解説と練習メニューを紹介します。<<ポジショナルプレーの鍵となる「中間ポジション」の位置と役割■「『+1』のビルドアップ」って何?数的優位をつくるためのビルドアップのしかたマンチェスター・シティやチェルシー、バルセロナ。日本でいえば川崎フロンターレや横浜F・マリノス。近年、世界各国で優勝を争うチームの多くがビルドアップを重視し、ポジショナルプレーに取り組んでいます。その理由はたくさんありますが、きっかけのひとつにはルールの変更がありました。2019年にルール変更があり、ゴールキックの際に攻撃側のフィールドプレーヤーが自陣のペナルティーエリア内でボールを受けることができるようになりました。すると以前のように大きく前線に蹴らずに、自陣から短いパスをつなぐチームが増えました。最初にペナルティーエリア内で受ければ、相手はペナルティーエリアの外にいるため、プレスをかけられずに試合を再開することができます。そこでポジショナルプレーを有効に使えば相手を崩していくことができるからです。前線からボールを奪いにくる相手に対して、どうやってビルドアップをしていくのか。そのひとつのアイディアが数的優位の「+1」を作ることです。相手が1トップでプレッシャーをかけてくる場合は、2人でビルドアップを始める。相手が2トップなら、3人でビルドアップを始めるという具合です。これも相手を困らせるポジショナルプレーのひとつと言えます。■「+1のビルドアップ」トレーニングメニューポジショナルプレーの眼【ねらい】ポジショナルプレーで、「意図的に」突破する【準備】1.15m×40(25+15)mのグリッドを作る2.攻撃側4人と守備側3人を図のように配置する【ルール】1.エリア外の2人からスタート2.エリア外の2人はパス交換しながら、エリア1の守備者2人と味方1人の動きを見てパスを入れる3.パスがつながったところで、エリア外にいた2人もエリア1に入り、攻撃側3人vs守備側2人の数的優位を作る4.同様にエリア2で待つ味方へパスをつないでから移動し、エリア2で4vs3(守備側2人もエリア2へ)5.最終的に奥のラインをドリブル突破したら攻撃側の勝ち■練習のポイントゲーム形式ではないですが、攻撃方向を決めてエリアを2つ設けることで、必然的に縦の距離(深さ)ができます。エリア外→エリア1→エリア2と相手のゾーンに進入していくことで、ビルドアップから相手の守備ラインをひとつずつ突破し、前進していく感覚を身につけるトレーニングです。パスだけでなくドリブルもプレーの選択肢に入ってきます。攻撃側は数的優位の状況で、どうすれば次のエリアにボールを前進させることができるか。たとえばエリア1では中間ポジション(守備側2人の間)にうまく立ってボールを受け、ターンすることができれば次のエリアへ縦パスを入れたりドリブルで運べます。中間ポジションでパスを受けられなくても、相手のマークを引きつけられれば、ほかの選手がフリーになって次のエリアへ縦パスを入れたり、ドリブルで運べます。狭いエリアで強度の高いプレーをする中で、相手と味方の位置を見ながら「レーン」や「中間ポジション」を見つける眼を養えば、試合でもポジショナルプレーで「意図的に」相手の守備を突破することができるようになるでしょう。ビルドアップはサッカーの攻撃を組み立てる大事な要素です。小学生年代からその基本はしっかり身につけておきたいもの。親御さんもこのようなサッカーの基本を知っておくことで、お子さんと一緒にサッカーを見るのが楽しくなったり、子どものサッカーへのかかわり方がもっと楽しめるようになることでしょう。
2022年03月31日